城陽市議会 > 2019-12-13 >
令和元年第4回定例会(第3号12月13日)

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  1. 城陽市議会 2019-12-13
    令和元年第4回定例会(第3号12月13日)


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    令和元年第4回定例会(第3号12月13日) 令和元年         城陽市議会定例会会議録第3号 第 4 回      令和元年12月13日(金曜)午前10時00分開議   〇出席議員(19名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      谷  村  浩  志  議 員      平  松     亮  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      太  田  健  司  議 員      澤  田  扶 美 子  議 員      西     良  倫  議 員      増  田     貴  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         相  原  佳 代 子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      土  居  一  豊  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(1名)      大  西  吉  文  議 員 〇議会事務局      長  村  和  則  局長      谷  口  浩  一  次長      樋  口  友  彦  議事調査係長      葛  原  さ  な  主事補      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      北  澤  義  之  教育長      荒  木  正  人  理事                  企画管理部長事務取扱      角     馨 一 郎  危機管理監      河  合  寿  彦  総務部長      綱  井  孝  司  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      中  林  憲  彦  まちづくり活性部長      木  谷  克  己  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      田  川  和  親  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      大  西  峰  博  危機管理監付次長      吉  川  保  也  企画管理部次長                  人事課長事務取扱      堀  岡  宣  之  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  福祉課長事務取扱      角  田     勤  福祉保健部次長                  福祉事務所次長      大  石  雅  文  まちづくり活性部新都市政策監      長  塩  泰  治  まちづくり活性部次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      辻  村  一  哉  都市整備部次長                  土木課長事務取扱      百  崎  由  実  消防署長      藤  林  孝  幸  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      下  岡  大  輔  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第3号) 令和元年12月13日(金曜)午前10時00分開議  第1 議案第 82号 城陽市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正             について(市長提出)  第2 議案第 83号 城陽市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正について             (市長提出)  第3 議案第 84号 城陽市職員の給与に関する条例及び城陽市会計年度任用職員の給与             及び費用弁償に関する条例の一部改正について(市長提出)  第4 議案第 85号 令和元年度(2019年度)城陽市一般会計補正予算(第5号)(市長             提出)  第5         一 般 質 問             (1)  土 居 一 豊 議員  質問方式②             (2)  本 城 隆 志 議員  質問方式②             (3)  西   良 倫 議員  質問方式②             (4)  上 原   敏 議員  質問方式②             (5)  相 原 佳代子 議員  質問方式②             (6)  語 堂 辰 文 議員  質問方式②             (7)  宮 園 昌 美 議員  質問方式②             (8)  澤 田 扶美子 議員  質問方式②             (9)  増 田   貴 議員  質問方式②             (10)  平 松   亮 議員  質問方式②             (11)  若 山 憲 子 議員  質問方式②             (12)  谷 村 浩 志 議員  質問方式② 〇会議に付した事件  日程第1から日程第5(3)まで           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は19名でございます。大西吉文議員は欠席の連絡を受けております。  これより令和元年第4回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  日程第1、議案第82号から日程第3、議案第84号までの3議案を一括議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第82号から議案第84号までの3議案につきまして、一括してご説明申し上げます。  まず議案第82号、城陽市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。  本件は、人事院勧告並びに国家公務員及び近隣市町の給与改定の動向を考慮し、議員の期末手当を改定したいので、提案するものでございます。  続きまして議案第83号、城陽市常勤の特別職の職員の給与に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。  本件は、人事院勧告並びに国家公務員及び近隣市町の給与改定の動向を考慮し、市長、副市長、教育長及び公営企業管理者の期末手当を改定したいので、提案するものでございます。  続きまして議案第84号、城陽市職員の給与に関する条例及び城陽市会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の一部改正についてご説明申し上げます。
     本件は、人事院勧告にかんがみ、国家公務員及び近隣市町の給与改定の動向を考慮し、一般職の職員の給与を改定したいので、提案するものでございます。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○熊谷佐和美議長  これより質疑に入ります。質疑はありませんか。         (「なし」と言う者あり) ○熊谷佐和美議長  質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております議案第82号から議案第84号までの3議案については、総務常任委員会に付託いたします。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  日程第4、議案第85号、令和元年度城陽市一般会計補正予算(第5号)を議題といたします。  市長から提案理由の説明を求めます。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  〔登壇〕 議案第85号、令和元年度城陽市一般会計補正予算(第5号)につきましてご説明申し上げます。  今回の補正予算は、補正前予算額303億8,108万円に、歳入歳出それぞれ1,483万5,000円を追加し、予算の総額を303億9,591万5,000円とするものでございます。  補正の内容といたしましては、歳出予算では、先ほどの議案第82号から議案第84号までの条例改正に伴います、議員人件費で52万1,000円、長等人件費で21万1,000円、一般職人件費で1,410万3,000円を計上いたしております。  歳入予算では、財政調整基金繰入金で1,483万5,000円を計上いたしております。  以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。 ○熊谷佐和美議長  ただいま議題となっております議案第85号については、本日は提案理由の説明のみにとどめ、質疑等は後日行いますので、ご了承願います。  暫時休憩いたします。         午前10時06分     休 憩         ──────────────         午前10時07分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  日程第5、一般質問を行います。  順次発言願います。  土居一豊議員。 ○土居一豊議員  〔質問席〕 おはようございます。城陽絆の会、土居でございます。  ことしは天皇陛下の代がわりから始まり、ラグビーワールドカップ、そしてオリンピックの前年ということで、何か心がうきうきする1年であった。しかし、もう残り少なくなりました。きょうは、本来であれば旧暦で始まる年ですけど、今は新暦で12月13日、正月事始めの日といわれます。昔はかまどがあったり、おくどさんがあって、きょうはすすを払う日。そしてすす払いが終わったら、山に薪になるしばを取りに行く、もしくは門松をつくるための松を取りに行く、そのような始まりの日であります。日本は古来より、大体1週間に1ついろんな催し物があった、そのような感じがあります。忘れがちですけど、子どものころ、すす払いし、障子を張ったのを思い出します。寒い水の中で障子の古い紙を取って、張っていったな、そういう思いがありますけど、今、だんだんそういうことがなくなっていますけど、1年のすすを払い、来年、令和2年が市民の皆さんにとってもすばらしい年になりますよう願いを込めて、質問をいたします。よろしくお願いいたします。  最初に、長池先行整備地区京都城陽プレミアムアウトレットについて伺います。新名神高速道路の工事が進み、プレミアムアウトレットの地元説明も先日、行われました。完成したときの状態を予想し、期待している市民の方も多くいらっしゃるのではないか。私もその1人です。  最初の質問は、先般、行われました説明会についてお伺いをいたします。先月、2カ所で行った説明会に対して、三菱地所・サイモン株式会社の担当者から、店舗予定数150店との説明がありました。市内の事業者にとってみれば、アウトレットに参入できればという期待を持っているんじゃないかと思いますけど、果たして市内の事業者がこのアウトレットの店舗150店の中に参入できる可能性というのはどのようにお考えですか。担当の方、お答えください。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  土居議員からご質問のプレミアムアウトレットへの市内事業者の参入の可能性についてでありますが、三菱地所・サイモンからは、現時点で具体なものは決まっておりませんが、第1号店として2000年に開業しました御殿場プレミアムアウトレット初め、三菱地所・サイモンが運営する多くの施設では、地域物産やイベント紹介の場としてのスペースを開業時より設置しているとお聞きしているところでございます。市といたしましては、城陽商工会議所とともに、地域物産の紹介や販売を行うスペースの設置についての意向を伝えているところでありますが、現時点で確定したものはございません。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  城陽商工会議所とともにこの意向を伝えているということですけど、その意向の中にあります販売できるスペース、これがぜひできればいいな。今、部長から答弁がありましたように、大体先行している場所の状態を私どもも視察をしてまいりましたが、パンフレットを置いて市の状況を知らせるスペース、それと市で売っている商品ですよね。お菓子類であったり、お酒などを置くことはできるが、販売はできませんと明確に区切りをつけられているのではないかな。スペースは確かに視察へ行ったところはどこにもありました。しかし、販売ができないとなれば、ただ品物をそこで置いているだけで、アウトレットの中でどこを探してもありませんでした。結局視察へ行ったときに駅まで帰ってきて、そこのまちの物産を買って帰った。そういうことから思えば、先行開業されているところの状態からすれば、まずものを売るということは不可能ではないか。もしくは可能性が低いのではないか。そのように思うんです。そうしたときに、もし売れないとなれば、市内の事業者の方、本当にアウトレットが来たことによってどんなメリットがあるのかなという思いがするんですけど、どのようなメリットがあると思われておられますか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  済みません。先ほどの答弁で、議員のほうから市内事業者がいわゆるテナント料を支払って参入ができるのかという趣旨でのご質問なのかなというふうに思います。他のプレミアムアウトレットでの施設では、地元の飲食店が出店している事例があるようですが、いずれにいたしましても、三菱地所・サイモンが検討され、今後、具体に示されることになると考えておりますので、現時点で市内事業者が希望すれば、店舗予定数の150店舗に参入できるかどうかというのはお答えができないというところでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  プレミアムアウトレット進出に伴う市内事業者へのメリットについてのお問いかけでございますが、これまでからもプレミアムアウトレット進出の効果といたしまして、本市の知名度の飛躍的な向上や交流人口の大幅な増加について申し上げてきたところでございますが、市内で農業・商業・工業、全産業に携わっておられる方々にとりましても、この機をご自身が営んでおられる事業にとって千載一遇のチャンスとしてご認識いただいていると考えております。ご案内のとおり、本市の産業は、精密機械や板金加工などの製造業から、新名神高速道路などの高い交通利便性を生かした運輸業、卸売・小売業からサービス業まで多種多様でございます。農産物も同様に、日本遺産の浜茶に代表されるてん茶や大粒、肉厚で桃のような香りの城州白、府内一の生産量を誇る完熟イチジクなど、その特性はほかにない希少性がございます。このような産業の特徴を強みと捉えまして、昨年8月には市で初めてとなります産業振興指針、京都城陽産業かがやきビジョンを、3月には府内初となります6次産業化と農商工連携による新たな展開、オール城陽で進める1×2×3推進プランを、日々事業を営んでおられる事業者の方々とともに協議を重ねて策定いたしました。これらの計画では、プレミアムアウトレットの進出という大きなインパクトを生かし、交流人口の増加を見据えた新商品の開発など、事業者みずからが意欲的に取り組んでいただくことで、そのメリットを享受していただくこととしているところでございます。プレミアムアウトレットの進出は、市民が働く場を確保するとともに、新たな税収の確保にもつながり、ひいては市の産業全体の振興に役立つものであるというふうに考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  インパクトを生かして新しい商品を開発すると、いいことだと思います。開発したものがぜひ売れるように、売れなければ何もならない。そのためには、やはりアウトレットはできたけど通過点にならないように。スマートインターチェンジを利用してスマートインターチェンジから簡単に出ていってしまう。1時間ぐらいの買い物で帰ってしまうということにならないように、しっかりと商工会議所とともに力強く計画的に進めていただきたい。  また、先ほどまちづくり活性部長からもありましたけど、ぜひアウトレットの中で城陽の品物が販売できるように、これをアウトレットとしっかり打ち合わせをしていただければ、この新しい開発した商品も販売できるのではないか、そのように思います。期待をしております。  次に、11月の説明会で参加者からいろんな意見が出てきたことについてお尋ねをいたします。その中で、市に関係する内容について質問をいたします。最初に、道路の混雑は、必ず予想じゃなくて起こり得るのではないか。私の近くの大型販売店舗ができたときに、消防のところから私の住宅地まで渋滞がつながりました。最近でも特招会という日には混雑をしております。そういうことから思えば、まず混雑は起きるだろうと思うんです。その中において、特に建設常任委員会において広域的な交通問題がないようにするとの答弁をいただきました。  そこで、交通量の増加に伴う通学路の安全対策が第一と判断しますが、どのように考えておられますか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  プレミアムアウトレットへの来客の出入りにつきましては、都市計画道路東部丘陵線からの誘導を想定しており、これら影響による生活道路の通過交通の増加に対する対策は現時点では考えておりませんが、今までからも行っております生活道路、とりわけ通学路の安全対策につきましては、引き続き歩車道の分離や転落防止柵の設置など、現状できる対策や将来を見据えた安全対策の取り組みを進めてまいります。また、従業員の方の動線については現時点では把握もできないことから、通過交通の増加に対する対策は、今後、事業者が大規模小売店舗立地法の協議の中で来場者の動線についても検討していくこととなりますので、市といたしましても、事業者と連携を図り、取り組んでまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  東部丘陵線からの進入であって、生活道路への流入は考えていないということですけど、道を知っている人は入っていきますよね。特に西から来た方、もしくは南から来た方、東部丘陵線に行くとすれば、新池交差点に行って、消防・警察のところからUターンして、そして運動線に上がって入っていかなければならないですね。もしくは長池の交差点から左折して、私の住宅地の鈴木診療所のところから北進して上がっていく、これしか東部丘陵線に入っていくルートは出てこない。しかし、トヨタ自動車のところから東進して、大和苑、長池自治会の東側を抜けて、JRの長池踏切に抜ける道、知っている方はこの道を抜ける。前からもあの通学路については、特にトヨタ自動車の東側のところは、朝、小学生は学校に西に向かって通学する、中学生は東に向かって通学する。同じ時間帯に混雑するので、歩道を広げてほしいという要望が常に出ていますけど、いろいろ地権者との関係において歩道の拡幅はできないと言っている。しかし、この地域にプラス、アウトレットに行く車があるとすれば、もっと混雑が予想されるし、子どもたちの通学に危険性も出ると思うんです。この地域をまず先行的に整備を検討すべきではないかと思いますが、お考えはいかがですか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  ご質問の市道301号線の国道24号より東の通学路につきましては、小学生と中学生の通学時間が重なり、ふくそうする状況は確認しております。歩行者の安全対策につきましては、現道において設置可能な箇所に歩車を分離する柵を設置し、歩行スペースの確保を行ってまいりました。また、南側農地への転落を防止する柵の設置につきましては、所有者の了承が得られなかったことから設置には至っていない状況でございます。まずは通学路の安全対策を図ることが先決であり、繰り返しとなりますが、今後、事業者が大規模小売店舗立地法の協議の中で来場者の動線について検討していくことになりますので、市としても通学路の情報を提供するなど、事業者と連携を図り、通学路を含む周辺道路の安全対策に取り組んでまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  今、私が申しましたトヨタ自動車のところから長池踏切までのところについては、アウトレットができたときに交通量調査というのを必ずやるはずです。後で質問しますが、その報告がどこかに入ってくるはずです。どのように交通量を調査したということが出てくると思いますので、現在も歩道に対する拡幅要望、もしくは通学路の安全について出ているところについては、教育委員会、しっかり担当部局と調整して拡幅を図るように、安全対策をとれるようにしていただきたい、求めておきます。  次に、今池川と長谷川に排水する調整池についてお尋ねいたします。水というのは高いところから流れていく。そうすれば、今池川に流れる水と長谷川に流れる水は別になると思います。その関係で、調整池が2つ準備されていますけど、大雨のときを考えて、この調整池は2つ排水管でつなぐような計画はあるのですか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  議員からありましたように、プレミアムアウトレットの計画地は今池川と長谷川の2つの流域にまたがっております。当該地の調整池の計画に当たっては、今池川と長谷川それぞれの流域に対し調整池を1つ設置することになり、設置する調整池の数といたしましては2つになります。議員からご質問のこの2つの調整池を排水管で接続する考えでありますが、河川ごとに受け持つ流域が決まっており、原則として別の流域の水を流すことはできません。したがいまして、今回のこの計画において、調整池を排水管で接続することを認める考えはありません。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  認めないと明確に言っていただきました。地域の方も安心できると思います。  最後に、説明会の中で、対象自治会を拡大してほしいという意見が出ておりました。この意見を出された方は、決してこのアウトレットに反対的なことを言っているのではなくて、私が最初に質問しました、交通がふえることによって生活道路に入ってくるのではないか、よって説明会の案内をいただきたい、聞きたい、そういう意向であったように思います。  そこで、聞きますけど、私はこれから先、先般の説明会で終わりではないと思うんです。調べましたところ、あと3回は絶対行われるだろうと思います。その1つは、市の条例と開発指導要綱に基づく基本計画ができたときの説明、2つ目は、保安林解除を進めるための説明、3つ目は、大規模小売店舗立地法に基づく施設の設置や運営方法に関する内容を周知させるための説明、この3つの説明は今後も実施されるのではないかと思いますが、間違いありませんか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  それぞれの説明会の内容は、議員が申されたとおりであると考えております。ただ、それぞれの説明会で開催時期や対象範囲がありますので、開催時期等が合えば説明会を同時で開催することも検討しており、説明会の回数については明確にお答えすることができないところであります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  2つを1つにしてできる説明会もあると思います。答弁のとおりであれば、建設常任委員会で、条例の範囲であり、基本的には広げないと説明がありました。これは市の条例に基づく答弁ではなかったかなと思いますが、保安林の解除や大規模小売店舗立地法に基づく説明を考えれば、今後の説明会は範囲を拡大して行ったほうがいいのではないかと思いますけど、お考えはいかがですか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  先日の大規模開発基本構想の説明会では、観音堂、長池、長池友ケ丘、陽光ケ丘、大和苑、長谷山、中の7自治会を対象として実施されたところです。三菱地所・サイモンがプレミアムアウトレットの整備を計画している区域内には保安林があり、土地利用に当たってはその解除が必要となります。この保安林の解除に当たっては、市のまちづくりとして市が解除申請することになりますが、議員からありましたように、一定の範囲内の自治会との合意形成が必要となってまいります。このようなことから、構想段階から地元に説明をする必要があると判断し、先日、実施されました大規模開発基本構想の説明会においては、対象範囲を条例のガイドラインで定める範囲よりも広げ、保安林解除も踏まえた範囲として先ほど申し上げました7自治会を対象としたものでございます。したがって、今後、大規模開発基本構想の次のステップとしてあります開発基本計画が提出されれば、同様に住民説明会を開催することとなりますが、対象自治会の範囲を広げる予定はありません。また、大規模小売店舗立地法、この後、短く大店法と言わせていただきますが、大店法に基づく手続においては、三菱地所・サイモンが交通処理計画等の検討を行った上で、城陽市東部丘陵地まちづくり条例に基づく説明会とは別に、議員が申されましたように、さらに広い範囲を対象とした住民説明会を開催することとなります。市といたしましては、同時期の開催が可能であれば検討することはできますが、大店法に基づく説明会の開催時期はいまだしばらく先になるとお聞きしているところでございます。したがいまして、市といたしましては、それぞれの法律や条例にのっとって対応いただくことで進めてまいりたいと考えております。  なお、先日の住民説明会での意見・要望ではありましたが、当日、事業者側が説明に使用されたスライド資料については市のホームページに掲載する予定で調整しておりますので、今後は、説明会当日の欠席者はもとより、対象自治会以外の方にも説明内容を知っていただくことができると考えております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  7自治会が対象地域であることは理解します。ただ、その7自治会に隣接している自治会の方がご案内をいただきたいと。今、ご案内はしないということですけど、それであれば、行いますよということをホームページにアップしておけばいいのではないか。先般の説明会であっても、来た方を拒否はしません。対象自治会以外の方が来ても、どうぞ聞いていただきます。とすれば、いついつ説明会を行いますというふうなことをホームページにアップすることは何ら支障ないんじゃないか。ただし、詳しく案内するのは関係自治会の方に自治会を通じて回覧すればいい。工夫をしていただきたい。そして、同じような質問がまた出ないように範囲をしっかり、やり方と方法を考えていただくことを申し上げておきます。  次に、木津川の洪水対策について伺います。  一級河川木津川の安全対策は、国に依存するところが多くあると思います。昨日の小松原議員の質問にも木津川治水会という話がございましたが、宇治市を除く木津川流域の首長で構成する木津川治水会で、先月の21日に奥田市長が国土交通大臣のところに要望に上がられたんじゃないか、そのように思いますが、昨日と重なるかもわかりませんが、どのような内容を要望されたのでございましょうか。 ○熊谷佐和美議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  お問いかけの木津川治水会での要望活動でございますが、今、ご説明いただきましたように、私が会長を務めさせていただいております。実は去る11月21日に国交省へ参りまして、佐々木国土交通大臣政務官並びに五道水管理・国土保全局長に対して要望活動を行いました。要望の内容といたしましては、昨日、小松原議員の一般質問でご答弁させていただきましたとおり、木津川治水会の会長として、大きく4項目について要望活動を行ったところでございます。  本日は、城陽市長として、その日、城陽市の個別要望も行った内容についてご説明申し上げます。城陽市の要望内容といたしましては、平成17年度より城陽市域で大規模な堤防強化工事を実施していただいておりますが、ご案内のとおり残りがございます。残り区間についても早期に整備していただくよう要望してきたところでございます。これにつきましては、防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策において、令和2年度完成すると国から聞いているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  この未改修部分は私の自治会のすぐのところで、決壊したら、私の家のところには多分濁流がそのまま流れてくるのではないかという地域の方がたくさんいらっしゃいます。令和2年度、多分地域の皆さん、あと1年ちょっとかかりますけど、待っていただけるかな。国交省が約束したことだから、実施できると思っています。  そこで、小さなことになるんですけど、次に要望に行かれるときがありましたら、ぜひこれからのことを要望していただければと思うことを申し上げます。最初にその前提として、木津川には水位情報を示すためのライブカメラがいろいろなところに設置されています。それでは、市の地域の中でライブカメラはどこに設置されてありますか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  木津川に設置されておりますライブカメラのうち城陽市内に設置されているライブカメラは、木津川右岸の城陽市枇杷庄大堀の枇杷庄水位観測所と城陽市久世八丁の城陽樋門の2カ所でございます。また、木津川左岸には、京田辺市草内大東の山城大橋と八幡市上津屋浜垣内の上津屋橋の2カ所に設置されており、城陽市域に関連するライブカメラは合計4カ所と認識しております。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  調べたところ、高山ダムから出てきて、木津川にはたくさんのカメラが設置されておるんですよね。そこで、このライブカメラはどのような目的で設置されているのですか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  木津川のライブカメラにつきまして、これは河川管理用に設置されており、河川流量等の状況監視のために使用されているものでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  私も調べましたところ、この河川管理と河川流量状況監視、ということは、2つとも国土交通省の河川事務所が被害を発生させないために水の流れをしっかり確認し、関係自治体には連絡をする。また、ダムのほうについては流量調整を行う。使っているのはそういうものですよね。しかし、私はこのライブカメラの効果というのがあるんだ。住民にとっても効果があるんだということを感じたテレビ報道を見たんですよ。先般の台風19号のときに多摩川が越水しましたね。そのときに多摩川の越水箇所から堤防を挟んですぐ近くの方が、普通は家から見れば水の流れは穏やかだ。警報・注意報はいろいろ出たけど、避難しなくていいと思っていた。しかし、いつも見ているところをライブカメラで見たところ、橋から河川敷の市民の皆さんが憩えるところ、いつも歩いたり運動したりしているところが水につかってきた。過去にもつかったことがあるなと思って見ていた。しかし、この水のふえていく状態が異常な状態で、堤防まで残り少なくなった。それで奥さんと一緒に、これは普通の状態ではない、避難しようといって避難した。家に帰ってきたら、家は1階部分は完全に浸水しておった。あのときにスマホでライブカメラを見なかったら、私は多分2階に避難してそのままだったでしょというのがテレビ報道されていたんです。  これを見たときに、私は城陽市内で今、ついているところ以外にどこにつけていただいたら市民の皆さんの避難につながるかなと思ったんです。しかも、避難してもらわなければならないのは、富野地区、今池地区、寺田西地区ですよね。この方たちが一番よく利用するところ、河川で知っているところはどこだろう。木津川河川敷運動公園ですよ。あそこは多くの方がスポーツで使い、しかも、堤防を歩いたり、自転車で走ったりしておられる。あそこにライブカメラをつけていただいて、そして木津川の京奈和自動車道の橋脚に浸水の深さをつくる表示をしていただいて、ここまで来れば危険ですよと赤で線を引いていただいて、同時にカメラで写していただければ、スマホで見ることによって住民の方は、これは避難しなければならないということがわかるのではないか。危機管理監、最近の避難は警報が出たから、行政が言うから避難しなさいじゃなくて、住民みずから避難してもらうことが大事ですよね。そう思えば、ぜひこの機会に、あの京奈和自動車道の下にライブカメラを設置することを国に要望していただけたらなと思うんですけど、部長、いかがですか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  木津川のライブカメラにつきましては、国土交通省の川の防災情報のサイトから誰もが閲覧できることから、我々行政並びに市民の方が避難を準備する情報を得るために非常に有意義なカメラであると考えているところでございます。国への要望でございますけれども、毎年秋に、11市町村と1事務組合で構成します木津川治水会において国に対し要望活動を行い、各市町村の声を国に届けているところでございますので、カメラの設置につきましては、来年度より要望していきたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  ぜひ市長、これはうちだけじゃなくて、治水会の方全部、木津川のところからずっと同じような状況のところの橋のところにつけていただければ、町民の方、市民の方はそれを見ることによって一番身近にわかること。調べたところ、上流のほうから橋のところでついていないところもまだあります。そういうところを一緒に治水会として要望していただければ、より国を動かせるのではないかと思いますので、ぜひ次の段階でご検討いただきたいと思います。  次の質問に行きます。市内で災害が発生した場合の市対策本部としての情報の収集と整理について伺います。市内で大きな洪水災害等が発生した場合、多分被害の状況は電話で、また救助の助けていただきたいという求めも電話で次々入ってくるのではないかな。そう思ったときに、電話で来ただけでは、なかなか受けた方が場所の特定、被害の状況、そういうことを整理するのは困難なことがあるんじゃないか、混雑するのではないか、そのように思います。電話もたくさん回線があるわけじゃないし、職員もたくさん対応できるわけではない。そこに市民の方はどんどん電話してくると思うんです。  そこで、スマホを活用して被災状況を写真と文章で簡単に送っていただいて、それを機械的に整理できるものがあれば、対策本部は非常に整理が容易ではないかと思うんです。そこで調べましたところ、ある企業で、電子的なシステムで一元的に整理できるものが開発されております。市民の方はその市が定めているアドレスに送っていただければ、市のパソコンに自動的に上がってきます。だぶったものはだぶった状態で上がってきます。パソコンで刻々と新しい状態が整理されていきます。そういうシステムが開発されていますけど、これを導入していただいたらと思うんですけど、検討するお考えはございませんか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  災害発生時は被災状況等、さまざまな情報を収集、被害を予測し、被害が最小限となるよう災害対策を講じ、住民に確実に対応すべき情報を伝達する必要がございます。しかし、被害状況は職員が状況を確認し、報告を行うため、被害が少ない地域の状況は比較的早く把握ができますが、被害が大きいほど住民への災害対応が優先され、被害報告に時間がかかるなどの課題がございます。このため、1回に多数の情報が送信されても、システムにより一元管理される仕組みや1回の入力でさまざまな情報伝達手段に連携する仕組みは効率的、多量の情報をリアルタイムで表示、管理することができると考えられます。しかしながら、情報管理システムは多種多様なものがございますので、近隣市町の導入状況を見きわめながら、今後、調査・研究してまいりたいというふうに思っています。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  近隣市町の動向を見きわめることは必要と思いますけど、このシステムは全国でも導入の例がまず少ないと思います。京都府下ではゼロのようです。  そこで、提案します。うちがやりたいとモデル事業として手を挙げれば、企業も協力してくれるのではないかな。企業というのは1つをどこかに入れることによって、いいと思ったらその関係市町が今度は同じように導入しますよね。一番最初に手を挙げたところには協力していただけるんじゃないか。ぜひやるのだったら一番に手を挙げて、企業の協力を得て、いいものを導入していただきたい。前向きに検討してください。市町の流れを待っていたら、おくれをとるんじゃないか。高い買い物になるかもわかりません。検討ください。  次に、決算特別委員会で、私が木津川の洪水対策で検討を求めたことについて伺います。答弁で、各部で担当者を指名し、プロジェクトチームを立ち上げ、その業務を危機管理監に担当させると荒木理事から答弁をいただきました。その後、どのようになっておりますか。
    熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  台風19号による大雨で、東日本では7県、71河川140カ所の堤防が決壊し、12都県90名以上の方が亡くなられる甚大な被害をもたらしました。さらに地球温暖化により、今後、このような超大型の台風の発生と上陸数は増加すると予想されております。平成30年度決算特別委員会総括において議員よりご指摘のありました、台風19号等に係る災害対応等、今回の経験を今後の教訓として生かすため、地域防災計画見直し等検討チームを12月2日に設置しました。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  課題の検証と地域防災計画の見直しということですけど、いつまでに行う予定ですか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  地域防災計画の見直しは、令和2年5月に開催予定の防災会議において決定する予定です。設置期間は、設置決定のあった日、令和元年12月2日から目的達成の日、令和2年4月30日までを予定しております。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  防災計画の変更は防災会議にかけなきゃならない、理解します。しかし、その前に、どのようなところをどのように変えるか、議会には報告をする予定ですか。3月議会しかもう次はありませんけど、報告されますか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  申しわけございません。令和2年第1回定例会におきまして、各部から抽出した課題等を集約し、報告する予定といたしております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  3月議会で要点を報告いただくことを待っています。  次に、洪水災害に関して原則的なことをお尋ねいたします。東日本大震災の津波で石巻市大川小学校では児童108人の7割に当たる74人の方が亡くなったり行方不明になったことは、皆さん記憶にあることと思います。そこで、過去に起きた日本の大きな洪水の災害、この教訓から、もし城陽市で、どこでもいいですよ、建てるところはどこでもありますとしたときに、小学校、幼稚園、保育園、建てるとしたら城陽市のどの地域に建てたら最も望ましいと思っておられますか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、お問いかけの学校などの新たに建設する場合、どのような場所に建設すべきかとのお問いかけでございます。今、おっしゃいました過去の災害で洪水だけを考慮した場合、JR奈良線の西側については、主要河川が氾濫いたしますと0.5メートル以上浸水する地域がほとんどであるということから、東側の地域に建てるべきであろうと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  白紙的にはそうですね。しかし、学校というのはその地域に建てなければならないので、洪水のときに3メートル浸水があっても建てなければならないところには建てていかなければならない。これがうちだけではなくて、どこの市町においてもそういうことをしてくると思うんです。そこで、現在、富野幼稚園の移転問題が取り沙汰されておりますけど、この移転に当たっては、やはり洪水から子どもを守るという安心・安全の面も考えて、ぜひ移転することを検討する場合は考えておいていただきたいということを申し上げておきます。  次に、同報系防災行政無線、これについて、私はこの工事を進めることを要望した1人として、本当に工事が進むことを高く評価いたします。英断いただきまして、ありがとうございます。  しかし、市民の中には完成した同報系防災行政無線では十分に災害情報を受けることができない方、聴覚・視覚に障がいを抱えている方がいらっしゃると思います。この方に対する、特に災害弱者と言われる方に対する情報伝達は、現在、どのようになっておりますか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  障がいのある方などへの、災害弱者の方への災害情報の伝達方法ということでございますが、まずは安心・安全メールへの登録を推奨いたしまして、情報を入手していただくように促しているというところでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  現在のところはそれしかありませんよね。それしかできていない。しかし、私は災害弱者にとっては、1つの手段ではなくて幾つも手段があったほうが確実に届くと思うんですね。メールの場合は、送ってもらったのを自分であけて見なければならないということがあります。寝ていても入ってくるというものではなくて、あけて見なければならないですね。ワンクッションある。  そこで、私はこういう災害のときに配慮してあげなければならない方に対して有効な手段を紹介したい。11月の初めに、会派で同報系防災行政無線を設置・運用している自治体を視察してきました。そのときに、現物を見てまいりました。戸別受信機と、もう一つは文字変換表示装置というものです。これは机の上に移した状態を見てきたんです。現物の大きさをちょっと報告すれば、本当に私たちが子どものころ学校に持っていった弁当箱よりちょっと大きいと思ってください。これを半分に折ったぐらいの大きさ、これよりちょっと大きいかな。厚さは4センチくらいしかない。3センチか4センチですね。こちらが聞くほうの分ですよね。こちらの分はこのカメラ面に文字が出てくる。だから、対策本部から避難指示とか出ますよね。放送で流した分が文字で出てくるわけです。ということは、聴覚障がいのある方は、家の中で例えば電気が何かついた、何か信号が来たと思ったときに、これを見ればここに情報が入ってくるというものを実際に運用されているところを視察してまいりました。今回、同報系防災無線の調達の中に戸別受信機が1台入っていますね。あれはテスト用ということで、多分何かあったときに使うために入っていると思うんです。1台あるということは、調達している業者さんに言えば、まとまった数は何台でも入ってくると思うんです。問題は、これをどのように活用するか。もしくはどの予算、どの運用でするかということが大事になると思うんです。  そこで、調べましたところ、障がい福祉器具、この中に補装具・日常生活用具の給付というのがありますね。この中にはいろんなものがあることを確認しました。私はこの中に戸別受信装置と文字変換表示装置を自立生活支援用具や情報・意思疎通支援用具、この中に加えていただいて導入を図ってはどうかと思いますが、部長、お考えはいかがですか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ただいま議員のほうからご案内いただきましたが、在宅の一般論、身体に障がいのある方などに対します日常生活がより円滑に行われるよう、ご案内もございましたとおりさまざまな用具であるとか、物品を給付させていただくという制度がございます。つきましては、ただいま議員からご提案をいただきました戸別受信の機器でありますとか、文字変換表示装置、これに対しまして実際に聴覚に障がいのある方に対する日常生活用具としまして具体的に制度が適用可能かどうか、これを確認させていただいて、対応してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  適用することに問題がなければ、どの程度の経費がかかるのか、また、どの程度でうちに導入しようとする同報系防災行政無線の調達をかけている企業さんが、そこが持っているものをどの程度の価格で入れてくれるのかということも検討して、健常者である私たちにはわからない障がい者の立場に立って、ぜひこれを対象品目に入れていただければと思います。危機管理監のほうは、一度調達している業者さんに、企業に、どの程度であればこの文字変換装置と音声戸別受信機が入るのか、ぜひ検討していただきたい。ちなみにこのまちが導入しているのは、音声のほうが約5万円、文字表示のほうが8万から10万ということでした。お伝えしておきます。  次に、スポーツのまち城陽、オリンピック・パラリンピック開催と市の取り組みについてお尋ねをいたします。  2020年東京オリンピックの聖火リレーが、我が城陽では5月27日に行われることが決定しています。多分このオリンピックのランナーになる方は、きのうからきょうにかけて実行委員会らメールで本人に連絡が入っているんじゃないですかね。きのうあたり入っているんじゃないか。ということは、城陽市のコースも間もなく決まるんじゃないか、2キロのコースがオープンになるのではないか。そう思ったときに、その聖火リレーに関係するイベントに、将来を担う、特に市内の小学生を全員見学させてはどうかなと思いますが、お考えはいかがですか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  東京2020オリンピック競技大会は、国内の夏季オリンピックとしては1964年以来56年ぶりの2回目の開催となります。その聖火リレーにつきましては、オリンピック開催の機運の醸成、オリンピックへの関心を高めること、聖火リレーを契機として市民のスポーツへの関心を高める機会、並びに聖火リレーを通じて市のことが国内外に発信される機会となるために、実施することに大変意義のあるものと考えているところでございます。土居議員のご提案にもありましたように、世紀の大イベントを見ることは子どもたちにとってかけがえのない機会であるとは考えます。ただ、イベント会場に集めることにつきましては、これを見せることにつきましては、多くの一般の方もごらんになられると思いますし、不測の事態の発生に対する安全管理上の問題、移動手段の問題、トイレのことなど、全小学生、市内約3,700人を一堂に集めるということは、多くの課題がございます。今後、近隣や全国の状況を注視しながら、実施の可否について見きわめてまいりたいと考えているところでございます。  なお、この聖火リレーにつきましては、市のほうで映像におさめまして、教材として各学校で活用することを検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  市内に小学校は10校ありますけど、2キロのコースをとったときに、全ての小学校が外れるということはないのではないかと予想します。1つか2つの小学校は小学校の前を聖火リレーが通るのではないか。そう思ったら、その通るところの小学校の子どもたちはその道路沿いに並べて見学させるということは無理でございますか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今の段階ではコースが組織委員会のほうからもまだ発表がないわけでございますが、もしそういうことが実現した場合は、学校とも相談しながら、安全性を考えながら実施していきたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  調べたところによると、うちの場合は宇治田原から聖火が来るようですね。宇治から宇治田原に行って、うちに来て、うちから木津川に行く。そうすれば、受けるところ、もしくは木津川に渡すところでは、ミニイベントがされるのではないかと思うんです。そうしたときに、そのイベント会場でオリンピックに関するグッズ、これを販売することはできないのかなと思いますが、いろんな規定があるようですけど、グッズ販売は困難ですか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今回の聖火リレーにつきましては、聖火ランナーが走行する前に聖火リレープレゼンティングパートナー、いわゆるスポンサーの車両が聖火リレーの到着間近を周知し、聖火と聖火ランナーを迎えるムードを演出されます。そういったスポンサーのグッズにつきましては、スポンサー社と組織委員会とで決定されるということでございますし、オリンピック関連のグッズにつきましては、それらの知的財産を独占的に所有している聖火リレー主催者である組織委員会から現時点では販売や配布はできない旨、聞いているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  そうなったら、ただ走っただけになるんじゃないかという気はあるんですけどね。ぜひ走っただけにならないように、これはオリンピックに関してはいろんな規約があるようですね。よってグッズ販売も難しいとなれば、可能な範囲で記念イベントをやっていただきたいなと、そのように思います。子どもに夢を与えていただきたい。  ちなみに、京都駅まで行けばグッズを販売しているんですよね。きょうの質問のために先般、行って、私も気になるものを数点買ってまいりました。きょう持ってきてお見せしようかなと思いましたが、これが映像で映っていますよね。映像で映っているところにオリンピックのものを出したときに、今度は映像で流したということについて影響が出たら困るというふうなこともありますので、準備してたんですよ。数点買ってきているんです。ジョギングするための帽子、鉛筆、キーホルダー、今、身につけておるものが2つあるんですけど、これはマークが見えませんからいいんですけど。そのような規制があるそうなんです。よってグッズは買ってきましたが、きょうは持ってきませんでした。ぜひ可能な範囲でイベントをして、子どもたちに夢を与えてほしいな、そのように思います。  さて、オリンピックも近づき、ことしはラグビーワールドカップからスポーツへの関心が非常に高まりました。若いときにラグビーをやっていた1人として、あのラグビーの試合を見ながら、自分がプレーをしているような感じで、テレビに体が動いたのを覚えています。横に座っていた家内から言われました。体が動いているよ。自分でしているつもりになっていたろうと思いながら、スポーツに熱中したんです。テレビに熱中したんです。ところが、今、小学校では、年々子どもの体力の低下が報告されております。教育長以下教育委員会は理解していると思います。スポーツ庁が2010年に行った調査を見ますと、ソフトボール投げや50メートルで低下しているのが顕著にあらわれているということがあります。  そこで、来年の2020東京オリンピックイヤーにちなみ、全ての小学校で基礎体力向上につながる、走る・投げる・跳ぶ・蹴るなどの体を動かし、汗をかく数種目に絞って、スポーツの普及を行ってはいかがでございますか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  現在、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が平成28年度より進めておりますオリンピック・パラリンピック教育推進支援事業、これをオリパラ事業と呼んでおりますけれども、これが実施されておりまして、本市におきましても、体育の授業の時間を活用して、オリンピアンやパラリンピアンを講師としてお迎えし、子どもたちにスポーツの楽しさやすばらしさを教える授業を実施しております。この授業は、オリンピック・パラリンピック教育の推進によってスポーツの力を実感させるとともに、一人一人に豊かなスポーツ心を育み、スポーツ文化の広がりにつなげることを目的としております。平成30年度に古川小学校で実施された2004年アテネオリンピック男子リレーで4位に入賞した、現乙訓高校教諭の佐藤光浩氏を講師に迎え、講演や実技指導を実施いたしました。またパラリンピック種目のパワーリフティング日本記録保持者の山本恵理氏を講師に迎えまして、これの実技指導も行いました。この授業が単発的なイベントとならないように、事前事後の学習を行いまして、昇降口に児童が作成したオリンピックに関するオリンピックの歴史やクイズなどを1年間通して掲示いたしました。児童からは、初めて知ったことがたくさんあって、自分も頑張ってオリンピックに出たいと思ったなどの感想を出していただきました。本年度は古川小学校、久津川小学校、寺田小学校、青谷小学校が応募いたしまして、随時事業を実施しているところでございます。来年度もこの事業に積極的に取り組みまして、子どもたちに本物を見せることで、スポーツに興味や親しみを持って実践する機会がふえることにより、子どもたちの基礎体力向上にもつながると考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  推進事業で取り組んでいるのは理解しますが、これをまだ取り組まれていない小学校があると思います。ぜひ来年度全ての小学校で、できればそれぞれの種目のトッププレーヤー、アスリートに来ていただいて、子どもたちが本物、プロの動き、また指導を受けて、少しでもスポーツに親しむという機運を小学校のときに持っていただければなと思います。全小学校で取り組みを進めてください。  最後に、介護予防について質問をいたします。  人は年齢を重ねるごとに筋力が落ちてまいります。私も若いときは1,500メートル5分ぐらいで走れたんですけど、最近はもう体力が落ちてきて、とてもじゃないが、6分でも走れない。1,500というのは自衛隊のときの体力検定の1つの基準があるんです。常に数字を見ながら、自分の体力がどうだということを若いときからずっと管理をしてまいりました。  そこで、筋力が低下し始めて、心身が弱ってくる。この状態をフレイルという言葉があります。このフレイルの高齢者になった状態を追跡調査している国の国立長寿医療研究センターというのがあります。ここによると、5年以内に要介護になる危険度は、フレイルでない人に比べて約3.5倍、短期間で状態が悪化し、手厚い介護が必要になるといわれる人は約10倍、10.2倍になるという分析結果が出ておりました。そこで、市がこの国立長寿医療研究センターの研究していることを取り入れて、フレイル予防に取り組んではいかがかな。市もいろいろ取り組んでいますけど、提案いたしたいのですが、いかがでございますか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  フレイル予防への取り組みということでございますが、現在、城陽市におきましては、フレイルということも含めた介護予防を推進するために、ゴリゴリ元気体操というのを取り組んでおります。ゴリゴリ元気体操と申しますのは、京都きづ川病院のご協力によりましてつくりました介護予防体操でございまして、座位を中心とした体操、座った位置から、それと立った位置からということで、立位を中心とした体操で構成しておりまして、身体機能の維持・向上に効果のある内容となっております。取り組みといたしましては、この体操を各中学校区ごとに実施をする介護予防教室として取り入れまして、理学療法士などの専門家の指導のもとに、6回の連続講座としまして実施をしているというものでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  私も今回の質問を準備していて、この介護予防教室ゴリゴリ元気体操のテキストを見ました。非常にフレイルに近いものだ、そのように思います。しかし、もう一つ同じ福祉保健部の中で、高齢介護課はゴリゴリ元気体操、そして健康推進課はヘルスアップ講座というのが行われていますね。これを見れば共通するところがたくさんあるんじゃないか。介護予防と長寿、共通するものがたくさんある。そしてこの国立長寿研究センターの分を合わせてみれば、私は市が今、取り組んでいる2つのものを1つにすることによってより効果があるのではないか。しかも同じ部で取り組まれているんだから、1つにすることも容易だろうと思うんですよ。  そこで、私は、市長、ワンチーム城陽ゴリゴリ元気体操、先ほどの命名を変えて、もう一度言いますよ。ワンチーム城陽ゴリゴリ元気体操なるものをつくって、2つを1つにしたバージョンにして、ぜひ広めていただいたらもっと広がるんじゃないか。あわせてやったことが数字でわかる。ゴリゴリ元気体操は数字で出てきていますよね。ということで、ヘルスアップのほうは数字では出ていない。これを合わせることによって、やった人は変化がずっとわかっていく。ぜひ2つを1つに創設してはどうかと思いますけど、部長、いかがでございますか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ただいまゴリゴリ元気体操、そしてヘルスアップの講座、これを一体的に取り組めないかというようなご質問があったというふうに思っております。このゴリゴリ元気体操といいますのは、先ほどもご答弁させていただきました6回の連続講座となっておりまして、継続的な参加が必要な内容でございます。一方、健康推進課が実施しますヘルスアップ講座、これは各回が独立した内容で、1回のみの参加も可能というようなものでございます。この2つとも介護予防を目的としたフレイルということの内容となっているんですけれども、参加される方によっては、連続した講座がよいという方もいらっしゃいますし、単発の講座がよいという方もいらっしゃるというように、皆さんの状況に応じた選択ができるというような形となっております。ただ、介護予防につきましては全市的な課題でありまして、より多くの方に取り組んでいただくという必要もございますので、ただいま議員がおっしゃる視点も踏まえながら、この講座の形や内容につきまして改善点はないかなど、今後、常に課題意識を持ちながら、よりよい介護予防の取り組みになるよう努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  土居議員。 ○土居一豊議員  ワンチームはラグビーで言われましたが、戦いに勝つだけのワンチームじゃなくて、目標に対して進んでいくというのもワンチームの1つということがありました。  さて、最初に申し上げましたように、きょうは正月事始めの日です。皆さん、きょう帰られましたら、すす払いをいたしますか。すす払いが終わって、松迎えという言葉があります。これから雑煮を炊くための薪や門松の準備、これが日本のならわしとして代々つながってきたものであります。地元で代々続くご高齢の方の話によると、昔は、今の山砂利地区に薪や門松に使う松を取りに行ったものだと聞きます。その山砂利跡地が市民の希望に応えられる地区となるよう、来年は飛躍の年、前進する年になるよう期待し、質問を終わります。ありがとうございました。 ○熊谷佐和美議長  午前11時20分まで休憩いたします。         午前11時07分     休 憩         ──────────────         午前11時20分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  本城隆志議員。 ○本城隆志議員  〔質問席〕 ことしの漢字というのが発表されましたね。どんな漢字になるか、毎年それは楽しみにしているんですけども、自分から応募することはなかったんですが、令和の令という字でありますけども。清水寺の管長はきれいな字を書かれるんですけども、事前にあの字が漢字協会からお寺のほうに行っているので、練習されたのだろうというふうには思うんですけど。ああいう大きな字を即一筆書きするというのはなかなか難しいんですけど、やっぱり書きなれた人の字というのは気持ちの上でもずっと残るかなというふうに思うんですけれども。そういう作品を集めた展覧会というのもまたお寺でたまにあるようでございますので、またそういう見学も楽しいかなと思って、その字を見ることによって毎年の過去を思い出すことになるかなと思うんですけども。私たちのこの議会も、経験を積んでいけば見方も変わってくるだろうし、年齢に関係なしに見方が変わってくるなというおもしろさを感じているんですけれども。  今回、質問するのに、また久しぶりに教育問題が、ちょっとほかの部分での教育問題というところでありますけれども。教科書をちょっと図書館で見させていただいて、図書館で見てから質問要項を書いたんじゃなしに、質問要項を書いてから教科書を見に行ったんですけども。私たちが中学校の教科書、小学校の教科書を見るという機会が、展示のときにちょっと見るけれども、そこまで深読みするだけの時間はなかったんですけど、今回、図書館でじっくり見ることができました。ただ、中学校の地理と高等学校の地理、あるいは一般私たちが考えている地理という中身が全然違うなということを改めて思いました。そういう意味では、無難な書き方を領土問題にしろ、政治の問題にしろ、政治の問題がこの地理に入ってきているよというところがあんまりわからないような形で書かれていたので、子どもたちが、生徒が先生にどういうふうな形で聞いていくのかなというふうに思ったんですけど、今回、ほかの先生方にも何人か子どもたちにどう教えているのと聞いても、地理の問題は社会科の先生以外はあんまり子どもたちから聞かれることはなかったなというようなことで、ほとんどわからないという、先生に任してあるというような形でおっしゃっておりましたので、教育長が社会科の先生だったかどうか、私はそこまで聞かなかったもので、そのあたりから教えてください。何の担当をされていましたか。 ○熊谷佐和美議長  北澤教育長。 ○北澤義之教育長  学校現場には長くおりましたし、ただ、授業を受け持つというのは結構30年、ではないかな、25年ぐらいは授業としては持っておりません。中学校の数学のほうを担当しておりました。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  数学の先生が社会科のこともお話ししないかんのは、校長先生になったりすると、あるいはこの教育委員会に来られると、そこまで少しは入っていかないかんなと思いましたのでお聞きさせていただきますので、数学の先生に聞くんじゃなしに、社会科の授業を受けているつもりで先生に聞いていくという形での質問になるかなというふうに思いますので、わからんかったらわからんと言われても、それはいいことだと私は今回、思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  本市における地理教育について、領土の解釈とはという形で出てきておりますけど、まず日本の領土の問題でありますけれども、北方領土の地図を、どこにどういうふうな形で領界が引かれているかといいますと、樺太はソ連領になっていましたし、それから国後・択捉までは日本領でありました。千島列島のあとの大部分はソ連領になっていたんですけれども、普通地図なら全部それがソ連領という形で、ソ連領の中に、あるいはロシアの領土の中に点線が引いてない。つまり千島列島の一番上でラインが引かれている。それから樺太かて真ん中で、あれは緯度線ですか、経度線でラインが引かれていた。これは白地図になっていたやつもあったんですけども。ほとんどの教科書はロシア領といいながら、線が引かれていた。それから地球儀を、たまたま公文の地球儀というのがありましたので、これはイオンの本屋さんで置いてたんですけども、そこが白くなっていました。この解釈は、子どもたちに聞かれたときにどうお答えになるのか、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  いわゆる領土でございますけれども、まず領土から先に説明というか、釈迦に説法かもわかりませんけど、済みません。領土の定義は、中学校の公民の学習において、社会科の領土とは、国の主権の及ぶ土地を意味して、国が政治などの役割を果たし、国民が安定した生活を営むために不可欠なものです。こういう指導をしているわけでございます。そこで、地図の今、おっしゃっていた領土といいますけれども、まずそこに表記している、いわゆる国境線といいますか、そのような表記なんですけれども、まず国の境界及び領地界ですね。これについてのいわゆる表記された線と、もう一つは未確定で係争中の国の境界ということで、これとのいわゆる地図帳、あるいは今、おっしゃっていた地球儀においては、それぞれの線の引き方を変えて表示をしているというようなことで、また地球儀につきましても、その購入年度、多分学校に今、地球儀を置いていると思うんですけれども、その地球儀が買われた年度によってはいわゆる国境線が変わっていたりというものは存在しますので、しかしながら、その時点、その時点での修正したことで子どもたちには伝えていくというような指導をしているということでございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  だから、北方領土に対してはどういうふうな解釈で子どもたちに説明できるのかなということで、お願いします。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、地図帳で北方領土については、この4島のいわゆる北端、北方領土が日本の領土であるというような地図の表記をしていますので、そのような指導をしているというものでございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  北方領土と、それから千島・樺太のライン、これを聞かれたときにわからへんと答えたらいいのか、子どもたちにどう答えるのかなということで教えてほしいと思います。 ○熊谷佐和美議長  北澤教育長。 ○北澤義之教育長  地図上の表記については曖昧なところなんですけれども、北方領土につきましては、歯舞・色丹・国後・択捉、この4島につきましては日本固有の領土であるということで、今現在、返還を求めているということとしております。  あと関連してですけども、竹島の問題につきましても、韓国が不法に占拠しておりまして、日本は何度かにわたりこれに抗議を行っている。国際司法裁判所についてもこれに提訴して裁判を求めているけれども、実際のところはまだ実現していない。あともう1点、尖閣諸島ですけども、これにつきましても日本の領土でありますし、これにつきましてはそもそも領土問題はないというような解釈で現場では指導をなされているというふうに認識しております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  指導としてはなかなか難しい。何の根拠があるかと、なかなかこれは出せないんですけれども、裁判したら原告と被告どっちもが言い分を出してきますから、それが出てしまうとなかなか難しいというところが、竹島にも、尖閣諸島にもあろうかと思うんです。だから、領土問題は尖閣諸島にはないというんですけど、韓国にも領土問題はないいうて占領しているほうが言っていますし、難しい話が、学校の中でもどこまで突っ込んで子どもたちにお話ししたらいいかというのはなかなか難しいなと思っているんですけども。北方領土の先ほどの部分では、1941年に日ソ中立条約というのが結ばれて、それが4年間有効だということでありましたけれども、そのときに独伊、それから日本という形の条約もあった中で、ロシアとの関係がうまくいくように苦肉の策でやられたんですけども。条約というのは破棄されても、あるいは無効だと言っても、1年間はそれを有効だという条約があったみたいです。そうなると、1946年まで日ソ中立条約は有効なんですけども、戦争が終わってしまうから慌ててソ連軍は北方のほうへ入ってきた、あるいは満州のほうへ進軍してきたという状況もあるということがいまだに尾を引いている。そういう意味では、その条約を無視してまで次の新しい条約に行くか行かへんかという歴史的な問題が今、残っているんじゃないかなと思うんですけど。学校教育でそこまでは、中学校ではなかなか言い切れないけれども、先生方がどこまでご存じなのかな。そのときに、それまでの条約で、千島においてもまだ領土問題が解決していない。勝ったほうの論理で来ていますけども、そういう意味では北方4島まで取られたままになっておりますから、それを交渉していくというのが今の日本の課題だということを子どもに言えるか言えないかということもやっぱりしっかり先生方にも、教育委員会の中にもやっていかないと、今、韓国では、竹島の問題で我が国の領土だと向こうがやっている授業は相当数の時間をとっていますね。だけど、日本が北方領土に触れたり、竹島に触れたり、尖閣諸島に中学校の子どもたちの地理の時間で触れる時間って1時間もないんじゃないかなというぐらい少ないでしょうね。  だから、国土に対する国境線、こんなものをどう考えるかということになってくると、これは大事な問題がほかのところにも出てくる。つまり今、ウクライナがロシア軍によって占領された地域があった。それをクリミア半島にロシアの人がいる、ウクライナ人にいじめられているから助けてくれと言うたら、ロシアのほうは武器を渡し、内戦を起こした。最終的には軍隊が入ってきて占領した。西欧諸国はそれを認めないけれども、その国境線はどうなっているのかという地図を見ましたら、まだここ数年の問題ですから改正されていませんから、まだウクライナはクリミア半島を領有しているという形の地図の構成になっております。今後、これをどうするのかというと難しい問題があったり、あるいは今、地球儀をつくるときに、中国で大体生産してしまいます。向こうの言い分の地球儀をつくらないとつくらせてもらえないというのが、つまり中国の論法の境界線でしか地球儀は出てこない地球儀が、今、市販には出回ってきているということが書籍には書いてありました。月刊誌にはね。そういう意味では、今、中学校にある地球儀を見てきましたけど、古い地球儀もあれば、新しい地球儀もありました。それでも2年前の地球儀でしたので、新しくといっても2年前だったら、そういう国境線というのははっきりしていない。だけど、細かいところで千島列島を見ましたら、カムチャツカ半島の先に点々が打っていましたし、それから樺太も真ん中で点々を打っていました。だから、地図帳を見ても、学校にある副教材の地図帳もやっぱり校正に1年、2年かかるし、2年前にできたやつを今、持っていたら、もう4年、5年前の国境線だなということがわかりましたけれども。  子どもたちが、生徒が現在のニュースを聞きながら、聞いたときにどう答えるかということは本当に難しい問題でありますけれども、その辺の研修とか、どういうふうな形で今までされてきたか、まだされてないのかも含めて聞かせてください。 ○熊谷佐和美議長  北澤教育長。
    ○北澤義之教育長  学校の先生方の研修ということで、これは学校全体でこういった教科の中身についての研修というのはなかなかできていないというのが現状でございます。ただ、子どもへの指導の仕方であったりとか、あるいは子どもたちを引きつける魅力ある授業づくりとか、そういった意味ではしておりますけども、教科の先ほどのご説明の内容のような中身については、学校単位での研修というのはなかなかできていないというような状況であって、城陽市では城陽市の中学校の社会科の先生が集まってそういった研究会をする、そういった形の研修会になっているというところです。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  そういう教材という部分でなかなか更新は難しいですけど、私たちが習った世界の国々というのは、地理ですから東京オリンピックの後ぐらいですから、まだアフリカの国々も植民地で、ほとんど独立した国が少ない中で、東京オリンピックでちょっと入った。それからコンゴやザイールというても、大きな地図に1つのくくりの国になっていましたが、今は分割して小さくなっていますし、それからエジプトの周りのエチオピアにしても分かれたりしていますからね。だけど、子どもたちに与える教材というのは、大きな地図帳の、上からのつり下げの地図帳なんかがあったりもしましたけど、今、そこまでは見る機会がなかったんですけど。1回それをつくったら20年、30年、後生大事に使ういうたら骨とう品になってくるんやけど、それもあるから買いかえないというのか、そのあたりが子どもたちに生きた現在の政治学や、あるいは地質学や、地理やら、あるいは天文学を教えていくのかどうかの問題が出てくるなと思っておるんですけども、そういう意味での教材の更新という部分ではどうお考えになっているのかな。 ○熊谷佐和美議長  北澤教育長。 ○北澤義之教育長  地図に関してだけで話をさせていただきますと、確かに今、ありましたようにつり下げの地図であるとか、地球儀であるとか、これは学校備品になりますので、古いものもございます。あともう一つ授業で使います教科書と地図帳につきましては、教科書につきましては文科省の検定を受けたものを採択するということで、無償配布となるんですけども、地図帳も教科書と同様に、検定を受けたものを採択するという形になっておりますので、これは教科書と同じように配布している、それをもって全ての子が学習すると、そういう形態となっております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  教科書とか副教材にすぐ無償で入ってくるやつは、それは国の認めたものの中身の編集やという部分と思うんですけど、先ほど言いましたように地球儀とかつり下げの大きな地図とか、こういうものに対してどういうふうな形で財政的に補助していくのか。骨とう品でも使ってくれと言えるようだったらいいんですけど、30年前の、あるいは50年前の地図を掲げて、先生がそのときの説明をできるかというたら、生まれていない先生も。そんな国あったのかいなという歴史的なことも知っていかないとできないような現代の地図の中では、なかなか難しいなと思うんですが、そのあたりそういう更新も含めて、これから市内の学校の調査をしていただいて、古いものはそれをほかせとは言わないですね。その当時の地図というのも知っておく必要があるだろう。だけど、今の地図、国境線がはっきりした地図帳が、あるいは地球儀があるような状態に学校備品として備えるということの大切さを今、思ってもらってはいるんですけども、財政的なものもあるんですけども。そんなにかかるような感じもしないんですが、いかがでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、ご質問がありました大きな地図帳、つり下げるような地図帳、それから地球儀等については、これも私どもが先ほど調査している中では、2年前のものが一番新しかったのかなというような状況であります。刻々と世界の情勢が変わる中で国境が変わったりしていきますと、それに合わせたタイムリーな変更は追いついていかないだろうと思いますし、こういったあたり、かなりそんな細かい国境のこの線はこの緯度何度までというような教え方は多分できていないと思います。それにつきましても、今の時代はネットの時代でもございますし、いろんな中で情報を得る中で、子どもたちにはそういう情報を的確に使っていくというようなことでございます。それと備品の購入については、これもいわゆる備品の購入の計画もございますので、適宜それについて更新は我々としても支援していきたいし、しかしながら、時代の、社会の流れになかなか追いついていかないのが現状であろうかと認識しております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  ここに私も長いことおって、こんな質問をほかの人もしたことなかったなということは思っておりますけども。時代というのは、その時代のよきこともわかるし、変遷もあるんですけど、どこかで、毎年買えということじゃなしに、そういう大きな問題が出てきたときにどういうふうな地理の見方をするかということをもう一度振り返ることの機会をつくりたいというふうに思ったんです。  この前から香港の民主主義という形で捉まえている中で、中国が政治改革は認めないという形で弾圧してくる。中国が弾圧しているのじゃなしに、香港政府が弾圧しているような形で出てくるんですけど、香港政府も中国に反発してまではなかなか要求を認めない。私たちが普通学んでいる、日本は今のところ選挙制度の中での民主主義でありますけども、中国の場合は共産主義の中の民主主義やけど、共産主義が今、どこへ行ったかわからない。選挙もしない共産主義。共産主義を名乗っているのか何か、僕からしたらわからない。だけど、相手の国も認めていく以上は、向こうとの交流もしなければいけない中で、香港は中国のものだから日本は一切口出ししてはいけないのかというたら、口出しすることはしにくいだろうけども、だけど、香港に、今の若い人たちに頑張ってほしいなという気持ちを私は訴えていきたいなということは絶えず思っておるんです。  ですから、今回、来年ですか、習近平さんが日本に国賓として来るということに対しては、私は反対したいなという、1国民が反対したからといって来ないというわけはないでしょうけど、総理大臣が迎えるというたらそういう形になるのが今の日本の社会かもしれませんけれども、全国民が一致して賛成するような状況じゃないなということは私は思っております。  そんなことで、香港の民主主義を子どもたちにどう教えるのか。先生、あれはテロなのと教えるのか、あるいは石投げたり、レンガ投げたり、火炎瓶というても日本の学生の火炎瓶よりきつないなというふうに、昔の学生運動のときの火炎瓶なんかガソリンを入れていましたからね。今、ほかのものを入れるだけでも発火するということが科学実験でわかってきたから、それを飛ばしているようですけども。彼らの抵抗はどうしたらいいのか。その国の中の制度で改革を求めたらいいのか、いや、それを潰されるのならどうしたらいいのか。日本の学生運動で警察と衝突したとき、あれはテロだという言葉はあの当時はあんまりなかったですけども、そういうふうにとってしまって、香港もテロだというふうにとるのかなというようなことを思ってしまうと、子どもたちにはこういうことが思われても学校は答えられへんなということを私はわかっておるので、私の意見として大体言っていますけどもね。  だけど、そういうことを、子どもたちもやっぱり疑問に思っていることを先生に素直に授業以外でも聞いてくるかなと思うんです。私も中学校のときに社会科の先生が3年生のときに新しく来られて、いろんな話を授業の後にしゃべりました。暗くなるまでおしゃべりしました。その先生は自衛隊の出身でありましたので。中学校1年のときの担任が家庭訪問のときに、本城君は学生運動に走るから気をつけなさいと親に言うた。それを20年ほどしてから聞きました。先生から聞いたんじゃなしに、うちの親から聞きました。そんなことを先生が言うていいのかなと思って。3年生になってから、その社会科の先生としゃべるようになってから、だんだんだんだん学生運動から離れていきましたけども。そういう意味では、今の思想に近いような思想になってしまったのかなと思うんです。そういういろんな社会の情勢を先生方に聞くことができた。社会の先生は、そういう意味では現実の社会を教えていただいたな。授業では言ってないことを教えていただいたなということは思うんです。  先生方も学校の中に閉じこもるだけじゃなしに、いろんな現実の社会も絶えず吸収しながら、30年間ぐらい先生をやられますから、人間形成を培っていただける、そういうところをつくらなあかんのに、学校の運営で忙しかって、クラブで忙しかって、今、総理大臣が誰やわからへんというようなことではいけないなということを思っているんですが、そういうあたり先生方の指導を校長としてもされてきたと思うんですが、先生方のそういう社会的ないろんな意識をどういうふうに取り込んでこられたのか、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  北澤教育長。 ○北澤義之教育長  先生方の管理職の対応といいますか、指導ということですけども、焦点が社会科の先生ということであれば、それなら先生も教養としては必要だと思うんですけども、特に世界の情勢であるとか、政治の状況であるとか、そういったことは十分に把握しておかなければならないですし、先ほどウクライナの話が少し出ていましたけども、この前の日曜日でしたか、フランスとイギリスでしたか、仲介に入って紛争解決を図ると、そういった新聞記事も載っておりましたし、そういったことにも常に目を光らせて教養を高める、そういったことは常々各学校では言っておられるというふうに思います。  あと、いわゆる子どもたちにいろんな事象を教える、理解させる、そういったことは非常に大切なことですから、そういったことはしていく。ただ、配慮事項として、どちらの国が、あるいはどちらのほうがよいのか悪いのか、そういったところについては触れていないというのが現状でございます。あと目指すところは、子どもたちがどれだけ身の回りのことから始まって、自分と日本社会の関係、あるいは国際的な社会との関係、そういったことに興味を持ってかかわりを持つようになっていってくれる、これが一番の狙いではないかなというふうに思っています。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  なかなか学校教育の指導というのは、現実の社会を見ながら中立的なところが教師に求められているけども、中立って一体何やというたら、難しいですね。政治的な左右関係なしに、真ん中に寄っているつもりだけど、ほかの人が全部右に寄っていたら、それは端っこかもしれない。全部左に寄っていたら、それも端っこかもしれない。中間って一体何やというたら、みんなの声の真ん中が真ん中でもないですね。その辺の捉まえ方というのは一番私たちも難しいなというふうに思っております。  今、特に思っているのは、ミャンマーのロヒンギャ、難民の問題ですね。スー・チーさんが今、ヨーロッパでお話しされているんですけども、これが一番難しいですね。スー・チーさんに全部の力があるかというたら、ない。だけど、スー・チーさんが悪いような形で言われてもなかなか難しい。これなんか学校ではなかなか教えられない部分ですけども、子どもたちはそういう部分ではニュースを見たら、あるいはインターネットで見たら、どっちが正しいのや。インターネットで見たからわかる、あるいはニュースで見たからわかるという問題じゃない。そこでこれはこうなんよとどうアドバイスするか、それも中立のアドバイスというのは難しいな。中立って判事さん的なアドバイスでもないでしょう。そういうところが教育の中に求められるのか。いや、これからもう一度考えていかなあかん時代なのかなということを思っております。  今まで先生方が、私ら中学校のときは運動会のときに国旗を持って日の丸行進をしました。しばらくしたら、その日の丸がだめや、国歌もだめやというて教職員組合のほうで出てきましたけど、今になったらまた国歌も、それから旗のほうも了解という形になってきて、一部の人たちはまだという方はおられますけれども、何か政治的な闘争だけで教育の中もふらふらしているというのが見えてきますので、そのあたりもやっぱり教育というのは子どもたちの将来において大変だなということを思います。  ただ、今になったらこういう社会ができるから教育が大切だというんですけど、あの当時、学生や生徒やった者は、将来がどれだけの、どういう社会に進んでいくかって全く見えてこなかったし、大人のほうも高度経済成長なんて見えないときにあったというふうにとりますので、そのあたりの教育の難しさを思います。そういう意味では、現在の社会と学校での教える、ちょっとタイムラグがありすぎるのが絶えず気になっておりますので、そのあたりの修正は教育委員会と学校との緊密な連絡や、校長先生が中心になって各単位の学校の指導をお願いしたいなということを申し上げておきたいというふうに思っております。このあたりの教育問題についてはこれで終わっておきますので、啓発的な質問だというふうにとっていただいたら結構でございます。  それから、オリンピックの話ですけど、補正予算もちょっと出ておりましたけれども。56年前の東京オリンピック、56年前でしたね。きのう夢の中で見たんですよ。依田選手、覚えてないでしょう。80メートルハードルの女性ですけど。それから100メートルのアメリカのヘイズ選手、それから日本では円谷幸吉さんとか、体操の遠藤選手とか、いろんなことを覚えていますけど。全部は覚えていないけど、あの印象、特にヘイズの走り方をまねして走ったことがありますね。小学校4年生です。だから、オリンピックの思い出というのはすごいですね。50年たったって、初めて学校へカラーテレビを持ってこられた。ぼけたカラーでしたね。それでもきれいやったんです。白黒から比べたら、どれだけ見やすかったか。今のテレビを見たら、あれは何やったんやというけど、あれが一番よかった時代であったんですけども。その思い出を子どもたちだけじゃなしに、やっぱり全市民にももう一度知っていただきたいなというのが城陽市の中にもあると思うんです。聖火リレーだけでこのお金を使うというのはちょっと多いなと思ったんですけど、その辺それだけ使わなくても済むだろう。最大限これだけ使うだろうという形の予算だろうと思うので、そこにテロ対策や何やかんや言われても、なかなか地域は対応できへんだろうし、どこでも走っておられたら、警備員が集まらないでしょう。そうなってくると、体育協会や、あるいはいろんな団体にボランティアを募って警備のお願いをするしかないかな。警備員だってまたどっちみちアルバイトを雇うわけですから。その辺をもう一度しっかり考えてほしいなということがきっかけなのでありますが。  それと、この前の、先ほど土居さんもおっしゃったように、文化パルク城陽でワールドカップラグビーの応援をしたんです。びっくりするほど盛り上がりましたね。あの盛り上がりというのはすごいなと思います。文パルもあれを何回かするかなと思って、行ったんですよ。きょうはもうないと言われた。あのモニターを借りるのに25万かかる。だけど、この感動は文パルのお客さんに絶えず来てもらうことも、ふだん文パルの中で統計をとっていますから、やっぱり常設の展示をしてもらう、画面の設置をしてもらうということが私は一番大事なことかなと思っているんです。雨漏りもするけれども、雨漏り以上に来年のやらんならんことはビューイングを置いてもらうことかな。そしてオリンピック、この競技がきょうありますよといって絶えずみんなに言った。陸上のときは陸上のメンバーが来るだろうし、体操のときは体操の好きな人中心に来るだろうし、いろんな人がそこで出入りして、文パルを使ってもらって盛り上がることが大事かなというふうに思っているんですが、ビューイングはあれで終わりなのかどうか。何か寂しいですよ。あの盛り上がりは文パル始まって以来、成人式で青年が暴れたときどころじゃないと思いますが、部長、いかがですか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  確かに先日のラグビーワールドカップはライブビューイングとしてされまして、かなり盛り上がったというのは存じております。今回のオリンピックのパブリックビューイングの実施につきましては、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会が厳格に認可されるということになっております。放映という形にすると、費用も必要であると聞いております。現時点ではその詳細が明らかではございません。詳細が判明した後に、先ほどありましたラグビーのワールドカップのライブビューイングを実施された実績のある公益財団法人城陽市民余暇活センターと協議をすることとしているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  回りくどい言い方がわからん。やるかやらへんかどうかの問題で、まだそこまでいかないということだろうと思うんですけど、もう一度答弁ください。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  先ほどの回りくどいというおっしゃり方なんですけども、実はできるのかできないのかというのも、組織委員会のほうから許可されるのかされないのかというのがあります。知的財産権であったり、あるいは放映権であったり、いろんな問題があろうかと思います。これがまだ明確でないというところでございますので、もし可能というような、そういう詳細が判明になりましたら、私どもについては余暇活センターと協議することになっておりますので、今、ここでやれるかやれないかというご返事はできないというのが事実でございます。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  マルチビューイング、あの大きな画面ですけど、東京オリンピックだけで何もやらんならんことはないのですから、常設でああいうモニターがあることによって盛り上がる場面を絶えずつくることができるというふうに思うんです。だから、行政側が地域に説明会をする、あるいは私たちが議会報告するのに市民プラザでもできますよということになってくると、あの画面を使えるとか、テレビ画面だけじゃなしに、パソコンとも連動できますからね。そういう意味では、しっかりそういう部分での検討をお願いしたいなということを思うんですが、やっぱり常設という形での、今、テレビでは前12画面だったんですかね。9やったんですか。あれはちょっと大変やったですけど、それでも1画面ずつにNHKの受信料を払わんならんという契約でなかったかなと思うんです。そういう意味では、どうするか。だけど、こういう東京オリンピックだけじゃなしに、いろんなスポーツ中継を、野球の部分もあっただろうし、これから西城陽高校がひょっとしたら甲子園へ行くかもしれない。春の高校野球に行くかもしれない。そうすると、応援団が皆行けなかったら、ここでも応援できるやないかと。だから、スポーツバーなんかでも絶えずサッカー中継とかやっていますね。オリンピックもそこでやるやろうと思うんですよ。だから、全部はだめにはならないと思いますので、積極的に検討いただけるかどうかです。はい、どうぞお願いします。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  厳格に我々は公でやるわけですから、やはり組織委員会の決まったルールというものを守っていくのが我々の務めだと思いますし、そのルールが判明した段階で、これについて我々としては対応していきたいというふうに考えております。 ○熊谷佐和美議長  本城議員。 ○本城隆志議員  最後に、組織委員会がオーケーだ、オリンピックが終わったらそれはなくなってしまったということのないような形でのお願いをしているわけです。だから、オリンピックでも盛り上がりますよ。ふだんからも盛り上がりますよというお話ですので、オリンピックオンリーだけでこの話をしているわけじゃないということをご理解いただいたらいいと思います。  そんなことで、今回は質問を終わりたいと思います。早い時間ではありますが、これで終わります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  午後1時10分まで休憩いたします。         午前11時58分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  西良倫議員。 ○西良倫議員  〔質問席〕 日本共産党議員団の西良倫です。  ことし10月、台風15号や19号の爪痕がまだ大きく残る中、これでもかと関東や東北部などを中心に記録的な豪雨が襲いました。台風21号です。10月25日、わずか半日で平年10月一月分をはるかに上回る雨量を出したまちや、長野、千葉、神奈川など多くのまちが大災害を受けました。また神奈川県の箱根は、2日間雨量がもう少しで1,000ミリにも届くという豪雨の中での大きな被害でした。長野の千曲川決壊を初め、川の氾濫、道路の冠水、7両が浸水した北陸新幹線の車両基地の惨状、道路や線路の崩壊、断水、停電など、甚大な被害が列島を襲いました。  私たち日本共産党議員団は、10月3日、奥田市長に水害対策の強化を求める要望書を提出いたしました。古川の完全改修を初め、浸水深の表示、同報系防災行政無線の整備などがこれまで以上に急がれる自然環境の進行は、想定外で済ませない現実です。今回の質問は、城陽市を台風19号や21号クラスの台風が襲ったならばどうするとしての防災・減災に関する質問が中心です。そうした状況を描いてみてのご答弁もお願いをします。  質問に入ります。過日、アウトレットの大規模開発基本構想の説明会がありました。私もどちらの会場にも参加しました。アウトレットの造成、防災面で伺います。アウトレットの面積25.4ヘクタール、これまでの降雨、敷地全体が土でした。完成後はその大部分がアスファルト舗装です。降った雨が地中にしみ込むことなく下流に流れる割合、流下係数はどの程度違うのか、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  流出係数のことについてのご質問かと思いますが、流出係数のことを簡単に説明しますと、流出係数とは、降った雨の量に対して地表を流れる雨水の割合をあらわすもので、雨水は全て流出するのではなく、地下浸透や蒸発などがあるため、地表を流れる量は降雨量、降った雨の量より少なくなるものであります。プレミアムアウトレットの開発に係る調整池の設置に当たっては、京都府の基準である重要開発調整池に関する技術的基準、平成29年7月に策定されたものでございますが、その基準に従い検討されることになります。この基準によりますと、流出係数は駐車場のようにアスファルト舗装で覆われた雨水の浸透が非常に少ない土地で0.9、グラウンドなど雨水の浸透が少ない土地で0.8、山地など雨水の浸透が多い土地で0.7とされているところでございます。したがいまして、正確に積算、説明するならば、それぞれの土地の種類別に流出係数を積み上げていくことになるのですが、話をわかりやすくするため細かなことは省略し、単純に説明をしますと、開発前の山砂利採取跡地は裸地状態であり、グラウンドと同等と考えた場合、流出係数は0.8、またプレミアムアウトレットの開発後は、緑地の部分などはありますが、大半が駐車場としてアスファルト舗装で覆われると考えるならば、流出係数は0.9となり、開発により流出量が増加することになります。このようなことから、事業者はプレミアムアウトレットの開発に伴い、下流域に影響を与えないよう、重要開発調整池に関する技術的基準に従い、開発する敷地内に調整池を設置し、開発地に降った雨水などを調整池に流入させ、流量を絞った上で河川に放流することとして計画されているものでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  違いが0.1ぐらいなので、ちょっと違いの量まで具体的に僕の中でもわかりにくいんですけれども、質問を続けます。  このアウトレットの予定地では、1つの意見ですけど、これまで大部分の雨水は地中にしみ込んでいたと思います。店舗の場所、駐車場の場所の多くがアスファルト舗装となれば、降った雨のほとんどが下流へ流出です。今池川も古川もそれらを見込んでの改善はなされていません。アスファルト舗装は最小限に、アスファルトは浸透性の高いものを使うということなどの工夫で、下流への水の流出量をできるだけ減らす。水害予防策として樹木なども植栽をし、防災優先のこの場所ならではという対応をした施設づくりがなされたんだというふうに後々の人が思えるような、そういうものへ変更する。これも見直し項目です。ご検討をお願いいたします。  7年前の京都府南部豪雨で、城陽市は寺田地域で2日間雨量300ミリを超す雨量でした。台風19号、21号クラスになると、あのときの3倍を超す量の雨です。それも想定された雨の影響でのシミュレーションをつくっていますか。あれば、公開してほしいです。新名神、東部丘陵線、スマートインターなど、アウトレットの周りの雨量、地面への影響、土砂流出、送電鉄塔の地盤強度なども心配です。青写真はまだでしょうか。予想される最悪事態を想定して、防災・減災策を周知して、市民も意見を出しながら建設を見守るとすると、城陽ではどのような被害があると想定をしていますか。今、考えている19号、21号などを予想しての被害の、例えば城陽で言ったら被害の大きいものを3つ挙げるとすればこれだなというものを考えているのがありましたら教えてください。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  先ほども申し上げましたが、今回の開発に伴い、事業者は開発敷地内に調整池を設置することとなります。そして、この事業者が設置する調整池につきましては、繰り返しになりますが、京都府の重要開発調整池に関する技術的基準に基づきまして計画されることになっております。現在、この調整池を計画するため、河川管理者等と協議されているところであり、調整池の規模などを含め、まだまだ決まったものはございません。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  今、京都府が定めている重要な池の基準というのを言われましたが、詳しく聞きたいぐらいですけれども、後のこともあるので先に進みますが。アウトレット建設に当たり対応する調整池が予定されています。この計画を見たとき、1953年、昭和28年8月の南山城大水害、続く9月の風水害を思ってしまう高齢者は多いはずです。お隣の井手町を中心に、大正池の決壊、玉川の破堤などを主因とした災害がありました。死者は南山城全体で336名、全半壊家屋904戸、床上浸水2,851戸を記録しています。比べる時代や状況が随分違うからと思うかもしれません。しかし、気候危機といわれる気候の変動の状況が、想定の上を行く対応を求めています。  3つ目の質問です。安全のための調整池が大災害の原因になってしまう危険性を思うとき、敷地降雨雨量への対応も十分余裕を見ているという設計での調整池でしょうか。2つの池の容量はわかりますか。調整池があふれ出すという心配はありませんか。2つの池の容積なども含めて答弁をお願いします。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  まず繰り返しになりますが、今回の土地利用に伴い設置される調整池については、京都府の重要開発調整池に関する技術的基準に基づき計画されることになります。こちらの基準につきましては、京都府のホームページでアップされておりますので、また議員もごらんになっていただければと思っております。  なお、今後のことでございますけれども、この開発行為の届け出段階においては、計画する調整池がこの重要開発調整池に関する技術的基準に適合した内容となっているかどうか、京都府が審査されるとともに、調整池の設置が完了した際にも、計画内容と合致するのか検査が実施されることとなっております。したがいまして、調整池の設置に当たりましては、今、申し上げましたようにそれぞれの段階で行政が確認をした中で進められるものでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  その降雨量の判定というのは、判断というのは事業者がするという形でいいんですか。城陽市のほうがするのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  今の説明をもう少しかみ砕いて申しますと、調整池は三菱地所・サイモンのほうでつくられるということですけれども、当然好き勝手につくっていいというものではございません。繰り返しておりますように、京都府のほうで定めた基準、これは平成29年7月、つい最近になるかと思うんですが、こちらのほうで基準を定めております。まずその基準に合致した池であるかどうかというのをしっかりと確認されます。審査されます。その上で、つくった上でもちゃんと計画どおりにつくられているかどうかというのを行政、いわゆる京都府のほうが点検、チェックをするという仕組みになっておりますので、設置するのは事業者かもしれませんけれども、行政が段階段階、その都度その都度きっちりと定められた基準に従ってできているかどうかというのを点検するということでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  井手町の大正池、素人の私などが池の状況を見れば、ダム湖に見えます。この調整池もアウトレットダム湖であって、急に大量の放流をしなければならなくなったでは困るわけです。台風19号のような豪雨台風のときは、内水氾濫への対処などで中流・下流も内水排除のピークだと思います。調整池も絞った放流だけでは池そのものの容量が持たない。ピークとピークが重なり合う危機のおそれ、河川・土木の専門家の意見です。最新の技術と納得できる安全機能の粋がわかる施設とつくる決意、安全根拠がなければ大災害の原因を呼び込んだことにもなりませんか。アウトレットの立地は、平坦地ではありません。丘陵地、扇状地に当たります。旦椋神社も麓一帯も水浸し、観音堂、長池など下流の市街地に大きな被害が、そのような心配の声は小さくないはずです。大正池より小さいからと、今、単純に池の容量だけで比べられない災害が多い日本だけに心配です。  質問の4番目ですけれども、長谷川についてです。井手町の玉川と同じように、長谷川も天井川です。過日の説明会でも、長谷川のそばに住んでおられる市民の方が、長谷川を歩いてみた人はいるんかと厳しいご意見を申していました。私も青年教師のころ、8年間青谷小学校に勤務していましたが、百度の坂より西側に住んでいた教え子のおばあさんが、私ら床の間に池があるようなものなんやと、災難と隣り合わせで、大雨が一番心配と言っていました。それは今の住民の方も同じだと思います。長谷川にも放流と考えた以上、長谷川への認識、教えてください。課題や今後の計画、長谷川、今池川、古川については開発地の調整池からどれくらいの量の水を放流することになりますか。認識や課題、計画などあれば、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  先ほども申し上げましたが、現在、事業者が調整池を計画するため、河川管理者と協議されているところでございます。その協議においては、議員からありました開発地からどれくらいの水量を放流できるかをも含めて協議されているところであり、現在、確定したものはなく、お答えすることはできません。  なお、繰り返しになりますが、開発によって雨水流出量が増加することから、事業者が開発地内に調整池を設置することになります。事業者が設置する調整池は、それぞれの河川管理者等と協議し、開発地から放流可能な水量を決めた上で、その水量以上の放流ができないように調整した放流口を設け、水量を絞った形で河川に放流することになります。調整池はこのように下流域の浸水被害を防止するために設置するものであります。  まず前半のほうのお答えを少しつけ加えさせていただきますが、冒頭ですが、河川には流域といって降った雨などが地表に流れ出る水を受け持つ範囲が決まっております。今回、三菱地所・サイモンがプレミアムアウトレットの開発を計画している範囲は、長谷川流域と今池川流域の2つの流域にまたがっております。当然、長谷川流域に降った雨などの水は長谷川へ流すことになるため、今回の計画においても長谷川へ放流する計画としているものでございます。  なお、長谷川については、流域の計画流量を流すことができる断面が確保されていることから、改修計画はないと聞いております。しかし、平成24年8月に発生しました京都府南部豪雨を受け、京都府において天井川の緊急点検が行われ、改修が必要な護岸や落差溝などの天井川対策工事が現在、実施されております。また、土砂のしゅんせつなどの適正な維持管理については、市としても毎年要望を行っており、引き続き要望してまいりたいと考えております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  今の長谷川の府道のそばのところ、橋がありますけれども、その西側というのは堤防工事をしているんじゃないかと思っています。先ほど言われた説明での工事だと思います。長谷川を歩いてみたんですけれども、感じたことを言わせてもらいます。川の中の様子ですけれども、今現在でも砂、土いっぱいです。草や小さな木が生えています。草はいっぱいです。JRの高架橋があります。高さは十四、五メートルあるんでしょうか。限定されたあそこの場所というのは、JRの鉄橋の橋の上ですから、拡幅もできないと思います。あれが城陽も襲った南部の大雨、それでも結構厳しかったんじゃないかと思っています。今回言っているのは3倍です。本当にそれが耐えられるのか。先ほど言われましたように、調整池のところから絞って流出をしていく、それはそのはずです。そうでないとできませんから。しかし、台風19号やああいう大きなクラスが来れば、上の池も持たなくなります。こんなちょろちょろと出しているようでは間に合わんのだということはあるかもしれません。そういう場合にどうするのかという課題が残ります。  あの陸橋の道路から見ていると、富野の町並み、高齢者施設があったり、大きな工場があったり、近くには小学校があります。19号クラスの台風というのは、長谷川の上流からの流木、もし流木、低木、土砂などが大量に流れ込んで、南城中あたりの川がせきとめられれば、下流ともども大惨事です。今からでも草木の処理、川底の土砂をさらえ、流下能力を高めるために川底を掘り下げるなどの工事が必要だと思いました。困難な課題は川の拡幅でしょうが、最近の気候を思えば、改善なしの放流は冒険だと、素人の私は高架の橋のところから眼下を見、JRが通っている車両を見ながら思いました。  5つ目は、今池川への放流です。今回、計画されているアウトレットモールの調整池は、その容量でも城陽で最大、存在する立地の標高でも城陽で一番高い場所での池になり、その放流先が今池川とされています。今池川の延伸、どのような工事が予定されているのか。また、費用はアウトレットが持つのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  今池川と事業者が設置する調整池までの区間については、事業者が水路の改修を行うことで、現在、関係機関と協議を行っているところでございます。議員ご質問のまず距離については約300メートル、水路幅については現在、協議中であり、まだ確定はしておりません。なお、建設費用につきましては、事業者が水路改修を行うため、市では把握しておりません。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  市民の負担が少しでも減るという話をいただきましたので、そこのところはそれで本当に済むのかなというふうに思ったり、心配もします。  アウトレット関連、最後の質問です。今、今池川延伸の説明がありました。東部丘陵地の多くの河川、北は大谷川から始まり、宮ノ谷川、嫁付川、大河原川、今池川、長谷川、青谷川と多くの川です。数本は古川に合流し、2つの天井川は木津川に流れています。今池川延伸は、暗渠となれば見えない天井川です。内水氾濫が起これば、観音堂、長池駅舎やアル・プラなど被害が予想されます。今池川は城陽市の管理河川ですが、アル・プラ近くの平地部分から古川との合流地点までの改修の予定、抜本的に19号クラスを予想して、対応をとるべきです。それでなくとも、この二、三年の台風や大雨でも市街地の道路に水があふれそう、田畑が冠水しそうなのです。これは多くの市民が目撃されていると思います。今、拡幅工事真っ最中の古川の改修、アウトレットの調整池からの放流、それを見込んでの内容にはなっていないはずです。古川流域の住民はやっと床上浸水がなくなり、床下浸水の被害からも救われるだろうと思っていた矢先です。古川は関係ありませんとはならないでしょう。多くの河川を集めているのが古川です。  保安林の解除に際しては、その関連自治会長の了承印がないと許可ができないとなっていますが、調整池の規模、設置の数、その容量や機能の詳細など、放流対象河川の関係住民に向けた説明会の開催を要請すること、当たり前の市民の願いです。先ほどそれはないような話も出ていましたが、とんでもない話です。検討してください。業者に言ってください。説明会の開催はどうなのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  繰り返しになりますが、今回、三菱地所・サイモンが実施した住民説明会は、城陽市東部丘陵地まちづくり条例に基づく説明会であり、その条例に定める対象自治会に対して実施されるものでございます。午前中の土居議員の一般質問でもお答えしましたが、対象自治会の拡大は考えておりません。  なお、開発に伴う治水計画、いわゆる調整池の設置等については、先ほど来申し上げていますように、段階に応じて審査や検査を実施するなど、行政が確認した中で進めてまいります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  宝の山でも、不安があるうちは登らない。しっかり準備をし、防災での最も安全な対策を持つまではゴーしない。ぜひその観点で、中止の選択肢も含め、この間、出されている市民からの意見、今後、予定されている関連自治会向けの説明会での意見などもよく検討し、改善すべきは改善をし、複眼の視点で冷静判断をして完成。だめならやめる、そこが大事だと考えます。  2点目の大きな柱、台風や豪雨から市民の命や暮らしを守る課題で質問します。
     初めに、木津川の堤防についてです。台風19号や21号の豪雨で多くの河川決壊、特に長野県千曲川の堤防決壊を見るとき、ああいう台風が来たら木津川は大丈夫かと心配をした人は多かったと思っています。ことし6月、淀川河川事務所がまとめている直轄河川重要水防箇所箇所別調書で、堤防のり面の崩れやすべり、漏水、破堤跡など、城陽市域の奈島から上津屋まで、漏水で5地点、のり面崩れ・すべりで4地点、破堤跡2地点など、水防上の重要度もランクをつけ、管理に当たっているとあります。特に管理上重要なのが漏水とのり面崩れなど2つの要素で水防箇所に位置づけている地点の堤防強化の必要です。調書では、工作物の流れ橋を含め、延べ16地点の水防箇所がリストされています。この間、政府は、2018年7月の西日本豪雨などの災害を受け、災害機能の総点検を実施。2018年12月、緊急対策を閣議決定しました。国土強靭化3か年緊急対策というものです。しかし、台風19号で決壊した71河川、140カ所の堤防決壊はその全てで緊急対策の対象外だったということです。人命被害のおそれのある約280河川で堤防のかさ上げや越水に耐えるなどの強化を2020年度までに実施するとしていました。その途上でこういうことがあったわけです。私はリストに上げながらなかなか進まない防災施策推進、リストにも上がらないまま起こった140カ所での堤防決壊、政治の仕事の教訓を思います。  台風19号や21号、多くの河川の堤防決壊を見るとき、また淀川河川事務所の重要水防箇所箇所別調書を勘案するとき、どのような要望を考えていますか。木津川治水会会長でもあり午前中の土居議員の質問への答弁、またきのうの小松原議員への答弁などでもありましたが、それに加えてこういうことをまた市長としても思っているのだということがありましたら、教えてください。 ○熊谷佐和美議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  木津川治水会の会長といたしましては、昨日も小松原議員、そして先ほども土居議員の質問に答えたとおりです。しっかり聞いていただいたでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  そこは聞いてのことです。  ある研究誌によれば、木津川は近世から現代まで19回もの水害を繰り返しており、明治以前が9回、明治以降で10回という大きな被害の連続です。最近の日本で起こっている水害の激甚化を見るとき、木津川堤防のかさ上げ、拡幅など、その強化を国に要望すべきと思いますが、堤防のかさ上げ、拡幅での国への要望はあるんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  木津川堤防の整備の状況についてご答弁させていただきます。  城陽市域の木津川堤防におきましては、議員からもありましたように、国において点検をされた中で、大部分で堤防強化工事を終えております。その中で、富野堀口あたりが一部未整備区間となっている状況でございます。繰り返しですけれども、小松原議員や土居議員の一般質問にご答弁いたしましたとおり、木津川の管理につきましては国土交通省でございまして、京都府南部に位置します11の市町村と1事務組合で構成します木津川治水会におきまして、毎年、要望活動を行っているところでございます。城陽市といたしましては、堤防強化工事の未実施区間を早期に整備していただくよう要望しているところでございます。これにつきましては、これも繰り返しですが、防災・減災、国土強靭化のための3か年緊急対策において、令和2年度完成すると国から聞いているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  よろしくお願いします。堤防決壊を見ていると、どうしても耐えられない。千曲川でもそうだと思います。少しでも、10センチでも20センチでもかさ上げとかが考えられる、また堤防強化で拡幅ができる、そういう点での見直し、検討、調査、よろしくお願いします。  リストにもない、強化の要望、政府も聞いていない、そのような中で事故が起こったというふうにならないためにも、国土強靭化の具体的推進、強く要望いたします。  台風19号クラスの大雨をもたらす中で被害発生、木津川決壊は免れたものの、古川が氾濫しそう、そんな想定のときの内水排除、このようなときの排水機場の役割はとても大切です。こんなことが現実に。今、そういうことも起こり得ます。城陽排水機場の機能アップを思いますが、どうなんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  古川の城陽排水機場の能力についてご答弁申し上げます。  城陽排水機場につきましては、ポンプが3台設置されており、1基当たりの排水能力が1秒当たり5トン、3基合わせまして1秒当たり15トンの排水能力がある、古川流域の内水排除を目的とした施設でございます。台風19号クラスの襲来とのお問いかけでございますが、実際にどれぐらいの雨の量が城陽排水機場の越流堤を超えるのか、具体的な値は示せませんが、経験知といたしましては、今まで過去に降った雨量におきましては、基本的には2基のポンプで稼働対応できているところでございます。例えば平成29年9月に発生いたしました台風18号や平成29年10月の台風21号の際には、ポンプ2基の稼働で排水できました。また平成30年7月の西日本豪雨の際は、一時的に、約20分間ほどですが、ポンプ3基を稼働しましたが、集まってくる水の量が排水能力を上回ることはなく排水できているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  なかなかこの基準の線、ラインを出すというのは難しいと思いますが、そこのところは常時監視をしっかりという形と、対策をしっかりという形で検討をよろしくお願いします。  次の質問に行きますが、防災マップ水害編、ありのままの心配を反映した地図にというところで質問します。  過日の要望書でも触れましたが、防災マップ水害編を見て、避難の方法やどこへ行けばいいのか、場所の指定もありません。私は過日、校区社協の取り組みで神戸に行く機会がありました。港のすぐそばですが、立っているここは海抜何メートルと建物や標識、ポールなどに表示があり、津波が来たらこの建物3階以上に逃げてくださいの表示が建物入り口に記載されていました。また歩道橋など、階段などでも頑丈に丁寧なつくりで震災後のまちづくりに多くの改善意見が反映されたのだと、その一端を見る思いでした。木津川決壊の場合を想定したマップの場所場所とか、どこどこ地域はどこどこへと、逃げていく大まかな場所の指定は家族での取り決め確認でも避難にプラスと思いますが、どうなんでしょうか。新しい避難マップの発行はあるんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  現行の防災ブック、防災マップは平成29年度に策定いたしまして、平成30年7月に全戸配布したところでございます。平成30年10月に古川、令和元年10月に青谷川と長谷川について、それぞれ京都府が浸水想定を見直ししたため、今後、これらの見直しを反映していく予定でございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  マップの作成、状況に応じてしっかり対応してほしいと思います。市の北西部、いざこのとき、この施設はどう動く、それぞれに避難訓練など取り組まれていると思います。市の北西部にはK病院、大きな2つの高齢者福祉施設、4つの小・中学校や西城陽高校、数カ所の保育園や幼稚園、近鉄寺田駅、北部コミセン、市民プール、京都郵便局、文パル、このほか南の富野校区、今池校区、青谷校区も同じく水の中です。内水氾濫の場合のマップも作成を要望します。  最後の質問項目ですけれども、11月17日に実施された古川地域の防災訓練、成果と課題、どのようなことがありますか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  古川校区の防災訓練は、今年度初めて水害想定で実施され、避難訓練を重点的に行われました。一番の成果は、洪水の場合に早期の立ち退き避難が必要であることを再認識していただいたことであると感じております。一番の課題は、立ち退き避難に時間を要することであると認識をしております。したがいまして、市としては避難情報を遅滞なく正確に伝えることが必要であり、また市民の皆様におかれましては、市が避難情報を発令したら遅滞なく避難準備あるいは避難行動をとっていただくことが重要、必要であるというふうに思っております。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  少し詳しく聞きたいことがあるので聞きますが、木津川決壊のとき、これは木津川決壊のときですから、寺田西校区、また今池校区の避難先、避難行動、タイムライン、自助・共助・公助が初動の、いわゆる水が来るのに四、五時間ある。その四、五時間の初動の時間、市民はどう動く、自主防災会はどう動く、市はどう動く、端的に説明してもらえませんか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  木津川決壊のおそれがある場合は、防災マップでもお示ししていますように、寺田西校区や今池校区は早期の立ち退き避難区域の中にございます。避難先については、防災マップで示す早期の立ち退き避難区域の外に立ち退き避難していただく必要がございます。避難行動については、市が発令する避難情報に応じた避難行動をとっていただく必要がございます。タイムラインについては、国土交通省近畿地方整備局淀川河川事務所が平成25年台風18号を基準に作成したタイムラインによりますと、警戒レベル3、避難準備・高齢者等避難開始を発令してから氾濫発生まで4時間、それから避難レベル4、避難勧告を発令してから氾濫発生まで3時間というふうに見込まれております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  先ほど古川校区の避難訓練で一番課題として思ったところというのは、やはり思った以上に避難には時間を要する。やはり4時間あるから、5時間あるからほぼ大丈夫だよというところはないと思うんです。僕自身も自主防災会の庶務をしたことがありますが、例えばそのときですと僕は自治会長もしていました。防災の担当です。班長でもあります。どう動くべきか。そのときには介護する親もいました。そこで市も出している、そういった介護を必要とするときにはという個別のリストを今、準備をしているところだと思います。そこのところをしっかりする。いざ避難というときには、家族や親戚どうするというあたりをしっかりそれこそやっていかないと、誰々は病院、誰々は高齢施設、長子は買い物に出たとかいう、そこのところでの4時間、5時間だと思います。そういう点で、なかなか公助が見えないというか、1人も取り残さない避難での公助の務め、その内容、どのようなものなのか。私には余り公助が見えていません。行政が共助任せに見えるんです。危機管理にかかわる職員体制もこの気候変動に対応した体制、正規職員の増員も必要ではないかと思います。公助のこと、その肝をもう少し言ってもらえませんか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  公助の務めはということでお問いかけをいただきました。まずは避難情報を遅滞なく正確に伝えることが命を守ることということで、公助の第一の務めだと思っています。その上で、自助・共助の大切さを周知することも公助の務めです。具体的には、自助は、避難情報が発令されたら必ずみずから避難行動をとっていただくこと、共助は、避難情報が発令されたら隣近所お互いに声をかけ合い、助け合い、避難行動をとっていただくことというふうに認識をしております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  ここのところの市民周知もっともっと、校区ではそれぞれいろんなところで出前講座とかやっているところです。これは本当に市の仕事としても計画的にそういうものをつくっていく。避難の仕方、迷うことなく、出たらすぐ避難するのだというあたりの心構え、段取り、体制、すごく大事だと思います。  そこで、段ボールベッドについての話をします。その整備があるんだと思いますが、今の現状、拡充の計画を教えてください。また水害時の指定避難場所になっている学校へのエアコンの設置、計画してほしいと思いますが、どうでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  段ボールベッドにつきましては、市としては購入して備蓄する以外に、災害時に調達できるよう協定を締結する方法も含め、対応を検討しているところでございます。また、体育館へのエアコンの設置についてでございますが、指定避難所は既存建物を現有有姿で使用することを前提としておりますので、現時点では設置する考えはございません。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  大災害を受けた地域、府県では、災害は夏、起こらないという保証もないんですから、政府の支援を受けて、また府県での援助も受けてという形でやっているところもかなり出ているようです。お隣では、八幡市もそのことに取り組み始めているんじゃなかったかなというふうに思っています。ぜひ城陽市のほうでも、特に山の手の小学校、そういうときは避難する人らがわんさと来るんですからね。検討を進めてほしいと思います。  千葉県山武市で、孤立状態になった幼稚園児約60人が消防の水陸両用車の活躍で救われたという報道がありました。職員も含め全員救助。城陽市より人口も小さいまちでの機動力で、広域でも、また府に要請してでも、整備の必要を思いました。要請しませんか。 ○熊谷佐和美議長  田川消防長。 ○田川和親消防長  令和元年10月の千葉県豪雨災害において、一時孤立状態となった幼稚園児の救出活動を行いました水陸両用全地形対応車の配備計画状況についてご説明を申し上げます。  水陸両用全地形対応車につきましては、国が近年、多発する大規模な土砂・風水害現場での救助体制の強化を目的といたしまして、全国の緊急消防援助隊の6つございますブロックごとに1台の配備を進めている車両であり、今年度末で関東ブロックと近畿ブロックの2ブロックに配備が完了しているものでございます。なお、来年度以降も配備が進められまして、最終的には全国6ブロックに計6台の配備がされる計画となっております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  政府の判定ですから文句は、でも文句を言わないとだめだと思うんです。全国6つだけでいいのかというのはね。これだけ大災害が起こっているんですから、そこは47都道府県までしろとは言わんけれども、せめて近畿関西、中部とか、東北とか、もっと細かく切って、特に災害が予想されるところというのも国にせよ、行政にせよわかっているはずですから、そういう必要を思います。  今回は、安心・安全な城陽市を目指すために、何をどのようにしていくのか。何が足りないのか。多くの犠牲者、必死な被災地での教訓を城陽に引き寄せ、質問しました。原発への対応と同じで、正しく怖がる、正しく避難する、避難所のささやかな願いに寄り添う。そんな城陽市の未来づくりに今後も取り組む、そんな思いを述べて、質問を終わります。ありがとうございました。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、あす12月14日から12月16日までは休会とし、12月17日午前10時から本会議を開き一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。       (「異議なし」と言う者あり) ○熊谷佐和美議長  ご異議なしと認めます。よって12月17日午前10時から本会議を開き一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日は、これをもって延会いたします。         午後1時59分     延 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   熊 谷 佐和美                    会議録署名議員   太 田 健 司                       同      澤 田 扶美子...