城陽市議会 2004-12-10
平成16年第4回定例会(第1号12月10日)
平成16年第4回定例会(第1号12月10日) 平成16年
城陽市議会定例会会議録第1号
第 4 回
平成16年12月10日(金曜)午前10時00分開会
〇出席議員(23名)
太 田 健 司 議 員
奥 田 龍 之 介 議 員
飯 田 薫 議 員
西 泰 広 議 員
宇 治 タ カ 子 議 員
千 古 勇 議 員
藤 城 光 雄 議 員
寺 地 永 議 員
浦 畑 眞 一 郎 議 員
宮 園 昌 美 議 員
八 島 フ ジ ヱ 議 員
若 山 憲 子 議 員
語 堂 辰 文 議 員
山 本 俶 子 議 員
野 村 修 三 議 員
安 村 治 議 員
梅 原 一 六 議 員
山 崎 稔 議 員
妹 尾 茂 治 議 員
畑 中 完 仁 議 員
大 西 吉 文 議 員
本 城 隆 志 議 員
奥 村 守 議 員
〇欠席議員(0名)
〇議会事務局
樋 口 治 夫 局長
岩 見 繁 次長
茶 木 三 樹 子 課長補佐
議事調査係長事務取扱
向 井 良 次 主事
涌 井 憲 政 速記
〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者
橋 本 昭 男 市長
栗 栖 俊 次 助役
高 橋 正 典 助役
西 尾 雅 之 教育長
伊 庭 満 雄
公営企業管理者
柏 本 光 司 市長公室長
坂 上 馨 総務部長
木 村 孝 晴
市民経済部長
辻 文 明
福祉保健部長
福祉事務所長
狩 野 雅 史
都市整備部長
池 上 忠 史
都市整備部参事
中 嶋 忠 男 消防長
岩 井 広
上下水道部長
北 岡 信 三
上下水道部参事
中 村 範 通 教育部長
水 野 幸 一
教育部参事
本 城 秋 男
総務部次長
村 田 好 隆
都市整備部次長
土 井 久 和
教育部次長
小 嶋 啓 之 総務課長
〇議事日程(第1号) 平成16年12月10日(金曜)午前10時00分開議
第1 諸報告
第2
会議録署名議員の指名について
第3 会期決定について
(
決算特別委員会付託分)
第4 議案第 65号 平成15年度(2003年度)城陽市
一般会計歳入歳出決算の認定に
ついて
議案第 66号 平成15年度(2003年度)城陽市
国民健康保険事業特別会計歳入
歳出決算の認定について
議案第 67号 平成15年度(2003年度)城陽市
介護保険事業特別会計歳入歳出
決算の認定について
議案第 68号 平成15年度(2003年度)城陽市寺田財産区
特別会計歳入歳出決
算の認定について
議案第 69号 平成15年度(2003年度)城陽市
老人保健特別会計歳入歳出決算
の認定について
議案第 70号 平成15年度(2003年度)城陽市
公共下水道事業特別会計歳入歳
出決算の認定について
議案第 71号 平成15年度(2003年度)城陽市
水道事業会計決算の認定につい
て
第5 議案第 73号 城陽市
個人情報保護条例の制定について(市長提出)
第6 議案第 74号 城陽市情報公開・
個人情報保護審査会設置条例の制定について
(市長提出)
第7 議案第 75号 城陽市
情報公開条例の一部改正について(市長提出)
第8 議案第 76号
城陽市立学校給食センター設置条例の一部改正について
(市長提出)
第9 議案第 77号 城陽市
里道等管理条例の制定について(市長提出)
第10 議案第 78号 城陽市
水路等管理条例の制定について(市長提出)
第11 議案第 79号 城陽市
公共下水道条例の一部改正について(市長提出)
第12 議案第 80号 損害賠償額の決定について(市長提出)
第13 議案第 81号 財産の取得について(市長提出)
第14 議案第 82号 平成16年度(2004年度)城陽市
一般会計補正予算(第3号)
(市長提出)
第15 議案第 83号 平成16年度(2004年度)城陽市寺田財産区
特別会計補正予算
(第1号)(市長提出)
第16 議案第 84号 平成16年度(2004年度)城陽市
水道事業会計補正予算(第2号)
(市長提出)
第17 請願第16-2号 すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ、心のかよい
あう学校をつくるための請願
第18 請願第16-3号 「
乳幼児医療費の無料化を国の制度とすることを求める]意見
書提出の請願
第19 請願第16-5号 光のページェント「TWINKLE
JOYO」の電源に自然
エネルギー(太陽光)を使用することについての請願
第20 請願第16-6号 京都南部の新しいまちづくりを求めて合併協議及び推進の開始
を求める請願
〇会議に付した事件
議事日程に同じ
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○
八島フジヱ議長 おはようございます。
ただいまの出席議員数は23名でございます。これより平成16年第4回
城陽市議会定例会を開会いたします。
直ちに本日の会議を開きます。
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程に入るに先立ち、市長から発言の申し出がありますので、お受けいたします。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 おはようございます。
本日ここに、平成16年第4回
城陽市議会定例会を招集いたしましたところ、議員各位には何かとご多用の中ご出席を賜り、厚く御礼を申し上げます。
さて、この場をおかりいたしまして、一、二ご報告を兼ね、ごあいさつを申し上げます。
ことしも早いもので師走を迎え、残すところあとわずかとなりました。議員各位にはこの1年、施政運営に対しましてご理解、ご協力を賜り、厚く御礼を申し上げます。おかげさまをもちまして、大きな混乱もなく、順調に施策の推進が図れたと存じております。これもひとえに議員各位のご理解、ご協力のたまものと感謝いたしております。
さて、ことし日本各地では想像を絶する豪雨や台風の本土上陸、連続真夏日を更新するなど、異常気象でございました。さらには
新潟中越地震は阪神・淡路の震災以来、自然界の猛威に対し、近代技術をもってしても抗し切れない姿をまざまざと見せつけられた思いでございます。と同時に、防災への備えの重要性を痛感いたしたところでございます。改めまして被災地の皆様方にお見舞いを申し上げる次第でございます。
今年、本市は明るいニュースに接する機会が少なかったところでございますが、年末に、
城陽高校サッカー部が
全国高校サッカー選手権大会京都大会を見事に制し、10年ぶりに全国大会にこまを進めることになりました。見事な快挙でございます。対戦相手も決まり、この30日に国立競技場で試合を行いますが、城陽の名が全国ネットで流されることに熱い思いをいたしております。物心両面での支援が必要と考えており、支援いたしてまいる所存でございます。議員各位におかれましても、温かいご支援をお願いする次第でございます。
次に、
今期定例会にご提案させていただいております
一般会計補正予算に、史跡芝ケ原
古墳土地購入事業5億17万9,000円を計上いたしておりますが、本件はご承知のとおり、昭和61年7月に、当時日本最古級と評価され、保存を望む多くの市民の声もございまして、昭和61年8月に、
城南土地開発公社により6,500平方メートル余を5億4,000万円で取得いたしましたが、これに対し昭和62年11月、鑑定額を超える額での用地買い戻しの差し止めを求める住民訴訟が起こされ、その後、1審、2審後、平成15年6月、最高裁で1審、2審の判決を取り消した上で原告側の訴えが却下され、終結いたしたところでございます。このたび、財源のめどが立ち、取得する運びとなりました。足かけ18年にわたる月日は、結果として大きな市民負担を生じさせたわけであり、残念な思いに変わりはございません。しかし今回の用地取得により、史跡整備にようやくめどをつけることができたところであり、本件につきましては一たん区切りがつくものと考えており、今後早期の整備に努めてまいる所存でございます。
次に、本市の
都市計画道路東城陽線・
木津川右岸運動公園アクセス道路についてでございます。平成5年より事業着手を行ってまいりましたが、このたび供用開始を行う運びとなりました。本道路につきましては大きな期待をいたしているところであり、12月18日午前10時より開通式を行い、午後3時より供用開始をいたしてまいります。議員各位におかれましても、ご多用中とは存じますが、お繰り合わせご出席賜りますようお願い申し上げます。
最後になりますが、
今期定例会にご提案いたしております諸議案につきまして、よろしくご審議の上、ご可決、ご承認を賜りますようお願い申し上げまして、開会に当たりましてのごあいさつとさせていただきます。
ありがとうございました。
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○
八島フジヱ議長 日程第1、諸報告を行います。
まず市長から、
地方自治法第243条の3第2項の規定に基づく平成16年度
城南土地開発公社第1回
補正事業計画に関する報告が送付されており、既に配布しておりますので、ごらん願います。
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報告第12号
平成16年度
城南土地開発公社
(2004年度)
(第1回)
補正事業計画に関する報告書
平成16年12月10日報告
京都府城陽市長 橋 本 昭 男
─── 内容は別冊に収録 ───
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○
八島フジヱ議長 次に、監査委員から、
地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく平成16年8月分から10月分までの
例月現金出納検査結果報告が送付されており、お手元に配布しておりますので、ごらん願います。
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6城監第57号
平成16年 9月30日
(2004年)
城陽市議会議長 八 島 フジヱ 様
城陽市監査委員 森 澤 博 光
城陽市監査委員 安 村 治
例月現金出納検査の結果に関する報告について
地方自治法第235条の2第1項の規定により
例月現金出納検査を執行したので、同条第3項の規定によりその結果に関する報告書を次のとおり提出します。
例月現金出納検査の結果に関する報告書
1 検査の対象
(1)
収入役所管の一般会計及び特別会計に属する
平成16年(2004年)8月末日現在における現金の出納状況
(2)
公営企業管理者所管の
水道事業会計に属する
平成16年(2004年)8月末日現在における現金の出納状況
2 検査日
平成16年(2004年)9月17日
3 検査の結果
各会計に属する
各種出納簿残高、保管現金及び
預金残高等の計数を会計諸帳簿と照合した結果、それぞれ符合し正確であると認めた。(別紙参照)
─── 内容は別冊に収録 ───
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6城監第65号
平成16年11月11日
(2004年)
城陽市議会議長 八 島 フジヱ 様
城陽市監査委員 森 澤 博 光
城陽市監査委員 安 村 治
例月現金出納検査の結果に関する報告について
地方自治法第235条の2第1項の規定により
例月現金出納検査を執行したので、同条第3項の規定によりその結果に関する報告書を次のとおり提出します。
例月現金出納検査の結果に関する報告書
1 検査の対象
(1)
収入役所管の一般会計及び特別会計に属する
平成16年(2004年)9月末日現在における現金の出納状況
(2)
公営企業管理者所管の
水道事業会計に属する
平成16年(2004年)9月末日現在における現金の出納状況
2 検査日
平成16年(2004年)10月21日
3 検査の結果
各会計に属する
各種出納簿残高、保管現金及び
預金残高等の計数を会計諸帳簿と照合した結果、それぞれ符合し正確であると認めた。(別紙参照)
─── 内容は別冊に収録 ───
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6城監第70号
平成16年11月30日
(2004年)
城陽市議会議長 八 島 フジヱ 様
o 市有バス運行業務の委託に当たっては、運転手のマナーを十分に指導していくこと。
o 財政状況が非常に厳しい状況から、基金の取り崩しを含め、支出の削減に向け、徹底した取り組みを図ること。
(市長公室)
o 山城地区市町村連絡協議会への補助は、特定団体への補助であり、差別の固定化につながる活動と思われるため、廃止の方向で検討するとともに、同和問題、人権問題は幅広くトータル的に対応していくこと。
o 中越地震を教訓に、内水問題も含め大災害に備えた対応に、万全を期しておくこと。
o 時間外勤務については、職員の健康面を考慮し、努力目標を持って削減に取り組むこと。
o 人事考課を進めるに当たっては、明るい職場の雰囲気づくりの中で、職員のやる気とやりがいを引き起こし、仕事の能率を向上させていくこと。
o 大規模災害に備え、災害備蓄品の配置計画や避難所の情報を市民にも積極的に公開し、一層の啓発に努めること。
o 避難体制のマニュアルを早期に作成し、自治会長への説明など啓発に努め、万全の体制を整えておくこと。
また、在宅要介護者への避難体制も整備しておくこと。
o 男女共同参画支援センターについては、相談室・会議室など活動場所を確保すること。なお、運営体制については、市が積極的にかかわること。
o 市民活動支援係を設置しながら、観光フォーラムの後援を拒否した事実があるが、市民活動等への支援のあり方を根本的に検討していくこと。
o 有事の際の避難所開設連絡など、市民に対する情報伝達については、自治会長に頼ることなく、有効な手だてを講じること。
o 市町村合併については、内部だけで検討を続けるのではなく、他都市との意見交流を行うなど、外に向かって働きかけていくとともに、流れを勘案し方針を明確にして取り組むこと。
o 外郭団体の監査は専門的になるため、学識経験者の監査委員については、専門性の高い人を選任するよう検討すること。
o 各課直通電話での対応が悪いと思われるため、指導徹底を図ること。また、窓口対応についても、接客マナーの一層の向上に努めること。
o 男女共同参画支援センターについては、設計が決定する前に議会にも報告し、広く意見を聞き対応すること。
o 市町村合併については、徹底した議論を行うとともに、住民投票も含め、市民の意見を幅広く聞き、慎重に対応すること。
o 総合計画などの基本的な問題については、委託するのではなく、職員が研さんし能力の向上を図るためにも、内部での議論を深め練り上げていくこと。
o 職員の市民対応に関する苦情が多いため、指導、研修を徹底すること。
o 地域ふれあいセンターについては、週3日の開館になっているが、火・木曜日も対応できるようにしていくこと。
また、住民票等の即時交付の実施に向け、鋭意取り組むこと。
o 職員駐車場に係る経費については、市で負担することなく、職員の駐車料で対応するよう検討すること。
o 職員提案については、職員の意識改革を図るためにも、件数増加を促していくこと。
(市民経済部)
o マル住融資については、保証人撤廃など融資条件を改善し、借りやすい制度にすること。また個人住宅の改修助成も、実施に向け取り組むこと。
o 深刻な不況が続く折、商工業実態調査結果を徹底的に分析し、問題点を整理の上、抜本的な打開策を検討すること。
o 学校給食への地元特産物の使用状況を適切に把握し、地産地消を一層進めること。
o 人口が減少傾向を示す中、青年の流出防止を図るためにも、青年雇用の独自施策を検討すること。
o ごみステーションでのごみの散乱が散見されるが、各地域の声を受けとめ、状況に応じた防止策に努めること。
o 不法投棄の監視カメラの抑止効果を上げるためにも、増設に向けて取り組むこと。なお、生ごみ処理機の利用が少ないことから、補助制度の啓発を販売店でも行うよう検討すること。
o 消費生活相談は、相談員の増員や休日・夜間対応など、相談体制の充実を図ること。
o ごみの回収量が増加する中、新たな再資源化の取り組みとして、廃蛍光灯の回収を検討すること。
o 大気・水質測定結果は、環境月間等の時機をとらまえ、市広報で公表すること。
o マル経融資は、市内で1年以上経営との条件が満たしていれば、利用できるよう改善すること。
o 水田転作に係る補助制度の導入を検討すること。
o 観光協会のレンタサイクルの利用拡大を図ること。特に駅周辺に配置し、自転車を利用した観光施策に取り組むこと。あわせて電動自転車の試行的導入も検討すること。
o 環境問題が重視される折、太陽光発電の利用拡大に向けて鋭意取り組むこと。
o 光のページェントの開催時は、大渋滞が懸念されるため、駐車場の無料化など、あらゆる方策を検討すること。
o 合併浄化槽設置補助については、下水道整備が進み対象世帯が少ないことからも、整理する方向で検討すること。
o 大気汚染の測定経費が高額であることから、測定方法等見直しを図り、コスト削減に向けて研究すること。
o ごみの1人当たり排出量が増加している状況からも、目標数値達成に向け、市民に強力に啓発していくこと。また、家庭ごみの1日当たりの排出量も明確にしていくこと。
o ごみ減量等の啓発に当たっては、行政から自治会に出向く「逆さ出前講座」など市民の注目を集める方策を行うこと。
o 市の特産物については、府内にととまらず、広く話題になるようPR方法に知恵を出すこと。
福祉保健部、国民健康保険事業特別会計、老人保健特別会計及び介護保険事業特別会計については、一括して報告を行います。
o 障害者の車の改造助成については、本人名義、本人運転に限定しているが、家族が障害者を乗せる場合の改造助成も、早期に導入すること。
o ふたば園の利用者が増加している状況からも、早急に施設改修を検討していくこと。
o 市民健診の受診率が上がっている中、乳がん検診のマンモグラフィについては、幅広い年齢層が利用できるよう検討していくこと。
o シルバーホンについては、消防署への直通を検討すること。
o 保育園の民間委託は、保護者会等と十分話し合い、安易に実施することのないよう、慎重に対応すること。
o 支援費制度が実施されたが、利用施設は市外が多いため、市としても市内施設の条件整備を図ること。
o くらしの資金貸付制度を利用の際、相談しにくいとの声があり、借りやすい雰囲気づくりに努めること。
o 寺田学童保育所については、利用者が非常に多い状況からも、施設面、職員配置面で十分配慮していくこと。
o すぱーく城陽の管理運営は余暇活動センターから社協に委託しているが、事務の簡素化面や利用者面等から社協への直接委託を検討すること。
o 地域福祉振興基金の元金が残り少ない状況からも、貴重な財源として、有効な活用方策を検討すること。
o 日常生活用具の火災報知器については、電池交換など設置後のフォロー体制を確立すること。
o くらしの資金の未返還金が生じないよう、相談にしっかり応じ、納付指導等を適切に行っていくこと。
o 老人福祉センターの経費節減を図るためにも、ふろの蛇口を間欠泉にするとともに、事務所内の電話の個人使用の実態を把握すること。
o 特養増床計画の用地が定まらない状況から、市もアドバイザー的にかかわっていくとともに、法人をしっかり指導していくこと。
o 高額療養費の委任払い制度の導入に向け、鋭意検討すること。
o 敬老会の長寿記念品については、長寿になるほど同じ品物がふえるため、趣向を凝らした夢のあるものにしていくこと。
o 障害者手帳については、精神と身体とで色分けしてあるが、市独自の統一したカバーをつけるなど、何らかの手だて検討すること。
o 少子高齢化の中、高齢者の自立に向けて、筋力トレーニング施設の場所の確保に努めること。
o 住宅改修助成については、浴室のみならず他の改修にも活用させるとともに、増額を検討すること。
o 福祉センターについては、福祉全般における頭脳集団的な機能を持たせ、各種団体とも連携して情報交換ができる場にしていくこと。
o 休日急病診療所の管理者委託料については、医師が管理者を兼務するなど、見直していくこと。
o 私立保育園に運営費補助金が支払われているが、各保育園において、適正に活用されているか厳しくチェックすること。
(都市整備部)
o 市内循環バス路線については、市民のニーズに合った運行形態に改善し、市民の足として活用できるものにしていくこと。
o 地震に対する不安が高まる中、個人住宅の耐震診断に対する手だてを検討すること。なお、府の耐震診断士の派遣制度の窓口案内に当たっては、市民にわかりやすく、きめ細かな対応を行うこと。
o 第二名神の見直し論がある中、まちづくりの起爆剤との位置づけは不確かなものであり、まちづくりの中でシミュレーションを行うとともに、税収面でのメリットを把握し、適切に対応すること。
o 山砂利採取跡地整備については、東部丘陵地利用計画で新市街地と位置づけていることから、採取終了時期などまちづくりへの具体的な方向性を持って進めること。
o 長期の悪質な不法占用については、訴訟も含め毅然と対応すること。
o マツヤスーパー出店に伴い周辺道路の渋滞が予想されることから、事業者側の調査によって対応するのではなく、市も交通量調査を実施し、厳しく指導していくこと。
o 寺田駅前周辺整備については、まちづくり協議会に任せるだけでなく、市も主体性をもって指導し、次世代への土台づくりも行うこと。
o 街灯の球切れや支柱破損などの点検パトロールを強化するとともに、照度アップに取り組むこと。特に今池小学校前、市道10号線は早期に実施すること。
o 桜の開花時期は、緑と水辺のやすらぎ回廊周辺に臨時駐車場を確保すること。
o 青谷川親水公園の維持管理を市としても点検するとともに、国道307号からの進入路を整備し、利用しやすい公園にすること。
o 塚本深谷線の整備促進に向け、鋭意取り組むこと。
o 街灯の球切れに対する土・日曜の連絡体制を確立すること。また夜間の照度調査を実施し、照度アップに努めるとともに、市民に門灯の点灯を求めるなど、明るいまちづくりを推進すること。
o 公園の砂場等に犬ぷんが目立つことから、ふん害防止条例の制定など、思い切った対策を講じること。また、高齢者の憩いの場としての公園の活用も検討すること。
o 市内循環バスについては、市役所経由のルートを早急に開設すること。
o 水度参道の樹木保全に努め、銘板の設置も検討すること。
o 久世奥山3番地は資材置場として放置されているため、緑化推進を指導するとともに、急崖地については、修復整備計画の中で、早期復旧に努めること。
o JR城陽駅の駐輪場の拡張を検討すること。また長池駅、青谷駅については、高齢者等への利便性の向上を図るためにも、両側改札が設置されるよう協議を進めること。
o 山砂利採取地への埋め戻しに当たっては、残土のリサイクルが進み、土質の悪化が懸念される中、植樹や建造物など、将来の土地利用をにらんで埋め戻す必要がないか十分検討していくこと。
o (仮称)木津川右岸運動公園にスタジアム建設が不可能となった以上、長池駅スタジアム公園線の名称は実態に合ったものにしていくこと。
o 長池駅の勝手踏切の改善に向けて、JRに強く申し入れること。
o 工事の発注に際しては、業者の経営状態などの情報収集に努め、倒産等による契約不履行の事例が発生しないようにすること。
o 府道上狛城陽線の自転車店付近は、狭隘で危険なことから、道路拡幅に向け、府に要望すること。
o 市道3001号線については、府道アクセス道との接続で交通量が増えることから、応急処置も含め早急に西側の歩道整備を行うこと。
o 山砂利跡地の公共残土の確保が困難な状況を呈しているが、知恵を絞って確保に努めるよう、公社への指導を強化すること。
o JR長池駅前広場の通路は、砂利舗装で傾斜がきつく、雨天時は落ち葉で滑ることから、安全対策を講じること。
(消防本部)
o 耐震性防火水槽については、地域的バランスを考慮し順次増設していくこと。
o インターネットによる河川情報については、気象庁の情報等を十分に活用し、有効性のあるものにしていくこと。
また、情報管理に当たっては、後追いも含めチェック体制を確立しておくこと。
o 北部出張所については、初期消火の面から、水槽つき消防車の配置を検討すること。
o 消火栓の点検を強化し、不適切なものについては、速やかに改善していくこと。
o 電気使用料や消防活動用消耗品への流用措置が多額に上っていることから、実態に合わせ、必要なものについては、当初予算で対応しておくこと。
o 青谷出張所については、交差点付近で危険であり、また狭隘であることからも、移転も含め、適切な施設にしていくこと。
なお、北部出張所は付近道路の混雑状況が激しいことから、何らかの対策を講じていくこと
o 大規模災害の発生に備え、救助訓練、ハイテク機器、近隣との応援体制など、万事遺漏なきよう努めること。
o 空き家、空き店舗の状況把握に努め、放火等の発生に十分留意すること。
o 避難場所を利用し、耐震性防火水槽の設置を促進すること。
(教育委員会事務局)
o 高校の山城通学圏の単独選抜における不合格者がふえている状況にあるが、実態を把握しておくこと。
o 久世小グラウンドは他校に比べ非常に狭く、第2グラウンドを使用してきた経過があるが、保育園への使用については、地元の声を聞き慎重に対応するとともに、グラウンド拡張に向けて努力すること。
o 給食センターの嘱託職員の処遇については、民間委託後も継続できるよう努力すること。
o 学校給食センターの調理・洗浄業務の委託業者に会社更生手続を開始した業者を選定したが、他市では排除している例もあり、信用状況を十分把握するとともに、きちんとした応募要綱の作成を検討すること。
o 文化芸術振興条例については、スケジュールを明確にし、早期制定に向けて取り組むこと。
o 文化パルク城陽の観光入り込み客数のとらえ方については、プラムホールでの自主事業と限定しているが、カウントの方法を見直すよう、関係機関に申し入れること。
o 東城陽中学校の通学路については、課題を整理し、あるべき姿を明らかにした中で、手だてを講じること。
o 北市民プールは、利用者が多いにもかかわらず老朽化していることから、リハビリ等福祉面で活用するなど新たな形態を加え、将来計画を立てておくこと。
o 歴史民俗資料館については、利用者が少なく、費用対効果の面からも利用者の増に向け検討するとともに、嘱託職員で可能な業務は嘱託職員で対応するなど、コスト面で精査を行うこと。また、反面、図書館は利用状況が多いため、職員体制面で十分配慮すること。
o 学校給食費の指定金融機関が小学校と中学校で異なっているため、同一の金融機関で対応できるよう検討すること。
o プレイルームについては、騒ぐ子どもがいることから、乳幼児が安心して遊べるスペースを確保すること。
o 図書館については、市民が必要とするものは開架書庫に備えるよう配慮するとともに、蔵書点検を実施し、適正な管理に努めること。なお、DVDも貸し出し可能なシステムを検討すること。
o 歴史民俗資料館の学芸員の有資格者の増員に向けて検討すること。
o 避難所となる学校の耐震診断を積極的に進め、耐震補強に鋭意努めること。
o 厳しい不況の中、就学援助の対象枠を拡大するとともに、増額に向けて検討すること。
o 東城中グラウンドの夜間照明については、利用料の減額を検討し、一層のPRに努めること。
o 図書館については、情報化時代を迎え、情報の収集、発信、提供にも力点を置き、十分な運営を図っていくこと。また、レファレンスルームの形態は不自然であり、利用しやすいよう、いすを戻すなど改善すること。
o 図書館長については、司書資格の取得に努力すること。
o 学校給食センターの調理業務委託選定委員会においては、企業の業務内容や経営状態もわかる資料を選考委員に提供すべきであり、今後、適正に対応すること。
o 図書館のコンピューターシステムについては、開館以来のものであるため、新規導入に向け、早期に整備を図っていくこと。
o コミュニティセンター運営委員については、地域の団体選出とするなど、公平・公正を期すような選考方法を検討すること。
o 小・中学校の需用費については、流用しながら不用額が大きいため、十分留意して予算措置を行うこと。
o 総合運動公園の施設については、借りていただいていることを念頭に、余暇活動センター職員の接遇指導を徹底すること。また、マイク等の備品についても、だれでも扱えるよう窓口で丁寧な説明に心がけること。
(農業委員会事務局)
o 文化パルク城陽東側の市街化調整区域内農家住宅については、都市計画法上の問題として対応するのではなく、関係部署とも連携し、適切な対策を講じること。
(選挙管理委員会事務局)
o 期日前投票所の場所が4階となっているため、1階への移動も含め検討していくこと。
また、開票の機械化を一層進め、省力化に努めること。
寺田財産区特別会計、議会事務局、監査委員事務局、公平委員会事務局、会計課については、特に指摘・要望はありませんでした。
水道事業会計及び公共下水道事業特別会計については、一括して報告いたします。
o 災害による配水管の破損が懸念されることから、耐震性配水管の積極的採用に意を用いること。
o 一般家庭の内部漏水に対し、当番業者が処置できない場合でも、柔軟な対応がとれるよう公認上下水道協同組合に協力を求めるとともに、依頼者にも適切に応対すること。
o 公共下水道への未接続世帯のうち、借家アパートの件数も把握し、早期接続に向け一層努力すること。
o 地震による配水管の破裂を防ぐため、チューブ管の採用を研究すること。
o 内部漏水の修理費用については、個人と業者間の取引となり、ばらつきがあるため、市で一定の料金設定を検討すること。
o 競売入札妨害事件を踏まえ、幹部職員がより一層気を引き締めて業務に当たるとともに、市民の公金を扱っていることを念頭に、入札契約制度の改善に真剣に取り組むこと。
o 浄水器具の設置や給水管清掃等に関し、悪質な業者が出回っていることから、広報等でさらなる啓発に努めること。
〔総括質疑〕
o 学校給食センターの調理・洗浄業務の委託業者に、会社更生法の手続き中の業者を選定したが、法的にクリアし、選定経過に問題はないものの、市民の不安・不信感を払拭するよう最大限の努力を行っていくこと。
o 市の財政運営が厳しい中、三位一体改革による市への影響を考慮し、財源の使い道に十分工夫していくこと。
o 学校給食センター委託業者の入札参加資格要件に会社更生手続を開始した業者を入れたのは、建設省及び自治省通知によるとしているが、建設業への適用を拡大解釈した運用と思われるものであり、今後、十分留意して適切に対応すること。
o 男女共同参画推進条例検討委員会については、公開のスタンスで取り組むとともに、市民にも周知していくこと。
o 介護保険料の見直しに当たっては、国へ負担割合の引き上げを要望するとともに、利用料は支払い能力に応じた負担に改め、基盤整備の充実等に鋭意取り組むこと。
o (株)原田組への指名停止を規則改正により半年で短縮したが、市民の不信感につながることからも、事のてんまつを市政だよりで周知すること。
また、一般競争入札を積極的に推進するとともに、水道事業における入札契約事務は、本庁との一本化を検討すること。
o アレルギー性の児童に対する健康診断を充実し、あらゆる配慮を行うこと。特に給食面では適切に対応していくこと。
o 身近な犯罪が発生している折、子ども110番の家に対する啓発を一層進めること。
o 光のページェントについては、環境基本条例に基づき、自然エネルギーの活用など工夫を凝らすこと。なお、各セクション密接に連携をとり合い、スムーズな運営に努めること。
o 学校給食の委託業者選定に当たり、行政は法に抵触していなければ淡々と事務を執行しているように思われるため、市民の目線に基本を置いて物事を判断するよう、意識の改革を行うこと。
o まちづくり検討プロジェクトチームの調査結果については、広く市民に公表していくこと。
o 学校給食センター跡地の売却に当たっては、売却経費が新センターの財源になっている以上、売却方法等を見直し、適正な価格で売却していくこと。
o 退職者の特別昇給制度については、廃止の方向で早急に検討し、次年度予算に反映していくこと。
o 地価が下落する中、長池駅スタジアム公園線の用地買収については、平成9年度以降、鑑定価格が同一で、さらに鑑定価格と買収価格も同額であることから、マニュアルを見直すとともに、鑑定業者の変更も検討すること。
o ごみ収集車のステップ乗車については、直ちに改善していくこと。
o 予算計上は綿密に行い、予算流用は極力抑えること。特に総合計画の見直しなど新規事業に係る経費は、流用ではなく補正予算に計上することとし、議会とも十分議論していくこと。
o 観光施策の基本的戦略を練るのは行政であることからも、観光基本計画を制定し、観光行政を組織的、体系的に推進していくこと。
o 光のページェントの開催時は駐車場が満杯状態で、交通渋滞が甚だしいため、事業の規模も含め対策を検討すること。
o 学校給食センターの新築に伴い、災害時にも炊き出しができるよう防災面でも十分配慮していくこと。
o 都市提携事業を実施するに当たっては、市民の草の根交流の推進に尽力していくこと。なお、慶山市名誉市民の称号を与えられた方がいるが、友好親善の推進のためにも、特別の配慮を検討していくこと。
o 予算編成に当たっては、臨機応変な対応や業務内容を熟知している担当部署に一定責任を持たせる体制などを検討し、市民感覚にずれがないよう行政サービスを進めていくこと。
o 木津川堤防の崩落箇所の改善に向けて、関係機関に強く働きかけること。また、山砂利採取地のハザードマップを作成し、調整池の安全性を十分検証していくこと。
o ダンプの早朝運行により、周辺住民から苦情が出ていることから、午前6時から午後8時の規制が遵守されるよう、厳しく指導すること。
o 15歳以下の不純異性交遊の実態を適切に把握し、正しい生活を指導していくこと。
〇学校給食センターの委託業者の選定は、法的にもクリアし、指名から排除すべきではないものの、選定委員会には会社更生法の申請を報告すべきであり、市民感覚に立って職務を遂行すること。
〇市町村合併の問題については、市長の姿勢は消極的との報道を払拭するよう、積極的に対応していくこと。
以上が審査の中で出されました指摘・要望事項の主なものでございます。
なお、討論において4人の委員が、それぞれの立場から討論を行いました。
採決の結果、一般会計、介護保険事業特別会計は賛成多数により認定、その他5会計については全員一致により、いずれも認定することに決した次第でございます。
以上が本委員会における審査の概要でありますが、審査の中で出されました指摘・要望につきましては、ご検討をいただき、市民生活の安定と福祉向上のため、一層の努力を傾注されますよう要望いたします。
最後になりましたが、委員各位には終始、熱心なご審査をいただき、心から感謝いたしますとともに、委員会運営に格別のご協力を賜りました関係各位に厚くお礼申し上げ、
決算特別委員会の報告といたします
平成16年12月10日
決算特別委員長
野 村 修 三
───────────────────────
平成16年12月9日
城陽市議会議長
八 島 フジヱ 様
決算特別委員長
野 村 修 三
委 員 会 審 査 報 告 書
本委員会に付託の事件は、審査の結果下記のとおり決定したから、会議規則第103条の規定により報告します。
記
┌──────┬───────────┬──────┬─────┐
│ 事件の番号 │ 件 名 │ 議決の結果 │議決の理由│
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第65号│平成15年度(2003年度)城│ 認 定 │適 当 │
│ │陽市一般会計歳入歳出決│ │ │
│ │算の認定について │ │ │
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第66号│平成15年度(2003年度)城│ 同 上 │同 上 │
│ │陽市国民健康保険事業特│ │ │
│ │別会計歳入歳出決算の認│ │ │
│ │定について │ │ │
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第67号│平成15年度(2003年度)城│ 同 上 │同 上 │
│ │陽市介護保険事業特別会│ │ │
│ │計歳入歳出決算の認定に│ │ │
│ │ついて │ │ │
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第68号│平成15年度(2003年度)城│ 同 上 │同 上 │
│ │陽市寺田財産区特別会計│ │ │
│ │歳入歳出決算の認定につ│ │ │
│ │いて │ │ │
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第69号│平成15年度(2003年度)城│ 同 上 │同 上 │
│ │陽市老人保健特別会計歳│ │ │
│ │入歳出決算の認定につい│ │ │
│ │て │ │ │
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第70号│平成15年度(2003年度)城│ 同 上 │同 上 │
│ │陽市公共下水道事業特別│ │ │
│ │会計歳入歳出決算の認定│ │ │
│ │について │ │ │
├──────┼───────────┼──────┼─────┤
│議案第71号│平成15年度(2003年度)城│ 同 上 │同 上 │
│ │陽市
水道事業会計決算の│ │ │
│ │認定について │ │ │
└──────┴───────────┴──────┴─────┘
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
西議員。
○西泰広議員 2議案について、反対討論を行います。
議案第65号、平成15年度城陽市
一般会計歳入歳出決算認定について、反対討論を行います。
まず第1には山城地区市町村連絡協議会負担金等でございますが、これは事実上の部落解放同盟への支援金であり、既に他都市においてこれらは取りやめられている中で、差別の解消、これを理由にしておりますが、実際には逆に差別の固定化につながるものというふうに判断をいたします。
第2に、住民基本台帳ネットワーク、この業務の本格的な始動が15年度から始まっておりますが、住民個人情報を守る上で、その信頼性については、各件も含めて市民からの合意を得たものでもありませんし、その役割について心配が出されております。しかもカードの発行状況は120枚程度にすぎない。そういう意味でも確固たる安全性を確認できるものではないということであります。
第3に、まちづくりの基本、それから方向性について述べたいと思いますが、今なお第二名神やスタジアム公園というものを基調にしています。高橋助役はスタジアム公園の公園を取りますとか、名前を変えますとかおっしゃって、既に破綻をしておりますが、非常に不透明であり、破綻したものにいわばしがみついているんだなあという感を深くいたしております。現実には今、城陽市の人口が8万2,000台とじり貧の状況に陥っている。そういう中で、本来の城陽市の将来方向をどのように展望するかというのが今最も大事だというふうに考えますが、地場産業や農業、そしていわゆる新たな産業の育成も含めて、自立的な、しかも私に言わせれば内発的なという、外来種じゃなくて、自分たちで考えてやる産業の発展をもっとされる方向が求められているのではないかなという感じを持っておりますので、強く指摘しておきたい。
第4に、いわゆる行政体質なり行政手法の問題ですけれども、先ほども報告がありましたように、2月の偽計業務妨害事件で逮捕者を出しております。厳しい反省ということで報告書も出されたわけでありますけれども、結局いわば談合の温床になっている地元優先の問題の姿勢については継続をされておりますし、また職員が談合メモについても、それを見ながら握りつぶしたという、わけのわからんことも含めてやっておられるということで、結局はこういう手法や体質というのは温存されている。しかも規則まで、先ほど報告があったように、指名停止を2年から6カ月に短縮をする。本当にどんな理由なのかと聞いても市長自身もあいまいもこたる答弁を繰り返すという、本当に残念、信じがたい、こういった決定を行う対応を示されております。したがって、何ら反省もなされていない。その体質というのは本当に旧態依然、古い。本当に情けないという、こういう姿勢が今度の決算委員会で明確、明らかになってまいりました。そういう意味において、今度の一般会計における決算は認定しがたいということを述べておきたいと思います。
2つ目には議案第67号ですけれども、これは端的に述べますが、平成15年度から介護保険の保険料が値上げをされております。年金者その他本当に経済的な基盤が弱い方々に負担の増大を招いている。血も涙もないのであろうかという感じがいたします。そのことを述べて反対討論といたします。
終わります。
○
八島フジヱ議長 ほかに討論はありませんか。
奥田議員。
○奥田龍之介議員 私は議案第65号、平成15年度城陽市
一般会計歳入歳出決算を初め全7会計の決算認定について、賛成の立場から討論を行います。
国・地方ともに大変厳しい財政環境にある中で、城陽市の財政状況においても、主要な財源である市税や普通交付税が年々減少する傾向にあり、限られた財源の活用の観点から、歳出の削減を目的とした特別職を初めとする人件費カットなど、いろいろな取り組みがなされているものの、歳入の減額が余りにも大きく、多難な財政運営を余儀なくされております。
このような状況のもとではありますが、平成15年度の一般会計はなお黒字を維持されており、都市計画道路や公共下水道の整備推進を初め、都市基盤の整備が着実に進められております。また、乳幼児医療の拡充や不妊治療助成、知的障害者グループホーム建設補助、陽寿苑多目的グラウンド整備、また消防北部出張所への事業着手や富野幼稚園園舎改築など、各分野におけるきめ細かな取り組みがなされております。
国・地方の間で議論となっておりました三位一体の改革は、地方6団体の期待とは一部異なるものの、平成17年度以降の内容が明らかとなり、補助金削減や税源移譲と言われているものの、地方自治体の財政力の格差がさらに広がると危惧されている面もございます。いずれにせよ、地方にとってはますます厳しい状況は避けられない中で、市民のための市政運営に橋本市長が先頭になって取り組まれていくことを強く望んでおります。城陽市にはまだまだ大きな課題が山積しておりますが、計画的なまちづくりと市民福祉の向上に向け、さらなるご努力をお願いいたしまして、平成15年度各会計決算認定の賛成討論といたします。
以上。
○
八島フジヱ議長 ほかに討論はありませんか。
妹尾議員。
○
妹尾茂治議員 私は議案第65号、一般会計歳入歳出の決算認定、これのみについて不認定としたいと思います。
理由は、1つは山城合唱祭について30万円補助金を出さなかったということですね。これは教育長の姿勢が問われるんじゃないでしょうか。
それから総合計画の見直しにつきまして、こんな大事なことを予算流用でしてしまったと。私たちに議論の機会を与えていただけなかったのは非常に残念。その2つでもって反対いたします。残余の会計は全部賛成です。
○
八島フジヱ議長 ほかにありませんか。
梅原議員。
○梅原一六議員 議案第65号、平成15年度城陽市
一般会計歳入歳出決算から、議案第71号、平成15年度城陽市
水道事業会計決算の認定までの7議案について、賛成の立場から討論をいたしたいと思います。
景気の動向はやや回復の兆しではあるものの、国・地方の財政は依然として厳しい状況にあり、城陽市もまた同様の状況でございます。このような中で、平成15年度の一般会計決算は、前年度に引き続き多額の基金繰入金に依存しているものの、黒字決算が推移されております。地方自治体の財政構造をあらわす本市の経常収支比率は、14年度の91.8%から91.3%に0.5ポイントと若干改善したものの、依然高い水準にあります。これに対して14年度から取り組みを開始した緊急財政健全化計画に基づく人件費対策を初めとするさまざま取り組みにより、財政構造の改善の効果があらわれているものの、市税を初めとする経常的な収入がこれを上回る大きな減少となっております。
こういった財政状況のもと、限られた歳入の中で、下水道整備など都市基盤整備を初め、福祉、教育、消防など各分野で積極的に取り組んでおり、市民のための施策が展開されております。先日、三位一体の改革の全体像が示されたところでありますが、17年度は一段と厳しい財政状況が予想されております。橋本市政のもとで、市民本位の市政がさらに展開されることを、また合併協議も含め、全会計の決算認定に当たり、賛成の立場から討論させていただきます。
以上でございます。
○
八島フジヱ議長 ほかに討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 これをもって討論を終わります。
これより議案別に採決いたします。
まず、議案第65号を採決いたします。
議案第65号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 挙手多数。よって議案第65号は、これを認定することに決しました。
次に、議案第66号を採決いたします。
議案第66号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 全員挙手。よって議案第66号は、これを認定することに決しました。
次に、議案第67号を採決いたします。
議案第67号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 挙手多数。よって議案第67号は、これを認定することに決しました。
次に、議案第68号を採決いたします。
議案第68号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 全員挙手。よって議案第68号は、これを認定することに決しました。
次に、議案第69号を採決いたします。
議案第69号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 全員挙手。よって議案第69号は、これを認定することに決しました。
次に、議案第70号を採決いたします。
議案第70号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 全員挙手。よって議案第70号は、これを認定することに決しました。
次に、議案第71号を採決いたします。
議案第71号は、委員長の報告どおり、これを認定することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 全員挙手。よって議案第71号は、これを認定することに決しました。
○
八島フジヱ議長 11時15分まで休憩いたします。
午前10時58分 休 憩
──────────────
午前11時15分 再 開
○
八島フジヱ議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程第5、議案第73号から日程第7、議案第75号までの3議案を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明をいただきます。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 議案第73号から第75号までの3議案につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず議案第73号、城陽市
個人情報保護条例の制定につきましてご説明申し上げます。
本件は、城陽市電子計算組織に係る個人情報の保護に関する条例施行以後の状況の変化への対応及び行政機関の保有する個人情報の保護に関する法律との整合性を図るため、本市の個人情報の取り扱いに関する基本的な事項を定めたいので提案するものでございます。
続きまして議案第74号、城陽市情報公開・
個人情報保護審査会設置条例の制定につきましてご説明申し上げます。
本件は、城陽市
個人情報保護条例の制定により、個人情報保護制度の対象となります個人情報と城陽市
情報公開条例の個人情報とは密接不可分の関係になり、実施期間の不開示等の処分に対する行政不服審査法に基づく不服申し立てに関し、実施機関からの諮問に対して同一の附属機関で調査審議することが合理的であることから、提案するものでございます。
続きまして議案第75号、城陽市
情報公開条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。
本件は、城陽市
個人情報保護条例及び情報公開・
個人情報保護審査会設置条例の制定により、城陽市情報公開審査会から城陽市情報公開・個人情報保護審査会への改組に伴いまして、所要の改正を行いたいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております議案第73号から議案第75号までの3議案については、総務常任委員会に付託いたします。
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程第8、議案第76号、
城陽市立学校給食センター設置条例の一部改正についてを議題といたします。
市長から提案理由の説明をいただきます。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 議案第76号、
城陽市立学校給食センター設置条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。
本件は、学校給食センターの移転改築に伴いまして、所在地の変更をいたしたいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております議案第76号については、福祉文教常任委員会に付託いたします。
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程第9、議案第77号から日程第11、議案第79号までの3議案を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明をいただきます。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 議案第77号から第79号までの3議案につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず議案第77号、城陽市
里道等管理条例の制定につきましてご説明申し上げます。
本件は、里道等につきまして適正な管理を行うとともに、一般交通の確保並びに適正な利用を図りたいので、提案するものでございます。
続きまして議案第78号、城陽市
水路等管理条例の制定につきましてご説明申し上げます。
本件は、水路等につきまして適正な管理とともに、水路等に係る災害の発生の防止、適正な利水と流水の正常な機能の維持を図りたいので、提案するものでございます。
続きまして議案第79号、城陽市
公共下水道条例の一部改正につきましてご説明申し上げます。
本件は、市街化調整区域において排水設備の新設を行う場合、排水設備設置義務者から市街化調整区域下水道工事分担金を徴収いたしたいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております議案第77号から議案第79号までの3議案については、建設経済常任委員会に付託いたします。
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程第12、議案第80号、損害賠償額の決定についてを議題といたします。
市長から提案理由の説明をいただきます。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 議案第80号、損害賠償額の決定につきまして、ご説明申し上げます。
本件は、昭和52年3月24日、城陽市寺田宮ノ平54番地ほかの当時市有地において発生いたしました擁壁倒壊事故により、隣接地へ土砂等が流出いたしましたことから、これに係る補償について、隣接地権者との協議が整いましたので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
───────────────────────
議案第80号
損害賠償額の決定について
損害賠償の額を次のとおり決定したいので、議会の議決を求める。
平成16年12月10日提出
(2004年)
城陽市長 橋 本 昭 男
1 損害賠償の額 金1,200,000円
2 損害賠償の相手方
住所 城陽市寺田中大小13番地
氏名 西山泰史
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
奥村議員。
○奥村守議員 今、市長から提案理由の説明があったんですけど、ちょっと質疑に入る前に、これはやっぱり中身を見ていますと大分年月が経過して、27年ですか。だから今の説明だけではちょっと審議するには、もう少し詳細なこれまでの経過なりをきちっと冒頭で報告があって、我々はそれに対して質問があれば質問するという形でなかったら中身がさっぱりわからない、これまでの経過が。もっと詳しい報告があってしかるべきだと思うんで、その辺、議長、取り扱いの方をよろしくお願いしたいと思います。
○
八島フジヱ議長 坂上総務部長。
○坂上馨総務部長 それでは、今回提案しております損害賠償事件の経過といいますか、そういった点につきましてご説明申し上げます。
当該場所につきましては、現在城陽高校がございます隣接地でございまして、この隣接地は、当時、これは48年のときに城陽市が取得した土地でございますが、これは城陽高校を建設するに当たりまして、その隣接地も合わせた地権者の買い取り要望がございました関係で、48年の11月に城陽市が取得したものでございます。そのときに同時に造成工事も市が行っておりまして、その造成工事とあわせて擁壁工事を行ったところでございます。
その擁壁工事をやったわけですが、それから52年の3月になりまして、この擁壁が一部が損壊いたしまして、隣の隣接しております、今回損害賠償の相手方としております西山氏のところの土地に城陽市の造成した土砂が流れ込みまして、その流れ込んだことからこの損害賠償の事案が発生したという経過でございます。
これまで相手方さんの間ではいろいろとお話し合いさせていただいたんですが、やはり損害賠償そのものよりも擁壁をどうするのだということがメーンになっておりまして、擁壁をどのような形で改修していくのかということが先に求められておりました。
今回、この土地につきましては15年に売却したわけですけれども、この売却状況の中に、買い取り業者の方でこの擁壁改修を行うということを売却要件に入れまして売却いたしました。今回、その購入業者が開発に当たりまして擁壁をすべて改修を行いました。それも完成いたしましたので、そういったことから今回の賠償額のご了解をいただける結果になったというものでございます。
簡単ですが、以上が大体の。(発言する者あり)
被害状況につきましては、土砂が隣接地に出まして、擁壁といたしましては全体としては186メーターの擁壁がございますが、そのうち32メーター、高さ6.2メーターの擁壁が倒壊したということでございます。そのことによりまして、市側にございました土砂が隣接地の土地に流入したと。全体の土砂の量といたしましては、流出土砂としましては約500立米を少し超えるぐらいというふうに考えているところでございます。
以上でございます。
○
八島フジヱ議長 質疑はありますか。
本城議員。
○本城隆志議員 結論に至ったというか、和解できたということはいいことだと私は思っておりますけれども、この金額ですけれども、当時から金額の提示とかは一切なかったのか、当時からこの金額でずっとこのまま来たのかも含めて、擁壁を直せということの先の話だけで金額の提示がずっとできなかったのか、そのあたりもあります。これが住宅地なのか、畑なのか、それから畑であっても雑草を生やしている畑なのか、あるいはもう竹やぶで、放置された竹やぶなのかによってこれはずっと変わってくるだろうと思います。今現状を見たところで、それが20何年前の現状だと絶対思えないんですね。ですから、当時そういうことでどれぐらいの本当の被害額なのか。ただ、土砂が流出したら片づければ、それで済むじゃないかというのもやっぱり土地所有者の中にあっただろうと思うんですけども、何か話し合いでこじれたからこういう金額になったのかも含めて教えていただきたいと思います。
○
八島フジヱ議長 坂上総務部長。
○坂上馨総務部長 当時も、この擁壁の崩壊に伴いまして、市の方から相手さんの方にお話し合いをさせていただきました。その損害の額につきましてもそのときには提示させていただいております。しかしながら、やはり擁壁をまずもとへ戻すことが、従前の状態に戻すことがまず先決ということで、相手さんの方からそういう強い申し出がございました。我々としては、今回の金額、120万円の額にしているわけですが、この金額を決定するに当たりましては、国が土地を借りる場合の算定基準がございますけども、その普通財産の算定基準に基づきまして今回の額については積算の根拠といたしたところでございます。
以上でございます。
○
八島フジヱ議長 本城議員。
○本城隆志議員 それでしたら、我々、多分、議員はだれも知らないことやと思います。擁壁はなぜ今まで戻さなかったのかということも1つ。そういう相手さんから言われていた。だけど、そのままでいいんだという形で放置されて交渉されたのか。やっと戻されたというのは、業者が買い取ったからその業者がやってくれたんですけど、なぜ城陽市は壊れた擁壁をそのままにしていたのか。出ていった土砂は回収されたと思うんですけれども、擁壁はなぜ置いといたのか、そのあたりを教えてください。
○
八島フジヱ議長 坂上総務部長。
○坂上馨総務部長 当時城陽高校の用地を買って、その隣接地ですが、その利用目的がまだそういった意味では定かでございませんでした。その後、この土地についてはすぐに活用することはないということから、基本的には売却していこうというような方向性が示されておりました。しかしながら、売却するに当たりましてもなかなか相手方もあることでございますし、相手さん、今回の損害賠償の相手方の西山氏からも、擁壁をどのような形で直すのかということにつきましても、いろいろな注文もございました。そういったことからそのような、どういった形で擁壁を直していくのかということがまず課題になっておりまして、我々としは何とかその擁壁を売却後の、今回の場合は売却後の業者の中で、手で解決していただくことがより財政的にも少ない中でやっていけるというふうに判断いたしまして、今回売却に至ったという内容でございます。
○
八島フジヱ議長 本城議員。
○本城隆志議員 ちょっと今の答弁、全然何を言うてるかわからない。相手さんと交渉していて、いろんな条件があるからとか、時代の流れがあるから。そやけど、20何年間ほうっておくって、これは毎年交渉していないでしょう。皆さんも忘れていたのと違うの。たまたま向こうから言うてきはったからもう一回やったのかね。そういうことも含めて、あんな答弁、もうちょっと勉強してもらわんと、聞く方も困るわ。突っ込んで今回聞いてないでしょう。さわやかに聞いておりますから、ちゃんと、答弁やさかい、しっかりやっていただきたい。ほかの人にまた質問を回したいと思います。
以上です。
○
八島フジヱ議長 畑中議員。
○畑中完仁議員 今の質問も含めまして、ちょっと質問したいと思います。
まず、48年に城陽高校とともに造成したと思うんですが、52年に擁壁が壊れたということで、4年しかたっていないわけなんで、そのときに業者責任という部分で、当然52年、どこがなされたのか知りませんけど、どういう形で、業者さんはどこが、だれがなされて、そのあたり普通から考えたら、行政の責任と違って、つくった業者の責任もあるように思うんですが、そのあたりの部分の流れというか、どういうふうになったのか。
そして、今その120万という根拠がもうひとつわからないんですが、何で今120万なのか。その中でいろいろ話し合った中で、ああせえこうせえとか、市も申しわけございませんとかいろいろあったと思うんですが、何でその120万が今出てきたのか。話し合いの経過というか、金額的によくわからないんですが。
それで、土地を借りる場合という形で今、坂上さんの方がおっしゃったんですが、どういう意味ですかね。その土地を借りる場合、国が基準を示した。ちょっと借りるのと違いますやん、これ。500立米というのはどれぐらいの量ですかね。もうひとつピンと来えへんので。何台ぐらいですかね、10トンか11トンダンプで。それがどうなったんですか。それをよけたんですか。実質的にそこは竹やぶでしたよね。私、きのう見に行ったんですよ。見に行って、竹やぶでしたよね。その竹やぶがどうかなったんですか。竹やぶというか、その土地がどういうふうになったんですか、もうひとつわからないんですけど。これぐらいで。
○
八島フジヱ議長 栗栖助役。
○栗栖俊次助役 まず、先ほど坂上総務部長がご説明させていただいたわけですが、昭和46年に城陽高校の敷地としてあの当時土地一帯を買収をしたわけですが、そのときに、いわゆる旧資料館用地として当時の町が改めてその隣接地を取得したわけです。そのときに擁壁工事を行っておりました業者が、実際にはその当時の倒壊時に内部で、行政の方で原因を調査しました。そうしますと、いわゆる欠陥工事であるということで、ところが施工業者がその時点では既に倒産をしておったということがございまして、損害賠償請求にまで当時至らなかったということがございました。その中で、先ほど来も出ておりますけども、この他人地のところに市の土地の擁壁が倒れ込んだわけですので、当然その隣接者に対して対応していく必要があるということで、この52年以降、断続的に話し合いをしてきております。
特に平成6年の段階に、ずっと以前からの懸案ということで、いわゆる町の時代からの懸案でございますので、いろいろその当時の時点時点の担当者が、担当者というのは担当課は総務課でございますが、隣接者の西山さんとお話し合いをしてきました。そこで改めて、長期になっておるということで、平成6年から本格的に再度話し合いを再開しました。その段階で、ではこの何十年間なぜ解決しなかったかというのは、1つは、まず隣接者の方が、まず擁壁を直せと。直すべきだと。ただ、その擁壁の直し方が垂直の重力壁なのか、相手方さんはそうじゃなくていわゆる小段を設けた形でやってほしいとか、いろんな話し合いの経過がございまして、そういう形でやりますと市の土地の有効利用ということも図れなくなるようなこともありまして、そこで話し合いをずっと続けさせてもらったと。
この平成6年のときに、一定それまで長期の間の市の対応について当然不信感も持っておられましたので、そこらについては十分ご説明をしながら話し合いを再開したというのが6年でございまして、その間に、いろんなお話し合いの中で、市としても先に売却したわけですが、そういう形で売却をして、なおかつ、その売却条件には隣接者の方と、擁壁の復旧の方法については、そちらの方で責任を持って話し合いをして直していくという形での処理をしたわけでございます。これにつきましては、そういう形のちょっと発想の転換といいますか、そういう形でまず市の方で擁壁を直してどうするかということではなくて、そういう有効利用を図っていくということでは公共用地としての利用形態というのはなかなか難しい。むしろ民間の方で売却をして有効活用していただく方がいいという形で、あわせてこの擁壁の問題も解決をしていくというふうに取り組みをしてきたわけでございます。
今回の賠償の120万円ですが、そういうずっと経過がある中で、まず擁壁が倒れて西山さんの土地に土砂がずっと堆積した状態であったということで、先ほど申し上げた大蔵省のそういう、いわゆるその土地を占有しておったという実態がございますので、そういう形で算式を行ったところ120万円程度が妥当だということで、西山さんの方もそれで了解をされたという形で、今回提案をさせていただいておるものでございます。
○
八島フジヱ議長 坂上総務部長。
○坂上馨総務部長 500立米は500立米なんですが、そこの土砂が流れ込んだ面積を大体見ましたら、その面積は大体280平米ぐらいがうちの土砂によって占有していたというのがわかりました。そういったことから、先ほども申し上げましたが、国の普通財産の貸付算定基準というのがございまして、これは相続税の課税の標準額をもとにして算定されているのですが、それに面積なり年数を掛けまして今回の120万を出していると。これは今の基準で出しておりますので、過去どうだったのかということになりますと、過去には過去のそのときの物価指数がございますが、今現在の単価でその当時から借りていたというふうに考えまして、今回その120万を算出したところでございます。それによりまして相手さん方のご了解をいただいたという内容でございます。
○
八島フジヱ議長 畑中議員。
○畑中完仁議員 もうひとつわからないんですが、占有という話が出たんですが、占有って、例えば落ちて何とかせえいうて、そんなにそこを占有していたんですか、何年間も、何カ月間も、土砂を落としておいて。それやったら城陽市はもうひとつ悪いですやん。何で早う片づけへんの。普通やったら、他人のとこに落としていたら、すぐ片づけるのが行政でしょう。何でそうなるのかなと僕は思うんやけど、どれぐらいの期間占有していたんですか、それは。大問題と違う、それ。精神的な部分があるんですか、120万というのは。
結局私が言うてるのは、120万として金額的に言うたら、だれしも納得したら120万でええわけですよ、問題は。その中で、どういう部分が120万かというのがわかりにくいから質問しているんですよ。結局どれぐらいの迷惑、何でそして今なのかという話がもうひとつわからないんですが。そしたらそこのときに話をしておって、占有して悪かったなあいうて、普通やったらその時期に、昭和何年か、60年か平成何年かわかりませんけど、そこで手打ちしておかなあかんのと違うんですか。何で今こうなんだというんですか。ようわかりませんけど、もう一回そのあたりちょっとお答え願えますか。
○
八島フジヱ議長 栗栖助役。
○栗栖俊次助役 昭和52年から今日に至っておるわけですが、その間、擁壁が倒れたままで、土砂が流出した状態です。
これをなぜそのときにまずその土砂を除去しなかったというご指摘ですけども、そのことも含めてこの方とずっと話し合いをしてきたわけでございまして、ただ、それについて、そこだけまず土砂を取るというような形での話し合いではなくて、基本的にまず擁壁を復旧をしてほしいと。そのやり方についてどうかということがずっとありましたので、西山氏についても、今すぐにその時点でまず土砂をとりあえず撤去してというよりも、その擁壁の復旧を含めたことで、そこの整理をまずしようということでの話でしたので、その間、こういう形で残っておったと。実際に先行して土砂だけを取るといいましても、地権者の了解がないとそこは入れませんので、それは話し合いの一環でやってきておったということで、ご理解いただきたいと思います。
○
八島フジヱ議長 畑中議員。
○畑中完仁議員 それやったら市の怠慢じゃないですか、言うたら、120万。これは言うたら120万、ほんまやったら要らんわけですよ、言うたら。擁壁という部分で、擁壁を直すのが義務。擁壁を直して、それを先取って。無断占有ですやん。もっと言うたら悪いやんか。それ。そら怒らはるのが当たり前ですやん、それやったら。怒ってないですか。普通、そうなったら怒りますよ。ちょっとおかしいのと違うかなと思う、その辺の考え方として。先に取って、何らかの形で、精神的な部分も入れてそういうことになって、それで何か西山さんに対して悪いという気持ちの中で渡さはったのかなと思ったんやけど、それやったらもうちょっと渡したらなあかんのと違う。そう思いますけどね。
終わります。
○
八島フジヱ議長 ほかに質疑はありませんか。
西議員。
○西泰広議員 ちょっと眠気が覚めましたので。この場所ですけど、売却という話が出ていましたけど、ちょっと具体的に売却についてどういうふうになっているのか教えていただきたいのと、それから今の業者との関係ですけど、倒産して逐電したから取れないのか、もうあきらめちっちなのか、どういうふうになっているのか。その相手業者ですね、造成工事をした、それについて教えていただきたいのと、それから、そのときの工事費は幾らになっているんですか。要するにそれは払って結局は持ち逃げみたいなものですわね。だから、その被害額というのは何ぼなんですか。
27年間、今確かに畑中さんもおっしゃっていたけど、相手が応じなかったということもあるんでしょうけど、逆に言うと、交渉が下手やったのかうまかったのかということも問われるんで、27年間もようお互いに我慢強いと言ったらいいのか、その経過はわかりませんけど、ちょっと具体的に、擁壁問題ばっかりという答弁が返ってきているんですけど、どうしたらいいというもう少しポイントレッスンをしてくださいよ。そうしないとわかりませんわ。
以上。
○
八島フジヱ議長 坂上総務部長。
○坂上馨総務部長 この城陽高校の隣接地につきましては、住所は寺田宮ノ平54番地というところになります。これがほかにも3筆、大きいですので3筆ございますが、そこの場所でございます。
それから業者の名前ですが、西日本開発という会社がこの造成工事を請負っております。これは造成工事と擁壁工事両方とを合わせましてですけれども、そのときの契約額は3,875万円で契約をいたしております。
それから交渉のポイントということでございますが、擁壁が倒壊いたしまして、倒壊した原因となったのが擁壁のそういった手抜き工事といいますか、そういった工事なんですが、今後ともにそういったことが起こらないように何とか、次にまた発生したら困りますので、そういったことから、擁壁を十分なものにしてほしいということが相手さんのご要望の大きな趣旨だったというふうに理解しております。そういったことで、今回まで擁壁をどのような形で改修していくのかということがメーンになりまして、交渉がなかなか合意に至らなかったということから今日に至ったところでございます。
以上です。
○
八島フジヱ議長 西議員。
○西泰広議員 そうすると、何か十分なものにしてほしいという話なんですけども、提案が十分じゃなかったんですか、逆に言うたら、相手が納得しないというのは。だから相手先が、この賠償の相手先が超いわば好意的によく理解した人と言ったらおかしいですけども、超専門家だったんですか。だから納得できなかったのか。ちょっとその辺がよくわからないですね。そんな難しい工事をせえと言っているのかね。土木学会の会員さんみたいなことを言うてはったのかね。その辺がわからない。普通の常識で考えたら、こうしたらこうなりますと言うたら、我々やったらわかりますけど、相手が納得しないというのは、納得されない、27年間も納得されないような工事方法を逆に提案していたんですか。それがちょっとよくわからないですね。
それから、今聞いたら工事費、造成費、擁壁も含めて3,800万円もかけたんでしょう。3,800万円かけておいてそんなことが起きるなんて恐ろしいなあというて今思いましたわ。どんなむだ遣いをしているのやと。その当時はそうでしょう。大変やね。ほんま恐ろしい工事費やなあと。ほんまにこういうことがね。だから、個人はだれがいいとか悪いとか言いませんが、3,800万、その当時にしたらすごい金ですやん。本当にちょっと信じられまへんけど。だれや議会で議決したのはということになるんですけどもね。まあまあ、それは感想を言っているので、今の十分なものという、相手との交渉経過で何が十分なものでなかったのか、27年かかったその落差、タイムラグ、まさにそれについてもう少し具体的に教えてください。
○
八島フジヱ議長 坂上総務部長。
○坂上馨総務部長 先ほど助役の方からも答弁させていただきましたけれども、もともとの現況の状態は擁壁が垂直に立っている、そういった擁壁でございました。そういったことで、非常に相手さんの方は垂直状態が非常に今後とも危惧されるということから、先ほどお話がございましたように、小段のような形で順次斜めに、そういったものをしてほしいということでございました。しかしながら、やはり土地全体の今後の活用というふうに考えますとやはり、より今の現在のとり得る範囲内での擁壁であれば十分ではないかということから、これまでからそのことでのお話の内容が続いていたわけですけれども、今回そういった、今現在の建築基準法上の中で認められる範囲で一応ご理解いただいたことから、今回の損害賠償にも応じていただいたということでございます。
○
八島フジヱ議長 西議員。
○西泰広議員 そこまで長引かせたというのはやっぱり、何というのか、交渉下手やなあという感じがいたしました。もう少し、管理職の能力が若干問われるなあという感じがいたしました。もうひとつこれについてはなかなか納得しがたいですわ。それだけ言うておきますわ。
○
八島フジヱ議長 ほかにありませんか。
大西議員。
○大西吉文議員 今お聞きしていると、非常にこの件については経緯が長かったわけですけど、やはり市というのは市民の生命と財産というのをしっかりと守っていかないかんという責務があると思うんですね。そこで、この土地は売却すると。することによって、その中で擁壁を復旧さすということが附帯条件だというようなお話を今聞いたわけですけど、この擁壁の復旧の工事代金というのは大体どれぐらいかかったのか。まずそれが第1点です。
当然入札の中で、恐らくその分は安く入札されていると思います。本来、極端な話、5億なら5億で売れるところが、やはりそういう業者が負荷を持つことによって4億5,000万になるのか、5億9,900万になるのか、その辺のいわば市が受けたものというのはどれぐらいになるのか、ちょっとその辺わかっていたら教えてほしい。
○
八島フジヱ議長 坂上部長。
○坂上馨総務部長 復旧につきましては、この用地を売るに当たりまして土地の鑑定といいますか、出して、それでこの土地を売買したわけでございます。その鑑定の中では、擁壁の修復が売る条件としておりました関係で、これにつきましては鑑定の中では、5,000万程度がこの鑑定の中で見られている額でございます。それは結果的には業者が、買った業者が工事を行っておりますので、これが具体的に幾らでやられたかということは聞いておりません。
○
八島フジヱ議長 大西議員。
○大西吉文議員 長年かかった中で解決の方向に向かったということで、私はこれについては賛成しますけど、少なくとも5,000万という今おっしゃった数字は城陽市にとってはマイナスになったわけですわ。プラス120万。そらそうやんか。やはり今後は、こういうことが起こらない行政執行ということをしっかりしていかないかんと思うので、その評価をさせて出したと言うけれども、その5,000万というのは減額した中で値づけしているわけやから、そういうことのないように強く要望して終わっておきます。
○
八島フジヱ議長 ほかにありませんか。
語堂議員。
○語堂辰文議員 もう大体ご質問が出され尽きているとは思うんですけれども、3ページの図を見ますと、先ほどご説明がありましたが、186メートルの擁壁中32メートルが崩壊したと、倒壊したというふうにお話がございました。その面積は280平米ということでありますけれども、ここに現在22戸の新築の宅造がされました。そこで、今問題となっています倒壊について、ご説明では開発業者がこの擁壁の修復といいますか、復旧を行って、これについて、その分を差し引いて城陽市が売却したということでございます。
ここから問題があるわけでありますけれども、1つは、倒壊箇所のところに薄い線が引いていますけど、この部分が倒壊したということになるのではないかと思うんですけれども、この6メートルという擁壁でありますが、今回垂直に建築基準法に沿ってしたということでありますけど、この倒壊部分以外のところについてはどうなのか。全部やり直したのかどうか、それが1つ。
もう1つは、ここへ住まれる方というのは恐らくこういう事情、今の質問なりの事情を知らずに来られる方もあるんじゃないかと思うんですけど、そこら辺の安全性ですね。これがどうなのか。それから、そのときにもしも何かあった場合に、業者が買収されたわけでありますから、業者責任というふうに市は言い切れるのかどうか。といいますのは、以前に城陽駅前で大きいマンションの建設という場合に、以前に埋め立てられていたものが出てきて、市が何千万もまた負担した部面もございます。そこら辺の問題についてはどうなのか。仮定の問題になりますけれども、まず、今幾つかお聞きしましたけれども、きちっとお答えをいただきたいと思います。
○
八島フジヱ議長 坂上部長。
○坂上馨総務部長 今回の売却に当たりましては、その擁壁すべて改修することを条件にいたしましたので、今回の開発に当たりましても、そのことを踏まえて開発許可をおろしているというふうに聞いております。
通常、開発される場合、開発業者がそれぞれの法律に基づいて工事を行います。したがいまして、その工事によって実施されているものでございますので、基本的に開発業者が設置した責任があるというふうに考えております。
○
八島フジヱ議長 語堂議員。
○語堂辰文議員 今のお話でありますと、この部分だけでなくて全面的ということで、実際には薄い線で書いていますけど、この部分も含めて全面的な擁壁が改修されて、そして現在既に宅造が終わっているという中で、こういうことを申し上げるとあれですけれども、やはりこれまで市がこの用地を27年間放置されていた。そのことについては先ほどから答弁もされていますけれども、もしも今回売却されなければ、これはまだまだ続いていたかもわからないという大変問題のある内容ではないかと思うんです。こういうことが放置されるということについては耐えられないような思いをするわけでありますけれども、これについては「はい」と素直に賛成できないということを申し述べて、終わります。
○
八島フジヱ議長 橋本市長。
○
橋本昭男市長 いろいろとご意見を承っているわけなんですけども、おかげさまで今回西山氏と円満解決に至って、今回この損害賠償事案を提出させていただいているんですけれども、私が今日までの経過の中で思いますのは、52年の3月に倒壊事故が起こったとき、そのときの被害者に対する初期の対応の悪さ、これが今日まで長時間を要したと、このように思っております。当時、島市政下でございました。
それで、私は、今日までずっと経過がありました。精力的に担当部局の方では当事者の西山氏と協議なり交渉なりを求めていたわけでございますけれども、最初の段階が非常に感情的な思いを強く持っておられたということで、決して、大きな被害を与えたわけでございます。行政そのものの執行の中で怠慢といったことじゃなかったんですけれども、積極的な働きかけをしつつも、初期の段階の感情のしこりが今日まで継続された、このように思っております。
いろいろとご指摘をいただきました。今回の事案でもって、すべてこれで解決するというところでございますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。
○
八島フジヱ議長 語堂議員。
○語堂辰文議員 担当されていたかどうかあれですけども、そういうことを最初にお答えいただいておけば、また皆さんの質問も変わったと思うんですけれども。しかし、今お話がありましたけど、もしも今回これが売却されずにそのままいったら、まだまだ続いて、こじれたまま続いていくと。こういう体質は、だれの町長だか市長だかは別にして、やはり市の体質そのものだと私は思います。こういうことが放置されて、今に来て解決されたということで、それでもう私が解決したんやと胸を張っていただくようなことではないと。とりわけ担当されていた期間が長かったわけでありますから、最初そういうふうにおっしゃっていただいたら、やはりこれはその時点で解決していただくべきでありますし、まして、もしこれが竹やぶで、相手がタケノコでなくて人家であったらどうなのかということも考えると、やはり市有財産に対してのそういう侵害ということにもなるわけで、占有という言葉がありましたけれども、そういうことが放置されておくということはゆゆしきことであったというふうにも思います。
以上です。
○
八島フジヱ議長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 これをもって質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております議案第80号については、委員会付託を省略いたします。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 ご異議なしと認めます。よって議案第80号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
奥村議員。
○奥村守議員 今回の賠償の議案なんですが、今、質疑の中でも出ておりましたように、もともと今回の件については擁壁の欠陥が原因とする崩落、土砂の流出事故ということで、極めて原因のはっきりしている事故だというふうに思います。先ほど市長は当時の行政の対応の感情の問題で、専ら責任問題がそこにあるかのような話をされておりますけれども、しかし、幾ら欠陥による事故だとしても、原則的には原状回復は極めて行政としてやらなければならない基本的な問題だというふうに思うんですね。しかし、これは質問でもあったように、崩落した擁壁もそうなんですけれども、欠陥とわかっていた擁壁もそのままずっとこの27年間放置されていた。これは一般的に考えたら、欠陥の擁壁ということであれば、放置することが第2の災害につながるということから言えば、基本的にやっぱり原状回復を一刻も早くやるというのが、これは基本なんですよ。相手のあることとはいえ、そういうことで行政が全力を尽くすというのは当然だというふうに思うんです。それが歴代の市長がどういう対応をされてきたのかと言えば、やっぱり極めてずさんな対応だと言わなければなりません。
もう1点は、被害を与えたということなんですけども、普通、多大な被害を与えたということであれば、そういう角度からも原状復帰が大事なんですよ。27年間放置されていたということは、逆に言えばそんなに大して被害が実害を及ぼしていないということから言えば、27年間やたらと長期化させたことが結果的には国基準を用いた算定で借地料というふうな考え方に立った120万円の今回の損害賠償ということであれば、対応のまずさが120万円という損害賠償額に反映させてきたものだというふうに思いますし、私はやっぱりこれらの対応のまずさというのはこの件の中ではっきりしたというふうに思いますし、120万円の根拠が私は客観的に見てほんまに妥当であるのかないのか、これは判断がつきません。ですから今回は、この議案に対して態度を保留したいというふうに思います。
〔日本共産党議員団退場〕
○
八島フジヱ議長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 これをもって討論を終わります。
これより議案第80号を採決いたします。
議案第80号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 全員挙手。よって議案第80号は、原案のとおり可決されました。
〔日本共産党議員団入場〕
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程第13、議案第81号、財産の取得についてを議題といたします。
市長から提案理由の説明をいただきます。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 議案第81号、財産の取得につきましてご説明申し上げます。
本件は、現在建設中の学校給食センター用地につきまして、
城南土地開発公社で先行取得した用地を取得いたしたいので、提案するものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
───────────────────────
議案第81号
財産の取得について
別紙のとおり財産を取得したいので、議会の議決を求める。
平成16年12月10日提出
(2004年)
城陽市長 橋 本 昭 男
別紙
┌───┬────────────────────────────┐
│名 称│城陽市立学校給食センター用地 │
├───┼───────┬─────────┬──────────┤
│種 類│土 地
│ │ │
├───┼───────┼─────────┼──────────┤
│ │城陽市富野森山│ 39番3 │ 101.00㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ 同 所 │ 43番1 │ 77.39㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ │ 44番、46番、│ 690.46㎡│
│ │ 同 所 │ 47番 │ │
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ 同 所 │ 45番 │ 33.06㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│所在・│ 同 所 │ 48番1 │ 569.10㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│地番・│ 同 所 │ 49番1 │ 3,183.60㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│数量 │ 同 所 │ 50番2 │ 24.14㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ 同 所 │ 51番2 │ 82.24㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ 同 所 │ 52番2 │ 285.22㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ 同 所 │ 87番 │ 7.39㎡│
│ ├───────┼─────────┼──────────┤
│ │ 同 所 │ 88番 │ 51.56㎡│
│ ├───────┴─────────┼──────────┤
│ │ 合 計 │ 5,105.16㎡│
├───┼─────────────────┴──────────┤
│取得先│
城南土地開発公社 │
├───┼────────────────────────────┤
│金 額│ 488,641,018円(用地造成費等を含む) │
└───┴────────────────────────────┘
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
西議員。
○西泰広議員 用地造成費等を含むというふうになっていますので、用地造成費は幾らで、「等」の部分は幾らなのか。それから、単純に坪単価で幾らになるのか。それから、鑑定価格は幾らになるのか、ちょっと教えてください。
○
八島フジヱ議長 水野
教育部参事。
○水野幸一
教育部参事 今回の議案の内容につきましてご説明をさせていただきます。
用地造成費等を含むということで、当然ながら用地費がございます。用地費につきましては3億4,224万円、それから造成工事費につきましては1億3,838万6,850円。「等」といいますのは、それ以外に設計費並びに利子、事務費等が含んでおりますので、「等」という表現をさせてもらっております。
鑑定価格につきましては、6万9,000円という価格になっております。しかしながら、道路に面している部分、面していない部分等がございますので、その部分につきましては、国土交通省が作成されました土地価格比較表によりまして、道路とその位置関係等によりまして単価の区分を行っております。したがいまして、6万9,000円、6万5,000円、6万3,000円という単価の中で交渉をさせていただきまして成立をしたという内容でございます。
以上でございます。
○
八島フジヱ議長 西議員。
○西泰広議員 水野さんの答弁はいつもよくわからないんですけどね。ごめんね。今の坪単価が6万9,000円というのは、要は平均的単価を言っているのか。道路から離れているとかひっついているとかいうのは別にして、平均的で幾らというのをちょっと具体的に答えてほしいのと、それから、要は用地費だけで言うたら単価がほんまに6万9,000円になるのか、ちょっと計算がよくわからないんやけどね、坪単価で言うたら。だから、3億4,000万円が用地費になるのやけども、坪単価で。平米でやってるの。平米なのか坪単価なのか全然わけがわからへんわ。ちょっと答弁が悪いな。ごめんな。そういう答弁では全然わけがわからへんわ。
それと、鑑定価格を算定する際に、鑑定をしたのはどこがしたんですか、1つのところだけなんですか。それぞれ複数でちゃんと比較検討したんですか。何かその辺がよくわからないので、具体的に答えてください。
○
八島フジヱ議長 水野
教育部参事。
○水野幸一
教育部参事 失礼しました。
単価につきましては平米単価で申し上げました。用地につきましては、全体面積で割りますと、6万7,038円という単価になります。それから、今回の購入に係ります買い戻し額で割りますと9万5,715円というふうな単価になります。1平米当たりであります。
それと、鑑定につきましては日本総合保証鑑定株式会社に依頼をしておりますが、この業者につきましては前面道路の市道2389号線の改良事業の鑑定評価も行っておりますので、市といたしましては鑑定価格の考え方を統一するためにも、この1社の中で鑑定を行っております。
以上でございます。
○
八島フジヱ議長 西議員。
○西泰広議員 2回聞いたら何となくわかりましたわ。だから、もうちょっと合理的に答えてください、今後ね。よろしくお願いしますね。
それと、ちょっとやっぱり鑑定価格の問題は、ねばならないというふうにはなかなか言い切れませんけど、やっぱりお隣をやったから、お隣の工事の鑑定をしたからここもやってもらった、よろしいというんじゃなくて、もっと公平というか、全面公開をした感じで、比較検討ができるような鑑定をしていただきたいなというふうに思います。よろしく。
○
八島フジヱ議長 ほかにありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 これをもって質疑を終わります。
お諮りいたします。
ただいま議題になっております議案第81号については、委員会付託を省略いたします。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 ご異議なしと認めます。よって議案第81号については、委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。討論はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 討論なしと認めます。
これより議案第81号を採決いたします。
議案第81号は、原案のとおり可決することに賛成の方は挙手願います。
〔賛成者挙手〕
○
八島フジヱ議長 挙手多数。よって議案第81号は、原案のとおり可決されました。
○
八島フジヱ議長 1時30分まで休憩いたします。
午後0時12分 休 憩
──────────────
午後1時30分 再 開
○
八島フジヱ議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
───────────────────────
○
八島フジヱ議長 日程第14、議案第82号から日程第16、議案第84号までの3議案を一括議題といたします。
市長から提案理由の説明をいただきます。
橋本市長。
○
橋本昭男市長 〔登壇〕 議案第82号から第84号までの3議案につきまして、一括してご説明申し上げます。
まず議案第82号、平成16年度城陽市
一般会計補正予算第3号につきましてご説明申し上げます。
今回の補正は、補正前予算額262億5,704万1,000円に歳入歳出それぞれ6億9,720万1,000円を追加し、予算の総額を269億5,424万2,000円とするものでございます。
歳出予算の主なものといたしましては、総務費で、旧市有地事故賠償金120万円、寺田コミュニティセンター備品等購入事業補助金250万円。民生費で、老人医療事業1,403万3,000円、生活保護扶助費4,169万4,000円。商工費で、マル城融資保証料業務委託料等8,318万6,000円、府中小企業融資保証料業務委託料1,889万4,000円。教育費で、教育振興扶助事業1,310万4,000円、史跡芝ケ原
古墳土地購入事業5億17万9,000円を計上いたしております。
歳入予算の主なものといたしましては、地方特例交付金1,161万8,000円。地方交付税で、普通交付税7,299万7,000円。国庫支出金で、生活保護費負担金2,150万3,000円、就学援助費補助金642万1,000円。府支出金で、生活保護費負担金301万9,000円、老人医療助成事業費等補助金683万8,000円。繰入金で、財政調整基金繰入金4,545万8,000円。諸収入で、一般コミュニティ助成事業助成金250万円。市債で、史跡芝ケ原古墳土地先行取得債4億7,330万円、住民税減税補てん債1,260万円、臨時財政対策債2,650万円を計上いたしております。
また、債務負担行為では、庁舎総合案内業務委託事業限度額220万円、ごみ収集運搬業務委託事業限度額1億9,900万円、資源ごみ選別等業務委託事業限度額170万円、学校給食配送業務委託事業限度額2,100万円につきましては、いずれも期間は平成16年度から17年度にかけての設定といたしております。
続きまして議案第83号、平成16年度城陽市寺田財産区
特別会計補正予算第1号につきましてご説明申し上げます。
今回の補正は、補正前予算額3,583万5,000円に、歳入歳出それぞれ2,730万9,000円を追加し、予算の総額を6,314万4,000円とするものでございます。
歳出予算の主なものといたしましては、総務費で、基金積立金2,702万3,000円を計上いたしております。
歳入予算の主なものといたしましては、財産収入で土地売払収入2,420万3,000円、繰越金で214万6,000円を計上いたしております。
続きまして議案第84号、平成16年度城陽市
水道事業会計補正予算第2号につきましてご説明申し上げます。
今回の補正は、収益的収入で補正前予定額16億2,940万4,000円に補正予定額3,047万6,000円を追加し、補正後予定額を16億5,988万円に、また収益的支出で、補正前予定額16億263万2,000円に補正予定額1,927万6,000円を追加し、補正後予定額を16億2,190万8,000円とするものでございます。
以上、何とぞよろしくご審議の上、ご可決賜りますようお願い申し上げます。
○
八島フジヱ議長 ただいま議題になっております議案第82号から議案第84号までの3議案については、本日は提案理由の説明のみにとどめ、質疑等は後日行いますので、ご了承願います。
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○
八島フジヱ議長 日程第17、請願第16の2号、すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ、心のかよいあう学校をつくるための請願を議題といたします。
紹介議員から趣旨説明をいただきます。
飯田薫議員。
○飯田薫議員 〔登壇〕 請願第16の2号、すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ、心のかよいあう学校をつくるための請願の趣旨説明を行います。
今、教育基本法の改正に憲法9条改正の動きが連動する形で改悪が行われようとしています。日本弁護士連合会は、教育基本法の改正は、愛国心を押しつけて、内心の自由を侵すなど、憲法に抵触するおそれがあると声明を発表し、愛国心の強制など、国民意識を権力的に一元化していくところに改悪のねらいがあると指摘しています。
国の歳出削減がねらいの三位一体改革による義務教育費の国庫負担金の削減を行おうとしています。これは憲法が保障する国民が等しく教育を受ける権利を財政面から危うくするものであり、また、自治体の財政力により教育条件に大きな地域格差が生じます。犠牲を住民と自治体に押しつける国庫負担金の削減廃止は容認できるものではありません。
義務教育の教育費確保は困難さを増し、自治体教育委員会の果たす役割がますます大きくなってきています。子どもが子どもを殺害するという衝撃的な事件が神戸、長崎に続きことし6月、佐世保でも起こりました。今日の子どもや教育をめぐる困難な問題状況とも重なり、人々の教育への無力感、不安感を募らせています。子どもは社会の鏡と言われるように、特異な事件の背景には、病んだ教育や社会が横たわっています。とりわけ社会の競争激化、弱肉強食化が子どもの成長を深くむしばんでいます。この事態の基本的解決のために、何よりも行き届いた教育条件の整備や、とりわけ30人学級の実現が急務であります。
教育基本法の理念を学校、社会に生かし、子どもの豊かな成長と教育の前進に向けるため、この請願にご賛同いただけますようにお願い申し上げ、趣旨説明を終わります。
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請 願 文 書 表
┌─────┬───┬─────┬────┬─────┬──────────┐
│ │ │ │ │ │ │
│ 受理番号 │16-2 │受理年月日│16.11.25│付託委員会│福祉文教常任委員会 │
│ │ │ │ │ │ │
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│ 請願者の │宇治市大久保町上ノ山29-1 │紹介議員│飯田 薫 │
│ │宇治・城陽・久御山教育会館内 │ │若山 憲子 │
│ 住所及び │子どもと教育を守る城陽市民連絡会 │ │奥村 守 │
│ │ 代表 盛田悦子 │ │ │
│ 氏 名 │ ほか3561人 │ │ │
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│ 件 名 │すべての子どもたちにゆきとどいた教育をすすめ、心のかよいあう学 │
│ │校をつくるための請願 │
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│ 要 旨 │1.一人ひとりにゆきとどいた教育ができるよう、すべての学校での │
├─────┘ 30人学級の早期実現を、国・府に強く働きかけてください。 │
│ 2.子どもの教育充実のための市独自の教職員配置を、さらに進めてください。 │
│ 〇スクールカウンセラーを全校に配置してください。 │
│ 〇「心の相談員」を増員してください。 │
│ 〇 専任の図書館司書を全校に配置してください。 │
│ │
│ 3.教育予算を大幅に増やし、保護者負担の軽減と学校の施設・設備の充実を行 │
│ ってください。 │
│ 〇小学校の修学旅行費への補助を行ってください。また、中学校への補助をさ │
│ らに充実してください。 │
│ 〇学校のトイレを、子どもたちが気持ちよく使えるように改修してください。 │
│ 〇普通教室の夏場の暑さ対策として早急にクーラー等を設置してください。 │
│ 〇各校に必要なバリアフリーの対策を施してください。 │
│ │
│ 4.学校給食の直営を堅持し、地元の産物の活用等安全でおいしい給食の充実を │
│ 図ってください。当面、1月実施とされる給食センターの民営化を急がず、問 │
│ 題点などについて十分論議を重ねてください。 │
│ │
└─────────────────────────────────────┘
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○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております請願第16の2号については、福祉文教常任委員会に付託いたします。
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○
八島フジヱ議長 日程第18、請願第16の3号、
乳幼児医療費の無料化を国の制度とすることを求める意見書提出の請願を議題といたします。
紹介議員から趣旨説明をいただきます。
若山憲子議員。
○若山憲子議員 〔登壇〕 請願16の3の趣旨説明の案文を読み上げて趣旨説明とさせていただきます。
乳幼児医療費の無料化を国の制度とすることを求める意見書。
子どもは社会の宝です。子どもの成長を社会的に保障し、若い父母が安心をして子育てできるよう、
乳幼児医療費を国の責任で無料にすることが今急いで求められています。
1人の女性が生涯に産む子どもの数は1.29と低下をし、過去最低を更新、少子化対策、子育て支援策は急務です。リストラや不況、就職難のもとで、若い世代の家計もますます厳しさを増し、
乳幼児医療費の無料化の願いは一層切実になっています。参議院の国民生活・経済調査会中間報告でも、急速な少子化に歯どめをかけるための提言を全会一致で決め、その冒頭に国による
乳幼児医療費の負担の軽減を掲げています。日本医師会も15歳以下の医療費無料化を少子化対策の政府への要望項目として掲げています。
城陽市におきましても、多くの市民の声をくみ入れていただき、2004年4月より通院も就学前まで無料に制度拡充をしていただきました。子どもの医療費を心配することがなくなって助かっている、子どもがぜんそくで月に多額の医療費がかかっていたのでということを聞き、声を集めた私たちも大変うれしく思っています。しかし、このような自治体の努力に任されているため、財政困難などを理由に各地で制度内容に大きな格差があります。例えば助成対象年齢は1歳までのところもあれば、高校卒業までを対象にしているところもあります。どこに生まれ住んでも、子どもは等しく大切に育てられなければなりません。そのためには、国として制度を創設をし、自治体を支援していくことが求められています。
乳幼児医療費無料化をの切実な声を受けとめ、国の実施を求める意見書が40都道府県1,411 市町村から政府あてに提出をされています。
この請願書にもありますように、城陽市でも
乳幼児医療費の無料化が図られました。ぜひこの意見書を国に上げていただくことによりまして、城陽市の財政負担を少しでも軽くし、それが市民の皆さんの生活の向上に役立てますように、この意見書に賛成していただきますことをお願いしまして趣旨説明とかえさせていただきます。
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請 願 文 書 表
┌─────┬───┬─────┬────┬─────┬──────────┐
│ │ │ │ │ │ │
│ 受理番号 │16-3 │受理年月日│16.11.29│付託委員会│福祉文教常任委員会 │
│ │ │ │ │ │ │
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│ │ │ │ │
│ 請願者の │城陽市平川指月61-2 梅園荘2F │紹介議員│若山 憲子 │
│ 住所及び │城陽市に乳幼児医療無料制度を就学前ま│ │奥村 守 │
│ 氏名 │で求めるネットワーク │ │ │
│ │ 代表 広瀬 志津乃 │ │ │
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│ 件 名 │「
乳幼児医療費の無料化を国の制度とすることを求める」意見書提出 │
│ │の請願 │
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│ 要 旨 │
乳幼児医療費の無料化が国の責任で一日も早く実現するよう、政府 │
│ │に対し意見書を提出されたい。 │
├─────┘ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
└─────────────────────────────────────┘
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○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております請願第16の3号については、福祉文教常任委員会に付託いたします。
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○
八島フジヱ議長 日程第19、請願第16の5号、光のページェント「TWINKLE
JOYO」の電源に自然エネルギー(太陽光)を使用することについての請願を議題といたします。
紹介議員から趣旨説明をいただきます。
藤城光雄議員。
○藤城光雄議員 〔登壇〕 請願趣旨説明、案文の朗読をもって趣旨説明とさせていただきます。
光のページェントTWINKLE
JOYOの電源に自然エネルギー(太陽光)を使用されたい。
請願理由。
「緑と太陽、やすらぎのまち・城陽」の都市像を目指して、持続的発展が可能な社会をつくり上げていくために、市民の創意として、平成13年城陽市環境基本条例が制定されました。そこには市の責務を初めとして、市民・市民団体・事業者等の責務が明記されています。その基本理念にのっとり、エネルギーの有効利用を図り、環境負荷の低減に努めることは、責務として必要なことです。
光のページェントTWINKLE
JOYOは市の冬の風物詩として注目されているところでありますが、観光イベントとしての価値性や永続性をもとに、広域的魅力やアピール性を深める必要があると考えられます。
ついては、光のページェントTWINKLE
JOYOの電源に自然エネルギーの太陽光を使用し、環境先進地としての取り組みを観光資源として反映・実施されたく、ここに請願するものでございます。
以上です。
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請 願 文 書 表
┌─────┬───┬─────┬────┬─────┬──────────┐
│ │ │ │ │ │ │
│ 受理番号 │16-5 │受理年月日│16.11.30│付託委員会│建設経済常任委員会 │
│ │ │ │ │ │ │
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│ │ │ │ │
│ 請願者の │城陽市平川広田22番地の8 │紹介議員│藤城 光雄 │
│ 住所及び │ライフアカデミー館1F │ │寺地 永 │
│ 氏名 │特定非営利活動法人 環境ヒューマンネ │ │野村 修三 │
│ │ットワーク城南 │ │ │
│ │ 代表理事 半田 忠雄 │ │ │
├─────┼──────────────────┴────┴───────┤
│ 件 名 │光のページェント「TWINKLE
JOYO」の電源に自然エネル │
│ │ギー(太陽光)を使用することについての請願 │
├─────┼───────────────────────────────┤
│ 要 旨 │ 光のページェント「TWINKLE
JOYO」の電源に、自然エ │
│ │ネルギー(太陽光)を使用されたい。 │
├─────┘ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
│ │
└─────────────────────────────────────┘
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○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております請願第16の5号については、建設経済常任委員会に付託いたします。
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○
八島フジヱ議長 日程第20、請願第16の6号、京都南部の新しいまちづくりを求めて合併協議及び推進の開始を求める請願を議題といたします。
紹介議員から趣旨説明をいただきます。
梅原一六議員。
○梅原一六議員 〔登壇〕 失礼します。
京都南部の新しいまちづくりを求めて合併協議及び推進の開始を求める請願。
請願趣旨でございますが、京都南部の新しいまちづくりを求めて合併協議及び推進を開始すること。
請願の理由でございます。
平成15年宇城久・綴喜地区地域合併将来構想策定協議会が頓挫して今日に至っています。その後、社会経済も大きく変化し、合併の必要性が一段と増してきており、京都府下においても、市町村行政の広域化の要請に対処し、新たな市が誕生しています。
南部地域においても、議員有志を初めとして地域の住民とともに行政や学識経験者を招き、合併に対する学習をするなどして、合併推進へ向けての機運が高まっています。そこで今、これまでの経過と実績を踏まえ、新都市像を明確にしていく必要があります。
ついては、公的協議機関を設けていただき、その場で議論を深め、合併の推進を図られるよう、地域の均衡ある発展の願いを込めて、ここに請願するものであります。
議員各位のご賛同をよろしくお願いいたします。
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請 願 文 書 表
┌─────┬───┬─────┬────┬─────┬──────────┐
│ │ │ │ │ │ │
│ 受理番号 │16-6 │受理年月日│16.12.2 │付託委員会│総務常任委員会 │
│ │ │ │ │ │ │
├─────┼───┴─────┴────┴───┬─┴──┬───────┤
│ │ │ │ │
│ 請願者の │城陽市市辺上芦原2-19 │紹介議員│梅原 一六 │
│ 住所及び │ 西本 松雄 │ │安村 治 │
│ 氏名 │ ほか19人 │ │ │
├─────┼──────────────────┴────┴───────┤
│ 件 名 │京都南部の新しいまちづくりを求めて合併協議及び推進の開始を求め│
│ │る請願 │
├─────┼───────────────────────────────┤
│ 要 旨 │ 京都南部の新しいまちづくりを求めて合併協議及び推進の開始をす │
│ │ること。 │
├─────┘ │
│ │
│ │
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│ │
│ │
│ │
│ │
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│ │
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│ │
└─────────────────────────────────────┘
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○
八島フジヱ議長 これより質疑に入ります。質疑はありませんか。
(「なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 質疑なしと認めます。
ただいま議題になっております請願第16の6号については、総務常任委員会に付託いたします。
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○
八島フジヱ議長 以上で本日の日程は全部終わりました。
お諮りいたします。
明日12月11日から12月16日までは休会とし、12月17日午前10時から本会議を開きます。
これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と言う者あり)
○
八島フジヱ議長 ご異議なしと認めます。よって12月17日午前10時から本会議を開きますので、お集まり願います。
本日はこれをもって散会いたします。
午後1時48分 散 会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。