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平成29年第3回定例会(第3号10月30日)

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  1. 城陽市議会 2017-10-30
    平成29年第3回定例会(第3号10月30日)


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    平成29年第3回定例会(第3号10月30日) 平成29年           城陽市議会定例会会議録第3号 第 3 回      平成29年10月30日(月曜)午前10時00分開議   〇出席議員(19名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      増  田     貴  議 員      西     良  倫  議 員      河  村  明  子  議 員      藤  城  光  雄  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         畑  中  完  仁  議 員      相  原  佳 代 子  議 員      土  居  一  豊  議 員      村  田  圭 一 郎  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(1名)      大  西  吉  文  議 員 〇議会事務局      萩  原  洋  次  局長      谷  口  浩  一  次長      樋  口  友  彦  議事調査係長      島  田  勇  士  主事      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      井  関     守  教育長      荒  木  正  人  理事                  政策戦略監事務取扱                  企画管理部長事務取扱      田  川  和  親  危機管理監      河  合  寿  彦  総務部長      綱  井  孝  司  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      木  谷  克  己  まちづくり活性部長      小  池     学  まちづくり活性部参事      冨  山  貴  史  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      角     馨 一 郎  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      上  羽  雅  洋  総務部次長                  財政課長事務取扱      下  岡  大  輔  企画管理部広報広聴監                  企画管理部次長                  秘書広報課長事務取扱      堤     靖  雄  市民環境部次長      角  田     勤  福祉保健部次長                  福祉事務所次長      高  原  俊  之  まちづくり活性部産業政策監      大  石  雅  文  まちづくり活性部次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      森  本  都 士 男  都市整備部次長                  地域整備課長事務取扱      岡  田  陸  夫  都市整備部次長      長  村  和  則  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      福  澤  聡  志  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第3号) 平成29年10月30日(月曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1)  奥 村 文 浩 議員 質問方式②             (2)  西   良 倫 議員 質問方式②             (3)  河 村 明 子 議員 質問方式②             (4)  若 山 憲 子 議員 質問方式②             (5)  語 堂 辰 文 議員 質問方式②             (6)  熊 谷 佐和美 議員 質問方式②             (7)  土 居 一 豊 議員 質問方式②             (8)  一 瀬 裕 子 議員 質問方式②             (9)  畑 中 完 仁 議員 質問方式②             (10)  本 城 隆 志 議員 質問方式② 〇会議に付した事件  日程第1(1)から(4)まで           ────────────────────── ○増田貴議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は19名でございます。大西議員は遅刻の連絡を受けております。  これより平成29年第3回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○増田貴議長  日程第1、一般質問を行います。順次発言願います。  奥村文浩議員。 ○奥村文浩議員  〔質問席〕 おはようございます。  奥田市長におかれましては、さきの市長選で圧倒的多数で当選されましたこと、城陽の未来、それから私どもにとってすごく喜ばしいことだと感じております。  それでは、通告に従いまして、質問をさせていただきます。  まず、市道204号線西側の側溝のことなんですけれども、危険で、バリアフリーという観点からも改良が望まれると思います。西側の部分ですけれども、道幅も狭く、それから側溝が深くて、自転車や自動車が何回も転落し、危ないことから、周辺の住民の方よりふたをしてほしいと再三の声が上がっています。また、溝方向に下がる傾斜になっていて、車椅子の方からは、通行しようとすると溝に向かって進んでいって、体重のちょっとある方なんかは、ブレーキでとめられないような気がする、非常に怖いというふうに聞いています。乳母車を押しての高齢者の方の通行もなかなか困難になっています。市には幾度となく改善をお願いしてまいりましたが、完全な地域の合意がないということを盾に、これまでなかなか応じてもらえませんでした。しかし、周辺住民の高齢化が進んでいますし、幾度となく転落事故も起きています。これからも必ず転落事故が起きると思います。何か早急に改善していただきたいと、そういうふうに思いますけれども、この点、市の考えをお聞かせください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道204号線の側溝整備についてご答弁申し上げます。  議員ご質問の箇所につきましては、過年度にも地元から要望が上がっていた箇所で、平成17年度に事業化に向け、町並みの景観を生かした側溝改修ができないか計画し、地元代表者らと協議を重ね、地域に説明を行いましたが、ふたをすると軒先に影響が出るなどの反対の声が上がり、事業中止となった経過がございます。ご質問の箇所につきましては、現状を把握しておりますが、通常の住宅地内の側溝改修とは違い、道路幅員自体が狭く、かつ道路と民地との境界が不明確で、軒先が道路側に出ている箇所もあり、車の接近による民地側の建物に影響を及ぼすこともあるため、側溝整備には地域の理解と総意が必要であると考えております。また、側溝整備後も十分な幅員が確保できないため、一方通行化も手法の1つとして検討していく必要があると考えております。以上のような状況であることから、すぐに事業再開とはならない状況でありますので、ご理解いただきたいと考えております。  なお、その他できること等につきましては、今後ともご協議させていただきながら進めていきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  全体の改修というのはなかなか難しいということで時間がかかるということは理解できましたし、住んでいる方の皆さんの考え方もまとめていかないといけないというふうには思いますが、一部非常に危険な部分、例えば側溝が深くて道が狭いところ、それから道の下を東から行きますと北側から南側へくぐっている部分があるんですが、ここは暗いと側溝があいているかどうかも全然わからず、真っすぐ進めばそのまま落ちるという状態ですので、例えばふたができないならば柵をちょっとつくるとか、部分部分で危ないところだけ対策を打ってもらう、そういったことができないかどうか、そのあたりはどうでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  全体のルート以外で要所要所というようなことでございましたけれども、そういった危ない箇所につきましては、先ほども言いましたけれども、できることにつきましては、今後とも協議をさせていただきながら進めていきたいというふうに考えておりますので、今後ともご協力をお願いしたいと考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  個別に協議していただくということで、これからよろしくお願いします。  次に、農業のことで京力農場プランというのがございますけれども、地域農業の再生のため中核となる農業者の育成やこれからの担い手を支援するための京力農場プランの策定が推進されているということですけれども、まず策定への取り組みについて、城陽市の方針をお聞かせください。
    増田貴議長  冨山参事。 ○冨山貴史まちづくり活性部参事  京力農場プランの策定への取り組みにつきまして、市の方針をご答弁させていただきます。  京力農場プランは、地域の農業のあり方を集落や地域の農家自身が話し合い、将来の集落・地域の農業の姿を描き、地域農業の発展に資することを目的とする国の人・農地プランに府が産地づくり、農業就業状況営農推進体制等の独自項目を加え、策定を推進しているプランでございます。具体的には、まず1つ目に、新規就農の促進や6次産業化など、今後、地域で取り組む重点事項、2つ目に、作物の生産面積や生産額などの目標、及び3つ目に、当該地域において重点的に推進する特産物などを具体的に記載するものでございます。そして、本プランにおいて担い手として位置づけられた農業者は、国・府による各種補助金の対象となります。本プランにおける各項目については、地域の実情に応じた地域農業の振興方針や目標の設定が必要であり、またプラン策定後は各地域が主体となってプランを推進することとなるため、地域における農業者による話し合いを通じて策定される必要がございます。  本市では、これまで農家組合単位で策定を進めてきており、各農家組合の自発的な取り組みとして平成26年度に奈島・十六地域、平成27年度に西富野地域、平成28年度に東富野地域、平成29年度には枇杷庄地域の4地域において京力農場プランの策定を完了いたしました。そして現在、京力農場プランの取り組みを市全域へ広げるため、これまでの農家組合でのプランと並行して、市全域のプランの策定作業を進めております。これは担い手農家などプラン策定作業に積極的な農業者が少ないなどの理由により、プランの策定が困難な地域の農業者でもプランに位置づけられることが望ましいという市としての判断に加え、農業者からも要望があったため、市全体のプランを策定しようとするものでございます。今後も、地域の人と農地の課題解決と本市の農業の発展のため、京都府やJA京都やましろとの連携のもと、各農家組合におけるプランの策定を積極的に支援していきたいと考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  現在、奈島・十六地域や西富野、東富野、枇杷庄地域で策定を完了しているということで、今後、市全体の策定に向けて進めていきますというお話ですが、今のところそれがちょっと滞っているようなことを聞いています。今後、それらちょっと滞っている作業をどのように進めていかれるのでしょうか。そこのところをお願いします。 ○増田貴議長  冨山参事。 ○冨山貴史まちづくり活性部参事  これからの京力農場プラン策定スケジュールについて答弁させていただきます。  先ほど申し上げましたとおり、本市におきましては、現在、農家組合単位でのプランの策定と並行して、市全体のプランの策定に向けた作業を進めております。本プランの策定におきましては、市内農業者の方の理解と共通認識が必須であることから、農家の方々に対して本プランの趣旨、目的、本市の取り組み、国・府の支援などに関する説明を行い、理解を醸成しつつ、市内農業者等によるプラン検討会での議論を踏まえ、今年度中にプランを策定したいと考えております。また、他の農家組合におけるプランの策定についてでございますが、現在のところ、プラン策定に至る農業者の意識を醸成している段階にございまして、策定作業が滞っているというわけではございません。しかし、各地域の生産作物や抱える課題等の相違などを考慮しますと、本来、京力農場プランは地域・集落単位で策定することが望ましいということから、市全域のプラン策定後におきましても、農家組合単位プラン策定作業を引き続き推進してまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  それほど滞ってないというお話ですけれども、今、答えていただいたように、市内農業者の方の理解と共通認識が必須で、本プランの趣旨、目的や本市の取り組み、国・府の支援などに関する説明を行い、理解を醸成しつつというふうにお答えいただいているんですけれど、現実にこの辺のところがちょっと問題になって、農業をされている方の反発もあったりということで、私はちょっと滞っているような気がするんです。やっぱり理解をしてもらうために、情報提供というか、正しい情報、それをもうちょっとやっていただかないといけないのじゃないかというふうに思います。説明会を開いていただいても、書いてあることを通り一遍にそのまま言っただけでは、とても中身がどうなっているか理解できるようなものでもないですし、その辺のところ、情報提供をまずしっかり、情報を仕入れていただくということから始めていただかないといけないのかもしれないですけど。情報提供をしっかりしていただいて、農業者の方の理解を、本当にしていただけるということに努力していただきたいと思いますけど、その辺どうお考えですか。 ○増田貴議長  冨山参事。 ○冨山貴史まちづくり活性部参事  農業者の方、皆さんに完全に理解していただいているかといいますと、まだ不十分な点があるかもわかりません。京力農場プランの策定につきましては、城陽市はもちろんですが、JA京都やましろ、京都府等とも連携しながら、丁寧に改めて説明をしてまいりたいというふうに考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  その情報提供の部分、しっかりやっていただきますようお願いします。  農場プランの策定で、その中核となる農業者の法人化や特定の作物を推奨するなど、いろいろこれを使った考え方がまたあると思うんですけれども、その辺、プランをどのように位置づけられていますでしょうか。 ○増田貴議長  冨山参事。 ○冨山貴史まちづくり活性部参事  京力農場プランには、各地域が今後重点的に取り組むべき施策や農地の集積計画、今後推進すべき作物等を明記することとなっているため、市の総合計画において、農業分野における重点事項として上げられている本市の特産物の生産振興や認定農業者への農地の集積などの実現に資するものであると考えております。また、本プランは基本的に地域の農業者の話し合いの中で決定されるものであり、市としては地域の農業者の話し合いとプラン策定につきまして、京都府、JA京都やましろ等と連携しながら、支援してまいりたいというふうに考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  その特定のいろんな特産品とか、そういうなのを保護、育成していくような、そういうためにもこういったプランづくりというのが大切になってくると思いますので、その目的ということをしっかり考えていただきたいなというふうに思います。  現在、策定されている京力農場プランで中核となる農業者とか、今、わかっている限りですけども、農業法人とかは幾つぐらいできているのか。それから、新規就農者はどれぐらいいらっしゃいますか。それから、農地中間管理機構に提供される農地など、どんなふうに決まっていますでしょうか。そこのところをお聞かせください。 ○増田貴議長  冨山参事。 ○冨山貴史まちづくり活性部参事  現在、策定されている本プランの中核となる農業者、農業法人、新規就農者の人数についてご答弁申し上げます。  これまでに策定された本プランに位置づけられている中核となる農業者は23人、農業法人は2組織ございます。また、新規就農者につきましては、京力農場プランにおいては新規就農者の目標は必須項目とはされていないことから、いずれのプランにおきましても位置づけはされておりません。なお、プラン策定後は、その都度地域での話し合いを通じてプランの内容を変更し、本プランに位置づけることとされております。  次に、これらのプランにおける農地中間管理機構による農地集積に関しては、農地の借り入れを希望する農業者はおられるものの、貸し手となる農業者がいない状況となっております。なお、担い手農業者への農地集積につきましては、中間管理機構の活用のみならず、個別の農業者による利用権設定等も含めまして、積極的に推進していきたいと考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  農地中間管理機構に預けている人がいないという話で、今までは総体で借りてくれる人を探してやっていたというのは、そういうこともあるんだと思うんですけれども、やっぱり農地中間管理機構を利用するメリットみたいなものがこの京力農場プラン以外にもいろいろ補助金のこととかあると思いますけれども、これが全くされていないということは、やっぱり情報提供の足りなさなんじゃないかと思いますけども。やっぱり何か書いてあることをそのまま言うというだけではなくて、本当に農業者の人がメリットを享受できるという、そういうことを情報発信をしていってほしいなと。今のこの状態を見ると、それが足りないんじゃないかというふうにどうしても思えてしまいます。  もう一つお聞きします。今後の農地政策では、京力農場プランの策定が農業者の補助金をもらう前提になっていく場合が多いと考えられますけれども、どのような人が補助金を受け取ることができるのか。それ以外の人、例えば兼業農家で。この農場プランというのはどっちかというと中核農業者とか新規就農者とか、そういう人を支援するような方向ですので、兼業農家の方とかで、今、とりあえず農業を続けていけばいいと、そういう人にとって農家組合単位でこの京力農場プランを策定していきましょうといって進めるようなものですから、そういう皆さんに参加するメリットというものがあるのでしょうか、どうなのでしょうか。 ○増田貴議長  冨山参事。 ○冨山貴史まちづくり活性部参事  京力農場プランの支援制度についてご答弁申し上げます。  本プランに位置づけられた担い手が国・府の支援制度の対象となります。また、本プランに位置づけされなかった農業者につきましては、計画を策定する過程で地域の農業のことを話し合い、現状の課題、5年後、10年後どのように農業を進めていくのかを真剣に議論し、考えることは、農業者ご自身にとっても、地域にとっても大きなメリットがあるのではないかというふうに考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  お話はよくわかります。確かに話し合いから始めていくことは大切だというふうに思いますけれども、やっぱり補助金とか、そういうものもどうしても期待するものでもありますし、実際、農業振興というのを考えますと、そういうことをきっちりと細かくやっていかれるということが必要なんじゃないかなというふうに思いますので、この辺の、ただ話し合って、将来のために話し合いましょうというのでは、なかなか皆さんついてこれない部分もあると思いますし、いろんな補助金がどのようにしたら取れるかというふうな、あんまりテクニックみたいになってはいけないのかもしれませんけれども、農業をやっている方の本当に振興につながるような、そういった京力農場プランのあり方というものを考えていただきたいなというふうに思います。  この話はとりあえずこれで、その次の質問ですけれども、今、お伺いしています京力農場プランというのは、地域の枠組みみたいなものを決めていって、今後、どのように農業を続けて発展させていくかというふうな仕組みの話になろうかと思いますけれども、そのような取り組みをするというか、それが成り立つ条件というのは、やっぱり地域の特産品とか、そういう競争力のある農産物をつくっていく。そういうふうなことのためにこういう枠づくりがあって、それがないと、なかなか枠だけあってもしょうがないんじゃないかなと、そういうふうに思うんですけれども。特に城陽地域の特産品、お茶とか、イチジクとか、梅とか、サツマイモとか、そういうようなものがありまして、そういったものをどんどんと保護、育成というふうなことに取り組んでいただきたいというふうに思うんですけれども。その中で、例えば市の花となっています花しょうぶとか、それから主要な農産物ですお米が、城陽市の定めている井戸の規制とかで、生産をもうちょっと拡大したいんだけどとか、水が足りないんだけどというようなことで支障が出ているものもあると、そんなふうに聞いています。規制というのは科学的知見に基づいているということですけれども、本当に必要な人とそうでない人と同じように適用されていまして、農業振興を一生懸命に進めておられる中で、少しちぐはぐな対応も一部にはあるんじゃないかと思いますが、この点、市の考え方はどうでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  城陽市では、平成9年に城陽市地下水採取の適正化に関する条例を制定し、地下水の保全に努めてきているところでございます。この条例の目的は、地下水を市民の共有にして有限な資源と認識し、地下水採取の適正化及び地下水の合理的な利用を図ることによって、市民の生活用水としての水道水源を保全し、ひいては市全体の地下水の保全を図るとともに、地下水の枯渇、地盤沈下等を防止し、もって市民福祉の増進に寄与することとしています。  議員より、農業振興のために少し柔軟な対応やその条例の緩和といったようなことについて考えてはどうかといった趣旨でのご提案をいただきましたけれども、市といたしましても、農業振興というものは非常に重要な取り組みであり、議員ご紹介にありました花しょうぶなどの湧水花卉につきましても市の大切な特産物の1つであると認識しておりますし、米も重要な作物の1つであると考えております。この条例におきましても、農業用井戸は用途上、特に必要かつ適当であって、他の水源をもってかえることが困難であると認められる場合には、城陽市地下水保全対策委員会の審議を経て、許可することができるとされていることなど、農業への配慮が一定されているところです。また、現在の地下水の利用状況を見ますと、農業用39%、水道事業用30%、工業用22%、商業用4%、家庭用2%、その他3%となっております。農業用の取水量は全体の39%を占めており、一番多く利用されていることから、将来にわたり市民の共有にして有限な資源である地下水を保全していくためには、農業用井戸についてもやはり一定の規制を設けていくことは必要であるというふうに考えているところでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  規制の話、それはいろんな根拠に基づいて、適当にされているわけではないということはよくよくわかるんですけれども、一方で、農業振興をしていて、例えば農業振興地域というようなところの近くにも取水井戸があったりして、厳しい規制がかかっているとか。それぞれの部署はそれはちゃんとやっているという話には、これはなるとは思うんですけれども、だけど、全体としては何か一方で振興して、一方で規制がかかっているとか、両方その部分になっているというようなこともございますし、やっぱり農業振興で特産物というのはまた特に大切な城陽市の宝でもありますし、それがばらばらな、それなりのばらばらと言うとあれですけども、それぞれが意味のあることをやっているからということで滞っていくようなことがちょっとどうかなと思います。例えば農業委員会とかでも、今までは農地をひたすら守ればいいというだけの話でしたけど、ほかの部署とも連携していこうという動きもこれから出てくると思いますし、やっぱり全体として規制をするところも自分ところの範囲だけで完璧にやればそれでいいんだというふうなことではなくて、もう少しほかのところと連携したりして柔軟な対応というか、そういったものを考えてもらえればいいのになというふうに思います。  それで、例えば特定の農業者、さっきから質問していました京力農場プランで中心的な中心経営体や、それから地域の特産物を生産していて農業法人として成果を上げているとか、そういったところへ特例というか、配慮というか、そういうことで規制緩和をするというようなお考えはないでしょうか。 ○増田貴議長  綱井部長。 ○綱井孝司市民環境部長  特定の農業者への配慮や規制緩和は考えられないのかといったお問いかけでございますが、この規制が井戸を掘ることや地下水を取水すること自体ができないというものではなく、市民共有の財産として地下水を将来にわたって活用できるように守っていこうとするものでございます。既に多くの井戸が存在する中で、新たな井戸を設置し、無理な取水をすることは、既存の周辺井戸に影響を及ぼすとともに、結局は井戸の寿命を縮めることとなり、採取者自身が困ることになるといったことも考えられます。保全により将来にわたり地下水を安定して活用いただきたいと考えており、そのためには一定規模以上の取水への規制は必要であると考えております。しかし、農業者から規制を超える地下水の取水に関するご相談がございましたら、条例に定める地下水保全対策委員会での審議に諮ることも含め、取水方法の工夫等により対応できないかどうか、まずはご相談させていただきたいというふうに考えております。  以上です。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  これ以上あんまり言っても、この辺のところが今のお考えの中では限界なのかなとも思いますが、やっぱり農業のことを今回、ちょっと質問を初めてさせてもらったんですけれども、一生懸命やろうと思ってもなかなか難しいことがたくさんあるなというふうに感じていまして、その中でも市の規制とかがあって、またさらに難しいという、そういうことがあるんだなというふうに思っていまして、これは何とか市全体の考えを、もう少し農業振興ということを全体で考えていただきまして、その中で規制の運用とかいうものも、もう一度考えていただければなというふうに思います。  次、木津川河川敷運動広場のトイレについてお聞きします。  木津川河川敷の運動広場のトイレについては、以前からくみ取り式で汚く、利用しづらいとの声がありましたので、何回か見に行きまして、利用の皆様から使用状況などについてお聞きしたり、しばらく皆さんと一緒に試合を観戦したりしてまいりましたんですけれども。あそこはテニスのコートと野球の野球場があるんですけど、野球の大会には選手となる生徒さん、それから指導者や保護者の方々が参加しておられるんですけれども、お話を聞いても、ずっと見ている限りでも、生徒さんや保護者の方でトイレを利用するのは全て男性の方のみでして、女性の皆さんは保護者の方も含め、どなたもちょっと汚いし、怖いから、よう利用しないと、そういう話でした。生徒さんからは穴があいていて怖いとか、そんな話なんですけれども、話だけ聞くと、そんなの我慢して使ってもらったらというふうに思ったんですが、実際見に行って、やっぱりこれは無理だなと。特に女性の方は本当にトイレを我慢して、試合のスケジュールもあるものですから、そうそう遠くにも勝手に行けないということで、ぐあいが悪くなったりとか、実際そういうふうになることも多々あるようです。それで、テニスなんかは本当に女性の選手の方が多いんですけど、野球も最近は女性の選手も多くて、9人のレギュラーのうち3人ぐらい女の子とかいうようなチームもありまして。また、なぜか野球は、どこへ行ってもそうなんですけど、保護者の方はほとんど若いお母さんが多くて、そんなことで、やっぱりこれは早急にちょっと何とかしていただかないといけないんじゃないかと思いました。  それで、河川敷ですから、移動可能なそういうものしか無理だとはわかるんですけれども、簡易水洗式の新しいいいのがあるということなので、それに変えていただけたらなと、これはそういうふうに思います。それで、その点について市の考えはどうでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  木津川河川敷運動広場のトイレの更新等についてのご質問のご答弁を申し上げます。  木津川河川敷運動広場は、昭和47年に供用を開始いたしまして、平成28年度にはテニスや少年野球など、約5万6,000人の市民の方々にご利用いただいているというところでございます。供用開始当時は、木津川河川敷運動広場には水道やトイレなどの便益施設はございませんでした。順次整備を行いまして、現在の施設状況となっております。施設につきましては、老朽化等と相まって、ご利用者から改善を求める要望をいただいておりますけれども、近隣市町同様の施設の状況も踏まえまして、現状でのご利用をお願いしてまいりました。しかしながら、本体のトイレも購入から20年近く経過し、更新すべき時期にもありますので、ご利用者が施設を快適に利用し、スポーツを楽しんでいただくことができるように、改善に取り組んでまいりたいと思います。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  ありがとうございます。ぜひ早急にやっていただけましたらありがたいです。お願いします。  それから、先週の台風でグラウンドがつかりまして、砂が流れたり、泥がかぶったりというような状況になっていますけれども、ちょっと復旧の見込みとか、何かわかりましたらひとつお聞かせください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  大変残念なことに、今般の台風21号で木津川河川敷運動広場は冠水による被害を受けまして、一部で土砂の流出や粘性の泥が堆積している区域がありますことから、現在、使用不可となっております。昨日の22号も心配していたのですけれども、現時点では復旧見込みは未定でございますが、速やかに被害状況の全容把握を行うとともに、復旧方法についての検討を行い、これまでどおりご利用していただけるよう復旧に取り組んでまいりますので、ご理解をいただきたいとお願いいたします。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  グラウンドの利用を皆さん楽しみにしておられますので、またよろしくお願いします。  次は、市道11号線のことで、提案といいますか、こんなふうにしてもらえたらなという話をさせていただきます。  新名神の全通に伴いまして、24号の整備との中で、市道11号線の拡幅整備というか、そういう話をお聞きしております。国道24号から文パルへ近くなるようにということで、普通自動車が通りやすいような道をというふうに今、お聞きしているんですけれども、それをできたら大型バスが通行するように、この際、整備していただけないかなというふうに思います。  それで何でかといいますと、今、近鉄寺田駅の東側ロータリーに24号から東側から大型バス、路線バスみたいなものを入れるようなことはできると思うんですけれども、西側から、例えば新名神城陽インターから大型のバスとかを文パルとか近鉄寺田駅の東側のロータリーに入れていこうとしますと、24号から市道12号線、消防署のところを回って、南小学校の前を通って、文パルの前の市道224号線を通って、それから文パル、近鉄寺田駅の東側のロータリーに入ると。これはかなりの大回りで、しかもアル・プラザに人がいっぱい行くような時間帯だと、市道12号線が混んでいて、それに伴って国道24号も混んでいまして、片道で10分、往復したら20分かかるとかいうようなことがありまして。それは不定期の観光バスとかは、ちょっと時間がかかったなというぐらいで文パルに入るというのはいいと思うんですけども、定期のバスとか、そういうものはとてもじゃないけど許容できるような時間ロスじゃないと思うんですね。新名神インターができまして、例えば新市街地が企業もだんだんできてきているんですけれども、そのちょっと北側に不動産の評価額の基準地というのがありまして、ことし7月1日の、毎年7月1日に行われています地価調査では、京都府の工業地、用途地域は準工業ですけど、評価でいう工業地のことですけれども、京都府下の工業地で地価上昇率がナンバーワンだったんですね、この7月1日に。ここはそれだけいい土地で、まだまだ市街地になっていない部分もありますし、今後、ここを発展させていくべきだろうと思いますし、そういうところからの、例えばさんさんバスは今でも入れますけど、普通に業者が、京阪とかが路線バスを出そうと思うと、やっぱり大きなバスでないと採算も合わないでしょうし、そういうものを入れていくとか、それからアウトレットができましたら、アウトレット行きのバス、シャトルバスとかいろんなところから、例えば新幹線駅ができた松井山手からとか、関空からとか、いろんなそういうバスが来ると思うんですけれども。それを何とかして近鉄寺田駅に入れていくとか、そういう努力をしないと、なかなかアウトレットの効果というものが市全体に及んで、市民生活に及んでいくという、そういうふうにもならないと思いますし、そういったことのために、ほかにルートがあればいいんですけど、もっと府道を拡幅するとか、何か直接西側からバスが入ってくるような道があればいいと思うんですけど、それもかなりの困難を伴いますと思いますので、この11号線だったら一応今のところは家も建ってない場所です。市道224号線と国道24号の間だけのことですので、国道24号の交差点をどのように処理するかという難しい問題はあると思うんですけれども。将来のアウトレットやいろんな新名神の効果を市内に引き込むための施策としてでも、こういったことを考えていただく余地はないかなと思いまして、質問させていただきます。市の考え方はどうでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  国道以北の市道11号線の拡幅についてご答弁申し上げます。  先日の一般質問でもご答弁いたしましたけれども、文化パルク城陽のさらなる活性化に向けた新たなアクセス道路の候補路線といたしまして、一般乗用車を誘導する道路として検討を進めております。大型車の通行につきましては、国道24号寺田拡幅事業の事前設計協議の段階で、市道11号線の平面交差や地下道の大型車対応について国土交通省と協議を行っております。国道24号の近鉄をまたぐ高架のスロープが直近となること、また、都市計画道路寺田停車場線の接続付加車線があるために交差点形状ができないこと、また、国道24号が幅が広くなることから、この地下道につきましては地下道の高さを高くするということは深く掘り下げることになりまして、すりつけスロープ長が長くなることから、準用河川今池川、南側の今池川に影響が出るといったことから、物理的に非常に困難な箇所でございます。市道11号線の接続につきましては、現状の機能を回復する形状であることを基本としつつ、地下道においては延長が長くなることから、車両が行き違える幅であること、また見通しがよくなる線形を確保することとして協議を行い、現在の計画となっているところでございます。  文化パルク城陽や寺田駅前広場への大型車のアクセスにつきましては、国道24号から都市計画道路である市道12号線を経由して、今堀庭井線を通って寺田停車場線へ入る現状のルートが安全な経路として設定していることから、現状のままで今のところは考えているところでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  この11号線にこだわっているわけではないんですが、例えば11号線の24号との交差点ですけれども、本当に地下道をくぐらないと向こう側に行けないかどうか。例えば平面交差でバスだけの信号機みたいなものをつけるとか、何かいろいろ考えられることもあるんじゃないかと思いますので、また寺田駅に西側から大型バスを入れるということをぜひ検討していただきたいというふうに思います。12号線ではちょっとしんどいかなというふうに思っています。  次、寺田駅西側のマンション建設について、ちょっと周辺への影響が出るんじゃないかと思って、そのことを質問させていただきます。  近鉄寺田駅西側、旧奥西木工跡地は、マンション業者が取得して、これから地上31メートル近くの分譲マンションを建てることがほぼ固まってきたようですけれども、地域のにぎわいをつくれるような商店も全く入らないということで、ちょっと寂しいなというところです。そのマンション用地の西側についてですけれども、用途地域は今の近隣商業地のままで、高さ制限と容積率を旧奥西木工跡地と同じ、それぞれ高さ31メートルで容積率400%に緩和することを市は発表していますけれども、これは隣接の、奥西木工のところのマンション業者か、さらに分譲されてそこを買ってそのマンションの方がつくられる管理組合、これがこの31メートル400%の緩和にはまず反対するだろう、そういうふうに考えられるところですけれども、西側はまたすぐには決められないですけど。これから何とか開発をしていこうという機運も高まっていることですし、ここが今のマンションとマンション管理組合に開発をとめられるようなことがあってはいけないというふうに思います。  それで、管理組合が反対したとしても、これは西側の規制緩和ができるのかどうか。それから今、マンション業者に対してそのことをちゃんと説明して、それでマンション業者からマンションを購入される方にもそのことをあらかじめ伝えていただいて、納得してマンションを買っていただく、そういうふうにしないとまたトラブルのもとになると思いますので、その辺のことをやっていただきたいというふうに思っていますが、その辺できますでしょうか。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  それでは、まず旧奥西木工跡地西側の高さ制限等の見直しにつきましてご答弁申し上げます。  昨年の11月に、旧金井工芸跡地、奥西木工跡地などを含めた民間活力を誘導する区域の一部につきまして、高さ制限の緩和など都市計画の変更を行い、残りの区域につきましては、今後、開発など土地利用の熟度が高まった段階において見直しを行うこととしております。都市計画の変更を行う場合につきましては、法に基づき、都市計画案を2週間公衆の縦覧に供しなければならず、住民及び利害関係人は縦覧期間満了までに意見書を提出することができることとされております。反対される場合には、この意見書が提出されることが想定をされます。提出されました意見書につきましては、市の都市計画案を都市計画審議会に付議いたしますときに、あわせて意見書の要旨を都市計画審議会に提出することとなり、その意見書の要旨も踏まえて審議が行われ、都市計画案の可否が決定されるところでございます。  それから次に、事業者からマンション購入者への説明につきましてのお問いかけでございますが、本市内で建築物の建築等の土地利用を行う場合、城陽市開発指導要綱に基づきまして、事業者と開発事前協議を行うこととなりますので、その中で、西側区域における市の将来計画について事業者に説明をすることとなります。また、その協議の中で、開発行為や建築行為完了後のマンション購入者に対しまして、あらかじめ事業者から市の将来計画についてご説明していただくこと、これにつきましては口頭で伝えることは可能であるというふうに考えております。  以上でございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  マンション業者にしてみましても、これからの開発のことを市から聞いたことを、それをまた購入者に伝えるということは必要なことですので、そういうことがなされるだろうとは思いますけれども、やっぱりそこはきっちりと念を押していただきたいというふうに思います。  それで、ありていに、都市計画審議会が開かれれば、意見書で反対をされてもこれは大丈夫と考えてよろしいでしょうか。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  あくまで付議しました都市計画案に対しまして、都市計画審議会において必要な審議がされるというふうに考えております。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  答弁としてはその辺が限界だろうとは思いますが、いずれにしましても、市民の皆さんが積極的に開発していこうということで一生懸命に考えておられるところですので、市としてもそこを支援していただくというふうにやっていただきたいとお願いしたいと思います。  それではもう一つ、旧奥西木工跡のマンション建設の話で、近鉄の高架の話への影響がどうかなということを心配しています。近鉄寺田駅西側、旧奥西木工跡地マンション建設によりまして、高架への影響を考えますと、高架工事というのは、現在、電車が走っていますけど、その通行線の西側か東側かどっちかに別線、別線というのはそこを通行線にするということで、今の通行線からちょっとずらすということですね。それとか仮線、一旦今、走っている電車をずらしておいて、今、走っているところを高架にするというやり方か、どっちかで、京浜急行という東京の電車だけは直上式といって上に上げるというのをやったことがあるんですけど、通常近鉄が今までやってきた高架は、大体は別線方式ですね。大久保のところもそうです。鉄道の工事というのは、ある程度鉄道会社の息のかかったというか、鉄道会社と関連があるようなところが知識と経験があるものですから、どうしてもそういうところが主体となってやるということになると思いますので、京浜急行が上に真っすぐ上げられたからといって、近鉄がそれをやるとはちょっとなかなか考えられないところですけれども。普通に例えば高架を考えて、大久保は2線とも別線で、上下線西側につくっています。それでその幅がどれだけあるかといいますと、近鉄の高架橋は東大阪が直近の高架橋をつくったところなので、そこの資料を見てみますと、幅が11.5メートルです。高架橋の横にまたさらに環境側道6メートルをとらなければならないということで、西側に17.5メートルの幅を、17.5メートルじゃないです。高架橋自体がちょっとオーバーハングしていますので、大体15メートル強ぐらいの幅をとって大久保付近は高架にしていますけれども、それをそのまま寺田のほうまでずっと引っ張ってくると、普通に考えると、そしたら今の近鉄の走行線の敷地の横に15メートルの幅の敷地が要るということになります。片線ずつ高架というのもできますので、そういうふうにすると、5メートル75センチと6メートル、それから仮線でやるとしたら、もしかしたら5メートル75ぐらいでいけるのかもしれないんですけど。でもできた後、やっぱり高架から6メートルの環境側道が要ります。  今、マンション敷地の一番近鉄の敷地に近いところは、大体はかってみますと5.5メートルしかない。これがかかって高架ができないとか、そんなことがあるのかどうか、それはこれから調査していかないとはっきりしたことはわからないというのはわかりますけれども、だけど普通に考えて、相当これはしんどいなというふうに思います。この辺、将来見据えてどんなふうに考えておられるのか、お聞かせください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  民間開発事業用地に対する将来の高架化用地の先行取得と将来についてご答弁させていただきます。  現在、近鉄京都線の鉄道高架化の可能性等、検証を含んだ予備調査におきまして、今議会に補正予算計上させていただきました線路等鉄道施設に係る鉄道事業者独自の技術基準、考え方等を踏まえた鉄道・側道等の検討、これを実施していく予定としております。これによりまして、鉄道高架時の法線、影響範囲等がおおむね確認できると考えておりまして、鉄道高架事業時においてどこの場所が事業用地にどれだけ支障となるのか、これらも含め確認できるものと考えております。したがいまして、具体的な影響範囲をお示しする段階には至っておらず、事業者が所有されている現在の開発事業用地、これを先行買収できる状況ではございません。また、本市が抱える定住人口対策としての住宅確保の観点から、駅周辺のマンションの建設は必要なものと考えているところでございます。寺田駅周辺につきましては、奥村議員と同じ方向を向いているものと考えております。将来を見据えた対策といたしましては、まずは高架化の調査で検証を行い、それから駅周辺のまちづくりにもしっかりと取り組む必要があると考えておりますので、ご理解とご協力をお願いいたします。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  わからないこともあるということですけど、やっぱり懸念とか、いろんな将来に向けてのしっかりとした対応をお願いしていかなければならないと思います。今、部長から答弁いただきましたけれども、しっかりとした高架に向けての取り組み進めていただきたいと思いますが、この点、市長どうでしょうか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  奥村議員のお考え、また市民の皆様にもいろんなお考えがあることは理解しているところでございます。夢を語ることは大事でありますけれども、実行するにはいろいろなハードルがあり、難しいことも事実であることは奥村議員もご存じだと思っております。  先ほど担当部長から答弁させていただきましたのは、今、私の考えと全く全て同じ方向性でございまして、今後も近鉄の高架の検討を行う中で、しっかりと取り組んでいきたいと思っておりますし、固定観念にとらわれずに、さまざまな視点に、また皆さん方、奥村議員を中心にお知恵をいただきたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  奥村議員。 ○奥村文浩議員  しっかりと取り組んでいただくということで、ぜひこれが完成するように積極的にしっかりとした取り組み、よろしくお願いします。  以上で終わります。 ○増田貴議長  午前11時10分まで休憩いたします。         午前11時00分     休 憩         ──────────────         午前11時10分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。
     一般質問を続行いたします。順次発言願います。  西良倫議員。 ○西良倫議員  〔質問席〕 日本共産党議員団、西良倫です。  このところ、自然の猛威は容赦なく人間を苦しめています。特にこの間の二度の台風は、木津川流れ橋への被害、茶園を営む農家の方々への被害を初め、昨日予定の食の祭典、茶まつり関係者へのダブルパンチに、お見舞いと次への準備へ激励申し上げます。  質問に入ります。  初めに、文化パルクの売却問題に関連して質問します。  私は議員になり、二度、市主催の成人式に参加することができ、そこで市長が新成人たちに送る祝辞を聞くことができました。次のような祝辞があります。これは平成28年のものです。さて、皆さんがお生まれになった平成7年度に、ここ文化パルク城陽も誕生いたしました。本日、成人を迎え、20年の歳月をともに過ごしてきたここ文化パルク城陽に集われた皆さんには、プラムホール、ふれあいホール、図書館、歴史民俗資料館、寺田コミュニティセンター、プレイルームなどを利用したたくさんの思い出がよみがえってくることでしょう。このときのこの言葉の中には、市長の文パルへの思いも、文パルとのたくさんの思い出がよみがえってくることでしょうと、添えた文言の中に、新しく成人した一人一人に立ち返った親心のようなものを感じ、同時に文化パルクへの愛も伝わってきて、聞きながら、一方で市民は頑張って税金を払い続けてきたんだからという思いもしていました。  市長に伺います。このとき文パルとの思い出を20年にわたってよみがえらせた青年たちの気持ち、今、どこに行けばいいと思っておりますか。お答えください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  あくまでもセール・アンド・リースバックを今回ご提案させていただいておりますのは、売却ではなく、あくまでもセール・アンド・リースバックするものでございますので、今後とも市民の文化施設という文化の拠点施設として使い続けていくものでございますので、今後ともより多くの方々にご活用いただくことについては、引き続き願っているところでございますので、そのことにつきましては変わりのないものでございますので、ご理解いただきますようよろしくお願いいたします。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  私は売却のことを聞いています。この祝辞のくだりに次のような文言があります。どんな困難にも勇気を持って立ち向かい、希望あふれる城陽、そして誰もが輝いている城陽をつくり上げていくので、新成人も協力してねと。今、読みましたこれまでの20年間に自信を持ち、この文化パルク城陽のように勇気を持って立ち向かってくださいというこの自信と勇気、ここで言いたかった文化パルク城陽のように自信と勇気のこの自信と勇気、新成人たちはそれを力にして人生頑張らねばというふうに決意をしたはずです。どうでしょうか、市長はそこのところをどう考えていますか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  私の言ったとおりでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  この祝辞では、結びに希望あふれる城陽、誰もが輝いている城陽と呼びかけて、進めようとしているんですけれども、正直に言って、この希望あふれる城陽の先に文化パルクの売却ということでは、希望がどういうふうにあふれるというふうに思えばいいんでしょうか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  先ほども申し上げましたけれども、今回のはあくまでもセール・アンド・リースバックという形で、単なる売却ではございませんので、希望あふれる城陽ということとは基本的に直接的に関係ないんじゃないかなというふうに考えているところです。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  希望を語りながら、先々売却するのやでということは重ならないでしょう。市長やっぱりそのときは。僕は青年として聞いたら、言葉どおりに受けて、希望を持ってどうこうだとか考えたはずですよ、青年たちは。その先に売却の話がこんなして出てくるなんて夢にも思っていなかったでしょう。  ところで、この平成28年はそうでしたが、この28年の祝辞の中には文化パルクというのが6回出てくるんですよ。文化パルク、文化パルク、文化パルク。それが、これはことしです。出てくるのは1度だけなんです。こうあります。新成人の皆さんは本日晴れて大人の仲間入りをされ、その第一歩をここ文化パルク城陽から踏み出されることになります。幼いころご両親やご家族に連れられてここにあるプレイルームで遊んだこと、中学生のとき合唱コンクールでクラス団結して金賞を目指したこと、さまざまな思い出がよみがえることでしょう。皆さんは、本日、新たな第一歩を踏み出すとともに、という形で、やはり文パルで第一歩のことを、新成人としての歩みのことを市長から祝辞を受けるわけですよ。そういう大事な場所でもあった文パルでかけた市長の言葉というのは、それだけの重みがあるというふうに思っているんです。そこはどうでしょうか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  そのとおりでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ここは言ったら、大人になる人生の用意ドンというところだと思うんです。この大人へのスタートの時点にさらなるローンの延長をさせない方法、負債はこれまでどおりのあり方で、あと七、八年で完済という方法、それが順当であり、文パルは我々市民のものだという充実感が生きるエネルギー、活力になるはずです。平成29年度では、中学生のときに合唱コンクールで団結してというくだりがありました。そういうものが生きる力になっていくように思うんですが、今、市長の答弁を聞いても、お話を聞いても、そういう思いはいたしません。出席した新成人たちは、この立派なホールも城陽市民のものなんだ。父母たちも、そして大人たちが頑張ってつくり、維持をしてきたところで歌ったんだ。あのコンクールから5年が過ぎたなあとか、同じ釜の飯のような所属感を持つのだと思います。ここは貸し館かでは、幼い時代から育てた郷土への慈しみにも影響ありと言わねばなりません。  市長は在任中に、幾たびか、何度となく小・中・高校生らに語り、新成人に語ります。小・中学校などで言えば、入学式、卒業式が一番大事な節目の行事です。私たちが母校と呼んで大事に思うように、城陽の文化の殿堂と呼ぶならば、この誇り、この愛着、よそに簡単に手渡して、見返りのバックどころか、利息払いを今後27年、その総額が120億くらいにと言えば、80億で売ったとしても、約40億を子や孫の代まで借金払いにつき合わせる。それもかなり性急に結論を欲しがる。城陽市は株式会社ではありません。私は、10月26日の朝、団の控え室に行き目にした市有財産、これには市有財産というふうに、市と書いていました。文化パルク城陽セール・アンド・リースバック募集要領を見て、びっくりでした。10月19日に総務常任委員会で初めて正式に提起。25日文教常任委員会でエコミュージアムや市立図書館に関する2本の請願が否決。同日には、文パルを売るから買い受け人いませんかと募集を開始。買い受けしたい人、法人などは11月1日までに質問をして、買う人は11月10日までに企画提案書を出してとなっていました。  市長に伺います。80億円もの売買が実質A4用紙4枚の書類で商いの商品にされる。A議員の言葉をかりるならば、紙切れ4枚で身売りされる娘ですよ。手法といい、その額といい、急がせ方といい、8月、9月には売らないと言っていたものがなぜこういうふうになったのか、わけをお聞かせください。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  質問後段については担当部長から答弁させていただきますが、西議員、何か誤解されていませんかね。文パルはあるんです。セール・アンド・リースバックということをご理解ください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  引き続きご答弁させていただきます。  文化パルク城陽は城陽のシンボルでございまして、市長初め職員も同じ思いであるからこそ、複合文化施設としての施設機能を十分発揮し、豊かな文化を育むまちづくりを進めるとなる施設として今後もより多くの方々にご利用いただき、文化の拠点として愛されることを願っております。そういった中で、今回のセール・アンド・リースバックという形のものをとらせていただくわけでございますが、先ほども、先日の委員会からも含めまして何度も申し上げておりますが、仕様に関しまして今と変化はないということでございますので、その辺はご理解を賜りたいと思います。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  私を含め、日本共産党の議員団は、この募集要領1ページ上段にあるセール・アンド・リースバックの目的欄にあるその目的の言いわけ、認められません。理由の1つに上げている受益者世代と負担世代のギャップの解消というふうにうたっております。約40億円の負担増で、これは7万5,000市民に降りかかるわけです。このセール・アンド・リースバック及び文パルのこういった仕組み、あることはわかります。でも、負債を抱えます。そこのところを聞いているんです。もうこれ以上言ってもあれですが、今後また審議をし、いろいろと意見を言わせてもらいます。  次に、質問項目2の東部丘陵地の開発について質問します。  新名神の側道、いわゆる東部丘陵線ですが、費用の総額は幾らになりますか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  現時点で東部丘陵線の概算の総事業費としましては、約40億円を見込んでいるところでございます。現在、進めております詳細設計業務におきまして、整備に必要な工事内容等について、経費も含めて改めて精査しているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  国や府からの補助金、平成28年度末の山砂利整備基金残高は幾らになりますか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  28年度末現在の山砂利採取跡地及び周辺公共施設整備基金の残高は約15億3,000万円でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  その基金も使うにせよ、また国からの補助金があるにせよ、数十億というお金をかけてつくる意味は何でしょうか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  本市では、新名神高速道路の全線開通というインパクトを最大限に生かしたまちづくりに取り組んでいるところでございます。東部丘陵地におきましては、今後とも計画的にまちづくりを進めることにより、新たな産業拠点の創出、地域経済の活性化など、本市はもとより、京都府南部地域の発展につながるものと考えております。東部丘陵線は、この東部丘陵地の全体のまちづくりを進めるために必要不可欠な幹線道路として位置づけをしているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  側道に限って悪いんですが、お隣の久御山町、第二京阪の側道があります。側道としての意味合いは同じものだと思いますが、久御山町、町はお金を出していません。むしろ側道にあった工場などからの固定資産などが入らなくなり、町としてはマイナスだという話も聞きました。東部丘陵線、何がどう違うのか、教えてください。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  久御山町の側道の状況は、今現在時点、私は完全に理解しているわけではございませんけれども、少なくとも本市でこれから進めます東部丘陵線、これは新名神以南の東部丘陵地を含め、先ほども申しましたとおり、京都府南部の発展に大きく役割を果たすものと考えているところでありますので、市道として整備する予定をしております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  久御山町の高速道路の側道は、南部の開発には役に立ってないのでしょうか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  久御山町の側道が京都府南部の地域発展について役に立っていないかということにつきましては、私の判断で即答するものではないと考えております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  私には大型商業施設に便宜を与え、施設誘致、開発促進のために市が条件整備を買って出たように思えてなりません。  次に、NEXCOと市の事業として進められている城陽スマートインターについて質問いたします。建設総事業費が約30億、市の負担は幾らですか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  まだ仮称でございますけれども、城陽スマートインターチェンジの整備に当たり、市が負担する額についてご答弁させていただきます。  城陽スマートインターチェンジの全体事業費の概算額は約29.8億円でございまして、そのうち市が負担する額は約6,000万と見込んでおります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  スマートインターをつくるに際して、建設に向けての準備段階調査というのがありましたが、そこでの課題、またクリアすべき事項というのは出されていませんか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  本市におけるスマートインターチェンジの準備段階調査におきましては、概略検討としてインターチェンジの社会便益及び利用交通量、インターチェンジの位置や構造、周辺道路の整備計画等について、また詳細検討としてインターチェンジ及び周辺施設の設計、整備費用及び負担区分、管理・運営方法等について整理してきたところでございまして、国におかれましては、これらの検討を進めるに当たり、整備計画や詳細検討の一部の検討業務を実施いただいたところでございます。最終的には、整備した内容につきまして国・府・NEXCO・市が参加する準備会において検討・調整を重ね、城陽スマートインターチェンジ地区協議会でお示しをしました実施計画書案を取りまとめたところであり、その段階で課題やクリアすべき事項は特段ございませんでした。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  まだどうしてもわからないところが、スマートインターができることによってあの地域がすごく交通量だとかたくさんになる。宇治田原、城陽長池、城陽インターチェンジ、短い区間に3つも車の出入りするところがある。よくこれだけ便利なところをつくったものだ、さあ開発をどんどんやれるぞというように思えてならないんです。そうしようとしているんですけどね、これは。そこにある課題というのは、産廃の問題についても、地下水の問題についても、保安林の問題についても、全くノーカウント、問題にならず、課題にもならずということでいいんですか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  いわゆる建設に向けての準備段階調査というものは、いわゆる準備段階、地方での計画段階ですけれども、ここにおきまして、国として必要性が確認できる箇所について国が直轄で調査するものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  質問を変えます、済みません。  スマートインター線について聞きます。この工事費用の分担、企業負担はどうですか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  このスマートインター線でございますけれども、城陽スマートインターチェンジにアクセスするために必要な道路でございます。市民の皆様を初め、広く一般の方々が利用されることから、市の負担において市道として整備するものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  企業負担を求めましたか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  先ほども申しましたけれども、市民の皆様を初め、広く一般の方々が利用することから、市の責任で市道として整備していくものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  この道路の費用の総額、市の負担額を教えてください。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  スマートインター線の整備に必要な総事業費、それから財源等についてお答えをさせていただきます。  現時点におきまして、スマートインター線の城陽スマートインター出入り口から東部丘陵線までの区間におきましては、事業費として概算で約4億円を見込んでいるところでございます。整備に当たって、事業費の約半分は国の補助金、残りは起債や山砂利採取跡地及び周辺公共施設整備基金を活用しながら整備する予定をしております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  それ以外に市の持ち出しの税金負担というのはないということですか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  今、予定しておりますのは、先ほど申しましたとおり国の補助金が半分、残りは起債と基金を考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  城陽スマートインター線以外にも城陽スマートインターチェンジ出入り口と東部丘陵をつなぐ道路と反対に、南へ延びる接続道路がありますが、その費用、市の持ち出しは幾らほどになる予定でしょうか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  ご質問にありましたスマートインターチェンジ出入り口と東部丘陵線をつなぐ道路の反対側、南へ延びる道路の整備費用についてご答弁させていただきます。  この道路につきましては、スマートインター線として市道の整備を同じく予定をしているところでございますけれども、現時点で隣接する土地利用の形態が定まっていないため、道路の位置や構造などが決まっておりません。したがいまして、現時点でお問いかけのありました整備費用をお答えすることができない状況でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  そういうまだわからないところがある。またわからない負債も起こるかもしれんということですか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  現在のところはわからない。総事業費も含めてまだわかるものではないということでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  これら道路関係のほかにも施設整備に市の負担がありますか。例えば駐車場とか、上水道、下水道、多くの工事が予想されますけれども、これらインフラ整備は全て企業が負担するものでしょうか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  では、道路関係のほかにも施設整備に市の負担はあるのかという問いについてご答弁させていただきます。
     議員もご存じのとおり、三菱地所グループは平成29年5月に重立った地権者とアウトレットモールの開発に向けて基本合意に至り、優先交渉に係る合意書を締結したことを発表されました。しかし、現時点では、会社として正式に進出を決定されたものではないため、先行整備地区の土地利用についても具体的な土地利用計画は定まっているものではございません。今後、具体的な計画が定まった上で、インフラ整備につきましても検討が進められていくものと考えておりますし、現時点でお示しできるものはございませんが、市といたしましては、東部丘陵線や城陽スマートインターチェンジなど、東部丘陵地の土地利用に必要なインフラ整備についてはしっかり取り組んでまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  この前、城陽市産業振興ビジョン検討会というのがあったようで、13人の委員で、その中に地域の弱みというところがありました。歩道なき道路があるからそれを整備したほうがいいのではとか、起業家の方も駅前を回ってみてそれと同じようなことを感じたというのがありました。そこへのご意見の判断はどういうふうにされていますか。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  先日の産業振興ビジョンの検討会におきましての1つのご意見として伺ったものでございまして、あくまでそのほかにも広域的なこういった幹線道路の整備であるとか、交流人口をふやすための整備というものは別途あわせて必要であるというふうにご意見を伺っているところでございます。今、議員申されましたのは、確かに1つのご意見として、生活道路の歩道整備等についてもご意見をいただいたものの1つとして捉まえております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  きょうも1つの意見として述べたいと思います。先ほど質問に立った奥村議員も言われましたが、僕自身はこの交流人口を定住人口にする。そのために東部の開発がある。大型商業施設を誘致をするということよりも、寺田駅に急行をとまってもらう、道路整備をしっかり検討会でされたような整備を急ぐ、立交を進める、そういうあたりにお金を注ぐことのほうが定住人口につながるというふうに思っています。  最後に、住民要望から質問します。  市道132号線の整備ですけれども、拡幅工事の進捗、歩道整備の完了予定はいつごろでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道132号線整備事業は、国道24号から古川小学校への延長約180メートルの歩道整備を行うもので、京都府の古川改修にあわせ古川橋の架けかえを行うことにより、通学路の安全対策を図るものでございます。整備事業につきましては、平成24年度から測量設計に着手し、26年度に一部用地買収を行い、27年度には用地買収と一部工事を実施しました。平成28年度からは、京都府において橋梁下部工工事を行っていただいており、今年度には上部工工事に着手される予定と聞いております。完成時期につきましては、工事の進捗状況によりますが、橋梁工事に伴う道路のすりつけ工事も含め、平成30年度の完成を目指しております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  道路幅ですけれども、きづ川病院の保育園の駐車場のあたり、東側の道路と道路幅が違うというように思いますが、この保育園の今、駐車場になっている敷地のところに道路が買収されるかどうかして広がるということでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  道路の幅員でございますけれども、これまでも申し上げてきましたとおり、完成後は歩道2.5メートル、車道5メートルの幅員7.5メートルとなり、歩車道を防護柵で分離し、児童を含めた歩行者の安全確保を図るものでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  お願いします。  次に、市道242号線についてです。寺田西小学校、西城陽中学校から正門前を通って、新しく開通した塚本深谷線に至る、西横に田んぼがある道路ですけれども、道幅が2メートル50センチほどです。状況を言わせてもらいますと、人が通っているときに車が来るとよけるのが全くすれすれです。特に雨の日になると、東側はぬかるみ状態なんです。西側は田んぼです。おまけに塚本深谷線のほうの東のほうから車が来ると、手前のところの中学校から塚本深谷線までの道路の間というのはやぶみたいな木が生えていて、周りが見えません。人が歩いている様子は見えません。西から来る車は見えます。どうしても交差することがあるんです。特に中学生、小学生、またお年寄りたちが、特にまた雨の日交差するとなると、よろけて田んぼに落ちるなり、よろけてそのぬかるみのところで水浸しになるなり、危険があるんですが、どうですか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道242号線でございます。議員ご指摘の箇所につきましては、もともと交通量が少なく、塚本深谷線の開通により国道24号への抜け道としての通行があるということは認識しております。当該箇所の歩道整備を行うことは道路拡幅することとなりますので、かえって当該箇所と生活道路へ車を誘導することにもつながります。そのようなことから、現在のところ、寺田西小学校、西城陽中学校前の通学路の交通量がふえるような拡幅計画はございません。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  子どもが中学生とか小学生、そこを下校時とかに通るんですよ。やっぱり通学路の安全という観点から考えると、通行量が少なくても安全への取り組みというのはすべきだと思うんですが、どうですか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  通学する児童・生徒への安全啓発につきましては、今後の状況を見る中で、路面表示など検討はしてまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  その点よろしくお願いします。  次に、近鉄久津川7号踏切の改善について質問します。  7号踏切、この間、近鉄の立交のための通行量調査などが行われていますが、どのような改良が計画されていますか。計画の進捗を教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  近鉄久津川7号踏切の進捗でございます。7号踏切の安全対策といたしましては、踏切北側を拡幅して新たな歩道を整備し、踏切東側には歩行者だまりを設置することで鉄道事業者と協議をしておりましたが、現在は、鉄道東側道路に歩道のつながりを持たせ、より安全確保を図る協議、調整を行っているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  踏切から20メートルほどでしょうか。すぐ西の3差路があります。ときどき接触事故も起こっています。Nさんとか、Yさんなど、民家が隣接している交差点ですけれども、改修予定は検討されるでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  踏切西側の3差路につきましても、踏切改良にあわせ交差点の改善整備をすることとしておりまして、早期完成に向け、引き続き関係機関と協議を行ってまいります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  それもぜひよろしくお願いします。  最後の質問です。あらす観光いも掘り農園の振興についてです。  心配されたあらす観光いも掘り農園用の駐車場ですが、この秋は広い駐車場が臨時的でも確保されて、助かりました。来年以降、この駐車場確保、大丈夫でしょうか。大きな道路が近くまで通っている今、せめてマイクロバスの駐車も可能となるような駐車場をと思いますが、どうなのでしょうか。ぜひ観光振興、農業振興のためにもお願いをいたします。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  今シーズンのあらす観光いも掘り農園の駐車場につきましては、議員お話にもございましたとおり、あらす観光いも掘りグループから依頼がありまして、新市街地区域内の調整池南側に約4,000平米を確保したところでございます。来年以降の駐車場でございますが、市といたしましても観光いも掘り農園につきましては本市における大切な観光資源の1つであると考えておりますことから、観光いも掘り農園を運営されているあらす観光いも掘りグループと協議、調整をしながら、駐車場の確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  2年前の成人式、うれしいことがありました。記念品としてタオルをもらったんです。そこには寺田芋がデザインされていて、真ん中に梅の絵があって、寺田芋・梅・寺田芋、その芋をOに見立てて、JOYOというふうに言葉としてあって、大事にしているんだなと。聞いたら、実行委員の青年たちがそれをデザインしたんだろうと思っています。やはり青年に夢を与えて、それを後押しするような市政であってほしいなというふうに述べて、終わります。 ○増田貴議長  午後1時10分まで休憩いたします。         午前11時48分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。順次発言願います。  河村明子議員。 ○河村明子議員  〔質問席〕 失礼します。日本共産党議員団、河村明子です。  先週の台風21号は、各地に大きな爪痕を残しました。京都府福知山市では、少なくとも82棟の住宅で床上浸水が確認されたと聞いています。城陽市内では、木津川沿いの茶畑、茶園畑の浸水などの被害と午前中もお話がありましたけれども、木津川河川敷運動広場も復旧のめどがまだ未定ということで、各地の被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げますとともに、台風21号に次いで22号による雨などで地盤が緩んでいる心配もありますので、防災面、城陽市内の点検の強化をお願いしたいと思います。  では、通告に従いまして、質問させていただきます。よろしくお願いします。  まず、奥田市長に、その政治姿勢について伺います。  6月議会では、核兵器禁止条約について交渉する国連会議について、その見解を伺いました。その後、国連での議論が深められ、7月7日、国連加盟国3分の2の賛成で核兵器禁止条約は採択されました。今、国連の本部で開かれている第72回国連総会の軍縮や国際安全保障の問題を扱う第一委員会では、核兵器禁止条約が無視できない議題の1つになりました。しかし、先週10月27日金曜日、日本政府が提出した廃絶決議案は、核兵器禁止条約の言葉に一切触れていませんでした。これには議論が噴出している状況です。私も本当に大変残念に思っています。  さて、この核兵器禁止条約の採択には、70年以上にわたる被爆者の粘り強い取り組みがあることは言うまでもありません。  そこで、市長に改めて伺いたいのは、核兵器禁止条約の採択に至る一連の取り組みについての評価です。お願いします。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  核兵器禁止条約に係りましてさまざまな動きについては聞き及んでいるところでありますが、条約締結や外交につきましては、国が責任を持って担うべきものであると認識しております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  私は、この条約の採択については、被爆者自身の声と運動があったからこそだと思っておりますし、今回、この核兵器禁止条約を推進してきた核兵器廃絶国際キャンペーンICANがノーベル平和賞を受賞したように、我が国においてももっと高く評価されるべきだと思っています。私はこの一連の取り組みの評価を高く評価するものだと考えています。奥田市長は国において議論されるべきということのお答えでしたけども、政治家としての奥田市長の評価を聞きたかったなと思います。  そしたら、6月議会では、続いてヒバクシャ国際署名についても私は奥田市長に質問しました。この署名はまだされていないということでしたけども、この署名については国連での議論を見て判断するとお答えいただきました。その後、市長はヒバクシャ国際署名に署名のほうをされましたでしょうか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  ヒバクシャ国際署名についてでございますが、市としましては、今後とも国の動向を注視していく必要があると認識しておりますことから、現時点での署名は考えておりません。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  まだされていないということですけども、核兵器禁止条約については、今も国連総会で議論になっている最中ということでよく考えていただいているのかなというふうに思っておきますが、議論の経過を見ていただく、判断していただくと同時に、唯一の戦争被爆国である日本政府の役割、国際社会での役割という点でも十分その役割を考えて判断していただきたいなというふうに思います。来年の秋まで、この署名に被爆者の方中心に取り組まれるということですので、ぜひ署名をと思います。  このヒバクシャ国際署名ですけども、後世の人々が生き地獄を体験しないように、生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したいと、平均年齢が80歳を超えた広島・長崎の被爆者が取り組みを始められたものです。ことしの城陽の平和のつどいに参加をさせていただきまして、広島・長崎、そして沖縄のパネルの展示を見ましたけども、本当に目をそらしたくなるような悲惨なものだったと思います。その中に谷口稜曄さんという方の写真もあったと思うんですけども、原爆で背中一面大やけどを負われて、3年ぐらいにわたる病床でずっと、うつ伏せで療養されていて、そして生き延び、被爆の体験を語って、核兵器廃絶運動の先頭に立ってこられた方なんですけども、この方が8月30日にお亡くなりになられたということです。奥田市長は、この署名、現在のところ署名をする考えはないというふうに今、お聞きしましたけども、戦後72年経過して、谷口さんがお亡くなりになられたように、被爆者の高齢化で被爆体験、また戦争体験の継承、この課題、必要性が今、言われ始めていると思うんですけども、被爆者の高齢化、それからその体験の継承について、市長はどのようにお考えでしょうか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  さまざまなものの見方、考え方がある中で、やはり私自身もまた国とのかかわりの中でしっかりとその方向性を見きわめながら、これからも考えを深く進行させて、そして今、答弁いたしましたのは現時点での署名はという、現情勢の中からの判断でございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  署名については現時点ということでしたけども、被爆者や戦争体験者が高齢化で亡くなっていかれる方が多くなってきている中で、それをどういうふうに継承していくかということを考えていく、その必要性については市長はどのようにお考えでしょうか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  さまざまな日本の今までの歴史がある中で、やはり我々も歴史的事象として後世に伝えるものは後世にしっかりと伝えていく必要があると思っております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  この永遠の願いという本当にいい本を出していただいていて、久々にぱらぱらと読んでいたわけですけども、奥田市長も、今、お答えいただいたように、はじめにの中では、やっぱり戦争体験した方が少なくなりつつあるということと、戦争の悲惨さを世界に伝えていく責務を担っているというふうにこの永遠の願いの中で書かれていたので、改めて質問させていただいたわけですけども。本当に私たち体験された方々の声を聞ける最後の世代なのかもしれないなというふうに思いながら、私は平和のことをいつも考えています。  そこで、この平和の取り組みについてなんですけども、例えば宇治市のほうでは平成28年度から宇治市平和都市推進協議会、これには宇治市とか市議会とかが構成団体として加わっているようなんですが、戦争体験アーカイブ作成の事業に取り組まれています。このように城陽市でも、戦争体験者や被爆体験者の当時の記憶や証言を後世に残す工夫を私は提案したいなというふうに思います。  まず、毎年実施していただいている平和のつどいで、被爆者の方々のお話を聞かせていただいています。その被爆者の方のお話を収録させていただくこと、これが私の1つの提案です。今、城陽市では、市のPR動画をつくって、これは第2弾ができたそうですけども、ホームページにアップしたり、市役所1階の行政情報資料コーナーの前のテレビでその動画を流したりされていて、奥田市長も出演で、本当にユニークな動画だなというふうに思うんですけども。この平和について考えたり、戦争の取り組みが多く行われる8月だけでも平和について考えるきっかけに、その被爆者の方々が語られたことを放映したり、ホームページにアップするなど、そういう工夫をしてはどうかなというのが私の1つの提案です。  それからもう一つは、ヒバクシャ国際署名の取り組みについてですけども、先ほども申し上げましたように、2020年まで継続して取り組まれる、そして国連に届けるということを続けられるので、平和のつどいの開催のときにヒバクシャ国際署名のパンフレットと署名用紙をそこに置くこと、それから署名は名前とか住所を書くので個人情報の心配もありますが、今はインターネットでも署名ができるようになっているので、ホームページにそのリンクを張りつけて、賛同される方に1人でも多く署名できるようにしてほしいというのが2つ目の提案です。  ぜひこの平和への取り組みを一歩前進させるために検討していただきたいと思うんですが、市長の考えをお願いします。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  それでは、ご提案のありました動画配信等につきまして、私のほうからご答弁申し上げます。  本市におきましては、今、ご質問にもございましたが、毎年、平和のつどいを実施し、その中で被爆体験者の方にご講話をいただき、戦争や核兵器の恐ろしさと悲惨さを改めて市民の皆さんに周知しているところでございます。まずご提案のありました被爆体験者の方の講話を動画におさめて配信することについてでございますが、本市におきましては、平和のつどいで被爆体験者の方に講話していただいておりますので、まずその映像化が考えられるところでございます。しかしながら、講話いただく被爆体験者の方や、またそのイベントに参加されている方に撮影や動画配信のご了承をいただく必要があること、また内容によりましては著作権法上の関係整備が必要であること、編集作業をどうするのかといった課題がありますことから、今、ご提案のございましたヒバクシャ国際署名の件も含めまして、今後の検討課題とさせていただきたいと存じます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  私、これ市長が後世に伝えていくのは、なんて書いてあったかな。世界に責務を担っているというふうに書かれていたので、ぜひこれは市長にお答えをいただきたいなというふうに思うんですけど、これはいろんな課題があるにしても、市長がやっぱり必要だと思って取り組む考えを示されれば、実行していけるんじゃないかなと思うんですね。ぜひお答えをお願いします。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  先ほども答弁をしていますとおり、今時点での判断を申しているわけでございますので、今後のことにつきましては、理事からも話がありましたとおりでございます。検討するということでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  課題はあるけども、市長は今、検討するということをお答えいただきましたので、ぜひ一歩でも、少しでも平和への取り組みを進めていただくことを再度要望しておきます。  次の質問に移ります。次は安心・安全ということで、ダンプトラックの過積載について質問を進めます。  市道3001号線、サントリーの工場からずっと上に上がって、城南病院の前から南に下っていく、あの市道3001号線ですけども、通称ダンプ街道と呼ばれ続けているように、頻繁にダンプトラックが走っています。長年交通量調査を実施されていると聞いていますので、過去3年間の市道3001号線の交通量とその交通量が一番多い時間について、それぞれ全体の交通量とダンプの交通量についてお願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  それでは、市道3001号線の交通量調査の結果からお答えをいたします。  この交通量調査につきましては、大型ダンプの通過台数の経年変化を把握することを目的に、年に1回実施しているもので、調査箇所につきましては城南病院前の交差点において、午前5時から午後5時までの時間帯に通過する車両の台数を調査したものでございます。議員お問いかけの城南病院前の南側に位置する市道3001号線を通過した車両の集計結果につきましては、平成26年度が調査時間に通過した車両の合計が7,889台、うち大型ダンプが639台。平成27年度は同じく通過車両の合計が7,823台、うち大型ダンプが542台。平成28年度は同じく通過車両の合計が7,912台、うち大型ダンプが658台でございます。  次に、この調査結果におきまして交通量が一番多い時間帯をご答弁させていただきます。全体の交通量が一番多い時間帯は、調査した3カ年とも7時台でございます。大型ダンプにつきましては、平成27年度が5時台、平成26年度、平成28年度が10時台という状況でございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  交通量については以前にも私、これ聞かせていただいたことがありまして、例えば平成16年だと、このとき朝の5時から夕方の4時までの数字を教えていただいていまして、全体が6,251台に対して、この当時はダンプが1,842台ということで、今よりずっとたくさんのダンプが通っていたんだけども、給食センターの前の道路とかダンプ専用道路が開通したことで大幅に減ったということはよくわかります。しかし、この3年間で見ると、全体の交通量もふえているし、ダンプの通行量もふえているということが今、わかりました。それから一番多い時間帯については、これは私、何で聞いたかといいますと、やっぱりあそこは子どもたちの通学路になっていて、ダンプの通行も多くて一般も多いと本当に危ないんですよね。幸いダンプの通行は7時台はそんなに、一番多い時間帯ではなかったんですが、児童・生徒の通学の時間帯ということと、あと福祉施設なんかもたくさんありまして、そこを横断される、ちょっと障がいをお持ちの方なんかもいらっしゃいますし、そのことを心配して聞かせていただいたわけです。  それで、平成28年度はダンプの通行量が658台ということで、ちょっとふえているんですけど、これは時期としてはいつごろ実施されているのか、わかったら教えていただきたいと思います。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  時期は毎年10月にやっておりまして、今年度の調査は先週、26日木曜日、年に1回ですけれども、やっております。大体その当該年度の工事が始まり、土の搬出等がピークになるのが大体秋口だという考え方で、10月にやられているのではないかと考えております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  毎年10月ということで今、お答えいただきましたけど、実は28年の一般質問をしたのが6月13日でして、このときに3001号のダンプの通行を減らすための対策について伺いました。このときに、山砂利採取跡地の修復整備に必要な建設発生土を運搬するダンプについては、そのほとんどがダンプ専用道路を通行している。しかし、製品なんかを運搬する大型トラックが3001号を通過しているという状況もその時点でも認識はされていまして、今後も近畿砂利協同組合や事業所の指導を行い、ダンプ専用道路を通行するようにしっかりと取り組んでいきたいというふうに、これは6月の一般質問でお答えをいただいたんですけども。残念ながら10月に実施された交通量調査では前年の542台からふえているということで、この指導が十分に行き届いていなかったんじゃないかなというふうに思いますので、改めてこの点、事業所などへの指導のほうをお願いしたいなというふうに思います。
     では、次に伺いますのは、市道3001号線を走るダンプトラックですけども、一体何を運んでおられるのか。お願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  市道3001号線を走るダンプが何を運んでいるのかというお問いかけでございます。先ほど議員のほうからもお話がございましたけれども、我々が考えておりますのは、市道3001号線を走るダンプは、原石を積み込んで事業所に向かい、そして建設資材である砂なども運び、それを洗浄して商品化したものをまた積んで帰っておるということが考えられるということでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  そうだろうなというふうに私も思うんですけども、そのダンプをよく見ていると、荷台に積んでいる量がさまざまだなというふうに私、感じるんです。ぱっと見て、砂とか、商品とか、原石ですか、が見えるぐらいに積んでいるのもあれば、見えない、入ってないのかもしれないし、ぎりぎりなのかわからないですけども、随分状況が違うんだなというふうに思っています。その点、市の認識を伺いたいと思います。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  積み荷の関係でございます。交通量調査につきましては、ダンプトラックの積載物の種類ごとの通過台数等を把握するために実施しているところでございまして、いわゆる積載量、これについては一概に判断できないものではないかと考えております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  今の答弁ですと、交通量調査のときは積載量については把握をしてないということで、今のダンプトラックの積載状況については現状把握をしていないということの答弁だったと思うんですけど。この地域の方からはたくさんお話を聞かせてもらうことがありまして、やっぱりあれだけダンプがたくさん、昔に比べたら減っているとは言え、たくさん通るんです。それで、例えば石とか砂が道路の端っこにたくさん落ちていて、バイクで走っていると本当に滑りそうで怖いとか、あと通り沿いの方とかご近所の方が庭とか玄関先を掃かれるんですけども、自分とこの玄関だけじゃなくて、歩道から出て道路、車が走る道路の一番端っこの石とか砂がいっぱいたまっている、そこまで出て掃いてくれたはります。掃いても掃いてもまたたまるとか、あとやっぱり大型車両がたくさん走るので、道路に穴があいたりするのもすごく気になるということ、それから事故を心配される声もたくさんあります。特に過積載、積載量がすごくオーバーしている過積載については、車両の操作性を低下させたり、交通事故を誘発する危険のほかに、道路や橋の損傷の原因になるということで、そういった心配の声も伺います。あそこはこれから開発を進める東部丘陵地の本当にすぐ麓で、地域の方の理解とか協力というのは本当に大事だなというふうに思うんですけども、市として積載量、とりわけ過積載についての状況を把握して、今、申し上げましたような地域の不安の声の解消のために取り組むべきではないかなというふうに思います。  そこで、市道3001号線沿いにはカメラが設置されていると思うんですけども、このカメラを活用できないのかなというふうに思っています。このカメラでのチェックについてなんですが、どのようにカメラに写っているものを点検したり、具体的にどういうことを確認したりされているのか、その点、教えていただけますか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  では、市道3001号線に設置しているカメラで確認している内容等についてお答えをさせていただきます。  まずカメラの設置につきましては、東部丘陵地への産業廃棄物の搬入を防止することを目的に設置をしているもので、これにより監視の強化を図っているところでございます。カメラで確認している内容につきましては、通行台数や通行時間、積載物の有無や積載されている物の種類、いわゆる原石や資材といった種類以外に不適切な物が積まれていないかについて確認を行っているところでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  わかりました。そしたら、市が実施していただいている監視員さんについても、その活動とか観察内容について教えてください。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  では、監視員等により市が行っております巡回パトロールの活動等をご説明、ご答弁させていただきます。  市が行っております巡回パトロールにつきましては、週1回近畿砂利協同組合と合同で事業所の敷地内を巡回し、砂利採取状況及び埋め戻し状況等が適正に行われているかの確認を行っております。また残りの4日間は市独自で各事業所の出入り口を巡回し、残土搬入車両について掲出が必要なステッカーの有無や積載している建設発生土の状況、道路汚損の状況などを確認することや、事業所から排出する水が濁っていないかなどの確認も行っているところです。そのほか、1月当たり数回程度ではありますが、市道3001号線と市道304号線の交差点付近及びダンプ専用道路ゲート付近において、2時間程度ダンプ交通量の調査を行うなど、カメラチェックと同様、継続的に監視を行ってきているところでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  すごく十分にパトロールなんかも行っていただいていることはよくわかったんですけど、これについては運んでいる物の種類とかということで、積載量についてはやはりチェックがなされていないということだと思います。東部丘陵地交通安全推進委員会などでは啓発活動なんかも行われているということは知っているんですけども、それでも毎年自治会からの要望の中にも、この過積載についての要望だとか、砂利とか砂が散乱していて清掃車両の回数をふやしてほしいとか、そういう要望がずっと続けて出されているということを見ると、なかなか改善されていないのではないかなというふうに思います。過積載があるかないかは私もはっきりとはわかりませんけども、余りにも積んでいる量が多いのと少ないのがあったら、ちょっと疑うわけですよ。その状況を把握してほしい、するべきではないかというのが私の考えです。  先ほどの監視カメラとか監視員さんの活動を通して、今後、積載量の状況について把握するべきだと思いますが、把握できると私は思うんですけども、いかがでしょうか。答弁をお願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  議員先ほど来、触れられておりますけれども、まず過積載につきましては、走行時にブレーキの制動距離や停止距離が延びる、衝突事故やカーブでの横転、積載物の落下事故等の事故への誘因、起因となることが懸念され、過積載をなくす必要があると認識しております。一方で、過積載は道路交通法で禁止されているところであり、その権限を持たない市が過積載の有無を判断することについては、これは慎重に検討する必要があると考えております。市といたしまして、過積載については毎年実施しております城陽警察署との政策協議においてその取り締まりをお願いしているところであり、また、議員先ほど触れられました近畿砂利協同組合を中心に、城陽山砂利採取地整備公社と本市が共同で設立した城陽市東部丘陵地交通安全対策委員会において、山砂利採取に係る交通問題を改善するため、過積載や積み荷の落下防止を含むマナーアップ推進6項目を設定し、過積載や積み荷の落下防止については強化月間を設定するなど、マナーアップ運動や啓発ビラの配布といった活動にも取り組んでいるところです。平成29年9月26日には、東部丘陵地交通安全対策委員会と城陽警察署が合同でマナーアップの推進についての啓発活動を実施したところであり、引き続き関係機関と連携を図りながら、過積載をなくすための取り組みを行ってまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  過積載の取り組み、啓発活動を中心に行っていただいていますけども、状況について十分に把握してほしい。把握できると思うんです。目視で判断、過積載かどうかという明らかな判断はできないけども、例えばダンプトラック、10トンダンプだと思うんですけども、これは荷台の寸法もいろいろあるかもしれないですけど、おおよそ荷台の寸法、長さが5.1メートル、幅が2.2メートル、その高さが0.52メートル、これぐらいかなというふうに思うんですけども、そこに水を張ったとしたら、それで単純にすりきれ張ったら5.61トン、大体5トンぐらいになるということですね。先ほど運んでいるものは商品だとか原石とか砂ということを聞きましたけども、調べたら砂の比重を見ると大体1.8から1.9というふうに書いてありました。そうすると、5.61トンかける比重1.8として、それで10トンになるわけですよ、荷台のところすれすれまで。そこを超える量、例えば砂で考えると、荷台の高さを超える量をたくさん入れると、それは積み過ぎじゃないかなというふうに、ぱっと見て一定判断できるんじゃないかなというふうに思います。  長野県とか、秋田県とか、東京なんかでは、見ていますと、過積載防止対策に係る資料がたくさん出ていて、目視での判断の基準というようなものも書かれていますし、そういうことで監視員さんのチェック項目に1つ追加して、今のダンプの積載量についてまず状況を把握してほしいと思います。これは要望しておきたいなというふうに思います。  この過積載については、ことし5月18日、国会の参議院国土交通委員会で、日本共産党の議員が取り上げました。この過積載がふえている現状と原因について、石井国土交通大臣は、まずふえている現状については、平成24年から3年の調査で3割増加しているということを認識をされている。これは大臣の答弁ですよ。それから、その原因についてですけど、過積載の背景には単価の問題があるということも指摘をして、そして改善に努めるというふうに、国のほうでそういう議論がありました。この城陽の山砂利事業のように、民間事業においては公共工事の運搬単価からは本当にほど遠く、燃料費すら賄えない単価でやむなく過積載となっているという、そういう背景があるということも私、今回わかりました。国においてはこの議論の中で過積載にやむを得ずなってしまうような環境の改善に努めるというふうに取り組まれていますので、この根本の問題の解決と同時に、城陽での過積載の状況について、市に状況把握していただけるようにお願いをしておきます。  それともう一つは、京都府過積載防止対策連絡会というのが年に1回開催されているようで、この構成団体は、京都運輸支局、京都国道事務所、福知山河川国道事務所、京都府、京都府警、京都府道路公社、そして京都市、NEXCO、京都府トラック協会、こういう構成団体で過積載運行防止の、こちらも啓発活動に取り組まれているということです。こういうところに城陽市として地域住民の要望や積載の状況を京都府とか京都府警に私は届けてほしいなというふうに思います。こういうときこそ京都府とのパイプを生かして、ぜひお願いしたいんですけども、答弁をお願いできますか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  目視の基準等を東京都等で出されているということでございます。一応ダンプの横のかさ高までということになろうかと思いますけれども、例えば砂を山状に積んでいると申しますか、それをならしてどうなんだというのはなかなか素人目には判断できませんし、実際の過積載の取り締まり等をよくテレビでやっておりますけれども、実際は看貫といいまして、体重計のように乗らせて、実際その場で現認するというような取り締まり手法をとられていることが警察として多いんじゃないかという中で、なかなか目視でどこまで判断をしていけるのかということについては、これは慎重に検討させていただきたいと思います。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  慎重に検討するという答弁をいただきましたので、これは本当に地域からたくさん寄せられるんですよ。開発が進んだら、例えばアウトレットなんかができたら、ここダンプ通らへんのかと、そんなふうに聞かれます。積載量の問題、それから交通量の問題、いろいろ課題がありますけども、そこには市民の生活があるということを忘れないでほしいなというふうに思います。  それから、砂利採取の終息については、以前答弁があったかと思うので、きょうはこれについてはまた次のときに聞かせていただきます。  では、次は道路整備についてです。  先ほどから言っていますように、3001号線、それからずっと事業所のほうに上がっていく302号線、本当に大型車の通行が多くて、道路にでこぼこが多い状況です。この道路の維持管理の現状について教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道3001号線や市道302号線の補修の状況についてご答弁いたします。  市道3001号線や市道302号線は、大型車の通行が多く、道路の損傷も著しいのが現状であります。損傷の発見方法でございますが、市民からの通報のほか、月2回の職員による道路パトロールや職員が現場に出た際に発見しております。小さな損傷につきましては、職員により常温合材等で早急に応急処置をしております。また、損傷箇所が大きくなりますと、年間契約を行っている委託業者により補修工事を速やかに行っているところでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  職員の方で早急に対応もしていただいているということですけども、それでもまた大きなトラックが通るのでどんどん穴が大きくなっていくということもあるのかなと思います。例えば302号線のダンプ専用道路を出たところに大きな穴がありまして、先週末にそこを直していただけるというふうに聞いていたんですけども、これ悪天候で延期になったのかな。悪天候で実際に工事がされていないというふうに認識をしています。この穴、地域の方々によると、梅雨に入るようなころ、5月か6月ごろに気になり始めていたということで、そこがどんどんどんどん大きくなったのかもしれないですけども、やはりそこにタイヤがはまったりとか、大型車が横転というんですか、事故にならないかということをすごく心配されていました。ここの工事の今後の予定、今、教えていただくことができたらお願いします。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  今、議員ご指摘の箇所につきましては、まず応急処置はしているところでございますけれども、大きな穴ということで、この箇所につきましては大型車の通行が多くて、交通規制により夜間工事で行う必要があることから、先ほど私が申しました年間契約を行っている業者ではなくて、個別に委託契約をする必要がございます。したがって、補修工事であっても図面などの設計図書、これらの作成から始めることになり、補修完了までに時間を要します。もうしばらく、例えば業者が決まりまして施工の段階に移るというふうに考えております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  その手続上少し時間がかかるということについては理解をしますけども、あの周辺は事業所も多いですけども、そこで生活されている方も少ないけどもいらっしゃって、そこの方々とお話ししていると、ここは自分たちの生活道路だというふうにおっしゃいます。ですので、できるだけ早い対応をお願いしたいなというふうに思います。  302号線の整備については、事業が具体化していないということで、今のところ考えがないということを以前の建設常任委員会で答弁がありましたので、ちょっとこの質問も飛ばすことにします。  では最後、東部丘陵地の土壌調査について質問を進めます。  6月の一般質問で、東部丘陵地の土壌調査について質問しました。NEXCOが実施したボーリングでは、先行整備地区長池区域付近のボーリングで陶器片とかプラスチック片などが出ています。このことについて情報共有をしているということでしたけども、その目的についてお答えをお願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  NEXCOのボーリング調査結果を市が情報共有していることについてご答弁申し上げます。  市が整備いたします都市計画道路東部丘陵線は、新名神高速道路の側道として、新名神高速道路事業と一体的に整備を進めることとしております。したがいまして、このボーリング調査は新名神高速道路の設計に必要な調査としてNEXCOが実施したものですが、調査結果につきましては市も共有しているところでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  そしたら、新聞報道で知ったことですけども、地権者との優先交渉権を得た三菱地所ですが、去年の5月にボーリング調査を実施したということが書いてありましたけども、このことについては市はどういうふうに把握されているのか、お願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  三菱地所が実施したボーリング調査の結果については情報共有をしておりません。ボーリング調査につきましては、三菱地所グループが進出の可否を検討する上で必要となる建築物の基礎に係る費用などを算出することを目的に実施されたものと考えております。このボーリング調査につきましては、民間の土地において三菱地所がみずからの負担において調査されたものでありまして、民間の行った調査結果を市へ資料提供等させることは考えていないところでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  このボーリングって、私、あんまり詳しいことはわかりませんけど、深井戸のボーリングとか、コアボーリングとかあるということで、これはいろんな情報がありますね。深度とか、地質とか、観察、いろんな観察事項だったり、N値だったり、すごく情報がたくさん詰まっているんですけども。この東部丘陵地においては地下水からヒ素とかホウ素などの物質が検出されていたり、地下水からの有害物質の検出について、私、ずっと取り上げてきています。こういうことに、私、これだけ言ってても敏感にいろんな情報を得たりしてもらえないのかなと思うと、本当にがっかりしましたけども、積極的に情報収集をするべきではないかなというふうに思います。例えばこの三菱地所とこのことは情報共有していない。民間でみずからされたことだしということですけど、これはぜひ聞いてほしいというか、情報を得る努力をしてほしいなと思うんですけど、考えは変わりませんか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  やはりいわゆる企業秘密の中に入ってくる部分が特に費用面含めてあるのではないかと考えております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  そしたら、市独自で土壌調査を、それも行わないというふうな答弁が以前にありましたけども、その市独自で行わない理由について改めて伺います。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  現在、城陽山砂利採取地整備公社におきまして山砂利採取跡地へ搬入される建設発生土については、事前に土壌の分析検査を行い、環境基準値を超過する物質が検出されていないことを確認した上で、建設発生土の受け入れを行っているとともに、同公社の監視員が目視によりコンクリートがらといったものが混入していないかの確認も行い、混入を確認した場合は直ちに持ち帰らせているところでございます。また、同公社が埋め戻し事業を実施するに当たって、地下水の状況を把握するため行っております井戸のモニタリング調査におきましては、長池先行整備地区内にある一部の井戸から環境基準値を超える物質が検出されておりますが、これについては同公社に設置された土壌・地下水の保全に係る審議会において調査され、地下水から検出されている物質はこれまでのさまざまな調査、モニタリングの結果から自然由来と判断される。これら物質を含む地下水は、事業所外部に漏えいしておらず、危険はないと評価いただいているところでございます。市としましては、城陽山砂利採取地整備公社による地下水のモニタリング調査を実施し、継続的な監視を行うとともに、検査結果につきましてはこれまで同様公表してまいりたいと考えております。これらについて継続的に取り組んでおり、現時点で土壌調査を行う必要性はないものと考えております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  継続的にいろいろ取り組んでいるけども、NEXCOが実施したボーリングでは実際にプラスチック片とかが出てきていて、しかもそのうちの1カ所は東部丘陵地先行整備地区内でしたね。建設常任委員会の後に資料をいただきましたけども。何カ所かボーリングしたけども、1カ所は先行整備地区内にあったわけですよ。だから、私はこれを言っているんです。この土壌調査については、6月議会でも言いましたけども、土壌汚染の疑いがあるときは京都府の権限、これが大きいということ、これもそのとおりです。こういう点で言うと、この問題は京都府との連携が欠かせないものだと思うんですけども、この新名神の建設に伴う土壌調査、ボーリングの結果については、これは当然、京都府とも情報共有はされているんでしょうか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  このNEXCOが実施したボーリング調査におきまして、瓦れきやプラスチック片が土に混ざって確認されたことについては、山城北保健所に相談したところ、埋まっている可能性が高くても、事業活動によって実際に掘り起こされることがない限り撤去は求めておらず、仮に掘り起こされる場合にあっては適正に処理をしなければいけない旨の助言を受けたところでございます。今後は、新名神高速道路並びに東部丘陵線の工事も本格化し、さらなる連携の強化も必要となると考えていることから、京都府及びNEXCOと情報共有にしっかり努めてまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  今の助言は北土木事務所。 ○小池学まちづくり活性部参事  違います。 ○河村明子議員  保健所。ということは、これは地下水との関係で京都府の北保健所に相談をされたということですか。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  いわゆる廃掃法、産業廃棄物の処理の法律ですけれども、これの所管が土木事務所ではなくて保健所であろうと判断したものでございます。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  このことについては6月の府議会でも実は議論になっていて、これは環境・建設交通常任委員会での議論ですけども、これは土壌汚染対策法に基づく土壌調査について、だから所管がちょっと違うということになるのかなと思うんですけども、この城陽の今の状況については、当然、土壌汚染対策法に基づいて必要な調査については、必要であれば実施していただく姿勢というふうにこの委員会の中で答弁されています。また、東部丘陵地付近の地下水からさまざま検出されていることについても、これは相談されているかと思うんですけども、いや、わかりませんが、京都府への相談があればしっかりと受けとめてやっていきたい、こういうふうに答弁をされています。京都府も城陽市も、とにかくこの新名神開通に合わせたまちづくりもどんどん進んでいるけども、新名神が来れば活性化するというような、そんな勢いさえ私は感じるんですけども、ここにあるさまざまな課題について、先ほどのダンプの通行量とか積載量とかも全てかかわっていることだと思うんですけども、しっかりと状況を把握してください。  この土壌調査とか地下水の問題について、これは京都府のほうは相談があったらしっかりと受けとめてやっていきたいという答弁でしたので、小池参事も京都府から来ていただいているということで、その連携は非常にスムーズにできるんじゃないかということを私は期待するんですけども、もう繰り返しになるかもしれませんけども、京都府との情報共有とか連携について答弁をお願いします。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  特に土壌汚染対策法、廃掃法も産廃については京都府の所管ということになりますし、一方、道路部局とはハード整備、新名神あるいは東部丘陵線をつくっていくという意味で大きくかかわってきますので、これからしっかり情報共有していきたいと思います。 ○増田貴議長  河村議員。 ○河村明子議員  今、これからしっかり情報共有をしていくというふうにお答えをいただきましたので、またその点については質問をさせていただきますので、十分に相談をしていただいて、問題の解決に取り組んでいただきますようにお願いをしておきます。  それから、最後の質問に上げていました東部丘陵地のインフラ整備については、午前中の西議員の答弁の中にも、現在のところ示すものがないというふうなご答弁でしたので、また次の機会に質問したいなというふうに思います。  少しだけ時間があるので、地域の声をたくさん届けたいなと思うんですけども、東部丘陵地、本当に期待する声もあれば、その反面、青谷の方なんかは、アウトレットが来たときに自分たちはあの道路を通って家に帰れるのかなとか、交通渋滞の心配とか、イメージがわかないところで不安はちょっと訴えられていますので、小さなことからでも地域の不安の解消、きょう質問で取り上げましたダンプについての問題なんかには積極的に取り組んでいただきますように重ねてお願いをして、きょうの質問を終わります。ありがとうございました。 ○増田貴議長  午後2時20分まで休憩いたします。         午後2時10分     休 憩         ──────────────         午後2時20分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。順次発言願います。  若山憲子議員。 ○若山憲子議員  〔質問席〕 日本共産党議員団の若山憲子でございます。  通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  市長の政治姿勢、対話でつくるまちづくりについて、5点お伺いをいたします。  セール・アンド・リースバック方針について、行政がセール・アンド・リースバックの報告で示された資料からお伺いをしたいと思います。セール・アンド・リースバックを実施しない場合の平成30年の実質収支はマイナス2億1,400万円となっていますが、その内訳についてお答えください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  ただいまの平成30年度の2億1,400万円の収支不足についてでございますが、当然のことながら財政要因にはさまざまなものがございますので、一概には申せないところでございますが、国・地方を通じての財政状況が厳しい中から、国からの交付金の増収が見込めないこととか、さらに平成28年度より鉄道関係の整備に係ります一般財源負担が増加いたしますことから、実質収支で不足すると見込んだものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  ここで説明をされていたように、いわゆる起債の発行できない鉄道関係のことを大きな目標に上げられましたし、いわゆる交付金の28年度の決算の中でも5億程度減少したということが言われていたと思うんですけれど、28年度決算はこれからなんですけれど、いわゆる市の関係では1億円プラスになったが、交付金の関係でマイナス5億円となったというような報告や、平成28年地方債現在高は361億3,000万円ということや、積立基金現在高は21億7,900万円というようなことがあります。そんな中で、そしたらセール・アンド・リースバック方式を29年度に実施をした場合、80億円で実施した場合、平成30年の基金残高が40億6,500万円になる理由を教えてください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  今回、財政シミュレーションを作成するに当たりまして、セール・アンド・リースバック導入によりまして積み立てました基金の残高は、当該年度の収支差分を繰り入れて調整するという形で、そういった前提で作成をいたしております。したがいまして、最低提示価格で示しております80億円と仮定いたしますと、平成29年度におきましては文化パルク城陽の市債の繰り上げ償還に係ります経費を差し引いた金額として66億6,500万円の残額となります。平成30年度には、前提といたしまして、これはまた議会と議論させていただくことになりますが、城南土地開発公社で先行取得した金井工芸跡地と川村染工跡地の2カ所の買い戻しと、それ以外の収支差を補填することといたしまして、40億6,500万円となるものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  それもいわゆる説明の中でおっしゃっていた、当然、文化パルク城陽の市債の返済額、13億円を差し引いて66億6,500万円。平成29年にそういう結果になって、30年には40億6,500万円ということで、それがさらにこの基金残高のところで見ると40億6,500万円になって、いわゆる30年度の何もしなかった場合の2億1,400万円も引かれるということだと思いますので、24億を過ぎるような金額が使われるということで、それで言うと、今、おっしゃったのは城南土地開発公社の2件の買い戻しということで、これで言うと23億3,000万円という2件だったと思うんですけれど、それで言うと例えば川村染工と金井工芸跡地の購入費ということだったと思うんですけれど、この費用については簿価の金額と利率というのは恐らく計算ができると思いますので、金井工芸跡地が幾らなのかということも教えていただけますでしょうか。
    増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  まず金井工芸跡地が約17億円でございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  城南土地開発公社のいわゆる買い戻し、金井も川村染工も同時にということだったと思うんですけれど、議会との関係があるということだったと思うんですけれど、今、先行しなければならないところで言うと、2つ買い戻すことがどうなのかという議論は今後のことになってくると思いますので。そしたら平成30年度の予算編成のときに、いわゆるセール・アンド・リースバックをしない場合、2億1,400万円のいわゆる赤字が出るというように資料では示されているんですけれど、これは例えば城陽市の場合は基金活用、いわゆる基金条例の第5条によって基金活用をずっと行ってこられたと思うんですけれど、その関係で言うと、基金を使っても赤字解消が不可能なような財政状況だったのかどうか教えてください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  平成30年度の予算編成はこれからでございますが、現時点におきましては国の地方財政計画も明らかになっておりませんし、国からの交付金等の金額も現時点ではちょっと見込みが立たないという状況でございます。ただ、先ほども申し上げましたが、国・地方を通じての財政状況が厳しい中、今回、総務常任委員会資料として提出いたしました財政シミュレーションで示しましたとおり、平成30年度におきまして単年度の収支不足が見込まれるということでございます。財政調整基金は収支不足を埋める調整の役割を果たすものでございますが、絶えず一定の残高の確保というものが必要であるというふうに考えております。財政調整基金を全て注ぎ込んで、はっきり言いまして全て注ぎましたらゼロということになるわけですから、そういったことで収支を図ることにつきましては現実的でないというように考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  財調全てを投入することは現実的でないというようにおっしゃったと思うんですけれど、城陽市の場合は大変財調が枯渇したような状況の中で、いろんな各基金ってそれぞれに目的があるわけですけれど、基金条例を改正をして、5条の中では運用ができるというように変えられた経過があると思うんですよね。実際にはそういう運用もされた経過があると思うんですけれど。例えば先ほどの30年の予算は今後のことですけれど、28年度の決算の中では積立基金現在高、これは28年度決算ですけれど、21億7,900万円。そのうち先ほどの西議員の答弁では、山砂利採取跡地及び周辺公共施設整備基金が15億3,000万というようにおっしゃったと思うんですけれど、その関係で言うと、当然、国の見込みは、私たちがもらった資料の中では28年度を基礎に算定をするというように書かれていたわけですけれど、それで言うと、この赤字2億1,400万円の30年のセール・アンド・リースバックをしない場合というのは、基金活用というのはゼロというように思っておいたらいいんですかね。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  財政シミュレーションを立てる中で、単年度収支につきましては基金の繰り入れをゼロという形で見ております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  10月25日提出の募集要領を総務常任委員会、10月19日に提出をされなかった理由ですよね。これはいわゆる教育委員会の請願が終わった10月25日の、私のところにファクスが来たのは6時30分なんですけれど、セール・アンド・リースバックについて本日より、29年10月25日から平成29年11月10日に募集を開始しますので、別紙のとおり要領を提出しますというファクスが届きましたけれど、この10月25日提出の募集要領を総務常任委員会やこの教育委員会の説明のときに提出をされなかった理由を教えてください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  今回の総務常任委員会におきましては、あくまでも実施方針につきましてご報告をさせていただいたものでございます。募集要領に関しましては、いわゆる入札に関する仕様書的なものでございますので、公平性を確保するということから、募集開始と同時に公表したというものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  公平性の確保というように言われましたけれど、このいわゆる報告説明が10月25日にあったわけですけれど、この報告の流れを見ても、私すごく、確かに入札にかかわるものは議会の議決権は必要ないということは承知をしていますけれど。そしたら例えば3件、総務の委員会と教育委員会で2件の請願が、文パルにかかわるような請願が行われたわけですけれど、そのことで行政が議会の値踏みをしたのかなと感じるのは私のうがった見方なんでしょうか。議論の余地を残さない強引な手法には国会運営を思い起こさせます。報告説明のときに募集要領も提出しないことは、契約の内容を全てコンクリートされてから、議会には事後報告でよいとの認識があったのですか。お答えください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  もともと方針といたしましては、方向性といたしましては、総務常任委員会で方針を説明した上で速やかに募集を開始するということでございましたので、まずそういったことで、基本的にそういった方針に基づいて事務を進めたものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  方針に基づいてということだったと思うんですけれど、そしたらお尋ねをしたいと思うんですけれど、いわゆるこの私たちにいただいた要領の中では、地方自治法の第96条第1項の8は、なぜ議会の議決、いわゆる財産の取得や処分については議会の議決を必要としているのか、その点についてお答えください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  今、ちょっとその条文は持ち合わせていないところでございますが、基本的には財産の処分等につきましては、やはり市民の財政執行上のいろんな要件がございますので、その時点で議決が必要なものというふうに規定されているものと考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  その条項云々ではなくて、市民のいわゆる財産、市民の税金で取得したものであるという市有財産というのは、そういうものだから議会の議決が必要だと私は認識をしていますけれど。  そしたら、もう1点お伺いをします。本市では、城陽市パブリック・コメントの手続要綱というのを定めているんですけれど、その中でもこんなふうに書かれているんです。この要綱のいわゆる目的ですよね。市政運営における透明性及び市民等に対する説明責任の充実を図り、市民等の市政参画への機会を提供することにより、公平・公正で開かれた市政を推進することを目的とするとうたわれています。また、その第2条では、パブリック・コメントの手続とは、市民生活に広くかかわりある市の基本的な計画、条例は、策定の過程においてその立案段階で考え方や内容を公表し、市民からの意見及び提案を求め、その提出された意見等を考慮して実施機関が意思決定を行う一連の手続というように言われているんですけれど、これで言うと、例えばこの市民の財産と言われているようなものを処分する場合、市は市民に対してその周知について、議会では報告、総務委員会で報告をして方針を説明したとおっしゃったんですけれど、どのように説明をされるのかということと、例えば耐用年数と償還年数の差を受益者世代と負担世代のギャップの解消として平準化を図るということは、市民負担とはならないのですか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  今回の件につきまして、セール・アンド・リースバックの説明につきましては、今後、広報紙等で説明する考え方でございます。  あとそれと、平準化が将来の負担になるのではないかということでございますが、今回の市民負担についてでございますが、基本的にリース負担が生じることにつきましては、将来自主財源の増加のめどがあることから、長期的な視点に立って返済可能というように考えているところでございます。平準化することによって総額はふえますが、今の時間軸が定まったまちづくり上、まちの活性化のためには必要な投資であるということから、ひいては市民サービスの向上のために必要なものであるというふうに考えているところでございます。  なお、あくまでも市独自で何か税率を引き上げるとか、そういった考え方はございませんので、その辺はご理解いただきたいと思います。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  いわゆる平準化でないという考え方ですよね。増収が見込まれるということで、そのいわゆる増収を見込むための一時的投資の資金が必要やということで、例えばこれ長期的に見ると、収入に伴って充当していくので市民負担はふえないという考え方が行政側の考え方やと思うんですけれど、総額ではふえるというのが事実ですよね。例えば文パルの償還はあと13億円、さっきもおっしゃったように8年で完済するわけです。そのことから言うと、27年も償還を市民に、言うたら借金を負わせる責任が私は問われてくると思います。例えば新たな行財政改革の手法というように説明をされていますが、市民への説明責任と周知や議論する時間を保障することが私は必要だと思います。この問題に関しては、いわゆる委員会の中で他会派議員からも、賛成することは結構重い判断や、民間では取り入れているが、地方公共団体ではまれなケース。手法は理解するが、拙速に進めるべきではなく、慎重に進めるべきという意見や、市民の合意形成が必要、また将来への負担の先送りという意見や売却金の使い道についての議論、資料が不十分等の意見や疑問、指摘がありました。当然、賛同を示される意見もあったわけですけれど、そんな中で、要領では議決権のある議会の対応が契約との関係であたかも契約が成立をしないのは議会の責任であるように明記をされています。これは契約との関係だとは思うんですけれど、これを見るとそんなふうになっています。  10月19日の報告から1週間もたたない10月25日のリース会社の公募、応募期間もわずか16日間。新聞では議会から出来レースだとの声も上がっていると報道されています。市民から不信や懸念を持たれるやり方は改めるべきだと思います。27年後に誰が責任を持つのか。私はそのときには当然いないと思いますけれど。  それで、お伺いします。セール・アンド・リースバック実施のための議案の提案を、12月議会を先に延ばすことはできないのですか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  次回の12月議会におきまして関連議案を出させていただく考えでおりますが、なぜ12月議会での提出なのかということでございますが。まずセール・アンド・リースバックを活用するに当たりましては、前提といたしまして残債を繰り上げ償還する必要がありますが、3月議会では手続が間に合わないこと。また、30年度予算編成をするに当たりまして財源不足が見込まれることから、今年度中に資金を確保したいこと。さらに現在、金融市場として低金利の状況であることから、リース料も低く設定できるという考えなどから、12月議会で提案させていただきたいというふうに考えているものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  12月議会でということは、報告の中であたかも既存の路線というような形で報告をされていましたけれど、その残債の繰り上げ償還ということで言えば、文パルの償還で言うと、いわゆる平成28年に元金と利子について5億8,100万円返されて、29年は4億9,700万円返されて、30年は3億6,600万円ということになっているわけですよね。その中でいわゆる2億1,400万円の赤字が出るということだったと思うんですけれど、これについては基金の繰り入れは一切行っておられないということだったと思うので、基金を活用すれば、例えば何十年も先延ばしするというのではなくて。12月議会。この間、19日の総務委員会で報告があって、このスピードというのはやはり市民に不信を抱かせる大きな要因だと私は思います。財政指標や、基金の活用や、例えばさっき言ったように基金条例の5条というのは今でも生きていると思うので、平成30年の赤字の解消というのは、当然、可能な範囲だと思います。起債発行の認められないものや大型事業、市民福祉の低下を避けるというような目的、また将来、自主財源の増加のめどがあることを理由にセール・アンド・リースバックの導入というように私たちには説明をしていただいていますけれど、余りにも拙速過ぎると私は思います。平成28年度決算見込みでもセール・アンド・リースバックを実施しなくても、実質収支はたかだかですけれど、2,000万円です。扶助費も平成28年度決算額に過去の伸び率を加味して加算をされているというように報告を受けています。  共産党議員団は、セール・アンド・リースバックに反対ですが、今回のような行政主導の提案のあり方、進め方は、市民との対話や対話によるまちづくりを掲げておられる市長としては議会の力関係のみでの判断ではなく、時間をかけて議論をする姿勢を市民に示されるべきだと私は思いますが、いかがですか。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  いろいろ議論があると思います。若山議員のおっしゃっていることもよくわかります。若山議員はタイムリーという言葉をご存じですか。タイムリー、今、日本シリーズが始まっていますけれども、ランナーがいないときにタイムリーヒットと言いませんよね。やっぱりここぞというときにヒットを打つのがタイムリーなんですよ。今、城陽市は千載一遇のチャンスなんです。これを逃すと、今度いつチャンスの扉が開くかというのはわからない。私は、そこが今、これからの城陽の未来が開ける道だと考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  市長がせっかく答弁くださったのに反論して申しわけないんですけれど、タイムリー。先ほど河合部長がおっしゃったように、いわゆる時間軸ということをおっしゃっているんだと思うんですけれど、その時間軸で言うと、これが12月議会が3月議会になったからといってタイムリー、例えば低金利、その状況がその期間に変わるというようには思えませんし、この募集をしておられる、公募をしておられる業者というのは、こういう業者というのは大手しか請け負うことができない事業だと思っていますので。そのことで例えば12月議会が3月に変わったからそのタイムリーヒット全て逃すというようには私は思いません。ここは見解の相違ということだと思うんですけれど、それでも市長がいつも市民との対話でまちづくりは進めるとおっしゃっているのであれば、このことについては、当然、考え直していただくべきだと私は思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。東部丘陵地スマートインターの第1回地区協議会の資料提供のあり方についてお尋ねをしたいと思います。  7月3日に開催された第1回地区協議会の資料の議会への提出の方法については、8月14日の委員会で既に議論がありました。国の連結許可が8月4日に下り、8月22日に連結許可伝達がされても、委員会で議論になった資料の提供はなく、今議会の10月18日に全議員に配付をされました。今後は、資料提供できる条件が整ったときは、資料を議会に速やかに提供されるのかどうか、お伺いをしておきたいと思います。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  条件が整ったときは、議員の皆様には適切な情報提供に努めてまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  条件が整ったときは適切な情報提供に努めたいということだったと思うんですけれど、今でもその努力はされているとは思うんですけれど、資料の提供は議会と行政という場合には同じ土台で議論をするということの担保を保障するものです。速やかにとの答弁でしたけれど、資料は議会や行政が導き出した結論に到達過程があると思うんですけれど、今、市民が求めておられるのは、透明性や公平性の視点です。それは意思形成過程も含めてどういう議論がされてその結論に至ったかということが大変大事なことだと思っています。今後、市民への情報公開はさらに積極的に取り組まれることと思いますけれど、速やかに議会にも情報提供をしていただいて、同じ土俵の上で議論が、それは賛成・反対があったとしても、同じ土俵のところでないと議論はかみ合わないし、よい結論も導き出せないと思っていますので、これは重ねてよろしくお願いをいたします。  次に、教育施策の充実についてお伺いをいたします。  就学援助の準要保護世帯への入学準備金の3月支給について、この問題はしつこく取り上げていますが、できるまで質問をするというように申し上げていましたので、よろしくお願いをいたします。準要保護世帯の入学準備金、新入学児童生徒の学用品費用入学前支給に関する文部科学省のことし3月31日の通知の内容を教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、議員のご質問にございました準要保護というのではございませんでして、平成29年3月31日付けで平成29年度要保護児童生徒援助費補助金についてと通知がございました。通知の内容につきましては、まず1つ目に、国の平成29年度予算においては、新入学児童生徒学用品費等を初め、予算単価等の一部見直しが行われたことでございます。2点目につきましては、現在の要保護児童生徒援助費補助金の交付要綱においては、国庫補助の対象者を学齢児童または学齢生徒の保護者としておりましたが、就学予定者の保護者を加え、小学校に入学する前に支給する新入学児童生徒学用品費等を国庫補助対象にできるよう、要保護児童生徒援助費補助金及び特別支援教育就学奨励費補助金交付要綱を改正したということでございました。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  通知、ことしではないということでしたけれど、それは以前に私が文部科学省の見解をお知らせをしたときの通知です。ことしのこれで言うと、府議会の答弁の中で、3月31日の通知で生活保護世帯と同水準の小学生への就学援助金を増額するということと、いわゆる支給は小学校入学前も可能だとする通知を都道府県に出しているというようになっています。そのことについては、京都府議会の中ではこの通知は各市町村に通知をされていると認識をしていますという答弁があったわけです。それで、この内容については準要保護ということがないということのようだったんですけれど、それは私が以前の質問の中で紹介をした文部科学省の通知で、その中では新たに就学前児童もするというようなことで話し合いがされたということを言ったわけですけれど、これもいわゆる京都府議会の中で要保護、準要保護ですけれども、要保護に関しましては既に生活保護の範囲ということでほぼ伝わっていると思いますが、準要保護に関しても各学校を通していろいろな広報を各市町村のほうで実施をされていると伺っていますとの答弁がありました。そのことで言うと、少し前に進んでいることの認識はあったとは思うんですけれど、府議会での答弁との関係で言うと、ちょっとタイムラグがあるなというように感じます。  それでは、教えてください。準要保護の入学準備金の入学前支給の国の調査、いわゆるこれはことし7月に実施をされていますので、来年度入学分から実施を検討されている京都市会を除く府下の8教育委員会の自治体名を教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  平成29年の京都府議会の決算特別委員会におきまして、京都府教育委員会が入学前の前倒し支給に関する検討状況について平成29年7月の国調査の結果によりまして、京都市を除く24の市・町・組合教育委員会のうち、来年度入学分から前倒し支給を検討していると回答しているところが8教育委員会あると報告されたと聞いております。市町村の名称については我々は承知しておりません。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  8教育委員会ということで、いわゆるこの中で答弁をされたのは、宇治市、京田辺市、木津川市、久御山町、亀岡市、南丹市、京丹波市。教育部局で言うと教育委員会の名前としては相楽東ということで、和束、加茂、笠置町などが入るというように認識をしていますけれど、このことで言うと、以前のときには教育長がおっしゃったのは就学援助、残念ながら京都府では実施をされていないという、府下の中で実施をされている自治体がないということで、そういうところのよい事例があったら教えてくださいというようにおっしゃったと思うんですけれど。それは前向きにこれを何とかしたいという思いからの発言であったのだろうと私は解釈をしておきますけれど。それで言うと、例えばこの就学援助に関しては、今、子どもの貧困が大きく取り沙汰をされている中で、さきの教育委員会の中でも、教育長は就学援助と学力の問題を指摘をされて、就学援助率の高いところは学力が低い、そういう結果が出ているという報告をされたと思うんですけれど、それで城陽市もその中にはまっていて、そんな中でいわゆる頑張れと、学力を上げるためにいろんな施策を打つべきだということで頑張れと言われているというような発言をされたところがあったと思うんですけれど、そのことで言うと、よく城陽市は近隣の市町村の状況を見てということで、近隣と歩調を合わせられるという言い方がいいのかどうかわかりませんけれど、そういう施策の展開をされていると思いますけれど、これで言うと、就学援助の準要保護世帯への本市の入学準備金の入学前支給実施の考えとその時期について教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  府内の市町村でも、今年度について準要保護世帯への新入学用品費の支給時期をこれまでより早めておられますけれども、入学前支給は実施されておりません。次年度入学者に対して入学前支給を計画する市町村は、既に京都市が実施予定をされておりますが、他の実施をする市町村は聞いておりません。毎回申し上げておりますとおり、年度ごとに認定更新を行う就学援助における新入学児童生徒学用品費の支給については、従来入学を確認してから支払うことが基本でございまして、また、事務処理上でも支給を早期に行うには認定事務をあわせて早期に実施する必要がございます。入学前に支給するには検討すべき課題が多いと考えているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  すごく残念なことです。この近隣、京都府下の8教育部局の中では、特に京都市さんはもう実施を決定されていますけれど、他でも進みつつあるところがある中で、城陽市は何度聞いても同じ答弁。これも府議会の中で、市町村において入学前支給の実施が明確になっていないところについて、進まない理由は何かということで聞いておられるんですよ。それが今、部長がおっしゃった答弁そのままです。いわゆる来年度から実施できないだろうと言っている市町村の課題については、いわゆる認定回数がふえるということと、保護者の所得の基準が年が変わってくるので2回やらなければならない。教育部局の事務量の問題ですよね。また、事務量がふえるということと支給した後の転居したりとか、二重支給とか、私学に行った場合をどうするのかといった細かい点、規則の改正などがあってできないということなんですけれど、これはずっと同じ答弁ですけれど、よそはそれでもされるというのは、やっぱり必要な時期に必要なものを支給しようという考え方と。それと、これで1点お聞きをしたいと思いますけれど、このいわゆる就学援助の前倒し、例えば補正で組まれるのと来年度支給して組まれるのとで、その財源ですよね。多少人数が変わることで財源のプラスマイナスはあったとしても、新たな財源が発生するんですか、同じでしょう。どちらでするのか。そこをお答えください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  総額でいけば、1回しか支払いしませんので、それは変わらないというふうに考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  総額でいけば、当然のことです。1回しか支払われないので、小学校も中学校も入学したときの準備金ですのでね。じゃあちょっと聞き方を変えて、以前のときには城陽市は7月を5月支給で、よそよりは進んでいるんだというようにおっしゃいましたけれど、今、この事態になって、国の通知も来ている中で、他市町村がそんなふうに取り組みを進めている中で、今でも城陽市は5月というので他市より進んでいるという認識なんですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  手続上のいわゆる時間的なことで考えますと、今、おっしゃるとおりでございますし、他の市町はいわゆる夏休み前の支給をされていた、7月支給をされていたのが我々と同じように5月支給に早められたという状況であると認識しております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  そこのところで認識が違うと思うんですけれど。自分とこがやっぱり進んでいるという認識の上に立っておられると思うんですけれど。入学準備金って3月の入学のときに学用品をそろえるための費用ですよね。それを5月に支給するということをよしとしている教育委員会の姿勢そのものに私は大変疑問を感じます。事務量の問題は、当然、職員が少ない状況の中で大変なことはよくわかります。2回新たな申請をしてもらわなあかんからわかりますけれど、今、城陽市は就学援助のいわゆる準要保護も含めて受給率が高い中で、そういう人たちの入学準備金の支給、入学準備金って就学援助の中でも子どもが減ってきているので人数は少ない。だんだん少なくなってきていますよね。それでもよその市町も自分とこの5月に合わせられる。よそでは同じように早く前倒しするという自治体もあるわけですから。今後、自治体がそうしたときに、また改めて聞きますけれど、教育委員会の姿勢、子どもたちに対する姿勢については、私は大変疑問を持ちました。  それで、例えば総額で同じものを、新たな財源を必要としないのに、それでも就学援助をあえてされようとされない、その理由。先ほど聞きましたよ。事務のこととか、手続上の問題とか聞きましたけれど、一番こだわっておられる問題は何ですか。できない理由は何ですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  いわゆる要保護の世帯については政府も対応しようということで、事前に支給はされていると我々も認識しておりますし、準要保護世帯についてのことを今、お話しさせていただいているわけで、やはり入学前に支給するには検討すべき課題が多い。この内容は先ほど議員も質問の中でおっしゃっていた他の市町ができない状況等を列挙されておりましたけれども、そのような状況で我々としては検討すべき課題が多いということで認識をしているということでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  課題が多いということと検討しようという姿勢とは全然違いますので。課題が多いししないと言っておられるのか、課題が多いけれど、今後、検討しようという思いがあるのかどうか、そこをお答えください。 ○増田貴議長  井関教育長。 ○井関守教育長  今、若山議員からご発言の中にありましたように、以前私がお答えしました中に、そういう先進事例がございましたら教えてくださいと申しました。その気持ちは今も変わりません。今の情報として、前向きに検討しようというところが8市町あるというふうに情報もいただきましたので、今、いろいろ熱心な意味で言っていただいた若山議員からのお説、中身については十二分に私、了知させていただきました。そのことを申して、お考えいただきたいと思います。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  教育委員会、教育長からの答弁でしたので、前向きな考え方はあるというように理解をしておきたいと思います。その課題はたくさんあったとしても、そこを前向きでないかどうかによって、この城陽市の教育行政のあり方そのものが市民から問われることになると私は思っていますので、一応十二分にというようにおっしゃったので、検討するとまではおっしゃっていませんけれど。今後も引き続きこの問題は実施をされるまで取り上げていきたいと思います。  それでは、福祉課の皆さん、一般質問通告を上げていましたけれど、これはなかなか大変な状況ですので、今回、質問は取りやめますが、1点だけ、この若人の健康促進を上げた理由だけ一言言わせていただきます。  これはあるお母さんから、国保に加入している20代の学生さん、まだ勤めておられないので、体調が悪かったときに心配なものですから、社会人とかになったら各会社で毎年健康診断があるんですけれど、人間ドックを実費で受けさせましたけれど、城陽市は何かないんですかというお問いかけがあったので、当然、城陽市は高齢者、65歳以上とか、後期高齢者75歳以上のドックはしていただいているんですけれど。残念ながらこれについては法律の枠が65歳以上の医療に関する法律とかいろんなことがあって、難しい問題はあると思いますけれど、若い人たちの健康促進や管理という面では今後の課題だと思いますので、今後に譲りたいと思います。  それでは、次の質問に移らせていただきます。  塚本深谷線の安全対策についてということで、これは塚本深谷線が供用開始されてから多くの議員の皆さんが取り上げられている問題です。供用開始からの事故発生件数で教えていただきたいんですけれど、昨日も小松原議員の質問の中で、南北の交差部でのいわゆる安全確認不足の事故が多いというようにおっしゃったと思うんですけれど。私たちが建設の委員会で8月23日に現地視察に行くときにも、農道のところで車が脱輪というような状況を、行くときに見て、帰りにはJAFが来ている状況でしたので。いわゆる供用開始からの事故発生件数、当然、警察への通報件数だとは思うんですけれど、教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  塚本深谷線の事故の発生件数でございますが、城陽警察署に確認したところ、いまだ事故処理の途中であり、回答できないということでございました。市で把握している件数は、嫁付川沿いの市道234号線交差点の2件は把握しているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  事故処理中ということで、私も知っているのは車のいわゆる事故2件なんですけれど、その地域の方にお伺いをすると、当然、警察に通報されるような状況ではないですけれど、自転車との接触事故とか、踏切から西側のところで結構起こっているようです。それは例えば警察に通報するほどの大きな事故ではないんですけれど、何件か起こっているというように何人かの方からお聞きをしていますので、そこで当然、新しい道ができたばかりなので、そのことと、例えば道路の状況とこの交通事故との因果関係についてはよくわかりませんけれど、きのう部長がおっしゃったのでは、いわゆる通行者側の安全確認不足というようなことだったとは思うんですけれど。そのことで言うと、例えばきのう小松原議員もおっしゃったと思うんですけれど、市街地調整区域のほう、線路から向こう側のほうのところで言うと、いわゆる舗装の未整備も含めて、当然農地があるということで、そんな簡単に街灯が設置できるとは思いませんけれど、農家とか農家組合さんとの協議が必要やと思うんですけれど、そこの街灯をふやすというようなお考えはないんですかね。協議が必要やと思いますけれど。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市街化調整区域区間の街灯の設置についてでございます。現在、府道城陽宇治線、市道16号線、これは旧6号線でございます。234号線、5号線、242号線、それと国道24号、これらの交差点に道路照明を設置し、交差点における夜間の安全対策を図っているところでございます。国が定めています道路照明の設置基準において設置が必要とされている場所は、交差点、横断歩道及び長大な橋梁、この2項目となっており、塚本深谷線は交差点以外設置しているところはございません。しかしながら、塚本深谷線の開通に伴い、夜間に散歩等される方もおられ、市街化調整区域の区間においても要望もいただいていることから、防犯灯につきましては、作物に影響がないか地元農家組合等と協議を実施しながら検討してまいりたいと、このように考えているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  交差部は当然、設置されているのは承知をしておりますけれど、結構暗い中でも、そんなにたくさんの方ではないですけれど、やはり歩道が整備をされているということで歩いておられる方がおいでになるので、ここは防犯灯ということだったと思うんですけれど、当然、農家とか農家組合さんとの協議は必要やと思うんですけれど、設置をできるだけ早いことしていただきますようにという要望と、それと、例えばあそこは農地ですので、いわゆる文パルの前の歩道、ああいう低い照明というんですか。あれは大変防犯灯としては不評ですので、実際に間近に来られるまでわからないということでいろいろ意見を聞いていますので、やはり市民の方のそういう防犯灯ということであれば、安全という面で、どれだけふやせるのかはいろいろあると思いますけれど、そのことは早急にしていただくように要望して、以上で質問を終わります。ありがとうございました。           ────────────────────── ○増田貴議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、あす10月31日午前10時から本会議を開き一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○増田貴議長  ご異議なしと認めます。よって10月31日午前10時から本会議を開き一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日は、これをもって延会いたします。         午後3時13分     延 会
     地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   増 田   貴                    会議録署名議員   奥 村 文 浩                       同      一 瀬 裕 子...