福知山市議会 2012-12-03
平成24年第5回定例会(第1号12月 3日)
平成24年第5回定例会(第1号12月 3日) 平成24年第5回
福知山市議会定例会会議録(1)
平成24年12月3日(月曜日)
午前10時00分 開会
〇出席議員(25名)
1番 桐 村 一 彦 2番 森 下 賢 司
3番 田 中 法 男 4番 足 立 伸 一
5番 吉 見 茂 久 7番 藤 田 守
8番 谷 垣 和 夫 9番 田 渕 裕 二
10番 稲 葉 民 俊 11番 芦 田 眞 弘
12番 高 橋 正 樹 13番 塩 見 日出勝
14番 大 谷 洋 介 15番 中 島 英 俊
16番 吉 見 純 男 17番 谷 口 守
18番 高 宮 辰 郎 19番 奥 藤 晃
20番 和 田 久 21番 野 田 勝 康
22番 木 戸 正 隆 23番 稲 垣 司 郎
24番 大 槻 富美子 25番 足 立 進
報第6号 損害賠償の額について
(提案理由の説明)
午前10時00分 開会
○(
野田勝康議長) 皆さん、おはようございます。
定足数に達しておりますので、ただいまから平成24年第5回
福知山市議会定例会を開会し、これより本日の会議を開きます。
本日、市長から、議第65号、平成24年度福知山市
一般会計補正予算(第4号)他25件の議事事件の送付がありました。
次に、監査委員から、例月出納検査結果報告がまいっております。その写しについては、既に配付をいたしておりますので、ご承知おき願います。
本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付をいたしておりますので、それにてご了承を願います。
次に、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第128条の規定により、16番、吉見純男議員、17番、谷口 守議員、以上の両議員にお願いをいたします。
◎日程第1 会期の決定について
○(
野田勝康議長) それでは、日程第1に入ります。
会期の決定についてを議題とします。
お諮りします。
本定例会の会期は、本日から来る12月26日までの24日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○(
野田勝康議長) ご異議なしと認めます。
よって、本定例会の会期は、本日から24日間と決定いたしました。
◎日程第2 議第34号から議第53号まで
○(
野田勝康議長) 次に、日程第2に入ります。
継続審査となっておりました議第34号、平成23年度福知山市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議第53号、平成23年度福知山市
病院事業会計決算の認定についてまでの20議案を一括議題といたします。
審議に先立ち、
決算審査特別委員長から、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
決算審査特別委員長。
○(
田中法男決算審査特別委員会委員長) (登壇) 皆さん、おはようございます。
決算審査特別委員会の委員長報告をいたします。少し長くなりますが、ご了承ください。
9月定例会において、
決算審査特別委員会に付託され、継続審査となっておりました議第34号、平成23年度福知山市
一般会計歳入歳出決算の認定についてから、議第53号、平成23年度福知山市
病院事業会計決算の認定についてまでの20議案を、去る10月15日、16日、17日、22日、23日の5日間にわたり委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。
今年の審査形式としては、
常任委員会所管ごとの審査となりました。毎日、多くの委員から多岐にわたる質疑が出ておりましたが、全議員で構成する特別委員会でもありますので、一部の質疑の概要を報告いたします。
初日の
総務委員会関係では、10人の委員から質疑がありました。
歳入では、市税の個人市民税にかかわり
納税義務者数が増加している反面、1人当たりの課税標準額や収入額が減少している状況の分析に関する質疑があり、回答として、23年度は対前年度比0.03%、84万6,279円の減で、32億6,328万236円の決算額であり、22年度決算の7.51%、2億6,504万6,852円の大幅な減額と比較すると、ほとんど前年度並みの決算額と考えている。本市の個人市民税の動向は、課税標準額や
納税義務者数の観点から推測して、給与所得の動向に大きく影響を受ける傾向にあるとの答弁がありました。
また、減免件数を問う質疑には、平成22年度が46件、23年度が25件と減少傾向にあるとの答弁がありました。
さらに滞納処分の執行停止の内訳を問う質疑があり、回答として、地方税法第15条の7第1項第1号、無財産によるものが2,691件、4,767万8,767円、同第2号、生活困窮によるものが514件、512万7,867円、同じく第3号、所在、財産ともに不明によるものが22件、27万4,235円であり、生活困窮による執行停止の基準は
生活保護基準どおりであるとの答弁がありました。
ほかに寄附金の増加の要因を問う質疑やたばこ税13.54%伸びの要因、雑入の弁償金やコピー代の内容等を問う質疑があり、それぞれに詳細な答弁がありました。
次に、歳出について報告いたします。
総務費では、
エコオフィス推進事業の目的、経費の削減率と効果等の質疑があり、答えとして、環境保全に向けた新しい取り組みで、
温暖化ガス排出について一定の基準に合致した事業所が対象であり、その対象として本庁舎を設定した。具体的には電力使用料の軽減で3%、また冷暖房の空調設備の熱源である天然ガスの削減率も3%を目標に定め認証を受けた。今後、事務用紙の使用量についても一定の削減率の成果が見られるように目標を設定し、実績は今後、審査を受けることになる。なお、24年の夏季の本庁舎の節電は、対22年比12.5%の削減であったとの答弁がありました。
ほかには職員一般研修の内容や回数、参加職員数を問う質疑や法令遵守推進に関する質疑もあり、それぞれに答弁がありました。
また、
電子入札事業の成果を問う質疑がありました。入札参加者が同時に集まることがないので、不正の防止や遠方からの入札参加者が入札会場に出向く必要もないことから、公平性の向上が図れた。また、入札結果に関する情報をホームページで公表するなど、内容を誰でも確認することができることから、透明性が向上した点など多大な成果があったとの答弁でした。
ほかには、
ホームページ運営事業に関するアクセス数の推移、自治会長報酬の算定方法と内訳及び成果、
選挙システム改修にかかわる委託内容と効果についても質疑があり、それぞれに詳細な答弁がありました。
商工費では、平成の
城下町福知山にぎわいづくり事業の
NHK大河ドラマ誘致について、目的、概要、事業成果について質疑があり、回答として、目的の達成のために協議会の開催など一定の取り組みを行った。今後さらに、京都府内外を問わず全国的にも事業の周知を図るため、署名活動を含め、熱意が伝わるように機会があるごとにPRの強化を図りたいとの答弁がありました。
次に、2日目の
市民厚生委員会関係では、12人の委員から質疑がありました。
まず福祉関係で、福知山市
相談支援事業について、委託金額が昨年度よりふえた要因、事業内容、成果と課題についての質疑があり、回答として、事業内容は在宅の障害のある方や家族から相談を受け、情報提供や各種機関の紹介、
在宅福祉サービスの利用援助や資源の活用等、総合的な支援を行うことにより地域における生活を支援し、自立と社会参加の促進を図るものであり、現在、4事業所に業務を委託している。委託金額がふえた要因については、相談支援業務が一定充実してきたため、業務内容を確認し、委託内容の見直しを行い、予算の範囲内で他の事業所との差を少なくしたものである。成果については、全体の相談件数が平成23年度は4事業所合わせて1万9,997件と年々伸びてきており、障害のある方や家族の不安や心配を取り除き、さまざまな支援をしている。課題については、相談だけでは解決しない困難事例がふえている、特に医療的ケアを必要とする事例については、関係機関と連携を強化し、市内だけでなく中丹圏域内全域で進めていきたいとの答弁がありました。
次に、
放課後児童クラブ利用料について、平成23年度は2,493万4,750円、件数5,370件で、対前年比168万2,500円、775件減少している理由について質疑がありましたが、回答としては、平成22年度常時利用登録者526人から479人に減少したものであり、例年登録者の増減があり、登録人数が減ったことに伴い件数が減ったとの答弁がありました。
さらに、
放課後児童クラブ運営事業について、平成23年度は1億881万9,473円で、対前年比1,369万5,815円増加となっている理由、事業成果について質疑があり、運営費増加の理由は、指導員の単価を4月1日から800円から880円にし、平成23年度から指導員の質をより高め、児童クラブの運営を円滑に行うため、直営の12カ所に代表者制を設け、代表者の賃金を973円にした。また、支援が必要な子ども1人に対し加配指導員1人を措置しており、2人の加配を配置したことに伴い運営費が増加した。事業成果については、環境整備はハード面ではなくソフト面でコーディネーターを配置して、運営がより円滑に行えるよう、子どもたちの安全、見守り、育成のため、指導員の力量を高め情報共有を行っている。さらに、代表制により責任者を定め、児童クラブの運営を円滑に行うため、クラブ内の意思統一を図り、担当課との情報共有や研修を実施したとの答弁がありました。
次に、
地域公共交通調査事業について、乗車率の把握と北ルート、南ルートの事業終了についての質疑があり、回答は、調査事業については
地域公共交通会議が実施主体であり、福知山駅に停車する路線バスの利用実態調査や惇明、昭和、大正地区の1,500世帯への
アンケート調査等により、乗車率やニーズの把握を行った。北ルートについては、4月では1便当たりの乗車率が1人を切る状況だったが、9月末では1.38人まで伸びてきている状況である。北ルート、南ルートについては、同一事業として最初に
まちなか循環路線バスについて2ルートということで、
ネットワーク計画を策定し取り組んでいる事業であるとの答弁でありました。
ほかには、
地域医療推進運営事業の医師・看護師確保の成果、
健康診査事業の年齢層と事業周知の方法、
日常生活用具給付事業の対象者と周知方法、
民間保育所運営事業の補助内容、
特定高齢者介護予防事業の増額の要因、
健康増進事業の参加者の年齢層、
ひとり暮らし老人の集い事業の内容と効果、
在宅高齢者配食サービス業務の対象地域と1食当たり単価、
高校生定期乗車券補助事業の利用者、
シルバー人材センター事業補助金、人権ふれあいセンターでの
給食サービス利用者の範囲と1食当たり単価、
人権施策推進計画事業の
人権ファシリテーター養成、ひとを大切にする
人材育成事業の内容と参加者・効果と課題、
一戸建て住宅使用料の不納欠損額等についても質疑があり、それぞれに詳細な答弁がありました。
次に、市民病院に関して、
福知山市民病院の入院、外来患者数について、対前年比で入院患者数が増加した診療科の要因、医師の過重負担への影響、外来の待ち時間や診察時間への影響についての質疑があり、答えとして、入院患者数の増加については整形外科は医師の1名増、産婦人科は分娩件数の増加、眼科は医師の交代によるものと考えられる。一方、医師の充足、診療科の内容等についての患者の多様な情報保持が左右しているのではないか、また外来患者は日々平均約900人であり、待ち時間等の問題は大きな課題となっているが、院内で分析を行い、解消に日々取り組んでいるとの答弁がありました。
ほかには、医師、看護師の確保、病床利用率、
病院情報システム等についての質疑もありました。
次に、3日目の
経済委員会関係については、9人の委員から質疑がありました。
農林商工部所管の農山村
空き家バンク事業については、複数の委員から質疑がありました。
空き家バンクのパンフレットの作成部数と配布方法や
バンク登録目標、さらに成約目標を問う質疑があり、回答として、パンフレットは8,000部を作成して、ふくちの農山村応援事業を実施した17集落や他の事業説明の折に機会を見て配布している。また、市の施設や支所、コミセン等にも置いている。
バンク登録目標は20件、成約目標は10件を掲げて取り組んだとの答弁がありました。また、登録、成約に結びつけるために改修支援策や課題についての質疑に対しての答弁としては、市内に空き家は多いが、特に農山村の場合は盆や正月などの帰省時のために、また先祖からの財産として手放せない等の理由により登録に至らない場合が多い。条件のよい空き家は既に民間の不動産会社が先に話を進められているということもある。また、平成23年度にも3支所管内において、各自治会長にお願いをして
空き家バンクの調査を行ったが、不在の方の個人情報の提供などに躊躇される自治会もあり、なかなか登録が進まない現実もある。
空き家バンクの改修支援については、本市のみならず北部全ての市が抱えている課題であり、京都府へも補助の要望等を行ったところである。また、成約済みの4件の場所を尋ねる委員に対し、所在地は福知山市中で1件、大江町の上野で2件、大江町の毛原で1件の成約があったとの答弁がありました。
ほかには、担い手対策の
新規就農支援資金償還助成事業の内容と成果、ふるさとの
味再生プロジェクト事業の成果、
府営ほ場整備事業の詳細と高齢化との関係、ふくちの農山村応援事業で集落が元気になった取り組みとかかわった職員数、
ため池等農地災害危機管理対策事業、雲原・金山地域での共に育む「命の里」事業の取り組み内容、有害鳥獣対策では個体数調査・埋設・銃とわなの割合、
森林整備加速化事業での間伐と出材の関係、福知山千年の森づくり(フォレストパーク)でのケヤキ苗の植林とシカ対策、
商店街等振興対策の実績と成果、
企業誘致促進特別対策事業の内容と成果、地場産
農産物ブランド化支援事業、京の
稲作担い手緊急支援対策事業、中山間地域等直接
支払交付事業、農地・水・
環境保全向上対策事業、
まちなみ環境整備事業、
京都ジョブパーク北部サテライト事業など、それぞれの成果を尋ねる質疑に対し、詳細な答弁がありました。
次に、下水道事業にかかわっては
下水道使用料の612万2,920円の不納欠損の内容を問う質疑がありましたが、回答として、生活困窮にかかわるものが60人、426件、金額252万4,668円で、転居先不明にかかわるものが309人、1,525件、金額330万6,299円で、その他として会社の倒産関係が10人、67件、金額29万1,953円となっているとの答弁がありました。
下水道使用料の賦課漏れにかかわり、年度中の催促、年度末の回収についての質疑に対しての回答は、平成23年度も職員、部挙げての特別徴収を4回実施して、分納等もあるが延べで502件、980万9,706円の収納実績を上げることができた。公共下水道分で、賦課漏れの時効が来ていない5年さかのぼった分は賦課総額が5,784万741円で、平成23年度分の収納分を含めて納付総額については4,108万4,397円、収納率では71%になっている。その内訳は完納者については304人、完納額は3,546万8,639円である。分納者の納付額については561万5,758円で、全額の未納者が48名あり、未納額が653万1,906円となっている。平成23年度末の収納未済額については1,675万6,344円で、平成24年度に
公営企業会計になり、この分については引き続き努力していくとの答弁がありました。
ほかに、簡易ガス料金値上げと収支悪化の要因、不納欠損処理と未収金対策についても質疑があり、それぞれに詳細な答弁がありました。
次に、第4日、文教建設委員会関係では7人の委員から質疑がありました。
土木建設部関係では、道路維持管理パトロールモデル事業の実績と課題について質疑がありました。回答として、委託先のシルバー人材センターにおいて、2名2班編成で平成23年11月1日から平成24年3月31日までの99日間を実施し、発見できた件数は679件で、主に舗装の傷み、草の繁茂、らくがき、放置自転車、不法投棄等である。そのうち、修繕対応した件数は593件で、舗装の補修作業437件、除草作業127件、らくがき消去10カ所、放置自転車19台という答弁がありました。課題については、道路状況の調査は適切に行えたが、緊急的な修繕や住民対応については初めての事業であり現場の判断が難しく、調整に時間を要した点があるとの答弁がありました。
市道除雪の業務委託内容についての質疑には、除雪業者は福知山分が20者、三和町分が9者、夜久野町分が7者、大江町分が6者で除雪業者42者、保有除雪機が64台である。凍結防止業務委託業者は1者で1台の保有である。出動日数は32日で、延べ出動業者数が364者である。昨今の事情により除雪業者の経営は厳しい状況で、高齢化によるオペレータ不足や機械の老朽化などで業者確保が難しい。各自治会も除雪をする方がおられない中で、どんどん要望はふえている。除雪機械のリースや待機料、拘束手数料をふやし、除雪業者数は現状維持で受けていただいたとの答弁でした。
また、駅前広場放置自転車管理事業の内容と実績についての質疑に対して、回答は、福知山駅周辺において、自転車の放置と乗り入れ禁止の周知、指導及び警備を行う事業で、昨年度の委託料が395万2,872円で、乗り入れ等の指導台数4,785台、警告札取り付け台数1,101台、撤去台数34台であったとの答弁がありました。
また、石原土地区画整理事業特別会計の一部販売価格を引き下げた効果についての質疑があり、その回答として、JRより北側の27筆に限定して全面改定も視野に入れながら、27筆で平均17.04%減の価格改定を行った。残念ながら、23年度末までに27筆については売却に至っていない。全体として、23年度の売却は一般保留地が1筆、付け保留地が2筆、特別保留地が3筆、合計6筆である。面積にして6筆で783.63平米。価格は3,849万104円である。23年度末の残保留地については一般保留地で111筆、付け保留地で4筆、特別保留地で7筆、合計122筆である。面積は2万8,063.66平米で、価格は16億9,721万6,706円であるとの答弁がありました。
そのほか、道路維持管理事業にかかる自治会要望箇所数と事業費、道路舗装改良事業の現状と課題、橋りょう長寿命化対策の内容と効果・課題、南天田団地建替事業設計監理業務の業者選定と業務内容、「はやぶさ」帰還カプセル展示事業の効果、まちなみ・町家活用支援推進事業の調査検討会議の内容、地域道路維持強化事業の内容についても質疑があり、それぞれに詳細な答弁がありました。
次に、教育委員会関係では、学齢簿及び給食管理システム開発業務の業者選定の経緯について質疑がありました。この業務委託は一般競争入札で公募をした。その結果、業者2者が応札意思を明らかにし入札行為に入ったが、直前にそのうちの1者が辞退をした。入札行為として、2者以上ないと成立しないので、一旦競争入札を中止にした。一般競争入札で全国的に募集をかけて2者しかなかったことから、これ以上募集をかけてもないという判断から、地方自治法施行令第167条の2第8号の条項を適用して随意契約したものとの答弁がありました。
次に、AET配置活用事業による小・中学生の英語力向上の効果について質疑があり、回答として、AETは中学校担当3人、小学校担当3人の計6人がいる。小学校には670回、中学校に512回訪問をしている。小学校では、AETの国の文化や行事を紹介してもらうことで、異文化への理解が深まるとともに興味を持っている。中学校では、AETを通して英語の抵抗感が低減し、英語への興味・関心が高まっている。言語とともに文化も学びたいという姿勢の生徒が多く見受けられる。授業での単語や英語だけでなく、知りたいことを質問し、積極的に授業の中で英語の表現や知識を身につけようとしているという答弁がありました。
また、小学校及び中学校耐震改修事業の事業成果について質疑がありました。耐震改修については、平成23年度で小学校、中学校、幼稚園合わせて69%の耐震化を完了した。小学校は67.1%、中学校は78.4%、幼稚園は42.9%である。平成23年度で、耐震工事が必要な68棟のうち28棟を完了した。あと40棟を残すが、耐震工事については夏休み期間中を中心に行わなければならないため、計画的に実施していかざるを得ない状況である。全国、府と比べて、現在の福知山市の耐震化率が低いことは否定もできないが、一日も早く耐震化を完了したいという答弁がありました。
そのほか、小学校・中学校の学校図書整備事業の進捗状況、教育のまちづくり推進事業でのステッカー配布の効果と啓発、文武向上プラン学校支援事業に関する学校規模の違いによる取組状況、まなびのつながり強化推進事業に関するスクールバス運行と教員の授業力向上の達成度合い、小・中学校就学援助事業での要保護・準要保護の人数を尋ねるほか、天然記念物等総合調査事業、早寝早起き朝ごはん運動推進事業、中学校施設設備改修事業などの質疑があり、それぞれに詳細な答弁がありました。
次に、5日目は総括的な事項について審査を行いましたが、多岐にわたりますので2、3の項目だけ報告いたします。
委員からは、平成23年度の一般会計決算の14億円の黒字を受け、黒字の要因とともに市民生活を守る安心安全の視点から的確に財政出動ができたのかを問う質疑に対しましては、市税収入と地方交付税が予算を上回る確保ができたこと、生活保護費が減額になり一般財源が残ったこと、繰越事業の入札の結果、不用額が生じたこと、平成22年度の実質収支9億7,000万円の2分の1が繰越金として確保できたことなどから、14億円を上回る黒字となった。適時的確に予算を編成し、補正予算も対応できたと考えており、雇用に関する有効求人倍率も改善しているという答弁がありました。
さらに委員からは、市民生活の実態では、勤労所得の低迷が個人市民税の減少や税の滞納にあらわれている。市民の暮らしにかかわって考える必要があり、国民健康保険料の引き下げや住宅改修助成制度の復活などの例を挙げて、地域の活性化や雇用の拡大、自治会要望に応えることで市民生活の向上、安心安全対策に機動的な財政出動ができなかったのかを問う質疑がありましたが、回答として、例に挙げられた事業全ての内容を包括するのは、限られた財源の中では選択と集中で財政運営していく必要がある。年度末になって市税が予算を上回ることになるなどの要因があるのでご理解いただきたいという答弁がありました。
次に、人権行政にかかわっての質疑の中で、人権ふれあいセンターでの給食サービスと福祉保健部が実施している在宅高齢者配食サービス事業の内容が同じであり、特別対策になるのではないかという委員に対しまして、人権問題を解決するために人権啓発事業も含めて実施している給食サービスであり、福祉保健部の配食サービスとは重複しないとの答弁がありました。
次に、北近畿タンゴ鉄道、KTRの経営にかかわって、宮福線等の電化高速化支援事業のKTR返済金への補助金、経営安定化対策事業補助金、
経営対策基金拠出金について、それぞれ算出根拠や額の増減、市町の負担割合等についての質疑に対しましては、それぞれに詳細に答弁があり、KTRは乗らなければなくなるという危機意識を持たないといけない。JRにはKTRへの電車の乗り入れ、沿線の名所と行事をPRするなどの手法で外部からお客を呼び込みたい。なくなってからは取り返しがつかないので、市民と行政でしっかり支えていきたいという答弁でありました。
次に、国民健康保険事業特別会計にかかわって、23年度の2億円余りの黒字の要因を問う質疑がありました。回答として、歳入面において、京都地方税機構との連携により収納業務を適正に実施された効果が大きい。現年分が1.06%、滞納繰越分が5.98%伸びるなど、収納率の向上が大きく影響している。また、保険財政共同安定化事業への拠出金が減り、交付金は増額となったこともある。さらに、国庫負担金が超過交付となったことも一因である。一方、歳出面では、年度末に医療費が不足することを見込んで予算を補正したが、見込んでいたほど伸びなかったことにより、財源として取り崩した基金3,000万円が不用となったことが上げられる。2億円を超える黒字にはなったが、その内容は基金を取り崩した執行残や国庫負担金の超過交付分を24年度で返還する財源としなければならないことなどから、純粋な黒字ではない上に医療費の増加は続くことが見込まれ、非常に厳しい状況である。医療費抑制のためにも、市民一人ひとりの健康維持が大切である。疾病の早期発見、早期治療のための特定健診の推奨と保健指導が重要であると考えているとの答弁でありました。
その他の主な質疑としまして、介護予防に対する取り組みの効果と課題、若者の雇用対策の総括、障害者への支援の状況、新大江病院の指定管理料の見直し、不用額、入札における最低制限価格と予定価格、臨時財政対策債の発行額、土地区画整理事業特別会計、随意契約のあり方、部落解放運動団体への補助対象の明細、綱紀粛正組織管理に関する再発防止策などについて質疑があり、それぞれについて詳細な答弁がありました。
以上、5日間にわたる質疑を終わり、討論を経た後、採決を行いました。
採決の結果、3議案が賛成多数、残る17議案が全員賛成でありました。賛成多数の3議案は、議第34号、議第45号、議第46号であります。全員賛成の17議案は、議第35号、議第36号、議第37号、議第38号、議第39号、議第40号、議第41号、議第42号、議第43号、議第44号、議第47号、議第48号、議第49号、議第50号、議第51号、議第52号、議第53号の17議案であります。この結果、20議案全て原案認定であります。
以上で
決算審査特別委員長の報告を終わります。
○(
野田勝康議長) 以上で委員長報告が終わりました。
委員長報告に対する質疑は省略をさせていただきます。
これより、討論に入ります。
初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。
25番、足立 進議員。
○25番(足立 進議員) (登壇) 日本共産党市会議員団の足立 進です。日本共産党市会議員団を代表いたしまして、ただいまの委員長報告に対する反対の討論を行います。
9月議会で
決算審査特別委員会に付託されました20議案のうち、議第34号、平成23年度福知山市
一般会計歳入歳出決算の認定について、議第45号、平成23年度
福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、議第46号、平成23年度
福知山都市計画事業福知山駅
周辺土地区画整理事業特別
会計歳入歳出決算の認定についての3議案について、反対の立場であります。
平成23年度は景気が回復基調にあると言われてきましたが、一部の企業にとどまっており、中小企業のところまで波及することはありませんでした。このため、地域経済は疲弊の一途をたどっており、何とか持ちこたえている状態でした。
まず、一般会計について、不況対策の継続、障害者対策、鳥獣害対策、医療費の拡充など、市民要望が取り入れられたことは評価します。しかし、経済状況は穏やかな景気回復基調であると判断されても、本市の税収においては横ばいで推移しました。また、市民の懐を暖めるまでの波及効果はなく、本市の施策で市民生活を応援するまでに至っておりません。部落解放同盟福知山地区協議会への助成金が出ていること、給食サービスは高齢者在宅配食サービスとの二重行政であり、問題であります。一般会計の収支において14億6,000万円の黒字となっています。不況の中で仕事がなく困っている市民がいます。この黒字分を使って仕事応援がなぜできなかったのか、本当に市民のことを思うのであれば、有効に使うことができたはずです。さらに、特別会計の石原土地区画整理事業に1億5,000万円の財政投入を行ったこと、駅周辺土地区画整理事業は売り払い収入とその大半は財政出動をしたことなどで赤字解消を図ったことは問題があります。また、ガス事業での滞納額が増大したことの背景に、値上げの影響がありました。今後、民営化が進められますが、値上げをせずに経営をされることを強く望んで反対討論とします。
○(
野田勝康議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
14番、大谷洋介議員、
○14番(大谷洋介議員) (登壇) 失礼します。公明党の大谷洋介です。会派を代表しまして、賛成の立場で討論を行います。
まず、歳入面においては、法人市民税は増収となったものの、個人市民税は前年並みで推移し、市税総額では対前年度2億9,000万円の増加となりました。歳出面においては、事業別に主に市民参加型まちづくり推進事業、不妊治療費助成事業、定期外任意予防接種事業、女性特有のがん検診推進事業、働く世代への大腸がん検診事業、妊婦
健康診査事業、妊婦歯科
健康診査事業、こんにちは赤ちゃん事業、子どもに優しい芝生庭園整備モデル事業、
京都ジョブパーク北部サテライト事業、再就職応援スキルアップ助成金給付事業、小学校耐震改修事業、中学校耐震改修事業など、市民協働、子育て支援、がん検診、雇用、防災・減災面で有効な事業を実施し、成果を上げられました。この結果、一般会計において実質収支では14億6,000万円余の黒字決算を計上されています。また、企業会計においては、
福知山市民病院事業会計につき、全国の自治体病院の多くが赤字決算を余儀なくされている状況で、2年連続の黒字決算を計上することができました。このことは、医師を初めとしたマンパワーの獲得に全力を挙げ取り組まれた成果として、大きく評価します。ただし、今後、市債残高の増加、平成28年度からの合併算定がえによる普通交付税加算額の段階的な減額、市税収入の不安定さが懸念されています。
一方、医療、年金、介護、子育て支援などに加え、公的施設の防災・減災対策等が強く求められています。安定的な財政運営を行うためにも、人件費のさらなる適正な削減、土地開発公社解散に伴う債務等の適正な把握と削減、e−ふくちやまの今後の活用方法の再検討を強く望まずにはおれません。特に土地開発公社解散に伴う外部監査の役割を担う第三者検討委員会の早期の適正な設置と運営、また、e−ふくちやまの大きな不採算路線からの撤退も含めた再検討が急務です。どうかこの点をご理解いただき、多くの議員の皆様方のご賛同が得られますようご期待申し上げまして、私の賛成討論とさせていただきます。
○(
野田勝康議長) 次に、反対の討論はありませんか。
12番、高橋正樹議員。
○12番(高橋正樹議員) (登壇) 維新福知山の高橋正樹です。会派を代表いたしまして、反対討論をさせていただきます。
議第34号、平成23年度福知山市
一般会計歳入歳出決算の認定について、反対の立場から討論を行います。
業務委託物件の中に、随意契約による契約物件が存在します。教育委員会の学齢簿及び給食管理システム開発業務におきましては、一般競争入札として起案されましたが、入札参加者は2者のみであり、最終的に1者が入札を辞退したため入札は執行されず、残った1者による随意契約となりました。これは、地方自治法施行令第167条の2の各号の随意契約容認規定に適合、不適合という判断以前に、入札参加希望者が2者しかなかったという時点において、既に一般競争入札の意義と目的から逸脱した内容と言わざるを得ません。また、監査委員に本契約の見解を仰いだ結果においても、明確な見解を述べる立場にないことを理由として、本随意契約物件について、法令適合の可否の判断留保状態にあります。年度中にそう多くはない随意契約物件の監査状況について、明確な監査意見が得られないことは、何を判断基準として賛否を決すべきなのか、判断のよりどころが得られません。
このような状況を踏まえ、本委託業務入札のあり方に対し、認定を行えない立場をとらざるを得ません。
よって、平成23年度福知山市
一般会計歳入歳出決算の認定について、本件について認定ができない状況を理由として、反対の立場をとることを表明し、反対討論といたします。よろしくお願いいたします。
○(
野田勝康議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
8番、谷垣和夫議員。
○8番(谷垣和夫議員) (登壇) 福知山未来の会、谷垣和夫です。
私は、平成23年度決算の認定にかかる議第34号から議第53号までの20議案について、全議案に賛成の立場で討論を行います。
平成23年度は、松山市政1期目の締めくくりの年度でありました。松山市長は、「いま、変えよう!今、変わろう!」を基本理念に、市役所が真に市民に役立つところとなるよう、市民が主人公の予算執行に努力されました。また、極めて厳しい財政状況にもかかわらず、市長を先頭に職員一丸となって徹底した財政健全化を図られつつ、市民福祉の向上に努められたことに対し、心から敬意を表するものであります。
平成23年度は、総合防災センターの建設事業など、市民の安心・安全を中心とした積極的な事業展開をされましたが、基金残高全体では12億1,228万円増の95億6,512万円となっており、そのうち財政調整基金については、4億9,311万円の増、減債基金は1億934万円の増となっており、将来の安定的財政運営に向けての努力もされていると判断しております。
一方、経常収支比率は前年比2.5ポイント低下し、86.0%となりましたが、府下では上位の数値を確保しており、実質公債費比率では前年より1.4%減の11.9%、将来負担比率では17.2%減の139.3%と大幅に改善されています。行政改革の断行による財政健全化に多大な努力を払われた結果であり、大きく評価するものであります。
一般会計決算では、景気の回復基調を反映し、市税収入で昨年より2億9,000万円、2.6%の増加となりました。そのことを主たる要因として、自主財源は37.7%と昨年より5.4%の増となり、全体で昨年より1億1,453万円増の426億4,565万円となっています。一方、歳出では、これまでから構成費の中心を占めています投機的経費が19.3%とトップとなっておりますが、続く扶助費が18.4%とかなり接近してきております。人件費などの削減努力は認めますが、このような扶助費などの著しい伸びなどを要因として、義務的経費の占める割合が年々増加傾向にあり、少子高齢化や不況などによる扶助費の伸びは、厳しい財政運営をさらに加速させるのではないかと危惧しています。今後は、行政改革の断行などにより効率的、効果的行政運営を図るため、さらなるご努力をお願いいたします。
市民の生活環境整備である投資的経費は、総額78億8,890万円で、昨年比0.8%とほぼ昨年並みとなっていますが、これは「e−ふくちやま」整備事業や総合防災センター建設事業、小学校耐震改修事業など、国・府補助を財源として将来を見据え、子どもから高齢者まで等しく幸せを実感できるとともに、安心・安全の基盤づくりに大きな一歩が踏み出せたものと考えます。このほかにも、こんにちは赤ちゃん事業や
民間保育所運営事業の充実、
放課後児童クラブ運営事業など、安心して子育てができる環境づくりに努力される一方、路線バスの医療機関アクセス強化事業や交通空白地域移送サービス事業など、高齢者などに配慮したきめ細やかな事業を展開され、一定の成果を上げられています。
これらの結果、一般会計では400億円を超える大型決算となりましたが、形式収支で約17億5,000万円、実質収支では過去最大となる14億6,384万円の大幅な黒字決算となっていること、また実質公債費比率など財政指標を大幅に改善しつつ、市民生活に直接関係するさまざまな事業を効果的に実行されたことは大いに評価すべきものと考えます。特に多額の基金積み立てや事業の統廃合などを実施され、将来に向けた安定的な財政運営を着実に進めておられる状況は、市民にとっても評価できるものと考えます。今後も気を緩めることなく、財政健全化へ向け市長を先頭に職員一丸となって努力されることを期待いたします。
平成23年度決算については、各議案とも認定すべきものと考え、多くの議員の皆様のご賛同を求めまして、私の賛成討論といたします。
○(
野田勝康議長) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
野田勝康議長) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○(
野田勝康議長) ないようでありますから、討論を終結いたします。
これより、1議案ずつ起立により採決をいたします。
議第34号から議第53号までの20議案に対する委員長の報告は、いずれも決算認定であります。
初めに、議第34号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立多数であります。
よって、議第34号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第35号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第35号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第36号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第36号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第37号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第37号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第38号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第38号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第39号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第39号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第40号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第40号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第41号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第41号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第42号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第42号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第43号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第43号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第44号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第44号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第45号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立多数であります。
よって、議第45号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第46号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立多数であります。
よって、議第46号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第47号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第47号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第48号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第48号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第49号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第49号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第50号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第50号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第51号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第51号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第52号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第52号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
次に、議第53号について、委員長報告のとおり認定することに賛成の議員の起立を求めます。
(賛成者起立)
○(
野田勝康議長) 起立全員であります。
よって、議第53号は委員長報告のとおり認定することに決しました。
◎日程第3 議第65号から議第90号まで(報第6号を含む)
○(
野田勝康議長) 次に、日程第3に入ります。
お手元に届いております議案書の議第65号、平成24年度福知山市
一般会計補正予算(第4号)から、議第90号、専決処分の承認についてまでの26議案を一括議題とし、これより提案理由の説明を求めます。なお、報第6号についてもあわせて報告願います。
市長。
○(松山正治市長) (登壇) ただいま議決、賛成していただきまして、どうもありがとうございました。
それでは、ただいま上程されました議案につきまして、提案理由の説明を申し上げたいと思います。
今回提出いたしました補正予算につきましては、人事異動等による人件費の補正でありますとか、国・府より補助採択のあったもの、対象人数等の増加や制度の拡充によりまして予算が不足いたしますので、増額をお願いするもの、さらにこの時期に対応しなければならないものにつきましてお願いいたしております。
以下、歳出予算の主なものにつきまして、その概要につきましてご説明申し上げます。
まず、議第65号、
一般会計補正予算でございますが、「地方分権の推進に対応した行財政効率の高いまちづくり」としましては、福知山市土地開発公社から譲渡された土地の処分及び活用について、外部有識者による委員会を開催する経費や、平成24年度当初予算編成時以後の人事異動等によりまして、各費目に対し人件費の予算の過不足が生じますので、これを調整するとともに、特別職、議員一般職の人数が減となったことなどを反映し、全体として人件費の減額をお願いするものでございます。
次に、「人・物・情報が行き交う交流・連携のまちづくり」としまして、負担付き寄附によりまして土19号線の舗装改良事業を実施する経費の補正をお願いするものでございます。
次に、「地域の個性と資源を活かす産業創造のまちづくり」としまして、震災復興に必要な木材を安定供給するため、森林組合が実施する間伐や搬出等を支援する経費の補正をお願いするものでございます。
次に、「地域で支えるみんなにやさしい健康・福祉のまちづくり」としまして、来年4月からの障害者総合支援法の施行による制度改革や権限委譲に対応するための電算システムの改修経費や、生活保護受給者が急増する中、医療、扶助の適正化を目的とした受診指導支援システムを導入する経費の補正をお願いするものであります。
また、障害者自立支援法施行に対応した障害福祉施設整備、介護事業所でのスプリンクラー設置や24時間365日対応の定期巡回、随時対応型訪問介護看護事業のオペレーション室の整備、さらには特別養護老人ホームの増床の施設整備を行う社会福祉法人を支えるための補助金をお願いするものでございます。
また、「人と自然が共生する安心・安全・快適環境のまちづくり」としまして、福知山市原子力災害住民避難暫定計画の策定に伴い、計画に定める基本対象自治会に簡易の測量計を、危機管理室に高精度の測量計を配備する経費をお願いするものでございます。
さらに、「魅力ある人とまちを創り出す教育・文化のまちづくり」としまして、障害のある児童が来春小学校に入学予定であり、学校生活における安心・安全の確保を図るため、階段手すりなどを設置する経費や東京在住の佐藤八重子さんからいただいた寄附金を活用し、子どもたちの読書活動の振興を図る経費について補正をお願いするものでございます。
これら主な事業のほか、今回の補正予算については、補正採択を受け補正をお願いするものや、自立支援給付費や保育所委託事業など社会福祉関係経費で対象人数等が増加し、通年の所要見込み額が増加し、予算が不足するものなどを計上いたしております。
以上、一般会計の歳出予算の主な概要であり、補正総額は4億2,825万7,000円で、補正後の一般会計予算額は446億8,599万6,000円となるものでございます。
次の議第66号、
国民健康保険事業特別会計補正予算につきましては、超過交付となっておりました医療給付費等負担金を国へ返還するものであり、議第67号、
介護保険事業特別会計補正予算につきましては、介護保険システムについて認定ソフトのバージョンアップに伴う変更に対応するプログラム改修を行うものや、介護予防サービス計画の作成件数の増加に伴い、予算額に不足を生じますので補正をお願いするものであります。
議第68号、
地域情報通信ネットワーク事業特別会計補正予算につきましては、由良川堤防改修等による光ファイバーケーブルの敷設がえに要する経費であり、補正をお願いするものであります。
議第69号、
ガス事業会計補正予算につきましては、来年4月の民間譲渡にかかわる経費や、輸入原料価格の高騰による原料費等支出予算の補正をお願いするものであります。
議第70号、
水道事業会計補正予算につきましては、平成26年度からの地方
公営企業会計制度改正に対応するため、
公営企業会計システムを改修する経費の補正をお願いするものであります。
議第71号、
下水道事業会計補正予算につきましては、特別会計廃止に伴う未収金、未払い金が確定したため、特例的収入及び支出を確定額に改めるものであります。
次に、条例について申し上げます。
議第72号、福知山市職員定数条例の一部改正につきましては、職員の定数の改正等に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第73号、福知山市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例の一部改正につきましては、議会の議決に付さなければならない財産の取得または処分の金額の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第74号、福知山市
暴力団排除条例の制定につきましては、暴力団排除のための施策を推進するため、新たに条例を制定するものであります。
議第75号、福知山市廃棄物の処分及び清掃に関する条例の一部改正につきましては、地域主権改革における廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第76号、福知山市
国民健康保険診療所条例の一部改正につきましては、金山診療所の閉鎖に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第77号、福知山市病院事業の設置等に関する条例の一部改正につきましては、予算に定めなければならない財産の取得または処分の金額の改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第78号、福知山市ガス事業の譲渡に伴う関係条例の整備に関する条例の制定につきましては、福知山市ガス事業の譲渡に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第79号、福知山市下水道条例の一部改正につきましては、地域主権改革における下水道法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第80号、福知山市ガス事業、水道事業、下水道事業の設置等に関する条例の一部改正につきましては、福知山市ガス事業の譲渡に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第81号、福知山市
水道事業給水条例の一部改正につきましては、地域主権改革における水道法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第82号、福知山市
簡易水道設置条例の一部改正につきましては、牧川筋簡易水道の上水道への統合に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第83号、福知山市
簡易水道供給条例の一部改正につきましては、地域主権改革における水道法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第84号、福知山市
ガス供給条例等を廃止する条例の制定につきましては、福知山市ガス事業を譲渡するため、関係条例を廃止するものであります。
議第85号、福知山市
佐藤八重子記念子ども読書活動振興基金条例の制定につきましては、佐藤八重子さんからの寄附金を原資に新たに基金を創設するものであります。
議第86号、福知山市
学習等供用施設条例の一部改正につきましては、南天田集会所の廃止に伴い、所要の規定の整備を行うものであります。
議第87号、負担付き寄附の採納につきましては、地方自治法第96条第1項第9号の規定により議会の議決が必要でありますので、提出いたしております。
議第88号、公の施設に係る指定管理者の指定期間の変更につきましては、地方自治法第244条の2第6項の規定により議会の議決が必要でありますので、提出いたしております。
議第89号の損害賠償につきましては、市公用車との衝突により相手方の車を損傷させたもので、示談が整いましたので議決をお願いするものでございます。
議第90号、専決処分の承認につきましては、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査を滞りなく執行するため、議会は招集する暇がございませんでしたので、専決処分いたしました。
一般会計補正予算について、地方自治法第179条第3項の規定により、議会の承認を求めるものであります。
以上、提案理由の概要につきましては申し述べましたが、細部につきましては財務部長が説明いたしますので、慎重にご審議をいただきましてご賛同賜りますよう切にお願いいたす次第でございます。
以上でございます。
○(
野田勝康議長) 財務部長。
○(長坂 勉財務部長) (登壇) 失礼をいたします。
本定例会に上程されました諸議案並びに報告につきまして、細部の説明を申し上げます。
議第65号から議第71号までの議案につきましては、いずれも補正予算にかかわる議案でございますので、お手元に配付をいたしております予算事項別明細書によりましてご説明を申し上げます。
議第65号、平成24年度福知山市
一般会計補正予算(第4号)でございますが、恐れ入りますが、事項別明細書をお願いいたします。
事項別明細書の5ページから31ページにわたりまして、議会費以下人件費計上費目全般にわたりまして、それぞれ人件費関係の補正をお願いをいたしております。給料を初めとする人件費にかかる補正予算につきましては、本年12月1日現在に在職しております一般職、特別職、議員及び非常勤嘱託につきまして、同日における各所属費目により予算執行残額に対する過不足額を計上いたしておりまして、人事異動等に伴いますもので、一般会計の人件費に係る補正総額は6,171万1,000円の減額となっております。
次に、6ページをお願いをいたします。
総務費の財政管理費の2万円の補正につきましては、土地開発公社第三者検討委員会開催事業としてお願いするもので、開催に係ります委員報奨金でございます。
次の地域情報化推進費の2,676万円の補正につきましては、地域情報通信ネットワーク事業特別会計繰出金としてお願いするもので、保守管理事業に対します繰り出しでございます。
12ページをお願いをいたします。
民生費の社会福祉総務費345万4,000円の減額補正につきましては、人件費補正795万1,000円の減額補正を含めまして補正をお願いするもので、福祉医療費(母子)支給事業について、医療費の増加によりまして予算に不足が生じますので、お願いをするものでございます。
次に、社会福祉援護費2億1,728万円の補正につきましては、第1は障害者自立支援給付支払等システム改修事業として280万円をお願いするもので、制度改正に伴うシステム改修に係るものでございます。
第2は地域生活支援事業(訪問入浴サービス事業)として487万5,000円をお願いするもので、利用者の増加に伴いまして予算に不足が生じますので、お願いするものでございます。
第3は障害者自立支援医療(更生医療)給付事業として376万1,000円をお願いするもので、医療費の増加によりまして予算に不足が生じますのでお願いするものでございます。
第4は療養介護医療費として795万4,000円をお願いするもので、医療費の増加によりまして予算に不足が生じますのでお願いするものでございます。
第5は自立支援給付(障害福祉サービス等)事業として1億7,284万7,000円をお願いするもので、利用者の増加に伴い、自立支援給付費が予算に不足を来しますのでお願いするものでございます。
第6は障害福祉施設整備事業として2,504万3,000円をお願いするもので、社会福祉法人が施設整備を行うのに当たりまして、市の補助基準に基づきます補助を行うものでございます。
次の老人福祉費1,552万4,000円の補正につきましては、第1は介護保険事業特別会計繰出金として80万円をお願いするもので、介護保険システム改修に対する繰り出しでございます。
第2は介護基盤緊急整備特別対策事業として909万9,000円をお願いするもので、既設スプリンクラー整備特別対策事業、定期巡回随時対応型訪問介護、看護オペレーション室整備事業としてそれぞれ補助を行うものでございます。
第3は社会福祉法人施設整備補助事業として562万5,000円をお願いするもので、特別養護老人ホーム増床に伴います事業費に対しまして、市の補助基準に基づきます補助を行うものでございます。
13ページをお願いをいたします。
児童措置費8,475万9,000円の補正につきましては、保育所委託事業としてお願いするもので、民間認可保育所の入所人数の増加と平均保育単価の増に伴いまして、予算に不足が生じますのでお願いするものでございます。
次の児童福祉施設費765万6,000円の減額補正につきましては、人件費補正1,375万9,000円の減額補正を含めまして、公立保育所運営事業といたしまして610万3,000円をお願いするもので、乳児等入所児童の増に伴います保育士の増員に係ります経費につきまして、予算に不足が生じますので、お願いするものでございます。
14ページをお願いをいたします。
生活保護総務費394万3,000円の減額補正につきましては、人件費補正583万3,000円の減額補正を含めまして、生活保護管理事業といたしまして189万円をお願いするものでございまして、生活保護システム改修にかかります経費でございます。
18ページをお願いをいたします。
農林業費の林業振興費1,032万5,000円の補正につきましては、第1は間伐材出材奨励補助事業といたしまして432万円をお願いするもので、
森林整備加速化事業等による搬出材の増加に対しまして予算の不足が生じますので、お願いするものでございます。
第2は
森林整備加速化事業といたしまして600万5,000円をお願いするもので、東北地方の復興に必要な木材を安定供給するため、支援制度の補助事業の採択がありましたので、本市補助分について計上するものでございます。
20ページをお願いをいたします。
土木費の土木総務費553万2,000円の補正につきましては、人件費補正6万8,000円の減額補正を含めまして、地籍調査事業として560万円をお願いするもので、事業追加の内示がございましたので計上するものでございます。
21ページをお願いをいたします。
道路新設改良費417万8,000円の補正につきましては、人件費補正383万5,000円の減額補正を含めました補正をお願いするもので、別途議案でもお願いをいたしておりますが、負担付き寄附の採納を受けまして実施いたします土19号線道路舗装改良事業として、801万3,000円をお願いするものでございます。
25ページをお願いをいたします。
消防費の災害対策費103万9,000円の補正につきましては、災害時資機材整備事業として、市役所本庁と避難対象自治会にそれぞれ放射線線量計を配備する経費につきましてお願いをするものでございます。
27ページをお願いをいたします。
教育費の学校管理費591万7,000円の補正につきましては、人件費補正141万7,000円を含めまして、小学校施設設備改修事業といたしまして450万円をお願いするものでございまして、来年度入学予定の障害等がある児童の学校生活の安心・安全の確保のため、階段手すりなどの整備を行うものでございます。
次の教育振興費245万8,000円の補正につきましては、小学校就学援助事業・特別支援就学奨励事業といたしまして、対象人数の増加や給食費の単価上昇をしたことによりまして、予算が不足をいたしますのでお願いをするものでございます。
30ページをお願いをいたします。
社会教育総務費74万7,000円の補正につきましては、人件費補正の45万3,000円の減額補正を含めまして、文化財保全事業120万円の補正をお願いするもので、国・府・市指定文化財などの保全、修理等の補助を行うもので、対象箇所の増加により予算が不足をいたすものでございます。
次の図書館費1億176万1,000円の補正につきましては、人件費補正の176万1,000円を含めましてお願いするもので、別途議案でもお願いをいたしておりますが、東京在住の佐藤八重子氏より1億円の寄附がございましたので、寄附者の意向により、子ども読書活動の振興を図るための基金を設置するために積み立てを行うものでございます。
以上で歳出の説明を終わらせていただきまして、恐れ入りますが3ページへお戻りをお願いをいたします。
歳出にかかわる歳入でございますが、分担金及び負担金の総務費負担金37万3,000円の減額につきましては、豊富用水土地改良区総代選挙に係る負担金の減でございます。
次の民生費負担金の76万3,000円の減額につきましては、保育所に係ります保育料を減額するものでございます。
次に、国庫支出金、民生費国庫負担金1億1,683万2,000円につきましては、社会福祉費負担金9,228万円で、第1は自立支援給付、障害福祉サービス等に係る介護給付費で8,642万3,000円を、第2は療養介護医療費に係るもので397万7,000円を、第3は自立支援医療(更生医療費)に係るもので188万円を、次の児童福祉費負担金2,455万2,000円につきましては、保育所運営に係る支出分と広域入所に係るものでございます。
次の国庫補助金、民生費国庫補助金189万円は、生活保護システム改修に係るものでございます。
次に、府支出金、民生費府負担金5,841万4,000円につきましては、社会福祉負担金4,613万9,000円で、第1は自立支援給付、障害福祉サービス等に係る介護給付費で、4,321万1,000円を、第2は療養介護医療費に係るもので198万8,000円を、第3は自立支援医療、更生医療費に係るもので94万円を、次の児童福祉費負担金1,227万5,000円につきましては、保育所運営に係る私立分と広域入所に係るものでございます。
次の府補助金、民生費府補助金につきましては、社会福祉補助金1,134万7,000円で、第1は福祉医療費母子支給に係るもので224万8,000円を、第2は介護基盤緊急整備事業に係る909万9,000円でございます。
次の土木費府補助金420万円は、地籍調査事業に係るものでございます。
4ページをお願いをいたします。
寄附金、土木費指定寄附金801万3,000円につきましては、土19号線道路舗装改良事業に係ります負担付き寄附金であります。
次の教育費指定寄附金1億円につきましては、佐藤八重子記念子ども読書活動振興基金に係るものでございます。
市債、教育債、小学校事業債290万円につきましては、小学校のバリアフリーに係るものでございます。
繰越金1億2,579万7,000円は、繰越金を補正財源とするものでございます。
以上によりまして、一般会計は1ページから2ページにかけましての総括のとおり、総額に歳入歳出ともに4億2,825万7,000円を追加をいたしまして、予算の総額を歳入歳出ともに446億8,599万6,000円とするものでございます。
続きまして、特別会計の補正予算についてでありますが、40ページをお願いをいたします。
議第66号、平成24年度福知山市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、療養給付費等国庫負担金が超過交付を受けており、超過額が確定をいたしましたので、償還金7,907万6,000円を繰越金により補正を行うものでありまして、37ページから38ページにかけましての総括のとおり、総額に歳入歳出ともに7,907万6,000円を追加をいたしまして、歳入歳出予算の総額を歳入歳出ともに82億3,957万6,000円とするものでございます。
44ページをお願いをいたします。
議第67号、平成24年度福知山市
介護保険事業特別会計補正予算(第2号)、保険事業勘定につきましては、介護認定審査会に係ります介護保険システム改修に伴います経費につきまして、一般会計からの繰入金を財源といたしまして補正を行うものでございまして、41ページから42ページにかけましての総括のとおり、総額に歳入歳出ともに80万円を追加をいたしまして、歳入歳出の総額を歳入歳出ともに69億8,739万5,000円とするものでございます。
次の48ページの介護サービス事業勘定におけます居宅介護支援事業費303万3,000円の補正につきましては、介護予防サービス計画作成事業としてお願いをするもので、計画作成件数の増加に伴うものでございます。
財源につきましては、47ページのとおり、居宅支援サービス計画費収入303万3,000円により行うことといたしまして、45ページから46ページにかけましての総括のとおり、総額に歳入歳出ともに303万3,000円を追加をいたしまして、歳入歳出の総額を歳入歳出ともに3,431万8,000円とするものでございます。
52ページをお願いをいたします。
議第68号、平成24年度福知山市
地域情報通信ネットワーク事業特別会計補正予算(第1号)につきましては、事業費、施設管理費2,676万円の補正につきまして、「e−ふくちやま」保守管理事業としてお願いをするもので、大江町内の由良川堤防改修に伴う電柱移転により、光ファイバーの敷設がえに要する経費でありまして、51ページの歳入のとおり、一般会計からの繰入金により実施をするものでございます。
以上によりまして、49ページから50ページにかけましての総括のとおり、総額に歳入歳出ともに2,676万円を追加をいたしまして、歳入歳出の総額を歳入歳出ともに5億166万円とするものでございます。
53ページをお願いをいたします。
議第69号、平成24年度福知山市
ガス事業会計補正予算(第1号)につきましては、事業収益の補正では、ガス供給量の見直しに伴いますガス売り上げの補正を1,420万8,000円、また事業譲渡に伴いますその他特別利益の補正を12億3,837万3,000円行うものであります。事業費用の補正では、輸入原料価格の高騰に伴います原料費、使用ガス費の補正を6,074万円行いますとともに、54ページの課税売上、課税仕入れの補正に伴います消費税及び地方消費税の補正を5,201万5,000円行うものでございます。資本的支出の補正では、事業譲渡に伴う企業債償還金の補正を11億8,400万円とするものでございます。
この結果、事業収益では12億5,258万1,000円増額し、20億4,314万円とし、事業費用では1億1,275万5,000円を増額し、8億7,447万5,000円とするものでございます。
また、資本的支出では11億8,400万円を増額し、13億9,348万円とするものでございます。
さらに、棚卸資産購入限度額を4億263万円とするものでございます。
63ページをお願いをいたします。
議第70号、平成24年度福知山市
水道事業会計補正予算(第1号)につきましては、
公営企業会計制度改正に対応可能な会計システムへの移行のため、収益的支出の補正を行うものでございまして、事業費用に520万円増額し、13億6,597万6,000円とするものでございます。
71ページをお願いをいたします。
議第71号、平成24年度福知山市
下水道事業会計補正予算(第2号)につきましては、平成23年度下水道事業特別会計の打ち切り決算により発生をいたしました未収金、未払い額の額が確定したことによりまして、72ページの3予算第4条の2に定めました特例的収入及び支出で、特例的収入2億4,898万9,000円。特例的支出3億2,789万2,000円とするものでございます。
なお、74ページにつきまして、当初予算では予定開始貸借対照表といたしておりましたが、数値の確定に伴いまして開始貸借対照表に改めるものでございます。
以上で補正予算の説明を終わらせていただきまして、次に条例関係等につきましてご説明を申し上げます。
恐れ入りますが、議案書の21ページをお願いをいたします。
議第72号、福知山市職員定数条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、職員の定数の改正等に伴いまして、所要の規定の整備を行うものでございます。
主な内容といたしましては、条文中の「ガス水道部」を「上下水道部」に、「
ガス水道事業管理者」を「上下水道事業管理者」に改めますともに、本市の職員の計を1,533人から1,423人に改めるものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしております。
23ページをお願いをいたします。
議第73号、福知山市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得または処分に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、議会の議決に付さなければならない財産の取得または処分の金額を4,000万円から2,000万円に改めるものでございます。
この条例は、平成25年1月1日から施行することといたしております。
25ページをお願いをいたします。
議第74号、福知山市
暴力団排除条例の制定についてでありますが、暴力団排除のための施策を推進するため、条例を制定するものでございます。
第1条ではこの条文の目的を、第2条では定義を、26ページの第4条では市の責務を、さらに第5条では市民等の責務を、27ページの第9条では、市が設置をいたしました公の施設の使用の不承認等の規定を、第10条では公共工事からの暴力団排除の規定をいたしております。
29ページの第17条で、この条例に定めるもののほか、この条例の施行に必要な事項は規則で定めることといたしております。
第18条、第19条では罰則に関する条項であります。
この条例につきましては、平成25年4月1日から施行することといたしております。
31ページをお願いをいたします。
議第75号、福知山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域主権改革における廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部改正に伴い、第19条で技術管理者の資格として一般廃棄物処理施設に置く技術管理者の資格を条例で規定することといたしたものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしております。
33ページをお願いをいたします。
議第76号、福知山市
国民健康保険診療所条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市国民健康保険金山診療所の閉鎖に伴い、福知山市国民健康保険診療所から金山診療所を削ることとしたものでございます。
この条例は、公布の日から施行することといたしております。
35ページをお願いをいたします。
議第77号、福知山市病院事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、予算に定めなければならない財産の取得または処分の金額を4,000万円から2,000万円に改めるものでございます。
この条例は、平成25年1月1日から施行することといたしております。
37ページをお願いをいたします。
議第78号、福知山市ガス事業の譲渡に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についてでありますが、福知山市ガス事業の譲渡に伴い、第1条の福知山市旅費支給条例から、39ページの第12条の福知山市債権管理条例までの12条例について、ガス事業を削除し、管理者の名称及び部の名称を改めるものでございます。
この条例は平成25年4月1日から施行することといたしております。
41ページをお願いをいたします。
議第79号、福知山市下水道条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域主権改革における下水道法の一部改正等に伴い、所要の規定の整備を行うもので、第3条の2から第3条の7までにおきまして、公共下水道の構造の技術上の基準及び終末処理場の維持管理に関する基準について条例で規定することとしたものでございます。
また、43ページの中ほどの第4条第1項第3号中の文言を整理するものでございます。
この条例は平成25年4月1日から施行することといたしておりますが、附則の第2項で経過措置を設けております。
45ページをお願いをいたします。
議第80号、福知山市ガス事業、水道事業及び下水道事業の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市ガス事業の譲渡等に伴いまして、所要の規定の整備を行うものでございまして、第4条では、ガス事業の譲渡に伴いガス事業の設置に関する規定を削ることとし、牧川筋簡易水道の上水道統合に伴い、水道事業におけます給水人口及び給水能力を改めるものでございます。
46ページをお願いをいたします。
第6条の2では、資本剰余金の処分について規定をするものでございます。
第7条では、財産の取得等において予算に定めなければならない額を4,000万円から2,000万円に改めることとし、ガス事業の譲渡に伴い文言の整理を行うものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしておりますが、第6条の2、第7条の規定につきましては、平成25年1月1日から施行することといたしております。
47ページをお願いをいたします。
議第81号、福知山市
水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域主権改革における水道法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うもので、第2条では福知山市ガス事業の譲渡によります管理者の名称の変更に伴います文言の整理を行うものでございます。
第48条、それから49ページから50ページにかけましての第49条、そして50条につきましては、水道布設工事の監督者の配置基準、資格基準及び水道技術管理者の資格基準について条例で規定することしたものでございます。
別表第1につきましては、牧川筋簡易水道の上水道統合によりまして、給水区域を変更するものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしております。
51ページをお願いをいたします。
議第82号、福知山市
簡易水道設置条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、牧川筋簡易水道の上水道への統合に伴いまして、簡易水道から牧川筋簡易水道の項を削るものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしております。
53ページをお願いをいたします。
議第83号、福知山市
簡易水道供給条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、地域主権改革における水道法の一部改正に伴い、所要の規定の整備を行うもので、第4条中におきまして水道布設工事の監督者の配置基準、資格基準及び水道技術管理者の資格基準につきまして、条例で規定をしたものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしております。
55ページをお願いをいたします。
議第84号、福知山市
ガス供給条例等を廃止する条例の制定についてでありますが、福知山市ガス事業を譲渡するため、福知山市ガス供給条例、福知山市簡易ガス供給条例、福知山市天然ガスエコステーション条例を廃止をするものでございます。
この条例は、平成25年4月1日から施行することといたしております。
57ページをお願いをいたします。
議第85号、福知山市
佐藤八重子記念子ども読書活動振興基金条例の制定についてでありますが、福知山市佐藤八重子記念子ども読書活動振興基金を設置するため、条例を制定するものでございます。
59ページをお願いをいたします。
議第86号、福知山市
学習等供用施設条例の一部を改正する条例の制定についてでありますが、福知山市南天田集会所の廃止に伴い、別表、福知山市南天田集会所の項を削るものでございます。
この条例は、公布の日から施行することといたしております。
61ページをお願いをいたします。
議第87号、負担付き寄附の採納についてであります。
寄附の目的につきましては、土19号線道路舗装改良に要する経費に充てるためで、寄附の内容につきましては、寄附金801万2,500円を採納するものでございます。
寄附者は福知山市字土1025番地、土森林組合組合長理事、田中 稔氏、福知山市字土1098番地、土農業基盤整備組合組合長 田中正司氏であります。
寄附の要件は、市道・市管理河川整備にかかる負担付きの寄附採納基準によるものでございます。
63ページをお願いをいたします。
議第88号、公の施設に係る指定管理者の指定期間の変更についてであります。
福知山市南天田集会所の指定管理者の指定期間につきまして、現行の指定期間平成21年4月1日から平成26年3月31日までを、平成21年4月1日から平成24年12月21日までに変更するものでございます。
65ページをお願いをいたします。
議第89号、損害賠償の額についてであります。
平成24年8月21日、福知山市夜久野町小倉地内の国道9号において、市公用車が自動車と衝突したことによる相手方の損害を賠償するものでございます。損害賠償額は60万6,034円であります。
67ページをお願いをいたします。
議第90号、専決処分の承認について、地方自治法第179条第1項の規定により、平成24年度福知山市
一般会計補正予算(第3号)につきまして専決処分をいたしましたので、承認を求めるものでございます。
内容につきましては、平成24年11月16日の衆議院解散を受けまして、衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査を執行するため、次の1ページのとおり、歳入歳出それぞれ4,716万8,000円を追加をいたしまして、歳入歳出それぞれ442億5,773万9,000円とするものでございます。
69ページをお願いをいたします。
報第6号の損害賠償の額について、地方自治法第180条第1項の規定により専決処分をいたしましたので、同条第2項の規定により報告をするものでございます。
次のページをお願いをいたします。
専決第3号では、平成24年7月6日、福知山市立成和中学校において、同校サッカー部の練習でグラウンドのフェンスを飛び越えたサッカーボールが車両を損傷させたことによります相手方の損害を賠償するもので、損害賠償額は7万6,067円であります。
3ページをお願いをいたします。
専決第4号では、平成24年8月7日、救急活動中に玄関扉に担架を接触させて、玄関扉を損傷させたことによります相手方の損害を賠償するものでございます。損害賠償額は4万2,525円であります。
5ページをお願いをいたします。
専決第5号では、平成24年8月26日、福知山市立成和中学校において、親子美化作業中に宅地フェンスに接触しこれを損傷させたことなどによる相手方の損害を賠償するもので、損害賠償額は4万円でございます。
以上で上程をされました議案につきましての説明を終わらせていただきます。よろしくご審議を賜りますようお願いを申し上げます。
○(
野田勝康議長) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
これをもちまして、本日の議事日程は終了をいたしました。
次回は来る12月11日午前10時から本会議を開きます。
それまで議案熟読のため、休会といたします。
なお、一般質問の通告締め切りは明4日正午となっておりますので、期限までに通告書の提出をお願いをいたします。
それでは、本日はこれをもって散会といたします。
なお、本日午後から議会運営委員会、各派幹事会、常任委員長協議会を順次開催いたしたいと思います。時間は追ってお知らせをいたします。
本日は大変ご苦労さまでございました。
午前11時56分 散会...