○議長(
上羽和幸) 異議なしと認め、副議長の選挙を日程に追加し、選挙を行います。 選挙は、投票により行います。 議場の閉鎖を命じます。 〔
議場閉鎖〕
○議長(
上羽和幸) ただいまの
出席議員数は26人です。
投票用紙を配付させます。 〔
投票用紙配付〕
○議長(
上羽和幸)
投票用紙の
配付漏れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
上羽和幸)
配付漏れなしと認めます。 投票箱を改めさせます。 〔
投票箱点検〕
○議長(
上羽和幸) 異状なしと認めます。 念のために申し上げます。投票は、
単記無記名であります。
投票用紙に被選挙人の氏名を記載の上、点呼に応じて、順次、投票願います。 職員に点呼を命じます。
樋口議会事務局総務課長。
◎
事務局総務課長(
樋口佐由理) 失礼いたします。それでは、点呼いたします。
鴨田議員、
肝付議員、
伊藤議員、
西村議員、
田村議員、
山本議員、
尾関議員、
高橋議員、
小杉議員、
伊田議員、
水嶋議員、
今西議員、
眞下議員、
石束議員、
谷川議員、
川口議員、
小西議員、
野瀬議員、
仲井議員、
田畑議員、
杉島議員、
松田議員、
小谷議員、鯛議員、
上野議員、
上羽議長。 〔投票〕
○議長(
上羽和幸)
投票漏れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
上羽和幸)
投票漏れなしと認めます。 投票を終了いたします。 議場の閉鎖を解きます。 〔
議場閉鎖を解く〕
○議長(
上羽和幸) 開票を行います。
舞鶴市議会会議規則第31条第2項の規定により、立会人に
野瀬貴則議員と
杉島久敏議員を指名いたします。 よって、両議員の立ち会いを願います。 〔開票〕
○議長(
上羽和幸) 選挙結果の報告をいたします。
投票総数26票。 これは、先ほどの
出席議員数に符合いたしております。 そのうち、
有効投票20票、
無効投票6票。
有効投票中、鯛 慶一議員20票。 以上のとおりであります。 この選挙の
法定得票数は、5票であります。 よって、鯛 慶一議員が副議長に当選されました。 ただいま副議長に当選されました鯛議員が議場におられますので、本席から、
舞鶴市議会会議規則第32条第2項の規定により、告知をいたします。 この際、副議長から挨拶を受けることにいたします。 鯛 慶一副議長。 〔鯛 慶一副議長
議席前面に立つ〕
◆副議長(鯛慶一) 失礼いたします。 ただいま、
議員各位の御推挙により、歴史ある
舞鶴市議会の副議長に就任させていただきました。この大任に拝し、身に余る栄光であるとともに、責任の重さに身の引き締まる思いであります。 副議長として議長をお支えするのはもちろんですが、昨年10月に制定いたしました
舞鶴市議会基本条例に基づき、市民に開かれた議会、
議会機能の充実、効率的・効果的な
議会運営の実現を目指し、全力で副議長の職責を果たしてまいりたいと考えております。
議員各位、そして多々見市長初め理事者の皆様におかれましては、今後ともよろしくお願い申し上げます。 本日はありがとうございました。
○議長(
上羽和幸) この際、
谷川眞司前副議長から発言の申し出がありますので、これを許可いたします。 〔前副議長
谷川眞司議員 議席前面に立つ〕
◆
谷川眞司議員 貴重な時間を拝借しまして、
一言お礼を申し上げます。 第20期のスタートに当たり、伝統ある
舞鶴市議会の副議長に就任をさせていただき、
上羽議長をお支えし、議員の皆様、多々見市長を初め市理事者の皆様、市職員、
市議会事務局の皆様のお力添えを賜る中で、大過なく副議長の重責を務めさせていただくことができました。改めまして、深く感謝を申し上げます。 さて、御承知のとおり、本年は
舞鶴市議会基本条例に基づくさまざまな
取り組みが始まった年でございます。私が委員長を務めました
広報会議では、
議会報編集部会、
FM放送部会の委員の皆様と一緒に議会に対する市民の関心を高めるため、市議会だよりや
FM放送などをフルに活用することにより、私
たち市議会の活動を積極的にPRすることができたものと思っております。これらの貴重な経験を生かして、今後も一議員として
舞鶴市民の皆様の負託にお応えをし、本市の発展と活力を持続し続けていくために、一層努力してまいる所存でございます。これまで以上に御指導、御鞭撻を賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 簡単で意を尽くしませんが、副議長の退任に当たりまして、私からの御挨拶とさせていただきます。皆様、1年間
大変お世話になりました。ありがとうございました。(拍手)
○議長(
上羽和幸) この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。 そのまましばらくお待ちください。 午前10時53分 休憩
----------------------------- 午前10時54分 再開
○議長(
上羽和幸) 休憩前に引き続き、会議を行います。 多々見市長から御挨拶を受けることにいたします。 〔多々見良三市長 登壇〕
◎市長(多々見良三)
一言御礼の言葉を申し上げます。 本日、谷川副議長におかれましては、その職を辞任されることとなりました。この1年間、市政の推進に多大の御尽力を賜りましたことに対しまして、心から感謝申し上げます。 谷川副議長におかれましては、
上羽議長を補佐し、円滑な
議会運営はもとより、数多くの式典や行事等への参加、
視察対応などに御尽力されました。また、
広報会議委員長として多様な媒体を活用した情報発信に努められるとともに、市民と議会のわが
まちトークを新たに
ワークショップ形式で実施されるなど、市民に開かれた議会を目指した
取り組みを進められたところであり、改めまして、その御尽力に深く敬意を表する次第であります。 さて、本市では、
市政運営の最
上位計画である第7次舞鶴市
総合計画が新たにスタートする中、本年7月には本市の豊かな自然、文化、歴史といった
地域資源を最大限に生かしながら、
先端技術を積極的に取り入れた便利な
田舎暮らしの実現に向けた
基本計画、
舞鶴版Society5.0 for SDGsが高い評価を受け、
SDGs未来都市の全国10の
モデル都市の一つとして、国から認定を受けたところであります。市といたしましては、これらの
取り組みをさらに積極的に展開し、未来の舞鶴を担う
子供たちが夢と希望を持つことのできる持続可能な
まちづくりに鋭意取り組んでまいりますので、市議会の皆様におかれましては、豊富な経験と高い見識のもと、今後とも格別のお力添えを賜りますようお願い申し上げます。 結びに当たり、谷川副議長におかれましては、今後とも
舞鶴市政の発展に向けて一層の御支援を賜りますようお願い申し上げますとともに、
舞鶴市議会の今後ますますの御発展と御臨席の皆様の御健勝、御活躍をお祈り申し上げまして、お礼の挨拶といたします。まことにありがとうございました。
令和元年11月28日、
舞鶴市長、多々見良三。
○議長(
上羽和幸) ありがとうございました。 それでは、どうぞお席にお戻りください。 この際、議事の都合により、暫時休憩いたします。 そのまましばらくお待ちください。 午前10時56分 休憩
----------------------------- 午前10時57分 再開
○議長(
上羽和幸) 休憩前に引き続き、会議を行います。
-----------------------------
△日程第5
委員会委員の選任
○議長(
上羽和幸) 次に、日程第5、
委員会委員の選任を行います。
常任委員会委員、
議会運営委員会委員、
議会活性化特別委員会委員及び
原子力防災・
安全等特別委員会委員につきましては、
舞鶴市議会委員会条例第8条第1項の規定により、私からお手元に配付の名簿のとおり指名いたします。 なお、委員長及び副委員長につきましては、
舞鶴市議会委員会条例第9条第2項の規定により、各委員会において互選し、議長に報告願います。
-----------------------------
○議長(
上羽和幸) この際、議事の都合により、休憩いたします。 午後1時から再開いたします。 午前10時58分 休憩
----------------------------- 午後0時58分 再開
○議長(
上羽和幸) 休憩前に引き続き、会議を行います。 休憩中に
常任委員会、
議会運営委員会及び
特別委員会が開催され、それぞれ
正副委員長の互選が行われましたので、その結果について報告いたします。
総務消防委員会委員長 上野修身議員、同副委員長
小杉悦子議員。
産業建設委員会委員長 谷川眞司議員、同副委員長
今西克己議員。
福祉健康委員会委員長 肝付隆治議員、同副委員長
伊田悦子議員。
市民文教委員会委員長 眞下隆史議員、同副委員長
小谷繁雄議員。
予算決算委員会委員長 松田弘幸議員、同副委員長
今西克己議員。
議会運営委員会委員長 松田弘幸議員、同副委員長
今西克己議員。
議会活性化特別委員会委員長 上羽和幸議員、同副委員長 鯛 慶一議員。
原子力防災・
安全等特別委員会委員長 眞下隆史議員、同副委員長
川口孝文議員。 以上のとおりであります。 なお、私は、
舞鶴市議会委員会条例第2条第2項の規定により、
総務消防委員会及び
予算決算委員会の委員を先ほど辞任いたしましたので、報告いたしておきます。
-----------------------------
△
追加日程 第56号議案
○議長(
上羽和幸) お諮りいたします。 市長から、第56号議案、
監査委員の選任についてが提出されました。 この際、これを日程に追加し、議題とすることに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
上羽和幸) 異議なしと認め、これを日程に追加し、議題といたします。 市長から、
提案理由の説明を求めます。 多々見市長。 〔多々見良三市長 登壇〕
◎市長(多々見良三) 本日、市議会12
月定例会を招集いたしましたところ、お
集まりいただきまことにありがとうございます。 ただいま上程されました第56号議案、
監査委員の選任についてでありますが、
伊藤清美氏を
監査委員に選任することにつきまして、同意をお願いするものであります。 よろしくお願いいたします。
○議長(
上羽和幸) お諮りいたします。 本案については、直ちに採決することに御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
上羽和幸) 異議なしと認め、直ちに採決いたします。 採決は、押し
ボタン式投票をもって行います。 ただいまの
出席議員数は24人です。 本案を原案のとおり同意することに賛成の議員は白のボタンを、反対の議員は緑のボタンを押してください。 〔投票〕
○議長(
上羽和幸) 押し忘れはありませんか。 (「なし」と言う者あり)
○議長(
上羽和幸) 押し忘れなしと認めます。投票を終了いたします。
投票総数24票。 これは、先ほどの
出席議員数に符合しております。 そのうち、賛成20票、反対4票。 以上のとおり、賛成多数であります。 よって、第56号議案は、原案のとおりこれに同意することに決しました。
-----------------------------賛成 今西克己議員 上野修身議員 尾関善之議員 鴨田秋津議員 川口孝文議員 肝付隆治議員 小谷繁雄議員 杉島久敏議員 鯛 慶一議員
高橋秀策議員 谷川眞司議員 田畑篤子議員 田村優樹議員 仲井玲子議員 西村正之議員 野瀬貴則議員 眞下隆史議員 松田弘幸議員 水嶋一明議員 山本治兵衛議員 以上20名
-----------------------------反対 石束悦子議員 伊田悦子議員 小杉悦子議員 小西洋一議員 以上4名
-----------------------------
△日程第6 第43号議案から第55号議案まで
○議長(
上羽和幸) 次に、日程第6、第43号議案から第55号議案までの13件を一括議題といたします。
執行機関から
提案理由の説明を求めます。 多々見市長。 〔多々見良三市長 登壇〕
◎市長(多々見良三) ただいま上程されました
補正予算を初め、関係諸議案の審議をお願いするに当たり、議案の説明に先立ちまして、議長のお許しをいただき、一言申し上げます。 本年10月に発生しました
令和元年台風19号並びに
記録的豪雨により、不幸にもお亡くなりになられました方々に対しまして、衷心より哀悼の意を表しますとともに、被災されました方々に心よりお見舞いを申し上げます。被災された方々が一日でも早く平穏な日常を取り戻され、被災地が復興できますことをお祈り申し上げる次第であります。 それでは、ただいま上程されました令和元
年度一般会計補正予算を初めとする13件の議案の説明とあわせまして、現在推し進めております重点施策の状況等について説明いたします。 冒頭に申し上げました
令和元年台風19号を初め、近年、全国各地において大
規模自然災害が、頻回に発生する中、
国土強靭化、
日本海側の
リダンダンシー機能の向上などによる強固な
日本海側国土軸の形成、日本海・太平洋2面
活用型国土の重要性が強く認識されているところであります。 そのような中、これまでから申し上げておりますとおり、本市は
海上自衛隊舞鶴地方隊を初め、
日本海側唯一の
海上自衛隊航空基地が所在するなど、
日本海側の
海上自衛隊の最
重要拠点であるとともに、福井県から島根県に至る
西部日本海を管轄する第八
管区海上保安本部、
舞鶴海上保安部、次代を担う
海上保安官を育成する
海上保安学校など、海上安全の拠点が立地し、全国で唯一、
海上自衛隊総監部と
海上保安庁管区本部が所在する自治体であり、災害に強い
京都舞鶴港における国防、海の安全の拠点の集積により、
南海トラフ地震等、
太平洋側での大
規模災害発生時において重要な
災害支援拠点としての役割が求められている地域であります。 また、本市には約400万世帯に電力を供給する
舞鶴発電所が立地するとともに、隣接には
高浜発電所が所在するなど、
関西経済圏を支える
一大エネルギー拠点となっており、今後、国防、海の安全、
エネルギーの拠点、災害に強い
京都舞鶴港を有するなど、高い
リダンダンシー機能を備える本市の役割、機能は、強固な
日本海側国土軸の形成、
太平洋側の
バックアップ機能の確保を図る上で一層重要なものとなっているところであります。 御承知のとおり、先月27日には、
防災関係機関及び
地域住民が一体となって大
規模地震を想定した
舞鶴総合防災訓練を実施することにより、
防災関係機関相互の連携をさらに強固なものにするとともに、今回は初めて
ジャパンマリンユナイテッド株式会社の
自衛消防隊による
消火訓練や、南舞鶴の
自主防災組織による
避難所開設、
運営訓練を実施するなど、みずからの地域はみずからで守るという市民の共助による
防災意識の高揚を図ったところであります。 本市に集積する国を守る、海を守る重要な機関と連携してまちを守る仕組みがあることは、市民にとって何物にもかえがたいことであり、また、
日本海側はもとより、国土全体の強靱化を図る上においても、本地域が果たす役割の重要性を改めて認識したところであります。 また、明後日30日には、原子力総合防災訓練を実施し、京都府及び関係市町との連携のもと、市災害対策本部、情報通信、避難誘導などの体制の確立、
防災関係機関相互の協力体制の強化、住民の避難手順等の確認を図るとともに、住民の
原子力防災に対する理解の促進を図ってまいります。市におきましては、今後とも国、京都府、
関係機関、団体との連携を密にし、防災機能の強化に努めてまいる所存であります。 このように、国や京都府等との連携強化を図る中、平成30年7月豪雨により発生した土石流災害に伴う避難指示が継続している上福井地区につきましては、京都府と連携して、早期の避難指示解除に向け鋭意取り組んできたところであり、今般、出水期後の現場の状況、砂防堰堤工事の進捗状況等を勘案して、安全性が確認できましたことから、12月2日の避難指示解除を判断するに至ったところであります。 また、今月6日には、旧軍港市振興協議会正副会長会議を舞鶴市において開催し、昨年の7月豪雨により大きな被害を受けた呉市の災害発生時の支援対応等を検証し、改めて四市連携による防災機能の強化について確認するとともに、
海上自衛隊等防衛施設が所在する自治体として、今後とも国防、
国土強靭化において、我々旧軍港四市が担うべき役割をしっかりと果たすことのできる
まちづくりに取り組むことが重要であるとの意見交換を行ったところであります。 こうした連携の
取り組みを進める中で、本地域は強固な
日本海側国土軸の形成を図る上で極めて重要な地域であり、我が国の地方創生を実現するために残すべき地域であることをさらに強く発信し、連携の輪を広げていかなければならないと、意を強くしたところであります。 先月6日には、強固な
日本海側国土軸の形成には、新幹線の早急な整備建設が必要であるとの共通認識のもと、山陰地方から京都府北部地域を経由し、首都圏を結ぶ山陰新幹線の早期実現に向けた機運をさらに高めるため、「山陰新幹線の早期実現を求める舞鶴大会」を開催し、京都府、兵庫県、島根県、鳥取県などから300人を超える多くの皆様に御参加いただき、京都府、兵庫県、山陰地方一体となって、国に対し、山陰新幹線の整備早期実現を求めていくことを決議し、先般、私みずから国土交通省に出向き、青木国土交通副大臣に対し、本地域の重要性を訴え、鳥取市長、松江市長とともに、首都圏と
日本海側重要拠点を結ぶ新幹線整備の早期実現を強く求めたところであります。 また、市におきましても、
国土強靭化の観点等を踏まえ、港湾、道路、河川整備、
エネルギー、
原子力防災等について、関係府省庁に対する要望活動を行ったところであり、国土交通省においては、舞鶴国際ふ頭の供用開始以降、取り扱いコンテナ貨物量が約4倍に増加したことから、日中韓コンテナ航路が新たに就航し、ますます利便性が向上することによって、さらなる物流増加が見込まれる中、国際ふ頭岸壁2バース目の早期着手、第2期整備及び荷役機能の強化や大型クルーズ客船の寄港増加による人流増加等に対応した第2ふ頭の岸壁改良、旅客ターミナルの整備促進等を初め、
京都舞鶴港へのアクセス強化を図る国道27号西舞鶴道路、臨港道路上安久線の整備促進等を強く求めてきたところであります。 さらに、経済産業省においては、
国土強靭化のための
エネルギー供給態勢の整備として、新潟県から仙台を中心とする東北地方への
エネルギー供給が東日本大震災の復旧・復興に大きな役割を果たしたこと等も踏まえ、LNG燃料基地を初め、石油・天然ガス等の備蓄機能を備える
エネルギー基地としての
京都舞鶴港の
機能拡充、
日本海側と
太平洋側を最短で結ぶ舞鶴・三田間の広域ガスパイプライン整備を国家プロジェクトとして推し進めていただくことを要望するとともに、現在、京都府と連携を図りながら推し進めている再生
エネルギー等の活用促進を図る
エネルギー拠点としての整備に対する支援を求めてきたところであり、今後とも、京都府との強固な連携のもと、
京都舞鶴港スマート・エコ・
エネルギーマスタープランに基づき、港湾の特性を生かした再生可能
エネルギーの集積地とする
取り組みを進めてまいりたいと考えております。 また、御承知のとおり、日本の
エネルギー政策については、国において再生可能
エネルギーを将来の主力電源としていく方針の中で、原子力については、依存度を可能な限り低減していくこととされ、それまでの間には重要なベースロード電源に位置づけるとの方針が出されていることを踏まえ、市におきましては、原子力災害時の広域避難体制の整備や
原子力防災対策用資機材等の整備、避難道路等のインフラ整備の支援を要望するとともに、運転開始から40年を超える
高浜発電所1・2号機の再稼働については、建設当時の枠組みではなく、原子力災害対策指針に基づく新たな認識のもとで進められるべきと考えることから、国に対し、
原子力発電所の再稼働に際して同意を求める自治体の範囲や関与のあり方、具体的な手続等を定めた法律の整備において全面緊急事態に陥った場合には、住民の即時避難が強いられるPAZを有する本市に、法令上の同意権が付与されるよう強く求めてきたところであります。 そのような中、立地自治体以外で唯一、府県を超えてPAZ圏内に住民が居住する特別な自治体である本市にとって、関西電力の幹部職員が不透明な形で多額の金品を長年にわたり受領していた問題は、
地域住民の信頼を大きく損なうものであり、信頼回復には関西電力が企業体質を根本的に改める必要があると考えております。 先月30日、資源
エネルギー庁資源
エネルギー政策統括調整官に対し、原子力施設を運営する事業者はいかに信頼に足る存在になり得るかが重要であることを訴えるとともに、31日には、関西電力の松村副社長・原子力事業本部長に対し、早急に事実の全容解明を図り、真摯な態度で説明責任を果たし、
地域住民から関西電力は変わったと実感される改革を図られるよう強く求めたところであります。 市といたしましては、今後とも
日本海側における重要な
エネルギー拠点としての役割、責務を果たせる
まちづくりを推し進めるとともに、国や京都府と連携した新たな危機管理体制の充実強化を図りつつ、避難路整備やモニタリング体制、情報伝達の強化等に
取り組み、市民の安全・安心の確保に努めてまいる所存であります。 国土の強靱化、国防、海の安全、
エネルギー等、国を支えているのは地方都市であり、何よりも重要な次代を担う人材を育み、首都圏へ輩出しているのも地方都市であります。地方都市の発展、振興なくして我が国の繁栄はないと思っております。 私は、そうした思いから、我が国にとってこの重要な地域をしっかりと未来へ引き継げる持続発展可能な
まちづくりを展開していくため、第7次
総合計画において、「次代を担う若者や子どもたちに夢と希望を お年寄りには感謝を」という基本理念を掲げるとともに、目指すべき将来像、心が通う便利な
田舎暮らしの実現に向け、若者たちが舞鶴の未来に夢と希望を持ち、高い志を持って社会に貢献できる人材として大きく羽ばたける
まちづくりを、また、このまちを築き上げてこられた世代の皆様が生きがいを持って社会で活躍し、心豊かに暮らし続けられる
まちづくりを多様な連携のもとに推し進めているものであります。 現在、地域の移動を支える公共交通は、人口減少による利用者数の減少という課題に加え、交通事業を支える運転手、整備士等の担い手の高齢化、人材不足といった課題に直面しております。そのような中、今月5日には、バス、タクシーにより地域の移動を維持・確保していただいている日本交通株式会社と、本年4月に地方の社会的課題解決のための包括連携協定を締結したオムロンソーシアルソリューションズ株式会社とともに、2030年の地域交通のあり方を見据え、日本初となるバス、タクシー、住民同士の送迎を組み合わせた共生型MaaSの実証実験を、来年4月から開始することを発表したところであります。 共同会見において、日本交通の澤社長から、「バス、タクシー、自家用車と枠組みがあるが、これにとらわれていると地域の足は崩壊する。実験に協力しない選択肢はない。問題があるなら、それは何か明らかにすることの意義は大きい」との発言があったように、今を生きる我々が未来のために今何をすべきかを懸命に考え、実践することが重要であります。 今後とも、日本交通を初めとする交通事業者、オムロンソーシアルソリューションズ、地域との連携を一層密にする中で、将来において便利な
田舎暮らしを支える持続可能な地域交通のあり方を検討してまいりたいと考えているところであります。地域をよくしたいという熱い思いは地域を1つにし、地域への思いをつなぎ、広げてくれます。 青井地区では、地域の皆さんを中心に、城北中学校区地域支援協議会、城北中学校、福井小学校の皆さんがフジバカマを地域の宝物として育てていこうという
取り組みを通じて、地域への誇りや愛着を次代を担う
子供たちに伝えておられます。 また、中舞鶴小学校5年生の皆さんが、総合学習で地域の歴史を学び、地域に昔のような活気を取り戻そうと和田海岸の清掃活動などを行い、地域の皆さんとともに藤の森公園の再生に
取り組み、先月、藤の森まつりを開催しました。児童代表の木室敢太君から、「舞鶴を笑顔あふれるところにしようとの思いで取り組んできました」との挨拶を聞き、
子供たちの地域を思う心に胸がいっぱいになりました。 さらに、本年の平和祈念式典では、若浦中学校の皆さんが、戦後、旧大浦中学校の生徒が舞鶴港へ引き揚げてこられた方々を出迎えたときに歌っていた「引揚者を迎える歌」を復活させ、合唱を披露いただき、歌を通じて引き揚げの史実と舞鶴の温かい真心を未来へとしっかりつないでくれました。 南舞鶴地域では、青葉中学校の美術部の皆さんが、ことし50周年を迎えられた南福祉協議会の新しい団体旗をデザインされました。考案した生徒たちは、自分たちの考えた団体旗が将来の南舞鶴地域を象徴するものになることに、誇りと責任を感じていると話してくれました。 市といたしましては、このような
取り組みがさらに広がり、地域の持続的な発展、舞鶴の元気につながるよう、地域の皆さんとともに
まちづくりに取り組んでいきたいと考えているところであります。
子供たちが成長する上で、気づきは大変重要な要素であると考えております。現在、赤れんが倉庫3号棟2階で株式会社J&J事業創造と展開しておりますコワーキングスペースにおきましては、企業や教育機関等との連携による新たな交流と産業創出に関する事業に取り組んでいるところであり、先月には、舞鶴工業高等専門学校、日新電機株式会社と連携し、小学生を対象とした「エコ発電体験教室」を実施したほか、コワーキングスペースを研修事業で利用されたソフトウエア開発を手がける株式会社フォーラムエイトに協力いただき、加佐中学校において街並みを3D映像で再現するVR(仮想現実)技術などの先進技術に触れる出前講座を実施していただいたところであります。 今後とも、コワーキングスペースを核としながら、新たな交流、
子供たちに最新の技術や学びに触れていただける機会を創出してまいりたいと考えております。 御承知のとおり、本市は古来より海を通じ、多様な文化、人との交流の中、国際都市としての歴史を紡いでまいりました。本年の舞鶴市総合文化祭には、姉妹都市ナホトカ市からロシア民謡楽団「スダルーシュカ」の皆さんがオープニングセレモニーの特別ゲストとして参加いただいたところであり、長年にわたる本市とナホトカ市との交流の深さを強く感じたところであります。 また、去る18日には、本市が2020東京オリンピックホストタウンを務めるウズベキスタン共和国から、サイフラエフ文化大臣を団長とするウズベキスタン文化芸術訪問団が来訪され、バレエ、オペラ、ウズベク民族音楽など、すばらしいステージを御披露いただいたところであります。 訪問いただいたサイフラエフ文化大臣からは、温かい歓迎への感謝の言葉をいただくとともに、私が本年8月にウズベキスタン共和国を来訪した際に、さらなる交流発展にと同国のれんがの提供をお願いしたことを受け、「青の都」サマルカンドに所在するアシュラフハン廟などのれんが3点を、本市赤れんが博物館に寄託いただいたところであります。 翌19日には、ウズベキスタン共和国フェルガナ州副知事が来訪され、「フェルガナ州リシタン地区との人材育成交流に関する覚書」を取り交わしたところであり、今後、茶栽培技術研究を通じた農業人材、介護福祉人材、産業技術人材の育成を、市内の生産現場、介護福祉施設、高等教育機関等と連携協力し、推し進めていくこととしたものであります。 市といたしましては、今後ともホストタウンとしての交流はもちろんのこと、2020東京オリンピックのレガシーとなるスポーツ交流や文化交流、経済交流、また多様な人材交流などを通じて、より一層強固な関係性を築いてまいりたいと考えているところであります。 ただいま申し上げましたとおり、本年4月にスタートいたしました第7次
総合計画に基づく
まちづくり施策は、市民の皆様を初め、産官学金労言士等の
関係機関・団体の皆様の御理解、御支援をいただく中で、多様な連携のもとに好循環を生み出し、大きく動き出しております。 私は、この好循環を市民の皆様、市内事業所の皆様とともに、まさに地域一体となった全員野球で持続発展させてまいりたいと考えているところであります。 さきにも申し上げましたとおり、本市は我が国を支える
日本海側の
重要拠点であります。また、豊かな自然、連綿と引き継がれてきた歴史、文化、地域コミュニティ、海外との交流など、舞鶴でしか得られない資源にあふれております。 市といたしましては、市民の皆様とともに、このすばらしい舞鶴を未来に引き継げるよう、多様な連携による
まちづくりを推進し、次代を担う
子供たちに、本市が担っている国防や海の安全、
エネルギー拠点としての重要性、また豊かな
地域資源や連携の輪といったものをしっかりと正しく理解し、触れる機会をさらにふやし、舞鶴で夢をかなえ、学び、働き、暮らせる
まちづくりを推し進めるとともに、先進技術等を導入し、人と人とのつながりの中で、真の弱者を支え合う、「心が通う便利な
田舎暮らし」の実現に向け、さらに邁進してまいりたいと考えておりますので、市議会を初め、市民の皆様におかれましては、引き続き
まちづくりの推進に格別なるお力添えを賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 それでは、上程されました議案につきまして、その概要を説明いたします。 初めに、第43号議案、令和元
年度一般会計補正予算(第5号)につきましては、安全・安心で利便性の高いデジタル社会の早期実現に向け、マイナンバーカードの交付促進を図るマイナンバーカード交付促進事業費を初め、オリンピックホストタウンでもあります本市において、令和2年5月26日にオリンピックの聖火リレーが実施されるに当たり、安全かつ円滑な実施と市民による歓迎を行うため、その準備や周知、機運醸成のための広報活動などを行う東京2020オリンピック聖火リレー事業費のほか、10月の台風19号により被災しました漁港施設や漁港海岸保全施設の早期復旧を図る災害復旧費などの事務事業を追加するとともに、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は、歳入歳出いずれも2億4,930万円で、この結果、予算総額は349億5,055万円となっております。 第44号議案、
令和元年度国民健康保険事業会計
補正予算(第2号)につきましては、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は、歳入歳出いずれも1,002万円で、この結果、予算総額は82億3,447万円となっております。 第45号議案、
令和元年度介護保険事業会計
補正予算(第2号)につきましては、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は、歳入歳出いずれも621万円の減額で、この結果、予算総額は82億9,644万円となっております。 第46号議案、
令和元年度後期高齢者医療事業会計
補正予算(第1号)につきましては、人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は、歳入歳出いずれも1,057万円の減額で、この結果、予算総額は12億7,441万円となっております。 次に、条例関係議案及びそのほかの議案につきまして説明いたします。 まず、第47号議案の条例改正につきましては、人口減少等の社会情勢の変化により、消防団員の団員数が減少する中、消防装備の充実による機動力の向上等が図られたことを踏まえて、必要な団員数の見直しを行い、消防団員の定員を改める等、所要の改正を行うものであります。 第48号議案の条例改正につきましては、市の債権の管理を適正かつ効果的に推進するため、債権放棄の要件を改める等、所要の改正を行うものであります。 第49号議案の条例改正につきましては、国の命令の改正に伴い、個人番号を利用することができる事務に係る規定を整理するものであります。 次に、第50号議案の条例改正につきましては、災害弔慰金の支給等に関する法律の改正に伴い、引用する条項の整理を行うとともに、災害弔慰金及び災害障害見舞金の支給に関する事項を調査審議するため、災害弔慰金等支給審査委員会を設置するものであります。 第51号議案の条例改正につきましては、住民基本台帳法の改正により、住民票の除票の写し等及び戸籍の附票の除票の写しを交付する制度が明記されたことに伴い、これらの交付に係る手数料を規定する等、所要の改正を行うものであります。 第52号議案の条例改正につきましては、児童福祉法の改正に伴い、引用する条項を改めるものであります。 次に、第53号議案につきましては、舞鶴赤れんがパークについて指定管理者を指定するものであります。 第54号議案につきましては、清掃事務所整備工事について、工事請負契約を締結するものであります。 また、第55号議案につきましては、矢之助地区の路線の市道認定を行うものであります。 以上が、ただいま議題となりました議案の概要であります。 この後、予算関係の議案につきましては、詳細を関係理事者が説明いたします。 何とぞよろしく御審議をいただき、御賛同賜りますようお願いいたします。
○議長(
上羽和幸) 有吉
政策推進部長。 〔
有吉央顕政策推進部長 登壇〕
◎
政策推進部長(
有吉央顕) ただいまの市長からの説明に加えまして、第43号議案から第46号議案までの
補正予算の詳細につきまして御説明申し上げます。 数値につきましては、一般会計、特別会計とも、万円未満を切り捨てて説明させていただきますので、よろしくお願いいたします。 初めに、第43号議案、令和元
年度一般会計補正予算(第5号)についてでありますが、まず、歳出において、それぞれの款・項に計上しております人件費につきましては、当初予算計上額と4月の人事異動等を踏まえた決算見込み額との差額について補正を行うものであり、職員の給料や退職手当を含む職員手当、共済費のほか、一般職非常勤職員や臨時的任用職員の配置に伴う報酬・賃金等について所要額を計上いたしております。 人件費以外の補正につきましては、2款総務費、1項総務管理費で、過年度に補助金の交付を受け整備した介護老人福祉施設が事業廃止し、施設を閉鎖したことに伴い、府補助金の返還を行う過年度税外収入還付金2,515万円を、3項戸籍住民基本台帳費では、マイナンバーカードの交付について、申請時、来庁受け付けや企業等への出張申請受け付けなど、受け付け方法を拡大し、交付率の向上を目指すマイナンバーカード交付促進事業費647万円を計上しております。 次に、3款民生費では、1項社会福祉費で、人事異動等に伴う他会計への繰出金を国民健康保険事業会計で1,002万円増額する一方、介護保険事業会計で621万円、後期高齢者医療事業会計で1,057万円それぞれ減額いたしております。 また、6款農林水産業費、1項農業費の基盤整備促進事業費では、営農作業の省力化、効率化等による農業経営基盤の確立と認定農業者等への農地集積を促すことを目的に、国の農地中間管理機構関連農地整備事業を活用し、圃場整備事業に取り組んでいる朝来中地区において、新たに必要となった調査費1,400万円と、事業の実施主体となる京都府への本市負担金である府営土地改良事業費負担金175万円を計上いたしております。 8款土木費、5項都市計画費では、万願寺共同墓地造成工事のかさ上げ高の変更により増額となる西舞鶴道路整備等促進事業費2,500万円を、6項住宅費では、公営住宅等長寿命化計画に基づき廃止を予定しております田中団地の建物除却を追加する公営住宅改善事業費3,000万円を計上しております。 10款教育費、6項保健体育費では、令和2年5月26日に実施します聖火リレーやミニセレブレーションに係る準備経費として、東京2020オリンピック聖火リレー事業費100万円を計上いたしております。 その次の13款1項農林水産施設災害復旧費では、台風19号で被災した田井漁港防波堤などの復旧費として、漁港施設災害復旧事業費590万円を、また竜宮浜漁港海岸の離岸堤の復旧費として、漁港海岸保全施設災害復旧事業費170万円を計上いたしております。 以上が歳出の概要でありますが、これらの財源につきましては、負担金、国府支出金、諸収入、市債による特定財源で1億200万円、また財政調整積立金繰入金1億4,729万円を一般財源として充当することとしております。 この結果、補正額は、歳入歳出いずれも2億4,930万円となり、予算総額は349億5,055万円となっております。 また、繰越明許費補正につきましては、6款農林水産業費、1項農業費の土地改良事業において、年度内での事業完了が困難でありますことから、繰り越しをお願いするものでございます。 次の債務負担行為につきましては、来年度の聖火リレー実施に向けた警備等業務や、今年度末で契約期間が満了となる広報まいづるの作成業務、指定ごみ袋保管・配送業務、スクールバス運行等業務において、新たな契約に必要となる債務負担行為の期間及び限度額を定めるものであります。 次に、第44号議案、
令和元年度国民健康保険事業会計
補正予算(第2号)につきましては、歳出において、1款総務費、1項総務管理費に計上いたしております人件費を、当初予算計上額と4月の人事異動等を経た決算見込み額との差額を補正するものであり、補正額は歳入歳出いずれも1,002万円の増額となり、予算総額は82億3,447万円となっております。 第45号議案、
令和元年度介護保険事業会計
補正予算(第2号)につきましては、いずれも人事異動等に伴う人件費の補正を行うもので、補正額は歳入歳出それぞれ621万円の減額となり、予算総額は82億9,644万円となっております。 最後に、第46号議案、
令和元年度後期高齢者医療事業会計
補正予算(第1号)につきましては、同じく人件費の補正を行うもので、補正総額は歳入歳出それぞれ1,057万円の減額となり、予算総額は12億7,441万円となっております。 説明は以上でございます。
○議長(
上羽和幸) 以上で、本日の日程は全て終了いたしました。 お諮りいたします。 明11月29日から12月9日までの間は、議案熟読等のため休会とし、12月10日午前10時から本会議を開き、一般質問を行いたいと思います。御異議ありませんか。 (「異議なし」と言う者あり)
○議長(
上羽和幸) 異議なしと認め、そのように決します。 本日はこれにて散会いたします。 御苦労さまでございました。 午後1時42分 散会
----------------------------- 本日の会議に付した事件1 諸報告1
会議録署名議員の指名1 会期の決定1
原子力防災・
安全等特別委員会の
中間報告1 副議長の辞職1 副議長の選挙1
委員会委員の選任1 第56号議案1 第43号議案から第55号議案まで...