舞鶴市議会 > 2020-11-26 >
11月26日-01号

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  1. 舞鶴市議会 2020-11-26
    11月26日-01号


    取得元: 舞鶴市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-25
    令和 2年 12月 定例会---------------------------------------          令和2年舞鶴市議会12月定例会会議録(1)             令和2年11月26日(木曜日)---------------------------------------◯出席議員(26人)     石束悦子議員   伊田悦子議員   伊藤清美議員     今西克己議員   上野修身議員   上羽和幸議員     尾関善之議員   鴨田秋津議員   川口孝文議員     肝付隆治議員   小杉悦子議員   小谷繁雄議員     小西洋一議員   杉島久敏議員   鯛 慶一議員     高橋秀策議員   谷川眞司議員   田畑篤子議員     田村優樹議員   仲井玲子議員   西村正之議員     野瀬貴則議員   眞下隆史議員   松田弘幸議員     水嶋一明議員   山本治兵衛議員◯欠席議員(なし)◯説明のため出席した者の職氏名     市長         多々見良三  副市長        堤  茂     副市長        山口寛士   教育長        奥水孝志     監査委員       瀬野淳郎   市長公室長      川端常太     政策推進部長     有吉央顕   総務部長       岡野昌和     市民文化環境部長   藤崎浩志   福祉部長       藤澤 努     健康・子ども部長   田中 昭   産業振興部長     小谷裕司     建設部長       矢谷明也   消防長        今儀浩一     市民病院管理部長   入江秀人   上下水道部長     池田秀男     教育振興部長     濱野 滋   教育委員会指導理事  秋原栄人◯職務のため出席した事務局職員の職氏名     事務局長       櫻井晃人   総務課長       樋口佐由理     総務課議事係長    森野悦子   総務課調査係長    谷田幸雄     総務課調査係主査   高田健二   業務支援職員     北 貴子      -----------------------------     午前9時58分 開会 ○議長(上羽和幸) 皆さん、おはようございます。 ただいまから、令和2年舞鶴市議会12月定例会を開会し、直ちに本日の会議を開きます。      ----------------------------- △日程第1 諸報告 ○議長(上羽和幸) 日程に入ります。日程第1、諸報告をいたします。 市長から、議会の委任による専決処分について、また監査委員から例月現金出納検査の結果、行政監査の結果に関する報告及び措置状況並びに財政援助団体等監査の結果に関する報告及び措置状況についてそれぞれ報告があり、その写しをお手元に配付いたしておりますので、御覧おき願います。 次に、議案の説明のための出席要求については、関係当局へそれぞれ要求し、その写しをお手元に配付いたしておりますので、御覧おき願います。      ----------------------------- △日程第2 会議録署名議員の指名 ○議長(上羽和幸) 次に、日程第2、会議録署名議員の指名を行います。 会議録署名議員は、舞鶴市議会会議規則第88条の規定により、私から杉島久敏議員小谷繁雄議員を指名いたします。      ----------------------------- △日程第3 会期の決定 ○議長(上羽和幸) 次に、日程第3、会期の決定を議題といたします。 お諮りいたします。 今期定例会の会期は、本日から12月28日までの33日間といたしたいと思います。御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(上羽和幸) 異議なしと認め、そのように決します。      ----------------------------- △日程第4 特別委員会の中間報告 ○議長(上羽和幸) 次に、日程第4、特別委員会の中間報告を議題といたします。 まず、議会活性化特別委員会副委員長から報告を求めます。 鯛副委員長。     〔鯛 慶一・議会活性化特別委員会副委員長 登壇〕 ◆議会活性化特別委員会副委員長(鯛慶一) それでは、議会活性化特別委員会の中間報告をさせていただきます。 本委員会は、議会の活性化に関する調査・研究を行うために設置しております。議員間の議論の機会として、多くの会議を開催し、取組の検討や検証などを行ってまいりました。 本年の主な取組を、議会基本条例の理念として掲げる3つの基本目標に沿って説明させていただきます。 まず、市民に開かれた議会の実現に向けた取組としましては、新たに市議会の公式フェイスブックを開設したほか、ホームページを軸としたクロスメディアによる情報発信などを行い、ホームページのアクセス数や映像配信の視聴者数が増加しております。 次に、議会機能の充実の実現に向けた取組としましては、総合計画を点検評価し、よりよい取組に向けた意見を提出したほか、議会アドバイザーや議員研修会などを通じて、議会の政策形成に係る機能の強化に努めたところであります。 そして、効率的・効果的な議会運営の実現に向けた取組としましては、防災訓練を通じて新たに対応マニュアルを作成したほか、オンライン会議や委員会の映像配信などについて、作業部会を設置して集中的に議論し、その答申を受けて方向性を決定したところであります。 また、本年は、議会基本条例とそれに基づく活動の具体的な取組を定めた実行計画の検証を行い、理念と取組の整合性に問題ないものとの評価をした一方、取組の多様性や活動量については、充実させる余地があるものと考えております。 個別の取組に関する課題や未実施、未検討の取組については、今後、着実に議論していくこととしております。 以上で、議会活性化特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(上羽和幸) 次に、原子力防災・安全等特別委員会委員長から報告を求めます。 眞下委員長。     〔眞下隆史・原子力防災・安全等特別委員会委員長 登壇〕 ◆原子力防災・安全等特別委員会委員長(眞下隆史) それでは、原子力防災・安全等特別委員会の活動等について御報告をいたします。 本特別委員会は、平成30年12月14日に関西電力高浜発電所等に係る原子力防災及び安全性についての調査、研究及び審査を行うため設置されたもので、令和元年11月28日からこれまでの活動の概要を御報告する次第であります。 活動の内容としましては、委員会を計4回開催しております。 まず、令和2年1月22日の委員会では、1年間の活動計画について協議し、引き続き、高浜発電所等に係る原子力防災及び安全性について調査・研究を行うことなど、4つの今期の重点項目を決定いたしました。 この重点項目を踏まえた対応としまして、京都府の緊急時迅速放射能影響予測システム「SPEEDI」に係る勉強会を実施し、また8月24日の委員会では、高浜発電所の安全性向上対策工事の実施状況について参考人招致を行い、関西電力株式会社高浜発電所所長をはじめとした2名の参考人から説明を受けました。 また、12月には高浜発電所1、2号機の安全対策への取組等を視察することを決定しております。 その他、適宜、関係機関から報告や説明を受けるなど、原子力防災・安全等に係る動向を注視してまいりました。 以上が、これまでの本委員会の活動の概要ではありますが、市民の皆様方の安全・安心の確保に向けて、今後も引き続き、原子力防災及び安全性について、視察等の実施により、調査、研究及び審査を行うことが必要であることを委員会で確認したことを申し添えまして、原子力防災・安全等特別委員会の中間報告といたします。 ○議長(上羽和幸) 次に、市内造船事業に関する調査特別委員会委員長から報告を求めます。 上野委員長。     〔上野修身・市内造船事業に関する調査特別委員会委員長 登壇〕 ◆市内造船事業に関する調査特別委員会委員長(上野修身) それでは、市内造船事業に関する調査特別委員会の中間報告をさせていただきます。 本委員会は、ジャパン マリンユナイテッド株式会社舞鶴事業所新造商船事業からの撤退の意向を契機に、市内事業所の造船事業に関する調査・研究等を行うため、本年2月25日に設置いたしました。 活動の内容としましては、執行機関から、随時、状況の報告を願ったほか、舞鶴事業所の管理部長に参考人としてお越しいただき、直接お話も伺ったところであります。 市内事業所への直接の調査や国に対する要望活動等も想定しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響もあり、状況把握を中心とした活動となりました。 今後も、引き続き、舞鶴事業所の雇用や跡地利用の状況等を注視しつつ、議会として必要な取組を検討していくことといたしております。 以上で、市内造船事業に関する調査特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(上羽和幸) 最後に、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長から報告を求めます。 今西委員長。     〔今西克己・新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長 登壇〕 ◆新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長(今西克己) それでは、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会の中間報告をさせていただきます。 本委員会は、新型コロナウイルス感染症の拡大を受け、その調査・研究を行うため、本年4月30日に設置いたしました。 活動の内容といたしましては、執行機関からの報告や各委員の調査等により、随時状況を把握していることに加えまして、市民の皆様からお寄せいただきました御意見を基に、京都府と市に対する緊急要望を取りまとめたところであります。コロナ禍で、市民の皆様から直接お話を伺うことが困難な中、ホームページを通じて、短期間に46件と多くの御意見をお寄せいただきました。また、それらを基にした要望項目のうち、約7割が実現するなど、しっかりと反映させることができたものと考えております。 このほか、国に対する意見書の取りまとめも行い、本市議会としては、合計4件の意見書を提出いたしました。 今後も、引き続き、正確な情報の把握に努め、議会として必要な取組を検討していくこととしております。 以上で、新型コロナウイルス感染症対策特別委員会の中間報告を終わります。 ○議長(上羽和幸) 以上で、特別委員会の中間報告を終わります。 なお、これら4つの特別委員会につきましては、今後も継続して活動していただきますので、御了承を願います。      ----------------------------- △日程第5 市議委第2号及び市議委第3号
    ○議長(上羽和幸) 次に、日程第5、市議委第2号及び市議委第3号の2件を一括議題といたします。 市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定について及び市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定についての提出者から提案理由の説明を求めます。 松田議会運営委員会委員長。     〔松田弘幸・議会運営委員会委員長 登壇〕 ◆議会運営委員会委員長(松田弘幸) ただいま上程されました市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定及び市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして御説明申し上げます。 初めに、市議委第2号につきましては、新型コロナウイルス感染症対策などへの財源充当を目的に、令和2年度の政務活動費を返還するに当たり、公職選挙法第199条の2における寄附行為への抵触を避けるため、所要の改正を行うものであります。 次に、市議委第3号につきましては、国家公務員における給与改定に準じ、本市議会議員に支給する期末手当の支給率を令和2年度分から改める等、所要の改正を行うものであります。 御賛同賜りますよう、よろしくお願いいたします。 ○議長(上羽和幸) これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。     (発言する者なし) ○議長(上羽和幸) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 お諮りいたします。 本件については、委員会付託を省略いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(上羽和幸) 異議なしと認め、これより市議委第2号及び市議委第3号の討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 まず、鴨田秋津議員に発言を許します。 鴨田秋津議員。     〔鴨田秋津議員 登壇〕(拍手) ◆鴨田秋津議員 失礼いたします。会派に所属しない議員の鴨田秋津でございます。 ただいま議題となっております市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定について及び市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定について、賛成の立場で討論いたします。 舞鶴市議会では、新型コロナウイルス感染症に関する対応として、感染症対策に係る特別委員会を設置し、市民の皆様の御意見や要望をお聞きしながら、それらの内容を反映させた支援強化策などを求める緊急要望を府や市に提出、国に対しては、複数回にわたって意見書を提出するなど、取組を進めてきたところであります。 そして、このたび新型コロナウイルス感染症対策への財源として活用していただくことを目的として、政務活動費及び議会費の一部を返還することを決定いたしました。 第3波が鮮明となっている今、できないルールを嘆くよりも、緊迫する状況に即してできるように変えていく柔軟さが政治には必要であり、年度の途中で返還することができない現行のルールを特例として今年度中に返還できるよう、条例の一部を改正するものです。 次に、市議委第3号についてですが、これまでにも本市議会では、議員に支給する議員報酬及び費用弁償等に関する支給率を改める条例の一部改正がなされてきております。このたびの改正についても、人事院勧告による国家公務員における給与改定に準じたものであり、国の動向や社会情勢に応じた条例改正が示されたものと理解しております。 よって、市議委第2号並びに市議委第3号に賛成し、討論を終わります。 ○議長(上羽和幸) 次に、川口孝文議員に発言を許します。 川口孝文議員。     〔川口孝文議員 登壇〕(拍手) ◆川口孝文議員 失礼いたします。創政クラブ議員団の川口孝文でございます。 創政クラブ議員団を代表して、今定例会に上程されました市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例及び市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例に対しまして、賛成の立場を明確にし、若干の意見を交え、討論を行います。 まず、市議委第2号について申し述べます。 本市議会では、新型コロナウイルス感染症対策などへの財源充当を目的に、交付を受けた令和2年度の政務活動費のうち、緊急事態宣言下での視察の中止等により執行を見送ったものなど、残余となる見込みの額を返還することを議員総意で決定いたしました。 新型コロナウイルス感染症に関しては、近々にもワクチン接種が始まる可能性が出てくるなど、光明も見え始めてはいますが、国内外共に厳しい状況が続いていることは否めません。新型コロナウイルス感染症対策の緊急性・重要性は衆目の一致するところであります。しかしながら、政務活動費の返還について定められた現行条例では、年度末での返還とならざるを得ません。 市議委第2号は、返還される政務活動費が新型コロナウイルス感染症対策などへの財源として早期に充当できるよう、政務活動費の年度途中での返還ができるように、必要となる条例改正を行うものであり、時期に即した措置と思量し、賛成いたします。 次に、市議委第3号について申し述べます。 市議委第3号は、本市議会議員に支給される期末手当の支給率を、人事院勧告に基づく国家公務員の給与改定に準拠し改定するため、必要となる条例改正を行うものであり、必要な措置と思量し、賛成いたします。 以上、市議委第2号及び市議委第3号に賛成いたしまして、討論を終わります。 ○議長(上羽和幸) 次に、水嶋一明議員に発言を許します。 水嶋一明議員。     〔水嶋一明議員 登壇〕(拍手) ◆水嶋一明議員 失礼いたします。新政クラブ議員団の水嶋一明です。 ただいま議題となっております市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例制定及び市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例制定につきまして、新政クラブ議員団を代表し、賛成の立場を明確にして討論を行います。 まず、市議委第2号につきましては、新型コロナウイルス感染症が世界中を席巻する中、我が国においても医療従事者等関係機関の皆様の懸命な治療や、収束に向けて懸命の取組が行われていますが、いまだ収束の気配はなく、第3波によるさらなる拡散・拡大が懸念されているところであります。 そのような中、国や都道府県においては、感染症拡散防止対策や経済対策等の対策が進められています。また、本市では、今定例会に新型コロナウイルス感染症対策関連補正分として、補正額3,155万円が計上されているところであります。 限られた財源の中、その対策に要する財源の確保が大きな課題でありますが、令和2年度の政務活動費を返還するに当たり、新型コロナウイルス感染症対策への財源へ充当できるようにする条例改正であり、収束に向けての取組の財源となることは大変意義のあることであり、賛成いたします。 次に、市議委第3号につきましては、従来、本市議会議員の報酬は国家公務員の給与改定に応じて改定されてきており、今回の改定は、それに準じて時宜を得た適切な措置であり、賛成いたします。 以上で、討論を終わります。(拍手) ○議長(上羽和幸) 次に、杉島久敏議員に発言を許します。 杉島久敏議員。     〔杉島久敏議員 登壇〕(拍手) ◆杉島久敏議員 失礼します。公明党議員団の杉島久敏でございます。 議員団を代表して、市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例及び市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例について、賛成の立場で若干の意見を申し述べ、討論いたします。 舞鶴市議会においては、これまで人事院勧告による国家公務員の給与改定の結果を尊重し、議員の期末手当支給率の増減に関する改定を行っております。 本年においては、新型コロナウイルス感染拡大により、社会生活や経済活動における大きな変化を余儀なくされましたことなどから、民間企業の業績にも少なからず影響を及ぼしています。それに伴い、民間の給与水準においても厳しい状況となっておりますことから、このたびの人事院勧告については、景気の動向に沿う形で民間との給与水準の格差を均衡させるために行われたものであると理解し、賛成討論といたします。(拍手) ○議長(上羽和幸) 最後に、小杉悦子議員に発言を許します。 小杉悦子議員。     〔小杉悦子議員 登壇〕(拍手) ◆小杉悦子議員 日本共産党議員団の小杉悦子です。 私は、市議委第2号、舞鶴市議会における会派に対する政務活動費の交付に関する条例の一部を改正する条例、市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の2議案に賛成の立場で討論いたします。 まず、第2号の政務活動費の交付に関する条例の一部改正ですが、令和2年度における政務活動費の返還の特例を加えるものです。 新型コロナウイルス感染症の猛威はいまだ収まらず、第3波とも言われる感染拡大が日本を含め、全世界で蔓延しています。感染経路が不明な市中感染の割合も高いこと、これまでのようにポイントを絞って対応していくことの困難さも表れています。 本市においては、全庁を挙げて対策を進めていただいており、5例目が確認され、その後に続く報告はありませんが、市民一人一人の暮らしぶりは極めて緊張度の高いものになっています。今後も感染対策に万全を尽くしていただくようお願いするものです。 このような中で、今年度は新型コロナウイルス感染症の拡大で、年度当初の会派議員の活動に様々な配慮が必要な年となり、今後もまだ当分の間、続くものと考えます。今回の条例改正は、このような特別の事情が生じたことによる措置です。 令和元年度の政務活動費総額約536万円のうち実績で使途は、調査研究費、主には旅費ですが59.5%、広報・広聴費が23%、要請・陳情活動が2.7%、研修費が3%となっています。新型コロナウイルス感染症の影響を受けやすい会派議員の活動内容が実施できない状況に、年度末を迎えなくても判明していることから、返還の特例は可とするものです。 本来、本条例第9条に明記してあるように、政務活動費の交付を受けた会派の代表者は、該当年度において交付を受けた政務活動費の総額から、当該会派の当該年度における政務活動費による支出の総額を控除して、残余がある場合は当該残余の額に相当する額の政務活動費を返還しなければならないと規定していますので、残余があれば返還しているところです。 政務活動費をめぐる市民の関心は高く、本市議会は1円から領収書の添付など、透明性を確保し、その内訳を公開してきました。今後も議員・会派の調査研究、その他の活動に資するための必要な経費の一部としての適正な予算の確保をしていただき、より一層市民の皆さんに信頼される会派活動を充実させていきたいと考えております。 次に、市議委第3号、舞鶴市議会議員の議員報酬及び費用弁償等に係る条例の一部改正ですが、12月定例会では人事院勧告による期末手当の変更が通常あり、本市議会ではその勧告に基づき、本条例の改正を進めてきました。 提案理由のところに、国家公務員における給与改定に準じとなっていますが、人事院勧告が本条例を縛るものではなく、この議場におられる議員各位が地域の経済状況など、様々な要因を総合的に判断して議会自らが決めるものです。毎回この意見をこの議場で申し上げているところです。 今回の人事院勧告は、期末手当の年間0.05月引下げですので、賛成をいたします。 以上で、賛成討論を終わります。(拍手) ○議長(上羽和幸) 以上で討論を終結いたします。 これより、市議委第2号及び市議委第3号の2件を採決いたします。 採決は、押しボタン式投票をもって行います。 ただいまの出席議員数は25人です。 本件を原案のとおり可決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は緑のボタンを押してください。     〔投票〕 ○議長(上羽和幸) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(上羽和幸) 押し忘れなしと認めます。投票を終了いたします。 投票総数25票。 これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち、賛成25票、反対0票。 以上のとおり、賛成全員であります。 よって、市議委第2号及び市議委第3号は、原案のとおり可決されました。      -----------------------------賛成   石束悦子議員   伊田悦子議員   伊藤清美議員   今西克己議員   上野修身議員   尾関善之議員   鴨田秋津議員   川口孝文議員   肝付隆治議員   小杉悦子議員   小谷繁雄議員   小西洋一議員   杉島久敏議員   鯛 慶一議員   高橋秀策議員   谷川眞司議員   田畑篤子議員   田村優樹議員   仲井玲子議員   西村正之議員   野瀬貴則議員   眞下隆史議員   松田弘幸議員   水嶋一明議員   山本治兵衛議員                           以上25名      ----------------------------- ○議長(上羽和幸) この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。 そのまましばらくお待ちください。     午前10時33分 休憩      -----------------------------     午前10時35分 再開 ○副議長(鯛慶一) 休憩前に引き続き、会議を行います。      ----------------------------- △追加日程 議長の辞職 ○副議長(鯛慶一) お諮りいたします。 上羽和幸議長から、議長の辞職願が提出されました。 この際、議長の辞職を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○副議長(鯛慶一) 異議なしと認め、議長の辞職を日程に追加し、議題といたします。 お諮りいたします。 上羽和幸議長の議長辞職を許可することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○副議長(鯛慶一) 異議なしと認め、上羽和幸議長の議長辞職を許可することに決しました。      ----------------------------- △追加日程 議長の選挙 ○副議長(鯛慶一) ただいま議長が欠員となっております。 お諮りいたします。 この際、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○副議長(鯛慶一) 異議なしと認め、議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 選挙は、投票により行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○副議長(鯛慶一) ただいまの出席議員数は26人です。 投票用紙を配付させます。     〔投票用紙配付〕 ○副議長(鯛慶一) 投票用紙の配付漏れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○副議長(鯛慶一) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○副議長(鯛慶一) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。投票は、単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて、順次、投票願います。 職員に点呼を命じます。 樋口議会事務局総務課長。 ◎事務局総務課長(樋口佐由理) 失礼いたします。それでは、点呼いたします。 鴨田議員、仲井議員、伊藤議員、西村議員、田村議員、山本議員、尾関議員、高橋議員、谷川議員、小杉議員、水嶋議員、今西議員、伊田議員、石束議員、肝付議員、川口議員、小西議員、野瀬議員、田畑議員、眞下議員、杉島議員、松田議員、小谷議員、上野議員、上羽議員、鯛副議長。     〔投票〕 ○副議長(鯛慶一) 投票漏れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○副議長(鯛慶一) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場閉鎖を解く〕 ○副議長(鯛慶一) 開票を行います。 舞鶴市議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に伊藤清美議員石束悦子議員を指名いたします。 よって、両議員の立会いを願います。     〔開票〕 ○副議長(鯛慶一) 選挙結果の報告をいたします。 投票総数26票。 これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち、有効投票19票、無効投票7票。 有効投票中、山本治兵衛議員19票。 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は、5票であります。 よって、山本治兵衛議員が議長に当選されました。 ただいま議長に当選されました山本議員が議場におられますので、本席から、舞鶴市議会会議規則第32条第2項の規定により、告知をいたします。 この際、山本議長から挨拶を受けることにいたします。     〔山本治兵衛議長 議席前面に立つ〕 ○議長(山本治兵衛) マスク着用のまま失礼をいたします。 ただいま、皆様方の御推挙を賜りまして、伝統と歴史のある舞鶴市議会の第66代議長に就任させていただくこととなりました山本治兵衛でございます。就任に当たりまして、挨拶と御推挙を賜りました御礼を申し上げます。 まずもって、2年間の重責を務めていただきました上羽和幸議長におかれましては、新型コロナウイルス感染症など様々な困難にありながらも、議会の対応や運営に努めていただきましたこと、この場をお借りしまして御礼と敬意を申し上げます。 さて、私は32歳という浅学非才に加えまして、若輩でありながら、平成18年12月からこの舞鶴市議会に入らせていただきました。以来、議会や議員の活動を積ませていただくこととなるのでありますが、私一人で活動が続けられたわけではございません。今は鬼籍に入られました方も多くいらっしゃいますが、御指導をいただきました議会の先人や先達の方々、会派のみならず、会派を超えての先輩議員方々から多くの御意見をいただきましたことによりまして、道を踏み外すことなく、今日まで経験を積ませていただきました。また、多々見市長をはじめといたします市理事者や関係部署の皆様方から御理解と御協力をいただきましたことによりまして、議会人としての実績を積ませていただきました。何より、若輩の私を四たび議会へと送り出していただきました後援会の皆様方を中心に、舞鶴市民の皆様方に対しまして、改めまして心から感謝を申し上げる次第であります。誠にありがとうございました。 これより私個人の事情は一旦さておきまして、議員の皆様方に改めましてお約束を申し上げます。 一つに、常に中立公平な立場で議会の議論を整理し、活性化させ、行政と対等で緊張感のある二元代表制を具現化する議決機関、議事機関として運営をしてまいります。 二つに、議会活性化の取組を後戻りさせることなく議論を継続し、さらに市民福祉の向上を果たせるよう、目的意識をはっきりさせた議論を進めてまいります。 三つに、これまでの京都府域連携を深めるとともに、新たな地方議会団体への積極的な関与を促す議長の活動を進めていき、舞鶴市議会が地方議会をリードするよう、議長の公務に務めてまいります。 四つに、第21期を迎えるに当たりまして、議員定数と議員報酬の議論につきましては、全議員の意見はもとより、様々な研究や意見を参考としながら、責任ある結論を導き、次の世代へとつないでまいります。 以上、改めまして、議長として所信を申し上げるところでありますが、今後とも各議員の御理解と御協力をお願い申し上げる次第であります。 結びに当たり、舞鶴市と舞鶴市議会がますますの発展を遂げますこと、御参集の皆様方の御健勝、加えまして、何より舞鶴市民の皆様方の御多幸を祈念いたしまして、就任に当たりましての挨拶と御礼に代えます。 このたびは誠にありがとうございました。(拍手) ○副議長(鯛慶一) この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。 しばらくお待ちください。     午前10時51分 休憩      -----------------------------     午前10時52分 再開 ○議長(山本治兵衛) 休憩前に引き続き、会議を行います。      ----------------------------- △追加日程 副議長の辞職 ○議長(山本治兵衛) お諮りいたします。 鯛慶一副議長から、副議長の辞職願が提出されました。 この際、副議長の辞職を日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、副議長の辞職を日程に追加し、議題といたします。 お諮りいたします。 鯛慶一副議長の副議長辞職を許可することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、鯛慶一副議長の副議長辞職を許可することに決しました。      ----------------------------- △追加日程 副議長の選挙 ○議長(山本治兵衛) ただいま副議長が欠員となっております。 お諮りいたします。 この際、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行いたいと思います。これに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 選挙は、投票により行います。 議場の閉鎖を命じます。     〔議場閉鎖〕 ○議長(山本治兵衛) ただいまの出席議員数は26人です。 投票用紙を配付させます。     〔投票用紙配付〕 ○議長(山本治兵衛) 投票用紙の配付漏れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。     〔投票箱点検〕 ○議長(山本治兵衛) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。投票は、単記無記名であります。投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて、順次、投票願います。 職員に点呼を命じます。 樋口議会事務局総務課長。 ◎事務局総務課長(樋口佐由理) 失礼いたします。それでは、点呼いたします。 鴨田議員、仲井議員、伊藤議員、西村議員、田村議員、尾関議員、高橋議員、谷川議員、小杉議員、水嶋議員、今西議員、伊田議員、石束議員、肝付議員、川口議員、小西議員、野瀬議員、田畑議員、眞下議員、杉島議員、松田議員、小谷議員、鯛議員、上野議員、上羽議員、山本議長。     〔投票〕 ○議長(山本治兵衛) 投票漏れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。     〔議場閉鎖を解く〕 ○議長(山本治兵衛) 開票を行います。 舞鶴市議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に伊藤清美議員石束悦子議員を指名いたします。 よって、両議員の立会いを願います。     〔開票〕 ○議長(山本治兵衛) 選挙の結果の報告をいたします。 投票総数26票。 これは、先ほどの出席議員数に符合いたしております。 そのうち、有効投票25票、無効投票1票。 有効投票中、今西克己議員19票、伊田悦子議員6票。 以上のとおりであります。 この選挙の法定得票数は、7票であります。 よって、今西克己議員が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました今西議員が議場におられますので、本席から、舞鶴市議会会議規則第32条第2項の規定により、告知をいたします。 この際、今西副議長から挨拶を受けることにいたします。     〔今西克己副議長 議席前面に立つ〕 ◆副議長(今西克己) 失礼いたします。今西克己でございます。 ただいま、議員皆様から副議長という大役を仰せつかり、その職責の重さに身の引き締まる思いをしているところでございます。 まずもって、前任の上羽議長、鯛副議長様、本当に市議会の運営に多大なる御尽力をいただきました。心から御礼を申し上げます。ありがとうございました。 さて、舞鶴市議会では、平成30年10月に舞鶴市議会基本条例に基づき、市議会に議会活性化特別委員会を設けて、その活性化に向けて、現在、鋭意取り組んでいるところでございます。 先ほど議長に御就任されました山本議長は、議決機関としての役割、議会活性化を引き続き進めていくなど、4点の方向性をお示しされました。私も新たな山本議長の下、議長をしっかりとお支えする中で、その歩みを止めることなく、議会の果たすべき役割をしっかりと進めてまいりたい、このように思っております。 甚だ未熟者ではございますが、精いっぱい取り組んでまいりますので、どうかよろしくお願い申し上げます。 甚だ簡単で意を尽くしませんが、副議長就任に当たり、挨拶に代えさせていただきます。 どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(山本治兵衛) この際、上羽和幸前議長、鯛慶一前副議長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。     〔前議長 上羽和幸議員、前副議長 鯛慶一議員 議席前面に立つ〕 ◆上羽和幸議員 失礼いたします。貴重なお時間を頂戴いたしまして、議長退任に当たりましての挨拶をさせていただきます。 舞鶴市議会の20期におきまして、平成30年12月から2年間、舞鶴市議会議長として務めを全うすることができました。これはひとえに議員各位の御理解と御支援をいただきましたこと、また多々見市長はじめ理事者の皆様の御協力、そして議会事務局に支えていただいたたまものであると存じております。心から御礼を申し上げたいと存じます。 振り返りますと、昨年、平成31年4月には、第7次舞鶴市総合計画が策定されました。地方自治体は人口減少や少子高齢化をはじめ、大変厳しい環境に置かれておりますが、本市はその課題を受け止めた上で、地方創生に向け取り組まれたところであり、舞鶴市議会においても、第7次舞鶴市総合計画に関する審査特別委員会を立ち上げて精査を行い、行政と両輪で歩みを進めてきたところでございます。 令和2年、本年にあっては、JMU商船部門の撤退や新型コロナウイルス感染症など大きな課題に見舞われておりますが、議会では2つの特別委員会の設置など、行政と力を合わせ、この環境を乗り越えるために懸命に努力をしているところでございます。 また、舞鶴市議会のこの20期は、議会基本条例が制定されての初めての議会であり、議会活性化特別委員会を設置した上で本格的な議会改革に取り組んだ年でございました。ワークショップ形式による市民との意見交換、ICTクラウドを活用したペーパーレス、SNSを活用した情報発信などをはじめ、議会基本条例や私の所信表明も検証していただいたところであり、この2年間、舞鶴市議会として大きく前進できたものと確信をいたしております。改めて、議員各位の御努力に敬意を表するとともに、御礼を申し上げたいと存じます。 今後は、議長という役割は終えましたが、一議員として議会の活性化とともに、市民福祉の向上に一層邁進してまいる決意でございます。 結びに当たりまして、多々見市長を先頭に、舞鶴市行政のますますの御発展、そして舞鶴市議会が新議長と副議長を中心に協調され、さらに一層市民から信頼される議会となりますよう御祈念を申し上げ、退任に当たっての御礼の挨拶とさせていただきます。 誠にありがとうございました。(拍手) ◆鯛慶一議員 失礼いたします。先ほど皆さんの許可をいただきまして辞任いたしました鯛慶一でございます。 ちょうど1年前に、この副議長という職に就かせていただきまして、この1年間、上羽議長の下、活動させていただいておりました。皆さんも御存じのとおり、昨年12月、そして今年度1月までは通常の副議長の職ということでありましたが、この2月からは新型コロナウイルス感染症対策において、本当に対外的な公務というのはほぼ皆無の状態でありました。 しかしながら、今までの副議長が経験されたことは、私、副議長として経験できなかった部分もありますが、この新型コロナウイルス感染症に対する対応、そして議会活性化というこの本当に舞鶴市議会の柱であるところに関しましてしっかりと力を出したこと、これは本当に今までの副議長では経験できなかったことを経験させていただいたというふうに思っております。 新たに就任されました山本議長、そして今西副議長、これからもこの舞鶴市議会をしっかりと支えていただき、本日からは普通の一般の議員になりますが、今まで経験したこのことをしっかりとまた身につけ、そしてこの舞鶴市議会の発展に力を注ぎたいと思います。本当に本日までお世話になりました。 多々見市長をはじめとする理事者の皆さん、そして事務局の皆さん、そして議員の皆さん、本当にありがとうございました。お世話になりました。(拍手) ○議長(山本治兵衛) 多々見市長から御挨拶を受けることにいたします。     〔多々見良三市長 登壇〕 ◎市長(多々見良三) 一言お礼の御挨拶を申し上げます。 本日、上羽議長、鯛副議長におかれましては、それぞれの職を退任されることとなりました。上羽議長には、平成30年12月から2年にわたり、また、鯛副議長にはこの1年間、市政の推進に多大な御尽力を賜りましたことに対しまして、心から感謝申し上げます。 上羽議長におかれましては、本市議会の代表者として、豊富な経験と識見の下、円滑な議会の運営はもとより、国や京都府など関係機関への要望活動を熱心に実施いただくなど、港湾・道路等都市基盤の充実をはじめとする本市の重点施策の推進に御尽力いただきました。 また、鯛副議長には、上羽議長を補佐し、数多くの式典や行事等への参加、視察対応などに御尽力されるとともに、広報会議委員長として多様な媒体を活用した情報発信に努められ、市民に開かれた議会を目指した取組を進められたところであります。 振り返りますと、昨年4月に市政運営の最上位計画に位置づける第7次舞鶴市総合計画がスタートする中、まちの将来像として掲げる「心が通う便利で豊かな田舎暮らし」の実現に向けた基本計画である舞鶴版Society5.0 for SDGsが高い評価を受け、昨年7月には、国のSDGs未来都市に、さらには全国のモデルとなり得る10自治体に与えられるSDGsモデル事業に選定されたところであります。 また、本年は新型コロナウイルス感染症というかつて経験したことのない感染症災害に見舞われる中、真に困っている市民や事業者の皆様に一刻も早く支援が届けられるよう、感染拡大防止と地域経済振興の両面で、市を挙げて迅速な支援策を講じてまいりました。 こうした施策の推進に当たりましては、上羽議長、鯛副議長はじめ市議会の皆様の多大な御支援、御協力を賜ったところであり、改めましてその御尽力に深く敬意を表する次第であります。 市といたしましては、新型コロナウイルスをはじめとする感染症に打ちかち乗り越える、ビヨンドコロナ社会の実現に向け、心が通う便利で豊かな田舎暮らしができる持続可能なまちづくりに全力を挙げて取り組んでまいります。 上羽議長、鯛副議長におかれましては、今後とも豊富な経験と卓越した識見の下、一層のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 結びに、舞鶴市議会のますますの御発展と御臨席の皆様の御健勝、御活躍を祈念いたしまして、お礼の御挨拶といたします。 令和2年11月26日、舞鶴市長、多々見良三。 誠にありがとうございました。(拍手) ○議長(山本治兵衛) この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。     午前11時15分 休憩      -----------------------------     午前11時17分 再開 ○議長(山本治兵衛) 休憩前に引き続き、会議を行います。      ----------------------------- △日程第6 委員会委員の選任 ○議長(山本治兵衛) 次に、日程第6、委員会委員の選任を行います。 まず、常任委員会委員、議会運営委員会委員につきましては、舞鶴市議会委員会条例第8条第1項の規定により、私からお手元に配付の名簿のとおり指名いたします。 次に、議会活性化特別委員会委員、原子力防災・安全等特別委員会委員、市内造船事業に関する調査特別委員会委員及び新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員につきましては、一部の委員から委員を辞任したい旨の申出があり、舞鶴市議会委員会条例第14条の規定に基づき、議長において許可いたしております。 新しい委員につきましては、舞鶴市議会委員会条例第8条第1項の規定により、私からお手元に配付の名簿のとおり指名いたします。 なお、委員長及び副委員長については、舞鶴市議会委員会条例第9条第2項の規定により、原子力防災・安全等特別委員会を除く各委員会において互選し、議長に報告願います。 この際、議事の都合により、休憩いたします。 午後1時15分から再開いたします。     午前11時18分 休憩      -----------------------------     午後1時14分 再開 ○議長(山本治兵衛) 休憩前に引き続き、会議を行います。 休憩中に常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会が開催され、それぞれ正副委員長の互選が行われましたので、その結果について報告いたします。 総務消防委員会委員長 上野修身議員、同副委員長 小谷繁雄議員。 産業建設委員会委員長 尾関善之議員、同副委員長 野瀬貴則議員。 福祉健康委員会委員長 杉島久敏議員、同副委員長 川口孝文議員。 市民文教委員会委員長 鯛 慶一議員、同副委員長 伊田悦子議員。 予算決算委員会委員長 谷川眞司議員、同副委員長 水嶋一明議員。 議会運営委員会委員長 谷川眞司議員、同副委員長 水嶋一明議員。 議会活性化特別委員会委員長 私、山本治兵衛、同副委員長 今西克己議員。 市内造船事業に関する調査特別委員会委員長 伊藤清美議員、同副委員長 上野修身議員。 新型コロナウイルス感染症対策特別委員会委員長 高橋秀策議員、同副委員長 小杉悦子議員。 以上のとおりであります。 なお、私は、舞鶴市議会委員会条例第2条第2項の規定により、市民文教委員会及び予算決算委員会の委員を先ほど辞任いたしましたので、報告いたしておきます。      ----------------------------- △日程第7 京都地方税機構議会議員の選挙 ○議長(山本治兵衛) 次に、日程第7、京都地方税機構議会議員の選挙を行います。 現在、京都地方税機構議会議員が欠員となっております。 お諮りいたします。 選挙は、指名推選により行いたいと思いますが、御異議はありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、選挙は指名推選により行います。 お諮りいたします。 指名の方法は、私から指名することにしたいと思いますが、御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、私から伊藤清美議員を指名いたします。 お諮りいたします。 伊藤清美議員を京都地方税機構議会議員の当選人とすることに御異議はありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、伊藤清美議員が、京都地方税機構議会議員に当選されました。 ただいま、京都地方税機構議会議員に当選されました伊藤議員が議場におられますので、本席から、舞鶴市議会会議規則第32条第2項の規定により告知をいたします。      ----------------------------- △追加日程 第109号議案 ○議長(山本治兵衛) お諮りいたします。 市長から、第109号議案、監査委員の選任についてが提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題とすることに御異議はありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、これを日程に追加し、議題といたします。 市長から、提案理由の説明を求めます。 多々見市長。     〔多々見良三市長 登壇〕 ◎市長(多々見良三) 本日、市議会12月定例会を招集いたしましたところ、お集まりいただき誠にありがとうございます。 ただいま上程されました第109号議案、監査委員の選任についてでありますが、肝付隆治氏を監査委員に選任することにつきまして、同意をお願いするものであります。 よろしくお願いいたします。 ○議長(山本治兵衛) お諮りいたします。 本案については、直ちに採決することに御異議ありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。 採決は、押しボタン式投票をもって行います。 ただいまの出席議員数は24人です。 本案を原案のとおり同意することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は緑のボタンを押してください。     〔投票〕 ○議長(山本治兵衛) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 押し忘れなしと認めます。投票を終了いたします。 投票総数24票。 これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち、賛成20票、反対4票。 以上のとおり、賛成多数であります。 よって、第109号議案は、原案のとおりこれに同意することに決しました。      -----------------------------賛成   伊藤清美議員   今西克己議員   上野修身議員   上羽和幸議員   尾関善之議員   鴨田秋津議員   川口孝文議員   小谷繁雄議員   杉島久敏議員   鯛 慶一議員   高橋秀策議員   谷川眞司議員   田畑篤子議員   田村優樹議員   仲井玲子議員   西村正之議員   野瀬貴則議員   眞下隆史議員   松田弘幸議員   水嶋一明議員                           以上20名      -----------------------------反対   石束悦子議員   伊田悦子議員   小杉悦子議員   小西洋一議員                           以上4名      -----------------------------除斥   肝付隆治議員                           以上1名      ----------------------------- △日程第8 第87号議案から第108号議案まで ○議長(山本治兵衛) 次に、日程第8、第87号議案から第108号議案までの22件を一括議題といたします。 執行機関からの提案理由の説明を求めます。 多々見市長。     〔多々見良三市長 登壇〕 ◎市長(多々見良三) 令和2年12月定例会の開会に当たり、ただいま上程されました令和2年度舞鶴市一般会計補正予算をはじめとする22件の議案の説明と併せまして、現在の重点施策等の取組状況等につきまして説明いたします。 初めに、新型コロナウイルス感染症につきましては、これまで本市においても感染確認事例がございましたが、京都府はじめ関係機関等との連携の下、市民の皆様に正確な情報を迅速かつ効果的に発信し、感染された方々への御配慮と新たな生活様式の徹底など、冷静な行動をお願いする中で、いずれの事例もクラスターの発生など感染者数の拡大といったことに至らなかったところであり、市民の皆様、市内各界、各層の皆様の御理解、御協力に対しまして、この場をお借りし、深く感謝申し上げますとともに、引き続き高い危機管理意識を持って新しい生活様式に基づく行動に努めていただきますよう、改めてお願いする次第であります。 現在、国においては、検査能力の向上、ワクチンの早期確保等をはじめ、感染症対策に全力を挙げておられるところでありますが、これまでから申し上げておりますとおり、新型コロナウイルス感染症を根本的に解決する予防策や治療法の確立にはまだ一定の時間を要する状況であり、今後、当面の間は感染拡大の防止と経済活動の両立を図っていかなければなりません。 市におきましては、庁内横断的な体制を組み、積極的に現地現場に出向き、市内飲食店等へ感染防止対策を呼びかけ、店内における消毒や密接とならない距離の確保、飛沫拡散防止などの適切な感染症対策が講じられた環境下において、バイローカル事業やマイクロツーリズム事業、またGoToキャンペーンなどを取り入れた経済活動、観光誘客を展開いただけるよう取り組んできたところであり、今後、舞鶴商工会議所等と連携したプレミアム商品券事業の実施などにより、地域において感染対策と経済活性化の両立がしっかりと図れるよう努めてまいる所存であります。 そのような中、今後、感染症に打ちかち、乗り越える持続可能な社会経済活動システム、いわゆるビヨンドコロナ社会を構築するためには、東京をはじめとする3密の状態でしか成り立たない都市構造である大都市集中型の社会から、都市と地方の拠点都市が連携、共生、役割分担する中で、地方分散型の社会を実現することが極めて重要であると考えております。 そのためには、これまでから申し上げておりますとおり、国防、海の安全の拠点、またそれらを支える造船業をはじめとするものづくりの拠点、そして関西経済圏を支える電気を供給するエネルギーの拠点、豊かな自然、歴史、文化を有する海の京都広域観光圏が所在し、さらにはそれらの拠点機能と災害に強い京都舞鶴港を有し、太平洋側をバックアップする高いリダンダンシー機能を持ち合わせるという、国において極めて重要な地方拠点都市である本市を含む京都府北部圏域が、将来にわたって拠点機能を維持・発展させていくことが必要不可欠であります。 御承知のとおり、市におきましては、日本海側における重要な拠点都市としての機能強化に取り組んできたところであり、本市最大の地域資源である京都舞鶴港の充実・強化につきましては、私が市長に就任以来、長年の悲願であった韓国とロシアを結ぶ国際フェリー航路が、去る9月17日、韓国のドゥウォン商船株式会社によって、韓国の浦項、ロシアのウラジオストクと舞鶴を結ぶ週1便の直行航路の就航実現に結びついたところであります。特に、2011年からフェリー航路の就航に向けて信頼関係を積み重ねてきた浦項市との間においては、就航日に合わせて李康徳市長とオンラインで会談し、京都舞鶴港振興会と浦項市の物流担当部局を窓口とした定期的な情報交換、旅客取扱い開始を見据えた双方での観光セミナー等の開催、国際フェリーを利用した舞鶴市、浦項市の青少年交流の実施について合意に至ったところであります。 この日韓露国際フェリーは、京都舞鶴港の人流・物流の強化とともに、関西経済圏における日本海側の基幹航路にもなることから、着実に安定化するための取組を進め、京都舞鶴港のさらなる機能強化につなげてまいりたいと考えているところであります。 また、京都舞鶴港において新たな交流を創出する取組として大きな期待を寄せていただいておりましたクルーズ船につきましては、去る9月18日に国土交通省によるクルーズの安全・安心の確保に係る検討・中間取りまとめが公表され、一般社団法人日本外航客船協会や公益社団法人日本港湾協会による新型コロナウイルス感染症に係る予防ガイドラインの策定など再開に向けた準備が進められ、11月2日から日本船によるクルーズ船の運航が太平洋側から順次再開されているところであります。 京都舞鶴港におきましても、来年5月3日ににっぽん丸の寄港が予定されているところであり、現在、京都府港湾局による旅客ターミナル等での感染症対策ガイドラインの作成と並行して、港湾、保健所等の関係機関で構成するクルーズ船の受入れに係る協議会の設置に向けた準備を、京都府とともに進めているところであります。 クルーズ船の寄港は、本市の地域経済に大きく寄与するものと考えておりますので、市民の皆様への正確な情報提供を通じて寄港に対する理解促進を図るとともに、安全・安心を最優先に確保した上で、今後とも多くのクルーズ客船に寄港いただけるよう、積極的な誘致活動に努めてまいる所存であります。 市におきましては、こうした状況等を最大限に生かすため、京都府、関係府省庁に対する要望活動を行ってきたところであり、国土交通省においては、舞鶴国際ふ頭の供用開始以降、取扱いコンテナ貨物量が約4倍に増加したところであり、日中韓コンテナ航路、日韓露国際フェリーが就航し、ますます利便性が向上することによってさらなる物流増加が見込まれる中、舞鶴国際ふ頭岸壁2バース目の早期着手、第2期整備及び荷役機能の強化や大型クルーズ客船の寄港等に対応した旅客ターミナルの整備促進等をはじめ、京都舞鶴港へのアクセス強化を図る国道27号西舞鶴道路、臨港道路上安久線の整備促進等を強く求めているところであります。 また、経済産業省においては、国土強靭化のためのエネルギー供給体制の整備として、新潟県から仙台を中心とする東北地方へのエネルギー供給が、東日本大震災の復旧・復興に大きな役割を果たしたこと等も踏まえ、LNG燃料基地をはじめ、石油・天然ガス等の備蓄機能を備えるエネルギー基地としての京都舞鶴港の機能拡充、日本海側と太平洋側を最短で結ぶ舞鶴・三田間の広域ガスパイプライン整備を国家プロジェクトとして推し進めていただくことを強く要望するとともに、舞鶴市地域エネルギービジョンの策定や、京都府の京都舞鶴港スマート・エコ・エネルギーマスタープランと連携して推進するエネルギー拠点整備に対する支援等を求めてきたところであり、今後とも京都府との強固な連携の下、京都舞鶴港の特性を生かしたエネルギー拠点化の取組を進めてまいりたいと考えているところであります。 そのような中、御承知のとおり、日本のエネルギー政策については、国において2050年までに温室効果ガスの排出を全体としてゼロにする脱炭素社会の実現を目指すことを宣言され、省エネルギーを徹底し、再生可能エネルギーを最大限導入するとともに、安全最優先で原子力政策を進めることで、安定的なエネルギー供給を確立するとの方針を示されたところであります。 市におきましては、こうした状況も踏まえ、再生可能エネルギーが主力電源となるまでの間は、福島事故を教訓に抜本的に見直され、世界で最も厳しい水準の新規制基準に適合すると国において認められた原子力発電所については、いかなる事情よりも安全性を全てに優先させることを絶対条件に、一定の期間、頼らざるを得ないものと認識している中、40年を超える原子力発電所の再稼働については、新規制基準、新たな緊急時対応、40年超え施設の安全対策、どれを取っても従前とは全く考え方が異なり、住民の即時避難を強いられるPAZを有する舞鶴市には立地自治体と同じ対応が迫られており、本市に対して十分な説明と理解を得ることなく再稼働することは許されないとの考えを国や関西電力株式会社に一貫して強く伝えてきたところであります。 今般、京都府と関係市町は、国から安全対策工事が完了した高浜発電所1、2号機の再稼働への協力要請を受け、京都府において地域協議会を設置し、高浜発電所を現地視察するなど、国と関西電力株式会社に対し、徹底的に40年超え施設の安全対策について確認しているところであり、市民の皆様に対しましても、国と関西電力株式会社から直接説明していただく住民説明会を開催することとしております。 去る11月12日には、私自ら国(資源エネルギー庁)に赴き、万万が一の際に備え、PAZ及びPAZに準ずる地域の避難路となる舞鶴若狭自動車道、舞鶴西・舞鶴東インターチェンジ間の4車線化優先整備区間への早期認定、国道27号青葉トンネルの拡幅、市道や府道の整備に加えて、原子力防災体制全般にわたり、国の支援の充実を強く求めたところであり、国からは、「舞鶴市は特段の配慮を必要とする市と認識しており、市長からの要望を重く受け止め、国としてしっかり対応する」と、そう言及していただいたところであります。 市といたしましては、今後とも日本海側における重要なエネルギー拠点としての役割、責務を果たせるまちづくりを推し進めるとともに、国や京都府と連携した危機管理体制の充実強化、避難路整備やモニタリング体制、情報伝達の強化を図るなど、市民の安心・安全の確保に全力を挙げて取り組んでまいる所存であります。 さきにも申し上げましたビヨンドコロナ社会の実現には、国防、海の安全を担い、エネルギー等の拠点として、また何よりも重要な次代を担う人材を育成し、国を支えている地方拠点都市・舞鶴の振興なくして国の発展はあり得ないものと認識しているところであり、舞鶴版Society5.0 for SDGsをはじめとする心が通う便利で豊かな田舎暮らしの実現に向けた施策のさらなる推進が、まさにビヨンドコロナ社会の実現において求められている全国の地方都市のモデルになるものと考えているところであります。 御承知のとおり、「心が通う便利で豊かな田舎暮らし」の実現に向けた舞鶴版Society5.0 for SDGsの取組の一つである日本交通株式会社とオムロンソーシアルソリューションズ株式会社とともに、2030年の地域交通の在り方を見据え取り組む日本初となるバス、タクシー、住民同士の送迎を組み合わせた共生型MaaS、いわゆるmeemoの実証実験につきましては、本年7月から9月末までの3カ月にわたり、高野地区、加佐地区において実施したところであります。 実証実験につきましては、現地現場主義を徹底し、地域の皆様とともに試行錯誤を繰り返しながら取り組んできたところであり、周知方法、高齢者のスマートフォンやアプリ操作、マッチング率の向上など多くの課題もあったところでありますが、地域の皆様のmeemoの社会実装に対する期待も大きく、今後、日本交通株式会社、オムロンソーシアルソリューションズ株式会社と課題解決を図りながら、2030年においても持続可能な地域交通、また地域のお互いさまの精神により共生する社会の実現に取り組んでまいりたいと考えております。 meemoの実証実験におきましては、地元の高校生にも参画いただく中で、高齢者の方のスマートフォンやアプリ使用のサポートを行うといったことにも取り組んでいただいたところでありますが、先進技術の活用を通じ、地域の高齢者と若者が交流し支え合う、まさに心が通う便利で豊かな田舎暮らしを体現する光景を目にすることができたところであります。 また、先月、倉梯小学校においては、京都職業能力開発短期大学校の協力を得て、運動会の様子をネット中継し、小学校の体育館と南公民館において保護者や地域の方が参観できる取組が実施されるなど、地域の多様な連携の中でビヨンドコロナに向けたまちづくりが展開されているところであります。 以前から申し上げておりますとおり、こうした事業や取組は、人と人とが助け合うコミュニティーがしっかりと残っている本市だからこそ実現できるものであり、市といたしましては、こうした地域の連携、多世代の交流によるまちづくりをさらに推し進めるため、今定例会に施設条例案を提案いたします(仮称)まなびあむにつきましても、ビヨンドコロナ社会において地域づくり、人づくり、つながりづくりを実現するこれからのコミュニティー施設の先導的役割を果たす多世代交流施設として整備し、多様な事業を実践、展開してまいりたいと考えているところであります。 こうした心豊かに暮らせるまちづくり施策の展開は、まちの魅力を高め、好循環を生み出しており、本年度における移住者につきましては、現時点で既に過去最高であった昨年の15組37名を上回る見込みとなっているところであります。自然豊かな地域で子供たちを思いっ切り全身を使って遊ばせたいなど、子育て環境が充実した本市への移住を決められた方が多く、今後とも心が通う便利で豊かな田舎暮らしができるまち、住みたくなるまち舞鶴を広く発信し、さらなる移住者の増加に努めてまいる所存であります。 さきにも申し上げましたとおり、市におきましては、ビヨンドコロナ社会の実現には、心が通う便利で豊かな田舎暮らしができる持続可能な地域社会の構築が必須であるとの考えの下、今後ともこのすばらしい舞鶴市を未来に引き継げるよう、市民の皆様、市議会をはじめ国や京都府、関係機関等との強固な連携の下、多様な連携を生かした舞鶴版Society5.0 for SDGsの取組を推進し、本市が担っている日本海側の国防や海の安全、エネルギー等の重要拠点としての機能のさらなる充実、強化に積極的に取り組み、持続可能なまちづくりを全力を挙げて推し進めてまいる所存でありますので、引き続き御理解、お力添えを賜りますようお願い申し上げます。 それでは、上程されました議案につきましては、その概要を説明いたします。 初めに、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)についてでありますが、新型コロナウイルス感染症対策事業として、市におきましては、この間、感染拡大防止と新たな生活様式等に基づく社会活動、経済活動の両立に向け、国や京都府、そして市の独自支援策が市民や事業者に一刻も早く届くよう、職員一丸となって取り組んできたところであります。 いち早く3月に補正しました新型コロナウイルス感染症緊急特別対策利子補給金をはじめ、年度当初には、緊急事態宣言の中、京都府から休業要請等を受け、協力いただいた事業者の活動継続を支援するため、新型コロナウイルス感染症対策休業要請対象事業者支援給付金など、様々な事業に取り組んでまいりました。 今回の補正予算は、こうしたさきに実施しております事業の中で、額が確定したものなどについての減額と合わせて財源更正を行いまして、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を活用して、さらに新たな事業に取り組むものであります。 新規の取組としましては、感染症の影響により観光需要が落ち込む中、舞鶴のグルメを代表する舞鶴かにや京鰆の知名度アップ、また販売促進を図るため、かに・京鰆を含む飲食や魚介の購入に使用可能なプレミアム率100%のクーポン券を発行するキャンペーンを支援する新型コロナウイルス感染症対策まいづる冬グルメキャンペーン事業費補助金を計上しております。実施に当たりましては、感染防止対策啓発推進員によるクーポン取扱い店舗への感染対策の指導を行い、感染防止の徹底により取り組んでまいります。さらに、新型コロナウイルスワクチンの供給が可能となった場合に速やかに接種が行えるよう、必要な体制を確保する新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費などの事業を追加するもので、補正額は歳入歳出いずれも3,155万円で、この結果、予算総額は454億1,917万円となっております。 次に、第88号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第9号)についてでありますが、障害者の自立と社会参加を図るため、障害者グループホームにおいて、日常生活の支援を提供する障害者共同生活援助給付金をはじめ、農村地域の活性化を図るため、空き家提供の推進や地域ぐるみで積極的な移住希望者の受入れ活動、空き家の改修費等を支援する農村移住・交流促進事業費、地域経済の活性化や雇用の拡大を目指した企業誘致実現プロジェクト事業費、舞鶴クレインブリッジの早期復旧に向けた橋りょう長寿命化事業費等の事業費を追加するとともに、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は歳入歳出いずれも3億9,887万円で、この結果、予算総額は458億1,804万円となっております。 第89号議案、令和2年度舞鶴市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、浄化センターの薬品調達に係る債務負担行為の設定を行うもので、収入及び支出予算額の変更はありません。 第90号議案、令和2年度舞鶴市病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、マイナンバーカードの健康保険証としての利用に必要な設備の導入を行うもので、補正額は700万円で、この結果、予算総額は10億8,381万円となっております。 第91号議案、令和2年度舞鶴市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)につきましては、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は歳入歳出いずれも879万円の減額で、この結果、予算総額は79億2,932万円となっております。 第92号議案、令和2年度舞鶴市介護保険事業会計補正予算(第2号)につきましては、サービス利用の増加に伴う事業費の追加を行うもので、補正額は歳入歳出いずれも1,200万円で、この結果、予算総額は85億925万円となっております。 第93号議案、令和2年度舞鶴市後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)につきましては、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は歳入歳出いずれも54万円で、この結果、予算総額は14億339万円となっております。 次に、条例関係議案及びそのほかの議案につきまして説明いたします。 まず、第94号議案の条例改正につきましては、国家公務員の給与改定に係る状況に鑑み、一般職職員に支給する期末手当の支給割合を改めるものであります。 第95号議案の条例改正につきましては、消防団活動を継続しやすい環境を整備するため、消防団員の休団制度を導入する等、所要の改正を行うものであります。 第96号議案の条例改正につきましては、国家公務員の給与改定に係る状況に鑑み、市長、副市長及び教育長に支給する期末手当の支給割合を改めるものであります。 第97号議案の条例改正につきましては、国家公務員における取扱いに準じ、新型コロナウイルス感染症に係る防疫等の業務に従事した場合の防疫等作業手当の特例を定めるものであります。 次に、第98号議案の条例制定につきましては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を新型コロナウイルス感染症の影響を受け、経営状況が悪化している中小企業者に対し交付する利子補給金の財源に充てるため、舞鶴市新型コロナウイルス感染症緊急特別対策利子補給金基金を設置するものであります。 第99号議案の条例改正につきましては、地方税法の改正による市税に係る延滞金の割合等の特例の見直しに準じ、国民健康保険料等に係る延滞金の割合の特例に関して、文言を整理するものであります。 第100号議案の条例改正につきましては、子供から高齢者までの全ての市民の世代を超えた幅広い交流及び社会的活動への参加を促進し、もって心豊かに暮らすことのできる地域社会の形成に資するため、舞鶴市多世代交流施設を設置することとし、必要な事項を定めるものであります。 第101号議案の条例改正につきましては、市民の利便性の向上及び事務の効率化を図るため、市の窓口に設置する利用者操作用端末機により、個人番号カードを利用して印鑑登録証明の申請を可能とするものであります。 次に、第102号議案から第104号議案までの3議案につきましては、舞鶴市農業公園など3施設について、それぞれ指定管理者を指定するものであります。 第105号議案につきましては、次期最終処分場整備工事について、契約金額を変更するものであります。 第106号議案につきましては、新型コロナウイルス感染症対策消防施設整備事業に係る高規格救急自動車の取得を、第107号議案につきましては、新型コロナウイルス感染症対策市役所機能強化事業に係るテレワーク環境を構築するための財産の取得を行うものであります。 また、第108号議案につきましては、小倉地区の路線の市道認定を行うものであります。 以上が、ただいま議題となりました議案の概要であります。 この後、予算関係の議案につきましては、詳細を関係理事者が説明いたします。 何とぞよろしく御審議をいただき、御賛同賜りますようお願いいたします。 ○議長(山本治兵衛) 有吉政策推進部長。     〔有吉央顕政策推進部長 登壇〕 ◎政策推進部長(有吉央顕) ただいまの市長からの説明に加えまして、第87号議案、第88号議案及び第91号議案から第93号議案までの補正予算の詳細につきまして、御説明申し上げます。 数値につきましては、一般会計、特別会計とも、万円未満を切り捨てて説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 初めに、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)につきましては、新型コロナウイルス感染症対策事業に関するもので、歳出の1款議会費、1項議会費で、感染症対策への財源としての活用を目的とした議会活動経費309万円及び政務活動費補助金231万円を減額しますとともに、感染症等の影響下においても、議事機関の機能を確保するための議事環境及びオンライン会議環境の整備を行う新型コロナウイルス感染症対策市議会環境整備事業費4,080万円を計上いたしております。 次に、2款総務費、1項総務管理費で、本会議や委員会をはじめ、会議の対応時等におけるペーパーレス化推進のための環境整備や感染症や災害等発生時における現場対応のためのモバイルパソコンの導入などを行う新型コロナウイルス感染症対策市役所機能強化事業費588万円を、庁舎等における感染症防止対策に係る物品等の整備を行う新型コロナウイルス感染症防止対策経費500万円、ビヨンドコロナ時代の新しい働き方や学び、交流の形に対応した施設利用の促進に向け、西市民プラザにWi-Fi環境の整備を行う新型コロナウイルス感染症対策西市民プラザICT環境整備事業費170万円を計上いたしております。 次に、3款民生費では、1項社会福祉費で、聴覚障害のある人等の災害時の避難所生活等を支援するためのヒアリングループシステムを整備する社会福祉援護一般事務経費50万円、老人福祉施設等における感染症拡大防止のため、入所施設への簡易陰圧装置の設置を支援する地域密着型サービス拠点施設整備費補助金1,080万円を、2項児童福祉費では、対象者の見込み数増加に伴い、子育て世帯を支援するため、対象児童1人当たり1万円を給付する子育て世帯への臨時特別給付金給付事業費で1,860万円の増額、また中筋小学校放課後児童第3クラブにおける換気機能を備えた空調設備への改修を行う新型コロナウイルス感染症対策放課後児童クラブ整備事業費430万円を計上いたしております。 4款衛生費、1項保健衛生費では、新型コロナウイルスワクチンの供給が可能となった場合に、速やかに接種が行えるよう、事前に必要な体制を整備する新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費1,700万円を追加する一方、4項医療対策費では、新型コロナウイルス感染症対策事業に係る病院事業会計での財源確保に伴い、病院事業会計補助金124万円を減額いたしております。 また、5款労働費、1項労働諸費の新型コロナウイルス感染症対策中小企業雇用調整助成金では、実績見込みを踏まえ3,320万円の減額を行うものです。 6款農林水産業費、3項水産業費では、感染症の影響により観光需要が落ち込む中、舞鶴かに、京鰆のPRのため、かにや京鰆を含む飲食や魚介の購入に使用可能な高プレミアム率のクーポン券発行事業の支援を行う新型コロナウイルス感染症対策まいづる冬グルメキャンペーン事業費補助金6,600万円を計上いたしております。 7款商工費、1項商工費では、感染症拡大の影響により事業が縮小となった京都舞鶴港クルーズ推進事業費1,040万円をはじめ、新型コロナウイルス感染症対策事業のうち、実績見込みを踏まえ、新型コロナウイルス感染症緊急特別対策利子補給金793万円、新型コロナウイルス感染症対策休業要請対象事業者支援給付金5,255万円、新型コロナウイルス感染症対策事業継続緊急支援給付金6,700万円をそれぞれ減額する一方、令和3年度以降の利子補給額について、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金を基金に積み立てる新型コロナウイルス感染症緊急特別対策利子補給金基金積立金860万円を計上いたしております。 9款消防費、1項消防費では、災害時の避難所における感染症防止対策の充実強化を行う指定避難所等新型コロナウイルス感染症防止対策経費1,760万円を増額するものです。 10款教育費、1項教育総務費では、コロナ禍における学びの確保のため、小・中学校のホームページのデジタル教材対応化などを行う教育用コンピュータ経費1,130万円を、5項社会教育費では、ビヨンドコロナ社会における新しい生活様式に対応する読書環境充実を図る図書資料等充実経費800万円を追加する一方、6項保健体育費では、感染症拡大の影響により中止となった赤れんがハーフマラソン開催経費680万円を減額いたしております。 以上が歳出の概要でありますが、これらの財源につきましては、特定財源として国・府支出金を充当することとしております。なお、国庫支出金のうち1億8,602万円は、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金となっております。 また、財政調整積立金繰入金を充当し、早期に取り組みました新型コロナウイルス感染症対策事業につきまして、臨時交付金への財源更正を行っております。この結果、補正額は歳入歳出いずれも3,155万円となり、予算総額は454億1,917万円となっております。 次に、第88号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第9号)についてでありますが、まず歳出においてそれぞれの款、項に計上しております人件費につきましては、当初予算計上額と4月の人事異動等を踏まえた決算見込額との差額について補正を行うものであり、職員の給料や退職手当を含む職員手当、共済費のほか会計年度任用職員の配置に伴う報酬等において、所要額を計上いたしております。 人件費以外の補正につきましては、2款総務費、1項総務管理費で、ふるさと応援寄附金を活用し、実施を予定しておりました音楽劇「君よ生きて」の舞鶴公演の中止に伴い、ユネスコ世界記憶遺産登録5周年・海外引揚75年事業費795万円を減額する一方、ポータルサイトを活用した情報発信機能の強化等によるふるさと納税の利用増加に伴うふるさと応援推進事業費1,440万円、ふるさと応援基金積立金3,055万円を、また、マイナポイント申込者数の増加に対応するための窓口の体制強化を行うマイナンバーカード利用環境整備事業費260万円を増額するものです。 次に、3款民生費では、1項社会福祉費で障害者グループホームの開設に伴う障害者共同生活援助給付費5,148万円を、5款老人福祉費で介護保険事業会計への繰出金150万円をそれぞれ増額いたしております。 また、6款農林水産業費、1項農業費では、移住希望者の増加に伴う農村移住・交流促進事業費1,102万円を、朝来中におけるほ場整備事業の事業実施主体である京都府への本市負担金である府営土地改良事業費負担金200万円を増額しております。 7款商工費、1項商工費では、対象企業の新規雇用人数の増加等に伴う企業誘致実現プロジェクト事業費2,879万円を計上いたしております。 8款土木費、2項道路橋りょう費では、舞鶴クレインブリッジの復旧に向け調査・解析、工事設計などを実施する橋りょう長寿命化事業費3,550万円を計上いたしております。 10款教育費、1項教育総務費では、計画に基づき特定防衛施設周辺整備調整交付金を基金に積み立てる学校給食運営基金積立金1億4,770万円を計上いたしております。 以上が歳出の概要でありますが、これらの財源につきましては、負担金、国・府支出金、寄附金繰入金、市債による特定財源で1億4,448万円、また財政調整積立金繰入金2億5,438万円を一般財源として充当することとしております。この結果、補正額は歳入歳出いずれも3億9,887万円となり、予算総額は458億1,804万円となっております。 また、繰越明許費補正につきましては、2款総務費、3項戸籍住民基本台帳費の社会保障・税番号制度システム改修経費及び戸籍システム改修経費において、年度内での事業完了が困難でありますことから、繰越しをお願いするものであります。 次の債務負担行為につきましては、次期最終処分場の整備業務や環境衛生プラントの薬品調達業務、英語指導助手設置業務、来年度の聖火リレー実施に向けた警備等業務や、今年度末で契約期間が満了となる指定ごみ袋保管・配送業務において、新たな契約に必要となる債務負担行為の期間及び限度額を定めるものであります。 次に、第91号議案、令和2年度舞鶴市国民健康保険事業会計補正予算(第3号)につきましては、歳出において、1款総務費、1項総務管理費に計上いたしております人件費を当初予算計上額と4月の人事異動等を経た決算見込額との差額を補正するものであり、補正額は歳入歳出いずれも879万円の減額となり、予算総額は79億2,932万円となっております。 第92号議案、令和2年度舞鶴市介護保険事業会計補正予算(第2号)につきましては、サービス利用の増加に伴い事業費の補正を行うもので、補正額は歳入歳出それぞれ1,200万円の増額となり、予算総額は85億925万円となっております。 最後に、第93号議案、令和2年度後期高齢者医療事業会計補正予算(第1号)につきましては、同じく人件費の補正を行うものであり、補正総額は歳入歳出それぞれ54万円の増額となり、予算総額は14億339万円となっております。 ○議長(山本治兵衛) 池田上下水道部長。     〔池田秀男上下水道部長 登壇〕 ◎上下水道部長(池田秀男) 補正予算のうち、第89号議案について御説明申し上げます。 第89号議案、令和2年度舞鶴市下水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、下水処理を行っております浄化センターにおいて、使用している薬品の調達準備を年度開始前に行うことにより、下水処理施設の運転業務を年度当初から円滑に実施するため、債務負担行為を設定するものであります。 なお、これによる収入及び支出予算額の変更はありません。 ○議長(山本治兵衛) 入江市民病院管理部長。     〔入江秀人市民病院管理部長 登壇〕 ◎市民病院管理部長(入江秀人) 補正予算のうち、残りました第90号議案について御説明申し上げます。 数値につきましては、一般会計と同様に、万円未満を切り捨てて説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 第90号議案、令和2年度舞鶴市病院事業会計補正予算(第3号)につきましては、令和3年3月にマイナンバーカードを健康保険証として利用するオンライン資格確認が開始されることに伴い、市民病院及び加佐診療所においても対応できるよう、資格確認用端末等の設備導入費を追加するもので、補正額は、資本的収入697万円、資本的支出700万円で、この結果、予算総額は資本的収入5,852万円、資本的支出9,285万円となっております。 なお、資本的収入額が資本的支出額に対して不足する額3,432万円については、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額5万円、過年度分損益勘定留保資金3,427万円で補填することとしております。 説明は以上でございます。 ○議長(山本治兵衛) この際、市長から発言の申出がありますので、これを許可いたします。 多々見市長。     〔多々見良三市長 登壇〕 ◎市長(多々見良三) 先ほど御提案させていただきました22議案のうち、第87議案の補正予算につきましては、可能な限り早期に事業着手する必要がありますことから、また、第94号議案及び第96号議案の条例改正につきましては、期末手当の基準日となる12月1日までに条例の施行が必要でありますことから、速やかな御議決を賜りますよう、議員各位の特段の御配慮をお願い申し上げる次第であります。よろしくお願いします。 ○議長(山本治兵衛) お諮りいたします。 ただいま議題となっております議案22件のうち、市長からの申出のとおり、第87号議案は、新型コロナウイルス感染症対策として早期に事業着手をお願いする必要があり、第94号議案及び第96号議案の2件は期末手当支給の基準日となる12月1日までに審議する必要がありますので、他の議案と切り離して審議をいたしたいと思います。 御異議はありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、第87号議案、第94号議案及び第96議案の3件を他の議案と切り離して審議をいたします。 これより質疑に入りますが、ただいままで通告はありません。     (発言する者なし) ○議長(山本治兵衛) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 ただいま議題となっております第87号議案、第94号議案及び第96号議案の3件は、お手元に配付いたしております議案付託表(その1)のとおり、所管の常任委員会に付託をいたします。 この後、本会議を休憩いたしますので、休憩中に委員会を開催して審査願います。 それでは、暫時休憩いたします。 委員会審査終了後に再開をいたします。     午後2時14分 休憩      -----------------------------     午後4時42分 再開 ○議長(山本治兵衛) 休憩前に引き続き、会議を行います。 本日の会議は、議事の都合により、あらかじめこれを延長いたします。 この際、休憩いたします。     午後4時42分 休憩      -----------------------------     午後5時15分 再開 ○議長(山本治兵衛) 休憩前に引き続き、会議を行います。 第87号議案、第94号議案及び第96号議案の3件につきましては、本会議休憩中に委員会を開催して審査願っておりますので、これよりその審査の結果及び経過について、委員長の報告を求めます。 初めに、総務消防委員会委員長の報告を求めます。 上野総務消防委員会委員長。     〔上野修身・総務消防委員会委員長 登壇〕 ◆総務消防委員会委員長(上野修身) 総務消防委員会における審査の経過及び結果について御報告を申し上げます。 本委員会に付託されました議案2件につきまして、本日11月26日に委員会を開催し、議案について説明を受けた後、質疑、討論を経て採決を行い、審査を終了いたしました。 審査の結果は、第94号議案、舞鶴市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定については賛成多数、第96号議案、舞鶴市の市長及び副市長の給与に関する条例及び舞鶴市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定については全員賛成で、いずれも原案のとおり可決すべきものと決した次第であります。 以上で、総務消防委員会の報告を終わります。 ○議長(山本治兵衛) 次に、予算決算委員会委員長の報告を求めます。 谷川予算決算委員会委員長。     〔谷川眞司・予算決算委員会委員長 登壇〕 ◆予算決算委員会委員長(谷川眞司) 予算決算委員会における審査の経過及び結果について御報告を申し上げます。 本日の本会議において付託されました第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)につきましては、本日午後に分科会及び委員会を開催し、質疑、討論を経て採決を行い、全員賛成で、原案のとおり可決すべきものと決しました。 以上で、予算決算委員会の報告を終わります。 ○議長(山本治兵衛) 以上で、委員長の報告は終わりました。 これより委員長報告に対する質疑に入りますが、質疑はありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 質疑なしと認め、これをもって質疑を終結いたします。 これより討論に入ります。 討論の通告がありますので、順次発言を許します。 まず、伊藤清美議員に発言を許します。 伊藤清美議員。     〔伊藤清美議員 登壇〕(拍手) ◆伊藤清美議員 失礼いたします。創政クラブ議員団の伊藤でございます。 創政クラブ議員団を代表いたしまして、今定例会に上程されました議案のうち、第87号議案、第94号議案及び第96号議案の3議案に対しまして、賛成の立場を明確にし、若干の意見・要望を申し上げ、討論を行います。 初めに、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)では、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等を活用し、議会費において、新型コロナウイルス感染症対策として、3密を防ぐため議会傍聴者に制限を設ける中、議場映像配信による視聴が前年比で約2倍に増加したことを踏まえ、感染症拡大といった不測の事態においても議事公開の原則を確保するため、映像配信設備の機能強化を図り、審議の見える化と新しい生活様式を踏まえた議事堂機能を確保するとともに、議員が参集困難であっても、議事機関としての機能確保のためオンライン会議の環境を整備すること、総務費において、市役所機能の強化事業として、議場等に職員の事務用パソコンの利用環境を整備することにより、感染症拡大時においてもオンライン会議などの実施が可能となるようにするもの、また併せてモバイル用端末の導入と会議室用のモニターを配備することで業務改革につなげるとしています。これらは、新型コロナウイルス感染症対策として、議事機関としての責務を果たす意味においても、また、地震や台風等、自然災害発生時にも活用できることから、有効な施策であると評価します。 衛生費においては、新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業として、今臨時国会において予防接種法及び検疫法の一部を改正する法律案が成立する見通しとなりました。 今後、国において供給が順次行われる見通しの中、供給が可能となった場合、円滑に接種が行えるよう、あらかじめ必要な体制を整備することは、市民の生命・健康を損なうリスクの軽減や医療への負担低減、さらには社会経済の安定に寄与することが期待されること、かつ市民の安心感の醸成に大きく寄与するものであり、高く評価します。 ただ、一方で、未知の感染症対策として急いでワクチンを開発するわけですから、速度を速めている分、リスクも出てくるわけで、ワクチン接種で健康被害が生じた場合は、国が損害賠償を肩代わりするとしています。今後、市民の間で副反応、いわゆる副作用の心配、不安感は拭えないものと思慮します。 ワクチンを打つかどうかの最終判断は、御本人にしていただかないといけません。そのために、御本人にはワクチンを接種するかどうかの意思決定の前にどのような情報提供をどうするかが今後の課題の一つと思いますので、国や府と連携しながら、市民への情報提供について御検討をお願いしたいと思います。 新型コロナウイルス感染症対策として、民生費のうち、社会福祉援護一般事務経費や地域密着型サービス拠点整備費補助金の拡大、また新規には同様の対策として、放課後児童クラブ整備事業費はじめ農林水産業費、商工費、消防費等、幅広くきめ細かな施策を展開、特にオンライン等の活用においては、西市民プラザでビヨンドコロナ時代の新しい働き方や学び・交流の形に対応した施設利用を促進するため、Wi-Fi環境を整備、ICTの環境整備事業は新しい生活様式を促進する上でも意義のある事業として評価します。 次に、第94号議案、舞鶴市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定でありますが、本市の職員給与については、これまでから国家公務員の給与改定に係る取扱いに準じ、期末手当の支給割合を改める等、所要の改正をするとしており、本条例案に賛成といたします。 最後に、第96号議案、舞鶴市の市長及び副市長の給与に関する条例及び舞鶴市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定でありますが、人事院の給与改定の勧告は、その時期の社会情勢を的確に判断され勧告されているものであり、国の関係法令の一部改正による給与改正に伴い、国に準拠し期末手当を改定するものであり、賛成といたします。 以上、いろいろと申し述べましたが、本年は、新型コロナウイルスの感染拡大に始まり、世界的に大きな影響を受けている現状を直視するとともに、人類はこれまでから多くの感染症と向き合い、その都度、克服してきた経過があります。最近では、ワクチンの開発も治験の有効性が確認、最終段階にあると報道され、暗く長いトンネルの先に希望の光も見えてきたと期待されています。 一方で、来年度以降の税収の減少が見込まれる中、さらなる行財政改革の推進と第7次舞鶴市総合計画に示す心の通う便利な田舎暮らしの実現に向けて、より一層御尽力いただきますことをお願いし、今定例会に上程されました3議案に賛成をいたしまして、討論を終わります。(拍手)
    ○議長(山本治兵衛) 次に、田村優樹議員に発言を許します。 田村優樹議員。     〔田村優樹議員 登壇〕(拍手) ◆田村優樹議員 失礼いたします。会派に所属しない議員の田村優樹でございます。 ただいま議題となっております第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)並びに第94号議案、舞鶴市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について及び第96号議案、舞鶴市の市長及び副市長の給与に関する条例及び舞鶴市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について、賛成の立場を表明し、若干の意見を申し上げ、討論いたします。 まず、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)ですが、この議案は、今定例会に上程されている舞鶴市一般会計補正予算案のうち、新型コロナウイルス感染症対策関連補正分と認識いたします。 また、主な財源としては、新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金等であり、こうした交付金は、緊急経済対策の対応に期待が寄せられ、地方公共団体が地域の実情に応じてきめ細やかに必要な事業を実施できるよう、地方公共団体が作成した新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金実施計画に基づく事業に要する費用に対し国が交付金を交付するもので、新型コロナウイルスの感染拡大の防止や感染拡大の影響を受けている地域経済や住民生活の支援、家賃支援を含む事業継続や雇用維持等への対応、新しい生活様式を踏まえた地域経済の活性化等への対応を通じた地方創生を図ることを目的に交付されております。 本市では、議事公開の原則を確保するため、映像配信設備等の機能強化、オンライン会議などの市議会環境整備、市役所の機能強化、市民のICTリテラシーの向上につなげる環境整備、障害者情報支援や放課後児童クラブでの換気機能の整備、ワクチン接種体制確保など、まいづる冬グルメキャンペーンといった各種事業や新型コロナウイルス感染症緊急特別対策利子補給金基金への積立金、特定避難所等の感染防止対策経費としても有効活用されますことから、市民の安全・安心を推進する市の実施計画を評価するものであり、この議案を承認いたします。 次に、第94号議案と第96号議案ですが、これまでにも市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定、市長及び副市長、教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定について、支給率を改める条例の一部改正がなされてきました。 こうした手当の支給率が改正される要因としては、強制的ではないにせよ、人事院勧告による国家公務員の給与改定が契機となり、地方公共団体は、地方公務員法の趣旨に沿って適切に対応されてきたと承知します。 よって、このたびの改正も社会情勢の変化を認識し、本市でも適当な措置を講ずる必要性が求められているため、国の動向、社会情勢に準じた適正な給与等に関する支給率の一部を改正する条例制定が示されたものと理解いたしますことから、両議案を承認し、賛成討論といたします。(拍手) ○議長(山本治兵衛) 次に、小西議員に発言を許します。 小西洋一議員。     〔小西洋一議員 登壇〕(拍手) ◆小西洋一議員 日本共産党議員団の小西洋一です。 会派を代表して、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)に賛成し、第96号議案、舞鶴市の市長及び副市長の給与に関する条例及び舞鶴市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定については賛成する、第94号議案、舞鶴市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定については、反対の立場で討論いたします。 まず、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)に賛成し、若干の意見を述べます。 新型コロナウイルス感染者が急増し、第3波の感染拡大が起こっています。病院・介護施設などの集団感染が止まらず、東京、北海道、大阪など多くの都道府県で1日の感染者数が過去最高を更新しています。11月19日、感染症対策を担う西村経済再生担当大臣は、記者会見で、「感染拡大がどうなるかっていうのは、本当に神のみぞ知る」と発言。また、全国一斉の観光支援事業、GoToトラベルも、感染が広がっている札幌・大阪両市を目的とする旅行を一時停止するなど、政府の新型コロナウイルス感染症対策も混迷を深めています。 日本共産党は、今、緊急に必要な対策として、第1に、無症状の感染者を把握し保護するためのPCR検査の抜本的な拡充を全額国の負担で行うこと、第2に、職員の補充など保健所の体制を根本的に強めること、第3に、医療崩壊を防ぐために、病院への財政的な支援と宿泊療養施設をさらに確保すること、第4に、GoToキャンペーンなど全国一律の事業をやめて地域ごとの事業に転換し、中小・小規模事業者への直接支援と合わせて、観光・宿泊業へ支援を行うことを求めています。 とりわけ、中小の事業所が地域経済の主役である地方自治体にあっては、雇用と営業の継続を守る、1つも潰さないの覚悟で具体的な行政施策が求められています。本市でも、事業継続緊急支援給付金、京都府休業要請支援給付金に市の上乗せ、緊急特別対策利子補給金などの制度や、バイローカルチケット、舞鶴満喫クーポンなどの支援に多くの申請があり、給付の実績を伺いました。知り合いの事業者からも、国の給付金はもちろん、市の独自の上乗せは本当に助かったという声を聞いています。国の事業持続緊急支援給付金や京都府の休業要請支援給付金の事業を引き続き継続するよう、市として国や府に強く要望すべきです。その点で、まいづる冬グルメキャンペーン事業費補助及び緊急特別対策利子補給金基金積立金は、市内事業者への大きな支援です。 いまだに収束のめどが見えない新型コロナウイルス感染症の下で、今年の年末年始の暮らしと営業も心配されています。アルバイトがなくなって学費や家賃が精いっぱいで、食費を切り詰めて生活している大学生の実態も深刻です。これらの学生に有志で実行委員会をつくって、無料でお米や野菜などの食料を提供する取組が、この秋、全国各地で行われています。学生はもちろん、ひとり親家庭の方が多数参加し、喜ばれている様子がマスコミでも報道されています。今年の冬は、解雇や生活支援等、リーマンショック時の年越し派遣村以上の支援が必要とも言われています。 このようなボランティア支援も必要ですが、今はできるだけの行政支援こそ求められます。年末年始に向け、市としても暮らしと営業の資金繰りなどの相談窓口を設置し、仮称ですが、年越し緊急支援などの制度を創設することが求められます。併せて、ひとり親家庭や低所得者世帯などへ、これも仮称ですが、年越し特別給付の制度をつくって、年末年始の暮らしを支援する制度の検討も必要です。また、社会福祉協議会を窓口にして貸付けされている生活福祉資金貸付緊急小口資金制度も、市民から歓迎されて利用されており、年越し支援のためにさらなる拡充が必要となっています。 また、新型コロナウイルス感染症で重症化や死亡するリスクの高い老人福祉施設での集団感染を防ぐことは急務です。地域密着型サービス拠点施設整備補助金事業1,080万円では、ダクトの運営経費に多くの費用がかかることから、1か所の整備になったことが明らかになったところです。市内高齢者施設では、感染防止対策に万全の努力をしていただいている中、施設等の研修の要望が出るのは当然ですが、経費が多くかかるものは足踏みをする気持ちも理解できます。本市として事業者の意見をよく聞いていただき、防止対策等支援していただくよう要望するものです。 なお、新型コロナウイルス感染症対策市議会環境整備事業費4,080万円ですが、本来、一般財源で実施すべきと考えます。地方創生臨時交付金は、新型コロナウイルス感染症による消費の低迷や自粛など、このことに苦しむ市民の暮らしや営業の下支え等、直接支援に向けるべきです。 最後に、第94号議案、舞鶴市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定については、本市の約800名の職員に影響するもので、市内の海上自衛官や海上保安庁職員等の国家公務員、警察官を含む京都府職員、約5,300名を超える市内の各種公務員に直接影響します。たとえボーナス分0.05月分の削減とはいえ、気分的なものも含めて消費を低迷させ、地域経済への影響も大きいと言えます。市の職員790名で減額分が約1,460万円の減額との試算でした。給与体系が違いますが、市内の公務員約5,300名に適用し試算すると1億円を超える減額になります。したがって、本年の人事院勧告を一般職員に適用することには賛成できません。 また、本市職員の約半数を占める会計年度任用職員に今年度の勧告を実施することには賛成できません。今年度の一時金には適用せず、来年度から適用するとはいえ、もともと平均給与が低額な上にボーナスが出るようになりましたが、基本給分を一時金に転用したもので、そこから0.05月分の減額は大きな給与の減額になります。その減額はあり得ないということを指摘し、討論といたします。(拍手) ○議長(山本治兵衛) 次に、眞下隆史議員に発言を許します。 眞下隆史議員。     〔眞下隆史議員 登壇〕(拍手) ◆眞下隆史議員 失礼いたします。新政クラブ議員団の眞下でございます。 会派を代表いたしまして、本議会初日に提案されました新型コロナウイルス感染症対策に関連し、早急な審査が必要とされました議案、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)と、12月当初に実施が必要な市長及び副市長及び教育長、市職員給与に関する議案、第94号議案及び第96号議案に対し、賛成の立場を表明し討論をいたします。 令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)の事業で主立った点に触れますが、議会費において、地方自治体の原則・本旨である住民自治と団体自治の機能が確実に行えるよう、新型コロナ禍においても議会が開催可能にするため、議事機関の機能を確保するための議事環境及びオンライン会議の環境整備をするものであり、また、総務費においても同様に、議会機能を確保するため、執行機関においても、モバイルパソコン等の導入をするものであり、執行機関の提案と議会が持つ意思決定と監視機能を発揮するため、必要不可欠なものであるため賛成いたします。 また、議会としましても、さきに審議をいたしましたように、新型コロナ禍において施行不可能になった議会費の一部と政務活動費補助金を減額補正させていただき、コロナ禍における事業に活用していただくようお願いしたところであります。 衛生費において、新型コロナウイルスワクチンの供給が可能になった場合に備え、国においては、国民全員を計画中であり、舞鶴市民全員を想定し、速やかに接種が行えるよう、事前に必要な体制を構築するものであり、予防接種方法の詳細は不確定である中ではありますが、事前に把握できている必要となる体制整備をされることは、市民の皆さんの命を最優先に考え、国の財源を有効に活用される事業として大いに評価するところであります。 商工費では、現存の施策である新型コロナウイルス感染症緊急特別対策利子補給金を活用中の市内中小企業の方々が、今後も引き続き活用いただけるように対応されるものであり、評価をいたします。 今回の提案事業の財源は、特定財源として国・府支出金を充当されておりますし、本年当初の新型コロナウイルス感染症拡大が確認され、国からの財源受入れが確定していない状況ながら、早急な対応が必要との判断から、財政調整積立金を充当し対応された事業の財源を、事業実施した中で額が確定したものなどについての減額や財源更正を図られています。 国から支給される新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時交付金上限の11.9億円に対し、現状が13.1億円を使用され、若干オーバーをしておりますが、今回の提案からは、これまでの事業実績から出た余剰金、減額補正と財源更正を変更され、来年3月の本年度締めを見越した対応と感じております。 私はこれまでから一貫して、新型コロナウイルス感染症の影響に対応する事業に関しては、全額国が対応すべきと訴えておりますので、執行部におかれましても、市民ニーズに対し、適切な事業を今後とも執行していただき、一銭たりとも舞鶴市が負担することなく、国からの支援で対応いただきますようお願いし、賛成といたします。 また、第94号議案及び第96号議案の市長、副市長、教育長、市職員給与の減額改正については、人事院勧告に伴い国家公務員における取扱いに準じ改められるものであり、特段申し上げることはなく、また、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けている現状において、やむを得ないと判断し、賛成をいたします。 よって、今回提案された3件の議案に対し、全て賛成とし、討論といたします。(拍手) ○議長(山本治兵衛) 最後に、松田弘幸議員に発言を許します。 松田弘幸議員。     〔松田弘幸議員 登壇〕(拍手) ◆松田弘幸議員 失礼いたします。公明党議員団の松田弘幸でございます。 公明党議員団と代表して、第87号議案、第94号議案及び第96号議案に対し、賛成の立場で若干の意見、要望を申し上げ、討論いたします。 初めに、第87号議案、令和2年度舞鶴市一般会計補正予算(第8号)でありますが、新型コロナウイルス感染症対策の補正予算で、議会費においては、新型コロナウイルス感染症対策への財源として活用していただくために、議会活動経費や政務活動費補助金を540万1,000円返還するものであります。 一方、新型コロナウイルス感染症対策として、議会傍聴者の方々の3密を防ぐため、傍聴制限をさせていただいた中、議場映像配信の視聴が前年度比で約2倍になりましたが、現在、議場の音響や映像システムは老朽化が進んでいます。今後も感染拡大といった不測の事態においても、議事公開の原則を確保するために議場の環境整備は必要であります。 また、新型コロナウイルス感染症や災害等により、議事堂に参集できない状況になった場合でも、議事機関として機能するためにオンライン環境が必要であり、早期の整備を望むものであります。 続いて、新型コロナウイルス感染症対策市役所機能強化事業でありますが、無線LANやモバイルワーク用端末、モニターを整備することにより、感染症や災害発生時にオンライン、web会議などが実施できる整備環境であります。併せて、ペーパーレス化が進められる事業であり、業務等の効率化が期待できるものであり、評価いたします。 新型コロナウイルス感染症対策西市民プラザICT環境整備事業でありますが、西市民プラザにWi-Fi環境の整備をするものであり、新型コロナウイルス感染症が拡大する中、子育て中の親や健康づくり講座のリモートワーク等の実施により、施設の利用促進や市民の皆さんがICTの利活用ができる機会を増やすことができるものであります。 ICTは、今や社会インフラそのものであり、水や電気や交通と同様に、私たちは常に情報を使いながら生きています。視覚や認識に何らかの困難を抱える人々が皆ICTを必要とする時代にもなってきました。だからこそ、ICTを誰もが使えるようにする環境づくりは重要であります。この事業により、多くの市民が利活用されることに期待をしております。 社会福祉援護一般事務経費でありますが、聞こえにくい人や聴覚障害のある人にマイクの音量を電気信号に変えて補聴器に伝える携帯型ヒアリングループシステムを西総合会館に整備するものであり、これにより、東西舞鶴各1台ずつの整備が整い、災害発生時の情報伝達やコミュニケーションが図れるものであり、感謝いたします。 新型コロナウイルスワクチン接種体制確保事業費でありますが、新型コロナウイルスワクチンの開発が進んできており、供給された際に速やかに接種できる体制づくりが必要であります。市民の皆さんには積極的な情報発信が必要で、医療従事者や高齢者の皆様から優先的に接種するとしている優先順位の考え方や予防の効果、副反応のリスクなどの理解をしていただくことや相談体制の整備も重要であります。そして、ワクチンの流通や保管、接種など総合的な運営ができるように準備する必要があり、関係機関並びに関係者の皆様には大変お世話になりますが、市民の命、安全・安心のため御尽力賜りますようお願いいたします。 新型コロナウイルス感染症対策まいづる冬グルメキャンペーン事業費補助金でありますが、新型コロナウイルス感染症により、飲食業界は売上げが落ち込んでおります。また、一番売上げが期待できる時期が、舞鶴かにが水揚げされる年末年始であります。クーポンの発行により、舞鶴の魚提供店や販売の促進が期待できるほか、かに、鰆等の需要が増え、漁業者にとっても魚価の安定につながるものであり、期待と感謝を申し上げます。 最後に、指定避難所等新型コロナウイルス感染症防止対策経費でありますが、新型コロナウイルス感染症対策として有効な段ボールベッド、間仕切りを各100セット、衛生環境を保つために備蓄・整備を進めていただいておりますが、今回はさらに拡充するものであり、市民が安全・安心に避難所に避難できる体制づくりであり、感謝いたします。 第94号議案、舞鶴市職員の給与に関する条例等の一部を改正する条例制定について、第96号議案、舞鶴市の市長及び副市長の給与に関する条例及び舞鶴市教育長の給与等に関する条例の一部を改正する条例制定についてでありますが、人事院勧告に伴い、一般職職員や市長、副市長、教育長に支給する期末手当の支給割合を改めるもので、賛成し、討論といたします。(拍手) ○議長(山本治兵衛) 以上で討論を終結いたします。 これより、第87号議案、第94号議案及び第96号議案の3件を採決いたします。 採決は、押しボタン式投票でもって区分して行います。 まず、第87号議案及び第96号議案の2件について採決をいたします。 ただいまの出席議員数は25人であります。 本件について原案のとおり可決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は緑のボタンを押してください。     〔投票〕 ○議長(山本治兵衛) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 押し忘れなしと認めます。投票を終了いたします。 投票総数25票。 これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち、賛成25票、反対0票。 以上のとおり、賛成全員であります。 よって、第87号議案及び第96号議案は、原案のとおり可決されました。      -----------------------------賛成   石束悦子議員   伊田悦子議員   伊藤清美議員   今西克己議員   上野修身議員   上羽和幸議員   尾関善之議員   鴨田秋津議員   川口孝文議員   肝付隆治議員   小杉悦子議員   小谷繁雄議員   小西洋一議員   杉島久敏議員   鯛 慶一議員   高橋秀策議員   谷川眞司議員   田畑篤子議員   田村優樹議員   仲井玲子議員   西村正之議員   野瀬貴則議員   眞下隆史議員   松田弘幸議員   水嶋一明議員                           以上25名      ----------------------------- 次に、第94号議案について採決いたします。 ただいまの出席議員数は25人であります。 本案について原案のとおり可決することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は緑のボタンを押してください。     〔投票〕 ○議長(山本治兵衛) 押し忘れはありませんか。     (「なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 押し忘れなしと認めます。投票を終了いたします。 投票総数25票。 これは、先ほどの出席議員数に符合しております。 そのうち、賛成21票、反対4票。 以上のとおり、賛成多数であります。 よって、第94号議案は、原案のとおり可決されました。      -----------------------------賛成   伊藤清美議員   今西克己議員   上野修身議員   上羽和幸議員   尾関善之議員   鴨田秋津議員   川口孝文議員   肝付隆治議員   小谷繁雄議員   杉島久敏議員   鯛 慶一議員   高橋秀策議員   谷川眞司議員   田畑篤子議員   田村優樹議員   仲井玲子議員   西村正之議員   野瀬貴則議員   眞下隆史議員   松田弘幸議員   水嶋一明議員                           以上21名      -----------------------------反対   石束悦子議員   伊田悦子議員   小杉悦子議員   小西洋一議員                           以上4名      ----------------------------- ○議長(山本治兵衛) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明11月27日から12月7日までの間は、議案熟読等のため休会とし、12月8日午前10時から本会議を開き、一般質問を行いたいと思います。御異議はありませんか。     (「異議なし」と言う者あり) ○議長(山本治兵衛) 異議なしと認め、そのように決します。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでございました。     午後5時58分 散会      -----------------------------               本日の会議に付した事件1 諸報告1 会議録署名議員の指名1 会期の決定1 特別委員会の中間報告1 市議委第2号及び市議委第3号1 議長の辞職1 議長の選挙1 副議長の辞職1 副議長の選挙1 委員会委員の選任1 京都地方税機構議会議員の選挙1 第109号議案1 第87号議案から第108号議案まで...