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令和元年第5回定例会(第5号12月24日)

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  1. 福知山市議会 2019-12-24
    令和元年第5回定例会(第5号12月24日)


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    令和元年第5回定例会(第5号12月24日)            令和元年第5回福知山市議会定例会会議録(5)                令和元年12月24日(火曜日)                  午前10時00分 開議   〇出席議員(24名)       1番  荒 川 浩 司       2番  尾 嶋 厚 美       3番  藤 本 喜 章       4番  野 田 勝 康       5番  足 立 治 之       6番  高 橋 正 樹       7番  芦 田 眞 弘       8番  柴 田   実       9番  大 槻 泰 德      10番  足 立 伸 一      11番  吉 見 茂 久      12番  塩 見 卯太郎      13番  吉 見 純 男      14番  森 下 賢 司      15番  小 松 遼 太      16番  田 中 法 男      17番  中 嶋   守      18番  田 渕 裕 二      19番  大 谷 洋 介      20番  中 村 初 代      21番  紀 氏 百合子      22番  金 澤 栄 子      23番  馬 谷 明 美      24番  桐 村 一 彦
    〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長       大 橋 一 夫    副市長      伊 東 尚 規  危機管理監    片 山 正 紀    市長公室長    渡 辺 尚 生  市長公室理事   田 村 雅 之    地域振興部長   高 橋 和 章  人権推進室長   横 山   晋    財務部長     大 嶋 康 成  福祉保健部長   林 田 恒 宗    子ども政策監   柴 田 みどり  市民総務部長   山 中 明 彦    産業政策部長   櫻 井 雅 康  建設交通部長   今 井 由 紀    会計管理者    大 橋 和 也  消防長      水 口   学    財政課長     山 田 信 義  上下水道部長   岡 部 繁 己    病院事業管理者  香 川 惠 造  市民病院事務部長 上 田 栄 作    教育長      端 野   学  教育部長     前 田   剛    教育委員会理事  森 山   真  監査委員     長 坂   勉    監査委員事務局長 中 見 幸 喜 〇議会事務局職員出席者  局長       池 田   聡    次長       菅 沼 由 香 〇議事日程 第5号 令和元年12月24日(火曜日)午前10時開議   第 1  議第76号から議第103号まで                  (委員長報告から採決)   第 2  請願第11号 人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願        請願第12号 人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願        請願第13号 「すべての遺伝子組み換え食品ゲノム編集食品に表示を求める               意見書」提出に関する請願                  (委員長報告から採決)   第 3  請願第14号 教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願                  (委員長報告から採決)   第 4  請願第15号 小・中学生の給食費の無償化を求める請願        請願第16号 小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願        請願第17号 公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように求               める請願                  (委員長報告から採決)   第 5  請願第18号 「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見               書」提出に関する請願                  (委員長報告から採決)   第 6  議第104号 固定資産評価審査委員会委員の選任について                     (審 議)   第 7  市会発議第2号 福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の        一部を改正する条例の制定について                     (審 議)   第 8  市会発意第5号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書                     (審 議)   第 9  議員派遣について                     (審 議)   第10  閉会中の継続調査について                     (審 議) ◎午前10時00分  開議 ○(芦田眞弘議長)  皆さん、おはようございます。  定足数に達していますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  初めに、本日、市長から、議第104号、固定資産評価審査委員会委員の選任についての議事事件の送付がありました。  次に、本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付していますので、それにてご了承願います。 ◎日程第1  議第76号から議第103号まで ○(芦田眞弘議長)  それでは、日程第1に入ります。  議第76号から議第103号までを一括議題とします。  審議に先立ち、決算審査委員長から委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  初めに、総務防災委員長から報告願います。  総務防災委員長。 ○(森下賢司総務防災委員会委員長)(登壇)  皆様、おはようございます。  総務防災委員長の森下賢司です。  これより、総務防災委員会委員会審査報告を申し述べます。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告をいたします。 1 委員会付託議案 ・議第82号  福知山市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者の給与に関する条例の         一部を改正する条例の制定について ・議第83号  福知山市一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につい         て ・議第84号  福知山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定に         ついて ・議第90号  福知山市名誉市民の選定について ・議第100号 福知山市国土強靱化地域計画の策定について ・議第102号 公立大学法人福知山公立大学中期目標の変更について ・議第103号 福知山市印鑑登録及び証明に関する条例の一部を改正する条例の制定につい         て 2 審査の概要  12月16日に委員会を開催し、市長公室及び市民総務部から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告をいたします。  初めに、議第82号について、6年連続の増額改定となるが、今回改定を見送る意見はなかったのかを問う質疑に対し、地方公共団体は、地方公務員法の趣旨に添って人事院勧告に準拠することが望ましいとされており、それに基づき改定した。過去20年間では、引き下げや据え置きの勧告があった年もあり、その際も勧告に準拠しているとの答弁がありました。  次に、議第83号について、今回の引き上げが経常収支比率の改善に及ぼす影響を問う質疑に対し、経常収支比率は複数の要素を加味し算出するもので、給与改定の増額分だけで算出するのは難しいとの答弁がありました。  次に、議第90号について、名誉市民の顕彰に向けての進め方を問う質疑に対し、本市に来ていただいて顕彰の場を持ちたいが、ご本人のお身体の状況などを考慮して、相談しながら進めていきたいとの答弁がありました。  次に、議第100号について、地区避難所の耐震化の状況を問う質疑に対し、広域避難所の公共施設等に限っての耐震化なので、地域の公民館などの地区避難所では、耐震化していないものもあるとの答弁がありました。  次に、議第103号について、意思能力を有しない者の判定はどのように行うのかを問う質疑に対し、裁判所において審判される。その結果が本市に通知され、それに基づき対応するとの答弁がありました。  なお、議第84号、議第102号についての質疑はありませんでした。  反対討論  第82号及び議第83号について、今の本市の財政状況と住民感情を考えると、消費税増税後の消費の冷え込みもあり、行政不信につながることが考えられるため反対である。  賛成討論  なし 3 審査結果 ・議第82号  賛成多数で原案可決
    ・議第83号  賛成多数で原案可決 ・議第84号  全員賛成で原案可決 ・議第90号  全員賛成で原案可決 ・議第100号 全員賛成で原案可決 ・議第102号 全員賛成で原案可決 ・議第103号 全員賛成で原案可決  以上で、総務防災委員会の審査報告を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、教育厚生委員長の報告を願います。  教育厚生委員長。 ○(中嶋 守教育厚生委員会委員長)(登壇)  失礼いたします。  教育厚生委員会委員長、中嶋守です。  これより、委員会審査報告を行います。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告します。  1 委員会付託議案  ・議第85号 福知山市総合福祉会館条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第86号 福知山市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部を改正する条例の制定につい        て  ・議第87号 福知山市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第94号 公の施設に係る指定管理者の指定について 2 審査の概要  12月16日に委員会を開催し、福祉保健部及び教育委員会から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告します。  初めに、議第85号の総合福祉会館会議室利用料金等の改正について、料金収入に対する考え方を問う質疑があり、福祉関係団体による減免利用が多いため、料金収入は少ないが、総合福祉会館の設置目的からすると、相応と考えている。一般利用の増加を促すため、料金設定を低くするという考え方もあるとは思うが、今回の改定は、耐震及び改修工事に伴う会議室の配置変更等を整理することが目的であり、現行の利用料と同水準を基本としているとの答弁がありました。  次に、議第87号の小学校統合に伴う学校設置条例の改正について、今後の統廃合の予定を問う質疑があり、令和2年度までを計画期間とする現行の市立学校教育改革推進プログラムに基づいて、学校の適正規模・適正配置並びに教育内容の充実を進めてきており、令和3年4月には、大江地域内の小学校統合を予定している。この大江地域の統合をもって、統廃合は一定終了する。教育内容の充実については引き続き検討していきたいとの答弁がありました。 3 審査結果 ・議第85号 全員賛成で原案可決 ・議第86号 全員賛成で原案可決 ・議第87号 全員賛成で原案可決 ・議第94号 全員賛成で原案可決  以上、教育厚生委員会の審査報告を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、産業建設委員長の報告を願います。  産業建設委員長。 ○(吉見純男産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼をいたします。  産業建設委員会委員長の吉見純男でございます。  本委員会に付託されました議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、委員会審査報告を行います。 1 委員会付託議案 ・議第88号  福知山鉄道館ポッポランド(仮称)整備事業等浅田基金条例の制定について ・議第89号  福知山市治水記念館条例の一部を改正する条例の制定について ・議第91号  工事請負契約の変更について ・議第92号  財産の無償貸付について ・議第93号  負担付き寄附の採納について ・議第95号  公の施設に係る指定管理者の指定について ・議第96号  公の施設に係る指定管理者の指定について ・議第97号  公の施設に係る指定管理者の指定について ・議第98号  公の施設に係る指定管理者の指定期間の変更について ・議第99号  公の施設に係る指定管理者の指定期間の変更について ・議第101号 福知山市水道事業ビジョンの策定について 2 審査の概要  12月16日及び19日に委員会を開催し、地域振興部、産業政策部、建設交通部、上下水道部及び市長公室から、議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告をします。  初めに、議第89号について、福知山市治水記念館の管理を指定管理から直接管理に変更する理由を問う質疑があり、当該施設は、昭和28年の水害体験者で組織する「柳菱クラブ」が、業務の専門性から非公募で指定管理者として運営を行ってきたが、構成員の高齢化に伴い、指定管理業務の継続が困難であると申し出があったためである。直接管理にしても、来館者の多い土日祝日等に、「柳菱クラブ」には引き続き水害の語り部としての活動はお願いをしたいとの答弁がありました。  次に、議第91号について、今回の変更内容は、実施設計の中で積算できなかったのかを問う質疑があり、設計金額は最低必要条件で積算している。今回の増額補正は、クレーン作業の安全性を高めるための敷鉄板の増加と、消費税の増額によるものであるとの答弁がありました。  次に、議第92号について、無償貸付に至った経過と今後の施設活用における地元の利用を問う質疑があり、当該施設の利活用についてサウンディング調査を行ったが、購入を希望する事業者はなかった。全ての施設を有償で貸し付けることは困難であり、当該施設を長期にわたり無償で貸し付けることによって、施設の安定的な活用を図り、地域活性化に資することを目的とした。施設の活用については、地元の方が十分利用していただけるよう、一定の決まり事がつくられるよう、一緒に調整していきたいとの答弁がありました。  次に、議第93号について、12月16日及び19日に審査を行いました。今回の議案を提案するに当たり、寄附者との協議経過を問う質疑があり、ことしの3月に、寄附意向者である浅田章介氏の代理人が来庁され、(仮称)ポッポランドの建設について多額の寄附の意向があると、対応した副市長、市長公室長が聞いた。4月になり、浅田氏が直接来庁されて、市長、副市長が寄附の申し出を受けた。浅田氏は、長田野工業団地の浅田可鍛株式会社の元会長である。浅田氏からは、福知山で育ててもらった。その恩返しとして2億円ぐらいの寄附を予定している。建設地の希望は城の見える場所ということで、市の所有地数カ所を紹介したが、福知山城いこいの広場ゆらのガーデン附近で希望をされた。5月には、浅田氏と副市長で、寄附に関する具体的な意向について協議を行った。7月8日に、浅田氏から改めて寄附目録を受け取った。その中に四つの要件が記載されていたことを踏まえて、今回負担付き寄附として提案しているとの答弁がありました。  続いて、建設に当たっての水害対応を問う質疑があり、当該場所は平成27年度から、国、府、市において、平成26年8月豪雨と同規模の降雨であれば、床上浸水をおおむね解消することを目的に、総合的な治水対策を実施しており、令和2年度の出水期までに効果を発現し、床上浸水の心配は軽減されることになるが、施設の浸水リスクは全くなくなるわけではないので、対策については市でしっかりと検討するとの答弁がありました。  続いて、今後のスケジュールを問う質疑があり、今年度中に施設の位置・コンセプト、施設概要を固めて、令和2年度に土質調査、施設設計の予算を計上したい。令和3年度に建設工事着手を行い、令和4年度にオープンしたいという計画を持っている。寄附者はできるだけ早い建設を希望されているが、光秀ミュージアム終了後に建設着手に取りかかることで了解を得ているとの答弁がありました。  続いて、駐車場スペースの確保を問う質疑があり、ゆらのガーデンの駐車場は乗用車70台、大型バス6台分の駐車スペースを確保している。岡ノ三地区にある臨時職員用24台分の駐車場を、土日については活用し、乗用車は2カ所で94台分確保する。満車の場合は、約190台分の市役所前駐車場及び約100台分の伯耆丸公園駐車場を案内する。また、福知山光秀プロジェクト推進協議会が、民間駐車場を来年1月から借用する予定となっており、近隣官公庁施設の駐車場の土日使用について、打診をしていると聞いている。その結果も含め、駐車場については、(仮称)ポッポランド建設に合わせて対策を進めていきたいとの答弁がありました。  続いて、市民に理解が得られる施設にするため、どのように説明責任を果たすのかという質疑があり、現在、施設の位置・コンセプト、概要等について、業務委託先のコンサルタント会社と市において、広く市民の意見を聴取し、市民により利用しやすい施設となるよう、学校、商業者、障害のある人及び子育て世代の代表、鉄道OBなど、団体・個人から意見聴取を行っている。中間報告など節目ごとに説明や広報を行い、市民に理解していただける施設となるよう努力するとの答弁がありました。  また、寄附の採納予定を問う質疑があり、12月16日付で市会計管理者口座に1億円を入金いただいている。残りは、来年以降に分割して寄附をさせていただきたいと申し出を受けているとの答弁がありました。  次に、議第95号及び96号について、両施設において指定管理料が異なる理由を問う質疑があり、施設はどちらも同程度の規模であるが、利用状況に応じて、小田教育集会所は月67時間、金山教育集会所は月112時間の開館となっている。人件費等により、指定管理料が異なっているとの答弁がありました。  続いて、教育集会所施設と他の公共施設との管理のあり方の整合性を問う質疑があり、人権ふれあいセンター等施設あり方懇話会において、地域や市民団体との協働により、指定管理を進める方針が出されている。市内の教育集会所は15施設あり、過去には8施設で指定管理をしていたが、現在は今回の2件を含め6施設となっているとの答弁がありました。  次に、議第97号、議第98号及び議第99号について、これらの交流拠点施設については、現在の指定管理料でも経営は厳しいと聞いている。貸し付けも選択肢の一つとされているが、そうした場合、公費支出はどうなるのか。公共施設として市が運営に責任を持つべきではないかとの質疑があり、指定管理から外すと、指定管理料としての支払いはなくなり、建物について、原則貸付料が発生するという可能性もある。福知山市指定管理者制度第三者評価委員会から、宿泊施設については、民間事業者への貸付等の検討を進める必要があるとの報告を受け、指定管理にかわる方策など含めて検討することとし、それ以外の施設、例えば大江の指定管理施設の場合、テニスコート等は、他の所管部署では指定管理施設としている運動施設でもあり、こうしたやり方を含め、施設全体の中で検討していきたいとの答弁がありました。  続いて、「ファームガーデンやくの」の新たな管理運営方法スケジュールを問う質疑があり、7施設を総合的にプロデュースできないか、サウンディング型市場調査による取り組みを進めている。一番よい提案をしていただいた事業者を中心に、今年度中に取りまとめをして、令和2年度は施設の運営事業者の公募を行い、移行期間を1年間として進めているため、他の施設と比べて移行期間が短いとの答弁がありました。  次に、議第101号について、福知山市水道事業ビジョンの「広域連携・民間連携の推進」の項で、京都府の水道グランドデザインのもと、市として広域化、民営化の方向で検討を進めるのかを問う質疑があり、現在、広域連携を各市町の間で行っていこうということで協議を進めている。今後どういう連携ができるのか、現在検討している。広域化については料金の統一化といった課題があるが、各市町の歴史も違いがあり、市民や議会の了解が得られなければ難しく、すぐに広域化となることはないと考える。民営化についても広域連携の先のことであり、現段階では民営化は考えていないとの答弁がありました。  なお、議第88号の議案についての質疑はありませんでした。  また、議第93号の質疑内容を踏まえて、今後の(仮称)ポッポランド建設に当たって、自由な意見交換を行いました。そのまとめを意見として、下記のとおり報告します。  (1)事業を進めるに当たっては、寄附者の善意が生かされる施設とするため、節目においては丁寧な説明を行い、市民の了解を得ながら進めていただきたい。  (2)電気系統を上部に配置するなど、水害に十分配慮した構造にするとともに、次代を担う子どもたちや障害のある方が、自由に伸び伸びと利用できる施設の建設を求めたい。  (3)今後さらに増加する福知山城附近の駐車場の確保については、平日も含め、必要な対策を確実に実現してほしい。  賛成討論  議第93号について、寄附の要件が履行されなかった場合、寄附者が寄附行為の解除を行うこともあるので、速やかに賛成をして、寄附者の善意が生かされるようにすべきである。 3 審査結果 ・議第88号  全員賛成で原案可決 ・議第89号  全員賛成で原案可決 ・議第91号  全員賛成で原案可決 ・議第92号  全員賛成で原案可決 ・議第93号  全員賛成で原案可決 ・議第95号  全員賛成で原案可決 ・議第96号  全員賛成で原案可決 ・議第97号  全員賛成で原案可決 ・議第98号  全員賛成で原案可決 ・議第99号  全員賛成で原案可決 ・議第101号 賛成多数で原案可決  以上、産業建設委員会の報告といたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、予算審査委員長の報告を願います。  予算審査委員長。 ○(野田勝康予算審査委員会委員長)(登壇)  予算審査委員会委員長の野田でございます。  ただいまから、委員会の委員長審査報告を行います。  本委員会に付託されました議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告をいたします。 1 委員会付託議案 ・議第76号 令和元年度福知山一般会計補正予算(第4号) ・議第77号 令和元年度福知山国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) ・議第78号 令和元年度福知山農業集落排水施設事業特別会計補正予算(第1号) ・議第79号 令和元年度福知山介護保険事業特別会計補正予算(第3号)
    ・議第80号 令和元年度福知山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号) ・議第81号 令和元年度福知山病院事業会計補正予算(第1号) 2 審査の概要  12月17日に質疑、18日には質疑、討論、採決を行いました。2日間で延べ14人の委員から、大きく21項目の質疑がありました。  初めに、議第76号の福知山市名誉市民顕彰事業について、報償費84万6,000円の名誉市民章の形状を問う質疑があり、大きさは直径約3.5センチ、重さは約28グラムで、金やルビーなどが入っている勲章であるとの答弁がありました。  次に、三和荘及び関連施設指定管理料債務負担行為について、限度額が増額した要因を問う質疑があり、人件費の増額によるものがあり、指定管理料の限度額を、1年目は3,179万7,000円、2年目は3,076万円と設定して募集を行ったとの答弁がありました。  続いて、修繕に係る費用負担の考え方を問う質疑があり、協定書に基づき、10万円未満の修繕については指定管理者が負担し、それ以上の大規模修繕については市が負担するとの答弁がありました。  次に、社会福祉法人等施設整備事業補助金の返還金受け入れについて、市内2法人が定期巡回・随時対応型訪問介護看護事業の廃止に至った経緯を問う質疑があり、介護人材の不足により、各法人において、この事業に従事する訪問介護や看護などのスタッフの確保が困難となったため、事業の休止を経て、事業実施の指定期間の終了に伴って廃止となったとの答弁がありました。  次に、病児保育サービス事業について、利用人数の状況を問う質疑があり、今年度11月末までの延べ利用人数の実績は、京都ルネスクリニックでは153人、市立福知山市民病院では175人である。年間の利用状況は、京都ルネスクリニックでは200人を超えることが確実であり、市立福知山市民病院では、既に昨年度実績よりも多いとの答弁がありました。  次に、ごみ焼却施設修繕事業について、ごみ焼却施設基幹的設備改良事業により、約20億円かけて、平成25年から4年間改修工事を行ったが、今回の修繕部分は、この中で対応できなかったのかを問う質疑があり、二酸化炭素削減を目標とした国の補助金を活用したため、焼却炉本体の修繕は対象外であり、電気設備や機械設備を中心に更新工事を行った。焼却炉本体の修繕が必要な部分については、毎年計画的に起債を活用しながら修繕を行っているとの答弁がありました。  次に、消防団の有路下分団統合車庫・詰所整備に伴う設計業務及び既存建物解体設計業務について、新築する詰所の場所の選定理由と、由良川増水時に三河橋が通れなくなった場合の災害対応を問う質疑があり、場所の選定については、浸水被害の恐れが少ない由良川右岸側とした。増水時には、現在も右岸側と左岸側に車両を1台ずつ配備し、連携をとりつつ災害対応をしていただいているとの答弁がありました。  次に、スマート農林水産業実装チャレンジ事業について、補助採択の基準及び対象機器を問う質疑があり、ITやICTの利用により、収量や作付面積が増加することが明確な計画であることが要件であり、今回補助を受ける直進アシスト機能付田植機や、食味・収量センサー機能付コンバインのほか、薬剤散布用ドローン、センサーを使ったハウス内の温度管理及び土壌管理を行う設備、水田の水管理を行う設備等が、例としてあるとの答弁がありました。  なお、質疑を終了し、議第77号から議第81号までの議案に対する質疑はありませんでした。また、討論もありませんでした。 3 審査結果 ・議第76号 賛成多数で原案可決 ・議第77号 賛成多数で原案可決 ・議第78号 賛成多数で原案可決 ・議第79号 賛成多数で原案可決 ・議第80号 賛成多数で原案可決 ・議第81号 全員賛成で原案可決  以上で委員長報告を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)(登壇)  皆さん、おはようございます。荒川でございます。  今議会に提案されました、議第76号から議第102号までの27議案のうち、議第76号、令和元年度福知山一般会計補正予算(第4号)、議第77号、令和元年度福知山国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)、議第78号、令和元年度福知山農業集落排水施設事業特別会計補正予算(第1号)、議第79号、令和元年度福知山介護保険事業特別会計補正予算(第3号)、議第80号、令和元年度福知山後期高齢者医療事業特別会計補正予算(第1号)、それと議第82号、福知山市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、議第83号、福知山市一般職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定について、以上の7議案でございます。  反対の理由は、全て人事院勧告に伴う給与の増額についてでございます。  理由としては大きく二つあります。  一つ目は、まず財政です。皆さん、ご承知のように、本市の財政は危機的な状態であり、経常収支比率も令和2年の決算で92.7%を目標としており、約9億円の削減が必要だと聞いております。また、人事院勧告も過去の20年間を振り返りますと、9回の削減があったということも聞いておりますが、削減時の社会環境、現状のように人口減少、そしていつ、何が起きてもわからない、特に本市は水害対応の予算も考えなければなりません。そういったところが予想されており、財政についての危機的状況を考えなければいけないと考えております。  それで、二つ目なんですが、住民の理解です。私が何回も言わせていただいておりますが、これからのまちづくりは住民の理解と力をおかりしなければ、本市で提唱しております住民と行政の協働は、成立しません。現状での住民の生活は、大変厳しいものがあり、収入は減り、支出はふえる、特にことしの10月からの消費税10%アップからの影響を見ていても、大変厳しいことを私も実感しております。  そのような中で、なぜ、住民からすると、公務員だけが給与をアップするのかという声が充満しております。このような状況の中で、人事院勧告の給与アップを行うと、さらに住民の反発、それと行政に対する無関心さ、無関心な住民がさらにふえていくと、結果として、福知山市全体が沈んでしまうと私は考えております。  まちづくりに一番大切なのは、住民との信頼関係であり、これから何が起きるかわからない時代において、頼りになるのは国ではないのではないでしょうか。身近におられる住民、その人たちの気持ちを一番大切にしたいと私は考えております。  以上で反対の討論を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。  20番、中村初代議員。 ○20番(中村初代議員)(登壇)  日本共産党福知山市会議員団の中村初代です。  会派を代表して、議第101号、福知山水道事業ビジョンの策定について、反対の討論を行います。  令和元年度福知山水道事業ビジョンでは、広域連携、民間連携の推進を上げ、本市においても、京都府水道グランドデザインとの整合性を図り、発展的広域化の検討を進める必要があるとしています。福知山市においては、本年度より上水道などにおいて、包括的民間業務委託を行っていますが、業務内容に関する評価はこれからで、1年間の判断もできていない状況です。  京都府水道グランドデザインでは、圏域の目標として、北部圏域における事業統合、北部1水道を目標に、まずは共同委託による管理の一体化を目指すとしています。この目標との整合性を図り、発展的広域化の検討を進めることは、本市が簡易水道を統合して経営を圧迫したように、上水道の経営状況が好転するとは考えられず、企業による業務内容がブラックボックス化するなど、住民や議会の監視機能が弱まることが考えられます。  地方公営企業法第3条、福知山市上下水道事業設置条例第3条では、公営企業は常に企業の経済性を発揮するとともに、上下水道の経営について、その本来の目的である公共の福祉を増進するように運営されなければならないとしています。水道は、市民の命綱です。水道ビジョンは、広大な広域化と民営化を追求するのではなく、地域の条件に応じた計画にすべきであることを申し上げて、反対の討論とします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、1議案ずつ起立により採決します。  議第76号から議第103号までの28議案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決です。  初めに、議第76号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第76号は原案のとおり決しました。  次に、議第77号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第77号は原案のとおり決しました。  次に、議第78号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第78号は原案のとおり決しました。  次に、議第79号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第79号は原案のとおり決しました。  次に、議第80号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第80号は原案のとおり決しました。  次に、議第81号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第81号は原案のとおり決しました。  次に、議第82号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第82号は原案のとおり決しました。  次に、議第83号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第83号は原案のとおり決しました。  次に、議第84号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第84号は原案のとおり決しました。  次に、議第85号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第85号は原案のとおり決しました。  次に、議第86号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立)
    ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第86号は原案のとおり決しました。  次に、議第87号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第87号は原案のとおり決しました。  次に、議第88号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第88号は原案のとおり決しました。  次に、議第89号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第89号は原案のとおり決しました。  次に、議第90号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第90号は原案のとおり決しました。  次に、議第91号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第91号は原案のとおり決しました。  次に、議第92号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第92号は原案のとおり決しました。  次に、議第93号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第93号は原案のとおり決しました。  次に、議第94号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第94号は原案のとおり決しました。  次に、議第95号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第95号は原案のとおり決しました。  次に、議第96号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第96号は原案のとおり決しました。  次に、議第97号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第97号は原案のとおり決しました。  次に、議第98号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第98号は原案のとおり決しました。  次に、議第99号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第99号は原案のとおり決しました。  次に、議第100号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第100号は原案のとおり決しました。  次に、議第101号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第101号は原案のとおり決しました。  次に、議第102号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第102号は原案のとおり決しました。  次に、議第103号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第103号は原案のとおり決しました。 ◎日程第2  請願第11号 人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願        請願第12号 人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願        請願第13号 「すべての遺伝子組み換え食品ゲノム編集食品に表示を求める意見書」提出に関する請願 ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第2に入ります。  総務防災委員会に付託した請願第11号、人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願ほか2件を一括議題とします。  審議に先立ち、委員長から委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。  総務防災委員長から報告を願います。  総務防災委員長。 ○(森下賢司総務防災委員会委員長)(登壇)  失礼いたします。  総務防災委員長、森下賢司でございます。  ただいま議題となっております総務防災委員会に付託されました請願第11号、第12号、第13号に関しまして、続けて委員会の審査報告を申し述べます。    請願第11号 人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願に対する           報告書           請願者  福知山市土師新町二丁目60-1番地                福知山市民オンブズパースン委員会                  代表 芦田 幸雄 氏           紹介議員 荒川浩司議員 1 請願の要旨及び目的  平成30年度決算で市債が51.4%ふえている中、扶助費が3.4%減少していることは、財政状況が厳しく弱者にしわ寄せがかかっている状況にあると言える。  現在の福知山市の職員給与のラスパイレス指数は100%であり、決して低いわけではない。  ついては、財政状況の厳しい中でこれ以上の悪化を防ぐため、人事院勧告に伴う市役所職員給与の増額見送りを求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月19日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。
     採択とする討論  ・財政状況が今と昔では全く違う中、同じやり方をずっと繰り返してきている。職員がしっかりと仕事をしたり赤字財政でなければ給与を増額してもよいが、今はそういう状態ではない。住民の気持ちと消費税増税でさらに冷え込んでいる市民生活を見る中で、今はお互いに痛みを分かち合い耐え忍び赤字を減らすことが必要である。  不採択とする討論  ・福知山市の給与引き上げは人事院の勧告どおりに行われている。ラスパイレス指数も100であり、特に優遇されているわけではない。公務員の給与を下げても市民の暮らしがよくなるわけではなく、公務員の給与も労働の対価としての賃金である。それよりも、市民の暮らしを守る国の政治や地方行政の執行を求めて行動することが重要である。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会総務防災委員会                           委員長  森 下 賢 司  以上のとおりであります。    請願第12号 人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願に対する           報告書           請願者  福知山市大池坂町170番地の16                金田 稔 氏 ほか3名           紹介議員 荒川浩司議員 1 請願の要旨及び目的  平成30年度決算概要で市債が51.4%増加している中、扶助費が3.5%減少していることは市民の弱者にしわ寄せが及んでいる状況が明らかである。また、現在の福知山市の職員給与のラスパイレス指数は100.0と類似団体や全国市の平均を大きく上回っている。さらに、福知山市の給与・定員管理等についての「職員の手当の状況」の中でも国の制度とは異なる額が支給されている。  ついては、財政状況のこれ以上の悪化を防止し、財政健全化を推進するため、人事院勧告に伴う市役所職員給与の増額見送りを求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月19日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・財政状況が今と昔では全く違う中、同じやり方をずっと繰り返してきている。職員がしっかりと仕事をしたり赤字財政でなければ給与を増額してもよいが、今はそういう状態ではない。住民の気持ちと消費税増税でさらに冷え込んでいる市民生活を見る中で、今はお互いに痛みを分かち合い耐え忍び赤字を減らすことが必要である。  不採択とする討論  ・福知山市の給与引き上げは人事院の勧告どおりに行われている。ラスパイレス指数も100であり、特に優遇されているわけではない。公務員の給与を下げても市民の暮らしが良くなるわけではなく、公務員の給与も労働の対価としての賃金である。それよりも、市民の暮らしを守る国の政治や地方行政の執行を求めて行動することが重要である。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会総務防災委員会                           委員長  森 下 賢 司    請願第13号 「すべての遺伝子組み換え食品ゲノム編集食品に表示を求める意           見書」提出に関する請願に対する報告書          請願者  北近畿から日本の食を考える会               福知山市三和町辻998                水谷 達也 氏 ほか10名          紹介議員 吉見純男議員 1 請願の要旨及び目的  遺伝子組み換え作物の輸入が始まった1996年当初は「遺伝子組み換え食品」を示す表示が全くなかったが、2001年4月から表示が開始された。  日本は混入率0%にしようとしているが、食の安全に厳しいEUですら0.9%であり、これは意図せぬ混入リスクを踏まえての数値となっている。さらに、他国の「遺伝子組み換えでない」食品も日本に輸入された段階で表示できなくなり、遺伝子組み換え食品を知る権利、選ぶ権利が削がれているものである。  また、この10月から発売許可となったゲノム編集食品については、安全性検査の必要もなく、編集内容の届け出をすれば発売可能となっている。  ついては、遺伝子組み換えでない食品表示をEU並みに0.9%未満とし、すべての食品、飼料及びゲノム編集食品に表示するため「すべての遺伝子組み換え食品ゲノム編集食品に表示を求める意見書」の提出を求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月16日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・食の安全確保と消費者の選ぶ自由を保障するためにも、遺伝子組み換え食品の表示をEU並みに0.9%とすることやゲノム編集食品に表示をすることは必要である。  ・知る権利と選ぶ権利を住民に与えることに対して何ら反対する理由はない。  不採択とする討論  ・証拠となるエビデンスをもった科学的なデータに基づいたものでないと賛成いたしかねる。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会総務防災委員会                           委員長  森 下 賢 司  以上のとおり、請願第11号から第13号までの3請願についての委員会審査の報告を終わります。どうぞよろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  以上で委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  13番、吉見純男議員。 ○13番(吉見純男議員)(登壇)  失礼をいたします。  日本共産党福知山市会議員団の吉見純男でございます。  ただいま議題となっております請願第13号、「すべての遺伝子組み換え食品ゲノム編集食品に表示を求める意見書」提出に関する請願に対し、会派を代表して、委員長報告に反対し、請願に対する賛成の討論を行います。  これまで、遺伝子組み換え食品の表示は、混入率5%を基準とされてきましたが、厚生労働省は、これをゼロ%にしようとしております。意図しない混入を完全に排除するのは難しく、EUではこれを配慮して、0.9%を基準に表示をしています。ゼロ%を基準とすれば、逆にごくわずかでも混入していれば、遺伝子組み換えでないとの表示はできなくなり、消費者はより安全度の高い食品を選ぶことさえできなくなります。  一方、ゲノム編集食品は、この10月から解禁されましたが、遺伝子を操作した食品であるにもかかわらず、表示の義務もなく、消費者が自分で選ぶこともできなくなります。食の安全を確保するためにも、消費者が選ぶ自由を保障するためにも、遺伝子組み換え食品の表示は、全食品を対象にEU並み0.9%とし、ゲノム編集食品についても表示を求める本請願に賛成といたします。  以上、討論を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  21番、紀氏百合子議員。
    ○21番(紀氏百合子議員)(登壇)  日本共産党議員団の紀氏百合子でございます。  ただいま議題となっております請願3本のうち、請願第11号、同第12号、いずれも表題は、人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願に対しまして、会派を代表し、委員長報告に賛成し、請願に反対する討論を行います。  福知山市の職員給与の引き上げは、毎年人事院の勧告どおりに行われており、ラスパイレス指数は100となっております。他市に比較して優遇されているわけではありません。また、公務員の給与を引き下げても、市民の暮らしがよくなるわけではありません。むしろ公務員の給与は、民間の中小企業の給与や最低賃金、年金の支給額や生活保護費などの社会保障の水準に大きく影響します。  さらに、公務員の給与も労働の対価としての賃金であり、税金で給与を支払うから、市民より高いのはおかしいという論法は適切ではありません。公務員の給与や生活保護費の引き下げを要求するより、最低賃金や年金の引き上げ、教育費や医療・介護の負担軽減などによる社会保障の底上げ、大企業や大金持ちにばかり手厚い不公平税制の是正、消費税率の引き下げなど、市民の暮らしを守る国の政治や行政の執行を求めて行動していくことこそが、社会の進歩を促すものだと思います。  以上の理由により、本請願に反対いたします。  なお、市の職員の皆さんには、住民に寄り添い、市民の幸せを実現するために、しっかりとはたらいていただきたいと願っております。  以上です。 ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)(登壇)  失礼いたします。荒川でございます。  今回、総務防災に提案されました請願のうち、第11号、同じく12号、人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願について、委員長報告に対し反対の立場で討論に入らせていただきます。  今回の人事院勧告に対する増額見送りの請願が2本出されたわけですが、私の記憶では、初めての請願ではないかと思っております。  当然に私は、現状においての人事院勧告の増額は反対しております。その最も大きな理由としては、住民理解が得られない、ひいては、住民と行政の協働のまちづくりに大きな支障を来すことを恐れているからでございます。  そこで今回、2本の請願が出されたことは、いよいよ住民の不満も怒りも増してきたと、そうではないかなと考えております。2本の請願、2本出された請願者も、それぞれの賛同署名をとられ、オンブズマンさんのほうは、57名の賛同署名をとられたと聞きました。もう一つの団体の方は37名と、短時間で集められたと聞きました。  今回の人事院勧告の見送りに対する住民の声は極めて大きいと、私自身も感じており、ここで6年連続で給与増額が決まりますと、住民の反発や無関心さはさらに増幅すると考えます。そうなると、福知山市の住民と行政の協働のまちづくりは成立しません。  以上が、委員長報告に対する反対の理由でございます。よろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、1請願ずつ起立により採決します。  初めに、請願第11号に対する委員長の報告は、請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第11号、人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第11号は不採択と決しました。  次に、請願第12号に対する委員長の報告については、請願不採択ですので、先ほどと同様、原案について採決します。  請願第12号、人事院勧告に伴う市役所職員給与増額見送りに関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第12号は不採択と決しました。  次に、請願第13号に対する委員長の報告は、請願不採択ですので、先ほどと同様、原案について採決します。  請願第13号、「すべての遺伝子組み換え食品ゲノム編集食品に表示を求める意見書」提出に関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第13号は不採択と決しました。 ◎日程第3  請願第14号 教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願 ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第3に入ります。  教育厚生委員会に付託した請願のうち、請願第14号、教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願を議題とします。  審議に先立ち、委員長から委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。  教育厚生委員長から報告を願います。  教育厚生委員長。 ○(中嶋 守教育厚生委員会委員長)(登壇)  失礼いたします。    請願第14号 教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願に対する報告書        請願者  福知山市北本町二区159 福天教育会館内             福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)                   代表 夜久 弘明 氏        紹介議員 紀氏百合子議員 1 請願の要旨及び目的  平成29年度の本市教育予算は、予算規模の類似する全国の自治体との比較や、京都府内の他市との比較において、いずれも下位であり、「教育のまち福知山」とは言えない教育予算の少なさである。  子どもの貧困率は高く、要保護家庭が増加する中、給食費や学級費の保護者負担が大きくのしかかっている。また、施設設備が向上すれば、学校全体の教育活動が豊かになるはずである。  ついては、「教育のまち福知山」にふさわしい学校教育予算の増額、保護者負担の軽減と学校教育の充実が図られるよう求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月16日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・本市の一般会計に占める教育費の割合は、実際に低い状況にある。教育費予算を増額すれば、経済的な格差や貧困が増大する中、就学援助の基準1.5を維持できる。また、特別教室へのエアコン設置や、IT利用環境の整備など、教育環境や学校全体の教育活動を豊かにすることができる。  ・財源に限りがある中で簡単に増額とはいかないため、少額でできることの検討や知恵をしっかりと出すことが前提ではあるが、教育のまち福知山として、子どもの教育の充実と子育て世代の負担軽減が重要と考え、この請願に総論において賛同する。  不採択とする討論  ・厳しい財政状況の中でも一定の予算は確保されている。教育予算だけではなく、子育て全般を通して施策の充実を図るための予算を考えるべきである。  ・経常収支比率が約97%という状況において教育予算を増額するには、他の重要施策から一般財源を削らざるを得ないが、実現は難しい中、この請願に軽々には賛同できない。  採決 可否同数、委員長採決により採択  本請願の願意は了承するところであり、議会の会議に付して採択すべきものと議決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会教育厚生委員会                           委員長  中 嶋   守 ○(芦田眞弘議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  11番、吉見茂久議員。 ○11番(吉見茂久議員)(登壇)  失礼をいたします。  福知山市議会公明党の吉見茂久でございます。  本定例会に上程をされました請願第14号、教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願に対し、委員長報告に反対の立場で討論をさせていただきます。  毎年度の当初予算に当たっては、本市が抱える厳しい財政状況の中で、事業棚卸しによる見直しなど、財源を確保しながら、まず義務的経費を固めながら、治水対策など不要不急の投資的経費や多様な市民ニーズに応えるために洗い出しを行いながら、予算化されていると理解をするものでございます。  請願書の中で、2015年度から2019年度までの教育予算割合の記載もあり、上がり下がりの特徴はございますけれども、上がっている年度は、校舎耐震工事や空調設備や校舎の増改築など、ハード面の予算が理由かと思います。また、子どもの貧困問題など、子どもに関する相談ニーズが複雑多様化している中で、本市が教育予算だけで対応するというより、子育て支援と一体的に支援の充実が図られております。そして、近年の災害続きに対する歳出予算の増加や、普通交付税の特別加算の縮減期で、一本算定は目前に迫り、交付税全体が縮減している状況でもございます。  そうしたことを踏まえますと、年度ごとの教育費予算を一概に割合ではかることは難しいように思います。当然、これで十分な教育予算とは言えず、さらに充実をさせていくことを求めるものですが、現時点においては、むしろ厳しい財政状況という背景があります中で、教育予算にしっかりと目を配りながら組んでいただいていると理解をいたします。  以上の理由により、教育予算の増額等については、同意できないとして反対討論とさせていただきます。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  22番、金澤栄子議員。 ○22番(金澤栄子議員)(登壇)  日本共産党福知山市会議員団の金澤栄子です。
     ただいま議題となっております請願第14号、教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願に対し、会派を代表しまして、委員長報告に賛成する討論を行います。  福知山市の教育費は、小学校費、中学校費、社会教育費、公民館費、大学費など、多岐にわたっています。福知山市の教育費を決算カードで見ますと、平成27年度は7.1%、28年度8.8%、平成29年度8.3%、平成30年度8.6%となっています。平成28年度から、福知山公立大学が創設されるとともに、教育費に大学費が含まれ、大学費は28年度3億7,000万円、29年度4億8,000万円、30年度4億7,000万円と、歳出総額の約1%となっております。27年度の教育費7%台から、28年度以降8%台になっていることが示しています。  京都北部5市の平成29年度教育費の数値を見てみますと、宮津市13.4%、綾部市11.8%、京丹後市9.5%、舞鶴市8.2%、福知山市8.3%となっており、福知山市に大学費が含まなければ7.3%、福知山市の教育費は少ないと言わざるを得ません。  経済的な格差、貧困層の増大など、社会問題化する中、毎月の給食費や学級費の負担が保護者に重くのしかかり、要保護家庭数も増加しています。平成30年度から就学援助費の基準が、生活保護費の1.5から1.3倍に引き下げられ、全体の教育充実に充てるとされてきましたが、教育予算が増額すれば、就学援助費の基準を維持し、教育内容の充実も行うことができるのではないでしょうか。  また、特別教室へのエアコン設置、IT化に伴い、学校全体で利用可能なWi-Fi設置など、子どもたちの教育環境や学校全体の教育活動を豊かにするため、教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める本請願に賛成する討論といたします。  以上です。 ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  3番、藤本喜章議員。 ○3番(藤本喜章議員)(登壇)  失礼いたします。  新政会の藤本でございます。  ただいま議題となっております請願第14号、教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願につきまして、会派を代表し、委員長報告に賛成の立場で討論を行います。  経済的な格差や子どもの貧困が社会問題化する中、教育のまち福知山にふさわしい教育環境を充実することは、重要なことであります。また、教育とは、次世代を担う子どもたちの育成であり、学校教育に限定せず、ゼロ歳児からの子育て支援も含めたものでなければならないと考えております。  こうした意味からも、新政会としては、本請願の願意は広く、子育て世代への養育の充実、支援であるとの理解のもと、本請願に賛成の立場を擁するものであります。  以上、よろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  請願第14号に対する委員長の報告は、請願採択です。  請願第14号、教育予算の増額、保護者負担の軽減を求める請願について、委員長報告のとおり請願採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、請願第14号は採択と決しました。 ◎日程第4  請願第15号 小・中学生の給食費の無償化を求める請願        請願第16号 小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願        請願第17号 公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように求める請願 ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第4に入ります。  教育厚生委員会に付託した請願から、請願第14号を除く、請願第15号、小・中学生の給食費の無償化を求める請願ほか2件を一括議題とします。  審議に先立ち、委員長から、委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。  教育厚生委員長から報告を願います。  教育厚生委員長。 ○(中嶋 守教育厚生委員会委員長)(登壇)  失礼いたします。       請願第15号 小・中学生の給食費の無償化を求める請願に対する報告書         請願者  福知山市北本町二区159 福天教育会館内              福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)              代表 夜久 弘明 氏         紹介議員 中村初代議員 1 請願の要旨及び目的  本市の予算総額に占める教育費の割合は、近年では10%に遥かに及ばない状況であり、大幅な教育予算の増加、とりわけ、小・中学校の義務教育にかかわる保護者負担の軽減につながる予算編成を望むところである。  また、昨年度の文科省調査によると82自治体が給食費を無償化しており、京都府内の町村や滋賀県長浜市などでも、子育て支援施策として給食費の無償化が実施されている。  ついては、少子高齢化で人口減少が進む本市においても、子育て施策の充実により“子育て世代から選ばれる”福知山市に転換し、人口減少に歯どめをかける有効な施策として、小・中学生の給食費の無償化を求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月16日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・経済的な格差や貧困層が増大する中、子育て世帯の経済的負担をなくすことが求められている。また、給食は食育の場でもあり、義務教育が無償であるのなら、食育の場である給食も無償化することに矛盾はない。給食費の無償化や一部補助等を行う自治体もふえている。  不採択とする討論  ・小中学生の給食費を無償化するには、年間およそ3億円もの支出を、毎年度続けていくことが必要になる。この点について、もっと慎重になるべきである。  ・現在の財政状況においては、給食費を無償化するための予算を提案することは、執行部としても非常に難しいのではないかと考える。このような状況では、議会としても、責任を持ってこの請願に賛成することはできない。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意には添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会教育厚生委員会                           委員長  中 嶋   守     請願第16号 小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願に対する報告書         請願者  福知山市北本町二区159 福天教育会館内              福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)              代表 夜久 弘明 氏         紹介議員 吉見純男議員 1 請願の要旨及び目的  本市では、小中学校の普通教室にはこれまでにエアコンが設置され、猛暑時にも快適な環境で学習活動に取り組む条件が整えられてきた。  しかし、子どもたちが学ぶのは普通教室だけではなく、特別教室における学習活動も少なくない。現状では、特別教室においては、熱中症にかかりやすい室内温度の中での学習活動となっており、子どもや教員への身体的な負担が大きい。  また、広域避難所に指定されている学校の体育館には空調設備がないため、猛暑時には避難者への身体的な負担も大きいが、特別教室にエアコンが設置されていれば、一時的に移動して負担を軽減することも期待できる。  ついては、小・中学校の特別教室にエアコンを設置することを求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月16日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・地球規模で起こっている気候変動により、気温上昇は今後も続くと思われる。夏の異常な猛暑は、命にかかわる暑さであり、学習する子どもにとっても、授業を行う教員にとっても、特別教室における学習環境の改善が緊急に必要である。  不採択とする討論  ・子どもたちの教育環境をこのままにしておくわけにはいかないが、やはり大きな事業費が必要となる。現在は小中学校施設長寿命化計画の策定が進められており、今後そういった長寿命化の施策にも力を入れていく必要がある。どのように財源を確保していくかという課題がある中、今の段階では、賛同することは難しい。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様
                           福知山市議会教育厚生委員会                           委員長  中 嶋   守    請願第17号 公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように求め           る請願に対する報告書         請願者  福知山市北本町二区159 福天教育会館内              福知山の子どもと教育を考える会(福知山教育ネット)              代表 夜久 弘明 氏         紹介議員 塩見卯太郎議員 1 請願の要旨及び目的  政府は、「学校における働き方改革」として、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しようとしているが、この制度は、教職員の時間外勤務の実態を覆い隠すだけで、長時間過密労働の解消につながるものではない。  教職員の長時間過密労働を解消するためには、少人数学級の実現や、教職員定数の抜本的改善によって1人当たりの業務量を縮減することが不可欠である。  ついては、市議会に対して、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように、国・府に働きかけることを求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月16日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・ある一定期間の長時間労働によるダメージは、別の期間の休暇によって穴埋めできるものではない。また、繁忙期の拘束時間の延長は、育児や介護を抱えながら働いている教職員にとって、働き続けることができない状況を生み出す。この制度の導入は、教職員の命と健康にかかわるとともに、子どもたちの教育にとっても問題である。法律は成立したが、都道府県等の条例制定が今後論議される中、地方議会からの働きかけが必要である。  不採択とする討論  ・今回の教員給与特別措置法の改正には、9項目の附帯決議が付されている。この中で、自治体や学校が制度を導入する場合には、部活動の外部人材への委託や、業務削減の徹底、教職員を対象にした相談窓口の設置などが掲げられている。こういった内容の実施も含め、これから始まる制度でもあり、今の段階で判断することは難しいと考える。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会教育厚生委員会                           委員長  中 嶋   守 ○(芦田眞弘議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  12番、塩見卯太郎議員。 ○12番(塩見卯太郎議員)(登壇)  日本共産党市会議員団の塩見卯太郎です。  ただいま議題となっております請願第15号、第16号、第17号について、会派を代表して、委員長報告に反対し、請願に賛成する討論を行います。  まず、請願第15号、小・中学生の給食費の無償化を求める請願について、討論します。  中学校の給食が始まって6年がたちました。育ち盛りの子どもたちがきちんとした栄養をとることができています。水害で給食センターがストップし、お弁当が持参となったとき、持ってこなかった子ども、長期夏休みになると、家庭に昼食が準備していなくて、2学期を迎えるとやせている、そんな子どもたちの現実があります。  経済的な格差や貧困層の増大の中、子どものいる世帯の経済的負担をなくすことが求められています。また、給食は郷土の料理や世界の料理を知り、栄養や食べ方など、食育の場となっています。給食は教育です。義務教育が無償化というなら、食育である給食も無償化にすることに、何ら矛盾はありません。給食費の無償化、一部無償化、一部補助を実施する自治体がふえています。子どもの多い世帯から実施するなど、福知山市の給食費無償化をすることは、子育て支援策を大幅に充実し、子どもや子育て世代を暮らしやすいまち、子育て世代から選ばれる福知山市への大きな転換と考え、小・中学生の給食費の無償化を求める請願に賛成する討論とします。  次に、請願第16号、小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願について、討論します。  ここ近年、夏の暑さは本当に暑いと、命の危険を超えるような暑さとなっています。2018年7月、愛知県豊田市で、小学1年の男児が、校外学習後、熱中症で亡くなるという出来事もありました。地球環境で起こっている気象変動が原因で、いわゆる夏の気温上昇は、今後も続くと思われます。  中学校の特別教室には、夏休みも部活動をする音楽教室があります。今後も続く異常な猛暑の中、学習する子どもたちにとっても、授業を行う教員にとっても、学習する環境を整えていくことは、喫緊なことです。来年の夏に向けて、1日も早く学習環境の改善を求めていくため、していくためにも、小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願に賛成します。  次に、請願第17号、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように求める請願について、討論します。  この1年単位の変形労働時間制の導入は、働き方の改革という点では、長時間労働にも役立たないというように思います。8時間労働制の原則を壊すことにつながります。  このような働き方は、教職員の命と健康にかかわるとともに、福知山市の子どもたちの大問題となります。法案は成立しましたが、都道府県等の条例制定が今後議論されてきます。地方議会から京都府や国に働きかけることが、今、必要です。教職員の命と健康を守り、福知山市の子どもたちに行き届いた教育を進めるためにも、公立学校に1年単位の変形労働時間制の導入はしないように求める請願に賛成して、討論を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  11番、吉見茂久議員。 ○11番(吉見茂久議員)(登壇)  失礼します。  福知山市議会公明党の吉見茂久でございます。  本定例会に上程をされました請願第15号、小・中学生の給食費の無償化を求める請願、第16号、小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願、第17号、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように求める請願について、委員長報告に賛成の立場で討論をさせていただきます。  まず、請願第15号について、文部科学省の調査では、給食費無償化を実施している自治体は、請願にありますとおり、ふえてきております。ただ、本市が小・中学校1日当たり、今年度は約6,800食ありますが、仮にその分を全て無償化にすれば、年間約3億円もの経費が必要になります。その中で、経済的支援が必要とされる要保護世帯、準要保護世帯は、既に無償化になっております。学校現場においては、全ての児童・生徒に給食費無償化を実現して、子育て支援のさらなる充実や、給食費未納の方への教職員さんの対応を少しでも軽減して、労働時間の短縮につなげていかなくてはなりません。  しかし、現時点においては、財政的にも、財政構造の弾力性が低下している中、無償化は約3億円もの大型予算が必要ということであれば、ほかのサービスなど、事業予算を削減して捻出していく以外になく、やはり今の現状下では難しいと言わざるを得ません。  よって、現時点では反対とさせていただき、委員長報告に賛成いたします。  続いて、請願第16号ですが、小・中学校の特別教室は、日々の学校生活の中で常時使用する場でもあり、近年の異常な暑さの中では、普通教室と同様、特別教室のエアコン設置の必要性が高まっていることはたしかであります。  現在、本市では学校施設が建設されて40年、50年と経過して老朽化が進み、長寿命化計画策定が進められております。古い学校はもともと、エアコン設置は想定しておらず、電気の容量も十分ではなく、また天井の耐久性にも課題があるのではと思います。  既に設置が完了しております市内小・中学校の普通教室のエアコン設置ですが、電気の容量が不足しているところは、容量を上げるための追加で増強工事が必要なところもあったなど、それら合わせて工事費用は、設計も含め、総額で7億4,000万円余りと聞いております。特別教室のエアコン設置は、児童・生徒、また教職員さんの身体的負担を考えれば必要であり、やはり予算が確保できるめどがあれば、実施していただきたいと思います。  昨年度、国の補正予算では、普通教室エアコン設置が補助対象となり、全国の普通教室での設置が急速に進んでおります。こうしたことから、特別教室に関しても、国・府の動向も注視していく必要があると思います。  しかしながら、現在のところ、中期財政見通しを見る中では、今後10年間に、一般財源がほぼ横ばいに対し、義務的経費の推移は増加傾向でもあり、第6次行革の取り組みは少しでも怠ることはできないという状況でもございます。  そうしたことから、請願第16号については、あくまでも現時点においては実現が難しいということで同意できませんので、委員長報告に賛同いたします。  次に、請願第17号ですが、教員の労働時間について、2016年度の文部科学省調査で、残業時間が小学校教員の約3割、中学校教員の約6割が過労死ラインとされる月80時間を超えるという実態があり、労働時間の改善は喫緊の課題でございます。  そこで、教員の皆様の働き方改革の一環として、1年間の勤務時間の合計が過重にならないよう、勤務時間を年単位で調整する変形労働時間制の導入を目指す教職員給与特別措置法の改正法が、さきの臨時国会で可決成立しました。忙しい時期の所定勤務時間を延ばすかわりに、夏休み期間に連続5日間程度の休日を確保し、土日などと合わせて長期休暇を可能にしていることや、残業時間を月45時間、年360時間とする文部科学省の残業上限ガイドラインを指針に格上げし、法的拘束力を持たせた内容を盛り込み、実効性を確保していくとしております。文部科学省によれば、早ければ令和3年度から導入する自治体が見込まれるとされ、令和4年度には取り組みを踏まえて、教員の勤務実態調査を行い、働き方改革の進捗状況を確認する方針としております。  附帯決議の中には、長時間勤務の状況を改善するために、変形労働時間制を導入すると念押しをされていることもあり、さまざまな課題点もあるといったことも、情報社会の中では飛び交っておりますが、改正されたという意味から、後退ではなく、一歩でも二歩でも前進につながることを期待したいと思います。  そうしたことからも、今後の状況をしっかり注視していくことが必要でありますので、委員長報告に賛成とさせていただきます。  以上、上程されました3件の請願についての委員長報告の賛成討論とさせていただきます。 ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  初めに、請願第15号に対する委員長の報告は請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第15号、小・中学生の給食費の無償化を求める請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第15号は不採択と決しました。  次に、請願第16号に対する委員長の報告は請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第16号、小・中学校の特別教室にエアコン設置を求める請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第16号は不採択と決しました。  次に、請願第17号に対する委員長の報告は請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第17号、公立学校に「1年単位の変形労働時間制」を導入しないように求める請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第17号は不採択と決しました。 ◎日程第5  請願第18号 「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願 ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第5に入ります。  産業建設委員会に付託した請願第18号、「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願を議題とします。  審議に先立ち、委員長から委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。
     産業建設委員長から報告を願います。  産業建設委員長。 ○(吉見純男産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼をいたします。  産業建設委員会委員長の吉見純男でございます。  本委員会に付託されました請願第18号、「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願に対する委員会としての審査報告を行います。    請願第18号 「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」           提出に関する請願に対する報告書            請願者  北近畿から日本の食を考える会                 福知山市三和町辻998                 水谷 達也氏ほか10名            紹介議員 塩見卯太郎議員 1 請願の要旨及び目的  「主要農作物種子法」は、米・麦・大豆の種子について、都道府県が各地の条件に合った優良な品種を安定的に農家に供給することを義務づけてきた法律であるが、廃止されたことにより今後は多国籍企業を含む民間企業が種子供給を行うことから、地域風土にあった種子供給の停止や種籾の価格高騰等が懸念され、各地において主要農作物種子生産条例制定に向けた動きが進んでいる。京都府において策定された「京都府主要農作物種子生産基本方針」は法的拘束力があるものではない。  種子は人類の共有財産であり、気象や風土の違いに見合った作物の種子が地域で受け継がれて、人々の食文化を支えてきたものである。また、同法廃止と同時に成立した「農業競争力強化支援法」により、都道府県が有する種苗生産に関する知見が民間企業に提供されることになり、多額の税金を投入して蓄積されてきた知見は、多国籍企業にも提供されることになる。ついては、「主要農作物種子法」に代わる京都府による公共品種を守る条例制定及び都道府県が有する種苗生産に関する知見の民間企業への提供を規定した「農業競争力強化支援法第8条第4号」の削除を求める意見書を提出することを求める。 2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し12月16日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・種子価格の高騰、地域条件等に適合した品種の維持開発などの衰退が心配される。  ・財政措置を講じて優良な品質の種子の流通を確保するために、適切な基準を定める京都府条例を定めることが必要である。  ・京都府が公費を投入して積み上げてきた種苗生産の知見は京都府民の財産であり、福知山市民の財産でもある。  ・令和元年11月時点で、種子生産条例を制定している自治体が13道県、準備中の自治体が8県と広がってきている。  不採択とする討論  ・種子法の廃止以来、特に不合理であることが現時点では見当たらない。  ・市民ニーズを把握せずに地域のブランドを守り続けることにデメリットを多く感じる。保護主義的な種子法は役割を終えた面もある。  ・種子法廃止が、日本の農業に壊滅的な打撃をもたらす推論には偏った見解が多くあり、全面的に賛同することはできない。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  令和元年12月24日  福知山市議会議長  芦 田 眞 弘 様                        福知山市議会産業建設委員会                           委員長  吉 見 純 男  以上で審査報告とします。 ○(芦田眞弘議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  20番、中村初代議員。 ○20番(中村初代議員)(登壇)  日本共産党福知山市会議員団の中村初代です。  ただいま議題となっております請願第18号、「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願について、会派を代表しまして、委員長報告に反対し、請願に賛成する立場で討論を行います。  主要農作物種子法は、2018年に廃止されましたが、この法律は国や都道府県に対する公的役割を明確にしたものです。米、麦、大豆などの主要農産物の種子の維持、開発のための施策が実行され、農業者には安くて優良な種子が、消費者にはおいしいお米などが安定的に供給されてきました。この法律の廃止により、国は、公費による種子の生産から、民間企業の参入による種子の開発に転換しようとしています。また、都道府県と民間企業の対等の競争で活性化を図るとしています。  しかし、今後、稲などの種子の価格の高騰や、地域の条件に適した品種の維持、開発などの衰退が心配をされます。種子法の廃止に伴って、京都府の取り組みが後退することのないように、財政措置を講じて、優秀な品質の種子の流通を確保するため、適切な基準を定める京都府の条例が必要と考えます。  また、京都府が公費を投入して積み上げてきた種苗生産の知見は、府民の財産であり、福知山市の財産でもあります。11月現在で、種子生産条例を施行している自治体は13道県、準備中が8件と広がってきています。  以上のことから、本請願は正当な要求であり、採択すべきと考えて、請願に賛成とし、討論を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  請願第18号に対する委員長の報告は請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第18号、「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立少数です。  よって、請願第18号は不採択と決しました。 ○(芦田眞弘議長)  会議の途中でありますが、この際、昼食のため、休憩します。  再開は午後1時とします。                 午後 0時00分  休憩                 午後 1時00分  再開 ○(芦田眞弘議長)  休憩前に引き続き、会議を開きます。 ◎日程第6  議第104号  固定資産評価審査委員会委員の選任について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第6に入ります。  議第104号、固定資産評価審査委員会委員の選任についてを議題とし、これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  議第104号、固定資産評価審査委員会委員の選任について、次の者を福知山市固定資産評価審査委員会委員に選任したいので、同意を求めます。  住所、福知山市土師新町1丁目234番地、氏名、三好ゆう、生年月日、昭和53年6月23日。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○(芦田眞弘議長)  ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  本案は人事に関するものですから討論は行わず、これより起立により採決します。  議第104号、固定資産評価審査委員会委員の選任について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第104号は原案のとおり同意することに決しました。 ◎日程第7  市会発議第2号 福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第7に入ります。
     森下賢司議員ほか5名から、市会発議第2号、福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてが提出されています。  それでは、市会発議第2号を議題とし、発議者から提案理由の説明を求めます。  14番、森下賢司議員。 ○14番(森下賢司議員)(登壇)  失礼いたします。  福知山未来の会の森下賢司でございます。  ただいま議題となりました市会発議第2号につきましては、これより読み上げて上程理由を申し上げます。  市会発議第2号            福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に            関する条例の一部を改正する条例の制定について  上記議案を別紙のとおり提出する。  令和元年12月24日            発議者   福知山市議会議員  森下 賢司            賛成者   福知山市議会議員  大谷 洋介             〃       〃      吉見 純男             〃       〃      野田 勝康             〃       〃      桐村 一彦             〃       〃      中嶋  守  福知山市議会議長 芦田 眞弘 様  (別紙)     福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を改正する条例  (福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部改正)  第1条 福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例(昭和31年福知山市条例第28号)の一部を次のように改正する。  第6条第2項中「100分の167.5」を「100分の172.5」に改める。  第2条 福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の一部を次のように改正する。  第6条第2項中「100分の172.5」を「100分の170」に改める。  附 則  (施行期日等) 1 この条例は、公布の日(第3項において「施行日」という。)から施行する。ただし、第2条の規定は、令和2年4月1日から施行する。 2 第1条の規定による改正後の福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例(次項において「新条例」という。)の規定は、令和元年12月1日から適用する。  (期末手当の内払) 3 第1条の規定による改正前の福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条例の規定に基づいて令和元年12月1日からこの条例の施行日の前日までの間に支払われた期末手当は、新条例の規定による期末手当の内払とみなす。  以上のとおり提案いたします。どうぞよろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  ただいまの提案に対して質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)(登壇)  失礼いたします。荒川でございます。  提案されました、市会発議第2号、福知山市議会の議員の議員報酬及び費用弁償等に関する条の一部を改正する条例の制定について、反対の討論を行います。  これまでの本市の財政悪化等についての責任は、行政提案を通してきた議会にも大きな責任があると私は考えております。住民には、現状において、住民サービスの切り捨て等、それこそ身を切らざるを得ない現状を余儀なくしておるところと考えております。その原因をつくった議員が必要以上の給与をいただくことは、住民理解を得られないと私は考えております。  この議会発議を通しますと、住民は議会に対しても、反発と無関心を決め込む住民がさらにふえるのではないかと危惧しております。  以上が反対の理由でございます。ありがとうございました。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  市会発議第2号について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、市会発議第2号は原案のとおり決しました。 ◎日程第8  市会発意第5号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書 ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第8に入ります。  野田勝康議員ほか4名から、市会発意第5号 厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書が提出されています。  それでは、市会発意第5号を議題とし、発議者から提案理由の説明を求めます。  4番、野田勝康議員。 ○4番(野田勝康議員)(登壇)  失礼します。  市会発意第5号でありますが、朗読をもって提案にかえさせていただきます。  市会発意第5号            厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書  上記議案を別紙のとおり提出する。  令和元年12月24日            発議者   福知山市議会議員  野田 勝康            賛成者   福知山市議会議員  大谷 洋介             〃       〃      吉見 純男             〃       〃      中嶋  守             〃       〃      荒川 浩司  福知山市議会議長 芦田 眞弘 様  (別紙)            厚生年金への地方議会議員の加入を求める意見書
     地方創生の推進とともに、加速する人口減少社会への対応が、我が国の将来にとって喫緊の政治課題となっており、地方議会の果たすべき役割と責任は、ますます重要となる。  このような状況の中、地方議会議員は、これまで以上に地方行政の広範かつ専門的な諸課題について住民の意向をくみとり、的確に執行機関の監視や政策提言等を行うことが求められている。  また、地方議会議員は、議会活動のほか地域における住民ニーズの把握等さまざまな議員活動を行っており、近年においては全市的に専業化が進んでいる。  一方、今日では、就業者に占めるサラリーマンの割合は約9割にも達し、地方議会議員のなり手もサラリーマンからの転身者が増加している。  地方議会議員が厚生年金に加入できるようになれば、民間会社の社員等が議員に転身しても切れ目なく厚生年金の適用を受けることができ、老後や家族を心配することなく選挙に立候補できる環境が整うことになり、多様で有為な人材の確保に大きく寄与すると考えられる。  よって、国民の幅広い層からの政治参加や地方議会における人材確保の観点から、厚生年金への地方議会議員の加入のための法整備を早急に実現するよう強く要望する。  以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出する。  令和元年12月24日  衆議院議長  大 島 理 森 様  参議院議長  山 東 昭 子 様  内閣総理大臣 安 倍 晋 三 様  内閣官房長官 菅   義 偉 様  総務大臣   高 市 早 苗 様  財務大臣   麻 生 太 郎 様  厚生労働大臣 加 藤 勝 信 様                        福知山市議会議長  芦 田 眞 弘  よろしくお願いします。 ○(芦田眞弘議長)  以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより質疑を行います。  ただいまの提案に対して質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより討論に入ります。  初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  市会発意第5号について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、市会発意第5号は原案のとおり決しました。 ◎日程第9  議員派遣について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第9に入ります。  議員派遣についてを議題とします。  お諮りします。  地方自治法第100条第13項及び会議規則第130条の規定により、お手元に配付しています議員の派遣についてのとおり、議員を派遣することにしたいと思います。ご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、議員派遣については、お手元に配付していますとおり、派遣することに決しました。 ◎日程第10  閉会中の継続調査について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第10に入ります。  閉会中の継続調査についてを議題とします。  総務防災委員会教育厚生委員会産業建設委員会、予算審査委員会、決算審査委員会、議会運営委員会、由良川改修促進特別委員会の各委員長より、会議規則第78条の規定に基づく閉会中の継続調査の申し出があり、その内容はお手元に配付しています。  お諮りします。  各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  お諮りします。  本定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。  よって、令和元年第5回福知山市議会定例会は、これをもって閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって散会し、令和元年第5回福知山市議会定例会は本日をもって閉会とします。                 午後 1時15分  閉会 ○(芦田眞弘議長)  ここで、本定例会の閉会に当たりまして、年末のご挨拶を申し上げたいと思いますので、しばらくお席でお待ちください。 ○(芦田眞弘議長)(登壇)  失礼いたします。  ことしの締めくくりとなる第5回定例会の閉会に当たり、一言、皆様方にご挨拶を申し上げたいと思います。  初めに、この1年、議員の皆様を初め、理事者、職員の皆様方のご理解、ご協力のもと、福知山市議会を円滑に運営できましたこと、この場をおかりいたしまして、厚く御礼を申し上げます。  ことしを振り返りますと、本市では大きな災害もなく、比較的平穏な1年でありましたが、全国的には台風による甚大な強風や浸水被害が発生いたしました。被災されました皆様方に、心からお見舞いを申し上げますとともに、お亡くなりになられた方々のご冥福と、早期の復旧、復興をお祈り申し上げます。  さて、市議会では、4月に市議会議員一般選挙が行われ、今期から2名減の24名の議員により、新たな議会構成がスタートいたしました。前期に引き続き、ことしも市民に開かれた市議会を目指し、市民の皆様のご意見をお聞きする出張委員会や議会報告会の開催、さらには議会機能の強化と市民の皆様にわかりやすい議会運営を目的とした議会ICT化事業に取り組んでまいりました。今後もさらなる議会改革を進めてまいりたいと考えておりますので、どうか、皆様方のなお一層のご協力、そしてご支援をよろしくお願いを申し上げます。  ことし改められた新元号「令和」には、歴史や文化自然をしっかり次の時代に引き継ぐことで、あすへの希望とともに、それぞれの花を大きく咲かせるという思いがあると言われています。その思いを持ちながら、市政全般に目を移しますと、来年1月には福知山光秀ミュージアムの開館、4月には、福知山公立大学に情報学部の新設、さらには本市の由良川流域における総合的な治水対策事業が最終段階を迎えることなど、本市の魅力ある歴史の情報発信や地域産業の活性化、知識、文化の創出、また安心安全な自然との共生といった、福知山の新しい時代にふさわしい希望の花を咲かせる取り組みがあり、大いに期待をするところでございます。  本市の厳しい財政状況を考えますと、来年以降もより一層の行財政改革と財政改善が求められておりますが、市議会と行政がそれぞれの立場で市民ニーズを的確に把握し、効果的、効率的な施策を検討していくことが必要であると考えております。  大橋市長を初め、職員の皆様のさらなる奮闘をお願い申し上げます。  結びに当たり、市民の皆様、議員、理事者、職員の皆様には、ご家族おそろいで、健やかで輝かしい新年をお迎えになられるよう、心から祈念いたしまして、お礼のご挨拶にかえさせていただきます。ことし1年大変お世話になり、ありがとうございました。 ○(芦田眞弘議長)  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  令和元年の最終の本会議に当たり、理事者、職員を代表いたしまして、ご挨拶を申し上げます。  まず、本定例会に提案をいたしました諸議案につきまして、慎重かつ熱心にご審議の上、可決いただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。  さて、ことしは元号が「平成」から「令和」へと変わる歴史的な年となりました。新たな時代の幕があける一方で、台風19号などにより、全国各地で甚大な被害が発生をいたしました。改めて、お亡くなりになられました方々のご冥福をお祈り申し上げますとともに、今なお避難を余儀なくされている方々、被災されました皆様に、衷心からお見舞いを申し上げます。  この1年を振り返りますと、本市においては早期の災害復旧とともに、防災・減災に向け、ハード対策では新たな内水対策を、大江町河守公庄地区をモデル地区として進めるとともに、平成26年8月豪雨を踏まえた総合的な治水対策の本市役割を着実に実行してまいりました。また、土師地区における排水機場の整備なども進めてきたところでございます。  ソフト対策では、11月には避難のあり方検討会を設置、防災行政無線の整備事業や、防災教育の取り組みも進めるとともに、先ほどご承認いただきました、福知山市国土強靱化地域計画の策定など、災害に強いまちづくりに向け、取り組みを加速化、強化しております。また、4月には、地域包括支援センターを市内9カ所に拡充し、コーディネーターも配置、合わせて介護安心総合センターを新設し、市民病院に新型MRIの整備も行いました。さらに9月には、子育て総合相談窓口でのLINEによる相談を開始、子どもの医療費について、9月診療分から、非課税世帯のゼロ歳から中学3年生までを無料とし、10月には、オレンジのまちづくり運動をスタートさせるなど、地域包括ケアの充実や地域共生社会の実現、子育て支援に向けて取り組んでまいりました。  また、小・中学校の施設改修、整備とともに、ロボットを使ったプログラミング教育も拡充して実施をいたしております。そして、AIやIoTなどが社会の基盤となる中、福知山公立大学において、11月には情報学部の設置認可をいただき、来年4月には情報学部が開設をされます。さらに、農業産業振興、企業誘致による操業開始、進出なども進めてきたところでございます。  そして、来年1月から放送が始まるNHK大河ドラマ「麒麟がくる」を、本市の魅力発信、誘客につなげていくために、2月にはクリス・ペプラーさんを特別大使に起用、9月には福知山城一日城主、11月には福知山城現代大茶会を実施する中、クルーズ船からのツアー造成、誘客などの取り組みも含め、福知山城の入館者数は、年度の過去最高入館者数を大幅に更新し、6万人台に達しております。これらを初め、各施策事業を総合的、効果的に展開し、新時代福知山への前進の年として、福知山づくりを進めてまいりました。  財政については、経常収支比率は平成30年度決算で8年ぶりにその改善を行うことができましたが、平成28年度から順次縮減され、来年度を最後に完全になくなる合併算定替え加算を初め、将来一般財源が減少していくことも想定される一方で、扶助費などの社会保障経費の増大や、多様化、高度化する行政ニーズ、災害への対応など、行財政運営を取り巻く環境はますます厳しさを増しております。  こうした中、私を初め理事者職員は、次の10年、その先を見据え、未来から、今なすべきことをバックキャスティングしながら、ふるさと福知山の新時代を築き、持続可能で発展性のあるまちづくりをさらに進めてまいる決意でございます。  どうか、議員の皆様方の一層のご理解、ご協力を心からお願いを申し上げます。  結びに当たり、市民の皆様、議員の皆様におかれましては、ご家族おそろいで、健やかで、そしてまたすばらしい新年をお迎えになりますことを祈念申し上げまして、私からの挨拶とさせていただきます。  皆さん、ことし1年、本当にお世話になり、ありがとうございました。 ○(芦田眞弘議長)  この後、全議員協議会、議会運営委員会、予算決算審査委員会代表者会議、広報広聴委員会を順次開催しますので、よろしくお願いします。なお、開催時間は追ってお知らせをします。  大変お疲れさまでした。                 午後 1時26分  終了
     地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       福知山市議会議長   芦 田 眞 弘                       福知山市議会議員   柴 田   実                       福知山市議会議員   大 槻 泰 德...