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平成15年第4回定例会(第3号12月17日)

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  1. 城陽市議会 2003-12-17
    平成15年第4回定例会(第3号12月17日)


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    平成15年第4回定例会(第3号12月17日) 平成15年       城陽市議会定例会会議録第3号 第 4 回      平成15年12月17日(水曜)午前10時00分開議   〇出席議員(24名)  太  田  健  司  議 員  奥  田  龍 之 介  議 員  飯  田     薫  議 員  西     泰  広  議 員  宇  治  タ カ 子  議 員  千  古     勇  議 員  藤  城  光  雄  議 員  寺  地     永  議 員  浦  畑  眞 一 郎  議 員  宮  園  昌  美  議 員  八  島  フ ジ ヱ  議 員  若  山  憲  子  議 員
     語  堂  辰  文  議 員  山  本  俶  子  議 員  野  村  修  三  議 員  安  村     治  議 員  梅  原  一  六  議 員  内  田     茂  議 員  山  崎     稔  議 員  妹  尾  茂  治  議 員  畑  中  完  仁  議 員  大  西  吉  文  議 員  本  城  隆  志  議 員  奥  村     守  議 員 〇欠席議員(0名) 〇議会事務局  樋  口  治  夫  局長  岩  見     繁  次長  茶  木  三 樹 子  課長補佐              議事調査係長事務取扱  上  野  雅  恵  主事  長 谷 川  順  子  速記 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者  橋  本  昭  男  市長  栗  栖  俊  次  助役  高  橋  正  典  助役  畑  中  雅  弘  収入役  西  尾  雅  之  教育長  伊  庭  満  雄  公営企業管理者  柏  本  光  司  市長公室長  坂  上     馨  総務部長  辻     文  明  市民経済部長  木  村  孝  晴  市民経済部参事  岩  井     広  福祉保健部長              福祉事務所長  狩  野  雅  史  都市整備部長  中  嶋  忠  男  消防長  北  村  光  生  上下水道部長  北  岡  信  三  上下水道部参事  中  村  範  通  教育部長  有  川  利  彦  市長公室次長              政策推進課長事務取扱  大  北  康  人  総務部次長              電算情報課長事務取扱  森     俊  博  市民経済部次長  村  田  好  隆  福祉保健部次長              福祉事務所次長              福祉課長事務取扱  長  村  隆  司  福祉保健部次長              福祉事務所次長  吉  岡  喜  彦  福祉保健部次長              福祉事務所次長  池  上  忠  史  都市整備部次長  小  林  嘉  夫  都市整備部次長              土木課長事務取扱  水  野  幸  一  教育部次長 〇議事日程(第3号) 平成15年12月17日(水曜)午前10時00分開議  第1         一 般 質 問             (1) 奥 田 龍之介 議員 2項目             (2) 梅 原 一 六 議員 2項目             (3) 安 村   治 議員 3項目             (4) 大 西 吉 文 議員 2項目             (5) 飯 田   薫 議員 2項目             (6) 本 城 隆 志 議員 3項目             (7) 宮 園 昌 美 議員 2項目             (8) 西   泰 広 議員 2項目             (9) 妹 尾 茂 治 議員 2項目             (10) 山 崎   稔 議員 1項目             (11) 語 堂 辰 文 議員 2項目 〇会議に付した事件  日程第1(1)から(4)      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  おはようございます。  ただいまの出席議員数は23名でございます。大西議員は遅刻の連絡をいただいております。  これより平成15年第4回城陽市議会定例会を再開いたします。  直ちに本日の会議を開きます。      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  日程第1、一般質問を行います。  奥田龍之介議員。 ○奥田龍之介議員  〔登壇〕 失礼いたします。旋風未来の会の奥田でございます。風邪を引いておりまして、皆様方には迷惑をかけると思いますが、よろしくお願いいたします。  4月に当選をさせていただいて以来、6月議会、9月議会とそれぞれ一般質問してまいりましたが、直接市長の答弁をいただくような質問をしてこなかったように思っております。そこで、今回は市長にご答弁をいただくような質問をということで、よろしくお願いをいたします。  それでは、通告に従いまして、市長の政治・市政運営、特に城陽市の将来像や身近な問題について、また保育所等の運営についてを中心に順次質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  それでは、市長の市政運営、特に城陽市の未来像についてでありますが、城陽市総合計画によりますと、基本構想は、21世紀の第1・四半世紀を展望しつつ、2015年、平成27年を目標年次とするとあり、また基本計画では基本構想の目標年次を念頭に置きつつ、2005年、平成17年とするとあります。  その基本構想の中身でありますが、都市像として緑と太陽、やすらぎのまち・城陽を掲げ、すべての市民が物心両面にゆとりと生きがいのある生活を生涯にわたって送ることができ、しかも魅力ある都市機能の集積により人・物・情報が活発に交流する南山城地域の中核都市として広域的役割を果たし、誇りを持って住み続けたいと願う市民が育つ、やすらぎと活力に満ちた文化の香り高い個性豊かな住宅都市を目指すとあります。  また、施策の目標として、1つ目に、環境を生かした秩序あるまち、2つ目に、快適、安全で住みよいまち、3つ目に、みんなで築く福祉のまち、4つ目に、健やかな心身、豊かな文化を育むまち、5つ目に、くらしを高め、地域の産業を育てるまちとあり、人口フレームでは目標人口を2015年、平成27年で12万人と設定されております。平成14年12月議会で奥村議員もご質問されておりますが、関連した内容で私からも質問させていただきます。  今述べました内容で基本構想があるわけですが、基本計画での目標年次である2005年、平成17年まであと2年であります。人口予測では10万人。人口フレームだけをとっても、平成15年12月1日現在の城陽市の人口は8万3,085人であり、最も多かった平成8年9月の8万5,533人より2,748人減少しており、ここ三、四年は横ばいの状態であります。人口はいずれも推計人口ではありますが。  そこで、市長にお聞きをいたします。まだ2年あるとお考えになっているのか、もう2年しかないとお考えになっているのかは人それぞれだと思いますが、人口が増に傾かない、転入転出が多い、これらの原因はどこにあるのか。また、どのような政策をもってこの問題に立ち向かわれるのか。京都市以南の南山城地域で、市としては城陽市と八幡市のみ人口が減少しているのは事実であります。橋本市政4年間の中間点を過ぎ、今後どのようにされるのかお聞かせください。  次に、都市の特性について考えてみたいと思います。城陽市は、市域が比較的よくまとまっている反面、都市としては未発達である。このことは市民生活と地域がなじみやすいというメリットもありますが、都市魅力の創出や都市サービスの充実などのためにはデメリットとなる側面もある。次代に向けた発展のためには何らかの中心性が必要と思われるとあり、また、都市基盤の整備においては、中心性の少ないまちであることから、駅前整備や中核施設の整備を進める必要があると考えます。また、南北に鉄道が平行して通っていることに象徴されるように東西交通が弱いという側面があるため、東西道路網やバス網を整備して、地域間のネットワークを確立する必要があるとあります。また、シビック機能、市役所や文化パルク城陽、近鉄寺田駅、JR城陽駅など公共・公益施設を中心に商業施設などを整備し、市民の集まる中心地区として、また城陽市の顔として整備するとも書いてあります。  私は9月議会で、城陽市の玄関として近鉄寺田駅を挙げました。駅前の府道内里城陽線についても、ほぼめどが立ったと聞きました。ほんの少しずつではありますが、変わりつつあります。しかし、中心地域としては余りにも無表情ではないでしょうか。9月議会でも申しましたが、夜の7時ごろには、表現は悪いんですが、死んだまちのように感じます。街灯はあっても暗く、店もなく足早に通り過ぎる通行人たち。それがいいんだ、昔からの町なんだというのでしたら、それもいいでしょう。それなら別の場所に中心地域を考えなくてはならないと思います。都市機能を整備し配置し市内をそれぞれのゾーンとしてとらまえるなら、より具体的に絵がないことには何も変化しない、整備が効果的に進行しないと考えますが、市長はいかがでしょうか。近鉄京都線の連続立体交差化についても同様であります。これが前に進むか進まないかによって城陽市の将来は大きく変わるといえます。山崎議員も平成15年3月議会で質問されておられますが、寺田駅前まちづくり協議会に対し、市は何を期待し、どのようにしたいのか。具体化に向けて地元住民の積極的な参加は言うまでもありませんが、基本構想としての絵がありません。絵をつくることにより、市として、地域住民としてここまで考えている、そのことを京都府や国にぶつけていくことが重要ではないかと考えますが、いかがでしょうか。新田辺駅や三山木駅周辺の変化を見て何か感じておられると思いますので、よろしくお願いいたします。  次に、保育所等運営について質問したいと思います。  バブル崩壊後の長引く経済不況、少子高齢化の社会情勢により、景気の先行きはなお不透明であり、リストラや国の構造改革が進む中で、所得や雇用の面で厳しい状況が続いております。また、女性の社会進出により共稼ぎの家庭が以前よりふえてきた現在、就学前の児童を預かる施設の運営もそのニーズにより大きく変化しております。全国各地で24時間営業の保育所ができたりもしております。近隣ではJR宇治駅前に、夜の10時まで保育のできる保育所が平成15年6月にオープンしました。私もPTAの役員を5年しておりますが、本部役員の8割以上が何らかの職についておられ、夜の7時30分からの会議でもなかなか出席できない、帰ってこれないという人がいます。私自身3人の子どもがおり、私立保育所に通わせておりましたが、7時までの延長保育でさえも、よく迎えに行くのにおくれたことがありました。園に対しても、子どもに対しても申しわけない気持ちでした。子どもの方から考えますと、少しでも早く迎えにきてほしい、早くお父さんやお母さんに会いたい、その方がよいに決まっていますが、なかなかそうはいかないのが現状ではないでしょうか。親と子の触れ合い、特に小さい子どもさんの場合、必要なことだと思います。しかし実情は、正規職員であれ、パートであれ、就業時間との調整が困難なものになってきており、迎えに行く時間はそれに合わせなければなりません。何もないのにリストラされる時代です。会社がこう言う就業時間に合わせなければ職を失うことになりかねません。  城陽市内には現在、7園の公立保育所と4園の私立保育所の計11保育所があり、私立保育所ではほとんどが夜の7時まで延長保育されています。公立保育所でも、平成14年度から久世保育園で夜7時まで延長保育がなされていると聞いております。その利用状況と園児1人当たりの実際の費用が幾らかかるのか、お聞きしたいと思います。また、他の保育園も含めて保護者からの要望として、延長保育の要望があるのかないのか、詳しく教えていただきたいと思います。  次に学童保育所ですが、今年度の青谷学童保育所改築で、一連の改修・改築が終了したことと思います。現在、学童保育所の運営は平日で午後6時まで、土曜日は午後5時までとなっております。対象児童は小学校4年生まで。寺田学童保育所小学校敷地内に新築移転したことで、すべての学童保育所小学校敷地内にあります。また運動場や遊具等での遊びや室内での活動等、幅広く利用されていることと思います。利用されている方々は保育園と同様で、仕事をする上で職場等さまざまな問題を抱えており、学童保育所においても延長保育の要望があるのではないでしょうか。学童保育所の運営についても延長保育等のサービスの向上を図るべきと考えますが、いかがでしょうか。また、その場合、当然経費もかかると思われます。受益に応じた保育料の設定も必要と考えますが、いかがでしょうか。全体の運営状況や運営経費、保育料の設定等についてお聞きをしたく思います。  以上、ご答弁をよろしくお願い申し上げまして、私の第1質問とさせていただきます。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、奥田議員の質問に、まず私の方からお答えをしてまいります。  遅々として進まないまちづくりを危惧されて現状を鋭くご指摘いただいた、このように思っております。そこで、順次お答えをさせていただきたいと思っております。  まず1点目、人口増に傾かない、こういった観点からの基本計画・基本構想についてのお問いかけがございました。ご質問の中でもあったわけでございますけども、本市の人口フレームにつきましては平成6年に策定いたしました基本構想・基本計画におきまして、平成27年を目標年次といたしました12万都市を目指すことといたしているわけでございます。この内訳でございますが、既存の市街化区域におきまして9万8,000人といたしているものでございます。それから新市街地におきましては東部丘陵地その他の市街化調整区域などで2万2,000人、合わせて12万人を目標といたしているわけでございます。そこで、ご質問にもございましたとおり、平成15年12月、これの推計人口は8万3,085人となっておるわけでございまして、ピーク時でございました平成8年の8万5,533人から見ますと減少傾向が続いているわけでございます。  人口を左右する要素といたしましては自然動態と社会動態があるわけでございますが、現在の人口、これの主要因、人口状況の主要因といたしましては、自然動態では、当然のことながら出生数が減少しているわけでございまして、社会動態で申し上げますと、新たな市街地が進展していない。そういったことからさらに転出者が増加している。こういったことが要因として考えているわけでございます。こういう大変人口減少の状況という厳しい状況下におきまして、まずは、やはり市の活性化を図らなければならないと考えているわけでございます。こういったことによりまして新規転入者を呼び寄せ、そして定住化をさせる、そのような魅力あるまちづくりの進展が必要であると考えているわけでございます。  そこで、具体的には今後新市街地の整備促進、さらには新たな新市街地の形成によります住宅の供給など、土地の高度利用を図る必要がある。このことが重要であると考えているわけでございますので、既に策定を終えております都市計画マスタープランの早期実現に向けまして積極的な取り組みを進めてまいりたいと考えております。加えまして、これらの土地利用の推進に伴います雇用の確保、さらには既存市街地におけますところの都市基盤整備、これの促進、それから少子・高齢化に対応いたしました施策の推進、これらによりますところの都市魅力の創出が今後の課題ととらまえまして、必要な施策を講じてまいりたいと考えているところでございます。  それから次に、中心市街地のことでお問いかけがありました。第一次の総合計画におきましては、城陽駅と市役所、それから寺田駅を結びます地域を都市核と位置づけておりましたし、その後の第二次総合計画におきましては、さきの区域に加えまして新たに文化パルク城陽、これらを含む地域をシビックゾーンとして位置づけられてきたわけでございます。平成14年に策定いたしました都市計画マスタープランにおきましても、当然上位計画に当たるわけでございますので、この位置づけを踏襲いたしております。この地域につきましては、既存の公共・公益総合施設総合有機ネットワークを形成をいたしまして、商業・業務機能の集積を図ることにより、市民の集まる中心地域として、また城陽市の顔として都市中心機能の強化を図ることを目指しているところでございます。
     この間の推移を見てまいりますと、1つは城陽駅東地区土地区画整理事業が進みました。あわせて城陽駅の橋上化や東西自由通路の整備を行ったところでございますし、シビックゾーンの核となります城陽駅と寺田駅を結びます道路交通網の整備といたしましては、都市計画道路今堀庭井線、それから寺田停車場線及び寺田駅前広場の整備を行ったわけでございます。現在、ご承知のとおり都市計画道路寺田西富野線の整備に取り組んでいるわけでございますし、寺田駅の東駅前、この府道内里城陽線の拡幅整備にも京都府とともに取り組んでいるところでございます。この両駅を有機的に結びますバスを既に開設いたしたところでございます。  それから、寺田駅周辺に向けましての具体化の中で、寺田駅前協議会に何を期待しているかと、こういったお問いかけがございました。今、寺田駅周辺に向けて、この駅前協議会と市が協働してまちづくりに取り組んでいこうと、そういった組織として位置づけさせていただいているわけでございまして、今年度、平成15年度でございますが、まちづくり専門家を派遣するなどしまして支援を行っているところでございます。まちづくり協議会の組織強化と今後のまちづくりのイメージの具体化に向けまして、地域の課題を把握する中で、まちづくりに対する共通した認識を持つことを目的として現在取り組みを進めているわけでございます。協議会には、市と協働して、寺田駅周辺整備計画の立案に向けまして、具体的な整備範囲や整備手法の検討を行っていただきたいと考えているわけでございます。我々といたしましても、この駅前協議会を立ち上げていただいて相当年数がたっていることは重々承知をいたしております。そのようなことを受けまして、今お答えさせていただきました平成15年度新たな取り組みの一策といたしまして、専門家を派遣するなど支援を行っているわけでございます。また、この協議会でございますが、地元調整、それから行政と地元の仲立ち的な役割を担っていただけるよう期待をいたしているわけでございます。  今後でございますが、さきにも申したわけでございますが、この都市計画マスタープランにうたわれました目指すべき方向の実現に向けまして、施設整備、それから商業施設や交通対策などソフト面も含めた取り組みを鋭意進めてまいりたいと考えておりますので、よろしくご理解をいただきたいと思います。  それから、1つお問いかけがございまして、新田辺とか、それから三山木駅の変化を見て何か感じるかと、こういったことのお問いかけがございました。私は都市計画なるものは一夜にしてできないというふうに思っております。今日の新田辺駅前のたたずまい、それから三山木駅周辺の区画整理に合わせた鉄道の高架化、これを見たときに、いかに都市計画が重要であるか、このように改めて認識をいたしたわけでございます。そういった点から見ますと、本市の場合6駅あるわけでございますが、具体的に駅前周辺をこのようにしていこうという方向性すらできていないというのが、私は率直に申しまして、このような状況であるというふうに思っているわけでございます。しかしながら、やはりこういったことが将来にわたって禍根を残さない、こういった面では市民の皆さん方とともに、このまちのあり方、これらについて広く議論をしていく必要がある、このように感じているところでございます。 ○八島フジヱ議長  岩井福祉保健部長。 ○岩井広福祉保健部長  それでは、私の方から、保育所等の運営につきましてご答弁を申し上げます。  まず、第1点目の平成14年度から実施をいたしました久世保育園での延長保育に関するご質問でございますが、延長保育の利用につきましては、あらかじめ月単位で利用登録をいただいた上でご利用いただく場合と、それから保護者の急な残業等によりまして、緊急的な事情により1日単位でご利用いただく場合がございます。  平成14年度の利用状況でございますが、毎月18時30分までの30分間の利用の登録児童数につきましては年間で18人、毎月19時までの1時間利用の登録児童数につきましては年間で136人でございました。実際の利用児童数につきましては、緊急的な利用を合わせまして、30分利用児童数が年間983人、1時間利用児童が年間1,193人の合計2,176人の利用がございました。保育日数が年間293日でございますので、1日平均にいたしますと、30分利用児童が3.4人、1時間利用児童が4.1人で、合計ベースといたしまして7.4人の利用となっております。  次に、この延長保育の実施に要した経費でございますが、保育に当たります職員等の人件費と給食材料費で平成14年度決算額は217万円となっておりますので、単純計算でございますが、利用児童1人1日につきまして約1,000円の経費がかかっていることとなっております。  次に、公立保育園に係ります延長保育の保護者からの要望でございますが、これにつきましては、毎年、公立保育園保護者会連絡協議会から、公立全園での延長保育の実施といったことで要望書が提出されているところでございます。しかしながら、本市といたしましては、公立保育の運営に多額の超過負担が生じている現状から、延長保育の実施につきましては、従来、安定的に国の補助金が確保できる利用児童数が見込めること、さらに延長保育実施保育所の地域的なバランスを図る、こういった2点から、現時点では公立保育所におきまして久世保育園のみでの延長保育を実施してきたところでございます。  なお、今議会で報告させていただいております城陽市立保育所の施設整備及び運営に関する計画書案によりまして、保護者の多様化する保育ニーズに今後も柔軟に対応していくために、これからの効率的な保育所運営の確保を図っていく中で、公立保育所での延長保育の実施も含めまして、全体として保育サービスの向上を図ってまいりたいと考えているところでございます。  続きまして、学童保育所の運営等につきましてのご答弁を申し上げます。まず、学童保育所における延長保育の要望があるのかといったご質問でございますが、現在、学童保育所の開所時間につきましては、平日の平常時につきましては13時から18時、長期休業中につきましては午前8時30分から午後6時と。また、土曜日につきましては午前8時30分から午後5時となっております。学童保育所の開所時間につきましても毎年学童保育所保護者会連絡協議会から、全期間の閉所時間を午後7時まで、また長期休業中の朝の開所時間を午前8時からといった要望書が出されているところでございます。保護者会独自で取り組まれたアンケート結果もいただいております。直接保護者会からは、まず土曜日の閉所時間だけでも他の曜日と同じく午後6時までとならないかといった要望もお聞きをいたしております。学童保育所の開所時間の延長につきましては、今後、児童の利用実態や保護者の方の要望も踏まえまして、延長の実施に向け取り組んでまいりたい、このように考えております。  次に、学童保育所の運営状況でございますが、運営につきましては、指導員として週30時間勤務の嘱託職員を1学童保育所2名をベースといたしまして、利用児童数に応じパート職員の配置を行っているほか、障害をお持ちの児童に対しましては、必要に応じまして別途加配の指導員を配置して日々保育を実施しているところでございます。  次に、運営経費につきましては、平成14年度決算で7,037万1,000円の経費に対しまして、2,026万6,000円の府補助金と1,989万7,000円の保育料調定額となっております。保護者からの保育料の設定につきましては、運営経費全体から府補助金等の特定財源を除きまして2分の1を負担いただく形で設定しておりますが、平成14年度決算で申し上げますと、その保育料の比率が45%となっている状況でございます。今後仮に開所時間を延長した場合におきましては、それに伴います経費がふえることとなりますが、保育料の算定につきましては、この方式を基本といたしまして保育料の設定を行ってまいりたい、このように考えているところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  奥田議員。 ○奥田龍之介議員  それでは、第2質問をさせていただきます。  まず保育所の運営の方からさせていただきますが、延長保育につきまして、毎年保護者会連絡協議会から延長保育の実施の要望書が提出されているという答弁でありました。その延長保育の要望を考えてみますと、安定的に補助金が確保できる利用児童数でまずあること、それから延長保育実施保育所のバランスから考えて現時点では久世保育園のみ延長保育を実施されているというふうなことでしたけども、また、城陽市立保育園の施設整備及び運営に関する計画書というのが福祉文教常任委員会に報告として出されていることもありますんで、この場での第2質問では深く立ち入らず、その委員会の方で十分に討議することといたしますが、実際には非常に厳しいものがあるだけに、市としてそれを認識していただきたいというふうに思っております。これは学童保育所も含めてですけれども、条件は一緒なんですよね。実際には非常に厳しいものがあって、共稼ぎの家庭が多くなってきて、また核家族化によりお父さんかお母さんのどちらかが迎えにいかなければならない。毎日毎日どたばたしておられて、迎えに行って、そこから夕食の買い物をして、支度をしてというようなことでいろいろやっておられる。こういったふうなことを毎日毎日繰り返しやっておられるわけですから、その辺当然効率よい運営というのがまずあるわけですけども、保育ニーズに合ったサービスの向上を図っていただくということを強く要望させていただきます。  1つだけお聞きをしたいんですけど、今お話をいただきました久世保育園の平成14年度決算額が217万円、利用園児1人1日につき1,000円ですか。この1,000円というのは保護者負担が1,000円ですか、それとも市の負担が1,000円ですか。もしも割り振られているんでしたら、その割り振り等についてお聞かせをいただきたいと思います。  それから学童保育の方なんですけど、これも平成14年度決算で7,037万1,000円の運営経費に対しまして補助金がという話があったんですけども、基本的に市の負担額が3,000万円強ということになるわけですね。緊急財政健全化計画の推進がある中ではありますが、例えば仮に今の時間を全施設・全期間にわたりまして、平日も土曜日も含めて例えば夜の7時までとしますと運営経費としてどれぐらい必要なのか、また、その市負担額は幾らになるのか、お聞かせをいただきたいというふうに思います。  さて、人口問題ですけども、12月8日付けの京都新聞におきまして、10月1日現在の推計人口が載せられておりました。1年前の同期に比べまして城陽市の人口は237人の減、八幡市で113人の減となっております。南部都市では最も人口が減った都市であります。逆に増加した市はといいますと、宇治市で670人、京田辺市で587人、向日市におきましては実に770人の増加があります。それぞれの市におきましてはさまざまな手法で都市の魅力化に取り組まれております。主にはその主要駅の周辺整備などは最たるものではないでしょうか。田園都市城陽というような形であっても、市長の答弁にありますように、市内6駅あって、その主要駅、近鉄寺田駅とかJR城陽駅の整備は必要不可欠なものではないでしょうか。私は個人的には総合計画の見直しを強く要望したいと思います。見直しというよりも、目標年次を決めて、そこに向かい、いつ何をすべきなのか、はっきりとした指標を持って取り組むことが最重要と考えております。本城議員もいつの議会だったかで、城陽生まれの城陽育ちで城陽が好きとおっしゃっておりましたが、私も同じでして、負けないぐらい城陽が好きです。このまちをよくしたい、住みたい、住んでよかった、そのように言われるそんなまちにしたい、そういうふうに思っております。  人が集まるというのはどういうことなのでしょうか。生息都市、情緒都市。都市は人々の仮住まいではなく、人々が集まって生息する空間と考えます。そこで生活をしているわけです。家に帰ってきて食事をし、お風呂に入り、寝る、それだけの住まいでは活気は生まれてきません。例えば、ちょっと帰りがけに寄り道をする。道は明るく人通りも多い。何か楽しいな、何かうきうきするな、そういう形のまちはつくれないでしょうか。昔から向こう三軒両隣という言葉がありますが、やはり隣近所が楽しく生きることが大切ではないかと思います。それが自治会に広がり、小学校単位で、さらにそれぞれ久津川、寺田、富野、青谷が、そして城陽市全体がと広がっていくと思います。すべての市民が満足することは無理かもしれませんが、市が何をしようとしているのか、目標は何なのか、それを理解してもらうことが重要と考えます。城陽市独自の政策、施策、制度や事業の目的を明確にし、市民とその情報、目的の共有化を行うことにより、市の活性化のためにまちづくりに取り組むべきだと思いますが、いかがでしょうか。  先日の日曜日に総合運動公園に行ってきました。ツウィンクル城陽、ものすごく大変なにぎわいでした。聞きますと、その前の土曜日は苦情が来るほどもっと人が集まっていたんですよということです。これも1つの目玉ではないでしょうか。昨年が7万球、ことしが14万球。聞きますと、5カ年計画で文化パルク城陽やサンガタウンを含めまして30万球を目指しているということです。このことに対して充実をさせ拡充を図るため市民と市が協力し合う、協働し合うことが重要と考えますが、いかがでしょうか。主役は市民なんです。ツウィンクル城陽を参考例として、市民とともに仕上げてしまうことが必要と考えます。そのことによって市民や市がこんなこともできる、あんなこともできるとなり、いろいろな方面に波紋が広がり、市の活性化につながるのではないでしょうか。  最後にシビックゾーンですが、まず近鉄の立交が最重要だと考えます。総合計画の中で第二名神が市の発展に欠くことのできないものとしてありますが、私はそれよりも近鉄の連続立体交差化が城陽市の発展に欠かすことのできないものと思います。駅前をどうしたいのか、そのことが決まれば、それを目標に、いつまでにしたいのか具体的に絵をかかなければ前に進む速さも鈍ってしまいます。今まで絵がないものだから皆さん方の話の中で、それぞれの人々が頭の中で絵をかかれております。ある人はAという絵をかかれているかもしれませんし、Aダッシュという絵をかかれているかもしれません。場合によってはBになっているかもしれません。絵をかくことによって市民皆様方、そして近隣の方々の意識が一つにまとまる、このように思います。  それと、市所有の近鉄西側の土地についても長年手つかずのままで置かれております。今言いましたように、連続立体化に向けてどのような目標を持っておられるのか、お聞かせいただきたいと思います。  以上、再度お聞きをしましたものを含め、ご答弁のほどよろしくお願いいたします。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、奥田議員の第2質問に、まず私の方からお答えをいたします。  まちづくりの計画的ビジョンにつきましては、基本構想におきまして長期的な見通しと、それから明確な理念に基づきます将来ビジョンを明らかにいたしまして、行政運営のみならず広く民間諸活動の指針として策定をし、これを公表しているところでございます。市におきましては、これを受けまして10年間の実施計画といたしまして、まちづくり推進計画これを策定いたしているわけでございまして、第二次まちづくり推進計画、平成11年3月でございますが、議会、それから市民の皆様方に公表いたしました。しかしながら、近年の社会経済状況、これは大変な激変をいたしているわけでございます。  当然ながら、市を取り巻く環境も大きく変化をしてきております。とりわけ城陽市におきましては厳しい財政状況に直面いたしているわけでございまして、ご案内のとおり緊急財政健全化計画を策定いたしまして、その取り組みを進めてきているところでございます。これは基礎的自治体といたしまして体力の強化に努めようとするものでございまして、城陽市の将来のために今やっておかなければならないまちづくりを進めていく上で重要な取り組みであると認識をいたしております。  一方、城陽市の基本計画でございますが、計画期間が17年となっているわけでございまして、今後でございますが、これからの社会経済状況、それから人口など社会動向を踏まえまして計画策定が必要であると考えているわけでございまして、そういった中で市民の皆様方とのまちづくり目標を共有して、これを目指してまいりたいと考えております。  そこで、具体的に一、二ご質問があったわけでございますが、連立も含めて絵をかく必要があるというご指摘をいただきました。先ほどもお答えいたしたわけでございますが、既に寺田駅前には駅前協議会、これはみずからのところはみずからでまちづくりを進めよう、そういう目的を持っていただいて積極的な対応をしていただいておる協議会でございます。今は皆さん方が、この我々の住む地域をどのようにしようということで、やはり一番大事なことはこれをみずからの手のもとでやっていこう、こういう意識、認識が私は大事だというふうに思ってもまいりました。しかしながら、奥田議員から絵を示すべきではないか、こういうふうにおっしゃっていただいております。我々は、そうしますと、各論が先に出てしまったときに前に行くのかという問題を非常に懸念いたしております。と申しますのは、絵を先行させますと直接的に利害が先行いたしまして、すなわち各論議論になりまして、そのことが頓挫してしまう、これが失敗事例として挙げられているわけでございますので、今はやはり強い認識を持っていただきたいのは、地元の皆さん方で我々の住むまち、この駅周辺をこうしたいと、こういう考え方が今この駅前協議会でご議論いただいてもおりますし、我々といたしましては、その駅前の協議会に対して15年度新たに専門家を派遣したり、そうしながら取り組みを進めているわけでございます。いろいろと連立をする前に何が大事かといいますと、それぞれの駅前をどうするかと、このようなものを持っていかないと、鉄道だけを単純にじゃあ高架にしましょうかと、こうはならないわけでございますので、まず駅前をどのようにしましょうと。ですから手順からいきますと、みずからが駅前をどうしようという協議会があって、その方々が将来ビジョンをみずから持っていただく、それに行政がどのように参画していくかという手段を考えていく。究極はそのことによって鉄道の高架化につながると、このように思ってもおりますので、もう少し地元の皆さん方に対して温かい目線で見てやっていただきたいし、我々も積極的な支援をしていきたい。(発言する者あり)答弁中でございます。  それからもう1つは、今もお答えいたしたわけでございますけれども、やはり寺田駅周辺、これは私どものまちの中心地域としてこれがふさわしく、人が集まり、にぎわいのある本市の玄関となる地域といたしてまいりたいと考えているわけでございまして、今お答えをさせていただきましたとおり、このまちづくり協議会と協働しながら具体的な計画立案を進めていきたいと、このように考えております。いずれにいたしましても、やはり地元の皆さん方のそういった熱意と、我々行政が何とか中心駅にしたいと、このような思いを総合的に結果として出せるように我々も努力をさせていただきたいと考えておりますので、よろしくお願いをいたします。 ○八島フジヱ議長  岩井福祉保健部長。 ○岩井広福祉保健部長  それでは、私の方から保育所と学童保育所につきまして、第2質問にご答弁を申し上げます。  まず、1点目の久世保育園での延長保育の実施に係ります利用児童1人1日当たり1,000円といったことで先ほどご答弁申し上げましたが、これはちょっと説明が不足いたしておりましたが、利用児童1日当たりに要する経費でございます。したがいまして、それの財源内訳につきましては、平成14年度決算で、久世保育園延長保育実施に係ります保護者からの利用料収入の総額が43万9,200円、また国・府の補助金収入が94万5,037円ございましたので、これをそれぞれの利用児童数で除しますと1人1日当たり1,000円の経費になるということでございます。したがいまして、この1,000円の経費に対しまして保護者利用料が200円、それから国・府補助金が430円となりまして、差し引き一般財源の額につきましては370円の負担となるものでございます。  続きまして、2点目の学童保育所の開所時間を仮に全期間午後7時まで延長した場合の運営経費でございますが、この開所時間を午後7時までにしたときにかかる経費といたしましては、やはり学童保育指導員の新たな配置が必要になってまいります。そういった学童保育所指導員につきましては嘱託職員で対応を考えておりますが、それの報酬といたしまして年間約900万円が必要ということで試算をいたしております。その財源といたしましては、これは開所時間が1日6時間を超えまして、なおかつ午後6時を超えて開所した場合につきましては、これは京都府からの補助金といたしまして、本市10学童保育所ございますが、全体で約330万円の収入が見込まれるということでございます。したがいまして、差し引き額につきましては570万円ということになります。この570万円につきましては、先ほど申し上げましたいわゆる特定財源等を引いた残りの経費につきましては基本的に保護者と市とがそれぞれ2分の1ずつ負担をするということになっておりますが、仮にこういった負担割合でいくということになりますと、保護者の方に負担していただくものにつきましては、これは本年の4月1日現在の利用児童数で試算した場合につきまして、月額保育料1人当たり570万円の計算になるところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  栗栖助役。 ○栗栖俊次助役  ツウィンクル城陽につきまして、私の方からお答えさせていただきたいと思います。  ツウィンクル城陽はことしで2年目となるわけでございますが、この間、先ほど奥田議員がおっしゃっておられますように7万球から14万球というふうに変えまして、また意匠につきましても昨年より相当いろいろ工夫を凝らしておるところでございます。この内容につきましては、市民の方、また学生の方、それから市の職員を初め、本当に広範な方々のボランティア活動でこういうような飾りつけ等を行っていただいておるところでございます。非常に好評でございまして、さきの日曜日には5,000人を超える観客の方が来られたということでございまして、このツウィンクル城陽そのものを観光協会の方で取り組んでいただいておるわけですが、当然それらの飾りつけなりさまざまな活動の中では、やはり市民の方の活動によってこれが支えられておるというふうに認識をしておりますし、今後もこれらの充実、また発展に向けて、やはりご指摘のとおり市民の協力がなければ進展はしないというふうに思っておりますし、今後ともこういう形でさらに広範な市民の参画、参加をいただくような形で観光協会とも連携をして取り組んでいきたいというふうに考えておるところでございます。 ○八島フジヱ議長  奥田議員。 ○奥田龍之介議員  それでは要望いたしますが、今の助役のツウィンクルの話なんですけども、確かにたくさんの方々が訪れておられて、去年と違いまして、造形大学ですか、何かから来られていろんな形をつくってやっておられるというふうな部分がありました。ただ、私その日曜日に行く前に、日曜日は家族みんなで行ったんですけれども、その前に平日に行ったんですけれども、平日はやはり非常に少ない方々、お客さんの入りが少ないというようなこともあるんでしょうけども、出ておりますお店も四、五軒しかなかったというのが現状です。いろいろそこで頑張っておられるボランティアの方々にお聞きをしますと、やはりいろんな状況の中で何とかもう少し集客力のあるものを持ってこれないか、また、もっと盛り上がりが欲しいんやというようなことがありました。先ほどの第2質問でもさせていただきましたように、やはりボランティアでそこでいろいろやっておられる方々の意思を、テンションを下げるような形じゃなくて、ともに一緒にテンションを上げていく。そこでもっと多くの方々がそこに集い、FMうじですか、ずっと生放送しておりましたけれども、そういうふうな場でも例えば集まっている方々の声が電波を通してリスナーに聞こえるようなものがあればいいなと思っていたんですけども、いすの前に座っていたのは私だけでした。平日ですから仕方がないのかもしれませんけれども。そういうようなことをやることによって、あっ、ああいうなんもできるんやな、ことしまた違うことをやってはるな、魅力的や、おもしろいなということで集まっていく。それを1つの起爆剤として、先ほど市民に引っ張られていくのかというようなことをおっしゃっていましたけども、そういうふうな場面もあってもええんやないかなと思います。何から何まで全部市がやってしまわなあかんのや、市がおぜん立てせなあかんのやというて考えてしまいますとなかなか難しいものが出てくるし、逆にいろんな発想の中で、これはバックアップしてあげなあかんでというものがあればどんどんバックアップしていきながら、市民と市が協働して一つのものをつくっていったり、それを例えば長年やっていくことによって城陽の目玉になっていく。城陽てあんなんやってはるとこやったなというようなことになると思うんです。  先ほども言いましたように、12月8日の京都新聞では、これは京都市長選の記事でございまして、その中に、日本の人口の減少は2006年からとされるが、京都市では既に始まっていると。1986年をピークに1万3,000人以上も減っていると。また全国のどの大都市も体験したことのない急激な人口減少社会に京都市は一足早く踏み込んでいると。勤労世代や税源の先細りも意味をする。成長経済時代の考え方やシステムは通用しない。全国モデルをつくる市長の先見性と大胆な決断力が問われようというふうにあります。東京の多摩ニュータウンにつきましても、当時の計画の半分を超えたあたりの人口で、そこからは減ってきているわけですね。計画人口まで行っていない。それから近隣では門真や守口なんていうのは急激な人口減によりまして市政に混乱を来しているとも言われています。逆に滋賀県の草津市のように人口がものすごい増加をしてしまいまして、当然大学や会社を誘致しておりますからそういったふうな形でどんどんどんどん活性化をし、発展をし続けているところもあるわけです。21世紀に入りまして、まさに地方自治というのは市民の取り合いなんだと。それが始まっているんだと思います。それからすると、まさに城陽市も京都市と同様に急激な人口減少社会に足を踏み入れているというふうに思われます。京都市内に出かけて、「どこから来られましたか」、「いや、城陽ですねん」と言うたときに、「城陽ってどこですか」、「いや、宇治の隣です」とよう答えていました。城陽を売る。城陽というのはこんなんやってはるまち、知ってますと言うてもらえるような感じ、それはどうやったらいいのかなというふうに思うんです。総合計画に対しても見直すべきところは見直し、その実現に向けて市は何をもって急激な人口減少社会や市民の取り合いに勝負を挑むのか、城陽市をPRするのか、これは大変重要なことだと思います。  ここ五、六年、城陽市、余り変化に乏しかったというふうに思います。9月議会で質問をいたしましたが、都市計画道路の寺田西富野線や寺田駅前の内里城陽線、この辺がどんどん整備が進んでいく、まちが変化をし始めてきました。ある意味で田舎町というまちでいいんじゃないかな。無味無臭の大きな都市よりもそれの方がいいんじゃないかなと私は思います。特色ある地域に合った都市像を大切にし、子や孫までが住みたいと思うまち城陽、これを目指して頑張っていかれることを要望いたします。今後を楽しみにしまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○八島フジヱ議長  11時10分まで休憩いたします。         午前10時58分     休 憩         ──────────────         午前11時10分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を行います。  一般質問を続行します。  梅原一六議員。 ○梅原一六議員  〔登壇〕 おはようございます。  17番議員、公明党の梅原一六でございます。長い間質問をごぶさたしておりますので少々上がっておりますけれども、よろしくお願いしたいと思います。特に市長を初め理事者の皆さん方におかれましては、簡潔明瞭な答弁、そして前向きの答弁をお願いを申し上げまして、質問をしたいと思います。私は、通告に従いまして質問を順次させていただきたいと思います。  まず、芝ケ原12号古墳訴訟についてでございます。まず、訴訟の経過について少々述べておきたいと思います。  1986年7月に行われた発掘調査で、我が国初の車輪石銅製腕輪などが出土し、芝ケ原12号墳は日本最古級の古墳と評価され、以来、文化財保護団体など各種団体や市議会から保存要望する声が相次ぎ、これにこたえて市は古墳用地約1,470平米の買収を決めた経過となっています。しかし、用地を保有する開発業者は、古墳用地が開発地の出入り口に当たるとして、古墳を含む開発地全体の購入を求めました。当時、土地全体の鑑定価格は4億円。開発業者は住宅開発の利益を加え6億円を要求しましたが、最終的に5億4,000万で合意し、市議会も全員一致で了承。これに基づき城南土地開発公社が86年8月に先行取得し、市は公社から買い戻すことを約束しました。  ところが、翌年11月、住民数名により、鑑定価格を超えて用地を買い戻してはならないことを求める裁判が京都地方裁判所に対して起こされました。この裁判は長期間に及び、1995年5月、1審判決は原告の敗訴、1997年9月の2審判決では原告の逆転勝訴となりましたが、当時の市長、つまり大西市長は議会の判断を求めた上で上告し、平成15年6月10日、最高裁の不適法であり本件訴えを却下するとの判決をもって、16年に及んだ芝ケ原12号古墳の土地買収に係る違法行為差し止め請求事件は終了いたしました。  原告らが起こしたこの訴訟は、16年の歳月を費やしただけでなく、市財政をも浪費することになり、購入費はもともと5億4,000万で済んだはず。それが利子3億8,000万円を加えた9億2,000万円の支払い義務が生じたことは紛れもない事実であり、財政面だけでなく、文化遺産の保護行政に及ぼした負の影響ははかり知れないものがあり、その結果責任は原告らに帰すべきものであると言わざるを得ない。血税のむだ遣いの美名は新たな債務の負担をもたらし、その分今後の市民サービスの低下を招くことは明らかで、極めて遺憾なことであるとの要望書が市あてに出されていると聞いております。  そこで、最高裁判決を踏まえて、次の点について質問いたします。  まず1点目でございますが、困難性が高いとは聞いていますが、原告らに対する利子等の求償に関する弁護士との協議の状況はどうなのか。  2点目、指定地に関する補助金の見込み、すなわち文化庁、京都府に対する申請状況はどうなのか。  3点目、土地の総額が9億2,000万円となっているが、買い戻しに際し単年度の負担を軽減する方策を検討しているのか。これらについてお尋ねいたします。  次に、道路行政でございます。  市は、平成14年度中に市民から寄せられた要望や相談などをまとめられた市民の声を発行されました。城陽市が抱えている問題、課題が凝縮、さらには市民生活の一端がかいま見られるが、毎年要望、苦情は同じ分野に集中しているようです。特に市民要望の内容を見てみると、建設や交通安全など環境整備にかかわるものが246件で、全体の51%を占めている。中でも土木に関するものが前年の66件から2.5倍ふえ163件。そのうち最も多いのが道路関係で、前年度との比較でも22件から58件で2.6倍増。ほかに目立つのは、側溝に関するものが前年19件が39件、府道が4件から15件、歩道は4件から15件、ここ数年来、道路や交通問題に関する要望が常にトップを占めている現状であります。都市整備にかかわっていた橋本市長としてどのような感想をお持ちか。また、道路行政に対する市長の決意をお聞きをしておきたいと思います。  そこで、府道八幡城陽線の交通渋滞の解消についてお伺いいたします。近鉄久津川駅を中心に、歩道のない道路に車、バイク、自転車、人がひしめき、通勤・通学時間帯は殺人道路と言われているほど市内で最も交通が錯綜し、すべてに優先して街路事業を行わなければならない箇所であります。この大きな原因ともされている京都銀行、つまり久津川支店でございますが、の府道城陽宇治線、つまり府道69号線と八幡城陽線の交差点部分の渋滞にあるとされています。この交差点付近の道路幅員は、府道城陽宇治線、市道103号線のいずれもが車道約7メーター。どの方向からも右折車があると後続車がとまってしまい、長い渋滞ができる。京都銀行がある北東角を除き3方面の道路を拡幅し、右折レーンを設け、流れがスムーズになるよう改良してはどうか、お伺いいたします。  次に、市道6号線の拡幅についてお伺いいたします。この市道は、嫁付川から西側5号線、つまりタカミ電器交差点部分まで歩道、道路整備ができ大変喜んでいるところでありますが、残り国道24号線までの歩道と道路整備について、考えをお聞かせください。  次に、下水道整備にかかわる道路側溝についてお伺いいたします。公共下水道事業は、平成2年より城陽市北西部地域より整備がされてきたところであります。これらの地域は水洗化も進み、側溝の掃除も不必要になり、老朽化し、傾斜のない地域でもあります。今後、水洗化が進んだ地域より計画的に溝ふたも含めた側溝整備を進めていくべきと考えますが、市の考えをお聞きしたい。特に、先ほど申し上げました下水道整備が最初にできた地域である平川の長筬、浜道裏、市道1160号線、1048号線、1049号線より市民に目に見える形で進めてほしい。地元市民より強く求められているところでございます。  以上、この場での質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、梅原議員の質問に、まず私の方からお答えをいたします。  芝ケ原12号墳の関係でございます。るるご指摘がございます。質問の中にもあったわけでございますけれども、この最高裁判決を受けまして、利子等の求償について検討を行うようにと要望が出されているわけでございます。最高裁判決はご案内のとおり、地裁、高裁の判決とは異なる角度からの判決でございまして、不適法であり本件を却下すると、このようにされたものでございます。  これまでにも他の議員からも、本裁判が長期に及んでおりまして、その間利子等が増大いたしまして総額が増加していることから、その求償を行うべき、こういったご質問をいただいたところでございます。これまでの答弁の中でも申し上げておったわけでございますが、12号墳訴訟は地方自治法に基づきますところの住民訴訟でございます。困難性の高いものではあるわけでございますが、弁護士と協議、検討していきたいといたしてきたところでございます。弁護士との協議につきましては現段階では最終結論に至っておらないわけでございますが、いま少しお時間をいただきたい、このように考えておるところでございます。  それから、ご質問の2点目でございますが、補助金の状況についてでございます。訴訟が終結いたしましたことから、一日も早く古墳公園の整備を図るため、公社からの土地の買い戻しに必要な財源確保に向けまして、京都府教育委員会、さらには京都府地方課と事前協議を精力的に行っているところでございます。特に、史跡指定部分につきましては平成16年度からの補助金事業によりますところの買い戻しを行うため、事業計画書を京都府に提出いたしまして、受理された段階に至っているところでございます。また、指定地周辺を含みます古墳公園整備計画につきましても京都府と基本的な協議を終えているところでございます。同時に、史跡周辺地域につきましては地方債によります買い戻しを検討中でございまして、これも来年5月の提出期限に向けまして京都府と具体的協議を行っているところでございます。これらの買い取り手法がとれれば単年度の急激な財政負担を回避いたしまして、市の負担は後年度への平準が可能となるわけでございまして、ご質問がございました3点目、単年度負担の軽減策になるものと言えると存じているところでございます。いずれにいたしましても、早期に市民利用に供することができますよう、こういった取り組みを進めてまいりたいと考えているところでございますので、ご理解をいただきたいと思います。  それから、道路要望が多い点はどのように考えるかといったことと、これら改良に対する決意はどうかと、こういったご質問をいただきました。ご指摘のとおり本市内の道路、非常に狭隘部分もございますし、その道路整備はなかなかまだそこに至っていない現状、これは十分認識をいたしております。しかしながら、ようやくここに至りまして府道の改良も進んでおりますし、街かど安全対策事業なる事業で順次整備を行わさせていただいております。何せ市道改良となりますと特財が確保できないと、非常に厳しい財政状況のもとではその進捗度と申しますと、なかなかそうは要望にこたえられないというのが実情と思っております。ただ、下水道整備に関しては、下水道の面整備とあわせて街かど安全対策事業、これの特財が確保ができておりますので順次この点は整備を進めているところでございますが、他の部分については、この15年度から新たに整備手法なりそういったことを用いているわけでございますが、なかなかそこに至らないというところでございます。しかしながら、市民生活に直結するこれが道路部分でもございますし、今後財源確保も含めて、今ご指摘がございました道路改良につきましては意を用いて取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと思います。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは、私の方から、ご質問がございました道路行政につきましてご答弁申し上げます。  まず、1点目の府道八幡城陽線と府道城陽宇治線の交差点、久津川交差点の交通安全対策につきましてご答弁申し上げます。  これまでからも多くのご要望、ご質問を承っているところでございまして、この路線の歩行者の安全確保、渋滞の解消につきましては早急に必要な事業であると認識いたしております。市といたしまして現状を京都府に訴える中で、早期に改良に着手していただくよう再三にわたり要望を行っております。ただ、現在のところ具体的な事業着手というところには至っておりません。今後も京都府に対しまして早期の事業化を強く求めてまいりたいと考えております。  それから、6号線の関係でございますが、6号線につきましては平成13年度並びに14年度の2カ年で歩道整備を行ってきたところでございます。ご質問のそれより西の箇所につきましても、歩行者の安全確保のために歩道が必要であると考えております。事業化につきましては、できるだけ早い年度で実施を検討してまいりたいと考えております。  それから、側溝の改修の件でございますが、これにつきましては街かど安全対策等整備事業で実施している側溝の改修についてでございますが、昭和50年以前にできた老朽化の著しい箇所から順次改修に努めているところでございまして、近鉄以西で早急に改修が必要な路線が約8キロございます。ご質問のございました路線につきましても改修の計画路線となっております。16年度の事業化に向けて今年度測量調査を実施してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  梅原議員。 ○梅原一六議員  まず、最初の12号古墳について再度質問していきたいと思います。私は最初の質問の中においても、原告に対する求償に対する協議、どうなっているのかといったことで、まだ最終的には弁護士と結論が出ていない、こういったことでございますが、この最高裁の判決の中に訴訟の総費用は被上告人らの負担とすると、こういった最高裁が言われているわけでございますけれども、この質問をするまでに個々に聞かせてもらった中で、弁償といったところなかなかできないと。また、今回補正予算にも上がっておりましたけれども、弁護士費用が上がっております。普通、素人考えか知りませんけれども、本来なら弁護士費用だって最初の原告である方々に請求したって、最高裁の判決の中にあるんですから、やって普通ではないかなと、この素朴な疑問があるわけでございますが、その点、具体的にまだ結論が出ていないという答弁でございますので、まだそういういわゆる請求することも可能なのかなというように思わざるを得ないわけでございますけれども、その点もっと詳しく、結論が出ていないけれども、弁護士との今協議はこういう形ですよということぐらいは答弁をもらってもいいんじゃないかなという感じがするんですよ。余りにも少し短絡的な形で、余り出せないのかどうか知りませんけれども、もう少し具体的に、ある面では市民に公表するということもやっぱり大事ではないかと思います。現にそういった形で、先ほど申し上げましたとおり、市民からそういったことを入れての要望書が出ているんですよ。当然市民としたら、もともとこういった訴訟がなければ5億4,000万円で買えたわけです。それが9億2,000万円にもなったというこの現実を行政としてどう市民に説明するのかということがなければ市民は納得しないですよ。それは住民訴訟をするのはそれぞれの権利ですから、やめとけと言うことはできないにしても、当然権利としてされたんですから、だけどその結果として16年かかって結論が出てこれだけ膨らんだということ、これに対して行政としては市民にどう説明するのかということがなければ私は市民は納得しないと思いますよ。ましてや議会においては、この5億4,000万円、当初は4億円で買えた。鑑定価格は4億円やけど、先ほど申し上げたとおり開発業者は6億円でなければ売らない。協議の中で5億4,000万になったわけですよ。その5億4,000万に対しても議会にきちっと判断を求めて、当時今道市長は当時の議会に判断を求めたわけです。それで全会一致で、やむを得ずという形で、この5億4,000万円で買おうとしたわけです。買い戻そう、そして古墳を守ろうとしたわけです。そのことに対して住民訴訟が起こされたわけです。そのことで大きく膨らんだという、こういったことを、むしろ私は原告団というのは議会に対してもある面では挑戦されたというようにしか思えない。1審、2審、3審、全部議会の承諾、承認を得て行政は対応したわけですよ。そういうことを考えたら私はきちっとやっぱりけじめをつける上においても、原告団に対して、また市民に対してこうですよということはね。それは先ほど単年度で一遍にということではなしに、負担を後年度のために市債を起こしてというお話がございました。これはそれで進めてもらわなければいけないことだと思いますけれども、やはりそういったことで、いずれにしても、そういう単年度負担じゃなしに継続的な負担で、行政の執行に対して負担がかからないようにと、これはこれでいいと思います。しかし、それはあくまでもいずれにしても税金ですから、市民の税金ですから、そのことに対して市民に納得のできる、そういうことをしなければ私は市民は納得しないと思いますので、その点行政としてもただ単に今弁護士と協議中で結論が出ていない。結論が出ていないやなしに、大体の弁護士との協議はこうですよということぐらいは私は述べてもらいたいなと思いますよ。  まして非常に心配なこともあるんです、1つ。これは新聞報道ですけども、この原告団は最高裁に対して非常に不服を申されて、用地の買い戻しへ公金が動いた段階で次なる法的措置を検討すると、このように言われているんです。実際に公社から市が買い戻すときに法的措置をとっていこう、こういうことも言われているんですよ。そういうことを考えたら、やはり行政としてもきちっとした市民に対する納得のあることが大事ではないかと思いますので、よろしくお願いしたいと思います。  それと、八幡城陽線の交通安全対策の件でございますけれども、これは何回となく地元議員の方からお話を、また質問をされております。私の方からもこういった、非常に市長自身も認識は十分していただいている道路でございます。きのうおとついですけれども、ちょうど24号線から八幡城陽線に入りまして、ちょうど点滅信号のある大将軍の米屋さん、あの辺からぱっと車がとまった。ずらっと並んでいるんですね。ちょうど4時やったんです。いつになったら踏切まで行けるかな、駅まで行けるかなという思いで時計を見ながら実はその道を走っていた。やっと踏切まで、駅まで来た。ぱっと時計を見たら40分かかった。4時の時間に40分かかった。遮断機があいたさかいにぱっと踏切を渡ろうと思ったら、前に車が2台とまっているわけです。なぜとまってるいうたら、東の方から来る車がスーパーの駐車場へ入るのにずっと来たる。二、三台来ました。遮断機があいたるのに通れへんわけ。遮断機が閉まってしまう。こういう状況があるんですね。かといって、最近では、土日やなしに平日ですけれども、昼の2時か3時ごろなんですけど、普通込むような時間ではないんですけども、山手の方からずっと、おうすの里のあの辺からずっと込んでいるんです。そんなものしょっちゅうですよ、今。いかに八幡城陽線というのは渋滞が多いかということをね。普通ならどこか事故が起こっているのと違うかなというように思うぐらいに混雑している。聞きますと、府道69号線の車の台数が多くなると要するに信号の時間が変更するというように聞きました。その他いろんな条件があると思いますけれども、実際に非常に渋滞が激しい。そこへ先ほど申し上げましたとおり自転車、バイク、歩道に人が通っている、そこへ買い物客が多い。もうどうしようもない、そういう。よく事故が起こらないな。ゆっくりやから事故を起こさないという面もあると思いますけれども、余りにも危険きわまりない、また渋滞が激しいという、その道路を何とかしてほしいというのが市民の強い願いでございます。  先ほど府との要請ということを言われておりますけれども、府の方できちっと認識しているのかなと私も本当に疑います。特に歩道の部分ですけれども、両脇に側溝があるんですね。側溝のふたも随分旧式なふたなんです、穴のあいてる。その穴のあいてるところにゴムでふたをしてあるんです。余りにも不細工だなという。せめて歩道のふたぐらい新しい溝ふたをしてはどうかなと。そして歩道となる部分の線もしっかりと引いてもらって、要するにすぐにできないようでしたら、そういったことをまめにしてもらうということぐらいはやっぱり必要ではないかなと思います。特にスーパー前なんかは、特に夕方、まさに混雑きわまりないということですけれども、踏切、買い物客、そして車、横に駐車場へ入る車、これを見ると、あこに整理員でも1人置いてもらいたいな、そんな感じがするところです。そういったことを再度もう一遍行政としても調査すべきではないかなと思いますので、その点どうでしょうかね。よろしくお願いしたいと思います。  次に、市道6号線ですけれども、ここは3カ年計画でやっていくというように以前聞いているんですけども、今、市道5号線までの要するにバリアフリー化ができた、そういう道路になりました。そこから24号線までの歩道は必要であると、そういう認識はしていただいているわけですけれども、特に歩道ということになりますと、荒内排水路のふたかけをしたいわゆる歩道になると思いますけれども、その点は今どういう形で進められているのかなという感じがするんですけども。非常に蛇行した道ですので、できれば、道も非常に狭いというところに蛇行しているという部分から考えるとぜひ、農業用水になっているんですけども今はほとんど使っていない水路ですので、そこに歩道という形でふたかけをすればどうかなという感じがするんですけれども、その点もぜひお願いしたいと、このように思います。  それと下水道整備に伴う道路側溝整備。これは去年からですかね。下水道工事をした後、整備は側溝にもふたをして整備されております。ところが、一番早くできた先ほど申し上げました長筬の区域ですね。そこなんかは一番古い開発地なんですね。昭和43年ですか。そして下水道整備も一番早い、そういう区域でございます。当然その地域の人に言わせれば、後からできた下水道整備の後は側溝までふたをされている。早くついたのには変わりないんですけれども、ほとんど側溝掃除は要らない状態に水洗化が進んでいるわけですね。そのことを考えますと、非常に老朽化もしておりますので側溝にふたをしてほしい、こういうことが強い要望として出されております。だけども年次的に、予算的なこともあるかと思いますけれども、年次的に新しく早くからできたそういう下水道整備区域においてもこのような形で側溝もふたをして整備していきますよというものを、市民の目に見えるような形で整備してもらえばどうかなと思います。先ほど第1質問の中でも申し上げましたけれども、一番西の北側の市道というのは1160号線、1048号線、1049号線、これが一番西北端の道路の部分でございます。まずそこからしかけていただければどうかなというように思いますので、ぜひお願いをしたいと思います。この点もひとつよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  1時10分まで休憩いたします。         午前11時48分     休 憩         ──────────────         午後1時10分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を行います。  一般質問を続行いたします。  栗栖助役。 ○栗栖俊次助役  それでは、芝ケ原12号古墳につきまして、私の方から現在の協議状況等につきましてご答弁させていただきたいと思います。  今回の最高裁判決を受けまして、先ほど来出ていました損害賠償請求を検討すべきとの要望書を受けまして、これまで弁護士との協議をしてきておるところでございます。  この協議の中身でございますが、今回こういう形で最高裁で私どもが勝訴したということを受けて原告団を提訴するということにつきましての要件でございますが、これは損害賠償の請求要件となります法律で民法の415条、損害賠償、同民法709条による不法行為とする証明が必要とされておるところでございます。今回のこのもともとの住民訴訟につきましては地方自治法242条の2に基づきます訴訟であるわけですが、これらを提訴する要件としては先ほど申し上げました民法の規定の中で、いわゆる不当訴訟であるということを証明することが必要となっておるわけでございます。この不当訴訟であることを証明するこれまでの最高裁判例が昭和63年に類似のものが出ておるんですが、この訴えの提起は、提訴者が当該訴訟におきまして主張した権利又は法律関係が事実的法律的根拠を欠くものである上、同人がそのことを知りながら、また通常人であれば容易にそのことを知り得たのにあえて提起したことなど、裁判制度の趣旨に照らして著しく相当性を欠く場合に限り相手方に対する違法な行為とするというものがございまして、ここの部分で今内容的に精査をしておるということがございます。それからあわせまして、今回の最高裁判決が原告らの請求却下となったわけでございますが、その理由がこれまでの地裁、高裁の判断の理由となりましたいわゆる実体判断というものではなくて、今回最高裁判決につきましては、市は公社との間で新たな損害をこうむる余地がないという訴訟要件で判断が出されたものでございます。こういう状況を踏まえた中で、先ほど申し上げました民法上の取り扱いの部分としてどうなのかということ、それから当然に今後の12号古墳の扱い、これは法律的な問題とは別になりますけれども、そういうものについて実体的にどうなのかという部分についても、今そういう部分を含めて検討しておるという状況でございます。先ほど市長からご答弁申し上げましたように、そういう状況でございますので現段階では最終結論には至っておりませんが、いま少しお時間をいただきたいということでご答弁を申し上げたものでございます。  それから、訴訟の費用の関係でご質問がございました。これは今回の判決で訴訟の費用は原告団の、正確には訴訟の総費用は被上告人らの負担とするとされたわけですが、この判決本文に記されました訴訟費用につきましては、民事訴訟費用等に関する法律という法律がございまして、その種類、額が定められております。種類としては手数料、証人等への給付等で、本事件では手数料だけでは2万円弱になるんですが、あと証人等の費用関係で5万円前後になるというものでございます。これを相手方から取り立てる手続といたしましては別途手続が必要となりまして、第1審裁判所の書記官に対しまして費用計算書、疎明資料等を添えまして訴訟費用額確定の申し立て行い、その決定を受けなければならないという手続が残っております。
     それから、弁護士費用につきましてですが、この弁護士費用につきまして、現在は敗訴当事者負担の適用対象となる訴訟費用は先ほど申し上げました中には原則として含まれておりません。訴訟の勝ち負けにかかわりなく、各自負担という形で現在の制度上はされておるところでございます。ただ、ご指摘のような趣旨も含めてのことだと思うんですが、現在司法制度改革推進計画の中では、これらの弁護士費用の敗訴者負担制度の創設が検討されております。その検討の中では逆にまた敗訴者負担制度を導入しない訴訟というのも検討されておるということで、今現在はそういう検討はされておる段階ではありますが、現段階におきましての制度上は、いわゆる弁護士費用につきましては費用負担を求めることができないような形になっておるということで、したがいまして、残りますのは手数料、証人等への給付等というものが残ってくるという状況となっておるものでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは、道路関係の第2質問についてご答弁申し上げます。  まず八幡城陽線でございますが、ここにつきましては最近特に渋滞がひどいということで思っております。その要因につきましては、特に府道交差点での右折レーンがないことによるものであるというふうにも認識いたしております。市内でも一番渋滞がひどく危険であると認識しておりますことから、今日まで歩道整備も含めまして知事にも要望いたしてきたわけでございます。府も、この現状、すなわち右折レーンの設置である交差点改良並びに歩道設置につきましては認識していただいておりまして、これらの改良が必要ということも理解をしていただいているところでございます。交差点以東の市管理部分も調整をしながら、今後も早期の事業化を強く求めてまいりたいと考えております。  それから、側溝のふたの件につきましてございますが、先般京都府が歩行パトロールを実施されておりまして、ふたの破損箇所の補修と、ふたの開口部をふさぐなどの実施をしていただいたところでございます。今後とも、特に歩行者の方々にとって重点の箇所として危険な箇所があれば早期に改修いただくよう、維持管理をお願いしてまいりたいと考えております。  それから、市道6号線の歩道の件につきましてですが、確かに農業用水路ということで併走しておるわけですけれども、そこにふたかけをし、歩道設置を考えております。議員がご質問にもありましたように現状が蛇行しているという部分もございまして、法線改良的なことも必要と考えております。今後、事業化についてはできるだけ早い年度で実施を検討してまいりたいと考えております。  それから、側溝の改修の件でございますが、具体的に路線名をおっしゃいました1160号線、1048号線、1049号線につきましては、先ほどもご答弁申し上げましたとおり改修の計画路線となっております。ふたつき側溝として平成16年度事業化に向けまして、今年度測量調査を実施してまいる考えでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  梅原議員。 ○梅原一六議員  もう質問できませんので、要望だけにしておきたいと思います。  12号古墳の件だけちょっと申し上げておきたいと思いますけれども、先ほどから聞いていますと、市の方は何もできないと、こういう感じですね。しかし、せめて手数料、証人喚問といったときの出張手当等々あろうかと思いますけれども、やはり市民に納得のできるそういう結論を出してもらいたい。このことを強く要望して終わっておきたいと思いますので、よろしくお願いします。 ○八島フジヱ議長  安村治議員。 ○安村治議員  〔登壇〕 失礼します。自民党市民クラブの安村でございます。通告に従いまして質問させていただきますので、よろしくお願いしたいと思います。  まず、307号線の沿道整備についてを最初にお伺いしたいと思いますが、さきの衆議院選挙において残念ながら落選されました菱田嘉明元国会議員のご尽力によりまして、307号のバイパス計画が早期に発表され、この10月13日、既に地元説明会を開催された、このようにお伺いしているところでございます。多賀口から府立心身障害者福祉センターまでの間を新たなルートで改善しようとのことであります。本市にとってはまことに喜ばしいことでございます。地元のご協力を得て一日も早くあの危険な道路が解消されますことを切望するものでございます。  さて、307号が本格的に改善されますと、従来のイメージから大きく変わってまいります。もともと青谷地域は青谷梅林を初め、風光明媚な自然がいっぱい残されたところでございます。本市としても、まちの活性化に向けた取り組みが必要と考えますが、そのことについてお伺いしたいと思います。  1つには、かつて山城温泉として栄えました跡地が自然屋鳥兵衛として開業されました。現在閉店されておりますけれども、地権者と協議をなされまして道の駅として活用できないかと思うのですが、市の見解を求めておきたいと思います。  次に、バイパスルート沿いに梅林を復活させてはどうか、このように思うわけです。粟神社等、あの地域は大変自然の景色が実にきれいなところです。城陽南部地域の活性化を図る上にも、本市としても何らほうっておく手はないと思います。市として施策を考えていただきたいと、このように思うのですが、いかがでしょうか。  次に、府の行政責任についてということでお伺いをいたします。  府内には府道が10路線ございます。府の責任で維持管理がなされております。一方、山砂利採取は府の権限で認可されております。防犯については、城陽警察署を中心に交番所が3カ所ございまして、113人の警察官で市民を守っていただいております。府の行政といいましても学校とか河川とかいろいろありますが、今回はこの3点に絞りましてお伺いしてまいりたいと思います。  まず、道路についてもそうですが、適切に維持管理されているか。府の行政指導が適切であるか。防犯体制は十分なのか。新しく建設されようとしている施設は適切なのか。これらの満足度といいますか、それらの判断は、やはり市民がこれを感じるわけであります。そして市役所を通じて府へ要望したり、府会議員に改善を求める場合もありますけれども、ほとんどが市の担当課から府の所管課へ、我々議員もこのパターンで府の責任を求めてきたところであります。そこで、次の3点につきまして市の見解を伺っておきたいと思います。  まず、スタジアム公園についてでございます。これは新しい施設をつくるという段階でございますが、山砂利採取を許可し、保安林の採取まで黙認し、採取地を拡大させ、沿道住民にダンプ公害と言われるまで迷惑をかけてきた経緯があります。本市としては遠慮せずに、計画しているスタジアム公園道路にふさわしい集客力ある施設を大胆に要求していくべきであると考えます。いかがでしょうか。  次に、府道の改良についてお伺いいたします。先ほど梅原議員さんがご質問されましたのでダブるところがあるかもわかりませんが、よろしくお願いしたいと思います。  府道城陽八幡線、これは府と協議するということで答弁されておりました。これにつきましては、やはり協議がいつまでも協議ということではならんと思うんですね。これにつきましてのやはり早期に協議が成立する方策を実際踏み込んでやっていただきたい、このように思うわけですが、これは答弁は先ほどされていますので結構です。  次に、もう1つは富野荘八幡線というのがあるんですが、西富野公民館から東へ蛇行している部分ですね。この部分をやっぱり改良して安全対策を考えるべきだと思うんですね。これについてはいかがでしょうか。  次に、警察官の交番所の設置についてお伺いいたします。寺田東部に交番所を設置してほしいということを要望されていることは市民からも聞いておりますし、当議会におきましてもたくさんの議員さんから何回もなされてきております。なかなか実現しないのは何でなんでしょうか。府として今の警備体制で十分と考えておられるのでしょうか。市長としてはどう思われているのか、その辺の真意をお伺いしたいなと、このように思うわけです。  そこで市長さんのご意見を伺ってと思うんですが、それをやっていると質問を4回せないかんことになりますので、もう1点は、やはり私はこれだけいろんな方々が要望されたのにできていないということは、府がつくると言うまで待っていられないんじゃないかと、このように思うわけですね。そういうことからいきますと、私は城陽駅の東側に市が交番所をつくりまして、私は、城陽市内に警察のOBの方がたくさんおいでになります。これらを雇用促進事業か何かで採用されて市民警備隊というものをつくって、昼間はこういう経験のある方々がその地域の安全に対する相談役を引き受けてもらう、あるいは119番通報していただく、警察に連絡していただく、そういう役目を果たしていただけるような方々を城陽市が前向きに先行させていく。そして、やはり警察行政はこれは京都府の仕事ですから、必要な経費は京都府に逆に求めていく、経費を京都府に出していただくというぐらいの積極的な姿勢がなかったらこの要望はいつまでたっても実現しない、このように判断しているわけなんですが、そういう点についてどのようにお考えになるかひとつお伺いしたい、このように思います。  それから、3点目は喫煙権とたばこ税についてということでお伺いをいたします。  昨年の実績では、城陽市民が市内で購入し喫煙されたたばこは1億5,000本あるわけです。1日41万本消費されたことになるわけです。昨年7月1日から値上げされました。1本当たり大体2円99銭ぐらいになると思うんですが、1本当たり3円の税金が市の収入になっているというのが実態なんですね。昨年のたばこ税の収入は13年度より約689万円減少しているんですけれども、それでも3億9,200万円の税金が何の手数もかけずに、手間暇かけずに入ってきているわけですね。このことはやはりしっかりと認識していただくということが大切だと思うんです。  そこで、お伺いしたいんですが、1日41万本購入されているとなると、20本1箱といたしまして約2万500個ぐらいになるんですね。私のざっとした計算ですよ。これを1人が1個吸うておられるとなったら2万500人の方が吸っておられるわけですね。これらの方々が、今、受動禁煙とか何か言われますけれども、マナーを守ってきちっとたばこを吸われましたら、吸われる方のやはり喫煙権というのは私は保障すべきだと思うんですね。人の嫌がるところで吸っているんじゃないんです。それは皆さん常識で判断されておりまして、やはりできるだけ迷惑をかけないように吸おうということでそれはみんな思っておられるわけですから、その吸う人まで権利を奪うことないと思うんですがね。全国で2番目ということで城陽市のアピールをされました。これは、それはそれとして意義があったでしょう。しかし、喫煙権は守ってやるべきだ、このように思うんですがね。その点、市長さんもたばこを吸いますから、いろいろと喫煙権というものは守るべきだという立場でやはり物を言うてほしいなと、このように思います。  次に、たばこ税についてお伺いしたいんですが、市内には今、私はたばこ販売組合の方々にちょっとお話を聞いてきましたが、120店舗。店舗ですよ。たばこ店があるということなんですね。そのうち80店舗が販売組合に加入されているわけです。これら80店舗の方々が市から補助金をもらって、たばこは市内で買いましょうということのPRに努めておられるわけですね。いわば市税の増収に努めておられるということになりますね。  一方、組合に入っておられない方々の中には、たばこをよそで買ってこられるわけですね。いわゆるセールスに来る業者からたばこを買われる。これらは、市内でたばこを買いましょうということで、私は市内で買うてますのやというて買うておられる方が実は他府県の業者から買うておられるということは、その補助金にそぐわない行為になるわけですね。市税は城陽市に落ちてこないと。その購入されたまち。この間新聞に載っておりましたように栗東市がそういうことを、あこに大きい販売する会社があって、大量のたばこをあそこで買っておられるわけですから、逆に栗東市にそれだけ税金が落ちるということが新聞報道なされていました。そういうことを考えたときに、やはり増収対策としてこれは徹底して調べる必要があるんじゃないか。人にたばこをどんどん吸えというようなことを言うているんじゃないんです。今吸っている人が、市税を納めているつもりで吸っている人が実は栗東市に納めているのやということではちょっと、税をもらうだけで知らん顔していてはいかんのじゃないかと、このように思うんですが、いかがでしょうか。  この場での質問はこれで終わらせていただきますが、具体的に答えていただきたい、このように思います。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、安村議員のご質問に、まず私の方からお答えをさせていただきたいと思います。  まず、入り口で、307号青谷バイパスの促進に至った経緯をお述べになりました。私も、この青谷バイパスがようやく来年度、16年度でございますが、国の新規採択を得られる、ここに至ったというのは画期的な前進であるというふうに思っております。まさに地元の皆さん方の悲願であったというふうに思います。過去議会でも請願が採択されたりといった経緯がございまして、ようやくここに至ったなという思いでございますし、大変喜びを感じております。その中で、ここに至った青谷バイパスについては、私は菱田前代議士の大変なご尽力があった、このように率直にも認めておりますし、これは多くの皆さん方がそのとおりだというふうに思っておられる、このように思っておりますし、大変感謝をいたしている一人でございます。  そこで、次に道の駅についてお問いかけがございました。これについては平成5年にその登録制度が創設されたわけでございまして、道路利用者に対しましてさまざまなサービスが提供されているところでございます。そこで、平成14年の8月現在では全国で701カ所が登録されているという実情でございまして、本市は京都、奈良、あるいは滋賀県、それから大阪、こういった地域を結ぶ幹線道路が通っているわけでございまして、それらの道路利用者にどういったサービスが提供できるか、また利用者がどういったニーズがあるか、この点非常に重要なところでございます。  道の駅登録に当たりましては種々の制約事項があるわけでございまして、休憩施設としての利用しやすさ、こういった設置意義とか、無料で利用できる容易な十分な駐車場・トイレ、それから情報提供施設、これらと、それから駐車場・トイレ等については24時間利用できると、こういうようなことが設置に際して言われているわけでございまして、それから設置者でございますが、市町村またはこれになり得る公共団体、こういったことが登録要件を満たす必要があるわけでございます。いずれにいたしましても、こういう道路利用のニーズがある、こういったことがあれば、これは私は積極的に検討していきたい。まずはこういったニーズがあるか、こういった諸要件を満たすか、これはひとつ調査をさせていただきたい。  そこで、安村議員は具体的にお名前を挙げてお問いかけがございました。そういうような道の駅として利用がなり得るか、これらについてはちょっと調査をさせていただいたり、先ほど言いました要件を満たすか、これらもこれから検討事項になるわけでございますので、そういった点も踏まえて調査、研究をさせていただきたい。このように思いますので、よろしくお願いをいたしたいと思います。  それからもう1つは、青谷バイパスができるということで、こういった中で自然環境を生かした、とりわけ梅林の復活といったことでお問いかけがあったわけでございますが、私は、本当に長年の悲願でございましたバイパスが通過箇所はいわゆる梅林がある地域を通過するわけでございますし、道路が通る一方で、まだまだ自然環境が残っている地域である、このように認識もいたしているわけでございますので、この件についてはやはりバイパスを利用した新たな地域が活性化できる、こういったものは当然ながら十分にバイパスを生かしたこういう状況の中で検討もしていきたい。とりわけ、このことが地元の地域の活性化につなげたいという声も既にいただいておるわけでございますので、例えば梅とか、それから青谷川と梅林とか、山ろくといった、そういったものもあわせまして、城陽を通過される皆様方がその中でひとときを過ごしていただけるような、かつ地産地消というんですか、そういうような地域振興につながるようなものを考えてはどうかというふうに思っている一人でもございますし、ただいまそういったご意見をいただいたわけでございますので、バイパス建設の進捗に合わせる中でこれらにつきまして十分検討してまいりたい。このように思っているところでございますので、ご理解の方をよろしくお願いいたします。 ○八島フジヱ議長  高橋助役。 ○高橋正典助役  右岸公園についてでございますが、議員ご指摘のとおり約400ヘクタールに及びます荒廃した山砂利採取地が残され、また市民からその修復整備について強い要望があることや、その周辺地域におきましてはダンプの走行による生活環境の悪化などがあることから、本市といたしましては京都府に対しまして、1つ目は荒廃した山砂利採取地を良好な環境に再生する起爆剤となる事業として、2つ目は今後の東部丘陵地の整備開発の先導的事業や地域活性化の重点事業であるとの位置づけで整備を要望しているところであります。また3つ目といたしましては、木津川右岸運動公園については市民の期待が非常に大きいということもあり、集客力のある総合球技場を核として、地元要望の強い多目的広場などの整備を強く要望しているところであります。  現在、府の木津川右岸運動公園検討委員会で4回の委員会が開催され、公園のコンセプトや住民参加の視点など、公園整備のソフト面にかかわる検討が終わっておるところであります。この中では、1つ目はアマチュアスポーツの森、2つ目はスポーツ・レクリエーションの森、3つ目は住民参加型自然再生の森、4つ目はこれらを複合した整備案が出されておりまして、現在検討が進められております。  いずれにいたしましても、長池駅スタジアム公園線など市も大きな関連事業を実施していることもありまして、府の公園計画については市民の納得が得られるようなものでないと公園事業も円滑に進まないと。また、府と市が協力、強調いたしまして取り組んでこそ総合的な効果が発揮できるということも事実でございます。  本市といたしましては、地元の期待、希望を踏まえて、納得いくような公園の計画がまとまりますよう努力してまいりたいと存じておるところでございます。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは、私の方から府道整備につきましてご答弁申し上げます。  ご質問の箇所につきまして富野荘八幡線の関係でございますが、道路幅員が狭く、また大きなカーブとなっていることから改良が必要と認識いたしておりまして、これまでからも京都府に改良の要望を行っているところでございます。現地は住宅が両側に張りついているため、なかなか改良が難しい箇所であることも確かでございます。しかし、交通のネックとなっている現状から、早期の改良を今後も京都府に働きかけてまいりたいと考えております。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、私の方から交番の関係につきましてお答え申し上げます。  交番につきましては、地域のパトロールや事件・事故発生時の対応だけではなく、犯罪に対する抑止力としても重要であると、このように考えております。こうしたことから、特にJR城陽駅前の交番設置につきましては、城陽警察署長、それから宇治振興局長、京都府警察本部長等に対しまして市長名で要望書を提出しているところでございます。あわせまして、京都府市長会を通じまして知事へ橋本市長の方も直接的に要望してまいったところでございます。その要望の折には、城陽市における犯罪等の発生状況や交番設置の必要性を説明させていただくとともに、早期の実現に向けて協力が得られるよう強く要望を行ったところでございます。  なお、こうした交番設置につきましては、これは要望の中での確認なんですけれども、京都府警察本部などによりますと、まず1つは地元の設置要望がございます。このほかに人口、世帯数、面積、交通事故及び犯罪発生の状況、それから隣接交番との距離、付近の開発状況などを総合的に勘案して決定されるというように聞いております。こういった観点で現在京都府警本部の方で検討中というように伺っております。駅前につきましては、ご質問にもございましたが、通勤・通学者や付近の住民の方々に安心していただけるように、今後も引き続き関係機関に強く要望し、協議してまいりたいと、このように考えております。  それから次に、議員から交番につきまして、時間がかかるようなら市民警備隊の新設をというようなご提案をいただきました。ご提案の背景には市民の要望並びに市民の交番に寄せる信頼と期待が大きく、その役割の重要性から来るものだと、このように考えております。  しかしながら、警察行政は京都府の所管であり、交番の設置は京都府警が府民のより安全で安心なまちづくりのために取り組んでいただくべきものだというように考えております。  このことに関しまして、ご承知かと思うんですが、警察本部長の私的諮問機関であります警察署等のあり方を考える懇話会で、警察署等のあり方についてという答申が出されました。その基本方針として、町の灯台を目指して交番・駐在所の充実・強化がうたわれております。その中で、ご提案の趣旨とは若干違うんですけれども、あり方として、空き交番をなくしていくためには警察官OBの交通相談員等の配置、駐在所の機能の再評価、地域における生活安全センターとしての機能の必要性などがこの答申の中でうたわれております。  私どもといたしましては、京都府警がこの答申をきっちりと踏まえて警察署、交番・駐在所の組織や制度の改革に積極的に取り組んでいただくとともに、一日でも早く城陽市内の東部に交番設置の実現を望むものでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  坂上総務部長。 ○坂上馨総務部長  私の方から喫煙権とたばこ税につきましてご答弁申し上げたいと思います。  ご案内のとおり本年5月から健康増進法が施行されたわけでございますが、この法律はもとより喫煙を禁止するものではございません。判例によりますと、喫煙権、すなわち喫煙する自由につきましては憲法13条に保障する基本的人権に含まれると見られているところでございます。ただ、同時に、その自由はあらゆる時、あらゆる場所において保障されなければならないものではないともされておりまして、公共の福祉による人権制限として許容もされているところでございます。こういったことは議員ご指摘にございました喫煙者がマナーを守って喫煙する、そのもののことを言っているのではないかというふうに思っておりまして、そういった範囲内で喫煙というのはあるというふうに考えているところでございます。  それから、たばこ税でございますが、本市のたばこ税は、ご指摘もございましたように年間約4億円という税収がございまして、大変貴重な財源というふうに思っているところでございます。たばこ税は製造たばこの商品に対しまして課税するものでございまして、法律上の納税義務者は城陽市内の小売業者にたばこを卸す卸売の販売業者でございますが、実質的には税負担は消費者であります市民の方が負担していただいているというものでございます。したがいまして、市内でたばこの売り上げが上がることが税収を左右するものでございまして、市といたしましても、たばこ1箱を市内で購入すれば、先ほど金額が1本3円程度ということでございましたように、1箱買っていただければ60円入ってくるということでございますので、そういった市税として市の財源になることのPRや、城陽市のたばこ販売店の協議会が行われます地元販売促進事業に対しまして補助金の交付を行うとともに、たばこ税の増収対策を講じてきているところでございます。  特に委員ご指摘にありました近年のコンビニの出現、あるいはスーパーの集中仕入れ、あるいは遊技場の景品業者などのそういった小売業の多様化、あるいは流通の販売経路の複雑化によりまして、従来ですと市内の小売店ですべてそのものが市税になったものが、そうではない状態というのも生まれてきているところでございます。こうしたたばこの消費地と納税の市町村が異なるそういった乖離が生まれまして、いわゆる消費地課税の理念が揺らぎが生じているという状況でございます。  これらの問題につきまして、市たばこ税の創設当初に比べまして同税を取り巻く環境の変化が起因しているものでございますので、全国的にも市たばこ税の共通の問題として認識されているところでございます。特に栗東市の問題も新聞報道でご指摘もございましたように、そういったことで全国的な問題になってきているというふうに考えているところでございます。  議員のご提言にございました市たばこ税そのものの課税のあり方や課税技術上の側面もあることではございますが、本市といたしましても、市たばこ税の消費地課税推進に向けまして、国や府に対する要望事項として取り上げまして要望していきたいというふうに考えております。また、ご提言にあります趣旨を十分受けとめさせていただきまして、ただ、個々の店舗については個々のご事情もそれぞれあるということもありますので、今後とも可能な限り税収増収に向けました取り組みを実施してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  安村議員。 ○安村治議員  まず、それでは最初に307号の件についてから質問をさせていただきますが、市長も十分認識しているということで、これは私も今から、そういうふうに国が改善していただけると。やっぱりこれに便乗して城陽市のまちづくりを、第二名神と同じように、やはり通るとなったらそれに対するまちづくりというのは当然必要なわけですから、ぜひひとつ市長さんの今までのご経験からいっても、やはり青谷梅林というものの位置づけは、私は今青谷で20ヘクタールですね、統計に載っているのは。書いてあるわけですけれども、あれがすべて中村じゃないと思うんです。やはり市辺も含めて全部で20ヘクタールですから、やはり307号利用していただく方々にぜひ梅林の美しさという、春は青谷からというこのキャッチフレーズがさらに浸透するように私は手を加えて、自然じゃなしに加えて、やはり梅林そのものが通っていただく方に見ていただけるということが、これが普通じゃないかと思うんですね。ぜひひとつそういうことを考えていただきたいと思います。  それから、特にここは用途地域が調整区域ということになっています。これらをこのままほうっておけば、沿道サービス業などと言うて道路ができたところにどんどんどんどんこういうふうに出ていきますと、風光明媚なところがその地権者によってころころ変わっていくということになりますので、ここのところに網をかけていく必要があると思うんですね。何かの網をかけていく。ですから、やはり沿道サービス業という特例がある。これに負けんやつを市として持っておかなかったら虫食い状態になっていく。この1.9キロのバイパスの間ですね。城陽市全体で5.3キロ通っているんですから、1.9キロの間ぐらいはやはり網をかぶせて。沿道サービス業ということの法律的に特例が認められている部分がどんどんどんどん先行していくようなことになってはまちづくりがうまく進まない、このように思いますので、その辺での網をかけておく必要があるんじゃないか、このように思います。  それからもう1点は、やはり熊走議員さんが生前ずっと道の駅のことをおっしゃってきました。今まで100万円の調査費を組んでやってきたじゃないですか。ですから、その100万円で全部調査されたはずなんですね。どこがどうなっているかという結果をだれも聞いていないから言わないということになっているんですけれども、実際私はせっかく100万円を投資して熊走議員さんの意見をそのまま市が飲み込まれてやられたわけですから、その結果は当然出ているはずなんですね。やはり307号線がいいのか、今市長がおっしゃったようにそこがいいのか、いわゆる307号を道の駅にしていくのか、あるいはこっちの京都と奈良間をしていくのか、あるいは運動公園線でやっていくのか、それはいろいろあると思うんですよ。それらについては十分調査する必要があるということですけれども、私は既に調査されているんじゃないかと見越してこの道の駅については質問させていただいたんですけれども、まるっきり100万円かけてきた成果がどこにも出てこないという答弁でしたね。それではせっかくの調査した、視察へ行っただけで終わりやではちょっと100万円が泣いているんじゃないですか。その点で、市長の答弁についてはそれで結構です。その考え方でぜひ行ってほしいんですね。しかし、今言いましたように網をかけていくということ、自由にさせないというところをしっかりと市として持っていただきたいな、このように思います。  これについてはひとつ努力していただきたいし、昔、山城温泉として栄えましたね。市長さんもよくご存じだと思うんですが。やはりあそこは近鉄が、あの場所は風光明媚なところで、秋にはマツタケ山で人がどんどん来られたところなんですよ。そういう歴史があるところなんですからぜひ復活させていただくということを、私はそのように思うんです。山城温泉、これは近鉄が初めてあんな山の中につくったわけですから、やはり近鉄も先を読んでされたと思うんですね。ところが、時代の変化によってマツタケが上がらんようになってしもたということでああいう形になっているわけですけれども、ぜひ生かしていただきたい、このことをひとつ。307号については私はこれは要望にかえておきます。ほかにたくさん質問せないけませんので。  それから、府の権限、府の責任についてですが、今、スタジアム公園について助役さんから答弁がありました。私この間から委員会が開かれておりまして、ずっと意見を見ていました。何と私は心の小さい委員さんばっかりが出ておられる。城陽市から選出されている方も同じように小さいことばっかりおっしゃっているんですね。私はそういうことでいきますと、もっともっと城陽が山砂利採取場で、当初ですよ。今は全然変わっています。当初大変苦しんできた時代があったわけですね。先ほども言いましたように、保安林まで取って採取してきたんですよ。それを京都府は認めてきたんですよ。今はそういう状態にはありません。それはようわかっているんです。当時はそのぐらい京都府の行政というのは甘かったわけですよ。その責任をやはり府として果たしていただくというのはこれに限ると思うんですね。スタジアム公園を立派につくってやる、それで市のまちの活性化を図りなさいという私は大きなお土産だと思っているんですよ。それに今お話しされていることは、各委員となって城陽から出ておられます。しかし小さいことばっかりをおっしゃっていますね。何か小さくするために委員になっておられるような気がしてなりません。  例えば、市長さんも、この運動公園をつくっていただいて、まちの活性化をしたいということで22メートルの道路をつくるわけですよ、お金を100億からかけてね。この活性化というのはどういうことなのかということを私ちょっと申し上げます。  この間から委員さんの意見を聞いていましたら、タケノコ掘りの場をつくって体験型にせえと言うておられますね。それからもう1つは、天然芝、芝生でしたら金がかかるから人工芝にしなさいと言うてますね。それから、まだありましたね。梅の木のオーナー制を導入せえ。これは何ですか。これらは、ここにそういう運動施設があって、その隣の地主さんがそこでそういうことを考えるんですよ。特産物の販売場所をその入り口でつくったりね。それが活性化なんですよ。これに関連して、昔よく言われましたコバンザメ商法というやつですね。いわゆる大きな百貨店の横で小さい店が繁栄していく。これをコバンザメ商法と言うんですよ。そうして運動公園の周りにいろんなことを市民が今度はそれを活用してまちの活性化を図っていく。例えば旅館を建てるとか宿泊施設を設けるとか、それは当然のことでしょう。これにこういうことを何ですか。  城陽市で梅の木のオーナーをやっているでしょう。市の邪魔をするんですかと私だったら言いたいですよ。タケノコ掘りというたって、その周りに竹やぶがいっぱいあるんですよ。そこの隣の地主さんが考えはることですよ、これは。そんな運動公園の中にタケノコ掘りの場をつくらんならん必要がどこにあるんですか。自然型、自然型、自然型と言いながら芝生は人工芝にせいと。これは何ですか。活性化を図るというんでしょう。自然に返そうと。これは私、賛成ですよ。私はそれでまちの活性化を求めている委員の言うことかというふうに思うんですね。  それで私は、ここにもう1つあるんですよ。書いてあった。委員さんが言うてはるんですよ。やはり一日中、土曜日・日曜日しかはやりまへんやろと。だから合いの日に入るようにと言うてはるんですよ。ナイター設備をつけなさいよ、ナイター設備。だれがナイターの意見を言うてますか。昼間もずっと入ってもらおうと思ったら、ナイター設備を設けてやりましょうという意見をだれも言うてませんやん。ほんまにそうして人を集めてやってほしいというのだったら、一日一日の収益を考えるなら、やはりナイターをやって、夜には夜でこういうことをやるのやということをやればいいでしょう。ナイターはどこに書いてあるんですか、何にもないですやん。例えば一番最初に稲盛社長さんが今道仙次元市長に言うてはったように、長池の駅から動く歩道をつくりましょうと言うてはりますやん。そんな意見はどこにあるんですか。小さい話ばっかりして。もっと大胆に要求できないんですか。  城陽市には、あの入り口には、橋本市長さんもご存じだと思いますけど、独特のクロチクてあるんですよ。黒い竹です。黒い竹があの沿道にはあるんです。それが砂利採取によってなくなったところもありますけど、一部の残っているところがあるんです。やはりそういうクロチクというような、クロチクで今までのイメージを変えていくということとか、地元のことを生かしたこととか、そういう意見が全くないんですよ。委員さんはどこの教授かだれか知りませんけども、本当に小さいことばっかり言うてるんですよ。これは私はこんな意見は見ていても悲しいですよ。城陽市が、何回も言いますけど、山砂利採取によって国は発展したかもわかりません。その分犠牲になっている部分がたくさんあるんですよ。それに対する京都府の荒巻知事さんがお土産をいただいたと私は思っているんですよ。そのお土産を寄ってたかってちっこうちっこうしようと思っているんですよ。こんなのは私は許せない。  もう1つ市長さん、提案しておきますよ。今までの委員さんの中で一言も言うたはらへん意見を言います。あの土地をね、スタジアム公園をつくる土地、京セラの社長に寄附しますから、じゃあ好きなものを建ててくださいと一度言うてみなさい。やらはりますよ。そんなことだれも言わないでしょう、自分とこは金あらへん、金あらへんと言いもってね。そのくせ小さくすることだけ考えているんです。大胆にですね。今、京都市の横大路のやつでもそうですよ。あれは京セラがつくると言うてるんですよ。最初からようつくらんのやったらその土地で、これだけの土地であんたとこつくりなさい。土地は京都府が寄附しますと言えばいいじゃないですか。それだったら京都府が出す必要ないじゃないですか。と私はこれは提案しておきます。これから委員として出ていって言うのやったらそのことも言うてください。  それからその次に、私は市長さんともこの問題についてはいろいろお話しさせてもらった。京都府も金がないということも、これも一応理解します。それなら私は将来に夢を残して、今は1万人しかできひんけれども、それは必要なときには5万人になるように、増築できるように将来の夢は残しておきましょう。こういうふうなことを私はぜひ進めてほしいんです。  もう1つ市長さん、約束してほしいんです。京都府には2万人以上入れるスタジアムがないんですよ。これが何かの拍子で、あるいは大学の大会を日本でやるのやというようなことになって、去年大邱であったわけですけど、ああいうユニバーシアード大会が京都でやりますとなったときに、じゃあつくらなあかんなということで、亀岡にいい土地がありますのやと。ここで3万人規模のものをつくりますわというて、これを持っていかれるというおそれが十分あるんですよ、今の考え方でいきましたら。だから、京都府でそういう施設が必要になったときには城陽のこの地でつくりますという約束を取ってください。私はそれぐらいのね。一応おさまったら、あとはまた今度は土地が近くにあるから、そっちでやったらつくりましょうということで、これをやられたら今の城陽市が本当にばかを見る。今の考え方でいってもね。何ともこれは私としては納得いかないんですよ。申しわけないですけれども、私の新たに提案させていただきました、その土地をあげますから好きなものを建ててくださいと言うてくださいよ。これは提案しておきます。それから今の担保を取っておいてくださいよ。絶対よそにはつくりませんという担保ね。それをひとつお願いしたいと思います。スタジアム公園は2回目はこのぐらいにしておきますが。  次に、府道の改良についてです。先ほど府道城陽八幡線は梅原議員さんがお尋ねになりました。なかなかしんどい、しんどいという話ですね。これも嫌というほどしんどいというのを聞きましたけれども、やっぱり市長さんが積極的に交差点改良をしようということで一定目標を小さくしてくれはった。これは大変いいことだと思うんですね。ぜひこれはひとつ早期にやっていただきたい。きょうの新聞でしたか、40分以上踏切が遮断しているところが京都府で1カ所と書いていましたね。私ね、久津川駅で35分ぐらいふさいでいますよ、1時間のうち。40分をちょっと切れるぐらいです。35分はおりています。そういうふうに、前に消防が調査したときには、昔ですけど、30分ぐらいあったんですから、今もあるはずなんですよ、35分ぐらいは十分。そういうことでいきますと大変問題になる近鉄の踏切であるということも踏まえて、やはり改良に乗り出していただきたいと、こう思います。  市長さん、前にも私は言いましたけども、この府道は69号線に、ここの交差点が大変狭いということで、これは市長さんのおっしゃるとおりなんです。ところがイズミヤの裏側の道路、これは市道102号線と言うんですが、これが全部一方通行で、その狭いところに出てきているわけですね。そこへスーパー山田屋さんがあって、あこの駐車場に入って、またそこからぐるっと出てきはるわけですね。だから、その狭い道へ全部首を突っ込んでくるわけですよ。これも府にばっかり言わなあかんことやなしに、市もやはり考えなあかんのと違うか。あれを一遍一方通行で逆にしてみはったらどのぐらい減るかなと私は思いますよ。私はそのように見ておりまして、ぜひひとつ市としても努力をしていただくということも忘れてもうたら困るなと、このように思います。市道の102号線の一方通行については一度検討してみる必要がある、このように思っていますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、昨日も畑中議員さんから出ていましたけども、府道の整備の中で、府道はこれだけではないんでして、たくさんあるわけですから、全部で18キロメートルあるわけです。10路線あって、18キロが京都府が維持管理してもらわなあかん道路なんですね。その中にはやはり上狛城陽線もあります。市長さん、ここに京都府・国関係への要望書というのを出されていますね。この中に多賀バイパスというのが出てくるわけですよ。これは多賀バイパスというのは、かなり多賀側は土を盛って城陽市側に来ているわけですが、ここに多賀地区のバイパスを早期完成していただくとともに、城陽市地区においてはバイパス計画も含めて道路整備を早期に実現されますよう要望します。こういう要望書があるんですね。これが実は私はいわゆる府道の上狛城陽線のバイパスを意味しているんではないかと、こういうふうにとるんですけどね。これらにつきましても私はぜひ早期に実現向けをしていただくと同時に、いわゆる青谷地域の狭隘部分ですね。南城陽中から中村の西尾自転車店のあの辺までは大変狭い。この辺の改良を並行してやっぱりやっていただく必要があるのではないかと、このように思いますが、その点についてもひとつお伺いしておきたいと思います。  それから、富野荘八幡線ですね。西富野公民館の近くなんですが、これは私はこういうふうに見ているんですがね。水主長池線というのが、都市計画道路がイズミヤの横にできました。だから、ここはあんまり通らんようになったから府の方はもうさわらんでもいいのと違うかと、このように思っておられるんじゃないかと思うんです。あこのホリシさんという散髪屋さんがあるんですけど、あそこなんかは大変危険なところですよ。何回も事故があるところなんですね。それでいて、あこを改修せいという声も余り聞いていない。だから、あの近くの方は、おまえらはどこを見てるのやと。、市の職員やったらみんな知っているはずやと。そやけど、あこを直せと言う職員もおらへん。議員もおらへん。どんななっているのや、忘れられてるのと違うか、こんな声を聞いているんですけどね。そういうことから見ましたら、やはり府道の管理、18キロについては徹底して府でやっていただかなあかんと思います。これについては要望しておきますけど、これは答弁は要りませんが、とにかく城陽市に18キロあるんです。これについて1年間の府の予算は幾らなんだ、そして宇治市には何キロあって京都府が使う予算は幾らなんだと各市町村別に予算を出してもらって、城陽市がたくさんもらっているのか少ないのか、一遍この辺を数字的に明確にしてほしいと思うんですよ。それが、いわゆる新設道路ではないですよ。道路改良に要する費用が城陽市に対しては、その延長数によって違うと思うんですけど、どれぐらいに多いのか少ないのか。もっと要望せなあかんのかとかいろいろあると思うんですよ。そういう調査表を出していただいて、我々がぱっと見てもわかるようにひとつお願いできないだろうかと、これも要望しておきます。  その次に交番所の問題ですね。これは市長さんも交番所問題については知事さんまで要望に行ったということでおっしゃっていますけれども、城陽市の警察白書というのを出しておられるんですね。これでいきますと、発生件数からいくと市民50人に1人が何らかの犯罪に遭遇してはるんですよ。17世帯に1世帯が犯罪に遭遇しておられる数字になっているんですね。これは警察白書で言っているんですが、ここに城陽市の統計書というのがございまして、ここに刑法の犯罪状況というのが載っていますね。これでいきますと、これは平成13年ですけれども、1,604件の犯罪があったと。このうち検挙数303件なんですね。18%ぐらいしかないんですよ、検挙率というのは。だから、いかに城陽市は悪いことをしても捕まらへんところやというところと思えませんかね。全国的にも20%を切ってきたというようなことも言われていますけれども、そういう売り方をね。やはりこういう場合は市長さん、悪い方の見方をせないかんと思うんですよ、いい方の見方をせずにね。今柏本室長がおっしゃっていたような、そんなのんびりしたことを言うていて減ると思いますか。どんどんどんどんふえていますよ。今13年度のを言いましたけど、14年度やったら1,673件になっておるわけですよ。15年というたら、またこれはふえているんですよ。人口は減ってくるわ泥棒の数は増えてくるわ、そういうことで、それで京都府に要望しています、だから待ってますのやということでいいんでしょうか。  柏本室長からそういうあれがありましたけど、城陽駅前に何たらいう大きな建物がありますね。それからグローバルとかいうのがありますね。あれ2つで167戸の世帯が入ってはるんですよ。私は平川北の自治会にいますけれども、平川北はあれだけの面積で180世帯しかないんですよ。ここを見てください。あんだけの建物の中に167あるんですよ。どんだけそこに人がおられるかということですね。だから、人のおられるところはやはりそれだけ犯罪の発生件数が多くなるんですよ。まして城陽駅へ集まってくるんですから、ぜひ市長さんの心意気で、城陽でこういうことをまずやるから、黙って立ててもおまえとこはほっとくでということを警察は言うかもわかりませんが、あこで何とかしてでも、マンションの1室を借りてでも、あこで市民警備隊を待機させるぐらいのやはり防御策を私はつくるべきだと思うんですよ。幸いにして警察のOBの方やらがたくさんおられますよ、城陽市内に。そういう人を活用するという、そういう考えでね。そんな怖がってんとね。京都府に頼っているような顔をして私は積極的にやっているとは思えない。そこのところを一応踏み込んでほしいんですよ、ひとつ。  それで柏本室長の答弁では、府へ府へと言うてはりますね。宇治市ではちゃんと土地を提供してはるのではないでしょうか。ここに交番所をつくってくださいとやってはりますやんか。京田辺市でやってはりますやんか。城陽市では全部出すんでしょう、あなたの言い方やったら。よその市では、自分ところに欲しいところは市が土地を出して、ここにつくってくださいと言うてはりますやんか。現にありますよ。それやったら柏本室長の答弁は優等生の答弁じゃないですよ。もっともっと周りを見てもうて、やっぱりきちっと積極的な姿勢を示していただくことが犯罪の予防につながっていくんですよ。そのように思うんですけど、その辺の積極的な対応をお願いしたいんですが。これはひとつ答弁をくださいよ。先ほどの答弁ではどうも消極的で話にならない。  それから、たばこの喫煙権について。これは総務部長が、憲法でも好きな方はとめることができないということなんでしょうけども、それでやはり吸わせてあげる、吸いたい人は吸わせてあげるというのは当たり前じゃないですか。何で勝手にここで吸うたらあかん、あこで吸うたらあかんというのがね。今おっしゃっているのは、人に迷惑をかけたらあかんという意味でおっしゃっているんでしょう。別にあんた、久津川小学校、10の小学校があるでしょう。敷地内全部禁止ですやん。何ですか、あれは。外ですやんか。だれがしているんですか。学校長と書いてますやん。何でそんな。グラウンドまで何であかんのですか。グラウンドがここにありまして、ここに門があるんです。この門の外やったらかまへん、門の中はあきまへん。何でなんですか。何という勝手な人ですか。校長が悪いんですか。校長が悪かったら校長に言いに行きますよ。そういうなめたことをしたらだめですよ、なめたことをしたら。だから、喫煙権というのはあるんですよ。久津川小学校の先生はどこへ行ってはると思います。平井神社の中で吸うてはりますやんか。平井神社の中で吸う方がずっと悪いですよ。そんないいかげんなことはだめですよ。それは橋本市長が庁舎をそういうことにした。そのことによって全部波及していく。橋本市長の顔色を見てやらはる先生は、いち早く全面禁止だと言わはったのかもわかりませんね。しかし私はね、それは間違うてますよ。文パルだって禁止していますね。外で吸いなさい。今、税収入のことを言いましたね。よく考えてみなさいよ。税金を払うて吸うてるんですよ。ちょっとぐらい吸うところをつくったってどうなるんですか。私はそういうように思うんですけれども、もうちょっと積極的に物事を考えてください。私はそういう偏った考え方はけしからんと思います。  もう1つ、この庁舎でもそうです。早速つくっていただいて、「あっ、いいな」と思いました。やっぱり次、ぜいたくになってくるんですね。寒い、雨にぬれるのはかなん、これは当然なんですね。ぜひですね、それぐらいの温かさをやっぱり持ってくださいよ。  小学校、中学校、これは何ですか。もってのほかですよ。グラウンドでね。私も少年団の関係でいろんな小学校でしています。しかし、どこのグラウンドでも場所、場所によってはあかんところはありますよ。しかし全面的に禁止したところはどこにもありませんよ。運動場でその考え方が私は気に入らんのですよ。グラウンドの中はあきません。出た門の外は構いません。この理論が私は許せんのですよ。自分とこさえよかったらええ主義でしょう。(発言する者あり)そうでしょうね。いや、それはね、私はそういうふうに思うんですけどね。私はね、これはやはり市長さんの禁煙政策の影響だと思いますよ。中村部長がそうされたとは思いませんがね。しかし、早急に改めていただきたいと思います。  それから、今の税金の増収についてですね。これについては私もびっくりしましたけれども、実際今城陽市で一番はやっているのが平和堂なんですね。あこの1階にたばこ屋がありますね。よう売れてますね、あこ。あそこのたばこ屋だけなんですよ、平和堂の中で城陽市に税金が入るたばこ屋さんは。2階に売っている、3階に売っている、4階で売っているというのは全部よそへ行くんですよ。そういうことからいったら、私は、市内でたばこを買いましょうと言うても、市内で買うているのに何でよそへ行くねんと。市民をだましていることになりませんか。私はそのように思うんです。そういうことを言いましたら、どうしたらええねんというたら私は、イズミヤさんもそうですよ。よう見てきてください。機械に名前が入ってますわ、どこから来たのかというのは。その機械に、このたばこ、ここで購入したたばこは城陽市の市税になりますというステッカーをつくって1つずつ張らしてもらいなさいよ。そのことによって私は城陽市でたばこの市税が入るように皆協力してもらえるんじゃないかと思うんです。今120店舗ということを言いましたけども、40店舗ほどはやはりよそから買ってられる。また、そして機械ごとに見ていったら、機械が何台あるかというのを、会社に置いてある機械からすべて見たら相当あると思うんですよ。私は今までこのたばこ税については手間暇かけずに勝手に入ってきたから、ほったらかしだったわけです。だから、一度税務課の職員を挙げて各会社とか商店とか、いろんなところに置いてあるたばこを一回全部調査する必要があると思うんですよ。これについては、やはりこれはぜひ、これが私は増収対策だと言うてるんです。たばこを吸え吸えと言うてるんじゃないです。やはり今吸っておられるやつが市に入るか入らへんか調べようというのが増収対策。ぜひこの点も積極的に対応していただきたい。早期に対応していただく必要がある。実際、今言いましたように1日123万円も入ってくる税金がどこにあります。黙っていたら入ってくるんですよ。1日123万円ですよ。市民がここで吸うておられるたばこがそれだけ入ってくるんですから、やっぱり真剣に考えて取り組む必要があると、このように思います。  たくさんしゃべりましたけれども、もう一度積極的な答弁をもらわんと私は終われないんですよ。よろしく頼みます。 ○八島フジヱ議長  2時40分まで休憩いたします。         午後2時26分     休 憩         ──────────────         午後2時40分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  高橋助役。 ○高橋正典助役  右岸運動公園についてでございますが、議員の方から府の検討委員会の意見を紹介されたわけですが、これは11月の25日に第4回の検討委員会がありまして、そこでの出た意見でございますが、この委員会では従来のスポーツとかレクリエーションの議論とは異なりまして、府民参加とか自然再生に的を絞った議論をしようということで議論がなされたわけであります。公園は34ヘクタールありまして、運動公園をつくってもかなり余裕がありますので、そうしたところでの自然再生でございます。それぞれ専門家がおられまして、いろんな意見が出たのは事実でございます。  いずれにいたしましても、来年2月第5回目の検討委員会がございますが、これまでの議論がまとめられまして案が出されると。従来の本市の方針、先ほど述べましたが、こういったものを基本に意見を述べてまいりたいと思いますが、財政危機のときでもありますが、市民が期待を持てるような府の公園計画となりますよう努力してまいりたいと考えております。
    八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  府道関係のご質問についてご答弁申し上げます。  まずイズミヤの裏の通り、102号線ということであったわけですけれども、2号線の路線だと思いますが、その部分の一方通行の南行き一方通行を北行き一方通行にして改善を図ればどうかというご提案でございました。この件に関しましては当然現地の方の検証も必要になってくるわけですけれども、八幡城陽線の渋滞解消対策として先ほど申しました府道交差点の改良等、警察の方とも協議をしていく必要があるということになります。それで、そのことにつきまして検証していく中で、道路管理者である府でありましたり警察の方の関係機関と協議して、その辺のことも含めて検討していきたいというふうに考えております。  それから、上狛城陽線の件でございますが、これは先日も畑中議員さんの方のご質問にご答弁させていただきましたとおり、観音堂地区が拡幅改良されまして大きく前進したことではございますが、なかなか全線一気に事業ができるものではございませんので、特に京都府に対しましては観音堂以南について強く要望いたしているところでありますが、今後、1つの大きなネック箇所が解消されたことによりまして、今後も順次改良が必要な箇所について強く京都府に要望してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  柏本市長公室長。 ○柏本光司市長公室長  それでは、私の方から交番につきまして再度のご質問にお答え申し上げたいと思います。  ご質問にもございましたが、最近テレビや新聞報道を見ましても、犯罪の凶悪化が相当な勢いで進行してきております。他人事のように思っていました事件・事故も身近で発生するような状況となり、深刻な様相を呈していると考えます。このような中で、大きな事件・事故が発生する前に先手を打っていくことは大変重要である、このようにも認識いたしております。特に、地域の犯罪に大きな抑止力が働く交番の必要性につきましては、ご指摘のとおりというようにも考えます。  先ほど申し上げました京都府警本部長に対する答申ということで京都府警察署等のあり方というのが出されましたが、その中におきましても地域に密着した交番づくりの大切さというものが提言されております。このことも踏まえまして、警察行政は先ほども京都府の所管であると答弁申し上げましたが、さらなる市民の皆さん方の完全・安心な暮らしの確保のために、交番設置に向け、府や警察署等ともより踏み込んだ協議をいたしてまいりたい。このように考えておりますので、ご理解の方をよろしくお願いしたいと思います。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは、失礼いたします。小・中学校の敷地内禁煙のことでございます。  小・中学校におきましては健康、たばこにかかわる指導というのを実は行っております。小学校では高学年を中心として、酒とたばこといったことに関しまして直接的に内容を取り扱って、害だと。害についての内容で指導をしております。また低学年では、こういった内容を直接指導するのではなくて、健康というテーマでの指導を行っているところでございます。中学校におきましては、もちろんたばこの害ということで直接内容に触れて、たばこを吸うことに対して害が大きいことを指導しております。このように学校がいわゆる喫煙防止の教育をする場であると。喫煙防止をする教育の場であるということと、また、本年の5月1日からのいわゆる健康増進法が施行されました。そのことにかかわりましても先ほどからお言葉が出ておりますが、児童喫煙の防止についても規定されているところでございます。  さらに、実はきょうと健やか21たばこ対策指針というのが出ておりまして、ここに校庭の禁煙を具体的な取り組みとして実は挙げられております。こういうことから、ご承知のように3カ月の周知期間を設けて、9月1日からこういう形でいわゆる敷地内、校舎内を含む学校全域を禁煙としたという経過でございます。何とぞご理解を賜りたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  坂上総務部長。 ○坂上馨総務部長  たばこの税収確保ということの中で、ステッカーなどを張ってはというご質問がございました。確かに今現在非常に税収が厳しい時期になっておりまして、少しでも城陽市内に税収が入るような対策として具体的にステッカーなどを張ってわかりやすくしたらというご提言をいただきました。  市では、協議会に加入されている店舗については一定把握しているんですが、他市の方で買われている方については十分できていないという部分もございます。こういったことから、販売店の協議会とも十分協議いたしまして、ご提言の趣旨も踏まえまして、購入されるときにこれが城陽市に税収が入るぞということがわかるような、そういったことはどうしたらいいのかについて十分協議して、前向きに進めたいというふうに思います。  以上です。 ○八島フジヱ議長  安村議員。 ○安村治議員  ちょっと順序が逆になりますが、学校教育の場であるから理解してほしいということでございますけれども、教育の場というのは学校だけが教育の場ではないんですよ。社会教育もあり、家庭教育もあり、すべてが教育の場なんですよ。その場でやっぱりたばこを吸う人もおられるということも教えなだめですよ。そんな都合のいい教育の場という判断は私はおかしいと思うんですよ。やはり受動禁煙というのがあって、たばこを吸われたら、横にいてたら自分も吸うたことになるぞということを教える場なんでしょう。だから、吸うたらあかんあかん、そんな消極的な先生はどこにおられるんですか。教育の場というのは、何回も言いますけれども、家庭教育、社会教育、学校教育、この3つが教育なんでしょう。それを学校だけが教育なんていう言い方をされると、先生は都合よ過ぎるんじゃないかと思いますね。これはどんなことがあっても私は理解できません。やはり喫煙権というものがある以上、吸う中で指導していく。先生が吸いながら、おれは病気になるぞ、見とってみよということを教えろと言うてるのと違うんですよ。先生が病気になる見本になるよということで教えてはるのじゃないんですよ。だから、吸ってはいかんところでは吸ったらあかん。いわゆるマナーを教えるところですよ。そういうことをしっかりと先生も持ってもらって。私はね、学校なんかは学校の先生だけの学校じゃないでしょう。皆地域の人も空いているときは借りに行っているんですよ。私らも貸してもうてますよ。それを皆だめなんですよ。一切あかんと書いてますやん。外へ出たらかまへんて、そんなせこい考え方がどこにあるんですか。それを理解してくれと言うほうが無理ですよ。どこかにね、200万円ぐらいでプレハブを売っていますよ。吸うところをつくってあげなさいよ。これを学校に1つずつ置いてあげてください。  それからもう1つ、市の方も、やはり文パルやったら外で吸うてますね。あれはいつまで続くと思います。あんな寒いところでだれも吸いませんよ、もうじき。黙って中へ入って吸いますよ。そんなね、私らでもいつでも吸うたらあかんところが多うなったら全部吸い殻を持って歩くようになりましたよ。黙って吸いますよ。だれか怒る人がありますか。協力せえと言われるだけでしょう。あかんと言い切れないのでしょう。そういう制度なんですからね、実際ね。そういう一方的に自分の都合のいいように都合のいいようにものを考えることは、それはいけませんよ。やはり全体に公平に考えるというのが当たり前じゃないですか。それが私は教育という言葉を使われるなら、それが教育やと思いますよ。吸う人もある、吸わない人もある。1日50本吸う人もある、1本しか吸わへん人もある。そういうのが全部教育なんでしょう。それを教育という言葉を使って抑え込もうとされる精神が許せませんのや。ひとつ改めてください、その堅い頭を。  それからたばこの、坂上部長、一応調べてくださいよ。私はやっぱり一度ね、一度も職員の手をかけてないんですよ。一遍かけてください。どこにどんだけの機械があって、どれだけよその分が入ってきているかね。今までどれだけ市民がだまされて買うてきたか、そういうのをわかるようにしてくださいよ。  もう一回だけ言うておきますよ。たばこについては国には1個62円52銭入っておるんですよ。国の税金には62円52銭、京都府には19円38銭、城陽市には59円54銭、これがたばこが上がってからの税金の配分なんですよ。こういうことをしっかりととらまえてもらって、客体把握という言葉をよく使わはるでしょう、税金のとき。客体把握をしっかりしてもらうということが必要ではないかと、このように思います。  それから次にスタジアム公園ね。助役さんね、市民に理解を得られるって、私、市民に理解を得られるというのはどうも、どんな理解を得られると思うてはるのか、ちょっとようその辺が了解しにくいんですよ。ですから私はやはり、将来府の事業でこういう大きい事業が城陽市で行われるというのはそうないんですよ。そういうことで、ぜひ私は大胆に要求してほしい。大胆にやはり施設の整備を求めていくという姿勢をね。100億も税金を出してやりながら、そんなもん梅の木を植えてもうたり、そんなことしてどうするんですか。私はオーナー制をしてくれとか、タケノコ掘りにせえとか、そんなことを言うてるって、どういうことが地元の活性化になるかということを何も考えてはらへんのかなと思ってね。本当ならここでね、本当に助役さんの口から、あの運動公園ができたらどんな活性化を城陽市として求めているんですかという質問をしたいんですよ。そこまで行かないんですからね。今の市の答弁でしたらそういうところまで行かないんですよ。ほんまはどんな活性化対策を求めるのか聞きたいところなんですよ。今こうして言われた中で本当に情けなく思います。  特に運動面だけではなく、観光振興のために地元の営農者と連携して特産品を売ればよいて、そんなのが活性化だと思うてはるんですか。違うでしょう。ここのところをはっきりしておいてほしいのは、先ほど光のページェントの話がありましたね。イルミネーションで5,000人から集めて、道路を飽和状態までさして人を集めた。これを活用するのが活性化なんですよ。これをやることが活性化じゃないんですよ。これをやることによって人を集めて、そこでどういう収益を上げていくかというのが活性化対策と違うんですか。それに運動公園で地元の特産を売ってもらえて、そんなみみっちいことを言うていてどうするんですか。  特に、山城運動公園がありますね。あこなんかは宿泊設備を設けるという計画やったんですよ。ところが、地元の旅館組合から総スカンを食うたんですよ。何でですねん、それは。そんなもんね、そんなところで物を売らんといてくれと。城陽で物を売るやんけと言うてるんですよ。それと一緒と違いますか。そんなところで特産品を売ってもうたらええという、そんな委員さんに出てもうてどうするんですか、と私は強く思いますよ。宇治の旅館組合は正しいですよ。そんなところに宿泊施設をつくってもうたら、うちの泊まるとこがはやらんようになるやんけと。それは当然ですやん。それをあえて言うてはるんですよ、うちの委員さんが。特産品をそこで売れと。違うでしょう、そんなこと言うのと。特産品は城陽市内で買うてもらうようにするのが活性化の1つなんですよ。こういうちぐはぐな委員さんが出てしゃべっておられると、どうも我々は城陽のまちの活性化にほど遠いところに委員さんの考えが進んでもうたる。どうも小さくしよう小さくしようという考え方にもうなってしもうてあるんですね。  先ほども助役さんの答弁がありましたけど、私が質問したのは、3万人規模の施設を京都府がつくるときには必ずこの場でつくりますという約束ができますかと言うてるんです。うちでつくるときはあかん、あかんと言うといて、4年や5年たってから、いや、別に土地がありますから向こうでつくりますのやと、こういうことになりはしないかと言うてるんです。1カ所しかない。3万人以上のところを城陽市でつくってもらったら京都府下で1カ所なんですよ。ですから私はそういうやはり担保を取っておくべきと違うかと言うてるんです。その辺は、これ以上答弁をくれませんのでしゃあないけど、仕方ないので仕方ないとしておきます。  それから、先ほども言いましたけど、野外活動センターってありますね。城陽市に青少年野外活動センター。あこらはものすごく期待してはるんですよ。あそこでつくってもうたら、うちで泊まってもうて、そして向こうへ行ってもらえるということで、ものすごくね。それがまちの活性化なんですよ。ですから、その中に宿泊施設をつくりますわとか、そんなことを言われたら大変なことでしょう。それは地元の委員さんがそういう意見を言わはる人にはビシャッとお返ししてもらうというのが地元の委員やと思うてたんですが、何か逆のことをおっしゃっているので、どうもかみ合わないということを申し上げておきます。  それから、307号はひとつ要望しておきますが、ぜひひとつ、やはり南の玄関青谷ですから、ぜひ青谷らしい風景を保ちながら梅林を復活させていただく。梅林でもハナショウブでも、やはり城陽市の特産物を南から、春は青谷からと言われるように、ぜひひとつそういう場を設けていただきたい。このことを特にお願いしておきます。  それから交番所。交番所の設置についても、やはりこれだけ犯罪があって検挙率がだんだんだんだん下がってくる。警察がサボっておられるわけではないんですよ。犯罪の方が多なってくるから検挙できる数が少なくなるんですよ。マイペースでやっていても犯罪数が多なっているんですね。平成11年からドーンと上がっておるんですよ。800台から1,000台にボーンと上がっておるんです。だから、それがどんどん来て、もう2,000台に上がってきているんですよ。そんな状況ですから、ぜひ歯どめを警察がようせえへんのやったら城陽市がやる。やって、その分京都府に請求するぐらいの元気を持ってくださいよ。私はそれぐらいのことをお願いしています。  それから、ちぐはぐしてすみませんね。市長さん、先ほど青谷の307号のときにいわゆる沿道サービス業に負けるなということを言うてましたね。というのは私は、あこに京福電鉄の購入した大きい土地があるんですね。その中を通ることになっていますので、当然あの道路ができたらあの計画がポンと生きてきますよ。あの沿道の南側は全部京福電鉄の住宅地になってしもて、そういう梅林をしようかとかいろんなことを考えられる余地がなくなってくるのと違うかと思ってね。そのことでぜひ用途地域を何か指定するとか、網をかぶせておくとかいうことがですね。京福電鉄がしたらあかんと言うているのと違いますよ。そういうことを言うてるんじゃないんですが、そういうことになってしまって、完全に風光明媚な青谷がはやらんようになってくるんじゃないかと、このように思っておりますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、たばこの喫煙につきましては先ほど先生言いました。ぜひともお願いしたいと思いますよ。  それから、庁内もぜひ吸えるようにしてください。我々が吸うとこはやはりゆっくり吸えるところにしてくださいよ。1日123万あるんですから1カ所ずつしてください。屋根をつけてもうてちょっと囲いしてもうたら私はいけると思います。プレハブでも100万あったら売ってくれますよ。城陽に売っていますよ。城陽の砂利の場所へ行ったら売ってますよ。あれを1つずつぽん、ぽん、ぽんと置いていったらいいんですよ。1日123万、これを忘れずに、税金が入ってくるんですから、そのぐらいのサービスをしてください。今までたばこを普通に皆吸うてきたんですよ。それをはみ出してきたんですからね。ですから、それは皆吸う人もわかってきているんですよ。だから、せめてそれぐらいやさしさを市長さん、税金だけはしっかり行きますけどそっちはと言わんと、両方ともひとつよろしくお願いしたいと思います。  以上、長くなりましたけれども終わらせていただきますが、ひとつ誠意をもって今後私の質問に対して頑張って行政を進行していただきたい。このことを要望して、終わります。 ○八島フジヱ議長  大西吉文議員。 ○大西吉文議員  〔登壇〕 大西でございます。第1質問の前に、まずこの場をお借りしまして、イラクの平和と安定のためにイラク復興支援に携わられ、志半ばにして不幸にも殉職されました奥克彦大使及び井ノ上正盛一等書記官に対しまして、ご冥福をお祈り申し上げ、哀悼の意を表したいと思います。  さて、安村議員さんの活力を少しお借りしまして第1質問に入りたいと思います。城陽市のまちづくりについてでございます。  第1は、東部丘陵地の整備についてでございます。平成15年の6月に建設常任委員会に提出された修復整備計画では埋め戻しに必要な土量の算定基準があいまいで、昭和61年度は1,961万1,000立米、平成9年度は2,264万立米、そのうち切土量1,338万立米を差し引く不足分926万立米が搬入量であるとされていますが、最終的にはダンプ100万台分、土量にして700万立米を埋め戻すということでありますが、今回の見直しの中で、土地の有効利用促進に伴うGLの基準といいますか、基点はどこに置かれ計画されているのか。また、京都府が設置する木津川右岸運動公園里山構想のGLとの関係をどのように保たれるのか、お尋ねいたします。  あわせてダンプ専用道の整備であります。木津川右岸運動公園アクセス道に市道302号を接続させ、市道3001号、東城陽線、運動公園城陽宇治線へのダンプ車両通行計画は、民家連檐地からの排除につながり、長年の願いでありました。暫定的または仮設の進入路を設置するとした場合、いつごろをめどに計画しておられるのか、お尋ねいたします。  次に、東部丘陵地内における市道損壊箇所が発覚。府は原状回復命令を出し、市道427号線はおおむね復旧できましたが、これら事業者が原土石の洗浄・選別の認可申請を京都府に提出したとき、これに対する認可を出す前に当該自治体に意見照会が出され、自治体は不都合の有無を府に提出されていると思います。しかし、その回答書に市道の損壊場所がある旨の記述がなされていないまま宇治土木事務所長に提出されています。市の財産であり市民の財産でもある市道が盗られているという適正な報告を起案し決裁した職員の責任について市長はどのようにお考えになっているのか、お尋ねいたします。  その2は道路行政であります。12月5日付け洛南タイムスによりますと、市民グループの環境測定城陽市民会議がことし6月に実施した大気調査で、二酸化窒素濃度は環境基準をはるかに超え、国道24号線平川交差点や新池交差点は東京近郊よりも劣悪な環境であると伝えています。慢性的な渋滞は空気の環境汚染のみならず、先を急ぐ小型車は生活道路に入り込み、交通事故を起こし、特に富野小学校区においては生活道路上で本年3名の死亡事故が発生しています。このようなことが起こらないか危惧していた矢先にそのことが現実となりました。後手後手の行政に強い怒りを覚えています。国道307号線の拡幅整備や青谷道路の建設など東西の幹線の整備に伴い、南北の幹線道である国道24号線にかかる負荷をどのように予測され、市域における渋滞解消対策や生活道路への進入車両対策はどのように考えておられるのか。また、市長と自治会長会議等で話し合われた諸問題、とりわけ道路問題の提起についてどう対応されてきたのか、お尋ねいたします。  続いて、市道12号線改良工事ですが、市道204号線から府道までの改良工事が急ピッチで進んでいますが、完成はいつごろの予定なのか。市道12号線と204号線の交差点は幅員が旧道と比べて広くなりますが、安全性をどのように確保されようとしているのか、お尋ねいたします。  また、本市は昭和40年代から京阪神のベッドタウンとして急成長したまちですが、地域をあらわす標識が皆無であり、他所からお越しになったとき、所在がわからず、わかりにくいまちであるとのことでございます。観光事業も施政方針にあり、道路沿いに地域名または町名の標識を設置してあげるべきだと思いますが、いかがなものでしょうか。  その3は、コミュニティーセンターの充実についてであります。南部コミセンは20周年を機に防災センター、研修センターの改修がなされ、利用者の利便性と有効性を兼ね備えているのが理想であると理解しております。来年1月9日から工事着手、年度末完成予定と聞いておりますが、防災センターの舞台もはね上げ式にし、舞台利用のないときはそのスペースも有効に利用できるよう提案してまいりましたが、その後設置はどのように計画されているのかお尋ねいたしますとともに、今池コミュニティーセンターにつきましても地域活動の拠点として根づき、行事の参加者も年々多くなり、年末恒例のもちつき大会も今や南部コミセンから独立され、単独事業として行われ、多くの老若男女が参加されました。今池コミセンも、最初設けられた南部コミセンの分室的な役割からひとり立ちしたと言っても過言ではありません。しかしながら、他のコミセンに比べ調理室もなく、また300人規模のホールは青空天井であり、校区自治会のニーズに合った利用ができないという自治会からの要望や、コミセン運営委員会においても大きな課題でもあります。第2回か第3回の定例会でも質問いたしましたが、その後の進展はどのようになっているのか、お尋ねいたします。  2項目めの城陽市の福祉についてであります。施政方針では、みんなで築く福祉のまちづくりの推進がうたわれていますが、城陽市社会福祉協議会についての取り組みが抜けているように思われますので、質問したいと思います。  城陽市社会福祉協議会も時間をかけて着実に成長され、今や職員の中から市議会議員を誕生させるまでになりました。急激な高齢化社会に向かっている昨今、70数名の職員の果たす役割はますますその重みを増しています。また、市社協を中心に13のボラティア団体の支援もうまく協働し、心強いものと思われています。そうした中で、諸団体が集う拠点の器は老朽化しており、また、社会福祉センターとしての機能を備えた建物でないだけに、障害を持った人々にとってのやさしさに欠けているところがあり、改善してほしいとの声が出ています。  例えば受付窓口の高さであります。健常者には何ら遜色のないスペースですが、車いすご利用の方はちょうど頭のところになり、不便を来しています。せめてスペースの半分、窓口の切り下げ改修はできないものでしょうか。また、ホールの舞台に上るスロープがなく、改善する計画はないのでしょうか。  あわせて2、3階へのエレベーターの設置についてお尋ねいたします。  次に、ふれあい号の更新希望でございます。ふれあい号も寄る年波には勝てず、揺れが激しく、体にハンディを持っている者にはなかなか厳しいものがあり、揺れの少ないバスへの移行が求められています。また、運行も日曜日から木曜日の運行となっていますが、1週間フルの運行が望まれています。これらの取り組みにつてお尋ねいたします。  あわせて、センター前は勾配がきつく、弱者に対する乗降に不便を来しております。公用車車庫部の有効利用ができるよう考えてほしいとのことであります。雨天の場合は非常につらいとのことです。これらの取り組みについてどのような施策をお持ちなのか、お尋ねいたします。  その2は、介護保険制度についてであります。平成12年度からスタートいたしました介護保険制度が実施され、本市においても基盤整備に努めてこられました。その後、東部デイサービスセンターの建設など進めてまいりましたが、各種サービスは順調に市民に利用されているのか。また、最近、痴呆者や徘回者への対応が急務と言われていますが、その対策はいかがなものでしょうか。  あわせて、梅林園における特養の50床増床は待機者への救われであったと思いますが、これらの待機者の状況と今後の見通しについてお尋ねし、第1質問を終わります。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  それでは、私の方から東部丘陵地の整備と道路行政につきましてご答弁申し上げます。  まず、東部丘陵地の整備の中で計画高GLの基準の計画についてでございますが、本年6月に取りまとめて報告いたしました山砂利跡地対策の基本方針において埋め戻し土量や達成状況を報告いたしておりますが、これは現状における埋め戻し土量に関して、採取跡地の埋め戻しを目的とした昭和61年の修復整備計画と平成9年の東部丘陵地利用計画策定調査報告書における計画地盤高のそれぞれに対する状況を記載したものでございます。  現在、山砂利採取地整備公社で現状の地盤高調査を進めており、利用計画高を基本とした計画を作成するため、今後の埋め戻し土量を正確に把握し、跡地利用に向けまして今後の埋め戻し計画等を反映させてまいりたいと考えております。  なお、ご質問のGL基準につきましては、第二名神の計画高や現国道の地盤高等から計画されたものでございまして、東部丘陵地内で計画されている右岸運動公園の計画とは十分整合を持って対応してまいりたいと考えております。  それから、2つ目のダンプ専用道路の件でございますが、これは北幹線の整備に係る概略設計を終了いたしましたが、なお克服すべき課題も多く、現在のところ具体的な完成時期を明らかにできる段階には至っておりません。京都府との接続のための協議を進め、できる限り早く供用できるよう努めてまいりたいと考えております。  それから、3点目の市道損壊の関係でございますが、当該意見照会につきましては、洗浄選別による砂利採取の認可申請に対する京都府からの意見照会に対しまして回答いたしたものでございます。今回の市道損壊等の事実につきましては、砂利採取地域そのものが広大な中で一般市民の通行も少ないことから、パトロールが十分機能していなかったものでございます。当該事実を発見後は直ちに京都府へ連絡するとともに、道路管理者といたしまして、道路法第71条第1項に基づく原状回復命令書を交付いたしまして、その完成を見たところでございます。  今回のこのような事例を踏まえまして、従前実施いたしておりました年3回の合同パトロール、2回立入調査、1回のパトロールから、新たに定期パトロールを開始し都合年8回に増加させるとともに、本市独自の巡視活動を実施するなど監視強化に努めているところでございます。  なお、違法行為が発見できなかったことをもって職員に責任があったとは言えず、職員の処分に該当しないものと判断いたしております。  それから、道路行政についてでございますが、国道24号の渋滞対策につきましてはこれまでからもご答弁申し上げているところでございまして、京都府南部地域全体での問題として解決しなければならないと考えております。京都府南部地域におきましては、ことしになってからも第二京阪の開通、名神高速道路と京滋バイパスの連絡、また最近では玉水橋のかけかえ工事の完成や国道1号線から国道171号線大山崎への連絡道路、国道478号線でございますが、それの開通など道路のネットワークに大きな進展が見られます。これらの状況も踏まえました中で今後検討されていくものと考えております。  次に、通り抜けの車両対策につきまして、市政懇談会の中で大きな問題として取り上げられておりました。とりわけ堀口団地への車両の流入につきましては認識いたしておるところでございますが、過日、12月4日でございましたが、地元自治会より要望書が出されたところでございまして、要望内容につきまして現在関係課にその対策を検討させているところでございます。いずれにいたしましても、地元自治会、警察、農業従事者などの方々と早急に協議を進めてまいりたいというふうに考えております。  それから次に、12号線の関係でございますが、12号線の整備につきましては両側に2メーターから3メーターの歩道を設けまして、一般部では12メーターの幅員となっております。市道204号線との交差点部分におきましては、北行きにおいて右折・左折を1.5レーンでございますが、設け、また府道との交差点においては右左折2レーンで施工いたしております。また204号線の交差点内におきましては、警察との協議において3カ所の横断歩道の設置、照明灯の設置、さらには沿道の防犯灯の設置など、歩行者・通行車の安全対策に努めているところでございます。それと信号機の設置につきましても城陽警察に強く要望いたしているところでございます。  なお、現在施工中の工事につきましては、府道部分の工事も含めまして15年度末完成を目指して鋭意進めております。  続きまして、地名表示のご質問がございましたが、城陽市を訪れる方々に、ここはどこであるかを知っていただくためには大事なことであると思っております。各道路管理者、施設管理者の協力も必要でありますが、どこにどういった標示が適切か、他の事例も参考にする中で調査してまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  中村教育部長。 ○中村範通教育部長  それでは、私の方から、今池コミセンと、あと防災センターのかかわりで1つご質問がございましたので、あわせてご答弁を申し上げます。  まず、今池コミセンのホールの設置の要望についてでございますが、平成15年の第2回の定例会でご答弁を申し上げておりますが、ご指摘もございましたように南コミセンの分館としての位置づけで開館した施設でございます。したがいまして、施設規模は確かに小さくなっております。  施設の充実につきましては、運営委員会からは、現在の会議室をホールがわりに使用されていることが多いということから、要望事項である会議室の増築と調理室の設置について運営委員会と協議をしているというところでございます。財政事情がさらに厳しくなっておりますことと敷地面積の制約等の課題がございます。今後とも使用方法等につきましては運営委員会とともに十分協議をさせていただきながら行っていきたいというふうに考えておりますので、よろしくお願いをいたします。  なお、南コミセンの舞台、ステージの件でございますけれども、はね上げ式のものというのは非常に高価なものになっておりまして、実は改修予算、いわゆる研修室の改修予算の中からそのことも含めてするということは非常に予算上困難であるということで、今後要望のありましたことについては対応ができないというような状況でございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  岩井福祉保健部長。 ○岩井広福祉保健部長  それでは、私の方から城陽市の福祉につきましてご答弁を申し上げます。  まず最初に、社会福祉協議会の取り組みでございます。  まず、ご質問の1点目の福祉センターの窓口のローカウンター化についてでございますが、これにつきましては、福祉センターにつきまして昭和46年に完成した建物でございまして、現在建築後32年が経過をいたしております。その後、平成9年度と平成10年度におきまして約2,600万円をかけましてボランティアルームの新設や、あるいはまたホームヘルパー室、さらには社会福祉団体の事務室、それから階段の手すり、誘導ブロック、障害者用便所の整備等を実施してきたところでございます。このローカウンター化の件につきましては社会福祉協議会の方からも強い要望がございます。したがいまして、今年度中に実施をしてまいりたいと、このように考えております。  次に、ホールの舞台に上るスロープと、それからエレベーターの設置についてでございますが、福祉センターにつきましては新耐震基準適用建築物でございまして、まず耐震診断を実施していく必要があるといったことから、現在耐震診断調査を実施しているところでございます。したがいまして、耐震診断調査結果によりまして福祉センターの耐震補強、あるいは改修工事を実施する場合につきましては、ホール舞台の改良も含めまして検討を行ってまいりたい、このように考えております。  次に、エレベーターの設置でございますが、これにつきましては、その必要性につきまして十分認識をいたしておるところでございますし、また市社会福祉協議会の方からも現在強い要望を受けているところではございますが、これにつきましては今後の課題とさせていただきたいと、このように考えております。  次に、ふれあい号の運行についてでございますが、これにつきましては、ふれあい号の運行事業そのものは市の社会福祉協議会が実施をいたしております。市といたしましては、この運行事業につきまして現在必要な補助を行っているところでございます。  このふれあい号につきましては平成4年に購入をいたしておりまして、既に11年が経過をして老朽化しているということについては承知をいたしているところでございます。市の方といたしましては平成15年度の国の補助を受けるために協議を行っておりましたが、更新車両の購入補助を受けることは困難でございました。また、京都府の方におきましては現在こういった車両の更新事業の補助制度はないといったことでございます。このような中で大変厳しい財政事情ではございますが、特定財源を確保するといったことから、市の社会福祉協議会の方とも協議を行いまして、そういった特定財源の確保に努めているところでございます。今後も積極的に対応し、財源が確保されましたならば市社会福祉協議会に支援をしてまいりたいと、このように考えております。  また、運行日数につきましては、現在の運行状況の各団体の利用状況の把握に努めまして、市社会福祉協議会とも協議をしてまいりたいと、このように考えております。  最後に、福祉センター前の利用、特に駐車場の件でございますが、福祉センターは障害者の方がよくご利用されておるということについては当然承知をいたしております。ただ、議員ご指摘のように公用車車庫全体を移設するという計画については現在ございませんが、駐車場につきましてはバリアフリー対策として具体策を検討してまいりたいと、このように考えております。  次に、2点目の介護保険制度のご質問でございますが、これの介護サービス利用状況につきまして最初にご答弁を申し上げます。  本市の介護保険の運営につきましては、平成12年の4月から介護保険制度がスタートいたしたわけでございますが、既に3年半が経過をいたしております。本市におきましてはこの間特に大きな問題もなく、この制度は順調に推移をしておると、このように考えております。  次に、高齢者人口などの推移の状況でございますが、平成12年4月と平成15年の9月末を比較いたしますと、65歳以上の人口につきましては1万1,482人から1万3,605人ということで1.18倍、また65歳以上の方の認定者数につきましては同じく4月が1,024人から9月末では1,872人ということで、これにつきましては1.83倍に増加をしている状況でございます。  次に、サービスの利用状況でございますが、居宅サービスの主なもので1カ月当たりの利用件数で申し上げますと、訪問介護が304件から570件、率にいたしまして1.88倍。通所介護・通所リハビリが510件から756件、率にいたしまして1.48倍。また短期入所につきましては71件から148件ということで、これにつきましては2.08倍。さらに痴呆対応型共同生活介護施設、いわゆるグループホームでございますが、これにつきましては4件から9件で、率にいたしまして2.25倍になっております。  また、次に施設サービスの状況といたしまして、特別養護老人ホームでは133件から152件、率にいたしまして1.14倍になっておりまして、居宅サービス及び施設サービスともそれぞれ利用が増加しておる状況でございます。  次に、痴呆性高齢者の対応でございますが、これにつきましては平成13年の12月に、本市の東部デイサービスセンターにおきまして市内初の痴呆型デイサービスセンター事業を開設いたしておりまして、また最近、このグループホームにつきましては平成15年度に市内で3カ所がオープンしたところでございまして、痴呆性高齢者対策においても大きく前進することができたと、このように考えているところでございます。  最後に、特別養護老人ホームの待機者についてでございますが、従来特別養護老人ホームの入所につきましては申し込み順でございまして、なかなか入所ができないといった状況がございました。比較的元気で介護度が低く、すぐに入所する必要がないと思われる方でも、やはり将来のためといったことで多く申し込みをされておりまして、その結果全国的にも、また本市におきましても多くの待機者を数えてきたところでございます。こういった状況から、平成15年の3月に、京都府におきまして特別養護老人ホームの入所に関する指針が策定されたところでございます。これは介護度や日常生活自立度及び家族の状況などが入所基準の要素となったものでございます。この指針をもとにいたしまして、本年の6月には市内の特別養護老人ホームの2施設におきまして施設入所基準が作成されまして、入所する必要性の高い方から入所ができるといったことになったところでございます。その結果、入所の再申し込みが必要ということになりまして、再申し込みの受け付けをされましたところ、再申込者につきましては減少がしたと、このように聞いております。  一方、介護保険事業計画に基づきまして平成15年の8月に特別養護老人ホーム梅林園が50床増築されまして、多くの方に入所していただいたところでございます。このようなことから待機者につきましては、平成15年の4月で241人でございましたが、平成15年の10月末の状況では152人に減少いたしております。  なお、この152人の方のうち老人保健施設やあるいは病院の方に入院をされておられる方を除きますと、実質的には在宅で今現在待機されておられる方につきましては71人と、このようになっております。しかし、まだ入所待機者がこのようにおられる状況でございますので、今後につきましては、ことしの3月に策定いたしました介護保険事業計画、これに基づきまして平成19年度までにさらに50床必要であると、このように計画をいたしておるところでございます。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  大西議員。 ○大西吉文議員  それでは、順を追って第2質問を行いたいと思います。  東部丘陵地の利用計画ですけれども、北側からは既に京都府が運動公園をやっていこうという形で計画されて、むしろ実施に向かって進んでいると。そういう中で私どもが聞いていたのは、非常に多くの穴ぼこがあるから、とりあえず100万台入れようというようなことが1つの数値目標であったように思うんです。この間いただいた資料でもその数値目標は依然として変わっていないわけでして、先ほどの答弁の中で京都府の運動公園とは整合性を持つようにやっていくということをおっしゃっておりますけど、京都府立の木津川右岸運動公園仮称の整備計画検討委員会の資料を見ますと、6ページなんですけど、リクラメーション、荒廃地の再生ということが書かれています。これはその原語はどういうことかと言えば、これは見られたらおわかりになると思うんですけれども、矯正だとか、更生だとか、開墾だとか開拓。要するに荒れたところを、悪い言葉で言うたら廃物利用をしていこうというようなことですね。これの中には、境界沿いの急崖地を生かした谷地形というんですか。谷のような形のをやって、一種の別世界の創出等を検討していると書いているわけですね。私どもが知っている里山というのは、やはりそれなりの山があって、森林があり、それこそ松がありクヌギがありと、こういう外来種じゃなしに日本の木があったわけですね。やはりそういうものの再生を考えていかなければ、今の答弁で言うとまだこれからグラウンドレベルをやっていくんだということですので、じゃあ城陽市が考えている理想の里山づくりというんですか、再生というんですか、これはどういうものを求めておられるのかね。それによってやはりレベルが変わってくると思うんですね。その辺をちょっと聞かせていただきたいですね。  カラーで、このリクラメーションの事例として外国のところもいろいろ出ていますけど、このような状態で置いておかれると、100年に1遍の雨だとか、そういうものが降ったときにはそれこそ民家連檐のところには洪水が起こんのじゃないかなと。それは英知のある方々がやっていかれるのでそういうことはないと思いますけれども、今の現況からしたらそういうことが起こるんじゃないかなあというふうに思いますので、その辺をどのように考えておられるのかね。特に橋本市長さんはこういう都市整備には長年携わってこられましたので、また、小さいときには恐らく里山で遊ばれたこともあるでしょうし、どのような思いを持っておられるのか、どういう再生を考えておられるのか、お聞かせ願えたらありがたいなあと。それがこの荒廃した砂利採取場にくっついている住民の願いであるわけです。その辺をやはりしっかりと思いを述べていただきたいなあというふうに思います。  それから、職員の瑕疵はないのだと。だから処罰には当たらないと。職員の処分は該当しないという答弁でしたけど、僕は何度も言うんですけど、中身がものすごく甘い。片や業者は罰せられているわけですわ。そこを見過ごした職員に瑕疵がないって、おかしいのと違いますか。  それで、平成六、七年からの資料を見ますと起案書用紙というものがございます。6年の8月11日付け云々ということでそれなりの方々が判こを押しておられますわ。当時、都市整備部長橋本と書いてますわ。判こを押してある。平成6年。その中には、既にそういうことがあったであろうにもかかわらず、回答内容は、これは読んでもいいんですけれども、のり面の復旧を優先するよう指導することとか、雨水などは防災池にて処理して場外へ出さないことだとか、原土石の搬入・製品の搬出等については過積載防止、水垂れ防止、それからダンプは操業時間内での通行として朝早く、あるいは夜間の通行については沿線住民への迷惑防止を指導のこととか書かれていますわ。これは6年からずっとですけど、同じことが書いてある。ということは、京都府から意見照会があったときに、何ら現地を見ずして書かれた文書である。そうとられても仕方がない、文書的にはね。逆に言えば、京都府と城陽市が良好な関係でいこうとすれば、やはり実際にあったことはきちっと報告する義務があったんじゃないかな。ある意味では意見照会の義務違反。そうとられても仕方ないじゃないですか。
     過日、京都府の企業局の方とお話ししましたけれども、城陽市からそういうことが報告されていなかった。いやいや、そういう損壊箇所があったとかいうのがね、この間の時点まで。だから、京都府はそういうことがわかったので、許認可権者であるからそれなりの処置をしたということですわ。だから、職員の処分に該当しないというんじゃなしに、やはりきちっとした一定のルールがあるわけですから、それを守っていかないかんのと違いますか。僕は何も職員を処罰することにこだわっているわけじゃないですよ。しかし、判こが押されているということは、それなりにそのところを通って虚偽の報告が京都府になされた。これ以外に何かをつけて出しておられるんですか。出しておられないでしょう。そういうことをやはり内部でもきちっとしていかなければ、これからはしっかりやっていくと言われても信用できない。やはりきちっとめり張りをつけていかなあかん。その辺をもう一度言うてください。私の言うてることは間違いですか。資料請求によって出てきた起案書ですよ。これが、いや、ちょっと抜けていましたでは困りますよ。その辺、第2質問をやります。  片や業者さんは、もしこういうことが早くわかっておればここまでやらなくて済んだかもわからへんわね、早く行政指導がしておれば。これは建設経済常任委員会でも狩野部長はきょうと同じ答弁をなさってますわ。それはおかしい。何のために起案されて、わかった、認めていくという判こが押してあるのか。係長から課長、部長、次長まで押してある。これは皆あれですか、大丈夫かということも言わずにパッパッパと判こを押して、それで終わりですか。そういうものじゃないでしょう、公文書というたら。一般市民は例えば、例は少し違うかもわかりませんけども、家族も、皆子どもも大きなってきた。ちょっと大きめの車を買いたい。車庫証明を取ったときに、前の溝にバンパーが出ただけで許可をおろしてくれないんですよ。だから、許認可権者である判こを持っている人はもう少し毅然とした態度をとらなければ、ある意味では、僕は別に何も業者を擁護するわけではないですけど、業者もかわいそうであれば、こういう起案した職員さんもかわいそうだ。何のために係長、課長さんがいらっしゃるのか、あるいは次長さんがいらっしゃって部長さんがいらっしゃるのか。その辺の責任はどうなっているのか。そこをはっきりさせていただきたい。そうせんと、先ほどの話じゃないですけども、ご理解をでは理解できない。  それと道路問題ですけれども、これからは今狩野部長がおっしゃったように久御山にも抜けるいい道路ができた。それから大阪にも抜ける478号線が開通された。ますます24号線の需要というのは大きくなるわけです。これは私は平成7年から24号線の問題については取り組んできていますけど、このごろはおっしゃらなくなりましたけれども、今まで行政は、京奈和自動車道が完成すれば24号線は半減する、そういう答えだったわけです。しかし、開通しても、このごろは南行きも込んでおる。せっかく平成11年に当時の都市整備部長であった、これはいいことだから名前を挙げてもいいと思いますけれども、伊庭さんが部長であったときに、やっと南部広域行政圏の推進協議会のテーブルに載せていただいたわけです。それまでは載っていなかった、24号線。拡幅歩道整備。それが載ったんですからもっと先ほど安村議員がおっしゃったように前向きに取り組んでほしい。他所の道路との整合性だとか関係ないですわ。関係ない。とりあえず24号線は狭いですから、少なくとも3車線にして、込む方を2車線で通るような道路をつくるとか、そういうことによって新聞にも載っていたように大気汚染の汚染度も少なくさせてほしい。まして城陽市は農業に関しましては花卉とイチジク、こういうものを奨励しているわけですから、サツマイモもそうですけれども、奨励しているわけですから、だからそういうものに害が及ばないうちに行政としてしっかりとした手だてを打たなければならないのと違うか、このように思うんですけれども、先ほどの答弁ではちょっともの足りませんので、じゃあこれからは市長を先頭に国交省に出向きますとか、それぐらいの、僕、あれをしてほしいですな。せっかく南部広域行政圏の入っておられる、ここに書いているように城陽市から南で言えば宇治田原町だとか井手町だとか、その辺の方々もやはり24号線を拡幅してくれということに協力していただいているわけですから、その辺ちょっとしっかりと答弁してください。そしてまた、そういう動きをしてください。  それから、道路沿いに地名ですね。これは前向きな答弁でしたので、ぜひこれは早くしてあげてほしいなと思います。まず市道からやっていただいたら一番いいんじゃないかなあ。自分らの道ですからその辺から、まず整備のしやすいところから着手していただいて前向きに取り組んでいただきたい、そのように思います。  それから、コミセンの充実ですけれども、教育部長の方から答弁いただきましたけど、財政事情が厳しいのは、これは国も府も皆一緒なんですよ。だから、そこでどういう英知を出すかなんですわ。それが求められているのが教育部長の職責であるわけです。だから、財政難やからどうのこうのじゃなしに、やはりこれはきちっとやってあげてほしい。  ご存じのように少子化になりまして、今までは子どもさんの行事が主でしたから外でもできたわけです、青空天井でもある程度はできた、地蔵盆にしましてもね。しかし、やはり今は高齢者の方々が多くなりまして、過日の今池のもちつき大会でも、やはり地域でやっていただいたら行きやすいということで非常に多くの方々が集われて、おもちが大きかった、小さかったというて非常に俗にいう井戸端会議ができたということで、やはりそういうものをやっていかなければ地域の教育力だとかそういうものは上がっていかないんじゃないか。それを何ぼで評価するかだと思うんですね。ただ単にお金だけの問題じゃなしに、そういうものをどう評価していくか、そしてそういうことによって犯罪が少なくなる。そういうものがやはり一番大切じゃないかなあと思うわけですね。  それと、防災センターまで部長ね、言っていただきましたけど、防災センターは消防署の予算の中でやっているんじゃないですか。違うの。だからちょっとそれは消防長に、何でできないのかね。住民要望としたらそういうものが欲しいということをおっしゃっているわけですから、やはり退職なさって家にいらっしゃる方が多くて、コミセンの利用状況は非常に多いんですわ。だから3月まで使えないというのも非常に皆さんご苦労なさってますわ。だからその分やっぱり有効利用のできるような対策を立ててあげてほしいと思うんですけれども、どうにもならんものなら仕方ないんですけど、一回消防署としての、防災センターとしての機能もあるでしょうけど、機能があるがゆえにできるだけやはりそこには多くの方々が集えるように、舞台ははね上げ式にするのが一番いいじゃないですか。あの下は何も使えないんですよ、防災センターですから。もったいないじゃないですか。その辺をやはり有効利用するように、ちょっともう一度答弁ください。  それと、福祉についてですけれども、窓口の切り下げを今年度中に何とかしようじゃないかというようなことでございますので、まずやはりひとつ改良、改善してあげてほしいと思いますし、エレベーターの設置も認識していると。ホールの舞台のスロープも耐震診断をしている状況だと。この耐震診断は大体いつごろ終わって、それからどのような形でなされていくのか、その辺をお伺いしたいと思います。  それと、ふれあい号ですね。これも10万キロ以上走っているわけですね。バスも昔の板張りですので、道路のいいところは疲れないでしょうけど、道路が悪いと非常に車いすで乗っておられる方なんかは負担がかかるようです。したがいまして、私は金がない、金がないじゃなしに、やはりほかの公用車を切り詰めてでもこちらに向けていくべきじゃないか。それが福祉のまち城陽じゃないですか。その辺もう一度お尋ねします。  それと、介護保険制度ですけれども、これはスタートして順調に推移していると。今のところを何らトラブルはないということですけれども、今やはり一番問題になっているのは痴呆症と徘回の方を見る場所、スペースというものがやはり急務になっているように思うんです。これにしましても先ほどの数値からしまして、大体65歳以上の方々は資料から言いましたら約1.18倍だとか、認定者数は1.83倍と約2倍の数値を持っていっているわけですね。したがいまして、それにやはり素早く対応するように今後はやっていかないかんのじゃないかなというふうに思うわけですので、その辺のこれからの見通しを少しお願いしたいなあと。  それから特養の待機者ですけれども、これも非常に京都府さんの指針はよかったと思うんです。やはり順番待ちじゃなしに、お互いが高齢者で、すぐに入りたいという方はやはり優先的に入れていくということで、僕はすばらしいことじゃないかなと思うんですけれども、なおかつ70数名の待機者がいらっしゃると。認定者の数もこれから1.83倍ですか、介護保険に入っておられる方ですけれども、そういうような形でこれからふえてくるわけですから、それらについての後手に回らないような施策というものをしっかりとやっていただきたいなと思います。これは要望にとどめておきます。  何点か質問しましたけど、それについて答弁をください。 ○八島フジヱ議長  4時15分まで休憩いたします。         午後4時03分     休 憩         ──────────────         午後4時15分     再 開 ○八島フジヱ議長  休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行します。  高橋助役。 ○高橋正典助役  ただいまの質問にお答えいたしますが、まず右岸公園に関連して、砂利採取跡地のリクラメーションについて災害の危険性はないかというご質問でございます。  公園は自然再生というテーマで検討委員会で検討されておりますが、荒廃した砂利採取跡地を再生して公園施設に活用できないかと。これを通じて集客力のある施設にできないかという議論でございます。これが仮に実現した場合にでも、あくまでも公園施設でありますので、こういったものに対して防災設備は完備されますので、災害が起こる危険性というのはまずないというふうに理解をいたしております。  それから、2点目のご指摘の砂利採取に関します認可に際して城陽市の方から意見を言うわけですが、当時の部課長がこういった事実を意見に付していないと。そういった職員について処分すべきであるというご意見でございます。  職員につきましては身分が地方公務員法で規定されていまして、法律遵守義務違反の場合は懲戒処分の対象になるということでありますが、今回、府の砂利採取認可に際して現地で合同審査が行われるわけですが、またその際合同のパトロールが行われますが、いずれにしても現地でこういうひそかに行われた違法行為は発見されていないということであります。したがいまして、市の方からそういう意見は付していないということでございます。こういった結果、道路法等の法令の違反、いわゆる義務違反は見当たらないということでありまして、処分をする根拠がないということで、こういった法制度についてはご理解を深めていただきますようお願いしたいということでございます。 ○八島フジヱ議長  栗栖助役。 ○栗栖俊次助役  それでは、先ほどの今池コミセンの改修の関係、また防災センターの舞台の関係、それからふれあい号の更新の問題、いろいろと項目的にどうなのかということでございますが、これらのご質問の内容につきましては内容的に切実な要望事項であるというふうに我々も思っておるわけですが、ただ、今さまざまなニーズがある中で、やはりこれらの施策の部分についてどういう形で、またいつごろから具体的にどう取り組むかということについては、やはり総合的な判断をする中で今後努力をしていきたいというふうに考えておりますし、今現時点において具体的なお答えはできない状況でございますので、ご理解の方をお願いしたいと思います。 ○八島フジヱ議長  狩野都市整備部長。 ○狩野雅史都市整備部長  国道24号の第2質問についてご答弁申し上げます。  京都府南部地域につきましては、京都府南部地域道路網検討委員会というものが設置されておりまして、それによりまして南北方向の幹線道路でございます国道24号の交通渋滞、それから東西方向の幹線道路でございます国道163号線の大型車対策など、幹線道路網における課題が多い状況にございます。  こうした課題並びに今後の地域整備の方向を踏まえまして、京奈和道路、国道24号、国道163号、さらには地域高規格道路でございます候補路線である宇治木津線等の担う役割を整理するとともに、今後の地域の発展を支える幹線道路のあり方について検討されているところでございます。京都府南部地域の将来の道路網を見た中で、国道24号はどうあるべきかということで検討委員会で検討されているわけでございます。  今後、その推移を見ていく中で、さらに要望は今までどおり続けていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○八島フジヱ議長  橋本市長。 ○橋本昭男市長  それでは、私の方から大西議員の再質問のうち、いわゆる砂利採取の認可、これの手続、この辺につきまして大西議員の質問があったわけでございますけども、そうじゃないですよという意味を含めてお答えをさせていただきたいと思います。  実は、もうご承知いただいていると思うわけでございますけれども、今は3年に1回になりました。それまでは、平成7年までは1年更新で知事に認可申請が出ます。知事は所要の市町村長に対して意見照会するわけです。これは本来ですと許認可権者の権限でやれる行為なんですが、同意行政と言うんですか、そういったことで地元に意見照会が出てくる。砂利の採取の認可の場合は、その後、出てから現地で京都府主催の合同審査会がなされる。そこに例えば本市でございましたら森林所管部局、それから山砂利の所管部局、京都府でいくと同じくいろんなことが出てくるんですけれども、森林関係も出ますし、企画も出てくると。そういったことで現地で合同審査会がなされ、そこで種々の意見が出されるわけですね。その意見を付すというのが今現在ルール化されている行為であります。したがって、今回の許認可権者に関して、さも城陽市が京都府知事よりも権限があって責任があれば別なんですけれども、本来でございますと知事の権限に基づく許認可でございますので、当然ながら責任業務は私は京都府に存在しているわけでございます。したがって、ルール上の扱いとしましては、そういう手続を経ながら砂利の認可に行くと、こういうことでございますので、知事はまあまあようやってるのやと、府はね。先ほどご質問にあったんですけど、城陽市はけしからんということなんですけど、しかしながら、やはりそういった形で地元に意見照会が出てくるということは、単に京都府の責任を放棄するんやなしに、一番実情に詳しい地元と京都府が合同でやろうということなんですね。したがって、先ほど大西議員のところに京都府の何課長でございましたか、るる説明に行って、その課長もそんなこと言うてへんだと。城陽市は何も言うとらへんだでという発言がございました。これも会議録に残っていることでもございますので、私はやっぱり議員が本会議場でそうおっしゃったんやから、その実情は私みずから担当課長の方に、そういう会話がどういったことで申したのか。その課長は企画で山砂利の所管部局の責任者でございますので、その種の発言が大西議員になされたということであれば私はけしからん発言やと、このように受けとめております。  しかしながら、我々もきちっとしなければいかんのは当然でございます。過去のことやということでなしに、これからも含めてなんですけれども、府と市が一体となりました山砂利採取の認可と、それから跡地利用については、府と市それぞれ責任のなすり合いでなしに、お互いそういった面でこれからも当然ながらやっていかなければならない。このように思っておりますので、そういった点についてはご理解をいただいておきたいと思います。  以上です。 ○八島フジヱ議長  岩井福祉保健部長。 ○岩井広福祉保健部長  それでは、痴呆性高齢者の対応についてご答弁を申し上げます。  これの見通しでございますが、これにつきましては第2期の介護保険事業計画の中で、痴呆性高齢者のためのグループホームの見込み量といったことを盛り込んでおります。この第2期の介護保険事業計画につきましては平成15年度から平成19年度までの5カ年計画でございますが、最終年度の平成19年度で申し上げますと、49人という見込み量を設定いたしております。  なお、先ほど平成15年度でグループホーム3施設が現在完成しておるということを申し上げましたが、この計画の中ではさらに2ユニット、床数にいたしますと18人分の計画を今現在していただいていまして、この計画期間中に完成をしていただくということで協議を行っておるところでございます。  なお、痴呆性高齢者の対応としては、こういったグループホーム以外にも平成15年度から開始をいたしました徘回感知システムの事業、正式には徘回高齢者家族支援サービス事業と申しますが、こういった事業なんかも本年度から実施して、そういった痴呆性高齢者の方のご家族のそういった、どう言うんですか、安心度といいますか、そういったことで事業を行っております。今後もこういった事業については充実をさせてまいりたいと、このように考えております。    (大西吉文議員「防災センターの件について消防長に聞いていたけど、答弁ないのか」と言う) ○八島フジヱ議長  一応含めて栗栖助役がいろいろ要望がある段階でというふうに、あの中に入っているようです。  大西議員。 ○大西吉文議員  何かあれやね。各所轄部署があるのやから、そこできちっとやはり答弁していくべきじゃないかな。  東部丘陵地の問題については高橋助役の方がお答えになりましたけれども、私が質問をしているのは、京都府がそういうことも視野に入れてやっていくということですので、余り京都府と城陽市の一体的なものが段差がついたらいかんなということで、その辺をどのようにお考えになっているのかということを聞いたわけです。運動公園についてはそれなりに整備されるわけですから、何ら問題はないわけですわ。まして下の方には調整池をおつくりになるわけですからね。そうじゃなしに、それに連檐してくる、今後の東部丘陵地の整備について今グラウンドレベルがないということですので、そういうことをうたわれていますので、リクラメーションということがうたわれていますので、だから急崖地をなすりつけていくんじゃなしに、これはこういう形で見たらいいんじゃないかというようなものになっていったらいかんなということで、その辺はどのように考えているのかというふうな質問だったんですけれども、いずれにしましても、やはり北側の運動公園とあわせて遜色のない東部丘陵地の整備を進めていただきたいなと、このように思っています。  それと、24号線の問題ですけど、南部の云々というところで協議しているということですけど、だから今声を大にして一番に24号線をやってくれと。先ほども申し上げましたように、南部の方では3名の死者が出ているわけです。また307号線においてもそういう死亡事故があるわけでして、できるだけやはりそういう交通の痛ましい事故が起きないように、やはりきちっと市民を守っていくというのが行政の一番大事なところじゃないかなと。常に生命と財産を守っていくということをおっしゃるわけですから、声を大にして、一日も早いそういう拡幅整備ができるようにやっていただきたい。これは強く要望しておきます。  それから、南部コミセンと今池コミセン、あるいはバスの更新はちょっと今ここで答えられへんということですけど、それもしかし計画性のないことですね。私どもはやはり市民要望をここで議論しているわけですから、もう少し市民にわかりやすい答弁をすべきじゃないかな。ずっと1時間か2時間こちらの言うことに耐えていたらそれで終わりというふうに思われているでしょうけど、そういう問題じゃないですよ。やっぱり議会と行政がしっかりと議論をしてスクラムを組んでやっていかなければ市民がかわいそうです。先ほど、くしくも安村さんが温かい行政ということをおっしゃっていましたけど、やはりそういう温かさというものが大切や。弱者切り捨てやったら困る。そうですやんか。私は提案しましたやろ。公用車を少なくしてでもそういうものをやるべきじゃないかと。  市長は先ほど私の発言が余り勘違いしているんだということをおっしゃっていますけど、城陽市は市道を業者に盗られているんでっせ。にもかかわらずそういう会議の中でもきちっとした判断ができないて、そんなばかなことないですやん。それはすべて京都府の責任ですか。いやいや、そうですやんか。私が誤解しているということでおっしゃっていますやん。後でまたあれを起こしたらよろしいわ。そうやないですよ。やはりきちっと意見照会というものがあって、1年おきの更新でと今おっしゃるようにやっておられるわけや。だから言うてるわけや、なぜそういうときにわからなかったんですかと。だから、そこでやはりきちっと見とかないけなかったわけですよ。そこにはやはり瑕疵があるんです。許認可権者は京都府ですよ。少なくとも京都府が城陽市さんにどうですかと言うて、同じ立場であなたがおっしゃったように考えていきましょうという形で持ってきてくれたのであれば、そこに言うべきじゃないですか。  それで僕はね、この秋野さんという方がイラク復興の関係でご主人を亡くされて、それが言うておられる言葉があります。国民一人一人が日ごろから問題意識を持ち考えなければならなかった。これは我々市民にも言えることだし、行政マンもやはり一つ一つの問題意識をしっかり持っていただかなければいいものが市民に返ってこない。考えなかったから、引くに引けない状況になってから考えてはもう手おくれだと。ただ流されてしまうだけだと。一人一人が自分の生きている地域から少しずつ範囲を広げ、これは世界的なことですから、世界とどうかかわっていくかを考えてくれることを望むと日本国民におっしゃっているわけですけれどもね、ご主人を亡くされて。これは僕はまさに城陽市にもぴったりじゃないかと。地域から少しずつその範囲を広げて、城陽市の問題のあるところにどうかかわっていくかを考えて、しっかりやっていかなければいけないということをおっしゃっているわけですよ。僕は非常にいいことをおっしゃっているなと思いましたので私もこのことを肝に銘じて頑張りますけれども、行政マンもひとつこの言葉を糧に頑張っていただけたらありがたいなあ、このように思います。よろしく。      ─────────────────────── ○八島フジヱ議長  お諮りいたします。  本日の会議はこの程度にとどめ、明日12月18日午前10時から本会議を開き、一般質問を行います。  これにご異議ありませんか。         (「異議なし」と言う者あり) ○八島フジヱ議長  ご異議なしと認めます。よって12月18日午前10時から本会議を開き、一般質問を行いますので、お集まり願います。  本日はこれをもって延会いたします。         午後4時38分     延 会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                城陽市議会議長 八 島 フジヱ                会議録署名議員 浦 畑 眞一郎                   同    宮 園 昌 美...