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平成16年第3回定例会(第4号 9月24日)

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  1. 城陽市議会 2004-09-24
    平成16年第3回定例会(第4号 9月24日)


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    平成16年第3回定例会(第4号 9月24日) 平成16年       城陽市議会定例会会議録第4号 第 3 回      平成16年9月24日(金曜)午前10時00分開議   〇出席議員(23名)  太  田  健  司  議 員  奥  田  龍 之 介  議 員  飯  田     薫  議 員  西     泰  広  議 員  宇  治  タ カ 子  議 員  千  古     勇  議 員  藤  城  光  雄  議 員  寺  地     永  議 員  浦  畑  眞 一 郎  議 員  宮  園  昌  美  議 員  八  島  フ ジ ヱ  議 員  若  山  憲  子  議 員
     語  堂  辰  文  議 員  山  本  俶  子  議 員  野  村  修  三  議 員  安  村     治  議 員  梅  原  一  六  議 員  山  崎     稔  議 員  妹  尾  茂  治  議 員  畑  中  完  仁  議 員  大  西  吉  文  議 員  本  城  隆  志  議 員  奥  村     守  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局  樋  口  治  夫  局長  岩  見     繁  次長  茶  木  三 樹 子  課長補佐              議事調査係長事務取扱  山  中  美  保  主事  長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  橋  本  昭  男  市長  栗  栖  俊  次  助役  高  橋  正  典  助役  西  尾  雅  之  教育長  伊  庭  満  雄  公営企業管理者  柏  本  光  司  市長公室長  坂  上     馨  総務部長  木  村  孝  晴  市民経済部長  辻     文  明  福祉保健部長              福祉事務所長  狩  野  雅  史  都市整備部長  池  上  忠  史  都市整備部参事  中  嶋  忠  男  消防長  岩  井     広  上下水道部長  中  村  範  通  教育部長  水  野  幸  一  教育部参事  斉  藤  博  行  市長公室次長  大  北  康  人  総務部次長              電算情報課長事務取扱  小  林  嘉  夫  市民経済部次長  村  田  好  隆  都市整備部次長  西  山  和  彦  消防本部次長              消防署長  堀  内     正  上下水道部次長              工務課長事務取扱  上  杉  利  幸  秘書広報課主幹  杉  本  雅  彦  都市整備課長  小  出  孝  一  土木課長  福  井  善  孝  総務課長(消防本部)  近  藤  義  行  収入役職務代理者              会計課長 〇議事日程(第4号) 平成16年9月24日(金曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問              (1) 妹 尾 茂 治 議員  2項目              (2) 飯 田   薫 議員  2項目              (3) 西   泰 広 議員  2項目              (4) 大 西 吉 文 議員  3項目              (5) 梅 原 一 六 議員  1項目              (6) 奥 田 龍之介 議員  1項目              (7) 太 田 健 司 議員  2項目              (8) 寺 地   永 議員  3項目              (9) 山 本 俶 子 議員  2項目 〇会議に付した事件  日程第1(1)から(4)まで      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は23名でございます。  これより平成16年第3回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  日程第1、一般質問を行います。  順次発言願います。  妹尾茂治議員。 ○妹尾茂治議員  〔登壇〕 おはようございます。よろしくお願いします。  質問を始めます前に一言感想を申し上げたいと思いますがね。プロ野球のストライキが回避されまして、関係者の皆さんはもちろんですが、ファンの皆さんもほっとしたことと思うんですね。大体ストライキというのがめったに見られなくなりましたし、若い人はストライキという言葉は知っていても、実態はどんなものか知りませんわね、今は。そんなことで、プロ野球という思わぬところからストライキが出まして私たちもびっくりいたしましたけれども、それでもとにかく解決の方向に向かって進んでいるということで、プロ野球ファンも本当にほっと胸をなでおろしているというふうに思います。  それで、ストライキに突入したというのも鮮やかですけど、引き際も非常に鮮やかで、労使の交渉というのはかくあるものかなと思いましたが、これも多くのファンあったればこそのことでございまして、これを経営者の方を城陽市、それから選手団を我が議員団、そしてファンの皆さんというのを住民というふうに置きかえてみたらどうかと思うんですがね。そうすると、住民あっての議会でもありますし、執行部でもありますし、しかしそうは言っても、城陽市の執行部とそして議会が緊張関係を常に保つと。そういうふうな緊張関係の中にまた住民もまた緊張を持って城陽市の執行を眺めると。あるいはまちづくりに参加するというふうなことになると思うので、市長さん、ひとつこれからどうぞよろしくお願いいたします。  まず、いよいよ本論の質問に入らせていただきます。最初はクスノキの移植ということでございますが、ご案内の平川山道のあのクスノキ、確かに古木であり、また名木であると、私もそういうふうに思います。先般の建設常任委員会で熱い議論がなされまして、非常に興味深く拝聴いたしました。傍聴いたしました。あれほど私も委員席に座って議論したいというふうに思ったことはないですが、それぐらい非常に熱心な議論が交わされましたですね。あれは開発か保全かという、古くて新しい問題にもかかわってくるんじゃないかというふうに思います。私の考えとしては、1,000万円という巨額の費用を予算流用してまで移植すべきではないのじゃないかという意見をまず最初に申し上げておきたいと思います。  予算流用というのが、いつぞやも申し上げましたけども、確かに法的に認められているし、また、そういうふうにせざるを得ない場合も幾らでもあると思います。それはそれ。ですけど、新しい事業、この間も申し上げましたけど、新しい事業をやる場合には、やっぱり議会審議を通すべきじゃないかと。その時間がなければ臨時議会でも招集すべきじゃないかという原則的な考え方がありますし、それから何しろ1,000万円といったら巨額ですから、城陽市の方としては、あるいは業者の方の都合といいますか、日程上の都合がこれはわからんでもないですけど、なおさらこの予算流用のあり方についてこういう場合はどうする、いろんなケースがありますが、こういう場合はどうするかという1つの教科書を提示してもらったような気がいたします。要するに予算流用というのはとかく議会の審議権無視になりがちだなということが1つですね。  それから2つ目は、開発か保存かに関連しまして、よく今日まで言われてきましたのは歴史的な文化財が出てきた場合、これがよく言われてきましたね、芝ケ原古墳みたいに。あの歴史的な文化財になりますと、これは一たん開発を進めますと、もう修復不可能といいますか、二度と復活することはありません。しかし、木、樹木というのは、仮に開発絡みで伐採されるにしても、その種の木というのは幾らでも生えてくるということもありますし、それから時間さえたてば名木にもなるし、古木にもなり得るということなわけですね。ですから、ちょっと性格が違うんじゃないかというふうに思います。そんなことで、この財政難の多端な折に移植するというのはいかがなものかというふうに思うんですがね。  もともと緑化政策というのは、これは城陽市のみどり、緑、ミドリというんですか、緑のマスタープランにも掲げられていますように、あの精神というのはやっぱり点から面に、それから面から空間にというふうに体系的に緑化政策を行っていこう、緑被率を高めていこうということが1つですね。そしてまた、それは当然持続的なものでなければなりません。あるいは計画的なものでなければならないというのが緑化政策の根本です。当然と言えば当然。市長の当初保存・移植の方針を出されたとき、これは新聞報道でしか私は知りませんが、かなり衝動的なものじゃないか。当然もちろん名木・古木選定委員会をたまたま開かれて、見に行ってもらったと。保存したらどうかという意見も出たと。そういう意見は確かに聞いておりますが、出たということは承知しておりますが、それにしても、前後関係なしに、あるいは全体的な緑化政策の中の位置づけということなしに、突然1,000万円の巨費を投入して移植するということはいかがなものか。しかも、この種のことが例えば行われたとしますと、先般の常任委員会でも出ましたように、じゃあうちの巨木、名木はどうか、うちはどうか、次から次へと大量に出てくるといった場合に、そのたんびそのたんびに予算化するということで何か保存策を講じるということはほとんど不可能じゃないですかね、そのたんびにやるというのは。つまり本件は非常に単発的だと。衝動的かつ単発的だというふうな思いがするんですね。それで、確かに巨木であり名木であるということで、象徴としてひとつこれを移植するという気持ちはわからんでもない。だけど、象徴というのであれば、苗木を植える、そのことも象徴になり得る。植樹祭に天皇が来て、そして苗木を植樹しますね。あれはまさに象徴木として苗木をやるわけですね。大木だから象徴になって苗木なら象徴にならないということはあり得ないというふうなことなので、象徴ということが理由にはならないんじゃないかというふうにも思います。そこで、議会の議論を踏まえて、市長さん、最終的にどう決断されるのか。移植するや否や、ここでぜひしかとお聞かせいただきたいというふうに思います。  それから、緑ということに関連しまして、2番目に水度参道の樹木の保全につきましてお尋ねいたします。  水度参道の樹木、これは神社の所有樹林というものの、城陽市にとっては市道の街路樹の役割を果たしていると。そして京都府の自然二百選にももちろんご案内のとおり入っていますし、そんなことで城陽市には数少ない樹木の景観あるいは緑陰を呈していると、つくっているというふうに思います。それで、これは当然市民の憩いの場所にもなっているわけでございます。長年かけまして以前から樹木が確かにいろんな理由で伐採されてまいりました。建物への進入路への伐採もありますし、枯れ木だから伐採した、これも当然あります。それから神社の参詣者のために駐車場を確保しないかんということで伐採も進められました。あるいは近隣住民が、それから建物利用者が自分の駐車場の確保のために伐採するということもありました。あるいは開発絡みで伐採することもありました。ということで、伐採にはそれなりの理由があり、また、そういう実態があるわけですが、さあ、これでどんどんどんどん伐採が進でいくと、いつの間にかなくなってしまうんじゃないかというのが市民の不安の目でもある、あるいは氏子の不安の声も上がっている、ハイカーたちの不安の声も上がっているということでございます。最近また生木が伐採されまして、大変心配する向きもあるということでございます。  そこで、この件は実は平成10年に私が取り上げまして、当時たしか大西市長のときだったと思いますが、参道の緑につきましての保全策をお尋ねしたことがございますが、改めてお尋ねしたいと思います。そこで、今日まで、あれ以来どのような市として、行政として水度参道の樹林の保全のために取り組みをしてきたかということで、それからまた現状を見まして、今後どのようなことをされていくのかということをひとつお聞かせいただきたいというふうに思います。  それから3番目は、通告書には退職金と書いていますが、これは市長以下常勤特別職の話なので、むしろ市長の政治姿勢そのものにかかわるものというふうにひとつご理解いただいて質問させていただきますが、来年の9月は市長選挙が行われる。もう1年後でございます。聞くところによりますと、市長さんは最近後援会づくりをされまして、そしてその後援会のメンバーたるや、社長がサンガの社長さん、顧問に商工会議所の会頭さんが顧問になってられまして、盤石の後援会の体制。普通我々政治に関係する者であれば後援会づくりそのもの、それが選挙態勢と、こういうふうに移行していくわけですね。そんなことで、最近は、ついこの間は伊勢の方にも後援会旅行に行かれたということで、なかなか盛大に立ち上げされたということで、後援会のますますのご発展をお祈りしたいと思います。また、今後のご活躍をお祈りいたしますが。  さて、本論ですが、それに絡んで、来年度予算には、当然任期満了となりまして、市長の退職金が予算化されますね。ここで私は待ったをかけたいと思うんです。これは実は昨年の決算委員会でも議論になりましたが、改めて市長はもとより、あのときは市長さんだけの話だったんですが、常勤特別職全員の退職金について今後どうするかということをお尋ねしたいと思います。  私は、これは長い間の経緯がありますし、何も城陽市だけのことではありませんから、これはひとつそのあたりも踏まえてお聞き及びいただきたいと思いますが、まず1つは市長とは何ぞやという理念ですね、あるいは常勤特別職という理念にもかかわってきますが、為政者たる者、人のため世のためにみずから買って出て仕事するのが本務。したがって、退職金などというものは要らないんじゃないかというふうに思わないでしょうか。従来の今までの市長さんは市長さん、あなたはどう思うかということですね。そのものずばりをお伺いします。ですから、退職金の制度は要するに条例改正になりますが、それを廃止されたらどうかなと。職員の退職金の場合と特別職の退職金の場合とちょっと性格が違うんじゃないかという問題意識ですね。  そこで、ちなみに改めて申し上げますが、市長さんは4年間の在職で2,436万円、助役さんは1,169万円、収入役、教育長、公営企業管理者それぞれ皆さん906万円、4年間で退職金を手にするとなっていますね。これも参考までに申し上げますが、城陽市の職員はどうかと。18歳から60歳まで働いたとしまして42年間の在職年数。そういう方がいらっしゃるかどうかは別にしまして、役職についていない人が2,650万円なんですね、市長も当時市長公室長でしたからね、以前、よくご存じ。それから部長職、課長職はちょっと外しまして部長職は、これは早く部長になったりならなかったりいろいろありますので、勤続年数にかかわりなく、最高もらったとすれば2,909万円なんですね。そこで、このあたりの比較ということももちろんありましょうし、私は余りにもちょっと不合理な面があるんじゃないかと思いますので、これはひとつ政治姿勢として、常勤特別職の退職金をどう考えるかということも含めて私はお伺いしたい。そしてこの際退職金を廃止したらどうかという考えなんですが、市長さんのお考えを聞かせていただきたいというふうに思います。  以上です。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、水度参道の樹木の保全につきましてご答弁申し上げます。  水度参道の樹木保全につきましては、水度参道が京都府の自然二百選に選ばれておりまして、城陽市の緑の基本計画におきましても緑の象徴軸として位置づけてまいりました。市民に愛される緑となるよう、参道樹木を保全することが必要でございます。そのため、市といたしましては、参道樹木の診断及び保全方策の検討を行い、その内容を水度神社に伝えているところでございます。今回の伐採につきましては水度神社が行われたものでございます。  参道樹木全体の保全方策の方向でございますが、景観といたしましては、緑のトンネルの形成というシンボル的な空間を維持しまして、将来の樹林構成につきましてはシイ、カシ林を基本としながら、市街地でも受け入れられる新しい樹林形態を目標といたしまして、樹木の保全に資する施設整備並びに適切な維持管理等が必要であると考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  高橋助役。 ○高橋正典助役  常勤特別職の退職手当についてのお尋ねでございますが、今日の自治体におきまして、市民から選ばれました市長初め常勤特別職の職務内容は極めて重責を担っております。その中にありましても、本市におきましては財政健全化計画に基づき、市長等について他の自治体に比べてもトップレベルの厳しい給与の一部カットを行っているところであります。  特別職の退職手当制度につきましては、これまでの長い経過の中でできてきておりまして、また、各自治体で制度化され定着しているものでありまして、これについての変更は慎重な対応が必要であると考えております。常勤特別職の退職手当を廃止せよという妹尾議員のご意見でございますが、そういう意見もあるかとは思いますが、直ちに廃止するという質のものではないと考えております。妹尾議員の意見は意見として承ることとさせていただきます。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは私の方から、1番目でご質問がございましたクスノキの移植、これにつきましてお答えをさせていただきたいと思います。  結果としていろんなご意見が賜れたと、このように思っております。先ほど質問の中では、突然にというような表現があったわけでございますけども、私はいろんなことで緑を守る、そのこと1つをとりましても市民の意見はさまざまやというふうに思っております。とりわけ今回は大きな移設費用がかかると、こういったこともございますし、委員会なりいわゆる議会のご意見も聞かせていただければ、このように思って所管の常任委員会にご報告をし、ご意見を賜ったわけでございます。
     妹尾議員は、私が今日まで記憶といいますか、認識をいたしておりますのは、先ほど水度参道の中でも緑の施策の唱え方についてはいろんな形、持論も含めてお話があったわけでございますけども、それも含めて、緑施策については積極的かつ先進的な考え方も含めて今日まで私は市議会の中で唱えられてきた議員であると、このように認識をいたしているわけでございます。  そこで、質問の中に予算主義とのことがあったわけでございますけども、もちろん私は予算の総計主義、いわゆる予算主義は承知もいたしておりますし、予算の議会の議決というような自治法の定めも承知をいたしているわけでございます。しかしながら、例えが悪いかもわかりませんけども、今あのクスノキの大木が、言うてみたら生死を分ける私は分岐点にいるのと違うかなと、こんな思いをいたしております。そのときに予算の原則論を先行さす、このような議論でなしに、緑を守る施策の方の重要性、それが私は必要でないかな、このような思いをいたしている一人でございます。したがいまして、予算そのものは今言いましたように重々承知の上で、言うてみたら悲痛な叫びを上げているかもわからないんです。そのことで私は何とか守る手だてがないか、このような思いで今日まで担当部局も含めてその考え方を支持してまいったわけでございます。しかしながら結果としては、いろいろとこの財政難の折でございます。重々承知をいたしているわけでございますが、結果といたしまして厳しいご指摘もいただきました。それらも含めて、今どうかという最終形のご質問をいただいたわけでございます。たかが木の1本かもしれないわけでございます。しかし、私はそういった意味で、守れる施策があれば守ってやりたい、この思いには変わりないわけでございます。しかし、議会の今言いました意見もいただきまして、多額な公費支出につながるわけでございます。そういう状況も十分承知をした上で、今、他の方法も含めて、例えば公費支出でない移設の方法が見出せないかなるものも含めて熟慮いたしているところでございます。したがいまして、今、きょうの質問の中で、いや、もう寄附はもらわんとこかいな、やめとこと、こういう結論じゃなしに、何とか長年生き延びてきた木でございますので、守る手だてがあれば守ってやりたい気持ちは変わりません。しかし現下の厳しい財政状況も十分承知をいたしております。そういうことで、早急に結論は出したい。市が全額を持って移設する方法以外に他の方法が何とか模索できないかな、このような思いに立っているわけでございます。しかし、仮に今ご質問いただいた中で、もう寄附は断ろう、こうしたときの1つの決断材料が妹尾議員のきょうの一般質問が大きな要因になるということかもわからないわけでございますけれども、もうしばらくお時間をいただいて、よろしくお願いをいたしたいと思います。 ○八島フジヱ議長  妹尾議員。 ○妹尾茂治議員  クスノキの移植につきまして、業者の方は早くしてくれということですね、どちらかをということで、時間がないので、他の方法があるんじゃないかという話で、そんなこと今初めて聞きましたがね、他の方法はね。私もにわかにどんな方法があるのかわかりませんけど、要するに公費を出すか、それとも公費以外に何か別の寄附をもらうとか、あるいは業者が負担して移植するのかという、そういうことぐらいでしょう。ちょっと他の方法というのが想像できませんが、今しばらく熟慮するということなので、それは熟慮していただいて、結論を出してください。恐らく業者も待っているでしょうし、それから私たちも非常に関心が高いということなんです。ただ、昨今の状況で1,000万円というのを予算流用してまで、そのクスノキは確かにおっしゃるとおり緑も大事、しかも名木・古木だから、これはよくわかる。気持ちは一緒だと思うんです。みんな一緒だと思います。だけど余りにも1,000万という金額が、今、予算流用の話はちょっと置いといて、お金が巨額なもので、それに値するような1つのまあ言うたら施策ですね、一種の施策に値するかどうかと。緑の緑化施策、緑を守るということになればあらゆることが許されるというものでもない。おのずとあれが要りますわね。財政的な限界もあるし、市民の合意もあるだろうというふうに思いますので、どんな方法か私はわかりませんが、ひとつ1,000万円の流用、1,000万円かけてまでという気持ちは私もどうも合点がいかないと思いますね。  そこで、きょうはまだちょっと結論が出ないというのは1つ残念なんですがね。この間の建設常任委員会にも出ていましたが、仮に1,000万円あれば、クスノキを移植するのに1,000万かけるのがいいか、あるいは1,000万円仮にここに目の前にあるとしたら何に使ったらいいのかということがどうしても出てきますわね。溝ぶたをちゃんと、側溝をきれいにしてくれというのも1つの市民の声、いろんな方法があると思うんですね。子どもたちは、学校の図書をふやしてくれ。それも1,000万円あったら相当なものが買えるでしょう。1,000万円かけて電動の車いすを購入して市民に貸してあげてくれという市民の声もある。何十台か買えるんじゃないですかね、1,000万円あったら。確かに切りがないですわね。1,000万円で相当なものができると思いますよ。城陽市は城陽市なりにできると思いますが、ただしかし、これ1,000万円というお金がたまたま今、緑ということで1,000万円出てきたもので、しかも流用で財源はある。ないことはない。しかも市長の思いもあるので、この間の委員会でも出ていましたが、これをひとつ基金に充てたらどうかという話がありましたね。今、緑化基金ってありますね。これは今現在の緑化基金というのは生け垣助成とかそういうものに、あるいはその関連の維持管理に出ていますね。植樹のための緑化基金ではないので、これは先ほど言いましたように計画的に持続的に緑化施策をすると。緑被率を高めていくという長期的なものですから、ひとつ1,000万円を基礎にして、ほかに使うのもいいんのだけど、とりあえずそれが問題になりましたから、それを土台にして、ベースにして植樹施策を具体的に展開したらどうかと。年間100万円ずつでもいいじゃないですか、10年間たったら1,000万円。そこそこの木が植わりますよ。苗木が植わっていくと思うんですね。苗木が例えば1本1万円だと仮にすると1,000本の木が立つということに理屈はなるので、私はそういうふうにして利用された方がいいんじゃないかと。基金の名称はむしろ今の思いを兼ねて橋本基金なんて言ったら、これはもう橋本緑化基金。格好いいじゃないですか。そういうことをやっていきましょうよ。そういうふうに1,000万円を生かしたら、1本のクスノキが10本のクスノキに、100本のクスノキになっていくと、将来は。今の1本も大事だけど、100年後の100本、1,000本になっていくとなったら、まさにそれが緑に対する夢じゃないか。城陽市内緑陰がいっぱい、木陰がいっぱいというふうになるんじゃないでしょうかね。要するに1,000万円の利用をどうするかという話になるわけですね。  そこで今度は水度参道の話になってきますが、何か今までの経緯を話してくれと、これからどうするのかということでね。もうちょっと期待を込めて質問したんですが、全然何かぶっきらぼうというか、木で鼻をくくったようなあれで、私も毎日通っていますから、やってますよ、城陽市がどんなことをやっているか。今、遊歩道をつくったじゃないですか。それはわかってますけど、つい最近いろいろやってきたでしょう、城陽市が。樹木診断のことおっしゃったけど、神社側とどういうことをやってきたのかとか、樹木に赤い何かロープみたいなものを巻きつけたじゃないですか。目印してた。そういうことも含めて何かもうちょっと、城陽市は何もやっていないわけじゃないんやから、堂々とみんなに説明してくださいよ。どうしたんでしょうね。全然何かお話ししてもらえないので残念ですな。  この平成10年度の議事録を見てもらってもわかるんですが、あのときまだ宮司の水田さんまだお元気なころで、駐車場の木が切られたというので、それで市民からもその声があって、宮司さんにお会いしに行った。そしたら、妹尾さんね、駐車場、これはどうしても必要なんだ。もう既に切った後ですから今さらどうしようもないんですけど。これはもうあとはしませんから、何とかこれだけはひとつご理解いただきたい、こういう話だった。そのことはそのときにここで申し上げたんです、話を。それは個人的な会話ではありますがね。その後、城陽市も、断続的に木は伐採されるし、城陽市もいよいよ立ち上がって、何かの委員会でも見に行きましたね、現地を。そんなことで、何とか緑を守っていこう、水度参道の緑を守っていこうということで非常に問題意識を持っていただいたということで、ありがたいと思っているんです。しかし、なおかつ今も生木が切られているんですね、これ。神社側が切りましたとさっきおっしゃったけど、それはそのとおりです、神社が切ったんです、それは。だけど、このまま放置していたらどんどんなくなっていきますよ。非常に残念な事態になる。緑の象徴軸でしょう。  そこで、大変な対応だった。神社の木だから、城陽の行政がやることはこれまでと言わずに、もっと身を乗り出していただきたいと思うんです。それで、いいチャンスなんです、今。なぜかというと、鴻ノ巣山の緑を守る会ってありますわね。前の市会議員の杉山さんが総代で会長になっています。あの人は会長任期が3年らしいですね。それで、今意気に燃えているんです。鴻ノ巣山もさることながら、水度参道の緑を守ろうということで意気に燃えているんです。おれの任期の間に何とかした保全策を見出したい。神社側ともちゃんとこれから話しすると。行政とも話をつける、こう言って、今、意気軒高なんです。ちょうどいいじゃないですか。そういう人が地域の団体であるんですから、地域にあるんですから、ぜひこれから神社側と、それから鴻ノ巣山の緑を守る会と一緒になって、スクラムを組んでひとつ行政と一緒になって緑の保全策を考えていただきたいと思うんですね。  それで、前に宮司さんとのお話ではどういうことかというと、とにかく樹木の保全、保全と皆さんおっしゃるけど、とにかくお金がかかるという話なんです。全くそのとおりだと思います。水度神社の財政状況はどんなのか私は全然知りませんが、お金がかかることは間違いない。しかもあれだけの樹木ですからね。そこで、神社側に全部管理せえと言ったって、なかなかそれは肝心かなめのお金が難しいとなれば、それは大変ですよ、管理、管理と言ったって。私は1つ提案なんですけど、鴻ノ巣山の緑を守る会が先にできましたから、ひとつこれをベースにしてNPOをつくったらどうかと思うんですよね、行政主導で、行政も中に入ってNPOを。そして水度参道の緑を守る、あるいは城陽市全体の緑を守るためにひとつ考えてもらうということをひとつぜひ考えてほしいと思うんですね。管理費用として行政が神社側に出すわけにいかんでしょう、お金を、公金をね。そこで、NPOをつくってもらうわけです。そこへ何らかの補助金を城陽市が助成する。もちろん神社側もお金を出してもらう。NPOですから会員の会費収入もあるでしょう。あるいは市民から寄附を募ってみる。こういうことで、ひとつぜひ行政が主導してNPOをつくったらどうかと。それで、何せお金がかかることですから、長期的なプランを立ててもらって、城陽市の全体の緑を守る保全のかたわら、水度参道の象徴軸を守るということをぜひ考えていただきたいと思うんですがね。何といったってあれだけの緑があるというのはそんじょそこらにありませんし、また、まさに城陽の自然の文化財ですね。そんなことでぜひ考えていただきたいと思いますが、ひとつお考えを聞かせていただきたいと思います。  それから、常勤特別職の退職金、これは市長の政治姿勢としてどう思うかと、こういう質問なんですがね。助役さんのほうから、それは妹尾さんのお考えでしょう、こういうことでさらりと受け流していただきましてね。そうですか。まあ、これは立場が違いますからね。もらう立場になったことがないものだから想像はなかなかできないんですがね。  市長さん、今ね、実はこれは私の思いつきじゃないんですね。この間、京都の市長選挙で、候補者、退職金を受け取りません、廃止しますといって、それで立候補した何とかという人がいますよ。市民が選ぶのはそれだけをもとにして選ぶわけじゃないですから、結果的にその人は落選しましたがね。実は全国的に議会でも問題になっていますし、実際に退職金を受け取らないという市長さんも出てきましたし、それから、全額はちょっと勘弁してくれと。半額にしようよというのがたくさん出てきました。いつぞやここでも紹介しました、市長公用車に私は乗らないといって公約で掲げていました尼崎の女性の市長さん、これは退職金、当初何千万という退職金を500万円にしましたね。そんなことで、まちの規模の大小を問わず、かなりそういう実際に実践している自治体が出てきましたね。高石の市長さん、大阪の。これは何もその事例があるからというわけじゃないんですが、市長を初め常勤特別職の退職金を全部廃止しましたね。そういう事例がありますからやってやれないことはないし、しかも今までの自治体の財政とは全然違いまして大変窮屈な財政になってきたということと、それから団塊の世代に対する退職金が確保できるかどうかという話もよくここで紹介されていますし、確保できないからひとつ、何というんですかな、あれ。退職債というのかな。起債でもって職員の退職金を将来の世代に転嫁しようと、こういう発想も出てきますし、それはそれで1つの考え方かもしれません。私は反対なんですが、1つの考え方。その前にやることがあるんじゃないかと思うんですね。  市長さん以下、特別職は重責を担っているという、責任という話が常によく出てきます。当然重責を担っていると思います。一般の職員は、じゃあ重責を担っていないかと。そんなことありませんね。それはそれなりに、持ち場持ち場で職員は責任を持っているわけです。全職員が責任を持って執行しています。いや、責任の度合いが違うということですが、これがまた抽象的で難しいですね。非常に難しいところですね。先ほど紹介しましたように、職員が長年働いて2,600万、市長は4年間で2,400万という話ですから、これは1つのわかりやすい例で、さあ、これがその責任の度合いの金額かと、こうなるんですが、これは議論の分かれるところです。ただ、何といったって市民がどう思うかという話になっているわけです。  退職金というのは、職員の場合は、あるいは一般の民間の労働の場合は退職金制度というのは何ぞや。後払い賃金説が昔からありますね。あるいは功労説、会社に貢献したからということですね。いろいろ議論はあるんですが、市長の場合、特別職の場合、後払い賃金説はちょっと、理屈はどうであれ、ちょっとなじみがないですね、それなりに報酬をもらっていて、それで仕事をしているということですから、後払い賃金というのはちょっとなじみがない。功労説はどうかと。これは確かにある、市長あたりとかはですね。職員の場合は功労といったって、仕事は当たり前。仕事をするのは当たり前なんですから、功労にはなじまない。だから後払い賃金説の方がよりなじみがあるんですけど、市長の場合はむしろ功労説の方がどちらかというと妥当かなと。民間の場合は、重役さんは確かに退職金をもらうわけです。これは退任するときに株主総会にかけて議案として出ますわね。それで貢献度に応じて、大きな会社だったら何億円もらう人もいるでしょうし、なるわけです。ところが、自治体の場合どうかとなりますが、知事なんていうのは五、六千万もらうんじゃないかな。知事の退職金が問題になっていますが、それはそれとして、何といったって特別職、特に市長に象徴される特別職ですが、みずから人のため世のため、自分で立候補して仕事をするというのはそれを生きがいとしているわけ。ですから、民間の重役並みに、社長並みに退職金をもらったっていいという考え方はちょっとなじみがないんじゃないかというふうに思いますね。昨今、財政の話もありますが、大変各自治体でいろんなことをやっていますよ、退職金の話もそうですがね。ご案内のとおり明日香村。これは合併に絡んで、うちは合併しないということでですね。助役、収入役、みんな置かない、部長も置かないという、この間、施策を出されましたね。テレビで映されましたけど、助役とか収入役もみんなしょんぼりうつむいていました。大変な覚悟でやっているわけです。自分の自治体が生き残ろうと思ったら、そこまでみずからの血を出す、肉を切るということにならなきゃいけませんね。矢祭町もそうですがね。いかがです、城陽市は。  合併の話をすると市長さんは大変機嫌が悪い。あえて言わなきゃいかん、私はね。城陽市が合併しないでいくというなら、それも1つの方策。将来像だと。将来像を描いたらやっぱり合併しない方がいい、それも1つの方法。それなら、この財政状況多端な折、そうか、助役がないというのもなんだけど、1人ぐらいにしようか。公営企業管理者、よし、おれがひとつ代理でやってやろうか。収入役はどうか。法律で収入役を置かなくていいようになった、最近。そしたらそれも考えてみようか。それに加えて、じゃあおれの退職金も返上しようか。市長の退職金を返上したら、助役、収入役もみんな、私たちも要りませんと自動的になりますからね。そういう発想の転換ができないものかどうかということですね。  これは言っても妹尾さんのご意見と、こうなるのであえて言いませんが、時代はとにかく刻々と動いているということと、それから言っちゃ悪いけど、昔の市長さんというのは、助役さんもそうですが、地域の名士で、学校の校長先生をやったとか、いっぱいあるわけです。今はあれでしょう。実務をしなきゃいかん、体力も要る。実務は全部部下に任しておけという時代じゃない。また、市民の見る目が厳しいんだ。だから、昔のような市長さん、助役さんという、昔は確かに名誉職というのがあった。我々議員もそうだ。そんな議員さんなんて、今どき名誉職なんて思っている人はだれもいませんわ。世間も思っていないし。思ってませんで。そういう意味では、市長さんも助役さんも仕事は大変。名誉職とだれも今思うような時代ではない。それだけ注文もきついということになるわけですね。したがって、こういう折にやっぱり見直しを図るということがあってもいいんじゃないか。来年の市長選挙はひょっとしたら退職金をもらうもらわないで争点になるかもしれませんよ。ぜひそのあたりご留意いただきたいと思うんですね。それはそれで私の要望としておきますが、1つ、水度参道の件につきましてちょっとお尋ねしたいと思います。  以上。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは、水度参道の件につきまして答弁申し上げます。  今、妹尾議員もおっしゃいましたように、水度参道につきましては特に樹木にかかわりまして緑の象徴軸として、樹林を守り育てることが必要であるというふうに考えております。その中で、先ほども申されましたように、参道の樹木を保全するということで、まずは参道樹木の診断を行いまして、それを現地でもお伝えしていくということもやっております。それから、保全方策ということで、保全方策につきましても検討し、それをお伝えをしている。その一環として、今の工事をやっております参道の整備につきましてもそれの一環ということで進めさせていただいているわけですけれども、そういうことで、神社の方とは参道につきまして、守っていくという観点で今後も進めてまいりたいというふうに考えております。  それと、先ほど出ました鴻ノ巣山を守る会ができたということで、その会につきましては非常に貴重な活動をされていると認識いたしております。今後、この会との活動を市とも連携をとりまして進めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  妹尾議員。 ○妹尾茂治議員  緑の基本計画ですか、この中に市民活動団体等の育成、緑を広げる人づくりという項目がありまして、緑の協力員等を育成するという項目があります。それから緑の活動団体を育成するという項目がありますし、これがまさに私が今申し上げたようなことにつながっていくんじゃないかと思うので、この緑プラン、一部は実現しているところもあるし、まだまだ実現できていないところもあるということなので、ぜひ、私の提案ではNPOがいいのじゃないかと思うんですがね、ぜひそのあたりひとつ知恵を出していただきまして、要するにお金の要ることですから、お互いに市民と、それから行政と神社とスクラムを組んで、どういう方策がいいかということをひとつぜひ真剣に考えていただきたいということを要望しまして、終わります。 ○八島フジヱ議長  11時5分まで休憩いたします。         午前10時49分     休 憩         ──────────────         午前11時05分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  飯田薫議員。 ○飯田薫議員  〔登壇〕 日本共産党、飯田薫です。通告に従い質問を行います。どうかよろしくお願いいたします。  まず、廃棄物リサイクルについてです。  豊かさや便利さを追い求めた20世紀の経済活動やライフスタイルは、地球温暖化やオゾン層の破壊といった地球規模での環境問題から身近なごみ問題まで、私たちに多くの課題を残しました。これまでのように大量生産・大量消費・大量廃棄型の経済社会活動により、社会経済システムから生ずる大気、水、土壌等への環境負荷が自然の自浄能力を超えて増大しており、自然の物質循環を阻害し、公害や自然破壊を初めとする環境問題を生じさせています。平成15年度の環境白書では、新しい環境基本計画及び平成12年6月2日に公布された循環型社会形成推進基本法にも示されている廃棄物・リサイクル対策は、第1に、廃棄物の発生抑制、第2に、使用済み製品・部品の再使用、第3に、回収されたものを原材料として利用するリサイクルを行い、それが環境負荷等への観点から適切でない場合、環境保全対策に万全を期しつつ、エネルギーとしての利用の推進を行い、最後に発生した廃棄物の適正な処理を行うという優先順位を念頭に置くこととされています。  また、この法は、廃棄物・リサイクル対策を総合的かつ計画的に推進するために、国は循環型社会形成推進基本計画を平成15年に策定。排出者責任や拡大生産者責任といった基本的な考え方、経済的手法等の政策手法、基本計画の具体的な目標としての数値目標、国民・NGO・事業者・地方公共団体・国が果たすべき役割等について具体的に定めたとしています。  循環型形成推進基本法の立法の主なキーは、廃棄物処分場の枯渇問題での深刻化でありました。これを回避するため法がつくられ、目指すところは循環社会の構築です。それに対して法律が規定する循環型社会の定義は、天然資源の消費の抑制と環境への負荷のできる限り低減がなされる社会でありました。その内容からは、法律に準じて廃棄物の発生を抑えていっても廃棄物の発生を完全にとめられないので、最終的には廃棄物処分場は満杯となり、廃棄物の捨て場がなくなることが読み取れるとし、この法は資源・廃棄物問題を先延ばしにするだけの法律であると名城大学の薬師寺氏は厳しく指摘しています。  循環型社会形成推進基本法は一般的な仕組みで、ごみの発生抑制と適正なリサイクルや処分を確保する廃棄物処理法と、ごみの発生抑制、リユース、リサイクルを促進する資源有効利用促進法があります。これらに基づき、容器包装リサイクル法、家電リサイクル法、建設資材リサイクル法、食品リサイクル法、自動車リサイクル法、需要面ではグリーン購入法があります。  京都府でも、循環型社会を促進するために、京都府循環型社会形成計画が策定されました。この概要では、計画期間は平成14年から平成22年度で、中間目標年度平成17年度です。  現状と課題としては、府では、リサイクル率が全国平均を下回っている現状等から、廃棄物の発生抑制や再生利用の向上より、資源を有効に利用するとともに、できる限り最終処分量を少なくしていくことが必要としています。  府民、事業者の特徴的な目標としては、府民1人当たり1日30グラム、これはたまご約半分の量ですが、このごみの削減。買い物袋を持参したりレジ袋を断ったりする人の割合を平成22年に60%に、廃棄物減量等の計画を策定している事業所の割合を平成22年に50%以上にするなど22項目あります。  目標達成の取り組みは、府民、事業者は、ライフスタイルや事業スタイルを転換する。市町村は、地域の計画的な一般廃棄物の処理を行うとともに、発生抑制の検討や再生利用施設の整備等を行うなどが挙げられています。適正処理の推進、すなわち不適正処理の防止対策は、不法投棄等の不適正な処理を防止するため、府は監視、指導の強化、府民と協働した運動の展開、法律や府独自の規制条例の徹底を図るとしています。  本市においては、環境基本計画が平成15年に、環境の保全・創造に向けた施策を将来にわたって総合的かつ計画的に推進するための指針として策定されました。廃棄物の課題では、従来の減量対策、再資源化対策の継続に加え、さらなる努力によって環境負荷の小さい循環型社会を形成していくことが必要とされています。基本目標3Rであるリデュース、リユース、リサイクルの推進、ゼロ・エミッションを目指し、取り組みは、1、ごみの発生抑制、2、不用品の再利用促進や廃棄物のリサイクル体制の確立、3、環境にやさしいごみ処理の推進です。数値目標は、家庭系1人1日当たりのごみ排出量を、平成13年度680グラムを29年度に640グラムとしています。このように循環型社会の法体系が策定され、取り組むべきこと、数値目標が自治体ごとに出されていますが、収集日に出されるごみを見ていると、段ボールは集団回収されているのですが、収集日までストックする場所がないため、ごみに出されていたり、転居前後には大量のごみが出されます。  お尋ねします。家庭系ごとにおいての可燃ごみ、不燃ごみの収集状況は。数量や特徴的なこともお教えください。  2、資源ごみについてもお願いいたします。  次に家電リサイクルについてです。  家電リサイクル法が平成13年から実施され3年がたちました。この制度は法案審議の当初から問題点が指摘され、とりわけ過重なリサイクル料を消費者にかぶせることは、かえって不法投棄をふやすというのが論点の1つでした。対象家電製品の不法投棄が絶えないことが新聞などで掲載され、処理費用の自治体への負担が強いられています。  日本共産党は当初から、製品をメーカーの責任で引き取り、処理費用はメーカーが製品の製造コストとして負担する、すなわち製品価格に内部化するという仕組みを提案してきました。これを実行すれば、不法投棄を防げるだけでなく、メーカーが処理コスト削減を目指して採用しやすく、処理費用のかからない製品開発に力を注ぐ効果が期待できます。今の事態は、家電リサイクルの制度化に当たっては、負担の問題を含め、製造者の責任を明確にすべきだという日本共産党の指摘の重要さを明白にしています。  ことし4月に報告された宇治市での不法投棄の回収は、平成14年は336台、平成15年度は364台。処理費用は、14年度99万5,400円、15年度105万8,820円も使われています。  最近は、古紙回収車にかわって家電製品回収車がよく回ってきます。拡声器からはどんなものでも無料で回収しますと言っているので近所の方が大きなテレビを頼みましたが、運搬料5,000円と言われ、やめたとのことです。本市では、テレビは処理料全国一律化で2,835円と搬送手数料3,000円で5,835円は必要です。この方は処理費用など幾らかかるかを知らなかったために高いと思い、やめてしまいました。回収業者は、使えるものや部品を分けて再利用するのでしょうが、その後使えなくなった製品の行方はどうなるのかが気になるところです。  お尋ねします。本市における家電リサイクル製品の不法投棄の現状、回収件数、処理費用はどのようなものでしょうか。  2、家電リサイクル法実施3年後の防止対策の強化はどのようなものでしょうか。  次に自動車リサイクル法実施と二輪車バイクリサイクルについてです。総務産業省は、来年1月1日の自動車リサイクル法施行に伴い、廃車などで消費者が負担するリサイクル料金の目安水準を発表しました。排気量2,000㏄を超える普通乗用車で1万1,000円から1万8,000円、軽乗用車と2,000㏄以下の小型車は7,000円から1万6,000円。消費者は購入や車検時に料金を上乗せして支払うことになります。  同法では、エアコンに使われるフロン、エアバック、破砕くずの3品目について回収・再資源化をメーカーに義務づけていますが、回収費用は消費者負担と定めています。料金は自動車メーカーや輸入業者が独自に車種ごとに決めます。製造メーカーが負担せず消費者負担とすることは、生産者が生産から廃棄物になった後まで責任を持つ立場からほど遠いものです。しかもメーカーは自社で処理するのが引き合わなければ、他の業者に安く委託できます。メーカーは引取所を指定しますが、実際には解体業者に処理させ、その経費を支払うことになっています。3品目以外の車体部品は従来どおり廃車解体し、部品回収する業者間の取引に任せます。今でも自動車部品リサイクルの大半はこうした中小業者に担われています。ところが、自動車リサイクル法によって基準の厳しい登録・許可などの規制を受けるほか、大規模な企業の参入にさらされ、営業の継続が危ぶまれています。自動車のリサイクルを受け、二輪車のバイクのリサイクルをオートバイの国内の4社などが中心となって10月1日から自主的に取り組みます。購入時にリサイクル料金が車と同じ加算されるが、今使っている原動機付き自転車のように車検がないものは、廃車時に所定の料金を郵便局に払い込み、そして料金はメーカーにより異なりますが、おおむね4,120円で統一されているようであります。  お尋ねします。自動車やオートバイなどの放置状況は、また、リサイクル法実施に向けてのさらなる放置防止対策はどのようにされるのでしょうか。  次に寺田駅周辺整備についてお尋ねします。  平成13年、14年に寺田駅まちづくり協議会が中心となって、寺田駅前のまちづくりについての地区住民の意向調査が行われていました。今、再度改めて見る中で、寺田駅東口と西口に住む住民とは駅周辺整備についての要求に温度差があることや、西地域ではまちづくり協議会があることにより地域住民の関心度も違うことが報告されていました。  東地域のほうが不便に感じていることは、1、近鉄を挟んでの東西の行き来が不便、2、駅南の踏切が渡りにくい、3、駅と一体の東口広場が十分でないが上位に挙がっています。西地域では、1、駅南の踏切が渡りにくい、2、東西の行き来が不便、3西口駅前広場が十分でないと。それと駅前商店街が十分でないが同数でした。2から3年前の調査ですが、住民の感じる不便さは今も変わらないと思います。このような調査でまちづくりの関心度を広げようと取り組まれ、最近は寺田西地域の道路や町並みのウオッチングに定期的に取り組まれています。  寺田駅南1号踏切の歩行者の安全対策である歩行者専用の踏切設置は、住民の長年の願いです。平成10年に城陽市議会、京都府議会へ1,600筆を超える請願が寺田西住みよいまちづくりの会から出され、その後、寺田西校区自治会連合会から市へ要望書、そして寺田駅前まちづくり協議会からの請願と要望が積み重ねられてきました。昨年、近鉄変電所跡と府道沿いの整形外科医院、そば屋さんの間に歩道整備で府が整備する歩行者踏切につなげると言われてから1年半以上たちます。9月の初めに京都府が現場の確認に来ていたと近くの方からお聞きしました。また、9日には踏切の通行調査もしておられ、やっと整備に動き出すのかなと大きな期待をしています。  お尋ねします。まだか、まだかと住民が待っています1号踏切南の歩行者専用踏切の進捗状況はどのようになっていますか。  市の歩道整備は今年度事業として取り組みはどうでしょうか。  次に寺田駅東の府道拡幅工事についてです。これも長年かかっていました。商店の立ち退きも移動も終わり、あとは府の工事を待つばかりとなりました。歩道の予定の更地は朝の通勤時間帯は駅に送迎場所として車に使われ、逆駐車で入る車と自転車や歩行者とが事故にならないかとヒヤッとします。残っている電柱も早く移動すれば少しは自転車の往来も安全なのにと思います。  お尋ねします。今年度事業とお聞きしていますが、工事にかかれるのはいつからでしょうか。  次に旧金井工芸跡地についてお尋ねします。今までも何度かこの土地の有効活用について質問を行ってきました。地域住民の方から、駅近くで広大な土地が空いているのはもったいない、市民のために活用できないものかとよくお尋ねになります。私はその都度、文化パルクで大きな催しがあったときや、この近くでお葬式があったときの駐車場としてや、河川や道路工事の資材置き場に使っていますよとお返事しますが、市民には納得がいかないようです。  そこで、質問します。今まで暫定的使用でと言われていますが、臨時駐車場以外で活用計画はどのように考えておられますか。市民要望での活用方法はどうでしょうか。  以上、第1質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  木村市民経済部長。 ○木村孝晴市民経済部長  廃棄物リサイクルにつきまして答弁申し上げます。  家庭系の燃やすごみ、燃やさないごみにつきましては、14年度は1万6,471トン、15年度は1万6,520トンで、0.3 %の増加となっております。燃やさないごみにつきましては、14年度は3,933トン、15年度は4,285トンで、8.9%の増加となっております。  次に、容器包装リサイクル法に基づきます資源ごみ、空き缶、空き瓶、ペットボトル、紙パック、発泡トレー・スチロールの収集量につきましては、14年度は1,077トン、15年度は1,051トンで、2.4 %減少しているところでございます。それと、ごみの特徴といたしましては、燃やすごみの中身につきましては紙類が非常に多いということと、約半分が水分であるということでございます。  次に、家電の不法投棄の実態につきまして。  市が回収をいたしました家電につきましては、13年度で65台、14年度は39台、15年度は63台となっております。市で処理いたしました件数につきましては、14年度37台で、再商品化等の処理料11万8,000円、15年度は55台で、再商品化等の処理料は18万6,000円となっております。この回収した台数と処理台数との差につきましては、傷みが激しくリサイクルができないものにつきましては、奥山リユースセンターに搬入し、処理したものでございます。  次に、法施行後3年を経過いたした家電を含みます不法投棄の防止対策につきましては、不法投棄監視カメラ、防止看板の設置、市環境監視員によります地下道や山間部等での監視パトロール、衛生センターによりますステーション等を中心といたしましたパトロール、都市管理課によります道路パトロール等を実施いたしております。また、家庭ごみの出し方、分け方等の保存版、特集号、チラシ、市広報、市民手帳でも啓発を行っておりますが、不法投棄は引き続き行われているという実態がありますので、今後も継続して不法投棄の防止に努めていきたいと考えております。  次に、自動車、二輪車の放置状況につきまして。  バイクの不法投棄で衛生センターが回収いたしました台数につきましては、14年度が3台、15年度は1台でございます。また、都市管理課の方で対応されました放置車両につきましては、処理件数といたしまして14年度が18台、15年度は13台となっております。リサイクル法が施行されました以降はリサイクル料金を負担しなければならないことから、自動車や二輪車の不法投棄が心配されるところでございますので、市環境監視員、放置車両対策の所管課や城陽警察署とも連携を深めながら不法投棄の防止に努めますとともに、今後発行いたしますチラシや広報等においてもリサイクルについて、また不法投棄の防止について啓発を一層強めていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いいたします。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、近鉄駅周辺の整備につきまして答弁申し上げます。  まず1点目の寺田1号踏切南側の歩行者の歩道の件でございますが、寺田1号踏切の改良につきましては、これまでから当初予算計上時におきましてご説明してきたところでございますが、予定どおり平成17年度に京都府が施行されることとなっております。また、歩行者通路につきましては、平成16年度に市の事業といたしまして近鉄寺田1号踏切から市道の2293号線までの間、延長にいたしまして44.5メートル、幅員2.6メートルで、旧変電所用地を近鉄から借地し整備を行ってまいりたいと考えております。  それから、2点目の寺田駅東側府道の拡幅についてでございます。この寺田駅東側の改良工事についてでございますが、この工事につきましては工事延長が約120メートルでございまして、年度内完成で進められております。  次に金井工芸跡地の利用についてでございますが、金井工芸跡地につきましては、駅前整備のための事業種地、それと、その代替用地といたしまして取得したものでございます。なお、現状は一時的な駐車場として活用している状況にございます。暫定利用につきましては、現時点において具体的にお答えする段階には至っておりませんが、さらに検討を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  飯田議員。 ○飯田薫議員  今の方の、そしたら都市整備の方の答弁のほうから再度お伺いしたいと思います。  1号踏切の進捗状況。やっと府が平成17年度に工事にかかってくれるということで、すごく確定した答えが今出たので大変うれしく思います。今までから再三私たち、私以外にもたくさんの方が、地域の方とか市議会の中で質問も、先輩議員もいろいろいらっしゃったと思います。その前に、平成16年度に市がいわゆる歩道を設置するということで、この前も見ておられました。  ちょっと気になることは、あの変電所といわゆる間にできる幅員が2.5メートルぐらいですからちょっと狭いところですが、防犯的な問題と、そしてその道が市道2293号線、ちょうどそこのところは新聞の販売店と酒屋さんが角っこにありまして、そのところがちょっと気になるんです。そこの酒屋さんのご主人がちょっと私に声をかけられたんですが、そこにはお酒屋さんの問屋さんのトラックが、米もそうなんですが、大きなトラックが定期的に荷物を入れに来るということと、そして自分とこの車も配達のときにそれなりに積んで出ていく。そのときにちょうど、新聞のトラックが来るのは深夜は別に影響ないんですが、夕刊のときに、2時過ぎぐらいですかね、来るときが大きなのが入ってくる。そのときにかなり離合も大変なときがあり、市民の人が通らはるときでもちょっと迷惑をかけている感じもあって、その辺のことを大変心配されています。  そのような状態は再三しょっちゅうではないと思いますけども、歩道ができたときに、東の方から来られるときというのは、向こうの通り、道路に出るときに、変電所の今ブロックの塀というか、が結構中に入らないために、西側の塀がすごく高いんですよね。それをそのままたぶん残されるんじゃないかなと思うんですけど、そこへ出てくるときと、車があるときとか行き来する、その角の見通しが悪いとともに、ちょうど車が行き来する、今の大きなトラックが行き来するのでも幅5メートルの道路ですから、かなり厳しい状態になっているということ。そういうときの部分は安全も、歩く人の安全も確保するために思うのは、変電所の西側には一部まだ塀との間に空き地があるんですよね。ぎりぎり変電所の建物が建っていないために。そしたら、その部分を市道の2293号線をちょっと一部分膨らますような形。隅切りではちょっと斜め的には無理かなと思うんですけど、ちょっとへこますような、そこへ形でねしたら、その辺の行き来と歩行者の辺のところが安全確保できるんじゃないかというふうに私もその現場を見て思いました。そういった方向性がとれないものかと。  それと防犯的なものは、あそこ今塀をしていますけど、一時、私が来たときぐらいですけれども、ガラスが割られ、そしてたまり場的に中に入れるということでね。今は窓も全部封鎖はしていますけれども、そういうふうに使われていたというか、そういうやっぱり防犯的にはあんまりよろしくないという建物なんですよね。それがその間が通路になったら、かなり次のまたそういう心配、そこのところへ入れないような塀をフェンスでたぶんされるかなと思いますけども、ブロックの塀というか、向こうの見通しが悪い塀というのはかなり向こうへ入ってしまったら何も見えませんから不安ですけども、その辺のところの防犯対策と、夜間のその辺も照明もしてくれると思うんですけど、地域の人に聞いてみますと、夜はやっぱり、もしできても通りたくないなと。やっぱり不安になると。そのときはぐるっと府道側を通った方がほかの車も通り、明るいしということをおっしゃっていました。おそば屋さんとか医院が開業しているときは裏側の窓でそれなりに明かりもあって人の気配もあるんですけども、そういう夜間のときの防犯対策というんですか、日常的にもそうですけど、そういった点の辺のところを具体的にどういうふうにされていこうとするのか、ちょっとお聞かせください。  駅東の府道の拡幅です。年度内完成でということだけで、私はこの秋とか12月ぐらいとか、もう既に具体的な年度内、来年の3月までですから、もう半年ほど、ちょっとしかないんですけれども、もう具体的なのが決まっているんじゃないかなと思うんですよね。その辺のところが見通しというんですか、それが出えへんのかなと。ただ年度内完成というのだったら当初の4月とか、あと予算がついたときとしか変わりませんけども、ちょっとその辺は、例えば電柱がいつごろ動くとか、もうちょっと具体的にはわからないのでしょうか。お願いします。  金井工芸の跡地の活用です。相変わらず暫定的な利用ということで、具体的にはまだ現時点では検討段階というのか、いや、検討すらしようとしはらへんのかちょっと気になるんですけど、市民から出ているのはやはり、種地とか代替だけども、別に建物を建てて何かに使うんじゃなくて、その空間が市民の一時的な憩い的な場所に、公園とかゲートボールができるとか、いつ何どきでもそういうのにできるような、次のものに変えられるような使い方ができないのかなとおっしゃっていました。特にあの面積全部を使うんじゃなくて部分的に使って、駐車場は駐車場で半分とって、半分は市民がそういう憩いに使える暫定的なそういう公園とかゲートボール場にならないのか。そういう使い方というのが結構私は効果があるんじゃないかなと思うんです。特にゲートボール場においては、今、年齢が高齢化、たくさんの人がいらっしゃる中で、もうゲートボール場も初期にやっていた方が80代の人でもやりたいんだけども、もう60代、次の70代、まだまだ若いという高齢者の方たちが積極的にやっぱりゲートボールをする人口がふえてきたということで、なかなか自分たちも使いにくいというか、使えない。そしたら、空いているところの土地というのはなかなか、今あるゲートボール場でも農地をちょっと貸してもらったりとかして地域でも使われているんですけれども、そういったああいうふうなのでも使えるのと違うかという要望があるんですよね。今後検討していくということですけども、市民的な要望も入れられた検討がしていってもらえるのかどうか、ちょっとお答えください。  次に、ごみの方に移ります。家庭系のごみというのは、市民のいろんな協力により私は減っているのかなというふうに期待していたんですけども、るる少しふえているのでね。  今までもかなり広報の方でも、見ている人は見ていただいていると思うんですけど、3月1日付けに出され、そして7月にも出されていました。特に3月の1日付けの広報には紙のリサイクルの推進ということで、本当に細かい推進をしていただいているんですね。私、近くにいらっしゃる男性にも、回収する紙類というのはどのぐらいの大きさから皆出しているかなというのが気になって。よその自治体では、名刺の大きさからこれは古紙として回収しますよという啓発をされているところがあります。たばこを吸う人に、たばこのごみはどうしていますかと聞いたら、そのまま袋ぐちくしゃくしゃっとしてごみ箱に入れる。あれもこの市の広報には分けて出しましょうと。紙類は紙のとこ、そして外装のフィルムの部分は燃やさないごみに出すというふうになっています。こういう細かいことですけども、市が一生懸命こうして出してもらっているんだけども、なかなか市民の方には浸透しない。なぜかというと、やっぱりごみが小さいと古紙回収まで意識がなかなかないということでね。これ、そしたら古紙回収、これはヨーグルトの底になる分ですけれども、出すときに新聞と一緒にくくったらやっぱり落ちてくる。そんなんやったらもうほかすという感覚がやっぱり多いと思います。こういう啓発をされるときにはもうひとつ突っ込んで、じゃあこういうのはどうするかというたら、いわゆる事務用封筒なんかで来ます。これも一応使えなくなったら古紙回収には出すんですけど、こういうところに入れるという、そういう細かいやり方を徹底していかないと、今特徴的なのは紙が半分とおっしゃっていましたね。大きい紙もあると思うんですけれども、そういうところの辺でもっとやっぱり突っ込んだ指導が必要だと思います。この中でどれだけの人たちがこういうことに関心を持ってもらうか、それがすべて市民の人たちに広げていくかと思うんですけど、市としてごみの減量の数値を上げていらっしゃいますね。環境基本計画では、平成13年680グラムの減量を29年度には640グラムにしようというね。これは漠然とした大きなスパンの期間ですけれども、こういうふうにさらに減量させていこう、市民に意識づけしようと思ったらやはりもうひとつ突っ込んだこういうやり方が必要だと思うんですけども、その辺の指導を今後、啓発ではこうして出していくとおっしゃっていましたけども、先進的な市の前例とかもあると思います。その辺のところを生かしてするべきだと思うんですけど、どんなふうに次の減らしていくために指導されていくのか、お聞かせください。  そして7月のときに、市民が5%のごみを削減すればすごいやっぱり大きな削減効果があって、市の燃やす処理費が安くなるというふうに広報で出されていました。そういうとこら辺からも含めたら、これはもっと力を入れなあかんと思いますし、その辺お願いします。  それと資源ごみです。資源ごみも、少し資源ごみは減っているということで減少。空き缶とか、いろんな資源ごみの中には空き缶、ペットボトル、いろいろありました。空き缶の持ち去りについては、今、ステーションで新たに持ち去りの注意書きが張られていて、それなりに徹底をするかなと思うんですけども、こういった以外に、今、不燃ごみにしている中から新たな資源ごみを見出していくということで、そしてそのごみが家庭系の有害廃棄物としてまざっている場合、それを新たな資源のごみにしていくべきじゃないかなと思うんです。それは今、家庭系のごみで有害と言われているのは、城陽市でされているのは乾電池、そしてスプレー缶、カセットボンベが回収され、乾電池は新たな水銀として、そしてカセットボンベは城陽市では埋められているのかなと思うんですけど、よその地方自治体ではこれが新しいスチール缶とかそういうのにかわっています。  その中で思うのは、蛍光灯のリサイクルなんですね。蛍光灯というのは発光させるために水銀が使われているということ、そしてその発光原理から微量ながら水銀が使用されていること、そして蛍光灯がごみになった段階で適正な処理を行わなければ、使用されている水銀が環境負荷の要因になり得るということが言われています。このことは前から指摘されていましたが、適正処理のシステムづくりが今までなかなかできなかったということが指摘されています。城陽市では奥山の埋立センターに不燃ごみとして今されているんですが、完全な防水シートやコンクリートで固めているから安全というふうには言われていますけれども、これも防水シートの破れや地震によりどういうふうなやっぱり災害的な、地中に浸透していくかということも考えられます。また、市民の飲み水ということもあり大変不安に思うんですが、この蛍光灯のいわゆるリサイクルをしているのが乙訓の環境衛生管理組合ですね、2市1町でされている。ここが平成13年から蛍光灯の回収を行っています。最初は2週間に1回でしたけども、今では毎週1回、プラスチックごみのときに出すということになっています。市で行えば不燃ごみのときに一緒に蛍光灯は分けて出すというような形態が考えられるんですけども、これがやはり弾みがついてきたのは、今までこの処理業者が北海道しかなかった。これが乾電池を処理している業者なんですが、今度大阪に新しい工場を、蛍光灯だけですけども、リサイクル工場を15年から開いています。ここへ搬入することにより、近くになったということもあり、搬入量がすごく大幅に減ったということで乙訓の方からお聞きしました。こういった部分では市民の安全にもつながるし、また、こういった新しいリサイクルですね。これができるということ。蛍光灯のリサイクルできる部分は、蛍光灯のガラス管がグラスウールといって建築資材の断熱剤に、それに利用される。そして水銀がまた再精製されて使われること。金具がついている部分は、またそれはそれで金属としての再生がされます。こういうほとんど9割が再生できるという蛍光灯なんですよね。事業所のたくさん出るところではそういった業者の部分のところへ出されているかと思うんですけれども、家庭ではお店で買ったときにそこで受け取ってくれる販売店もあるんですけれども、なかなかごみを見ていますと、まぜられているという状況でした。年度末になると特にやっぱりお正月に向けて新しい蛍光灯の宣伝も行き渡りますから、そういうので大量に出されると思うんですけど、今度、使用済みの蛍光灯のリサイクルについても市としてどのような評価をされているのか、また、回収についてのお考えなどを、これの部分では聞かせていただきたいと思います。  それと家電品のごみですね。心配しておりました部分なんですけども、3年たった中で、市も徹底してパトロールされていらっしゃるということで。だけども、最終的にはリサイクルというか、再生できないのはごみとして埋めなければならなかったということと、それと処理をする部分なんて本当にそれがお金が自治体負担ということで、宇治に比べたら金額的には少ないですけども、でも市民の大切なやっぱり税金であるということ。一番もとはいわゆるつくっている企業がこういった部分の排出者の責任という問題でとらえなかったということが原因なんですけども、これのためにはパトロールを強化するとか、市民にするというしかないのかなと思うんですけども、その辺、新たな部分では啓発やらということが環境の基本報告書でもされています。  これと車との兼ね合わせにもなりますけども、車の方では1台ということでちょっと数が減っていましてね。これって、実際的には持ち主が最後には見つかるというわけではないんですよね。ほとんどは出てこないし、罰金20万円と書いてあるけども、結局は出てこないというとこら辺のとこで、せっかく条例があり規制もできているんですけども、新たにやっぱり今度出てくる部分では、さらに市がもしこれを処理するのやったら1万円以上となり、こういった処理費用も負担せんならんということで、さらにやっぱり出させないという部分の徹底ね。今、広報とかおっしゃいましたけど、パトロールとかの部分で、より強化するという部分というのはどんなことが考えられるのか。今やられている以上に公害監視パトロール、宇治市では民間委託みたいな形でされていて、夜間の体制もとっておられたりするみたいですけれども、その辺のところは、さらなるところのそういうパトロールをどういうふうにしはるのかということをお聞きしたいと思います。  バイクの方は、よく放置していたら先に警察に連絡する人とかがあって、その辺のところの処置は持ち主なりとか、盗難バイクの場合はプレートがついていますからあれですけども、処理でも今バイク業者がよく回ってきて、表にとめているだけでもバイクを回収しますよと札をつけられたりするぐらい、かなりまめに業者が回っているんですけど、その辺のところの部分で市として、車と同じだと思うんですけど、警察の連携があるかなと思うんですけれども、その強め方も再度お聞きしたいと思います。  以上、何点か。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、第2質問に答弁申し上げます。  まず1点目の寺田1号踏切の件でございますが、議員おっしゃいますように、確かに防犯対策でありましたり安全対策、特に飛び出し等の対策につきまして必要かと思います。防犯対策といたしましては、特に夜間照明の関係で照明設備は設置を考えております。それと、飛び出し等によります事故防止対策ということで、先ほどおっしゃいましたように隅切りでありましたり、注意標識等の検討を行って安全対策に努めてまいりたいというふうに考えております。  それから、駅東側の改良工事の件でございます。京都府の方からは年度内完成ということでお聞きをしております。先日も22日から占用工事も始まっておりますので、ようやく進み出したというふうに思っております。そこで、少しでも早く完成いただくように府の方へ要望してまいりたいというふうに考えております。
     それから、金井工芸跡地の件でございますが、ゲートボール場として市民に利用ができないかということでございますが、現段階においては具体的な事例をもって答えられる状態ではございませんので、ご理解いただきたいと思います。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  木村市民経済部長。 ○木村孝晴市民経済部長  まず紙類等の回収につきましてですが、今おっしゃられましたとおり、小さい紙等につきましては袋に入れる等いろいろ考えられると思いますので、今後、啓発とかPRの方法につきまして、いろいろ種々検討していきたいというふうに考えております。  次に蛍光灯の関係でございますが、今、13年度から長岡京市の方で実施されておりまして、14年度からは向日市、大山崎町等が加わりまして乙訓環境衛生管理組合の2市1町で実施されているようですが、回収日前日にはコンテナをごみステーションに職員が持っていくとか、割れている場合はだめだとか、いろいろ問題があるというふうにも聞いております。それと、おっしゃられましたとおり、処理費用につきましては、16年の1月から関西にも営業所ができたため処理費用は安くなったと聞いておりますが、本市におきましては今後とも蛍光灯につきましては、燃やさないごみとして収集を行ってまいりたいというふうに考えております。  それと、家電も含めました車、二輪車等の不法投棄につきましてですが、要はこれはパトロールの強化しかないというふうに考えております。確かに他団体では郵便配達員、タクシーとか地域との連携とかいろいろ種々考えておられますが、要はどういうような方法でパトロールを強化するかということと思いますので、一層パトロールの強化に努めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  飯田議員。 ○飯田薫議員  今の蛍光灯は燃やさないごみとしてこれからも収集するということで、残念だなと思います。検討という言葉も出るかなとちょっと期待していたんですけども。特にやっぱり家庭系の有害な、いわゆる危険なごみであるということの認識を持ってほしいと思います、水銀が含まれているということでね。そして、城陽市は他のところでもかなり分別回収も進んではいると思いますけれども、こういったやっぱり安全性の問題もごみの中でも取り上げていくべきだと思いますし、また今後、私も城南衛生管理組合のそちらの方にも行かせてもらっていますし、そこでもまずしますので、うちの市だけではないということもおっしゃりたいとは思いますけども、環境問題、ごみ問題にやっぱり率先している市という姿勢も見せてほしいなと思います。そこのところはこれからもあっちの方で、衛生管理組合で求めていきたいと思います。  そしてリサイクル関係ですね。家電リサイクルとかの不法投棄ではやっぱりパトロールを強化するしかないというふうにおっしゃっていました。パトロールの強化の仕方もやっぱりいろいろあると思います。人件費的な問題。今、公害監視のパトロールの方がいらっしゃいますし、頑張っていただいていると思いますけども、時間外的な土曜日でも部分を決めてやってはると思うんですけども、その辺のところのより強化ということ。ただこういった不法投棄だけのパトロールじゃなくていろいろされていますから、環境、大気の汚染とかもね。その辺のところをそしたら強めてもらって、具体的にはまた次の機会でどういう強め方をされたかということもお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。  それと、車の方もパトロールしかないということで、はい、わかりました。  それと、踏切の方です。1号踏切ね。防犯的なので心配していた夜間の照明をされるということで、それは思っていたんです。飛び出し等の事故防止のために隅切りと、また注意標識を考えているということで、できるだけそういう出てくる部分を斜めにしたら見通しもよくなりますし、それと兼ね合わせた、トラックがとまっているときには少し空間があるということで出入りしやすいかなと思いますし、その辺のところを一日も早く。  それと、工事に入られる前にはその周りの、今回の関係では酒屋さんとか新聞屋さん、そしてお医者さんとかにも関係があると思いますが、十分な説明をされて理解していただくとともに、自治会の方にも一応声をかけられるとは思うんですけども、回覧で、その辺の部分で工事になるということを、工事の車も入ると思いますし、ぜひその辺のところをお願いしたいと思います。  それと寺田駅東ですね。22日から何かやられていると。何か始まったみたいな形。ちょっと私たちには見えなかったものでちょっとわからないんですけど、ということは、そろそろ近いかなというふうにとらえたいと思います。はい。これもありがとうございました。よろしくお願いします。  それと旧金井工芸の跡地ですね。なかなか種地、代替地でいつ何どき出さんならんかわからんという部分もありながら、こういった使い方がなかなか難しいなと思うんですけども、やはりああいう市民の目に見える形の、市民が少しでもやっぱりかかわって使えるという部分で、それが暫定的なものであっても、市民の方にしたらすごくやっぱり自分たちの市の土地だという共有の認識も出てくると思います。その辺のところはぜひ検討していただきたいと思います。  以上、終わります。 ○八島フジヱ議長  1時10分まで休憩いたします。         午前11時53分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  西泰広議員。 ○西泰広議員  〔登壇〕 4番、西泰広です。2点を簡潔に質問いたしますので、わかりやすいご答弁をよろしくお願いいたします。  まず第1に防災に関してでありますが、水害を中心にお伺いいたします。  地球のいわゆる温暖化によるとされる異常気象が今日指摘をされております。とりわけことしは全国的に集中豪雨が多発し、どなたかもおっしゃっていましたように、台風が7回も上陸するなど、都市部においても大規模な水害が発生をしております。浸水対策、水害への備えが必要になってきておりますが、本市16年度の施政方針及び総合計画にも河川・排水路の整備が掲げられております。そこで、現状と対策について以下伺ってまいります。  第1は、16年度完了とされる総合排水計画の見直しについて、その進行状況と今後の策定方針についてお聞かせをください。その際、計画区域面積、排水区域、一応12排水路となっていると思いますが、改修及び新設の必要な排水路の延長、これはキロメートル。排水機施設の整備計画、これはあるのかないのかも含めて。また、最大雨水流出量や降雨強度、流速、流速時間、流出係数等のいわゆる諸元についての見直しは具体的にどうなるのかについてもお示しをいただきたい。  第2に、一級河川である古川、青谷川、長谷川の改修について、その現在の進行状況についても伺っておきます。  第3に、内水災害のメカニズムとそれへの対策はどうなのか。  第4に、主要排水路の改修についての現況と方針を伺っておきます。  第5に、流出の抑制についても、その方策をお示しください。  第6に、被害想定について、木津川破堤及び内水災害によるものと区別してお示しをください。  第7に、水防用応急復旧資材の確保状況についても現況を伺っておきたいと思います。  第8に、二次災害防止のための対策はどうなっているのか、伺っておきます。  第9に、ことしの8月の大雨による浸水状況、市内のですが、浸水状況についても伺っておきます。  次、第2、固定資産税に関連をして、いわゆる農業用施設用地の扱いについてでありますが、今月の7日に農業委員会への説明資料として提出をされた、農業用施設の用に供する宅地について伺っておきます。  この固定資産税の課税については、農家の方々からは、突然行われたとして驚きの声が上がっております。もちろん農業委員会にも後から報告をされただけではなくて、私ども議会、とりわけ総務委員会に、いまだ報告をされておりません。したがって、納税の中身について私どもは承知をしておりませんので、それらがどういう中身を持つものか、これについての質問を以下行ってまいります。  第1に、経過についてお聞かせをください。  第2に、平均価格及び増収額はどうなるのか。  第3に、面積、それからいわゆる数についても、該当する数ですが、お聞かせをください。  第4に、税額の根拠についてもお聞かせをいただきたいと思います。  第5に、客体の把握の方法は。具体的にお示しください。  第6に、地目認定の基準をお示しをください。  第7に、免税点については具体的にどうなるのか、お聞かせください。  第8に、具体的な評価方法、評価基準とはいかなるものか、その中身をお示しをいただきたいと存じます。  それから、その資料の中にありますが、農家の敷地内の農業用施設の地目認定についてはいわゆる宅地として認定をするのか、その具体的な対応について伺っておきます。  以上、この場での質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、防災についての河川・排水路の整備についてご答弁申し上げます。  まず1点目に総合排水計画の見直しについて、16年度完了、現状と整備・改修方針等についてでございますが、まず総合排水計画の見直しにつきましては、これは昭和54年に策定いたしました排水計画でありまして、昭和30年代後半から都市化の進行と土地利用の高度化によりもたらされる雨水流出量の増加に対応し、内水害による被害を防除する目的をもって策定されたものでありまして、時間雨量52ミリの降雨でも浸水被害が発生しないことを目標とした計画でございまして、それに基づき計画的に河川・排水路の整備を進めてきたところでございます。その後約25年が経過し、その間の土地利用の状況変化に応じた計画とすること、また、局地的集中豪雨に対応する計画とするため、地元の降雨データをもとに降雨強度式で算出することなどから、社会資本的整備の一環として河川・排水路の整備を行うことを目的として、現在、排水計画の点検業務を行っているところでございます。  なお、今後の方向といたしまして、河川改修とあわせまして、貯水貯留施設や雨水調整施設、さらには浸透施設の流出抑制対策等の検討も必要と考えております。  それから、内水災害についてでございますが、雨水が河川へ流れ込む前に地上にあふれる状態を言いまして、その発生要因といたしましては、平たん地で地形勾配に乏しい地理条件におきまして起こりやすいものでございます。その対策といたしまして、古川等の下流河川の促進が重要であると考えております。  なお、河川整備の進捗につきましては、長い期間を要することから、暫定的に上流域に流出抑制施設を設置することも治水効果があると考えております。  河川・排水路の整備についてでございますが、54年に策定いたしました総合排水計画によりまして現在まで整備を進めております。その内容につきましては、計画排水区は12路線ございまして、全体の排水面積につきましては30.14平方キロメートルでございます。主要な排水路は63路線で、総延長約5万7,915メートルであります。平成16年4月現在までの進捗率については75%となっております。  それから、流出抑制についてでございますが、貯留池方式であったり、調整池方式、さらには浸透施設方式がございますが、これらは下流河川に対する洪水区間の軽減を図るものでございまして、総合的な治水対策の一手法として広く用いられている方法でございます。本市といたしましても正道池が代表的なものでございまして、市街地での拡幅を伴う河川改修が困難な状況においては、これにかわる施設として有効な手段であると考えております。見直し計画において検討してまいりたいというふうに考えております。  それから、排水の諸元等についてでございますが、計画流出量は合理式を採用しております。それで、その流出量につきまして、流出係数、それから降雨強度、排水面積等を考慮した算出の方法でございます。流出係数、余裕高等については、従来からの数値でもって算出いたしております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、防災につきまして、水害の危険性と対応並びに防災備蓄品の整備ということで、その一部をちょっとお答えさせていただきます。  危険性のうちの木津川についてでございますが、これにつきましては平成14年6月に国土交通省が、昭和28年9月の台風13号の降雨量で洪水のおそれがあるところと、あわせてそのときの降雨量の2倍の降水量で危険となるところという部分を公表されました。加えて、2倍の降水量があった場合どの程度浸水するかという浸水想定区域、いわゆるハザードマップというものが公表されました。この公表を受けまして、平成15年10月に広報じょうようの特集号をもちまして、木津川洪水ハザードマップとして浸水区域と、どの程度浸水するか、また、どこが避難場所かを示した地図、マップを全戸配布し、危険性をお知らせしたところでございます。なお、木津川の洪水時には、本市の水防団員に加えまして、淀川・木津川水防事務組合に応援を求めたり、あるいは国に緊急消防援助隊の出動を要請、または災害対策基本法に基づき自衛隊や都道府県の職員の応援を求めるということで対応してまいりたいというふうに考えております。  なお、防災備品の整備についてのお問いかけでございますが、ご承知のとおり平成8年度より小学校区ごとに備蓄してまいりまして、10校区すべて完了いたしました。その後は中学校区ごとの対応を計画しているところでございます。加えまして、先日も一般質問の場でお答えさせていただいたところですが、民間流通企業と、災害時に食料や生活物資、医薬品等を優先的に供給していただけるよう、京南協で協定を締結し対応することといたしました。本年4月にスーパーとドラッグストアと協定を締結いたしました。これらの施設は流通センターに一定量の品物を保有しており、この品物を優先的に供給していただくということでの協定でございます。このように防災資機材の調達につきましては、今後も市で行う直接的な備蓄とあわせまして、さまざまな手法を探ってまいりたいと考えますので、よろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中嶋消防長。 ○中嶋忠男消防長  それでは私の方から、内水につきましての危険性、また、それらの対応につきましてご答弁を申し上げます。  まず水害の危険性でございますけども、本市には先ほどもございましたように、木津川、それから青谷川、長谷川、大谷川、大河原川など、そういった河川が流れているわけでございますが、特に青谷川、長谷川は、こういったところでは天井川となっているという状況。また、低地部におきましては古川、嫁付川、今池川などがございまして、これらの河川につきましては決壊や溢水、はんらんなどの危険性があることは十分認識をいたしているところでございまして、城陽市水防計画にはこれらの河川が決壊やはんらん、漏水等が予想される区域につきましては、重要水防区域として指定をいたしているところでございます。  次に、水防対策といたしましては、降雨が1時間に20ミリ以上となった場合につきましては、雨量計を参考といたしまして、消防本部におきまして市内の各河川のポイント、ポイントをそれぞれ状況パトロールを実施をいたしまして、そういった水位の状況を確認をいたしております。また、引き続く降雨や気象状況等の状況判断をいたしまして災害対策本部の設置を行い、水位の観測や水防活動区域の巡視、警戒等を状況に応じまして実施をいたしているところでございます。一方、水防活動が必要であるときにつきましては災対本部といたしまして対応するものでございまして、第1に消防職団員、また市職員等によりまして必要な水防工法等を実施いたしまして、被害の軽減に努めているところでございます。  次に、先ほども防災備蓄という部分がございましたが、水防資機材の関係での状況でございます。現在、水防資機材として、青谷川の水防倉庫並びに防災センターの倉庫におきまして、市の方で管理をいたしております。また、淀川・木津川水防事務組合の水防倉庫が現在木津川の堤防内に7カ所設置をされております。これらにつきましては、くいであるとか番線等を備蓄をいたしておりますし、また、雨水等の流入に対する資機材といたしまして、フレコンであるとか水中ポンプ、発電機、投光器などを整備をいたしているところでございます。現在、資機材の整備につきましては、今日までの水防活動の状況から判断いたしまして、現在それらに対応できる備蓄をいたしているところでございます。  それから、二次災害防止ということでお問いかけでございます。これにつきましては、過日も新潟、福島、また福井での豪雨の際の被害も非常に大きな被害があったわけでございますけども、これらにつきまして当然市民の避難という部分につきまして、私どもとしては最大限これは留意しなければならないというように考えておりまして、これらは水位の状況を判断いたしまして早期にやはり避難をしていただく、こういった体制を構築をしていく、そういったことが必要であろうと、このように考えております。  それと、8月の大雨の状況での被害の状況でございますが、これらにつきましては、8月それぞれ警報等が発令されまして降雨があったわけでございますけども、被害の方は発生はいたしておりません。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  坂上総務部長。 ○坂上馨総務部長  私の方から、固定資産税に関しまして、農業施設の取り扱いについてご答弁申し上げます。  まず経過でございますが、市街化調整区域内に所在します農業用倉庫等の農業用施設の敷地につきましては、不動産登記法上は宅地として取り扱われるところでございますが、固定資産税上は、利用制限を受けることやその価格設定基準が不明確なところから、不動産登記の地目により課税されていることがこれまで一般的でございました。しかしながら、評価の均衡を図るため、平成12年度の評価替えにおきまして、農業用施設の用に供する宅地として具体的な評価方法が国の総務省により評価基準が規定されたところでございます。これによりまして、本市におきましても平成12年度の評価替えから、この評価基準に基づき、宅地として課税していた農業用施設の見直しを行ったところでございます。  また、今回、農業用倉庫の敷地で農地として課税してきた物件につきましては、全市的に課税対象の調査の見直しを計画的に行うことから、今回、16年度の課税から一斉に課税の見直しを実施したところでございます。これは評価の全国的な統一ということと市町村間の均衡を図るという地方税法の趣旨から、この評価基準により行わなければならないとされているものでございます。平成12年度の評価替えにおきましては、固定資産の評価基準に示されたことで、それ以降全国的にも実施されているものと認識しているところでございます。また、現在、府下のほとんどの市町村においても本市と同様の評価を実施しておりまして、本市における今回の見直しは固定資産評価基準に基づき適正に評価しているものであると、このように思っておりますし、ご理解いただきたいと思っているところでございす。  それから、農業委員会の方につきましては、農業委員会の方からこの今回の見直しにつきましてそれらの説明を求められまして、去る9月7日の定例農業委員会において説明を行ったものでございます。  議会に関しましては、これまでから条例改正等大きな制度改正等につきましては従来から総務常任委員会等に説明を、報告を行っているところでございますが、今回の件につきましては、この基準の一部改正であることと対象・影響等が若干小規模であったことから、省略させていただいたものでございます。  それから、次に全体の見直しの内容でございますが、平成16年度におきまして農業用施設用地として農地から宅地に見直したものにつきましては全体で250筆、面積として約3万2,000平米でございます。また、これによる全体の税額でございますが、これで年間約70万円程度増額になるというものでございます。これは仮に1棟といいますか、1つの農業施設を100平米というふうに換算してみますと、これまで大体100円から200円ぐらいの税額が、それが年間で2,600円ぐらいになるということになっております。  それから、課税客体の把握でございますが、これは従来から固定資産税につきましては航空写真を撮っておりまして、この航空写真によるものと、さらにその現場を実地調査いたしまして把握に努めているところでございます。  それから、免税点でございますが、免税点は固定資産税の場合一筆一筆が免税点いうことでございませんで、お一人お一人の名寄せによりまして、お一人の方に課税されます総額の額が30万円以上の場合課税されるということで、それ以下は免税点ということになっているところでございます。  それから、具体的な評価でございますが、これは評価額の基準が示されておりまして、近傍の農地の価格に造成費をプラスするということで決められておりまして、これらの方法によって具体的には決めていったものでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  すみません。答弁漏れがございます。  古川の改修率、進捗率等についてお伺いがございました。まず古川につきましてですけども、古川につきましては、本川につきましては74.1%の進捗を見ております。それから、支川であります井川等について整備が図られております。それにつきまして、井川につきましては30.1%、名木川については未改修の状態になっておるということで、トータルで53.7%の進捗を見ております。  それから、長谷川及び青谷川につきましては、長期計画というのは持っておられないというふうに聞いておりますので、進捗率についてはわかりかねます。  それと、今池川につきましては85%でございます。15年度末をもって85%でございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  坂上総務部長。 ○坂上馨総務部長  宅地として認定します場合、現場を見に行きまして、そこで実測を行いまして判断しているところでございます。 ○八島フジヱ議長  西議員。 ○西泰広議員  そしたら、順次伺います。  16年度末に完了させる総合排水計画に関してですけれども、いわゆる計画諸元については基本的には変えないというお話があったというふうに思うんですが、まず要素となるもので、私なんかは賛成はしていませんが、第二名神計画だとか東部丘陵地なんかをいつもまちづくりの中では1つの計画の前提にしておられるんですけど、そういうことについても今までどおりなのか、伺っておきたい。あわせて山砂利の関係ですね。前回の総合計画と比べると倍とは言いませんけども、採取跡地が倍近くに膨らんでいる中で、それらについても計画の前提の中にはどういう要素として入っているのか、伺っておきたいと思います。  それから、現行計画で達成率が12排水路で75%ということですけれども、そしたら、現在75%という中で、これも考慮に入れながら一体どのぐらいの計画で、先ほどの前提も含めてですけれども、何年度ぐらいに100%にしていこうとしているのか。54年度当時で言うたら、なかなかおくれているところがありますね。でこぼこがありますね、達成率の。延長の達成率。それらについてバランスも含めて全体としてどういう年度計画になっていくのか、今後の計画について伺っておきたいと思います。  それから、青谷川、長谷川には、これは府の管理する河川であるから計画がないみたいなことをおっしゃったんですけど、どういう要望をもって府に要請をしておられるのかですね。それから、古川については74.1%。もちろんこれは府の関係ですけども、これについて現況で今ネックになっていることについて伺っておきたいと思います。  それから、いわゆるポンプがありますね。それの作動の自動化というのが防災計画等にはあるんですけれども、現状すべてそういうふうになっているのどうか、お聞かせをいただきたい。  それから、用水路の整備について、現況ではどこまで進捗をしておるのか。  それと、水位をはかる、それから雨量を観測するのはそれぞれ木津川のところ、それから雨量測定器は、測定所ですか、4カ所ぐらいだというふうに資料にはなっているんですけども、それらが地図情報システム等を通じて、消防署との関係で言うと、整合的にちゃんと集約できているのかどうか、そのあたりのことについても伺っておきたいと思います。  それから、この地域防災計画に基づきますと、いわゆる木津川破堤の場合は避難所の充足率が21%になっているんですね。5万4,000人ぐらい被災するということで、実際には避難所の収容可能人口が1万1,600余りということで、充足率は避難所の関係で言うと21%になっているんですが、これに対する抜本的な考え方はどういうふうになるのでしょうか。  それから、いわゆる被害想定の中で言うと危険性大、中、それから小というふうにあるんですが、それぞれのこの危険性大・中・小に関してどういう対応をしていこうというふうに思っておられるのか、あわせて伺っておきたいと思います。  それと、山砂利の関係ですけど、これは前の排水計画の中では、先ほど部長が答弁なさった例えば雨水の貯留とか、それから調整池等々についても述べておられるんですけど、これらは山砂利との関係でいけば、具体的には排水路も含めて検討するというふうになっていますが、これについて具体的な方法は考えておられるんですか。
     それと、今回の雨だけやないんですけども、昨日も大山崎町、長岡京市で39ミリで42世帯の浸水があったという報告がありました。新聞に出ていました。市長も読んでおられる京都新聞の集中豪雨の対策の話でデータがあって、100ミリ超の豪雨については8年で倍増しているということが出されているんですね。ほんで、ほんまにこういうふうになったらえらいことになるなというのが市長も含めて、私もそういう同感なんですけども、今度の諸元について言えば時間雨量52ミリというふうに、その範囲でやろうとしているのか、それともどこまで、例えば60ミリにしようとしているのかどうなのかというのを具体的に数値でお示しをいただきたい。  86年と95年の1時間雨量は71ミリと62ミリです、最高がね。だから、そのときには被害が出ているんですよね。大きな被害が出ております。したがって、62とか71というのはあり得るし、これだけの異常気象の中で言えば、今後100ミリ近くになるというのはないということは絶対にないので、どういう計画の諸元の基本になる時間雨量、それからあわせて、ちょっと一番前から気になっているんですけど、いわゆる10分間雨量という計算をやっておられますけども、この何年間の間で、例えば10年、20年の単位の中で、10分間雨量の最大値のベスト5というのはいつだというふうにつかんでおられますか。前の総合排水計画を見ておりますと、10分間雨量で降雨で一番高いのは22.3ミリなんですね。だから、これを単純に6倍すると132になるんですけども。133ですか。それから時間雨量で言うと80.9というのもあるんですね、既に。これはちょっと古い資料ですので、これ以降の中でどういう把握をしておられるのかというのを具体的にちょっとお伺いしておきたいというふうに思います。  とりわけ、やっぱり諸元を前提とする際に、時間雨量52ミリ、それから10分間雨量についてもあんまり留意をされていないように思いますけども、これまで全国各地で言ったら10分間雨量というのは非常に重要な資料になるというふうに思いますので、その辺のとり方について、従来どおりじゃなくて、強くしっかりとした計算式をとってほしいと。いわゆる流出係数や、それから流速や流達、それから降雨強度等々についてもこれまでどおりの諸元をとるということですので、それやったら、今言ったような前提となるようなことについて抜本的な見直しが必要なのではないかなというふうに考えますので、見解を伺っておきたいと思います。  次に固定資産税の関係ですけども、ちょっと私はこういう新たな課税になるのは基本的には反対なので質問しているんですけども、まず、答えは要りませんけど、総務委員会には大した影響はないので報告しなかったというのが言われましたけど、大した影響があるかないかというのは我々も判断をするので、今後そういうことがなきよう強く求めておきたいと思います。  それから、客体の把握についてどうももうひとつよくわからないのは、航空写真を撮ってということなんですが、あわせて現場調査ということですけど、例えば耕作が行われているかどうかというのなんかでも、具体的に実際に見に行ってそれを把握したんですか。耕作というのはどういう場合を耕作というのかね。資料には土地に労肥を加えというふうに書いてあるんですけど、労肥を加えなくて単なる栽培をしている場合なんかも含めて言っておられるのか、そこのあたりを具体的にお示しをいただきたい。  それから造成費ですね。これは平均的なというような言い方ですけども、例えば田んぼの場合は2,800円、それから畑の場合は2,293円ということですけども、これは何を根拠にして出したのか、基礎数値を教えていただきたいと思います。  それからあわせて、いわゆる施設が農家の敷地にある場合はということなんですが、私が聞いたのは、それは地目の認定は宅地としての認定になるのかということを聞いているんです。平成12年の改定の際に国土環境委員会というのが国会であって、参議院の中で、3月31日の委員会の中で、住宅の敷地内にあっても農地並み課税が基本ですということで、緒方さんという参議院議員と、それから板倉さんという審議官がやりとりをしているんですけども、つまりこうした農業用施設用地についてはどこにあろうと農地並み扱いにするということですねというふうに緒方さんという参議院議員が聞いたら、それは農業用施設ということになりますから、それが所在をしている土地については今おっしゃっていたようなことになるわけですというて板倉という審議官が答えているわけですね。だから、いわゆる敷地内については該当しないんじゃないかという見解が国会の質疑の中で行われているんですが、それについてはどういうふうに見解をお持ちでしょうか、城陽市としては。だから、それがこれに該当するのは何筆あるかちょっとわかりませんが、具体的にこういう国会での答弁があるんですけども、それについての見解を伺っておきたいと思います。  以上。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  第2質問に答弁申し上げます。  まず第二名神東部丘陵地等の関係でございますが、第二名神につきましては計画区域には入っております。東部丘陵と山手の方につきましては、流出増につきましては調整池等で対応していくという考え方を基本的に持っております。  それと、今の排水の進捗状況75%に対して、いつ完成を考えているんだということでございます。単純に、今まで25年かかっておりますので、それからいたしますと、もう10数年かかってくるのではないか。開発等の状況にもよって多少変わってくるわけですけども、その辺まだ時間がかかるというふうに考えております。  それから青谷川と長谷川についてでございますが、青谷川、長谷川につきましては基本的には天井川部分については、古い改修から新しい改修も含めまして一定整備が進んできているところでございます。ただ、古いやつについては老朽化等が起こっておりますので改良なりを加えていただいておりますし、特に長谷川についてはそういう状況がございます。青谷川については順次上がっていただいておりますが、まだ少し人家連檐地の辺で未改修区間がございますので、それを強く要望しているところでございます。さらに、その間のしゅんせつ等についても重要なことでございますので、それにつきましてしゅんせつを特に天井川付近において強く要望している状況でございます。  それから、古川につきましては現状のネックはどこかということなんですけれども、特に府道の宇治淀線の古川橋の部分が城陽市においてはネックかと考えております。それにつきましては、今年度から3カ年において進めていくということで京都府からは聞いております。  それから、ポンプの自動作動についてでございますが、庭井のポンプとか広田のポンプ等を初めといたしまして、市内のそういうポンプについては自動化を図っております。  それから、用水路につきましてはちょっと私どもの方では把握しておりませんので、よろしくお願いいたします。  それから、山砂利採取地の増加と総排の見直しの関係につきましては、先ほどお答えをしておりますが、基本的にはこういう調整池等でもって対応していきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、木津川が決壊したときの地域防災計画へのお問いかけです。まず、ご質問にもありましたとおり、城陽市の地域防災計画で被害の想定ということをやっております。浸水の被害想定ということで、木津川が決壊した場合の状況を想定した危険区域を設定いたしております。  まず1つ目、危険性大の地域、あるいは中以上の地域、小以上の地域という3区域に分けて被害想定をしております。簡単に申し上げましたら、木津川の西側から東側丘陵地にかけて移動しております。当然のごとくこれらへの被害想定をいたしておりますのは、当然避難勧告とか誘導ということにつきましては、危険性大の地域から速やかに誘導していくというような配慮をしていくべき地域だというふうに考えておりますのと、時期的にもそういう部分では時宜を逸することなく、早め早めの手を打つべき地域というふうに認識しております。それと加えて、この想定をいたしましたのは、その地域にお住まいの方々自身にも、そういう地域であるということをご認識いただきたいということも含めて考えております。  それからもう1点、避難所ですね。これも同じく被害想定の中で、木津川が決壊して大になった場合には、人数にして被害者5万4,500人を想定しています。それから世帯にして1万7,100世帯。避難所は現状のところ有効面積は確かに2万3,300平米ということで、収容可能人数は1万1,600人ということで、21%の収容率です。これは現実的な問題です。実際災害が起こった場合、これだけの被害者が出て避難をする場合に、現実的な話としては、やはり近隣に要請して、何らかの移動手段をもっての避難をするという方法しかないというふうに考えております。そのような認識でおりますので、よろしくお願いします。  以上です。 ○八島フジヱ議長  坂上総務部長。 ○坂上馨総務部長  まず固定資産税の関係でございますけれども、耕作している場合の労肥を加えてといったご質問がございました。これは農地でございますので、農作物を収穫するための農家の方がその土地に手を入れられるということが基本でございまして、その状態によって、そこの敷地を農地としてみなすかみなさないかということを決めているというのが基本でございます。ただ、先ほどちょっと敷地内の宅地の見解ということで、その資料の中で示しておりました一番上の農業用地施設が農家の敷地にある場合宅地としている、この場合ですけども、これは一般的に農家用住宅がある。これは農業用倉庫じゃなくて農家用住宅がある、そういった場合のところについては宅地としてみなしております。ただし、中にいろいろ大きな敷地の中で一部耕作されているような場合がございます。これは基本的に登記簿上では宅地としてはしているわけですけども、一部そういった申請なり、あるいは現地を確認した中で一部そういった農地がある場合は、これまでからもそういった農地としてみなせるものはみなしていくということで、現況評価といいますか、そういった形でこれまでもやっておりますし、今後もそういう対応をしていくところでございます。  それから造成費の場合でございますが、これは固定資産税の評価基準によって行っているんですが、この評価基準そのものが、もとは相続税の評価がもとになっておりまして、この相続税評価を参考にした固定資産税評価というふうになっているところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中嶋消防長。 ○中嶋忠男消防長  それでは私の方から、水位並びに雨量の観測、そこら辺と地図情報システムの整合という部分でございますが、これにつきましては、水位観測所につきましては、木津川につきましては現在枇杷庄地内で水位観測をいたしております。また、国土交通省の関係で言いますと、加茂水位という形で情報が入ってまいります。また、市内の河川につきましては、雨量計は4カ所設置をいたしておりまして、これらにつきましてはすべて災対本部を設置をいたしました場合につきましては消防無線、また防災無線等で相互に連絡をとり合った中で現在情報を把握していると、こういった状況でございます。  それと、被害想定の中で危険性大・中・小ということでの対応はということでご質問でございます。これにつきましては、危険性評価といたしましては、地形の形状であるとか傾斜及び既往災害の浸水区域から見た危険性を点数化したものだと、こういうことでございまして、これらにつきましては、日常的には当然担当部課におきまして排水路とか河川等の点検整備をされておりますし、また、防災といたしましては防災パトの事前パト等の中でそういった区域を調査をし、また危険性の判断等もさせていただいているということでございます。そういった対応をさせていただいているということでございますし、また水害等、また警報等が発令された場合につきましては、そういった箇所につきましてのパトロールを実施をいたしております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  坂上総務部長。 ○坂上馨総務部長  申しわけございません。先ほど質問の中で農家用住宅の場合の宅地の評価と言いましたけど、今回の見直しの対象は農家住宅じゃなくて農業用倉庫。農業用施設というのは農業用倉庫が建っているところの農地。先ほど言いました農家用住宅のあるところはこれまでから宅地として課税していますし、これは今回の見直しの対象にはしておりません。今回は農業用施設が農家の敷地外にある場合の、その中で耕作が行われている倉庫がある場合に、そこの土地に対して農業用施設の用地としての宅地として課税したということでございますので、農家用住宅のあるものとちょっと説明が若干こんがらがりましたので、申しわけございません。訂正いたします。よろしくお願いします。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  失礼いたします。先ほどの中で答弁漏れが一部ございまして。  降雨強度についてのお問いかけの中で、10分の確率でもっての考え方はということでございますが、これにつきまして降雨強度自体は河川断面を決めるに当たりまして雨水流出量を算定するわけですが、これについては一般的に合理式を採用しているということで、先ほども60分、1時間当たり、60分確率で考えますと、1時間当たり52ミリの目標を持ってやっている。それが10分ということになりますと108ミリということになってきますので、非常に大き過ぎる値になりますので、これは採用いたしておりません。  以上でございます。    (西泰広議員「私が聞いているのは10分だけじゃなくて、要    するに降雨強度についての修正はしないのかということを聞    いているので、その点をちゃんと答えてください」と言う) ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  今の52ミリに対してさらに確率なりを考えているかということだと思うんですけども、確かに5年確率で考えておりまして、それが10年確率ということで考えたときに62ミリですか、そのようになってくるわけですけども、そういうことを今回の点検に当たりましては、検証に当たりましては、そのことも一応点検としては行っております。その中で今後どうしていくかということが、10年確率でもってやった場合にどうなるかという検証は行っております。ですから、今後それを当然事業費もいろいろ関係する中で、どういう手段が一番経済的でいけるか、また効果的なやり方になるか、その辺は検討していきたいというふうに考えております。 ○八島フジヱ議長  西議員。 ○西泰広議員  今の水害の関係で、山砂利については放水路等を考えるというような計画も既にこれまでの計画の中にあるんですけど、今の話で言えば、すべて調整池で対応しようというような感じですね。だから、ちょっとそれだけではいわゆる地下浸透なんか含めて、非常に危険ではないかなという危惧をまず持ちました。それから、放水路等については今後ちょっと考えてほしいなと。  それから、今の確率年の問題ですけど、いつまでたっても5年確率でタルポット方式でやっていると、52ミリって、86年がさっき言いましたように71ミリ、それから95年が62ミリ、さっきの新聞情報なんかで言ったら、ことしの8月なんかも鹿ケ谷なんかは102ミリとかいろんな、これ以上のところもありますけどね。やっぱりちょっとその確率も含めて、もちろん費用の点がありますけども、やはり安全性の中でちょっと考えないと、従来型の考え方をやっているとよくないんじゃないですか。第二名神のこともあるでしょうし、私はそんなのは必要ないと思っていますけどね。それから山手の開発なんかをもっと進めていこうということですから、そういうことから言えば、今までどおりの諸元でやっていていいものであろうか。マニングの公式なんかとか、あれだけでやっていていいのであろうかという気がいたします。だから、ちょっと今後またこれについてはお聞きをしたいと思いますけど、ちょっと抜本的に考えていただけないでしょうかということを申し上げたいと思います。  それから、水防用の応急資機材というのは、改めて調達を検討しておくという項目もありますので、いろんなものについてね。それが更新できるように準備方をお願いしたいのと、それから、木津川破堤にしろ、危険性大・中・小にしろ、市民がもちろん知ることは大事なんですけど、怖いということはわかったと。そしたらどうしたらいいのであろうかという点が、別に行政だけじゃないですけど、やはり全体としてそういう方策を持っておかないと、充足率21%で、あとは避難できませんよというだけの資料をお知らせを受けてもどうしたらいいのかわかりませんから、その辺については今後ちょっと考えていく必要、私どももそうですけれども、考えていく必要があるというふうに思います。  それから、今度の8月の降雨によって浸水状況はないとおっしゃったんですけど、例えば富野堀口の正行寺というんですか、の南側のとこら辺はいつも溢水とか冠水とかが今度もあったそうですし、いつもあるところだそうです。それから平和堂の清水川の付近ね。あこは平和堂のいわゆる駐車場が地下浸透しないで、それが何か水がたまって、今道元市長の家の北ぐらいなんかは溢水等々がよくするそうです。それから枇杷庄の西ノ口の、ちょっと排水路名は忘れましたけど、地図で見ればエスポワールというマンションみたいなのがありますけど、その南側の排水路付近、冠水をして今度8月、雨がたくさん降ったときに外に出られなかったという声を聞いております。だから、床下、床上等々はなかったでしょうけども、あのぐらいの雨でなるので、やっぱりきちっと、大西議員も見に行っておられたそうですから、そこら辺はしっかりと把握をしていただきたいなと思います。  それから、固定資産税の関係ですけども、どうも現況把握、客体把握がほんまに現場調査でそうなっているのか非常に不鮮明なので、この点は今後ともちょっと聞かしていただきたいなと思いますし、それから、先ほど国会の中での議論の中で、市街化区域内の関係も含めて農業用施設用地、例えばトラクターを置くとか、そういうような施設については農地並みにというのを自治省の審議官が答弁をしている経緯がありますので、この点については納得はいたしておりません。引き続きこの問題については是正を求めて訴えたいと思います。  以上、終わります。 ○八島フジヱ議長  2時20分まで休憩いたします。         午後2時07分     休 憩         ──────────────         午後2時20分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続けます。  大西吉文議員。 ○大西吉文議員  〔登壇〕 中立会派太陽の会、大西でございます。  きょうは4番バッターということでございまして、海の向こうでは今パラリンピック、そしてイチローが258本ですか、に向けて挑戦して、そういう明るい夢と希望を与えてくれているわけです。私の質問は非現実的な夢と言われるかもわかりませんけれども、やはり城陽市においては夢の1つも持たなければならないんじゃないかと。そうしないとやはり希望というものが持てない、そのように思います。そういう願いを込めまして一般質問をさせていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  庭先のキンモクセイの香りが初秋を感じさせるきょうこのごろです。残暑厳しく、真夏日の記録が更新中とのこと、オリピックイヤーとはいえ、真夏日の記録更新は御免こうむりたいものです。  さて、この季節、9月21日から例年のごとく秋の交通安全運動が始まりました。本市の抱える交通問題を、また、食欲、読書の秋とも言われており、食文化からは水問題、読書からは本市における行財政改革における人材育成型人事考課について質問いたします。私は4番バッターですから、空振りはするかもわかりませんけれども、クリアな答弁をお願いいたしまして、行政側が私の答弁に対してクリーンヒットを打っていただく、そして民衆がそれに歓声を上げる、そういうことになっていただければありがたいなと、このように思っています。  まず交通体系の整備についてであります。国土交通省は、7月30日、2005年度の重点施策をまとめ、全国に1,000カ所あるとされるあかずの踏切の解消に取り組むことが組み込まれ、中でもピークどきに1時間のうち40分以上遮断機がおりている全国のあかずの踏切50カ所のうち、3年で40カ所を立体交差化し、渋滞解消に努め、安心で暮らしやすい社会の実現を目指すとして、踏切改良でも高性能遮断機を取り入れることで160カ所を改善するとされています。とりわけひどい踏切は全国に約500カ所存在し、鉄道事業者の取り組みは経営上期待ができない。効果の高い連続立体交差化事業は事業費の9割を道路側で負担しており、1事業費の平均は約500億であり財政上手が回らず、順番待ちが発生。その結果、1年間で1億人の人が5.5時間、時間的損失を受けていると報じています。  元来、連続立体交差化事業の施行は都道府県、政令市に限定され、実施されてきました。今回、能力ある地方自治体を施行者に加え立体交差化のスピードアップを図るというものであり、本市にも明るい施策であると思われます。本市における近鉄の木津川堤防から久津川までの立体交差化の具体化に向け働きかける気はあるのかどうか。また、近鉄やJRとは今までどのような交渉を持ってこられたのか、お尋ねいたします。JR奈良線も、今回歩道整備される市道204号線から長池までの高速交差化に向けての取り組みもあわせてお尋ねいたします。  水資源について。  他市町村から本市を訪問された方々は、嗜好品のおいしさを指摘されます。これは言うまでもなく、もとになる良質な原水にあることです。現在の水は30年から50年前に降った雨水が、自然のろ過により地下水となっているとも聞きます。昭和60年4月、厚生省おいしい水研究会からは、おいしい水の要件を満たしているとお墨つきをいただきました。  平成14年度末の統計によりますと、人口8万3,000人、1日最大給水量が3万2,000立方メートル、1日平均給水量は2万7,800立方メートルで、1人1日平均335リットルの水が使用されていると報告され、これらを安心・安全に供給するため日夜努力されていることに敬意を表します。  しかしながら、昭和40年代後半からの高度経済成長や列島改造政策などで物質面では豊かさが構築されましたが、本市においては水源になる自然の荒廃が進み、安心で安全な水確保ができるのか杞憂しているところであります。  そこで、お尋ねします。浄水場ごとの取水井の数、取水井の揚水能力、また、今後の見通しなどをお聞かせください。  次に、南城陽中学北西角で取水井が掘削されましたが、これの目的と、教育財産を取得して削井したのか、お尋ねいたします。  また、第1浄水場関係で使用されていない井戸があるが、その理由をお尋ねいたします。  3番目に、行財政改革における人材育成型人事考課制度についてでございます。  平成16年6月15日付け政策推進課の資料によりますと、第三次、第四次行革大綱での取り組み164項目については、完了または軌道に乗った項目106項目を削除し19項目と、緊急財政健全合理化計画案項目の46項目を加え、65項目を新行財政改革推進計画としたと伝えています。財政面では数字的に14年度は4億4,633万5,000円、15年度は公共工事のコスト縮減は上半期分との注釈つきですが、6億4,435万7,000円の効果を出したと報告されています。  一方、人事考課制度については、人事考課の判定結果や、どう変化し、市民サービスに寄与しているのか、評価が報告されていませんが、いかがなものでしょうか。といいますのも、平成16年8月6日、人事院は国家公務員法の規定に基づき、一般職の給与について勧告を出しました。月刊社会保険労務士9月号によりますと、給与構造の基本的見直しを行い、職務・職責を重視し、実績を的確に反映する給与体制への転換、昇給基準の見直しなど、能力等級制度や新たな評価システムとの関連を踏まえ、昇格・降格の基準の明確化、毎年の勤務実績評価に基づく昇給額を決定する査定昇給などの導入を勧告しました。  さて、平成16年第1回定例会でも質問しておりますが、柏本市長公室長答弁は、行政需要は多様化し、拡大している。市としては厳しい変革の時代を乗り切り、市民サービスを低下させず、また新たな行政需要にこたえていくためにも、さらに踏み込んだ取り組みを行う必要があると考える。より細かい改革項目の実行に努めようとしており、給料表の適正化については近隣自治体とおおむね同様の運用を今日まで行ってきたと答えています。  今回、人事院が勧告した以上、人事考課の精度をどう上げ、実現させていくかが必要だと思います。本市の育成型人事考課制度の評定は相対評価なのか絶対評価を導入しているのか。相対評価は人勧の精神からも合わないと思いますが、いかがなものでしょうか。  昭和13年4月から導入した人事考課制度につきましては、目標設定を行い、その達成を見るとされていますが、各部各課により異なることと思います。どのような目標設定がされているのか。例えば財政面での5%カットは除き、全庁統一の目標などはないのか。報告書を見ても市有地の売却以外やはり人件費の率が多いように思いますが、制度のより効率的、効果的な運用が必要と思いますが、いかがなものでしょうか。  以上で第1質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは私の方から、交通体系の整備につきましてご答弁申し上げます。  まず1点目の近鉄立体交差化についてでございますが、鉄道の連続立体交差化事業につきましては京都府が都市計画事業として国の補助を受けて実施されるものでございますが、その場合において、単に鉄道と交差する踏切を除却するためというものではなく、区画整理事業や駅前広場の整備等、地域のまちづくりと一体となって実施することが求められております。このことから、市では現在寺田駅周辺について、地元住民の方々によります寺田駅前まちづくり協議会と協働で寺田駅周辺整備の計画の策定に向けた取り組みを行っているところでございます。なお、事業実施に向けましての要望活動についてでございますが、京都府南部都市広域行政圏推進協議会を通じまして、平成5年度から国、京都府及び近鉄へ要望を行っております。また、木津川右岸開発整備促進協議会を通じまして、平成4年度から京都府及び近鉄に要望を行っております。あわせて京都府市長会を通じまして、京都府に対して継続して要望を行っているところでございます。  それから、JR奈良線の高架化についてでございますが、市といたしましては、JR奈良線と都市計画道路との交差も道路側のアンダーパスであったりオーバーパスであったり、そういうもので計画をいたしております。JR奈良線の市域を通過する部分においては、鉄道高架化する計画はございません。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  岩井上下水道部長。 ○岩井広上下水道部長  それでは私の方から、取水井の現状についてご答弁を申し上げます。  まず浄水場ごとの取水井の数及び揚水能力でございますが、第1浄水場系につきましては、取水井4本、その揚水能力につきましては合計2,760立方メートルでございます。また、第2浄水場系につきましては、取水井7本で、その揚水能力は合計5,800立方メートルでございます。そして第3浄水場系につきましては、取水井が8本で、その揚水能力は合計1万9,800立方メートルでございます。以上3つの浄水場系の揚水能力の総合計といたしましては2万8,360立方メートルでございます。  次に取水井の今後の見通しでございますが、現在3つの浄水場系の揚水能力は先ほど申し上げましたように2万8,360立方メートルでございまして、さらに府営水道、これが1万4,100立方メートル取水をいたしております。これと合わせまして本市の市民の方々に安定給水を行っているところでございます。  ご質問の取水井の今後の見通しでございますが、ご承知のように、取水井につきましては老朽化や目詰まり、またさらに揚水量の低下などによりまして、新たに掘りかえが必要となってまいります。また、取水井の耐用年数につきましては、これは地方公営企業法施行規則で10年と定められているところでございます。現在、まちづくり推進計画によります老朽化等に伴う取水井の掘りかえ計画につきましては、平成23年度までに5つの井戸、これを計画しているところでございます。  次に南城陽中学校北西角の取水井の目的と、それから教育財産としての取得をしているのかといったご質問の件でございますが、このご質問の取水井につきましては第1浄水場系の3号井でございまして、ことしの2月から工事着手をいたしまして、7月に掘削が完了し、現在これの電気計装設備工事を施工中でございます。そして年度内の完成を目指しているところでございます。  本取水井の掘りかえにつきましては、既設の第1浄水場系3号井の老朽化と著しい揚水量の低下に伴い施工しているものでございまして、第1浄水場系の安定給水の確保を目的とするものでございます。また、この取水井の場所につきましては、第1浄水場系の各井戸の影響範囲等を考慮するとともに、経済的効果の面から、南城陽中学校の自転車置き場の一部を有償で借地をさせていただきまして使用しようとするものでございます。  最後に、第1浄水場関係で使用されていない井戸についてのご質問でございますが、このご指摘の取水井につきましては富野上ノ芝にあります第1浄水場系の取水井でございます。本取水井につきましては、平成6年の12月に取水を開始いたしましたが、その後取水量の低下などもございまして、平成9年の4月に揚水停止を行っているものでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、人事考課制度につきましてご答弁申し上げます。  まず人事考課制度の評定結果の変化といいますか、推移へのお問いかけでございます。平成15年度に個人通知いたしました総合評定結果の5段階評定区分ごとの人数及び割合につきましては、全職員中、上位のSが4人、これは0.7%です。そしてAが241人、41.8%、Bは312人、54.2%、Cが19人、3.3%で、Dはゼロということでした。これを14年度と比較しましたら、Sが2人増、Aが91人増と高い評価がふえている一方、Cも9人ふえましたが、Dにつきましては3人減という結果となりました。  なお、平成15年度から総合評定配分の評点数の総合判定点数配分の見直しを行いました。当初、基準となるBの点数幅を広げておりましたが、均等な形に戻す変更を行ったところでございます。  次に、これまでの人事考課制度の効果についてのお問いかけでございますが、平成13年4月から導入いたしました人事考課制度につきましては、すべての職種の職員が目標設定することができ、業務執行における目標設定の必要性が理解され、この目標設定や目標達成の面談をルール化して実施することで、上司との一層のコミュニケーションが図れたという大きな効果があったと考えています。  本市の制度については、組織の期待・要求にこたえられる人材づくりと、職員個人の生きがい・働きがいの充足にこたえていくことと、あわせて職員の能力の育成と活用のため、目標による管理を取り入れた人材育成型の人事考課制度といたしております。目標の設定に当たりましては、市の方針に基づき部から課へとおろしていくもので、個人の目標の位置づけが市の方針の中で明確になるため、何のための目標かが認識できまして、大きな意識改革が図れ、やる気につながるものというふうに考えております。また、15年度には部下から上司への評定というものも実施いたしまして、管理職にとっては自分を見直すよい機会になったというように考えております。  それから、評価方法についてのお問いかけですが、人事考課の評価方法につきましては本市の制度は人材育成ということで、あるべき姿に対して個々人がどうかということですので、評価としては絶対評価になるというふうに考えております。絶対評価を基本としております。  次に目標設定内容です。具体的な目標の設定ですが、これは市の基本構想とか、あるいは市長の施政方針、あるいは緊急財政健全化計画案等々、そういう城陽市の上位計画に基づき、各部での課題を解決するための目標を各課に配分し、さらに各課・係はこれに基づき課題を課員に配分し、その中で個々人が担当業務を中心に具体的な目標を設定している、こういう形になっております。その際には、先ほど申し上げましたように、上司と部下の面談、話し合いの中でこういう設定をいたしております。したがいまして、本市については、市の基本構想等をベースに統一が一定図っているということで認識しております。  それから、次に効率的な制度運用をどうしているかということのお問い合わせですが、本市の人事考課制度は人材育成型であり、緊急財政健全化計画案では人件費抑制対策ではなく、人材育成活用対策ということでうたっております。なお、その結果につきましては、当然でございますが、勤勉手当、定期昇給、特別昇給、昇任、降任、あるいは再任用に反映することといたしております。  また、16年度人勧、人事院勧告でうたわれております新人事制度の件についてでございますが、国の制度改正が平成18年度に予定されているため、この制度改正を踏まえて、平成18年度に本市制度の必要な部分の見直しを行うと、このように考えております。
     以上でございます。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  近鉄との交渉につきましては、京都府が事業主体となる関係もございますが、市の方からは要望させていただいているということで、直接そういう形での協議は行っておりません。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  大西議員。 ○大西吉文議員  まず、冒頭にも言いましたように、今の答弁やったら何ら、あんた、夢があらへんやん。僕は近鉄とはかなりの関係があるわけです。急行の停車とか、そういうことも要望に行っていませんか。行ってるやろ。何でそれを今言わへんの。違う。その姿勢は何やねん、それ。この間の建設経済常任委員会にしたってしかりやないか。後にいきますけど、人事考課制度で悪いことをしてるのは全部、あんた、上司やないか。あなたかて今ちゃんとした答弁をしていない。それをどう評価しているのか、柏本さん、後で答えてくれ。議会をばかにしたらいかんよ。これはある意味では橋本市長のリーダーシップにかかわってるよ。  僕は近鉄の荻巣という副社長を知っとる。よう会う、年に4回ぐらい。以前から言うてるやん、なんやったら僕も力になるでと。そこで今回私が城陽市にも、暗いことばっかりやから、何か希望と夢が欲しいなということで上げたのが、この国交省が言った力のあるというんですか、今ものすごインターネットで速いこと出てくる。先ほども申し上げましたけれども、あかずの踏切解消などを柱に国交省の2005年度の重点政策やと。すばらしいことやないですか。過日も安村議員もおっしゃったでしょう、久津川の踏切、寺田の踏切。きょうは朝から飯田議員さんもおっしゃってますやんか。歩道に関してもやっていくと書いてある。これは僕は国土交通省の都市地域整備局、こちらへお話をして、どういうふうに今後動いていくのや、城陽市にも何らかの明かりがあるかということで話をしているわけですわ。行政マンはそういうことをしないんですか。ただ1時間じっと耐えて、嵐が済むのを待てばそれでええと。それやったら困るわけや。  それで、踏切の交通円滑化。これもよく安村議員さんもおっしゃってますわな。JR、非常に長い、遮断機の時間が。これも先ほど申し上げましたように、高度な遮断機の導入によって160カ所やると言うとるわけです。どうしても中央が東京にありますから東京のことが主になりますけど、東京なんかの踏切の数というのはニューヨークの約5倍やと。パリ、ロンドンに比べて約50倍。それだけが踏切が多い。だから、国も高齢化社会に向けて、安心・安全なそういう円滑な交通体系を進めていこうということで方針を出してくれたわけや。なぜ早速これはどういうことですかと聞いてくれないんですか。それがあなた方の使命でしょうが。だから、きょう朝から飯田議員さんがおっしゃった踏切歩行者空間の確保、これも約1,800カ所の踏切の段差解消やバリアフリーの推進、歩道が狭い通学路の踏切の重点整備をやっていく。この1,800カ所の中になぜ寺田の踏切を、1号踏切を入れようとしないんですか。それがあなた方の仕事でしょう。そういうことをせずして同じような答弁ばっかり繰り返していて、これは勤務評定は成果主義やと、人材育成型やと言うてるけど、ひとつもあんた効果を発揮していないやないか。私の言うてることに間違いがあれば、ご答弁願いたい。  やはり国はこうして地方自治体が困っていることに対しても、これから積極的に動いていくという指針を出してくれているわけや。ただ、これは先ほども申し上げましたように2005年度の重点施策ですから、早く動かな損ですわな、何でも早く動かんと。だから私は言うてるんですよ。この辺ちょっと市長、もう一度しっかりとした答弁をくださいよ。そうせんと、あなたの市長選挙は大変ですよ。この間も安村議員さんがおっしゃってますやん。きちっとした、やはり城陽市民に夢の持てる施策というものを出さなあかん。僕はデータを持って話をしてるんでっせ。空想論じゃないですよ。先ほど言うたように実現性のある、非実現性やと言うたけど、実現性のある希望なんです。それをひとつお願いします。  それと、JRの奈良線も同じ答弁ですわ。地元では恐らく、この間地域懇談会で市長がお入りになりましたね。各自治会長さんがいろいろなことをおっしゃったと思うんですけれども、長池にすれば、やはり高齢化社会ですので、50万の調査費をおつけいただきましたけれども、できたらやはり人間が普通のように歩けるのが一番ええなと。高架化することによって運動公園線の道とうまくマッチングするんじゃないかなと。あれをずっと延ばしていきますと、大体観音堂ぐらいで下へおりるようになるんですね。だから、これは先ほども狩野部長がおっしゃったように、府と国との補助金をもらっての事業でして、当然地元も負担せんならんでしょうけれども、やはり国がそういう重点施策を打ち出しているわけですから、それをやはりうまく利用していくというのは行政マンの僕は手腕やと思う。まあ、ひとつその辺答えてください。  それから、食文化ということで水道関係、水ですね。人間の体重の7割が水だと言われるぐらいでして、非常に重要なものです。先ほど答弁いただきましたけれども、府営水と合わせて4万何がしかの給水量だと。ことしは非常に暑さも厳しくて、きょうもなかなか厳しい暑さが続いているわけですけれども、こういう形で乗り切れたのかどうか。恐らく乗り切れたから何もなかったんじゃないかなと思うんですけれども、その辺をお聞かせ願いたいなと思うんですね。  それと、これからは目詰まりを起こしたり水量が少なくなったりするということで、5本ぐらいの井戸を掘っていくという見通しを立てておられると。これもわかりました。いい水をやっぱりしっかりくみ上げていただくように努力していただきたい。  それから、学校財産の中で取水井をおつくりになったと。これについては借地だと。その辺はきちっと文書でやられているのかどうか、それをお伺いしたいなと思いますね。  それと、つくったけれども、水が揚がらずに閉めてしもうたという井戸ですね。これも地元の方からどうなっているのやというようなお話があって、お話しさせていただいたらそういうことだということですけど、これは大体1本掘るのに幾らぐらいかかるんですかね、このごろ。恐らく五、六千万はかかるんじゃないですか。先ほどの答弁の中に、公営企業法で償却は10年だというふうに定められているということですので、やはり使わないものはきちっと償却しているのかどうか。償却していないとすれば、減価償却として幾ら残っているのか。この辺をあわせてお尋ねしたい。  それから人事考課ですけど、公室長、今言うたとおりですわ。どういう評価をしまんねん。悪いことをしてるのは全部上の人ばっかりでっせ。下の人を締めつけて、人事考課の結果いうて、これ13、14、15と出てますわ。Dがなくなっている。これは人事課が頑張って引き上げはったというふうに理解してもいいと思うんです、Cにね。教育がよかったと。褒めてるねん。何もけなしてしまへんがな。私かて褒めますがな、たまには。ところが、Bはさておいて、Aに移行しているのがものすご多い。これ何ぞやということやね。先ほど公室長がおっしゃいましたね。早口で言わはるからね。いろいろな目標値を設定してやらしているのやと。その目標設定値とは何ぞやということですけれども、これは課題を課員に配分し、その中で個々が担当業務を中心に具体的な目標を設定しますと書いてある。何かわからへんねん、これ。これはもうちょっと具体的に話ししてくださいな、具体的に。  これからの地方自治体というのは、国も交付金がないということから地方分権推進ということが厳しく言われて、地方の自己決定と自己責任というものが非常に強く求められている。幸か不幸か、城陽市は財政が非常に厳しいからこういう制度を取り入れた。むしろきょう私が申し上げました、人勧よりも早い人事考課制度なんかを取り入れておられるということはすばらしいことだと思うんですよ。しかし、それがきちっと評価されて連動せないかんわね。今回も公務員制度の改革大綱というものが作成されまして、その中には能力主義を取り入れなさいと。十把一からげではいけませんよと。だから、地方公務員制度についても、公務員制度に準じた所要の改革を行うよう指摘されているというふうに言われているわけですわ。それが18年から実施されるからそれに向けてとかね。そもそもこれだけの人事考課の評定結果を出しておられるんですから、あなたがおっしゃったその結果については勤勉手当、定期昇給、昇任、降任、おろすこと、再任用に反映させていくと言うてはるのやから実施せなあかへん。さすが城陽市やなと近隣市町からひとつあんたお手本になるようなことをしてくださいよ。ひとつも光が見えない。太陽のまち。ねえ市長。  それと、建設問題にあわせて話ししますけど、この間の建設常任委員会にこれが報告されていない。これね。確かに京都府の事業ですわ。しかし、京都府の事業とあわせてうちの指導がリンクしてるじゃないですか。この通達は平成16年の9月2日、京都府の山城北土木事務所が出してきたわけです。常任委員会はいつでしたんや。緑の木も大切ですよ。むしろこれの方が大切じゃないですか。地元では、これが供用開始されるとすれば信号はどうなるのやろということで我々は言われているわけや。なぜこれを常任委員会に報告せえへんの。今度の運動公園線から入る道路です。委員長は仏の山さんやから、そんなもの何も言わはらへん。山城城陽線、公園アクセス道路、カラーで出てきてるやないですか。なぜこれが常任委員会に上ってきえへんの。地元説明会は13日にしてはる。僕はその前にもうてるよ。出てくるかなと思って黙ってた。市長も府市協調ということをおっしゃってますやん。高橋助役も京都府からお越しいただいてるやん。なぜこういう縦だけじゃなしに横の連携がとれないか。僕は余りにも議会軽視が甚だしい。僕は釈明は要らんから前向きな答弁をくださいよ、前向きな答弁を。  第2質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、大西議員の第2質問に、まず私の方からお答えをしたいと思います。  まず近鉄の連立のことですね。これは言ってみたら私どものまちづくりをするが上で大きな課題と位置づけております。私もいろいろと関係してきた時期があったんですけども、今先ほどおっしゃったのは踏切を、要は踏切の遮断によって交通量が渋滞する、そういうような採択要件の時期もあったんですけれども、京都線を見てみたら、要はまちづくりと鉄道側が一体となったまず整備をしなければならんということになっております。先ほど部長が答えましたように、今日まで寺田駅駅前協議会をつくっていただいて、種々の議論をしてきていただいた、こういう状況です。何も進んでへんやないかという、(発言する者あり)1つ事例だけ挙げますと、これ実はご承知のとおりいわゆる新府総なんですね。言うてみれば5府総。これに従来なかったことでございますけども、近鉄京都線立体交差化構想の検討、この1項目が入りました。私は府も取り組むスタンスが一歩も二歩も進んだ結果であるというふうに思っております。したがって、私どもといたしましたら、やっぱり寺田の駅前を何とかしたい、これが結果的には近鉄が上に上がるこの作業やというふうに思っていますので、大西議員も指摘されておるし、私もまちづくりを進める上でこれが一番課題やと認識をいたしておりますので、ここのところについては事業主体は京都府でございますけれども、地元の自治体が汗をかかずして何もできないという認識でございます。今後もこれらについては意を用いていきたい。  それから、近鉄のことをおっしゃったんですけど、実は鉄道事業者というのは実は事業者側じゃないんですね。我々自治体が物を申すのは国とか府とか、そこになります。したがって、連立のことで近鉄とは協議いたす局面がないということで、いたしておりません。ただ、議員もおっしゃったように、寺田駅に何とか急行を停車したいという思いで、これについては再々近鉄本社にお伺いしてその要望を行っている、こういうことでございます。過日は急行の臨時停車措置もなされました。今後は例えば文化パルクの大きな催し物も臨時停車していきたいと、こういう意向でございますので、これを契機として何とか寺田駅の急行停車、これについて近鉄には今後積極的な対応をさせていただく。結果的にはそういう状況の中で近鉄とは前向きな話し合いの場を持てるように、これは努力していきたい、このように思っております。  それとですわ。先ほど踏切の話ね、国交省が何か方向を出しましたね。あかずの踏切というようなことに城陽の京都線では位置づけに恐らくなっていないというのが私の認識でございますので。ただし、1号踏切は府の方が、ことし16年で府道の改良をやって、17年に踏切を改良しようということで出ていますので、近鉄の1号踏切については一定改良がなされるということでございます。  それから長池駅、JR。大西議員ね、それは言わはるのはよろしいけど、JRを上げるなんていう計画、構想、どこにも今ないんですよ。京都府総にもないし、恐らく国にもない。あるのは運政審で決まった長池と片町線をつなごうやないかということが、それも運政審議会で構想路線として上がっておるだけ。これが唯一の熟度なんですよね。ですから、おっしゃっていることはよくわかります。さりとて、その奈良線を今実現できるかといったらなかなかそうはいかないということでございますので、その点は決してまちづくりがおくれておるやんけというような角度でご指摘にならずに、やっぱりやれるものはやっていきたいということに変わりございませんので、その点ご理解をぜひ私からもいただきたいと思います。  それと、もう1つはアクセス道路の話ですね。11月末か恐らく12月の最初には供用開始しようということで今日まで府と詰めてきました。半分は府道山城運動公園線から第二名神計画線を越えたところまで府がやりましょう、それから城南病院まで3001号線は城陽市でやりましょう。したがって連係プレーで今日までこぎつけられた、このように思っております。したがって、いろいろ畑中議員の一般質問でも逆に問題も出るでというご指摘もいただきました。承知をいたしております。したがって、議会に報告しなかったというのは、それは指摘があればおわびもしたいなと思いますけれども、現実的に今日的な課題に立ってそういった問題を取り組んでまいったところでございますので、ひとつよろしくご理解いただければと、このように思いますので、よろしくお願いします。 ○八島フジヱ議長  伊庭公営企業管理者。 ○伊庭満雄公営企業管理者  私の方から、水道関係につきましてご答弁申し上げたいと思います。  まず1点目の、ことしの夏安定給水できたかというお問いかけでございますが、ことしの夏、本日まで入れまして最大で出ましたのが7月19日、その量につきましては3万1,734立方メートルということで、先ほどご答弁いたしましたように自己水、府営水道を合わせまして4万2,460立方メートルございますので、そのおおむね75%ということでございますので、市民の方々に安定して給水することができたという状況でございます。  それから、2点目の学校の敷地の関係でございますが、文書できちっとやっているかということでございますが、教育委員会の方と覚書を交わしまして、なおかつ教育財産使用許可書というのをいただきまして、工事並びに今後使用していくという形になっております。  次に井戸の費用の関係でございますが、場所、深さ、口径、そういったもので異なりますのでご理解をお願いしたいというふうに思いますのと、ただいまご指摘いただいております井戸の減価償却の関係でございますけれども、減価償却をやっております。15年度末の残高が約820万円といったような状況になってございます。  それからあわせまして、先ほども答弁いたしましたけれども、平成9年から使っていないということもございますし、耐用年数も迎えるということから処分をいたしまして適切な財産管理に努めたいというふうに考えておりますので、よろしくご理解のほどお願い申し上げます。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  人事考課についての再度のお問いかけにお答え申し上げます。  まず目標設定ということへのお問いかけですが、これにつきましては手順は先ほど申し上げましたように、部におきましては部長等が組織目標というものに基づきまして、部の職務設計シートを作成いたします。部内会議等で各部の次長、課長に担当する目標を割り振りまして、割り振られた課長は、課に割り振られた目標に基づき、課としての職務設計シートを作成して、課内会議等で各職員におろしていくということで、最終的には全職員がその職務設計シートに基づいてそれぞれが目標設定をしていくということになります。  例えば具体的にというお問いかけですので、人事ラインで申し上げましたら、部としましたら、部の目標としては人事管理の適正化、定数管理というのを大きな目標で上げています。あわせて職員の資質向上ということで、この人事考課制度の遂行そのものを目標として上げています。それから人件費抑制ということで、緊急財政健全化計画案の実施ということもやはり大きな部の目標として上げております。それと職員の健康管理ということも上げています。これらを次長を通じまして人事課の方へおろしまして、人事課のそれぞれで担当する所管の職員が個人個人の目標設定をして、それも面談とか話し合いの中で設定して、その進行状況を管理するという形をとっております。そういうことで、ご理解をよろしくお願いします。  それと国の制度、先ほどちょっと私の方の説明不足だったと思うんですけれども、国が平成18年度に人事制度の大きな改革をするということはご承知のとおりです。城陽市においてはもう既に平成15年の人事考課結果を16年の管理職に処遇の反映ということで一部実施しております。先行いたしております。先ほど私が答弁いたしましたのは、国の平成18年度の制度の大きな改革があったときに、城陽市の人事考課制度と比して、必要ある部分については改正をしていくということで、18年度を待つということではございませんので、ご理解の方をよろしくお願いしたいと思います。  以上です。 ○八島フジヱ議長  大西議員。 ○大西吉文議員  3度目なので要望になるわけですけど、公室長ね、あなたの答弁が悪かったんやで。あなたが18年と言うたからそうなったんや。だから、前もってそういう答弁をしてくれなあかん。ちゃんと反映させてますよということを言うてくれなあかん。これね、勧告があるんですけど、この中には18年からということは一つも書いてない。むしろ職員の給与水準の上昇が年功的になりがちな俸給表構造や、採用年次を重視した昇格運用、特別昇給、勤勉手当における持ち回り運用に対して、職務・職責を重視し、実績を的確に反映する給与制度へ転換しなさい、こういうふうに書かれているわけです。僕はその前段は言わなかった、皆さんすばらしい人やから、わかってくれてるやろうと。ところが18年ってどういうことやなと思ってたんやけど、きちっとやっぱりそれは答弁してくれなあかんわ。あなた、きょうは三角。人事考課三角やで、きょうのそういう答弁は。  市長ね、僕ね、初めて市長の人間らしさを見たわ。いや、それは悪かったと、議会で市長がおわびしますということをおっしゃいましたやん。それが僕は、私に対するおわびじゃないんですよ。市民に対するおわびや。私は市民から、私の後ろの市民が言わしておるのやからね。僕個人で言うてるのと違うのやからね。そこなんですわ。だから、立交においてもやっとそういうふうにのったと、そう答弁すべきや。市長が答弁したような答弁を第1回のときにすべきやんか。それをやね、いや、京都府と国のあれやからできませんとかね。そういうものじゃないでしょう。やはりのったから、じゃあこれから、私とは言いませんけれども、国がそういう制度を取り入れているのであれば京都府と協議の上積極的に、これからたとえ一日でも早く、あるいは一年でも早く実現に向けて頑張ると言うてくれはらんことには前へ進まへん。僕はきょうは非常にすばらしい、約10年ほど議会を務めさせてもらいましたけど、すばらしい議会やったなというふうに思っているんですよ。これがある意味での緊張のある議会と行政なんですわ。議会と行政。それはそうですよ。我々もあなた方プロに対して質問するわけですから、それなりの裏づけがなかったら質問できしませんわ。これ資料を取るのに何日かかってます。そらあんた、失礼に当たりますやん、プロに対してしょうもない質問をしていたら。そうでしょう。僕はやっぱりそういうとこはきちんと尊重しているんですよ。だから、しっかりとした答弁をしてほしいということを言うとるわけです。  立交のことですけれども、近鉄に急行をとめてくれと言いに行っていると。これは初めてですやんか。建設経済常任委員会でも、そういう動きをしているということも何ら報告もあらへん、そうでしょう。これはすばらしいことやと思う。ただ、鉄道事業者は、急行をとめるには2線じゃなしに4線が必須条件やと言うてますわ。そうすると、今おっしゃっているように近鉄寺田駅で臨時停車さすと、文パルで大きな催し物があったときは。平常でも奈良競輪のあるときは臨時停車していますからね。あれは2線ですわ。だから、できんことはない。しかし、寺田の開発ということを考えたときは、あの中では4線は無理ですわ、平面ではね。そうすると、どうしてもやっぱり立交というのが必要やないですか。前にも言うたように、三山木や新祝園に負けたらあかんねん。市制は向こうよりもはるかに歴史があるのやから。僕はそこを言うわけですよ。そうでしょう。国がこういう制度を持ってきたと。今、あかずの踏切じゃないとおっしゃいますけど、久津川なんかはひどいものですよ。これね、1時間に40分と言いますけど、1時間の間に40分ガーッと閉まっておるということじゃないんですよ。1分、2分閉まりよるのを合わせての話やからね。ご存じですやろ。そうすると、久津川も寺田もかなり近い渋滞踏切ですわ。前にも言うたように、交通量の少ない三山木は、それは工事しやすいから先に上げはったのかもわからんけれども、立交したのかもわからんけれども、やっぱり渋滞箇所をきちっと言うて、やっぱりやってほしい。それをひとつよろしく頼みますわ。頑張ってください。  それと、今の話ですけど、京都府の運動公園線の地図ですね、城陽市も関連しているわけですよ。やっぱり建設経済常任委員会に上げていただいたら、地元はこう言うてますよと。その辺、市はどう考えているんですかと。あるいは市長がおっしゃったように、青谷の方まで府道上狛城陽線、あそこも非常にこれから交通量が多くなるだろうというふうにも言われているわけですから、その辺のアクセスを今度どう持っていくかということが大切なので、ここはやはりこういうことは早く各常任委員会に上げていただいて、協議できる場を設けていただきたいなと思いますので、これもよろしくお願いしますわ。  それから、取水井ですけれども、ことしの夏は十分に対応できたということで安心しているわけですけれども、820万でしたっけ、財産として残っているんだということですが、使えないものを残しておくというのはいかがなものでしょうかね。やはり公営企業ですからきちっとその辺は、今年度にでもきちっと処理してやっていくようにしなかったら正しい公営企業会計というものが僕はできないと思う。ちょうど10年も済んでいるわけですから、管理者がやるというふうにおっしゃっていますので、これは強く要望しておきます。  それと、人事考課ですけど、先ほどもちょっと申し上げましたけど、やはりもうちょっときちっとした答弁をしてくれへんだらこっち側も、なかなかこれは難しい問題ですよ。最終的にはやはりこれは上げていかなあかんですよ、経費としてね。経費削減の方向にね。先ほども言うたように、きちっとした絶対評価をしなさいと、能力給でいきなさいということを言うてるわけですから、せっかくの取り組みですから、やっぱりその辺をきちっと実現に向けて取り組むようにしていただきたいなというように思いますわ。  最初に夢を抱こうということでしたけど、ことしのオリンピックを見て、水泳の選手にしてもやっぱり小さいころからそういう夢を持っておったわけですね、オリンピックに出たい。水泳の選手なんかでもね。努力してきた結果がその金メダルという栄誉に浴したわけですね。だから、感想を聞かれたら夢みたいと言いますわな。我々市民も城陽市には今質問したような夢を持って立ち向かっているわけです。努力しているわけです。したがいまして、行政もその夢を破らないように、しっかりと努力していただくことを切にお願いしまして、終わります。      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日9月25日及び9月26日は休会とし、9月27日午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○八島フジヱ議長  ご異議なしと認めます。よって9月27日午前10時から本会議を開き、一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日はこれをもって延会いたします。お疲れさまでした。         午後3時38分     延 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                城陽市議会議長  八 島 フジヱ                会議録署名議員  安 村   治                   同     梅 原 一 六...