宮津市議会 2016-03-29
平成28年第 1回定例会〔3月定例会〕(第6日 3月29日)
平成28年第 1回定例会〔3月定例会〕(第6日 3月29日)
平成28年
宮津市議会定例会議事速記録 第6号
第1回
平成28年3月29日(火) 午前10時00分 開議
◎出席議員(16名)
長 林 三 代 宇都宮 綾 福 井 康 喜
松 浦 登美義 松 本 隆 河 原 末 彦
北 仲 篤 中 島 武 文 城 﨑 雅 文
星 野 和 彦 谷 口 喜 弘 安 達 稔
德 本 良 孝 小 林 宣 明 坂 根 栄 六
嶋 田 茂 雄
◎欠席議員 な し
◎
議会事務局
事務局長 上 山 栄 一 事務局次長 中 村 明 昌
議事調査係長 河 原 亜紀子
│議第35号 │美しく豊かな阿蘇海をつくり未来につなぐ条例の制定について
│原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第36
号 │宮津市市税条例の一部改正について
│原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第37
号 │宮津市
行政財産使用料条例の一部改正について
│原案可決 │
└───────┴─────────────────────────────┴──────┘
------------------------
平成28年3月8日
議長 松 浦 登美義 様
産業建設福祉委員会
委員長 城 﨑 雅 文
委 員 会 審 査 結 果 報 告 書
本
委員会付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したから、会議規則第110条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────────┬──────┐
│事件番号 │件 名 │審査結果 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第38
号 │宮津市
指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一
│原案可決 │
│ │部改正について
│ │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第39
号 │宮津市
消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の
制定 │原案可決 │
│ │について
│ │
└───────┴─────────────────────────────┴──────┘
------------------------
平成28年3月23日
議長 松 浦 登美義 様
予算決算委員会
委員長 小 林 宣 明
委 員 会 審 査 結 果 報 告 書
本
委員会付託の事件は、審査の結果、下記のとおり決定したから、会議規則第110条の規定により報告します。
記
┌───────┬─────────────────────────────┬──────┐
│事件番号 │件 名 │審査結果 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 1
号 │平成28年度宮津市
一般会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 2
号 │平成28年度宮津市
土地建物造成事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 3
号 │平成28年度宮津市
国民健康保険事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 4
号 │平成28年度宮津市
後期高齢者医療特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 5
号 │平成28年度宮津市
介護保険事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 6
号 │平成28年度宮津市
介護予防支援事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 7
号 │平成28年度宮津市
簡易水道事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 8
号 │平成28年度宮津市
下水道事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第 9
号 │平成28年度宮津市休日
応急診療所事業特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第10
号 │平成28年度宮津市
上宮津財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第11
号 │平成28年度宮津市由良財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第12
号 │平成28年度宮津市栗田財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第13
号 │平成28年度宮津市吉津財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第14
号 │平成28年度宮津市世屋財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第15
号 │平成28年度宮津市養老財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第16
号 │平成28年度宮津市
日ヶ谷財産区
特別会計予算 │原案可決 │
├───────┼─────────────────────────────┼──────┤
│議第17
号 │平成28年度宮津市
水道事業会計予算 │原案可決 │
└───────┴─────────────────────────────┴──────┘
------------------------
(開議 午前10時00分)
○議長(
松浦登美義) おはようございます。
ただいまから本日の会議を開きます。
日程第1「諸報告」であります。
監査委員から、地方自治法第199条第9項の規定に基づく平成27年度定期監査結果報告書が提出されており、写しを配付しておりますのでごらんおきを願います。
────────────────────
○議長(
松浦登美義) 日程第2 議第21号、議第22号、議第24号から議第29号まで、議第31号、議第32号及び議第34号から議第37号までの14件を一括して議題といたします。
委員長の報告を願います。
総務文教委員長 北仲 篤さん。
〔
北仲総務文教委員長 登壇〕
○
総務文教委員長(北仲 篤) ただいま議題となりました議第21号、議第22号、議第24号から議第29号、議第31号、議第32号及び議第34号から議第37号の14件につきまして、一括して審査の経過と結果を御報告申し上げます。
当委員会は、去る3月8日に委員会を開催し、所管の室長等の出席を求め、審査を行いました。
初めに、議第21号 宮津市
過疎地域自立促進計画を定めることについてであります。
計画期間は平成28年度から平成32年度までとし、京都府の
過疎地域自立促進方針や各分野における事業進捗、社会環境の変化を踏まえ、
みやづビジョン2011、宮津市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略を積極的に推進していくものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第22号 小田辺地に係る
公共的施設総合整備計画を定めることについてであります。
上水道事業との統合に備えるために計画を策定し、
飲用水供給施設の整備を行うものか。また、平成28年度に事業を実施することが有利なのかとの質疑があり、
簡易水道事業における
飲用水供給施設の整備費に有利な財源である
辺地対策事業債を充てるために必要な計画を定めるもの。平成29年度以降の水道事業との経営統合後では、
辺地対策事業債が使えなくなることもあり、平成28年度中に経営統合に備え事業実施しようとするものであるとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第24号 宮津市
行政不服審査会条例の制定について及び議第25号
行政不服審査法及び
行政不服審査法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律の施行に伴う関係条例の整備等についてであります。
行政不服審査法関連三法により、
不服申し立てについて抜本的な制度見直しがなされ、本年4月の施行となることから、法律で定める手続に対応するための規定整備を行うものであります。採決の結果、いずれも全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第26号 宮津市一般職の
任期付職員の採用に関する条例の制定についてであります。
なぜ、今この条例を制定する必要があるのかとの質疑があり、今後の市政運営上必要になる場合に備え、あらかじめ条例整備を行うものとの答弁がありました。
近隣市町での
任期つき職員の採用事例はとの質疑があり、舞鶴市では
認定こども園創設時の保育士増員、京丹後市では防災監や一級建築士、伊根町では
観光業務推進専任職員等の採用事例があるとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第27号 宮津市職員の退職管理に関する条例の制定についてであります。
元職員による現職職員への
働きかけ等が禁止される中で、法律で規定する職員のほかに同様の規制を適用する職員を定めるとともに、規制の対象となる
営利企業等に就職した場合の届け出を義務づけるものであります。
他市でこの条例を制定しているところはとの質疑があり、法律改正で可能になり、実施する場合には条例で定めることになったもので、福知山市、綾部市、亀岡市、南丹市が議案を上程しているとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第28号 宮津市人事行政の運営等の状況の公表に関する条例の一部改正についてであります。
人事行政の運営等の状況について、任命権者が市長に報告しなければならない事項に、職員の人事評価の状況、職員の休業に関する状況、職員の退職管理の状況を新たに追加するなど、所要の改正を行うものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第29号 宮津市職員の分限に関する条例の一部改正についてであります。
分限処分として職員を降任・免職、降給する場合の事由、手続等の規定を整備するものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第31号 宮津市の特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正についてであります。
平成28年度の事業執行に向け、委員会等を新たに設置することに伴い、その報酬の額を定めるものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第32号 宮津市
実費弁償条例の一部改正についてであります。
農業委員会等に関する法律の改正に伴い所要の改正を行うものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第34号 宮津市
消防団員等公務災害補償条例の一部改正についてであります。
上位法令の改正に伴い、所要の改正を行うものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第35号 美しく豊かな阿蘇海をつくり未来につなぐ条例の制定についてであります。
平成27年3月に策定された
阿蘇海流域ビジョンに関係市町に対する法令整備が盛り込まれたこともあり、今回、与謝野町と協調して、市民・事業者・行政等の行動規範となる条例を制定するものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第36号 宮津市市税条例の一部改正についてであります。
市民税等の減免申請書における個人番号の記載を不要とするものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第37号 宮津市
行政財産使用料条例の一部改正についてであります。
電光掲示板を設置する場合、ハードは無償貸与にして広告収入を得る方法もあるが、検討しないのかとの質疑があり、ハード、ソフトとも企業等に設置してもらうほうが行政財産の
目的外使用料を入札で決定することにもなり、
財産収入確保の点では有効と考えているとの答弁がありました。
電光掲示板の設置により周辺の住民生活や景観に悪影響を与える場合があるかもしれないが、全て業者任せかとの質疑があり、この条例は、あくまでも行政財産の
目的外使用許可を出す場合の使用料等を定めたもの。設置申請に対して、本来の行政目的や景観等を考慮し、宮津市が設置許可について判断するものであり、業者任せになるものではないとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(
松浦登美義) ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑に入ります。
御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
一括して、討論に入ります。
反対、その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第21号、議第22号、議第24号から議第29号まで、議第31号、議第32号及び議第34号から議第37号までの14件を一括して採決いたします。
14件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。14件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○議長(
松浦登美義) 起立全員であります。14件は、
委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
○議長(
松浦登美義) 日程第3 議第38号及び議第39号の2件を一括して議題といたします。
委員長の報告を願います。
産業建設福祉委員長、城﨑雅文さん。
〔城﨑産業建設福祉委員長 登壇〕
○産業建設福祉委員長(城﨑雅文) ただいま議題となりました議第38号及び議第39号の2件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
当委員会は去る3月8日に委員会を開催し、所管の室長等の出席を求め審査を行いました。
初めに、議第38号 宮津市
指定地域密着型サービスに関する基準を定める条例の一部改正についてであります。
本条例は、地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の公布に伴う介護保険法の改正により、定員18名以下の小規模な通所介護事業所が平成28年4月1日から地域密着型サービスに移行されることから、介護サービスの提供に関する記録の保存期間(5年間)を定めた条項に、新たに地域密着型通所介護及び療養通所介護を追加規定するものであります。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第39号 宮津市
消費生活センターの組織及び運営等に関する条例の制定についてであります。
本条例は、消費者安全法が平成26年6月に改正され、平成28年4月1日から施行されることに伴い、
消費生活センターを設置する市町村は、同センターの組織及び運営に関する事項等について条例で定めることとされたことから、本条例を制定するものであります。
消費生活センターへの主な相談内容は。また、相談体制はとの質疑があり、相談内容はさまざまだが、インターネットのプロバイダー契約の変更など、通信サービスに関することが全体の22%で一番多い内容となっている。体制は、相談員2名が配置され、その内の1名は国の試験に合格した消費生活専門相談員であるとの答弁がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(
松浦登美義) ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑に入ります。
御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
一括して、討論に入ります。
反対、その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第38号及び議第39号の2件を一括して採決いたします。
2件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。2件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○議長(
松浦登美義) 起立全員であります。2件は、
委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
○議長(
松浦登美義) 日程第4 議第1号を議題といたします。
委員長の報告を願います。
予算決算委員長、小林宣明さん。
〔小林予算決算委員長 登壇〕
○予算決算委員長(小林宣明) ただいま議題となりました議第1号 平成28年度宮津市
一般会計予算につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
総務文教・産業建設福祉各分科会での質疑、自由討議を経て、3月23日に本委員会を開催し、審査を行いました。総務文教分科会委員長から、魅力あるまち“みやづ”にUIJターン推進事業において、定住支援空き家等改修補助の額を綾部市と同額に引き上げるとともに、本市においては、対象地域と対象年齢に制限を設けず、より広い層を受け入れ、転入者の増加を目指したいとの報告がありました。
報告に対し、京都府北部で綾部市に次いで宮津市がUIJターンの受け入れが多く成果を上げている。この年齢層を見ても、生産年齢人口の方が転入してこられている状況の中で対象年齢に制限を設けず幅広い層を受け入れるべきで、枠を設けるべきではないとする意見が分科会であったのかとの質疑があり、現状を踏まえて定住者をふやすにはどういう方法を考えているのかとの質疑に対し、年齢層に制限を設けず、より転入者の増加を目指したいという答弁で、具体的に何歳から何歳までという深い議論ではなく、枠は設けませんという答弁であったとの報告がありました。
自由討議において、幅広い層を受け入れていくということであるが、幅広い年齢層でなく、生産年齢人口に近い層に絞って定住促進を促す諸制度を整備すべきとの意見がありました。
生活保護給付事業について、昨年より1,000万円ほど予算が減っているが、これに対して質疑等はあったのかとの質疑があり、一時期重篤な入院患者が多い時期があったが、現在はなく、入院費等が減少したことによるものであるとの答弁がありました。
宮津湾にぎわいづくり促進事業について、平成27年度3月補正で750万円を減額し、平成28年度当初予算で1,130万円が計上されている。昨年度も駅トイレ改修事業で同様の事態があったと思うが説明をとの質疑があり、マネジメント不足による結果であり申しわけなく思っている。船舶を揚げおろしする施設であり、市町村事業としては極めてまれな工事である。施設を使用しない冬季での工事となるため事務手続の着手が遅かったこと、工事決定等の協議に時間を要したこと、再設計する中で予定価格が予算額を上回ったことなどから、平成27年度予算での工事執行は見送りとし、新年度予算に計上させていただいたとの報告がありました。
報告に対して、増加分について補正で対応し繰り越すべきで、平成27年度で全額落として、28年度当初で新しく積み上げるのはどうなのかとの趣旨の意見をつけるべきではないかとの提案に対し、賛成意見が述べられました。
審査の結果、事業費増加に伴う事業については補正で対応すべきであり、新たに新年度事業に計上することは慎重に対応されたいとの意見を付し、賛成多数で原案可決と決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(
松浦登美義) ただいまの
委員長報告に対する質疑に入ります。
御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
これより、討論に入ります。
討論の通告がありますので、これを受けることといたします。
福井康喜さん。
〔福井議員 登壇〕
○議員(福井康喜) 日本共産党の福井康喜です。私は日本共産党宮津市会議員団を代表して、議第1号 平成28年度宮津市
一般会計予算について反対討論をいたします。
安倍自公政権は税の公平の名のもとに消費税を増税し国民に大きな負担をかけています。さらに29年度より10%に増税しようとしております。また、マイナンバー制度の導入で、国民の秘密情報を脅かし、政府が狙う税収の強化を目的としたものであり、国民の利益を中心にしたものではない、むしろ国民の被害を広げるものである。経済面では歴代政権の東京一極集中という政策のもと、地方の経済でも人口減少でも衰退の一途をたどっている。政府は地方創生の名で地方の活性化を呼びかけているが、この政策は真に地方の発展に結びつくものではない。過疎地域は見捨てられ、地方の衰退をとめる見通しは持てないものである。社会保障についても国の責任を後退させ、自助、共助を強調し国民負担を年々強化している。このような政治のもと、市民の暮らしは極めて困難な状況にあります。その結果、宮津市に戻り宮津で暮らしたいと願う若者がいても、宮津に働く場所がないため帰れない深刻な状況を抱えています。宮津市のマルシェ構想についても、当初、市民のあらゆる知恵を結集し市民が主役のまちづくりの行動が積み重ねられてきましたが、突然そのあり方を変え、多くの市民から批判の声が出されています。
また、竹産業については国の補助金を活用し進められてきましたが、27年度までに投入された金額は5億9,136万円に上っています。財政投入の金額から見るとその成果は少なく、今後についても見通しが明らかにできない状況にあるなど賛成できません。一方で、限られた予算を生かし、子供の貧国が深刻化しているということを市はきちんと捉え、就学援助を国基準の9割支給だったものを全額支給にしたことは評価します。子育て世代包括支援センターが28年度より設置され、子育てのさまざまな相談を受け入れる体制が確立されると同時に、親子の触れ合う場も設けられるなど、子育てへの切れ目ない支援が行われる事などは評価いたします。しかし、全体として宮津市民の暮らしの充実や経済の発展の道筋がしっかり見通せない内容となっている本予算には賛成できません。
よって、議第1号 平成28年度
一般会計予算について反対を表明し討論といたします。
○議長(
松浦登美義) 次に、坂根栄六さん。
〔坂根議員 登壇〕
○議員(坂根栄六) ただいま議題となりました議第1号 平成28年度宮津市
一般会計予算について、蒼風会を代表し、賛成の立場で討論を行います。
平成28年度は、今後5年間の宮津再生実現ステージの始まりの年であり、
みやづビジョン2011の重点戦略をもとに策定された、宮津市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の5つの政策パッケージを施策として展開し、宮津再生を確実なものにしていくとして、平成27年度3月補正予算と合わせた13カ月予算、総額120億6,589万円の予算が組まれました。
大きな特徴点としては、宮津小学校の校舎改築、広域ごみ処理施設、防災拠点施設等の大きな建設事業が始まるものでありますが、いずれも宮津市民にとって安心・安全に、かつ快適に生活する上で必要不可欠なものであります。これらの事業においては、遅滞なく不備がないように事業を遂行されるようお願いするものであります。
さて、各分野を見てみますと、観光の分野においては、昨年、天橋立駅前広場のリニューアルや観光交流センターが開設され、7月には京都縦貫自動車道の全線開通とともに海の京都博が展開され、多くのイベントが開催されました。また、道路の美装化や建物の修景がされるなど、まちなみ景観といった基盤整備も徐々に形成され、世界で最も美しい湾クラブへの加盟に向けた取り組みもあり、インバウンド戦略も展開されつつあります。今年度は、さらなる観光推進のため、京都府北部7市町が連携して設立する海の京都DMO、それに伴う地域本部(仮称)の設立といった組織の改編をされようとしています。
蒼風会としては、天橋立を有し、京都北部観光の中心である宮津市がリーダーとなり近隣市町としっかり連携して、宮津市の目的・目標に近づけられるよう、主導権をとって取り組んでいただきたいと考えます。
しかし、一方、農商工観連携によるメイドイン宮津の商品づくりの成果が目に見えないこと、観光交流センターを初め、検討されている地域振興拠点の市民への周知不足による誤解が生じていることなど、課題も多く見受けられます。よって、平成28年度においては、事業者や地域の方々とともに歩みを進め、外貨が宮津市域に落ちるようしっかりと仕組みづくりに取り組まれ、市民への理解や協力が得られるよう励んでもらいたいと考えます。
産業の分野においては、海・里・山の地域資源を活用した取り組みが進められていますが、特に竹資源の利活用においては、これまで顕著な成果が見られないものの、放置竹林対策という行政の役割とビジネスという民間の役割が整理されたものと拝察します。今後においては、行政と民間との役割分担をより明確にし、目的達成に期待するものであります。
定住の分野においては、定住支援空き家等改修補助の補助額の引き上げをされ、対象地域、対象年齢に制限を設けないということでありましたが、転入者増加に向けての積極的な取り組みには期待するもの、運用に関しては、将来にわたる人口構成や医療・福祉・介護など多角的な視野に立って宮津市の実情に合った施策になるよう望むものであります。
福祉の分野においては、SOS(徘徊)ネットワークにおける事前登録制度や災害時要配慮者に対する名簿づくり、個別の避難計画の策定、認知症初期集中支援チームの設置やがん検診の自己負担の無償化、また、子育て世代包括支援センターを設置し、ベビーマッサージやヨガ教室等の産後サポートをするなど、よりきめ細かなサービスに取り組まれようとされています。そして、福祉人材の確保に向けては、京都府北部福祉人材養成システム総合実習センターの整備が始まろうとしており、大学との連携も模索され、着実に福祉が向上してきているものと拝察いたします。介護認定においては、これまで認定までに時間を要する課題がありました。介護認定審査会の回数をふやすなどできる限りの短縮を図ろうと努力されておりますが、より一層スピード感を持って頑張っていただき、家族の不安の払拭に尽力されますことを望みます。
教育の分野においては、宮津小学校の校舎改築の初年度となりますが、工事期間中の子供たちの安全管理をきっちりされ、事故が起きないよう細心の注意を払っていただきますようお願いするとともに、センター給食方式の導入を見越した受け入れ環境を整備されることからも、早期の中学校給食への実施につながることを期待します。また、放課後児童クラブの環境整備やタブレット端末等のICT教育等に対応できるように不備なく環境整備がなされ、ソフト面の教育の強化を図られることを望みます。さらに質の高い学力の向上に向けて、小中一貫教育に着手されることについては、学力向上や小1プロブレム・中1ギャップの解消につながることに期待し評価しますが、しっかりと成果に結びつけられることを期待します。また英語教育の充実を図り、国際理解につなげることは視野を広げる上でよいことですが、日本の言葉をしっかり教育することをべ一スとして実施されることを願います。また、平成29年度の養老中学校の橋立中学校への統合に向けてスクールバスの購入費が計上されていますが、効率よく利活用できるよう十分に調査研究し、該当する地域としっかりとした調整をした上で予算執行をとられるよう望みます。
建設の分野においては、地籍調査の再開や通学路の安全対策のための区画線の集中的な取り組み、内水対策の調査や市営夕ヶ丘団地の建てかえに伴う基本設計や地質調査が始まるとともに、地域要望対応の強化ということでは地域協働枠を新設するなど、これまでの地域の要望を1件でも多くかなえようと努力している姿勢が見えます。
一方、水道事業と
簡易水道事業の平成29年度の経営統合に向けての許可申請が始まりますが、その後の水道事業経営が肝要であり、水道の利用水量にも影響する公共下水道の接続率の向上に向けての取り組みなど、しっかり汗をかいていただくことを望みます。
財政の分野においては、市民の平均所得や入湯税の増などにより市税収入を前年度比5,053万1,000円の増を見込むなど、明るい材料も見えはしますが、トップランナー方式等の国の方針による地方交付税の前年度比1億6,100万円の減、さらには前年度比4,500万円の繰り出し金の増額、大型公共事業の投資的経費が前年度比11億1,200万円と大幅にふえることなど、今後も注意して財政運営をしていかなければならない状況は変わりません。また、平成28年度の公債費は前年度比5,300万円の減ではありますが、今後の財政シミュレーションを見ても、大きな公共投資の将来の公債費の返済を考慮すると、財政指標の悪化は避けて通れないのも事実であります。しかしながら、市民にとって必要不可欠な施設整備等の投資は必要と考えます。今後に当たっては、厳しい財政運営の中でも行政財産の利活用や使途の明確化によるふるさと納税の強化など新たな財源の調査研究、近年高騰している職員の残業代の抑制、特に対策として各部課ごとのグラフ化やタイムカードの導入等、しっかりとした労務管理を図られ、市民の納得のいく行財政の運営を図られることを望みます。
最後に、これまで分野ごとにるる述べましたが、平成28年度当初予算が円滑にかつ有効に活用され、宮津市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の目的の達成に向かうとともに、市民の皆さんの生活の向上に少しでも寄与し、宮津市が少しでも発展することを願い、皆さんの賛同をお願いしまして賛成の討論とさせていただきます。
○議長(
松浦登美義) 次に、德本良孝さん。
〔德本議員 登壇〕
○議員(德本良孝) おはようございます。自民党宮津新生会の德本良孝でございます。
ただいま議題となっております議第1号 平成28年度宮津市
一般会計予算について、自民党宮津新生会を代表し、賛成の立場から討論を行います。
昨年は悲願でありました京都縦貫自動車道が7月に全線開通となり、これを受けるかたちで海の京都博も展開され、文珠・府中地区では観光客の増加が見てとれるものとなってまいりました。
市長は、これまでから、28年度からの5年間が宮津再生のラストチャンスと大きく宣言をされ、いよいよこの28年度は、その5年間の最初の年であり、言いかえれば、宮津再生を目指す
みやづビジョン2011の後半、第3ステージの第1年度、つまり初年度であります。これまで宮津再生という品種の種をまき、芽吹きに水をやり、そしてこの5年間で大輪の花を咲かし、その果実を多くの市民が享受できるようにしていかねばなりません。
当初予算も、昨年秋に策定した宮津市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略の推進に予算を重点配分したとされ、宮津再生を確実なものにしていく予算と銘打ち、27年度に続き13カ月予算として編成をされております。
その規模は、広域ごみ処理施設の建設に係る費用、宮津小学校の校舎建設に係る費用など、大型の公共施設整備に要するものが含まれていることもあり、28年度の当初予算は平成17年度以来の110億円台となる118億8,200万円、また、27年度補正でも1億8,400万円を追加計上され、トータルでは120億円を超える大型予算となっております。
この当初予算の財源を27年度比で見てまいりますと、市税収入で5,100万円の増と見込まれていますが、その一方では、臨時財政対策債を合わせた実質的な普通交付税で2億円の減、また減債基金からの繰入金も9,000万円増の2億7,000万円とされております。財源確保に苦慮した痕跡がうかがわれるとともに、今後の財政運営が気になるところでもあります。
また、執行体制のほうも、昨年、観光まちづくり推進室を設け、理事職を配置されるなど、関連施策を加速的に強力に推し進めていくとされたように思料いたしておりましたが、今回、改めてこれを再度見直しされ、新たに企画部を置かれるなど、10年前の部・課・係制に戻し対応していくとされています。この新体制が十分に機能していくことを切に要望する次第でございます。いずれにいたしましても、この先も、当面は財政運営は非常に厳しい中に置かれるものと思料しております。
当地を取り巻く諸事情や条件により、政府の政策誘導による景気回復の兆しがこの地でも見えてくれば、また話も違ってくるのでありましょうが、これがなかなか見えてこないといった環境下に置かれていることが非常に残念であります。この宮津が、ここに暮らす全市民が、どうか希望を持って生きていけるよう、そしてこの5年間、期待が持てるよう、一つでも二つでも目に見える形で成果が早く出てくることが、市民に勇気と希望を与えるものと思料するものでございます。もちろん、その成果は市だけではなく、あらゆる機関、団体、そして事業者、市民、そして皆さんが一丸となって取り組んでいかねば、出てくるものではないことを申し添えておきます。これまで以上に、ぜひわかりやすい説明を取り入れていただいて、施策を展開・推進していただきたい、またPDCAをしっかりと回していくことで、より効果のある、より成果の早い露出につながる施策展開を期待するものであります。そして、市長が言われる、中長期の視野も含めた形でしっかりと入りがあらわれ、市民に見えてくるよう、市長を中心に全庁を挙げて取り組んでいただくことを切にお願いするものでございます。
以上、議員各位の御賛同を心からお願いをし、自民党宮津新生会の総意として、議第1号 平成28年度宮津市
一般会計予算に対する賛成討論といたします。これは、あくまでも追加の特別交付税等含めて、そういうものがつく前の段階でこの28年度の当初予算に関する賛成討論の中身でございますので、御了承のほど、よろしくお願い申し上げます。どうか議員の皆さんの御賛同を心からお願いをして降壇をいたします。どうもありがとうございます。(拍手)
○議長(
松浦登美義) 他に御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第1号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、可決であります。
本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 多 数〕
○議長(
松浦登美義) 起立多数であります。本件は、
委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
○議長(
松浦登美義) 日程第5 議第2号から議第17号までの16件を一括して議題といたします。
委員長の報告を願います。
予算決算委員長、小林宣明さん。
〔小林予算決算委員長 登壇〕
○予算決算委員長(小林宣明) ただいま議題となりました議第2号から議第17号までの16件につきまして、審査の経過と結果を御報告申し上げます。
まず、議第2号 平成28年度宮津市
土地建物造成事業特別会計予算についてであります。
総務文教分科会委員長から、つつじが丘の販売について、近隣地域、京阪神地域、それぞれのターゲットに応じた営業努力をされたが、結果として売れなかったことは事実として受けとめ、引き続き鋭意努力されたいなどの意見が交わされたと報告がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第3号 平成28年度宮津市
国民健康保険事業特別会計予算についてであります。
総務文教分科会委員長から、分科会において、国保会計が広域化されるが、その目的はとの質疑があり、小さな市町村ほど高額な医療費により突発的に保険料が高くなる。また、国保加入者は低所得者と高齢者が多いことから、医療費が高くなるという構造的な問題を抱えている。それを都道府県単位で一体的に運営することにより財政的に安定させようというのが広域化の最大の目的であるとの答弁があったとの報告がありました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第4号 平成28年度宮津市
後期高齢者医療特別会計予算についてであります。
どのくらい値上げするのかとの質疑があり、広域連合の試算によると、改定率2.5%増で、1人当たり平均保険料の値上がり額は1,816円であるとの答弁があったと報告がありました。採決の結果、賛成多数で原案可決と決しました。
次に、議第5号 平成28年度宮津市
介護保険事業特別会計予算についてであります。
自由討議において、平成29年4月から新総合事業に移行し、要支援1、2の通所介護等のサービスが市町村の事業に移り、介護保険の目的から逸脱するものと考えるがどうかとの意見があり、国の制度が改正されたものであり、サービスが低下せずできるだけスムーズに移行できるよう28年度秋以降取り組みを進めていくべきであるなどの意見が交わされました。採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
次に、議第6号 平成28年度宮津市
介護予防支援事業特別会計予算、議第7号 平成28年度
簡易水道事業特別会計予算、議第8号 平成28年度宮津市
下水道事業特別会計予算、議第9号 平成28年度宮津市休日
応急診療所事業特別会計予算、議第10号から16号 平成28年度宮津市財産区
特別会計予算、議第17号 平成28年度宮津市
水道事業会計予算の12件についてであります。
いずれも特筆すべき質疑はなく、採決の結果、全員賛成で原案可決と決しました。
以上で報告を終わります。
○議長(
松浦登美義) ただいまの
委員長報告に対し、一括して質疑に入ります。
御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
一括して討論に入ります。討論の通告がありますので、これを受けることといたします。
長林三代さん。
〔長林議員 登壇〕
○議員(長林三代) 日本共産党の長林三代です。ただいま議題となっております議第3号 平成28年度宮津市
国民健康保険事業特別会計予算について、日本共産党宮津市会議員団を代表し、賛成の立場で討論をさせていただきます。
低所得者が多く加入する国民健康保険は社会保障であり、暮らしと健康を守るものとして位置づけられてきました。
ところが、近年では相互扶助にすりかえられ、お互いに助け合うものだとし、その責任と国保税の大きな負担を国民に押しつけるようになってまいりました。また、高齢者は受け取る年金を減らされ、若い年齢層も労働条件改悪の中で収入がふえず、国保税等を支払うことが困難になってきているのが現状です。さらに、経団連は消費税増税を国に求めています。これらの負担増は国民の暮らしを破壊するものにほかなりません。国の進める社会保障の後退や暮らしの破壊から国民を守るのは地方自治体です。宮津市が国のほうを向いて市政運営をしているのか、それとも、市民に寄り添い、暮らしや福祉の増進を進める方向なのか真価が問われています。国民健康保険は社会保障に位置づけ、市民の健康を守るべきです。そして、多くの自治体が実行している法定外繰り入れをして国保税を安くし、市民の暮らしを守る、こういう市政運営をするべきではないでしょうか。
さて、平成28年度国民健康保険事業は、国保の一元化を円滑に進めていく年だとした上で、国保税の据え置きや低所得者保険料軽減措置である5割・2割軽減の対象の拡大、課税限度額の引き上げを予定しています。国保の一元化を円滑に進めるためには、システムを使って京都府にデータ送信をし、試算するとしています。マイナンバー制度による個人情報の漏えいが問題視されている中で国保の情報を流すことは大きな不安材料ではあります。また、国保基金の利用について、保険税を安くするために使うことができるというような情報も聞いておりますが、市の説明では、制度上は可能であるがまだ決まっていないとのことであり、一元化に向け、市の基金、いわゆる貯金にまで京都府が物を申すことはおかしいのではないかと思います。
しかしながら、低所得者保険料軽減については、5割軽減が現行493世帯が拡大後は502世帯に、2割軽減404世帯が412世帯に、その対象を拡充されたことは評価します。また、課税限度額の引き上げでは、現行は年間所得548万円以上、収入では780万円以上の世帯ですが、改定後は年間所得575万円以上、収入では810万円以上の世帯に拡大された点も評価するものです。さらには、平成28年度国保加入3,337世帯のうち1,930世帯、58%が軽減の対象になっていることは、市民の暮らしの大変さをあらわしており、国保税率は据え置きではなく、法定外繰り入れ等で減額する方向を検討されることをお願いし、議第3号 平成28年度宮津市
国民健康保険事業特別会計予算について賛成をし、討論を終わらせていただきます。
○議長(
松浦登美義) 宇都宮綾さん。
〔宇都宮議員 登壇〕
○議員(宇都宮綾) ただいま議題となっております議第4号 平成28年度宮津市
後期高齢者医療特別会計予算について、日本共産党宮津市会議員団を代表して宇都宮綾が反対の立場から討論します。
今回の28年度予算では、保険料率の見直しにより、府内1人当たり平均改定率が2.5%となり、実質の値上げとなります。後期高齢者医療は平成20年4月から導入され、主に75歳以上の方が加入する制度であり、2年ごとの料率改定がされます。また、府内で医療費が著しく低い宮津市を含めた府内7市町村について、均一保険料よりも低い保険料になるよう、制度発足時より6年間の激変緩和措置である不均一保険料としてきましたが、平成25年度で終了。平成26年度から保険料の改定、京都府一律の保険料になりました。そして、今回、平成28年度から2年間の保険料は、均等割額が4万8,220円で740円、所得割率が9.61%で0.44ポイントの引き上げとなっており、1人当たりの保険料が7万4,469円で、1,816円の負担増となります。当市の平成27年度3月時点での対象者は4,210名あり、平均保険料は4万6,096円です。この保険料を見ても、当市では低所得者の方への保険料軽減措置である特例軽減の適用者が多くあることがわかります。
今回の保険料引き上げでは、年金収入が80万円の方は4,822円の保険料負担、年金収入120万円の方は7,233円の負担増で、少ない年金からの保険料は大きな負担となり、生活が厳しいものとなります。そして、低所得者の方への特例軽減を平成29年度に廃止しようとする動きのある中、これが廃止されれば、年金収入80万円の方の場合、保険料負担は1万4,466円で3倍となり、年金収入が120万円の方の場合、1万4,466円で保険料負担は2倍となります。また、現在でも支払い困難で、通常の被保険証よりも短い短期被保険証の発行も当市では0.24%です。今後も保険料の引き上げで支払い困難な方が増加するのではないかと懸念されます。
高齢者になれば、誰もが健康に対する不安を持ち、病気になることも多く、平成23年度の府内75歳以上の高齢者の疾病状況アンケートでも、治療中、通院中の方が約85%あり、ほとんどの方が医療機関にかかっている状況でした。近年、子供の貧困が社会問題としてクローズアップされていますが、高齢者の貧困もまた、大きな問題です。来年4月からの消費税10%の引き上げが言われる中、マクロ経済スライドのさらなる強化で年金の引き下げ、そして特例軽減措置が廃止されれば高齢者の保険料負担が大きくのしかかり、生活困窮者が増加するのではないでしょうか。
今回の保険料引き上げは、年金に頼って生活する高齢者への暮らしをさらに厳しくするものであり、際限なく引き上げられる後期高齢者医療制度は、制度のあり方自体が問題です。当市でも高齢者に負担を求める国の施策に反対をし、高齢者の健康と命を守り、安心した医療充実のための支援を求めることこそが、自治体の姿ではないでしょうか。
よって、高齢者への負担増につながる保険料率の引き上げについて反対をし、討論を終わります。
○議長(
松浦登美義) 他に御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議題のうち、まず議第2号、議第3号及び議第5号から議第17号までの15件を一括して採決いたします。
15件に対する委員長の報告は、いずれも可決であります。
15件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○議長(
松浦登美義) 起立全員であります。15件は、
委員長報告のとおり可決されました。
次に、議第4号を採決いたします。
本件に対する委員長の報告は、可決であります。
本件は、
委員長報告のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 多 数〕
○議長(
松浦登美義) 起立多数であります。本件は、
委員長報告のとおり可決されました。
────────────────────
○議長(
松浦登美義) 日程第6 議第45号から議第47号までの3件を一括して議題といたします。
提案理由の説明を願います。井上市長。
〔井上市長 登壇〕
○市長(井上正嗣) 議第45号から議第47号までの平成27年度補正予算関係3件につきまして、私から提案理由の御説明を申し上げます。
今回、追加でお願いをしております補正予算は、一般会計、
簡易水道事業特別会計及び下水道事業特別会計でございます。別紙の平成27年度宮津市3月補正予算(案)〔追加提案分〕の概要もあわせてごらんいただきたいと存じます。
最初に、一般会計でございます。先般、国からの特別交付税が7億7,430万3,000円と最終額が決定されたことなどを受け、今後の財政運営の健全化に資するため、歳入歳出ともに1億7,835万8,000円を追加し、予算の総額を114億267万8,000円とするものでございます。
その内容は、減債基金からの繰入金をできるだけ抑えたいとの思いで、今回5,000万円を減額するとともに、財政調整基金に1億2,000万円、過疎地域自立促進特別事業基金に5,800万円をそれぞれ積み立て、将来に備えることとしているものでございます。
また、本3月定例会の開会日、2月25日に提案し、3月18日に可決いただきました補正予算(第6号)のうち、魅力あるまち“みやづ”にUIJターン推進事業について、今回79万円を追加し、予算額を704万2,000円といたしております。地方創生加速化交付金について、予算額7,890万2,000円に対し、決定額が79万円の増となったことによるものでございます。
以上が一般会計歳入歳出予算の概要であり、その財源は、国府支出金等の特定財源が279万円、一般財源として地方交付税が1億7,556万8,000円であります。また、先ほど申し上げました魅力あるまち“みやづ”にUIJターン推進事業のほか、関係者との調整等に日数を要したものなど、5事業を合わせて6つの事業につきまして繰越明許費の設定等をお願いしております。
次に、
簡易水道事業特別会計と下水道事業特別会計でございます。
この2つの会計におきましても、一般会計と同様に、それぞれ1事業につきまして、繰越明許費の設定をお願いするものでございます。
以上、まことに簡単でございますが、よろしく御審議の上、可決賜りますようお願いを申し上げます。
○議長(
松浦登美義) ここで議案熟読のため15分間休憩いたします。
(休憩 午前11時03分)
────────────────────
(再開 午前11時16分)
○議長(
松浦登美義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
これより、議第45号から議第47号までの3件に対し、一括して質疑に入ります。御質疑はありませんか。德本良孝さん。
○議員(德本良孝) ちょっと途中から、若干、私見というか、見解が入ってしまうようなこともあるかもわからんので、もし目に余ることがあったら、議長、御注意ください。
私見を言うつもりはない、質疑なんだけども、質疑というのは、今回、魅力ある、この補正予算書でいうところの3ページの繰越明許の補正というところで、浜町のにぎわいづくり推進事業というところに1,480、こう入ってきてるんだけども、私の見解が間違ってなければ、これは当初予算のときに関連する予算ということで、特にこのバスターミナル付近のことということであれば1,900万、大きなもんのハード整備やも入ってるし、一体これは何に使う予算なんか、まずそこから聞かせてください。質疑、3回しかないからな。
○議長(
松浦登美義) 松崎
観光まちづくり推進室長。
○
観光まちづくり推進室長(松崎正樹) 浜町にぎわいづくり推進事業に係ります繰り越しの理由というんですか、そういったことで御質問をいただきました。
この浜町のにぎわいづくりの推進事業、まず、全体の予算としましては、平成27年当初予算で5,395万円の議決をいただきました。
その内訳の中で、魅力ある集客ゾーンの受け入れ基盤の運営等としまして、観光案内所を含めた現施設の運営充実としまして4,300万円、それから、地域振興拠点の具体化の推進としまして、今後、さらに魅力ある集客ゾーンにしていくための経費として1,095万円を予算化させていただいたものでございます。
このうち、魅力ある集客ゾーンの受け入れ基盤の運営等4,300万につきましては、観光案内所や立体駐車場の運営に2,200万円、それから、バスターミナル化とトイレ改修のハード整備に議員お触れの1,900万円を予算化しております。今回の明許繰り越しにつきましては、このハード整備の一部についてお願いするものでございます。
この整備の予算執行につきましては、7月の観光交流センターのオープンに伴いまして、10月からの路線バスダイヤ改正に合わせるため、まず、バスターミナル化に伴うバス進入口整備を9月に工事を完了いたしました。この工事費につきまして、ターミナル化により路線バスの乗り入れがふえるということから既設の道路側の側溝部分の強化が必要となったため、予算、このターミナル化で1,900万のうち550万円を予定しておりましたけども、それより280万円増嵩の834万7,000円で実施をいたしました。そして、残りの工事の関係、トイレ改修のところなんですけども、これにつきましては、7月に観光交流センターのオープンや京都縦貫自動車道全線開通、また、11月には国から道の駅として登録をされたということから、観光交流センター内への人の流入がふえてきた中で、車、バスの乗り入れに対する歩行者の安全対策も含めた施設全体の歩行動線の確保や誘導サインの設置など、受け入れ基盤の充実に向けて、先ほど申し上げましたトイレ改修に加えて、バスターミナル化の一環としてプラスアルファの整備が必要と判断をしたものでございます。この整備につきまして、11月の道の駅登録後の状況も見据え、観光交流センター内での人の流れや利用形態を把握した上で、歩行動線計画やサイン計画を立てていく必要があり、予定していましたトイレ改修の内容も含め、調整、検討に時間を要し、工事の内容の確定が1月上旬になったことから、年度内での工事完成が困難になったものでございます。
こうした中で、本市の観光の入り込み客が4割が夏に集中するという中で、何とかこの夏までに整備を完成させたいという思いから、本年度の予算、一部、1,900万円に工事が増嵩しておりまして、全体としては2,317万7,000円、先ほどの進入口整備の830万円と合わせまして、これは未執行の既決予算を流用させていただきまして、しっかりと夏までに仕上げていきたいと思っておりまして、繰り越しをお願いするものということでございます。以上でございます。
○議長(
松浦登美義) 德本良孝さん。
○議員(德本良孝) いやいや、そういうふうな具体的な数字が足りないし、時間がかかった、トイレが云々というのは、それは確かに個別の事情ちゅうのはあると思うし、そんなことをこの際、私が指摘しとるんじゃない。そうではなくって、目玉の事業でしょうが。そして、我々も予算審査のときでも、市長の強い要望、強い希望もあり、市長のメーンの政策、施策としてあそこを捉まえたん違うのか。だから、そこに対する予算については、我々、いろんな疑問があった。もちろん、まちづくり委員会との関係とかいろんな関係があって、まだ決まってないじゃないか、なのに予算はこうやってすぐつけちゃうのかと、いろんな議論はありましたよ、うちの会派でもあったし、委員会でも。でも、その中で、市長の強い思い、また、あなた方の強い思いが、やっぱりここを何とかして、宮津の顔だから、ここを中心に頑張るんだからという思いの予算じゃないんですかって言ってんのよ。だから、それだったら、おくれましたなんて話じゃないだろう、むしろ、逆に。金が足りんから、補正をもっと積んでほしいという話じゃないの、普通なら。議会の議員だって、みんなそれぞれ見識もみんなあるよ、それぞれ。その中で、やっぱり市長の意向、市長の強い思い、そういうものを勘案して、やはり議会としてそのような判断したつもりですよ、我々も。繰り越しをしました、諸事情がありましたから、だから繰り越しをしてまたやっていきます、そんなん、ゆっくりゆっくりやりゃいいのか。そしたら、これからの我々は、審査をするときに、予算説明の中で強い意思があって、強い希望があるなんてことを言われても無視すりゃいいんですか。
それから、もう一つつけ加えると、例えて言うなら、今回のこの地方創生加速化交付金の関係だってそうじゃない。国だって、やっぱり地方創生を含めて頑張ってほしいということで、満額ついてるのよ。これ、何の意味。またついたやつ、これを繰り越すなんて当然できないけども、全額繰り越してでも、次でも頑張れと。つまり、まちおこしをしてほしい、しっかりと。私は、正直言いますと、DMOっていう言い方は嫌いですよ。DMOちゅうのは、こんなものは10年も十二、三年も前にアメリカではやった言葉だ。要するに大きなコンベンションホールつくって人を集めて、それを商売にするちゅうね、よく御存じだ、安東さんは。そういうシステムだよね、これは。もうけのシステムですよ、これは。それを何か今ごろ、日本版DMOとかいって、何かちょっとお化粧直ししてやってらっしゃるけど、こんな行政主体のもんじゃないです、基本的には。だから、そこはまた議論は別にしましょう。
ただ、今、きょうは、私はとにかく憤って思いが先に走っておるのは、あなた方が説明した、ここは宮津市の顔になるとこですから、何とかここは頑張りたいから、はっきり言って予算は全部つけてほしいという、あの思いはどこへ行ったのよって聞きたいの。今後はどうするの、そしたら。これは2回目だからね、まだ。
○議長(
松浦登美義) 松崎
観光まちづくり推進室長。
○
観光まちづくり推進室長(松崎正樹) なぜ繰り越しなのかということやったと思います。
議員おっしゃられるとおり、あそこは今後、丹後観光の玄関口として顔にならなければならない場所ということで、整備も急ぎでやっていかなければならないという中で、今回も年度内での執行ということが基本であったというふうに考えております。
そういう中で、道の駅登録であるとか、それ以後の人の流れや車の流れなども見ながらの整備も必要という側面も出てきたという中で、それを見ての改修計画になったということで、これが1月にその工事内容が確定したということで、基本は年度内での執行だと思っておりますが、それらも見据えた上ということで、最終的に工事の内容が固まったのが1月ということでございまして、ここについては御理解をいただきたいというふうに思っております。
ただ、どうしてもうちの入り込みっていうのは夏が非常に多いという中で、これにはどうしても間に合わせたいということで、そうしますと、補正ということもあったんですけども、非常に時期的にも補正というのがしんどい時期という中では、既決予算を活用させていただきまして、その設計、入札等の一連の契約事務を実施させていただいて、何とか夏までには間に合わせていくということで進めさせていただいておったということでございます。
今後はということでございますが、今、もう一つ、地域振興拠点ということで、これを早急に整備をしていかなければならないというふうに思っております。
ただ、いろいろ土地の規制の問題とかクリアしなければならないところもございまして、今、先般、策定しました総合戦略のアクションプログラムでは、何とか30年度末ないし31年度には整備をして、期待しておると。これは民主導で、宮津まちづくり会議のほうで今、進めていただいておりますので、そのようにできるよう、市のほうも懸命にサポートをしていきたいというふうに考えております。
そして、あそこに、もうこっちの丹後観光に来たら必ず浜町に寄って帰ると。それで、お土産品などを買って帰るというような形を早急につくっていきたいというふうに考えております。
済みません。これからどうしていくのかということでございますが、ちょっと捉え方が違ってれば申しわけございませんが、先ほど、夏までには完了させていきたいという中では、6月を繰り越しを認めていただいて、契約を6月まで延長させていただいて、6月までには完成し、7月には全体が使えるようにしていきたいというふうに考えております。以上でございます。
○議長(
松浦登美義) 德本良孝さん。
○議員(德本良孝) 議長ね、この終わった後、ちょっとまた別の話をさせていただきたいと思うけど、今のは、私がなぜ、この場で言ってしまうと問題があるかもわからんけど、あなたが答弁の中で、違う予算を流用してでも設計をしたと言ったね。違うのか。それは、ほかの予算でも流用してでもやらなきゃいけないという緊急性も含めて、全部あってやってるんじゃないのか。だから、私が言ってるのは、何でもない、理由をつけておくれましたという理由よりは、早くできなかったことが悔しいとか、早くできなかったから何とかせないかんのやということを出せって言ってるのよ。おくれた理由を聞いてんじゃないのよ。
我々は、言っときますよ、おくれた理由を100回聞いても何もならない。でも、そうならないように、これからはこうする、こうしていくんだということを聞けば、これからも我々審査のときにやれるけども、今言ったような話、幾ら君らが答弁してもだめだ、そんなのは。要するに、失敗しました、理由を幾ら言われたって、そんなことはもういい。今回は、それは置いておいて、繰り越ししてでも何とかしてこの事業を完成したいということなんでしょう。だから、そのうまくいかなかった理由を聞いてるんじゃないというのは、僕が答弁が違うといったこと。要するに、これから、こうなったから、今度はこういう組み合わせにしていく、はっきり言うと、予算のとり方の問題だよ。自分たちが執行できる予算を取ったのかどうかという問題になってくるわけよ。意味わかるね、言ってること。要するに、予算というのは、当然、執行できるということがちゃんと予定にスケジュール上、組み上がっていて、なおかつ、必要不可欠な事業である。この宮津の今の財源が厳しいときだから、その財源、そういうような状況の中で、我々議会としては優先的に、ある程度優先的に考えたと思ってるからこういう声が出るんだよ。実際はそうじゃない。普通だったらペーパーで計算して、ああでき上がりました、そうですね。違う。やっぱりここには市長の強い思いがあり、また、宮津市の明暗を、これからの宮津市をかける大きな大きな中心になるべきところだという位置づけであるからこそ非常に注視をするし、また、一般の市民の人も注目するわけ。
だから、私が聞きたいのは、今までこうだったじゃなくって、これからどういうふうにしていくんだということを言っていかないと、そこを一番聞きたいわけよ。それも、できれば、もう、まあ言うたら、室長の答弁が正しい、いいのか、またその思いを市長なり安東理事なり、どういう形で今後の取り組みについて言ってもらえるかということにかかるんじゃないかなと、私はそういうふうに思ってます。
○議長(
松浦登美義) ここで暫時休憩いたします。
(休憩 午前11時35分)
────────────────────
(再開 午前11時44分)
○議長(
松浦登美義) 休憩前に引き続き会議を開きます。
安東理事。
○理事(安東直紀) 先ほど德本議員から御質疑いただきました。
今回の浜町にぎわいづくり推進事業に関して繰越明許費をお願いしている件につきまして、先ほど松崎室長より詳細につきましてはお返事をさせていただいたところでございますが、その手続において、年度当初には想定しておらなかったような事情が発生したということもあり、事務方といたしましては、その事業を推進すべくさまざま手段を尽くしてきたところです。
その中におきましては、既決予算の流用等を行って設計等を行ったということも先ほど松崎室長から申し上げたとおりでございますが、やはり最終的に時間が年度内に完了しないということが明らかになった。その中で、その事業を完成するという、6月末までには何とか供用したいという目標を持っておるというのも申し上げたとおりでございます。
そのためには幾つか技術的な方法はあろうかというふうに思いますが、我々といたしまして、一番最短でこの事業を完成させる方法が、この繰越明許費をお願いするという方法だったというふうに考えて、今回お願いしたというところでございます。したがいまして、先ほど議員のほうから御指摘ありましたように、その事業を何とか一刻も早くなし遂げたいという思いは我々としても持っておりますので、それを実現させるための手法として、今回、繰り越しをお願いするということでございます。ほかにも、例えば補正予算をお願いするとか、あるいは再度、予算提案するとかいう方法はあったと思いますけども、今回のその整備に関して最も早く実現するという必要がある、これは当初予算をお願いしたときと変わっておりませんので、その中で最善の策を選んだものだというふうに御理解いただきたいというふうに思います。以上です。
○議長(
松浦登美義) 他に御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。3件については、
委員会付託を省略することにいたしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松浦登美義) 異議なしと認めます。3件については、
委員会付託を省略することに決しました。
一括して討論に入ります。3件に対し、反対その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
議第45号から議第47号までの3件を一括して採決いたします。
3件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○議長(
松浦登美義) 起立全員であります。3件は、原案のとおり可決されました。
────────────────────
○議長(
松浦登美義) 日程第7 市議第1号を議題といたします。
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市議第1号
平成28年3月29日提出
宮津市議会議員 長 林 三 代
後期高齢者医療保険料「特例軽減」の廃止の中止を求める意見書(案)
後期高齢者医療制度は、これまで3回にわたる保険料引き上げが実施され、後期高齢者の生活を圧迫するとともに、安心して医療が受けられない不安が広がっている。
ところが、政府は現在の低所得者や元被扶養者の「特例軽減」措置の廃止を決め、平成29年度から段階的に実施しようとしている。
「特例軽減」が廃止されれば、加入者の約半数となる865万人の保険料が増加する。例えば、現在、「8.5割軽減」を適用されている人の保険料は、「7割軽減」となり、保険料は2倍に引き上がる。年収が80万円以下で「9割軽減」を適用されている人の保険料も「7割軽減」となり、負担は3倍にはね上がる。健康保険・共済保険の扶養家族であった人は、後期高齢者医療保険制度に移って2年以内なら「5割軽減」だが、3年目以降「全額負担」となれば、保険料は現行の5倍から10倍になり、大幅な負担増となる。
公的医療保険制度においては、その保険料は負担能力に応じた応能負担とすることが原則である。京都府内に居住する後期高齢者の多くが低所得であることからも、生活実態を顧みない保険料の負担増はいのちの危険すら生じかねない。
よって、国におかれては、
後期高齢者医療保険料「特例軽減」の廃止を中止するよう求める。
以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。
平成28年3月29日
衆議院議長 大 島 理 森 様
参議院議長 山 崎 正 昭 様
内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様
財務大臣 麻 生 太 郎 様
厚生労働大臣 塩 崎 恭 久 様
宮津市議会議長 松 浦 登美義
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○議長(
松浦登美義) 発議者から提案理由の説明を願います。長林三代さん。
〔長林議員 登壇〕
○議員(長林三代) 日本共産党の長林三代です。
ただいま議題となっております市議第1号
後期高齢者医療保険料「特例軽減」の廃止の中止を求める意見書(案)について、発議者として提案理由の説明を述べさせていただきます。
後期高齢者医療制度は、これまで3回にわたる保険料の引き上げが実施され、後期高齢者の生活を圧迫するとともに、安心して医療が受けられないという不安が広がっています。ところが、政府は現在の低所得者や元被扶養者の特例軽減の措置の廃止を決め、平成29年度から段階的に実施しようとしています。
宮津市では平成27年10月末の加入者4,182人のうち特例軽減を受けているのは3,100人です。74%の人が軽減措置を受けています。内訳は、年収80万円以下の9割軽減が33%、8.5割軽減が35%、5割軽減が14%、2割軽減が11%、健康保険・共済保険の扶養家族だった人の9割軽減が7%です。
平成28年度から特例軽減が廃止されれば、9割軽減を適用されている33%の人の保険料が7割軽減となり、保険料の負担は3倍にはね上がります。8.5割軽減を適用されている35%の人の保険料は7割軽減になれば2倍に引き上がります。
また、健康保険・共済保険の扶養家族であった人は、後期高齢者医療保険制度に移って2年以内なら5割軽減ですが、3年目以降、全額負担となれば、保険料は現行の5倍から10倍になり、大幅な負担増となります。
公的医療保険制度においては、その保険料は負担能力に応じた応能負担とすることが原則です。宮津市内に居住する後期高齢者の多くが低所得であることからも、生活実態を顧みない保険料の負担増は命の危険すら生じかねません。
よって、国におかれましては、
後期高齢者医療保険料「特例軽減」の廃止を中止するよう求めるものです。
議員の皆さんの御賛同で、特例軽減の廃止を中止していただきますようお願いをし、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願いをいたします。
○議長(
松浦登美義) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
これより討論に入ります。本件に対し、反対、その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結いたします。
市議第1号を採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 少 数〕
○議長(
松浦登美義) 起立少数であります。本件は、否決されました。
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○議長(
松浦登美義) 日程第8 市議第2号を議題といたします。
発議者から提案理由の説明を願います。議会活性化委員長、坂根栄六さん。
〔坂根議員 登壇〕
○議会活性化特別委員長(坂根栄六) ただいま議題となりました市議第2号
宮津市議会委員会条例の一部改正につきまして、提案理由の御説明を申し上げます。
3月18日に可決されました議第23号 宮津市室設置条例の全部改正によりまして、室制から部制へ市の組織が改編されたため、
常任委員会の所管事項を変更するものであります。
以上、まことに簡単ではございますが、議員の皆さんの御賛同をいただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
松浦登美義) これより質疑に入ります。御質疑はありませんか‥‥‥質疑なしと認めます。これで質疑を終結いたします。
お諮りいたします。本件については、
委員会付託を省略することといたしたいと思います。御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松浦登美義) 異議なしと認めます。
本件については、
委員会付託を省略することに決しました。
これより討論に入ります。本件に対して反対その他の御意見はありませんか‥‥‥意見なしと認めます。これで討論を終結をいたします。
市議第2号を採決いたします。
本件は、原案のとおり決することに賛成の皆さんは起立を願います。
〔起 立 全 員〕
○議長(
松浦登美義) 起立全員であります。本件は、原案のとおり可決されました。
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○議長(
松浦登美義) 日程第9
常任委員会、
議会運営委員会並びに
特別委員会の審査及び調査を閉会中も継続するの件を議題といたします。
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平成28年3月29日
議長 松 浦 登美義 様
総務文教委員会
委員長 北 仲 篤
閉会中の継続審査及び調査申出書
本委員会は、審査及び調査中の事件について、閉会中もなお継続審査及び調査を要するものと決定したから、会議規則第111条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1)総務室、自立循環型経済社会推進室、財務室、市民室、出納管理室及び教育委員会の所管に属する事項
(2)他の
常任委員会の所管に属しない事項
2 理 由
審査及び調査が結了しないため
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平成28年3月29日
議長 松 浦 登美義 様
産業建設福祉委員会
委員長 城 﨑 雅 文
閉会中の継続審査及び調査申出書
本委員会は、審査及び調査中の事件について、閉会中もなお継続審査及び調査を要するものと決定したから、会議規則第111条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1)健康福祉室、観光まちづくり推進室、産業振興室、建設室及び農業委員会の所管に属する事項
2 理 由
審査及び調査が結了しないため
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平成28年3月29日
議長 松 浦 登美義 様
予算決算委員会
委員長 小 林 宣 明
閉会中の継続審査及び調査申出書
本委員会は、審査及び調査中の事件について、閉会中もなお継続審査及び調査を要するものと決定したから、会議規則第111条の規定により申し出ます。
記
1 事 件
(1)予算及び決算の議案等に関する事項
2 理 由
審査及び調査が結了しないため
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○議長(
松浦登美義) 各委員長から、会議規則第111条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、閉会中の審査及び調査の申し出があります。
お諮りいたします。各委員長からの申し出のとおり、閉会中の審査及び調査に付することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
○議長(
松浦登美義) 異議なしと認めます。各委員長からの申し出のとおり決しました。
以上で本日の日程は全て終了いたしました。
これで本日の会議を閉じ、平成28年第1回3月宮津市議会定例会を閉会いたします。御苦労さまでした。
(閉会 午前11時56分)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
宮津市議会議長 松 浦 登美義
会議録署名議員 安 達 稔
同 上 德 本 良 孝...