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平成20年第1回定例会(第1号 3月 3日)

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  1. 福知山市議会 2008-03-03
    平成20年第1回定例会(第1号 3月 3日)


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    平成20年第1回定例会(第1号 3月 3日)            平成20年第1回福知山市議会定例会会議録(1)                平成20年3月3日(月曜日)                  午前10時00分 開会   〇出席議員(32名)       1番  稲 垣 司 郎       2番  池 田 雅 志       3番  福 島 慶 太       4番  吉 見 光 則       5番  奥 藤   晃       6番  細 見 秀 樹       7番  塩 見 卯太郎       8番  木 戸 正 隆       9番  審 良 和 夫      10番  杉 山 金 三      11番  大 谷 洋 介      12番  大 西 敏 博      13番  武 田 義 久      14番  野 田 勝 康      15番  谷 口   守      16番  高 宮 辰 郎      17番  高 宮 泰 一      18番  吉 見 純 男      19番  中 島 英 俊      20番  和 田   久      21番  松 本 良 彦      22番  井 上 重 典      23番  塩 見   仁      24番  今 次 淳 一
         25番  芦 田   廣      26番  竹 下 一 正      27番  芦 田 弘 夫      28番  加 藤 弘 道      29番  荒 川 浩 司      30番  足 立   進      31番  仲 林 清 貴      32番  永 田 時 夫 〇欠席議員          な   し 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長        髙 日 音 彦   副市長      山 段   誠   副市長       梶 村 誠 悟   企画管理部長   松 田   規   総務部長      塩 見 康 郎   総務部理事    村 上 政 彦   環境政策部長    足 立 恵次郎   保健福祉部長   溝 尻 憲 章   健康推進室長    藤 村 久 樹   市民人権部長   塩 見 誠 二   人権推進室長    芦 田 豊 文   農林部長     藤 田 重 行   商工観光部長    岡 田 勝 一   土木建築部長   桐 村 俊 昭   下水道部長     足 垣 克 己   会計管理者    一 井 晴 機   財政課長      長 坂   勉   消防長      土 家   潔   ガス水道事業管理者 芦 田   昭   ガス水道部長   岩 城 一 洋   病院事業管理者   香 川 惠 造   市民病院事務部長 西 川 典 行   教育委員長     藤 林   稔   教育長      大 嶋 正 徳   教育部長      畠 中 源 一   教育委員会理事  西 山 直 樹   選挙管理委員長   足 立 昭 彦   監査委員     垣 尾   満 〇議会事務局職員出席者   局長        芦 田 俊 朗   次長       鎌 田 孝 司 〇議事日程 第1号 平成20年3月3日(月曜日)午前10時開議   市会報第1号  平成19年福知山市事務報告書の提出について   市会報第2号  例月出納検査の結果報告について   第 1  会期の決定について   第 2  議第57号  第4次福知山市総合計画基本構想の策定について                (委員長報告から採決)   第 3  議第64号  平成20年度福知山市一般会計予算        議第65号  平成20年度福知山市国民健康保険事業特別会計予算        議第66号  平成20年度福知山市国民健康保険診療所費特別会計予算        議第67号  平成20年度福知山市と畜場費特別会計予算        議第68号  平成20年度福知山市簡易水道事業特別会計予算        議第69号  平成20年度福知山市下水道事業特別会計予算        議第70号  平成20年度福知山市宅地造成事業特別会計予算        議第71号  平成20年度福知山市休日急患診療所費特別会計予算        議第72号  平成20年度福知山市公設地方卸売市場事業特別会計予算        議第73号  平成20年度福知山市老人保健医療事業特別会計予算        議第74号  平成20年度福知山都市計画事業福知山駅南土地区画整理               事業特別会計予算        議第75号  平成20年度福知山市農業集落排水施設事業特別会計予算        議第76号  平成20年度福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特               別会計予算        議第77号  平成20年度福知山都市計画事業福知山駅周辺土地区画整               理事業特別会計予算        議第78号  平成20年度福知山市介護保険事業特別会計予算        議第79号  平成20年度大江都市計画事業河守土地区画整理事業特別               会計予算        議第80号  平成20年度福知山市下夜久野地区財産管理会特別会計               予算        議第81号  平成20年度福知山市後期高齢者医療事業特別会計予算        議第82号  平成20年度福知山市ガス事業会計予算        議第83号  平成20年度福知山市水道事業会計予算        議第84号  平成20年度福知山市病院事業会計予算        議第85号  福知山市における法令遵守の推進等に関する条例の制定に               ついて        議第86号  福知山市有線テレビジョン放送施設条例の制定について        議第87号  福知山市三和町運動広場条例の一部を改正する条例の制定               について        議第88号  学校教育法等の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例               の整理について        議第89号  特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する               条例の一部を改正する条例の制定について        議第90号  福知山市長及び副市長並びにガス水道事業管理者の給与に               関する条例の一部を改正する条例の制定について        議第91号  福知山市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部               を改正する条例の制定について        議第92号  福知山市行政財産使用料条例の一部を改正する条例の制定               について        議第93号  福知山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部を改正               する条例の制定について        議第94号  福知山市後期高齢者医療に関する条例の制定について        議第95号  福知山市国民健康保険条例の一部を改正する条例の制定に               ついて        議第96号  福知山市介護保険条例の一部を改正する条例の一部を改正               する条例の制定について        議第97号  福知山市千年の森ふるさと寄附金条例の制定について        議第98号  福知山市農業委員会に関する条例の一部を改正する条例の               制定について        議第99号  福知山市下水道条例の一部を改正する条例の制定について        議第100号 福知山市水道事業給水条例の一部を改正する条例の制定に               ついて        議第101号 福知山市簡易水道供給条例の一部を改正する条例の制定に               ついて        議第102号 福知山市ガス供給条例の一部を改正する条例の制定につい               て        議第103号 福知山市道路占用料条例の一部を改正する条例の制定につ               いて        議第104号 福知山市都市公園条例の一部を改正する条例の制定につい               て        議第105号 福知山市立学校設置条例の一部を改正する条例の制定につ               いて        議第106号 福知山市夜久野町体育施設条例の一部を改正する条例の制               定について        議第107号 財政調整基金の繰入れについて
                      (提案理由の説明)   第 4  予算審査特別委員会の設置について ◎午前10時00分  開会 ○(加藤弘道議長)  定足数に達しておりますので、ただいまから平成20年第1回福知山市議会定例会を開会し、これより本日の会議を開きます。  本日、市長から、議第64号、平成20年度福知山市一般会計予算ほか43件の議事事件の送付がありました。  また、市長から平成19年福知山市事務報告書がまいっております。お手元に配付いたしておりますので、お目通しおき願います。  次に、監査委員から、例月出納検査の結果報告がまいっております。その写しをお手元に配付いたしておりますので、お目通しおき願います。  次に、平成20年中における議事説明員として通知がありました者の職、氏名を一覧表としてお手元に配付いたしておりますので、ご承知おき願います。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。  次に、会議録署名議員の指名を行います。  会議規則第128条の規定により、7番、塩見卯太郎議員、10番、杉山金三議員、以上の両議員にお願いいたします。 ◎日程第1  会期の決定について ○(加藤弘道議長)  それでは、日程第1に入ります。  会期の決定についてを議題といたします。  お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から来る3月28日までの26日間といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  ご異議なしと認めます。  よって、本定例会の会期は、本日から26日間と決定いたしました。 ◎日程第2  議第57号 第4次福知山市総合計画基本構想の策定について ○(加藤弘道議長)  次に、日程第2に入ります。  継続審査になっておりました議第57号、第4次福知山市総合計画基本構想の策定についてを議題といたします。  審議に先立ち、総合計画審査特別委員長から、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。  総合計画審査特別委員長。 ○(松本良彦総合計画審査特別委員長)  (登壇)  おはようございます。  平成19年第5回福知山市議会定例会において、総合計画審査特別委員会に付託され、継続審査となっておりました議第57号、第4次福知山市総合計画基本構想の策定について、去る1月24日、25日、28日の3日間にわたり、委員会を開催し、慎重に審査をいたしました。その主な経過の概要と結果についてご報告申し上げます。  最初に、市長から基本構想の概要について説明を受けました。  第4次福知山市総合計画は、平成17年3月に合併協議会において策定された新福知山市まちづくり計画、いわゆる新市建設計画に基づき、本市の将来あるべき都市像を明らかにし、市民福祉の向上のために必要な諸施策を体系化し、総合的・計画的なまちづくりを進めるための指針を定めるものである。  本市は、合併以降「21世紀にはばたく北近畿の都福知山」を基本理念に、福知山駅周辺整備、道路網整備、「e-ふくちやま」の推進をはじめ、(仮称)北近畿の都センターや学校給食センター、また総合防災センター整備に向けて取り組みを進めているところであり、これらの事業展開は、本市の発展に大きく寄与するものと考えている。  さらに、昨年8月には、丹後天橋立大江山国定公園の指定を受け、本市の千年の森づくりに大きな弾みとなった。  しかし、今後、社会情勢が急激に変化する今日、本市は地方分権に対応した行財政システムの確立、少子高齢化・人口減少社会への対応、市民と行政との新たな協働体制の構築など、これまで以上に変革が求められている。合併後初めての総合計画の策定には、厳しい行財政の中でいかに多様化する社会問題や地域課題に対応するのか、市民一人一人の積極的なまちづくりへの参画を通じて、ともに考え、総力を結集して、魅力あるまちづくりを推進する必要がある。  こういった点を踏まえ、今回の第4次福知山市総合計画には、二つの大きな特性がある。  一つ目は、計画期間をこれまでの10年間から8年間に短縮したこと。これは、本総合計画が平成17年3月に策定された新市建設計画を基本とした計画であることから、その計画期間が終了する平成27年度にあわせた取り組み内容とするものである。  二つ目の特性としては、事務事業の成果指標として目標数値を定めたこと。これは、前期計画期間の施策の大綱に成果指標となる目標数値を設定し、市民とともに北近畿の都づくりを進める上での目標を共有するものである。  平成20年度を初年度とする第4次福知山市総合計画は、北近畿の都づくりへの挑戦であり、その源は、ふるさと福知山への郷土愛に支えられた人・地域・自然を次代につなぐ展望と行動であるとの説明を受けました。  次に、担当部長より、基本構想の総論及び基本構想について、また、基本計画についての説明を受け、審査を行いました。  それでは、その主な質疑、意見について申し上げます。  まず、基本構想について、委員より、構造改革路線により格差と貧困の問題、ワーキングプアなど、社会保障制度に大きな影響を及ぼしているが、そのことが触れられていないことについての質疑に対して、理事者からは、全国的に確かにそのような社会情勢もあるが、本市において一番重要なことは人口減少社会への対応であると考えている。新市建設計画の中でも北近畿の中心都市を大きな課題として掲げ、その方向性を重視して作成しており、具体的施策の実施に当たっては、十分格差等も認識して展開を進めていくとの答弁がありました。  また、委員から、健全な財政運営をどのように進めていき、市民の要望にこたえていくのかとの質疑に対しては、理事者から、財政計画については、健全財政を基本に、財政の厳しい中で事業を進めていかねばならず、今回の総合計画は新市建設計画に基づいた総合計画であり、新市建設計画時に策定した財政計画をベースにし、国の施策や交付税の変化により、見直しやローリングをしていく必要がある。また、繰上償還も行い、健全な財政運営を進めていくとの答弁がありました。  さらに、委員から、世界共通の課題として二酸化炭素削減の問題があるが、温暖化対策の表現が出ていない、との質疑に対し、地球温暖化は大きな課題であり、基本計画において、人と自然が共生するまちづくりの、自然環境の保全や循環型社会形成の推進の中で方向性を出しているとの答弁がありました。  他には、合併により広域となった新市の地域内分権を推進していくべきではないか、また、審議会など行政の情報公開を強化すべきでは、との意見や要望もありました。  次に、基本計画についての主な質疑、意見を申し上げます。  「人・物・情報が行き交う交流・連携のまちづくり」の関係では、委員の道路交通網の整備促進の基本的な考えについての質疑に対し、理事者からは、国道9号の4車線化が必要であり、地元と一体となって改修促進を進めている。  また、国道429号の榎トンネルの整備は本市の最優先課題であり、幹線道路の整備は市外からの流入人口の増加に大きなウエイトを占めているとの答弁がありました。  さらに、委員の国道9号4車線化のほかに、歩道の設置や通行者の安全確保、また未整備区間の整備も重要なのでは、との質疑に対し、理事者から、道路整備は医療と密接な関係があり、特に京都府北部は、現在医療の過疎地となっている。第3次医療機関は京都市内しかなく、国道9号の整備は人の命を大切にすることにつながるもので、あわせて歩道整備もやっていくよう要望していきたいとの答弁がありました。  その他、地域交通体系の整備に関して、公共交通の活性化法に基づいた公共交通の総合連携も視野に入れて、地域住民の移動手段の確保も図っていくべきでは、との意見や要望もありました。  「地域の個性と資源を生かす農林業と観光のまちづくり」の関係では、委員の農村経済の振興に関して、農林業者の経済の自立・充実ができれば振興につながるのでは、との質疑に対して、本市農地の9割が水田であり、水田農業の振興を図っている。米、お茶、京野菜のブランド商品の生産を拡大するとともに、地域内特産品の商品化を図りたい。担い手農家の育成では、他の産業並みの所得を得るために、認定農家、法人組織を育成し、生産性の向上を図り、個人・法人を問わず、できるだけ経営を営む形態を多く育成していきたいとの答弁がありました。  「雇用が広がる産業創造のまちづくり」の関係では、商業振興において、商店街の活性化のためには、個々の商店の活力が大事であり、福知山駅前には(仮称)北近畿の都センターが建設予定だが、こうした拠点施設へ集まる人が商店街へ流れるような施策が必要ではないか、また、まちなかに大きな駐車場の設置が必要では、との質疑に対し、理事者から、中心市街地の活性化については、中心市街地活性化基本計画を策定し、協議を重ねている。人がまちなかへ流れるようにするためには、福知山駅・福知山城・ポッポランドを核として商店街へ流れるような施策を展開していきたい。また、駐車場対策については、昨年1月に商工会議所を中心とした中心市街地活性化協議会で検討会を立ち上げられ、中心市街地の一定規模以上の駐車場で利用の利便を図る(仮称)どこでもパーキング事業の提案もいただいており、十分に意を用いていきたいとの答弁がありました。  「地域で支えるみんなにやさしい健康・福祉のまちづくり」の関係では、保育サービス・施設の充実の中で大江町4保育園の統合を進めるとあるが、保育サービスや施設の充実はどのようにするのか、との質疑に対し、第4次行政改革の中で、旧市域の公立保育園6園は、公設民営化を検討し、旧町域の10保育園は統合を進めていくとしている。  大江町の保育園については、旧大江町での過疎計画を新市に引き継ぎ、その中で統合に向けた計画も立てられており、有効な財源である過疎債の期限もある中で、4保育園についての取り組みを進めていき、施設整備と保育サービスの充実を図っていかなければならないとの答弁がありました。  また、委員より、児童館の活用・運営の中で特色ある児童館について質疑があり、理事者から、児童館を子育て支援の場として充実させていくことが必要であり、福知山市次世代育成支援行動計画の中にも児童館を子供の育成や交流の場として利用促進を図ると記載している。地域性も違うので、それぞれの特性を生かし事業展開し、また子育て支援センター的な機能を持たすことができないか、検討していきたいとの答弁がありました。  「人と自然が共生する安心・安全・快適環境のまちづくり」の関係では、集落再編も含めた集落自治の維持と組織の見直しとあるが、集落再編とは何か、行政主導による再編か、との質疑に対し、この集落再編とは、集落を超えて数集落を一つとした農区組織や営農組織を単位とした広域的な連携で考えている。また、自治組織の見直しについては、地元発意により出てくるものであり、行政が主体となるべきものではないと考えるとの答弁でありました。  「魅力ある人とまちを創り出す教育・文化のまちづくり」の関係では、委員の義務教育9年間を見通した教育課程による小中一貫教育の検討についての質疑に対し、現在、小学校から中学校への進学時に学習面、生活面で不適応を起こしている児童・生徒が多く見られるため、国の教育再生会議で、小学校から中学校へのスムーズな方策として、9か年という義務教育の中で、さまざまな教育効果が期待できる制度として考えられたものである。  また、委員の学校教育の充実について、本市の学校の基本的な考え方は、1村1校であり、農村地域は学校がよりどころであったが、学校がなくなった地域に対しての施策は、との質疑に、福知山市学校教育審議会を立ち上げて、適正規模、適正配置については検討していきたい、統合後のことは住民の方の思いを十分に聞き取った上で、行政と住民が一体となって取り組んでいかなければならないとの答弁がありました。  「住民が主体となる人権尊重・住民自治のまちづくり」の関係では、委員から地域コミュニティ強化、再生に対する具体的な活動支援についての質疑に、理事者からは、地域における人と人とのつながりが弱くなっていると言われており、それを何とか取り戻そうと、京都府でも地域力の再生事業といった新たな展開をされており、本市としても個別の内容に応じた支援を進めていきたいとの答弁がありました。  「地方分権社会に対応した行財政効率の高いまちづくり」の関係では、委員から、行政と民間が対等な立場で競争入札に参加する「市場化テスト」についての質疑があり、理事者から、国からの通知では、住民異動登録、住民票発行業務など24項目の窓口業務が挙げられており、現在、国で一定の整理を行っているとの答弁がありました。  以上で、審査を終わり、討論を経て、採決の結果、議第57号は賛成多数で原案承認可決であります。  以上をもちまして、総合計画審査特別委員長の報告を終わります。 ○(加藤弘道議長)  以上で、委員長報告は終わりました。  委員長報告に対する質疑は省略いたします。  これより討論に入ります。  初めに、委員長報告に対する反対の討論はありませんか。  31番、仲林清貴議員。 ○31番(仲林清貴議員)  (登壇)  日本共産党市会議員団を代表いたしまして、ただいま委員長報告にありました議第57号、第4次福知山市総合計画基本構想の策定に対する反対の討論を行います。  今回の総合計画は、合併に伴い多くの時間をかけて議論をしてきた新市建設計画をもとに、今後の8年間の福知山市の市政の方向を決めるものとなります。  今回の審査を通じまして、確かに総合計画の中には、市民の願いを取り上げ、その実現に向けて方向づけをされたものがございます。例えば、保健福祉センターや市民病院の拡充、子育て支援、図書館行政の拡充など、積極的な施策が盛り込まれていることは事実でありますが、その意味で住民の願いに基づいた計画としては一定評価できるものであります。  しかし、一方でこの計画で、市民の暮らしを守ることができるのか。市民の願いにしっかりとこたえた計画なのかと言われると、疑問が残ります。また、限られた予算とは言え、それぞれの計画の内容に不十分であると言わざるを得ないものもあります。とはいえ、そういった不十分さではなく、計画の基本的な部分で、今の市民の暮らしの実態や、暮らしの願いから考えて、どうしても賛同できないものがあります。  その第1は、構造改革による格差と貧困がつくり出され、社会保障が連続して改悪されてきた中で、市民の暮らしを何よりも応援するという立場で計画が打ち出されていないという問題であります。  例えば、国民健康保険の事業でありますが、委員会の答弁では、相互扶助の精神で負担をお願いすると言われています。これまでもその立場をとってきたことによって、滞納者が増加をし、払いたくても払えない国保料、病気になっても安心して医療にかかれないという事態を残念ながらつくり出してきています。健康や命にかかわる重大な問題、この問題で計画の姿勢があらわれているのではないでしょうか。  また、地域経済とも関連してでありますが、商業施策の中で、委員会の中でも共存共栄という言葉が今なお強調されています。しかし、ジャスコ出店のときにも、共存共栄と言われ続けましたが、その結果がどうでしょうか。結果的には、市街地や商店街の空洞化が進んだことを目の当たりにしているわけでありますから、この共存共栄では、市内商業を守れないのは明らかではないでしょうか。  今、計画に求められているのは、やはり住民の暮らし、地域経済の活性化であります。その立場に立てない計画に賛同することはできません。  第2の問題は、従来から指摘している人権行政についてであります。これまでの人権行政は、抜本的に見直しが行われていない問題があります。第7章第3節では、同和対策事業でつくられた人権ふれあいセンターや児童館、教育集会所などの一般施策化が何一つ触れられておりません。また、記載されている具体的な事業は、人権推進室の事業にほぼ限られています。人権推進室のあり方も含めて、抜本的な見直しを求めておきたいと思います。  以上が、反対する主な理由であります。  最後になりましたが、贈収賄事件が今、市民的な最大の関心事となっておりますが、残念ながらこの問題が明らかになっていない中での総合計画案の審査となりました。この問題が市政に与える影響は、はかり知れない中、当然のこととして、市行政への信頼を獲得し、市民を応援する市政の展開を強く求めて、反対の討論といたします。 ○(加藤弘道議長)  次に、賛成の討論はありませんか。  9番、審良和夫議員。 ○9番(審良和夫議員)  (登壇)  新政会の審良和夫です。私は、会派を代表して、ただいま委員長報告が行われました議第57号、第4次福知山市総合計画計画基本構想の策定についてに対し、賛成の立場で討論を行います。  本計画は、新しい福知山市の速やかな一体性の確立と地域の個性を生かした均衡ある発展をめざして策定され、本市の将来あるべき望ましい姿を設定し、その実現に向け、市民とともに生活向上に必要な努力目標を体系化し、総合的・計画的なまちづくりの指針となっております。  計画の策定に当たっては、地方自治法第2条第4項の定めにより、平成18年1月1日の合併で定められた新市建設計画を基本とし、1市3町のこれまでの総合計画の大きな成果や、今後の課題を踏まえ、策定されたものであり、本市の特性を十分発揮できるものと思います。  少子高齢化の現在、地方分権や国際化、情報化の進展の中、的確な連携の把握と課題の分析がされ、それにより、基本方針を定め、主要事業を決定されるなど、地域の実状を踏まえ、「21世紀にはばたく北近畿の都福知山」にふさわしい、格調高く、品格ある計画になっております。  また、本計画には目標数値となる成果指数が定められ、事業のねらいとするところや、実効性がよりわかりやすく示されたものと考えます。地方分権推進法第1条に、国民がゆとりと豊かさを実感できる社会を実現するとありますが、まさしく本計画は、福知山市の将来を見据え、全市民の幸せと心の豊かな社会、そして安心・安全の生活が担保された計画であり、その内容は、4つの基本理念に基づき、8つの基本方針を示して、広範囲・多岐にわたり、きめ細やかな施策が挙げられており、そのいずれも市民主権の平等・公平の精神のもと、福知山市発展を願い、作成をされております。  そうした観点から、私は議第57号、第4次福知山市総合計画基本構想の策定についてに対し、真の賛意をあらわすものであります。  なお、3日間の委員会審査に当たり、多くの議員の質問に対し、親切丁寧にご答弁いただき、議員の声を真摯に受けとめ、文言の追加や整理、表現の統一等検討を加えていただいた理事者に対し感謝するとともに、今後も市民の目線の市政展開となりますことをお願いいたします。  最後に、本計画が絵にかいたもちとならぬよう、市民と行政が一体となった協働のまちづくりを進めていくことの重要性を申し添え、本計画の実現によって、将来の10万都市福知山市を期待して、私の賛成討論を終わります。 ○(加藤弘道議長)  次に、反対の討論はありませんか。  29番、荒川浩司議員。 ○29番(荒川浩司議員)  (登壇)  無会派の荒川です。今回、提案されました議第57号、第4次福知山市総合計画基本構想の策定について、反対の討論を行います。  まず、全体的な評価としましては、基本構想全体に社会現象の厳しさが感じられない。また、委員会の中でも議論されましたが、今回の策定は、成果指標で表現したかったが、職員が追いついていないために、活動指標にとどまったとの答弁でした。  今回の資料についても、十分でないとの議員からの指摘もありました。問題なのは、職員が追いついていないから、アウトプットで表現できなかったとの言い方は、当然、合併等があったことは一定考慮しますが、これまでの福知山市の策定の進め方が社会現象に追いついていなかったあかしだと私は考えており、言いかえると行政の努力不足の不備を成果指標であらわせなかったことは大きな問題であり、いくら状況の変化によって見直しを行うと言っても、平成28年までの計画内容としては、合意できるものではありません。  また、小さな問題かもしれませんが、文化芸術会館の文字が削除された説明についても、計画の横に置いておくという極めて理解しにくい表現であったこと、そして過疎地有償運送輸送についても、この現状において指摘を入れても、明記されていないことは、不思議でなりません。  先ほども出ましたが、今回の贈収賄事件についても、関係職員とこの第4次福知山市総合計画基本構想の策定についてのかかわりは十分にあり、今、この時点でこの策定を認めるわけにはいきません。とりわけ北近畿の都センター計画は、当面、凍結することが望ましいと考えます。  しかしながら、住みよい福知山のために、この施策に取り組まれた誠意ある職員や関係者の皆さんがつくられた計画すべてを否定するものではありません。  以上のような理由をもって、反対の討論とさせていただきます。 ○(加藤弘道議長)  次に、賛成の討論はありませんか。
                    (「なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  次に、反対の討論はありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  ないようでありますから、討論を終結いたします。  これより、起立により採決いたします。  議第57号、第4次福知山市総合計画基本構想の策定について委員長の報告は原案可決であります。  委員長報告のとおり決するに賛成の議員の起立を求めます。                    (賛成者起立) ○(加藤弘道議長)  起立多数であります。  よって、議第57号は、原案のとおり決しました。 ◎日程第3  議第64号から議第107号まで ○(加藤弘道議長)  次に、日程第3に入ります。  お手元に届いております議案書の第64号、平成20年度福知山市一般会計予算から、議第107号、財政調整基金の繰入れについてまでの44議案を一括議題とし、これより提案理由の説明を求めます。  市長。 ○(髙日音彦市長)  (登壇)  平成20年度の予算案をはじめ、その他の諸議案の審議をお願いするに当たり、議員並びに市民の皆様方に本市を取り巻く情勢を展望し、市政経営について私の所信の一端を申し述べたいと存じます。  世界は今、急速に進む地球温暖化により、自然のメカニズムが壊され、その脅威にさらされており、気候変動に伴う干ばつや洪水などによる大規模な水不足、農業への打撃、自然災害の激増、特に途上国に与える影響は、貧困問題を含めて大きな問題であり、人類にとって生存そのものを脅かす最も深刻な問題になっております。また、頻発するテロとの戦い、進展を見ない中東問題や拉致問題、さらには食の安全への脅威など困難な課題をたくさん抱えておりますが、人々が安心して安全に暮らせる、真に平和な世界の速やかな到来が期待されております。  国内では、食品表示の偽装問題、年金記録問題、省庁の一連の不祥事など、倫理観の欠如に根差した事件が国民の安心・安全を脅かしています。  本市においても、去る1月22日に市の幹部職員が収賄容疑で逮捕され、市民の皆様の信頼を大きく裏切ったことは、まことに残念であり、ざんきに耐えがたく、極めて遺憾であり、二度とこのような事件が起こらないように公益目的通報制度の導入等法令遵守の、いわゆるコンプライアンスの法整備を行いますとともに、職員の意識改革に取り組んでまいります。  経済面に目を向けますと、一部に弱さが見られ、中小企業の中にも景気回復が及んでいないところもありますが、総じて企業部門の底堅さが持続し、景気回復が続くものと見込まれますが、サブプライム住宅ローン問題を背景とする金融資本市場の変動、原油価格の高騰等が与える影響については、注意深く見守る必要があります。  その見通しの中におきましても、やはり経済をめぐる情勢は依然としてばらつきが見られ、地理的条件の差に起因する避けがたい地域間格差・財政力格差が存在し、地方公共団体を取り巻く環境は引き続き厳しいものになっております。  我が国は、バブル崩壊後の長い低迷から脱却し、新しい成長へ向かう重要な時期を迎えていますが、人口減少という、これまで経験したことがない状況のもとで、これまでの人口増加と高い経済成長を前提としてきた経済制度・構造は、人口の高齢化や急速なグローバル化、世界的なIT化に対応し切れていないため、経済構造を変革し、労働生産性を大幅に上昇させていく必要があります。  人口減少時代に突入した我が国においては、地方が活力を保持することにより、食料や水などの安全保障機能が維持され、森林の保全など国土の防災・保全機能が図られ、自然環境に恵まれた暮らしができ、地域コミュニティの維持が保たれることにより、安心・安全な生活の場、ひいては次世代の人材を涵養する場がつくられることになります。  我々には、先人たちが不断の努力により築き上げてこられた魅力ある歴史・文化遺産があり、これをしっかりと継承し、今まで以上に魅力ある個性豊かなまちづくりに発展させ、次の世代につなぐ責務があります。  これからの自治体は、住民の多様化する価値観、自己実現の高まりにこたえるために、さらなる変革が求められます。  そのためには、第4次行政改革大綱にのっとり、さらなる簡素で効率的な行政システムを構築し、限られた財源を有効活用するため、選択と集中の行政経営に努めてまいります。  夢は人生の目標であります。私は、子供たちが将来に夢を抱き、だれもがあすに希望が持て、生涯にわたってともに幸せを生きる市政を進めることが、本市のあるべき姿と信じております。  私たちのまち福知山市は、交通環境に恵まれ、豊かな自然と緑に包まれています。美しいこのまちには、ここに花開いた多様な都市の営みと豊穣の大地がもたらす豊かな恵みがあります。それぞれの地域には、色として残る歴史がはぐくんだ伝統と文化が息づいており、その色を生かしながら、融合させて北近畿をリードしていく新時代に対応した創造性と魅力あふれるダイナミックな都市の実現を図ることが、私たちに求められている使命であると考えます。そのために、自然に包まれ、人々でにぎわい、心豊かに暮らすことができる「北近畿の都」を標榜し、「人・地域・自然を未来につなぐ」をキーワードに、福知山に生まれてよかった、住んでよかった、これからも住み続けたい。また、合併してよかったという実感を市民一人一人がともに感じ、さらに福知山に住んでみたいというまちづくりの実現こそが私の願いであり、使命であると心に記して、市制70年を大きな節目として、気持ちも新たに引き続き果敢に挑戦してまいる所存でございます。  さて、国及び地方財政の枠組みでありますが、国においては、人口減少や少子高齢化が進めば、将来の世代に一層重い負担がかかることは明らかであることから、国と地方の行政のむだや非効率を放置したままでは、国民に負担増を求めることができないことから、行政改革を今後とも強力に推進することとされました。  このため、行政改革推進法に基づき、民間活動の領域を拡大し、行政機構の整理・合理化を図る観点から、独立行政法人の見直し、国・地方の定数純減方針にのっとり、総人件費改革等を推進するとともに、公務員制度改革、規制改革、民間活力の活用や市場化テストの積極的な実施、公益法人制度改革等に取り組むこととなりました。また、歳出全般にわたる徹底した見直しを行い、経済情勢や税収動向を踏まえて、新規国債発行額について極力抑制されることになりました。  一方、地方財政は、地方財政計画の規模の抑制に努めても、なお平成19年度に引き続き大幅な財源不足が生じるものと見込まれ、社会保障関係経費の自然増が見込まれることに加えて、地方財政の借入金残高は、平成20年度末に197兆円と見込まれております。今後、その償還負担が高水準で続くところであり、将来の財政運営が圧迫されることが強く懸念されております。この極めて厳しい財政状況を踏まえますと、引き続き地方分権の時代にふさわしい簡素で効率的な行政システムを確立するため、徹底した行政改革を推進するとともに、歳出の徹底した見直しによる抑制と重点化を進め、歳入面でも自主財源の積極的な確保策を講じるなど、地方の再生に向けて、知恵と工夫を生かした産業振興、地域の活性化や安心・安全な生活の確保を図り、将来にわたり効率的で持続可能な財政への転換を図ることが急務であります。  次に、本市の状況でありますが、市税収入は、国内景気が回復基調から先行き不透明感を強める中、本市の産業・就労状況並びに税制改正の動向等を勘案いたしますと、引き続き個人所得の増加は望めず、一部で好調であった企業収益の伸びにもかげりが出てくるものと予測されるところであり、予算については、前年度と同程度にとどまる厳しいものと判断いたしております。また、徴収においても、移譲された税源等の重税感・負担感が影響しており、大変厳しい状況が見受けられ、今後は、従来以上に税の公平な負担を図るため、悪質な滞納は許さないという姿勢を強く貫いてまいります。また、今秋に予定されております京都府と府内市町村による税業務共同化組織となる広域連合の設立に当たっては、真に成果の上がる組織、体制づくりを求めてまいります。  他の一般財源であります地方交付税・地方道路譲与税につきましても、地方財政計画を基本に現状を加味し、歳入は最大限の計上をしておりますものの、少子化対策をはじめとする市民福祉の向上、都市再生をはじめとする生活環境整備、市民の安心・安全の確保、さらには借入金残高の累進とその償還が増高しており、経常経費の節減に努めておりますが、財源不足が生ずることとなり、財政調整基金をはじめ各種特定目的基金を活用することにより、予算を編成しましたが、総じて財政は極めて厳しい状況にあります。  このため、「第4次行政改革実施計画」集中改革プランに基づき、人件費の削減、公的補償金免除繰上償還を実施するとともに、電子入札制度を導入し、競争性、公平性を図るなど、行政改革の目標効果を十分に発揮しながら、私を先頭に全職員一丸となって、引き続き改革に取り組んでまいります。  「21世紀にはばたく北近畿の都福知山」の実現を確実なものにするため、福知山駅周辺地区が、人・もの・情報が行き交う交流拠点となるよう、(仮称)北近畿の都センターの建設に着手し、福知山駅北口広場整備や地域情報化基本構想「e-ふくちやま」の整備による電子市役所の実現に向けた取り組みや市民病院を中心にした地域医療の充実、さらに障害者・障害児に優しく、少子高齢化社会に対応できる福祉環境の整備など、グランドデザインにふさわしいまちづくりに向けた予算を編成いたしました。  その基本的な考え方について申し述べます。  一つ目は、「安心・安全で人と自然にやさしい快適なまちづくり」であります。  この美しい緑豊かな自然を後世に確実に引き継ぐためには、一人一人が環境を守り、急速に進む地球温暖化を抑止する循環型社会の構築、また世界でも類を見ないほどの急速に進行している少子高齢化に対応し、市民の大切な命を守り、だれもが生涯を通し健康で安心して暮らせる社会の構築は、まちづくりの根幹であると考えます。  二つ目は、「豊かな自然に調和した生命の息吹が聞こえるまちづくり」であります。  活力あるまちづくりは、市街地と周辺農村部双方が調和のとれた発展をめざすことであり、まちに躍動をもたらすことであります。そのためには、人・物・情報が行き交うライフスタイルの実現、広域的な地域の発展のための地域間・都市間を結ぶ広域交通網や都市基盤、産業基盤整備を促進し、治水等のインフラ整備を進めていく必要があります。さらに、雇用の創出や地域経済を活性化することが求められます。  三つ目は、「人と人とのつながりを大切にする心豊かなまちづくり」であります。  人づくりこそが、本市の明るい未来を切り開いていきます。豊かな個性と能力を持った人材を育成し、人と人のつながりを大切にできる心豊かな人間性をはぐくむ地域社会の創造に取り組み、市民一人一人が夢と希望に満ちた幸せを実感できるまちづくりこそが私どもに課せられた責務と考えております。一人一人が命の尊厳と人権を尊重し、互いを認め合い、「ともに幸せを生きる」社会の実現に取り組んでまいります。  次に、施策の大綱について申し述べます。  一つ目の「安心・安全で人と自然にやさしい快適なまちづくり」であります。  昨年、幸い本市においては、大きな災害がありませんでしたが、急速に進んでいる地球温暖化の影響で、国の内外でたび重なる災害が発生しており、災害は必ず来るを教訓に、昨年に引き続き防災行政無線による屋外拡声子局を設置いたしますとともに、地域コミュニティFM放送との連携により災害時緊急割込み放送システムを整備し、災害時の情報伝達手段のさらなる充実に努めますほか、広域避難所への災害時用備蓄倉庫の整備を引き続き整備するとともに、自主防災組織育成補助事業により住民と一体となって災害に強いまちづくりを推進してまいります。また、市民の生命と財産を守り、安心・安全を確保するため消防署併設の防災教育機能や災害対策機能を兼ね備えた本市の防災の拠点となります総合防災センター建設の実施設計に着手いたしますほか、複雑多様化する消防・救急業務に的確に対応するため、高規格救急自動車を更新し、地域における防火・防災のかなめであります消防団の活性化を図るため、消防団車庫・詰所の整備、消防水利の整備充実に努め、市民が安心して安全に暮らせる災害に強いまちづくりを推進してまいります。  環境行政につきましては、環境基本計画を推進し、ごみの減量、資源の再利用と啓発により、循環型社会の構築に努めてまいります。  ごみ焼却施設及びリサイクルプラザの適正な運転管理を行うため、焼却炉関連設備の修繕を行い、万全を期してまいりますほか、最終処分場につきましては、今年度より3か年継続で浸出水処理施設の整備を行います。  また、昨年度まで月1回であった環境パークへのごみ受け入れを、第一及び第三日曜日の午前中の月2回にふやし、市民サービスの向上に努めてまいります。  ガス・水道事業は、市民が健康で文化的な生活を送るために不可欠なものとして重要な使命を担い、その責務を果たすべく安心・安全で安定した供給、サービスの向上、経営の健全性の確保に努めてまいります。  ガス事業につきましては、安全の確保を第一義として取り組みますとともに、ガス事業経営形態検討委員会の答申を踏まえながら、将来的な経営のあり方についてさらに検討を進めてまいりますとともに、ガス料金につきましても、供給ガスの標準熱量を変更し、従量料金単価・基準平均原料価格等の見直しを含めた料金改定をお願いいたしております。  水道事業につきましては、豊富簡易水道をはじめ6簡易水道の上水道への統合整備事業を完了いたします。  また、牧川筋の統合整備促進をはじめ、経年管の更新等を積極的に推進いたしますほか、水道事業の運営基盤の強化や安全で安定した給水の確保、災害対策等の充実を実現するための具体的施策として福知山市水道ビジョンを策定いたします。  下水道事業につきましては、「安全・環境・暮らし」を最重要テーマに取り組んでまいりました。人口普及率は公共下水道事業77.2%、農業集落配水事業、合併処理浄化槽を合わせますと94.4%になっており、管渠工事につきましては、今年度完了をめざしてまいります。  これからは、整備から本格的な維持管理を迎えるため、公共下水道事業につきましては、地方公営企業法の適用に向けて基本計画の作成と資産調査に着手してまいります。  市街地の内水対策としての緊急都市内浸水対策事業につきましても、今年度完了をめざし、雨水貯留施設の整備を行いますほか、今後の雨水対策事業における下水道法の認可変更承認に取り組んでまいります。  さらに、旧市街地の合流式下水道緊急改善事業につきましても、平成21年度完了をめざしてまいります。  都市公園につきましては、三段池公園大はらっぱ地区の遊具広場を今年度の初旬に開設するとともに、体育館西側とテニスコート側を結ぶ中央橋につきましても、平成21年度完成に向けまして上部工の設置を進めてまいります。その他の公園につきましても、市民の憩いの場として適切な管理を進めてまいります。  市営住宅につきましては、福知山市公営住宅ストック総合計画に基づき建て替え・改善・維持保全など適切な手法を選択し、さらなる居住性の向上に努めてまいりますほか、南天田団地建て替え事業につきましては、実施設計・地質調査を進めてまいります。  急激な高齢化が進行する中、本市の高齢化率は24%を超え、数年後には4人に1人が65歳以上となる超高齢化社会を迎えようとしています。第4次高齢者保健福祉計画、第3期介護保険事業計画の見直しを行い、平成21年度から平成23年度までの3か年間の介護保険料、施設整備方針等を策定し、介護サービスの確立をめざしてまいります。  今年度の介護保険料につきましては、平成18年度・平成19年度に実施をいたしました税制改正による激変緩和策を引き続き実施してまいります。  老人保健医療事業につきましては、本年4月から新たな後期高齢者医療制度が施行されるため、京都府後期高齢者広域連合と連携を密にし、事業運営の推進を図ってまいります。  少子化対策は、本市の最重点施策の一つであり、子育てしやすい環境をつくることは、人口増へもつながるものと考えております。  昨年9月から実施した京都子育て支援医療制度と本市独自のふくふく医療制度の継続により、子育て世帯の医療費の軽減を図り、子育てしやすい環境の整備に努めてまいります。  また、放課後児童クラブにつきましては、教育委員会の放課後まなび教室推進事業と連携し、充実を図りながら、全市拡大についても引き続き推進してまいりますほか、次世代育成支援行動計画に基づき、今年度よりつどいの広場を設置するとともに、ファミリー・サポート・センター事業にも取り組んでまいります。  過疎地域自立促進市町村計画と第4次行政改革大綱並びに保育園の将来を考える懇話会の提言に基づき、大江町の4保育園を1園に統合してまいりますほか、上川口保育園につきましても、改築のための実施設計を行います。  障害者福祉につきましては、障害者自立支援法の施行により策定した第1期福知山市障害福祉計画を見直し、平成21年度から3か年のサービスの種類や必要な見込み量等を策定するとともに、福知山市新障害者計画を見直し、障害福祉サービスの基盤整備を計画的に進めてまいります。  さらに、自立支援給付サービスの利用者負担の軽減については、子育て支援の立場から、在宅の障害児が利用する居宅介護、行動援護、児童デイサービス、短期入所サービスについては、利用者負担を2分の1にして保護者の経済的負担の軽減を図ります。  また、今日的課題である集団生活が苦手など発達に不安がある児童の支援につきましては、発達障害者支援体制整備事業を今年度より「のびのび福知っ子就学前発達支援事業」と名称を改めて、医療、保健、福祉、教育のスタッフがさらに連携し、楽しい就学期を迎えるよう支援を行ってまいります。  健康増進事業につきましては、今年度からの医療制度改革に伴い、40歳から74歳までの健診が医療保険者に義務化され、新しい健診、保健指導が始まります。国民健康保険の特定健診・特定保健指導をはじめ、後期高齢者の健診、健康増進法に基づく健診など各種健診を再構成して実施してまいります。さらに、30歳代に対しましても、生活習慣病予防健診として、引き続き実施してまいります。  少子化対策といたしましては、妊婦健診の費用助成を2回から5回に拡大し、妊婦健診事業を充実してまいりますほか、麻しん・風しん予防接種につきましては、時限措置として中学生・高校生の年代に追加接種することにより、感染症から命と健康を守ることができるように努めてまいります。  さらには、京都府北部地域の医師不足が叫ばれる中、医療のかなめとなる医師確保を図るため、昨年度に引き続き医師確保奨学金、研修・研究支援事業等を継続実施してまいります。  昨年6月末に全面完成いたしました市民病院につきましては、命と健康を守り、信頼される病院として、人材確保と地域医療連携を進め、救急医療、急性期医療を中心に、安心・安全な医療、高度な医療、質の高い医療を展開し、北近畿の中核的医療施設となりますよう一層努力してまいります。  国民健康保険事業につきましては、今年度から特定健診・特定保健指導が保険者に義務づけられたことにより、事業計画書に基づき実施してまいります。  保険料につきましては、制度改正により二本立ての賦課が三本立てになりますが、合併協定に基づきまして、医療分は不均一賦課、介護分は統一賦課といたし、新たに創設されました支援分につきましては、統一賦課といたします。なお、基本になります旧福知山地域の保険料は、据え置きを考えております。  過疎化・高齢化が進行する中、バス、鉄道等の公共交通は必要不可欠であり、地域の実状に配慮した効率的で効果的な交通体系の実現に向けて取り組んでまいります。また、本年はKTR開業20周年及びKTR福知山駅高架開業記念事業として市民号を実施いたします。  犯罪のない安心・安全な社会の実現は、福知山市民すべての願いであり、防犯推進団体と連携を図り、高齢者や子供の安全対策を重点に取り組みを進めてまいりますほか、交通事故防止につきましても、死亡事故撲滅をめざしまして、市民・警察署・事業所等一体となった交通安全の啓発、事故防止活動を展開してまいります。  二つ目の「豊かな自然に調和した生命と息吹が聞こえるまちづくり」であります。  本市が、名実ともに「北近畿の都」として広域拠点性を高めるためには、より一層まち全体の魅力を向上させることが重要であり、福知山駅周辺地区を人・もの・情報が行き交う交流拠点となるよう、(仮称)北近畿の都センターを建設いたします。これにより、福知山駅周辺整備事業の進展とともに中心市街地の活性化に寄与していくものと確信いたしております。  その福知山駅周辺整備事業でありますが、JR福知山駅が高架開業となり、引き続き平成21年3月のKTR福知山駅高架開業に向け、高架本体工事、駅舎工事及び高架側道工事に取り組んでまいります。  駅周辺土地区画整理事業につきましては、北の玄関口である駅北口広場を交通バリアフリー基本構想等に基づくシェルター等を含めた整備を行うとともに、都市計画道路福知山停車場長田線の拡幅による電線類地中化工事や、南北市街地の一体化をさらに促進するため、4本目となる高架下南北横断道路正明寺荒河線の整備を進めてまいります。  石原地区につきましては、換地処分に向け準備を引き続き行うとともに、積極的な売却に努めてまいりますほか、大江町河守地区につきましても、宮川築堤や宮川橋の架け替えを含めた国道175号改良事業と調整を図りながら、区画整理事業等の進捗に努めてまいります。  国道9号につきましては、北近畿の都づくりの骨格をなす主要幹線道路であり、福知山道路の4車線化の早期実現をめざし、堀高架橋の推進及び岡地区の盤下げ工事の早期完成並びに安心・安全な歩道の確保のための六人部・上川口・菟原地区などの歩道未整備区間の歩道設置や、さらには夜久野トンネル開削事業の早期着工などを強く要望してまいります。また、第3次医療施設のない本市にとって、第3次医療機関への時間短縮を図ることが肝心であり、国道9号の改良、国道429号榎峠のトンネル化は、最重要課題であると考えておりますほか、国道175号の由良川改修にあわせた改良、国道426号の急カーブの解消、国道429号の交通安全施設等の整備改良などとあわせまして、早期実現をお願いしてまいります。  府道につきましては、引き続き舞鶴福知山線の筈巻・安井間、福知山綾部線の土・東野町間、福知山山南線の十三丘・大門間、談夜久野線上千原地内などの整備促進を要望してまいります。  道路網の整備につきましては、都市計画道路の整備を順次計画的に進めており、多保市正明寺線高畑工区では、橋梁部の詳細設計を行いますほか、寺町岡篠尾線惇明工区では、平成22年度の供用開始をめざしてまいります。また、市道につきましても、昨年に引き続き菱屋堀線の拡幅整備を図りますとともに、夕陽が丘地内の駅南区画大通り線と都市計画道路寺町岡篠尾線の交差点から環状パークウェイの荒木正明寺線までの、市道西町市寺線改良計画の詳細設計や用地測量を進めてまいります。さらに、他の市道につきましても、市民生活と密着した生活路線として改良事業等積極的に推進し、市民生活の利便性向上に資してまいります。  また、由良川下流部での緊急水防災対策にあわせて、潜没橋である府道橋の尾藤橋と市道橋の波美橋の二つの橋を統合し、抜水橋に架け替える尾藤橋・波美橋統合改築工事を国・府・市の三者協働で進めてまいりますし、府管理河川の和久川におきまして、堤防のかさ上げ工事にあわせまして、市道橋日の上橋と農道橋下川原橋につきましても、統合を進めてまいります。  治水事業でありますが、一日も早い治水対策の完了に向け、由良川水系河川整備計画の早期見直しを含め、関係機関への要望を進めてまいります。  由良川改修につきましては、国土交通省において、中流部では勅使地区の築堤計画並びに安井地区の築堤工事の推進が図られる一方で、戸田地区の築堤工事並びに埋蔵文化財調査、私市地区の築堤検討が進められますほか、由良川の下流部では、緊急水防災対策として、大江町河守、千原、尾藤、常津、北有路、南有路、公庄、蓼原地区の築堤工事の推進が図られますとともに、大江町北有路、南有路、公庄、蓼原地区の用地買収については、国土交通省から用地事務を受託して用地取得に努めてまいります。また、支流につきましては、河川改修事業の促進を要望しますとともに、宮川につきましては、由良川下流部緊急水防災対策により改修促進を要望してまいります。  農業振興につきましては、担い手の育成や集落営農組織の法人化、特産物の育成を積極的に進めまして、あわせまして学校給食をはじめ安心・安全な野菜が提供できるよう地産地消の推進に努めてまいりますほか、引き続き農地・水・環境保全向上対策や中山間地域等直接支払交付金事業に積極的に取り組み、中でも荒廃が著しい中山間地域における農地の保全対策を進めてまいります。  また、中山間地域におきましては、過疎化・高齢化が進行し、集落機能や社会活動の低下を招き、地域資源の管理面におきましても、問題が深刻化しつつある現状で、農村定住計画の具現化に向けた取り組みや、「ふくちの農山村応援プロジェクト事業」と銘打って、特に過疎・高齢化が著しい市内17の集落を対象に職員を派遣し、住民の皆様の声を直接お聞きしながら、地域の実態を把握する中で、地域と行政が協働しながら事業が展開できる取り組みを進めてまいります。  今年度も府営ほ場整備事業や小規模農業基盤整備事業を実施するとともに、駅南地区から西部方面への交通アクセスの向上を図るため、地域ふるさと農道整備の推進を図りますほか、農山漁村活性化プロジェクト交付金事業により、農道舗装及び用排水路の施設整備を進め、生産性の向上を図ってまいります。  西中筋西部地区におきまして進めております遷喬地区ほ場整備事業では、平成21年度換地処分に向けて換地計画の作成等を進めてまいりますし、戸田地区におきましては、由良川改修事業による集団移転がおおむね完了しましたことから、排水機場のポンプ設置、仮締め工の整備を図るとともに、残る宅地の分譲についても分譲要綱等が整理され次第、条件付きで分譲してまいります。さらに、既存集落の環境整備についても、環境に配慮し、安心・安全で調和のあるまちづくりを進めてまいります。  林業振興につきましては、森林を守り育てる施策として、未整備森林の整備促進を図るために、境界明示の予備調査や森林整備活動支援交付金制度を活用した取り組みとともに、森林整備の集団化を主体とする一般間伐や高齢級間伐を重点に実施いたします。また、特色ある特用林産振興、地域材「丹州材」の地産地消に努めますとともに、有害鳥獣対策についても人と野生鳥獣の共生の村づくりに向けた事業展開を図るなど、森林の多面的機能の持続的な発展に努めてまいります。さらに、本市の7割を占める山林の森林資源の多面的活用と観光や農林振興につなげる地域の特性を生かす方策を検討するため、大江山連峰・三岳山周辺エリアを対象に、丹後天橋立大江山国定公園を冠とした、歴史・文化を次世代へ、さらにその次の世代へと千年にわたり引き継いでいく長期ビジョンとして、福知山千年の森づくり(フォレストパーク構想)の基本計画の策定に取り組みますとともに、ふるさと寄附金制度の導入も図り、全国に発信してまいります。  商工業振興につきましては、中心市街地の活性化を図るため、活性化の総合的な調整役として重要な役割を担うまちづくり会社に専門の職員を配置する等、組織強化を支援するとともに、商業者の自主自立的な取り組みの支援、さらにお城エリアを新たな核とするための基本構想を策定するなど、にぎわいと魅力あふれる交流拠点となるまちづくりを進めてまいります。  観光振興につきましては、地域の歴史や文化など地域特性を生かした観光を促進するため、福知山十景をPRする絵はがきの作成や、京街道・宮津街道等歴史街道活用調査などに取り組んでまいります。さらに、国定公園に指定された大江山、三岳山の自然、歴史、伝説、また福知山城をはじめとする特色ある景観などの観光資源を生かす観光ボランティアの育成に着手いたします。  また、農匠の郷やくのは、過去の教訓を踏まえ、地元の皆様に愛される真のランドマークとなるよう新たな指定管理者のもと、活性化に努めてまいります。  産業振興につきましては、雇用の確保と地域経済の活性化を図るため、長田野工業団地アネックス京都三和の優遇制度を積極的に活用して、誘致活動の展開を図りますほか、長田野工業団地立地企業など市内の既存企業の事業拡大や工場の建て替え等についても支援してまいります。  三つ目は、「人と人とのつながりを大切にする心豊かなまちづくり」であります。  21世紀は人権の世紀と言われておりますが、国内においても、国際的にも人権や人命を軽視するテロや紛争、事件が起こっています。  本市におきましては、「人権教育のための国連10年」福知山市行動計画の理念を継承した福知山市人権施策推進計画を、本年1月17日に策定しました。今後は、この計画に基づきまして、人権文化の創造と互いに認め合う共生社会の実現に向け、取り組んでまいります。
     男女共同参画につきましては、福知山市男女共同参画推進条例に基づきまして、男女共同参画基本計画である新はばたきプラン後期計画を具体的施策の中心に据え、法律等の専門相談についても体制を充実し、迅速・的確な保護・救済を行います。さらに、キャリアアップの取り組みや男性も含めた働き方の見直しが進むよう、出前講座等を積極的に開催するなど、男女共同参画の推進に関する啓発に努めてまいります。  国の教育行政におきましては、教育基本法の改正や教育関連三法の改正を踏まえて、生きる力をはぐくむという理念を実現するため、中央教育審議会から学習指導要領等の改善について答申が出されるなど、教育改革、教育再生の動きが加速しております。この動きを踏まえながら、本市の教育課題を解決していくために、本年2月に学校教育審議会を立ち上げ、新しい時代に対応できる教育内容や教育環境、学校の適正規模、適正配置等につきまして、今年度末審議会答申に向けて進めてまいります。  学校教育につきましては、知・徳・体の調和のとれた幼児・児童・生徒の育成をめざしております。そのため、特色ある学校づくり支援事業を重点施策として、その成果を市民の皆様に発表するなど、教育の活性化を図ります。また、現在大きな教育問題であります命をめぐる問題につきましては、「輝く命」講演会開催事業を実施し、命の大切さを子供や保護者、地域の人々にも訴えてまいります。さらに、奨学生支援事業を実施し、学校・家庭・地域・人権推進施設などと協働し、差別を許さない人材育成に努めてまいります。  教育環境の整備充実につきましては、安全・安心の最優先から小・中学校の耐震化を推進するため、耐震二次診断調査を実施するとともに、次年度以降に建設が予定される南陵中学校南校舎の改築にかかる実施設計に取り組みますほか、惇明小学校の屋上防水、大正小学校の児童用便所改修などや、三和中学校体育館の軒天改修、成和中学校の排水整備など児童・生徒が安心して学べる環境づくりに努めるとともに、情報教育を推進するために教育用コンピュータの更新を図ってまいります。さらに、平成22年に市内小・中学校の完全給食化を図るため、新学校給食センターの建設や夜久野給食センターの拡張工事に着手するとともに、川口中学校の配膳室設置等に取り組んでまいります。  幼稚園につきましては、福知山市立保育園・幼稚園の将来を考える懇話会の提言に基づき、今後の幼稚園の保育内容の充実とともに、幼稚園の適正配置に努めてまいります。  社会教育につきましては、次代を担う青少年に視点をおき、総合的な放課後対策となる放課後子どもプランを推進するため、現在の校庭開放事業を充実させ、放課後まなび教室推進事業を放課後児童クラブに加えまして実施いたします。  また、地域の生涯学習の拠点として位置づける公民館活動につきましても、施設整備として北陵地域公民館の体育館屋根の全面改修を行い、万全を期してまいりますほか、文化財の保存・活用につきましては、文化財図録補遺版を2か年かけて作成し、人権教育につきましても、福知山市人権教育実施方針に基づき人権意識の高揚に努めてまいります。さらに、生涯にわたりスポーツ活動が楽しめるよう、福知山マラソンをはじめ各種スポーツ大会やスポーツ教室を開催するとともに、新武道館の完成など、体育施設の整備充実を図ってまいります。  図書館につきましては、(仮称)北近畿の都センターの中核施設としての新図書館中央館の図書購入やネットワークシステム構築に向けた図書館システムの調査研究など、開館に向けての準備を進めてまいります。  国際化につきましては、福知山市国際化指針に基づき、在住外国人の生活支援を進め、市民との交流を深めてまいります。  地域振興につきましては、地域コミュニティ活動の核となる集会施設の整備を進め、地域活動の支援を通じて市民協働型社会の実現を図ってまいります。また、文化振興につきましては、文化の薫り高い北近畿の都づくりをめざして、市展や佐藤太清賞公募美術展並びに厚生会館でのコンサート等市民参画の事業を進めてまいります。さらに、郷土出身者の協力をいただきながら、「城とドッコイセのまち福知山」をテーマに情報発信を進め、地域CIの一層の充実を図ってまいります。  また、市民の目線に立った市政をさらに推進するため、直接意見を聞かせていただく場として、今年度も「市長と語ろうふれあいミーティング」を設けてまいりますほか、市民生活を支援するため市の減免制度や軽減制度をまとめた冊子くらし安心ガイドを改訂し、お届けするとともに、本年地元に開局されるFM放送局を通じて、最新の市の情報を市民の皆様に提供いたします。  今後、本市が地域間競争に打ち勝ち、確固たる北近畿の都を実現するためには、人々が安心して暮らし、働ける便利で満足できるまちづくりの構築が求められます。そのために、地域情報化基本構想「e-ふくちやま」の整備による電子市役所の実現に向けて、引き続き光ファイバー伝送路をさらに各地域に延伸し、関連施設の拡充を図ることにより、非ブロードバンド地域及びテレビ難視聴地域の解消に努めてまいります。  合併協議の中で策定した新福知山市まちづくり計画、いわゆる新市建設計画を基本に、新しい福知山市のグランドビジョンとなる第4次福知山市総合計画を策定いたしました。  今後は、第4次総合計画をまちづくりの指針として、本市の将来像とする「21世紀にはばたく北近畿の都福知山」の早期実現をめざし、第4次行政改革大綱とともに行政経営の両輪として、効率的で持続可能なまちづくりを推進してまいります。  以上、平成20年度の基本的な考え方、大綱について申し述べましたが、一般会計は394億8,000万円で、対前年度比9.5%の増、また特別会計・企業会計を含む本市総予算は823億2290万円余、対前年度比2.9%の減となりました。  平成20年度は、いわゆる夕張問題から端を発した、地方財政の健全化に向けた地方公共団体の財政の健全化に関する法律の適用を受けることにかんがみ、特別会計・企業会計を含めたオール福知山として健全化に対する財政措置を行う必要があり、「財政健全化元年」として、将来の財政見通しを考えていく中で、事業の選択と予算の集中を図る予算が編成できたものと考えております。  合併して3年目を迎え、まさに飛躍の年であります。  地方分権がますます進展する中で、高度化・多様化する行政課題に的確かつ迅速に対応し、地域の課題に使命感を持って取り組む職員の育成、効率的な組織体制の整備に努め、「人・地域・自然を未来につなぐ」をキーワードに、すべての職員の英知を結集し、一丸となって市民福祉の向上、魅力あるまちづくりに邁進し、行政の責任者といたしまして、本市の未来に限りない発展と市民の皆様の幸せを築くために、最大の努力を重ねてまいる所存であります。  議員の皆様、並びに市民の皆様方のこれまでに寄せられましたご理解とご協力に対しまして、深甚なる敬意と感謝を申し上げますとともに、今後とも市民の皆様方のより一層のご協力と、議員の皆様の絶大なるご協賛を賜りますようお願い申し上げまして、施政方針とさせていただきます。どうも失礼しました。 ○(加藤弘道議長)  総務部長。 ○(塩見康郎総務部長)  (登壇)  失礼します。  ただいま市長が平成20年度の施政方針を申し述べましたが、それを基調といたしまして、本定例会に議案を提案をいたしております議第64号から議第107号までの予算関係議案並びに条例関係ほかの議案につきまして、ご説明を申し上げます。  初めに、議員の皆様方のお手元にお届けをいたしております平成20年度予算説明書によりましてご説明を申し上げますが、当初予算でございますので、何分にも広範多岐にわたっております。また、新財務会計システムの導入により、一般会計及び特別会計につきましては、説明を事業別に区分し、より詳細に記載いたしております。したがいまして、特に重要と思われます点等を中心に説明を申し上げて、他は概括的あるいは省略をさせていただくこともございますので、あらかじめご承知を賜っておきたいと存じます。  それでは、一般会計予算説明書の1ページをお願いをいたします。  ここには、平成20年度各会計予算集計表を掲げております。一般会計の総額は394億8,000万円でございまして、前年度当初予算と比較をいたしまして34億3,000万円、9.5%の増といたしております。  次に、特別会計でございますが、後期高齢者医療事業の設立により、1会計の増、17会計で314億5,761万5,000円でございまして、対前年度比62億6,741万1,000円、16.6%の減、企業会計は、3会計で113億8,529万3,000円でございまして、対前年度比3億7,784万8,000円、3.4%の増といたしております。  全会計の予算総額は823億2,290万8,000円で、対前年度比24億5,956万3,000円、2.9%の減といたしております。  議第64号、平成20年度福知山市一般会計予算でございますが、5ページに歳入の総括、6ページから7ページにかけまして歳出の総括を記載いたしております。  恐れ入りますが、5ページをお願いいたします。  歳入でございますが、最上段の税は市税122億1,134万9,000円でございまして、原油の高騰等によりまして景気の先行きに不透明感を強める中、所得の増加は余り期待ができず、また企業の収益にも陰りが出てくるものと予測されますため、対前年度比6,726万3,000円、0.6%の増とほぼ前年並みといたしております。  中ほどの地方特例交付金において、住宅ローンの個人住民税控除に伴う減収分を措置いたしております。その下の地方交付税につきましては、91億1,000万円といたしておりまして、普通交付税79億2,200万円、特別交付税11億8,800万円をそれぞれ計上いたしております。  下段の繰入金の大幅な増は、減債基金、財政調整基金等の活用によるものでございます。  最下段の市債の大幅な増は、合併特例債事業により、(仮称)北近畿の都センターや新学校給食センターの建設に着手するなどによるものでございます。  歳入の款別構成比は、市税が30.9%、地方交付税が23.1%、市債が15.2%、国庫支出金が8.9%などとなっております。  次に、6ページの歳出でございます。  総務費並びに民生費の大幅な増は、(仮称)北近畿の都センター建設事業着手、後期高齢者医療事業特別会計繰出金がそれぞれ主なものでございます。  歳出の款別の構成比は、民生費が26.3%、公債費が16.2%、総務費が15.2%、衛生費11.9%、土木費10.9%となっております。  恐れ入りますが、48ページをお願いいたします。  まず、歳出から目によりましてご説明を申し上げます。  先ほども申し上げましたが、目の説明を事業別に記載いたしております。また、大変膨大な事業の数でございますので、事業の説明は割愛をさせていただきまして、前年度当初予算と比較をいたしまして、特に大幅な増減がございます目等を中心に説明をさせていただきますので、よろしくお願いをいたします。  52ページをお願いいたします。  一般管理費の増につきましては、退職手当の増額が主なものでございます。  60ページをお願いいたします。  最下段の財産管理費の減につきましては、65ページ、21の普通財産の売却による土地開発基金の造成を計上いたしておりますが、庁舎軒天の改修工事が完了したことによるものでございます。  74ページをお願いいたします。  地域交流推進費の増につきましては、81ページの41でございますが、農匠の郷やくのの集中管理センターを直営としたことや、83ページの56でございますが、市有集会所整備事業の増額などが主なものでございます。  84ページをお願いいたします。  上段の地域情報化推進費の増につきましては、「e-ふくちやま」の進捗を図っていくとともに、維持管理経費が生じてくることによるものでありますし、次の地域交流拠点施設整備費の大幅な増は、(仮称)北近畿の都センター建設に着手することによりますもの。また、諸費の増につきましては、89ページでございますが、22の税源移譲時の年度間の取得変動にかかわる経過措置が主なものでございます。  116ページをお願いいたします。  社会福祉援護費の増につきましては、117ページの10の共同生活援助、共同生活介護事業の増額が主なものでございます。  122ページをお願いいたします。  老人福祉費の大幅な増につきましては、127ページですが、37の新たに設置をされます後期高齢者医療事業特別会計への繰出金が主なものでございます。  134ページをお願いいたします。  上段の児童措置費の増につきましては、民間保育所における定員の弾力化によるものでありますし、次の児童福祉施設費の増は、135ページ、1の公立保育所運営事業の増額や、137ページに掲げております6の大江統合保育園の新規着工が主なものでございます。  142ページをお願いいたします。  下段の扶助費の増は、生活保護にかかるものでございますし、恐れ入りますが、146ページをお願いいたします。  保健衛生総務費の増につきましては、147ページの最上段の病院事業会計負担金や次の医師確保を図るための地域医療推進事業の増額が主なものでございます。  160ページをお願いいたします。  下段の老人保健医療事業費の大幅な減は、老人保健医療が新たな医療制度であります後期高齢者医療に移行することによるものでございます。  170ページをお願いいたします。  この170ページから173ページにおきまして、下水道事業並びに簡易水道事業の事業会計への健全化のためにそれぞれ繰出金を増額といたしております。  188ページをお願いいたします。  下段の農地費の減につきましては、191ページの16と17に掲げておりますが、遷喬地区の整備が図られ、減額となったことや、団体営ため池等整備事業や、正明寺地区ほ場整備の完了が主なものでございます。  190ページをお願いいたします。  集落排水費の減につきましては、財政健全化計画に基づきまして減額するものでございます。  198ページをお願いいたします。  下段の商工業振興費の増につきましては、199ページ、1の公設地方卸売市場事業特別会計の健全化のために、繰出金を増額いたしており、また201ページでございますが、31の企業誘致促進特別対策事業の増額、203ページでございますが、34の基金造成が主なものでございます。  恐れ入ります。214ページをお願いいたします。  下段の橋りょう新設改良費の増は、215ページ、1の上野千原線に係る負担金の増額によるものでございます。  224ページをお願いいたします。  街路事業費につきましては、225ページ、4の街路事業、寺町岡篠尾線惇明工区で進捗を図るため増額といたしておりますものの、2の駅周辺土地区画整理事業、公共施設管理者負担金での大型物件の終了が大幅減の主なものでございます。  226ページをお願いいたします。  最下段の公園施設費につきましては、新たに大江河東公園の整備に着手いたしますほか、継続中の各公園の施設整備を促進するため増額といたしております。  260ページをお願いいたします。  下段の学校建設費の減につきましては、前年度で計上いたしておりました成仁小学校体育館大規模改造や惇明小学校用地拡張事業が主なものでございます。  294ページをお願いいたします。  下段の体育施設費の増は、299ページ、13の武道館移転事業によるものでございます。  298ページをお願いいたします。  学校給食費につきましては、新給食センター建設事業の着手により、大幅な増といたしております。  302ページをお願いいたします。  元利償還金でございますが、公的資金補償金免除繰上償還により、大幅な増といたしております。  304ページをお願いいたします。  地方公営企業等金融機構出資金につきましては、平成20年10月1日に公営企業金融公庫が廃止され、新たに地方公営企業等金融機構が設立されるため、計上をいたしております。  以上で、歳出の説明を終わらせていただきまして、恐れ入りますが、8ページへお戻りをお願いいたします。  続きまして、一般会計の歳入についてご説明を申し上げます。  市税につきましては、総額で対前年度比0.6%増の122億1,134万9,000円でございまして、ほぼ前年並みを計上いたしております。個人市民税につきましては、給与収入の増加が見込めず、また住宅ローン控除の創出により、税額が減少いたしますものの、平成20年4・5月分が税源移譲後の税額となりますことから、対前年度比2.5%の増、法人市民税につきましては、原油高騰等により、企業収益に先行き不透明感がありますことから、対前年度比4.1%の増といたしております。  固定資産税につきましては、家屋におきまして新増築により増が見込めますものの、土地における地価の下落によりまして、対前年度比0.4%の減といたしております。  国有資産等所在市町村交付金の減は、郵政公社の民営化によるものでありますし、たばこ税の大幅な減は、喫煙率の低下によるものでございます。  12ページをお願いいたします。  中ほどの地方特例交付金でございますが、住宅ローンの個人住民税控除に伴います減収補てん措置といたしまして、3,900万円を計上しております。  地方交付税でございますが、地方財政計画を基本に今年度創設されました地域再生対策費や法人税の精算、合併加算などを勘案いたしまして、普通交付税、特別交付税をそれぞれ計上いたしております。  総務費分担金につきましては、本年度よりテレビ再送信サービス加入金を計上いたしております。  20ページをお願いいたします。  20ページから34ページにおきましては、国庫支出金並びに府支出金でございます。歳出で説明をさせていただきましたが、いずれもハード事業の入れかわりなどにより、大きく変動いたしております。また、扶助費等の伸びもございます。それぞれ事業の財源確保を最大限図るべく、予算計上をいたしております。  恐れ入ります。34ページをお願いいたします。  中ほどよりやや下段、財産貸付収入でございますが、本年度より光ファイバーの貸付収入を計上いたしております。  38ページをお願いいたします。  基金繰入金につきましては、特別会計等の財政健全化財源として財政調整基金を、また繰上償還の財源として減債基金を、さらに39ページから41ページにかけましての特定目的基金をそれぞれ活用していくため、大幅な増といたしております。  42ページをお願いいたします。  雑入の増につきましては、消防団員退職報償の財源確保や経理の明確化を図るため、農匠の郷やくの集中管理センターの負担金を計上したことなどによるものでございます。
     44ページをお願いいたします。  総務債の大幅な増は、「e-ふくちやま」基盤整備事業並びに(仮称)北近畿の都センター建設事業によるものでありますし、次の民生債の増は、大江統合保育園整備事業によるものでございます。下段の土木債の大幅な増は、大江桜づつみ整備事業並びに寺町岡篠尾線惇明工区などによるものであります。  46ページをお願いいたします。  最上段の教育債につきましては、学校給食センターの建設着手によりまして大幅な増といたしております。  以上で、歳入の説明を終わらせていただきまして、恐れ入ります。308ページをお願いいたします。  このページから317ページにかけまして、特別職及び一般職の給与費ほかの明細を示しておりますので、恐れ入りますが、お目通しを賜りたいと存じます。  318ページをお願いいたします。  ここで継続費につきまして、(仮称)北近畿の都センター建設事業ほか3事業のそれぞれの調書を掲げておりますので、恐れ入りますが、お目通しを賜りたいと存じます。  320ページをお願いいたします。  このページから334ページにかけまして、74件の債務負担行為の調書を掲げておりますので、お目通しを賜りたいと存じます。  335ページをお願いいたします。  地方債の調書でございますが、次の336ページにかけまして、各事業別ごとに現在高の見込額を記載いたしております。当該年度末におけます現在高の見込額は、522億5,752万5,000円でございます。  以上で、一般会計を終わらせていただきまして、次に特別会計の説明をさせていただきます。恐れ入りますが、別冊の特別会計予算説明書をお願いいたします。  恐れ入りますが、特別会計予算説明書の5ページをお願いいたします。  議第65号、平成20年度福知山市国民健康保険事業特別会計予算でございますが、後期高齢者医療制度の創設に伴います老人保健医療制度の廃止や退職者医療制度の段階的廃止によりまして、予算総額は72億260万円、対前年度比6.0%の減といたしております。  今回の新しい医療制度への移行によりまして、国保加入者の平均被保険者数を2万475人、平均世帯数を1万1,867世帯と大きく減じて推定をいたしております。また、保険料につきましても、新たに後期高齢者支援金等を賦課いたしまして、従来の医療分、介護分の二本立てから後期高齢者支援分を加えた三本立てといたしております。医療分、介護分ともに基本となります旧福知山市域分を据え置くことといたしております。また、合併協定によりまして、医療分は基金の繰入れによる激変緩和措置を講じて不均一賦課といたしておりますが、介護分並びに新設の後期高齢者支援分につきましては、統一賦課といたしております。  最高限度額でございますが、医療分につきまして、現行の56万円を47万円に、介護分を現行に据え置きまして、新規の後期高齢者支援分を12万円といたしまして、全体で現行の65万円を68万円に改めることといたしております。  なお、本年度より特定健診、特定保健指導が保険者が義務づけられましたので、事業計画に基づき実施をしてまいります。  71ページをお願いいたします。  議第66号、平成20年度福知山市国民健康保険診療所費特別会計予算でございますが、予算総額は5,940万円で、対前年度比7.0%の減といたしております。へき地医療といたしましての雲原、金山診療所分の運営費等を計上したもので、本年度公的資金補償金免除繰上償還を実施し、後年度の負担軽減を図ってまいります。  99ページをお願いいたします。  議第67号、平成20年度福知山市と蓄場費特別会計予算でございますが、総額で2,020万円、対前年度比8.2%の減といたしております。食肉センターの管理運営費等を計上したものでございます。  113ページをお願いいたします。  議第68号、平成20年度福知山市簡易水道事業特別会計予算でございますが、総額で25億7,950万円、対前年度比21.8%の大幅増といたしております。豊富簡水ほか5簡水の上水道への統合整備並びに牧川筋6簡水の統合整備を中心に事業を促進してまいりますが、他の簡水の維持管理にも努めまして、良質な水の安定供給を図ってまいります。  なお、借換債により、公的資金補償金免除繰上償還を実施し、後年度の負担軽減を図るとともに、一般会計からの繰出基準を一部見直し、会計の健全化に努めてまいります。  145ページをお願いいたします。  議第69号、平成20年度福知山市下水道事業特別会計予算でございますが、総額で58億3,220万円、対前年度比20.9%の大幅な増といたしております。公共下水道及び特定環境保全公共下水道における未普及地区の解消に努めますとともに、合流式下水道緊急改善、緊急都市内浸水対策、三和地区の水処理施設築造などの事業促進に取り組んでまいります。  さらに、公共下水道事業の公営企業化に向けまして、資産調査並びに平成21年度まで2か年の債務負担行為を設定いたしまして、基本計画の作成にも着手してまいります。  また、借換債により、公的資金補償金免除繰上償還を実施し、後年度の負担軽減を図って会計の健全化に努めてまいります。  181ページをお願いいたします。  議第70号、平成20年度福知山市宅地造成事業特別会計予算でございますが、総額で1億2,330万円、対前年度比93.3%の大幅な増といたしております。戸田地区の由良川改修事業による集団移転がおおむね完了したことによりまして、排水機場の水中ポンプ設置や切りかえゲート及び仮締め切り工などの整備を図ってまいります。  また、残りの宅地分譲につきましては、条件つきを考えておりまして、売却に向け、積極的に取り組んでまいります。  201ページをお願いいたします。  議第71号、平成20年度福知山市休日急患診療所費特別会計予算でございますが、総額で2,690万円、対前年度比1.1%の減といたしております。  215ページをお願いいたします。  議第72号、平成20年度福知山市公設地方卸売市場事業特別会計予算でございますが、総額で5億5,370万円、1.5%の減といたしております。本年度から一般会計より財政措置を講じて累積赤字の解消を図ってまいります。  231ページをお願いをいたします。  議第73号、平成20年度福知山市老人保健医療事業特別会計予算でございますが、後期高齢者医療事業特別会計の設立によりまして、会計が移行いたしますため、総額で8億4,600万円、対前年度比90.0%の大幅な減といたしております。医療費請求の関係で、平成20年3月分の医療費分及び過誤精算分などを計上いたしております。  247ページをお願いいたします。  議第74号、平成20年度福知山都市計画事業福知山駅南土地区画整理事業特別会計予算でございますが、土地の売却によりまして、収支が改善されましたために、総額で10億7,900万円、対前年度比20.5%の大幅な減といたしております。  261ページをお願いいたします。  議第75号、平成20年度福知山市農業集落排水施設事業特別会計予算でございますが、総額で11億330万円、対前年度比6.7%の減といたしております。施設整備が一定終了したことによりまして、本年度以降維持管理が主体となってまいります。なお、借換債の発行により、公的資金補償金免除繰上償還を実施し、後年度の負担軽減を図って会計の健全化に努めてまいります。  295ページをお願いいたします。  議第76号、平成20年度福知山都市計画事業石原土地区画整理事業特別会計予算でございますが、総額で25億4,300万円、対前年度比3.1%の減といたしております。平成21年度の換地処分に向けまして、換地計画の作成等所要の経費を計上いたしております。  319ページをお願いいたします。  議第77号、平成20年度福知山都市計画事業福知山駅周辺土地区画整理事業特別会計予算でございますが、前年度に大型物件の移転がございましたので、本年度の総額は21億4,900万円で、対前年度比33.7%の大幅な減といたしております。引き続き駅北口の広場整備、都市計画道路の築造などを実施いたしまして、事業の促進を図ってまいります。  343ページをお願いいたします。  議第78号、平成20年度福知山市介護保険事業特別会計予算でございますが、保険事業勘定につきましては、総額を55億1,800万円、対前年度比3.0%の増といたしております。本年度は、第3期介護保険事業計画期間の最終年でございまして、その計画に基づいて給付サービスを行いますとともに、保険給付費を2.8%程度の伸びと見込んでおります。また、医療制度の改正に伴いまして、生活機能評価事業とそのフォローのためのモデル事業をあわせて実施してまいります。  373ページの介護サービス事業勘定につきましては、サービス受給対象者が要支援1・2の認定者でありますが、現在の利用状況等を勘案いたしまして、総額を2,160万円、対前年度比68.2%の大幅な減といたしております。  401ページをお願いいたします。  議第79号、平成20年度大江都市計画事業河守土地区画整理事業特別会計予算につきましては、事業終了に向けまして、一定事業の縮小を図っておりますため、総額で1億1,290万円、対前年度比54.7%の大幅な減といたしております。物件移転補償を中心に、換地業務などを計上いたしております。  423ページをお願いいたします。  議第80号、平成20年度福知山市下夜久野地区財産管理会特別会計予算でございますが、総額は21万5,000円で、管理会の運営に要する経費を計上いたしております。  433ページをお願いいたします。  議第81号、平成20年度福知山市後期高齢者医療事業特別会計予算でございますが、老人保健制度から新たに移行し、後期高齢者医療広域連合が運営をいたすもので、市において保険料徴収並びに申請の受け付け、保険証の引き渡しなどの窓口事務を行ってまいります。広域連合への納付金や、健診事業などにかわります所要の経費を計上いたしておりまして、その総額は16億8,680万円でございます。  以上で、特別会計を終わらせていただきまして、次に企業会計につきましてご説明申し上げます。恐れ入りますが、別冊のガス事業、水道事業の予算説明書をご覧いただきたいと存じます。  企業会計、ガス事業・水道事業予算説明書の3ページをお願いいたします。  議第82号、平成20年度福知山市ガス事業会計予算につきまして、ガス事業会計予算総括表によりましてご説明を申し上げます。  事業収益のうち、ガス売り上げにつきましては7億7,638万円を計上いたしておりまして、ガス供給戸数を一般ガス6,600戸、簡易ガス420戸と見込んでおります。なお、ガス料金の改定を5月14日からお願いいたしておりますが、詳細は条例でご説明させていただきます。  4ページをお願いいたします。  資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、福知山駅周辺土地区画整理事業地内へのガス管布設、また各地域のガス管布設替え等を実施することといたしております。  以上によりまして、収益的収支につきましては、1,336万6,000円の純利益を見込んでおりますが、資本的収支につきましては2億2,285万8,000円の不足額が生じる見込みでございますので、損益勘定留保資金等によりまして補てんすることといたしております。  29ページをお願いいたします。  議第83号、平成20年度福知山市水道事業会計予算につきまして、水道事業会計予算総括表によりましてご説明を申し上げます。  給水収益であります水道料金収入は、11億8,256万9,000円計上いたしておりまして、給水戸数を2万3,300戸、給水量を838万8,000立米と見込んでおります。  30ページをお願いいたします。  資本的支出のうち、建設改良費の主なものといたしましては、福知山駅周辺土地区画整理事業地内での配水管布設、簡易水道と一体的に伴う耐震二次診断を含めた地域水道ビジョンの策定などを予定をいたしております。  また、減債積立金を活用いたしまして、公的資金補償金免除繰上償還を実施し、後年度の負担軽減を図って会計の健全化に努めてまいります。  以上によりまして、収益的収支につきましては、下荒河浄水場の稼働に伴います減価償却費の増加によりまして、1,143万6,000円の純損失を見込んでおります。また、資本的収支につきましても、4億5,329万7,000円の不足額が生じる見込みでございますので、損益勘定留保資金等によりまして、補てんすることといたしております。  次に、病院事業会計予算につきまして、別冊の企業会計病院事業の予算説明書をお願いいたします。  恐れ入ります。企業会計病院事業予算説明書の1ページをお願いをいたします。  議第84号、平成20年度福知山市病院事業会計予算につきまして、病院事業会計予算総括表によりましてご説明を申し上げます。  医業収益のうち、診療収益につきましては、入院費、入院患者数は1日平均282人、外来患者数を1日平均760人と見込み、計上いたしております。また、支出につきましては、給与費、材料費ほか所要の経費を計上いたしております。  2ページをお願いいたします。  資本的支出では、企業債償還金並びに建設改良費といたしまして、補充的に医療機器を購入する経費を計上いたしております。  以上によりまして、収益的収支は11億4,689万8,000円の純損失になっております。また、資本的収支につきましても1億4,786万5,000円の不足額が生じますので、損益勘定留保資金等で補てんすることといたしております。  以上で、予算関係の説明を終わらせていただきまして、引き続き議案書によりまして、条例関係等の説明をさせていただきますので、議案書をお願いいたします。  議案書の93ページをお願いいたします。  議第85号、福知山市における法令遵守の推進等に関する条例の制定につきましては、倫理基準及び公益目的内部通報制度や、不当要求対策を含む包括的な法整備を行いますもので、第1条で目的規定を定めますほか、第2条で定義を、次の94ページの真ん中ほどでありますが、第3条で倫理原則等を、さらに下段の第4条で市長の責務などを、次の95ページの第2章におきまして、福知山市法令遵守審査会を、またこの中で審査会の委員を5人以内、任期を2年としております。このページの下の方でございますが、第3章におきまして、公益目的通報を、次の97ページでございますが、第4章におきまして、不当要求行為等、さらに第5章の附則におきまして、それぞれ所要の事項を定めております。  この条例は、公布の日から起算して3月を超えない範囲において規則で定める日から施行することといたしておりますが、この条例の規定による職員の法令遵守の推進及び倫理の保持の体制の整備を図るために、必要な準備行為は公布の日から施行することといたしております。  次のページをお願いいたします。  99ページでございます。  議第86号、福知山市有線テレビジョン放送施設条例の制定につきましては、情報格差の是正措置として、地上データテレビジョン放送への移行に伴うテレビジョン難視聴地域の解消を図るため、第1条で設置規定を定めますほか、第2条で定義を、さらに99ページの一番下の方ではございますが、最下段から100ページの上段にかけまして、第3条で事業を、それから下段の方でございますが、第9条で加入金を、次の101ページの上段でございますが、第10条で使用料を、さらに11条で加入金等の減免を、また第13条で新設等の費用負担など、それぞれ所要の事項を定めております。  102ページでございますが、附則で、施行期日は、規則で定める日からといたしておりますが、施行日前における使用許可手続の規定につきましては、公布の日から施行することといたしております。  次の103ページでございますが、議第87号、福知山市三和町運動広場条例の一部改正につきましては、ペタンクコートの利用料金を新たに定めるものでございます。  104ページで、施行期日は、平成20年4月1日からといたしておりますが、施行日前における利用許可手続の規定は、公布の日から施行することといたしております。  次の105ページでございますが、議第88号、学校教育法等の一部を改正する法律の制定に伴う関係条例の整理につきましては、福知山市職員の自己啓発等休業に関する条例及び福知山市医師養成確保奨学金等の貸与に関する条例におきまして、根拠法令であります学校教育法等の一部改正により、引用条項が変わりますため、所要の規定の整備を行うものでございます。  この条例は、公布の日から施行することといたしております。  107ページをお願いいたします。  議第89号、特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部改正につきましては、法令遵守審査会委員の報酬等について定めるものでございまして、専門委員にあっては日額1万5,000円とし、その他の委員にあっては日額8,000円とし、旅費の額につきましては、福知山市旅費支給条例中、7級の職務にある者の旅費相当額とするものでございます。  108ページに、この条例は福知山市における法令遵守の推進等に関する条例の施行の日から施行することといたしております。  次の109ページ、議第90号、福知山市長及び副市長並びにガス水道事業管理者の給与に関する条例の一部改正につきましては、市長の給料月額を平成17年4月1日から21年3月31日までの間、10%減といたしますが、平成20年2月12日から3月31日までの間は、10%減ではなく、20%減といたしまして、さらに平成20年4月1日から5月31日までは50%減とするもので、また副市長につきましては、平成17年4月1日から21年3月31日までを10%減といたしますものの、平成20年2月12日から5月11日までは20%減とするものであります。  また、ガス水道事業管理者につきましては、平成17年4月1日から平成21年3月31日までの間、給与月額を10%減とするものでございます。  110ページに、この条例は平成20年4月1日から施行することといたしております。  次は、111ページでございますが、議第91号、福知山市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部改正につきましては、引き続き平成21年3月31日までの間、教育長の給与月額を10%減とするものでございます。この条例は、平成20年4月1日から施行することといたしております。  113ページをお願いいたします。  議第92号、福知山市行政財産使用料条例の一部改正、恐れ入ますが、飛びますが、143ページの議第103号、福知山市道路占用料条例の一部改正、また145ページの議第104号、福知山市都市公園条例の一部改正につきましては、いずれも郵政民営化によります郵便事業株式会社の設立に伴いまして、郵便差出箱、いわゆる郵便ポストの使用料を新たに定めるものでございます。  この条例は、公布の日から施行することといたしておりますが、この条例の改正後の別表の規定は、平成19年10月1日から適用することといたしております。  115ページをお願いいたします。  議第93号、福知山市廃棄物の処理及び清掃に関する条例の一部改正につきましては、再生利用を目的として分別して収集する家庭系一般廃棄物の所有権は、本市に帰属するものとし、本市または本市から委託された者以外の者は、再生資源物を収集し、運搬し、または処分してはならないことを規定するものでございます。
     この条例は、平成20年4月1日から施行することといたしております。  117ページをお願いいたします。  議第94号、福知山市後期高齢者医療に関する条例の制定につきましては、本市が行います後期高齢者医療の事務に関して必要な事項を定めるものでございます。  まず、第1条で、趣旨規定を定めますほか、第2条で、本市において行う事務を、ちょっと下の方でございますが、第3条で、保険料を徴収すべき被保険者を、次のページにわたりまして掲げておりまして、第4条でございますが、普通徴収にかわる保険料の納期など、それぞれの所要の事項を定めております。  119ページの附則でございますが、この条例は平成20年4月1日から施行することといたしております。  なお、附則第2条におきまして、後期高齢者医療制度で新たに保険料を負担することになります被用者保険の被扶養者の保険料につきましては、平成20年4月から9月までは徴収を凍結し、平成20年10月から6か月間は均等割を9割軽減といたしまして徴収を行うことなど、所要の規定を定めております。  121ページをお願いいたします。  議第95号、福知山市国民健康保険条例の一部改正につきましては、後期高齢者医療制度の創設に伴いまして、保険料の算定等の規定を改めるものでございます。  本文中、中ほどでございますが、第7条関係は、40歳から74歳までを対象に、特定健康診査を行うものでありますし、保険者に義務化をされました保険事業のことでございます。  それから、第9条の関係でございますが、これにつきましては、国保保険料の賦課額に後期高齢者支援金等賦課額を追加しまして、従来の医療分、介護分の二本立てを後期高齢者支援分を加えまして、三本立てとするものでございます。  122ページをお願いいたします。  中ほどの第11条関係でございますが、退職者制度が廃止をされ、平成26年度までの間の経過措置とされることに伴いまして、従来、本則で定めておりました規定を附則に移すものでございます。また、下段の第14条第1項第3号イで、基礎賦課額、いわゆる医療分でございますが、それ及び後期高齢者支援金等賦課額にかかわる世帯割で賦課されます保険料、いわゆる世帯別平等割額と言っておりますが、この特定世帯は5年間半額とするものでございます。  123ページの上から15行ほどでございますが、第14条の6中、56万円を47万円に改めますのは、基礎賦課、いわゆる医療分でございますが、この保険料の限度額でございます。  また、次の第14条6の2から124ページにかけまして、第14条の6の5がございますが、これにかけましては、後期高齢者支援金等賦課総額の算定、それから方式、あるいはまた保険料率、これなどそれぞれ定めております。  125ページをお願いいたします。  上段の第14条の6の10で、後期高齢者支援金賦課額の限度額を12万円と定めております。このページの下から3行目から次のページ、126ページの中ほどにかけましての第18条の2関係でございます。これにつきましては、低所得者に対する保険料の法定減免でございまして、これまで軽減を受けている人につきましては、国保から後期高齢者制度に移行しましても、5年間、従前と同様の軽減措置を受けることができるものであります。また、2割軽減につきましては、職権による取り扱いとするものでございます。  また、中ほどに24条関係がございますが、これにつきましては、被扶養者であった者の保険料の申請減免等でございまして、これまで社会保険等の被扶養者であった者は、今回の制度改正によりまして、国保保険者となったことで保険料負担をすることとなりますため、当該被扶養者であった者につきましては、2年間、緩和措置を講ずるものでございます。  127ページでございますが、この条例は、平成20年4月1日から施行することといたしております。  129ページをお願いいたします。  議第96号、福知山市介護保険条例の一部を改正する条例の一部改正につきましては、税制改正により、保険料の急激な上昇を抑えるため、引き続き平成20年度も緩和措置を講ずるものでございます。  130ページの附則でございますが、この条例は平成20年4月1日から施行することといたしております。  131ページでございますが、議第97号、福知山市千年の森ふるさと寄附金条例の制定につきましては、寄附金を募り、本市の豊かな森林資源等を次世代に引き継ぐ事業、いわゆる千年の森づくり事業でございますが、これを行いまして、寄附者の参加による本市のふるさとづくりに資するものでございまして、あわせてそのための基金を設置するものでございます。  第1条で目的規定を定めますほか、第2条で寄附金を募る事業を、第3条で寄附金の額を、第4条で基金の設置など、それぞれ所要の事項を定めております。  132ページの附則でございますが、この条例は平成20年4月1日から施行することといたしております。  次の133ページ、議第98号でございますが、福知山市農業委員会に関する条例の一部改正につきましては、合併特例の終了に伴い、農業委員会の選挙による委員の定数を30人に改めるものでございます。  北部選挙区におきまして、委員の定数を4人に改め、また選挙区として三和町選挙区、夜久野町選挙区、大江町選挙区をそれぞれ加えますとともに、134ページの上段でございますが、農政部会を構成する委員の定数を18人に、うち選挙による委員が互選した者を15人にそれぞれ改めるものでございます。  この条例は、公布の日から施行し、この条例による改正後の福知山市農業委員会に関する条例の規定は、同日以後初めてその期日を告示される一般選挙から適用することといたしております。  次の135ページをお願いいたします。  議第99号、福知山市下水道条例の一部改正、137ページでございますが、議第100号、福知山市水道事業給水条例の一部改正、また139ページでございますが、議第101号、福知山市簡易水道供給条例の一部改正につきましては、いずれも集合住宅における下水道使用料、水道料金及び給水使用料の特例を定めるため、所要の規定の整備を行うものでございます。  141ページをお願いいたします。  議第102号、福知山市ガス供給条例の一部改正につきましては、供給ガスの標準熱量を46メガジュールから45メガジュールに変更いたしますとともに、原料価格等を見直し、原料費調整制度の基本となります基準平均原料価格及びその関連する数値を改めまして、料金改定を行うものでございます。  142ページの施行期日でございますが、この条例は平成20年5月14日から施行することといたしております。  147ページをお願いいたします。  議第105号、福知山市立学校設置条例の一部改正につきましては、三岳幼稚園及び川口幼稚園を廃止するものでございます。  この条例は、平成20年4月1日から施行することといたしております。  149ページをお願いいたします。  議第106号、福知山市夜久野町体育施設条例の一部改正でございますが、夜久野町グラウンドゴルフ場において、個人使用の場合を認め、使用料の改定を行うものであります。  施行期日は、平成20年4月1日からといたしておりますが、施行日前における使用許可手続につきましては、公布の日から施行することといたしております。  151ページをお願いいたします。  議第107号、財政調整基金の繰入れについてでございますが、平成20年度において財政調整基金を一般会計へ繰り入れるもので、繰入金額は3億4,000万円以内、繰入れの事由は、福知山市財政調整基金条例第4条第3号、財政健全化のために特別会計等に繰り出す財源としてお願いをいたしております。  以上で、全議案の説明を終わらせていただきます。  慎重にご審議をいただきまして、ご協賛を賜りますよう、よろしくお願いをいたします。 ○(加藤弘道議長)  これにて提案理由の説明は終わりました。 ◎日程第4  予算審査特別委員会の設置について ○(加藤弘道議長)  次に、日程第4に入ります。  予算審査特別委員会の設置についてを議題といたします。  お諮りいたします。  平成20年度予算議案を審査するため、委員会条例第4条の規定により、委員会の委員定数を32名とする予算審査特別委員会を設置いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  ご異議なしと認めます。  よって委員定数を32名とする予算審査特別委員会を設置することに決しました。  次に、予算審査特別委員会委員の選任についてをお諮りいたします。  委員の選任については、委員会条例第5条第1項の規定により、全議員を委員に指名いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  ご異議なしと認めます。  よって全議員を委員とすることに決しました。  次に、予算審査特別委員会の委員長及び副委員長の選任についてをお諮りいたします。  正副委員長の選任については、議長を指名人とする指名推選の方法によりたいと思いますが、これにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  ご異議なしと認めます。  よって、議長を指名人とする指名推選の方法によることに決しました。  それでは、委員長及び副委員長を指名いたします。  委員長には21番、松本良彦議員、副委員長には14番、野田勝康議員を指名いたします。  お諮りいたします。  ただいまの被指名人を、それぞれ委員長及び副委員長とすることにご異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○(加藤弘道議長)  ご異議なしと認めます。  よって、予算審査特別委員会の委員長には21番、松本良彦議員。副委員長には14番、野田勝康議員と決定いたしました。  以上で本日の議事日程は終了いたしました。  次回は、来る3月10日午前10時から本会議を開きます。  それまで、議案熟読のため休会といたします。  なお、午後1時40分から全議員協議会、その後、一般質問の順番を決める抽選、各派幹事会を順次開催いたしますので、よろしくお願いをいたします。  なお、一般質問及び予算審査特別委員会総括質疑の通告締め切りは、明4日の午後3時となっておりますので、期限までに通告書の提出をお願いいたします。  それでは、本日は、これをもって散会といたします。  ご苦労さまでした。                 午後 0時41分  散会...