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平成29年第 4回定例会〔12月定例会〕(第3日12月 7日)

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  1. 宮津市議会 2017-12-07
    平成29年第 4回定例会〔12月定例会〕(第3日12月 7日)


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    平成29年第 4回定例会〔12月定例会〕(第3日12月 7日)        平成29年 宮津市議会定例会議事速記録 第3号        第4回        平成29年12月7日(木) 午前10時00分 開議 ◎出席議員(15名)    長 林 三 代     宇都宮   綾     福 井 康 喜    松 浦 登美義     松 本   隆     河 原 末 彦    北 仲   篤     城 ア 雅 文     星 野 和 彦    谷 口 喜 弘     安 達   稔     コ 本 良 孝    小 林 宣 明     坂 根 栄 六     嶋 田 茂 雄 ◎欠席議員    な  し ◎議会事務局    事務局長    中 村 明 昌    議事調査課長  居 村   真    議事調査係長  河 原 亜紀子    主任      沼 野 由 紀
    ◎説明のため出席した者の職氏名    市長      井 上 正 嗣    副市長     上 田 清 和    理事兼企画部長 安 東 直 紀    総務部長    森 口 英 一    市民部長     村 一 彦    健康福祉部長  河 嶋   学    産業経済部長  松 崎 正 樹    建設部長    山 根 洋 行    会計管理者   尾 ア 吉 晃    総務課長    大 井 良 竜    財政課長    早 川 善 朗    企画政策課長  松 島 義 孝    教育長     山 本 雅 弘    教育次長    永 濱 敏 之    監査委員    稲 岡   修 ◎議事日程(第3号) 平成29年12月7日(木) 午前10時 開議  日程第1 一般質問           ────────────────────              (開議 午前10時00分) ○議長(松浦登美義)   おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1「一般質問」を行います。         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−   平成29年第4回(12月)定例会一般質問発言通告表〔12月7日(木)〕 ┌───┬─────────┬────────────────────────┬─────┐ │発言 │質 問 者    │質  問  事  項              │答弁を求 │ │順位 │(質問方法)   │                        │める者  │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │6  │宇都宮   綾  │1 府中以北地域医療について         │市長又は │ │   │(一問一答)   │                        │関係部長 │ │   │         │2 病児病後児保育の整備について        │市長又は │ │   │         │                        │関係部長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │7  │河 原 末 彦  │1 学校給食並びハーベスト(株)食品製造  │市長又は │ │   │(一問一答)   │ 工場への地場産農産物の供給体制の構築につい  │関係部長 │ │   │         │ て                      │     │ │   │         │2 災害復旧の見通しと治水対策について     │市長又は │ │   │         │                        │関係部長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │8  │坂 根 栄 六  │1 浸水被害対策について            │市長又は │ │   │(一問一答)   │                        │関係部長 │ │   │         │2 観光まちづくりの財源について        │市長又は │ │   │         │                        │関係部長 │ │   │         │3 島崎公園の整備について           │市長又は │ │   │         │                        │関係部長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │9  │長 林 三 代  │1 新しい図書館について            │市長又は │ │   │(一問一答)   │                        │教育長  │ │   │         │2 ごみ袋の値段について            │市長又は │ │   │         │                        │関係部長 │ │   │         │3 学校給食について              │市長又は │ │   │         │                        │教育長  │ └───┴─────────┴────────────────────────┴─────┘         −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ○議長(松浦登美義)   前日に引き続き、順次質問を願います。宇都宮綾さん。             〔宇都宮議員 発言席から発言〕 ○議員(宇都宮綾)   おはようございます。  日本共産党宇都宮綾です。通告に基づいて一般質問いたします。  初めに、府中以北地域医療についてです。  高齢者も子供も、誰もが安心して医療が受けることができる施設は、住民にとって不可欠なものであり、その安心できる医療を守るのも自治体の大きな役割です。  2015年の経済協力開発機構、OECDのヘルスデータによると、OECD諸国の人口1,000人当たり医師数は約2.8人に対し、日本は約2.3人です。地方の医師不足は地域や診療科の偏在のためでなく、医師自体が少ないなどの指摘もされています。僻地と言われる地域では、さらに医師の確保が難しい状況です。  1960年に全国で初めて老人医療や乳児医療の無料化を実施し、1962年には全国初の乳児死亡率ゼロを実現し、注目されたこのまちは、人口3,000人ほどの岩手県沢内村です。現在の西和賀町ですが、それまでは豪雪と貧困、多病多死に苦しんでいた地域でした。このとき深沢晟雄村長のもとで改革がされ、命に格差があってはならず、生命の尊厳こそが政治の基本として命の行政を進めてこられました。  この1962年に沢内村では地域包括医療の実施計画が策定され、いつでも、どこでも、誰でも、健やかに生まれ、健やかに育ち、健やかに老いる目標で進められてきました。大いに学ぶべきことだと思っております。  さて、この宮津市では、住民への医療機会の確保として僻地診療の委託運営を行っています。少子高齢化が進む中で、府中以北の地域住民が安心できる地域医療をどのように考えているのかお伺いをしたいと思います。  まず初めに、現在、宮津市で抱えておられる医療施設の状況についてお伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。            〔河嶋健康福祉部長 自席から答弁〕 ○健康福祉部長(河嶋 学)   現在の地域医療の現状ということでございます。  現在、府中、日置、養老の診療所につきましては、全て民間の医療機関として運営をされてございます。このうち府中診療所日置診療所につきましては、同一の医師によります2カ所診療をしていただいておるという状況です。  また、診療時間につきましては、府中診療所につきましては月曜日から金曜日までの週5日、午前9時から正午まで行っていただいております。日置診療所につきましては水曜日を除く月、火、木、金曜の週4日、午後3時から午後5時までの2時間をお世話になっております。養老診療所につきましては月曜日から金曜日の週5日、午前9時から正午までと午後4時から午後5時までとなってございます。診療時間外につきましては、訪問診療も行っていただいておるという状況でございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   今伺ったわけですけれども、でしたら、ちょっと次にお伺いしたいのが、今伺った、こういった診療の施設なんですけれども、建物の現状といいますか、そういったものはどうなっているのか、大体いつごろ建ったのかも含めてお伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   施設の現状でございます。  府中診療所につきましては昭和48年、日置診療所につきましては昭和44年、養老診療所につきましては昭和55年の建設でございまして、いずれの施設も老朽化が進んでおるというのが実情でございます。  そうした中ではありますが、医療環境の維持、向上を図るため、各医師の要望もお聞きしながら、随時整備を行ってきておりまして、近年では平成24年には日置診療所養老診療所待合室トイレの改修、平成26年には府中診療所下水道接続とトイレのバリアフリー化工事を行っております。また、今年度につきましては、府中診療所養老診療所におきまして屋根の防水工事を行っておる状況でございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。市のほうでもそういった修繕をしながら、今の建物を維持しているということなのかなと思っていますけれども、非常にどこの施設も古いのかなと思います。日置でありましたら昭和44年ということで、50年近い建物になってきておりますし、今おっしゃったように、老朽化の問題というのは否めないのかなと思っております。  それと、私も感じることなんですけれども、例えば日置であれば、非常に室内が狭いのかなと。今おっしゃっていただきましたけれども、トイレの改修とか、こういった対応はしていただいてるんですけども、部屋自体狭いなという感想も持っております。  では、今まで、今、先生たちの御要望を聞いて、こういった修繕もされておられるようですけども、直接この先生方と地域医療についての現状とか問題とか、あるいは改善点であるとか、こういったことを定期的に懇談を行っておられるのか。また、その中のお困り事ですね、こういったものであるとか、ぜひ改善していかなきゃならないなということがあればお答えください。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   医師との懇談についての御質問でございますが、定期的な懇談会といったことは行っておりません。ですけども、健康増進の担当者のほうが診療所へ出向くなどしまして、できる限りコミュニケーションを図る機会を設けております。その時々での診療所の状況、また医師の要望の把握に努めておるところでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   その要望というのは、もう少しわかりましたらお願いしたいなと思うんですけども、どんなお困り事があるのかなと思うんですけれども、そのあたりお答えください。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   特に日置でしたら施設が古いというようなこともございまして、雨漏りの関係ですとか、そういった修繕関係でお困りのことについてお伺いしたり、また、医療器具で、どうしても長年使っておられる医療器具につきましては買いかえの時期が来るものもございます。そういった医療機器についての御要望やなんかも伺っておるというところでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。そういったいろいろな器具であるとか、ハード面のことかなと思うんですけれども、地域自身の現状っていいますか、住民のそういった状況なんかっていうのは、お医者さん、よく知っておられると思うんですけども、そういったあたりのお話っていうのは懇談されておられるのでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   先ほど申し上げましたように、担当者のほうが伺いまして先生と懇談をしておりますので、その中で住民さんの意向や何かも聞いておるというところでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。意向を担当者のほうが聞いてるということで、私もいろいろお医者さんともお話しさせていただいてますけど、多少のずれがあるのかなと思うところもございますけれども、また後ほどお話をしていきたいと思います。  では、宮津市として、この府中以北医療構想ってどのようにお考えなのかということを伺いたいと思うんですけれども、将来的に、現在の医師が運営できなくなった場合など、医師の確保とか、今おっしゃられました建物の老朽化の対応とか、そういった問題があると思うんですけれども、この地域の医療をどのように考えていくのか、どう考えているのか、この府中以北医療構想についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   府中以北の将来的な地域医療構想ということでございますが、将来の地域医療を担う医師の確保につきましては、府中以北に限らず市全体の重要な課題として認識をしております。  本市におきましては、奨学金制度を設けておりますほか、今年度でしたら由良診療所におきましては研修医の受け入れ体制を整備するなど、対策を講じておるというところでございます。  府中以北につきましては、現在、世話になっています医師の方々に、現在の施設を活用していただいて、必要な整備を行いながら、できるだけ長く診療を続けていただきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。ということは、必ず地域の府中以北の診療所、3つあると思いますけれども、必ずそれは将来的にもきちっと確保していくという認識でよろしいでしょうか、お伺いします。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   府中以北の医療体制につきましては、将来的にもずっと確保していく必要があるというふうに考えております。そのための医師の確保につきましても、確保しなければならないというふうに考えております。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。必ず確保していくということで確認をとらせていただきましたし、市全体の課題であるという認識も持っていただいているということで、無医地区にはしていかないということでおっしゃっていただいたのかなと思うんですけれども、そういう中で、ちょっと現在の状況も含めながら聞いていきたいと思うんですけども、現在の僻地診療の委託のことであるとか契約のことっていうのを聞いていきたいと思うんですけれども、実際に今、この委託の診療のほうの部分を、こういった先生方にお支払いをされていると、委託料を払われていると思うんですけども、一体この金額というのはお幾らになっているのか。どうも基本的な定額の金額というのがあるようですけれども、その金額を教えていただきたいことと、あとは、その金額の根拠ですね、それについても伺いたいのと、いつからその金額になってきたのかと、そのあたりについても伺いたい。  それと、こういった府中以北のお医者さんの関係の契約期間というのはどのようになっているのか。由良であれば指定管理で5年間ということでわかるのですけれども、ほかの先生方っていうのはどのようになっておられるのか、伺いたいと思います。
    ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   僻地診療の委託料についてでございますが、養老と日置と由良につきまして、僻地診療委託料を定額でございますがお支払いをしております。これは年額50万円をお支払いしております。その中でも、日置診療所につきましては、2カ所診療ということもございますので、2カ所で行っていただいておりますので、1日当たり幾らというようなことで日数見合い分を追加してお支払いをしておるというところでございます。  この僻地診療の委託料につきましては、その積算の根拠というのはございませんでして、謝礼的な意味でお支払いをしとるということでございます。それぞれの診療所に50万円をお支払いしておるというところでございます。  それと、それぞれの診療所に契約期間があるのかということでございますが、この契約期間というのはございません。ただ、建物の使用について契約をしておるという状況でございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。この謝礼的な見合いでということで、この50万が設定されているということで、非常に曖昧だなと思うわけですけれども、それと、契約は建物の使用についての期間だということで、これは一体どういった期間になっているのか、伺いたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   ちょっと今資料を持ち合わせておりませんので、期間がいつまでというのは、ちょっと御勘弁いただきたいというふうに思います。申しわけございません。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   ちょっと御勘弁いただきたいという答弁はいかがかなと思うんですけれども、ちょっとこれ、わかりましたら教えていただきたいんですけれども、私、以前そちらの担当部局に伺ったときには、1年ごとであるようなお話を伺っています。例えば、先生が、もう診療できないよということであれば、ちょっと半年前ぐらいにでも申し出てほしいなというお話だったのかなと思うんですけれども、そのお答えがないというのはいかがかなと、きちっと答えていただけないのかなと思っております。  でしたら、この50万円という根拠が曖昧だということと、謝礼的な見合いということなんですけども、じゃあ建物の場合、どうやって考えていくのかと。  例えば、先ほど非常に老朽化があるということで、私、日置を先ほど例にいたしましたけれども、診療所が狭隘だということで、いろいろそういった問題も出てきているんだろうなと、先生のほうからも思われているんだろうなと思うんですけれども、この狭隘について、例えば世屋のほうからバスで来られる患者さんは、診療所で診察の後に、待合室がすごく狭いんですね、バスの時間まで待つことはやはりなかなかできなくって、医師の配慮でバスの時間に合わせて先生のほうで診察をされるなど、患者さんの負担のないように大変苦労をされて対応をされておられるようです。  また、この建物の狭隘の問題であれば、プライバシーがなかなか守れにくいなと、そういったお声も聞いております。どうしても声が聞こえてしまうところもあるという心配される方もあります。また、入り口に段差があったりという中で、バリアフリーの問題ですね、いうことができていないと見てとれますし、そういった問題も私も聞いております。  先日、由良の診療所、周りからですけど見せていただきますと、バリアフリー化もされてて、本当に地域の人が利用しやすい施設になっているのかなと見てとれました。すごく建物を見た感じでも安心できるというので、大変いいなと思ったわけですけれども、そういった建物の問題なんですけども、こういった建物のままで将来的に地域医療を続けていかれるのかなと、建てかえしないのかなと私は思うんですけれども、そのあたりどのようにお考えでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   先ほどの建物の使用の関係でございます。  使用貸借でお貸ししておるということでございます。普通財産でお貸ししておるということで、1年更新で行ってございます。  それと、地元の状況によって、バスの時間に合わせて診療していただいておるというようなことで、特に日置につきましては、世屋の方面からの患者さんなんかは、まさにそのように合わせて診療もしていただいておるということは承知をいたしております。医師の先生には、大変御負担になっているのかなということは認識をしておるところでございます。  また、施設が老朽化して、また狭いというようなことも以前から聞いておるところでございますが、この施設のあり方につきましては、また先生のほうと話し合いの場を持たせていただくなりして、あり方については検討はしていきたいなというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   先生とも話をして考えていきたいということなんですけど、このプライバシーが守られないというのは、これは結構重大なものではないかなと思っています。病状をやっぱり他人に聞かれるっていうことは、これはすぐにでも本当だったら手だてをするべき問題であって、先生と話し合ってこれからだみたいな話ではないと私は思っておりますので、その問題をしっかり受けとめていただきたいと思います。  それと、先ほど委託料が定額で50万というのが基本ですよということなんですけども、じゃあ、医師が事業をしていただく、いわゆるそういった中で、これをいただいて事業をされていくわけですけれども、それからの売り上げについては先生たちのほうに売り上げになっていくのかなと思うんですけれども、民間の方が営業されるにしても、高齢化などで人口も減っていくと、こういった地域の状況で安定した経営が先生方にしていただけるのかなと。民間に頼んだら安心ですよじゃなくて、担っていただくのは地域の方々ですから、こういった人口減少の問題も抱えている中で、果たして先生方も安定した経営ができるのかなという点が私は疑問に思いますし、そういった金額でお医者さんのほうが確保ができるのかなと。先ほど、無医地区にはしないと、医師の確保も将来的にもしていきますということだと思うんですけれども、果たしてこういった金額で確保ができるのかということ。  それと、建物の更新、1年ごとということで、先生が仮にもう建物を更新しませんよということをおっしゃったときには、すぐさま新しいお医者さんを探さなきゃいけないということも問題が出てくると思います。この短い期間で新しい医師の確保ができるのでしょうか、そのあたりについて伺っていきたいと思います。  建物も今お話しさせていただいたように、こういった非常に老朽化で狭隘だということも言っていただきましたし、医師のほうでもそう思われているという認識でございますから、こういったことについてどのようにお考えでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   先ほど申し上げました僻地診療の委託料でございますけども、これは覚書を結んでおりまして、市のほうと先生とで異議がなければ更新をしていくという仕組みになってございまして、この50万円といいますのは養老診療所では平成8年からずっとこの金額となっております。その運営状況までは、こちらのほうではよう細かいところまではつかんでおりませんですけども、その辺の運営状況での御要望や何かがありましたら、また話し合いで協議をさせていただきたいなというふうに思っております。  それと、もし先生が、もう退かれるというようなことになった場合、すぐに医師が確保できるのかということでございます。大変難しいとは思っておりますけども、確保できるように全力で取り組む必要があるというふうに思っておりますし、また、例えば北部医療センターがございますけれども、そういったところからの派遣や何かもこちらのほうからお願いをしていく必要があるんかなというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。先生とのほうと50万円については中身を確認した上でしていくということですけれども、私やっぱり心配するのは、お話ししました今の状況、人口が減っていく中での、こういった地域で本当に先生たちが来ていただけるのかなと、先生も御家族抱えてたりとか、生活者ですから、そういった保障っていうのは十分していかんならんのかなと思っておりますし、今、先生が、もうできませんよと言ったときには大変難しいと思っていると、こういった医師確保は大変難しいと思っているということで、全力で取り組むという姿勢、伺いました。それと、そういったときには、例えば北部の医療センターにお願いするといったお話ですけれども、この全力で確保していくというのはどういった形でしょうか、もう少し具体的に伺いたい。  それと、北部医療センターに派遣をお願いするとなると、大体先生1日当たり幾らぐらいの見合いなのかなと、金額的な見合いなのかなと思うんですけれども、そのあたりのほう、やはり将来的にもずっとこういった地域の医療が継続をされるということですから、当然そういったことも頭に入れながらされていると思います、市としては。そのあたり、どうなっているんでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   今具体にどうするというところまでは申し上げれませんですけども、その時々の状況に応じて対応を考えていくということになろうかと思います。いろんな医療機関に御相談、足を運んでお願いするとかいうことになろうかなというふうに思っております。  医療センターからの派遣の料金が幾らかということですけども、今その数字については持ち合わせておりません。申しわけございません。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。私すごくそれを聞いて、今驚いているんですけれども、当然今後、ここの地域の医療を守っていくという、そういった姿勢を持っていながらも、実際に聞かせていただくと、医師確保についてはその時々だと、行き当たりばったりのようにしか聞こえてきません。その辺、きちっとした姿勢を持つべきじゃないですか、どうやってこの地域の住民の命を守っていくのかと、非常にその辺、腹立たしく思う部分ですけれども。  それと、北部医療センターとか、そういった医師にお願いしますわということですけれども、実際どのぐらいになるのかというのは知っとくべきだと思います。私が聞くには、大体こういった総合病院から派遣になりますと、1日当たり10万ぐらいかかるよというふうに聞いておりますし、実際にそれで、ちょっと今、そういった医師の確保でいろいろ大変な思いをされている自治体もあると聞いてますので、そういったことがないように。そこの病院、診療所についても、お医者さんが突然、やっぱり御家庭の事情でやめざるを得ないという中で、さあどうするといったときに、こういった医師の派遣で何とかやっておられるようですけども、なかなか聞いてると見通しがこのままの形で、しかも医院をあける日数も減らすと。非常に住民のこういったサービスの低下にもつながってると。私はこういった原因がしっかりと持っていないと、こういったことが原因でなかなか病院が開かれなかったり、あるいは日数が減らされたりということで、大変住民の方がお困りになるのではないかと思うんですけれども、そういった疑問を持たないんでしょうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   行き当たりばったりだというような今御発言がありましたですけども、現在のところは、お二方の先生でお世話になりたいということで、特に今退きたいとかいうような話を伺っておりませんので、現状のままで当面は何とかお世話になりたいというところでございます。その中で、もしもということが出てくる場合もございますので、急にそういった状況に陥るというようなこともございますので、事前にある程度の方策については検討はしておく必要があるのかというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   検討すると、ちょっと弱いお言葉かなと思っています。そこをしっかり今話しておかないと、先生もそれぞれ御事情があることもありますので、当然今の先生、しっかりと私もやっていただきたいと。それはなぜかというと、やっぱり地域に対しての信頼が非常に厚いんですね。この先生だからという思いで皆さん、ただの治療だけじゃなくて、やっぱり心のケアも含めて、先生たち全般的に診ていただいていると、こういった地域と先生が信頼関係で成り立ってる部分って、すごく大きいんですけども、そこに市は寄りかかっているのではないかと私は思ってますので、しっかりとここの地域、そういった場合にどうしていくか、市全体的にも含めてだと思いますけれども、そういったことをしっかり今話し合って、どうしていくんだということも緊急なときも含めて対応を考えるべきだと思いますので、強くその辺は言わせていただきたいと思います。  そういった中、現場の先生、今大変御苦労があるということで、今お話ししたように、地域医療の医師というのは、病気の治療をするだけでなくて、身近にあって何でも相談できる総合的な医療を担っていますと。そして、そこから見えてくる地域の実情とか課題とか、例えば生活が厳しい地域であれば、そのことが原因で生まれてくる病気っていうのがあると思うんですね。そういったことが見てとれたりとか、それと、地域の環境がどうなっているのかと、地域の抱える問題に気づくことで、また先生方の保健活動にもつながってくると。それが誰もが健康で安心して暮らせるまちへと、私はそういったまちづくりにつながってくると思いますので、しっかりとその辺、どうしていくんだということも含めて持っていただきたい。  そして、将来的な地域医療問題を考えるためにも、市として地域医療をどう守り発展をさせていくのか、それと住民と医師の先生方としっかりとやっぱりこのあたり、懇談を持っていただきたいと思います。  私も以前聞かせていただきましたけど、先生がなかなか御苦労されてると。どうですかとお伺い程度はあるでしょうけれども、今後のこの地域の医療をどうしていくんだというお話は、私は聞かれませんよといったお答えもいただいております。ですから、今回、府中以北地域医療でお尋ねしておりますけれども、ほかの医療施設につきましても、こういった共通するとこがあると思いますので、どうしていくかと、大変大事な問題です。ですから、もう一度、この自治体の役割である住民福祉の向上に立ち戻っていただくこと、市の理想と展望を強く求めまして次の質問に移ってまいりますけれども、その前に市長のお考えを伺いたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。              〔井上市長 自席から答弁〕 ○市長(井上正嗣)   反問権をお願いします。 ○議長(松浦登美義)   反問権を認めます。井上市長。 ○市長(井上正嗣)   何の考え方かいうのをちょっと教えていただかないと答えられません。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。今お話ししたような、市長としましては、この府中以北の医療の現状も含めて、どういうふうにして発展させたりしていきたいのかなということを伺いたいと思っています。お願いします。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   市民の安心・安全のためには、やっぱり医療体制の整備というのが本当に大変な重要な課題だというふうに思っておりまして、とりわけそういう医療体制を整備していくのには、やっぱり医師の確保というのが、これは地域だけじゃなくて、京都府の北部地域全体の大きな課題だというふうに思ってますけども、それを医師の確保なんかを、とりわけどういうふうにしていくのかというのが一番大きな課題だというふうに思ってまして、宮津、与謝のほうでは1市2町になりますけども、ここの辺を中心にして、今、そういうふうなことに積極的に取り組んできているところでもございまして、北部医療センターとも十分相談をしながら、これまでから医師の確保のための奨学金制度を設けてきたり、また、看護師さんの確保のための、卒業しても地域に残っていただけるような、そのためになるような、そういう看護師さんのための奨学金制度なんかも設けてきたりして、日々やっぱり医療体制を充実していかないかんという形でこれまでも取り組んできているところです。今後も積極的に、やっぱり医療体制を市民の安心・安全のために整えていきたいという形で努力をしていかないかんというふうに思っているところでございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   ありがとうございました。  じゃあ、次の質問に移りたいと思います。  次の質問は、病児・病後児保育について伺いたいと思います。  子育て世帯が安心して働くことのできる環境の整備は重要でありまして、病児・病後児保育は子育て支援のセーフティーネットでもあり、近隣の市町でもこの整備がされています。宮津市では、平成22年度から検討がされてきた経過もあり、子ども・子育て支援事業計画にも取り込む施策とされておりますが、なかなか実現がされておりません。若い世代の定住や子育てしやすい環境整備のために、早急に取り組むべきです。  平成25年に行った子ども・子育てのニーズ調査でも、あれば利用したいとの結果がある中で、必要性は高く、今までに他の議員も質問されてこられました。  私は検討されつつも進んでいない現状や、整備の具体的な受け入れなどについて質問をしていきたいと思います。  まず初めに、子ども・子育てニーズ調査でもありました、あれば利用したいとの結果が出ていますが、改めてなぜ整備をするのかなど、市の病児・病後児保育の必要性についてどのように考えているのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   この病児・病後児保育につきましては、その計画の中に実施を検討する事業ということで位置づけております。実態としまして、どうしても子供さんが病気になられて、両親、父親、母親がどうしてもどちらかが休まなければならないというような実態がございます。そうしたときのためにも受け入れてもらえる、そういった病児・病後児保育というのは必要だというふうに考えて、そういったことから計画の中で盛り込んでおるというものでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。  必要性のことについて伺ったわけですけども、では、現在の進捗状況ですけれども、27年の一般質問での答弁を聞かせていただきますと、北部医療センターでの整備を検討してるということであったかと思いますけれども、その後どのような協議をされてきたのか疑問に思うわけですけども、なかなか計画が示されておりません。現在の協議状況についてお聞かせください。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   この病児・病後児保育事業の実施に当たりましては、対象児童数を考えますと、やはり市単独では難しいというようなことで、宮津市、伊根町、そして与謝野町の1市2町で連携しまして、それと京都府さん、保健所、医療センターとも協議をする中で、北部医療センターでの実施が最適であるというようなことで、平成27年度から調整をしているところでございます。現在のところ、まだその施設の場所等の関係で、今までちょっと足踏み状態ということになっておりましたですけども、具体に調整が一定めどが立ちかけておりますので、早急に進めてまいりたいなというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。一定めどが立ってきたということで、やはり早くその辺の実現をしていただきたいなと思うわけなんですけれども、もうちょっと詳しく聞かせていただきたいんですけれども、そういう中で、実際の具体的な受け入れられる年齢であるとか、あるいは保育料であるとか、多少そんなのは大体2,000円前後という金額だったりするわけですけれども、その辺の市の今考えていただいておられます、そういった中身についてはどうなっているのでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   具体の内容につきましては、今後1市2町、また医療センター等との協議にしてまいります。ただ、近隣の状況や何かも、その保育料ですとか受け入れ年齢ですとか、そういったことにつきましては、近隣の市を参考に定めていきたいなというふうに思っております。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   ちょっとまだ細かくはあれなのかなというんですけれども、市としては大体どのぐらいっていうのがもしあれば聞かせていただきたいなと思ったのが、これ随分前から検討をしてきた課題であったのかなと。27年からこういった1市2町での調整というのはありますけれども、それ以前に、市のほうもこういった受け入れをしていかなきゃいけないということで、非常にそこの部分は私は進んでいたお考えなのかなと思ってたんですけれども、その辺の近隣市町ですと小学生までの保育をしたりとかいうこともあったり、金額は今言ったように2,000円前後であったりとか、受け入れ人数もそれぞれの施設の規模によっても違うと思いますけども、そのあたり、もう少し具体的に市の考えを持って、1市2町ともお話し合いをしていただきたいなと思っていますけれども、その受け入れ年齢のことなんですけれども、私はやはり小学生のお子さんっていうのも大事なのかなと思っております。  ていいますのも、市の行われました子ども・子育てのニーズ調査っていうので見ておりますと、いったら就学前の児童のところでは47.9%、小学生の児童では48.5%のニーズというのがあったわけですから、こういった受け入れ年齢のところも考えていく必要がありますし、そういったことも交渉する上で、ほかの市町とお話ししていく上でも、こういったところもしっかりと言っていただきたいなと思うんですけれども、このニーズ調査の分析っていうのは、どのように分析されてきたのかなと思うんですけども、特にここの部分についてはどのようにお考えだったのかなということをお聞かせ願いたいなと思います。お願いします。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   ニーズ調査のことについてですけども、27年のその計画の策定時にアンケートをとっております。その段階では、小学生ですとか就学前ですとか、その辺でどれぐらいの、何年生までが多いとか、そういったところまでの分析はできていないというのが現状でございます。  ただ、ほかの市の事例を見てみましたら、多いところは大体小学校3年生までというのが多いようです。ただ、6年生までというところもございます。そういったところについては、また1市2町で検討してまいりたい、また、いろいろと子ども・子育て会議や何かでの意見も聞きながら、定めていきたいなというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。ぜひ、そのあたりの分析はちょっとできていないということだったので、そこもしっかりと分析していただいて、利用者の利用しやすいようなところっていうのもしっかりつかんでいただきたいと思うんですけれども、北部医療センターでの、これ早期に実現するようにお願いしたいと改めて言わせていただきます。  一方で、北部医療センターにこの事業ができた場合、じゃあ、この市内の方々ですね、この利用を考えますと、例えばこういった保護者の方が福知山、舞鶴のほうにお仕事に向かわれる方などは、じゃあ果たして北部医療センターのほうに向けてお子さんを預けてお仕事に向かわれるかなと思うと、なかなかその辺ちょっと難しいのかなと思うわけなんですけれども、このあたりのお考えっていうのはどうなのかなと。  例えば、非常になかなかこの病児・病後児保育って、医師の確保であったりとか保育士の確保であったりとか看護師なりっていう、こういった確保っていう部分が非常に人的確保が大変難しいっていう問題はよくわかるんですけれども、実際にはやってみて利用者がふえないことには、やっぱりきちっと利用者が納得いく場所といいますか、利用しやすい場所というのも考える必要があるのかなと思うんですね。その辺の立地の部分については、例えば今後、こういった町なかのほうでも、こういったことを考えていかなくてはならないなと、そういったお考えであるとか、そのあたり、どのようにお考えでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   この病児・病後児保育の実施に当たりましては、国の実施要綱によりまして、専用の保育室ですとか児童の静養、または隔離のための観察室ですとか、そういった部屋が必要となってまいります。実際に利用の場合には、基準に応じた保育士、また看護師が駆けつけるなどの迅速な対応が可能な場所でないとあかんというようなことでございます。これらの要件を勘案しましたら、小児科の病院がふさわしいということでございますが、そういったことで北部医療センターでということで、現在そういうことで進めておるわけでございます。ほかの市も見てみましたら、近隣の市、舞鶴市さんや福知山市さん、綾部市さん、それぞれ市内に1カ所ということでございます。その利用の状況で、1カ所で現在のところは足りておるのかなというふうに思っております。  ですので、まずは1市2町での取り組みとしては、まず1カ所をとにかく確保をしまして、その上でいろんな御要望も出てくるかと思いますんで、その辺はまたお伺いする中で、また検討が必要になってくるのかなというふうに思います。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。  事業を進めていく中で、またいろいろな問題点が出てきたら、そういったことも考えていかなくてはならないのかなと私も思いますけれども、今回こういった北部医療センターの開設ということである中で、子ども・子育ての会議もされている中で、この病児・病後児保育についてのお考えというか、そういった意見聴取というのはどういうふうに行ってきたのかなと思うんですけれども、例えば、私も保育士であったりとか、元保育士さんからお伺いすると、やはりこういった施設っていうのは重要だと。中には、確かに病時中はお母さん、お父さん、御家族の方が見てほしいなと思うんですけれども、病後児、こういった予後の部分については、こういった施設っていうのは早急にやっぱり整えるべきじゃないかしらという、こんな御意見も伺ったり、小学生のほうでも、学校来るとぐあいが悪くて、結局保健室で寝てると。また、御家族の方にお迎えに来てもらいますけど、保護者のほうも仕事を抱えながらだと、子供、いい子にしててねと言いながら仕事へ出ざるを得ないという、こういった声も聞いたりしておりますので、こういった声を私は聞いていますけど、そのような現場の声というのはどのように拾ってきたのかなと思うんですけれども、そのあたりはいかがでしょうか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河嶋健康福祉部長。 ○健康福祉部長(河嶋 学)   現場の声はということでございますが、子ども・子育て会議の中でも、この病児・病後児保育はどうなっとるんだというような御質問もございました。その進捗状況や何かも説明する中で、早急に検討を進めていかなければならないというような回答もさせていただいております。  現場の声としましては、子育て支援係のほうへの保護者の方からの御意見ですとか、また、先ほど言いました子ども・子育て会議の中での意見ということでお伺いしとるというような、現段階ではそういうような状況でございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   わかりました。声のほうは拾っていただいているのかなと思いましたし、やはり事業をしていくには、現場の声というのが一番大切かなと思っておりますので、引き続きそういった声もしっかりと拾っていただきたいと思ってます。  それと、このニーズ調査ですけれども、就学前の児童と小学生児童でも、利用したいと思わないという、こういった記入欄があったかと思うんですけれども、そこには他人に預けることの不安というのが48%から50%以上ありました。また、利用料金のこういった費用の面での不安っていう声も3割近くありましたので、こういったことを保護者のほうも思っておられるということで、不安なく預けられて、また、利用料金面につきましてもどうがいいのかなと。  確かに近隣市町のを参考にするというのも大事ですけれども、例えば福知山市さんでしたら、1日2,500円ですけれども、5時間以内なら1,500円にするとか、非課税世帯であると半額だったり、生活保護世帯は無料であったりとかっていうことで、細やかな対応もされておられます。こちらは聞きますと、年間207人ぐらいの利用があるということで、この近隣市町からしましても、非常に多いのかなと思いますし、やはり町の中心部にあるということで利用がしやすい。それと、利用者からも大変喜ばれておりまして、リピーターもあるという声で聞いておりますので、そういったこともいろいろ他市町のこういったいい面も参考にしながら、ぜひ進めていただきたいと思いますし、こういったことも掘り下げてしていただきたいなと思います。そういった細やかなところも、保護者の心に寄り添って行っていただきたいと思います。  本来は親がゆったりと見られるという、こういった介護したりとか、こういった休暇制度っていうのが本当は整備を、社会的整備されるべきでありますけれども、どうしても今の現状としましては、こういった病児・病後児保育というのが必要になっていると、こういった場合もあるということだと思います。  宮津市の子ども・子育ての支援が利用者の目線に立って、さらに充実されることをお願い申し上げまして、私からの一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(松浦登美義)   ここで約10分間休憩いたします。              (休憩 午前10時54分)           ────────────────────              (再開 午前11時03分)
    ○議長(松浦登美義)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、河原末彦さん。              〔河原議員 発言席から発言〕 ○議員(河原末彦)   市民連合クラブの河原末彦です。通告に基づきまして、学校給食並びにハーベスト株式会社の食品製造工場への地場産農産物の供給体制の構築についてと、災害復旧の見通しと浸水対策についてを一問一答で質問を行いますので、理事者の御答弁をよろしくお願いをいたします。  まず、地場産農産物の供給体制の構築についてであります。  平成30年の9月には、中学校の学校給食が開始されようとしており、1日当たり950食から1,300食へと食材の需要は増大をします。  一方で、食育の一環として地産地消が位置づけられている中で、学校給食への地場産農産物の供給体制をどう構築していくのか。また、企業誘致により、ハーベスト株式会社による食品製造工場も平成30年度に宮津市惣地区で操業されることになり、地場農産物などがどの程度供給をできるのか、どのぐらいの地場産生産物の需要量があるのか、それにより、それに応える供給体制をどうつくっていくのかが喫緊の課題と考えて、私は平成29年の3月議会において一般質問を行い、答弁をいただいたところであります。  そこで、学校給食における食材調達についてでありますが、3月議会の答弁では、学校給食をセンター化する中で、各校からの発注を市から一括発注に切りかえるとともに、地元食材を積極的に利用すると。そして、長期的な献立と見通しを作成する。そして、手づくり給食の調理方針の中で、献立内容に応じて野菜は手切りということを原則としており、搬入規格は設けず、これまでと変えるということは考えていない。具体的には食材調達検討委員会を設置して検討をしていくとのことだったように思います。この食材調達検討委員会での検討結果と現在の進捗状況について、まずお伺いをしておきたいと思います。  また、同時に、学校給食に地場産農産物がスムーズに供給されるためにも、発注者と生産者の定期的な話し合いが必要であるということも提言をしておきましたが、どのように考え実践されようとしてきたのか、あわせてお伺いをします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。             〔永濱教育次長 自席から答弁〕 ○教育次長(永濱敏之)   議員から食材調達検討委員会の検討状況、進捗状況についてのお尋ねをいただきました。学校給食のセンター化に向け、食材の調達や選定の仕組みづくり等を行うため、保護者代表、関係学校長、栄養教諭、食育担当教諭の12名により、宮津市学校給食食材調達等に係る検討委員会を10月に設置し、検討を進めております。  この検討の中において、センター化後の年間の発注見通し、これは月別、品目別でございますが、を立てたところであります。また、調達に当たっては、まず食材の品質、規格の基本的事項として、農産物に関しては宮津産を最優先とし、農薬の使用を極力控えたもの、傷み、とう立ち、不敗、病害虫のない新鮮なものとするなど、また、農産物以外の食材に関しては、食品添加物の使用を極力避ける、原材料は国内産を優先する、製造所の名称や所在地、原産地が確認できる、保管、納品温度が適正であるなどとした上で、地産地消及び市内消費拡大を図るため、食材納入に係る市内生産者及び小売業者の登録制度を構築をしてまいりたいと考えております。  この制度の内容でございますが、生産者、小売業者それぞれ公募による登録制度とし、先ほど申し上げた食材の品質、規格の基本的事項を遵守できるか等の審査を行った上で、事業者登録をするものでございます。  現在、学校給食においてお取引をさせていただいている生産者さん、小売業者さんは、応募していただければ基本的には登録いただけるのではないかなと思っておりまして、今後において制度がしっかりと固まりましたら、現在の取引業者さんも含め、お知らせをしてまいりたいと考えております。  また、冒頭で申し上げました月別、品目別の発注見通しにつきましても、登録業者さんに情報提供をし、地元産品の利用率向上、市内消費の拡大につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   御答弁いただきました。  食材調達検討委員会の目的として、3月議会では、1つには学校給食食材の安全性確保と地元産食材の積極的な活用が1つ。2つ目には、適切かつ円滑な選定、確保ができる仕組みを整えるという2つだったというふうに聞いています。  そこで、地元食材の活用を積極的に活用するということですので、今お聞きしておりましたら、年間の調達計画、これについてほぼできているというふうにお伺いをしたんですが、このことによってどのぐらいのこれまでの現に納めている量と、これからその年間計画を立てて、中学校も含めて地場産品を供給していくということで、農産物としてどれくらいの量がふえるのか、何%アップぐらいになるのか、この辺についての見通しはいかがでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   現在において、宮津市においては一般的に他の自治体が約20%と言われる中で、品目ベースで40%と大変高い地元食材を使っておるという実績がございます。  そうした中で、まず1つには、今までの業者さんを中心に登録制度を設けて、今までのベースを維持してまいりたいということでございます。先ほど申しましたように、今までの使用ベースで、月別、品目別の発注見通しを立ててございますので、今まで、従来でしたら一月ぐらい前に、いわゆる生産者さんにこういった食材が要るというふうなことをしておりましたが、できるだけ早い段階で今登録制度に応募いたただいた方々にそれをお知らせをしてまいりたいというふうに考えております。  まずは登録制度をしっかりとしたものにする中で、今後その地産地消を広げてまいりたいということで、この40%が、残りの60%をどんだけふやせるかということは、今後取り組みを進めてまいりたいということで、現在具体のパーセント等の見込みは持っておりません。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   ちょっとおかしいんじゃないですかいね。長期的な見通しね、献立、長期的な見通し、これはもうできておるんですね、まずそこをちょっと。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   長期的な見通し、過去の事例も踏まえて長期的な、こんだけの食材が要るという見通しは一定できてございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   それでは、長期的な見通しの中で、この時期にどれぐらいの生産物が必要なのかというのは、おのずと計算的にできているならば出てきているはずなので、そうすると、今までの農家の人が納められていた野菜の供給量よりおのずとふえるわけですね、ましてや中学校も新しくできるんですから。その部分を農家としては、今までどおりでいいならいいんですけれども、あとどれぐらいの見込みがあるんだと。そのことによって、果たして現在の業者だけでいいのか、あるいは、もっとほかにも参加したい、これならば参加をして、登録をして、参画していきたいなという人が20業者の以外にもあるかもわからない、当然ね。だから、当然そこの生産のする側の計画、その中にもやっぱり影響してくると思うんですよ、そこをどう見込んでいるかということなんです。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   月別、品目別の発注見通しについては、御承知のとおり、中学校給食も完全実施されるという中で、先ほど申しましたように、950食から約1,300食にふえるという中で、それに基づいた発注見通しは提示をさせていただいております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   この検討委員会の方針の中で、地元食材の積極的な活用ということが検討課題の一つに入ってるんですよ。今までよりも、今でも40%、それをもっと積極的に活用していくんだということを検討委員会の中での一つになっておるんです。それがどう検討されたのか、それが数字として950から1,300になるわけですけれども、プラスふえてくるわけですよ、今までの生産量では追っつかんわけですよね。だから、どの程度生産すればええのかということを、どうその検討をされていたのかということなんです。検討していないならいないでよろしいです、まあ。お答えくださいな。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   まずはそういった見通しを業者の皆さんにお知らせする中で、一定、数字とすると約1.5倍ぐらいの量でございます。現状の農産物の状況の中で、何とか確保はできるかと思っております。  まずは、学校給食としましては、食材の安定供給、安全・安心な給食をつくっていくということで、まずは登録制度によって業者さんを確保していくということからまず始めるということで、今後の、その40%をふやすということは、その生産者さんで構成される、今までの答弁等でもお答えをさせていただきました、生産流通組織を今後構築する中で、そういった残りの部分の供給体制の補充を進めてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   わかりました。今の回答として、950食から1,300食にふえるということと、地元産の積極的な活用ということも含めて、今までよりも約1.5倍の量の供給が必要だというふうに受けとめさせていただきました。  今、答弁聞いとりますと登録をしていくということなんですが、登録要項というのは今作成をしているんでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   登録制度についてでございます。食材調達に係る登録制度については、年内に登録制度の骨子をつくりまして、来年の1月中には、現在、取引のある生産者さんや小売業者さんに御説明する場を設けてまいりたいというふうに考えております。その折に、センター化後の品目別、月別の発注見通しをお示しをすることとしております。また、この制度については、年度内にはしっかりしたものとして立ち上げ、公募をしてまいりたいということを考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   つまり、今はまだ登録要綱等はできていないということですね。そして、12月中につくるんだと、そして、ちょっと聞き取れなかったんですが、来年の3月中ですか、1月というふうに聞こえたんですが、説明をして、そして年度内に体制をつくるんだということなんですが、これでは私が3月議会で申し上げた、農家の生産計画というのは1月に入ったらつくるんだと、少なくとも、もう12月にはそういった説明もして、生産者と、それから発注者の話し合いも持ちなさいよということを提言したことに対して、ここ9カ月たってますけど、何にもその答えになってないというふうに思うんですが、どう認識をしていたのでしょうか、お伺いします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   先ほど申し上げましたように、まず地産地消、これは食育の視点もございますし、市内消費額の拡大という経済的要素もございます。できることであれば、そういった40%の率をふやしたいという思いは当然持ってございます。  といった中で、まずは現行の給食を現行の地産地消率を保ちながらスタートしてまいりたいということで、まず登録制度から始めさせていただくということで考えております。その後、この登録制度に応募いただいた業者さんを中心に、生産流通組織を立ち上げるというようなことで、産業部と一緒に、そういった供給体制を固めてまいって、今後も地産地消に努めてまいりたいという考えでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   調達検討委員会の2つ目の中で、適切かつ円滑な選定、確保ができる仕組みをつくるということで、今その生産流通組織のことを言われましたけれども、これはまた後の部分で議論をさせていただくとして、今後のスケジュールについてお伺いをしていきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   まず、給食を担当する教育委員会として、まず食材調達に係る登録制度、先ほども申し上げましたが、1月中には現在の小売業者さんに説明をした上で、その費目別の発注見通しをお示しする、年度内には登録制度を立ち上げて公募をし、その業者さんに対して今までどおり、量としては1.5倍というのがありますが、今までどおり地産地消を推進しながら、食材の供給をいただくというスケジュールで考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   わかりました。1月中ね。1月中に説明してもうても遅いんですよ。1.5倍の供給量がふえるということなんで、ましてや今の20業者だけではちょっと賄えんなというふうには思うんですけども、だから1月中にやっても、そのときに説明をいただいてもね、もう既に立ててるんですよ、農家の人は。だから、少なくとも、僕、3月議会で言いましたように、12月にはせめて提示してくださいよ。そして説明をできるようにしてくださいよというふうに言ってたと思うんですよね。それが1月にずれ込むということは、本当に生産者の立場に立った考え方をしているのかというふうに疑念を持たざるを得ません。一日も早く説明が開けるように、登録要項等も整備しながら、開けるようにしていただきたいと思うんですけれども、教育長、どうですか、そこの部分については。 ○議長(松浦登美義)   山本教育長。              〔山本教育長 自席から答弁〕 ○教育長(山本雅弘)   今、議員御指摘ありましたですけれども、私どものほうも、まず学校給食につきましては、子供たちに安心・安全な給食を届けるということで、今鋭意努力をしておりますので、今御指摘いただいた点も十分勘案しながら、着々と進めていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   それから、広く募集するということなので、この点についてはくれぐれも言っておきたいんですが、知らなかったという人がないように、親切丁寧に農家の方々に周知をぜひお願いをしたいと。丁寧にやっぱり、そして、先ほども言いましたように、スピード感を持って説明をやっていただきたい。できれば、もう12月中にもやはり開催をしていただきたいということを申し添えておきます。  次に、食品製造工場への地場産農産物の供給体制ですが、3月議会では、企業が福祉、医療施設等の供給先と提供食品の具体の内容を調整されている段階だということで、食品調達については、その後に調整することで基本協定に基づき交渉をしていくと。市内の農産物等の供給や販売等を円滑に行うための生産流通組織が必要不可欠だということで、当該組織の立ち上げを進めていくとの答弁がありました。  そこで、この工場への必要な需要量を現段階でどのように把握をしてきたのか、また、生産流通組織の立ち上げは今どこまで進捗しているのか、お伺いをしておきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業経済部長。            〔松崎産業経済部長 自席から答弁〕 ○産業経済部長(松崎正樹)   2点質問をいただきました。  まず、需要量についてでございます。ハーベスト株式会社と協議させていただく中では、メニュー開発を進めている段階とお聞きしており、必要な需要量等はまだ示されていませんが、条件が合えば地元のものを使っていきたいと伺っており、メニューが固まり次第、確認してまいりたいと考えております。  それから、2つ目の生産流通組織の進捗状況ということでございます。本市におきましては、野菜を販売している生産者が限られるということがございまして、農産物等の供給や販売等を円滑に行う生産流通組織の立ち上げのためには、生産者の確保が最も重要と考えております。  こうした中、生産者や市内の生産者グループに相談や働きかけをしてまいりましたが、需要量等、具体的なことを提示できない中では話が進展してこなかった状況があります。このことから、まずは学校給食への食材供給を取りかかりとして、先ほど教育次長から答弁のありました登録制度に応募のあった意欲ある生産者をまとめて、そのグループ化を図っていきたいと考えております。  お尋ねの食品製造工場への食材供給につきましては、この給食でのグループ化をもとに、作付の拡大や、さらなる生産者の確保も図りながら、順次対応できる作物から供給につなげてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   まあ、民間企業のことですので、民間が発注するということで、なかなか発表できないところもあるかと思うんですけども、しかし、3月段階でもそう、今回も9カ月たっているけれども、まだメニューができていないということで、これは企業さんのことだと思うんですけども、本当にそれがないと、一体どれだけ、どんなもので食らいついて利益を確保していくんだと、宮津市にお金を落としてもらうんだというものが見えてこないじゃないですか、本来。  そして、ましてや今、給食のグループをもとにするということで、全然その量も違うと思うんですよね。給食と、あるいは企業の製品工場とはね。それが1つに、そこのグループで賄えるのかとか、現実としてそんなことが、じゃあ大量の農産物を工場のほうへ提供するって人が、給食のために供給する人がどれだけそこに行こうとしてるか考えると、現実的には私、ほぼちょっと違うんじゃないかなと。給食搬入イコール企業への生産を供給するということにならないなと思いますけれども、現実にどう思われていますか。今そこで供給しようと、食品工場へ供給していこうと、そしてお金をもうけようという人が、どれだけ現実に宮津の中でおられると考えるか、お聞きします。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業経済部長。 ○産業経済部長(松崎正樹)   統計の資料なんですけども、今、宮津市で野菜を中心に販売しておられる農家というのは、センサスでは31戸ということでございますので、野菜中心の農家というのは極めて少ない状況というふうに思っております。  そういう中では、今、学校給食に出されている農家というのは、ちょっとリストを見させていただくと、ほぼその野菜をつくっておられる主力の農家だというふうに思っておりまして、やはりその方々が学校給食、またそれ以外の今回の食品製造工場、こういったところにも作付の拡大をしていただくのをまず1つとして、それから、また新たに、野菜が中心ではないんですけど、野菜を少しつくっておられる方、この方々のさらなる作付拡大、供給先があるよということで、ここを伸ばしていくこと、この両方からやっていかなければならないというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   今、野菜の生産農家ね、もう少し現実を、部長、しっかり見ていただきたいと思うんですよ。以前も言いました、宮津は朝市、あるいはスーパー等へ野菜を供給する、そのためにお客さんのニーズに合うように、少量多品目の生産を行っています。そして、手いっぱいであります、今。そして、その上に今度は、大量に見込めるとは思うんですけど、食品製造工場には需要があると私は思っておるんですけども、大量の野菜を生産せないかんと、そんなことができますか。そんな簡単に今までの農家の上に大量のものをつくれなんていうことは、本当に農家にその考え方ができるというふうに思ってるんですか、そこを認識をちょっとお伺いしておきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業経済部長。 ○産業経済部長(松崎正樹)   食品工場ということになりますと、野菜を使われる量も大きいということですけども、全てが供給できればいいんですけども、現状としては、やっぱりできる限りという中で、今、主力でやっておられる農家の方にも、例えば今、家内工業でやっておられますけども、人を雇用するなどして事業拡大を図っていただくような、そういうもう少し大きな農業になっていくようなことも期待しつつ、生産拡大を図っていただけるよう進めていきたいというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   もっと農家と十分話してください、膝詰めで。机の上で考えて方針を決定するんじゃなくって、考えを押しつけるんじゃなくって、もっとしっかり農家の人の話を聞いて、そして政策を立てるように。全く今までも農家の人の意見は聞いてませんね、結果についてね、この進捗状況について余り知られていません、残念ながら。しっかりやっぱり意見を取り入れてね、これでいくのは僕は不可能だと思います。そのこと、そういうふうに聞いています、学校給食とこっちと一緒にやれって。  市長ね、この企業誘致をして、1つは雇用の拡大とかありますよね、金を落としてくれる。と同時に、企業誘致をして、そしてそれを契機にして地元の産業を発展させていただく、この考え方で戦略を持ってされてきたと思うんですけども、残念ながら今の状態について、全然その戦略に対して本気でもうけるんだということは、どうも感じ取れないんですけれども、どう企業誘致を契機に市民の経済を活性化を図ろうとしているのか、お聞かせ願いたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。              〔井上市長 自席から答弁〕 ○市長(井上正嗣)   本当におっしゃるとおり、企業誘致をして、まずは本当に雇用の働く場でもうけていくことにつながっていくと思いますし、また、地産地消の観点から、地域の農産物をそこに供給して売り上げを上げていくという形で、本当に稼ぐほうにも大きく、そういう場だというふうに思ってるんですけども、確かにおっしゃるとおり、残念ながら今の宮津市のほうの生産のほうの体制が追いついていかないというのが事実だと思うんですよね。  これはほんまに、これまでからまごころ市のほうでも供給体制が十分とれなくて、ウイークデーやったら平日、昼まででしまってしまったり、それから十分な売り上げが、本当にあそこだって、稼ごうと思えば年間5億円ぐらいの売り上げができるぐらいの場所だと思ってますけども、それに向けて今、少しずつ供給体制を追いかけて、体制がとれるように、売り上げが上がるような方向に持っていきつつありますけども、これをもう少し本当にしっかりと稼いでいく場になるように、地産地消の観点から、どんどんと地元のものを追いついていかないかんというふうに思っています。  当面はやっぱり、なかなかすぐにそういう地産地消でいけるだけの供給ができないと思いますので、ここは視点を変えて、丹後地域全体から応援を求めるような形でも、丹後地域全体の発展につながりますので、そういう面でお願いをしていくというふうなことも考えていかなきゃならないかなと思ってますけども、企業のほうも、それを通じて大きく伸びていただくというふうにつながっていくと思いますので、できるだけ早くそういうふうな供給も、それから生産もできるような方向に持っていっていただくことが大切かなというふうに思ってます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   あのね、企業誘致をしたときの議論の中で、28年の9月議会ですよ、そのときにも生産体制を考えていくという答弁をいただいたんですよ、そのときから。だから、そのときから生産体制も本当に考えてきたのかって。戦略、その企業誘致するときに、お金もうけるように新たな生産者をつくろうねとか、戦略あるわけよね。それに対して、もう来年度にゴールを迎えるわけですよ。今まだ現実の今のある人に生産拡大を求める、今やってる人に。今手いっぱいの状態で、そんなことは僕は、まあ、じっくり話してくださいよ、それをまずね。やっぱり新しい人も求めていく、そういう戦略に対して新しい生産者をつくっていく、そういったことを本気で、本気で稼ごうと思うんなら、そういったことをやっぱり少なくとも28年の9月の段階にスタートしとかなきゃ。何をやってきたんかということなんですよ。  私ね、産業建設福祉委員会の中で、ことし三重県のいなべ市に行ったんですよね。そこは人・農地プランの策定集落数が県内で1位やと。何でこんなにできとるんだろうなというふうにちょっとお聞きしたんですけれども、本当に集落ぐるみで農業支援したところなんですよ。そこのやっぱり担当部局、トップはもう十五、六年ほどやっていまして、非常に生産者、農家の人との信望が厚い、信頼関係。まあ、十五、六年もやってたら、そうなると思うんですけども、非常に馬力がある。そこの農林課がやるんだったら、もう農家の人はそれに従っていくという、そういう信頼関係がまず必要なんですよね、やるには。そのためにどれだけ、まあ、三重県のいなべ市の人は苦労されてます。農家と意思疎通するのに苦労していました。やっぱりそういう本気を出して、農家と語り合って方向性を導いていく、そういう姿勢を今後また求めておきたいと思います。  本当に本気度が問われています。ちょっとその辺の、今までのできてなかったという反省も含めて、今後についてどう供給体制を構築していくのかについて、改めてちょっと認識を求めておきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   今、28年と言われましたけども、市としては、もっとそれ以前からそういう考え方を持ってやってきたと思ってまして、まごころ市を立ち上げるときから、やっぱり供給体制をしっかりして、そしてあそこで本当にたくさんの農産物が並んでいるような方向を出していかないかんという形で取り組んできたんだというふうに思ってまして、それがまごころ市なんかとも一緒になってやっていかんなんところもありましたんで、一時的にはビニールハウスなんかもどんどんと整備を応援しながら、供給が追いつくようにやってきておるところでもございまして、これが十分にその後もフォローができなかったんではないかなというふうに思っておるところでございますので、今おっしゃるとおり、今後も引き続き、本当に今、学校給食も始まりますし、それから、いろんな形で民間企業のほうの生産のほうを伸ばしていかないかんですし、それからまごころ市も、もっともっと充実していかないかんですから、本当に腰を入れて、今こそ地産地消のそういう生産体制というのをつくり上げていかないかんと思ってますので、農林水産物が中心になりますけども、そういうふうな体制づくりというのをしっかりと今後進めていきたいというふうに思ってますので、御理解いただきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   ちょっと時間もありますので、ほかにも通告してますので、よろしく、本気度を出して頑張っていただきたいなと。丁寧に農家と接していただいて、十分な説明をしていただきたいなということを申し上げ、次の質問に移りたいというふうに思います。  次に、災害復旧の見通しと浸水対策についてお伺いをいたします。  近年、短時間のうちに記録的な豪雨をもたらしています。雨の降り方が変化をして、本当に大雨、集中豪雨によって河川の氾濫、浸水、地すべり、土石流など、全国に被害が毎年のように発生をし、増加傾向にあります。  当市においても、平成29年の9月17日の台風18号と10月22日の台風21号で、大雲川、狩場川、神子川の氾濫や小さい河川の氾濫による被害や土砂災害が多く発生し、多大な被害をこうむりました。被害に遭われた方々に改めてお見舞いを申し上げますとともに、災害復旧工事の予算獲得に向けて、日夜頑張ってこられた職員の皆さんに感謝を申し上げます。  さて、大きな被害があった大雲川、狩場川、神子川については、京都府において治水対策が進められていますので、ここでは通告いたしております災害復旧の見通しについてお伺いをしていきたいと思います。  まず、土砂流入した農地の復元についてであります。  私が現地確認をいたしましたところ、上宮津、今福、宮村、皆原、山中、新宮、栗田脇など、非常に広範囲で河川の氾濫による農地への土砂流入があり、その撤去について鋭意計画が立てられているというふうに聞いてますけれども、今、来年の作付計画を2月ぐらいには立てなければならない時期になっています。そこで、土砂流入をした農地の復元が来年の水稲作付時までに完了する見通しがあるのかどうか、その見通しについてまずお伺いをしておきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業経済部長
    産業経済部長(松崎正樹)   農地復元の見通しはという御質問をいただきました。本年9月、10月の台風による豪雨により、大小合わせまして農地につきましては約230カ所が被害を受けております。そのうち国庫災害復旧事業の対象となる約150カ所につきましては、所有者等の負担軽減を考慮し、国へ申請を行い補助金を受けて復旧工事を実施することとしております。  この国庫災害復旧事業につきましては、11月20日から12月22日までの約1カ月間の日程で国の災害査定が組まれており、その査定結果をもとに土地改良法に基づく所定の手続及び補正予算を議会にお願いし、順次工事に着手することになります。早期にこれらの手続を終えても、その後の契約手続等を考慮すると、工事発注は早くとも来年の2月上旬以降となることから、被害を受けました農地のうち、その多くが来年の作付までの復旧が困難な状況にあると考えております。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   せっかく農地の復元を図るということですし、農家にとってみたら、多くの面積ね、生産ができないという状況については、農業を振興する立場の部長としては、どうですか。私は非常に農家の収入減るわけですよ、1年。そういうことを考えると、早急な、確実に、大体4月中下旬ですか、最初に田んぼに入るのは。そのころまでには、やっぱりできるだけやっていただかないと、農家としてやり切れない思いがあります。  そこで、実態、2月の上旬発注、工期としては大体どのように、被害が大きいとこと小さいとことかあると思うんですけども、全体が、例えば工事の契約の発注の仕方、1社にすると非常に膨大な面積になりますので、たくさん日数がかかりましょうし、業者を多くすれば、さっと早くできるということもあって、そのような工夫もしながら、やっぱり最初の耕作時までの完了をできるだけ多くしていただきたいなというのが1つ。  もしやっぱりできなければ、しっかりとこの2月中旬には計画を立てないかん。その後に、この農地についてはできない、できるといったことも、しっかりやっぱり地元の中で説明をして、そんなたくさん工事があるさかい、間に合いませんわと言うだけじゃなしに、できるだけするように、耕作に間に合うように頑張りましたと、しかし、これこれ理由があってできないということになったというふうなことで、親切丁寧な説明を求めておきたいと思います。2点について、ちょっと答弁をお願いいたします。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業経済部長。 ○産業経済部長(松崎正樹)   工事につきましては、市内たくさんのエリアで被害があったわけですけども、その地区ごと、また、まとまった箇所ごとに契約を発注していくことになりますので、ここの部分については事業者等の分散が一定図れていくものと思っております。  ただ、まとまった地区ですね、被害があったところというのは、そこの部分は一括、そこのエリアの一括発注になりますので、やはり復元が間に合うとこ、間に合わないとこが出てくるんだろうということで、多くの農地が復旧しないのではという回答をさせていただいておるところでございます。  それから、もう1点、説明等についての御質問をいただきました。多くの被害があり、説明会の要請等のありました地域や、問い合わせのありました農家組合の代表及び各個人の方へは、災害復旧事業の大まかな進め方について、これまでから説明をさせていただいたところでございますが、国の災害査定を踏まえ、工事発注見通しを立てた上で、1月下旬には改めて具体的なスケジュール等を被災農家の皆様方に説明をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   撤去する分については、撤去をすればそれでいいんだというふうな感覚もあろうかと思うんですけども、農家にとってみれば、作付ができるかできんかと、その1年。収入が減るか減らんかということであります。そこのところを十分認識していただいて、事に当たっていただきたいということを申し上げ、次の質問に行きます。  次に、由良浜海岸への漂着撤去と見通しについてお伺いします。  台風21号によって大量のごみが漂着して、蛇とか亀とかも漂着しているというふうに聞いています。撤去は管理者である京都府で行われ、焼却に市が協力するというふうにお聞きしているところですが、由良地区には夏の海水浴のほか、冬にはカニシーズンにも多くの観光客が訪れていることから、景観上、また安全上、迅速な撤去が求められていると思います。ついては、撤去完了の見通しをどう宮津市として把握しているのか、お伺いをしておきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。             〔村市民部長 自席から答弁〕 ○市民部長(村一彦)   由良海岸の漂着ごみの処理につきましては、現在海岸管理者でございます京都府のほうで海岸でのごみの収集とか分別、破砕等を業務委託する業者の選定と契約手続を行っているところというふうに伺っております。  なお、海岸漂着物の処理につきましては、海岸漂着物処理推進法という法律によりまして、市町村の海岸管理者への協力義務というものが定められておりますので、今回も京都府からの協力依頼に基づきまして、本市も協力することといたしております。  具体には、本市が借り上げ設置いたします仮置き場までは京都府がこの漂着ごみを運搬いたしまして、そこから本市清掃工場へ搬入して処理するまでの過程の部分は、京都府から本市が受託業務として委託を受けまして、実施する予定といたしております。  これらの予定の時期といたしましては、年明けには由良海岸から仮置き場へのごみの搬出を開始いたしまして、年度内には海岸からの撤去を完了する見込みでございますけれども、並行して行います本市の清掃工場での焼却処理につきましては、その処理能力上、来年度の後半まではかかるのではないかというふうに見込んでおります。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   災害があったのは10月22日ですので、5カ月間かかるということですので、もう少し早くならないのかなということで、私、じくじたる思いをいたしております。  なんせ由良海岸につきましては、もう皆さん御存じのように、無人島である冠島とか沓島とかいうのが水平線上に一直線に見えるということで、丹後鉄道も、その見えるところにとまって、観光客にその無人島を見せているという観光スポットであります。また、由良地区の住民にとってみては、その景色が非常に心の安らぎ、そういったものを与えてくれる場所ということになっています。一日も早く撤去がされるように、なお一層働きかけていただきたいということを申し上げておきたいと思います。  次に、滝馬川からの浸水対策についてお伺いをいたします。  滝馬地内では、滝馬川の氾濫によって5棟の床上浸水の被害がありました。地域住民によると、これが初めてではなく、大雨警報が出るたびに不安な日々を送っておられます。不安を解消できるように治水対策が求められていますが、どのような対策を講じようとしているのか、お伺いをいたしておきます。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。             〔山根建設部長 自席から答弁〕 ○建設部長(山根洋行)   滝馬川の治水対策をどう進めるのかという御質問をいただきました。滝馬川におきましては、議員も御承知のとおり、本年9月に発生しました台風18号の影響によりまして河川が氾濫をいたしまして、床上浸水が5棟、そして床下浸水が21棟という住宅等の被災を受けたところでございます。  こうした中、地域の皆さんから平成16年の台風23号以降、3回も浸水被害を受けている、これは平成16年の10月の23号、そして平成25年の10月、そして今回29年の9月という3回というふうにお聞きしておりますけれども、短期的、中期的な対策をとの要望を受けまして、この10月の10日なんですけれども、出前市長室、そして10月の27日には地域との話し合いの場を持ちまして意見交換を行ったところでございます。  しかし、現地の状況につきましては、本当に滝馬川につきましては河川沿いに生活道路がありまして、また、その横には家屋が連担しているという現状もありまして、河川断面の拡幅等、抜本的な対策につきましては非常に難しいなというふうに感じております。今後、その地域の皆さんと話し合いを重ねまして、滝馬川の治水のあり方を見出してまいりたいというふうに考えております。  また、河川の氾濫の頻度も多いということもございます。当面の対策といたしまして、護岸のかさ上げ等を実施することで、浸水被害の軽減を図れるのではというふうに考えておりまして、地域の皆さんの意見も伺いながら検討を進めまして、少しでも不安が払拭できるように努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   本当にね、実際に被災に遭われた皆さんの話を聞いてると、本当に床上で家を直す改修するにしても、またそういう瞬時の豪雨が来ると浸水されるんじゃないかという不安があって、なかなか手がつけられないという状況にあるわけですよね。特にこの滝馬川については、金引の滝からの非常に急峻な勾配で流れてくる水が、急に平面上に流れる。その平面の区間がやはりあふれてくるということにもなっていますので、治水の、ちょっと私も工法的なことはよくわからないんですけれども、洪水の治水の原則ということで、洪水時に河川の水位を下げて、洪水の水を安全に流すという、そういう原則、こういったものがあるんですが、それに立ってやはり対策を打っていただきたいなと思います。  住民の安全・安心、そして財産を守るというのは、市のやっぱり行政の大きな責務でもありますし、規模が大きいとか小さいとかということではなくて、そういうことを今、まあ、住民の皆さんとも十分また相談してやるということなので、そういった不安がないような施策を、専門家の皆さん、打ち出していただきたいなというふうに思います。ということをお願いしまして、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(松浦登美義)   ここで午後1時10分まで休憩いたします。              (休憩 午後 0時00分)           ────────────────────              (再開 午後 1時10分) ○議長(松浦登美義)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、坂根栄六さん。              〔坂根議員 発言席から発言〕 ○議員(坂根栄六)   蒼風会の坂根です。一般質問をそれでは始めさせていただきたいと思います。今回は3つの項目をちょっと取り上げさせていただいております。  まず、1点目につきましては、浸水被害対策ということで、先ほども河原議員からの質問がありました。本当に住民の皆さんの不安が少しでも払拭になるような御答弁をいただければなと思っております。  まず初めに、台風18号、21号で被害に遭われました皆様方に心からお見舞いを申し上げます。  さて、台風18号、21号の被害状況を踏まえ、豪雨災害の復旧工事と今後の防災・減災としての浸水被害対策についてお伺いいたします。  平成29年9月17日から18日にかけて台風18号が、同年10月22日から23日にかけて台風21号が当市に甚大な被害をもたらしました。詳細については省略をさせていただきますが、住宅、公共土木施設、農林水産関連施設など、たくさんの被害がありました。  特に今回取り上げますのは、床上、床下浸水の被害に遭った住宅等の件数が約370棟を超えるほど多数発生したことから、これに関連し、次の質問をいたします。  まず、豪雨により崩落した道路、そして河川が氾濫し崩落した護岸の改修整備の災害復旧工事については、原状復旧が基本であるとは思いますが、今後の豪雨災害を未然に防ぐための対策についてはどのような方針をとっているのか、お伺いいたします。  例えば、須津地域のことを言いますと、宮川河川が今回物すごく氾濫したわけなんですけれども、大体いつも同じ場所、同じ箇所で水があふれてくる、そういった場所があります。そういったところを未然に護岸壁のかさ上げや市道の路肩でのブロック塀、こういったものが設置できれば、こういったところのあふれているところを未然に防ぐことができるわけなんですけれども、そういった対処は可能かどうか。これは、今、須津のことを言いましたけど、須津に限ったことではなく、先ほどの滝馬のこともあると思います。宮津市全域でも同じようなことが起きている場所があるのではないかと思っておりますが、今後のそういった対処の方針、こういったものはどのようにとっておられるのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。             〔山根建設部長 自席から答弁〕 ○建設部長(山根洋行)   豪雨災害の未然防止についての御質問をいただきました。この対策につきましては、基本的には個別の河川ごとの対策を検討する必要があるというふうに思っております。  一般的には、河川整備の現状や水害の発生状況、それから周辺の土地利用の現状、これらのほかに主要な地点の計画高水流量等、計画高水流量っていうのは、河川断面を計画する上で必要な流量と、確保する流量ということなんですけれども、これらを分析、確認の後、未然防止のための河川整備を策定いたしまして、その計画に基づきまして堤防の新設、そして拡築や河道の掘り込みを行いまして、護岸、水制工の施工によりまして、流水の安全な流下を図ることになります。  こうした抜本的なハード対策につきましては、本当に相当な事業費と時間を要するということでございまして、ソフト対策とあわせた当面の河川ごとの未然防止対策が必要というふうに考えております。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   御丁寧な御説明をいただいたと思います。確かに膨大な事業費と時間のかかる事業になると、対処するにはそういったことになるんだなと思っておりますが、ちょっと1つ教えていただきたいのが、道路の路肩とかに、いわゆる護岸壁をかさ上げできりゃあいいんですけど、できないような箇所、それが道路と隣接にかかわっているところの、道路にブロック塀みたいな路肩のところに、そういったものをすることっていうのは可能なのでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   原則ですけれども、まず河川の構造物については河川敷に構築する構造物ということでございまして、河川の構造を道路に設けるというのはないというふうに思っております。よく堤防の上を道路が走ってることがありますけれども、あれはあくまでも河川敷だということでございますので、道路敷に河川の構造物を設けるというところの発想はないです。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   解釈としては、発想がないということは、法的にはできるということなんでしょうか、ちょっと確認をさせてください。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   河川敷では可能でございます。河川敷においては、かさ上げのような壁になるかとは思うんですけれども、そういったものは可能ですが、河川敷以外での構造物の構築につきましてはないと。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   道路においてはできないという解釈でいいんですよね。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   道路においてはできないということです。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   ありがとうございました。  そういった工事ができるできないというところがあると思います。これから対処をしていこう思っても、事業費が多額にかかったり時間を要する、こういったようなところ。ただ、個別の河川とかでそういった対応が必要であれば、計画をつくってやっていくというような考え方かなと思っております。  それでは、そういった方針のもと、いつ突発的な豪雨災害が起こるかどうかわからない昨今のこの異常気象に対して、今すぐに浸水被害の防災・減災対応ができますかということでちょっとお伺いしたいと思うんですけれども、こういった、すぐに、今の御説明やとなかなか難しいと思いますけれども、再度、すぐにこういった減災に向けての対応ができるかどうか、お伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   この水防の内容もちょっと含んでおりますけれども、全体として浸水対策についての御質問ということで、私からお答えをさせていただきたいと思います。  現在、本市におきましては、浸水を防ぐ対策といたしまして出水期前に御要望のある自治会に対しまして土のう袋と土を配布しておるところでございます。また、台風など水害のおそれが直前に迫ったときなどにつきましては、本市において備蓄している土のうをとりに来られた住民の皆さんに配布するといった対応を行っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   部長がおっしゃるとおり、土のうについて今対応を備蓄として、いつでも事前に持ち出して貸し出しをしている、それで防いでいるっていうような対応を今されていると思います。  それで今回、私の消防団の経験として、この前、台風18号で宮川河川が物すごく増水してあふれ出ました。新聞にも出たと思うんですけれども、本当に一歩間違えればもう濁流にのみ込まれて生命にかかわるような本当に河川があふれたっていうところがありまして、そこから各民家のほうに床上、床下それぞれ水が流れていった、そういった状況を目の当たりにしております。  それで土のうを持っていったわけなんですけれども、でもやっぱり土のうの数っていうのが最初に予定したものと、想定してたものよりも全然足りなかったりとか、あとはもう実際台風のさなかに土のうが足りないから土のうづくりに行ったんですよ。だからそういった台風の中なんで、当然危険な作業になるというような状況もあって、土のうが不足する状況もこれから出てくると、出てきているということをまず目の当たりにしたということが一つと、あと高齢者の方とか結構消防団の方を当てにされたりとかもされてるんですけれども、実際災害起きたときに消防団ではやっぱり人手が足りない状況があります。なんで事前に各家庭で土のうを設置していただいて、未然に塞いでもらうっていうことを意識づけをしていただきたいというふうに、私個人的には思ってるんですけれども、そういったような状況があって、高齢者の方もなかなか土のうを運べない、そういったような状況も出てきているという、ちょっと高齢化のそういった問題が出てきてるんだろうなというふうに思っております。  それで須津の宮川ではそうでしたけれども、文珠の駅前なんかももう膝ぐらい水がつかって、駅前通りがもうほんまに冠水したと。今回僕も初めての経験かなというふうに思っとんですけども、今そういったような状況があるということでございます。  そういったものを未然に防いでいくにはどうしたらいいのかっていうのをちょっと考えて、先ほども河川とかを直していくにはやっぱり事業費が、多額な事業費もかかるし、期間も要すると。ただ即効性に浸水に対する減災だとか防災にする対策っていうのが、即効性が今の視点ではとれない。じゃあ、実際それを即効性がとれるものは何かないかなっていうのをいろいろ研究してちょっと探してきたんです。そこで今回、提案させていただきたいのが、家屋への浸水対策として土のうにかわる軽量で簡単に設置できる水防ツールというものがあります。こういったものの購入補助制度っていうのを創設して、未然に浸水被害を抑制するとともに、市民の自立した防災意識を促進することを今回提案したいと思います。  たくさん水防ツールってあると思うんですけれども、今回ちょっと取り上げさせていただくのは、例えば、ちょっと事前にはお伝えはさせていただいたんですけど、三角水のうデルタ・ミニっていうものがあるんですけれども、これは耐久性のビニール性のものでして、これに水を入れて膨らませることで壁をつくります。それを設置することで浸水から家屋を守るというものがあります。これは軽量で折り畳みもできて保管もしやすく、持ち運びもしやすいっていうもので、これは膨らませると高さが大体45センチ、長さが3メートルです。定価がこれは大体4万5,000円という価格にもなっております。こういったような水防ツールというものを個人または隣組単位とかで購入してもらって、浸水を防いでもらうと。そのときにやっぱりちょっと金額が高いですので、補助制度を創設するなり、あるいは自治会とかに事前に支給するなど、方法とかはいろいろな検討ができると思うんですけれども、こういった制度を創設することで、浸水に対して未然にこれを防いで1件でも多く浸水被害を減らすことができる、そういった対応を考えるべきではないかなというふうに思っておりますけれども、そこで改めてそういった水防ツールの補助制度みたいなようなものを創設してはどうかなっていうことをちょっと御提案させていただきます。これについての御見解をちょっとお伺いしたいなと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   議員から土のうが重く、高齢者では設置が大変なことから、もっと軽量の水防資機材ということで、その購入補助や支給ができないかという御提案をいただきました。  これらの水防資機材の維持管理、これは点検なり、穴があいていないかとか、点検、補修、保管、そして費用負担、議員がおっしゃいましたけれども費用負担、そして設置、撤去の体制と、そういった課題があるというふうに思っております。そういったこともあるので、ちょっと今後研究させていただきたいというふうに思っております。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   研究をするということですけれども、さっきの言われた課題については、もう例えばこれも個人購入とかにしてもらえれば、あとはもう自己管理の範疇になるんかと思いますので、そのあたりはもう各家庭とかで対応してもらえればいいのかなと思いますし、でも仮に、個人的には京都府さんにはちょっと失礼かもわかりませんけど、マイクロ呑龍の雨水タンクっていうようなものもありますけれども、そういったものを財源で充てるのであれば、こういった水防ツールっていうところにしっかり財源を充てて、浸水対策っていうのを1件でもしていく、減災に努めていくっていうほうが優先していくべきことではないかなというふうに思っております。  では、こういった、今は研究していくいうことなんですけれども、市民の方はやっぱりどんな災害来るかどうか不安な状況がやっぱりあるわけですよね。ハード面でいうたらすぐにはできない。じゃあ、ソフト面でどういうふうに対応していったらいいのかっていうところがやっぱり大事なんだなと思うんですけれども、じゃあ、今ソフト面で対応できるっていうところはどういった考えがあるのかちょっとお伺いしたいなと思います。 ○議長(松浦登美義)   森口総務部長。             〔森口総務部長 自席から答弁〕 ○総務部長(森口英一)   ソフト面でどういった対応ができるかということでございます。その前にちょっと今の三角水のうですか、これについても建設部長のほうから研究をしてまいりたいというふうに申し上げさせていただきました。まさしく研究するに値するシステムなのかなというふうに思っております。といいますのが、今回の台風なんですけども、この市役所の中庭に土のうを事前にという形なんですけども、かなりの数配備しておりました。ただ、かなりの数の土のうが欲しいということで市民の皆さん来られまして、それこそ消防団の皆さんにも本当にお世話になったんですけれども、追加で土のうをつくるというような体制も組んで、結果としては4,000袋の土のうが出ていったと、欲しいということでお渡しさせていただいたということでございます。そういう意味からもですし、また台風が来ておるさなかにも、事前にということですけども、市民の皆さんから土のうの土入りは重たいんだけども、土のうの袋だけでももらえないでしょうかというふうなことがございました。これについても対応させてもらったということで、結果として1万5,000袋ほど出ていったというようなことです。こうしたことから、未然防止、ソフト対策というものは大変重要だというふうに思っております。したがいまして、今議員から御提案いただきました、その三角水のうというものも研究する価値は十分にあるというふうに思っております。  ただ一方で、ちょっと市内、近隣市町にも今回の台風を受けてどういう対応をされてましたかというお話も聞かせていただきました。そうした中では、やはりほとんどの北部、福知山、舞鶴、綾部、それから京丹後、与謝野町、伊根、いろいろ聞いてみたんですけれども、やはり土のうの対応というのが多いようです。できるだけ未然の何かソフト対策ということでございましたけれども、やはり必要以上ということではないんですけど、少なくとも必要数の土のうを事前に常備しておくということ。それから台風が来ますよと言ってからつくるとかいうことではなしに、あるいはとりに来られるということではなしに、事前に各地区、各地区に土のうステーションなるものを設置をして、そこで地域地域ごとにそういう土のうステーションをつくっていくと、こういう対応が未然防止には効果的だというふうなお話も聞いておりまして、今議員からそのほかのソフト対策ないですかということなんですが、今申し上げましたように、まずは即効性というところなんですけれども、まずは土のうを各地区に土のうステーションという形で配備するというのが最も効果的な方法だろうというふうに思っております。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   研究をちょっと重ねていってほしいんですけれども、はっきり言いますと今の土のう袋やとすぐ劣化します。だから使いたいときに使えない課題が必ず出てきます。だからそれ以外のもんでやっぱり補完できるようなもんが事前にできないかなっていうのを僕は思ってまして、今回提案させていただいたんで、土のう袋でいくんでしたら黒い耐候性のあるやつ、ああいうやつに変えていくとか、そういうのも一つ手はあると思いますし、こういった水防ツールっていうのをもう各家庭で事前に用意していただく、そういった意識を変えていくっていうようなところも、これからちょっと研究をしていっていただきたいなと思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  それでは、これにちょっと関連しまして、須津地区にちょっと限ってにはなりますけれども、内水浸水対策について、20メーター水路のしゅんせつ、タラノ木、札場川等の流入河川の水路改修、KTR高架下南北通路、地域では暗渠と呼んでおりますが、これの現状の認識と今後の展開、スケジュール感や対策、こういったところはどのように考えているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   須津地区の浸水対策につきましては、現在、現況調査を終了いたしまして、対策案の検討を行っているとこでございます。議員御質問の現状の認識ということでございますけれども、須津地区での浸水対策の必要箇所というところでは、府の管理河川、宮川流域を除きまして、境川、それから札場川、タラノ木川の3河川と、それから地元では5差路と言われておりますけれども、市道須津中央線と須津線の交差点付近の4カ所あるというふうに考えております。いずれにしましても、その一部区間におきまして流下能力が不足しておるというふうに認識をしております。  まずは、現在検討の対策案なんですけれども、水路、河川の拡幅改良、それから分水ということが基本になるかと思うんですけれども、これをもとに自治会と協議を行いまして、今年度計画の取りまとめを行いたいというふうに思っております。その後、今後の整備に係るスケジュールにつきましては、調整をしてまいりたいというふうに思っております。  あと議員もお触れになりましたが、KTRの軌道下の南北通路についてでございますが、これ一応札場川ということなんですけれども、本市としましては河川というふうに認識をしておりまして、地元の意向が決まりましたら局部改修の実施について検討させていただきたいというふうに思ってます。  また、20メーター水路につきましては、地区内河川の流末に当たりましての強制排水機能を担う非常に重要な水域・施設というふうに認識しておりまして、ことしの9月の台風18号の豪雨時に、排水ポンプの吸水口にちょっとごみが集まりまして、ポンプで排水能力に支障を来すところであったというような情報も伺っております。今後この対応をどのように進めていけばよいかというところなんですけれども、民間企業さんにも関係してくるということがございますので、関係者の皆さんと協議を行ってまいりたいというふうに思っております。あと20メーター水路につきましては、強制排水機能の確保ということでしゅんせつについての課題があるかと思いますけれども、これは本市におきまして今年度実施を予定してます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。
    ○議員(坂根栄六)   御答弁いただきました。認識としてはおっしゃるとおりのことであります。今回、本当に須津に限ってちょっと今取り上げさせてもらって、大変宮津市民の全体のことを考えると申しわけないんですけれども、今回のこの18号が本当にひどくて、もう地域住民の方からも議会にぜひ声を上げてくれっていうことをちょっとお願いされまして、今回取り上げさせていただいた経緯がございます。それぐらい今回の台風の被害がひどかったわけなんですけれども、先ほど言いましたように、20メーター水路というのが須津にとっては物すごく肝になっておりまして、ここがやはり汚泥とか土砂とかが全部取れないと、もともとの機能が確保できないと中流域が浸水して、駅前通りなんかはもう浸水していく。これがもう毎回のように起きてきている現状があります。だからそもそもの排水ができるところを機能をしっかり確保しないと、もう浸水が必ず起きてしまうような状況が今来ていると。だからそういった本当に早期に対応をとっていただかないと、もうほんまに市民の皆さんの不安っていうのが払拭できない、そういったような状況が来ているということをちょっと申し上げさせていただきたいなと思っております。  そこで暗渠については河川のほうでっていうことでわかりました。市の見解としてそれを承りました。あと5差路とかその辺に関しても自治会に協議をして今後の方針を決めていくということで、こちらも須津にしては本当に最大の課題でもありますので、しっかり自治会の方と意見交換を重ねて、早期に整備をこれお願いしたいなと思います。  そして先ほど20メーター水路については、今年度取るということですけれども、全部取っていただけるのでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   土砂量が本当に正確にということがはかれていないということもありますけれども、基本的に全部取りたいというふうに思っております。予算のある限り取りたいというふうに思っております。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   ありがとうございます。全部取っていただけるいうことで、本当にありがとうございます。本当にもうここは須津地域にとっても一番のかなめでありますので、早期に対応をしていただきたいなと思っております。ありがとうございます。  それでは、取っていただけるということで、大方のこの浸水に関してのことは大体整理ができるのかなと思っております。水防ツールに関しても今後、調査研究ということでしていただきたいなと思いますので、この1つ目の質問のほうは終了とさせていただきたいなと思います。  それでは、次の観光まちづくりの財源について質問のほうに入らせていただきたいと思います。  この観光まちづくり、観光事業や景観事業等の施策に資する関連事業費の動向を踏まえ、財源に関連し、次の質問をしたいと思います。近年、5カ年の観光に資する事業費、これは観光事業、イベントとかもそうですけれども、景観の事業、こういったものを含めて観光に資するという表現を使っておりますが、観光に資する事業費の総額の推移と事業費の財源内訳として、国、府の補助金とそれ以外の一般財源や地方債の近年の動向はどのように推移しているのかお伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   安東理事兼企画部長。            〔安東理事兼企画部長 自席から答弁〕 ○理事兼企画部長(安東直紀)   観光に資する事業費とその財源の推移についてお尋ねをいただきまして、お答えいたします。  商工費、観光費の決算額で申し上げますと、海の京都やインバウンドの取り組みを推進していることから、平成24年度決算では約1億2,400万円だったものが、平成28年度決算では2億600万円の約8,200万円の増となっております。その財源として、国、府支出金が平成24年度の600万円から約6,200万円と5,600万円の増に、その他特定財源が約2,700万円から約3,000万円に、そして一般財源が約9,100万円から28年度決算では約1億1,400万円と2,300万円の増となっております。  事業費の総額増の主な要因としては、平成25年度より海の京都の推進を図る中で、着地型旅行商品の開発やDMOの設立とその運営支援等及びインバウンドの推進などに集中して投資をしていることによります。事業費の総額が5年間で約8,200万円の増となっておりますが、国の地方創生に係る交付金の活用等により、一般財源は5年間で約2,300万円の増にとどまっているという状況であります。これに加えまして、観光費のほかに浜町のにぎわいづくりの推進や景観まちづくり、重要文化的景観保護推進などの取り組みにおいて、おおむね2分の1程度の国、府支出金以外は市債や一般財源等で対応しているものもある状況です。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   御答弁いただきました。全体的に増加傾向にあるということでちょっと認識をさせていただきたいなと思っております。これは外貨を稼いで税収をふやしていくという市長の方針のもと、今観光に力を入れていっているというところで、そういう方向性に今いってるんだろうなと思っておりまして、それを私、否定するものでもなくて、そこに力を入れてやっているんだというところでちょっと認識をさせていただいておるところでございます。  今回の質問の趣旨としましては、施策の事業費には必ず補助金だけではなく、その裏には一般財源や市債の発行がついて回ります。事業費が膨らめば市債の発行や一般財源の持ち出しもふえていっているということであります。それ以外に固定費として今後においてはミップルでの総合プラザのオープンにより、その維持管理経費が今までよりたくさんかかったり、給食センターの委託料、そして歴史の館の資料館の再オープンに向けての動きが出てきておりますけれども、それにもまた数千万円の維持管理費がかかってくる可能性もあります。しかもこれからごみ処理施設などの維持管理、そして公債費の返済、こういったものがのしかかってくると。ただでさえ今、経常収支比率が98.8%と財政が多分に硬直化している状況がある中で、これからしていかなければならない事業の投資的経費に回したり、公債費の返済の財源が確保できるのか。これまで以上に固定費の肥大化になっていって、投資に回せる分が少なくなってくるのではないかっていうのが私ちょっと心配をしているところで、こういった観光費についての質問をちょっとさせていただいとるわけでございます。  ただ、この観光については、観光施策の充実に向けてを目的化して投資に回す財源を新たに確保していける、そういったことも考えていけるんではないかっていうふうにちょっと思っておりまして、新たな財源をこれから模索していくっていうことは、もうそれぐらいタイミングがそろそろ来ているのじゃないかなというふうに僕は認識しておりまして、ちょっと質問をさせていただいております。  そこで新たな財源確保策として、宿泊税や駐車場利用税、こういったものが各ほかの自治体ではされておられますけれども、当市においてはどのような見解を持っておられるのかお伺いしたいなと思います。 ○議長(松浦登美義)   安東理事兼企画部長。 ○理事兼企画部長(安東直紀)   議員からは観光振興の財源としての新税に関する見解という御質問をいただきました。本市といたしましては、新税導入を検討する前に、まずは40%を切っております宿泊施設の稼働率を上げ、観光消費額のアップにつなげるということが必要であると考えています。こうしたことから観光イベント等、各種観光振興施策に加えてインバウンドなど、宿泊客を増加させる取り組みを今後も強力に推し進めることで、観光消費額のアップを図っていくということが先決であると思っております。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   御答弁いただきました。確かにこの財源っていうものが確保できて、これから宮津市の財政、僕は厳しくなってくるなっていうふうに思っております。観光に回す予算っていうのがそこで十分に確保できていけばいいですけども、できなくなってくるような、もしかしたらそういう状況も出てくる可能性もあるかもわからない。そんときには別の財源っていうのを模索しながら、これから考えていくべきじゃないかなっていうふうに思ったりもしております。  そこで大宰府天満宮とか駐車場利用税なんかを取っておられて、年間8,000万ぐらいの財源を確保して、景観に関するものだとか観光施策、そういったものにも充てておられますし、また宿泊税に関しましては、北海道のニセコ町というところですか。こういったところの宿泊税を検討しているような自治体もぼちぼちこういう新税に関して検討していく自治体が出てきていると。駐車場利用税については大宰府がうまいことやっているというところもありますので、1回検討の余地はあるのかなっていうふうにも思ったりもしているところございます。そういったものをこれからも、今は必要ないということの見解のようですけれども、研究だけはしていっていただきたいなというふうに思っております。  それでは次に、いろいろ私も要望を聞く中で、文珠公会堂のトイレ、こちらのほうを整備してほしいっていうような要望だとか、あとは公園、観光用のトイレとか、城ア議員からの質問もありました。そういったようなものが求められておりますし、府中公園の駐車場、こういったようなところの整備も必要だと思いますし、外湯等、温泉の泉源維持管理、こちらのほうの要望も地元からは出ていると。私のほうも聞かせていただいている、そういう状況があります。こういった要望が今たくさん来る中で、じゃあ、それをどのように解決していくかっていうのがすごく大事なんだと思うんですけれども、そこでやっぱりそれを解決していこう思ったらやはり財源っていうのが必ず必要となってきます。入湯税っていうところがありますけれども、こういったような財源について今後どのように考えているのかお伺いしたいなと思っております。 ○議長(松浦登美義)   安東理事兼企画部長。 ○理事兼企画部長(安東直紀)   ただいま議員からは入湯税も含めて今後、観光に資する財源についての考えという御質問をいただきました。その中でまず、入湯税についてですけども、入湯税自体は目的税ということで、議員も御承知のとおりだと思いますけども、地方税法の規定により特に要請される環境衛生施設、鉱泉源の保護管理施設及び消防施設、その他消防活動に必要な施設の整備並びに観光の振興に要する経費に充てることができるという規定があります。そうした中、本市におきましては、平成19年度にこれまでハード整備に限り利用できた観光レクリエーション施設整備基金を廃止しまして、新たにハードに限らずソフト事業にも充当のできる観光振興基金を創設しました。従来環境衛生施設の整備などにその入湯税の70%、観光関連に30%としておりました入湯税の使途割合を、これを機に観光関連を70%に変更した上で、観光振興基金に積み立て、その70%の50%、こちらを観光振興を担う団体である天橋立観光協会に対し交付金として、それ以降、毎年度交付してきたところです。残りの50%につきましては、燈籠流し花火大会、和火、きものまつりなど、誘客効果のある観光イベントの経費に充当してきました。天橋立温泉を初めとする本市の温泉は、観光地である本市において重要な観光資源の一つであると認識しております。入湯税についても本市の観光施策を継続して実施する上で重要な財源であると考えています。  先ほども申し上げましたとおり、観光イベント等、各種観光振興施策に加えてインバウンドなどを通じて、宿泊施設の稼働率を上げ、宿泊者数をふやすことで入湯客の増加、入湯税の増収にまずはつなげてまいりたいと考えています。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   御答弁いただきました。この入湯税については、宮津市の観光施策をするにおいても貴重な財源になっているということであります。入湯税っていうのがやはりしっかり確保できないと、宮津市の観光施策も当然できなくなる、そういったリスクをすごくしょっております。やっぱり地元といいますか、文珠のほうからは入湯税、泉源の維持管理、こういったようなところが今大変難しい困難な状況になってきてるっていうような要望を受けているわけで、そもそも温泉源のこれが確保できなければ入湯税も当然入ってきませんし、宮津市の財源確保っていうのができなくなってくるということなので、とりあえずはその源泉の確保、こういったところにはやはりしっかりとした手当てといいますか、しっかりとしていただくことが宮津市にとっても観光施策をしていくにしても、非常に重要な財源となってきますので、しっかり地元の方と意見交換を交わしていただいて、決して温泉がなくならないように、入湯税もしっかり宮津市が確保できるようにしていただきたいなっていうふうに思っております。  そういった意味で確かにこの入湯税っていうが大事なんですけれども、地元からのいろんな要望もある中で、泉源を維持するにはやはり宮津市の言い分もありますし、地元からの言い分も当然出てくるわけです。泉源維持のために、じゃあ、どのようにしていけばいいのかっていうのは、いろんな財源か手当ての方法は考えられると思います。例えば入湯税の配分の見直しっていうのも一つの方法でしょうし、税率の引き上げ、こういったようなところも、全国の自治体でもあんまりはないかもわかりませんけれども、税率の見直し、あとは入湯税の減免をしている部分があったら、その減免措置をしているところを見直して収入をふやしていく、そういったような対策もとれると思いますし、あとは天橋立の市営駐車場、こちらのほうを値上げでもして、財源をそういった泉源維持のほうに充てていくとか、そういったような方法とか、あとは一時に貸し付けしていく、そういったいろんな泉源維持に対する手当てをする方法っていろんなことが考えていけるんだろうなと思いますので、どの手法が一番これからの宮津市の温泉施策としていいのか、よくなるのか、そこはよくよく考えられて、泉源がしっかり維持できるように取り組んでいっていただきたいなと思いまして、しっかり取り組んでいただくことをお願いしまして、この質問はこれで終わらせていただきたいなと思います。  そして3つ目です。島崎公園の整備について入らせていただきたいと思います。全員協議会のほうでこの島崎公園の整備については説明がございましたが、整備内容について御質問させていただきたいと思います。  まず、1つ目は、整備方針として宮津湾を感じられる見晴らしのよい公園づくりとしながら、公園の中央に海燕をなぜ残すのか。この経緯をお伺いしたいなと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   今回の整備につきましては、近隣公園の目的は変えず、浜町のにぎわいづくりにあわせて島崎公園をより利用しやすく、親しみを持てる公園として改修するものでございます。これまで11の関係団体等の皆さんと意見交換を行い、さらにパブリックコメントを実施し、計画を策定したものでございます。  また、この計画を策定するに当たりましては、旧大手橋の2分の1スケールモデルのコンクリート橋、それから市民の皆さんからのアイデアでデザインが決定され、著名な芸術家が作者のシンボルモニュメント海燕、そして日本を代表する桜守の方とみやづの町に桜を植える会の皆さんと植樹された紅八重しだれ桜と、この3つの施設につきまして、市民の皆さんの思い入れやアイデアで整備されたものでございまして、島崎公園のシンボル的な施設としてそのまま生かすこととしたというところでございます。こうした中で整備方針を「海香る憩いと賑わいの芝生広場」として全体を計画したということでございます。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   私はこれが最終案と聞いてちょっと愕然としたんです。今ちょっと御答弁いただいて、いろいろな団体の方の思い入れがあるということで、その3つについては残したいと。だからそこの部分は私も否定しません。ただ、あそこの場所にあるのはいかがなものかっていうのが私の見解です。もう少し端のほうに移動を、移設をするべきだと私は思います。例えばあそこの公園のど真ん中に海燕があるっていうの想像すると、本当に使い勝手の悪い公園なるなっていうのが目に浮かぶ。また、例えばあそこ芝生の広場で真ん中にでっかい海燕が残るということで、多分キャッチボールだとかサッカーとかいろんな遊具使って遊ばれると思います。そんときに海燕があったら邪魔にもなりますし、逆に言うたらあそこにボールが当たってボールの跡がついたりとか、じゃあ、そうしたら行政の手法としたらもうここでボールを使わないでくださいねとか、そんなふうになってきて使い勝手の悪い公園になるんちゃうかっていうのが私の懸念するところですし、どうせなら見晴らしの、本当に使い勝手のいいスペースにするためにも、これはどっかに移設をしていく、これを僕は強くお願いも要望もしていきたいと思います。確かにこれに対する財源っていうのは物すごく費用がかかってくると思います。ですが、私は今回、一度工事をして芝生を張ってしまったらもう移設もできなくなりますから、こういった工事を機に起債をしてでも端のほうに移していく、そして使い勝手のいい公園にしていただきたい。これを強く私要望したいと思いますが、御見解があればお伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   議員からはシンボルモニュメント海燕を広場の端へ移設をということで御意見をいただきましたが、このフラット化された芝生広場で子供たちが遊びまして、さまざまなイベントにも活用されるということで、島崎公園というランドマークにもなるのではというふうに思っております。こういった意見につきましては、意見交換会でもございました。確かに坂根議員のおっしゃるように、移設をという御意見もありました。そういった中で私どもとしましては、過去の施設が整備された経緯等も含めまして、今回島崎公園のランドマークにもなるのでは、新たな価値が生まれてくるのではというふうに考えまして、そのままという方針で整備を行っていこうということとしたものでございます。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   ランドマークということであれば、別にその位置にある必要は全くないと思います。ほかの場所に移ってもランドマークとしては残るので、とりあえず真ん中にある必要は私全くないと思いますので、ぜひ端のほうに移設するようにしっかりと考えていただきたいなと思いますので、しっかり考えていただきたいなと要望させていただきたいと思いますので、市長もどうぞよろしくお願いいたします。別に答弁は要らないです、済みません。  じゃあ、次に行きます。海燕に関しては端に移していただきたいっていうのが私の考えでありますし、ただ単に芝生の公園として整備するだけではあんまり意味がないと思っております。やはりこの場所に行ってみたい、行きたいと思ってもらうような魅力づけっていうのが必要であると私思っております。例えば大きな遊具、こういったものを設置したり、例えば海側に階段が数段あって屋外ステージにもなっていく。高校生なんか階段に座って海を眺めたりとか、そういったようなことができるような、そういったちゃんとしたいうか、は必要ないと思うんですけども、そういった簡単なステージ、イベントができるようなステージ、そういったようなものを設置していく、こういったような工夫が必要やと思いますけれども、お考えはございませんか。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   大型遊具や屋外ステージの設置などの工夫をということで御質問をいただきました。意見交換会におきまして子供からお年寄りまで幅広い年代の多くの皆さんが集い、憩える公園として宮津湾を感じる見晴らしのよい公園、そしてイベント開催等、多目的な利用に対する広場空間を確保してほしいというような意見をいただいております。こうしたことから、芝生広場におきましては、大型遊具と海側のステージは設けないこととしておりますが、議員お触れのとおり、ベンチ等、休憩場所は必要というふうに考えておりまして、あずまややベンチについては配置をしてまいりたいというふうに考えております。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。              〔井上市長 自席から答弁〕 ○市長(井上正嗣)   今は遊具の話でしたですけども、先ほどの海燕の移設の強い要望をいただきましたんで、それについて市のほうの今の考え方みたいなとこも少しお伝えしとかないかんのかなと思いますので、よろしくお願いしたいと思いますが。  確かに海燕を移せという強い要望をいただいたんですけども、考えてみればそれは本当に今のお話でもなんですけども、いろんな考え方があると思うんですよね。一つは今おっしゃったような利用する側、あそこは子供たちの触れ合いの場で生き生きとした活動ができるような場にしたいなというふうには思っているんですけれども、それはやっぱり使い方の面からの見方であって、それからもう一つは、やっぱりあそこに相当の、1億円だったかなと思うんですけれども、それだけの金をかけて投じたパブリックアートをどう生かしていくかという観点もやっぱり、今となっては一つのうちの財産になってますので、考えていかなければならないなと思ってます。そういうふうなもう一つのほうのそういうアートとしてのあり方のほうから考えてみますと、かえってあそこを芝生広場にすることによって、今度はよみがえるんではないかなと。今は和風庭園の中のアートですので、なかなかなじみにくいんですけども、逆にまたそういうふうな形にしてよみがえるような例になるんではないかなと。また、シンボルとして今まであそこにずっと置いてきたものという、最初の、当初の置いた意味もありますので、それもやっぱりひとつしっかりと受けとめてあげないかんというふうに思いますので、そういうこともありますし、それからもう一つは、今までそういう例として隣の芝生公園で、大分これも議論があったんですけども、ふれあい広場の中にガラシャの像を置くときにも、そういう非常に今後のことを考えると使いにくいというようなこともありましたけども、今はしっかりと真ん中のほうに落ちついて一定の風情を醸し出してると思いますので、そういうアートとしての役割というのもあると思いますし、それからきっといろんなほかの橋、それから藤右衛門さんの桜と、この3つがお互いに連携して大きく芝生公園をより市民に親しみやすい公園としてよみがえらせるようになるんではないかなというふうに思ってますので、今のところはそういうふうな移していこうというふうな、とは考えてなくて、もしそういうことでちょっとまた置いてみてどうしてもやっぱりぐあいが悪いとなったらまた考えていかないかんようなことなんかもわからんと思いますけども、とりあえずは本当にそういうふうな形で、一歩前へ進めるという形で変えていくということで御理解をいただきたいなと思ってます。よろしくお願いします。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   海燕に関しては多分いろんな議論がもう尽きんと思うんですけれども、アートという考え方でいえば別にあそこにある必要は僕全くないと思うんですけどね。逆に言うたら国道からミップルさんの駐車場へ向けて、汽船乗り場とか、あっち側のほうにシンボルマークとして置いといて、車で来ても国道から来たら真正面に何かあるっていう、そういうシンボルにもなると思いますし、公園にあそこの真ん中にあるっていうのは、僕全く必要ないと思います。全くないと思います。少なくとも僕が聞いてる範囲ではもう大不評です。大不評です。もうぜひ移設っていうのを僕は考えていただきたいなと思います。もう時間がございませんので、もっと聞きたいこといっぱいあるんですけれども、要望とかえさせていただきたいと思います。  これから数点ほどちょっと言わさせていただきます。まず、大型商業施設側のほうに低木っていうのがベンチと一緒に植えられると思うんですけれども、私これ必要ないと思います。やっぱり維持管理っていうようなことを今後考えていくと、そういったもの、高い木で日影をつくるとかやったら僕理解はできるんです。西日とかが当然強くなるので。ですけど、低い木っていうのはある必要全くないですし、これからのメンテナンスを考えていけば、こんなものは必要ないと思いますので、これはもうシンプルにしていただけたらなっていうふうに思っております。  それとあと排水機場と島崎グラウンドの間にあるちょっとした、前ゲートボール場で使っとったとこですね。あそこに芝生を植えていただいておりますけれども、ここに木を3本ほど植える絵が描かれております。これもはっきり言って要りません。あそこのスペースをきっちり確保していただいて、これ少年野球だとかフットサルだとか、あとはサッカー、少年サッカーとかの子供たちのアップといいますか、準備ができるようなスペースにも当然なってきますし、そういったような多目的、グラウンドゴルフの練習とかにも使えるとなると思いますね。何かそういったようなスペースに当然置いておくべきことじゃないかなと思いますし、そこに木を植えるとすごく邪魔になりますので、もし置くところがなければ、須津に市道がありますので、そこの市道沿いに桜を植えていただければそれでも結構でございますので、とりあえずあそこの場所に木を植えるということは、僕は避けていただきたいなっていうふうに思っております。これもちょっと要望させていただきます。  あとグルメ合戦とか、いろいろ今精力的にイベントを開催していただいております。こういったイベントをあそこの芝生の広場でするときに、当然ガスとか水道、電気、こういったようなものが、ガスは持ち込みができますか。水道とか電気、こういったものが必要となりますけれども、そういった設備がちゃんとされるのか。これは全協のほうでも説明いただいておりませんので、そのあたりどのようになるのかお伺いしたいなと思います。 ○議長(松浦登美義)   山根建設部長。 ○建設部長(山根洋行)   この芝生広場のある広い空間でさまざまなイベントが企画、開催されることで、周辺施設も含めたにぎわいの創出になるというふうに思っております。議員お触れのグルメ合戦のイベント等にも十分対応できるように給水設備や電源設備を配置してまいりたいというふうに思っております。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   ちゃんとした設備になってくるんだろうなと思いますので、抜かりなくしっかりとやっていただければなと思います。  最後に、ちょっと申し上げさせていただきたいと思います。住みたい田舎全国1位になったことのある豊後高田市行ってまいりました。ここに中央公園といって、規模は少し大きいですけれども、似たような環境がございます。本当にすばらしい、本当に豊後高田市に住んでみたいなって見た目で思えるような、そんなような環境ができております。私は今回本当にてこ入れをしていただきたいなと思っておりますので、起債してでも輪っかを、輪っかって失礼しました。海燕を移動していただいて、本当に使い勝手のいい公園にしていただきたいなということをお願い申し上げまして、今回の一般質問とさせていただきたいと思います。ありがとうございました。 ○議長(松浦登美義)   ここで約10分間休憩いたします。              (休憩 午後 2時10分)           ────────────────────              (再開 午後 2時20分) ○議長(松浦登美義)   休憩前に引き続き会議を開きます。  次に、長林三代さん。              〔長林議員 発言席から発言〕 ○議員(長林三代)   日本共産党の長林三代でございます。通告に基づきまして、3点お伺いをさせていただきます。  まず初めに、新しい図書館についてお伺いをいたします。  新しい図書館、先日オープンをいたしました。白を基調にしたとても明るくてゆったりとした図書館となりました。随所に閲覧できるよう椅子や机があり、多くの学生が利用をしております。買い物ついでの市民の方も利用をされているようです。これからも宮津市民の図書館として役割を発揮するとともに、市民に愛される図書館、多くの方に利用してもらえる図書館となるよう頑張っていただきたいし、私も大いに協力をしたいと思っております。そこで図書館としての役割をさらに発揮していただくために、数点お伺いをいたします。  図書館には人を育てるという役割があります。市民が文化や教養などを学んだり、興味あるものをさらに研究したり、いろんな情報を収集するなど、市民を育てるという役割があります。そしてまた、市民に利用してもらえる図書館となるように考え、工夫する力を発揮できる職員を育てるという役割もあります。図書館にはこの2つの人を育てるという役割があると思います。では、人を育てるためにどうしたらよいとお考えでしょうか。お伺いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。             〔永濱教育次長 自席から答弁〕 ○教育次長(永濱敏之)   図書館について御質問をいただきました。図書館は地域の知の拠点として、市民の生涯にわたる主体的な学習活動を支え、促進する役割を果たしていかなければならないと考えているところでございます。そのためには図書資料の充実を図ることはもちろんのこと、誰もが利用しやすい環境づくりや利用者の求めに応えるサービスの充実は不可欠であるというふうに考えております。  こうした中、議員からもいろいろとこれまでも御心配でありますとか御懸念の声をいただいてきましたが、11月27日にオープンいたしました本市の新しい図書館は、市民の皆様の関心も高く、初日以来、児童生徒、親子連れ、一般客を問わず、連日多くの利用客でにぎわっております。このにぎわいを広げ、さらに深めていくためには、図書館サービスを支える司書を初めとする職員の果たす役割は大変大きく、図書館職員の育成は重要な課題であると認識しているところであり、日々の図書館職員同士の学び合いに加えまして、国や京都府、団体などが実施しているレファレンス研修など、専門的な研修や多種多様な図書館のニーズに適応していくためのゼネラリストとしての研修、他分野での職場体験、館長等へのマネジメント研修等を進めていく必要があると考えております。今後においても市民のニーズに十分応えていける職員の育成に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   人を育てるためにというところで、大変大きな課題かと思いますけれども、頑張っていただきたいと思っております。昨日の北仲議員の質問でも、読解力など、文章を読み取る力、これが不足していることを子供の学力という点で教育長のほうから指摘をされていましたけれども、こういった本を読むことによって読解力も備わってくるのかなと思いますし、図書館を大いに利用してもらえるよう、職員の皆さんには大いに力を発揮していただきたいと思います。  そこで職員体制についてお伺いをしたいと思います。  新しい図書館となって、朝10時から夜8時まで開館となりました。職員体制、シフトなんかはどのように変わったのかお伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   新しい図書館での職員体制についての御質問でございます。新図書館オープン時の職員体制につきましては、館長司書1名、職員司書1名、嘱託の司書3名、移動図書館車の運転手が1名、臨時職員11名の延べ17名で図書館業務を行っております。勤務体制としては、早番、遅番の2交代を基本として、正職員、嘱託職員、臨時職員でシフトを組んで運営をしております。なお、どの時間帯にも司書を配置し、利用者のレファレンスにも適切に対応できる体制をとっております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   多くの職員の方々を配置されたという点で大変だろうとは思いますけれども、より市民サービスが充実するというところで頑張っていただきたいと思いますけれども、何がどう変わるのかというのを具体的に教えていただければありがたいかなと思うんですけれども、よろしいでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   何がどう変わるのかと。基本的なことでいいますと、今まで図書館の開始時間9時から5時15分というところが、まず開始時間が延びております。10時から8時までということになります。当然それに従事します職員の時間も延びております。大体9時半から8時15分ぐらいまでが一般的に勤務時間というふうになっております。ただ、基本的には図書館の規模も大きくなり、蔵書もふえ、器としては変わりましたが、基本的に図書館司書も初め、市民のそういったニーズに応えていくという姿勢は変わりございません。ただ、いろんなたくさんの人が来ていただくという中で、おのずといろんな求められることも変わってくるのかなということで、それは先ほど申しました職員の育成等も踏まえながら、適切に今後も努めてまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   申しわけなかったです。私の聞き方が悪かったのかもしれませんけれども、図書館サービスとしてどこがどう変わるのかなと思ったんですけれども、従来どおりニーズに応えることという基本は変わらないということなので、これからいろいろとサービスの充実を考えていっていただきたいなと思っております。  私も図書館のほうにお伺いをさせていただいていろいろと見学をさせていただきました。いろんな声を聞かせていただいたんですけれども、図書の本が、大きい本ですね、大判の本は横向けていうんですよね。本来でしたらこう入るところをこう突っ込んであったり、書架に。これはもう前と変わらない、同じということなんですけれども、こういうのって書架の棚の高さを調整すればいいんではないかなと思います。そしてまた、感心した言葉には、農業に関する月刊誌とかもあるなとか、それから前尾記念文庫の本にはかなり古い書物があるなと、読んでみたいなという声も聞いております。しかしながら、スポーツ新聞とか週刊誌がないなとか、福知山の図書館あるのになという声も聞いておりますし、地理とかの専門書も少ないなという、こういった声も聞いております。それからまた、貸し出しとか返却、これは電子読み取りだったら便利なのにと。10冊ですか、借りれるわけですから、こういった便利な方向にまたこれからもいろいろと考えていっていただきたいなと思っております。  こんなような声を踏まえて、今後どのような図書館にしていこうとお考えなのか、ちょっと簡単に御説明していただけたらうれしいですが。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   議員からも御指摘ありましたように、オープン当初、2週間余りたちましたが、いろんな改善点は当然見えてまいりますので、そういったことは適切に対応するとした上で、新しい図書館の目指すべき目標について述べさせていただきます。この目指すべき目標や今後の取り組みの方向性については、宮津市図書館協議会において検討、協議をいただき、新図書館のスタートに向け、新たに宮津市立図書館の基本的運営方針として定めたところでございます。この運営方針に掲げる4つの基本目標として、1つ目には、さまざまな世代に応じた多様な学習機会、サービスの提供に努めながら、子供が本に親しみやすい環境づくりを進めるとした学びと育ちを支える図書館づくり、2つ目には、地域課題や市民生活、ビジネスの課題解決を支援する資料、情報の充実、提供に努め、地域の活力を生み出す取り組みを支援するとした市民の役に立つ図書館づくり、3つ目には、新図書館が子育て支援施設、商業施設、交通拠点等と近接する立地条件を生かし、周辺施設とも連携したにぎわいの場、世代、地域を超えた出会いと交流の場の創出を図るとした出会いのある図書館づくり、4つ目には、ICTの活用や他市町等との連携による利便性の向上など、誰もが利用しやすい環境づくりとサービスの拡充に努めるとした市民が利用しやすい図書館づくりを目指すこととしております。  なお、この運営方針につきましては、時代とともに変化する社会状況や市民のニーズに柔軟に対応することとしまして、必要に応じ見直すこととしております。この新しい図書館が未来を担う子供の育成、市民一人一人のみずからの学びと成長を支えるとともに、ふるさと宮津への愛着や誇りを育み、いつまでも愛される図書館となるよう、今後もさらなるサービスの充実に努めてまいりたいと考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   図書館はまだまだこの間できたばかりですので、非常に殺風景だし、いわば以前からの問題でもありますけれども、外の景色も見えない、海も見えないという声もあります。本を読んでいて疲れた目を癒やすために外も見えないんですから、例えば緑のものを置くとか、心を和ませる何か人形なり何かところどころに配置してはどうかなと思います。ともあれ、新しくスタートした市立図書館ですので、この図書館で勉強した若い方たち、いろんな研究、そして発明をするなど、それぞれの力を発揮できる人に育つことを願っております。また、今後とも意見等も言わせていただきながら、市民の憩いの場となる図書館となることを期待して、この質問を終わらせていただきます。  続きまして、2点目に、ごみ袋の値段についてお伺いをさせていただきます。  ごみ袋が指定となって10年となります。指定以外の袋で出すと収集をしてくれないわけで、ごみ袋はいわば生活必需品であります。にもかかわらず、可燃のごみ袋、黄色い袋ですね。これ大が1袋10枚入り450円もしています。1枚45円です。不燃物を入れるごみ袋、赤い袋も450円。プラとか紙など、資源ごみの袋は実費ですけれども、プラ以外のビニールなどを入れるごみ袋、青色、水色といいますか、あのごみ袋も450円しています。また、指定のごみ袋以外で出すと回収はしてくれません。これらの袋を購入しなければならない市民には大きな負担となっています。宮津市は高いごみ袋を市民に買わせて使用させているわけだということです。  そこでお伺いをいたします。これらのごみ袋の販売収入は年間幾らになるのか。そしてまた、製作費は幾らになるのかお伺いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。             〔村市民部長 自席から答弁〕 ○市民部長(村一彦)   まず、年間のごみ袋販売収入と製作費でございますけれども、販売収入金額、これはごみ収集処分手数料として歳入をいたしておりますけれども、こちらの総額は28年度決算で4,176万4,000円、そうしまして、製作費につきましては、委託業者への保管料あるいは在庫管理料を含めますと2,223万2,000円でございます。以上です。
    ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   それでは、製作費の値段で販売すると、燃やすごみ袋、可燃のごみ袋、黄色いごみ袋の大きい袋、1枚45円の分ですけれども、この値段、実費で幾らになるんでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。 ○市民部長(村一彦)   1枚当たり45円の45リッターの可燃用のごみ袋の場合でしたら、先ほど言いました製作費等ベースで直近でございます。変動はございますが、直近で21円64銭でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   21円ということですね。仕入れの値段でこの金額ですから、2倍ぐらいかな、この値段で販売しているということですね。ごみ袋代金、これ市はどのようにお考えなのか、以前にもお聞きしたと思いますけれども、再度お伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。 ○市民部長(村一彦)   本市では平成18年から有料化を実施しておりますけれども、まずその根底には平成12年の循環型社会形成推進基本法というものが制定をされまして、大量消費、大量廃棄型の社会から、環境負荷の少ない循環型社会への転換に向けまして、この法律の中でいわゆる3R、廃棄物の発生抑制、そして再使用、そして再生利用、こういったものも法規定されたところでございます。これを受けまして、国のほうで廃棄物の減量等を推進するための基本方針というものが平成17年に改定されておるわけですけれども、この中で経済的インセンティブを活用した排出抑制等や排出量に応じた負担の公平化を進めるため、有料化の推進を図るべきというふうにされてございます。これらを踏まえまして、本市におきましても、平成17年の宮津市廃棄物減量等推進審議会からの答申、ここではまず1つには、ごみの減量と資源化の促進、そして2つには、ごみを出す量に応じた排出する方々の間での負担の公平化、それから3つには、現在では年間3.7億、3億7,000万以上になっておるかと思いますけれども、ごみ処理、こちらのごみ処理経費に係ります安定財源の一部確保、これらを目的としましてこの審議会のほうから指定ごみ袋の料金水準、価格の設定も含めてでございますが、有料化という答申をいただいて、現在の有料化を実施しておりまして、それぞれ3つの目的に成果を上げておるものというふうに考えております。以上です。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   ごみの環境負荷とか再生利用というところで法規制されているいうところなんですけれども、では、この1枚45円というごみ袋代金の根拠についてお伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。 ○市民部長(村一彦)   料金水準につきましては、いろいろな考え方がございまして、全国的にも先ほどの45円をベースで考えますと、いわゆる可燃ごみの大袋と言っております。40から45リッターぐらい入りますけれども、こちらのほうの大体全国的な水準では30円台から50円台で設定しておるところが多いというふうに考えておりまして、府内でも京都市同様450円というふうな設定をしております。  これの根拠ということなんですけれども、これにつきましては、審議会のほうからの答申の中でいろんな分析はしておるんですが、料金が高ければ高いほど排出抑制効果あるけれども、一定の限界といいますか、考え方が高ければいいっていうもんではないというような中から、この当時の設定で1日1人当たりの排出量の目標を1.33キログラムというふうに設定しております。この目標を達成するには45リッターで83円が必要であるということを一つの目途にしておりまして、その中で2つ目には当時の一袋当たりのごみ処理経費という観点から考えると、今度一袋175円になるというふうな試算がございます。そうした中で1枚175円というのは、これはまあちょっと高過ぎるというふうな判断に当然なろうかと思いますので、これらに加えて、例えば医療費の自己負担割合が3割というふうなものも目安にして、175円の30%、こうすると今度52円になるというふうな考え方が次にあって、その次に近隣あるいは京都市の50円という、当時議論があったと思います。そして全国的な傾向等も加味して、最終的には45円という水準が設定されたというふうに記述されてございます。以上です。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   いうたらいろんなところを加味して、いろんなところを参考にしながら決定されたというようなことだと思うんですけれども、では、先ほど3つのごみの減量、資源化、そして負担の公平性、公平化、ごみ処理経費に充てるという、この3つのことについておっしゃられましたけれども、ごみの分別については宮津市としてはどのように評価をされているんでしょうかお伺いします。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。 ○市民部長(村一彦)   現在、本市の分別でございますけれども、ごみの排出者の方はもとより、自治会の皆さんへのステーションの管理等も含めまして、お世話になっておりますが、5品種、17品目という分別でございます。これによりまして現在、宮津市清掃工場で焼却をいたします可燃ごみ、それから粗大ごみ処理施設で減量化いたします不燃ごみ、そしてリサイクルセンターで資源化いたします資源ごみ、それぞれ合理的、効率的なごみ処理が可能になるということでございまして、最終的には最終処分場での延命化やあるいは資源の有効活用に極めて大きな役割を果たしているものというふうに考えております。以上です。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   極めて大きな役割を果たされているというふうに評価はされているのかなと思っております。  宮津市、高齢化率40.35%という、こういう本市でありますけれども、高齢の方の中にはプラスチックとかそういったごみの分別がわからないという方が結構いらっしゃいまして、だから青色、水色の袋ですね、あれに入れて、プラの袋には入れずに水色の袋に入れて出すという方、結構いらっしゃいます。そうすれば青色の袋であれば持って帰ってもらえると。プラの袋に間違ってプラでないものが入っていたら持って帰ってもらえないけど、青色だったら何を入れてもいいっていうことはないですけども、ビニール類とかそういうものを入れておけば持って帰ってくれるということなんですね。青色、水色の袋、結構お値段高いですね。1枚45円です。高齢者にもわかりやすい分別の仕方というものを改めて検討することも必要かなと思いますけれども、この点はいかがでしょうかお伺いします。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。 ○市民部長(村一彦)   確かに分別品目としては府内でもかなり多いほうであろうかというふうに思っております。ただ、当初有料化あるいは平成10年代には既に分別収集ということを始めておりました中で、徐々に浸透は図られてきておるなというふうに考えてございます。そうした中で、御高齢の方等が定着した方については確かにそう困難な分別はないかと思いますが、まだまだ定着がされてないという方につきましては、引き続き啓発あるいは個別指導に、あるいはお求めに応じてこちらのほうから出張講座等でそれぞれ御説明をさせていただく。個別にお問い合わせが非常に多々ありますし、また自治会単位でも分別について講習会開いてほしいというふうなお問い合わせもありますので、そういった機会を設けて積極的に啓発させていただきたいというふうに考えております。以上です。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   いろいろとお伺いをさせていただきましたけれども、先ほどおっしゃられましたごみの減量、資源化、そして負担の公平化、ごみ処理経費に充当させるという、この3点なんですけれども、ごみの減量化、資源化についてはほぼ達成できているのではないかなと私は思います。ごみ処理負担の公平性、これもいったらごみを多く出す人はごみ袋を多く買うんですから、これも公平ではないかなと私は思います。今、社会的にも年金の削減やら医療・介護、利用料、こういったもの非常に負担が多くなってきておりまして、ごみ袋の有料化というのは市民にとって大きな負担になっています。今後、来年、再来年ですか、消費税の増税も、増税をする動きというのも出てきております。さらには先ほどおっしゃられましたごみ袋の値段ですけれども、値段についてはいろんな方面で加味して決定されたようですけれども、いわばこれ市が決めることですよね。この今の値段にしなくてもいいのではないかと私は思います。実費になるように、実費とするように検討されてはどうかなと思っております。ごみ処理経費の確保については、ごみ処理は行政サービスの一つですよね。行政はサービスをするために市税等を集めておられるわけです。自治体は徴収した税金でいろんなサービスするのを、これが当たり前ですよ。したがって、徴収された税金の中にごみの処理経費も含まれているわけです。これを実費で販売せずに2倍以上の値段で販売をされているというところでは、税金の二重取りではないかと私は思います。今、宮津市のほうが借金が大きくて大変だとおっしゃっていますけれども、し尿処理場とか火葬場とか市の庁舎とか、まだまだ課題、こういうものを抱えておられますけれども、しかし市民生活というのはもっともっと切実なんです。暮らしに寄り添う行政であるべきではないかと私は考えます。所得の多い人も少ない人も関係する生活必需品であるごみ袋、ごみ袋の料金、これは実費するべきであるということを申し上げたいと思いますが、これについていかがでしょうか、再度お伺いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   村市民部長。 ○市民部長(村一彦)   議員のほうからはごみ袋、指定ごみ袋の今一部有料化の部分を実費にと、あるいは現在の有料化は税金の二重取りではないかというふうな御発言もございましたけれども、まずごみ袋の収入につきましては、先ほども申し上げましたけれども、ごみ収集処分手数料として受益者でございますごみの排出者からの手数料として、自治法の規定に基づき条例を設定し、価格を設定をして徴収をさせていただいているものでございます。まず、自治法上のこの種の手数料の徴収につきましては、金額設定も含めましてあくまで任意ではございますけれども、あくまでごみ袋の有料化というものにつきましては、ごみの減量化やあるいは再資源化はもとよりでございますけれども、処理経費やそれに施設の延命化に加えまして、これも先ほど来申し上げましたように、環境負荷の少ない循環型社会の構築に向けた施策の一環でございます。こうしたことから、大局的にはということになるかもしれませんけれども、市民生活あるいは市民の健康、暮らしに寄与するものというふうに考えておりまして、現時点では実費にというふうなことを検討する予定はございません。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   それでは最後に、学校給食についてお伺いをさせていただきます。  冬温かく、春心豊かに色明るく、夏涼しくて、秋色香りをつけるべし。これは調理の心得だそうです。温かいものを温かく、冷たいものは冷たいままに、色あるものは色鮮やかに、香りは逃さず、水気あるものは乾かすことのないように。この調理の基本を現実に実行しているのが、今小学校で給食をつくっている調理員さんたちです。配膳は子供たちが給食をとりにくる10分前に出されるそうです。子供たちの心や体の成長を理解し、学校ごとの取り組みや行事に合わせて調理をする。これが自校給食のよさの一つでもあります。そんな自校給食をやめて強行しようとしている給食センター化についてお伺いをいたします。  まず初めに、地産地消の野菜や魚、小売店からの食材等の調達のネットワークについて、その後の進捗状況をお伺いする予定でありましたけれども、きょう午前中に河原議員から詳しく質問をされましたので、これは省略をさせていただきたいと思います。  次に、給食の献立、これは宮津市の栄養士さんがつくられるということですけれども、この献立どおりハーベストさんはつくれるのかという点です。現在、宮津の学校給食ではアカモクやオリーブオイルなど、各地域の特産品を取り入れた献立が提供されていると聞いております。このような特産品を取り入れた給食、これを献立どおりつくれるのか、まずお伺いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   ハーベストでこちらの指示どおりメニューができるのかという御質問でございました。学校給食の献立は栄養教諭が作成するもので、この献立と栄養教諭の調理指示に基づき、受託者でありますハーベスト株式会社が調理業務を行うものでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   学校では何年生、例えば6年生なら6年生、5年生なら5年生の畑というものがあるんだそうですね。この畑でとれた季節の野菜などを利用したおかずが一品多く給食で提供されるというふうに伺っております。例えば宮津小学校の4年生。4年生たちは宮村に畑を借りて大豆をつくっているというふうに聞きました。この大豆でみそや豆腐をつくって給食に利用するというふうにしているそうです。また、吉津小学校では食べごろになった柿を教頭先生がぼって、そして調理員さんたちが丁寧に洗って、皮をむいて切って給食に提供して、子供たちに食べてもらうと。こういうふうにお聞きしましたし、またある学校ではお魚をさばいて、子供たちがさばいて、そしておだんごをつくって、それを給食に出して全校で食べると。それからアカモク、乾燥アカモクですね。このアカモクの掃除というのは非常に大変だということを私もあちこちでお聞きしておりますけれども、この掃除を子供たちがして、その特産品、アカモクという特産品の勉強もしながら、そしてそれを給食に出してもらう、提供してもらう、こういった学校もあると。いろんな特色を生かした学校教育がされているんだなというふうにお聞きをしたところでございます。これが宮津市の自校給食のすばらしいところではないかなと。調理員さんたちは臨機応変にその対応をされているんですね。では、ハーベストではそういった対応をしていただけるんでしょうかお伺いをします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   議員も言われましたように、今現在、各地域の特産物を活用した給食等が行われておるというのは、実態として承知をしております。今後はそういった各地域の特産物を地域全体、宮津市の特産物としてそれぞれ食育の観点も含めながら、子供たちに理解をしていただき、食してもらうというふうなことも取り組みも今後もできるかなと思っておりますし、特別そういった学校でつくったものも給食のほうに加えるといったような取り組みも、ほかの地域でもされておると、センター化等してもされておるということございますんで、そういったことも検討してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   今後、検討していくと。学校でつくったものもセンター化になっても給食として取り組むことも検討していくというふうなことをおっしゃられたと思うんですけれども、各学校でつくっておられるものっていうのは量がしれてますよね。そんなものをセンターでどうやって全ての学校に配食するのか。あるいは例えば吉津小学校なら吉津小学校の分だけつくられるのか、そこら辺はちょっとどのようにお考えなのかお伺いします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   小規模の学校でつくられた食材を全ての学校ということは現実的には難しいかと思います。そのやり方はさまざまあろうかと思いますので、それは検討ということで答えさせていただきます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   検討するということですので、それでは、先ほど私が申し上げましたような、子供たちが育てた食材、地域の食材を利用して食を育てる教育、これが今後検討してやっていくというような初めの御答弁だったんですけれども、こういった結構手が要るんですよね。例えば柿の皮をむくるにしても、結構1個ずつむくらないといけないし、いろいろと手が込んだもの、そういったものについてハーベストさんにとっては、いったら時間のかかる、手間のかかる割の合わないものだと思うんですけれども、こういったことも手づくり給食をするとおっしゃるんですから、できるということなんでしょうね。お伺いをしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   繰り返し、冒頭でもお答えさせていただきました。学校給食の献立は栄養教諭が作成するもので、この献立と栄養教諭の調理指示に基づき、受託者であるハーベスト株式会社が調理業務を行うものでございます。言われましたように、柿を子供たちに食べさすという献立ができれば、それをハーベストに指示をし、子供に提供するということでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   献立の中に、ちょっと細かいことを申し上げて大変申しわけないかもしれませんけれども、ゴボウの炊き込み御飯というのがあるんだそうです。私も知らなかったんですけれども、ゴボウなどの根菜類というのは当然土の中で育ちますから、土壌菌というのがあって、これは食中毒の原因となるボツリヌス菌とか、そういうのがいろいろあるんだそうですね。ですから、文科省は根菜類の指導を徹底しているとお聞きしました。よそから買うきれいなゴボウというのは、もちろん調理師さんたちきれいに洗われているようですけれども、最近そのよそから買うゴボウというのは農薬とか化学肥料とかがふんだんに使われていて、土壌菌そのものがいないと聞きます。しかし、そんな農薬たっぷりのものを子供たちに提供できるかと。子供たちの体にとっては大変よくないと私は思います。ゴボウの炊き込み御飯に使われるゴボウは、宮津の日ヶ谷ゴボウ、特産品ですよね。この日ヶ谷ゴボウが使われているそうです。ゴボウを掘るのが大変で、五、六十センチ掘らないといけないそうなんですけれども、日ヶ谷では子供たちに提供するゴボウというのは有機栽培で育てているということなんです。形が悪くて非常に手間もかかるんですけれども、意識してそのようなものを、子供たちの体にいいものをつくられていると。私これ聞いて、愛情が大変注がれていると思いました。こうして届けられた日ヶ谷ゴボウを調理師さんたちが丁寧に調理していくわけです。何回も何回も洗って処理をしてから調理をするそうです。ハーベストさんではこの手間のかかる、割の合わない調理、これができるんでしょうか。お伺いします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   このことについては今まで何度もこの場で言わせていただいております。今まで学校が調達していた食材を、今回方式として私ども教育委員会が調達するということに変わりありますが、基本的に食材を選ぶのは教育委員会が責任を持ってすることでございます。ハーベストさんが独自に地域外のものを選ぶとかいうふうなことはない。あくまでも食材は私どもが選択し、今まで日ヶ谷ゴボウを使っておるのであれば基本的にそれを引き続き使うという考えでございます。これは午前中に河原議員の質問にも答えさせていただきました。基本的には地元産をまず第一に考えて使っていくという考えは変わりございません。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   選ぶのは教育委員会さんです。確かにそのとおりです。しかしながら、調理をするのはハーベストさんです。1,300食のたくさんの食事を一度につくるわけですから、配送時間に間に合わなかったら大変だということで、一生懸命つくられるわけですよね。これ時間に間に合わなかったら大変ですから、そういう約束ですから。ですから、つくるのにどのようにつくられるのかなと、いろいろ私も想像をするわけです。そうしましたら、10時半ですかね、それまでにつくり終えなければならないというところで、例えばきれいに洗ったものを持ってきてくださいと。もしかしたらハーベストさんがそのようにおっしゃられるのではないかなと、このように思うわけです。あるいは前日までに持ってきてくださいと言われるかもしれませんけれども、そういう点、何かお聞きされているんでしょうかお伺いいたします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   食材の納入についてでございます。基本的に当日ないし場合によっては前日ということもあろうかと思います。ただ、これについてはずっと議員が推奨されております自校給食と何ら変わることはございません。調理までに納入いただいて、それを適切に調理するということに変わりはございません。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   自校と何ら変わりはないとおっしゃいますけれども、自校給食では土のついたゴボウが来るわけですね。それを丁寧に洗われているわけです、調理師さんたちが。今までどおりであるならば手が込んだ調理、そういったものをハーベストさんするのかなと思ったわけですけれども、ハーベストさんにとっては割の合わない献立、例えば先ほど言いましたゴボウの炊き込み御飯ですね。このようなものは徐々にハーベストさんのつくりやすい献立に市のほうが変更していくんじゃないかなと、このように思うわけですけれども、そういったことはないんでしょうか、いかがでしょうか。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   3回目の答えになります。あくまでもメニューは市がつくります。当然それに見合った委託料を払うということになりますが、基本的にはハーベストがこれをつくりたいからこれにしてくれということを聞くということはあり得ないということでございます。別に自校給食だから土のついたゴボウをわざに入れておるということはございません。これも河原議員の質問に3月も今回も答えさせていただきましたが、基本的には従来と同じ形状、例えば真っすぐした野菜でないとだめということではないよと、今までとその部分については変わりないということをお答えさせていただきました。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   それでは、協定書の部分でちょっとお伺いをさせていただきたいと思います。協定書の中に食育活動方針という欄がございまして、児童生徒が日々の給食の残食を減らすための新たな取り組みとありますけれども、これハーベストさんからの提案と書いてあります。新たな取り組みとはどのようなものか、具体的にお聞きされていると思うんですけれども、お伺いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   残食を減らすための取り組みについてでございます。ハーベストさんから実際の提案がございましたが、あくまでもこういった取り組みも市が判断をし、それを推奨すべきという判断のもとでしていくということを前もって言わせていただきます。そうした中で、例えばこれまではしておりませんでしたが、栄養士と調理員が児童生徒と一緒に給食を食べたり、子供たちの声を交換日記として現場の調理員に届ける取り組みでありますとか、残食量を学校ごとにはかってデータ化するなど、それを献立の改善につなげていくといったようなこともしております。また、これは小さな子供に向けてということでございますが、例えば星形にくりぬいたニンジンをまぜてラッキーニンジンを探すというようなことで、給食そのものが楽しみになるような取り組みも検討していくということでございます。さらに調理風景でありますとか、地元の生産者が食材をつくられる過程を紹介するDVDを作成し、生産者や調理員への感謝の気持ちを育むなど、学校での食育活動に役立てるよう取り組むと。そういったことも検討していくということでございます。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   ハーベストさんはいろいろ残食を減らすための取り組みとしていろいろと考えておられるようですけれども、市と一緒になって考えていくんだろうとは思いますけれども、では、これ残食どの程度まで減らすことを目標にされているのかはお聞きされていますか。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   具体的にどんだけの割合でということは持っておりません。残食を減らすということは当然調理する側としてのハーベストも責任の一端があるかもしれませんが、基本的には食育も含めて教育委員会として学校と一緒になってそういったこと、残食を減らすような取り組みを進めていくというのが第一義でございます。よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   今の小学校の自校給食の残食、残菜、それが一体どのぐらいあるのかというのを御存じかなと思うわけなんですけれども、各学校の調理師さんたち、残食を少なくする、なくすためにいろいろと取り組みをされています。残食を計量して、それから記録したり、反省して今後に生かす、そういった取り組みなんですけれども、今の残食の量というのはほとんどないというふうに聞いております。例えばこの日は残食が700グラムであったとか、この日は2キロあったとか、そういうふうに一覧にしてすぐわかるように記入をされてるように聞いております。700グラムといってもぴんとこないかもしれませんけれども、御飯茶わん、御飯茶わんですね。あれ1杯が250グラムです。ですから、700グラムといったら御飯茶わんに3杯弱、2キロといえば8杯ぐらいですかね。なんですけれども、これ宮津小学校の530食ですかね。そこのうちの700グラムが残食であるということなんです。本当にわずかなんですね。これなぜですかと。本当にわずかだけどなぜですかとお聞きしますと、給食を誰がつくっているのか、子供たちはみんな知っていると。それとおいしいからですよって、そういう答えが返ってくるんです。これ本当に自信を持っておっしゃっていると思うんです。そしてまた、今の子供たち、自分の体は自分で守るという、こういう教育を受けておられるそうですね。体調不良の子は給食を残すし、絶対残してはいけないという指導はしていないと。自分が自分の体を管理する指導をしているということなんです。残食を減らすというハーベストさんの提案ですけれども、これで子供たち自分の体調管理が自分でできるのかなと非常に心配をするわけなんですけれども、今後市のほうからいろいろと検討もされると思いますので、期待をしたいと思います。  次に、食材が高騰したときにはどのような対応をされるのかということについてお伺いをしたいと思います。冬場とか雪が多いときには、そしてまた災害があったときなんかは野菜の値段が結構高くなります。こんなときに学校では給食費の増額を抑えるためにいろいろと努力をされているとお聞きしました。例えば地域の皆さんに呼びかけて家庭菜園の余っている野菜ありませんかと、また農家の方にも提供してもらえるお野菜とかいろんなもの学校に持ってきてくれませんか、こういうふうに呼びかけられているんですね。ですから、ミカンをどさっと持ってきてくれたり、それからいろんな野菜持ってきてくれたりするそうです。これも少量だからこそ今の学校規模で十分賄えると思うんです。地域が子供たちを育てている、これも大きな声で言えるわけです。これも学校が地域に根差しているからこそ、小規模な自校給食だからこそできることであって、これがセンターで1,300人分、この食材となるとなかなか不可能になるわけですけれども、食材が高騰したときには市としてはどのような対応をされるのかお伺いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   例えば食材が高騰した場合、必要なカロリーや栄養量などを確保した上で、例えばホウレンソウをコマツナに変更するなどの工夫をして対応をしております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   ホウレンソウをコマツナに変更して対応すると、1,300人あくまでも一気につくってしまうというふうに捉えましたけれども、地域の方たちの協力はもう要らないのかなと非常に不安になってくるわけです。  次に、異物混入やアレルギーなどの非常時にはどのような対応をするのか。今までの御答弁でも全ての責任は宮津市にあるとおっしゃっていましたので、そこで危機管理についてお伺いをしたいと思います。  先月、与謝野町の給食センターで異物が混入するという事件がありました。これは御飯のアルミのふた、これを外してから御飯を攪拌機に入れるべきところを間違って鍋ぶたごと入れて攪拌したということでした。すぐに気がついてこのふたを取り除いたということでしたけれども、市場小学校の女の子2人の御飯に1ミリ掛ける2センチ、この大きさの削りかすが入っていたということでした。めったにないとはいえ、人為的ミスで起きたあってはならない事故だと思います。幸いにも健康被害はなくてよかったのですが、ついうっかりでは済まされない重大事故であります。宮津市としてはこういった事故に対してどのような対応をするのかお伺いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   永濱教育次長。 ○教育次長(永濱敏之)   異物混入も含めたこういった事故に関する御質問でございます。まず、こういったことは未然防止が大前提でございます。ただこれは自校方式であろうとセンター方式であろうと、可能性としてはゼロにはなりません。そういった中で万一異物混入等の非常事態が発生した場合は、まず給食を一時ストップさせ、安全確認や原因究明など必要な措置を講じるということとなります。いずれにせよ異物混入、食中毒、食物アレルギー事故対応を含めて、詳細な対応を定めるため、センター給食開始までに詳細な危機管理マニュアルを作成し、対応してまいりたいというふうに考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   長林三代さん。 ○議員(長林三代)   そうですね、確かに事故は自校であろうがセンターであろうが起こるべくして起こるものということは、確かに言えると思います。しかし、与謝野町の場合こちらではないですけれども、鍋のふたを取り除いたときによく検査をすれば、例えばふたがちょっと欠けていたとか何かなっていれば、異物が混入しているかどうかわかったはずなんですよね。これアルミなんで喉とかおなかに刺さったら大変なことになってしまいます。与謝野町の対応としては、各家庭全戸に電話をして、そしておなかが痛くないかとか健康被害がないかとか問い合わせをして、おわびをされたそうです。全部で120件ほどあったそうなんですね。そしてこの日の夕方の6時には緊急の保護者会を開いて、改めて説明とおわびをされたと。そしてまた翌日には謝罪文を、お手紙を出したということでした。お勤めがあったりしてこの事件、事故を知らずに、この学校からのお便りを見てびっくりしたという保護者の方もいらっしゃったようです。緊急の保護者会ですけれども、大勢の方が来られたと思います。そもそも異物混入自体あってはならない話で、被害がなかったからよかったものの、非常に危機管理がなってないと与謝野町の保護者の方たちは憤っていたそうです。多くの意見が出たそうです。命にかかわる大きな問題ですからね。  いろんな問題、これからも自校であろうがセンターであろうが起こると思います。しかしながら、子供たちは教室だけでなくていろんなところで影響を受けながら心も体も大きく成長していくわけです。調理師はその子供たちのために頑張っているわけです。子供と調理師の信頼関係、これがあるからこそ今後事故が未然に防げると、防げる事故は防げると思います。  最後に、学校給食を心配する親と市民の会のことについて少々言わせていただきたいと思います。この会ですけれども、なぜ親の私らに話さずに勝手に決めていったのかと、こういう疑問から発足をされたそうです。宮小の建てかえに伴って宮小に給食室をつくって、中学校に持っていけるようにと初めは宮津市も考えられたと思うんですよ。しかし、国交省が給食を運ぶと工場扱いとなって、宮小周辺は住宅専用区域のためにできないということでありましたので、ことしの3月ですかね、説明会のときに親子給食は京都府のハードルが高い。半径200メートルの全戸から判こをもらわないといけないというようなことをおっしゃられて断念したということなんですけれども、あるお母さん、真剣なお母さんですね。福岡県中間市では平成26年の9月から小学校から4つの中学校に給食を運んでいると、インターネットで見つけられまして、この福岡県と中間市が一緒になって国交省に申請に行って、これが可能となったものらしいです。平成27年の12月には国交省は全国に特例を認める通達を出しています。中間市は宮津と同じ住宅専用区域にその学校があったわけですね。だけども判こももらわずに学校でつくったものを違う学校に運んでいるということなんですね。何で宮津市ではできなかったのかと、こういった疑問点、たくさんの疑問、何でとかどうしてとか、そういったものがお母さん方、保護者の方の中にはたくさんあるんです。京都府のほうのハードルが高いというようなことで、福岡県の中間市ではよかったけれども、宮津市では無理なんだよというようなこともおっしゃられたそうですけれども、しかしながら、長岡京市では中学校からほかの中学校に配食をすると。これ来年か再来年に実施するそうです。八幡市でも実行すると、実行していると。向日市でも1つの中学校からほかの2校に配食することを来年、再来年から実施するということ決められていますし、同じ京都府でなぜできないのかと、疑問の声もたくさんあります。会のほうでは署名活動に取り組んでおりまして、今350筆ほど集まっています。宮津のよさを残してもらおうと頑張っているわけですね。会の方は市長や教育長は子供の幸せどう考えているのかとおっしゃっておられました。この点について最後に教育長にお伺いいたします。 ○議長(松浦登美義)   長林さんの持ち時間は既に終了しておりますので、以上で一般質問を終了いたしたいと思います。  以上で通告による一般質問は全て終了いたしました。  これで一般質問を終結いたします。  以上で本日の日程は全て終了いたしました。  次回本会議は、あす午前10時に開きます。  本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。              (散会 午後 3時21分)...