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平成31年第1回定例会(第5号 3月19日)

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  1. 向日市議会 2019-03-19
    平成31年第1回定例会(第5号 3月19日)


    取得元: 向日市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-07
    平成31年第1回定例会(第5号 3月19日)   〇出席議員(20名)    1番  松 山 幸 次         2番  常 盤 ゆかり    3番  丹 野 直 次         5番  北 林 重 男    6番  米 重 健 男         7番  山 田 千枝子    8番  杉 谷 伸 夫         9番  飛鳥井 佳 子   10番  村 田 光 隆        11番  長 尾 美矢子   12番  福 田 正 人        13番  冨 安 輝 雄   14番  清 水 敏 行        15番  上 田   雅   16番  永 井 照 人        17番  天 野 俊 宏   18番  小 野   哲        19番  近 藤 宏 和   20番  和 島 一 行        21番  太 田 秀 明 〇欠席議員(なし) 〇事務局職員出席者  事務局長  野 田 真 里        次  長  細 川 隆 司  副課長   松 本   司        議事係長  麻 野 元 嗣 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
     市     長 安 田   守     副  市  長 五十棲 敏 浩  教  育  長 永 野 憲 男     企 画 理 事 大 野 勘一郎  ふるさと創生推進部長          清 水 広 行     総 務 部 長 鈴 木 英 之  環境経済部長  山 田 栄 次     市民サービス部長                              水 上 信 之  建 設 部 長 福 岡 弘一朗     教 育 部 長 小賀野 孝 人  上下水道部長  厳 嶋 敏 之 〇議事日程(本会議 第5日)  日程第 1        ・会議録署名議員の指名  日程第 2(議案第 9号)・向日市個人情報保護条例の一部改正について  日程第 3(議案第10号)・向日市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公                費負担に関する条例の一部改正について  日程第 4(議案第11号)・職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正に                ついて  日程第 5(議案第12号)・向日市立保育所設置条例の一部改正について  日程第 6(議案第13号)・向日市国民健康保険条例の一部改正について  日程第 7(議案第14号)・向日市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並び                に水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改                正について  日程第 8(議案第15号)・平成30年度向日市一般会計補正予算(第6号)  日程第 9(議案第16号)・平成30年度向日市国民健康保険事業特別会計補正                予算(第2号)  日程第10(議案第17号)・平成30年度向日市介護保険事業特別会計補正予算                (第2号)  日程第11(議案第18号)・平成30年度向日市下水道事業特別会計補正予算                (第2号)  日程第12(議案第20号)・平成30年度向日市下水道事業特別会計補正予算                (第3号)  日程第13(議案第 1号)・平成31年度向日市一般会計予算  日程第14(議案第 2号)・平成31年度向日市国民健康保険事業特別会計予算  日程第15(議案第 3号)・平成31年度向日市後期高齢者医療特別会計予算  日程第16(議案第 4号)・平成31年度向日市介護保険事業特別会計予算  日程第17(議案第 5号)・平成31年度向日市下水道事業特別会計予算  日程第18(議案第 6号)・平成31年度大字寺戸財産特別会計予算  日程第19(議案第 7号)・平成31年度物集女財産区特別会計予算  日程第20(議案第 8号)・平成31年度向日市水道事業会計予算  日程第21(議案第19号)・市道路線の認定及び廃止について  日程第22(議案第21号)・向日市新庁舎整備事業請負契約の締結について  日程第23(議案第22号)・向日市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改                正について  日程第24(議案第23号)・向日市議会会議規則の一部改正について  日程第25(意見書案第1号)・下水道施設の改築に係る国庫補助の継続等に関する                 意見書  日程第26(意見書案第2号)・妊婦が安心できる医療供給体制の充実と健康管理の                 推進を求める意見書  日程第27(意見書案第3号)・保育の無償化、待機児童解消、保育士の処遇改善の                 ために必要な措置を求める意見書  日程第28(意見書案第4号)・放課後児童クラブの質の確保を求める意見書 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――      午前10時00分  開    議 ○(永井照人議長)  おはようございます。  定刻であります。  ただいまの出席議員数は、20名であります。  地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、開会中の定例会第5日目の会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第130条の規定により、5番・北林重男議員、18番・小野 哲議員の両議員を指名いたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第2、議案第9号向日市個人情報保護条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  おはようございます。  議案第9号について、その審査経過と結果についてご報告をいたします。  特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ございませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第9号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第9号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第3、議案第10号向日市長の選挙における選挙運動用ビラの作成の公費負担に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  議案第10号について、その審査経過と結果についてご報告をいたします。  一委員より、証紙は必要なのかとの質疑があり、必要であるとの答弁がありました。  その他、質疑なく、採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますようお願いを申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり)
    ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第10号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第10号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第4、議案第11号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  議案第11号について、その審査経過と結果についてご報告をいたします。  一委員より、時間外勤務命令の上限を低く設定することが必要なのではないかとの質疑があり、今までなかった上限設定をすることは規制の強化になると考えているとの答弁がありました。  一委員より、実際にこの時間外勤務命令の上限を超えている職員はいるのか、また、管理の方法についての質疑があり、100時間を超えることもあったが、災害対応などの特別な場合であった。管理の方法については、所属長の命令によるものであり、命令した時間によって積算するとの答弁がありました。  一委員より、市役所の業務はほとんどが他律的なものであると思うがとの質疑があり、災害業務や予算の編成業務などは、規則に定める事項の特例に当たるものと考えているとの答弁がありました。  一委員より、組合との協議はしたかとの質疑があり、この条例の一部改正について説明を行い、特に異議はなかったので、これからも、この内容で進めていきたいとの答弁がありました。  一委員より、国に対して時間外勤務を制限するよう要望してほしいがとの質疑があり、働き方改革を推進するように要望するとの答弁がありました。  採決の前に、規則に定める事項に1カ月100時間の上限がある限り賛同できないとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  おはようございます。  トップバッターで討論させていただきます。会派に属さない杉谷伸夫でございます。  議案第11号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例に対して、反対の立場で討論を行います。  昨年の国会で、働き方改革関連法が成立しました。残業時間の上限を設ける内容のほかに、一定の条件の労働者には労働時間に関する保護規定を一切適用しないという内容です。全国過労死を考える会の代表は、「よもや過労死防止に逆行するような法律の成立を目の当たりにするとは思わなかった、悔しくてたまらない。」と無念さをあらわにしました。  広告大手・電通の新入社員で過労自殺した高橋まつりさんの母幸美さんは、働き方改革関連法が参議院で成立した直後、傍聴席に持参したまつりさんの遺影に「これが、あなたを追い詰めた日本よ」と語りかけました。過労死撲滅を願う遺族の願いがねじ曲げられ、使用者にとってのみ都合のよい「働かせ方改悪」法に変質させられたことに、法成立後の共同通信世論調査では60%の人が「評価せず」と回答し、懸念を表明しています。  ただいま上程されている職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正案は、この働き方改革関連法が本年4月1日から施行されることから、国家公務員の時間外労働時間の上限を定める人事院規則の改正に準じて、向日市職員の時間外労働時間の上限を規則委任という形で定める内容です。労働組合との間で合意されたと伝え聞きましたが、これまで自治体職員の時間外労働に法的規制も条例上の規制もなかったことからすれば、とにもかくにも上限規制を明文化したことだけは一歩前進と言えるかもしれませんが、働き方改革関連法と人事院規則の内容どおりに、過労死寸前まで働かせることが合法化されかねない内容であり、私は賛成することはできません。  規則に委任された上限規制の内容は、時間外労働の上限の基準を1カ月45時間、1年360時間に定めるとされますが、抜け道だらけです。「他律的な業務の比重の高い部署」に勤務する職員に対しては1カ月100時間、1年720時間と大幅に上限時間が引き上げられます。1カ月100時間というのは、過労死の認定基準とされる時間であります。「他律的な業務の比重の高い部署」と位置づけられれば、上限規制は一気に基準の2倍以上に引き上げられ、自動的に過労死寸前の労働時間が許容されることになります。  自治体職員の場合、大規模災害への対応など緊急事態でやむを得ない場合には、この上限時間をも超える労働が必要とされる場合があり、この特例規定は別途設けられています。ですから、定常的な時間外労働に対してまで、このような過労死水準の労働時間を規制基準とすべきではないと思います。また1カ月45時間、1年360時間の原則を超える例外が適用される部署、職員の指定に関し、規則では「他律的な業務の比重の高い部署」とされていますが、労働者の命と人権にかかわる事項なので、労使協定で厳格に定められるべきであると私は考えます。恣意的に拡大適用されない仕組みを求めたいと思います。  私が思いますには、これまで自治体職員に対する時間外労働の上限規制がなかったのは、恐らく、かつては自治体職員には、それほど恒常的な長時間労働がないと考えられていたからではないかと推察しています。しかし現在では人員が減り、業務の増加による多忙化で、相当多くの部署で恒常的な長時間の時間外労働が広がっている実態があるようであります。  本条例の適用対象ではありませんが、公立学校教員の労働実態が、今、大きな問題になっています。法令によって、教員には、特に定められた業務を除いては時間外労働は命じることができないとされているにもかかわらず、現実には約半数の教員が過労死水準の労働時間を強いられています。自治体や公立学校などの自治体組織が、率先してブラック労働を生み出している実態を直視する必要があると思います。そうであるならば、自治体が定めるべき労働時間規制の水準は、ごうごうたる批判の中で成立した「働き方改革関連法」で定められた過労死寸前までの時間外労働を合法化する内容でなく、少しでも健康で人間的な労働環境が実現できる水準を目指すべきであると思います。  最後に、本条例に基づく規則には、上限時間を超えた場合の事後的検証を行う旨の規定がありますが、時間外労働を命じた側のみで検証するのでは、客観性がありません。労働組合が健全な民間企業では、上限を超える例外の適用に当たっては、原則的には事前の労働組合の許可が必要であり、事後的にも労使による検証が行われるのが一般的です。本条例の規則の運用に当たっては、向日市職員の理解が得られるような事後的な検証の仕組みを定めるよう、ぜひとも求めます。  以上、反対討論といたします。 ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  6番、米重健男議員。(拍手) ○6番(米重健男議員)(登壇)  おはようございます。  私は、日本共産党の米重健男であります。党議員団を代表しまして、ただいま上程されました議案第11号職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正について、賛成の立場で討論をいたします。  私ども、常任委員会の場では反対とさせていただきました。その後、再度、会派のほうで検討いたしました結果、もともと上限規制のなかったところに、曲がりなりにも上限を設けられる、一応、職員組合とも合意をとっておられるということを考慮いたしまして、賛成というふうに立場を変更させていただいております。  本議案は、民間労働法制において時間外労働の上限規制を導入されたことを受け、人事院規則が改正されたことで本市の条例の一部を改正するものであります。本条例改正では、時間外勤務について必要な事項を規則で定めるとしております。この超過勤務の上限設定は4項目ありますが、「①1カ月について45時間、1年について360時間とする。②他律的な業務の比重の高い部署に勤務する職員に対しては、1カ月について100時間未満、1年について720時間とする。③特例として、大規模な災害への対応等、公務の運営上、真にやむを得なかった場合はこれを超えることができるとする。④上限時間を超えた場合には、超過勤務を命ずることが、公務の運営上、真にやむを得なかったのか、事後的な検証を行うものとする」としております。  さて、この条例改正は、安倍政権の進める働き方改革一括法の一環として行われるものであり、我が党は、この働き方改革一括法に対し、昨年5月の参議院でも、倉林明子議員が、厚生労働省の提出した労働時間のデータに捏造や隠蔽が発覚し、2割のデータを削除したこと、残りにも誤りや記載ミスが見つかり、削除後のデータに重大な乖離が生じたこと、さらには、管理監督者を一般的な働き方に含めたデータを労政審に提出していたことなど立法事実が破綻していること、高度プロフェッショナル制度は、年収要件もパートも含む労働者の平均が根拠だったこと、通勤手当など固定的な手当も含まれること、1,075万円の総額は示されているものの、手取額の実態は明らかではないこと、高プロの対象となる業務も労働者も大きく膨らむ危険が極めて高いこと、裁量権が法案で規定されていないこと、対象業務など省令や指針、通達で決める項目が90を超えており、白紙委任であること、時間労働の上限規制については、過労死ラインの時間外労働を合法化するものとなっており、罰則つきの上限規制が特別条項つきの36協定によって長時間労働を助長する危険性が極めて高いこと、法律の名称を「雇用対策」から「労働施策」に変え、労働生産性向上の目的に据え、多様な就業形態の普及が国の施策と位置づけられる働き方改革一括法が雇用対策法の役割を大きく変質させ、労働者保護法制が適用されない働き方も含む多様な就業形態の普及を国の施策に加えることで、無権利・低所得の労働者の増大につながることなどを指摘させていただいております。  また、日本共産党は、この間、8時間働けば普通に暮らせる社会を実現するために、ブラック企業規制法案や、派遣労働者保護法案、パート・有期労働者均等待遇法案、長時間労働解消緊急提案など、さまざまな立法・政策提案を国会でも行ってきております。この働き方改革一括法の対案を「労働基準法等改正大綱」として、昨年5月に発表させていただいたところであります。この大綱では、1、高度プロフェッショナル制度を削除し、企画業務型裁量労働制の廃止をはじめ、裁量労働制を抜本的に見直します。2、残業時間の上限を月45時間、年360時間として、連続11時間の休息時間を確保します。3、サービス残業をなくすために、実労働時間を正確に把握・記録し、サービス残業が発覚したら残業代を2倍にします。4、パワハラ・セクハラへの規制を強化します。5、同一労働同一賃金と均等待遇を法律に明記し、正規と非正規、男女の格差をなくします。6、雇用対策法改定案から「生産性の向上」と「多様な就業形態の普及」を削除するなど、雇用対策法を変質させませんとの提案をさせていただいているところであります。  さて、本条例を見ますと、規則で定める内容の①について、長時間労働の規制に資するものでありますことから、我が党も賛成するものであります。  しかしながら、この①について、公務で削減できるものは限られている中で、人員の保証なしに勤務時間短縮を行おうとすれば、隠れたサービス残業を発生させかねないこと。また、②について、法定上の時間規定となることから、過労死ラインの長時間労働が合法化され、長時間労働の助長を招くおそれがあること。市での公務の内容は他律的であるものがほとんどであり、この規定がほとんどの業務や部署に適用されるおそれがあること。③の規定において、災害等とされているが、本市のプロジェクト進行の現状を鑑みるに、大型プロジェクトや市長または行政が優先的に進めるプロジェクト等に従事する職員や、所管する内容の多い福祉、建設、防災、教育分野等に従事する職員に長時間労働の傾向が多いことを考慮すれば、これらが特例となった場合、職員の大多数にこの規定が適用されるおそれがあること。1カ月に100時間という労働時間は過労死の危険性が極めて高いこと。④の規定について、命令権者が自己の下す命令について、みずから検証を行うことになり、客観性、公平性の確保が困難であることなど多数の問題点を含んでおり、運用においての実効性を憂慮するものであります。  また、長時間労働の解消に実効性を持たせるためには、大幅な人員増が必要であります。本市でも、必要なところに人員を配置していくとしておりますが、いまだ増員のめどは立っておりません。今後において、長時間労働の解消を図るためにも、抜本的な増員を求めるものであり、また、実施に当たり、職員の協力も必要不可欠でありますことから、本市職員組合とも緊密に連携し、本条例を長時間労働の解消に真に有効なものにしていただくよう望むものであります。  以上の意見を述べ、本条例の一部改正に賛成させていただくものであります。  最後に、本条例は人事院規則の変更に伴うものであり、地方自治体としては、これに従わざるを得ないという側面もございます。2014年6月に、過労死等防止対策推進法の成立、翌年の過労死等の防止のための対策に関する大綱策定からわずか3年で、過労死促進法とも言うべき働き方改革一括法を制定するという政府の行為は、倫理的にも道徳的にも許されざるものであり、国において根本的な是正を行う責任があることを申し述べまして、私の討論を終わらせていただきます。(拍手) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第11号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第11号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第5、議案第12号向日市立保育所設置条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第12号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、第2保育所からもずめ保育園に変わることで、変わるサービスはあるかとの質疑があり、お昼寝の布団は「コット(お昼寝ベッド)」にかわり、家から持参しなくてよくなったことや、完全給食、延長保育時間が従来の19時から20時までへと拡大されるなどが変わっている。第2保育所の正規保育士は、全員他の公立保育所へ異動、パート・アルバイト保育士のうち約10名がもずめ保育園へ転職され、残りのパート・アルバイト保育士は他の公立保育所に異動するとの答弁があった。  一委員より、保護者説明会や三者協議についてはどうなっているかとの質疑があり、1年間で5回の三者協議会を開催し、11月には、第2保育所の保護者全体を対象に、三者協議会で決定した途中経過を報告した。また、3月13・14の2日間で最終決定事項について保護者説明会を開催し、伝えるとの答弁がありました。  一委員より、新保育所の保育士の年齢構成と引き継ぎについて質疑があり、保育士は若い方から経験豊富な方までいらっしゃる。新しい保育士は早い目に採用されており、引き継ぎは1月からスムーズに進められている。4月1日にお披露目会をして、保育が始まるとの答弁がありました。  一委員より、民間保育所の障がい児の受け入れについて質疑があり、第2保育所におられた障がい児の方は引き継ぎをして、円滑に移行されているとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、市民に行ったアンケートの結果、公立保育所維持の希望が多かった。第3保育所の廃園や、今回の第2保育所の廃園については納得いかない。公立での建て替えが望ましかったと思われるので、賛成できないとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第12号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますようお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  2番、常盤ゆかり議員。(拍手) ○2番(常盤ゆかり議員)(登壇)  おはようございます。
     私は、日本共産党議員団の常盤ゆかりです。党議員団を代表いたしまして、本議案に対する反対討論をいたします。  保育所は働くパパやママ、保育所を必要とする保護者にとってはなくてはならない施設であり、また、子どもたちにとって保育所はまさに暮らしの場であり、ともに成長することができる仲間がいる育ちの場です。向日市立第2保育所は、これまで、地域に根ざし、子どもの発達を支える向日市の重要な子育て支援を担ってきました。第2保育所が閉所されると、公立保育所は2019年度から3園になります。向日市の公立保育所内では、子育て支援センターとして施設の開放もされ、ベテラン保育士さんによる育児相談など、市の北部と中部、南部、各地域の子育て拠点になっており、重度の障がい児の受け入れや、要配慮児童への支援も積極的に行うなど、子育ての中心的な役割を果たしてきました。  53年の歴史を持つ向日市の公立保育所は、市が直接保育の運営をしている、公的立場を生かした関係機関とのネットワークがある、行政機関の一部であるといった市の保育行政のまさに強みでした。安田市長は、当初は第2保育所について、存続したいと考えていると繰り返し答弁をされてきました。それが、1人の区長名で出された請願により、第2保育所を、市の責任ではなく民間園として建て替えるという大きな施策転換をするという選択をされました。物集女地域周辺住民の皆さんや保育士さんをはじめ、これまでかかわってこられた市の職員さん、保護者の皆さんとともに、子どもたちの豊かな育ちのためにと、ともにつくり上げてこられた向日市の宝である公立第2保育所が閉鎖されることにより、市の行政としての保育施設が、また一つなくなることになります。  第2保育所の跡に、4月から開園される社会福祉法人大原野児童福祉会もずめ保育園へは、これまで第2保育所の障がい児童も含めた児童が、そのまま通われることになり、スムーズに保育が実施されるよう、これまで5回の3者協議を行ったという報告でした。本来なら、第2保育所は閉所ではなく、市の責任で建て替えし、待機児童をつくらないための一方策として、ぜひ存続していただきたかったことは繰り返し申し上げさせていただきます。  この条例は、3月31日をもって向日市立第2保育所を閉所するものであり、認めることはできません。残り3園となった公立保育所が、引き続き市の子育て拠点とされるよう、特に老朽化してきた第6保育所については、計画的な施設整備を進めていかれることを強く求めたいと思います。  向日市の子育て事業の中心事業として、必ず公立残り3カ園をぜひ存続していただくことを申し上げ、本議案に対する私の反対討論といたします。(拍手) ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第12号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第12号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第6、議案第13号向日市国民健康保険条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第13号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、今回の改正は軽減基準の変更で、毎年のように変わっているが、物価上昇の影響により、軽減世帯の対象が縮小しないよう、軽減基準となる所得水準を見直すためのものである。今、本市では、応益負担と応能負担が50対50になっているが、これはどこまで市の裁量でできるのかについて質疑があり、一定の比率を超えると補助金に影響が出る可能性があるとの答弁がありました。  一委員より、均等割なら子どもの数が多ければ保険料も上がる仕組みになり、是正できるならすべきと考えるが、市町村でどこまで決められるか調べてほしいとの要望がありました。  一委員より、保険料の賦課限度額の上限額の上がり方について質疑があり、国基準に合わせている。上限額は今回の改正で96万円、昨年の改正で93万円、その前には89万円であったとの答弁がありました。  一委員より、ふえ続ける医療費の支出について、資産割についてはどうかとの質疑があり、かなり前に向日市でも行っていたと記憶している。現在でも、主に町村で行われている。資産割を導入することで、保険料収入に占める所得割の割合が減少するため、各世帯の保険料や国保財政にどのような影響が出るか、実際に検討しないと詳細はわからないとの答弁がありました。  一委員より、賦課限度額は限界に来ていると感じている。年収1,000万円の人が100万円の保険料を払うのはどうかと思う。これも市町村で決められるなら、対象の所得の基準も検討すべきと思うが、決め方について質疑があり、上限額の所得については、国のほうでも検討が必要であることを認識しているようであるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、一元化による納付金など国保料が高く、賦課限度額も引き上げられ、高額である。旧被扶養者減免についても、2年限定なら減免にならない方がまたふえてくる可能性もあり、反対であるとの意見が述べられました。  採決の結果、挙手多数により、議案第13号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  5番、北林重男議員。(拍手) ○5番(北林重男議員)(登壇)  私は、日本共産党議員団の北林重男です。ただいま上程されました議案第13号向日市国民健康保険条例の一部改正について、議員団を代表して反対討論を行います。  保険料軽減による対象者の拡大は当然のことであります。これにより、180万円の減収となります。  反対理由の第1は、国保加入者に3年連続で保険料値上げを押しつけながら、それに追い打ちをかける賦課限度額58万円から61万円と、3万円もの値上げは認められないのであります。これにより315万円の増収となりますが、保険料軽減分を引くと135万円の増収となります。この間、国に合わせて賦課限度額を引き上げてきたことについても反対をしてきました。  反対理由の第2は、応益割にかかる被扶養者減免の減免期間の見直しを2年間に限定したことについて、あまりにも国言いなりであり、減免期間は当分の間から変更することは認められません。国保の構造的な問題を解決しないまま、国保加入者に保険料値上げを押しつけることは本末転倒であり、国の責任で積極的な財政支出を行い、保険料を引き下げることは喫緊で重要な課題です。本市は、国に対して早急に1兆円の積極的な財政支出を行うよう、強く働きかけること、また、京都府に対して積極的な財政支出を強く働きかけることも極めて大切ではないでしょうか。  以上の理由を述べ、本条例の一部改正に対する私の反対討論とさせていただきます。(拍手) ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第13号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第13号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第7、議案第14号向日市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並び水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  おはようございます。  ただいま上程議題とされました議案第14号向日市布設工事監督者の配置基準及び資格基準並び水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部改正について、審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、本市の布設工事監督者水道技術管理者の人数について質疑があり、有資格者は、布設工事監督者が7人、水道技術管理者が1人であるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第14号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第14号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第14号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第8、議案第15号平成30年度向日市一般会計補正予算(第6号)を議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。はじめに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第15号、本委員会所管分につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、繰出金1,137万円の減額については、国民健康保険の被保険者数の減とのことだが、歳入の減についてはなぜかとの質疑があり、国保の基盤安定負担金は国・府の負担分があり、被保険者数をもとに算定されている。当初、6,850人で見込んでいた軽減対象者数が31人ほど下回ったことによるものであるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、今回の補正は負担金の確定によるものというとなので賛成するが、一般会計からの法定外の繰り入れが3年前からなくなったことは、やはり繰り入れをすべきだと思うとの意見が述べられました。  採決の結果、挙手全員により、議案第15号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  次に、丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第15号、本委員会所管分について、審査経過と結果をご報告いたします。
     主な質疑の概要といたしまして、一委員より、下水道事業特別会計繰出金の根拠について質疑があり、京都府が1月に示した見込み水量に基づいて確定したものであるとの答弁がありました。  関連して、一委員より、この下水道事業特別会計繰出金は今年度の最終であるかとの質疑があり、最終であるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第15号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  次に、天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  議案第15号、本委員会所管分について、その審査経過と結果についてご報告をいたします。  一委員より、今回の補正は学用品等の単価の改正に伴う増額補正と思うが、それ以外の増額予定はないのかとの質疑があり、平成30年度については、新入学生の学用品のみであるとの答弁がありました。  一委員より、ブロック塀改修についての質疑があり、今回の補正では、ブロック塀改修に関する補正は含まれていないが、第2向陽小学校、第4向陽小学校、第5向陽小学校、第6向陽小学校、勝山中学校のブロック塀は、現在、施工に向けて取り組んでいる。通学路のブロック塀の点検については、昨年の夏に終了している。民地のブロック塀の危険な箇所の改修については、防災担当と協力して声かけなどを行い、周知に努めているとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、本委員会所管分については、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第15号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第15号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第9、議案第16号平成30年度向日市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第16号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、歳入で保険料収入が6,000万円の減、400人の減の詳細について質疑があり、都道府県が被保険者の見込みを立てている。府は1万1,909人で見込んでいたが、実際はそれを下回った。したがって、納付金を多く払い過ぎる計算になる。本市の保険財政は大変厳しいので、府のほうには救済をお願いしているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、このことはおかしいと思うのだが、府に言うことはできないのかとの質疑があり、このことは厳しく意見している。財政的に余裕のある市も見受けられるが、向日市の国保財政は大変厳しい。困ると強く言っていることはご理解いただきたいとの答弁がありました。  一委員より、保険者数が減る見込みであっても、推定の数は減らせないのかとの質疑があり、府が推計していて、誤差があったとの答弁がありました。  一委員より、職員の皆さんも憤りを感じておられると思う。何とか是正できないものかとの意見がありました。  一委員より、広域化について、もっと情報を知らせていただいて、私たちも勉強していく必要を感じる。府は、貸すことはしても返すことはしないのはどうかと思うとの意見がありました。  一委員より、何とかこの状況を変えていきたいと思うとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第16号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第16号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第16号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第10、議案第17号平成30年度向日市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第17号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、本年10月の消費税値上げに伴うシステム改修について質疑があり、消費税10%に上がったときのための低所得者に対するシステム改修である。1段階0.3、2段階0.5の保険料軽減措置のための改修であり、当初から間に合うように進めているとの答弁がありました。  一委員より、インセンティブ交付金の評価について質疑があり、自立支援や重症化防止の施策推進について評価された。この指標項目の府の平均は315点で、向日市は420点であったとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、消費税増税については反対だが、やらなければならないので、この分については賛成するとの意見がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第17号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第17号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第17号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第11、議案第18号平成30年度向日市下水道事業特別会計補正予算(第2号)を議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第18号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、一般会計からの繰り入れについては、これで最終確定であるかとの質疑があり、本年度分はこれで確定であるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第18号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第18号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長
     挙手全員であります。  よって、議案第18号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第12、議案第20号平成30年度向日市下水道事業特別会計補正予算(第3号)を議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第20号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、1億円の工事費について質疑があり、平成31年度に予定していた工事を前倒ししたものであるとの答弁がありました。  関連して、1委員より、1億円の工事費の前倒しについて質疑があり、平成31年度予算については、1億円を差し引くことになるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第20号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第20号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第20号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午前10時53分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)                    (午前11時02分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  日程第13、議案第1号平成31年度向日市一般会計予算を議題といたします。  本案は、3常任委員会に分割して付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。はじめに、長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第1号、本委員会所管分につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、放課後等デイサービス事業の利用者数の少ない事業所の経営について質疑があり、資料の数字は向日市のみの利用者数であり、定員がもともと少ないところもある。施設で働かれている方も少ないとの答弁がありました。  一委員より、救護施設の場所を知った経緯について質疑があり、8月9日には地番の入った資料はいただいたが、地図はなかった。説明会をしたいとの話だったが、具体的な話はなかったとの答弁がありました。  一委員より、マイナンバーカードの申請状況について質疑があり、3月1日現在、申請が7,103人、交付済みは5,927人、申請された後、市に届くまで1カ月ほどかかるが、交付の案内をした後は比較的早く取りに来られるとの答弁がありました。  一委員より、民生費の収入のところで保護者の負担金の3,000万円の減は公立保育所が減ったことによるものかとの質疑があり、第2保育所がなくなることによる減であるとの答弁がありました。  一委員より、生活困窮者一時生活支援事業の実情について質疑があり、平成30年度には2件の利用があり、行くところがないとのことで、太秦にある民間の施設を利用され、その後、生活保護や向日市以外に住まれているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、生活困窮者一時生活支援事業と救護施設の緊急一時宿泊施設を利用する場合の違いについて質疑があり、ご相談のときに、利用者の状況を聞き取り、その状況に応じて、どちらの事業を利用するのか判断しているとの答弁がありました。  一委員より、救護施設について、向日市も一緒に関与していくことについて質疑があり、現時点では、京都市の説明が足りていないので、説明を丁寧にしていただきたいとお願いしており、市民の不安な声を京都市に伝えているとの答弁がありました。また、市長より、救護施設に対して、市民の方がどのように感じられるかをくみ取る力が弱かったとの答弁がありました。面談については、会わないわけではないとの答弁がありました。  関連して、一委員より、役所と市民とのギャップがある。寄り添う気持ちが必要で、市民とともに解決しようという市政が必要との意見がありました。  一委員より、高齢者の一人暮らしの家賃助成について質疑があり、現在、この事業は、府内では本市のみであり、事業のあり方を考えていかねばならないと感じており、条件の拡充は考えていないとの答弁がありました。  一委員より、障がい者福祉費の増加について質疑があり、障害者手帳所持者数は48人、1.3%ふえている。障がい福祉サービス受給の方は16人、4.3%増加しているとの答弁がありました。  一委員より、保護者の方が保育所入所希望について、どういう基準で民間や公立を選ばれているかとの質疑があり、自宅から近いことが選ばれる理由の1番であり、その他は園ごとの特色で選ばれているとの答弁がありました。  一委員より、保育所の待機児童について質疑があり、第1次選考で1,300人、第2次選考で1,339人の方の保育所が決定し、待機児童は3月10日現在で26人となっている。今後、辞退もあるかもしれないので、3月末まで調整するとの答弁がありました。  関連して、一委員より、待機児童の年齢別内訳について質疑があり、0歳児2人、1歳児12人、2歳児2人、3歳児10人、4歳児0人、5歳児0人となっている。3歳児については小規模からの転園の影響が出たと感じているとの答弁がありました。  一委員より、保育所の入所は点数制になっているが、先に申し込みした人が優先されるのかとの質疑があり、先着順でなく、入所の優先順位の高い点数の人から入所になる。待機児童になった場合は、一時保育などを利用されているとの答弁がありました。  一委員より、保育料の無償化で給食費の扱いについて質疑があり、公定価格の中に副食費として4,500円が含まれている。また、主食の3,000円も実費であるとの答弁がありました。  一委員より、感染症対策について質疑があり、平成31年1年間の事業であり、抗体検査と予防接種を39歳から56歳までに受けていただける。平成31年度は39歳から46歳にクーポン券を送付するが、残りの送付されていない方で平成31年度に受けたい方は、窓口でクーポン券をお渡しできるようにしていくとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、国保料の一般会計からの繰り入れがなくなったこと、第2保育所の廃園、保育所の待機児童がまた出てしまったことも、もっと努力すべきだったと思っている。民間保育園が子ども園に変わり、他市の児童も受け入れるとのことについて、議会や市民にも説明をしてほしかったし、市の指導も必要であると思う。この予算には反対であるとの意見がありました。  一委員より、反対である。国民健康保険料への一般会計からの繰り入れがなくなったことは賛同できない。また、待機児童が減ったことは評価するが、保育行政の見通しを早くから計画を立てていくことを要望しているが、まだできていない。基本姿勢については賛成できないとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により委員長採決を行い、議案第1号本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(永井照人議長)  次に、丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第1号、本委員会所管分についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、地域防犯推進事業費の防犯カメラ設置について質疑があり、市が設置する予算は250万円であり、十数台見込んでいる。地域の皆様への補助としての予算は同額の250万円であり、同じく十数台分を見込んでいるとの答弁がありました。  関連して、一委員より、防犯カメラ設置補助事業の内容について質疑があり、設置にかかる費用を、20万円を上限として10分の10補助する制度である。ただし、維持管理費については町内会でご負担していただくとの答弁がありました。  関連して、一委員より、JRの地下道5カ所が防犯カメラ設置の対象となるのかとの質疑があり、全て設置したいとの答弁がありました。  一委員より、乙訓環境衛生組合において、紙おむつの焼却が課題になっているかとの質疑があり、ごみの分別の徹底について議論はされているが、紙おむつ焼却課題について、特別に議論はされていないとの答弁がありました。  一委員より、ごみの不法投棄対策について質疑があり、分別の箱を朝に置き、シルバー人材センターに委託して立ち会いをお願いしている。事業系ごみの持ち込み等については、職員が直接指導を行うなど対策を行っているとの答弁がありました。  一委員より、環境整備員詰所と職員組合事務所の建て替えについて質疑があり、他都市の例を参考に、必要な面積を確保し、整備するとの答弁がありました。  一委員より、新庁舎整備にかかる7億3,400万円の内容について質疑があり、新庁舎等の整備全体で約23億円かかるが、そのうち、平成31年度にかかる金額であるとの答弁がありました。  一委員より、市内の危険ブロック塀の状況について質疑があり、補助事業については、本年度15件の申請を受け付けている。全ての危険ブロック塀が撤去されているわけではないため、平成31年度でも本年度と同額の予算を計上しているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、危険ブロック塀等撤去補助のPR方法について質疑があり、ホームページや回覧、広報でお知らせしているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、市内の空き家に対する危険ブロック塀の把握状況について質疑があり、屋根や外壁などが危険と思われる空き家は44件あり、空き家の危険ブロック塀については、今後、調査していくとの答弁がありました。  一委員より、地籍調査の進捗状況について質疑があり、昨年11月から地籍調査の立ち会いを開始し、本年2月に立ち会いを完了した。現在、筆界の測量を完了し、本年度における地籍調査の成果の検査を行っているところであるとの答弁がありました。  一委員より、コミュニティバス同士の乗り継ぎ、コミュニティバスと阪急バスとの乗り継ぎ、JR向日町駅におけるバスの駐車スペース、市役所のバス停について質疑があり、コミュニティバス同士の乗り継ぎは無料であり、まずはコミュニティバス同士の乗り継ぎからはじめたい。南コースの小型バスの駐車については、東向日駅で駐車を阪急バスと協議している。市役所本館におけるバス停については、現在、市役所東側にあるバス停を活用することを考えているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、コミュニティバスの委託料について質疑があり、都タクシーへの委託料約639万円、阪急バス補助は約1,600万円を予定しているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、コミュニティバスと既存の阪急バスとのルート及び阪急バスに対する今後の補助について質疑があり、平日の昼間はコミュニティバスに代わり、朝夕1便と土日は既存の阪急バスが運行する。補助については、既存路線が半減しても約約1,700万円以上の経費がかかっているため、平成31年度も400万円の補助を計上しているとの答弁がありました。  一委員より、西向日駅西口の整備について質疑があり、西口の前の道路は府道であるので、京都府に申し送りしたい。また、都市計画道路との兼ね合いもあるため、今後、研究していきたいとの答弁がありました。  一委員より、都市計画道路牛ヶ瀬勝龍寺線整備事業にかかる市債について質疑があり、14億2,000万円については国庫補助事業として採択するに当たり、社会資本整備交付金の整備事業の中で算定した概算事業費であるとの答弁がありました。  一委員より、森本東部地区開発にかかる道路、公園、緑地、寺戸川の付け替え等の公共施設整備の負担について質疑があり、都市計画道路牛ヶ瀬勝龍寺線、寺戸森本幹線2号、3031号線整備については市の負担であり、その他の施設については区画整理組合が負担するとの答弁がありました。  関連して、一委員より、森本東部地区開発で計画されているビルによる環境の変化について質疑があり、日照については建築基準法等を遵守して対応し、都市計画の用途変更については、まちづくり条例の中で市民の意見を聞かせていただく。ビルの建設に当たっての説明は建築主がされるものとの答弁がありました。  一委員より、JR向日町駅東口解説推進事業調査結果の公表について質疑があり、仮駅舎、既存トイレ、駅面積、跨線橋等について、JR西日本と協議中であり、できるだけ早い時期にお示ししたいとの答弁がありました。  一委員より、市が発注する公共工事の考え方について質疑があり、適正な価格で執行されるべきとの答弁がありました。  一委員より、災害時要配慮者の人数、自主防火防災用具機器設置事業補助の内容、福祉避難所の状況について質疑があり、配慮者の人数については五千数百名である。自主防火防災用具設置事業費補助については、倉庫や一輪車、消火器設置費用等の補助である。福祉避難所については、乙訓管内で5か所協定を締結しており、乙訓ひまわり園、乙訓ポニーの学校、乙訓若竹苑、向陽苑、サンフラワーガーデンと締結しているとの答弁がありました。  一委員より、新田の交差点の安全対策について質疑があり、京都府や警察とも協議しているが、物集女街道の拡幅、整備促進に向けて全力で取り組みたいとの答弁がありました。  その他、住宅耐震診断及び耐震改修の現状、消防団の消火活動以外の訓練状況、観光交流センターに関することなど、活発な質疑・意見がありました。  採決の前に、一委員より、牛ヶ瀬勝龍寺線の整備費用が4倍になっており、多額の費用がかかること、JR向日町駅の開発にかかる情報も提供されていないことなど、市民の暮らしが大変な中、多額の予算が使われる可能性があり、この予算には反対である。ごみの有料化にも反対であるとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第1号、本委員会所管分については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(永井照人議長)  次に、天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  議案第1号、本委員会所管分について、その審査経過と結果についてご報告をいたします。  一委員より、教職員のストレスチェックについての質疑があり、約半分の教職員がストレスチェックを受けている。結果、高ストレスの判定となり、医師面談を希望する方には医師の面談を受けていただいているとの答弁がありました。  一委員より、教職員の働き方改革について、国や府の対応に関する質疑があり、国からガイドラインが示され、府もガイドラインを作成中である。市も、それを受けて各学校や教育委員会としてできることを総合的に対応し、少しでも超過勤務を削減できるようにするとの答弁がありました。  一委員より、教職員の増員についての質疑があり、学校の指導体制の充実、ICTの活用などで教員の負担軽減、人材確保と業務改善を行っている。市独自の人員配置と府からの人材派遣等もあるとの答弁がありました。  一委員より、学力診断テストについての質疑があり、標準化されたテスト、一般的なテストを使用することによって、児童生徒の学力の一人一人の把握や、教員がどのように指導していくか授業改善に役立てており、教員には必要なことと捉えているとの答弁がありました。  一委員より、私立幼稚園の補助についての質疑があり、無償化の詳細については、現在のところ不明であるが、現物給付になるのか、償還払いになるのか、市町村の裁量で行うことになるが、各私立幼稚園とも協議しながら決定していくとの答弁がありました。  一委員より、留守家庭児童会の指導員、嘱託の指導員についての質疑があり、指導員は臨時職員であり、一般職の給与表に基づいていないので、正規職員との給与差はある。市職員は現場には常駐していないが、必要に応じて連絡調整などの体制はとっている。指導員や嘱託職員は、一般の採用試験を受けて採用されない限り、正規の一般職員にはならないとの答弁がありました。
     一委員より、中学校給食についての質疑があり、給食センターからの配送については、勝山中学校専用のトラック1台と、西ノ岡中学校、寺戸中学校の兼用のトラック1台、ドライバー3人で対応している。道路の混雑時の配送ルートについては、ドライバー判断に任せている。食材は当日納品であり、冷凍品については、前日から冷蔵庫に入れて解凍している。停電については、蓄電設備がないので、そのとき、提供できるもので対応することとなる。アルファ化米などを備蓄することについては、今後、検討していきたい。災害備蓄物資の活用は考えていない。賞味期限、消費期限については、全てチェックしており、問題はないものと考えているとの答弁がありました。  一委員より、不登校の児童生徒の転出での対応等についての質疑があり、教育相談員等により、転出なども含めて個別での丁寧な対応を行っている。教師に対しては、校長を通じ、ケース・バイ・ケースでの対応や一人一人の子どもの最善の利益を考え、適切で丁寧な心に寄り添う対応を心がけているとの答弁がありました。  一委員より、多様な意見を認める教育をしてほしい、大極殿の再建をしてほしいとの要望がありました。  一委員より、観光交流センターの名称についての質疑があり、名称については、道の駅とは目的が違い、観光拠点であり、交流も目的としているので、こういった名称で考えているとの答弁がありました。  一委員より、観光交流センターの夜間の対応などについての質疑があり、駅前という便利な立地であるので、有効活用を考えているとの答弁がありました。  一委員より、観光交流センターの費用、運営形態、ほかの観光資源との連携についての質疑があり、全体の費用のうち、地方債が9,000万円、うち交付税措置されるのが2,000万円、建物等の整備にかかる費用が1億6,400万円で、備品の費用は含まれていない。運営については、指定管理者制度や委託などが考えられるが、現在、検討中である。また、交流スペースについては、観光ボランティアの方々等に活用していただけるよう、また、ここを拠点に市内を徒歩や自転車でめぐってもらえるようにできればと考えているとの答弁がありました。  一委員より、観光交流センターへのバスの出入りについての質疑があり、駐車場へは北から進入し、南へ抜ける。交通調査をしたが、バスの出入りが交通の障害になるとは考えていない。近隣のコインパーキングとの関係については、今後、調整するとの答弁がありました。  一委員より、官製ワーキングプアについての質疑があり、正規職員・非正規職員については、法に基づいて任用している。必要な部署には必要な人材を配置している。委託先などについても、官製ワーキングプアは起こっていないと考えているとの答弁がありました。  一委員より、部落解放・人権政策確立要求山城地区実行委員会分担金についての質疑があり、山城地域の15市町が連携して行っている事業であり、人権問題や差別解消のために取り組んでいる。現在、ヘイトスピーチにかかるガイドライン等の作成に向けて検討しているとの答弁がありました。  一委員より、歴史文化交流センターについての質疑があり、センターでは、さまざまな事業を行っている。子ども向けイベント、まち歩きイベントを実施している。埋蔵文化財センターとも連携して講座なども実施しているとの答弁がありました。  一委員より、女性活躍センター「あすもあ」での起業相談についての質疑があり、女性起業についての相談はあるが、起業までは至っていないとの答弁がありました。  一委員より、適正な市税徴収業務がなされているかとの質疑があり、滞納の方の徴収業務は税機構が行っているが、しっかり市と連携・共有している。納付については、相談の中で分納などによる対応をしていただいているとの答弁がありました。  その他、活発な議論があり、採決の前に、一委員より、文教関係では、第4向陽小学校の校舎の増築事業、小中学校のトイレ改修事業、第2・第4留守家庭児童会の増築事業については評価する。総務関係では特に見当たらない。反対理由は、ふるさと向日市創生計画を策定段階から市民と議員が参加できていない。職員の非正規から正規化への流れをつくれていない。教職員の多忙化解消に向けて本腰を入れた取り組みになっていない。「日の丸・君が代」の押しつけがある。同和行政での分担金の支出があること、観光交流センターについての十分な検討をしていただきたい。評価できる点もあるが、本予算については反対するとの意見がありました。  採決の結果、挙手多数により、本委員会所管分については、可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  8番、杉谷伸夫議員。 ○8番(杉谷伸夫議員)(登壇)  会派に所属しない杉谷伸夫でございます。議案第1号平成31年度向日市一般会計予算に反対の立場から討論を行います。  安倍政権のもとでの戦後最長の好景気なるものが、やっぱり偽装であったことが、最近明るみになっております。やっぱりというのが多くの市民の実感です。この間に日本社会は、大企業は空前の利益を得ながら、一般庶民は低所得、不安定雇用、福祉の削減というトリプルパンチに見舞われ、秋からはさらに消費税値上げの追い打ちが待ち構え、大変厳しい状況になっています。こうした中で、困難に直面する市民生活を支えるのが市町村の大きな仕事です。安倍政権のもとで、市町村も財源の締めつけが大変厳しい状況とは思いますが、国の言うがままの施策でなく、市民生活を支える姿勢こそが向日市政に求められていると思います。  今回、提出されております予算は骨格予算ではありますが、当初予算としては過去最大規模となっており、市役所新庁舎の建設、小学校や学童保育の教室の増設、そして、新しい民間保育所の開設などをはじめ、大切な事業予算が組まれており、着実な実行を期待したいと思います。しかしながら、さっき述べた困難に直面する市民生活を支えるべき内容が十分反映されていないことから、私は反対をしたいと思います。  昨年来、市民生活を支えるこうした向日市の行政の役割として、私が特に重視してきましたのが、一つは保育所待機児童を生み出さないことをはじめとする子育て支援策であり、二つ目には、経済的に困難な世帯をさらに苦しめる国民健康保険料負担を軽減するための施策でありました。この中で、保育所の待機児童を生み出さない子育て支援策については、今年度、定員100人の民間保育所の開設が予定されており、大幅な改善が期待されます。この点は評価したいと思います。  もう一つの課題とされてきた保育士確保策については、特段の施策はこの間なされておらず、既存保育所の保育士確保は進んでいないように見受けられけます。今年4月に保育所入所の待機児童数は、先日の委員会における報告によりますと、国基準で26人と昨年より大きく減少していますが、今年は入所選考を1次、2次と、2段階選考に変更した結果の数字であり、実質的な待機児童数はわずかな減少にとどまりました。1次選考落選者のうち約3割、41人の方が2次選考に応募されませんでした。聞き取りをしてみますと、保育の必要度の点数の低い方が、狭き門である2次選考への応募を諦めた結果のようであります。こうした保育所入所を希望しながら、入所することができなかった実質的な待機児童数は84人であり、依然、保育需要に応えられていない状態が続いております。来年には、新保育所が開設される予定ですが、この秋に保育の無償化が実施された場合の影響は予測できず、どうなるのか、大変厳しい状況が続く見通しであります。  私は、保育所の保育士の処遇改善を行う施策を求めてきましたが、これは働き方と責任に見合う処遇を確保し、保育士が安心して働き続けることのできる条件づくりを通じて、保育士の安定した確保や保育所の誘致につなげる重要な施策であると考えております。国の最低基準に従うのでなく、市町村が率先して取り組むべき政策的課題となっています。事実、多くの市町村が先進的な取り組みを進めており、本市もこうした事例を学んで取り組むべきであると考えますが、本市は、現在、大変、及び腰であり、残念であります。  子育て支援医療助成についても、京都府はこの秋からの拡充を予定しているのに合わせ、向日市も、当然、その財源を使って中学校3年生までへの拡充を行うと期待をしておりましたが、予算化されませんでした。骨格予算だからなのかなと思っていたところ、そうではなく、拡充した場合の負担増の見通しが不透明なためとの説明でした。これは大いに疑問であります。京都府下では、京都市を除く大半の市町村が中学校卒業までの無償化等を既に実施し、向日市はおくれてる現状なのに、向日市の子育て支援の基本姿勢が問われます。認識を改めていただき、次の議会では必ず拡充の補正予算化を行っていただきたいと存じます。  国民健康保険につきましては、今年度から財政が都道府県単位に統合されました。期待されていた国の予算が向日市には全く回ってこず、京都府からの借入金や国からの交付金の多額の精算金返還が、もろに京都府への納付金に反映され、納付金の大幅上昇という事態に至っています。今年度予算では、国への交付金の精算返済のため、1億9,000万円を京都府から借り入れることとしていますが、この借り入れの返済は後年度の納付金に反映され、国保料のさらなる大幅値上げに直結するものです。向日市では、既にこの3年間にわたって平均約17%もの国保料の値上げを進めてきていますが、このままでは、来年度以降、さらなる大幅値上げが危惧されます。  国保料は、特に低所得層や子育てのシングルマザーなどにとって大変重い負担となって生活を苦しめております。根本的には、国の全面的な責任を明確にした国民健康保険制度の抜本的な改革が必要でありますが、だからといって、現実に厳しい状態に置かれている方々の現状を放置することはできません。向日市は可能な限りの救済措置をとるべきだと思うのであります。これまで、全国の多くの市町村で法定外と呼ばれる政策的繰り入れを国保財政に行ってきたのは、漫然と赤字補填をしてきたわけではなく、困難な市民の状態を見過ごすことができないことから、支援を行ってきたものだと私は理解をしています。  私は、所得の一定割合を超えるあまりに高い保険料負担は課さないようにすることを、市の独自施策として検討することを以前に提案をいたしました。国も、市町村による政策的繰り入れは認めています。一般会計から繰り入れしないことに固執するのではなく、市民の現実に何とか応える施策を打ち出していくべきです。それが市町村の仕事だと思います。このことを改めて訴えたいと思います。  次に、市長の政治姿勢に関して一言申し上げたいと思います。  市長は常々、積極的な情報公開を口にされておりますが、市の進める事業の方針とその進捗が見えるように、市民と議会への説明を尽くしていただきたいと思います。市長は、待機児童解消のために保育所の増設を求める議員の意見に対し、保育需要の見通しが不透明なことを理由に、昨年9月議会まで保育所の新設は困難との見解でした。ところが、12月議会では一転して新保育所の開設予定が発表されました。新たな保育所が開設されることは大変喜ばしいことであり、感謝するものでありますが、それまでに議会に説明してきたことと大きく食い違うわけです。市の方針として保育所の増設を目指すのか、別の対応策をとるのか、市の意思はどうなのかをはっきり示し、その結果を報告し、説明するのが市の説明責任であると思います。説明してきたことと違うことになっても、結果がよければそれでよいというものではありません。議会での議論は一体何だったのかということになります。  JR向日町駅の橋上駅舎化と東口開設事業に関しては、約1億円の調査事業費を費やして調査事業終了予定時期よりも1年もたつのに、いまだに報告がありません。調査報告くらいは、この予算議会までにするべきではなかったでしょうか。その他いろいろ個別にはありますが、今議会の一般質問で指摘をし、要望いたしましたように、市の事業の進捗を議会に速やかに報告し、市の進めつつある事業の現状と今後の方向が市民と議会に見えるように改革していただくよう強く求めたいと思います。  最後に、新年度の個別の事業に関して幾つか意見を述べさせていただきたいと思います。  一つは、市役所の新庁舎建設です。この建設事業については、断熱省エネ設計とする提言を取り入れていただき、新年度に建設が着手されます。東向日別館と2カ所に分かれているデメリットが、できるだけ解消されるように鋭意努力をしていただきたいと思います。  二つ目はコミュニティバスです。運転手不足などバス事業をめぐる大変厳しい情勢の中で混迷していたコミュニティバス事業ですが、軌道修正を余儀なくされながらも、ようやく新年度に実施のめどが立ちつつあります。一方、バスを走らせる前から、既存路線バスの撤退の話や事業の見直しの話題が出るなど、コミュニティバス事業を通した地域の市民の足を育てていこうという方針を揺るがすような動きがあるのは大変残念であります。コミュニティバスを走らせるかわりに路線バスがなくなり、不便になるという事態があってはならず、そうなれば本末転倒であります。対象者を限定した福祉バスでいくか、誰もが利用できるコミュニティバスでいくか、たとえ財政負担増やリスクがあっても、コミュニティバスでいこうという方針を決めたわけでありますから、中途半端でなく、覚悟を持って事業を進めていただきたい。私たちも、このことについては全力で応援したいと思います。  三つ目は阪急西向日駅前整備であります。阪急西向日駅西口の駅前整備工事が今進められています。新年度には歩道の整備が進められるよう、大いに期待したいと思います。  以上を述べまして、私の討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  14番、清水敏行議員。(拍手) ○14番(清水敏行議員)(登壇)  こんにちは。  新政クラブの清水敏行でございます。ただいま議題となりました議案第1号平成31年度向日市一般会計予算に対しまして、新政クラブを代表し、賛成の立場から討論をさせていただきます。  平成31年度向日市一般会計当初予算(案)は、市長選挙を控えていることから、義務的経費、経常的経費や、既に方向性が定まっている事務事業にかかる経費、また、投資的経費につきましては、市民生活に影響のないよう、継続事業を中心に計上された骨格予算として編成されたものであります。安田市長におかれましては、市民の皆様の支持を受け、平成27年4月に就任されて以来、早いもので、この4月で1期4年の任期も結びのときを迎えようとしておられます。その間、向日市ふるさと向日市創生計画に基づき、ふるさと向日市の創生に向けて、本市の魅力発信に努め、全力で市政に取り組んでこられたと存じております。  さて、平成31年度向日市一般会計予算は、歳入歳出総額それぞれ196億7,000万円、対前年度で2億3,000万円の増となり、第4向陽小学校の増築や、庁舎建設などの継続的な事業のほか、市民生活に直結する費用を計上され、市民生活にも支障を来さないよう配慮された予算となっているものと考えております。  それでは、平成31年度向日市一般会計予算について、主要事業の中から、特に評価できる点を簡潔に述べさせていただきます。  まず、はじめに、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」として、都市再生まちづくり推進事業であります。国の交付金を活用して、道路や観光拠点の整備など市民交流の場や、来訪者が訪れやすい環境の整備を実施することにより、観光誘客を図り、にぎわいと活力あるまちづくりを、地域と一体となって進めていけると考えております。  二つ目の「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」の中から保育環境整備事業であります。人口増に伴い、高まる保育需要に応えるべく、本年4月から、定員増を伴う公立保育所から民間保育園への移行、小規模保育園2園の新設、定員増を伴う既存保育園の改築など、計59人の定員増を図られましたが、昨年から待機児童が発生しており、引き続き積極的に保育環境の整備に取り組んでおられるものと考えております。また、第4向陽小学校増築事業につきましても、児童数増加による教室不足を解消するため、教室の増築を進められるなど、喫緊の課題に対し、適切に対処されたものであると評価するものであります。  さらには、昨今、頻発する自然災害から、市民の安心・安全を守る防災対策として、危険ブロック塀など撤去補助事業や、和井川1号幹線整備事業などについても、引き続きしっかりと推進していただきたい施策でございます。  三つ目の「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」として、新庁舎等整備事業であります。新庁舎の建設にかかる実施設計及び工事費、その他新庁舎整備に伴う敷地内施設の整備に要する予算を計上されたものでございますが、前回の定例会でも申し上げましたが、新庁舎整備事業につきましては、現在の市役所敷地に、永守様からご寄附をいただく市民会館とあわせて建設することにより、市民の皆様の利便性向上が図られるものであると考えておりますので、引き続き、着実かつ迅速に事業を進められるようお願い申し上げます。  以上、特に評価できる点を述べさせていただきました。  しかし、建設事業に関しまして、当市の入札事務や方法、工事代金の支払いに対し、業者からの改善の要望があるとも聞いております。6月議会では、道路整備などの個別の案件が提出されるものと思われますが、公共事業とは、ご承知のようにまちづくりにおいて重要なものであるとともに、現状のデフレ経済からの脱却を目指して、地元経済の活性という最も重要な要素を持っております。予算執行におかれましては、計画的な発注で適正な工期の設定、適正な設計変更の実施、また、適正な追加工事の契約を含め、何よりも地域において災害時の対応など、社会資本の維持・管理が適切に行われますように、地元の実情を踏まえ、担い手の育成と確保に配慮し、適正な利潤の確保と将来のために品質の確保が図られますよう、予定価格の設定に当たっては、これらの内容を十分に考慮され、適切な工事発注とスムーズな事務処理が行われますよう強く要望をいたします。  安田市長におかれましては、平成27年4月に就任されて以来、向日市の発展のため、全霊をもって取り組んでこられ、その結果、中学校給食の開始など、今年度は、その取り組みが実を結びはじめる1年となったものと考えております。しかしながら、JR向日町駅東口の整備やコミュニティバスの運行など、向日市のさらなる発展のために、なし遂げなければならない施策が今後も控えております。これらを着実に進めていくことが、二選に出馬を表明された安田市長の責務でありますので、職員の方々と一丸となり、引き続き取り組んでいただくことを要望いたします。  最後になりましたが、この3月をもって退職される職員の皆様へ、これまでの長きにわたるご活躍とご苦労に心から感謝を申し上げます。本当にありがとうございました。  今後におきましては、健康に十分ご留意をいただき、ますますのご活躍とご多幸をお祈り申し上げまして、本議案に対する新政クラブを代表しての賛成討論とさせていただきます。  以上でございます。(拍手) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  7番、山田千枝子議員。(拍手) ○7番(山田千枝子議員)  日本共産党議員団の山田千枝子でございます。ただいま上程議題となりました議案第1号平成31年度向日市一般会計予算、歳入歳出196億7,000万円について、議員団を代表し、若干の要望と意見を申し上げ、反対討論を行います。  今回の予算は、市長選挙が4月に行われるということで骨格予算となっております。そのもとで、第1に、市民や党議員団が要望し続け、実現したものを評価いたします。  まず1番目、0歳から2歳の待機児童解消のため、民間園ではありますが、小規模保育園の増設や民間保育所整備補助事業など、保育環境整備事業です。  2番目には、第2・第4留守家庭児童会への入会児童数が増加し、3階の特別教室や体育館の卓球室を利用するなど増築が求められており、やっとその予算、9,968万6,000円の増築事業が予算化されたことです。  3番目には、南北に長く、坂道の多い本市の交通空白地域や、高齢者、障がい者、車に乗れない方、そして、巡回バスを実現する会などの長年の要望でありましたコミュニティバス運行は、当初、平成30年度に実施となっておりましたが、おくれて来年度予算に3,220万円の事業費が組まれ、実施が実現しようとしております。  4番目に、大阪北部地震や台風21号による本市での被害は、いまだにブルーシートで覆われている家屋があります。この自然災害による公的支援を求める声がたくさんあります。この危険ブロック塀など撤去補助事業1件当たり15万円の上限額で300万円組まれております。わずかな支援でありますが、この増額と、今後この事業だけでなく支援の拡充を求めます。  5番目には、犯罪の未然防止の防犯カメラ整備事業です。プライバシーの侵害にならないことも要望いたします。  6番目に、和井川1号幹線整備事業4億7,900万円の浸水対策事業です。長年、党議員団も要望してきたものです。  7番目、党議員団が学校調査を繰り返し、保護者の声を取り上げ、粘り強く求めてきた第4向陽小学校増築事業2億2,031万4,000円です。  8番目には、平成28年度から32年度までの計画による校舎内のトイレ改修を引き続き行う学校施設環境整備事業の9,125万円です。  9番目には、耐震性不足の市役所及び市民の長年の要求である市民会館の建設などのうち、平成31年度から32年度の新庁舎整備事業の7億3,400万円と、後ほど提案されます予定の建設費が可決したならば、その金額約20億円と合わせて、約28億円の莫大な事業費となります。しかし、耐震を満たした庁舎にしなければなりません。できる限り事業費を安くできるように力を注いでいただきたい。  次に、本予算案に反対する主な理由について述べます。  1番目に、安倍首相が、昨年5月3日の憲法記念日に、2020年までに新憲法施行を目指すと発言、「北朝鮮が攻めてくる」の脅威を最大の口実にし、戦争する国づくりを行うため9条の改悪を進めるため国民投票をしようとしております。そのもとで、アメリカの要求に応え、兵器の浪費的爆買い、また、自衛隊員の募集の協力を全自治体に求めています。安田市長は、平和市長会に入られ、広島の平和式典に参加しておられます。しかし、憲法9条について国への働きかけをしていただきたいと言いましたが、自治体の長である私が意見を述べる立場ではないと言われております。  先日の寺戸中学校の卒業式でも、答辞を述べた生徒さんが、沖縄の澄んだ海、空のすばらしさ、そして民泊での優しさ、また、ひめゆりの塔やガマでの体験で平和の大切さを学んだ修学旅行の思い出は子どもたちの人生での大きな平和体験となり、心に残ったことを印象づけるすばらしい答辞でした。子どもたちのみならず、向日市民の多くが平和を望んでおられます。二度と再び戦争をしないと誓った憲法9条があるからこそ、戦後74年間、誰も殺さず、殺されなかったのではないでしょうか。安倍政権の危険な戦争する国づくりに、向日市民5万6,000人の命を守るため、今ほど自治体の長として憲法を守れと発信するときはありません。安田市長の国言いなりに反対するものです。  2番目に、消費税10%への増税についてです。安部政権のもとで、統計のずさんさが明らかになり、アベノミクスはとうに破綻しているというのが多くの国民の声です。しかし、安部政権は、消費税率10%への増税に強行姿勢を見せています。大阪を中心とする税理士132人が連名で、税の専門家として消費税10%増税の中止を強く求めると安部首相に要請書を送られました。その中身の1点目に、大企業への配慮で国民生活への配慮は考えられていない。的外れで、税金の無駄遣い。2点目には、複数税率は判断基準が不明瞭で、経済活動に支障を来す。3点目には、インボイスは事業者の倒産、廃業の原因になるなどを挙げておられます。  消費税導入から31年目、当初、福祉のためと言ってきましたが、多くの方はその実感がなく、それどころか社会保障の負担がふえるばかりです。また、景気はよくなるどころか値上げラッシュで、市民生活は大変です。その上に消費税を増税されたら暮らしていけない。市民はぜいたくを望んでおられるのではありません。普通の暮らしなのです。私は、普通の暮らしさえできなくなってきている市民の声や、実態をたくさん見聞きしました。安倍政権は、どこまで国民をいじめ、アメリカ言いなりや、大企業や大富豪を優先するのでしょうか。  市長は、消費税増税について、議会の「混乱する10%増税の中止を求める意見書」が可決したことは重く受けとめると言いながら、国の決めることと言われました。市の予算にも大きく影響するものであり、はっきり増税やめよと言うべきです。自民・公明の増税ありきは許せませんし、来る4月7日投票の府会議員選挙では、「消費税増税10%ノー」と言う予定候補は北林議員しかおりません。府議選でも私たちは、「増税ノー」を訴えていきます。したがって、自民・公明の増税にもの言えない市長の態度に反対です。  3番目に、沖縄辺野古の新基地建設への市長の政治姿勢について、議会で「沖縄の民意を尊重し、辺野古の新基地建設を強行しないことを求める意見書」が可決されたことを重く受けとめると言われたものの、国に対しての働きかけは黙秘されていることです。先ほども申しましたように、沖縄に修学旅行に行った生徒たちは、あのすばらしい海や空に感動しています。そうでなくても、爆音の音やオスプレイによる航空事故などを繰り返しているアメリカ軍、アメリカには何も言えない安倍首相は、2月24日、県民投票で辺野古に新基地要らないという審判が下されているのに、県民に寄り添うと言いながら、寄り添うどころか県民の声を無視しています。この問題は日本の民主主義の問題でもあり、市長の民主主義への考え方が問われていることでもあるからです。  4番目に、3.11から8年、福島などではいまだ復興しておりません。死者1万5,897人、行方不明2,533人、避難者は5万1,778人となっております。東日本大震災などを経験しても原発推進の安倍政権、原発ゼロにという国民運動は広がるばかりです。私も、この8年間、「福島を忘れない地域バザー」を、地域の皆さんと19回ボランティア活動を行い、お米、毛布、寄附などに粘り強く取り組んできました。原発が林立し、地震国の日本、高浜原発から65キロしか離れていません。いつ福島のようなことになりかねないかわかりません。原発の再稼働許さず、原発をなくし、自然エネルギーに転換していく必要があります。確かに市長は、いずれ原発はゼロにするべきと、そう言われました。しかし、再稼働や原発に対しての国への働きかけをはっきり言うべきではないでしょうか。  5番目に、大企業優先のまちづくりと市民への説明不足に反対です。暮らし一番のまちづくりをするべきです。ふるさと向日市創生計画を最上位計画として実行する安田市長、向日市のまちづくりや市税に大きくかかわるこの計画については、議会に議案としても出されず、市長の考えで進めておられます。この計画には、JR向日町駅東側開発も入っており、来年度予算も組まれております。JRのこの開発には、平成29年に調査費9,900万円、平成30年度に1億4,500万円と、2か年でも2億5,000万円の調査費用が使われているのに、いまだに費用負担なども不透明です。官民連携の94億円と言われる駅ビルや、森本農地の日本電産土地購入による日本電産の開発のためと思われる牛ヶ瀬勝龍寺線の市道拡幅費用に14億円余りと、そして河川の変更まで行う。  また、日本電産の工場にこういった寄与する莫大な費用が、市道など行われます。そして、日本電産の敷地となった場合、現在の市道が廃止となる道路も出ることも建設常任委員会で明らかになりました。駅の東西自由通路は、日本電産が工場進出の条件と思われるほど強く望んでいることでもあります。市民からも東側開発の要望はありますが、以前の計画でも34億円の事業費となっていました。JRはほとんど費用負担せず、市の負担は莫大となります。市民会館の建設費を寄附していただく永守氏には感謝します。しかし、市はJR向日町駅東側開発による日本電産の問題とは切り分けて考える必要があります。私も参加させていただきました森本まちづくり協議会と、日本電産主催の説明会でも多くの意見が出されておりました。周辺住民の合意なく、地権者のみで日本電産との話し合いを進めることのないように、地域住民への再度の説明会及び声を聞いていただきたい。地権者の中でも多数派に従わざるを得ないような、そういった地権者もおられます。そんなことのないようにしていただきたい。  また、JR向日町駅北側の観光交流センターの建設費1億3,300万円が組まれ、備品などは全く組まれておらず、まだまだ費用がかかるのは目に見えております。南区の土地代約7,000万円、物集女街道拡幅のための代替地も乙訓土地開発公社から出ています。その費用と昨年の調査費、そして総費用は数億円予想されます。観光業者からの要請によりますと、観光バスが国道171号線から京都市に向かう途中のトイレの休憩所とお土産、野菜、地場産品が買える場所でした。総務常任委員会で出された基本設計は、観光バス2台と乗用車や自転車の駐車場があり、1階は常設の販売所と商工産品とそしてイートイン、2階は観光客への説明場所と展望デッキ。委員会では、竹の径や大極殿に行くには観光バスで行けない、その方法は、また失敗すると言っている人もいる、また、たくさんバスが入ってきたらどうするのか、また、運営や指定管理者のイメージや、地域交流スペースの具体的イメージはなどなど、ほとんどの議員から質問が続出しております。私も一般質問しましたが、2階のトイレだけ利用して帰る人もあるのか、販売野菜の確保は大丈夫か、観光協会の事務所のようなものなのかとそのように思います。キリンが提供した商工振興センター、このようなものかとも想像いたしました。  そして、何よりも昨年から調査し、1年もかけ、この施設の利用客見込みや、収支予測や、運営方法もいまだ不透明で、議会でも答弁できないものを提案するのはあまりにも絵にかいたもちであり、議会がこの程度で承認するとしたら、議会のチェック機能も市民に説明がつきません。結局、建設ありきなのか、それなら市民にもっと必要なものをつくるべきです。例えば、市民会館の利用がまだ数年かかるもとで、市民会館のかわりになるような仮設の施設をつくることも考えられます。  6番目に、国保料の3年連続値上げや第2保育所の閉園に反対です。払いたくても払えない国民健康保険料の3年連続値上げの最終年の予算となります。平成28年度から30年度まで、一般会計からの繰り入れをやめてしまい、市民の暮らしを支えるどころか、負担増を強いた安田市長の国保料値上げに反対です。国保の府による一元化の来年度は2年目になります。平成30年度から始まり、最初の年の一元化による矛盾が厚生常任委員会でも明らかになり、上納する納付金、もう上納しましたが、この納付金14億5,000万円を取り上げ、実態は約6,000万円精算して返金してもらわなくてはならない、400人の人数の国保加入者が減った、そのことによるお金、返金しないという、こんな大きな矛盾が暴露されました。一元化の問題点についても、府の言うままにするべきでないことも申し上げます。  第2保育所の廃園に反対です。環境のよい第2向陽小学校のすぐ側の、第2保育所の市の土地を提供して、保護者などの「第2保育所を残して」の請願が採択された9カ月後に、突然、物集女区長の1人の名前で、公立・民間にこだわらず改築をとの請願が提出、なぜこの時期に区長から請願が出たのか、それも不透明でした。区長さんが、当事者の保護者の方の話を十分聞かれたのかと、いまだに納得がいかないのは私だけでしょうか。  安田市長の4年間のうち3年間も待機児童を出し続けたことは問題です。今年度は100名を超えていました。来年度は2次選考の公募されなかった人約41名のほかに、第1次希望で入れなかった子どもさんは20人、ほかの保育所では困るということで、そういった待機児童となっております。そして、国基準の20人、合わせただけでも、この二つだけでも46名とのことです。まだ、それ以上の待機児童が出ているのは明らかです。毎日の送迎などの条件があり、第1次希望を選択されるのはよくわかります。待機児童の解消と保育の質をさらに向上していただき、三つの公立保育所を必ず守っていただきたい。  また、あひるが丘保育園は長年の老舗の民間保育園です。これまでいろんな協力をしていただきました。来年度から待機児童解消のため、120名定員を125名にするため増築した予算は賛成いたしました。しかし、今年4月からは、認定子ども園になるとのこと、この常任委員会ではじめて知りました。認定子ども園は、15名を限度として、他自治体の子どもさんの受け入れができます。しかし、現状は、他自治体の子どもさんを受け入れ、本市の子どもさんの受け入れ枠を減らしています。1人でも待機児童をなくしたいのに、条件が変わる認定子ども園にされることを昨年の夏以前から市が承知していたとのことでした。それなら市長は、議員や市民にも説明すべきだったのではないでしょうか。ここにも安田市長の説明不足があらわれております。  7番目に、「日の丸・君が代」の管理教育、学力テストの導入、また、山城地協による部落解放同盟のそういった負担金、高過ぎる水道料金などについても賛成できません。  次に、強く要望することについてです。
     1番目に、救護施設みなと寮の建設問題です。先日、門川京都市長名の「救護施設等の整備にかかわる本市の考え方について」という3月付の文書が私たち議員に届きました。安田市長から、永井議長宛の採択請願の処理経過及び結果報告についての報告書としていただきました。折しも、このみなと寮建設を考える向日市民協議会からのお知らせが、今、全戸にチラシが配布されております。そこには、2月16日のそういった説明会の質疑、そういったものなどが載っており、ここに持っております。そこで、松山議員はじめ、一般質問でも、ほかの議員さんもこの問題を取り上げられました。厚生常任委員会での質疑などでは、なぜ市長は市民と懇談しないのか、会わないのかということです。議会の採択請願報告は届いてわかりました。しかし、この建設にかかわって、心配や不安を持っておられる市民のお話を、市長がもっと早く直接聞いていただく、このことを私たちは言っているのです。  市長は十分な説明をしてくださいと京都市に要望したと言われていましたが、市長は、議会の請願である住民合意が得られらないときは、場所の見直しも含み、京都市にお願いしておられるのでしょうか。そこが不透明なのです。私ども日本共産党議員団も、救護施設の必要性は十分承知しております。京都市の日本共産党議員団も声明を発表し、先日の予算案でも、この問題をしっかり指摘しております。しかし、あまりにも市長が、まず市民のところに出向かれたり、市民の直接お話を聞いて、対話することをされないからです。対話して解決を探る、それが本当に一歩になると思うんです。市長は逃げておられるのかという、そんな声も出ております。市民参画、民主主義を大切にされるなら、ぜひ対話していただきたい。  2番目に、新庁舎・市民会館の建て替え及び東向日別館などについてです。新庁舎等建設特別委員会でも意見を出していますが、来年度予算だけでも7億3,000万円の事業費となっております。私は、今後の運営などで心配なのがレストランのあり方です。市民の利用や市職員さんの福利厚生の面での利用や、他市の方の利用とのことですが、本当にこのレストラン運営や、経費や、参入業者の問題が心配されます。保守議員さんからは、あまりここに補助をしないようにとの意見も出ました。私は、日常の利用人数見込みや、運営方法や、収支予測などもいまだ検討していないでは済まされないと思います。つくったは、利用者が厳しくなったでは困りますし、議員もそのことをしっかり事前にチェックしておく必要があります。観光交流センター同様の説明不足と十分な検討を議会や市民に早急に示すべきです。  次に、東向日別館は、マンションの機能という特別の建物です。エレベーターの大きさや電気の回線をふやすことも、これは本当に必要ではないでしょうか。また、これから暑くなりましたら、市民の方、飲み物の自動販売機の必要性や、福利厚生面でも必要になるかと思います。下まで買いに行けばいいとはいうものの、窓口でずっと待っておられる方や、職員の皆さんの飲み物の必要性も心配します。自動販売機を置くなどで床の補強が心配なのです。これは心配ないのでしょうか。マンション機能がゆえの心配な点の問題のないように改善していただくことも強く要望するものです。  3番目に、市職員の長時間労働を本当に規制して、職員の方、夜遅く、本当に10時過ぎにも、まだ電気がついております。そういった意味で、職員の皆さんの心身、そして健康、この管理を心配します。きちんとこの管理をしていただきたい。決して職員の方が過労死や、また、精神的に病気になられたり、そんなことにならないよう、強く要望しておきます。そして、多忙な仕事の場、今、本当にふえております。職員に求められております。職員の増員も強く要望します。また、教職員の多忙化の解消、これは府教委にも強く働きかけていただいて、そして向日市内の小中学校の教職員のストレスチェック、また健康管理を府と一緒に進めていただきたい。このことも要望しておきます。  4番目に、ごみ袋の有料化をしないこと、これにつきましても強く要望いたします。  大野企画理事をはじめ今年度で退職される職員の方がおられると聞いております。長年、市民のために働いていただいたことに心から感謝を申し上げます。ありがとうございました。どうぞお体を大切にし、今後もお元気で活躍されるよう、ご祈念いたします。  本予算案については、市民の運動などで実現したものもたくさん含まれております。しかし、一括での採決になることから、本予算については反対といたします。(拍手) ○(永井照人議長)  討論を続けます。  他に討論はございませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  13番、冨安輝雄議員。(拍手) ○13番(冨安輝雄議員)(登壇)  公明党議員団の冨安輝雄でございます。ただいま議題となっております議案第1号平成31年度向日市一般会計予算について、公明党議員団を代表し、賛成の立場から簡潔に討論をさせていただきます。  平成31年度当初予算は、4月に市長選挙があることから骨格予算となっており、義務的経費や経常的経費、また、継続事業などを中心に予算計上されておりますが、その中にも、我々公明党議員団が重要視している観点から、評価できる事業が多数ございますので、その主なものについて、安田市長が掲げられている施策の三つの柱に沿って挙げさせていただきます。  まず、「歴史を活かし、活力と魅力あるまちづくり」では、都市再生まちづくり推進事業の予算が計上されており、観光交流センターなどの環境整備を行うことによって観光誘客を図り、訪れる人の満足度を向上させ、市のにぎわいの創出、地域振興につながるものと大いに期待をしております。  次に、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」では、子育て支援に関するものとして、保育環境整備事業、民間保育所整備補助事業、民間放課後児童健全育成事業費補助事業、第2・第4留守家庭児童会増築事業などが挙げられます。保育所については、民間の活力を活用し、公立保育所から民間保育所への転換を図られ、待機児童の解消に向けて保育所定員の大幅な増員を図り、さらには、平成32年度の開設に向け、新たな民間保育所の建設に対して補助を行う予算を計上されるなど、改選期に当たる骨格予算ではあるものの、喫緊の課題として、市民の皆様に必要な子育て世代への支援に配慮された予算として高く評価をしております。  また、継続して実施されている高齢者見守りSOSネットワーク事業や地域健康塾、各種検診事業や予防接種事業、不妊治療助成事業などがあります。また、防犯・防災の観点からは、かねてから我々公明党議員団からも要望をしております防犯カメラ整備事業、危険ブロック塀等撤去補助事業、洪水・浸水対策としての和井川1号幹線整備事業などが予算計上されております。昨年は、本市におきましても、台風に伴う強風や豪雨、また地震の被害を受けており、防災は喫緊の課題でございますことから、市民の安全のため、これらの事業が着実に実施されるよう希望するものでございます。  次に、「信頼と協働で市民の声が届くまちづくり」につきましては、市庁舎整備事業でございますが、市役所庁舎は市のまちづくりの拠点、防災機能の拠点となるべき重要な建物でございます。新庁舎の建設に当たりましては、永守会長からご寄附をいただく市民会館とあわせて、市民にきめ細やかな配慮を行った施設となることを期待いたします。  そのほかにも、市民のための大切な事業が数多く盛り込まれた予算であり、これらの事業を円滑に進めていくために、公明党議員団といたしましては、本議案に賛成とさせていただきます。  最後になりましたが、この3月をもちまして退職をされる市職員の皆様方に、長年のご労苦、また、市民のために働いていただきましたことに感謝を申し上げる次第でございます。今後におきましては、大所高所から向日市民のため、また、向日市の発展のためにご助言をいただけたらと心からお願いを申し上げるところでございます。  以上をもちまして、公明党議員団といたしまして、本議案に対する賛成討論とさせていただきます。  ありがとうございました。(拍手) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  ここで議事の都合により、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 0時22分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)                    (午後 1時18分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。  一般会計の討論の続きを行います。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  20番、和島一行議員。 ○20番(和島一行議員)(登壇)  こんにちは。お昼の1番目で、とても目が開いていられない状況かと思いますが、ひとつよろしくお願いいたします。  私は、MUKOクラブの和島一行です。議案第1号ですね、平成31年度向日市一般会計予算に、賛成の立場より討論をさせていただきます。  私を議員にしていただいてから4年がたとうとしております。議員になった当初、平成27年の向日市一般会計の歳入が159億円でございました。わずか4年の間に37億円も歳入が増加していることに少し驚いております。それは、やはり北部開発や東向日の駅前のマンション、スーパー、市役所が進出し、にぎわいも戻り、税収がアップしたことは言うまでもありません。  まず、「人と暮らしに明るくやさしいまちづくり」では、保育環境整備に力をしっかりと入れていることが、これからまだまだ子どもの数が増加する向日市には必要でございます。これからの子どもたちにはしっかりと投資して、その子どもたちが将来、いい向日市につくり上げていってほしいと思います。公立・民間とそれぞれの役割、特色を生かして、子どもたちの育つ環境をよくすることが、親御さんにとって、働いていても安心できる環境を提供できるのではないかと、私はそう思います。  次に、民間保育、放課後児童健全育成事業補助事業に関しましては、近年、民間の学童保育が全国で広がりを見せております。学童保育にお世話になる児童さんは、帰りが遅い子たちもいまして、帰宅してから習い事に行く事が困難な児童さんもおります。特にひとり親家庭の子どもたちは、習い事に行けない環境下にあることは、私も30年間、教室をしていて把握できております。そして、留守家庭児童会の増築事業、これからますます児童数の増加が見込まれる第4向陽小学校の校舎増築にも予算がついたことには、児童そして親御さんは喜ばれているかと存じ上げます。  今年度の14主要事業のうち6事業が、子どもたちに直接かかわる事業なんですが、忘れてはいけないのが、昨年の大阪北部地震で、ブロック塀の下敷きになり亡くなった女子児童の事故のニュースを受けて、早急に対策をとり、そして、引き続き今年度の予算計上には評価をしたいと思います。まだまだ危険な箇所があると思います。しっかりと啓発して、少しでも危険要素を排除していただくことを要望します。これも子どもにかかわる大事なことです。  そして、安心といえば防犯カメラ整備事業ですが、これは、言うまでもなく犯罪の抑止につながる、事件・事故が発生しても捜査に協力でき、解決に早く結びつきます。ということで、これもしっかりと通学路と公園に重点的に設置してもらえるということなので、子どもたち、親御さんにとっても安心感を与える事業でございます。  あと、コミバスと浸水対策ですね、社会的弱者の方にも、しっかり予算をつけて、人にやさしいまちづくりの推進がなされていることで、安心が高まるのではないだろうかと思います。しかし、コミバスは走り出してから、まだまだどうなるかわかりません。しっかりと、随時検証しながら、高齢者、障がい者の方々の足の確保に努めていただきたいと思います。  一方で、ハード面での事業、社会インフラとしての道路整備に、しっかりと力を入れていることで、企業の誘致にも一役を買います。やはり道路整備を先行しなければ企業の誘致はできません。これからさま変わりする向日市には、道路整備が重要で不可欠であります。  今まで述べた事業の継続・発展には、安田市長に来期も当選していただいて、引き続き、さらなる市政発展に向けて寄与していただくことを要望して、平成31年度向日市一般会計予算には賛成とさせていただきます。  以上です。ありがとうございました。 ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  10番、村田光隆議員。 ○10番(村田光隆議員)(登壇)  村田光隆です。議案第1号平成31年度向日市一般会計予算について、賛成の立場から討論させていただきます。  平成31年度の一般会計予算額は196億7,000万円と、4年連続の増額となりました。市北部の人口増により税収増とはなりましたが、今後は人口減少が見込まれ、新たな財源確保に努めていかなければなりません。阪急洛西口駅周辺のホテルを含めた商業地開発、JR向日町駅東口開設、森本東部地区の大規模な企業誘致など、民間活力で本市を発展させる施策をこれからも進めていただきたいと思います。日本維新の会は大いに賛同いたします。  将来の人口減少により右肩下がりになる水道事業収入も、これらの大規模開発により収益が上がっていくことを期待しております。  子育て世代の増加により、30年度は最大で100名に達した待機児童も、小規模保育園の開設や、第2保育所から規模を拡大したもずめ保育所の開設などにより、待機児童が3月時点で26名と、着実に減少していることを評価したいと思います。そして、平成32年には、寺戸東田中瀬に100名規模の民間保育園開設が予定され、さらなる待機児童解消に向けた取り組みがなされています。本市ではじめてとなる民間の放課後児童クラブの開設に加え、公立の留守家庭児童会の増築による児童の受け入れを拡大する事業は、本市が子育て支援に力を入れている証左だと言えるでしょう。  防犯カメラ整備事業は、市内22カ所、31台が設置され、まだまだ足りていませんが、少しずつ増設されていることは評価したいと思います。自治会等、地域で設置する場合の補助金を交付する事業も始まり、さらなる設置に向けた努力をお願いしたいと思います。  次に、観光整備事業について、観光交流センターが建設されようとしていますが、つくっただけではなく、本市を訪れていただくお客様に、どのように結びつけていくのか、しっかりと計画を立てていただき、観光で潤うことができる運営を行っていただきたいと思います。飛鳥井議員も、総務文教常任委員会で言っておられましたが、増大する一方の社会保障費を賄っていくためにも、観光で収益を上げることはとても大事なことだと思います。私たち議会も協力していきたいと思います。  コミュニティバス事業は運賃も高く、利便性も未知数ではありますが、導入を望んでおられた市民お一人お一人が、自分たちのバスなのだと自覚を持って利用していただき、バス事業を支えていただきたいと思います。  最後に、昨年は、中央省庁の障がい者雇用の水増しが問題になりましたが、本市では不正がなかったことに安堵いたしております。12月定例会の一般質問において、障がいのある方が意欲と能力を発揮し、活躍できる場の拡大に取り組むため、計画的に採用試験を実施し、積極的に採用したいという方針を安田市長が打ち出されたことに感謝申し上げたいと思います。  以上、平成31年度向日市一般会計予算案に賛成いたします。 ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  9番、飛鳥井佳子議員。 ○9番(飛鳥井佳子議員)(登壇)  こんにちは。  ちょっと花粉症で、鼻声で申しわけありません。社会民主党の飛鳥井佳子でございます。2019年度向日市一般会計予算の賛成討論を行います。  一言で申しますと、向日市の未来が見える明るい予算であり、大賛成です。  まず、何と言っても、新庁舎整備事業のスタートに当たり、7億3,400万円を計上されたことで、市民会館と並んだ新庁舎の完成予想図はすばらしく、市民の皆様も今から心待ちに、わくわく、どきどき期待されているところです。キッズルームやレストランは特にうれしい、ビッグなニュースです。大牧地区西野、古城、向日台などの皆様は、特に高齢者の皆様方は大喜びで、あと3年は長生きしようと、今、体力アップに頑張っておられます。  市役所と市民会館がセットでできるのに、食事するところがなかったら、例えば和紙の芸術家の伊部京子先生が向日市で行う、世界中の芸術家が集まるイベントで一番困るのは食事だと、食事するところがないと困るというふうに、まあ何かやる人は、みんなね、食堂というのをまず一番に考えますよね。だから、来訪者がふえたり観光客がふえるために、他市のように市役所にレストランがあると、大繁盛しているというところは、皆さんもよくご承知だと思います。向日市がそんなことになるというのは、本当に私、想像もしていなくて、大変うれしかったです。本当に楽しみなことだと思います。他市に比べると、ちょっと地味で、あんまりパッとするものが少ない、競輪場と体育館ぐらいが誇れるものかなと、財政は厳しいなというこの市にとって、市民会館をご寄附くださった日本電産株式会社の永守重信様には、まさにこれは、本当に向日市にとっては救世主であり、心より感謝申し上げたいと思います。  もう一つうれしいことは、JR向日町駅前に観光交流センターが整備されることです。老舗の向日町駅前が、観光バスが停車できる1,690平米もの、市民や来訪者でにぎわう立派な観光拠点となり、地元商工会や農家の皆様に貢献できることは大きな喜びであります。将来的には、有名なスポーツ選手や競輪選手のグッズとか、JR西日本や東海と協力して、鉄道マニア向けのグッズとか、西向日周辺の文化財のメッカとつないで、向日市のよいところを存分に国内外に紹介し、発信し、やがてこれが税収アップとなり、先ほど村田議員さんもおっしゃってくださいましたように、これから向日市、入りをはかりまして、そして競輪場が黒字となってきたように、たくさんの収益を上げる事業を行うことによって、市民福祉の向上や公共料金の引き下げに資してほしいと願っております。  ご承知のように向日市は、一般会計の半分を民生費にかけてきた、福祉豊かなまちであります。今年度も、民生費は全体の47.3%となっており、昨年より4億円もアップしております。これから、ますます高齢者対策、老人福祉事業費がふえ続けますし、医療費の窓口負担の軽減や介護保険事業への繰出金が必要ですし、障がい者の生活や、また自立支援、また児童や母子福祉、保育所や子育て支援、生活保護費等々、市民の命と暮らしを守る大切な予算を守り抜かねばなりません。しかし、残念ながら財政調整基金はわずか3億円と、じり貧となっていく中、財政破綻を想定することをタブー視して、お気楽に何の手も打たない愚を冒すことは許されません。一般質問でオンブズマン制度の導入を訴えましたが、今こそ、市民が政治に参画し、英知を集め、積極的に入りをはかるまちおこしを全力で仕上げていかねばなりません。  幸い向日市は四つも駅のある利便性の高いまちですので、このJR向日町駅のみならず、今後の洛西口周辺の発展や、西向日駅周辺の歴史ある文化ゾーンの充実や、阪急東向日駅の連続立体交差化事業など、もっともっと人口がふえて収益の上がる政策へとしっかり改革し、政策をスピーディに実行して、これまでの保守的な村型政治と決別していかねばなりません。まち全体を見ず、小さな区制度の枠から出られない限り、この市の経営難は続くばかりと思います。  例えば、北部の人口がふえる第4向陽小学校あたりは、隣まちの京都市の高額所得者の方々との保育料を比較いたしますと、向日市のほうが3万円も安いと、そういうことを知っていながら、それゆえこれからもどんどん待機児童がふえるという心配があるのは当然だとわかりながら、保育料の値上げに反対される方もいらっしゃいますが、高額所得者の方々へほんのわずかの値上げ、今までの向日市のままでよいという考え方ではなく、財政赤字が膨らむこのまちを行き詰まらせてはなりません。払える方、お金持ちの方々に払っていただいて、市全体の会計を守るというのが当たり前の行政だと私は思います。  その上、言うに事欠いて、第4向陽小学校から老人センター琴の橋が出て行けばいいなどという方は、何という高齢者虐待でしょうか。ですから、琴の橋も第4向陽小学校も守るため、第4向陽小学校の増築事業に2億2,031万4,000円を計上されたご努力に心から敬意と感謝を申し上げます。  また、待機児童解消のため、100人定員の民間保育所がJR向日町駅と阪急東向日駅の中間地点の便利のよいところに建設されることは大変ありがたいことです。ほかにも、あひるが丘子ども園の5人増加、向日町ひまわり保育園の12人増、こより保育園東向日の12人、また、もずめ保育園の150人の定員数増も心強いことです。また、働く女性支援のためにもうれしい民間放課後児童健全育成事業費のもずめクラブの補助や、第2・第4留守家庭児童会増築事業など、「子育てするなら向日市で」の伝統が脈々と受け継がれていると存じます。  そして、長年の市民ニーズであったコミュニティバスや中学校給食にもしっかり対応してくださいました。長年の夢を短期間で実現するため、この公約を果たすために全力を傾注されたことにも高く評価いたします。向日市議会には、市民が選んだ市長の公約実現について、応援しようとする議員と、何が何でも、それが自分たちの公約であったとしても反対する議員の2種類があるかと思います。政治的立場でしょうか。  例えば、中学校給食について、3・4階に運ぶのがつらいからリフトをつけてあげよう、無料にせよと、どんどん要求をつり上げ、できたことだけ、その上前をはねて、私たち議員が頑張ったからだと自慢する方の厚顔無恥には、いいかげん辟易いたします。  また、何度も何度も地域公共交通会議を、市民代表や交通関係者の皆さん、高齢者・障がい者の団体の代表の皆さんたちと繰り返し考え抜いて、赤字は十分覚悟しつつも、実行していこうと頑張ってくださるご努力がようやく実るというこのときに、一度も傍聴にも来られず、老人福祉センターのバスを使っといたらどうやという議員にはあきれて物が言えません。また、傍聴していたくせに、その結果について悪口を言いまくる、そういう議員の方もいらっしゃいます。何のために傍聴されてきたのでしょうか。予算のチェックは、必要な議会の仕事ではありますが、うわさや風評でもってしゃべってはならないと議会必携に書いてあるのに、委員会でも、憶測で行政を傷つける発言をする方、その著しく議員の資質に欠けている方も私は大変残念に思っております。  こういう議会に苦言や悪口を繰り返し言われ、数々の誹謗中傷に耐えておられる市長をはじめ市職員の頑張ってくださった皆さんに、本当に失礼で申しわけない限りだと思います。他市の議員にお伺いしますと、向日市のように市議一人一人に懇切丁寧に各担当部長、担当課の方々が、予算・決算のたびに時間を割いて説明をしてくださる、常任委員会で同じ質問をされてもきちんと答えておられることがうらやましいと言われます。これだけしっかりと議会とスクラムを組んで、よいまちにしていこうと、ふるさと向日市創生計画を一日も早く達成しようという意気込みが大変ありがたいです。  これまでの市長さん方も、歴史と文化の香り高い文化都市とか、笑顔輝く健康都市を目指し、地道な歩みを続け、今日の向日市を築いてくださいました。安田市政も、大きなことから小さなことまで、市民の日々の暮らしの安全・安心のために、苦しい会計の中から、例えば危険ブロック塀の撤去への補助金や、防犯カメラや、浸水対策、下水道事業など、市民ニーズに即して、実にタイムリーで、よい対応であると思います。  一つ要望させていただきたいことは、戦後、文部省から禁止をされていた歌を、このごろあちこちで復活させてきておりますが、卒業式で「蛍の光」とか「仰げば尊し」を歌わないで、歌わせないでほしいということです。  先日の西ノ岡中学校では、すばらしい「流れゆく雲を見つめて」や「旅立ちの日に」とか、ブラスバンドの「ハナミズキ」はすばらしい演奏でございました。「蛍の光」は、実はスコットランド民謡を、駄じゃれを入れて戦争賛美に使ったという歌でございまして、1番は「蛍の光、窓の雪、書読む月日重ねつつ、いつしか年もすぎの戸を、開けてぞ今朝は別れ行く」2番「止まるも行くも限りとて、互に思ふ千万の、心の端を一言に、幸くと許り歌うなり」3番「筑紫の極み、陸の奥、海山遠く隔つとも、その真心は隔てなく、一つに尽くせ国の為」4番「千島の奥も沖縄も、八洲の内の護りなり、至らん国に勲しく、努めよ我が背、恙無く」という、沖縄を犠牲にし、子どもたちの命を奪った学徒動員の恥ずべき戦争賛歌でありまして、大人のいいかげんさがにじんでおります。  戦後、文部省や教員たちは、愛する教え子を戦地に送ったことを反省し、この歌を禁止しました。そして、「故郷」を国歌にしたいと努力をされたものでございます。核や原発で広島、長崎、福島を体験して、まだわからない不勉強な大人であってはなりません。今また、何の反省もなく、あの立身出世こそ全ての「仰げば尊し」の教育勅語の歌が、若い女性グループを使って、ニューバージョンで軽快に仕上げて、歌い踊るような曲が出ておりますけれども、さすがにダサいのでヒットしませんでしたけれども、しかし、パチンコ屋さんとか、ちまたの愛国教育者の間とか、戦争を懐かしむ方々などの中ではヒットしているかもしれません。  戦争は忘れたころにやってきますので、私は、向日市内で毎月、8月15日、敗戦記念日にちなんで15日に、市民の皆さんと平和行進をしておりますが、その中で必ず言うシュプレヒコールは「恋人の手を離すな」であります。鹿児島、知覧の特攻隊平和会館をご存じでしょうか。恋人が死出の出撃に、日の丸の特攻機に乗せられて飛んでいくのを泣きながら追いかけて、走っていったもんぺ姿の女性は、その後、自殺されたと聞きました。その兵士の残された遺書は、涙なくしては読めません。  その当時、ベトナム戦争の少し前のころには、あの西岡たかしさんが「まぼろしのつばさと共に」という歌でこれをあらわしておられましたけれども、「今でもぼくは思い出すのさ、あの頃の事、あの日の人、ぼくと同じ学生だった、国のためにと死んでいった。君は若くたくましく、短い命だったが、まぼろしのつばさと共に、炎の中に消えてしまった。君が死んだ次の夜に、かなしい涙であの女は死んだ。もういやだこんな世界は、もう二度と見たくない。」という歌が大ヒットいたしましたけども、知覧には、やさしい、子犬を抱く17歳の少年の荒木伍長さんとその仲間たちの写真を見るだけで、まだまだ、なぜ子どもなのに、「靖国で会おう、天皇陛下、万歳」と言わせて殺してしまったのかなと大変悔しい思いがいたしております。  大石伍長の遺書にはこうあります。 「なつかしい静ちやん!  おわかれの時がきました。兄ちやんはいよいよ出撃します。この手紙が届くころは、沖なはの海に散つてゐます。思ひがけない父、母の死で、幼い静ちやんを一人のこしていくのは、とてもかなしいのですが、ゆるしてください。  兄ちやんのかたみとして静ちやんの名であずけてゐたうびん通帳とハンコ、これは静ちやんが女学校に上がるときにつかって下さい。時計と軍刀も送ります。これも木下のおぢさんにたのんで、売ってお金にかへなさい。兄ちやんの形見などより、これからの静ちやんの人生のはうが大じなのです。  もうプロペラがまはつてゐます。さあ、出げきです。では兄ちやんは征きます。泣くな静ちやん。がんばれ!」と書いてありました。  また、穴澤利夫大尉は、婚約者への遺言として、 「今は徒に過去に於ける長い交際のあとをたどり度くない。」 「散って行く男子として、女性であるあなたに少し言って征き度い。」
    「あなたの幸せを希ふ以外に何物もない」 「あなたは過去に生きるのではない」 「勇気を持って、過去を忘れ、将来に新活面を見出すこと」 「あなたは、今後の一時一時の現実の中に生きるのだ。穴澤は現実の世界には、もう存在しない」 「今更何を言ふか、と自分でも考へるが、ちょっぴり慾を言って見たい。 一、読み度い本 「万葉」「句集」「故郷」 二、観たい画 ラファエル「聖母子像」 三、智恵子 会ひ度い、話し度い、無性に。」と書いてありました。  戦争は忘れたころにやってきます。私たち戦後に生きる者は、決して彼らのことを忘れてはならないと、私は常々思っています。平和憲法の命を守り抜くことこそ人の道であることを、市教委の方々には、ぜひ、いつも思っていただいていたらうれしいなと思います。  ところで、一つおわびしたいことは、議会費がかかっていること、この使い過ぎについてであります。また、本日の議会は天野委員長さんや松本さんの声は実にはっきり聞こえておりました。先日の委員会のマイクにかけた多額の支出について、私は問題だと今も思っております。以前、春田満夫議員さんが議長さんの折に私が副議長を務めさせていただいたことがあり、議長会の会議や視察でのぜいたくな支出には驚きました。当時、私たちは、2日目が愛知万博への視察ということで抗議し、議長はご辞退され、私も、1日目の学習のみでホテル代がもったいないので、2日目は宿泊せず、日帰りにしたことがあります。もちろん、委員会の視察や政務活動費についても費用削減は可能だと思います。  以前、村山富一首相が、イタリアのナポリのサミットで食あたりになったときに、きっと高価なお食事に庶民的な村山さんの胃腸がびっくりしたのかなと思いますが、そのときに俳句を詠んだら京都新聞に掲載されて、うれしかったです。「貧乏な首相、ナポリで食あたり」、この食あたりは夏の季語ですけれども、税金の無駄遣いをしない村山総理は、歴代首相の中で唯一、大金の機密費、機密手当に手をつけなかった方であります。  この前、私1人が反対した高額の、300万円近いマイクを議会からの要求で買っていただいたわけですが、これをインターネット配信で聞きますと、以前のワイヤレスマイクのほうがよく聞こえておりまして、今回の総務文教常任委員会でも、午前中、マイクなしでしゃべりましたほうが、午後から、この卓上マイクを使った声よりよく聞こえておりました。何かお風呂でしゃべっているような感じでわかりにくく、紙をめくるペラペラ音とか、せきの音などが大きく入り、市長をはじめ理事者や職員の皆様には本当に申しわけないことと存じます。我々向日市議会は、予算・決算議会もなく、出席日数も他市より少ないのに多額の予算がかかり過ぎていますので、ペナルティーとして、今後、6月議会に向けて、定数削減への取り組みを行い、少しでも議会費を減らすべきであると存じます。  さて、この4年間、すぐれた行政運営をしてこられた安田市長におかれましては、今後の向日市を見通せる明るい予算をご提示いただいておりますが、しかし、その姿が全て完成し、でき上がるには、残念ながらあと二、三年はかかると思います。ですが、この未来設計図を現実のものとして、市民に確実にお届けできるのは安田市長お一人でございますので、社民党は全力で、来るべき2期目の安田市政を応援させていただきたく、その決意を申し添え、また、このまちづくりのかなめ、都市計画などであらゆることに全力でご活躍をされました、今回、退職される大野様や市職員の皆々様に、心からのエールと感謝を送りつつ、賛成討論とさせていただきます。  ありがとうございます。 ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第1号について、原案どおり決することに賛成の方は、起立願います。      (賛 成 者 起 立) ○(永井照人議長)  起立多数であります。  よって、議案第1号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第14、議案第2号平成31年度向日市国民健康保険事業特別会計予算を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第2号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、平成31年度の納付金や返還する内容など詳細について質疑があり、平成31年度国民健康保険事業費は15億5,347万7,087円であり、平成29年度に概算交付された前期高齢者交付金の精算返還金2億1,000万円のうち1億9,000万円を一般会計からの法定外繰り入れとしているとの答弁がありました。  一委員より、前期高齢者交付金が2年後に返還することになることが予測できなかったのかとの質疑があり、交付金の見込みは25年度から27年度の医療費の伸びをもとに概算交付額が決定されるが、前期高齢者の被保険者数が減少に転じているため、返還になるとは見込んでいた。しかし、返還額まではわからなかったとの答弁がありました。  一委員より、構造的に国保料が今後上昇していくことへの対策について質疑があり、国も都道府県単位での平準化を目指している。京都府は、1人当たり医療費は全国で真ん中よりやや上であり、京都乙訓医療圏は医師が非常に多い地域であるとの答弁がありました。  一委員より、長い間、値上げをしなかったため基金が枯渇している。それをするためには値上げをするしかないのかとの質疑があり、今後、基金が必要な可能性はゼロではない。基金は必要であると考える。交付金を確保したり、予算執行残高を残して基金として利用する形で財源の確保に努めたいとの答弁がありました。  一委員より、薬の不正な処方について調べることはできないかとの質疑があり、保険診療ならレセプトでチェックすることができるが、後期高齢者医療であれば京都府の広域連合で管理されている。レセプトで通っているということは、処方期間等の必要な基準はクリアされていると考えられる。国全体でも考えていくべき問題であるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、議論の中で広域化の弊害が出てきたことがわかった。今回、1億9,000万円の法定外繰り入れをされているが、当然であると思う。今後も広域化の課題を考えていきたいし、一般会計の繰り入れもしてほしいので、反対であるとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により委員長採決を行い、議案第2号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  5番、北林重男議員。(拍手) ○5番(北林重男議員)  私は、日本共産党議員団の北林重男です。ただいま上程されました議案第2号平成31年度向日市国民健康保険事業特別会計予算について、議員団を代表して、反対討論を行います。  国民健康保険法の第1条は、「この法律は、国民健康保険事業の健全な運営を確保し、もつて社会保障及び国民保健の向上に寄与することを目的とする。」と明記しています。国保法は、国民皆保険を実現するため、国保が加入者の助け合い制度から社会保障制度へと大きく見直されました。自治体国保の加入世帯の8割近くは高齢者などの無職世帯と、非正規労働者などの被用者世帯となっている現状から、加入世帯の所得水準は低くなっています。加入世帯のうち、所得のない世帯は28.4%(2016年度)でございます。所得のある世帯のうち100万円未満が28.7%、両者を合わせると、加入世帯の半数を占めています。  厚労省自身、保険料負担の重さを自治体国保の構造的な問題と指摘しています。構造的な問題を解決するためには、国保制度をつくった国が責任を持って積極的な財政支出をしなければならないことは明白であります。しかし国は、社会保障費削減路線を旗印に、自治体国保へは3,400億円しか追加支出せず、全国知事会が求めている1兆円の追加支出の3分の1です。これでは協会けんぽ並みの保険料をと願う国保加入者の思いに応えることにはなりません。  反対理由の第1は、保険料値上げを前提とした予算であるからです。「国民健康保険料を引き上げないでください」という市民の願いに背を向け、保険料を3年連続で値上げを強行しました。そのことが大きく反映し、京都府への納付金と納付率は1人当たり府内で第2位となりました。日本共産党議員団が反対してきた国保運営の都道府県化は百害あって一利なしと指摘したことが、早くも露呈しました。市自身の見通しの甘さも明確になりました。被保険者の暮らしを守るよりも、赤字解消を優先するという逆立ちした市政に対して、国保加入者をはじめ市民から厳しい批判が続出しております。国保料のこれ以上の値上げは絶対に認めることはできません。国保料の引き下げを真剣に検討し、実践すべきです。国や京都府言いなりの国保行政を抜本的に改めることが重要ではないでしょうか。  反対理由の第2は、国民健康保険が社会保障制度の根幹をなすという認識が欠落していることです。いまだに加入者の助け合いによって成り立つ制度だとか、時代おくれな認識を持ち、「国保世帯数は全世帯数の4分の1であり、一般会計からの法定外繰り入れは市民から理解を得られない」などと言い続けています。社会保障制度であることを認識していれば、国に対して、大幅な財政支出を積極的に求めることこそ最重要課題ではないでしょうか。国保加入者に高過ぎる保険料を押しつけることは本末転倒であり、市民の生存権を保障するという市の責務を投げ捨てることであります。  反対理由の第3は、誰もが安心して医療を受ける権利を侵害し、診療抑制と治療中断につながる資格証明書の発行を肯定し、短期保険証を発行し続けていることであります。そして、保険料滞納者への回収業務を取り立て機構化している京都地方税機構に移管することも肯定していることであります。  反対理由の第4は、国保にしかない均等割、平等割(世帯割)という保険料算定を是正する意思が見られないことであります。全国知事会などからも、「均等割」見直しの要求が出されています。制度の矛盾や格差解消を図るため、子どもにかかる均等割の免除を実施している自治体が続々と出てきています。  以上の理由を述べまして、本議案に対する私の反対討論とさせていただきます。(拍手) ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第2号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第2号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第15、議案第3号平成31年度向日市後期高齢者医療特別会計予算を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第3号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、後期高齢者医療納付金の詳細について質疑があり、計算方法は、後期高齢者医療保険と国民健康保険とは違う。府内均一保険料であり、1月中旬に決まるとの答弁がありました。  一委員より、この制度は75歳以上の健康保険料の軽減のために若い世代で支え合う制度だと理解していたが、今回、同一世帯で後期高齢者医療と国民健康保険の家族ができたことで、世帯として払う保険料が高くなってしまったがとの質疑があり、この制度は平成20年度に創設され、高齢者の医療を現役世代も支え合い、ほとんどの人が1割負担で医療を受けられるようになっている制度であるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、後期高齢者保険は、75歳以上になれば1人ずつの保険料になり、1割負担でない人もふえているし、保険料はずっと上がっている。この制度は廃止せよと思っているので反対であるとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により委員長採決を行い、議案第3号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第3号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第3号は、原案どおり可決いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ○(永井照人議長)  日程第16、議案第4号平成31年度向日市介護保険事業特別会計予算を議題といたします。  本案は、厚生常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。長尾厚生常任委員長。 ○(長尾美矢子厚生常任委員長)(登壇)  議案第4号につきまして、その審査経過と結果についてご報告いたします。  主な質疑の概要として、一委員より、デイサービスが遠方になっている方がいるが、どうしてかとの質疑があり、近い地域のデイサービスがいっぱいということではないと思う。ケアマネジャーさんがご本人の希望を聞いてケアプランを作成し、決めているとの答弁がありました。  一委員より、男性の方が奥さんの介護をしていると、外にだんだん出なくなる傾向があるが、対策について質疑があり、そういう人たちとどうつながっていけるかが課題であり、ご本人やご家族が市役所や地域包括センターにご相談をしていただければと思うとの答弁がありました。  一委員より、任意事業費が大幅に減になっているが、減った事業はあるのかとの質疑があり、介護者支援金がこの部分から減になっているが、会計監査院の指摘により、この事業は介護保険会計から一般会計に移したとの答弁がありました。  一委員より、成年後見人の状況について質疑があり、今年度、成年後見を市長申し立てにより新規で利用されている方が1人いらっしゃるとの答弁がありました。  採決の前に、一委員より、介護保険については、お金次第で介護を受けられないと感じていて、介護の相談も多いと聞いている。今後も、お金の厳しい人に減免など、もっと対策をしてほしいので賛成できないとの意見がありました。  採決の結果、可否同数となりました。  よって、向日市議会委員会条例第13条第1項の規定により委員長採決を行い、議案第4号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  2番、常盤ゆかり議員。(拍手) ○2番(常盤ゆかり議員)(登壇)  私は、日本共産党議員団の常盤ゆかりでございます。議案となっております平成31年度向日市介護保険事業特別会計予算について、党議員団を代表して反対討論をいたします。  第7期介護保険事業計画の改定で、市民の負担はさらにふえました。利用料の3割負担、年収383万円以上のこの導入、福祉用具のレンタル制導入による毎年の上限価格の設定、介護保険と障がい者福祉の事業所による共生型サービスの創設などがはじまりました。40歳から64歳の2号保険者も、65歳以上の1号保険者も、上がり続ける介護保険料の中、負担増を強いられ、第6期基準額が5,177円であったのが、今回の改定では5,471円と大幅値上げとなりました。改定されるたびに市民の負担を強いるものとなっており、この値上げは許されないものです。  第7期の始まった18年度、介護報酬は全体でプラス0.54%改定とされていましたが、このプラス分は多くが加算報酬で、基本報酬ではマイナス0.5%です。医療対応やリハビリに重点的に配分する一方、生活を支える介護サービスには冷たい報酬になっています。特養・訪問介護での看取りや、夜間・早朝の医師の体制の強化、ケアマネの退院支援を評価するなど、医療から介護へ、病院、施設から在宅への流れを一層強めるものになっております。  介護保険からの「卒業」を目指す「自立支援」の取り組みが強められています。本人の意思を無視した「自立」押しつけはやめること、また、利用者の居場所であり、介護者家族にとって介護の負担軽減でもあるデイサービスの役割を評価し、安定した事業所運営ができる報酬となるよう、強く求めたいと思います。  総合事業は17年4月から実施され、要支援者が利用する訪問・通所介護は保険給付ではなく、市町村事業の対象となりました。現行サービスのほか、無資格者による基準緩和型、ボランティアによる支援などを自治体の裁量で実施しますが、事業所への報酬引き下げが大きな問題になっている総合事業を担うこの事業者は、事務作業の手間がかかるのに、保険給付より報酬が低く、割に合わないなどとして、撤退する動きが広がっています。人手不足で、事業者・事業所を確保できず、今、全国の自治体では、運営難に直面しています。  厚生労働省は、要支援者が必要なサービスを利用できているのか、安定的な経営と担い手の処遇が保障される報酬が支払われているのか、実態をつかんで抜本的見直しを行うべきであることを、国に対しても強く求めていただきたいと思います。  要支援1・2の訪問、通所介護の保険給付外しや、特別養護老人ホーム入所を、原則要介護3以上に限定するなど、現在の介護保険制度では希望する介護を受けることができません。老々介護や、認知症の方が家族の介護をする、また、介護者による虐待など深刻な状況は広がっています。お金の切れ目がサービスの切れ目とならないよう、安心して老いることができ、人間らしく暮らせる地域社会へ、早急な基盤整備を進めていただくことを強く要望して、本議案に対する私の反対討論とさせていただきます。(拍手) ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第4号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第4号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第17、議案第5号平成31年度向日市下水道事業特別会計予算を議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第5号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、いろは呑龍トンネルと和井川1号幹線の接続管の場所についての質疑があり、上植野浄水場の敷地内と前面道路の一部に立坑が掘られ、接続されるとの答弁がありました。  関連して、一委員より、和井川1号幹線工事の進行方向について質疑があり、上植野浄水場から進み、府営住宅側に進んでいくとの答弁がありました。  関連して、一委員より、和井川から水があふれた際の取り込み方法について質疑があり、府営住宅付近の和井川が西から北へ曲がる箇所で取り込むことを考えているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、和井川1号幹線工事を市民が見ることは可能かとの質疑があり、地下であり、上植野浄水場でも難しいとの答弁がありました。  関連して、一委員より、京都府の接続管工事の状況について質疑があり、業者は決定しており、立坑工事を行っている。推進工事についても業者が決定しているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、和井川1号幹線の供用開始時期について質疑があり、平成32年度末を予定しているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、和井川1号幹線工事箇所の地質について質疑があり、十分強固な地盤であるとの調査結果が出ているとの答弁がありました。  関連して、一委員より、外環状線より南側の小井川地域への影響について質疑があり、長岡京市が整備計画を定めており、協議しているところであるとの答弁がありました。  一委員より、雨水貯留施設助成による設置状況と助成制度のPR方法について質疑があり、平成28年度からはじめた事業であり、累計で60基設置されている。本年度単位で40基を目標にしている。PRについては、向日市まつりで実物を見ていただいているとの答弁がありました。  その他、前子川の整備、地下道本管テレビカメラ調査に関することなど、活発な質疑がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第5号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、お願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第5号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第5号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第18、議案第6号平成31年度大字寺戸財産特別会計予算を議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  議案第6号について、その審査経過と結果について報告をいたします。  一委員より、事業計画についての質疑があり、予算参考資料に示しており、毎年、定期的、計画的に執行しているとの答弁がありました。  他に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第6号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第6号は、原案どおり可決いたしました。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
    ○(永井照人議長)  日程第19、議案第7号平成31年度物集女財産区特別会計予算を議題といたします。  本案は、総務文教常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。天野総務文教常任委員長。 ○(天野俊宏総務文教常任委員長)(登壇)  議案第7号について、その審査経過と結果について報告をいたします。  特に質疑なく、採決の結果、挙手全員により、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いをいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第7号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第7号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第20、議案第8号平成31年度向日市水道事業会計予算を議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第8号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、水質検査の頻度、検査結果の公表について質疑があり、水質検査については、市内8カ所で毎日検査、月1回、水質基準51項目内の検査を行っており、ホームページで年度別に公表しているとの答弁がありました。  一委員より、平成30年度損益計算書、平成31年度キャッシュフロー計算書に計上されている当年度純利益に対する見解について質疑があり、水道の耐震化を進めていくため、計上している利益は必要であるとの答弁がありました。  一委員より、府営水道の割合がふえている理由について質疑があり、浄水場の耐震化工事により、一時的に自己水がつくれないためであるとの答弁がありました。  一委員より、取水井戸の水位の計測方法及び、以前と比較した水位の状況について質疑があり、浄水場で管理するには動水位が重要である。水位の状況については、横ばい状態であるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手多数により、議案第8号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  まず、反対討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  1番、松山幸次議員。(拍手) ○1番(松山幸次議員)(登壇)  私は、日本共産党議員団の松山幸次です。ただいま上程議題となりました議案第8号平成31年度向日市水道事業会計予算について、反対討論をいたします。  まず、はじめに、新年度水道事業会計予算の内容を見ますと、1、給水件数が60件ふえ1万9,460件に、2、年間総給水料が8万9,000トンふえ574万6,000トンに、3、1日平均給水料量が200トンふえ1万5,7000トンに、4、水道料金が800万円ふえ11億8,400万円に、5、受託工事収益が930万円減り、2,400万円になど、事業収益は911万円減の14億1,086万円となり、同じく新年度の事業費用では、1、京都府に支払う府営水道受水費が今年度より470万円ふえ3億9,582万円に、2、受託工事費が661万円減の3,517万円に、3、検針、窓口収納、開閉栓業務などの委託料が509万円減となり、総係費が全体として1,681万円減の1億1,200万円に、4、減価償却費が2,315万円増の3億082万円に、消費税が500万円ふえ1,500万円になど、事業費用は420万円増の12億6,591万円となります。すなわち、水道料金収入の33.4%が府営水道料金として京都府に支払わねばならないことになります。そして、平成30年度末の予定損益計算書では、1億5,239万円の当年度純利益が示されており、資本的収支において、物集女西浄水場更新工事や、基幹管路更新工事など、水道事業の耐震化が一層進められたことも大きな特徴となっています。  そこで、次の点で反対意見を述べたいと思います。  反対理由の第1は、向日市の水道料金が極めて高いということであります。昨年12月7日、京都新聞に報道されましたが、京都府が進める市町村に促す水道事業の広域化、広域連携計画では、市町村ごとに異なる水道料金の取り扱いが大きな課題になりそうだといたしまして、京都府が水道法改定を受け、水道事業について府内3圏域、向日市は京都市以南の8市7町1村、いわゆる南部の圏域に入っていますけれども、この圏域として連携・統合を進めようとしている、このように報道されております。水道料金の南部8市7町1村の比較では、8市中、向日市が最も高く、月20トン、13ミリ口径、家庭系では3,348円、一番安い城陽市の2,197円の1.52倍であります。  一般質問でも紹介いたしましたように、新しい民主市政をつくる市民の会(略称市民の会)のアンケートでは、2,121通寄せられたうち、高い水道料金の引き下げを求めておられる方が73.1%で、極めて大きな要望事項になっています。したがって、私は、高過ぎる水道料金値下げを強く求めるものであります。  市長は、今議会の私の一般質問に、「府営水道料金が値下げされることになりました場合には、本市も水道料金を値下げすべきであると考えております」とこのように答えられましたが、市民の皆さんの強い願いに応えるためにも、速やかな水道料金の値下げを、値下げ実施を強く求めるものであります。  反対理由の第2は、府営水道受水量を減らすべきであるということであります。皆さんもよくご承知のように、地下水100%の向日市水道に府営水道が導入されましたのは19年前の2000年(平成12年)10月で、契約水量、基本水量は1日1万2,700トンに対し、受水量は1日5,690ないし5,900トンでした。府営水が5,900トンしか来ていないのに、1万2,700トン分の料金を約20年間払い続けてまいりました。そして、府営水導入が原因で、次の年に向日市の水道料金が25%大幅値上げされ、今日の向日市水道料金が高い最大の原因になっています。そして、平成30年度の1日平均給水量は1万5,500トンとされています。  向日市水道ビジョン(平成23年10月)、この向日市水道ビジョンでは、安全揚水量1日1万5,500トン、向日市域全体における地下水位の低下などを引き起こすことのない地下水くみ上げ量、これは平成元年の向日市水資源対策審議会において明らかにされ、算定されておりますが、現在の深井戸の揚水量の問題はありますけれども、地下水100%給水が可能な水道の給水量になっています。長岡京市では、長らく水資源開発基金がつくられ、地下水くみ上げ協力金を企業に対して徴収し、地下水くみ上げを規制しておられましたが、向日市においても、地下水保全条例に基づいて、この地下水保全を明確にした水道行政確立へ一層踏み出すべきであるとこのように考え、今こそ府営水を大幅に減らし、空料金をなくすべきであるとこのように考えております。  新年度予算では、府営水道受水費が平成30年度よりさらに470万円ふえ、3億9,582万円となり、この額は31年度水道料金収入11億8,400万円の33.4%にもなり、水道会計を圧迫しています。そして、支払いが義務づけられている府営水の基本水量(建設負担水量)日量1万2,700トンに対し、京都府の意向を受けて、府営水受水量は、日量、今7,652なトンへとふえ続けています。いわゆる空料金として日量5,048万トン、受水量の40%、この分も支払いが義務づけられています。府営水建設負担水量の抜本的見直しは急務であると考えます。  反対理由の第3は、安倍内閣と与党(自民党・公明党)などによる府営水道法改定が強行され、京都府において既に京都水道グランドデザインが策定され、向日市は、最前も紹介しましたように南部圏域とされ、広域化、広域連携が進められようとしています。市長は私の一般質問に、「今後、(仮称)広域連携等推進協議会が設置されることから、会議の動向を見定めてまいりたく存じます」と答えられましたが、私たちは、市民の皆さんとともに、水道の民営化、広域化を許さず、地下水と水道事業を守るため活動するものであります。  討論の最後に、市民として生きるという基本的人権を大切にするという観点から、生活に困っておられる水道料金滞納者に対し、向日市として、水道の給水停止を行わない、このことを徹底していただきたいし、そして、徹底した納付相談などにより、より一層の市民の暮らしに寄り添った水道行政をぜひお願いしたいということを最後に強くお願いをいたしまして、水道会計予算の反対討論といたします。  以上です。(拍手) ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第8号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第8号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第21、議案第19号市道路線の認定及び廃止についてを議題といたします。  本案は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第19号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、新たに認定される道路の一部について、京都市域に含まれるとの報告があり、京都市会の議決を確認しているかとの質疑があり、平成30年5月に、京都市会の承諾をいただいているとの答弁がありました。  一委員より、日本電産の工場予定地内の市道について質疑があり、不要となる路線は廃止し、築造される道路を新たに認定するものであるとの答弁がありました。  一委員より、市道第6124号線のつきあたりでごみ収集車が進入可能かとの質疑があり、可能であるとの答弁がありました。  採決の結果、挙手全員により、議案第19号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第19号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第19号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第22、議案第21号向日市新庁舎整備事業請負契約の締結についてを議題といたします。  提出者の説明を求めます。安田市長。 ○(安田 守市長)(登壇)  議案第21号向日市新庁舎整備事業請負契約の締結について、ご説明を申し上げます。
     本案は、向日市新庁舎整備事業請負契約の締結をしようとするものであり、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるものであります。  本件につきましては、去る2月25日に入札を行い、3月8日の事業者選考委員会において落札者の決定を行ったものでございます。その結果、三井住友建設株式会社京都営業所と、金額19億9,800万円で契約するものであります。  具体的な業務内容につきましては、議案の参考欄に記載させていただいているとおりであり、工事の完了予定は、新庁舎建設を平成32年10月31日、その他外構や解体撤去等を平成33年6月30日といたしております。  よろしくご審議賜りますようお願いを申し上げます。 ○(永井照人議長)  ただいま提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  よって、議案第21号は、建設環境常任委員会に付託したいと思います。  この際、お諮りいたします。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議時間は、延長することに決定いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  これから建設環境常任委員会を開催いたしますので、暫時休憩いたします。             (休         憩)    (午後 2時39分) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)                    (午後 3時59分)  定刻であります。  ただいまの出席議員数は定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。  よって、休憩前に引き続き会議を開きます。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第22の議事を継続いたします。  議案第21号は、建設環境常任委員会に付託しておりましたので、その審査結果報告を求めます。丹野建設環境常任委員長。 ○(丹野直次建設環境常任委員長)(登壇)  議案第21号についての審査経過と結果をご報告いたします。  主な質疑の概要といたしまして、一委員より、向日市新庁舎整備事業者選考委員会を構成した理由について質疑があり、技術的提案と金額を総合的に判断していく落札者を決定するためであるとの答弁がありました。  一委員より、市内企業への発注について質疑があり、技術審査にかかる提案書のとおりであるが、三井住友建設が市内企業とのつき合いがないため、躯体工事等金額の高いものは未定となっており、今後、協議していくとの答弁がありました。  一委員より、市民会館の建設と同じ業者でやるのかとの質疑があり、永守様の関連会社が発注されるもので、業者が決定したとは聞いていないとの答弁がありました。  一委員より、新庁舎整備事業にかかわる市の担当体制について質疑があり、庁内一丸となって必要な体制は組んでいきたいとの答弁がありました。  その他、業者任せにせず、市民の声を業者にもしっかり伝え、建設段階から密に調整していきたいとの要望がありました。  その他、若干の質疑があり、採決の結果、挙手全員により、議案第21号については、原案どおり可決すべきものと決しました。  なおよく、本会議におきましてご審議いただきますよう、よろしくお願いいたします。 ○(永井照人議長)  ただいま委員長報告が終わりましたので、委員長報告に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を行います。  はじめに、反対討論を求めます。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  次に、賛成討論を求めます。      (「議長」と言う者あり) ○(永井照人議長)  17番、天野俊宏議員。(拍手) ○17番(天野俊宏議員)(登壇)  新政クラブの天野俊宏でございます。  ただいま上程議題となりました議案第21号向日市新庁舎整備事業請負契約について、新政クラブを代表いたしまして、賛成の立場から討論させていただきます。  平成28年の熊本地震をはじめ、記憶に新しい昨年の大阪北部地震、北海道胆振東部地震など、多くの地震が頻繁に発生している状況で、本市の本庁舎や市民会館については、ともに耐震基準を満たしておらず、喫緊の課題であり、災害対策本部を有する市役所本館においては、一日も早く建て替えなりの整備が求められているところであります。また、休館していた市民会館については、市民の文化交流の拠点機能の回復が早期に望まれているところでありました。しかし、この市民会館については、永守重信氏からご寄附いただけるということになり、新庁舎とともに建て替えのめどもついていたものと理解しております。  さて、本議案であります新庁舎整備事業については、これまで、新庁舎等建設特別委員会にて説明いただいているとおり、施工者のノウハウを活用し、事業期間の短縮やコストの縮減が期待でき、実施設計と工事施工を同じ建設業者が行う性能発注方式にて入札を実施されました。残念ながら、本入札については参加者が1社のみではありましたが、落札者の提案等から評価できる点を述べさせていただきます。  まず、意思決定を共有するPM(プロジェクト・マネジメント)チームを組織し、積極的なコスト縮減に努めようとする姿勢であります。高い品質や性能を確保しながら、できる限りのコスト縮減に取り組んでいただくということは高い評価をするものであります。  また、官公庁庁舎の工事実績のある技術者を擁した体制での業務遂行が予定されており、市民の理解を十分に得ながら、利用しやすく、親しみやすい新庁舎の整備を着実に進めていただけるものと期待もしております。  次に、省エネルギー化を目指すZEB Readyについて、具体的な提案がなされており、ぜひとも効果的なZEB(50%の省エネ化)を実現していただきたいと期待しております。  さらには、向日市まつり等の地域イベントやボランティア活動、災害支援にも、積極的に参加するという提案も評価の一つであります。  加えまして、今後の本市の発展のためにも、積極的に市内企業への発注や市内調達を努めていただきたいとともに、事業実施に当たっては無理・無駄を省き、これまでの市民の意見・要望を踏まえ、整備していただくことを要望いたします。  新庁舎の完成予定は平成32年10月とされておりますが、関連として、議場棟の改修の設計も来年度予定されております。ぜひとも議会からの意見・要望をしっかりくみ取っていただき、すばらしい新庁舎や議場となるよう、市民の皆様に、すばらしい財産となるよう取り組んでいただきますようお願いいたします。  最後に、一般会計の清水議員の討論と同じになりますが、この3月をもって退職されます職員の皆様方、この議場にもおられますけれども、本当に長きにわたり、この本市の発展のために、最後の最後まで、心血を注いでいただきましたこと、衷心より厚く御礼申し上げます。今後におかれましても、健康には十分ご留意をいただき、それぞれの立場において、ますますのご活躍を祈念申し上げますと同時に、大所高所よりご指導・ご鞭撻を賜りますよう、私のほうからもお願いを申し上げます。  以上で、新政クラブを代表いたしまして、私の賛成討論とさせていただきます。  ご清聴ありがとうございました。 ○(永井照人議長)  他に討論はありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  それでは、討論を終結して採決いたします。  議案第21号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第21号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第23、議案第22号向日市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正について、日程第24、議案第23号向日市議会会議規則の一部改正について、以上2議案を一括議題といたします。  提出者の説明を求めます。和島一行議員。 ○20番(和島一行議員)(登壇)  お疲れのところ、申しわけございません。今日は2回目の登壇です。  MUKOクラブの和島一行です。ただいま一括上程議題となりました2議案について、議会運営委員会の申し合わせにより、私が説明をさせていただきます。  2議案とも賛成者は天野俊宏議員、常盤ゆかり議員、清水敏行議員、福田正人議員、山田千枝子議員で、提出者は私、和島一行でございます。  まず、議案第22号向日市議会政務活動費の交付に関する条例の一部改正についてですが、政務活動費を充てることができる経費の範囲、第5条第1項中「広聴」、次に「住民相談、要請、陳情、各種会議への参加」を加え、別表を政務活動費の具体的な経費区分に改めるものであります。  次に、議案第23号向日市議会会議規則の一部改正についてですが、近年の男女共同参画の状況に鑑み、男女共同参画を考慮した議会活動を促進するため、出産に伴う議会の欠席に関する規定を追加するもので、第2条及び第68条に、「議員、委員は、出産のため出席できないときは、日数を定めて、あらかじめ議長、委員長に欠席届を提出することができる。」と、それぞれ1項を加える。そのほかに、字句の整理を行ったものです。  なお、条例、規則ともに、平成31年4月1日から施行するものでございます。  よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。  以上です。 ○(永井照人議長)  ただいま提案理由の説明がありましたが、2議案については、質疑、委員会付託及び討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  議案第22号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手多数であります。  よって、議案第22号は、原案どおり可決いたしました。  次に、議案第23号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手)
    ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、議案第23号は、原案どおり可決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  日程第25、意見書案第1号から、日程第28、意見書案第4号まで、以上4意見書案を一括議題といたします。  お諮りいたします。  意見書案の提出者の説明については、会議規則第38条第2項の規定により省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、提出者の説明は省略することに決定いたしました。  まず、はじめに、上田 雅議員ほか1名から提出の意見書案第1号下水道施設の改築に係る国庫補助の継続等に関する意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第1号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、意見書案第1号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することにいたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  次に、長尾美矢子議員から提出の意見書案第2号妊婦が安心できる医療供給体制の充実と健康管理の推進を求める意見書に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第2号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手全員であります。  よって、意見書案第2号は、原案どおり可決いたしました。  本意見書は関係者に送付することといたします。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  次に、常盤ゆかり議員から提出の意見書案第3号保育の無償化、待機児童解消、保育士の処遇改善のために必要な措置を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第3号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手少数であります。  よって、意見書案第3号は、否決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  次に、山田千枝子議員から提出の意見書案第4号放課後児童クラブの質の確保を求める意見書に対する質疑を行います。      (「なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  質疑なしと認め、質疑を終結いたします。  討論を省略して、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。      (「異議なし」と言う者あり) ○(永井照人議長)  ご異議なしと認め、採決いたします。  意見書案第4号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。      (賛 成 者 挙 手) ○(永井照人議長)  挙手少数であります。  よって、意見書案第4号は、否決いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  以上で、今期定例会に付議されました事件の審議は、全部終了いたしました。 ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)(登壇)  第1回定例会の閉会に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。  今期定例会は、平成という一時代の締めくくりの定例会であります。市議会の31年間を振り返りますと、議員定数の6名削減、本会議・委員会出席に伴う費用弁償の廃止、また、議会影像のインターネット配信の開始などの取り組みを、理事者や市民の皆様のご協力、ご理解、また、歴代議員各位のご努力によって進めてくることができたものと存じます。その歩みに感慨深い思いがいたしますとともに、今後も一層、議会運営の効率化と議会活動の活性化を図り、また、市民の皆様に開かれた議会となるようとの思いを新たにしたところであります。  さて、今期定例会は、去る2月20日開会以来、本日まで28日間にわたり、市長から提出されました平成31年度一般会計予算ほか各特別会計予算をはじめ、条例の一部改正、平成30年度一般会計ほかの補正予算、新庁舎内整備事業にかかる契約案件、さらには、議員から発議した会議規則や政務活動費の交付に関する条例の一部改正、意見書など重要案件を、慎重かつ熱心にご審議賜り、本日ここに無事閉会することができたところでございます。これも、ひとえに議員各位のご協力によるものと厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。  また、安田市長をはじめ理事者及び職員の皆様におかれましても、本会議や常任委員会での審議の間、常に真摯な態度で説明をいただいたところであり、深く感謝を申し上げます。平成31年度予算は骨格予算の提案でありましたが、市民生活にとって大変重要な予算であり、各議員から述べられました意見なり要望につきましては、十分にご賢察をいただき、今後の市政執行に反映されますようお願いをいたします。  さて、安田市長におかれましては、任期最後の議会となりましたが、この4年間、5万7,000市民の幸せのため、職員と一丸となって、施策推進に取り組んでこられたところであります。今後ともご健康で、ご活躍されますよう念願いたすものであります。市議会といたしましても、議会の果たすべき役割と責任を自覚し、市民の皆様の負託に応えられるよう、一層努力してまいりたく存じております。  ところで、大野企画理事をはじめ、この3月末をもって退職される職員の方もおられるとお聞きしております。今日までの精励に対し、議会を代表し感謝申し上げるとともに、今後ともご健勝にてご活躍されますよう心からお祈りを申し上げます。  結びに当たり、議員各位をはじめ理事者並びに職員の皆様におかれましては、健康には十分ご留意いただき、ご活躍されますことを、また、新元号の新しい時代におきましても、向日市のさらなる飛躍・発展をご祈念申し上げまして、第1回定例会閉会に際しましてのご挨拶とさせていただきます。  まことにありがとうございました。(拍手) ―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ○(永井照人議長)  次に、市長からのご挨拶がございます。 ○(安田 守市長)(登壇)  定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  去る2月20日に開会されました平成31年第1回定例会におきましては、骨格予算として編成いたしました平成31年度予算案をはじめ、平成30年度一般会計補正予算案や、市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正など重要案件につきまして、慎重なご審議を賜り、本日ここに、全議案につきましてご可決いただきましたことに厚く御礼を申し上げます。ありがとうございました。  さて、早いもので、私の任期も残すところあと1カ月余りとなりました。平成27年4月に、市民の皆様のお力で市長に就任させていただいて以来、全ての市民の皆様に、向日市がふるさとであると思っていただけるよう、そして、向日市のことを誇りに思っていただけるように、厳しい財政状況の中、職員と一丸になり、知恵を出し合いながら、本市として取り組める最大限のことができるよう、全力でまちづくりを進めてまいりました。  公約に掲げた施策の中には、達成できたものもございますし、JR向日町駅東口開設事業や、森本東部地区と阪急洛西口駅西地区の地区計画、さらには、市役所新庁舎の建設など、今なお進行中のものもございます。これらは将来の向日市の発展に欠かすことのできない重要な施策や事業でありますが、いずれも決して市長1人の力でなし遂げられるものではありません。職員が全力で取り組むのはもちろんですが、議員の皆様や関係機関の皆様、そして、何より市民の皆様のご支援とご協力がなければ進めることができません。今後も、多くの方々からのお力添えを賜りながら、引き続き、市民の皆様のために努力を続けてまいりたいと存じております。  最後になりましたが、桜の開花が待ち遠しいころとなりましたが、まだまだ寒暖の差が厳しい季節でもございます。議員の皆様におかれましては、体調管理と健康には十分ご留意いただきまして、なお一層ご活躍されますことを心からお祈り申し上げまして、定例会閉会のご挨拶とさせていただきます。  4年間お世話になりまして、ありがとうございました。 ○(永井照人議長)  これをもって、向日市議会平成31年第1回定例会を閉会いたします。              午後 4時23分 閉  会
    地方自治法第123条第2項の規定により署名する。               向日市議会議長  永  井  照  人               会議録署名議員  北  林  重  男               会議録署名議員  小  野     哲...