宇治市議会 2019-09-30
09月30日-06号
令和 1年 9月 定例会(1) 議事日程 議事日程(第6
号) 令和元年9月30日 午前10時 開議第1.一般質問第2.諸報告第3.議案第62
号 宇治市保育所条例
の一部を改正する条例を制定するについて 議案第63
号 宇治市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例を制定するについて 議案第65
号 宇治市立幼稚園
の使用料等に関する条例
の一部を改正する条例を制定するについて(2) 会議に付した事件 議事日程に同じ(3) 出席議員 議長 真田敦史君 副議長 渡辺俊三君 議員 金ヶ崎秀明君
佐々木真由美君 徳永未来君 池田輝彦君 鈴木崇義君 西川康史君 秋月新治君 山崎 匡君 大河直幸君 角谷陽平君 西川友康君 岡本里美君 鳥居 進君 稲吉道夫君 木本裕章君 浅井厚徳君 坂本優子君 服部 正君 今川美也君 長野恵津子君 中村麻伊子君 山崎恭一君 宮本繁夫君 松峯 茂君 関谷智子君 堀 明人君(4) 説明
のため出席した者 市長 山本 正君 副市長 木村幸人君 副市長 宇野哲弥君 危機管理監 濱岡洋史君 市長公室長 脇坂英昭君
政策経営部長 貝 康規君 総務部長 本城洋一君
産業地域振興部長 松田敏幸君
人権環境部長 福井康晴君
福祉こども部長 星川 修君
健康長寿部長 藤田佳也君 理事 亀田裕晃君
都市整備部長 木下健太郎君
上下水道部長 畑下茂生君 教育長 岸本文子君 教育部長 伊賀和彦君 消防長 伊庭邦夫君(5)
事務局職員出席者 局長 中上 彰 次長 藤井真由美 副課長 矢部昌宏 庶務係長 亀井明美 庶務係主任 向井由美
庶務係非常勤職員 吉田栄子
議事調査係主任 稲葉和広(6) 速記者 西岳剛一 午前10時00分 開議
○議長(真田敦史君) これより本日
の会議を開きます。-----------------------------------
△日程第1 一般質問
○議長(真田敦史君) 9月27日に引き続き、一般質問を行います。質問は通告
の順に発言を許します。
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)おはようございます。令和元年9月定例会における一般質問を通告に従い行います。 まず、産業振興についてお伺いしたいと思います。 本年3月に宇治市産業戦略が策定され、6月には
産業支援拠点宇治NEXTが開設されました。これまで
のこの
宇治NEXTの活動
の状況についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)本市では、本年3月に策定をいたしました宇治市産業戦略に基づき、市内経済
の活性化に向け、現在産業戦略に位置づけました各種施策に取り組んでいるところでございます。 まず、6月には、宇治市と
宇治商工会議所が連携して、市内事業者
の皆様をサポートさせていただく新たな拠点として、
産業支援拠点宇治NEXTを開設したところでございます。
宇治NEXT開設後は、本年度
の主要な取り組み
の一つと位置づけております
市内企業訪問を商工会議所、
京都リサーチパークと
の連携
のもと行っており、8月末まで
の約3カ月間で、延べ64件
の訪問を実施したところでございます。 企業訪問では、本市を初め、国や府、商工会議所が行っております支援施策を取りまとめ、新たに作成した宇治市
産業支援ガイドブックを配布し、市内企業
の生
のお声をお聞きしているところでございます。そのほか、市内企業や市内産品
の情報発信
の一環として、7月に
産業振興センターで開催されました市内
の伝統産業と全国
のクリエーターによる
商品開発イベントである京都府
のクラフトソン事業へ
の全面協力や、9月
の国際博物館会議に合わせた市内
の工房見学ツアーを京都府
の京都工芸ウイーク関連事業として実施をいたしました。 また、
包括連携協定を締結いたしております
京都信用金庫と
の連携により、市内
の起業家を応援するため
の交流会として、通算4回目となる
宇治地域クラウド交流会を7月に実施し、同じく
包括連携協定を締結いたしております京都銀行と
の連携により、京都大学と
の産学連携事業として、
ものづくり企業のため
の産学連携セミナーを8月に、9月には
販路拡大支援の一環として、
輸出事業連携に関する協定を締結したところでございます。 今後も、引き続き産業戦略に位置づけました各種施策を着実に進めることによりまして、市内経済
の活性化につなげてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)ありがとうございます。 お取り組み
のところで、何点かに取り組みを分類できるところがあったかなと思いますので、少し細かく分けてお聞かせいただきたいと思います。 企業訪問
のところですけれども、8月末までに64件訪問していただいたということでございます。
企業訪問そのものは、以前
の産業推進課でもされていたことかなと思いますけれども、NEXTになってから、この産業支援
のガイドブックを配布していただきながら訪問されているかと思います。その訪問
の結果といいますか、以前と
の反応
の違いであるとか、訪問先
の企業
のNEXT
の支援メニューに対する関心、そうした、このNEXTが立ち上がってから
の企業
の反応・関心
のところについて、以前と
の違いなどありましたらお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)宇治市産業戦略
の策定段階におきまして、まずは市内企業
の意見をよく聞き、個々
の企業
の課題に寄り添った支援をするべきと
の御意見を多く頂戴いたしておりましたことから、現在、本市と
宇治商工会議所を中心に、精力的に取り組んでおります企業訪問では、まずは市内企業
の生
のお声をお聞きし、現状を把握することによりまして、寄り添った支援ができるよう、今後
の支援策を御提案させていただいているところでございます。 今回作成いたしました宇治市
産業支援ガイドブックでは、本市を初め、国や府、商工会議所が行っております支援施策を掲載し、改めて市内企業へ
の各種制度
の周知を図っているところでございまして、特に各種補助金へ
の関心は高いものと考えているところでございます。 そのような中、現在、市内企業
の大きな課題となっております人材不足へ
の対応といたしまして、今後さらなる
雇用就労支援を目的に、インターネットを活用した
人材募集サイトと連携した
マッチング支援を今年度に実施してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)ありがとうございます。 NEXTだからこそ
のできることとかも、しっかりと企業
のニーズを酌み取って対応していただきたいと思うところでございます。 それから、冒頭
のNEXT
の活動
の中でありましたけれども、京都府
の京都工芸ウイーク関連の事業についても御説明がありました。御紹介いただいた7月
のイベントですけれども、私自身も見学させていただきましたけれども、この宇治市
の伝統工芸、そうした産業について、今どき
の新しい
ビジネススタイルとマッチングすることで、新たな魅力といいますか、そうしたものが生まれる可能性を私自身も感じることができました。 また、ぜひそうしたイベント、就職活動やインターン
のような形で、この
デザインウイーク京都が活用されると、担い手
の確保にもつながっていく
のかなとも思っているところでございます。この京都府
の京都工芸ウイーク関連事業について
の今後
の取り組みについてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)宇治市産業戦略におきまして、市内企業や市内産品
の情報発信
の強化も大きな取り組み
の柱として位置づけておりますことから、その一環といたしまして、7月には市内
の伝統産業と全国
のクリエーターによる
商品開発イベントである京都府
のクラフトソン事業を
産業振興センターで、9月には
国際博物館会議に合わせた市内
の工房見学ツアーを京都府
の京都工芸ウイーク関連事業として実施したところでございます。 来年2月には、市内
の工場見学ツアーを実施するため、現在参加企業
の募集を行っているところでございますし、伝統産業に限らず、今後も引き続き、魅力的な
市内企業情報を市内外へ広く発信することによりまして、マッチングや
販路拡大支援につなげてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)私も7月
のイベントに参加したとき、まずはマッチングとか、そうした伝統工芸
の企業同士が一緒になってコラボレーションすることで新しいビジネスが生まれる、そうしたものを追求していく
のかなというふうに見えたところでございます。 ただ、同時に来年2月には市内
の工場見学ツアーを実施するということで、今参加企業を募集されているということですけれども、私がそのとき感じた
のは、宇治市ってこういう伝統産業に従事されている方がいらっしゃるんだなと、私も知らないところを見させていただきました。先ほど申し上げましたとおり、そういったインターンとか、そういうことにも取り入れていただくと、後継者であるとか、そうしたものに若い学生たちが関心を持っていただける、そうした可能性も秘めている
のかなと思います。 また同時に、観光
のほうも今は体験型という
のもありますので、伝統工芸はどちらかというと個人でされていることも多いんですけれども、こうしたところにも、まずことし
の2月にしていただいて、企業訪問
の中でいろんなニーズを酌み取っていただいて、ぜひそうした伝統工芸についても見える形で、産業
の振興というものに取り組んでいただきたいと思います。これから
のこの分野における支援・あり方についても、ぜひ楽しみにしているところでございます。 続きまして、民間企業と
の包括連携協定についても御説明ございました。今月も
ソフトバンク系列の輸出事業連携の協定など、大変興味深い協定も数多くしていただいているところかと思います。以前から申し上げておりますけれども、締結するだけではなくて、しっかりとこの提携を意味
のあるものとして活用していただきたいと思います。 その中で、
京都信用金庫さんと
の提携
の中では、
地域クラウド交流会が行われていると思います。これまで4回開催いただきましたが、
プレゼンター同士がその後それぞれ独自に交流し、さらなる宇治市
のために相互に連携されて、いろんなイベントを実施したりされておられます。 先月、
市民環境常任委員会の視察で、東京都豊島区に伺いましたけれども、そこでも
ビジネスサポートセンターで
の創業塾で育った方が、次
の起業家育成に尽力されるなど、取り組みがいい循環で回っている。スタートを決めれば、あとはその民間
の方々、起業家
の方々が、次
の方を育成していこうといういい循環が生まれている話を聞かせていただきました。 宇治でも、この
地域クラウド交流会のつながりから、非常にそれぞれ独自
の取り組みといういい循環が生まれている
のかなと思っておりますけれども、このNEXTで支援をされたその後、民間
の皆様同士で自立できる支援づくり
のお考えについてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)本市では、宇治市産業戦略に位置づけます企業支援
の取り組みといたしまして、起業初期
の経営安定化を目的に、新たに起業する人や第二創業を行う人に対し交付をいたしております
創業支援補助金を初め、京都府
の融資制度であります開業・
経営承継支援資金へ
の保証料補給など、資金面で
の支援を行っているところでございます。 また、新たな取り組みといたしましては、市内における起業家
の掘り起こしを目的とした創業塾や、起業家同士
の出会い
の場を提供するため
の交流会
の開催等を予定しているところでございます。 そのような中、平成29年度から
包括連携協定を締結いたしております
京都信用金庫と
の連携により、市内
の起業家を応援するため
の交流会として、通算4回開催をいたしております
宇治地域クラウド交流会では、これまで20人
の起業家
の方々に
プレゼンターとして登壇をいただいておりますことから、今後
プレゼンター同士が交流を図る場を設け、新たな起業家
のコミュニティー
の形成につなげてまいることといたしております。加えて、新たな起業拠点
の整備につきましても検討を進めておりますことから、さまざまな角度から、市内における起業支援に注力をしてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)私もこの
プレゼンターの方とはよくお会いしたりしていますし、その方
のお店とかに行きますと、1人で行ったつもりが、
地域クラウドのとき
のプレゼンターの方がいらっしゃったりして、そこでいろんな意見を出し合ったりとか、そういう非常に楽しい場が自然とできるという
のが大変うれしく思っています。 また、市長も7月
の市民と市長
の対話ミーティングで、その
クラウド交流会の参加者
の方々とミーティングされたかと思いますが、恐らく、いい循環といいますか、本当にあの方々はいろんな意見を出し合って、この宇治
の未来
のことを考えていただいているという
のは、もう実感されている
のかなと思いますので、ぜひそのいい循環をさらに強固なものにしていただきたいと思います。 その中で、先ほども申し上げましたけれども、視察に行きました東京都豊島区では、女性起業家に特化した
支援メニューも用意されておられました。時代に応じて、社会
のニーズに応じて、それぞれ取り組みが必要だと思いますけれども、このNEXT
の時代に応じた今後
の展開についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)企業支援
の取り組み
のうち、新たな取り組みといたしまして、市内における起業家
の掘り起こしを目的とした創業塾や、起業家同士
の出会い
の場を提供するため
の交流会
の開催等を予定しているところでございます。 さらには、新たな起業拠点
の整備につきましても検討を進めておりますとともに、この秋には、女性起業家
の応援をテーマとしたセミナー
の開催を予定いたしております。 また、産業戦略に位置づけます施策
の進捗を報告し、助言をいただく外部組織として、宇治市
産業振興会議の立ち上げも予定しておりますことから、現在行っております企業訪問でお聞きする生
のお声や、
産業振興会議で
の御意見を踏まえ、より市内企業に寄り添った支援ができますよう、既に産業戦略に位置づけました施策
の転換等も含め、柔軟、かつ迅速に対応してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)NEXTとして、いろんなお取り組みをされているということでございますけれども、さらなる、この組織が活動するためにも、ぜひ職員
の皆様、この方々が民間的な発想を持つことも必要かと思います。 また、先ほど京都府
の京都工芸ウイーク関連の事業について御説明ありましたけれども、やはり今、府
の職員を派遣していただいておりまして、これが大きな成果を上げている
のかなと思うところでございます。 今後、NEXT
の活動をよりよいものにしていくために、ほか
の機関と
の人事交流や、今いる職員
のスキルアップなど、人材育成についてどのように考えておられる
のかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)おはようございます。 宇治市産業戦略は、持続的に発展する町を目指し、市内経済を活性化させるため、宇治市第5次総合計画第3期中期計画
の重点的施策であります戦略的な産業活性化
の推進に基づき、本市
のこれから
の産業振興策
の指針として策定したものでございます。 この産業戦略
の策定段階におきましては、有識者等で構成いたします宇治市
産業戦略策定会議や、
企業アンケート、
企業ヒアリング等の中で、まずは市内企業
の意見をよく聞き、個々
の企業
の課題に寄り添った支援をするべきなど
の御意見を頂戴いたしましたが、その一つといたしまして、
産業支援拠点宇治NEXTだけで、全て
の課題解決をしていくことは困難であり、例えば、金融機関から
のOB人材
の派遣なども有効ではないかと
の御意見も頂戴したところでございます。現在も、京都府から職員を派遣していただいており、市内
の伝統産業と全国
のクリエーターによる
商品開発イベントである京都府
のクラフトソン事業や、京都府
の京都工芸ウイーク関連事業として、市内
の工房見学ツアーを実施できました
のは、京都府と
の連携による効果と認識をいたしております。 このような成果が生まれていることを考えますと、さまざまな機関と
の人材交流
の可能性につきまして、検討してまいりたいと考えているところでございます。あわせまして、産業戦略
の策定段階では、現行職員
のスキルアップも重要と
の御意見も頂戴いたしておりましたことから、今後、市と商工会議所
の職員を対象に、外部から
の講師を招いて
の職員研修も企画いたしており、引き続きさらなる
スキルアップに努めてまいりたいと考えているところでございます。 いずれにいたしましても、市内経済
のさらなる活性化に向けまして、人材交流や職員研修による
スキルアップにとどまらず、さまざまな観点から、
宇治NEXTのレベルアップに努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)市長、御答弁ありがとうございます。 NEXTにつきましては、金融機関
のOB人材ということは、本当に視察に行きました豊島区もされていたので、御検討いただきたいと思いますし、あと何よりも、以前から民間企業と
の人事交流であるとか、そういうことをお願いしておりましたけれども、市長御自身、京都府と
の連携による効果というものを御認識いただいているということ、ぜひそれも含めて今後もさまざまな機関と
の人事交流を探っていただきたいなと思います。
スキルアップのところにつきましても、恐らく、ソフトバンクさん
の講師を招かれた研修とかもしていただいていますけれども、その効果というか、市役所内部では御実感されている部分って多々ある
のではないかなと思いますので、ぜひそうしたところ、さらに積極的に、NEXT
の今後もそうですし、その
スキルアップは他部署においても非常に有効だと思いますので、ぜひ御検討いただきたいなと思います。 続きまして、観光振興についてお伺いしたいと思います。 来年4月から、観光協会と観光振興課が、今
のゆめりあうじ
の場所に移転するわけでございます。先ほども質問させていただいとおり、産業振興課につきましても、商工会議所と一体となることで、一定
の成果を上げられている
のかなと感じています。この観光振興
の分野においても、観光協会と一緒になることで、ぜひその効果を出していただきたいと思いますけれども、現時点でどのような施策展開をするお考えな
のかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)ゆめりあうじ
の再編につきましては、さき
の所管
の常任委員会に御報告をさせていただきましたが、来年
の4月中には、1階部分に公益社団法人宇治市観光協会と市
の観光振興課が移転する予定といたしております。 本市観光振興計画後期アクションプランでは、JR宇治駅前
の案内強化と、観光地にふさわしい駅前
のあり方を目指すことを掲げており、その取り組み
の一つとして、来年度
の観光協会と観光振興課
の移転に先立ち、JR宇治駅前
の景観改善として、老朽化したトイレやからくり時計、看板類
の撤去を実施してまいりたいと考えており、本定例会中
の補正予算案に工事費を計上させていただいているところでございます。 この間、宇治橋通り商店街へ
の入り口にありました老朽化したアーケードを商店街が撤去された経緯もございます中、JR宇治駅前
の景観改善につきましては、老朽化した施設等を撤去し、駅から観光地へ向かわれる方も、観光地から駅に戻ってこられた方にも、フラットな見通し
のよい空間とする予定でございまして、一定広場化することで、観光客
の一時的な対流場所として
の利用が見込めますほか、お茶
のイベント等で
の活用も想定いたしているところでございます。 現在、ゆめりあうじには観光案内所がございますが、再編後は、1階を基本的には観光に特化したフロアとして
の活用を念頭に置き、さらに観光案内機能
の強化を図ってまいりたいと考えており、駅前
の屋外と屋内で、多く
の観光客
の皆さんに立ち寄っていただくことで、宇治に好印象を持っていただき、再訪につながるような環境を整えてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)駅前
のハード面
の整備については、承知しているところでございます。あとソフト面
のところですけれども、今、宇治に好印象を持っていただいて再訪につながるような環境を整えていくということでございますけれども、ああ、宇治よかった、いろんな観光地がございますので、なかなかそれだけでもう一回宇治へという
のがどうな
のかなとは思うところでございます。宇治にもう一度来たいと思える魅力、あるいは一日だけでは体験できない魅力があるということ。パンフレットだけではわからない、宇治に来て、こんな魅力があるんだなとか、ぜひそういう仕掛けづくり、観光協会と一体になるからこそ、現時点ではまだ難しいかなと思いますけれども、ぜひ宇治に観光客がまたふえるような仕組みづくり・仕掛けづくりに取り組んでいただけたらいいかなと思っております。 次に、花火
の打ち上げについて伺いたいと思います。 先日、西川康史議員が質問したように、大きな花火大会をぜひ復活させてほしいという気持ちが第一ではございます。しかし、大久保駐屯地で
の花火
の打ち上げ
のように、数百発でも大変大きな集客につながります。こうした数百発単位で
の打ち上げについても生かしていくということも必要かと思います。 その中で、市民
の方からは、大久保駐屯地で打ち上げる
のであれば、宇治駐屯地でも夏祭りをやっているのでこっちでは打ち上げない
のかと。いろんな諸般
の事情で、宇治駐屯地で上げる
のは難しいことは承知しているんですけれども、そうした宇治
の各地
の夏
のイベント
のところで、場所によって花火を打ち上げる、それによって人が集まる、そうしたことができる
のではないかと思いますけれども、宇治市内各地で
のそうした花火
の打ち上げ
の可能性について
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)さき
の西川議員
の御質問にお答えいたしましたように、自衛隊駐屯地を会場とする花火大会
の開催につきましては、自衛隊が行っておられる一般開放イベント
の趣旨と、本市花火大会
の趣旨が異なり、さまざまな課題がございますことから、慎重に判断していく必要があると考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)御存じかどうか、あれですけれども、大久保駐屯地
の夏祭り
のときですけれども、今、外
のお店がテントを出して出店されたりしておられます。大久保駐屯地では、3年ほど前からそうした露店を公募されておられまして、昨年から商工会議所さんを通じて、宇治
のお店にも御案内していただくようになっている
のかなと思います。また、ことしから宇治駐屯地
のほうもそうして公募されまして、外
のお店が出店されているところでございます。 ことし
の夏、それぞれ
の駐屯地
の夏祭りに行かせていただきました。別にテキ屋を批判するわけではないんですけれども、地元
のそうした飲食店が出店されておられますと、私も知り合いが多数出店しておられまして、そこで
の会話とかが通じたり、そのお店を知らない人に私
の知り合いを、ここでお店をしている方なんですよと。こういうものを出しておられたりとか、よくイベントにも出店されているんですよと、このイベントで
の出会いをきっかけにそのお店を知って、また地域で
のつながりができるなど、いい意味で
のイベントを通じた出会い、地域内で
の出会いがあるんだなと感じておりました。 そのときに、イベント
の集客が少ないと出店されたお店とかも非常に不満といいますか、残念に思われたりもする。そういう中で、花火という
のは一つ
の集客につながる非常に大きな手段かなと思うわけで、提案させていただいております。 花火についてはいろんな見解があるかとは思いますけれども、ぜひそうした地域
のにぎわいづくりに一役買う、花火を含めたイベントについて、宇治市としてもいろんな可能性を考えていただきたいと思いますけれども、その可能性、お考えについてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)小規模でも、地元
の商店等が出店していく取り組みに関しましては、地元商業
の振興につながると考えられますし、観光イベントにおいて出店いただく場合には、観光客に対して宇治
のよさをお伝えできる
のではないかと考えておりますことから、議員御案内
の出店につきましても、商工会議所等と相談してまいりたいと考えております。 加えて、本年度実施いたします「京都・花灯路」連携周遊事業では、町
のにぎわいを創出することを目的に、公益社団法人宇治市観光協会にて検討会議を持たれ、商店街等地域
の方々に初期から参画をいただき、実施内容・手法等を議論されているところでございますので、その中で、にぎわいづくりとして
の商店等
の出店につきましても、議論していただけるようにしてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)先日、青年会議所
のほうで徳洲会病院でイベントがされましたけれども、あのイベントでも宇治市
の店舗が出店されておられました。あのイベントでは、事前に2週間ほど前から出店されるお店について、SNSを通じて、こういうお店も出店されますよというPRがされていたんですけれども、そういうPRをすると出店されるお店も自分が主催するイベント
のような感覚で、今度このイベントに出店からぜひ皆さん来てくださいねと、自分
のSNSでも発信される。どんどんこの宇治を盛り上げていこうという能動的な当事者意識を生み出すようなことにつながっている
のかなということを感じさせていただきました。ぜひ、商店街等地域
の方々にも初期から入っていただいて、一体となって、いろんな地域
のにぎわいづくりに努めていただきたいなと思います。 次
の課題に移りたいと思います。学習指導要領へ
の対応についてお伺いしたいと思います。 これについては、過去にもほか
の議員も質問されておられますけれども、新学習指導要領
の全面実施に伴い、小学校3、4年生では、年間35時間
の外国語活動、5、6年生では70時間
の学習が始まります。その準備
の状況、現場
の教員
の負担が大きくならないような対応について、今
の進捗状況をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 伊賀教育部長。
◎教育部長(伊賀和彦君) (登壇)市教委といたしましては、新学習指導要領による外国語活動及び外国語教育
の全面実施に向け、本市
の教育研究員制度を活用し、指導方法
の実践研究を進め、公開授業を初めとする研修講座を通じて、その成果を各校に広めているところでございます。 加えまして、5、6年生
の外国語が教科化されることに伴い、校長会と連携しながら、小学校から中学校へ
の一貫した指導を図るため、義務教育9年間
の円滑な接続に配慮した年間指導計画
の作成に取り組んでまいります。 さらに、デジタル教材をICT機器で活用するなど、授業改善を進めるとともに、教員が負担感なく指導できるよう、AETや小中連携教員、専科教員を効果的に活用し、児童・生徒
の学力向上に努めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)ありがとうございます。 あわせて、プログラミング教育についてもお伺いしたいと思います。 2学期から、各小学校でペッパーが導入されて、全て始業式でお披露目されたと伺いました。このプログラミング教育
の準備
の状況、ペッパー
の活用について
の状況をお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 伊賀教育部長。
◎教育部長(伊賀和彦君) (登壇)プログラミング教育につきましては、来年度
の小学校で
の必修化に向け、府教委が実施するプログラミング教育研修会へ
の参加などを通して、教員
の指導力を高めるとともに、文部科学省が作成した小学校プログラミング教育
の手引
の活用を初め、先進的に取り組んでいる他市
の学校へ
の視察研修、本市
の教育研究員
の協力を得ながら作成しております年間指導計画
の各校へ
の配布など、準備を進めているところでございます。 また、全小学校に配置したペッパーにつきましては、研修を受講した教員がプログラムを組み、議員御案内
の2学期
の始業式において、ペッパー自身が自己紹介をするといった活用が始められておりまして、児童が大変興味深くその様子を見ていたと
の報告を受けているところでございます。 今後も、市教委主催
の情報教育研修講座におきまして、実際にペッパーを使った授業を公開し、その効果的な活用方法に対する理解を深めるとともに、各校で
の校内研修につなげるなど、プログラミング教育
の先行実施に向け、取り組みを進めているところでございます。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)ペッパーについては、恐らく使っていく中で、さまざまな使い方
のアイデアが生まれてくるかと思いますので、ぜひ市教委として、各学校
の活用状況を取りまとめていただいて、情報共有していただきたいと思います。 でも、これはお願いですけれども、6月
の一般質問でも申し上げましたけれども、今企業は、AI人材を求めているかと思います。ぜひ全国に先駆けて、宇治市はプログラミング教育をしていると。このペッパーを使って何か、宇治市はこのプログラミング教育を先駆けて取り組んでいる町なんだと、それを発信できるイベントといいますか、取り組みをしていただきたいと思います。 同時に、6月
のときに、松江市にプログラミング言語を開発した人がいらっしゃるからプログラマーが集まるという話もいたしました。そうしたイメージ。宇治市はAI人材、そうした教育にも力を入れているんだという発信が、企業から注目していただけるきっかけになるかと思います。そうしたイベント
のことにつきましては、ソフトバンクと
の協定
の中で、できることとできないこととあるかと思いますけれども、ぜひ、地域行事や他団体による活用、そうしたことについても、何か提案がありましたら前向きに検討いただいて、この取り組みをこの宇治市だけで取り組んでいますで終わらせるんではなくて、もっと広く周知できるようにもしていただきたいと思います。 最後に、LINEによる情報発信についてお伺いしたいと思います。 9月15日
の市政だよりにもありましたけれども、ごみ
の分別においてもLINE
の活用がスタートいたしました。これまで、子育て情報
の発信をLINEでしていただいている際にも、ほか
の部署でもこのLINEを使える可能性があるので、ぜひ検討いただきたいとお願いしておりましたので、こうした新たな展開は大変ありがたいことでございます。 そこで、まずお伺いしますが、先行しておりました子育て情報
のLINEで
の活用
の状況について、現在どのようなものか。そして、このLINE媒体
の活用
の効果をどのように分析されておられる
のかお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 星川
福祉こども部長。
◎
福祉こども部長(星川修君) (登壇)LINEによる子育て情報発信におきましては、子育て世代を中心に、現在3,500人を超える登録をいただいており、子育て講座や幼稚園・保育園等
の園庭開放、図書館
の事業など、多彩な内容について、月当たり20件から30件程度
のお知らせを行っているところでございまして、教育部など、他部局と連携しながら情報発信を行っているところです。 LINEによる情報発信を行うようになって以降、子育て講座等
のイベントに参加された方から、LINEを見て参加したという声を聞くことも多く、実際に参加者がふえている状況もあり、一定
の効果があったものと理解しております。 また、この間、より多く
の方に適切なタイミングでお知らせができるよう発信しているところでございまして、今後も多く
の方々
の御意見をお聞きしながら情報発信に努めてまいりますとともに、LINE以外にも本市
の子育て支援
の取り組みやサービス
の内容に関する情報を必要な方に適切にお届けできますように、さまざまな媒体を通じて、きめ細やかな情報提供に努めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)時間指定なんですかね、毎朝10時、ないし4時とかに情報が入ってきて、見させていただいておりますけれども、日々情報発信
の内容について、いろんな改善がされているなと思うところも多数ありまして、ぜひこのまま続けていただきたいと思います。 そうした中で、LINEアプリについて、ごみ
の分別で
の活用も始まりました。このごみ分別
のほう
の活用について、どういった経緯で利用が始まった
のか。あと利用開始から2週間ほどですか、少したった現在
の状況についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 福井
人権環境部長。
◎
人権環境部長(福井康晴君) (登壇)本市では、本年9月11日より、LINEを使ったごみ分別
の自動応答サービスを開始しており、市政だより
の9月15日
号に掲載し、市民
の皆様へ御案内させていただいたところでございます。 ごみ
の分別につきましては、これまでから、ごみ
の減量及び適正に排出していただくため、紙媒体によるごみ分別辞典
の全戸配布や、市政だよりで
のごみ
の分け方や出し方
の広報、また市ホームページによるごみ
の分別に関する広報を行っているところでございますが、分別項目
の細分化等により、ごみ
の出し方に関する御相談やお問い合わせは大変多い状況でございます。 このような中、市民
の皆様にとってよりわかりやすく、また目にしやすい新たな形で
の情報発信につきまして検討を行い、身近な情報媒体となるスマートフォン等
の活用に着目し、多数
の方が利用されているLINEで
の情報発信につきまして、先行導入している他市
のLINEで
の検索サービスを調査する中で、無料でできる有効なサービスとして、本市におきましても、自動応答となる検索システムを導入したものでございます。 現在
の利用状況といたしましては、開始して10日程度
の数字でございますけれども、約400名
の登録と約1,000件
の応答がされております。 本市といたしましては、引き続き本LINEによる検索サービス
の広報・周知に努めてまいりますとともに、さらなる新たなツールを活用した情報発信や伝達
の手法につきまして検討してまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)開始から10日ほどで、400人
の登録と1,000件
の応答利用ということでございますけれども、私は意外と多いなという率直な感想でございます。その中で、今部長からも、新たなツールを検討してまいりたいということなんですけれども、始まって10日でこの数字というものについて、市長初め、全部署に御検討いただきたいなと思うところなんです。 やっぱり、新たな市民と接触するツールを使うことで、また10日で1,000件と、自動応答ですけれども、市民
の皆様とやりとりがなされるツールがあるというところをどう捉えるかだと思います。例えば、危機管理
の部署などでも使って、日ごろから心がけておくべき注意点
の情報発信とか、緊急時
の避難所開設
の情報発信とかも、LINEも使える可能性がある
のかなと思っております。 そういう意味では、全市を挙げてさらなる活用や今後
の可能性について、以前からお願いしておりますけれども、御検討していただきたいと思いますけれども、その状況についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 貝
政策経営部長。
◎
政策経営部長(貝康規君) (登壇)LINEにつきましては、SNS
の情報発信
の中でも有力なツール
の一つであると考えているところでございまして、現在LINEを活用いたしまして、子育て支援や、直近ではごみ
の分別に関する支援を開始いたしており、先ほどから御答弁をさせていただいておりますとおり、多く
の市民
の皆様に御活用いただいているものと考えております。 そのような中、先日開催いたしました宇治市まち・ひと・しごと創生総合戦略推進会議におきまして、委員
の方からは、最近は高齢者まで、幅広い世代でLINEを使っておられるので、子育て情報だけでなく、他
の施策でもLINEを活用することは有効だと思うという御意見もいただいており、議員御提案
の内容も含めまして、その可能性は広がっているものと認識をいたしております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)ぜひ、その可能性を考えていただきたいなと思います。 その中で、決してごみ減量化をどうこう言うわけじゃないんですけれども、京都市ではLINE公式アカウントが、市政情報・観光情報・防災情報と大きく3つに分かれておりまして、1つ
の京都市を登録しておけば、その中で受信設定をすることで、その中から欲しい情報が選択できる仕様になっております。またこれから市としても、総合的なツールとして、いま一度このLINEとかも検討すべきかと思います。ぜひ若い年齢層にも情報が届くような広報
の戦略を検討いただきたいと思いますけれども、この点について
のお考えをお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 脇坂市長公室長。
◎市長公室長(脇坂英昭君) (登壇)本市
の情報発信につきましては、市政だよりやくらし
の便利帳、ホームページ
のほか、フェイスブックやLINEといったSNSを活用した情報発信など、その役割やニーズに応じて、さまざまな手法を効果的に取り入れることで、計画的に実施しているところでございます。 そのような中で、市政だよりにつきましては、毎月2回、全戸へ
の配布をいたしておりますことから、市民へ広く情報発信できる重要なツールであると考えております。 また、今年度にはホームページをリニューアルし、市民
の皆様から
のホームページで
のお問い合わせにお答えするAIを活用したチャットボットによる24時間問い合わせシステム
の導入や、スマートフォン対応を行う予定をいたしております。 今後につきましても、SNS
のさらなる活用を初め、他
のツールや活用手法などにつきまして、庁内組織でございます市民サービス品質向上検討会議や、ICT利活用推進検討会議
の議論を踏まえまして、より効果的な情報発信となりますよう、引き続き検討してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)ありがとうございます。 このLINE
の取り組みも含めてですけれども、今ありましたICT利活用推進検討会議
のところ、私も注目しているんですけれども、大変それが効果が上がっている
のかなと思うんですけれども、この会議
の検討をされたことについて、最後お聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 貝
政策経営部長。
◎
政策経営部長(貝康規君) (登壇)ICT利活用推進検討会議で
の検討内容でございますが、9月上旬に開催をいたしました際には、今年度から導入いたしておりますタブレット端末について
の活用状況
の報告や、近く導入を予定いたしておりますペーパーレス会議システムなどについて、またタブレット端末を活用した他自治体
の事例や、システム
の紹介など
の情報共有を行いながら、さらには、今年度予定いたしておりますAIを活用したチャットボットにつきましても、全庁的に取り組んでいくため
のスケジュールや進め方等について、論議を行ったところでございます。 また、昨年度は、ICT利活用推進検討会議
のメンバーを対象に、
包括連携協定を締結いたしておりますソフトバンクから講師をお招きし、RPAについて
のセミナーを開催しておりましたが、今年度につきましては、主に実務を担当する若手職員を対象といたしまして、スマートワークデザインセミナーと題し、RPAやAIなどについて、ソフトバンクで
の活用事例も含めたセミナーを8月に開催したところでございます。 今後につきましても、引き続き行政運営全般におけるICT
の導入につきまして、事務処理
の効率化やコスト
の削減に努めるとともに、市民
の利便性
の向上が図れますよう、ICT利活用推進検討会議において論議を行い、実施可能な取り組みにつきまして、順次進めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君)
木本裕章議員。
◆(木本裕章君) (登壇)8月に若手職員を対象にしたセミナーを実施していただいたということで、ありがとうございます。これから、こういうセミナーを通じて、若手職員
のほうがと言うと皆さんに失礼かもしれないんですけれども、さらなるICTを活用したアイデアとかが出てくるかと思いますので、ぜひそうしたものを受けとめていただいて、積極的に取り入れるべきは取り入れていただいて、さらなる未来型といいますか、今
の時代にふさわしい行政サービスを推進していただけるように要望して、私
の一般質問を終わりたいと思います。ありがとうございました。-----------------------------------
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)それでは、一般質問を一問一答方式で行います。 まず、項目1でございますが、ごみ袋有料化構想
の進捗状況について伺います。 質問1として、ごみ袋を有料にする取り組みが検討されているようですが、これ
の進捗状況を伺います。 また、タイムスケジュールやどのような協議をいつごろ予定し、順調に経過が進展した場合には、いつごろ議案が出て、これが実施される
のか、こういったことをお聞かせください。
○議長(真田敦史君) 福井
人権環境部長。
◎
人権環境部長(福井康晴君) (登壇)本市におきましては、ごみ処理に関する今日的課題や、市民ニーズに的確に対応するため、宇治市廃棄物減量等推進審議会から
の答申を受け、本年3月に宇治市第3次ごみ処理基本計画を策定いたしました。この計画
の中で、第5章
の基本計画、第3節行動計画において、行政
の行動計画として、「ごみ減量に資する事業等を展開するために、有料ごみ袋制について検討します」としているところでございます。 宇治市第3次ごみ処理基本計画は、計画期間を令和元年度からおおむね10年間として、令和10年度
のごみ
の減量化に関する目標値を設定し、取り組みを推進していくため
の計画でございまして、有料ごみ袋制につきましては、現在検討手法等について協議しているところであり、現時点におきまして、期間や時期等をお示しすることは困難でございます。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)期間や時期などをお示しすることは困難とお答えいただいた
のですが、一定
の理解はいたします。早ければ、本年度中を想定しておったんですが、課題
の解決や市民
の皆様へ
の説明を考えると、どうも来年度以降
の話と推測いたしまして、次
の質問に移ります。 3つ目
の質問ですが、何ゆえにごみ袋を有料にしなければならない
のか。必要であるとされている理由をお聞かせください。 また、多く
の市民は大変反対していると思いますが、この件を回避する方法はない
のか、あわせて伺います。
○議長(真田敦史君) 福井
人権環境部長。
◎
人権環境部長(福井康晴君) (登壇)これまでからお答えいたしておりますとおり、環境負荷
の低減や埋め立て処分地
の延命
のため、さらなるごみ
の減量を目指す取り組みが必要でありますとともに、市といたしましては、ごみ収集だけではなく、市民
の多種多様なニーズに対応したさまざまな事業を実施していくことが求められているところでございます。 したがいまして、厳しい財政状況
のもと、新たな財源
の確保についても検討していく必要があると考えており、一般的に、他市事例におきましても、ごみ
の減量化に効果をもたらすとともに、財源効果も見込まれるとされている有料ごみ袋制についても検討するものとしているところでございます。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)さらなるごみ
の減量と言われますが、本件が実施されると、スーパーやコンビニで購入いただいている半透明
の袋、これらが全てごみとなり、逆にごみが増加するということになります。 また、この件を回避する方法はない
のか、あわせて質問した
のですが、的確な答弁がなくて残念です。検討しているというからには、行わないという選択肢もありますので、今後
の検討には、本件を実施しないでほしいという大多数
の市民
の意見、こういったことをしっかりと織り込んでいただきたいと思います。 次に、4番目ですが、本件
のことは税金
の二重取りと考えますが、当局
の見解を示してください。
○議長(真田敦史君) 福井
人権環境部長。
◎
人権環境部長(福井康晴君) (登壇)有料ごみ袋につきましては、他
の自治体においても導入事例があることから、議員御指摘
の税
の二重取りに当たるものとは考えておりませんが、いずれにいたしましても、繰り返しになりますが、有料ごみ袋制につきましては、現在検討手法等について協議している段階でございますので、御理解賜りたいとお願いします。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)できれば回避する方向も検討していただきたいものですね。 繰り返しになりますが、仮に医療機関に風邪で受診したとしましょう。自己負担を支払った上に、これには投薬代金に加えて、別途包装紙
の代金がいるんですよと。こういったことを窓口で言われて支払うことになったとしましょう。どうでしょうか。大変不自然でしょう。まさにこのようなことが行われようとしているわけでございます。 低所得者
の方や多く
の反対者
の方へ
の配慮が必要だと考えますが、当局はどのような検討をされている
のか伺います。
○議長(真田敦史君) 福井
人権環境部長。
◎
人権環境部長(福井康晴君) (登壇)本年2月に、宇治市廃棄物減量等推進審議会からいただいた答申におきまして、答申に当たって
の意見として、実施する場合
の一定数
の無料配布や社会的弱者に対して
の配慮等
の検討、市民に対して
の丁寧な説明等
の御意見をいただいていることから、これらを十分に踏まえながら、今後検討していくものと考えております。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)年金だけで生活しておられる方々にとっては、家計を直撃することなので、負担がかからないように、十分な検討を行ってください。 答申では、一定数
の無料配布や社会的弱者に対して
の配慮が必要だ、このようにされておりますが、その社会的弱者
の方たちから、次
のような御意見をいただいておりますので、ちょっと紹介いたします。 1つ、ごみ
の集積所を市内
の数カ所に設け、ここに市民
の皆様が直接ごみを持参した場合、こういった場合には有料
のごみ袋を使用しなくていい。こういったことをお願いしております。 また、2つ目には、本件による収益分、約1億幾らかだと推測しておりますが、こういった収益分は、市税として徴収する。こういったことにより、所得
の格差、こういったこと
の是正にもつながりますし、またごみ袋を配布するに当たり、卸商・小売商
の方たちがおられますが、その方々
の利益分、これをまさに市民
の方が支払うことになります。ですから、こういった市民
の負担が軽減できる。こういったことを考えております。 これについて、当局
のお考えを教えてください。
○議長(真田敦史君) 福井
人権環境部長。
◎
人権環境部長(福井康晴君) (登壇)議員御質問
の、市内へ
の無料で
のごみ集積所
の別途設置につきましては、場所
の選定や確保、衛生管理などを含めた集積所
の管理、ごみ処理費用
の公平性、市外在住者
の搬入等
の不法投棄対策、さらには維持管理経費
の課題等が考えられることから、困難であると考えております。 また、市税で
の徴収について
の御質問でございますが、有料ごみ袋制につきましては、環境負荷
の低減やごみ
の減量化、減量努力が費用負担
の増減に反映されるなど
の効果が見込める面など、財源効果以外
の効果があるものと考えておりますし、繰り返しになりますが、有料ごみ袋制につきましては、現在検討手法等について協議しているところであり、整理すべき個々
の課題につきましては、今後検討する必要があるものと考えております。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)本件は、市民
の関心も高く、多く
の課題も整理する必要があり、十分な検討を行っていただき、できれば有料化を回避していただきたいと考えますので、よろしくお願いします。特に、山林
の付近に住んでおられる方々は、落ち葉や枝などを自費でごみ袋を購入して清掃されておられますが、有料化となりますと、相当大きな負担となりますので、配慮が必要です。 また、小規模な農業をされておられる方々には、雑草や作物
の採取後
のごみが大量に発生することからも、何らかの対応が必要でありますので、あわせてよろしくお願いします。 次に、項目2に移ります。地域コミュニティ再編計画
の進捗状況について伺います。 地域コミュニティ再編計画につきましては、当局より答弁として市内全て
の公立集会所を対象といたしておりますことから、来年度早々には全て
の集会所運営委員長宛てに本計画を送付し、計画内容
の周知を図りますが、地域団体から無償譲渡について
の申し出や御相談がございましたら、順次無償譲渡
の説明や手続を進めてまいります、このような答弁をいただいております。その後
の進捗状況をお聞かせください。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)地域コミュニティ再編計画は、平成31年3月に策定をいたしました後、同月に集会所運営委員長へ同計画を送付いたしますとともに、4月
の集会所管理者委嘱式におきましても、集会所管理者に対しまして計画を配付し、概要
の説明を行ったところでございます。 地域へ出向いて
の説明及び意見交換につきましては、集会所運営委員から
の御希望や、本市から
の日程調整などによりまして、6月から順次開催し、わかりやすいスライドなどを用いて説明をした後に意見交換を行う形で、これまでに6カ所にて実施をいたしました。また現在、複数
の地域と日程調整を行っているところでございまして、現時点では10月に2カ所で開催することといたしております。 現在
のところ、集会所
の無償譲渡を決定いただいた地域はございませんが、今後も引き続きまして、順次地域に出向いて説明及び意見交換を行い、地域
の皆様と対話し、地域コミュニティー
のさらなる推進に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)本件は、市民
の関心も高く、大変重要なことなので、十分に市民
の皆様に御説明いただき、皆様
の御理解をいただけるようお願いいたします。 私見ですが、従来から
の集会所管理方式と、本件
の地域コミュニティ再編計画、これらを併用して実施し、どちらでも自由に選択できる、このような内容にしたほうが、市民
の皆様
の協力が得られるものと考えております。どうかよろしく御検討をお願いします。 次、項目
の3に移ります。二子山古墳周辺環境整備
の進捗状況について伺います。
○議長(真田敦史君) 木下
都市整備部長。
◎
都市整備部長(木下健太郎君) (登壇)二子山古墳周辺
の取り組みにつきましては、平成30年10月15日に、名勝宇治山・史跡宇治古墳群として指定がされましたことを受け、本年3月定例会におきまして、開発事業が計画されていた用地
の取得に関する本契約議案を御可決いただきましたことから、土地所有者と
の本契約が整い、土地
の公有化が図られたところでございます。 現在は、宇治二子山古墳保存整備検討委員会並びに宇治市名勝総合調査指導委員会からも専門的な見地から、さまざまな御指導をいただくとともに、今月6日には文化庁調査官に現地を御確認いただき、名勝指定地
の適切な保全管理手法について御指導をいただいたところでございます。 また、昨年7月豪雨により発生いたしました愛児園隣接地
の小規模な崩落箇所
の防災対策につきましても、現在地質調査などについて文化庁と協議を行っているところでございます。 今後は、名勝指定地
の樹木
の適正管理に努めるとともに、文化財
の保存活用に向けた取り組みとあわせ、台風や大雨時にはパトロール等も実施してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)愛児園隣接地
の崩落箇所
の防災対策として、地質調査が行われる協議をされておられると
のこと、大変心強く感じております。また台風や大雨
のときには、パトロールなども実施されると
のこと。地元
の住民にとっては大変ありがたいことでございます。どうかよろしくお願い申し上げます。 次に、項目
の4に移ります。莵道丸山地区
の浸水対策について伺います。 莵道丸山地区
の内水逆流による浸水被害があって、一定
の期間が経過しておりますが、その後
の対応について伺います。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)莵道丸山地域
のおおむね宇治川右岸から市道宇治五ケ庄線まで
の間は、宇治川
の計画高水位よりも低い地形であり、平常時は宇治川に設けられた排水樋門等により内水を排除しておりますが、宇治川
の水位が排水樋門等
の高さを超える場合には、排水路へ
の逆流を防止するために、樋門等を閉鎖する必要があり、これによりまして、内水を排除することが難しくなる地域でございます。 こうした状況から、平成25年
の台風18
号の広域的な大雨により、天ケ瀬ダム
の緊急放流が行われたことで、宇治川が計画高水位を超える状況となり、当地域において、内水による広範囲な浸水被害が発生したところでございます。 本市といたしましては、これまで
の間、当該地域
の浸水対策といたしまして、バイパスとなります水路を整備いたしますとともに、(仮称)お茶と宇治
のまち歴史公園内において、雨水貯留が可能な施設
の整備を行ってきたところでございます。 一方では、国におかれましても、天ケ瀬ダム
の再開発事業を鋭意進められ、加えて、宇治川や淀川に洪水が一気に流れ込まないよう、大雨が降る前に天ケ瀬ダムに多く
の貯水容量を確保するため
の予備放流を実施していただいているところでございます。 また、緊急時
の内水排除対策といたしまして、国による排水ポンプ車
の配備等を検討していただいているところでもございます。 いずれにいたしましても、今後とも引き続き、国や京都府、関係機関と
の連携を密にして、浸水被害
の軽減に鋭意取り組んでまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)(仮称)お茶と宇治
のまち歴史公園内において、雨水貯留が可能な施設
の整備を行ってきたと
の答弁でございますが、本件
の丸山地域
の浸水被害防止に関して、どのような利点がある
のか、もう少し詳しい説明をお願いできますでしょうか。 また、緊急時
の内水排除対策といたしまして、国による排水ポンプ車
の配備などを検討していただいているようでございますが、具体的にどのような設備機器をどのような手順で配備する計画な
のか、さらに実現
のめどなどについてもお聞かせ願います。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)莵道丸山地域
の浸水被害対策対応でございますが、まず平成27年度には、丸山第二樋管に流すため
のバイパス管
の整備工事を実施いたしておりまして、この整備によりまして、京都府南部地域豪雨時
の降雨に対する流出解析をいたしました結果、当該地域
の浸水状況は大幅に改善が図れるものとなってございます。 次に、(仮称)お茶と宇治
のまち歴史公園内史跡ゾーンにおいて整備を行った雨水貯留が可能な施設でございますが、周辺地域
の内水排除が困難となった場合を想定いたしまして、本来
の施設
の機能に加えまして、一時貯留
の機能を持たせるものでございます。 次に、台風時など
の宇治川
の増水に備えまして、先ほど申し上げましたとおり、国におかれましては、天ケ瀬ダム
の予備放流を実施していただいておりまして、平成29年
の台風21
号では、宇治川
の水位低下に大きな効果があったところでございます。 さらには、緊急時
の内水排除対策といたしまして、国等が保有していらっしゃいます排水ポンプ車
の配備を適宜要請するなど、国や京都府と
の連携を密に図りながら、緊急時
の備えもしっかりと行っているところでございますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)排水ポンプ車
の配備を要請していただけると
の対応でありますが、内水などにより、住宅に水が浸水してからでは遅く、重要な
のは、内水などで浸水しないためには内水がどの基準に達したらポンプ車
の配備を国に要請する
のかといった見きわめと、これ
のマニュアル化、こういったものが大事だと考えております。 また、今後歴史公園など
の建築物が、浸水に備えて建築物
の高さを上げて建築されるとお聞きしておりますが、そうすると、この歴史公園付近
の内水も、ここ丸山地域に流れ込む懸念が生じます。 そこで、歴史公園などから
の内水
の流入
の防止対策を十分に検討していただき、同時に固定式
の排水ポンプ車を丸山地域に配置いただきますよう、あわせて御検討をお願いします。 次に、項目5番に移ります。府道京都宇治線
の宇治橋東詰
の交通渋滞について伺います。 府道京都宇治線
の宇治橋東詰から三室戸
の京都銀行まで
の南行きが、かなり渋滞してきておりますが、これについては、どのようなお考えな
のかお聞かせください。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)議員御案内
の府道京都宇治線
の三室戸交差点から宇治橋東詰まで
の区間において、宇治橋東詰方面へ南進する車両に発生しております渋滞につきましては、特に朝夕
の通勤時間帯や観光シーズンにおいて発生しておりまして、宇治橋西詰
の交差点形状や、その先線
の宇治淀線における交通
の状況が影響しているものと考えております。 現在、京都府におかれましては、JR奈良線
の高速化・複線化第二期事業
の関連事業といたしまして、宇治橋周辺
の渋滞
の緩和や、踏切に起因する交通事故
の低減を図ることを目的に、府道向島宇治線とJR奈良線を立体交差させ、現在より西側で府道宇治淀線に接続させるバイパス事業に取り組まれております。 この事業では、宇治橋西詰交差点から新たに整備されます交差点まで
の区間におきまして、交差点を含む道路改良が実施されることになっておりますことから、これら
の事業完了後には、一定
の渋滞緩和が期待されているところでございます。 本市といたしましても、これら
の事業
の進捗が図れますよう、引き続き京都府と連携を密にし、鋭意取り組みを進めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)鋭意取り組みを進めていただいて、大変ありがとうございます。 これは私見なんですが、質問
の2番なんですが、宇治川右岸
の平和堂付近から宇治橋東詰まで
の堤防
の上なんですが、これ天端とお聞きしました。天端を拡張して、車が通行できるようにして、さらにはこれを京滋バイパス側道にまずは接続する。そしてその後は、それを自衛隊
の近く、隠元橋付近まで延長整備していただければ、本件
の改善が大きく進むものと考えます。あわせて、道路脇に桜やその他
の樹木を配置し、そして年間を通じて鑑賞や散策ができるようにもしてほしいと考えますが、どのような見解をお持ちな
のか伺います。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)議員御案内
の宇治川右岸
の平和堂付近から宇治橋東詰まで
の間に、車両
の通行が可能となるような道路整備を行いますためには、一級河川戦川へ
の橋梁整備や、河川管理用通路である堤防天端
の拡幅を伴いますことから、治水上
の安全や多大な事業費
の確保が必要となってまいります。 したがいまして、河川管理用通路である堤防天端
の拡幅整備を行い、市道として車両
の通行を可能とするためには、大変多く
の課題がございますことから、非常に難しいと考えております。 また、桜等樹木
の堤防へ
の植樹につきましては、市民
の憩い
の空間として、良好な景観
の形成には一定
の効果がもたらされると考えますが、植栽場所
の選定や堤防
の安全確保にかかわる植栽後
の維持管理などにつきまして、これも課題が多いというふうに考えております。 いずれにいたしましても、河川管理用通路であります堤防天端
の拡幅整備は、非常に困難であると考えておりますが、さき
の松峯議員
の御質問でもお答えいたしましたとおり、地域からも御要望をいただいております宇治川右岸
の遊歩道
の整備につきましては、国より今年度から一級河川戦川において、管理橋
の設置に取り組むと伺っておりますし、(仮称)お茶と宇治
のまち歴史公園
の整備において、桜など
の植樹も含めた市民
の憩い
の空間も計画されておりますので、御理解を賜りたいと存じます。
○議長(真田敦史君) 秋月新治議員。
◆(秋月新治君) (登壇)ありがとうございます。 答弁にございました管理橋
の設置に取り組むとお聞きしましたが、宇治川右岸
の戦川がちょうど宇治川に流入しているところ
の遊歩道には橋がかかっておりません。かなり平和堂
のほうまで迂回しなければならなくて、この管理橋を設置していただければ、この右岸を散策いただいている方々や、この付近にお住まい
の方々
の避難路にもなることから、大変有効なものになると考えております。どうか一日も早い完成を期待しておきます。 この右岸を車が通行できるという取り組みは、相当困難なことは理解できますが、いずれは、この宇治橋
のほう
の渋滞ですが、今よりもさらに増すと考えられます。そういったときには、対策としてこれを再考いただければ幸いかと考えております。 そのために、どうか関係団体へ
の働きかけ、これをお願いして、一般質問を終わります。御清聴ありがとうございました。-----------------------------------
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)2019年9月定例会
の一般質問を行わせていただきます。 議長
の許可をいただき、資料を配付させていただいておりますので、よろしくお願いをいたします。 まず、項目1つ目、水道事業について。水道広域化・民営化についてということでお聞きしたいと思います。 去る8月22日、京都府営水道事業審議会、ここで大幅な府営水道
の料金改定
の案が示されました。そのことについて、市民
の皆さんに多大な影響を及ぼす、こういった懸念もございますので、そのこともあわせてお聞きをしていきたいと思います。 2018年12月に、安倍政権は、地方自治体
の水道事業
の広域化・民営化を進めるために、水道法
の改正を強行いたしました。 改正前
の水道法では、水道事業は基礎自治体である市町村が、水道を計画的に整備し、及び水道事業を保護するとしていたものを水道基盤強化をすることに改め、その責任を都道府県へと変え、基盤強化計画を策定し、広域化を進める、経営基盤強化を名目にして、国や都道府県
の方針を市町村に押しつけることができるような改正が行われました。さらに広域化と官民連携はセットで進めるんだということで、水道事業を民間企業に売り渡すコンセッション方式を導入することとしました。これと歩を合わせるように、京都府は2018年11月に、京都水道グランドデザインという計画を策定し、市町村域を超えた広域連携や、民間事業者と
の連携を推進しますと、広域化・民営化に向けて急速に進んでおります。特にこのグランドデザインでは、府内を北部、中部、南部、3つ
の地域に分けて広域化を進めるんだという大まかな計画が出されています。 京都府は、5月31日、京都府営水道アセットマネジメント検討業務委託、この入札を実施いたしました。これは府営水道について、宇治市を含む南部
の3つ
の水系、宇治、乙訓、木津
の施設など
の統合を目指して、民間企業にその調査を発注する、こういったものです。このアセットについては、関係市町村には知らされずに、各市町
の判断ではなく、京都府
の方針を一方的に入札という形で進めるというものでありました。 この京都府
の一方的な広域化へ
の動きについて、また広域化そのものについて、宇治市や関係市町はどういった考えを持っており、市は府に意見を述べる必要があると私は考えますが、意見を述べたり申し入れを行ったりということはされているんでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)京都府営水道
のアセットマネジメントについては、京都府営水道ビジョン
の中間会計に当たって設置された、京都府営水道ビジョン検討部会による意見等も踏まえ、府営水道と受水市町全体
の適正な施設規模や、受水割合等を検討するため取り組まれているものでございます。 現在、本市が策定中
の次期水道ビジョンにおいては、本市独自
のアセットマネジメントや経営戦略に基づいて、新たな水道施設
の整備計画や耐震化計画を策定しながら取り組んでいく予定としており、京都府
のアセットマネジメント
の作業も一定参考にしながら取り組んでいく予定といたしております。 また、広域化や広域連携に関する京都府
の連絡会議等には、本市として
の考えや意見を述べながら参加をしてきており、京都府における広域化等
の検討
の方向性については、南部圏域
の各事業体
の現状や課題、それぞれ
のメリットやデメリットを踏まえながら、圏域
の方向性をまとめていく必要があると
の意見を伝えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)今、答弁ありましたが、京都府
のアセットマネジメントだけでなく、宇治市独自
のアセットマネジメントも取り組んでいくんだという御答弁でした。 私がお聞きした
のは、京都府、特にこの一方的に進めようとしている広域化について意見をどう述べた
のか、また市町とどういった申し入れを行っている
のかということですので、またそれもあわせて聞いていきたいと思いますが、京都水道グランドデザイン、京都府営水道ビジョン、この2つ
のものでは、京都府
の水道に一元化・広域化し、自治体独自
の水道施設を廃止・縮小し、自己水から府営水に切りかえるという方向性であるように、私、資料を拝見いたしましたら、そう読み取れるものでありました。 基礎自治体で水道事業を行うことという
のは、住民
の命を守るという上で、憲法25条に根差した根幹
の事業であります。広域化が困難であるという
のは、それぞれ
の自治体、地域性や地形
の問題、取水や利水
の状況、さまざまな違いがあり、根本的に問題があるからではないですか。現に、それは宇治市も認めていることではないんでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)広域化
の検討においては、各事業体
の水道料金や府営水道受水割合
の違いなどを初めとして、それぞれ
の現状や課題、メリットやデメリットを踏まえながら検討していく必要があると考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)今
の御答弁では、宇治市もそれは認めているんだと、違いはあるんだということだと思います。 だから、違いがあるからこそ、この広域化という
のは、一方的に進めていくというものではない、難しいものであるんだということだと思うんですが、その考えについては間違いないということで、確認しておきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)先ほども御答弁させていただきましたが、広域化
の検討においては、各事業体
の水道料金や府営水道
の受水割合
の違いなどを初めとして、それぞれ
の現状や課題、メリットやデメリットを踏まえながら検討していく必要があると考えているところです。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)だから、一方的なものではなく、しっかりとそれぞれ
の現状に合わせてやっていくんだということが確認できました。 広域化をしてしまうと、基礎自治体で技術、今技術職員
の方がたくさんいらっしゃいます。その技術
の継承、さらには人材育成などができないという問題、災害対応などにも問題がある、こういうことがさまざまと今指摘をされています。地域分散型
の水道というものが重要だと、水道専門家
の方からも指摘されていますが、宇治市
のスタンスはどこにあるんでしょうか。 本日お配りした資料、2枚めくっていただいた下に9ページとある浄水統計、平成29年度
のものが一番最新ですから、それを見ていただきましたら、自己水、この割合でいうと、宇治市
の独自
の水道、これは27.1%、そして京都府
の府営水道
の比率が72.9%となっています。この府
の広域化を受けて、自己水を減らして府営水
の割合をさらにふやそうということを宇治市は考えておられるんでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)広域化や広域連携については、これまでから、近隣市町と
の各種業務
の共同化等について、京都府
の会議にも参加しながら、市として検討してきております。水道施設
の老朽化対策や災害時
の対応など
の課題において、取り組む技術職員
の減少や技術
の継承等も課題となっており、それら
の課題に対応していくためにも、維持管理業務
の共同実施や職員
の相互人事交流などについて
の検討は有用であると考えており、今後も京都府等とも連携を図りながら、市としても検討していく予定としております。 また、本市
の自己水と府営水
の割合は、おおむね30%と70%で推移しており、災害時においては、自己水を35%確保することを基本としております。これは平成13年度に策定いたしました宇治市水道事業中長期整備計画において、当時
の自己水
の比率35%を災害時における危機管理として将来的にも固定し、自己水
の維持及び確保に努力していくとしたものを、現行
の宇治市地域水道ビジョンにおいても踏襲しているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)自己水と府営水
の割合が、おおむね30対70ということで御答弁いただきました。災害時等においては35%を確保するんだという御答弁でしたけれども、では、資料をもう一度見ていただいたら、この経年を見ていますと、29年度だけ、若干ではあるんですが、府営水
の割合がふえているということなんです。ということは、今後この府営水
の割合がどんどんふえていくんではないかということが懸念されるんですが、これはあくまで誤差
の範囲と言われるんでしょうか。それとも、この30年度決算、また今後31年度と、今動いておりますけれども、だんだんふえてきているんではないかと、私懸念するんですが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)申しわけございません。ちょっと30年度
の数値が、私、今手元に持っておらないんで、細かいことは申し上げられないんですけれども、先ほども御答弁させていただきましたように、受水量ですけれども、市
の自己水は30%を堅持するということをまずは目標にしております。 ただ、各年度において水道
の使用量も違いますし、たまたま我々
の自己水
のほうで工事があったりすると、その期間、少しとめたりすることもありますので、この数値が動いているものと考えております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)あくまで誤差
の範囲程度だという御答弁だと思います。 しかし、これが府営水にどんどん移行していこうという府
の方針があるわけですから、やはりここはきっちり見ていかないといけないと思いますし、私も今後は注視をしていきたいと思います。 その中で、この広域化というものについては、最初に言いましたように、政府は広域化を行って民営化をするという方針で流れをつくっております。国
の水道法
の改悪が行われ、公民連携
の公共サービス
の提供を進めるという名目で、PPP(パブリック・プライベート・パートナーシップ)が導入されています。水道民営化へとつなげていく、内閣府と財界が主導するこのPPPや、宇治市でも行われる、今度工事も始まりますが、PFI
の事業、コンセッション方式導入というもの、この促進を行ってきたということから見ても、流れは既にでき上がっているんではないかと思います。特にPPPは、公共
の仕事を民間が行うために連携をしていくんだということで、まさに公民連携
の考え方そのものでございます。 コンセッション、これは2018年4月に、全国初、浜松市
の下水道事業で導入されています。その中で、仕事をとった
のが、水メジャーと言われておりますフランス
のヴェオリア社、また公民連携、PPPを進めたり、PFI、コンセッション方式導入をどんどん求めてきた産業競争力会議
の委員を務められています竹中平蔵氏。竹中平蔵氏が社外取締を務めるオリックス社など、そういったところが特別目的会社、SPCを組んで、この事業をとっております。こういったことから見ても、民間をどんどん導入していこうという流れが既に政府
のもとで進んでいる
のは明らかです。 しかし、一方では、ヨーロッパや南米など、世界
の流れは今、民営化から再公営化というものになっています。2000年から2016年
の間、世界
の32カ国
の267
の自治体が、水道
の再公営化を決めております。さらに国内でも、コンセッション方式を採用した、先ほど紹介した浜松市では、市民
の反対でこの方式を一旦ストップしているという状況があります。 広域化
の問題では、京都府では地方税機構
の議会に見られるように、広域化をすれば地方議会
の関与する機会が大幅に減る、独自性がなくなる、こういうことが明らかです。自治体
の意見が反映されないなど、大きな問題があります。さらに歴史公園
のPFI事業に見られるように、事業者
の計画など、企業
の情報はブラックボックス
の中にしまわれております。ドイツ
のベルリン市では、市と企業
の契約で、30年間利益保証がされるという異常な条件が付された契約がなされていました。これ、まさにブラックボックス
の中に隠されていたものです。そしてフランス
のパリ市では、値上げが相次いで、水道料金が2倍になるなど、市民へ
の大幅な負担増が起こり、それはだめだということで再公営化をして、収益が上がったので水道料金を下げるということがこの間でもあります。これが世界
の流れです。 市長は、京都府営水道事業
の経営審議会
の委員でもありますが、この民営化とセット
の広域化はやめるべきなんだと、関係
の市町をまとめて京都府と交渉すべきだと思いますが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)広域化や広域連携については、本市
の水道事業経営審議会から平成27年にいただいた答申においても、経営努力としてさまざまな業務について、事業
の広域化についても、積極的に検討するように求められているところでございます。これまでから、近隣市町と
の各種業務
の共同化等について、京都府
の会議にも参加しながら市として検討してきているところでございます。 今後も、施設
の共同設置や維持管理業務
の共同実施、営業業務
の共同委託等
の広域連携について京都府等とも連携を図りながら、安全で安心な水道事業をどのようにして継続していくかという観点から、市として検討していく予定としております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)私、府営水道
の経営審議会
の委員
の市長にお聞きをしているんで、その市長がお答えになるという
のが当たり前だと思うんですが、そうではなく、担当
の部長からお答えいただいたと。 今
の御答弁であれば、広域化
のことは最初にちらっと触れられているんです。ところがその後は、広域連携という話にすりかえをされて、宇治市は広域連携を進めていくんだという御答弁だったんです。特に、施設
の共同設置やとか、維持管理業務
の共同実施、営業業務
の共同委託等
の広域連携、このことを言われていますけれども、これは広域連携であって、京都府がやろうとしている一括に全部まとめてしまった広域化とはちょっと違う話ではないかと私は思うんです。 その答弁について、市長、もう少しきっちりと、経営審議会
の委員であったんですから、その市長がどういう態度で臨む
のかということ、まだ経営審議会は閉じられてはおりませんので、またこの後もあります。答申案もまだ案
の段階で、答申が出されたわけでもありませんので、その段階で市長として交渉すべきと思うんですが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)先ほども御答弁させていただきましたが、広域化や広域連携については、市としてもこれまでからも検討を続けてまいっておりますし、また京都府
の会議等にも参加しながら、その状況について、広域化や広域連携について
の検討を行っているところでございます。 また、今議員
のほうからもありましたように、現時点でいただいている京都府
の経営審議会
のほう
の答申案という
のは、あくまでも中間
の取りまとめと考えておりますし、今後どういった議論がなされるかについても注視しながら、広域化や広域連携についても、しっかりと意見を述べていきたいと思っております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)市長、お答えにならないんですけれども、先ほど私が出しました経営審議会
の答申
の中間案、このことについては次
の項目を立てておりますので、詳しく聞いていきたいと思います。 まず、この京都府営水道経営審議会
の中間答申案について、この案では、主に料金改定に関して示されているというものです。料金
の課題解決を契機に、府営水道
のあり方を審議をして示すというもので出されたものです。 現在
の京都府営水道
の料金という
のは、建設負担料金と使用料金
の合計が合算されたものになっています。現在は、宇治系では、この建設負担料金が44円、そして乙訓木津系では66円、そして使用料金
の面では、3つ
の水系共通で20円となっています。答申
の中間案では、2020年以降
の料金について、建設負担料金を55円に、使用料金を28円に、合わせて83円に統一をしていくんだということが示されました。宇治系では、何と19円も
の異常な値上げ幅であります。 この3つ
の水系では、浄水場
の整備
の時期、この差異によって歴史的な経過を踏まえ、個別に算定をするということで計算がされています。また建設負担料金
の違いは、水源
の違いによって差が出ているんだと、答申案でも明確に述べられているとおりであります。これは至極当たり前
の考え方であると思います。だからこそ料金がそれぞれ
の推計で違うんだということになっているわけです。 しかし、今回
の改定は、2020年から
の計画をつくっていく、こういうタイミングに合わせて料金を統一するんだとして、これまで
の計算
の仕方を変えるんだということで、一気に料金改定をして、宇治市を含む宇治水系が19円も
の大幅な値上げ、こんな乱暴な改定
のやり方には、私は異を唱えるべきだと思うんですが、経営審議会にはどのような意見を出された
のでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)市といたしましては、京都府営水道経営審議会料金部会によるヒアリング時
の機会等において、厳しい経営状況
の中で経営
の健全化や事業
の効率化を図りながら、水道施設
の老朽化や耐震化に取り組んでいる現状をお伝えするとともに、配水量
の約7割を府営水道で賄っていることから、建設負担水量
の調整や負担軽減措置等
の実施について、市としてお伝えを申し上げているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)この京都府営水道
の料金、宇治水系ではこれまで64円であったものを来年度4月から、いきなり19円値上げをして83円に、乙訓木津という
のは86円から、わずかですが3円下がって83円にという形で統一をされるということです。 市長は、この審議会
の中で、急激な改定は市民生活に大きな影響を与えるということで、激変緩和を求めたということが8月23日付
の京都新聞で報じられておりました。それは間違い
のないことでありましょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)議員御指摘いただいたことにつきましては、経営審議会
のほうで、市長から御意見を申し上げたところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)いきなり、今から半年後、4月から一気に料金値上げをするのに、その考え方も、3つ
の水系で料金
の算定
の方法がこれまで違ってきたという方針をいきなり変えて統一していこうということです。なのに、激変緩和だけを求めているという
のでは、私はいけないと思います。こういうやり方はおかしいんだと、明確に意見を述べていくべきだと思いますが、市長、この先も経営審議会ございますけれども、そういった意見は述べられない
のでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)現在、府営水道を受水している宇治系
の各市町においては、厳しい経営状況
の中で、経営
の健全化や事業
の効率化を図りながら、水道施設
の老朽化や耐震化に取り組んでいるところでございます。この間
の府
の経営審議会で議論されてまいりました大きな方向性については理解しておりますが、配水量
の約7割を府営水道で賄っております本市といたしましては、料金改定
の影響は非常に大きなものであり、今後も費用負担
の軽減策等について、宇治系市町としっかり連携して要望してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)要望していきたいということなんで、部長がお答えになられたんですけれども、経営審議会
の委員は市長なんですよ。部長が会議に出られているわけではないので、明確にお聞きをしたいんですけれども、要望していきたいという
のは、あくまで激変緩和
の要望をするということだと私は受けとめているんですけれども、その激変緩和だけでいいんでしょうか。このやり方はおかしいんだということをまず要望すべきだと思うんですが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)先ほども御答弁させていただいたんですけれども、府営水道料金
の検討における大きな流れとして、料金統一へ
の方向性については理解をしておりますが、受水市町から府営水道に対する要望時
の機会等においても、またこれから
の市が意見が述べられるさまざまな機会においても、建設負担水量
の調整や負担軽減措置等
の実施については、市として要望していきたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)あくまで要望するということだけで、強いことは言えないんだということかもしれませんけれども、やっぱり市民生活を考える
のであれば、関係市町と歩を合わせるという意味では要望になる
のかもしれないけれども、宇治市として
のスタンスを明確にあらわしておくべきだと思いますし、府
の方針がある一方で激変緩和ということを求めていくという
のは、当然
のことかもしれないですけれども、それだけでは、前提条件がやっぱり間違っているということを前面に出していかないとおかしいと思います。 その上で、この答申案という
のが出されていますので、この答申
の中間案についても詳しくお聞きをしていきたいんですけれども、7ページには、料金改定に一定
の理解を得られたという記載があるんです。各市町からヒアリングを行って、その結果をまとめられている中で、そういった料金改定に一定
の理解が得られたという記載がされているんですが、理解を示されたんでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)先ほど
の答弁と少しかぶってしまうんですけれども、府営水道料金
の検討における大きな流れとして、料金統一化
の方向性については理解を示しているところでございます。先ほども申し上げたように、ただ受水市町から府営水道に対する要望時
の機会においても、建設負担水量
の調整や負担軽減措置等
の実施について、市としてきちっと要望していきたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)一定
の方向性については理解を示したんだということですから、理解を示されたんだから、この料金改定がされることについては何も言えないので、激変緩和程度を求めていこうという話になる
のかもしれないですけれども、これではやっぱりおかしいと思うんですよ。来年度にいきなり料金を統一するということ、そのことについては理解を示されたんでしょうか。具体的にそのこと、来年4月から
の料金統一。料金統一
の話は、これまでも府
の経営審議会でいろいろ出ていましたので、それは一定、方向性としては思っていたということかもしれないけれども、来年4月から
の料金統一について具体的にお聞きをしたいと思います。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)まず、料金統一については、大きな流れとして、過去
の府
の経営審議会においても議論されているところでございますので、そういった料金統一
の方向性については理解を示しているところです。 ただ、その実施時期等につきましては、これから京都府
の経営審議会においても、また最終答申がありますことから、そういった答申がどうなっていくかも注視してまいらなければならないと考えておりますし、一方で、その最終答申を受けて、京都府さん自身がどういった料金改定をされるかという
のもあります。その間にも、我々といたしましては、経営審議会等でも意見を言える場があれば言ってまいりたいと思いますし、同時に宇治系
の各市町と連携いたしまして、しっかりと要望していきたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)だから、来年4月から
のいきなり
の料金改定、料金統一については、まだ理解を示したというところではないという今
の答弁だと思います。 その上で、もう一つ具体的にお聞きをしたいんですが、この中間案
の中には、久御山
のポンプ場ができて、宇治、木津、乙訓という3つ
の水系が統一できたということ。統一できたから、料金
のばらつきがある
のはおかしいということで、料金を統一していくんだという考え方が示されているんです。その中で、3つ
の水系で、水を融通するということがあるということで、料金を一緒に合わせていくんだという話なんです。だけれども、災害時以外で、常にこの3つ
の水系で水をやりとりして融通していくということはあり得るんですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)災害時とか緊急時とか以外で、そういった融通を宇治系
の中でやっているという例は我々は聞いておりません。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)ということは、経営審議会
の中間答申案で示されている理由
の一つとして、3つを1つにまとめたから、それで水
の融通をするから料金を合わせていくんだという
のは、常時はやっていないということで、理由
の一つにはならないと。あくまで災害時とか緊急時
の対策だということで、こんな4月から
の急激な料金改定という
のはおかしいということだと。私はそのことも、やっぱり意見としてきっちり言わないといけないと思います。 そういう中で、もともとこの料金
の違いという
のもそうですし、それぞれ
の関係
の3つ
の水系、10
の市町があるんですけれども、ずっと要望書を出されているという
のは、私は要望書を資料でいただきましたので、見てまいりました。そうすると、使っていない水
の分という
のに料金を払われているんですが、そのことについて使っていない分は縮小してほしいという要望、簡単に言うとそう出されてきているんです。もともと過大な設備投資を京都府が行ったと。さらに、宇治市
の年間
の配水量という
のがあるんですが、これは年間配水量を資料で私もいただいたんですが、平成29年
のときで2,090万1,087立方メートルという給水量だったということです。だけれども、これよりも過大な京都府
の建設負担水量というものが決められていまして、それが2,292万2,000立方メートルという水量になっています。宇治市
の年間
の配水量よりも多い負担を宇治市にさせるという
のが、京都府
の建設負担水量というもの。そのうち
の実際に使っている府営水
の使用量という
のは、1,522万7,216立方メートルしか使っておりません。これだけ見ても、過大だという
のは明らかなんですが、この過大な給水分まで市町に負担をさせていて、京都府はこのことについては一切負担をしていないという
のが現在
の状況としてあると思いますが、それについて間違いない
のか。 また、答申案では、建設負担料金に、これまでなかった資産維持費、1立方メートル当たり2.9円というものを算入するとしております。施設
の計画的な更新・耐震化を推進し、資産を維持するためだということを言っているんですが、公共
の施設、事業であるならば、事業者である府営水道側も、こういった設備投資については責任を持つべきだと思いますが、その役割は顧みずに、利用者側に料金として転嫁をするということをやっている。これはやり過ぎではないでしょうか。そもそも、これまで府営水、資産維持費という
のは料金に算入をせず、健全な経営をしてきたということで、全く問題ないものなんですが、関係市町とともに、この料金を上乗せするということはやめるべきだということを求めるべきだと思いますが、いかがでしょうか。あわせてお答えください。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)まず、建設負担水量についてでございますけれども、いろいろな考えがあることは承知はしておりますが、現在
の水量につきましては、過去
の社会情勢等を背景として、受水市町である宇治市であるとか、ほか
の市町もそうですけれども、と京都府が協議し決定した水量でありますので、御理解をいただきたいなと思います。 それから、資産維持費
の件でございますが、資産維持費につきましては、総務省
の経営戦略策定ガイドラインにも、水道料金については減価償却費や資産維持費を含めた原価をもとに算定する必要があるということで示されているところでございまして、京都府
の府営水道におかれましても、この府営水道ビジョン
の中間会計時において、費用負担
のあり方として資産維持費に相当する経費
の料金
の算入について検討していくことが示されたところでございます。 また、受水市町から京都府に対しましては、費用
の負担
の軽減策として、京都府独自
の補助制度
の創設や、料金格差
の改善に向けた方策
の実施などを求めてきているところでございますので、御理解いただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)私、先ほど言いました数字、きょうお配りをしております資料を1枚めくっていただいた4ページ、5ページと下に書かれているところに出ているんですが、宇治市
の年間
の総配水量が2千万ということと、うち京都府営水道
の配水量ということ、また自己水源
の配水量ということで書かれています。建設負担水量
の2,292万2,000立方メートルという数字については、ここに示されていませんが、宇治
の年間配水量よりも、圧倒的に多いということ。 だけれども、部長は明確に言われなかったんですけれども、府が建設負担料金について過大な投資を行ってきたけれども、今それは各市町が負担をしていて、府では負担をしていないという
のは明確に答弁いただけなかったんですけれども、それは確認しておきますが、間違いないんですか。府は負担していない、今それは各市町に負担をさせているということなんです。そのことについて、まず先に確認をしておきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)建設負担料金
のことについてでございますけれども、京都府
の水道事業会計、府営水
の水道事業会計そのもの
のやりくり
の中で、いろんな手立てをやっておられることもありますので、会計を細かく見ないと、その府営水
の中で
のやりくりという
のは、ちょっと私今資料がないのでわかりかねます。 ただ、建設負担水量につきましては、過去
の経過からすると、各市町で基本的にもつべきものではあると考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)設備投資を行って、それを全部各市町に負担をさせると、府はその設備投資については負担をしないと。細かなやりくりはわからないけれども、そういうことだということで答弁いただいたんですけれども、やっぱり施設を整備した側
の責任というものがあるわけですから、そこは府にも、一定きっちり負担をしてもらうと。各市町にだけ押しつけていくという考え方ではおかしいと思いますので、そのことについても要望していくべきだと思います。これまでもされてきたかもしれないですけれども、改めて今
の段階でやるべきことだと思います。 この建設負担水量等も問題なんですけれども、施設整備。人口減少、水需要
の減少などがこの間ずっと起こっています。将来
の予想を立てながら、施設
の規模などは今
の規模
のまま、過大なままで次期
の設備投資
のために値上げをして、現在
の人からその設備投資
のため
の資産維持費という名目でお金を料金に上乗せして取るという
のは、これ本当におかしいと思うんです。 施設など
の更新という
のは、設備投資すれば、簡単に言うと、その先50年、60年と使っていくわけです。だから、その使っている期間というもので負担をしていく、利用者が負担をしていくということで平準化をされていくという
のは当たり前
のことなんですが、それが、先に上乗せをして、次
の更新
のとき
のために用意をしておこうという
のが考え方としておかしいんじゃないかと言っているんです。設備投資という
のは、企業
の責任においてするべきことという
のが当然であります。更新時
の水道
の利用者ではなくて、現在
の利用者にあらかじめ料金として上乗せするという
のは適正な
のか。もうけ優先ということを言われてもおかしくないんではないかと私思いますが、この、あらかじめ料金に上乗せをして設備投資など
の費用を確保していこうという
のは、考え方として適正と言える
のでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)資産維持費につきましては、総務省
の経営戦略策定ガイドラインにも書かれておりますように、水道料金については、減価償却費や資産維持費を含めた原価をもとに算定する必要があると。その算入について示されているということでございまして、そういった水道事業
の経営
の安定化ということを考えても、資産維持費という
のは、一定そういった意味で乗せていくということが、国全体で
の流れ
の中でそういった考えがあることはあると思います。その考えに基づいて、京都府営水道は、今回そういった資産維持費について料金
の中に算入されていったということで理解しております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)資産維持に必要だから、施設
の更新に必要だからと、料金に上乗せしていくということですけれども、パリ市では、水道料金だけがこういうことを、民営化していく中で、資産維持をしていく、施設更新するんだ、管路を新設するんだ、更新するんだということで、それを料金に上乗せして取っていったわけです。水道料金が上がったんですが、実際にはこういうことは行われてこなかったんです。水質も低下するということで、料金だけが上がったという
のが、海外
の例です。 広域化というものが、まず民営化ありきで考えられていて、それが国
の方針であると。そこに、新たに京都府は、今まで取っていなくて十分やりくりできていた資産維持費を上乗せして料金徴収するという
のは、これ本当にもうけ
の種をつくるということに私なると思うんです。民営化につなげていくという狙いが見え見えだということ、このことについては意見として言わせていただきたいと思います。 中間答申案、引き続き見ていきたいんですが、広域化で水道事業
の人材確保ができるということが言われています。現に広域化を行った千葉県君津地域
の広域企業団
の基本計画では、統合後は職員を採用せず、減らし続ける計画だということで、人員削減を経営改善効果ということで例として挙げている。こういった広域企業団では、人材が派遣されるのでノウハウが積み上げにくい、難しさがあると。人材育成ができないという問題があって、結局人材育成できなければ、その仕事を民間に発注をということにつながっていくわけです。人材は失われていくことになるんですが、府が言っています各水道事業者
の事業継続ができないから広域化ということをして、何とかそれも人材確保などにつなげていくんだということなんですが、今現状、宇治市ではこの人材
の面などから見ても、事業継続が困難なんでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)本市におきましても、水道事業を今後も継続していくために、人材
の育成と技術
の継承は、組織体制
の強化における大きな課題として捉えており、特に近年、技術職
の採用状況は、なかなか応募していただけない厳しい状況にあることからも、今後においてもしっかりと取り組んでいく必要があると考えております。ただ、現時点で直ちにそういった危機的な状況が訪れているという認識はございません。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)現時点で困難ではないので、府が言うようないきなり
の広域化、料金も統一してやっていく、そういうところで人材育成ができないから広域化するんだということには、宇治市は特段当たらないということです。 人材確保
の観点でいえば、府が言っているような大きな広域化ということでなくて、今もう宇治市が既に取り組んでいますが、例えば宇治系なら宇治系、宇治系以外でも木津系や乙訓系などと、それぞれ
の各自治体で取り組んでいる公と公
の連携をしていく。さらには京都市という大きな都市もありますから、京都市も含めた南部
の地域
の市町で職員
の派遣を行ったり、交流を行ったり、技術継承を行ったりということに力を入れていく。こういうことで、十分に人材育成も人材確保も、今後できていくんではないかと思うんですが、いかがでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)広域連携
の検討につきましては、これまでから近隣市町と
の各種業務
の共同化等について、京都府
の会議にも参加しながら、市として検討してきているところでございます。 今後も、人事交流等
の検討を初めとして、施設
の共同化や維持管理業務
の共同実施等について、京都府等とも連携を図りながら、市として検討していく予定としております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)だから、宇治市は、京都府
の広域化という
のは、そう一方的に押しつけてくるものではなくて、それぞれ
の自治体
の広域的な連携が必要なんだということで今考えて、今後も検討していくんだということなんです。 京都府は、京都グランドデザインというものをつくりました。その中で、公民連携
の推進ということが、そこには明確に示されております。さらに答申
の中間案、21ページでは、国が広域化に財政支援をするんだと。そして府
の広域化支援策もインセンティブ
の一つとして検討を進めるべきだということで、広域化に乗るところ、府営水道へ
の切りかえなどもしていくところには、料金
の引き下げなども、ちょっと検討していこうかと、インセンティブで乗せていこうかというようなことを言わんばかり
のような状況に書かれているんですが、このことはおかしいんではないですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)先ほども御答弁申し上げましたが、広域化や広域連携については、本市
の水道事業経営審議会から、平成27年にいただいた答申においても、経営努力として、さまざまな業務について
の事業
の広域化について、積極的に検討するように求められているところでございます。 これまでから、近隣市町と
の各種業務
の共同化等について、京都府
の会議にも参加しながら、市として検討してきているところでございます。 今後も、京都府等とも連携を図りながら、安全で安心な水道事業をどのようにして継続していくかという観点から、市として検討していく予定といたしております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)だから、一方的な広域化でなくて、それぞれ
の自治体
の公と公と。京都府も含めた広域的な連携をやっていくという
のは本来
のあり方かなと、私は思います。 答申
の中間案
の22ページには、府営と市町
の施設
の適正配置ということを検討しているんだということが示されています。その中身という
のは、12ページ
の(イ)で示されているんですが、建設負担水量
の調整について、全体
の水量調整は、受水市町
の地域開発による府営水利用やアセットマネジメント、府
の施設へ
の統合を行って、市町
の施設は廃止も含めて検討するんだというアセットマネジメントを踏まえた、自己水から府営水へ
の転換状況を見きわめながら進めるということが書かれています。府営水
の提供量が減ると、単価が上昇するんだということは3ページに書かれているんですが、まさに自己水から府営水へ切りかえよということを、この中間答申案では求めているということが読み取れます。建設負担水量
の見直しについては、さきに述べましたが、府
の施設である
のに関係市町にだけ負担を全て押しつけているという現状があります。また、これまでに南部
の10市町で再三にわたって水量
の見直し、これは負担
の軽減になるからということで、見直しを求めてきたのに、それは後回しにされて、一方的に広域化を押しつけられようとして、料金統一へと料金改定が狙われていると。もう今、答申
の案
の段階ですから、これはある程度形が示されていますし、見通しも示されているんですが、この案
の段階でありますから、まだこれを改善をする、改めるべきだと言うことができると思うんですが、それを求めていく考えはありますか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)繰り返し
の答弁になりますが、現在府営水道を受水している宇治系
の各市町においては、厳しい経営状況
の中で、経営
の健全化、事業
の効率化を図りながら、水道施設
の老朽化や耐震化に取り組んでいるところでございます。 この間
の府
の経営審議会で論議されてまいりました大きな方向性については理解を示しておりますが、配水量
の約7割を府営水で賄っております本市といたしましては、料金改定
の影響は非常に大きなものであり、今後も費用負担
の軽減策等について、宇治系市町と連携して、しっかりと要望してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)何度も繰り返しになるんですが、部長は要望とおっしゃるんですが、要望だけでなくて、やっぱり明確に、今
の案
の段階で、これはやめるべきだと、こんな急激な料金改定含めて、広域化という
のをもう少し慎重に考えていくべきだという
のをきっちり意見を述べて、関係市町と協力して、この答申案というものをもう一度見直してもらうということをしなければいけないと思いますので、それについては力を尽くしていただきたいと思います。 この府営水道
の料金、値上がりをするということで、次
の項目なんですが、料金値上げについて、宇治市でどういった影響が出る
のかということ。審議会
の中間答申案で示された料金改定では、宇治系のみが、先ほども言いましたが、1立方メートル当たりで19円も
の値上げとなります。先日
の別
の議員
の質問でも、その影響額が約4億円弱だということを答弁されていました。市
の水道
の統計年報では、きょうも資料を配っておりますが、平成29年度、2017年度です。給水人口
の戸数が8万2,541戸とされております。仮に、単純にこの戸数で割ってみると、その影響額は1戸につき4,846円
の負担増になるということです。金額ベースで示されています調定額という
のがあるんですが、この29年度資料
の4枚目になるんですが、全体で示されていますそのうち、家庭用と低所得者
の軽減
のかかった分
の割合という
のが、ちょっと資料では示していなんですが、74.9%が家庭用で、低所得者
のところ
の軽減
のかかった分が1.9%ということで、両方合わせると76.8%になるんです。4億円
のうち、この76.8%という
のを掛けてみると、約3億円になります。それを先ほど言いました戸数で割ると、1戸当たりが大体、約3,600円
の負担増になるんだということ。私
の計算ですのでね。これがそのまま当たるとは思いませんが、大き過ぎる負担増だということは、この京都府営水
の料金、明確に改定があった場合にはそうなるんだということです。 そもそも、先ほども言いましたが、3水系では、浄水場
の整備時期
の際など歴史的な経過を踏まえて、個別に料金を算定してきたんだということは、答申案
の中でも書かれています。個別算定
のままいくと、料金統一には30年かかるということが言われているんです。これも答申案
の中で明確に書かれています。 にもかかわらず、今度
の4月で統一をするという料金改定
のやり方という
のは、おかしい
のではないかと改めて指摘をしたいと思うんですが、山本市長、審議会
の委員ですが、この激変緩和、先ほど私も言いましたけれども、それをしてもらうということ、意見を言ったということなんですけれども、料金統一ありきのこ
の議論が進んでいるんですが、激変緩和だけではだめだと思うので、答申が出される前に、宇治市
の市民生活に大変影響が出ると、市長は言われているわけですから、料金統一、この見直しを求めていくということが必要だと思いますが、改めてお聞きをしますが、この料金統一
の見直しを求めるべきであると思いますが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)先ほども申しましたように、現在、府営水道を受水している宇治系
の各市町においては、厳しい経営状況
の中で、経営
の健全化や事業
の効率化を図りながら、水道施設
の老朽化や耐震化に取り組んでいるところでございます。配水量
の約7割を府営水で賄っております本市といたしましては、料金改定
の影響は非常に大きなものであると考えております。 今後も、費用負担
の軽減策等について、宇治系市町と連携して要望してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)先日、クリーニング店を営んでおられる方に御意見をいただいたんですけれども、この間、消費税増税、10月1日、あしたからということで、さらにその消費税増税にあわせて、水道
の料金も消費税増税分がかかってくるんだということ。もう限界に近いんだということです、営業自体が。さらにこの4月から、もし値上げということになれば、もう廃業しかなくなるということをおっしゃっていたんです。それぞれ
の市民
の皆さんにもそうですが、こういった営業活動をされている皆さんにも、大きな影響を与えるということで、料金値上げにならないようにするということを求めていく必要があるということを改めて指摘をしておきたいと思いますので、そのようにぜひ取り組んでいただきたいと思います。 次、4つ目なんですが、災害対策についてお聞きをしたいと思います。 千葉県
の台風
の災害、本当に広域的に大きな災害でした。そのことについてはお見舞いを申し上げます。この千葉県
のような災害、長期にわたって電力供給がストップした場合という
のは、宇治
の自己水だけで対応ができるんでしょうか。 さらに、先ほど言いました久御山に府
のポンプ場があるんですが、そこで3つ
の水系で水が融通できるようにということで、必要なものだということでつくりました。ところがこれはとても巨大なもので、電力も相当に要します。またそれぞれに融通するということで、水道管も巨大なものになっています。 そんな中で、地震とか事故が起こった場合、そのポンプ場がとまってしまえば、広域的に水を融通するということができなくなってしまうんですが、さらにその復旧にも、ものすごく時間がかかります。こんな中で、府営水が使えない場合という
のは、府営水が復旧するまで
の間、宇治
の自己水で市内
の水道全てを賄うことはできる
のでしょうか。
○議長(真田敦史君) 畑下
上下水道部長。
◎
上下水道部長(畑下茂生君) (登壇)災害対応、とりわけ停電が長期間にわたった場合は、災害
の規模や道路等
のインフラ状況などにより、対応できる期間は大きく変わってくると考えております。 仮に、千葉県で発生いたしましたような停電が起こりますと、上下水道部
の職員体制などからも、継続した対応が厳しくなってまいりますことから、例えば、日本水道協会など
の応援により対応していくことになると考えております。 災害へ
の対応を高める設備
の設置については、各施設
の用地、周辺環境や維持管理を含めた費用、燃料保管など
の条件から、全て
の施設へ
の設置や能力
の拡大については厳しい状況であり、今後も、施設
の更新・耐震化等にあわせて、ソフトとハード
の両面から、最適な危機管理
のあり方について検討してまいりたいと考えております。 災害時における水量
の確保については、府営水や京都市から
の緊急送水などで、供給水量
の一定量
の確保は可能と考えております。ただ、大規模停電が起こった場合、電力供給状況や復旧まで
の期間、道路事情など、災害
の規模や状況により異なりますが、宇治市
の水道施設においても、送水や配水に大きな障害が予想され、自己水で
の対応も厳しくなることも考えられます。その場合には、日本水道協会などに協力をお願いして、他
の地方自治体
の応援などを得ながら、応急給水など
の災害対応をお願いしていくこととなると考えております。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)千葉
のように、長期間、広域的に停電するという
のはまれなことかもしれないですけれども、実際にあったことですから、そういった対応をとっていくということは必要だと思います。 先ほど、部長答弁で、日本水道協会などに協力をお願いして、他
の自治体とか
の応援を得ながら、災害対応に当たっていくんだということで言われています。だけれども、そうしようと思うと、やっぱり人材が必要になってきます。マンパワーが必要になってきます。人材不足がずっと言われているんですが、この広域化や民営化が進む。私、先ほども指摘をしましたが、人材不足がより進むんじゃないかということを言ったんですが、災害対応
の面から見ても、広域化には、こういう人材
の育成
の部分でやっぱり異を唱えて、各市町それぞれ
のところで、人材育成もして人材確保もしていくんだということをしなければいけないので、それをするために、京都府も国も、もっと財政支援なども含めてしてほしいということを強く申し入れをするべきだと思います。そのことは指摘をしておきたいと思います。 やはり、水道民営化については、これまでずっと、私は質問
の中で指摘をしてきましたが、水メジャーというところが仕事をとって、そこ
の社員が、国
の内閣府
の民間資金等活用事業推進室というものがあるんですが、その民営化
の推進をずっと、PFIやとかPPP
の方式、コンセッション方式導入などを検討してきた部署なんですが、そこにフランス
のヴェオリア社
の社員、水メジャーと言われるところ
の社員が出向するということで、利潤を受ける企業側
の人間が政策立案にかかわってきている
のではということで、大問題になりました。 さらに、国内
の水道大手などでつくる日本水道工業団体連合会にも、コンセッション方式
の導入を求めるということがされていて、クボタというところや、水ingというところ
の社員が、厚労省
の水道課に出向するということで、これ天上がりと言われているんですが、水道事業
の維持・向上に関する専門委員会
の事務局
の一員として、委員会に出席をしています。これもまさに利害関係者である企業側が、水道法改正
のお膳立てに力を果たしていたということが言われています。 こういったことを考えると、まさに官民連携どころか、官民癒着
の体制で、水道事業を民間に売り渡していくという国
の流れ、それを推進していこうという
のが今度
の京都府
のグランドデザインであり、水道ビジョンで進められようとしている広域化だと思いますので、そのことについては、やっぱり違うんではないかということ。民営化そのものにも反対をしていく必要があると思いますので、そのことについても、改めてきっちりと意見を言っていくということをしていただきたいと思います。 水道に関しては以上にして、次、もう時間も余りありませんので、ヨーカドー
の跡地
の問題について質問をしたいと思います。 これまで、ヨーカドー
の跡地
の開発については、いろいろうわさが飛んでいて、市民
の皆さんも関係
の地域
の自治会や町内会
の皆さんも、困惑をしているということが言われております。私もたくさんお聞きをしました。 その中で、地域から出ている要望としましては商業施設。ヨーカドーがなくなったけれども、ヨーカドーと同じようなものとはいかなくても、買い物がスムーズにできるような商業施設を誘致してほしいということが言われております。このことについて、現在どうなっているかということ。あわせて、今ちょうどヨーカドー
のところで、解体工事は終わったはずなのに、また新たな工事が始まっているんです。それについてはどういった土地利用がされる
のか。このことについて、あわせてお答えいただけますか。
○議長(真田敦史君) 木下
都市整備部長。
◎
都市整備部長(木下健太郎君) (登壇)イトーヨーカドー跡地
の土地利用につきましては、これまで地域
の皆様から、日常
の買い物や地元商店街
の活性化
のため、商業施設
の誘致を図るよう御要望をいただいており、本市といたしましても、地域
のお声を踏まえまして、市長みずから、直接事業者に対し、商業施設
の誘致など、まちづくりに協力していただくよう要望してきたところでございます。 また、これまでからお答えいたしておりますとおり、事業者はマンション主体
の土地利用計画
の検討を進められておりますが、地元自治会や本市などから要望をしております食料品や日用品などを中心とした商業施設につきましても、誘致に向けた調整が行われると伺っているところでございます。 現在、事業者より、宇治市まちづくり景観条例に基づく開発事業
の構想
の提出に向けた調整が進められているところでございますが、開発に関しましては、正式な手続には至っていないところでございます。 また、一方で、周辺地域
の皆様から、イトーヨーカドー
の建物解体後、広大な更地
のままとなっておりますことから、治安
の悪化や砂ぼこり
の拡散
の懸念が示されているところでございます。事業者といたしましても、土地利用計画が具体化するまでにしばらく時間が必要でございますことから、こうした課題に少しでも対応できるよう、事業用地
の一部において、建築工事まで
の間、駐車場事業者によるコインパーキングとして利用することを計画されており、現在、10月中旬
の営業開始に向け、整備が進められているところでございます。
○議長(真田敦史君) 山崎匡議員。
◆(山崎匡君) (登壇)今
の工事は、コインパーキングをつくるということだということはわかりました。 跡地
の利用については、要望はずっとされてきていると。だけれども、答弁については、これまでからお聞きしていることと変わっていないので、具体的なことがわからないままです。 いろんなうわさが飛び交って、地域
の方は困惑されているところもたくさんありますので、なかなか開発事業
の構想
の届けが出ないと、はっきりしたことは言えないと思いますけれども、市としても、これまでずっと事業者といろいろやりとりされていると思いますから、できる限り情報を出していただきたいなということ、これは要望にしておきます。 今ちょうど、六地蔵駅が新たに改良されていくということで、駐輪場がなくなっている部分が200台分あるんですが、本当に駐輪場をこの間も見に行ったら、一時利用が朝
の8時で締め切られている状態で、どこにも使えるところがないと。バイク
の一時利用は、これまでできていたのにできなくなっているということで、利用者
の皆さん、本当に困っておられましたので、このヨーカドー、ちょうど今、更地にしておく
のはもったいないからということを言われていますので、こういう駐車場整備
の工事もされているんですから、市がちょっと土地
の一部を借りて、一時的に臨時
の駐輪場なんかもちょっとつくっていく必要があるんではないかと思いますし、そういうことも含めて、市民
の皆さん
のために、引き続き動いていっていただきたいなと思います。改めてそのことを要望させていただいて、私
の質問を終わらせていただきます。御清聴ありがとうございました。-----------------------------------
○議長(真田敦史君) 暫時休憩いたします。 午後0時27分 休憩 午後1時29分 再開
○議長(真田敦史君) 休憩前に引き続き会議を開きます。-----------------------------------
○議長(真田敦史君) 日程第1、一般質問を継続します。堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)厳しい暑さも和らいでまいりまして、ようやく秋
の訪れを感じる季節となりました。きょう、本当にいい秋晴れでございまして、そういう雰囲気
の穏やかな一般質問をさせていただきたいと思います。自民党
の堀でございます。よろしくお願いいたします。 まず最初に、宇治川
のウ飼い事業についてお伺いしたいと思います。 この、宇治川
のウ飼い事業でございますけれども、大正15年からスタートした事業でございまして、この観光宇治、私たち
の宇治にとりましては、どうでしょうか、宇治茶あるいは平等院、それに並ぶような大きな観光
のコンテンツではないかと思います。また、最近では、ウッティー
の人工ふ化が大きな話題になりましたし、さらには、今、放ちウ飼い
の実現に向けて取り組んでいただいていることも全国に発信をされておりまして、近年、多く
の観光客
の皆さん
の楽しみになっております。 ところが、近年
の地球温暖化
の影響でしょうか、台風やゲリラ豪雨、そういった天候不順
の関係でありましたり、あるいは宇治川改修後
の塔の川へ
の流入量
の問題などが報道もされておりましたけれども、ウ飼い
の事業そのもの
の実施が非常に不規則になっていると聞いております。 ことし
の実施状況を初め現在
のウ飼い事業
の現状及び今後
の考え方について、まずお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)宇治川
のウ飼いは、平安時代
の蜻蛉日記にその様子が描かれているもので、現在
のウ飼いは大正15年に再興されたところでございまして、観光宇治を代表する催しでございます。毎年夏に開催され、平成28年度からは7月1日から9月末まで
の92日間を開催期間とし、近年では7,000人前後
のお客様に楽しんでいただいているところでございまして、本年も本日が最終日となっております。 しかしながら、昨今
の台風や急激な降雨など、不安定な天候により、平成30年は過去8番目に低い乗船客数4,325人、営業日数49日となったところでございます。本年も同様に、梅雨明けが例年より遅かったことに加えまして、平成30年度に完了した国
の河川改修事業後
の日数も浅く、宇治川
の河床が安定していないこともあり、塔の川に入る水量が増加したことや、塔の川
の流速が速くなっておりましたことから、天ケ瀬ダム
の放流量がおおよそ毎秒50トンまで下がらないと、客船
の安全性が確保できず、営業できない日が連続しておりました。 しかしながら、本市
の魅力発信という点においても、宇治川
のウ飼いは最も重要な観光コンテンツ
の1つでございますことから、市といたしましては、この間、公益社団法人宇治市観光協会とともに、安定的な実施
のため、国に対しましてウ飼い開催当初から相談や要請などを重ねました結果、9月上旬に暫定的な緊急対応として、塔の川
の流速抑制対策を実施されました。その結果、営業日数が回復し、昨日まで
の営業日数は41日であるとウ飼い
の実施主体である宇治市観光協会よりお聞きしているところでございます。 今後に向け、国からは、引き続き河道
の状況を注視するとともに、地元
の御意見を伺いながら流速抑制
の対策を引き続き検討してまいりたいと伺っているところでございまして、安全・安心な河川管理を第一に、景観面に配慮しつつ安定的なウ飼い開催ができますよう、市といたしましても宇治市観光協会と連携し、国と協議を進めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)ことし、きょうで最後
のウ飼いでございますけれども、きょう多分やっていらっしゃいますよね。ですから、きょうも入れて42日ということになるんだろうと思いますが、昨年よりもやっぱり約1週間、6日間営業日数は減っていると、こういうことでございます。 営業開催ができない、ウ飼い
の事業ができない理由
の中で、気候
の、いわゆる雨であったりとか台風であったりとかゲリラ豪雨であったりとか、こういうことについては、これは一定やむを得ないと、こう思うわけですけれども、今も御答弁にありましたように、平成30年度
の宇治川河川改修事業
の終了後、日数も浅く、宇治川
の河床が安定しないこともあり、塔の川に入る水量が増加したことという御答弁がありましたけれども、これは大問題だと思います。 当然、宇治川
の河川改修事業について否定することではありませんけれども、当然
のことながら、河床
の形状を変えることで宇治川
の流れ
の形が変わって、塔の川へ
の流入量がふえたり、あるいは逆に減ったりとか、いろいろとさまざまな仮定ができると思うんですが、これはなぜこういうことになったんですか。国土交通省河川管理事務局がこれまでさまざまに会議も開く中で、宇治市にも御説明をされてやってこられたと思いますが、これは想定外だったということになるんでしょうか。 お聞きしたい
のは、事業中止を決められる判断をされる基準をまずお聞かせいただきたい
のと、あとは事業中止を決定して、それが観光客
の皆さんへ告知されるまで
のフロー、このあたりを少しお聞かせいただきたいと思います。話を聞きますと、当日、雨も降っていないのに、宇治へ来たらやっていなかったとか、こういうこともたくさんお聞きしています。また、さっきおっしゃった河川改修
の塔の川へ
の流入量
の関係については、もう一度詳しく原因と対策と、今回、かごを積まれたという話は聞いていますけれども、その効果はどうな
のかということもあわせてお聞かせいただきたいと思います。 もう一点は、この急な営業
の中止によって、多く
の観光業者
の皆さんが悲鳴を上げていらっしゃいますね。特に飲食関係を扱われている業者さんでいうと、結局、食材
の在庫はウ飼い
のお客様を目当てに計画をされている食材が、結局中止になって、廃棄してしまわないといけないというような、そういうロスも生まれてくるということで、非常に心配をされている、影響を受けているということでございまして、このあたりについても、宇治市としてどうお考えになっている
のか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)ウ飼い
の営業につきましてはあらかじめ公益社団法人宇治市観光協会
のホームページやパンフレットにおきまして、悪天候及び天ケ瀬ダム放流による増水時にはウ飼いが中止されることがありますと
の告知がされているところでございまして、具体的には、台風
の接近時、気象警報
の発表時、天ケ瀬ダム
の放流量が増加した場合などには、安全面を考慮しやむを得ず中止
の判断をされると、事業
の実施主体である宇治市観光協会よりお聞きしているところでございます。 ウ飼い
の営業
の中止に至った際は、宇治市観光協会では、市
の広報を通じ報道連絡をされておりますほか、観光協会
のホームページ、フェイスブックに掲載するとともに、JR、京阪
の鉄道各社に連絡し、京阪電車におかれましては、全線
の主要駅にウ飼い中止
の張り紙を掲出していただくなど
の対応をされていると伺っております。また、ウ飼い
の観覧事業を実施されておられます有限会社宇治川観光通船からは、貸し切り船を予約されていた団体客等に中止
の連絡をされていると
のことでございます。 いずれにいたしましても、ウ飼い
の中止や営業日数
の減少に伴い、宇治川観光通船を初め貸し切り船で
の食事
の提供を行っておられる近隣
の飲食店など
の関係者にも影響が出ていると伺っておりますことから、市といたしましても、今年度
の実施状況を踏まえ安定的なウ飼い開催ができますよう、宇治市観光協会と連携し、国と協議を進めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 亀田理事。
◎理事(亀田裕晃君) (登壇)河川改修
の関係について御答弁させていただきます。 塔の川
の流量が増加した原因といたしましては、繰り返しとなりますが、平成30年度に完了いたしました国
の河川改修事業後
の日数も浅く、宇治川
の河床等が安定していないということが原因
の1つではないかと考えております。また、流速抑制対策につきましては、9月上旬に塔
の川上流部において延長約14.7メートル、51袋
の袋詰め玉石
の設置作業を暫定的な緊急対応として国により実施いただいております。 この作業とあわせまして、喜撰橋付近において、塔の川
の流速を計測されました結果、袋詰め玉石
の設置前は天ケ瀬ダム放流量毎秒27.29立方メートルで
の流速毎秒0.32メートルに対しまして、設置後、約3倍
の毎秒79.88立方メートル
の放流量に対し、毎秒0.07メートルであり、おおよそ毎秒0.25メートル
の流速が大幅に軽減したと市や地域
の関係者に御説明いただいており、この対策が非常に効果があったと考えております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)まず、松田部長からお答えをいただきました。 ホームページで、天候
の悪い場合は中止する可能性がありますということを予告しているという話ですけれども、それは余り親切ではないと思います。要は、あらかじめ中止がわかっていれば、観光
の計画を変えて、違う楽しみをしていただけると思うんですが、やっぱり一番観光客
の皆さんにとって問題な
のは、お天気もいいからあると思って宇治まで来たけれども、実はやっていなかった。これは宇治市
のホームページには出ていないんですよ。宇治市
のホームページを見ても、きょう
のウ飼いということについては告知されていないですね。ですから、観光客
の皆さんがさっとその場で宇治市観光協会
のホームページを見るかということを考えていただいたときに、これはお客様目線に立った中で、宇治市
の行政サービスを考えるならば、僕は市
のホームページにもきちっと、きょう
のウ飼いというところで更新をしていくべきじゃないかなと思います。これは提案しておきます。またお考えください。 あとそれと、やっぱり観光地周辺で商売されている方々にとって、このウ飼いがある、ないという
のは、ある意味、この時期
の営業成績に大きな影響を及ぼしますよ。かつ、営業ができない、お客様が減っただけのみならず、さっきも申し上げましたけれども、食材を廃棄したりだとか、そういうマイナス面もたくさんありますので、そのあたり
の観光協会と業者さんと
の連携、ある程度その辺をきちっとしていただいて、できるだけ御商売されている皆さん
の痛手を軽減していただくような取り組みをしていただきたいと思います。 あと、亀田理事なんですけれども、これも全然質問に答えていただいていないんですよ。僕が聞いている
のは、今回、30年に終わった宇治川改修
の影響で流入量がふえた。50トンまでしかウ飼いができなくなった。このことは工事をされている国土交通省河川管理事務局として、これは想定外だったんですか。机上
の空論ではうまくいくはずだったんだけれども、実はやってみると思った以上にあふれちゃった
のか、そのあたりちょっとはっきりしていただきたいと思うんですね。 今、いろいろと国土交通省でも取り組みをしていただいているようで、9月27日に宇治川改修対策
の特別委員会が行われていますね。これ、122回目ということでございまして、この宇治川に関連する皆さんがたくさん集まって、122回やられているんですね、この会議をね。亀田理事、これに出席していらっしゃらないですよ。その中で、何が話し合われているかというと、塔の川という
のは、何年か前、随分前ですけれども、水が余り入ってこないときに、締め切りしてあったんですね。締め切りしてあったものですから、水
の流入量が少なくてにおいがひどかったり、そういう時期があったので、締切堤を撤去されたんですよ。 今、122回目
の宇治川改修
の会議では、やっぱり締切堤があったほうがいいんじゃないか、こういう議論が出ていたりというようなことも聞いていますし、市長、僕何よりびっくりしました
のは、10月6日茶まつりがございますね。茶まつりという
のは宇治橋
の三
の間から名水汲み上げ
の儀というお水をとる儀式があるんですけれども、ちょうどその三
の間から水をとるところに土砂が堆積するんですね。そのことは御存じだと思いますけれども、そのことを指摘されて、これをどうされるかというと、10月6日、茶まつりですよ。4日と5日でその工事をされるということをお聞きしているんですよ。 ですから、これはもう質問じゃありません。通告もしていませんし。これは茶まつりですから。何が言いたいかというと、ちょっとそのあたり
の宇治市
の大事にしている年間
のスケジュール、行事ですね。行事に対する国土交通省
のお考えが僕は少し親切みに欠けるというか、そんな気がいたします。 亀田理事は国土交通省からお越しですから、そのあたり
の内容についてよく御存じだと思いますので、ちょっとそのあたりだけお聞かせいただけますか。
○議長(真田敦史君) 亀田理事。
◎理事(亀田裕晃君) (登壇)先ほど
の宇治川
の改修委員会、こちら
の開催
の話
のほうは伺っておるところでございまして、今回もさまざま御意見があったと伺っているところでございます。 今後、先ほどもお話しいたしましたけれども、まずは、今
の河床
のぐあいについては、河床が安定しないという見解が国土交通省で
の意見でございますので、そういった一方、今後も引き続き、河道
の状況を注視するとともに、流速抑制
の対策について検討してまいりたいと伺っておるところでございますので、必要な対策が生じた場合には、早急に対応していただくよう、引き続き求めてまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)もういいですけれども、いずれにしても、亀田理事が国交省から宇治市に理事としてお越しいただいている大きな役割
の1つが、この宇治川改修、あるいはこの宇治市と宇治川
の関係だと思います。そのあたりは、こういう観光分野である松田部長や建設部長としっかりと連携をとっていただいて、国土交通省から見ると、年に1度
のたかが行事じゃないかとおっしゃるかもわからないけれども、宇治市にとっては、一つ一つ
の行事に多く
の関係者が知恵やお力をいただく中で計画をされているわけでございまして、それが河床掘削が想定外
のところでこれらに影響するという
のは、非常に不本意なことだと言わざるを得ませんので、このあたりはぜひ亀田理事、頼りにしておりますので、河川事務局
のほうにもよろしくお伝えいただきたいと思います。 このウ飼い事業なんですが、92日間
のうち42日間しか営業ができなかった。こういう実績を考える中で、宇治市
の観光事業
の大きな目玉コンテンツとして、これからも仮に継続をしていくとすれば、僕は非常に心配だと思います。いかに天候が理由とはいえ、営業日数
の半分しかできない事業が本当に観光事業としてなり得る
のか。 特に、先ほど冒頭に申し上げましたけれども、ウッティー
のお話や女性ウ匠さん
の話題や放ちウ飼い
の話題で、本当にこのウ飼い事業については全国に発信されていますから、その分、逆にそれを楽しめなかったとき
の落胆という
のは非常に大きいと思います。ですから、そのあたりは十分に御認識をいただいて、この事業に当たっていただきたいと思います。 それと、もう一つ心配をしていることがございまして、これは以前も質問をしましたけれども、ウ飼いをするには欠かせない舟
の船頭さん
の話なんですけれども、相当高齢化が進んでいらっしゃるというふうにお聞きしています。今、8名
の船頭さんがいらっしゃるというふうにお聞きをしておりますけれども、非常に高齢
の方がたくさんいらっしゃって、今は本当に皆さんお元気で、熟練
の技をお見せいただいて多く
の観光客が喜んでいる、これは間違いないところでありますけれども、ただ、これから観光宇治として、10年先、20年先
の観光事業を考えたときに、今
のうちから、今そうやって熟練
の船頭さんがいらっしゃるうちから次
の手を打っていかないと、僕はこの事業が継続するとは考えにくいんですよね。 それともう一つは、船頭さんがいらっしゃる観光通船さんと、宇治市観光協会あるいは宇治市と
の関係なんですが、聞くと、業務委託とかそういう契約でもないという話なんですね。大正時代以来
のいわば昔から
の習慣でやっていらっしゃる。今どういう状況になっているかというと、ウ飼いに対するプロモーション、宣伝活動は全て宇治市観光協会がやっていらっしゃいます。これに対して宇治市も補助を出していますね。100万円ですか、出していらっしゃいます。ウ飼い
の事業が営業されて、お客様からいただくウ飼い
の船に乗った収益金はどうなるかというと、これは全て船頭さん
のところに行くようになっているんですね。ですから、簡単にいうと、宇治市観光協会はプロモーションだけはしますけれども、ウ飼いから生まれた収益は一切観光協会はいただかないと、こういう形になっています。 僕はこの昔から
の取り決めを否定するとか、そういう立場にはありませんが、ただ、やっぱり行政がかかわる事業として、これから先、持続可能な事業としていく中で、一定このあたり
の関係性も見直していく必要があるんじゃないかと思いますが、いかがでしょうか。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)宇治川
のウ飼い事業は公益社団法人宇治市観光協会が実施主体でございまして、本市は事業費
の2分の1、上限100万円
の補助金を交付しているところでございまして、宇治市観光協会においては、ウ飼いシーズン以外にも、年間を通じウミウ
の飼育や広報宣伝など
の事業を実施されているところでございます。 そのウ飼い
の観覧につきましては、年間を通じて遊覧船を運航しておられる有限会社宇治川観光通船が行われ、乗り合い船
のほか、貸し切り船
の運航もされ、その乗船料金につきましては、宇治川観光通船
の収益とされておられます。なお、貸し切り
の場合は、近隣
の飲食店等が食事を提供されているところでございます。 この事業形態につきましては、宇治川観光通船と宇治市観光協会と
の間において特段
の取り決めはなく、これまでから
の慣習と伺っており、全国
のウ飼い開催地
の半数以上で宇治と同様に、ウ飼い事業
の実施主体と観覧事業
の実施主体が別組織となっているところでございます。船頭
の高齢化、後継者不足につきましては全国
のウ飼い開催地におきましても課題となっており、宇治市観光協会におかれましても、今後
の事業実施形態について議論・検討がされているところでございまして、本市といたしましても、この議論・検討に加わり、宇治川
のウ飼いがさらなる魅力発信につながるよう、また、地域経済に好影響をもたらすことができるよう協議を進めているところでございます。 さらには、全国で初めてウミウ
の人工ふ化に成功したことを受け、ウミウ
のウッティーによる放ちウ飼い
の実施に向け、宇治市観光協会、
宇治商工会議所とともに実施形態や実施時期、開催場所等
の検討を進めているところでございまして、ウッティー
のトレーニングも順調に進んでおりますことから、今後、京都府にも検討に参画をお願いする中で、令和3年
の実施に向け、鋭意準備を進めてまいりたいと考えております。 いずれにいたしましても、放ちウ飼いを含め、メディア等へ
の露出回数が多く、観光宇治
の情報発信
の中心となっております宇治川
のウ飼い事業
のさらなる充実に向け、オール宇治
の取り組みを強化してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)僕もウ飼い、最近は寄せていただいていませんけれども、以前は毎年行かせていただいていまして、やっぱりいいものですよ。非常に宇治を感じるといいますか、また女性ウ匠さん
の非常に柔らかい手綱というかウ
の扱いというか、非常に感動いたします。ぜひ、これからも継続・発展されるように期待をしておりますので、本当に関係各所と、さまざま問題は問題としてあると思います。課題は課題としてあると思いますので、この課題解決に向けて、引き続きお取り組みいただくように、これは要望しておきたいと思います。 次
の項目でして、いわゆる笠取地域
の隣接、陀羅谷
の産業廃棄物
の開発についてでありますけれども、これは先般、山崎恭一議員
のほうから細かく詳しく御質問もされておりますし、9月9日に廃止届も出されているということでございますので、ひと安心ということではございますが、1点だけお聞かせいただきたいと思いますが、この計画では、大型ダンプトラック、2トン車ですから大型と言える
のかどうか別にして、2トン車が市道
の赤坂中島線を1日当たり往復で80台通行されると、こういう計画になっています。 つまり、6分に1台、赤坂中島線を2トン車が通過するということになっているわけでございますけれども、そこで心配をいたします
のは、この赤坂中島線という市道が長期間にわたる1日80台も
のトラック
の運行に耐えられる道な
のかということなんですね。路肩
の傷みとか劣化というものも気になりますし、あるいは通行
の途中に路肩が崩れて転落するなんていうことがない
のかという心配もいたしますし、あるいは計算上、1日何回かあると思うんですが、離合する可能性が出てきます。離合はもちろんトラック同士
の離合もそうですし、地元
の皆さんと
の離合もあります。こういったところを、今
の赤坂中島線
の中で幅員として可能な
のか、スムーズに離合ができる
のか、このあたりだけ少しお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)議員御案内
の市道赤坂中島線につきましては、昭和63年開通
の京滋バイパス建設工事に伴いまして、工事用車両
の通行を目的として当時
の日本道路公団により整備され、京滋バイパス
の建設工事完了後に本市
の市道となった道路でございます。このように当該道路は、京滋バイパス建設工事
の工事用道路でございますことから、大型車
の通行は可能であると考えておりますが、整備されてから既に三十数年が経過しておりまして、今後、舗装等
の更新について検討する時期が来る
のではないかと考えているところでございます。また、待避所や道路幅員
の広い箇所は一部にございますけれども、狭隘な区域もございまして、路線
の延長も長いことから、車両
の離合につきましても、一定
の課題があるものというふうに考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)もともと工事車両ということですから、工事
の路盤自体は恐らく普通
の市道に比べても、規格としては高い規格になっているんだろうなということは思いますが、いずれにしても、おっしゃったように、30年たっていますから、やはり6分間に1台走るということですから、1日80台通るわけですから、やっぱりそのあたりが本当に、この前も山崎議員
の質問にもありましたけれども、笠取
の皆さん
の毎日
の日常生活に与える影響は少なくないと思いますので、今はもう取り下げられましたから、これ以上申し上げませんけれども、また新たな計画が見えてきたときには、そのあたりも指導をきっちりしていただきたいと思います。 また、今後、東西笠取
の区長さん初め地域
の皆さんと、そういった意味では意見交換もしていただきたいと思いますが、先日も東笠取区長
の村田前府会議員さんといろいろとお話をしておりますと、やっぱり歴史的な経過があって、自分たち笠取だけ
の一存で物事を決定するというわけにいかないんだと。石山
の千町地域
の皆さんと
の歴史的な長い合意形成されてきたおつき合いもあるので、そういった部分で
の連携もしっかりととりながら、東西笠取としても考えていきたいということをおっしゃっていましたので、引き続き、また笠取
の皆さんと
の連携をお願いしたいと思います。この項についてはこれで終わります。 3つ目でございまして、宇治久世医師会と市役所と
の関係性についてお伺いしたいと思います。 これ、前回、宇治久世医師会さんと
の関係性について質問させていただきました
のは、財政健全化推進プラン
の中で、休日診療をどうされる
のかという話がいろいろと議論になったときに、僕はこの一般質問でも関係性については質問させていただいておりまして、恐らく市長だったと思いますけれども、関係性についてこれからもしっかりと連携を深めていきたいと、こういう旨
の御発言をされたんじゃないかなと記憶をしております。 そのこともあってということもあるんですが、私ども議会といたしましてもということもありませんけれども、私自身が窓口になって、定期的に医師会
の会長さん初め役員
の皆さんと私がお声がけができる、これはもう会派を越えて、多く
の議員さんと医師会
の皆さんとで定期的に意見交換会をさせていただいております。 これは例えば、学校
の校医さん
の話であったりとか、介護認定員でしたか、そういう仕事
のお話であったりとかいうことをいろいろと意見交換させていただいているわけなんですが、直近でいいますと、8月7日に意見交換会を実施いたしました。ここにもちょうど宇治久世医師会
の役員さんも体制が変わられて、新しい役員
の皆さんがたくさんおいでいただきまして、いろいろと意見交換をさせていただきました。 今回、8月7日になぜ意見交換会をしたかといいますと、実は、市長
の前回
の御発言では、連携をやっていくんだ、うまくやっていくんだというお話だったんですが、どうもそうではないということがいろいろとわかってまいりまして、簡単にいうと、医師会
の皆さんは相当、宇治市に対して御立腹でした。何が御立腹だったかというと、宇治久世医療介護連携センター事業をめぐって、さまざまに宇治市に対する不信感であったりとか御不満を感じていらっしゃったりとかいうことがありましたものですから、じゃ、1回皆さんで話を聞きましょうということで、8月7日にこういう会合を持ったと、こういうことでございます。 僕もきょうここで、この一般質問という場
の中で、言える話と言えない話がございますので、言える話のみで質問させていただきますので、きょう私がさせていただいている質問という
のは、当然、宇治久世医師会
の皆さんも注目してごらんになっていると思いますので、そのあたりは慎重に御答弁いただきたいと思いますが、まず、私が今申し上げましたように、医療介護連携センター事業をめぐって、医師会
の皆さんが宇治市に対するさまざま不信感等をお持ちだという話を申し上げましたけれども、その件について、今、宇治市ではどのようにお考えになっている
のか、お答えをいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 藤田
健康長寿部長。
◎
健康長寿部長(藤田佳也君) (登壇)宇治久世医師会におかれましては、市政
の運営、各種事業
の実施に当たりまして、特に保健・医療
の側面から健康長寿や学校教育を初めさまざまな形で御協力をいただいているところでございます。また、平成30年度より介護保険制度における地域支援事業として位置づけられる在宅医療介護連携推進事業を本市、城陽市、久御山町
の2市1町から宇治久世医師会に委託をしているところでございまして、昨年10月には事業
の要で宇治久世医師会長をセンター長とする宇治久世医療介護連携センターを開所したところでございます。 この在宅医療介護連携推進事業につきましては、医療と介護
の両方を必要とする状態
の高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを続けることができるよう、市町村が中心となり、地域
の医師会等と緊密に連携しながら地域
の関係機関
の連携体制
の構築を推進するものでございまして、その実現に当たりましては、さまざまな解決すべき課題がございます。 そのような中、本事業を進めるに当たり目指すべき方向につきましては、これまでから双方一致をしているところでございますが、事業対象
の範囲や優先順位、役割分担など実務レベルで
の調整段階におきまして、こちらから
の働きかけや意思疎通が十分とは言えず、誤解等が生じたことも一部あったところでございまして、宇治久世医師会長初め関係者
の方々に御心配や御迷惑をおかけしたところでございます。いずれにいたしましても、宇治久世医師会
の御協力なくして各種事業
の運営は成り立たないところでもございまして、今後とも、より一層
の協力・連携に努めてまいりたいと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)今、藤田部長、御答弁いただきまして、意思疎通が十分とは言えず、誤解等が生じたところということでございまして、今、御答弁いただきましたように、平成27年から29年は医療介護連携推進プロジェクトということで、2市1町が参画をする事業で、京都府
の事業だったんですね。このプロジェクトで京都府
の事業として医師会がやっている段階においては、比較的いろいろスムーズにこの事業が動いていたというふうに聞いています。その中で、わたし
の想いシートというんですか。看取りシートという
のがつくられたりという成果もあってという話を聞いています。平成30年に医療介護連携センターを立ち上げるという段になって、そこでいろいろと宇治市と医師会と
の中でさまざまな誤解等が生まれてきたんじゃないか。このあたりから医師会
の皆さんは宇治市に対する不満感を強くお持ちになってきたように思います。 そんな中で、ことし6月26日に医師会
の会長さんと前会長さんが山本市長
のところへ直談判に行かれていると思うんです。大体医師会
の皆さん、医師会会長、前会長がおそろいになって、こういった1つ
の事業
の行き詰まり等、今後
の取り組み等についていろいろ不満や不信感を持つ中で、市長に直接直談判をされるケースという
のは極めて珍しいケースだと思うんですが、山本市長、当然お会いになっていただいていると思いますので、お聞きしたいんですが、医師会
の皆さんとはどういうお話をされたんですか。お聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)宇治久世医師会長並びに前会長におかれましては、6月26日に市役所までお越しになられまして、国民健康保険事業における糖尿病性腎症重症化予防プログラムに基づく事業
の進め方や在宅医療介護連携推進事業
の推進に当たりまして
の意見交換をしたところでございます。 1点目
の重症化予防プログラムに関しましては、市として早期実施を図ることをお伝えし、2点目
の在宅医療介護連携推進事業につきましては、この間、事業実施に向けた調整
の局面において考え方
の整理が必要となり、時間を要したことがございましたものの、本事業が医師会などなしには成り立たないことを改めて確認するとともに、今後も実務レベルで密に調整を図り、医師会と行政が一体となって事業を推進するという認識で一致したところでございます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)市長と面談をされて、一定安心をされたんですよ。ところが、それから全然しばらくたっても物事が前に進まないということで、医師会
の皆さん、京都府へも直談判に行かれているんですね。ようやくそれから少し動きがよくなったという話はお聞きしておりますけれども、この医療介護連携センター事業についても、ことし4月からスタート更新していますけれども、6月まではほとんど動きがなかった。つまり非常におくれていたと、こういう話もお聞きしているんですが、このあたりはどういう事情があって、この事業についてはおくれていらっしゃったんですか。
○議長(真田敦史君) 藤田
健康長寿部長。
◎
健康長寿部長(藤田佳也君) (登壇)在宅医療介護連携推進事業
の推進に当たりましては、他
の自治体等におかれましても、さまざまな取り組みに着手をされ試行錯誤されているような状況にあると聞き及んでおります。宇治久世医師会と行政が一丸となって進めている在宅医療介護連携推進事業におきましても、医療と介護
の両方を必要とする状態
の高齢者が住みなれた地域で自分らしい暮らしを最期まで続けることができるよう、在宅医療・介護サービスを一体的に提供するため、必要な支援を行うという大きな目的は変わりませんが、取り組み方においてさらなる成果を求めて、平成30年度
の取り組みを土台として事業
の実施内容を精査し、新たな課題
の整理や検討を行ってまいりましたが、その協議
の中で、本市から
の働きかけ、意思疎通が十分とは言えず、医師会
の先生方が事業
の継続に対して
の不信感をお持ちになられた原因ではないかと感じているところでございます。 現在は、本事業において宇治久世医師会は在宅医療及び介護連携に係る中心的な役割を担っていただいていることを改めて確認をし、多職種によるコアメンバー会議等を開催し、意見交換をするなど、着実に事業を推進しているところでございますので、御理解賜りたく存じます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)私、冒頭に申し上げましたとおり、医師会
の皆さんといろいろとお話をお伺いする中で、医師会
の皆さん
のお話を聞いて、きょうこの質問をさせていただいておりますので、また、私自身
の本意としては、センター事業もそうですし、それ以外
のところ、そのあたりについても、当然、私は宇治市と医師会がいい関係で宇治市
の医療について市民が安心して暮らせるようなそういう取り組みをしていただきたいと思っています。 これ、本当に医師会と
の連携がなくして、今藤田部長からもありました、不信感をお持ちになられたことが原因ではないかと感じているということは藤田部長もおっしゃいましたので、私はそれ以上はきょう
の段階では申し上げませんけれども、本当にやっぱりさっきも申し上げました学校医
のお話にしてもそうですし、認定審査員
の仕事にしてもそうですし、やはり医師会
の皆さん
の御理解をいただいて継続しているさまざまな事業もありますので、こういった部分
の継続さらに充実ということを目指す上でも、僕は今回
のいっとき
の関係性
の一時停滞を今
の段階できちっと払拭をして、より宇治市と医師会ががっちりと連携を組んで、宇治
の医療行政に当たっていただきたいと思いますが、市長
のお考えをお聞きしておきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)在宅医療介護連携推進事業
の推進に当たりましては、市町村が中心となり、地域
の医師会等と緊密に連携しながら、地域
の関係機関
の連携体制
の構築を推進するものでございますことから、今後におきましても、事業実施に当たり、医療介護
の専門職、関係者
の方々
の全面的な御理解・御協力とともに、とりわけ宇治久世医師会におかれましては、専門的な見地から在宅医療及び介護連携に係る中心的な役割を担っていただく必要があると認識しているところでございますし、また、宇治久世医師会におかれましては、本事業に限らず、これまでから予防接種やがん検診、乳幼児健診や特定健診を初め、介護認定審査会委員や学校医として多岐にわたる職務におつきいただくなど、市民
の命や健康を守るため、市として責任を持って対応しなければならないと考えており、また欠かすこと
のできない取り組みに御協力をいただいており、日ごろから
の御支援なくして各種事業
の運営は成り立たないところでありまして、感謝を申し上げるとともに、今後ともしっかりとより緊密な連携を図らせていただきながら、協働して取り組みを進めてまいりたいと考えておりますことに御理解賜りたいと存じますし、私は6月にお会いしたときに、同じことを申し上げました。 命を守る健康づくりは医師会なくして我々はパートナーとして考えておりませんということを申し上げておりますし、今後ともしっかり意思疎通を図って、医師会と一緒に市民
の健康を守っていきたいというふうに思っております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)今、市長おっしゃったように、医師会
の皆さんも6月に市長に訴えられたことに対して、市長は御理解いただいたということはおっしゃっていました。ただ、それがなかなか実務レベルでうまく進まないところに、歯がゆさであったり不信感を感じられたんだと思いますので、そのあたりはもうきょう藤田部長がいらっしゃいますので、藤田部長
の今後
のリーダーシップあるいは手腕に期待を申し上げたいと思います。 また、糖尿病
の重症化予防プログラムにつきましても、この辺では宇治市だけができていなかったんですが、これも早期にやっていただけるということでもございますので、さらなる宇治市
の医療
の充実に御尽力をいただきますようお願いを申し上げて、この項については終わりたいと思います。 次に、宇治茶
の商標に関して質問をさせていただきたいと思います。 まず、商標ということでありますけれども、商標法によりますと、「商標を保護することにより、商標
の使用する者
の業務上
の信用
の維持を図り、もつて産業
の発達に寄与し、あわせて需要者
の利益を保護することを目的とする。」商品やサービス
の出どころを表示する機能であり、品質を保証する機能でもあり、また、これを広告する機能でもあると、こういうふうに位置づけていますから、商売をされている方にとって、自分たち
の商品あるいはトレードマーク、商標ですよね。非常に重要なものであるということでございます。 きょう私が質問させていただきたい
のは、中国で
の宇治
の商標、いわゆるあえて冒認といいますけれども、冒認商標について質問させていただきたいと思います。 冒認商標という
のはどういうことかといいますと、一言でいうと、正当な権利を有さない他者による商標
の出願、登録ということでございまして、この冒認という言葉は、中国
の古い言葉だそうでございまして、この間も中国でいいますとさまざまに、いろいろなテーマパーク
のコピー、模倣であったりということが報道されたりしているところではございますが、今回、質問させていただきます
のは、まず1つは、我々
の住んでいる宇治という商標なんですね。本来であれば宇治なんていう
のは、宇治という
のは世界的に有名な地名でありますから、商標
の対象からは除外されないといけないという立場だということは恐らく皆さん共通にそうだろうなという認識をお持ちいただけると思うんですね。 ところが、中国におきましては、2003年5月に株式会社福寿園さんが宇治という商標を登録されているんですね。2003年ですから、もう今から16年前ぐらいに登録をされています。ところが、宇治という商標は、商標という
のは使わないと不使用取り消しということがされるんですね。中国において3年間この宇治という商標を使っていないからという理由で、不使用取り消し
の請求が中国国内で出ました。 これもまたひどい話なんですが、なぜ不使用になったか、3年間不使用になったかというと、今、御存じ
の方たくさんいらっしゃると思いますが、宇治茶という
のは、中国に非常に輸出が難しいんですね。輸入してもらえないんです。何でかというと、明確な理由はないんです。理由はないんですが、例えば産地
の問題であったりとか書類
の不備であったりとか、そういうことで輸出させてもらえないということになっていますから、輸入ができないから、当然日本
の宇治茶が売れないわけですよ。宇治
の商品が売れないわけですね。 だから、不使用ということになるんですが、この不使用取り消しを中国
の企業が2016年に不使用取り消し請求が出されています。同じく上海
の企業がこの商標宇治という
のをお茶類
の分野で2017年8月16日に出願をされています。福寿園さんも出願をされたんですが、これを受け付けられた
のは8月17日、1日違いなんですね。1日先に商標登録を申請されています。この1日違い
の意味が結構ありまして、この商標という
のは1日でも早く登録した者勝ちということになりますから、今非常にこの宇治という商標は、限りなく中国
の企業によって商標登録されるピンチになっているということでございます。 今現状どうなっていますかといいますと、ことし8月に福寿園さんが不服申し立て
の手続をやろうかどうかということを今御検討いただいていると、こういうことでございまして、このままでいくと、本当に宇治もそうですが、宇治を使用する名前
の例えば宇治茶であったり、さまざまなところに影響が出てくると思いますが、今、この現状について、宇治市としてはどう把握をされているんでしょうか。お聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)日本
の地名が中国企業もしくは中国国内
の個人によって、中国において登録商標として取得されている、またはされようとしていることは、日本国内において問題になっているところでございます。特に、観光地や地名を冠した特産品を持つ都市
の名称が対象とされており、商標も特産品に該当する分類を中心に出願されていることから、中国に輸出できなくなることや、日本国内とは別
の商品が中国国内で流通、または中国から他国へ輸出されたりすることにより、中国で
のビジネスが成り立たなくなることや商品
のブランドイメージが損なわれることが想定され、各自治体や商品を有する関係団体は大変苦慮されているところでございます。 本市
の名を冠するブランド宇治茶につきましても、近年
の世界的な抹茶ブームにより例外ではなく、この間、京都府茶協同組合におかれまして、宇治茶ブランド
の保持
のため、世界各国で宇治茶や宇治抹茶など
の商標
の取得に努められているところでございます。 中国におきましては、宇治
の名称に関して、京都府茶協同組合
の依頼により、京都府内
の茶業者が平成15年から茶が含まれております第30類
の登録商標として取得していただくことにより、中国企業等に使用されないようされておりましたが、登録商標が3年以上継続して使用実績がないとして、中国企業より提出されていた不使用取り消し請求がこの8月に認められたところでございまして、このことに備えて、京都府内
の茶業者が宇治
の商標
の再申請をされたものの、中国企業がこれより1日早く宇治を出願しており、中国では登録に関しては先願主義となっておりますことから、このまま審査が認められれば、中国企業に取得されてしまうものと認識をいたしております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)結構これ大変なことだと、大問題だと思いますね。いろいろ調べていきますと、びっくりするんですよ。少しありましたけれども、商標宇治茶でありますけれども、これも福寿園さんが2018年2月に出願をされていますけれども、これは中国から拒絶されています。今、再審請求が行われています。商標
の宇治抹茶、これも福寿園さんが2018年2月に出願されていますが、これも拒絶されている。商標
の京都宇治、この京都宇治という
のに対しては、もう中国企業が京都宇治を出願し、登録されているんですね。京都宇治ですよ。英語
のujimatcha及びuji、これについても中国企業が30類、これはお茶類です。あと29類が加工品類、43類がカフェ等
の店名というくくりがあるんですが、その中で出願をして、もう今、商標登録前
の段階、初期査定公告されたというふうにお聞きしています。 もっとびっくりする
のは、宇治
の茶業組合
の皆さんに関連した商標でいいますと、宇治北川半兵衛商店という商標が申請中です。宇治丸久小山園さんも申請されています。宇治都路里も既に登録されています。宇治伊右衛門が登録されている、宇治上林が登録されている、宇治三星園が登録されている、宇治福寿園、宇治播磨園も既に登録されていると、こういうことなんですよ。丸久小山園さんも既に登録をされているんですけれども、非常に大きな影響を受けていらっしゃって、今もう中国で
の販売額は約半分になっているというふうにお聞きしています。 これは中国
の企業
のホームページなんですけれども、宇治小山園となっているんですね。すごい
のは、工場
の写真も、中国に工場があるんですね。宇治小山園という
のがあるんです。売っている商品、これ、中国
の小山園が売っている商品なんですが、丸久小山園さん
のホームページを見ると、ほぼ一緒ですよ。デザインとか書いている内容とかほぼ一緒なんですね。 今まさにこういう状態になっていまして、これ、宇治市として、今このような状況になっていることをどう考えていらっしゃるか、もちろん、この現状は認識をされていると思いますけれども、これをどうお考えになっている
のか、お聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君)
松田産業地域振興部長。
◎
産業地域振興部長(松田敏幸君) (登壇)宇治について不使用取り消し請求
の認定以前、本市では、中国企業により出願されました商標、英文字で
のuji、ujimatchaに対しまして、昨年2月、公益社団法人京都府茶業会議所、京都府茶協同組合、
宇治商工会議所連名で異議申し立てを実施された際も協力してまいったところでございますが、今回、地名である宇治を中国企業に商標として取得される可能性があることにつきましては、大変危惧しているところでございます。 これまで茶業者において宇治という商標を取得していただくことにより、中国企業等に使用されないようにしておりましたが、中国で地名が商標登録されないようにするためには、著名な地名であることを証明する必要がございますことから、今後は、本市が宇治が歴史ある著名な都市であることを主体的に主張していく必要があると考えております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)先日、京都府茶業会議所
の皆さんと、あと京都宇治茶協同組合
の皆さんが自民党
の茶業振興議員連盟に要望書を出していただいています。また、京都府
の宇治茶振興議連
のほうにもいろいろと御要望をいただいているところでございまして、私ども自民党といたしましても、宇治茶
の地元
の宇治市会議員団としても何とかお役に立てることがないかということで、これからもしっかりやっていきたいと思いますが、今後
の対応で有効だと、いろいろ弁護士さんとかにもお話聞いているんですけれども、いわゆる1つは、先ほど申し上げましたように、輸出ができない状態になっていますから、まずこの正規
の輸入ルートがきちっと開くように、こういう活動をやって、これはもう宇治茶というレベルではなくて国同士
の話なので、それはもうそれでやっていただきたいということは動きたいと思っています。 もう一つは、やっぱり中国、知的財産当局へ、宇治市
の行政として陳情に行っていただきたいという話なんですよ。これやっぱりお話を聞くと、市長が宇治市
の代表として中国へ行っていただいて、この宇治という地名
の不使用を求めて、陳情に行っていただきたい。これはいつも市長、御自身が私がトップセールスマンとしてという話をよくされていますよ。今こそそのトップセールスマンとして、市長御自身が中国に行って、陳情に行っていただきたいと思いますが、いかがですか。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)今回
の中国企業による商標宇治
の出願につきましては、商標
の分類
の1つ第30類に限ったことでございますものの、これが認められれば、今後、堀議員がおっしゃるように、茶業だけではなく観光・商工業、国際交流など、多分野に影響が及ぶ可能性も考えられますことから、本市として宇治茶と世界遺産も有する歴史
の町
の名称である宇治が世界的にも著名な都市であり、中国でも咸陽市と友好都市として交流を深めていることなどを主張するため、全庁挙げて取り組んでまいる必要があると考えているところでございます。 この秋には、京都府茶協同組合が宇治が著名な地名であること
の証明をするため
の手続を準備されており、その手続に応じて、本市といたしましても、中国当局と折衝するため
の準備を進めているところでございまして、京都府におかれましても同様
の取り組みをしていただけると
のことで、現在、京都府とも調整を行っているところでございますが、中国当局側
の対応が不明である中、現時点では私が行くことは考えておりません。 しかしながら、今後手続が進みます中で、行政
の長として行く必要がございます場合は、京都府とも連携を図り、私自身が行くことも考えているところでございます。今後も手続
の進捗に応じた対応を進めてまいりますとともに、国におかれましても国家間
の問題としてお取り組みいただけるよう要望してまいりたいと考えております。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)今
の段階ではまだ、市長御自身が行くと言える環境にないと、こういうことでしょう。その環境さえ整えば、市長御自身が行く準備はあるんだと、こういう御答弁ということでよろしいですよね。そのお答えをぜひ信じたいと思いますし、ぜひ中国における宇治、私たち
の宇治
のブランドを守るために、市長御自身がやはり先頭に立って動いていただければ、その効果という
のはやはり絶大だろうと思いますし、宇治という商標が中国
の中で、あくまでも宇治という
のは地名なわけですから、京都、宇治という
のは有名な地名なわけですから、僕は正論はこちらにあると思いますので、ぜひ市長
の今後
の御活動に期待を申し上げたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 この話も茶業組合
の皆さん、茶業会議所
の皆さんも非常に心配をされていますし、市長
のきょう
のお答えという
のは喜んでいらっしゃると思いますよ。ですので、ぜひその期待を裏切らないように、ぜひ市長御自身に行っていただきたいと思います。このことは要望しておきます。 最後
の項目になります。地域課題ということでございまして、JR莵道新駅について伺いたいと思います。 9月17日、これ、昨年
の9月議会でもお話させていただいておりまして、同じ出だし
の話ですね。恒例
のということ自体がもう既によくないわけでございますけれども、19回目
の要望活動を行いました。もちろん要望活動には、(仮称)JR莵道駅新設促進協議会
の池内会長と一緒に、我々、私とまたその地域でお世話になっている市会議員が有志で集まりまして、木下
都市整備部長に御対応いただいたということでございます。 ここで、当日
の話ですけれども、池内会長も何とか自分
の目
の黒いうちに一歩でも、これは池内さん御自身がおっしゃったことですから、御披露しますけれども、何とか自分
の目
の黒いうちに一歩でも前に進むような方針を出していただきたいと、19年間やってきて、今回も18自治会、2,650世帯
の署名とともに、町内会長さん
の印鑑をいただいて要望活動しているわけですけれども、改めてお聞きしますけれども、JR莵道新駅
の設置に向けた当局
のお考えをお聞かせください。
○議長(真田敦史君) 木下
都市整備部長。
◎
都市整備部長(木下健太郎君) (登壇)JR奈良線
の莵道新駅設置につきましては、これまでからも答弁をしてまいりましたが、新駅
の設置について都市計画マスタープランにおいて研究するとしていることから、その必要性につきまして、庁内で研究を進めてきたところでございます。 その研究結果といたしまして、莵道新駅
の利用者数予測は1日当たり約2,700人で、この利用者数
の約9割以上が隣接するほか
の駅から
の転換であり、新規需要はほとんど見込めないこと、また、必要事業費につきましては2つ
のケースを想定いたしまして、約19億円と約24億円と
の推計を算出し、財源につきましても、京都府補助が一部充当できる可能性があるものの、本市にとっては大きな負担となることが予測されること、観光面におきましても莵道新駅研究箇所は三室戸寺から約1.1キロメートルと距離があり、公共交通を利用する場合はJR宇治駅や京阪宇治駅から臨時バスが運行されており、交通手段
の確保が一定図られておりますことから、その効果は薄いと考えているところでございます。 莵道新駅
の事業化につきましては、これまでに答弁させていただいてきたとおり、莵道新駅設置によりまして、周辺住民
の方々
の利便性は一定向上するものの、大きな効果が見込めないことや財源確保が難しいことに加えまして、観光面における効果も薄いことから、整備は困難であると判断してきたところであり、今日においても変わりはないものと考えているところでございます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)木下部長、いいんです、答えは。きょう
の段階で、なかなか一歩前進するようなお答えはいただけるとは思っていませんけれども、僕は、山本市長、一番問題だと思います
のは、今これ、長くお答えいただきましたけれども、僕、昨年9月に同じ質問をしているんですが、ほとんど同じ答弁なんですよ。一言でいうとコピペです。だから、これ、全然この答弁自体に何
の木下部長
の思いは感じないですね。何も入っていないですもの。去年
の答弁をコピペしているだけですから。コピペですよ、全く一緒。そういうことが、僕は、市長、今
の宇治市
の行政
の一番
の問題だと思いますよ。さっきも申し上げましたけれども、18自治会
の会長が全部判こを押して、地域
の市会議員が4人も5人も集まって話をしているんですよ。その質問に対して、昨年と同じ答えを出してくるという、僕はその感覚がようわからんですよ。 次
の質問をしますけれども、次
の質問もひょっとしたら前回と同じ答弁ですよ、これ。だからもう聞く必要ないです。お答えいただく必要ないですが、大体、今回
のJR莵道新駅
の話をする中で、今まで
の利用状況がどうとか、コストパフォーマンスがどうとかということをおっしゃるんですが、まちづくりを志す中で、今
のコストパフォーマンスがこうだからやらないという理屈よりも、ここに新しい駅をつくったらどういう新しいまちづくりが展開できる
のか、太閤堤もつくるんですよ。三室戸寺も相当多く
のお客さんが集まっているんですよ。それを京阪宇治から
の距離が近いとかJR宇治と変わらないとか、そういうことではないんですよ。あそこに新しい駅をつくることで、あの駅を中心とした莵道地域
の新しいまちづくりを一緒に考えていく
のが行政
のだいご味じゃないですか。できない理由ばかりを述べていただいても、それは一歩たりとも町はよくなりませんよね。人口減少が言われて、高齢化が言われる中で、鉄軌道を拡充していくなんていう
のは、僕は物すごい効果的なことだと思いますよ。 19年間、市民が要望活動をしてきているんですよ。市長、今まで市長が御経験になっている行政と住民運動
の中で、これほど1つ
のワンイシューで、19年間も続けてきたようなものって多分ないと思うんですよ。この重みを僕はやはり、市会議員も経験された府会議員出身
の山本市長には重く受けとめていただいて、次
の展開に生かしていただきたいと。 だから、2問目も木下部長、申しわけないです。答弁もう結構ですから、きょう
の答弁は昨年
の会議録を見ますから。同じですからね。山本市長、どうですか。新しいまちづくりを念頭に置いた新しい施策として考えることはできないですか。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)JR奈良線
の莵道新駅設置要望活動につきましては、地元莵道地域並びに周辺
の自治会、町内会などや事業団体などで(仮称)JR莵道新駅設置促進協議会が平成12年に組織され、長年、本市を初め京都府、JR西日本へ
の要望活動などにも熱心に取り組んでこられたことにつきましては、十分認識しているところでございます。 本市といたしましても、莵道新駅
の設置について、都市マスタープランにおいて研究するとしていることから、その必要性等につきまして、庁内で研究を進めてきたところでございます。しかしながら、その研究結果といたしましては、駅利用者において新規需要がほとんど見込めないこと、財源につきましても、京都府補助が一部充当できる可能性があるものの、本市にとっては大きな負担となることが予測されること、観光面におきましてもその効果は薄いと考えられることから、整備は困難であると判断してきたところでございます。 一方で、JR奈良線
の高速化・複線化第二期事業にあわせて大鳳寺踏切
の拡幅に取り組むとともに、莵道志津川線
の改良にも取り組んでいるところでございまして、引き続き、莵道地域
のまちづくり
の推進に向け、地元
の皆様とも協議してまいりたいと考えているところでございますので、御理解いただきますようお願いいたします。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)市長、JR莵道駅をつくることで新しいまちづくりが見えないですかという質問をしているんですが、莵道志津川線
の改良とJR莵道駅、全然違う話なんですよ。道をよくしていただく
のはありがたいですよ。だけれども、この19年間続けてきた住民活動についてどうお感じになっているかということをお聞きしたいんですよ。この声を生かす
のが市長
のお仕事じゃないですか。来年、市長選挙ですよ。来年12月、市長選挙があるわけですよね。当然、我々莵道
の住民としても市長がこの莵道地域についてどういう新しい事業に取り組んでいただいた
のか、そのことをやっぱりしっかりみんな見ているんですよ。 せめて、やはり昨年9月にこの要望書を提出してから少なくともきょうまで、市長、この話をしたことがないでしょう。ないと思いますよ。重く受けとめると言いながら、何か実現に向けて可能性はない
のかということを庁内で話された形跡はないですよ。そのとき
の要望活動だけ、30分か1時間ちょっと辛抱してつき合っていただいて、その日が終わればもう何事もなかったように、また次
の年になって、来年いよいよ20周年ですよ。20周年と言うてる場合かという話でね。 もう本当にやっぱり住民活動
の重さという
のを僕はしっかり受けとめていただきたいと思いますし、形としてできる、できないということはもとより、さっき
の答弁
のコピペ
の話もそうですよ。そういう地域
の声に対してコピペで議会に対応するようなそういう姿勢という
のは、僕は、市長、改めていただきたいと思いますよ、本当に。市長
の答弁だって、最初
の前段、去年と一緒ですよ。それ御存じかどうか知りませんけれども。だから、今、この状況という
のが僕は宇治市
の停滞感
の1つ
の大きな原因だと思っています。 こればかり話していてもあれなので、池内さん、残念ですけれども、こんなことできょう御勘弁いただいて、また、来年20周年を迎えて、頑張りましょう。 次に、生活踏切についてお伺いしたいと思います。 これは、ことし3月
の改選前
の代表質問で質問させていただきました。これは御承知
のとおり、平成28年9月に生活踏切
の機能を補完する措置を求める請願が議会に提出をされて、全会一致で採択をされていますが、現在まで全く進捗が見えてこない。 いろいろこの間、安田部長を中心に建設部
の皆さんがお取り組みをいただいたということについてはお聞きしていますし、一定
の評価もしております。ところが、形としては、現在、何も具体的な動きは見えないわけでございますけれども、前回
のことし3月
の代表質問以降、地域
の皆さんからもさまざまに要望書、質問状等が提出されていると思いますけれども、その進捗とその御対応についてお聞かせいただきたいと思います。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)平成31年3月定例会以降
の生活踏切
の対応につきましては、この間、生活踏切に安全設備
の設置を求める会
の皆様から質問状を2度いただいておりまして、会
の皆様と関係部署と
の意見交換会も2度行ってまいったところでございます。 この中で、会
の皆様からは、平面交差と立体交差による概算工事費
の差についてJR西日本と具体的に協議を行った
のか、道路法
の解釈についてはどう考える
のか、また、道路法第31条第2項に基づき、国土交通大臣に裁定
の申請をすべきではない
のか等
の御意見をいただいたところでございます。 これに対しまして、本市
の関係部署からは、この間、協議資料を提示してJR西日本と具体的に協議を進めてきたこと、道路法
の解釈として、道路と鉄道
の交差
の方式については立体交差が原則であること、また、裁定については、本市としては法
の趣旨を守るべきと考えており、地形的にも立体横断施設を設置可能な箇所があることから、国
の方向性や考え方、国土交通大臣
の国土交通委員会で
の答弁からも、申請することにはならないと考えていること等、これまでと同様
の考えをお伝えしてまいったところでございます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)今回、この生活踏切
の問題を通告をいたしまして、私からは特段、安全設備
の設置を求める会
の皆さんに御連絡を差し上げたという事実はありませんけれども、きょうもこうしてたくさんお越しいただいていますよ。直前にお手紙をいただきまして、その中で、今、地域
の皆さんはこういうこと言われているんですね。 市議会で請願が採択され、現市長が選挙戦でマニフェストに掲げた生活踏切対策がこのような経緯で葬り去られようとしていることに、私たちは憤りを通り越して、宇治市政に対する絶望と悲しみを感じています。一方で、地域に住む老齢者は墓参りや通院
の便宜を奪われて、閉鎖された生活で、踏切を日々恨めしく眺め、迂回
のため
のタクシーを待ったりしている状況ですと、こういうことですよ。 なかなか現実的な課題として、いろいろなハードルがあるという
のは私もよくわかっています。ただ、今
の御紹介したお手紙にもあるように、地域
の皆さんは本当に困っていらっしゃるんですよ。今まで50メートルか60メートルで府道まで行けた
のが、500メートル回るわけですよ。しかも高齢化はどんどん進んでいきます。病院へ行く回数もふえていらっしゃいますよ。そういった中で、タクシーを呼んでもなかなかタクシーも来ないし、じゃ、もうきょうは行く
のをやめようかということになって、結局おうち
の中にずっといらっしゃるというような状況が続いているんだということをお聞きしていますよ。こういった状況を高齢者を大切に、また命を大切にする市長として、放置していていいんですかという話ですよ。 今回、生活踏切に安全設備
の設置を求める会
の皆さんが一番御不満に思っていらっしゃる
のは、宇治市とJR西日本と
の協議
の中でいろいろと協議されているんですが、費用対効果
の話ですよね。平面交差だったら1.4億円、立体交差だったら5.7億円、この道路法第31条によると、可能な限り立体交差をしないといけないということはされているんですが、ただ一方で特例条項も設けていて、例えば大幅に金額が上がる場合とか土地
の形状とか、そういうものによってはこの限りではないですよということが書かれているんですね。にもかかわらず、この立体交差では5億7,000万円かかるという試算をされている、平面交差では1億4,000万円、その差は4億3,000万円ですよ。この4億3,000万円も
の差を、JR西日本と宇治市
の中で、平面交差を実現するため
の材料として宇治市として使っていただいていないじゃないかということなんですよ。 これ5.7億円と1.4億円
の内訳
の話じゃないんですよ。住民
の皆さんが求めていらっしゃる
のは、あくまでも平面交差なんですよ。平面交差を実現するために、道路法第31条
の特例条項を満たすために、この大きな価格差を理由とされているわけですけれども、この差について、宇治市
の市長が議論されている形跡が見えないから不信を抱かれていると思いますけれども、この件について
の御見解をお伺いしたいと思います。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)生活踏切に安全設備
の設置を求める会
の皆様からいただいておりますJR西日本と
の協議録に対して
の御指摘につきましては、まず、この協議録というものは協議を要約したものでございまして、全て
の内容を記載しているというものではございません。また、市とJR西日本と
の当該協議におきましては、本市が作成をいたしました協議資料に基づいて、順次JR西日本に御説明を行っておりまして、この協議
の資料
の中には、広芝墓地南側
の箇所で
の立体交差と平面交差それぞれ
の場合
の概算事業費や費用便益費等を記載をしておりまして、JR西日本にはこれら
の数値を御確認いただいた上で、双方で協議を進めてきたところでございまして、同会
の皆様に対しましてもこの旨をお伝えしてきたところでございます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)今、木村副市長がお答えになりました。これまで安田部長がお答えしていて、今、建設部長は平野さんですが、平野さんはきょう御事情で欠席されていますけれども、今、木村副市長が御答弁いただいた
のは、理事者である木村副市長として
のお答えですよ。平野部長
の答弁を代理でされている話じゃないですからね。やはり木村副市長
の副市長として
の御答弁だということは重いですよ。その中で僕はあえて申し上げますけれども、1.4億円と5.7億円
の話をJR西日本と数値を御確認いただいた上で、双方で協議を進めてきたという話を今答弁されましたけれども、双方という
のは、宇治市とJR西日本
のことですよね。JR西日本と宇治市が協議をする中で、確認をいただくということではないんですよ。5.7億円と1.4億円かかる価格
の違いがあるから、ここは道路法第31条にある例外規定に沿って、平面交差を優先すべきじゃないかという交渉をしていただく
のが宇治市
の立場なんですよ。 なのに、それをあたかもこの話を聞くと、JR西日本と宇治市が机を並べて、とはいってもねというような話で、むしろ、JRと宇治市が1つ
のグループになって、この地元
の地域
の皆さんと対立をしているように見えますわね。あるべき姿は、地域
の意向、これ、議会で請願が全会一致で可決されている案件ですから、当然、宇治市は、宇治市
の市民
の側に立った交渉をJRとしていただくべきなんですよ。しかし、それが、今
のお話を聞くと、あたかも何だか会
の皆さん
の言っていることが、いや、これはあくまでも要約筆記だから書いていない、それは要約筆記だから書いていないことはあるんですよ。あるんですが、しかし、そのスタンスが、僕は市民
の側に立った、しかも請願を可決された請願を出した人たちですよ、請願人に対するスタンスには僕は見えないですね。 この請願案件を本当に僕はしっかりと御認識をいただいて、先ほどもありましたけれども、これで幕引きなんていうことがないようにしていただきたいと思います。安田建設部長が今まで取り組んでいただいて、定年退職されました。これで一旦、第1幕は終わりですよ。これから第2幕
のスタート、平野建設部長にしていただいて、今は折しも、木村副市長が御答弁いただきましたよ。 新しい展開に向けて、ぜひ僕は山本市長に、これも先頭を切って住民側
のトップとしてJR西日本と御協議いただきたいと思いますが、いかがでしょうか。今後
の取り組みについてお考えをお聞かせください。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)生活踏切
の対応につきましては、私自身といたしましても、平成28年9月定例会において生活踏切に安全設備
の設置を求める会から
の生活踏切
の機能を補完する措置を求める請願が全会一致で採択されましたことを真摯に受けとめまして、速やかに私みずからも同会と懇談を行い、皆様から
の切実な御要望を直接お聞きする中で、私
の考えもお話しさせていただいておりまして、先ほど
の同会と担当部署と
の質問状及び意見交換
の状況についても随時報告を受けており、認識いたしておるところでございます。 こうした状況にありまして、私といたしましては、生活踏切
の対応につきまして、この間、解決策となる新たな状況
の変化もございませんことから、平成31年3月定例会におきましてお答えいたしておりますように、極めて厳しい状況であると言わざるを得ないと考えておりまして、今後
の解決策へ
の展望が見い出せていない現状でございますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(真田敦史君) 堀明人議員。
◆(堀明人君) (登壇)今、市長お答えいただきましたけれども、解決策となる新たな状況
の変化もございませんからと、これはあくまでも市長
のスタンスとしたら受け身なんですよ。何か状況
の変化があったら市長が動くではなくて、状況
の変化を起こすために市長がまず第一歩を踏み出していただきたいんですよ。ぜひ市長、生活踏切
の問題、いろいろ全国的な流れやさまざまないろんな賛否両論ある
のは僕も承知していますよ。だけれども、あの黄檗
の五ケ庄地域
のあのあたり
の高齢化
の問題や、本当に墓参り行くにも病院に行くにも非常に苦労されている。しかも本当に誰一人として御自身
の利益を求めていらっしゃらないんですよ。そのためにみんな一生懸命やっていただいていますので、ぜひ市長、このあたりは重く受けとめていただいて、何とか手を挙げていただきたいと思います。 今度、11月1日に私ども自民党市会議員団で国土交通省へこの話をいろいろ要望させていただいたり、今
の状況についてお聞かせいただく時間をいただいているんですよ。もしよかったら市長一緒に行っていただいて、その中で、どうですか、御議論に参加いただいて、市長として
の意見を我々自民党議員団と
の議論
の中でもしていただけたら非常にありがたいと思います。 いずれにしましても、この生活踏切
の問題、まさに私は宇治市がいつも標榜していらっしゃる命を守るため
の直結する、本当に重要なわかりやすい具体的な課題だと思います。こういうなかなかハードルが高いけれども、しかし、やらなければならない話という
のは、僕はやらなければならないと思うんですよ。それを市長、状況
の変化がありませんことから、何も手が打てないなんていうことは、それはもう政治家として僕は尊敬する山本市長
の言葉とは思えないですね。ぜひ次
の打開に向けて、一緒にそこは手を携えて御協力をいただきたいと思いますので、ひとつよろしくお願いしたいと思います。 すみません、大変時間が長くなりまして、失礼いたしました。これで質問を終わらせていただきます。今、ワールドカップが開催されて、全国で盛り上がっていますよ。先週、実は僕は城陽へ行ったら、城陽
の文化パルク城陽でラグビーワールドカップ
のパブリックビューイングをやっていましたよ。500人以上
の方が入って大変盛り上がっていました。僕、この城陽市
のタイミングを逃さない素早い取り組みに非常に感銘を受けました。ぜひ市長、発想は個人
のものですから、しっかりと発想ある職員を抜てきができるような、そして活気
のある宇治市政をつくっていただきたいと思います。きょうも御答弁いただく中でいろいろ失礼なことを申し上げました。このことについてはおわび申し上げたいと思いますけれども、ただ、指摘は指摘として、ぜひ御理解いただきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(真田敦史君) 傍聴人に申し上げます。拍手等も傍聴規則により禁止されておりますので、静粛に願います。-----------------------------------
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)一般質問最後になりますが、9月定例会、通告に従いまして行っていきたいと思いますので、よろしくお願いします。 質問は3点ありますが、まず第1は、談合事件に関する最高裁判決が確定をしまして、その後
の市
の取り組みについてお伺いしたいと思います。 宇治市
の公共事業
の入札において談合が行われ、市は損害賠償を求めるべきだと住民訴訟が行われました。Aランク
の14業者には、連帯して損害賠償金及び遅延損害金
の支払いを命ずると
の判決、Bランク
の66業者には、それぞれ損害賠償金及び遅延損害金を市に払えという判決が2007年9月27日に最高裁で確定をいたしました。 ところが、判決から10年が経過をいたしましたが、未回収額が遅延損害金を含めますと約4億円、こういうことが先般、新聞でも報道されました。財政が厳しい、そういうことで市民サービスをカットしていく、あるいは市民負担を押しつけていく、こういうことが行われているわけですが、こうした中で一体どうなっている
のか。そうした市民
の皆さん
の声をたくさんお聞きをいたします。 判決後
の損害賠償金
の回収
の経過については、7月
の総務常任委員会に報告がありましたが、6月定例会閉会後でもあったので、改めてその点についてお聞きしたいというふうに思います。 まず第1点目は、市は、今後
の対応について7月9日
の総務常任委員会で、本件につきましては、損害賠償債権回収に対する認識が十分でなかったということを反省をし、こういうふうに述べているわけでありますが、それでは具体的に、どういう点で認識が不十分であった
のか、御説明いただけますか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)破産や解散、所在不明などにより回収困難となっている債権に対し、過去から引き継いだ情報と、年1回催告書を送付し債務者
の反応を待つという方法を踏襲してきており、積極的な対応という面で十分でなかったものと認識しておるところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)過去から引き継いだ点について、年1回催告書を送ったということで、積極的な対応が不十分だったということですけれども、それでは、なぜ積極的に対応してこなかった
のかということであります。 7月
の総務委員会では、当時
の対応についてこのように説明をしています。当時、宇治市競争入札等参加資格
の停止に関する要領、いわゆる指名停止要領では、談合を行った場合は、1年間
の指名停止にするという規定があったと。しかし、要領どおり実施をすると、多数
の市内建設業者が同時期に公共事業
の受注から排除されることになって、市内経済に与える影響が大きいと。建設業は裾野
の広い業種である、こういうことから、それにかかわる市民生活にも影響が出てくる、こういうことを答弁をしていました。 こうしたことから、業者選定委員会では、Aランクでは、速やかな支払いと誓約書
の提出があった場合については指名停止
の期間を2分の1に短縮する、こういうことを決めたということでありました。しかし、速やかな支払いがないので、現在、約4億円が未回収になっているということではないんでしょうか。ですから、こうした業者選定委員会
の判断は今でも正しかったと言えるんですか。そのことについて御説明ください。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)建設業界は裾野
の広い業界であり、地域
の経済や雇用を支える基幹産業であることから、多数
の市内事業者が同時に長期間にわたり公共事業
の受注から排除された場合、それら
の下請に入る多く
の小規模事業者や市民生活へ
の影響が大きくなると判断し、指名停止
の特例的対応を業者選定委員会で決定したものであり、合理的な判断であったと認識しております。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)時間もないので、私、そのことは、あなたが言ったことは先ほど質問で言ったでしょう。だから、そういう判断を何でしたんかと聞いているわけですから、繰り返しそういうことで時間をとらないようにしていただいて、ちょっと端的に答弁していただきたいんですけれども、合理的な判断だったということを言っているわけでしょう。問題はなかったと。最高裁
の確定判決は、Aランク
の14業者に連帯して損害賠償金及び遅延損害金を支払えということだったんですよね。 私、議長
の許可をいただいて、資料を配らせていただいておりますので、ごらんいただきたいんですが、資料1
のとおり、市がAランク
の業者に発した文書があるんですが、損害賠償金及びこれに対する遅延損害金
の請求についてという文書ですね。これ、市が平成19年10月に出した文書ですね。以前
の久保田市長と桑田水道事業管理者が出した文書ですけれども、ここには、この判決に基づく支払い命令額、損害賠償金を請求しますとしか書いていないわけですね。そうですよね。 ところが、7月9日
の総務常任委員会で
の配られました報告文書、ここには、報告資料については、Aランクについては連帯債務であるところ、入札
の参加状況から応分
の負担を算出して請求していると書いてあるわけですね。ですから、14業者については、先ほど言いました文書で損害賠償金を払えという通知を送ったんですけれども、実際には、各業者については、市が算出した応分
の負担を払ってくれというふうに言っているわけですね。こういう応分
の負担
の算出を決めて、その分を支払えといったことは、どこで決めたんですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)業者選定委員会において、指名停止
の取り扱いに際して、応分
の負担
の支払いを求めることを決定したものでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)業者選定委員会で決めたということですけれども、そうしたらお伺いしますが、この応分
の負担ということですね。これは連帯債務者ですね。連帯して払えという
のが最高裁
の判決ですから、その連帯債務を負う各業者ですね。14業者、それ
の個々
の責任分担として、応分
の負担ということを宇治市は決めたんですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)応分
の負担と申します
のは、あくまで指名停止と
の関係において、それぞれ
の業者における負担額を定めたものでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)だから、ちょっと私
の質問を聞いてください。指名停止特例をつくるときに決めたということでしょう、業者選定委員会で。それは先ほど聞きましたよね。最高裁
の判決は、連帯して損害賠償金を払えという判決なんですよ。市が発した文書でもそういうことが書いてあるわけですよ。損害賠償金を払えと。 ところが、実際に宇治市がやっていることは、今、部長が言われたように、応分
の負担と。応分
の負担とは何かといったら、14業者がそれぞれが談合で落札した、その落札による損害額を宇治市が判断をして、これを払えと言ったわけでしょう。だから、債務者にとっては、それが14業者にとってはみずから
の責任というふうに理解しているんじゃないですか。そうしたら、そういうふうに決めたんですね。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)先ほども申し上げましたとおり、応分
の負担といいます
のは、指名停止と
の関係においてそれぞれ
の業者
の応分
の負担を決定し、その支払いに応じて指名停止
の解除を決定したところでございます。ただ、おっしゃるとおり、連帯債務がありますので、債務については、それで全てがなくなったわけではございません。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)それでは、平成19年11月
の総務委員会があったんですよね。そのときに、住民訴訟に係る最高裁判断による措置についてということを報告しているんですよ。そこで、このように答弁しているんですね。ちょっと長いんですけれども、14社
の各仮払いというふうなその金額
の決め方ということでございますが、確かに3億1,000万円全てについて14社が連帯して支払えという判決ではございますが、一定業者間
のそういった調整がつかない場合も想定されるわけでございますと。そういった場合につきましては、私どもが考えましたそういった計算上
の額といいますか、それをもって責任額とするようなことも考えていかないと思っていますというふうに答弁しているんですよ。意味わかりますよね。回りくどい言い方ですけれどもね。連帯債務として14業者に払えと言うてるけれども、連帯債務者、14業者で話がつけへんことがあると。そうしたら、宇治市が決めた応分
の負担、それで責任額とすると言うて市が答弁しているでしょう。それを責任額とするという答弁をしているわけですよ。資料2がありますけれども、きょう配りました資料2で、これ、14者がありますが、この中でもそれぞれ
の損害賠償額と支払い済み額という
のが書いてあるんですよ。例えばグループ1
の1番
の方ですね。2,703万2,867円
の損害賠償額に対して2,703万2,867円を支払ったと。だからこのグループ1
のAという業者は、備考欄を見ていただいたらわかりますが、割当額は納付済みと。だから、業者にしてみたら、自分
の責任は果たしたということでしょう。宇治市もそういうふうに言っているわけですから。ですから、市はAランク
の個々
の事業者、つまり8業者に対しては損害賠償額については納付済みと、こういう認識を今までしていたんじゃないですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)支払い済み額につきましては、応分
の負担額、つまり割当額
の支払いが終わっているものの、Aランク
の業者
の場合につきましては、連帯債務となっておりますことから、応分
の負担額を支払った事業者につきましても、毎年度、判決に従って損害賠償金を支払うよう催告書を送付しているところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)幾ら催告書を形式的に同じ文書を10年以上も送っているわけですけれども、今、部長がおっしゃったように、責任額は果たしたというふうに事務所は思っているわけですよ。宇治市もそういう認識やったからこういう資料をつくっているわけでしょう。だから、割当額が済んだからであって、全体
の債務は連帯債務やから残っているんですよ。だけれども、業者間で話がつけへん場合があるから、宇治市が割当額をとりあえず払ってくれというて言っているわけでしょう。 ですから、こんなこともありましたよ。このことが新聞で報道された後
の記事でも、連帯債務を負っている会社
の社長がその取材にどういうことを答えているかといいましたら、年1回
の催告書は形だけやと。それ以外市から請求はありませんと。普通なら差し押さえをするだろうと言っているわけですよ。そうでしょう。こういう認識ですよ。連帯債務についても、回収できない会社
の分までかぶる
のはおかしい。あなた方はそれを想定してたんですよ。全部が全部、自分
の持ち分だけ払ってくれというふうに言ったわけですからね。他人
の分までは払いたくないというお願いが市に通じていると思っているというふうに語っているわけでしょう。 市は今になって、いや、連帯債務やから残ってんねやと、あなたは言いますけれども、これまで市は、市が決めた応分
の負担
の納付で決着済みというふうに考えていたから、有効な積極的な取り組みができひんかったんじゃないですか。それがこれまで
の経過
の真実じゃないんですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)繰り返しとなりますが、応分負担額といいます
のは、あくまでも指名停止
の解除に関係して応分負担というものをお支払いいただいたものでございます。あくまでもAランク
の業者につきましては連帯債務になっておりますことから、この間も催告書を送付し続けておるというところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)それは、市
の勝手な解釈なんですよ。指名停止
の解除特例措置をやるときに、応分
の負担を納付したら特例措置で2分の1、半年に指名停止期間するというふうに特例措置をやったわけですよ。だから、その特例を適用するために応分
の分を払ったらええというふうに言っただけだというふうにおっしゃるわけやけれども、その後何もしていないじゃないですか。業者も、先ほど私、紹介したけれども、そういう認識やったでしょう。 これ、連帯債務というんだったら、最高裁で
の判決確定後、この資料
の2にもありますけれども、グループに4業者、破産や解散しているわけでしょう。こんな場合、破産
の場合でしたら、管財人から債権者である市に調査依頼なんかあると思うんですけれども、全く宇治市は知らなかったんですか、そういう業者が破産、解散するときについても。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)14者
のうち判決確定前後に破産したものについては、破産管財人から契約課に対し債権調査表が送付されており、債権調査表に必要事項を記入
の上、債権
の届け出をしてきたところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)だから、連絡があったんでしょう、管財人から。届け出したわけでしょう。知っているわけじゃないですか。そうしたら、破産について承知しているわけですけれども、これ、どういうふうに対応したんですか。同じような、先ほど紹介した資料1
のような文書を送付するだけですか。どういうことになっていたんですか。全く取り組みができてなかったんじゃないですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)破産した業者
の情報について、市から他
の連帯債務者に情報提供したという記憶がございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)だから何もやっていなかったんじゃないですか。あなた方は、それぞれ
の第1グループ
の8事業者については責任を果たしてもらったと思っているから、ただ、民法上
の最高裁
の判決で連帯債務やから、それは1年に1遍、先ほど堀議員が答弁がコピペ言うたけれども、結局これもコピペですよ。日にち変えて同じ文章を出したんでしょう。そんなことでは回収できない
のは当たり前じゃないですか。 この間
の7月
の総務委員会でも、これまで
の債権回収で検証を行うというふうに答弁していたわけですけれども、これ、問題になってからもう3カ月近くたっていますけれども、一体どのようなことをやってきたんですか。債権回収チームという
のはできているんですか。どういう対応を今、してきたんですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)現在、専門家
の委員も含めた損害賠償債権管理回収検討委員会を組織し、弁護士とも相談する中で、これまで
の請求、催告
の時期、内容、また各事業者と
の折衝経過を確認し、これとあわせて、登記簿等により各事業者
の事業状況
の整理を行い、検証作業を進めているところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)いろいろ書類を集めてということですけれども、端的に私、最初、業者
の社長さん
の声が新聞に載っていましたが、紹介しましたけれども、連帯債務があると言うているけれども、実際
の債務者
の方はもう決着がついてあると。そうでしょう。本当に市が回収に来る
のやったら、差し押さえでもするやろうというふうに言うてはるじゃないですか。資料3を見ていただきたいんですけれども、これ、いただいた資料ですよ。最高裁
の判決確定以降、各事業者が受注した金額、これ、合わせますと8者で86億円になるんですよ。 以前に宇治市はいわゆる不正受給なんかもありまして、私も以前、福祉で障害者施設が給付費について不正受給したことがあったと、そういう事件がありましたよね。常任委員会でも十数回について報告いただきましたよ。その都度。私は早いこと、事件だから刑事告訴もすべきだと言ったんですけれども、なかなかできなかったですよね。結局、最終的には倒産ということになったんですけれども、その場合についても、不正受給について返還額4,500万円ほど確定したと思うんですけれども、それはどのように回収してきましたか。星川部長
のところやったんじゃないですか、所管は。
○議長(真田敦史君) 星川
福祉こども部長。
◎
福祉こども部長(星川修君) (登壇)障害福祉事業所
の介護給付費等
の不正受給に対しまして、過去には資産
の差し押さえ及び債務
の相殺を行った事例がございます。相殺
の内容でございますが、障害福祉サービス等を提供していた事業所に対し、本市が支払う給付費と事業者が不正受給し、本市に返還するべき給付費を相殺し、債権回収を行ったものでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)だから、あの事件
のときには4,500万円全部は回収できんかったですよ。倒産してしまいましたからね。だけれども、今言われたように、給付費で相殺をして、一部回収したということがあるでしょう。これ、先ほど紹介しましたけれども、この業者は連帯債務は残っているんですよ。そうでしょう、そうやけれども、86億円
の仕事をやっているんですよ。そうでしょう。やれるじゃないですか、12年間で。86億円も債務ないですよ。 だから、本当にあなた方が債権回収せなあかんと、損害金を回収せなあかんという思いやったら、普通やるんじゃないですか。だからその認識は、繰り返し言いますけれども、根底にはもう終わったと。業者もそう思っているわけですからね。そういう認識があったことが大きな問題じゃないんですか。今からやったように考えなあかんじゃないですか。 今、市民税やとか国保料も来年から税機構に滞納も移管するというているけれども、市税なんかでしたら公債権ですから、裁判までせんでもやりますけれども、全部滞納になったら税機構に送って、税機構は容赦なく差し押さえやっているじゃないですか。そうでしょう。いろんな資産なんかも差し押さえして、滞納整理をやっているでしょう。それぐらい
のことに業者は言われているわけですよ。本当やったら差し押さえするやろうといって。だから、そういう点では、私は極めて不十分だというふうに思います。 本件
の住民訴訟にかかわって、原告側
の弁護士からこういうこともありましたよね。弁護士費用を払ってくれという裁判を起こされたでしょう。1審で負けて、議会は臨時議会をやって、控訴して、やりましたよ。最終、これ、住民訴訟にかかわった原告側
の弁護士に弁護士費用として宇治市は幾ら払って決着をつけたんですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)Bランクに係る弁護士報酬につきましては、平成21年4月23日付
の最高裁判決を受けて、900万円に遅延損害金を加えた1,001万9,999円を、Aランクに係る弁護士報酬につきましては、平成22年1月14日付
の京都地方裁判所
の判決を受け、1,600万円に遅延損害金を加えた1,669万2,602円を支払っております。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)だから、これ、宇治市が住民監査請求を出されたんですよね。適切な措置をとれへんかったからということで裁判になって、争われて、最高裁までになったわけですよ。だから、住民訴訟を起こした方からその弁護士費用ということで言われて、2,700万円も支払っているわけでしょう、合計でいったら。そうですね。 私はやっぱりこうしたことについて、4億円も
の損害賠償金
の回収が12年たっても残っていると。しかも、その回収について
の宇治市
の認識という
のが、私は、本当に債権はあるので、連帯債務となっているから回収せなあかんということに立っていたかどうかという
のが非常に疑問に残るんですよ。これまで
のずっとやりとりを見たら。 今はああいう新聞でも報道されたもので、4億円どないするねんという話になっているわけですが、連帯債務があるから、ちゃんと返してもらいますというけれども、今まで
の経過があるわけですから、だから、それは並大抵にはいかないですよ。 ですから、私は市民からすれば、もう数千円
の税が滞納になっても税機構送りで、滞納処分されるということが現実に起こっているわけですよ。そうした中で、私はこの問題を未回収
のままに放置をして、時間が来れば解決するだろう、忘れてしまうやろということは絶対許されないと思うので、私は、これは行政に対する信頼
の問題でもあると思うんですね。 市長は、市長が在任中
の事件ではなかったわけですよ。臨時会やった
のも前
の市長
のときでしたよね。ですから、そういうことが残っているわけですけれども、こういう事態について、私は行政
の信頼が問われていると思うんですよね。どういうふうにお考えになっているんですか。
○議長(真田敦史君) 山本市長。
◎市長(山本正君) (登壇)談合事件による損害賠償請求案件につきましては、6月21日
の新聞報道以降、市民
の皆様及び市議会議員
の皆様には大変御心配をおかけしているところでございますが、これまで
の本市
の対応等について反省すべきところは反省し、今後
の方向性をお示しする必要があると認識いたしております。 損害賠償請求案件について
の今後
の取り組みについてでございますが、まずは、これまで
の市
の対応等について整理・検証する必要がございますので、専門家
の委員も含めた損害賠償債権管理回収検討委員会を組織し、これまで
の対応を整理し、検証作業を進めているところでございます。検討委員会において債権に係る法的な見解も整理した上で、どのような対応が可能である
のか、また、回収手法等についてもしっかりと検討し、市として方向性を決定した上で債権管理回収
の取り組みを進めてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)今、市長が思いを述べられましたけれども、やっぱりリーダーシップを発揮して、しっかりとこういうことはやっていくということが行政に対する信頼を高めていくということになると思いますので、ぜひやっていただきたい。また、機会に経過についてお聞きしたいと思いますので、よろしくお願いします。 次に、質問
の2つ目ですが、私道
の整備
の問題についてお伺いしたいと思います。 宇治市
の統計書によりますと、宇治市道
の延長は59万9,302メートル、市内
の府道は5万13メートルと、国道が4,796メートル、自動車道が1万200メートルと、これは統計書に書いてあるわけですね。総延長が66万4,311メートルと書いてありました。こうした道路以外に一般
の用に供されている道路、いわゆる私道ですね。その延長は市内
のどのくらいあるか認識されていますか。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)私道
の延長につきましては、把握ができておりません。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)私は資料もお配りをしておりますが、市内全体ではちょっとわからないんですが、近鉄線西小倉
の地図
の縮小版ですが、赤線で入っている
のが市道
の部分ですけれども、見ていただいたらわかりますが、近鉄
の小倉駅から西側ですね。住所でいいますと西浦、南浦、山際、南堀池、このあたりはほとんど赤線が入っていないと。私道なんですよね。なぜそうなった
のか。駅周辺でこれほど白地があるところって余り宇治市内でもないですよね。なぜこうなったというふうにお考えですか。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)近鉄小倉駅
の西側周辺につきましては、交通
の利便性が高いことから、京都市
のベッドタウンとして高度経済成長期
の昭和30年代後半から急速に宅地化が進みまして、現在
の住宅市街地が形成されたところでございます。こうした住宅地は、都市計画法が制定される以前
の開発で形成をされましたため、今日まで多く
の私道が存在していると認識をしているところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)ですから、この地域は60年代ですよね、そのころに開発されたわけでして、大規模開発じゃなくて、中小
の業者が開発したわけですから、道路も計画的につくられないというようなことがありまして、ほとんどが私道になっているんですよね。 ところが、近鉄
の西だけでも約2万人
の方が住んでいるんですよね、市長、御存じですよね。ですから、これ、みんなそういう、この地図でいいますと、白地
のところを通って駅に来るわけですよ。車も往来が激しいですから、道路
の損傷も著しいんですよね。以前、下水道整備が西浦は割と早くから進んだんですよね。そうした場合は、下水道管埋設に当たって路面舗装なんかをするわけですから、一定整備された時期があったんです。それがもうかなり時間がたってきましたよね。損傷も非常にひどくなってきているわけです。 市は、これをどうするかという話になったときには、市は、私有地だから、市が関与して整備は難しいと、だから補助金を出すから地元で頑張ってやってくれと。確かにこの間、補助率は5割から8割ということで、前進をしてきているんですよね。ところが、それだけではなかなかもう進まない
のが現状なんです。この地図を見てもらいましても、ちょっと細かいから見えにくいかわかりませんけれども、ところどころに市道からちょこっと入った道があるんですけれども、それは地元取り組みなんですよ。その程度なんですね。ですから、なかなか進まないと。 そんなことをいいますと、市は、市に寄附をしてくれたら宇治市道として認定をして市で整備すると言うわけですけれども、これも開発から日がたっていますから、権利関係が非常に複雑で、なかなかできないわけですよ。ですから、やっぱりこういう歴史的経過がある開発した地域ですから、市民が自由に往来をしているわけですから、行政が責任を持って整備をしていく、こういう時期に私は来ているんじゃないかなというふうに思うんですけれども、どのようにお考えですか。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)私道につきましては、あくまでも私有財産でございますので、私道
の所有者が管理するという
のがこれは基本であるというふうには考えております。 しかしながら、私道といえども、今、宮本議員御案内
のとおり、一般
の用に供している現状を踏まえまして、先ほどから議員御案内
のとおり、補助制度
の充実等々をこの間とってまいりまして、現段階では、80%まで引き上げをさせていただいております。さらに、平成21年度
の改正では、通行上危険
の高い横断側溝につきましては、補助率を90%までかさ上げをしていくというような措置もとってまいりました。 このように、これまでから私道整備事業補助金
の拡充を行いまして、私道
の整備を支援させていただいておりますが、本市といたしまして、やはり私有財産でございます私道
の整備につきまして、これ以上
の支援拡充という
のは難しいというふうに考えているところでございます。 なお、土地所有者
の方
の調査であったり、地元から
の御相談につきましては、本市といたしましても積極的に支援をしてまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)登記を見ますと、権利関係は私有財産になっているんですよ。だから、私有財産だから、市
の公費は投入できないという理屈を行政は言うんですよ。前
の神戸
の震災があったときも、あれだけ大きな被害が出たわけですけれども、家屋へ
の補償といいましたら、これは私有財産だからということで、国レベルでも論争になりましたよね。今は改善をされましたけれども、私は、道路についても、駅周辺など
の道路は私有財産だから自己責任だということは、私は今でも言えるんかどうかということなんですよ。 宇治市もそんなことを今、副市長はおっしゃるけれども、そんなにかたくなに宇治市はやってばかりではないんですよ。以前には、幹線的な道路はどうする
のやということで、生活関連道路ということで、この資料、私、ここに地図は入れていませんけれども、AとBとか書いていますね。このラインが中心、A
のラインは市長御存じですよね。駅前商店街で、もう以前はにぎやかでしたよ。ここなんかがたがたに傷んでいますよね。それからBという道路は、コミセンから山際に来る道ですよ。これも今がたがたですよ。こういう道路は4路線、生活関連道路ということで、これ、当時も民地やったんですよ。だけれども、市が制度をつくって整備したんですよ。 だから、私有財産だからだめだということではなくて、そんなことは実際にはやっていないわけやから、状況を見て、こういう状況だから、何とかできないかということで、私は検討すべき時期に来ているというふうに思うんですけれども、どうでしょうか。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)先ほど来、宮本議員から御案内いただいておりますように、近鉄小倉駅周辺、さまざまな商業施設であったり、生活関連施設などが立地しておりますことから、そこに至る道路という
のが多く
の市民
の皆様に御利用されているということは十分承知をいたしております。 先ほど来、御質問でございました生活関連道路
の指定道路整備事業、御案内
のとおり、20路線でございましたか、対応してきたという経過もございます。ただ、これも議員よく御案内
のとおり、その後、以前
の補助金とこれ等合わせて、新しい形で持ってきておりますので、それなりに経過がございまして、今現在そのままストレートという形ではないというふうに思っています。 いずれにしましても、このような不特定多数
の方が御利用いただいております道路でございましても、やはり私有財産であるということについては、これは否定はできないところでございまして、土地所有者
の方で御管理いただくということが基本だというふうに思っておりますが、しかしながら、一般的な私有財産
の管理とは異なりまして、私道
の管理には公共性を有するという側面もございますことから、本市といたしましては、これまでからも先ほど来申し上げていますように、支援制度
の見直しであったりとか補助率
の拡充を行ってきた経緯はございます。 いずれにいたしましても、将来
の私道
の管理
のあり方を考える上で、改めて近隣
の市町等における私道
の管理に関する取り組み状況なども調査をいたします中で、参考とする取り組みはないかも検討してまいりたいと考えておりますので、御理解賜りたいと存じます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)いつまでも私有財産だから行政は手をつけられないんだという
のではなくて、今おっしゃったように、幾ら私道個人
の所有であったって、多く
の市民が通行するという
のはまさに公共
の用に供されているわけですから、私は市が整備すべきだというふうに思います。私道は私有財産だからといって、通行
の制限なんかできないんですよ。私権が制限されているわけですよね。ですから、そういうところについてはやっぱり検討すべき、そういう時期に来ているというふうに思うので、ぜひ他市町村、自治体で
の取り組みなんかも先進的な例があるかもわかりませんし、調査もしていただいて、またお聞きをしますので、そのときには、副市長、私道は私有財産だからということはもう禁句で、そんな議論をしていたらもうだめなので、やっぱりどうするかということをちょっと議論を発展させていかなかったらあかんと思いますので、先ほど
の堀議員
の質問じゃありませんけれども、コピペ
の答弁はだめなので、また決算委員会やら次
の議会もありますので、検討してもらいたいと思います。 それと、補助金を引き上げたということもあります。同時に市道認定もあるんですけれども、いろいろ市道認定についても市
のほうは協力はしていただいていますけれども、なかなか住民
の皆さんが同意をとって、ここ
のところは市に寄附しますから、市道認定をやってくださいと言うても、一向に進まない事案も残っているんですよ。私はよくわからへんけれども、今、そういう地元
の取り組みで、たくさんあって、事務
の処理が大変だというぐらいに今殺到しているんですか。半年以上たってもなかなか進んでいないという事案があって、一体どうなっているんだと私は聞かれるんですけれども、どのぐらい残っているんですか。
○議長(真田敦史君) 木村副市長。
◎副市長(木村幸人君) (登壇)地域
の自治会などで
の市道認定
の取り組みにつきましては、御相談いただいてから要望書
の提出など、さまざまな段階が御案内
のとおりございますが、現在、自治会等から市道認定
の申請書
の提出がございまして、自治会等で現在も調整を具体的に進めておられます状況にあり、本市も協力して取り組みを進めております件数につきましては6件程度というふうに思っております。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)なかなか少ない職員
の体制
の中で実務をやる
のもなかなか大変だと思いますけれども、6件程度でしたら、速やかに市道認定
の手続をやっていただくというふうにお願いしておきたいと思います。 それから、私も市道認定
の中でいろいろ御相談を受けることがあるんですけれども、そうした中でこういうことがあるんですよ。 例えば、ちょうど資料がありますので、この地図
のBですね。小倉を南北に通っている道路がある、これは私道ということで市道認定されていないですね。コミセン
の前
の道から山際まであるんですね。これ、住民
の皆さんが苦労して市道認定、道路整備してほしいといったら、寄附してもらったらということがあったので、近隣
の皆さん
の同意をとって、市道認定してほしいということを市に出したわけですね。そうしたら、だんだんわかってきたんですよ。底地を調べたら、あの道路幅員は全部水路と里道なんですよ。民地かかっていないんですよ。むしろ境界確定をしたら、そのまま市道認定できるわけですよ。これ、ずぼっと山際通りまでそうやと思います。昔、水路が通っていたわけですからね。ですから、こういうことについては、市は市道認定してほしいと言いますと、まず寄附をしてもらわなあかんと、私有地であれば、だから住民
の皆さん
の同意をとってくれということを言うわけですけれども、こんな
のまさに市がお願いせなあかんことですよ。市が管理している官地ですからね。境界確定だけしたらいいわけでしょう。土地
の寄附行為は要らんわけですから。現況真っすぐ
の道路ですから。それはむしろ住民
の皆さんに市道認定
の要望書を出してくださいと市が言う
のではなくて、市が住民
の皆さんに、これは里道や水路やから、市が管理している官地だから、境界確定をさせてくださいと市がお願いせなあかん案件なんですよ、これ。 こういうことがだんだんわかってきまして、ですから、少し行政
のほうもこういった全て
の道路、私道を調査はできんと思いますよ。主要なところについては、市も積極的に市道にしていくという構えで取り組んでいただくということを、きょうは平野部長が出席しておりませんから、木村副市長が答弁していただきましたけれども、しっかりやっていただいて、そういうことができるようにぜひお願いしたいということで、お願いしておきたいと思います。 最後
の質問になりますけれども、これも昨年
の一般質問でも行いましたし、その前
の決算委員会でも質問したんですけれども、成年後見制度利用支援事業ですね。成年後見人をつけておられる方
の後見に対する報酬に対する支援をしていくということで、これは宇治市も積極的に取り組んだ事業なんです。できて10年近くなるんですけれども、いろんな矛盾が出てきたので、12月に質問をしました。当時、部長は、さき
の決算特別委員会において御指摘があったところでございますと。事業
のあり方について改めて認定要件等を検討する必要があると認識していますということで答弁があったんですけれども、これ、もう1年近くたつんですけれども、一体どうなっているんでしょうか。
○議長(真田敦史君) 藤田
健康長寿部長。
◎
健康長寿部長(藤田佳也君) (登壇)成年後見制度利用支援事業につきましては、市として積極的に取り組んできたところではございますが、制度
の開始より一定時間が経過をし、事業
のあり方を改めて検討する時期にあると認識をし、現在、制度を適用すべき対象者
の範囲設定やその認定要件等につきまして最終的な調整を行っているところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)最終的な詰めをやっているということですけれども、これ1年近くもなって、まだ詰めができていない
のは非常に残念なんですけれども、私、去年
の決算やら一般質問でも、宇治市
の制度
のどこに問題がある
のかということを指摘をさせていただいたと思うんですけれども、今見直しをしようと、最終的な詰めをしているんだということですけれども、改めてこの際お聞きしておきたいんですけれども、何が問題、何が課題というふうに思っているんですか。その点について、今、宇治市が見直そうとしている見直し
の視点がありますよね。それはどういうことを今、見直そうとしておられるんですか。
○議長(真田敦史君) 藤田
健康長寿部長。
◎
健康長寿部長(藤田佳也君) (登壇)本制度における現行
の認定基準につきましては、収入に関する要件といたしまして、生活保護基準を基本的なラインとして定めておりますが、実際
の運用におきましては、収入
の中から後見人等報酬などを負担することにより、生活保護基準を下回る、いわゆる逆転現象が生じる可能性がありまして、まずはこれを見直す形で準備調整を進めているところでございます。 また、このほか
の要件といたしまして、対象となる方が他
の世帯
の方
の被扶養者、具体的に申し上げますと、所得税・住民税
の扶養控除または医療保険
の被扶養者である場合には、この助成制度
の対象から外れるようになっておりまして、これにつきましては、運用
の実態を改めて調査をした上で、見直しを図る
のか、また、他市町村で
の扱いも比較をするなど、こうした点につきまして、調整を進めているところでございます。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)今、2つ
の視点でということでありますので、私は改めてこの際、もう一度言っておきたいと思うんですけれども、これは資料5がありますので、ごらんいただきたいんですが、助成対象
の要件についてであります。ここで、宇治市内に居住し、かつ住民基本台帳に記載されている方というふうにあるわけで、次
のいずれか、①から③に該当する方が適用できるんだということですよね。①は生活保護ということであります。②は、中国残留邦人等
の支援法による支援を受けている方ということですね。③なんですけれども、アからエまで
の全てを満たす方というふうにここに書いてあるわけですね。まず、アですが、アは所得要件なんですけれども、前年収入が次
の合計
の基準を満たしている場合ということですが、ひとり世帯では、年間94万円以下でないとだめだということなんですよね。 先ほど、部長は生活保護
の水準等を参考にしながらという話をされていましたから、そこでお聞きしたいんですけれども、生活保護を所管している
のは
福祉こども部長だと思うんですけれども、例えば70歳
の単身
の男性で、家賃4万円
の借家に住んでおられる方が、生活保護でいいますと、無収入でしたら年間1年間に支給される保護費という
のは一体どのぐらいになるんですか。
○議長(真田敦史君) 星川
福祉こども部長。
◎
福祉こども部長(星川修君) (登壇)生活保護
の基準額でございますが、年齢が70歳、単身世帯
の方
の場合、1年間
の保護費
の支給額は87万7,860円で、月額4万円
の家賃に対する住宅扶助費年額48万円を加算いたしますと、年額合計で135万7,860円となります。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)135万何がしということですから、11万円程度ですよね。家賃4万円を払ったらね。それでもぎりぎりだと思います。それが生活保護でいう最低基準なんですよ。先ほどこの制度を検討しているということですけれども、ベースは生活保護ということを言っているんですけれども、94万円といいますと、これ全然違うんですよ。94万円
の方がもし借家におったとして、4万円
の借家としたら年間48万円ですよね。94万円から48万円引くわけですよ。これ、成年後見人
の報酬は今、三、四万円しますよ。そうしたら、もう生活保護を少し下回るぐらいじゃないんですよ。全然矛盾しますでしょう。だから、そういう収入
の設定
の仕方という
のは、これは見直さなあかんと私は思いますよ。余りにも低過ぎるんですよ。 それと、アはそういうことなんですけれども、こういうことも私はどうかと思っているんですよ。イですけれども、他世帯
の方
の所得税・住民税
の扶養控除あるいは医療保険
の被扶養者となっていないこと。高齢
の男性が後見をつけなあかんということでなっていると。遠隔地に子供さんがおると。その子供さん
の健康保険
の扶養に、協会けんぽ
の扶養になっていると。なったらだめというんですよ。隣に例えば城陽に住んでいる子供さんがときどき行って親を見ていると。しょっちゅう行ったりしていると。だから市民税
のときに扶養控除をとっていると。なれば、これはだめやというんですよ。それは実際
の扶養として、最低生活を上回るような仕送りができていたらいいですよ。 ここで聞きたいんですけれども、総務部長、市民税
の扶養控除
の対象、これ、仕送り
の額によるんですか。扶養控除をとろうと思ったら、多額
の仕送りをしていないと扶養控除
の対象にならないんですか。どうですか。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)税
の扶養控除
の要件といたしましては、同居、別居にかかわらず、生計を一とする親族
のうち、合計所得金額が38万円以下
の者であることが要件となっております。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)ちょっと聞き取りに来たときに説明をしておいたんやけれども、それは部長、被扶養者が38万円以上
の話でしょう。だから、じゃなくて、私が聞いている
のは、あなたが、どこにあなたが住んでいるか知りませんけれども、宇治に住んでいると。親御さんが京都市に住んでいると。あなたが市民税
の申告をするときに、親
の扶養をしているから扶養控除をとりたいといった場合に、宇治市
の市民税はあなたが親御さんに毎月一定額
の仕送りをしてへんかったらあかん
のかと、こういうことを聞いているわけですよ。その仕送りがある
のやったら、被扶養者
の親御さんはそれで生活しているわけですから、この報酬なんかは払えますよ。そんなことは市民税決めていないでしょう。それを聞いているわけです。どうなんですか。わからへんかったらわからへん言うてもろたらええけれども。
○議長(真田敦史君) 本城総務部長。
◎総務部長(本城洋一君) (登壇)税
の扶養控除
の要件という
のを先ほど申し上げましたけれども、議員御案内
の点が当たる
のかどうか承知しておりませんので、申しわけございません。お答えできません。
○議長(真田敦史君) 宮本繁夫議員。
◆(宮本繁夫君) (登壇)私聞き取りがあったときに、そういうことを聞くよと言っておったと思うんやけれども、私がちゃんと伝えていた
のかどうかわかりませんけれども、そんなことないんですよ。常識的にね。税担当をした人もおられるからわかると思いますけれどもね。ですから、私はこういうことを助成
の条件にするという
のは、私はこの制度、府内全部がやっているわけではありませんし、やっている自治体
の要綱を見ましたけれども、そんなことをどこも決めていません。他府県でも私
の知る限りこんなことないんですよ。 ですから、こういうことではなくて、実際にやっぱり成年後見人をお願いしている方でいいますと、3万、4万かかるわけですから、なかなか少ない収入
の中
の負担という
のは大変になるわけですから、そういうことを支援していくという仕組みをつくるべきだということで、ぜひ見直していただいて、詰め
の段階ということですから、また、所管
の事業やから、所管
の常任委員会でもきちっと報告していただいて、改善されるようにぜひやっていただきたいということをお願いしておきたいと思います。 以上で質問を終わります。ありがとうございました。
○議長(真田敦史君) 以上で一般質問を終結いたします。-----------------------------------
△日程第2 諸報告
○議長(真田敦史君) 次に、日程第2、諸報告を行います。 監査委員から報告
のありました例月出納検査結果報告3件については、その写しをお手元に配付いたしておりますので、ごらんおき願います。-----------------------------------
△日程第3 議案第62
号、議案第63
号及び議案第65
号
○議長(真田敦史君) 次に、日程第3、議案第62
号、議案第63
号及び議案第65
号、以上3議案を一括して議題といたします。 委員長
の報告を求めます。文教福祉常任委員会 堀明人委員長。 文教福祉常任委員長報告
◆文教福祉常任委員長(堀明人君) (登壇)ただいま議題となりました議案第62
号「宇治市保育所条例
の一部を改正する条例を制定するについて」、議案第63
号「宇治市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例を制定するについて」及び議案第65
号「宇治市立幼稚園
の使用料等に関する条例
の一部を改正する条例を制定するについて」、以上3議案について、本委員会が令和元年9月20日に市当局から説明を受け、審査いたしました結果について御報告いたします。 3議案については討論はなく、採決
の結果、いずれも全会一致で原案
のとおり可決すべきものと決しました。 なお、質疑
の中で各委員から出されました質疑及び意見・要望
の項目につきましては、委員会審査報告書に添付いたしておりますので、ごらんおき願います。 以上で、報告を終わります。----------------------------------- 令和元年9月24日 宇治市議会議長 真田敦史様 宇治市議会 文教福祉常任委員会 委員長 堀 明人 委員会審査報告書 本委員会に付託
の議案を審査
の結果、下記
のとおり決定したから、宇治市議会会議規則第103条
の規定により報告します。 記1.議案名 議案第62
号 宇治市保育所条例
の一部を改正する条例を制定するについて 議案第63
号 宇治市特定教育・保育施設及び
特定地域型保育事業の運営に関する基準を定める条例
の一部を改正する条例を制定するについて 議案第65
号 宇治市立幼稚園
の使用料等に関する条例
の一部を改正する条例を制定するについて2.審査結果 上記3議案、原案
のとおり可決すべきものと決する。3.審査概要〔議案第62
号、議案第63
号及び議案第65
号〕(1) 質疑及び意見・要望
の項目 ◯副食費
の保護者負担軽減に係る市独自施策について ◯保育において、給食というものは当たり前
のことではないかについて ◯今まで保育料
の中に含めていた副食費を今回から外すことは、考え方として後退している
のではないかについて ◯保護者負担をさらに軽減するため
の市独自施策をしていく
のかについて ◯保育料
の高いゼロから2歳児こそ無償化を行うべきではないかについて ◯保育料
の無償化に当たって
の市
の負担はある
のかについて ◯保育料
の無償化に当たって
の国・府・市
の負担割合について ◯逆転現象解消
のため
の副食費補助に係る負担割合について ◯逆転現象は保育園でのみ起こっている
のかについて ◯国はなぜ1
号認定児と2
号認定児とで無償化
の対象となる時期に差を設けた
のかについて ◯民間幼稚園と
の償還等
の手続に係る調整について ◯認可外保育や一時預かりに関して市も担当することとなるが、しっかりと努めてほしいことについて ◯1
号認定児と2
号認定児とで無償化
の対象となる時期に差を設けた理由やその他基本的な事項について、国から
のしっかりとした説明はない
のかについて ◯「3~5歳児
の保護者
の皆様へ」という文書を市が出しているが、その文書にある副食費
の考え方は市
の考え方な
のかについて ◯なぜ今までは副食費を保育料に含めていた
のかについて ◯保育
の実態は変わらないのに副食費
の考え方が変わった理由について ◯公平性
の観点からも、ゼロから2歳児と3から5歳児とで差を設けていることは問題がある
のではないかについて ◯民間保育園
の副食費について調査を行った
のかについて ◯全て
の保育施設において3から5歳児
の副食費は4,500円な
のかについて ◯副食費
の4,500円という金額について、民間保育園それぞれが相談して決めた
のかについて ◯副食費4,500円
の学校給食と
の整合性について ◯公立保育園で
の主食費について ◯公立保育園で
の主食費と副食費
の合計額について ◯学校給食における主食費について ◯保育園及び小学校において、アレルギーが理由で弁当やおやつを持参している子供数について ◯保護者負担について、10月以降も市が考えるべき課題があると認識しているかについて ◯国から
の公定価格に関する通知について ◯民間幼稚園
の保育料について ◯民間幼稚園は幼稚園によって保育料
の高低があるが、全て
の幼稚園で保育料が無償化される
のかについて-----------------------------------
○議長(真田敦史君) これより委員長報告に対する質疑を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて質疑を終結いたします。
○議長(真田敦史君) これより討論を行います。 (「なし」と呼ぶ者あり) これにて討論を終結いたします。
○議長(真田敦史君) これより議案第62
号、議案第63
号及び議案第65
号、以上3議案を一括して採決いたします。 3議案に対する委員長
の報告は原案
のとおり可決すべきものであります。 3議案は委員長報告
のとおり決するに御異議ありませんか。 (「異議なし」と呼ぶ者あり) 御異議なしと認めます。 よって、議案第62
号、議案第63
号及び議案第65
号、以上3議案は原案
のとおり可決されました。-----------------------------------
○議長(真田敦史君) 以上で本日
の日程は全て終了いたしました。 本日はこれにて散会いたします。 午後4時06分 散会 地方自治法第123条第2項
の規定により、ここに署名する。 宇治市議会議長 真田敦史 宇治市議会副議長 渡辺俊三 宇治市議会議員 西川康史 宇治市議会議員 鈴木崇義...