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令和 2年第1回定例会(第1号 2月25日)

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  1. 福知山市議会 2020-02-25
    令和 2年第1回定例会(第1号 2月25日)


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    最終取得日: 2021-05-04
    令和 2年第1回定例会(第1号 2月25日)            令和2年第1回福知山市議会定例会会議録(1)                令和2年2月25日(火曜日)                  午前10時00分 開会   〇出席議員(24名)       1番  荒 川 浩 司       2番  尾 嶋 厚 美       3番  藤 本 喜 章       4番  野 田 勝 康       5番  足 立 治 之       6番  高 橋 正 樹       7番  芦 田 眞 弘       8番  柴 田   実       9番  大 槻 泰 コ      10番  足 立 伸 一      11番  吉 見 茂 久      12番  塩 見 卯太郎      13番  吉 見 純 男      14番  森 下 賢 司      15番  小 松 遼 太      16番  田 中 法 男      17番  中 嶋   守      18番  田 渕 裕 二      19番  大 谷 洋 介      20番  中 村 初 代      21番  紀 氏 百合子      22番  金 澤 栄 子      23番  馬 谷 明 美      24番  桐 村 一 彦
    〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長       大 橋 一 夫    副市長     伊 東 尚 規  危機管理監    片 山 正 紀    市長公室長   渡 辺 尚 生  市長公室理事   田 村 雅 之    地域振興部長  高 橋 和 章  人権推進室長   横 山   晋    財務部長    大 嶋 康 成  福祉保健部長   林 田 恒 宗    子ども政策監  柴 田 みどり  市民総務部長   山 中 明 彦    産業政策部長  櫻 井 雅 康  建設交通部長   今 井 由 紀    会計管理者   大 橋 和 也  消防長      水 口   学    財政課長    山 田 信 義  上下水道部長   岡 部 繁 己    病院事業管理者 香 川 惠 造  市民病院事務部長 上 田 栄 作    教育長     端 野   学  教育部長     前 田   剛    教育委員会理事 森 山   真  選挙管理委員長  松 本 良 彦    監査委員    長 坂   勉  監査委員事務局長 中 見 幸 喜 〇議会事務局職員出席者  局長       池 田   聡    次長      菅 沼 由 香 〇議事日程 第1号 令和2年2月25日(火曜日)午前10時開議   市会報第1号 平成31年・令和元年福知山事務報告書の提出について   市会報第2号 令和元年度福知山教育委員会点検評価報告書の提出について   第 1  会期の決定について   第 2  議第105号 令和2年度福知山一般会計予算        議第106号 令和2年度福知山国民健康保険事業特別会計予算        議第107号 令和2年度福知山国民健康保険診療所費特別会計予算        議第108号 令和2年度福知山と畜場費特別会計予算        議第109号 令和2年度福知山宅地造成事業特別会計予算        議第110号 令和2年度福知山市休日急患診療所費特別会計予算        議第111号 令和2年度福知山公設地方卸売市場事業特別会計予算        議第112号 令和2年度福知山農業集落排水施設事業特別会計予算        議第113号 令和2年度福知山都市計画事業石原土地地区画整理事業特別会計               予算        議第114号 令和2年度福知山介護保険事業特別会計予算        議第115号 令和2年度福知山下夜久野地区財産管理会特別会計予算        議第116号 令和2年度福知山後期高齢者医療事業特別会計予算        議第117号 令和2年度福知山水道事業会計予算        議第118号 令和2年度福知山下水道事業会計予算        議第119号 令和2年度福知山病院事業会計予算        議第120号 福知山市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について        議第121号 福知山市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の               制定について        議第122号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の               一部を改正する条例の制定について        議第123号 福知山市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者の給与に関               する条例及び福知山市の特別職の職員で常勤のものの退職手当に               関する条例の一部を改正する条例の制定について        議第124号 福知山市手数料条例の一部を改正する条例の制定について        議第125号 福知山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について        議第126号 福知山市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一               部を改正する条例の制定について        議第127号 福知山市保育所条例の一部を改正する条例の制定について        議第128号 福知山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定について        議第129号 福知山市介護福祉士育成修学資金の貸与に関する条例の一部を改               正する条例の制定について        議第130号 福知山市立学校設置条例等の一部を改正する条例の制定について        議第131号 福知山市森林環境譲与税基金条例の制定について        議第132号 福知山市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例の制定につ               いて        議第133号 福知山市農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定につ               いて        議第134号 福知山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について        議第135号 福知山市営特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定に               ついて        議第136号 福知山市営改良住宅条例の一部を改正する条例の制定について        議第137号 福知山市三和町立地企業等従業員住宅条例の一部を改正する条例               の制定について        議第138号 福知山市営一戸建住宅条例の一部を改正する条例の制定について        議第139号 福知山市大江町定住促進住宅条例の一部を改正する条例の制定に               ついて        議第140号 福知山市鬼の里Uターンプラザ条例の一部を改正する条例の制定               について        議第141号 福知山市お試し住宅条例の一部を改正する条例の制定について        議第142号 第2期福知山市子ども・子育て支援事業計画の策定について        議第143号 辺地総合整備計画の策定について                   (提案理由の説明)   第 3  議第144号 令和元年度福知山一般会計補正予算(第5号)                   (提案理由の説明)                 午前10時00分  開会 ○(芦田眞弘議長)  皆さん、おはようございます。  定足数に達していますので、ただいまから令和2年第1回福知山市議会定例会を開会し、これより本日の会議を開きます。  初めに、お手元に配付しています「議員の派遣(報告)」のとおり、議員を派遣しましたので、報告します。  次に、本日、市長から、議第105号、令和2年度福知山一般会計予算ほか39件の議事事件の送付がありました。  次に、監査委員から、例月出納検査結果報告がまいっています。その写しについては、既に配付していますので、ご承知おき願います。  次に、市長から、平成31年・令和元年福知山事務報告書がまいっています。また、教育長から、令和元年度福知山教育委員会点検評価報告書がまいっています。お手元に配付していますので、お目通しおき願います。  なお、本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付していますので、それにてご了承願います。  次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第128条の規定により、10番、足立伸一議員、11番、吉見茂久議員、以上の両議員にお願いします。 ◎日程第1  会期の決定について ○(芦田眞弘議長)  それでは、日程第1に入ります。  会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から来る3月30日までの35日間としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり)
    ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から35日間と決定しました。 ◎日程第2  議第105号から議第143号 ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第2に入ります。  お手元に届いています議案書の議第105号、令和2年度福知山一般会計予算から、議第143号、辺地総合整備計画の策定についてまでの39議案を一括議題とし、これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  皆様、おはようございます。  本日、ここに令和2年第1回福知山市議会を招集いたしましたところ、議員の皆様におかれましては、ご参集をいただき、ありがとうございます。来年度予算案並びに諸議案の審議をお願いするに当たり、来年度の福知山市政の施政方針を申し上げます。  昨年5月、元号が平成から令和に改まりました。美しい調和、ビューティフルハーモニーと英語で表現された新元号の発表は、東京オリンピック・パラリンピックの開催を目前に、過ぎ去った「平成」への郷愁とともに、我が国の心機一転を期待させるニュースであったと思います。  しかし、世界に目を向けますと、民主主義国家におけるポピュリズムの台頭、英国のEU離脱に象徴される協調から孤立路線への転換など、平和の尊さや寛容の精神という、歴史から学んだはずの教訓が揺らいでいることを感じます。また、巨大IT企業などに先導される形で進展しているデジタル・ディスラプションは、国家と社会の在り方に大胆な変化を迫っています。  昨年12月、マドリードで開催されたCOP25においては、頻発する異常気象を目の当たりにしながら、依然として各国の取組の温度差や世代間の危機意識の溝が課題として残りました。地球規模の問題である温暖化防止対策だからこそ、人類の理性ある決断と行動が、より一層求められていることを今、痛切に感じています。そして、水際対策の時期は過ぎ、感染拡大、重症化防止が求められる新型肺炎については、京都府等と十分な連携のもと、適切な情報発信などを行ってまいります。  さて、昨年の本市を振り返りますと、幸いにして大きな水害に見舞われることのない年でありました。一方で、人口構造の変化は着実に進行しています。合計特殊出生率が高水準で推移しているといっても、平成10年から平成30年の人口動態統計を見ると、出生数は最も多かった平成11年の931人が平成30年には662人となり、生まれてくる子どもたちの数は減少しています。とはいえ、662人という出生数は、京都府下において、京都市、宇治市、長岡京市に次いで4番目に多く、府内他市町と比較し、僅かながらも人口構造の変化は緩やかだとも言えますが、この推移を踏まえますと、地域の皆様のご理解をいただきつつも、小学校の統合も避けられない状況にあります。  また、団塊の世代が後期高齢者となって年齢別比率が劇的に変化する、いわゆる2025年問題を前に、持続可能な地域社会へのモデルチェンジが急がれており、何もかもが旧習・前例のとおりとはいかない、ドラスティックな発想の転換が不可欠の状況となっています。  こうした現実と将来展望のもと、本市では国連SDGsの理念に共鳴しつつ、世界や社会の潮流がいかに変化しようとも、市民の生活を守り、支えていくことが行政に課せられた最も重要な責務であることを体しながら、各般の取組を進めてまいりました。  その一端をご紹介しますと、国・府と福知山市とが協調して進めてまいりました総合的な治水対策は、令和元年度を計画最終年度とし、次の出水期には効果を発現できる見通しとなっております。  平成30年度に開設いたしました「子育て総合相談窓口」では、子育て支援サービスを集約、養育支援訪問は、前年度比約1.4倍に増加し、本年度は日本最大のコミュニケーションアプリであるLINEを活用して、オンラインで直接相談できる専用チャンネルも運用を開始するなど、子どもの成長段階、また、ご家庭の事情に応じて切れ目なく寄り添う仕組みを整えてまいりました。また、子どもの医療費の負担軽減のために市制度を拡充し、非課税世帯のゼロ歳から中学3年生を対象に、入院を含む医療費の自己負担を無料といたしました。  そして、高齢者の皆様の日常生活をバックアップするため、介護あんしん総合センターを設置するとともに、地域包括支援センターを6か所から9か所に拡充再編し、地域支援コーディネーターを配置して身近な相談・支援の体制を敷いてまいりました。その結果、相談件数は昨年末現在で、前年度の2,731件から3,283件に、552件増加をいたしております。  さらに、「福知山市手話言語及び障害のある人の多様なコミュニケーション促進条例」を制定、施行し、障害のある人の社会参画を促すため、障害の特性の理解を深めるためのDVDの制作、「あいサポート運動」にも参加し、コミュニケーション支援者養成講座の開催なども進めるとともに、先月末現在で1,746人の方がサポーターになっていただき、支援の輪も拡大をしています。  また、府内自治体ナンバーワンを目指し取り組んできた本市の障害者雇用率は、法定雇用率が2.5%であるところ、目標である3.2%を上回る3.3%となりましたが、今後もその取組を進めてまいります。  そして、スポーツ推進計画も策定した中で、昨年5月には、市民の皆さんの健康増進、日常的なスポーツの習慣化、生涯スポーツの振興やワールドマスターズゲームズ2021関西の機運醸成などに向け、住民総参加型スポーツイベントチャレンジデー」に初参加し、3万人を超える市民の皆様にご参加いただくことができました。  また、企業誘致等の面においては、アネックス京都三和は、平成15年の分譲開始以来、10区画の分譲にとどまっていましたが、この3年間で8区画を分譲し、新たに約250人の雇用を創出してまいりました。さらに、長田野工業団地においては、先月には、車載用リチウムイオン電池の開発・製造・販売企業の第二工場建設の決定が発表され、投資規模は、250億円とも報じられております。そして、企業の駐車場不足に対応し、都市公園の弾力的供用を行うとともに、さらなる歳入の確保も図るという実例も実現いたしました。  また、昨年、長田野工業団地立地企業との間で、京都府北部で初めての締結となった市民運動場野球場のネーミングライツパートナーシップ、今年度化学消防ポンプ自動車購入のために寄附を受けました企業版ふるさと納税など、本市における投資や地域貢献も進めていただいております。  加えて、三和町では、市有地を活用しスーパーが開店、大江町でもスーパーの開店をいただくとともに、本年4月からは、旧大江町議会の議場が大江高校のサテライト教室として利用され、夜久野町では、旧精華小学校のグランド跡地社会福祉施設がオープンします。  先人たちは、度重なる水害などの苦難を乗り越え、このまちを築き、今日まで引き継いでくれました。私はその先人のひたむきな努力を模範として、残りの任期も持続可能なまちづくりを目指し、情熱を捧げてまいる決意であります。  さて、1月から放送が開始されたNHK大河ドラマ「麒麟がくる」は、色鮮やかな時代衣装が話題ともなり、謎に包まれた前半生、謀反に至る歴史ミステリーも予感させながら回を重ね、ゆかりの地、福知山に対する日本中の関心を集めています。また、福知山城やまちあるきなどの関連番組も数多く放送されるなど、全国の皆さんに福知山を知っていただく、かつてない機会となっています。  私は、光秀が福知山のまちづくりの礎を築いたことに、現代にも通じるえにしを感じます。光秀は外来の人でしたが、この土地を治め、発展させるために治水などにも取組み、それがまちづくりの礎となり、地域の血肉として今日に引き継がれ、福知山の今があるということであります。外から先進的な知恵を取り入れ、内なる努力と重なり合ったときに、大いなる発展の礎が築かれるということは、洋の東西、時代の新旧を超えて常なるものではないでしょうか。私も市政を預かる者として、本市のさらなる発展に力を尽くし、次世代に引き継いでまいりたいと強く思うものであります。  市長就任以来、4年をかけて事業の在り方を丹念に見直してきましたのも、それぞれの目的とゴール、それを実現たらしめる実施手法であるかを洗い出し、市民生活や時代に適合した持続可能な内容へ転換を進めるためであります。時に専門的な知見を幅広く取り入れ、庁内外の研修や人事交流を通じて有為な人材の発掘・育成に努め、職員全体の意識改革を図りながら、市民の皆様に市政の現状と展望をつぶさに分かりやすくお知らせする姿勢を貫いてまいりましたのも、今このときに基礎を築き直さなければならないとの危機感からであります。  危機感の一つの背景として市財政に目を向けますと、合併団体としてこれまでピーク時には、単年度で19.6億円割り増しして配分を受け、平成18年度から27年度までの10年間で、総額約174億円加算をされていた普通交付税が、完全に一本算定に移行します。その恩恵が解消される令和3年度を見越し、身の丈に合った行財政体質に改善することが急務であります。  その体質改善の具体的指針である第6次行政改革については、私の就任前に策定をされた計画ではありますが、平成29年度に財政構造健全化指針を定めて必要な補完を施し、財務指標の改善に努めてまいりました。その結果、過去7年連続で財政構造の硬直化が進んでいたことを表す経常収支比率を、平成30年度決算では8年ぶりに改善させることができました。財源対策基金につきましても、平成30年7月に発生した合併後最大規模の災害で取崩しをしつつも、6次行革の目標とする40.9億円の残高を1年前倒し、今年度末に達成できる見通しであります。  歳入面では、クラウドファンディング、ネーミングライツ、企業版ふるさと納税などを初め、あらゆる税外収入の確保に向けて注力し、成果を上げてきたところであります。  これらの結果は、もちろん私一人の力によるものではなく、議員の皆様、企業、団体を含めた市民の皆様のご理解とご協力、そして職員の奮闘のたまものであります。こうした成果を次なる挑戦へつなげ、「新時代 福知山」の基礎を築き、時代の荒波に向かって力強くこぎ出してまいりたいと考えております。  それでは、『力強く「新時代 福知山」へ向かう予算』について、七つの柱ごとに、私の考えを申し述べます。  一つ目の柱は、「安心・安全で環境にやさしいまちづくり」についてであります。  昨年5月、滋賀県大津市の交差点で、保育園児など16人の方が死傷された痛ましい事故は、ハンドルを握るドライバーに、一瞬の不注意が罪のない命を危険にさらし、尊い命を奪うことになるという教訓を残しました。この事故は、市民の皆様を初め多くの方が利用される道路環境においては、ドライバー通行者双方にとって起こり得る危険をできるだけ想定し、事故を未然に防ぐため、あらゆる方策を講ずるべきであるとの課題を行政に突きつけたものと認識しております。  そこで、福知山警察署と締結した平成29年2月の「福知山市安心・安全まちづくり協定」に基づき、防犯上必要な定点または定時・定路線で運行する車両からの町中の安全を見守るとともに、区画線の引き直しなどで道路の危険要因を改善し、住みやすさを実感できるまちづくりに積極的に取り組むことといたします。  ところで、近年、全国的に雨の降り方が局地化・激甚化しており、住民は「自分の命は自分で守る」を基本に、自らの判断で避難行動をとり、地域は共に助け合い、行政は関係機関と連携して全力で支援するという、自助・共助・公助の防災意識の高い社会を構築することが求められています。そこで、令和元年度に新たに立ち上げた「避難の在り方検討会」では、自助・共助・公助のそれぞれの観点から検討を進めており、令和2年度には効果的な情報発信や高齢者等の避難支援、避難先や避難所運営等について検討結果を取りまとめ、福知山市の避難の在り方の方向性を定めてまいります。  防災行政無線においては、無線規則の改正等に伴い、アナログ式をデジタル式へと更新するとともに、新たに防災アプリも導入し、スマートフォン等でも同等の情報が手軽に入手できる、有事の際の基幹的な情報伝達システムとして再構築いたします。デジタル非対応の戸別受信機は令和2年度に更新するとともに、旧市域、旧3町地域でそれぞれ異なっている情報伝達手段を統一化するため、令和3年度以降に計画的に整備する方針であります。さらに、地域ごとの災害リスクや避難方法等を反映した「地域版防災マップ(マイマップ)」の作成に取り組む自主防災組織に対して、支援を継続してまいりますとともに、自主防災組織の組織率と機能の向上に努めてまいります。  頻発する内水被害の軽減対策といたしましては、連年で被害を受けた大江町河守から公庄地区において、国・府との連携のもと、本市において調節池やポンプ場の整備を行うとともに、公手川の改修に係る設計等を進めます。また、水防活動の拠点となる水防センターを整備し、風水害による災害に迅速に対応できる体制を強化するとともに、使用期限を迎えるはしご付消防ポンプ自動車、老朽化した高規格救急自動車を更新整備し、消防体制の維持強化を図ってまいります。  消防団組織の再編と施設、資機材の整備といたしましては、地域実情に合わせて消防団員の確保対策を図るとともに、再編計画に基づいて詰所の建て替え・整備を進め、浸水想定区域内に位置する施設の更新を重点的に実施します。また、地域の消防力・防災力の要である消防団の車両については、平成30年度から老朽車両の集中更新に取り組んでおります。来年度も10台更新し、災害対応力の維持向上を図り、機能強化に努めてまいります。  廃棄物処理については、引き続き「ごみの発生抑制、再使用、再資源化」いわゆる3Rを推進することにより、SDGs社会の実現を含む社会状況の変化を踏まえ、環境に配慮した資源循環社会の構築を目指すとともに、時代の変化に対応した「一般廃棄物処理基本計画」を策定します。「環境パーク」の埋立処分場につきましては、一層の延命化を図るとともに、さらなる容量を確保するため、新たに第4期埋立処分場基本設計等に着手してまいります。  水道事業では、堀山第3配水系統配水管布設替え事業を初めとする老朽化した管路や施設の更新を加速化するとともに、基幹管路の耐震化や、病院・避難所などの災害時拠点となる地区の管路布設替え等を計画的に実施してまいります。  下水道事業では、福知山処理区マンホール鉄ぶた更新事業、和久市第1ポンプ場雨水放流渠更新事業などの施設の長寿命化や管渠の布設替えを進めます。  市民病院におきましては、地域の中核病院として、当地域のみならず広域化する医療ニーズに応えるため、引き続き医療スタッフの確保と地域医療の連携強化に努めてまいります。また、RI検査装置など医療機器を更新し、医療提供体制の維持を図ることといたします。  大江分院におきましては、市民病院と連携した総合診療専門医の育成と地域包括ケアシステムを支援するために、訪問診療や訪問看護など在宅医療の推進に努めてまいります。  二つ目の柱は「活力・にぎわいのあるまちづくり」であります。  さきに述べましたように、大河ドラマの放送は、本市にとって千載一遇の追い風と言えますが、その効果を一過性のものにしないことが何より重要です。そのため、市内外に「明智光秀が築いた城下町 福知山」のイメージ定着を図り、福知山城を初め、本市の歴史文化ゆかりの施設連携、情報発信等により、観光客等の回遊性を高めるような仕組みを強化いたします。加えて、官民連携組織「福知山光秀プロジェクト推進協議会」を核として、オール福知山の層の厚みと機動力を発揮するとともに、関係者それぞれの役割や責務を明確にしながら、本市のまちづくり、観光・商業の活性化に努めてまいります。また、大河ドラマ放送期間中はもとより、放送後も見据える中で、「知られざる明智光秀プロジェクト」を推進し、光秀が築いた城下町・福知山のブランドイメージを強化していきます。  大河ドラマ後を見据える中の一つとしては、現在休館中のポッポランド1号館の再建を目的に、昨年個人の方から頂戴いたしたご寄附を活用し、お城周辺に新たなにぎわいを創出すべく設計に着手いたします。  産業支援策といたしましては、開設後2年間で1,924件の相談を受けた福知山産業支援センター「ドッコイセ!biz」の機能強化を図ります。大学、市内事業者や金融機関、行政といった様々な関係団体がさらに協力し、事業者の課題解決につながる事業の展開を図ってまいります。  農業振興といたしましては、福知山ならではの食材と、その際立つポテンシャルを形にした名品・逸品を掘り起こし、「ふくちやまのエエもん」として地域内外に発信することで、意欲ある農業者を応援してまいりました。来年度は、さらに販路確保・収益拡大に向けた新たなアプローチを検討してまいります。  有害鳥獣対策については、本年度、兵庫県立大学に委託した「シカ生息密度調査」に基づき、捕獲の必要量をエリアごとに設定し、対策を強化します。また、「鳥獣対策レベルアップ事業」としてモデル地区を選定し、専門家のサポートのもと、地域課題解決のための改善プログラムを実行し、より効果的な捕獲対策を推進いたします。  森林分野においても、昨年4月に施行された「森林経営管理法」に基づく事業を展開してまいります。また、「京都府豊かな森を育てる府民税」の市町村交付金を活用し、特用林産振興や防災対策等も推進いたします。  移住定住事業につきましては、京都府が指定する移住促進特別区域の拡大による空き家の掘り起こしや地域の受入れ態勢の促進、ニーズに応じた行程で展開する「福知山暮らし体感ツアー」、収穫や地域イベントなどに参画していただく「ふくちやまワークステイ」など、体感・体験型の移住者呼び込みツールを都市部住民に積極的に発信し、移住候補地としての認知度を高めてまいります。  三つ目の柱は、「市民協働・人権尊重のまちづくり」であります。  市民協働とは、「市民がまちづくりの主体」であると本市自治基本条例にうたわれているとおり、「市民及び市がそれぞれの果たすべき役割及び責任を認識し、対等な立場で相互に協力して行動する」姿を表しています。福知山市においても、市民の皆様お一人お一人の暮らし・生き方を尊重し、それぞれの形で主体的に公共へ参画いただき、それぞれのご意見を拝聴しながら市民全体の意思を体し、共に力を合わせながらまちづくりを推進するという基本姿勢を貫いてまいります。  来年度は、人権施策の基軸となる「第3次福知山市人権施策推進計画〜いのち輝きゆめプラン〜」の中間見直し、また、「第3次福知山市男女共同参画計画 はばたきプラン2011後期計画」の次期計画策定を行い、本市市民憲章が掲げる「共に幸せを生きる」共生社会を実現してまいります。  また、戦後75年という節目の年でもありますことから、昨年度に引き続き、子どもたちを対象として世界平和に関する学習の機会を提供するとともに、国の慰霊巡拝事業に参加されます戦没者ご遺族の負担に対し、本市として支援をさせていただくことといたします。  さらに、これまで「次世代交流ワークショップ」で、若者が様々な世代や立場の市民の皆さんと意見を交換してきた手法を発展させ、高校生・大学生等を対象に、新たに参加型実践型の人材育成を開始いたします。  本市の総合的なまちづくりの指針につきましては、現在の「未来創造福知山」が令和2年度末で計画期間が終了するため、現計画の成果と課題を検証し、市民アンケートの結果等を踏まえながら、新たなまちづくりの構想と戦略的なロードマップを策定してまいります。  四つ目の柱は、「福祉と子育て支援充実のまちづくり」であります。  子育て支援におきましては、令和2年度以降の計画として提案いたしております「第2期福知山市子ども・子育て支援事業計画」に基づき、子どもたちが心豊かに育ち、親が安心して子どもを産み育てることができる環境づくりを進めてまいります。なお、この第2期計画には子どもの貧困対策についても盛り込み、子ども自身が身近な育ちの環境に左右されることなく、将来の夢を実現できる地域を目指します。  国の少子化対策の一環として、令和元年10月1日より、全国で幼児教育・保育の無償化が実施されたことを受け、市内の保育所・幼稚園・認定こども園においても保育料を無償化すると同時に、それ以外の無償化関連事業も引き続き実施してまいります。さらに、公立幼稚園においては、夏季休業中の預かり保育を開始し、多様なニーズに応じた就学前教育・保育を充実させてまいります。  「子育て総合相談窓口」におきましては、子育て家庭の多様な相談ニーズに対応するため、引き続き手続のワンストップ対応で利便性を向上させるとともに、家庭訪問等のアウトリーチ型支援の強化、学校等子どもが所属する機関との連携強化などにより、一般的な子育ての悩みから虐待など緊急度の高い相談まで、子どもと保護者へのサポートを充実させることといたします。同時に、相談内容の分析を行い、対症療法的な対応にとどまらない手前手前の対策が講じられるよう努めてまいります。また、感染症対策として、これまで任意で受けておられたロタウイルスワクチンの予防接種を、10月1日から定期予防接種へ追加し、子どもの健やかな成長を支援してまいります。  高齢者福祉におきましては、団塊の世代が後期高齢者になる2025年以降に、介護人材の不足や医療・介護需要のさらなる高まりが予測されております。こうした将来を見据え、高齢者のみならず、全ての市民が今後も住み慣れた地域で安心・安全に暮らしていくために、「病気にならない」「介護状態にならない」といった予防の取組が重要であります。このことから、健康寿命の延伸を目指して、令和元年度に配置を進めた地域支援コーディネーターが中心となり、各地域でモデル的に貯筋体操に取り組む団体の立ち上げを図ってまいります。  また、地域で生活をされる独り暮らしの高齢者や高齢者のみの世帯が増加する中、例えば、ごみ出しや電球の交換など、高齢者ご自身では解決できない、ちょっとした生活の困りごとに、地域で対応していく先進的な団体等の取組に対して、介護保険の地域支援事業を活用して、市としての支援を開始いたします。  さらに、市民や企業が行政と連携し展開しております「認知症サポーターのオレンジリング」「子ども虐待防止のオレンジリボン」「あいサポート」の三つの運動を「オレンジのまちづくり」として一体化し、相互の連携を図ってまいります。その一つの契機として、8月に予定されている東京2020パラリンピックの聖火フェスティバル(採火式)を活用してオレンジのまちづくりを発信し、福祉のまちづくりの推進と、共生社会の実現を目指してまいります。  五つ目の柱は、「教育と文化・スポーツ環境充実のまちづくり」であります。  まず、教育についてであります。  本市教育委員会では、「自分のために 人のために 社会のために 共に幸せを生きる人材の育成」を教育目標に、学校教育・社会教育が連携しながら、学んだことを自分の幸せや夢の実現のために生かすとともに、他者貢献や社会貢献ができる、高い志を持った人材の育成に努めています。そこで、児童生徒にとって、よりよい教育環境を整え教育内容の充実を図るべく、保護者や地域の皆様のご理解をいただきながら、学校の適正規模・適正配置に取り組んでおります。  施設の面では、来年度は、令和3年4月の大江地域小中一貫教育校開校に向け、引き続き校舎の増改築工事等を進めるとともに、昭和小学校・惇明小学校では今後の児童数増加を見通し、それぞれ給食配膳室等の増改築、校舎改修を進めてまいります。学校施設機能の全体的な老朽化対策といたしましては、有利な財源を確保しつつ計画的な長寿命化に取組、安全・安心な施設整備に努めてまいります。  教育内容の面では、令和2年度から順次、小中学校で実施される新学習指導要領の趣旨を踏まえ、子どもたち一人一人の創造性を育む教育ICT環境の実現に向けて、まずは指定校研究を拡充し、国が進めるGIGAスクール構想に即応した授業研究を開始するため、教員の指導力向上に取り組むと同時に、学籍簿や出席管理、成績管理を正確かつ迅速に行える校務支援システムを導入し、教育・指導に専念できる体制の充実にも取り組んでまいります。  防災教育においては、「生きる力をはぐくむ」を基本において、「自分と周りの人の命を守る行動がとれる」児童生徒を育成してまいります。  福知山公立大学につきましては、情報学部が開設され、Society5.0の時代にAIやIоTなどを駆使し、地域経営学部の地域実践型教育とともに、地域課題に対応する基本理念の実現に向け、取り組みます。2学部600人を超える学生が在籍する規模となり、ハード面では学生増に対応するキャンパス整備を継続し、隣接する京都工芸繊維大学福知山キャンパスとともに、北近畿の「知の拠点」を推進してまいります。ソフト面では、国の制度として導入される「高等教育無償化制度」に市単独の減免措置を組み合わせ、幅広い世帯の入学生・在学生の就学環境を支援してまいります。  スポーツ振興につきましては、東京2020オリンピック聖火リレーや8月の全国高等学校総合体育大会ソフトテニス競技など、全国からの注目度の高い事業を実施してまいります。また、本市で初めての大規模な国際大会となる2021年5月のワールドマスターズゲームズ2021関西のソフトテニス競技の開催を控え、競技団体や京都府及び各関係機関と連携し、ソフト・ハードの両面から諸準備を進めます。  さらに、スポーツイベントの実施を支えるボランティアについて、地域における支え合いの結節点として重要な存在であると再定義し、身近な関係者の参加にとどまらせることなく、幅広い参画を募りながら、国内外から来福される方々を笑顔でおもてなしし、福知山市を挙げて「おもてなし」する機運の醸成を図り、スポーツによる人の交流促進と市民力、地域力の向上を目指してまいります。  六つ目の柱は、「生活基盤の整ったまちづくり」であります。  福知山の強みの一つは、旧福知山市の市制施行後に、あるいはそれ以前から先進的に整備されてきた都市基盤であります。地方都市でありながら、様々なインフラが整い、「意外と便利」「意外と都会」な個性を持つが故に、災害に度々見舞われてきたにもかかわらず人口が集積し、商業、交通、産業、教育などの生活基盤が強化されてきた歴史があります。その基盤を強化し、適切なメンテナンスを施し、未来に引き継ぐ取組を進めてまいります。  まず、造成から長期間が経過した長田野工業団地においては、街路樹や緩衝緑地等の樹木が巨木化・繁茂し、操業環境の支障または通行の危険要因にもなっていることから、平成30年度に策定をいたしました「長田野工業団地利活用増進計画」に基づき、計画的な伐採等を進め、安全で快適な団地内環境を整備してまいります。  延伸工事を実施中の川北橋につきましては、由良川水系河川整備計画による築堤事業の進捗と整合を図りながら、令和3年の開通を目指して引き続き重点的に取り組んでまいります。  市営住宅につきましては、福知山市公営住宅等長寿命化計画に基づき、老朽化した「つつじが丘団地・向野団地」については、本市初のPFI方式による基本計画に基づき、地元との調整を図りながら建て替え事業を開始いたします。  公共交通につきましては、少子高齢化や過疎化、また自家用車に依存する社会環境、さらに、バスやタクシーの運転手不足、燃料費の高騰により路線の維持が厳しい状況にあります。こうした現状と新たな移動手段の実証実験を踏まえ、本市の公共交通ネットワークを構築するためのマスタープランである「福知山市地域公共交通網形成計画」の次期計画を策定いたします。  そして、気候変動が現実化する中、本市においては、頻発する水害により甚大な被害が発生をいたしてまいりました。そのような本市が率先垂範し、脱炭素化に向け取組を進めるため、昨年にはクールチョイス宣言を行いましたが、その具体的施策の端緒として、まず、令和2年度から、市の一部施設の電力を再生可能エネルギー由来の電力の需給に切り替えてまいりますほか、公用車の計画的電動化等の検討も行ってまいります。  七つ目の柱は「行財政効率の高いまちづくり」であります。  4年間の事業棚卸しを通じて私たちに提示された課題は、一つには施策の目的とゴールを明確に定義できているのか、二つ目には、そこに至るプロセスをしっかりと描き切り、最小の経費と最短の時間で結果につなげているのかの2点であります。言わば、ベクトルとスピードを適切に設定し、制御するマネジメント能力の定着・向上が、職員のみならず行政全般に求められていると改めて認識しております。  そこで、政策分析・立案の基盤となる統計データの精度を向上させるとともに、業務に有効活用する技術を庁内で浸透させ、さらには、そのデータを活用した市民活動を喚起すべく、市が保有する統計数値のオープンデータ化を推進することといたします。また、今年度に導入したRPAの成果をさらに発展させるため、令和2年度には、大量の申請書類に記載された手書き文字等の情報を機械で正確に読み取り、電子データに変換をするAI−OCRを導入し、情報の入力作業自動化により、企画立案などの業務へ注力できる業務環境の整備を推進いたします。  公共施設マネジメントにおいては、令和2年度から始まる後期実施計画に基づき、地域のご理解とご協力のもとで、個々の施設の再配置と集約化・複合化を図ります。また、存続する施設については、予防的な修繕等を計画的に実施することにより、施設の長寿命化を図るための個別施設計画を策定いたします。  さらに、公有財産の余剰空間や売却可能資産の洗い出しを進め、積極的に売却や貸付等を行って財源の確保を図るとともに、用途廃止財産については、スピード感を持ってサウンディング型市場調査等を行い、民間資本等を最大限に活用した有効活用を図ってまいります。  全事業の棚卸しは、令和元年度までの4年間で完了いたしました。来年度以降については、行政改革推進委員会の答申を踏まえつつ、行政経営改革をさらに推し進めるため、施策の進捗管理や事業の関連性を意識した新たな評価システムの構築を図ってまいります。  以上、主な施策・事業について申し述べてまいりましたが、令和2年度予算につきましては、一般会計で総額400億2,000万円といたしました。歳入面では、市税収入は個人市民税、固定資産税等の各税で、今年度の実績見込みを考慮し、総額1億2,300万円余りの増収を見込んでおります。  普通交付税においては、合併算定替え特例加算の縮減等を受けて、対前年度比3億円の減少を見込んでおりますが、法人事業税交付金の新設や地方消費税交付金、環境性能割交付金の増収を見込んだこと等により、結果として経常的な一般財源の総額は1億6,900万円の増加となる見通しです。  歳出面では、6月の市長選挙を控え、災害復旧費等の減少と合わせて政策的な新規事業を抑制した骨格型としつつも、市民生活に必要な継続的事業、また、令和2年度着手を前提として準備を進めてきた事業はしっかりと盛り込んだ内容といたしました。経常的な歳出においても、令和元年度に行った公債費繰上げ償還による効果もあり、抑制を図った内容といたしております。  市債の発行につきましても、前年度に比べ5億5,100万円の減額とし、後年度への負担に配慮した予算といたしました。  さらに、大河ドラマや公立大学情報学部の新設という臨時的な財政需要を含みつつ、財政調整基金や合併算定替え逓減対策基金を取り崩すことなく収支の均衡を図り、財政構造の健全化、行財政運営の持続可能性を具現化した予算といたしました。  このほかにも、財政構造健全化の取組といたしましては、まず、歳入面において、引き続き公共施設マネジメントにより創出される土地の収益等を一般行政経費に充当することなく、公共施設等総合管理基金に着実に積み立て、将来の公共施設にかかる様々な需要に備えてまいります。また、産業廃棄物の処理手数料につきましては、受益者である事業者のご理解のもと、段階的に見直しを進め、安定的な財源の確保を図ってまいります。  歳出における健全化の取組では、第三セクター等改革推進債の計画的な繰上げ償還により、平成24年度に発行した29億9,600万円の借入金が、令和2年度末に残高4,500万円まで圧縮の見込みであります。一方で、弾力性の乏しい財政構造の改革は依然として課題であり、一般歳出に占める義務的経費の割合は、なお予断を許さぬ水準にあります。そこで、行財政改革の進捗を期する姿勢を引き続き示してまいりますため、私の任期中限りではありますが、今年度に引き続いて、市長・副市長・教育長の給料、課長級以上の管理職手当を削減いたします。  結果として、一般会計は令和元年度に比べて15億8,000万円、3.8%の減少、特別会計の予算は総額192億6,097万7,000円、公営企業会計の予算は総額266億9,880万円で、全会計を合わせまして859億7,977万7,000円としたところであります。  さて、昨年秋、アジアで初めて日本を開催地として行われたラグビーワールドカップ2019大会は、ワールドラグビーの会長からも、「最も偉大なワールドカップとして記憶に残る」と称賛されるとともに、ラグビーのすばらしさを私たちの心に刻みました。One Teamというシンプルな言葉とともに快進撃を果たした日本代表の躍進はもちろんのこと、全力で立ち向かい合った相手同士をたたえ合うフェアプレーの精神、また、台風の影響で試合が中止になった不運をかこつことなく、被災地の復旧に力をかした各国選手たちのすがすがしい姿が日本中で感動を呼び、世界の人々に勇気と希望を与えました。  持続可能な未来の扉を開くのは分断と対立ではなく、信頼と協調であります。大河ドラマ「麒麟がくる」の放送、また、2020インターハイやワールドマスターズゲームズ2021関西などのスポーツイベントの開催、情報学部の開設により、知の拠点としての期待がさらに高まる福知山公立大学など、本市においても積年の様々な努力が実を結び、花開こうといたしております。それぞれの花が、市民の皆様の心身ともに豊かな未来に向かって大輪の花を咲かせ、また、次の種を宿し、「新時代 福知山」の営みが続き、しっかりと次の世代に引き継がれていけるよう、市民の皆様、議員の皆様のご理解とご協力を賜りながら、今まで以上に挑戦を続けてまいりたいと考えております。  以上、私の所信を述べまして、令和2年度を展望する施政方針といたします。ご静聴誠にありがとうございました。
    ○(芦田眞弘議長)  財務部長。 ○(大嶋康成財務部長)(登壇)  失礼いたします。  ただいま上程されました諸議案につきまして、ご説明申し上げます。  まず、議第105号、令和2年度福知山一般会計予算についてでありますが、お手元に送付いたしております「令和2年度一般会計予算説明書」により、ご説明申し上げます。  1ページをお願いいたします。  「令和2年度各会計予算集計表」でございますが、予算編成方針でお示ししたように、財政構造健全化指針のもと、既に着手している内水対策事業、防災行政無線整備事業、「知の拠点」推進事業などの継続事業については、切れ目なく着実に事業を進めていくものとし、引き続き積極的な歳入確保の取組を進めつつ、事業の選択と集中を図り、当初予算に計上しました結果、「骨格型予算」として、一般会計総額は400億2,000万円となり、対前年度比15億8,000万円、3.8%減の予算規模となりました。  特別会計につきましては、11会計で192億6,097万7,000円、0.4%減、企業会計は、3会計、266億9,880万円、4.7%の減、全会計の予算総額は859億7,977万7,000円で、令和元年度当初予算と比較して29億7,660万円、3.3%の減となっております。  まず、一般会計の歳出からご説明申し上げますが、当初予算でございますので、何分にも広範多岐にわたっております。目ごとの説明につきましては、事業別に区分いたしまして、右側の説明欄により詳細に記述しております。また、事前に送付しております「主要事項説明書」に主な事業の概要を記載し、お目通しいただいているところでございます。したがいまして、個別の事業の説明は割愛させていただき、前年度の当初予算と比較いたしまして、特に大幅な増減・特記事項などがございます目を中心に、その内容を申し上げたいと思います。  58ページをお願いいたします。  総務費でございますが、総務管理費、第1目、一般管理費の減額につきましては、マイクロソフトサポート終了に伴うシステム等更新事業の皆減や、61ページの説明欄、13、基幹系システム等更新事業による減が主な要因でございます。  続きまして、66ページをお願いいたします。  第5目、財産管理費の減額は、公共施設マネジメントモデル事業(旧三岳小学校)の皆減や、三セク債償還基金積立事業による減が主な要因でございます。  続きまして、72ページをお願いいたします。  第9目、文化振興費の減額は、79ページの説明欄、17、福知山城観光誘客強化事業の施設更新工事の減によるものでございます。  続きまして、80ページをお願いいたします。  第11目、地域交流推進費の増額は、83ページ説明欄にあります、11、移住・定住促進事業や、87ページ説明欄にあります、35、集会施設等整備事業の増が主な要因でございます。  続きまして、88ページをお願いいたします。  第12目、地域情報化推進費の減額は、e−ふくちやま清算事業の皆減が主な要因でございます。  同じく、第14目、諸費の増額は、右の説明欄、2、福知山光秀プロジェクト推進事業の拡充が主な要因でございます。  92ページをお願いいたします。  徴税費、第1目、税務総務費の減額は、右の説明欄、2、固定資産評価替え事業の減によるものが主な要因でございます。  96ページをお願いいたします。  次、戸籍住民基本台帳費、第1目、戸籍住民基本台帳費の増額は、右の説明欄、4、社会保障・税番号制度実施に係る整備等事業の増によるものが主な要因でございます。  98ページをお願いいたします。  次に、選挙費の減額は、参議院議員通常選挙執行事業、府議会議員選挙執行事業、市議会議員選挙執行事業の皆減によるものが主な要因でございます。  102ページをお願いいたします。  統計調査費、第2目、基幹統計調査費の増額は、右の説明欄、3、国勢調査事業の皆増が主な要因でございます。  108ページをお願いいたします。  民生費、社会福祉費でございますが、第1目、社会福祉総務費の減額につきましては、福知山市総合福祉会館の耐震・改修工事などを終える福祉施設改修事業の皆減が主な要因でございます。  また、115ページ、新規事業として、31、安心・安全まちづくり推進事業(市民課)は、公共空間に、防犯と交通安全との両面から防犯カメラの設置などに取り組み、誰もが安心・安全、そして住みやすさを実感できるまちづくりの実現を目的に取り組むものでございます。  130ページをお願いいたします。  児童福祉費、第1目、児童福祉総務費の増額は、右の説明欄、4、幼児教育・保育無償化事業で、令和元年10月から実施された無償化の実施に伴い、利用料補助等を通年で事業化したことにより、増となっていることが主な要因でございます。  134ページをお願いいたします。  児童福祉費、第2目、児童措置費の増額は、右の説明欄、1、保育所委託事業で、新規の小規模保育事業所及び認定こども園の給付費を計上したことなどによる事業費の増が主な要因でございます。  同じく、児童福祉費、第3目、児童福祉施設費の減額は、137ページの説明欄、5、市立保育園整備計画推進事業で、三和保育園の統合による整備が完了したことにより減となっていることが主な要因でございます。  142ページをお願いいたします。  災害救助費、第1目、災害救助費の減額は、右の説明欄、2、地域再建被災者住宅等支援事業において、平成30年7月豪雨により被災された住宅等の再建支援補助が令和元年度で終了したことが主な要因でございます。  160ページをお願いいたします。  衛生費、清掃費でございますが、第2目、じんかい処理費の増額は、163ページ説明欄、新規の8、第4期埋立処分場整備事業を計上したことによる事業費の増が主な要因となっているところでございます。  174ページをお願いいたします。  農林業費の増額でございますが、農業費、182ページ、第5目、農地費では、右の説明欄の4、ため池等農地災害危機管理対策事業で、防災ため池ハザードマップ作成経費等の拡充を図っており、また、184ページの林業費、第2目、林業振興費では、187ページ説明欄の12、災害に強い森づくり事業で、府の委託を受け、治山事業を計上したことによる事業費の増が主な要因でございます。  191ページをお願いいたします。  商工費、第2目、商工業振興費では、説明欄に新規として20、(仮称)福知山鉄道館ポッポランド建設事業において、建設に向けての業務委託を計上しております。  196ページをお願いいたします。  土木費、土木管理費、第1目、土木総務費では、199ページの説明欄、新規事業として、8、かわまちづくり整備事業を計上しております。由良川防災・かわまちづくり事業基本構想により、かわまちづくりPRや大江かわまちづくり計画作成経費を計上しているところでございます。  200ページをお願いいたします。  土木費、道路橋梁費でございますが、第2目、道路維持費では、右の説明欄、5、長田野工業団地利活用増進事業(道路環境整備)において、長田野工業団地利活用増進計画に基づき、工業団地内の街路樹を計画的に伐採して、交通環境の改善や道路構造物の維持・保全経費の拡充を図っております。  続きまして、202ページをお願いいたします。  第3目、道路新設改良費の減は、右の説明欄、9、社会資本整備総合交付金事業(道路整備)の事業費が減となっているのが主な要因でございます。  続きまして、204ページをお願いいたします。  河川費でありますが、第1目、河川総務費の減額は、調節池整備事業の皆減によるものですが、右の説明欄、8、内水対策事業では、由良川沿川の内水被害が発生する区域において、モデル地域に調節池やポンプ場整備などを行う経費を計上し、拡充を図っております。  206ページをお願いいたします。  都市計画費でございますが、第3目、街路事業費の増は、右の説明欄、1、街路事業(篠尾線篠尾工区)において、土地購入費の増によるものでございます。  210ページをお願いいたします。  住宅費でございますが、第1目、住宅管理費の減額は、右の説明欄、5、市営住宅改善事業において事業費の拡充を図っておりますが、213ページの説明欄、10、住宅新築資金等貸付事業における基金積立金の皆減が主な減の要因でございます。  218ページをお願いいたします。  消防費でございますが、第2目、非常備消防費の増額につきましては、右の説明欄、3、消防団員報償事業の消防団員の退職報償金の支出の増によるものでございます。  220ページをお願いいたします。  第3目、消防施設費の増額につきましては、右の説明欄、4、水防センター整備事業で、水防活動の拠点として、戸田地区に国と連携して進める河川防災ステーション整備において、水防センターを建設する工事費を計上したことと、5、消防車両更新事業において、消防力強化を図るため、はしご車を初めとした車両更新経費を計上していることなどにより、増となっているところでございます。  同じく、第5目、災害対策費の増額につきましては、223ページ説明欄、5、防災行政無線整備事業として、継続して防災行政無線のデジタル化整備に取り組むため、工事費に加えて、個別受信機の購入費を計上して拡充を図ったことが主な増額要因となっているところでございます。  226ページをお願いいたします。  教育費でございますが、教育総務費、第2目、教育振興費の増額は、231ページの説明欄、新規事業として、13、校務支援システム導入事業において、教員の業務負担の軽減及び業務の質的転換を図り、児童生徒にとって、より総合的な指導を持続的に行う環境整備に取り組みますことが主な要因でございます。  236ページをお願いいたします。  小学校費の第1目、学校管理費の減額は、239ページの説明欄、12、小学校教室棟便所改修事業の改修計画最終年度を迎えることにより、事業費が減となったことが主な要因となっております。  左のページをお願いいたします。  小学校費の第3目、学校建設費の減額は、右の説明欄、3、昭和小学校施設増改築事業による事業費の増額がありますが、その上の2、六人部小学校統合整備事業において、一定進捗が図れたことによる事業費減が主な要因でございます。  244ページをお願いいたします。  幼稚園費の第1目、幼稚園費の減額は、幼児教育・保育無償化に伴い、私立幼稚園就園奨励費補助事業及び子ども・子育て新制度施設型給付費事業が皆減となっていることによることが、主な要因でございます。  246ページをお願いいたします。  社会教育費、第1目、社会教育総務費の減額は、夜久野町生涯学習センターの改修事業や、持原古墳群発掘調査事業の皆減が主な要因でございます。  262ページをお願いいたします。  保健体育費、第1目、保健体育総務費の増額は、右の説明欄、9、国際大会開催準備事業として、継続してワールドマスターズゲームズ2021関西に向けて、三段池公園テニスコート整備工事費などの増が主な要因でございます。  268ページをお願いいたします。  大学費、第1目、大学振興費の増額につきましては、右の説明欄の1、福知山公立大学運営交付金事業が学生数の増により伸びたこと、3、「知の拠点」推進事業で、4号館等の改修工事費を計上したことなどの増が主な要因でございます。  270ページをお願いいたします。  公債費でございます。  第1目、元利償還金の減額につきましては、右の説明欄、1、地方債元利償還金において、これまでの繰上げ償還により元金償還が減となったこと、2、地方債繰上げ償還金においては、前年度のように住宅新築資金等貸付事業において、積み立てた減債基金を活用した繰上げ償還がないため、減となったことが主な要因でございます。  274ページ、また276ページにつきましては、土木施設災害復旧費と農林施設等災害復旧費でございまして、経費の計上はいたしておりません。  以上で歳出の説明を終わらせていただきまして、恐れ入りますが、8ページへお戻りをお願いいたします。  歳入予算でございますが、第1款、市税は117億6,516万8,000円で、前年度比較1億2,349万9,000円、1.06%の増と見込んでおります。市税が増加する要因でございますが、まず、市民税関連におきましては、個人市民税は、令和元年度の給与所得の伸び等の影響により増収が予測されることから、前年度より1.37%増の37億1,060万1,000円を計上いたしております。  法人市民税におきましては、景気は緩やかに回復しているとの内閣府の月例経済報告にはありますが、景気が不透明感を増す中で、税収の大きな伸びは期待できないと見込んでいるところでございます。また、平成28年度税制改正によりまして、令和元年10月1日からの法人市民税の法人割の税率が改正されたことの影響や、英国の欧州連合からの離脱問題、米中間の貿易摩擦に起因する株価の不安定な値動き等、景気後退要因なども考慮いたしまして、前年度予算比では0.47%減の13億3,215万5,000円を計上いたしているところでございます。  次に、固定資産税ですが、土地につきましては、地価下落傾向は鈍化してきておりまして、下落率は前年度を下回るものと見込んでおります。家屋については、新増築家屋の増加により、前年度より増加する見込みです。償却資産につきましても、設備投資の状況から増加するものと見込んでおります。よって、固定資産税全体では、前年度より1.43%増の56億5,127万8,000円を計上いたしております。  次に、軽自動車税につきましては、軽四輪等の登録台数の減少から、全体で1.99%減の2億7,221万8,000円を計上いたしているところでございます。  また、たばこ税におきましては、喫煙率の低下は続いていますが、税制改正により、前年度より0.71%増の5億4,002万2,000円を計上いたしております。  以上の結果、市税総額では増額となったものでございます。  10ページをお願いいたします。  第2款、地方譲与税から、12ページの第14款、交通安全対策特別交付金につきましては、国・府より交付される財源でございますが、平成31年度の税制改正、地方財政計画や過去の決算等を考慮する中で、予算を見込み、計上いたしたものでございます。  特に、10ページ、第2款、地方譲与税の中、第3目、森林環境譲与税でございますが、温室効果ガス排出削減や災害防止を図るため、森林整備等に必要な地方財源を安定的に確保する観点から、国の計画変更によりまして、前倒しで増額交付を受けるものでございます。  12ページ、第13款、地方交付税でございますが、合併算定替え特例加算の縮減の影響に加え、税収の増や地方消費税交付金の増などによりまして、基準財政収入額が増加するため、普通交付税額は減額となっております。また、特別交付税におきましても、過去の決算を考慮する中で、計上いたしているところでございます。  14ページをお願いいたします。  分担金及び負担金、負担金、第1目、民生費負担金の減額につきましては、次のページ、第2節、児童福祉費負担金において、幼児教育・保育無償化により、保育料(私立)、保育料(広域)分の減額が主な要因によるものでございます。  16ページをお願いいたします。  使用料及び手数料、使用料、第2目、民生使用料の減額につきましても、右のページ第2節、児童福祉使用料において、幼児教育・保育無償化により、利用者負担額(公立)分が減額となったことが主な要因でございます。  18ページをお願いいたします。  同じく第8目、教育使用料の減額につきましても、右のページ第3節、幼稚園使用料においても、幼稚園保育料分が皆減となったことが主な要因によるものでございます。  20ページをお願いいたします。  使用料及び手数料、手数料、第3目、衛生手数料の増額につきましては、右のページ第2節、清掃手数料において、(3)産業廃棄物手数料の料金改定により増となったことが、主な要因にでございます。  同じページ、国庫支出金、国庫負担金、第1目、民生費国庫負担金の増額につきましては、23ページの説明欄、第2節、児童福祉費負担金において、幼児教育・保育無償化により、(1)保育所運営費(私立)及び(6)施設型給付費等交付金の皆増などが主な要因によるものでございます。  左の22ページをお願いいたします。  国庫補助金、第2目、民生費国庫補助金の減額につきましても、次のページ説明欄、第2節、児童福祉費補助金において、幼児教育・保育無償化により保育所運営費(私立)、保育所運営費(広域)分が皆減となったことが主な要因によるものでございます。
     24ページをお願いいたします。  同じく、第6目、土木費国庫補助金の減額は、右のページ説明欄、第2節、河川費補助金において、調節池整備事業が完了したことに伴う社会資本整備総合交付金の皆減などが主な要因でございます。  同じく、第8目、教育費国庫補助金の増額は、27ページ、右の説明欄、第4節、保健体育費補助金において、(2)国際大会開催準備事業における社会資本整備総合交付金の増によるものでございます。  左の26ページをお願いいたします。  府支出金、府負担金、第1節、民生費府負担金の増額につきましても、29ページ、右の説明欄、第2節、児童福祉費負担金で、幼児教育・保育無償化により(1)保育所運営費(私立)及び(5)施設型給付費等交付金が皆増となったことが主な要因によるものでございます。  左の28ページをお願いいたします。  府負担金、第2節、土木費府負担金の増額につきましては、右のページ、第1節、河川費府負担金、(1)内水対策事業府負担金と第2節、住宅建設費府負担金、(1)つつじが丘団地調査負担金が皆増となったことが要因でございます。  同じく府補助金、第2目、民生費府補助金の減額ですが、31ページの説明欄、第2節、児童福祉費補助金において、幼児教育・保育無償化により保育所運営費(私立)、保育所運営費(広域)分が皆減となったことが主な要因によるものでございます。  左の30ページをお願いいたします。  府補助金、第4目、農林業費府補助金の増額ですが、右の説明欄、第1節、農業費補助金において、33ページの説明欄、(4)ため池等農地災害危機管理対策事業の事業費の増が主な要因によるものでございます。  34ページをお願いいたします。  同じく、第8目、教育費府補助金の減額ですが、右の説明欄、第1節、教育総務費補助金において、小学校及び中学校の施設長寿命化計画策定事業が完了したことによる、きょうと地域連携交付金の減が主な要因によるものでございます。  左の34ページをお願いいたします。  府委託金、第1目、総務費府委託金の減額は、次のページの第1節、総務管理費委託金において、参議院議員通常選挙費委託金及び府議会議員選挙費委託費が皆減となったことが主な要因によるものでございます。  36ページをお願いいたします。  第3目、農林業費府委託金の増額は、右のページ、第2節、林業費委託金において、(1)災害に強い森づくり事業の治山事業の拡充による増が主な要因によるものでございます。  38ページをお願いいたします。  繰入金、基金繰入金、第1目、基金繰入金でありますが、減額の主な要因としましては、減債基金繰入金や合併算定替え逓減対策基金繰入金の皆減や、地域振興基金の減によることが主な要因でございます。  46ページをお願いいたします。  諸収入、雑入、第3目、雑入の減額ですが、住宅新築資金組合収支残額受入金の皆減が主な要因でございます。  48ページをお願いいたします。  市債の減額につきましては、増減それぞれの要因がございます。  まず、第1目、総務債では、右のページ、第3節、地域情報化推進債で、e−ふくちやま清算事業(除却債)の皆減が、減額の主な要因となっております。  次の第2目、民生債では、右のページ、第1節、社会福祉事業債で、福祉施設改修事業の皆減や、第2節、児童福祉事業債でも市立保育園整備計画推進事業の皆減が、減額となっている主な要因となっております。  50ページをお願いいたします。  第5目、土木債では、右のページ、第2節、河川事業債の調節池整備事業の皆減が、減額の主な要因となっております。  同じく、第6目の消防債では、右のページ、第1節、消防事業債で、(4)消防車両更新事業、(6)水防センター整備事業及び第2節、災害対策事業債で(1)防災行政無線整備事業の大幅な増加が、増額の主な要因となっております。  また、次の第7目、教育債では、右のページ、第1節、小学校事業債の六人部小学校統合整備事業の皆減などがあるものの、53ページの説明欄、第3節、保健体育事業債での(1)学校給食センター統合事業や(2)国際大会開催準備事業の皆増、さらには、第4節、大学事業債の(1)「知の拠点」推進事業の皆増などにより、増額の要因となっているものでございます。  左のページの第8目、臨時財政対策債は、地方財政計画をもとに減額を見込んでいるところでございます。  48ページにお戻りいただきまして、市債発行額は37億6,350万円となり、前年度より5億5,150万円、12.8%の減額となりました。今後も交付税措置率の高い市債の発行に努めていくこととしておりまして、市民1人当たりの負担の抑制を図っていくものでございます。  以上で歳入の説明を終わりまして、お手数ですが、278ページをお願いいたします。  278ページから289ページにかけましては、給与費明細書を掲げておりますので、お目通しを賜りたいと存じます。  次の290ページは、継続費についての調書であります。  お目通しを賜りたいと存じます。  また、291ページから294ページにかけましては、債務負担行為調書を掲げておりますので、これもお目通しを賜りたいと存じます。  次の295ページをお願いいたします。  地方債現在高の調書でございますが、296ページにかけまして、各事業別に現在高の見込額を掲載いたしております。当該年度末における現在高見込みの総額は右下になりますが、504億7,539万3,000円でございます。前年度末現在高見込額より、11億1,687万8,000円の減、2.2%の減を見込んでいるところでございます。  以上で一般会計の説明を終わらせていただきまして、次に、特別会計の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、別冊の「令和2年度特別会計予算説明書」をお願いいたします。  3ページをお願いいたします。  議第106号、令和2年度福知山国民健康保険事業特別会計予算でございますが、予算総額は72億3,600万円、前年度比で1億1,840万円、1.6%の減といたしております。  本市の被保険者数は減少し続け、その反面、1人当たりの医療費は年々伸びている状況にあります。平成30年度は医療費が減少していたため、令和2年度の京都府への納付金が1億953万円の減となったものの、依然、大変厳しい財政状況ではあります。令和2年度につきましても、被保険者の負担増を抑制するため、国民健康保険事業基金の取崩しを行い、1人当たりの平均保険料を据え置くこととし、予算を編成しております。  65ページをお願いいたします。  議第107号、令和2年度福知山国民健康保険診療所費特別会計予算でございますが、前年度と比較しまして380万円、9.8%減の予算総額を3,470万円といたしております。国民健康保険雲原診療所の設置運営経費でございます。  続きまして、89ページをお願いいたします。  議第108号、令和2年度福知山と畜場費特別会計予算でございますが、前年度と比較いたしまして、510万円、14.2%の減の、予算総額を3,080万円といたしております。京都府北部における畜産振興、安心・安全な食肉供給施設として運営してまいります。  101ページをお願いいたします。  議第109号、令和2年度福知山宅地造成事業特別会計予算でございますが、予算総額2,510万円で、前年度比較で190万円、8.1%の増となっております。適切な維持管理業務を行い、残り8区画の分譲地についても順次販売を進めてまいります。  115ページをお願いいたします。  議第110号、令和2年度福知山市休日急患診療所費特別会計予算でございますが、予算総額は2,130万円で、前年度比較で100万円、4.5%減となっております。休日において緊急に医療を必要とする市民の皆様に対し、応急的な診療を提供するものでございます。  131ページをお願いいたします。  議第111号、令和2年度福知山公設地方卸売市場事業特別会計予算でございますが、指定管理者制度の導入により運営を行っておりまして、予算総額は930万円で、前年度比で470万円、33.6%の減となっております。令和2年度におきましても継続して、市場の在り方検討に取り組むことといたしております。  143ページをお願いいたします。  議第112号、令和2年度福知山農業集落排水施設事業特別会計予算でございますが、市内全19地区の施設の維持管理に努めております。榎原川等管渠移設工事や遠隔監視システム更新を行うほか、マンホールぶたの高さ調整なども行ってまいります。予算総額は9億5,190万円、前年度比較で990万円、1.0%の減となっております。  173ページをお願いいたします。  議第113号、令和2年度福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計予算でございますが、予算総額は4億9,430万円、前年度比較1,680万円、3.3%の減となっております。引き続き、特別会計の早期閉鎖に向けまして、積極的な保留地の売却に努めてまいります。  185ページをお願いいたします。  議第114号、令和2年度福知山介護保険事業特別会計予算でございますが、保険事業勘定の予算総額は82億6,160万円で、前年度比較5,700万円、0.7%の減となっております。令和2年度におきましては、住民主体による訪問・通所型サービスB事業に取組、住民ボランティアや特定非営利法人等の地域住民が主体となり、地域課題やニーズ等の実情に応じた住民主体サービスまたは介護予防事業を提供することで、高齢者の自立した生活環境の維持または向上を図るとともに、高齢者自らも住民主体サービスの提供者となることで介護予防を促進し、地域主体による自助・互助の充実を図ることといたしております。  また、地域包括支援センターにつきましては、中学校区単位の9か所に、高齢者をめぐる様々な課題に対し、より身近なところできめ細かく対応するとともに、各センターに地域支援コーディネーターを配置し、高齢者の支援と地域づくりを一体的に進めております。高齢者福祉課内には、各センターを総合的に支援する介護あんしん総合センターを設置し、介護者支援、医療・介護連携、認知症対策などに取り組んでおります。  215ページの介護サービス事業勘定は、ケアプランの作成を行う人件費の減や事業所委託料の減などにより、2,660万円で、前年度比較で590万円、18.2%の減となっております。  243ページをお願いいたします。  議第115号、令和2年度福知山下夜久野地区財産管理会特別会計予算でございますが、予算総額は、前年度同額の17万7,000円で、財産区の財産保全及び管理会の運営に要する経費を計上いたしております。  251ページをお願いいたします。  議第116号、令和2年度福知山後期高齢者医療事業特別会計予算でございますが、予算総額は21億6,920万円で、京都府後期高齢者医療広域連合への納付金や健診事業など、所要の経費を計上いたしております。前年度に比べ1億3,570万円、6.7%の増額となっております。  以上で特別会計の説明を終わらせていただきまして、次に企業会計についてご説明申し上げます。  恐れ入りますが、別冊の「令和2年度予算説明書企業会計(水道事業、下水道事業)」を御覧いただきたいと存じます。  3ページをお願いいたします。  議第117号、令和2年度福知山水道事業会計予算につきまして、予算総括表によりましてご説明申し上げます。  給水戸数を3万6,000戸、年間総給水量を935万立方メートルと見込んでおりまして、給水収益につきましては、18億3,740万1,000円を計上いたしております。  4ページをお願いいたします。  資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、堀山第3配水系統配水管及び堀山第1送水系統送水管布設替え事業や、国道175号線配水支管布設替え事業等の工事を予定しております。  以上によりまして、収益的収支は5,027万4,000円の純利益を見込んでおります。また、資本的収支につきましては、8億794万2,000円の不足額が生じる見込みとなりますことから、損益勘定留保資金などにより補填することといたしております。  33ページをお願いいたします。  議第118号、令和2年度福知山下水道事業会計予算につきまして、予算総括表により、ご説明申し上げます。  処理戸数を3万1,000戸、年間処理水量を1,805万6,100立方メートルと見込んでおり、下水道使用料につきましては、18億3,724万5,000円を計上いたしております。  34ページをお願いいたします。  資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、和久市第1ポンプ場雨水放流渠更生事業、中部系統第3期管路施設更新事業など、管渠・ポンプ場・処理場施設改築更新事業を予定しております。  以上によりまして、収益的収支につきましては、1億7,277万7,000円の純利益を見込んでおります。また、資本的収支につきましては、12億3,809万8,000円の不足額が生じる見込みとなりますことから、損益勘定留保資金などにより補填することといたしております。  次に、病院事業会計予算につきまして、別冊の「令和2年度予算説明書企業会計(病院事業)」をお願いいたします。  議第119号、令和2年度福知山病院事業会計予算につきまして、予算総括表により、ご説明申し上げます。  1ページをお願いいたします。  医業収益のうち、入院・外来収益につきましては、1日平均の入院患者数を、市民病院では321人、大江分院では61人、また、1日平均の外来患者数を、市民病院では1,000人、大江分院では61人と見込み、計上いたしております。また、支出につきましては、給与費、材料費ほか所要の経費を計上いたしております。  2ページをお願いいたします。  資本的支出では、建設改良費の施設整備費として市民病院玄関前外来駐車場造成事業を、また、RI検査装置更新を含む医療機器等整備事業を固定資産購入費として計上いたしております。  以上によりまして、収益的収支は6億5,018万円の純損失となっております。また、資本的収支につきましても4億3,240万6,000円の不足額が生じますので、損益勘定留保資金などで補填することといたしております。  以上で予算関係の説明は終わりまして、引き続き議案書によりまして、各条例関係等の説明を申し上げます。  恐れ入りますが、議案書へお戻りいただきまして、71ページをお願いいたします。  議第120号、福知山市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、福知山市営住宅PFI事業者選定委員会、福知山市上下水道事業経営審議会の設置及び福知山市総合計画審議会の名称変更に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  具体的には、第1条の文言整理を行うとともに、別表(第1条関係)の附属機関に、「福知山市営住宅PFI事業者選定委員会」と「福知山市上下水道事業経営審議会」を加え、また、「福知山市総合計画審議会」を「福知山市まちづくり構想審議会」に改めます。これに関連しまして、「附属機関の属する執行機関」や「担任する事務」についても、それぞれに関係する文言の加入・整理を行っております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  73ページをお願いいたします。  議第121号、福知山市職員の服務の宣誓に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  具体的には、会計年度任用職員については、新地方公務員法上の服務に関する各規程が適用され、かつ、懲戒処分等の対象となることを踏まえまして、公務運営の適正確保の観点から、関係規定の適切な運用が必要でございます。よって、会計年度任用職員の服務の宣誓については、任命権者が別段の定めをすることができることとしたものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  75ページをお願いいたします。  議第122号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、附属機関の追加及び附属機関の名称変更に伴い、非常勤特別職の報酬を定めることなど、所要の規定の整備を行うものであります。  具体的には、福知山市営住宅PFI事業者選定委員会、福知山市上下水道事業経営審議会の設置、及び「福知山市総合計画審議会」を「福知山市まちづくり構想審議会」に改めることに伴い、別表(第1条、第5条、第6条関係)におきまして、区分にそれぞれの会に属する委員の(専門委員)・(その他の委員)区分を設け、それぞれに報酬の額を定めるものでございます。また、これに関連して文言の整理を行うものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  83ページをお願いいたします。  議第123号、福知山市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者の給与に関する条例及び福知山市の特別職の職員で常勤のものの退職手当に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、改正の内容といたしまして、附則第31項において、令和2年4月1日から令和2年6月19日までの間、市長の給料月額について10%の減額を、また、副市長及び教育長の給料月額について5%の減額を行うものでございます。また、市長等の退職手当の算定について、先ほど説明しました給料月額の減額を適用しないこととするものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。ただし、第1条中附則第30項の改正規定は、公布の日から施行することといたしております。  85ページをお願いいたします。  議第124号、福知山市手数料条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律の施行に伴い、所要の規定の整理を行うものであります。  具体的には、令和元年5月31日付総務省通知において、令和2年5月31日までにマイナンバー通知カードを廃止する通知があったことから、福知山市手数料条例別表中の当該項目を削除し、文言等の整理をするものです。
     この条例は、公布の日又は情報通信技術の活用による行政手続等に係る関係者の利便性の向上並びに行政運営の簡素化及び効率化を図るための行政手続等における情報通信の技術の利用に関する法律等の一部を改正する法律、附則第1条第6号に掲げる規定の施行の日のいずれか遅い日から施行することといたしております。  87ページをお願いいたします。  議第125号、福知山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、国民健康保険法施行令の一部を改正する政令の施行に伴い、所要の規定の整理を行うものでございます。  国民健康保険法施行令の改正により賦課限度額が引き上げられたことから、本市においても国民健康保険料の基礎賦課額に係る賦課限度額を現行の61万円から63万円に、介護納付金賦課額に係る賦課限度額を現行の16万円から17万円にそれぞれ引き上げるものでございます。また、保険料の減額の対象となる所得の基準について、世帯の軽減判定所得の算定において、被保険者の数に乗ずべき金額を、5割軽減の対象は28万5,000円に、2割軽減の対象は52万円に改めることといたしております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。ただし、この条例による改正後の福知山市国民健康保険条例の規定は、令和2年度以後の年度分の保険料について適用し、令和元年度以前の年度分の保険料については、なお従前の例によるものといたします。  89ページをお願いいたします。  議第126号、福知山市消防団員の定員、任免、給与、服務等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。消防団員の定員の見直しに伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  消防団員数は年々減少傾向にあり、消防団員の定員は合併時に制定された2,160人より、平成31年4月1日の実員数は420人少ない1,740人になっております。よって、各分団にそれぞれヒアリングを実施し、ヒアリング結果をもとに定員を精査し、現在の消防力を今後も維持可能な定員として、消防団員の定員を2,160人から1,780人に改めるものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  91ページをお願いいたします。  議第127号、福知山市保育所条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、福知山市立保育園の定員の見直し伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。保育園の統合等による保育園の園児数の増加状況及び見込みにより、定員を見直しするものでございます。  具体的には、三和保育園の定員を60人から70人に、下夜久野保育園の定員を45人から70人に改めるものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  93ページをお願いいたします。  議第128号、福知山市介護保険条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、介護保険法施行令の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  本市介護保険条例において、65歳以上の第1号被保険者の介護保険料については、所得の多寡に応じて13段階の設定を行っておりますが、施行令改正を受けて、国と同様の対象者である住民税非課税世帯(第1段階から第3段階)の介護保険料について、施行令で示された軽減率と同様の率で、令和元年度に引き続き令和2年度においても軽減を行うものでございます。  具体的には、低所得者対策として、既に平成27年度から実施している介護保険料第1段階の保険料軽減分、基準額に対する割合を0.5から0.45に軽減しておりますが、今回、0.3まで引き下げ、軽減を強化するものです。また、第2段階の保険料軽減分については、基準額に対する割合を0.675から0.425へ、第3段階の保険料軽減分については、基準額に対する割合を0.75から0.7へ、それぞれ新たに軽減するものでございます。この条例は、規則で定める日から施行することといたします。ただし、この条例による改正後の福知山市介護保険条例第4条の規定は、令和2年度分の保険料から適用し、令和元年度以前の年度分の保険料については、なお従前の例によることといたしております。  95ページをお願いいたします。  議第129号、福知山市介護福祉士育成修学資金の貸与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。福知山市介護福祉士育成修学資金の貸与要件等の見直しに伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  具体的には、貸付対象経費を修学に係る経費とし、貸付要件に京都府社会福祉協議会の修学資金との一体的な貸付要件を加えるとともに、免除要件において、同一事業所で勤務する要件を排除するなど、利用者の利便性の向上を図り、利用件数の増加を図るものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。ただし、この条例による改正後の福知山市介護福祉士育成修学資金の貸与に関する条例の規定は、施行日以後1学年目の貸与を受ける者から適用し、施行日前に1学年目の貸与を受けた者であって、施行日以後に2学年目の貸与を受けるものについては、なお従前の例によるものといたしております。  97ページをお願いいたします。  議第130号、福知山市立学校設置条例等の一部を改正する条例の制定についてでございます。福知山市立小学校統廃合に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  具体的には、各関係別表において、閉校する公誠小学校、美河小学校、美鈴小学校、有仁小学校を削除いたしまして、新たに設置する大江小学校を加えるものでございます。この条例中第1条の規定は令和3年4月1日から、第2条の規定は公布の日から施行することといたしております。  99ページをお願いいたします。  議第131号、福知山市森林環境譲与税基金条例の制定についてでございます。国から市町村に譲与される森林環境譲与税を後年度における事業に要する費用に充てるために留保し、基金に積み立てることができるよう、福知山市森林環境譲与税基金を設置するため、条例を制定するものでございます。林業経営の効率化及び森林の管理の適正化の一体的な促進を図り、もって、林業の持続的発展及び森林の有する多面的機能を発揮するための施策に要する経費に充てるために、基金を設置するものでございます。この条例は、公布の日から施行することといたしております。  101ページをお願いいたします。  議第132号、福知山市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例の制定についてでございます。卸売市場法及び食品流通構造改善促進法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  改正の内容は、卸売市場法の改正に伴う条例への必須規定事項や卸売業務の許可について規定する「京都府卸売市場条例」が廃止されることに伴う卸売業務の許可等について、改正が必要になる事項を規定するとともに、その他の卸売市場法改正による所要の改正を行うものでございます。この条例は、令和2年6月21日から施行することといたしております。ただし、附則第2項から第6項において、この条例の施行の際の経過措置を規定しているところでございます。  109ページをお願いいたします。  議第133号、福知山市農業集落排水施設条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、天座一区自治会と天座二区自治会が自治会統合し、天座区自治会の発足に伴い、所要の規定の整理を行うものでございます。  具体的には、条例別表第1(第2条関係)の該当する処理区域の表記を改めるものでございます。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  111ページをお願いいたします。  議第134号、福知山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  関係法令の改正に伴い条例の改正及び文言の加除整理を行うものでございますが、主なものといたしまして、第4条関係では、入居者の公募方法に市ホームページを加えております。  第15条関係では、個々の入居者の実情に応じて所定の入居手続に必要な期間を定めることや、市営住宅入居に際して、連帯保証人の選定を要件から除外することといたしております。  第18条関係では、認知症である者等について、収入申告をすることが困難な事情にあるときは、収入申告義務を免除して、事業主体が官公署からの必要な書類から把握した収入等により、家賃を決定できることといたしております。  第22条関係では、敷金の返還義務及び賃貸借によって生じた金銭債務への敷金の充当ができることといたしております。  第24条、第25条関係では、賃貸借に関する原状回復の負担割合が明記され、入居者に修繕に要する負担を求める場合は、当該費用の負担について、その内容を具体的に明示して特約を締結することといたしております。  第45条関係では、契約で定めのない場合の利息や遅延損害金計算の利率(法定利率)について、従前5%であったものが3%となり、以後3年ごとに見直しがされることとなったため、利息の割合について表記を改めております。  別表(第3条関係)の関係では、市営住宅中村団地入居者の府営住宅に住みかえによる全戸用途廃止のため、別表から市営住宅中村団地を削除いたしております。  その他については、関連した文言の整理を行っております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  115ページをお願いいたします。  議第135号、福知山市営特定公共賃貸住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  関係法令の改正に伴い条例の改正及び文言の加除整理を行うものですが、主なものとして、第11条関係では、個々の入居者の実情に応じて所定の入居手続に必要な期間を定めることとしており、第16条関係では、敷金の返還義務及び賃貸借によって生じた金銭債務への敷金の充当ができることとしております。  第17条、第27条関係では、賃貸借に関する原状回復の負担割合が明記され、入居者に修繕に要する負担を求める場合は、当該費用の負担について、その内容を具体的に明示して特約を締結することといたしております。  第29条の2及び3関係では、特定公共賃貸住宅の駐車場について、市営住宅の管理方式に準じ、駐車場の管理について規定いたしております。  その他については、関連した文言の整理を行っております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  117ページをお願いいたします。  議第136号、福知山市営改良住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  関係法令の改正に伴い条例の改正及び文言の加除整理を行うものですが、主なものとして、第5条関係では、個々の入居者の実情に応じて所定の入居手続に必要な期間を定めることや、市営改良住宅入居に際して、連帯保証人の選定を要件から除外することといたしております。  この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  119ページをお願いいたします。  議第137号、福知山市三和町立地企業等従業員住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  関係法令の改正に伴い条例の改正及び文言の加除整理を行うものでございますが、主なものとして、第9条関係では、個々の入居者の実情に応じて所定の入居手続に必要な期間を定めることとしており、第16条関係では、敷金の返還義務及び賃貸借によって生じた金銭債務への敷金の充当ができることといたしております。  第17条、第26条関係では、賃貸借に関する原状回復の負担割合が明記され、入居者に修繕に要する負担を求める場合は、当該費用の負担について、その内容を具体的に明示して特約を締結することといたしております。  その他については、関連した文言の整理を行っております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  121ページをお願いいたします。  議第138号、福知山市営一戸建住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  関係法令の改正に伴い条例の改正及び文言の加除整理を行うものでございますが、主なものとして、第4条関係では、入居者が死亡した場合に同居の親族が入居権を継承するときは、保証人2人が連署した請書の提出を不要とすることといたしております。  その他については、関連した文言の整理を行っております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  123ページをお願いいたします。  議第139号、福知山市大江町定住促進住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  関係法令の改正に伴い条例の改正及び文言の加除整理を行うものですが、主なものとして、第10条関係では、定住促進住宅入居に際して、連帯保証人の選定を要件から除外することといたしております。  第16条関係では、敷金の返還義務及び賃貸借によって生じた金銭債務への敷金の充当ができることとしております。  第17条関係では、賃貸借に関する原状回復の負担割合が明記され、入居者に修繕に要する負担を求める場合は、当該費用の負担について、その内容を具体的に明示して定住促進住宅賃貸借契約証書で定めることといたしております。  その他については、関連した文言の整理を行っております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  125ページをお願いいたします。  議第140号、福知山市鬼の里Uターンプラザ条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  内容といたしましては、第13条第1項関係で、賃貸借に関する原状回復の負担割合が明記され、入居者に修繕に要する負担を求める場合には、当該費用の負担について、その内容を具体的に明示して福知山市鬼の里Uターンプラザの使用に関する誓約書で定めることといたしております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  127ページをお願いいたします。  議第141号、福知山市お試し住宅条例の一部を改正する条例の制定についてでございますが、民法の一部を改正する法律の施行等に伴い、所要の規定の整備を行うものでございます。  改正の主なものとして、第9条第1項関係では、賃貸借に関する原状回復の負担割合が明記され、入居者に修繕に要する負担を求める場合は、当該費用の負担について、その内容を具体的に明示してお試し住宅の使用契約書で定めることといたしております。この条例は、令和2年4月1日から施行することといたしております。  129ページをお願いいたします。  議第142号、第2期福知山市子ども・子育て支援事業計画の策定についてでございますが、前計画の成果と課題を検証し、見直すに当たり、新たに「子どもの貧困対策」に関する事項を盛り込み、本市における子育て支援施策及び事業の方向性や目標等を示す「第2期福知山市子ども・子育て支援事業計画」を別紙のとおり策定するものでございます。お目通しを賜りたいと存じます。  131ページをお願いいたします。  議第143号、辺地総合整備計画の策定についてでございますが、辺地に係る公共的施設の総合的な整備に関する財政上の計画を、別紙のとおり策定するものでございます。お目通しを賜りたいと存じます。  以上で、上程をされました諸議案につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますよう、お願い申し上げます。 ◎日程第3  議第144号 令和元年度福知山一般会計補正予算(第5号) ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第3に入ります。  お手元に届いています議案書の議第144号、令和元年度福知山一般会計補正予算(第5号)を議題とし、これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げます。  議第144号、令和元年度福知山一般会計補正予算でございます。  国の補正予算の成立を受け、「安心と成長の未来を拓く総合経済対策」の実行にかかる補助金として、本市においては小中学校の教育情報化基盤整備、三段池公園施設の安全・防災対策など、計8事業に配分を受けました。この有利な財源の獲得により、早期の効果発現を目指してまいるものでございます。  事業の内訳といたしましては、国が掲げる「GIGAスクール構想」の実現に先立ち、小中学校内に高速通信等の環境を整備する経費をお願いいたしております。このほか、公園施設、橋梁それぞれの長寿命化、国際大会開催準備、ため池等の農地災害危機管理対策、KTR支援、道路整備、それぞれの国庫補助等を活用し事業を進めてまいります。これらの経費については、執行に必要な期間を確保するため、全額の繰越し承認をお願いいたします。  合わせて、平成30年発生の災害にかかる災害復旧費で執行中の既定の予算についても、適正な工期を確保するために繰越し承認を頂きたく、前倒し分として補正予算をお願いするものでございます。  以上により、補正総額は8億2,542万6,000円で、補正後の一般会計予算額は436億8,555万7,000円となるものでございます。  以上、提案理由の概要につきまして申し述べましたが、細部につきましては財務部長が説明いたしますので、慎重にご審議をいただきまして、ご賛同賜りますようよろしくお願いを申し上げます。 ○(芦田眞弘議長)  財務部長。 ○(大嶋康成財務部長)(登壇)  失礼いたします。  ただいま上程されました諸議案につきまして、細部の説明を申し上げます。  まず、議第144号、令和元年度福知山一般会計補正予算(第5号)でございますが、令和元年12月13日、国の補正予算第1号の成立に伴い、補助事業の採択があるものや、国・府から追加の内示があったものなどについて、速やかに補正予算の計上をお願いするものでございます。  恐れ入りますが、お手元に送付いたしております歳入歳出補正予算事項別明細書によりましてご説明申し上げます。  4ページをお願いいたします。  歳出でございますが、総務費、総務管理費、目、交通対策費、2,395万8,000円の補正は、KTR支援事業として、KTRが国庫補助事業として取り組みます車両2両の更新や、安全輸送設備整備としまして、トンネル改良等に要する経費について、今回の国の補正予算により財源措置がされたため、増額補正をお願いするものでございます。  5ページをお願いいたします。  農林業費、農業費、目、農地費、4,100万円の補正は、ため池等農地災害危機管理対策事業ですが、農業用ため池に対して防災・減災対策を講じることで、農業生産の維持や農業経営の安定化及び地域住民の安心・安全の確保を図るもので、国の補正予算第1号により京都府からの事業費増額の内示があったため、補正をお願いするものでございます。  6ページをお願いいたします。  土木費、道路橋梁費、目、道路新設改良費、2,000万円の補正は、社会資本整備総合交付金事業(道路整備)でございまして、未就学児等の交通安全対策として、通学路交通安全プログラムに位置づけた市道川北荒木線において、国の事業費増額補正により、道路改良工事を実施する経費について補正をお願いするものでございます。  同じく、目、橋梁維持費、2,050万円の補正は、橋梁長寿命化対策事業として、これも国の補正を活用し、早期に措置を講ずべき橋梁のうち、20橋についての橋梁長寿命化修繕設計を行う経費について、補正をお願いするものでございます。  7ページをお願いいたします。
     土木費、都市計画費、目、公園施設費、2億7,800万円の補正は、公園施設長寿命化対策支援事業として、これも国の補正を活用し、三段池公園の総合体育館等の施設改修を行う経費について、補正をお願いするものでございます。  8ページをお願いいたします。  教育費、小学校費、目、学校管理費、2億4,229万8,000円の補正は、福知山市教育情報化整備事業(小学校)でありますが、国の安心と成長の未来を拓く総合経済対策補正のGIGAスクール構想の実現に基づき、統合を控えた大江3小学校を除く全小学校に、LAN配線工事等の校内通信ネットワーク環境施設を整備する経費について、補正をお願いするものでございます。  9ページをお願いいたします。  教育費、中学校費、目、学校管理費、1億1,317万円の補正は、福知山市教育情報化整備事業(中学校)でございまして、この事業につきましても小学校と同様に、国の総合経済対策補正に基づき、全中学校にLAN配線工事等の校内通信ネットワーク環境施設を整備する経費について、補正をお願いするものでございます。  10ページをお願いいたします。  教育費、保健体育費、目、保健体育総務費、8,650万円の補正は、国際大会開催準備事業でありまして、ワールドマスターズゲームズ2021関西に向けて国の補正を活用して、三段池公園テニスコート1面を増設する経費等について補正をお願いするものでございます。  以上で歳出の説明を終わりまして、3ページへお戻りをお願いいたします。  歳出に関わる歳入でございますが、国庫支出金、国庫補助金、目、土木費国庫補助金、1億6,112万5,000円の補正は、右の説明欄のとおり、第1には、道路橋梁費補助金(社会資本整備総合交付金)として、市道川北荒木線の改良工事と橋梁長寿命化対策にかかるものでございます。  第2には、都市計画費補助金として、三段池公園総合体育館等の施設整備にかかるものでございます。  同じく、目、教育費国庫補助金、2億1,373万4,000円の補正は、右の説明欄のとおり、第1の小学校費補助金と第2の中学校費補助金は、学校情報通信ネットワーク環境施設整備にかかるものと、第3には、保健体育費補助金として、三段池公園テニスコートの整備等にかかるものでございます。  次の府支出金、府補助金、目、農林業費府補助金、4,100万円の補正は、ため池等農地災害危機管理対策事業にかかるものでございます。  次に、市債、目、総務債、2,390万円の補正は、交通対策事業債としてKTR支援事業にかかるものでございます。  次に、目、土木債、1億5,710万円の補正は、右の説明欄のとおり、第1には、道路橋梁事業債として、市道川北荒木線の改良工事と橋梁長寿命化対策にかかるものと、第2には、都市計画事業債として、三段池公園総合体育館等の施設整備にかかるものでございます。  次に、目、教育債、2億2,660万円の補正は、右の説明欄のとおり、第1と第2は、小学校事業債と中学校事業債として、福知山市教育情報化整備事業にかかるものと、第3には、保健体育事業債として、三段池公園テニスコートの整備等にかかるものでございます。  次に、目、繰越金、196万7,000円の補正は、繰越金を補正財源とするものでございます。  以上によりまして、一般会計は1ページから2ページにかけまして、総括のとおり、総額に歳入歳出ともに8億2,542万6,000円を追加いたしまして、予算の総額を歳入歳出ともに436億8,555万7,000円とするものでございます。  恐れ入りますが、議案書の1ページをお願いいたします。  第2条、繰越明許費の補正は、3ページの第2表のとおり、追加・変更をお願いするものでございますが、特に款の13、災害復旧費の各事業につきましては、入札不調などの原因により繰り越すものでございまして、年度間切れ目なく事務執行を行いたく、前倒しでのお願いをさせていただくものでございます。  また、第3条の地方債の補正は、4ページ第3表のとおり、変更するものでございます。  以上で、上程をされました諸議案についての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますよう、お願い申し上げます。 ○(芦田眞弘議長)  これにて、提案理由の説明は終わりました。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  次回は、来る27日午前10時から本会議を開きます。  それまで、議案熟読のため休会とします。  なお、代表質問の通告締切りは、本日25日の午後5時となっていますので、期限までに通告書の提出をお願いします。  それでは、本日はこれをもって散会とします。  大変お疲れさまでした。                 午後 0時06分  散会...