城陽市議会 > 2019-06-25 >
令和元年第2回定例会(第4号 6月25日)

  • 和式トイレ(/)
ツイート シェア
  1. 城陽市議会 2019-06-25
    令和元年第2回定例会(第4号 6月25日)


    取得元: 城陽市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-04-26
    令和元年第2回定例会(第4号 6月25日) 令和元年         城陽市議会定例会会議録第4号 第 2 回      令和元年6月25日(火曜)午前10時00分開議   〇出席議員(20名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      谷  村  浩  志  議 員      平  松     亮  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      太  田  健  司  議 員      澤  田  扶 美 子  議 員      西     良  倫  議 員      増  田     貴  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         相  原  佳 代 子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      土  居  一  豊  議 員      大  西  吉  文  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局      長  村  和  則  局長      谷  口  浩  一  次長      樋  口  友  彦  議事調査係長      島  田  勇  士  主任      葛  原  さ  な  主事補      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      北  澤  義  之  教育長      荒  木  正  人  理事                  企画管理部長事務取扱      角     馨 一 郎  危機管理監      河  合  寿  彦  総務部長      綱  井  孝  司  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      中  林  憲  彦  まちづくり活性部長      木  谷  克  己  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      田  川  和  親  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      大  西  峰  博  危機管理監付次長      長 谷 川  雅  俊  企画管理部次長                  政策企画課長事務取扱      上  羽  雅  洋  総務部次長                  財政課長事務取扱      中  井  康  彦  総務部次長      堤     靖  雄  福祉保健部次長                  福祉事務所長                  子育て支援課長事務取扱      角  田     勤  福祉保健部次長                  福祉事務所次長      大  石  雅  文  まちづくり活性部都市政策監      長  塩  泰  治  まちづくり活性部次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      髙  原  俊  之  まちづくり活性部産業政策監      森  本  都 士 男  都市整備部次長      辻  村  一  哉  都市整備部次長                  土木課長事務取扱      藤  林  孝  幸  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      下  岡  大  輔  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第4号) 令和元年6月25日(火曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1)  語 堂 辰 文 議員  質問方式②             (2)  奥 村 文 浩 議員  質問方式②             (3)  上 原   敏 議員  質問方式②             (4)  西   良 倫 議員  質問方式②             (5)  若 山 憲 子 議員  質問方式②             (6)  相 原 佳代子 議員  質問方式②             (7)  澤 田 扶美子 議員  質問方式② 〇会議に付した事件  日程第1(1)から(4)まで           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  ただいまの出席議員数は20名でございます。  これより令和元年第2回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  語堂辰文議員。 ○語堂辰文議員  〔質問席〕 おはようございます。朝一番、爽やかなご答弁のほう、よろしくお願いいたします。  日本共産党の語堂辰文です。通告に沿って質問いたしますので、前向きのご答弁をよろしくお願いいたします。  今回は、市長の政治姿勢について、4項目質問させていただきます。  最初に、城陽市の公共交通のあり方についてですが、本市の第4次基本計画では、交通弱者の移動手段の確保として、高齢者や障がいのある方が路線バスなどの公共交通を利用しやすくなることにより、健康で生きがいの持てる生活の実現と環境にやさしい持続可能な交通の実現をめざします云々としてあります。現在、城陽市では2路線のさんさんバスが運行されていますが、その運行が市内を網羅したものではないために、いわゆる交通弱者といわれる人たちは日常の買い物や市役所へタクシーを利用されている方も少なくありません。また近年、高齢化とともに免許証の返納などにより、地域によっては大変不自由な状況もお聞きしているところでございます。  そこで、質問の第1は、そのさんさんバスの運行について2点お聞きをいたします。まとめてお聞きいたしますので、簡単にといいますか、ご答弁のほうは余り長くならないようによろしくお願いします。  1点目は、さんさんバスの新路線について、例えば城陽駅を起点として府道城陽宇治線を北上し、久世校区を走行するような、いわゆる新路線の拡大や運行の充実についてのお考えがあるのか、お聞きします。  2点目は、高齢者や障がい者用の無料パス、いわゆる無料券、その発行についてお考えがあるのか、お聞きをいたします。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  先日の増田議員のご質問でもご答弁申し上げましたとおり、平成27年度に開催いたしました城陽市高齢化社会における地域交通のあり方検討有識者会議において、古川校区と青谷校区において新たな交通手段の施策を考えるべきとの提言をいただいたことを受け、これら地域に対する交通手段を確保させていただいていることから、市民の移動手段については一定確保できていると考えているところであります。また、全国的にもドライバー不足が問題となっており、城陽市内でバス事業者が運行している一般のバス路線においては、既存の路線でも減便も行われていることから、新たな路線の拡大については厳しいことが予想されるところであります。  続きまして、高齢者・障がい者の無料パスの発行についてご質問をいただきました。城陽さんさんバスの運賃設定は大人150円、小学生以下80円ですが、障がい者に対する割引といたしまして、乗車する際、障害者手帳や療育手帳などを提示していただくことで大人80円、小人40円でご利用いただけることとしております。割引適用の対象者は身体障害者手帳精神障害者保健福祉手帳、療育手帳、児童養護施設が発行する運賃割引証を提示された方、及びその介護人、付添人となっております。なお、高齢者に対する割引等は行っておりません。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  これは何人もの方が質問をされておりますので、今、古川地域、それから青谷地域に対して対策が必要だということでございますが、同じように東部は東部でも久世地域。以前には巡回バスがありましたが、当時はまだそれが十分に、城陽駅の循環ということであって利用されなかった。そのことで廃止になったという経過があるわけでございますけれども、今、高齢化が進む中、また免許証が返納される。その中で大変多くの方がご希望されております。ぜひ具体化をお願いしたいと思います。  また、障がい者、子ども、またそういう割引ということでございますけれども、やはりそういうのでこれからも検討していただきたいと思います。これは要望にしておきます。  質問の第2は、南部の乗合タクシーの運行について、3点お聞きをいたします。これもまとめてお聞きをしますので、よろしくお願いします。  1点目は、現行の週2回の運行回数の増加、増便の計画についてのお考えがあるのか、伺います。また、延長といいますか、上芦原まで延伸することはできないのか、お聞きをいたします。  2点目は、市内の企業や施設との乗合タクシー運行の協議については、企業や施設の関係者の利用状況を確認し、それにあわせて運行時間を変更することができないのか、この件もお聞きをいたします。  3点目は、この乗合タクシーを久世小校区方面へ運行の計画について、お聞きをいたします。よろしくお願いします。
    熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  3点いただきました。まず青谷方面乗合タクシーの増便等につきましてのご答弁でございます。これも谷村議員のご質問でご答弁したところでございますが、5月末現在の1便平均利用人数は2.94人であり、目標人数である3人を少し下回っている状況であります。この状況で便数をふやした場合、平均人数の算定に影響することとなります。また便数をふやした場合、その分経費が多くかかることになりますので、現在のところ、運行日や便数の増加については考えておりません。  また、上芦原への路線の延伸につきましては、京都京阪バスの一般路線であります新田辺宇治田原線との競合路線になりますことから、実施できません。なお、乗合タクシーの運行ダイヤについては、多賀口バス停京都京阪バスとの乗り継ぎが可能な時間設定としているところであります。  次に、企業や施設の方の利用状況の確認と運行時間の変更についてのご答弁でございます。これも谷村議員の際にお答えしましたとおり、まずは地域の方の利用促進、これを図ってまいりたいと考えております。  次に、久世小学校校区方面への乗合タクシー運行の計画についてということでございますが、これも先ほどご答弁申し上げましたとおり、本市における市民の移動手段については一定確保できていると考えているところでありますことから、現在のところ、具体的な計画はございません。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  青谷方面については、前の質問の方に対して答弁したとおりだということでございますが、現在、運行されている火曜日と木曜日、こうなっているわけでございますけれども、通院とかさまざまな面で、もう少し早くできないかとか、増便してもらえたらとかいうご意見もございますので、これは重ねてほかの方もまた質問されるようですけれども、ご検討のほうをよろしくお願いします。  その次の企業がかなり進出をされてきました。そういう中でこの協議について、今、お聞きしましたら、いわゆるそういう企業等は後回しだ、利用者の促進が先だということではございますけれども、そういうニーズも把握をしていただいて、調整をしていただきたいと思います。これも要望にとどめます。  3点目ですが、この久世小方面について、移動手段は整っているということでございますが、今回の一斉選挙、統一選挙といいますか、その中でも車をとめてといいますか、立ちはだかって、どうなっているのや、この地域は城陽のチベットかと、こういうふうなお話もございました。実際、市役所まで行くのにタクシーで行っている。生協にタクシーがとまっている。買い物が終わったらそれでお帰りになる、そういうこともお聞きもしているわけでございます。そういう点で、整っているというよりも、これはやはり早急に対策が必要ではないかと思います。ここだけで、そのことだけであれですので、またいろんな形で要望していきたいと思います。よろしくお願いします。  質問の第3は、病院・福祉施設の送迎用車への便乗について、2点お聞きをいたします。  1点目は、各送迎用車の利用者の登録数、また利用の実態について伺います。  2点目は、その送迎用車利用の拡大について、病院、また施設との協議の計画、年間通じてやっておられるとは思うんですけれども、その中身をお願いいたします。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  私のほうから、病院や福祉施設ということで、これにつきましては高齢者外出支援事業、そして老人福祉センターの送迎バスのことだと思いますが、それについてご答弁を申し上げます。  まず、この高齢者外出支援事業につきましては、平成28年度より京都きづ川病院のご厚意により、病院が運行します送迎バスの空席を利用させていただき、ご登録いただいた方、高齢者の外出を支援するものでございますが、その利用登録者数でございます。令和元年5月末現在の利用登録者数でございますが、86人でございます。このうちご利用は数名の方となっております。また、平成29年度より有効活用しています老人福祉センター陽東苑バスの利用状況でございますが、バスを利用される際の目的まで集計を行っていないため、把握はいたしておりません。  そして、今後の協議ということでございますが、利用拡大についての協議の計画につきましては、高齢者外出支援事業につきましても、陽東苑バスの利用状況の緩和ということにつきましても、現在の利用形態、このままでの運用を行っていく考えであるために、協議等は行っておりません。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  市内には4つの老健施設といいますか、ございます。陽東苑、陽幸苑、陽寿苑、陽和苑、このうちで今現在では最後のところですけど、陽東苑のバスにということですけれども、把握がされていないということですけど、これはやはり利用者の方、困っておられるのは朝、確かに陽東苑のバスが回ってくる。それに乗ったら、次は4時までないということで、外出して、そこの時間がやはり、乗せてもらえるのはいいんだけれども、交通の足となっていないということで、要望がございます。そういう点で、今、ご答弁もございましたけれども、そういう施設のほうと協議をしていただいて、そういう点についても、お借りするほうですから無理は言えないかもわかりませんけれども、調整をお願いしたいと思います。これも要望しておきます。  その次の登録数、結構おられるということですが、余り乗っておられないということでございます。市内あちこちのところにターミナルを設けておられるわけでございますけれども、やはり終点が病院ということでもございますので、そういう点で制限があると思います。ですから、そういう点で、これからそういう新しいといいますか、目新しいといいますか、全国ではいろいろありますけれども、そういう施設、また病院などの送迎車を利用されているという点で、今後もっと拡大できる。そこも市民の皆さんの足確保ということで、よろしくお願いしたいと思います。  質問の第4、交通困難地域への対策について、2点お聞きをいたします。  1点目は、交通困難地域への対策について、交通の手段についての請願が12月議会で全会一致で採択がされました。その後、どのような検討をされたのか、伺います。  2点目は、その交通困難地域への対策について、その後の検討会、または説明会がされたのか。また内容はどうだったのか、お聞きをいたします。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  昨年12月に市と地域との話し合いの場を持つことの請願が採択されましたことを受けまして、4自治会の自治会長及び連合自治会長と市で話し合いの場を持たせていただき、地域の方に対してどのようなニーズがあるのかアンケートを行ってはどうかとの結論になり、現在、実施していくこととしているところであります。  それと次に、検討会や説明会の計画でございますが、まずは地域の方に対してアンケートを実施し、その結果から地域の方との話し合いを行ってまいりたいと考えているところであります。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  今、アンケートの準備ということでございますけれども、この予定、スケジュールといいますか、どういうふうになっているのか、お聞きをいたします。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  今のところ夏に向けて実施をするということで、今現在、調整しているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  その中でもはっきり出てくると思うんですけれども、市役所に行くのにどうされているか。下までおりていけば京阪バスがあります。そのバスは近鉄大久保駅へ行きます。そこで大久保駅から電車に乗って寺田駅まで行って、寺田駅から市役所まで歩いていく、こういうようなお話もございました。以前はバイクに乗って行ったんだけれども、免許証を返したので乗らない。そういう方が、健常者といいますか、いわゆる一般の方でしたら簡単に市役所とか来れる状況なんですけれども、市内にはそういう府道沿いのバスもありませんので、そういうことが起こっているという中で、やはりそういう足の確保というのは大事なことだと思いますので、今、スケジュールもお聞きしましたけれども、ぜひ積極的、前向きによろしくお願いしたいと思います。  次に、市内の産業の育成についてですが、今回は城陽市の特産であります梅林の振興、金銀糸の生産について質問いたします。  きょうの新聞にも載っておりましたが、梅農家ではことしの収穫量が少ない上に、鹿などの獣害がひどく困っているという話をよくお聞きをいたします。小梅も城州白も不作になったのは、花の時期の寒害によるのではないかともお聞きをしているところでございます。  そこで、質問の第1は、城州白など梅の被害、寒害の状況と対策について、3点お聞きいたします。  1点目は、ことしの城州白などの梅の収穫予測について伺います。  2点目は、不作という減収の原因、また対策について伺います。  3点目は、鹿など、いわゆる獣害の実態、その対策について伺います。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  城州白のご質問を3点いただきました。  まずことしの城州白の収穫予測についてでございますが、新聞報道もきょうもされておりましたけれども、城州白の収穫につきましては6月の中旬ごろから始まっておりまして、現在、収穫の最盛期を迎えておるところでございます。ことしの城州白の収穫量につきましては、JAからの聞き取りになりますが、昨年の収量よりは減るのではないかというふうに聞いておるところでございます。  次に、収量減少の原因と対策についてでございます。ことしの収穫量が減少見込みの原因につきましては、生産者の方々、京都府山城北農業改良普及センターからの聞き取りによりますと、4月上旬の霜による被害が大きく影響したのではないかと考えられるところです。霜害に対してどのような対策が有効であるか、京都府山城北農業改良普及センターに相談もしておりますが、やはり自然現象によるものであるため、現在のところ有効的な対応は難しい状況でございます。なお、市といたしましては、特産物である城州白につきまして、苗木の購入に対する補助、完熟梅の収穫のために必要となる農家のネット購入に対する補助を実施し、生産振興を図っているところでございます。また、本年度より梅林の老朽化への対応としまして、接ぎ木の成功率向上につなげるため、外部専門家による接ぎ木の講習会の実施や京都府立大学による接ぎ木の研究、これを実施し、若い梅の木をふやす取り組みを行い、さらに城州白の生産振興を図っていくところでございます。  3点目の鹿などによります獣害の実態と対策についてでございます。鹿などによる獣害の実態としましては、近年、中・市辺地域の梅林を中心に、梅の木の新芽、これを食べられる。またそのときに、枝の破損等といった被害を及ぼしております。市といたしましては、山城広域振興局、JA、生産者と被害状況の確認を行いますとともに、本年4月からは、鹿のよく出没する圃場へ、振興局の協力を得て、くくりわなの設置による駆除、音波を用いた鹿よけによる防除を試験的に実施しておるところでございます。これまでも実施しております猟友会による捕獲等も含めまして、有効な対策について協議・検討を進めているところでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  まず1点目の収穫予測ということでございます。昨年より減るということでございますが、お聞きいたしましたら、原因は4月の霜ということでございますが、ちょうど花が終わって小さい実がついているときに霜がおりた。それが山手といいますか、そちらではひょうもおちた。そういうことで、いわゆる自然による摘果といいますか、実をばらした。そういうことも原因ということですけど、いろいろお聞きしますと、梅の花はほかの花よりもいち早く開花をいたします。そのことで虫を引き寄せる。いうたら独占といいますか、そして受粉を高めてこれが実ってくるということではございますけれども、その蜂がことしは異常に減った。地域にもよるようでございますけれども、城陽の梅というのは、比較的そういう冬も暖かい日が続けばそういう虫も出てくるということで、受粉がいっていた。ところが、蜂が減ったことも原因しているんじゃないかと思いますので、その辺の原因については城陽市も農家の皆さんの要望に応えて、はっきりとさせていただいて、対策もお願いしたいと思います。  その方がおっしゃっていたのは、農薬の影響もあるんじゃないか。梅の実が病気やら虫やらで傷まないように繰り返し消毒をされる。その消毒が蜂にも影響してきているんじゃないかということもおっしゃっておりました。そこら辺も含めて今後の課題になってくるんじゃないかと思いますけれども、そういう梅、今、不作ということでございますけれども、きょうの新聞にも載っていましたけれども、不作のために大粒になった。普通2Lとか3Lまでぐらいですけど、ことしは4、5、6Lまであるそうです。値段については、4Lから6Lまでは、こんな大きい梅でも値段は同じやというお話でしたけれども、やはり農家の皆さんにとりましたら、幾らそういう大きい梅ができても、やはり生産量、これが減っていけば影響が出てきますので、そこらについては減収といいますか、その対策についてはよろしくお願いしたいと思います。  最後の鹿でございますけれども、市辺あたりは山に近いから出てくるだろう。中村はまだ少し城陽市の市街に近いから余り来ないだろうということでございます。しかし、数年前から観光梅林のところには鹿の足跡がついていると、そういう話もありました。また実際、私も見に行ったんですけど、そういう状況の中で、今、お話がありました鹿が、せっかくやられた、新植された梅の新芽を食べる。あるいは枝も若い枝だと皮をかじる。そして梅の新芽を食べるために枝に乗るので、枝が裂ける、そういうような害もいろいろあるようです。今、お聞きしましたら、振興局とも相談されて、くくりわなとか音波ということでございますけれども、それ以外に聞いていますと、ネットといいますか、金網、いわゆるそれを張られたということでございます。ところが、これは3軒の農家の方が共同をしなければ、セットができない。いわゆる補助がないというふうにもお聞きしています。よく聞きますと、それの費用については国が出されるので、城陽はお手伝いといいますか、そういう手数だけということになっているようですので、現在、何組の方がされているのか、それとあわせて3軒というのを2軒にできないのか、そこについてお聞きします。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  今、ご指摘の件につきまして、今現在、資料を持ち合わせておりませんので、申しわけございません。後日お答えしたいと思います。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  これは後で、議長にもお願いしておきたいと思いますけど、今、資料を出すということですので、よろしくお願いいたします。また私も農家の方にお返事もしたいと思いますので。もし2軒でいいということやったら、もっと希望者がふえるということでございました。  それで、いろいろお聞きしますと、梅農家の方が高齢化とか、いろんなことで栽培をやめられる。そしたら、せっかくここまで育てたのに、ここで放置する。2年ほどでやぶになるそうですけど、それは忍びないということで、ご近所の方に依頼されるんですけれども、何せ手作業が多い。例えば草刈りにしても手といいますか、歩きながらの草刈りでは大変だ。機械の草刈り、そういうものに対して補助ができないかというご要望もございます。一方、消毒についても、梅林の中を長いホースを引っ張ってやっている。もしこれがスピードスプレーといいますか、地域によってはそういうことをやっている地域もあるわけでございますけれども、そういう補助ができないかということでございますけれども、もしそこら辺で対策で答えられるところがあったらお願いしたいと思います。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  本市の特産である城州白を中心とした梅の振興につきましては、先ほど補助制度等もご答弁いたしましたけれども、老朽化への対策というのも本年度から接ぎ木の技術向上という部分で、そういった部分で専門的な外部講師、それから府立大学による接ぎ木の研究等を通じて、そういった部分の取り組みを進めていきます上に、さらに他市町、先進地等で有効な方策等がとられておれば、そういった部分についても調査・研究をして、より振興を図ってまいりたいというふうに考えておるところでございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  通告といいますか、一応項目について出しているんですけど、今、最後に要望といいますか、ご質問したようなことについては通告で出してはいないので、だから答えにくいのはわかるんですけれども、やはりそういうスピードスプレーとか、それから草刈りとか、ゴルフ場でしたら草刈りについては城陽の草刈り機でやっておられます。そのようなものが幾らでもあるということなんですけど、結構3桁とか高いということで、1軒では買いにくいというお話もございます。そういうことも含めて、農家の方はそれなりに苦労されているんですが、少ない人数で多くの面積をしようと思えばそういう機械化が必要だということの要望でございますので、そういうことにも応えていただきますように、よろしくお願いしたいと思います。  次に移ります。質問の第2は金銀糸生産の現況、振興策についてでございますが、本市は、群馬県の桐生市と並んで金銀糸の生産が全国でも有数の産地と聞いております。しかしながら、今、西陣織などの和装関係の停滞による影響が市内の金銀糸生産にも及んでいるとも言われております。市の第4次基本計画でも、本市固有の伝統産業として継承・発展させていくため、新製品の開発、後継者育成などの取り組みを進める云々と、特産品開発及び販路の開拓支援の施策をうたっておられるところでございます。これらについて2点お聞きをいたします。  1点目は、その金銀糸関係の業種ごとの事業者数の推移について伺います。  2点目は、新製品開発の助成など、振興策について伺います。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  まず金銀糸につきましての業種ごとの事業者数についてのご質問でございます。平成30年度末現在、城陽商工会議所金糸部会の会員事業所は28事業所でございます。その業種別内訳といたしまして、着色・箔押関係事業所が6事業所、スリッター・箔粉製造関係事業所が9事業所、丸撚・羽衣関係事業所が8事業所、金糸・金糸材料製造関係事業所が5事業所となっております。推移ということでございます。10年前の平成21年度末には36事業所ございまして、着色・箔押関係事業所が7事業所、スリッター・箔粉製造関係事業所が14事業所、丸撚・羽衣関係事業所が11事業所、金糸・金糸材料製造関係事業所が4事業所でございました。この10年間で8事業所が減となっているところでございます。その主な原因は、廃業あるいは金糸業からの転業によるものと確認しております。  それから、新製品開発の助成などについてでございますが、これからの金銀糸製品の方向性につきましては、城陽商工会議所におかれまして素材製造から加工製造への脱皮を目指し、新たな用途開発や商品開発に取り組まれております。この間の取り組みといたしましては、平成17年に金銀糸資源活用プロジェクトを立ち上げられ、平成20年には燦彩糸ブランドを創出、平成22年には商標登録を行い、その後、現在に至るまでメーカーとのコラボ活動の推進と試作品開発、ギフトショーへの出店を精力的に続けられております。市といたしましても、城陽の新たな金銀糸ブランド燦彩糸を支援するべく、ギフトショーへの出店経費など、総事業費の2分の1につきまして、20万円を上限に継続的に補助をしてきているところでございます。金銀糸産業につきましては、市の特産品として今後ともさまざまな形で振興を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  推移といいますか、業種ごとの業者数ということでお聞きしましたが、10年前が36であった。以前には70数社ということでお聞きしたときもあったんですけど、どんどんどんどんそれが半分といいますか、現在、28社までになったということで、大きく減っているのがスリッターといいますか、そういうところとか、また今、お話がありましたけど、業種によっては大きく減っているところもあるわけでございますけれども、今、お話を聞きますと、やはり新製品の開発といいますか、そういう特殊な技術でございますので、それを生かしたものが必要じゃないか。先日の新聞にも、城陽市の金銀糸を使ったメダルという記事もございました。その開発といいますか、これについては何か城陽市はお聞きされているところがあったらお願いします。 ○熊谷佐和美議長  木谷参事。 ○木谷克己まちづくり活性部参事  金銀糸を使ったメダルという部分でございますが、今年度の観光協会の取り組みで地元の金銀糸を使ったオリンピック等を迎える中で、そういった部分で城陽市の啓発の1つにつながればということで、地元の金銀糸を使ったメダル作成というものを考えられているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  そういう新製品の開発といいますか、メダルが新製品か、新製品だとは思うんですけれども、今、海外から多数の方が日本に、特に京都に来られているとお聞きをいたしております。そういう中で、宗教的なといいますか、イスラムの関係の方については必ず1日2回お祈りをされる。そのときに敷物を必ず置かれる。そういうものについて、以前は特殊なものだということですけれども、その柄とか色とか金銀糸が合うということで、オイルショック以前は大変城陽市の金銀糸が重宝されたというふうなことも聞いております。しかしその後、そういう技術がほかの国に移転する中で、現在のような状況になっているんじゃないかと思うんですけど、やはりそういうところも含めて開発のほうをしていただいて、業者の方が市内で営業して、後継者もできる。そして安定して仕事ができる、そういうことを図っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  次に、東部丘陵地の開発についてでございますが、先日の建設常任委員会で、東部丘陵地の地下水観測井戸7本のうち、先行整備地区内の2本、それから東部丘陵線に係る井戸1本の計3本が埋め立てられると報告がされました。現地では既に事業所の井戸が潰されて、水道管が放置されておりました。残りの公社の井戸については今年度中に限り測定ができるということでございますが、これらの井戸は近年になって、ヒ素やホウ素が徐々に基準値を超えて検出されており、昨年からはフッ素が検出されてきているところでございます。これらの問題について質問させていただきます。  その第1は、開発地内の水質汚染の現況と測定について、4点お聞きします。  1点目は、直近の水質汚染の実態について伺います。  2点目は、その先行整備地区内のボーリングの結果の公表について伺います。  3点目は、地下水の水質測定の継続、今後どのようにされるのか伺います。  4点目は、その測定井戸の拡大、その計画があるのか伺います。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  それでは、東部丘陵地の開発に関するご質問にお答えしたいと思います。  まず1点目の東部丘陵地における一般財団法人城陽山砂利採取地整備公社が実施する地下水モニタリング調査の直近の結果についてお答えします。直近の調査結果として、本年2月8日に採水したものですが、1カ所の事業所の井戸水からヒ素が基準値0.01ミリグラム・パー・リットル以下に対し、0.17ミリグラム・パー・リットル、ホウ素が基準値1ミリグラム・パー・リットル以下に対し、1.4ミリグラム・パー・リットルでありました。平成23年からほぼ同じような状況が続いております。そのほかに、過去に総水銀が検出された2カ所の事業所の井戸水については、総水銀が定量下限値未満でありました。こちらも同じように定量下限値未満の状況が続いております。  2点目ですが、三菱地所さんが実施したボーリング調査のことを指してのご質問かと思いますが、昨年の平成30年第3回定例会において同様のご質問がありましたが、ご質問のボーリング調査は、三菱地所グループが進出の可否を検討するに当たって、その地盤の特性や地耐力、かたさ等を把握するために調査を行ったものと考えております。このボーリング調査は、民間の土地におきまして三菱地所がみずからの費用負担において調査されたものであり、この調査結果を聞き取りしたり、市へ資料提供させるといったことはしておりません。  3点目、モニタリング調査の継続についてでありますが、この調査は公社が安心・安全な埋め戻し事業を行うため、埋め戻した建設発生土の地下水への影響を把握することを目的に、平成15年から実施されております。また平成27年度に1年間かけて検討し、28年5月に策定しました東部丘陵地整備計画見直し版におきましては、その時点で開発に向けて一定の期間、観測を継続することができるであろうことから、モニタリング調査は当分の間、継続するとしてきたところでございます。しかしながら、今回、建設常任委員会において報告させてもらったように、先行整備長池地区においては、民民間の土地所有権の移転に絡み、建物・構築物などが全て撤去されたため、1カ所の事業所井戸については物理的に調査を行うことができなくなってしまいました。もう1カ所の公社井戸につきましては、土地所有権は移転しますが、今年度までという期限付きではありますが、三菱地所の了解を得て、調査を継続されるところでございます。今年度は残る6カ所の井戸の調査は公社において続けられますが、山砂利採取地であった東部丘陵地が新しく生まれ変わろうとしている中、今後もまちづくりに伴う所有権移転や工事などの進捗を踏まえると、モニタリング調査そのもののあり方も検討していく時期が来ているのではないかと考えております。まずは調査実施主体である公社や公社審議会においてよく検討していただきたいと思いますし、検討内容について、市に相談があればしっかりと対応してまいりたいと考えております。  次に4点目、調査井戸の拡大についてでございますが、新しく井戸を設けるにも設置費用が数百万円はかかると思われますし、これまでのモニタリング調査などでデータも蓄積され、審議会において一定の結論も出されております。このような中、新たな調査井戸が必要かどうかについても、調査実施主体であります公社や公社審議会でよく検討していただきたいと考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  これまでの繰り返しといいますか、今回、新たに今、お話がありました先行整備の中にある業者の井戸、これについてはヒ素やホウ素が以前にはほとんどなかったのが、今のご報告でもありましたように、ヒ素についてはこれが基準値の17倍、ホウ素については14倍、そしてフッ素については触れられなかったわけでありますけれども、今回初めてフッ素についても出てきた、そういうような状況でございます。まさにどんどんふえてきている中で、今回、そういう調査井戸、いわゆるモニタリング井戸にふたをされる、そのことがどうなのかということなんですよね。今、お聞きしましたら、そういう更地にして、引き渡しというようなお話ではございますけれども、この間の説明会でそういうことでしたけれども、やはり城陽市の東部丘陵地、これはその地下水は西のほう、いわゆる市街地のほうにどんどん移動してくる。高いほうから低いほうへ地下水も流れる。そういう中で、今回のようなことが放置されて、ふたがされるということになりますと、市民の皆さんに大変な心配をかけるんじゃないかと思います。そこで、やはりこれについては、これからもしそこを埋め立てるのでしたら、別のところでもちゃんとそういう調査できる井戸を用意していただくということも必要になってくるんじゃないかと思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。  今、先行整備地区内のボーリングの結果、前回にも私が聞きましたら、業者のやられたことなので、そういう民間のことについては市が聞けないということでございましたけれども、しかしながら、これは出していただけませんかということをお聞きになったんでしょうかね。そのことを1点お聞きをいたします。  それから、井戸について今回、今現在1カ所そういう問題の井戸が埋め立てられました。そして上のほうも、今回、先行整備の中にある公社の井戸も埋め立てられるということでございます。さらに東部丘陵線、そこにある1カ所の井戸も今後、埋め立てるということでございます。そうであるなら、最低そのかわるような井戸、これは必要だと思いますけれども、そこらについてのお考えをお聞きします。  以上。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  1点目のご質問、確認でございますが、こちらにつきましては特に聞いておりません。  それから、先ほどの冒頭の質問にもお答えさせていただいたように、井戸を新たにふやすのかどうかとか、もろもろのことですけれども、井戸のあり方そのものにつきましては、先ほども答弁いたしましたように、まず調査の実施主体でございます公社、それから公社の審議会においてご議論、検討していただくことが必要かというふうに考えております。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  審議会でそれを審議するということでございますけれども、どうしてもその審議会というのは、いわゆる開発業者の皆さんであったり、公社の関係者の方であったり、そういうことで開発であるならそれもやむを得ないという立場の方が多いんじゃないかと思います。そういう中で、市民の皆さんは、いつまでも安全な、安心できる地下水を守ってほしい、これが皆さんのご希望でもございますので、その点はよろしくお願いしたいと思います。  また、埋め戻しといいますか、埋め立てられる井戸については代替のものをつくって、そしていつまでもそういうモニタリングができるように継続していただきたいと思います。これは強く要望しておきたいと思います。  質問の第2は、水質汚染の原因究明、また汚染防止対策について、3点お聞きします。  1点目は、汚染井戸の周辺のボーリング、土壌調査の計画があるのか伺います。  2点目は、新名神予定地のボーリングで出た産廃の調査、また産廃の全面撤去の計画があるのか伺います。  3点目は、京都府が認定した産廃の全面撤去をされるお考えがあるのか伺います。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  中林部長。 ○中林憲彦まちづくり活性部長  まず、過去に公社が原因究明のために実施したボーリング調査等についてお答えをいたします。  当時の調査では、埋め戻し部、地山部から検体を採取し、土壌分析調査を行うなどしており、ヒ素が検出された井戸については、ボーリング調査などにより公社設置の審議会において、供給源は自然的要因、基盤岩由来と考えるのが最も合理的であると判断されております。また、ホウ素、フッ素についても自然由来の可能性が高いとされております。次に、総水銀が検出された井戸2カ所のうち1カ所については、同じくボーリング調査等を行った結果、自然の地層に水銀が含まれていることが明らかとなり、同審議会において当井戸の総水銀は自然由来の可能性が高いとまとめられているところでございます。
     2点目、NEXCOさんが行ったボーリング調査についてでございますが、当時、NEXCOから情報を受けた際に、私ども京都府の山城北保健所に連絡し、法律上の取り扱いを確認いたしました。廃棄物の処理及び清掃に関する法律では、埋まっている可能性が高くても、事業活動によって実際に掘り起こされることがない限り撤去は求めておらず、仮に掘り起こされる場合にあっては、法に基づき適正に処理しなければならない旨を助言いただいております。今後ですけれども、市として改めて調査する考えはありませんが、東部丘陵線事業などにより、仮にですが、瓦れきなどが掘り起こされた場合には、法に基づいて適正に処理していきたいというふうに考えております。  3点目でございますが、議員は再生土のことを指してご質問かと思いますが、再生土につきましては、語堂議員も十分ご承知かと思いますが、本市において改めて平成27年に検査を実施したところでございます。結果は、環境基準値を上回る物質は検出されませんでした。市の再生土の対応方針は、平成28年に策定した東部丘陵地整備計画見直し版において定めたとおりであり、掘り起こす必要がない再生土については、京都府が設置した再生土問題に関する検証委員会の提言を踏まえ、現状のとおり覆土の措置とすることとしております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  今、ご答弁いただきましたけれども、汚染井戸の周辺についてはもう既に調査をした。そして、これは自然由来だというご答弁でございました。そのときにも指摘をさせていただいていたんですけれども、自然由来であるなら周辺の井戸についても同じように出てくるはずであるのに、周辺の井戸ではまばらといいますか、非常に高いところもあれば低いところもある。それで自然由来と言えるのかどうかということも含めて、やはり調査をしてほしいということでしたが、そういうことで現在ではそういうことをやる考えはないということでありますけれども、やはり安心して地下水の利用ができる、市民の皆さんにとったら命の水でもございますので、その点は今後も引き続いて地下水の安全・保全のためによろしくお願いしたいと思います。要望して、次に移ります。  城陽井手木津川線の用買の件で質問を入れたんですけれども、ちょっとこれは次回に回させていただきたいと思います。申しわけありません。  最後に、本市の財政計画についてでございますが、市長は繰り返し新市街地の税収は3億円、東部丘陵地の税収は5億円と述べておられます。本来であれば、市民の暮らしや福祉、中小企業対策や子育てに投入されるべき市の財政がこのような大型事業につぎ込まれているのではないでしょうか。地方自治体の役割は、住民の福祉の増進にあります。大型開発や外部企業への先行投資によって税収がふえれば、まちが発展し、いずれ市民の暮らしに反映するようになるというのは幻想ではないでしょうか。  そこで、城陽市の財政問題について、3項目質問をいたします。  質問の第1でございますが、新市街地、東部丘陵地の税収について、2点お聞きします。  1点目は、新市街地の29年度、30年度の税収の実態と本年度の見込み額について伺います。  2点目は、東部丘陵地の現在の税収、今後の年次ごとの税収見込み額について伺います。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  税収につきまして2点ご質問いただきました。  まず、新市街地の税収でございますが、固定資産税、都市計画税、法人市民税を合わせまして、平成29年度実績は約3,500万円、平成30年度実績は約1億4,500万円、本年度は3億1,100万円を見込んでいるところでございます。  また、東部丘陵地に係ります税収でございますが、固定資産税、都市計画税合わせまして、本年度は約1,500万円の見込みとなっております。今後につきましては、何度もお答えいたしているところでございますが、令和7年度以降において固定資産税、都市計画税、法人市民税で約5億円と見込んでいるところでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  当初といいますか、市長が3億円とおっしゃっていましたけれども、今、胸を張って、今年度は3億1,100万円の見込みだというようなお話でございます。これは投入額を考えれば、そういう額それ自身はいいことかもわかりませんけれども、そういう進出企業がいつまでもそこに定着をして、市民の皆さんといいますか、若い人たちがそこへ働きに行かれる、そのことで市が活性化して、人口がふえる、そういうことが実際どうなのかということもありますので。実際、新しくできました日本郵便、そこへ働きに行かれた方が、前回もご紹介させていただきましたけれども、ほとんどがいわゆる非正規、アルバイトだと。城陽市内からも、以前の話ですと500人からの正規雇用という話がありましたけども、そういう方はほとんどおられなくて、_______________________________________________そういう中で、市内の雇用がふえて、若い人たちが城陽市に定着ということでございますが、市長もご存じのように、市の職員の方も含めて、どんどん市から出ていかれると。このようなことが一体どういう世界をつくっていくのかということをやはり考えていく必要があるのではないかと思います。  それで、今、お聞きいたしましたけれども、見込みといいますか、外部頼みがやはり問題になってくるということは考えていく必要があるのじゃないかと思います。  最後の質問でございます。時間があれですので急ぎます。質問の第2は、文化パルク城陽の売却価格についてでございますが、先月、京都地裁で判決がありました。これまでの私の質問に対して、係争中と答弁が拒否された面がございますが、今後は詳細にご答弁をお願いしたいと思います。2点お聞きします。  1点目は、文化パルク城陽の売却価格は収益還元法によるということでございました。それであるなら、同施設の純利益、文化パルク城陽のいわゆる純利益、また還元利回りはどのようにされたのか、伺います。  2点目は、文化パルク城陽の売却については、所有権を形式的にNTTファイナンスに譲渡する、いわゆる譲渡担保ではないのかということで伺います。  3点目は、文化パルク城陽は市民が日常的に利用している市民の財産であり、市長の権限の行使であったとしても、売却は法律上も道義上も許されないのではないかという点、ご答弁よろしくお願いします。  失礼しました。4点目、今回の文化パルク城陽の賃借利率、そして城陽市の市債の平均利率、それぞれ幾らになるのか、お聞きをいたします。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  まず文化パルク城陽の売却価格についてのお問いかけでございますが、本件につきましては、去る5月24日に、今、語堂議員もおっしゃいましたが、京都地方裁判所において市の勝訴判決が言い渡されたところでございます。市といたしましては、当然の結果と認識をいたしておりますが、原告らが控訴されたと聞き及んでおりまして、裁判が決して完結したものではございません。現時点では控訴理由書の内容が確認できておりませんので、今後の裁判の争点が定まっておりませんことから、お問いかけのことにつきましてご答弁は差し控えさせていただきます。  それから、2点目でございます。セール・アンド・リースバックは譲渡担保ではないのかというご質問でございますが、ご指摘の内容は、さきの裁判で原告らが主張していた内容でございまして、先日、5月24日に言い渡された判決書の21から22ページに記載されておりますとおり、NTTファイナンスに支払う金員は、本件建物の使用の対価として支払われる賃料であって、借入金の分割返済でないから、本件契約を実質的に見てもこれが本件土地・建物を担保とした金員の借り入れであるなどと評価することはできないとの司法判断が下されているところでございます。  次に、売却は法律上も道義上も許されないのではというご質問でございますが、議員が何を問題にされているのか定かではございませんが、去る5月24日の判決書の中で、セール・アンド・リースバックを行った目的に合理性がないとは言えないし、地方自治法の趣旨に照らしても、市長に与えられた裁量権の逸脱や濫用にも当たらないとの司法判断が下されており、また財産処分の議決等、手続においても問題はなかったというふうに考えております。  最後に、セール・アンド・リースバックの賃借利率と市債の平均利率との関係でございます。先ほどのご質問の中でもお答えいたしましたが、判決のとおり、市債という金員の借り入れとセール・アンド・リースバックは全く性質が異なるものでございますので、比較ができないものでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  最初に要望といいますか、地裁の判決が出たのでありのままご答弁をということで聞きましたら、控訴がされたのでできないということでございます。とんでもない。  それでは、ちょっとお聞きしますけれども、城陽市もそうでございますが、地方自治体は地方自治法に沿って運営がされていると思うんですけど、その第2条、これは予告してありますので、その16項、17項についてお読みをいただきたいと思います。それとあわせて238条の4第1項、ここもお読みをいただきたいと思います。よろしくお願いします。 ○熊谷佐和美議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  地方自治法との関係についてのお問いかけでございますが、語堂議員はセール・アンド・リースバックは地方自治法第238条の4の1の、行政財産は、これを貸し付け、交換し、売り払い、譲渡し、出資の目的とし、若しくは信託し、又はこれに私権を設定することができないという条文に抵触しているため、地方自治法第2条16項及び17項の、地方公共団体は、法令に違反してその事務を処理してはならない。前項の法令に違反して行った地方自治体の行為は、これを無効とするに該当し、無効であるということをご主張されていると思います。しかしながら、先日、5月24日に市の勝訴判決が言い渡され、その判決書の中で、238条の4第1項の趣旨に照らし、本件用途廃止及び本件契約の締結が城陽市長に与えられた裁量権の範囲を逸脱し、又は濫用したものとは言えないと、明確な司法判断が下されております。語堂議員におかれましては、判決に対する私見を述べられているものと思いますが、この司法判断をお受けいただきたいと存じます。 ○熊谷佐和美議長  語堂議員。 ○語堂辰文議員  今、お読みいただきましたけれども、やはりそれは厳然としてそういう法律の中でうたってありますので、今の裁判の中では、城陽市はこの文化パルク城陽、これは行政財産、いわゆる市役所が公共財産でありますならば、いわゆる文化パルク城陽やらコミセンなどは公共用財産といわれるものだと思うんですけれども、これに対してそういう行政財産を城陽市は用途廃止をされた。そういう中で、裁判所はその用途廃止をして普通財産に変えたのであるからこれは売却できるということで、市長の裁量権ということだと思うんですけれども。先ほどいわゆる用途廃止については地方自治法にも書いてないということでございますけれども、これはもうご存じと思いますけれども、きちっと法律の中に用途の廃止ということであるわけでございます。その用途の廃止というのは、当然のことでございますが、城陽市の場合でありましたら、例えば久世保育園、何度も例に出しますけれども、以前の保育園、これは久世小学校の隣に城陽市が保育園を建設されました。ですから、久世保育園のもとのところについては用途が廃止されたということで、これが売却されて、今、住宅地になっています。そういうのが何カ所か市内にありますけれども、そういう場合にはこれは当然認められる。あるいはよそのところでは、合併によって役所なり、あるいは統合によって学校なりが空いて、それをいわゆる行政財産から普通財産に変えられた、それはあります。しかしながら、今回の城陽のこれについては、まさに道義上も大変問題があるんじゃないかと思いますので、この点についてはこれからもまた、たびたび質問させていただきたいと思いますけれども、よろしくお願いします。  最後に、これは要望ですけれども、城陽市の財政について今回、お聞きしたんですけれども、いわゆる文パルの売却代金、これを市債、いわゆる起債ではなくて、今回、それができないものに使ったということではございますけれども、そういうアウトサイダーといいますか、そういうことでなくて、きちっとそういう財政の運用を進めていただきたいと思いますので、健全な城陽市の財政運営のためにもさらにご尽力のほう、よろしくお願いしたいと思います。  以上、質問を終わります。 ○熊谷佐和美議長  午前11時10分まで休憩いたします。         午前11時00分     休 憩         ──────────────         午前11時10分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  奥村文浩議員。 ○奥村文浩議員  〔質問席〕 おはようございます。自民党議員団の奥村文浩です。  通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まずは、前回も質問させていただきましたけれども、保育所の待機児童問題について質問をさせていただきます。  今年度、保育所に入所を希望したけれども、入所できない待機児童問題が城陽市でも発生しています。緊急の課題として、保育所の整備や保育士の確保を進めなければなりませんが、先日の福祉常任委員会でもその実態が報告されました。前回、この問題を質問いたしましたところ、保育の無料化、それからお子さんを保育所に預けて働きたい、そういったお母さん方がふえているということで、お子さんの出生数は少しずつ人口の減少とともに今のところ少なくなっているところですけれども、そういった無償化などの影響で、今後も待機児童の問題が起こってくるだろう。この10年ぐらいの間そういった予測ができると、そういったことでしたので、これはやっぱりしっかりとした認可保育園をつくって、しっかりと対処していかなければならないのではないか、そういった話をさせていただきました。しかし、緊急にはほかにもできること、またやらなければならないこともあると思います。保育の量が足りないということですけれども、それによって保育の質が落とされるということがあってはならないと考えますが、これからこの保育所の整備、そのことについて見通しをお聞かせいただけますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  過日の福祉常任委員会におきましてご報告させていただきましたが、今年度当初におきまして、国基準の待機児童数、これが49人にものぼったことにつきましては、大変重く受けとめているところでございまして、早期の解消に向けて努めてまいりたいと考えております。  同じ常任委員会におきましては、今後の保育所整備の検討の方向性としまして3つの案をお示しさせていただきました。具体的に申し上げますと、100人規模の保育所を整備する案が1つ、そして2つ目には60人から80人規模の保育所整備、そして定員19人までの小規模保育施設、これを一、二施設整備する案、このほかにも既存保育所の増築等の案、この3案を検討しているというふうにご報告を申し上げました。今後、早期に方針を固めまして、整備に向けた取り組みを進めてまいりますが、一定規模の保育所を整備しますには、整備運営法人の選定から始まりまして、予算措置を経て整備着手となりますほか、土地の無償貸与の検討もございますことから、最低1年半から2年程度の期間を必要とする。したがいまして、早くても令和3年度春の開所となる見通しとなってしまいます。一方、小規模保育施設を整備します場合も、同様に整備運営法人の選定から予算措置を経て整備着手となりますが、これは整備規模も比較的小さく、また空き店舗等の活用も可能でありますことから、整備内容によりましてはより早期の開所が可能になると考えられます。いずれにいたしましても、繰り返しになりますが、今後、早期に方針を固め、速やかに整備に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  城陽市の既存の社会福祉法人の皆さんにお聞きしますと、なかなか既存保育所の増築というのは難しいように聞いておりますが、100人規模の保育所を整備するという第1の案が私はいいとは思うんですけれども、これはやっぱりすぐにはできないということですので、そのことを考えますと、小規模の保育所をつくるとか、そういったことも考えなければならないのかとは思いますが、ただ、やっぱりその場しのぎで保育の質を落としたような、そういう施策というのはどうかと思いますので、しっかりとした案を考えていただきたい、そういうふうに思います。  保育士の確保の問題ですけれども、保育士の確保についてはどの保育所も苦労しているところと聞きます。保育士が確保できなければ、幾ら保育所を整備しても、必要な保育を実施することができません。これは城陽市だけでなく、近隣自治体でも同じ状況だと思います。自治体間でも保育士確保競争のようなことになっていると思います。どのように保育士を確保するかということが課題だと思います。保育士を養成している大学や短大との連携にも取り組みを進められているところですが、学校側にメリットがなければ、城陽市と連携もなかなか難しいと思います。  それで、保育士確保に向けて昨年度はどのような取り組みをされたのか、また今年度の予定はどうなっているか、お聞きいたします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  保育士の確保に向けた取り組みについてご答弁を申し上げます。  この保育士の確保につきましては、城陽市全体としまして喫緊の課題と認識をしております。したがいまして、京都府保育人材マッチング支援センターと連携した取り組みを進めておるところでございます。昨年度につきましては、10月20日に京都文教大学におきまして、宇治市と合同で就職面接会を実施しました。そして10月31日、11月1日の2日間、文化パルク城陽におきまして保育士再就職支援研修、さらに11月9日に私立保育園4園をめぐります保育園見学ツアー、こうしたことを実施いたしました。今年度につきましても引き続き実施の予定でございまして、まずは来月、7月6日でございますが、文化パルク城陽市民プラザにおきまして宇治市と合同の就職説明会を開催しますほか、秋には保育園見学ツアーや就業サポートアップ研修会、こうしたイベントの開催を予定しているところでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  いろいろ取り組みをされているということですけれども、昨年度の取り組みにつきまして効果がどうなったのか、また、今年度見直した点とか、そういったことがあるんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  取り組みの効果ということでございますが、まず昨年度実施をいたしました参加者数を申し上げますと、就職面接会が16名、保育士再就職支援研修は延べで12名、保育園見学ツアーには11名の参加があったということでございます。この就職面接会の参加者のうち4名が就職をされ、うち2名の方が城陽市内の保育園に就職をされたと聞いておるところでございますが、保育士再就職支援研修、そして保育園見学ツアーにつきましては、府の保育人材マッチング支援センターでは追跡調査を行っていないということでございますので、その状況については把握をしていないところでございます。しかし、開催自体は参加者からは大変好評の声を得ているところでございます。  そして、今年度実施に向けて見直した点ということを申し上げますと、宇治市と合同の先ほど申し上げました就職説明会におきましては、今年度は城陽市での開催としていただきまして、さらに気軽に立ち寄っていただきたいという思いから、文化パルク城陽の市民プラザを会場といたしたところでございます。そしてさらに実施時期につきましても、学生の方にも参加をしていただきやすくするために、昨年より3カ月前倒しで実施をすることといたしました。また保育園見学ツアーにおきましても、昨年度は私立保育園4園のみの実施でございましたが、今年度は実施園の拡大を予定しているところでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  今、言っていただいた中で、保育園見学ツアー、これについては何人がどうこうとか、そういうのはあれですけれども、効果はあったというふうに少し聞いています。それはそうなんですけれども、そんなにすごいみんなが就職していったというようなことは全然ないようなんですが、効果はあったようには聞いています。ただ、この前も城陽市の保育士の募集で6人募集に応募されたけれども、1人も採用できなかったとか、そういったこともありまして、なかなかこの保育士の確保というのは難しい問題だなというふうに思っています。本当に保育士がいないことにはどうにもならないですし、いろいろ聞きますと、京都市内に大学や短大がありまして、そこの学生さんがそのまま大体京都市内に勤めてしまう。給料も少し京都市のほうがいいということで、城陽市在住の方でも京都市に勤められるとかいうような話を聞いています。  それで、どんなふうにしたらこの保育士が確保できるのかなというところで、保育士確保に熱心な市町村の例をいろいろ聞いたりしていますと、滋賀県の長浜市というのがいろいろやっていまして、保育士確保に力を入れているということでした。インターネットで見たり、実際問い合わせてみましたんですけれども、まず保育士等奨学金返還支援金の交付というのがあるそうです。これはどういうものかといいますと、保育士になるために大学や短大で修学のために奨学金を借りて、卒業して長浜市内の保育施設等に就業された場合に、奨学金の返還に要する経費について支援を行いますということです。これは3年間で支払いをするということで、限度額が96万円、1年目は、その限度額か生徒さんの借りられたお金のどっちか低いほうの6分の1を1年目に支給する。それから2年目は、その限度額か、またはその生徒さんの受けられた金額の総額のどっちか低いほうの5分の1を2年目は支給する。3年目は、その残りを全部支給する。そういうことらしいです。ですから、96万円よりたくさん借りられている人は、3年間いると96万円が支払われる、そういう支援金を出しています。それのほかにも、住居への支援というのもあります。長浜市保育士等宿舎居住支援事業補助金というのがございまして、長浜市外から転入し、長浜市内の保育施設等に就業された場合に、本人もしくは法人等に対し、家賃・宿舎借上げ費を助成しますということです。これは常勤の保育士であることが条件なんですけれども、上限が1月当たり6万1,500円、それで1月当たりの借り上げ等の賃料・共益費の対象経費の4分の3を補助しますということです。例えば6万円の家賃ですと、毎月4万5,000円、これを48カ月まで支給すると、そういったものです。それから、転職のときの応援金というのもあります。長浜市保育士等の再就職定着応援金、これは現在、勤務しておられない人の再就職を応援するために、再就職後2年を経過した際に応援金を交付するということで、2年経過したら10万円が支給される。それから3年経過した際にはさらに10万円を支給しますと、こういった事業があるわけですけれども。  保育士が確保できて、しっかりとしたよい保育士に来ていただくと、そういったことができれば、また施設のほうもまだ余裕があるところもあるというふうに聞いています。これについて、城陽市でも、今、言ったような、このまま同じことをというわけではありませんが、このような施策、長浜のような施策、これがあると有効だと考えます。どうですかね、市長。ちょっとこういうことを参考に、ここでしっかりとお金を出していただいて、保育士を確保するという、そういったことを進めていただければと思いますけれども、どうでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  奥村議員におかれましては、さきの3月議会より今回の待機児童解消に向けたさまざまな視点からのご助言やご提案をいただいておりまして、ありがたく存じております。今回も議員から保育士確保に向けた新たなご提案をいただきました。保育士の奨学金返済に係る負担を軽減するため、その一定額を補助する施策ということで、滋賀県長浜市においては多くの保育士確保に結びついているとの事例をご紹介いただきました。本市におきましても、保育士確保につきましては保育所整備とともに重要な取り組みであると考えており、このたびのご提案につきましては、制度実現に向け早急に検討を進めてまいりたいと考えております。  今回、国基準の待機児童数が49人に上ったことについては、私としましても大変重く受けとめているところであり、このたびのご提案も含めまして、できる限り施策の検討を進め、待機児童の早期の解消に努めてまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  ありがとうございます。期待しております。  この長浜市なんですけれども、この施策は2年前から進めていまして、1年目はこれによって12名市内の保育所に就職されたということです。それから、2年目も10名の保育士の確保に成功したと、そういったことですので、やっぱり京都市内と比べて賃金の格差とかもちょっとありますので、お金ばっかりだという意見もあるでしょうけど、やっぱりお金を出さないとなかなか保育士の確保というのはできないんじゃないかと思いますので、どうかよろしくこれについては進めていただきたいとお願いいたします。  待機児童の問題なんですけれども、保育士確保や園の新設とか、そういったことも重要だと思いますし、そのほかにも今の保育士さんの負担や待遇のこととか、それから社会福祉法人も、全部の園ではないでしょうけど、なかなか、かつかつでやっているというような、そんなことも聞いていまして、なかなか保育事業自体が大変な中、いろんなそういった課題を解決していかないとこの待機児童の問題というのも解決しないし、保育の質というのも大切だと思いますので、ぜひともその辺のところをまた一緒に私も考えさせていただきたいと思いますし、努力していきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それでは次に、通園・通学の安全対策について、今回も議題にいたします。前回とか前々回とか通学路の話もさせていただいたんですけれども、この5月ぐらいから交通事故に関するニュースが本当に多くて、5月8日には、皆さんもご存じですけれども、大津市の県道の交差点で乗用車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車が保育園児らの列に突っ込んで、園児ら16人が死傷した、そういった事故のニュースがありました。またその前後にも、高齢者の方の交通事故のニュースが立て続けにありまして、どの事故も本当にちょっと怖いなと思うのは、事故を起こした方は普通の主婦だったり、普通の高齢者だったり、別に特別な人でもないですし、すごく交通ルールを逸脱した走行をしていたというわけでもないというようなことなのに、とんでもない事故が起こるということで、本当にこれを考えますと、通学路で特にお子さん方が集団で歩いているとか、たまっている、そういったところに乗用車が突っ込んだりしたら本当にどうなるのだろうという気がいたします。  まずはそれに関連しまして、以前からちょっと取り上げています市道204号線の通学路のことですけれども、JR中之島踏切のところ、それよりも東のところは、今、対策を講じていただくような動きもしていただいているので、今回は西側、寺田南小学校までの間のことについて、2点お聞きします。  市道204号線と市道1号線の交差点について、以前にもこの交差点の危険についてお話ししましたが、204号線を寺田南小学校へ通う200名近い児童が市道1号線を横切る、そういうことになるわけです。市道1号線は交通量が割に多い上、南進する車からは、両側に民家と生け垣がありまして、交差点付近の状況が見えにくいと、そういうことになっています。それから北進する車は坂の下から坂を上がっていくという状況で、これも交差点の状況が非常に見えにくいと、そういった状況です。ここを子どもが通るんですけれども、1号線側の車両を信号機なんかでとめてもらうといいんですけれども、ここの市道1号線の車幅は4メートルを切っているぐらいで、信号機は普通5.5メートルないとつかないというようなことからして、信号機をつけるのがすごい困難、無理だというふうな話を警察からも聞いているところです。ただ、ここの交差点は5年間で人身事故が4回起きていまして、警察によると物損事故はもっとあるということで、右折車の接触事故、大津のような事故とか、あんなものがいつ起こってもおかしくないと、そんな状況でございます。これについて、今も安全対策はある程度施されてはいるというものの、お母様方、保護者の方々から、見ていていつ事故が起こってもおかしくないとよく言われるんです。これについて安全対策についてどんなことがあるのか、お聞かせいただけませんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道1号線と市道204号線の交差点の安全対策についてご答弁申し上げます。  本箇所は、宮ノ谷都市下水路や大河原川が市道204号線と並行して流れ、大河原川が市道1号線を横断する箇所でもあり、変則的な交差点でございます。過年度からも改良要望があり、平成3年度には市道204号線の市道1号線から府道城陽宇治線までの区間において、宮ノ谷都市下水路を暗渠化して歩道を設けました。また平成16年度には、市道1号線から東側におきまして大河原川上に張り出し歩道を整備し、歩行者の安全対策を図ってまいりました。地形的に南側の地盤が低く、市道1号線に沿って住居等が張りついていることから、これ以上の抜本的な交差点改良は困難と考えております。現在、この交差点は両方の路線で一旦停止の規制がかかっており、またそれぞれの停止線の手前には路面に一旦停止の標示もしている交差点でありますので、運転者が交通ルールを守り通行していただくことが一番の対策であり、啓発活動が必要と考えております。さらに、市道1号線の北行きは交差点手前で急勾配となっており見通しが悪く、南行きも市道204号線の歩道が認識しづらい状況であることから、この先に横断歩道や交差点があると認識できる対策、これが必要と思われますので、今後、警察とも協議して安全対策を検討してまいります。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  なかなか難しいというところですけれども、さらなる安全対策を考えていただくというご答弁ですので、ぜひともそのことをよろしくお願いいたします。  それから、信号機とか、そういうことがなかなか難しいということではあるんですけれども、今、ちょっと信号機メーカーから、安全対策の新しい表示機器といいますか、そういうことを考えているとかいうようなことを聞いていまして、またそういったことが具体的になるようでしたら、ぜひ積極的にそういう新しい装置というんですか、そういうものも取りつけるようなことをご協力いただければと思います。何とかお子さんの事故が起こらないように、全力を挙げていただきたいなというふうに思います。  それから、そのちょっと西のところ、市道204号線と府道69号線、旧24号線の交差点について、ここも安全対策をお願いしますと言ってきましたんですけれども、ここは通学の児童の数、同じ200人程度の児童がこの交差点に来るんですけれども、信号の前の横断歩道の前のたまりが狭いということがありまして、信号機にそのまま従って通行すると、途中であふれてしまって、信号が変わっても横断歩道上に残されたりとかそんなこともあって、交通指導員さんの指導で2方向に分けて通行すると、そんなことをやっているんですけれども、ここについて信号機の改良などで安全対策を考えていただいたということで、そのことはちょっとどんなものか、教えていただけますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  市道204号線と府道69号線の交差点の安全対策についてのお問いかけでございます。登校時、当該交差点を通過する児童は約190名と多い上に、交差点の歩行者だまりが狭く、また狭い歩行者だまりの影響で1度の横断で少数の児童しか渡れないため、横断の際、自動車に児童が巻き込まれる危険性がございます。このことから、当該交差点の信号機につきまして、府民協働型インフラ保全事業に応募いたしまして、歩車分離信号の設置を提案しているところでございます。これに先立ちまして、6月10日から、登校時間帯の東西の青信号の時間を5秒間延長していただく措置を城陽警察署に講じていただいたところでございまして、これによりまして1度で横断できる児童の人数もふえまして、安全性が高まったところでございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  今、言われた信号なんですけど、時間帯は何時とか、何か決まっているんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  児童が通過するようなときの1時間だけ延ばしていただいているという措置でございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  歩車分離ができる時間帯。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  この歩車分離につきましては、市内に他に2カ所、今やっていただいている箇所がありますけれども、これも通学時間帯の1時間だけそういう歩車分離をしているという状況でありますので、これも同じような形で対応していただけるんじゃないかなと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。
    ○奥村文浩議員  通学の時間帯というと、朝の1時間ということですか。午後の下校時はそれはないということですか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  下校は児童が帰る時間帯がそれぞれ学年によっても異なりますので、そういう措置は他のところもしていないということでございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  わかりました。一歩前進ということで、ちょっとでも府道の安全が図られるということで、よかったなと思います。  この改良で交通指導員さんの配置とか、その交通指導員さんについては何か違いが出てくるのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今のお問いかけについては、信号の改良がされた場合に、いわゆる交通指導員の配置に影響するのかというようなお問いかけだと思います。交通指導員につきましては、交通量調査によりましてその交差点を横断する児童数や車両の通過台数で判断しておりまして、信号機の改良につきましてはこの交通指導員の配置に影響されるものではございません。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  確かにたまりが少なくて一気に児童が通学できないというのは、学校へ登校するときの話で、下校する場合は道側に余裕がありますから、そんなに横断が途切れたりとか、そういうことは少ないとは思いますけれども、またさらに技術が進んで下校時なんかもできるような、何かそういう信号ができるようでしたら、またその辺も考えていただけたらなというふうに思います。  それで、ちょっと204号線のことをずっと言ってきまして、まだまだ本当に危険がいっぱいありまして、本当に大変なんですけれども、そのほかにも通学・通園中の道路や交差点、それから保育所と駐車場が道を挟んであるとか、スイミングスクールと駐車場が道を挟んであるとか、そういったところでお子さんが集団で道を渡られたりとか、集団で道を歩かれている、そんなところが市内幾つもあると思います。そういったところ、例えば市道1号線なんかも集団で歩いている生徒さんとか、そういうなのを見ますけれども、それから城陽中学の南側、市道220号線と市道270号線、この交差点なんかも防護柵とかもあるんですけれども、全方向にないというような、そんなことを見ていますと、まだまだ対策が必要なところがあるんじゃないかなというふうに思います。オレンジのボラードなんかで安全対策が図られてはいるんですけれども、最初に言いました車が突っ込んでくるようなそういった事故、そういったことに本当にそれで大丈夫なのかなと、そんなふうに思います。安全対策を図られている箇所でも、例えばオレンジのボラードというか、ポールみたいなああいったものじゃなくて、もうちょっと堅固なガードレールなど、そういったことにかえていっていただいたらどうなのかなというふうにも思いますけれども、今後の安全対策についてどのようにお考えか、お聞かせいただけませんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  安全対策の市の考え方についてでございます。安全対策につきましては、車両から歩行者等の交通弱者を守るため、ガードレールや防護柵等を設置し、物理的に安全対策をする方法があります。また路面標示、啓発看板等により車両のスピードを出させないなど啓発による安全対策を図る方法の2つがあると考えております。議員ご指摘のオレンジのポストコーンではなく、堅固なボラードやガードレールなど対策を強化すべきでないかとの件でございますが、例といたしまして、市道1号線の通学路に指定されている箇所に縦断的にポストコーンを設置したことにより、車両の運転手からは不評ではございますが、ポストコーンがあることにより車両のスピードが物理的に抑制され、安全対策に効果が出ていると考えているところでございます。また防護柵の設置場所など現状でよいのかとのお問いかけでございますが、交通情勢については、新しい道路が供用されたり、新たな店舗等の開店により日々変化しているものと考えておりますし、沿道の方々の出入りに支障がないようにする必要もございます。交通安全対策についてはここまですれば完璧との答えはありませんが、子どもやお年寄り等、交通弱者と呼ばれる方々を守れるよう、ハード・ソフトの両面から必要に応じ対策を講じていきたいと考えているところであります。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  やっぱり切りはないんですけど、本当に最近ふえたのか、前からあるのか、ちょっとそれもわかりませんけど、突然に車が突っ込んでくると、そういったことが別に通学路でなくても起こるわけですけれども。お子さんが集団でいると、子どもたちも結構道を見ていなかったりしますので、大人が1人で道を歩いているのだと、車が突っ込んできてもすぐ気がついて逃げたりとか、そんなこともできるかもしれませんけど、お子さんが集団でいるところに突っ込んでくると本当に怖いなというふうに思いますので、しっかりとしたそういう防護柵とかガードレールとか、そういったものはできる限りつけていただければなというふうに思います。  それから、市内全域の通園・通学路の具体的な安全について、今後の安全対策の予定などありましたら、お聞かせいただけますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今後の通学路の安全対策についてということでございますが、通学路における児童・生徒の安全確保のため、毎年PTA連絡協議会から通学路の改善要望がございます。これは要望項目について迅速に対処し、児童・生徒の登下校時の安全を確保するために本市と国・府・警察などの関係機関を構成員とした通学路安全推進会議を開催いたしまして、現地の調査も含めまして、個別に要望事項に対して改善策を検討しているというところでございます。要望項目の中には、通学路標示幕の設置などは、これは即時に対応いたしまして、通学路の安全対策に努めているものもございますけれども、先ほどもありました信号機の設置、あるいは道路の拡張など、関係機関への要望が必要なものもございます。引き続き通学路の安全対策の向上のために積極的に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  何遍も言いますけど、本当に車からお子さんを守っていただきたいと、そういう思いでございます。よろしくお願いします。  次に、寺田駅前の西側の再開発の話が少し進んでおりますので、それについて質問をさせていただきます。寺田駅前まちづくり協議会が中心となってまとめられた寺田駅西側まちづくり計画案について、ことし2月に地権者を対象とした説明会が行われ、駅西側の開発に伴う事業協力者募集の賛同を得て、事業協力者を募集することになりました。このことについてお尋ねいたします。  まず募集の条件についてですけれども、再開発地区は北ブロック、市道2169号線の両側と市道2168号線の東側の一帯3,680平方メートル、それと南ブロック、これは旧金井工芸跡地を中心とした一帯3,090平方メートルとの2カ所ですが、この事業協力者を募集するに当たって、この2つの地区を一体として開発するということを募集の条件にしてほしいと、そういうふうに考えていますけれども、それについて市の考えとしてはどうでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  民間活力を誘導する区域の事業協力者募集条件についてご答弁申し上げます。  寺田駅周辺整備は、駅前としてのにぎわい、活性化に向け、商業施設等の誘致が図れる取り組みを行うため、基本的な考え方として、民間活力を誘導する区域に設定している残りの府道北側及び南側の金井工芸跡地をセットにしたまちづくりが必要と考えております。この考えを踏まえ、今年度寺田駅前まちづくり協議会が予定されております事業協力者の募集要件について、寺田駅前まちづくり協議会とも協議しながら検討を行ってまいります。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  募集の条件について、北ブロックと南ブロック別々に開発されてしまうと、南ブロックだけで終わりとかそういうことも考えられますので、北ブロックのところの再開発というのが重要だと思いますので、必ずこれは一体として条件に入れてほしいなというところです。  それと、あとできたら城陽市の業者の方々に発注していただくとか、そういったことも考えていただきたいなというところでございます。募集につきましては、事業協力者の選定はなるべく複数の提案から地権者や市民にとって望ましいところが選ばれるようにするべきだと思います。告知や募集はどのようにされるのか、そのことでよい提案を受けるため事業者側にも余裕を持って提案書や企画を策定することができる配慮が必要だと思います。この点、どのようにお考えでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  事業協力者募集に係るご質問についてご答弁申し上げます。  事業協力者の募集は、基本的には寺田駅前まちづくり協議会が主となって行いますが、市の支援業務といたしまして事業協力者の募集・決定及び地域住民と事業協力者との意向調整等に係る支援の業務委託を本年4月に発注し、5月に契約締結を行いました。現在、事業協力者の募集に係ります条件や募集内容案について寺田駅前まちづくり協議会と協議・検討を行っている段階であり、いまだ具体的な方法等をお示しできる状況には至っておりません。今後、募集内容や方法、募集期間、選定方法、また特定財源の確保なども含め、寺田駅前まちづくり協議会と協議・検討を踏まえて、今年度中の事業協力者決定に向けて取り組む予定としております。事業協力者につきましては、地元のまちづくりの意向等を酌んでいただける事業実績のある複数の事業者からしっかりと選定してまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  複数の事業者から選定していきたいというお答えです。そのことをよろしくお願いいたします。なるべく選択肢がふえて、地権者の方々にとっても、城陽市の市民にとっても一番望ましいと、そういった事業者に来てもらえるように募集も考えていただけたらと思います。  今後、事業協力者の募集がされ、事業化に向けた事業手法等の具体的な検討などの取り組みが進んでいくと思いますけれども、この事業に対する市の支援というのは何をどうされようと考えておられるのか、お聞かせください。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  事業協力者の募集に係る支援の業務委託、これは先ほども申し上げましたが、そういう業務委託を行い、市も一緒になり取り組んでおりますけれども、現在、事業協力者の決定に至っていないことから、事業者目線での具体的な事業計画や事業手法、条件等が確認できる状況には至っておりません。したがいまして、具体的な今後の市の支援の可否も含め、明確にお答えできる段階ではございません。しかしながら、当該事業につきましては市の中心駅としてのまちづくりとして長年の懸案であり、これまで寺田駅前まちづくり協議会とも連携し、取り組みを進めてきたところですので、今後、より多くの事業協力者に応募いただけるその1つの要因として国の助成制度等も研究・協議しながら、募集内容に盛り込めるよう協力・支援してまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  その事業手法はどういったもの、助成制度がどういったものになるか、今のところはということですけれども、今後のコンパクトシティーの考え方と、こういう駅前の再開発は一致していますし、やっていくべき事業だと思います。そんなことで、そういうことも含めて、今、現状で想定している助成の制度とか、そういったものはあるのでしょうか。その辺どうでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  想定している支援制度ということでございますが、当該駅周辺のまちづくりの事業を実施いただく民間事業者に対して、一定の要件を満足することで必要な整備助成を行う国の制度がございます。現時点で具体的な事業名等を申し上げる段階ではございませんが、市といたしましては、当該駅周辺整備事業を推進していくことから、これら制度について、今後、国等の関係機関と必要要件等について協議・検討を進めて、国の助成制度の活用が可能な事業として募集内容にも盛り込めるよう、協力・支援してまいりたいと考えております。 ○熊谷佐和美議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  事業協力者にうまく来ていただいて、それから事業協力者と話をしなければなかなか具体的なことが決まらないということもわかりますけれども、この近鉄寺田駅の西側の再開発事業ですけれども、ずっと寺田駅前まちづくり協議会もいろんな検討をしてきまして、長年やってきまして、やっとちょっと具体的に動きそうかなと。地権者の皆さんにもお話ができて、やっぱり駅前をこのまま衰退させていくのではなくて開発していきたいという思いが多くの方にあるということも確認できてきた、そういった段階です。実際にこの事業について、もっともっと地権者の方にも賛同していただくということも重要なことということは、それはそうなんですけれども、この土地利用を図るために、例えば用途地域は近隣商業ですけれども、その中で容積率とか、それから高さ制限の緩和とか、そういったことが進まないとこの事業自体ができるできないにもかかわってくると思いますし、また市道の廃止の話なんかもこの事業に大きくかかわってくると思います。それから助成制度ですね、それがあるかどうか。今、協議会の中では例えば優良建築物等整備事業というのが該当するのではないかというようなことが話し合われているんですけれども、それも実際に市が国としっかりと協議して、本当に優良建築物等整備事業に当たるのかどうか確かめていただかなければ前へ進めないと思いますし、それから地権者の方とでき上がった新しい資産等々を交換方式でやりとりするとか、そういった話も本当に税金の問題とかが問題ないかとか、そういったことも市のほうで話し合って確認していただくとか、そういうことが必要になってくると思います。そういったことを何とか早めに協議していただいて、特に市道の廃止とかは周りの地権者との話し合いも、同意みたいなものも要るでしょうから、今、プレサンスマンションが建っている、そういった状況で、そういったことに絡んで時間がたつと難しくなっていくというようなことにもなろうと思いますので、全体の事業規模とか事業時間とか、事業に係る期間とか、そういったことも考えていただいて、必要な対策を早めに打っていただきたいなというふうに思います。  それから、先ほど募集に関して広く募集してほしいということにつきましては、例えば優良建築物等整備事業に当たらなくて、助成、補助が受けられないとかいうようなことになっても、いろんな案が出てくれば、それがなくても開発できる案というのもまたあるかもしれませんし、そういった意味も含めて選択肢が多くなるような、そういった募集というのを考えていただきたい、そういうふうに思います。  寺田駅前の開発のことにつきまして話が進んでいきましたら、また議会でも取り上げていきたいと思いますし、きょう取り上げました保育の問題や通学路の安全の問題もまた都度取り上げていきたいと思います。  きょうのところはこれで終わります。どうもありがとうございました。 ○熊谷佐和美議長  午後1時20分まで休憩いたします。         午後0時06分     休 憩         ──────────────         午後1時20分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  先ほど語堂議員から、一般質問における発言中、不適切な部分があるので取り消したいとの申し出がございます。後刻速記録を精査の上、適当な措置をとりたいと思いますので、ご了承願います。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  一般質問を続行いたします。  上原敏議員。 ○上原敏議員  〔質問席〕 失礼いたします。市民ネット城陽の上原敏でございます。  以前も今も議席は3番と議場での座席位置は変わっておりませんが、この春に市民の皆様から再度のご信託をいただき、議員として2期目を迎えさせていただきました。再びこの場に立たせていただいたことに対し、有権者、市民の皆様に心より感謝を申し上げ、気持ちを新たに2期目最初の質問をさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。  1期目の当初から福祉関係の質問をよくする議員だと思われていただろうなと思いますけれども、1期目の後半から、福祉は福祉でも多く取り上げる分野が変わってきたのと違うかな。偏ってきているのと違うかなと、ちょっと言われ始めているような気もいたします。そう言われているなと気配を感じた場合には、あんまり言われないように傾向を変える、戻すという方法もありますけれども、変えません。そのような声を感じながらも、今回も変わらずいかせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  ということで、最初は、昨年の9月に引き続いて、保健センターに関する質問からさせていただきますが、その前に、いろいろ言いたいことを言う前に、まずはその9月にも関連する質問をさせていただきましたけれども、何よりも助産師さん、保健師さん等を初め、すくすく親子サポートカウンターの職員の方々の産前産後のご家族に対する、出産や初期の子育てに関して悩んでおられる方々に対して寄り添った、そして相手の立場に立った親身な相談体制、サポート体制に対して、改めて感謝と敬意を表しますということを先に申し上げておきます。通り一遍ではなく、文字どおり何でも気軽に話せる、話してみようという気持ちにさせる対応が徹底されておりまして、産前産後のご家族に大変頼りになる心強い存在であることを改めて感じさせていただいております。ということを申し上げた上で、それだけ悩んでいる方々の心に、ソフト面で大変充実した対応をしてくださっている保健センターが、来場する方々、市民の皆さんにとってさらに使いやすい、より喜んで利用していただける施設であってほしいとの思いから、今回は主にハード面の質問をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  ということで、まずは母子手帳の交付が保健センターになる折などに、委員会でも少し質疑させていただいたような内容なのですけれども、立地条件に関するお話です。今でも実は少し場所的なことが気にはなっております。センターへの交通アクセス、来場手段に関しまして、利用者の方々に実情をお聞きする機会は持ってこられましたでしょうか。皆さんは主にどうやってセンターまで来られていますか。実情をつかんでおられますでしょうか。まずはお聞きしたいと思います。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  保健センターへのご利用者の方の来所手段ということにつきましてでございますが、妊娠届あるいは母子手帳の窓口でございます、今、議員からもございましたすくすく親子サポートカウンターに来所されました方に対しましてアンケート調査を行っております。その結果ということで、ご答弁させていただきます。  平成30年5月から31年3月に来所された475人の方につきましてでございますが、車が204人で約43%、ご家族の車での送迎が187人で約40%、そして自転車が30人で約6%、徒歩が24人で5%、このほかにもバスであるとかタクシーのご利用もございました。このように車での来所が多い状況でございました。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  予想どおり車で来られている方が合わせて一番多いですね。送迎していただける方がいてくださるにこしたことはないんですけれども、やはりその方々のご家族もさまざまですので、送迎していただける家族がおられるとは限りませんので、車で来られている方々の、その中の半数以上はご自身でみずから運転して来られているという状況なわけですね。今回のアンケートの対象自体は、すくすく親子サポートカウンターに来られた方々ですので、恐らく今、おっしゃったように母子手帳を取りに来られた方というのがほとんどかなというふうに思っておりますが。その母子手帳を取りに来られたお母さん方が、次第に段階が進んでまいりまして、今度妊婦教室に通うようになったとき、あるいはさらに無事に出産されまして、後に乳幼児健診ですとか、何カ月健診ですとかいうような折に来られるときも、幾分はそういうときだからということで、母子手帳を取りに行くときよりかはご家族も多少調整して運転してくださる方もふえるかもしれないですけれども、若干ふえるんじゃないかとは思いますけれども、基本的にはそれほど傾向は変わらずに、やっぱりそうなったお母さんもご自身で運転して来られる妊婦さん、あるいは赤ちゃん連れのお母さんということが多くなると思います。  とすると、いわゆる身重と言われるお母さん方、中にはだんだんお腹が大きくなっている方々ですとか、あるいは出産して、出産後間もない1歳児ですとか、それ未満の何カ月のお子さんですとかを抱っこしたり、あるいはベビーカーに乗せて、押して来られる方々が、みずから駐車場に車をとめて、そこから建物まで歩いて、あるいは健診の方だったら子どもを一緒に連れてやってこられるということになるわけですけれども、通常その方々を含めて、駐車場からはどのような動線でセンターまで来られることになりますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  車での来所者の方の保健センターまでの動線ということでございますが、通常は保健センターの市道12号線を挟みました南東約70メートルのところに来客者用駐車場がございますので、そこから徒歩で市道12号線沿いの東側の歩道を進んでいただいて、その駐車場の約30メートル北側に横断歩道がございますので、それを東から西に横断して渡っていただいて、保健センターまでお越しになるということになると思います。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  そうですね。いいですか、考えてくださいよ。思い浮かべてくださいよ。今の動きですね。お子さんを抱っこしたり、ベビーカーを押した状態の方々が多いわけです。そこで、その南東の駐車場ですけども、まずは舗装はされているんですけれども、結構古くなっていて、傷んでいる箇所が結構多いです。かなりでこぼこがあって、私も気にはなりますけれども、まあ気になる程度ですけれども。それこそベビーカーを押して、赤ちゃんを連れて来られるお父さんやお母さんには大変怖いし、危険な現状にあると心配いたします。その辺、どう認識しておられますか。もう少し安心して、車から降りて安心して来てもらうように、何とか改善できませんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  現在の駐車場の現状をどのように認識しているのかということでございますが、確かに舗装が傷みまして、陥没している箇所もございます。この駐車場につきましては、昨年度に新たに取得をいたしました現在の駐車場の北側の鉄塔跡地も含めました駐車場の整備を消防本部の事業としまして今年度に予定をいたしております。全面を新しく舗装し直しまして、駐車区画線も引き直しまして、駐車台数も現行の41台から十数台程度ふやす予定となっております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  わかりました。ぜひよろしくお願いをいたします。まずは舗装されて、押していっても安定してまいります。より安全になります。今年度中に予定ということですので、楽しみにさせていただきます。よろしくお願いします。  駐車場内に関しては安全な状態に向かっているということで、次はそこからです。この間、この絡みもありまして、センターの課長さん方とお話をしにセンターへお伺いしたときなんですけれども、たまたま健診か何かをやっている日でして、お子さんを抱っこした状態で健診を受けに来ておられるお母さんにたまたまお会いしましたので、そういう関係でちょっとお聞きしてみたんですけれども、先ほどの動線の説明の中にございました、来はって、こう渡って、ここに来はるというのはどうですかねという話をしたんですけど、その日に関しては比較的車が少なかったですので、そのお母さんは、きょうみたいな日はいいんですけども、商業施設、名前は出さないですけれども、皆浮かんでいる商業施設ですね。あそこでイベントとかがあったり、行く車が多いときなんかは、子どもと一緒やとここを渡るのも大変怖いんですということをおっしゃっておられました。私はスーツを着ておりましたので、どうも私をセンターの職員やと思わはったみたいで、お願いしますいうて言われました。ちょっとどう言っていいかわからへんかったので、言っておきますと言って別れましたので、今、言っているんですけども。  その方から言われたというだけじゃなくて、もともと私はあそこは大人でも安全とは、どちらかというと安全じゃないところなので、子どもさんとかを連れていたら危ないやろなと思っていましたし、そういう話をしたほかの方々も、あそこは信号のないところで、妊婦さんとか子ども連れ、ましてベビーカーを押して信号のない交差点を渡るのは大変危険じゃないかなというふうにおっしゃる方が多くおられました。私も危険だと、多くの方も思っているわけですけれども、市としてはそのあたりはどう考えておられますでしょうか。何とか安全に、駐車場は安全になりますけれども、センター本館まで来るところも何とか安全に来ていただくように、少しでも改善はできませんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  駐車場から保健センターまでの間にございます、ご指摘の横断歩道、信号機がないと横断しにくいという点でございますが、今後、新名神高速道路の整備でありますとか、国道の拡幅工事、これに伴いまして現在の消防署の東側にあります横断歩道が保健センターのすぐ近くまで移設される予定となっております。またこれにあわせまして、市道12号線の東側でございますが、現在、歩道がない部分につきましても新たに歩道が設置される計画となっております。これによりまして駐車場利用者の方は、市道12号線沿いの東側歩道をそのまま北に進んでいただいて、そしてそれほど迂回することなく、移設しました信号機のある横断歩道を渡っていただき、より安全に保健センターにお越しいただくことができるようになるものでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  今のお話で一番大事なのは、市道12号線の東側の歩道です。計画ということですけれども、ぜひ実現をお願いいたします。その東側に歩道さえあれば、今でもそこを通って安全なので、こちらからのアドバイス、市からのアドバイスとしては、その信号のない交差点を渡るんじゃなくて、ちょっと遠回りですけれども、大通りの交差点まで行って信号のあるところを渡ってくださいということは言えるわけですよ。こっちからね。遠回りになるのでされるかどうかわからないですけれども、こちらのアドバイスとしてはそれが安全ですと言えるんですけど、それがないばっかりに言えへんわけですね。ですから、何よりも新しくなって、名神も大事ですけれども、その歩道が一番大事なところだと思いますので、ぜひ実現していただきますように、よろしくお願いいたします。お子さんや今、申し上げましたようにお子さん連れ、それから妊婦さんの安全に関することですので、ぜひよろしく心からお願いをいたします。よろしくお願いします。  ここまでの最初の話題としての最後に、それこそ今、ちょっと話にありましたけども、新名神に伴う工事、一帯の整備の一環、現在の警察署の移転もあります。ですので、このセンターのすぐ近く、隣にあります警察署におきまして、その跡地で、全部一旦なくなるわけですけれども、道にかぶる部分とかぶらない部分とあって、跡地でなくなるんですけども、道路にならない部分の土地、そこに駐車場を設置してもらったら、さらに安全に来館しやすい駐車場になると思うんですけども、この警察跡地の部分を取得して、駐車場の設置に取り組んでいただくというお考えはございませんでしょうか。それがぜひお願いできたらと思うのですが、いかがですか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  城陽警察署跡地のいわゆる残地、それを駐車場用地として確保できないかということでございます。当該用地につきましては、新名神高速道路の整備、そして国道拡幅工事完了後、この後にどのように活用されるのかということは現時点では未定ということでございます。しかし、当該地の確保につきましては、駐車場利用者の方のより安全な来所のための私どもとしても有効な手段の、有効な選択肢の1つということで考えておりますので、今後、検討してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  検討ということで、ぜひ前向きな検討をお願いをいたします。そこがちょっと今、警察の跡に、府の土地になるのか、NEXCO西日本の土地になるのかとか、そういうところもちょっとわからへんのですけども、いずれにしろ相手のある話ですので、市の考えだけでどうこうできるとは言い切れないというのもわかりますけれども、ぜひ前向きに取り組んでいただきますようにお願いをいたします。  場合によったら、その持ち主がNEXCOやったり府になるわけですけれども、そこと別の角度から働きかけたり交渉していくということも視野に入れていったほうがいいかもしれませんので、話をされていく経過、過程の中で、相手方がどう思ったはるのやろうかとか、論点が見えてきましたら、また一定の段階で整理をいただきまして、より市民の安全に有効な方法がさらにないかということを私も一緒に考えていきたいと思いますので、これからも引き続きどうぞよろしくお願いをいたします。  いずれにしても、まずは先ほど言っていただいた、より具体化している12号線の東側の歩道のほう、そっちはぜひ実現していただきますように、重ねてよろしくお願いをしておきまして、次に進ませていただきたいと思います。駐車場から安全にセンター本館まで来られるということを話題にさせていただきました次は、安全に来ていただきまして、建物の中に入ってからの設備環境のお話でございます。  先ほどからも話題にさせていただいておりますとおり、保健センターは妊婦さんもたくさん来られる施設です。またそれ以外にもさまざまな世代の方々が来られますので、高齢の方ですとかおられまして、足が大分不自由になられたという方々も来られることがあります。それまでそれほど気にならなかった設備の環境も、そういう方々の視点に立って考えると、改善点が見えてきたりします。  そのうちの1つがトイレの環境でございます。最近とりわけ、それこそ学校ですとか、ここの場とか委員会でも、学校とか公共的な施設での和式トイレの洋式化の話題をよく耳にするんですけども、当保健センターのトイレは、現状はどのようになっておりますでしょうか。特にこの件は話題が話題だけに、私が自分で見に行くというわけにもいきませんので、特に私が見に行けない女子トイレも含めまして、ちょっと実情を教えていただけたらと思います。和式か洋式かという観点での実情をお願いできたらと思います。お願いします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  保健センターのトイレ和式便器・洋式便器ということだと思います。現状の数量についてお答えさせていただきます。  まず1階でございますが、男子トイレ和式が2基、そして女子トイレには和式3基、このほかに多目的トイレに洋式が1基ございます。2階でございますが、男子トイレ和式が2基、女子トイレに洋式が1基、そして和式が2基という状況になってございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  今のお答えを普通に聞いておりまして、今のご時世においては、率直に洋式が少ないと思います。私はそう思うんですけども、市としては現状をどう考えておられますでしょうか。
     高齢の方々からの話もお聞きいたしますし、また妊婦さんの方もやっぱり和式では、妊婦の方が和式というのは相当きついというように聞いております。ただ、一説によると、妊婦さんの場合きついんだけども、このしゃがむという運動としては、しゃがんだり立ったりという動きは実は大変体にいいという話をされる方もおられるようです。助産師さんなんかでむしろ和式を使ったほうがいいですよというアドバイスをされる方もおられるらしいんですけれども、それはそういう運動を安全なところでやっていただいたらいいことだと思います。運動としてやっていただいたらいいんですけど、それこそ急いで、1個しかないわけですから、何か行事があったときに大分並んだときに1個しかない洋式のとこに並ばはるそうなので、次の方が来たはるから急いでせないかんとかいうときに、それこそきついところを無理して急いでやって、転んでけがでもしはったらえらいことですので、まさか今のお話で、そういう助産師さんがそういう考えで実は体にいいという話があるから、むしろ和式が体にいいから城陽市としては和式にしているんですということはないと思いますので、高齢の方からも、妊婦の方からもきつい、使いにくい、あるいは転んで危険だという声があるということを踏まえて、今の現状に対してどう考えておられますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  トイレの洋式便器が少ないということにつきまして、どう考えているのかということでございます。保健センターは、議員おっしゃいますとおり妊娠されている方、乳幼児の方、あるいは高齢者の方も多く利用される施設でございますので、私どもとしましては、利用者の特性に合ったトイレの環境整備を整えていくことが必要であるというふうに考えております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  必要であると考えているということは確認できましたんですけども、それでは、具体的に今後どうしていこうというふうに思っていただいておりますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  まず保健センターの建物自体でございますが、建築から約35年が経過をしており、老朽化をしておりまして、計画的な補修等によりまして長寿命化に努めているところでございます。そこで、お問いかけのトイレの今後の改善、具体的な考えということでございますが、例えば便器を和式から洋式へ変更しますと、その必要な面積から数が減ってしまうというようなこともございます。現時点では具体策のお示しはできませんけども、今後、建物全体におけます必要な改修も含めました優先順位の中で対応を考えてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  もう35年になるんですね。ちょっとだけ言いますと、35年という年数も含めまして、そろそろセンター全体、別の場所に移るですとか、あるいは建物を建てかえたほうがいいんじゃないかとかいうことも少しは検討することも必要じゃないかなというふうには思います。ですけども、検討されるにしても財政的な面とかもございますので、全体的な見直しをしていくには時間がかかるということもあるかと思いますので、時間がかかる場合はある程度その期間、それまでのうちに部分的な改修を選択するということも考えていただきたいと思いますので、その部分的な改修の折の優先的に取り組む課題としてぜひ認識しておいていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  もちろんご答弁の中にもありましたように、つくり的に無理に、1個そのままでは和式が洋式にできるわけじゃないということをおっしゃっていると思うんですけども、あと無理に洋式化してしまって、逆に全体の個室の数が減ってしまうということも確かにある話だとは思いますので、簡単じゃないと思っていますけれども、何か方法がないかということを建物の部局で、建物とか設計をされる部局があると思いますので、そういうところともよくご協議、ご相談いただきまして、前向きにご検討いただくように、強くお願いをさせていただきます。よろしくお願いいたします。  一言つけ加えておきますと、冒頭の交通アクセスの件のように、アンケートとか、よほど工夫してどう思っておられますかと引き出していかないと、こういう施設に対する要望というのはなかなか言うてきはりません。というのは、私も申し上げましたように、すくすく親子サポートカウンター、身近な声かけ、相談体制というのは基本的に私以外からも、多くの方が感謝されていると思うんです。感謝されているので、相談に来はる方がいるわけですよ。いろいろ悩んで相談に来られて、相談に乗っていただいて、よかったな、よく相談に乗っていただきましてありがとうございましたという方々が、ありがとうございましたと言った後に、ところで、センターのトイレなんですけどもと言わはりませんわ。感謝しているから、言わはりません。言わはらへんけど思ったはるということがあるので、うまく拾い方を考えていただいて、ぜひそういう声も拾っていただいて、よりいい施設になっていただきますようにお願いしておきます。  何度も言いますけども、相談体制ですとか、大変頼りにされて、感謝されている施設なわけですので、ソフト面で充実していただいている施設だからこそ、ハード面も充実して、より市民にトータルとして喜んでいただける施設であるように取り組み続けていただくことを心よりお願いいたしまして、次の質問に移ります。くれぐれもよろしくお願いいたします。  次の質問に移ります。通告書の項目は進みますけれども、心は変わりません。続いても福祉先進都市・城陽が子育て環境に関してもさすが充実しているなと言われる、感じていただきたいというような思いで質問をさせていただきます。  すばらしい取り組みと思っております赤ちゃんの駅でございますが、創設に携わった方々やそれに導いた方々には党派を越えて敬意を表しますので、正面を向いてお話しするのも恐縮するぐらいでございますけれども、恐縮ばかりしておりましても議会になりませんので、話を進めさせていただきます。  進めると言いながらも、あえて原点に立ち返りもさせていただくわけですけれども、そのすばらしい取り組みである、事業である赤ちゃんの駅ですけれども、あえて原則を確認させてください。こういうかわいいステッカー、わかりやすくかわいいステッカーを張ることができまして、ここは赤ちゃんの駅ですよと名乗ることができるためには、どういう施設であることが必要でございますでしょうか。あえて原則の確認です。どういう条件がございますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  赤ちゃんの駅につきましてどのような施設であるかということでございますので、その登録をしていただく条件を申し上げますと、これにつきましては乳幼児を抱える保護者の方の子育てを支援する取り組みの一環として、授乳やおむつがえなどの設備を持った施設のうち、市が定めております赤ちゃんの駅事業実施ガイドライン、この基準を満たす施設ということで、次から申し上げます3つの項目のいずれかの機能が備わっていることが条件となるものでございます。まず1つ目でございます。授乳の場の提供、2つ目がおむつがえの場の提供、3つ目としまして乳幼児連れで利用できるトイレの提供、この3つの項目のいずれかが備わっていることが条件となります。お話のありましたとおり、登録していただきました施設につきましては、目印となるステッカー、これを掲示していただきますので、外出中の親子の皆さんが一目で赤ちゃんの駅登録施設であるとわかるようになっているものでございます。こうしたことによりまして、気軽に授乳やおむつがえができるような環境づくりを進めているものでございます。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  あえてここで確認しておきますけども、1つ目の授乳の場の提供というのは、哺乳瓶でミルクを飲ませることができるというだけでも該当するよ、赤ちゃんの駅になるよということになるんでしょうか。もしくはそうじゃなくて、哺乳瓶だけじゃなくて、お子さんを母乳で育てているお母さんが母乳を安心して授乳できて初めて条件を満たしたと言えるのか。その授乳のための場所確保というのは、どこで基準になるのか、どっちが基準になるのかということをお願いいたします。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  授乳の場の基準ということでございますが、先ほど申し上げましたガイドラインにおきまして、この中で授乳のための場所とは、四方を隔壁で仕切られた部屋、パーテーションなどで仕切られたスペースなど、利用者が外部の目を気にせずに授乳ができる場とするといたしているところでございます。授乳の場の提供の基準を哺乳瓶あるいは母乳といった方法で条件づけをしているものではございませんが、四方から仕切られていて、外部からの目にさらされない。プライバシーが確保できるなど、母乳を安心して与えられる環境が必要であるといたしているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  わかりました。言いたいことはございますが、次の項目に残しておきまして、今は先に進みます。  今、確認させていただいた条件に基づいて、市内の登録施設一覧ということで、市のホームページにもこのように一覧を載せていただいているわけですけれども、まずは確認いたします。この一覧はどれくらいの期間に1度更新されておりまして、あるいはどういうタイミングで更新されますか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ホームページに掲載をしています赤ちゃんの駅登録施設の一覧、この更新の頻度、タイミングについてお問いかけでございます。この一覧の更新でございますが、一般的に本市の赤ちゃんの駅事業の趣旨にご賛同いただきました施設から申請を受けまして、当該施設の登録の基準を市で確認をいたした上で、基準を満たしているとなりましたときに登録させていただくこととしておりますので、そのタイミングで更新を行うものでございます。またこのほかの場合としまして、登録後の施設の改修などによりまして、おむつ交換台が新たに置かれた、あるいは授乳室が設けられた、こうしたことなどにより設備に変更があった場合には、その時点で施設側から変更した旨の書類を申請時と同様に提出をいただきますので、それをもって登録施設一覧を更新することとなります。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  わかりました。ということは、この一覧はここに平成30年6月15日時点となっていますので、市の認識としては、最後に新しく申請登録をされた施設があった、あるいは最後に内容の変更があったかのどちらかが去年の6月15日だったということになるわけですね。了解です。  さらに追いかけていきたい事象が浮かんでいるんですけども、これも後に残しておきます。今は先に進みます。  続いて1点、先ほどの該当条件のところであえて確認させていただいた内容を含めて、最初のご答弁の中にもありました赤ちゃんの駅事業実施ガイドラインというのがあるんですけれども、ホームページにも載っているわけですけれども、その中の1、事業の目的というところの一節に、外出中の親子が気軽に授乳やオムツ替えなどができるような環境づくりに努めるというくだりがございます。外出中の親子です。そこに来館している親子ではありません。ということは、ここに載っているこれらの施設は、基本的にはその施設自体に来ている人だけではなくて、近隣に来ている親子、周りにいる人たちに対しても、うちの施設でぜひ授乳をしてください。またぜひおむつがえに来てください、寄ってくださいという姿勢であるべきだという認識で間違いございませんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  その登録施設の近くにおられる親子の方も利用できるのかというご質問だと思います。これにつきましては、冒頭に申し上げましたとおり、この事業の趣旨が外出の親子が気軽に授乳やおむつがえができるといった環境づくりに努めるということでございますので、議員のおっしゃるとおり、直接その施設の利用がなくとも利用いただけるものでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  わかりました。言いたいことはどんどん出てきますが、これも先に残しておきます。  ここでは主にもう1点だけ。この一覧にはこのように冒頭のご答弁の中でおっしゃっていただきました3つの条件に基づいて、その3つの項目に対して具体的にどの項目の設備があるかということが一覧の中にチェック項目としてあります。3つのうち全部あるのか、あるいはおむつだけなのか、どれとどれはあるがこれはないといった状態になっております。ここで確認ですけれども、この内容は申請とかの折に、その施設がうちはこれとこれがありますよといって伝えてこられることありきでそのまま一覧に載せられるのか、申請に基づくけれども、市から該当施設に確認に行って、確かにこれがあるとか、あるいはこれは安心して飲ませることができるとか、おむつがあるなと市のほうも判断して、それぞれの欄に初めて丸が入っているのか、どちらですか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  登録の申請に対しましては、先ほども申し上げましたとおり、本市の赤ちゃんの駅の事業の趣旨にご賛同いただいた施設から申請を受ける。そして当該施設の登録の基準を市で現地を確認した上で、基準を満たしているとなれば登録をさせていただくということにいたしております。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  了解です。あとにつながる話ですので、あえて念押しをさせていただきました。後にはつながるんですけども、今はそれだけにとどめておきます。  この項目の中で訴えたいことは、ほぼこの1点だけ。チェック項目で各施設から示されておりますように、この赤ちゃんの駅を利用したい方々の中にも、そのときそのとき、その方々によって具体的にその方はまさにおむつがえがしたいのか、授乳する場所がほしいのかという状況が異なります。赤ちゃんの駅とこのステッカーの表示だけでは、その3つのうちそこにはどれができて、どれができないかというのはわかりません。それだけではわかりません。例えばまさに授乳したい方がおむつがえしかないところに駆け込んだところで、できひんわけですわ。逆もそうです。そういう状態になります。先ほどのガイドラインの冒頭には、各施設において設置状況、利用条件が異なるため、利用者は各施設の施設管理者が示す利用条件のもとで、各施設の施設管理者の指示に従い、利用するものとするということになっております。  それはそれでそのとおりやと思いますけれども、詳細に関してはそれでいいんですけど、細かいことはそれでいいんですけど、先ほど申し上げましたように、おむつがえができるのかできないのか、授乳の場所があるのかないのかということに関しては、この一覧に載せるレベルであるのだったら、各施設のところ自体に、そこにわかりやすく表示することもできるはずですよ。このレベルでいいんですから、細かいことは要らない。そこの施設に、そこは赤ちゃんの駅なんだけど、これがある、これはあるけどこれはない、これはあるということを、何も細かくきれいに表示する必要はないわけでして、各施設のステッカーの上とか下とか横とか、そこに例えばこの3つの丸そのまま載せていただいても、それでもわかりますわ。格好なんかいいので、わかればいいんです。仮にここに授乳可やとか、おむつがえがあるとか、それだけでも、何らかのことはぜひ表示していただいて、そこに具体的にどれがあるかということをわかりやすくするように工夫をお願いしたいと思います。何らかの形でまずは、義務化せんでもいいと思うんですよ。できたらそういう形で協力していく。特に市の施設ですとか、市の主要施設から始めていただいたらいいと思うので、まあいうたらそれほどの予算はかけずにできることだということも思いますので、少しでも実現させようと思っていただきたいのですけれども、いかがでございますでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  赤ちゃんの駅としての登録がされました施設がどの機能を備えているのか、利用者に表示ができないかとのお問いかけでございます。議員、ご指摘のとおり、この赤ちゃんの駅は、先ほど申し上げました機能のいずれか1つでも備えていれば登録ができましてステッカーを張るという仕組みとなっております。しかし、その施設が全て備えているものなのか、いずれか1つのみ備えている施設なのかというのがそのステッカーだけでは判別できないというのが現状となっております。上原議員からの各機能が一目で判別できる工夫ということでございますが、これは利用者の視点に立った非常に大事な視点、ご指摘、ご提案として受けとめをさせていただきました。本市としましても、具体的な機能がわかるよう、新たなステッカー自体を更新していく方法でありますとか、機能がわかる別のステッカーを作成して既存のステッカーの隣に合わせて張りつけるなど、いろんな方法が考えられますが、いずれの方法をとるにせよ、施設のご協力を得ながら、早急に対応を進めてまいるよう考えていきたいと思います。  以上でございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  前向きなご答弁、取り組み姿勢に率直に感謝申し上げます。何とぞよろしくお願いをいたします。  ちょっと力が入りすぎまして、時間が迫ってまいりましたので、次に移らせていただきますけれども、よろしくお願いをしておきます。よろしくお願いしておきまして、次の項目に進ませていただきます。  次の項目に移らせていただきますけれども、といっても通告書の項目は進みますが、話題としては続きます。むしろここから具体的な内容に入っていきたいわけですが、ちょっと時間が気になりますので、急ぎます。  こちらも昨年の9月の一般質問でも話題にさせていただきました、いよいよグランドオープンを間近に控えたロゴスランドに関することでございます。これからますます注目される城陽市の代表的な施設、考え方によっては全国的に注目されるわけですので、城陽市を代表して、よりよい施設であってほしい、また福祉先進都市・城陽にふさわしいといわれる代表的な施設であってほしいという思いで質問させていただきます。  ということで、話題は続くわけでございまして、先ほどから取り上げさせていただいているこの赤ちゃんの駅の一覧表に、施設名称としては現在、プラムインとなっているんですけれども、要するにプラムインになっていますけども、我らがロゴスランドも載っております。ここでまず確認させていただきます。とりあえず今の宿泊棟、プラムインの部分に実際に赤ちゃんの駅に該当する施設はどこに幾つ、そして3つの項目中どの設備がどこに幾つございますでしょうか、現状をお願いいたします。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  プラムイン城陽における赤ちゃんの駅に該当する設備につきましてご答弁申し上げます。  1階から3階までの男子トイレ、女子トイレにそれぞれおむつがえ各1台、ベビーチェア各1台を設置しております。また2階のフリースペース前の廊下に授乳スペースを設置しているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  お答えの中で授乳スペースのほうの話も出ました。ですけども、まずはこの一覧の中のプラムインの項目の中には授乳のところに丸が入っていません。ないことになっております。ということは、まずさきのご答弁にありましたように、施設の追加など変更があった場合は変更した旨の申請を提出するということが行われていなかったということかなと思います。それをどうやこうやと言う気はございません。ただ、幾つかある登録の商業施設とか、そういうところと違いまして、民間の施設と違いまして、指定管理者が入っているとはいえ、市の主要施設なわけでございますので、特に市の該当部局とは連携がとれている状態であってほしいということだけはお願いしておきます。ついているから行くとかいう人がおられるし、ついてないからあかんなと行かへん人がいたら非常にもったいないですから、ぜひ最新に更新してください。連携をとっていただきますように、前向きな意味でのお願いをしておきます。  一覧との整合性の話は連携とお願いした上でひとまず終わりまして、実際には授乳スペースも、おむつがえスペースもあるという状態に対しまして、お話を続けます。  ということで、2階に授乳スペースがあるということですけれども、今、申請が出ていないわけですから見に行かれてないということも考えられますけれども、実際どうですか、見に行かれて、現状を確認されておられますか。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  授乳スペースにつきましては確認をいたしております。この場所に、先ほど言いましたフリースペースの前の廊下、授乳室という表示札をつけたロゴスランドらしい小型テントを設置されていることを確認しております。議員ご指摘のとおり、赤ちゃんの駅への登録がなされておりませんので、この授乳の部分ですね。これについては早急に登録していただくようにしてまいります。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  ここからちょっと何回かやりとりしたかったんですけども、できるだけ要望だけ言って、次に進むようにします。  表示がされているということで一定の確認はしていただいているかと思うんですけども、要するに正式な申請が出たときに、ぜひ現場を確認に行っていただきまして、要するに今、私が見る限り、それこそ先ほど申し上げましたように、母乳を与える方が安心して母乳を与えるという、ちょっとまだそこまでの機密性というか、パーテーションとか、そういうことを基準に考えたら、ちょっとここでできるのかなというような状態にございますので、ぜひ申請があったときにもう一回確認していただきまして、より安心していただけるようなものにしていただきますようにお願いをしておきたいと思います。  まずできるところから始めていただいたらいいと思いますので、今、表示札でここでしてくださいよとあります。例えばもう1個札を下げて、使っているときには利用中ですとか、使用中ですとか、裏返してやっていくという話をしようと思っていて、おととい見に行ったんですけれども、気を遣っていただいたのか、もう一部実現していただいていますね。感謝申し上げますけれども。やや表示が小さいかなと思いますので、より大きくわかりやすくするとか、まずはできるところから改善して、より充実した設備にしていただきますようにお願いをしておきます。  要望をどんどんしていきます。というのは、先ほどのご答弁と同じだと思いますので繰り返しませんけども、ロゴスに来られている方だけ授乳スペースを使ってもらったらいいんじゃなくて、ほかのトイレとかもそうですけども、外出中の方が広く大いに使っていただけるというのがこの事業の趣旨なわけですから、プラムインに宿泊しておられる方以外の、それこそふわふわドームに子どもを連れてきておられて、下のお子さんがまだ乳児のお子さんとかが大いに、プラムインに泊まるわけでも、バーベキューをするわけでもないけども、ぜひ赤ちゃんの駅としては有効に使っていただけるということで、そういうことであるということでロゴスランド自体がより使いやすい優しい施設になると思いますので、そのあたりよろしくお願いしておきます。そういう方を対象に、泊まる方は別に部屋があるわけですから、必ずそこで飲まさんでもいいんですけど、そこに遊びに来ておられる方はそこしかないわけですので、そういう方を対象に、ぜひご配慮のほうをよろしくお願いしておきます。  赤ちゃんの駅に時間をさきすぎまして、要望をして伝わったと思いますので、お願いをしておきます。  では、同じロゴスのお話なんですけれども、赤ちゃんの駅をお願いしておきまして、今度は飲食店の話を少しさせていただきたいと思います。今の現状のプラムインの建物の下にある飲食店、メニューはどんな感じですか。時間も含めて、さくっとお願いします。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まずプラムインのレストランのメニューの種類等でございますけれども、これは多数ございまして、数を申し上げるのは時間の関係で控えさせていただいて、具体的にはレストラン内での飲食ではございますけれども、イタリアンベースの本格的なアウトドア料理のランチメニュー、ディナーメニューなどがございまして、特にビュッフェ形式で提供されているというものでございます。またちょっとこれは飛躍しますけれども、テイクアウトのメニューもございまして、そのテイクアウトについてはそれ専用の窓口がございます。そこでホットサンドであったり、ピザであったり、ソフトクリーム、そしてコーヒーなどの飲料を提供される、そういうふうな対応をしているレストランでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  使っていけそうかなと思ったんですけども、テイクアウトと違って、座って食べたい。座って食べたいけども、本格的なコース料理とかと違って軽食・単品、座ってやけど軽く楽しみたいんやという方が、私もどっちかというとそうなんですし、そういう声を聞きますし、多くおられるんじゃないかと思います。そのあたりは今後どう考えていただいているか、お願いします。 ○熊谷佐和美議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  現在、プラムイン城陽におきましては、ロゴスファミリーレストランとして、先ほど言いましたビュッフェ形式でのメニューを提供されているところでございます。今月29日にグランドオープンをいたしましたら、まず修景池南側付近にバーベキュースタジアムと称しまして、26区画のバーベキューエリアを設けまして、手ぶらでお越しいただいても気軽にバーベキューが楽しんでいただけることになりまして、また食材を持ち込んでのご利用もいただける、こういう施設がございます。またアイリスイン城陽につきましては、部屋のテラスでもバーベキューを楽しむことができる室内テントのお部屋や、タープがある部屋など、さまざまなタイプの部屋を設けております。また軽食等を楽しんでいただけるよう、今回レストランをカフェにリニューアルいたしまして、ロゴスカフェとして安価な軽食を、議員お問いかけのように単品メニューの展開を予定しているところでございます。来場の皆様の多様なニーズにお応えできる施設となりました。さらにプラムイン城陽のロゴスファミリーレストランにおきましては、今回、ファミリーセットとして大皿にてシェアできるパスタ、ピザ、それから前菜ビュッフェとドリンクバーのお得なセットも新たに取り入れられた、そういうところでございます。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  最後のファミリーセットもグランドオープンと一緒になるということですか。若干向こう側でも今よりは使いやすくなるということで、わかりました。グランドオープンを楽しみにさせていただきます。せっかく楽しみに私もしておりますし、そういったメニューに対するご要望もしっかり応えていただいて、改善していただいて、今後さらにいろんな声を拾い上げていただきたいと思いますので、お願いしておきます。  メニューが充実してまいりまして、先ほどの赤ちゃんの駅もより利用していただきやすい、喜んでいただけるような施設になるように。案内の仕方とかも職員の方により丁寧に案内していただけるように、それこそどのあれがあるかということで違いますから、お願いしておきます。  いずれにしろ、いろんな意味で進化して、より城陽市の代表的な施設としてグランドオープンするロゴスランドを楽しみにさせていただきます。  せっかくの機会ですので、グランドオープンを間近に控えたこの時期として、それ以外も含めまして、今後に向けてこう臨んでいきたいですとか、これからこういうところにより力を入れて取り組んで、こういう施設を目指していきたいですとか、ございますでしょうか。よかったらこの流れの中で、市内外に向けてアピールをしていただいてもいいかと思います。よかったらこの機会に、ロゴスランドを大いに語っていただきたいのですけれども、どうでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  今、上原議員からロゴスランドについての外に向けての思い、さまざまな形でということで、私が説明させていただきます。  ロゴスランドにつきましては、いよいよこの6月29日にグランドオープンを迎えます。またあすあさって、明後日の27日には内覧会を開催いたしますので、議員の皆様方にもごらんいただきたいと考えております。  グランドオープンいたしましたら、先ほども部長より答弁しましたが、バーベキューエリアの新設や、アイリスイン城陽をリニューアルし、さまざまなタイプの宿泊できる部屋を設けるとともに、レストランをカフェにし、軽食がとれる施設といたします。ご案内のとおり令和5年度には新名神高速道路が全線開通し、また東部丘陵地にはアウトレットモールの進出も計画されており、年間700万人から800万人の方が訪れると言われております。そういった城陽市に訪れる方がこのロゴスランドに立ち寄っていただき、子どもも高齢者も幅広くご利用いただける、笑顔輝く施設になることを大いに期待しているところでございます。今後、躍動する新たな城陽、NEW城陽の一翼を担う施設として、市民の皆様はもちろんのこと、市外からも多くの方を引きつけられる施設になるように努めてまいりたいと考えております。  また、周辺自治体では地域に人を呼び込むさまざまな取り組みが進められておりますが、本施設が山城地域において重要な役割を担い、その起爆剤となるよう期待しているところでありますので、上原議員におかれましても、ご理解、ご協力をお願いいたします。 ○熊谷佐和美議長  上原議員。 ○上原敏議員  躍動する新たな城陽、NEW城陽の代表的な施設として、ロゴスランドが多くの方を引きつける施設になるよう、大いに期待をさせていただきます。また私も力の限りご協力することをお誓い申し上げます。  少し加えて申し上げますと、ロゴスランドですけども、以前、自然の中にあって飲食もあるということで、高齢者施設に入っている方々がレクリエーションみたいな感じで外出施設になっておりました。あそこを散歩して、楽しんで、お昼ご飯をそこで食べてということを大変楽しみにしておられて、ロゴスランドに変わったのを余り意識せずに、またそういう方々が行かれたわけですね。先ほどの話のように軽食とか、あんまり食べはらへん方々ですから、軽食とかをちょこちょこっと食べようと思ったのに、コース料理しかないということを言われて、これやったら高齢者の方が来るのにちょっと適さへんなということで、もう外出の、レクリエーションのコースから外されたということもあるようです。非常に残念なことでございますので。けども、ロゴスがグランドオープンいたしましたら、アイリスをうまく使っていただくとか、再びそういう方々にも喜んで、やっぱりいいなということで使っていただける施設に再びなって、さらに進化していくことを大いに期待させていただきたいと思います。  福祉施設じゃなくて遊びに行くレジャーランド、そういうところにたくさんの人が集まってきて、こういう遊びに来るようなレジャー施設にもこんなに行き届いた、配慮した設備があるんだな、さすが福祉先進都市の城陽市と言っていただけるような私たちのまちであり続けることも大いに期待申し上げまして、またそのために私自身もともに取り組んでまいりますことをお約束申し上げ、質問を終わります。グランドオープンも楽しみにしております。ありがとうございました。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  午後2時30分まで休憩いたします。         午後2時16分     休 憩         ──────────────         午後2時30分     再 開 ○熊谷佐和美議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  西良倫議員。 ○西良倫議員  〔質問席〕 本日午後2人目、日本共産党議員団の西良倫です。
     今回は、暮らしや防災、まちづくりを主な内容に質問させていただきます。  その前に、18日深夜の新潟・山形地震の被災者にお見舞いを申し上げます。被災地では電話が鳴りやまず、ブルーシートをかぶせるだけで精いっぱい。被害の大きさに対してマンパワーが足りないと報道にありました。全く災害は突然やってきます。きのうの関東地方での地震もそうです。  それでは、通告に従って進めます。  初めに、近鉄寺田駅前のロータリー建設にかかわっての件です。立ち退き対象施設の福祉施設、利用者の利便性を第一にとこれまでも要望してまいりました。施設のすぐ向かい側で、今、建設工事が進んでおります。建物は7月末には完成をする予定だそうです。引き続き施設への丁寧な対応は当たり前と言えます。  そこで、今後の立ち退きの予定、進入道路の工事予定、ロータリーの工事予定、どのように進みますか。課題があるとすれば、それは何でしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  寺田駅西側におきます進入道路、駅前広場の進捗状況及び今後についてご答弁申し上げます。  西側駅前広場予定地の用地は全て買収させていただき、現道路の交通に影響のない範囲で、西側駅前広場内の既設構造物の撤去や仮囲い設置等の工事を昨年度実施させていただき、完成しております。  次に、進入道路整備に係る用地取得の状況といたしまして、土地・建物・借家人を含めた権利者28件のうち、18件の土地及び補償契約が完了し、進捗率は64.3%でございます。現在、1件の家屋の撤去工事が行われており、1件が撤去済みでございます。今年度も引き続き用地協力が得られるよう交渉を進め、早期の施設整備完成を目指し取り組むこととしております。今年度に全ての用地買収ができなかった場合を想定し、西側駅前広場の暫定利用について検討し、警察等との協議を踏まえ、供用できるよう工事着手を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  課題があるとすればというところで、何かないでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  先ほども答弁の中で申しましたけれども、用地協力が得られないことにはこの事業はできませんことから、まず用地取得を誠意を持って対応していくということでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  もともと僕自身は、この道路よりもほかに道路もつくれるんじゃないかという意見も申し述べたことがあるので、こうした施設利用者であるとか、その通りに面する住民であるとか、そういう方々のフォローをしっかりやっていただきますようにお願いをいたします。  関連しまして、2点目です。進入道路の南側交差点についてです。以前から申してきましたけれども、この進入路、マイクロバスが出入りするほどの広さとなれば、今の交差点の状況とは大きく変わります。この間の交差点のつくりとも連動する事故なども世間でもたくさん出ています。横断歩道や信号の有無、歩行者安全のための防護柵など、どのように検討がされているのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  進入道路整備に伴います府道との交差点の安全対策についてご答弁申し上げます。  進入道路と府道内里城陽線の交差点の安全対策につきましては、安全な交通動線を図るための基準となる道路構造令に基づき、交通管理者である公安委員会と協議を行い、交差点に進入する車両等の見通しがきくよう、隅切りの設置、また府道を横断する現在の横断歩道が道路拡幅位置となるため、横断歩道を西側に移設し、安全な歩行者動線を確保することとしております。それにあわせて交差点照明も設置する計画としているところでございます。なお、信号機の設置につきましては、公安委員会との協議の中で、現状の交通状況から、信号機による誘導をしなければならない状況には至らないということを確認しているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  十字路の歩行者が横断をする、その角っこのところには防護柵などは検討しているんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  現状のところ、防護柵等の設置については必要ないというふうに考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  最近、よく交通事故とかを見ていると、やはり歩行者、車歩道の区別であるとか、交差点そのものでの防護柵などの検討というのは非常に大事じゃないかなというふうに思ったりします。今の話だと、歩行者横断歩道が南北で西のほうにつくっていくということですけれども、その道路の歩道というのは、歩行者は常時西側のほうを歩くということになるんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  歩行者につきましてですけれども、横断歩道自体が、今現状ある府道の横断歩道ですね。こちらが西側のほうに移りますので、西側の進入道路の歩道を渡ると、そういう状況になります。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  それでは、最終横断歩道は、今だったら2個だと思うんですけども、何カ所横断歩道がつく予定になるんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  今のご質問は、府道に横断歩道が幾つつくということでしょうか。1つでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  あの場所に横断歩道1個だけですか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  今現状ある横断歩道が西側に移動するということでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  次に進みますけれども、この進入路、寺田1号踏切、すぐ西側は通行も多い駅前商店街通り、そのわずか10数メートル西にこの拡幅の進入路です。府道内里城陽線を横断する人が多い場所、車も混み合う場所です。私はこの進入路工事が歩行者最優先でそうした工事になるようにと思えば、本当に横断歩道1個でいいのかなという不安があります。そこはどうでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  先ほども申しましたけれども、この計画につきましては、京都府の公安委員会とも協議をした上で、道路構造令等の基準にのっとって設計をしておりますので、問題ないと判断しているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  いずれマイクロバスも通るとかなったり、今よりも交通状況は頻繁になると思うんです、車も人も。と思えば、今、検討するということなので、しっかり検討したことを進めていただいて、歩行者が安全で事故などないようなことになるように努力をしてほしいと思います。  次に河川改修、古川の改修についてです。改修はいよいよ本格化し、この1年でその全容も明らかになるところです。そこで、何回となく質問しています管理道路、河川北側のフェンス、管理道路北側の目隠し用のフェンス、それなどについてどのように推移をしているでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  古川改修における管理用通路につきましてですが、平成30年12月議会で答弁いたしましたとおり、内容と同じになりますけれども、地元の意向を確認するために平成29年7月に京都府、城陽市及び管理用通路に接する3自治会長で協議を行い、京都府からは川側に維持管理上のフェンスが設置できないことを説明されました。その後、関連する3自治会長と校区連合会長で調整が行われ、平成29年10月には、川側にフェンスが設置できないなら閉め切ってほしいとの最終的な回答を府に対して行っていただきました。しかしながら、平成30年7月に、関連自治会等から管理用通路を開放してほしい旨の要望が出されましたが、また同時に、反対の声が府や市に届いておりました。市といたしましては、改めて沿線住民の方の了解を得た上で、地元の総意として取りまとめていただければ、京都府と協議していく旨を伝えており、その後、現在まで地元からの動きはございません。市といたしましては、開けたり閉めたりの運用には対応できませんし、地元から変更の要望もないことから、閉め切ることとして考えております。また北側住宅との境界構造物につきましても、平成29年10月に管理通路の回答にあわせて、通風ブロックを併用したブロック積みの上に目隠しフェンスを設置する構造にしてほしいと、3自治会長と校区連合会長から府に回答がありましたことから、それを受けて、平成30年5月の工事説明会でも、その構造を住民に示されているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  私自身もいろいろと3自治会それぞれ意見を聞いたりもしているんですけれども、実際は困ってもおります。この地域、もともと古川の北側も南側もフェンスが設置をされ、フェンスが川に沿って張られているという場所でした。40軒近い立ち退きをされた方々の玄関前は道路、川。川の南に府道と並ぶ家々。水の不安を除けば、玄関先の空間は心地よく、東西をつなぐ直線道路は住民のコミュニケーションにも大事な要素でした。  これは立ち退かれた方々の声です。このときとの大きな違い、今回の管理道路はそれぞれの家の後ろ側、裏側、日ごろから人の出入りがない場所でした。管理面で考えれば、勝手口があればそれでいいわけです。安全であればそれが一番。道路と家の条件が全く違うという点。行政もその点を丁寧に関係住民に伝えてほしいものです。家の表も裏も人や車を気にする生活では困る。安心・安全、これまでの感覚で暮らしたいとの住民の思いは、暮らしの基本を述べたものです。住民の方々の合意づくりに行政の一層のご尽力を要望します。また、私自身も方々の声を聞いて届けることもしたいと思っております。  2つ目の質問です。これも以前からずっと質問を続けていますが、これまで災害非常時の人命救助用の階段の設置をどう考えるかとの継続質問です。近鉄寺田の文パル西側の古川の起点からY仏具店西側の大久保バイパスまでの間、いざ救助という対応はどうなのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  非常時における救助用階段の設置についてのご答弁でございます。  これも過年度にご答弁させていただいたとおりでございますけれども、今回の古川の改修事業は、床上浸水対策特別緊急事業として断面を大きくすることが目的であり、親水性や安らぎを目的にしたものではございません。これまで古川の今池川合流部より上流箇所には維持管理用の昇降用タラップが設置されておりました。今回の整備により、これまでより川が深くなることから、垂直の護岸も深くなり、一般市民の方が河川区域内に進入することは、転落の危険や大雨の際の危険も伴いますので、本市といたしましても市民の方の利用は望ましいものとは考えておりません。しかしながら、今池川合流部より下流側で河川管理用の坂路を設置される予定であることから、坂路の緊急時の利用や昇降用タラップの利用については、従前どおり引き続き京都府と協議していく予定としているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  去る6月5日の地方紙に、古川で子どもが魚釣り危ないというコラムがありました。記事で示された区間は、護岸工事を終え、両岸ともコンクリートで固められとありました。今、工事中の寺田西の校区のことをイメージしました。水難事故での命を守る河川管理の大きな柱だと思います。いざというとき、ウエットスーツを着用しているから大丈夫、浮き輪やスローバックを使うから大丈夫とは簡単にならないのが豪雨などの際の川の怖さです。ここで子どもが落ちたら救助はここで、この場所からだったらここでというシミュレーションを検討して改修工事になっている。古川は改修されれば、城陽で一番大きな川幅を持ち、しかも町中を流れ、小・中学生が通学路として長くなった新古川橋を渡ります。また川に沿う形で府道内里城陽線の張り出し歩道も整備される予定です。歩道の真下は水が流れていてという区間になります。確かな救助を行うには、プロといえども安定が保たれ、しっかりした足場があってこそと私は思いますが、救助プランを教えてください。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  救助プランというものがどういうものなのか、ちょっと今、把握できませんけれども、先ほども申しましたとおり、この河川改修の中で維持管理用のタラップ、これはつけていただくということになっていると今は把握しているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  これは万が一ですけど、そういうことは起こってはならんし、あるとも言えないんだけども、もしということで言っているので。様子を見ていますと、僕、以前に、通学中の子どもら、小学生らが川をのぞいているんです。どうしたんと言うと、安全帽が川に落ちているわけですね。取りにおりようかおりんとこうかという感じで迷ったりして、小2ぐらいの子がいるんですけど、僕はもうやめときやと言うたんです。当時はタラップどうこうというのも少し離れたところにあります。でも、子どもらは、以前は斜めの構造なので、おりようとすれば石垣を伝っておりれる。でも今回の河川の改修というのは、深い上に直線、まるで運河みたいなところで、もしこういう事故があればどうするんだ。タラップのところに足とか手をつけて、本当に救助のプロといえども、ここだという形で救助ができるのかというところが心配なんです。本当に今だけの計画でいいんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  田川消防長。 ○田川和親消防長  救助ということでございますので、私のほうからご答弁させていただきます。  消防本部といたしましては、タラップに頼らず、さまざまな機器を用意しておりますので、また訓練も重ねておりますので、救助の際は消防に任せていただければと思います。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  いろいろと城陽市でも苦い記憶もありますので、そこは本当に激流のときの今池川と古川の合流地点、あの勢いとかを見たこともあるので、とても子どもが流れていく、それを助けるどうこうというのは簡単なことではないなというふうに実感は思っているので、僕らではどうしようもないなみたいな。今、消防長がそう言われますので、そこは今のところ期待をし、今後の対応を待ちたいと思います。そこで大きな犠牲がなければ行政は動かない、そのようになってはなりません。十分な検討、対処を求めておきます。  次の質問に移ります。質問項目の大きな3点目、防災ですが、3点伺います。  1点目は、同報系防災行政無線についてですが、去る6月1日付けの広報じょうよう、雨のシーズン到来、災害に備えましょうから紙面が組まれ、地震・大雨・台風などへの備えを呼びかけていました。その中で、同報系防災行政無線、今年度から2年にわたり整備工事に取り組む予定とありました。この間も新潟・山形地震の報道や防犯のための緊急周知で防災サイレンの映像がテレビでたびたびありました。城陽での防災行政無線、設置や整備について、1年目にすること、2年目にすることなど、どのように考えているのか、今の進捗状況を教えてください。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  同報系防災無線の進捗状況はということでお問いかけをいただきました。今年度は入札手続を行い、工事請負契約につきまして次回、9月の定例会でご審議いただきまして、ご可決賜りましてから工事を進めてまいります。主な工程として、機器の製造、親局の整備、屋外拡声子局の整備の順で進めてまいります。今年度は機器製造が中心となり、来年度は親局と子局の整備を実施し、再来年度、令和3年度の当初の運用を予定しているところでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  同報系防災行政無線の数、設置の場所、まだ検討の余地はあるのでしょうか。以前、この件での質問に15基程度の設置をしたいと回答がありました。今、聞きますと、親局、屋外の拡声子局を設置するということですけれども、無線局は何基、どこに設置をし、市民へはいつ説明をする予定でしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  無線局につきましては、親局は市役所本庁舎に、屋外拡声子局は市内の可住地を100%カバーできるよう、小学校や公園などの公共施設15カ所に整備するほか、消防本部にも遠隔制御設備を整備する予定でございます。市民の皆様の説明につきましては、子局の整備に当たりましては近隣住民の皆様のご理解とご協力を得る必要がございますことから、今年度中に順次説明をさせていただく予定でございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  小学校や公園などに15カ所ということですけれども、子どもたちの命を守る観点から、城陽に2つある高校への設置、予算、効果、必要度合い、工事の効率などを考えていただいて、プラス2基、合計17基の設置の検討を要望します。  防災での2点目は、浸水深表示板の掲出拡大についてです。昨年9月の第3回定例会の一般質問でも浸水深表示板の設置について質問したところ、市は、京都府の河川の浸水深の見直しが行われており、見直しが全て終わった時点で、設置の必要性、設置場所等について自主防災会とも相談の上、検討したいという返事でした。府の浸水深の見直しの状況を教えてください。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  府の浸水深の見直しの状況はというお問いかけでございます。京都府におきまして、昨年10月に古川の浸水深の見直しが行われ、現在、残る青谷川と長谷川、2川の浸水深の見直し作業が行われているところでございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  府の3つの川のうち古川は終わったものの、2川が残っており、いわゆる天井川ですね、まだ全て終わっていないという状況ということですね。城陽で進まない理由、今、少しわかりましたが、天井川のことですので、慎重、正確に数値を出してほしいと思います。  それでは、市内の浸水表示板について、設置場所の増減等、最近の状況を教えてください。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  市内の浸水深表示板は、国土交通省がまるごとまちごとハザードマップの取り組みの1つとして設置したものでございます。市内では、平成26年7月に初めて木津川の浸水想定区域内にあります古川、寺田西、今池、富野、青谷の5つの小学校に浸水深表示板が設置されております。最近の状況といたしまして、設置個数の増減はございませんが、平成29年度に国が木津川の浸水深を見直したことに伴いまして、昨年12月に古川、今池、富野の3つの小学校で浸水深表示板の内容を更新されております。今年度も残る寺田西、青谷の2つの小学校で更新される予定でございます。なお、当該浸水深の見直しによりまして、新たに寺田南小学校が浸水想定区域に含まれることになりましたため、寺田南小学校への浸水深表示板の設置について国に要望していく予定でございます。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  改定ということと、1カ所ふえまして寺田南を申請するということですけれども、以前にも申したように、学校現場では安全教育、防災教育ということを、そうした浸水深も活用して子どもに話をするのに、大人の世界では、よく大人が使う施設のところにはそういうものはない。というのは、ちょっと僕は、子どもはわかっているのに、防災の危険性などについて子どもらは帰ってきて、親はあっそういうことなのかということを知るような状況というのは、ちょっと逆転しているんじゃないかというふうに思うんです。  ここにお隣のまち久御山町が、昨年11月にハザードマップの保存版を発行したそうです。これです。5ページ、6ページを見ますと、写真があるんです。宇治川が氾濫した場合とあります。浸水時のイメージ、御牧小学校。運動場があって、校舎が1階ぐらいは水色です。クロスピアくみやま、ここもそうです。久御山町の総合体育館、これもそうです。大きく3つの写真があって、水色で水はここまで来るよということを示しています。大変見やすいです。わかりやすいです。これは宇治川が氾濫した場合です。この中には、こういうふうになった場合には宇治市、城陽市、八幡市方面への早期避難を心がけましょうともあります。ですから、こういうことがあったら久御山町民も城陽市にも避難をしてくるということです。  続きまして7ページ、8ページ、これは木津川が氾濫した場合です。久御山町役場、クロスピアくみやま、佐山小学校、3つの学校、3つの施設、こういった施設の写真があって、水はここまで来ますよということをラインで、水色で示しています。そのほかにもアンダーパス、久御山町もたくさんのアンダーパスがあります。そこも写真入りで、浸水時にはこうなる、ふだんはこうだ、これは城陽市にもあるんじゃないかと思います。こうして見ていれば、この公共施設でもあるクロスピアくみやま、宇治川氾濫のときも、木津川氾濫のときでも浸水想定施設です。  城陽にそんな施設はないんでしょうか。木津川の場合も、古川の場合もというような。久御山町では、木津川が氾濫すれば、町役場も水がここまで来ますと町民にもわかるようになっています。過日、久御山町役場の想定浸水深表示板を見ることができました。正面玄関右側に1.1メートル、このラインまで水が来ますとラインで示されていました。4つの大きな川の影響を受ける久御山町。2つの大きな川と2つの天井川を持つ城陽市、表示板掲出が今後、市役所、新しい消防署などにも、または文化パルクなどにもなされるものと思いますが、どうなんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  新たな施設への表示板設置につきましては、以前よりご答弁させていただきましたとおり、各自主防災組織のご意見を伺う中で、国への要望も含め検討していく予定であります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  要望しているところということで、まだそういった施設へのことはないんですけれども、ぜひこういうことが完全に報告があった後、その結果が届いた後、新たなこうした表示板の掲出をお願いしておきます。これはさっきも言ったように、まだ中学校にもしっかりされていない。小学校、中学校、高校、そして大きな施設、市民が集う施設こそ大事だと思います。障害があるとすれば何が障害なのか、そこのところを知りたいです。  久御山町のハザードマップ、もう1点とても大事なことがあります。先ほどのどのページにも避難場所の名称とその対象自治会名を一覧にして、この地域はおおよそこの避難場所へと示してあります。城陽市もいざというときは東部の丘陵地、高い場所へという指示ではなく、おおよそでもこの避難場所へと指示をし、誘導すべきだと思います。久御山町のように示す考えはありませんか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  本市は、地域防災計画におきまして小学校区を基本として避難場所や防災拠点となる施設を指定し、それぞれの単位で防災体制を整備することといたしております。また災害が発生し、また発生するおそれがある場合における円滑かつ迅速な避難のための立ち退き確保を図るため、災害の危険から緊急に逃れるための場所を指定緊急避難場所として指定するということとしております。異常な現象の種類として、具体的には洪水、がけ崩れ、土石流、地震、大規模な火事ごとに指定をしておりますので、市民の皆様には災害の種類や状況に応じて避難していただく必要がございます。また、各自治会あるいは各家庭につきましても個別の避難計画を作成していただくよう推進していくということとしております。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。
    ○西良倫議員  これから梅雨とか豪雨とか、いろいろと心配な時期が差し迫っている中で、各地域でも出前講座とかを開いているところもあるようですけれども、そこの場所をもっても、いざ避難といったら、水害ですよ。東部のほうに、高いところに早く逃げるから大丈夫です、避難場所についてはちゃんと確保されていますという返事でした。しかし、その出前講座に来ている市民とかは本当にそれで納得して帰っているというふうには思えないんです。そこのところはどうなんでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  避難場所の関係でございますが、昨年の7月豪雨を見てみますと、広島県でございますが、早めの避難勧告も発令したにもかかわらず、避難がおくれたということで、住民の意識がちょっと薄れているなということで、国が今、推し進めていますのがプッシュ型、市が強制的に情報を送るプッシュ型ではなく、プル型、住民の方がみずから情報を取っていただくという方針に国が方向転換をされています。その中で、昨年度に防災ブックを発行させていただきました。十分その中で浸水深、あとは避難所も全て網羅させていただいています。市民の方には十分防災ブックをごらんいただいて、自分がいつ、どこに避難していただくか、一読していただければなと思っておりますので、ご理解よろしくお願いいたします。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  ときどき管外研修とか、いろいろ行くときに見るんですけど、ある地域では水害のときにはどこどこへ、地震などのときにはどこどこへというのが電柱などに表示しているところがありました。京都府下でもあるんじゃないかなと思います。日ごろ目にしている場所で、ここは地震のときと水害のときは場所が違うんだなということを常々意識できる。今だと、例えば僕は寺田西に住んでいるんだけども、どっちの場合でも寺田西小学校に行ったらいいののかなというふうに思っちゃいやすい。そういうことで迷う市民はたくさんいるんじゃないかというふうに思います。今、国の方針の転換のところを言われましたけども、国挙げて、府挙げて、そこはまた城陽市挙げて、そういうことこそ先頭を切っていくようなことがあってほしいなというふうに思います。  次に、防災の3点目です。防災リーダーの養成への手だて、課題について質問します。  現在の自治会数と防災リーダーの人数、防災リーダーの人数の目標と現在の達成率を教えてください。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  防災リーダーにお問いかけをいただきました。現在、自治会数は129でございまして、防災リーダーは51人に委嘱をしております。市といたしましては、1自治会に1人、129自治会に129人の防災リーダーを目標にしております。現在の防災リーダー51人を129自治会で割りますと、約39.5%となります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  昨年でしたかの定例会でも聞きました。当時、自治会数が129で、防災リーダーが46人ということでしたので、今、聞いていると51人ですか。5人ふえたことはわかりました。でも、まだ大きく不足しているわけですけれども、防災リーダー養成への手だてや今後の課題、どのようにお考えでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  今後の課題はというご質問でございます。防災リーダー養成への手だてといたしまして、本市におきましては、まちづくり出前講座等によりまして災害による被害を軽減するための取り組み等についてご説明する機会を設けておりますほか、京都府が実施される講習等の機会を活用すべく、各校区の自主防災組織にご案内させていただいております。また、自主防災組織におかれましても、市内の防災センターを活用するなどして研修を実施していただいているところです。防災リーダーについての課題としましては、防災リーダーの増員が必要であるというふうに認識しております。本市といたしましては、防災に関する基礎的な知識や技術を身につけておられる地域にお住まいの防災リーダーにふさわしい方の情報を各校区の自主防災組織と共有しつつ、防災リーダーに委嘱できるよう、市としての役割を果たしてまいります。  以上です。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  済みません。つい過日ですけれども、きのうだったかな。防災士ということが新聞に載ってたんです。防災士イコール防災リーダーということでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  角危機管理監。 ○角馨一郎危機管理監  防災リーダーにふさわしい方ということで、元消防職員の方とか、消防団員の方とか、自衛官、それから消防・警察職員など、市内に在住の方や、また当然、防災士の方、また医療や介護の経験者、衛生管理者や食品調理など、災害時に必要となる知識・経験を有する方なども候補として上げられるものと思っております。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  校区によって結構アンバランスというのか、多い地域もあれば少ない地域、特に僕が住んでいる寺田西地域では、避難訓練とかいうときでも、市が出している発行物を見ても、寺田西地域での防災リーダーは1人。えっ1人、自治会は16あるんですよ。そこに1人という率というのは、かなり城陽市としての平均にも到底至ってない。そういうバランスの悪さは何でなんだろうとかいうふうに思っちゃうわけだけども、そこのところを何とかならんのかなというふうに思うんです。  過日の地震や、いつあるかもしれない記録的短時間大雨情報などでの豪雨、相次ぐ自然災害や火災などから市民の命を守ることは行政の務めです。自主防災会任せにするのではなく、市としてもしっかりと役割を果たしていただくよう要望しまして、防災についての質問は終わります。  最後に、側溝改修の推進で質問します。側溝改修の必要性は、床下浸水の被害を体験した地域や被害の心配をした地域では、防災の大事な願いの1つです。この間、連続して側溝改修について取り上げてまいりましたが、例えば古川地域、この自治会の側溝改修は完了しましたと言える自治会がありますかと尋ねますと、いずれも改修途上の様子でした。なぜ進まないのかを尋ねますと、古川はまだ地域的に新しいからという返事でした。古川小学校の開校からでももう随分なります。このようなテンポでは、高速道路は通っても、家の前の道路や側溝、余りにも未整備、かつて浸水被害を受けた地域優先に改修計画を持てないのでしょうか。 ○熊谷佐和美議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  まず浸水対策についてでございますけれども、これは議員もご承知のとおり、河川改修が必要ということで、現在、古川改修、それと市におけます準用河川嫁付川の改修に取り組んでいるところでございます。それによりまして側溝があふれるというようなことは軽減されるというふうに考えているところでございます。  側溝の改修につきましては、住みよいみちづくり事業において、老朽度の高いAランクの地域を優先して、老朽化側溝の改修に取り組んでいるところでございます。AランクからEランクまでの市全体の側溝改修率は約30%でございます。昨年3月議会で答弁いたしましたが、古川校区は寺田西校区と比べ開発年次が新しく、比較的健全な構造物で老朽化度合いも低い地域であることから、住みよいみちづくり事業の対象になる地域が少ないのが現状でございます。老朽度の高い地域を優先して整備しているため、一概に地域ごとの比較はできるものではございません。また浸水箇所の側溝のふたかけにつきましては、市民が主役のみちづくり事業の要件に合う工事となることから、自治会等から提案をいただき、校区連合会自治会で検討・協議していただければと考えているところでございます。 ○熊谷佐和美議長  西議員。 ○西良倫議員  側溝そのものがなくて、道路がある、すぐ家の玄関。大雨とかになれば、水が行き場を失う。当然水は低いところに行くんですから、低いほうに流れていきます。せめて側溝がしっかりあれば側溝に行くと思います。そういうところは、古川地域にせよ、寺田西地域にせよ、全市点検すればいろいろとあるのではないでしょうか。そのことも要望しておきます。  寺田西地域ですと、古川改修に並行する形で、かつて浸水被害を受けた通りを優先に改修が進められているところもあります。大変喜んでいます。せめて古川、今池川、嫁付川の川沿いないしその周辺。自治会でいえば、寺田の里や尺後台、今堀、つくしなど、古川地域の東広田、中道表や近くの嫁付団地自治会など、川のそばで暮らす者にとっては、ゲリラ豪雨に高齢化の進行、溝ぶたの移動作業や土のう積みなど大変です。せめて水からの心配が1つ減る。これは市民にとっては大きな安心です。古川地域、寺田西地域、1つずつでも側溝改修100%完了しましたという自治会がふえるよう、再度強く要望して、きょうの質問を終わります。よろしくお願いします。           ────────────────────── ○熊谷佐和美議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、あす6月26日午前10時から本会議を開き一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○熊谷佐和美議長  ご異議なしと認めます。よって6月26日午前10時から本会議を開き一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日は、これをもって延会いたします。         午後3時19分     延 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   熊 谷 佐和美                    会議録署名議員   奥 村 文 浩                       同      谷 村 浩 志...