福知山市議会 > 2019-03-28 >
平成31年第1回定例会(第5号 3月28日)

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  1. 福知山市議会 2019-03-28
    平成31年第1回定例会(第5号 3月28日)


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    平成31年第1回定例会(第5号 3月28日)            平成31年第1回福知山市議会定例会会議録(5)                平成31年3月28日(木曜日)                  午前10時00分 開議   〇出席議員(24名)       1番  荒 川 浩 司       2番  西 田 信 吾       3番  桐 村 一 彦       4番  柴 田   実       5番  竹 本 和 也       7番  田 中 法 男       8番  井 上   修       9番  高 宮 辰 郎      10番  足 立 伸 一      11番  吉 見 茂 久      12番  吉 見 純 男      13番  金 澤   徹      14番  中 嶋   守      15番  藤 田   守      16番  芦 田 眞 弘      18番  木 戸 正 隆      19番  森 下 賢 司      20番  大 谷 洋 介      21番  紀 氏 百合子      22番  塩 見 卯太郎      23番  奥 藤   晃      24番  野 田 勝 康      25番  高 橋 正 樹      26番  田 渕 裕 二
    〇欠席議員(なし) 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名  市長       大 橋 一 夫    副市長      伊 東 尚 規  危機管理監    片 山 正 紀    市長公室長    渡 辺 尚 生  市長公室理事   森 田   賢    地域振興部長   高 橋 和 章  人権推進室長   山 根 祥 和    財務部長     櫻 井 雅 康  福祉保健部長   大 江 みどり    子ども政策監   林 田 恒 宗  市民総務部長   山 中 明 彦    産業政策部長   桐 村 正 典  土木建設部長   今 井 由 紀    会計管理者    中 見 幸 喜  消防長      鈴 木 秀 三    財政課長     山 田 信 義  上下水道部長   岡 部 繁 己    市民病院事務部長 上 田 栄 作  教育長      端 野   学    教育部長     田 中   悟  教育委員会理事  森 山   真    選挙管理委員長  松 本 良 彦  監査委員     長 坂   勉    監査委員事務局長 土 家 孝 弘 〇議会事務局職員出席者  局長       池 田   聡    次長       菅 沼 由 香 〇議事日程 第5号 平成31年3月28日(木曜日)午前10時開議   第 1  教育厚生委員会副委員長の選任について   第 2  議会運営委員会委員の指名について   第 3  議第102号から議第151号まで(議第133号及び議第134号を除く)                  (委員長報告から採決)   第 4  請願第1号 JR西日本グループに適切な指導を国に対して求める意見書の提出              に関する請願                  (委員長報告から採決)   第 5  請願第2号 「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出に関す              る請願                  (委員長報告から採決)   第 6  請願第3号 「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」              提出に関する請願                  (委員長報告から採決)   第 7  議第152号 人権擁護委員の候補者の推薦について        議第153号 人権擁護委員の候補者の推薦について        議第154号 人権擁護委員の候補者の推薦について                     (審 議)   日程追加 市会発議第1号 福知山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について   日程追加 市会発意第2号 国から西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本不動産開発株式                会社に適切な指導を求める意見書   第 8  常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の委員会調査報告について   第 9  閉会中の継続調査について                     (審 議)                 午前10時00分  開議 ○(大谷洋介議長)  皆さん、おはようございます。  定足数に達していますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  初めに、本日、市長から、議第152号、人権擁護委員の候補者の推薦についてほか2件の議事事件の送付がありました。  なお、本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付していますので、それにてご了承願います。 ◎日程第1  教育厚生委員会副委員長の選任について ○(大谷洋介議長)  それでは、日程第1に入ります。  教育厚生委員会副委員長の選任についてを議題とします。  この際、選任の方法について、お諮りします。  教育厚生委員会副委員長の選任の方法は、投票の煩を避け、議長を指名人とする指名推選の方法によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、議長を指名人とする指名推選の方法によることに決しました。  それでは、教育厚生委員会副委員長には、3番、桐村一彦議員を指名します。  お諮りします。  ただいま指名しましたとおり、選任することにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、教育厚生委員会副委員長は、3番、桐村一彦議員と決定しました。 ◎日程第2  議会運営委員会委員の指名について ○(大谷洋介議長)  次に、日程第2に入ります。  議会運営委員会委員の指名についてを議題とします。  委員会条例第5条第1項の規定により、議会運営委員会委員を指名します。  お諮りします。  議会運営委員会委員には、13番、金澤徹議員を指名したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、議会運営委員会委員は、13番、金澤徹議員と決しました。 ◎日程第3  議第102号から議第151号まで(議第133号及び議第134号を除く) ○(大谷洋介議長)  次に、日程第3に入ります。  議第133号及び議第134号を除く、議第102号から議第151号までの48議案を一括議題とします。  審議に先立ち、各委員長から、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  初めに、総務防災委員長から報告願います。  総務防災委員長。 ○(足立伸一総務防災委員会委員長)(登壇)  おはようございます。  委員会審査報告をいたします。総務防災委員会委員長の足立伸一です。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告をいたします。  1 委員会付託議案  ・議第117号 福知山市事務分掌条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第118号 福知山市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第119号 福知山市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者の給与に関する条例等         の一部を改正する条例の制定について  ・議第120号 福知山市一般職職員の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定につい         て  ・議第121号 福知山市公の施設に係る指定管理者の指定手続等に関する条例の一部を改正         する条例の制定について  ・議第140号 福知山市附属機関設置条例の一部を改正する条例の制定について
     ・議第141号 特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正         する条例の制定について  ・議第142号 福知山市有線テレビジョン放送施設条例を廃止する条例の制定について  ・議第143号 福知山市地域情報通信ネットワーク事業特別会計条例を廃止する条例の制定         について  ・議第148号 物品の取得について  ・議第149号 財産の無償譲渡について  2 審査の概要  3月7日に委員会を開催し、財務部、市長公室及び市民総務部から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告いたします。  初めに、議第118号について、4月からの上水道事業等包括的民間委託に伴い、上下水道部の職員定数を75人から60人に減らすとしているが、職員定数に対して、現在と減員後の実数とその考え方を問う質疑があり、上下水道部の現在の実数は62名である。本年4月から、上水道事業等包括的民間委託などを勘案し、実数を10名減らす予定である。実数は、定数のおおむね90%としているため、実数が50人前後となることから、それにあわせて定数を変更するものであるとの答弁がありました。  また、市民病院の定数を655人から670人に15人増とすることについて、その内容を問う質疑があり、新たな専門医制度に対応し、内科領域6名、総合診療領域9名の枠を確保するためであるとの答弁がありました。  また、議第149号について、e-ふくちやま事業で設置していたつり線、鋼管柱、コンクリート柱などの一部を、ケイ・オプティコムに無償譲渡するという判断の妥当性を問う質疑があり、資産価値や撤去費用、撤去せずに放置した場合の諸経費及び有償譲渡した場合に発生する国庫補助金返還額を比較し、無償譲渡が適当と判断したとの答弁がありました。  3 審査結果  ・議第117号 全員賛成で原案可決  ・議第118号 賛成多数で原案可決  ・議第119号 賛成多数で原案可決  ・議第120号 全員賛成で原案可決  ・議第121号 全員賛成で原案可決  ・議第140号 全員賛成で原案可決  ・議第141号 全員賛成で原案可決  ・議第142号 全員賛成で原案可決  ・議第143号 全員賛成で原案可決  ・議第148号 全員賛成で原案可決  ・議第149号 賛成多数で原案可決  以上、報告いたします。 ○(大谷洋介議長)  次に、市民地域委員長の報告を願います。  市民地域委員長。 ○(西田信吾市民地域委員会委員長)(登壇)  失礼します。  市民地域委員会委員長の西田信吾でございます。  委員会審査報告を行います。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、下記のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告します。  1 委員会付託議案  ・議第122号 福知山城天守閣条例の制定について  ・議第123号 福知山市バス運行事業に関する条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第124号 福知山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第125号 福知山市佐藤太清記念美術館条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第131号 福知山市スポーツ推進計画の策定について  ・議第147号 京都北部中核工業団地企業立地促進条例を廃止する条例の制定について  2 審査の概要  3月7日に委員会を開催し、地域振興部、市民総務部及び産業政策部から、議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いました。  主な概要です。  初めに、議第122号に関して、「福知山城天守閣条例」に改めることによる補助金の問題を問う質疑に対して、経済産業省と調整して行うもので、条例名変更の届け出を行うことで問題がないと確認しているとの答弁がありました。  また、入館料の後納や減免の対象を問う質疑に対して、後納は団体客などのツアーを想定し、減免は市内の小・中学生が学校の学習活動の一環として入館する場合などを対象にするとの説明がありました。  次に、議第123号に関して、片道のみ利用可能な「小学生片道定期乗車券」を販売してきた経緯を問う質疑に対して、旧三和町時代から販売してきたもので、下校時のみを対象にしてきたとの答弁がありました。  次に、議第124号に関して、賦課限度額引き上げに伴い、影響を受ける世帯数を問う質疑に対して、9,899世帯中115世帯であるとの答弁がありました。  次に、議第125号に関して、消費税増税後の入館料の変更を問う質疑に対して、消費税率に応じた入館料になるとの答弁がありました。  次に、議第147号に関して、現在の水道料金負担軽減措置の詳細を問う質疑に対して、平成22年度以前の立地企業については、1立方メートル100円を基本として、超過分を奨励金として交付しており、平成23年度以降の立地企業については、月に50立方メートルを超過した水道使用料に対して、1立方メートルにつき70円を、5年間に限り交付しているとの答弁がありました。  なお、議第131号に関する質疑はありませんでした。  3 審査結果  ・議第122号 全員賛成で原案可決  ・議第123号 全員賛成で原案可決  ・議第124号 全員賛成で原案可決  ・議第125号 全員賛成で原案可決  ・議第131号 全員賛成で原案可決  ・議第147号 全員賛成で原案可決  以上です。 ○(大谷洋介議長)  次に、教育厚生委員長の報告を願います。  教育厚生委員長。 ○(中嶋 守教育厚生委員会委員長)(登壇)  失礼いたします。  教育厚生委員会委員長の中嶋です。委員会審査報告を行います。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告します。  1 委員会付託議案  ・議第126号 福知山市放課後児童クラブの設置に関する条例の一部を改正する条例の制定          について  ・議第132号 福知山市自殺対策計画の策定について  ・議第144号 福知山市休日急患診療所条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第150号 損害賠償の額について  2 審査の概要  3月7日に委員会を開催し、福祉保健部及び教育委員会から議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告します。  初めに、議第126号の三和放課後児童クラブの利用者数や、新年度から細見小学校のどのスペースで実施するのかを問う質疑があり、ふだんは10人程度の利用であり、エアコンが設置されていることも踏まえて、保健室等での実施を予定している。夏休み等は利用者がふえるが、スペースは十分に確保できると考えているとの答弁がありました。  次に、議第132号の自殺対策計画の策定について、ゲートキーパーの人材養成の方法を問う質疑があり、平成31年度に養成講座を開催し、多くの方に関心を持って参加していただく中で、ゲートキーパーになっていただきたい。また、自殺問題にかかわることが多い福祉施設の方や民生児童委員の方などにも、積極的に参加していただけるよう周知に努めたいとの答弁がありました。  次に、議第144号の異常気象時等に休日急患診療所を休診とする場合の周知方法を問う質疑があり、ホームページと張り紙で対応するほか、職員による来所者への案内や電話での問い合わせへの対応のほか、市民病院など救急告示病院への受診案内も行うとの答弁がありました。  3 審査結果  ・議第126号 全員賛成で原案可決  ・議第132号 全員賛成で原案可決  ・議第144号 全員賛成で原案可決  ・議第150号 全員賛成で原案可決  以上、報告終わり。 ○(大谷洋介議長)  次に、産業建設委員長の報告を願います。  産業建設委員長。 ○(藤田 守産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼します。  産業建設委員会委員長の藤田です。  委員会審査報告を行います。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により報告します。  1 委員会付託議案  ・議第127号 福知山市長田野工業団地公園緑地事業基金条例の一部を改正する条例の制定          について  ・議第128号 福知山市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第129号 福知山市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第130号 土地改良事業の施行について  ・議第145号 福知山市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例の制定について
     ・議第146号 福知山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について  ・議第151号 市道の認定及び廃止並びに路線変更について  2 審査の概要  3月7日に委員会を開催し、産業政策部、土木建設部及び上下水道部から、議案について詳細な説明を受け、議案審査を行いましたので、主な概要について報告します。  初めに、議第127号、福知山市長田野工業団地公園緑地事業基金条例の一部を改正する条例の制定及び議第128号、福知山市都市公園条例の一部を改正する条例の制定について、基金の用途内容及び基金積み立ての考え方を問う質疑があり、長田野工業団地利活用増進計画に基づき、基金を活用して長田野工業団地内の公園緑地及び市道の樹木伐採を行うが、京都府からの補助金により造成された基金の残高は約1億9,500万円であり、財源確保のため、長田野工業センターから徴収する公園使用料と予算の範囲内で定める積立金にて、基金を積み立てていくとの答弁がありました。  次に、議第129号、福知山市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定について、布設工事監督者の有資格者数を問う質疑があり、水道課の正規職員21人中、有資格者は16人である。本資格は管路や施設を新設する工事に必要なもので、布設替え等の工事には不要であるとの答弁がありました。  続いて、本年4月から開始される上水道事業等包括的民間委託への影響を問う質疑があり、包括的民間委託は維持管理業務を委託するものであり、管路や施設の新設工事は引き続き本市直営で行うため、影響はないとの答弁がありました。  次に、議第130号、土地改良事業の施行について、農地・農業用施設の復旧時期を問う質疑があり、農区と相談して進めるが、発注等に係る期間が必要であり、着工は農繁期が終わった後になるとの答弁がありました。  次に、議第145号、福知山市公設地方卸売市場条例の一部を改正する条例の制定について、条例改正の背景を問う質疑があり、現在は穀物類や豆類をその他野菜として分類しているが、京都府による卸売業者への卸売市場検査で指摘があり、条例の取扱品目等に穀物類及び豆類を明記する必要があるとの答弁がありました。  次に、議第146号、福知山市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について、廃止する三和上川合団地の土地所有者を問う質疑があり、個人ではなく福知山市所有の土地であるとの答弁がありました。  なお、議第151号についての質疑はありませんでした。  その他、報第9号についても所管部署から詳細な説明がありました。  3 審査結果  ・議第127号 全員賛成で原案可決  ・議第128号 全員賛成で原案可決  ・議第129号 全員賛成で原案可決  ・議第130号 全員賛成で原案可決  ・議第145号 全員賛成で原案可決  ・議第146号 全員賛成で原案可決  ・議第151号 全員賛成で原案可決  以上で報告を終わります。 ○(大谷洋介議長)  次に、予算審査委員長から報告を願います。  予算審査委員長。 ○(桐村一彦予算審査委員会委員長)(登壇)  予算審査委員会委員長の桐村一彦でございます。  委員会審査報告を述べます。  本委員会に付託された議案について、審査の結果、次のとおり決定したので、会議規則第80条の規定により、報告をいたします。  1 委員会付託議案  【平成31年度予算】  ・議第102号 平成31年度福知山市一般会計予算  ・議第103号 平成31年度福知山市国民健康保険事業特別会計予算  ・議第104号 平成31年度福知山市国民健康保険診療所費特別会計予算  ・議第105号 平成31年度福知山市と畜場費特別会計予算  ・議第106号 平成31年度福知山市宅地造成事業特別会計予算  ・議第107号 平成31年度福知山市休日急患診療所費特別会計予算  ・議第108号 平成31年度福知山市公設地方卸売市場事業特別会計予算  ・議第109号 平成31年度福知山市農業集落排水施設事業特別会計予算  ・議第110号 平成31年度福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計予算  ・議第111号 平成31年度福知山市介護保険事業特別会計予算  ・議第112号 平成31年度福知山市下夜久野地区財産管理会特別会計予算  ・議第113号 平成31年度福知山市後期高齢者医療事業特別会計予算  ・議第114号 平成31年度福知山市水道事業会計予算  ・議第115号 平成31年度福知山市下水道事業会計予算  ・議第116号 平成31年度福知山市病院事業会計予算  【平成30年度補正予算】  ・議第135号 平成30年度福知山市一般会計補正予算(第8号)  ・議第136号 平成30年度福知山市国民健康保険事業特別会計補正予算(第3号)  ・議第137号 平成30年度福知山市休日急患診療所費特別会計補正予算(第1号)  ・議第138号 平成30年度福知山市農業集落排水施設事業特別会計補正予算(第5号)  ・議第139号 平成30年度福知山市下水道事業会計補正予算(第5号)  2 審査の概要  3月8日、11日、12日、13日に、平成30年度補正予算及び平成31年度予算について、部別を組み合わせた4つの審査グループごとに所属別質疑を行いました。さらに、22日には総括質疑、25日には自由討議、討論、採決を行いました。  初めに、平成30年度補正予算の審査について報告をいたします。  まず、審査グループ①では、議第135号の一般管理費(職員人件費)の退職手当の増額補正について、退職者の内訳と退職理由を問う質疑があり、定年退職者22人、早期退職者11人、自己都合等による退職12人、懲戒免職1人の計46人となる。年齢構成の内訳は、60歳が22人、50代が10人、40代が4人、30代が4人、20代が6人である。自己都合等による退職の主な理由は、転職、大学への再入学、結婚による転居、家庭の都合などであるとの答弁がありました。  次に、審査グループ②では、議第135号の大江支所災害復旧事業において、工事請負費の執行率が40%になった理由を問う質疑があり、災害復旧費の算定に当たっては、平成25年度災害時の復旧費も参考としたが、実際は、復旧をする箇所の一部が床面等を清掃するのみで復旧できたこと、また、大江観光株式会社の駅改札業務にかかる仮事務所設置費用を見込んでいたが、その必要がなく、清掃等を行うのみで通常業務の再開が可能となったこと。さらには、福知山市商工会が1階で行っていた業務を、2階で行うこととされたことなどが要因となり、執行率が下がり大きな減額となったとの答弁がありました。  次に、審査グループ③では、議第135号の外出支援助成事業について、減額補正の要因を問う質疑があり、利用者の主な利用目的は通院や買い物であるが、医療機関による無料送迎や食料品等の移動販売、宅配サービスを利用する方がふえていること、また、一定の自己負担を要することなどが要因であると考えているとの答弁がありました。  また、スクールサポーター配置事業について、減額補正の要因を問う質疑があり、発達障害等さまざまな支援が必要な児童生徒に対応するサポーターの設置について、学校現場でのニーズが非常に高い反面、十分な人材確保が難しいことが要因である。具体的には、日本語支援が必要な児童生徒に対応するスペイン語の会話ができる人材を確保できなかったことなどであるとの答弁がありました。  次に、審査グループ④では、議第135号の大呂自然休養村管理事業について、補填金の詳細を問う質疑があり、平成30年7月豪雨災害により、キャンプ場、親水公園等が被災し、キャンプ場で295人、宿泊棟で84人の利用キャンセルがあった。また、8月から3月までのキャンプ場のキャンセル見込みを、過去10年間の利用実績から120人と算定し、合計499人のキャンセル等による損失を、指定管理の基本協定に基づき補填するとの答弁がありました。  次に、除雪関連事業について、降雪量が少ない中で増額補正する理由を問う質疑があり、1月末までの除雪等により、既に予算執行見込額は当初予算額を超えている。また、補正額については、2月初旬に今後の見込みも含めて積算したが、見込みに反して降雪量が少なかったため、不用額が発生する見込みであるとの答弁がありました。  なお、議第136号から議第139号までについての質疑はありませんでした。  続いて、平成31年度予算の審査について報告をします。  計4日間の所属別質疑では、延べ35人の委員から、大きく132項目にわたり質疑がありました。  まず、所属別質疑の審査グループ①では、議第102号の避難のあり方検討事業について、検討内容を問う質疑があり、避難のあり方検討会を設置し、2カ年で協議していく。検討会では、「みずからの命はみずからが守る」という住民意識の醸成や、地域の防災力の向上策、住民が適切な避難行動をとるための行政の支援について、学問的見識などから避難のあり方像の検討を進め、最終年度においては、地区避難所の活用や避難所の運営マニュアルなど、自助・共助・公助のそれぞれの役割を整理し、新たな避難のあり方を構築したいとの答弁がありました。  次に、SNS事業者との連携推進事業について、SNSツールの特性を生かした子育て相談機能などにかかる具体的なシステム開発の内容を問う質疑があり、ラインが持つ最新の技術を活用して、子育て支援や防災、キャッシュレス決済、大河ドラマのPRを含めた観光など、幅広い分野での連携を予定している。子育てに関しては、従来からの対応と合わせ、気軽に相談ができる相談窓口として、双方向でコミュニケーションが図れるシステムを予定している。従来の対面や電話以外のツールを活用することで、さまざまな状況に置かれている方の相談業務に対応できるとの答弁がありました。  次に、職員数の状況について、各支所の人員が10人から9人に1人減となる原因を問う質疑があり、これまでから、支所の人員のみで行っていた業務を、支所に在籍している他課の職員に割り振ったり、観光分野の業務の一部を本庁で担ったりと、連携を横断的に進めることで支所業務の移管を行っている。このような状況の中で、全庁的な業務量を判断し、平成31年度は各支所1名ずつの減員となったとの答弁がありました。  次に、審査グループ②では、議第102号の移住・定住促進事業において、予算が減額となっているのに、内容は拡充となっている理由を問う質疑があり、平成29年度に制度を廃止した住宅支援補助金の執行が平成30年度で終了したことや、京都府北部7市町による地域連携都市圏負担金において、ホームページの立ち上げが平成30年度で完了し、平成31年度からは運用費用のみの負担となることなどから、予算総額で減額となった。事業内容は、従来のWEBサイト「ふくふくライフ」に加え、SNSによる情報発信の充実、東京圏からの移住者に対しての新施策の実施、さらに地方への移住のきっかけとなる「ふくちやまワークステイ」等、新たな事業を展開し、施策を充実することから拡充としたとの答弁がありました。  次に、乗り合いタクシー導入モデル事業について、実証実験予定地域の決定経緯を問う質疑があり、バス停まで一定の距離があり、路線バス等の公共交通を利用することが困難な交通不便地域において、タクシー事業者の影響から自家用有償運送が実施できない、または実施することが困難な地域で導入要望がある下豊富地区を選定した。また、金山地区、雲原地区においては、民間バス事業者の運行路線が見直しされる可能性を考慮に入れて選定したとの答弁がありました。  次に、議第103号の国民健康保険事業の出産育児一時金について、出産費用が42万円未満であった場合の対応を問う質疑があり、請求をしてもらうことで差額を支給しているとの答弁がありました。また、人間ドックにおいて自己負担金の見直しと検査項目の考え方を問う質疑があり、多くの国保加入者に受診していただくために、自己負担額は現行のままを考えている。また、生活習慣病の予防目的とした特定健康診査にがんの検査項目を加えることで、がんの早期発見に取り組んでいるとの答弁がありました。  次に、審査グループ③では、議第102号の病児保育サービス事業について、市民病院と新たに京都ルネスクリニックの2カ所で実施されることに伴うサービス体制の変化を問う質疑があり、対象児童の要件について、従来は本市在住としていたものを、京都ルネスクリニックの実施要件に合わせて、市民病院でも保護者が本市在勤であれば利用できることとし、対象児童を拡大したとの答弁がありました。  次に、小学校及び中学校の施設長寿命計画策定事業について、計画策定の背景や目的を問う質疑があり、本市の学校施設の多くは昭和40年代後半から50年代にかけて建築されており、耐震改修は完了しているものの、老朽に伴う施設の劣化が進行している。このため、20年間の中長期的な視点に立ち、施設ごとに効率的で効果的な老朽施設の再生や維持管理を計画することで、施設の長寿命やトータルコストの縮減、予算の平準を図ることが目的であるとの答弁がありました。  次に、議第111号の介護保険事業について、生活支援・介護予防サービス基盤整備事業の拡充内容を問う質疑があり、平成31年4月から、地域包括支援センターを現行の6カ所から、原則、中学校区単位の9カ所に拡充する中で、各センターに地域の支え合いを支援するコーディネーターを配置し、高齢者の支援や地域づくりを行っていくとの答弁がありました。  次に、議第116号の病院事業について、市民病院に導入する新型MRI装置の効果と経営面の分析を問う質疑があり、直接的な効果としては、当面は現行機との2台体制とするため、検査の予約待ちの期間を相当程度に短縮できる。また、経営面においては、高額な医療機器であるため減価償却費が増加するが、医療機能の充実により収益増が見込まれるとの答弁がありました。  次に、審査グループ④では、議第102号の福知山光秀プロジェクト推進事業について、(仮称)福知山光秀ミュージアムの内容を問う質疑があり、佐藤太清記念美術館の2階に、パネル、小道具等の展示を行い、大河ドラマの世界観を体験できる施設を整備する。全体面積の約4分の1に大河ドラマの展示、約4分の3に明智光秀と福知山にかかわる歴史資料等の展示を考えているとの答弁がありました。  続いて、バス駐車場の整備内容を問う質疑があり、ゆらのガーデン付近の福知山市所有地に、バス乗降場と駐車スペース5台分を整備する予定であるとの答弁がありました。  次に、内水対策事業について、危機管理型水位計の設置箇所と設置時期を問う質疑があり、市内河川の3カ所に設置を計画しているが、並行して京都府が市内河川の16カ所に設置する予定であり、詳細な位置は京都府と協議して決定する。発注から設置まで6カ月程度の期間を要するため、設置時期は来年度の出水期の終わりごろになる見込みであるとの答弁がありました。  次に、議第114号の水道事業について、上水道事業等包括的民間委託の実施による予算への削減の成果を問う質疑があり、収益的収支の当年度純利益が、前年度予算より2,467万7,000円増加している。また、水道事業の給水管更新等工事を加速するための費用を2,250万円増額している。さらに、資本的支出の事務費において、役職者を含む人員の削減等により、人件費で約500万円を削減しており、合わせて約5,000万円の削減効果を予算に反映しているとの答弁がありました。  次に、議第115号の下水道事業について、土師排水区段畑雨水ポンプ場建設工事の内容を問う質疑があり、ポンプ場本体工事については、土木建築工事、水処理設備工事、ポンプ設備工事及び電気設備工事に分割して実施している。また、樋門の工事については、近畿地方整備局と協定を結び、樋門の新設や旧樋門の撤去を依頼しており、現在工事を行っている。土師地区の浸水対策事業が来年3月末までに機能するように努力するとの答弁がありました。  次に、総括質疑について報告をいたします。  一般会計歳入関係では、個人市民税の見込みを問う質疑があり、市の総所得金額の約86%を占めている給与所得については、配偶者控除などの税制改正や有効求人倍率、完全失業率の状況、最低賃金の引き上げ、最近5年間の給与所得の動向等を分析し、前年度より1.61%の伸びを見込んだ。また、総務省が発表した地方税及び地方譲与税収入見込額や全所得の状況等を精査し、個人市民税としては、1.57%増の36億3,610万円を見込んだとの答弁がありました。  次に、多様な財源確保の一環として、クラウドファンディングを実施する場合の基準を問う質疑があり、単に歳入確保策としてのみ捉えるのではなく、本市の魅力を発信できる特徴ある事業や、多様な行政・地域課題の解決につながり、その取り組みに多くの方が賛同し、共感していただける事業であることが重要であると考えており、当初予算では、「みんなが仲間!世代間交流事業」「観光友好都市交流事業」「めざせ!救命の絆世界一のまち事業」について計上している。また、2020年NHK大河ドラマの放映を契機とした、市の魅力発信や観光誘客等の施策展開にも有効と考えているとの答弁がありました。  次に、一般会計歳出関係では、3支所の職員減員の考え方を問う質疑があり、6次行政改革や財政構造健全指針に掲げた経常収支比率92.7%を達成するためには、人件費の縮減も重要な項目の一つである。そのため、支所に限らず全庁的な定員適正に向けて、一定数の削減目標を掲げ、職員を削減してきた。支所の職員数は、合併後、段階的に減ってはいるが、合併時に旧町から引き続き支所で継続実施していた農林・土木・観光等の業務を、事業の進捗とともに本庁に引き継ぎ、支所職員との連携を強化することでサービスを低下させないようにしているとの答弁がありました。  次に、補助金の見直しに至った理由を問う質疑があり、平成29年10月に行政改革推進委員会から意見具申された意見をもとに、財政構造健全を進める歳出の改革の一環として見直しに取り組んだものであり、交付が長期しているものについては補助金の必要性を検証した。また補助割合が2分の1を超えるものについては、補助率を2分の1以内にする基本方針のもと、交付先で自主財源の獲得が困難な場合は例外として見直しを行った。今後においても、必要な補助対象と量を把握する中で、補助対象団体に丁寧に説明し、補助金の適正に努めていくとの答弁がありました。  次に、少額の削減となった事業について、事業棚卸しを実施する意義を問う質疑があり、事業棚卸しは、事業の課題を明らかにし、効率的・効果的なものにつくりかえることを目的に実施している。事業棚卸しによる意見等を踏まえ、事業のあり方そのものから個々の手法に至るまで、さまざまな角度から見直しを行い、費用対効果を見きわめるなどの効率を図ることで、結果として事業費の削減にもつながっているものであるとの答弁がありました。  次に、扶助費縮減の方針を問う質疑があり、扶助事業は、扶助を必要とする人に対しての社会保障施策であり、歳出の削減だけを目的に、一方的に事業を縮小することは避けるべきと認識している。扶助費の総額は前年度から減額となっているが、平成30年10月以降の段階的な生活保護基準の見直しなど、国・府制度の変更や自然減によるものである。しかしながら、サービスの効果や公平性・重複等の検証は、事業棚卸し等において常に行っているところであり、扶助事業といえども、その見直しは実施し、予算に反映していく方針である。一方、民間保育所運営費の人件費改定による増加や、児童扶養手当の拡充など、増額した事業もあるとの答弁がありました。  次に、基金関係では、基金一括管理方式の内容と金融商品選定の基準を問う質疑があり、基金の管理運用においては、第1に「安全性」、次に、予期せぬ緊急的な基金の取り崩しに対応できる「流動性」、そして、運用益である「効率性」の確保を原則としている。平成29年度からは、一部の基金を除き、個別の通帳管理から基本的に金融機関ごとに一つにまとめる基金一括管理を行っている。金融商品の選定については、地方財政法等をもとに、本市の運用方針を定めており、市内金融機関の1年定期預金や、元本保証されている国債や政府保証債、地方債等の証券を購入できるものとしており、その運用期間は最長20年としているとの答弁がありました。  次に、特別会計、企業会計では、財政健全の考え方を問う質疑があり、石原土地区画整理事業について、換地処分が完了しており、特別会計の早期閉鎖に向けた保留地の売却が課題となっているため、積極的な売却に努め、累積赤字の縮減を図っていきたい。また、市民病院は、地域における中核病院として広域する医療ニーズに対応するため、引き続き医療スタッフの確保と医療機能の充実に努めるとともに、大江分院は、高齢社会における地域に根差した医療の提供に努め、運営の合理・効率により安定経営を図っていきたいとの答弁がありました。  また、「市税の滞納整理」「ふるさと納税の推進」「合併特例債の有効活用」「市債繰り上げ償還の目的」「防災対策及び治水対策の予算執行」「児童虐待通告件数の推移と体制強化」「介護人材確保の取り組み」などの質疑もありました。  なお、議第104号から議第109号まで、また、議第112号及び議第113号についての質疑はありませんでした。  次に、委員から提案された三つのテーマに基づき、自由討議を行いました。  自由討議のテーマは次のとおりです。  ①事業棚卸しの予算反映について  ②支所の役割(機能)と職員配置のあり方  ③「ふるさと納税」で歳入増加を  次に、討論を行いました。  反対討論  ・議第102号、平成31年度福知山市一般会計予算については、台風等による災害復旧事業、治水対策、内水対策、消防自動車の更新、消防団施設の整備、交通不便地域のモデル事業、市民病院の医療体制の充実及び新型MRI装置の導入、ふくふく医療の充実などは評価する。しかし、就学援助を切り下げたこと、事業棚卸し等で事業を廃止及び縮小した一方で、同和行政が継続されていること、消費税増税により、使用料手数料の市民負担が増加になること、支所職員の削減により支所機能が後退していること、以上4点の理由により反対する。
     ・次に、議第135号、平成30年度福知山市一般会計補正予算(第8号)については、小中学校就学援助事業・特別支援就学奨励事業について、認定所得基準を1.5から1.3に減らしたことによって人数が減少し、2,583万円の予算減額となったことは、子どもの貧困が進む中で逆行していること、また、(仮称)三和学園整備事業の繰越明許費において、外構整備工事及び市道改良工事において、工事が開校に間に合わず、児童・生徒の安全確保に支障を来すこと、以上の理由により反対する。  賛成討論  なし  3 審査結果  ・議第102号 賛成多数で原案可決  ・議第103号 全員賛成で原案可決  ・議第104号 全員賛成で原案可決  ・議第105号 全員賛成で原案可決  ・議第106号 全員賛成で原案可決  ・議第107号 全員賛成で原案可決  ・議第108号 全員賛成で原案可決  ・議第109号 全員賛成で原案可決  ・議第110号 全員賛成で原案可決  ・議第111号 全員賛成で原案可決  ・議第112号 全員賛成で原案可決  ・議第113号 全員賛成で原案可決  ・議第114号 全員賛成で原案可決  ・議第115号 全員賛成で原案可決  ・議第116号 全員賛成で原案可決  ・議第135号 賛成多数で原案可決  ・議第136号 全員賛成で原案可決  ・議第137号 全員賛成で原案可決  ・議第138号 全員賛成で原案可決  ・議第139号 全員賛成で原案可決  以上、予算審査委員会報告を終わります。 ○(大谷洋介議長)  以上で、各委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより、討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  13番、金澤徹議員。 ○13番(金澤 徹議員)(登壇)  日本共産党福知山市会議員団の金澤徹でございます。  会派を代表しまして、ただいま議題となっています議第102号から議第132号までの31議案と、議第135号から議第151号までの17議案、合わせて48議案のうち、議第102号、平成31年度福知山市一般会計予算、議第118号、福知山市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、及び議第135号、平成30年度福知山市一般会計補正予算(第8号)の3議案について、反対討論を行います。  最初に、議第102号の平成31年度一般会計当初予算には、平成25年度以後の台風豪雨による甚大な災害にかかわって、災害復旧と、国・府・市の3者による由良川流域における総合的な治水対策協議会で示された方針に基づき、治水対策事業の継続と、河守・公庄地区でのたび重なる内水被害軽減の内水対策の着手を初め、ハード・ソフト面での事業実施、消防自動車の更新と消防施設整備、交通不便地域のモデル事業、市民病院の医療体制の充実、新型MRI装置の導入、ふくふく医療の充実などは評価できます。  しかし、一つに、子どもの貧困が進む中で、就学援助を切り下げたこと、二つ目に、事業棚卸しや補助金の見直しで、市民の要望に反して次々に事業の廃止や縮小をした問題の一方で、同和行政が継続されていること、三つ目に、使用料・手数料が、消費税増税によって新たに5,197万円の市民負担増になること、四つ目に、合併から14年目になりますが、支所職員の削減により、支所機能が後退していること、以上の理由により反対します。  次に、議第118号、福知山市職員定数条例の一部を改正する条例の制定について、今回の条例改正は、上水道事業の包括的民間委託の実施に伴うものとのことですが、民間委託へのスムーズな移行を確認、検証する期限もなく、事業実施日と同日付で定数削減を行うことは問題です。  二つ目に、消防職員の定数は、国の基準よりも31人も不足しており、今回、上下水道で余剰とされる15人を充てても、なお16人足りません。  三つ目に、旧3町支所の職員は減らされ続け、4月1日からおのおの9名、ついに一桁になります。支所は、住民の一番身近な行政の窓口として、住民の要望に十分応えられる状況ではなくなっている中で、昨年、一昨年の災害には、不眠不休で対応されました。支所の職員数を減らす一方ではなく、むしろふやすべきだと考えます。  四つ目に、既に市役所の非正規職員は4割を超え、正規職員の時間外労働も深刻です。必要な正規職員の確保で、しっかりとした住民サービスと人間らしい働き方を保障すべきであり、職員定数の削減に反対します。  次に、議第135号の平成30年度一般会計補正予算の中では、小・中学校就学援助事業、特別支援就学奨励事業について、認定所得基準を生活保護費の1.5倍から1.3倍に下げたことによって、人数が減少し、小・中学校合わせて2,583万円、約24%減額になったことは、子どもの貧困が進む中で、逆行したものとして反対です。  また、三和学園整備事業の繰越明許費において、外構整備工事及び市道改良工事の完成が開校に間に合わず、児童・生徒の安全の確保に支障を来すことは問題であり、同意できません。  以上で反対討論とします。 ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  11番、吉見茂久議員。 ○11番(吉見茂久議員)(登壇)  失礼いたします。  福知山市議会公明党の吉見茂久です。  本定例会に上程をされました議第102号、平成31年度福知山市一般会計予算から、議第133号、134号を除く議第151号までの48議案に対し、会派を代表し、全議案賛成の立場で討論をさせていただきます。  平成31年度予算は、本市が抱える厳しい財政状況の中で、安心・安全はもとより、なお一層、住民福祉が行き渡っていくことを念頭に、第6次行革、財政構造健全指針の計画の実行、また、事業棚卸しによる効果的、効率的な見直しを行い、不要不急事業の洗い出し、今後の多様なニーズに応えるために、真に必要とされる事業が予算されたものと理解をするものです。  「新時代 福知山」への前進予算として、その構成は五つの柱からなっており、まず一つ目は、安心・安全な生活基盤の確立として、計画最終年度を迎える、国・府・市3者の由良川流域における総合的治水対策事業の整備や、防災情報の伝達システムの構築、地域防災マップ作成の推進など、ハード・ソフト対策による防災・減災・危機管理の強化が図られております。また、乗り合いタクシー導入事業や、地域コミュニティ交通導入事業は、今後の公共交通を補完していく上で、非常に充用であると思います。  第二に、医療・介護・福祉のさらなる充実では、地域包括支援センターを9カ所に拡充されることで、よりニーズに対応が可能となりますこと、また、病院事業では、新型MRI装置の導入により、医療提供の充実が図られること、それにより、収益増が見込まれること、そして、子育て総合相談窓口の継続実施による相談体制や子どもの医療に関する負担軽減など、子育て支援の内容がさらに充実した形となっております。  第三に、シティプロモーションのさらなる展開では、福知山光秀プロジェクト推進事業など、大河ドラマの放送を絶好の機会と捉えた魅力の発信や、観光客の満足度向上、関係人口拡大などを図るための効果的な事業の内容となっていること、また、東京圏からの移住支援施策を新規とした移住・定住促進事業などの充実が図られていると思います。  第四に、教育・産業・雇用につながる町では、公立大学での(仮称)情報学部設置に向けた補正予算に合わせ、「知の拠点」推進事業による北近畿発展のための各種取り組みが今後大いに期待するところです。来年の春に、公立大1期生が卒業となり、1人でも多くの学生が北近畿にとどまってもらう出口対策をお願いしたいのと、新規の出願高校もふえているとのことで、引き続き大学と連携し、学生確保に努めていただきたいということを念願いたします。  五つ目の市民とともにつくる経営力の高い市政では、地域づくり組織支援事業を初め、民間のノウハウを取り入れながらの事業が推進され、民間企業派遣研修事業や上下水道事業の包括的民間委託など、経費削減、さらなるサービス向上を図り、健全経営に努めていただくことを、切にお願いを申し上げます。  歳入では、景気の動向などにより、個人・法人住民税の増収を見込んでいることや、クラウドファンディング、ネーミングライツ、ふるさと納税などによる財源確保対策が着実に実績となっていること、また、歳出では、一般会計の総額予算は今年度より2.9%増加し、合併以後最大規模となっておりますが、災害復旧費用や翌年度以降の義務的経費の減につながる目的で、市債の繰り上げ償還に充てられる経費を除けば、今年度よりも縮減予算となっております。さらに、事業棚卸しなどの成果で、経常的経費3億5,000万円の削減、財政調整基金を取り崩さず、合併算定がえ逓減対策基金を1億円にとどめることなど、財政健全にも努められています。  ただ、経常収支比率の目的達成については、経常的経費の抑制というところで、さらなる取り組みが必要となっているので、今後についても鋭意努力をお願い申し上げます。  その他、条例議案やまた補正予算に関しましても賛同いたします。  以上、多くの議員の賛同を得ることを願いまして、賛成討論といたします。 ○(大谷洋介議長)  次に、反対の討論はありませんか。  1番、荒川浩司議員。 ○1番(荒川浩司議員)(登壇)  無会派の荒川浩司でございます。  今回、平成31年3月議会に上程されました議第102号から議第115号までの41議案について、委員長報告は全て採択でありましたが、私は4議案について、反対の討論を行いたいと思います。  まず、議第149号、財産の無償譲渡について、この議案は、e-ふくちやま事業再整理基本計画に基づき、同事業で整備した情報通信環境を民間事業者に委託し、持続可能で安定したサービス提供を行うもので、無償譲渡はつり線、鋼管柱、コンクリート柱であると聞かせていただいております。  私の反対の理由は、無償譲渡の経緯や説明を口頭ではいただきましたが、採決後に新たに資料作成したものもいただきましたが、採決時において、私は十分な理解ができなかったため、反対とさせていただきました。  続いて、議第102号、平成31年度福知山市一般会計補正予算、続いて、議第118号、福知山市職員の定数条例の一部を改定する条例の制定について、続いて、議第119号、福知山市長、副市長、教育長及び上下水道事業管理者の給与に関する条例の一部を改正する条例の制定についてであります。  この議案は、市長が引き続いて給与の10%カット、さらに副市長、教育長が5%カットの内容でございます。市長、副市長、教育長、お三方合わせてカットの金額は、1年間で200万円弱と聞いております。また、管理職の管理手当の5%カットを合わせても、年間600万円のカット額だと聞いております。  私は常に、市民感覚で行政や議会の対応をさせていただいております。その市民感覚で今回の市長等の給与のカットを考えたときに、これだけの大赤字を抱えて、また、先日の私の総括質疑でも、このカットは財政健全やたび重なる不祥事も含めた対応かとの問いに、6次行政改革や財政構造健全指針に掲げた経常収支比率92.7%を達成させるためには、人件費の縮減も重要な項目の一つであると、答弁をいただきました。それならば、莫大な大赤字と、年間、今回のカットを合わせても600万円の金額は妥当なのか。さらに、たび重なる不祥事の責任はこれでよいのかということでございます。  平成29年から31年の間でも、介護保険料簿価誤り、民生援護資金基金にかかわる不適切な事務処理、くりのみ園の報酬算定誤り、福知山市役所庁舎の放火、セクシャルハラスメント、e-ふくちやまの使用料の徴収漏れ、教育委員会ではいじめ裁判の情報開示請求資料の廃棄、また、せんだっては大江中学校の講師の窃盗事件、さらには市民病院でも職員の不祥事がありました。2年間だけでも、これだけの不祥事は、行政組織として考えられないことではないかと考えております。住民の信頼は、ますます低下しており、抜本的な改革ができていないと、私は判断しております。この体質が変わらない限り、この不祥事はとまらないとも危惧しており、現状では、平成31年度においても、まさしくその金額、また、職員数の改革に重きを置かれておりますが、抜本的な改革にはならないのではないかと、私は考えております。  話を財政に戻しますが、昨年の人事院勧告の引き上げでも、市民感覚からすると、人事院勧告も遠慮されたのなら百歩譲ることもできますが、結果として、大橋行政の赤字対策は棚卸しの3億8,000万円の削減を中心に、事業の対応策も提示できないまま、一方的に住民サービスの切り捨てを進めているようにしか、私には見えません。また、平成31年度の施政方針には、前例に依拠せず、未来から現状を見通して、今、何をなすべきかを考えるバックキャスティングの施行と、めり張りをきかせた事業組み立てをさらに進めるとありますが、全てを否定しようとは思いませんが、福祉や防災の緊急的な課題については、そのことが平成31年度の予算からは、私は強く感じることができませんでした。  本来なら、予算はなくても住民サービスを低下させないために、自治基本条例に基づき、住民力を生かした新たな公共サービスの実現の方向に、もっともっとギアチェンジを行うべきだと考えております。  最後に、福知山市のこの莫大な借金と終わらない不祥事体質は、責任をとらない行政の仕組みから発生しており、その責任は我々議員にもあると強く感じています。今後の行政運営は、市民感覚、市民感情に重きを置いていただき、市民に信頼していただける抜本的な行政体質の改革を強く要望して、私の反対討論とさせていただきます。ありがとうございました。 ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  26番、田渕裕二議員。 ○26番(田渕裕二議員)(登壇)  蒼士会の田渕裕二でございます。  本定例会に上程されました議第102号、平成31年度福知山市一般会計予算から、議第133号、議第134号の2議案を除く議第151号までの48議案に対しまして、会派を代表いたしまして、全議案賛成の立場で討論を行います。  平成31年度は、「新時代 福知山」づくりを前進するための大きな5本の柱として上程されており、「新時代 福知山」への前進予算として、豪雨災害の復旧を最優先として、防災・減災対策を初め、学校の統合予算に重点を配分され、前年度予算からの厳しい財政状況を踏まえた福知山市財政健全指針を基軸として、災害復旧と繰り上げ償還を着実に実施するなど、大橋市長の4年目を迎えられた予算として、堅実な予算編成が行われております。  第一は、たび重なる災害を克服し、住みよいまち福知山を築き上げるために、市民が必要とする安全な生活基盤の構築で、安全・安心な生活基盤の推進をしていただくことで、市民が積み上げてきた生活が確保できるものと考えております。  由良川流域における総合的な治水対策事業、ハード事業・ソフト事業での内水対策では、内水による浸水被害の軽減対策事業など、市民が安心して福知山に住み続けるために、真に、「新時代 福知山」への前進予算だと受けとめ、評価をしております。  加えて、医療・介護・福祉のさらなる充実では、高齢者の方々が安心して福知山に住み続けられるよう、新たな在宅介護支援の取り組みを行うための予算の充実が図られております。  そして、第三に、長年、市民の念願が充実した明智光秀NHK大河ドラマの実現を、具体的に全国発信していくための福知山光秀プロジェクト推進事業を初めとするシティプロモーション新規事業や、福知山城観光誘客強化と観光戦略事業の充実など、福知山の魅力を最大限にアピールし、大河ドラマ放送後の期間だけでなく、将来に続く戦略を持って取り組まれる新規事業であり、市民の満足度に応える施策、大いに期待が膨らむ事業であります。  次に、教育環境のさらなる充実に向けた学校統合整備事業や、福知山公立大学の新学部設置、「知の拠点」整備事業構想に基づく京都工芸繊維大学との連携強化を中核として、「知の拠点」北近畿地域連携、地域協働の充実など、「新時代 福知山」への前進予算が位置づけられております。  第五に、さらに市民とともにつくる経営力の高い市政予算では、福知山市自治基本条例に基づく地域づくり組織への設置及び活動に対し、充実支援に向けた予算が上程されており、住民、市民の力でよりよい地域づくりへの活性支援が充実し、地域活性に大きく寄与するものと考えております。  「新時代 福知山」への前進予算は、平成31年度一般会計予算、416億円、特別会計予算、193億5,000万円、企業会計予算、280億1,000万円、全合計総額889億6,000万円は、前年度より8,000万円増額しております。公共施設マネジメントにより創出された土地の利活用、売却収益の確保、ふるさと納税、ネーミングライツなどによる新たな取り組みによる税収確保など、多様な財源確保への積極的な取り組みが需要計上されております。  財政健全に向けた事業棚卸しについての取り組みについては、福知山市の将来を見据えた持続可能な福知山市を目指した事業見直しを進めていく過程で、事業改革のための事業棚卸しは、関係団体や組織については問題もありますが、常に改革は痛みを伴うものであります。福知山市政80年が経過し、これまでの姿勢を受け継ぎ、時代や背景に即さない事業については整理し、改革を推進していかなければ、将来に続く次の時代に大きな負債と、新時代への大きなおもしになりかねません。  ただ、見直しの対象により補助金削減となる団体に対しては、丁寧な説明を行い、十分な理解が得られるよう進めていただくよう、お願い申し上げます。  以上、本定例会に付託されました全ての議案に対し賛同しまして、私の賛成討論といたします。多くの議員の皆様の賛同をお願い申し上げまして、賛成討論を終わります。 ○(大谷洋介議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、1議案ずつ、起立により採決します。  議第133号及び議第134号を除く議第102号から議第151号までの48議案に対する各委員長の報告は、いずれも原案可決です。  初めに、議第102号については、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立多数であります。  よって、議第102号は、原案のとおり決しました。
     次に、議第103号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第103号は、原案のとおり決しました。  次に、議第103号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第103号は、原案のとおり決しました。  次に、議第104号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第104号は、原案のとおり決しました。  次に、議第105号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第105号は、原案のとおり決しました。  次に、議第106号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第106号は、原案のとおり決しました。  次に、議第107号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第107号は、原案のとおり決しました。  次に、議第108号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第108号は、原案のとおり決しました。  次に、議第109号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第109号は、原案のとおり決しました。  次に、議第110号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第110号は、原案のとおり決しました。  次に、議第111号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第111号は、原案のとおり決しました。  次に、議第112号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第112号は、原案のとおり決しました。  次に、議第113号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第113号は、原案のとおり決しました。  次に、議第114号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第114号は、原案のとおり決しました。  次に、議第115号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第115号は、原案のとおり決しました。  次に、議第116号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第116号は、原案のとおり決しました。  次に、議第117号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第117号は、原案のとおり決しました。  次に、議第118号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立多数であります。  よって、議第118号は、原案のとおり決しました。  次に、議第119号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立多数であります。  よって、議第119号は、原案のとおり決しました。  次に、議第120号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第120号は、原案のとおり決しました。  次に、議第121号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第121号は、原案のとおり決しました。  次に、議第122号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第122号は、原案のとおり決しました。  次に、議第123号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第123号は、原案のとおり決しました。  次に、議第124号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第124号は、原案のとおり決しました。  次に、議第125号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第125号は、原案のとおり決しました。  次に、議第126号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第126号は、原案のとおり決しました。
     次に、議第127号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第127号は、原案のとおり決しました。  次に、議第128号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第128号は、原案のとおり決しました。  次に、議第129号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第129号は、原案のとおり決しました。  次に、議第130号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第130号は、原案のとおり決しました。  次に、議第131号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第131号は、原案のとおり決しました。  次に、議第132号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第132号は、原案のとおり決しました。  次に、議第135号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立多数であります。  よって、議第135号は、原案のとおり決しました。  次に、議第136号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第136号は、原案のとおり決しました。  次に、議第137号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第137号は、原案のとおり決しました。  次に、議第138号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第138号は、原案のとおり決しました。  次に、議第139号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第139号は、原案のとおり決しました。  次に、議第140号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第140号は、原案のとおり決しました。  次に、議第141号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第141号は、原案のとおり決しました。  次に、議第142号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第142号は、原案のとおり決しました。  次に、議第143号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第143号は、原案のとおり決しました。  次に、議第144号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第144号は、原案のとおり決しました。  次に、議第145号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第145号は、原案のとおり決しました。  次に、議第146号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第146号は、原案のとおり決しました。  次に、議第147号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第147号は、原案のとおり決しました。  次に、議第148号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第148号は、原案のとおり決しました。  次に、議第149号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立多数であります。  よって、議第149号は、原案のとおり決しました。  次に、議第150号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第150号は、原案のとおり決しました。  次に、議第151号について、委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、議第151号は、原案のとおり決しました。 ◎日程第4  請願第1号 JR西日本グループに適切な指導を国に対して求める意見書の提出に関する請願 ○(大谷洋介議長)  次に、日程第4に入ります。  請願第1号、JR西日本グループに適切な指導を国に対して求める意見書の提出に関する請願についてを議題といたします。  審議に先立ち、委員長から委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。  市民地域委員長から報告を願います。  市民地域委員長
    ○(西田信吾市民地域委員会委員長)(登壇)  失礼します。  市民地域委員長の西田信吾でございます。請願の報告をいたします。  請願第1号    JR西日本グループに適切な指導を国に対して求める意見書の提出に関する請願      請願者  福知山市末広町1丁目24番地           福知山旅館ホテル組合 組合長 芦田 敦嗣 氏      紹介議員 田渕裕二議員、桐村一彦議員、井上修議員、荒川浩司議員           木戸正隆議員、藤田守議員、紀氏百合子議員、吉見茂久議員  1 請願の要旨及び目的  昭和62年に経営破綻した国鉄の分割・民営により、JR各社7社が設立された。その際に、政府が全株式を保有する特殊会社の形態をとり、事業内容や各種規制を規定するJR会社法が制定された。その後、平成13年にJR会社法が一部改正され、本州3社(東日本・東海・西日本)は完全民営され、JR会社法の対象外となり、民間会社として自由な経済活動ができるようになった。  しかし、国土交通省は本州3社が完全な営利企業となり自由な経営が可能となることに対して、「新会社が配慮すべき指針」を告示し、その後も一定の制約をかけている。  ついては、JR西日本グループが国土交通省指針「中小企業への配慮に関する指針」を順守し、公正な事業活動をすることにより、福知山市の中小零細事業者に配慮することを望む。  以上のことを踏まえ、JR西日本グループに適切な指導を国に対して求める意見書の提出を求める。  2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し3月7日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・当時の国土交通大臣は、国会で中小企業へ配慮するよう答弁している。現在もこの内容は引き継がれており、請願者の願意を受け止めるべきである。  ・国土交通省は、地域の活性を考え、中小企業と共存・共生するような指針を出しているため、中小企業に配慮するよう指導すべきであると考える。  不採択とする討論  ・なし  採決 全員賛成で採択  本請願の願意は了承するところであり、議会の会議に付して採択すべきものと議決した。  以上、報告する。  平成31年3月28日  福知山市議会議長  大谷 洋介 様                        福知山市議会市民地域委員会                           委員長  西 田 信 吾  以上でございます。 ○(大谷洋介議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより、討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決をします。  請願第1号に対する委員長の報告は、請願採択です。  請願第1号、JR西日本グループに適切な指導を国に対して求める意見書の提出に関する請願について、委員長報告のとおり、請願採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員であります。  よって、請願第1号は採択と決しました。 ◎日程第5  請願第2号 「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出に関する請願 ○(大谷洋介議長)  次に、日程第5に入ります。  請願第2号 「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出に関する請願についてを議題といたします。  審議に先立ち、委員長から、委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。  市民地域委員長から報告を願います。  市民地域委員長。 ○(西田信吾市民地域委員会委員長)  (登壇)  請願第2号      「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出に関する請願         請願者  北近畿から日本の食を考える会              福知山市三和町辻998  水谷 達也 氏              福知山市榎原2665   大槻 正喜 氏         紹介議員 吉見純男議員  1 請願の要旨及び目的  1996年に遺伝子組み換え作物の輸入が始まってから20年余り経ち、当初は「遺伝子組み換え食品」を示す表示が全く無かったが、表示を求める署名運動が広がり、陳情や請願が相次いで採択された結果、2001年4月から遺伝子組み換え食品の表示が開始された。  現在、日本での遺伝子組み換え食品については、極めて限られた食品だけが表示義務があるだけで、遺伝子組み換え作物が使用されていても、消費者は知る事も選ぶ事もできない。また、遺伝子組み換え食品発祥の地、アメリカでさえ健康を害する理由により、遺伝子組み換えの反対運動が全米に広まっている。  ついては、「遺伝子組み換えでない」食品表示を意図しない混入率を含めEU並みの0.9%未満とし、「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出を求める。  2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し3月7日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・食品安全と消費者の知る権利や選ぶ権利を考慮し、全食品を対象として意図しない混入率をEU並みの0.9%未満に表示することは、極めて重要である。  不採択とする討論  ・EU並みの遺伝子組み換え食品の混入率を0.9%未満とすることが、本当に正しいのかどうかも含めて、現段階では判断できない。  ・今の科学では、食品が有害か無害かを証明することは、100%困難である。  ・遺伝子組み換え食品の混入を検査することは、コストや時間がかかる上、食品価格に転嫁させられる恐れがある。食品の大半を輸入に頼っており、チェック体制の整備が大きな課題である。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  平成31年3月28日  福知山市議会議長  大谷 洋介 様                        福知山市議会市民地域委員会                           委員長  西 田 信 吾  以上でございます。
    ○(大谷洋介議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより、討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  22番、塩見卯太郎議員。 ○22番(塩見卯太郎議員)(登壇)  日本共産党市会議員団の塩見卯太郎です。  会派を代表して、ただいま議題となっております「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出に関する請願について、委員長報告に反対し、請願に賛成する討論を行います。  遺伝子組み換え食品は、1996年に商業栽培が開始され、国内に輸入され、2001年4月から遺伝子組み換えの表示が開始され、その後、内閣府は2018年10月、遺伝子組み換えでない表示をゼロ以下とする案を提出しましたが、実際に検証することは、現実的ではありません。食品の安全と消費者の知る権利、選ぶ権利のため、EU並みの全食品を対象に、混入率を0.9%未満に表示することは極めて重要であり、請願については賛成をします。  議員の皆さんが本請願に理解の上、ご賛同いただくことをお願いして、賛成討論とします。  以上です。 ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  請願第2号について、委員長の報告は請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第2号「すべての遺伝子組み換え食品に表示を求める意見書」提出に関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立少数です。  よって、不採択と決しました。 ◎日程第6  請願第3号 「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願 ○(大谷洋介議長)  次に、日程第6に入ります。  請願第3号 「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願についてを議題といたします。  審議に先立ち、委員長から委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。  産業建設委員長から報告を願います。  産業建設委員長。 ○(藤田 守産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼します。  読み上げて報告させていただきます。  請願第3号        「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」        提出に関する請願に対する報告書         請願者  北近畿から日本の食を考える会              福知山市三和町辻998  水谷 達也 氏              福知山市榎原2665   大槻 正喜 氏         紹介議員 塩見卯太郎議員  1 請願の要旨及び目的  「主要農作物種子法」は、米・麦・大豆の種子について、都道府県が各地の条件に合った優良な品種を安定的に農家に供給することを義務づけてきた法律であるが、廃止されたことにより今後は多国籍企業を含む民間企業が種子供給を行うことから、地域風土にあった種子供給の停止や種籾の価格高騰等が懸念され、各地において主要農作物種子生産条例制定に向けた動きが進んでいる。京都府において策定された「京都府主要農作物種子生産基本方針」は法的拘束力があるものではない。  種子は人類の共有財産であり、気象や風土の違いに見合った作物の種子が地域で受け継がれて、人々の食文化を支えてきたものである。  また、同法廃止と同時に成立した「農業競争力強化支援法」により、都道府県が有する種苗生産に関する知見が民間企業に提供されることになり、多額の税金を投入して蓄積されてきた知見は、多国籍企業にも提供されることになる。  ついては、「主要農作物種子法」に代わる京都府による公共品種を守る条例制定及び都道府県が有する種苗生産に関する知見の民間企業への提供を規定した「農業競争力強化支援法第8条第4号」の削除を求める意見書を提出することを求める。  2 請願の議決理由  本委員会は、当請願に関し3月7日に委員会を開催し、慎重に審査した結果、次の結論に達した。  採択とする討論  ・種子価格の高騰、地域条件等に適合した品種の維持開発などの衰退、遺伝子組み換え企業による日本の種子市場の独占等の懸念がある。  ・財政措置を講じて優良な品質の種子の流通を確保するために、適切な基準を定める京都府条例を定めることが必要である。  ・京都府が公費を投入して積み上げてきた種苗生産の知見は福知山市民の財産でもある。  不採択とする討論  ・種子法は昨年4月に廃止されたが、その影響がまだ明確ではなく、状況の推移を見守っていく中で検討する必要がある。  採決 賛成少数で不採択  本請願の願意については添いがたく、よって不採択と決した。  以上、報告する。  平成31年3月28日  福知山市議会議長  大谷 洋介 様                        福知山市議会産業建設委員会                           委員長  藤 田   守  以上です。 ○(大谷洋介議長)  以上で、委員長の報告は終わりました。  これより、委員長報告に対する質疑を行います。  質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  これより、討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  12番、吉見純男議員。 ○12番(吉見純男議員)(登壇)  失礼をいたします。  日本共産党市会議員団の吉見純男でございます。  会派を代表いたしまして、ただいま議題となっております「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願書について、委員長報告に反対し、原案に賛成の立場で討論を行います。  ご承知のように、主要農産物種子法、以下、種子法と言いますが、2018年4月1日に廃止をされました。種子法は、国や都道府県に対する公的役割を明確にしたものであり、同法のもとで、米、麦、大豆などの主要農産物の種子の維持、開発のための施策が実施され、農業者は安くて優良な種子が、消費者にはおいしい米など農産物が安定的に供給されてきました。法の廃止により、国は公費による手厚い種子生産から、民間企業の参入による種子開発に転換、都道府県と民間企業の対等の競争で一層の活性を図ること、また、国際競争力を持つために、民間等との連携を目指しています。  しかしながら、一方では、今後、稲などの種子価格の高騰、地域条件等に適合した品種の維持、開発などの衰退や地域の共有財産である種子を民間に委ねた場合、長期的には世界の種子市場を独占する遺伝子組み換え企業が日本の種子市場を独占していく懸念も指摘されています。  種子法の廃止に伴って、京都府の取り組みが後退することのないように、これまでの体制を生かし、種子の生産、普及に取り組むに至っては、財政措置を講じて優良な品質の種子の流通を確保するため、種子の生産等について適切な基準を定める京都府条例を定めることが必要と考えます。また、京都府が種子法のもとで公費を投入して、長年積み上げてきた種苗生産の知見は、府民の財産であり、福知山市の財産でもあります。  よって、都道府県が有する種苗生産の知見を民間企業へ提供・促進を規定した農業競争力強化支援法第8条第4号の削除を求めるよう、国へ意見書を提出することは当然のことと考えます。  以上のことから、本請願の願意は妥当であると考え、採択すべきと考えるところでございます。  議員諸兄のご賛同をよろしくお願いします。 ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  請願第3号について、委員長の報告は請願不採択ですので、原案について採決します。  請願第3号、「主要農作物種子法に代わる公共品種を守る条例を求める意見書」提出に関する請願について、採択と決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立少数です。  よって、請願第3号は不採択と決しました。
     ここで、会議の途中ではありますが、昼食のため、休憩といたします。  再開は午後1時とします。                 午前11時58分  休憩                 午後 1時00分  再開 ○(大谷洋介議長)  休憩前に引き続き、会議を続行します。 ◎日程第7  議第152号 人権擁護委員の候補者の推薦について        議第153号 人権擁護委員の候補者の推薦について        議第154号 人権擁護委員の候補者の推薦について ○(大谷洋介議長)  次に、日程第7に入ります。  議第152号から議第154号までの人権擁護委員の候補者の推薦についての3議案を一括議題とし、これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  議第152号、人権擁護委員の候補者の推薦について、次の者を人権擁護委員の候補者として推薦します。  住所、福知山市字宮57番地、氏名、井上雅道、生年月日、昭和29年10月7日。  議第153号、人権擁護委員の候補者の推薦について、次の者を人権擁護委員の候補者として推薦します。  住所、福知山市三和町高杉328番地、氏名、西川米子、生年月日、昭和29年1月7日。  議第154号、人権擁護委員の候補者の推薦について、次の者を人権擁護委員の候補者として推薦します。  住所、福知山市大江町公庄238番地、氏名、迫田美佐子、生年月日、昭和27年1月5日。 ○(大谷洋介議長)  ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は、いずれも委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本案は委員会付託を省略することに決しました。  本案は、いずれも人事に関するものですから、討論は行わず、これより1議案ずつ起立により採決します。  初めに、議第152号、人権擁護委員の候補者の推薦について、原案のとおり推薦することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員です。  よって、議第152号は、原案のとおり推薦に同意することに決しました。  次に、議第153号、人権擁護委員の候補者の推薦について、原案のとおり推薦することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員です。  よって、議第153号は、原案のとおり推薦に同意することに決しました。  次に、議第154号、人権擁護委員の候補者の推薦について、原案のとおり推薦することに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員です。  よって、議第154号は、原案のとおり推薦に同意することに決しました。  この際、日程追加についてお諮りします。  ただいま、芦田眞弘議員ほか8名から、市会発議第1号、福知山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてが提出されました。  この際、市会発議第1号を日程に追加し、議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、市会発議第1号を日程に追加し、議題とすることに決しました。 ◎日程追加  市会発議第1号 福知山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について ○(大谷洋介議長)  それでは、市会発議第1号を議題とし、発議者より提案理由の説明を求めます。  16番、芦田眞弘議員。 ○16番(芦田眞弘議員)  失礼します。  新政会の芦田眞弘でございます。  読み上げて、ご提案にかえさせていただきます。  市会発議第1号         福知山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について  上記議案を別紙のとおり提出する。  平成31年3月28日            発議者   福知山市議会議員  芦田 眞弘            賛成者   福知山市議会議員  紀氏百合子             〃       〃      吉見 茂久             〃       〃      森下 賢司             〃       〃      野田 勝康             〃       〃      桐村 一彦             〃       〃      藤田  守             〃       〃      井上  修             〃       〃      荒川 浩司  福知山市議会議長 大谷 洋介 様  (別紙)            福知山市議会委員会条例の一部を改正する条例  第1条 福知山市議会委員会条例(昭和32年福知山市条例第18号)の一部を次のように改正する。   第2条第1項第4号ア中「土木建設部」を「建設交通部」に改める。  第2条 福知山市議会委員会条例の一部を次のように改正する。   第2条第1項第1号中「7人」を「8人」に改め、同号ア中「財務部」の次に「、市民総務部」を加え、同号中イを削り、ウをイとし、同項第2号を削り、同項第3号中「6人」を「7人」に改め、同号を同項第2号とし、同項第4号中「6人」を「8人」に改め、同号ア中「建設交通部」を「地域振興部、産業政策部、建設交通部」に改め、同号イを削り、同号を同項第3号とし、同項第5号中「25人」を「23人」に改め、同号を同項第4号とし、同項第6号中「24人」を「22人」に改め、同号を同項第5号とし、同条第3項中「第1項第1号から第4号まで」を「第1項第1号から第3号まで」に改める。  附 則  この条例は、平成31年4月1日から施行する。ただし、第2条の規定は、同日以後初めてその期日を告示される一般選挙による任期の起算日から施行する。  提案理由  福知山市議会議員定数の変更及び常任委員会の再編に伴い、所要の規定の整備を行う必要がある。  以上でございます。よろしくお願いします。 ○(大谷洋介議長)  以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより、質疑に入ります。  ただいまの提案に対し、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は、委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  次に、賛成の討論はありませんか。
                    (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  市会発議第1号、福知山市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員です。  よって、市会発議第1号は原案のとおり決しました。  この際、日程追加についてお諮りします。  ただいま、市民地域委員長から、市会発意第2号、国から西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本不動産開発株式会社に適切な指導を求める意見書(案)が提出されました。  この際、この意見書(案)を日程に追加し、議題としたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、市会発議第2号を日程に追加し、議題とすることに決しました。 ◎日程追加  市会発意第2号 国から西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本不動産開発株式会社に適切な指導を求める意見書 ○(大谷洋介議長)  それでは、市会発意第2号を議題とし、発議者より提案理由の説明を求めます。  市民地域委員長。 ○(西田信吾市民地域委員会委員長)(登壇)  失礼します。  読み上げて説明いたします。  市会発意第2号            国から西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本            不動産開発株式会社に適切な指導を求める意見書  上記議案を別紙のとおり提出する。  平成31年3月28日                        発議者  福知山市議会市民地域委員会                             委員長  西田 信吾  福知山市議会議長  大谷 洋介 様  (別紙)            国から西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本            不動産開発株式会社に適切な指導を求める意見書  国鉄の分割民営後、事業経営に一定の目途がついた西日本旅客鉄道株式会社(JR西日本)は、平成13年に完全民営を果たし、自由な経済活動が出来る民間会社としてスタートを切った。完全民営の際に、国土交通省は「新会社がその事業を営むに際し当分の間配慮すべき事項に関する指針(国土交通省告示第1622号)」(以下、「指針」という)を告示し、新会社に一定の制約を設けている。  この度JR西日本の100%子会社であるJR西日本不動産開発株式会社が、JR福知山駅南口に客室数200室を超えるホテルである「ルートイン福知山」の建設を計画している。この規模で開業すれば福知山市の客室数は3割増となり、福知山市全体の旅館・ホテルの稼働率は大幅に下がり、地域の宿泊事業者の大半が行き詰まることが予想される。したがって、今回の計画は国土交通省の「指針」Ⅱの配慮すべき事項の第3項「中小企業者への配慮に関する事項」に該当すると判断する。  そこで国土交通省は、西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本不動産開発株式会社に対して、「指針」の配慮に関する認識を改めて求め、今後適切な指導を行われることを強く希望する。  以上、地方自治法99条の規定により意見書を提出する。  平成31年3月28日  国土交通大臣  石 井 啓 一 様                        福知山市議会議長  大 谷 洋 介  以上でございます。よろしくお願いします。 ○(大谷洋介議長)  以上で、提案理由の説明は終わりました。  これより、質疑を行います。  ただいまの提案に対して、質疑はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、質疑を終結します。  お諮りします。  本案は委員会付託を省略したいと思いますが、これにご異議はありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。  初めに、本案に対する反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  賛成の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ないようですから、討論を終結します。  これより、起立により採決します。  市会発意第2号、国から西日本旅客鉄道株式会社及びJR西日本不動産開発株式会社に適切な指導を求める意見書について、原案のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(大谷洋介議長)  起立全員です。  よって、市会発意第2号は、原案のとおり決しました。 ◎日程第8  常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の委員会調査報告について ○(大谷洋介議長)  次に、日程第8に入ります。  常任委員会、議会運営委員会及び特別委員会の委員会調査報告についてを議題とします。  初めに、総務防災委員会の報告を願います。  総務防災委員長。 ○(足立伸一総務防災委員会委員長)(登壇)  委員会報告をいたします。  総務防災委員会委員長、足立伸一です。  本委員会における調査事件について、調査の結果を下記のとおり、会議規則第80条の規定により報告します。  1 調査事件  (1)自治基本条例と市民協働に関する事項  (2)防災・危機管理体制に関する事項  (3)財政の健全に関する事項(新地方公会計制度の導入など)  (4)福知山公立大学に関する事項  (5)その他、総務防災委員会の所管事務に関する事項  2 調査の経過  (1)委員会の開催  平成30年4月17日から平成31年3月25日の間に、16回委員会を開催しております。  それぞれについては、目を通していただければ結構だと思います。ここについては詳細な読み上げ等は省略いたします。  (2)視察調査  平成30年7月26日 静岡県御殿場市 「防災対策の取り組みについて」  平成30年7月27日 岐阜県瑞浪市  「まちづくり基本条例について」  平成30年11月8日 管内視察    「避難所運営について」  3 概況又は結果  (1)自治基本条例と市民協働に関する事項  福知山市では、平成30年4月1日に自治基本条例が施行されました。地域振興部まちづくり推進課から、施行に向けての取り組みや、施行後の本年度の取り組みについて、説明を受けました。長期間にわたる自治基本条例の制定に向けた取り組みを進める中、持続可能な住民自治を推進するため、平成29年度には市民協働まちづくり講座の開催や、住民自治検討会議による検討が行われてきましたが、施行後の平成30年度も引き続き住民自治検討会議により、市民協働や地域協議会のあり方の検討を継続し、市民の理解を深めるために、各地域公民館と連携した「まちづくり講座」や、地域づくりの実践家による「みんなでつくるまちづくりセミナー」の開催が計画され、現在、随時実行されております。  条例の制定により、地域協議会が法的に認知されたことへの評価がある反面、地域協議会の取り組みが住民に理解されているとは言えず、今後の課題は多い。  委員会では、自治基本条例の施行日が福知山市と近い岐阜県瑞浪市に視察を行いました。
     市民理解に向けての啓発や周知活動、条例の施行後の検証や、見直しの実施、条例施行による既存の自治会、公民館などや、議会、行政への影響、制定してよかった点や課題などの感想など、条例施行の状況を聞くとともに、意見交換を行い、今後の参考といたしました。  (2)防災・危機管理体制に関する事項  福知山市は、1市3町の合併により異なるシステムが混在し、それらを統合し運用してきております。また、多様な情報発信手段を活用して市民に伝えております。今後、アナログからデジタル方式への切りかえの動向は避けられず、その際の費用の低廉を図ることも、重要な課題となっており、さまざまな検討が進められております。  総務防災委員会では福知山市でのこういった取り組みを念頭に、先進地として静岡県御殿場市を視察いたしました。富士山噴火と地震を想定した取り組みが中心でありますが、防災教育や避難所運営に専門的な人材を配置するなどの取り組みがなされておりました。  防災行政無線整備に関しては、費用の負担を考慮し、防衛省の東富士演習場への補助金を活用した「防災ラジオ」の検討を進めているとのことでありました。  総務防災委員会では、そのほか、災害対応の施策として重要な、避難所についての管内視察を行いました。市内の4カ所の避難所の災害援助物資の備蓄状況を点検するとともに、施設管理者に運営状況の説明を受けました。  (3)財政の健全に関する事項(新地方公会計制度の導入など)  (第三セクター等改革推進債の償還状況及び土地開発公社継承土地の活用、販売状況について)  平成24年の「福知山市土地開発公社解散・清算に関する決議」に基づいて、公社承継土地の活用、販売状況の説明を受けることになっているため、執行部より29年度の実績の報告と、今後の見通しについて説明を受け、早期売却に向けて意見交換を行いました。今後、売却可能資産が残り少なくなっていくと考えられるため、計画遂行を注視していきたいと思っております。  (新地方公会計制度における統一的な基準による財務書類の導入について)  新地方公会計制度における統一的な基準による財務書類の作成が、平成29年度末をおおむねの期限として総務省より要請されました。これにより、歳入歳出決算を補完するものとして、福知山市でも統一的な基準による財務書類の作成を進めることとなり、委員会において、28年度及び29年度の決算分についての財務4表の説明を受けました。今後、公会計により提供される情報は、他団体との比較や施設ごとのセグメント情報として蓄積され、活用方法の検討がなされていくことになります。しかし、必ずしも公会計についての理解が進んでいるとは言えず、今後、引き続いて新制度の学習の機会を持つことが必要であります。  (4)福知山公立大学に関する事項  現在、福知山公立大学と京都工芸繊維大学との間で、「知の拠点」整備構想に基づく、文理連携や産学官連携の取り組みなどが進められております。福知山公立大学においては、平成32年4月新学部開設に向けて、学部名、人事組織、カリキュラムなどが決まりつつあります。また、新学部設置のため、土地・建物の取得に向けた契約締結や施設整備の計画も進められております。しかし、まだ、開学3年目で、学生数は最終目標としている800名の約45%であり、運営費交付金や施設整備などの財政的な課題もございます。委員会では、構想の取り組み状況や土地・建物の取得計画、1号館、3号館の改修整備計画などの説明を受け、意見交換を行ったところであります。  (5)その他、総務防災委員会の所管事務に関する事項  「消防団活動支援に関する提言」における報告及び検証について  11月8日に消防本部から「消防団活動支援に関する提言」に対する報告を受け、検証を行いました。この提言は、平成29年3月に、前期の総務防災委員会が行ったものであり、消防団の現状と抱える課題、機能と役割、充実強化の方法、先進地事例の調査研究、市消防団との意見交換などを踏まえ、「消防団活動の支援に関する政策提言書」として既に提出されております。当委員会では、政策提言の一環として、ここに示された内容の取り組み状況について、消防本部に報告を求めました。  団員確保のための消防団支援策や分団の統合・再編計画や財政支援の状況、機能別消防団の拡充策などについての報告を受け、それに基づき、意見交換し、検証を行いました。災害の危険性が増している昨今、消防団の役割はますます重要になっているにもかかわらず、消防団の人員確保の状況は厳しいものがあります。委員会としても、提言の内容に沿うよう、安心安全のために、消防団員の処遇改善及び装備の充実の支援に、今後も引き続いて努力していきたいというふうに思っております。  以上、調査報告を終わります。 ○(大谷洋介議長)  次に、市民地域委員会の報告を願います。  市民地域委員長。 ○(西田信吾市民地域委員会委員長)(登壇)  失礼します。  市民地域委員会の委員会報告を読み上げさせていただきます。  本委員会における調査事件について、調査の結果を下記のとおり、会議規則第80条の規定により、報告いたします。  1 調査事件  (1)移住定住対策の促進に関する事項  (2)地域協議会活動の活性による地域振興施策に関する事項  (3)戦略的な観光振興施策に関する事項  (4)デマンド型交通システム普及促進に関する事項  (5)その他、市民地域委員会の所管事務に関する事項  2 調査の経過  (1)委員会の開催  平成30年4月10日から平成31年3月22日まで、23回の委員会を開催しております。  お目通しをいただきたいわけですが、4月、5月につきましては、前年度の政策テーマについて、検討を重ね、夏、秋に視察を重ねて、12月から今年度の政策提言について、検討を重ねたものであります。  (2)視察調査  平成30年7月30日   熊本県玉名市  「金栗四三PR事業について」  平成30年7月31日   福岡県糸島市  「移住定住の促進について」  平成30年10月31日  滋賀県高島市  「移住定住の促進について」  平成30年11月1日   石川県七尾市  「移住定住の促進について」  平成31年2月13日   福知山市牧   「埋め立て処分場の延命について」  3 概況又は結果(政策提言など)  本年度の委員会の調査研究テーマは1のとおりであるが、調査結果を取りまとめて議会から市長あて政策提言を行うことを目標としたため、当初より調査研究テーマを絞り込むことにしました。委員会での議論の結果、政策提言を目指す調査事件は、「移住定住対策の促進に関する事項」といたしました。  (1)移住定住対策の促進に関する事項  平成27年に実施された国勢調査結果によれば、本市全体の人口は平成22年の調査から717人、0.9%の減少にとどまっておりますが、平成18年に本市と合併した旧3町の人口減少率は、それぞれ10%を超えております。とりわけ、子育て世代の減少率が大きいことは、将来の人口減少を加速する懸念がございます。  本市が平成27年10月に策定した「福知山市人口ビジョン」においては、平成52年(2040年)に7万8,300人を維持するとしているが、出生数の低下や社会減を鑑みるに、その目標の達成は容易ではありません。本市の人口減少に歯どめをかけ、増加に転じさせるためには、委員会としては移住者の増加を図る対策を促進することが重要であると考え、移住定住対策に取り組む先進自治体を視察することにしました。  人口減少対策は全国の地方都市の課題であり、移住定住対策に積極的な自治体は数多くありますが、その中で本市の参考になると考えられた福岡県糸島市、滋賀県高島市及び石川県七尾市の3市を視察いたしました。  糸島市は、福岡市中心部へのアクセスが車・電車で30~40分と極めて便利なため、福岡市への通勤者が多く、人口は社会増が自然減を上回り、平成28年度から増加しております。市は都市計画において、JR沿線や国道沿線を市街区域として計画的に人口集中を図っています。そのため、移住者ターゲットを福岡市に通勤する30~40代ファミリー層(夫婦・子ども1~2人)など、明確に細かく設定しています。移住者に対してはマイホーム取得奨励金として、固定資産税相当額を商工会商品券で3年間交付する。また、豊かな自然や海・山の新鮮な食材をうまくアピールして移住につなげています。  高島市は人口減少が加速しており、県内でワーストになる予測に危機感を持ち、「若者定住促進条例」を平成20年に制定しました。重点的事業として、住宅確保支援、就労・起業支援、子育て環境の向上及び定住促進施策を掲げています。移住定住コンシェルジュと空き家コンシェルジュを配置しております。定住住宅リフォーム補助、住宅取得補助を行います。就業支援として、ハローワークと連携した求人情報の提供、結婚支援として、相談窓口の設置、講座の開催、婚活イベントの開催などを行います。ふるさと納税による寄附金により、第2子以降の保育料、中学生までの医療費の無料、妊婦検診の全額助成を行っています。人口減少に対する強い危機感を持ち、京都市や大津市への通勤者を移住ターゲットにしております。  七尾市は、進学や就職による人口流出で減少が進んでいます。移住定住対策として住宅取得への助成、市指定分譲宅地での新築への助成、金融機関からの借り入れ補助などの助成を行います。また、空き家バンクに登録した物件の契約が成立した場合に、所有者と町会に報奨金が出ます。さらに、三世代家族住宅リフォーム奨励金事業を開始しました。就業支援としては、ハローワークと連携した求人情報の提供、創業希望者への支援の取り組みを行います。移住者の交流会「イジュトーク」を毎月開催し、意見交換や懇親を深め定住を図っています。石川県が東京で開催する移住相談セミナーに参加しており、移住ターゲットを首都圏に絞っています。  さらに、平成30年11月2日に夜久野みらいまちづくり協議会との出張委員会を実施し、同協議会の取り組みについて説明を受け、意見交換を行いました。この中で、空き家持ち主の意向調査の展望・課題、協議会の活動内容、若い人の移住定住、市との連携など、活発な会議になりました。  以上の視察と出張委員会による調査研究をもとにして、委員会で協議を重ね、政策提言(案)を作成しました。平成31年1月21日に、議長あて政策提言(案)を提出、議会改革検討会議での審査、議会政策検討会議での採決を経て、2月15日に市長あて政策提言を行いました。  提言内容の概要は、①本市の移住定住対策の方向性について、重要施策としての位置づけと、サポートセンターを充実させワンストップサービスを行うこと、②具体的な移住定住対策について、明確な移住者ターゲットの設定と就職支援等と連携した総合的対策を実施すること、③中長期的な視野と目標を設定することであります。  (2)デマンド型交通システム普及促進に関する事項  平成29年度の調査研究テーマでありました「デマンド型交通システム普及促進に関する事項」は、先進自治体への視察を2度延期したことによりまして、年度内に政策提言案をまとめることができず、本年度において委員会で検討を重ねた結果、平成30年5月11日に議長あて政策提言(案)を提出、議会改革検討会議での審査、議会政策検討会議での採決を経て、6月1日に市長あて政策提言を行いました。  提言内容の概要は、①本市の公共交通の方向性について、デマンド型交通システムの導入を促進すること、②内容と地域について、市中心部と地域を結ぶ定時定路型デマンドタクシーの導入と、旧3町地域に公共交通空白地有償運送事業を導入すること、③時期・地域・手法を明記した実施計画を迅速に策定することであります。  (3)その他、市民地域委員会の所管事務に関する事項  ① 福知山市学校給食センター建設予定跡地に係る活用方針決定について  平成30年5月24日及び6月18日、地域振興部から福知山市三和町千束所在の福知山市学校給食センター建設予定地であった跡地、4,986平方メートルを民間に貸し付けする方針の説明を受けた。それによると、相手方の選定方法は公募型プロポーザル方式による随意契約とすること、条件として特産品直販施設を設置することとし、そこを地域活性の拠点として、農産物の販売などのにぎわい創出や農林業振興の基地とする方針でありました。  ② 大河ドラマを活かした観光戦略について  平成30年7月25日、産業政策部から、2020年に明智光秀を主人公とする大河ドラマが決定したことに伴い、大河ドラマを生かした観光施策について説明を受けました。それによりますと「明智光秀ゆかりのまち福知山」推進本部を庁内に設置したこととあわせて、官民連携組織及び広域連携である大河ドラマ「麒麟がくる」推進協議会を設立するものでありました。  また、7月30日、2019年1月から放映される大河ドラマ「いだてん東京オリンピック噺」の主人公金栗四三の出身地である熊本県玉名市を委員会で視察し、観光施策について調査研究を行いました。  ③ 市民運動場野球場ネーミングライツパートナーの募集及び決定について  平成30年11月2日及び平成31年1月23日、地域振興部から、福知山市民運動場野球場の愛称を決定する権利を企業等に付与し、企業の広告及び地域貢献の機会拡大、施設の魅力の向上及び市の財政健全を図る目的で、ネーミングライツパートナーを募集し決定したことの説明を受けました。それによりますと、パートナーはSECカーボン株式会社、ネーミングライツ料は年額200万円、期間は5年間で、愛称は「福知山SECカーボンスタジアム」とするものでありました。  ④ 埋め立て処分場の延命について  平成30年11月30日、市民総務部から、福知山市環境審議会の答申を受けて、埋め立て処分場の延命の方向性を決定したことの説明を受けました。それによりますと、現在の処分場は未整備の処分場を含めても平成49年ころには埋め立て終了となるため、産業廃棄物の受け入れ対策を早急に講じる必要があるとの説明でありました。  平成31年2月13日、委員会で本市牧の環境パークを視察し、埋め立て処分場の現状を調査しました。  ⑤ 福知山市文化振興基本方針(案)及び福知山市スポーツ推進計画(案)の策定について  平成31年1月28日、地域振興部から、福知山市文化振興基本方針(案)及び福知山市スポーツ推進計画(案)を策定したことと同時に、パブリックコメントを実施していることの説明を受けました。パブリックコメントの結果につきましては、2月13日に説明を受けました。  ⑥ 福知山観光地域づくりセンターの取り組みについて  平成31年2月13日、産業政策部から、平成30年度の福知山観光地域づくりセンターの取り組みについて説明を受けました。それによりますと、前年度対象の福知山城活性プロジェクトを外し、上六人部地区、大原地区に加え、新たに平成30年8月から、三岳地区を含む3プロジェクトに着手していることが判明いたしました。  以上でございます。 ○(大谷洋介議長)  次に、教育厚生委員会の報告を願います。  教育厚生委員長。 ○(中嶋 守教育厚生委員会委員長)(登壇)  失礼いたします。  教育厚生委員長、中嶋でございます。  委員会報告をいたします。  本委員会における調査事件について、調査の結果を下記のとおり、会議規則第80条の規定により報告します。  1 調査事件  (1)保健・医療・介護・福祉に関する事項  (2)学校教育に関する事項  2 調査の経過  (1)委員会の開催  (2)視察調査  お目通しをしておいてください。  3 概況又は結果  (1)保健・医療・介護・福祉の連携に関する事項  (地域包括支援センターの現状と課題について)  日新地域包括支援センターの圏域人口は1万7,854人、このうち高齢者人口は4,175人で、高齢率は23.4%となり、福知山市全体の高齢率29.41%と比較すると、若干低い高齢率である。社会福祉士、保健師、主任介護支援専門員が配置されており、相談内容としては、介護保険の新規申請、サービス調整、住環境問題等の相談が主である。個別課題の解決のみならず、次の段階として、地域でのネットワーク構築や課題発見に資するための話し合いの場を模索されている。今後は、市民参加型の医療、介護、福祉への取り組みが必要不可欠であり、本市の施策に少しでも反映できればと感じた。  (介護人材確保に係る取り組みについて)  福岡県北九州市では、「介護のしごと」出前授業が実施されている。受講者の介護職への印象について、受講前は「大変そう」だった印象が、受講後は「やりがいがある」へと意識が変化していることからも、次世代の介護人材の育成において大きな効果がある。  本市においては、介護人材不足は既に深刻な問題として横たわっており、より即効性のある施策の展開が求められている現状ではあるが、「介護のしごと」出前授業のような、将来性や費用対効果の大きい取り組みについては、本市においても積極的な実施を検討する必要がある。  (市民病院 香川惠造病院長の講演)  議員研修会を開催し、香川病院長から「福知山市民病院のあゆみと、これからの超高齢社会を考える」をテーマに説明を受けた。市民病院では、新築後12年が経過する中での計画的な大型医療機器更新や施設修繕、人口減少と超高齢社会到来への対応が課題となっている。  地方では、高い運用経費に対して医療需要が少なく、経済的ハンデが大きいため、地方の急性期医療を守るためには、直接的財政支援も必要である。  今後、市民病院の役割はさらに増大する。委員会としても今後も続き検証が必要である。
     (病児保育事業の現状と課題について)  病児保育事業は、子どもが病気の際、保護者が仕事などの都合のため家庭で保育できない場合に、子どもを一時的に預かる特別保育事業であり、子育てと就労の両立を支援するために、大きな存在意義を持っている。  市民病院の病棟内に開設された病児保育所の視察を実施したが、病室を改造した施設であるための課題もあり、医療機関併設型で病児保育専用施設の必要性を感じた。財政面の課題もあるが、子育てしやすいまち福知山には、なくてはならない施設である。  (子育て支援の取り組みについて)  兵庫県相生市では、平成23年4月に子育て応援都市宣言をされ、子育て世代をターゲットとした定住促進のための11の子育て支援施策について、「11の鍵」と銘打って推進されている。  給食費の無償化などには非常に大きな財政負担を伴うため、市の財政運営を圧迫しているという課題があるが、本市にも共通する内容の施策もあり、「11の鍵」の今後の展開を注視していく必要がある。  (2)学校教育に関する事項  (市立小中学校におけるブロック塀の安全点検等について)  6月18日に発生した大阪府北部地震に伴い、教育委員会からは、全市立学校(小学校20校、中学校9校)において、目視によるブロック塀等の被害状況の確認並びに安全点検を行った結果、道路に面している学校のブロック塀に、建築基準法に適合しないものや危険な箇所は見受けられなかったとの報告があった。また、市民総務部からは、実態調査の結果、小・中学校の通学路に面した市が所有するブロック塀等はなかったとの報告があった。  (学校施設の管理等について)  教育委員会及び各学校では、個人情報等の適正管理や不必要な経費の発生抑止、並びに防犯の観点等から、学校施設の無施錠等防止対策の取り組み強化が行われているところであり、教職員の意識の向上が図られ、無施錠等も減少している現状である。しかしながら、無施錠等防止の徹底には至っていないことから、委員会としても引き続き、教育委員会を通じた現状把握を行い、適切な教育施設の管理が行われるよう注視していく必要がある。  以上、報告を終わります。 ○(大谷洋介議長)  次に、産業建設委員会の報告を願います。  産業建設委員長。 ○(藤田 守産業建設委員会委員長)(登壇)  失礼します。  産業建設委員長の藤田です。  委員会報告を行います。  本委員会における調査事件について、調査の結果を下記のとおり、会議規則第80条の規定により報告します。  1 調査事件  (1)産業支援について  (2)総合的な治水対策事業について  (3)道路・河川、上下水道の整備について  (4)その他、産業建設委員会の所管事項に関する事項について  2 調査の経過  (1)委員会の開催  時系列に記載をしております。計15回です。  (2)視察調査  計7回であります。  (3)その他  2回であります。  3 概況又は結果(政策提言など)  (1)産業支援に関する事項  委員会では、福知山産業支援センターの取り組み状況などについて、随時、産業政策部から説明を受けるとともに、先行自治体として、鹿児島県薩摩川内市「薩摩川内市産業支援センター」、長崎県大村市「大村市産業支援センター(O-biz)」の行政視察を行い、本市の産業振興につながる施策について参考となる事項を得た。また、出張委員会を開催して、福知山産業支援センターの現状と課題について、西山周三センター長と意見交換等を行った。  このような経過を踏まえて、現状分析と今後の課題の検討を行う中で、「産業支援に関する政策提言書」として、以下の3点の具体的施策を取りまとめ、議会政策検討会議で審議された後、12月21日に市長へ市議会として政策提言を行った。  ①福知山産業支援センターの体制の充実  幅広いニーズに対応できるよう専門スタッフの配置を強化し、誰もが安心して相談できる環境や雰囲気づくりとともに、認知度をさらに向上させる。  ②産学官金の連携とローカルイノベーションの創出  福知山公立大学や京都工芸繊維大学の知見を十分生かした近隣市との連携、産学官金の連携を構築し、圏域全体の人材育成及び産業力の底上げと、新たな価値の創造を促進する。  ③地域産業の振興につながる産業支援  コミュニティビジネスの育成や地域資源を活用した新産業の創造に努め、若者やUJIターン者、高齢者、女性、障害のある人などの就業の場の確保、新しい雇用の創出を促進する。また、工業団地から市内中小企業への発注拡大支援、農業者の経営力向上支援、伝統産業の後継者育成支援などにより、個性と活力のある地域産業を振興する。  委員会では、地元企業が元気になり、地域に活力が生まれることを切に願う。福知山産業支援センターには、新たに起業を志す人や既存の事業者にとって、今後さらに力強い存在となり、本市の産業振興の要として有効に機能していけるよう、大きな期待とともに注視していきたい。  (2)総合的な治水対策事業に関する事項  委員会では、「由良川流域における総合的な治水対策事業」を調査研究テーマの重要な位置づけとして、当該事業における国・府・市の役割、市所管事業の概要、進捗状況について、土木建設部、産業政策部、上下水道部から説明を受け、意見交換を行った。そして、農村地域防災減災事業(長谷池)、土師段畑雨水ポンプ場、弘法川調節池広場など、主要な現場を視察した。  この事業は、国・府・市が一体となり、総合的に治水対策を実施していくもので、全国的にも注目されている。異常気象が多発する中で、内水対策の早期事業推進が望まれる。今年度は計画年度5カ年のうち4カ年目となり、おおむね予定どおり進捗していることが確認できた。  個々の治水対策事業をより効果の高いものにしていくには、ハード事業だけでなくソフト面での取り組みも重要な位置づけとなる。このため市所管部署も多岐にわたるが、それぞれが連携を深める中で、1日も早く事業の進捗が図られ、市民の安心・安全な生活が実現するよう、今後も委員会として注視していきたい。  (3)道路・河川、上下水道の整備に関する事項  (平成30年7月豪雨災害復旧について)  平成30年8月23日に、7月豪雨等により被災した、府道綾部大江宮津線、市道小谷線、在田橋の復旧について、土木建設部から説明を受けるとともに現地視察を行い、理解を深めた。一刻も早い復旧が望まれる。  (上水道事業等包括的民間委託について)  平成30年第3回福知山市議会定例会(6月)に上程された、平成31年度からの上水道事業等包括的民間委託の導入に係る債務負担行為に関する議案が継続審査となった。これを受け、上下水道部を所管する産業建設委員会においても、十分な説明を聞き慎重な審議が必要であることから、上下水道部との意見交換や、包括的民間委託の先行自治体である佐賀県唐津市への行政視察を行い、理解を深めるとともに細部にわたる業務の確認を実施した。  このような経過を踏まえて、第4回市議会定例会(9月)において、継続審査議案が可決された。そして、平成30年9月14日から公募型プロポーザル方式により民間事業者の募集を行い、2業者の応募があった。11月5日に、選定委員会において、技術提案及びヒアリング等が実施され、11月12日に、メタウォーター・メタウォーターサービス・フューチャーイン共同企業体が候補者として選定された。選定理由は、同者の技術提案書とヒアリングにおける評価が高く、本業務の受諾者として適当であると判断された。その後、要求水準書と技術提案書のすり合わせ等の協議を行い、11月30日に契約が締結された。  業務概要は、市が所管する上下水道部窓口の一部と水道施設の運転管理業務等を、民間事業者の創意工夫により効率を図る。上水道事業運営の技術を構築するとともに、安全で安定した上水道事業の運営を持続的に行う。履行期間は、準備期間が平成30年12月1日から平成31年3月31日、業務期間が平成31年4月1日から平成36年3月31日であり、契約総額は25億2,612万円である。  水道は市民の生命にかかわる重要なライフラインであり、将来にわたり安心・安全で安定的な供給が必要である。委員会としては、現地視察により受託事業者への業務引き継ぎ状況等を確認するとともに、意見交換等により、議会決議(危機管理体制の確立、モニタリング制度の確立、地元業者への配慮、専門技術職員の確保・育成等)の履行状況について確認した。  事業者への業務引き継ぎは完了したが、モニタリング状況や、地元業者への配慮等を初め、今後の動向を注視していきたい。  (下水道施設の改築に係る国庫補助の継続を求める意見書について)  上下水道部から、下水道施設の改築更新に係る国庫補助制度について説明を受けた後、「下水道施設の改築に係る国庫補助の継続を求める意見書」について、慎重に審議した。国の財政制度等審議会においては、下水道事業について、施設改築に係る国の財政支援を見直す必要があるとの提言がなされた。今後、老朽した下水道施設の改築に係る国庫補助が削減または廃止されることとなると、計画的な改築が困難となり、市民生活に大きな影響を与えることになる。よって、委員会としては、下水道事業の継続的かつ計画的な遂行により、将来にわたり市民の安全で快適な暮らしを守り、経済活動を支えるとともに、公共用水域の水質を保全することができるよう、下水道施設の改築に係る国庫補助を継続するよう、国に強く要望する意見書を提出することで決議された。  (4)その他、産業建設委員会の所管事項に関する事項  この項目については、要旨のみについて報告させていただきます。  (福知山市大呂自然休養村センターの運営状況について)  産業政策部から、福知山市大呂自然休養村センターの運営状況について説明を受けるとともに、管内視察により理解を深めた。同センターは、「株式会社丹波悠遊の森協会」が指定管理者として、創意工夫された運営を行っている。  基本的に、今後もサービスやイベントが充実し、さらにホームページ等により認知度向上を図り、地域全体での顧客満足度向上にも貢献する運営を行っていかれることを期待したい。  (有害鳥獣対策強化に関する要望活動等について)  京都府に対して、有害鳥獣対策の強化に関する要望活動を行った。要望活動に先立ち、産業政策部から、「中丹地域有害鳥獣処理施設」について説明を受けるとともに、現地視察により理解を深めた。処理頭数が多くなっていることから、将来的に焼却炉の更新などの予算確保が課題である。  委員会としては、地域の切実なる声を届けるべく、今後も継続して要望活動を実施するとともに、住民と一体となった取り組みを推進していきたい。  (空き家対策に関する政策提言における報告及び検証)  平成29年4月に行った「空き家対策に関する政策提言」について、土木建設部から、提言に対する取り組み等の報告を受け検証を行った。  ①空き家の実態把握と早期発見について  ②管理不全な空き家の予防の視点  ③空き家利活用の視点  ④危険な空き家の解消と安全対策の視点  空き家に対する市民の意識を高め、地域・行政が一体となったまちづくりや人口の安定、市民の快適な暮らしを見据えた積極的な施策が必要である。建物を所有することは、それが存在する限り大きな責任を負うことである。危険な空き家を発生させない、放置しないことを市域全体の共通認識とするものであり、委員会としては、より実効的な空き家対策が進んでいくことを期待する。  以上であります。 ○(大谷洋介議長)  次に、予算審査委員会・決算審査委員会の報告を願います。  予算審査・決算審査委員長。 ○(桐村一彦予算・決算審査委員会委員長)(登壇)  予算審査委員会・決算審査委員会委員長の桐村一彦でございます。  委員会報告を行います。  本委員会における調査事件について、調査の結果、下記のとおり、会議規則第80条の規定により報告をします。  1 調査事件  (1)「予算及び決算審査委員会の審査日程等」に関する事項  (2)「予算及び決算審査の自由討議からの意見・提言」に関する事項  (3)「福知山市上下水道事業等の包括的民間委託に関する決議」に関する事項  2 調査の経過  (1)予算・決算審査委員会代表者会議の開催  平成30年4月19日から平成31年2月7日の14回行っております。  (2)予算審査委員会の開催  平成30年5月11日から平成31年2月20日まで、5回開催をしております。  (3)決算審査委員会の開催  平成30年6月26日から平成30年12月26日の3回実施をしております。  (4)議員研修会の開催  平成31年1月29日  第4回議員研修会   テーマ 「RESASで見るまちの特徴と課題-定量的な非財務情報活用の観点から-」        ~福知山公立大学と連携した議会の機能強化を目指して~          講 師 福知山公立大学地域経営学部 准教授 井上 直樹氏          場 所 福知山公立大学 4号館 4-2教室  (5)予算及び決算審査委員会の自由討議からの「意見・提言」
     平成30年5月18日 「平成30年度予算審査の自由討議からの意見・提言」  ①市民主体のまちづくりの推進について  ②指定管理制度における債務負担行為限度額と指定管理料の算出過程について  ③子どもの貧困対策について  ④中心市街地活性基本計画推進事業ポッポランドのあり方について  平成30年12月5日 「平成29年度決算審査の自由討議からの意見・提言」  ①平成29年度決算と本市独自事業の取り組みについて  (6)議会決議  平成30年9月3日  「福知山市上下水道事業等の包括的民間委託に関する決議」  ①災害協定の継続と危機管理体制の確立  ②モニタリング制度の確立・強化と市民・議会への公表  ③地元業者への一定の配慮と育成  ④公共性・安全性・継続性を担保した責任ある管理運営  ⑤経済効率性の実現と品質維持向上  ⑥専門技術職員の確保・育成と関係職員の雇用の安定  3 概況又は結果  (1)「予算及び決算審査委員会の審査日程等」に関する事項  常任委員会の所管事項が「部等」を分割する形になったことに伴い、予算及び決算審査委員会の効率的な運営のため、従来の4常任委員会関係ごとの審査日程をやめ、複数の「部等」を組み合わせたグループごとの審査を行うこととした。  基本的な考え方として、「審査日数と議事説明員数」「所管事項の関連性」「審査項目数のバランス」を考慮した結果、当初予算は4日間で4グループ、補正予算は2日間で4グループ、決算は3日間で3グループによる審査日程とした。  (2)「予算及び決算審査の自由討議からの意見・提言」に関する事項  「平成30年度予算審査の自由討議からの意見・提言」として、4項目を取りまとめ、5月18日に市長宛に提出し、7月25日には提言内容に対する今後の方策等について、執行部と意見交換を行った。  また、「平成29年度決算審査の自由討議からの意見・提言」として、1項目を取りまとめ、12月5日に市長宛に提出し、12月26日には提言内容に対する今後の方策等について、執行部と意見交換を行った。  (3)「福知山市上下水道事業等の包括的民間委託に関する決議」に関する事項  6月定例会において付託された上下水道事業等の包括的民間委託に関する3議案は、本件の導入経過や事業の必要性、さらには市民生活への影響等について審査材料が少なく、さらに審査が必要であると判断し継続審査とした。  その後、57項目の質疑項目を取りまとめ、16件の追加資料を請求し、7月25日及び8月7日に予算審査委員会を開催した結果、継続審査議案については賛成多数で可決となった。また、附帯決議については全員賛成で可決した。  さらに、本件は市民の命にかかわる重要な案件であることから、予算審査委員会を発議者とする決議案を取りまとめ、9月3日の本会議において可決となった。  以上、報告を終わります。 ○(大谷洋介議長)  次に、議会運営委員会の報告を願います。  議会運営委員長。 ○(塩見卯太郎議会運営委員会委員長)(登壇)  議会運営委員会の委員長、塩見卯太郎でございます。  議会運営委員会における調査事件について、調査の結果を会議規則第80条の規定により、報告をいたします。  1 調査事件  (1)議会運営に関する事項  (2)その他  2 調査の経過  (1)委員会の開催(本会議の議事予定協議等を除く)  平成30年5月11日の5月臨時会等を振り返ってから、次のページをごらんください。平成31年1月23日、請願番号制の導入についてなど、全体としては33回開催をいたしました。  (2)視察調査  平成30年8月21日  兵庫県西脇市議会  「議会運営全般について」  平成30年8月22日  愛媛県新居浜市議会 「議会運営全般について」  3 概況又は結果  (1)一般質問のあり方に関する事項  一般質問における質問者の増加により、本会議が午後5時を超過した事例があり、日数や質問時間について協議を行いました。職員の時間外勤務の解消、質問の充実等の観点から、日数を現在の3日間から4日間へ変更する意見があったが、来年度は議員定数削減により質問者数の減少が予測されること、日数増加による職員の業務負担を考慮し、本年度の12月定例会においては、従来どおりの3日間で一般質問を実施することを確認しました。  (2)ICTを活用した議会運営に関する事項  議会改革検討会議と協議を進め、タブレット端末の活用促進を図った。本年度の一般質問及び代表質問においては、延べ22人の議員が議場のスクリーンを活用し、タブレット端末の写真や資料を投影して質問を行いました。また、決算成果説明書の変更に伴い、決算審査委員会と協議を進め、決算成果説明書の全事業分データについてはタブレット端末での閲覧とし、ペーパーレスを推進いたしました。  (3)各委員会の傍聴に係る写真、動画の撮影及び録音の取り扱いについて  各委員会において統一した取り扱いが必要であり、各委員長から意見聴取を行い、申し合わせ事項等の整理を行った。インターネット中継の有無で撮影場所及び時間を区別することや、他の傍聴者のプライバシーを配慮すること等について協議確認し、申し合わせ事項及び傍聴者留意事項の改正を行った。  (4)請願番号制の導入について  福知山市議会における請願については、請願番号をつけることなく、本会議において請願名を読み上げている運用であったが、効率的で傍聴者にもわかりやすい議会運営を目的に、請願番号制を平成31年1月から導入することを協議確認した。  (5)議員によるSNSでの情報発信について  議会の事案についてSNSで情報発信する場合、議決された結果の投稿を行い、審議途中の状況は控えるべき等の課題があり、整理が必要であった。審議中の案件の取り扱い等について協議を行い、申し合わせ事項を作成し、「情報発信については議員の責任の上で行い、審議に影響を及ぼさないようにモラルを持って取り扱う」「審議中の案件を扱う場合は、審議中であることを明記する」ことを確認した。  (6)議場の国旗掲揚について  平成30年第3回福知山市議会定例会において、「福知山市議会議場に国旗の掲揚を求める請願」が採択されたことを受け、議場での国旗の掲揚方法について協議を行い、議長席横に国旗及び市旗を掲揚することを確認した。  (7)その他、議会運営に関する事項  議会改革度調査のランクアップもあり、他市町議会から、議会運営全般及び議会改革に関するテーマの視察を11件受け入れた。  以上で委員長報告を終わります。 ○(大谷洋介議長)  次に、由良川改修促進特別委員会の報告を願います。  由良川改修促進特別委員会委員長。 ○(森下賢司由良川改修促進特別委員会委員長)(登壇)  由良川改修促進特別委員会委員長の森下賢司です。  委員会報告を申し述べさせていただきます。  本委員会における調査事件について、調査の結果を下記のとおり、会議規則第80条の規定により報告いたします。  1 調査事件 由良川改修促進に関する事項  2 調査の経過  (1)委員会の開催及び現地視察  平成30年4月24日の委員会を皮切りに、合計6回の委員会並びに現地視察を行っております。  (2)決議書の提案  平成30年9月28日に、委員会発議による、福知山市内における内水対策のさらなる強化を求める決議を提案させていただき、可決いたしました。  その内容については、最終ページに別紙がつけてありますので、ご確認ください。  (3)要望活動  平成30年7月12日  由良川沿川市議会関係委員会正副委員長で国土交通省近畿地方整備              局へ7月豪雨災害復旧支援と由良川改修促進について要望活動  平成30年7月13日  由良川沿川市議会関係委員会正副委員長で国土交通省・財務省・関              係衆参国会議員へ7月豪雨災害復旧支援と由良川改修促進について             要望活動  平成30年9月10日  京都府及び国土交通省近畿地方整備局へ7月豪雨災害復旧支援並び              に由良川改修促進と治水対策推進に関する要望活動  3 要望活動の詳細(要望先と要望内容)  (1)京都府に対して  ・由良川改修事業に伴う府管理河川改修の推進  ・由良川改修事業に伴う府管理道路の整備促進  ・福知山市域における総合的な治水対策の推進  ・的確な避難等のための基礎情報の収集・提供体制の拡充  (2)国土交通省近畿地方整備局に対して  ・由良川中下流部において実施されている「由良川緊急治水対策」の強力な推進と早期完成及   び緊急治水対策地域外の早期着手  ・由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策の早期完成  ・輪中堤を含む築堤施工箇所における内水被害の軽減対策の支援  ・近年発生した複数の大規模出水を踏まえた由良川河川整備計画の見直し  ・水防災意識社会の再構築に向けた取組の推進  ・公共事業を着実に推進するための財源確保  (3)国土交通省・財務省・関係衆参国会議員に対して  (由良川沿川市議会関係委員会正副委員長にて)  ・由良川中下流部(福知山市・舞鶴市・綾部市)において実施されている「由良川緊急治水対
      策」の強力な推進と早期完成及び緊急治水対策地域外(福知山市・舞鶴市・綾部市)の早期   着手  ・由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策の早期完成  ・輪中堤を含む築堤施工箇所(福知山市・舞鶴市・綾部市)における内水被害の軽減対策の支   援  ・近年発生した複数の大規模出水を踏まえた由良川河川整備計画の見直し  ・水防災意識社会の再構築に向けた取組の推進  ・公共事業を着実に推進するための財源確保  4 概況又は結果  委員会では平成30年度、以下の3項目をテーマに掲げて委員会活動に取り組んだ。  (1)由良川中流部・下流部の治水対策事業の円滑な推進に向けた活動  (2)地域に出向き意見交換などの機動的な委員会活動  (3)住民の声も反映し得る関係機関への要望活動  項目1について、中流部では戸田地区の築堤が本年度末完了予定、川北・前田地区の築堤が本格的に進行中であり、連続堤防については、平成30年代半ばのできるだけ早い時期の完成予定となっている。引き続き、円滑な事業推進に向けて注視し、関係機関に要望していく必要がある。  下流部では、下天津地区の宅地かさ上げ事業が着々と進行中であり、今後、筈巻地区でも工事が本格するが、着実に進捗するよう引き続き声を上げる必要がある。また、近年課題になってきている市周辺部の内水対策の強化に向けて、調査研究を続けるとともに、関係機関への粘り強い働きかけが必要である。  項目2について、昨年に引き続き住民の皆さんに参加いただいて、出前懇談会を開催した。7月豪雨災害直後ということもあり、被災された方々の生の声や願いを聞いた。委員会としての要望活動に生かせる貴重な懇談の場となり、今後も継続して開催することが大事だと考える。  項目3について、出前懇談会で聞いた住民の皆さんの気持ちや願いを、京都府・国土交通省への要望活動の場で伝えた。引き続き、地域住民の皆さんの声にも触れながら、要望活動を行うことが求められる。  今後においても、「由良川緊急治水対策」と「由良川流域(福知山市域)における総合的な治水対策」の進捗状況をしっかりと注視しながら、流域の住民の皆さんの意見や声も十分に把握した上で、それらを要望活動に反映させ、国・府・市の連携をさらに深めて取り組んでいくことが重要であると考える。  以上で、由良川改修促進特別委員会の委員会調査報告を終わります。 ◎日程第9  閉会中の継続調査について ○(大谷洋介議長)  次に、日程第9に入ります。  閉会中の継続調査についてを議題とします。  総務防災委員会、市民地域委員会、教育厚生委員会、産業建設委員会、予算審査委員会、決算審査委員会、議会運営委員会、由良川改修促進特別委員会の各委員長より、会議規則第78条の規定に基づく閉会中の継続調査の申し出があり、その内容はお手元に配付しています。  お諮りします。  各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の継続調査に付することに決しました。  以上で、本日の議事日程は終了しました。  お諮りします。  本定例会に付議されました案件の審議は全て終了しました。  よって、平成31年第1回福知山市議会定例会は、これをもって閉会したいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(大谷洋介議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本日はこれをもって散会し、平成31年第1回福知山市議会定例会は、本日をもって閉会とします。  ここで、本定例会終了に当たりまして、ご挨拶を申し上げたいと思いますので、しばらくお席でお待ちいただきますようお願いいたします。                 午後 2時25分  閉会 ○(大谷洋介議長)(登壇)  平成31年第1回定例会の閉会に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  本日、今期最後の定例会を無事終了することができ、私ども議員の任期も残すところ1カ月となりました。  会議の運営、議事の進行をつかさどる議長としまして、これまでの4年間の皆様方のご支援、ご協力に衷心より厚くお礼申し上げます。まことにありがとうございました。  振り返ってみますと、市民病院大江分院の開院、中丹地域有害鳥獣処理施設の設置、福知山公立大学の開学、産業支援センター「ドッコイセBiz」の相談開始、子育て総合相談窓口の開設など、都市機能の強化とともに、産業振興・市民生活の向上が図られました。また、福知山城や明智光秀をテーマとした情報発信など、さまざまな取り組みがなされ、福知山市はまさに北近畿の中心的な都市として、大きく飛躍・発展をしてまいりました。  一方、毎年のようにたび重なる豪雨や台風による災害により、市民の皆さんには、物心ともに大きな被害に遭われました。市議会は常に、市全体の一日も早い災害からの復旧・復興を願うとともに、将来にわたって安心して暮らせるための治水対策・防災機能の強化を、本市の最重要課題であると認識し、取り組んでまいりました。改めて、被害に遭われた市民の皆様に、心よりお見舞いを申し上げたいと思います。  さて、全国的な傾向と同様、人口減少や過疎高齢の進行などの社会変化を背景に、本市の財政状況は大変厳しい水準にあり、着実な行政改革と財政構造の健全に迫られております。そのような中、総合的な治水対策、そして医療・介護・福祉のさらなる充実、大学と連携した「知の拠点」整備、市民協働による地域づくり、シティプロモーションの展開など、生活基盤の整備、交流人口の拡大、地域・産業の活性など、本市の将来にわたる発展に向けて、さらに重要かつ多様な取り組みが求められているところであります。  ことしは、新しい元号に変わる節目の年でありますが、平成の歩みは、市政にとって輝かしい発展の歴史とともに、災害に立ち向かった困難な日々でもありました。厳しい財政構造の中にあっては、今こそ、福知山市の持続可能な市政の発展、そしてそのために、議会と行政が志を一つにして、市民の皆さんとともに、夢と希望に満ちあふれたふるさと福知山を築き、しっかりと次代に引き継ぐことに使命感を持って、全力を傾注していかなければなりません。  私たち市議会といたしましては、議会基本条例の施行から6年が経過し、対話型の議会報告会、行政視察研修報告会、高校生フレッシュ議会の開催などの市民に開かれた議会運営とともに、政策提言の実施やタブレット端末の活用など、各種の議会改革に取り組んでいるところであり、議会改革度調査や議会活力度ランキングにおきまして、全国的にも高い評価を得るようになりました。しかしながら、改革はまだ道半ばであり、これからはこの成果を市民の方々にしっかりと還元できるように、努力を重ねていかなければならないと考えているところでございます。  執行部の皆様におかれましては、大橋市長の強力なリーダーシップのもと、的確な判断と、市民とともに行動する力、さらにチャレンジ精神をもって市政を推進し、市民の負託に応えていただきますようお願いを申し上げます。そしてそれとともに、引き続き議会運営にご理解、ご協力をいただきますことを合わせてお願い申し上げます。  結びに当たりまして、今期をもってご勇退されます議員さんにおかれましては、在職期間に長短はありますが、それぞれの信念と使命を貫き、尽力されてこられたものと、敬意と感謝を申し上げるところでございます。今後とも健康には十分ご留意され、新たな視点で、「ふるさと福知山」の限りない発展にお力添えをいただきますようお願い申し上げます。  また、引き続き議員を志し、4月の選挙に出馬を予定されている議員さん方には、厳しい戦いが予想される中、再びこの議場に戻ってこられますよう、ご健闘、ご活躍いただきますことを心からお祈り申し上げ、今期最終の定例会閉会に当たっての私のご挨拶とさせていただきます。本当にありがとうございました。  市長。 ○(大橋一夫市長)(登壇)  平成31年第1回市議会定例会の終了に当たりまして、一言ご挨拶を申し上げます。  まず、本定例会に提案をさせていただきました平成31年度当初予算を初め、諸議案につきまして可決をいただきましたことに、厚く御礼を申し上げます。  さて、市議会議員の皆様方におかれましては、平成27年4月の選挙において、市民の皆様から負託を受けられ、以来4年間、その負託に応えるべく、二元代表制のもと、本市の発展に向け、積極的な活動を展開されてまいりました。精力的な議会活動の中で、さまざまな施策につきまして、積極的なご議論をいただき、また、出張委員会や政策提言、議会のICTなど、新たな取り組みも進めてこられたところでございます。改めて、これまでのご活躍に深く敬意を表し、感謝を申し上げます。  ところで、この4年間を振り返りますと、世界人口は増加を続ける一方で、我が国は人口減少、人口構造の変化が進む中、平成27年には、国連サミットにおいて、貧困や環境などの持続可能性に関する全ての課題と対応すべき目標を掲げた2030年アジェンダ、SDGs、そしてパリ協定が採択をされ、企業も含めたあらゆるセクターがその実現に向け、取り組んでいくべき時代を迎えました。  一方、本市は、この4年間で1市3町の合併から10年、市制施行80年という節目の年を迎えましたが、大変に厳しい財政状況の中、災害にかかわっては、平成29年、平成30年と、大雪や台風、豪雨などの自然災害に見舞われ、気候変動が現実していることなどを初め、あらゆる面で社会や経済、環境の変化が大きく急速に進む中、持続可能で発展性のある新しい時代の福知山づくりに向け、さらに歩みを進めていかなければならないと考えているところでございます。  そして、この4年間の終わりに当たって、議員の皆様の中には、今期をもってご勇退をされる方もおられると伺っております。これまで、本市の発展のためのご努力に対しまして、心から厚く御礼を申し上げます。  また、引き続き市民の負託を受け、議員として本市の発展のために頑張ることを期しておられる議員の皆様には、再びこの議場でお出会いをしたいと思います。  まことに簡単措辞ではございますが、今期の議会を終えるに当たっての挨拶とさせていただきます。  皆様、4年間、本当にありがとうございました。 ○(大谷洋介議長)  ありがとうございました。  なお、この後、午後2時55分から全議員協議会を、その後、議会運営委員会、予算決算審査委員会代表者会議を順次開催しますので、よろしくお願いします。  それでは、大変お疲れさまでございました。ありがとうございました。                 午後 2時37分  閉会  地方自治法第123条第2項の規定により署名する。                       福知山市議会議長   大 谷 洋 介                       福知山市議会議員   塩 見 卯太郎                       福知山市議会議員   奥 藤   晃...