城陽市議会 > 2016-03-03 >
平成28年文教常任委員会( 3月 3日)

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  1. 城陽市議会 2016-03-03
    平成28年文教常任委員会( 3月 3日)


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    平成28年文教常任委員会( 3月 3日)             文教常任委員会記録 〇日 時  平成28年3月3日(木曜)午前10時00分開議 〇場 所  城陽市議会委員会室出席委員(10名)        熊 谷 佐和美   委 員        上 原   敏   委 員        一 瀬 裕 子   委 員        小松原 一 哉   委 員        井 上 清 貴   委 員        西   良 倫   委 員        藤 城 光 雄   委 員        畑 中 完 仁   委 員        土 居 一 豊   委 員        語 堂 辰 文   委 員        相 原 佳代子   議 長
    欠席委員(0名) 〇議会事務局        角 田   勤   局長        山 中 美 保   議事調査係長        樋 口 友 彦   主任 〇城陽市議会委員会条例第19条の規定による出席        井 関   守   教育長       教育委員会事務局        薮 内 孝 次   教育部長        下 岡 雅 昭   教育部次長                  学校教育課長事務取扱        谷 口 勝 重   教育部次長        長 村 和 則   教育総務課長                  施設管理係長事務取扱        高 橋 一 直   教育総務課庶務係長        柴 田   敬   学校教育課主幹        奥 田   昇   学校教育課主幹        松 尾 貴 仁   学校教育課主幹        吉 川 和 秀   学校教育課課長補佐        本 田 一 美   学校教育課学務係長        米 澤 尚 記   学校教育課教育係長        奥 田 豊 穂   学校給食センター所長        藤 本   隆   文化・スポーツ推進課長        今 田 浩 二   文化・スポーツ推進課主幹        小 泉 裕 司   文化・スポーツ推進課課長補佐                  文化財係長事務取扱        金 井 千恵子   文化・スポーツ推進課生涯学習係長        植 村 政 則   図書館長                  図書係長事務取扱        村 田 照 久   歴史民俗資料館長                  資料館係長事務取扱城陽市議会委員会条例第27条第1項の規定による出席       (請願第28-1号)        成 清 義 之   参考人 〇委員会日程        1.請願審査          請願第28-1号 教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願        2.報告事項          (1)平成27年度城陽市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書の提出について          (2)生徒指導上の事象について          (3)平成27年度城陽市小学校学力診断テスト標準学力調査)の結果について          (4)平成27年度京都府学力診断テスト(中学校2年)の結果について          (5)多子世帯ひとり親世帯等幼稚園保育料負担の軽減に係る制度改正予定について 〇審査及び調査順序        請願審査         (教育委員会関係)           ◎請願審査            請願第28-1号 教育格差をなくし、子どもたちにゆきとど                   いた教育を求める請願        報告事項         (教育委員会関係)           ◎報告事項           (1)平成27年度城陽市教育委員会事務の管理及び執行の              状況の点検及び評価の結果に関する報告書の提出につ              いて           (2)生徒指導上の事象について           (3)平成27年度城陽市小学校学力診断テスト標準学力              調査)の結果について           (4)平成27年度京都府学力診断テスト(中学校2年)の              結果について           (5)多子世帯ひとり親世帯等幼稚園保育料負担の軽減              に係る制度改正予定について       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  おはようございます。  ただいまから文教常任委員会を開会をいたします。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  本日の日程につきましては、既にご案内のとおりでありますが、審査の順序につきましては、お手元に配付いたしております本日の議事の進め方のとおり行いますので、ご了承お願いいたします。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  初めに、理事者から挨拶をお受けいたします。 ○井関守教育長  おはようございます。  委員の皆様におかれましては、平素より市政運営にご理解、ご協力を賜り、まことにありがとうございます。  本日は、市よりの報告案件といたしまして、平成27年度城陽市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書の提出についてなど計5件についてご報告をいたしますので、何とぞよろしくお願い申し上げます。なお、私事でございますけれども、私にとって初めてのデビューの機会でもあります。事務局は経験豊富でございますけれども、私、初めてでございますので、お目だるい点等ございますればご容赦いただきたいと思います。どうぞよろしくお願いします。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  それでは、委員の皆様方にお諮りをいたします。  本日の請願審査におきましては、請願者から意見陳述の申し出がございます。請願第28-1号につきましては、成清義之さんを参考人としてお呼びし、意見をお聞きすることにいたしたいと思います。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  ご異議なしと認め、そのように決定をいたします。  暫時休憩をいたします。           〔参考人入室〕           午前10時03分 休憩         ─────────────           午前10時04分 再開 ○語堂辰文委員長  休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  請願審査を行います。  請願第28-1号、教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願を議題といたします。  まず、初めに、本請願については、請願者であります成清義之さんの出席を得ておりますので、この際、一言ご挨拶を申し上げます。  本日はお忙しいにもかかわりませず、本委員会にご出席をいただきまして、ありがとうございます。委員会を代表して厚くお礼を申し上げますとともに、参考人の方におかれましては、忌憚のないご意見を述べていただきますようお願いをいたします。  ここで、議事の順序について申し上げさせていただきます。  参考人の方には、冒頭10分以内で意見を述べていただきます。その後、委員の質疑にお答えいただくことになりますので、よろしくお願いをいたします。なお、参考人の方に申し上げます。プライバシーに関係しているときや業務上の秘密に属する場合などは理由を述べ、意見の開陳を拒否できることになっております。また、参考人の方は委員長の許可を得て発言いただきますとともに、委員に対する質疑は認められておりませんので、前もってご了承お願いします。
     それでは、陳述をお願いをいたします。 ○成清義之参考人  皆さん、おはようございます。  意見を述べさせていただく機会を得ましたこと、まず感謝を申し上げます。私は、学校教育の充実を求める会の成清と申します。よろしくお願いをいたします。  私たち学校教育の充実を求める会は、教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める、そういう請願を提出させていただきました。保護者の皆さんの経済的な格差が広がり、子どもたちにも影響を及ぼしているという現状から、教育予算をふやして保護者の負担を軽減し、学校の教育環境をよりよいものにしていく、子どもたちにかかわる教職員の数をふやすなどして、全ての子どもたちに豊かな教育の保障を実現してほしいということは、多くの保護者や住民の願いだと思います。  請願事項の1では、校舎の大規模改修とトイレの改修について取り上げております。城陽市では来年度、小・中学校の普通教室への空調設備設置が完了すると聞いております。長年の願いがかなって大変うれしく思っております。しかしながら、トイレを含む学校の施設や設備の老朽化はやはり心配です。特にトイレの問題は何校か3階にトイレがなかったり、男女兼用であったり、あるいは洋式トイレの設置、これがおくれている、こういうことも含めて早急な対策が必要かと思います。快適さというのは単に体が感じるということだけでの意味合いじゃなくて、子どもたちの体の健康の問題にも直結している、こんなふうに考えておりますので、ぜひとも対策、早急にお願いしたいというふうに思います。  請願事項の2では、専科教員の配置と35人学級の制度化、特別支援教育の充実、そしてまた図書館司書の増員を要望しております。京都府以外の近畿地方の学校では、専科の先生が小学校にもおられて、学力の向上につながっているというふうに聞いてもおります。また、城陽市でも何校かは36人以上のクラスがあるということ。先生方が十分に子どもたちとかかわり、細やかなところまで目を配っていただくように、まずは36人以上の学級の解消と35人以下学級の実現を国や府に働きかけていただきたいなというふうに思っております。  図書館司書は1週間に二度、三度と学校図書室に来ていただいて、図書室の環境の整備やら、あるいは子どもたちの読書への援助、助言、読み聞かせなど、子どもたちの読書意欲の喚起の活動を活発にしていくためにも、ぜひとも増員をしていただきたい課題でもあります。現状、今は多分城陽市内に3人ぐらいおられるんでしょうかね。もしかしたらこれだと1週間に1回、各学校に来られて、今申し上げたような活動がなされるぐらいになってしまうのかな。もう少しやっぱりここに手厚い援助をお願いしたいなと。学力の向上に確実につながっていく課題だと思いますんで、ぜひともよろしくお願いします。  また、特別な支援が必要な子どもたちが増加して、各学校の特別支援学級に通う子どもたちがふえてるいうふうに思います。特別支援学級にはほかの学級以上に、それ以上に多様の発達段階や生活実態にある子どもたちが学んでおります。個々と集団をつなぎながら学習を進めていくことが困難であるからこそ、より少人数での学習や落ちついた環境での学習が求められると思います。特別支援学級で確かな学びをしたいという子どもたちや保護者の皆さんの願いに応えられる先生の配置を、特に6名を超える学級には複数の先生の配置をお願いしたいと思います。  請願事項の3に参りますが、3では、給食費にかかわる保護者負担の軽減策を要望しております。近年、全国の自治体で給食費や教材費の保護者負担を軽減する策が実施されているというふうに聞いております。京都府北部の伊根町、これは人口も児童数も非常に小規模なところですけども、給食費や教材費の無料化に踏み切っておりますし、お隣の滋賀県の長浜市が、既にご承知のことだと思いますが、来年度から給食費の無料化に取り組むというニュースが二、三日前に飛び込んでまいりました。城陽市においても他の市町村にもまさるような就学援助の充実が図られているところだとは思うんですが、子育てのまち、教育充実のまちとして、さらに子育てへの支援を強めて、若い世代の方々や子育て真っ最中の方々がたくさん住んでもらえるようになり、もっともっと活気のあるまちに発展していくことを願っております。ぜひとも検討を始めていただきたい施策だというふうにも考えております。議会の皆さん方のご協力、よろしくお願いをいたします。 ○語堂辰文委員長  ありがとうございました。以上で参考人の意見の開陳は終わりました。  質疑に先立ちまして、念のため申し上げます。  委員、参考人とも発言は簡素、明確にしていただきますようお願いをいたします。  それでは、参考人に対する質疑に入ります。質疑はありますか。 ○西良倫委員  通級教室のことをちょっと聞かせてください。各学校に通級教室を設置し、複数の教員配置をというのがあるんですけど、今の現状で参考人さんがわかってる範囲で結構ですので、こういう形で困ってるというところの具体化が言えればお願いします。 ○成清義之参考人  私が受けてる感じでよろしいでしょうか。  そうですね。全体でもたくさんの子どもたち小・中学校特別支援学級に在籍してるいうふうに思うんですけども、やっぱり私どもがこの請願の中で述べておりますように、6名を超える特別支援学級、これが市内に何学級か、何校かあると思うんです。1つや2つじゃないと思うんですね。私、昨年の3月まで城陽市内の学校で勤務しておりましたが、その勤務していた学校でも7名、8名の特別支援学級に在籍している子どもたちがおりました。担任の先生がよく言っておられたのは、やっぱり多学年にわたる、2学年とか3学年じゃなくて、4学年ぐらいにわたる子どもたちを相手に一つの学習指導を計画し、教材研究をし、教材や教具の準備をして子どもたちに当たっていくと、まず準備の段階での時間、苦労、そういうものがあると。実際に準備をして授業をしたとしても、実際にその3学年、4学年にわたる子どもたちに本当にうまく自分が一番ベストな状態で教えることができているのかどうかという戸惑いが常にあるんだと。しかもそこにやっぱり発達段階といいますか、発達の状況の違う子どもたちがいて、ちょっとした刺激に反応したりとか、学習中につまらないことでトラブルが起こったりとか、そういうようなことも心配して学習活動を進めなければならない。学習活動だけじゃないですけども、主には学習活動における困難、そこに子どもたちの状況から付随して発生してくるトラブル等、やはりなかなか1人の担任では対応ができにくい事柄が日常的に毎時間毎時間起こってくる。そういうようなことがやっぱり一番困難だというふうに常々申しておられました。ぜひともやっぱりそういう点でも複数の目が、複数の先生の目がそこにあって、子どもたちに学習の援助や生活上のさまざまな事柄についての補助ができるような体制をつくっていただきたいというのが請願の趣旨でもあります。 ○小松原一哉委員  失礼いたします。いろいろご説明いただきまして、ありがとうございました。2点ほどちょっとお伺いしたいんですけども、まず、図書館司書の増員ということでおっしゃっていらっしゃいましたけども、学校の中で司書教諭とか学校司書というような役割分担の先生方がいらっしゃると思うんですけども、図書館司書となりますと公的な資格になってくると思うんですけども、その辺で今申しました学校での司書担当というか、先生方との役割分担的なものをどのようにお考えになられてるのかということをまず1点お尋ねしたいのと、もう一つ、35人以下の学級ということですけども、その制度化っていうことですけれども、その35という数字の根拠、恐らく京都式少人数教育というようなところから出てきてるのかと思うんですけども、その人数というのはどのように捉まえていらっしゃるかということをお教え願えますでしょうか。 ○成清義之参考人  司書教諭図書館司書との仕事の分担なり実際どうなってるのかということですよね。そのことについては、例えば学校の中の校務分掌の中で、多分、学校図書館司書の研修を受けてその免許を持っている方がそういうふうに役割分担されてその仕事につかれているし、図書館の、あるいは図書館教育の担当という形でおられると思うんです。ただ、そういう先生方全て、ほぼ全て小学校においては担任を持っておられますね。だからそういう意味でいうと、放課後の時間帯に恐らく図書室のぞいてそこで図書室の様子やら、あるいは委員会の子どもたちと話をして、図書室運営の現状について知って改善点を一緒に考えるというようなことをされると思いますが、なかなか日常的には、恐らく学校の中での先生のお仕事でいくとやっぱり学級担任の仕事やら学年の仕事やらに追われて、そういう意味ではなかなか手が回っていかないという現状があるんではないかと。そこをやっぱり常時というふうにはなかなか、そこまで1校に1名の図書館司書の配置なんて、そんな簡単にはいくもんではないと思いますので、常時というわけにはいかないんでしょうが、専門的に図書室を任される、運営を任されるという、そういう図書館司書の先生が来られることによって、1日や2日、週の間にきちっとそこの環境整備から子どもたちの読書へのリアルタイムでの助言、援助が可能になっていく。また、読み聞かせやら紙芝居をやるなど、子どもたちの本への興味、関心をそそるような活動に十分に携わっていっていただけるという、そういう違いがやっぱり日常化という点で違うんだろうというふうに考えておりますんで、そういう点でも直接的に学習という形にはならないですけども、学力の向上にやっぱり結びついていくような活動になっていくなというふうに思っております。  35人学級については、これは私が余り答えられるようなことではないと思うんですが、私自身の考えでは、先ほども申し上げましたように、やっぱり個々、子どもたちに本当に目が行き届く学習と生活上の指導、これがやっぱり、じゃあ、35人だったらいけるのかということになると思うんですけど、35人学級ということになればやっぱり30人、二十数人の学級が実現していくことになりますよね。そういう意味では35人を超えていく学級とはうんと子どもたちへの目配り、気配り、それから丁寧な学習指導という点での違いは出てくるんじゃないかというふうに思っております。 ○小松原一哉委員  ありがとうございました。私は小学校時代中学校時代、かなり子どもの数がふえる時代に育っておりまして、一クラス50人近くまでいった時代を過ごしてますので、35という数字にこだわるわけではないんですけども、どういう根拠があるのかなということをちょっとお尋ねしたくてお尋ねさせていただきました。 ○藤城光雄委員  ご苦労さまでございます。今回出されたこの幅広い、教育格差をなくし、子どもたちにゆきとどいた教育を求める請願の内容は、かなり大きく3点、うち4項目、2点目に書かれてるわけですが、その中で1つはお尋ねしたいのは、今、1項目めのトイレ改修の要望があるわけでございますが、確かに現在の子どもは和式のトイレを経験が少ないということも危惧されるわけですが、しかしながら、私はこういう和風文化の中でも学校のトイレは一定改修も必要やと考えておりますが、空調設備が来年完了することを受けてという、先ほどちょっとご発言もございましたが、これ大規模改修となると小学校を求めておられるのか、中学校がいいのか、全校を的にされたお話になってるのか、その点と、もう一つは、3項目めの学校給食費に係る保護者負担の軽減策を講じてくださいいうことのお尋ねでございます。事例を出されまして、伊根町と長浜市等のお話もございますが、今、議論のちょうど的になってるのは学校給食費学校給食の自校方式にするか弁当にするかという議論も他府県では、他市でも今そのさなかにあると思うんですよね、近隣市町村でも。こういうさなかにあるにもかかわりませず、我が城陽市は当初からセンター方式を取り入れて他府県から視察にもお越しになって、非常に学校給食に手厚い制度を施しておると、このように理解しておるわけでございますが、この点については提案者はどのようにお考えなのか。  それと保護者負担の軽減っていうのはどこまでの軽減か、無料なのか、その割合がちょっと軽減っていうと軽くせえという意味としか受け取れませんが、食材費において、これは父兄負担になっておるわけでございます。所得の格差もありますが、その範囲も余りにも広過ぎるんじゃなかろうかと、こういう点も思うわけでございますので、そういう点についてのご説明をお願い申し上げます。 ○成清義之参考人  3点質問されたんだと思いますが、1つは大規模改修、トイレの改修等の問題についてですね。私は詳しいことはわかりませんけども、大規模改修について、私が差し当たり存じ上げてるのは、小学校のトイレの状況でなかなかトイレだけをさわろうと思ってもさわれないという話を聞いたことがありまして、そういう意味でいうと、トイレの改修はこれはもう大規模改修と同時にやらなければ無理なんだというご説明も何か受けたことがありまして、そういう意味でいうと、私がここで申し上げてるのは、中心は小学校になるのかなと。ただし、校舎の老朽化やら施設、設備の問題で課題ありとされてるのは、小学校だけじゃなくて中学校も同様の問題は抱えておられるんじゃないかなというふうに推察はしております。トイレと直接かかわって私が先ほど申し上げた事柄は、小学校の課題であります。  それから2つ目に学校給食の問題について考えをお聞かせ願いたいというふうに言われたわけですけども、私はやっぱり学校給食っていうのは教育の1つのやっぱり一環ではないかというふうに思っておりますんで、子どもたち、学校でも家庭でもやっぱりどうしても、ともすると好きなものを中心に食べるという食生活を送る、あるいは食べ残しをする、好き嫌い、そういういろんな課題がある中で、そういう意味でいうと、学校給食子どもたちの健康や心身の発達に及ぼしている、よい影響というのは非常に大きいだろうというふうに思ってもおりますので、そういう意味でいうと、学校給食っていうのは大切にされていかなければならない課題だろうなと。幸い城陽市は小学校も中学校もそういう意味での学校給食実施されておりますし、ますます充実の方向での取り組みを期待しているところでもあります。  それから3つ目ですが、保護者負担の軽減策についてですが、私が偉そうに言える立場でもありませんが、いろんな形で軽減策というのを考えていただけたら、ご検討願いたいなというふうに思っております。例えば1人当たり1,000円の補助だとか500円の補助だとか、お隣の久御山町とかも何かそういう形での補助があるというふうに、何かものを調べてたら出てきたようにも思いますし、あるいは第1子、第2子、学校にたくさん子どもを通わせておられるご家庭の子どもさん、第3子は無料だとか、これはやられてるところもあるようですし、第2子以降は無料だとかいうような位置づけになってるところもあると思いますので、多様な形で、それはもちろん財政面での厳しさもあるでしょうから、そういう点では少しずつでも負担が軽くなっていくような方向が検討されれば、ありがたいかなというふうに私は考えております。 ○藤城光雄委員  1つ、今、給食の部分で教育の一環とお考えであるというご発言でございます。私、子育ての環境において、これは子どもを育てる上で当然何が優先するのかいえば、食でしょうね。そのとこは2番で、そういう衣食住といいますか、そういう関係でいくと住むとこも大事ですけど、食べることもまずはそうなんだろうと思います。ただ、その中でいかにして子育てを、産んだ親として育てていくか。ここの環境も含めて、これは教育の一環と考えておられるということ、それはわからんこともないんですが、これはまずは基本がそこの親の責任の範疇と、それと好きなものを食べる、好き嫌いをなくすために学校給食も意義があるとおっしゃってたように伺いました。それは家庭の、好き嫌いは、じゃあ、学校で直るのかな、私もそこら辺はちょっと難しい範囲じゃなかろうかと。あくまで家庭の教育の中においてそういうもんはなくなっていかなくては、なかなかちょっとそう簡単にはなくならないかなと思い持って、ちょっと今発言しとるんですが。見解の相違もあろうと思いますが、もし何かございましたらおっしゃっていただいて結構でございます。  あと大規模改修については、今後、国のほうにも私たちはそういう必要な部分は大いに、ただ校舎の老朽化等も多分に建設からたっておりますので、これからも必要なもんと、このように受けとめておりますし、ただ、一概に一気にこういうことの今かかる費用面、財政面等々いろいろと鑑みますと大変厳しい道のりも待ってるんじゃなかろうかと、このように考えております。こういう点をちょっと指摘をしておきたいと思います。もしご意見ございましたら、はい。 ○成清義之参考人  大規模改修に関しては、そういう難しい側面もあるとも思いますし、そこらあたりは十分計画的にやっていかれるというふうにも信頼してもおりますので、そういう点ではその線に沿った検討、それから早期の実施を期待したいなというふうに考えておりますんで、よろしくお願いします。  それから学校給食にかかわる考え方の問題で、私も大体親御さんの責任という面は考えとしては一致してる部分大きいです。好き嫌いの問題、偏食の問題やら食べ残しの問題やら、ただやっぱり親御さんと学校が一緒にそういう事柄について、学校がなかなか子どもの好き嫌いや食事最後までというようなこと、本当に力入れてやれるかっていうと自信のないところでもあるんですけども、そういう意味でいうと、でも目をそこにも向けながら協力して取り組んでいく。その素材を学校給食というのは家庭と学校に投げかけているという点でも、重要な教育の一環じゃないかなというふうに思っておりますので、そこだけつけ加えておきます。 ○藤城光雄委員  今、全国でフードロス、ご存じのように800万トンからあろうと言われておりますし、これはやはり大変な問題でもあります。好き嫌いから発生する城陽市における給食費のフードロスも大変なものになって、そういう費用負担も限りなく市にありますので、一概にいろんな思いは理解はさせてもらいますが、そういうこともあるということをちょっと指摘させていただきまして、終わらせていただきます。 ○語堂辰文委員長  ほかにご質問ありますか。ございませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  それでは、以上で参考人に対する質疑を終結をいたします。  この際、委員会を代表いたしまして、一言お礼を申し上げます。  本日はお忙しい中、本委員会にご出席を賜りまして、まことにありがとうございました。参考人の方はご退室をお願いします。  席の移動で暫時休憩します。           〔参考人退室〕           午前10時35分 休憩         ─────────────           午前10時36分 再開 ○語堂辰文委員長  それでは、休憩前に引き続き会議を開きます。  これより市への質疑に入ります。質疑はありませんか。 ○藤城光雄委員  ご苦労さまでございます。教育長は初めての就任後の委員会でございます。また我々も教育長の人柄など、まだまだ知り得ない点もございますので、また忌憚のないご発言をしていただきますよう、またお願い申し上げたいと思います。  私は小学校のときから学校給食を富野小学校の児童でありまして、自校方式でございました。それは非常に給食の時間にうれしい、昔はこういうアルマイトの食器でございましたが、カチャカチャという音が聞こえてくると自動的にそっちへ耳がいきまして、勉強どころやなかったなということで。今、先ほどちょっと請願の話の中で、学校給食に係る保護者負担の軽減をということでございました。私は生活保護世帯で無料でおりましたんで、非常に反面、他の生徒とは、給食費払ってなかったんで、食べづらい点もあったわけですが、喜んでいただいておりました。ただ、今思いますと、給食費の軽減は無料化にするのは非常にいいわけだけと思うんですが、一定補助制度等を取り入れたとした場合、逆に今1,000円ぐらい1人当たり軽減した場合、その係る財政負担はどの程度に考えられるのか。  それとフードロスの状況等は市内で小学校、中学校の現状はどのようになっておるのか。それと食育の、教育の一環ということのご発言もございました。それは私もわからんことございません。ただ、先ほどそういうご発言もありましたんで、どのような学校で食育に対して今取り組みを充実さそうとされておるのか。この点を1つお願い申し上げたいと思います。  もう一つ、35人学級の、市内で何校かあると先ほど請願者の方もご発言ございましたんで、何校あるのか、それをちょっとお聞かせ願いたいと思います。 ○奥田豊穂学校給食センター所長  フードロスとおっしゃいました残菜率の状況でございますが、現在おおよそ1割程度、重量比になりますけども、残菜が発生しております。  それと次に、食育の取り組みのほうでございますが、中学校、小学校で対応というのは変わってまいりまして、小学校につきましては、主に低学年、特に新入生、1年生の児童に対して入学して間もない時期に給食について取り組みをしていると。また、秋には2年生を中心にしているということがございます。そのほかに学校からの要請とかに応じましてその都度、これはもう個別の対応になってまいりますが、栄養教諭のほうが学校のほうに出向いて学校と調整しながら食育指導をしている状況があります。中学校のほうにつきましては、主に家庭科の時間というものを使って、学校からの要請に応じて対応していっているところでございます。  それと1点目の1人1,000円当たりということで軽減をいたしますと。少々お待ちください。ちょっとそれ後でよろしいでしょうか。計算ちょっとします。 ○下岡雅昭教育部次長  あくまで前提でございますけど、1人年間1,000円ということで計算させていただきましたら、5,900食ぐらいでございますし、5,900食で年間190ほどございますので、110万ほど必要になってくると、それらを補助するということになります。(「違うやん」と言う者あり)1,000円掛ける5,900。(「生徒数」と言う者あり)済みません、ごめんなさい。5,900円掛ける1,000円ですね。590万です。済みません。失礼しました。 ○語堂辰文委員長  どっちが答えてくれるんですか。所長、次長、どっち。 ○下岡雅昭教育部次長  訂正させてもらいます、済みません。  1人年間1,000円ですね。1人年間1,000円で5,900人、5,900食ございますので、そして食数が、1人1,000円ということであれば590万になりますね。年間大体1食当たりとかいうんだったらまたちょっと話違います。私勘違いして申しわけございませんでした。 ○薮内孝次教育部長  今、済みません。ちょっと混乱しておりましたけども、1人年間1,000円としたときには590万ですけれども、一月1,000円ということであればそれの12倍ということになりますので、よろしくお願いいたします。  それと35人以上の状況でございますけれども、今実際のところ35を超えてるところをいいますと、35以上になりますけども、1小学校と4中学校がそういう状況でございまして、小学校については3学級ございまして、児童数平均しますと36人ということになっているところがございます。中学校におきましても、4学級、3学級、4学級、3学級ということで4校で、今14学級が35を超えているというところでありまして、それぞれが平均ですけれども、36人、35.3人、35.5人、37.3人というような状況でございます。いずれの学校も少人数学級編制の可能な加配がございますので、重点教科を中心とした少人数授業の実施形態を選択して、それで授業を行っているというものでございます。 ○藤城光雄委員  今のちょっと部長の説明で36人になる部分は、今後子どもの人口減少等々が将来的に展望されてくると、これは近い将来これを改善できるのかどうか、こういう点のひとつ問題と、もう一つ、学校給食の費用、かなりのこれは590万掛ける12カ月分ということになりますと相当な額面にはね上がってくるわけですね。だからこういう負担が市が果たして果たせるのかどうか、こういう点を財源の確保等々が課題になかろうかと、このように思っております。  あとフードロスについては、1割っていうのは非常に全体が例えば100トンあったとしたらそれは10トン、それはもう大きな話やと思いますので、ぜひ学校教育の1年生のときに、また2年生の秋ごろを中心にとおっしゃってたわけですので、これは幼少のころ、小学校行くまでの子育て期間に保育、幼稚園等の時代からこれはもう改善が見込まれないと、この問題はなかなか前へ進まない。私はもう食べ残したことはもう今でもないぐらい、もったいないという精神で常に食べておりますし、ありがたく何事もいただくをモットーに身につけておる。それは我々の育った時代の環境と今の環境の大きな乖離があるということを指摘しておきたいと思います。 ○薮内孝次教育部長  今、藤城委員さんのほうからございました、いわゆる補助をした場合ですけども、当然今12カ月にしますと当然7,000万という経費がかかりますので、これについての財源はどうかというお問いかけですけども、やはりこれについてはこのような補助制度はございませんので、市単費独自で支出していかなければならないということの状況でございます。  今現在のところ、26年度の運営経費を例に出しますと、全体で4億6,000万ほど給食に経費がかかっていると。その中で市の負担は約2億ほどかかっております。保護者負担を2億6,000万ほど頂戴しているという状況でございます。これまでからいろんなご質問に対してお答えしておりますけれども、本市の状況では材料費のみを負担をしていただいてるということでございまして、調理業務にかかわります委託業務や施設の修繕等については、全て今、市が負担しているという状況でございますので、さらにそれを負担していかなきゃならないという状況が発生するということでございます。  あわせて、私先ほどの35人以上になっているとこについて追加でちょっと補足だけさせていただきたいと思います。本市におきましては、京都式の少人数教育によって全ての学校において30以下学級の実現は可能な状況でございますけれども、学校の状況等によりまして35人以下学級に限らず少人数学級編制ではなく、特定の教科を重点とした個に応じた指導が可能となる少人数授業による指導方法を取り入れておりますので、今、先ほど言いました1小学校、4中学校でそれを超える編制になっているというのが実情でございます。その要望につきましては、文科省等へ各団体を通じまして要望はしている状況でございますので、よろしくお願いいたします。 ○井関守教育長  加えての情報的なことになるんですけれども、1つ目の35人学級、人数が少ないほうがという趣旨の上での内容になると思うんですけれども、特に中学校のほうにおいては現場の校長先生方からの意見等を、私も今まで何回となく聞いておるんです。その中で一概に少人数、人数の上の教員の人数の上で配置、35人より少人数学級にして、今、部長が申しましたとおり、学級数をふやして一つの規模を減らすというのにすぐに結びつかないという点が、教科指導という面からあると。それぞれ専門教科の教員が指導に当たる上で、学級数をふやすということについては、教科数それぞれ全部充てていくことになります。そうすると、それだけの何というんですか、教員側の時間数という増になりますので、そうじゃなしに、今、部長が申しましたように、より充実を図りたい教科に絞って教員を求めて、それをもとに少人数学級、少人数のグループ分けにして指導を行うというのが効果が上がるということを趣旨として、中学校ではそういうふうに学級編制をしたいという思いもあるように聞いております。  それから給食の残菜について、本当に私、現場でおりましたところからずっといい食材で本当にいい給食をつくってもらってる中で、子どもたちがなぜ残すのかという、それ本当にもったいないという気持ちを持っておりますし、請願者側からの申されたこと、それから今、藤城委員から申された、本当に家庭の早い時点からの子育て、教育にかかわるところでもございますので、学校教育、それとその以前の保育、幼稚園教育の段階から親御さんへのご理解を図る手だてをとり、連携して、特に食育について家庭でのそういう子育ての中での食事という大事な部分をともに前向きに考えていければというふうに思っております。 ○土居一豊委員  2点お願いします。  1つは、特別支援教育の充実ということが請願で出てますが、現在この特別支援教室というのは児童数に対して先生の配置っていうのはどのような基準になってるんですか。そして城陽市全般その基準を満たしている状況にあるのか、それとも一部不足してる状況があるか。  2つ目。小学校における専科教員の配置と、府や国に働きかけてくださいという請願が出てるんですが、小学校に専科教員を配置するということになれば、制度の変更等、一部いろいろな変更事項が出てくるんじゃないかと思いますが、これをもし取り入れるとしたら、国に働きかけるとしたらどのような内容のものを府や国に出さないと、この専科教員の配置ということは実行することが、またするとしたらどのようなことをすれば実行できるんでしょうか。問題点もしくは対策等ありましたらお答えください。2点です。 ○奥田昇学校教育課主幹  2点ご質問がございましたけども、まず1つ目の特別支援学級の定員基準というものでございますけども、8人を上限として一学級設置という基準がございます。したがって、9人になりますと必然的にそれが二学級になるという状況でございます。いわゆる国の基準に対しましては本市の特別支援学級に関しては全てその基準をクリアしている状況でございます。  それから専科教育についてでございますけども、現在いろんな報道等でやっぱり国とか京都府もですけども、小学校の専科教育を充実していくというような方針を立てているところは多くございます。その国の方針に従って京都府でも幾つかの専科教育を取り入れ、各市町のほうにもそのような事業の提案をなされております。それに従いまして本市といたしましても、できる事業については積極的に手を挙げて取り入れていきたいというふうに考えておりますので、制度の具体的な変更というものに関しては、特に今の段階で早急に必要なものはございませんけども、全体の事業の提案に従って実施をする。具体的には本市におきましては、少し趣旨は違いますけども、英語科において1小学校で専科教育事業の指定を受けまして、本年度実施をし、来年度も継続という予定をしております。さらには京都式専科教育といたしまして、1中学校と2小学校のブロックで音楽科において専科教育を次年度から取り入れて実施する予定にしております。今後もそのような事業がございましたら、随時積極的に手を挙げていきたいというふうには考えております。 ○熊谷佐和美委員  済みません。請願事項の1番目なんですけども、老朽化した校舎の大規模改修及びトイレの改修を早急に実施してくださいということで、城陽市が耐震工事が100%終了した段階で一時期に本当に人口が急増して、同じような時期に校舎がたくさん建って、老朽化する時期も同じように進んでいくっていう、分母が大変同じ時期に広がっていくっていう、こういう構造の中で、城陽市の老朽化の大規模改修、また非構造部材の取り組みの計画を以前からお願いをしていたところです。この改修につきましては、国庫の補助がおりるっていうことでありますので、まずここの計画を作成、そしてまた作成していただいた後はまた優先順位等も必要になってくると思うんですが、大体これはいつごろに出していただけるのか。また、今後ですけども、市のほうで教育の、この校舎も含め、全てのインフラ含めた公共施設等の総合管理計画、これを策定することになってます。この中でもまた、この校舎の大規模改修であるとか、そういったことが盛り込まれていくことになっていくと思うんですが、そことの絡みもあわせまして、今後どのような計画で、これはされるということは承知しておりますので、なっていくのかお聞かせください。 ○長村和則教育総務課長  ご質問をいただいている大規模改造の件でございます。大規模改造につきましては、先ほど委員もおっしゃいましたとおり、構造部材、いわゆる非構造部材ではないんですが、構造部材のほうの耐震補強、校舎耐震補強でございますが、こちらにつきまして優先して実施をさせていただきまして、大規模改修工事につきましては一旦とめるというような形で進めてまいったところでございます。先ほどご質問にもございましたとおり、平成26年度において耐震補強工事につきましては完了をいたしたところです。ただいま先ほどからもお話に出ておりますけれど、27年、28年、29年という形で空調工事、いわゆる小・中学校の普通教室についての空調工事に集中をいたしまして実施をいたしているところでございます。したがいまして、大規模改修、トイレの改修を含めましての大規模改修につきましては、その後という形になってまいります。また、その後ということでございますが、先ほど委員もおっしゃいましたとおり、非構造部材の耐震化の取り組みでございますとか、大規模改修の中におきましても校舎の長寿命化等について検討をしてまいるということになってまいります。その中での年次計画を立てての対応ということになってまいりますので、具体的な形での何年次からこれを実施させていただいてということでのタイムスケジュールを今お答えするということは、ちょっと難しいのかなというふうに考えてるところでございます。 ○熊谷佐和美委員  29年度、前倒しで空調工事のほうもできるだけ早く終わってあげるということが、やっぱり児童生徒にとっても保護者の皆様も望んでおられることだと思いますので、それをできるだけ早く終了させていただくと同時に、やはり計画の策定をまずしていただかないと優先順位というものがどこからっていうことができないので、これは早くからわかっている話っていいますか、変な話ね、城陽市の実態が目に見えてわかっていることです。そこに予算をつけてやらなくては、これもできないという課題があって、この国庫補助いうのはまだしばらくは続いてくれるというふうには思っておりますし、やはりこれを活用しながらぜひとも早くつくっていただきたい。  この公共施設等の総合管理計画の中で、個別計画っていうのはまだそこまでは城陽市の場合、一気には進まないというふうには思います。大まかなことになっていくのかなって思ってます。それから後、個別計画っていうものが入っていったときには、予算の裏づけとともに優先順位とか、そういうことがいろんな工法であるとか全部個別の案件として上がってくるっていうふうには承知をしておりますけども、やはりこの請願事項の中で、やはりわかっていることがなかなかまだ前に進められないという、この予算の裏づけがないというこの苦しさの中で、やっていくっていうことは確かやということだけはきっちりとお答えいただけますか。今後この空調が終わってから必ずこういう形で進めるという形では。 ○薮内孝次教育部長  今、長村課長のほうから説明させていただきましたように、耐震化が終わりましてその後を受け、空調を中学校と小学校、それから幼稚園の空調を普通教室につけていくという工事を計画して、今実施しているところでございまして、市長の英断をいただきまして29年度にはクーラーを、冷房ですね、を使用できるということで、今進めているところでございます。当然これが終わりましたら、かねてから申しましたように、さまざまな施設の問題として大規模改造でありますとか非構造部材の耐震化、校舎等の学校施設の長寿命化、トイレの改修などを検討をする中で、年次計画を、どれを優先していくかというようなことを、ひとつ子どもたちの安全を考えながら年次計画を立てて対応していくと。この課題に対しましては、当然大きな予算が必要となってまいりますので、今、熊谷委員もおっしゃっていましたように、いわゆる国の補助制度を有効活用しながら最大限の財源を使いまして計画に対処していきたいということで考えておりますので、ご理解のほうよろしくお願いいたします。 ○語堂辰文委員長  ほかに質疑はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  これをもって質疑を終わります。  これより自由討議に入ります。発言はありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  自由討議なしと認めます。  これより討論に入ります。討論はありませんか。 ○藤城光雄委員  先ほど成清さんでしたか、のほうから請願の説明を受けました中で、教育部局への質問にもありましたように、やはり大変大きな課題がここに3項目示されました。特にその中で多くの財源が、今後確保していく、その優先順位なども含めまして、まだまだ我がまちの課題において大変厳しい道のりもあります。一定進める必要のあるもの等も理解はいたしますが、なおこういう問題をいかにクリアしていくかが大きな本市の課題にありますので、今回出されました本請願に対しまして、私は、またこの件については反対の立場で討論とさせていただきます。 ○土居一豊委員  それぞれ1、2、3項目とも現在、城陽市が抱えているそれぞれの問題であると認識をします。しかし、それぞれの問題既に取り組んでるところであり、また請願の中にある問題についてはそれを一部拡充をしてほしいというふうな内容が含まれると理解をします。現在、全く取り組んでない問題であれば請願を採択し、改めて担当である教育委員会についても強く実行を求めるところでありますが、トイレの改修、大規模改修に老朽校舎の改修等、既に市としては方針を出してる事項でもあり、また先ほどありました特別支援学級の配置、また専科教員の配置等も既に市として基準を満たしていること、また京都府との連携において必要なものは配置している、またこれからも前向きに検討していく、こういう実態を考えれば、今回の請願については既に内容を承知している事項でもありますので、不採択という方向で討論させていただきます。 ○西良倫委員  僕は賛成の立場で意見を述べたいと思ってます。  前の一般質問でもプールの問題、それから教員の増員の問題、いろいろとここにある項目についてはやはり親御さんらの切実な声だと思ってます。優先順位どうこうっていうのは行政のほうがいろいろと考えたり、今取り組んでいるところや課題のやり方で考えればいいことであって、予算の規模についてもそうです。僕自身が思うのは、請願の理由の中で述べている4行目、親御さんらの願いをもとにして、やはり子どもの理解をどうするかというところが今の子どもらの育ちの中で問われてるんじゃないかなと思ってます。子どもたちの学力を向上させというのは、議会でも何度も論議されてることです。質問がよく出ます、これ。学校の責任、僕自身も前に教員してましたから何かつらいなっていう思いで聞きながら論議を聞くっていうことがありました。生活指導を充実させるために一人一人に行き届いた指導やかかわりができることが重要、もうここだと思うんです。本当に子どもにどうかかわれるかっていう、今、先ほど請願人も言いましたけれども、やはりタイムリーに子どもにかかわっていく。子どもが必要にしてるところに教師が入った、大人の目、教師の目、それも複数の目、それと専門的な目という部分があってかかわっていく、そして指導していくっていうのがどうしても今必要になってる。これは本当、特別支援教育だとかいうところも考えれば、20年前、30年前、僕らが小学生だとか中学生のころ以上のものが今、現行課題として教育現場に押し寄せているっていうところはもうわかってられることだと思うんですよね、皆さんね。  だからそういったことで考えれば、親御さんは朝起きて子どもを送り出して安心をして夕方子どもを待つことができる、そういう体制をつくることによってやはり城陽っていうのは子育てや教育や、そういう福祉の面で本当にいいまちなんだなっていうことをわかっていく中でこそ城陽の特性、いいまちなんだなっていうことでの、今、請願人からもあったように、本当子育て世代、まさに子育て世代の人たちの活気があるまちになってるな、であればやはり少子化だとかいろいろな問題での課題も少しでもやはりこの教育の分野で貢献していくんじゃないかなというふうに思えば、このいっぱいあるのが親御さんの願いですからね、いっぱいあって当然だと思うんです。そこを考えて精査して、財政力を考えてやっていくのが行政の力であって、僕らはそれを親御さんの声を少しでも実現できるように願えば、僕は賛成の立場で意見を言います。 ○語堂辰文委員長  ほかにご意見ございませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  それでは、以上をもちまして討論を終わらせていただきます。  これより請願第28-1号を採決をいたします。  請願第28-1号は、採択することに賛成の方は挙手をお願いします。           〔賛成者挙手〕 ○語堂辰文委員長  挙手少数。よって、請願第28-1号は、不採択とすることに決しました。  休憩とらせていただきます。20分までとります。           午前11時09分 休憩         ─────────────           午前11時20分 再開 ○語堂辰文委員長  休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  報告事項に入ります。  初めに、平成27年度城陽市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書の提出についてを議題といたします。  市の説明を求めます。
    ○長村和則教育総務課長  それでは、平成27年度城陽市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価について、詳細をご説明させていただきます。  まず、この点検、評価にかかわります経緯でございます。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に、教育委員会は毎年、その権限に属する事務の管理及び執行の状況につきまして点検及び評価を行い、その結果に関する報告書を作成し、議会に提出するとともに、公表することが義務づけられました。教育委員会みずからが事後に点検、評価いたし、議会と市民に対しまして説明責任を果たすことによりまして、効果的な教育行政を進めていくものでございます。  それでは、添付の城陽市教育委員会事務の管理及び執行の状況の点検及び評価の結果に関する報告書についてご説明を申し上げます。この報告書の内容は、平成26年度の状況としての教育委員会の活動状況と教育委員会事業評価シートの2部で構成されているものでございます。初めの教育委員会の活動の状況は、教育委員会会議の開催状況などの教育委員会活動について記載し、2番目の教育委員会事業評価シートでは、事業を点検、評価し、今後の課題や方向性について検証しているものでございます。  まず、教育委員会の活動状況でございます。1ページから12ページは、平成26年度の定例、臨時教育委員会の開催日時及びその議事内容でございます。同じく12ページから18ページをごらんください。そこには委員の皆様方の定例、臨時教育委員会以外の委員活動を掲載させていただいております。19ページから22ページに事務局の組織並びに事務分掌につきまして表示をいたしております。  そして23ページからが事業評価シートでございます。この事業評価と申しますのは、事業の計画段階や事業実施後にその施策の目標達成度などに対しまして客観的に評価、検討を行うシステムであり、さきにもご説明を申し上げましたとおり、今後の課題や方向性について検証していくものでございます。今年度につきましては、事務局1係1事業、係の所属につきまして所属につき1事業の評価項目といたしまして10項目を上げさせていただいております。内容につきましては、26年度の事業結果を27年度に評価いたしたものでございます。  詳細な内容につきましては、冊子をごらんいただき、ご審査のほどよろしくお願いをいたします。 ○語堂辰文委員長  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。 ○畑中完仁委員  まず、評価シートのほうから質問したいと思います。まず、学校作業員管理業務なんですけど、私よく青谷小学校へ行かせてもうて、すばらしい用務員さんやなと思って、ただああいう方が全部10校区やら5中学校にいはったら大変現場が助かるんではないかといつも思うんですよ。あの人が、もうそれは端的に先々に手を打ってもう何てすばらしい人やなと、俺はいつも思うんやけど、ただここで今の中でそういう正職をやめていって、またまあまあお金の関係もあったとしても、どうもその方針からいうと、あの姿見てるとやっぱり今のそういうあり方など違うお金の部分でええのか。ほんで、まして現場の先生方は多分助かってんのちゃうかなと思うんで、このあたり嘱託さんを拡大していくという部分が果たしてええのかなっていう気はするんですけど、まあまあお金の問題もあって、そのあたりどういうふうにこれからの部分を考えておられるのか、ちょっとお聞かせ願えますでしょうか。 ○薮内孝次教育部長  大変お褒めの言葉をいただきまして、ありがとうございます。私どもの中でもいろいろてきぱきとやってくれるということで、学校からも評価をいただいておりますので、その点については我々としても認識をしてるところであります。これは私どもではなく、市全体の人事管理、職員管理の中で、いわゆる現業職については新規に任用しないということで、それについてはいわゆる委託ということでなってきておりまして、徐々に今、正職員が2名と再任用の職員が1名ということで、3校については城陽市の職員がその任に当たっているということでありまして、それ以外の学校につきましては、シルバー人材センターと契約し、その派遣された職員さんが学校の業務をやっていただいてるということであります。  なお、職員の不慮の休みであったりとか、あるいはいわゆる正職のだったり、あるいは急な業務が発生した場合には嘱託として職員を雇用していますので、その職員を学校に派遣するという形で今進めているところでありまして、正職のほうがいいというような評価いただいてるんですけども、今の方向としては今現職員が退職するまではこのような形で実施し、その先は今の現状でいきますとシルバーであったり嘱託であったりというような方向で配置していくという状況でございます。 ○畑中完仁委員  その話は理解できるんですけど、要するに、じゃあ、シルバーと嘱託さんが、例えば今の青谷におられるような部分のそういう活躍ができるかという、そこを、私もほかのとこの嘱託さんやシルバーさん見てないからどういうあり方で、一生懸命やっておられるというのは多分、確実にそうであろうとは思うんですけど、あの部分を見てると、そこまでできんのかなという、そういう感覚があるから、ああして。またそれも人によってちゃうから、例えばそれ以上にやっておられる方ももしかおられるかもわからんけど、ただあそこまではできひんやろなという気はするんやけど、そのあたりどうですかね。 ○薮内孝次教育部長  当然今、正職員あるいは再任用で行っております学校については、その1名の者が学校を1人で切り盛りしてるという状況でありますので、当然自分の責任の範疇であったり、仕事の進め方であったりというのは、個人でそれぞれ考えの中で計画して、学校と相談しながらやってると思うんですけれども、シルバーになりますと3名であったり2名であったりというふうなローテーションでやっておりますので、それぞれが日がわりで対応してるということになりますので、事務の継承ができますと、きょうはここまでやっときたいといってもあしたは休みというような状況になりますし、その辺は連携しながらその学校の配置された職員さんではやっていただいてますけれども、長いスパンで考えたときには1週間でこんだけやろうという計画が立てにくいのはありますけれども、引き継ぎをすることで作業をしていくということになりますが、その辺はちょっと今後も要望っていいますか、その内容についてはシルバーとも相談しながら、それも学校と相談しながら、リクエスト聞きながらそれに応えられるようにはしていきたいとは考えます。 ○畑中完仁委員  というのは、結局その役割が大きいから言うてるんです。だから現場の先生もええし、地域の方にとってもやっぱりそういうあり方がしっかりされてるとええしっていう部分で、そやから気がつくという部分で、後づけで悪かったらこうやっていうことと違うて、先に先にやっぱりそういう感覚で物事ができるから、やはり地域住民にとっても現場の先生にとっても子どもたちにとっても相当プラスやなと思いながら、青谷の例を見ながら、それは例えば朝ハローデーなんかでも率先して子どもたち迎えて、やっぱり子どもはよう知ってるんですよね。子どもがやっぱり懐いてるから、明らかにやっぱり愛情があるというのが、一番のええのは愛情があるということを子どもが感じるというのは相当プラスやなと思うんです。先生も楽やし、だからそういう形のできたら嘱託員さん、シルバーさんの愛情でまた支えられるような、そういう部分でしてほしいなと思います。  そして次に、生涯学習なんですけど、これも城陽のアカデミー大学みたいな形でいろんな講座もされてるんですけど、特に会場設定も入れて、文パルがやっぱり基本的なそういう箱になると思うんですよ。いろんな趣旨でされてる、まあまあ来てちょうだいみたいな、これでは私ども校区社協でもいろんな部分でイベントの参加を依頼したりするけど、やっぱりどっちかいうと固定された人になってしまいますよね。やっぱり新しい方の部分がなかなかやっぱり参加しにくいっていう。やっぱり友達に行こうか言われな行けへんし、例えば今各いろんな生涯学習の中で催し物されて講演会されてるんですけど、例えばどれぐらいのキャパとして50人規模やったらどれぐらいの参加率なんですかね、これ。人数は、トータルの人数は書いてるんですけど、どれぐらい参加されてるのか、参加率をちょっと教えてもらえますかね。いろんな事業あったと思うんですけど。 ○藤本隆文化・スポーツ推進課長  じゃあ、ちょっと参加率というご質問でございましたけれども、市民大学につきましては、一応参加者を固定して申し込んでいただいておりますので、ただ、その中でもやはり若干のご都合によって、当日欠席される方なんかはいらっしゃいます。特にこの26年度までにおきましては、市民大学のような形ではなくて、一応申し込み制度なんかをとっておりましたので、やはりこちらのほうについても一定の当日のご都合もある中での歩落ちというのはございましたけれども、事業の中身とか、それから事業の当日の天気なんかでかなりやっぱり変わってくるという部分はございます。フリーに来てくださいっていうような講座っていうのは比較的少ないもので、フリーでやったときにどうなんやって言われると、ちょっと今のところデータ的なものは持っておらないというふうにお答えしておきます。 ○畑中完仁委員  これ予算が86万っていう形になってるんですけど、このあたりの予算の使い方っていうか、多いとか少ないとかいろんな意味あると思うんですけど、もうちょっとふやしてもええと思うんですけど、ちょっとその使い方の部分で86万をどういう部分か、ちょっと教えてもらえますかね。 ○藤本隆文化・スポーツ推進課長  予算の中身でございますけれども、講師謝礼とそれから会場使用料がやっぱり主になってきます。講師の方々によっていろいろなランクっていいますかね、大学の先生でありますとか一般のプロモーターを使うとかいうふうな場合には、やっぱりちょっと高い金額となってきます。おおむね講師謝礼が大体半分弱ぐらいを占めてるというふうに思っていただいたら結構かと思います。ちなみに平成27年度からは市民大学になりまして、予算のほうもちょっとふやしてきておるところです。 ○畑中完仁委員  いや、ここでもまた、要するに質問してるいうことは、大事やからもうちょっと膨らませてもええと思うんですよ。だからその中でやっぱりこういう部分で86万で割と事業の割にはこれ安いと思うんですよ、これ。だから講師の謝礼と箱物の部分やから、もっともっと膨らませたらいろんな意味で活性化になるのちゃうかなと思うんで、そのあたりどんどん伸ばしてほしいなと思います。  次に、文化財収蔵資料整理業務ということで37ページ、36、37ね。これ収蔵、要するに文化財としていろんな例えば車塚古墳とかいろんな遺跡の中で出る部分の土器とか、そういうなんを多分いろんな形で収蔵するということやと思うんですけど、今どういう形になってるか。そのこういう部分をどういうとこに集めて、どれぐらい、もういっぱいいっぱいなんですかね。 ○小泉裕司文化・スポーツ推進課課長補佐  現在、出土しました遺物につきましては、古川小学校内に文化財資料室っていうのがございまして、もともと学童保育で使ってました建物ですが、そちらのほうに収蔵をしております。それ以外に体育館のところの駐車場に、もともとこれもポンプ場として使われてた建物があるんですが、そこのところにも収蔵をしております。現状、ちょっと今の現在の後ろで使ってます学童保育の建物に移りましたときに広くなりましたので、収蔵の容量としてはまだもう少しは可能です。ただ、現状、城陽市の場合、発掘調査が昭和50年代、60年代のいわゆる大規模開発があった時代ではなくて、基本的には今そういう開発部分も終息をしておりますので、年間ふえるコンテナ数というのは極めて10ケース前後ぐらいの増になってる程度ですので、まだ十分収蔵は可能ですし、基本的にある程度形のあるものにつきましては、資料館で展示という形でもう使用もさせてもらっていますので、そういった状態になっております。 ○畑中完仁委員  そういう結構、貴重やからほかさんと遺物を適切に保管するということやと思うんですけど、そのあたりがやっぱりもうひとつ見えないですよね、地域の人に。そやから何があって、どうやっていうのは当然やっぱり大切やから保管、ただ保管しとくだけでは何かもったいないと思うんですけど、そういう部分を見る機会、当然歴史資料館とかでまたあると思うんですけど、そういうものを表現する機会はどういう、もっと何かあってもええような部分やと思うんですけど、ちょっとそのあたりが隠れて見えないんですけど、どういうふうに考えたらいいんですかね。 ○小泉裕司文化・スポーツ推進課課長補佐  基本的にこれは発掘調査で出てきますとばらばらになってたりとか破片になっておりますので、全てが全て見てもらえるような状態ではないのは事実なんですけれども、その中で形が復元というか、もとの形に戻せたりとか貴重なものにつきましては、ちょうど今、城陽の至宝ということで特別展もさせていただいてますが、そういう折に展示させていただいたりとか、また4月、5月になりますと古墳ができるまでということで、これは毎年小学校の6年生で古墳とかを習うときに、見ていただきやすいような展示をやっております。そういうときに実物を展示してよりわかりやすくさせてもらったりということで、歴史民俗資料館と連携をとりながら、折を見て見ていただく機会はつくっていただくというのは考えております。 ○藤城光雄委員  ご苦労さまです。ちょっと今お尋ねにありました評価シートの関係で見まして、ちょっとお伺いします。全体的にわかりやすく示されているもんですが、その中で特にスポーツ・文化、これ何ページかな。の部分で、No.1ですか。1つ、アカデミーの話ちょっと出ましたね。城陽市としても教育委員会でアカデミーにいろいろと取り組んでおられると思いますが、この中で特に受けられた方の声とか、そういう部分は何か集約されたものをちょっとお持ちなのか、意見、声がありましたらちょっとお尋ねしたいのと、1つ、14年度に土日の子どもの居場所づくりという部分が、今もこれは継続の事業で居場所づくりはされておられると思うんですが、京都府は拡充事業で子どもの居場所づくりで今年度も5,400万ほどを当初の予算を上げておられます。その中で学習支援とか生活支援とかを実施するということもうたわれておりますので、こういう関係性で城陽市の今後の居場所づくりに対して、どの程度参加しているのか、ちょっとお願いを申し上げたいわけです。  それと今回もう一つ、子どもの、これちょっとここに該当するかわからへんのやけど、貧困対策という事業の中に京都方式といいまして学力向上教育サポーター事業いうのを3点掲げられました。3つのサポート事業をつくられております。このことについて今既にそういうものが届いておると思うんですが、大学の教授等による教育力向上型サポーター、2点目は教育者関係による地域ネットワーク型のサポーター、3点目はまなび生活アドバイザー等による学校プラットフォーム型サポーターのこの3つの支援を京都府は積極的に今回、総事業費を30億で、当初は8,700万円ぐらいの予算計上されておられますが、こういうアカデミーとの関係に生かせる部分があるんじゃなかろうかと思いますが、ちょっと見解がありましたらお願いしたい。  私がちょっと以前質問で議会で前回させてもうた龍谷大学の安西教授が今一生懸命取り組んでおられるスポーツに対しても積極的にラジオ体操の取り組みを提案されております。この教授にちょっとお電話しますと、講師料は無料やというお話がございまして、ほんで生徒、大学の生徒等は派遣するには実費、交通費程度というもののお話もございますんで、一度どういう事業を今後考えておられるのかなと思いまして、もしよければそういう今後の、今ちょっと大阪では組み体操とかああいうなんを結構廃止やと、危ないと、骨折するとかいうことで改善をということなってますので、やはりそういう身体面的な弱体化いうのか、何か課題があるのかなということも含めまして、そういう取り組みに対しての見解がありましたらお伺いしたいと思います。  もう1点は、サンガF.C.の支援でございますが、より積極的にサンガも、この間もJ2からJ1へとスタートされまして、28日、最初の試合がありまして引き分けました。私はちょっと体調不良でしたが、家でテレビ観戦してまして、非常にアグレッシブなまあまあ動きやったなと思って、負けはしましたが、一定評価をしながら、じゃあ、市はここに支援をいろいろとされてる経過の評価シートに見ますと、観戦した市民意識が何か15年から見ると割合が2パー以上ダウンしてると19年度。それとコスト当たり、総事業に占める23年度、全体からいくとまだこれまで低いと。1人当たりのコストで見ると、この指標値っていうんですが、3,080って書いてあるんですけど、これはどういう数値、参加した数値の人数なのか、ちょっとと思うんですが、逆に言えば費用は3,165円と、20年度から比べると3分の1に下がって、効果的には参加が多いと思われるんですが、ちょっとその辺の見解をちょっとどう理解していいのか、ちょっとご説明をお願いしたいと思います。 ○今田浩二文化・スポーツ推進課主幹  失礼します。土日の居場所づくりの件でお答えさせていただきます。  まず、富野小学校でやっております、これは年10回ですが、土曜子ども教室の件です。平成26年度の10回やりましたが、参加平均ですが、1回につき26年度は49名、27年度2月までですが、48名となっております。それから古川校区でやってます、これは水曜日の放課後と土曜日ですが、26年度50回実施して、1回平均34人、平成27年度ですが、今現在44回実施して、平均33名です。 ○藤本隆文化・スポーツ推進課長  まず、私のほうから、1つ目ですね。生涯学習事業の関係のまず意見集約というようなお話が出ておりましたけれども、もちろん事業が終わった後に皆さんにアンケートをお配りして、そのアンケートを集約したものはございます。そのアンケートの集約をもって翌年度の事業展開に生かしていくという手だてをとっておるところでございます。  それから先ほど居場所づくりの関係ございましたけども、放課後の教室のほうには例えばスポーツ推進員さんでございますとか、そういうふうな指導員さんにもご協力をいただいて派遣をして、子どもたちの活動に寄与していただいておるというふうなことにしておるところです。  ラジオ体操のお話が出ておりましたけど、ちょっとラジオ体操の取り組みにつきましては、いろいろな団体さんでどういうふうにされるかという部分もあるでしょうし、またスポーツの面で取り上げるという部分もあるかと思いますので、ちょっと今後検討をしてみる価値はあるものではないかなというふうには考えておるところです。なかなかラジオ体操も今、子ども会っていうんですかね、夏休みも物すごくやられる期間が短くなってるというところもございますので、ちょっと効果のほうもいろいろと言われておるようですけれども、ちょっと検討は進めていきたいというふうに考えております。  それからサンガのほうですが、サンガの事業につきましては、平成20年度から比べましてこの平成26年度まで大きくはやっぱりバスツアーなんかが、従来でしたら1年にホームゲーム数回のバスツアーであったものが、今全試合にしかもバス3台っていうふうな予算組みになってきておるということがございますので、またそういうふうなことで参加者がふえたところがございますので、金額的に20年度から比べますと一人頭の単価が減ってきているというふうな形になります。  認知度等いろいろは、とにかくサンガの成績にもよりますので、非常に難しい部分が我々もあって、大人の方だけに例えばアンケートとった場合と、それから今サンガさんがいろいろやっていただいてる事業としましては、例えば小学校につながり隊で行っていただく、それから幼稚園、それから保育園に対してサッカーを一応素材として体力づくりのスポーツ教室をやっていただく、それからグラウンドの開放で高齢者のグラウンドゴルフの協会さんなんかに人工芝を開放していただくとか、いろんなことをお互いにやりながらサンガを支援して、市の活性化を図っておるところです。今後も引き続きいろいろな手だてを検討するということで進めておるところでございます。 ○藤城光雄委員  今ちょっとサッカーの関係で、なるほど、わかりました。3台のバスの効果が上がってるということで、やっぱりコストと費用対効果をやっぱりにらまんと、参加が少ないとこれはやっぱり逆に意味がないので、上がってこの効果になってるということは理解しました。ぜひ今後、今おっしゃったように、まさにサンガが勝つということがやはり大いに市民レベルも、京都のレベルも上がるもんやと思うんです。今なでしこ残念なんですけど、1敗で1引き分けやった。きのうも見てました。本当にぜひ勝ち進んで日本の底力いうものを、女性の活躍できる世界をますます出していただきたいなと。  京都サンガについては私は個人的にもぜひレベルはもう今回は格段上がってるというように理解してますんで、前はサンガのクラブを市民クラブの加入をつくった時代がございました。それは今一部議会もそうですが、市民の中にも多くの会員になっておられると思うんですが、市職員も今ユニホーム着て頑張っていただいておられますので、何かちょっと市民に窓口にお越しになったときに、あすは試合ですよという何かものを、ただ形もそうなんですけど、何かアピールをしていただけるようなことも大いに庁内含めて、今後の協議をしていただいて、我々もまちおこしに向けて、スポーツのまち城陽を発信していただけるようにぜひお願いをしておきたいと思います。この件はわかりました。  それとあと居場所づくりについては、結構富野小学校が活発にされてるように思います。年10回ですね、古川が50回、多いんですね。ごめんなさい。非常に全体的にいくとこの居場所づくりも定着してきてるのかなと思いますので、ほか市内のこれは2小学校になってますが、そういう要請は今現在あるのかないのか、この1点と、あとアカデミーについてぜひラジオ体操の必要性というものを訴えておられるわけですので、取り組む以前からそういう内容もぜひ見聞されてはと思います。そういう意味で講師派遣はお願いできるということも確認しておりますので、ぜひ検討してみる価値があるとか言わんと、進めたい、取り組みたいという積極的なご発言をもって、ぜひ図っていただけるよう、これも要望しておきますね。  そういうことであと居場所の部分で市内で何か声があるのか、その点をお聞かせください。 ○今田浩二文化・スポーツ推進課主幹  失礼します。この居場所づくりの要望に関してですが、こういう委員会、議会では委員さんのほうからは他校区での開設についてはよくご意見いただくんですが、地域からは直接は今のところないという状況です。 ○藤城光雄委員  わかりました。議会と地域とのまだ温度差があるということですね。じゃあ、ぜひ一度教育担当課としましてもそういう温度差をどう、あるからないからじゃなしに、じゃあ、あるということの裏返しをちょっとまた詰めていただけるよう、また地域の各小学校区にも声をかけていただいて、一度何かアクションを起こしていただいて必要がないかあるか、一遍調べていただけたらと思っております。これは要望しておきますが、以上です。 ○小松原一哉委員  失礼いたします。私もこの事業点検評価シートの40ページ、41ページの学校給食に関してのところでちょっとお尋ねしたいと思います。  先ほどの請願でも学校給食取り上げられてましたけども、この中で城陽町の時代から完全給食ということで、私も学校給食で、城陽の学校給食で育ったわけではありますけれども、もう今試食なんかさせていただくと、私たちが子どものころに比べますと格段とすばらしいメニューと材料になってるとは思うんですけども、2点ほどちょっとお尋ねしたいのは、事業の経緯のところで平成20年度城陽旬菜市等との連携を図る中で、地元産の野菜の積極的な活用を開始されたということで、これ引き続きされてると思うんですけども、これもう7年間、7年、8年ですか、なんですけれども、これ実際どのぐらいの数量というか、季節的なものもあると思うんですけども、どれぐらい取り入れられてるのか。何か数量的に示す数字とか金額でも結構なんですけども、ちょっとその辺お尋ねしたいと思います。 ○奥田豊穂学校給食センター所長  旬菜市の野菜の利用状況ということでお尋ねいただいているわけなんですが、今手元20年度の数字というのがございません、1つは。それと旬菜市に限って、主に旬菜市になるんですけども、限っての数字ではないんですけども、23年度の城陽産の野菜の使用割合が3.3%でした。27年2月までですけども、今年度の城陽産野菜の使用率が7.3%になっております。 ○小松原一哉委員  ありがとうございます。ざっくり23年度と27年度を比較して倍ほどふえてるということで、今後も恐らく活用をふやしていかれるのかどうか、その辺もお尋ねしたいんですけども、それとあわせましてやっぱり子どもたち学校教育の中で給食という中で、やっぱり地産地消という、こういう概念というのは大切なことやと思いますし、私はやっぱり地元でこういう野菜がとれて、それが今給食の時間に食するという、本当に生の教材で教育を行うという観点からも大変大切なことやと思いますし、また生産される方にとりましても、自分がつくった野菜が地元の子どもたちに食べていただけるということで、大変喜びを持ってつくっていらっしゃる方がたくさんいらっしゃるということも、これも事実だと思います。  そういうことであとよく聞くのが、野菜のことですから自然の中でできるものなので、どうしても虫がついたりとか、そういうことっていうのは発生するんだと思うんですけども、例えばカンラン類なんか葉っぱの中まで調べて大丈夫やいうて出すなんていうことはナンセンスな話で、出荷したとき大丈夫でも、調理していくときに、洗浄のときに中に小さい虫が入ってるとか、そういうことも間々あることやと思うんですけども、私は決してそれを完全に除去してから調理してくださいっていうことはもう不可能な話だと思うんです。学校の現場で自然でとれたものにはやっぱりそういうものもあるんやでということを教育するというか、教えていくのも大事なことやと思うんです。全てが工場でつくられるような工業製品みたいなものの考え方で農業製品なんていうものを考えたらいけないと私は思っておりますので、その辺どのようにこういう地産地消型の地元の野菜を積極的に活用されていく中で、これからの方向性をどのようにお考えなのか、ちょっとお尋ねしたいと思います。 ○奥田豊穂学校給食センター所長  ただいまの数字の話でございますが、26年度の数値が7.3%になっております。給食センターでは6,300食ぐらいの給食をつくっておりますので、もう今の仕組みの中では供給していただく旬菜市側の能力というんですか、需要と供給の中でほぼ限界に近づいてるんじゃないかなというのが1つございます。  それと野菜に虫がつきものだということでのご意見いただいてる部分なんですが、やはりスーパーとかで売ってる野菜見ていただきますと、まれについてることがあるかもしれないですけど、原則きれいな形で売られているわけでございます。やはりそういう形で調理においても当然洗浄過程とかに十分注意は払っておりますけども、やはりそういう状況での野菜の提供をしていただく必要があるということでございます。 ○薮内孝次教育部長  地元野菜っていいますか、につきましては、我々の方針としては今、地方創生事業の中で目標値としては10%を目標値として定めまして、それに近づくように使用をしていきたいと要は考えておりますけれども、やはり地元の生産、当然ジャガイモとかになりますと大きな大規模な農場、量が要りますので、なかなかそろえられないという意味もありますので、地元野菜について10%を目指そうと思ったら、今の中でも7.何%ということですので、できるだけ生産のほうもしていただかないと納入していただけないという状況もございますので、その辺については担当のほうとも話をしながら、旬菜市の関係者とも協議をしながら、できるだけ取り入れられるように、この10%を目指せるようには、今後も我々としても働きかけていきたいというふうに考えております。 ○小松原一哉委員  ありがとうございます。私も、今ご答弁いただきましたように、10%目標ということですけども、よりやっぱり地域のそういう食材を学校の給食で提供されることを望んでおりますので、しっかりとやっていただきたいとともに、やっぱり生産していただく方の理解がないとこれはできないことなんで、その辺もまたいろんな学校教育課だけではなくて、いろんな面でサポートしていく体制というのをつくっていかないといけないということを痛感いたしました。ありがとうございます。  それともう1点だけよろしいでしょうか。アレルギーに関してなんですけども、27年度にエビをアレルゲンとするということで追加するということで一番下に書かれてるんですけども、これ今後アレルゲンとなり得る食品っていうのは恐らくふえていくんではないかというような予測もあるんですけども、その辺いかがでしょうか。将来的な展望というとこで、どういう観点でアレルギーに対しては対応されていくのか。 ○下岡雅昭教育部次長  アレルギーのことにつきましては、今現在、調理室の一角にコーナーを設けまして、そういう除去食の対応をしているんですけども、内部で話し合いまして、なかなかスペース的に厳しいものがございます。これから今、小松原委員もおっしゃいました、どんどんどんどん卵の除去やっておりますが、卵の除去食もかなりふえてきております。ただ、その対応でなかなかそのスペースで、現行のスペースでやるいうのは難しいものがございますので、今、私どもとしましてはこのエビまでということでやらせていただいて、その将来のことについてはまたやり方をちょっと変えないと、今の現行のスペースではちょっと難しいというように考えております。 ○語堂辰文委員長  ちょっとお尋ねしますが、ほかにご質問の方。(発言する者あり)ちょっとほかにおられたらと思って。 ○土居一豊委員  それじゃあ、午前中で簡単に終わりますので、お願いします。  まず、サンガの件なんですけど、サンガの練習場で夜時間外、時間外っていうか、夜遅い時間帯にあそこでよく子どものグループが練習してるのがあるんですけど、これに関しましては教育委員会としてかかわりがあるのか、それともサンガのチームが独自に募集した少年チームで練習しとるものなのか。  2つ目、芝ヶ原遺跡の関係なんですけど、市内にはたくさんの遺跡があります。昨年、個人的な旅行であるところを旅行したんですけど、小学校の6年生が自分のまちにある史跡と言われる有名なものを男女がペアになって、観光に来てるお客様に説明するということを授業としてやってました。たまたま行ったときは前日の予行です、あしたが本番ですということで、男女2人ペアでそれぞれのところに2人ずつついて、声かけたらぜひ来てくださいって言って実は聞いたんですけど、やっぱり誇れるものというのは子どものころから郷土に愛情を持たせる、ふるさと愛というためには非常に大事じゃないかと。しかもそれを子どもが自分の口で大人に説明するようにする。そしたら資料もつくらなきゃならないし、調べなければならない。大人の方との間合いも考えなければならない。いろんな勉強になってくるんだと思うんですが、城陽市内の現在の史跡について、そのような工夫をされてるか、もしくはお考えがございますか。  もう一つ、富野幼稚園の件なんですけど、幼稚園の朝の送迎を見てました場合に、小学校の体育館の横に車をとめていかれて、子どもさんを幼稚園まで送られてるんですけど、雨降りを見れば非常に交通量もある、あそこを親御さんは年長の通園する子どもとまだ年長でない、自分がこれからお姉ちゃん、お兄ちゃんを送ったら一緒に連れて帰る子ども、お母さん多い場合は1人の子どもを通園させるのに小さい子どもを2人一緒にという形を見たときに、幼稚園の近くに駐車場が要るんじゃないか。一時的に子どもさんをおろしておかれる場所が必要なんじゃないかと思うんですが、それに対するお考えがありましたらお願いします。以上、3点です。 ○藤本隆文化・スポーツ推進課長  まず、私のほうから、まずサンガの関係でございますけれども、ちょっと子どもというのはどの年齢ぐらいかわかりませんが、サンガでやられている夜の事業に対しては、市役所のほうはノータッチでございます。サンガさんが多分自主事業としてやられておるか、または場所貸しされておるというふうに思っております。  それから芝ヶ原の関係でございますけど、史跡のああいう公園とかいうので、特に今回ああいう便益施設のある公園は初めてでございます。そういうような中で今まで余り学校のほうからの要望というものは実際なかったようなことでございますので、今後またそういうふうなことにつきましては、うちのほうの職員もおりますので、要望があればどんどん職員を出してそういうような説明も進めていきたいというふうに、学校のほうにも周知をしていきたいというふうに思っております。 ○下岡雅昭教育部次長  富野幼稚園の駐車場の件でございます。土居委員おっしゃられますように、確かに車で来られる方がいらっしゃいますので、私どもとしましては、近隣のところも聞いたんですけれども、やっぱりだめでして、それでできるだけ近いところということで、富野小学校は確保しておりますけれども、それ以外に民間の駐車場、民間の企業の駐車場をお借りするということを約束を取りつけて、今その部分でとめさせていただいてるということで。ただ、雨のとき離れてるやないかというような、それについてはちょっと解消できてないんですけども、そういうことで駐車場できるだけ確保するいうことで努力してるということをご理解いただけたらありがたいです。 ○井関守教育長  先ほど委員から言っていただきました児童たちが自己の土地、愛着のあるそういう建物とか遺跡について、よそから見えた人たちに説明をする、そういう趣旨でございましたね。それに対して少し違う意味のお答えしたかと思いますので、私のほうから今後ということで申し述べたいと思います。  非常に趣旨の点で子どもたちにとって愛着と誇りを持てる郷土、城陽ということの情操、そういう面での非常に大きな取り組み、いい意味での意義があると思いますので、今後検討をぜひしていきたいと思います。各学校に諮ってそれぞれの校区においてこういう誇るものがある、あるいはよその全体的な城陽市の中でこういうものがあるということを本当に勉強して、それを他の人に伝えるという意味では、自分自身の勉強にとって大きい、非常に表現力とか説明力、国語的な力とかいろんな面での、自分で学んでそれを説明する、大変学力にも結びつく意味で大きいと思いますので、今後検討していきたいと思います。 ○土居一豊委員  最後に教育長からありましたけど、ぜひそれが芝ヶ原古墳群だけではなくて、例えば富野小学校であれば水度神社のあそこが、水度神社じゃない、荒見神社のあそこが神社ができたときからのいわれとか、そしてまた地域に古い、昔はここは城陽町、城陽市になる前には1つの村だった。そしたらそのときの役場の跡はここにあったんだとか、やっぱり自分の地域の歴史を触れることによって、子どもたちは郷土に愛着を持つと思うんです。それをまた自分の口で親に説明できる、また知ってる人に説明できるというふうなことが本当に郷土愛につながっていく、ふるさと意識を持ってくると思うんですよ。やっぱりそういう積み重ねが城陽に対してふるさと感を持ってきて、将来的には帰ってきて住もうかなと思ってくるものと思いますので、教育の中でなかなかそういう時間を十分とるということは難しいにしても、私は今あるところを旅して感じたことを、教育長ありましたけど、ぜひ取り入れていただければ、子どもたちは本当に自分の地域を知ろうとすると思うんですよ。そしてまた、勉強すると思うんですよ。そして図書館に行って調べる、学校の図書を利用する、図書司書員にも聞き出す、非常に私はいい効果が出てくるんじゃないかと思いますので、ぜひ教育長が今おっしゃられたこと、校長等と一度相談していただいて、ぜひ子どもに城陽のことをよく知っていただきたいなと思います。  幼稚園の駐車場の件ですけど、具体的に言えば、あそこにあります富野荘交番をどこかに動いていただいたらあそこに駐車場が確保できるんじゃないですか。そのためには京都府とあそこを動かすとしたらどの地域にどのような施設が要るのか。余り遠くに離していただいたんでは交番としての機能も困るし、富野荘地区、長池地区等、やっぱりあの場所にある交番の必要性もあるから、そんなに1キロも2キロも離したところに持っていくわけにはいかない。ということを考えれば、やはり警察としての機能を維持するためには警察としてはこういう考え、うちとしてはここに駐車場を準備したい。そしたらやはり検討すべき余地があると思うんですよ。一概に民間の土地がありませんじゃなくて、ぜひ私は、もし小学校の前で雨降りに幼稚園に行こうとする親御さんが車と接触してけがでもするようなことが起きてから慌てて考えるんではなくて、もう非常に少し危険な状態が起きるということは皆さん現場見てもわかっとるはずですよ、体育館の入り口のあの駐車場の入り口の狭い状態も含めて、ぜひ私はこれを検討していただきたいということを申し上げておきます。  サッカーの練習場についてはわかりました。まだちょっと提案したいことがありますので、きょうはこの点検シートの件ですので、ここまでにしておきます。 ○薮内孝次教育部長  今、教育長も説明させていただきましたけれども、学校のほうには今、社会科の副読本といたしまして、わたしたちの城陽市という冊子を、3・4年版と5・6年版でございます。この中には久津川古墳群であったり、先ほどの神社であったりというふうな地元の事柄をまとめた副読本がございます。この中で3、4年生、5、6年生については学んでおりますし、その件については十分自分たちの誇りを、郷土愛を持つために、これからも学校の中でそういう本も利用しながら伝えていきたいというふうに考えてますし、来年度、28年度から我々が導入していきますエコミュージアムについては、地域の資源を活用して、それを市内の方々にも見ていただき、学んでいただくというようなものもありますし、入り込み客として他の市町からたくさんの方が城陽市にお越しになってまちをにぎわしていただけるようにしていきたいと。その中では観光ボランティアの方もありましょうし、今ご提案ありました子どもたちが説明するのも可能であると思いますので、これは今後、その中にも取り入れていきたいなと、課題として、そして我々としては持ちたいなと思っております。  それと、幼稚園の駐車場につきましては、幼稚園をいわゆる改築する際に、いろいろと駐車場の問題についてもお話がございましたし、今ご提案いただいてる幼稚園の前にあります交番について、これの交番の、当然京都府警では、今、富野荘交番と久津川交番については耐震性の問題があって、課題として府警の方は持っておられますし、これの移転場所、いわゆる改築場所についてはまだ何もない状況でございますけれども、それについてはどのところで移転された場合、あの部分が当然あくかもわかりませんので、これで今私がここで公言はできませんけれども、そういうものもにらみながら今後の駐車場のあり方についても検討してまいりたいと思います。 ○語堂辰文委員長  それでは、ちょっとまだ数名の方がご質問ということでございますので、ここでお昼の休憩にしたいと思います。1時10分に開会をします。(発言する者あり)もとい、それでは1時半でお願いします。           午後0時17分 休憩         ─────────────           午後1時30分 再開 ○語堂辰文委員長  休憩前に引き続き会議を開きます。  質問続行いたします。 ○熊谷佐和美委員  学校給食の件なんですけども、41ページの今後の方向性、改革・改善方向のところなんですけども、先ほどの請願のときにお聞きしたらよかったんですけども、この4番のところで材料費のみとなっている給食実費負担に光熱水を拡大することを検討するっていう方向性を今後出されてまして、近隣市町の多くの団体が材料費のみ、現在してるっていうことで、市の方針を今後決定するっていうことで、方向性ていうものがこういう方向を今出されているっていうことなんですが、光熱水まで拡大する背景をちょっと教えてください。 ○奥田豊穂学校給食センター所長  学校給食法の中では、設置者である市のほうが負担する内容といたしまして、給食に携わる者の人件費と施設の維持修繕費となっておりまして、その他のものにつきましては保護者の方にご負担いただくという仕組みになっております。  一方、ここにも書いてございますように、城陽市を含め近隣では、実際には人件費、修繕費、光熱水費、材料費と大きく分けて4つぐらいの区分に分かれるかと思うんですけども、そのうち2つが学校給食法で設置者である市が負担するものと。残り光熱水費、材料費につきましては保護者への負担という仕組みに、枠組みになっております。  その中で、今後の改革という中で、私どもも材料費のみの負担をいただいてるところですけども、近隣も含めましてそういう状況のところが多いので、そういう部分も含めまして今後検討していくという形で記載をさせていただいてるとこでございます。 ○熊谷佐和美委員  具体的には何も進めてはおりませんというふうにしか聞こえないので、そのことでよろしいんでしょうか。 ○奥田豊穂学校給食センター所長  今のところ、具体的に検討に入っているということはございません。 ○下岡雅昭教育部次長  この件につきまして、昨年うちの理事者入れた形で協議する場がございまして、府下ではもうごく一部しか光熱水費を含めて給食費徴収してないと、そういう現状やと。で、近隣は、今、ここにも書いてます近隣はどこもしてないという現状を申し上げたら、当分というか、市としてはこのまま材料費の徴収だけでいこうということに決定したということでございます。検討してないことはございません。 ○熊谷佐和美委員  わかりました。そしたら、ここに書いておられます今後の改革改善案って書いてある、これは文面のままいうことで捉えていいことですね。特に学校給食法だけの縛りの範囲の中で考えておられるのか、それとプラスアルファですね、うちの市の独自の、例えば背景ですね。就学援助が増加がしてきているのか、また滞納の増加があるのか、もともと給食費がほかの市町に比べて安いのか、いろいろある、この給食を維持するという意味の中でそういう傾向ですね。材料費をいただいて、それで給食を提供するっていう今日まで続けていただいてるこのシステムをやっていく中で、10年、20年とこう長い歴史があるわけなんですけども、今がだんだんと城陽市の、材料費を今いただいてるていうところで、その下に滞納のことも書かれてるんですけども、市の状況としては傾向性としてどういうふうな傾向になってきてるのか、ちょっと数字の面で教えてください。 ○語堂辰文委員長  滞納の市の傾向、答えられますか。 ○下岡雅昭教育部次長  申しわけございません。ちょっと滞納の状況の、ことしの状況は持ってきてないのでちょっと今お答えできないんですけども、昨年ですと夜間徴収とか休日徴収ですね、そういうのを精力的に進めてまして、約60万円ほど徴収、獲得できたわけでございます。それによりまして滞納分の徴収率が約3%ほど上昇いたしました。  27年はちょっと資料持っておりませんので申しわけございません。 ○熊谷佐和美委員  済みません、一生懸命徴収に行っていただいたという数字はわかるんですけども、この就学援助を受けられる児童生徒数がふえてきてるのか、また滞納数もふえてきてるのかというところなんです。徴収に頑張っていただいてるのはわかったんですけども。 ○下岡雅昭教育部次長  あくまで昨年の状況しかわかりませんけれども、昨年ですと、現年分につきましては各学校が徴収していただいてます。ただ、現年分、やはり学校ですと保護者と顔合わせられるとか、保護者と連絡もとりやすいですので、まず学校で頑張ってほしいということでお願いしまして、去年のことですけど、去年はそれで頑張っていただきましたのでかなり滞納が減ったと思います。  そして、どうしても学校で徴収し切れなかったというのが給食センターのほうに回ってきて、そして先ほど申し上げましたように、それを受けて休日とか夜間徴収していくという形になります。 ○熊谷佐和美委員  済みません、ちょっと意味が違うんです。別に滞納のことを質問させていただいてるわけではなくて、給食を供するにはこの材料費ですよね。材料費をもって給食を供出していただいてるという、ほかに学校が人件費であるとか、維持費であるとかそういうものはやっていただいてますけども、光熱費と、この3つですね。で、材料費っていうものがすごくウエートが高いとは思うんですけどね、この中でも人件費が一番大きいのはわかるんですけども、この材料費、1,000人おられる中で、もし50%の方しかこの材料費を払ってない、就学援助とか滞納とかでね、その割合がどれぐらいなのかなというとこなんです。城陽市はその割合が他市に比べて多いのか少ないとか、そういうふうなこととかも教えていただかないと、光熱費が学校給食法で入れてもいいんだからという理由だけでは、第三者に説明する場合と給食費上げる場合と、実際の保護者の方ですね。保護者の、いうたら当事者の方々に給食費を上げるときに説明されることと、やはり当事者と第三者に説明する受けとめ方って、理由は同じであったとしても受けとめ方がすごく大きいですし、で、私たちも学校給食が質を落とさずにおいしい、安心安全で毎日児童生徒においしく食べてもらいたいっていう、今の学校給食の、学校で城陽市がやってこられたこの方式というのは、先進的ですごくいいものやと思ってますし、これからもやはりずっと続けていただきたいと思ってるんです。で、先ほどの請願のように無償化とかそういうふうなことが保護者の中にニーズとして出てきてるのかどうか、そういうことも踏まえながら、実際の現実的にはいずれは光熱費も入れなくてはいけないかもしれないっていうふうな、今現実ではしなくても、いずれはそういうこともあるかもしれないっていう、そこのときにバックボーンになる実態っていうのがなかなか今のちょっと答弁ではわからなくて、どうしても上げなくてはいけない理由が、これから上げていかなくてはいけないときの理由がわかりづらいというのがありました。 ○薮内孝次教育部長  ちょっと答弁で不手際のところ、申しわけございません。  いわゆる就援率といいますか、認定してる率で申し上げますと、25年と26年度の5月1日現在で申し上げますと、小学校では若干下がっておりますけども、中学校では上がっているというふうな状況でございまして、これはそれぞれの家庭の出入りがありますので、その辺はございますけれども、当然、今の状況でいきますと、ふえたり減ったりというような状況を繰り返ししておりますけども、急激に伸びたということではない状況でございます。  そのような中で、我々としても給食を運営していく中で、やはり保護者から材料費を負担していただいております。料金につきましては、これまで消費税が上がった段階で審議会のほうからも答申をいただいて、それについてはできるだけ抑えてさせていただきました。そのときに議会で報告申し上げたときには、やはりもう少し上げてでもよいものを出してはどうかというような、逆にそういうご意見もいただいてるところでございますし、今後も消費税まだこれから上がらないということはまだ未知のものでございますけれども、その時期としてはいろいろと言われてますけれども、それはその段階で前回上げたときのご意見もいただきながら検討していくという形でやりたいと思いますし、この我々の給食を運営していく中でも全てを賄っていくことはできないと思いますし、その中で検討する中で、光熱水費を、これも給食法以外での部分でありますので、料金に転嫁するというところの検討ということでさせていただいてますけど、今のところはそれは入れないという、今までの継続でしばらく続けていくということでの答弁だと思いますので、ご理解いただけたらなと思っております。 ○熊谷佐和美委員  はい、わかりました。結論の部分はようよう、最初に検討しないという、今のところはいうことでわかってるんです。検討されるときに、やはり説明ですよね。保護者に対してもですし、どこに対してもですけども、やはり十分な説明をするときにいろんなバックボーンを持って説明をしていただきたいということの要望です。 ○西良倫委員  済みません、ページ数で評価シートの済みません、31ページ、30ページで、先ほどこの特別支援教育支援員活用業務のとこです。  今後の改革改善案というところで、現在、小学校に配置している特別支援教育支援員については、学校ごとの状況を検証してってありまして、この学校ごとの中で、最近特に低学年のところの学級において、30人とか31人とかの1年生、2年生といったところで持ち上がりのことだとか、複数教員がいたらとか、補助できるような教員がいたらとかいうのがあるんだけども、特別支援教育支援員と教育自立補助員を連携をして何とかやってるとか、実態はないのかとか、できたら特別支援教育特別支援教育の資格もかかわることなんで、専門的なところが要請されるのであったらいいんだけども、なかなか見てると市で8名は特別支援教育支援員を置いてるんだけども、もうあと2名もあればなとか、府のほうは2名ですから、府はなかなかふえるわけじゃないので、支援員の増員というんか、そこは増員ができひんからこの学力の充実の補助員で賄ってるんだとか、そういう実態というのはどこにもないですか。 ○下岡雅昭教育部次長  特別支援教育支援員の関係でございますけど、今、西委員さん、8名とおっしゃいましたけど、実は京都府の配置が週27時間あるんですけど、それが小学校2校、中学校1校になってます。そして、城陽市の単独の配置が、週20時間が小学校2校で、あと週12時間のほうの配置が小学校6校ということで、小学校全部それで特別支援教育支援員、京都府の分も入れて配置になっております。 ○西良倫委員  学校には1人ずついるっていうことですね。わかりました。 ○土居一豊委員  教育長にちょっと一言申し上げたい。  この報告書というのは、教育委員会の1年のことについて重要な報告事項がまとめてあると私たちは認識をします。にもかかわらず、委員からの質問に対して、自分たちが書き込んだ文章に対して、これがここで説明できないっていうのは、あなたたちはこの文章書いたときにそれぞれの担当のところでどういう分析をしてこれを書き込んできたのか。従来から書いてるからそのまま書いてるんじゃないか。まして、担当の次長が滞納のことについてここで即答できないなんてもってのほかだ。それだったら滞納という言葉をここに書くんじゃない、そんなに重視しないんだったら。重視されとるから書いとるんだったら、それに対して説明できるように資料きちっと準備して持つべきだ。ここに数字は書けないから文章で書いとるんであって、その裏を書いたときにはもっとふえる。そうでなかったら、ここにこういう文章で書かれるはずがないでしょう。教育長、経験からわかるでしょう。  初めての会議の教育長に言うことは厳しい言葉だけど、やはりこういうことについては教育委員会の中でしっかり文章書くときに、もう一度委員会の中で、これはどういう表現なのか、本当にこれでいいのか、裏はしっかり数字はとれてるのかというふうなことを確認をしていただきたいということを申し上げますが、教育長、所見ください。 ○井関守教育長  ただいまのご指摘、本当に身にしみております。先ほどこちらで、いわゆる滞納者の割合が、あるいは数的にそういう増減がどうなのかということについては答え切れておりませんので、全くこちらの資料としての備えがなってなかったということで、大変申しわけないと思っております。事後にでも届けるべく方法があるのか、ちょっと今尋ねておったわけなんです、私のちょっと知る範囲でそれがございませんでしたので。ほかの部分におきましてもそういう点で全体の本当の意味での調整検討が十分し切れていない部分があったということについては、本当に今後、しかるべきというんですか、そういう調査を重ねて十分な資料として提出できるように、あるいは返答も含めて備えたいというふうに思っております。 ○土居一豊委員  担当課長以下に申し上げます。あなたたちが仕事やっとんですよ。前に座ってる教育長や教育部長にここで頭下げておわびさせるようなことのないように、自分の仕事についてはしっかり資料を持って、どんな質問されても答えられるように持ってきなさいよ。それ以上に聞かれたら、申しわけありません、ここまでの資料しか持ってませんという答弁ができると思いますけど、少なくとも一次的な答弁に答えられるように、しかも書き込んだ文章には必ず責任持って答えられるように、今後、あらゆる機会に準備をして会議に臨んでいただきたいと申し上げて終わります。 ○語堂辰文委員長  ほかにございますか。
              (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  それでは、ほかになければこの程度にとどめさせていただきます。  説明員、一部退席です。           〔説明員一部交代〕       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  報告事項(2)の生徒指導上の事象についてを議題といたします。  市の説明を求めます。 ○松尾貴仁学校教育課主幹  それでは、平成27年11月から平成28年1月までの生徒指導上の事象につきまして、はぐくみ第354号から第356号をもとに報告させていただきます。  まずは、2ページ、はぐくみ第354号をごらんください。平成27年11月の状況ですが、問題行動につきましては、小学校では先月に比べ指導件数、指導人数が少し増加しました。逆に中学校では指導件数、指導人数ともに大きく減少しました。  問題事象の特徴としては、小学校では本年度第2回目のいじめ調査を行った結果、複数の児童がかかわるいじめ事象が5件あり、関係した児童から丁寧な聞き取りを行い、早期対応、早期解決につなげることができました。中学校では、授業中の徘回やエスケープ、生徒間トラブル、ルール違反などのその他の事象が多く発生しており、保護者と連携しながら繰り返しの指導を行っております。  不登校児童生徒については、小学校では少し減少し、中学校では増加しました。それぞれの状況に応じて別室での対応、スクールカウンセラーや適応指導教室の活用も含め、学校として組織的な対応を推し進めながら、目標や見通しを持たせるような丁寧なかかわりを続けております。  1枚開いていただきまして3ページ、はぐくみ第355号をごらんください。12月の状況ですが、小学校、中学校とも先月に比べ、指導件数、指導人数が少し減少しており、学期末少し落ちついて学校生活を送ることができたのではないかと言えます。  問題事象の特徴として、小学校、中学校ともその他の事象の件数がほとんどでありました。ささいなことからの児童生徒間トラブルが多く発生し、友達とトラブルを起こした際、自分の感情をうまくコントロールできずにけんかになるケースが多かったです。また、からかい事象や、中学校ではそのほかにルール違反やエスケープといった事象も起きました。  不登校児童生徒数については、先月に比べ、小学校は変わらず、中学校で少しふえました。引き続き、児童生徒や保護者とのかかわりを大切にしながら、個々の状況に応じたきめ細かな指導を進めております。  1枚開いていただきまして4ページ、はぐくみ第356号をごらんください。平成28年1月の状況ですが、小学校では、生徒間暴力や複数の児童がかかわるその他の事象での金銭トラブルが発生したことから、指導人数が少し増加しています。中学校についても指導件数、人数とも増加しました。  生徒間暴力やけんかをとめに入った教師に対して、対教師暴力も発生しました。暴力事象については、絶対に許されない行為であるという強い姿勢のもと、暴力では何も解決することはできないということを繰り返し指導を行うとともに、暴力をふるう児童に対して、家庭環境も含め、その背景にあるさまざまな要因を探り、寄り添い、かかわりを持ち続ける指導を粘り強く行っております。  不登校児童生徒数につきましては、例年、気候的に寒くなるこの時期は増加する傾向が見られます。体調不良による欠席がふえる時期でもありますので、それぞれの欠席者の状況把握を確実に行うことが大切であると考えております。また、中学校3年生については、卒業後の進路実現に向けての指導や支援を計画的に進めております。  以上で生徒指導上の事象について報告を終わらせていただきます。 ○語堂辰文委員長  これより質疑に入ります。質疑はございませんか。 ○藤城光雄委員  はぐくみのこの全体3回出されました中で、やっぱり生徒間の暴力事象といじめ、特に最初の354号では、先ほど早期対応、早期解決ができたとおっしゃったんですが、内容的なことはこの下を見る限り、ちょっとしたことで立腹したり、いろんなふざけとか、そういうことの意味でのいじめになってんのか、ちょっといじめの内容について十分対応したと言えるのかどうか、この点、ちょっと聞かせていただきたいのと、暴力の事象に、これちょっと3件とも見ますと、やっぱり特に小学校、中学校とも数は少ないといえども一、二件が掲載されてまして、教師にもございますので、この暴力の根本的な内容は何やったのか、どう対応できてんのか、ここをちょっとお聞かせ願いたい。  あと1つ、不登校の児童が、これずっとトータル的に小・中学校も見ますとよく似た数字になっとるんですね。これはもう常態化してんのか、この点についての学校当局の父兄含めてどのような、ちょっとかかわりをもって対応、今進めておられるのか、そこら辺についての状況をお聞かせください。よろしくお願いします。 ○松尾貴仁学校教育課主幹  幾つかいただきましたので、まず、いじめの対応についてですが、いじめについては小学校のほうで5件、14人ということがあります。その中で、保護者からの話でわかったこと、いじめのアンケートからわかったこと、それぞれされてる子とした子に対して対応しまして、今現在はもちろん継続して見続けているんですが、今現在、その足をかけられたとかいうことがありましたので、それについてはすぐに対応して指導をしておる状況であります。解消しております。  2点目です。暴力事象についてですが、暴力事象については、先ほどもお話しさせてもらったんですが、1月の暴力事象、生徒間暴力の小学校の2件ですが、これは同じ生徒です。ですので、先ほども言わせてもらったように、家での背景ももちろん含めながら、保護者と密に対応しながら、指導を続けていただいてる状況ではあります。  済みません、もう一つ、不登校の状況ですが、個々によって違うことはあるんですが、基本的に人数は3日以上いうことで上げてますので、中学校3年生であれば28人、28人で同じメンバーになっております。 ○藤城光雄委員  暴力事象では、354号、355号とは小学校同一ということですね。そして、中学校のこの件数1で、教師に対する対応も最初のほうにはあるんですが、このメンバーは一緒ですか。それで、どんな内容やったのか、先生にどのような暴力をもってやったのか、ちょっと内容的に解決が十分できてんのかどうか。  それと何か先ほど、いじめの354号では、保護者からわかったことという話でしたね。足をかけられた、このいじめ、この5件、内容はそういう全て足かけられたわけではないでしょうし、これそんな程度のいじめであったの、程度言うたら怒られますけど、足をかけられてこのいじめに発展したと。ほかはそれ以外のことでもう既に問題は解決してるという、何か5件で14人いうのは人数的はえらい集団的になってるんじゃないかと思われますので、その問題はその後引きずってないということで理解してよろしいのか。あと、それが355号や、また356号にもいじめがずっと中学校にもありますので、小学校、中学校含めてこの事象の内容が全部解決できてるとして理解してよろしいのでしょうか。そこの見解をお願いします。  あと、不登校ね。これ3日以上同じメンバーやと。じゃあ、3日たったら違うメンバーがまたなってんのかと、こう思わないかんような数字です。継続しているということの理解ですか。それが解決しないまま、ずっと毎回これが数字的に上がってきてるということの内容でしょうか。じゃあ、改善策は何もこの段階でふえていってますのでね、減っていってんのなら私はちょっと余りと思ったんですが、ちょっと1件でも2件でもふえていってる状況がまたがってますので、心配しておるとこでございます。そういう意味で、父兄、また児童生徒等家庭訪問的に顔を見て学校担当課はそういう対話いうんですか、お話し合いがなされて、何か少しでも前向きに、この3日で済んだ、また後に尾を引いてないという捉え方ができてんのかどうか、そこだけちょっと。メンバーが3日でまた交代して誰かなってるというように受けとめますので、そういう点はどうなんでしょうか。 ○松尾貴仁学校教育課主幹  済みません。そしたら、幾つかいただきましたので、まず、いじめの程度についてお話しさせてもらいます。  いじめについては先ほども5件と言わせていただいたんですが、小学校で、1つは足をかけるということがあったということが1件です。あと、嫌がらせ事象もいじめの中に入っておりますので、嫌がらせ、からかい事象も入ってますので、例えばいやがらせの手紙を渡す、ポストに入れるということが1件あったりとか、2年生ですけど、死んだ虫や葉っぱをかばんのチャックから入れるっていうことがあって、保護者のほうからあったということと、背中を繰り返したたくことが帰るところであって、それについて指導をしたこと、あともう1件は、小学生ですが、無視しよういうことで2回ほど実行して、それを担任のほうへ伝えまして、それはいけないいう指導をしてもらって解消しておるというような状況があります。  次ですが、不登校のほうですが、月に3日休んだら不登校いうことで人数上げておりますので3日の子もいれば10日の子もいたりします。その中で、人数は大きくは変わらないんですが、例えば夜間登校であったりとか、放課後になって学校に来れたりとか、適応指導教室だったら行けるということで今、通室してる子もいます。その子については登校してる日数にはなってますが、ただ、3日ということがありますので、3日たったら、月に3日以上休めば不登校として上げますので、そこの人数は基本的には大きく変わらないいう形になろうかと思います。  あともう1点は、教師に対する暴力事象ですが、メンバーは違います。人は違う、学校も違うんですが、ふざけの中からけんかに発展しまして、そのけんかをとめに入った教師、間に入った教師に対して、そのたたいていた中でとめに入ったことに対して腹を立てて殴るというか、手が当たるということがあったりという件と、済みません、以上です。 ○藤城光雄委員  わかりました。いじめの中身がちょっと嫌なふうにならんように、前のいじめで城陽にもそういう、私も相談受けた女子生徒は今元気で行ってるとは伺っておりますが、やはり足をかけられたりしておるんですよね、最初のきっかけは。そういうことから、だんだん無視されたり、よく似てるんですね、この内容が、ずっと聞くと。やはり最終的には学校に行きたくない、こういうことに発展していきますので、簡単な事象のように思われがちですが、とんでもないことであるということを十分に父兄にも徹していただくよう、またあることはもう隠さず、やっぱり子どもたちの持ち帰る内容、プリント等にもこういうことがあったということをしっかり父兄宛てに開示をしていただいて、改善できるようにお願いを申し上げておきたいと思います。  あとは不登校については夜間の対応とか適応教室での対応とかとられておるようですので、その子その子に合った適材の取り組みがあると思います。心の何かのひっかかりがこういう不登校を生み出していると思われます。学校に行きたいけど行けない理由、ここに何か原因が必ずあると思いますので、この原因追及を、究明をしてあげて、学校が楽しいと、ましてやこの中学3年生ね、これは28名とか大変な数です、これははっきり言うて。卒業目前にしてくるときに、こういう28名ほどいるということは、小学校でもそういうことに三、四人おりますので、十分なケアをお願いをしておきたいと思います。 ○西良倫委員  はぐくみの354号で、先ほど問題行動の中で授業中徘回という言葉がちょっとあったんですけど、その授業中徘回ていうところは具体的に言ったらわかる範囲でどんな様子だったんでしょうか。 ○奥田昇学校教育課主幹  幾つかの状況はございますけども、基本的にはやっぱりほぼ特定をしている生徒が繰り返し毎日毎時間という状況で、例えば休み時間がありますけども、そこから5分、10分なかなか授業に入れずに教師が対応しながら、そのうち落ちついて教室に少しおくれて入るという事象も全て含まれてる状況なんですけども、1時間全て入らずに、言葉は悪いですけどもうろうろしてるという状況ではなしに、教師の対応を、極端に言ったら待ちながら、対応も要求しながら子どもたちが接しているという状況も含まれているというふうにご理解をいただけたらと思います。  以前のように、暴れてもうどうしようもないという状況よりは、教師に少し対応してほしい、相手にしてほしいということから、繰り返し毎時間という状況の子どもたちが数名含まれて、その重ねてこの数になってるというふうにご理解をいただいたらありがたいと思います。 ○井上清貴委員  済みません、少しご質問させていただきます。  はぐくみの355号ですね、中学校の中で人の悪口を言い、部活内で仲間外れにされたっていう案件があったと思うんですけども、これは部活内全体で仲間外れにされたような状況なのかというのをお聞きしたいのと、次の356号で、カードがなくなってそのことでトラブルになった、で、お金の要求をされてお金を渡すという中で、6年生、これ7名おるというふうに書いてるんですけども、これは1名のカードなくしたような子が何人かで遊んでてその7人なのか、それとも全体的なもので7人なのか、そして金品要求されて金を渡したという部分での中で、被害というか額がどの程度のものなのか。結構その希少カードっていうのがやっぱり値段が、子どもの中以外でも大人でも結構高いものがあったりとかそういった部分があったりすると思うんですね。で、それに対してやはり、私も子どもおりますけども、そういったトラブルは多いというふうに聞いておりますんで、そういったものがどのぐらいの被害があるのかと。その後、お金を渡すというふうに書いてますけども、その後の解決法としてちゃんと返金をなされたのか、そういうのをお聞きしたいと思います。 ○松尾貴仁学校教育課主幹  1点目の仲間外れの件でいただきましたんで、それについてはクラブ内で1人の生徒に、言い方悪いですけどもボス的な子がいまして、ツイッター上で仲間外れにっていうことで書き込みをしたということで保護者のほうからありまして、それについてはもうすぐに学校で対応したということがありました。それが1つです。  あともう一つ、小学校のほうのカードがなくなったいうやつですが、これについてはまず、2人で遊んでいまして、レアなカードがなくなったと。それがすぐになくなったということがわかったんじゃなくて、3日後ぐらいに遊んでる中でわかった。それで、友達に相談しまして、なくなった子が違う別の友達に相談したところ、あのときに遊んでたからやいうことでまずとってへんかいうことで聞きに行きます。そこで、集団が大きい人数と1人ということになりまして、僕はとってないっていう話になったんですが、カードがなかったのでその後謝罪やっていうことで別のカードをくれということになったり、その中でお金をなくなったのでいうことで6,000円、カード1枚に対して移動したんですが、母親がすぐに学校のほうに来てくれまして、その事情がわかった状況でどちらの家庭にも話をし、お金は返金、戻っております。 ○井上清貴委員  ありがとうございます。その2点目のカードの件なんですけど、やはりどんなものでも人気があるときは高価なものとして親も与えることもあるんですけども、やはりこういったトラブルっていうのはこれはずっといろんなものに対して続くものだと思いますんで、やはり物の大切さもあると思うんですけども、やはりトラブルにならない程度の遊び方をできるような形で、特に大切なものが皆さん、見せ合いするようなゲームになると思いますんで、その辺はやはり徹底してそういうお金、カードだといえどもお金がかかってるものだというものであって、そういったものの指導をしていただきたいと思います。  その一つ、部活内の悪口とか、やはりこれはトラブル、いじめにもつながる部分になりますので、私もやっぱり大人でもそういったちょっとしたことで仲間外れにしたりとかトラブルになったりっていうのが、やはりこれは子どもだけじゃなくて、世の中の中でそういった部分がありますので、やはりいじめにつながらないような徹底的なご指導にしていただきたいと思います。 ○語堂辰文委員長  そのほかご質問ございますか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  ほかになければこの程度にとどめます。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  次に、報告の3番目でありますが、平成27年度城陽市小学校学力診断テスト標準学力調査)の結果についてを議題といたします。  市の説明を求めます。 ○柴田敬学校教育課主幹  失礼いたします。平成27年度城陽市小学校学力診断テスト、いわゆる標準学力調査の結果についてご報告をいたします。  この診断テストは、小学校全学年を対象にいたしまして、国語と算数について実施をして、今年度で4年目となります。調査用紙は、昨年度に引き続きまして東京書籍の標準学力調査を活用しておりますが、平成26年度より全面改訂版を採用しており、本年度につきましても同じく全面改訂版で実施をいたしました。  資料2ページから実際のデータになりますが、まず3ページの上のグラフを見ていただくとわかりやすいかと思います。3年生、4年生の結果が、例年のことですけれども、全体的に低くなる傾向がございまして、同じく標準偏差についてもこの学年については大きくなっているということから、発達の節目に起因して点数にばらつきが生じるというふうに考えております。  学力層別の分布で、国語の1年生で低位層の割合が高くなっておりますのは、これも最近の特徴かというふうに分析をしておりますが、言語発達の影響が出ているというふうに思われます。個別の状況を把握しながら丁寧な個別指導が必要な状況が見られるということになります。また、算数につきましては、高学年から難易度が高くなって、得手不得手が明確になるということがこれらのグラフから見てとることができます。  続きまして、教科別・観点別の全国平均を基準としました得点率のチャート図、3ページの下のチャートグラフからになりますが、こちらを見ていただきますと、全学年を通じまして、書くというところに課題が見られる様子がうかがえます。特に中学年からは、文章の構成を意識した内容が求められる一方で、基礎的な文章表記や接続語の使い方などの課題が依然残っている児童も少なくないというのが現状でございます。  算数につきましては、これまで高学年になるにつれて考え方や技能で課題が見られる傾向がありましたが、今回は考え方や技能についてはむしろ高目のスコアになっておりまして、知識や理解という基本的な部分での課題が見られるというのが特徴になっております。  学年別の問題類型分析をいたしますと、1年生では国語ですけれども、助詞は・を・への正しい使い方っていう部分につきましては目標値を上回っておりますが、場面の読み取りであったり、文章の相違点を理解するというふうな問題でやや課題が見られました。2年生、3年生、4年生については、ともに内容の読み取りについては全国平均を8から10ポイント程度上回るというようなことで、また、ほかに大きく下回る課題も見られなかったという特徴があります。5年生については漢字の読み、同音異字等の言語事項でやや課題が見られましたが、同じく読むこと、書くことについては良好な結果となっております。6年生でも読むこと、書くことについては問題によりましては目標値を17ポイント以上上回る問いがあるなど、また、非常に大きな課題となっている誤答が見られなかったという意味では、良好な結果ではないかというふうに分析をしております。  次に、算数についてですけれども、1年生は順序数と集合数の区別、要するに、3つというのと3番目という言い方ですね。こうした言葉の違いとか、あるいは3口の計算、1足す2足す3ていうふうな形のものですが、そういったもので少し課題があったり、また2年生、3年生については1,000まで、あるいは1万までの記数法のところで課題がありました。3年生で特に難しいのが、繰り下がりが2回ある引き算と掛け算のきまりという問題がいつも課題になるんですけれども、本年度についてもこの問題については課題として少し残っておりました。一方で、計算問題については、基本的な計算問題については目標値を5ポイント以上上回るという意味では、おおむね良好だったというふうに分析をしております。4年生につきましては、これも4年生でよく見られる課題ですが、割り算の筆算の部分で、特に割り算の筆算の意味、あるいは計算の工夫というあたりで課題がありました。基本的な計算やグラフの活用、複合図形の面積という部分については、応用的な問題になるんですが、目標値、全国平均正答率ともに上回っているという結果になっています。5年生については、約数と倍数、小数の割り算、割合、6年生については分数の計算、単位量当たりの問題、これも高学年の課題となる定番の部分になっておりますが、こういった部分については依然難しさというのがあらわれておりますが、ほかについてはおおむね全国平均を上回る結果となっております。  教科にかかわらず基本的な技能や基礎的な知識の定着は大切なことでありまして、そのために指導方法や教材教具の工夫改善に加えて、やはり学びを定着させる家庭学習との連携というのが今は非常に大事だというふうに認識をしています。特に家庭学習の習慣については、小学校段階で定着させておくことが非常に大切で、宿題をきちんとやり切らせること、また間違ったところは確実に訂正させること、こういった当たり前のことをきちんと指導するということを学校では大切にしております。そういったことをまた保護者に対してもきちんと知らせるということを一層啓発していくいうような取り組みをしております。  家庭学習の中でも特に、自主的な学習に取り組むということが学力の向上には大きく影響するもので、各校さまざまに家庭学習のすすめというものを作成しまして、家庭への啓発に取り組んでいるところでございます。 ○語堂辰文委員長  それでは、質問に移ります。質問はございませんか。 ○土居一豊委員  家庭学習について1点お尋ねします。なかなか難しいことですが、一番理想的なのは、子どもが家庭で勉強している状況を先生がその場において確認でき、その場において子どもに対する勉強の仕方を指導できる体制がとれれば最も望ましいことであると思います。よく私たちの子どものころ、お金の裕福なところの家の方は、個人指導する方がついておられて指導されてたというのをこの目にしましたけど、ああ、これだったらわからないとこピンポイントに教えてもらえるなと思ったのは目にしましたけど、なかなか教育委員会という立場においてはそういうことを実行するのは難しいと思いますが、いざ、今いろいろ京都府も先ほど藤城委員からもありましたような施策はとられてます。教育委員会として家庭まで入った学習というのは、どの段階までできることができますか。また、今やってる方策があれば教えてください。 ○柴田敬学校教育課主幹  やはり家庭にまで入るということは基本的に難しいということで、まずは学校にいる間にきちんとフォローするということ、それから最近は特に下校時刻等につきましてはなかなか難しい問題もございまして、放課後残して学習をさせるということが困難になっているんですけれども、それでも保護者の了解等を得ながら、可能な限り、やはり学校という場の中でできていない部分についてフォローするというのが基本になっています。  家庭におかれましては、やはり生活時間等個々の事情もございますので、なかなか、もちろん不登校等で欠席されてたり、何らかの事情で一定期間の学習をフォローする必要がある部分については、家庭に授業でやったことをフォローしに行きますと、指導しに行きますということで家庭訪問させていただくことはありますけれども、それが継続的に行われるということは現実非常に難しいというふうに思っておりますので、土居委員さんおっしゃいますように、何らかそういう施策が最近さまざまなとられておりますし、中にはアウトソーシングでそういうことを専門にやるような、例えば家庭教師の業者であったりとか、そういったこともさまざまプランを持ってきている状況もございまして、今後、こういった取り組みが何らかの形で一般化していくような可能性はあるのではないかというふうには認識しております。 ○土居一豊委員  もう1点。近くの小学校の家族の方が学校で見学をする機会、これ時々、学校からも来てもらって結構だ、また、子どもからも見に来てくださいっていうことがあって時々見ることがあるんですけど、最近保護者の方も非常に出席率がいいというふうなことを聞いてます。平日だったりするのに悪いんじゃないかなと思ったら、結構保護者の方が行ったりしてる。特にこのデータ的に出てきてる3年生、4年生、数値的に下がると言われとるところの保護者の方が、先生とどういう内容で主たる懇談をされてるかっていうふうなデータは、教育委員会として持っておられますか。 ○柴田敬学校教育課主幹  その都度その都度の具体的な懇談内容までは把握できていない現状はございますけれども、一定、懇談の出席率であったりとか、どういったことを話題にされてますというふうなことについては、私どものほうで学校訪問したりしたときに話題としては集めております。その中で、やはり懇談会にまで残っていただける家庭というのは、割合としてはそんなにふえていないという状況は変わっておりません。やはり30人の学級であれば10人を超えることはほとんどないというのが現状でございます。  懇談の中身につきましても、どういった方が残っていただくかということにも実はなるのですけれども、一定、ちょっとでも残っていただけるようにということで、事前に話題提供したりとか、学校もさまざま工夫をしております。その中で、例えば今、お金の使い方の問題があったりとか、携帯電話の持たせ方の問題であったりとか、そういったことを話題にしたいというふうなことで保護者の方からの要望がございましたら、そういったことを積極的に取り入れて、今回はこういうことも話題にしますので、どうぞご参加くださいというふうな案内をしている学校もございます。  そういった工夫は一定しておりますが、やはりなかなか授業は半分ぐらいの保護者の方に来てくださるんですけども、懇談となるとそこからまた3分の1ぐらいにまで減ってしまうという現状は相変わらずございます。 ○土居一豊委員  昨日のテレビで、中学生に対してスマートフォンの取り扱いについて専門家が教え、また、それに対して大学の教授がついて、そして大学生の一部が一緒にやってっていうようなテレビ報道されてましたけどね、ぜひこれから家庭に対していろんなことを伝えていかなきゃならないと思うんですよ。  今、答弁ありましたように、必ずしも懇談会まで全員残っていただけない。先生としたらもっと具体的な話ししたいんだけど、ただ、授業来て見ていただいて帰っておられる方が多いと思うんですよね。だから、今後やはりどうしても少子高齢化になり、核家族になってくる、そしたら、学校として、校長先生として、担任の先生として伝えたいことがペーパーで流れていく傾向がたくさんあると思うんですよ。ぜひ流すときにいろんな工夫をして、やはり学校の考えてる、先生の考えてることが親御さんに正しく伝わるように、またもし機会が持てれば、昨日報道があったようなことが学校の中で実教育としてできるんであれば、これから必ず社会問題になってくるだろうスマートフォンに写真を写して、それをメールで添付して送ったことが、最初写して送った者の責任問題になる。個人の顔が写ってる、そこに何かの事象を写した。そしたら間違ったら犯罪と捉えられるような事象にもつながるかもわからない、コメントひとつでというふうなことがちょっと報道でありましたけれど、こういうことをやっぱり子どもに事例をもって教えていっていかないと、まさか友達の写真を撮って写したのにそれが後で犯罪につながるかと思わないことがあるというふうなことが昨日出てました。私も初めて、あ、そういうことにつながるんだと思ったんですよ。ということは、やはりいろいろ、教育長以下、皆さんも勉強しなきゃならないし、先生も勉強しなきゃならない。特に親御さんにも勉強してもらわなきゃならないと思いますので、いろんな情報を出す工夫をしてください。 ○井関守教育長  家庭学習に子どもたちの学力向上をお願いするべき分ていうのは非常に大きいと思うんです。今、中学生の4人に1人が家庭学習が30分に満たない子どもたちの状況というふうにつかんでおりますが、本当に小学生の低学年のうちから学習、そういう規律、学習の習慣づけというのは、保護者の本当に温かいそういう家庭での見守りの中でしつけていただくことが非常に大きいと思うんです。それがずっと自分、成長する上でも身についていて、一層プラスになり、それが学力の本当に大きな基盤になっているというふうに思っております。  学校で学習した内容と、学習する方法、スキル、それを家庭学習で定着させるというのがこれは一番いいパターンだと思います。そのために学校での授業は教職員の日々の授業の工夫改善、これが使命ですし、それを果たして、その時間だけでは習熟徹底、定着がやっぱり及ばないところがあります。それをするしないで学力というのは非常に差が出てくる部分があろうと思います。それが今、委員おっしゃいますように、なかなか全ての家庭で同じレベルで豊かに保護してもらえないというような子どもたちの状況があろうかと思います。家庭の貧困が学力の差になるというふうに言われておりますけれど、家庭学習、それ以前というですか、その言葉に合わせて言うならば、家庭学習の貧困が本当に学力の不振になっていってるというところがありますので、先ほどスマホに対しての委員の見識、おっしゃっていただきました、そのとおりだと思います。  それに加えて、中身の怖さというのはそういう意味での指導、各学校、今やってるとこもあるようにも聞いておりますし、そういうことを今後広めていかんなんとは思っておりますが、それとともに時間、結局、貴重な青春の時間、それを学習じゃなしにそういうスマホとかにとられている部分が非常に大きいと思います。それ物理的に学習時間、家庭学習の時間に使うべき本当の本来の時間が短くなってしまっているというところがあろうかと思います。それで今後、私が言いたいのは、家庭、保護者、それから生徒が中学校であれば生徒会、そして校長会、教育委員会等三者、四者がそういう協議を進める中でスマホ対策、そういう時間も含めて考えていって、何かそういう言葉を一定のものを打ち出してキャンペーンするとかいうことも1つの方法でしょうし、それもスマホも親御さんにとって大事な視点もあるし、子どもが自分で考えるべき視点もあるでしょうし、そういう整理をして運動を広げていくことも必要かと思っております。  勉強時間について、家庭学習についても時間を、もちろん学年で頑張る時間は目安は決めてると思いますが、例えば一斉に始める時間、各家庭の状況違いますけれども、お友達、今一緒にやってるはずだというふうに開始時間、時刻を決めるように、低学年とか小学校段階だったら可能かと思いますので、そういう点でも工夫改善とか、それから家庭学習に持って帰る視点を絞った、本当に絞った意味での家庭学習をわかりやすいそういうものを与えて、必ず学校ですぐに点検をして指導を返すという体制をとっていく、学習支援員の配置もございますので、そういう点で考えていくべき部分も本当に家庭学習、たくさんあるなというふうに思っております。 ○藤城光雄委員  1つ、5ページに書いてます、学び方を学ぶための支援の充実、この中で、私的に余り勉強してなかった者が言うのもおかしいんですが、要は、そういう生徒同士の話し合い、学び合いが活性化しということと、学校の好事例にも積極的に公表したいと、ちょっと土居委員さんもおっしゃったように、研究発表、そういう支援、後にあります小・中9年間を見通した学びのスタイルの確立は児童生徒にとって学びの連続性から大切な取り組みであると。小中連携を視野に積極的に推進したいと、このように書かれておるんですが、先ほど私が京都府の京都式、新しい事業で学力向上教育サポーター事業、これぜひ、届いておると思うんですよ、3つのサポーター事業が。この中の一つが、まなび・生活アドバイザー等による学校プラットフォーム型サポーターていうのがございます。これを私は教育長になられて、井関教育長は、小中一貫教育の取り組みについてどのようにお考えなのか、この点をちょっとこのことを通して大いに取り組もうとしておられるのだと理解しておりますが、そういう見解でいいのかどうか、ちょっとご確認をしたいと思います。 ○井関守教育長  小中一貫教育については、9年間を見通してカリキュラムを連接させ、子どもたちの発達を9年間の中で丁寧に見ていくという趣旨があろうかと思います。一人一人に応じた教育的な資料をもとに、全ての小学校から中学校にかかわる大勢の教職員の目で、一人一人の子どもたちを丁寧に見ていくという、公が、公的な部分があるというふうに見ておりますし、それを本城陽市でも進めていくということについては、小中一貫教育という言葉を使う、使わんということは別として、小・中学校の連携の中で丁寧に9年間を見ていくという教育の使命は、公教育で当然携わらなければならないと思っております。幸い、本城陽市は、1中に2小ときれいに整理された校区編成でもありますし、現在もいろんな、例えば教科の中で6年生の子どもが中学校で体験するとか、部活の一日体験をするとかいうふうなことも取り組んでおられるように聞いておりますし、それをさらに進めて学習以外でも非常に大事なことがあろうかと思いますし、生徒会と児童会の一緒になった取り組みであいさつ運動とか、何かそれこそキャップを集めるとかいうふうなことでもいいですので取り組んでみるとか、いろんな中でそういう子どもたちが異年齢の取り組み、集団の中で力をつけていく、そのことは学力的にもお兄ちゃんたちの姿を見て自分たちも頑張ろう、あるいは小さい子のいたいけな姿を見てゆったりした安定した気持ちになって学習に向かうと、上の子たちはそうするというふうな中で、非常によい影響を全てにわたって与えるものと思っておりますので、この城陽市に応じた、適した小中一貫教育、連携教育を今後とも探りつつ、充実していけるように願っておるところでございます。 ○藤城光雄委員  わかりました。具体的におっしゃっておりますので、非常に一遍に、確かに私は将来的には国が求める小中一貫教育は、これからの学校教育現場で都市においても子どものやっぱり少子化は、京都市内から特に統合等々が始まっておりますので、我がまちもこの部分は若干ですね、やっぱりそういうことも今から視野に入れながら、そういう次のステップが始まることもないとは言えませんので、やっぱりそういうときに今の教育長がお考えのような、2小1中の中で子ども同士のそういう連携を通して、学校教育現場がよりよいこういうスタイルを築きたいということで城陽市的な方式を今ちょっと提案されましたので、私もそういう面では見守っていきたいと思いますが、できるだけ今後の課題は小中一貫教育に向けて取り組みを進めることが、私も宇治の黄檗のあそこも行かせてもろうて、非常に明るいし、学校全体の9年おる生徒の仲間が一体感がありました。非常に面倒見もありましたし、そういう意味で楽しいかと言うたら楽しいという声がすぐ返ってきたことで非常に、今も心地よいことを覚えております。一生懸命の発表もありましたし、そういうこともあれば、生徒間でのいじめとかこういう暴力事象とかこういうことはなくなっていくんだろうなと、このように思いますので、ぜひそういうことを目指していただきますようお願いを申し上げて終わります。 ○畑中完仁委員  27年度の小学校のほうの診断テストの部分ですけど、ここで個別に1年から6年のこの点数の評価も大事なんですけど、結局、どれだけ1年ごとに伸びていくかということが一番問題やと思うんです。1年、2年、3年、4年、5年、6年てね。オリンピック選手、100メーター10秒切れるんですけど、初め15秒でもだんだん14秒、13秒、そういう努力が重なっていくという部分がこの部分から見えてるんですかね。今までの推移の中でこの部分を見たときに、例えば後退するときもありゃあ、すごい前進するときも、いろいろあると思うんですけど、平均的にはどういう見方をしたらいいんですかね、伸びという部分で言えば。 ○柴田敬学校教育課主幹  ちょっと見にくいんですけど、2ページのまず表を見ていただきましたら、これ平成24年度からの4年分のデータが全て載っているわけですね。したがって、例えば4年生でいいますと、平成27年度の4年生のデータ、平成26年度の3年生のデータ、平成25年度の2年生のデータ、平成24年度の1年生のデータというのは同じ学年を全部指しているわけです。したがって、4年生以上の学年については4年分の経年データが全てそろっているということになります。  これで分析しますと、実は今度発行します学校教育だよりJoyoはばたきのほうにはその記事を載せておりますので、またお届けはさせていただくんですけども、特に卒業する6年生に注目して見ますと、4年生から6年生まで、国語に関しては非常に高い伸びを示しています。それは学び方、国語の授業力向上の研修会等を継続してきた一定の成果ではないかなと。特に高学年の国語はやっぱり難しいですから、その部分で一定の成果が見えてきたのは大きかったかなというふうに思ってますし、また5年生の算数についても同様に、ことしは全国平均を上回るところまで回復しましたので、そういった意味でも伸びている学年というのは結構、特徴的な伸びをずっと示しているんですが、一方でおっしゃるように、横ばい、もしくはちょっと下がりぎみのところがあります。この下がりぎみというのは実は3、4年生はやはり下がるんですね。先ほども申しましたように、標準偏差に差が出ると。つまりばらつきがどうしても大きくなりますので、ここでは一旦下がってしまいます。その後どれだけ回復できるかということが具体的なこの経年データの、私たちが見るべき部分かなというふうに分析はしております。 ○畑中完仁委員  今お聞きして安心したんですけど、結局、この現状を捉えるだけ違うて、どれだけ伸びていくかっていう、その捉まえ方がほんまは一番大事やと思うんですよ。せやから、そこの分で今の現状は現状として、そういう部分でやっぱりマイナスをプラスにしていく、できるだけ、何ぼ落ちても現状維持にしていく。そういう中でバランスとって指導していくのが一番大事かなと思います。  そして、もう一つ、中学校のほうなんですけど。(「やっていない」と言う者あり)ああそうか、まだやってない、ごめん、さっき聞いてなかった。ほんならもうそれでええですよ。 ○語堂辰文委員長  ほかにご質問ありますか、この小学校の。畑中さん、まだ続きありますか。 ○畑中完仁委員  もういいです。 ○語堂辰文委員長  ほかにありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  ほかになければこの程度にとどめます。3時ジャストまで休憩をいたします。           午後2時48分 休憩         ─────────────           午後3時00分 再開 ○語堂辰文委員長  休憩前に引き続き会議を開きます。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  報告(4)で、平成27年度京都府学力診断テスト(中学校2年)の結果についてを議題といたします。  市の説明を求めます。 ○柴田敬学校教育課主幹  引き続きまして、平成27年度京都府学力診断テスト中学校2年の結果についてご報告を申し上げます。  例年行っております本テストは、学習状況と生徒の学習環境や家庭における生活環境の特徴、課題の把握と、授業改善の推進による学力の充実向上、こういったことを目的に実施をしております。府下で、本年度は10月の21日に一斉実施をしました。教科は、国語、数学、英語の3教科を対象にしております。  資料2ページになります。市内5中学校の教科別平均正答率を教科ごとの得点でそれぞれにソーティングをした表とグラフになっております。京都府と城陽市の平均正答率を比較しますと、国語ではマイナス2.0、数学マイナス2.5、英語マイナス5.9ポイントというふうになっております。  資料3ページにつきましては、教科別のヒストグラムになっております。京都府の標準偏差からは、国語で昨年度よりも少し高くなっておりまして、問題の難易度が高かったというふうに推測できます。京都府の度数分布を基準に城陽市の分布を重ねてみますと、国語、数学では平均点、中央値ともに府と同じ状況であり、分布図でも大きな違いは見られません。どちらも低位側で府の分布割合をやや上回る部分が見られ、二極化傾向はございます。また、標準偏差も前年度の市内の結果と比べるとやや高くなっておりまして、得点幅の広がりがあるということがうかがえます。  英語につきましては、中央値が2点低くなっていること、他の2教科に比べて標準偏差が非常に高い傾向にあること、分布状況がフラットな形状になっていることなどから、得手不得手が明確化し、幅の広い学力差を生じていることがうかがえます。特に、記述、書くことに関する問題で正答率が低いことから、読むことと書くことを関連づけた指導方法の改善や定着に向けた取り組みの交流、研究などを進めていく必要があると考えております。  資料の4ページと、それから5ページから7ページまでにつきましては、観点別の状況、あるいは問題別の状況についてまとめた一覧となっております。5ページの表につきましては、府平均よりも高いものについてはオレンジ色のマークがついておりますし、府平均から5ポイント以上の開きのあるものについては、課題のある部分という意味で黒マークで塗り潰しをしております。ここでも観点別国語では、これまで課題となっておりました書くことや読むことで府平均との差が1ポイント以内ですけれども、言語事項になりますとやや開きが大きくなります。具体的にどのような問いに対して誤答が多いかを分析し、国語力として身につける力を明確にしていくことが必要だと考えます。  数学につきましては、全体的に課題が見られますが、領域では、関数で府平均をわずかに上回っていますが、資料活用や図形では4ポイントの開きが見られ、また観点別では、特に知識・理解に課題が見られることから、基礎の定着のための取り組みが必要であると考えられます。  英語では、先ほども申しましたように、特に書くことについて大きな課題が見られます。資料の7ページを見ていただきますと、設問別の結果になっているんですけれども、黒のマークが集まっているところが領域でいうと書くことに相当する問題が非常に多いということが、ここからもうかがうことができます。誤答分析によって、問いの特徴から身につけさせたい英語力を明確にし、話す、聞く、読む、書くの4つの調和のある授業展開の工夫が必要だと考えます。
     続きまして、資料8ページにつきましては、生徒質問紙による回答状況で、例年ピックアップしております特徴的な部分だけをまとめております。家庭での学習時間は30分以下という子どもの生徒の割合については、京都府よりもやや高くなっておりますが、同時に学習時間が2時間以上の生徒の割合も高くなっておりまして、勉強する子、勉強しない子というのが非常にはっきりとしているのではないかというふうに思っています。依然として30分以下の割合は4人に1人程度という割合については変わっておりません。  ゲームや情報通信機器を扱う時間の長さについては、長時間使用の生徒の割合が高い傾向があります。因果関係は断定できませんが、やはり4人に1人が3時間以上の時間をゲームや情報通信機器の使用に費やしている状況がございまして、こういった子どもたちの学習時間が30分以下になっているのではないかということが予想できるところです。  また、所有率につきましても城陽市の携帯電話やスマートフォンの所有率が府よりも高い傾向にあること、こういったことも例年続いておる傾向ですし、また、ほかの学年も全て同様の調査、もう一度数値を洗ってみますと、やはり城陽市は京都府や全国よりも所有率が高いという傾向がはっきりと出ております。  かつてはテレビゲームが子どもの生活を乱すと言われ、いつからかそれがスマホに取ってかわったように見られがちですが、子どもの生活状況は正直変わっていないのではないかなというふうに思っております。 ○語堂辰文委員長  これより質疑に入ります。質疑はございますか。 ○畑中完仁委員  さっき言いたかったんは、学力の中で国語、数学、英語っていう3つあるんですけど、この棒グラフのこのページ見ると右肩下がりに、当然ようできる順番から並べてるんですけど、これが3つの部分の中で各学校は共通してるんですかね。一番高いとこは高い、そうでもないですか。(「違います」と言う者あり)ちょっとそれだけ確認したかったんです。 ○柴田敬学校教育課主幹  済みません。これは教科ごとに得点順に並べかえておりますので、学校も全て入れかわっております。感覚として、こういった点数配分になっているということだけ見てもらおうということで出しております。 ○上原敏委員  どこの学校が、自分とこが何番でどこより上やとか、そういうのは生徒や保護者には話ししはるんですか。全くしないようになっているんですか。 ○柴田敬学校教育課主幹  個人の得点について、あるいは学校の特徴については、それぞれ個別にお返しはして、学校から返してはおりますし、また、学校はお互いにそれぞれの学校の状況というのは把握しておりますが、それを直接子どもや保護者に返している状況はございません。 ○上原敏委員  それは基本的に今後ともそのお考えで。いろいろ考え方があって、競う中で高め合っていくのと、それ出さんでいいんやろうとそんな話、両方あると思うんです。今基本的に考え変わりなく、今後もということかというのをお聞きしたいんですけども。 ○柴田敬学校教育課主幹  そうですね、さまざま考えはあると思います。そうやって競い合うことで高め合える学習集団もあります。一方で、やはり最近の傾向としまして、例えばこの学級の得点、あるいはこの学校はこういう状況ですということをほかの学校と比べられるような形で明示した場合に、それが個人に原因が返ってしまうと。例えばうちの学級落ちつかへんねんと、それは落ちつかへん子たちが何人かいてこういう状況なんでっていうふうなことが、例えば理由にされて、その矛先がそういった個人に向いてしまうようなことがあっては、やっぱり学校としてはならないというふうに考えておりますので、そういったことが危惧されるような点数の返し方というのは好ましくないというふうに考えております。 ○藤城光雄委員  私、英語の部分でこれから、ほかの勉強はちょっとわかりませんが、英語は国際社会に向けてこれから重要な課題になると思いますので、日本人が一番弱いのは、ヒアリングも当然ですが、書くいうことやろうと思います。歌は耳からばっと音楽を聞いて言葉を何回かレッスンすると覚えてしまうんです。ほんで、それと一緒で、英語は今、スピードラーニングとかいうのありますね、どっかのメーカーがやってますけど、そういうちょっと何か学校の難しいと子どもが受けとめてんのか、楽しいんやということの受けとめに変われば、これは英語は意外と日本語よりも、聞くところによるとですよ、理解しやすいとも言われますので、私が一番、中学の先生が英語の先生でしたので、いつも英語のわからんかったけど、最後は何か楽しなったというので、今でも外人見たら、ちょいあほな英語を使ってフロムカントリーとか簡単なこと言うと、やっぱり相手がこう答えが返ってくるということで、対話がやっぱりできるのもまあまあいいかなと、この年になってもと思ってますので、子どものころに、やっぱり幼少の教育で、国が今小学校における英語教育をしっかりと進めようとされておられますので、こういうちょっとレベルをさらに高めていくためにちょっと方策、ちょっと教育委員会、何かここの点でお考えがあれば教えてください。 ○柴田敬学校教育課主幹  これという方策があれば、全国一律それを実施しているであろうというふうに思うんですけど、やはり書くということと読むっていうことは関係が非常に深いというふうに思います。で、読むことで割合英語っていうのは言い回しみたいなものが身につくと思うんですね。そういったことが書くという場面でも本来は活用されるべきというふうに考えていますので、やはりあれもこれもっていうよりも、何かこう、例えば読むということに特化して少し高めていくことで、結果として書くという部分が引き上げられることもあるというふうに思いますので、そういった学習の展開の仕方なんかも含めて、一定、やっぱり英語の教員も非常に若返りをしておりまして、最近の若い教員は海外留学等もしておりますので、実は英語力って非常に高いものですよね。ところが、こういったテストになるとなかなかそういう部分がうまく出ていないんではないかなと思われるところもございますので、実際、どんなふうに教員の持ってる高い英語力をうまく引き出して授業に生かしていくかという点については、今後大いに授業研究をしていかないといけないというふうに認識しておりますし、この結果は全ての中学校は認識しておりますので、中学校も同じように考えておると思います。 ○藤城光雄委員  私の恩師は、常にリスン・ツー・ミーて黒板を指していつもばんばんやってましたから、そのことが頭にぽん入ってるんですね、いまだに。せやし、そのときにやっぱり何をしたはったんかなと今ふと考えてると、単語テストばっかりやってたんですよ。接続詞も大事やと思うんですけど、単語のテストを何度も何度も、それがスペルを書いたんが頭に入ってきたんか、単語を覚えなあかんていうのが意識が入ってきたんかちょっとわかりませんが、やっぱり書いてたんだと思います、私もわからんなりに。それがやっぱり自動的に、ぎょうさんのテストじゃなかったんですけど、やっぱり20項目なら20項目はもう毎週のようにテスト、その先生はされておって、自分のポリシーやったと思うんですよね。何かそれが私にはいまだにちょっと英語が好きになったという、自身のですよ、思いが今よみがえってきますので、ぜひ書くということと読むということはおっしゃったように同時並行であろうと思いますので、ぜひよその先進のよいもんがあれば、向上した事例やらぜひチョイスされまして、取り入れていただきますように、私のちょっと中学校時代の思い出をちょっと述べましたが、以上で終わっておきます。 ○西良倫委員  これ国語の6.6なんですか、差がね。一番高かったとこと一番低かったとこね、城陽で。こういうあたりでの、とか学校は同一じゃないんだろうけども、それで今いろいろと違った形で報告があったんで、この学校での職員はこれもとにしていろんな研究会だとか学力充実の部署だとか委員会の場で研究したりして分析したりってやってると思うんです。で、その後のクラス内での取り組みの中でちょっと変化してるとか、対策としてじゃないけど、別にテストの対策じゃないけど、学力充実で自分とこの学校の弱いところとかを分析して、何かちょっと頑張ってるような取り組みとかあれば、報告できますか。別にそういうなんはこれに基づいて、これを反映というのはないでしょうか。 ○柴田敬学校教育課主幹  この結果に基づいてどういうことをするということを具体的に私どものほうから各校に求めている部分についてはございませんので、余り細かいことは言えませんけれど、やはりどんな問題でつまずいてるんだろうというふうなことを分析しまして、中学校などでは定期テストにそういった問題を例えば活用して、似た問題を出題してみるとか、そういった部分での工夫っていうのはさまざまできるというふうに聞いてますので、そういうふうなとこら辺でまた意識はしていただいてるんではないかというふうに思っています。 ○語堂辰文委員長  よろしいですか。ほかに質疑ありませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  ほかになければこの程度にとどめます。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  報告の(5)でございますが、多子世帯ひとり親世帯等幼稚園保育料負担の軽減に係る制度改正予定についてを議題といたします。  市の説明を求めます。 ○下岡雅昭教育部次長  それでは、お手元の資料に基づきましてご説明申し上げます。国からの正式な通知はまだこちらに届いておりませんので、あくまで予定ということでご説明を申し上げます。  国の子ども・子育て支援新制度における平成28年度の予算案が示されまして、保育料軽減の拡充が予定されてるところでございます。具体的には、2つの大きな制度改正が予定されております。1つ目は、多子世帯の保育料負担の軽減でございます。従前は、小学校3年生からカウントいたしまして2子目、3子目の子どもが仮に幼稚園に在園してたという場合は、この第2子の保育料は半額、第3子は無償ということになっておりました。これが市民税の所得割7万7,100円以下の世帯に限りまして、この小学校3年生からというカウントを言いましたけど、これが拡大してもう無制限という形にするものでございます。  したがいまして、例を挙げますと、この所得条件に合致する世帯で、例えば大学生のお姉さんがいはって、小学校3年生の兄がいて、妹2人が幼稚園児やったと、こういう場合を想定していただきましたら、この2人の幼稚園児は第3子、第4子となるわけでございまして、2人とも無償になるわけでございます。ちなみに従前ですと、小学校3年生からカウントいたしますので、大学生の姉いうのは1人目にカウントいたしませんので、この妹2人は1人が半額、もう1人は無償ということになってたわけでございますけども、両方とも無償ということに制度が変わるわけでございます。これが1つ目の大きな改正です。要は、カウントするところを無制限にしたということです。  そして、2つ目は、ひとり親世帯等の保育料負担の軽減でございます。もともと市民税が非課税の世帯は幼稚園に通園している子どもが、これが第何子目であろうと無償ということになっておりました。そして、この市民税非課税世帯以外の場合、これは第1子は全額、第2子が半額で第3子は無償ということになってたんですけれども、これが今回の改正、これもあくまで所得の限定、世帯限定になりますけど、市民税が7万7,100円以下の世帯に限りまして、第1子目は半額、そして第2子目以降は無償ということに変わるわけでございます。全て有利なように、負担が軽減できるような改正になっております。  この幼稚園の保育料につきましては、城陽市立の幼稚園の設置及び管理に関する条例、条例で規定させていただいております。国からの正式な通知が届き次第、これに合わせまして条例改正を行いまして、地方自治法第179条第1項の規定に基づきまして専決をさせていただきたいと考えておるところでございます。専決をさせていただきましたら、次の議会で報告させていただくことになりますので、次の、これが終わったら6月議会ということになってくると思います。  以上、簡単ですけれども、報告をさせていただきます。 ○語堂辰文委員長  それでは、これより質疑に入ります。質疑はございませんか。特にございませんか。           (「なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  それでは、特になければ、この程度にとどめたいと思います。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  閉会中の継続審査及び調査についてお諮りをいたします。  お手元に配付の所管事務調査の特定事件については、議長に対し、閉会中の継続審査及び調査の申し出をいたします。これにご異議ありませんか。           (「異議なし」と言う者あり) ○語堂辰文委員長  ご異議なしと認め、そのように決定をいたします。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  本委員会の本会議における委員長報告については、申し合わせにより、委員長一任となっておりますので、ご了承願います。       ────────────────────────────── ○語堂辰文委員長  本日の日程は全部終了いたしましたので、これをもって散会といたします。ご苦労さまでした。           午後3時24分 散会        城陽市議会委員会条例第28条の規定により署名する。                            文教常任委員長                                語 堂 辰 文...