城陽市議会 > 2018-06-25 >
平成30年第2回定例会(第4号 6月25日)

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  1. 城陽市議会 2018-06-25
    平成30年第2回定例会(第4号 6月25日)


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    平成30年第2回定例会(第4号 6月25日) 平成30年           城陽市議会定例会会議録第4号 第 2 回      平成30年6月25日(月曜)午前10時00分開議   〇出席議員(20名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      増  田     貴  議 員      西     良  倫  議 員      河  村  明  子  議 員      藤  城  光  雄  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         畑  中  完  仁  議 員      相  原  佳 代 子  議 員      土  居  一  豊  議 員      大  西  吉  文  議 員      村  田  圭 一 郎  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局      萩  原  洋  次  局長      谷  口  浩  一  次長      樋  口  友  彦  議事調査係長      高  田  紗 和 子  主任      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      井  関     守  教育長      荒  木  正  人  理事                  企画管理部長事務取扱      田  川  和  親  危機管理監      河  合  寿  彦  総務部長      綱  井  孝  司  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      木  谷  克  己  まちづくり活性部長      小  池     学  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      角     馨 一 郎  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      上  羽  雅  洋  総務部次長                  財政課長事務取扱      長 谷 川  雅  俊  企画管理部次長                  政策企画課長事務取扱      森  本  陽  子  市民環境部次長                  市民活動支援課長事務取扱      東  村  嘉 津 子  市民環境部次長                  福祉保健部次長      堤     靖  雄  福祉事務所次長                  子育て支援課長事務取扱      髙  原  俊  之  まちづくり活性部産業政策監      長  塩  泰  治  まちづくり活性部次長      大  石  雅  文  まちづくり活性部次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      森  本  都 士 男  都市整備部次長                  地域整備課長事務取扱      岡  田  陸  夫  都市整備部次長      長  村  和  則  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      福  澤  聡  志  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第4号) 平成30年6月25日(月曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1)  奥 村 文 浩 議員  質問方式②             (2)  西   良 倫 議員  質問方式②             (3)  一 瀬 裕 子 議員  質問方式②             (4)  谷   直 樹 議員  質問方式②             (5)  語 堂 辰 文 議員  質問方式②             (6)  相 原 佳代子 議員  質問方式②             (7)  本 城 隆 志 議員  質問方式②             (8)  畑 中 完 仁 議員  質問方式② 〇会議に付した事件  日程第1(1)から(4)まで           ────────────────────── ○増田貴議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は20名でございます。  これより平成30年第2回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○増田貴議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  奥村文浩議員。 ○奥村文浩議員  〔質問席〕 おはようございます。  まだちょっと余震とかがあって気持ちが落ち着かないんですけれども。うちもちょっと土塀が壊れたりとかしまして、土塀を片づけて、隣に迷惑をかけたなとか、また修理するのが大変だなとか、そういうふうに思いますと、地震に遭って、自分が起こしたわけではないんですけれども、何かそのことに後悔するような、何かそんな気持ちを少し感じました。被災に遭われた方の心痛は本当にいかばかりかと思います。  それでは、通告に従いまして、質問に入らせていただきます。自民党議員団の奥村でございます。  まず西城陽高校主権者教育問題に関して、問題点を整理したいなというふうに思いまして質問させていただきます。  この問題は、西城陽高校で行われた主権者教育のための議員と生徒の意見交換会で、文化パルク城陽の問題を議題に上げる、上げないという事柄から混乱を招き、一部議員が、行政が西城陽高校に圧力をかけて、来年の主権者教育のための議員と生徒の意見交換会の開催が困難になったというふうなことを言い出したことから、大きな問題となったものです。しかし、当初から新聞報道でも、西城陽高校からは、次回の主権者教育もぜひ行いたいと、そういった話でどこに圧力があったのか非常に疑問でした。行政から学校側に圧力があったなら、当然、学校から圧力を受けたと、そういった強い主張があって、初めてそこからこの問題、圧力があったのか、なかったのかという問題が始まるはずなのに、学校側からは行政から圧力があったとの話は一切なく、これはおかしいというふうに考えています。  それで、西城陽高校主権者教育問題について、市として事実確認をされたその理由と、調査結果について意見はどのようなものでしたか、お聞かせください。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  ただいまの奥村議員のご質問でございますが、事実と異なる情報が意図的に流布され、混乱を招いておりましたことから、市として正確な情報を把握し、市民の皆様にお知らせすることを目的として実施したものでございます。調査結果については、西城陽高校としての正式な見解をご回答いただいたものと認識しております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  事情聴取されるに当たってのポイントについて、弁護士からはどのように聞いておられますでしょうか。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  弁護士による今回の事情聴取のポイントにつきましては3点ございまして、中でも最も重要と考えておりますのは、この問題の発端となりました、今、奥村議員のご質問にもございましたが、行政の抗議や圧力により来年度の開催が困難になったという副校長の発言の真偽と真意でございます。また2点目に、教育長の連絡が学校への抗議や圧力につながるものであったのか。そして3点目に、市職員による問い合わせが抗議や圧力につながるものであったのか。この3点がポイントとされたものでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  では、副校長が言ったとされる、来年度の開催は困難になったとの発言の真偽、真意についての校長の回答はどのようなものでしたでしょうか。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  それでは、調査結果報告書に基づきましてご答弁申し上げます。
     校長の回答につきましては、増田議長、本城委員長及び萩原局長が2月26日に西城陽高校を訪問された際に、副校長が来年の開催に消極的な発言を行った原因は、井関教育長の情報提供や長谷川次長問い合わせではないということでございました。また、その発言の真意につきましては、議会事務局事前打ち合わせをしていたにもかかわらず、出席した議員から意見交換会のテーマについて異議を唱えられたことを聞き、政治的な中立性を保つため、6会派の足並みがそろわないと開催できないので、次回以降、主権者教育についての理解や協力が得られるかについての不安な気持ちを吐露されたものであったという回答内容でございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  今の話なんですけれども、議会事務局事前打ち合わせをしていたにもかかわらず、出席した議員からテーマについて異議を唱えられたということに関しまして、こういったことでしょうか。私もこの意見交換会に出たいというふうに思いまして、この議題について事務局から文面で議題をいただいたんですけれども、1月30日には文化パルク城陽を売却されると聞きましたが、市の財政状況が悪化した原因は何にあると考えていますかという、文パルを議題にするという質問内容が来まして、次に2月5日にはその文パルの言葉が消えていまして、単に市の財政状況は厳しいと聞きますが、再建策をどう考えていますかという話になりまして、文パルのことが議題に上がらないというふうに聞いていたものです。それで、実際には文パルのことが議題に上がったわけでございますけれども、この辺、出席議員から異議を唱えられたということで、議員というものはいろんな質問に対して何でも答えないといけないというふうな意見もございましたが、建前としてはわかるんですけれども、やはり真剣に質問に答えようとすると、それなりに準備というものが必要になってきます。ですから、この異議を唱えられた議員に関しては、やはり真剣にこの問題について取り組もうということで、逆に驚いたというのが、やっぱりそういうことがあったのではないかと、そういうふうに思っております。  それで、井関教育長がその後、問い合わせとか、それから長谷川次長問い合わせとかいう話になるんですけれども、その井関教育長の府教委への連絡について、校長のご意見、ご回答というのはどういったものだったのでしょうか。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  教育長が京都府教育委員会に連絡した後に、京都府教育委員会から西城陽高校に連絡があり、校長先生が応対されておりますが、その内容は、府が公開いたしました公文書のとおり、情報提供だけであったこと、またその連絡によって圧力がかかったということや今後、継続開催ができないと考えたことは一度もないということでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  それでは、長谷川次長問い合わせについて、校長のご回答はいかがでしょうか。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  長谷川次長問い合わせました内容は、決して抗議ではなく、問い合わせによって圧力がかかったということや、継続開催ができないと考えたことはないとの回答でございました。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  圧力がなかったという学校のお話ですけれども、これは今までの新聞報道でも明らかなように、そういったことが学校から出てきたということは全くないのだろうなというふうに思います。  市長は、この調査結果を受けまして、騒動、どこにこの問題があったのかというのを考えていらっしゃるのでしょうか。ちょっとその辺のところをお聞かせいただきますようにお願いします。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  西城陽高校への事実確認を行った結果、指摘されてきた市からの抗議や圧力はなかったことが高校の正式見解として証明されました。これは市として当初から主張していたことであり、当然の結果と認識しております。今回の問題につきましては、西城陽高校に事実確認を行うことなく、あたかも市の職員に非違行為があったかのような指摘を行い、事実と異なる情報を流布した議員の発言が混乱の原因であると考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  私もいろんな事実から、圧力がなかったということは、これは明白だと、そういうふうに考えています。ただ、こういった圧力がなかったということが明白になった後は、その圧力という言葉を介入とかいうふうに変えたりとか、これでは何でもいいから追及したかったのかなというふうに思えるような気もします。こうした事実が明らかになりましたので、今後は、この問題に関係した方々が、問題の収束に向けてそれぞれの立場、責任においてしかるべき対応をしていただきたい、そういうふうに考えております。この問題はきょうはこれぐらいにしておきます。  次に、教室へのWi-Fi、公衆回線からのLANのことですね。整備の進行状況についてお伺いいたします。  総務省の公衆無線LAN環境整備支援事業で補助金を取って、市内小・中学校の教室にWi-Fi整備を進めてほしいと教育委員会にお願いしましてからもう2年がたちました。それから幾度となくこの問題を取り上げてきましたけれども、前々回の議会ではこれを進めていくと力強いお答えをいただいたところです。教育現場のICT利用促進を図ることは、これまでとは次元の違う情報利用社会に向かう今の児童・生徒にとって必要不可欠なことと考えます。また、今回のような地震の災害時には避難所になることもある教室では、今回、地震が起きてすぐに電話をかけた方もいらっしゃると思うんですけれども、混み合っていて、かからないというようなことが起こりますが、このWi-Fiによる通信手段ですと、そういったこともなく効果的に情報を受発信できる、そういった通信手段ともなります。教育だけでなく、防災の意味でもWi-Fi整備は重要だというふうに考えます。教室のWi-Fi整備が完了しますと、学力向上に期待されているタブレット端末、最新のデジタル教材教育クラウドなどの利用が進むわけですが、本当に効果があるのかどうかについて、以前、滋賀県草津市の先導的教育システム実証事業の実施校に出向きまして、いろいろ教育委員会や校長先生にお話をお伺いしてまいりました。ICT利用の授業では、誰もが興味を持って学習に取り組むようになったことや、短時間のドリル学習も効率的に行えるようになり、学力向上の大きな力になっているということです。飛躍的に学力が向上した中学もあるということでした。そんなわけで、今、Wi-Fi整備の進捗についてお聞かせいただけますでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  学校施設へのWi-Fi整備の進行状況でございます。先般、奥村議員よりご提案いただきました総務省の公衆無線LAN環境整備支援事業につきましては、平成30年5月31日付けで補助金の交付決定をいただいたところでございます。この後、今年度内の小学校へのWi-Fi環境の構築を目指しまして、追加費用の有無や機器の詳細な仕様を調査・検討の上、9月補正予算に計上させていただきたいと考えているところでございます。また、平成29年度におきまして、教育用コンピューターの更新に合わせまして、タブレットとして活用できる2in1端末について、小学校4校に各40台ずつ導入したところでございます。今後は、計画的に端末等の導入を進めまして、将来的には小・中学校全体の普通教室でタブレット端末と大型テレビを連携させた授業が可能になるよう、ICT教育の環境構築を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  やっと城陽市もそういった新しい教育機材や環境というものができていくんだなと、大変喜ばしい気持ちでございます。本当にこれからの情報化社会、今まで私どもが経験したことのない、そういった社会が訪れるんだろうなという予測もできることですし、また英語とかそういった教育にも力を発揮すると思います。ただ、今までの日本の教育のよさというものもありますから、そういった最新機器というものを冷静に見て、そればっかりに頼るということでもなく、また古い形の教育というものも見詰め直す、それからそういった情報機器を扱うわけですから、小さいときからそのマイナス面についてもお子さん方に伝えていくというふうなことも大切になってくると思います。次の補正予算でということですので、ぜひ進めていただきたいと、そういうふうに感じております。よろしくお願いします。  次に、山背古道と市民の健康づくりについてという話でお聞きしたいんですけれども。私もいろいろこの少子高齢化のまちの問題を考えてきまして、福祉予算がかかる、民生費というのが4割近く一般会計予算の中で占めていると、いろんなことを考えます。この前は、健康保険の話が出ていまして、医療費が膨らんでいくと保険も高くなっていくと、そんな話でございますけれども、何とか市民の方皆さんが健康で、健康寿命といいますか、そういったことを長く健康を保っていただくと、そういったことが本当に重要なことだと思います。福祉予算のことを削るというとちょっと語弊もあるかもしれませんけれども、そもそも医療とか、そういったものにかからないで健康に長く生きていけば、本当にそれに越したことはないと思います。それにはいろいろ運動するとか、人とコミュニケーションをとるとか、家に引きこもらないというようなことが大切になってくるかというふうに思います。  そんな話の中で、1つ今回、話題に出したいのは、鴻ノ巣山とそこから整備されてきています山背古道ということについてでございます。鴻ノ巣山は以前から市民の身近な散策の場として親しまれてまいりました。平成7年よりは山背古道散策道が整備され、本格的に山歩きのできる環境が整ってきています。楽しみのため、それから今、言いました健康のため、鴻ノ巣山と山背古道には年間2万人の市民が訪れているそうです。山道は今、本当にきれいな、すっきりとした山道になっていますけれども、手入れをしないとすぐに草木が生い茂り、古くなった木が倒れ、枯れた枝が落下してきます。季節に咲く花も、人の手入れなしには保つことができません。そんな状況ですが、今、その管理というのはどのようになっているのか、どのようにされているのか、お聞かせください。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  市民の身近な散策の場を活用した健康づくりの観点から、山背古道にも位置づけられております鴻ノ巣山についてお問いかけをいただきました。ご案内のとおり、鴻ノ巣山は市の観光関連施設として昭和62年度から借地し、展望広場、山城展望台、やすらぎの広場、花しょうぶ池、さくら見台などを整備してきております。日々の健康の一環として多くの市民の皆さんにご利用いただいているだけでなく、市外からも多くの方々に足を運んでいただいております。議員ご質問にもありましたとおり、観光入り込み客調査を開始いたしました平成8年から平成28年度まで21年間で、延べ約46万人を超える方々にご利用いただいているところでございます。  さて、管理の状況といたしましては、年2回植栽維持管理と年3回の花しょうぶ池の草引き、週4回散策道点検等を実施しているところでございますが、これとは別に、日々の散策道の手入れにつきまして、散策道を訪れる方々が安らぎを得られる環境づくりに取り組まれております鴻ノ巣山を守る会に活動いただいておりますことで、快適な散策道として維持されていると考えているところでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  市側がしっかりと山背古道を管理して、手入れもしていただいているというお話です。また、今、本当に散策道はきれいな状態に保っているんですけれども、それには鴻ノ巣山を守る会というのがございまして、そこの会員の皆さんが古い木を切り倒しまして、また危険な枝を払い、季節の花も持ち帰ったりとかいろんな方法で守っておられます。この鴻ノ巣山を守る会という会がやっていることと市のやっていること、この組み合わせによってこのようなきれいな散策道が保たれているというふうに思いますけれども、その辺の連携についてどのようにされているのか、お聞かせください。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  鴻ノ巣山を守る会との連携についてご質問いただきました。鴻ノ巣山を守る会とは、市との間で、鴻ノ巣山散策道の魅力を向上させ、地域の活性化を図ることを目的といたしまして、平成25年度に鴻ノ巣山散策道周辺地域づくり協働協定書を締結しております。その取り組みといたしましては、鴻ノ巣山を訪れる人々が自然と親しみ、身近な場所として活用を図るための活動や鴻ノ巣山花しょうぶ池及び鴻ノ巣山散策道植栽の維持管理を協働して行うこととしております。鴻ノ巣山を守る会に行っていただく活動といたしましては、間伐・剪定等の里山保全活動、憩いの場の提供のための鴻ノ巣山散策道周辺の環境整備、市への情報提供などとなっております。市は、その活動のための備品の貸与や資材の提供、広報に関する支援などを行うこととしているところでございます。平成28年度には、鴻ノ巣山を守る会の献身的な取り組みが評価されまして、第40回全国育樹祭京都緑化等功労者知事感謝状を受賞されておられます。市といたしましても、その活動に敬意を表しますとともに、今後とも連携を図りながら、協働して市民の憩いの場を守ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  鴻ノ巣山を守る会がなければ、木がどんどんと茂っていって、本当に道が歩きにくい危険なものにすぐになっていくんじゃないかなと、そんなふうに思っております。ぜひ今後も鴻ノ巣山を守る会と良好な連携を保っていただいて、この本当にいい散策道を守っていただきたいと、そういうふうに思います。  健康のことを言いましたけれども、健康のためにこの道を歩きにいこうとすると、やっぱり単に道を歩くというのでは、なかなか足が向かないというふうに思います。やっぱり花が季節ごとに咲いたり、天気がよくて気持ちがよかったりと、そういう楽しみがあって初めてちょっと足を運んでみようかなと、そういうふうに思うものじゃないかなと思います。古道の整備自体も大変重要で、歩きやすい、そういうのを保っていただいていますし、市のほうも一生懸命やっていただいているということは、それは今のお話でもわかりましたんですけれども、その中で、道の中で花しょうぶ池というのがございまして、ショウブが咲いているから花しょうぶ池というふうに誰もが思うわけですけれども、実際にはちょっと荒れた状態で、花が全く咲いていないということでございます。これは山背古道のパンフレットにも花しょうぶ池が整備されていますというふうに載っていまして、これを見た方から、ショウブを楽しみにこの春の季節になると見に行ったんだけど、全然咲いていないですねみたいな話を何回も聞くんです。それで、この花しょうぶ池、本当にパンフレットにも写真つきで載っているわけですから、復活させていただいて、ショウブを見にいきたいという多くの市民の方がここに訪れて、また道を歩いていただいて、楽しみと、それから冒頭の目的の健康増進というものが図れるように、そういうふうにしていただきたいなと思いますけれども、その点について市の考えはどうでしょうか。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  議員ご指摘いただきました花しょうぶ池、市の花である花しょうぶを植栽し、訪れる方々に楽しんでいただくことを目的として整備をした施設でございます。平成23年度には土壌改良と改植を行いましてから以降、現在は日常管理の中で草刈り、施肥等を行っているところではございますが、議員ご質問にございましたとおり、ここ数年、開花時期になってもほとんど花をつけていない状況となっております。花しょうぶの栽培には数年に一度土壌改良、花しょうぶの株分け、改植が必要でありますことから、散策される多くの方々に憩いと安らぎを与える場となるよう整備してまいりたいというふうに考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  ありがとうございます。花しょうぶ池はもともと下にコンクリートが打ってあって、水を保つというふうになっていたらしいんですけれども、そのコンクリートが今ちょっと割れて、水が抜けるという状態らしいです。ただ、ショウブに詳しい方に聞きますと、何か水が張っていないとショウブが咲かないというわけではなくて、水が張っているところにショウブが植わっていると単にきれいだからということらしいです。水がなくても一応というか、ちゃんと普通に咲くということですので、コンクリートを打ち直すとかというと、それは山の上の場所ですから、水を保つというのは相当大変な工事になると思いますけれども、そこまでしなくても、どうも土壌改良とか、少し気をつけるとショウブが咲くと、そういうことですので、そうしますと、そんなに大きな予算もかからないのではないかというふうに思います。ですから、今、それを進めていくと言っていただきましたので、それを予算のできる範囲でやっていただいたらなというふうに考えます。ぜひ早くショウブを、多分ことし整備しても来年はちょっと難しいのでしょうか、再来年ぐらいになるのかもしれませんけれども、整備していただきまして、市民の皆様の楽しみと、それから健康増進を進めていただきたいと、そういうふうに思います。  それでは、次の問題なんですけれども。なかなか自治会活動がうまくいかないというような話とか、自治会の会員が減っているとか、そんな話もあるんですけれども。自治会そのものがないという地域も幾つかこの城陽市にも出てまいりまして、新しい新興住宅街というんでしょうか、最近できた寺田の丁子口のほうですね。イーストヒルズとか陽光ヒルズ、ガーデンヒルズというような地域がございますんですけれども、そこには自治会というものがないわけでございます。私の住んでいる中大小の大南というまちですけれども、これは昔から古い家で、江戸時代からの家がまだ何軒もある、そういったまちですけれども、そういったまちでは自治会というのは普通に機能していまして、回覧板が回ったり、それから地域のいろんな行事が自治会単位で行われる。自治会長も、うちの地域では年功序列ということになっていますので、順番に年が来ると自治会長になるということを誰も普通のことと思っています。だけど、そういったことが非常に煩わしいというふうな考え方もあります。当然、若い人たちは会社に勤めていますし、日曜日は会社での疲れやお子さんのためにいろいろレクリエーションに出かけるというようなこともありまして、いつ自治会活動をする暇があるんだというようなことにもなってくるのもわかるといえばわかることでございます。  それで、そういった自治会がないところでどのようなことが困るのかとか、いろいろ考えておりましたんですけれども、この前、先週、藤城議員のお話もありましたように、市道204号線のJR踏切の東側に横断歩道が新設されるというお話を聞いておりました。教育委員会からそういったことが要望されて、警察のほうからそれを決定したというようなことだったんですけれども。その横断歩道が、南側は丁子口、イーストヒルズとかガーデンヒルズとか陽光ヒルズのほう。北側は市ノ久保の自治会のほうになるわけなんです。市ノ久保のほうは自治会がありますので、回覧板でその横断歩道の話が伝わっていたわけですけれども、その横断歩道は市ノ久保の人が使うにはあんまり使い手がよくなくて、丁子口側のガーデンヒルズとか、そういったところの人たちが204号線の北側の歩道へ渡ることができるための、どっちかというとその目的の横断歩道なんです。ですから、丁子口側の人がそのことを一番今までも望んでおられましたし、関心が高い事柄なんですけれども、自治会がないために回覧板が回らず、市ノ久保側で皆さん知っているときには、丁子口側では何かうわさでそんなこと聞いたなというぐらいのことになっておりました。回覧板で情報が回らないだけではなくて、この横断歩道ができることによって子どもの通学路なんかも変更していかなければならないし、そういったことを市民のそこに住んでいる皆さんも考えていかないといけないというような大変重要なことであったにもかかわらず、自治会がないとそんなことになってしまう。そういう状況でございます。  しかし、地元の人はそういった状況を憂いて、私が何とかしましょうとか、そういった方は何人もいらっしゃるんです。その方々に自治会をつくってもらったらいいんじゃないかというふうに思いまして、市民課ともそういう話をしましたら、それは最低限の自治会をつくってくれればいいんだみたいな話でした。その話を今度しますと、やっぱり最初冒頭で言いました自治会活動というのがなかなかしんどいものだなという若い世代の人たちの考え方がありまして、この場所がそもそも自治会活動がないということで喜んでここへ住んでおられる方もいらっしゃるわけでして、自治会をつくるといっても、自治会という言葉自体がこの場所では言ってはならないみたいな、そんな状況にあるということがわかりました。  どうしようかなというふうに思ったんですけれども、このままでは子どもの通学とか、そういったことの安全を守るといったことにも支障が出てくるというふうに思いまして、1つ提案なんですけれども、頑張ってやっていこうという市民の皆さんに有志で任意の団体をつくっていただきまして、例えば地域の安全を守る会、陽光ヒルズでしたら陽光ヒルズの安全を守る会というふうな任意団体をつくりまして、それを市に認めていただきまして、市の各部署から通常自治会に回覧板で回してもらうようにお願いする情報をそこに渡していただきまして、その任意の団体が有志を募って回覧板を回していくと、そういったことができないかどうかということをちょっと考えましたんですけれども。それについて、そういうことはできますでしょうかどうでしょうか、お答えください。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  自治会につきましては、地域における身近な環境整備やレクリエーション、見守り活動、防災訓練などを通して相互の連帯意識を醸成するとともに、道路や側溝、公園等の改修を初めとした市への要望など、自分たちの地域を自分たちで住みやすくしていくために取り組んでいただいている地域コミュニティーの形成に欠かせない大変重要な組織であると考えているところでございます。そういったことから、市におきましては、自治会が組織されていない地域につきましては自治会の結成をお願いしているところでございますが、例えば議員ただいまご紹介いただきましたような、地域の安全を守る会という一定の地域に住む方々で構成された団体が回覧を回していただけるということであれば、庁内で周知を図り、自治会と同じように市からの回覧等を依頼させていただきたいと考えております。また、この回覧をきっかけに自治会結成に向けた機運が高まっていくことを市としましても期待しておりますので、なるべく負担の少ない形での自治会結成など、ぜひご相談いただければというふうに考えております。  以上です。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  ありがとうございます。今、言いました任意の団体をつくって、そこに市のほうから回覧板の情報を流してもらうというようなことは可能だというふうに言っていただきましたので、このことをちょっと進めていきたいなというふうに思っております。将来的にこれが自治会になっていけばというふうにお話をいただきました。地域の方が自治会というふうに呼んでもいいというふうになってくれば、それが望ましいんじゃないかなというふうに私も思います。またそのことについて、これは市民の方からも直接問い合わせや方法とか、そういったことのお問い合わせがあると思いますけれども、それはどこに、どういうふうに相談してもらえればいいでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  自治会の結成にかかわらず、地域の活動について何かお困りごとであったり、いろいろなお考えがあるということでしたら、お気軽に市民活動支援課のほうまでご相談いただきたいなというふうに考えております。  以上です。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  ありがとうございます。そのようなことを市民の皆様にお伝えしていきたいというふうに思います。  それでは、前回の議会でちょっと財政状況が厳しいんじゃないですかみたいな話をさせていただいたところでございますけれども、財政状況をちょっとでもよくするようなことがないかなといろいろ考えている中で、少しお聞きさせていただきます。  前回、国の施策で、東京の一極集中をなくすために、東京の大学の定員を削ってそれを地方に移していくような、そういった法案を提出するという予定があるというような話で、それに乗って、城陽市に大学の本体でもいいですし、サテライトキャンパスでもいいですので、誘致してみてはどうかなというふうにお伺いしました。大学とかそういったものを誘致するというのは大変な作業になるんだろうなというふうには思いますが、サテライトキャンパスというようなことでもその国の施策としてはいいというふうなことを書いておりますので、サテライトキャンパスの誘致ができたらなと。それも非常に経費がかかっています文化パルク城陽なんかをその一部にするような、そういったことを考えてみてはどうかなというふうな話をしたところでございます。それは大変な労力も要るし、なかなかすぐに進む話ではないのかもしれませんが、もうちょっと簡単にそういった公共財産といいますか、行政財産になっているものの利活用というものを考えてみたらどうなのかなと思いまして。例えばほかのいろんな公共施設なんかで実施されているらしい、コンビニを入れたりとか、それから何かおしゃれな人気のあるカフェなんかを入れるというようなこと、そういったことが文化パルク城陽とかコミセンとか、公民館というのはちょっと小さいのかもしれませんけど、そういった今の城陽市の行政財産、公共財産に入れていくと、そういったことができないのかなと思いまして、お聞きしたいと思います。  それで、行政財産としての規制とか、それから指定管理制度上の規制なんかがあって難しいのか、それともそういったことは何とかなる、特にないというようなことなのか、その辺のところをお聞かせいただけますでしょうか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  指定管理制度を含むご質問でございますので、私のほうからご答弁申し上げます。  まず行政財産としての規制へのお問いかけでございますが、例えば建物の一部を普通財産に切りかえてコンビニなどにするといった、1棟の建物の中に行政財産と普通財産が共存するような手法については、諸説ございまして、非常にハードルが高いものでございます。しかしながら、使用許可として対応する場合、もともとの用途や目的を妨げない限度であれば可能でございまして、実際に庁舎内にコンビニエンスストアを設ける市役所もございます。また、指定管理者制度上の規制につきましては、過去の管理委託制度では、受託者が使用許可を行うことが認められておりませんでしたが、民にできることは民でとする小泉内閣時代の地方自治法の改正によりまして、指定管理者が使用許可を行うことが可能となりましたので、指定管理者制度を適用する施設にコンビニやカフェを併設することは可能でございます。ただ、今、私が申し上げましたのは制度上の可否についてお答えしたものでございまして、もともとの用途や目的を妨げないことが大前提でございますので、個々の施設の状況により判断が必要となることをご理解いただきたいと存じます。  以上でございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  当初の目的を毀損しないようなことというのはどの程度のことを、場所は多少占有することは間違いないと思うんですけれども、多少の不便があってもいいのか。程度の問題なのかなと。今の目的が全く遮断されてしまうというのはだめだとは思うんですけれども。多少のことはよいのか、その辺はかなり厳密なことなのか、その辺はどうでしょうか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  やはり場所の問題が一番の問題だと思いますが、やはりそれぞれの施設において個々に判断していくべきものであると認識いたしております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  どの程度財政上のよい影響があるのか、ちょっとわかりませんけど、結構全国調べてみましたら、こういったことをやっているところもまあまあ、あるようですので、また本当にちょっとでもお金が浮くとかいうようなことがあるんでしたら、考えていただきたいなというふうに思います。  そういったことも可能だという話に基づいてですけれども、北部コミセンがかなり見た感じ老朽化していて、またこれの耐震というか、建てかえなのか何か考えていかないといけない時期がすぐ来ると思うんですけれども。この北部コミセンの場所は、新市街地に近くて、いい場所なんじゃないかなと思いまして。この前、たまたま日本郵便の方とお話ししたときに、この新市街地という場所が大変よい場所だということをお聞きしました。どなたもご存じのように、新名神のインターがあそこにあるわけですから、当然そのインターを利用した、高速道路を利用したいろんな物流やお客さんが来るとか、いろんな利点があそこにあるんですけれども、そういった高速道路のインターというのはこの近畿圏に無数にあるわけです。日本郵便の方がよい場所と言われた理由は、その無数にある高速道路のインターチェンジの近くに、横に大人数の従業員が必要な、そういった事業所を建てたとき、普通の高速道路のインターの場所では、その従業員が事業所に通ってくるその手段がなかなかなくて、そこが非常に苦労する。だから、事業所はつくって物流はできるんだけれども、働く人を確保するのが大変難しいというふうに言われました。そういったことに対しまして、城陽市のこの新名神のインターチェンジなんですけれども、近鉄寺田駅から歩いていける場所にあります。インターの横で巨大な事業所をつくって従業員に来てもらおうとしたときに、公共交通機関、特に電車から歩いて従業員がやってくるような場所はここにしかないと、そういうふうに言われました。今から思っても、そんなにこの新市街地というのはよい場所なんだなと、そういうふうに感じています。  実際におととしの7月から去年の7月までの、ことしのはまだ出てないですけど、評価額調査で工業地としての、あそこの用途地域は準工業なんですけれども、評価では工業地というふうにあそこを言うんですけれども、その工業地の中で値上がり率10%で、これは京都府下でナンバーワンの値上がり率を示した場所でございます。そのようなすごくいい場所にこの北部コミセンというのは立地していますから、これはかなりの老朽化ですから何とかしないといけないというふうになると思うんですけれども。その後は、ちょっとある程度の規模のものを建てて、そこにテナントを入れて、収益事業みたいなことを行うということも考えられるんじゃないか、そんなふうに思ってみたんですけれども、そこのところはどうでしょうか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  具体的な施設整備計画についてはまだ確定していないものでございますが、一般的なことで申し上げますと、当然、市の公共施設につきましては運営費の削減は必要であると認識をいたしているところでございます。また更新費用の平準化も課題でございまして、現在、市の公共施設につきましては、公共施設等総合管理計画に基づきまして、個別施設計画を策定中でございまして、施設の更新や統廃合を検討しているところでございます。貴重なご意見をいただきましたので、今後の検討の際には参考にさせていただきたいと存じます。  以上でございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  しっかり考えていただけるということでよろしくお願いいたします。  この新市街地なんですけれども、本当にまだまだ需要があるんじゃないかと思いますし、この新市街地と東部丘陵地の連携なんかを考えていきますと、城陽市の発展する、そういった要素がたくさんあるんだなというふうに考えております。ぜひ北部コミセンの話も考えていただいて、その新市街地、また周辺のさらなる線引きの見直しというんですか、そういったことも進めていって、城陽市全体の発展に邁進していただきたいなというふうに思っております。  本日は、これで終了させていただきます。ありがとうございました。 ○増田貴議長  午前11時5分まで休憩いたします。         午前10時53分     休 憩         ──────────────         午前11時05分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  西良倫議員。 ○西良倫議員  〔質問席〕 日本共産党議員団の西良倫です。  大阪北部や京都南部など、大きな被害をもたらした地震からきょうで1週間が過ぎました。被害に遭われた皆様には心よりお見舞い申し上げます。土曜日にびっくりする大きな余震もありました。まだ油断はなりません。  それでは、発言通告に基づき、質問します。  最初に、古川の改修に関係する質問からです。A4用紙37枚で、去る5月24日に説明会がありました。主にどのような参加者からのご意見、要望が出たのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  5月24日の地元説明会での要望事項ということでございますけれども、河川管理用通路につきましては、川沿いにフェンスを設置できない理由は何かといったこと、それと管理用通路以外におきましては、歩行者用の仮橋の設置場所でありますとか期間、また安全確保といった内容、それと工事期間中の通行規制に係る迂回路というようなことが重立った内容でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  管理用道路はいろいろと変わってきているんですけれども、その変化していった様子だとか、わけとか、理由についての説明をしてください。それと、目隠し用のフェンスもありますが、それについても、あれは3つほどの案が出ていましたかね。それがどういうふうに最終になり、そうなのかということもお願いします。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  河川管理用通路についてのご答弁でございますけれども、古川河川管理用通路につきましては、地元の意向を確認するために、平成29年7月に、京都府、城陽市及び管理用通路に接する3自治会長で協議を行い、その際に京都府から、管理用通路としてできること、できないことを説明され、川側には維持管理上フェンスは設置できないことを説明されました。その後、関連する3自治会長と校区連合会長で調整が行われ、平成29年10月に、川側にフェンス設置ができないなら閉め切ってほしいとの最終的な回答を府に対して行っていただきました。また、官民境界の塀につきましては、通風が可能な透かしブロックを利用したブロック積みの上部に目隠しフェンスを設置してほしい旨の要望を受け、そのように復旧される予定でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  いろいろと住民の方の要望というのもわかるんです。中にはお年寄りたちが、当初の計画だったら、ぐるっと町内を1周して、北側は自分たちが住んでいる道路で、南側に行くと、川を見ながら、手押し車を押しながら散歩もできるな、みたいなことを言っている人も、何人かのお年寄りがあります。そういう方の要望もわかるんです。またこれまでだと自分の家の後ろ側を警戒するような、心配するようなことはなかったんだけども、南側の1列がなくなったために、表側も裏側も防犯上のことも心配しないかん、そういう方の声もわかるので、いずれにせよ、自治会長会議だけで事が進んでいるとは思いませんが、市民の方の納得が得られる形でフェンスのことも、柵のことも、管理用の柵のことですね。それもできるようにしてもらえればなというふうに思います。何せ防犯上のことが一番大事じゃないかなというふうに思ってはいます。よろしくお願いします。  次ですけれども、そこには大きな橋がこれから今後できるわけですけれども、4つほども橋ができる。そういうふうになれば、一番心配なのは通行量が多い古川橋ですよね。その橋というのは、今現在と比べてどのような形になりそうなんでしょうか。よろしくお願いします。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道242号線古川橋につきましては、現在、実施していただいている古川改修工事にあわせ架けかえを行うもので、新たな歩道設置の負担分につきましては、先日の6月補正予算審議でご可決いただいたものでございます。市道242号線古川橋は、現在は歩車道分離のない幅員6メートルの橋梁でございますが、今回の改修におきましては、橋長が22.6メートル、車道の幅員が6メートル、東側に歩道幅員2.5メートルを新たに確保した、全幅8.5メートルの橋梁となり、橋の両側には高さ1.1メートルの防護柵が設置されることとなっております。今回の架けかえにより、歩道区間を確保することとなり、安全性が大きく図れるものと考えております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  古川橋の場合は、子どもが登校時、下校時に使うところなので、その橋のところの柵というのか、その上というのは球形、丸くなっているのか。平らな形で例えば子どもがその上を冒険心で渡れるぞみたいなことを、平均台じゃないけど、やりそうな心配もあるんだけども、そういった形への安全対策というのはどうなんでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。
    ○森島正泰都市整備部長  今のこの橋の歩道部分の柵につきましては、現在、どのような形状になるのかというところまでは、申しわけございません、手元に資料がありませんので、お答えできません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  だから、歩道のところの橋の柵というのは、やはりそこに乗って子どもたちが歩けるぐらいのスペースがあったりとか、平らになっているとかじゃなくて、京都の四条の大橋みたいな形で丸い形で、そういう冒険はしたらあかんよみたいなことができる形になるんでしょうね。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  形状はちょっとどうと、今、お答えできませんけれども、子どもからお年寄りまでが安全に通れるような柵になるというふうに考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  古川の工事だけでなくて、いっぱい寺田西地域で工事が今後、続きます。工事中の交通安全への対処について伺いますけれども、この説明会のときに参加している見守り隊の方々のかなり強い質問がありました、願いもありました。小・中学生など児童・生徒の通行が多いポイントに対して、今までと違う形での対処をどのように図ろうとされていますか。よろしくお願いします。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  府道内里城陽線の改良についてご答弁させていただきます。  府道内里城陽線は、現在、車道部約5.3メートル、歩道部約1メートルの道路でございますけれども、今回の改良によりまして、歩道が川側に有効幅員約2メートル、路肩を含めて車道約7メートルの、全幅約9メートルのセンターラインが引かれる道路となるように京都府において計画をいただいております。南側に歩道設置を行うことにいたしますと、用地買収とか家屋補償が必要となることから、川側へ歩道を張り出す計画と聞いております。なお、南側の安全対策につきましては、沿線に店舗等もございますことから、側溝を整備して、路肩を含めて歩行者空間を確保してもらう構造となってまいります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  府道の改良によって車のすれ違いであるとか、車のミラーが電柱に当たって壊れるとか、そういう心配がなくなるんだなというふうには思うんです。この張り出し歩道ですけれども、いわゆるこういった地震だとか、そういうときでの耐力というのか、安全性。それと柵ですけれども、1.1メートルで今までと違って、のぞけばすぐ川の流れが見える。こういったちょっと雨が強いときなど、ゴーという音で流れていく、そういうところのそばを、その上を歩くので、1.1メートルの柵というのは、どっちかいうとどうなのかなとか、安全上はいいのかなとか、そこの心配があるんですが、どうでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  この張り出し歩道の耐震性でございますけれども、今の構造基準等にのっとったものでございますので、問題ないというふうに考えております。また、柵が1.1メートルということでございますけれども、これもやっぱり基準の中で1.1メートルと決められておりますので、その高さで設置するものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  そういうあたりは法律にのっとってということで、今のままなのかという形になるのかなと思うんですけれども。かなり長い距離になります。これは見ていると500何メートルぐらいになるのかな。その部分が長いところの距離を歩くわけで、それも怖いなという思いもしながら歩くときもあるわけで、十分安全性についてはよろしくお願いします。  南側の歩道ですけれども、この写真を見ていますと、側溝がちょっと改修される。それと白線が引かれて、少しだけ電柱があったりして、怖いところもあるんだけども、歩道が拡幅されることはわかるんですが、このセンターラインのところには夜間でも例えば反射するようなものが置かれていて、真ん中はここだよという形ができるようなことというのは考えられないのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  中央線のセンターラインについて、そういう夜間発光するものがあるのかどうかということについてはお伺いしておりませんので、今、ここでお答えすることができません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  北側歩道は段差があって、やっぱりちょっとは安全だと思うんです。幾らか段差なしよりも。今もそうです。改良後もそうですよね。要は、人が多いのは家がある南側なので、そこの方の中には病院もあれば、先ほど言われましたお店もあったりとかするので、できるだけそこのところが安全になるように、真ん中のところへの工夫をしてもらうとか、出入りのところをちょっと工夫してもらうとか、住民の方々の要望を聞いた上での工事を進めてもらえればというふうに思います。よろしくお願いします。  では、次の質問に行きます。地下水の問題です。  きょう現在、市には何カ所の地下水井戸がありますか。わかる範囲で教えてください。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  きょう現在ということなんですけれども、私の今、持っております資料では平成28年度末の資料ですので、そのことでお答えさせていただきます。  本市におきましては、城陽市地下水採取の適正化に関する条例に基づき把握している平成28年度末の井戸件数でございますが、521件となっている状況です。  以上です。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  その中で一般家庭の井戸というのは、届け出分で何カ所でしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  家庭用の井戸の件数についてご答弁申し上げます。  先ほども申し上げました条例に基づき把握している井戸のうち、平成28年度末の家庭用の井戸件数は76件となります。  以上です。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  無届けで井戸を掘るという形は、今は昔と違ってないと思うんですけれども、市にある全ての井戸の全体把握をする必要があるというふうには思いませんか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  市にある全ての井戸の件数の調査の実施の必要性についてただいまお問いかけいただきましたけれども、地下水採取の適正化に関する条例に基づき市が把握している井戸は、手掘り井戸と打ち込み井戸を除く全ての井戸であるため、新たに調査をする考えはございません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今後のことにもよるのでしょうけれども、質問を変えます。  山砂利採取地整備公社、京都府・城陽市・近畿砂利協同組合の3者ですけれども、理事長が奥田市長ですけれども、公社が今現在、7カ所の井戸で年4回のモニタリングを始めた背景、そしてまたそれはいつから始まったかというあたりを教えてください。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  地下水のモニタリング調査は、一般財団法人城陽山砂利採取地整備公社が安心・安全な埋め戻し事業を行うため、埋め戻した建設発生土の地下水への影響を把握することを目的に、平成15年に、土壌・地下水の保全に係る審議会を設置し、行っているものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  この前、新聞で発表があったんですけれども、これは5月23日ですか、地方紙ですけれども。僕自身は地下水汚染というのが2007年3月から第2ステージの段階に入って、今、その12年目というところを進んでいるというふうに思っております。5月23日付けの地方紙が報じた中から、5月、6月の府の調査や発表を除いて、5つの事実を時系列で述べます。間違いがあればご指摘ください。  1つ目、2007年3月、奈島民間工場、3.8倍の総水銀。2つ目、2011年11月、府立木津川運動公園、いわゆる五里五里の丘です。5倍の総水銀、ここは使用禁止措置がなされています。3つ目、2013年5月、水道水としてくみ上げている第1浄水場2号井戸近くの民家の井戸、10.4倍の総水銀。すぐくみ上げ中止だという指導がなされています。4つ目、2013年6月、観音堂の飲料として使用していた民家の井戸、1.8倍の総水銀。府が飲料禁止を指示しました。5つ目、2014年12月、市民が水道水としても供給していた2号井戸です。0.00059ミリグラムで、基準値を突破。そのころ井戸は既に機械修理で取水停止になっていましたが、以後、今もとめたままです。ちなみにこれは報道にはありませんが、2009年6月に微量の総水銀検出から5年余りで停止となっております。この2009年6月の今の微量の水銀値が出たのは新聞には書いておりません。この新聞での事実の報道や2018年5月10日、情報提供があった富野地区の基準値を超えたという民家の井戸を中心に、半径500メートルの範囲にある13カ所の井戸を府環境部環境管理課が調査をしたというあたりのところは新聞で出ていたとおりです。  府のほうが発表しました資料によりますと、中に、原因の特定には至っていませんが、いずれの井戸も飲用されておらず、健康被害のおそれはありませんとあったり、周辺に人為的な汚染源はなくとなっていたり、Y教授は、よく出てくる先生ですが、継続的に飲用に供しない限り健康影響はないレベルとの評価を得ているという形で、5月があって、6月の文書でもまたそうなんです。2度こうした似たようなものを発表していますが、6月の調査のときも、これは12カ所調査をしています。5月は13カ所調査をしています。5月の場合は13分の4、6月の場合は12分の1での検出です。これは住宅地での汚染が広がっていると私は思うのですが、どうでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  先ほど申されました5点の中で違うものがあれば教えてほしいということもありましたので、それも含めてお答えをさせていただきます。  先ほど議員がおっしゃられた中で、第1浄水場2号井近くの井戸で当時検出されたとありましたが、それについては、保健所が検査した結果、定量下限値未満であったというふうに私のほうで記憶しております。  それから、住宅地のほうで汚染が進んでいるのではないかというお問いかけでございますけれども、これまで京都府のほうでいろいろな調査をされてきております。また、我々もさまざまな調査をしてきていますけれども、そのようには認識をしていないところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  きょうの質問の一番大事だと言ってもいいと思いますが、そこに差しかかっていますので、ここの認識というのは、やはり危機管理じゃないですけど、城陽の危機管理がどうだったのだというあたりにならないように、よろしく判断をしてもらいたいなというふうに思います。  次の質問に行きますが、専門家の評価にかかわっての質問をします。1点目です。原因の特定には至っていませんと言うんですが、これは2回ありましたが、特定に至らないということは自然由来との判定もできないということですね。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  その件につきましては、市で公表した結果ではなく、府で公表された結果ですので、お答えするわけにはいかないと考えております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  次、あと2つありますから、ちょっと言いますね。2点目です。汚染源は確認されずというならば、この先生や判定する機関は、なぜ危機管理のためにもその原因をしっかり調査しんとあかんでというふうに進言をしないのでしょうか。そこはどう思いますか。市長、どう思いますか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  こちらにつきましても、我々が意見を述べたわけではございませんので、お答えできないです。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  先ほどの1点目も2点目もそういう答えです。  3点目に行きます。よく出てくるY先生の見解、継続的に飲用に供しない限り健康への影響はないというレベル、このレベルですけれども、継続的に飲用したらどう悪いのか。そちらのことも教えてほしいのですが、これも府のことであり回答できないということでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  こちらにつきましては、環境省が定めております環境基準の中で、指定基準値の設定の考え方というところで述べられている意見だと思いますけれども、将来にわたって飲み続け、もしくは摂取し続ければ健康に影響が出るというレベルという考えだと思っています。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ですから、要は危険なわけですね。危険なものを、今のところ何か見過ごしてしまっているように僕には見えます。  角度を少し変えて質問します。この前に、五里五里の丘のところに行ったことがありまして、そこで見たり聞いたりしたんですが、五里五里の丘のところに行って、レクリエーションゾーンというのがありまして、サークルゾーンですね。そこに水道が来ています。そこに行って水を飲もうとして、お花の整備をしている方に聞いたら、ここの水道飲めますかと言ったら、わかりませんから管理棟で聞いてくださいとなって、管理棟に行ってみると、管理棟の人もいなくて、管理棟の横にも水道があるんです。飲まなくて、自動販売機のジュースを買うんだけども、それをしながら帰り際、南出口のほうで木の葉を扇風機でわあっと掃除をしている、多分係員だと思うんですけど、その方に聞いたんです。様子を聞いて、管理棟に行ったけども人もいなかったのでと聞いたら、あそこの水飲めますよねと聞いたら、いや、私は勧められませんというふうに言われました。公園の関係者が。水道は3カ所ほどあるんです。中には子どもがレクリエーションで親子で遊ぶようなところのそばにも水道があります。蛇口が3つか4つほどありますけれども、3カ所のそういったところが。あそこの公園は今、市のほうもいろんな取り組みをして、市民が行っているところです。飲めないものか飲めるものかの表示もありません。かつては飲んだらだめだという指示もあった場所というふうに思っています。あそこはどうなんでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  水道水につきましては、水道法に基づく水質検査を実施しておりますので、安全性に万全を期した水道水の提供を行っております。飲めないということは決してございませんし、安心して飲んでいただきたいというふうに存じております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ということですから安心して、でも、多分なかなか飲めないですね。  この前、この第2次城陽市環境基本計画というのが出されました。これはできたてです。その28ページに、こういう文言があります。環境ビジョン、安心・安全で快適・健康に暮らせるまちを創る。基本目標の2番目に、河川・地下水に恵まれた豊かな水環境を守り育てますとあって、30ページ、豊かな地下水の保全という項目があって、城陽市の特徴である豊かな地下水を保全するとともに、地域の魅力として発信し、水環境に関する市民の意識向上を図りますというふうにあります。  そこで、2点お尋ねします。今後も地下水に関する調査は市が行うのか。範囲を広げる段階だと思うが、どうか。  2つ目、学者・医師・研究者など、市民の代表も加えた現在実施のモニタリングに加えて、原因究明に関する取り組み、機関も求められるが、どう考えていますか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  2つのご質問をいただきました。まず、今後の地下水調査についてでございますけれども、地下水の調査に関しましては、水質汚濁防止法に基づき、京都府が年度ごとに水質測定計画を立てられ、京都府内の地下水の水質測定を実施されています。また本市におきましては、これまでから申し上げておりますとおり、平成18年度から14カ所の井戸の水質測定を行っているところです。今後も京都府と連携し、情報共有を図りながら、しっかりと調査を継続してまいります。  続きまして、原因究明に関する取り組みをする考えはないかというご質問をいただきました。原因究明に関する取り組みについてでございますけれども、今回、京都府において実施されました地下水調査に関しましては、今後も京都府において継続的な調査を実施し、濃度の推移を監視するというふうにされています。また本市におきましては、これまでから地下水に対しましては総合的な調査を継続して行ってきており、現状としましては、議員お問いかけのような新たな取り組みなどを実施する考えはございませんが、先ほどもご答弁申し上げましたとおり、京都府と連携し、情報共有を図りながら調査・監視を継続することで、本市の豊富で良質な地下水の保全に努めてまいります。  以上です。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今回の5月、また6月の京都府の調査に至ったのは、市民団体である城陽の水と土を考える会などの取り組みがあったからだと僕は思います。その新聞の中で、こういうところがあります。水と土を考える会です。私たちが井戸水の水銀汚染を調査したのは、13年、17年、ことし3月の3回です。井戸を持つ住民の方々の協力で実施しています。今、紹介した文の中に、井戸を持つ住民の方々の協力で実施していますとあります。これって先ほど紹介した環境共生のまち城陽を地でいっている例ではないでしょうか。自然由来であっても、人為的由来であっても、その被害が生活の場にまで来ており、今すべき対応をはっきりととるべきだと思いますが、先ほども答弁がありましたが、その程度、いわゆる総合的に市もやっているからというところで、また京都府も今後、経過を観察するからという段階ではないのではないかと思いますが、どうでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  今、議員のほうからは、生活の中にというようなご意見もいただきましたけれども、例えばその井戸水からそういった物質が検出されたときに、それが飲用されていれば、例えば飲食店であったり、学校であったりといった場合であれば、公共井戸取締条例に基づき、京都府がしかるべき措置をとられますし、また一般のご家庭で基準値を超えるような水を飲用されている、井戸水を飲用されているということであれば、当然、この中で飲用井戸等衛生対策要領という厚生労働省が定めた要領に基づきまして、市のほうで飲用中止の措置をとるとともに、水道水の利用を勧めるといったような措置をすることとしております。そういった形で市としてはその場合への実施を行うこととなりますし、先ほどから申しておりますように、今後につきましても、京都府と連携し、地下水についての調査・監視を継続してまいりたいと考えているところです。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  今、やるべき地下水の対応というのは、危機管理イコール汚染原因の究明にあるというふうに私は言っておきます。ぜひここは最後は市長の決断が要ると思いますので、そういう原因調査のところについては、市長の早期の決断をお願いしておきます。  次の質問に行きます。(発言する者あり)答弁は期待できません。済みません。  次の質問に行きます。近鉄の寺田駅前のマンション建設についてのことです。この前、こういう資料をいただきました。これが駅前のマンション建設についての質問ですけれども、近所の皆様へという文書になっています。開かれた、開くという形で日にちがあるのは6月吉日となっています。6月3日にこの説明会がありました。工事の概要、A3判、両面刷りです。6枚あります。この用紙がどれほどの市民に周知をされているのか、教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  この民間業者がどの地域にどういった形で周知しているということまでにつきましては、我々のほうとしては把握しておりません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  私もたまたま説明会があることを聞きまして、説明会の3日ほど前です。行きましたら、私を含めて10人の参加でした。10人です。文パルでありました。聞いたら2回目だというんです。その場所、現場に行きますと、元教育委員会の出入り口があったところの場所のところ、商店街のところですね。そこに1カ所。そして近鉄の1号踏切の角っこのそば、金網のところにこういう工事をしますというのがあります。その中には、工事施行者というところの欄は市民向けには空白です。当日行ったら、その中に名前が入っています。現場には工事の概要がボードで2カ所示されています。何かその2カ所だけで工事の概要を全部わかってくれよと言わんばかりです。  この前、20日の日に大西議員さんも質問されていましたが、将来進められるかもしれない駅の立体交差化に関しての質問に移りますが、この説明図を見ていると、今現在、寺田駅西側に自転車置き場があるところがありますね。その自転車置き場のところと平行に建物の図面を見ていると、二等辺三角形という形で出っ張りが出てきていて、立体交差をしようとするとできない。どうしてもマンションにひっかかるというぐらいの距離です。本当にこの図面を見ていると、ホームと重なるような形でマンションが建ってきます。敷地です。細い道路がありますが、そこのぎりぎりまで敷地だからという形での設計図です。今はあそこに、近くに、前、駐車場にしていたところに赤い建物が建っています。市がまた何か建てるのかいなと思っている市民もいるかもしれません。私も工事の期間、ときどき訪ねますと、表示はありません。ただ、モデルハウス、モデルルーム。その説明がありません。誰がやっているのか、どうしているのか。近所にご迷惑をかけますからという断り書きもありません。これは何でしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  我々のほうが6月3日に近隣の方々へどういったことを説明されたのかということについては把握しておりませんけれども、間もなく着工されますことから、建築基準法に基づいたような発注者でありますとか、施行業者名も含めたような工事看板が設置されると理解しているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  モデルルームの建設にしても、あさってぐらいから工事が始まるからという形で、近所の方々にこういう工事が始まるけれども了解してくださいねというふうに個々に訪問をして説明をされたようです。それも急な話です。この説明図の6ページに、こういう工事でこういうところを工事の車が走りますからというのがあるんです。市の方は絶対しっかりこれを見ておいてくださいね。大型車がいわゆるバイパスのほうから出たり入ったりします。またバイパスのほうに帰るのもあります。24号のほうにね。でも、駅を渡って、駅を越えて、踏切を越えて、この市役所の前につながる道路のところから、寺田駅前の東側です。そこから帰るよという図面もあります。大型車。小型車もあります。小型車の出入りは商店街の通り、これはマイクロバスが来るからというプールのための拡張工事をしているところの道路がありますよね。そこのところを一方通行でぐるぐる回って、工事の現場に入る。終わればまたそこから出てきて、バイパスのほうに帰っていく。小型車もあるんです。大型車、小型車、駅の東側にも行くということになっているのにもかかわらず、東側の人への説明だとか、近隣、せめて3地域ぐらいでも住民に自治会なりを通して回覧するなりして説明会をするとか、そういうあたりについては、これは城陽市の表玄関ですよ。そういうところが30メートルもある11階建てのマンションが150戸です。それは人は来てほしいです、150世帯がふえるんですから。でも、この駅前がこういうふうに変わっていく。騒音の問題、日照権の問題、交通が頻繁に。  このマンションの建設だけではありません。古川の改修工事が本格化します。マイクロバス通用のための道路のところの建設工事も始まります。あそこも、ここも、そこも工事だらけ。本当にあそこに時間のところに縛られた工事が急がれて、何か子どもにめぐるような事故でもあればなというのは、誰もが思うのじゃないでしょうか。なぜこんなに工事、工事で急ぐんでしょうかと思います。どうでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  何点かお話があったかと思うんですけれども。まずこの寺田駅西側の事業全体、民間開発を誘導する区域につきましては、市のほうからも地域にも説明いたしましたし、議会にも説明しておりますので、皆様ご存じのことというように認識しております。また、民間開発事業者が工事の説明会をされた内容につきましては、繰り返しになりますけれども、我々のほうとしては把握しておらないところでございます。ただ、工事車両が東側も通られるというようなことが先ほどのご質問の中にありましたけれども、当然ながら市道であり、府道であり、公道でございますことから、誰もがどこの道を通っても結構なものでございます。ただ、民間事業者として必要な範囲の中で説明会をなされたものというふうに理解しているところでございます。  それと、民間開発に市が関与すべきではないかというようなご質問だったかと思うんですけれども、市が設定いたしました民間活力を誘導する区域につきましては、まちの活性化を図り、定住人口を確保するために、ご存じのとおり山背五里五里のまち創生総合戦略に位置づけられた高さ制限の見直しなどを行い、土地利用計画の魅力を高め、土地の高度利用が誘導できる計画、これを目指したものでございます。今回、予定されております民間開発事業は、150戸の住宅確保と定住人口の観点からも、その趣旨を踏まえた開発が実施されるものと理解しているところでございます。民間開発事業に係ります市の関与と申しますか、対応といたしましては、本市の開発指導要綱に基づき、施行者の責任において市の関係各課と事前の協議を行い、その中で事業説明を地元地域の方に対して行うように指導しております。地元からの苦情や要望等が市に寄せられた場合には、事業者から地元に対して説明等を行うように指導しております。また建築工事につきましては、事業者が建築基準法に基づき建築確認申請を行い、この許可後に建築工事に着手されるものでございまして、許可を受けられた民間開発事業に対して市が直接関与することはございません。 ○増田貴議長  西議員。
    ○西良倫議員  こういう文書があります。市民協働、いわゆる協力して働くというやつですね。市民協働指針、この文言にこういうふうにあります。市民、市民活動団体、事業者、行政が役割と責任を担い合い、その特性と能力を発揮し、地域の課題に取り組みます。近いうちにぜひ市民への説明会、わずか10人ほどに説明したらそれでいいですよというふうにして終わるような、東側に大型の車も通ったりすることもわからんような、知らないような、こんな形でどんどん物事が進んでいく。中身をしっかり市民が知らないままにいろんなものが進んでいく。市のこれだけじゃない、文パルの問題だとか、ロゴスの問題とか、何か似ているようにも思いながら、今、工事の様子を見ているところです。ぜひ説明会をしていただくように。そこは今、書いた文言とあわせて協働なんですから、協力していくんですから、行政は表玄関らしい対応の仕方をお願いをしまして、この質問を終わりますが、どうでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  先ほど来申しておりますけれども、民間の開発事業でございまして、民間の開発事業者が地元に対して適切に説明会を実施しているというふうに認識しているところでございまして、市が直接的にそういう説明会を実施するような意向はございません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  この建設業者がやられたところに市は担当する課なり部なりのところで同席してもらうだけでもいいので、そういう市民の要望、願い、思いを聞いてほしいと思います。  次の質問に行きます。あらす観光農園の振興についてです。6月4日の市まちづくり活性部発行のニュース第35号でわかるように、全ての用地に進出企業が決定したとあります。私、以前にも質問していますが、あらす観光農園への振興施策で、シーズン中のバス等も含めた、いも掘りに車で来られる方の駐車場の確保、どのように実現できそうなのか、できないのか、お願いします。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  あらす観光いも掘り農園の駐車場の件でございます。昨年はあらす観光いも掘り農園の駐車場につきましては、あらす観光いも掘りグループからの協力依頼がございまして、新市街地区域内の調整池南側の街区に約4,000平米を確保したところでございます。今年度以降につきましては、調整池の底盤部を整備し、昨年と同規模程度の面積の駐車場としてご利用いただく予定でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  これまでだと、案内看板のところのすぐ場所のそばにトイレもあって、受付するようなスペースもあってというふうにありましたが、そこのところは確保できそうなのでしょうか。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  トイレ等につきましてはあらす観光いも掘りグループのほうで設置をされているものでございますので、それについて場所的な部分のご相談があれば、それはまた協議に応じていきたいというふうに考えております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  いも掘りシーズンになったら、ぜひ市民が迷うことなくこれまでどおりの参加ができるように、配慮と段取りをよろしくお願いします。  続きまして、住民要望からのところで、児童公園の問題での質問をいたします。寺田西地域、古川地域の児童公園を調べてわかったことですけれども、公園の名前がわかりづらい、そういうところがかなり多いです。回っていると、入り口に2本の立派な門柱があるというところがかなり多いんです。公園を回っていく中で、立派な学校じゃないけれども、門柱がちゃんとある。それもレンガ造りであったりとかします。それやのに、名前はどこでわかるのという形で、名前を調べるのに、大体住宅地へ行ったら住宅地図がありますよね、家の名前があって。その中に見ていると、その住宅地図をあらわす地図は公園が3カ所ほどあると、この公園はどっちやねんという感じなので、そこのところがわかりづらい。今ごろ物騒な世の中で、もし公園でそういう事件とか事故とかとぶつかった場合でも、連絡をとるのにどこどこ公園ですというのがなかなか、特にほかのところから来たような市民が目撃した場合でもわからない。どこに行ったらわかるのかという形が、僕自身も思ったことがあります。例えば今池川・古川の合流地点のところ、子どもたちは、近所の人に聞いていると赤公園と言ってるでとか、赤公園、珍しいなと思ったり、それから三角公園と呼んだり。近所を探すと掲示板があります。その横のちょっとしたところの広告の掲示板ですよ。そのところにちょっと書いているとかいう形なので、それはわからんだろうなというところもあります。それと、入ればすぐどんと何々公園、注意事項、ぼんぼんぼんと。1メートル50とか1メートルぐらい、畳1畳分の大きさぐらいのものがどんとあるところも三、四カ所ありました。そこのところを何とか市で共通してできるようなことが、どこの公園に行ってもこういうプレートがあって、そんなに高くもないけれども、防水ができるような形でのプレートがどこでもあるな、見たらあるなみたいなものでいいので、そういう整備というのはできないのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  公園のネームプレートについてのご答弁でございます。  先ほどございましたとおり、寺田西地区等、こういった公園につきましては開発事業者が整備したものでございまして、公園の門柱に設置されているネームプレートにつきましては、当該地を開発した業者が設置したものでございます。自治会等に公園管理をお願いしている中でこういった要請がないことや、地域で既に親しまれている公園の認識をしておりまして、市として公園の門柱等に設置したネームプレートはございません。  なお、地元自治会より、公園内でボール遊びや花火などの利用を制限するために看板等の設置、掲示要望があった場合には、地元とは協議した上ででございますけれども、自治会名や公園台帳の名称等を記した看板等、こういったものを設置したものはございますけれども、改めて公園の名称の看板を設置する予定はございません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  次の質問にも行きづらいですが、行きます。  この公園問題を取り上げたのは、実は、西さん、孫に鉄棒、小学校で逆上がりを習っているみたいだけども、この地域の公園は鉄棒がないやないか。わざわざ遠くまで孫を連れていったんやで。何とかならんかなという形でありまして、こういう質問をしているわけですけれども。児童公園、幼児公園、遊具3点セットといえばなんですが、ブランコ、滑り台、何でしょう。鉄棒、砂場、そういうものがあると思うんです。中には、さほど広くなくても3点セット、砂場を入れたら4点セットと言ったらいいんですか、もあるんです。でも、広いのにその3点セットのうち何かがない。滑り台がないところはほとんどありません。ブランコもほとんどあります。やっぱり鉄棒というのは、どこかと選ばれる。しかし、大きい砂場がぼんとあるところもあるんですよ。中にはブランコでここから立ち入ったらあかんよという安全柵を丁寧にやっているところもあります。ですから、そこを統一するようなことを何とかしてもらえればなというふうに思うので、再度点検をしながら、整備を進めていくというところをよろしくお願いします。公園の問題、よろしくお願いします。  塚本深谷線のところの質問に入りますが、塚本深谷線と嫁付川沿いの南北の市道との押しボタンだけのところがありますよね。踏切を越えて、西側です。嫁付川のそばの南北の通りです。ここのところは、今後もっともっと車の量が多くなるということは想定されます。信号は東西側にも、南北側にもあってもいいのではないかというふうに思うのが住民の声です。よくバイクで走ったり、自転車でもあそこ、南北をよく通ります。そのことも含めた信号設置計画はないでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  塚本深谷線を交差する嫁付川沿いの市道234号線に車両用の信号が設置できないかといったご質問かと存じます。議員ご質問の塚本深谷線の市道234号線の交差点につきましては、塚本深谷線整備時に公安委員会と協議の際に信号の要望をし、設置していただいたところでございます。設置されます信号の種類につきましては、公安委員会の判断となりますので、よろしくご理解をお願いいたします。  市道234号線に対する車両用の信号設置につきましては、本市の要望に加えて、地元自治会からも城陽署に要望書が提出されておりますが、車両用の信号設置には至っておらないところでございます。本市といたしましては、城陽署とも協議の上、交差点や横断歩道にカラー舗装を行い、一旦停止ラインに加えて、交差点中心には夜間に発光する道路鋲や交差点鋲の設置によりまして、交差点を明示する安全対策を講じているところでございます。市道234号線の交差点の通行に対しましては、一旦停止規制がかけられていることから、停止線で一旦停止を行い、横断する歩行者がいないか確認の上、交通ルールを守り、通行していただきますようにお願いいたします。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ここもまだ大きな事故にはなってないですけれども、やはりそこは事故が多発しているようなところでもあるので、もう一回検討してもらえたらと思います。  それともう1カ所、ひだまり久世、いわゆる5号線ですか、ひだまり久世のところから南へ塚本深谷線と交わるところがあります。ここの交差点のところには、先に横断歩道があります。でも、とまれという標識はありません。見ていると、軽の車なども通っています。よく通ってきます。特に古川のほうから、北から南へというのはね。そこのところは市民に向けて、運転手さんに向けてとまれという標識があってほしいというふうに思うんですが、どうでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道5号線の交差点にとまれといった規制をしてほしいということでございますけれども、こういった規制につきましては、先ほどと同じく公安委員会で判断されるものでございます。交差点の安全対策につきましては、先ほども申しましたけれども、市道234号線と同様に、開通後、本市におきまして交差点や横断歩道にカラー舗装を行い、夜間に発光する交差点鋲を設置いたしまして、交差点の明示を行っているところでございます。とまれ標識設置のご要望につきましては、繰り返しになりますけれども、一旦停止の交通規制をかけることとなりますので、公安委員会の判断となりますので、よろしくご理解願います。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  この道路については、国道24号までの間のフル整備というところにかかわっている道路だと思います。また後でもこの質問をしていきたいと思っています。  きょうの質問は終わります。 ○増田貴議長  午後1時15分まで休憩いたします。         午後0時05分     休 憩         ──────────────         午後1時15分     再 開 ○村田圭一郎副議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。           ────────────────────── ○村田圭一郎副議長  議長所用のため、副議長が議長の職務を行います。  一般質問を続行いたします。  一瀬裕子議員。 ○一瀬裕子議員  〔質問席〕 失礼いたします。自民党議員団、一瀬裕子でございます。  まず本日は、安心・安全と教育と子育て・多世代交流について質問させていただきます。  まず初めに、安心・安全について。城陽市における通学路での安全確保について質問させていただきます。  登下校中の児童を狙った犯罪が後を絶ちません。昨年3月には、千葉県松戸市でベトナム国籍の女子児童が殺害され、また5月には、ことしの5月ですが、新潟市の小学2年生の女子児童が殺害されるという事件が起きております。子どもの安全を守るにはどんな対策が求められるのか、どうすれば通学路での事件を防げるのか、考えなければならないときに来ていると思います。現在では、地域ぐるみの見守り活動は各地で行われています。また城陽市でも地域の大勢の方々が見守り活動をされているんですが、その担い手として高齢者が多く、一部の方に負担が生じているように感じます。子どもの安全を守るには、まずは保護者が活発に動かなければならないと私は考えております。PTA会長をしていたときなどですと、比較的全員参加に近い形でできる入学前健診時などにあわせて開催しておりました、親のための応援塾というのがあるんですけども。先輩の保護者が今度入ってこられる入学前の児童の保護者の方に、いろんな生活面であったりとか、学習面であったりとか、学校の仕組みを教えるという親のための応援塾というのがあるんですけど、そういうところでよく、低学年のうちだけでも、できれば1人になる箇所というところがありますので、そういうところをお母さんがお家におられる場合は、出迎えをお願いしたいんですというふうなことを私は呼びかけていたんですけども。基本的に学童保育の児童以外はお家に保護者がおられるというふうに思っておりますので、そういうふうに呼びかけておりました。学校からも保護者に対して呼びかけられていると思うんですけども、どのようにされておられるのでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  登下校の際に地域のボランティア、見守り隊の方々を中心に、そして市としましても登校時に交通指導員を配置し、子どもたちの通学に際しての安全を確保してもらっています。また、学校・家庭・地域においても、可能な範囲で見守り活動をしてもらっております。その中で、学校としまして子どもたちの安全を守るためにも、1人でも多くの保護者に協力してもらえるよう、保護者が集まる機会があるごとに保護者に積極的に呼びかけたり、学校によっては登録メールにおいても呼びかけ、保護者に協力を依頼しているというところでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  わかりました。私の考えなんですけども、まずは子どもの安全を守るのは保護者が一番だと思っていますので、まず地域の方、ボランティアに頼む前に、まずは保護者である親がしっかりと子どもの安全を確認しないといけないのじゃないかなと思っています。ですので、今、おっしゃっているみたいに、事あるごとに保護者の方に積極的に呼びかけていただいているということは、今後も続けていただきたいと思います。  あと下校のときなんですけど、よくいつも思ってたんですけども、どうしても見守りの目が届かない空白の場所が残って、すきが生まれるんですね。そういうときに今回の事件なんかはいつも発生していると思うんですけども。学校周辺なんかはたくさん見守り隊の方がおられると思うんです。むしろ児童の自宅近辺に目を配れるような体制づくりを進めていかなければいけないと思います。保護者ももちろんなんですけども、児童の近所の人たちに見守り隊に加入して、ボランティアですけども、そういう見守り隊に加入するほどではないんだけども、もう少し、ながら、何かをされているながらですね。児童の下校時間に合わせて花の水やりとか、犬の散歩とか、何かしていただくついでに、何かしていただきながらパトロール、ついでパトロールという言葉がほかの県、大阪府とかでもあると思うんですけども、そういうふうに地域の方々に、何かのついでにそういうパトロールをしていただけるというふうなことをお願いしてはどうかなというふうに思うんですけども。そのためには、学校通信などを使って自治会へ呼びかけするとか、そういう工夫が必要だと思うんですけども。今、自治会の会長をさせていただいているんですけど、うちのほうでは学校通信とかはいただいてないんですよ。ほかの各種団体、社協とか青少健とかには学校通信は配っておられると思うんですけども、学校によって取り組みが違うと思うんですけども、そういうふうについでパトロールというふうなお願い、呼びかけとかはできますでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  各小学校では、下校時刻を常に保護者に確実に伝えていく中で、可能な範囲で保護者の見守り活動を依頼しております。その保護者への呼びかけ、協力を依頼する中で、昨今の状況を考えますと、近所や地域に、ながらパトロール、ついでパトロール等での見守り活動をお願いして、子どもたちの安全を地域の方の力もおかりしながら見守っていくことが今後さらに大切だと考えております。また、学校によっては学校だよりを自治会に配付いたしまして、見守り活動を保護者や地域に呼びかけをしております。今後、積極的に地域に配付をし、協力を依頼していくことを検討してまいりたいと考えているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  今、おっしゃったみたいに学校通信、学校だよりを自治会に配付していただいたりというふうなこともあわせて、今も連携はとっていただいていると思いますが、警察とも連携をとっていただいて、そういうついでパトロールのお願いのチラシみたいなものをつくっていただいたり、自治会の掲示板に張っていただいたり、そういう啓発活動も必要かと思われますので、こちらのほうは要望させていただきたいと思います。  先ほど部長の答弁にもあったんですけども、学校によっては登録メールにおいても呼びかけというふうな言葉があったと思うんですけど。この登録メールなんですけど、先週月曜日の地震の際に、学校対応とか、児童や生徒の安否確認などの情報をメール配信システムに加入されている学校だけがそういうことの情報発信が可能だったと聞いたんですけども。それを私の認識では、全校で実施されていると思っていたんですけども、そうではなかったということですので、先ほどもご答弁にあるように、学校によってはという話があったので、これはこの防犯であったり、子どもたちの見守りもありますけども、防災の観点からもぜひとも全校でメール配信、登録メールを配備していただくよう要望させていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、不審者対策の見直しとして質問させていただきたいと思います。学校現場では、防犯教室などで不審者対策を教えておられると思うんですけども、それはどのような内容であるんでしょうか。うちの子どもが幼稚園に通っていたときなんですけども、親子で受けた防犯教室なんかでは、いかのおすしという言葉で、そういう防犯標語でいかのおすしというのがあるんですけども、知らない人にはついていかない、知らない人の車に乗らない、危ないと思ったら大きな声を出す、その場からすぐに逃げる、大人の人に知らせる。これの頭文字を取って、イカない・ノらない・オおきな声を出す・スぐに逃げる・シらせるの、いかのおすしですね。こういう標語をつくって子どもたちに教えていただいていたというふうな記憶があるんですけども、最近の防犯教室、昨今のこういう犯罪の傾向に応じて変わってきているのでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  日常生活における防犯意識を高める、そして犯罪の危険から実際に身を守る具体的な、実践的行動を身につけるといった目的を持って、各校で工夫しながら防犯教室を実施しているというところでございます。例えば警察の方を講師として依頼をいたしまして、夏休みを前に、不審者対応や防犯についてのロールプレイをしてもらったり、こども110番のいえの説明を直接受けて、その場で具体的に行動できるように学習をしているというものでございます。また不審者が校内に入ってきたことを想定した防犯訓練を学校全体で行い、行動できるように訓練もしているという学校もございます。さらに入学時に配布した防犯ブザーの再指導についても取り組んでいるというものでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  今、いろいろ取り組んでおられて、さまざまなことをされていると思うんですけど、あんまり昔から内容的には変わっていないように思います。不審者に気をつけるとか、知らない人についていかないというふうに子どもに教えても、犯罪被害は防げないのかなと思うんです。なぜなら、不審者とそうでない人を外見から見分けることは不可能ですし、子どもの世界では、二言、三言言葉を交わすだけで知らない人も知っている人になってしまうんですよ。子どもたちに例えばどんな人が不審者なんですかというふうに質問するとするじゃないですか。そうすると、大抵サングラスやマスクをしている人とかいうふうな外見上のそういう答えが返ってくるんですけども。こんなふうに見た目ではっきりわかるような姿の誘拐犯人ってあんまり今の傾向としてはいないんですね。今までの事件の中では、子どもは普通の顔の人にだまされてついていってしまうんです。だから、つまり不審者に気をつけてと言われても、気をつけようがないんですよ。海外の事例では、不審者という言葉は使われないんです。海外の防犯が注目するのは、人ではなくて、場所、景色なんですね。危ない人は見ただけではわかりませんよね。でも、危ない場所は見ただけでわかるんですよ。だから、そういうところが本当は防犯では気をつけないといけないのは場所じゃないかというふうに言われています。  ある大学教授なんですけども、犯罪学では、犯罪とは犯行の動機があるだけでは起こらず、動機を抱えた人が犯罪の機会、つまりチャンスに出会ったときに初めて起こると言われています。犯罪者の動機をなくせなくても、犯罪者に犯罪の機会を与えなければ、犯罪を防げる。犯罪者は、場所、景色を見て、犯罪が成功するかどうかを判断しています。その基準が、入りやすいかどうかと見えにくいかどうかだそうです。つまり入りやすく見えにくい場所が犯罪者が好きな場所、言いかえれば犯罪が起きやすい場所であります。  こうした考えをもとに、現在、地域防犯マップというものが考案されました。地域防犯マップとは、犯罪が起こりやすい場所を風景写真を使って解説した地図のことです。現在、全国の学校でこのマップづくりのノウハウが採用されています。子どもたちは町歩きを通じて、入りやすい、見えにくいという危険な景色を実地で学び、地図にまとめていきます。この地図の作成の最大の狙いなんですけども、マップづくりを通して子どもたちの危険予測能力を高めることなんですね。また危ない地域の共通項を知ることになって、そうした景色の読解力、どこが危ないかということがわかる、見きわめる力ですね。そういうものを身につけていくということ。そこから犯罪を予測した上での予防を考えていくことが大事であると考えます。入りやすく見えにくい場所が危険であるなら、逆に、入りにくく見えやすい場所にしていけばいいということなんです。地域防犯マップをつくる際に実際に子どもたちが見て回ることで、どういうところが危険だということがわかったり、地域の人と話すことでコミュニケーションが生まれ、この場所を改善しようという地域の方の動きが出てきます。そして何より、危ない場所を察知する景色読解力が子どもの身につきます。この近道いつも通っているけども、危ないんだというふうに子どもに自分で気づいてもらうということができるということです。ばれていない犯罪者というのがすごく多いという昨今です。家の近くにひっそりいるかもしれないんですね。気をつけようという精神論だけではなくて、データに基づいてしっかりと犯罪を行う機会を潰すことが重要だと考えられます。  このような地域防犯マップづくりを城陽市でも採用していただけないでしょうか。先日、地元の小学校で学校公開があった際に、児童が校区の町歩きをして作成したマップが張ってあったんです。既に町歩きをこういうふうに授業の中で実行されておりますので、こういう地域防犯マップもそのついでにというか、一緒に取り入れやすいんじゃないかというふうに考えるんですけども、いかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  城陽市では、小学校区の安全マップを作成し、人目につきにくいところ、それから交通安全に気をつけるところ、こども110番のいえを毎年作成いたしまして、各学校において子どもたちとそのマップを見ながら、校区内での注意するところについて年度当初に確認をしております。また校区内の各団体等に当該の安全マップを配付いたしまして、地域の目でも注意をしてもらえるようにお願いをしております。警察とも連携しながら、通学路の危険箇所や地域からの要望も含めまして、暗い箇所や少し手薄な部分のところの改善について警察にお願いをしているというものでございます。  しかしながら、今回のご提案の地域防災マップは、子どもたちが自分の住む地域を知り、危険な場所を考え、予測する能力を高めていくことは非常に有意義であると考えます。授業の中で小学2年ではまちたんけん、小学3年ではわたしたちの住んでいるところなどで、城陽市や校区の学習の際に、子どもたちが自分の足でまちを歩く中で、地域の人とも交流をしながら、そのような観点も踏まえたマップづくりを検討してまいります。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  今、ご答弁の中で地域防災マップとおっしゃってたんですけども、防災は災害で、崖崩れとかそういうものなんです。私が提案させてもらったのは防犯マップですので、よろしいですか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  防犯と言ったつもりでございました。済みません。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  わかっていただいていると思うんですけど、そういうふうに子どもたちが自覚してもらう、ここが危ないんだというのを実際に歩いて確かめるということも大事なことだと思いますので、ぜひともそういう地域防犯マップの導入をお願いしたいと思います。  それでは、続きまして城陽市の子どもたちが安心して遊ぶことができる公園づくりについて質問させていただきます。  まず大前提として、定義として、城陽市が考える安心・安全な公園というものはどういうものなんでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  城陽市が考える安心・安全な公園についてということでございますが、議員もご承知のとおり、市内にあります街区公園につきましては、地元自治会等に公園の草引きや遊具の点検等の日常管理をお願いしております。また、この公園の遊具や樹木につきまして、自治会の日常管理の中で指摘されたものにつきましては、担当者が現地を確認の上、適切に対処しております。このように適正な管理をされた公園が子どもからお年寄りまで利用できる安心・安全な公園と考えております。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  安心・安全な公園ですね。防犯対策に関しては、自治会がこういう責任を負わないといけないのかなというふうなことを思います。防犯カメラの設置の補助であったり、そういうことを使いながら、自治会や子ども会がというような答弁も以前あったかと思いますので。住宅街の中にある幼児とか児童公園は、基本は今、おっしゃったとおり、自治会が管理しています。遊具の点検、草刈りなんかは自治会の会員さんにお願いして、いつもやっていただいています。そちらは住宅街の中にある公園なんですけども、運動公園、主に鴻ノ巣山運動公園というのが城陽市の中で広大な面積を占めていると思うんです。今定例会でも文教常任委員会で報告があったとおり、運動公園のレクリエーションゾーンにロゴスランドが6月30日にプレオープンするんですけども、こちらのほうの安全対策はどのように考えておられるんでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  ロゴスランドの安全対策ということのお問いかけだと思いますけれども、運動公園のレクリエーションゾーンのお問いかけ、この運動公園の開園当時より、レクリエーションゾーンには園路や広場だけでなく、遊具などの遊戯施設、植栽や花壇などの修景施設、休憩所やベンチなどの休養施設、駐車場や宿泊施設、便所などの便益施設、門や柵などの管理施設等、種々の施設がこの中に存在しております。このたびロゴスランドの整備によりまして、宿泊施設がリニューアルされるとともに、ふわふわドームの遊戯施設の新設、さらにはバーベキューエリアやグランピングエリアなどの休養施設の新設など、魅力が増大するとともに、来園者も増加するものと考えているところでございます。こうした中で、魅力ある施設の新設とともに安全管理の必要性も高まってくることは必至であります。このことは指定管理者であるロゴスコーポレーションにも認識をしていただいているところでございますが、園内の点検やパトロールの体制など、頻度に配慮するなど、市といたしましても徹底した安全管理を求めてまいります。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  ロゴスランドが6月30日にプレオープンされて、多分今までと違って来場者層も変わるでしょうし、これはふえると予測しても、ふえてもらわないと困るんですけど、ふえると予測してもいいと思います。だから、これまでの雰囲気とは全然違ってくるんじゃないかなと思うんですね。今まではあんまり何もない原っぱで遊ぶという感覚だったと思うんです。そうしたことじゃなくて、これからは遊具もあって、ふわふわドームとかいろんなものが設置されますし、さらにバーベキューエリア、グランピングエリアなど、全国的にこういうのをアピールされているので、たくさんの方が来場されると思いますので。来場されることはすごくいいことではあるんですけども、そうすると、安全管理も人手が大変要るということだと思います。今までたしかパトロールみたいなことはしていただいてなかったかと思いますし。今回こういう今までとは違うことなので、パトロール体制ということを強化していただくというのは、本当に安全管理の上では大変重要であると思いますので、そこのところはしっかりと安全管理をしていただくように要望したいと思います。  今、言っているみたいにふわふわドームというのが多分幼児の子どもたちが遊ぶような遊具だと思うんですけども、そういうところに不特定多数のいろんな人が来るということで、その防犯上、犯罪が起きやすいんじゃないかなということを、フェンスとかで囲むというようなことも考えてはどうかとか言うてたんですけども、ロゴスさんの考え方としてはそうじゃないということで、バーベキューをされている親御さんが子どもたちが遊んでいるのを見てということを言っておられるんですけど、そういうゾーニングに関してはどういうふうに思っておられるのかなというのはわかりますか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  まずご答弁の前に、これまでの公園内のパトロールですけれども、これまでから指定管理をしております余暇活動センターにおきまして、点検等のパトロールは一応やっておりますので、その辺は訂正をしておきたいと思います。  公園での防犯対策や安全対策につきましては、安全管理だけを考えれば、施設ごとのいわゆる利用者の分離やゾーン分けも1つの手法と考えられますけれども、一方で、今回の整備は、バーベキューエリアから見える場所にふわふわドームを設置することで、親としては安心して子どもを遊ばせることができ、子どもはけがを心配せずに思いっきり遊ぶことができる、これをコンセプトとしているところでございます。いずれにいたしましても、徹底した安全管理をロゴスに求め、来園者に他の公園では味わえないような雰囲気を満喫していただけるよう、公園づくりに取り組んでいるというものでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  開放的にふわふわドームで遊ぶというのもほかにはない、城陽市には今までなかった施設ですし、子どもたちも安全なところで遊べるということを大前提として、管理はしっかりとしていただきたいと思いますし、犯罪のそういう事件でよくあるのは、こういう公園の中であったり、あとトイレですね。トイレの中で犯罪がよく起きるんですけども、今のロゴスランドとか鴻ノ巣山運動公園の中のトイレなんですけども、ちょっとバンクーバー砦から下になっているんですよね。上で遊んでいる親が一緒についていったらいいんですけども、知らない間にトイレのほうに行ったりとかすることもあるので、そこら辺をできたら防犯カメラとかを設置していただくとか、先ほども点検でパトロールとおっしゃっていたんですけど、パトロールも全体のロゴスランドの中のパトロール、監視体制もしっかりとしていただければと思いますので、そちらのほうは要望させていただきます。  そうしましたら、教育について。城陽市の英語教育について質問させていただきます。  小学校での英語活動は、2002年に総合学習の時間を使って始まり、2011年からは小学5、6年生で英語活動が年間35時間必修となりました。現場の先生たちの努力もあって、英語活動の時間は小学校に定着してきています。今まで英語活動は教科ではないため、教科書もありませんし、成績もつきませんでした。教科書がないので何をどのように取り組むかは、現場の学校や先生に託されていました。つまり義務教育なのに、学校や地域によって学ぶ内容や方法が異なっていたわけなんですね。今回、文科省が発表した新学習指導要領では、英語は教科になるため、教科書が用意され、通知表にも成績がつくようになります。これまでの活動では英語になれ親しむことが目標でしたが、教科では、できるようになる、つまり定着することが目標となってきます。そして小学3、4年生では、これまで小学5、6年生で行われてきた英語活動が必修となってきます。  それでは、ここで質問させていただきたいんですけども、小学校で英語を学ぶ意味とはというのを地域の方であり、保護者や子どもたちに問われると、どのように答えればいいのでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  小学校の高学年に外国語活動が導入されてから今年度で8年目を迎えております。その間、小学校の先生方の指導によりまして、児童の高い学習意欲や中学生の外国語教育に対する積極性の向上といった成果が認められております。教科として外国語の学習を開始する前に、外国語活動として外国語の音声によるコミュニケーションを体験しておくことに意味があり、生涯における外国語学習にとって大きな意義があると考えているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  政府が2002年、英語が使える日本人の育成のための戦略構想や、2013年にはグローバル化に対応した英語教育改革実施計画といった施策で英語改革がうたわれてきています。私が考えるのは、英語さえできればグローバル市民になれるというわけではないと思うんですよね。グローバル市民を育てるには、何よりも世界の多様性、人間の多様性、言語と文化の多様性を認識する教育が必要であるんじゃないでしょうか。今一度小学校年代で英語を学ぶことの意味を学校や保護者が把握し、社会全体で共有する必要があると考えます。文科省は、これまで小学校の英語科は中学校の前倒しではないと言ってきました。今回も、小学校英語は新しい教科であると打ち出しています。本格的な実施は2020年度からですが、一足早く今年度から一部始まり、まだ移行期間ではありますが、小学校3、4年生で年間15時間、5、6年生では年間50時間の実施ですが、城陽市として、小・中学校が連携した英語教育の充実をどのように取り組んでおられますか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  小学校3年生で始まる外国語活動から中学校の外国語科へと、小学校、中学校一貫して児童・生徒の学びを確かなものとするために、小学校と中学校教員の連携が必要でございます。市といたしましては、中学校ブロックでは小学校の外国語科や外国語活動の目標、指導内容等について意見交換をしたり、授業参観等を行ったりして理解を深めているところでございます。また昨年度、小・中の外国語担当者を対象に、合同の外国語教育についての研修を実施いたしました。新学習指導要領と今後、各校で実施が求められておる校内における研修内容や方法について理解を深めたところでございます。今年度につきましては、小学校全教員と中学校の外国語科担当教員を対象に研修会を行う予定でございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。
    ○一瀬裕子議員  ことし3月の文教常任委員会で井関教育長がご答弁いただいているんですけども、その中に小・中連携しての英語活動、そして外国語活動、そして中学校の英語教育につなぐという小・中連携の教育の中でも改善していくべきところはあるだろうと考えておりますし、重大なことと捉えて、何とか具体的な改善をいろんな観点から考えて実施を各学校にしてもらえるように指導していかないとと思っております。もちろんご家庭の協力を得る中で、地域のいろんなアドバイスなども得る中でしていかないとと思っておりますというふうに答弁されているんですけどね。  先日、この一般質問に先立ちまして、小学校6年生の英語教育授業というのを見学させていただきました。当日は、担任の先生とは別に英語専科の先生が、本当に大変上手に、うまく授業を進められておられました。専科の先生が担当になっておられない、専科の先生じゃない担任の先生、学級担任の先生が英語の授業を進めていかないといけないということですね。6年生にしか英語の専科の先生はつかないと聞いていますので。担任の先生がそういう英語の授業をされるのに、今、言っていただいたようにいろいろと全教員と中学校の外国語科の担当教員対象に研修会を行うというふうにおっしゃっていますので、大変ご苦労されていると思いますので、その小・中連携をしっかりと図っていただいて、先生方に負担をかけられないようにお願いしたいと思います。  この今回の新教科書なんですけども、耳で聞いた英語音声を読む・書く活動を行うことになっています。でも、単語を習ったある6年生の男子は、授業は本当に楽しいけども、つづりを覚えるところになると大変難しいというふうに話しています。大体そういう子が多いと思うんですね。それまでは楽しく英語に触れていたのに、文字が出てきた途端に英語がつまらなくなってしまうということはよく聞くことです。新要領では、単語を十分に聞いて、口にして、体にしみ込ませてから単語とつづりを覚えることを目指しています。でも、これは実現するには本当に何度も何度も耳にして、何度も口にして言えるようにならないと、自然にというのはなかなか難しいと思うんですね。例えばbook、ブックと読むのを、どうしてそうやってブックと読むのかとか、makeがなぜメイクと読むのか。文字と音とのつながりのルールというのは一定のルールがあると思うんですね。フォニックスというんですけども、それを知っていれば大体多くの単語が初見で読めるようになるんですよ。フォニックスというのはアルファベットというものが単語に入ると、アルファベット一つ一つに仕事があるんだよということを理解することなんですね。今回、せっかく小学校の3年からなので、照れの少ないそういう3、4年のときって本当にあんまり照れくさくなく発音とかできると思うんですよ。照れの少ない小学生のうちから何度も練習して、一人一人が正しく発音できているかチェックすると、あとの単語学習のときの先生の負担がすごく軽くなるんですよ。そういうやり方もあるんですけども、城陽市としては小学校の外国語の学習では単語を習得されるためにはどのような方法が効果的であると考えておられますか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  新学習指導要領におきましては、小学校でつづりを身につけさせることは求めておられませんが、小学校から中学校へのスムーズな接続のためにも、系統性を意識した指導が大切であると考えております。全国的にもこれまで中学校の課題とされていた発音とつづりの関係の克服のためには、まず小学校で話したり聞いたりすることを通して、音声で十分になれ親しみ、発音と文字とを関連づけながら単語を認識することが大切であると考えております。音声に十分なれ親しむことを大切にした授業をすることで、アルファベットの文字には名称と音があることに気づいたり、文字の音になれ親しむことができると考えております。また、音声になれ親しませる際には、デジタル教材や絵カード等のイラストに文字を入れて提示をいたしまして、いつでも文字に触れる工夫をすることで、文字や文字の意味を推測しながら読む学習となり、簡単な語句や基本的な表現の意味がわかるようになってくると考えております。さらに簡単な語句や基本的な表現を書き写したり、例文を参考にして書くことによりまして、書くことへの抵抗感が減ることにもつながると考えております。このように発音と文字を関連づけまして、話す・聞く・読む・書くことの4技能を意識した小学校での言語活動の学習が中学校で発音とつづりの関係や文構造の学習をする際に効果を発揮すると捉えているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  この間、見学させてもらったときも結構難しい文章であったり、過去形とか助動詞とかを使って6年生が書いたりしているんですね。今、おっしゃったみたいに自然にできるようになったのか、この4月からでそんなに短い期間にできたのはすごいのか、どういうふうに指導されたのかちょっとわからないですけども、ちゃんとした文章を書いていましたしね。写すだけなのかもしれないんですけども、先ほども言ったフォニックスなんかもちょっとは考えていただければ、私としては、先生の負担をふやそうとは思ってないので、負担を減らすのにどうしたらいいかなと考えて、そういうふうな提案をさせていただいていますので、今、おっしゃったみたいに自然になれ親しんで書けるようになるというのはかなりの時間が必要となってきますので、今の50時間とか70時間ではちょっと難しいかなと思います。手っ取り早いやり方として、フォニックスというのは繰り返し繰り返し練習して、スパイラルでやっていくと本当に定着率が高くなるので、ぜひそういうことも考えていただければなと思います。  子どもたちにとって大切なのは、小学校のときに楽しく英語に触れさせてあげることだと思うんですね。小学校・中学校・高校・大学入試がトータルで変わるのは、戦後初めてのことだと思います。大きな変化に不安に思う方もいらっしゃるかと思います。しかし、必要以上におそれることはないかなと思うんですよ。小学校・中学校・高校・大学入試全てに言えるのは、英語を使えるようにという方向性だと私は認識しているんですけどもね。そのために大事なのが、英語に対して照れが少ない小学生のころに、いかに英語に積極的になれるかだと思うんです。中学・高校と学年が上がるごとに英語嫌いな子がふえていく中で、小学校英語の役立ちを感じている生徒は、中学に入ってからも英語に積極的であるというデータがあります。小学校のときに英語に十分に触れることが、小学校英語の役立ちをより感じることにもつながると思います。  そして、この小学校英語、中学校英語、両方に大変大きな役割を、重要な役割をしていただいています英語指導助手、AETの方なんですけども、7月から今の5名体制から8名に増員されるんですけども、どのように配置されるのでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  この7月から8名体制をとるわけですけども、このうち5名を小学校に配置いたしまして、3名を中学校に配置するという予定でございます。さらに公立幼稚園へも定期的に派遣できるように考えているというところでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  5名を小学校に配置というと、中学校ブロック、城陽市の場合は2小学校ずつありますね。その同じ中学校ブロックの2小学校を1人の先生が、AETの方が持たれるといういうことでしょうかね。中学校3名というのはどういうふうに行かれるんでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  授業数に合わせまして、3名で5校を見ていくということになります。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  ちょっと3名で5校はかなり変則的ですね。変則的な配置なんですけども、予定では来年度から10名体制ですかね。まだはっきりとは決まってないんですかね。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、考えとしては10名体制に持っていければと思っていますけれども、いろんな状況もありますので、今後、検討を進めてまいりたいと考えております。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  1つの小学校に1人ずつということで、10名体制というのが基本的というか、最低でもそれぐらいの方がいないと、今、ちょっと8名というのがすごく微妙な、変則的な数字だと思いますので、10名体制になる前の移行期間というふうに捉えさせていただきたいと思います。ただ、いつも思うんですけども、せっかく外国から来られたAETの方ですし、さっき私がグローバル化のことでも言いましたけども、世界の多様性であったり、人間の多様性、言語と文化の多様性を学ぶ絶好の機会だと思うんですよ。そういういい機会を十分に活用していただきたいと思うんです。決してAETの先生を、そんなことないと思いますけど、テープがわりには使っていただかないで、本当に日常会話とか、そこに存在している外国から来られたAETの方を十分に活用していただきたい。  そして、多分日本語を話せる方が来られていると思うんですけども、生徒の前では日本語を話さないようにお願いしていただきたい。打ち合わせとか先生同士で打ち合わせするときは日本語で、子どものいないところで言っていただいて、子どもの前では日本語はわからないふりをしていただいて。子どもにしてみたらAETの先生が日本語わかるとなったら日本語しかしゃべらなくなると思いますので。せっかく来られているそういう機会を活用するためには、多分小学校英語での指導要領でもオールイングリッシュ。担任の先生にもそう言っているぐらいなんですから、AETの方にもオールイングリッシュを徹底していただくように、私からそれは要望させていただきます。  そして、先ほど部長の答弁にもありましたが、公立幼稚園にも定期的に派遣できるようにというふうなことも、AETのこともおっしゃっていましたが、公立幼稚園における英語教育についてお尋ねします。  今の現状、どういうふうにされているのでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  現在、月1回程度AETを幼稚園に派遣をしておりまして、具体的には1クラス30分程度の時間で、簡単な英語での歌を歌ってみたり、あるいは動物や色、果物などを英語で話してみたりとか、そういうようなことをしたり、こんにちはとか、さようならとかいったことを、簡単な英語で挨拶をするというようなものでございます。ほかにもかるたとか、絵本の読み聞かせ、そういうようなことも取り組んでもらっているというものでございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  せっかく公立幼稚園ならではの取り組みとして、小学校・中学校へ行かれるAETの方がこの公立幼稚園に来られていますよということを、園児募集の際のアピールにもなるんじゃないかなと思いますので、ぜひもっと訪問日数や時間をふやしていただいて充実できればと思っていますけども。そういう園児募集の際のアピールの1つとしても活用していただいて、充実していただくようお願いいたします。  続きまして、子育て・多世代交流施設ひなたぼっこについて質問させていただきます。  平成27年から市会議員にならさせていただきまして、この第2回定例会で初めての一般質問をさせていただいて、ちょうど会議録を見ていますと、6月25日、きょうと同じ日だったんですね、私が1回目、初めての一般質問をさせていただいたのは。そういう自分の会議録を見返してみましたら、地方経済の活性化には出産・子育て支援が不可欠です。子どもを安心して産み育てられる城陽、母になるなら城陽と思ってもらえるようなまちづくりのため、子育てから始まる未来の城陽のためをモットーに、子育て世代の代表として母親目線、女性目線を生かし、奥田市政のもと、城陽市の活性化に全力で取り組んでまいりますというふうに一般質問冒頭、挨拶をさせていただいてたんですけども。この3年間しっかりとこれができているのかどうか、私もことし1年しっかりと振り返らせていただいて、自分の公約どおりできていたのか。反省と、あとできていないことをしっかりとやり遂げるのがこの最後の1年の仕事だと思って、取り組ませていただいております。  この質問の中でもありましたが、城陽市子ども・子育て支援事業計画の基本理念の中に、子どもと大人が感動とよろこびを共有できるまちづくりとあります。子育て家庭だけでなく、地域住民や事業所、行政など、地域社会で暮らすあらゆる人々が互いに連携し、協力し合うことが求められ、次代を担う子どもたちの可能性を育み、健やかな成長や発達を支えていくために、地域が一体となって子育てに携わることが大切であるとあります。これまでの市の見解として答弁いただいている内容なんですけども、少子高齢化や核家族化が進展する中で、子育て世帯と高齢者世帯とのつながりが希薄となり、結果、子育ての孤立化を原因とする児童虐待や地域の住民相互の連帯意識の希薄化などが引き起こされています。これらのことを防止するための手だての1つとして、子育て世代と昔ながらの子育て経験のある先輩方との交流や豊かな経験や知識の活用、また子育て世帯の地域活動への参加が重要である。当該施設、これはひなたぼっこのことですね。ひなたぼっこにおいてホールや交流広場などを活用し、夏まつりなどの地域が開催される事業に子どもから高齢者まで多世代の方が参加されることを通じ、交流が活発に図られることを期待している。また子育て世帯の親子が自然と顔見知りになり、ふれあいや交流を通じ、互いに支え、助け合う絆が生まれ、地域全体での子育ての力を育んでいくことになると答弁いただいています。  このような市の見解を踏まえ、ひなたぼっこの現場ではいろいろな工夫がされてきたと思います。さまざまな多世代交流事業が行われているんですが、現在の多世代交流機能について教えてください。 ○村田圭一郎副議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ひなたぼっこにつきましては、開設以来早くも2年6カ月が経過をしております。その間一瀬議員を初め多くの関係者の皆様からご支援、ご協力を賜りまして、多数の市民の皆様にご利用いただいておるところでございます。その中でお問いかけの多世代交流機能でございますが、まず各世代が交流できる場としましての多目的ホール、会議室や調理室、これら貸し室がございます。そのほかには、玄関を入ってすぐですけれども、交流サロン、そして北側にあります芝生の交流広場など、多世代交流の場として、休憩とかおしゃべり、そしてまた待ち合わせの場所として、自由にどなたでもご利用いただけるスペースも配置をいたしております。先ほど議員より、平成27年第2回定例会の議員からの一般質問に対しての市の答弁、見解ということでお聞かせをいただきましたが、まさにその思いが実現する形としまして、ひなたぼっこにおきまして地元の自治会が夏まつりを開催され、子どもと大人が感動と喜びを共有できる多世代交流が活発に行われているということに対しまして、大変ありがたく思っております。また、ひなたぼっこが主催をして実施をしております多世代交流事業、これについては体幹回復ストレッチなど運動、そしてコンサートなどのほかに、折り紙や切り紙遊びなど、昔遊びを民生委員さんや児童委員さん、地元の複数の団体のご協力を得まして実施をいたしております。子育て世帯の親子と高齢者との温かいふれあいや交流が行われているというふうに認識をいたしております。  そして新たな取り組みも生まれてきております。平成29年6月からおもちゃ病院を開始をいたしたところでござございます。これはボランティア団体のご協力によりまして、子どものおもちゃを修理し、子どもたちが感謝や物を大切にする気持ちを育んでいただく事業ということでございまして、大変好評を得ているところでございます。今後も引き続き次代を担う子どもたちが世代を超えたさまざまな人との出会い、ふれあいを通じて健やかに育まれる環境づくりに向けまして、取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  今、答弁があったおもちゃ病院とか、いろんな多世代交流事業というのは、本当にいろんな地域の方がご協力いただいているかと思います。子どものプレイルームなんかも本当に広範囲から来られていますし、こういった多世代交流事業なんかもいろんな校区の方が参加していただいていたと思います。オープン当初は幾つか誤解や問題点があったと思います。その都度私たちが指摘させていただきまして、特に電柱に巻いてある案内板、あれはよくさんさんバスで来られた方が深谷郵便局で、目印は深谷郵便局と書いてあるので、みんな郵便局に行かれて、ひなたぼっこはどこですかと聞かれたので、これどうにかなりませんかねと郵便局長に言われて、それで改善を考えていただいて、巻いていただいているんですね。すごくわかりやすくていいと思います。それと、私の質問させていただいた貸し室の利用時間、これも地元の会議とかいろんな会議に使わせてもらうのに、晩だと、ちょっと9時が閉館だと使いにくいというふうな質問をさせていただいたら、早速延長という改善も、要望にすぐに応えていただいて、迅速に対応していただいていると思います。  かなり使いやすくはなってきていると思います。年末の大掃除の際も本当にたくさんの方、登録団体の方々や地域の方々が出てきていただいて、大勢の方が率先して掃除されていました。私も一員として掃除させていただいて、和気あいあいと交流も生まれたかと思います。また、自治会連合会主催で新春の集いも開催させていただきまして、地域の皆さんに本当に親しんでいる施設になってきたかなというふうに感じてはいる昨今でございますが、また、広報じょうようの特集号、こちらも当初は地域子育て支援センターだよりというのだったんですね。それがちょっと地域子育て支援センターだよりではなじみもないし、余りそういうひなたぼっこには関係ないことなのかなと思って勘違いされる方もおられますよということを指摘させていただいたら、早速平成29年の2月15日号からはひなたぼっこだよりに改称していただいたという経緯もありますね。  その記事の中なんですけども、参加者は本当にいろんな方々の楽しそうな写真とかコメントがいっぱいあるんですけども、その中に1つちょっと、ひなたぼっこがあるから城陽市の株が上がりました。引っ越してきてよかったというコメントが載っていたんですよ。このコメントを見つけたとき、ひなたぼっこの開設に少しでもかかわれて本当によかったなと心から思っています。こんなにいろいろと工夫していただいているんですけども、まだ残念ながらご存じでない方がおられるんですね。校区社協の総会とか運営委員会をひなたぼっこで行ったりするんです、ひなたぼっこで。場所ひなたぼっこと書くんですけども、どこですかと、校区の方でも知らない。あと、子育て支援センターでしょう、子育て支援センターは用事ないから行かへんわとかいうことを言われたりとか。あと私、城陽市の子ども会後援会の理事をしているんですけども、子ども会の会議なんかも福祉センターとかぱれっととかでもするんです。取れないとき、ひなたぼっこでしましょうかというふうに言ったんですよ。子ども会ですよ。子どものそういう活動をしている役員さんも、ひなたぼっこって何というふうに聞かはるんですよ。それを聞いて、私、すごくショックで、そこまで皆さんご存じないのかとか思ってしまって。  そこで、提案なんですけども、ひなたぼっこを自由に利用できるような開放日みたいなもの、それは行政のほうでいろいろと考えていただいたらいいと思うんですけど、そういう開放日みたいなものを設定していただくということはできないかなと常々思ってたんですけども。現在実施していただいている多世代交流事業は大変意義深い事業ではあると思うんですけども、もっと気軽に自然な形の交流ができないかなと常々感じているんです。過去にもいただいた市からの答弁の中にも、自然な形で世代を超えた交流が生まれ、全ての市民の皆様に温かなひなたぼっこのように親しんでいただければというふうなご回答をいただいていますので、ぜひ検討していただければ。行く行くはひなたぼっこまつりみたいなことが展開できればなと思っているんですけど、いかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  開放日の設定についてということでのお問いかけでございます。ひなたぼっこにつきましては、子育て支援に加えまして、地域や多世代交流に寄与すること、こういうことも目的の1つということで位置づけております。議員より、ただいまひなたぼっこって何ですかといったような声がまだまだ多くあるというようなご指摘もいただきましたとともに、その解決策の1つとして開放日の設定ということをご提案いただきました。先ほどもご答弁させていただきましたとおり、さまざまな事業を展開いたしておりますが、そのような声がまだまだあるとのご指摘は真摯に受けとめさせていただきたいと思います。さらに地域や多世代の活発な交流に向けた施策を模索を今後していきます中で、ご提案の開放日の設定につきましても、課題とかを整理しながら検討してまいりたいというふうに考えているところでございます。引き続き地域や登録団体、市民の皆様のご意見やご支援をいただきながら、より多くの市民の方に愛され、利用されるよう、さらなる周知と施策の充実を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  ぜひともご検討いただきたいと思います。  あともう一つ、さきの予算特別委員会で私のほうから提案させていただいたSNSによる情報発信ですね。こういう子育ての情報発信、ひなたぼっこの発信などの検討状況を教えてください。 ○村田圭一郎副議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  さきの予算特別委員会におきまして議員からご提案をいただきましたSNSによる子育て支援の情報の発信でございます。現在、今年度中の実施に向けて検討を進めております。SNSにはさまざまな種類がございますが、利用者数が多く、幅広い年齢層に利用されておられるラインを活用いたしまして、まずは試行的にひなたぼっこの事業の周知、これを中心に情報発信を行っていきたいと考えております。より多くの市民の皆様に手軽に情報が届けられるよう、またできる限り早く実施できるように検討を進めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○村田圭一郎副議長  一瀬議員。 ○一瀬裕子議員  今のお母さん方、子育て世代とかは、高齢者の方々でもスマホを持っておられる方はおられるし、ラインでやりとりとか多いですし、このラインを活用した情報発信というのはすごく友好的だと思いますので、ぜひ早期に実施できるように検討を進めていただきたいと思います。  以上です。 ○村田圭一郎副議長  午後2時25分まで休憩いたします。         午後2時13分     休 憩         ──────────────         午後2時25分     再 開 ○村田圭一郎副議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  谷直樹議員。 ○谷直樹議員  〔質問席〕 失礼いたします。自民党議員団、谷直樹でございます。  通告に従いまして、一般質問いたします。  まず先日、月曜日の大阪北部を震源とした地震で犠牲になられた方々にお悔やみ申し上げるとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。  また、高槻市の小学4年生、三宅璃奈さんが通う寿栄小学校のブロック塀が倒れて亡くなられた事故について、そのブロック塀が危険だからと3年前に指摘を受けたにもかかわらず、ずさんな点検を行っただけで安全だと認識していたという危機管理意識の認識の甘さが、今回の事故を起こしたと言わざるを得ないと思います。城陽市においても点検は行われているということでございますけれども、専門家による点検、例えば鉄筋、配筋、そして強度、鉄筋をただ刺すだけではだめですよね。つながりとか、それで倒れないかとかいう専門的な点検を行っていただいて、危険と判断した場合には速やかに撤去するなり、フェンスに置きかえるなり、至急対応をお願いしたいと思います。  それでは、まず最初に、東部丘陵地先行整備地区について質問いたします。  先行整備長池地区、大型商業施設プレミアムアウトレットの、平成29年5月に三菱地所グループが重立った地権者と優先交渉権を獲得して以降の城陽市との協議について質問したいと思います。協議にはいろいろとあると思いますが、まず整備手法でございますけれども、市の説明では、これまで組合施行による土地区画整理事業で進めるとお聞きしておりますが、これについてはその後、いかがでございますか。 ○村田圭一郎副議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  先行整備長池地区の面整備につきましては、本市といたしまして、民間活力を生かした土地利用を目指しているところでございます。現時点におきまして三菱地所グループが地権者と調整を進めておられるところであり、現時点で整備手法が確定したわけではございませんが、面整備は土地区画整理事業で進められるものと考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  それでは、ほかにライフライン整備、進入路の動線、既存道路との接続、建物規模、テナント数、地域への貢献、地域への協力、観光振興等、多々あると思いますが、いかがでございますか。 ○村田圭一郎副議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  それでは、ご質問いただきましたそれぞれの項目の状況についてお答えをいたします。  ライフラインである上下水道の整備についてでございますが、現時点におきましてはアウトレットモールの具体的な整備計画が定まっていないため具体的な協議は整っておりませんが、上水道につきましては第1浄水場が近接し、隣接する道路には水道管が埋設されていることから、この水道管からの給水を。下水道につきましては、隣接する道路に下水道管が埋設されていることから、それを利用することが可能と見込んでおります。  次に、進入路の動線、道路計画でございます。こちらも具体的な整備計画が定まっておりませんので具体的な協議は整っておりませんが、市といたしましては、開発における発集交通が生活道路に進入しないよう、誘導施設の設置も含めしっかり協議をしてまいりたいと考えております。  建物規模やテナント数につきましては、今後、三菱地所グループにおいて企業戦略も踏まえ検討されるものと考えております。  また、地域への貢献や協力につきましては、今後、三菱地所グループが建設計画を進める過程におきまして、近隣の自治会の皆様を対象とした説明会を開催されることとなり、その中で地域への貢献や協力について地元自治会と協議されるものと考えております。  最後に、観光振興につきましては、過去、谷議員からも一般質問でさまざまなご提案をいただいたところでございます。長池地区の隣には旦椋神社がございますし、市内にはほかの観光資源として歴史資源、自然資源、産業資源、施設資源や多種多様なイベントなど、さまざまな観光資源がございますので、この機会を逃すことなく、市の商工観光振興に最大限に活用できるよう、市全域を視野に入れ、どのような方策があるのか、市内商工業関係者とも十分協議し、進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。今、おっしゃったように、今後ということでございますので、なかなか具体的には難しいかと思いますけども。これは以前にも申し上げましたけども、いずれにしてもプレミアムアウトレットが開業しますと、人の流れ、車の流れが大きく変わります。年間700万人以上の人々が訪れると予想される中、以前からも言われていますように、その方々をいかに地域へ誘導し、交流、観光振興、活性化へとつなげる具体的な施策が必要でございます。平成35年度新名神高速道路全線開通におくれることなくまちびらきができますよう、今後とも三菱地所グループと一緒になって検討していただき、そして城陽市地元商工業者、また地域住民、関係各位の方々が十二分に協議をして、具体的な施策をされますよう、皆様のご尽力を期待しております。  次に、先ほど答弁いただきましたけども、既存道路の整備について質問したいと思います。アウトレットへの多くの来場者は、新名神高速道路の最寄りの城陽スマートインターチェンジで降車後、東部丘陵線を利用しての来場だと思いますが、既存道路利用の来場者も当然あると思います。特に南地域の来場は、国道24号、そして国道307号を通り、府道上狛城陽線から市道3001号線、市道2389号線を経由して東部丘陵線での来場が多いと思います。特に土日は周りに大渋滞が予測されます。  そこで、私、以前から質問してきたんですけども、仮称南城陽バイパスの整備が急務だと思いますけども、府への要望は当然その都度されていると思いますけども、具体的協議はまだということですけども、この機会を逃すと実現は困難だと思いますけども、いかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  府道上狛城陽線、仮称南城陽バイパスにつきましては、現道の南城陽中学校以南におきまして道路幅員が狭く、歩道も未整備で、これまで歩行者の死亡事故が発生するなど、危険な状況となっていることから、交通安全対策として必要不可欠な道路であり、毎年京都府に対して要望を行っているところでございます。昨年度の平成29年8月に、市長から知事に対しまして、また平成30年1月には副市長から府建設交通部長に対して要望を実施してまいりました。しかしながら、現時点では事業化されていないことから、また新しく知事が変わられたこともあり、今後も引き続き京都府に対して仮称南城陽バイパスの整備がおくれることがないように、早期事業化について強く要望してまいります。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今現在、新青谷線でしたか、これがほぼほぼ地元説明会をされるようなところまで行っていて、実現になろうかと。これは東西軸なんですけども、青谷駅の工事のために大型車の通行云々の1つの手法としてこれをやられた。将来的に当然、南城陽バイパス内で南北軸を整備されるというのは、私、認識しているんですけども。ことし3月に開催されました近畿地方小委員会で、宇治木津線のルートも東部丘陵地を通る山裾ルートに決まるなど、事業化に向けての大きな一歩が踏み出されました。地元では、宇治木津線が事業化されると仮称南城陽バイパスなんか要らんのと違うかというような声も聞かれます。地元住民の長年の要望であります。今後とも実現に向けて京都府とも前向きな協議・検討を強く要望したいと思います。  そして、その既存道路なんですけども、ほかにもこのアウトレット等に進入する経路として市道302号線、市道387号線、いわゆる旧のダンプ街道ですか。あと市道303号線、南山城学園へ行く道も進入路の1つだと思うんですけども、地元の方々はこれを利用したら便利じゃないかなという意見もあるんですけども、この点についてどうお考えでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  アウトレットの具体的な計画がまだ示されておりませんが、主な進入経路につきましては、新名神や幹線道路である国道24号、国道307号、府道を経由して東部丘陵線からの進入になると想定しております。議員ご質問の生活道路からの進入につきましては、混乱・混雑が起こることから、現在は考えておりません。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  よくわかるんですけど、これは地元の方は便利さを求めはるので、こういうような点も今後、事業者である三菱地所グループさんとまた地元の意見として十二分に協議していただきたいと思います。  それでは次に、そのアウトレットの周辺地域整備について質問したいと思います。これは以前にも質問したんですけども、まず長池駅北口広場、これは現行大型バスの進入が困難ということですけども、アウトレットが開業しますと、当然、最寄り駅長池からのシャトルバスが運行されるということが予測されるところでございますが、大型バス対応の広場整備について、その後、あのときは協議・検討していくということでしたけども、考え方はどうですか。よろしくお願いします。 ○村田圭一郎副議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  長池駅北側広場における大型バスの進入でございますけれども、本年の3月議会においてご答弁させていただきましたとおりで、長池駅北口広場の大型バスの対応につきましては、スペースに限りがあること、大型バスの進入には地元との協議も必要であること、またアウトレットへの輸送計画がまだ示されていない状況であることから、東部丘陵整備課とも協議を行い、引き続き十分な検討が必要と考えているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、ご答弁いただいたようになかなか難しいと思うんですけども、長池駅北口広場のバスの対応、整備計画の段階で地元と協議されて、今のスペースに決定したということは承知しております。ですが、今、プレミアムアウトレットの進出がある中、長池を利用しての公共交通での来場者も当然あると思います。アウトレットの輸送計画がまだ示されていないということでございますけども、今後、地元を含めてのそれこそ十二分な協議をしていただいて、検討していただきたいと思います。よろしくお願いします。  それと次に、これも以前質問したんですけども、木津川運動公園を総合運動公園に用途変更して、供用施設等を建築し、先行整備地区の隣接の商業ゾーンとの複合的な整備をして、複合施設等の誘致をするというのは、私、この間質問したと思うんですけれども、その後の協議と、木津川運動公園については、前京都府知事・山田知事が府議会の質問の中で前向きに検討していくと答弁されております。今回、新京都府知事・西脇知事がなられたんですけども、その後、前向きだと思いますけども、協議のほうはいかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  城陽五里五里の丘の愛称で親しまれております木津川運動公園につきましては、昨年11月とことし1月に南区域の早期全面供用開始と、これまで各種団体からいただきました北区域における施設整備について京都府に要望を行いました。今後、予定されています東部丘陵地の整備等を踏まえ、平成29年6月の京都府議会におきまして、知事より京都府南部の発展の原動力になる貴重な地域になりつつあり、公園計画においても環境の変化や時代のニーズに柔軟に対応できるよう、総合的な視点も含めて整備のあり方を考えていく必要もある。また、城陽市を初め、地元の意見も聞く中で、柔軟に変化に対応していく方策を探っていければとの考えが示され、これらによる地域のポテンシャルを生かした市民の憩いの場として利用できる公園整備に向け、引き続き府・市協調して取り組みを行ってまいりたいと考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  年間700万人という方々がアウトレットに訪れるという予測なんですけども、この方々を地域に誘導するにしても、地域に何もなければなかなか誘導しにくいということもございますので、ぜひとも老若男女、誰もが憩いの場として利用できる公園整備、これを府と市協調のもと進めていくということをおっしゃっていましたけども、よろしくお願いしたいと思います。今後の課題でございますけども、どうぞよろしくお願いします。
     次に、東部丘陵地に関しまして、青谷地区、先行整備地区流通ゾーン、これも三菱が決まってから約1年ぐらいたったかと思うんですけども、その後の整備の進捗はどうなっていますでしょうか。お答えください。 ○村田圭一郎副議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  青谷でございます。現在、青谷地区につきましては、新名神高速道路の全線開通にあわせた土地利用に向けまして、山砂利事業者において砂利採取跡地の修復整備に取り組まれているところでございます。またソフト面といたしましても、平成28年9月に地権者において青谷先行整備地区土地区画整理準備組合を設立されるなど、土地利用に向けて準備をされているところでございます。市といたしまして、青谷地区につきましては物流系の土地利用を図るということで取り組んでおりますけれども、一般的に物流企業が進出意向の検討を具体的に進めていく期間が2年から3年と言われており、現時点で長池地区のように候補企業が決まっている状況ではございませんが、これまで複数の企業から問い合わせをいただいているところでございまして、市といたしましても引き続き土地区画整理準備組合といった地権者とも調整を図り、土地利用の実現に向け、取り組んでまいりたいと考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。青谷地区流通ゾーンを今現在、面整備に向けて埋め戻しをされている最中でございます。ただ、以前たしかあったと思うんですけども、調整池の移設問題、これが大きく弊害となっているようなことを聞いておりますし、また現在も、事業所の方々が今、事業をされているというような現状もございます。ただ、平成35年度の新名神高速道路の全線開通に向けて、プレミアムアウトレットのまちびらきと同時に、青谷地区流通ゾーンの事業開始が当初の整備予定だったと認識しております。そしてこの青谷地区流通ゾーンへの最寄りの新名神の郷之口インターチェンジへのアクセス道路として、国道307号の市辺・奈島間約1.3キロの線形不良箇所、いわゆるカーブの不良箇所のための京都府による用地取得がこの年度に実施されるというふうに聞いておりますし、整備に向け始まっております。何とぞ地権者との調整には課題が多くあると思いますけれども、引き続き土地利用の実現に向けて取り組んでいただきたく思います。  それでは、次の質問に移らさせていただきます。次は、城陽市内商工業者の支援策・育成について質問したいと思います。  まず就労支援、人材育成について、中小企業振興、経営安定化の施策には、現行、どのようなものがありますか。まとめて質問したいと思います。よろしくお願いします。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  市内商工業者への就労支援、人材育成につきましてご答弁申し上げます。  まず、就労支援に係る事業には企業説明会がございます。本事業は、平成29年度から新たに取り組みを始めましたもので、既存企業はもとより、久世荒内・寺田塚本地区及び京都山城白坂テクノパークへの進出企業と働きたいと願う方との雇用のマッチングを進めるため、ハローワーク宇治、京都ジョブパーク、城陽商工会議所と連携して実施しているものでございます。また、城陽市企業立地促進条例の補助メニューの1つとしまして、地元雇用の促進を図る雇用創出助成金制度を設けているところでございます。  次に、人材育成に係る事業でございますが、従業員の定着化と技能習得に対するモチベーションの向上につなげることを目的として、永年勤続表彰や高い技術をお持ちの従業員の方を表彰する技能功労者表彰を、城陽商工会議所と連携して実施しているところでございます。  次に、中小企業振興の施策でございますが、商工業振興事業費補助制度、また元気のある商店街づくり支援事業費補助制度や創業支援補助制度などのメニューを設けて振興を図っておりますほか、城陽商工会議所と連携し、商店街のにぎわい創出のためのイベント支援、駅周辺のお店マップを作成するなど、その振興に取り組んでいるところでございます。また、経営安定化の施策といたしましては、中小企業向けの低利融資制度、融資の支払利子に対する利子補給制度、融資の保証料に対する保証料補給制度、中小企業に働く従業員の方のための特定退職金共済制度といった制度を設け、その支援を行っているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、いろいろと施策等をご説明いただきましたけども、これからどんどん新たな企業が立地していきます。そうすると、既存の地場の企業、これが廃業に追い込まれる可能性もあるのではないかと危惧する声も聞かれてきます。そしてその地場の企業に対して、今、市の支援策等をご説明いただきましたけども、いわゆる城陽市には商工会議所とか産業支援機関において行われている中小企業の支援策もあると思いますけども、どのようなものがございますでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  商工会議所や産業支援機関において行われる支援策でございますが、まず低利融資制度などの各種制度につきましては、基本的には城陽商工会議所の経営相談、各金融機関の融資相談などにおきまして利用可能な制度をご案内いただいているところでございます。また、京都産業21や京都府中小企業技術センター、城陽商工会議所や金融機関におきまして、税務・法律・労務関係や事業継承に係る相談窓口を設けられていますほか、事業者や従業員向けの資格取得検定、さまざまな勉強会、研究会や各種セミナーなども開催され、中小企業への支援を行われているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。今、ご答弁いただきましたように、商工会議所や産業支援機関と連携を密にして、中小企業に対して具体的に支援をしていただきますようお願いしたいと思います。  先日、示されました前期まちづくり推進計画では、立地企業への雇用促進事業、新たな雇用の創出を推進する立地企業への雇用促進支援事業の中で、計画中の目標として、新市街地及び山城白坂テクノパーク進出企業を中心とした、城陽市内企業と求職者とのマッチングを支援することにより、市内企業への従業者の増加を図る。また企業立地促進事業では、新たな雇用の創出を推進し、立地企業へのアフターフォローとあり、計画期間中の目標として助成金等の制度周知及び制度の円滑な運営を通じて、新市街地及び山城白坂テクノパーク進出企業、その他本市進出企業等の市外流出防止及び雇用の確保を行う。また求職者及び勤労者への支援事業、新たな雇用の創出を推進し、企業と人とのマッチング支援、計画期間中の目標として、市内立地企業と求職者とのマッチング支援及び求職者や労働者の技術向上により市内企業の雇用の確保を促進するというふうに書かれておるのですけども、それぞれ具体的な施策をこれから展開していかれると思いますけども、その効果目標というのがあれば教えていただけますでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  まちづくり推進計画における実施施策の具体的な効果目標についてのご質問でございます。まず立地企業への雇用促進事業につきましては、市内企業と求職者のマッチングを支援することにより、市内企業の従業者の増加を図るものでございますが、このたび、議会常任委員会へも報告させていただきました京都城陽産業かがやきビジョンにおきましては、マッチング事業にかかわる企業数を5年間で延べ200企業を目指すこととしております。  次に、企業立地促進事業につきましては、進出企業等の市外流出防止及び雇用の確保を図るものでございますが、事業場等設置助成金、創業支援補助金、雇用創出助成金といった補助制度を周知しますとともに、京都城陽産業かがやきビジョンにおきまして、今後は東部丘陵地先行整備地区への立地企業等を確立していくこととしております。また、求職者及び勤労者への支援事業につきましては、求職者や労働者の技術向上により、市内企業の雇用の確保を促進するものでございますが、城南地域職業訓練センターや働く女性の家などで実施します職業訓練講座などを周知することにより、求職者や労働者の技術向上を図ることとしているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、具体的に効果目標実現に向けて言っていただきましたけども、その目標に向かって、せっかくこういう形の推進計画をおつくりになられたんですから、しっかりと実施していただきたく思います。  次に、新市街地や東部丘陵地に新たな企業が立地してきますけども、地場の企業、産業への人の確保や同業種の競争、資金確保、人件費の高騰等の影響で廃業に追い込まれる可能性、これがあると思うんです。また事業を継続するのにも人材不足や後継者問題、人材の育成等の諸問題もあると思います。今後、そのようなことに関しましてどのような支援策を展開されていかれるのか、お聞かせください。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  既存の地場の企業等への今後の支援策の展開でございますが、京都城陽産業かがやきビジョンに基づきまして、市内商工業者への支援施策を引き続き実施することはもとより、地場の事業所や新たに立地される企業などが企業同士で連携を図ることを目的としたネットワークづくり、市内事業所の魅力的な情報を発信する産業支援サイトの構築、京都城陽ブランドを初めとする新製品・新商品開発の支援などの展開によりまして、さらなる商工業者支援を図ってまいることとしております。また、事業を継続する上で課題となります人材不足や事業承継、人材育成等に対し、今後、市内のさまざまな事業所を訪問させていただく中で、課題や支援ニーズの把握に努めてまいりたいというふうに考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、いろいろとご答弁いただいたんですけども、中小企業振興、経営安定化、就労支援、人材育成のさまざまな施策をお聞きいたしました。ところが、市内には個人商店から大企業までさまざまな形態の企業が数多くございます。その事業の経営者もいろいろな方がおられまして、中には経営が苦しく、存続の危機に陥る方も当然あると思います。そのときに、今、おっしゃいましたようなこんな施策があったのかとか、それが知らずに潰れてしまうというような企業も中には多分あると思います。専門的な知識を持っておられる方ばかりだったらいいんですけども、こういうようなことを全然知らんと、もうちょっとのことで支援したら存続できるというような方が現実あります。私も経験ございます。そういうことで、こういうようなことをやっていただくのが市としての仕事でもありますし、また商工会議所とか産業支援機構とか、いろんな方々を通じて当然、周知徹底していただいて、たくさんの支援策がございますので、地元企業の方がそのようなことのないように、関係各位の方々と連携して施策が生かされますよう、お願いしたいと思います。  このたび、京都城陽産業かがやきビジョンを作成され、城陽新時代人とモノが行きかうハブ都市を目指すとされておられますけども、どうか新たに立地されます企業ばかりに目を向けるものではなく、地場の企業に対ししっかりと支援していっていただき、中小企業振興と経営安定化を推進していただきますよう、強く要望しておきます。  次に、市内業者の育成の観点から、入札制度の見直しについてお伺いしたいと思います。  現在、市で行われている工事入札の件なんですけども、現行制度ではどのように進められているのか、お聞かせください。まず誰のための入札参加資格なのか、工事についてどのような入札参加資格としているのか、お聞かせください。 ○村田圭一郎副議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  入札参加資格につきましてご答弁申し上げます。  入札参加資格につきましては、発注する事業の設計額や種別などに応じて、さまざまな条件を設定しているところでございます。工事につきましては、例えば土木工事におきましては4,000万円以上の場合は、経営事項審査の総合評定値550点以上の特定建設業許可業者に、また500万円以上4,000万円未満の場合は、経営事項審査の総合評定値550点以上の一般及び特定建設業許可業者とするなど、設計額に応じた条件としているところでございます。また地元経済の発展や市内業者の育成、また災害時には地元業者へ緊急工事を依頼することなどが考えられますので、入札参加資格におきましては、市内業者を優先することなども考慮し、決定しているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  そこで、地元企業優先等をされておりますけども、いわゆる頑張っている業者を応援する制度になっていないのではないかと思いますが、いかがですか。というのは、最低制限価格の事前公表なんですけども、入札の結果、数社が最低制限価格で入札を行い、抽選で業者が決定する例が先日もあったんですけども、入札資格を持っているが、積算能力、技術面、監理面で劣る業者が、書類上だけで入札資格がある業者に落札されることにつながる可能性が大きいかなと私は思っております。頑張って積算している業者にとっては不合理に感じると思いますが、その辺いかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  頑張っている業者を応援する入札制度などにつきましてご答弁申し上げます。  そのときどきの工事発注状況や全国的な制度改正にあわせまして、入札参加資格としての経営事項審査の総合評定値を変更するとともに、平成28年度から最低制限価格を改定するなど、制度の見直しを行っているものでありまして、今後も随時見直しは行ってまいりたいというふうに考えております。また工事につきましては、本市の制度として成績評定を行い、優良業者を表彰するとともに、良好な成績の業者だけを対象とした工事発注も行っているところでございます。  なお、契約担当課で入札を行っている工事につきましては、平成29年度におきまして62件ございますが、そのうち60件、率にして約97%を市内業者へ発注しているところでございます。  また、最低制限価格の事前公表につきましては、平成16年の競売入札妨害事件を受けまして、価格を探る動きをシャットアウトするため事前公表へ変更したものでありますが、入札におきましては、入札金額内訳書の提出を求め、積算能力について確認しているところでございます。  以上でございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、ご答弁いただいたことはよく理解はできるんですけども、やはり頑張っている企業にとったら、抽選というのがちょっと気にいらんということを思われる方があるかなと思いますので。  そこで、他の市町とか国的にもいろいろな条件があると思いますけども、その最低制限価格の事後公表、こういう形でやって、その業者の積算能力等の自社努力による入札参加制度に変更できるようなことはいかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  最低制限価格の事後公表についてお問いかけいただきました。最低制限価格の事前公表につきましては、平成16年2月に競売入札妨害罪で建設会社代表取締役や本市職員などが逮捕され、略式起訴処分を受けた事件に伴いまして、城陽市入札妨害調査委員会の調査結果に基づき、市が再発防止のための対策の1つとして、入札制度の透明性を確保するため、平成16年4月から行っているものでございます。談合、公契約関係の競売等の事件につきましては、平成28年度におきまして全国で10件となっておりまして、一例を挙げますと、滋賀県内の市におきまして、工事入札における最低制限価格を事前に業者が聞き、落札した事件がございました。このような状況を踏まえまして、金額を探る動きにつながる事後公表への早急な変更については困難と考えられますが、国の動向などを踏まえまして、検討してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、おっしゃったように過去の事件ですか、あったからなかなか難しい。よくわかるんですけども、やっぱり業者の資質向上とか能力の向上の観点、またその入札の価格、最低価格というのはなかなか根拠が難しいと思うんですけども、やはり安い事業費でいい仕事ができる業者があるかもわかりませんので、その辺早急には困難だと思いますけども、検討していただきたいと思います。  また工事の種類によっては資格の違う場合がございます。どこですみ分けするのか判断できない場合には、関係業者団体との協議をして、入札条件を決めていくということもこれから必要ではないかと思いますけども、その辺いかがですか。 ○村田圭一郎副議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  入札参加資格につきましては、法令等に基づきまして必要な条件を定めているところでございます。また関係業者団体の意見につきましては、商工会議所などから要望やご意見をお聞きし、状況に応じた制度変更をしてきているところでございます。今後も意見をお聞きし、状況の把握には努めてまいりたいと考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  市内の中小企業業者はたくさんおられますので、中小企業に限定した発注を行うことが困難な場合もあると思いますけども、その場合、今現在やられていますけども、事業者が共同して受注する方式、いわゆるJVですね。採用して、その構成員に市内中小企業を加えるようする取り組み、また経済的合理性に配慮し、公契約の適正な履行及び履行の水準を確保した上で発注する単位の分離・分割する取り組みを行うことにより、市内中小企業が公契約を受注して、公契約に参画する機会がふえてくる、このように思います。このような取り組みをぜひとも推し進めていただき、市内中小企業の支援、育成に努めていただきたいと思います。  それでは、続きまして最後の質問に移りますけども、農業振興について質問したいと思います。  城陽市の農業は都市型農業、いわゆる近郊農業であります。安全かつ無農薬で高品質な食材を身近なところで生産でき、生産者と消費者が互いにとても近い位置にいることが上げられます。さらには城陽市ならではの特産品生産に尽力できること、耕作放棄地を開拓することで農地拡大ができるといった視点があると思います。そして生産品を直売できる生鮮市場やマーケットなどの開催を行うことで、グルメや流通の面でもさまざまなお店や地域住民と接点が持ちやすく、生産品を紹介しやすいといった視点もあります。そして、これらのイベントや立地をきっかけに、農業に関心を持つ人をふやしていくといった効果も見込まれると思います。  その反面、近郊農業のデメリットとしては、農業経営の規模拡大や1点に農地を集約し、効率的に大量の作物を生産することが難しく、単一品目を生産することによる利益が得られにくいという点や、近郊農業ならではの作業機械やシステムを使用することでの初期費用の膨大化や防虫剤等を使用するという農薬の過剰使用といった不安も近隣の方にはあると思います。  そこで、まず農業基盤の整備について質問したいと思います。城陽市では、農業基盤整備について、今、どのようなことを実施されておられますでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  農業の基盤整備に関する市の取り組みについてご答弁申し上げます。  本市では、ハード・ソフト事業を通じまして農業基盤の整備に取り組んでおり、ハード事業といたしましては、これまで農業生産性の向上や農地の適正利用に向けた圃場整備事業の実施や市で実施しております農業振興地域、農用地区域内における土地改良事業、土地改良区・農家組合等が実施する土地改良事業や農地・水路の維持管理に要する出役費等に対する支援を行ってきております。またソフト事業といたしまして、担い手への農地集積を促進するための農地中間管理事業の実施や今後の担い手への農地集積の計画等を記載した地域農業の将来の設計図でございます京力農場プランの策定を進めているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。今、おっしゃった中でも圃場整備、これが重要だと思いますけども、今、奈島地区でやられているんですかね。それといろいろとやられていますけども、これまでの進捗と現状、どういう形になっていますか、教えてください。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  圃場整備事業のこれまでの事業と現状についてでございますが、圃場整備につきましては、まず平成3年度に富野東部地区で7.8ヘクタール、平成25年度に奈島下ノ段地区5.5ヘクタールの整備を完了し、現在、奈島西地区12ヘクタールの整備に向けて取り組みを進めているところでございます。市といたしましては、農業基盤の整備に向けて圃場整備の着実な実施が重要であると認識しておりますので、今後とも地元関係者と協力・連携しつつ、事業の同意取得及び円滑な事業実施に向けた取り組みを進めてまいりたいと考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。圃場整備なんですけど、今、奈島西地区で行われているということですけども、現状、地権者たくさんおられまして、相続で今の子どもさんとかお孫さんが相続した場合、農業は関係ない。認識があんまりないんですよね。その方々に圃場整備しようと思ったら全員の地権者の方々の同意が多分要ると思うんですけども、そういう点で難しい面が今、たくさん出てきている、これは事実やと思いますけども、そこを圃場整備することによって耕作のしやすさとか、利用しやすさとかございますので、当然そういうことも考えながら、地元との協議をしていただいて、進めていっていただきたいと思います。  と同時に、ほかの地域でも適正利用に向けた圃場整備をぜひとも進めていただきたい、このように思います。  それと、今、おっしゃいましたソフト事業としての京力農場プランですか、京都の力、京力農場プランが重要であると思いますけども、それに関しての市の考え方はいかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  京力農場プランにつきましては、地域農業のあり方を地域の農家自身が話し合い、将来の集落、地域の農業の姿を描き、地域農業の発展に資することを目的とする国の人・農地プラン、これに京都府が産地づくり、農業就業状況、営農推進体制等の独自項目を加え、策定を推進しているプランでございます。本市では、地域の実情に応じた農地集積の進展や農地の利用計画の明確化のために、農家組合単位でのプランの策定を推進してきておりまして、各農家組合の自発的な取り組みとして、これまで平成26年度に奈島・十六地域、27年度に西富野地域、28年度に東富野地域、29年度には枇杷庄地域の4地域においてプランの策定を完了いたしております。また、京力農場プランの取り組みの市全域へ広げるため、これまでの農家組合単位でのプラン策定と並行しまして、本年4月、市全域を対象としたプランの策定を完了したところでございます。引き続き各地域において担い手への農地の集積と耕作放棄地の減少を図るため、農家組合ごとの策定を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。今、ご答弁がありましたように、奈島十六、西富野、東富野、枇杷庄、南のほうの地域の方がこういうような取り組みをされて実施されて、策定されたということでございますけども、あと寺田、久津川、特に西のほうが主だと思いますけども、ここへ広げていくには、その地域の京力農場プランを支えていただく方、これが必要やと思いますけども、その方々の中に、認定農業者の方々が中心になって推し進めていただくことが重要やと思いますけれども、その認定農業者の方々の推進等についてはいかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  議員ご質問にありましたとおり、京力農場プランの策定の推進に向けた認定農業者の推進は非常に重要なことでございます。まず認定農業者制度につきましては、農業経営基盤強化促進法に基づきまして、市町村が策定した地域の実情に即して、効率的・安定的な農業経営の目標等を内容とする基本構想、これに基づき、この目標を目指して農業者自身が作成されました農業経営改善計画を市が認定する制度でございます。認定農業者と認定されますことで、経営改善のための長期低利融資等を受けることが可能となります。ご質問にもありましたとおり、地域によって京力農場プランの策定や今後の策定意欲には現実的には差がある状況でもございますことから、今後、農家組合とのプランの作成の推進に向け、中心的な役割を果たしていただく認定農業者の増員を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、ご答弁いただきましたように認定農業者、これになることによっていろんなメリットがたくさんあるように認識したんですけども。いずれにしても、この京力農場プランを全市的に進めるにはそういう方々の協力のもとに進めていくというようなことが重要でございますので、ぜひともそういう形で推進していただいて、全市的にその京力農場プランを推し進めていただき、農業振興に寄与していただきたいと、このように思います。  次に、農業生産の振興についてお伺いしたいと思います。具体的にはどのような作物の生産振興を推進しておられますか、お伺いします。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  生産振興を図る農作物についてでございます。議員ご質問の冒頭にも種々ご説明もいただいておりますが、本市の農業振興の基本的な考え方といたしましては、都市近郊の有利性を生かし、特産物である梅、茶、イチジク、寺田いも、湧水花卉や収益性の高い農産物でございます京野菜、トマトなどの生産振興を推進していくこととしているものでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  今、おっしゃったように梅、イチジク、寺田いも、花卉類、花ですか。あとてん茶とかおっしゃいましたけど、このような特産品を生かした生産体制の強化についてお伺います。その中で、城陽市は本年度の新規事業で6次産業化を推進する方針を掲げられておられますけども、どのような方針でございましょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  本市としましては、今年度取り組みを進めております6次産業化の推進方針についてのご質問でございますが、今後の大きな方向性としまして、6次産業化、農商工連携の実践者の人材育成や掘り起こしを最重要課題と掲げまして、農業者と商工業者の連携した取り組みの促進、京都城陽のブランド化を目指した取り組みの推進などを検討しておりますが、最終的には、今後、設立を予定しております6次産業化推進協議会、そこでの議論・検討を通じた計画策定の過程の中で決定をしていきたいというふうに考えております。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  6次産業化というのは、農業者の所得向上等々の1つの手段であると思います。今、おっしゃったように克服すべき課題が多く、また本市の特産品は需要に供給が追いつかないのではないかというような懸念がございます。  そこで、市のお考えはいかがでしょうか。 ○村田圭一郎副議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  ご質問にありましたとおり、6次産業化の実践に向けての農業者側の課題は多くあると考えており、商品の差別化・ブランド化、人材の育成・確保、創業・事業継続のための円滑な資金調達などが課題として上げられるところです。これらの課題に対しまして、本年度、先ほど申し上げました設立を予定しております6次産業化推進協議会、ここでの議論を通じた効果的な支援のあり方を検討し、策定します戦略に基づき、来年度以降は協議会構成機関連携のもと、具体的な施策を展開・推進してまいりたいと考えております。特に6次産業化の推進に向けて最重要課題と位置づけております人材育成につきましては、今年度開催予定をしております6次産業化の実践者や販路開拓に向けての講習会、それから農業者や食品関係の中小企業者による交流会等の取り組みを、これにつきまして来年度以降も重点的に推進していく必要があると考えております。また、本市は農業の大生産地ではございませんが、本市の高品質な農産物・特産物を利用した高付加価値の加工品の開発や高所得者層への売り込み、これなどを推進しまして、他の産地との差別化を図りたいというふうに考えております。加えて、これらの6次産業化の推進のための施策とあわせまして、供給量の増加に向けた本市特産物を中心とした生産振興の推進、生産量の拡大を図ることも重要であり、図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。 ○村田圭一郎副議長  谷議員。 ○谷直樹議員  ありがとうございます。これからの城陽市の農業振興は、近郊農業の安定的な継続のために多様な担い手の確保が重要でございます。そのためには、営農意欲を有する者、都市農業者と連携する、例えば食品関連事業者、都市住民のニーズを捉えたビジネスを展開できる企業などの確保が必要だと思います。  次に、都市農地の位置づけをして、計画的な農地の保全マスタープランの策定及び土地利用計画制度のあり方、そして保全すべきとされた農地に対して本格的な農業振興施策が講じられますように、よろしくお願いしたいと思います。  また、地産地消の取り組みを通じ、生産者と消費者の交流の機会を増加することで、地元農産物への需要を拡大させるとともに、消費者ニーズに応じた生産体制の確立を推進することが重要だと思います。  以上で一般質問を終わります。ありがとうございます。           ────────────────────── ○村田圭一郎副議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、あす6月26日午前10時から本会議を開き一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。
            (「異議なし」と言う者あり) ○村田圭一郎副議長  ご異議なしと認めます。よって6月26日午前10時から本会議を開き一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日は、これをもって延会いたします。         午後3時20分     延 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   増 田   貴                    城陽市議会副議長  村 田 圭一郎                    会議録署名議員   藤 城 光 雄                       同      宮 園 昌 美...