宮津市議会 > 2014-09-11 >
平成26年第 6回定例会(第3日 9月11日)

ツイート シェア
  1. 宮津市議会 2014-09-11
    平成26年第 6回定例会(第3日 9月11日)


    取得元: 宮津市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-04-29
    平成26年第 6回定例会(第3日 9月11日)        平成26年 宮津市議会定例会議事速記録 第3号       第6回        平成26年9月11日(木) 午前10時00分 開議 ◎出席議員(16名)    中 島 武 文     城 﨑 雅 文     星 野 和 彦    長 林 三 代     宇都宮   綾     福 井 康 喜    嶋 田 茂 雄     坂 根 栄 六     小 林 宣 明    德 本 良 孝     安 達   稔     谷 口 喜 弘    松 浦 登美義     松 本   隆     河 原 末 彦    北 仲   篤 ◎欠席議員    な  し ◎議会事務局    局長      上 山 栄 一    議事調査係長  河 原 亜紀子
       主任      北 垣 裕 樹 ◎説明のため出席した者の職氏名    市長      井 上 正 嗣    副市長     松 田 文 彦    企画総務室長  河 嶋   学    自立循環型経済社会推進室長                               森 口 英 一    財務室長    小 西   肇    市民室長    髙 村 一 彦    健康福祉室長  山 口 孝 幸    産業振興室長  松 崎 正 樹    建設室長    坂 根 雅 人    出納管理室長  小 谷 栄 一    教育委員長   生 駒 正 子    教育長     藤 本 長 壽    教育委員会事務局総括室長       監査委員    稲 岡   修            尾 﨑 吉 晃 ◎議事日程(第3号) 平成26年9月11日(木) 午前10時 開議  日程第1 一般質問           ────────────────────              (開議 午前10時00分) ○議長(松浦登美義)   おはようございます。  ただいまから本日の会議を開きます。  日程第1「一般質問」を行います。         ------------------------    平成26年第6回(9月)定例会一般質問発言通告表〔9月11日(木)〕 ┌───┬─────────┬────────────────────────┬─────┐ │発言 │質 問 者    │質  問  事  項              │答弁を求 │ │順位 │         │                        │める者  │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │8  │福 井 康 喜  │1 宮津の経済の活性化について         │市長又は │ │   │         │                        │関係室長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │9  │河 原 末 彦  │1 農業振興施策について            │市長又は │ │   │         │                        │関係室長 │ │   │         │2 北前船寄港地フォーラムの成果と地域振興に  │市長又は │ │   │         │ ついて                    │関係室長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │10 │城 﨑 雅 文  │1 阿蘇海再生への取り組みについて       │市長又は │ │   │         │                        │関係室長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │11 │宇都宮   綾  │1 保育料について               │市  長 │ │   │         │2 保育所施設と災害等の防災について      │市  長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │12 │坂 根 栄 六  │1 若者定住・子育て支援関連施策の展望は    │市長又は │ │   │         │                        │関係室長 │ ├───┼─────────┼────────────────────────┼─────┤ │13 │星 野 和 彦  │1 ふるさと納税の強化について         │市長又は │ │   │         │                        │関係室長 │ │   │         │2 宮津幼稚園の将来について          │教育長  │ └───┴─────────┴────────────────────────┴─────┘         ------------------------ ○議長(松浦登美義)   前日に引き続き、順次、質問を願います。福井康喜さん。                〔福井議員 登壇〕 ○議員(福井康喜)   日本共産党福井康喜です。通告に基づいて質問をいたします。  宮津市は人口が年々減少し、また中小業者の廃業が今も後を絶ちません。こうした中で、多くの市民の皆さんから、宮津市の経済は一体どうなるんだろうという、そういう心配の声が寄せられております。  宮津市は日本三景の一つ、天橋立があり、観光客が年間で約270万人来ると言われております。この点を考えますと、宮津市は経済面で大変有利な条件を備えていると私は思っております。こうした有利な条件を持ちながら、なぜ宮津市の経済は元気がないのでしょうか。ここが問題であります。  天橋立で販売しておられますお土産品を見ますと、そのほとんどが宮津以外でつくられた商品であります。観光客は宮津の地元でつくられた商品を買いたいと、このように思っておられますし、売る方も宮津産の商品を売りたい、このように思っておられます。なのになぜ宮津産の土産品が少ないのか、そのところが問題であります。  その原因の一つが、宮津市にものづくりの力が弱いという問題があります。現在営業している製造業の業者も跡継ぎがない、そういうことや、今使っている機械が古くなり、これを買いかえようと思っても資金力がなく営業が続けられず廃業してしまうケースが多いように思います。こういう中で必要なのは、営業が続けられる支援策として、機械の買いかえと店舗改装などに思い切った支援制度をつくってはどうでしょうか。市長のお考えを伺います。  2つ目に、開業資金の支援策についてです。とりわけ若い人に仕事起こしにチャレンジしてほしいというふうに思っておりますけれども、しかし若い人たちの多くは自己資金を持っておりません。ですから、資金力がなくても開業できる支援策が必要であります。せっかくよい制度をつくっても、この制度を活用されなかったらその目的が達成されません。青年や住民の置かれている実態にかみ合った制度をつくることが大事です。  安倍政権も地方の経済の衰退に危機感を持ち、ことし6月に小規模振興基本法をつくり、地方への経済への活性化へ向けた取り組みを早急に進めるよう指示をしております。具体的な内容はこれからだと思いますが、中小業者への支援策を進める上で国の制度も活用すれば、大変よい制度ができるのではないでしょうか。  隣の伊根町では開業の支援制度がありますが、限度額は240万円で、満額を支援をしています。これに対して宮津市は現在350万を限度に開業資金の支援制度を設けておりますけれども、必要資金の50%という制限があります。資金力のない人は活用しにくい制度になっております。ですから、この制度を限度額350万円として、店舗の建築や、あるいは機械の購入資金も含めた利用しやすい制度にしてはどうでしょうか。市長のお考えを伺います。  3つ目に、住宅改修助成制度の創設についてであります。この制度は隣の与謝野町で実施されましたけれども、その結果を見ますと、大変大きな経済効果があります。3年間で2億6,000万円の補助金を交付し、約40億円の工事が行われました。この工事は地元の業者が請け負うという、そういう条件になっておりますから、地元業者への仕事確保になり大変喜ばれました。伊根町でも住宅改修助成制度を昨年度から実施しておりまして、同じように大きな経済効果が上がっております。この制度は全国で1,789の自治体が実施しており、さらに広がっております。このようにすぐれた制度を宮津市に創設していただくよう求めますが、市長のお考えを聞かせてください。  4つ目に、浜町のまちづくり宮津マルシェについてです。この企画については商工会議所に任せてあるというふうに聞いておりますけれども、現在の進捗状況について伺います。また、浜町のまちづくりについては、この間オフサイトミーティングを6回開催され、約240名が参加されました。そして、参加者からさまざまな意見や提案があったと思います。こうした方々の意見をどんな形で反映するのでしょうか。また、この構想が新浜、魚屋町を初めまちなかへ活気を呼び込む、そういう効果が出るような企画になりますよう強く求めます。市長のお考えをお伺いし、質問を終わります。 ○議長(松浦登美義)   松田副市長。                〔松田副市長 登壇〕 ○副市長(松田文彦)   おはようございます。  私から、福井議員の宮津の経済活性化についての御質問にお答えをいたします。  まず、本市における中小企業者への支援につきましては、議員のほうからは営業継続支援と言われましたが、この部分を含めましての答弁であります。  これまでから、設備投資等への支援として、日本政策金融公庫、京都府及び市が創設をいたしました中小企業向けの各種融資を利用された方に対して金利負担を軽減するため利子補給による支援をしているところであります。その対象事業者の皆さんでありますけども、日本政策金融公庫が取り扱う小規模事業者経営改善資金融資に14の事業者の皆さん、京都府の融資制度、台風緊急融資に6事業者、市の融資制度として近代化資金特別融資に15事業者、また温泉施設整備資金融資に5事業者の計40事業者であります。また、既存の事業者の設備投資に対する補助制度として、平成22年度から特産品等振興事業補助金により特産品等の生産体制拡充に必要な設備を対象に、補助率2分の1、原材料に市内農林水産物を使用する場合には3分の2にかさ上げをいたしまして、補助金額100万円を上限に支援をしているところであります。  さらに、議員お触れ住宅改修制度につきましては、宮津市においてはこれまでから何度となくこの議会でも申し上げておりますが、安心・安全な住まい、環境に優しい住まいの確保を目的に市民の住宅改修等に支援をし、これにより市内の住宅改修等の需要がふえ、建築、電気、給排水設備等の業界の活性化にもつながっているものと考えております。  具体の例で申し上げますと、耐震化を前提にリフォームにも適用する木造住宅耐震改修費補助金を平成21年に創設、制度利用に当たっては、経済対策の観点もあわせ市内業者の施工に限定をいたしまして支援をしているところであります。また、水洗化、太陽光発電システムの設置、さらには高齢者世帯の住環境の向上など幅広く助成制度を設ける中で、ワンストップ窓口も設け、支援をしているところであります。加えて本年度から魅力ある景観まちづくりを民間主導で進めていただくため、住宅等の修景整備に対する景観まちづくり事業補助金を創設し、これも市内業者の施工に限定をして支援をしているところであります。  また、議員がお触れのとおり本市は年間270万人の観光客が訪れる北近畿を代表する観光都市であり、その強みを最大限に生かしていくことが産業全体の活性化につながるものと考えております。観光は旅行業、宿泊業、輸送業にとどまらず、飲食業、小売業、さらには農林水産業、製造業などさまざまな産業への経済波及効果のあるすそ野の広い総合産業であり、観光を基軸とした産業振興を図るため、6次産業化やものづくり、さらには観光商業化に力点を置いて支援をしているところであります。  その中で、起業や、起こす業であります。開業であります。起業や事業拡大への支援といたしまして、市単独事業で魅力ある商いのまちづくり支援事業に取り組んでいるところであります。この事業は空き家、空き店舗を活用し新規店舗として出店するための改修費に補助率2分の1、補助金額50万円を上限に、またそれの上乗せの支援として観光関連業種の新規出店については開店後の人件費や家賃等の運営費に対して補助率2分の1、補助金額300万円を上限に支援をしているところであります。  お尋ねのあった補助率の引き上げにつきましては、補助金の限度額を含めた全体としては近隣の市町と比較をしても遜色のない内容であり、現在のところ改正は考えておりませんが、本年3月に設立をいたしました宮津農水商工観連携会議における議論を通じて事業者の声をお聞きをしながら、今後もその時期に応じて、起業、開業であります。起業や設備投資等への必要な支援を検討してまいりたいと考えております。  最後に、宮津マルシェ構想とまちなかの活性化につきましては、宮津マルシェ浜町地区周辺を丹後観光のゲートウェイ及びまちなかのにぎわいづくり拠点として再編し、まちなかに新たな魅力を加えるとともに、観光客がまちなかに回遊する仕組み、あるいは機能整備等を行い、まちのにぎわいをつくっていくことを目的としており、地域経済の活性化につなげていくことが重要と考えております。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   福井康喜さん。 ○議員(福井康喜)   今、答弁いただいたんですけれども、一つは、開業資金制度について、近隣の自治体等、状況を見ましてということですが、やっぱりよいところを、また使いやすい制度をするべきだというふうに思うんですね。例えば伊根町のことを出しておりますけれども、伊根町は240万を限度にして満額支給をしているわけです。例えば200万円で開業したいという人があった場合、この審査が通りましたら200万円が支給されるというふうに伊根町の場合なります。ところが宮津市の場合は、350万円を限度にしてやっておりますけれども、200万円の資金で開業したいという場合には2分の1しか支給できないわけですから、100万なんですね。だから半分なんですよ。そういう意味で、とりわけ若い人が開業する場合には、資金力が非常に弱いということですから、そういう実態にかみ合った制度をぜひつくっていただきたいなというふうに思っております。  それから、住宅改修助成制度についてですけれども、これはやっぱり経済効果が物すごいあるということですよね。1年、その年に支援資金を投入したら、言うなれば経済効果が10倍以上になってるというのが与謝野町の実績ですからね。そういう意味では、きのうもありましたけれども、種をまいて実をつける、実るという、そういうのが遅いではないかという議員からの質問がありましたが、そういう意味では、住宅改修助成制度というのは、その年に支援資金を投入したらその年にしっかりとした経済的な成果が上がるというのが住宅改修助成制度だと思うんです。しかも地元の業者が仕事を請け負うということですから、地元業者の仕事確保にもつながるというすぐれた制度でありますので、この点はぜひ再度お考えをいただきたいなと思いますし、また先ほど言われました、耐震の補助制度があると言われましたが、昨年1年間で、それは何件あって、どれぐらいの金額でしょうか。そのことをお伺いします。  それと、進捗状況について、浜町のまちづくりについての内容に、商工会議所に任せてあるということですが、その進捗状況はどんなふうになっているかということをお聞きしましたが、それちょっと答弁がなかったのでお願いしたい。 ○議長(松浦登美義)   松田副市長。 ○副市長(松田文彦)   開業の支援についての伊根町の例を出されての質問でありましたけども、私、承知をいたしておりますのは、伊根町の制度なんですけども、新たに商工観光業を営む方に支援をしていくということで、月10万円の定額ということと、2年間の限定ということで、トータルしますと240万と、そういうようなことかなと思っております。この月10万円で2年間と、短期で集中的にというよりも、継続して営業がなされるような支援を狙いにされている制度かなと思っております。初期の投資についてはそんなにかからないといいますか、初期投資をそんなにかけないでできるだけ継続して業が営まれるような、そんな仕組みの制度というふうに私は捉えさせていただいております。この辺は宮津市の制度は開業ですので、短期、その年に多額の経費が要るということから300万円限度に、ただ2分の1という制限はありますけども、300万円を限度に支援をさせていただくということにいたしております。この違いについてはいいとこどりということかもわかりませんけども、今の宮津市の実態からいえば宮津市の今の制度が一番ではないかなと、このように考えております。  それから、住宅改修ですけども、先ほども申し上げましたように、与謝野町、あるいは今年度は伊根町も取り組まれているというふうに聞いております。与謝野町のほうは3年間で時限的な制度であったということでお聞きをいたしております。確かに効果そのものは、それが経済効果、波及効果ということにイコールになるかということについてはちょっと私は全てがそうではないというふうに思っておりますけども、効果があるということは、これは事実だろうと思っております。ただ、宮津市の場合、例えば浄化槽の設備設置に対しての制度でありますとか、太陽光でありますとか、先ほど申し上げましたような制度を幾つも持っております。そういうものを活用をしていただく、それがひいては関連の業界の仕事あるいは経済の活性化につながるというふうに考えております。全ての住宅改修についての制度の創設については現在のところ考えていないということで理解をお願いをいたします。  あとは担当室長のほうからお答えをさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   坂根建設室長。 ○建設室長(坂根雅人)   耐震化補助のお尋ねがございました。どの市町村も耐震化計画を21年からつくりまして、補助制度あたりを創設してやっておられます。実績といたしましては、私ども、決算のときにも申し上げましたが、21年から5年間で28件ということでございます。昨年は9件ということで、近隣ではやはりトップの実績を持っておるということでございます。  もう1点、耐震化の補助、私どもは府内では唯一リフォームの部分もプラスをさせていただいて補助を打たせていただいとるということで、その部分も申し添えさせていただきます。以上です。 ○議長(松浦登美義)   森口自立循環室長。 ○自立循環型経済社会推進室長(森口英一)   まちづくり会議の進捗状況ということでございます。議員御承知のとおり、まちづくり会議体は3月13日に設立されたということで、大きな目標としては、この3年以内を目途に浜町ににぎわいゾーン、施設をつくっていくと、整備していくという大きな目標を掲げておられます。その中で、そのにぎわい施設としてはどういったカテゴリーのものがいいかということで、現在検討されておりますのは、やはり地元産品を使った商業施設、こういったものがいいだろうということで一応用途はそういう方向で決めておられるということです。そうした中で、このワーキンググループというものを、今新たに下部組織という形で専門家を中心としたワーキンググループをつくりまして、今るるいろいろな検討をなされておるという途中段階ということでございます。以上です。 ○議長(松浦登美義)   福井康喜さん。 ○議員(福井康喜)   初めに、ものづくりについてのことも触れておりますが、この中でとりわけ業者がなかなか困難に思ってることがあるわけですけども、ものづくりで業者がないものが、つくったものをどんな容器にするか、あるいはどんなデザインにするか、またどんな包装にするかということがあるわけです。消費者については、商品を見たときのイメージ、これを見て選ぶというのがあります。非常に包装がきれいだったりデザインがよかったりというのがありますが、こうしたアドバイス、これが体制がとれないかというふうに思っています。専門の業者に頼んだら幾らでもあると思うんですけども、これ頼めばなかなか大きな費用がかかりますので、こういった問題に対して日常的に相談に乗れるような、そういう体制がとれないか、そのことをあわせて質問をいたします。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業振興室長。 ○産業振興室長(松崎正樹)   特産品のパッケージ等の、そういったアドバイス、支援への取り組みについて御質問がございました。宮津市のほうでは、宮津市特産品等振興事業補助金がございますが、この中に先ほど第1答弁のほうでハード事業、生産拡充のための制度として2分の1なり宮津市の農林水産物を使えばかさ上げして3分の2で上限100万という補助制度を申し上げましたが、もう一つソフト部分でそういった容器とかパッケージ等を変更したいとかいう意欲のある事業者のために補助制度を持っておりまして、これも2分の1、また宮津市の農林水産物を使ってるような商品であれば3分の2で上限20万円で補助制度を持っております。これには専門家のアドバイザーの謝礼等も対象経費にしておりますので、この制度を十分使っていただけたらというふうに思っております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   ものづくりについてでございますけども、やっぱり宮津の産業というのは本当にどんどんと衰退をしてきてるというふうに思っておりまして、やっぱり卸、小売の状況を見てましても、かつては卸なんかですと200億だった売り上げが今は100億を下るぐらいになってるんではないかと思いますし、また小売にしましても300億円ぐらいあったのが今は200億円を下るぐらいになっている、また製造品の出荷額にしましても、本当にもうかつては200億円を超えるぐらいの出荷額があったんですけども、それがまた100億を下るぐらいの状況になってると。昭和の時代に比べて、よりも低いような状況で今どんどんと落ち込んでいってるというのが宮津の産業の状況だというふうに思ってまして、それをよく分析をしていただいて、なぜそこが、宮津の衰退があるかというところについては本当にものづくりの力が弱いんだとおっしゃったと思うんですけども、まさに私もそのとおりだというふうに思っておりまして、ものづくりをする力が本当に宮津のほうは弱い状況にあるというふうな、本当に十分そういうふうに、そのとおりだというふうに思っているところでございます。  そのために、そうならないように今全力を挙げて支援していかなければならないなというふうに考えておりまして、この前は商工会議所のほうに農水商工観連携会議を立ち上げていただきまして、どうしてそのものづくりの力をつけていくかということを中心になって、これは6次産業化というふうな方向が中心になりますけども、豊かな農林水産物を初めとするたくさんの資源が本当に宮津にはありますけども、それを使って新しいものをつくっていく、その力が物すごく弱いんですよね。そのあれに、少しでもそれを積極的に生み出せるように農水商工観連携会議を立ち上げて、今どんどんとそういうものづくりの力がつくようにやっていかなければならないといって立ち上げたところでございまして、この中でまた制度も必要があればおっしゃっていただいたようなこともどんどんと考えて充実して力をつけていくような方向でやっていかなければならないなというふうに考えているところでございます。  もう一つは、やっぱりおっしゃっていただいたようなものづくりの力をつけていく、とりわけ起業支援とか立ち上がりのときが大変だと思いますので、資金力のその辺なんかにも支援をしていかなければならないという形で、今もたくさんの起業支援制度とか、いろんな制度を市のほうも持ってますし、また京都府のほうでもたくさんのそういう支援制度というのを持ってるんだと思うんですね。それがなかなか十分に使われてないんじゃないかなと思ってまして、また一面ではミスマッチがあるのかもわからないなと思ってまして、職員なんかには、毎日町の中に出て、もうかりまっかと聞きに回れと、出かけていけというふうに言ってるぐらいで、そしてニーズをつかめというふうに言っとるような状況でございますけども、そうした形での本当にミスマッチがあるんじゃないかなというとこら辺も思っておりますので、その辺も十分点検をしながらやっていく必要があるんではないかなというふうに思って、本当にものづくりのとこについては弱いとこですので、それをいかにしっかりと支えていける、またどんどんと新しいものを生み出していけるようなことをやっていかなければならない、そのための仕組みというのを今は農水商工観連携会議の中で中心になって考えていただくことも非常に重要かなと思っているところでもございます。  とりわけデザインなんかの時代ですので、そういうふうなものもそういう検討の中でどういうふうに支えていくかというふうなチームなんかができれば、またこれも大きく伸びていく商品をつくることができると思いますので、そういうことも手を入れていかなければならないと思いまして、ましてやそういうふうな産業を起こすのは金融機関の役割が非常に重要だと思ってますので、金融機関ともしっかりと連携をしながら、宮津のものづくりを強く、足腰の強いものにしていくことが必要になるんではないかなと思ってます。今後とも全力挙げて取り組んでいきたいと思ってますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松浦登美義)   次に、河原末彦さん。                〔河原議員 登壇〕 ○議員(河原末彦)   市民連合クラブの河原末彦です。通告に基づきまして質問を行いますので、理事者の御答弁をよろしくお願いいたします。  最初に、農業振興施策についてであります。私は昨年の12月議会において、米の生産調整が5年後には廃止されようとする中で、政府の目指す国内農業の将来像が農地の大部分を利用する大規模農家や農業生産法人がそれぞれの経営戦略に基づく農業を展開するとともに、大規模化が難しい中山間地は農村が共同して農作業を行う集落営農が担う姿であるということが示されたことから、宮津市の農業が小規模・兼業農家の就労により耕地が維持されていて、しかも農業従事者の平均年齢が71歳と高齢化している上、担い手も育っていない、そういう状況の中で、5年後の宮津の農業の姿をどう描いているのかとの一般質問を行いましたところ、丹後産コシヒカリを初めストック、小菊、ヤマノイモ、九条ネギなどの特産品のブランド力を高めるとともに、農産物の高付加価値化を図るため環境に優しい農業を実践するエコファーマーの取得促進や特別栽培米の生産を推進し、同時に新規就農者の定着が図れるよう支援し、担い手の育成、確保に努める。また、人・農地プランの取り組みの中で、地域の実情に応じて集落営農組織化や集落営農組織の法人化へ誘導していく。そして、観光を軸に農林水産業、商工業が密に連絡をして6次産業化や地産地消を推進し、農業所得向上を図って農業を魅力ある産業にしていき、宮津の基幹産業として農業を位置づけ、振興していく。その具体化に向けて農業アクションプログラムをつくっていきたいとの答弁をいただいております。  実効性あるアクションプログラムを作成するためには農業者の理解が必要であり、農業者の意向が反映されるプロセスが大切であります。そこで、農業アクションプログラムの策定に向けての具体的な考え方と策定に至るまでの手順についてお伺いをします。
     また、農商工観連携による農業振興という点では、地元の農産物を消費する側の需要に対して安定した供給を行う体制をつくることが重要であり、そのためには消費者と生産者を結ぶ役割を担う組織なり人材の育成に取り組むことが必要と考えますが、どのようにお考えですか、あわせてお伺いをします。  次に、北前船寄港地フォーラムの成果と地域振興についてお伺いします。  北前船寄港地フォーラムは、江戸時代から明治期にかけ日本海交易で活躍した北前船の寄港地関係者が一堂に集まり、日本海沿岸地域の振興や交流促進策などを探るため、北海道や東北、北信越で行われてきました。15回目となることしの北前船寄港地フォーラムは去る7月25日に宮津市で行われ、西日本で初めての開催となりました。寄港地を有する自治体は138もの数に上ると言われ、北海道から鹿児島まで全国から約600名が参加し、宮津を知っていただくことができました。  当市では、このフォーラムの成功に向けて、宮津商工会議所を中心に北前船まちづくり委員会による北前船港町・城下町まちづくり構想の研究を初め現代版北前船プロジェクトの活動や北前船が運んだ文化の一つとしての宮津あいやえおどりを披露した宮津おどり振興会の活動、そして多くの船頭が活躍していた由良地区での北前船資料館の開設と、それにあわせて北前船の模型が手づくりで再現されました。多くの方々が心を一つにして成功に導いたものであります。  北前船の文化を切り口に各寄港地の魅力を掘り起こし連帯を広げていくことが必要との提言もありましたように、第15回北前船寄港地フォーラムを成功させた財産を今後の地域振興にどう生かしていこうと考えておられるのかお伺いして私の質問を終わります。理事者の御答弁をよろしくお願いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業振興室長。              〔松崎産業振興室長 登壇〕 ○産業振興室長(松崎正樹)   私から、河原議員の農業振興施策についての御質問にお答えします。  国においては、本年度から新たな農業・農村政策として4つの改革、すなわち農地中間管理機構の創設、経営所得安定対策の見直し、水田フル活用と米政策の見直し、日本型直接支払制度の創設などが掲げられ、日本の農業にとって大きな転換期を迎えております。こうした中で、本市におきましては、目まぐるしく変わる国の施策に影響を受けにくい足腰の強い農業にしていくことがその基本であると前回の答弁でもお答えいたしました。  こうした考えのもとでアクションプログラムにおける本市の目指す農業の考え方についてであります。1つには、本市の特産品にさらなるブランド力をつけて、しっかりと売れるものをつくっていくこと、2つには、これらの特産品を生産する担い手の育成、確保を図り生産体制を強化すること、3つには、需要拡大を図る流通形態を構築すること、この3つを骨子に実効性のあるアクションプログラムにしてまいりたいと考えております。  作業計画としましては、素案の作成、農業者との意見交換、中間案の作成、議会への説明の手順を経て、本年度内には策定してまいりたいと考えております。  次に、生産者と消費者を結ぶ組織、人材についてであります。  地産地商(消)や需要拡大を図っていくためには、消費者や実需者のニーズを把握し、需要に応じた計画的生産等を指導する人材や組織が必要になってくると考えており、先ほども少し触れましたが、アクションプログラムの策定において生産者と消費者、実需者を結ぶ流通形態の構築について検討してまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   河嶋企画総務室長。              〔河嶋企画総務室長 登壇〕 ○企画総務室長(河嶋 学)   私から、北前船寄港地フォーラムの成果と地域振興についての御質問にお答えをいたします。  去る7月25日、26日に西日本で初めてとなる第15回北前船寄港地フォーラムin宮津・京都を開催いたしました。国土交通省観光庁長官によります訪日外国人旅行者誘致のための地域振興について、西日本旅客鉄道株式会社取締役による基調講演「地域と一体となった観光施策」について、そしてパネルディスカッションでは「広域連携による観光施策・地域振興施策」をテーマに、地元出身者の大学生や北前船寄港地でもある由良地区の代表もパネリストとして参加していただくなど、宮津の将来について議論を深めていただき、大変実りの多いフォーラムであったと思っております。  また、フォーラム開催とあわせて7月25日から8月3日まで特別開館した歴史資料館においても、特別展やイベントもあわせ打つ中で、市内外から536名の方に来場いただき、宮津の歴史文化をしっかりと堪能していただけたと思っております。  フォーラムにおいては、参加していただいた人々による日本海側都市間の文化、産業などの交流、人的ネットワークの構築など大きな狙いもありましたが、北前船寄港地共通の土産物の開発や府県を越えた商工会議所間の連携などの取り組みも始まっており、民間ベースでの交流が深まることを大いに期待するものでございます。  なお、このフォーラムの運営に当たっては、北前船寄港地フォーラムin宮津・京都実行委員会が主体となって取り組みを進めてきたところですが、そのメンバーである由良を良くする地域会議におかれましては、今回のフォーラムを機に北前船寄港地であった地域の特徴を生かした地域観光振興に取り組まれており、市としましても、できるだけ御支援をしてまいりたいと考えております。  本市におきましても、日本の顔となる観光地を目指している中で、我が国の観光振興の司令塔である今回のフォーラムをバックアップしていただいた国土交通省観光庁や日本経済界をリードする企業経営者の皆様としっかりとした人的ネットワークが構築できたと思っております。とりわけ基調講演をいただきました西日本旅客鉄道株式会社様とは今後プロモーションや誘客が図っていけるものと強く期待をしております。御理解賜りますよう、また引き続きお力添えを賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   では、農業アクションプログラムについて再度質問させていただきます。  私は、農業を取り巻く環境というのは非常に厳しいということで、皆さん御承知のとおりなんですが、それをどう乗り切っていくかということは、そのために計画があるんです。計画を本当に実りあるものにするためには、ただ机上だけでつくっていては生きたプランにならんわけでありまして、そのプロセスが必要であるというふうに第1質問でもさせていただきました。まずはその現状の宮津市の農業をどう見ているのかといった点の分析なりをするために、やはり農業者のアンケート調査なり、そういったものも、意向調査なり、そういったものもやっぱり先にするべきでないかなというふうに私は思っております。例えば農業を縮小する気持ちの人なのか、あるいは拡大している人、あるいは所有面積によっても違うでしょうし、地域によってもいろんな農業のやり方、経営のやり方というのがあるかと思うんです。それらのものについて、やはり農業振興計画の中でも各地区に分かれた振興政策が出されているわけですけれども、そういった5年後の農業の姿が各地域の中でどう営まれているか、この辺のことについての現状の分析と、そして5年後の姿、そういったものもやっぱり議論をしてつくっていただけたらなというふうに、これは私の意見なんですが、そのお考えがあればぜひ御答弁をお願いをしたいというふうに思います。  それから、まさにその流通の消費者と生産者を結ぶ役割にある人材なんですが、例えば宮津市も非常にお米に関しては生産量が、宮津市民が地元のものを食べていただけたら全て消費できるという、そういう生産力になってます。観光客とかに回るお米はないという生産状態になっていますけれども、観光の、270万来られるということなので、それらの方々が食する、そういう野菜、農産物ですね、それとかあるいはこの間、企業誘致などでやってきた特別養護老人ホームとか、そして小学校の給食であるとか、そういう大口の消費者に地元の野菜を消費する、そういうシステムというのはやはり、その管理者というのはどこに行ったら農産物が入るのかというのもわかりませんでしょうし、また生産者も小規模な生産者で上に行くいうこともできませんし、そういう意味では中に入る業者になるか、本来なら農協がその役割も果たしているところがあるんですけれども、そういう需要に応じた計画生産、そしてそのための生産指導、営農指導、そういったものを含めながらやっぱりしていく、一体的にしていくことが重要なんではないかなというふうに思うわけです。そういう組織、人材、これについても前向きに取り組んでいただきますようにお願いをいたします。  それから、北前船と地域振興であります。これはまた市長のほうからも御答弁ちょっとお願いをしたいんですが、私はイベントをして成功で終わったと、600人も来て、大勢集まってくれたなと、よかったよかった、御苦労さん、これでやっぱり終わってはならないし、終わらせてはならないというふうに思っております。往々にして行政がイベントやるとそういう傾向に走りがちなので、あえて言わせてもらっています。もちろんこのイベントを誘致するに当たって、宮津市の振興策というのは、やっぱりこのフォーラムを受けてどう宮津を発展させていくかということが頭にあっての誘致だと思いますので、その辺の振興策の方向性についてお聞きをしておきたいと思います。  私は非常に、この北前船のフォーラムを見聞きするにあって、実は全く今までそういう知識もなかったわけですが、やはり由良のほうで、北前船の船頭が由良の方がたくさんおられたと、活躍してたということを聞いて、先祖さんがそういう歴史あることもやってたんだなということで、改めて私の存在の位置確認というか、こういうふうなものができたかなと今思っておるところです。  宮津市の振興については、その北前船を、ただ北前船の連携強化で、今お答えがありましたいろんな来てもらったとこでの連携強化を図っていく。私はそれはやっぱり北前船という歴史文化を全国の人に知っていただくと、こういうことがやっぱり一番、発信をしていくということが大きな役割と思うんですけれども、その発信する中で、宮津は何を発信していくかと、全国的に北前船というのがよく知られてくると、そちらのほうへ行くときに、その多く、138自治体ある、中では積極的にやられてるところとそうでないところとあるようですが、そこで北前船イコール宮津というふうに、何を宮津として発信をしていくのかと、この辺がやっぱり一番大切なことだろうと思うし、そういう意味で言えば、宮津は早くからこの三上邸を重要文化財に指定されて、そこでされているところですが、そこからやはり宮津の古い建物のまちなみとか、そして北前船と切っても切れない由良の船頭の活躍に即した由良の振興、そういったものと一体となって、私は宮津へ北前船で人を招いて、そして由良へその流れが行く、一つの観光ルートといいますか、そういったことも一つ考えてはどうかなというふうに思っておるわけであります。ちょっとその辺について御意見あったらお考えをお聞かせ願いたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   まず、アクションプログラムのほうについてですけども、私もアクションプログラムはできるだけ早くつくり上げていきたいなというふうに思ってますし、またそれをつくるに当たっては、私は河原議員のほうに中心的なリーダーとして参画していただいてつくっていただくことができないかなというふうに思っておりまして、河原議員が言われるようなたくさんの現状分析して5年後の目標をつくっていくというようなことも必要でしょうし、それからまたいずれのあれにしても十分に農業の中身を知っていただかなければなかなかできないことだと思いますので、ぜひそういうふうな河原議員が思っておられるようなアクションプログラムができるように、その作業のリーダー的な立場で指導していただいてつくり上げるということが非常に重要ではないかなと、それがまた議員がおっしゃるような年収、年商、年間所得600万円以上の所得があるような農業を振興することになるんではないかなと思いますので、これはぜひ議員の思っておるとこら辺は十分に反映できるように、そういうアクションプログラムはないと思いますので、ぜひ、これはお願いになるかと思いますけども、そうしてみずから参画してリーダーとなってつくり上げていただければというふうにお願いをしたいと思いますけども、どうでしょうか。  もう一つのほうの北前船のほうもそうでございますけども、これをやっぱり北前船の開催は本当に皆さんの御支援を得て成功させることができたところでございますけど、成果をしっかりと次につないでいかなきゃ、生かしていかなければならないというのは本当に思っているところでもございまして、開催前から、準備の前からこういうことを考えながら、ずっとそれも考えてきたところでもございまして、北前船のフォーラムを契機にして、海のにぎわいづくりの、宮津のほうのにぎわった昔をつくり上げる、再び取り戻してつくり上げていくということが大きな課題だろうと、それを海のみやこの物語として大きく展開をしていこうと、これもまた成果を生かすことにつながるということをずっと考えながらフォーラムの開催もしてきたところでございます。  ただ、それが残念ながら、そういう方向の大きな動きに今のところはなってないのが非常に残念なんですけども、国のほうも海のみやこの、京都府のほうが中心になって進めてきていただきました海の京都の観光圏のほうも、この前の7月4日の日に国のほうから海の京都観光圏として、全国の、世界の、日本を代表するような観光圏として整備していこうという形で観光圏として認定もされたところでございます。こうした考え方と一体となって、いま一度海のみやこの物語、宮津の海を使ったにぎわいの空間を北前の船のころのように取り戻していくと、どうしたことがそういうふうにしたら整備できるかというところについて考え方を整理していくようなことをまとめていくプランなんかをつくっていかなければならないんではないかなと、そういう方向で、整備のあり方について、北前船のフォーラムを生かした整備の、今後のにぎわいづくり、宮津をつくっていくような方向の計画づくりにも、前から海のみやこの物語でやってるわけですけども、具体的にもう少し、アクションプログラムのようなものではないかもわかりませんけども、手がけていかなきゃならないんではないかなと、そして成果を生かしていくということが重要だというふうに思っております。  また、由良のほうも大変お世話になりまして、北前船の時代には由良のほうが大きな力を持ってたという形で今、資料館を、そのころのあれとして資料館をこれを機に整備する方向で動いていただいておりますけども、それについても周りのほうには今、足湯とか特別養護老人ホームなんかもできてきつつありますので、由良の今後の活性化の大きな拠点になれるように資料館の整備を中心にして応援をしっかりと、活性化の拠点になるように応援をさせていただきたいなというふうに思っております。よろしくお願いします。 ○議長(松浦登美義)   松崎産業振興室長。 ○産業振興室長(松崎正樹)   まず、プラン策定に当たって十分農家の声をということの御質問がございました。今、農業者の組織体として大規模な農業を目指す志向を持った農業者の集まりの認定農業者協議会とか、また農業再生協議会、それから直売所をやっておられますまごころ市の組合とか、各農業者の集まりの組合や団体がありますので、こういったところとお話をして、十分にお話も聞いていきたいと思っておりますし、また人・農地プランで地域にも十分入っておりますので、こういった中でも農業者の声を十分聞いた上で現状分析してアクションプログラムを策定していきたいというふうに思っております。  それから、流通の部分では、やはり農家がしっかりとまずいいものをつくるというところで、その一方で需要拡大を図っていく攻めの部分、ここの流通のところの組織が私ども必要というふうに考えておりまして、ここの部分は河原議員と同じ考え方かなと思っております。ここの部分については、第1答弁でも申し上げましたとおり、しっかりアクションプログラムの中で考えていきたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(松浦登美義)   河原末彦さん。 ○議員(河原末彦)   まず、アクションプログラムの件なんですが、市長からエールを送っていただいたんですが、私も一農業者として、また農業委員も経験してますので、そういう立場からまた意見が言えるとこがあったら言っていきたいというふうに思っております。  それから、ただいまの流通の関係なんですが、由良地区に特別養護老人ホールが建てられると、ここはやっぱり地産地消で由良でつくった農産物をぜひ使ってほしいということで、米は何とかなるんですけど、ほかの生産体制が整ってないということもあったりして、特養あたりでも意識はあるんでしょうけども、その生産体制が整わないということで、そこを仲介してくれる人、例えば由良にないものについてはほかのところから寄せていただくとか、そういった仲介役をやっぱりする人が必要なのかなというふうに思っております。これはより、せっかく企業誘致して来てもらって、一つは雇用ができたというふうにいいとこがあるんですけども、それをやはり次を伸ばしていくという点からは、利活用していくいう面から、そういう面からもぜひ体制を早急にとっていただきたいなと思っております。  それから、北前船の関係なんですが、いろんな今回のフォーラムの作成の中でも、第1質問の中でも言わせていただきましたように、現代版の北前船プロジェクト、これはもっと早くから歴史的な館において音楽活動を中心としてやっておられる方ですし、これは音楽活動を通じて北前船、昔の歴史を知っていただくという活動がなされていますし、また古い建物の研究においては作事組あたりがそういった研究も重ねています。そして、由良の歴史については由良の歴史を探る会ということで、まだ船頭の由良の歴史をもっと資料をたくさん集めて研究していこうという、そういう活動、それから商工会議所を中心にしたまちづくりの構想の会議、そういう小さい中でも個々の会議、活動というのが確実に芽生えていると、そういった活動をどう結びつけて一つの市の施策として成り立たせていくか、これは行政のやる役割ではないかなと思うわけです。ずっと中へ入っていって、こうせえああせえということで介入したり、もうあんたらには補助金も何にもないから知らんでといってほったらかしたり、そういったことをするとやはり活動の中身が、一緒に一般の市民発の活動がやっぱりいいことで、行政としてはいろんな活動、これに目を向け、そして情報もしっかり収集し、近寄らず離れず、そういうもとで、そういう立場でコーディネート役をぜひ果たしていってほしいと思うわけであります。えてしてもう知らんでとか、過剰介入だとか、そういったことがありますので、うまく距離感を保ちながら市民の自主的な活動が進むように援助をしてあげていただきたいと思うわけであります。  それと、私はこの北前船の観光客というのは、特に天橋立に観光客が来ていただくと、その中で天橋立に泊まっていた客がどこか見るとこないかということで宮津のまちなかを見ようかと、それで滞在がちょっと広がるなと、こう考えられる人もおられるかと思うんですけども、私はこの北前船の歴史文化に魅力を感じて来てもらう人と風光明媚な自然を見に来てもらう人とでは少しやっぱり客層も違っていくんじゃないかなと思うわけであります。そういう意味では、宮津がその歴史文化によって人を引きつける魅力、それをつけてきてもらうことによって、そのことが逆に由良や天橋立に行ってもらう、こういうことで均衡のとれた振興ができるんじゃないかと思っておるわけであります。私の思いを伝えさせていただいて、何か感じることがあったらお答え願えたらというふうに思います。以上です。 ○議長(松浦登美義)   河嶋企画総務室長。 ○企画総務室長(河嶋 学)   いろいろと御質問いただいてちょっと考えがまとまっておりませんですけども、さまざまな団体によります活動が今繰り広げられております。北前船につきましては、先ほどおっしゃいました現代版のグループですとか、また特に由良地区におきましては今回の北前船のフォーラムに関係しまして資料館を整備をしていただきました。これはほかにホットサロンですとか、申しわけございません、足湯サロン、足湯ですか、あれですとか、また認知症の関係でもやっていただいております。そういった各地域での活動が今回のフォーラムをきっかけに動き始めているんだろうなというふうに思っております。  今回このフォーラムを開催するに当たりまして、北前船まちづくり委員会というのを立ち上げました。これが昨年立ち上げましたんですけども、この委員会ではこのまちづくり構想を策定する、海を活用したにぎわいづくりのまちづくり構想を策定するというようなことで、一般の方にも参加いただき、また市の職員、そして京都府立大学のほうからも御支援いただくなどしまして研究会を立ち上げました。その研究会で4つの班ぐらいに分かれまして、いろいろとどんなことができるのかというようなことを検討していただきました。昨年5回ほどこの研究会を開いてもらいまして、一応その報告も受けてございます。そういった報告も今後参考にしながら、このにぎわいづくりにつながるようなことがありましたら進めていきたいなというふうに思ってございます。市がコーディネーター役ということでございますけども、これにつきましては、その役割を務めていく必要があるんだろうなというふうに思っております。  ちょっと取りとめのないことになりましたですけども、以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   ここで約10分間休憩いたします。              (休憩 午前11時11分)           ────────────────────              (再開 午前11時20分) ○議長(松浦登美義)   休憩前に引き続き会議を開きます。次に、城﨑雅文さん。                〔城﨑議員 登壇〕 ○議員(城﨑雅文)   蒼風会の城﨑雅文でございます。私はさきの選挙におきまして子供たちが将来に希望の持てる宮津市にしたいと志を立て、この市議会議員に立候補いたしました。おかげさまで皆様の温かい御支持によりまして今この場に立たせていただくことができました。心から御礼申し上げます。この4年間、この志を忘れることなく一生懸命頑張ってまいる所存でございますので、どうぞ皆様よろしくお願いいたします。  それでは、通告に基づきまして阿蘇海再生への取り組みということにつきまして質問をさせていただきます。  さて、この阿蘇海の問題はこれまでから先輩議員の方々が何度も何度もこの議会においていろいろな角度から質問をされてきました。また、行政においても相当な問題意識を持っておられると思いますが、残念ながら今もって阿蘇海がきれいになったとはとても言える状態ではありません。そろそろ抜本的な施策を打つべき時期に来ていると私は思っております。  まず、阿蘇海の現状と問題点でございます。  阿蘇海は、面積が4.81平方キロメートル、深さが最深部で約14メートルと、そして天橋立によって外海から遮断された潟湖であり、典型的な閉鎖性水域であります。  水質のほうですが、水の汚れを見る上で代表的な数値の化学的酸素要求量は平成10年に1リットル当たり3.1ミリグラムだったのが平成25年には1リットル当たり5.0ミリグラム、全窒素量は同じく平成10年に1リットル当たり0.5ミリグラムが平成25年には1リットル当たり0.47ミリグラム、また全リン量は平成10年に1リットル当たり0.036ミリグラムが平成25年には1リットル当たり0.032ミリグラムと、全ての数値で悪くなっているか、ほとんど変わっておりません。これはこの15年間、阿蘇海における水質悪化が継続しているということを如実に示しております。  具体的な問題点といたしましては、第1に漁業への影響です。近年、金樽イワシの漁獲量がふえたなどいいニュースもありましたが、これは一過性なことだと考えられ、カニ、アサリ、ハマグリ、ウナギなど、総じて漁獲量は低水準のままです。特に地元ではクロクチと呼ばれ阿蘇海を代表する珍味、オオノ貝はほとんどとれなくなっているのが現状です。  第2に、ごみ問題です。特にこの6月から9月の暑い時期にはアオサの大量発生と、その腐敗により天橋海岸付近では悪臭が発生しております。同時に、阿蘇海に流入している河川から流れ出る大量のアシ、そしてまた流木などが漂着し、またそれが腐敗、その悪臭やそのごみ自体の問題、周辺住民の皆さんの苦痛には耐えがたいものがあります。  第3に、それらの目に見える直接的な問題に伴います宮津、そして天橋立のブランド全体への影響、換言しますと風景や文化的価値に対する悪影響です。御存じのように平成25年度には府中地区が風景の国宝と言われております重要文化的景観に選定され、また今年度は加えて文珠地区が選定に向けての準備を進めています。この動きと軌を一にして目指しているところは天橋立の世界文化遺産登録だと私は思っております。この今ある景観は、ここで暮らしてきた人々が昔からの生活やなりわい、そして風土により形成されたものです。その生活やなりわい、風土にとって、この阿蘇海は大変な重要な役割を担っております。したがいまして、阿蘇海の環境悪化はこの地域の景観形成にとって非常に大きな影響があります。つまりは天橋立の世界遺産登録に向けては避けては通れない問題であります。  以上のことから、阿蘇海の環境改善は宮津市として待ったなしで取り組まなければならない重要課題だと思います。そこで、現在の阿蘇海の環境改善に対する市長の御所見をお伺いいたします。  また、平成25年度には阿蘇海における宮津市と与謝野町との境界が確定いたしました。これは大変画期的な出来事であると思っておりますが、いよいよ本格的に環境改善に向けて動いていく時期が来ているのではないかと思います。また、市長は平成21年3月議会の中で、阿蘇海の環境浄化に向けては国家的プロジェクトとして当たっていただくよう国に強く働きかけていくとおっしゃっておられましたが、その後どういった動きになっていますでしょうか、お尋ねいたします。  そして、この阿蘇海の環境改善を前に進めていくためには、しっかりとした数値目標を設定する、すなわちどこまで改善するのかということを決めるということが非常に大切だと思います。また他方、この阿蘇海は宮津市だけでなく与謝野町を含めた広域で考えなければなりませんが、その意味でも、どこまできれいにするのか、そういった数値目標の合意形成ができているのか、またできていないなら今後どういった方向でこの合意形成を進めていくのかお聞かせ願いたいと思います。  最後に、京都府が実施しています阿蘇海シーブルー事業について、現在の進捗状況と、またその効果についてお尋ねいたします。  以上、質問とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。                〔井上市長 登壇〕 ○市長(井上正嗣)   城﨑議員の阿蘇海再生への取り組みについての御質問にお答えをいたします。  まず、阿蘇海の環境改善に係る私の思いについてでございます。  私も阿蘇海のそばで生まれ育ちましたんで、思い入れはたくさんあります。阿蘇海は、かつては水産資源に恵まれた豊かな漁場でありました。また憩いを与えてくれる美しい海であったというふうに思っております。高度経済成長以降、それが生活スタイルの変化に伴いまして、汚濁原因の生活雑排水や農業排水の流入など、私たちの活動によりまして急激に阿蘇海の水質汚濁を進行させたものというふうに思っております。  将来の子供たちのためにも、昭和30年代までだったと思うんですけれども、までのような美しい豊かな阿蘇海を取り戻すことが今の私たちに課せられた大きな使命、責務ではないかというふうに思っております。この実現に向けた取り組みが、また議員が言われたような天橋立の世界遺産登録にもつながってくるものと考えております。  次に、2点目の阿蘇海浄化に向けた国への働きかけについてでございます。  平成19年度から閉鎖性水域の汚濁改善モデルとして国レベルのプロジェクトで実施されるよう要望を重ねてきたところでございます。この間、21年度には京都府が実施しているシーブルー事業の一部を宮津市が受託をしまして、新しい浄化資材を用いた実証を行い、また23年度からはキレートマリンによります浄化実証も行いましたが、期待した効果は得られなかったところでもございまして、現在は京都府のリーダーシップのもとで、阿蘇海環境づくり協働会議の専門家研究会において、流入負荷削減対策、また海水交換による浄化能力の向上など環境改善対策を検討されておりまして、市といたしましても、引き続き一緒になって取り組んでまいりたいと考えております。  次に、3点目の環境改善に対する数値目標やその合意形成についてでございますが、阿蘇海環境づくり協働会議において、阿蘇海流域将来ビジョンを関係者と合意形成を図りながら26年度中に策定をしまして、この中で今後の阿蘇海流域の将来イメージ、目指すべき環境、目標年次、それから基本方針などが示される予定になっているところでございます。  最後に、阿蘇海のシーブルー事業の進捗状況とその効果についてでございます。  本事業は京都府において平成5年度から30年度までを事業期間としまして、景勝地にふさわしい景観の創造と快適な海浜空間の創出を目的に実施をされておりまして、海岸線の浅い海底を清浄な砂で覆いまして、沈下したヘドロから溶出される汚濁物質を抑制しまして、底生生物の働きなどによる自然浄化能力を高めようとするものでございます。この事業の進捗状況は、全体計画の35ヘクタールに対しまして25年度までに17.89ヘクタールが完了しております。26年度は文珠側の区間で約0.14ヘクタールの事業が予定をされているところでございます。その効果については、年度ごとのばらつきはありますが、底生生物の増加など良好な海浜が形成されていると伺っております。  いずれにしましても、阿蘇海再生への取り組みにつきましては、何よりも大切なことは、地域に住む私たち一人一人が阿蘇海を守る、豊かな海を次世代にとの思いを持って粘り強く改善の取り組みを進めていくことだと考えております。  以上、御理解を賜りますようお願いを申し上げ、私からの答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   城﨑雅文さん。 ○議員(城﨑雅文)   御答弁ありがとうございました。大変力強い御答弁だったかなと思ってうれしく思っておりますが、もう少しこの議論を深めていきたいなと思っておりまして、この間、御存じとは思いますけども、第15回の世界湖沼会議というのがイタリアで行われまして、そこでペルージャ宣言というのが採択されました。これは京都新聞の抜粋なんですけども、そこでは湖沼が生態系の維持に加えて人間の生活と文化の発展に果たしてきた役割を重視し、自然や文化などさまざまな要素を含んだ取り組みが極めて重要ということが新たに提言の中に入れられて、また文化や暮らしの側面から湖沼と人のかかわりを見詰め直して保全につなげるハートウエアの考えを分科会で初めて取り上げたということで、これはまさにこの当宮津市がこれから阿蘇海の浄化に向けて取り組んでいくべきテーマに本当に合致しているのかなと思っております。  そこで、この阿蘇海の環境改善は大変、一見守りのように見えるんですけども、これが今度攻めに変わっていくのかなと私は思ってまして、本当にこの環境改善を行うことによって、今度これを世界に向けて発信していくことによって、この宮津市にまた新たな観光とか視察とかに訪れるお客様がふえていく、守りが攻めに変わっていくというようなことも期待しつつ先ほども話も聞いておりましたけども、そこで一つなんですけども、平成26年度に阿蘇海環境づくり協働会議のほうで合意形成していくんだと、そしてそこで今年度中に策定をして発表していくんだということをお聞きしましたけども、本当にそういったことが大変重要で、しっかりしたロードマップを提示してほしいんですけども、いま一つ不安なのは、一番大事な財源のところだと僕は思ってます。こうしていきたい、ああしていきたいということは言えるんですけども、その裏づけとなる財源のほうをどうするのかということを1点お聞きしたいと思います。  そしてもう1点なんですけど、京都府のシーブルー計画についてなんですけど、大変これいい事業だと私も思っておるのですけども、地元の漁業関係者の方からは少し改善してほしいなという声も出ておりまして、例えば近年の工事には覆砂の砂に河川のしゅんせつで出た砂を使用しておられるということで、比較的粒の粗い砂がまかれております。その関係で、粒子の粗い砂は大変流されやすくて、まいた箇所にとどまらず、同じところにどんどんどんどんたまっていくんだと、流されて、そこで阿蘇海に流入している土管を砂で覆って詰まったりとか、また1カ所だけ島になってみたりとか、そういったちょっと弊害が出ているということと、また工法、覆砂の施工後、その覆った砂が大きく波のようにうねって漁をするのに弊害が出ているということもお聞きしておりますので、そういったことを私も京都府のほうには訴えていこうかなと思ってますけども、宮津市としてしっかりそういう声を京都府に届けていただいて、よりよい事業に改善していくことが肝要だと考えておりますが、その点いかがでしょうか。2つ質問をさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   初めのほうの阿蘇海のほうの歴史とか世界湖沼会議が言われているような、そういう疫学的な観点からの阿蘇海の汚濁についての観点ですけども、確かにそういう歴史的なものとか、疫学的にどうしてそういうふうに阿蘇海が汚れてきたかというとこら辺も深く掘り下げて汚濁の改善を進めていくことが非常に大切ではないかなというふうに思うところでもございまして、これまでどうして阿蘇海が汚れてきたかという汚濁のメカニズムみたいな、汚濁の機構ですよね、そういうとこら辺についても解明しながら調査検討を進めて、そして汚濁の改善に向けていくことが重要かなというふうに思っておりまして、今までも阿蘇海のヘドロを含めて水質をどうして改善していくかという観点から、流入河川からを中心とします汚濁物質をどう減らしていくかと、とりわけ窒素、リンになりますけども、その辺を十分に考えながら対策を進めていくことが重要であるというふうに思っておりまして、つまりは瀬戸内や琵琶湖と同じようになりますけども、総量的な流域全体で規制あるいはライフスタイルの変化みたいなことになると思いますけども、そういうものも含めて改善の考え方というのを進めていかなければならないのではないかなというふうに考えているところでもございます。  そうした中で、やっぱり流域のほうのビジョン、今年度策定をする予定ですけども、量的なとこまで、そういう総量というとこら辺まで踏み込んでいけるかどうかというとこら辺が非常に大きな課題になるんではないかなと思いますけども、そうした数値目標なんかも考えながら取り組みというのが進められていくのを一緒になって考えていかなきゃならない。当然のことながら、協働会議の中で財源の問題も含めて一緒になってしっかりと確保しながら計画づくり、それから今後の汚濁のことについての取り組みも進めていきたいというふうに考えているところでございます。  シーブルーのほうの事業についても、同じようなことを私も思っているところでもございまして、昔はクロクチがたくさんおったのに、シーブルーによって、結局、上からシーブルー、砂を入れますから圧力で動けなくなってしまって昔のようにクロクチがとれなくなってしまったと、そういうふうな逆の影響もありますので、そういうことを考えていかないかんと思いますし、それからもう一つは、天橋立の股のぞきのときに天にかける橋というのは、股のぞきをするときに見るのは、天橋立が水面に映っている松並木を見るのが本当の股のぞきのところなんですけども、シーブルーによって砂を入れることによって、その砂が岸に宮津湾側と同じように砂がたまってしまうことによって本来の股のぞきの天のかけ橋が見れなくなってしまうということになるので、これもできるだけそうならないようにしてほしいという話も聞くところでございますし、そもそも阿蘇海というのは流入に、河川からの土砂なんかがどんどんと入ってきますから、閉鎖性水域ですので、そういうことの流れでいきますと、そうでなくても埋まっていくものをなぜ砂を入れて早く埋まってしまうようなものをつくらないかんのかという話も聞くところでございますので、いろいろとシーブルー計画については問題点があると思っておりまして、私もこれまでから京都府のほうには一考してくれということは強く申し入れしているところでございますけども、間もなくその事業期間も終わるということで、これは行政の悪い癖だと思うんですけども、そのまま続くと、やっていこうというふうな方向で来てるところです。いま一度本当にそういうふうなとこら辺についても一考してほしいということを強くお願いも、お世話になることが多いんでなかなか言いづらいんですけども、お願いをしていかなきゃならないんではないかなというふうに思っているところでございます。いずれにしましても、阿蘇海の汚濁の改善に向けて、これから世界遺産のほうにもまたつながっていくんだと思いますし、全力を挙げて取り組ませていただきたいと思っているところでございます。よろしくお願い申し上げます。 ○議員(城﨑雅文)   森口自立循環室長。 ○自立循環型経済社会推進室長(森口英一)   シーブルーの関係で、少し補足というか、させていただきたいと思います。  城﨑議員のほうからは、シーブルー事業自体はいい事業なんだけども、地元から少し心配の声を聞いてるということでございました。2点ということでございました。  1つは、覆砂の粒径、砂の粗さということでございます。その心配ということがございました。これを管轄しております京都府のほうに確認いたしましたところ、これ平成5年に事業を開始されておりますけれども、その当初から粒径自体は基本的には変わっていないということでございました。  それから、2点目です。海底がちょっとうねってるというようなこともございました。そういったことから大垣の土管のところも一部閉塞しとるというようなことがございました。私も、先日といいますか、先般の清掃活動のときに行かせていただいたときに、地元の方が一生懸命その土管のところを閉塞してるのをとってるという光景を目の当たりにしたわけですけども、このあたりを京都府のほうに確認いたしますと、それは重々承知しておるということで、現場に応じた対応は一定はしておるんだけれども、なかなか防ぎ切れないところがあるということでございました。その大垣の海岸のところについては、その閉塞の箇所については、少し沖合のほうに覆砂をするというような対応もさせてはもらっておるということでございました。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   城﨑雅文さん。 ○議員(城﨑雅文)   大変ありがとうございます。  本当にこういった地元の声をしっかり伝えていくのも行政の仕事ですし、私たちの仕事だと思いますので、本当にせっかくする事業ならどんどんいい事業に改善していくように、そういうふうに軌道修正をどんどんどんどんこっちから声を上げていって、していきたいなと思っておりますけども、少し地元の方、もう1点心配されとられたのは、さっき市長も少し触れられましたけども、あんまり文句を言うともうやめるぞと言われるというような、そんな直接的な言い方はしないでしょうけど、そういったちょっとことで余り強く言えないんだなんていうことを本音を漏らされてたんですけども、本当にそういったことは言ってほしくないなというか、お互いが改善をよくしていこうという気持ちの中で全て進めていってもらいたいなと思いますし、もう1点だけ少しこのシーブルーのことについて、平成30年で一応事業終了ということになってるんですけども、何かこの先にまたほかのことをやるのかシーブルー継続していくのかといったような30年以降の何か考えというか、そういう計画が、これ京都府のほうなんでしょうけど、聞いておられるかなと思って、そこを1点だけ質問して終わりたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(松浦登美義)   森口自立循環室長。 ○自立循環型経済社会推進室長(森口英一)   議員お触れのとおり、このシーブルー事業は平成30年まで京都府さんのほうで施工されるということです。期待もいたしておるところでございます。その後の次の一手は何かあるかということでございます。議員もお触れになられましたけども、今、阿蘇海の将来ビジョン、策定をいたしております。今年度、中間案の意見公募ということで、パブリックコメントをされると思うんですけれども、その後、将来ビジョンが一定策定されるというふうに思っております。その計画をにらみながら、京都府さんとも協議もしながら、次の一手ということについては検討してまいりたいというふうに思っております。以上です。 ○議長(松浦登美義)   次に、宇都宮綾さん。                〔宇都宮議員 登壇〕 ○議員(宇都宮綾)   日本共産党、私、宇都宮綾です。通告に基づいて一般質問します。  まず初めに、保育料について伺います。
     私も日々子育ての大変さを実感しております。特に働きながら子育てする上で保育所の存在はとても大きく、保育所があったから仕事が続けられたという声を聞き、子供を安心して預けることのできる福祉施設の重要性を改めて感じました。また、宮津市の行った子ども・子育て支援のニーズ調査では、保育所利用が最も高い結果となっていました。  保護者同士でおしゃべりをしていると、保育料が高く、保育所に預けるために働いているように感じるといった声も聞きます。しかし、保護者同士が保育料が高いと会話しても、おたくは幾らですかなどの会話にはなりません。保育料はそれぞれの御家庭の所得によって違うためです。ですが、それぞれの御家庭でも負担と感じるのは、恐らく日々の生活の中で保育料の占める割合が大きいためではないかと思います。  このニーズ調査では、子育てにおける経済的な負担の軽減をしてほしいという子育て支援策が最も望まれてるという結果になっていました。現在、宮津市の保育料は年齢を2歳児まで、3歳児、4歳児以上の3区分の設定となっています。所得階層は11区分とされています。宮津市の年齢別で3つの区分けがされていることはとても評価できるものです。しかし他市町村と比べると所得階層区分の細分化がさらに必要と感じます。階層区分を細かくすることで、少しでも所得に合った保育料になるのではないでしょうか。ニーズ調査の結果でもわかりますように、子育て支援の政策の一環として所得階層区分の細分化と保育料の引き下げが必要と思いますが、いかがでしょうか、お伺いいたします。  また、入所にはいろいろな準備が必要です。例に挙げると、食事をするときのおはしやコップ、タオル、スモック、体操着、上靴、外靴、通園バッグ、絵本バッグ、体操着入れのバッグ、昼寝布団一式など準備にお金がかかります。夏場はプールバッグ、外用のサンダル、昼寝のタオルケットなど、季節によって必要となるものがあります。特に昼寝布団は3,000円から1万円を超えるものまであります。また、成長期のため上靴も外靴もワンシーズンが終わると少し小さくなり、買いかえが必要です。スモックや体操着も背丈が伸びると買いかえや洗いがえが必要です。特に兄弟などで入所されてる御家庭の負担は大きいと思われます。このようなとき、入所における支度金制度があるととても助かります。若い世代が定住できるまちづくりを公約されている市長に支度金制度の創設についてお伺いいたします。  次に、日置保育所のトイレを含む施設などと防災について伺います。  私の子供は、先生方の熱心な指導で、自宅では難しかった2歳児でのおむつがすぐにとれました。今では自分で一人でトイレに行けるようにもなりました。幼児期には特に何でも一人でやってみたいという自立心があります。完璧にできなくとも、一生懸命日々努力をして獲得をしていきます。  さて、保育所の施設などを子供の目線で見たときに感じた点がありました。それはトイレ問題です。今は多くの御家庭でも洋式便器になっております。しかし、日置保育所は和式便器しかなく、なぜかサイズも大き目です。2歳児から受け入れをしている施設にもかかわらず便器が大きいのは、おむつを外す時期の幼児にとって、保育士もお子さんたちも苦労が大きいようです。そこで重要なのは、子供がトイレにみずから不安がらずできるようになること、体を清潔に保つことは幼児教育にとってとても大切です。ですが、洋式トイレは自分から喜んで行くのに和式トイレだと我慢をする、保育所を入れる前にほかの施設で和式トイレの練習をさせていましたとお話を聞きました。現に私の子供に聞いてみると、お尻がどんと落ちそうで怖い、本当は嫌なんだと言っております。初めてトイレで排便、排尿する幼児期にとって、どんなにトイレが重要であることかはおわかりかと思います。  また、2歳児に限らず体格に合わせた設備が必要です。先日も与謝野町にある知遊館に行き、息子がトイレを利用しました。私も中に入って、子供の目線で見てみました。幼児が利用しやすいサイズの便器で、手洗いも含め子供の目線でつくられていました。安心して使うことができ、息子も満足のようでした。3歳児になるとみずからトイレにも行けるようになりますが、今の設備ではそこが安心して行けない場所となっています。  先日、天橋立駅の周辺整備構想について、説明を担当の職員さんから伺いました。天橋立をイメージした白砂青松です。その中にはもちろんトイレの設備があります。職員さんいわく、最新式のトイレ設備です。このあたりでは一番立派なトイレとなるでしょうと誇ってお話をされていた印象がありました。日本三景の天橋立という観光地の駅として、使いやすく美しいトイレというのは重要なポイントでもあります。駅のトイレには余りよい印象のなかった私もぜひ使いたいと思えるものでしょう。しかし一方では、若者定住と掲げながらも保育所のトイレの幼児対応がなされていません。ほかの市営保育所では幼児対応の便器になっているのに、日置保育所のみが対応されていないのです。トイレの改修についてお伺いします。  次に、園庭のぬかるみ問題です。日置保育所は、先生の努力で、雨のとき、すのこを敷くなどの対応をされていますが、しかしこうした問題は日置に限らずほかの保育所でもあるのではないでしょうか。上宮津保育所では、ぬかるんで歩きにくいとの話を聞きます。園庭のぬかるみ対策について、どのようにお考えでしょうか、お伺いいたします。  また、ことしの夏も暑く、保育所では首回りが直接日光に当たらない工夫がされた帽子をかぶっておりました。外遊びの多い時期に安心できるものでした。保育所の外遊びはプールや遊具、そして日よけつきの砂場などがあります。砂場での遊びは、歩き回らずに、その中で子供が集中して遊ぶことが多いため、この日よけ屋根は必要と思われます。ところが、日置保育所以外の市営保育所にはそのまま日差しを受けるような砂場があります。温暖化が進み熱中症などが心配される中、砂場の日よけについてどうお考えでしょうか、お伺いいたします。  さて、私は今回、保育所を視察することによって、保育所間の格差が見えてきました。駐車場のない保育所、砂場の日よけ屋根のない保育所など、また今後は老朽化に伴うメンテナンスが必要になるのではないかと思います。保育所の施設について、どのような対応がなされるのかお伺いいたします。  最後に、防災について伺います。  近年、東日本大震災から想定外の自然災害が毎年のように続き、記憶では新しい広島の土砂災害や福知山市の水害、また昨晩は東京でもゲリラ豪雨で駅が水没するなどニュースが流れていました。川内原発は避難計画が未整備のまま再稼働に向けて動き出しています。こうした災害や未整備の防災計画を聞くと、保育所に預けている保護者に対しては、防災計画について何の説明も受けていません。今ほど危機管理が叫ばれているときはありません。宮津市は各保育所にどのような防災計画をお持ちなのかお伺いいたします。 ○議長(松浦登美義)   ここで午後1時10分まで休憩をいたします。              (休憩 午後 0時00分)           ────────────────────              (再開 午後 1時10分) ○議長(松浦登美義)   休憩前に引き続き会議を開きます。  山口健康福祉室長。              〔山口健康福祉室長 登壇〕 ○健康福祉室長(山口孝幸)   宇都宮議員の御質問にお答えいたします。  まず、保育料の引き下げと階層区分の細分化についてでございます。  保護者の皆さんに御負担いただいております保育料は、国の基準により算定された保育園の運営に必要な経費の一部を保護者の所得に応じて御負担いただいているものでございます。保育料の設定については国の基準を参考に市町村ごとに保育料徴収基準を定めており、宮津市におきましては、保護者の負担を軽減するため階層区分を国の8階層から11階層に設定するとともに、徴収基準を平均で国基準の73%に設定し、差額については市が負担して子育て支援に努めているところでございます。  新たな子ども・子育て支援新制度における利用者負担、保育料については、国が定める基準を限度とし市町村が定めることとなったところであり、所得階層の区分を決定するに当たっては、従来の所得税額から市町村民税額へ変更されることとなりました。保育料負担の軽減につきましては、新たな制度に基づく保育料基準を設定し、現行保育料と比較した上で本市としての負担軽減を実施してまいりたいと考えております。  次に、入所支度金制度の導入についてでございますが、子ども・子育て支援新制度の中で、低所得者の方の教材費、行事参加費などの負担軽減を図る実費徴収に係る補足給付を行う事業が創設されたところであり、まずはこの事業の検討をしてまいりたいと考えております。  次に、保育所の施設改修や園庭等の整備に係る御質問をいただきました。日置保育所のトイレ改修、上宮津保育所の園庭整備、養老保育所と上宮津保育所の砂場の日陰対策についてでございますが、優先順位を踏まえ、対応してまいりたいと考えております。  次に、日置保育所の駐車場についてでございますが、現在日置保育所は専用の駐車場がなく、保護者の皆様には日置小学校の駐車場を使用していただいていると認識しており、今後とも御不便をおかけしますが、お願いしてまいりたいと考えております。  最後に、保育所の防災計画についてでございます。本市の地域防災計画では、要配慮者等が入所、通所する施設において、防災計画を定めるとともに、定期的に防災避難訓練を実施することとしており、各保育所におきましては毎年避難訓練を実施しているところでございます。また、上宮津保育所が土砂災害警戒区域に位置していることから、昨年12月には土砂災害対応マニュアルを策定したところであります。昨今の甚大な被害をもたらす災害が多発する中、子供の命や身体の安全を守るため、各保育所の地域の実情を踏まえた災害対応マニュアルの策定に取り組んでまいりたいと考えております。御理解賜りますようお願い申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   御答弁ありがとうございました。  最初に、保育料の問題についてなんですけれども、国基準がありますが、宮津はその基準よりも下げて保育料徴収をされてるということなんですけれども、それにしても高いように思われます。消費税も上がったことですし、皆さんなかなか生活が、若い方、宮津で、大変です。所得も低い中、子育てをしていくというのは、本当に保育所から小学校、中学校、高校、さらに大学へと、そういった経済的な負担って物すごく大きいんですね。ですけども、そういった大きな支援がなかなか得られない中、こういった保育所のせめて保育料だけでも負担を下げてほしいと、そういった願いは切実ではないかと思います。その上で、私がお話ししました階層区分、これありますけれども、福知山市のほうでは現在25階層に分けられているかと思います。福知山市と比べますと、例えば所得税非課税世帯、C1階層の場合ですと、福知山市では8,300円の保育料、宮津市では1万3,100円ということで、4,800円の差があるということが出てまいります。やはり宮津市のほうが全体的に高いのかと思っております。また、細分化ということで、この階層を細分化することで、より所得に見合った保育料になっていくのではないかと思われます。舞鶴市さんのほうでもこの所得階層を21区分でなさっているようなので、こういったところもぜひ参考にしながら、新しく新制度も入ってまいりますことから、あわせて御検討いただきたいなと思います。  宮津でもニーズアンケートをされましたけれども、その中でもやはり経済的な子育てにおける負担軽減をしてほしいと、こういった切実な願い、ぜひ受けとめていただきたいと思います。ですから、もう一度そのあたりの引き下げについてお考えのお答えをいただきたいなと思います。  それから、入所支度金については、今御答弁いただいた内容で、今後どういうふうになっていくのか見守って、また意見があるようであればこの場でお話をして質問させていただきたいと思います。  それと、各保育所の施設についてなんですけれども、日置の保育所の場合は、現在うちの息子も通っておりますけれども、なぜかほかの2つの保育所はちゃんとした整備がなされてたのに日置だけ保育所のトイレが和式で、しかもサイズが大きいと、非常に子供たちが大変な思いをしながらトイレを使ってるお子さんがいるということが現状になっております。ですから、子供の成長というのは待てないんですね。日々一日大きくなってまいります。ことしは3歳でも来年は4歳、5歳とだんだん大きくなって保育所から小学校へと上がってまいりますので、こういった対応については素早い形で計画を立てていただきたいと思います。ですから、このトイレ改修について具体的に計画ということを示していただきたいと思いますし、園庭のぬかるみ、あと砂場の屋根つきの日よけについてなんですけれども、このぬかるみはPTAのほうからも出されていた内容かと思います。どうしても雨のときはぬかるんで、しかも上宮津保育所というのは車をとめて園に入ってから保育所内に入るまでに割と距離があるわけですね。そういったところで親御さんから舗装してほしいと、そういった御意見がPTAのほうから昨年出されてたかと思いますけれども、これについては市のほうでも理解なさってたと思います。その上で抜本的な対策を考えてるとおっしゃっておりましたようですが、この抜本的なものというのはどういったことを指してるのか、抜本的な対策というのはどういったものなのかということで御答弁いただきたいと思います。  それと、砂場の屋根つきの日よけなんですけれども、皆さん御存じのとおり熱中症、ことしも大変暑く、まだ外に出ると暑い状態も続いてますけれども、そういった中で、日よけというのは大変重要かと思います。なぜか日置だけ今回はあるのに、ほかの2つはそういった日よけの対策がなされてない。なぜか、なぜこういった保育所は、日置の保育所ですとトイレがちゃんと幼児用に完備されてないのにほかのとこはちゃんと完備されてる、あるいは砂場であると日置保育所はきちっと完備されてるのにほかのところができていないと、こういった差が常に見てとれるように感じます。この日よけというのはすごく大事なんですね。ある民間の保育所に行きましたら、きちっとそういった対策がなされてました。子供たちがずっと直射日光を浴びないように、こういったことも大事なことなんですと、先生のほうがおっしゃってましたし、こういうのはしなくてはいけないんですよというお話も聞いてまいりました。ですから、こういった日よけです。今、保育所のほうでは、上宮津にしても、それから養老のほうにしても、夏場は何かビニールシートのようなものでなるべく直射日光を当てないようにお子さんたち見てるようですけれども、それでは非常に見てて不安定な状態でした。ですから、こういったものをきちっとお子さんの目線で整備をしていただきたいと思いますので、このあたりの計画についてもお答えいただきたいなと思っております。  それと、駐車場の問題ですけれども、日置保育所の駐車場、これ長年の問題だったようです。先日もある方が、あの問題は前からあるんですよと、実はお母さんたちが朝の送り迎えで保育所の前で車を二、三台ほどとめていたら近所から苦情が来ましたと、こういったお話を伺いました。ですから、これは今に始まった話ではないなと私も感じております。保護者の中にも何か問題ありますかと伺ったところ、やはり駐車場もないでしょうと、やはり皆さんそれは同じ思いであったわけですね。ですから、この駐車場の問題、なかなか、今は小学校にとめていただいてるということですけれども、この小学校から日置保育所までの距離、割とありまして、子供さん、朝に、月曜日から土曜日まで通ってくるときに、月曜日と金曜日というのは必ずお昼寝布団を持ち帰ります。あるお母さんは2人お子さん入れていらっしゃいますので、この昼寝布団を2人分持って子供さんを2人連れてということになりますと、歩く歩道のところも特にガードレールがないところを歩いてまいりますから、危険箇所ではあるかなと思います。ですから、特に幼児の場合はいきなり何か自分の興味があるものがありますと車関係なしに飛び出していって道路で交通事故ということもあり得るということも含めまして、やはり保育所に近いところでの駐車場の確保が必要かと思います。養老保育所では園に入るすぐ手前のところにきちっとラインの引かれた舗装された駐車場が完備されています。ですから、お母さんの中にはあちらのほうの出身の方もありますと、何で日置保育所はちゃんとないのかしらという形で皆さん不安にいつも思われながら送迎されています。ですから、これもやはり地域でどこが使えるのかということも含めながら進めていただきたいと思いますので、今後そのあたりについてもどういった駐車場問題解決していくのかという姿勢も含め御答弁いただきたいかと思います。  それと、今ニュースでも大変全国的にも話題になっておりますデング熱ですけれども、私の子供もよく両足刺されて毎日帰ってくるわけですね。何でこんなに毎日刺されて帰ってくるのかと。やはりああいうニュースを聞きますと保護者の間でもちょっと蚊に刺されて不安だよねという話も聞きます。テレビで見てると、東京だけの話かと思いましたら段々全国的に広がってるということで、非常に親御さんも不安に思っております。そうしたときに、保育所の施設としてどのような対応がなされているのか、とられているのか、そのあたりについてもお伺いしたいと思います。  それと、防災についてですけれども、きちっと今のところでは避難計画もなされて訓練も定期的にされてるということで、実は昨日、この避難訓練があったようです。息子に聞いてみますと、小学生のお兄さんと一緒に手をつないで鶏か何か動物のいるほうに、山のほうに行ったという話を聞きましたけれども、こういった形で実施されてるんだなということはわかりましたが、そこが果たして安全な場所かどうかというところについては私自身疑問にも感じますので、そのあたり聞かせていただきたいと思います。  ある民間の保育所ですと、今、宮津市が指定されている宮津小学校の避難場所、ここなんですけど、ここから保育所の園児を連れてそこまで避難するのにかなり距離があるということで、地域が独自で避難訓練されているときに、皆さんが集まって避難される場所を今そこに変更しようかという話も聞いてますので、本当にそこが確実な安全な場所であるかということも含め、しっかり市のほうで調査をしていただきたいと思いますので、そのあたりについてもお伺いしたいと思います。  それと、この防災計画の避難についてなんですけれども、父兄にとっては全くどういうふうに災害が起きたときになされるのかというのは全然聞かされておりません。ですから、私、保育所に行くまでが車で約20分から30分かかるとこに保育所入れておりますけれども、今後こういった奥のほうから保育所に入れる方も数件ありますので、ふえてくる可能性もあります。ですから、遠くから通う保護者にとっても安心できるような、そういったものでないと問題かと思いますので、きちっと保護者に対しての保育所からの説明も必要ではないかと思われます。ですから、このあたりちゃんとマニュアルも作成してると、上宮津も土砂災害のマニュアルもちゃんと作成しておりますということの御答弁でしたけれども、そのあたりについて保護者とどういった形でやりとりがなされていくのかということについてもお伺いしたいと思います。よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦登美義)   山口健康福祉室長。 ○健康福祉室長(山口孝幸)   まず、1点目の階層区分を踏まえた見直しのお話ございました。答弁でもお話しさせていただきましたが、新たな子ども・子育て新制度の中で今回、階層区分が所得税額から市町村民税額で判定をするという階層区分に変更になります。そうしたことも踏まえまして、国のほうから具体の階層のきちっとしたものがまだ示されておりませんけれども、次回の保育料の見直しの中でそうした階層区分も含めて全体で見直しを図っていきたいなと、このように思っております。  それから、2つ目の保育所の施設整備の関係でございます。日置の保育所のトイレの改修についてのお話をいただきました。それから上宮津の園庭含めて、あと養老なりの日陰対策等のお話をいただきました。日置のトイレの改修の中で、日置保育所は何もしてないというような、何かとれるんですけれども、実は去年も日置保育所は、450万ほどかけて日置保育所の屋根の全面改修を去年、日置保育所はさせていただきました。ほかにも上宮津の園庭のお話もございました。私も保護者会長さんともお話をさせていただきました。要は抜本的な対策とは何ぞやというお話ございました。実は一部ぬかるみがたくさんある中で土を入れて盛り土をしたんですけれども、一部入れたんですけれども、それでは間に合わないということで、これでは抜本的な対策が必要だねということでした。実は業者にも見ていただく中で、400万円近くお金が要ると、園庭の砂の入れかえということで400万ほど要るなというように見込んでおります。という中で、今、トイレの改修あるいは園庭の整備を含めて数十万というお金ではなしに数百万の単位の事業費でございます。去年日置の保育所の改修をさせていただく中で、答弁でもお話しさせていただいたように、優先順位を踏まえて順次検討させていただきたい、このように思っております。  それから、3番目に駐車場のお話をいただきました。日置の駐車場のお話につきましては、保護者の皆さんに大変御迷惑かけておるというのは重々承知をいたしております。そうした中で、保育所の近辺でどう対応できるのかということだと思うんですが、また議員さんもこの日置保育所の保護者ということでございます。今後とも地域の皆さんともお話もしていきたいと思いますので、お知恵をいただけたらありがたいなと思っております。  それから、デング熱の対応のお話ございました。今どんな対応しているんだということで、今いたしておりませんが、今御指摘を受ける中で、丹後保健所ともこの辺の協議もさせていただきたいなと、このように思っております。  それから、防災のマニュアルの関係でございます。本当に今いろんな災害等がある中で、子供の安心・安全という観点から各保育所におけるマニュアルが必要だという認識を深く持っております。ということで、各地域の実情に応じたマニュアルをつくっていきたいと思っております。その上で、策定する中で保護者の皆さんにも一定通知もさせていただいたりして情報の共有を図ってまいりたいなと、このように考えております。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   宇都宮綾さん。 ○議員(宇都宮綾)   済みません。今御答弁いただいた中で、日置保育所の屋根の問題おっしゃっておられましたけど、実は直されているのは私も知っております。近所の方に聞きましたら、風が吹いたりして屋根から危ないものが落ちてきたと、瓦が落ちてきたという話を聞きまして、それで取り組んだのかなと思いました。近所の方の畑にも落ちてたということで、恐らく下手するとこれ子供さんに当たってる可能性もあるんですね。  ですから、こういったことであるとか、駐車場についてもそうかと思います。私たち3人、共産党の議員団3人で視察させていただいたときにもお二人の議員さんからもどこに車とめるんだという話を先にされました。いや、実は今こういう状態だと、とめるとこがないんですと、今のところは小学校のほうにということで話があるようですよと話をお二人にしたんですけれども、実は私、2年前、子供を保育所に入れるときに、市のほうに駐車場ってどこにあるんですかと、私、車で通ってくるのでどこにあるんですかと言ったときに、小学校にとめてくださいという即答がすぐになかったです。ちょっと待ってください、それについてまた後日連絡しますと、こういった対応だったんですね。ですから、市がこういった対応であるということは、保護者のほうについても、あそこが今のところの駐車スペースですという認識はなかったのではないかと思います。ですから、この問題は随分長くから、お話ししたように長い期間での問題であったかと思いますので、子供さんというのは本当にどんどん成長していくと言いましたけれども、待てないんですね。ですから、お金がかかるというのは重々私も承知ですけれども、じゃあ少ない子供たち、ここの宮津でどうやって育てていこうか、どうしたら若い人たちに住んでもらえるかというところの視点も持ちながら、ぜひこの部分、この屋根の改修の今、例を言いましたけれども、これはちょっとおかしいんではないかと、もしその屋根の苦情がなければなかったのかなと、改修がなかったのかなと思われます。  それと、防災のほうですけれども、民間の保育所さんですと、今こういった防災マニュアル、きちっとつくってらっしゃるんですね。私ももう本当に子供が毎日、日置保育所に通ってますので、先生のほうに何かそういったものをつくってるんですかとつい最近お伺いしたら、ちゃんとしたものはまだできてませんと、壁に張ってある防災のどこそこに連絡すると、そういったものしか示されてなかったわけです。私、遠く離れて通ってるのに、もし何かあったらどうするんだと、このある民間の保育所さんですけど、この保育所さんのほうでは、台風23号のときにどうしても家に帰れないお子さんが出てきたということで聞いてます。そのときには先生が泊まってその子を一晩見ましたと、ですからこれはすごく防災計画大事なんですよというお話聞きました。ですけど、今の宮津市の保育所どうなのかと、その辺どういうふうになってるかということをお伺いしたい。この民間の保育所さんでもやはり食べ物を確保ってとても大事ですというのを聞いてます。ですから、そういうふうになったときの防災対策ですね、災害対策ですけれども、きちっとそういった食料の、飲料水の確保が各保育所に完備されているのどうか、その辺も伺いたいと思います。  それと、原子力災害というのもあわせて出てくるのかと思いますけれども、このあたりも保育所のほうどういうふうになってるのか伺いたいと思います。その原子力災害、民間の保育所さんですと、どうも線量計を渡されてますというのを聞きました。ですけど、この使い方は何も一切指導を受けてないと、電池が切れたら自分で取りかえてくださいと、それだけしか指導を受けてないということで伺いましたけれども、この宮津市の市営の保育所についてもこういった線量計を設置されてるのか、あるいは使い方を指導されているのかどうかについてお伺いしたいと思います。以上です。 ○議長(松浦登美義)   山口健康福祉室長。 ○健康福祉室長(山口孝幸)   数点質問いただきました。  日置保育所の屋根の話、これは何が言いたかったかといいますと、各保育所、いろんな整備する問題たくさんございますいう中で、順次順番に対応していっておるということをまず知っていただきたかったということでございますし、何か飛んでくるからしたということではございません。老朽化の中で順次対応していくということでございます。  また、防災の関係については、今議員が御指摘されたような民間の保育園でのマニュアルというものは十分承知をさせていただいております。そうしたものを見る中で、私どももやっぱり各保育所、特に本当に今いろんな災害が起こりますいう中ではもう少し踏み込んだマニュアルが必要なんだろうなということで取り組んでいくということで今後取り組んでまいりたいと思ってますし、これは保護者の皆さんとも情報共有もしながらつくってまいりたいなと、このように思ってます。  あと原子力の関係ですけども、私が承知しておる範囲では、私の市の保育所に線量計を配付して設置をしているということはない、承知はいたしておりません。  それと、防災の食べ物とか水を保育所に備蓄をしておるかということでございましたが、いたしておりません。ただ、各保育所の近くには各小学校がございます。この各小学校は避難場所になっておりますので、その避難場所に、ちょっと今、私、記憶がないんですけれども、何が備蓄をされとるか、各小学校の避難場所には毛布とか、あとちょっと何が備蓄されとるか承知しておりませんが、一定の各小学校には備蓄品が避難所にはあるということを承知しております。その中で保育所と近接する小学校の備蓄との連携というのもあろうかと思います。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   次に、坂根栄六さん。                〔坂根議員 登壇〕 ○議員(坂根栄六)   蒼風会の坂根栄六です。若者定住、子育て支援関連施策の展望について、通告に基づきまして一般質問いたします。  私は、4年前の選挙あるいはことし6月に行われました選挙において、スローガンとして、高齢者の安心と若者が定住できるまちづくりを訴えさせていただいております。4年前、宮津市は福祉が充実していないといった声を頂戴しておりました。そこで、これまでを振り返り、宮津市がどのように変わってきたのか最初にお話しさせていただきたいと思います。  まず、高齢者の安心の部分ですが、この4年間で各議員の先生方の御提言や福祉従事者の関係者及び職員の皆様の御尽力により、宮津市はさまざまな高齢者施策が充実してきております。例えばハード面、施設整備においては、特別養護老人ホーム夕凪の里が波路地区に整備され、現在由良地区に同じく安寿の里の整備が進んでいます。また、府中地区に認知症グループホームの整備や北部地域包括支援センターの開設もされてきております。  ソフト面、事業においては、認知症対策として認知症カフェ、認知症サポーターといった取り組み、社協さんによる暮らしのかけ橋や事業者と協力して地域で見守る高齢者等見守りネットワーク、SOS徘回ネットワークの構築、さらには在宅療養等の患者さんのさまざまな悩み事象を医師や介護士、看護師、ケアマネジャー、薬剤師といった医療・福祉・介護の関係者が集い、研究し対応していく多職種連携会議や地域ケア会議の実施など地域包括ケアシステムの構築がなされてきております。そして、24時間訪問看護が受けられる体制も整っており、最近では夜間でも在宅介護サービスを提供できる事業所が宮津にできたり、夜間宿泊サービスが受けられる、いわゆる小規模多機能的な施設もできていると聞いております。また、医師による在宅医療の巡回も宮津市は頻繁にされている状況でもあります。課題としては、介護士、栄養士、看護師、ケアマネジャー、ヘルパーといった人材が不足している状況となっておりますが、人材養成をする実習センターの整備計画の話も出てきている状況です。  このように、人材確保の課題はあるものの、これまでお話ししたように宮津市の高齢者施策は進んできており、近隣自治体よりも充実してきているものとその努力を評価しております。 しかし一方、若者が定住できるまちづくりにおいてはどうでしょうか。子育て支援として、島崎児童館のリニューアルによる島崎げんきっこひろばの開設、公園遊具の整備、子育て支援センターの運営やファミリー・サポート・センターとペップ・キッズ・ガーデンの開始、のびのび放課後クラブの拡充、民営化による延長保育、休日保育の実施、橋立中学校の中学校給食の実施といったことがなされてきており、一定頑張っているものと思いますが、近隣自治体に比べての保育料の高さ、中学校給食の地域格差があるとの不公平感の声を頂戴している中で、宮津市が掲げる重点戦略の人口減少に歯どめをかけるための定住促進戦略として、住みたい宮津市と思ってもらえるような若者定住・子育て支援施策が十分で、効果的になっているのでしょうか。  現在、子ども・子育て会議がされておりますが、そのアンケートの中で望ましい子育て支援施策には、1番に子育てにおける経済的負担の軽減、2番目に子育てのための安心・安全な環境整備、3番目に仕事と家庭の両立支援と働き方の見直しの促進が大部分を占めています。  これまで中学校給食の実施については平成22年12月、保育料の負担軽減については平成24年12月にも一般質問をしてきておりましたが、アンケート結果でも、先ほど述べましたように、上位を占めているように、保育料負担の軽減や学校給食の実施といったことは、定住する魅力、動機づけ、生活していくのに重要な要素であると考えております。生活に身近に感じる施策を打ち、実感して宮津市がよくなってきたな、住んでいてよかったなと宮津市民が自分が住んでいるまちに誇りと自信を持つことで、宮津市はいいところ、住んでよかった、住むなら宮津市と言ってもらえることが何より定住に結びつくのではないでしょうか。  そこで、重点戦略の人口減少に歯どめをかけるための定住促進戦略として、一刻も早く保育料負担の軽減や学校給食の実施をするべきと考えますが、保育料や学校給食の動向、子ども・子育て会議の内容を踏まえ、若者定住・子育て支援関連施策の今後の展望はどのように考えているのか、お伺いいたします。誠意ある御答弁、よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。                〔井上市長 登壇〕 ○市長(井上正嗣)   坂根議員の若者定住・子育て支援関連施策の展望についての御質問にお答えをいたします。  宮津市においては、若者定住を促進するため、みやづビジョン2011の重点戦略の一つとして、人口に歯どめをかけるための定住促進戦略を掲げて、働く場の確保、また魅力ある住む場づくりを中心に、重点的に進めることとしたところであります。特に、若者定住を促進するため、子育て支援の充実が大変重要であると考えておりまして、これまでから、乳児保育、延長保育や休日保育の実施などによる保育サービスの充実、そして子育て支援センター、島崎げんきっこ広場、ファミリー・サポート・センター、ペップ・キッズ・ガーデンの実施などによる子育て支援サービスの充実に努めてきたところであります。  こうした中で、子ども・子育て関連3法が成立をしまして、これらの法律に基づいて、子ども・子育て支援新制度が創設をされまして、その柱として地域の子ども・子育て支援事業の充実が掲げられたところであります。  本市におきましては、昨年7月に、子ども・子育て支援法に基づきまして、子ども・子育て会議を設置をし、ニーズ調査を実施するとともに、これらの調査結果や会議の議論を踏まえまして、現行サービスの検証もしながら、新たな事業計画の策定に取り組んでいるところであります。  御質問の保育料についてでございます。  私は、これまでから若者定住を促進する中で、その大きな課題として、子育て世帯の保育料が大きな経済的負担になっていると考えてきたところでもございまして、議員もお触れになりましたとおり、昨年10月に実施いたしました宮津市子ども・子育て支援ニーズ調査報告書によりますと、望ましい子育て支援策としては、子育てにおける経済的負担の軽減が67.9%と最も高く、次いで、子育てのための安心・安全な環境整備が49.7%、仕事と家庭の両立支援と働き方の見直し促進が48.4%という状況になっております。加えまして、子ども・子育て会議においても、保護者代表から保育料の負担軽減を求める意見もございました。  こうした状況を踏まえまして、若者定住における子育て支援の最重要施策として、保育料の負担軽減を実施し、子育て世帯を支援してまいりたいと今考えております。  また、中学校給食についてでございますが、現在、吉津及び府中並びに日置地区の生徒が通学します組合立橋立中学校におきまして、センター方式による完全給食が実施されておりますが、そのほかの市立中学校においては、従来から検討を重ねてきた中で、昨年8月に立ち上げました宮津小学校校舎改築検討委員会において、給食センターによります中学校給食を検討いただきました。その中で、建設場所や地元食材調達ネットワークの整備、食育の推進、また、給食センターに研修室の設置などの課題をいただいたところでありまして、今後はこうした課題等を整理して、全中学校給食の早期実施に努めていくこととしております。  次に、子ども・子育て支援関連施策の今後の展望についてでございます。  私といたしましては、子育てに悩む親や共働き世帯が増加する中で、地域子育て支援拠点や放課後児童クラブの充実、多子世帯への支援、ペップ・キッズ・ガーデンの常設化などを重点事業として、若者が定住するまちづくりを推進してまいりたいと考えているところでございます。御理解賜りますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   御答弁いただきましてありがとうございます。  保育料に関しましては、すごくいい答弁をいただいたんかなと思っております。下げていく方向で考えているということで認知させていただきたいと思います。  保育料を下げる、下げていくということなんですけれども、やはり私、一番気になるのは、近隣自治体との比較で、宮津市が下げていくとしても近隣自治体がさらに下げていくとなると、そこで安いほうっていうふうに、やっぱり子育て世代の方はそっちのほうがいいなっていうような格好になるんかなと思います。  そこで、御質問なんですけれども、近隣自治体が低い保育料を設定した場合に、それにあわせて宮津市も保育料を設定していく、そういったお考えがあるのかどうかというのをちょっとお伺いさせていただきたいと思います。  それとあと、給食の関係なんですけれども、宮津小学校の中で給食センターをつくっていく方向でいくということなんですかね。説明がわからなかったんで、もう一度ちょっとお伺いさせていただきたいと思います。  あと、今、現在、子ども・子育て会議が開催されている中で、私いろいろ地域の方にお話を聞いておりますが、それを二、三ちょっとお話しさせていただきたいと思います。  先ほどの中学校給食においては、栗田中学校、宮津中学校とのその地域格差というところの不公平感というようなお声も頂戴しておるわけですけれども、保育園とかの、そういう子育ての関係で、栗田幼稚園なんですけど、これ数年前の話にはなるんですけれども、栗田幼稚園の時間が2時か3時っていうのは早く終わるということで、時間延長をしてもらえないんかっていうようなお声もちょっと頂戴しておりました。預かってもらえる時間が短いので、宮津のみずほ保育園ですか、あちらのほうに通わせていったりとか、そういった状況があるようです。まあ、あるようでしたのほうが正確なんかもわかりません。今、子ども・子育て支援法の関係で認定こども園みたいないうところもあろうかと思いますが、そういった栗田幼稚園をそういうような格好にするとか、その辺は今から子育て支援会議とかで計画をされる中なんで、特に何にも、御答弁も要らないですし、申し上げることもないんですけれども、こういったお声があるということだけ、ちょっと御報告をさせていただきたいと思います。  それと、ほかにもつつじが丘のバス通学とか、こういったようなお声もちょっと頂戴しているんですけれども、つつじが丘の中に心臓の悪いお子様がいらっしゃるいうことで、現在は送り迎えを保護者の方で今されてるっていう状況があるようです。そこでバス通学っていうようなところになると、地域の方ではやっぱり歩いて通わすのが体を鍛えられるからいいんだとか、そういったようなお声があって、賛否両論、まだバス通学に対してはあるんかなとは思っておりますけれども、通学路の関係で、やっぱり冬場、暗くって、車の通りとかもないし、危ないっていうようなちょっとお声も聞いたりしておりますし、雪が積もってるときはバスに乗って行ける。けれども凍結してるときとかはバスにならない、さらには連絡体制ですね。連絡体制で雪が積もってるときの、バスで通ってくださいねっていう連絡、そういったところがうまくいってなかったときとかもあったようで、一定冬の期間はバス通学にするとか、そういったような方法とかもあるんじゃないかなとは思いながら、地域の方とお話をちょっとさせていただいております。  そういったようなお声もある中でのいろんな地域の声があろうかと思います。こういった、今、子ども・子育て会議がされてる中で、先ほどのアンケート調査もされてたんですけども、そのアンケート調査を見ると、地域ごとにはちょっと掲載されてないですね、アンケートの内容は。それで、地域のニーズが本当に反映される内容になっているのかというのがちょっとわからないんですけども、実際、地域ごとのデータというのはあるのかどうかっていうような、とっておられるかっていうのをちょっとお伺いさせていただきたいと思います。  以上、御答弁よろしくお願いいたします。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   保育料の低減化についてでございますけども、昔ですね、昔といっても五、六年前になると思うんですけども、若い人たちを中心にしまして、若者定住に関する提言書を提出をしていただきました。その中で本当に保育料が大きな経済的負担になっているということを十分聞かせていただきまして、私も本当にぜひこれはやっぱり正面から検討していかなければならないと本当に思って、ずっと温めてきたところでございまして、何とかしてそれを下げていかなければならないなというふうに大きな課題として捉えさせていただきました。  その中で、何とか低減化の方向をやっていかなければならないと思って、このたびの選挙のときの公約なんかでも上げさせていただいてるところでもございます。ただ、おっしゃったように、隣接のとこと比べて高いとか低いとか、そういうチキンレースのような形になるのは決してさせてはいけないなというふうに思ってまして、何とかしてもやっぱりしっかりとした安定財源の確保の見通しを持って、どこまで下げられるか、そしてまた、どうしたことでできるかということを真剣に考えて、そういう低減化に向けて努力をさせていただきたいと。あくまでもやっぱり財政のほうの状況というのをしっかりと方向を見ながら出してやっていかないかんというふうに思ってところでございます。  保育料を無料化にしたらどのぐらいの経費が必要になるというふうに思ってはるかと思うんですけど、1億円かかるんですよね。それを毎年のようにこれからはやっていかないかんと、それはもう大変なことですので、本当に無料化についてはやっていきたいんですけども、それをしっかりとやっていけるだけの宮津に体力があるかどうかは、これは勝負になってきますので、その辺のことをしっかりと見きわめて、低料化に向けて臨んでいきたいと考えてるところでございます。  それから、学校給食の今のセンター方式もちょっと言われましたけども、小学校とのあり方についてでございますけども、これまでから学校給食のあり方については自校方式、みずからの学校でつくって提供していく方法と、それからまた、センターで一括してつくって、そして配食していく方法と2つがあるというふうに申し上げてきましたですけども、このたび小学校の改築に向けて検討委員会が宮津小学校の改築に向けてつくりましたので、そこでセンター方式だったらいけるかどうかをやっぱりしっかりと押さえていかないかんというふうになりましたんで、検討委員会の中でセンター方式をやった場合、どういうふうな形でいけるかとか、また、いけないかとか、いけなければ、また自校方式のほうにも考えていかないかんとこですから、その中でセンター方式でやった場合にはどうやろうかというふうなことも検討していただきまして、幾つか課題も、場所をどこにするかとか、それからどんな形で配食できるのかとか、その辺を十分検討していかなあかんのやないですかというふうな課題もいただいたところでございますので、センター方式の方向になるんだとは思いますけども、そういうのをしっかりと課題を克服しながら、センター方式で委員会からの話も伺いながら、今後、さらに一層、学校給食の早期に完全実施に向けて努力をしていきたいというふうに考えております。 ○議長(松浦登美義)   尾﨑総括室長。 ○教育委員会事務局総括室長(尾﨑吉晃)   給食センターの場所についての御質問があったと思うんですけれども、現在、宮津小学校につきましては、第一種の住居地域になっておりまして、センター給食にしますと、工場扱いになるということがありますので、若干規制がかかります。規制緩和の御要望をさせてもらっとるのと、あわせて別の場所を探さなあかんなということで、そういう準備をしていますのが1点でございます。  それから、つつじが丘から通学される子供のバスの通学の件でございます。
     基本的には冬場、学校長の判断でバス通学ができるように今しております。その中で、通年ということでありますけれども、この辺は子供の体力が落ちるとか、いろいろなことも懸念されますので、体に不自由のある方につきましては、一定配慮は要るんだろうなというふうに思いますけれども、基本的には夏場においては徒歩通学かなというふうに思っています。以上でございます。 ○議長(松浦登美義)   山口健康福祉室長。 ○健康福祉室長(山口孝幸)   子育てのニーズ調査の地区別の分析はという御質問だったと思います。  全ての項目について、地区別での分析はいたしておりませんが、ポイントになる項目について、10地区の区分けした分析をいたしております。以上です。 ○議長(松浦登美義)   坂根栄六さん。 ○議員(坂根栄六)   保育料の関係なんですけれども、その財源の関係もあるんでっていうお話だったと思いますけれども、お隣っていうことを言うてもいいかどうかわからないですけども、与謝野町っていうところは、独自の施策、国の動向、補助とかも関係なしに、やっぱり独自施策で下げてるっていう、財源を充ててるんだと思います。だから、やっぱり定住促進戦略っていう重点なところで、何を優先にして財源を充てていくかっていうところなんかなっていうふうに思いますんで、私個人的には、近隣自治体と同じ水準ぐらいで合わせていけるぐらい努力して頑張っていただきたいなというふうには思っております。  そういった意味で、意見みたいな格好になりますけれども、ちょっとその辺はこれから御協議というか、いただいて、少しでも子育て世代に負担がかからないようにしていただければありがたいなと思います。今後の推移をちょっと見守らさせていただきたいなというふうに思います。  バス通学の関係は、そういったお声があるということですんで、また、そうですね、来年ですかね、上宮津小学校と宮津小学校、統廃合の関係で通学バスの話とかも多分あるかと思いますけれども、タイミング的には、今ちょっとそういったような話もするタイミングには来てるんかなとか思ったりもしてまして、ちょっと質問をさせていただきました。ただ、今そういったお声がちょっとあるよということで認識していただければと思います。  それと、中学校給食のほうなんですけれども、給食センターをされるいうことで、それを考えるいうことで、仮にそれを設置された場合、いわゆる中学校だけじゃなしに、ほかの小学校とかにもそこから持っていく、宅配というか、配送していくっていうようなお考えがあるんかどうかっていうんで、ちょっとお伺いさせていただければなと思います。いうのは、今、栗田小学校もそうですけど、吉津小学校にしても給食室自体がすごく老朽化してます。栄養士さんがすごく目まぐるしく努力をしていただいて、細かい塗料の粉が入らないように、何ちゅうんですかね、ビニールの給食に入らないように幕っていいますか、何かそんなようなやつをしていただいてるような今状況ですんで、安心・安全っていう確保するためにおいても、僕は自校給食が一番温かい給食が食べてもらえるんでありがたいなというふうに思いますけれども、その辺どのようにお考えになっているのか、センター方式でどういうふうにされるのかというのを、今考えておられることがありましたら、ちょっとお伺いしたいと思います。  あとは、先ほどの地域のニーズ調査というところで、10カ所ほどですか、されてるいうことで、その辺はちゃんとくみしていただいて、事業計画を立てる段階なんで、しっかり子育て世代にとっていい環境になるように努めていただければと思っております。  ちょっと給食の関係ですかね、御答弁いただければと思います。 ○議長(松浦登美義)   尾﨑総括室長。 ○教育委員会事務局総括室長(尾﨑吉晃)   議論の中では、小学校の給食もセンターから運ぶということでございます。その中で、御意見ありましたのは、やっぱり今、自校給食やっとるところをセンター給食にかえていくということですので、保護者の方とか、学校にもよくよく説明をして、あそこも要りますよということも意見としていただいておりますので、そういう意見を受けて事務を進めていきたいなというふうに思っています。 ○議長(松浦登美義)   ここで約10分間休憩いたします。              (休憩 午後 2時05分)           ────────────────────              (再開 午後 2時15分) ○議長(松浦登美義)   休憩前に引き続き会議を開きます。次に、星野和彦さん。                〔星野議員 登壇〕 ○議員(星野和彦)   蒼風会の星野和彦です。1年生議員の最初の一般質問となりますが、よろしくお願いいたします。  本題の前に、このたび集中豪雨で被害に遭われた福知山市、綾部市、広島市の皆様には、心よりお見舞いを申し上げます。そして、一日も早い復旧をお祈りいたします。  本題に移ります。私の質問は、1つ目がふるさと納税の強化、2つ目は宮津幼稚園の将来についてです。  まず、ふるさと納税の強化について質問をいたします。  そもそも、このふるさと納税が導入された経緯は、三位一体改革による地方交付税の削減等で、都市と地方の税収格差が広がったことから、2008年に始まりました。導入から6年経過しましたが、根本的な地方活性化や地方間格差を是正するための対策にはなっていません。その理由は、自治体の税務が煩雑になる、あるいは行政サービスを受ける住民が、税を負担する受益者負担の原則の観点から逸脱する、そういったことが上げられます。  東京一極集中が進む日本、災害を考慮するのであれば、地方を強化することが至上命題で、宮津市民にとっても悲願でありますが、決められたルールの中で善処することと、市税収入が26億円しかない宮津市の財政状況に与えるインパクトを念頭に、これより質疑に応じていただきたいと思います。  今や、ふるさと納税は、寄附者に対する特産品のカタログ販売競争の様相を呈していますが、各自治体にとっては貴重な財源です。そして、年収別の寄附金控除額による税額控除を確認いたしますと、これは宮津市で発行しておるパンフレットをもとに言います。住んでいらっしゃる地域で若干異なりますけども、おおよそ合ってるかと思います。年収500万の方で3万円寄附をされます。そうすると2万8,000円税額控除を受けられます。それで、商品としてはほぼ2,000円ということで商品がもらえます。要するに3万円を寄附すると2万8,000円プラス2,000円の商品をもらえて、それでイコールになりますよということで、寄附をされる方の懐は傷みません。年収700万以上の方、この方になると5万円まで寄附しますと4万8,000円返ってきます。で、2,000円の商品がもらえます。このシステムを利用しますと、3万円、5万円と桁は今の26億円から比較しますと大差はありますが、これが100人、200人集まっていくと、随分と金額がかさまってきます。 また、来年から、ふるさと納税は手続が簡単になり、控除の上限も2倍になります。今申し上げた年収別の金額からさらに倍、そうなると10万円っていう金額、ちょっと桁が変わりますけども、これは非常に宮津市にとっても大きな税収に変わっていくかと思います。これはある意味でビジネスチャンスと言えるかと思います。  特産品の競争力では、この宮津においては、オイルサーディンや富士酢等の全国ブランドを抱え、まだまだPRや追加できる特産品がたくさんあると思います。近隣の京丹後市では、平成25年度の寄附額が1,700万円となっています。しかし、宮津市の財政健全化計画2011の目標額に対する実績は大幅に乖離しています。  目標額を申し上げます。目標額は、毎年1,000万円で、5年間で5,000万円となっております。これに対し実績は、平成23年度480万、平成24年度380万、平成25年度370万となります。目標額に対する進捗率は、毎期平均41%、3期累計で現時点では25%にとどまっております。  私は、6月まで民間企業で働いておりましたが、民間企業の観点から申し上げると、この数値は実に驚くべき実績です。その要因がいかなるものか、そして、宮津市のふるさと納税に対する戦術と戦略を御教示願います。これが私の1点目の質問でございます。  2番目の質問として、宮津幼稚園の将来について伺います。  本年8月に宮津幼稚園後援会の会合が開かれ、ほかの先輩市会議員の皆さんと一緒に、私も卒園生の一人として参加いたしました。御高承のとおり、宮津幼稚園は、明治20年に京都府下で初めて宮津尋常小学校女子部の保育科として開設され、127年の歴史と伝統を有する幼稚園です。  私たちがいた昭和45年ごろの宮津幼稚園の園児数は300名を超えていましたが、現在の少子高齢化と核家族化、社会構造の変化は著しく、就労するお母さん方がふえたことから、15時迎え、午後3時ですね、の迎えが困難な状況にあります。園児数は、平成21年度で65名、平成24年度には48名、今年度は28名となっております。  後援会の会合において、就学前の幼児に質の高い教育をしたいんだと、こういう思いのもと、教職員の皆さんが一丸となって、預かり保育、3歳児保育、これらの時代のニーズに対応した幼稚園を目指すべく時系列で立案され、英気に満ちていると私は感じました。その熱い思いを無にしてほしくありません。  私立幼稚園、民間保育園を圧迫せず、共存することを前提に、市民の皆さんにとって最善のサービスとなる幼児教育として宮津幼稚園を存続いただきたく、現状に至る経緯と今後の施策、また、老人ホームとの併設といった将来の明るい幼児教育に向けた構想があれば、ぜひ御教示願います。  以上が私の質問でございます。ありがとうございました。 ○議長(松浦登美義)   藤本教育長。                〔藤本教育長 登壇〕 ○教育長(藤本長壽)   ふるさと納税の強化については、後ほど関係室長よりお答えをいたします。  私から、宮津幼稚園の将来についての御質問にお答えをいたします。議員とかぶる部分が説明の中にありますが、お許しをいただきたいと思います。  宮津市立宮津幼稚園は、明治20年に宮津尋常小学校女子部の保育科として開設、大正14年に宮津町営の宮津幼稚園として認可されて以降、今日に至るまで、本市の幼児教育の中心的な教育施設としてその役割を担ってきたものと考えております。  幼稚園は、学校教育法第22条の規定に基づき、幼児を保育し、幼児の健やかな成長のために適当な環境を与えて、その心身の発達を助長することを目的とし、教育時間や保育内容については、国が定める幼稚園教育要領によるものとされております。これを踏まえて、宮津幼稚園においては、教育計画を編成し、幼稚園生活における狙いや内容、また、教育時間を定め、心身ともに健康で人間性豊かな幼児の育成とする教育目標のもと、日々の教育実践に取り組んでいるところでありまして、4歳と5歳、年長は現在18名です、年少は10名です、の幼児28名を受け入れております。  これまでの宮津幼稚園における取り組みの経緯ですが、従来から2年教育を実施、近年ではAETを派遣し、英語になれ親しむ機会づくりの提供、講師を招いた体操教室の実施、未就園児とその保護者を対象として、幼稚園で一緒に遊んだり、行事に参加し、在園児と触れ合う機会を提供する宮津わくわく広場の実施など、魅力ある園づくりや宮津幼稚園をPRするさまざまな取り組みを展開をしてきたところでございます。  議員御質問の園児数の減少要因についてでありますが、議員のおっしゃるとおりでありまして、本市におきましては、急速な少子化の進行に伴い就学前児童数が減少したこと、また、保護者の共働き世帯の増加に伴い、現状の幼稚園の預かり時間が保護者のニーズにマッチしていないことから、周辺の私立保育園等への入園を選択する保護者がふえたことによるものであります。  こうした中、本市におきましては、新たな子ども・子育て支援事業を推進していくため、昨年度実施しましたニーズ調査の結果や、子ども・子育て会議の議論を踏まえ、事業計画の策定に取り組んでいるところであります。預かり保育、3歳児保育につきましても本計画策定の中で、今後検討をしてまいりたいと考えております。御理解を賜りますようお願いを申し上げて、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   河嶋企画総務室長。              〔河嶋企画総務室長 登壇〕 ○企画総務室長(河嶋 学)   私から、ふるさと納税の強化についての御質問にお答えをいたします。  議員には、このたびは、ふるさと宮津応援寄附パンフレットの配布を御協力いただきました。お礼を申し上げます。  さて、個人住民税等の寄附控除税制、いわゆるふるさと寄附金税制につきましては、平成20年から国の税制において導入されたものであり、本市においては一足早く平成19年度から宮津市まちづくり基金への市内外からの寄附募集に取り組み、平成20年度からは、福祉、教育、環境保全など寄附対象事業を加えた上で、ふるさと宮津応援寄附として寄附金の受け入れを行っております。  この間、平成25年度末までの7年間で、個人から1,980件、2,700万円、団体から273件、4,600万円、延べ2,253件、7,300万円の寄附をいただきました。これは、平成19年度の市民の皆さんからの寄附が大きなウエートを占めているとはいいますものの、府内市町ではトップクラスとなっております。また、最近の状況を見ましても、件数、金額ともに府内市町村で3位と好調であり、ふるさと寄附の普通会計歳入に占める割合で見ましても0.03%程度となっておりまして、全国地方公共団体の平均値0.01%を上回っております。  議員からは、特産品カタログ販売合戦であるとのお触れもございましたですが、こうした取り組みを行わない自治体もある中で、本市においては、平成23年度から寄附に対する感謝の意をあらわすとともに、本市特産品のPRも合わせた形で、ふるさと産品を贈呈する取り組みを開始しております。  特に最近は、情報誌やインターネットにおいて、ふるさと寄附をして特産品をもらおうなどの特集が多く組まれるようになり、先般には、ありがたいことに一部の情報誌において、ふるさと産品部門の5位として御紹介いただいたこと、あるいは特集のホームページで取り上げていただいたこともあり、今年度は、対前年同月比で件数ベースで34倍、金額ベースでも5倍と好調であります。  また、寄附をしてくださる方も、以前は、宮津の出身やゆかりのある方が大半でありましたが、ことしはふるさと産品の魅力を感じてか、全国各地から寄附のお申し出も多くいただいており、やはりメディアの影響は大きく、認知度を上げていくことが極めて重要であると実感をしているところであります。加えて、国においても寄附控除額限度を2倍に引き上げるなどの検討が進められていると仄聞しておりますし、ふるさと納税や特産品に関する過熱報道は、いましばらく続くのではないかと思われることから、これに乗じた取り組み、仕掛けを検討、準備しているところであります。加えて、議員のおっしゃる戦術、戦略についても、あくまで寄附であるということはありますものの、組み立てをしっかりしていかなければならないのではないかと考えております。議員におかれましても、引き続き御協力を賜りますようお願いを申し上げ、答弁とさせていただきます。 ○議長(松浦登美義)   星野和彦さん。 ○議員(星野和彦)   2点、もう一度、質問をさせていただきます。  まず、宮津幼稚園に関してです。これに関しても2つあります。  今から来年の幼稚園児の募集に、私が聞いてる話ですと11月ぐらいから募集が始まると。したがって、この9月の時点で何ら対策がないということは、来年の募集でそういった今の対応に応えられないんじゃないかと。要するに、まだ人数が低迷するということが続くことが予想されます。それに対して、私が質問したことをもう一度言いますが、経緯として、こんだけ、50人を切るような激減した時点、こういったときが必ずあったと思うんですけども、そのときに何らかの対策が練られてて、反省点が必ずあるかと思うんです。そちらを教えていただきたい。  もう1点ございます。これが、今後の具体的な施策、まだそこまで固まってないんであれば方針、それでもなければ方向性、このあたりを具体的にお答えください。  ふるさと納税について。こちらについては、私が言いたいのは、府内の順位ではなく、目標額に対しての進捗率、これが3割だとか4割というのは、目標として戦術と戦略を練り直さないといけないと、これが民間企業の発想でございます。それか、どこかに問題があるんであれば、それに向けて改善するべきじゃないかというふうに思います。それをぜひこの場でお聞かせください。  それで、私なりに、この6月から戻ってまいりまして、ちょうど私の知人や元取引先の皆さんにパンフレットとEメールを使いまして、ふるさと納税のお願いをいたしました。既に20人以上寄附があったかと思いますが、皆さんから寄附はするけどもクレームが出てます。パンフレットがわかりづらい、何なんだこのパンフはと、何が言いたいのかわからないぞということを聞きます。私なりに、ここで御提案をいたします。参考までに聞いていただくとありがたいです。  まず、戦術です。戦術、戦略それぞれ3点ずつございます。  戦術のまず第1点、観光地、飲食店、公共施設等へのパンフレットやポスターの展開を図ることで、外からの来訪者の寄附者を募ること。2点目、市の職員の皆さん、各種サークル、同窓会等、内側の市民の協力を促進すること。3点目、パンフレット、ホームページを刷新し、ポスターを作成して、特産品の説明等を強化すること。この3つでございます。  次に戦略です。1点目が、目標額の達成率に応じて具体的な資金使途を決めることで、士気を上げることが可能だと思います。2点目、特産品に関する注文順位の公表、増枠、ほかの商品も加えるものがたくさんあるかと思います。販売意欲を喚起することができます。3点目、財政健全化に向けた市民参加型の運動として位置づけること。ここが一番大切なんじゃないかと。  よく市民の皆様から聞くのが、税金が本当にうまく使われているんだろうかと、昔は血税という言い方をしました。この税制が日本に導入されたとき、非常な反対もありました。民間企業からお金を払うと法人税が4割近いこの日本の中で、企業にとっては非常に生きづらい国です。せっかくもうけても4割持っていかれるんです。でも、その税金がちゃんと使われているか、また、ちゃんと使っていこうというのは、市民の草の根から始まるかと思います。私はあくまで案ではございますが、具体的な戦術と戦略をぜひ聞かせてください。以上です。 ○議長(松浦登美義)   藤本教育長。 ○教育長(藤本長壽)   議員から3点御質問をいただきました。  まず、少し順番は違うかもしれません。いわゆる子供たちが減少してきた、この経緯、そしてその時点でいろんな対策はしなかったのかということの、まず質問で、お答えをさせていただきたいと思います。  ちょうど2年ほど前から、園児が50人を切るような状況になってまいりました。ことしに至っては非常に驚いているところであります。そういったことを非常に深く受けとめながら、宮津市で今しっかりとした調査がされております。いわゆる子ども・子育ての調査であります。その調査の中で、本当に保護者の皆さんが何を求めておられるのかというあたりをきちっとまず確認をするという、そういうことを重視してまいりました。  その結果として、幼稚園の入園希望をされている方、あるいは市民の方、皆さん、教育委員会は何をしとんやというふうに非常に疑問を持たれただろうと思いますが、一定そういったいろんなニーズがきちっと調査として上がってくるという、それを見定めてからの動きというふうなことで、少しおくれをとってしまったかなという、そういう気がしております。  2つ目の、じゃあ、来年からの要望についてはどうするんだ、入園希望の分です、どうするんだということでありますが、はっきり言って、時間的になかなか厳しいものがあります。したがって、来年についてはこのままの形でいくより仕方がないかなというふうに思っております。それ以後については、しっかりと、また、先ほども言わせていただきましたように、検討ということで、これはいわゆる検討ということではなくって、実現に向けた検討というふうなことで取り組みをしっかりとしていきたいというふうに思っております。  それに重複するかと思うんですが、方向性というふうな部分は、今2点目に述べさせていただいたようなことと重複していくだろうと思いますので、よろしく御理解をいただきたいと思います。以上です。 ○議長(松浦登美義)   河嶋企画総務室長。 ○企画総務室長(河嶋 学)   ふるさと納税のことで再度御質問をいただきました。  目標額に達していないということでございます。1,000万に対して三、四百万ということで、かなり開いておるということは認識をいたしております。  今まで御提案もいただきました中で、各公共施設ですとか、観光地なんかにパンフレットを置いて宣伝していったらどうだというような言葉をいただきまして、実はこの件につきましても、既に三上家住宅ですとか、置いてございます。また、旅館組合ですとか、そういったところにも話を持ちかけております。それがまだちょっと具体に進んでないというようなこともございまして、今後進めていく必要があるというふうに思っております。  また、職員についてもというようなこともございました。  市の職員からも、多くの職員から寄附はもらっております。ただ、人数につきましては、ちょっと今のところ把握をしておりませんですけども、各職員に家族ですとか、兄弟ですとか、そういった方に寄附をしてもらうような働きかけいいますか、それを職員のほうには言うております。一人一人の職員に当たりまして3万円のというような一応目標は持っております。  それと、パンフがわかりにくいということがございました。これについては、またちょっと直させてもらったらどうかなというふうに思っております。  それと、戦術、戦略というような大きな話をいただきました。戦術としましては、今まで御提案いただいた内容と、今やっておる内容が主な戦術なんかなというふうに思っておりますけど、その中で市民参加型になるようにということで、この7月に広報誌みやづでふるさと納税の呼びかけをしております。身内の方に、東京のほうですとか、都会に出ておられる方にも寄附がしてもらえるような、そういうような働きかけをしてもらうように、広報誌みやづで周知をしたところでございます。  そういったところで、今後、努力してまいりたいというふうに思っております。また、いろんな仕掛けもしてまいりたいなというふうに思っておりますので、御支援賜りますようによろしくお願いを申し上げます。以上です。 ○議長(松浦登美義)   井上市長。 ○市長(井上正嗣)   私からもちょっとふるさと納税について補足をさせていただきたいと思います。  ふるさと納税ですけども、それまでに、19年だったと思うんですけども、そのときには市民の皆さんとか、また内外からたくさんの寄附金をいただいておりまして、5,000万円ほど内外からいただきまして、そして市のほうの財源と、それからまた国のほうの財源を入れて、1億5,000万円のまちづくり基金をつくっています。その以後にふるさと納税制度がそういう機運の盛り上がりの中で、国のほうでもできたような状況になって、そしてちょっと考えてみますと、そういう中で、今の状況では非常に低調だというようなことになってる状況ですけど、やっぱり考えてみますと、攻めの姿勢が、守りのっていうんですか、待ちの姿勢になっているとこが一番最近の低調なところを来しているんではないかな思ってて、これをやっぱりいかに攻めていく姿勢に変えていかなければならないんではないかなというふうに思っているところでございまして、そうすればおのずから、やっぱり戦術と戦略なんかも出てくるところですので、今後いろいろと御提案、御提示いただいたことを十分踏まえまして、攻めに入って、それでそういう戦術、戦略を考えながら、しっかりと目標とする額を早く確保できるような方向で、積極的に取り組んでいきたいというふうに思ってますので、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(松浦登美義)   星野和彦さん。 ○議員(星野和彦)   誠意ある御回答いただきまして、ありがとうございます。  もう一度お伺いしたいことがそれぞれにございます。  まず、宮津幼稚園の問題についてです。  方向性は、正直申し上げると、今なかなか出しづらいなということは理解しました。しかし、これを、方向性が出ないということであれば、これが次いつ出てくるかと、その辺のタイムスケジュールですね、それを組まないといけないもんじゃないでしょうか。今は答えられないと思います。  ふるさと納税で戦術と戦略を語りましたけども、物事をなすこと、そのときに負けるときっていうのは、戦術と戦略が曖昧なケース、これが8割だと言われております。そう思いますと、ほかの事業でも戦術と戦略というのはちゃんと使い分けて練られているのかな、ちょっと不安になるところがございます。言い過ぎていましたら陳謝いたします。しかし、今この宮津市が非常に250億のこの借金を抱えて、随分返してはまいりましたけども、まだまだ予断を許さない状況です。普通の民間企業でいえば、リスケを受けてる会社、それが立ち上がるときっていうのは、皆、死に物狂いであります。死に物狂いになったときっていうのは、紙1枚でも、コピー1枚の原価から全部、私らの会社っていうのは、カードがあって、誰がきょうは何枚コピーとったと、経費管理も全部されております。それが民間企業です。大なり小なり、みんな経費を抑えること、もうけること、要するに効率を求めております。ただ、行政サービスにおいては、余りにも効率を求めると、本来のサービスを失うこともあります。したがって、特に教育に関しては効率を余りにも急ぎ過ぎると、誤った方向に導く可能性もあるかと思います。  教育に関して、この宮津幼稚園に関しては、方向性を今伺うことができないんであれば、せめて、この次回の会議のときまでに、その方向性をぜひ教えていただきたいなというふうに思います。  もう1点のふるさと納税についても、よくわかりました。もう一度練り直してやれば、私が今感じたのは、やめるんじゃなくて攻めに転じようと、1,000万を何とかやろうという理解でよろしいかと思いますが、そうするんであれば、あと年内が勝負だと思うんですけども、例えば宮津中学校は卒業後、30年後に同窓会を毎年やります。私らのときも半分でしたけども120名弱集まりました。そのときに、毎年毎年、宮津中学校の同窓会があるときに、このパンフレットを持っていって、私たちでも誰かがみんなで宮津を助けてくれっていうことを言えば、皆、応えてくれると思います。  私も実は今20名弱、多分カウントされていると思うんですけども、寄附いただいてるのはお世話になった取引先が主力です。しかし、一番大きなものは、5万円寄附してくれるのはやっぱり同級生なんですよ。外にいて、みんな心配になってます。宮津に帰りたいけど帰れない、宮津が潰れたらどうしよう、親だけ残してて家がなくなるかもしんない、じゃあ、外にいてやれることは何か、ふるさと納税っていうのは、まさにふるさと納税なんですよ。これをもっとPRしていけば、1,000万、必ず僕は超えられると思います。ぜひ次の議会までにその方針をつくっていただきたいというふうに思います。それに関してお答え願います。 ○議長(松浦登美義)   藤本教育長。 ○教育長(藤本長壽)   方向性ということであります。今、委員会として、宮津市として、宮津幼稚園を閉園にという、そういう気持ちはございません。何とかしっかりとした、以前のようにもう少し子供の数がふえてくれればうれしいなと、そういうものを目指して今いろいろなところで協議をしております。また、幼稚園の現職の先生方も非常に熱意を持って、何とか活気ある幼稚園にしたい、そういう意味において、教育委員会あるいは宮津市も幼稚園の今後をしっかりと考えてほしいという、そういうお言葉もいただいております。方向としては、閉園をするとか、そういう方向性は持っておりませんので、その部分についてははっきりとお答えをさせていただきたいと思っております。 ○議長(松浦登美義)   河嶋企画総務室長。 ○企画総務室長(河嶋 学)   外に出ておられる方で、この宮津を思っていただいておる方はたくさんおられるんだろうなというふうに思いました。次の議会までにその戦略を改めて明言をせえということでございますが、一応、今の段階で攻めの部分をちょっと検討しております。ただ、戦略を次の機会までにということにはちょっとならないかもしれませんですけども、ちょっと努力してまいりたいと思いますんで、ひとつよろしくお願いをいたします。 ○議長(松浦登美義)   松田副市長。 ○副市長(松田文彦)   私からお答えするのがちょっといいのかどうかわかりませんけども、子育て支援っていうことで、具体的には議員のほうからは、宮津幼稚園の事柄について御質問をいただきました。  宮津幼稚園、本当に関係の皆様、また、保護者の皆さん、どうなるんだろうということで大変な御心配もいただいているということでありますし、できるだけ早くその方向性を、近く募集の時期も迫っておりますので、できるだけ早く方向性をという気持ちは本当にそのとおりだというふうに思っております。
     私が申し上げたいのは、先ほど議員のほうからもお触れになりましたけども、民間の経営のあり方と行政の経営のあり方というところかと思っております。  民間の経営ということになりますと、これは利益を上げて社会に還元していく、これが大きな役目だというふうに私は思っております。  一方、行政のほうは、先ほど議員もお触れになりましたけども、もちろん効率とか合理化とかいうことを念頭に、最小の経費で最大の効果を上げていくと、これは行政の至上の命題といいますか、目的であります。いかに効率化を、経費を少なくしながら行政サービスを向上させていくかということであります。これは議員もお触れのとおりであります。  そんな中で、この子ども・子育て支援なんですけども、大きな変革期だと思っております。これは少子化が待ったなしだということであります。議員もお触れになりましたけども、これまでは宮津市も高齢者、高齢化対策というとこに大きな力点を置きながら施策を進めてきた。これが全国でも少子化、あるいは自治体そのものがどうなるかという大きな課題が目の前に迫ってきたということです。  そんな中で、宮津市でも今後の子育てをどう支援をしていくかいうところにあるわけですけども、現在、国の大きな方向が出た中で、その中で幼稚園あるいは保育園、また新しく認定こども園というものも出ております。その中での宮津幼稚園の役割、これは議員もお触れになりましたけども、民間の私立の保育園を圧迫しないようなということもお触れになりました。まさにそのとおりだというふうに思っておりますし、そういうところを含めまして、現在ニーズの調査の分析をもとに、どう組み立てていくかというところに苦心をしてるということでございます。したがいまして、きょう現在、どういう、宮津幼稚園、じゃあどうするということについては、申し上げれないということでございます。御理解いただきたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   星野和彦さんの質問は、既に3回に及びましたが、会議規則第64条の規定により、特に発言を認めます。星野和彦さん。 ○議員(星野和彦)   済みません、発言の機会をいただきましてありがとうございます。  最後の質問にさせていただきます。具体的なことをやっぱり聞きたいというのが私どもの総意だと思うんですが、逆に言いますと、いつになればその戦術と戦略、それから教育に関しては方向性が出てくるかという、ある程度のめどを教えてください。  それと最後に、私が高校生のときに、恩師である先生から言われた言葉をあえてこちらで言わせていただきます。今悩んでる人間と子供だけが未来の主人公になれる。それから、言うこととなす、ごんべんに成人の成と書いて「言うことを成す」、物事を何かするんであれば、誠の気持ちを持ってやればできるんだと、こう教わりました。私は宮津を離れてから、この2つの言葉はずっと大切に、あらゆる困難に出会ったときもこの言葉を糧にしておりました。どうか、もう一度この言葉、今あえて言わせていただきますけども、これを念頭に、じゃあ次は、次のいつごろになったらできるんだというおおよそで結構です。その御回答だけ下さい。以上です。 ○議長(松浦登美義)   松田副市長。 ○副市長(松田文彦)   お答えに的確にお答えできるかどうかはあれなんですけども、この計画づくりを今行っております。12月の議会には一定の中間の取りまとめということで、議会のほうにも報告ができる、させていただく。最終的な計画というのは年度末と、3月末を目途に現在進めてるということであります。 ○議長(松浦登美義)   河嶋企画総務室長。 ○企画総務室長(河嶋 学)   戦略、戦術についてのいつかということでございます。  できるだけ早くということでお願いしたいんですけども、年内にはということでお願いしたいと思います。 ○議長(松浦登美義)   以上で通告による一般質問は全て終了いたしました。  これで一般質問を終結いたします。  本日の日程は終了いたしました。  次回本会議はあす午前10時に開きます。  本日はこれで散会いたします。御苦労さまでした。              (散会 午後 3時02分)...