福知山市議会 > 2019-05-17 >
令和元年第2回臨時会(第3号 5月17日)

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  1. 福知山市議会 2019-05-17
    令和元年第2回臨時会(第3号 5月17日)


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    最終取得日: 2021-05-04
    令和元年第2回臨時会(第3号 5月17日)            令和元年第2回福知山市議会臨時会会議録(3)                令和元年5月17日(金曜日)                 午前10時00分 開議   〇出席議員(23名)       1番  荒 川 浩 司       2番  尾 嶋 厚 美       3番  藤 本 喜 章       4番  野 田 勝 康       5番  足 立 治 之       6番  高 橋 正 樹       7番  芦 田 眞 弘       8番  柴 田   実      10番  足 立 伸 一      11番  吉 見 茂 久      12番  塩 見 卯太郎      13番  吉 見 純 男      14番  森 下 賢 司      15番  小 松 遼 太      16番  田 中 法 男      17番  中 嶋   守      18番  田 渕 裕 二      19番  大 谷 洋 介      20番  中 村 初 代      21番  紀 氏 百合子      22番  金 澤 栄 子      23番  馬 谷 明 美      24番  桐 村 一 彦
    欠席議員(1名)       9番  大 槻 泰 德 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長       大 橋 一 夫    副市長      伊 東 尚 規  危機管理監    片 山 正 紀    市長公室長    渡 辺 尚 生  地域振興部長   高 橋 和 章    人権推進室長   横 山   晋  財務部長     大 嶋 康 成    福祉保健部長   林 田 恒 宗  子ども政策監   柴 田 みどり    市民総務部長   山 中 明 彦  産業政策部長   櫻 井 雅 康    建設交通部長   今 井 由 紀  会計管理者    大 橋 和 也    消防長      水 口   学  財政課長     山 田 信 義    上下水道部長   岡 部 繁 己  病院事業管理者  香 川 惠 造    市民病院事務部長 上 田 栄 作  教育長      端 野   学    教育部長     前 田   剛  教育委員会理事  森 山   真    選挙管理委員長  松 本 良 彦  監査委員     長 坂   勉    監査事務局長   中 見 幸 喜 〇議会事務局職員出席者  局長       池 田   聡    次長       菅 沼 由 香 〇議事日程 第3号 令和元年5月17日(金曜日)午前10時開議   第 1  議第1号から議第9号まで                  (委員長報告~採決)   第 2  諮問第1号 農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する              諮問について                  (委員長報告~採決)   第 3  議第11号 固定資産評価員の選任について                     (審 議)   第 4  閉会中の継続調査について                     (審 議)                 午前10時00分  開議 ○(芦田眞弘議長)  皆さん、おはようございます。  定足数に達していますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の会議に、大槻泰德議員は、家族の結婚式のため欠席する旨の届け出がありましたので、ご報告します。  初めに、本日、市長から、議第11号、固定資産評価委員の選任についての議事事件の送付がありました。  次に、本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付していますので、それにてご了承願います。 ◎日程第1  議第1号から議第9号まで ○(芦田眞弘議長)  それでは、日程第1に入ります。  議第1号から議第9号までの9議案を一括議題とします。  審議に先立ち、各委員長から、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  初めに、総務防災委員長から報告を願います。  総務防災委員長。 ○(森下賢司総務防災委員会委員長)(登壇)  皆様、おはようございます。  総務防災委員会委員長森下賢司でございます。  委員会審査報告を行います。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告させていただきます。  1 委員会付託議案  ・議第3号 福知山税条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第4号 福知山都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第5号 福知山火災予防条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第8号 専決処分の承認について  ・議第9号 専決処分の承認について  2 審査の概要  5月14日に委員会を開催し、消防本部及び財務部から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告いたします。  初めに、議第5号について、法律の改正に伴い、日本工業規格から日本産業規格に名称変更するが、JIS規格という名称も変わるのかを問う質疑に対し、日本産業規格JISに名称が変わるとの答弁がありました。  また、住宅用防災警報器等設置免除要件の変更点を問う質疑に対し、より感度の高いスプリンクラーヘッドの表現が1種に変わるものであるとの答弁がありました。  次に、議第3号について、条例改正により本市のふるさと納税運用にどのような変更があるのかを問う質疑に対し、指定団体に指定されなければ、個人住民税特例控除分が控除されなくなる。本市については5月に指定される見込みであり、影響はない。ただし、指定対象外の団体に寄附をされた場合は、特例控除が適用されないとの答弁がありました。  次に、議第8号について、軽自動車税の重課税率は平成31年度分までとあるが、1年限りということかを問う質疑に対し、軽自動車税の種別割の重課税率文言整理であり、重課税率そのものは続いていくとの答弁がありました。  3 審査結果  ・議第3号 全員賛成原案可決  ・議第4号 全員賛成原案可決  ・議第5号 全員賛成原案可決  ・議第8号 全員賛成原案可決  ・議第9号 全員賛成原案可決  以上で総務防災委員長報告を終わらせていただきます。どうぞよろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、教育厚生委員長の報告を願います。  教育厚生委員長。 ○(中嶋 守教育厚生委員会委員長)(登壇)  皆さん、おはようございます。  教育厚生委員会委員長の中嶋でございます。  委員会審査報告を行います。  本委員会に付託された議案について審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告いたします。  1 委員会付託議案  ・議第6号 福知山介護保険条例の一部を改正する条例の制定について  2 審査の概要  5月14日に委員会を開催し、福祉保健部から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告いたします。  議第6号の消費税増税に伴う低所得者介護保険料の軽減について、本市の介護保険料全国平均より若干高目であることを踏まえ、本市で軽減幅を独自に設定できるのかを問う質疑があり、今回の改正では国の示す軽減幅で軽減しているが、その元となる保険料については基準額に所得に応じた率を乗じて決定するものであり、この率については、国が示す標準の率から市町村の判断で独自に変更することが可能である。本市においては、第2段階については国が示す標準の率よりも低い率を適用しているとの答弁がありました。  3 審査結果  ・議第6号 賛成多数で原案可決  以上で報告を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、産業建設委員長の報告を願います。  産業建設委員長。 ○(吉見純男産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼をいたします。  産業建設委員会委員長吉見純男でございます。  本委員会に付託されました議案について、審査の結果、次のとおり決定しましたので、会議規則第80条の規定により、委員会審査報告をいたします。  1 委員会付託議案  ・議第7号 損害賠償の額について  2 審査の概要
     5月14日に委員会を開催し、建設交通部から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告をいたします。  初めに、事故の状況を問う質疑があり、公用車が交差点で信号待ちをしており、青信号に変わり、2台前の車両が発進したので前方車両も発進すると思い公用車を発進させたところ、前方車両が発進しなかったために追突した。強い衝突ではなかったため、公用車の損傷はなかったとの答弁がありました。  また、これまでに損害賠償の議案がたびたび提出されており、再発防止策を問う質疑があり、交通安全について部内に改めて周知徹底を行った。また、自動車事故のみならず、道路破損などの原因による損害賠償についても発生しないよう取り組んでいきたいとの答弁がありました。  3 審査結果  ・議第7号 全員賛成原案可決  以上で、産業建設委員長報告を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、予算審査委員長の報告を願います。  予算審査委員長。 ○(野田勝康予算審査委員会委員長)(登壇)  予算審査委員会委員長の野田でございます。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告をいたします。  1 委員会付託議案  ・議第1号 令和元年度福知山一般会計補正予算(第1号)  ・議第2号 令和元年度福知山介護保険事業特別会計補正予算(第1号)  2 審査の概要  5月15日に委員会を開催し、付託議案の審査を行いました。  各所管部署より詳細な説明を受けた後、議案審査に入りました。  初めに、議第1号の民間保育所施設整備事業について、補正予算債の概要を問う質疑があり、国の補正予算で措置された国庫補助金を受けて実施する投資的事業において発行を認められるものである。メリットとしては、充当率が100%であるため、事業実施時点では市の負担が実質ゼロとなることや、償還においても地方交付税算入率が50%であることなどが上げられるとの答弁がありました。  次に、消防通信指令システム管理事業について、電話サービスセンター設置場所を問う質疑があり、設置場所通信指令室にある。119番通報を受けると翻訳会社に転送し、翻訳会社と外国人との間の3者間での通話ができるとの答弁がありました。また、タイ語・ベトナム語タガログ語インドネシア語ミャンマー語・フランス語の6カ国語については、平日昼間のみの対応なのかを問う質疑に対して、現在オペレーターをふやしているところであり、今後徐々に、24時間365日の対応になると考えているとの答弁がありました。  次に、土木施設災害復旧事業について、市道小谷線沿い地すべり復旧スケジュール地すべりの変位の状況を問う質疑があり、本年度の上半期に工事発注し、年度内の完成を見込んでいる。地すべりの変位は、平成30年7月7日ののり面崩壊以降、それ以上の変位はないとの答弁がありました。  次に、議第2号の介護保険事業について、消費税増税に伴う低所得者介護保険料の軽減により不足する保険料を補てんするための、一般会計からの繰入金の財源を問う質疑があり、国が2分の1、府と市が4分の1ずつを負担する。また、市の負担分に対しては、消費税増税による国の増収分を原資として、普通交付税により措置される予定であるとの答弁がありました。  続いて、討論を行いました。  反対討論  ・議第1号及び議第2号の介護保険料軽減に係る特別会計への繰り出し等予算計上は、消費税10%が10月から実施されると見込んだ上での低所得者への対応である。景気動向指数が6年ぶりに悪化していると内閣府が発表し、消費税増税の是非をめぐり、国会においても議論がされており、10月実施は未定である。また、令和元年及び2年の2年間に限定したものであり、低所得者への抜本的な負担軽減とはならず、福祉の向上とは言えない。  賛成討論  なし  3 審査結果  ・議第1号 賛成多数で原案可決  ・議第2号 賛成多数で原案可決  以上で、予算審査委員会委員長報告を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようでありますから、質疑を終結します。  これより、討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  12番、塩見卯太郎議員。 ○12番(塩見卯太郎議員)(登壇)  日本共産党市会議員団塩見卯太郎です。  ただいま議題となっています9議案のうち、議第1号、議第2号、議第6号について、反対の討論を行います。  まず、議第1号、令和元年度福知山一般会計補正予算(第1号)について、災害復旧で懸案となっています大江町小谷の地すべり復旧工事や、保育園施設の充実は、市民の願いに合致する事業であります。しかし、介護保険事業特別会計への繰出金については、同意できません。それは、議第2号、令和元年度福知山介護保険事業特別会計補正予算(第1号)及び議第6号、福知山介護保険条例の一部を改正する条例について、消費税10%は10月実施を見込んだ上での低所得者への対応となっています。そこで、反対する理由の第1は、そもそも内閣府は、景気動向指数を6年ぶりに悪化したと発表し、消費税増税議論にも影響を与え、10月からの実施、消費税増税の是非をめぐり、国会において議論がされており、10月実施は未定であります。  2点目は、この事業は令和元年度と2年度の2年間に限定したものであり、低所得者の抜本的な軽減とはならず、福祉向上とは言えないものであり、反対でございます。  以上で反対の討論を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)(登壇)  皆さん、おはようございます。  荒川浩司でございます。  委員長報告に対する反対の討論を行わせていただきます。  今回、令和元年第2回福知山市議会臨時会に提案されました議第1号から議第9号の9議案のうち、議第1号、令和元年度福知山一般会計補正予算(第1号)、議第2号、令和元年度福知山介護保険事業特別会計補正予算(第1号)、以上の2議案について、反対の討論をさせていただきます。  この二つの議案は、先ほども述べられましたように、ことしの10月からの消費税10%アップを見越した内容であり、全面的に異議があるものとは申しませんが、しかしながら現時点において、消費税アップは流動的であり、仮にアップが行われますと、国民の多くの生活弱者の方々の生活は成り立たず、弱者切り捨て社会現象になるのは明らかと考えております。  よって、今の時点において、消費税アップを認める議案に賛成することは、私はできません。  理由は以上でございます。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、1議案ずつ、起立により採決します。  議第1号から議第9号までの9議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決です。  初めに、議第1号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第1号は原案のとおり決しました。  次に、議第2号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第2号は原案のとおり決しました。  次に、議第3号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第3号は原案のとおり決しました。  次に、議第4号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第4号は原案のとおり決しました。  次に、議第5号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第5号は原案のとおり決しました。  次に、議第6号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、議第6号は原案のとおり決しました。  次に、議第7号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第7号は原案のとおり決しました。  次に、議第8号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第8号は原案のとおり決しました。
     次に、議第9号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第9号は原案のとおり決しました。 ◎日程第2  諮問第1号 農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第2に入ります。  諮問第1号、農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問についてを議題とします。  審議に先立ち、産業建設委員長から、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  産業建設委員長。 ○(吉見純男産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼をいたします。  産業建設委員会委員長吉見純男でございます。  本委員会に付託されました議案について、審査の結果、次のとおり決定いたしましたので、会議規則第80条の規定により、委員会審査報告を行います。  1 委員会付託議案  ・諮問第1号 農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問につい         て  2 審査の概要  5月14日に委員会を開催し、上下水道部から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告をいたします。  初めに、工事完成時に使用開始届処分庁に提出されているにもかかわらず、長期にわたって使用料の賦課・徴収が行われていなかったことは、一般企業では考えられない。過去にこのような事例はあったのかとの質疑があり、平成22年に489件の下水道使用料賦課漏れが発覚し、その時も時効分を除いた最大5カ年の遡及賦課をお願いした。現在、分納も含め95%が納付されているとの答弁がありました。  また、行政不服審査のあり方を問う質疑があり、処分庁上下水道事業管理者であり、審査庁福知山市長であるが、審査庁については、市長から指名を受けた上下水道部の職員が審査担当として本件を審査している。審査を行った上で審理員が指名されるが、第三者的な立場の部局である市民総務部総務課長審理員となり、弁明書提出意見陳述などを行い、今回の事案について審理を行ったとの答弁がありました。  続いて、処分庁審査庁及び審理員行政職員で構成されており、透明性の面から、法律の専門家を入れることの必要があるのではとの質疑があり、審査過程に第三者を入れることについては、庁内で協議していきたいとの答弁がありました。  また、本年1月31日に審理手続は終了しているが、諮問議案の提出が本臨時会となった理由を問う質疑があり、3月定例会は新年度予算を初め多数の提出議案があり、日程が厳しく、提案することが困難であったとの答弁がありました。  また、今回の事案は事務処理の誤りが発端であり、そのことを念頭に置いて審査請求者に対応すべきではとの問いに、責任を感じており、分割納付の相談にも応じるなどの対応を行っていくとの答弁がありました。  次に、質疑内容を踏まえて、自由討議を行いました。そのまとめを意見として下記のとおり報告いたします。  (1)原因究明再発防止について、先進事例も検討する中で、抜本的対策を講じられたい。  (2)行政手続上、遡及賦課はやむを得ないが、分割納入など、きめ細かい対応が必要である。  (3)本件のような行政不服審査請求があったとき、処分庁審査庁及び審理員の職務が行政内で行われていることについては、透明性と客観性が問われるため、弁護士など、外部の意見を聴取することも検討すべきである。  (4)議会への速やかな諮問など、機敏な対応が求められる。  反対討論審査請求の棄却に反対)  ・使用開始届が適切に提出されていたにもかかわらず、賦課・徴収を行わず未収となっていたものであるから、その責任は市側にあると考える。  賛成討論審査請求の棄却に賛成)  ・長期間にわたって請求がなかった使用料の支払いに疑問を持つ審査請求者の心情は理解するが、審査請求を容認した場合、過去の同様の案件についても対応が必要となり、平成22年に発覚した下水道使用料賦課漏れ489件の95%が納付されていることとの整合性がとれなくなることになりかねない。  3 審査結果  ・諮問第1号  本件審査請求を棄却するべきとする(多数)  以上で、産業建設委員会委員長報告を終わります。 ○(芦田眞弘議長)  以上で、産業建設委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)  失礼いたします。  荒川浩司でございます。  今回、産業建設委員長から報告を受けました諮問第1号、農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問について、委員長報告に対して質疑をさせていただきます。  そもそも、今回の案件は、今回の請求人が主張されているように、処分庁が行った本件処分について取り消しを求める行為は、地元請求人には一切の落ち度はなく、全ては行政側の手続上のミスから始まったものであることは明確であります。  ここで質疑をさせていただきたいことは、委員長報告の中では、そもそもの責任の発端である行政の責任や時効消滅となる本市の損失金に対する対応などのやりとりはどうだったのかというところが、お聞きしたいところでありまして、その辺についてお答えいただけたら、まず、ありがたいと思います。 ○(芦田眞弘議長)  産業建設委員長。 ○(吉見純男産業建設委員会委員長)  失礼いたします。  ただいまの荒川議員の質疑に対しまして、損失金のやりとり、どうすべきかということについての具体的な質疑はございませんでした。  しかし、その前に、5月14日に紀氏議員が、この本会議場で質疑を行いました。このときに、このような不祥事がたびたび繰り返されているが、職員の責任、任命権者の責任はどうされているのかという問いに対して、理事者側からは明確な答弁がなかったことも事実でございます。委員会では、そのことも念頭に、各委員、置かれていたと思いますが、ただいま、委員長報告をさせていただきましたとおり、今回の事案は、事務処理の誤りが、今もございましたように、発端であり、その責任を感じているという答弁が委員会ではありましたが、それ以上のものはございませんでした。  以上です。 ○(芦田眞弘議長)  荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)  ご答弁ありがとうございました。  ちょっと繰り返しになりますが、5月14日のこの場においての質疑において、責任は感じているということだけなんだなということで、改めて理解させていただきます。  私も議員の立場で、今回の諮問というのは、料金に対することではあるんですが、その背景にはどういう動きがあったのかということについて知りたいという意味で、今の質疑を行いました。  当然、請求者側は、一方的に近い形で、自分たち、払えということだけ言われておりまして、普通ならば、本来そのミスを起こした市側の責任やら処分を明らかにしながら、何とかお支払いをできませんでしょうかというのが筋だとは思いますので、その辺も含めまして、後の討論の中でまた述べさせていただきます。  以上で終わります。ありがとうございました。 ○(芦田眞弘議長)  他に質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより、討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  21番、紀氏百合子議員。 ○21番(紀氏百合子議員)(登壇)  日本共産党福知山市会議員団の紀氏百合子でございます。  ただいま議題となっております諮問第1号、農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問についてに対する反対の討論を行います。  本事件は、本市の上下水道事業管理者が行う農業集落排水施設使用料について、使用者からの使用開始届が提出されていたにもかかわらず、12年以上も賦課徴収を行わず、未収となっていたものであり、今回、審査請求を行った小倉自治会には何の落ち度もなく、責任は全て行政の側にあるものです。このような不祥事がたびたび繰り返されていますが、職員の責任は、また、任命権者の責任はどうされるのか、今後に向かってこのような不祥事を繰り返さないために、具体的にどう取り組まれるのか、明確な答弁もなく、小倉自治会からの審査請求には理由がないとして、これを棄却するとの市長の判断こそ、道理のないものであり、容認できません。  以上の理由により、この諮問に反対いたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、委員長報告に対する賛成の討論はありませんか。  5番、足立治之議員。 ○5番(足立治之議員)(登壇)  蒼士会の足立治之でございます。  初めての質問ですので、多少上がっておりますので、お許しいただきますよう、よろしくお願いいたします。  諮問第1号について、委員長報告に賛成の立場から討論を行います。  この小倉自治会の正式な使用許可の申請が上がっているにもかかわらず、この12年間放置されていた、請求が放置されていたということに対して、私は強い憤りを感じております。私は基本的には、払うべきではないというふうな立場ではありますが、全体のことを考えますと、平成22年のときに489件の未収があったと、数千万円の未収。これも一般企業ならば、即クビであるというふうな形であると私は思っておりますけれども、その段階で95%の市民の皆さんがお支払いになられて、あとの5%につきましては、それぞれ倒産等々あったりして、ほぼ100%近い状態で完納されているという状況から考えますと、やはり今、この諮問に対して反対の立場をとるということになりますと、平成22年までさかのぼることになってしまいます。私が同じ立場の人間であるならば、私は強い憤りを感じます。納付した人間であるならば、強い憤りを感じて、返せというふうに私は言いたいというふうに思いますので、そういったことを、489件分、さらに同じことをするのかということから考えますと、それは本当に職員の皆さんの労力も非常なものがあります。それは私は無駄な労力であるというふうに思います。その力があるならば、ほかのことに傾注するべきであるというふうに私は考えております。  そういった立場から、今後、このようなことが一切ないようにしていただきたいということと、やはり、民間企業の感覚等々を、やはり職員の皆様は1人ずつ頭の中に入れていかなければならないというふうに私は思っておりますので、ぜひともそういった認識で新たにやっていただきたいというふうに思いますし、再度、こういった案件が出てきました場合は、所属長の方々は、この契約ができていないということを見つけた場合は、やっぱり職員の皆さんをほめてあげるべきだと思うんです。よく見つけてきたなというふうな形で、ほめるべきであるというふうに思います。また、こんなん見つけてきて、また議会でこんなん言われるやんかというふうなイメージではなく、そのような形でほめてあげていただいて、そしてそうすることによって収入が上がっていくわけですので、そういったことを肝に銘じてやっていただきたいという観点から、諮問第1号、農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問について、委員長報告のとおり賛成することを申し述べて、賛成討論といたします。ありがとうございました。 ○(芦田眞弘議長)  次に、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)(登壇)  失礼いたします。  荒川でございます。  ただいま、諮問第1号、農業集落排水施設使用料納入通知処分に対する審査請求に関する諮問について、委員長報告に対する反対の討論を行います。  まず、さきの質疑でも明らかになったように、ミスの原因である行政側の対応や処分がほぼ示されない中で、また、地元請求人に対する丁寧な説明も十分でない中で、地元請求人からすると、本来のミスを起こした市側の対応や処分を、まず明確にされない中で、いわば被害者側である地元への一方的ともとれる対応が、この請求によって市側からされてきた。この行為自体が、市側の懇切丁寧、住民目線というところを、まず大きく欠いている面ではないかと思っております。  私も地元の方ともお話をしましたが、以上に述べたような内容で、行政の誠意のない中で、一方的なやられ方に対する納入について、今回恐らくこの諮問の審査請求をとられたものと推測しております。お話しした中でも、地元の方は、支払いをすることを拒んでいるものではないと、こういった経緯について納得いかないから、できる行為をさせていただいたというような内容でございます。  私は、反対討論を今しているわけですが、今も申しましたように、地元はお金を払いたくないんだと一方的に拒んでいるものではなく、コンセンサスを言われていると。私も議員として、やっぱり当然もらわなければならないものはもらわなければならないという話をして、それは私もさせてもらいました。しかし、さきの質疑でもあったように、時効により損失した額、それがどうなるんだというところのほうが大きな問題であり、これは行政の責任、今までも繰り返されている、一般的に責任をとらない、とれない、この体質が今回の請求にも及んだと思います。  こういったやり方に対して、賛成することはできませんので、以上が私の反対の理由であります。どうかよろしくお願いいたします。 ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  10番、足立伸一議員。 ○10番(足立伸一議員)(登壇)  市議会公明党の足立伸一でございます。  ただいまの諮問に対する委員長報告に対して、賛成の立場で討論させていただきます。  私は黙っていようかと思ったんですけれども、今の議論を聞いておりまして、急遽、その市の対応とか責任の問題と、この賦課請求に対する判断の問題と、混同してはいけないと思い、急遽、こういう立場で討論をしようと思い立ちました。  もちろん、市が怠っていたというか、気がついていなかったということにつきましては、確かにそのとおりだと思います。しかし、これは民法上の、私は弁護士ではありませんので、法律的な判断というのは、ちょっとできるかどうか、非常にちゅうちょするところもございますけれども、これは全く不当利得の問題でありまして、不当利得というのは、何も、不当ということではなくて、利得者と損失者があって、その間に原因、因果関係があって、その利得に法的な原因がないという場合に成立するもので、全くこれは法律上の不当利得の問題であるというふうに思います。  その不当利得そのものには、過失というものは全然考慮されないと、全然というか、不当利得が問題になってくるのは、その請求に利得をつけるかどうかという形で差が出てくるというふうに、法律上はなっております。したがいまして、確かに請求してこなかったということにつきましては、落ち度があることはたしかでございますけれども、利得そのものに、不当利得そのものに法律上の原因がなく、そして過失はもともと問わないということであれば、不当利得は返還すべきであるということは、当然のことであると思います。  ただ、それについての行政的な責任、対応ということにつきましては、それは別個に考えるべきであるというふうに思いまして、その委員長報告に対して賛成の立場で討論をさせていただきます。  以上でございます。 ○(芦田眞弘議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり)
    ○(芦田眞弘議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  諮問第1号に対する委員長の報告は、本件審査請求を棄却するべきとするです。  お諮りします。  諮問第1号について、委員長報告のとおり答申することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立多数です。  よって、諮問第1号は委員長報告のとおり答申することに決しました。                 (大嶋康成財務部長 退席) ◎日程第3  議第11号 固定資産評価員の選任について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第3に入ります。  議第11号、固定資産評価員の選任についてを議題とし、これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  議第11号、固定資産評価員の専任について。次の者を福知山固定資産評価員に選任したいので、同意を求めます。  住所、福知山市字正明寺6番地の21、氏名、大嶋康成、生年月日、昭和35年4月2日。  以上でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。 ○(芦田眞弘議長)  ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。                (「なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  本案は人事に関するものですから、討論は行わず、これより起立により採決します。  議第11号、固定資産評価員の選任について、原案のとおり決することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(芦田眞弘議長)  起立全員です。  よって、議第11号は原案のとおり同意することに決しました。 ◎日程第4  閉会中の継続調査について ○(芦田眞弘議長)  次に、日程第4に入ります。  閉会中の継続調査についてを議題とします。  総務防災委員会、教育厚生委員会、産業建設委員会予算審査委員会、決算審査委員会、議会運営委員会、由良川改修促進特別委員会の各委員長より、会議規則第78条の規定に基づく閉会中の継続調査の申し出があり、その内容はお手元に配付しています。  お諮りします。  各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  お諮りします。  本臨時会付議されました案件の審議は全て終了しました。  よって、令和元年第2回福知山市議会臨時会はこれをもって閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(芦田眞弘議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって散会し、令和元年第2回福知山市議会臨時会はこれをもって閉会とします。  なお、この後、11時5分から各派幹事会を開催しますので、幹事の皆さんは第1応接室にご参集ください。また、その後、全議員協議会、委員長会議、議会運営委員会を開催しますので、よろしくお願いします。  それでは、大変お疲れさまでございました。                 午前10時53分  閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       福知山市議会臨時議長 塩 見 卯太郎                       福知山市議会議長   芦 田 眞 弘                       福知山市議会副議長  高 橋 正 樹                       福知山市議会議員   荒 川 浩 司                       福知山市議会議員   尾 嶋 厚 美...