向日市議会 2000-06-05
平成12年第2回定例会(第1号 6月 5日)
平成12年第2回定例会(第1号 6月 5日)
〇出席議員(24名)
1番 大 橋 満 2番 中 島 鉄太郎
3番 和 田 広 茂 5番 松 山 幸 次
6番 山 田 千枝子 7番 北 林 重 男
8番 重 本 信 子 9番 丹 野 直 次
10番 清 水 透 11番 春 田 満 夫
12番 佃 正 美 13番 飛鳥井 佳 子
14番 渕 上 俊 和 15番 新 屋 好 夫
16番 服 部 聖 子 17番 川 﨑 早 苗
18番 磯 野 勝 19番 生 島 豊 和
20番 中 村 千賀子 21番 久 嶋 務
22番 太 田 秀 明 23番 岡 﨑 幸 雄
24番 荻 野 浩 25番 赤 井 ヨシコ
〇欠席議員(なし)
〇
事務局職員出席者
事務局長 辻 正 春 次 長 浦 井 求
次長補佐 島 中 聡 主 査 菱 田 浩 史
主 査 八 木 千絵子
〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
市 長 岡 﨑 誠 之 助 役 高 田 慶 久
収 入 役 山 口 勝 之 教 育 長 奥 村 將 治
水道事業管理者 山 田 稔 監 査 委 員 中 山 芳 澄
企画財政部長 澤 信 一 総 務 部 長 和 田 武
市 民 部 長 島 光 男
健康福祉部長 海老井 秀 煕
建 設 部 長 和 田 良 次 消 防 長 廣 田 光 雄
上下水道部長 清 水 正 継 教 育 次 長 山 本 榮 二
〇議事日程(本会議 第1日)
日程第 1 ・
会議録署名議員の指名
日程第 2 ・会期の決定
日程第 3
監査委員の報告
(
監査報告第2号)・
例月出納検査結果の報告について
(
監査報告第3号)・
定期監査等の結果報告について
日程第 4 市長の報告
(報告第 2 号)・
専決処分の報告について(
工事請負契約の変更)
(報告第 7 号)・
乙訓土地開発公社に係る
経営状況を説明する書類の
提出について
(報告第 8 号)・
財団法人向日市
交流活動公社に係る
経営状況を説明
する書類の提出について
(報告第 9 号)・
財団法人向日市
体育協会に係る
経営状況を説明する
書類の提出について
(報告第 10号)・
財団法人向日市
埋蔵文化財センターに係る
経営状況
を説明する書類の提出について
(報告第 11号)・向日市
水道メンテナンス株式会社に係る
経営状況を
説明する書類の提出について
日程第 5(議案第 43号)・
人権擁護委員の推薦に関し意見を求めることについ
て(嶋田靖子氏)
日程第 6(議案第 44号)・
人権擁護委員の推薦に関し意見を求めることについ
て(狹間恭治氏)
日程第 7(議案第 45号)・
人権擁護委員の推薦に関し意見を求めることについ
て(小田秀子氏)
日程第 8(議案第 46号)・
物集女財産区管理委員の選任について
(
中村和三郎氏)
日程第 9(議案第 41号)・
専決処分の承認を求めることについて
(向日市税条例の一部を改正する条例)
日程第10(議案第 42号)・
専決処分の承認を求めることについて
(向日市
都市計画税条例の一部を改正する条例)
日程第11(議案第 47号)・
専決処分の承認を求めることについて
(平成11年度向日市
一般会計補正予算(第6号))
日程第12(議案第 48号)・
専決処分の承認を求めることについて
(平成11年度向日市
国民健康保険事業特別会計補
正予算(第4号))
日程第13(議案第 49号)・
専決処分の承認を求めることについて
(平成11年度向日市
老人保健医療特別会計補正予
算(第2号))
日程第14(議案第 50号)・
専決処分の承認を求めることについて
(平成11年度向日市
下水道事業特別会計補正予算
(第5号))
日程第15 市長の報告
(報告第 3 号)・
繰越明許費繰越計算書について(
一般会計補正予算)
(報告第 4 号)・
繰越明許費繰越計算書について(
下水道事業特別会
計補正予算)
(報告第 5 号)・
継続費繰越計算書について
(報告第 6 号)・平成11年度向日市
水道事業会計継続費繰越計算書
について
日程第16(議案第 51号)・向日市
老人福祉センター条例の一部改正について
日程第17(議案第 52号)・平成12年度向日市
一般会計補正予算(第1号)
日程第18(議案第 53号)・平成12年度向日市
老人保健医療特別会計補正予算
(第1号)
日程第19(決議案第 3号)・森首相の「神の国」発言の即時撤回を求める決議
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
午前10時00分 開 会
○(荻野 浩議長)
定刻であります。
ただいまの
出席議員数は、23名であります。
地方自治法第113条の規定による定足数に達しておりますので、会議は成立いたします。
ただ今から、
向日市議会平成12年第2回定例会を開会いたします。
直ちに、本日の会議を開きます。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程に入る前に、
全国市議会議長会表彰の伝達を行います。
去る5月30日、第76回
全国市議会議長会の定期総会において、正副議長4年以上として
生島豊和議員が、議員在職20年以上として
春田満夫議員、
太田秀明議員、
丹野直次議員が表彰を受けられました。
ここにご報告を申し上げますとともに、衷心よりお祝いを申し上げます。
ただ今から、僣越ではありますが、表彰の伝達を行いますので、4名の議員の方は前にお出まし願います。
(議長
表彰状伝達)
○(荻野 浩議長)
次に、市長からお祝いの品が贈られます。
(市長 お祝いの品贈呈)
○(荻野 浩議長)
次に、
生島豊和議員から被表彰者を代表して、お礼の言葉があります。
○19番(
生島豊和議員)
議長のお許しをいただきまして、まことに僣越でございますが、被表彰者を代表いたしましてお礼を申し上げたいと思います。
ただ今は、荻野議長から、
全国市議会議長会の
市議会議員20年表彰、そしてまた、正副議長4年表彰をいただきまして、そしてまた、岡﨑市長よりお祝いの品をちょうだいし、心からお礼を申し上げる次第でございます。
これもひとえに、長年にわたります市民の皆様方のご支援なり、そして議員各位のご指導、ご鞭撻のたまものであります。そしてまた、岡﨑市長をはじめ理事者の方々、そして市職員の皆様方の温かいご理解とご協力のおかげをもちまして、我々議員活動を営々務めてこられましたこと、非常に感謝をいたしております。本当にありがとうございました。
今後におきましても、この栄誉にこたえるべく、向日市のさらなる発展と市民生活の向上に向けて、微力ではございますが全力で取り組む所存でございます。どうか皆様方の今まで以上のご指導を賜りますようお願いをいたしまして、まことに簡単でございますが、お礼の言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。(拍手)
○(荻野 浩議長)
次に、市長からお祝いの言葉があります。
○(
岡﨑誠之市長)(登壇)
おはようございます。
お許しをいただきまして、
一言お祝いのごあいさつを申し上げたいと存じます。
ただ今は、去る5月30日の
全国市議会議長会におきまして、正副議長在職4年以上として
生島豊和議員が、議員在職20年以上として
春田満夫議員、
太田秀明議員、
丹野直次議員が表彰の栄に浴され、それぞれの議員の方々に議長から表彰の伝達が行われたところでございます。
受賞されました4名の皆様方には、正副議長として、あるいは
市議会議員として、長年にわたり
地方自治の進展に尽くされたご功績によるものでありまして、深く敬意を表する次第でございます。
今回の受賞を契機に、今後とも本市の発展と
地方自治の振興に一層のご尽力を賜りますようお願いを申し上げまして、お祝いのごあいさつとさせていただきます。本当におめでとうございます。
○(荻野 浩議長)
どうもありがとうございました。
以上で、表彰の伝達を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
これより、日程に入ります。
日程第1、
会議録署名議員の指名を行います。
会議録署名議員は、会議規則第123条の規定により、3番・
和田広茂議員、16番・
服部聖子議員の両議員を指名いたします。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第2、会期の決定を議題といたします。
お諮りいたします。
今期定例会の会期及び会議予定は、お手元に配布しております日程表のとおりといたしたく、
議会運営委員会において決定しておりますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認めます。
よって、
今期定例会の会期は、本日から6月26日までの22日間と決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第3、
監査委員の報告を行います。
例月出納検査結果の報告及び
定期監査等の結果報告を求めます。
中山監査委員。
○(
中山芳澄監査委員)(登壇)
監査報告をいたします。
最初に、
例月出納検査は、
地方自治法第235条の2第1項の規定に基づき、一般会計、各特別会計及び
基金運用状況につきましては、平成12年1月から3月分と、
水道事業会計は、1月分及び2月分の検査を実施し、同条第3項の規定により、その結果を提出いたしましたので、報告いたします。
各月について、関係諸帳簿、
公金受払報告書、公金現在
高報告書並びに、その他裏付けとなる証票書等を照合するなど、検査を実施いたしました結果、計数の誤りもなく、出納及び現金の保管等、適正に処理をされていたことを確認いたしました。
なお、検査の概要及び結果につきましては、お手元にお配りいたしました報告書のとおりであります。
以上で、
例月出納検査の結果報告を終わります。
続きまして、
定期監査等は、
地方自治法第199条第2項、第4項及び第5項並びに第7項の規定に基づき、平成11年11月から平成12年4月までの
定期監査、
財政援助団体監査及び
随時監査を実施し、その結果を同条第9項の規定により提出いたしましたので、その結果を報告いたします。
まず、
定期監査の実施対象は、
企画財政部の
政策推進室、財政課、総務部の総務課、市民会館、
健康福祉部の第1保育所、第2保育所、
老人福祉センター、第1
老人デイサービスセンター、建設部の土木課、
上下水道部の業務課、
水道施設課、下水道課、
教育委員会の
社会教育課、
中央公民館、
勝山中学校、第2
向陽小学校、第5
向陽小学校、会計課、
監査事務局、
公平委員会であります。
次に、
財政援助団体監査は、
社会福祉法人向日市
社会福祉協議会であります。
次に、
随時監査は、
教育委員会管理課及び
健康福祉部老人福祉センター所管の「第4
向陽小学校北校舎大規模改造及び仮称第2
老人福祉センター設置工事」と
上下水道部下水道課所管の「向日市
公共下水道寺戸川2
号雨水幹線築造工事」に係る
工事監査を、
社団法人大阪技術振興協会に技術士の派遣を依頼し、実施いたしました。
監査の実施に当たりましては、各所管から資料の提出を求め、財務及び事業等に関する事務の執行が公平で合理的かつ効果的に行われているかを主眼に実施いたしました。
その結果、財務及び事業等の
行政運営全般に関して、事務の執行は、おおむね適正に執行されているものと確認いたしました。
なお、個々の監査結果につきましては、お手元の報告書のとおりでありますので、ご一読をお願いいたします。
以上で、
定期監査等の報告を終わります。
○(荻野 浩議長)
以上で、
監査委員の報告を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第4、市長の報告を行います。
専決処分の報告1件及び
乙訓土地開発公社、
財団法人向日市
交流活動公社、
財団法人向日市
体育協会、
財団法人向日市
埋蔵文化財センター、向日市
水道メンテナンス株式会社、以上5団体に係る
経営状況について、以上6件の報告を求めます。高田助役。
○(
高田慶久助役)(登壇)
ただ今、一括議題となりました、市長の報告6件につきまして、順次ご説明を申し上げます。
まず、報告第2号の、
専決処分の報告について、ご説明を申し上げます。
この報告は、
地方自治法第180条第1項の規定に基づき、市長の専決事項として、従来から議会において指定をいただいております
工事請負契約の変更についてでありますが、去る平成11年8月11日に議決をいただきました第4
向陽小学校の
余裕教室活用のための大
規模改造工事及び仮称第2
老人福祉センター設置工事の請負金額を変更したものであります。
変更いたしました内容といたしましては、第4
向陽小学校北校舎の仮称第2
老人福祉センター出入口に
ゲートフェンスの設置や、北校舎と渡り廊下との接続部分の
取り合い工事を追加いたしました。また、
老人福祉センターの外構工事に伴い、12年度に予定しております下水道の
切り替え工事の準備配管を行ったところであります。
これらによりまして、工事費472万5,000円を増額し、契約金額を4億5,412万5,000円といたしたものであります。
次に、報告第7号から報告第11号までの5件の報告についてでありますが、本市が出資をしております五つの法人に係る平成11年度の
事業報告及び決算並びに平成12年度の
事業計画及び予算などの
経営状況を説明する書類を、
地方自治法第243条の3第2項の規定により作成し、議会に提出するものであります。
それでは、まず、報告第7号の
乙訓土地開発公社に係る
経営状況を説明する書類について、その概要をご説明申し上げます。
まず、平成11年度の
事業報告でありますが、同年度中におきまして、本市の
公共事業用地として
乙訓土地開発公社において確保いたしましたものは、市道第2087号線
拡幅改良事業用地、仮称「
ひまわり園」
建設事業用地、
防火水槽用地、合わせて1,435.89平方メートルであります。
また、本市の
年賦購入分など、平成11年度中に
乙訓土地開発公社に支払いました金額は、元金、利息合わせまして2億4,661万7,000円であります。
なお、平成11年度決算に関する書類として、
損益計算書及び
貸借対照表を添付しております。
次に、平成12年度の
事業計画についてでありますが、本市分の公共用地の取得計画といたしましては、
市道路改良工事用地703平方メートルを予定し、これに要する費用として1億8,429万円を見込んでおります。
次に、公社が各構成団体に売却をいたします土地のうち、本市が当公社から用地を取得するものといたしましては、市道第2087号線
改良事業用地など16件、面積で1,171.48平方メートル、金額にいたしまして2億6,026万5,000円を予定しております。
次に、平成12年度の予算についてでありますが、まず、
収益的収入及び支出につきましては、収入・
支出総額は、それぞれ7億9,916万円となっております。
また、
資本的収入及び支出につきましては、
資本的支出で
土地取得事業費及び
借入金償還金を合わせまして28億742万7,000円、
資本的収入で借入金として20億2,750万円となっております。
次に、報告第8号の
財団法人向日市
交流活動公社に係る
経営状況を説明する書類について、その概要をご説明申し上げます。
まず、平成11年度の
事業報告でありますが、管理に関する事業をはじめ、自主事業としての
交流活動事業、さらには本市が維持管理を委託しております
市民体育館、
市民温水プール及びふれあい広場等の
維持管理業務などであります。
なお、
市民体育館の使用状況につきましては、
市民総合体育大会をはじめ、
各種スポーツに多くの市民の方々にご利用をいただき、稼働率82.2%となっております。
また、
市民温水プールの入場者数につきましては、年間13万8,111名と、前年度と比較いたしまして微増となっております。
次に、平成11年度
収支計算書についてでありますが、
収入総額は1億7,595万8,264円、
支出総額は1億7,580万8,982円となっており、差し引き14万9,282円につきましては、
次期繰越額といたしております。
次に、平成12年度
事業計画についてでありますが、
市民体育館、
市民温水プール及びふれあい広場の管理運営をはじめ、各種教室を開催するほか、交流活動の普及・推進のための事業を計画されているところであります。
次に、平成12年度の予算につきましては、収入・
支出総額は、それぞれ1億8,153万7,000円となっております。
続きまして、報告第9号の
財団法人向日市
体育協会に係る
経営状況を説明する書類について、その概要をご説明申し上げます。
平成11年度の
事業報告でありますが、多くの市民の方々が積極的に
スポーツを楽しめる事業として、
市民総合体育大会の開催をはじめ、生涯
スポーツフェア等を開催され、多くの市民の参加を得られたところであります。
次に、平成11年度の収支決算についてでありますが、
収入総額2,773万1,206円、
支出総額2,719万9,240円、差し引き53万1,966円となっております。
次に、平成12年度
事業計画についてでありますが、市内の
各種スポーツ関係団体の総合団体として、市民の親睦、体力の向上及び
スポーツの振興に寄与することを目的とし、市民の方々が気軽に参加できる事業を基本といたしまして、
市民総合体育大会をはじめ、生涯
スポーツフェア及び
ジュニアスポーツ交流会などを開催し、生涯
スポーツの推進を図るための事業を計画されているところであります。
また、平成12年度の予算につきましては、収入・
支出総額は、それぞれ2,424万5,000円となっております。
続きまして、報告第10号の
財団法人向日市
埋蔵文化財センターに係る
経営状況を説明する書類について、その概要をご説明申し上げます。
平成11年度の
事業報告についてでありますが、発掘調査34件、立会調査188件を、それぞれ実施し、
調査報告書、年報等の刊行をはじめ、市民の
文化財保護意識の普及・啓発事業として、展示・講演会の開催など積極的に事業を展開されたところであります。
次に、平成11年度
収支計算書についてでありますが、
収入総額は2億3,735万7,198円、
支出総額は2億3,659万7,712円となっており、差し引き75万9,486円となっております。この額につきましては、
次期繰越額といたしております。
次に、平成12年度
事業計画についてでありますが、
埋蔵文化財の調査研究を通じて、向日市の歴史と文化を守り、育てるために、引き続き長岡京跡をはじめとする遺跡の発掘調査や研究を進めますとともに、重要な遺物の収集を実施されるものであります。さらに、展示会や
現地説明会等の開催をはじめ、報告書・年報の刊行などを計画されているところであります。
次に、平成12年度の予算でありますが、収入・
支出総額は、それぞれ1億5,515万8,000円となっております。
最後に、報告第11号の向日市
水道メンテナンス株式会社に係る
経営状況を説明する書類について、その概要をご説明申し上げます。
平成11年度の事業でありますが、
本市水道部からの受託事業で、給配水管の公道下の漏水修理及び栓、弁類の
維持管理作業が467件、
水道メーター等の取り替えが3,008件、
水道開閉栓業務2,541件、一般市民からの
宅地内給水装置の
緊急漏水修理及び器具取替工事など1,331件を実施しております。
さらに、
サービス事業といたしましては、市内全戸を対象として、給水装置の漏水の有無、管・器具・水圧の状況等の
点検サービスを705件実施されました。
次に、こうした事業に係ります平成11年度決算でありますが、収入額は1億893万9,499円、支出額は1億630万5,013円で、差し引き263万4,486円の利益となっております。
また、
損益計算書において、当期未処分利益は689万6,111円となっております。
次に、平成12年度
事業計画でありますが、前年度に引き続きまして、公道下の漏水修理及び管理作業、
宅地内給水装置の漏水修理及び器具取り替え、
水道メーターの取り替え等の事業を計画されております。
次に、平成12年度の予算につきましては、
収入総額は1億673万8,000円、
支出総額は1億610万6,000円で、差し引き63万2,000円となっております。
以上、提出いたしました、本市出資の五つの法人に係る
経営状況を説明する書類の提出についてのご説明とさせていただきます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○(荻野 浩議長)
13番、
飛鳥井佳子議員。
○13番(
飛鳥井佳子議員)(登壇)
報告第2号、
専決処分の報告に関連して、質疑をいたします。
2000年の5月8日付けの第4
向陽小学校北校舎大規模改造及び仮称第2
老人福祉センター設置工事請負契約の変更について、質疑をいたします。
この工事につきまして、2000年1月17日の
随時監査報告を見て、大変残念に思いましたのは、工事着工後における所見で反省を求める点が多くあったことでございます。
1点目には、
使用材料承諾及び試験・検査・検収等に関する書類について、
監査報告には、「
承諾依頼書のほとんどで日付及び依頼者の押印がないものが散見された。今後このようなことがないよう
元請け業者に指導するよう望みます」と書かれています。2点目には、
工事記録写真について、「工事のポイントとなるべき点での写真に不足が見られるので、必要な写真を記録として保管するよう望みます」とあります。3点目には、品質記録の管理について、「設計図書・
施工計画書に従って工事が実施されたことを客観的に実証する品質記録が一部不足しているものがある。今後はこのようなことがないよう
元請け業者に指導するよう望みます」とあります。4点目には、
産業廃棄物処理について、「
産業廃棄物処理の
委託契約者と実際に処理していた業者の記録が異なっていた。
元請け業者に指導するよう望みます」となっています。
この四つの問題点について、市は1月17日の監査の結果を踏まえ、どのように指導されたのでしょうか。今後のこともありますので、お伺いをしておきたいと思います。特に、小学校内の工事で、行政は何度ぐらい工事の視察をされてこられたか、お伺いをしたいと思います。
さて、今回の
専決処分では472万5,000円を契約変更により増額されましたが、これは1月17日以降の変更でしょうか。4億円余りの工事ですから、パーセントとしてはそれほどの増額ではないかもしれませんが、しかし後になって安全性を考え、門扉の取り替えをしたり、排水設備の追加や、渡り廊下建設接続部分の取り合い金属工事など、三つもの変更や追加工事が必要というのは、当初の設計に問題があったのではないでしょうか。当初、なぜ見込めなかったのか、変更理由の詳しい説明と、この間の行政の対応について、普段からどのように業者に指導されていらっしゃるのか、このことについてお伺いいたしたく存じます。
○(荻野 浩議長)
それでは、ただ今の市長の報告に対する質疑を許可いたします。
答弁を求めます。奥村教育長。
○(奥村將治教育長)(登壇)
飛鳥井議員の質疑に対してお答えを申し上げたいと思います。
まず、監査結果のことでございますが、
監査報告にもございますように、書類調査における所見としまして、総合的には、総括的に注意の水準を超え、良好なものであると判断をいただき、その結果の報告をいただいているところであります。その中において、なおより努力、改善する点として、先ほど質疑がございました4点の件が指摘ございました。
この点につきましては、まず1点目につきましては、
元請け業者に対し、そのように指導し、その後、確実に行われております。2点目につきましても、写真記録等、指摘のとおり指導し、そのように行われております。また、品質管理についても、そのように指導し、行われておりますし、さらには
産業廃棄物処理につきましても、処理業者と直接契約を交わす等、改善に努めたところでございます。
次に、
専決処分の内容についてでございますけれども、先ほど報告がございましたように、3点にわたりまして追加契約をしたところでございます。
1点目は、
老人福祉センター前の玄関のところでございますけれども、最初は、開放的なチェーン内蔵式独立ポールを考えていたわけでございますけれども、いろいろ検討したり、また地域の方々のご意見もございまして、より老人の方々の安全性を考え、
ゲートフェンスに設置を変更したところでございます。
次に、2点目でございますけれども、北校舎と渡り廊下の外壁の接続部分につきまして、解体工事以前は現状のままでいけると思っておりましたところ、解体後、老朽しておりましたので、その部分の接続部分に追加変更をしたところでございます。
3点目につきましては、先ほど報告にありましたように、平成12年度に下水工事にかかる予定をしておりますけれども、その下水工事に当たりまして、現在、工事をしておりますことで手戻り工事にならないために準備工事を始めていく、この方が効率的な工事ができるということで、これにつきまして追加変更し、工事の実施にかかっているところでございます。
○(荻野 浩議長)
以上で、市長の報告を終わります。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第5、議案第43号から日程第7、議案第45号までの
人権擁護委員の推薦に関し意見を求めることについて、以上3議案を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。岡﨑市長。
○(
岡﨑誠之市長)(登壇)
ただ今、議題となりました議案第43号から議案第45号の、
人権擁護委員の推薦に関し意見を求めることについて、一括してご説明を申し上げます。
まず、議案第43号及び議案第44号についてでありますが、両案は、
人権擁護委員の嶋田靖子氏及び狹間恭治氏の任期が、来る6月30日をもちまして満了いたしますので、引き続き両氏を適任と認め、法務大臣に推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
両氏とも、平成9年7月から
人権擁護委員として、基本的人権を擁護し、人権思想の普及・高揚を図るためご活躍をいただいており、人格・識見高く、広く社会の実情に通じておられ、
人権擁護委員として適任であると存じております。
次に、議案第45号についてでありますが、最近増加している児童や女性への虐待等、人権侵害に適切に対応し、人権擁護活動の充実を図るため、かねてから要望してまいりました向日市区域における
人権擁護委員の増員が認められましたことから、新たに小田秀子氏を
人権擁護委員として適任と認め、法務大臣に推薦いたしたく、
人権擁護委員法第6条第3項の規定により、議会の意見を求めるものであります。
小田氏は、東京都調布市教育相談所相談員を経て、現在、京都家庭裁判所調停委員及び長岡京市女性相談員としてご活躍されており、人格・識見高く、広く社会の実情に通じておられ、
人権擁護委員として適任であると存じます。
以上、3議案につきましてご説明を申し上げました。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
ただ今、提案理由の説明がありましたので、3議案に対する質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
直ちに採決いたします。
はじめに、議案第43号について、同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛 成 者 起 立)
○(荻野 浩議長)
起立全員であります。
よって、議案第43号は、同意することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
次に、議案第44号について、同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛 成 者 起 立)
○(荻野 浩議長)
起立全員であります。
よって、議案第44号は、同意することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
次に、議案第45号について、同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛 成 者 起 立)
○(荻野 浩議長)
起立全員であります。
よって、議案第45号は、同意することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第8、議案第46号
物集女財産区管理委員の選任についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。岡﨑市長。
○(
岡﨑誠之市長)(登壇)
ただ今、議題となりました議案第46号
物集女財産区管理委員の選任について、ご説明申し上げます。
本案は、
物集女財産区管理委員の中山忠厚氏の任期が、来る6月30日をもちまして満了となりますことから、その後任として
中村和三郎氏を適任と認め選任いたしたく、財産区管理会条例第3条の規定によりまして、議会の同意を求めるものであります。
同氏の略歴につきましては、議案の参考に記載いたしているとおりでございますが、
物集女財産区の状況を的確に把握されております。
よろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
ただ今、提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
直ちに採決いたします。
議案第46号について、同意することに賛成の方は、起立願います。
(賛 成 者 起 立)
○(荻野 浩議長)
起立全員であります。
よって、議案第46号は、同意することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第9、議案第41号及び日程第10、議案第42号の、向日市税条例及び向日市
都市計画税条例の一部を改正する条例の
専決処分の承認を求めることについて、以上2議案を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。高田助役。
○(
高田慶久助役)(登壇)
ただ今、一括議題となりました、議案第41号
専決処分の承認を求めることについて(向日市税条例の一部を改正する条例)及び議案第42号、
専決処分の承認を求めることについて(向日市
都市計画税条例の一部を改正する条例)の2議案につきまして、ご説明申し上げます。
両案は、去る3月29日に公布、4月1日に施行されました「地方税法等の一部を改正する法律」並びに「地方税法施行令等の一部を改正する政令」及び「地方税法施行規則及び国有資産等所在市町村交付金法施行規則の一部を改正する省令」に基づき、「向日市税条例」及び「向日市
都市計画税条例」の一部を改正いたしたものであります。
これらの改正につきましては、市税の賦課徴収事務を進める上におきまして急を要し、議会を招集するいとまがないと認め、
地方自治法第179条第1項の規定によりまして、3月31日に
専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、これを議会に報告し、承認をお願いするものであります。
それでは、まず、議案第41号の向日市税条例の一部を改正する条例について、その改正の主なものをご説明申し上げます。
まず、個人市民税関係では、所得割の非課税限度額の引き上げで、控除対象配偶者又は扶養を有する場合の加算額を、現行31万円を32万円に改正するものであります。
この結果、平成12年度の所得割の非課税限度額は、夫婦・子供2人の給与所得者の場合、給与支払金額で271万4,000円となります。
次に、特定中小会社の株式の譲渡益に対する課税の特例の創設でありますが、ベンチャー企業など特定中小会社が発行した株式を一定の要件のもとで譲渡した場合、その譲渡所得等の金額を2分の1とするものであります。
次に、固定資産税関係についてでありますが、平成12年度評価替えに伴い、宅地等に係る固定資産税の抜本的な見直しをさらに推進し、課税の公平の観点から負担水準のばらつきを解消するため、宅地等のうち負担水準の高い土地については税負担を抑制しつつ、負担水準の均衡化を図るとともに、あわせて著しい地価の下落に対応した措置を、平成9年度評価替えに引き続き実施するものであります。
次に、軽自動車税関係についてでありますが、日本赤十字社が所有する軽自動車等のうち、直接その本来の事業の用に供する救急用の車両を新たに非課税とするものであります。
次に、特別土地保有税関系についてでありますが、「大都市地域における優良宅地開発の促進に関する緊急措置法」に規定する公益的施設の用に供する土地の取得については、非課税措置が講じられてきましたが、この特例措置の適用実績がないことや、
徴収猶予制度の創設により、納税免除になることから、この特例措置を廃止するものであります。
また、「民間事業者の能力の活用による特定施設の整備の促進に関する臨時措置法」に規定する特定施設の敷地の用に供する土地については、非課税措置が講じられてきましたが、適用実績の乏しい土地について、特別土地保有税の非課税措置の対象から除外した上で、この非課税措置の期限を2年間延長し、平成14年3月31日までとするものであります。
なお、本条例は、平成12年4月1日から施行することといたしておりますが、特定中小会社が発行した株式に係る譲渡所得等の課税の特例は、平成13年度以後の年度分の個人市民税について適用することとし、特別土地保有税の課税の特例中、土地の取得につきましては、平成12年1月1日以後の土地の取得に対して適用することといたしております。
続きまして、議案第42号向日市
都市計画税条例の一部を改正する条例につきましては、平成12年度評価替えに伴い、固定資産税と同様に、負担水準の均衡化を平成9年度評価替えに引き続き実施するものであります。
以上、
専決処分をいたしました概要説明とさせていただきます。
よろしくご承認いただきますよう、お願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
ただ今、提案理由の説明がありましたので、両議案に対する質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
まずはじめに、議案第41号については討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認め、採決いたします。
議案第41号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手全員であります。
よって、議案第41号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
次に、議案第42号については討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認め、採決いたします。
議案第42号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手全員であります。
よって、議案第42号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第11、議案第47号から日程第14、議案第50号までの平成11年度各会計補正予算の
専決処分の承認を求めることについて、以上4議案を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。高田助役。
○(
高田慶久助役)(登壇)
ただ今、一括議題となりました、議案第47号から議案第50号までの
専決処分の承認を求めることについての4議案につきましては、平成11年度の一般会計及び各特別会計予算の最終の補正予算となるもので、国・府補助金の額が確定したもの、年度末に急施を要しました経費、さらには経費節減等により不用となった経費等につきまして、科目ごとに精査をし、それぞれ増額あるいは減額補正をいたしたものであります。
これらは、財源措置の関係から、急を要し、年度末に議会を招集するいとまがないと認めましたため、
地方自治法第179条第1項の規定により、去る3月31日に
専決処分をいたしましたので、同条第3項の規定により、これを議会に報告し、承認をお願いするものであります。
それでは、以下、各会計の補正予算についてご説明申し上げます。
まず、議案第47号平成11年度向日市
一般会計補正予算(第6号)につきまして、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額から、それぞれ9,103万2,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ151億8,370万8,000円とするものであります。
それでは、歳出の主なものについて、ご説明申し上げます。
まず、総務費では、向日市
交流活動公社に対する事業委託料375万5,000円を、
市民温水プール管理運営委託料434万7,000円などを、それぞれ減額いたしますとともに、勧奨退職者に係る市町村職員退職手当組合負担金129万4,000円、財政調整基金積立金2億1,070万5,000円などを、それぞれ増額計上いたしております。
次に、民生費におきましては、国民健康保険事業特別会計への繰出金2,000万円の減額をはじめ、老人・身体障害者・知的障害者関係扶助費等で減額を行うとともに、児童措置費に係る扶助費及び老人保健医療特別会計への繰出金4,247万2,000円を増額計上いたしたところであります。
次に、衛生費では、成人病対策費で、健康診査業務等委託料473万7,000円を、労働費で、勤労者住宅資金融資預託金5,000万円などを減額いたしたところであります。
さらに、土木費では、
下水道事業特別会計への繰出金7,031万8,000円、都市計画街路事業負担金534万8,000円を、それぞれ減額するとともに、宅地開発に伴う寄附金の増収により、開発関連公共施設等整備基金積立金684万6,000円、公園整備基金積立金1,390万5,000円を増額いたしております。
その他、特定財源の確保に伴います財源内訳補正と経費節減によります不用額等の減額補正を、それぞれの科目において行ったものであります。
次に、歳入の主なものにつきまして、ご説明申し上げます。
まず、市税では、たばこ税、市民税等の減収により、931万円を減額しております。
次に、地方消費税交付金で2,878万5,000円を、地方交付税で7,106万5,000円を増額するとともに、地方特例交付金で2,112万5,000円を、自動車取得税交付金222万2,000円を減額いたしております。
次に、国庫支出金では、福祉会館入浴施設整備及び寺戸中学校プール買い取り事業等で増額となりましたが、生活保護費、老人保護措置費等の減額によりまして、差し引き555万1,000円を減額いたしております。
また、府支出金で、市町村自治振興補助金、介護予防拠点整備事業補助金などの増額交付によりまして、2,940万3,000円を増額計上いたしております。
また、財産収入では、財政調整基金、地域福祉基金等の基金利子の増収により102万2,000円を計上するとともに、寄附金では、宅地開発に伴う寄附金の増収により、2,049万6,000円を増額計上いたしております。
次に、市債につきましては、市債発行の抑制、厳選に努め、消防施設整備事業債を廃止するとともに、中学校プールに係る義務教育整備事業債、地域福祉推進事業債を増額したことなどによりまして、差し引き1,580万円を増額計上いたしました。
なお、繰入金では、収入額の確定並びに支出面におきます経費節減等により、財政調整基金等からの繰り入れが不用となりました分、1億8,707万7,000円を減額し、財源を調整いたしたものであります。
また、第2表の繰越明許費でありますが、デイサービスセンター建設事業補助につきまして、年度内に事業が完了しなかったため、1,493万8,000円を翌年度に繰り越すことといたしたものであります。
続きまして、議案第48号の平成11年度向日市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第4号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額から、歳入歳出それぞれ5,794万円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ27億3,153万3,000円とするものであります。
まず、歳出の主なものについてでありますが、保険給付費におきましては、医療費の伸びが少なかったことなどにより、療養諸費の一般及び退職等療養給付費で5,173万2,000円を減額したほか、高額療養費で852万8,000円を減額補正いたしております。
また、老人保健拠出金におきましては、1,038万5,000円を増額しております。
次に、歳入の主なものについてでありますが、国民健康保険料におきまして、経済情勢の影響などにより、一般被保険者分で3,970万円を減額したほか、退職者分で被保険者数の増加等により1,390万円を増額しております。
また、国庫支出金では、療養給付費負担金等で256万5,000円、財政調整交付金で3,029万3,000円、老人医療の薬剤負担分として、特別対策費補助金で563万9,000円を、それぞれ増額しております。
また、退職被保険者等の療養給付費交付金におきまして3,649万円を減額したほか、府支出金で467万7,000円を増額いたしました。
その他、繰入金におきまして、一般会計繰入金で2,000万円を、基金繰入金で2,600万円を減額しております。
さらに、繰越金では、前年度からの繰越金として717万6,000円を増額補正しております。
次に、議案第49号の平成11年度向日市
老人保健医療特別会計補正予算(第2号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、歳入歳出それぞれ1億6,530万9,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ39億7,026万円とするものであります。
まず、歳出の主なものでありますが、受給者1人当たりの医療費が当初見込みより増加したことなどにより、医療諸費で1億6,548万3,000円を増額いたしたものであります。
次に、歳入におきましては、医療給付費等の確定に伴いまして、支払基金からの交付金7,987万7,000円をはじめ、国庫負担金及び府負担金合わせて3,776万1,000円を増額し、一般会計繰入金で4,247万2,000円を増額をいたしました。
最後に、議案第50号の平成11年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額から、それぞれ1億1,195万7,000円を減額し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ27億5,927万6,000円とするものであります。
まず、歳出につきましては、下水道築造費におきまして、汚水に係る事業量がほぼ確定したことに伴い、工事請負費で174万4,000円を減額いたしております。
維持管理費におきましては、桂川右岸流域下水道の維持管理費用負担金において、汚水量が確定したことにより、負担金補助及び交付金で6,346万円を、水洗便所改造資金融資斡旋件数の確定により、貸付金で400万円などを、それぞれ減額をいたしております。
雨水排水費におきましては、雨水事業に係る事業量が確定したことにより、委託料で744万2,000円、工事請負費で1,896万円を、それぞれ減額いたしております。
次に、歳入についてでありますが、使用料で1,630万円を、市債で、公共下水道整備事業債2,140万円を、一般会計からの繰入金で7,031万8,000円を、それぞれ減額をいたしております。
その他、第2表の繰越明許費では、年度内に公共下水道事業の事業認可設計業務委託が完了しなかったため、336万円を翌年度に繰り越しております。
なお、第3表の地方債補正におきましては、起債の限度額を8億7,770万円から8億5,630万円に変更するものであります。
以上、
専決処分をいたしました4件の補正予算についてご説明を申し上げました。
よろしくご承認賜りますようお願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
ただ今、提案理由の説明がありましたので、4議案に対する質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
はじめに、議案第47号に対する討論を行います。
まず、反対討論を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○(荻野 浩議長)
5番、松山幸次議員。(拍手)
○5番(松山幸次議員)(登壇)
私は、日本共産党議員団の松山幸次でございます。ただ今、議題となりました議案第47号
専決処分の承認を求めることについて(平成11年度向日市
一般会計補正予算(第6号))の反対討論をいたします。
反対理由の第1は、市長の
専決処分について、地方議会の活性化と議会の機能強化の観点から、議会での取り扱いについては、今、問い直されなければならないと思うからであります。
地方分権一括法や
全国市議会議長会の第67回評議員会、これは平成11年の11月16日ですが、このときの「地方議会制度の充実強化に関する決議」の第4項で、「臨時会の招集要件を緩和するとともに、一定期間内に長が招集しない場合における議長の招集権を認めること。また、長による
専決処分については、その要件を明確にすること」となっていて、臨時議会の開催や、それが時間的に困難な場合でも、次の定例議会において各常任委員会に付託し、
地方自治法第179条第1項の
専決処分に係る市長の報告については、款・項・目・節にわたり明確な説明を求め、その内容を議会として十分検討することが、議会の活性化と議会の機能強化のために必要であると考えるからであります。
京都府下11市においては、私が申し上げましたとおり、市長の
専決処分について、向日市のように本会議即決採決ではなく、各常任委員会に付託して審査している市は、長岡京市、宇治市、亀岡市、福知山市、舞鶴市、綾部市の6市で、半数を超えており、本市も速やかに各常任委員会に付託をして、審査されることを望むものであります。
反対理由の第2は、平成11年度当初予算は、市長選挙を控えた骨格予算でしたが、私は、府の雨水幹線事業や府道久世北茶屋線事業、府営水道導入に伴う8拡変更事業などの大型事業に対する税金の使い方を改めること、平成13年度を目途として進められている向日市行革・リストラが、上下水道料金や消費税の転嫁、国保料から市民プールロッカー代の値上げ、保育所の統廃合や給食の民営化を目指すなど、市民サービスを犠牲にしていること、福祉関係団体までもの補助金のカット、教育の分野での「日の丸・君が代」の押しつけと、学校施設整備の遅れなど、6点の反対意見を申し上げましたが、今回は、その最終補正予算となるものであります。
今回の補正は、歳入歳出それぞれに9,103万円を減額し、歳入歳出予算の総額を151億8,370万円とするものですが、説明欄に基づき、補正予算の内容を見ますと、歳入では、減額されたものが4億3,332万円、増額されたものが3億4,229万円であり、歳出では、減額されたものが3億8,198万円、増額されたものが2億9,095万円と極めて多額であり、また、財源内訳補正も2億円を超えており、これらの詳しい内容についても、具体的に議会への説明がなされていないわけであります。
決算認定の際、改めて意見を申し上げますが、本補正予算の内容に関連し、若干、以下の点について意見を述べたいと思います。
第1は、一般職の給与については、今回の補正で1,586万円減額されていますが、給与総額が39億3,994万円、職員数が472名であり、1年前の平成10年度一般会計の最終補正予算では、給与総額が40億1,788万円、職員数が483人でしたので、この1年で、給与総額が7,794万円の減、職員数で10名の減となって、向日市行革・リストラの推進、市民サービスの低下をもたらしており、改善すべきであります。
第2は、くらしの資金貸付金は76万円、25.3%減額されていますが、暮らしに困った市民が、いつでも借りられるようにすべきであると思います。
第3に、国民健康保険事業への繰出金が2,000万円減額されておりますが、繰り戻しを行わず、今年から介護保険料も上乗せされることから、高過ぎる国保料そのものを引き下げる努力をすべきであります。
第4は、保育所管理費が1,131万円減額され、人件費の減が558万円、賃金と需用費の減が572万円となっていますが、老朽保育施設の改修や市民の保育ニーズにこたえるために使うべきであります。
第5は、生活保護費が1,080万円減額されていますが、深刻な不況による生活困窮者は増え続けており、「適正化」の名による生活保護締めつけを行わず、受給できるようにすべきであります。
第6に、勤労者住宅融資預託金が5,000万円減額されていますが、勤労者に十分利用されていないようであります。利率や貸付条件など、公庫融資と比べて働く人々が借りやすいように制度を改めるなど、改善を求めるものであります。
第7は、道路新設改良費のうち、私道整備事業補助金100万円全額が減額されていますが、補助率の改正をはじめ、一定の条件のもとでは市が全額負担で私道を整備するなど、市民の要望にこたえられる措置をとる必要があります。
第8は、向日市環境整備事業府交付金6,120万円、これは競輪の関係でありますが、公共下水道費から道路新設改良費に財源内訳補正されていますが、長い競輪開催の歴史の中で、交付金の増額と一般財源化を求めてまいりました。市役所の表玄関となるところが競輪場のトタンの塀という、およそ21世紀らしくない状況が続いております。京都府の競輪場周辺整備を急ぐよう、強く要望するものであります。
第9は、教育費は2,711万円減額されていますが、小・中学校費で1,573万円も減額されており、市民要望の強い学校施設の整備に予算を回すべきであります。
第10は、市長は今回、特別交付税獲得に努力されたようでありますが、年度末137億1,633万円となる市債の利率の引き下げや雨水事業等、大手ゼネコンに発注する工事単価の引き下げ、高速道路や財団法人自転車駐輪センターへの課税、さらに、赤字を理由に市税を納めていない大企業への課税の研究をはじめ、行政のむだを省き、市財政を民主的に改善する努力を引き続き行われるよう強く要望し、本議案に対する反対討論といたします。(拍手)
○(荻野 浩議長)
次に、賛成討論を求めます。
(「なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
それでは、討論を終結し、採決いたします。
議案第47号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手多数であります。
よって、議案第47号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
次に、議案第48号については、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認め、採決いたします。
議案第48号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手多数であります。
よって、議案第48号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
次に、議案第49号については、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認め、採決いたします。
議案第49号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手多数であります。
よって、議案第49号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
次に、議案第50号については、討論を省略し、直ちに採決したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認め、採決いたします。
議案第50号について、承認することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手多数であります。
よって、議案第50号は、承認することに決定いたしました。
――
――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
○(荻野 浩議長)
日程第15、市長の報告を行います。
繰越明許費繰越計算書2件及び
継続費繰越計算書並びに平成11年度向日市
水道事業会計継続費繰越計算書、以上4件の報告を求めます。高田助役。
○(
高田慶久助役)(登壇)
ただ今、議題となりました、市長報告4件につきまして、順次ご説明申し上げます。
まず、報告第3号の
繰越明許費繰越計算書についてでありますが、この報告は、先ほどの議案第47号でご承認をいただきました平成11年度向日市
一般会計補正予算(第6号)において、平成12年度へ一部繰り越すことといたしました老人福祉施設助成費の繰越経費につきまして、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、
繰越明許費繰越計算書を調整し、議会に報告するものであります。
これは、社会福祉法人物集女福祉会が建設されるデイサービスセンターの補助金2,041万5,000円のうち、1,493万8,000円を平成12年度に繰り越したものであります。
次に、報告第4号の
繰越明許費繰越計算書についてでありますが、この報告は、去る平成12年第1回定例会で議決をいただきました平成11年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)及び、先ほどご承認いただきました平成11年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第5号)において、平成12年度へ繰り越すことといたしました公共下水道整備事業に係ります繰越経費につきまして、
地方自治法施行令第146条第2項の規定により、
繰越明許費繰越計算書を調整し、議会に報告するものであります。
その内容といたしましては、平成11年度向日市
下水道事業特別会計補正予算(第4号)で繰り越すことといたしました石田川1
号雨水幹線築造工事に係ります実施設計及び地質調査、補正予算(第5号)で繰り越しいたしました事業認可設計の業務委託料、合わせて7,056万円でありまして、その財源といたしましては、公共下水道整備事業国庫補助金3,295万円、公共下水道整備事業債3,020万円、一般財源741万円であります。
次に、報告第5号の
継続費繰越計算書についてでありますが、この報告は、継続事業であります仮称第2
老人福祉センター建設事業及び第4
向陽小学校の
余裕教室活用大規模改造事業に係ります平成11年度年割額の一部を、平成12年度に逓次繰り越しをいたしましたので、
地方自治法施行令第145条第1項の規定によりまして、
継続費繰越計算書を調整し、議会に報告するものであります。
これは、先ほど報告いたしましたとおり、設計変更に伴い、仮称第2
老人福祉センターの建設事業費平成11年度年割額1億3,120万円のうち561万9,600円を、また、
余裕教室活用大規模改造事業費平成11年度年割額1億6,630万円のうち1,251万9,850円を、それぞれ平成12年度へ繰り越し措置したものであります。
最後に、報告第6号の平成11年度向日市
水道事業会計継続費繰越計算書についてでありますが、この報告は、平成11年度向日市
水道事業会計の継続費の一部を平成12年度に繰り越すことといたしましたので、地方公営企業法施行令第18条の2第1項の規定によりまして、議会に報告するものであります。
繰り越しの内容といたしましては、キリンビール京都工場の廃止計画により、寺戸町八ノ坪他地区の管網整備を見直しましたことから、工事請負費で1,485万7,000円、路面復旧費で1,950万円などその他経費を合わせまして4,512万3,000円を平成12年度に繰り越すことといたしたものであります。
よろしくご理解賜りますよう、お願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
以上で、市長の報告を終わります。
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○(荻野 浩議長)
日程第16、議案第51号向日市
老人福祉センター条例の一部改正についてを議題といたします。
提出者の説明を求めます。高田助役。
○(
高田慶久助役)(登壇)
ただ今、議題となりました議案第51号向日市
老人福祉センター条例の一部改正について、ご説明申し上げます。
ご案内のとおり、現在、第4
向陽小学校の北校舎を改造し、仮称第2
老人福祉センターの設置工事を進めており、6月末に完成の運びとなる予定でありますことから、向日市
老人福祉センター条例の一部を改正するものであります。
改正の内容についてでありますが、現在のセンターの名称を「向日市
老人福祉センター桜の径」とし、新たに設けますセンターの名称を「向日市
老人福祉センター琴の橋」とするものであります。
なお、名称につきましては、市民から親しまれる施設とするため、広く募集し、決定をいたしたところであります。
なお、この条例は、平成12年7月19日から施行することといたしております。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
ただ今、提案理由の説明がありましたので、本案に対する質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第51号は、厚生経済常任委員会に付託いたします。
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○(荻野 浩議長)
日程第17、議案第52号平成12年度向日市
一般会計補正予算(第1号)及び日程第18、議案第53号平成12年度向日市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)、以上2議案を一括議題といたします。
提出者の説明を求めます。高田助役。
○(
高田慶久助役)(登壇)
ただ今、一括議題となりました議案第52号及び議案第53号の2議案につきまして、ご説明申し上げます。
まず、議案第52号平成12年度向日市
一般会計補正予算(第1号)について、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ6,196万2,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ141億4,196万2,000円とするものであります。
それでは、まず、歳出の主なものについてご説明申し上げます。
民生費では、社会福祉費で、向日市
社会福祉協議会への貸付金4,000万円を措置いたしました。これは、介護報酬が3か月後にしか保険
サービス事業者に支払われないことから、向日市
社会福祉協議会の資金繰りに支障を来さないよう、介護保険事業の円滑な運営を期すため、一定のつなぎ資金を貸し付けるものであります。
なお、この貸付金は、本年度末に全額返還を受けることといたしております。
また、社会福祉法人向陵会に対しまして、乙訓
ひまわり園ショートステイ棟建設補助金など1,820万8,000円を計上いたしました。
また、第4
向陽小学校内に建設を進めております
老人福祉センターの開設に伴い、その管理運営費1,285万5,000円を追加計上いたしました。
次に、消防費では、平成11年度末で退職されました消防団員に対する退職報償金265万5,000円を計上するものであります。
次に、公債費では、今回、公債費負担の軽減を図るため、公営企業金融公庫資金のうち、年7%を超える借入分について、低利への借り換えを行うことに伴い、元金で償還年限が1年延びることによります不用額882万3,000円を、また、借り換えにより不用となる利子331万9,000円を減額補正いたすものであります。
続きまして、歳入の主なものについてご説明申し上げます。
まず、繰入金で、平成11年度の老人保健医療費が確定したことに伴います老人保健医療特別会計からの繰入金2,826万3,000円を、諸収入で、介護保険運営貸付金元金収入4,000万円を、非常勤消防団員退職報償金受入金として265万5,000円を、財団法人山城学校建設公社を本年5月31日付けで脱退したことに伴う出捐金の返還金100万円を、それぞれ計上いたしますとともに、財政調整基金繰入金を1,066万2,000円減額いたした次第であります。
次に、第2表、地方債補正では、今回の借り換えに伴う臨時特例借換債5件合わせまして1億1,570万円を追加いたしております。
次に、議案第53号平成12年度向日市
老人保健医療特別会計補正予算(第1号)につきまして、ご説明申し上げます。
今回の補正は、歳入歳出予算の総額に、それぞれ3,442万7,000円を追加し、歳入歳出予算の総額を、それぞれ37億2,162万7,000円とするものであります。
まず、歳出についてでありますが、平成11年度の医療給付費、医療費支給費などが確定したことに伴いまして、諸支出金で支払基金交付金返還金として医療費分616万4,000円を、また、一般会計への繰出金として2,826万3,000円を戻し入れするものであります。
次に、歳入についてでありますが、支払基金交付金で、支払手数料25万8,000円、国庫負担金で3,183万4,000円、府負担金で233万5,000円を、それぞれ増額計上するものであります。
以上、2議案につきましてご説明申し上げました。
よろしくご審議賜りますようお願い申し上げます。
○(荻野 浩議長)
ただ今、提案理由の説明がありましたので、両議案に対する質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
よって、議案第52号は、総務常任委員会、厚生経済常任委員会及び文教消防常任委員会に、それぞれ所管分を分割して付託し、議案第53号は、厚生経済常任委員会に付託いたします。
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○(荻野 浩議長)
日程第19、
丹野直次議員ほか3名から提出の決議案第3号森首相の「神の国」発言の即時撤回を求める決議を議題といたします。
お諮りいたします。
決議案の提案理由の説明については、会議規則第38条第2項の規定により、省略したいと思いますが、ご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
ご異議なしと認め、提案理由の説明は、省略することに決定いたしました。
質疑を行います。
(「質疑なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
質疑なしと認め、質疑を終結いたします。
討論を行います。
まず、反対討論を求めます。
(「なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
次に、賛成討論を求めます。
(「議長」と呼ぶ者あり)
○(荻野 浩議長)
1番、大橋 満議員。(拍手)
○1番(大橋 満議員)(登壇)
日本共産党議員団の大橋 満でございます。決議案第3号森首相の「神の国」発言の即時撤回を求める決議について、賛成討論を行います。
賛成の第1の理由は、向日市議会は、昨年9月24日、日本国憲法を厳守することを求める意見書を可決し、内閣総理大臣に送付をしておりますが、今回の森首相の発言も日本国憲法の原則に反するものであり、憲法を厳守するという立場から、本決議に賛成するものであります。
第2の理由は、「神国日本」という思想は、教育勅語とともに1948年6月19日、衆参両院で排除及び失効が決議として再確認され、既に葬り去られた考え方で、首相の発言としては、あってはならないものであるからであります。
第3の理由は、首相の釈明記者会見でも修正も撤回もされず、「間違ったことは言っていない、誤解を与えたことは陳謝する」と、まるで国民が誤解しているというものでしたが、国民にとっては誤解しようのない発言であり、首相こそ、撤回する以外に説明がつかないものであるからであります。
第4の理由は、釈明されたその内容も憲法に抵触するもので、「神社を中心としたまちづくりを」とか、「命は神様からの授かりもの」とか、その後のあいさつでも「人間形成は私学が最適だ」とか、さらに「共産党が政権に加われば国体が守れない」等々、「神国日本」という考えが続発し、アメリカを含む海外からも、帝国主義の亡霊、アジア侵略正当化の思想として、厳しい批判と抗議が行われていることは当然のことであり、撤回以外にないからであります。
また、いかなる事態に陥っても、直接関係のない日本共産党に攻撃を加えることを忘れないのも異常なことであります。
日本共産党が政権に加わっても混乱は起きません。世論調査の中でも、政権に加わる方がよいという人が急増しているのであります。それもそのはずで、日本共産党は経済の改革として、ゼネコン優先から社会保障と国民の暮らしを守る予算に変えること、国民の暮らしを守るルールをつくること、平和外交を進め、米軍の横暴勝手を正すこと、核兵器を持ち込ませないこと、憲法を守り、社会のゆがみを正し、憲法の平和的・民主的原則が花開く社会をつくることを目指しているものであり、これらが実現されれば、社会に混乱を招くどころか、安心して暮らせる社会になるのであります。日本共産党へのいわれなき批判も併せて撤回すべきものであります。
第5の理由は、自民党国会議員、前衆議院議員を含め228名が神道議員連盟のメンバーであり、自民党の体質そのものが批判されていると同時に、既に「了解した」としている公明党や保守党も共同責任があり、同罪だと言わねばなりません。与党3党に憲法を守る立場での自浄能力がない限り、向日市議会として決議し、その文章を送付し、撤回していただく以外に道はありませんので、この決議に賛成するものであります。(拍手)
○(荻野 浩議長)
ほかに討論ありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○(荻野 浩議長)
それでは、討論を終結して、採決いたします。
決議案第3号について、原案どおり決することに賛成の方は、挙手願います。
(賛 成 者 挙 手)
○(荻野 浩議長)
挙手多数であります。
よって、決議案第3号は、原案どおり可決いたしました。
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○(荻野 浩議長)
以上で、本日の議事日程は、全部終了いたしました。
本日の会議は、これをもって散会いたします。
午前11時26分 散 会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
向日市議会議長 荻 野 浩
会議録署名議員 和 田 広 茂
会議録署名議員 服 部 聖 子...