○議長(
真田敦史君) 次に日程第5、議案第71号から議案第77号までの7議案を一括して議題といたします。 委員長の報告を求めます。
決算特別委員会 関谷智子委員長。
決算特別委員長報告
◆
決算特別委員長(
関谷智子君) (登壇)ただいま議題となりました議案第71号「令和元
年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について」、議案第72号「令和元
年度宇治市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第73号「令和元
年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第74号「令和元
年度宇治市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第75号「令和元
年度宇治市
墓地公園事業特別会計歳入歳出決算認定について」、議案第76号「令和元
年度宇治市
水道事業会計決算認定について」、議案第77号「令和元度宇治市
公共下水道事業会計決算認定について」、以上7議案について、本委員会が市当局から説明を受け、
実地調査を行い、審査いたしました結果について御報告いたします。 本委員会は、10月13日の本会議において設置、7議案が付託され、同日、第1回の委員会における正副
委員長互選の結果、委員長には私が、副委員長には
岡本里美委員が選出されました。 以後、10月21日から11月5日までのうち7日間にわたり、決算書及び
関係書類を基に、
監査委員の
決算審査意見書を参考に、
実地調査を含め慎重な審査を行ってまいりました。 議案第71号から議案第73号までの3議案に対して
日本共産党宇治市
会議員団委員から
反対討論が、全議案に対して
うじ未来委員から
賛成討論が、それぞれ行われ、採決の結果、議案第71号から議案第73号までの3議案は、
うじ未来委員、
自民党宇治市
会議員団委員、
公明党宇治市
会議員団委員、
日本維新・
京都宇治党委員及び無
会派委員が賛成し、賛成多数で認定すべきもの、議案第74号から議案第77号までの4議案は、全会一致で認定すべきものと決しました。 なお、
総括質疑において各委員から出されました質疑及び意見・要望の項目並びに討論の詳細については、
委員会審査報告書に添付いたしておりますので、御覧おき願います。 以上で報告を終わります。
----------------------------------- 令和2年11月6日
宇治市議会議長 真田敦史様
宇治市議会 決算特別委員会 委員長
関谷智子 委員会審査報告書 本委員会に付託の議案を審査の結果、下記のとおり決定したから、
宇治市議会会議規則第103条の規定により報告します。 記1.議案名 議案第71号 令和元
年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について 議案第72号 令和元
年度宇治市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第73号 令和元
年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第74号 令和元
年度宇治市
介護保険事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第75号 令和元
年度宇治市
墓地公園事業特別会計歳入歳出決算認定について 議案第76号 令和元
年度宇治市
水道事業会計決算認定について 議案第77号 令和元
年度宇治市
公共下水道事業会計決算認定について2.審査結果 上記7議案、認定すべきものと決する。3.
審査概要(1)
総括質疑における質疑及び意見・要望の項目 [
うじ未来]
◯市内企業の
人材確保のための支援について
①市内企業における
先進事例の把握について
②男女共同参画の取組について
③次期UJIあさ
ぎりプランへの
男女共同参画の取組の反映について
◯教育・子育てについて
①幼稚園、
保育所等の就学前から就学後への接続に関する取組について
②現在策定を進めている
ICT利活用推進指針と教育の関連について
③教育部として
ICT利活用推進指針の策定にどのように関わっていくのかについて
④教育部として
行政評価についてどのように考えているのかについて
⑤次期宇治市
教育振興基本計画の策定をどのように進めていくのかについて
◯宇治市まち・ひと・し
ごと創生総合戦略について
①第1期の取組の成果及び今後の課題について
②未来型公共施設の
進捗状況について
③第2期の策定に当たっては、第1期で浮かび上がった課題などをどのように検討し、再構築したのかについて
◯産業戦略について
①新たな工業用地の確保の
進捗状況について
②市内の
企業立地促進に向けた
支援制度の現状及び充実について
③市内経済の活性化には京都府との連携をさらに進めることが重要だと考えるが市の見解について
④産業戦略として最初の1年間に取り組んできた総括について
◯宇治茶生産者の
後継者確保について
①茶生産農家の今後の存続においての市の見解について
◯財政健全化推進プランについて
①2年目の決算を終えての総括について
②コロナ禍における
財政調整基金の活用について [
日本共産党宇治市
会議員団]
◯保育所の
待機児童について
①増えていく
待機児童の状況をどのように捉えており、どのような対策を取っているのかについて
②特定の保育所のみを希望して入所できなかった人について
③宇治・神明・
広野地域、また、その他の地域の保育所において、通える範囲・地域をどのように案内しているのかについて
④年度途中でも必要な方がすぐに入所できる対応が必要ではないかについて
⑤多くの
待機児童がいる地域への保育所の新設について ⑥必要な地域には保育所を新設すべきについて
◯市営住宅の整備について
①ニーズに対応した供給ができていないと考えるが、今後の計画について
②市営住宅に入れない人が多数いる状況は
住宅マスタープランの
基本方針6から外れているが、住宅の
セーフティーネットの根幹の役割を
市営住宅が果たせていないからではないかについて
③高齢者・障害者・
独り親家庭・単身の方などへの住宅の
供給促進計画について
④ニーズの
地域偏在への対応について
⑤公営住宅が足りているとしている
公営住宅等長寿命化計画の見直しが必要ではないかについて
◯空き家の
有効活用について
①戸建て公営住宅としての
空き家活用の方向性について
②空き家等対策計画における
空き家有効活用の実績について
③空き家対策に係る予算の増額が必要ではないかについて
④8000軒を超える空き家の状態の分析について
⑤大分市等の
先進事例について
◯国民健康保険料について
①基盤安定化支援事業に基づく
一般会計からの繰入れを行わず、
目的外利用を継続するのかについて
②保険料を引き下げる努力について
③一般会計からの繰入れを行わないという今の方針を続けるのかについて ◯様々な
公共施設の廃止や必要な施設を造らないという
財政健全化推進プランが、市民の生活や
公的制度をゆがめているのではないかについて
◯(仮称)お茶と宇治の
まち歴史公園整備事業について
①コロナ禍に伴うSPCの
収支不足分は誰が負担するのかについて
②コロナ禍に伴う減収への
保険適用について
③コロナ禍による収支への影響をどの程度と算出し、どのように乗り越えるのかについて
◯天ケ瀬ダム周辺の
周遊観光事業について
①実施計画の現状について
②各所・関係者との調整や公募の準備に取り組んでいるのかについて
③事業の見直しについて [
公明党宇治市
会議員団]
◯観光情報発信における令和元年度の取組及びアニメを活用したプロモーションの考え方について ◯新たな歳入の創出について
◯集会所の今後の
維持管理について
①民間集会所となった
西浦東集会所を運営する地域の方々への今後の支援について
②西浦東集会所以降の展開について
③施設の統廃合はやむを得ず、
市民周知・啓発が必要であるが、令和元年度の
取組状況について
◯コミュニティスクールについて
①放課後子ども教室の
市内小・中学校における拡充について
②地域や団体との協力が必要となるが、どのように取組を進めていくのかについて
③地域と共に
学校運営を行う
コミュニティスクールを前提とした取組を進めていく必要があると考えるが、市の考えについて
④市内小・中学校の先駆けとなる
基盤づくりに向けて市教委に地域へ出向いて取り組んでほしいことについて
◯近鉄小倉駅周辺の
まちづくりについて
①近鉄小倉駅
周辺地区まちづくり検討委員会において検討されている案と30年前の計画との違いについて
②まちづくりにおける若年層からの
意見聴取について
③国と府の協力が必要と考えるが、どこまで地域の要望に応えられるのかについて
④近鉄小倉駅周辺の現状を市長や職員に見ていただき、
検討委員会等を進めてほしいことについて [
自民党宇治市
会議員団]
◯AED及び救命講習について
①AEDが
公共施設で更新されたが、その契約内容について
②宇治市に救命講習の指導者は何人いるのか、またどのような内容の講習会を年に何回行っているのかについて
③町内会や自治会などの防災訓練等の機会にもAEDの披露や講習会への参加の呼びかけをしてはどうかについて
④女性消防団員は講習会で指導しているが、講習の機会を増やすために男性消防団員にも指導員になってもらう検討をしてはどうかについて ◯ウトロ地区住環境改善事業の現在の
進捗状況について ◯道路の路面標示について
①幼稚園・小学校などの前は薄く見えにくく危険な場所があるので、路面標示等の交通安全対策への予算を確保してほしいことについて
②警察などの対応が必要なところは連携を取り、対応してほしいことについて ◯収納率の向上のために他自治体で行われている債権回収の委託などの手法も考え、納税意欲の低下を招かないよう取り組んでほしいことについて ◯税機構に移管された国民健康保険料の滞納処理について今年度の成果を検証し、今後の収納業務に生かしてほしいことについて ◯維持修繕費について
①財政健全化推進プランにより草刈り費用、しゅんせつ費用などが減額されて市民に影響が出ていることについての当局の考えについて
②維持修繕に係ることはしっかりと予算化する必要があると思うが、市は決算を踏まえて来年度どのような予算を検討しているのかについて ◯不納欠損処理について
①収入未済額に対する収納と不納欠損処理についての取組について
②今後の取組について ◯時間外勤務・時間外手当について
①1人当たりの平均の時間外手当に大きな差がある理由について
②人事配置等を考慮し、時間外勤務の平準化をすべきについて
③繁忙期の平準化を図る取組をしている自治体もあるが、市として具体的な取組を考えているのかについて
④今後の自治体運営をどのように考え、職員の確保、業務の効率化などどのような方向性を考えているのかについて ◯森林環境贈与税を他市の事例を参考にして、森林組合と協力し活用してほしいことについて ◯ひきこもり支援、生活困窮世帯等の学習支援についての施策が実施されたが、これまでの取組を振り返り新たな市長に対して市長の思いを託していただきたいことについて [
日本維新・京都宇治党] ◯トビケラ対策について
①電撃殺虫器については大きな効果があると思われるが、増設する考えはあるのかについて
②成虫になってから駆除するのではなく、卵や幼虫のときに駆除するなど、何か抜本的な対策はないのかについて
◯宇治東インターから宇治橋までの間の中央分離帯に雑草が繁茂しており夏場はドライバーの視界を遮る状況であり、交通安全上も問題があり、府へ改善を要望してほしいことについて
◯宇治橋花壇のお茶の木が枯れており、観光地にふさわしい景観維持のために他の植栽への変更も必要ではないかについて ◯山本墓地から志津川へ至る遊歩道の整備を出来るだけ早くしてほしいことについて [無会派] ◯ICTの導入後の市民への周知や、リテラシーに差がある中でICTの普及をどのように広げていくのかについて ◯地域子育て支援拠点のスタッフ・体制について
①相談を受けるスタッフのスキルアップや組織としての体制充実に向けた取組について
②現場の声や当事者の声をしっかりと拾い上げて、子育て支援の有効な施策につなげてほしいことについて ◯学校図書館の活用について
①配置した司書10人の教育現場における
有効活用の方法について
②小・中学校の図書館を地域に開放し生涯学習の場として活用してはどうかについて ◯市民の声を市政にどのように反映してきたのか、山本市長の市長としての8年間の思い、考えについて(2)討論の詳細 ①
日本共産党宇治市
会議員団委員 日本共産党宇治市
会議員団を代表して、以下の3議案、議案第71号、令和元
年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について、議案第72号、令和元
年度宇治市
国民健康保険事業特別会計歳入歳出決算認定について、議案第73号、令和元
年度宇治市
後期高齢者医療事業特別会計歳入歳出決算認定について、に一括して
反対討論を行います。 反対の理由の第1は、子育て・教育を充実してほしいという市民の声に背を向けていることです。 2019年度の保育所一斉申込み数は4,113人、入所児童数は、3,906人で、保育所に入れない、
待機児童の人数は2019年4月1日では118人、年度末の3月では320人となっています。しかし、増えていく
待機児童解消のための保育所増設の予定はありません。
地域偏在していることが、分かっているならば、偏在地域に保育所を増設するべきです。 中学校給食では、実施方針を昨年10月にセンター方式と決めましたが、必要とされる5,000㎡から7,000㎡の土地取得のめども立たず、いまだ実現の道筋すら見えていません。保護者や子供たちの願いは一日も早い中学校給食の実施です。今からでも既存小学校施設を活用した親子方式で中学校給食を進めるべきです。 保護者負担を軽減するための教材費の拡充も不十分なままです。1人当たりの増加額は僅か小学校で181円、中学校では19円で、学校徴収金の学級費や学年費、体育などの教科費の保護者負担を解消できていません。十分な教材費の拡充をするべきです。 学校図書館司書も10名になりましたが、全国平均の2校に1人の配置に届いていません。いつでも行ける、相談できるように図書館司書の全校配置をするべきです。 市図書館の資料、図書購入費用は市民1人当たり72円、1人当たりの蔵書数は1.76冊です。全国の市区平均では、1人当たり約141円で1人当たりの蔵書数も3冊となっています。図書購入費も蔵書数においても平均より2分の1少ない状況です。せめて全国市区平均まで引き上げるべきです。 育成学級では、1人当たりの面積基準1.65㎡を下回る学級が、2019年度では20校中12校、2020年度までは14校となっており、2019年度では1.04㎡、2020年度では1.06㎡と基準を大きく下回る学級もあり、詰め込み状態の解消は急務です。また、一斉申込み以降は、定員超過学級に関しては入級が困難な状況になっています。 詰め込み解消のため、また、新型
コロナ禍において、密を避けるためにも、拡充が必要です。 市教委は、児童・生徒の減少を理由に西小倉地域の3小1中を統廃合し、小中一貫教育の整備に向け、設置場所や整備内容等、具体的な構想準備を始めたい、としています。 しかし、実際にこの統廃合を進めると、新しい小中一貫校は、1,000人を超える市で最大規模の学校になります。新型コロナで、学校の置かれている状況が大きく変わり、少人数学級の実現が求められています。小中一貫校は見直しをするべきです。 また、各学校は、地域コミュニティー活動の中心であり、重要な施設です。災害時の避難所にも指定されていますが、統廃合が進めば、防災上も問題が出てきます。子供たちの健康・安全・安心また、地域コミュニティーを守ることを最優先に考えるべきです。 統廃合を予定している西小倉小・北小倉小・南小倉小・西小倉中のトイレ改修は、実施設計に当たって業者に発注した仕様書や費用面でも、北槇島小・笠取小・南宇治中と異なります。北槇島小や南宇治中のトイレ改修費は3億円程度ですが、西小倉地域の学校は4校で1億4,000万円、1校あたり3,500万円で、10分の1というものです。
教育環境で他校と差をつけることは間違いです。 反対の理由の第2は、高齢者支援など福祉充実からかけ離れていることです。 特別養護老人ホームの待機者は、2019年4月1日時点で218人となっており、毎年200人以上の方が待機しています。根本的に特別養護老人ホームが不足しています。 また、仮に特養に入所できても、基本料金に加え、食事代や居住費などのホテルコストの負担が大きく多くの市民から年金だけでは支払えないとの声が出ています。特別養護老人ホームの建設と補助は早急に進めるべきです。 老人園芸ひろばでは、2019年度に使用料が3倍に値上げされました。これを機にやめてしまう方が大勢おられ、2019年12月では、519区画中48区画が空き区画となっており、2020年8月においては550区画中96区画が空き区画となっています。 2018年度に廃止した敬老会やはり・きゅう・あんま事業に続き、高齢者福祉は大きく後退しています。高齢者の方の楽しみや健康のためにも再検討するべきです。 市の国保加入者数は、2019年度4月時点では、2万4,695世帯、3万9,191人となっています。市の国保料は、府内他市と比較しても高額で、平等割・均等割は、介護分を含むと府内15市中4番目の高さです。市は国保料を据え置くとしていますが、
一般会計からの繰入れや保険料を積み立てた基金などの財源を活用すれば引下げは可能です。 また、全国では、18歳未満の均等割を減免する制度が広がっています。宇治市で行えば、5,000万円から6,000万円で減免することが可能です。子育て支援の一つとして、18歳未満の均等割を減免するべきです。 反対理由の第3は、
まちづくりや災害対策が不十分であることです。 市集会所130か所に対し、町内会等は610と、全ての町内会等に1か所の集会所はありません。単一の町内会等に譲渡すると、その他の町内会等では、使用料の格差や使用そのものが難しくなることが懸念されます。また、無償譲渡を受けるに当たっても、将来にわたって町内会で
維持管理することは、大変なのではないかと懸念されます。 ふれあいセンターは、周辺地域住民にとって重要な施設です。2つのふれあいセンターは、解体され、更地になっています。跡地については、民間ではなく市の施設として、公共利用を保障するべきです。 市の公共交通施策は、バス路線が廃止・縮小された3地域に限定したのりあい交通事業は地域自治会などで運営委員会を組織し地域主導で運行させ、運行経費の赤字分は、地域と市が折半するというもので赤字が多いほど地域の負担が大きくなるなど、地域の実情を考えていない制度です。結果、西小倉地域ののりあい交通は、1年余りで運行を中止することになり、明星町ののりあい交通も
コロナ禍でダメージを受けています。槇島地域に至っては、いまだ検討中となっています。市内全域の高齢者や障害者など移動困難者、交通弱者の対策は全くありません。議員団では全国で取り組まれているデマンドタクシーを繰り返し求めてきました。全ての市民の移動する権利を保障する対策を早急に実施すべきです。 公共交通の対策は、買物弱者対策にも直結します。歩いて買物ができるように地元の商店支援も併せて行うべきです。 (仮称)お茶と宇治のまち歴史公園については、市の財政からの新たな補填が問題となっています。市民には、市民負担増とサービス引下げ、
公共施設の廃止を強いりながら、歴史公園事業は例外だとする市の姿勢に、市民理解は得られていません。 天ケ瀬ダム周辺の観光事業も同じです。2019年度に国の補助金1,500万円を活用して調査を行い、今年度調査報告がされました。天ケ瀬ダム直下の旧志津川発電所をリノベーションし、海外の富裕層向けのホテルなどに活用するものでした。新型コロナで観光の状況などが一変しています。天ケ瀬ダム周辺は黄檗断層もあり地震の影響なども心配されるなど、防災面に大きな不安があります。 市民から求められているのは、大型事業や観光事業ではなく、市民の生活に寄り添った事業をつくっていくことです。 以上の理由から、議案第71号、令和元
年度宇治市
一般会計歳入歳出決算認定について、など3議案に対する
反対討論とします。 ②
うじ未来委員 令和元
年度宇治市歳入歳出決算の採決に当たり、
うじ未来を代表し、
決算特別委員会に付託された議案第71号から議案第77号までの全議案について、賛成の立場から討論をいたします。 令和元年度決算については、市税収入などの増加により前年度に引き続き単年度収支が黒字になったことに加え、
財政調整基金をはじめとする基金残高を確保しながらも、市債現在高については減少させるなど、市の財政課題を改善に向けて、漸進させたものとして評価をしております。
財政健全化推進プランを策定した平成30年度以降、基金に大きく依存することなく、予算編成を行ってきた状況も併せて、
財政健全化推進プランの取組効果が、着実に現れてきているのではないかと考えています。 一方で、扶助費などの社会保障関係経費はこの間も増加し続けており、平成30年度決算では改善した経常収支比率が、令和元年度では0.6ポイント上昇し、
新型コロナウイルス感染症の影響により今後の財政運営の見通しが厳しくなると想定するならば、なお一層の財政構造の見直しが必要となります。持続可能な財政運営を実現するためには、市民の皆様の御理解が必須であり、当局として見直しの目的や必要性を十分に御説明し、御納得をいただいた上で、取組を進めてもらいたいと思います。 そうした財政状況が厳しい中ではありますが、令和元年度においては、安全・安心な
まちづくり施策や産業戦略に基づく取組、切れ目のない総合的な子育て支援に係る施策、障害者や高齢者に向けた施策など、様々な分野においてバランスのよい予算配分を行い、具体的な施策を着実に実施されております。 特に、未来に夢と希望の持てる宇治づくりを推進するため「新しい宇治を切り拓く特別枠」を創設し、防災・減災の取組として、消防へのドローン配備を、子育て世代にとっての魅力ある
まちづくりに向けた取組として、産後ケアや、人型ロボットの小学校への配置による
プログラミング教育推進を、健康長寿日本一の取組として、健康アライアンス事業を、ICT利活用の取組として、プロモーションゲーム制作や、AIを活用した24時間総合案内システムの導入を実現するなど、将来の町の発展に資する効果的な施策を実行されてきたことは高く評価いたします。 現在、
新型コロナウイルス感染症による混乱がいまだ収束せず、市内経済や市民の雇用も非常に厳しい状況に置かれています。行政の皆様のなお一層の御努力を要請するとともに、私たち
うじ未来会派としても、従来の垣根を越えてオール宇治体制を築き上げ、この困難な時代を乗り越え、次世代が誇りを持てる新たな宇治づくりに向けて最大限努力してまいる所存です。 その上で、行政に対しては、信頼される都市経営を目指し、一層の財政の効率化や新たな歳入確保など、様々な
行財政改革に邁進し、全職員に行政の専門家としての知恵とアイデアを惜しみなく出していただき、宇治市の発展に資する新たな施策に積極的かつ
スピード感を持って、取り組んでいただくことを強く要望いたします。 最後に、令和元年度の決算を通じて、宇治市の新たな課題や目標も顕在化してまいりましたが、一方で長期化が見込まれる
新型コロナウイルス感染症の多方面への影響や、新たな生活様式といった現在の課題にも対応をしていかなければなりません。当局には、これからの政策決定や予算編成においては従来の政策の優先順位や政策形成の枠組みにこだわることなく柔軟に、市内経済の再活性化や市民の雇用確保など、市民ニーズを十分に見極めながら、創意工夫を活かした取組を進めていただくことを大いに期待をいたします。以上をもちまして、議案第71号から議案第77号までの全議案に対しての、
賛成討論といたします。
-----------------------------------
○議長(
真田敦史君) これより委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて質疑を終結いたします。
○議長(
真田敦史君) これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて討論を終結いたします。
○議長(
真田敦史君) これより採決いたします。 採決は分割して行います。 最初に、議案第71号から議案第73号までの3議案を一括して採決いたします。 3議案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。 3議案は委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。 (
うじ未来、
自民党宇治市
会議員団、
公明党宇治市
会議員団、
日本維新・京都宇治党及び無会派起立) 起立多数であります。 よって、議案第71号から議案第73号までの3議案は認定されました。 次に、議案第74号から議案第77号までの4議案を一括して採決いたします。 4議案に対する委員長の報告は認定すべきものであります。 4議案は委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第74号から議案第77号までの4議案は認定されました。
-----------------------------------
○議長(
真田敦史君) お諮りいたします。 本日の会議はこの程度にとどめ延会いたしたいと思います。 これに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、本日の会議はこの程度にとどめ延会することに決しました。 本日はこれにて延会いたします。 午前10時20分 延会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
宇治市議会議長 真田敦史 宇治市議会副議長
渡辺俊三 宇治市議会議員
中村麻伊子 宇治市議会議員
山崎恭一...