城陽市議会 2019-06-28
令和元年第2回定例会(第6号 6月28日)
令和元年第2回定例会(第6号 6月28日)
令和元年
城陽市議会定例会会議録第6号
第 2 回
令和元年6月28日(金曜)午前10時20分開議
〇
出席議員(20名)
乾 秀 子 議 員
熊 谷 佐 和 美 議 員
上 原 敏 議 員
奥 村 文 浩 議 員
谷 村 浩 志 議 員
平 松 亮 議 員
一 瀬 裕 子 議 員
太 田 健 司 議 員
澤 田 扶 美 子 議 員
西 良 倫 議 員
増 田 貴 議 員
宮 園 昌 美 議 員
次に、議案第38号、
京都地方税機構規約の一部変更について報告いたします。
本件は、
京都地方税機構が処理する事務に
固定資産税の
償却資産に係る
申告書等の受付等の事務を追加するとともに、平成28年度及び平成31年度
税制改正に対応するため、その規約の一部を変更することについて、京都府及び福知山市ほか23市町村と協議すべく、提案されております。
審査に当たり、市は、
償却資産に係る事務に要する経費については、各市町村が負担すると説明しました。
質疑において、委員の、市民への影響はとの問いに、市は、
償却資産に係る申告書の受付等が機構で
一括処理となるため、納税者の手間の省力化につながる。市民に対する説明や相談・受付は引き続き市も行うと答えました。
また他の委員は、機構が事務を
一括処理する手続に懸念を示しましたが、市は、税は法令に従って公平・公正であることを大原則としている。共同化によって、府下で均一化したサービスの提供や効率的な
事務処理ができるだけでなく、市民にとってもプラスとなるものと考え、機構に加盟している。今後もこの考えのもと進めていきたいとの見解を示しました。
このほか委員から、
o 税申告の相談に当たっては、市民に懇切丁寧な対応を
との要望がありました。
討論において、一部委員は、
償却資産に係る
事務対応は市で十分に対応できており、今回の
規約変更は不要と反対の意見を述べました。
採決の結果、議案第38号は、賛成多数で可決しました。
次に、議案第39号、城陽市
火災予防条例等の一部改正について報告いたします。
本件は、
総務省令の一部が改正されたことに伴い、所要の改正を行うべく、提案されております。
審査に当たり、市は、300平方メートル未満の
特定小規模施設において、
特定小規模施設用自動火災報知設備が設置されていれば、
住宅用防災警報器等の設置を免除できる規定を追加するとともに、
閉鎖型スプリンクラーヘッドに係る文言の見直しを行うと説明しました。
質疑において、委員は、市内の300平方メートル未満の
宿泊施設数と
住宅用防災警報器等の設置が免除となる件数はとの問いに、市は、市内に7棟あり、そのうち
特定小規模施設自動火災報知設備を設置している2棟が免除の対象と答えました。
このほか特段の質疑等なく、採決の結果、議案第39号は、全員で可決しました。
以上、本
委員会に付託を受けました議案第37号から議案第39号までの3議案の
審査経過と結果の報告を終わります。
令和元年6月28日
総務常任委員長 一瀬裕子
(報告書は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
若山議員。
○
若山憲子議員 議案第38号について、反対の立場で討論いたします。
京都地方税機構の規約の一部変更ということで、いわゆる
固定資産の
償却資産のみが税機構のほうに移るということでしたけれど、当然、税の公平性の観点、効率性の観点からということだったと思うんですけれど。
税機構のそもそも効率化ということは、市町村での対応とは違って、どうしても
機械的対応になるところが多分にあります。そのために、いわゆるこの問題では市でも相談を受けるということですけれど、市民の人がやっぱり相談をするときに、
税機構に申告の窓口が移るということは、今後も徴収なんかのときにも市民にとっては大変不便なことになると思いますので、反対をいたします。
○
熊谷佐和美議長 ほかに討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 これをもって討論を終わります。
これより議案別に採決いたします。
まず議案第37号を採決いたします。
議案第37号は、
委員長の
報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第37号は、原案のとおり可決されました。
〔
本城隆志議員退場〕
○
熊谷佐和美議長 次に、議案第38号を採決いたします。
議案第38号は、
委員長の
報告どおり原案を可決することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 挙手多数。よって議案第38号は、原案のとおり可決されました。
〔
本城隆志議員入場〕
○
熊谷佐和美議長 次に、議案第39号を採決いたします。
議案第39号は、
委員長の
報告どおり、原案を可決することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第39号は、原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第3、議案第40号、城陽市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてを議題といたします。
ただいま議題となっております議案第40号については、去る6月7日の本会議において
福祉常任委員会に付託しておりましたが、
委員長から
審査終了の旨の
委員会審査報告書が提出されました。
それでは、これより
委員会における
審査経過と結果について、
委員長から報告を求めます。
谷直樹福祉常任委員長。
○
谷直樹福祉常任委員長 〔登壇〕 失礼いたします。
6月7日の本会議において、本
委員会に付託されました議案第40号、城陽市
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、6月14日に
委員会を開催し、審査を終了しましたので、その
審査経過と結果を報告いたします。
本案は、
家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準の一部が改正されたことに伴い、
保育所等との連携、
連携施設に関する特例及び
経過措置等について、所要の改正を行うべく、提案されております。
冒頭、市は、いずれも
厚生労働省令どおり改正を行うものだが、本市において、現在、本条例の適用を受ける事業所はないと説明しました。
質疑において、委員は、昼間
里親制度について、校区で里親の
登録状況に偏りがあるようだが、手だては。また
条例改正による影響はと問いましたが、市は、校区を絞った募集は行っていないため、偏りは一定生じると理解を求める一方で、影響については、
調理設備等の整備に関する規定の
経過措置が5年から10年に延長されたため、
家庭的保育事業へ参入する門戸は広がったと言えるが、事業者からは厳しいと聞いているとの認識を示しました。
このほか特段の質疑等なく、採決の結果、議案第40号は、全員で可決しました。
以上、本
委員会に付託を受けました議案第40号の
審査経過と結果の報告を終わります。
令和元年6月28日
福祉常任委員長 谷直樹
(報告書は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 討論なしと認めます。
これより議案第40号を採決いたします。
議案第40号は、
委員長の
報告どおり、原案を可決することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第40号は、原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第4、議案第41号及び議案第42号を
一括議題といたします。
ただいま議題となっております議案第41号及び議案第42号については、去る6月7日の本会議において
建設常任委員会に付託しておりましたが、
委員長から
審査終了の旨の
委員会審査報告書が提出されました。
それでは、これより
委員会における
審査経過と結果について、
委員長から報告を求めます。
大西吉文建設常任委員長。
○
大西吉文建設常任委員長 〔登壇〕 おはようございます。
今期定例会において、本
委員会に付託を受けました議案第41号及び議案第42号の2議案につきまして、6月17日に
委員会を開催し、審査を終了しましたので、その
審査経過と結果を報告いたします。
委員会は、冒頭、議案第41号及び議案第42号に係る
市道路線の
認定箇所を現地視察し、
状況把握に努めたところであります。
初めに、議案第41号、
市道路線の認定について報告いたします。
本案は、
都市計画法に基づく
開発行為により新設された道路について、市道1227号線として路線の認定を行うものであります。
委員会は、質疑等なく、採決の結果、議案第41号は、全員で認定しました。
次に議案第42号、
市道路線の認定について報告いたします。
本案は、国道307
号バイパスの整備及び
市辺白坂の開発による路線の整理のため、新たに市道4030号線として路線の認定を行うものであります。なお、起点は国道307号で、終点は井手町との行政界となります。
委員会は、質疑等なく、採決の結果、議案第42号は、全員で認定しました。
以上、本
委員会に付託を受けました2議案について、
審査経過と結果の報告を終わります。
令和元年6月28日
建設常任委員長 大西吉文
以上でございます。
(報告書は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 討論なしと認めます。
これより議案別に採決いたします。
まず議案第41号を採決いたします。
議案第41号は、
委員長の
報告どおり、認定することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第41号は、認定することに決しました。
次に、議案第42号を採決いたします。
議案第42号は、
委員長の
報告どおり、認定することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第42号は、認定することに決しました。
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第5、議案第47号、副
市長選任の同意を求めることについてを議題といたします。
今西副市長の退席を求めます。
〔
今西仲雄副
市長退場〕
〔
西良倫議員、
語堂辰文議員、
若山憲子議員退場〕
○
熊谷佐和美議長 市長から
提案理由の説明を求めます。
奥田市長。
○
奥田敏晴市長 〔登壇〕 議案第47号、副
市長選任の同意を求めることについてご説明申し上げます。
本件は、現在、副市長でございます
今西仲雄氏の任期が
令和元年6月30日で満了となりますことから、引き続き同氏を選任いたしたいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
(議案は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第47号については、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって議案第47号については、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。
これより議案第47号を採決いたします。
議案第47号は、同意することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第47号は、同意することに決しました。
ただいま同意されました今西副市長から挨拶をお受けいたします。
〔
今西仲雄副
市長入場〕
〔
西良倫議員、
語堂辰文議員、
若山憲子議員入場〕
○
今西仲雄副市長 〔登壇〕 今西でございます。ただいまは副市長の
選任同意を賜りましたこと、心からお礼を申し上げたいと思います。本当にありがとうございました。
こうして議員の皆様方のご指導、ご鞭撻をいただく中で、
奥田市長のもと、新たな城陽、
NEW城陽、この仕事に引き続き携わることができるということは、私にとっても本当に光栄でございますし、感激をいたしておるところでございます。
今、城陽は本当に勢いがありますし、夢があるというふうに思っております。たくさん課題もあるわけでございますけれども、やはり夢があれば、そういった課題に対しても、いろいろと立ち向かうことができるというふうにも思っておるところでございます。私ももう40年を超える
公務員生活ということでございますけれども、そういう中にあって、こういう城陽の新時代の
まちづくりにこうして引き続き携わらせていただけるということ、本当に公務員になってよかったなというふうにも思いますし、またこうして城陽市において働かせていただくということに
大変感謝をいたしておるところでございます。
もちろん今の城陽のまちの進め方ということは、
奥田市長もよく申し上げられますけれども、本当に城陽市はもとよりですけれども、広く
山城地域、そして京都府域全域に
波及効果が大きいものであるというふうにも思っておりますし、さらには近畿の人・もの・情報が集まる新たな
ハブ都市というんでしょうか、そういったものを目指していきたい。城陽市流に言いますれば、かつての宿場町、それが新たに形成されるようなものかなというふうにも思うところでございます。
いずれにしましても、今後、重ねてでございますけれども、議員の皆様方のご指導、ご鞭撻をいただく中で、
奥田市長のもとで、本城副市長を初め職員のみんなと一丸となりまして、
城陽市民、あるいは城陽市のために精いっぱい頑張る覚悟でございますので、今後とも重ねてよろしくお願い申し上げて、お礼の挨拶ということにさせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。ありがとうございました。(拍手)
────────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第6、議案第48号、
公平委員会委員選任の同意を求めることについてを議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
奥田市長。
○
奥田敏晴市長 〔登壇〕 議案第48号、
公平委員会委員選任の同意を求めることについてご説明申し上げます。
本件は、現在、
公平委員会委員でございます福田誠氏の任期が
令和元年7月8日で満了となりますことから、引き続き同氏を選任いたしたいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご同意賜りますようお願い申し上げます。
(議案は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第48号については、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ります。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって議案第48号については、
委員会付託、討論を省略し、直ちに採決に入ることに決しました。
これより議案第48号を採決いたします。
議案第48号は、同意することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第48号は、同意することに決しました。
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第7、議案第46号、
工事請負契約の締結についてを議題といたします。
市長から
提案理由の説明を求めます。
奥田市長。
○
奥田敏晴市長 〔登壇〕 議案第46号、
工事請負契約の締結についてご説明申し上げます。
本件は、庁舎耐震補強等整備事業5期工事について、
工事請負契約を締結したいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
(議案は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 質疑なしと認めます。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております議案第46号については、
委員会付託を省略いたします。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって議案第46号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 討論なしと認めます。
これより議案第46号を採決いたします。
議案第46号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 全員挙手。よって議案第46号は、原案のとおり可決されました。
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第8、城陽市
選挙管理委員及び同補充員の選挙を行います。
お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、
地方自治法第118条第2項の規定に基づき、指名推選により行います。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって選挙の方法は、指名推選により行うことに決しました。
お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたします。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって指名の方法は、議長において指名することに決しました。
なお、指名は、
選挙管理委員及び補充員の2回に分けて行います。
まず
選挙管理委員に、豊岡忠夫さん、八木良明さん、並川和央さん、奥久範さんを指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました4人の方々を
選挙管理委員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました4人の方々が
選挙管理委員に当選されました。
次に、
選挙管理委員補充員に、掛水和代さん、三宅眞知子さん、森西俊夫さん、安村みどりさんを指名いたします。
お諮りいたします。
ただいま議長において指名いたしました4人の方々を
選挙管理委員補充員の当選人と定めることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よってただいま指名いたしました4人の方々が
選挙管理委員補充員に当選されました。
(候補者は巻末に掲載)
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第9、
意見書案第2号、
性的マイノリティ(LGBT)の
差別解消を目的とした法制度の策定を求める意見書を議題といたします。
提出者から
提案理由の説明を求めます。
若山憲子議員。
○
若山憲子議員 〔登壇〕 失礼いたします。意見書の案文を読み上げて提案をさせていただきたいと思うんですけれど、このLGBTについては、日本の風土というか、歴史的なものも含めて、なかなか感情的にいろいろな面があると思いますので、少しその説明から入らせていただきたいと思います。
いわゆるLGBTとは、レズビアン・女性同性愛者、ゲイ・男性同性愛者、バイセクシュアル・両性愛者、トランスジェンダー・出生時に診断をされた性と自認する性の不一致の頭文字をとってLGBTと言われています。セクシュアルマイノリティ、いわゆる性的少数者の一部の人々を指した総称とも言われています。
それと、いわゆるこのLGBTについては、年々パーセント、人口が増加しているという調査が、広告会社である電通が行った2015年からの調査では、2015年のときにはLGBTの該当者は7.6%と言われていますが、2018年の調査では11人に1人、8.9%と増加していると言われていますし、また日本労働組合総連合会が調査をした2016年の調査でも、13人に1人、8.6%のLGBTの対象者がいるというようにいわれています。
またこのことについては、教育現場などでは文部科学省が15年に都道府県の教育
委員会などに対して、LGBT生徒へのきめ細やかな対応を求める通知を出していますし、16年には教職員向けに、LGBT生徒への対応をまとめた手引も発行されています。また17年に改正されたいじめ防止基本方針には、LGBT生徒への配慮が盛り込まれていると言われています。
そこで、
性的マイノリティ、LGBTの
差別解消を目的とした法制度の策定を求める意見書の案文をもって提案にかえさせていただきます。
近年、我が国において、LGBTの社会生活及び人権に関する問題への社会的注目が高くなっている。
本市においても、小・中学校における人権教育及び市役所職員への職員研修などで、今後、人権問題としてLGBTの理解促進の実施が図られる。
我が国では、法整備のおくれにより、不利益をこうむる事例が社会的に問題となっており、国の調査においても、LGBTが抱える困難の例として、子ども・教育・就労・医療・社会保障・公共サービスの各分野においての報告がされており、その中には、個人の人格を否定するものから、採用・昇進などでの不利益取り扱い、公共サービスを受けられないなどの極めて差別的な状況が存在することが明らかとなっている。
憲法の求める基本的人権の尊重において、このような状況は看過されるべきではなく、環境の改善のための法整備が必要とされている。
国会においても、平成27年3月には、LGBTへの差別をなくすため、法的課題について検討する超党派の国会議員有志によるLGBTに関する課題を考える議員連盟が発足されているものの、いまだ法制化には至っておらず、問題の解決を遠ざけている。
LGBTの権利の保護は、世界的にも国連における世界人権宣言及び国際人権条約並びに国際人権法において確立されている。
我が国においても、憲法13条に規定される個人の尊重並びに幸福追求権の保障するところである。また、国際オリンピック
委員会が定めたオリンピック憲章においても、いかなる種類の差別も受けることなくと明確に掲げており、東京2020オリンピック・パラリンピックを控えている我が国においても、名実ともに国際社会への参画を進めることが不可欠である。
よって、政府においては、下記の事項に取り組むことを強く求める。
1.社会制度上において性的指向または性自認の差異によって不公平や不利益が生じることのないよう法整備を進めること。
以上、
地方自治法第99条の規定により、意見書を提出する。
以上です。議員の皆さんのご賛同をよろしくお願いいたしまして、趣旨説明とさせていただきます。
(
意見書案は巻末に掲載)
○
熊谷佐和美議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
乾議員。
○乾秀子議員 1点だけ。案文の中の文章の中で、2015年に立ち上げられました超党派の会議なんですけれども、LGBTに関する課題を考える議員連盟ということで発足したということなんですけど、いまだ法制化には至っていないという状況の中なんですけど。どうしてせっかく超党派で立ち上げられたにもかかわらず、こういう状況が続いているのか。どういうふうにお考えか、受けとめられているか、ちょっとお聞かせいただきたいと思います。
○
熊谷佐和美議長 若山議員。
○
若山憲子議員 今、ご質問のあったいわゆる超党派の会議ですよね。2015年というときには、与党・野党問わず全ての会派の方が参加をされて、この課題解決のために取り組まれました。その参加されている議員の名簿を見ると、大変すごいたくさんの方が参加をされているので。ただ、この法整備に至るに当たってはいろいろな、ここの意見書の中にも書かせていただいておりますけれど、いわゆる大臣名でもわかるように、いろいろな分野の課題があるために、なかなかそこのところで一致をすることができなかったというように私は理解をしています。
以上です。
○
熊谷佐和美議長 乾議員。
○乾秀子議員 その一致できなかった、そういう根本的なところをちょっとお聞きしたかったんですけど。与野党で考え方に違いがあるということなんですけど、私もちょっと調べてみたんですけど、差別を前面に出している会派の方、党派の方、また理解の促進を求めておられる方があるということで、先日、党のプロジェクトチームのほうからも新たな提言が出されまして、その中で、政府与党として検討しておられるのが、性的指向と性自認の多様性に関する理解増進法、これは仮称ですけれども、それを検討しているということで、こういうところで二分された考え方があるのかなというふうにも思うんですけど。先日も報道を見ていましたら、パートナー制度を先進的に進められているところも、また公共的なサービスを進められているところがあると思うんですね。ただ、法制化ができないから法整備のおくれがそういうサービスを受けられない状態にあるとか、困った状態、困難な状態にあるか、直接はわからないですけれども、そればかりではなくて、全体的に日本全国というか、国民的にまだまだLGBTの方への理解が進んでないというのが私は現実ではないかなというふうに思うんですけど、その点はどういうふうにお考えですか。
○
熊谷佐和美議長 若山議員。
○
若山憲子議員 意見書の案文を読み上げる前に、いわゆるLGBTの対象者が年々ふえているということと、それと日本の風土という言い方をしましたけれど、日本のいわゆる家父長制度を含めて、民法・刑法を含めて、女性に対する虐待、まあ言うたらDVの関係ですよね。それのところでもなかなか厳しいものがあるというようなことがあるように、乾議員がおっしゃったように、当然法整備だけではいく問題ではないと思いますけれど、そういうものが変わるためには、やはり法整備を行うことで一歩ずつ前に進んでいくのではないかというように思っています。
以上です。
○
熊谷佐和美議長 乾議員。
○乾秀子議員 全てを否定するという形ではないんですけれども、今、二分化されている状態で、この超党派の連盟がいつごろ法整備ができるかというのはまだまだ未確定なところがあると思います。私はやはり正しい理解を増進させるといいますか、促進するということを、2016年当初の方針をまず基本にして、多様性を受け入れる、そういう国民性をつくっていくべきだと思いますし、3月からSDGsの質問をずっとさせていただいていまして、誰一人取り残さない共生社会をつくっていく、そういうことを私は国民の皆さんに共有していただきたいなというふうに思っています。
質問は以上で終わります。
○
熊谷佐和美議長 ほかに質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 これをもって質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題となっております
意見書案第2号については、
委員会付託を省略いたします。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって
意見書案第2号については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
西議員。
○
西良倫議員 賛成する立場での意見を言わせてもらいます。いろいろと今、乾議員からもありましたように、国民の理解が法だけではそれが進むとは思わないけれども、やはり法整備を土台にしてだと思うので、賛成意見を述べます。
個人の尊厳とジェンダー平等のために、意見書で述べられている性的指向や性自認の差異による不公平などが起こることのない社会であってほしい。今、世界ではもちろん、日本でも性差による差別のない社会にしたいと多くの都市でパレードなどが起こっている。男女の賃金格差の是正を、育児や介護に男女ともに参加を、それができる働き方改革を、選択的夫婦別姓を認めた民法の改正を、性
暴力をなくそう、国籍や民族の多様性を認め合い強制する社会をなど、当事者たちの発言はもちろん、その理解と人権の尊重を広げる取り組みが進んでいる。
この6月、ILOは仕事の世界における
暴力とハラスメントを除去する条約を採択しました。日本にはセクハラに対する民事救済の規定や刑事罰がありません。法整備が急がれます。
性差を理由とした差別や
暴力を受ける心配がなく、誰もが自分らしく生きられる社会、共同・共生が広がり、高まる社会にとの意見書は、全くそのとおりであり、賛成するものです。
以上です。
○
熊谷佐和美議長 ほかに討論はありませんか。
本城議員。
○本城隆志議員 基本的に私の思考回路の中では、古い人間かなという。古いというか、私たちが古いと言うたら、日本の歴史の中でここまで来たなというような考えを持つ人の1人かなと思っているんですけれども。
全国の議長会で視察に行かしてもらったときに、ドイツですけれども、向こうで宿泊したときに、たまたまホテルの外を散歩しようとして出たら、背の高い男女のカップルじゃなしに、女性同士のカップル、男性同士のカップルで抱き合っているというか、それは何やわからんかったんですけども、後で、男性同士、女性同士の結婚を認めろという集会やったんですけど。意味がわからんで、特にドイツ語ですからわからんかって、帰ってきてからわかったんですけども。それも時代の流れかなというふうには思っているんです。
ですから、今、意見書の説明をされたのでも、ある程度のことわかるんですけど、なかなか心の中で理解が難しいなと今、思っているんです。その時代の流れに私もついていけるだけの研修をまだ十分積んでないので、なかなか難しいな。私自身が多様性の中で生きている人かなと思っておりますので、そういう意味では理解できるんですけども。多様性の中で生きながらも、古い形の人間かな、議員かなと思っておりますので、今回の意見書はちょっと中途半端になるかもしれませんけど、退席をさせていただいたほうが私にとってはまた次の勉強になるかと思いますので、よろしくお願いいたします。
〔
本城隆志議員退場〕
○
熊谷佐和美議長 ほかに討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 これをもって討論を終わります。
これより
意見書案第2号を採決いたします。
意見書案第2号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔
賛成者挙手〕
○
熊谷佐和美議長 挙手少数。よって
意見書案第2号は否決されました。
〔
本城隆志議員入場〕
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 日程第10、
常任委員会並びに
議会運営委員会の審査及び調査を閉会中も継続することについてを議題といたします。
各
委員長から、目下
委員会において審査及び調査中の事項について、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の継続審査及び調査の申し出がございます。
お諮りいたします。
本件については、各
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
熊谷佐和美議長 ご異議なしと認めます。よって本件については、各
委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続審査及び調査とすることに決しました。
(申出書は巻末に掲載)
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 今期定例会の会議に付された案件の審議は全て終了いたしました。よって
令和元年第2回
城陽市議会定例会は、これをもって閉会いたします。
──────────────────────
○
熊谷佐和美議長 市長から発言の申し出がありますので、お受けいたします。
奥田市長。
○
奥田敏晴市長 令和元年第2回
城陽市議会定例会が閉会されるに当たり、一言ご挨拶申し上げます。
今期定例会は、去る6月7日に開会いただき、本日までの22日間にわたりまして、議員各位におかれては慎重かつ熱心なご審議をいただき、まことにありがとうございました。この間、提案いたしました全ての議案につきましてご可決、ご同意をいただき、心から厚く御礼申し上げます。なお、審議を通じ賜りました数々のご意見、ご要望等につきましては、今後の市政執行に当たり、心してまいる所存でございます。
それでは、この場をおかりいたしまして、数点ご報告させていただきます。
まず、ロゴスランドのグランドオープンについてでございます。このたび第2期工事としてアイリスイン城陽の改装、バーベキューエリアの設置工事等を行い、明6月29日にオープンの運びとなりました。昨日、内覧会を実施させていただきましたとおり、アイリスイン城陽には室内テントを設置した客室やロゴスカフェ、ロゴスショップ等を整備したほか、レクリエーションゾーン修景池南側には全26区画のバーベキューエリアを設置しました。昨年度に整備したプラムイン城陽、ふわふわドームと合わせ、レクリエーションゾーン一帯をロゴスランドとして、子どもから高齢者まで幅広く多くの方々にご利用いただき、笑顔輝く施設になることを大いに期待しているところでございます。お時間のある際にはお立ち寄りいただき、お楽しみいただければと存じております。
次に、市役所庁舎の耐震補強等整備事業についてであります。市役所庁舎においては、大規模災害時における行政機能の維持を図るため、既存の本庁舎の構造を最大限に有効活用した耐震補強等整備事業を平成27年度に着手いたしました。平成29年10月には西庁舎が完成し、翌30年11月には本庁舎と西庁舎をつなぐ渡り廊下が使用できるようになりました。このたび本庁舎2階の耐震補強工事がおおむね完了したことから、この週末及び8月に一部の所属が引っ越しを行います。場所の変更があるなど、ご来庁の皆様にはご不便をおかけいたします。今後も引き続き工事を実施し、事業完了まで何度か所属の引っ越しが発生いたしますが、ご来庁の市民の皆様には十分なご案内に努めてまいりますので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。
次に、京都城陽応援大使であります、本市在住のプロボクシングWBC世界ライトフライ級チャンピオンの拳四朗選手が、来る7月12日にジョナサン・タコニン選手との6度目の防衛戦に臨まれます。拳四朗選手のご健闘をお祈りするとともに、皆様にもぜひ応援していただきたく存じます。そして、これからも防衛を重ねていただき、城陽のまちが大きく変わっていく中、拳四朗選手には世界を舞台に活躍し、大いに本市をPRしていただきたく存じます。
結びに当たりまして、蒸し暑い日が続いておりますが、これからさらに暑さが増してまいります。議員各位におかれましては、お体ご自愛の上、ますますのご活躍をご祈念申し上げまして、定例会の閉会に当たりましてのご挨拶とさせていただきます。ありがとうございました。
午前11時15分 閉 会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
城陽市議会議長 熊 谷 佐和美
会議録署名議員 奥 村 文 浩
同 谷 村 浩 志...