城陽市議会 2024-06-17
令和 6年文教常任委員会( 6月17日)
令和 6年
文教常任委員会( 6月17日)
文教常任委員会記録
〇日 時 令和6年6月17日(月曜)午前10時00分開議
〇場 所
城陽市議会委員会室
〇出席委員(10名)
小松原 一 哉 委 員
田 中 智 之 委 員
藤 田 千佐子 委 員
宮 園 智 子 委 員
澤 田 扶美子 委 員
奥 村 文 浩 委 員
乾 秀 子 委 員
善 利 誠 委 員
語 堂 辰 文 委 員
本 城 隆 志 委 員
〇欠席委員(0名)
〇議会事務局
長 村 和 則 局長
堀 浩 輔 主任
〇
城陽市議会委員会条例第19条の規定による出席
北 澤 義 之 教育長
教育委員会事務局
薮 内 孝 次 教育部長
藤 林 孝 幸
教育部次長
野 村 弘 樹
教育部次長
文化・
スポーツ推進課長事務取扱
本 田 一 美
学校教育課長
岸 本 匡 史
学校教育課主幹
松 下 信 介
学校教育課主幹
徳 永 博 昭
学校教育課主幹
堤 大 輔
学校教育課主幹
高 山 幸 子
学校教育課主幹
金 井 裕 次
学校教育課課長補佐
学校教育係長事務取扱
木 村 光 仁
学校教育課教育総務係長
山 本 和 彦
学校教育課学務係長
皿 谷 嘉 啓
施設管理課長
薗 田 豊
学校給食センター所長
井ノ上 智 之
学校給食センター課長補佐
薄 井 ゆみこ
歴史民俗資料館長
〇
委員会日程
1.報告事項
(1)学校生活の状況について
〇審査及び調査順序
報告事項
(
教育委員会関係)
◎報告事項
(1)学校生活の状況について
──────────────────────────────
○
奥村文浩委員長 ただいまから
文教常任委員会を開会いたします。
──────────────────────────────
○
奥村文浩委員長 本日の日程につきましては、既にご案内のとおりでありますが、審査の順序につきましてはお手元に配付いたしております本日の議事の進め方のとおりに行います。
──────────────────────────────
○
奥村文浩委員長 理事者から挨拶をお受けいたします。
○
北澤義之教育長 皆さん、おはようございます。
奥村委員長、そして、善利副委員長をはじめ、委員の皆様方には、日頃より、教育行政はもとより、市政全般におきまして、ご協力とお力添えいただいておりますことをまずはもってお礼を申し上げます。
本日でございます。市よりの報告といたしまして、学校生活の状況についてを報告させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。
そして、あともう一つ、年度が替わりまして、今回、最初の委員会ということでございますので、4月1日の異動もございましたので、担当部長のほうから職員のほう、まず紹介をさせて、始めさせていただきたいと思います。
本日、どうかよろしくお願いします。
○
薮内孝次教育部長 おはようございます。
それでは、
教育委員会事務局の管理職職員を紹介いたします。
まず、
学校教育課長、本田一美でございます。
続いて、
学校教育課主幹の堤大輔でございます。堤主幹は、市内の小・中学校の生徒指導に関する業務とICT教育の推進業務及び
いじめ防止対策に係る業務を担当いたします。
続きまして、同じく
学校教育課主幹の高山幸子でございます。高山主幹は、
特別支援教育に係る業務及び
教育支援委員会、
幼稚園就園支援委員会に関する業務を担当いたします。
次に、
施設管理課課長の皿谷嘉啓でございます。
最後に、
歴史民俗資料館館長の薄井ゆみこでございます。
どうぞよろしくお願いいたします。
○
奥村文浩委員長 暫時休憩いたします。
〔説明員一部交代〕
午前10時02分 休憩
─────────────
午前10時04分 再開
○
奥村文浩委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────────────
○
奥村文浩委員長 報告事項に入ります。
(1)学校生活の状況についてを議題といたします。
市の説明を求めます。
○
岸本匡史学校教育課主幹 失礼いたします。それでは、学校生活の状況につきましてご報告させていただきます。
初めに、昨年度、令和5年度の生徒指導のまとめについて、その概要を報告させていただきます。
まず、資料の7ページをご覧ください。令和5年度の城陽市小・中学校における問題行動の指導件数と指導人数をまとめたものになっております。表の左側が小学校、右側が中学校の数値となっており、括弧内は令和4年度の数値を表しております。
小学校においては、令和4年度と比べますと、指導件数は97件と、4年度と比べると16件の増加となっており、指導人数については、123人から132人と9名の増加となっております。事象の内容を見てみますと、前年度と比べ、
生徒間暴力や
器物破損事象が増加している状況です。その他の事象が全体の72.2%を占めており、その主な内容は、
児童間トラブル、けんかやからかい等が多く、
校外迷惑行為や教師反抗も起こっております。
中学校では、令和4年度に比べますと、指導件数は141件から245件と、104件の増加、指導人数は295人から384人と、89人の増加となっております。4年度より全体の生徒指導の件数、人数とも増加している状況でございます。その他の事象が全体の84.5%を占めており、主な内容は
生徒間トラブルが多く、
スマートフォン等の不要物の持込みや使用、テストの改ざんといったルール違反や教師反抗もある状況でございます。
8ページのほうご覧ください。その他の事象を除いた各事象を発生件数の多い順に示したものですが、小学校では、
生徒間暴力、器物破損、金銭の持ち出し、万引きの順に多く、中学校では、器物破損、対教師暴力、
生徒間暴力の順に指導件数が多くなっております。
9ページをご覧いただけますでしょうか。9ページは、過去17年間の指導件数と指導人数の推移をグラフで示したものとなっております。前年度と比べて、令和5年度での小学校、中学校の指導件数、
指導人数ともに増加している状況でございます。
10ページをご覧ください。10ページは、学年別、男女別の指導人数を示しております。小学校では3年生、2年生の順で増加しております。中学校では1年生、3年生の指導人数が多くなっております。コロナが5類に位置づけられ、子供たちの距離感が近くなり、トラブルやからかい、
嫌がらせ事象で多くの生徒が関わっているというような状況でございます。
11ページをご覧ください。11ページは、月別の指導人数と指導件数を示しております。指導件数を見ますと、小学校では11月、9月、中学校では6月、9月が指導人数が多くなっている状況でございます。特に小学校の11月につきましては、多くの人数が関わる事象が発生いたしました。
1ページ飛ばしまして、13ページをご覧ください。平成26年度から令和5年度までの10年間の不登校児童・生徒の推移をお示ししております。平成26年度からは、本市の不登校児童・生徒は全国同様に増加しており、また、全国より高い水準で増加してきました。そういった中、全国や京都府では令和3年度、4年度に急増しており、報道でも取り上げられたところでございます。
一方、本市におきましては、小学校では、元年度をピークに減少し、中学校では2年度をピークに減少傾向にあります。令和5年度の状況は、昨年度と比較して、全国的に増加傾向にある中、小学校では0.25%、中学校では0.06%の増加で、ほぼ横ばいの状況であります。その要因としては、市費での
スクールカウンセラーの任用や個々の状況に応じた丁寧な対応が効果を現しているものと考察しております。
近年では、特別支援を要する児童・生徒が増えている傾向もありますので、個々の状況をしっかりと把握し、
スクールカウンセラーや
スクールソーシャルワーカー等、専門家の有効的な活用、
校内適応指導教室やふれあい教室の活用も含めた、より丁寧な指導、支援を保護者と共に考えを連携する中で、児童・生徒をしっかり支援していく必要がございます。
説明を省略させていただいておりましたが、3ページからの資料の前半には、今、説明いたしました問題行動の概要や傾向を記述しております。
4ページの後段のほうから、本市の生徒指導における指導課題として、生徒指導の3機能、自己有用感、
共感的人間関係、自己決定をあらゆる教育活動の場に生かすことで、生徒指導の狙いである
自己指導能力を育成することを目指しております。
児童・生徒の規範意識の醸成、学校や社会の決まり、ルールを守ることの意義や重要性などの規範意識の醸成を図るために、学級活動や道徳、
非行防止教室などを積極的に活用し、日々の教育活動全体を通じて、繰り返し、粘り強く指導を行っております。
指導体制の確立と組織的・計画的な指導の推進、生徒指導は、全ての教育活動を通じて、全教職員が協力して進める必要があり、そのためには、全教職員が、方針や取組等を共通理解し、協働体制を築くことが大切であります。
いじめの未然防止、早期発見・早期対応できる体制づくり、いじめは、どの子供にも、どの学校でも起こり得るものであり、また、極めて深刻な事態となる危険性もございます。このことを教職員一人一人が常に意識し、未然防止、早期発見・早期対応に向けて、学校生活として組織的に取り組むことを共通認識いたします。
教育相談の充実と不登校児童・生徒への対応でございます。教職員は、児童・生徒との日常の何げない会話も教育相談の一つと捉えて、子供の心の葛藤や不満、悩みや不安といった内面の理解に努めることが必要であります。教師自身が
カウンセリングマインドを身につけることもとても大切でございます。
最後に、家庭、地域、関係機関とのさらなる連携の強化でございます。児童・生徒の健全な育成を図るためには、学校、家庭や地域、関係機関等が相互のネットワークを形成し、連携を深めていくことが重要であります。
以上、6点を示し、最後に、緊急問題が生じた場合の対応方法の一例を示しております。内容につきましては、後ほどご覧ください。
以上で、令和5年度生徒指導のまとめの概要の報告を終わらせていただきます。
○
奥村文浩委員長 暫時休憩いたします。
午前10時12分 休憩
─────────────
午前10時14分 再開
○
奥村文浩委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
○
松下信介学校教育課主幹 続きまして、小学校での食育の取組についてご報告させていただきます。
まず、1の学校教育における食育でございます。成長期にある児童が望ましい食習慣を身につけることは、生涯にわたって、健やかな心身と豊かな人間性を培うために重要です。そこで、サブテーマを生涯にわたって、健やかな心身と豊かな人間性を培うためにとしました。
食育推進上の観点については、3点を上げております。1点目が
自己管理能力でございます。
栄養バランスなど、望ましい食習慣を身につけることを目指すものです。2点目が社会性の育成です。生産者の苦労や自然の恩恵への感謝の気持ちを育みます。3点目が郷土愛の醸成です。地域の食文化や特産物への理解と継承について学び、故郷への愛情を育てます。写真につきましては、左下のものが調理実習をしている様子です。右下のものが給食の配膳をしている様子でございます。
次に、学校の食育に関する取組についてご説明をさせていただきます。
まず、地域の食文化や歴史の理解です。生産者の方から指導・助言をしていただく実践でございます。こちらは寺田いもの栽培の学習の様子でございます。左側の写真につきましては、地域の生産者の方から寺田いもの歴史や育て方について、話を聞いている様子です。右側の写真につきましては、地域の生産者の方から教わりながら、寺田いもの苗を植えている様子でございます。子供たちは、寺田いもの栽培方法だけでなく、歴史についても学び、特産物としての理解を深めることができました。
地域の食文化や歴史の理解として、米作り体験を実践している学校もございます。左下の写真は、地域の方から田植のやり方について教わっている様子です。その上の写真は、地域の方と一緒に田植をしている様子でございます。右側の写真につきましては、大切に育ててきた稲を収穫している様子でございます。収穫した稲は地域の方に協力いただき、脱穀、精米をして、学校で調理実習を行いました。子供たちは自分たちで育てたお米を食べ、大変満足しておりました。田植から収穫までの体験を通して、生産者の苦労と収穫の喜びを実感することができました。
同じく地域の食文化や歴史の理解として、生産者の方からイチジクについて教わる取組もございます。左側の写真につきましては、実際に生産者の方から栽培方法や城陽でイチジクが多く栽培されるようになった理由などを聞いている様子でございます。右側の写真につきましては、実際に畑の中に入らせてもらい、イチジクを観察している様子でございます。この学習では、イチジクが特産物として多く栽培されるようになった理由を学び、理解を深めました。また、地域の方から協力を得て、梅の城州白の栽培の様子や木津川付近にある茶畑でてん茶の栽培の学習を取り入れている学校もございます。
ここからは、地域の支援による教科指導になります。地域の特色を生かした
寺田西小学校における調理実習の実践でございます。こちらの写真は、食生活の改善に取り組まれている
ヘルスメイト城陽の方に学校へ来校していただき、支援をいただいている様子でございます。
ヘルスメイト城陽の皆さんは、各班の調理の様子をしっかり見て、的確なアドバイスをしていただけることから、子供たちは
栄養バランスの大切さ等の学びを深め、スムーズかつおいしく仕上げることができ、達成感を感じることができました。
次に、食に関する交流学習で、ICTを活用し、遠隔で他校との交流に取り組んだ特色ある
寺田南小学校の実践です。城陽市の姉妹都市である鳥取県の三朝町、三朝小学校とお互いの給食を紹介し、その中でそれぞれの地域の特産物について交流を行いました。左下の画像、写真は、城陽市の特産物である梅の城州白について調べ、まとめたものです。その上の画像は、お互いにまとめた特産物について交流している様子です。そして、右側の写真は、給食を食べ、その感想を伝え合っている様子です。では、実際に交流をしている動画がございますので、ご覧ください。
〔映像視聴〕
ここからは三朝小学校の発表になります。
〔映像視聴〕
特産物について知ってもらうという課題に向かって調べ、まとめるという活動を主体的に行い、城陽市の特産物に対して詳しく知ることができ、自分たちの地域に対して郷土愛を感じることにつながりました。
続きまして、
学校給食センターの取組についてご説明いたします。
給食センターの役割は大きく2点でございます。1点目は、望ましい生活習慣と適切な栄養を提供すること。2点目は、食育の教材としても活用できる献立内容の充実を図ることです。左下の写真は、
給食センターの外観でございます。右下の写真は、栄養教諭が給食指導に入っている様子でございます。
では、
給食センターの具体的な取組についてご説明させていただきます。こちらは、食を楽しみ、関心を高める支援としての取組でございます。様々なエピソードの発信として、給食の歴史や献立の変遷等を毎月発行している
給食センターだよりで紹介している取組でございます。左側の画像は、令和6年1月の学校だよりで、たつ年であることにちなみまして、給食の達人を目指そうというテーマを設け、給食の準備から片づけの方法を紹介しております。右側の画像は、昭和における給食の歴史を紹介しているものでございます。昭和22年頃は脱脂粉乳に缶詰が提供されておりました。昭和25年頃になるとパンが提供されるようになり、そして、昭和40年頃になると瓶の牛乳、サラダ、デザートがつくようになりました。さらに、昭和50年頃になると米飯給食が増え、フルーツもつくようになりました。なお、城陽市では、昭和42年から完全給食となっており、これまで50年以上、おいしい給食を提供し続けております。
続いて、こちらも食を楽しみ、関心を高める支援としての取組でございます。タイムリーな給食として、暦や季節の行事に合わせた給食の提供やメニューの紹介をしております。左側の写真は、お正月献立としてブリの照り焼きとお雑煮を提供した際の給食でございます。右側の写真は、端午の節句の行事食としてかしわ餅やちまきの提供を行うとともに、由来や歴史を
給食センターだよりに載せております。
こちらも食を楽しみ、関心を高める支援としての取組でございます。工夫した献立の設定ということで、絵本に登場する食事を実際に給食で提供しております。左の画像にある
かぼちゃスープのおふろという絵本からカボチャのスープを提供したり、右の画像にあるおでんしゃという絵本からおでんを提供したりしております。また、
給食センターだよりには、食材やメニューに関するクイズを載せるなどして、食への興味、関心を高めております。
続いて、こちらも食を楽しみ、関心を高める支援としての取組でございます。デザートの
パッケージデザインを児童が応募したデザインから選考し、決定した作品をデザートのパッケージに採用するという取組でございます。スライドにあるイラストのものは昨年度の2学期に城陽産抹茶のおだんごのパッケージと名前を募集したところ、949点もの作品が集まりました。その一部でございます。左の画像は、採用が決定した4作品でございます。右が、惜しくも採用とはなりませんでしたが、最終選考まで残った作品でございます。この取組では、多くの子供たちが誰の作品が採用されるかを楽しみにしております。また、採用された作品と最終選考まで残った作品については、全て
給食センターだよりで紹介しております。
ここからは、食生活への正しい知識を身につけるための支援についてご説明させていただきます。
こちらは、喫食をしているときに
給食センターから知らされた献立の
栄養バランス等を児童が校内放送で伝えている様子でございます。実際に校内放送が流れている動画でございますので、ご覧ください。
〔映像視聴〕
給食メニューの校内放送によりまして、
栄養バランスの大切さを学ぶ機会としております。
こちらも食生活への正しい知識を身につけるための支援に関わる取組として、栄養教諭による
学校訪問指導を行っています。栄養教諭は、午前中に
給食センターで献立を立てたり、調理の指導を行っております。給食時間は学校へ行き、給食指導を行っております。左側の写真は、配膳の指導を行っている様子でございます。右側の写真は、給食の献立に応じた食べ方の指導を行っている様子でございます。また、日々の給食に関する指導はもちろんですが、全ての小学校で紙芝居やICTを活用した栄養指導を行っております。
こちらも食生活への正しい知識を身につけるための支援に関わる取組として、地産地消の推進にも力を入れています。この2つの画像は、
給食センターだよりに掲載されたものでございます。実際に給食で使われた食材については、
給食センターだよりで紹介しています。左の画像は、城陽で収穫されたトマトについて紹介している内容でございます。また、右の画像につきましては、城陽で収穫された寺田いもについて紹介している画像でございます。城陽市の生産者の方と連携、協力をし、地産地消に進めております。
最後になりますが、食への興味、関心を高めるために、日本の郷土料理を紹介したり、
給食センターで給食が出来上がる様子を動画撮影し、各学校へ配信しております。こちらにつきましては、実際に配信している動画がございますので、ご覧ください。
〔映像視聴〕
このような取組を学校と
給食センターとが連携して進めております。
以上で、小学校での給食の取組について報告を終わらせていただきます。ご清聴ありがとうございました。
○
奥村文浩委員長 暫時休憩いたします。
午前10時37分 休憩
─────────────
午前10時38分 再開
○
奥村文浩委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
○
本城隆志委員 給食センターの映像っていうのは、私も食べた、40年代のしょっぱなから食べた思いがあるんですけども、絵柄の中で22年、25年、40年代、50年代の給食の絵柄があったんですが、間違ってるなと思ったのがあったのは、40年代最初食べたときに、初めて見たのがスプーンが3つに割れとったんですね。フォークはなかったんですよ。今回、フォークが入って、割れてないスプーンが入ってたんですけど、あれは見たことない、給食では見たことなかったんですけど、その確認だけ、ちょっと担当者の人がおられたら、分かりますか。
○
薗田豊学校給食センター所長 申し訳ございません。ちょっとその点について、直ちにお答えが難しいので、ちょっと確認させていただきたいと思います。
○
薮内孝次教育部長 あそこに描いていたのは20年代からですから、全国的に給食の始まった、脱脂粉乳であるとか、そこ、いわゆるイメージを出しています。
スプーン自体は、小学校、多分食べられたのは3つ割れ、3つにスプーンになっていた、フォークとスプーンを兼ねたものを使用していたということでございます。絵はイメージでございますので、うちの提供したものではないということだけ、ちょっとご理解願いたいと思います。
○
本城隆志委員 20年代、うちはなかったですからね。40年代からですけど、やっぱりこういうところ出てくるっていうことをやっぱり
給食センターの方も、スプーンがああいうスプーンで食べたっていうの、初めて学校給食であって、そのことをよそで言って、ええっとかみんなに言われた思いが、いまだに、何を食べたよりもスプーンの思い出が特にありましたんで、そういうところをうまくまた説明できるようにしておいていただきたいなというふうに思っております。
お昼食べないで帰った子が、学校給食ができて、食べるようになってきたというふうには思ってますけども、そういう意味では、城陽中学校が給食食べたから、クラブの成績がよかったかなというところがあるんかどうかはちょっと分かりませんけれども、ただ、牛乳がたくさん残って、クラブの後、一人で10本ぐらい飲んだことを思ってますんで、おいしかったかどうかの問題があったんですけど、私からしたら、夏の暑いときにああいう牛乳飲ませてもらえるの、ありがたいな、残った牛乳飲ませてもらえるの、ありがたいなという思い出がありますので、これからももっといい部分での学校給食の発展することを願ってはおりますので、努力、よろしくお願いしたいと思います。
それから、最初の生徒指導の問題に入りたいと思いますけれども、コロナで、子供が交流してきたら、子供の言い合いとか、学校の校内での暴力事件があるかなと思うんですけど、その辺り、どう解釈されているか、教えてください。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまの委員のご質問にご答弁させていただきます。
昨年度、令和5年度ですね、5月にコロナが感染法上5類に位置づけられたということで、それ以前は、教育活動のほうは非常に制限もございましたし、ソーシャルディスタンス、そしてマスクの着用と、そういったところからですね、子供たちがマスクを取ったり、休み時間でも、特に小学校とかも、べたべたっともうつきながら仲よく遊んでいるところもありました。しかしながら、そういったときに、4月当初からクラスも替わり、子供たちの関係性がこう、まだまだなところでやはり問題行動といいますか、ちょっとした言い合いであったりとか、言い合いからけんかに発展したりとか、そういった生徒指導の事象が多くなっているところでございます。
一方で、やっぱりマスクを外したくない、表情を見られたくないと、そういった子供たちもいて、そこから、マスクを外すことの強要はなかったんですけども、顔を見て話していく、友達との関係性をつくっていく、そういったところの指導に重点を置いてきたようなところでございます。
○
本城隆志委員 今、スマホで文字だけでこうやり取りする。それから、マスクしてるのが共通するようなことがあって、本当は、相手の表情をしっかり見ながら、目だけでは分からないから、口元の笑顔というのが大事かなと思うんですけど、友達としゃべるときも、やっぱり笑顔があってこそ、友情が育めるんですけども、目先だけでこう、鋭い目線で相手に、相手の目を見ながら、おしゃべりしなければいけないと言いながら、こう何か、にらんでるような感じもするんでね。やっぱりそういう意味では、マスク外して、笑顔でおしゃべりするほうが友情が育めるんではないかなというときってありますんで、それを即せえというもんじゃなしに、やっぱりこれからそういう、また指導ができるようになれば、また友達の関係も変わってくるんかなと思うんですよ。私ら、この年になって、同窓会やっても、当時の顔と微妙に違っても分かるんですね。だけど、マスクしてたら、5年後、10年後になったら、誰となってしまうんじゃないかなっていう心配があるんですよ。やっぱりそういう意味では、何十年という付き合いができる、これが一番大事なやっぱり学校での友情関係かなと思うんですよね。それから、今、親族で葬式、結婚式もない時代ですから、まちで会っても、身近な親戚がマスクしてたら分からなくなってしまうような、これはやっぱり人間関係という部分での今までの教育とか指導の中では全く別世界の指導じゃないかなと思うんで、そういうあたりをこれからどうするかということを、もう一度、先生方の中でも、あるいは教育委員会の中でも論議していただいて、どういう指導がいいか、教えていただくかということをやっぱり論議していただいたほうがいいかなというふうに思っております。
今、コンビニなんかで、子供たちがようけたむろしてるから、それを指導しようとしたんですが、なかなか難しいのは、昔ならば、城陽の店なら城陽の子なんですよ。だけど、今、どこから来てる人か全然分からないし、大人も全く、親も関係分からない、そういう意味では、地域の人が地域の子供たちを指導する場面が登下校のときしかないんじゃないかなというぐらい難しい時代になってきたかなと思っております。だから、ここやったら、アル・プラザでもたくさん見ますけど、アル・プラザに来る子は城陽の子だけじゃありませんので、なかなか指導の先生方が行っても難しいなと、そういう意味では、昔、城陽中学1つのときは、中学生やったら、皆ここの子やから、ちょっとなったら、声かけたら、それで済んだんですけど、なかなか難しいなというふうに思っております。そういうあたりもやっぱりどういうふうな指導体制するか、ここのグラフでは出てこないところがあろうかと思いますんで、その辺りもお願いしたいと思います。
それからやっぱり、PTAの関係なんかで青年団ずっとやってますから、50年間、私も指導の立場に近いことでやらせてもらったんですけども、全国どこ行っても、電車でそのまま座席に座らんと、床に座って、ご飯食べてる、あるいはお菓子を食べてる子供、高校生も見たんですけど、今、そういうところを見なくなりました。それから、通学の途上でたばこ吸ってる中学生も見なくなった。そういう意味では、安心感があんのんでしょうけれども、いろんなテレビでドキュメンタリーやってても、やっぱり子供たちの非行とか問題行動とかいうことになってんですけども、いや、少なくなってんのに、何かテレビやマスコミで増えてるような書き方もされてるんでね。この時代どうなってんのかなというところは絶えず疑問に思っておるんですが、その辺り、率直に、時代の変遷とともに非行が問題、増えたのか、あるいはおとなしなってきたのか、大人もちょっとおとなしくなって、道で、昔なら、学生同士が論争したっていうことあったんですけど、今、そんなことの、男女の取り合いはあったかもしれませんけど、普通、政治的な駆け引きで論争してるようなところをまちで見なくなったということが思うんですが、その辺り、どういうふうな形で思われてるのか、教えてください。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問にご答弁させていただきます。
まず一つですけども、子供たちの行動範囲ですね、やはり少し以前に比べると広がっているような状況でございます。そのためにも、城陽市と宇治市でとか、久御山でありますと、隣接市生徒指導連絡協議会といって、宇治管内、それから、少し広がった醍醐のほうですね、そして久御山と、その辺りの地域の状況、そして、警察管内での状況についても交流して、情報を得ているところでございます。
また、公共のマナーであったりとか、反社会的な行動、いわゆる喫煙であったりとか、そういったような事象については近年減ってきている状況でございます。その原因であったりとかっていうところの分析につきましては、やはりスマホの普及、ここが大きいというふうに思っております。特に城陽市では、小学校4年生のスマホの所持率が48%、これは、京都府に比べると、46%ですので、京都府より高いと。6年生になりますと66%の所持率、京都府は58%、特に中学生になりますとぐっと上がって、91.5%ということで、10名中9名ですね、そして府では82%ですので、非常に所持率が高いと。これは、いわゆる学校に来て、やんちゃをするというよりは、面識もないけども、多くの方と接することができると、そういったところで反社会的な行動というよりは、知らない人たちとつながって、いろんなよくない知識をつけるということもありますので、これは学校のほうでも、
非行防止教室であったりとか、スマホに対しては、情報モラル教室、こういったことを学校で指導いただいております。これ、警察のOBの方にも来ていただいたりとか、また、学校だよりや入学式のときに警察の方にお話しいただいたりとか、そういったところで、生徒だけではなくて、保護者に対しても指導をしていると、そういったところでございます。
○
本城隆志委員 スマホと言われても、私も持ってはいるけども、ほとんどSNS見ないから、自分の書き込みもほとんど見たことないんで、分からないんですけども、人のことも言わないからいいのかもしれないですけど。今、そういうものを使いながら株のやり取りを高校生あたりからもうやっていくような時代でもあるし、早くは、もう中学生からやって、今、社会人で大きく名をはせてる人なんか、もう小学生からそういうパソコンを使い切ってやってるようなことも言われてるんですけども、やっぱり使い方間違うとやっぱり詐欺行為になったり、あるいは被害に遭ったりとか、いろんなことがあったりしますけども、かえって、反対に高齢者になってから使い出して、余計失敗して、要らん物を買ってしまうという部分があって、若いときから使ってるほうがまだ安心感があるという部分であるんですけど、何をやってもうまくいく人とうまくいかない人がこうあるんで、そういう指導っていうのはやっぱりしっかりやっていかなあかんのですけど、子供と先生が同時にスタートしながらそういう世界に入ってきてるんで、だから教師がそのまま先に、先行切って、十分指導できるかいうたら、そうでもないので、やっぱりそういう研修というのは、教師間の研修というのはやっぱり大事かなというふうに思いますので、その辺りはしっかりお願いしたいと思いますし、それから、それが学校間格差にならないように、この学校は進んでるよ、この学校は遅れてるということも言われないようにすることも大事かなということは思っております。
それともう一つ、やっぱりPTAなんかにもそういう指導の研修なんかが必要になってこようかと思いますので、その辺りもやっぱり今後の課題としてお願いしたいんですけど、あんまり、PTAがやっぱり知らないと、親子の関係でそういうことの指導も、お母ちゃん知らんの、お父ちゃん知らんのという形で、また親子の断絶にもなってしまいますんで、親もそのことをどう理解するかということをやっぱり学校を通してやらないと、社会を通したら、もう皆、親のレベルがもうばらばらになってしまいますんで、ある一定のレベルをやっぱり保護者も持っていただけることが大事かなと思いますんで、よろしくお願いしたいと思います。
そういう意味では、外で子供が遊ばない時代になりましたんで、ちょっとなかなか外を回ってても分からないところがありますので、こういう機会で聞かせていただいて、ありがたいなと思っておりますので、ありがとうございます。
○澤田扶美子委員 まず、7ページのところに、説明していただいたんですけれども、中学校の事象が前年度比でもう倍近く、207件となってるんですけれども、これの分析は何かされてますか。
それと、10ページの小・中学校の学年別指導人数なんですけれども、3年度の小学校はすごく多くて、5年度の中3が多いんですけれども、この辺の分析というか、中身が分かるんでしたら、これもお願いします。
それと、13ページの不登校児童・生徒の推移なんですけれども、本当に城陽市は、全国と、京都府と比べてもすごく低くて、ありがたいんですけれども、さきに説明のあった、何ページかな、4ページで説明のあった指導課題ですね、生徒指導の3機能が生かされてこうなっているのかなと思うんですけども、この辺も何か、何で全国と京都府が減らないのか、それが分かれば、お願いします。
一緒に給食のこともよろしいか。給食の関係で、14ページには食育のことが書いてるんですけども、これ、小学校での食育の取組ということで、うちの場合なんか、中学校の給食なんか、すごく全国でも先進的な事例であるから、今こそ、中学生に対してもこんな食育をしてますよということがアピールできたら、すごくいいなと思うんですけれども、中学生に対する食育の概念があるのかないのか、逆に言ったら、農林漁業の体験とか、農家訪問とか、いろんなことができると思うんですけれども、その辺についての見解をお聞かせください。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問についてご答弁させていただきます。
まず、1つ目なんですけども、先ほど中学校の指導件数が増えていることについてです。昨年度、中学校の中で特定の男子の集団が同じように器物破損であったり、指導になかなか従えないというような状況がございました。これは生徒について各校で指導をしていただいたりとか、また、場合によっては、保護者の方にも来ていただいて、家庭での指導もお願いをしていたんですけども、なかなか学校、また保護者の指導も入らずに、厳しい状況が続いておりまして、指導件数が増えていたというような状況でございます。
そして、もう一つ、10ページのほうの3年度ですかね、小学校の指導件数が増えているというところで、これも同じように、ある小学校のほうで課題のある生徒が
問題事象を繰り返しておりました。しかしながら、4年度を見ていただくと減少しております。これはですね、学校でケース会議を持ちまして、特別支援の観点から指導を、サポートを行っておりました。
スクールカウンセラーの先生にも入っていただいて、個々に応じた、特性に応じた指導を、関わりをしたところ、本人も落ち着いて、学校生活を送って、事象が減っていると、こういった状況でございます。
○堤大輔
学校教育課主幹 私からは、先ほどご質問いただきました不登校児童・生徒数が少ない要因についてご答弁申し上げます。本市の小学校におきましては、令和5年度は29人となり、令和4年度に若干名増加となっておりますが、長期的に見ますと、増加傾向にある全国や府に比べまして、元年度をピークに減少傾向が見られます。これ、小学校に
スクールカウンセラーの配置時間数が拡充されており、児童・家庭に対する見立てや学校現場への効果的な助言が一層推進されたことで、より組織的に対応することができたあたりが不登校の改善につながったと分析をしております。
また、中学校におきましても、令和5年度は67人、令和4年度と比較しますと2名増加とはなっておりますが、ほぼ同程度の人数で推移していると分析をしております。
○
松下信介学校教育課主幹 ただいまご質問いただきました中学校における食育というところでのご質問にご答弁させていただきます。中学校に関しましても、大きく小学校と食育についての目標、概念については大きく変わらないというところでございます。また、中学校に対しましても、小学校で
給食センターからの取組、ご紹介させていただきましたが、同じような形で
給食センターだよりでの紹介や動画配信など、食育の興味、関心であったりとか、そういうところの推進を進めているところでございます。
○澤田扶美子委員 ありがとうございます。今の、カウンセラーが増えて、城陽は落ち着いてるんだということなんですけれども、全国や京都府がどんどん上がってる状況についてはご存じありませんか。
それと、不登校児童・生徒の対応というところで、6ページに教師自身の
カウンセリングマインドを身につけることが大切であると書かれてるんですけれども、やっぱりこれ誰でもできるわけじゃなくて、やっぱり大学からそういうことを専攻されてきた方がやってくださってるのか、また、教師になられてから自主研修されてるのか、その辺の見解もお尋ねしたいと思います。
それと、食育なんですけれども、田植のビデオ見せていただいたんですけれども、稲刈りとかもしてらっしゃるのかな、どうなのかなというのと、田植を経験してるのはいつ頃、何月頃、何年生がしてるのかなということと、それともう一つ、食育のところで食べ方の指導、お箸の指導なんですけども、昨日、ちょっと保護者と話ししてたら、自分が左利きで子供たちも全部左利きなんだけれども、ペンを持つのは右手にしなさいよって指導するけど、お箸まではまあいいかということで、左利きをそのまま、左手でご飯食べてるんやけども、その辺は特に食育としては問題があるのかないのか、別に左手で食べることで行儀が悪くなってるようなことがないのかどうか心配やっていうことをおっしゃってたので、そこの辺も分かればお願いします。
○
松下信介学校教育課主幹 ただいま委員のほうからご質問いただきました米作りをしている学年、学校等につきましてご答弁申し上げます。
現在、城陽市内の小学校で米作りをしている小学校、今現在5校ございまして、その多くが5年生で、総合的な学習の時間を使いまして米作りを、もう田植から収穫、また収穫できたお米を調理実習で食べるというところまでを体験をしている状況でございます。
○堤大輔
学校教育課主幹 私からは、
スクールカウンセラーの活用についてご答弁申し上げます。府及び全国的に増加傾向にあることはおっしゃるとおり把握をしております。本市におきましては、
スクールカウンセラー府費任用の分に追加しまして、市としても任用して拡充をしておりますので、その分、児童・生徒、保護者への相談はもちろん、先生方への相談、指導、助言というあたりも丁寧に充実させられているものと考えております。
また、学校の先生方につきましては、
カウンセリングマインドにつきましては、大学のほうでももちろん学ばれておりますが、カウンセラーの先生に校内研修等を実施していただきながら、
カウンセリングマインドの向上に努めているという部分も考えられるかと思っております。
○
薗田豊学校給食センター所長 栄養指導に関して、左利きのこと、お箸の持ち方とか、そういったことに関する指導についてでございます。お箸の一般的な持ち方、よくない持ち方とかの指導というようなことは、給食だより、現場での指導ということではさせてもらってますけれども、特段右利き、左利き、そういったことに関して特化して何かさせてもらってるということは現状ではございません。
○澤田扶美子委員 では、最後に1点だけお尋ねします。今の田植の体験学習で、米作りでの収穫までされてるということで納得しました。なかなか稲刈りのシーンがあんまり見当たらないのでちょっと気になったんです。これも自分の体験からちょっと物言わせていただくと、私、舞鶴の出身なんで、10月に結婚するのに、家で、実家のほうで稲刈りの手伝いをしてからこっちに、城陽に嫁に来たんですが、城陽に来たら1か月遅いんですわ。嫁に来たら、また稲刈りの手伝いさせられて、もうすごいショックやったんですけどね。そういう同じ京都府下でもそれだけの温度差があって、こういうこともやってるんですよということは、やっぱり子供たちにも教えておいていただきたいのと、それで、私、同じ稲刈りを手伝うのでも私のほう、雨が多いから、稲の乾きが悪いから、7段、8段の稲木を作るんですね。上で稲をつかむのが私好きやったんですけどね、こっち来たら平地で、一本でこうわさっみたいなんしてるので、もうそんな、同じ京都府内でこんな違いがあるのかと思って、嫁に来た1年目にちょっとびっくりしたこともあったので、やっぱり子供たちには、京都府下でもいろいろありますよいうことはやっぱり教えておいてあげてください。これは希望、体験談でございます。
○語堂辰文委員 1点お聞きしたいんですけど、中学校の修学旅行が終わったということ聞いてるんですけど、行き先の関係、それとさっき出てましたスマホは持参がどうだったのか、その点、お願いします。
○
岸本匡史学校教育課主幹 委員お尋ねの修学旅行でございます。中学校、5校ございまして、1校が長野県、信州のほう、残り4校は沖縄県への修学旅行となっております。
スマホの持参についてです。各校、基本的には学校生活と同じ状況で行っておりますので、スマホの持込みについては認めていない状況であります。ただ、やはりどうしても隠れて持っていって、教員が見つけて預かったというような報告も受けているところでございますが、ただ、多くの生徒はスマホ持ち込まず、学校と同じ状況で修学旅行行ったと聞いております。
○語堂辰文委員 分かりました。1校が長野県ということで、残り4校は沖縄ということでございますが、それぞれの学校で修学旅行の積立てなりされてきたと思うんですけど、この間の物価いいますかね、特に飛行機なんかにしたら燃料代とかね、いろいろそういうので値上がりしてきたと思うんですけど、そこら辺の関係はどのようにされているのか。もし分かればお願いします。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問にご答弁させていただきます。物価のほうも現在上がっているところではあるんですけども、3年間毎月の積立てということで、そこの中である一定、状況も見ながら積み立てて、その予算の範囲内で実施しているところでございます。
○語堂辰文委員 そういう物価上昇の中で、修学旅行費が上がったという中で対応されてきたということでありますけども、やはりこれは要望でございますが、近隣の市町でも修学旅行の補助がされてますので、その点についてもこれからご検討いただきたいと思います。
○田中智之委員 すみません、給食について2点と、児童・生徒について1点質問させていただきます。
まず、給食についてです。私の周りに栄養士さんだったり調理師さんの方が結構多くいらっしゃいまして、夏場の大量調理の苛酷さというのはよくお話を聞いたりします。文科省の調査を見ていると、城陽市の
給食センターはもう冷房が完備されてるんですよね。いうのは把握してはいるんですけれども、例えば、大きい鍋みたいなやつだったりだとか、何かそういうところで調理するときが、やはり夏場、非常に苛酷やという話を聞いたりもするんですけれども、その辺、調理員さんのほうから何か声は上がってないのか、そういったことについてまず1点お願いいたします。
○
薗田豊学校給食センター所長 学校給食センターにおける調理に関しては、調理委託会社のほうに調理を委託するという形で実施しているところであります。先ほど委員がおっしゃいましたように、
給食センターの調理室は全て空調設備を完備しております。
ただ、やはりその中でも煮炊き物、焼き物、そういったものを実施することによって、熱源を中で発生させるということで、その場に、非常に熱源を集中して使うときに関しては、その近くに行けば、やはり暑いということは現実ございます。しかし、そこのところについては、働く方の体調管理については万全を期すように調理委託会社にも常日頃から申しておりますし、空調機の状態に関しても我々もきっちり把握して、作業環境が確実に保たれるようにしておりますので、現時点において支障があるというふうには捉えておりません。
○田中智之委員 ありがとうございます。いろんな方のお話を伺ってると、ご説明いただいたとおり、なかなかやっぱり焼き物であったりだとか、鍋だったりとかいうところで、非常に暑いと。また、調理員の方、女性の方も多いと思うんですけれども、大量調理ですので、食材がもう10キロとか、そういったものを抱えたりするのも大変やみたいな話も聞いたりもいたします。そういった中で、体調管理については委託先のほうに促していただいてるということなんですけども、いろいろ見ていると、教育委員会のほうで調理員さんのための空調服なんかをそろえてらっしゃったりするところもあったりするかと思います。城陽市においての暑さとかそういった状況も踏まえてのところであると思うんですけれども、もしそういったお声があれば、そちらのほうも検討いただきたいなというふうに要望させていただきたいと思います。
2点目が、同じくこの給食についてでございます。もう今年もむちゃくちゃ暑いという話がずっと出てると思います。そういった中で、給食においても熱中症対策に取り組んでいかないといけないというふうには思いますし、栄養士さんなんかも給食の中でそういった対策っていうのはしていただけるんだというふうには思っています。
先ほど、地域の伝統であったりだとか食材について、給食のほうでも十分考慮いただいてるというお話ありましたけれども、熱中症対策で、城陽といえば梅干しですけれども、そういったものも活用しながらやっておられたりするんでしょうか。
○
薗田豊学校給食センター所長 梅に関しては、城陽市の特産品でもありますことから、年間複数回、実施させていただいております。常に出ているわけではないですけれども、夏ばてに合わせてと、熱中症防止に合わせてということではないですけれども、一定、地域の特産、また献立のバリエーションの中で梅というものは使わせてもらっておりますので、熱中症対策ということで冷たい野菜であるとか、そういったものを出す、デザートをつけるとか、そういった中で暑い時期に暑い煮炊き物だけではなく、何か違うものを出すとか、そういった中で給食を通して熱中症対策につながるものを実施しているところでありますし、梅干しに関しても引き続き今後のメニューにおいて実施していく見込みでございます。
○田中智之委員 すみません、今、とりわけ熱中症対策の観点で梅干しを使ってるわけではないという話もありましたけども、せっかく何か、既にいろいろ対策を練られておられる中であれば、せっかくなので、ちょっと焦点を当てて、スポットライトを当てて使っていただけたらなというふうに思いますので、これも要望とさせていただきたいと思います。
最後ですが、資料の6ページの家庭、地域、関係機関とのさらなる連携強化というところで、先ほど、澤田委員のご質問の中での答弁でも、学校で問題行動が発生した際のケース会議を開いて対処したというお話があったかと思います。私、もともと介護士をしておりましたので、ケース会議と聞くと、ケアマネジャーが集めていただいて、いろんな関係者ですね、看護師さんであったりだとか、介護士であったりだとか、ケアマネジャーであったりだとか、いろんな関係者が集まって、その方の生活について会議をしたりもするんですけども、学校におけるケース会議って、先ほどはスクールソーシャルワーカーさんですかね、もお越しいただいてみたいな話があったかと思うんですけれども、この(6)の中で、児童・生徒の健全な育成を図るためには、学校、家庭、地域、関係機関が相互のネットワークを形成し、連携を深めていくことが必要であるというふうに述べられておりますけれども、ほかの委員の質問からも、やっぱり地域で子供を見守っていかないといけないという話がある中で、学校でのケース会議っていうのは、誰が主体になって集めて、スクールソーシャルワーカーさんだけじゃなくて、例えば、地域には民生さんとか、いろんな関係者の方がおられると思います。例えば、うちの近所でも、ちょっとこの子最近、ちょっと悩んでるんちゃうんかなみたいな子については、見守り隊の方が毎朝ちゃんと積極的に声をかけていただいたり、本当に地域ぐるみで子供を見守っていただいてる現状がありますけれども、学校でのケース会議っていうのは、先ほど述べたとおり、誰が主体になって開いて、どういった方を集めて行われるんでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問にご答弁させていただきます。学校でのケース会議というのはですね、基本的には学校が中心に声かけをさせていただきます。しかしながら、学校に起こる生徒指導の事象についても様々でございます。反社会的な行動であったり、虐待を背景にするものであったり、いわゆる不登校を起因とする支援の仕方ということで、ケース会議によっても様々になっております。
例えば、虐待に関わるケース会議でありますと、学校が中心に、本市の福祉課、家庭児童相談室、また、宇治の児童相談所、そして本市から、本市ではないんですけども、放課後デイサービスに通っている場合は、そこの施設の方であったりとか、そして、福祉課でいいますと、生活保護の担当者の方であったりと、広く関わる方に来ていただいて、方向性を決めていったり、情報の共有を行っているところでございます。
逆に、反社会的な、何ていうんですかね、原因で子供に対するケース会議を行う場合ですと、警察の方に来ていただいたりとか、また、そこにはもちろん
スクールカウンセラーであったりとか、スクールソーシャルワーカー、そういった方にも来ていただいているところでございます。
そして、子供の精神的な部分でのケアについてですと、例えば、スクールソーシャルワーカーもそうなんですけども、医療関係、かかっている病院の先生に来ていただいたり、担当の方に来ていただいたりと、ケースによって様々なんですけども、学校が声かけをして、必要な関係の方に来ていただき、全員でその子の状況を共有する、そして指導の方向性を確認していく、そういった会議になっているところでございます。
○田中智之委員 ありがとうございます。まず1つが、今、いろんな関係機関を中心にどういった方が集まっておられるのかご説明いただいたんですけど、すみません、ちょっと今、もし聞き漏れてたらあれなんですけど、地域がそこにどう絡んでるのかというのを加えて教えていただきたいのと、学校が中心にということでございますけれども、特に学校の中でも、例えば誰が中心になるのか、担任の先生なのか、生徒指導の先生なのか、そこについてもお願いいたします。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問にご答弁させていただきます。まず、地域の方々の関わりということで、ケース会議に入っていただくことはなかなか少ないんですけども、最近の何々ちゃんの子供の様子が朝、変だよとか、民生さんの方から、隣のおうちの様子がこんなんですよっていうことで、第一情報として地域の方からご連絡をいただくことが多いです。また、小学校ですと、見守りのボランティアの方に立っていただいてる方から、あの子は最近遅れて来たりとか、ちょっとうつむき加減で歩いてるよ、登校班からちょっと離れてるよと、そういったお声もいただいているところです。また、各学校では、民生さんとの連絡の会議を年に1回設けているところでございます。
それから、もう一つが、学校の会議の中心なんですけども、基本的には生徒指導の事象ですと生徒指導主事、または生徒指導の担当の先生が中心となって会議を持っているところでございます。それから、子供の、ちょっと不登校ぎみであったりとか、なかなか学校、友達とうまくいかないと、そういったところでありますと、教育相談の担当の教員、この教員が中心となってケース会議、会議等を開いているところでございます。
○田中智之委員 ありがとうございます。私も地域の方々とお話ししている中で、たまにあることなんですけれども、最近、何々ちゃんのところがちょっと荒れてはるみたいでとか、本当にうわさってすぐ、すごい広まっていきますよね。てなったときに、なかなか地域の方々ですと、民生さんを中心に、そういった年に1回の会議を含めて情報共有いただいてるとは思うんですけれども、本当に、何か手探りで自分なりにちょっと支援を考えてやっていただいてる方って非常に多いと思うんです。てなったときに、もうちょっと何か情報があればなというふうに思われてる方、非常に多いと思うんですけれども、何かそこを地域の方に対して下ろしていく仕組みっていうのはないのか、それは難しいのか、そこについてと、ケース会議を生徒指導の先生方でやっぱり今、ご説明いただいた先生方が開いていただいてるわけですけれども、先ほどの資料にありました問題行動の数とかもありますけれども、その中で、ケース会議が対象となる児童に対してどのくらい開かれてるのかというのは、教育委員会として把握はされてるんでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 2点ご質問あったかと思います。
まず、民生さんへの情報の、会議に入ったりと、そういったところでございますが、ケース会議については、非常に高度な個人情報も扱っております。守秘義務の観点から、そういった会議に入っていただくのは難しいかなと。ただ、そういった情報提供というのは、我々も子供の状況を把握する上で非常に助かっているといいますか、役に立っているところでございます。そういったところでは、そういった情報提供が子供のヘルプというか、支えになっていることについては、民生さんとかボランティアの方、そういったところの方々にもお伝えしているところであります。
そして、もう一点ですけども、ケース会議の回数でございます。これは、不定期でございます。この子に係っては年3回とか、この子に係っては何回ということではないんですけども、その子の状況によって、緊急性もあるものもありますので、そういったところでケース会議をその場その場で開催しているというところでございます。
○田中智之委員 ありがとうございます。ちょっと地域の方々と問題行動であったり様々な事情を抱えた子供の関わり方だったり、見守り方という部分については、また別な機会でも質問させていただきたいなというふうに思います。
ケース会議については、ちょっと質問の趣旨としては、問題行動がある児童であったりだとか、不登校の児童っていうのがどのくらいいるという数字については、今、教育委員会のほうで把握されてると思うんですけれども、それに対して、ケース会議がちゃんと必要に応じて開催されてるのかというのが、部分がちょっと気になったので、その点についてちょっとお聞かせをさせていただきました。また後で聞かせていただきますので、以上とします。
○小松原一哉委員 失礼いたします。毎回のように、生徒指導のまとめというのを拝見して、いつも同じようなことをお尋ねしてることがあるんですけど、今日も今までの各委員さんのほうからご質問あったような、ちょっと重複する部分があるんですけれども、生徒指導で、それと食育の取組について、今日はスライドというか、パワーポイントを使っての説明ありがとうございます。大変いろいろな取組をされてるということがよく分かりました。給食についても1点だけ質問させていただきたいと思います。
まず、給食のほうなんですけどね、私たちのこの郷土の食材を使った給食というところで、郷土愛を育む取組として大変興味深い指導をされてるっていうこと、大変理解できましたし、また、姉妹都市であります三朝町とのそういう交流もやってるということを初めて知りまして、それも大変いいことやなと。また、全国の各地でも特産品を生かした献立を取り入れてというようなお話もあったのでよかったんですけど、私が1つ気になったのは、例えば、小学校1年生で、小学校に入学して給食始まりますよね。それで、中学校3年生、卒業まで9年間、学校給食にお世話になるわけなんですけど、子供の栄養所要量、もう絶対、6歳から15歳まで、物すごく差がありますよね。小学校と中学校で栄養所要量の差があって、それに合わせて献立と、あと数量が決まってるというのは知ってるんですけど、例えば、小学校6年間でも各学年で栄養所要量というのが違うと思うんですけど、その辺どういう区分けになってるのか、お尋ねしたいと思います。もちろん、中学校も3年間でかなり差があると思いますけど、その辺、どういう配分になってるのか、お尋ねしたいと思います。
それと、生徒指導のほうなんですけど、いつもこういうグラフとか表で示していただく部分は、いつも質問させていただいてるんですけど、その経年変化も含めて、増減をどうのこうのっていうよりも、その中身ですよね。中身と、あと、数で見えない部分。要するに、潜在的に何が起こってんのかなっていうのをどういうふうに把握してるのかっていう部分が実は大事で、そういう意味では、この3ページから6ページまでに文書でまとめられてるところ、実はここが一番大事やと思ってます。
そういうところで、今、社会の変化というの、物すごく目まぐるしく変わっていく中で、ここ数年間ですね、この指導課題っていうところで、どういう変化があったのかっていうことをお尋ねしたいと思います。まさか、10年前、20年前と同じではないので、それ、時代、時代では課題というのが大分変わってきてると思いますので、その辺ちょっと詳しく教えていただきたいと思います。その2点です。
○
薗田豊学校給食センター所長 学校給食における栄養摂取の量、基準等についてお尋ねいただいた点でございます。学校給食の栄養摂取の基準については、文部科学省が示しております基準がございまして、その中で、小学校でいいますと、低学年、中学年、高学年、それから中学生というような形で、2年ごと、中学生は一くくりですけれども、その中で1回当たり取るべき目安の摂取基準というのが示されておりまして、それに見合うような形で配缶量・配膳量を変えるという形で必要な栄養を摂取できるよう量的に調整して、献立内容は同じですけれども、量的にそこのところは各学年ごとに、1年生と6年生が同じ量ということはございませんので、そういった点は確実に摂取基準を満たすように取り組んでいるところでございます。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまの委員のご質問にご答弁させていただきます。この委員の皆様にお示ししているデータについては、昨年度の状況もそうなんですけども、グラフを通して経年の状況についても知っていただきたいなということで作成させていただいております。
この近年の課題といたしましては、やはり反社会的な行動が減っている反面、生徒指導事象が潜在化していて見えづらいと、こういうことを分析しております。例えばですね、一昔前であれば、コンビニに子供たちがたむろして、教育委員会であったり学校のほうにもすぐに何とかしてくれっていうようなお電話をいただいて、喫煙指導であったりとか、そういった指導をしていった状況でございます。現在におきましては、特にスマホの普及によって、子供たちの生徒指導の事象が見えづらくなっている、そして、外へ出ずとも、子供たちが友達、そしてはたまた顔も分からない外の人とつながると、こういったところが課題かというふうに思っております。
夏も、青少健とは一緒にパトロールを8時から10時で例年しているところなんですけども、暑さの関係もあって、子供たちがもうその時間にいないということで、ちょっとパトロールの時間も早くしているようなところです。
見えないところの生徒指導について、どう対応していくか、こういったところは、特にスマホの問題もございますので、警察とも連携しながら、指導の方法を探っているところでございます。
○小松原一哉委員 ありがとうございます。まず、食育のほうなんですけど、小学校においては2学年ごとに配缶量・配膳量が変わるということで、これもう昔からそうでしたね、たしか、そうやと思う。ただ、中学校の3年間はずっと一緒なんですね、これね。そこら辺ももうちょっと考えたほうがいいん違うかなって私は前から思っておったんですけど、ここで私もね、城陽町の時代から学校給食、始まったときからお世話になっていまして、もう今から考えたら50年前ですね。50年以上になってしまう、55年前の学校給食、今のはもう学校給食、物すごい差が、今の子供たちは、本当にどっかのレストランのメニューみたいなメニューで、私らの子供の頃っていうのは、例えば、今、配膳のことでいえば、生徒が生徒自身でおかずを配膳するんですけど、今はそういうことやってないと思いますけれども、特に人気のあるメニューのときは、お代わりしたいから、最初の配膳量を少なめにして、わざと残して、早く食べた生徒がお代わり自由みたいなね、そんなことをやってた記憶があるんですけど、今、そんなことやったらあかんのでしょうね、恐らくね。
ただね、個人差はあると思うんですよ。体の大きい子、体のそんなに大きくない子。男女の差もあると思うんですけど、そういうところで、学校としては一定量、その学年であればこれだけ、均等に配膳するっていうのをベースにされてるのか、ある程度は個人差というか、そういうのを容認してるのか、ちょっとその辺、いろいろな学校とかクラスとかで対応異なるかもしれないですけど、どのように指導されてるのか、ちょっと教えていただきたいと思います。
それと、生徒指導のほうなんですけれども、今、社会環境がね、どんどん変化していく中で、まさにここ二、三十年間では通信機器なんていうのは物すごく発達して、本当にこの10年間だけでも、私たちはもう携帯当たり前に持ってても、スマホになってからもう毎年のように新しい機能がね、どんどんどんどん入ってきて、今、子供たちが持ってるスマホにも私たちはもうついていけない世代になってしまいましたけど、そういう中で、そういう問題もありますし、それと、家庭環境と学校ということを考えた場合に、各家庭環境での価値基準と、例えば集団生活をする学校でのいわゆるスタンダード的な価値基準というの、物すごいギャップがあると思うんですね。でも、子供たちにとっては、家庭と学校と一日半分ずつ経験するわけで、そのギャップにやはり戸惑いとかあると思うんです。だから、その辺をどのように折り合いをつけていかないといけないのかなというのは、一番、私は大きな課題やと思ってます。
一時期ね、モンスターペアレントなんていうことがありましたけど、まさにそれはそういうものの表れやったと思います。社会通念上の価値基準と各個人の持ってる価値基準の大きな違いというのがね、そういう問題を起こしてたんやと思いますけど、そういう、例えばそういう社会的な環境の問題とか、地域の環境の問題も影響してくると思うんですけど、その辺をどう向き合っていくのかって、これからどう向き合っていくのかという、どのような基本的な考えをお持ちなのか、教えていただきたいと思います。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいま委員がおっしゃられたように、社会的な流れといいますか、時代の変化というのは、非常に教育としても敏感になって指導していかないといけないというふうに思っております。特に、文科省からも令和4年の12月に改めてこの生徒指導のいわゆる教科書といいますか、生徒指導提要のほうも改訂されました。そこには、いわゆるブラック校則であったりとか、そういったところについても、時代とともに柔軟に対応するようにということで明記されているところでございます。
ただ、学校教育として、社会に出たときに通用するような価値基準であったりとか、物の考え方、こういったものは、ある一定、学校で指導しなければいけません。しかしながら、時代とともにご家庭の考えというのも様々でございます。例えば、髪の毛を真っ金々に染色して登校している子供についても、あくまでも強制力はございません、お願いベースで保護者の方にも望ましいといいますか、加工をせずに登校させてくださいとお願いしても、二つ返事で分かったっていうようなご回答をいただける家庭もなかなかないようなところなんです。ですので、あくまでも学校の中では集団での望ましい生活というのを子供にも保護者の方にも知っていただく、それが大きな力となって、様々なご家庭あるんですけども、そういったところにも分かっていただけるように、粘り強く指導、また周知していきたいと考えております。
○高山幸子
学校教育課主幹 小学校の配膳の仕方についてご答弁申し上げます。まず、年度始めに、担任により給食指導の一環で、配膳の仕方についても指導いたします。具体的に、配膳の場面におきましては、途中で足りなくならないように、また、均等に分けられるように、最初に担任がこれぐらいの量で配膳するようにということで、担任のほうがお皿に盛りつけ、それを子供にその後をさせるというような指導を行っております。
また、お代わりにつきましては、時間を決めてさらに食べられる子については、担任が配るというような形を取っております。
また、お休みの子がいた場合の余ったデザート等につきましては、担任の指導の下、じゃんけん等を使いながら、公平に振り分けられるように指導しているところでございます。
○小松原一哉委員 ありがとうございます。給食の配膳については、まずはやっぱりクラスごとの担任の先生がしっかりと、要するに基準をちゃんと示すということで、はい、私たちの子供の頃とやっぱり大分違ってきて、ちゃんとやっていらっしゃるんやなということ、よく分かりました。
そうですね、給食のね、今、一つは残す子も中にはあると思うんですけど、やっぱりその辺もしっかりと指導していただいてると思うんですけど、やっぱり献立の中身によっては、子供がどちらかというと苦手な食材が使われてたりとかそういうこともあるのかもしれないですけど、その辺も十分配慮してご指導いただいてるということで、一応理解しておきます。
それと、生徒指導のほうなんですけど、今、ご答弁いただいたように、社会通念上の価値基準と、先ほども言いましたけど、各個人が持っている家庭、家庭といってもいいと思うんですけど、価値基準ってやっぱりどうしてもギャップがある。ただ、学校というところは集団生活をするところなので、やっぱり一定の、何ていうんですか、分かりやすく言えば、線引きの中でね、集団生活送るっていうことをやっぱり子供たちにもそれは十分理解してもらわないと、幾ら多様性を認めようという社会になっても、やはり多くの人が一緒に同じことをやるところでは、そういうルールが必要なんだっていうこともね、それもしっかりと指導していただきたいと思います。そういう方向性で十分考えていただいてるというようなご答弁いただきましたので、安心いたしましたけれども、今後ともその辺、いわゆる社会的に、例えばメディアとかで結構いろんな情報が流れてますけど、あまりそういうふうに、これメディアの人がいはったら怒られるかもしれないんですけど、流されないようにしっかりと指導のほうやっていただきたいと思います。よろしくお願いします。
○藤田千佐子委員 私のほうからは、不登校児童の件数についてと、あと給食の食材についてご質問させていただきます。
最初に、不登校児の件数なんですけどね、8ページのところで、小学生は令和3年32人、その後21人に減って、また5年度に29人、あと中学校のほうは、もともと令和3年度が88人やったのが令和5年度は67人ということなんですけれども、これは、
スクールカウンセラーの方とかが対応されて、カウンセラーの方のそういう効果があって学校に来れるようになったっていうことなのか、それとも卒業されたから人数が減った、あとは転校されたとかね、そういうことなのか、内容的に減ってることに関してどういう内容になってるのかっていうのをちょっと教えていただきたいんですけれども。
○堤大輔
学校教育課主幹 ただいまご質問いただきました内容についてご答弁さしあげます。不登校児童・生徒数の減少につきましては、先ほど申し上げさせてもらったとおり、
スクールカウンセラーの拡充配置による丁寧な支援が行われた成果であると認識をしております。ただ、継続的に不登校の状態にある児童・生徒ももちろんおりますので、引き続き丁寧なカウンセリングであったり、支援の仕方を模索していくことは必要かと考えております。
○藤田千佐子委員 さっきもそういうご答弁があったと思うんですけれども、改善されたということは、学校に来れるようになったということでしょうか。それともフリースクールとかそういうところに行かれて改善されたということなのでしょうか。
○堤大輔
学校教育課主幹 失礼いたします。ただいまのご質問に対してもご答弁申し上げます。不登校児童・生徒の状況についても実に多岐にわたりますので、例えば、学校には登校しているけれども別室で学習を進めている子であったり、市の適応指導教室に通室をして学習を進めている子、また、なかなか全く家から出ることも難しいようなお子さんと、いろいろ状況については多岐にわたるところですので、一概に学校に来れるようになっただけではないんですけれども、何かしらの形で現状よりは改善して生活することができるようになっているという状況でございます。
○藤田千佐子委員 分かりました。改善はしてきているということで理解させていただきます。
○
北澤義之教育長 ちょっと追加で。人数的、あるいは発生率という意味で、減少、この二、三年減ってきていると、それは確かでございます。ただ、その理由といいますか、なぜかと言われますと、確かに教育委員会といたしましては、令和2年度からそういった補助員の編成替えも行いましたし、
スクールカウンセラーも市単費で配置もしましたし、昨年度から本年度にかけて、いわゆる学校での別室登校の整備という、そういったところに取り組んではきましたけども、それはあくまでもそういったいい環境というか、環境整備はつくりましたけども、それが直接的に改善につながったというのは、ちょっと、いわゆる論理的というか、エビデンスをもってはっきりそれを言い切ることはちょっとできないなとは思ってます。
そういった理由の一つに、いわゆる不登校の原因というのがございましてね、これが把握はしているんですけども、友人関係であったり家族関係であったり、そういった内容であれば、対策、対応もしやすいんですけども、実際には群を抜いて一番多いのが、これ半数以上が無気力、あるいは不安という理由から不登校になっております。ですから、無気力とか不安とか言われると、これ、まあ言えば、理由が分からないということですし、これは学校のほうでもしっかりとつかみ切れていないというのも、これもあると思いますし、本人自身が分かっていないということも、どっちもあると思います。
ですから、今、学校のほうには、こういった無気力、不安でなくて、本当の具体的なところをちょっと把握は努めてほしいというふうには依頼をしていますけども、ちょっとそういった意味ではっきりと何をもって効果があったというのはちょっと、エビデンスをもって言い切ることはできないかなというふうに思っていますし、同時に、そういった理由から、生徒指導上では、一番の最重要課題であるという認識は今持っております。
○藤田千佐子委員 分かりました。今、教育長がおっしゃいましたように、その理由がね、本人も分からないというの、無気力とか不安だとかいうことだと、理由としてちょっとなかなか難しいと思うので、それは今後の課題なのかなということはあります。それで環境をすごく整えていただいてるということも実際にありますので、また経過のほうをまた教えていただけたらと思います。
給食の食材について質問をさせていただきます。本年の2月に福岡の小学校でウズラの卵で窒息死をした、あと、2017年にも大阪市で小学校1年生の女児がウズラ卵をね、給食のウズラ卵を食べて窒息死したというね、ことがあるんですけれども、城陽市においては、それに当たってウズラ卵のほうを食材として使用されるのか、一応、小児科学会のほうでウズラ卵がそういう危険がある食品の一つであるというふうに上げられたりとかしてるんですけれども、ウズラ卵を使用されているのか、それとも何か切って出したりとか何か配慮をされているのか。
あと、他市でもよく聞くんですけれども、給食の時間がすごい足りないっていう子供さんが多いらしく、落ち着いて食べられない、時間が少ない。それは人にもよるとは思うんですけれども、このウズラ卵の事件があったときに、やっぱり給食の時間が足りないんじゃないか、そんな声がたくさん上がっています。なので、そういう時間の配慮というか、時間が大体どれぐらい給食の時間を取っておられるのか、その辺も含めて教えていただけますか。
○
薗田豊学校給食センター所長 今年の冬に他の自治体でウズラ卵の誤嚥事象が発生したことについてはこちらでも把握して、そこについてどうすべきかということを考えていっているところでございます。
過去、これまでの我々の学校給食におきましては、年10回程度ウズラ卵が入ったメニューを提供してまいりました。その中で、そういった事象は起きてはいませんでしたけれども、実際にほかで起きた事象の、命に関わった案件であったことを重きを置きまして、現時点においてウズラ卵を使用するメニューについては献立には入れておりません。
あと、給食時間の時間設定に関しましては、各学校のカリキュラムによるところでありますけれども、ウズラ卵のような誤嚥しやすい食材については今後使用していかない形で実施していきますので、同じような事象は起こり得ないというふうに捉えております。
○
松下信介学校教育課主幹 失礼いたします。ただいま委員のほうからご質問のありました給食時間についてご答弁申し上げます。小学校につきましては、大体給食時間は、準備も含めまして40分から45分程度設けております。ただ、人数の関係で、1クラス多かったり、そんなに人数が多くないっていうところで準備にかかる時間というのは多少変わるかなというところで、実際食べる時間は少し変化はするかとは思いますけれども、特に1年生ですと、なかなか準備も経験のない中でやるので、初めの頃はなかなかスムーズにいかないというところで、担任だけではなくて、他の教員もそこに入って一緒に準備をして、そういう中で子供たちが準備をスムーズにすることを覚えていきますので、時に、ちょっと何かトラブルが子供の中であったりとかっていうところで、先生がちょっとそっちに入って、給食の準備をちょっとまた見切れないとかということはあるかもしれませんけれども、基本的にはそういったところで子供たちが準備をスムーズにできるように指導しておりますので、大きく、5分しかないとか、そういうところではないかというふうに把握しております。
○藤田千佐子委員 分かりました。ウズラ卵を出さないというふうにするのはちょっと私はいろいろ思うことがあるんですけれども、気をつけないといけないっていうところでね、小学校1年生、2年生っていうのは、歯が生え替わるときなので、しっかりとかめなかったりとかして飲み込む。それでつるっとした食材ですので、喉に詰まりやすい。少し前にもコンニャクゼリーとかもあって、年配の方が窒息とかされるとかいうことがあって、形状が変わりましたよね。あと、さっきのスライドの中にも、お正月、お雑煮が出るということはお餅を出されるっていうことですので、そんなんで今までトラブルがなかったのか。やっぱり小学校1、2年生の児童に対しての見守りみたいなものをしっかり食育の中に入れて、やっぱり食育の観点からいうと、ウズラを出さないというのがいいことだと私は思わなくって、やっぱりたんぱく質も卵というのは豊富ですし、そういう食べ物があるっていうことを子供に教えていかないといけないので、いわゆる配慮というのを、やっぱり見守り、配慮というのをしっかりされたらいいのかなというふうには私は思うんですけれども、お雑煮に関して、今まで喉に詰めたりとか、今までに城陽市の小・中学校でそういう喉に詰めたとかいう事例とかはなかったんでしょうか。
○
薗田豊学校給食センター所長 ウズラ卵に関しては、リスクというところを最大限に捉えて、現状、出さないということを考えているところでございます。
お雑煮のお餅にしましても、そういった点、最大限の注意を現場で先生方のご指導いただいて配慮いただく必要があるかと思いますが、喉に詰まってしまったという事象については、報告は上がっておりません。
○藤田千佐子委員 分かりました。そういう配慮がなされているということで、そういう事例もなかったということで、私は認識をさせていただきます。
ただ、やっぱり小学校の低学年に関しては、歯の生え替わる時期ですので、ウズラ卵だけではなくって、ほかの食材でもそういう可能性があるという中で、やっぱり低学年の児童・生徒の見守りみたいなものをしっかりと今後もやっていただけたらと思います。
○宮園智子委員 ありがとうございます。私は、給食と、5ページの
非行防止教室のことを具体的に教えていただきたいのと、あとは、4ページの3の2番の不良行為等に関わる事象の火遊び、小学校では火遊びが1件発生したとかってあるんですけれども、これは何で発生したのか、花火をされたのかなとか、ちょっとそこら辺を具体的に教えていただきたいのと、あと、3点目が給食なんですけれども、これはご提案というか要望みたいなものですけど、給食で、例えばいろんな、14ページ見てたら、食の楽しみとか関心を高める支援の中でたくさんいろんなことされてて、映像も見させていただいてすばらしいなと思ったんですけれども、それの中の一環の一つとして、例えば、1か月に1回とかにバイキング方式で給食を楽しめないかっていうのを一つちょっと思ったんですけれども、何でまたかっていうと、前、保護者の方からのお声があって、やっぱり体格、お子さんによって小学生、高学年やら低学年で、やっぱり食べる量が違ってくると思うんですね。それで、例えばスポーツやってはったりとかしてたら、給食の量が足りなかったりとか、あとは逆に食が細かったりで多過ぎるとか、そういうお声を聞いてるので、もしバイキング形式、毎日は難しいと思うんですけれども、例えば、月1回とかあれば、何ていうんですか、子供さんの自主性も芽生えると思いますし、それこそ本当に食育につながるんじゃないかと思うんですけれども、そのようなお考えはあったりするんでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 私のほうから
非行防止教室、また火遊び事象についてご答弁申し上げます。
まず、
非行防止教室でございます。この
非行防止教室は、京都府警に協力をいただいて実施しております。府内実施100%を目指しており、昨年度の実績でいいますと、本市15小・中学校全てにおいて実施いたしております。
そして、この
非行防止教室は、全般的に子供たちに知っていただきたいという思いで、警察OBの方が各クラスごとに来ていただいて実施をしているところです。反社会的な行動、それからスマホのトラブル、多岐にわたってご指導いただいているところでございます。
もう一点、火遊びについてでございます。これは昨年度小学校で起こった事象ですけども、これも少し時代かなと思うんですけども、子供がユーチューブでたき火をしてみたという動画を見て、実際に休みの日に公園で枯れ葉等を燃やしていたと、地域の方からのお知らせがあって事象が判明したというものでございます。こちらについても、学校でも事情を確認して指導を行い、保護者の方にも状況を説明し、家庭での指導もご依頼したと、そういった状況でございます。
○
薗田豊学校給食センター所長 給食の実施に当たって、バイキング方式を取ってみてはというご提案でございます。その点につきまして、給食としてのもともとの望まれるミッションというか役割という中で、確実に栄養素を取って、心身ともに健やかなものにするというところを目指す中で、バイキング方式であれば、どうしても好きなものに偏る、苦手なものは取らないということが起こり得るだろうというふうに思われます。食べる量の違いに対応できるという点はあるかもしれませんが、バランスよく様々な観点からいろんな献立を出して食べていただくというところを最大限に給食の喫食の現場で確実に栄養素を取ってもらいたいなという思いから、そういった方法については実施しておりませんが、おっしゃっておられました子供の食への楽しみ、それから自主性の醸成ということに関しては、セレクト給食というのを小学校で実施しております。小おかずにつくものがハンバーグにするのか魚フライにするのかと、そういったことを、私はどっちにする、いや、どっちのほうがおいしいかもというようなことを子供たちに実際に選んでもらう。そういったものを学期に1回ずつ、小学生に対して実施しているところでありまして、そういったときは、いろいろ指導から帰ってきた栄養教諭は、結構クラスでかんかんがくがく議論になっているというようなこともありましたし、そういった中でできる範囲でそういった自主性を醸成するような取組は行っているところでございます。
○宮園智子委員 ありがとうございます。非行予防教室というのは、すみません、私勉強不足で初めて知りまして、すごくいい機会だなと思いますので、警察の方、なかなかお会いできることもないと思うので、すごくいいなと思いましたので、ぜひこれがもっと広まればいいなと思いました。
火遊びなんですけど、本当に今どきなんですね。ユーチューブ見てたき火をしてみた、気持ちはすごく分かるし、すごく何か、もっと怖いことなのかなと思ったら、まあまあ、たき火もよくないんですけれども、そういうことでしておられたのっていうので、少しほっとした部分と、これからちょっとユーチューブとかそういうのが気をつけないといけないのかなというのを感じました。
あと、給食に、バイキングに関してなんですけど、セレクト給食があるのを、ごめんなさい、知らなくて、そういうのがあってすごくいいと思いますし、ただ、やっぱりこれからの時代、やっぱり小学生とか今の子供たち、海外に出ることがだんだん多くなってくると思いますし、この前新聞で見てたら、2022年の日本財団の18歳意識調査とかでも、日本人はやっぱり自分で国や社会を変えられると思うっていうのが思うことが最も、何ていうかな、アメリカとかイギリスとか中国とか韓国、インドの6か国で見ても、その思いが最も少ないということをちょっと新聞記事で読んだりしたので、ぜひとも、まずは、何ていうんですかね、食からっていうんですかね、食がやっぱり楽しいものだと基本思いますので、そこからちょっと自主性を強めていかれたらどうかなと思いまして質問をさせていただきました。
○乾秀子委員 お願いします。4ページの全体的な傾向と考察っていうところの4番、不登校児童・生徒の文章の中にある特に特別な支援を要する児童生徒も多くというこの一文が気になっているので、説明をしていただきたい。藤田委員が先ほど聞かれたことと関係があるのかどうかということと、それから、5ページのいじめですね。(4)番、危険信号を見逃さずにキャッチすることも大切ですっていうところに書いてある情報ですよね。集められる情報について、2点です。
1点目からちょっと聞きます。私いつも、教育長にも前お聞きしたように、インクルーシブ教育がどこまで必要なんかなっていうことをずっといつも考えてて、結論、まだ出してないんですけれども、それも引っかかってて、ここの文章にある特別な支援を要する児童生徒も多くっていうところなんですけど、これは先ほど言われた無気力とか不安とか、そういうことも含まれてるのかなと思うんですけれども、私、気になってるのは、やっぱり発達障がい的な部分なんですよね。今年から1歳児健診と5歳児健診もオーケーというような政府の方針が出たんですけど、城陽市は5歳児健診はしない方向でいくと。もちろんふたば園っていうのが本当に公立であって、恵まれてる市やと思うんですね、よそに比べて。だから、そういう園とか、連携が取れてるっていうふうに福祉部局からの返事はいただいてるんですけど、私、やっぱり5歳児健診ぐらいのときにちゃんと発達についても健診を、お体のほうもそうなんですけど、受けるべきじゃないかなって思ってます。
なぜかというと、大きくなられて進学とか就職のね、相談をよく市民相談として受けるんですけれども、もう全くその年齢になるまで、自分に発達障がいがあるっていうことを知らなかったっていう方も精神障がいが出てたにもかかわらず、お医者さんにもかかってないという方もおられまして、こういうことも心身の病気ではないかもしれませんけれども、やっぱり早期発見する、その子の可能性を伸ばしていく教育っていうのもすごく、この頃選べるんじゃないかなっていうふうに思ってるんですね。
この4ページの全体的な傾向と考察っていうところを読んでてね、すごく何かこう、子供たちが怒っているっていうか、暴力とか、それから器物破損とか、そういう方向に何かエネルギーが向きがちな何かがあるのかなとかもすごく思うんですね。大学で、そのときは情緒障がい児っていう形で私は勉強して、その子たちが専門に来た先生が触法少年といいますかね、法を犯す少年についてのゼミの先生やったんで、そういうことをずっと勉強してきたんですけど、2年間。そういうのがやっぱりすごく自分の心の中にあって、あまり当時と変わってない、社会的な状況というかね、子供を取り巻く状況が変わってないのかなっていうこともあって、その中でもやっぱり不登校になったり、ひきこもりになったりっていうことがその当時からも大きな問題につながってたんですけれども、この④番目の特に特別な支援を要する児童生徒も多くって書いてあるのが余計に気になるんですけど、ここんところ、特に心配することがないならそれで結構ですので、どういう、児童が抱える問題というのがあるなら、ちょっと教えてもらいたいと思います。そちらからお願いします。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいま委員のご質問にありました部分でございます。不登校の特に特別な支援を要する児童生徒も多くという部分でございますけども、これは近年、以前と比べてというところでございます。そして、ここにつきましては、学習的な課題、そして対人的な人との接する課題であったりと、そういったところが以前に比べてより個別に対応すると個々のよさが伸びたり、課題が克服できるかなというところでございます。ここに書いてありますように、保護者との承諾も得て、学習や能力の検査ですね、個別な検査をして、そこで個々に課題があるところをどうしていこうとか、また、家庭的な背景もあるところであれば、福祉課と連携したりとか、そういったところでのこういった表現になっているところでございます。
○乾秀子委員 すみません。去年からね、こども家庭庁ができたときに、ちょっと教育委員会だけは現状引継ぎっていう形なんで、一緒に対応するっていうことがなかったんですけども、もちろん連携はあるんですけどね。その中で、子供を真ん中に置いた政策をね、政府が取っていくということになってるんですけど、子供を取り巻くいろんな問題、さっきも岸本主幹がおっしゃったように、能力的なことも学習の面で、家庭的な背景もあるということで、それとまた子供が1日の大半を過ごす学校教育というのがすごく関わってくるって思ってるんですけど、いじめとかっていうのは学校で起こる問題なんで、そしたら、一人の子供を取り巻くいろいろな課題の中で、学校として対応していく、福祉的な意味ではなくて、学校教育の面から対応していくというときには、やっぱり福祉とか医療とか障がい支援とか、そういうところと連携しながらいくっていうふうになってるんですかね。もちろん当たり前のことやとは思うんですけども、そこのところね、やっぱりこども家庭庁のところにちょっと教育が実際に一元化されてないっていうことで、私はどんなふうにこれから福祉的なところが、何ていうか、一つの形として固まりにしてなっていくときに、教育が関わっていかはるのかもうひとつよく分からないところがあるので、そういうところをもうちょっと詳しく、役所の中で、例えば、役所の中でどういう体制として関わっていくのか教えて、何度も言ってはるとは思うんですけど、教えてもらいたいなと思います。
その次の2番目ですけれども、いじめアンケート調査、教育相談活動、③ですよね。日常的にアンテナを高く張ってっていうところあるんですけど、この中で、何ていうか、子供が自分の気持ちをそのまま出せるっていうのは作文かなっていうふうに思うんですけど、これ、どんなふうに客観的にどこまで先生がこれを見てくださって、行動観察というのもちょっとどんなふうにされてるのかも分からないですけど、どういうものがそこからつかめてるのかっていうのをちょっと教えていただきたいと思います。
○堤大輔
学校教育課主幹 ただいまご質問いただきましたいじめの未然防止、早期発見に対する対応というところに対してご答弁申し上げます。常日頃から学校の先生方には毎日の生活の中で子供たちを丁寧に見守りながら、教育活動を行っていただいておるところです。ただ、ネット社会ということもありまして、残念ながら子供たちの実態として見えにくい部分であることも認識しておりますし、子供たちとの面談や相談の中で分かってくるという部分ももちろんございます。特に、SNSなどを介した場合に、水面下で見えにくい部分で起こっていく事象が増えているというのも事実でございます。各学校においては、まず、学級担任の先生を中心に相談しやすい関係づくり、環境づくりっていうところで努めていただいております。
また、教育相談週間というのを設けまして、二者面談を行うなどして、本人から相談しやすい環境づくり、それからまた、周りからの状況の把握ができるよう取り組んでいるところでございます。
ささいな兆候であっても、いじめではないかという疑いを持って、早い段階から積極的にいじめについて認知し、対応するように努めております。
いじめアンケートにつきましても、学期に1回実施しており、嫌な思いをしていないかというような部分についてアンケート調査を行っております。該当する案件につきましては、学級、学年、また学校全体で丁寧に聞き取りを行い、その都度、指導、対応をしているところでございます。
○
岸本匡史学校教育課主幹 私のほうから、学校での子供に関わる課題についてどのような者がどういうふうに関わって解決に向かっているのかというところについてご答弁さしあげます。
先ほど、乾委員もおっしゃられたように、いじめのほうがほぼ学校で起こっているというお話がございましたが、いじめは近年複雑化しておりまして、またスマホの普及にもあって、学校外で起きているような事象も非常にございます。そこをやはり保護者の方、本人も困って学校に相談されると。なかなか学校として解決に至るようなところまでいくのが難しいような事象もあって、そういった生徒指導的な観点からの関わりについては、警察と相談したり、指導、助言をいただいて関わっていただいている状況でございます。
また、虐待につきましては、本市の福祉課、家庭児童相談室、そして広く言えば宇治の児相であったりとか、そういったところの専門機関とお話をいただいております。また本人が医療的なケアが要るということであれば、スクールソーシャルワーカーの先生にもお話、ご助言をいただいて、医療とつなげて本人の状況の改善に努めていると。様々な子供の様子に応じて、生徒指導の担当であったりとか教育相談の担当、各学校でのそういったところの教員が中心になって、大きな形での会議を開く等、解決に向かって対応しているという状況でございます。
○乾秀子委員 ありがとうございます。ずっとほかの委員の方が質問されてるのと重なってて申し訳ないなとは思ったんですけれども、総体的に分かりました。
今、学校外のいじめも問題になってるっておっしゃってたんですけど、私、ほかの他府県の市町村の取組として、今さっき初めに聞いてましたら、結構子供たちもスマホをたくさん所持してるっていうことでね、LINEでの相談を始められた学校があるんですけれども、もちろん保護者の方がされてもいいとは思うんですけど、子供がやっぱり自分の思いをどんなふうに伝えたらいいのか、まだ十分に分からない子供たちが担任の先生に対する信頼が本当に厚いとかだったら、LINEの相談窓口っていうのもね、学校教育のほうで持たれたらどうかなって。誰がどんな形で対応するのか時間外のこともあるとは思いますけれども、子供たちにとっては文字で、文章で書いて出すっていうより、先生と面談して、そこから先生に思いを酌んでもらうとかするより、そのほかにLINEっていうのもすごく身近なツールになってるので、そういうことも考えていただいて、できるだけ気持ちをこう、何ていうかね、発散できるというか、相談しやすい体制に持っていけるようなことも考えていかれたらどうかなというふうに思いますので、要望はそれだけです。すみません、ありがとうございます。
○
岸本匡史学校教育課主幹 今、LINEでの相談をということでございました。本市では、LINEの相談機能ございませんが、中学校での中3のスマホの所持率は95%と100人いれば95人持っていると、非常に高い所持率でございます。そして、この携帯を使って、ほぼ100%の生徒がLINEを使用していたりということがございます。
京都府教育委員会の事業で、LINEによるSOSで相談できる窓口というのがございます。これは紙でも案内しておりますし、何か少し小さい名刺ぐらいの大きさで子供たちが携帯できるように、各児童・生徒に配っているところでございます。ただ、95%の携帯の所持率といいましても、携帯を持っていない児童・生徒もおりますので、そういった場合でもメールでの相談や電話での相談窓口ということで、特にLINEにつきましては、24時間対応ということになっておりますので、そういったところに情報が入って、また教育委員会から学校にお知らせして対応しているところでございます。
○乾秀子委員 ありがとうございます。
○
奥村文浩委員長 10分休憩します。25分まで。
午後0時16分 休憩
─────────────
午後0時25分 再開
○
奥村文浩委員長 休憩前に引き続き会議を開きます。
質疑ございますか。
○田中智之委員 手短に要望だけなんですけれども、先ほど教育長のご答弁の中でも発生率という言葉あったかと思うんですけれども、この資料についても、件数だけじゃなくて、率も出していただけたら、こういった話、件数だけじゃなくて、発生率も大事な観点かなと思いますので、それをちょっと要望として述べさせていただきます。以上です。(発言する者あり)どれかと言われると、もうあれですね、例えば9ページの問題行動の状況の件数とかも、これ、例えば児童・生徒の人数でいうと、例えばこの平成19年から令和5年の間でも、そもそもの児童の人数も減ってますよね。となると、発生件数についての見方ってちょっと変わったりするのかなっていうふうに思うんです。ですので、率についても出していただけたらなというふうに思っています。
○
奥村文浩委員長 答弁はありますか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 今、田中委員おっしゃられたように、全体の生徒・児童の数というのは減少傾向にございます。その数と発生した件数も含めて、率のほうについては今後、本市教委と小中高生徒指導連絡協議会と協議を進めてまいりたいというふうに思います。
○善利誠副委員長 すみません。私のほうからちょっと多いんですが、5項目お願いをいたします。まず、これは文言の問題ですけれども、テストの改ざんというこの文言について、2つ目が問題行動のその他の、その他という項目分けについて、それから、3つ目が対教師暴力について、4つ目が緊急問題という、この定義について、それから5つ目が不登校の問題についてということで質問させていただきます。
まず、この資料に載っております3ページにテストの改ざんといったルール違反というふうにあるわけですけれども、これは学校現場を経験した方は大体イメージできると思うんですが、経験されてない方はなかなかイメージしにくいのではないかというふうに思いますので、ちょっとイメージできるようにご説明をお願いしたいと思います。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまの善利委員のご質問にご答弁させていただきます。テストの改ざんでございます。基本的には、教員、定期テストであったりというところでありますと、回答を丸つけをして返しております。ただ、やはり特に中学生とかですと、進路も関わることですので、1点や2点でも少しよかったらという思いがございます。教師も回答を子供たちに返却する際、コピーのほうを縮小といいますか、全て取って、子供の回答のバックアップをこちらに持っているというところでございます。そういったところで、書き直しとかっていうのがないようにということで、返却時は、もう机の上は赤ペンと問題だけにはしているんですけども、そこで子供が空欄だったところに回答を入れたり、回答はもちろん鉛筆やシャープペンシルで行っておりますので、書き換えたりと、そういったところでそこが判明した場合は、本人にも確認して指導していると、そういったところがテストの改ざんという形で報告させていただいております。
○善利誠副委員長 教師のほうも答案を丸をつけて返却をしなければならない。時間に追われて、この日のこの時間に返却したいというのがありまして、慌てるわけではないんですけれども、採点をする際に間違いが生じるということは、これは人間のやることですからあるわけで、その辺、学校の先生方もないように努力はされてると思いますが、自分の間違いがあった、発見されたというようなことも起こってきますので、それについては丁寧に対応しなければならない。あわせて、今おっしゃったように、生徒の側も1点、2点、もうちょっと上がったらという、こういう思いでやってしまうというようなこともあるかと思います。そういうことで、この文言だけからは、ちょっと分かりにくいのではないかなというように思いまして、あえて聞かせていただきました。ありがとうございます。
2点目ですけれども、問題行動の報告の中で、その他というのがあって、このその他の件数がかなり多いっていうわけです。これは教育委員会でも教育委員の方からのお話もあったかと思いますが、このその他がもう少し分かりやすくできないかなということです。項目として、この文章の中にこういう事象がありますということは書かれてはいるんですけれども、それがどれほどの件数があったり、どういうパーセントなのかということがもう少し分かると、この件についてもイメージしやすいかなというふうに思います。
問題行動のこの表は、府教委に対しての報告を基にされているというふうに思うんですけれども、この
文教常任委員会に対して、もう少しその辺がイメージしやすいようにしていただけると、大変ありがたいなというふうに思いますが、これは要望としてお伝えをさせていただきます。これについての答弁は必要ございません。
3つ目ですけれども、対教師暴力が何件かございます。令和5年度、中学校においては、対教師暴力が6件あったわけですけれども、この対教師暴力の中で医療機関に行かなければならなかったというような事象はあったのでしょうか。また、それは何件あったのでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問にご答弁させていただきます。昨年度、令和5年度の対教師暴力は、委員おっしゃるとおり6件というふうに各校からの報告を受けております。これは中学校でございます。
医療機関にかかった事象につきましては2件でございます。特に、生徒のほうの指導もなかなか入らなかった、そして、先生もやはり被害を受けてたということで、医療機関にかかり、そして、保護者にも学校に来ていただくと、そういったところで対応して、そのときだけでなくて、継続的に見守り、指導を続けていたというような状況でございます。
○善利誠副委員長 教師が暴力を受けるということは、これはあってはならないことだというふうに思うわけですけれども、仮にそういうことがあった場合に、また委員会としても全面的にバックアップをしていただきますように、よろしくお願いをいたします。
続いて、緊急問題ということで6ページに出ておりますけども、緊急問題への対応ということで出ておるんですけれども、この緊急問題の定義づけといいますか、どういうものを想定しているのか、どういう事象を想定しているのかということをお聞かせ願いたいのと、誰がどういうタイミングでどのように決定をしていくのか、これは緊急問題であるということを、緊急問題とするという決定をどのタイミングで誰が行うのかということについてお聞かせください。
○
岸本匡史学校教育課主幹 こちらの緊急問題の対応、誰がどのように決定していくかというところについてご答弁申し上げます。こちらの緊急問題への対応ということで、まず、第一に児童・生徒の命に関わる、こういった問題についての緊急対応というふうに考えていただければというふうに思います。
こちらについては、児童・生徒の命に関わる問題、特に自殺であったりとか、そういったところについては、第一報という形で学校長から教育委員会のほうに報告が来ます。そして、その後、市教委からも各校長への再度の事実確認であったりとか、私どもでいいますと、京都府教育委員会の報告をさせていただくことになっています。したがいまして、やはり児童・生徒の命に関わる問題、こういったところの対応についてということでございます。
○善利誠副委員長 そうしますと、この緊急問題の定義というのは、今おっしゃったように命に関わる事象ということで、逆に言うと、命には関わらないであろうということは、この緊急問題には当たらないと、こういうことでよろしいでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまのご質問にございましたが、命に関わらなければ緊急として扱わないことではないんですけども、それもいわゆる重大として早急に対応するように、学校長が管理職、また学校全体を事実を把握して、こちらに連絡をいただくと。そして、学校長とは共有しながら、指導の方向性であったり、京都府教育委員会の報告も含めて、命には関わらないけどもしっかりと対応していくと、同じような思いであるということは間違いないところでございます。
○善利誠副委員長 そうしましたら、先ほど質問させていただきました対教師暴力ということもこの緊急問題として扱うということになっていきますか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 先ほどご答弁申し上げました対教師暴力につきましては、もちろん緊急といいますか、報告はすぐ校長からいただいております。そして、指導の経過も含めて京都府教育委員会に報告をして、どういった対応をするかということも協議をしていたところでございます。ですので、いち早く先生が医療機関にかかったり、そして今後の対応については、警察とも相談したり、また、弁護士の先生ともご助言をいただいたりと、そういったところで早急に対応した経緯でございます。
○善利誠副委員長 今、ご答弁いただいたことは、現場の全教職員に周知徹底はされているんでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 まず、そういった事象が起きたときの対応ということで、例年、各校で春に生徒指導の対応についてということで、これは一般的な生徒指導ですけども、対教師暴力が起きたときもこういった対応をしてくださいということで、各全教職員に共通理解を図っているところです。
先ほど答弁したように、こういった対教師暴力が起きたときに、情報収集はさることながら、落ち着いたタイミングで、子供が帰ったタイミングで全教職員にも共通理解、情報共有を図ったというところでございます。
○善利誠副委員長 ありがとうございます。教職員の中で認識の違いがあると、どうしてもそこからちぐはぐな対応になってしまうということも間々あることですので、この緊急問題、これに限らずですけども、全ての教職員が同じ認識で物事に当たるということを今後も徹底していただければというふうに思います。
最後、5点目ですけれども、不登校についてなんですけれども、先ほどからも不登校についての質問がありましたが、1年以上登校していない生徒・児童ですね。こういった児童・生徒は何名おられるんでしょうか。
○堤大輔
学校教育課主幹 ただいまご質問いただきました内容、1年以上登校していない児童・生徒についてということでご答弁申し上げます。令和5年度より今年度にかけて、継続的に不登校となっている人数についてお答えいたします。小学校につきましては、令和5年度より9名、中学校におきましては令和5年度より継続して不登校の状態にある生徒については29名と今現状では把握しております。
○善利誠副委員長 特に中学3年生が1年以上不登校であるという状況であるとするならば、中学校卒業後ですね、仮にどこかの高校や専門学校等に進学をする、または就職をするというようなことがあっても、引き続きといいますか、そのまままた不登校の、もしくはもう家から出ないという状況が続くことになるやもしれんということが想像されるわけですけれども、例えば、高校に進学をした場合は、その状況を出身中学校と連携を取りながらということも可能だと思うんですが、例えば、高校を中退をされたとか、また、高校によってもそういった対応にかなり温度差があるかとも思いますので、なかなか中学校卒業後に出身中学校がその状態を把握することも難しい。したがって、教育委員会としても把握できないという、こういう状況ではないのかなというふうに思うんですけれども、これに対しての何らかの対応は教育委員会としては何か動きとしてはあるんでしょうか。
○
岸本匡史学校教育課主幹 ただいまご質問にございました卒業後ですね。教育委員会が所管しているのは小学校、中学校ということで、在校中に京都府の事業でもございますユース・アシストという場所と連携をいたしております。ここは、ひきこもり支援であったりとか、立ち直り支援ということで、義務教育終了後の子供たちの支援を行っております。ですので、在学中にも教育委員会であったりとか各校とも連携を取っていただいて、中学校卒業後ですね、少しずつ学校に通えているとか、まだちょっとおうちの中にいることが続いている子の様子であったりとか、そういったところを卒業後の過年度から見ていただいているところと教育委員会は連携しながら、情報共有を図っているところでございます。
○善利誠副委員長 中学校を卒業した方に対しては、教育委員会として何かこうしますみたいなことはなかなか言えないっていうのか、限られた中で、言わば、教育委員会の善意によってしていただくということになってくるのかと思いますけれども、やはり関わりを持っていく、誰かが関わりを持っていくということが大事になると思います。
そういう意味では、行政というところから見れば、教育委員会に、または福祉部局と連携をしていただいて、何らかの関わりを持っていただくということが必要になってくるかと思うんですが、今こうしてほしい、ああしてほしいというような案があるわけではありません。これからも地道な努力をお願いしたいというふうに思います。
とにかく、不登校の児童・生徒がまた社会で活躍するということは、これはいろんな報道なんかでも紹介をされたりして、そういうケースもあるというふうに見聞きするわけですけれども、同じように、そのまま、いわゆるひきこもり状態になってしまうということもまたあるかと思います。そういうことに対して、何か手だてを打っていくことができたらなというふうに思いますので、また委員会としてもご努力をお願いしたいというふうに思います。
○
奥村文浩委員長 1点だけ。食育に関して、重要だなというふうに思ってるんですけれども、今回、一般質問では健康のことで、その中で運動のことを質問しようと思って、城陽でも非常に経験のあるお医者さんにその話をしたら、もう一つ、やっぱり次は食事のことをやってほしいと、ちゃんとした食事を取らないといけないと。私ら、もう50代超えてきますと、皆さんそういうことを身にしみて考えられると思うんですけれども、そんなときにちゃんとした食事と思いますと、子供の頃からの経験ですとか、それからいろいろ聞いた知識なんかでどういったものが健康的な食事かっていうのを思い浮かべるわけです。
以前なんですけど、食育のない国というのに行ったことありまして、その中で、小学校の先生の会というのにちょっと行ったことがありました。そこで、食育教育みたいなものは全くないという話がまずあって、先生方に何食べてますかって言ったら、肉か甘いものと、そういう話でした。いや、野菜食べたほうがいいんじゃないですかって言ったら、何でですかって聞かれまして、いや、それは健康にいいから野菜食べたほうがいいんですみたいな話をしましたら、そうなんですか、ちょっと調べてみますって。それ小学校の先生ですから、全く食育というものは自分も受けてないし、子供たちにもしていないと。その国、どんな感じかなっていいますと、40代の方はほぼみんな薬局へ通っておられます。薬局は毎日スーパーの売出しみたいな列ができている状態です。体の不調が40代になるとあるので、みんなそういう感じです。50代はっていうと、もうかなりの方が既にお亡くなりになってるからいらっしゃらないというか、そういうことです。東南アジアですけど、そんなちっちゃな国じゃなくて、まあまあ東南アジアっていったら、何か国か普通に思い出されるような国の一つです。
そんなことを経験しまして、非常に食育というのは重要なんだなと。テレビとかでもいろんな健康情報とかもあるんですけれども、やっぱり食育が重要だなというふうに思います。
それで1点だけお聞きしたいんですけれども、何をどのように食べるかというような、野菜とか肉とかバランスよくとか、いろんな言い方はあると思うんですが、何をどのように食べるか、食べればどのようによいかというようなことがお子さん方にどのように伝わっているのか、ちゃんと伝わっているのか、まだまだこれからのことなのか、もう十分なのか、その点について1点だけお聞きしたいと思います。どうでしょうか。
○
松下信介学校教育課主幹 ただいま、学校のほうで栄養についてどのように取っていけばよいかいうところでの指導についてご質問いただきました。そのことについてご答弁申し上げます。
まず、食育に関しては、教科も含めて教育活動全般で食育というのを行っております。その中で、一つは給食もそうですし、給食の中で、先ほどご紹介させてもらったような形で栄養メモを子供たちが放送で読んで、大事な栄養素が入っているということであるとか、例えば、栄養教諭の訪問で小学校1年生から3年生までについては、そちらの栄養教諭のほうから栄養の大切さであるとか、そういう指導を行っております。
また、保健の中で、栄養の大事さ、また、家庭科の中での三大栄養素のことであったりとか、そういう指導を行っておりますので、教科も含めて給食も含めて、教育活動の中でいろんな中でそういう栄養のことについては指導していると、そういう状況でございます。
○
奥村文浩委員長 さっきの食育の全くない世界って、本当に何というか、40代でみんな人生が終了に向かっていくという、そういう国なんだなというふうに思いました。何かこのことは本当に大切なことだと思うんです。やっぱり学校でしっかりと言っていただかないといけないと思いますので、今、それぞれの場所でちゃんとやってるというご答弁だと思いますが、本当にこれについて真剣にもっともっと取り組んでいただけるようにお願いしたいと思います。ありがとうございます。
○
奥村文浩委員長 それでは、ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
奥村文浩委員長 ありませんでしたら、この程度にとどめたいと思います。
暫時休憩いたします。説明員の方は退席願います。
〔説明員退席〕
午後0時52分 休憩
─────────────
午後0時53分 再開
○
奥村文浩委員長 それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。
──────────────────────────────
○
奥村文浩委員長 閉会中の継続審査及び調査についてお諮りいたします。
お手元に配付の所管事務調査の特定事件につきましては、議長に対し、閉会中の継続審査及び調査の申出をいたします。これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
奥村文浩委員長 ご異議なしと認め、そのように決定いたします。
──────────────────────────────
○
奥村文浩委員長 本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって散会いたします。
午後0時54分 散会
城陽市議会委員会条例第28条の規定により署名する。
文教常任委員長
奥 村 文 浩...