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平成29年第2回定例会(第5号 7月 4日)

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  1. 城陽市議会 2017-07-04
    平成29年第2回定例会(第5号 7月 4日)


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    平成29年第2回定例会(第5号 7月 4日) 平成29年           城陽市議会定例会会議録第5号 第 2 回      平成29年7月4日(火曜)午前10時30分開議   〇出席議員(20名)      乾     秀  子  議 員      熊  谷  佐 和 美  議 員      上  原     敏  議 員      奥  村  文  浩  議 員      一  瀬  裕  子  議 員      谷     直  樹  議 員      小 松 原  一  哉  議 員      増  田     貴  議 員      西     良  倫  議 員      河  村  明  子  議 員      藤  城  光  雄  議 員      宮  園  昌  美  議 員
         畑  中  完  仁  議 員      相  原  佳 代 子  議 員      土  居  一  豊  議 員      大  西  吉  文  議 員      村  田  圭 一 郎  議 員      本  城  隆  志  議 員      語  堂  辰  文  議 員      若  山  憲  子  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局      萩  原  洋  次  局長      谷  口  浩  一  次長      樋  口  友  彦  議事調査係長      高  田  紗 和 子  主任      島  田  勇  士  主事      長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者      奥  田  敏  晴  市長      今  西  仲  雄  副市長      本  城  秋  男  副市長      井  関     守  教育長      荒  木  正  人  理事                  政策戦略監事務取扱                  企画管理部長事務取扱      田  川  和  親  危機管理監      河  合  寿  彦  総務部長      綱  井  孝  司  市民環境部長      吉  村  英  基  福祉保健部長                  福祉事務所長      木  谷  克  己  まちづくり活性部長      小  池     学  まちづくり活性部参事      森  島  正  泰  都市整備部長      角     馨 一 郎  消防長      大 喜 多  義  之  上下水道部長                  公営企業管理者職務代理者      薮  内  孝  次  教育部長      長 谷 川  雅  俊  政策戦略監付次長                  企画管理部次長                  政策戦略課長事務取扱                  企画調整課長事務取扱      上  羽  雅  洋  総務部次長                  財政課長事務取扱      堤     靖  雄  市民環境部次長      竹  内  章  二  福祉保健部次長                  福祉事務所次長                  高齢介護課長事務取扱      小  嶋  啓  之  福祉保健部次長                  福祉事務所次長      冨  山  貴  史  まちづくり活性部産業政策監      大  石  雅  文  まちづくり活性部次長      中  村  雅  彦  まちづくり活性部次長                  商工観光課長事務取扱      森  本  都 士 男  都市整備部次長                  地域整備課長事務取扱      岡  田  陸  夫  都市整備部次長      南  郷  孝  之  消防本部次長      石  川  康  郎  消防本部次長      百  崎  由  実  消防署長      長  村  和  則  教育部次長                  教育総務課長事務取扱      福  澤  聡  志  教育部次長                  文化・スポーツ推進課長事務取扱 〇議事日程(第5号) 平成29年7月4日(火曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1)  大 西 吉 文 議員  質問方式②             (2)  本 城 隆 志 議員  質問方式①             (3)  西   良 倫 議員  質問方式②             (4)  若 山 憲 子 議員  質問方式② 〇会議に付した事件  議事日程に同じ           ────────────────────── ○増田貴議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は20名でございます。  これより平成29年第2回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。           ────────────────────── ○増田貴議長  日程に入るに先立ち、昨日7月3日の水難救助訓練中に発生いたしました痛ましい水難事故において犠牲となられました消防職員、新宮直和係長に深く哀悼の意を表し、黙祷をささげたいと存じます。  皆様、ご起立願います。         〔全員起立〕 ○増田貴議長  黙祷。         〔黙 祷〕 ○増田貴議長  お直りください。         〔全員着席〕           ────────────────────── ○増田貴議長  それでは、市長から発言の申し出がございましたので、お受けいたします。  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  昨日、滋賀県内において、本市の消防職員が水難救助訓練を実施中に河川に流され、死亡する事故が発生いたしました。  今回の事故に際しまして、まず亡くなられた職員のご冥福をお祈りするとともに、ご遺族に対しまして心より哀悼の意を表します。  亡くなられた職員は、非常に優秀な職員であり、本市消防本部はもとより、市としましても大きな悲しみに包まれております。訓練中の事故により職員が死亡するということはあってはならないことであり、非常に遺憾であり、事実を大変重く受けとめております。  今後は、安全管理等、今回の事故を検証し、このような事故が二度とないよう再発防止に努めてまいります。  なお、事故の詳細につきましては、消防長より報告させていただきます。 ○増田貴議長  角消防長。 ○角馨一郎消防長  失礼いたします。
     まずは私からも、殉職されました新宮係長のご冥福を心よりお祈りするとともに、ご遺族に対しまして心より哀悼の意を表します。  それでは、昨日、発生いたしました水難事故の内容をご報告させていただきます。  まず発生日時は、平成29年7月3日月曜日12時49分。発生場所は、滋賀県大津市大石東六丁目地先、瀬田川の鹿跳橋から上流約50メートル付近でございます。次に、発生概要でございますが、水難救助訓練、詳細には急流下における急流救助活動訓練を行うための訓練準備段階で、川幅約30メートルの河川内に入り、誘導ロープを張る作業中の新宮係長が急流に流されたものでございます。なお、職員の氏名は新宮直和、年齢は37歳、城陽市内在住であり、所属・役職につきましては消防署警防課第一警防係長でございます。  続きまして、事故発生後の対応でございますが、直ちに管轄消防本部である大津市消防局に通報するとともに、現場で訓練準備中の全職員が川岸から検索活動を行いました。その後、12時58分に現場到着した大津市消防局救助隊員が下流域の検索活動を実施し、13時24分に南大津大橋上流付近を漂流する新宮係長を発見、救助艇により13時32分に救出されましたが、救出時既に心肺停止の状態であり、直ちに右岸に待機していた救急車内に収容され、その後、心肺蘇生等の救命処置を受けつつ、滋賀医科大学医学部附属病院に搬送されたものでございます。なお、搬送中から病院収容後につきましても懸命な救急救命処置を継続していただきましたが、残念ながら蘇生には至らず、15時31分に死亡が診断されたものでございます。まことに申しわけございませんでした。  以上でございます。           ────────────────────── ○増田貴議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  大西吉文議員。 ○大西吉文議員  〔質問席〕 今も市長、消防長からご報告がございましたけれども、一般質問に先立ち、議長のお許しを得て、新宮直和氏に哀悼のまことをささげたいと思います。市民の生命と財産を守るための水難救助訓練とは言え、優秀な新宮直和警防課第一警防係長を失ったことは、痛恨の極みです。消防署を所掌する総務常任委員会委員長といたしましては、早急に委員会を開催し、原因究明と再発防止に取り組み、新宮直和氏のとうとい殉職を無にすることのないようお誓い申し上げ、衷心より哀悼の意を表したいと思います。  それでは、第1質問に入らせていただきます。  まず、第4次城陽市総合計画から見る城陽市のまちづくり、特に近鉄寺田駅周辺整備についてであります。京都府は、平成28年5月、都市計画区域の整備、開発及び保全の方針、以下、都市計画区域マスタープランと言うは、都市計画目標を初め、区域区分の有無、土地利用、都市施設の整備及び市街地開発事業に関する主要な都市計画の方針を定めることとされており、平成16年5月に決定し、平成19年11月に見直されたところです。都市計画区域マスタープランは、当該都市の発展の動向、当該都市計画区域における人口、産業の現状及び将来の見通し等を勘案して、長期的視点に立った都市の将来像を明確にするとともに、その実現に向け大きな道筋を明らかにする当該都市計画区域における都市計画の基本的な方向性を示すものと定めるものであります。その期間はおおむね20年後の都市の姿を展望した上で、基本的な方向を定め、都市施設や市街地開発事業等についてはおおむね10年以内に整備するものを示すものであります。  今回、おおむね10年後の新たな目標年次、平成37年に対応した都市計画区域マスタープランの見直しを行うに当たり、現行の都市計画区域のマスタープランを基本としつつ、本都市計画区域の現状及び取り組みを踏まえ、見直しを行うものです。また、本都市計画区域の区域区分の第6回目の見直しもあわせて予定しておりますので、区域区分の変更との整合を図った見直しをするつもりですとされています。主な見直し区分としては、都市計画の目標、都市づくりの基本理念、区域の将来像等を見直す。区域区分の有無及び方針、土地利用の方針、都市施設の方針、この中には目標年次における都市施設、交通施設、下水道、河川等の整備方針、目標等について見直しを行うとされています。市街地開発事業の方針、自然環境の整備または保全に関する方針などがございます。  その中で、京都府においては広域的な見地から定める都市計画の基本方針が出されていますが、特に都市施設の方針には目標年次における交通施設の整備方針、目標等についての見直しを考えますよとなっていますが、本市における今までの取り組みはどのようになっているのか、ご返答願います。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  私のほうから、都市施設、特に交通施設の取り組みについて、駅前広場と道路施設の2点について、まずご答弁申し上げます。  まず、駅前広場における今までの取り組みについてでございます。長池駅につきましては、都市計画道路長池駅スタジアム公園線駅北側交通広場として、面積2,200平方メートルが平成25年に完成しております。駅南側駅前広場につきましては、駅施設との交通結節機能の充実を図ることとして、国道24号から駅へのアクセス道路を含んだ整備計画の検討が必要としているところでございます。山城青谷駅につきましては、平成25年8月に締結されましたJR奈良線の高速化・複線化第2期事業に関する基本協定書にあります複線化等事業にあわせて予定する関連事業等として駅舎橋上化、自由通路整備、駅前広場の整備が盛り込まれており、これは平成34年度のJR奈良線第2期複線化開業予定にあわせ整備完成を目指すこととしております。近鉄寺田駅の駅前広場につきましては、都市計画道路寺田停車場線駅前広場として、面積5,600平方メートルが平成8年に駅の東側に完成しております。また、駅西側駅前広場につきましては、新市街地の進出企業の平成30年度の企業操業にあわせ、その最寄り駅として必要な機能を確保することとして、現在、取り組みを進めているところでございます。  次に、道路施設におきましてでございますが、まず都市計画道路西城陽線整備では、国道拡幅にあわせ一部整備することで、現在、関係機関と協議を行っているところでございます。また、青谷線につきましては、平成34年度のJR複線化に伴う青谷駅周辺整備にあわせ整備を進めることで、今年度に都市計画変更を行っていく予定としております。次に、東城陽線でございますが、今年度に都市計画変更を行っていただくよう京都府と協議を進めており、引き続き事業化を要望してまいります。なお、塚本深谷線におきましては、29年8月末の供用をめどに工事を行っているところでございます。 ○増田貴議長  小池参事。 ○小池学まちづくり活性部参事  私のほうからは、幹線道路等の取り組み状況につきましてご答弁させていただきます。  新名神高速道路は、ことしの4月に城陽・八幡京田辺間が供用開始し、残る大津・城陽間につきましてはNEXCO西日本において平成35年度の供用開始に向け取り組まれているところであります。また、国道24号の寺田拡幅、国道307号の奈島拡幅、都市計画道路城陽宇治線都市計画道路国道307号インター連絡線につきましては、国や京都府において新名神高速道路の供用開始にあわせた整備に向け取り組まれているところであります。都市計画道路東部丘陵線につきましては、本市において同じく新名神高速道路の供用開始や東部丘陵地の土地利用にあわせた整備を図るべく、鋭意取り組んでいるところです。なお、宇治木津線につきましては、小松原議員の一般質問でご答弁申し上げていますけれども、現在、国において近畿地方小委員会の開催など、概略ルートの決定に向け取り組まれているところです。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  私のほうからは、交通施設のうち鉄道に関する今までの取り組みにつきましてご答弁申し上げます。  まず、JR奈良線の複線化につきましては、全線複線化を目標として沿線市町とともに京都府やJRへの要望活動に取り組んできたところであり、平成25年度からJR奈良線の高速化・複線化第2期事業が進められてきているところでございます。平成34年度には京都・城陽間の複線化工事が完成する予定でございます。次に、片奈連絡線につきましては、JR奈良線とJR片町線の相互直通運転による長池駅と京田辺駅を結ぶ新線整備の実現に向けまして、平成21年度までは京都南部都市広域行政圏推進協議会及び木津川右岸開発整備促進協議会として、国、京都府、JRに対し要望を行ってきた経過がございます。しかしながら、片奈連絡線につきましては、平成16年10月の近畿地方交通審議会の答申におきまして、京阪神圏において中長期的に望まれる鉄道ネットワークを構成する新たな路線から外れましたことから、その実現性は厳しい状況にございます。なお、平成16年の答申の目標年次がおおむね平成27年とされておりますことから、現在、国において見直し作業が行われるところでございまして、京都府とされましても、片奈連絡線の再復活を希望するというご意向でございます。京都府から市への意向確認が行われ、市といたしましても、片奈連絡線の実現は木津川右岸地域と大阪市中心部が直結され、大幅な時間短縮が実現することから、大阪から本市を含む周辺地域との新しい人の流れが生まれ、定住・交流人口の増加につながるものでありますことから、平成27年から京都府に対し、整備に向けた取り組み推進の要望を行ってきております。  以上でございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  今、お聞きしましたところ、それなりに整備を着々と進めているというのが現状じゃないかなと思うんですね。ただ、私も新名神高速道路というものは非常に城陽市にとっては大きな活性化につながるものと思いますけれども、それに伴うやはり周辺整備の道路網というものをしっかりと構築していかなければならないのじゃないかなというふうに思っております。それは先ほどもご答弁にもございましたけれども、マスタープランというものも、ころころと変わっていきますので、私どもにとりましてもなかなか厳しいものがあると思うんです。しかし、京都府が策定しました宇治都市計画区域マスタープラン、これは平成28年5月に京都府さんが出された中で、今、ご答弁のありましたようなことも見直されてきているということがあります。そこで、やはりなくなったからどうのこうのじゃなしに、やはり城陽市がこうあるべきまちだという1つのプランをしっかりと京都府さんにお願いしていかないかん。すなわち種をまいていかなければものは育たない、そのように思うわけです。  後ろのほうからいきますけれども、木谷部長がおっしゃいましたように、確かに一旦なくなったということもございます。しかしながら、京都府のこの平成28年5月の方針では、鉄道については片奈連絡線、要するにJR片町線と奈良線を結ぶ片奈連絡線構想については整備の検討を深めるという方針を出されていたんですね。また、近鉄の連続立体交差化も検討すると、そういうふうに明記されているわけです。  そこで、次の質問に入っていくわけですけれども、近鉄寺田駅周辺整備については多くの議員さんが質問に立たれましたが、京都府に、今までこのようなことを計画していますよ、何年度には城陽市はこのように実施していきますよというような地区計画を出されたかどうか、それをお尋ねしたいと思います。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  京都府に対しての計画等の提出をしたかというご質問でございますが、まず近鉄寺田駅周辺につきましては、城陽市の都市計画マスタープランにおきまして商業・業務ゾーンと位置づけております。また山背五里五里のまち創生総合戦略において、暮らしやすいまちづくりの推進のための施策として駅周辺における高さ制限の見直し等を掲げていることから、これらの施策に基づきまして民間活力を生かした取り組みを誘導し、土地の高度利用を図るため、平成28年11月24日付けで、用途地域、容積率、高度地区等の都市計画の見直しを行いました。なお、地区計画としては都市計画決定はしておりません。これらの都市計画の変更につきましては、市の権限において変更を行うものでございますが、変更の手続を行う際には、京都府との事前協議及び法定協議を行う必要がございます。市として民間活力を誘導していく地域に位置づけていることを説明しました上で、協議を進めてきたところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  そういう協議もしてなかったということが、今、うたわれましたね。京都府と協議してない。やはり京都府はこういうようにしなさいよという地区の区域の計画を出しなさいということを言うているわけですね。それを進めるについては、今まで寺田駅というのは寺田駅前のまちづくり協議会というものを立ち上げて、いろいろご議論なさいました。これも恐らく歴史的に見て10年からの歴史があるんじゃないかと思うんですよ。ところが、遅々として進まない。この原因はどこにあるのかなというふうに思うんですね。我々はこうしなさい、こういうふうにしたほうがいいですよということを提案していますけれども、その提案を実現するために行政側は寺田駅前のまちづくり協議会というものを立ち上げて、皆さんのご意見を聞きながらしっかりとした周辺整備をしていこうということですね。今、部長のほうからお話のあったのは、今、お話のありましたように、高さ制限の制限を10メートルから20メートルに変えるだとか、容積率を変えるだとか、それはそれでいいとしましても、この平成28年9月14日に出されました、平成28年7月24日福祉センターホールで開催された寺田駅周辺整備の説明会において、約80名ほどの方が2回に分けてですか、やられた。それの報告、こういう話があって、そして市民はこのように考えているという報告書が出ています。この中に寺田駅周辺整備計画案、寺田駅周辺整備への提言の比較についてという図面が出ていますね。これはものすごく乖離があるんですよ、市民側と行政側とのね。なぜかといいますと、行政側の出しているのは、あくまでもこの間も各議員さんにもご説明のあったように、西側のセミロータリーの設置ということですけれども、この寺田駅まちづくり協議会が作成した資料は、今の奥西木工さんのところを取り込んだ大きなロータリー、そしてあそこのビルがありますけれども、府道内里城陽線の整備ということでありますけれども、そこから橋上駅、自由通路をつくれというようなことが出ていますね。これはしかし、近鉄の連続立体高架化を進めようとしている城陽市と駅前まちづくり協議会との意見がスムーズになってないんじゃないかな。城陽市はそういうことを考えていますから、こういうことはできませんよということをまずやはり市民の方々に、この地域の方々に説明をして、やはりまちづくりというのをやっていかなければ、これだけ大きな開きがあれば、これは正直言うて、どないもできない。  そこで、お尋ねしたいんですけれども、まちづくり協議会と連携して協議を進めてまいりますということで、奥田市長も平成29年度の施政方針の中で寺田駅前まちづくり協議会と進めてやっていくということを言っておられます。ところが、これだけ大きな開きがあれば、これは実現不可能ですわ。だから、そこをもう一度見直していかなあかんのと違うかな。新たにきちっとしたものを城陽市としてはつくっていかないかんのと違うかなというふうに思いますが、いかがですか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  協議会がまとめた内容とその内容から変更になった経緯について、私のほうからご答弁申し上げます。  協議会がまとめられた計画といたしましては、27年4月に、おっしゃるとおり寺田駅周辺整備の提言としてまとめられたものでございます。この提言の内容といたしましては、駅周辺施設整備による駅等の使いやすさの観点と駅周辺地域の活性化の観点から検討され、交通結節機能確保のため、駅西側駅前広場、この西側駅前広場にアクセスするための道路、駅施設等のバリアフリー化等を図るための駅の橋上化、自由通路、この3つの施設整備を最も優先的に進めることとしてまとめられ、市に提出いただいたものでございます。市といたしましても、この提言内容を参考に、西側の周辺の整備計画について検討させていただき、結果といたしましては、平成30年度に企業操業が予定されている新市街地の進出企業の最寄り駅として整備可能な計画とし、都市計画決定の位置づけ、手続等に時間を要することが想定されます駅の橋上化、自由通路、こういった整備は盛り込まず、現在、お示しした案を進めていくことといたしました。この市の方針につきましては、協議会、定例会時にご説明させていただきまして、新市街地への企業操業を考えると、最寄り駅としての早期の取り組みが必要であるとか、協議会としては市に提言した施設規模の内容とは異なる。協議会が求める整備計画ではないとか、今回の案では進入道路等で影響する地権者に対して事業協力を得るためにもしっかりとした対応が必要と、こういったご意見を確認しているところでございます。協議会といたしましては、市の取り組みについては一定理解をいただいて、まずは目に見える形での進捗をご意見いただいているところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  協議会の役員さんというんですか、会員さんからは非常に今、不満が大きく出ている。それはやはりこれだけ大きな開きがあれば、せっかく先進地も見学に行き、こういう駅前をつくってほしいというようなことを提唱してきたけれども、結果的にはそういうものにならなかった。よく言われていますけれども、奥西木工跡地なんかでも、あれは大口の債権者はある銀行さんでしたから、そこにちゃんと申し入れして買収しておきなさいと、僕は昔に言うたことがある。しかし、それもしなかった。今になったらどないもできない。このまちづくり協議会の方々からも、どちらか言うたらあきらめというようなムードが出ているわけです。城陽市の計画に対してですよ。だから、これも先ほどから、過日も言っておられたように、市は民間活力を提唱しています。民間活力、民間活力とおっしゃっていますけど、じゃあどういう民間を張りつけて、どういうまちづくりをしていくか、そういう目標があるのかどうか。なければ、やはり寺田駅というのはそのまま置いといて、新しい駅をつくるべきだ、そのように思いますが、いかがですか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  寺田駅周辺における市の考え方についてご答弁申し上げます。  寺田駅周辺につきましては、かねてから課題であります寺田1号踏切の対策、これに伴う交通渋滞、鉄道による東西地域の分断等を解消し、地域の活性化を図ることを寺田駅周辺まちづくりとして位置づけているところでございます。また、先ほど議員からのご質問もありましたが、平成20年5月に策定いたしました寺田駅周辺整備基本計画案で定めた区域をもとに、民間活力を誘導する区域として山背五里五里のまち創生総合戦略の位置づけを踏まえた高さ制限等の見直しにより、土地の高度化を図り、土地利用の魅力を高め、民間活力を生かした市街地の形成を図ることとしております。現在、取り組みが進められております新市街地の企業進出の新たな従業員等が利用されることを生かして、今までの駅利用とは違った駅周辺においての買い物や飲食等により、活力とにぎわいを創出されることを期待しているところでございます。これらの位置づけを踏まえ、民間活力を誘導する区域につきまして、昨年、一部区域の高さ制限の見直し、容積率等の規制緩和を行いました。残りの区域の土地利用につきましては、まずは区域の方や寺田駅前まちづくり協議会のご意見、ご意向をお伺いし、地元としてのお考え等を踏まえて、どのような土地の活用が必要なのか、できるのか、活用するためにはどんな土地の区画で整備しなければならないのかなどなど、事業手法も含めた検討を行う中で、土地利用に向けた取り組みを進めていくこととしております。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  民間活力と言いますけど、民間というのは、誰でもそうですけれども、利益が上がるから投資するんですよ。利益の上がらないところに投資はしない。京都と大阪の違い、同じ関西圏であっても、やはり大阪は経済の中心地ですから、活発ですわ。しかし、京都はどちらかといえば文化観光都市ということを提唱していまして、やはり静かなまちですね。したがって、産業も多々ありますけれども、優秀と言うたら変な言い方ですけれども、活性化できるような産業がなかなかない。京都府の山下副知事の肝いりで、確かに日本郵便は城陽市に来てくれました。これは非常に京都府さんにもお礼を申し上げないかんし、大きなインパクトになっています。だから、そういう優秀な企業が来れば、張りついていきます。しかし、今、おっしゃっている金井工芸跡地にしても、狭いですわな。それと、横にすぐ住宅が張りついている。日照権問題や何やかんやがあって、30メートルにしてもなかなか厳しいものがあるんじゃないですか。あれも城南土地開発公社に買い上げていただいているわけじゃないですか。それの利息等も含めますと、昔、買ったものの大方倍ぐらいになっているの違いますか。だから、それを取り戻そうと思ったら大変なことですわ。きのうでしたか、テレビで、土地はバブル期のときのように上がっている。東京の鳩居堂のところはバブル期よりも1,000万ぐらい上がっているというようなことも言われていますけど、関西はなかなかそういうものじゃないですね。だから、やっぱり関西に見合ったまちづくり、特に城陽なんかはどちらか言うたら田園都市ですから、そういうものに見合ったまちづくりというものを念頭に置いてやっていかないかんのじゃないかなというふうに思います。民間活力というのはなかなか難しい。したがいまして、私はやはり行政主導できちっとやっていかなければならないのじゃないかな。そういう中で、平成29年度には立体交差化の調査費が計上されました。これは具体的に何をどう調査しようとなさっているのか、お尋ねしたいと思います。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  予備調査についてご答弁申し上げます。  繰り返しになりますけれども、寺田駅周辺の最大の課題であります寺田1号踏切の対策、これに伴う交通渋滞、東西地域の分断等、これらの課題について鉄道高架の可能性等の検証を含んだ予備調査として、29年度から2カ年の債務負担行為を設定させていただき、実施していくものでございます。業務の内容といたしましては5つございまして、1つは現況調査、2つに都市計画の総合的検討、3つに鉄道、側道等の検討、4つに関連事業計画等との検討、5つに事業効果調査等を予定しております。これら調査を行うに当たりましては、京都府並びに鉄道事業者等の関係機関等のご意見、ご意向を確認しながら進めていくこととしております。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  これ今、ちょっと事細かにおっしゃいましたけど、大体城陽市は今まで調査というたら、皆コンサルタント会社に丸投げしていたわけですね。今、森島部長もおっしゃったように、一つ一つここをこうしたい、ああしたい。だから、そういう実績調査をしてほしいということを言われているわけですけれども、もともとは近鉄の1号踏切というのはどないもなりませんわな、府道ですから。市道だったら別ですよ。例えば塚本深谷線のように市道だったらああいう形で計画もし、実行もできていくわけです。しかし、府道ですからね。これはなかなか難しい。あそこを解決しようと思えば、やはり連続立体高架しかないんです。これは私も大阪の生活が長かったものですから、布施だとか、今里だとか、あの辺は全部立体交差です。あそこなんかは3車線ぐらいの道路がありまして、非常に渋滞が厳しかった。特に布施なんかそうです。大阪線と奈良線が交差していまして、線路と線路の真ん中で車が渋滞すると、そういうような状況があったのを、ああしてやっているわけですね。寺田の1号踏切もそういう状況ですわ、見てたら。あれは絶対交差化しなかったら解決できない。だから、そういう方向に向けてしっかりとコンサルタント会社に条件をつけてやっていただきたい、そのように要望します。  そこで、もうできないことですから、近鉄寺田駅は。よく寺田は城陽市の玄関だとおっしゃいますけれども、城陽市の玄関は北側から来たら久津川ですわ。南から来たら富野荘なんです。寺田駅というのは行政区の玄関口ですね。寺田駅は行政区のある玄関口。市役所のある玄関口です。市役所までも歩いていただかないかんし、さんさんバスは走っていますが、誰も利用してない。職員も利用していますか。してないでしょう。そこまでは答弁を求めませんけど、全然してないじゃないですか。そういうことではいかんわけですから、だから、やはりこの際、近鉄を上げていただく。これは京都府の平成28年度の計画にも出ているわけですから、そういうふうにやっていくということが出ているわけですから、そういうことをしっかりと申し上げて、私は前から提唱していますように、やはり新名神がこれから五、六年かかって交差化していくわけですから、近鉄をあそこだけでも上げて、あそこに城陽市駅をつくったらいい。全部やるというと3.2キロあるんですね、久津川から木津川の堤防まで。それはおおむね320億から300億円ぐらいですわ。そのときの工事の評価によって違うんですけどね。あそこだけでしたらそんなにかからない。ちょうどあそこの下は、24号沿いというのは昔にバッファゾーン、24号のところはバッファゾーンとして何にも利用できる、特に公共のものには利用しやすいようにしようということで、1つのラインをつくったわけですね。それを先人の知恵ですから、そこを生かして、あそこにぜひ立交したものをつくっていただきたい。そうすることによって寺田1号踏切もかなり緩和されるし、また塚本深谷線も供用開始されるわけですから、かなりあそこも緩和されるんじゃないかなというふうに思います。だから、ぜひそういうプランを立てていただきたい。  そして、あわせて京都府の宇治都市計画マスタープランには、都市施策の方針で交通結節点である駅前広場については、JRの長池駅、近鉄寺田駅などで整備を図ると明示されているわけです。それと鉄道においては、奈良線の複線化の促進を図るとともに、JR片町線、現学研都市線と奈良線を結ぶ片奈連絡線構想については整備の検討を深めるというふうに、上位団体がそういうふうに前向きに検討してきているわけです。これはある意味では千載一遇のチャンスだと思うんです。そのチャンスを生かすということが一番大切なんです。そのチャンスを生かすためにはしっかりと今から種をまいておかないかん、こうしたいああしたいということを。そうせんと何も育ちませんよ。その意思があるのかどうか。市長、どうですかね。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  大西議員のいいご指摘をいただいて、実は私どものほうが京都府のほうに要望して、京都府もそれを認めてくれたという、そういう経緯がございますし、皆さんの思いというものはやはり京都府にもしっかり伝えてまいりたい。この連携が私は一番大事だと思っております。  寺田駅前のまちづくりにつきましては、私自身もまちづくり協議会のメンバーでございました。同じことを当時、府会議員の時代から要請、要望してまいっておりました。ところが、なかなか実現ができなかった。そして、今、立場が変わってこの席から答えますと、言うは易し行うは難しやなということが実感でございます。しかし、まちづくり協議会の皆さんの気持ちは、その熱さは私が一番よく知っていると思っておりますので、そのようにしたいのは今でも変わりありません。一番の問題点、一番といいますか、たくさんあるんですが、やはり土地を買収云々となりますと、地権者の同意が必要になる。この地権者の同意を地元のまちづくり協議会も説得してもらって、協力していただけるようであれば、我々も非常にやりやすい、こういうことはつい先日の総会でも申し上げました。あと財政の問題があります。これはやっぱり財政がしっかりしてないとできないということであります。もっと税収を納めるような、そういうふうなまちづくりをしなければいけないということも言いました。だから、まちづくり協議会の人々も私が言ったことに対しては、今、一番なすべきは何か。新市街地の30年オープンに向けて直近のスタートでございますが、とりあえず今までの机上のプランが一部であれ動くということに対してはよかったなということは言っていただきました。今後、まちづくり協議会の皆さんのご意見を大事にしながら、少しでも可能性があるものにはチャレンジしていきたいと、このように思っております。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  ありがとうございます。チャレンジ精神、これは絶対必要です。お互いに議会と行政側とがそういうチャレンジ精神を持って、よい城陽市駅をつくるべく頑張っていかないかんのじゃないかな。これは鉄道のことですから、やはり一つ一つ駒を進めていって、乗りおくれたらあきまへんで。乗りおくれないようにきちっと詰めをしていっていただきたい。これを強く要望します。  次に、市道11号線の整備についてお伺いします。今回、新名神高速道路大津・城陽間を中心に、国道24号が4車線化になり、青谷校区を含む富野校区における生活道路のバイパス化が解消されると期待しておりますが、国道24号と市道11号線の取りつけ法線が大きく変わることから、交通量が多くなると思われます。そこで、慶山通りから国道24号までの整備計画をお聞かせください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道11号線の整備についてご答弁申し上げます。  平成35年度には新名神高速道路大津・城陽間の開通、国道24号寺田拡幅も完了されてくることから、市といたしましても、国道24号寺田拡幅整備にあわせ、まずは市道11号線の国道24号より南側の道路拡幅を進めることとしております。また、議員ご質問の24号北側の整備につきましては、通行の利便性を図るため、今年度に2カ所目となります待避所整備を実施する予定であり、全区域の拡幅整備を早期にする計画はございません。しかしながら、今後の周辺の交通状況を注視してまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  待避所をつくっていただくのはいいですわ。しかし、あそこは平和堂さんが特商会という催し物をやられます。そうしますと、ものすごく12号線が渋滞するんです。それのバイパスがわりに11号線が非常に使われているんです。今回、あそこも地下道が交互利用みたいな形になっていますね、車が。交互に走れないじゃないですか。だから、あれも今回、改修されるわけでしょう。そうすると、あそこの交通量が非常に多くなる。したがいまして、やっぱり農耕車が安全に農作業に従事できるように、やはりあそこの側溝を伏せていただいて、少なくとも今、待避線をつくるとおっしゃっていましたけれども、環境整備を整えてあげてほしい。これは寺田の農家からも非常に言われているんです。だから、これ以上時間の関係もありますので言いませんが、ぜひきちっとした道路をつくっていただくように要望して、終わります。  次に、教育問題に入っていきたいと思います。奥田市長がこの3年何カ月かの間になさった一番大きな功績は、私も市長になられたときに申し上げましたけれども、教育委員会を本庁に取り込んでください。教育委員会が遠いところでやっておられると困りますよ。それを英断をもって新しい庁舎を建てていただいて、この10月ぐらいからですか、こちらに移転していただくというふうになりましたので、これはやはり教育に従事されておりました奥田市長の大きな功績じゃないかなと、このように私は高く評価しているわけです。  そこで、教育問題もいろいろございますけれども、学校教育、家庭教育、社会教育、その中で社会教育団体に加盟している子どもたちや社会人の競技育成には環境が大変重要だと考えております。この件につきましては、数回にわたり木津川河川敷運動広場の整備について改善要望を重ねてまいったところでございます。その後の進捗状況をお尋ねします。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  それでは、木津川河川敷運動広場につきまして、国土交通省から河川敷の占用許可を得て運動広場として供用しているところでございますが、占用許可に大きな影響力のある河川保全利用委員会において、治水上の支障とならないように、災害復旧等で整地をする場合には砕石や土砂等を持ち込まないようにすることと意見が附されていることから、同運動広場に土砂等を搬入することが難しく、これまでグラウンドの整備に苦慮してきたところでございます。こうした中で、利用者から運動広場の整備状況について多くの要望が寄せられたことから、国土交通省淀川河川事務所木津川出張所長に対しまして、平成28年8月2日に現地状況の確認をお願いし、平成28年9月13日に広場において立ち会いをしていただくことができたところでございます。立ち会いの結果、現地をグラウンドとして利用するには日常的な管理は必要であると判断をしていただきまして、大規模な改修は事務所と協議、申請、許可が必要であり、原則土砂搬入は認められないとされておりますけれども、日常的な管理として必要となる最小限の土砂を搬入して整地を行うような作業であれば、実施してもらっても支障がない旨の回答をいただいたところでございます。このようなことから、平成29年度におきまして、まずグラウンドコンディションのよくないところから必要な良質土の搬入も行う中で、改修作業を進めてまいりたいというところでございまして、7月中にも改修作業を進めてまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  ありがとうございます。誰かがおっしゃったように継続は力なりですな。やっぱりこちらも何回もお願いもしましたし、教育委員会さんもたび重なる努力や、あるいは河川保全委員会の扉を開いてくれた、その努力には感謝いたします。国交省の河川管理事務所も今のグラウンドレベルを変えないことを条件に改良に向けての返事が来たということで、そこを利用されている少年野球や少年サッカーチーム、また成人の野球やソフトボールなど、幅広い社会教育団体がよい環境のもとで力を発揮してくれること、これは喜びにたえません。ただ、今後は改良には保全委員会や河川管理事務所に、城陽市の教育委員会に使用許可を出しておけばしっかり管理してくれると言われるようなよい信頼関係を築いていただけるような工事、設計・施工をしていただきたい。そういう信頼関係を一度構築すれば、また速やかな改修ということもできて、そういう社会教育団体の方々にいい環境の中でしっかりとトレーニングしていただけるというふうに思いますので、そういう形でしっかり管理していただきますようにお願い申し上げます。  次に、家庭学習のサポートについてでございます。これは常々私も申し上げていますが、学校教育の理想は、子どもを中心にした学校教育と家庭教育の2辺が二等辺三角形であるべきだと、私はそういう持論を持っています。そこに地域力という1辺が加わることによって正三角形の地域社会が構築されれば、すばらしい地域社会ができるのではないかと思いますが、教育委員会の所見はいかがでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  ただいま議員のご質問にもございましたとおり、教育委員会におきましても子どもたちの教育に対しまして、学校・家庭・地域の連携は大切な事項であると考えておるところでございます。平成29年度に取り組むべき事項といたしまして、平成29年度学校教育の重点を京都府教育委員会で策定され、重点目標4の中で、地域の教育資源を積極的に生かした創意ある教育活動や、魅力ある学校づくりを通して教育活動の活性化を図ることが明記をされており、また重点目標9では、地域の教育力を生かした体験活動や学習活動を障がいのある子どもと障がいのない子どもがともに行う子どもの居場所づくりを支援すると示されております。また家庭学習においても、重点目標1において、家庭と連携した学習習慣の定着に向けた取り組みの充実が示されております。このように学校・家庭・地域社会の連携・協働により、社会総がかりで子どもの自己肯定感を育み、子どもたちが包み込まれているという感覚を培っていきたいと考えているところでございます。本市におきましても、京のまなび教室推進事業費補助金を申請し、古川小学校において地域の方々の参画を得ながら、学習やスポーツ、文化活動、地域住民との交流活動等の取り組みを実施しているところでございます。また土曜日の教育支援体制等構築事業補助金を活用し、久世小学校と富野小学校においても地域の方々にご活躍いただいているところでございます。そのほかの学校においても、朝の見守り活動や読み聞かせボランティアによる読書活動の充実、花の植えかえのような環境美化作業など、さまざまな場面において学校教育に密接にかかわっていただき、城陽市の子どもたちの健やかな成長を目指し、活動いただいているところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  ご努力していただいていることは重々承知しておりますが、なかなかそれが表に出てこないというのが現状ですね。きょうのニュースにもありましたけれども、城陽市においては教職員というのは足りているんですかね。何か全国では717人ほど足りない。特に美術とか英語の教師だとか、そういう方が足りなくて非常に困っている。この近くでは大津市なんかもそうみたいですね。城陽市はその辺はどうなんですか。ちゃんと足りているのかどうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  適正に配置をしているところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  適当にって。適切にね。それは一番大切なことですので、それはしっかりしてください。今、古川小学校の放課後のことも申されましたけれども、私どもも富野校区におきましては、ボランティアにおける放課後空き教室を利用した学習指導教室、仮称富野小学校放課後子ども教室推進事業というものに取り組んでいきたいと、このように思っております。これらの計画について教育委員会としてはどのようなサポートをしていただけるのか。ひとつ心のこもったご答弁をお願いします。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  それでは、富野小学校区において子どもたちの放課後の活動支援をしていただくシステムづくりを計画していただいているということに対しましては、大変感謝申し上げる次第でございます。現在、城陽市においては地域社会の中で子どもたちを心豊かで健やかに育てる環境づくりを推進するために、学校の施設等を子どもたちの安心・安全な居場所として放課後子ども教室を支援し、土曜日等における子どもの体験活動、学習活動等の一層の充実を図っているところでございます。昨今、さまざまなメディアにおいても取り上げられていますとおり、子どもたちの育つ環境は複雑で厳しいものがあり、一方、学校においては教員の多忙化の状況も全国的に問題となっております。そのような中、校区地域の人々の教育的な支援をいただくことは、子どもたちの成長にとって大変意義のあることでございまして、学校、市教育委員会といたしましても非常にありがたく思っております。地域の豊富な教育資源や人材の支援をいただき、子どもたちに学習活動、さまざまな体験活動や異世代交流の機会を提供していただくという取り組みには、教育委員会といたしましても積極的に支援、サポートをしてまいりたいと考えているところでございます。  具体的なサポートの内容につきましては、大きくは次の点でございます。1つは、予算面でのサポートでございます。これは国や京都府の施策として京のまなび教室推進事業、土曜日の教育推進事業などの補助金制度を活用し、補助金の申請をいたします。城陽市の財源のみでなく、補助金制度を活用することにより、少ないながらもコーディネーター等への報酬費や消耗品などに活用していただけます。2つ目は、施設面でのサポートでございます。議員のご質問にもございましたが、これまでございました学校の空き教室を利用して、地域の皆さんで組織されます推進委員会等と学校間の調整をさせていただきます。3つ目は、事務の作業面でのサポートでございます。先ほどご説明申し上げました予算面での補助金の申請以外にも、体験活動に係る講師依頼書の作成や会計事務処理などを実際に行っているところでございます。このように市教委といたしましても、放課後子ども教室、土曜日子ども教室等の推進委員会が中心となって運営される中で、推進委員会の皆さんと協議や調整を行いながら、子どもたちの充実した放課後の時間を創造するために努力をしてまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  大西議員。 ○大西吉文議員  ありがとうございます。力強いサポート体制ということで、ありがたいなと思います。私どもも、学校教育ということも大切ですけれども、地域力を上げていかないかんのじゃないかなというふうに思っています。このかかわりについては、我が絆の会の土居議員さんのお力が非常に大きくございまして、土居議員さんのサポートをいただきながら着実に進めてまいりたいなと、このように思っております。  城陽市も社会資本進出に伴う雇用の創出が見込まれるということです。これは市長初め、木谷部長も言っておられるわけですけれども、いろいろな企業に対応できる人材育成が大切である、そのように私は思っております。他市町村の人の雇用は市民税収も上がらない状況をつくり出しますし、城陽力が上がらないとぐあい悪い。そういう社会現象をつくらないためにも地域で埋もれている人材を生かし、しっかりとしたそういう子どもたちへのサポート学習をやっていきたい、このように思いますので、温かいご支援を賜りますようにお願い申し上げて、私の一般質問を終わらせていただきます。 ○増田貴議長  午後1時10分まで休憩いたします。         午前11時37分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  本城隆志議員。 ○本城隆志議員  〔質問席〕 きょうは台風が来るみたいでございまして、できるだけ簡潔に終わりたいなというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  7月2日の日の東京知事選挙、自民党が大敗ということでありますけども、議席が大きく減ったんですけども、第2党ということでありますけども。都民ファーストという小池知事の政党のほとんどの方が当選されて、離党のほうだけが自民党の議席があったようでございますけれども。大阪も含めて、やっぱり政権を取っている側というのは本当に針のむしろにふだんいるぐらい厳しいな。以前も大西忠市長時代に針小棒大、針の穴を通すぐらいの問題を探してきて、その穴を大きくすることに一生懸命になっておられた議員の方もおられますけれども、後からそういう話をそこの会議に入っておられる方から聞いたことがあるんですけれども。それも今の政権の中にはあるし、言うてみたら森友問題や、あるいは加計問題なんていうのは今に始まったことじゃなしに、各どこの全国津々浦々、それぞれのまちで知っている人が大きくなったり、あるいは首長がいなくなったらその企業も小さくなったりとかいうのは城陽市でもあったわけでありますから、何でこういうふうな形の時代に流れがなってきたのかな。ですから、一つ一つの問題を解釈する問題でも、あの当時の解釈はよかったけども、今はだめよと言われることが多い。つまりセクハラとかパワハラの問題でも即言われますね。部下を教育するためにきつく叱るというのは、それは親子の間の教育も同じだけど、それが今、パワハラになってくるし、子どもに対してちょっとだめよとせっかんしただけで暴力になるのか、虐待になるのかわからない。それぐらいの接点、親でもわからないし、きつく叱られたほうもわからないんだけど、世間はまた違った評価をする。それはいつからというのは何も決まってないんですけど、わからないですね。  だから、城陽市でも、この前スマートフォンでスカートの下を撮ったときに、1人目は6カ月の停職ですけど、2人目は懲戒免職、クビですね。おかしいなと思ったんですけど、どこの基準やいうたら、時間が経過した中で法律が厳しくなったわけでもないし、これは今、公平委員会に出ているので細かいことはわかりませんけれども、そういう見方というのは、社会の見方はころころころころ変わっている。これが今、大きな問題かなと私の中で思っているのは、昭和56年からここにいますと、それがよくわかるわけですよ。  今回、質問事項を出したときにも、職員の課長職のメンバーとか次長職ぐらいのメンバーが私のところに聞き取りに来るんですけども、今回、質問事項に文パルとか出しておりますと、当時の文パルをどういう形でつくったか知っていると聞いたら、知らないと答えるんです。これから質問しようという聞き取りの中で文パルのあのときのいきさつを知ってないとわからないような質問をしたいなと思っているんやけど、全く知らん人が聞き取りに来て、さあ今度それに対する答弁をつくるメンバーもどこまで知っているのかな。文パルができたのまだ20年ちょっと前で、まだ若い感覚であるなと思っているんですけども、昔の過去のような出来事のように職員がおっしゃっているんなら、これはどこまで質問していいのかなということもちょっと不満が、不安があったわけです。  だけど、東京の問題もそうですね。だから、これがいいやろと思ってずっと知事も含めて議会が動いてきたことが、都民にとっては納得できないからああいう状況が起こった。あるいは政権側がいろんなことの出来事で、ちょっとの失敗でごめんねと済んだやつが、もうごめんねで済まなくなってきた時代になってきているというのがよくわかったなと今回思いましたので、そんなことを踏まえながら質問に入っていくんですけれども。  残念なことに、北朝鮮がまたロケットを実験で日本海のほうへ打ち上げたということを先ほど聞きまして、何か東京の都知事選に合わせてもともと打ち上げる計画をしていたのかなと、反対に思いました。だから、憶測としては、それは東京の都議会選挙の祝福なのか、それとも皮肉なのかということしかわかりませんけれども、こういうことをいつまでもやっていると、今の韓国の大統領も北朝鮮との間もうまくいかないかなと思うんですけども。1日も早くアジアでの平和、あるいは世界での平和というものを築けるように我が国も努力してほしいですけれども、世界の国々もそういう機運を盛り上げていける指導者がふえていくことが大事かなと思っているんですが。政治というものは大局を見るよりも細かいことしか政争で争わないことも悲しいかなと思いながら、私もここで細かいことを質問することをお許しいただきたいと思っております。  それでは、まず施設管理の問題でありますけれども、今回、質問するに当たりまして、いろんな資料をたくさんいただきました。読み切れへんほどの資料でありましたし、それは施設ごとの募集要項とか管理の形態とかいうことでありますから、それを対比するには一月、二月でもできないぐらいの量であったなというふうに思うので、聞きたいところを端折って聞くための参考資料としてはありがたかったかなと思っております。  まず、鴻ノ巣山運動公園の中のプラムイン、アイリスイン、これの指定管理者の問題、以前からも聞いております。なぜかといいますと、市民体育館ができたときに私はここの議場におったわけですから、そのときのいきさつも全部、執行部側じゃないけれども、議会側として聞いている範囲で、覚えている範囲で、今回、質問するわけでありますけれども。あのとき体育館をつくるいうて、国体の関係で前年度につくった。それにあわせて宿泊施設もつくらなければいけないので、アイリスイン城陽をつくりましたね。このときに、さあそれを誰が運営してくれるかということで、なかったんですね、なかなか。ですから、当時の今道市長は、反対に寺田のだいやさんにお願いしたということで、だいやさんが受けていただいたので運営が始まった。その中でサイクリングターミナルとか、いろんな形での自転車を置く場所をつくってやったんですけれども、その後、プラムインをつくって、プラムインをつくったって、私たち議会のほうもあんなところではお客さん来ないよと大分言いましたね。そういう経過があったんですけれども、その運営に対しても誰も応募しないから、そのままだいやさんにお願いできるかということで相当頼んだんですけど、だいやさんも最初は嫌やったんですけども、市長の後援会でもあったからやりましょうと、赤字覚悟でやっているわけです。普通はそのときに私たちはあちこちのそういう宿泊施設とか体育館を見に走りましたけれども、体育館やそういう宿泊施設の中で、もうかっているところってなかったんです。だから、これは業者は皆二の足を踏むし、業者の育成といっても、何年間は私財を投げ打ってでも辛抱できますけど、それ以上は難しいという中で、アイリスインは友の会をつくったりしてお客さんの呼び込みを結構やっていたんですけども、プラムインまでとなると大変だから、どうするのや。2つとも運営すると厳しいからアイリスインだけになった。プラムインは切り離すということで、プラムインの新しい募集ができまして、共立になったというふうに理解しているんですけども。だけど、その契約も違うんですね、中身が。なぜやといいますと、アイリスインは修繕費が結構要る中で自前でやっていかなあかんけれども、共立の場合はほとんど市が出していたということも聞いていますので、これはどうなんやと言うたら、いや、契約ですというて当時の課長が言うていましたね、藤本課長が。そのあたりが今回の問題も相当尾を引いているかなと私は思っているんです。  今まで契約がしんどいのに、また一括して公園も含めての募集となったら、それはもう大変やと思うんですけども、募集要項を見ていますと、あるいは当時の募集の締め切りの日程を見ていますと、いつから募集を始めて、いつに締め切りになったのか。それで、2社が応募しましたけれども、どの日に応募されたか。それから選定委員会のもともとの予定はどうやったのかどうか。これは文教委員会でも出ていたと思うんですが、どこまで出ていたか、全部の会議は傍聴しておりませんでしたのでわかりませんけれども、そのあたりをまず知らせてほしいなと思います。  それから、市民体育館とか、コミセンとか、これもたくさんありましたけれども、それを全部言い出すと1時間、2時間で終わらないぐらいの資料がありましたので、これに限っての質問としたいと思います。
     それから次に、教育文化についてということで、ふるさとの心を発信するためにということは、これは我がふるさとの文化というのは文化の発信地でもあるのが文化パルク城陽であります。文化パルクをつくるときのいきさつも担当者がわからなかったということでありますので、今から申し上げますと、駅前に文化パルクをつくるときに坪19万円で買いに走ったということで、あと1枚田んぼを買えば契約ができるというところに、12号古墳の問題が出てきまして、それを買ってほしいという形で、買わなければ潰すぞという形で業者との関係がございましたね。そのときに、あの北の斜面で家が建たないところを27万円で売るという話になってしまいまして、寺田の駅前が、一番一等地が何で19万円や。だから、もう一回白紙に戻ったということがありました。当時そのまま寺田駅前でつくっていけば、文化パルクというよりも市民会館が45億円ぐらいで見積もりがあったというふうに聞いています。だけど、おくれるためにまたもう一回つくり直そうということで複合施設になったわけですけれども、私たちも寺田西校区で図書館をつくってほしいという署名を集めました。図書館の署名だけで1万4,000ほど集めたんですが、西校区の皆さんが協力してくれて、1万1,000以上集めました。だから、あの当時、18歳とか20歳とかいうその年齢制限がありませんでしたので、子どもたちも署名を集めてくれましたので、その子どもたちはだめよということじゃなしに集めましたら、よその校区まで頑張って行ってくれましたので、1万1,000から2,000の間だと思っております。ただ、住所をチェックしても、よそで集めた分はわかりませんので。そういう意味では、私たちは一生懸命この市民会館、あるいは文化パルクをつくるために努力しましたし、そして地主の皆さんもご協力いただいた。当時より19万円高くなって買いましたけどね。  ですから、きょうこういう質問をするということで思って段取りしてたんですけども、洛南タイムスがセール・アンド・リースバックという記事を書いてくれまして、このまま読めば一般質問ができるぐらいの記事を書いてくれたんですけど、これは私へのプレゼントと思いながら、こういうセール・アンド・リースバックという言葉は初めて聞いたんですけども。今、文化パルクと申し上げたのは、私たちの心のふるさとであり、文化であるから、長いことこれを維持していきたいし、これを成長させていきたいし、子どものように、あるいは家族のように思っている市民が多いということをまずご理解いただいたらいいと思いますが。その中で、私には連絡来なかったんですけれども、文化パルクを民間にとりあえず売って、それでお金をもらって、また返していったら最終的にまた城陽市に戻ってくるということを会派の皆さんにはご説明に行かれたみたいでありますけれども、これは会派に説明に行くということは、職員が考えついて会派の説明には行きませんので、市長の決裁まで行っているものやと私は思っているんですけど。私の聞いたのは、よそからも聞いておりますし、それから文化協会に入っていますから、余暇活動センターの理事会や評議委員会でもこの問題が出てきているというふうに聞いております。  それを私、一瞬聞いたときに、テレビの画面では水戸黄門の世界や歌舞伎の世界で1つの商店が左前になって、もうからないときに、お金借りないかん、50両を何とかしたい。そのときに担保になるものがない。昔やったら娘や嫁を担保に貸し出して、担保に取られて50両を何とかする。だけど、毎年ちょっとずつ返して、満期になったら返してもらうんやから我慢してねと、そういうお芝居をよく想定しましたから、そういうなのを見ていますから、それと同じやなと思ったんです。文化パルクって、妻や子どもや、あるいは私たちの心の中心やと私は思っているんです。それを私たちが担保にしていいのかな。これは多くの市民から反発が来るんじゃないかな。ただ、財政学しかやってない人は、地域に入っていませんから、これはこういう時代には一番最適なお金のつくり方やなと思うかもしれませんけれども。  そこでもう一つ思ったのは、新市街地とか新しい工業団地ができて、税金が入ってくる、収入があるな。あれもせんならん、これもせなあかんといってローンをいっぱい組んで、そやけど、そのローンの頭金を払うために、今、お金が要る。そんな状況が家庭の中やったら想定できるな。それが今の城陽市かなと思ったんです。ですから、最後に文パルが使われるのかな。これは本当に寂しいことだな。  京都市でも京都市民会館、高校生のときは使ってたんですけども、ロームシアターに名前が変わりましたね。それでいいのか。名前だけでも毎年何千万入ってくるのかわかりませんけれども、その名前を変えるのでも、やっぱりそこを使っていた人は寂しい思いをするし、相当反対的な形で運動されたというふうに聞いているんです。だけど、文化パルクは京都市の中からしたら京都市民会館はそこだけしかないんじゃなしに、いろんなところにそういうものがありますけれども、文化パルクは城陽の一番貴重な心のふるさとであり、文化の発信地でありますから、そんなことお金がなくても何とかなるんじゃない。そのためには職員の給料を切り詰めるなり、議員の給料も切り詰めるなり、市長の給与も半額にするなり、どんなことでもそういうことの苦労をした上でやるのならわかるけれども、ちょっと行政として市民との対話やと言っておられる行政の中では、ちょっとおかしいのじゃないかなということを私は思いました。  そういう意味で、お金をつくるという意味で必要なことはどこのまちでも同じやと思うんですけれども、これでいいのかどうか。全くなくなったのか。記事を見ていますと、市長選の後、またそんな話が出てくるようなことも書かれております。議員が聞いてもなかなか言ってくれないことを新聞記者には滑らかにおっしゃるのかなと思うんですけども、これは想像で書かれているのか、あるいは記者が皆さんに取材に来られておっしゃったことが書かれているのか、教えていただきたいなというふうに思います。  それから、福祉についてでありますけれども、産科医院の誘致のあり方ということで出させていただきました。城陽市は産科がありましたけどもなくなったということで、診察もしてくれるところが今あるのかどうかも含めてお尋ねしたいと思うんですが、新しく産科医院をつくるときに5,000万補助しましょうということでありますけれども、先日、京田辺市の産科医院で麻酔の手術に、麻酔の手術というんじゃなしに麻酔に失敗されたんでしょうね。無痛分娩ということで。その方はロシアの方で、奥さんがロシア人、お母さんがロシアでお医者さんをされていて、今、それの看病にずっと、向こうで医者をやっていましたけども、やめられて、今こちらに来ておられて、その方の投書を読んでみますと、ロシアでも産科医院は1人の医者でも危ないから、何人かの組む体制でしか出産の安全性を保てない。日本では何で1人のお医者さんでも出産を認めるのだというようなことを医者の立場から書かれておりました。そう考えると、前もそうですけれども、小児科とか産科は医者のなり手がないんですね。なぜかといいますと、昔は出産のために死ぬ覚悟で奥さんは子どもを産んだ。だけど、産婆さんに責任をなすりつけたりということはなかったんですけども。どっちに責任があった、どっちが悪かったということでなしに、今はすぐ言うてみたら慰謝料の請求という形で裁判になる。億単位の裁判費用になってくる。そうなってくると、リスクが非常に高いので、医者もなかなか産科とか小児科を選ばなくなってきた。そういう時代でもあるので、単独の産科のお医者さんを城陽市に呼ぶのも本当に厳しいな。総合病院的な産科ならいいでしょうけど、それやったら宇治の徳洲会でもありますし、そういう病院にもっと行ってもらいやすいようなタクシーの補助をするとかいうような形でもいいから、5,000万をすぐなくせという形ではなしに、そういう形で出産を迎えられる方の援助をしていくということも考えられるのではないかなという形で、今回、出させてもらいましたけれども、今の見通しを聞かせていただきたいなというふうに思います。  それでは、よろしくお願いします。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  それでは、私のほうからは、指定管理者の宿泊施設にかかわる部分についてお答え申し上げます。  今回、募集をいたしましたレクリエーションゾーン、それから宿泊施設でございますけども、これの応募書類の受付期間は4月10日から4月21日までの期間でございました。この間に2社から応募がございまして、いずれも4月21日、締切日でございますけれども、この日にそれぞれ午前と午後に提出があったというものでございます。  それから、募集要項で選定委員会の期間でございますけれども、募集要項どおりの日程で開催の調整を行ってまいりましたが、選定委員各位の日程都合が調整できませんでして、調整できたのが開催した平成29年5月29日でございまして、結果的には約1カ月ほどのおくれとなったというところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  それでは、私のほうから文化パルク城陽の件につきましてご答弁申し上げます。  我々は常々法人市民税の増収を初め、バランスのとれた税収対策、またお問いかけの件も含め、さまざまな行政改革などを考えているところでございますが、お問いかけの件につきましては、決定したという事実はございません。  それと、新聞報道の件でございますが、今回、制度について取材を受けまして答えたものでございますが、実施につきまして方針決定したというものではございませんので、ご理解をお願いいたします。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  ただいまの本城議員の産科の関係でご答弁させていただきます。  まず、私どものほうは産科誘致の補助制度を持っておりまして、そのことについて少し話させていただきたいと思うんですけれども、先ほどおっしゃいました診察ができる産婦人科はございます。分娩を取り扱われる産婦人科が、議員も今、おっしゃっていただきましたが、平成17年以降存在していないという状況が続いております。その補助制度をつくりましたのが平成24年でございました。その当時、出生数が約600人前後で推移している状況がございましたし、市内で出産できる産科施設がほしいという多くの市民の皆さんのお声でありますとか、議会からのお声もいただき、さらに本市の人口規模から、やはり分娩ができる産科医院があるのが理想だといった考え方から、制度をつくったものでございます。現在まで誘致に向けて取り組んできたところでございますが、現在の状況、今後の見通しということでございます。これまで複数の産科医師の方からご相談を受けまして、市内を案内させてもらったりとか、協議を進めているところでございまして、うち1名は具体的な検討に入っていただいている状況でもございまして、議員おっしゃいましたように、やはり体制、1人だけでは産科開設は非常に困難でございますので、そういう医師のバックアップ、医師の確保であるとか、いろんな諸条件を整えようとされている状況でして、一定の条件が整った後には、開設のほうに進んでいくのかなというふうに考えるところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  一括質問というのは答弁が少なかったら次に突っ込めないので、本当はもっと聞きたいところがあるんですけど、一括質問というのをたまにやってみようと思ってやらせていただいておるんですけども。  文化パルクの問題から、どこからでもいいんでしょうけど、聞いてまいりますけども、文化パルク、さっきちょっと答えられたのは、そういう形での決定したことはないということを2回おっしゃったんですけど、それはちょっと意味がわからんかったんですよ。このセール・アンド・リースバックということを決定したことないとおっしゃっているのか、以前の城南新報にはそういう形で書かれていたんですけど、きょうの洛南タイムスにはそういう方向で行くような書き方をされていますね。この新聞、部長、読んでいますか。読んでいるんでしょう。読んでいてその答弁。セール・アンド・リースバックという説明をしっかりやってくださいな。できひんことはないでしょう。1回幾つかの会派の説明には行っているんですから。それはただの説明だけをしてほしいと言っているわけではない。つまり文化パルクをそういう形で使ってほしくない。これはひょっとしたら署名を集めんならんかもしれん。集められて、1万超したらどうするんですか。市長は市民との対話とおっしゃっていますけど、お金が入ってくることも含めてだめだと市民が言うのか、1回アンケートをとってみてもいいですよ、何でしたら。そういう大事な問題を簡単に答えていいのかなと。  だから、担当者が泉佐野の話で、向こうがそういう形で空港前のビルをリース会社に売って、また返してもらうというやり方ということですけども、向こうは市民だってそれで納得されると思います。城陽は違うんですよ。そのことをしっかり考えながらやっていかなあかんということを申し上げたんです。さっき言ったのは、担当者は地域に出てない。いつも財政学を一生懸命勉強されて、経済紙やらを見ておられる。そういう雑誌も見ながら、一番いいところを今、ぱっと気づいてやってくれた、それは1つのやり方やと思うんですけど、やっぱり地域に出払って、いろんな人と接触したり、活動したりしているのは、市長もそうなんですよ。これは、文化パルクというのはちょっとものが違う。つまり自分の家族であり、妻や子どもでもあるというふうな理解がないと、これはできないということを申し上げたんです。  もう一度説明を、このやり方の説明、ここでなくても結構ですよ。こういうやり方というのはどういうものなのか。ひょっとしたらこの記事をもう一回読んでもいいですけど、こんなん読まなくても皆さん持っていますからね。この説明をしていただきたいな思います。  それから、もう一回教育委員会に戻りますけども、当時の課長の説明も何回聞いてもわからなかったし、そのときそのときにあの当時の課長に任し過ぎたのかなと私は思うんですけれども。だから、聞いていることと資料が違ったりとか、資料を出してと言うたら全く違う資料が出てきて、これがこうですとか。ギャラリーの問題でもそうでしたね。駅のギャラリーの使用団体を出してと言うても全く出てこない。彼がやめる直前に出てきたやつが全く違う使用団体の名前ですけど、使うたらあかんところが使うてるような団体の名前が出てきたり、それでもちゃんと運用していますと言うて逃げた。本人に聞こうと思ったら、本人はもう退職されてやめてしまった。それは下の部下がやられたときでも、やっぱり上がちゃんと説明責任を果たしていかないかんなと私は思っているんですよ。私たちももっと細かく強く追及する力があればよかったんですけども、私もほかのこともいっぱい質問したいから、これだけに集中できなかったということもあったかもしれません。  できたら、この6日の日に本会議があって、委員長報告が文教でもありますので、委員長にまた聞かんならんことが出てくるかと思いますので、委員長のほうにはここではお答えはいただかないんですけども、準備しておいていただくことをまず申し上げておきたいと思います。  先ほど聞いたのは、応募期間の一番最終日の午前中に1件、午後に1件、これは民間企業なら最終日に普通は出さない。なぜやいうたら、特に午前中ならわかるんですけど、午後に出しに行ったら、おくれたらもうそれでだめでしょう。出すための資料って何十ページにも及ぶものだから、それは企業がつくったとしたら担当者が何日もかけてやったということは、人件費だけでも50万、100万飛んでいるわけでしょう。そんなことを時間おくれて没になるようなことはしないから、本当はもっと早うに出しにいかなあかんのに、何でこの時間まで出さなかったのかと、そういう疑問点が出てくる。ただ、城陽市内の業者ならばすぐ持っていけば、市役所ですから、それは午前中に持っていこうと、昼から持っていこうと関係ないと思うんですけども。  これはプレゼンテーション、つまり選定委員会にこういう案をつくりましたよというて説明会をされたというふうに聞いているんですが、私は今回決まりましたロゴスさんとつき合いはないので、全くロゴスさんに連絡するということは知りません。ただ、ロゴスの商品は持っていますけども、たまたま、きのう社明運動の夕立で駅に立っていましたけど、1人青少健の女性がおったのでしゃべっていたら、私、昔ロゴスの従業員でした。ご主人もロゴスやったんです。これはえらいことや、ロゴスのことを言うたらあかんなと思ったら、もうやめたから好きなことを言ってくださいと言われましたけども。そんな意味では、ロゴスというのは関西の中心的な企業でもあるんですけども、プラムにしろ、アイリスにしろ、食堂、レストランを経営していかないかん。キャンプ用品ではレストランの力がどこまであるのか見えてこない。どないするのやと言うたら、下請に出すか、自前でやるしかないでしょう。プレゼンというのはこういう計画で運営していきますよというて、プレゼンという形で資料をつくっていった、説明した。アイリスのほうは近いですから、どうなったんやと聞いたんです。プレゼンしましたよ。だけど、審査されるほうが、城陽市のほうが、そんな企画はあんまり関係ないねんと言われた。へえとか思いましたね。だから、企業の評価はアイリスが高かって、もう一つロゴスのほうは企業の評価は低かった。それは合併や何やかんやで前年度の赤字があったから、基本的に企業が大きくなるために合併するときには収入がふえないときもあるから、そういう形での答弁を後ろがされたように記憶しているんですけれども。だけど、プレゼンがどれだけのことができたというのも、それは関係ないねんと言われたら、今度、共立だってプレゼンやりましたね、前回のときに。そのとおり実行してないんですよ。大企業は企画書どおりできなかったら、それは契約違反にならなくても、仕事ができてないということで評価が落ちるのに、当時、次長はちゃんとやってもらいました、城陽市の指導のもとにやってもらいました。あれはうそやったということになりますね。だから、あなたの質問受付を聞かなかったわけです。わかるでしょう。そういうことで、誰が考えてもおかしいことを表現するということになってくると、私たちは安心して質問の聞き取りができない。だから、プレゼンの中で出てきた企画、どっちの評価が高いのやいうたら、ロゴスのほうが高かったけど、仕事しなくてもええのやったらそんなこと聞く必要ないですやん。共立のときにちゃんとしたプレゼンの企画の内容が実行できていなかっても、やめることに対して了解したんでしょう。プレゼンなんて関係ないんやないかということも言える。  それからもう一つは、審査日が延びた。これは何ぼでも言いわけつくんですけれども、審査が延びるということは、ロゴスにどうしても出してほしいから審査が延びて、ロゴスに資料がなかったかどうかなんてわからない。全部の資料を受け付けて昼から受けたのか、ただ単に申し込みだけがあったのか、これは見えないでしょう。だから、2つの企業があって、午前中出ていた。昼からの企業は何にも資料がないから、時間を持たして審査日までに資料をつくらせたということが妄想の世界で想定できるということを私は言いたいんです。そうでないと答えるかもしれません。答えはそうじゃないと言わなしゃあないと思っていますよ。だけど、妄想の世界では、想像の世界では、審査日が延びるということは、一方に資料を渡してつくらすということの想定もできるということも考えられる。  もう一つおもしろいのは、余暇活動センターもそうですけれども、余暇活動センターの中の契約の企業もできる限り地元企業を優先しなさいよ。職員の採用も地元の人を優先しなさいよと書いてある。だけど、今回のところは地元の企業よりもこっちが優先するという理由が何やわからない。選定委員会で決められたからというたって。だけど、多分契約の内容も地元の細かい契約の大工仕事も含めて、電気仕事も、材料の仕事も、地元企業、城陽市内の企業を優先してほしいし、従業員を使うときも地元の人を優先してやってほしいと、多分契約内容に入ってくると思う。その辺がふだん地元の産業育成やとか言いながら、地元になければよその企業も含めてどんどん入ってきてくださいよ、応募してくださいよとなるんですけども、なぜ地元の企業を育成できないのかというのが教育委員会の中で私はわからない。これは総務のほうが担当しているのかどうかわからんけども。多分これは教育だけではできないので、総務の意見が相当入っているんやと思うんです。そのあたりもう一度答えてほしいと思います。  産科のほうはわかっていて言うているんですよ。だけど、お医者さんがなかなか確保できないし、それから新しい医学部の生徒も、希望としては産婦人科を希望する学生が少ない。小児科を希望する学生も少ない。だから、医者になるのは医者になりたいとただ単に思っているんじゃなしに、なりたいと思うときにどこの方向になりたいかということも想像しているんやと思うんですけども。その中で産科の医院を城陽市内でつくるというのは、これだけの規模やと言うているんやけど、お医者さんの卵と私たちが、あるいは行政が考えているのと相当差があるんじゃないかなと思うんです。だから、5,000万と言わんと、2億、3億でも出しますよというんやったら、また向こうも考えてくれるかもしれませんけど、5,000万では診療所の土地も買えないんですよ。そのあたりを考えていかなあかんのやから、それやったらもっと子育て支援という意味で、お腹の大きくなったお母さんとか、そういう人たちが診療に行くときには、総合病院的なところへ行くためのタクシー代を出したっていいやないかというぐらいのことをやっていったほうが、私は城陽市が子育て支援という部分では前向きになったという評価をもらえるんではないかなと思うんですよ。ただ単にいつまでも5,000万、来てくれ、子育て支援のために産婦人科を誘致するという対策をやっていますねんというたって、そのうち今になったら絵に描いた餅になっているというふうに私は判断しますので、実行するというか、利益を、住民側にも行政側にも利益を応分にもらえるような心の分かち合いというのはそういうところじゃないかなということを思いますので、もう一度ご答弁をお願いしたいと思います。  それから、もう一度総務部長に返りますけれども、文パルというのは我々にとっては心のふるさとであります。財政が厳しいときでも文化を落としたら文化価値は残りません。今までの2,000年前のものでも残っているというのは、誰かが火災の中でも仏さんを抱えて外へ出たりとか逃げたり、戦火の中でも逃げたり、そういう形でしか残らない。それから、かつて失ったものは、後から価値が出てきても近くにないんですね。明治維新のときに相当日本の廃仏毀釈だけじゃなしに、絵画も海外に流出しましたね。今、展覧会をよくやっていますけど、2億、3億の作品が、買い戻そうと思ってもできないですね。そういうことにならないというのが行政の仕事であり、私たちがボランティアでもいいから文化を守りたい。その心を踏みにじるようなことを行政がまずやってはだめだということを申し上げるんです。そのことで、今、申し上げたことを中心に答弁をお願いしたいと思います。  以上です。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  私のほうから、産科の関係でもう一度考え方等、今、議員からもいただきましたお話も受けて、少しご答弁させていただきます。  繰り返しになりますけれども、ただいま城陽市については産科の誘致補助、ちなみに金額は上限6,000万ということで設定させていただいておりますので。その制度につきましては、これまでの制度創設の経過でありますとかも踏まえまして、さらに現在の城陽市の人口増、特に若者層、若年層の増が急務である状況で、先般、山背五里五里のまち創生総合戦略におきましても、若年層が住みたいまちにするための子どもを産み育てやすい環境の創出、その1つとして制度を掲げている施策でもございます。例えば議員のほうから着眼点といいますか、子育て等を支援する立場から、出産をされる方への支援というふうな視点はどうかというふうなご提案、ご意見もございました。それにつきましては、また一度他団体の取り組み例なども調査をしてみたいとも考えます。先ほど冒頭におっしゃられました産科を取り巻くような事故も判明しているような状況で、確かに医師の確保が難しいというふうな背景もございます。今回から新たに先ほどいただきました議員からのお話も含めまして、市としましては、とりあえず現行の制度は継続してまいりますが、いろんな多角的な視点、状況把握もさせていただきながら、城陽市としまして若年層が住みやすい、住みたいまちにするための子どもを産み育てやすい環境づくりといったことを進めてまいりたいと考えております。よろしくお願いします。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  それでは、宿泊施設の再度のお問いかけですので、私のほうからお答えしたいと思いますが、最終日に申請を出されるというのは企業ではあり得ないとおっしゃっておられましたけれども、これはそれぞれ最終日にお出しになって、熟慮を重ねて資料作成の上、提出されたと思っておりますので、最終日はあり得ないというのは少し当たらないのではないかなと思っております。  なお、先ほど29日の日に選定委員会を開いたというのがございますが、実は選定委員会は2回開いております。これは1回目は5月8日の日に開催をしておりまして、その際に資料をお渡しして、その間に中身をチェックいただいて、29日のプレゼンをもってその内容を聞いて、その資料をもとに質問なり採点をしていただいたというのが事実でございますので、この間、1カ月の間で資料をつくり直したとか練り直したといったことはありませんので、これはロゴスさんについても、もう一つのレク・こうのすやまの企業体にあっても、これはそれぞれの名誉のためにお知らせしていますけれども、これはそういうような不正を働いたということは1つもありませんので、これは私も自信を持って公平・公正にやらせていただいたということはここで申し上げたいと思います。  この中で、地元育成を市としては考えないのかということでございますけれども、今回は広く公募を求めまして、あらゆる企業の方から進出をお願いしたいということで公募させていただいたというのが事実でございますし、いわゆる地元というよりも、募集要項の中にあらかじめ26項目の審査項目及び配点まで公表して出させていただいた。その中でも例えば管理区域、業務範囲についても漏れなく的確に把握しているのか、あるいは市内に住所を有する者を雇い入れるようにしているのか、また物品の仕入れや業務の一部を委託するときに市内業者から行うようにしているのかなどの項目もありますので、地元企業にとってもこれは進出といいますか、業務の中はやっていただくというものも含まれておりますので、これを加味された内容になっているのかということを選定委員の方々はこれも吟味して採点をしていただいているということでございますので、地元採用、仕入れについてもチェック項目の1つに入っていると思います。  それと、審査の中で、いわゆる企画をやっていなかった、共立メンテナンスもプレゼン企画を出されていたけどもやっておられなかったというのがございます。これは全て提案の中でこういうことをしていく、こういうことで集客をするということで、共立さんについても提案をしていただいておりました。我々としてはそこに期待をして、大きな期待をして見守っておりましたけれども、やっておられないことがわかる中で、共立メンテナンスさんのほうにもいろいろと進言をしたり、あるいはこの議会の中でも一般質問等でもこういうことをしてはどうかという提案もいただきました。その中で私どもも共立さんに対しましていろいろ提案をしてまいりましたけれども、なかなか履行されなかったという事実がございます。これは本当に残念なことでありますし、プラムであってもアイリスであっても、いろいろと我々としても協議を進める中で、一体となって連携で運営をしているわけですけれども、悲しいかな実行されずに、集客もできずに、今回撤退ということになりましたけれども、これは本当に残念なことでありますし、私どもも悔しい思いをしています。今回、新たなロゴスさんが受けていただくということにつきましては、十分に監視をする中で、私どもも責任を持って履行していただくように、そして所期の目的であります集客、この3つの施設を一体的に利用することによって集客、たくさんの方が呼び込めるというような施設になるように、運営についても努力をしていきたいというふうに考えているところでございます。  また、レストランについても経験がないというようなこともございますが、この企画の中でお話ししますとたくさん時間を要するのですけれども、いわゆるアイリスとプラムのそれぞれの業態を変化させまして、アイリスインのほうはカフェ化していく、カフェテラスのようなカフェ化して、軽食というものをして、プラムインのほうにレストランを集約していく。そういうような形で一体的に分けて集客をしていくということもあります。そしてレストラン部門については、いわゆるロゴスさんのグループ企業もたくさんございますので、その中でそのノウハウを利用していきたいし、また引き継ぎの中でもそのノウハウを継承しながら、この施設を運営していきたいということでプレゼンの中でもおっしゃっておりますので、それが選定委員さんの目にとまって、採点のほうはいわゆるロゴスさんのほうが優位であったというのが結果であろうというふうに考えているところでございます。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  まずセール・アンド・リースバックの制度の概略についてでございますが、これは単に施設を売却するというだけのものではございません。売却後もその施設を市が利用するということで、売却後、速やかに市と賃貸借契約を締結できることが条件となっているものでございます。したがいまして、この制度におきましては、市民の施設利用への影響は全くありませんし、施設は永続的に使用し続けるものでございますので、ご理解いただきたいと存じます。施設の受益と負担の平準化を図るため、施設の耐用年数と償還年数の差による受益者世代と負担世代のギャップを解消するものでございまして、繰り返しになりますが、我々は常々行政改革などを考えておるところでございますが、お問いかけの件につきましては決定した事実はございませんので、ご理解を賜りますようよろしくお願いいたします。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  本城議員の質問の中に二、三回市長という言葉がありまして、それに関するお問いかけのようなものがありましたので、ご答弁させていただきます。  文パルの件でございますが、本城議員指摘のとおり、心のふるさと、まさしくそのとおりだと思っております。そして、設立の経過につきましては、本城議員が詳しくご説明されたとおりだと思いますが、私自身関与いたしましたのは、平成7年に文パルが完成する。したがって、それまでの文化組織が城陽にいっぱいあるので、これをまとめて文化協会をつくってほしい、そしてトップとして指導してほしい、この要請が行政、今道市長からありましたので、そしてそれをお引き受けいたしまして、平成4年4月4日に文化協会がオープンしたわけでございます。その後、7年の文化パルク城陽の開館に向けて、さまざまな行事を継続しながら文化活動の高揚に、城陽のまち、文化の香り高いまちづくりのために文化協会の会長として、その後、平成11年京都府議会議員に立候補するまでの間、初代の今で言う会長を務めさせていただきましたので、文化パルク城陽に関する気持ちは非常に熱いものがありますし、文化に対しても私は非常に関心を持っております。  それでその後、今、本城議員からご指摘ありましたように、市民との対話、会話はどないなっているのやという話でございますが、文パルに関して私が最近いろんな市民とお話を伺っているときには、このとおりまさしく評価していただいている市民の方がおられます。この設立の平成4年前後、文パルができた平成7年前後の今道市長の考え方、本城議員ご存じですよね。あの人は、あの市長は、思いを1つの言葉に上げられました。本城議員ご存じですよね。これは私は随分と決断、本当に困られたような言葉やったと思います。私はそのとおりなるかなと、これはちょっと不安やなという思いがありましたが、今道市長の英断に従いました。その言葉、乾坤一てきですよ。乾坤一てきの文パルという言葉でこれを建てられたわけでございます。私は乾坤一てきというのは一か八かの感覚がちょっとありまして、これは危険やなという思いがありましたんですけれども、当時の市長の思いのとおり、乾坤一てきでいかれた、それでよかったと思っておりますが。  その後、一生懸命文化活動をさせていただく中で、市民の皆さんにも非常に喜んでいただきました。ところが、当時、もう景気は右肩下がり、日本の情勢は少子高齢化に入ってきておりましたので、だんだん右肩下がりになってきておりました。これも本城議員ご存じのとおりです。そしてそのまま当初の計画どおり文パルが運営できるかということに関しまして、非常に疑問が感じられる時代にすぐ入ってまいりました。これも本城議員ご存じのとおりです。  そして、私たち文化協会、そして今の私の立場から考えますと、文化の重要性は感じております。文化があって城陽のまちであります。これからも文化振興にはしっかりやっていかなければならないと思っております。ただ、今、申しましたように少子高齢化、そして今度は今までが人口増で増収であったまちの会計が、これはもうまさしく頭を打っておりまして、どんどんどんどん減収になってきておりました。ここが問題なんです。だから、文パルに関しましては、設立当初、オープン当初、私らも含めてよかったよかったよかったといってそれの合唱でまちを文化のまちにしていこうと思っておりました。私が今の立場に立って文化のことは大事やということを言っております。言っておりますが、市民の声ということをおっしゃいましたので答えますけれども、文パルってええなという方と、今の段階では文パルは銭食い虫やなという市民の方が多くおられるのも事実でございます。これは市民の声でございます。これは本城議員が冒頭解釈されました、まさしく時代とともに考え方は変わってくる。それを的を射て表現されたものだと思っております。  以上です。 ○増田貴議長  本城議員。 ○本城隆志議員  これ以降は質問できませんので、言いたいことを申し上げるというか、要望になると思いますけれども。  まず、宿泊施設の問題でありますけれども、やっぱり査定というものは地元の企業と大企業含めて、全国から集まってくる企業との査定は同一表示にできるかどうかというのは査定の難しいところやと思うんですね。市内企業育成というものは市内の企業に対して補助金を出すか、査定の部分でどういう成長を見込めるかということも加点の中で、昔で言うと、げたを履かせるという言葉は余り表現はよろしくないでしょうけれども、そういうことをしないと市内の業者の育成というのはなかなか難しいということを私は思っております。だから、今、教育部長の答弁の中ではわかるところはあったんですけれども、前段の答弁を次長がしたときには、いいところは表現されたけど、悪いところないような表現をされた。今やったら共立の問題でも、指導したけどもだめだったよということをおっしゃっているんだから、そのことを次長が言ったときに、ちょっと待ってよ、私から一言と言えるようにならないとだめなんじゃないですか。だからこんな質問が出てくるわけでしょう。やっぱりプラスもあればマイナスもあった。そのマイナス面をしっかり言っておかないから、なかなか次の企業かて、ああこれならいけるわと、こうなってしまうんでしょう。指導がちゃんとできないとあかん。  それともう一つは、職員が指導したところで、ほんなら自分がその民間企業に入ってそのことができるのか。いや、私は公務員やからやりません。そういう話になってしまってもだめでしょう。民間に行ってもできる話をしていかないかんし、指導することが大事なのに、ここをやめられて民間へ行かれて、仕事できた人が何人いるかいうたら、いない。これも指導の弱さかなと私は思いますよ。そのあたりは今後の注意点として肝に銘じていただきたいと思います。  それから、文化パルクの話ですけども、時代は流れても今ということと微妙に違うんですね。私が思っているのは、ここは魂の場所だと私は思っているんです。ですから、これがとりあえずお金にして、また取り戻せるからいいという話ではない。その前に、ほかのことでもっと節約するなり、努力するなりしてもらわないと納得できないよ。だから、それはいいなということをおっしゃった人がおるかもしれませんけど、こちらからこの説明をすれば、そうやねとまた言ってもらえるかもしれません。それぐらい文化パルクってお荷物のように見えるけど、それだけの努力して、今までたくさんのお金を返してきて、あと13億しか残ってない。それを返しきったら丸々城陽市の市民のものになるんですよ。今、借金のカタにまだ取られているみたいなんです。  ここで言っていいのかどうかと大分悩みましたけど、娘を抵当に出すというたら、50両返すのに本当に20年で借金返したら、娘、帰って来いよというけど、もうそのとき娘でないんだもの。それぐらい思い切った策なんです。だけど、そんなことしないようにしてほしいというのが私たちの願いであり、私の願いなんです。文化協会のメンバーも多分ほとんど同じことやと思うんです。私、文化パルクができたときに1週間に3日から4日行ってたんです。それぐらいお茶飲みに行くのは文化パルクの図書室でお茶飲ましてもらって、その後またレストランへ行ってお茶を飲む。そんな繰り返しをしてたので、その前はどこへ行っていたかというと、市民体育館にしょっちゅう行っていましたから、アイリスインへ行って、お茶濁してまたこっちへ帰ってくる。社会教育をやっていると、こんなことばっかりの繰り返しですよ。だから、いかにその施設やその団体や行動に愛着があるかというのは、私の仕事であると思っています。それがまた議員にもそういう仕事をみんなに知ってもらいたいというのが我々の立場でもあるな。これは文化協会でも同じだし、体育協会も同じだと思うんです。体育館もまたそうやって売り払って、またセール・アンド・リースバック、いいじゃないのと言われたら、コミセンも皆そうなってしまったら、それこそ大変ですよ。もう左前やということを表現しているわけですよ。まだ泉佐野のように危機感が、あそこはもう大変なんですけど、そこに近いということはないでしょう。何とか努力したら、泉佐野のようなことはないでしょう。あそこは借り手がないから幽霊ビルみたいにしてビルが建っておったわけでしょう。それを市が何とかお金を借りて、またテナントを入れるための、もっとテナント料も安く入れようとしているわけでしょう。だけど、税金が入ってくるから、うはうはしながら、ようけ事業をしたいのはわかるけれども、それの頭金をつくるというのはなかなか難しい作業かなと私は思っております。  最初に、冒頭申し上げたように、二元代表制というのは、議会は市長に対する絶えずチェックをするというのが私は二元代表制なんです。だから、小池知事はそういう意味では、自分の都民ファーストが勝ったために、代表をやめるということを言った。これはやっぱり二元代表制を守りたい。今まで首長が言ったことについていく議会だったから、そうでないよ、議会からも発言してほしいし、自分に近い人であってもどんどん発言してほしいという表現だということをきょうの朝のテレビでやっておりました。そういう意味では、私も議会の中で最後まで発言したいと思いますし、9月に市長選挙を迎えますけれども、1人でも逆の方向に行きたいと思います。  ありがとうございます。 ○増田貴議長  午後2時20分まで休憩いたします。         午後2時10分     休 憩         ──────────────         午後2時20分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  西良倫議員。 ○西良倫議員  〔質問席〕 初めに、きのうお亡くなりになりました本市消防職員、新宮直和さんのご冥福を心よりお祈りいたします。  日本共産党議員団、西良倫です。  5月に東京のパワースポット、板橋赤塚乗蓮寺に立つ東京大仏に手を合わせました。40数年ぶり、寺田駅前で大仏の膝の上にクラスみんなで乗せてもらって以来の再会というタイムスリップでした。東京に立っている今も、大仏誕生の地が今もほぼ更地であるふるさとに、どんなエールを送るべきか、私にはまだそのままと嘆いているように伝わります。  最初の質問は、古川改修の件です。  去る4月7日金曜日の夜、古川改修工事の説明会がありました。既に進行中の上流部分の改修工事も、車両通行どめによる生活上の不便を承知のもと、かつての水害が改善されるのならばと付近住民は期待しながら、その工事を見守っています。古川改修工事のメーンともいえる40軒近くになる方々の移転になったその土地が、拡幅された川と管理用道路になる計画ですが、過日の説明会、参加者からどのような要望、ご意見が出されましたか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  地元説明会で出ました主な要望と意見についてご答弁申し上げます。  本年4月7日に寺田西小学校で行われた説明会では、古川床上浸水対策特別緊急事業の概要、発注工事の施工手順と交通規制、事業損失調査に係る家屋調査について説明がなされました。地元からの要望といたしましては、施工時と資材等搬入時における安全対策や事業完成イメージ図の作成、見やすい資料づくり、希望者に対する家屋調査の追加などの対応についての要望がございました。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  これまで家の裏側、後ろ側であったところに道路ができ、すぐそのそばまで川が来ることになります。家の北側道路が玄関側、南側にも道路となれば、これまでと大きく住環境が変わります。どのような管理道路が考えられているのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  管理用通路についてでございます。河川管理用通路は、基本幅員約3メートルで計画され、河川の管理を目的として設置されるものですが、現時点では詳細は示されておらず、次回の説明会でイメージ図が提示されると聞いているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  私は、管理という以上、管理の中身も含め、建設に当たっては行政と地元自治会が思いのやりとりを深め、キャッチボールが丁寧でなければだめだと思うわけですが、丁寧なキャッチボール、大丈夫でしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  議員ご質問の行政と住民とのキャッチボールを丁寧に進めてもらえるかということでございますけれども、従前より市におきましては古川対策チームを立ち上げ、京都府と一緒に丁寧に用地買収に取り組んでおります。今後も今までどおり丁寧な対応をしてまいります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  東京大仏を探す道すがら、目にとまった言葉に出会いました。自主管理歩道というものですが、そこは横に車道もありましたが、歩道・車道・歩道、その横に自主管理歩道でした。古川の場合ここまで広くありませんが、東京の場合ですが、横に花壇もあり、一般道と区別の鉄製の柵が続き、地面はレンガ2色のおしゃれな歩道でした。この古川の場合も管理道路というプレート表示など工夫がされると思いますが、何がどのように違うのか。違いがあるかどうか、青写真を示してほしいと思いますが、先ほどまだかと言いましたが、どうなんでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  今、議員ご質問がございました東京での自主管理通路という道路でございますけれども、道路形態が具体的にわからないので、何がどのように違うのかとご答弁できかねますけれども、先ほど答弁いたしましたとおり、河川管理用通路は、河川の管理を目的として設置されるものでございまして、今の自主管理通路というものは本市にはございませんので、何とも答弁のしようがないところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ということは、それは管理ということで河川の管理ということなので、もし大きな事故とかがあっても、それは府なりの責任なりというところになっていくのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  府が管理する管理用通路であれば、そこで起きた事故等についての責任については府のほうの責任になってくるかと思いますけれども、現時点では市が管理するのか、府が管理するのかということまでもまだ未定でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  そこはまたよろしくお願いしたいと思います。  今、古川の現場に行きますと、古川とその横を東西に走る道路、多くの更地、道路からの空き地越しに家々の裏側が見えます。かねて余り気にとめなかった場所が人目につく場所になっているわけですが、これは今後、工事完了のときまで続くわけで、将来にわたってのプライバシー保護、防犯上対応したいことなどへの費用負担に行政からの支援があるのでしょうか。  最後に、また説明会の日取りがわかれば教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  行政からの支援と次の説明会の日取りについてご答弁いたします。  地域からのプライバシーの保護や防犯に対する要望につきましては、沿線地域の声を聞きながら、京都府と古川対策チームで丁寧な対応をしてまいります。  なお、次回説明会につきましては、8月ごろに実施する予定と聞いているところでございます。
    ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  よろしくお願いします。  次に、古川・嫁付川合流部の改修、その進捗状況を伺います。5月の雨が少しきつく降った日でしたが、合流部分の古川右岸に10メートルばかりの青いシートが張られており、10日後ぐらいでしょうか、気になっていたので現場に行ってみると、コンクリートでの改修がなされていました。しかし、雨がきつかった日の校舎側、左岸は川岸のコンクリート塀めがけて横の土壁が崩れ、時折強い水流が入り込み、どんどんと土を崩しておりました。4月、5月と行くたびごとに合流部分は変化をしていますが、その改修状況や今後の見通しを教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  嫁付川合流部付近の古川改修工事の改修状況と今後の見通しについてご答弁いたします。  古川広域河川改修事業として事業実施されています、議員ご質問の古川と準用河川嫁付川の合流部付近の崩れた箇所につきましては、昨年度の雨で右岸側の護岸が崩れたことから、平成28年度事業として既に工事が完了されております。左岸側につきましては、下流の市道132号線古川橋の工事の後に河道拡幅工事がされると聞いておりまして、既存ブロック積みとの取り合い箇所は整形されていることから、当面は現状のままとお伺いしておりますが、市も現地の状況を確認しながら、府と協議してまいります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  何分学校の、古川の新しい橋が架けられようとしていますが、そのそばになりますので、また子どもも通りますので、しっかりした安全が確保された工事になるようにお願いします。  次に、荒州南橋上流の古川親水広場の復旧についてです。現場は三、四年前とは随分変わり果て、雑草は生い茂り、水辺には近寄ることもできないほど、とても水に親しめる状況ではありません。名前は親水広場です。水辺で遊べる古川をつくる会の看板には、古川は地域の大切な空間ですとうたっています。その看板も草で見えにくくなっており、以前は川遊びの心得を書いた注意喚起の看板もあって、子どもや親子連れでの水辺遊びの場にもなっていました。復旧を府に申し入れるつもりはありますか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  古川親水広場の復旧についてご答弁いたします。  古川親水広場につきましては、平成20年3月に緑の河川復活事業として京都府において整備されたものでございます。荒州南橋から国道24号までの区間については、今年度から護岸整備工事が実施される予定と聞いており、議員ご質問の親水広場においては、基本的には親水広場を残す形で水辺に近づける構造で整備が行われる予定と聞いております。なお、護岸に植えられている樹木は、護岸整備工事に支障となる樹木については伐採されるものと聞いておるところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  あそこのスペースはかなり広いところで、本当に川に近づいていくことだとか、休憩できるとか、川をしっかり見るとか、観察ができるとかいう形になっていましたので、それができるようにお願いしたいと思います。  古川橋が架かる24号バイパスの下を横切って流れる古川のこのあたりでは、野鳥の中でも貴重なカワセミが飛来してくるのがここにある親水公園です。子どもたちが生き物や川の自然や怖さも体験できる場であり、野鳥観察初め、地域の散策コースでもあります。ぜひ予算要求をしていただき、話は聞きましたので、改良するということですので、よろしくお願いします。  次、2番目の質問項目です。市内公共交通の拡充について質問させていただきます。  去る6月15日、古川地域で公共交通の拡充を求めている方々から、3月議会で継続審議となった請願を採択してほしいとの請願がありました。22日の建設常任委員会でも、3月議会に続き議論が行われましたが、賛成を得ることはなりませんでした。私も何度となくこの問題、質問に立ってきましたが、残念ながら古川の住民たちの思いがまだまだ市当局にわかっていただけていないように思えてなりません。住民たちの再三再四のこの願い、どのように認識なさっていますか。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  古川地域の住民の方々の願いに対する認識ということをご質問いただきましたが、平成27年度に開催しました城陽市高齢化社会における地域交通のあり方検討有識者会議での意見を踏まえまして、古川校区につきましては、高齢者外出支援事業といたしまして京都きづ川病院のご厚意により、同校区の高齢者を対象に、病院の送迎バスの空いた席を利用し、外出の支援を行う事業を行っております。当事業は、28年10月3日より久津川方面と長池方面の2ルートで運行を開始し、ことしの4月1日からは寺田方面ルートを新たに追加して実施しているところでございます。また、このほか市民の方から強く要望されていました老人福祉センターバスの空き座席の利用についても検討を行いまして、ことしの4月1日より、老人福祉センターの利用登録を行えば、その日にセンターを利用しない人でも陽東苑の送迎バスに乗車できることとして、既存資源を有効活用し、高齢者の足の確保に努めたところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  通告書で示しました質問要旨の1項目めの中の青谷地域の拡充については、建設常任委員会の場で9月議会までにはその具体案を示せるように努めてまいりたいとの返答がありましたので、期待をして待ちたいと思います。  古川地域への対策としてのきづ川病院の送迎バス利用を進めてきましたが、患者さん以外にバス利用をしている人の人数やご意見などを教えてください。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  私のほうから、きづ川病院の患者さん以外のバスの利用者の人数、またご意見等についてご答弁をさせていただきます。  まず利用者の人数でございますが、平成28年11月に実施をいたしましたアンケート調査の結果でご答弁をさせていただきますと、月1回から3回の利用という方も含めまして、利用された方は10人余りという状況でございます。次に、利用者のご意見でございますが、このバスの利用により外出機会がふえたという方が約23%おられます。また当該バスで一番希望することはというご質問がございまして、お答えいただいておりますが、やはり一番希望が多かったのは行き先の拡大が一番多いお声でございまして、次いで停車地点の拡大、そして利用時間帯の拡大という状況でございました。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  高齢者たちの外出がふえているということは、やはりこういった事業が補完する形であるんだけれども、少しでも役には立っていっている。また、行き先の拡充であるとか、停車場の拡大であるとかいう声があるので、そこのところを何とか考えてもらいたいなというふうに思います。  私は、乗車許可を願い出た登録者が乗るためには、始発のK病院へ行かねば乗れない。乗り降りがそれぞれ始発・終点の2カ所に限定されていて、利便性が低過ぎるというところにも利用者がふえない理由があると思っています。先ほど11名とか10人余りとかありましたけれども、始発点と終点との間に、せめて先ほど要望の中でありましたが、1カ所でもバスがとまるならば、集落のほぼ中心地など、今、運行しているコース上の中で希望は決まるはずです。民間のご厚意プラスの部分こそ公共という行政の参画であり、さんさんバスを補うためのフォローと言えないでしょうか。せめてこの点、検討課題に入れてください。どうでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  まず京都きづ川病院の送迎バスの乗降場所といいますのは、患者移送という本来の目的のために設定をされているものでございます。市がこの事業のために乗降場所の追加をお願いしますことは、病院本来の業務に支障を来すおそれがあること、また有識者会議におきまして、まずは駅と病院をつなぐ形態で進めるべきというご意見をいただいていますことから、本事業の実施につきましては、現状でのご利用にご理解をいただきたいと考えておりますので、よろしくお願いします。  なお、先ほど木谷部長からの答弁にもございましたけれども、平成29年4月1日から新たに寺田駅方面ルートを追加したことによりまして、病院と駅以外に城陽市役所も乗降場所に設定し、市民の利便性の向上に努めているところでございます。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  寺田駅前の近く、それと市役所前が増便されているというところは本当にありがたいことです。  それともう一つ、老人ホームのことですけれども、陽東苑でこの4月から実施されることになりました高齢者外出支援事業への送迎バスの利用は今後の事業拡大へのサンプルになるはずですが、実施して1年後なりの総括の中で、陽東苑以外の老人福祉センターの送迎バス利用の可能性はどうなのでしょうか。 ○増田貴議長  吉村部長。 ○吉村英基福祉保健部長  これにつきましては、平成29年の3月議会の一般質問でもご答弁をさせていただきましたが、委託先であります社会福祉協議会が乗車状況を調査いたしましたところ、北部を中心に回っております陽東苑バスにつきましては、全区間において空席がある。陽寿苑のバスにつきましては、一部の区間においてはほとんど満席という状況が確認されました。このような状況から、陽東苑バス、これにつきましては当日の施設利用者以外にも開放しても本来の目的に支障が生じない、生じる可能性が低いと、こういった判断から、これを有効活用することに決定をした経過がございます。陽東苑以外のバス、要するに陽寿苑バス、これにつきましてもこの運用の拡大が図れないかという趣旨のご質問だと思いますが、社会福祉協議会に再度状況確認をいたしましたところ、前回の確認と同じく、一部の区間では空席があるものの、ほとんど満席となる運行区間があることを確認をいたしております。したがいまして、陽寿苑バスを施設利用者以外の方に開放する考えは現在のところございませんので、ご理解いただきますようにお願いいたします。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ということは、公共交通というところの分野での施策としての不十分さというのか、なかなか市民が思うところまで外出支援事業だけでは叶えていくことは少し無理があるというところの反映だとも思うんです。  最後に、古川地域のお年寄りの方の生の声をお二人紹介させていただきます。足の悪い人が多く、買い物に困るゆえ、バスを10日に1遍でもよいから、どこか決めて、お買い物に連れていってほしい。バスのお金は払います。Aさん、86歳の女性です。もう1人。郵便局が遠いので困っています。これは平川の郵便局だと思うんですけど、そこでも遠いと言っている声ですが、88歳にもなると大変なんです。久津川の駅まで歩いていくのも何も乗り物がないので困ります。Hさん、88歳の女性です。  全ての市民の足の確保という公共交通の課題は、市民生活の土台をなす行政施策の中でも中心課題で位置づけも大きいはずですが、私には市政の頑張りが伝わってきません。第4次総合計画の中でこういうふうにうたっています。少し長いですが、読ませてもらいます。城陽さんさんバスについては、今後も引き続き利用者増加を図る取り組みが必要ですが、路線の拡大や運行本数の増加は新たに多額の財政負担が生じることからも、困難な状況となっています。しかしながら、新市街地や東部丘陵地整備に伴う新たな人の流れが生じることが想定されることから、ニーズや事業効果等を考慮した路線の見直し検討を行うにあたり、需要見込み、経路の設定、バス事業者との調整、進出企業等の意向及び市民ニーズを整理する必要があります。  この文言を読んでいると、文の最後に、及び市民ニーズとあって、市民よりも企業の意向に配慮すると読めます。また、この城陽さんさんバス路線図ですが、これを見ていますと、残念ながら古川地域にはバスの絵があって、近鉄寺田駅行きはこういうコース、赤字であります。アル・プラザ城陽行きはこういうコースという絵と写真と説明が古川地域の地図上にあります。地域の場所にあります。もう一つ、バス路線がない青谷のほうは、この図では富野小学校があり、桜堤の富野緑地のところまではあるのに、右側は経路図、寺田駅や城陽駅の詳しい説明図で埋まっていて、まるで古川地域や青谷地域は城陽市内でないようにも見えます。  ここのところ、視察で訪問した武蔵野市では、降りたバス停から目で見える範囲で次のバス停をというふうに、公共交通を市の発展の土台に位置づけ、努力していました。暮らしやすいまちづくりは定住化に欠かせないこと、間違いありません。行政の一層の努力を求めます。  次の質問に行きます。塚本深谷線の安全対策です。  8月末ないし9月初旬ごろの開通を目指して工事が進んでいますが、私が気になっている箇所から順次伺います。初めに踏切のことです。数少ない城陽の東と西を結ぶ道路となり、近鉄久津川駅前、近鉄寺田駅前、また富野荘駅前、JR城陽駅前などとの違いは、線路に沿う形で道路が走っている場所になるということです。城陽では特異の場所になります。この塚本深谷線開通後の車両通行量は1日当たりどれほどと踏んでいるのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  8月末の開通を目指しております塚本深谷線の予測交通量についてご答弁申し上げます。  開通直後の交通量予測はございませんが、先日の建設常任委員会で報告させていただきました都市計画道路網見直し検討におきましてお示ししました道路網が完成し、予定されている開発からの発生交通量を加味して算定しました将来の予測交通量は、1日およそ5,000台でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  次ですけれども、寺田1号踏切を例にイメージするわけですけれども、歩道については車道の両側、北側にも南側にも歩道があるわけですね。線路の東側には歩行者用の道路が車道より高く区別してつくられていますが、尺後台自治会側、つまり線路より西側は踏切線路上だけの車歩道区別ということでしょうか。人が渡り終えれば、車が人と同じ路面を北へ南へ走っていくことが予想されますが、特に線路西側の踏切そばの安全確保、その対策をお聞かせください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  新設踏切における安全確保についてご答弁申し上げます。  新設踏切の構造につきましては、寺田1号踏切と同様に、車道と歩道を分離した構造で両側に約4メートルの歩道を整備してまいります。踏切西側の安全対策につきましては、遮断機から車道までの間に約3メートルの歩行者等がたまれるスペースを設けておりまして、また西側市道の横断につきましては横断歩道が設置され、歩行者の安全を確保してまいります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  よろしくお願いします。  信号の新設についてお尋ねします。府道との交差点以外に、久津川、古川地域と寺田、寺田西地域を結んでいる2つの道路があります。嫁付川に沿うように走る市道234号線との交差点のことから伺います。この道路は、これまで久津川7号踏切を越えて、久津川、古川を通り、大久保バイパスへの近道として、狭い上に混雑という状況で、自転車、バイクなどもよく走っている道路です。信号設置は地域の主な要望の1つですが、どのような信号が検討されていますか。今の判断を教えてください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  信号の設置でございます。先日の小松原議員の質問でご答弁いたしましたけれども、開通時に信号が設置される箇所につきましては、府道城陽宇治線との交差点、国道24号との交差点と市道234号線の交差点、この3カ所に設置を予定しております。市道234号線の信号につきましては、押しボタン式信号での設置が予定されているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  押しボタンということですが、また状況を見て住民は判断をして渡ったりするのかなというふうに思います。この市道234号線、もう少し道路が広ければ古川地域へも文句なくバスが通る道路となるのでしょうが、今回の開通による交通量増加も予想されるわけですけれども、車道・歩道の区別がありません。自転車が安心して走れる、人が安心して歩ける、そのような安全への対処、関連しての改修などはないのでしょうか。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道234号線につきましては、塚本深谷線周辺整備事業といたしまして、嫁付川都市下水路に張り出した構造で歩道整備を今年度より予定しているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  ということは、それは1メートルぐらいの幅で広がるということでしょうか。そういうことですか。  もう1カ所、ひだまり久世がある南里の西地域から西城陽中学校の近くまでを走る道路とも塚本深谷線が交差をします。この道路は農道機能が中心になっていますけれども、耕運機以外にもバイク、自転車、軽自動車、人の往来なども多く、今回の開通による影響はすぐにでも起こることは予想できますが、交通安全上の対応、将来への道路構想、信号設置の有無など、検討事項を示してください。 ○増田貴議長  森島部長。 ○森島正泰都市整備部長  市道5号線との交差点の交通安全上の対応、将来の構想、信号についてご答弁いたします。  市道5号線との交差点につきましては、信号の設置はされませんが、交差点東側に横断歩道を設置する案で公安委員会と協議を行っております。また、開通時には一部すりつけ区間を幅員5メートルで塚本深谷線に取りつけることとなりますが、開通後には福祉施設までの延長約100メートルを幅員5メートルで拡幅整備を予定しておるところでございます。  なお、将来的には都市計画道路西城陽線を南北に整備することにより、右折レーンを設けた交差点形状となってまいります。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  次に、質問要旨第2項目め、バスの運行計画についてお伺いします。公共交通の拡充、人口の将来プラン、交通網の整備の一環として、塚本深谷線へのバス路線の運行をする予定があるでしょうか。考えを教えてください。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  塚本深谷線へのバス路線の運行予定についてご答弁申し上げます。  現時点におきましては、具体的に塚本深谷線へのバス路線の運行予定はございません。今後でありますが、先ほど議員からも第4次総合計画の内容をご説明いただきましたとおり、本市においては新市街地や東部丘陵地などの整備が進んでおります。今後、これらの土地利用が進み、新たな人の流れが生じることが想定されますことから、企業の張りつき状況や人のニーズにあわせて運行計画の変更などの協議が必要になると考えているところでございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  残念な思いもするんですけれども、仕方がないのかなと思ったりもしますが、ここは要望、また取り組みを進めていきたいなと思っています。実現するまで質問とかには立っていきたいなと思います。  次ですけれども、最後の質問です。寺田西、古川地域における買い物に困っている方への対策について質問します。  近鉄沿線西側については、宇治大久保から今池、水主地域に至るところまできょうの食材、あすの食材が求めやすい、つまりは生活するのに助かるわと言えるスーパーがありません。以前あった北陽ショッパーズ、ハッピー城陽などが撤退し、北の城陽が沈み、市の玄関口の太陽も沈み、ハッピー度合いが落ち込む一方で、山手側ではアウトレットモールという超大型のマーケットがつくられるらしい。高速道路に乗ってあすからの食材を買いに行ける店舗でもありません。私が問題にしたいのは、わざわざタクシーを使って寺田駅そばのスーパーまで買い物に来られるお年寄りたちの老後の食生活の現実の厳しさ、政治の力で何とかできないものかと思うわけですが、今あるコンビニにスーパーのかわりはできません。市長が掲げた第4次基本構想に、生活輝く、自然と調和した快適なまちという柱がありました。食材を求めにお年寄りご夫婦がつれあいの体調などにも気を配りながらカートを運ぶ。しまっておきますからとつい手助けしたこともありました。こうした厳しさに生活輝き、快適なまち、思えませんよ。幸い寺田駅西側ではときどきよい品を一生懸命安くという路上販売店や、午前中限定、品目は冬野菜、トマト、サツマイモなど限ってはあっても販売をしてくれているK農場、今は来なくなった三重の海の魚の路上販売、買い物難民はテレビや新聞の世界のことではない実態が私たちの身近に迫っています。このような課題解決のためにも、K工芸跡地の東京大仏誕生地やO家具店跡地に行政もリードしてのまちづくり構想を示すときです。そして、買い物難民ゼロの城陽づくり、進めてください。考えを伺います。 ○増田貴議長  木谷部長。 ○木谷克己まちづくり活性部長  買い物弱者対策に取り組む事業者への支援というお問いかけでございますが、移動販売等への現在、行政としての事業者への支援制度につきましては、買い物弱者対策としまして小規模事業所に対しまして既に中小企業庁が補助制度を設けられております。日本商工会議所が窓口となって、各地の商工会議所において取り組みが取り組まれておるところでございます。また、買い物弱者に限定した制度ではございませんが、本市独自の創業支援に係る制度といたしまして、市内で創業される方を対象に、創業に係る経費の一部を支援する城陽市創業支援補助制度も設けておりますので、これらの制度のご活用をいただければというふうに考えるところでございます。事業者への創業支援等につきましては、今後ともさまざまな制度の周知に努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○増田貴議長  西議員。 ○西良倫議員  定住人口をふやすためにも、それを見込んだ駅づくり、駅立体交差、急行停車、駅前整備と商店街振興に市や府の予算と知恵を本気で集中すべきときであり、みんなの声をまちづくりにと掲げる寺田駅前まちづくり協議会の駅前看板や東京大仏の目を悲しませるようなことではだめだと意見を述べ、暮らしの足元にこそ行政の力を入れていくべきだということを申し添えて、質問を終わります。 ○増田貴議長  午後3時10分まで休憩いたします。         午後2時59分     休 憩         ──────────────         午後3時10分     再 開 ○増田貴議長  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  若山憲子議員。 ○若山憲子議員  〔質問席〕 通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。日本共産党議員団、若山憲子でございます。  通告に従って質問はさせていただくんですけれど、きょうの新聞報道にあった文化パルクの問題が大きな問題になっていますので、1番の質問、計画への市の見解については省かせていただきたいと思います。  この城陽市の公共施設と総合管理計画からということで、城陽市の場合は10年間の計画にされていると思うんですけれど、その経過について教えてください。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  公共施設等総合管理計画の計画期間へのご質問でございますが、これにつきましては国の指針に基づきまして、10年と設定したものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  国の指針でということで書いてあったと思うんですけれど、そしたら宇治市など他市では30年の長期計画を策定していると思うんですけれど、城陽市が10年にした理由を教えてください。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  計画期間に係ります宇治市の考え方については、わかりかねるわけでございますが、本市におきましては、今後、新名神高速道路の開通や東部丘陵地の整備によりまして、市を取り巻く環境が今後10年で大きく変化していくと見込まれますことから、計画と社会情勢、これに乖離が生じないように、本市におきましては10年計画としたものでございます。
    ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  本市を取り巻く環境が新名神とか東部丘陵地の問題で大きく変わるということで、現状との乖離がということだったと思うんですけれど、そしたら、この中でいわゆる宇治市とか他市でもそうなんですけれど、国が示している人口比での公共施設の床面積での削減目標というのがあったと思うんですけれど、本市はそれに対してどのようなお考えですか。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  本計画の策定目的が、財政負担の軽減、それから平準化を図るとともに、公共施設の適正保有、適正配置を行うと、そういうものでございますので、人口比に対する床面積の削減といった総量の数値目標を置くのではなく、先ほども申し上げましたが、新名神高速道路の開通や東部丘陵地の整備による市を取り巻く環境の変化を踏まえまして、今後、各施設ごとに人口推移や市民ニーズ、行政効率、費用対効果等を総合的に勘案する中で、統廃合や複合化、長寿命化、耐震化について検討してまいりたい、そのように考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  単純に総量での数値目標削減ではなくて、そもそも財政負担の平準化、また適正配置の問題でこの計画をつくったということについては、そのこと自体は理解をしますけれど、総量目標そのものを置かないということは、これは私はよかったなと思うんですけれど、そしたら、例えばあの計画の中では、耐震基準以前の例えば久津川公民館と地域ふれあいセンターについては、久津川地域であり方を検討というように計画の中で書かれていたと思うんですけれど、このあり方の検討という場合は統廃合ということで、保有・配置の適正化がこの計画期間内に行われるというように理解したらいいんですか。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  今、具体例を挙げていただいて、統廃合の時期についてお問いかけをいただいたわけでございますが、今の質問にございました久津川公民館、地域ふれあいセンターにつきましては、統廃合するといったことは計画自体には記載はいたしておりません。今後の対応といたしましては、施設ごとに老朽化の状況や行政効率、費用対効果、これを検証いたしますとともに、人口の推移や市民ニーズ、施設の重要度といったことも含めて検討を行いまして、更新や長寿命化といった城陽市公共施設等総合管理計画の方針を踏まえました上で、各施設の所管課におきまして、必要な時期に個別の施設整備計画を作成してまいりたいと考えております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  計画の中に特にいわゆる統廃合ということは書かれてないということだったと思うんですけれど、これで言うと、いわゆる数値目標というのではないけれど、城陽市が示された図表の中で耐震化、ソフトとハード面の図式があったじゃないですか。あれで言うと、いわゆる耐震化のない施設というのがハード面で一番低いところにあって、ソフト面は利用の少ないところということで、一番統廃合の可能性があの計画からは読み取れたんですけれど、ほかの耐震化が行われていないようなところでも、長寿命化という書き方をされていたと思うんですけれど、ここについてはあり方の検討というようにされていたので、実際の時期はいわゆる公民館とかになると公民館法とかがあるので、その法律そのものは廃止になっていないと思うので、たとえコミセンに城陽市がシフトしているとしても、むやみやたらに廃止ということにはならないと思うんですけれど、この計画の中では統廃合ということは書いていないということですけれど、私が計画を読んだ範囲では、一番ここのところが統廃合の可能性、それは個別の中でまたされると思うんですけれど、計画期間内、いわゆる38年までですかね。そこの中ではあり得るのかなと思っています。  それと、総合管理計画の例えば先ほど文パルの問題があったと思うんですけれど、あれは先ほどの答弁では、契約はしていないということと、記者の取材があったということは事実というように認められたと思うんですけれど、そしたらあそこの中に書かれていた、例えば選挙が終わった10月にいわゆるこの計画を出すというようなことは事実なのかどうか、そこを1点お聞かせください。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  現状におきまして、先ほどご答弁申し上げましたとおり、現状において決定したものではございません。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  現状では決定をしたものではないということは、10月のいわゆる説明というんですか、あの説明のやり方にも私、すごく違和感を感じるんですけれど、新聞報道ですのでどこまで行政側との事実関係なのかは、先ほど否定をされませんでしたので、私はあれがほぼ事実やなと思うんですけれど、一部の会派には説明をしたということと、その詳しい内容が書かれていたじゃないですか。それときょうの朝の新聞報道でああいう記事が載るということと、私たち会派は当然全く何も知りません。例えば私たちはいわゆる野党と言われている会派ですけれど、それでも二元代表制からすると、本当に市長がそのことに対して、財政的な負担も含めて何とかしなければならないというように思っておられるのであれば、常々言っておられるように、情報公開と私たちにも、当然、議員に対しては同じように説明責任を果たしていただきたいなと思うんですけれど、それで言うと、あのやり方というのは大変納得がいかないものがあります。  それと、先ほど市長が文化パルクのことについて、よい施設だという評価の方といわゆる金食い虫やと言われる方がおいでになるというようにおっしゃったと思うんですけれど、それは市民の方の言葉ですし、そのこと自体は金食い虫というように言われたというのも事実だとは思うんですけれど、文化に造詣が深いと言われている奥田市長が、その文化の殿堂と言われている施設を金食い虫と言われたことには大変私は違和感を感じました。行政が持っている公の施設で、それも文化的な施設であれば、費用がかかることは当然やし、当然そのことによって指定管理者制度を導入されていると思うので、そこは別に答弁は要りませんけれど、大変違和感を感じたというのが事実です。  それともう一度、済みません。10月のことについて、それは次、この契約は実際、今時点ではしてませんよということやけれど、次にはあるのかどうか。それと、あるのであれば、私たちとか市民に対してそういうことが、こういうものが記事に出る前にちゃんと情報公開していただけるのかどうか。そこだけ教えてください。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  前段の質問のお話ですけれども、金食い虫と言っているのは、本城議員から、今、市民の声を聞いているかということで、聞いた話として、文パルをいいと言う人と金食い虫やと言っている人がいるということを紹介しただけで、私が言っているのではありませんので。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  先ほどの繰り返しになりますが、我々は常々さまざまな行政改革などを考えているところでございまして、お問いかけの件につきましては、決定した事実はないということだけお答えさせていただきます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  新聞報道がうそだったということなんですよね。一部の会派に説明したという事実はないというように理解したらいいんですね。  それと、今後、そういうことがある場合には市民に情報公開をして、私たちにもちゃんとそういう説明をしていただけるというようにとっていいんですね。 ○増田貴議長  本城副市長。 ○本城秋男副市長  まず新聞の関係でございます。先ほど部長が申し上げましたように、今回、制度についての取材を受けまして、答えたものでございまして、実施についての方針決定というものはございません。制度についての説明を申し上げたのが事実でございます。  それと、議員さんとの関係のご質問がございました。我々政策検討の段階で、与党議員さんと相談させていただくことはございます。今回、さまざまな意見交換をしたものでございます。そういった意味で、先ほどご質問がございましたが、今後とも、今のご質問のケースにかかわらず、与党議員さんとさまざま相談申し上げることはあるということでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  これは古いというか、ずっとあった体質ですけれど、いわゆる政策意思決定過程と言われるものは非公開ということとか、いわゆる与党の議員とは相談しますよということ。でも、城陽市の公共施設の売却とかということになった場合には、公共施設というのは市民の財産でつくられたものですから、それに対しては与党やから相談する、野党やから相談しいひんというのではなくて、ちゃんと情報公開、私はすべきだと思うんですけれど、副市長の考え方はわかりましたけれど、私はそう思いますけれど。  そしたらこの問題、実際には制度の説明はしたけれど、実施についての取材はなかったということで理解したらいいんですね。だから、あそこに書かれている10月ということも、一部会派に説明したということも、必ずしも事実ではないと理解をしたらいいんですか。 ○増田貴議長  本城副市長。 ○本城秋男副市長  先ほども申し上げましたように、新聞の取材につきましては、制度についての取材を受けて答えたものでございます。それと、与党議員さんとのご質問がございましたが、それにつきましては先ほど申し上げたとおりでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  わかりました。新聞記事のほぼ8割方、9割と言っていいのか、事実だったということで、実施そのものは今はないということで、あそこに書かれている10月があるかもわからないというように理解をしておきます。  そしたら、次に移らせていただきたいと思います。いわゆる文化パルク城陽の中で指定管理者になっていない公立図書館のことについてお伺いをしたいと思います。いわゆる公立図書館が指定管理者制度の対象でないという理由は何ですか。 ○増田貴議長  河合部長。 ○河合寿彦総務部長  図書館を指定管理の対象外といたしました理由でございますが、委託化した場合の効果が低いと見込まれましたこと、また教育的見地からも直営が望ましいとの判断があったと認識をいたしております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  そうですよね。公立的効果、いわゆる公立図書館については図書館法で公立図書館は入館料その他、図書館資料の利用に対するいかなる対価も徴収してはならないというようにうたわれているわけですよね。だから、よそなんかだったら図書館とセットで何かを指定管理にするとかいうことであれば民間の利益につながるかもわからないけれど、図書館だけではそこにつながらないと思うんですけれど。  それと、教育的観点でということをおっしゃっていただいたので、これは1点、教育委員会にお聞きをしておきたいと思います。補正予算の中でいわゆる教育施設として公立図書館も含めて指定管理者になじまないものはないとおっしゃったと思うんですけれど、今でもその考えに変わりがないのか、変わりがあるのかだけお答えください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  教育委員会といたしましても、図書館を指定管理の対象とすることは考えておりません。先日の補正予算の審議の中で、若山議員のほうから指定管理者制度になじむか、なじまないかについてお問い合わせがございました。そのときに私がお答えさせていただいたのは、本市では従来から指定管理者制度のもと対応している施設、直営により対応している施設がございます。どちらかということですね。いわゆる指定管理にするか直営にするかということでのお問いかけで、私は限定して、今、指定管理をしている施設についてなじむということでお答えをさせていただいたつもりでございます。現状においては、教育委員会施設も今、言いましたようなところでやっておりまして、市立図書館については現状においては直営による運営がふさわしい施設であるという認識をしているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  わかりました。公立図書館については指定管理者はなじまないというように部長もお考えだというように理解をしておきます。  ただ、でもあのときに聞いた中では、もうやめますけれど、公共施設の管理の中で指定管理者になっていないものは小・中学校と保育園と幼稚園とコミセンと図書館と、歴史民俗資料館というのがありますけれど、そういうことでお聞きをしたので、ちょっとあのときの答弁にはびっくりしたというのが本音です。  次に移ります。例えば教育施設の統廃合については、いわゆる43年から10年かけて検討するというように以前、答弁をされていたと思うんですけれど、その43年からいわゆる大規模改修なんかが始まるということでその答弁だったと思うんですけれど、その期間内の統廃合ということ、例えばこの10年の計画ではなくて、その教育施設が改修を迎える、その時点のところでの学校施設の統廃合はあるのかないのかだけお答えください。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  教育施設の関係につきましては、今後、教育施設の所管課におきまして必要な時期に、先ほどの大規模改修の時期等も踏まえまして、個別の施設整備計画を策定いたしてまいりたいと考えておりますが、教育施設のあり方につきましては、去る3月議会の常任委員会で答弁させていただきましたが、学校の統廃合については非常に難しい、そのように認識をいたしております。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、理事からも説明、答弁がございましたけれども、教育委員会といたしましては、人口推移や市民ニーズ、行政効率、費用対効果、歴史的経過等を総合的に勘案するなどの多角的な検証が必要であると認識はしておりますけれども、図書館と同様、統廃合できるといった状況にはないと考えているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  教育委員会も含めて状況にないというご答弁をいただきましたけれど、そしたらこれ1点、以前の総務委員会のときに、いわゆる積極的統廃合を目的にという問いかけに対して、いわゆる今の財源問題ですよね。語られたことがあって、そのことで、それはいわゆるこの総合戦略に係る新たな財源の活用を説明されたのだと思うんですけれど、私はあのときに理事の答弁があってからすぐそういうあれだったので、ここは統廃合につながるのかなと思って心配したんですけれど、あのときの答弁、積極的統廃合を目的とした場合にはということで、統廃合を想定しての答弁だったのかどうか、そこだけお聞かせください。 ○増田貴議長  荒木理事。 ○荒木正人理事  市の見解といたしましては、私の答弁のとおりでございます。なお、今、問題にされております発言の趣旨につきましては、あくまで制度の説明として特定財源についてご説明させていただいたものでございまして、決して統廃合を考えているといったような趣旨ではございませんので、よろしくお願いいたします。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  わかりました。いわゆる学校施設の統廃合については、小・中学校の人口予測、いわゆる創生総合戦略で人口目標を設定されていると思うんですけれど、それから言っても、例えば本市独自の推計で、これで言うと、平成60年の14歳未満の人口というので言うと、人口推計は6万。ごめんなさい。これは14歳以上ではなくて、独自推計は6万3,527人というようにされていて、社人研の推計人口値というの4万3,055人ということですけれど、さらに城陽市ではその独自推計よりもさらに上乗せをして、いわゆる希望出生率1.9%を2030年には達成をして、2040年には人口置換水準の出生率2.07%で安定をした人口を保つということで7万人を設定しておられるので、それから言うと、そこのところのシミュレーション2のところで単純に表で割合を出してもらっているので、それをかけると、大体2020年から30年、35年、40年と9,000人台ぐらいで子どもの数というのは、単純に推計ですよ、城陽市が出しておられるあれで単純にかけるとその程度で推移して、2060年代にやっと8,779人ということになるので、それから言うと、その生徒数というんですか、大きく減らないということで、もう統廃合はないというようにおっしゃっていただいたので、ここの数字がある以上、当然、自分たちが総合戦略で立てた人口予想そのものが、これで統廃合というようなことになれば、自分たちの立てた推計、今後、当然推計ですから変わってくるとは思うけれど、そこそのものが間違っているということの証明になるのではないかなというように私は思っています。  それと、例えば小学校の場合、大規模改修を30年と、更新を60年というように設定をされていますけれど、いわゆる学校施設の長寿命化計画策定に係る手引では、これをいわゆる大規模改修40年と更新は80年というふうに国の手引が示しているんですよね。これにすれば、当然10年先送りで、20年先送りになるわけですから、ここでの財政負担というのはもっと平たく平準化をされると思うんです。それと先ほどの文化パルクの問題でも、文パルというのもいわゆる文化の殿堂ですから教育施設、この計画の中では市民施設というような扱いですけれど、財源的にはいわゆる教育施設の1つだと思いますので、同じ論法でいくと、あそこのいわゆる37年と38年のグラフのところで2年間の文パルの改修がばんと延びているのが先送りをされるのではないかなと思うので、それは今後の議論の中でやと思いますけれど。  それと、教育施設というのは費用対効果優先ではなく、子どもの安全が優先されるべきやと思っているんですけれど、本市では耐震化、もう既に全部終わっていただいているということになると思うんですけれど、公共施設というのは、そのできた地域での文化とか歴史、それぞれの要望や施策に基づいて建設をされたものだと思います。それを財政負担の軽減、平準化と施設の保有・廃止の適正化を名目に、地方に削減目標を競わせ、財政負担を強制するような計画づくりの押しつけ、この計画そのものについては大変私は強い怒りを持っています。  それと、本市の計画では今のところ学校施設の統廃合はありませんが、ほかの施設での統廃合と言っていいのか、縮小・削減と言っていいのか、先ほど示したようなふれあいセンターと久津川の場合やったら、やっぱり統廃合かな、そういうことが計画内でもあり得るのではないかなというように思っています。例えば先ほどおっしゃった1つの手法ということでそういう制度を説明しましたよと言われていたセール・アンド・リースバック方式ですか、あの方式、今のところ説明しただけということですけれど、もしあのような方式で売却をされるようなことになるのであれば、当然、与党の議員と相談をするというようなことではなくて、議会にちゃんと公開をしていただいて、当然、市民の皆さんにも情報公開をしていただきたいと思うんですね。市民の財産を売るわけですからね。財政的効果がどうであったとしても当然のことやと思っていますので、そこはぜひ与党議員にだけということではなくて、そういうことが俎上に上ったときには、当然、私たち野党議員にも説明をしていただけるというように理解していいんですか。 ○増田貴議長  本城副市長。 ○本城秋男副市長  まず、今回、売却ということだけでご質問されておりますが、まず制度の説明といたしまして、セールとセール・アンド・リースバックというのは全く異なるというものですので、そこのご理解はよろしくお願いいたします。  それと、政策によりまして、先ほども申し上げましたが、与党議員さんと相談させていただくことは当然のことながらございます。それにつきましては、今後もございます。  それともう一つ、決定したときは報告云々の質問でございますが、今の事例ということではなしに一般論として申し上げますと、例えば方向を示して事業執行する場合、基本的には常任委員会等へご報告させていただくのが、まずそれが筋かなと思っておりますので、当然のことながら二元代表制については重要と我々考えておりますので、よろしくお願いいたします。  それと、先ほど若山議員が10月になれば云々と理解しておくと発言されましたが、先ほどから申し上げておりますように、制度の説明等は行っておりますが、ご質問の10月云々とかいうことは全く決定したものでも何でもございませんので、今の段階で全てがそういう段階のものではございませんので、ご理解のほどよろしくお願いいたします。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  このセール・アンド・リースバック方式、10月ということは決定をしたものでないということで、そこはわかりました。  それで、セール・アンド・リースバック方式、これはいわゆる泉佐野市の文化センターのことだと思うんですけれど、それで言うと、いわゆる泉佐野市の文化施設は1996年に297億円で建設をしたものを126億7,000万円の最低制限価格でプロポーザル方式で売却をされた。その後、25年間のいわゆるリースを組まれたということで、7億3,094万4,000円のリースを組まれたということで、その相手方が三菱UFJリースの子会社セントラルコンパスというように、この前にも新聞記事が出たので、早速すぐに調べたんですけれど、そういうことですので、例えば財政当局であれば当然、この新聞の報道ではいわゆるJRの奈良線とか、あとの駅前開発に対しての財政を、新聞報道ですよ。つくるためにというような書かれ方だったと思うんですけれど、それで言うと、当然、市民の財産を売却するということについては常任委員会への説明をするということと、10月は決定をしたことでないということだけは答弁でよくわかりましたので、次に進ませていただきます。  城陽市公共施設等の総合管理計画の安全確保の実施方針からということでお尋ねをしたいと思います。今後、学校施設の長寿命化計画を策定されると思うんですけれど、長寿命化や施設の安全管理から、例えば具体的に書いていますけれど、久世小学校の北校舎の3階の雨漏りの現状について、認識と今後について教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  ただいまご質問のございました久世小学校北校舎3階における雨漏りにつきましては、教育委員会といたしましても認識はしております。原因については屋上からの雨水の浸入で、その箇所はほぼ特定に至っております。現時点での対応については、屋上当該箇所周辺に簡易的にブルーシートを敷き、雨水浸水の軽減を図っているところでございます。なお、応急的な防水工事を7月早々から実施してまいりたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  実際には認識してすぐに対応していただいているということだと思うんですけれど、そしたらこれって私たちたまたまトイレのことでいろんな学校施設を訪問したときに、バケツが置いてあって、これは何ですかと聞いたら、雨漏りなんですということだったんですけれど、それで言うと、学校側からの要望はいつからあったんでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  当該箇所に関する過去の要望状況につきましては、平成24年度に要望がございました。その際においてはその原因と考えられる箇所にコーキング処理を行い、一定の改善が見られました。その後、27年度において改めて要望がございまして、その時点で再度のコーキング処理を行いました。抜本的な解決に至らず、本年度において塗膜防水による改善を行うこととしたものでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  施設が老朽化しているということが原因だとは思うんですけれど、そしたら当然雨漏りしているような施設というのは、トイレの問題と一緒で大変なことですけれど、このような雨漏りなどが発生したり発見した場合、例えば要望が上がった場合、教育委員会としては即、規模によると思うんですけれど、どんな対応の仕方をしていただけるんでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  学校施設そのものにつきましては、それぞれの学校での建てられた構造とかいろいろございます。構造によりまして、構造の違う部分が接触している部分、伸縮といいますか、速度等も違いますので、そこから発生したりする。さまざまな原因がございますけれども、学校施設等における改修・改善等につきましては、雨漏りに限らず、その原因をまず調査して、学校とも連携をしながら計画的かつ適切に対処していきたいというふうに考えているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  改修・改善については計画的というようにおっしゃったと思うんですけれど、当然、対応に時間がかかるようなものもあるし、財政的なものもあると思いますので、一概には言えませんけれど、やはり雨漏りなんかということであれば、子どもたちの教育環境としては大変よくないので、ぜひ早急な対応をここは要望しておきます。  それと、寺田小学校の北校舎のトイレの改修、これはきのうでしたか、平成29年度の工事発注見通し、7月3日公表分をいただいたんですけれど、3期の入札の項目に入っているんですけれど、いわゆる発注がまだなんですけれど、ここは改修の時期と手洗い場の改修というようなことはどんなふうになっているんでしょうか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、ご質問にございました課題となっておりました寺田小学校北校舎のトイレ、同じく久津川小学校北校舎のトイレ改修につきましては、今、議員からのご質問にもございましたけれども、公表いたしております建設工事発注見通しにも記載しておりますけれども、本年度の第3四半期において発注する予定となっております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  その第3四半期に発注をされて、私たちは学校トイレのことですので、夏休みにしていただけるのかなと、これは去年でしたよね、予算がつけばというように言っていただいたのは。そのめどですよね。四半期に発注してということであれば、まだまだ時間がかかるというのか、12月までにできるのか、来年3月まで、年度末というように思っておられるのか、そこはどうなんですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  先ほどお答えしましたとおり、この改修工事につきましては第3四半期の発注という予定をしているところでございます。工事は冬休みを挟んで実施することとなりますので、その完成は3学期となり、工事完了いたしましたら速やかに供用開始していくというところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  わかりました。そしたらこれ、例えば寺田小学校の共用トイレの改修だったと思うんですけれど、寺田小学校の場合は手洗い場もすごい老朽化していたと思うんですけれど、そこは今、おっしゃっていただいた冬休みの工事の中で、3月期には新しい手洗い場を子どもたちが使えるというように理解したらいいんですか、まだ先というように理解したらいいですか。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  今、手洗い場のご質問がございましたけれども、トイレとあわせての改修をしていきたいと考えているところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  例えばトイレの改修計画なんかは、今後、策定をされるということだったと思うんですけれど、そのことで言うと、長寿命化、いわゆる30年・60年を40年・80年にすることで費用対効果というのは総額で648.4億円から319.1億円で、いわゆる年間8億円でマイナス4,800万円、延ばすことでかかる費用がそんなふうになるということなんですけれど、それで言うと、トイレの洋式化は大変低いということで、今後、計画をつくって順次計画的にということだったと思うんですけれど、これは質問はしませんけれど、早急にしていただいて、1日も早くその洋式トイレが子どもたちに充足するように要望しておきます。  それと、子どもの貧困からということで、教育施策の充実ということでお伺いをしたいと思います。  2013年度時点の子どもの貧困率は13.9%と12年ぶりに改善をしましたが、見えない困難に支援継続が不可欠というような報道もありました。母子家庭の貯蓄なしは1.1ポイント増の37.6%、借金ありは4.3ポイント増の28.1%、4割の世帯が母子世帯の場合、ぎりぎりの生活との報道があります。特に京都府は子どもの貧困率が、これは少し古いんですけれど、2012年全国平均13.8%が、京都府は17.2%で、貧困率は全国10位というような状況です。そんな中で城陽市だけの子どもが貧困でないというようにはないと思うんですけれど。  そこでお聞きをします。就学援助制度の充実について、例えば就学援助制度の入学金の支給時期についてはしつこく質問をさせていただいていますけれど、例えば他市では7月支給というのを城陽市では5月、少しよそよりは早めてもらっているとは思うんですけれど、例えば入学準備金って3月に必要なものですよね。生活が困窮している世帯に対して支払われるということで。そういうことについて、例えば3月支給、必要とする3月に支給されないことについて、教育委員会とかそういう内部でそういうことに対する疑問とか、議論は今までに一切ないんですかね。お答えください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  重ねてのご質問でございますので、またお答えさせていただくんですけれども、就学援助制度については、今、申しましたこれまでの説明でございますけれども、学校と連携した事務処理を行っており、児童生徒が学校に在籍していることを大前提としているところでございます。よって新入学用品費についても、4月の認定処理を行った後、速やかな事務処理をし、5月に支給を行っているもので、5月支給については府内でも、今、議員からもございましたけれども、最も早い時期の支給であると認識しているところでございます。平成29年3月31日付けで、国は要保護児童生徒援助費補助金の交付要綱を改正して、各市町についてもその改正の趣旨についての通知はございました。府内の市町でも、準要保護世帯への新入学用品費の支給時期を早めております。それでもおおむね7月支給であった時期を早められましたが、早くて5月の支給時期とされましたので、本市と同様の状況になっているのではないかなと考えるところでございます。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  国の制度とか、どういう形で支給をされているということをお聞きをしているのではなくて、3月に必要な準備金を5月に払うことで、例えば今の部長の答弁やったら、府内では早いほうやからそれでいいということで、教育委員会の中ではそういう子どもたちの貧困に対する議論というのは起こらないということに私はものすごく不思議に思うんですけれど、私なんかが視察、この早い時期に支給を決められたところでは、保護者の声を聞かれて、教育委員会の方々が他市でできている、先ほど国の制度を言われましたけれど、要保護と準要保護で金額に差があるのかというたら差はないし、そこの学年を認定しているところも同じですから、そういう議論が私はないことにすごく疑問を感じるんです。
     それで、よそはその子どもたちが本当に必要としている3月に払うためにどうしたらいいんやろうということで知恵を絞られて、そしたら国の制度の枠の中でできる制度があるし、確かに事務手数量はふえますけれど、そのこととそのことで財政負担がふえるということではないので、本当に母子家庭とかで働いているお母さんにしたら、入学準備金は必要なときに払ってもらえるほどうれしいことはないんですよね。そこは聞いてもあれかもわかりませんけれど、私はこのことについて教育委員会でそういう議論がされへんということがすごく不思議でなりません。  それで、この問題では、私、市長にお聞きをしたいと思うんです。例えば入学準備金、必要な3月ではなくて5月に支給、同じように金額は何も変わらないですけれど、していただいているんですけれど、例えば5月のを3月に支給することで新たな財源負担が発生するというようなものではないのに、そういうことについて他の自治体で支給を早めておられるところの自治体はいわゆる首長の判断でされているんです。その中でも特に私たちが視察に行かせていただいたところ、太田市の市長さんは、そこは教育委員会の議論の中から出てきてなんですけれど、市長さんの判断は、子どもたちに安心して入学をして、笑顔で入学してほしいということでこの提案をされたというように聞いています。このことについて、例えば3月に必要なものを5月でも渡すから、支給するからいいと思われるのか、そこを市長に、この問題だけは市長の判断が必要やと思うので、お聞かせください。 ○増田貴議長  井関教育長。 ○井関守教育長  市長にということでございましたが、先に管轄のほうということで、部長からも答弁があった中身とダブりますけれども、私のほうから、逆に聞くこともあわせて答えさせていただきます。お聞きすることもありますけれども。  というのは、実は今、太田市ということで具体的に名前を挙げてご質問がありましたが、要保護の家庭、生徒の家庭に対しての支給が3月ということは、私どももリサーチでどこの市町、近隣も含めましてつかんでおりますけれども、準要保護の家庭に対してのいわゆる入学してからの学用品費と呼ばれているものを3月にさかのぼってというのは、近隣も含めて、ずっと府内問い合わせをしているわけですけれども、具体的に見当たらないんです。だから本当に準要保護の家庭に対して前もって3月に渡しているという事例がありましたら、逆に教えていただいて、方法を具体的にこちらもお聞きして、実現可能なものであれば、新しい費用はそれこそおっしゃったように必要ないものでございますので、早める事務手続がどうかということを勉強してまいりたいと思いますので、ぜひそれはお教えいただきたいと思います。  本当に何度も繰り返しになりますけれども、準要保護家庭に対しての入学が確定しましてからの学用品費というのは、近隣では7月だったのがうちは5月から前からやっているということですので、そこをご理解いただきたいと思います。  それと、いわゆる母子家庭等を含む困窮の子どもたちということにつきましては、私はほかの面も大事に、これから議員さん方にもぜひお願いしたいことがございます、逆に。つまり母子家庭になられた状況というのを考えていただきたいと思うんです。つまり相手、男がいるはずです、男性が。いわゆる父親がいますね。私、ちょっと極端な例を言いますけれども、外国の1つの例、アメリカだと聞きましたけれども、父親たる男性が一生そういう責任を果たすという制度をいろいろ取り入れて、養育費をきちんと支払いするように、そういう制度をつくって研究しているというところがあるように聞きます。日本では本当にそこらがいい加減で、その養育費をきちんと払って、子どもたちの幸せのために責任を全うするという男性、そういうきちんとした仕組みをとっている率が非常に低いそうです。そこらは本当に議員さんもいろいろご提案いただいたりした中で、一面そういうこと、子どもたちのそういう困窮な状況を改善する上で、ぜひ行政も一緒になって考えていければいいかと思っております。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  先ほどの質問の中で、教育委員会が何も考えていないというような趣旨のご発言がございましたけれども、何も協議してないというわけではなく、それぞれの制度について我々のあるべき姿を教育委員会の中で協議し、これが今、ベターであるというところで処理をしているところでございますし、そう答弁申し上げておりますので、そこはご理解いただきたいというふうに思います。 ○増田貴議長  奥田市長。 ○奥田敏晴市長  ただいまは私の考え方はいかがなものかという質問をいただきました。私は城陽市の教育委員会の考え方を尊重したいと思っております。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  市長に答弁いただいてよかったと思います。教育委員会の考え方尊重ということですけれど、他市は要保護も準要保護も、お金が出るところは福祉のところか教育のところで違いますけれど、その生徒の判断は文部科学省も示しているように、入学前児童というのは、中学校に入っている子は小学校の生徒やからそのまま入学準備金で払いますよ。小学校に入学する子はまだ生徒ではないので、そこはちょっとクエスチョンやけれど、今後、その入学準備金については早く払えるように制度も変えるとまで言っておられるんですよ。それはこの間、私が一般質問の中で説明したと思います。  それと、教育長のいわゆる相手の男性の方に扶養義務があるのではないかということで、その制度を拡充すべきやというふうにおっしゃったと思うんですけれど、それは民法上の問題で、困窮家庭の母子世帯の問題を解決するということには直接結びつかないと思うんですよ。今でも当然、民法上はそういう扶養の要件が課せられていても、現実には払わないという方が、男性の方がたくさんおいでになるわけですよ。だから、そのことと今、母子家庭で本当に困っておられる方というのは違うので、そこは私、だから太田市の例を挙げましたし、ほかにもたくさんそれで実際には要保護も準要保護も3月に前倒しをして払っておられるところは現実にあります。京都府下の中では残念ながらないですけれど。しかし、そこはぜひ私は研究してほしいと思いますし、部長がおっしゃったいわゆる制度について議論はしている。そうではなくて、制度について議論じゃなくて、本当に困っているそういう世帯に対して3月に支給をしてあげたら助かる世帯を救おうという、そういう観点で私は議論してほしいなと思うんですけれど。これはそのための制度ですから、準要保護という。要保護ではなくて、生活保護ではなくて、それに準ずる生活困窮世帯の方を対象にしてはるんですから、私はそういう議論がなかったということではなく、議論はしているとおっしゃったけれど、本当にそこに必要と思っておられる方のために議論しておられるというようには私は受け取れませんので、これはまた次回も言わせていただきます。これは本当に財政が必要なものではないのに、そこに必要とされている方に渡すための努力がされていないというように思います。  そしたらもう一つ最後に、これも毎回毎回同じことを聞いて申しわけありませんけれど、学校給食費の無償化に逆行する光熱水費の徴収について、いわゆる評価のところで課題に教育委員会が上げておられたので、このことについて、例えば今、子どもの貧困が言われて、市挙げて子育て支援をしようと言っておられるときに、これは徴収の議論の経過はもう結構です。いわゆるこういうものを取ってもいいよと給食法の中で書かれたことを前提に言っておられるんやと思うんですけれど、本当に取ろうと思っておられるのかどうか。近隣の状況を見てということで書かれていましたけれど、そこだけ1点教えてください。 ○増田貴議長  薮内部長。 ○薮内孝次教育部長  これまでからもこれについても何度となく答弁させていただいていますけれども、今、ご質問にもございましたけれども、学校給食法では給食材料費や光熱水費については保護者が負担することとされているところでございます。本市では、保護者の負担軽減のために材料費のみのご負担とし、他の費用は全て市が負担しているというところでございます。ご質問の光熱水費の徴収については、市費を投入しております以上、常にそのコスト意識はしていく必要があると考えているところでございます。給食費に光熱水費を含める、含めないを考えておく必要があるということで、具体的に光熱水費を含める、含めないを議論したということではございません。現時点におきまして、近隣市町を含む多くの団体が材料費のみの徴収としている状況を鑑み、光熱水費を加えるという状況にはなっておりません。 ○増田貴議長  若山議員。 ○若山憲子議員  近隣の状況を見てということと、法的にそこが負担というように書かれているというように、実際に給食法の中では書かれていますけれど、近隣のいわゆるそういう給食を提供してはる、民間委託をされているところでも、光熱水費というのは、例えば指定管理されている業者の負担というようにおっしゃっているところ、そこから取りなさいというようにね。こんな光熱水費を保護者に負担をさすというようなことについては、あんまり他市のところでお聞きをしても聞くことはありません。法律の枠の中ではそうであっても、そのことを議論されるということは、保護者に、いわゆる市民とか保護者にその経費が足りひんようになったらそこで負担を、これがいわゆる痛みやと思うんですけれど、市民にも痛みを理解してもらわなければならないということの1つだと思うんですけれど、私はこの問題は、いわゆる子育て支援の1つで城陽市が完全給食を実施されていると思いますけれど、この考え方そのものは子育て支援の方向、例えば今、多くの自治体で給食費の無償化が進もうとしている中にあっては、大変逆行しているというように言わなければならないと思っています。また市長もその教育委員会の方針に賛成、オーケーということをおっしゃったということで、私たちはなかなかその考えにも同意ができないということを申し上げて、一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。           ────────────────────── ○増田貴議長  以上で本日の日程は全部終了いたしました。  お諮りいたします。  あす7月5日は休会とし、7月6日午前10時から本会議を開きます。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○増田貴議長  ご異議なしと認めます。よって7月6日午前10時から本会議を開きますので、お集まり願います。  本日は、これをもって散会いたします。         午後4時07分     散 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                    城陽市議会議長   増 田   貴                    会議録署名議員   熊 谷 佐和美                       同      上 原   敏...