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平成31年第1回定例会(第5号 3月12日)

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  1. 城陽市議会 2019-03-12
    平成31年第1回定例会(第5号 3月12日)


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    最終取得日: 2023-04-26
    平成31年第1回定例会(第5号 3月12日) 平成31年         城陽市議会定例会会議録第5号 第 1 回      平成31年3月12日(火曜)午前10時00分開議   〇出席議員(19名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      増  田     貴  議 員      西     良  倫  議 員      河  村  明  子  議 員      藤  城  光  雄  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         畑  中  完  仁  議 員      相  原  佳 代 子  議 員      土  居  一  豊  議 員      大  西  吉  文  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局      萩  原  洋  次  局長      谷  口  浩  一  次長      樋  口  友  彦  議事調査係長      島  田  勇  士  主任      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      北  澤  義  之  教育長      荒  木  正  人  理事                  企画管理部長事務取扱      田  川  和  親  危機管理監      河  合  寿  彦  総務部長      綱  井  孝  司  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      木  谷  克  己  まちづくり活性部長      小  池     学  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      角     馨 一 郎  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      吉  岡  喜  彦  危機管理監付次長      上  羽  雅  洋  総務部次長                  財政課長事務取扱      中  井  康  彦  総務部次長                  企画管理部広報広聴監      下  岡  大  輔  企画管理部次長                  秘書広報課長事務取扱      長 谷 川  雅  俊  企画管理部次長                  政策企画課長事務取扱      東  村  嘉 津 子  市民環境部次長      堤     靖  雄  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  子育て支援課長事務取扱      高  原  俊  之  まちづくり活性部産業政策監      長  塩  泰  治  まちづくり活性部次長      大  石  雅  文  まちづくり活性部次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      岡  田  陸  夫  都市整備部次長      長  村  和  則  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      福  澤  聡  志  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第5号) 平成31年3月12日(火曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1)  西   良 倫 議員  質問形式②             (2)  本 城 隆 志 議員  質問形式②             (3)  藤 城 光 雄 議員  質問形式①             (4)  畑 中 完 仁 議員  質問形式② 〇会議に付した事件  議事日程に同じ           ────────────────────── ○増田貴議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は19名でございます。  これより平成31年第1回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○増田貴議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  西良倫議員。 ○西良倫議員  〔質問席〕 おはようございます。日本共産党議員団、西良倫です。  通告により、質問します。  去る1月24日、千葉県で小学校4年生の女子児童が虐待によって亡くなりました。虐待から子どもの命を守るための本市における現状や改善策等について伺います。  あの事件は、今、子どもにかかわる多くの分野にそれぞれ大きな課題を与えています。あの女児は、亡くなる3カ月ほど前に小学校が実施をしたいじめに関するアンケートで、父親からの虐待の事実を詳しく書き、先生、どうにかなりませんかとSOSを発信しました。  そこで、伺います。虐待事例、もしくは疑いがあるのを学校が発見した場合、どのように対応されますか。どのような機構、スタッフのもとで、事例検討、方針決定がなされていますか。また、ケース会議の案件の傾向として、変化や特徴はありますか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まず虐待事例、もしくは疑いがあると教員が発見した場合に、すぐ管理職に報告をし、その上で、チーム会議の中で事実関係を確認し、情報共有すると同時に、共有した情報を教育委員会家庭児童相談室に報告し、今後の対応について相談を行います。またチーム会議の構成でございますけれども、各校によって若干異なりますけれども、管理職を中心に、発見した教員、生徒指導主任、担任、関係の主任というような構成になっております。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  発見した場合、どのような体制で検討であるとか決定、あるいはケース会議の案件等について、私のほうから児童虐待の担当課といたしましてご答弁をさせていただきます。  まず、児童虐待の事案につきましては、本市におきましては家庭児童相談室が主たる窓口として相談や通告を受けることとしております。また相談や通告を受けまして、実際に被虐待児への支援や虐待者に対する指導などを対応していくためのネットワーク会議組織といたしまして、城陽市要保護児童対策地域協議会がございます。構成といたしましては、市の福祉保健部市教育委員会、そして民生児童委員協議会などの関係機関、あるいは宇治児童相談所山城北保健所城陽警察署などとなっております。運営につきましては、組織の代表者が集まり、年1回開催をします代表者会議実務者レベルの職員が2カ月に1回集まり、虐待ケースの対応、進捗などの現状を情報共有する実務者会議、そしてケース個別の状況やかかわりの深い関係機関が随時集まりまして対応策を検討、決定をし、取り組んでいく個別ケース検討会議がございます。こうした組織横断的な体制によりまして、児童虐待の未然防止、早期発見、早期対応に当たっているところでございます。  また、ケース会議の案件の傾向といたしましての変化ということでございますが、近年、面前DVや子どもに暴言を吐くといった心理的虐待がふえてきておりまして、福祉部門や医療機関との連携を行う案件が増加傾向となっております。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今の細かなケースごとのという話がありましたが、そのケースごとの月1回と違って、ケースごとの会議というのはどのような場で行われているんでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ケースごとの会議というのは随時開催をしている、案件があった都度、開催をしているものでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今、本市の場合の虐待対応での話がありましたけれども、要保護児童対策地域協議会、略して要対協と呼ばれるようですけれども、似たような連携機関は全国それぞれにあり、日々多忙な状況が見てとれます。千葉県の事例で見れば、アンケート実施が11月6日でした。翌7日にはこの少女を家族から引き離し、児童相談所は一時保護をされています。この児童のSOSを読み取り、判断をし、対応したこの迅速な連携、学ぶところは大きいと思います。それがよかったと思ったのもつかの間、児相対応にも、学校としての対応にも課題がありました。野田市のケースはまだはっきりしない点もありますが、市として、野田市の事例、その結果についてどのような所見をお持ちでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。
    吉村英基福祉保健部長  野田市の事例の所見ということでございますが、まず平成31年1月、千葉県野田市におきまして小学4年生の児童が保護者である父親から身体的虐待を受けて死亡し、両親が逮捕された件、このような痛ましい事件が発生をいたしましたことにつきまして、児童虐待防止を所掌する部署としましては、大変残念なことと感じておるところでございます。野田市におきましては、現在、児童虐待事件再発防止合同委員会を立ち上げられ、事件の検証と再発防止策を協議されているとお聞きをいたしております。  そこで、今回の事例に対する所見ということでございますが、まず国のほうからは被害児童が虐待を受けている事実を、いじめに関するアンケートに対し回答したり、長期間の欠席が続いていたりしたにもかかわらず、関係機関の対応が十分になされず、死亡に至ったものと考えられるとの見解を示されております。本市としまして児童虐待事案に当たりましては、連携体制としまして先ほど申し上げました、要保護児童対策地域協議会の枠組みのもと、情報を共有し、共通した認識に立ち、事案に対する的確な評価を行い、評価に基づき速やかな対応を行う、こうした筋書きが重要であると考えております。今回、野田市の件を他の団体の例としてではなく我が事として受けとめ、改めて事案対応に対する意識を高め、不備のないよう細心の注意を払いながら臨んでまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今、我が事としてということと、意識を高めるという形があったと思います。本当にそれが大事だと思います。私は、児相の担当者を交えたケースカンファレンスを体験した者として思うことがあります。2点だけ述べさせていただきます。  1点目は、専門家の介在が必要だという点です。ケースごとでその対応が即変化する難しさの中に担任が入ってしまうという点です。担任のかかわりは普通1年間です。対処に当たる児童との関係、保護者との関係も一時のかかわりではありません。限定メンバーでの対応が数日経過の中で、またはその日のうちに、夜の7時、8時であっても、学校に残っている職員全員手分けして家に戻らぬ児童を探しに、そういうこともあり得ます。翌朝には職員朝礼で報告です。守秘義務もあり、虐待予防があり、報告そこまでという学校長の判断もあります。学校現場は、いつそうした対応があっても、子どもや保護者からのSOSに対応していける、そんな体制づくりが肝要です。担任はどうしても怒る父親・母親と、時に毅然とわたり合う役の矢面に立たねばならないときがあります。40年、30年前のころにはまだ少なかった虐待事例、今の学校現場が昔と違う大きな変化の1つといえます。  スクールソーシャルワーカーは学校と福祉、行政とを結べる専門家です。必要とするかかわりを判断して、みずからも実践に加わる。学校長にも、何より子どもや担任教師にもありがたいスタッフです。  2点目は、虐待を疑われる時期、家庭訪問の難しさ、対応判断の困難さにぶつかることがあります。目の前の子どもの今をどう把握をし、判断し、評価するか、それによってそれに準じた対応をします。しつけという理由で暴力が行われていたり、食事制限の罰を受けていたり、養護教諭、給食のスタッフ、用務、担任外と、学校全体で子どもの変化を早期につかむことはとても大切です。対応した児童に分掌担当として付き添って家までの下校をするときがありました。先生、もうここでええし。玄関までの20メートルほど。子どものそのときの心の声を思った場でした。子どもは子どもなりに私の付き添いを受け入れ、自宅寸前では学校から1人で帰ったと繕う子ども。要対協で扱うケース事例などでは、そうした児童と担任以外でも支援体制としてかかわる教員、そのような加配教員のかかわりの密度が大きな鍵です。かかわりが密でなければ、子どもは心を開いてくれません。  今、大げさでなく、日本全国の学校にスクールソーシャルワーカーの役目を補助的に担える加配教員の配置の必要を思います。担任と思いの伴奏をして、ともに児童保護、学校支援に当たることのできる分掌の設置です。配置が進むスクールカウンセラーは、家庭訪問はできません。また、先ほど述べたスクールソーシャルワーカーが常時学校配置ともなっていません。校内でケース会議を主宰し、担任や学校長と連携し、家児室との校内窓口役を担う教育相談力、児童や保護者の心理面を常に心にとめながら適切対処をなそうとする臨床教育実践学の学び、不登校、ひきこもり、非行など、子どもたちの生きづらさに寄り添うケース対処のキャリアが積まれる仕事です。今、本市でも進む学習分野を主任務とした学習支援員とは違う支援加配、市単費では大変だという声を府教委へ要望してください。  今、述べました2点、スクールソーシャルワーカーの配置といった最善対処に向けての今の学校現場、何をどのように改善していこうとされていますか。スクールソーシャルワーカーの配置の現状と効果のあった事例、今後の配置について教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まず本市におきましては、現在、中学校2校を拠点として、社会福祉士精神保健福祉士の資格を持ったスクールソーシャルワーカー2名を配置しております。この2名が全ての学校を巡回しているというものでございます。  まず効果のあった事例につきましては、スクールソーシャルワーカーが直接保護者と話をし、福祉とつながり、進路保障ができたケースや、経済的支援が受けられるようになった事例がございます。  また、学校現場での効果的な活用例といたしましては、まず1つ目として、学校や家庭、児童相談所家庭児童相談室、行政の福祉担当部署といった関係機関とのつなぎ役となって、情報共有や調整を行っております。また2つ目といたしましては、校内援助チーム会議等の中で、社会福祉的視点に立った問題解決に向けた助言を行っております。また3つ目といたしましては、いじめ、不登校児童・生徒の対応について、助言や保護者支援を行っております。このような活用事例を各校積極的に情報交流をし、学校の教育力の向上と児童・生徒のより適切な対応につなげております。今後も京都府にスクールソーシャルワーカーの増員、時間数の増加を強く要望していきたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今、直接訪問などを通して話がされた、いわゆる家庭訪問の話だと思います。経済的な支援とかについても効果があったというお話でした。大変大事なところだと思っています。またそれが必要だと思っています。効果の決め手、部長はどういうふうに考えていますか。一番の効果の決め手はこれだというところ。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  学校の教職員については、教育についてはプロでありますけれども、やはり社会福祉的な制度でありますとか、あるいはいろんな仕組みについてはなかなか不知なところがございますので、そういったあたりはこの専門家、スクールソーシャルワーカーといったあたりがつなぎ役となって市役所の福祉担当部署につなげたり、あるいは家庭児童相談室のほうと連携をとりながら、その児童・生徒について適切なアドバイスを行う、よりよい対処ができるといったところではないかなと考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ありがとうございます。本市で虐待と明らかに思われるときの学校での会議のメンバー構成はどのようになり、その後どのように対処されていますか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  先ほどは疑いということでございましたが、今回、今のご質問については虐待が明らかになった場合ということでございます。この場合は、学校でのチーム会議の構成は先ほども、お答えさせていただいたメンバーに加えまして、教育委員会スクールカウンセラースクールソーシャルワーカー等が加わるというものでございます。その後の対応につきましては、家庭児童相談室と常に連携をとりながら、児童・生徒を守ることを最優先に、各機関と連携を図りながら、保護者対応に当たるというものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  私はこれまで何度かスクールソーシャルワーカーの配置の必要性を議会で述べてまいりましたが、過日、お隣の宇治市では、昨年4月からことし1月までの児童虐待の相談件数が、年度末を待たずして17年度の630件を上回り、659件になったという報告がありました。本市での2018年度、2017年度の虐待相談件数とその特徴など、述べられる範囲で教えてください。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  児童虐待相談件数と特徴などにつきましてということでございますが、まず2017年度、平成29年度になりますが、172件となっており、2018年度、平成30年度、今年度でございますが、1月末までの時点で申し上げますと126件となっております。また虐待の特徴といたしましては、毎年度心理的虐待が多い傾向にございまして、平成29年度の172件のうち、親が児童に暴言を吐いたり、兄弟に対する暴力行為、DVを目撃したなど、児童に対して心理的・精神的な影響を与える心理的虐待、これが89件とおよそ半分を占めております。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  心理的虐待、DV、ほんと大変重い課題だと思います。私は保護者に次のように言われました。家庭訪問のときです。先生は受け持ってまだ2カ月、私はもう何年あの子を見てきたんや。2カ月の先生に何がわかるん。これが世間で言う虐待、暴力なんやろな、そう思いながらしばいたと言うんです。でもお母さん、暴力は絶対にだめやからと、この日は大激論でした。学校には家庭訪問という仕組みがつくられています。子ども理解の基本の柱です。担任が多忙過ぎると、どの児童であっても欠席したら最低その日のうちに保護者と連絡をとるということも見逃す場合があります。今、対応に当たる最前線である家児室でのケース会議、連携の改善点や今後の虐待予防のための努力点は何でしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ケース会議におけます連携の改善点、あるいは今後の予防のための努力点ということでお問いかけをいただきました。ケース会議が虐待案件を処理いたします中で、その案件は1つとして同じものはございません。そうした中で、総じて改善点や努力点は何かということを申し上げることはなかなか困難なことでございます。市といたしましては、一つ一つの事案に対応していく中で、これまでの事案を振り返り、改善点があれば次へ生かしていくという流れで事案への対応力を向上させますとともに、ケースの重症化により一時保護が必要な兆候が見られる場合などは、速やかに専門機関である児童相談所と連携をとるなど、早期対応に努めているところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  僕は総じてなかなか、特に学校現場の場合は、家庭訪問というところがしなければならんときでもできにくい状況、多忙の状況、学校長としても誰を行かせるべきか。担任もほかに出ているというときがあります。先ほど言ったように担任以外のメンバーが支援に当たるというところにも、学校現場では課題があるというふうに思っています。  東京目黒の虐待死事件、去る1月の千葉県での事件は、国はもちろんのこと、行政に多くの宿題を与えています。東京を教訓に千葉県では未然防止、結果的にできませんでした。虐待死の未然防止、千葉に学ぶにはどのようでなければとお考えでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  千葉県に学んでどのように対応すべきかということでございますが、虐待のケースを要保護児童対策協議会の事案として取り扱います際に、各関係機関が持つ情報をお互いに共有し、事案の深刻さなどの評価について常に共通認識を持つことが必要となっております。この協議会の関係機関は、それぞれが担当します分野において与えられている役割がございます。その役割はそれぞれ異なるものではありますが、情報共有と共通認識、そして虐待を解決するという強い思いを各自が持ち、これを1つにして対応する姿勢で全員が臨む、こうしたことが最も重要であると考えておるところでございます。その上で、それぞれの関係機関が的確に役割を果たしていくべきものであると考えるところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  東京の子どもの場合は5歳児でした。これはどこの学校でも、行政でもやっていると思うんです。いわゆる保・幼・小の連携というところですよね。それは月に1回開くとか、学期に1回開くとか、どのようになっているんでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  まず要保護児童対策協議会、全員が集まった情報共有、認識を共通にして持つというのは年1回開催しておりますし、実務者が集まるのは2カ月に1回、そして先ほどの事案が発生しました際には、ケース会議というのは随時、その都度対応するということにいたしております。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  僕の勤務した学校から言うと、そういった配慮を要する児童が保育園だとか幼稚園にいるよというところの情報を学校は受けて、学校長の命を受けて授業参観に行ったりとかいうのがありますよね。そういう場というのは実際あるわけですよね。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  はい、実際そのような状況はあると思います。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今、国は、児童虐待防止の緊急対策を立て、児童福祉司の増員をするとしています。私は、地域ごと、行政ごとの子育て支援体制のさらなる充実施策の必要を思います。子育てと福祉の支援、相談機関としての家児室、城陽への児童福祉司の増員配置を初め、タイムリーな支援体制への充実案はあるのでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  充実案ということでございますが、まず国から市町村、城陽市に対しまして児童福祉司の増員配置というのは、現在、直接求められているものはございません。児童相談所に対する考え方はあるというふうに確認をいたしております。国のほうからは、昨今の虐待の状況を受けまして、児童相談所及び市町村の家庭児童相談室等の機能・連携強化、これを求められておりまして、まずはその方針に沿った連携体制の強化を進めることにより、タイムリーな支援体制を構築するように努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  そういった虐待が疑われるとかいうところの児童がいる、生徒がいるところへ、学校現場も、または子どもにかかわっているその現場、保育園であり、幼稚園であったりとか、そこのメンバーが、担任を初めそうですけど、気にかかればすぐにでも、例えば園長が判断をしたとか、学校長が判断をしたとか、そういったものがあれば、すぐ家庭訪問ができるような体制というのはまあまあできているというのか、万全だとか、そこら辺はどうなんでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  現場におきましてそういう保育園であるとか、学校現場もそうかと思いますけれども、そういう案件が発生したときにはすぐに対応に当たるという体制は整っているというふうに考えております。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  済みません。教えてほしいんですけど、アウトリーチという言葉を聞いたことがあります。そういう体制はちゃんとできているというふうに見ていいんでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  昨今これぐらい世間にも話題になり、現場も深刻になるという状況におきまして、やはり先ほど申しました要保護児童対策地域協議会というふうな組織の中でそういう状況についての共通認識を持つということを先ほど申し上げました。その中で、各機関の長たる職員あるいは現場で従事する職員につきましても認識を常に高めて、保育園でありましたら子どもに対する様子をうかがうとか、日ごろから子どもの様子を感じながら、そういった案件はないかという意識を持ちながら、業務に当たっているというふうに認識しております。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  学校現場も特にそうなんですけど、担任は子どもを中心にかかわっていく。スクールソーシャルワーカーは母親対応のほうで重点を置いていく。そういうかかわりの密度というのは、先ほども言いましたけど、本当に大事なところで、また手分けをして、担任が子どもにも当たらんとあかん、親にも対処せんとあかんというのは、難しさが余計になっていく。担任の困難さが増している。そういう中での職場改革じゃないけど、担任の心理的な動向というのが今、多くなっているというのもあるのかなと思ったりもします。  ヨーロッパの日本と同じ敗戦国の1つであるドイツでは、10数万人に1カ所の配置で児童相談所の配置がなされているようです。日本では、100万都市の京都市で2カ所でしたか。この宇治とか城陽とかを合わせた人口圏、160万ほどのところで3カ所です。そうした日本の現実から考えて、変えていかねばならないと思っています。  保護者の我が子に寄せた思いを考えるとき、この2つの事件は学校現場にとっても、つらい出来事です。学校では、子どもたちに自分の名前の由来を宿題として出し、授業で扱うこともあります。子どもたちが常に心穏やかに勉強に取り組めるまちや国になるように、亡きお2人に誓って、私の質問を終わります。 ○増田貴議長  10時40分まで休憩いたします。         午前10時30分     休 憩         ──────────────         午前10時40分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  本城隆志議員。 ○本城隆志議員  〔質問席〕 本城隆志です。また質問させていただきたいと思います。  3月11日、きのうは東日本大震災の記録的なそのときの思いがずっと残っておりまして、ここで黙祷を皆さんと捧げられたことは大変よかったなと思っております。神戸の大震災のときも、なぜか選挙前でした。あのときも3カ月ほど神戸に行ったり来たりという形でしておりましたけども、東日本もちょうど市会議員の選挙前でありましたけれども、もう帰れと言われて、帰って選挙した覚えを今、かみしめておりますけれども。  私たちの世代というのは、戦後生まれというか、戦争を知らない世代やったなということで青年時代はよく言われておりまして、戦争って一体何やなと思ったんですけども。初めて選挙に出させてもらったときにやはり後ろで応援してくれたメンバーが、軍恩とか、遺族会とか、傷痍軍人の皆さんが多くて、その当時、戦争の話とか、戦争はこうやって悲惨やったよという話をずっとされてきて、結構戦争を知らない世代でありながら、戦争体験の話をたくさん聞くことがあったんですが、今、そういう方々がほとんどいなくなって、高齢者も戦争を知らない世代になってきたなというふうに思っている中での阪神の大震災、それから東日本の大震災も戦争ぐらいの悲惨を内地で経験できる、これは言葉にならない体験やったなというふうに今でも思っておりますけれども。若い人が戦争の体験がないことがいいことだろうというふうに思っているんですけれども。戦争が国内ではなかったですけども、海外ではいろんな悲惨な戦争がいまだに起こっておりますし、それをどう評価するかというと難しい問題があって、政治的な駆け引きやその国との外交があって、そのことの批判もできないような戦争もあるんですけども、どれも悲惨であるということだけは現実であるなというふうに思っております。  ただ、私たちはここの城陽市に住んで、そういう部分での悲惨なことはないんですけれども、仮定として、いざ悲惨なことがあったらどうするかということで、防災とか、あるいは子どもたちの今の状況をどうするかということで、先ほどの質問のような幼児の虐待とかいうような問題が家庭でどんどん話される。だからこそ訓練のような形で、いざ起こったときにどう対応できるかというのがこの議会の大きな仕事であろうかと思うし、行政側の行動が正しいかそうでないか、あるいはいろんな想定が十分できているかどうかを判断するのがこの議会だろうというふうに私は思っておるんです。  そうした中で、過去の事例もしっかり記憶にとどめながら、どう前へ進むかというのが現実の問題だろうと思うんですけれども。そういう意味で、先ほど言いましたように戦後生まれの経験の不足というのが、悲惨な経験というのが戦争であったならば、それが震災とかで十分経験できる、あるいは入り口だけでも見させていただいた経験は大きいなというふうに思っております。  それと同時に、私は戦後生まれで昭和29年なんですけども、明治・大正・昭和の方がいっぱいおられた。だけど、今の子どもたちにとっては、平成の子どもは昭和を知らない。あるいは戦争中が、言うてみたら、私が日露戦争とか、第一次世界大戦、日清戦争と言われてもなかなかぴんとこなかったけれども、今の子どもたち、あるいは青年に大東亜戦争と言われても全くぴんとこないのかもしれないんですけども。私たちは外部の戦争というのはベトナム戦争だと思ってたんですけども、あれも悲惨な報道の中で、体験的な形で映像で見たから余計に思うんですけれども、そういう戦後の処理もできたからベトナムも大変今、発展しておりますけども。  日本の中に外国人がどれだけ登録されているかといいますと、今、ベトナムの方が一番多いようで、先日もごみの収集のカレンダーの中にベトナム語が入ってきたということでありますので、中国の方が多いのかなと思ったら、中国の方よりもベトナムが多いということが今、やっとわかりましたけども。全くベトナム語の表記がないのでどうなのかなと。韓国の方よりもベトナムが多いんですよね。英語の方よりもベトナムが多いといっても、私たちが英語を知っているからいいのかなと思ったら、なかなか中途半端な英語ですから、一部はわかるんですけど、ほとんどわからないような状況でありますけども。そういう意味での今の時代の中でどう変化を取り込んでいくかということが大事かなというふうに思っておるんですけども。  これからの新しい時代の中でいろんな政策というのは賛成・反対を抜きにして考えていかないかんと思いますので、質問に入らせていただきたいと思います。  市長が3月には施政方針演説をされて、そこから聞いてまいりたいと思っておるんですけれども。アウトレットモールの開発、官民一体という形で表現されておりますけれども、三菱地所が来られることは早くからみんなにオープンにされていますので、それはそれでいいんですけども。この言葉の中の官民一体は三菱地所さんだけが民なのかどうなのかということをちょっと聞きたいなと思っておりますので、よろしくお願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  民とはということでございます。本市の東部丘陵地におきまして、産業の活性化や雇用の創出など、本市はもとより、府南部地域の活性化に寄与するまちづくりを進めていくために、京都府と本市が事務局を務め、京都国道事務所のほか、民間としましてはNEXCO西日本、地権者団体、商工会議所、城陽山砂利採取地整備公社が参加し、学識や専門知識をお持ちの方にも加わっていただく城陽市東部丘陵地整備推進協議会というのを設けております。この中でよく情報共有し、意見交換しながら、俯瞰的な視点も持ちつつ進めていこうということで、官民一体と表現したものでございます。  なお、長池先行整備地区のアウトレットモールの開業そのものにつきましては、議員からもございました民間活力、つまり三菱地所グループによる土地区画整理事業で行うことを予定しております。よって前回に開催した協議会には、長池先行整備地区の事業候補者として三菱地所からもオブザーバー参加いただく中で開催したところでございます。  以上です。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  そういう説明を受けないと、三菱地所さんだけとの官民なのかなということが出てきますね。だから、昔、特別養護老人ホームをつくったときに官民一体だという形で、これは民間だから、普通は国土法違反や農地法違反には当たらないとかいうような言い方をするのかしないのかという形で論議したことがありまして、民間ならだめですけど、行政が行うのならセーフという問題が国土法違反にありました。その中で聞いたときに官民一体、これは特に官がやるんですという形でセーフだという形でやったんですけど、ほかの事業体やったらだめですというような答弁もあったことがありますので、そのあたりがちょっといつも気になっておりますので、そこまで、市長の施政方針の中では大分割愛されているので、わからなかったので聞かせていただいたということで、そういう意味で参事、よくわかりますか。そういうことで聞かせていただいた。  そういう意味では、地元の商工会議所が入ったり、いろんな知識を持った方、経験者が入ってくることで、ある程度期待は、開発の中でどうされるかという情報がまた入ってくるかなと思っているんですけど。特定企業だけが入ってくると、密室でやられるということはやっぱり議会としてはちょっと心配なので、聞かせていただいた。  それから東部丘陵地については、埋め戻しのことでありますけども、以前に議会で取り上げられたのは、公共残土の埋め戻しが進んできている。今、公共事業が活発に行われているということなんでありますけども、その残土の安全基準というものはどうなのかというたら、いや、公共残土だから安全ですよということをおっしゃることがあったんですけど、それでしたら、川の中のヘドロなんかは安全なんですかと言うたら、いや、公共残土ですという答えもあったり、あるいは議会からそれはおかしいと言われたら、提案されたら、提言されたら、また、いや、そうではありません。チェックしますとか、いろんな問題が出てきた。あるいは鴻ノ巣山運動公園のレクリエーションゾーンにいろんなものが、産業廃棄物が入っていたんです。埋めた時期が早かったので、重金属とか、言うてみたら薬品とかは入っていなかった。家をこぼったところの廃材が入っていた。これも公共残土やという答弁を当時の建設部長がされたんですけど、議会から言われて訂正されたことがあります。  だから、この公共残土を山砂利の跡地埋め戻しに持っていこうとしたんですけど、それがとまったということがあって、とまったためにどうなったかと言うたら、上に土をかぶせることによって、また出てくるんですね。いろんな子どもたちが穴掘ったりしたり、あるいはそこにたくさんの人が歩くことによって出てきたんですけども、これ何やということを多分私、皆さん知らん人が多かったので、言われたことがあったということがありますので、そういう意味では、どういう埋め戻しが必要なのかということで、城陽市議会は長いことその論議をしてきていますので、そのことを踏まえて指導されている、されようとするかどうか。今、初めて担当は聞かれたかどうかも含めて、お聞かせください。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  今の埋め戻しの考え方でございます。特に平成元年度に山砂利の公社を設立して、まず持ってくる土は事前に検査をする。当初は数項目程度の化学物質等の検査でございましたけれども、今は28項目、これは全て事前にチェックしています。議員おっしゃられました川底のしゅんせつ土、これにつきましても事前にチェックするということで、安全性を確認した上で持ち込んでもらう。持ち込んでもらうに当たりましては、監視所がございます。監視所を通ることによって重量であるとか、伝票、それから監視員の目視によりまして産業廃棄物のようなものが入っていないかというような確認をします。さらに埋め戻しの現場、今、数カ所ございますけれども、全ての埋め戻し現場に監視員を配置していまして、そこでも検査をする。産廃が出てくれば持ち帰らせるというような対応をとっております。何よりもやはり安心・安全な埋め戻しを進めていきたい、そのように考えております。  以上でございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  持ち込むダンプカーですけども、ちゃんとした、どこどこから運んできたよという証書が入っているのは知っているんですけども。そのダンプカーの1台のワンマンならそれでそこしかないんですけど、企業となったら、いろんなところからの残土を扱ったりしますからね。だから、公共残土とは限らないよという論議を議会でやったことがあるんです。そんなことも含めて、やはりいろんなところが運んで、いい残土はまた使いたい。捨てるんじゃなしに使いたいよという、埋め戻しじゃない行為に走る可能性があるという形で、議会の皆さんから指摘を受けていることがありますので、そのあたりしっかり搬入業者と相談をしていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  次に、ロゴスランドについてでありますけども。市長が施政方針の中でもおっしゃってたんですけど、大変たくさんのお客さんが来るというふうに聞いているんですけども。なかなか平日、電気が暗いときもあるということは、閉まっているときもあるような感じが。お客さんがないのになかなか電気をつけておいておくということは普通はしませんけれども。見せかけで明るいというのも大事なことがあるかなと思うんですけど、これが道路際ならそういうことも必要ですけど、奥に入ってしまうとなかなかわかりにくいから、電気代がもったいないというのが一番なのかなというふうに思うんですけども。部屋の明かりが遅くなってもついていないということは、お客さんもないなというふうに思うんですけども。  今までロゴスにどれだけの費用を、ロゴスが入ってくることによって改修の費用がかかったのか、そのあたりから教えてください。ロゴスもどれぐらい負担しているのかもわかりましたら教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まずロゴスが指定管理を受けるということになってからの関係でいきますと、まずプラムインの改修をしたわけでございます。この改修につきましては、デザイン性が重視されるために、ロゴスの発注工事として実施をいたしました。その大半がクロスの張りかえであったり、塗装といった老朽化に伴うものでございまして、市の負担すべき内容であることから、一旦ロゴスが負担した施設整備費を今後10年で償還するとして、指定管理料に積算することで協議を行っているというものでございます。その中で言いますと、平成30年度の見込み額は約1,500万円となっているというところでございます。また、外壁改修など比較的規模の大きな改修工事等を平成29年度から30年度で市で実施をしておりまして、合計で約1,800万円となっているところでございます。そのほかバリアフリー改修工事を平成29年から30年度にかけて市で実施をいたしまして、これが約1,900万円となっているところでございます。またレクリエーションゾーンにつきましては、市の資産形成としてふわふわドームの設置、あるいはバーベキュー、グランピングエリアの造成を市で実施しておりまして、それらの工事等の見込みにつきましては、一部31年度への繰り越しも予定をしておりますけれども、合計で約9,700万円ぐらいということでございます。
    増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  結構かかっているんですけども、これが高いか安いかというのは私ら見積もりできないですからね。だから、よそのところを見ても、面積とか、細かいところは全然積算ができませんのでなかなかわからない。ただ、高いなというだけのことしか言えない。あるいは専門家にしたら安いと言わはるかもしれませんけども。  それでは、これからアイリスインのほうにどれぐらいおかけになるかということを聞きたいと思います。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まず、アイリスインも今後、改修をしていくことになりますけれども、グランドオープンに向けまして、改修費用の分担につきましては、これはプレオープンの際と同様に、レクリエーションゾーンの造成など市の資産形成となるものについては市で負担をしていくということになります。アイリスインにつきましても、今後、内装や外装、それからメーンオブジェ等の改修は、プラムインと同様に、老朽化に伴うものは市の負担ですべき内容であることから、これにつきましても一旦ロゴスが整備費用として負担をしていただきまして、今後10年で償却をすることとして、指定管理料のほうに積算をしていくということになろうかと思います。今現時点での試算の概算というのは、まだ今、持ち得ないというところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  指定管理者の契約は5年と聞いておりますが、10年で償却という計算との違いですね。5年で割っていくのがいいのか、10年か。だけど、指定管理の契約は5年だという、そのあたりはどういうふうにとっておられるんですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  これは昨年の指定管理のときにもお話をさせていただいたんですけども、まずは一定の期間として5年ということで指定管理をお願いしているわけですけれども、この5年ではなかなかいわゆる回収ができないということもありまして、10年という計算をしております。これにつきましては、ロゴスが最初に提案されたときに、5年では回収が難しいということで、さらに5年を目指してやっていただくということになろうかなと思います。これについてはロゴスも相当な覚悟でここに参入されてきております。その中で10年を見込んだ形でやっていただくんだろうなと考えております。  なお、これにつきましては、以前もこの投資をされたときに、これはプラムインの例ですけれども、前の前の指定管理者の方が、一旦プラムインに投資をされた後、その継続の際の条件として出しましたのは、投資をされた場合は、継続する意思があれば継続をそのまましていただくというような選定の行為をいたしましたので、これも同じように準じて10年、先は今、確定はしておりませんけれども、その後も引き続いてやっていただくというような見込みで10年ということを積算しているわけでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  ここのロゴスの前に、共立さんが来られましたね。この共立さんはどういう契約でしたか、もう一度確認してください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  契約というのは5年間の指定管理を受けるという契約でございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  このときに投資はされなかったんですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  投資をするというふうに最初は出されておりましたけれども、スタートダッシュのときにかなり負担があったということと、それから全然引き継ぎがうまくいかなかったということで、なかなかその資産回収ができないという見込みがありましたので、大きな投資はされなかったというふうに聞いております。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  難しいのは、怖いから投資しない。だけど、今回は頑張って投資した。結果はどうなるかわかりませんね。そういう意味では、ゆっくり見さしてもらうしかないかなと思うんですけども。なかなか商売というのは思ったとおりいかないし、私だけは成功するというて事業を起こす人が、たくさん商売人さんがおられるけど、日本の企業でも100年持つ企業というのはほとんどない。戦後でも先代から引き継いでもなかなか難しいという中で、どこまでやってもらえるかというのはじっくり見さしてもらうしかないし、かというて、予定どおり国の状況とかが、なかなか動かないという部分があるなと私は思っております。ここの宿泊施設においては、つまり体育館あるいはグラウンドを使いたい人が合宿してくれているという部分が今まであったということと、それから法事なんかでお年寄りなんかがたくさんプラムイン、アイリスインに泊まってこられた。城陽に宿泊施設がこれだけでもある。ホテルはないけれども何とかなるわと喜んでもらっていたことは確かだし、それから学校の修学旅行も使ってもらったし、合宿ができないというのは非常に寂しいなということを聞かれているんですけども、このキャンプ方式の寝るところ、ベッドというか、これで合宿というのはどこまで見込めるのかどうか、教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  先日もちょっとお答えしておったんですけど、今の現時点において、プラムインの中でもテントでしつらえた部屋もございますし、2段ベッドを4つ置きまして、8人程度は泊まれる部屋も半分用意されております。ここで今、パラ・パワーリフティングでサン・アビリティーズのナショナルトレーニングセンターの中でトレーニングされている方もここを利用されているというような状況でございます。それと、アイリスインを改修した場合には、このところも宿泊、団体についてはアイリスインを中心に使っていただく、またアウトドア志向の方については、テント部屋等についてはプラムインのほうを利用していただくといったこともできると考えておりますので、団体客については、今後、アイリスインのほうでも利用していただけるような仕様で、役割分担といいますか、特徴を持たせた形でのグランドオープンをしていくというように聞いているところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  今までスポーツ団体とか大学のサークルとか、あるいは法事なんかでも、法事で泊まる人は、結構長いこと正座して疲れたからゆっくり休みたい。そうすると、昔の私らが東京へ行ったときは青少年総合センターとかいうて、オリンピックの選手村みたいなところに泊まりましたけど、昔はあれでよかったんですけど、今、あんなところへ行ったらなかなか体の疲れが取れないぐらいかたいベッドだったということがありますので、そのあたりはしっかり考えていかないかんので、教育委員会のほうからしっかりその辺は要望していただきたいなというふうに思います。  それから、運動公園の利用者の駐車場の件でありますけれども、大会で駐車場が満杯になった。レストランなんかも入りたいお客さんが入れないという。レストランに来るお客さんというのはお昼前が多くて、大会前の車は大体9時前から並んでいっぱいになってしまう。そのあたりの整理はどういうふうにされたのか、教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  現在、使用についてはやはり一番近いところ、いわゆるスポーツ団体が使われる場合はまず体育館の前の第一駐車場を使われると思います。その次に第二駐車場というところでアイリスインの前にとめられて、あふれていくと第三駐車場になっているというふうな状況は確認をしております。今、議員おっしゃいますように、レストラン利用者について入れないといった状態が出ているんじゃないかということをご質問しておられるんだろうと考えます。これについては、今後、利用を指定管理者、今回、31年度からはスポーツゾーンとレクリエーションゾーンを2団体が指定管理をしてまいりますので、こういったあたりについては、今後、市を含めまして協議をしていきたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  ところで、今の鴻ノ巣山運動公園の駐車場の収益ですか、どれだけの利用料があったのか、教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  利用料につきましては、現在、数字を持ち得ておりません。したがって、この運動公園の駐車料については全て市のほうに収入を入れていただいているんですけれども、これについては、今のところその数字については持っていないというところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  私も細かい数字はわからないですけど、以前1,000万程度があったというふうに聞いているんですが、間違いないですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  細かい数字はちょっと確認できませんけども、私もそのように理解しております。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  ところで、ロゴスさんの提案文書でありますけれども、駐車料金を3,000万にするか、あるいは収入をふやすという形で提案されているんですが、それは間違いございませんか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  提案の中には、やはり駐車料金について料金改定を行って、その分を少し収益に上げるといったような提案はございました。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  ということは、そこで駐車料金を取られたやつはロゴスさんの収益に一旦上げるということなのか、それとも今までのように、あの駐車場のあそこの管理区分はロゴスになっていくわけですから、城陽市には一切入ってこないというのか、体育館の利用の方もロゴスに上げるのか、そのあたりがどうなっているのか、教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  その料金については、市で一旦受けさせていただくという形になります。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  ここは1,000万あたりの収益やった。文化パルクも1,000万から1,000二、三百万の間ですけどね。今、少なくなった。利用者によってはうまく利用するために出たり入ったりというような形であるから、なかなか収益が上がらないけれども、長くとどまっていただけるのなら収益が上がってくるということでありますので、今の料金体制で3,000万にするのはちょっと厳しいかなというふうに素人考えで思うんですが、料金値上げの検討もされるのかどうかを聞かせてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  この駐車場の料金については、先日、一瀬議員のお問いかけにありました中でもお答えをいたしましたけれども、いわゆる運動公園には3カ所ございます。使用料金の見直しにつきましては、施設の利用状況であったり、管理コスト、いわゆる利用者の負担の適正化、公平性の確保、また他の公共施設も含めた全市的な検討など総合的な観点に立ちまして検討する必要があると考えているところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  だから、ロゴスの提案されている3,000万にどう上げるかというのは、2時間以内で出られた方からも取れるぐらいのことをやらないと3,000万に上がってこないな。利用率というか、実際に有料で入れていただいている方が半分もあるかないかの問題ですから。やっぱり1,000万を2,000万にするだけでも、全部から徴収できるような形でないと、サービス券をどんどん配る、あるいは2時間以内で出られると、そういう徴収ができないということがあるので、そのあたりがちょっと何か中途半端な形で提案されているのかなというふうに思いますし、私らにとっては、スポーツで使う者にとっても納得できるかできひんかということが、これから体育協会がスポーツ協会になるんですけれども、そういうところが出てくるかなというふうに思いますので、その辺は十分審査、今ここで結論は出ないと思うのでなんですけども、審査というか、審議をしていただきたいなと思います。  次に、本市におけるごみ減量化の取り組みについて聞いてみたいと思います。  今、プラスチックというのは私たちは本当に便利で、新しいものはきれいだということで、使い捨てもできるから。使い捨てはできるだけやめましょうという気持ちにはなってきているんですけども、どこへ行っても買い物をしたらプラスチックの容器がどこなとついている。紙だけで包んでいるものはほとんど、お土産物屋さんのおまんじゅうぐらいですけども。これついてへんなと思ったらレジ袋をくれますから。レジ袋をくれるから、どうしても買い物袋、自前の袋を持っていかないということは問題なんでしょうけれども。今、海洋汚染で特にマイクロプラスチックのごみが非常に問題になっているということで、去年あたりから特に言われているんですけど。海洋のごみを大量に魚が飲み込んだり、クジラの死体を解剖したら、相当たくさん胃袋の中にプラスチックが入っていたために、消化ができないために死んだというようなことも報道されている。これらの全部の責任はどこにあるのやいうたら、私たち城陽市だけの責任じゃないのでなんですけど、やっぱり世界の国々の責任かなというふうには思っているんです。特にフィリピンや中国のほうでもまだリサイクルが十分できていなかったり、ごみの焼却もできないのに、プラスチックがどんどん入ってきているということがあるんですけど。  先日、国際交流で琴引浜のほうへ行ってきました。向こうに行きますと、ごみのいろんなものを収集したものを展示するところがありまして、これだけ汚れているんですよ、これを掃除しているんですよ、という展示品ですけど、やっぱり日本のものよりも中国や、あるいは韓国、北朝鮮、あちらのものや、ひょっとしたらベトナムのほうからも流れてきたようなものがあるみたいでございまして、海というのは流動して流れる。だから、東日本大震災でもアメリカの海岸まで流れ着いたものがいっぱい出てきたということでありますので、そういう意味では、海の安心・安全というのは、私たちも海から生物が上がってきているということがありますので、やっぱり海を大事にしたいな。大気も大事にしたいなと思うんですけど。  特に今回申し上げたいのは、ごみの問題をどうするか。ごみの焼却を分別で今までしっかりとやっていましたね。だけど、焼却炉がよくなったから、ちょっと汚いものはプラスチックでも燃えるごみにしていいよと言われているんですけど、なかなかその辺がどこまでいったら汚いのかきれいなのか。あるいは包装のプラスチックの容器に紙が張ってありますね。製品の紹介とか、50%引きとか、これがプラスチックなのか紙なのかわからない。これを剥がさないとプラスチックの製品として分別で出していいのかどうかというのは、なかなか難しい。ちょっと汚れていたら燃やして出してよというけど、何かそこだけ切り取って出す、その手間とかも大変なことになってくるな。  一番わかるのが、今、レジ袋を有料化にするのかどうかで、今、レジ袋は大体のスーパーは有料化になってきていますね。ただ、まだコンビニとか、一般のお土産物屋さんは無料で出してくれているんですけども、そのあたりが、レジ袋が一番啓発しやすいなというふうなことを思いまして、今回、レジ袋の減量についてという形で出したんです。全部につながってくると思うんですけども。亀岡市なんかはレジ袋を有料化にするとかいう形で、あるいはもうレジ袋を廃止するという方向まで来ましたので、その袋はかわりに何をするのやということになってくると、紙とか植物からできたものをどう使うか。あるいは土に返したら自然に返っていくよ。バクテリアが食べて、返っていくよというようなものができてきているんですけど、まだまだ製品的には高いということがありますけれども。  城陽市の今後の減量政策はどういうふうにされるのか、担当のほうからお答えいただければありがたいと思います。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  レジ袋に対する削減についての市の考え方というようなご質問をいただきました。今、議員のほうからも紹介していただきましたように、レジ袋につきましては市内でも幾つかのスーパー等で、もう既にレジ袋の有料化というようなことに取り組まれており、またポイント制といったことについても取り組まれているというような状況です。その結果、多くの方々がエコバッグやマイバッグを持参されている現状などを見聞きする中で、そういった取り組みというのも一定理解され、定着してきているというふうに考えるところでございます。また、我々もそういった中でポイ捨てされるごみなんかについての啓発も進めていかなければならないというところですし、そういった中で、やはり捨てられるものについてのという形でレジ袋の有料化であったり、禁止していこうという流れもありますし、国のほうでも環境省がレジ袋の有料化を全国統一して行うというようなことについても検討を始められるというようなことも見聞きしているところでございます。城陽市としましても、このレジ袋の使用制限といった、そういった規制も環境省などで検討が始まっていることもありますので、市としましても、国や先進自治体の動向を注視していきまして、どのような取り組みが市民の皆さんに理解を得られて、また有効なのかといったことを調査・研究してまいりたいと考えているところです。  以上です。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  地方自治体においては、国が方針を決める前から先進的にやっている施策とかいっぱいありますね。だから、法律で決められたから、あるいは政令で出てきたから前へ進むんじゃなしに、やっぱりいいこととか、特に環境問題とか、教育とか、こういうものは国が定めなくても、やはり社会問題になっていたらどういうふうな形で取り組むかというのは地方自治体の特徴だと思うんですよ。だから、そういう意味では、環境問題、特に城陽市は水を基調として、いい水ですよという宣伝をする以上は、それにまつわる、かかわるいろんな環境問題を重点的に、先進的にやっていこうというのが城陽市の地方自治体のあり方だと私は思っておるんですよ。太陽光発電とか、風力発電も検討されましたし、そういうことをどんどんやっていかないと、国が補助を出すからやるとかいう問題だけじゃなしに、積極的にその問題はやっていただきたいなと思っておりますので、そういう意味では、議会からこれからもどんどん提案していくと思いますので、議員にいろんな意見があるように、やっぱり聞いていただいたらいろんな提案をすると思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  レジ袋の減量ということはしっかり取り組んでもらえるという、レジ袋だけじゃないということで理解しておきますので、よろしくお願いします。  次に4つ目、文化パルク城陽を使いやすいようにということで、文化パルクができる前、それからずっと文パルのことに携わってきたんですけれども。文化パルクができたときに一番楽しかったのは、あのマルチビジョンで映像を見ることがほんまに楽しかったんですね。プラムホールとかいうところに入ろうと思ったら、市の行事で無料のときはすっと入れるんですけど、コンサートとなると2,000円から、あるいは8,000円、1万円というお金を払わないと入れないんですけど、あのマルチビジョンでいろんな催しができた。そのときに皆そこへ集まってくるという、いろんな人とそのことで話ができるというのは、本当に文化パルクのいいところであったし、それからレストランも10時ごろまで、9時ごろからしまい始めるんですけど、10時ごろまで、特にロイヤルホテルがやっているときにやりましたね。ですから、文化パルクに行けば何かあるということで、皆さんうろちょろされていた、そういう記憶があるんですけども。今、夕方になったらほとんど関係者以外はうろちょろしてない。青年があそこでいちゃいちゃしているというのがありまして、このごろは踊りをガラス面で映るのを見ながら練習している子がちょこちょこいるというのが今の文化パルクかなと思っているんですけど。  セール・アンド・リースバックとは別に、やっぱりこれが城陽市の拠点であり、シンボルマークであり、いろんなところに、城陽市って一体何があるのというたら文パルとすぐよその人も言っていただけるほど有名になったなと思っているんですけども。ふだん使っている者からすると、使い勝手に絶えず気になるところが多うございまして、それがマルチビジョンであります。一回壊れて、修理するのにお金がかかるからもうそのままずっと置いてあるので、これこそ宝の持ち腐れ。今、宝にはなってないので、宝の持ち腐れではないんでしょうけども、それに相当する言葉が見当たらないぐらい、ほんまに残念に思っているんです。これの修理とかいうたって、もうあれは20年以上前のものですから、それにかわる、補充する部品がない。そうすると、新しいものに変えるか、あそこをなくしてしまって、ただの、きれいにして、投影機だけで映すだけにするのかというようなことしか考えられないなと思うんですけど。今、余暇活動センターが指定管理者制度になって、指定管理者という形で向こうにさすのがいいのか、城陽市が負担するほうがいいのか、どっちかなというふうに今、考えておりますけど。教育委員会としてはこれの計画、長期的にもうちょっと置いておくのか、早急にやっていかなあかんということは絶えず気持ちは残っているけども、予算をまだ認めてもらえないからだめなのか、そのあたりを聞きたいなというふうに思います。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、お問いかけの市民プラザのマルチビジョンでございますけれども、平成26年の故障で、当時、修繕費の見積もりを行いましたら約2,400万円ぐらいというようなことがございまして、直近の使用件数等も含めて考えたときに、かなり使用が少なかったというのも含めまして、廃止の処理をしているところでございます。  今後、平成31年度からは5年間また城陽市民余暇活動センターに指定管理をお願いすることになりました。この中で、今回の提案の中にスポーツ施設との連携として、例えばラグビーワールドカップやサッカーワールドカップのパブリックビューイングであったり、またコンピューターゲームで対戦するeスポーツの大会であったり、このようなものを取り入れて、活性化に向けた新しい提案もしていただいたところでございまして、マルチビジョンの整備については指定管理者と検討してまいりたいと考えているところでございます。新たなマルチビジョンの設置については、あのような6分割というよりも、今、液晶で1面になったものもあろうかと思います。今現在のところ、簡単な概算の見積もりをいたしましたら、撤去も含めて約1,500万円程度になるのではなかろうかということを聞いているところでございます。これも先日の文パルの活性化につきましては、今年度の文化パルク城陽の活性化というテーマで行われた城陽未来まちづくり会議の報告書を、先日、市長から余暇活動センターの理事長にお渡ししたところでありますので、報告内容を生かして、さらなる活性化に向けて、これについては指定管理者と協議を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  投影方式でも2,000万は最低かかるだろうという見積もりが、ちょっと知り合いなんかからおっしゃっていただいたんですけど。やはり今のテレビ方式になってくると数千万、5,000万、6,000万、あるいは1億円ぐらいかかるかもしれませんけど。この前のときでも使い勝手が悪かったですね。NHKだって画面1つで受信料を払え。いや、全部で1つやろうと思ったら、一つ一つ払え。それから自由に放映することがなくなってしまったんですね。だからNHKとの交渉もまずかったかなと思うんですけど、1画面にしたら1つのNHKの受信料でよかったんです。あれはちょっとおかしいね。1画面でしか映してないのに、12台分を払えという交渉だったという形で議会で1回やったことがあるんですけど。やはり西京極にしたって、電光掲示板のようなものやったけど、やっぱりお客さんに人気がなかったから、選手の映像でももう一度映せる、シュートのシーンをもう一度映せる。走り高跳びなんて、瞬間跳ばれたときによそを見ていたらわからないから、もう一度そのジャンプの状況を映せるとか、そういうものに皆変わってきているからお客さんが盛り上がってくれるのに、文パルは何か会議のある者しか、行ったって本当におもしろくなくなってきているというところがあるので、これは早急に対策を練ってもらうことが、文化パルクに人を呼び込むことになると私は思います。  それともう一つは、使い勝手がいいような料金設定がそこにないと。そやから、市民プラザを使ってもらわないときは放映しないのじゃなしに、いろんな映像も流していくことが大事かなというふうに思うんですね。だから、城陽市役所の待合室のところでもずっとテレビを流していますやん。私たちだけじゃなしに、おじいちゃんから子どもまで皆大体テレビ人間で、今、テレビ離れと言いながら、映像が流れたらそちらのほうに目がいきますね。そういう意味での使い方を考えていかないかんと思いますので、予算査定をしっかり早いことやってもらって、それが今、当たり前の時代でありますので、首をひねることもなしに計画を立ててもらいたいというふうに思っております。  それから、駐車料金のほう、今度は文化パルクのほうですけども。以前、文化パルクは無料にしようというところがあったんですけど、私だけが有料という形で全議員と対決したことがあったんですけども。中間をとって2時間までは無料で、それ以降1時間100円、最初払うとき100円やと思ったら300円という苦情が相当ありましたけども。それであそこは借地ですので、今の駐車料金で借地代が賄えるということで、もう一回無料にしようという声はあれからなかったということは、市民にとって痛いことを言うたけれども、結局返ってくるのは市民の税をどう配分するかということでありますので、よかったかなと思っております。  それから、ああやって駐車場が無料であればもっとたくさんの車が来て、地域の方々に迷惑をかける。つまり入れへんだ車は住宅地へ流れて、勝手に違法駐車される可能性があったということでありましたので、そのことがたんぽぽ自治会が文化パルク城陽に対して結構協力的でご理解いただいたということはありがたいなというふうに思っておるんです。駅前でああいう駐車場を持ったら、本当によそから、あそこへ1週間でもとめて海外旅行へ行くいうて議員が言うてましたからね。それをとめなあかんと思って必死になったことがあるんですけども。  おかげで城陽市役所の前もすっきりしたし、鴻ノ巣山運動公園も初めは無料やったんですけど、有料にしながら、どういうふうにするかということで体育協会とも相談しながら、今の現状になっているということは理解しているんですけど。やっぱり時代の流れが変わってきたのは、どこへ行っても100円駐車場が出てきましたね、ワンコインとか。昼間は30分200円やけど、夜になったら100円になったりとかいうことで、ここの夜の料金もちょっと考えてもらったんですけど。だけど、朝からとめたらトータルが、よそのワンコインが寺田の駅前で最高500円ぐらいですね。京都市内へ行ったら600円、700円あるんですけど、だけど、文パルにとめたら、1,000円すぐ超します。これを何とか安くせえという問題だけじゃなしに、もっと来てもらえて、とめてもらえるような形で料金設定をもう一度考えるべきじゃないかな。今の夜の料金が500円やったら500円プラス昼の料金ということになってくると、ちょっと超過料金というより高い料金になってしまいます。そういう形でするならば、機械経理ですから、誰もそこにおらなくてもいいのやったら、そういう料金体系というのはできないかなということを思っております。それのご検討をお願いしたいと思うんですが、どうでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  料金設定の件であるとか、利用実態については、今、議員のご質問があったようなところだと思います。平成7年の開館以降、これについては改定をしてこなかったわけでございます。今の現状のままで来ております。これも先日、一般質問でもお答えしていますように、やはり駐車料金の見直しにつきましては、他の施設とも総合的な観点に立ちまして検討が必要であろうというふうに考えているところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  気をつけなあかんのは、この前、私はよそへ行って、よそというより、大久保のマクドへ入ったんです。駐車の設定をして買い物に行ったんですけど、売っているやつが今、メンテナンス中でありませんと言われた。出て、駐車料金を、大体15分は無料やと書いてあるんですけども、即200円取られました。機械ですから文句を言っていくところがなかった。だから、ほんまに使い方によっては15分、10分で無料やという、買い物した人は特に90分無料なのに、買い物できなくて出てきたら200円取られた。これはちょっと店の子に文句を言うても、やっぱりアルバイトですから向こうはわかりませんから、だから、ちゃんとそういう形でこういう料金設定ですよという周知もどういうふうにするか、大事かなということを思いますけども。今、そういう意味では駐車料金を払うのが嫌だという人はだんだん減ってきていると思いますので、以前ほど2時間で出入りするという人は減ってきたことも確かです。今までちょっと会議したら、2時間前やからいうて、会議を抜けて車を出し入れするということがよくありましたが、そのあたりをしっかりご検討いただきたいなというふうに思います。  次に、本市におけるふるさと納税についてということで、ふるさと納税のことでちょっとある人から聞いたんですけども。どんな物品があるかというのは、去年の段階で見てたら大したものがなかったんですけども、今、商品がいろいろふえましたね、城陽市は。この前も京都新聞に載ってたんですけども、その前から質問事項は出してたんですけども。120品目のうちの、ちょっと間違うてたら。数字は細かいことはわかりませんけど、今、城陽市が出している商品のうちの半分がロゴス商品というふうに聞いているんですけど、そのあたりはどうなんでしょうか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  本市にふるさと納税していただいた方にお贈りする返礼品として取り扱っておりますものは、平成31年1月末時点でございますが、14業者、63品目がございます。その中で、ロゴスコーポレーションにご提供いただいている品物は31品目で、品数としましては全体の49%となっているところでございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  半分の商品がロゴス商品で占めてしまったということですけども。このふるさと納税の商品というか、産品になると、広告料が要らないんですね。これは企業にとっては本当にいいことだということでいいんですけど、もともとこのふるさと納税というのは、地域の特産をできるだけやってもらって、地域に援助したいという。城陽から外へ行かれた人がまた城陽のために何かお手伝いできひんかというのが、国のもともとの考えやったと出発点は思うんですけども、それが今、何か企業同士の競争になってしまったみたいになっているんですけども。  城陽市は、そういう意味では、ちゃんとしたルールを守るということをこの前の決算特別委員会で市長がおっしゃっているんですよ。私たちが聞くときには、城陽の物産が、ふるさと納税の基金が少ない、返ってくるお金が少ないですよということは聞いてたんですけど、多いとことの競争はどうするかというのはいろいろ問題があるけれども、城陽市は少ないですねという形で聞いたら、市長は、その前段階で、城陽市のふるさと納税が少ないという話でね。その原因を、とんでもないことを考えられる。今、総務省がどういうルールでやっているかということをご存じでしょうか。それに基づいて城陽市は正しくルールどおりやっている。多く集めるところが今、問題になっているのをご存じでしょう。事実は、だからそれ以外の違反行為をやっているからたくさんのふるさと納税が入ってきているという、こういう戦略・戦法なんですよ。だから、そういうようなことも前段階で言うて、城陽市のふるさと納税が少ないという話をされるのやったら、我々は理解できるんですが、何も言わないと、いきなり城陽のふるさと納税どうのこうのという話、私らにとっては非常に理解しがたい。つまり、城陽市はルールを守ってやっているということをおっしゃっていたと思うんです。私は何でもかんでも少ないやないか、どうするねんという形で聞いたわけでもないんですけども、それはそんな質問をしたんじゃなしに、全体の収益の問題とかいう形で、税収の問題とかで申し上げた中で、ふるさと納税がこういうふうに少ないですよという形で言ったんですけども。  ルールを守る。ふるさと納税の物品というのは大体地場産業とか地場で取り扱いしている商品が多いんですけども、それが守られていない市町村がある。特に泉佐野のような形でいろんな商品を出して、お金が返ってくればいいという、何か消費をあおっているような、税金を無駄遣いしないような形であおっているような、そんな形を国民に与えつけているような感じがするので、城陽市はそういうことしませんよという市長の答弁やったと思うんですが、これはどうなんでしょうかね。  もう一つは、もう時間がないのでもう一つ言いますけども、ロゴスの商品はほとんど中国で生産さしているんです。つまり、うちは京都牛がありますよ。牛肉屋さんで扱っていますよ。京都牛を出しますよと言うたら、それはそれでいいです。オーストラリアの肉とアメリカの肉も出しますよと言われて、その肉をふるさと産品にするようなとこはほとんどない。どの商店でもいけるんならば、平和堂さんでもいいわけでしょう。平和堂さんが扱っている商品はどれでもいけるわけでしょう。だから、そういうことがふるさとの連携ができるという形で国が特にお願いしてきたことで、抜け駆けするところがふえてきたというふうに私はとっているんですが、今回、決算のときは11月でしたから、このときはロゴスの商品は上がってなかった。それから急遽上げられたということは、私が言ったことで慌てて商品を取りそろえられたのかなという危惧があるんですが、そのあたりはどうでしょう。河合部長、よろしくお願いします。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  ただいまの件について答弁する前に、本城議員に訂正をお願いいたします。ロゴス商品以外の今まで用意している商品があたかもよくないような発言をされたのは、これは我々にとって非常に問題だと考えております。  今のお話の中で、ふるさと納税制度はふるさとや地方団体のさまざまな取り組みを応援する納税者の気持ちを橋渡しし、支え合う仕組みであるとともに、地方自治体がみずから財源を確保し、さまざまな施策を実現するために有効な手段であり、地域資源を最大限活用し、地域経済を再生させていく上で重要な役割を果たすものと認識しております。  本市としましては、ふるさと納税に係る返礼品について、従前より総務省より出されたに通知に即した対応をしており、現状、問題はないと考えております。  なお、詳細については、総務部長から答弁させていただきます。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  引き続き、ご答弁申し上げます。  ふるさと納税に係る返礼品の送付等に係り、総務省から平成30年4月1日に出された通知におきまして、返礼品は、地方団体の区域内で生産されたものや提供されたサービスとすることが適切とされております。現在、本市にはロゴスランドができており、地域資源であるロゴスランドの指定管理者である株式会社ロゴスコーポレーションが提供されるサービスの延長線上にあると言えるもので、市内で提供されるサービスの一環として捉えており、現在、問題となっている事例として挙げられました自治体とは状況が異なると考えております。  なお、今後、国が地場産品の定義を明確化された際には、改めて全ての返礼品について基準に適合するかどうかを精査したいと考えております。  以上でございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  私、ロゴス商品以外のことをだめだとか、一言も言ってないですよ。議長、そのことを確認できますか。 ○増田貴議長  後で確認します。 ○本城隆志議員  申し上げたのは、サービスを提供するというならば、平和堂の商品だって全部そこで提供できますよということを言っているわけです。だから、そういうものをしっかり把握しておかないと、商品なんて何でもかんでも、そこの外国商品を扱っているところが入ってきたら何でもいいよという話ではないと思うんです。それともう一つは、そこの国で生産されている、あるいは地場産業というのはそういう地域でつくっているものを大事に考えていかないと、サントリーはどんどんサントリーの商品を出せますやん。そういうことが出てきてないというのは、ここに問題があるかなというふうに私は思っております。  続いて、文化パルクのセール・アンド・リースバックの話をしたいなと思っているんですけども、裁判の、地裁の結審が5月に延びたというようなことも聞いていますけれども、非常にセール・アンド・リースバック自体はおもしろいやり方かなと私は思っておりますけれども、だけど、そこへ至るまでの、地方自治体がやる行為ではないなというふうに判断しましたから、私は続けて文化パルク城陽のセール・アンド・リースバックの問題は反対だということを申し上げておきたいと思います。  今回、平成最後の私たちの一般質問でありますけれども、昭和の最後、どんな質問をしたのかなということになってくると、もう30年前のことはあんまり記憶にない、細かいところまで覚えておりませんけれども。やはり最後の質問がまた未来に向けて結構城陽市のために役に立つことと思いながら、こうやって質問させていただきました。
     議長には先ほど言いましたようなことをしっかりもう一度確認をしていただきたいというふうに思います。  以上で終わります。 ○増田貴議長  午後1時10分まで休憩いたします。         午前11時40分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  藤城光雄議員。 ○藤城光雄議員  〔質問席〕 失礼いたします。公明党議員団の藤城光雄でございます。  きょうは奥田市長はピンクのネクタイをされておりまして、私もネクタイは一度そういう色をしてみたいなと思ったんだけど、やっぱり似合わないので、きょうは城陽産の虎が入っているネクタイをしてきました。ふと見ると、畑中完仁さんもピンクに虎で、やはり散る桜も残る桜も桜かなという思いでここに立っております。ひとつよろしくお願いします。  私は、本日で平成15年4月の初当選から4期16年の最終議会となりました。この間、議長2年間、8回の質問を除くと、都合56回のうち、今回で52回目の質問をさせていただきます。市長初め担当部課局の皆さんには、一般質問の内容初め幾多のご意見やご要望に対しましても、政策の実現を図り、市民の小さな声をも受けとめていただきましたことに感謝申し上げます。  さて、ラスト質問を通告しておりますので、質問方式は、原点に戻り一括方式でよろしくお願いいたします。市長初め担当部課局のご誠意あるご答弁をお願い申し上げ、順次質問させていただきます。  このたび示されました奥田市長2期目、折り返しの平成31年度当初予算は、源遠長流につながる取り組み予算であると考えます。この源遠長流というのは、例えば水の流れが遠くまで長く続いていくにも、そのもととなる水源と道中に幾多の困難な障がいがあっても、それらを乗り越える水の力で、流れは生々世々、淡々と流れ続くとの意であると考えます。その意に照らすと、市長の施政方針にはこのようにございました。今後につきましては、少子高齢化が年々進行し、社会保障の増加が予想される中、新名神高速道路の平成35年全線開通という大きな好機を生かしたまちづくりや、これら中略しまして、対策には依存財源から自主財源へシフトも目指した強固な財政基盤をつくり上げていくことが必要であり、長期的な見通しに基づき財政運営指針を策定するなど、財政の健全化に向けた取り組みを進めてまいります。このようにございましたので、私はこういう方針で一貫性があり、考えにぶれがない、このような証拠であると評価いたしております。  さて、①市長の目指される3つの基本姿勢に基づく7つの政策の取り組みの主な点についてお伺いしてまいります。  初めに、市長が掲げられる7つの基本政策の中で、特に1期目と2期目とでは施策の実現や前進が多分に図られていると考えます。市長は、各種会合などで機会あるたびに、NEW城陽の構築を述べられています。そこで、これまで就任から一貫して7つの基本政策を展開され、7つの基本政策として100事業を展開されておられますが、各項目での効果と、その1から7項目ごとの1丁目1番地などについて、いま一度市長の熱い決意をお聞かせください。  7つは、申し上げると時間がございませんので、割愛します。  また、この先、市長として市民に寄り添う施策展開などについてどのような事柄を挙げられていますか。2期目折り返しの年に当たり、市長のご所見をお聞かせください。  次に、本市は1972年、昭和47年5月3日に市制施行して、47年を迎えます。特に平成から新元号を迎えるに当たり、国は、本年10月から消費税引き上げが10%へと上げられることが目されます。公明党は、消費税率引き上げ時に子育て支援世代と非課税所得層への負担軽減対策を講ずる必要性を、昨年夏までに実施した100万件アンケート調査に基づき、子育て、教育、介護、中小企業、防災・減災対策について、全国3,000余の公明議員が積極的に取り組みました。その結果、子育て世帯への経済的な負担は実に74%以上に上り、負担感があると判明。また介護への負担58%、中小企業制度を知らない56%、防災・減災の空き家、また道路・河川35%以上の数字となりました。調査の結果、公明党は、経済的な負担が大きい0歳から2歳、3歳までの子育て支援世代と非課税世帯者対象に、消費税率増税分の負担軽減対策として、2万円で5,000円分のプレミアム付商品券事業の実施を提案し、閣議決定されました。使用期間は10月から半年間が使用できるプレミアム付商品券事業となっておりますが、そこでお尋ねします。支給対象の実施要項について。プレミアム付商品券事業の目的と進め方について。3、0歳から3歳の、2歳やったかな。子育て世帯と非課税世帯者対象者数について。4、予算計上の時期と支給額及び支給方法について。5、プレミアム付商品券事業の費用対効果について、市のご所見をお聞かせください。  続きまして、これまで実施されてきました反響が多いプレミアム付商品券事業もありますけれど、他方で、少子化の中でことしはどうしたことか、本市にはこれまでにない待機児童の増加という複雑な話題と課題もありますが、新元号のもとで国施策のプレミアム付商品券事業実施後にでも、歴史の転換期を市民と祝う取り組みをされてはと考えます。  そこで、私の案でありますが、例えば他市にはない発行番号に特賞、1等、2等賞がつくような懸賞付き、仮称〇〇元号慶祝NEW城陽プレミアム付商品券発行事業などの実施に向けた対策を講じようとされるお考えはございませんか。これまでも消費の底上げに寄与することは報告されているとおり、今から積極的に取り組まれてはと提案いたしますが、市のご見解をお聞かせください。  以上で第1質問を終わります。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  藤城議員におかれましては、冒頭、施政方針に関して高い評価をいただきまして、ありがとうございます。藤城議員が今期をもってご勇退されるということで、今回が最後の一般質問ということでございますが、先ほどは私にとっても源遠長流という言葉を紹介していただきました。藤城議員とは、私はいろんな言葉のやりとりをさせてもらった中で一番印象的なのは、藤城議員がおっしゃっておりました雨ニモマケズ風ニモマケズ、この宮沢賢治の詩が一番印象に残っておりますが、これを機会に源遠長流、この言葉も大事にしていきたいと思っております。  議員になられて16年間、長きにわたり第一線でご活躍され、通学路や生活道路の改善、市内商工業の活性化、聖域を設けない行革の推進など、多くのご功績を残されましたことに敬意を表します。特に新名神高速道路へのスマートインターチェンジの設置にご尽力いただきました御礼は筆舌に尽くしがたく、感謝の言葉もございません。今後ますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。  さて、ご質問いただきました7つの基本政策ごとの決意と、この先の施策でございますが、本市は、新たな市街地の創出と企業誘致を初め、JR高速化・複線化、駅周辺整備など、交流人口の増加に向けた礎を築いてきたところでございます。  7つの政策ごとの主な内容を申し上げますと、1、活気あるまちを創りますにおきましては、東部丘陵地の整備を進めてまいりますとともに、京都城陽産業かがやきビジョンに基づき、商工業の振興と地域経済の活性化に向けた施策を進めてまいります。  次に2、安心・安全、福祉先進都市・城陽を実現しますにおきましては、消防庁舎の移転、同報系防災行政無線の整備、子育て世代への支援、高齢者福祉の充実に取り組んでまいります。  3、豊かな自然、住みよい環境を整えますにおきましては、生活道路の整備を進めますとともに、鉄道駅及び周辺道路の整備を進めてまいります。また、茶、梅、イチジク、湧水花卉、寺田いもを初め、農業振興にも努めてまいります。  4、働く場を創りますにおいては、企業説明会の実施やワーク・ライフ・バランスの啓発などを通じて、地元企業や新たな立地企業への雇用を結びつけるための取り組みを進めてまいります。  5、全国に誇れる人材を育て、次世代の力を育みますでは、教育環境を整備し、学力の向上を図り、未来の担い手となる人材を育成してまいります。  最後に、6、市民との対話、あなたの思いを活かします。7、市民が主役、あなたの活動を積極的に支援しますにおいては、市民活動の活性化や市民協働の推進を図ってまいります。  今後は、東部丘陵地へのアウトレットモールの誘致やJR奈良線の高速化・複線化など、ハード整備にあわせまして、福祉・教育分野を含めたソフト面の充実を図ってまいりますので、藤城議員におかれましては、今後とも市政運営に対しまして大所高所からのご指導を賜りますようお願いいたします。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  それでは、私のほうからプレミアム付商品券事業につきましてご質問いただいた件にご答弁申し上げます。  まず事業の内容等につきましてご質問いただきました。本事業につきましては、消費税・地方消費税率の10%への引き上げが低所得者、3歳未満の子のいる子育て世帯の消費に与える影響を緩和するとともに、地域における消費を喚起、下支えすることを目的として実施されるもので、その実施に必要な経費を国が全額補助することとされております。去る2月18日に、京都府におきまして市町村説明会が開催され、事業の概要、実施ポイントなどが示されたところでございます。制度実施に係る詳細は、今後、詰めていくこととなりますが、現段階で示されている事業の概要といたしましては、プレミアム付商品券の購入対象者は、議員お話にもありましたとおり、平成31年度住民税非課税者と3歳未満の子が属する世帯の世帯主となっております。購入限度額は、商品券の券面額2万5,000円を上限としまして、販売額は2万円、5,000円分のプレミアム補助となっております。また購入に際しましては、券面額5,000円単位で5回に分けて購入ができるとされているところでございます。  なお、商品券の使用可能期間は2019年10月から2020年3月までの間で、市町村の定める期間とされており、商品券の取り扱い事業者は市内の店舗から幅広く公募することとされており、本市におけるプレミアム付商品券事業は、基本的には国の枠組みどおりの内容で実施することを想定しております。  商品券の購入対象者数でございますが、非課税者で約1万3,400人、3歳未満の子の数で約1,600人、合計約1万5,000人と見込んでおりまして、全対象者が商品券の券面上限額である2万5,000円分を使用された場合、3億7,500万円の消費につながるものと試算しております。  予算計上の時期といたしましては、本年度の3月補正予算におきまして、当該事業に係る事務費の全額を計上の上、繰り越し、事業費本体につきましては、平成31年度の補正予算計上を想定しているところでございます。本事業は、消費税・地方消費税率の10%への引き上げが消費に与える影響を緩和するとともに、市域におきまして大幅に消費を喚起するものであり、低所得者、3歳未満の子育て世帯と地元地域の商工業者にとって大いに効果のある事業であると考えているところでございます。  続きまして、新元号のもとでの歴史の転換期を市民と祝い、消費の底上げに寄与する取り組みとして懸賞付きプレミアム付商品券発行事業を実施してはとご提案をいただいたところでございます。現在、消費喚起を図る事業といたしましては、商工会議所におきまして、例年秋に大謝恩フェアとして、市内参加店舗によるクーポンの利用や抽選券の配布による事業を実施されておられるところでございます。プレミアム付商品券事業の実施には多額の財源が必要となりますことから、有利な特定財源などを模索する中で、新元号の慶祝に合わせた実施の可能性につきまして、商工会議所とも十分協議してまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  藤城議員。 ○藤城光雄議員  ご答弁ありがとうございました。久しぶりに一括でやると、なかなかふなれなところが出まして、申しわけございません。  それでは、後ろのプレミアム付商品券事業、これはご説明があったとおり、国挙げて、今回、消費税の引き上げに対するそういう軽減措置ということが公明党の、これは福祉の立場でいつも提案をしてまいりました。プレミアム付商品券事業が愚策だとか、いろんな社会のちまたでやゆされるわけでございますが、決して私はそのようなことはない。これまでご答弁いただきましたように、今回これらを利用された場合は市内でも3億7,500万円の効果がある、こういうご答弁もありましたように、ぜひともこの事業が100%使われて、市内の消費喚起に寄与すること。ただ、事務手続的なこと、これは非常にこれからだというのがよくわかりました。詳細は2月18日でしたか、自治体に説明があったということで承知をしましたので、あとは漏れなくこの人たちが恩恵にあずかれるように、これをするのは行政の仕事だと思いますので、この点だけは絶対抜かりのないようにひとつ、私、もろてへんわというようなことのないようにお願いしておきたいと思います。  まだ若干年齢の部分でこれから整理される部分もあるということ、6月1日付けで云々とか、いろんなことは新聞報道でもありますが、それはそれとして、今後、国が図られる、また自治体で決めていかれることだと、このように承知しておりますので、ぜひとも有効な手段を、効果ある手を打っていただきたい。  17年4月に内閣府がまとめて、さきのプレミアム付商品券事業で、実質1,788の自治体がされたアンケートの結果、実に買い物で使用された総額9,511億円のうち、商品券があったから消費した額は3,391億円。ここからプレミアム分や印刷代などを引かれて、引いた分、実質消費喚起効果は1,019億円あったと、このように試算されておられますように、自治体が今回行われる分も同様の効果を、さらに割り増し分の3割、3倍、4倍の消費喚起に前回もつながったという事例がありますので、ぜひとも大いに図っていただきたい。  あとの後段の部分、というのは、消費は今回2%上がってもさほど落ち込まない。なぜなら公明党を初め自公民で合意した内容は、食品については8%据え置きということを、生活に起因する部分はそのままということで、贅沢品とかはつきますけど、そういうことになっておりますので、この部分が非常にすごい取り組みが、10%に移行しても効果が上がるものと期待しております。  そこで、消費の落ち込みに、ゼロとは言わんけど、できるだけ効果を上げていただくためには、次なる対策を私は半年間は3月までで終わる。次のときにおりませんが、今から声を発しておいたら誰かが引き継いでくれるかもわかりませんので、その点、また行政としてもこのことに商工会とも十分ご議論していただき、有効な対策をお願いを求めたいと思っております。では、このプレミアム付商品券事業についてはこの程度にとどめておきたいと思います。  あと、7つの市長の施策の中で、数点、時間の加減もありますので、端的にお伺いしていきたいと思います。  私は、活気あるまちづくりの中で、アウトレットモールの開発に向けた三菱地所のグループが取り組まれるもの、またスマートインター設置の状況と、また城陽井手木津川線について事業化に向けた状況をお聞かせ願いたいのが1つ。  それと、2つ目の安心・安全、福祉先進都市・城陽については、市の災害ボランティアセンターに備蓄品が多分にあるということは伺っています。また資料もいただいております。28項目363個のものがある。これの保管先があちこちに保管されておる。災害時の際に、大災害時に対策本部を以前も鴻ノ巣山運動公園等に、また消防本部にもなるわけだと思うんですが、今後の保管場所を集約する必要があるんじゃないか、このように考えますので、この点についてのお考えをお聞かせ願いたいのが1つ。  それから3つ目ですが、豊かな自然、住みよい環境を整えます。この件については、JR奈良線複線化に伴う事業、久津川道踏切、寺田道踏切拡幅改良費及びJR駅のエレベーター設置、バリアフリー化工事費など、完了時期はいつなのか。ちょっとずれ込んでおるように思いますので、お尋ねします。  それからもう一つは、複線化にあわせて嫁付川都市下水路排水路の口径が、JRを越水したということで、口径が小さいということで、改修工事に対する取り組みについてお伺いしておきたいと思います。地域の皆さんの不安視があります。  働く場を創りますのサンフォルテ城陽及び白坂テクノパークでの雇用実態と税収見込みはどの程度最終見込んでいけるのか、この点について。  それから、全国に誇れる人材を育て、次世代の力を育みますでは、教育環境の整備として、既に議員さんも尋ねておられますが、無線LAN、未整備のトイレ改修の見込みについていつごろか。それから、児童の安全確保に関する緊急連絡設備整備の見込み状況はどのようになっているのか。  それから、6つ目の市民との対話、あなたの思いを生かしますの中で、21日の新聞の報道で55人委員会が提示されました。先ほど本城議員さんからもいろんなお話がございました。ある面、複合するかもわかりませんが、端的にお答え願いたいと思います。  またもう一つは、市民意識調査の実施への考えはいつごろになるのですか。  7番目の市民が主役、あなたの活動を積極的に支援します。この中で、市民活動の活性化や市民協働の推進を通じて、いよいよロゴスランドがプラムイン城陽の整備と活用に取り組まれていくに当たり、市民の声を募り、施設づくりへの検討もされてはどうかと、このように提案申し上げたいと思いますが、市のお考えをお聞かせください。  以上です。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  では、私のほうからは、アウトレット、スマートインター、城陽井手木津川線の状況についてご答弁させていただきます。  アウトレットモールに係る進出予定事業者の取り組み状況といたしましては、現在、新名神高速道路の開通にあわせた開業に向けまして、建物の配置や道路計画、また調整池計画といった検討を進められているところでございます。  スマートインターチェンジにつきましては、ご案内のとおり城陽インターチェンジと仮称宇治田原インターチェンジのほぼ中間に府内初として事業化されたところでございます。当初インターチェンジ間の距離を考えますと現実的ではないとの意見も各方面から伺っておりましたが、東部丘陵地のまちづくりを進めていくにはどうしても必要であった中、国等のご理解を得て、実現に至ったものと考えているところでございます。  このスマートインターチェンジが事業化されたことにより、まちづくりへの機運も一気に上がり、事業予定者による府内初のアウトレットモールの計画も構築中である中、いよいよ城陽井手木津川線も事業化が見えてきつつあります。この道路ができることによって、新名神高速道路、スマートインターチェンジや東西の4車線幹線道路ネットワークを含めた地域の総合的な交通アクセスが格段に向上し、京奈和自動車道や木津川市の東中央線等を通じて、木津川右岸・左岸をつなぐ環状ネットワークができることになりますので、城陽井手木津川線は府南部の振興にも大きく寄与するものと考えております。ご承知のとおり、先週の3月8日に、社会資本整備審議会道路分科会近畿地方小委員会が開催され、一般国道24号城陽木津川バイパスとして新規事業化採択時評価が実施されたところ、委員からも事業化すべきとの意見が出されており、1日も早い新規事業化決定を望んでいるところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  田川危機管理監。 ○田川和親危機管理監  私のほうからは、城陽市災害ボランティアセンターの備品等の保管場所などに関するご質問についてご答弁をさせていただきます。  近年の大災害を振り返りますと、発災後は全国からボランティアの方々が自主的に被災地の支援に駆けつけ、災害からの復旧・復興に大きな役割を果たしていただいているのは周知のとおりでございます。この活動に必要な備品及び防災用具の保管につきましては、コミュニティ防災センターを中心に、市内の防災倉庫等に分散保管しているところでございます。また、保管場所を集約することにつきましては、今後、検討しなければならない課題であると考えております。  以上です。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  それでは、都市整備部にかかわります2点につきまして、私からご答弁申し上げます。  まずJR奈良線久津川道踏切と寺田道踏切についてご答弁申し上げます。久津川道踏切につきましては、平成28年度から事業を開始し、JR奈良線高速化・複線化第二期事業にあわせ、踏切南側に幅員2.5メートルの歩道を新設する踏切改良や、踏切前後の市道103号線の歩道整備、JR線に並行する市道104号線の道路改良をあわせて実施しております。現在の進捗状況は、用地買収が13件中11件契約をいただき、現在、用地買収が完了した市道104号線の工事を実施しているところでございます。平成31・32年度の債務負担行為により、平成31年度に協定を結び、平成32年度で踏切工事を予定しております。久津川道踏切の歩道整備等に要する総事業費は、概算で約4億6,000万円でございます。また、寺田道踏切につきましては、平成29年度より事業化し、踏切南側に幅員2メートルの歩道整備を進めております。平成32年度に協定の締結、平成33年度で踏切内の歩道整備や踏切前後の道路改良工事を予定しております。寺田道踏切の歩道整備等に要する総事業費は、概算で約1億2,300万円でございます。  次に、JR横断部の嫁付川都市下水路についてご答弁申し上げます。正道池下流に位置しますJRをアンダーで横断する嫁付川都市下水路につきましては、平成24年8月の豪雨であふれたことを受けて、平成25年度に正道池の掘削を行い、1万8,800立米の容量を3,000立米ふやし、16%の容量アップを図りました。平成29年に見直しを行いました総合排水計画の検証結果におきまして、正道池の容量アップにより、JR横断部の排水管の口径を大きくする必要はないという結果になっておるところでございます。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  私のほうからは、まちづくり活性部に係りますJR城陽駅のバリアフリー化、それからサンフォルテ城陽及び白坂テクノパークの雇用実態につきましてご答弁申し上げます。  まずJR城陽駅のバリアフリー化の工事費と完了時期につきましてでございますが、JR西日本におきまして平成31年度にバリアフリー化に係る工事の設計を行い、国が指針で示しております年度の平成32年度に工事を行われる予定でございます。バリアフリー化に係る工事の内容といたしましては、駅構内とホームを結ぶエレベーターを上下線合わせて2基、ホームへの内方線付き点字ブロックの設置、券売機の蹴り込み設置、多機能トイレの設置、触知案内図の設置、2段手すりの設置、音響案内設備の設置を行う予定と確認しております。費用につきましては、設計に係る費用が6,200万円で、その3分の1に当たります2,066万6,000円を市が負担することとして、31年度の予算に計上しているところでございます。工事に係る費用につきましては、これから設計が行われますことから、詳細な額は不明でございますが、現時点でJR西日本から示されております、あくまで概算金額といたしまして約5億5,000万円とされており、このうち基本的に3分の1が市の負担となるところでございます。  続きまして、サンフォルテ城陽及び白坂テクノパークでの雇用実態についてでございます。平成31年2月末現在の従業員数といたしまして、サンフォルテ城陽で約1,900人、うち市内在住者が約600人、白坂テクノパークでは約400人で、うち市内在住者が約100人と確認しているところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  続きまして、私からはサンフォルテ城陽と白坂テクノパークの市街化区域編入前と比べた平成31年度時点の税収増加見込みにつきましてご答弁申し上げます。  まずサンフォルテ城陽につきましては、現在、随時土地利用が行われてきておりますので、固定資産税・都市計画税で約2億2,000万円、法人市民税で約8,000万円の税収増加を見込んでいるところでございます。また、白坂テクノパークにつきましては、固定資産税・都市計画税で約4,000万円、また法人市民税で約500万円の税収増加を見込んでいるところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  それでは、私のほうから教育に係ります教育環境の整備、児童の安全確保に関すること、ロゴスランドの整備に係ること、この3点をお答えさせていただきます。  まず小学校施設の無線LAN環境の整備見通しにつきましては、平成30年度の体育館や一部の特別教室を中心とした整備に引き続きまして、平成31年度に普通教室を中心とした整備を行います。これによりまして一定の無線LAN環境の構築が完了する見込みでございます。  また、小・中学校のトイレの洋式化でございますが、当面の目標の市内小・中学校全体で洋式化50%の達成は平成35年度末となる見込みでございます。  続きまして小学校の緊急連絡設備の整備につきまして、学校内において突発的な事故等が発生した際に、児童の安全確保を図るため、教職員間で緊急に連絡をとる必要があることから、平成31年度に実施を予定しております無線LAN環境を活用いたしまして、職員室や保健室、校舎各階の要所を接続する内線電話を設置するものでございます。なお、整備の時期につきましては、平成31年度の夏季休業期間に作業に着手し、年度内には運用を開始してまいりたいと考えているところでございます。  最後に、ロゴスランドについてでございます。平成30年6月30日にプレオープンいたしました現在のレクリエーションゾーン内では、バーベキューが行えるエリアの整備工事に着手したところでございます。平成31年度の初旬からバーベキューエリアの上物の整備、またアイリスイン城陽の改修工事を引き続き実施いたしまして、平成31年夏のグランドオープンを目指しているところでございます。このたびの整備は、山背五里五里のまち創生総合戦略の基本目標の1つとして、まちの魅力発信!人を呼び込むまちづくりの取り組みの1つとして、プラムイン城陽とアイリスイン城陽を観光資源として捉え、レクリエーションゾーン一帯の利用拡大を図ることを目的として取り組んでおります。市民の声を募った施設づくりについては、利用者の声は日常から指定管理者と市で情報共有を行っているところでございます。平成31年度からはレクリエーションゾーン全体がロゴスランドとして管理運営されることから、今後とも日々市民や利用者の声を情報として確認する中で、多くの人に喜んでいただける施設整備、施設運営に努めてまいります。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  私のほうからは、55人委員会と市民意識調査につきましてご答弁申し上げます。  まず城陽未来まちづくり会議、55人委員会の報告についてでございますが、平成30年9月8日に開催いたしました城陽未来まちづくり会議、55人委員会につきましては、文化パルク城陽の活性化をテーマに開催いたしました。会議においては、高齢の方から子育て世代の市民の方にご参加をいただき、文化パルク城陽が持つ可能性や複合施設としての特性を生かそうと、図書館や市民プラザといった施設の有効活用や新たなイベントの開催、カフェの誘致やSNSによる情報発信など、幅広いご意見やご提案がございました。この報告書につきましては、2月18日に、市長から指定管理者である城陽市民余暇活動センターの理事長に手渡しをさせていただいたところでございます。今後、報告書の内容を生かし、複合施設としてのメリットが十分発揮できるよう、指定管理者と協議を行い、具体化に向けた検討を進めてまいりたいと考えております。  続きまして、市民意識調査についてでございますが、市民意識調査は、市民の皆さんの生活意識、経年変化を把握し、市政に反映させることを目的として、アンケート形式で調査を実施するものでございます。本市においては、新名神高速道路の全線開通を控え、サンフォルテ城陽のまちびらきや東部丘陵地の整備など、今、大きくまちが変わっている中、今回の調査につきましては、その機会を捉え、幅広い市民の皆さんのお考えをお聞きするものと考えております。調査時期につきましてはことしの夏ごろを予定しておりまして、今後、庁内で照会をした上で、調査項目を検討してまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  藤城議員。 ○藤城光雄議員  たくさんのご答弁、ありがとうございました。一々たくさんの質問ですので、内容ですので、時間の都合もございます。  私は今、この7つの政策に市長の思いがこもっていると思っておりますので、その1つ目の、要は活気あるまちづくり、ここについて、私はこれまでも経年変化もありますが、東部丘陵地の新名神高速道路のインパクトを生かしたまちづくり、通過にさせないまちづくり、このことを地域住民の、また我がまちには長年、砂利を取った跡地がそこに存在するなど、いろんなことを活用すれば、大いなる宝の山になる、このような思いをずっと持っておりました。今回、それが市街化編入27ヘクタールと青谷に41ヘクタール、これがされてまいりました。この間いろんな議論が土地活用についてはあったわけですが、しかしここに至って、やはり地権者の皆さんもこの土地活用について非常に期待を寄せておられます。後々ちょっとまた報告をしたいと思うんですが、そういう意味では、何としてもこの当該地が、今回、示された宇治木津線から城陽井手木津川線、この上に国道24号のバイパスという機能がつくということであって、より利便性の図れる道がさらにつくということで、東部丘陵地が一層脚光を浴び、城陽のまちが関西圏おろか多方面に及ぼす影響は多大である。できる限り資財は投じないかんと思うんですが、やはりその中でも大いに効果を上げていただきたい、この思いでいっぱいでございます。こういう意味で、確認の意味でこのようなことを質問させていただきました。どうか有効な土地を最大限に生かすのは、やはりプロフェッショナルであります行政の皆さんの熱い思いと地権者の思い、また地域住民、市民の皆さんの思いが相寄って成就されるものと、このように思っておりますので、ひとつとことん強い思いで、前に前にと進んでいっていただきたいな、このことをまず申し上げておきたいと思います。  この間、いろいろとありましたが、それで、特に今、ご答弁いただいた中でも、私は1つ重要なことがございまして、後ほどちょっと触れさせてもらいますので、ここでは省かせていただきたいと思いますが、要は今、市長を中心にまちづくりがどういう方向に向いているかということがやはり全てであると、このことだけははっきりしていると、このように思っておりますので、ひとつよろしくお願いします。  あと7つの項目の中でいろいろと要望をさせていただきたい点があるのは、2つ目の防災に関する部分は、早く備蓄倉庫を完備してください。またあと、過日もマンホールトイレができたと、こういうこともありまして、非常に喜んでおります。早速購入していただいた。過日も我が公明党はそれを見させていただいて、これを市内小・中学校にいち早く完備されますように強く要望しておきたいと思います。  JRも時間的な問題で若干年度がずれ込んでいるように思いますが、やはり城陽市はこのことで多額の費用も拠出しておりますし、市民の皆さんが、立派な駅舎が、またエレベーターがついた。また願わくばエスカレーターの要望が常々ございますので、エスカレーターの設置も、人が1人だけでも通れるようなエスカレーターの設置ができないか。このことも市におかれましては強く今後、西脇知事、JRのほうに向いて要望をしていただけたらと思っております。  また、働く場のサンフォルテの部分におきましては、当初サンフォルテ城陽、寺田塚本地区土地区画整理事業、こんなものは4年前は反対大合唱。このような中で、市民に1社も来ない、議会でも堂々とこのような声が上がった。しかし、事実は小説より奇なりとございますように、やはり皆さんの、その中でも故有川副市長が命を、身を削る思いでこの対策に取り組んでいただいた。墓前に私もこのように報告も行かせていただきました。非常に奥さんも喜んでおられましたので、ご報告しておきたいと思います。  それから、教育のLANは、非常にこれからICTですか、情報の時代ですので、今後、児童・生徒の英知が磨かれることを期待しておきたいと思います。あとは無線LAN、ぜひ完備ができるということを期待しておきます。
     あと55人委員会の皆さんの声、先ほど答弁もありましたので、ぜひ事が文パルで、多目的な事業が取り組めることはすばらしいことだと思いますので、どんどん市民の声を聞いて、活用が進むように期待しております。  7項目めの伝えましたプラムインの整備とあわせてということで、アイリスインが今度改修されていくということですので、先ほどの駐車場の問題のこともございまして、教育部局は検討していくということもございましたので、ぜひいい状況をつくっていただきたいなと、このように思います。  全体7つの要望としては、これを進める上で、例えば昔じゃないですが、火をおこすのにはよき火打ちとよき石が要る。よき石の角ですね。そしてあとは火口、だから火打ちとよき石の角とよき火口、この3つがより合って火を用いることができるんだ、このように教わったことがございます。よき火打ちとは市政、市長、またよき石の角は議会、よき火口は市民に当たるのではないかと個人的に思っております。市民のための市政運営のためにさらに努力をお願いを申し上げておきたいと思います。  いろんなことを申し上げると何ぼあっても時間が足りませんので、最後に通告しておりました平成から新元号を迎えるに当たり、残された時間、私の議員生活の最後の質問の時間をいただきまして、議員生活を振り返り、所見を述べさせていただきたいと思います。  今、思えば、私が一番苦労したことは委員会、予算・決算特別委員会や一般質問での文書作成でございました。生来不勉強を反省しております。いつも気おくれしそうな自分との葛藤が大変なつかしく思い出されてなりません。さらに十分でない私の質問にも、市長初め行政の皆様方には、経験豊かな、また先輩初め懇切丁寧な対応に感謝申し上げます。ともにまた視察で得た経験など、議会提案で施策が実現したことなど、1つも無駄はございませんでした。中でも最も緊張したのは、当選最初の6月議会、第2回定例会で一般質問したことでございます。先にも述べましたように、この間、多くの皆様に支えていただき、なりたくともできない議会議員、なりたくはないが推挙されて議会議員など、さまざまな議員の姿があろうと思います。中でもひたすら陰で、これまで議員の資料作成などで大変お世話になりました議会事務局の皆さんには、この場をおかりして厚く御礼申し上げます。まことにありがとうございました。  また、平成25年6月から27年5月まで、議会の代表として議長の職責を務めさせていただき、貴重な経験もさせていただきましたこと。ただ、このときには自身C型肝炎との格闘をしながら、闘病生活でもあり、全てに満足のいく議会運営でなかったときにも、各議員におかれてはお支えいただきましたことに改めて御礼を申し上げます。  したがって、16年間の議員生活ではかけがえのない市民の代弁者として取り組んだことに一切悔いはございません。そして誇れる仕事をさせていただいたと心より御礼申し上げます。  私には3つの財産があります。その1つは、平成25年9月の市長選挙では、先ほど市長もお述べになりましたように、雨ニモマケズ風ニモマケズと訴え、奥田市長が誕生したことでございます。またほかに2つの財産がございます。その2つは、平成27年1月27日、竹内衆議院議員の案内で公明党議員団は、奥田市長初め府と市幹部8名で国交省に地権者の強い願いである、通過する新名神高速道路でなく、スマートインター設置の要望提出でありました。そのときの記事がこれでございます。写真でございます。その3つは、城陽井手木津川線、当時は宇治木津線でしたが、建設の要望でございました。この3つの願いは、くしくもその年の6月5日、京都において、これまでもお伝えしましたが、当時の太田昭宏国土交通大臣から直接決定していただき、その場に立ち会えたことであります。大西議員からも、従来から当時の前田大臣とのそういう橋渡しもされたということも伺って、感服しております。その3つの歴史的な出来事で、市町の事業が大きく動き出し、私の議員生活の誇りであります。  本日、平成最後の議会質問で、私は議員生活に区切りをつけますが、議員は何を発言したかではなく、何を残したかで真価が問われるものと考えます。したがって、来るべき統一選挙に挑まれる後ろの皆さんには、何としても常在戦場、中正ありを肝に銘じて戦い抜いていただきたいと思います。  親愛なる、また団結第一の公明党議員団の3名の皆さんには、いつでも、どこでも市民に寄り添い、衆望担い得る議員として、常に大衆とともに語り、大衆とともに戦い、大衆の中に入りきって戦い、大衆の中で死んでいくという普遍の立党精神を堅持され、ポスト平成も公明党市議団がさらなる存在感を発揮し、市民の期待にはどうか私の分まで応えていただきたいのでございます。  最後に、ドイツの社会学者マックス・ウェーバーの信言には、政治とは情熱と判断力の2つを駆使しながら、堅い板に力を込めて、じわじわと穴をくり抜いていく作業である。また、私の大好きなアメリカの詩人ホイットマンの詩には次のようにございます。さあ出発しよう、悪戦苦闘を突き抜けて。決められた決勝点は取り消すことができないのだと申し上げ、私も次なる人生のスタートを切ってまいりますが、この先、何かお役になれるようなことにしっかり頑張ってまいります。  結びに、市政におかれましては、これからも市民に寄り添った施策の取り組みで、誰もが安心と希望を持ち、自慢できるNEW城陽構築に向け、市長を先頭に頑張ってくださいますことを切にお願い申し上げ、平成が次に平和と安定の年となりますことを願い、以上で一般質問を終わります。ご清聴ありがとうございました。(拍手) ○増田貴議長  午後2時20分まで休憩いたします。         午後2時03分     休 憩         ──────────────         午後2時20分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  畑中完仁議員。 ○畑中完仁議員  〔質問席〕 市民ネットの畑中でございます。これが最後です。頑張りますので、よろしくお願いします。  先ほどの藤城議員にはちょっと感動したんですけど、私はからっと爽やかに終わりたいと思いますので、笑顔いっぱいに、よろしくお願いします。  議会と行政のあり方ということで、二元代表制についての市の考え方はということと、議会と行政は車の両輪なのかということでお聞きしたいと思います。私は、この議会でもたくさん議会の話はしてきたんですよ。議会とは何かということをかなりいろんな形で議論して、私の中では議会というのはすごい重い、そして強いものがあって、その中で20年間この議会で一般質問を72回、さっきの藤城さんは何回か休んでおられるんですけど、私は全て議長以外やったんですけど。それは誰に頼まれたことでもないんですけど、すごい自分の中でこの1時間を大切にしたいなという思いで、そして何日も何日もかけて考えるんですよね。その中で皆さんから充実した答弁をいただいたり、けしからんじゃないかというものもいただいたり、いろんな思い出がここに詰まっているんですけど。  そして、1周4年間を5回いったんですよ。そやから5周してきて、大きく1周した中のいっぱい反省もあるんですよね。そして、いっぱいこうしたらよかったとか、ああしたらよかったとか、私の中でもっと真摯な議論ができたんではないかとか、ちょっと言い過ぎて今も反省しているところもあったり、いろんな感情の中で、20年間失敗やら、よかったなとか、いろんなことを思ってきているんですけど。  そして、まず私が平成11年に当選したときに、大西市長やったんですよ。そしてそのときは、私の位置づけは中道やったんですよ。大西市長寄りの人からしたら、あんたいろいろ否定しやんと、是々非々やでということをよく、是は是、非は非やでということを言われるんですけど、果たしていろんな角度を、市民からしたら是々非々というのはうまいこといくのかなという思いがあったんですけど。いろんな対立やら、そしていろんな反論やら、賛成したこともあったんですけど。大西市長から、そしてまた橋本市長になって、それは皆さんらもそうですけど、野党という位置づけやったんですよ。野党という部分の中で考えると、やっぱりどこかマイナスをつかまえて反対するという、そういうあり方を結構してきたなと思うので。  そしてまた今の奥田市長になって、はっきり与党という位置づけなんですけど。この辺がとり方によって、これは市長の姿勢によって我々議会も変わるんですよね。私は今、楽やと思ってるのは、奥田市長がそのまま私の代弁者になったはるんですよ。そやから、僕は反対することはないんですよ。僕が思うていることをそのままストレートに言うてくれるから、野党的な人からしたら、何でおとなしなったんやとか言われるんですけど、任したら、そのまま僕の代弁してくれて、言うたら実現してくれてるのに、何で俺が文句言う筋合いもないなという部分で思うてたんですけど。その中で、僕も中道、そして野党、与党という部分で、皆さんからしたら、ないということを言われる人もいるんですけど。  私は、ただ、議会の中で思うてたのは、反対とか味方とかと違って、敵ながらあっぱれやったら俺はええなと思うてたんですよ。敵でもよかったらええやないかという部分で、僕は拍手はしてたんですよ。そやから、そういう色分けで自分の中では思うてたんやけど、ほんまにこの人ええこと言うなというのも結構あったんですよ、敵と言われるというか。そやから、これも紙一重なんですよ。敵も味方になるし、味方も敵やし、こんなものここは地方自治やから、敵も味方も本来ないんですよ。チーム議会やと思うんですけど、そんなんを勝手に自分が壁をつくって、敵や味方やということを言うているんですけど。  そして、議会は確かに市民の代弁者として、間接民主主義としていろんなことを提案したり、これはおかしいやないかということも言うんやけど、1つ、私は好きな都道府県があって、鹿児島なんですよ。それは昔の薩摩というところなんですけど。そこの昔の伝統の中で、義を言うなというのがあるんですよ。義を言うなというのは、理屈を言うな。要するに長老に従ってものを決めて、それをしっかり守って、みんなで団結してやっていこうやないかというのが1つの大きな趣旨の中の、変なへ理屈ばっかり言わんと、結局は物事の中で物を言うのも大切やけど、要するに黙って賛成するというのは大きな賛成なんですよ。気に食わんけど、やっぱり物を言わんとそのまま賛成していくというのが、やはりこれも議会での大きな賛成の意思表示なんですよ。そのほうが物事としては、任された人間も長者の風で、相手を信用して、そして相手を立てて、そして責任は自分でかぶるけど、相手を立てた中でしっかり物事をしていく、それがその義を言うなということの大きな指針で、私は今、奥田市長はそういう役割でしっかりなされているなということはすごく思っているんですよ。  そして、我々が物事の中で考えねばならないのは、やはり市会議員も権力があるわけですよ。そういう部分におそれながら、あえて物事に当たっていくという、そういう気概がなかったら、議員の20人としての部分としては私は足りないのではないかという気がいたします。  そして、今、大事なのは、これから選挙がありますけど、地方議員として、確かにまちの便利屋さんみたいな形でいろんな用をお聞きして、それを行政に伝える、そしていろんな形で市民の代弁者として働いていく、それは大事やと思うんですよ。ただ、地方議会人としてみんなが認識しているかという、地方議会人としての役割、議会人としての役割が、じゃああなたは本当にいろんな部分を勉強して、そして経験して、その中で汗水垂らして考えて、そして1対1で行政に対峙したのかということも、本来はこれも考える必要があると思うんですけど。  そして、我々も一応政治家というものやと思うんですけど、漫才師で千鳥というのがいて、そのギャグが癖が強いという、そういうギャグなんですけど、ただ、癖が強いというだけではなく、個性的には確かに強いかもわからんけど、誰にも寄りかからず、利用することもなく、利用されることもなく、自分の足で立っているというのが、誰かにコントロールされないというのが大事かなと思います。  そして、この議会での今回の議論を聞いていても、多分大まかには人の気持ちがわかるんですかという問いかけなんですよね。あなたはわからないでしょうという言い方をされるとそっちもかちんと来ると思うんですけど、結局はいろんな人の気持ちがわかるのかというのが問い続ける営みやと思うんですよ。  その中で、物事が動くときというのはどんな部分かなと考えたら、数学者で、昔、まだそんなに古い時代じゃないですけど、岡潔というのが数学者でいるんですけど、これはわりとええ文章を書いたはるんです。人の悲しみがわかるにとどまれば知性であるという部分で、人の悲しみがわかるからそれをどんどん進んでいって、自分も悲しいということにどんどん進んでいけば宗教になるんです。そやから、その知性だけでとどまるのではなく、悲しみをどんどん自分で悲しんで、自分も悲しいまで行ったときに、初めて物事ってどっちかその幅の中で進んでいくんではないかと思うんですよ。ただ、人が苦しいから何とかしようという部分もそうですけど、ちょっとその一歩を踏み越えなければ、この部分の中では進んでいかないのではないかという部分は思うんですけど。  そして、よく二元代表制というのが、みんなの中でもばらばらやと思うんですよ。じゃあ本当の二元代表制というのは、それはそれぞれの議員と行政のかみ合わせみたいなとこもあって、それぞれ答えはないと思うんですけど、両輪とは一体何なのか。そして政策やいろんな形で対立があったらあかんのか。私、そんなことはないと思うんですよ。当然20人の意見があって、多種多様で、1つの正しい答えなんか絶対ないはずなんですよ。その中で何を選択するか、合意形成が問題なわけであって、そうであれば、ここでも一致する必要はないんですよね。逆にそういう異論・反論の適度な間隔のほうが両輪としてうまくいくケースもあるんですよ。先ほどの義を言うなというのとまた矛盾しているみたいですけど、その幅の中でやっていくべきだと思うんですよ。  そういう中で、車の両輪という意味は、どのように今の行政側は思っておられるのか。そして、いい関係にするにはどのような両輪なのか。ちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  畑中議員におかれましては、今期をもってご勇退されるということで、今回が最後の一般質問ということでございます。議員になられて20年間、長きにわたり第一線でご活躍され、その間、知見豊かで格調高く、哲学的な思考、鋭い洞察力により、中長期を見据えたご意見を多々頂戴してまいりました。ただいまもご高説を伺い、私自身、スタンスとしては笑顔を大切に、爽やかなという言葉も頂戴したいと思っております。  今回、ご質問されている議会のあり方などにつきましては、まさに議員が先頭に立って策定された城陽市議会基本条例との関連も深いように思われるところであります。畑中議員こそが議会と行政のいい関係のかなめであったからこそ、感謝の言葉もございません。今後ますますのご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます。  さて、議会との関係でございますが、地方自治体におきましては、議員がおっしゃられましたように、首長と議会議員をそれぞれ市民が直接選挙で選ぶ二元代表制となっております。この首長と議会の関係につきましては、車の両輪に例えられ、互いに協力するとともに、相互に牽制し合うことにより、公平・公正・民主的な行政を行うことが期待されております。多様な意見がある中で、相互に尊重し、対話や議論を行い、いいところを抽出し合いながらまちづくりを進めてまいるものと考えております。 ○増田貴議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  お褒めいただいたみたいで、ありがとうございます。感謝申し上げます。  ただ、私もそういうマイナスも大きいところがあるんですよ。プラスも大きいけど、それが議員かなと思う部分で、プラスに出たときは皆さんもいいんですけど、マイナスをなるべく出さんようにはしたいと思ってたんですけど。いろいろマイナスも出て皆さんを悩ましたり、ちょっと苦しめたりしたこともあったという部分は私も反省しているところなんですけど。ただ、今、市長がおっしゃっていただいたように、二元代表制というのはお互いが協調し合いながら、異論・反論をどういう形で受けとめて、それに対してどういう形で物事を具現化していくかというのが大切やと思うので、そういう部分からしたら一方通行ではないと思うので、やっぱり議会があって、また行政の答弁があって、その中でお互いの協調できる部分を探して、そしてまた異論・反論は認め合いながらやりきるというのが大切やなと思うんですよ。  そして、ここで二元代表制が大事なのは、一元代表制やったら、じゃあどうなるのかということがありますよ。そうすると、意思決定が全部そっち側にまとめられてしまって、そしたらそっちが一方通行になるんですよね。やりたいようになってしまう。そして意思決定の中において市長に、要するに行政側に果たし得ないことが賛否両論の討論なんですよ。賛否両論がある。そっちは確実に出すということは、いろんな議案を出すということは間違いなく正しいという位置づけで、正しなかったら出さへんわけですから。それをいろんな角度から賛否両論を討論していって、そのプラスマイナスを市民代表として出して、その中で市民がこういう反対意見もあるよという討論が大事なんですよ。そやから、まさにその二元代表制のよさをこれからもこの城陽市議会は私は出してほしいと思うんですけど。  そして、議会の役目、悲しいかな、私たちは、皆さんからすれば、3月に1回ある議会は多分嫌やと思うんですよ。そんなに楽しくて議会で答弁しているような職員は多分いいひんのじゃないかなという気はするんですよ。気はするというか、多分そのとおりやと思うんです。それはやっぱり皆さんからしたら、足りひんとこばっかり言うてるやないかとか、まあ言うたら改革はいいことだという前提で、現状維持が悪いという、そういうふうになってしまうんですよね。現状から脱出せえというて、今、一生懸命やってますよという皆さんの声が、ちょっと言わはる声が聞きにくいんですよね。だから、例えばこれは無駄であるとか、合理的でないとか、もうええ加減にしてくれよという話かもわかりませんので、そのあたり、じゃあ楽しい議会というのは無理やと思うんですけど、二元代表制の中で私はいろんな部分で深い議論をするのに、この前の市民環境部長の綱井さんが反問権を使ったように、反問権でも深めたらええと思うんですよ。それは嫌がらせの質問ではなく、やはり物事の議論をかみ合うためにもっともっと反問権を使って、それは私が城陽市議会基本条例をつくって、反問権を入れたその第一なんですよ。議会で一方通行もおかしいんですよ。それやったら物事として、こういう部分は何なんですかという部分を反問権を使って皆さんもどんどん返していただいたら、もっと深まるように思うんですよ。それが二元代表制のいいとこなんです。一方通行やったら、ただ単に私、こういうことを言いましただけに終わって、こういうええこと言いましたという宣伝になるんですね。それもちょっとおかしいので、そういうことも含まった二元代表制で私はあるべきかなという部分を指摘して、この質問は終わります。  次に、その二元代表制のずっとつながりの問題なので、市民広場として建設的な議論とはということをお聞きしたいと思います。市民広場という言い方をしていますけど、市民広場というのは、市民が気軽に会って、いろんな話ができる場、そういう場もこの議会ではないかという、間接民主主義のそういう広場という意味合いなんですけど。議員が公開の議場で異なる意見をぶつけ合い、誰かに不満があっても、合意形成を図っていくというのがこの市民広場の大きな要約でもあると思うんですけど。この中ではバランスのとれた議論にはなりにくいですよね。それはお互いの制度設計もあって、うまく満足したやりとりには、なかなかならへんと思うんですよ。私も野党のときもそうやったんですけど、相手の言うことを理解することもなく、実際のところは攻撃することを無遠慮な突っ込みのみにしてしまうとか、逆に言えば、今の形で指摘されていることかもわからんけど、相手に気を使い過ぎて、率直なところは何も言わずにあいまいなまま済ましてしまうことが多いとか、割と本人は気づいてないけど、無遠慮な突っ込みか、あいまいなまま何もなしか、そんなふうな部分でどちらかになりがちなんですよね。そして、そういう自覚が多分私も入れて、ないとこもあったり、お互い行政もそうやと思うんですけど、そういうとこが多分あるんではないかと思うんですよ。  そやから、そういう市の市民広場の意味が鮮やかになるには、そういうことも踏まえて無遠慮な突っ込みだけではなく、建設的な議論をするにはどうしたらいいんですかという部分をお互いがかみ合わな議論にならないんですけど、行政側はこのことにどのような印象をお持ちなのか、お聞きいたします。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  私たち執行機関となる行政側からしますと、市議会基本条例を制定されました市議会に対して、議会の中での議論のあり方に関してご意見を申し上げることは適切ではないと考えてはおりますが、議員がおっしゃられます市民広場としての建設的な議論という意味では、議会・執行機関とも本来の目的である市民福祉の向上につながるよう、市民の意見や社会情勢などを勘案し、逐次見直し合うことに向き合っていけば、おのずと建設的な議論に結びついていけるものと考えております。  相前後いたしますが、我々答弁のとき、議員からの質問をいただく中で、間違った、事実じゃないことを根拠に、上乗せの議論を繰り返すことだけは避けていただいて、しっかり事実を確認した上で質問していただくほうが我々のほうも答弁しやすいですし、またおっしゃっていただきました反問権に関しましても、それは今後、有効に使わせていただけたら、議論が高まるんじゃないかなと思っております。 ○増田貴議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  市長に何回も答えていただいて大変恐縮で、そしてそのとおりやと思うんです。この前、市長が本城議員とのやりとりの中で、事実をしっかり調べた中で私も質問していたという部分で、府会議員のときにね。やっぱり市長もそういう議員の出なので、ある意味ではそういう部分の、今は行政のトップですけど、府議会の中でもそういう自分の意見に対しての具現化とか、かみ合わなさとか、ほんまにやりとりの中で府議会議員のときでもちょっと戸惑ったときとか、うまく回転せえへんだときとかあったと思うんですよ。そして、例えばじゃあいろんな議論、例えば一般的な会議、自治会とか各団体の中で会議とかしますやん。ほんまに言うたら、皆さん意見を出してくださいねという話をよくしますやん。会長さんとかがほんまにどんどん好きなことを言われたら、お前、もう黙っとけということになりますよね。例えば飲む席でも、きょうは無礼講やぞとかいうて若いやつががんがん失礼なことを言いに来よったら、お前なめとんのかという話ですやん。結局日本の中で会議も入れて、何でも言うてくださいねというほど難しいものはなくて、言うたら言うたで、例えば皆さんから、行政から一番嫌なのは、いろんな部分で経過がありますよね、ストーリーが。ここだけ取り出して、原理原則論で、がんがんがんがんこれは悪いとか、これはどうせえと言われたら、昔からやっていたことも入れて、成り立たへんときに、奥の奥までそれをひたすら言われたら、多分嫌やと思うんですよ。  そういう部分から言えば、なかなかそういうことも踏まえて、うまく説明もしやんと、昔からそうなってたんやと、そういう言い方で説明不足になって、言うた人間も二度とこんなとこで言うかみたいになったり、結局市民広場というのも難しいんです。我々も主体的に人を集めて説明するときでも、本当は意見ありますかという部分で言うと、ないというのが一番僕もありがたいんですよ。なかなか意見を出さはる人も、質問というのは物事の本質という部分で深くかかわっているんですよ。そやから、しっかりした質問はしっかり自分の中で答えがあるんですよ。抽象的な質問って、その人が多分わからん、物事をわからんうちにやったはる質問も、ここも同じやと思うんですけど。質問の趣旨がしっかりしているというのは、その人が本質をつかまえているということでもあるんですね。そやから、質問というのはなかなか難しいんですよ。池上彰がいい質問ですねという部分があるんですけど、まさにそういう部分で、質問というのは結構答えより逆に難しいかもわかりませんね。  以上でこの質問を終わります。  それでは次に、議会から見た行政は、行政から見た議会の理想はということで、これも土居議員がこの前、行政から議会はどう見えているのやという話をなされてたんですけど、抽象的に余り具体的な話はなかったんですけど、私も実際そうなると思うんですけど。私が考えるには、行政から見た議会とはどう見えているものかなと思うんですよ。まずこの議場でもこっちが上なんですよね。そっちは大分目の位置も下で、多分見下ろされているみたいな感じじゃないですか。対面して、なかなか目を上に上げるのも、ちょっと下になってしまうかな。基本的にそっちが追い込まれているというか、プレッシャーがかかっているんですよ、初めからここの段階で。どうもフィフティー・フィフティーではないんですよ。  そして、議会は20人それぞれですけど、一人一人は違うわけですよ。行政は1つの組織として、かからなあかんわけなんです。うちは逆に言うたら、いろんなこと言うても、政党間とかいろいろありますけど、自由なんですけど。統制されたものとして責任がそれぞれあるんではないかと思うんですよ。例えば部長さんがちょっとおかしなこと言うと、お前何言うとんねんとすごいチェックが入るのかわかりませんし、そっちのほうが怖いのかもわかりませんけど。そういういろんなプレッシャーで答えやんならんという部分もあると思うんです。  そして、すかっと白黒つけろやという話もあるんやけど、白黒つけられへんとこが行政なんですかね。いつもちょっと奥歯にものが挟まったみたいに、常にあいまいにしておかなあかんというつらさは、私も20年ぐらいやってきてわかるんですよ。そやから、もうちょっと、はっきり言えやという部分も私も思うときいっぱいあるんですけど、あんまり言うと、このごろちょっと気の毒やなという部分があるので、あんまり言わんようになっているんですけど。基本的には市議会議員というのは市民目線、必要やからやれやということなんですけど。行政は組織を維持していく立場が中心にならなあかんから、当然責任があるから、言葉としても慎重に白黒が言えないという部分もあると思うんですけど。  そして、結局は私の立場は、議会からの立場はいっぱい伝えているんですけど、行政からどういう形で物事が映っているのかなという部分をお聞きしたいと思います。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  いろんな角度からご質問いただいておりまして。私も平成25年まで府会議員を務めさせていただいたので、その気持ちが非常にわかっておりまして、確かに質問席とこの席、府議会も同様でございまして、両方私も経験させてもらったので、畑中議員のおっしゃることが本当によく理解できます。これはこれとして、議会のやり方、議場の姿が今後どうなるかというのは、また将来、検討いただく時期が来るのかもわかりませんけれども、現状のままでのこの議場での私としての立場から申し上げますと、議会・行政とも目指す方向は同じですと思っております。それは市民福祉の向上だと思っております。相互の立場で議論し、市民にとって最良の地域経営が可能となるように進めていけばいいなと。議論しても、爽やかさが残るというのは大事だと思っております。ただ、理想と現実、残念ながら一致しない部分も多々あろうかと思っております。そのあたりはお互いに妥協点が必要になろうかと考え、私たちも大きな心でお受けし、そして議員の皆様も同じような考え方で、さらなるまちの発展にご意見いただきたい、このように思っております。 ○増田貴議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  ありがとうございます。市民福祉の向上というのがやはり何よりも共通の最大公約数やと思うので、そのあたりいろんな意味で議論していくというのが大切なのではないかと思います。  そして、いろいろ例で出せば、昔、高倉健さんが唐獅子牡丹の映画で、義理と人情をはかりにかけりゃ、義理が重たい男の世界というのが、これは私も割と高倉健のファンで好きなんですけど、まさに行政というのはそういう部分で、個人の利益と公共の利益が葛藤できるというところが、やはり今の行政のあり方ではないかと思うんですよ。その葛藤を乗り越えていく、個人の利益か公共の福祉との間を引っ張られながら、やはり公共の福祉のために、はかりにかけた中で、個人の利益の部分を犠牲にしていくというのが1つの大きな組織のあり方で、やはりみんながうまく回る秘訣かなと思いますので、公私の矛盾に引き下げながらかもしれませんけど、頑張っていただきたいなという気がいたします。  次に、市民要望の実現のための協力とチェック機能は、果たして両立し得るのかという問いかけです。これは私が議員になってつくづく思うことなんですよね。というのは、監視機能という部分の見方をされる人は、行政は性悪説に基づいて、多分いけない部分もたくさんあるから、そこだけをチェックして、監視しなければコントロールできないので、仲間内でいいようにするのではないかという、そういう疑いというか、そういう感覚の人が、それも大きな、監視機能も大きな役割なんですけど、そう言わはる人はそれが中心になるわけなんですよね。そしてもう一つのケースとしては、この市民要望の実現のために、地域の田舎のために、お前は市長と一緒になって働かなあかん。そしていっぱい分捕ってこいという分捕り合戦、昔でいう税金の分捕り合戦の感覚の人もまだたくさんおられるんですね。インフラ整備でここも悪い、そしてあこも悪い、その中でお前はいかに行政と仲よくして、ものをよくするんや、それが市会議員やという、その両極端があるんです。監視機能の人は、とりあえずそんなことはどうでもええ。インフラ整備はどうでもええという言い方はあれなんですけど、とりあえずそっちの方向で、悪い部分は何か、とことんまで厳密に調べた中で、監視するのが議員の役割やというのと、とりあえず何でもいい、物を捕ってきて何ぼやというのと、言うてはる人の中では多分区別ついてないですよね。そういう傾向性というか、言うている人もわからんうちにそういう感覚になるんではないかという部分は、私は。  ほんで、こちらも言うたら、じゃあ行政にお願いしやんならんわけですやん。例えば私たちが窓口に行って、そして各担当窓口でこういうことを市民が言うているから何とかしてくれというのは、これは頭を下げやんならんのですよ。こんなとこで議員やからえらそうにという部分の人もいはるかもわかりませんけど、やっぱり基本的にはお願いなんですよね。お金もかかるし、手間も要るし、地域の目もあるから一生懸命お願いしやんならんという部分と、じゃあここで何かあったときに、ほんまにお前何やっとんのやという部分で、監視機能として細かい部分で、ずっといろんな予算・決算を見ながら、ここはちょっとおかしいのやないかとずっと調べていくということが、どうもこの2つがうまく機能しなくて、どっちかになってしまうんですよ。  そやから、このあたりは哲学的な部分で言うと、弁証法という部分があるんですね。ええものとええものを統一しながら、それを1つは排除することなく、両方取り入れながらやっていくという、そんな方法が行政も議会も、ちょっとそのあたりはいい議会、いい行政にするためには、そういうチェック機能と市民要望事項が分離することなく、これはこうやで、あれはこうやでという、そういうものも一種の必要かなと、私は議会人の立場から思ってたわけですけど。このあたりは私の気持ちなので、そっち側は、行政側はちょっと答えにくいかもわかりませんけど、ちょっと答えていただけますか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  ただいまの畑中議員のお話、質問等は、私も現在の立場からどのぐらいお答えさせていただいていいのか。ただ、かつての議員時代を思い起こしていますと、まさしくそのとおりだと思っております。地元で1人の人の意見が、要望が上がったら、あたかも全ての市民の皆さんがそのお考えだと思ったときもありました。しかし考えてみたら、その反対のほうがはるかに多くて、その人の声が大きかっただけだという、そういう事案もありました。私自身も今、それ以上のことはここでは申し上げられませんけれども、議員としての皆さんは、市民の代弁者でございます。その発言には重いものがあると受けとめております。ただ、多様な市民のニーズを全て市政に反映させるというのは現実的には困難ではございますが、限られた財源の中で最良の取り組みができるよう、相互に尊重し、対話や議論を行い、改善していくべきものだと考えております。 ○増田貴議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  ありがとうございます。今のはすごい難しいというか、答えにくい質問をこっちの視点で振っているから、まさに本質からして、私も質問としては、もうひとつよくなかったなと思ってたんですけど。ただ、自分の気持ちを伝えたいなと思う部分の中で質問したんです。  そして、結局は何を言いたいかというと、持ちつ持たれつもいいんですけど、持ちつ持たれつになってもあかんという、この両局面があるんではないかという気がするんですよ。じゃあこれにええ方法があるかというと、多分とわにこの部分はずっと続いた中で、お互いがチェック機能が弱くなったり、1つは市民要望としての中心になったり、これはいたし方ないところもあるんですけど。ある意味、お互いがバランスをとって、その中でかみ合わせをよく、できるだけ真ん中の議論にしていくというのが大切かなと思いますので、そのあたりこれからも意識的に、自分の中で議会活動と市民要望のために汗水垂らされる議員さんが20人出てくると思うんですけど、そういう中で、ここの問題は自分の中でバランスをとっていただきたいという気がいたします。  そして最後に、請願における行政の果たすべき役割ということでお聞きしたいと思います。この前も常任委員会で請願が出て、私も悩んだ中で、1つは継続審議やら、いろんな形でこれでよかったのかなという部分もあったんですけど。その中で大事なのは、直接民主主義をいかに実現して、その声を拾いながら、それに対してできることできないことは何なのか、そして市民の声とは何なのかということやと思うんですよ。  そして今、我々は議会報告という直接に市民の声を聞く場を持ったり、そして行政で言えば、市長は市長との懇談会とか、55人委員会とか、自治会の会議とか、それぞれが市民の意見を直接聞いたり、ふだんから皆さんがいろんな市民からこうやないか、ああやないかという市民の声をいろいろな形で聞いた中で、引っかかるところ、ちょっとこれは今、遠いところとか、多分その中で、これは自分たちが主体的に取り組む内容やと思ったら、その中で話し合いの机にぽんと置かれるとか、いろんな部分があると思うんですよ。市長も先ほど言われたように、1人でも市民の意見というか、重いといえば、1人でも市民の意見なんですよね。  そして、ある意味で、私も議会基本条例をつくったときに、陳述人という部分で来てもらうということをこういう形で議会基本条例の中に入れたんですけど、それはいろんな市民の方の直接民主主義を実現するために、皆さんが何も構えず、議会という部分に参加して、その中で思っていることを率直に、こんなん言うたらどうかとか、こんなんどうかとかと違って、いろんな人が参加された中で、議会で話し合った部分を行政とまた話し合った中で物事ができるというのを私は思ってたんですけど、ちょっと今は若干一般市民がなくて、何人かの方が中心になってしまっているということ、それは別に悪いことではないんですけど。もっともっと一般市民の方が別に何も来てなくとも、紹介議員があったらできるので、そういう意味で、いろんな形でこの請願の陳述人というのを入れたんですけど。  そして、ここでもそうですけど、いろんな部分で請願も入れて話し合う部分があると思うんですけど、行政のプロセスとして、どういう形でそのことをそっち側は消化されているのか。そして、どういう形で話し合われているのか、ちょっと教えてもらえますでしょうか。 ○増田貴議長  本城副市長。 ○本城秋男副市長  まず、市民から提出された請願についてでございますが、まずは議会において意思決定をされるものでございますが、採択の効果は、行政処分のように直接的効果が生じることはなく、法的に拘束されるものではございません。しかしながら、執行機関といたしましては、誠実に処理をすることが求められておりますことは十分に認識いたしております。したがいまして、採択された請願におきましては、求められている内容に関し、まずは担当部課が検討し、整理の上、理事者と協議を行う中で方向性を決定していくものでございます。 ○増田貴議長  畑中議員。 ○畑中完仁議員  そういう形で真摯に取り組むということで私は理解しておりますので。いろんな意見はあると思うんですよ。そういう部分の中で、じゃあ何がええとか何がとか、過去も未来もわからんとこがありますので。そういう形で真摯にその声に取り組んでいただくと市民もありがたいと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  そして、これで私の質問としては、いろいろ私が中心に、そっちがあんまり。市長はたくさん答弁いただいて大変ありがたかって、最後に気を使っていただいて大変ありがたい部分なんですけど。ここの城陽市議会は、私は市民の幸せの分配論をするところやと思うんですよ。幸せという部分の、どういう形で分配すれば皆さんに行き渡るかという部分やと思うんです。そして、例えばこの中では矛盾を調整する作業やら、シンクタンク機能やら、人の和をどう保つかという、いろんな話し合いが私もこの20年間の中で、一般質問から、常任委員会、そして決算・予算委員会、そしてまたいろんな形でたくさんの言葉を述べさせていただいて、すごい自分自身も幸せな20年間であったというふうに確信しているんですけど。ただ、若干寂しさはあっても、私も地域社会のトラックで、もう一回一生懸命無条件で、無償の行為で走りたいと思いますので、それは皆さんのお手伝いも、どんどん行政もこういう形でしているんじゃないかということをいろんな方にまた説得するなり、皆さんにお伝えしたいと思いますので、また地域社会というトラックと地域福祉というトラックの中で、皆さんもこの城陽市議会でまたずっと一生懸命走られると思うので、私も負けずに一生懸命また支えて、走ってまいりたいと思いますので、またよろしくお願いしたいと思います。  そして、この行政もそうですけど、私もそうですけど、個人もそうですけど、命をつないでずっと来ていると思うんですよ。私、命をつないでつないでというのが大好きで、ここの部分でも大先輩からいろんな市長やらが来て、我々が目の見えないというか、知らんとこで一生懸命努力された部分がだんだん今、現実にあるので、それがみんなが一生懸命命をつなぐことかなと思うので、一生懸命またここで議論して、そしてまた城陽市民の幸せを分配していただいたらありがたいと思います。  どうもいろいろお世話になりました。ありがとうございました。(拍手)           ────────────────────── ○増田貴議長  以上で、本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  あす3月13日から3月27日までは休会とし、3月28日午前10時から本会議を開きます。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○増田貴議長  ご異議なしと認めます。よって3月28日午前10時から本会議を開きますので、お集まり願います。  本日は、これをもって散会いたします。         午後3時10分     散 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   増 田   貴                    会議録署名議員   本 城 隆 志                       同      語 堂 辰 文...