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平成14年第5回定例会(第3号12月11日)

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    平成14年第5回定例会(第3号12月11日)


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    平成14年第5回定例会(第3号12月11日)              平成14年第5回福知山市議会定例会会議録(3)                 平成14年12月11日(水曜日)                   午前10時00分 開議 〇出席議員(25名)       1番  田 淵   弘 君       2番  加 藤 弘 道 君       3番  松 本 良 彦 君       4番  穐 田 司 正 君       5番  芦 田 弘 夫 君       6番  野 田 勝 康 君       7番  和 泉 すゑ子 君       8番  片 山 照 雄 君      10番  有   幸 男 君      11番  小 野 喜 年 君      12番  今 次 淳 一 君      13番  井 上 重 典 君      14番  塩 見   仁 君      15番  田 中 泰 治 君      16番  森 田 泰 英 君      17番  足 立   進 君      18番  渡 辺 麻 子 君      19番  武 田 義 久 君      20番  荒 木 治 清 君      21番  永 田 時 夫 君      22番  立 道 正 規 君      23番  芦 田   廣 君      24番  荒 川 浩 司 君      25番  仲 林 清 貴 君
         26番  藤 井 節 子 君 〇欠席議員(1名)       9番  和 田   久 君 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長          中 村   稔 君  助役         髙 日 音 彦 君   収入役         香 月 芳 雄 君  企画環境部長     山 段   誠 君   環境推進室長      岡 田 泰 博 君  総務部長       芦 田   昭 君   福祉部長        吉 田 俊 明 君  市民人権部長     小 西 健 司 君   人権推進室長      松 田   規 君  経済部長       竹 下 嗣 男 君   建設部長        眞 下 敬 史 君  福知山駅周辺整備室長 牧   晴 喜 君   下水道部長       谷 口 敏 郎 君  財政課長       藤 田 清 治 君   消防長         山 内 孝 史 君  ガス水道事業管理者  芦 田 勝 己 君   ガス水道部長      佐 藤 龍 雄 君  病院事業管理者    藤 田 佳 宏 君   市民病院事務部長    畠 中 源 一 君  教育委員長      藤 林   稔 君   教育長         大 西 重 喜 君  教育部長       正 木   宏 君   教育委員会理事     塩 見 哲 夫 君  選挙管理委員長    加 藤 善一郎 君   選挙管理委員会事務局長 芦 田 芳 樹 君  監査委員       安 達 重 喜 君   監査委員事務局長    倉 田   寛 君 〇議会事務局職員出席者   局長          福 田 清 治 君  次長         足 立 秀 明 君 〇議事日程 第3号 平成14年12月11日(水曜日)午前10時開議   第 1  一 般 質 問                 ◎午前10時00分  開議 ○議長(塩見 仁君)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の会議に、和田議員は昨日と同じ理由で欠席する旨の届けが出ておりますので、ご報告いたします。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配布いたしておりますので、それにてご了承願います。                   ◎日程第1  一般質問 ○議長(塩見 仁君)  それでは、日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  発言の順位、時間、予告の方法は、昨日申し上げたとおりであります。  それでは、これより順次発言を許します。  初めに、21番、永田時夫君の発言を許します。  21番、永田君。 ○21番(永田時夫君)(登壇)  皆さん、おはようございます。  自民クラブを代表いたしまして、通告に従い一般質問を行います。  まず初めに、去る7月、大変な猛暑と言いますか、酷暑の中での市長選挙におきまして、市長の健康問題を危惧する多くの市民の声もありましたが、行政手腕と実績もさることながら、強靭な信念と意欲、行政に対する情熱と責任感を内に秘め、ここに生まれ、ここを育てた中村市長をおいてほかにない、他に候補者を見出せなかったところでありまして、本当に多くの各界、各層の市民の皆さん、そして私ども議会の与党議員21名の有志の大変熱心な力強い要請、支援によりまして、4期目を目指し出馬をされ、圧倒的大勝利でもって見事4選目を果たされました。ここに改めまして、いま一度、心からの敬意とお喜びを申し上げる次第でございます。どうもおめでとうございました。  時にはボタンのかけ違いがありましても、あくまで誠実に、市民と議会との対話を根気よく図りながら、市民と諸施策を実行していく市長の今日までの政治姿勢と、加えて謙虚さある限り、与党議員はもちろん我が自民クラブは絶対的な協力を惜しまない覚悟であります。  今、地球のグローバル化の中、昨年の米国における同時多発テロからイラク問題、さらには拉致事件や核などの独裁絶対主義国家に対する恐怖と共に、罪なく餓死状態にある人々に対する同情、在日の方々のショックと怒り、自然破壊による報復現象に加え、バブル崩壊後の聖域なきモラルハザードの暴露、景気失速による経済システムの変容と失業率の増大、自己肥大した公務員天国に対する批判と反感、不公平感など、何とも見通しの立たない、暗く重苦しいこの時代、まさに今、どこで何が起きても、起こってもおかしくない、政治経済、社会情勢の中、市長は北近畿の中核都市にふさわしいまちづくり、北の都づくりの実現に向けて、さらなるステップを力強く踏み出されました。本当に厳しい大変なとき、責任と重圧ははかり知れませんが、どうぞご自愛の上、何とぞ市民が、この地に生まれてよかった、住んでよかったと実感できる、また夢と希望の光を見出すまで、市長の持ち前であるそのひょうひょうとした中に隠されたしたたかさとしぶとさ、よい意味での頑固さをもって頑張っていただけるものと、強く信頼をしているひとりであります。  さらに申し上げたいことは、国策や行政の恩恵を受けられない潜在的失業者ともいうべきかつてのこの商都福知山を支えてこられました文化的担い手、個人商店や自営業者の方々の存在であります。国民年金はもとより、全額負担の保険料は払いたくても払えず、万一全額払えたとしても、受け取れる年金額は月平均5万円以下でありまして、しかも65歳からの受給で、老後の見通しが立たないのであります。転職先も失業保険もなく、今、商業や事業をやめれば担保権を実行された上、さらに多額の借金が残り、やめるにやめられず、まさに絶望的な営業を継続するしかなく、まして転業して生き残れる可能性も余力もない方々が、確実に日々増えている現状であります。家や家業を継ぐため、都会から帰省された方も、生活保護や福祉の世話になるくらいなら夜逃げした方がましという状態に置かれ、かつての専業農家が兼業農家になるという状況とは本質的に異なる、深刻かつ困難な事態であります。この方面におけるセイフティネットはともかく、行政的配慮は不可能なのか、偽善ではなく本当に頭を悩ませているところであります。  歴史的な変革期には、必ず価値観や社会的権威の変動と多様化を伴うことは常識であります。私は、常々思っておりますことは、必ずしも都会のいわゆる一流大学を出て、一流と言われる会社に入り、また高級官僚になって天下ることが、人間の幸せになるルートとは限らない。地元大学で真の人間性、人間力を磨き、地域社会に貢献できる1人になることも、これからはどんどん見直されていくと信じておるものであります。そういう時代、魅力ある自治体をみずからがつくっていく人材を育てる教育力を持たなければならないと信じておりますので、行政の手腕におけるご援助を願うものであります。  過去の歴史の中で、何の権威も持たない下級武士は、明治維新をなし遂げました。日清日露戦争を指導し、陸海軍大学出の学校秀才は、大日本帝国を壊滅させました。また、戦後においては、東大出の国民から乖離したエリート意識官僚主権国家をつくり上げ、今日の諸悪の一因となりました。そもそも、人間が勝手につくり上げた権威や価値観ほど、うつろいやすく欺瞞に満ちたものはありません。そういう意味からも、公私協力によって生まれた北近畿唯一高等教育機関京都創成大学に寄せる大きな期待は大なるものがあります。  以上、大変口幅ったいことを思いつくままに申し上げましたが、今、我がふるさと福知山は、市長の進める都市計画やビジョンが大きく変容しかねない、市町村合併問題や多保市への大型店出店問題等々、多くの課題に直面をいたしております。あすの福知山、北の都づくりに向けての明確な行政指針なり目標、そしてまた何か市民が夢と希望が持てるようなビジョンなり哲学があればお示しをいただきたいと思うところであります。  それでは、通告に従い、質問をさせていただきます。  まず、通告の大きな1点目、激動する21世紀における北近畿の中核都市、北の都づくりについて、市長の基本姿勢とビジョンについてをお伺いをいたします  次に、大きな2番目、大型スーパーセンタープラントの多保市への出店計画についてであります。  (1)の総合的なまちづくりの観点から、2点お伺いをいたします。  その1つ、本市が取り組んでいるまちづくりへの影響はということでお尋ねをいたします。  2つ目には、商業的環境への影響はということでお伺いをいたします。  次に、(2)の生活環境、いわゆる交通環境の観点から2点お伺いをいたします。  1つ目でありますが、現在の国道9号の交通状況について、どのように把握されているのかをお尋ねをいたします。  また2つ目に、仮に出店をされれば、予想される交通量の増加等についてどのように考えておられるのかをお尋ねをいたします。  次に、(3)の反対運動と促進要望に対する市の対応はということでお伺いいたします。この件につきましては、昨日も片山議員が質問され、市長の所見を伺ったところでありますが、私はまた角度を変えてお尋ねをしたいと思っておりますので、よろしくお願いをいたします。  去る9月3日付で、市長と議長に対して福知山商工会議所が中心となり、福知山商店街連盟13団体ほか卸商業協同組合、京都丹の国農業協同組合市料理飲食業組合等々が一体となりまして、出店反対の立場から意見書を提出してこられました。また、11月29日には、上六、中六、下六の3六人部地区自治会が、会長名連名で開発促進についての要望書を中村市長に提出をされました。反対及び促進を求められておられる方々は、いずれも福知山市市政推進に大きくかかわり、貢献をされ、商都福知山を支えてこられた同じ市民であります。9号線かしの木台のジャスコ出店時に、市長が判断された不特定多数の多くの市民、いわゆる消費者の立場を尊重するにしても、今日まで市長が提唱されてきた共存共栄のまちづくりが根底から揺さぶられるのではないでしょうか。さらに今回の「みった」のプラント出店計画は、まちづくり三法の目指す整合性と一体的な運用によるまちづくりの理念から大きくかけ離れ、本市が進める駅周辺整備事業等々、また商工会議所が進めている中心市街地活性化事業等まちづくりに重大な支障を来すとしても、諸条件さえクリアされれば、法的に何ら抑制、抑止できないのではないか、併せて市長のご所見をお伺いをいたします。  次に、大きな項目の3番目であります。市町村合併問題について、北の都づくりとの関連はということでお伺いをいたしたいと思います。  この項目につきましては、昨日森田議員が質問をされましたし、私のあとからも仲林議員を始め多くの議員が重要課題として質問をされるようであり、重複する部分があると思いますが、お許しをいただきたいと存じます。  私はまず初めに、合併ありきということで質問するのではないということを申し上げまして、ご理解賜りたいと思います。今日までの経過等は省かせていただき、直近のことから入らせていただきたいというふうに考えております。  中丹地区行政改革推進会議でのいわゆる福天加地域分科会、1市3町でまとめられた私たちの町と市町村合併を考えるという冊子、まとめができ上がり、過日、私たち議員は11月25日と12月2日の2回にわたって、市町村合併調査研究討議会が開かれ、理事者から詳しくご説明を受けたところであります。今後、その資料に基づいて、1市3町で説明会が持たれる運びでありまして、本市においてはこの12月中ごろから1月にかけて、小学校区単位で開催をされる予定であります。また別途、市民会議でも討議されるようでありまして、既に大江町では開催されたニュースも新聞で拝見したところであります。話し合いによっては、法定合併協議会での設置に向けて大きく前進をする重大な時期でもありますので、市長としても軽々しい発言、答弁はできないということは重々承知をいたしておりますが、市長が提唱しております北の都づくりに大きく関わってまいります。今後のまちづくりを、福知山を、1市3町での合併したまちづくりとして考えておられるのか、また1市だけでのまちづくりなのか、大変難しい質問ではありますが、市長の考えをお伺いしたいと思います。  次に、4番目でありますが、堀水内にJR、これは仮称でありますが、学園前駅舎の設置をということでお伺いをいたします。  ご承知のとおり、大正学区堀には成美学苑があり、4つの学校を抱えております。京都創成大学、京都短期大学、成美高校、そして福知山女子高であります。それぞれに創成大学324名、京都短大183名、成美高校1,019名、女子高280名、計1,806名の学生生徒がこの地に学んでおられます。加えて教職員は248名でありまして、学生生徒、教職員合わせますと実に2,054名の方が通学、通勤をされているのであります。この数は、本年5月1日現在の実数であります。そのうち、学生生徒の列車通学者669名、教職員は45名で計714名であります。以上のとおり、学園関係者の状況でありますが、大正学区は大江町に匹敵する人口を有する学区であります。地域の人たちの乗降を加味すれば、十分採算がとれ、利便性からも大変喜ばれると考えますので、市長のお考えをお伺いをいたします。  次に、5番目、京都創成大学について、2点お伺いをいたします。  まず1点目で、現状と課題について、また2点目でソフト面における行政支援はということでお伺いをいたします。  創成大学の役割については、今さら私が申すに及びませんが、全国的な本当に厳しい大学の経営は、いずこも同じであります。大学からきている報告で結構ですので、現状と課題についてをお伺いをいたします。  また、ソフト面における行政支援についてでありますが、平成12年4月開学してからはや1年余りで、第1回の卒業生を社会に送り出すことになります。受け皿について、いわゆる卒業しても就職先がないでは、創成大学の設置した趣旨や価値が大きく損なわれます。今から行政と言わず、商工会議所等も一緒になって、雇用問題の解決、受け皿づくりの協力体制が必要ではないでしょうか。市長のご所見をお伺いをいたします。  最後でありますが、6番目であります。大正学区の雨水排水対策についてお伺いをいたします。  この件に関しては、まずもって御礼申し上げたいというふうに思います。昨年、平成13年度、法人大堀区自治会、堀井口堰土地改良区、そして16名の自治会長連名でもって要望をさせていただいたところであります。小谷ケ丘から蛇ケ端自治会に至る地域、いわゆる大正学区全域の雨水排水について、具体的な排水計画を早急に作成していただきますよう、お願いをしたところであります。早速、今年度事業として採択をしていただき、豪雨時に氾濫する大正校下一体雨水排水調査に着手していただきました。心から御礼を申し上げます。ありがとうございます。  以上で、1回目の質問をさせていただきます。よろしくお願いをいたします。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  21世紀における北近畿の中核都市、北の都づくりについてという、市長の基本姿勢とビジョンはどうやというご質問でございますが、ご存じのように、平成13年から第3次の総合計画の後期計画が今、実施されているということになるわけでございまして、価値観の多様化や、あるいは少子高齢化を始めといたしまして、国際化あるいは地方分権、ITや行政改革の一層の推進、さらには市町村の合併等、かつてない地方自治には変革の時代を迎えているというふうなことが言えると思います。こうした時代に的確に対応しつつ、本市としては駅周辺の整備事業を始めとして、リサイクルプラザやあるいは市民病院の改築等、大型のプロジェクトが後期計画期間中に大きく進捗することを踏まえまして、平成18年からスタートをいたします第4次の総合計画の策定を見据えた取り組みが、今後の重要な課題と認識をしております。  北の都づくりは、このような状況を背景といたしまして、本市の交通網、情報通信等にわたる広域拠点性や、先駆的に取り組んできたインフラ整備や、あるいは産業基盤の活用、そして本市のかけがえのない美しい豊かな自然や商都としての歴史、文化を土台に、よりグレードアップした夢のあるまちづくりを進めていく基本理念として位置づけております。本市のさらなる発展のために、広範囲から多くの人、物、情報が集まり、にぎわい、風格の漂う北の都としてのグランドデザインが描けるような具体的な諸施策を今後検討をいたしまして、その肉づけを図ってまいりたいと考えているところであります。これが基本的なビジョンだというふうにご理解をいただきたいと思っております。  それからその次の大型スーパーセンターの多保市への出店計画についてでございますが、これは本市が市街化の活性化のために、これまでから厚生会館だとか、あるいはパーキングの建て替え、カラー舗装等多くの事業を取り組んでいる状況でございまして、これからは割合そういったことで、中心市街地TMOなんかも会議所の方でやっていただくということで、これからというところにこういった問題が持ち上がりまして、これは影響がないということになるとうそでございまして、大体会議所の調査では、売り上げが20%程度ダウンするのではないかというふうなことを考えておられるようであります。国土交通省も、平成11年度の工業センサスでは、あの国道9号線は1日1万4,000台、休日ですと1万2,000台は通るというふうに計算をしておられまして、この出店による交通量の増加ということは、非常にそれに影響をするわけでありまして、商工会議所のデータでは平日では7,500台、休日では1万5,000台との予測をしておりまして、出店後では平日約2万2,000台、休日では約2万7,000台というふうに想定をしているようでございます。したがって、あそこはどうしても今の現状のままでは具合が、交通渋滞を起こして具合が悪いということになりますので、国道9号線沿いにやはり拡幅をしなければ消防車の問題だとか、緊急を要する場合には非常に渋滞、交通渋滞を起こし、あるいはまた交通が停滞をするということにならざるを得ないわけであります。しかし、これを拡幅、4車線化にするということになりますと、コミセンがございますし、それから六人部中学校がございます。そして多保市の大池がありまして、この工事をするということは非常に難しいというふうに我々は判断をしておりまして、非常にこの工事は難しいということになるのでないかというふうに思っておるところであります。  先般も会議所の方から、13団体あるいはまた丹の国農協等から反対の陳情と言いますか、要望がありまして、また一方、3六人部からは設置の要望があるということでございますが、昨日もお話をいたしましたように、市民の大多数と言いますか、市街地の市内の中心部の皆さんはやはりこの反対ということのプラカードを一応各店頭に上げられて、大分宣伝をされるのでないか、そういうふうな感じをいたしておりますので、私といたしましては、多くの市民の方のご意見をとらざるを得ないというふうに考えておる次第であります。  それから、次の北の都づくりの構想、合併問題でございますが、これは昨日もお答えをいたしたと思うのですが、この合併ありきということじゃなくて、福天加地域分科会におきまして、その1市3町で構成しておるわけですが、その問題を考えていただくための具体的な資料を作成をいたしまして、11月の29日に市民会議を発足させ、そしてこれから今後、小学校区単位に住民の説明会等を行っていこうということとしております。これも一昨日でしたか、自治会の運営委員会を開きまして、その学校、小学校の単位で一応説明会を開催をいたしますので、住民の皆さんにひとつ啓蒙をよろしくお願いしたいということで、お話をさせていただきました。この分科会では、本市がお配りするのと同じものを各3町にもお配りをいたしまして、そしてメリット、デメリットをつけまして、これまでの国の問題、この合併に対する国の考え方等も含めまして、啓蒙をしていきたいというふうに思っております。予定としましては、来年の2月には、今後より具体的に検討を深めていく法定合併協議会設置の議案提出の判断をしてまいりたいというふうに思っておるところであります。  北の都づくりの関連でございますけれども、現段階では、私は合併が有る無しにかかわらず、平成18年からスタートをいたします第4次の総合計画、これをまちづくりの基本理念として具体化を図っていくべきでなかろうか、そのことがひいては交通問題、情報あるいはその他の問題にいたしましても、北の都づくりにつながってくるというふうに考えておるわけであります。  それから、大正学区のこのJRの駅でございますけれども、これは私まだ直接にはJRとは折衝はしていないんですが、聞きますと、この1.3キロの時点が、福知山駅から1.3キロであまり近いんで、設置については難しいというふうなことを事務当局としては言っておるようでございます。私は、その1.3キロメートルというのは何に、2キロ以上というふうなことが何に法律的に書いてあるかということになると、ちょっと私はそういうことに今なってないんじゃないかなというふうに思いますし、何と申しますか、宮福線にしますと、非常に近いところに駅があるというふうなことから言えば、僕はやりようによっては可能じゃなかろうかというふうに思っておるわけでございまして、これがおっしゃいますように、学生あるいは大学ということを考えると、そして付近の住民の方を考えますと、非常に有効な駅になるんじゃなかろうかというふうに思っておるわけでございまして、一度これはJRに当たってみたいなというふうに思っておる次第でございます。  それから、創成大学にありますこの課題でございますが、非常に今の現状では、この全国の私立の大学506のうち、28.3%に当たる143の大学が定員割れをしているというふうな厳しい状態でございます。これはやっぱり各大学とも非常に啓蒙したりして、呼び込んでるということもありますが、今の若い人はやはり都会にあこがれているということも言えると思っております。都会へ出てから、卒業してからこちらへ帰って就職といっても、なかなかないわけでございますので、私はこの創成大学がそういう面で行政的にも援助ができないか。例えば、長田野の工業団地だとか、あるいは会議所とも相談をしながら、市内の中小企業ではあるかとも思いますが、そういったところへ就職の道を開くというか、そういうふうに考える。また、行政的にも私はそういう創成大学を卒業した方についての就職というものも、これも考えてもいいんじゃなかろうかと思っておる次第でございます。  それと、私は割合けしからんと思ってるのは、この公立の高校が、いい大学は都会にあるというか、そういうことで非常にそれを宣伝をし、奨励をしてる。地元の創成大学へ行けというふうなことを啓蒙をしているということはあまり聞かないわけでございまして、そういう点では、この公立大学の進学の指導者というのは、もう少し考えていただきたいものだなというふうにも思っておるところであります。来年度から野球部も創設できるということでございますので、市の施設の使用のときには、一定の配慮をするというふうなことは、当然のことだろうというふうにも思いますし、そういった点で、やっていったらどうかなというふうに思っております。  それから、この大正学区の雨水でございますが、これは今、ちょうど調査を、予算化もできまして、今、流量を算定したりやりますので、それがちょっとできましたら、ひとつこれは巨額の費用と長い年月を要するものとは思いますけれども、やっていきたいことだというふうに思っております。  以上で。 ○議長(塩見 仁君)  21番、永田君。 ○21番(永田時夫君)  自席から失礼をいたします。  ただいまは、大変重要な大きな課題につきまして、ご丁寧にご回答いただきましてありがとうございました。  まず、激動する21世紀における北近畿の中核都市、北の都づくりについてでございますが、ただいま市長の方から基本姿勢なり各ビジョンについて、お伺いをいたしました。これからの中心はとにかく第4次総合計画、これから策定されるわけでありますが、それに基づいてまちづくりなりを進めていくということで、基本姿勢なりビジョンについては一定理解をさせていただきました。  ここで1点、市長にお聞きをしたいわけですが、私、常日ごろ申し上げていることであります。いわゆるこの行政と議会の関係、常日ごろ、私も行政と議会とは相反するものであるけれども、車の両輪で進むのが一番いいということ、これは市長も常日ごろ言っておられることでありまして、真の車の両輪と言いますか、時には私どもも市長与党であっても苦言も呈ししながら、市政の推進に向かって協力していくというこの姿勢です。この点について、いま一度確認をしておきたいというふうに思うわけであります。と申しますのは、今回の合併問題、あるいはこの「みった」のプラントのこの出店問題に関わって、昨日も森田議員の方からも苦言と言いますか、質問の中で、市長のこの姿勢と言いますか、我々議会に対する姿勢がちょっと見えにくいというようなことを申されたように思うわけであります。私もその点につきましては同感であります。この激動する大切な時期に、やっぱり議会と行政は一体となって進んでいかなければ、いい市政の推進はできないと。福知山市民の幸せが実感できるまちづくりに向かって進んでいくことはできない、こういった観点から、この行政と議会、車の真の両輪ということについて、いま一度市長のお考えと言いますか、姿勢をお伺いをいたしたいというように思います。  次に、大型スーパーセンタープラントの多保市出店の問題であります。冒頭に申し上げましたように、9号線にジャスコが出店してきたときとは大きく異なるわけであります。また、市長の進めてこられた方針というのを、ここで大きく私は揺さぶられるのではないかと思います。ジャスコ出店のときには、市長は共存共栄という、まちづくりの中で共存共栄という大きな柱をもとに、多くの市民、いわゆる消費者の立場を尊重し、そして既存の商店街を活性化させると、この方針であったように思うわけであります。今回、まだこれからでございますけれども、この多保市への大型店のこの出店問題につきましては、商工会議所を中心とする、先ほど申しましたように、商店街13団体、そして各団体からの強い反対の意見と言いますか、意見書が市長と議長に提出をされました。そしてまた片や同じ市民であります今日まで福知山を支え、行政に関わって貢献をしてまいりました3六人部の学区の市民の皆さん、住民の皆さんは促進を訴えておられるわけであります。こういうことを私が申し上げますのは、私は賛成とか反対とかで今申し上げておるのではございません。ジャスコ出店のときから考えますと、市長の基本姿勢というのは、この多くの方々、昨日も答えられました多くの方々と、多くの市民ということでございますが、多くの市民というのは、消費者ではないかと思うんです。それは私どもも含めまして、零細企業、中小企業、営んでおりますけれども、多くの市民というのはやはり消費者の立場を持っておられる市民、これが私は多くの市民というふうに一定理解をするところであります。そういった関係から判断をいたしますと、昨日の片山議員さんに対する市長の見解と言いますか、きょうも新聞等に出ておりますが、朝日新聞なり京都新聞に書いてありますが、この反対運動に対して、市長は一般質問の中で一定理解を示されたと。それはどういうことかと言いますと、反対の立場に立っての理解と言いますか、表明をされたということでございます。この時期、またこれからの段階の中にあって、市町村合併問題もでありますが、この大事な時期にこの見解というのは少し時期尚早ではないかと、早いのではないかというふうに私は思うわけなんです。というのは先ほど申し上げた理由であります。多くの市民、あるいは反対、賛成、促進の立場をとっておられる方が同じ市民であるというこの観点から考えますときに、もう少し市長のこの見解というのは慎重にしていただきたかったというふうに、私は個人的には考えております。  それで、この総合的なまちづくりの観点からということでお伺いをいたしました。ただいま市長からご答弁をいただいたとおりでございまして、商業的な影響等につきましても20%ほど、商工会議所のセンサスでありますが、ダウンすると。いわゆる既存の商店街等につきましては大きな打撃を受けるということ、これはもう我々も十分理解しますし、当然であると思います。また、交通量の問題、これにつきましても一定の心配と言いますか、危惧するところは多々あるわけでありますが、いま一度思い返していただきたいのは、国道9号のかしの木台のジャスコが出店されたとき、大きな渋滞を起こして交通が麻痺するのではないかというようなことで、相当いろんな条件、規制をかけまして、ジャスコは出店されたわけであります。しかし、現実にふたをあけてみまして、現在のこの交通の流れなりいろいろ見聞するに、そういったことにはなってないという状況も1点あるわけであります。しかし、国道9号のこのかしの木台の地形と、あるいは今度出店を計画されております多保市との関係では、これは大きな違いがあると思います。そういったことをこれから十分調査見聞して、これから判断していく問題ではないかというふうに思います。  それからこの、今申し上げています反対運動と促進要望に対するこの市長の見解ですね。これ、私は今も申し上げましたように、ちょっと早過ぎるのではないかというふうに、今思っております。  それと、私が一番心配をいたしますのは、仮に反対運動を展開しても、法的に規制なり抑制、抑止ができるのかという点であります。この点を市長はどのように考えておられるのか、まずお聞きをしたいというふうに思います。  私ども経済委員会といたしましては、行政視察で富山県の滑川市、あるいはこれから出店されようとしております石川県の加賀市に視察に行ってきました。実際にこの滑川市のプラント1ですか、実際に見させていただきまして、中へも入って見聞してまいりました。本当に私どもが想像しておったものではなく、大きなものでございます。ジャスコでも問題にならないぐらいの大きな売場面積を持ち、あるいは集客等につきましても、近隣はもちろん遠距離からでも集客するという、もうこの業態が全然ジャスコらと違う業態になっておりまして、その市なり町、中心市街地に受けるこの影響というものは大なるものがあるということは、私どもも視察をさせていただきましてよくわかりました。本当にこの仮に出店をされたら、小売店、零細企業につきましては壊滅的な打撃を受けるんじゃないかということは、私も一定理解をいたしております。この問題につきましては、市長もご存じかと思いますが、隣の綾部市におきましても、9月議会にこの問題が提案をされまして、出店を計画されておる地点から福知山駅あるいは綾部駅までが6.5キロメートルということで、非常に近いと。さらに卸小売業さんに対しまして相当のダメージを与えて、中心市街地に疲弊をもたらすと、このような懸念をされまして、綾部も今問題になっておるところであります。  また、一方、野田川町では、人口1万1,000の町にこのプラントを誘致して、大々的に進めていこうとされておるわけであります。野田川町長さんの選挙も終わって、無投票で当選をされておりましたが、そういったまちづくりを進める中で賛成の立場と言いますか、とられておるわけであります。  私どもが行きました滑川市でありますが、市の対応といたしましては、市外へ流出する消費を市内に引きとめる、市外からの客を入れると、こういったこれは「みった」の進出には、プラントの進出には賛成の立場をとられました、滑川市は。そういうことで、加賀市についてはまだ判断をしてないと、賛成も反対もしてないという状況であります。しかも、滑川市の場合は、プラントが出店された時点で中心市街地にある大きなスーパーが閉店を、撤退をしたという状況も起きております。  そういったことで、この多保市に出店計画をされておるこのプラントの問題は、この福知山市の市長が進められる第4次総合計画に基づいてこれからされていくわけでありますが、大きく影響すると、発展についても後退するについても大きく影響するんだというふうにする観点から、お聞きをさせていただいたのでございます。
     次に、この市町村合併問題について、北の都づくりとの関連はということで、もう単刀直入に1市3町での合併したまちづくりを市長の頭の中には考えておられるのか、また1市だけのまちづくりなのかと。本当に大変厳しい、難しい、これから進めていかれる、論議をされる、市民を巻き込んでの話し合い、こういったされる中で難しい質問でありまして、これこそ明快な答弁と言いますか、それは出せないということはわかっておりますが、我々議会といたしましては、3月のこの法定協議会設置に向けての議決など、重要な役割を議会は、我々は背負っておるわけであります。市長のその考えなり一定の視線が見えなくては、我々議会としては大変やりにくいと言いますか、しにくいと。真の車の両輪ということで進んでまいっておりますが、その市長の一定の方向が、私ども議会、議員に見えなくてはまちづくりは難しいというふうに考える観点から質問をさせていただいておるわけでありまして、いま一度、市長の、この時期難しい質問ではございますが、私ども議員に見えるような形での答弁と言いますか、考えをお示しいただけたら大変幸せやというふうに思っております。  それから、堀水内線に(仮称)学園前駅舎の建設をということで、4つの学校があり、そして学生生徒、そして教職員含めての人数なり、地域にどのように貢献できるかということを申し上げました。一定、市長さんにもご理解をいただきまして、その答弁をいただいたわけですが、昨年、私が議長をさせていただいておりますときに、鉄道利用促進協議会、これにも出席をさせていただきまして、私、市長の方にお願いして、JRの支社長についても質問を投げかけていただきました。その堀の水内の駅舎はどうなるかと、1億円ほどでできまっしゃろかなというようなことで、市長が投げかけていただきました。そのとき、支社長等の反応と言いますか、お答えと言いますか、私、慎重に見ておったわけでありますが、あかんということは言われなかったというふうに理解をしております。先ほど市長が申されましたように、宮福線KTRでは、厚中問屋町、福知山駅から実際にはかってはおりませんが、近距離に駅もございます。またこれは京都市内に行っても、学園前というような駅はあるわけでございまして、ただこのJRという大きな鉄道でありますので、そういった観点からは少しかけ離れるかもわかりませんけども、そういった観点から提案をさせていただいておるわけであります。  それから、市長もご存じのように、あそこには、私が今お願いしております水内の予定地には、4号線という市道が奥に走っておるわけであります。これは市長のご理解、本当に温かいご理解と思いまして、その奥に防災道路ということで位置づけていただきまして、水内4号線を建設をしていただきました。設置をしていただきました。そして将来は、今、清算事業団が持っております旧官舎が立ち並ぶあの用地、この中を団地内道路として、市道として整備をしていただくお願いもしておるところでありますが、清算事業団との関係、これはご承知のように、福知山市に鉄道管理局を誘致するときに、土地も提供し、官舎も福知山市で提供しますと、どうぞ福知山市に鉄道管理局を持ってきてくださいというお願いの中で建設をされたものでありまして、今は人も住んでおりませんし、古い官舎が残っております。そういったことの一定の整理、土地の名義は市の名義ということになっておりまして、しかし昔の約束ごとでは、国鉄へ贈与したという形になっておりますので、その一定の整理等もある中で、この団地内に土地はありますので、この小さな駅舎を何とか建設をしていただけたらありがたいというふうに思いまして、一遍、市長の方からJR支社長の方へかけ合っていただきたいということ、これはもう要望として強くお願いしたいというふうに思います。  それから次に、5番目のこの京都創成大学、これは4万人を集める、署名を集めて商工会議所等も中心になり、各自治会、市民が一体となってのこの建設に向けて実現をしたわけであります。この4年制大学等につきましては、何とかこの北近畿の中核都市に設置をということで、前市長も取り組まれたわけでありますが、それが一定、不調に終わり、そしてその後、中村市長さんになってから、この総合計画の中に京都短大を育成、あるいは育成して整備をしていくという条項もある中で、4年制大学を開学してはどうかという強いこの熱意と言いますか、思いが我々議会あるいはもう市民、多くの市民にも理解をされまして、大きな支援をされて平成12年に開学をされたわけであります。  それで、開学はできたわけでありますが、先ほども申し上げましたように、私立大学、大変厳しい経営状態にあります。このことにつきましては、学苑自身が、教職員が一丸となって自助努力と言いますか、それはもう基本であります。しかし、もう1年余りで第1回目の卒業生を出すわけであります。我々がつくった学園から初めての子供が旅立つわけであります。市長もその思いは一方ならぬものがあるというように思っておるわけでありますが、受け皿の問題であります。私は、成美学苑の評議員もいたしておりまして、先日も成美学苑へまいりまして、理事長、事務局長さんともお話をさせていただきました。学苑が持っております、今、大きな課題は何やと。もろもろのことはいいとしても、大きな課題は何かということの話もさせていただきました。やはり雇用、就職の問題であります。これがまず第一。そして、2番目には留学生のアルバイトの問題やと、このようにおっしゃっておられました。第一にやっぱり受け皿、就職の問題であります。せっかく立派な創成大学ができ、福知山市に地域に貢献できる人材として送り出す学生が、福知山市にとどまって福知山市に貢献していただける、これが何よりも大きな宣伝になるんではないかと。そしてまた、今後の創成大学の将来、行く末に大きく影響するというふうに私は考えております。そういった観点から、先ほど行政支援やということでどのようにお考えいただけるかということをお尋ねいたしましたら、市長は長田野企業や長田野工業団地や会議所、そして各企業への就職の道を開くことを行政としてもお手伝いしてもいいなと。またもう一方、広く市民なり多くの方から職員の募集はしていかなければならないわけでありますが、卒業生に対しても一定の考慮と言いますか、そういったことも考えていきたいと、本当にありがたいお考え等を聞かせていただきまして、ちょっと胸をなでおろしたところであります。せっかくの創成大学、本当にこの地域に貢献できる人材の育成、これも大きな創成大学開学の趣旨の1つになっておりますので、そういった観点からお尋ねなりお願いをさせていただきました。  最後のこの6番目、大正学区のこの雨水排水対策でございますが、もうこの件に関しましては、ただただ御礼申し上げる次第でございます。本当に優先順位等もある中で、また昨日の森田議員の質問の中にも、駅南、陵北町あたり、またこの内記の関係の雨水排水対策、これも大切でございますし、そういった中で市長申されましたように、1年や2年でできるような問題ではありません。そのことにつきましては私も十分理解をいたしておりますし、陳情なり要望に一緒にこれきました大堀区の会長なり、土地改良区の理事長等も一定理解をいたしております。まずは、今、現状がどのようになっているかということを調査していただく、これが第一歩だというふうに私ども認識をいたしておりますので、今後の調査が上がってきた時点でまたお示しをいただき、将来の方向づけ等につきましてもまたお示しをいただきたいなというふうに思うのであります。  以上で、2回目終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  なかなか難しい問題を質問をされまして、この「みった」というんですか、スーパーの問題ですけれども、これは昨日もどうやというて問われたんで、そう言わざるを得なかったと思ってるんですけどね。それでこれ、もやもやと言っておったんでは僕の気持ちが伝わらへんし、僕はやっぱり消費者の立場に立って考えるということが、まず第一やないかなと。そして多くの市民ということもありますし、それから今、この会議所が中心になって、このカード、いずれ張られると思うんですけれども、そういうのがずっとこの町内には出てくると思うんですわ。そういうことですので、きのう、その立場に立って答弁をさせてもらった。ところが、報道関係の方がよく聞いておられまして、そう言うたということで載ったんやないかと思うんですけれども、これはもうしゃあないと思うとるんです。そういうほかの市は賛成してるところもあるようですけれども、うちは「みった」が出てきたら、それはもう商店街はもう、言わばつぶれてしまうというふうなことも十分考えられますので、そうならんように私はそういう立場をとっとるんで、ひとつご理解をお願いするよりしゃあないと思ってるんです。  それから、行政と議会とはもちろん車の両輪でございますので、僕が見解を、そういったことを言うのは早かったということですけれども、早くさせられたということで、ひとつ。  それから、あの付近の交通状況というのは、これは申し上げたとおりで、非常に混雑をするということです。とにかく工事というのか、先ほど申しましたように、学校あり、池はありということになると、非常に困難でなかろうかというふうに思っておるところであります。  それから、町村合併の問題で、これはもちろん行政が決める問題じゃないということはもうご存じのとおりで、やっぱりこれは市民の皆さんの意見を聞いて、そこでやっぱり方向が出てくるんじゃないかなというふうに思っておるわけです。これには非常に難しい問題もあるわけでございますので、そういった点は法定の合併協議会で判断をしてもらうということになろうと思います。議会につきましても、十分に連絡をとり、現状なんかを説明をいたしましてやっていかないと、それこそこの両輪ということが欠けるおそれがありますので、これは十分そういうふうに考えたいというふうには思っておるわけです。  それから、創成大学のこの駅の問題ですけれども、これはひとつ、ちょっと時間を貸していただかんと仕方がないと思いますし。確かに否定はされなかったと思うんですわ。話によっては、また金がごっつうかかるかもわからんけれども、それによってできるんだったらそれにこしたことないというふうに思いますし。土地の問題もあるんですわ、あれ。  それから、大学の将来でございますけれども、申し上げましたように、これはもう会議所、それから長田野工業団地、それから行政も一緒になりまして、やっぱり考えていかなければならないというふうに思っております。  それから、最後のこの水の問題はそういうことで、調査ができましたらまたご報告は申し上げたいというふうに思いますので。 ○議長(塩見 仁君)  髙日助役。 ○助役(髙日音彦君)  ご質問の中に、「みった」の件でございますが、法律的に抑えることができるのかというご質問があったと思っております。法律的な手続について、議員さんもよくご承知いただいておると、このように思っておるわけでございますが、いわゆる法律の流れといたしまして、最終的に知事が判断をされてやってこられるというふうな形になるわけでございますが、判断される前に、市長に意見の照会がございます。そのときに、市長が市長としての責任ある意見を申し上げるというふうな形になろうかと、このように思っております。そういうふうな中におきまして、知事さんがどういう判断をされるのかということは、また別の問題としてあると、このように思っております。  さらには今、いろいろと議論があります9号線の問題につきまして、管理者であります建設省が、「みった」から申請があった時点でこうせえ、こうやああやというふうな形の中で、いろいろと指導を建設省がされるというふうなことになると、このように思っております。 ○議長(塩見 仁君)  21番、永田君。 ○21番(永田時夫君)  自席から失礼をいたします。  それぞれにさらに詳しいご答弁をいただきまして、ありがとうございました。  ほとんど理解をさせていただいたわけでありますが、この「みった」の問題について、プラントの問題について、地元の要望されております方々、直接会ったわけではありませんが、聞き及ぶところによりますと雇用の問題、これは私ども滑川市へ視察に行かせてもらいました。やっぱりパートでございますけれども、300名近い雇用があると。この300名といいますと、福知山に置きかえて、この3六で置きかえますと大変ありがたいと言いますか、3六の立場から見ればありがたい進出になるというようなことも考えられます。  そして、法的には規制がかけられるのかということでお尋ねしとったら、今、助役さんの方から詳しくご説明をいただきましたので、一定理解をさせていただきました。そういった中で、これから府が指導するところまでいく間があるわけでございますが、市長はもうこうして報道されたように、一応この福知山市のこの町を守るという観点から、反対の立場と言いますか、出店については好ましくないという方向づけを示されたというふうに私は理解をさせていただきます。しかし、前回のジャスコ出店のときは共存共栄というひとつのこのたてりを上げて、掲げて、そして中心市街地の活性化等にも、厚生会館、それから駐車場、そういった広小路のカラー舗装等、効果云々は別といたしましても、随分力を入れてこられたわけであります。当然、それは今後も続けていっていただかなきゃならないと願うものでありますが、なんせ、多くの市民というのは先ほど市長が繰り返されましたけれども、消費者の立場ということがやっぱり大きな大前提と言いますか、なると思います。しかし一方考えますと、このまちづくりに大きな打撃、影響を与えると、こういったことで本当に板ばさみと言いますか、私が考えましても本当に今は難しい状況に置かれるということになると思うんです。だから、余計慎重な市長のこの発言なりあれは、今後についてもしていっていただきたいというふうに思っております。  それから合併問題でありますが、3町さんの立場から言いますと、それぞれ3町の立場、そして市の立場、そういったことが精査されまして、冊子ができたわけであります。市長さんがおっしゃるように、これからは市民、住民の皆さんに、そういった資料でもって説明をし、論議をしていただき、そして最終的には住民、市民の皆さんが決定をすることだと、このことについては私ども理解をしておるわけですが、議会といたしましても、やっぱり多くの市民から常々聞かれるわけであります。その議会の考え方なり議員の考え方というものも、また市民は随分、26名おるわけでありますが聞かれますし、また3町の方からも、一体議員はどう考えてるんやという質問等もあります。そういった中で、私どもが一番尊重し、一緒に頑張らなきゃならないこの市長の姿勢ですね、考え方、これがやっぱり一定私どもが理解をしておかないと、車の両輪と言いながら行き違い、かけ違い等も出てくる場面もあろうかと思います。議長も先日も話しておりましたが、この合併問題等につきましても、行政が先走ると言いますか、先行していくと、それにあとで事後報告なり説明を受け、議会がついていっとる形になっとるじゃないかと、もっと議会と行政とが話し合う場がもっとあるべきじゃないかと、こういうことを主張されております。私も同感であります。そういったことから、今後におきましては十分議会と行政とで、かけ違いなり行き違いなり、また先行、遅れということがないように配慮していただきたいというふうに、これは要望をいたしておきます。  それから、この「みった」の関係はそういうことで、今後、大きな反対運動なり促進運動なり起こってくると、予断を許さない状態でありますが、この市長の掲げておられる北の都づくりには本当に大きな影響を及ぼすというふうに考えますので、よろしくお願いをしたいと思います。  それから、創成大学の件につきまして、再度市長から、力強いと言いますか、ソフト面の支援につきまして考え方を聞かせていただきました。ありがたく受け止めさせていただきたいと。また成美学苑の方にも私は報告をさせていただきたいというふうに考えております。  それから、この駅舎の問題でございますが、一気にできるというふうには思っておりません。やはり行政のトップであります市長の方から、JRの方にお話をしていただきましてご理解をいただく中で、北の都づくりの一環の中で考えていただければありがたいというふうに思いますので、その点よろしくお願いしたいと思います。  それから、大正学区の雨水排水対策、これもありがたく受け止めさせていたただいております。今後、調査結果が上がってきましたらご説明いただきまして、また年次的な予算、計画、そういったことは上げられまして、相当数の年数がかかると思います。ましてや駅南の問題、それから中心市街地の中での雨水排水対策、いろいろとある中でのことでございます。そういったことを一定理解する中で、促進方よろしくお願いしたいと思います。  そういうことで、この北近畿の都づくり、市長が掲げておられる、この基本方針なりビジョンは一定理解をさせていただきました。今、この第3次総合計画の中で進めておりますこの市民病院の全面改築、あるいはリサイクルプラザの建設、そして福祉、教育と、いろいろと多岐にわたってのこの行政施策の推進があるわけでございまして、本当に財政厳しい、逼迫する厳しい中でのこの施策の推進、市民の幸せに向けてのこの生活を守るための施策の推進、厳しいものがあるわけでございますが、どうか市長さんにおかれましては、お体には十分、健康には十分ご留意いただきまして頑張っていただき、市民の幸せのために頑張っていただきたいというふうに思います。私ども議員といたしましても、力いっぱいの協力をさせていただく中で頑張っていきたいというふうに思っております。大変質問の中で進んだ、失礼なことも申し上げましたがお許しをいただきまして、私の質問はこれで終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  次に、25番、仲林清貴君の発言を許します。  25番、仲林君。 ○25番(仲林清貴君)(登壇)  通告に従いまして質問を行います。既に、これまでの議員の皆さんが質問され、重複することもあると思いますが、よろしくお願いしたいと思います。  先ず初めに、市町村合併について伺います。  いよいよ本市においても、市民会議の設置や小学校区単位での説明会が始まり、合併の議論が本格化をしてきています。これからの市政の根幹をなす問題として、改めて市長の見解を伺います。  まず、市民会議のあり方についてであります。去る11月29日に市民会議が設置をされました。これまで、市の重要な施策を進めていく上で、市長が任命する審議会などにその施策の必要性や内容などについて意見を求めるという手法がとられてきていたわけですが、この合併という問題は大変重要な事項であり、また市長もかねがね合併は住民が決めることと答弁をされてきている経過から、この市民会議の性格がどのようなものなのか、またどのような位置づけなのか、この市民会議の中での意見の集約方法についてはどうするのか、さらに集約をされた意見の活用方法について伺っておきたいと思います。  次に、市民への説明資料についてであります。今後、市民に対して説明する際に使われようとしている資料に関わってですが、この説明資料はこれまで1市3町の分科会の中で作成されてきたわけですが、果たしてこの資料を使っての説明で、市民の皆さんに的確な情報を提供することになるのかどうかであります。私自身もこの資料の説明を受けて、とりわけ合併のメリットやデメリットについて、また財政のシミュレーションについて的確ではないと考えています。例えば、メリットやデメリットの説明では、メリットになる事項が非常に抽象的な言葉が数多く並べられ、一方デメリットについては数そのものが少なくなり、福知山市民にとっての具体性がありません。また、財政シミュレーションでも、合併しない場合は赤字に転落、合併すれば財政危機は回避できると結論づけています。これが本当にそうなのか、根拠も具体的に示されず、合併を誘導するものとなっています。これでは、市民に的確な情報を提供するものとは言えません。市民に判断を仰ぐのであれば、的確な情報が必要です。この点での見解を伺います。また、市として補足する資料の作成の考えはないのかどうかも伺っておきます。  次に、市民の声の集約についてです。今後、市民会議での意見の集約や、また小学校区単位での説明会で、参加者からの意見を集約するようですが、それだけでは市民全体の意向を集約するということにはなりません。市長がかねがね言われてきた、合併は市民が決めること、それを実践するのであれば、どのように市民の声を集約するのかが大切であります。その点での考えを伺っておきたいと思います。  次に、法定協議会についてです。現在のところ、法定協議会については、来年2月末ごろまでに方針を決め、その段階で法定協議会が必要と判断をすれば、3月の議会に法定協議会設置の議案を提出する予定と伺っています。それでは、法定協議会の設置議案を出していく判断の基準は何か、伺っておきたいと思います。  次に、そもそも合併に対する市としての基本的な考え方について、何点か伺っておきます。  その第1は、今回の合併の論議で、市としてはどのようなまちづくりの構想を持たれているのか。2つ目に、市民の立場に立ったメリットやデメリットについての具体的な見解。3つ目に、3町との関係で編入合併なのか、新設合併なのか。また、支所をどうするのか。さらに、住民サービスの違いや住民負担の違いをどのように是正するのかなど、この合併の基本になる問題について、現時点での市としての考えを伺っておきたいと思います。  この問題の締めくくりとして一言発言させていただきますが、昨日の質問でも、市長はことし6月ごろから合併に対する姿勢を変えたのではということが指摘をされています。私は、少なくとも本会議などの一連の流れの中で感じておりますのは、変わってきたのは市長の考えではなく、知事選挙後の京都府の姿勢であり、市長の周辺ではないかということであります。市長は9月議会でも、また先ほどの答弁でも、住民の皆さんが決めることと明確に答弁をされています。私もそのとおりだと考えています。したがって、その手法をどうするのか、これが何よりも大切であります。この点から、今の流れが合併誘導と言われない、適切な手法で進めていくことを強く求めておきたいと思います。  次に、地域経済をめぐる問題について伺います。この地域経済を取り巻く大きな情勢の変化として、信用金庫の合併が上げられます。全国的にも、金融機関の統廃合が行われ、その結果、これまで融資を受けてきた企業が、いわゆる貸しはがしの事態が生まれ、倒産や廃業などに追い込まれている事例が多く報道されています。特にこの地域では、中小や零細企業の取り引きの多い信用金庫の合併ということは、大きな影響を与えるのではないでしょうか。さてそれでは、今回の信用金庫合併後の状況はどうなっているのか、市としての認識をまず伺っておきます。また今、行政として実態の把握と対応が求められているのではないでしょうか。あわせて、融資について、市の独自策が必要になってきているのではないでしょうか。既に京都府や京都市では、新規の事業として民間金融機関の融資についての低利のものへの借り換える制度をつくりました。市の具体的な対応について、見解を伺っておきます。  次に、大型スーパーの「みった」の出店への対応についてでありますが、この「みった」出店については、昨日から本日にわたって質問が行われています。市長は、多くの市民の反対の声を無視できないと、反対運動に対する賛同を表明されました。これは、今回の出店が、本市のまちづくりや商業環境、そして周辺住民の生活環境に与える影響を考えれば、当然の立場だと考えます。また、先ほど来の発言についても大きく支持をさせていただきます。  さて、この出店に際し、地元自治会からは利便性や雇用などを理由とする誘致の要望書が提出されました。また一方で、商店街の皆さんが出店に反対する署名などの反対運動を展開されることも報道されておりました。それぞれ思惑はあるとしても、このような局面で、今回の議会の答弁だけではなく、市長の今後の対応は非常に重要だと考えています。私は今大切なこととして、今回の出店が地域の経済活動に対してどのような影響を与えるのかということだと考えています。ご承知のとおり、長引く不況の影響に加えて、大型店などの規制緩和などによって、多くの地域で商店街の衰退、地元の商業の衰退という道をたどってきています。しかしそこには、時代の流れという言葉では片づけられない問題があるのではないでしょうか。地域の文化を支え、地域住民の暮らしを支えてきた商業体系が大きく破壊されることが、市民全体にとって本当によいことと言えるのでしょうか。そこで伺いますが、まず、市当局が今回の出店に関わって、地域経済にもたらす影響をどのように見ているのか、そして今後の具体的な対応策について、お考えを伺っておきます。また今回、地元自治会から要望が提出されましたが、この点にも関わって、「みった」出店によって与える周辺住民の皆さんへの、交通問題も含めた生活環境への影響について、見解を伺っておきます。  次に、住宅改修の問題ですが、地域経済の活性化のために、住宅改修への助成制度の創設を強く求め、考えを伺っておきたいと思います。この住宅改修への助成制度については、既にこの京都府内では、京田辺市と網野町で実施をされています。この2つの市と町では、既に大きな効果があらわれているという報告を聞いています。例えば京田辺市では、対象工事は30万円以上の工事で、そのうち10%、1割、最高で10万円を補助するというものですが、既に工事の件数は今年度だけで147件、工事の見積総額で2億8,478万円、それに対して支払われた市の補助金は1,289万円で、結局、1,289万円の予算で、市内の建築業者の請け負った総額が3億円近いものとなっています。大きな経済対策と言えるのではないでしょうか。また、網野町でも今年度当初予算は200万円でしたが、申し込みが殺到し、9月議会では400万円を新たに補正で追加、総額600万円の予算を組むほどとなっています。このような大きな成果を上げている住宅改修への助成制度について、その市としての見解を伺い、本市でも実施する考えはないのかどうか、伺っておきます。  次に、幼稚園の定員についてです。今、市立の幼稚園では、入園児数の減少に伴い、預かり保育の実施や2年保育の取り組みが進められてきています。昭和幼稚園でも、今年度から4歳児の募集を行ってきました。近年、保育所への入所が増加している一方で、幼稚園の2年保育を求める声も多くあり、市もその対応を進めてきたことは承知をしています。  さて、昨年のちょうどこの時期に、幼稚園に入園を希望している保護者の方から、4歳児の入園の定数が決められており、入園を希望しても入園できないかもしれない、こういった不安の声が寄せられました。そこで伺いますが、ことし春に幼稚園に入園した4歳児の募集状況と応募の実態、また実際に入園した子供の数について、福知山幼稚園と昭和幼稚園、それぞれについて状況を伺っておきたいと思います。また昨年の状況を踏まえて、今年度はどのような対応をされたのか、伺っておきたいと思います。  私は、今、就学前の子供たちへの対応について、幼稚園を担当している教育委員会と、保育所を担当する福祉部がしっかりと連携をとっていくことが大切であると考えています。今回の幼稚園の定数の問題でも、幼稚園の取り組みを充実させることと、保育園、特に民間の保育園の経営と大きな関係があり、ともすれば利害の関係も生みます。したがってこの間、双方の部局が連携することが大切だと先ほども指摘をしましたが、この年度、どのような協議がされたのか、伺っておきたいと思います。  次に、同和教育について伺います。既に同和対策事業が法律としては終結をいたしました。したがって、速やかに一般施策へ移行することが求められています。しかし、教育の分野では、市長部局の行政と比較しても、多くの問題が残されているのではないでしょうか。そのひとつは、今でも同和対策事業で整備された施設で、子供たちの補習が実施されていることです。市内の3つの小学校、中学校で、今も補習学級が実施をされています。同和対策事業が行われてきた地域の子供だけでなく、地域外の子供も対象となっているようですが、それでも、実質地域を限定したものとなっており、特別な対策であります。このような事業を進めている考えについて、伺っておきます。  また2つ目に、学校教育の中での同和教育の位置づけについて、伺っておきます。これも、従来と変わらない方針となっているようですが、見解を伺います  3つ目に、子供だけではなく保護者も含めて、地域で行われている学習会について伺っておきます。児童館などで今も同和対策を実施してきた地域の保護者の方を対象に、さまざまな学習会を開催しているようですが、このような事業の実施についてどのような見解か、伺っておきたいと思います。  次に、障害者福祉対策について伺います。まず、支援費制度についてですが、障害者福祉の介護保険版とも言える支援費制度が、来年4月からスタートいたします。現在、その準備が進められているわけですが、これまでの制度の根幹が大きく変わることになり、障害者や家族の皆さん、また福祉施設関係者にとっても大変不安な思いとなっています。そこで、この支援費制度について、準備状況について伺いますが、障害者や家族の皆さんへの情報提供はどうなっているのか、施設の入所者や通所している人には、施設の関係者から情報が一定届くと思いますが、在宅の障害者の皆さんにはどのように情報の提供が行われているのか、またその相談体制についてはどうなっているのか、特に市職員の皆さんの体制について伺っておきたいと思います。さらに現在の申請の状況、認定の状況はどのようになっているのかを伺っておきます。  加えて伺いたいのは、9月には国の基準案が示されました。障害者や家族の負担、また施設を経営しているそれぞれの方針の経営の見通しについて、市はどのように把握されているのかを伺っておきたいと思います。  次に、障害児学童保育についてですが、障害児の学童保育は、とりわけ中丹の養護学校などの児童や生徒が、放課後の時間、有意義に過ごさせてあげたいという家族の切実な願いともあわせて、緊急な課題となっています。これまで、ホームヘルパー制度の利用で何とか対応されてきたわけですが、今回の支援費制度への移行の中で、本格的に学童保育を実現できる条件も生まれてきています。そこで伺いますが、市はこれまで細々と取り組まれてきた障害児の皆さんの放課後対策を、今回の支援費制度移行の中で事業者として認定し、本格的な障害児学童の事業として進められることについての見解と、市の支援策について伺っておきます。  次に、視覚障害者へのサービスについてですが、現在、視覚障害者の皆さんに、福祉サービスとしてガイドヘルパーの派遣などが行われているわけですが、市の行政の情報提供として、朗読サービスによって市広報を朗読したテープの提供も、関係者のご協力を得ながら行っていると聞いています。ところが、例えば市議会のたよりや社会福祉協議会のたよりである「しあわせ」などについては、大切な情報源であるにもかかわらず、点字されたものが回覧をされて、情報が提供されるのが大変遅くなっているというのが実態であります。点字プリンターはあるものの、本格的な市の支援で、こういった公的な文書については回覧ではなく、配布するぐらいの支援が行われ、必要な情報がいち早く伝えることができないのでしょうか。この点、福祉サービスの充実に関わって、見解を伺います。  この項目最後に、駅周辺のバリアフリーについて伺います。今から2年前に、だれもが安心して快適に町を移動できる環境づくりを目指した交通バリアフリー法案が施行されました。今、本市では、福知山駅を中心とした市街地を重点整備区域として、バリアフリー基本構想策定の取り組みを進めています。障害者や高齢者の皆さんを始め、すべての市民が安心して暮らせるまちづくりの基本的な計画となることを、まず強く願うところであります。  さてそこで伺いますが、この策定にあたって、現在その策定の進捗状況について、また今後の取り組み方向について伺っておきたいと思いますが、特に障害者の皆さんなど、社会的弱者の方々の声や願いが十分反映されたものにしていただくことが、何よりも大切であると考えますが、市の基本的な見解を伺います。  同時に、この構想の策定と具体化を前に、現在の駅周辺で改善すべきところについて伺いますが、決算委員会でも伺いましたが、当面、緊急な要望として、駅の障害者トイレの設置、特に女子トイレの設置の問題、また駅東側駐車場からの進入路の改善策についてはどのように考えておられるのか、見解を伺います。  次に、地域住民の皆さんの安全確保と要望について、伺っておきたいと思います。  まず初めに、音無瀬橋西詰めの広小路通りの交差点についてでありますが、この場所は厚水内線の片側2車線化や、綾部との広域農道やさくら橋の開通などにより、出勤や退社時間を中心に交通量が増加をしています。しかし、この交差点には右折矢印の信号がなく、交通量の多い時間帯には車両の通行がなかなかできないということもよくあるようであります。現場には、右折レーンの確保できるスペースもあり、改善が求められているところですが、見解を伺います。  2つ目に、中ノ町の御霊公園裏側の交差点についてです。この場所は、合計7つの道路が複雑に交差し、現在、信号などもなく、交通事故も心配をされているところです。その中で、特に旧細見耳鼻科横については歩行者も多く、高齢者の皆さんや子供たちが道路の横断時には戸惑っている姿を、近くにお住まいの方や事業所の方も見受けられているようです。そこで、その場所に点滅式の信号の設置や横断歩道の設置ができないものかどうか、見解を伺います。  3つ目に、街路樹の落葉による排水への影響についてです。市街地の中心部の方からよく耳ににしますのは、市道などに植えられている街路樹の落ち葉が付近の側溝などに堆積をし、水の流れが悪くなったので何とかならないかということであります。以前にも苦情を聞き、市の担当課の方で対応をしていただいたこともありましたが、近年、市街地の冠水問題への対応が緊急に求められてきている中で、市としての積極的な対策、対応について見解を伺います。  最後に、焼却場の委託業者について伺います。これは、市の焼却場の管理を委託している業者の問題についてでありますが、去る11月28日付の新聞報道によりますと、現在、福知山市の新しい焼却場を管理委託している大成エンジニアリングの前社長などが、千葉県八千代市の現職市長への贈賄容疑によって逮捕されたということであります。収賄側も贈賄側も、それぞれ容疑については大筋で認めているというものであります。さて、このような贈収賄事件を起こした業者が、本市の焼却場の管理をしているということでありますが、まず今回の事件を起こした大成エンジニアリングへの対応はどのようにされたのか、伺っておきます。また現在、管理運営を委託しているわけですが、その契約については今後どのように扱われるのか、伺っておきます。さらに、今後行政としての対応がとられる中で、現在委託会社に勤務されている皆さんはどのような処遇となるのか、もし仮に他の業者が管理運営を委託した場合に、労働者の皆さんについての雇用はどうなるのか、市の対応についても伺っておきたいと思います。  以上で、1回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  市民会議の問題でございますが、小学校区の単位に今後開催する住民説明会に加えまして、各界、各層の代表の方々からも、合併問題に関し幅広く意見を聴取したいとの思いで組織したものでございまして、意見の集約としましては、住民説明会と同様、合併の是非等の一定の方向の集約を行うものではなく、市民生活に関わる既存の組織としてどのような考え方をお持ちかということに重点を置いた設置目的としているわけであります。ここで出された意見は、住民説明会の意見とあわせまして、議会に報告させていただきますとともに、1市3町の分科会においても、これらの意見や議会の意向を十分踏まえ、情報交換、協議を行う中で、より一歩進んだ形となる法定協議会設置に向けた判断をしてまいりたいというふうに思っております。  この分科会で作成されたその説明資料というもの、なかなか厳しいご意見でございましたけれども、合併に関わる国の考え方をまず説明する観点を基調といたしまして、関係市町の主要の指標やメリット、デメリット、財政シミュレーション等も参考に掲載をする中で、国はこう言っているけれども、今後独自の考えを住民の皆さんから出していただきたいということで、基本構想のまとめ方になっておるわけであります。国の考え方を知っていただいた上で、それを住民はどう感じ、どう判断されるかという観点からは、現段階では一定の資料で的確な情報提供ができるというふうに考えておりまして、補足の資料の提出は今のところは考えていないわけであります。なお、財政シミュレーションについては、前提条件等を詳細に説明する等、住民説明会の場ではわかりやすい内容となるよう、十分配慮していきたいというふうに思っております。  それから、市民の声の集約の問題でございますが、市民会議や今後の住民説明会で出た意見というものは、いろんな方向性のものに分類、整理、要約をする中で、来年の2月上旬に議員の皆さんに報告する形を考えておりまして、今後、法定合併協議会設置に向けた情勢にあるのかも、判断の基準として位置づけておるわけであります。  法定協議会につきましては、分科会を開催をいたしまして、1市3町での住民説明会の結果を聞くなどの総合的な情勢分析の中で決定をしていきたいというふうに思っております。市としての基本的な考え方というものは、市としてのメリット、デメリットの細かな部分は、法定協議会の中での調整事項の整理、新市の建設計画の中でどのような将来のまちづくりの構想が協議の中で打ち出されていくかを見極めないと、現段階では具体的なことは言えないのでないかというふうに判断をしております。もし、合併の方向で今後進むということになれば、北の都づくりを基本理念とした10万都市構想の実現を図りまして、本市域を核とした広域的なまちづくりということになるというふうに思っております。  3町との関係で、編入か新設かというふうな考え方というものでございますが、編入か新設かということは、支所設置をどうするか等の合併の基本的な問題については、今後、法定協議会が設置されればその場で議論をしていただく大きな課題でなかろうかというふうに思っておるわけであります。市は決して誘導をするというふうなことは考えていないわけでございまして、これはあくまでも住民の皆さんが決められることだというふうに思っておるわけでありまして、そういう方向で進みたいというふうに思っておるわけであります。  それから、信用金庫の合併後の状況でございますけれども、これは貸し渋りということの実態については何も聞いておらないわけでありまして、市の融資制度については、ことしから貸出金利を2.7から2.3に引き下げまして、中小企業者の負担を軽減する等の努力はしてるわけであります。新たな融資制度がないかということは、今後研究をしてみたい。  それから、「みった」の出店の関係ですが、これは会議所の方の調査では、売り上げが約20%以上ダウンするというふうなことを聞いておるわけでございまして、非常に打撃が大きいということは言えると思います。平成11年度に市街化の活性化のために基本計画を策定いたしまして、厚生会館の改修だとかパーキングの建て替え、カラー舗装等、多くの事業を取り組んでいる状況でありますが、少なからず既存の商店街への影響は出てくるというふうに思っております。  予想される交通量については、先ほど永田議員さんの方にお答えをしたとおりでございまして、商工会議所のデータでは、平日7,500台、休日1万5,000台というふうなことを、出店による交通量の増加でございますが、そういうふうに見て、出店後は平均で約2万2,000台、休日で2万7,000台というふうなことを想定しているようであります。出店をすれば、休日で1日にプラス1万5,000台の車が通るというふうな予想でございまして、これは多保市の付近は常時交通渋滞を引き起こすということが予想されるところであります。  それから次の住宅改修の制度でございますが、これは今の現状では考えておらないんですが、昨今の経済情勢を勘案して、一度研究をしてみたいというふうに思っております。  それから、幼稚園関係は教育委員会の方でお答えをいたしますが。  特に児童館等の子供たちの健全育成でございますけれども、特にテーマは国連10年の行動計画の指針に沿って、具体化や環境の保護という観点を明確にして、取り組んでおるわけでございます。  それから、障害者福祉の関係でございますけれども、これはやはり十分に気をつけていかなければならないわけでありまして、現在、相談体制といたしましては、職員を2名増員をいたしまして、係員8名が支援費制度へスムーズに移行できるようにしているわけであります。  それから、平成14年の11月から受け付けを、申請については開始をいたしまして、現在8人で受け付けているということであります。支援費への移行する現在の利用者は、個別に案内をいたしまして、来年3月には全員受け付けが完了する予定だというふうになっております。  それから、障害児の学童保育でございますが、支援費制度の中での実施はどうかということでありますが、障害児の放課後の在宅支援については、現在ホームヘルパーが活用されておりまして、支援費制度に移行しても、同様の利用になるのでないかと思っております。  それから、障害児の学童保育については、今後の課題としていきたいというふうに思いますし、現在、ボランティアグループによって視聴覚障害の方については、『広報ふくちやま』の朗読テープや、議会だより等の点字サービスを実施してもらっておりますが、非常に遅いというふうなことでございますが、これはそれなりに手続をとっておりますので、少々遅れているということはひとつご容赦をお願いをしていきたいというふうに思います。  それから、駅周辺のバリアフリーでございますけれども、これは今年度10月21日に各障害者団体と各種団体等によりまして、福知山市の交通バリアフリーの基本構想策定委員会というものが発足をいたしました。また、障害者団体の方々と共に、駅舎それから周辺道路の点検調査を実施をされておるようでございます。また、その点検の結果やアンケート調査に基づきまして、バリアフリー基本構想として取りまとめていただくようになっておるようであります。  それから、平成15年度より当基本構想を駅周辺の整備事業に生かしていかなければならないだろうと。  それからまた、この新駅のトイレでございますけれども、これはJRとしては3年後、新駅で改良するまでの間、駅員の案内で対応をするということのようであります。  それから、次のこの交通問題でございますが、確かにこの問題については、右折の信号、それから横断歩道の要望は、これは一度、何と言いますか、十分に警察署と十分協議しなければならないというふうに思っております。  それから、落ち葉による排水への影響ということでありますけれども、これは道路管理者として毎年調査をして、排水の断面の確保のために清掃は実施しておりますので、今後も継続して実施し、できる限りの維持管理排水処理に努めてまいりたいというふうに思っております。  それから、焼却場の委託業者についての収賄事件の問題でございますが、市はこの委託業者に対しまして、本年11月29日から翌年の3月29日まで4か月間の指名停止の処分をいたしました。本市の焼却場においては適正な運営管理をしており、今後の推移を見守りたいというふうに思っております。  以上。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  幼稚園の定員についてでございますが、昨年度の市立幼稚園の募集状況と応募の状況でありますが、4歳児、特にご質問でございますけれども、4歳児の応募者の数は、福知山、昭和合わせて70名で、そのうち入園者が50名でございますが、それぞれについて言えということでございますので申し上げますと、福知山幼稚園の4歳児、25名の募集のところ、応募は34名でございまして、抽選漏れが9名出ております。昭和につきましては25名定員のところ36名の応募がございましたので、11名が抽選漏れをいたしたということでございます。5歳児につきましては、8園で合わせて203名でございまして、全員が入園をいただきました。  そこで、新年度の募集についての考え方でございますが、2年保育につきましては、引き続き福知山、昭和の2園において行いますし、他園については従来どおり5歳児のみ保育を行うという方針でございます。  2年保育の拡大については、私立の幼稚園や保育園等々の関わりもございますし、そのことも含めながら、今後の検討課題だと思っております。具体的には、4歳児については各定員を25名、1クラスずつでございます。また、両園を含む8園におきまして、5歳児を各園の定員数募集をいたします。なお、それぞれの園において定員を上回ったときには、それぞれの園で抽選により入園者を決定をしてまいるわけでございます。  次に、保育園との連携等、保育行政との連携でございますが、本市の就学前教育を充実発展させていくという観点でございまして、子供たちの健全な成長を図っていくために、それぞれの機能、役割を大切にいたしまして、小学校以降の学校教育につないでいかねばならないと、このように思っております。そのために、昨年度、ご承知のとおり、公私立幼稚園、保育園の代表者の出席のもと、本市の幼稚園のあり方に関する懇話会を開きまして、保育園長会にも出席をして、幼稚園の立場を説明するなど、相互の理解に努めてきたところでございます。  今後でございますが、これまでの就学前教育、また保育を担ってきたそれぞれの役割を十分評価、認識をして、公立間の職員の交流研修なども進め、一層、両者の理解を深めてまいりたいと、このように思っております。  同和教育についてでございますが、施設で補習が実施されておるではないかと、こういうことでございますが、補習というんでしょうか、本年度から新たに、家庭教育支援事業という事業を起こしまして、すべての子供の中で基礎学力に課題が見られる児童生徒や、家庭学習の支援が必要な児童生徒のうち、希望する者を対象にしまして、家庭での指導が困難であったり、あるいは校外施設での指導を希望する児童生徒がある場合には、学校外施設で学習会を行っているところもあるようでございます。  次に、学校の中での同和教育の位置づけでございますが、変わったかということでございますが、小学校では人権の基盤となる自尊感情や仲間づくり、そして中学校では同和問題のほかに障害者問題、在日外国人の問題、男女の性差による人権問題など、幅広く人権問題を扱っており、さまざまな人権問題の解決を目指して、現在取り組んでおると、こういうところでございます。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  支援制度の準備状況に関わりまして、まず情報提供の状況でありますが、現在まで、『広報ふくちやま』に4月以来毎月シリーズで情報の提供をさせていただいておりますのと、それから支援制度に移行してもらいます居宅サービス利用者の方につきましては、個別に説明をさせていただいております。また、施設サービスを利用いただいております方につきましては、施設を通じて情報の提供を行わさせていただいております。なお、今日まで、利用者、家族、施設等を対象といたしました説明会、13回開催をさせていただいております。  それから次に、この制度増によりまして、利用者の負担がどうなっていくかということでございますが、負担基準そのものにつきましては、現行とほぼ同程度になる見込みでありますが、ただ、収入控除の見直しがございますので、このため、入所施設利用者の方につきましては、若干増額になるんではないかと見込んでおります。さらに、居宅サービス利用者の方につきましては、それぞれのサービスによりまして負担増となる場合と、負担減となる場合が出てくる状況にあります。  次に、施設の経営がどのようになっているかということでありますが、これにつきましても、利用される方の障害程度区分によりまして、ご承知のとおり支援費の額が3段階に規定をされてまいります。現行の措置費額と比較をいたしますと、施設、特に入所施設につきましては減額になる場合が多いんではないかと思っております。
     今後、利用者の方の障害程度区分の決定が終わっていない段階でございますので、総体としては未確定でありますが、いずれにしましてもこういった状況につきましては、施設と連携を密にしながら対処をしてまいりたいと、このように思っております。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  駅周辺整備室長。 ○福知山駅周辺整備室長(牧 晴喜君)  市営駐車場の関係でございまして、駅側の出入り口につきましてのご質問があったように思います。これにつきましては、駅側の扉につきましては、今、JRの施設がございまして、この施設の移動が済んでからでないと、なかなか抜本的な改良が図れないということがございます。そういう中で、現在の扉につきましては、消防法の緊急避難口といたしまして、設置をいたしております。そういう中で、駅舎撤去後、駅前広場の施工とあわせまして、その利用者出入り口につきまして、バリアフリー化を図ってまいりたいというように考えております。  以上でございます ○議長(塩見 仁君)  環境推進室長。 ○環境推進室長(岡田泰博君)  本市焼却場の管理業務の件でございますが、来年度以降の契約につきましても、先ほど市長が申し上げましたとおり、今後の推移を見守ってまいりたいと、このように思っております。  それから、この労働者の保護という観点でございますが、この業務契約が労働者一個人との契約ではないために、市としては対応が難しいと考えております。しかし今後におきましても、どういった契約になろうとも、この地元雇用につきましては優先的にするよう、指導そしてまたお願いをしてまいりたいと、このように思っております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  質問の途中でありますが、この際、昼食のため、休憩いたします。  再開は、1時20分といたします。                  午後 0時18分  休憩                  午後 1時20分  再開 ○議長(塩見 仁君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  25番、仲林君。 ○25番(仲林清貴君)  自席から失礼いたします。  まず、合併問題について、何点か改めて伺いたいと思います。合併問題は、いろいろと昨日来お話がありますが、やはり私も1回目の質問で言わせていただきましたが、市長はこの合併問題については、従来から市民が決めることと、そのために市民の皆さんの意見を聞くという、そういうふうにおっしゃられておりました。その姿勢というか、答弁については、これはこの本会議場では私は終始一貫されているというふうに認識をしております。ただ、その市民の意見を聞くという、そういうことと、今、進んでいる様相とのやっぱり乖離があるんではないかと。例えば、これから市民会議で意見を聞く、また小学校区単位で住民への説明もし、意見も聞くというふうにおっしゃられたわけですが、本来、これは以前の議会だったと思うんですが、何回か前の議会だったと思うんですが、市長はアンケートということも言われた時期があったと思うんです。それは今の段階ではあんまり強調されてないですし、答弁もされてないと。やはり法定協議会設置になりますと、本当に限られた人たちがその法定協議会の委員となって、合併問題について議論をされると、そういうわけですから、やはりこの法定協議会を設置するまでに市民に十分な説明もし、意見も聞くという、やっぱりそういう姿勢が本来であれば必要ではないかというふうに考えます。確かに、これから12月、1月、2月中ということで2か月半ほどになりますが、その中で法定協議会の議案どうするかというあたり、出されるようですが、やはりそれまでにそういったアンケートをとるなり、市民の声、市民がどういうふうに考えているのか、その点、やっぱり聞くということが、これは町のスタンスとは違ったとしても、市の市長としての姿勢として市民の声を聞くというふうに言っているわけですから、当然やるべきことではないかというふうに思っています。この点、どのようにお考えなのか、伺っておきたいというふうに思います。  それから2つ目に、決して誘導ではないんだというふうにお答えいただきました。ところが、少なくとも私、この資料を、21世紀私たちの町と市町村合併を考えるというこの資料を見ておりますと、確かに市長言われたですし、私たちも説明を受ける段で、この資料の前段部分については国の考え方、これを示しているということでの紹介であります。それはよくわかります。ただ、あえて言うなら、今、国がどんなことをやっているかというのは市長もご承知のとおりで、これからいよいよ小規模の市町村の権限を縮小するとか、1万人未満の小規模の市町村については、これは全国で68%を占めている自治体については権限取り上げるという、そういうふうな方向も取りざたをされて、先日行われた全国町村会、また町村議長会などでは反対の決議が上がっていると、そういう国が押し付けてくるやり方に対して、小規模の市町村は反対の決議を上げていると。これがまさに今の国の合併のやり方であるということからすると、国の説明している合併というのが、本当に市民にとってプラスになるのかマイナスになるのか、このあたりやっぱりよく吟味していただかないと、大きなスタート時点での失敗になってしまうのではないかということは、一言意見で言わせていただくんですが、そうであれば、この資料、特に資料編の方で触れられているのは、まさにこれは国のものではなくて、1市3町のいろんな行政比較をしたり、それから財政シミュレーションをしている資料なんです。ところが、この1市3町のいろんな財政比較をしている中で、メリット、デメリットというのが書かれているわけです。私は1回目の質問でも言いましたように、非常にメリットの部分が数多く書かれています。しかもその内容は、国が示している内容と同じような表現が多々含まれてると。一方で、デメリットについては非常に極限られたものしか記述されていない。福知山の実態に合っていないというふうに言わせていただきましたのは、例えば保育料の問題で、これは1市3町が統合されることによって保育料が高くなる、そういうことが懸念されるというふうな表現があるんです。これは、まさに3町の側から言うとこういう問題は出てきます。3町の方は実際、保育料安いですから、1市3町で合併した場合に保育料が高くなる、そういう記述がされているわけですが、福知山市民にとってこれだけ見てどうなんかいなと、本当に正しい資料として提供されているものとは思えない内容になっています。それから、財政シミュレーションも、本当に市長の真意をお伺いしたいわけですが、本当に平成18年から福知山市が赤字になるのかどうかという問題なんです。これはあくまでも前提条件があり、ただし書きはもちろんしてあります。一定の条件のもとでつくったものですと。ただ、問題なのは、表現なんですね。合併しない場合は赤字になりますというふうにはっきり書いています。それから、合併した場合は財政危機は回避できるという表現になっているわけですね。これ、市民の皆さんが判断しようと思えば、やっぱりその表現がひとつの基準になりますから、ああそうか、福知山の場合は合併せんかったら赤字になるんやなと、合併した場合は財政危機が回避できるんやなというふうにしか受け止められない、これは私がいろんな斜めから見て言うてるわけではなくて、この資料を真正面から見て、読んでそう思うわけです。本当にこれでは合併しかないんではないかというふうに市民は思わざるを得ない、そういう資料になっています。  そこで、あえて伺いたいわけですが、本当にこの財政シミュレーションを市長は今の市の財政当局も含めて、このようなシミュレーションが本当に適切なものと考えておられて、今度住民に対して説明をされるのか、そこのあたり、明快な答弁をいただきたいというふうに思います。私は、適切な資料を市民の皆さんに提供して、そこでいろんな意見を聞く、議論をする、それはすごい大切なことだと思いますが、そこで使われる資料、幾らわかりやすく説明しますと言っても、本当に確信持ってこうなりますと言えるような資料でないと、何をわかりやすく説明するのか、これは本当にわからないなというふうに思うわけです。この間、議会の方でもいろいろ聞かせていただいた経過があるわけですが、そのあたり、どのようにお考えなのか、伺っておきたいと思います。  それから3つ目ですが、私、3町との関係でも非常にこの合併の問題、福知山市の今の対応というのが非常に重要だというふうに考えています。確かに、3町の町長さんからは合併の申し入れがあったということですが、今現在、3町の町民の皆さんの中でもいろんな声が出ているわけですね。町の福知山から遠いところに住んでおられる方なんかは、もう福知山と合併したらどうなるんやろうなと、不便になってしゃあないと、この間の信金の合併や農協の合併で痛いほどそのあたり、サービスが行き届かなくなったということを実感されている方々から、そういう声が寄せられているわけです。そういう中で、例えば福知山市として、去年の10月にこの『広報ふくちやま』を出されて、これも市民への1つの情報提供でありました。この中に、メリット、デメリットもしっかりと書かれていますし、大変な部分も書かれているわけです。それから、去年つくられた、企画部がつくられた資料の中にも、メリット、デメリットというのが書かれているわけですが、今回それが、その住民への説明資料には使われていない。去年、福知山市の見解として出されているのが、例えば支所の問題なんです。支所が残ることによって財政負担がかかると。デメリットとして上げられていたわけですね。そのことは今回の資料には入っていないわけです。これは1市3町でつくられた産物であるからそうなったということは、推察はできるわけですけども、町民の皆さんにとっては非常にこれ大事なことで、法定協議会の中で一部の人たちだけが審議するということではなくて、やっぱり基本中の基本、市としてどう考えてるんかと、支所をつくりませんとかいうことは決められないにしても、福知山市としては支所をつくることによって財政負担になるんですよという、市としての考え方というのをはっきり示さないと、町民の皆さんの本当に合併に対しての考え方というのは、考えれない、そういう問題があると思うんです。だからもちろん、福知山市民にとって合併はいろいろ議論していかなければならないことですが、3町の町民の皆さんにとっても、福知山市が本当に対等なのか、編入なのか、それから支所を置くのか置かないのか、それから今行われている住民サービスのいろんな違いをどういうふうに考えているのか、それは法定協議会の中で、法定協議会の中でというふうになるんですが、やっぱり法定協議会の中で事進み出していくと、それは加速されて合併へつながっていく、そういう懸念があるわけで、合併協議会、法定協議会が設置される以前に、市民に対して、また町民に対しても市の基本的な見解を述べる必要があるんではないかということで、そのあたり、市長の見解を伺っておきたいというふうに思います。  以上が合併についてなんですが、もうひとつ確認しておきたいのは、市民に対して連続的に広報で、この市広報『ふくちやま』で出された資料、特にこれ一番まとまった形で出てるのが、去年の10月号でした。この10月号の見解は、市としての見解としては今もこれが生きているのかどうかということ、ちょっとこれは事務的なことなんですが、確認をさせていただきたいというふうに思います。  それで次、地域経済の問題ですが、地域経済の問題では、信用金庫の合併後の問題で、貸し渋りについては聞いていないということなんですが、私、ある業者の方とお話させていただいて、そこはまだ具体的措置ということになってないわけですが、非常に心配されてるんですね。いずれうちも融資の条件変更迫られて、大変になっていくんではないかというような声を伺ったことがありました。この問題というのは、国策も含めて非常に厳しい問題はあると思うんですが、ただそういう中で、歴史的にというか、私も議員になってから何回かこの制度融資の充実の問題で質問させていただいて、ことしも含めてですが、いろんな形で利子の補給や保証料の補給なり、そういういろんな分野での取り組みをしていただいている経過はよく知っております。ただ現実問題、福知山市の独自の制度であるカク福の利用が、昨日の答弁ではわずか3件だったと。大体1けたでこの数年来推移してるんではないかと思うんですが、やっぱりそこのところでしっかり福知山市としても信金、金融行政がなかなか厳しくなったと、応援しますよという、そういうふうな制度融資を是非これは検討を進めていただきたいと要望しておきたいと思います。  それから、「みった」の出店のことですが、先ほど来、私の質問に対しての答弁ではなかったわけですが、昨日からの答弁で、これまで進めてきているまちづくり、商業を応援する、そういう市政を進めてきた立場から、商工会議所を始めとする反対の運動に対しての賛意というか、そういうものを表明されているというふうに理解をしておりますし、是非そういう対応で進めていただきたいと。やっぱりジャスコが出店したあと、駅前の大型店からいわゆる大型のテナントが撤退しましたし、実際これはやっぱり数の力、大きいものが小さいものを食べていくという、そういうふうなこれはご時世かもしれませんが、実態としてジャスコ以後もそれはやっぱり起こっているわけで、そういうことを本当に一層促進するような出店についての市の対応というのは、先ほど来、市長が言われているような対応を是非していただきたいと思うんですが、先ほどから答弁で使われているあの商工会議所の資料について、1点だけ伺っておきたいんですが、商工会議所が独自に調査された、そういうデータをご披露していただいたと思うんです。市としてはまだそういうふうなことでの本格的な調査されてないわけですが、この本会議で答弁に使われている以上は、この商工会議所の資料を尊重されたということで、この資料の扱い方というんですか、というのは市としてどのようになっているのか、「みった」出店に関わって、お伺いを1点しておきたいと思います。  住宅改修助成制度の創設は、これも要望だけなんですが、一度研究してみたいということで、良い制度であれば是非実現してほしいなと思ってます。昨今、私、地域の経済情勢を知る上で、まいにち新聞の中に入っているあの折り込みチラシというのを、何か肉を買うとかそういうことで見るんではなくて、チラシ見てますといろんな経済状況がよくわかるんですね。今やっぱり目立つのは、この地域で大手と言われている建設業者が、非常に細かなリフォームの仕事まで宣伝して、仕事をやっておられると。もちろんそれは大事なことなんですが、やっぱりそのあおりの中で、中小の零細な、そういった業者の方々の仕事というのは本当に深刻な事態になってる。そういうことを応援する意味でも、こういった小口の建築の仕事、こういったものが増やせられるように。京田辺で1,000万ちょっとの予算で、もちろんこれは税金使うわけですから大きなことなんですが、それだけで3億円近い地域の仕事づくりになったというのは、30倍ですね。そういうふうな大きな効果を発揮している、成果を出している、そういう事業の検討を是非早急にお願いしたいなということで、要望しておきたいと思います。  幼稚園の定員問題ですが、具体的数字でわかれば教えてほしいんですが、ことしの昭和、福知山、それぞれ幼稚園25人の募集ということで聞いております。実際何人の応募がことしはあって、その扱いというんですか、どうされるのか伺っておきたいのと。  それと、先ほども教育長から答弁あった中で、これまさに保育園との協議、それから私立の幼稚園との協議、これが必要になってくる話です。それぞれやっぱり経営基盤というのがありますから、経営を守るということで、特に民間の場合は保育園、また幼稚園、それぞれ大変だと思うんです。それと今の動向で言うと、私立の幼稚園よりもやっぱり公立の幼稚園というのはやっぱり幼稚園の保育料の違いですね。そこら辺で簡単にはいかないけれども、ただ一方で起こってるのは、昨年も市立の幼稚園に4歳児から入れると、やっとようしてくれたというふうに言われたけれども、思ったけれども、結局抽選でしか入れないと。やっぱりそのあたりで本当に悩まれて、涙を流されてるお母さん方というのを見てきた経過から言うと、本当にそれでいいのかなということなんです。去年もそうしたからことしもそうするんですということではなくて、やはり私は去年のそういう一定のやり取りがあった上での今回の募集ですから、そこら辺で十分な検討がされたのかなというあたり、不思議だと思っています。それこそ福祉部の方ではエンゼルプラン、これから策定するわけで、当然そういった中にこの問題が含まれるべきだと思っています。その点で、これからの対応については、是非柔軟な対応をしていただきたいということで、人数だけ伺っておきたいと思います。  それから、同和教育の問題では、これ私ちょっといろいろな人からお伺いをしてきて、紹介させていただくわけですが、確かに従来多くの学校でやっていた補習学級というのはなくなりました。ただ、先ほども言いましたようにひとつの中学校、ふたつの小学校では児童センターなど学校外の施設、いわゆる同和対策事業でつくった施設で子供たちを一同に集めてやる学習形態が行われています。それは補習学級という名前ではないにしても、同じような形態で行われているのは事実であります。例えば、ある学校では当初はやらないということを確認されとったわけです。ところが、地域の要請があったということで、それに応えなければならないということで実施されているところもあるというふうに聞いていますし、もちろん、教職員の方は全員交代で出かけるということです。それから、夏休みには訪宅指導もしなさいというふうに言われている学校もあります。  それから、同和教育の中身が変わってないじゃないかということを私、言いましたが、例えば、ある学校の人権学習の指導計画で、これは目標はすべての生徒に同和問題についての正しい知識を身につけさせ、人権侵害や差別を決して許さず解決していく実践力を育てると。学年目標で、1学年、これはいわれのない差別として現存する同和問題の基本的な理解とその学習を通して人権尊重の認識を養う。2学年、同和問題にかかわる歴史的な出来事と、人権獲得のためにこれまで行われてきた活動を学習することにより、同和問題についての正しい理解と解消に向けての行動力を養う。3学年、今もある部落差別の現実を見つめさせるとともに、差別をなくすために生き抜いてきた人々の人間としての生き方に共感し、友の差別をなくそうとする意思と実践力を養うということになってるんですね。これもう従前とほとんどというか、変わらないですね。私は、京都府の指針なんかも見させていただいたんですが、京都府の指針ではまだ同和問題を始めとするという、そういう表現なんです。それも私はおかしいとは思うんですが、やっぱり人権教育という中身にこれは曲がりなりにも変わったとおっしゃっておられるんであれば、こういった学習の目標なり理念が掲げられていること自体が、一体ことし3月の法期限というのは何だったのかというふうに思うわけです。  しかも、ある学校ですが、これはその地域の学習会が行われたようですが、そこには来た子供というのは1名だったそうなんですね。それで慌ててその学校が、学校の担任の皆さんが家庭訪問するようにという指示が出まして、されたようです。少ないさかいに行ってくれと。そういうことが今でも行われているわけですね。それも同和地域に建てた施設に集まる学習会に来てくださいと。本当に末端というか、現場のところでは従前と同じようなことになってる、そのあたり、私の指摘が間違っているのであればそう言うていたただいたらと思うんですが、こういうことが本当に法期限後の教育現場の中での同和教育のあり方なのか、そのあたり、ご見解を伺いたいと思います。  あと、障害者の福祉施策につきましては、要望も含めて1、2お伺いしますが、障害児の学童保育は、これは支援費制度に移行しても、これまでホームヘルパー利用してたけども同様の利用になるのは理解をしています。これはそうすれば市としてこれは支援費の支給対象事業所としての認知をされるという、そういうことなのかどうか、この点だけ確認をしておきたいと思っております。  視覚障害者の方へのサービスの問題で、市長これ、『広報ふくちやま』がいわゆる朗読のサークルの皆さんが、福知山市広報を読まれてテープに吹き込んで、そのテープをダビングしましてコピーしまして、各視覚障害者の皆さんのお宅へお配りしてると、ボランティアの方の協力でやってますから、一度に情報が行くわけです。ところが、点字物につきましては、ひとつを回覧するんですね、順次。ですから時間相当かかるんです。今やっぱりこれ時代の進歩で、点字を何枚もプリントアウトできるプリンターいうのがありまして、印刷できるんです、点字を。やはりその経費だけでも行政の方でみていただいて、ボランティアの方々が点字にされたものを多くの方々にできるだけ早く伝わるような、本当に額としては本当にわずかな額だと思うんです。やっぱりそういうふうにきめ細かな福祉サービスを進めるという立場からも、是非この点はご理解をいただいて取り組んでいただきたいというふうに思っています。  それから、バリアフリーの問題で1点だけ確認したいということなんですが、駅のトイレなんです。駐車場からの段差がある部分については今後改修の際にということで、それは物理的な問題あるんで仕方がないとは思うんです。ただ、障害者の方のトイレというのは、今、福知山駅周辺で言いますと、駅の構内の男子トイレの中に1か所だけあるんです。だから、女性の方がそこのトイレを利用するというのは、本当にもう遠慮されて使えない状況なんですね。これ駅舎の改築問題もありますから、今、新たに駅の中にそういうふうにきちんとしたものをつくってくれとは言えないにしても、あの駅周辺のところで何とか女性用の車椅子でも行けるトイレ、これが設置してほしいということをお願いをしているわけですが、先ほどの市長の話では、新駅のトイレ、3年後ですか、その中でということも出てたわけですが、福祉の町というふうに言うていく上では、この女性の障害者トイレの設置をどんな形でできるか、それは今後検討いただきたいと思うんですけど、ぜひ早急に私は実現してほしいなということで、これは要望しておきたいと思います。  あと、道路関係につきましては、ぜひ要望が出ておりますので、取り組みを進めていただきたいというふうに思います。  最後に、焼却場の委託業者の関係ですが、この委託業者の関係は、これからの推移を見守りたいと、ですから来年度以降の契約についても推移を見守りたいという答弁いただきました。その推移とは何かなんです。推移とは何か。やはり、そこで働いている労働者の責任でも何でもないと思うんです。やっぱりその会社のトップが現職の市長にお金を渡して、そこの仕事をもらう、もうこれ社会的犯罪ですね。だから逮捕もされ、容疑も認めているわけです。そういうところの企業との関係で、単にこの推移を見守りたいということだけで本当にいいのかどうか、このあたり、もう一度この推移とは何かですね、見解を伺って2回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  この法定合併協議会、これが判断の基準といたしましては分科会を開催して、1市3町での住民の説明会を結集を、結局総合的な情勢分析の中で決定をしたいと思っておるわけですけれども、おっしゃいますように、今、大勢の市民の方が必ずしもこの説明会にみえるということには疑問もあるということで、何らかの方法でその意見を聞くようなことを考えるべきじゃないかというふうなお話でございますが、これはそれもいいことでありますので、この学区別に説明会を開催するその時点において、その状況を判断をしながら、善処していったらどうかなというふうに思いますので、もちろんこの合併方式だとか、支所の設置というふうなことは、だれもが心配をする重要なことでございますので、これなんかはやっぱり、合併のこの協議会で審議していただくのが常識と言いますか、そういうふうに合併協議会でやられるべきであって、事前にそういうことを、合併方式だとか支所だとかというふうなことをやるということは、結局意見がまとまらんということにつながってくる、そういうふうに思っておるわけであります。  この法定合併協議会の22ページにもありますように、この新設合併、編入合併というふうなことを先に取り上げますと、これはまとまらないというか、そういうふうな感じもいたしますので、これはこういう方式があるということを列記したまでだというふうにお考えをいただきたいというふうに思います。  それから、財政のシミュレーションにつきましては、総務部長の方から言いますが、回答をいたしますけれども、これは今の段階では、その特別交付税でずっと見た場合に、その減額の分については5年間はみてくれるというふうな、特別交付税でみてくれるというふうなことを聞いておりますので、そういうふうなことをデータにシミュレーションとして上げていると、それが根拠になっているというふうに考えておるわけであります。  それから、この信用金庫の問題でございますけれども、これは先ほどお答えいたしましたように、そういった貸し渋りというふうなことは承知しておらないわけで、今、中小企業に対してはうちはカク福なんかで利子を引き下げておりますので、これ新たな融資制度はないかということは、今後の研究課題にしていきたいということであります。  それから、「みった」の問題については、先ほどお答えいたしましたように、相当の影響があることは、これは事実でございまして、先ほどお答えいたしましたような方法をとりたいというふうに思っております。  それから、この住宅改修の問題でございますけれども、これはひとつ昨今の経済情勢を勘案をする中で、ひとつ研究をさせていただきたいというふうに思います。  あとは総務部長なり、関係の部長が答弁をさせていただきます。  それから、視聴覚のサービスでございますが、これはどのぐらいかかるものか、ちょっと私も研究不足でございますので、それをちょっと聞いてやってみたいと思います。 ○議長(塩見 仁君)  総務部長。 ○総務部長(芦田 昭君)  失礼いたします。  合併に関わります財政シミュレーションの関係でお尋ねをいただきました。この財政シミュレーションにつきましては、非常に難しい問題でございまして、将来の予測をするというのが非常にわからないというのが実態でございます。正直言いまして、来年度の予算編成にあたりまして、来年度の歳入財源を見通すのも非常にわかりにくい中におきまして、さらに5年先、10年先、さらには20年先といったことまでこの数字を求めていくのは、非常に困難な仕事でございます。しかし、市民の方々にどういった財政状況にあるんだということを一定の数値をもってお示しをしないと、市民の方々も非常にわかりづらいだろうということで、府の指導によりまして、この財政シミュレーションをつくったというものでございます。したがいまして、この財政シミュレーションにつきましては、平成13年度決算なり平成14年度の決算見込みを基本といたしまして、これを長期にわたりまして数字を動かしたというものでございます。  例えて言いますと、税、いわゆる市税でありますとか、町税でありますとか、こういったものは13年度の決算数値をそのまま平成36年度まで同じ同額数字で置いております。こういったことは、今後の経済情勢の絡みでございまして、まずあり得ないだろうというふうに思っております。さらには、歳出の側につきましても、人件費なり繰出金等につきましても、一定の固定をした考えのもとに平成36年度まで考えを、同一の考えで動かしておりまして、正直に言いまして、この財政シミュレーションがどこまで信憑性が高いんだというお尋ねをいただくならば、非常に不確かなものであろうというふうに思っております。しかし、先ほど言いましたように、一定の数値を列記して市民の方々にわかりやすくご説明をさせていただきたいという思いでつくったということでご理解を賜りたい。  ただ、一定、ここで言えますのは、非常に財政状況は厳しいんだということを市民の方々にはご理解賜ったらいいんじゃないかなというふうに思います。特に、福知山市の場合も厳しいわけでございますが、3町の財政はそれ以上に厳しいということがここで表現できるんじゃないかというふうに思っております。3町につきましては、平成15年度から赤字というようなことがシミュレーション上言われております。この本当に15年度から赤字になるのかどうか、この辺については非常に、先ほども申し上げましたが、固定をした数字の中での表現でございますので、これが即赤字につながるというようなこともないというふうには思っておりますが、3町については厳しいと。福知山市につきましても、平成18年度から赤字に転落するというようなシミュレーションになっております。これとて、この福知山市の特別の事情等は勘案せずにこの絵をかいておりますので、平成18年度から赤字になるというようなことは、私個人にも思っておりません。やはり赤字になるということならば、その前段として、どうしたらこの赤字を解消できるのか、歳出を抑制するとか、財源をいかに工夫するとかといった、そこに人間の知恵、工夫が入っていって健全な財政を維持していくというのが、我々の務めでございますし、こういったことはまずないんではなかろうかというふうな思いをしております。しかし、この厳しいということは事実でございます。  合併した場合におきましては、先ほどおっしゃいましたように、財政危機が回避できるというような文言が入っております。これは合併した場合は、先ほど市長も申し上げましたが、合併特例債でありますとか、地方交付税の優遇措置でありますとか、新たな財源が確保できるのも、これも今の国の合併を推奨しておる中での財源の大きな特徴でございまして、合併しない場合は入らないけれども、合併をした場合は新たな財源がこれだけ入るんですよと、こういったことでシミュレーションを描きましたので、新たな財源を加味した場合は若干いい数字が上がってくると。ただ、これも15年間だけの限定措置でございまして、将来15年を経過いたしますと、今のパターンに戻るのか、合併をした暁で大きな活性化が生まれまして、新たな産業育成等も図られる中で市税等の増収も図られるのか、その辺、15年度経過した段階の経過はちょっと今のところ見通しもわからないということでございますが、国の財源としては15年度間に限られておるという、今の状態でございます。財政シミュレーションにつきましては、今申し上げましたように、非常に見通しがわかりづらい中で、あえて提供させていただいたということでご理解を賜りたいというように思います。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  経済部長。 ○経済部長(竹下嗣男君)  この「みった」の関連で、数字的な資料が会議所の資料ということで、他の資料等はどういうふうに考えているかということでございますけれども、現在、会議所がコンサルに委託しまして調査した数字ということで、一番近々の数字の資料ということで理解して、答弁等に使わせていただいておりますが、今後、我々がまた独自に把握する資料なり、他の資料等も今後それぞれ参考にする中で、助役も答弁しましたけれども、そういう意見書等に反映させていきたいと、こういうように考えております。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  まず、幼稚園の4歳児でございますが、ことしの募集状況、応募状況等について申し上げたいと思いますが、ことしの募集は11月の1日から29日までの間に行ったわけでありますが、応募者は福知山幼稚園で29人でございまして、昭和は32名でございます。そして、それを12月の7日の土曜日に、福知山、昭和、両幼稚園で保護者出席のもとに抽選会を実施をいたしました。抽選によりまして内定した人は、福知山幼稚園で26人、1人、双子というんですか、双生児がいたということで26になったようでございますし、昭和は25人内定をしたということでございます。ただし、抽選漏れという、入らなかった方については、今後、入園辞退等で空きが生じた場合には、抽選番号順位で入園をしてもらうということが言ってあるようでございます。  次に、同和教育についてでございます。この法の執行のあと、同和教育、変わっとらんじゃないかと、こういうふうにおっしゃったわけですが、そういうことではなしに、法の執行ということで教育の中身も人権教育を中心に、同和教育を始めとしてさまざまな人権問題を正しく認識させる基礎を培うということでやっておるわけでございまして、特に人権学習の副読本、前は同和問題としての副読本やったわけですが、人権学習の副読本、「幸せを生きる」というふうなもの、これを昨年1年間で改訂をいたしまして、同和問題のみならずいろいろな問題について考えさせるというふうにつくり変えました。もちろん、同和問題を始めですから、同和問題も入っておるということでございますが、そして、人権に関わって子供たちに身につけさせたい力をはっきりさせて、焦点化した学習をしてもらうようにしております。副読本についても、全市の学校が勉強できるように、小学校では各学年1教材、中学校では各人権問題1教材を共通教材として、どの学校でも勉強してもらうというふうにして、校種間の一貫性を持たせておるということでございますし、また学校の独自課題もあるわけでありますので、それは自分の学校に合わせて教材を組み合わせ、年間計画を立ててもらっておるわけでございます。  最前に、中学校でしょう、人権教育の年間計画と言いますか、をお話になりましたけれども、同和問題は同和問題で出ておるわけでありますが、これは学校課題ということで、例えばその法の執行をしたのが、同和問題が片付いたということではないということで、同和教育はさらに必要であり、人権教育の中で同和問題も勉強していくということを上げておるわけでありますけれども、この考え方については学校によって比重が違うんではないんですけれども、学校課題というのがあるわけで、例えば従来から同和地域と言われる地域を含んでおる学校等については、やはり学力の問題、生活の問題、いろんな問題を抱えながら子供たちが生活をしているということでありまして、そういうふうなことを十分勘案しながら教育を進めていくということになってまいります。これが学校の課題であります。ですから、そういう中に学力の問題もありまして、例えば学力が遅れていきそうな子供については、できたら家庭訪問もするし、放課後も教える、学校でも勉強させるけれども、どうしてもそれだけでは足らん場合には、要望によって出かけていくこともあり得るわけであります。  基本的には学力の充実は学校で行うということを基本にしておりますし、授業の工夫だとか補習学級だとか朝学習等で、基礎基本は学校でやるということを頑張っておるわけですけれども、なお課題を残している問題については、子供の実態、地域の実態、いろんな課題等によって対応を変えておるということでございます。校外の学習ですね、家庭へ行って親と共に勉強してもらったり、あるいはまた子供を指導したりすることもありますし、学校によって形態はいろいろあるわけでありますが、小学校のひとつでは、京都府の基礎学力充実実験校というふうな指定を受けて、そういう学力充実に特別の力を入れておりますし、また別の学校では、保護者自身や児童生徒が学習会を自分たちで設けて、先生何か手伝うてえなというふうな学校もあるというふうに聞いておるわけでありまして、一律にこれまでどおり補習学級をやっている状況はないわけでありますが、これもやりながら徐々に変化はしていくことではなかろうかと、このように思っておるところでございます。  以上。 ○議長(塩見 仁君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  障害児の学童保育でございますが、現在では支援費基準該当事業所の認定を前提として考えております。ただ、この障害児学童保育の今後の運営につきましては、引き続き研究、検討を重ねていく必要があると思っております。現在の状況は以上であります。 ○議長(塩見 仁君)  環境推進室長。 ○環境推進室長(岡田泰博君)  本市焼却場の委託業者の関連でございますが、先ほどの御質問の中で、今後の推移とはという観点でございましたが、このことにつきましては、当業者につきましては、本市の運転管理上は適正な運転管理をしていただいているのは現状でございます。ただ、今後、今回の事件が単発的なものなのか、そしてまた連続的なものなのかということも踏まえまして、今後の推移を見守ってまいりたいという思いはございます。ただ、この件に関しましては、今回のこの指名停止処分につきましては、重みがあるという認識をいたしております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  25番、仲林君。 ○25番(仲林清貴君)  自席から失礼します。  市町村合併の問題で答弁いただきました。市長も住民の声というのは、説明会をやっていく時点、その状況を見ながら何らかの方法でというふうなことで、今後含みを残した答弁だったと思うんですが、やはり合併協議会というのはあくまでも限られた人が審議する場であります。したがって、やはりそこへいくと本格的に合併への動きということでの協議になるわけですが、やはりそれ以前に一定の手続というんですか、やっぱり市民の声をしっかりと聞くという、これが市長がこれまで本会議の中で一貫して言われてきたことですので、そういう取り組みを、これは町の意向とか、もちろん京都府の意向とかは別にしても、市長の判断としてやはりやっていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いしたいと思います。  1市3町での住民説明会の状況を今後開かれる分科会の中で情報をそれぞれ持ち寄って、総合的な分析を行ってというふうに言われてるわけですけど、総合的な分析というのは言葉はいいんですけども非常に抽象的で、言い方悪いんですけど、市的にいろんな形での結論を導き出せるやり方も当然あるわけです。だからやっぱり、真正面から市民に対して合併についての意見を問うということが、市民との関係では非常に大事なことだと思いますので、その点の考慮を是非よろしくお願いをしたいと思います。  それから、もう今からというか、もうこの資料を使って3町ではもう説明始まってますから、なかなか難しいことかもわかりませんが、総務部長も先ほどから言われているように、何ですかこのシミュレーションそのものは、そしたら全く京都府のつくった資料ですね。一定、1市3町から財政資料を出して、どういうふうに推移するかということは、これは何かのソフトに入れればこういう数字が出るんだとは思うんですけど、そういうふうな資料が、しかもそのことについてのこれ何通りかいろんなパターンが示されているんであれば、まだいろんな形があるんだなと。もちろん、市も町も財政大変なんだということは基本にあるし、わかっていただかんなんことではあるんですが、合併しない場合はこう、合併する場合はこうというふうになってるわけですね。果たして、これを住民への説明会の中でどのように説明されるのか、わかりやすく説明するというのはそこなんですね。これ、議員の中でもやっぱりこの資料というのは、これだけ見れば誘導なんですよ、どう見ても。合併しない場合は赤字、合併した場合は財政危機回避と。その中にもいろんな矛盾あると思うんですね。総務部長言われたように、これはやっぱり財政って生き物だと思いますので、その時々に応じて健全財政に進めるために努力されてるということ、これは一貫して言われてきたし、実際そうだと思います。福知山の場合もそうですけれども、財政調整基金や減債基金で約51億円ですね。そういったものを投入して、例えば赤字を回避する、それから歳出を削減することによって回避する、そういう努力は行われてきているわけですから、当然そういうことが入って当然ですから。それは、私は何ぼ3町も厳しいと言っても、3町も同じやと思うんです。3町の財政調整基金やそれに名前を借りた形ですら自由に使える基金というので言うと、10億、15億というお金あるわけです。3町の職員の立場から見ても同じだと思うんです。そういうふうなものであるということと、それから合併した場合のシミュレーションで、これ全部250億ほどの特例債を使った形でのシミュレーションになってると。果たして、それだけの事業をするのかどうかということも、全く根拠がないわけですね。大体、福知山の今のレベルで23億程度が起債に毎年基準にしてる額だと。250億ですから、今の起債に加えて25億毎年借金すると。ところが、先ほど話がありましたように、15年先には特例の措置はなくなると、地方交付税の特別の対応はなくなると。その上、これ総額でこの資料にも載ってますが、借り入れの限度額から普通交付税に算入されるという7割の額引いても73億円も市の負担になるわけですね。果たして本当にそれで中長期的に財政回避できるのかということで言うと、これまた財政当局の皆さんも疑心暗鬼なものだと思うんです。結局、これつくったのは京都府ですね。京都府がこういうものを意図的につくったと。それを住民に見せて誘導するという、そういうあたりのやっぱり動きがあるんではないかなというふうに、推測しても当然だと私は思っています。やはりこの説明に入る場合に、どういった説明をするのかというのが本当に問われてくるんで、是非その点の留意をお願いしたいと思っております。  先ほど、ちょっと質問したんですが、結局、私、合併問題に関心のある方やったら、この広報を絶対とっておられると思うんです。この資料と今回の資料と見比べてどないなってるんですかという話になる場合、当然出てくると思うんです。そのときに、この資料というのが今でも生きてるのかどうかですね。この去年の10月の広報が。この点、見解を伺っておきたいというふうに思います。  あとは、もう時間がございませんので、終わりたいと思いますが、幼稚園の定員問題もまた今回もそういう結果になってしまったんで、極めて残念なことだと思いますので、本格的な検討をお願いしたいと思います。  それから、同和教育の関係は、私はこれ主体性の問題だというふうにひとつは理解してます。学校現場がことしは補習をやらないと決めた学校でも、地域から要望があったからしましたという経過があるはずです。確認してほしいんです。それが果たして学校それぞれの状況に応じてというような話ではないと思うんです。同和対策事業そのものが終わったという、そういう中で、教育現場だけがそういうことが通るという社会、世界にいつまでもさせないでいただきたいと思っています。その点、要望をしておきたいと思います。  あと、委託業者の関係では、確かに単発なのか、連続的に起こっているのか、その辺の度合いはあると思うんですが、しかもその4か月の指名停止処分は重みがあるというふうに理解を、説明ありましたが、そういうことだというふうに思うわけですが、やっぱりこの今のいろいろな厳しい時代の中で、そういう経過があった業者との対応では、本当に何ですか、ここの福知山の焼却場の管理については大丈夫ですよというふうに言うていただくのは、それは市民にとっては安心なんです。ただ、やっぱり同じ業者がやってきたということから考えたときに、本当にその今後の契約そのものの検討というんですか、それは十分慎重にしていただきたいということを要望して、質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  今おっしゃってるのはこの市町村合併が話題になっておって、急ぐことはないと、まず合併ありきではなく、福知山市に住む皆さんに現状を認識してもらい、合併によるメリット、デメリットを理解していくことが先決だと、このあれですね。これはそのとおりやないですかね。  自分たちの生活がどうなるかを知ってもらった上で、皆さんが自主的、主体的に議論して、合併する必要があるかないかを決めていただくべきことだと、これはやっぱり住民の皆さんが決めていただくということが前提になってますので、このとおりだというふうに思いますけど。  これはそのとおりということで。 ○議長(塩見 仁君)  以上で、代表質問は終了しました。  これからは抽選順位による質問となりますので、発言の持ち時間を30分といたします。  それでは次に、10番、有 幸男君の発言を許します。  10番、有君。 ○10番(有 幸男君)(登壇)  失礼をいたします。自民クラブの有 幸男でございます。通告に従いまして、質問をいたします。  まず、前回に続いて、本市の山林整備なり状況について伺います。  地球の温暖化を防止するため、森林の適切な整備が必要、また多面的機能を重視する政策に切り変えると、京都府も府内の森林を産業育成林と環境創造林、さらに環境保全林の3つに区分して整備をしていく方針を打ち出し、施策として事業化に乗り出す方針が示されました。現在、府内の森林は34万4,000ヘクタールあり、そのうち23万ヘクタールを環境創造林に指定し、整備を進め、植林を針葉樹から広葉樹に切り替え、針広混合林として増やしていく、さらに本年度から4年間で4万1,000人の雇用を創出をすると、こういう考えを示しております。  さらに、府内の木材育成林は13万9,000ヘクタールあり、そのうち放置林が3万9,000ヘクタールあります。その山林を天然林と合わせた面積を環境創造林と指定し、手入れを進め、針葉樹と広葉樹の混合林と増やしていく、所有者の理解が得られ次第整備を進めるとしております。本市でも、これらの府の方針指導のある中で、本市独自の特色を織り混ぜて施策をお世話になってくると想像をするものであります。改めて、本市の森林整備の状況を伺いたく思います。  まず、本市の7割強ある山林のうち、植林による育成林の面積、市有林、公団林の割合は、そして天然林の面積または割合を教えてください。  さらに、市有林の成木と育成中の割合はいかほどか、またそれらの下刈り、間伐、枝打ちなど、整備が必要とされる面積はいかほどか、教えてください。  次に、個人有林、そして共有林などの林道、作業道の整備要望は、また枝打ち、間伐、下刈りなどの育成に必要な要望は年間どのくらいあるのか、教えてください。  さらに、一般農家の植林の状況について、できれば11年、12年、13年の3か年程度の様子を伺います。  続いて、近年特に大きくなったクマ、シカなどの野獣による被害林が多くなったと聞いております。被害の報告はありましたか。お伺いをいたします。特に成木やそれに近い木が被害に遭いますと、これまで育ててきたことは何十年の苦労が無になってしまうことは、今さら私が言うまでもないことでございます。農作物の被害も、年を追うほどに大きくなり、さらに山林までもが野獣の被害に遭うことは、言葉にならないつらいことでございます。  次に、昨日も片山議員より、有害鳥獣に対して質問がありましたが、12月の2日の発表によりますと、環境庁の発表でございますが、「有害鳥獣駆除」の言葉を「有害鳥獣捕獲」に変更したということでございます。理由は、個体の調整は人と動物の共存のためやむを得ない措置ではあるが、動物が全面的に悪いわけでもない。動物を一方的に退治する印象を与え、適切でないというのが理由でございます。市長を始め皆さんは、この言葉の言い換えをどのように感じられますか。お伺いをいたします。  さらに、去る11月25日でしたが、発表がありました大江山連峰国定公園の計画発表がありました。自然の保護と地域の活性化の観点から、公園指定を目指すとありました。国の言う、また府が現在計画中の山林整備や、環境保全重視の公共事業と関連した事業として、それが計画立案されるのか、また森林整備とは無関係に計画されるのか、伺いたいと思います。  さらに、最後ですが、北部地域の簡易水道改良工事について伺います。  6年計画でお世話になって3年が過ぎました。その北部簡水の工事の進捗状況を地区別に教えてください。  これで、第1回の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  ただいまのご質問の中で、簡水の関係だけ私から答弁をさせていただきたいと思いますが、この三岳と川口、北陵、長尾の北部4簡易水道は、20年余りを経過いたしておりますので、非常に老朽化が進んでおるわけであります。したがって、この更新、これは集落排水施設だとか、あるいはまた合併処理浄化槽なんかで大分水が足らないということで、この簡易水道の拡張をやっておるわけですが、三岳の簡易水道では、上佐々木の第2浄水場、それから上佐々木の第2配水池の新設、また川口の簡易水道では下天津の浄水場の新設だとか、瘤木の配水池、大呂の配水池の増設、また北陵簡易水道では、仏谷の浄水場の改良だとか、雲原の配水池の新設、また長尾の簡易水道では、長尾の加圧ポンプの新設などに取り組んでおりまして、総事業費は大体29億2,000万円かかるようでございまして、この平成14年の末で、事業費に換算すると大体43%が今できているということで、平成17年度には完了を目指して取り組んでおるような状況でございますので、そういうふうにご理解をお願いをいたしていただきたいと思います。 ○議長(塩見 仁君)  経済部長。 ○経済部長(竹下嗣男君)  有議員さんの質問分の、今、市長が答えました以外のことにつきまして、ご答弁申し上げます。
     第1番目に、本市の森林面積のうち、人工林と天然林の面積の割合はどれくらいかということでございますけれども、本市の人工林面積は8,094ヘクタール、森林面積のうちの44%を占めております。天然林面積は9,419ヘクタールで、51%、全体の51%を占めております。  それから、公団林等との面積割合ですけれども、公社、公団林の面積は504ヘクタールで、いわゆる私営林の2.8%の面積となっております。  成木と育成林の割合でございますけれども、人工林の林齢は35年生以下のものが40%を占めております。50年生以上のものは12%でございまして、ほとんどが間伐や保育が必要となっている山でございます。  それから、草刈り、間伐等の必要な面積はどれぐらいか、また年間の実施面積はということですけれども、下刈り、雪起こし、除伐などの必要とするものは372ヘクタール、5%を占めております。間伐は16年から50年までですけれども、6,556ヘクタール、82%でございます。  それから、福知山市における林道や作業道及び間伐、枝打ち、地元要望はどうかということですけれども、現在、整備済みの林道は延長54キロメートル、作業道は90キロメートルとなっております。平成13年度末での地元要望、いわゆる作業道の地元要望は1万6,000メートルでございまして、要望の受け付け順に順次整備を行わせていただいております。今後も実施していきたいと、こういうように思っております。  それから、過去3年間の人工林の新植の状況でございますけれども、本市の過去3年間の状況は、平成11年度で4.31ヘクタール、12年度で3.04ヘクタール、13年度で4.45ヘクタール、ほぼ横ばいのような状況でございます。  それから、有害鳥獣による山林の被害状況と、成木の被害状況はどれぐらいかということですけれども、現在把握しておりますのは、13年度で約15ヘクタール、450万円の被害額となっております。  それから、今まで駆除対策という、駆除を用いとったけど捕獲という言葉に換えたということにつきましては、先ほど議員さんがおっしゃいましたようなことで、駆除が捕獲という言葉に換わったわけなんですけれども、この文字が駆除から捕獲ということに換わりましても、本市におきましては今まで通りなり今までからの計画通り、有害鳥獣対策は実施していきたいと、こういうふうに考えております。  それから、国定公園の関連ですけれども、京都府ではいわゆる世屋高原地区とそれから三岳山を含む大江山連峰地区の2地区を国の指定に向けまして、関係市町村とワークショップを行い、さまざまな観点から意見交換を進めて、区域決定などの案を詰めているのが現状でございます。本市におきましても、大江山連峰とつながる三岳山周辺地域の景観、自然条件、また現在の公共施設の活用方法、保安林や鳥獣保護区域など、自然保護と地域活性化の観点から、公園指定を前提に今後地域自治会や専門家の皆さんの意見を出していただく話し合いの場を持ちながら、できれば14年度末を目処に基本的な指定区域や規制内容を決めていきたいと、現在こういうふうに考えております。  またこの公園指定と森林整備の関係でございますけれども、基本的にはこの福知山市森林整備計画には直接的に影響はないと考えておりますけれども、この種類がいろいろありまして、この種類等も頭に入れながら今後の森林整備計画を立てる必要もあるかに思っております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  10番、有君。 ○10番(有 幸男君)  どうもありがとうございました。自席より失礼をいたします。  今回は一方的に天然林から人工林までの本市の状況を伺いました。現代は人類の生活の様式が変わって、木材もまた森林全体が産業林から環境保全重視の森林に変化しておることは、私も十分理解をしているところでございます。しかし、我々の生活の中から、木材は消えるわけではありませんし、ましてや1本の木を育てるのに、最低80年から100年の年月が、またそれ以上の年月がかかるということでございます。1世紀先を見通して、今、我々が本当に努力しないと、先では大変なことになっていくのではないかと、私は思っております。この時期だからこそ行政の力で、また指導力で100年先の森林を守ってほしい、その思いで申し上げました。  森林を守ることは、現在は私たちの生活のために環境を守ることでありますが、コスト重視の現代社会では、森林は本当に弱っておりますし、現在は生産的な価値は本当に低いわけでございます。我々の生活に直結している大切な大切な存在でありますので、採算だけで森林価値をはかるのは大きな間違いであることは申すまでもないことでございます。  あの有名な清水の舞台が、柱が450年生のケヤキでつくるとよいと言われております。2年前、その450年先を目標にして、1,500本の植林を始めたという話を聞きました。森林の、また木材の大切さを再認識していただき、本市の7割強ある山林を、そして森林を守っていただきたく、また指導をいただきたく、特に強い要望として申しておきます。また、この点については、もし機会がありましたら、細部について後ほど伺いたく思っております。  次に、有害鳥獣駆除の問題でございますけれども、ただ言葉を換えるということで、やってもらうことについては変わりがないと、私もそう思っております。個体調節のために、また人と動物の共存のためにやむを得ない措置としながら、今さら変更しなければならない、どうも私はこの感じがぴんときません。被害を見守って、そして直接受けている者としては、本当に割り切れない気持ちでございますが、これも国の言うことで致し方ないかと思いますが、そういう私の気持ちを申し上げました。  次に、北部簡易水道の件でございますが、よく理解をできましたし、特に長い年月がかかり、広範囲の地域にわたる工事で、本当に大変なことでございますが、よろしくお願いを申し上げます。ただ、私たちは目の前で重機が動き、またダンプが動いているのを見ていなければ、何か不安なような気がするわけでございます。今後についても、機会をとらえて、また時々の状況を知らせていただきたい、このように思っております。本当にお世話になりますけども、どうかよろしくお願いをいたします。どうもありがとうございました。終わります。 ○議長(塩見 仁君)  経済部長、(3)の林道の整備についてはあったんやけど、間伐等に対する実施の要望の状況はということが抜けてるように思うんやけどね。間伐等実施と要望状況は。  経済部長。 ○経済部長(竹下嗣男君)  申しわけございません。  間伐につきましては、言葉で失礼でありますけど、高齢級の人工林を対象にした新規の事業を実施する中で、優良材生産を支援させていただいておると。また、国において創設されました森林整備地域活動支援交付金制度を十分活用していただく中で、地域活動に対して市としても支援を行っていきたいと、こういうように考えております。  以上です。 ○議長(塩見 仁君)  次に、18番、渡辺麻子君の発言を許します。  18番、渡辺君。 ○18番(渡辺麻子君)  日本共産党の渡辺麻子でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。ご丁寧なご回答をよろしくお願いいたします。  まず、エンゼルプランの策定についてお伺いいたします。  9月議会でもお伺いをしたわけですが、その際、今年度は市民のニーズを広く聞き、来年度は協議会を設け策定に入るという答弁がありました。今年度は市民のニーズ把握ということで予算も計上されているわけで、そのあとの進捗状況につきましてお聞かせください。また、市民のニーズを把握する手だてとしてどのような方法をとられるのか、お聞かせください。  次に、病後児保育の実施についてお伺いします。  ご承知のとおり、女性も男性も子供を育てながら共に仕事を続けていくということがごく普通になっている昨今、本市におきましてもそういうご家庭をサポートするための就学前の保育事業に関わって、産休明け保育、早朝、延長保育など、大変なご努力をいただいていることは承知しているところです。しかしながら、子供を育てながら仕事を続けていく上で、親にとって大きな問題の1つに、子供が病気になったときに仕事を休みづらいということがあります。そこで、子供が病気になり、回復期に入った子供を看護師など専門職が保育する、そういう病後児保育の実施について、お考えをお伺いします。本来ならば、子供の病気が完治するまで、親がそばで看病することが親にとっても子供にとってもベストであることは十分承知しているわけですが、職場や仕事との関係で考えますと、子供の病状が深刻な1日、2日は何とか休ませてもらえても、病状が峠を越えて回復期に入ってから完治までというのは長期にわたることもあり、職場に対し休みを申し出にくいのが現状ではないでしょうか。この病後児保育は、お隣の綾部市でも実施をし、2年が経過するわけですが、親が安心して預けられるということで、市民の皆さんから大変喜ばれていると伺っています。子育てをしながら仕事を続けるご家庭をサポートするために、本市でも病後児保育の実施を求めますが、見解をお伺いします。  次に、放課後及び長期休暇中の子供たちに安全な生活の場を実現したいという立場から、幾つかお伺いします。  本市では、この春から2つの児童館で学童保育事業がスタートしております。平日の放課後はもちろん、学校が振替休日で休みの日も、夏休み、冬休みも、子供だけで留守番させることなく、たくさんのお友だちと勉強したり、遊んだり、元気に過ごせること、そして親自身も子供が安全に過ごせているという安心感を持てることなど、学童保育の必要性、ありがたさというのは、保護者も子供も実感しているところです。また、学童保育のない地域の方から、うちの地域は何で実施されへんのという声がある中で、やはり必要とする地域すべてで学童保育の実施を早急にしていただきたいと考えます。  さて、お伺いをいたしますが、当面、来年度に向けまして現在の2つの児童館以外の4つの児童館での学童保育の実施はあるのか、また実施されるとすればどの児童館での実施なのか、お聞かせください。  次に、学童保育を自主開設されている方々に関わって、お伺いいたします。9月議会でも質問をいたしましたが、改めて学童保育を自主開設されている方々に、コミセンや教育集会所などの公的施設の利用を認められないか、また運営費の補助の創設をお考えいただけないか、お聞かせください。  自主開設されている方々のご苦労、また実情につきましては、9月議会では私が質問の中で、またその後の2度にわたる支援の要請交渉では直接運営にかかわる指導員の方や保護者の方からお話をさせていただきました。その実情につきましては、当日ご対応いただきました皆様にも一定のご理解をいただいたのではないかと思います。本市では、校庭開放事業、学童保育事業、そして学童保育の自主開設と、子供たちの放課後や休みの過ごし方に大きな差が生じてきています。仕事などで家を留守にする親にとって、一番に求めることは、子供たちが安全に生活でき、保育される、そういう事業です。  校庭開放事業ではだれが指導員なのかわからない、子供がどう過ごしてきたのかわからない、連絡帳もない、親は校庭開放で過ごしていると思っていたが、実はよそで遊んでいた、そういうようなことも実際あるようです。一方、学童保育事業である児童クラブは、発展途上の部分はありますが、親に対する説明会が開かれ、申し込み制で、申し込みのあとは連絡帳で子供の様子を親も指導員も連絡し合っています。登録した子供がクラブに来るのが遅ければ学校に連絡をとるなど、子供の安全確保にも随分配慮をいただいています。そこには、子供の日々の生活や発達を中心に据えた親と指導員との連携があります。  本市が就学前までの保育事業には大変なご努力をいただいていることは理解もし、感謝もいたすところです。しかしながら、小学校に入ってからの児童の保育という概念は薄いように感じます。小学生の子供たちにもまだまだ保育は必要です。一部の地域の子供に限らず、福知山に住むすべての子供たちに均等で平等な放課後の保育事業を進めていただくことが、保護者の願いです。その思いに立ち、せめて今、学童保育を自主開設されている皆さんに、場所の提供と補助の創設をすべきだと思います。学童保育など、放課後児童健全育成事業に関わっては、以前より国や府の補助金が幾つかあります。府の単独事業であるのびのびサポートは、本市がわずか39万円の予算化で実施できます。補助金額そのものはわずかではありますが、自主開設されている方々には本当にありがたいものではないでしょうか。市長のお考えをお伺いします。  次に、子供の医療費無料制度の拡充制度について、お伺いします。この制度に関わって、この間、府議会で知事及び関係者の対応が変化してきていることは、ご承知いただいているのではないでしょうか。実現できないことなどと言われてきた制度の拡充ですが、9月の府議会では、知事が福祉医療制度検討会でも議論していると答え、10月7日の同じく府議会厚生労働常任委員会で、来年の当初予算も含めて検討中、また11月の決算特別委員会では、就学前までの要望が強いことは十分承知している、来年度の予算編成をひとつの目標に鋭意検討している状況と、それぞれ保健福祉部部長が答えています。  そこでお伺いしますが、府が年齢の引き上げなど、この制度の拡充を行った場合に、市としても同様に拡充を行うのかどうかについて、お聞かせください。  次に、児童扶養手当改悪後の実態把握と支援策についてお伺いします。児童扶養手当は、現在、子供が18歳になる年度末まで、母親の年収に応じて支給されています。それを今回、支給開始から5年以降は最大で半分まで減額する内容が可決されました。今回の手当削減に先立ち、8月から先行実施されているのが、支給要件である母親の年収の基準引き下げです。女性がひとりで子供を育てる、そのことは今の不況の影響も受け、大変厳しいものであることはご承知のとおりかと思います。とりわけ、生活していく上で欠かせない仕事と住宅の確保は、一人親であること、子供を抱えていることなどを理由に、大きな壁となって母子家庭に襲いかかっています。  そこでお伺いいたしますが、まず、児童扶養手当の受給者数についてお聞かせください。  次に、児童扶養手当改悪について市の見解を、また改悪後、母子家庭にどのような影響が出ているのか、実態や要望の把握についてお聞かせください。その上に立ち、市として新たな支援策の検討はないのか、お伺いします。  さらに住宅問題に関わって、市営住宅への母子家庭の応募割合について、また応募された方が全員入居できているのか、その点についてもお聞かせください。  次に、市民病院の看護師の増員に関わって、お伺いします。  まず、昼夜を問わず市民の命を守る最前線で働いておられる市民病院のスタッフの皆さんに、心から敬意を表します。人命にかかわる仕事は常に緊張の連続です。とりわけ三交代勤務である看護師の皆さんの心身のストレス、疲労は想像以上のものです。そこで、看護師の労働実態について、お伺いします。  残業申請に関わっては、申請の方法、申請していないスタッフの把握はできているのか。次に看護師の受け持つ委員会、研修会に関わって、その数はどれくらいか。次に、夜勤回数に関わって、平均夜勤回数は何回か。次に、勤務が終了してから次の勤務につくまでの間の休息はとれているのかどうか、また勤務中の昼休み等の休憩時間はとれているのかどうか。次に、外来の救急当直の看護師の体制はどうなっているのか、またその体制で問題はないのか。以上、たくさんですがお聞かせください。  また、看護師の採用に関わって、来春の採用人数は何人か、お聞かせください。三交代勤務のある医療機関での看護師確保は大変なご苦労があり、市民病院としましても、いろいろな角度からご努力をされておられるかと思います。改めて、人員確保に関わりどのような対策を講じられているのか、お聞かせください。  最後に、西中筋西部地区総合整備事業に関わってお伺いいたします。由良川沿いの西中筋地区は水のたまりやすい地形となっており、住民にとって水被害のないふるさとをという思いは積年のものでした。平成11年に国土交通省から、西中筋地域を始めとする未着工期間の築堤法線が発表されたことを受け、河川改修事業が具体的に着手されることになり、西中筋西部地区振興計画が策定され、戸田地区の70世帯の家屋移転を含めた5つの大きな柱に基づき、去る12月1日には起工式が行われ、今後事業が展開されようとしています。市長を始め担当課の皆さんには、平成9年の西中筋西部地区補助整備準備委員会発足以来、水被害のないふるさとをと願う地域住民の声を真摯に受けとめ、大変なご苦労の中、積極的に事業を展開してこられたこと、地域の皆さん、大変喜ばれているところです。  そこで、幾つかお伺いをいたします。  まず、由良川改修事業に関わり、さくら橋までの約5キロメートルの区間の堤防の完成時期は何年後か。また、戸田地区の家屋移転の完了時期はいつごろか。さらに、堤防完成までの水被害への対応はどうなっているのか、お聞かせください。また、大谷川改修に関わりましても、事業の完成がいつになるのか、お聞かせください。  以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(塩見 仁君)  ただいまの質問に対する答弁はあとにいたしまして、この際、暫時休憩いたします。  再開は、3時20分といたします。                  午後 3時04分  休憩                  午後 3時20分  再開 ○議長(塩見 仁君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合により、定刻5時を過ぎましてもこれを延長いたしますので、あらかじめご了承願います。  それでは、一般質問を続行いたします。  理事者の答弁を求めます。  市長。 ○市長(中村 稔君)  エンゼルプランの早期策定をというご質問でございますが、この計画は、平成14年と15年の2か年での策定を考えておりまして、現在、計画の基礎資料となる市民の意識調査の事務を進めておりますので、来年にはできるというふうに思っております。  それから、子供の医療費の無料制度の拡充の件でございますが、私として、まだ京都府から乳幼児の医療制度の年齢拡大等については、何も聞いておりませんので、今、市の見解をということは言えないと思います。市は乳幼児医療制度の年齢拡大について、京都府下はそういったことで何も聞いておりませんので、年齢拡大ということは、今現在は考えていないというふうにご理解をお願いをいたします。  それから、公営住宅の空き家募集に対する母子家庭の入居の件でございますが、平成14年度の実績は、公募戸数23戸に対しまして応募は200件もございまして、うち母子が48件で、入居は9件ということになっております。平成14年度ではそういうふうになっております。  それから、今回の児童扶養手当の制度の改正によって、改正前の手当支給額よりも減額になった受給者に対して、その差額分を貸し付けるという母子福祉貸付制度が府において一応創設をされまして、窓口は福知山保健所で、本市としてもその制度の周知に努めておるところであります。  あとにつきましては、福祉部長が答弁をいたします。  それから、由良川改修の問題でございますが、この事業は、移転の戸数が100戸のうちで70戸が移転の対象になっておりますので、これはやっぱり国土交通省の予算の関係もあるわけでございまして、1年や2年ではこれは移転はできないわけでございます。とりあえず、今、宅地になるところまで盛り土をして、そしてその高さをきちっと決めるということから始まるわけでありまして、これはもう大きな事業でございますので、早くできればいいんですけれども、そう簡単にはいかない。これが、法線が決まっておりますけれども、この法線を決められて、それに堤防ができるということさえ、なかなかこれは先になるというふうに思っております。ある方が言っておられましたが、わしらが目の黒い間にできるんかいなというようなことも言っておられましたんで、それぐらいに思っとっていただいたらええんじゃないかなと。  それから、大谷川の上流は、これは府が非常に頑張って、頑張るんやなしに、府の前の副知事が、私との間で話ができまして、この曲がってる、湾曲をしてるんですが、これをやはり真っすぐにやろうということでご了解ができまして、そして恐らく蛇行している部分は京都府の工事で改修が進められるというふうに承知をいたしております。全区間が改修になりますと、JRの山陰本線の交差部だとか、由良川との合流点の処理など、かなり問題が多く残っておりますので、これはいずれ河川管理者の京都府からはやられるというふうに思っておりますが、これも一遍にはできないわけであります。  以上。あとは、他の部局から回答をいたします。 ○議長(塩見 仁君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  たくさんございましたので、もし漏れておりましたら、また後ほどお答えをさせていただきます。  まず、エンゼルプラン策定にあたりまして、子育て世代の声の集約方法はということでありますが、これは先ほど市長申し上げましたように、今年度、年代層ごとにアンケートを実施させていただきたいと思っておりますのと、来年度、策定時におきましては、このアンケート以外にまた何らかの方法でご意見をお聞きする手段を考えていきたいと、このように思っております。  それから次に、病後児保育の実施をということでありますが、この病気の回復期にある子供さんの保育という点につきまして、当然のことながら、これは医療機関との連携ということが非常に重要になってまいります。したがいまして、今後、施設整備、看護師、保育士の確保などたくさん課題はございますが、実現に向けて検討をしていきたいと、このように思っております。  それから次に、児童クラブの問題に移らせていただきまして、これも9月議会でのご答弁と同様の内容になるかもわかりませんが、お許しをいただきたいと思います。  まず児童館、残りの4館での実施予定はということでございますが、来年度において実施をするという予定はいたしておりません。  それから次に、地域コミセン等公的な施設利用をということでありますが、この分につきましても、確かに私自身がこういったご要望も聞かせていただきました。しかしながら、このコミセンの再事業、独自事業等々ございますので、定期的長期間にご利用いただくということは、現状では非常に困難ではないかということでありますのと、それからそれぞれの自主運営をなさっております児童クラブへの補助金の問題でありますが、これも来年度補助制度適用は今のところ実施はできないということであります。しかしながら、今のこの少子化の中にあって、この放課後児童対策ということは非常に重要な課題であるということは十分認識もいたしておりますし、それから私自身も、先ほどご質問にありましたように、再三このご要望はお聞きをしております。したがいまして、前回の市議会でも申し上げましたとおり、今、開設をいたしております、実施をいたしております校庭開放、さらにはこの今年度からの児童クラブ、こういった整合性を図りながら、来年度の子育て支援計画策定にあたりまして、きっちりした方向づけを示していきたいと、このように思っております。  それから次に、児童手当の問題で幾つかご質問がございましたが、改正後の受給者数、平成14年11月の直近の、最も直近の受給者数でありますが、570人であります。なお、前年同期、改正前の比較といたしますと、前年が541人でありましたので、29名受給者が増えております。これにつきましては、ご承知のように、所得制限の一部支給の限度額の所得制限幅が広がりましたので、受給対象者が拡大をしたという面がございます。また一方、その課題、影響は何かということもございましたが、これにつきましては、他方、今度一部支給に反する全部支給、ここで見ますと所得制限額の限度額が引き下げになりましたので、この分に課題が、支給という面では残ってきたと思っておりますが、ただこの面につきましても、これによって受給権を失われた方につきましては、別途資金貸付等が用意をされております。ただこの制度、地方分権、事務委譲によりまして、ことしの8月に京都府から委譲を受けたばかりでありますので、こういった精査がまだ十分でありませんので、今後、このことについては十分精査も進めてまいりたいと思っております。  それから次に、同じくこの児童扶養手当に大きく関連をしてまいります就労の問題でありますが、これもことし8月に受給現況届けをそれぞれの皆さんからご提出をいただきましたので、すべて勤務状況等については報告をいただいておりますが、これも何分8月委譲を受けたばかりでありますので、十分な精査はできておりませんが、当然これだけ受給者がたくさんおいでになるということは、非常勤的な雇用が、就労形態が多いということは容易に察することができるということでありまして、そういう状況にあります。これも十分こういった精査は今後進めてまいりたいと思っております。  また、漏らしておりましたら後ほどお答えさせていただくといたしまして、以上であります。 ○議長(塩見 仁君)  病院事務部長。 ○市民病院事務部長(畠中源一君)  市民病院の看護師の増員に関して、いろいろとご質問をいただいております。  まず、残業申請の状況でございますけれども、いわゆる残業でございますが、それにつきましては、本人の申請に基づきまして確認の上、超過勤務といたしまして命令し、事務処理を行っているものでございます。また超過勤務の場合には、必ず申請をするように指導をいたしております。  それから、各種委員会や研修にはどのようなものがあるか、またその回数はというようなことでございますけども、ご案内のとおり、最近のその臨床看護の場では医療の高度化、あるいは患者さんの高齢化なり重症化、また平均在院日数の短縮などによりまして、看護業務が大変多くなっておりますし、複雑化もいたしております。また密度が高くなってきております。そういう中で、また医療技術、看護技術も日進月歩の速さで進展をしている状況にあるわけでございまして、研修が本当に欠かせないものとなっておる状況になっております。その中で、当病院といたしましては、委員会は看護業務委員会、あるいは教育委員会、看護研究会、リスクマネジメント委員会などがございまして、年間延べ16回程度を実施いたしております。またその研修でございますけども、新規採用者研修とか、卒後3年目研修など、経験に応じた研修を始めといたしまして、積極的に実施なり奨励をいたしておるところでございます。年間回数は延べ20回程度となっておりますけども、これらを通じまして看護力の向上に大変寄与をしているんではないかと評価をいたしておるところでございます。  それから、平均夜勤回数でございますけども、平成13年度では当院での月平均夜勤回数は8.4回でございまして、全国平均とほぼ同じかと考えております。  それから、準夜勤の終了から日勤開始まで休む時間がとれているのかというようなことでありますけども、病院は24時間の運営を必要といたしておりまして、看護職員の勤務割り当て表というのをつくって勤務にあたっておるわけでございますが、準夜勤務あるいは深夜勤務、日勤の三交代という中で、看護師は本当に頑張っていただいておるという状況でございます。休憩などにつきましては、各職場でお互いに協力しながらとれるように指導をいたしておりまして、また準夜明けには休日がとれるようにも配慮しているところでございます。  それから、救急当直の体制でございますけども、休日などの救急対応といたしましては、看護師1名が三交代であたっているほかに、当直の看護師長が必要に応じて応援に入るようにいたしております。  それから、来春の看護師採用人員予定数でありますが、本年4月には看護師18名を採用いたしたところでございまして、来春につきましても同程度の採用になるものと考えておるわけでございますが、今後、病院改築後の体制整備のこともあって、なお一層積極的に確保に努めたいと考えております。  それから、看護師の人員確保の対策でございますけども、募集に当たりましては、全国の看護学校などへの募集要項の送付、あるいは病院案内パンフレットの配布などを行っておりまして、本院のPRに積極的に努めているところでございます。また、当院の附属看護学校の学生に対しても、就職説明会を開催いたしまして、地元への定着を強く働きかけているところでございます。また、近畿圏内の看護学校とか看護大学に対しましては、職員が訪問もいたしまして、積極的に依頼をしているほか、大学主催の就職説明会にも参加して、学生の理解を得るよう努めておるところでございます。また、中学生なり高校生を対象にいたしましたこの病院施設の見学とか、あるいは看護の体験実習などを行いまして、それに参加していただく中で、職業として看護師を選んでくれるように働きかけているとか、あらゆる機会をとらまえて、募集活動を行っている状況でございます。  以上であります。 ○議長(塩見 仁君)  18番、渡辺君。 ○18番(渡辺麻子君)  自席から失礼をいたします。  たくさんの質問項目にわたりましてご回答いただきましてありがとうございました。  まず、西中筋の西部地区総合整備事業に関わってなんですが、本当に市長、言われるとおりなんです。私も今回、この質問をするにあたって、担当の課の方にもご説明いただきましたし、ホームページも見させていただいたり、あと現場の方、地域の方にご案内いただいたりして、あそこは本当に市単独ではなかなかできない、国の河川もあるし、府の河川もあるしということで、そういう中でやっぱりあそこに水被害のないふるさとをという地域の皆さんの願いにこたえて、市が本当に、市長を始め担当課の方も一生懸命取り組んでこられたと、今回この起工式まで迎えられたということについては、本当に地域の皆さんも喜んでられるし、そのご苦労本当にいかばかりかというふうに思ってるんですけれども、私が今回質問を、これを取り上げさせていただいたのは、やっぱり先ほど市長が言われましたけども、ある方のお話によると、目が黒いうちには無理かなという話が出たということなんですけども、地域の方のお話によりますと、国土交通省の説明では、さくら橋までの5キロの間の堤防の完成、30年ぐらいかかるんと違うかと言われてると。戸田地区の移転についても、10年ぐらいはかかるん違うかなという話があると。そしたら、その差の20年の間は一体どうなんやろなというとこで、やっぱり一番ベストな形は、由良川の改修も大谷川の改修も、それから綾部用水も関わってきますので、綾部用水の関係もすべて10年で終わって、その移転が済んだときにすべてが完了しているということになったら、その地域の皆さんが水の被害ないようになるんだと思うんですけれども、やっぱりその大谷川の改修に関わって言えば、大谷川河口から大谷川と綾部用水の合流地点までの計画というのが府下では全然示されてへんというのが問題だし、戸田の移転先の真横を綾部用水が流れてて、そこに高い堤防をつくるわけにもいかないという現状の中で、やっぱり当然その河口には樋門と用水ポンプが必要やと、でもそのことも府は計画として出してへん。今回の補助整備の計画で言ったら、計画地域内の大谷川の拡幅の予定はあるけれども、石原土地区画整理事業の大谷川の拡幅部分とはつながらない、こうぷつぷつといろんな事業が切れてるいうのが現状やと思うんです。せっかく市が前向きに市長を先頭に取り組んでこられて、地域の住民の期待が大変大きい中でスタートした事業であるにもかかわらず、今の状況でいくと、本来で言う本当の水被害を完全になくすということはやっぱり不可能、今の状況では無理やということが問題点としてあると思うんです、課題として。これはもう私の要望であるんですけど、お答えいただくわけではないんですけども、やっぱり市民の命と財産を守るという立場に立ったときに、やっぱり国や府に対して今まで以上に積極的な働きかけをぜひお願いしたいなということです。  それから、さまざまな部分については、一応ご回答いただいているかと思うんですけれども、私も毎回子育て支援の関係で質問させてもらうんですが、エンゼルプランについても、病後児保育についても、学童保育についても、子供の医療費の無料化、また児童扶養手当の関係につきましても、ほんまに子育て世代の切実な願いの一つ一つ、そのことについてはもう十分ご承知いただいてるかと思うんですけども、今回エンゼルプランを策定するにあたって、意識調査の準備中だと、来年にはアンケートなんかを実施したいというお話やったんですけども、今回も請願出されています子供の医療費を無料にしてほしい、制度の拡充してほしいというその運動をされているお母さんたちが、その署名を集めるのと同時に子育てアンケートというのをとられてるんです。その中には、もう今、今回私が質問に上げたこと全部出てきてます。一番切実というか、どの部分にも当てはまると思うんですけど、子育てしながら働き続けられる制度の充実、実施を求めるいうことが6割超えてます。それはやっぱり病後児保育であったり、学童保育の実施であったり、子供の医療費の無料化であったり、母子家庭の方にとったらやっぱり児童扶養手当削減されるというのは大変やと、もうここに言い尽くされてると思うんです。エンゼルプラン、こうやって動き始めたこと、大変うれしいですし、小さな署名とってるお母さんたちが集めた署名の中にも、本当にたくさんの声がありますので、そういう声が生かされるアンケートにしていただきたいし、それ以外にも何らかの手段で声を集約するような形とりたいということでしたので、やはり既存の団体だけに限らず、そういうところに入らない方の声も反映されるような、そういう手だてをとっていただいて、いいエンゼルプランになったねと、これからの福知山の子育ての大きな指針になるようなものを策定していただきたいというふうに思います。  それから、子供の医療費の無料化に関わってなんですけれども、府から何も聞いていないので、市の見解は今は言えないし、年齢の引き上げは考えてないというお話やったんですけども、本当に府議会、今すごく変わってるんです。今までだと日本共産党以外が子供の医療費のことについて請願を紹介議員になることもなかったし、まず質問することなかったんですけども、今回、日本共産党以外の会派が初めてこの制度について、知事さん、やっぱり実施せなあかんやないですかいうて質問をされてるんですよね。それに対して知事は、実施自治体である市町村とともに十分連携を図りながら改善について検討を行うというふうに答えてはるんです。これまでも市長会だとかそういうところを通じて、府や国には要請してるというお話をいただいてたんですけれども、知事が市町村と十分連携図っていきたいというふうに答弁されてますので、さらなる働きかけというか、それをお願いしたいというふうに思います。  それと、府から何も聞いてないんで見解は言えへんいうことなんですけど、改めてこの部分、もう1回お伺いしたいんですが、1998年だったと思うんですけども、今はそれまで2歳までだったのが3歳までに年齢が拡充されたときに、市もすぐそれに乗って拡充していただきましたよね。やっぱりそういう実績も踏まえて、府が年齢の引き上げなりこの制度の拡充をすると言った場合に、市はそれに伴って実施をしていただけるんですね。ということで、していただけるんですかというか、そこのところをもう一度お話というか、回答いただきたいと思います。  それからあと、児童扶養手当に関わってなんですけれども、本当に母子家庭の方は大変ということで、先ほど言いました子育てアンケートの中にも、母子家庭の方から月10万円やし、養育費ももらえへんし、手当削減になるし、もうほんまにどうしたらええんやという声が書かれてあったんですけども、住宅問題に関わってですけれども、その方は府営だったんですけども、府営住宅で本当に助かってるいう話とか、あと市営の関係でいきますと、3回申し込んでるのに全然当たらへんのやいうて相談に来られた方もあるんです。今、平成14年度の市営住宅の応募件数と、あと母子の件数、入居の状況をお話、数字上げていただいたんですけども、なかなか厳しいなというふうに受けとめてたんですが、やっぱりほんまに今、不況も含めて、母子家庭の方、お母さんどんなに一生懸命働いても、ほんまにパートだったり、アルバイトだったりということで収入がなかなかないと、それに手当も削減という意味では、住むところはまず一番になってきますので、何とかお母さんたち入れるように、母子家庭の方が入れるような何か施策を考えていただけないかと。そもそもその市営住宅、母子家庭に限らず、決算特別委員会でも出てましたけど、入りたい言われる方たくさんあるんですね。だから、需要に対して供給がやっぱり足りてないというのが現実なので、やっぱり新しく市営住宅建てるということも考えていただきたいし、あと同和対策の関係で建ててる住宅もやっぱり一般化して、そういう人たちに広く広げていただきたいし、そんなもう建てるん大変やという話やったら、せめてその家賃補助とか、一般のアパートやマンションに住まわれてる方に対する、その母子家庭に限ってですけど、家賃補助とかそういうことの創設も含めてお考えをいただきたいというふうに思います。  それから、あと市民病院の看護婦の増員に関わってなんですが、これもたくさん質問上げてた部分についてお答えをいただきまして、ありがとうございました。今、ほとんどお答えをいただいたんですが、私も一応、前は、議員になる前はある病院の組合の専従をしておりましたんですが、今聞いてると、お伺いしたのと、実際働いてる現場の看護師さんの大変さというのは、何かこう差があるなというふうに話を聞かせていただいたんですけれども、実は私は今回この質問をするに当たって、市民病院の夜勤の実態の調査にやっぱり行かんなんと思って行かせていただきました。夜勤、一緒に仕事させていただいたんですけれども、その日は緊急の患者さんも緊急入院の方もなかったですし、病棟も本当にびっくりするぐらい落ち着いてて、患者さんの病状が安定してたんだと思うんです。スタッフの方たちも、もっと大変なときがあるさかい、そういう日にもう1回来てほしいというふうに言われたんですが、そういう落ち着いてた日でも、休憩時間15分しかとれてないんです。目いっぱいとればいいやんというふうに言うたら、やっぱり業務大変やと。準夜勤務の場合1時に終わるわけですが、1時にほんまに終わって帰ろうと思ったら、休憩時間とってたら、患者さんの看護もあるし、記録も書かんなんし、もう業務がいっぱいあってそんなんしとったらできへんのやというのが、スタッフのお話でした。  やっぱり今、看護婦さん、看護師さんの労働実態、本当に大変になってるというのは、ある程度はご理解いただいてるかと思うですけれども、例えばその休憩時間がとれない。それから次の勤務までの間ですね、市民病院の場合は準夜日勤という勤務がありますけれども、私が実態調査に行かせていただいた日も、その前日ですけども、準夜勤務の方、1時に終わるところが5時に終わって帰られてるんですね。日勤いうのは8時半から勤務が始まりますけど、5時に帰っても8時半には勤務に出てこんなんという、そういう実態があるんです。日勤深夜いうて、日勤の仕事、5時に終わりますけど、深夜入り、今度12時半に入ってこんなんという場合でも、その日も調査した日も、日勤深夜の方おられましたが、帰られたの8時回ってました。でも深夜入りには12時半に帰ってこんなん。普通、一般、私たち働いてて、勤務と勤務の間、16時間か15時間はあいてると思うんです。それが2時間、3時間で次の勤務に行かんなんというのが実態なんですよね。やっぱりそういう実態含めて、しかも夜勤勤務なんです。夜勤、夜勤て簡単に言いますけど、看護婦さんの現場はローテーションで流れてる、ベルトコンベヤーで流れてる機械の何かを製造するとか、そういう単純作業ではなくて、日勤帯と同じだけの労働を深夜帯にしなければならない。緊急の患者さんがいれば対応せんなん。それを日勤の人数よりも少ない人数で対応せんなんということがありますので、やっぱりそういう本当に看護師さんの労働実態大変やということを、ご理解はいただいてるかとは思うんですけども、改めて再調査とは言いませんが、再認識をしていただいて、今、市民病院、労働実態が大変やということの原因は何なのかということも考えていただいて、その中には必ず人が足りないというのが出てくると思うんです。いろんな調査の中に、看護婦さんに十分な看護できてますかというアンケートをとったときに、人数が少な過ぎてできへんという回答が出てるんです。ちょっともう時間がなくなりましたけれども、やっぱり人数が少ないということがいろんなネックになってます。その人数が少ないことのひとつは夜勤が大変、残業多くて大変ということが、人数不足の原因のひとつになってると思うので、いろいろご検討はいただいてるとは思うんですけども、まずその労働条件の整備も含めて、看護師さん募集をかけたら市民病院やったら働いてみようかなと思えるような、そういう労働条件の整備、また組合の方も通じてですけども、ご検討いただけたらなというふうに思います。  時間がなくなりましたので、私の質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(塩見 仁君)  建設部長。
    ○建設部長(眞下敬史君)  住宅制度と言いますか、市営住宅での母子の対応に関わりまして、母子向け住宅は一応特目で南岡の団地を持っておるわけですが、常に満杯状態であるという状況でございます。母子向けのさらにそうした特目が建築できないかということでございますが、現在のところ建設は考えていないと。一般住宅もあわせまして応募をいただいて、お願いするより仕方がないかなと。  また市営住宅におきましては、家賃の減免制度いうのもありますので、場合によっては、そういうご利用ができる方は限られておりますけども、そういう制度もご利用いただいたらというふうには思っております。また、そういったことのご相談は直接担当課の方にお世話になったらと思いますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  あまりぺらぺら言われるんで、さっぱり僕はわからなんだんやけど、京都府の乳幼児の医療制度の年齢拡大、これは先ほども言いましたように、何も府からは聞いておらないわけなんで、これは仮に府が年齢を引き上げるということになりますと、府もこれ財源が要るわけですね。金が何か2分の1になるのか、何かそういうふうなことのようですので、当然、市としても負担はせんなんというふうには思っておりますので。 ○議長(塩見 仁君)  次に、5番、芦田弘夫君の発言を許します。  5番、芦田君。 ○5番(芦田弘夫君)(登壇)  福政会の芦田弘夫でございます。質問に入ります前に、ゆずりトンネル開通につきまして、中村市長さん始め国土交通省、府、市、町当局、そして多くの関係各位に対しまして、一言御礼を申し上げておきたいと存じます。  府道談夜久野線は、古くは加悦佐治線と申しました。昔、戦国時代、応仁の乱、夜久野が原合戦や、内藤備前守の烏帽子山城攻防合戦等に、ゆずり峠を越えて進軍していったとされますように、古い歴史のある峠道であります。近代になって、明治、大正になってからは、峠を越えての婚姻であるとか、寺参り、あるいは村祭り、遠足、そして多くの商い人たちが生活道として利用してきたのでありますが、だれももっと通りやすい、よい道を願いながらも、不便のままに時代は流れていたのでありますが、大東亜戦後の昭和25年、今は亡き初代委員長でありました芦田義雄氏、総務部長さんのお父さんでありますが、提唱で、地元民総出のショベル、それからツルハシの人海戦術で毎年10メートル前後の道つくりを始めたものであります。しかし、そういう年間10メートル前後の牛の歩みに似たような道つくりで、なかなかはかどらない年月が続いていたのでありますが、昭和47年、府会議員の仲介により、府の単費事業にこぎつけていただくことになり、その後、精力的な進捗となったのでありますが、それとても一直線の道つくりではなく、辛苦30年の年月を要したのであります。最初の地元の道つくりから通算いたしますれば、実に50年余り、半世紀にわたる自慢にならない長年月、流転の歴史であり、もろもろが紆余曲折の中で、いかに至難さを秘めた道つくりであったかを、年月が如実に物語るものであります。  とにかく、ようやく本年11月、寝ても覚めてもの夢待望の堂々たる美しいゆずりトンネルの完成、開通を見るに至ったことは、沿線地元民はもとより、貫き通さん道は命なりとして、継続運動を重ねてきました地元改修委員会、そして交流ふれあい道つくり推進会議として、その喜びは天に昇る喜びと感謝いっぱいであります。特に近年、府財政は未曾有の厳しさを増すとき、また国においても公共投資抑制、見直しの嵐吹きすさぶ中で、全国多くの要望殺到の中で、数多無数、それこそきらめく星の数ほどあるような中で、よくぞよくぞこの弱小、小さい狭隘なる府道談夜久野線、ゆずりトンネルを選定、着工していただいたことは、これまでの長い努力に積み重ねがあったにせよ、本当に危機一髪、狭い狭い間隔をもっての着工ということで、まさにもう一瞬に神わざ、奇跡というふうに思っておるところであります。恐らくこうした機会決定がなかったなら、このゆずりトンネルの開通は永遠にあり得なかったであろうし、また周囲、山また山、行きどまりの奥地山村の閉塞は、子々孫々に至っても永久に開けずに、日の目を見ずに終わったかもわからないと思うところであります。それだけに喜びはひとしおであり、感謝は尽きぬのであります。  ところで、投資効果については、開通するまでは常に投資効果が疑問視されてきましたが、開通の翌日から、早朝より晩遅くまで、通勤、ビジネスでしょうか、列をなして疾駆する車を見るとき、交通安全の必要性を痛感すると共に、これだけ需要があり、また多くの利便さを提供することになったと認識を新たにするところであります。そして、とにかく本市の西玄関、幹線道路429号とともに、生活道路網の充実であり、行きどまりの豊富谷や夜久野千原谷のうずもれた閉塞奥地に大きな展望の光を与え、過疎化を阻止し、地域の活性化、希望の原動力を生み出していただき、夜久野や青垣との交流触れ合いを促進し、経済圏の確立に大きく寄与するものでありますし、国道9号のバイパスとして、ますます戦力を発揮するものであると思うのであります。本当にいろいろとありがとうございました。  えらく長くなったのでありますが、それでは通告のゆずりトンネルの開通と国道429の交通安全についてでありますが、京都府におかれ、ゆずりトンネルの開通を期に、豊富街道全線にわたって危険カーブ対策や舗装のやりかえ等、鋭意ご努力されているところであります。私もトンネル開通に関わったいち責任があるというふうな責任上というんですか、一端のそんなものを感じておる関係で、危険カーブや道しるべをそうした注意看板を幾つか設置して、注意を喚起をいたしておりますが、これまでののんびりとした田舎の我が道という長年ののんびり観念から目を覚まし、厳しい交通安全の心構えが不可欠であると思うところであります。そこで、要注意箇所の対応についてお尋ねをいたします。  まず、1つ目、談夜久野線起点の談の交差点の信号についてはいかがでしょうか。  2つ目は、福知山カントリークラブの出入り口でもある上豊富小学校、上豊富保育園前の交差点の信号設置を強く要望するところでありますが、お聞かせをいただきたいと思います。  そして次に、小牧談区間約1,200~1,300メートル間でありますが、全く迂回路もなく、歩道がないのでありますが、何とかの対応ができないものか、お考えをお聞かせいただきたいと思います。  そして最後の国道429から分軌道は多くあるわけでありますが、今安の信号交差点から鴫谷、正明寺の奥榎原福知山停車場線の交差点でありますが、この農免道路の交通量が非常に多くなっており、危険であります。そこの信号の対応についてはいかがでしょうか。お聞かせをいただきたいと思います。  次に、豊富街道よりゆずりトンネル経由、夜久野へのバス運行延伸についてでありますが、ゆずりトンネルオンパレードで申し訳ないんですが、現在、豊富街道を小牧まで京都バスが運行しておりますが、このたび、ゆずりトンネルが開通いたしましたので、小牧でストップしている航路を、トンネル経由して夜久野町まで延伸運行をお願いいたしたいのでありますが、夜久野町は町内巡回バスの運行をしておりますが、現在、バス会社なり本市、夜久野町へも打診をいたしておるところでありますが、本市の考え方をお聞かせいただきたいと思います。  次に、国道429号改修促進についてでありますが、福知山及び青垣町有志議員促進協議会、仮称でありますが、それにつきまして、きのうも森田議員さんの方からも触れられましたが、それを補強する立場から申し上げたいと思います。国道429号の改修促進につきましては、本市及び青垣長の市長それから町長さん方の、行政レベルの促進同盟会と、国道429号、沿線地域住民で結成しております改修促進委員会の、この2つの促進部隊がこれまで中心となって促進が図られているところでありますが、このたび、青垣町町会議員の呼びかけにより、福知山・青垣町両議員有志議員協議会、仮称でありますが、を立ち上げ、これまでに促進を続けられている行政レベルの同盟会なり、地元改修促進委員会共々、さらに協力、協調体制を整えて、促進していけたらと思うのでありますが、当市議会議員各位の同調、ご協力をお願いすると共に、市長のお考えをお聞かせください。  ちなみでありますので、つけ加えさせていただきますと、既に青垣町会議員との意見交換、接触の場は1回目が3人、2回目が事務局含め6人の青垣町の町会議員の来福があり、塩見議長さんからもごあいさつをいただく中で、私ども会合を重ねておるところであります。  また、先日12月8日には、下豊、上豊、地元沿線の改修委員会で、青垣町まで429号全線視察をバスにより行ったところでありますが、私ども、下豊、上豊4人の地元議員も同道をいたしました。そうして、私どもがセットしたのではありますが、青垣町では町長、助役、町会議長、町会議員方の出迎えを受け、町長、議長からは青垣町の429号に対する取り組み、熱意のほどを聞かされ、なお青垣線、榎峠のふもと現地まで案内を受けまして、予定路線なり用地の確保を見せていただき、感銘いたしたところであります。福知山側は京都府の事情もありますが、もっともっと馬力をかけて取り組まなければならないと、強く感じたところであります。  そこで、榎トンネルの促進のネックは何であるか、その辺をひとつお考えをお聞かせいただきたいと思います。  次に、鉄道のまち福知山の活性とJRの活性は一心同体ということでありますが、福知山はそれこそ昔から、丹波戦国国取りの歴史の中で、天正時代、黒井の赤井悪右ヱ門直正による亀岡より氷上、福知山の全丹波を征服、君臨しておった時代から、明智光秀によりその丹波攻略がなされる以前、以後を通じまして、城下町として繁盛しました。そして、明治、大正になってからは、明治文明開化の先端は交通機関であり、鉄道なくして時代の夜明け、展望なしというようなことで、阪鶴鉄道や山陰線、そして昭和になってからは北丹鉄道と、交通中心、要衝の地として栄えてきましたことは周知のとおりでありますが、国鉄、行政の時代は、山陰随一の広大なる福知山構内を有し、貨物、荷物の集積、集散地として躍如たるものがありましたし、全国的屈指の大機関区の動力基地もあり、鉄道に関わる住民、人口は非常に多く、近隣、氷上、夜久野、綾部方面からも、鉄道職員は本市へ通勤集中し、町へもたらす活気、潤いは誠に大きなものがあり、鉄道の町福知山のゆえんであったと思います。  JRになりましてから、今もなお鉄道の町と言われている現在でありますが、しかし昔の面影ははるか大きく影を潜めつつあるのではないかというふうに思います。もちろん今、18年を目指して、市街地を一変する山陰最大の鉄道高架事業があり、きのうも今次議員さんも強力な支援の質問もありましたし、またほかの議員さんからも触れられておりましたが、機構設備の近代技術の粋を集めて、有力に整備されることを期待するところでありますが、北の都、やがて10万都市をねらう本市の誇れる顔とならなければならないと思います。  しかし、一転して現実を見るとき、1日の乗客は4,000人程度ということであり、時代の流れとはいえ、昔の盛況はありません。乗車収入が企業のバロメーターであります。今、駅周辺整備の中でも、駅周辺に集客の大施設構想が立てられているのかどうか、乗降がにぎわうことを願うものであります。  そこでお尋ねいたします。本市として、JR支援の全施策について、わかりやすくお聞かせをいただきたいと思います。また、有効な後方支援につきましても、お聞かせをいただきたいと思います。  それから、本市もやがて10万都市を目指さなければなりません。しかし、信用金庫本店は撤退し、商店街も活気を失っているし、そしてNTTも移転しました。そしてJA農協も抜けました。JRも収益減退で、福知山市はもう撤退というようなことにならないように、JRの活性は本市の活性に無縁ではありません。永田議員さんからも、JRの関係触れられましたが、綿密な緊密な関係があるわけであります。JRの玄関口は福知山市の玄関口であります。一心同体として、ともに活性に、本市のためにも協力、協調体制をとらなければならないと思うところであります。よろしくお願いいたします。  次に、「食と農」再生プランについてでありますが、このほど、農水省はBSE、狂牛病に端を発し、職員の偽装表示等の食の安心、安全を脅かす事態となりまして、その対策が急がれていると思います。このプランのねらうところについて、お尋ねをいたします。  次に、農産物、農薬濃度のチェックはどの段階でされるのか、お尋ねをいたします。  それから、このプランの中に、農業の構造改革もうたわれておるわけでありますが、私は農地規制を抜本的に見直し、地方自治体で弾力的運用ができるように強く望むものであります。例えば、若者がUターンして家を建てようにも、農地規制に引っかかりなかなかにそうしたことで、家を建てることができない、また都会の方から農業を目指して来る若者についても同じことが言え、大きな農地規制は支障になっていると思います。  それから、「食と農」との再生プランからは外れているかもわかりませんが、安全な食材を生産する農業、農村は、背景に多くの障害が横たわっておりまして、それらが農業の担い手をなくし、また農業の衰退を来していると思うわけであります。指摘しておきたいと思います。もっともっと、農道、林道、作業道を整備してほしい、予算を増額してほしいということであります。そして有害鳥獣の駆除も、鳥獣保護の規制の抜本的見直しをもっと自由に駆除ができるように、過保護規制を廃すべきであるというふうに思います。最前も、有議員さんの方から鳥獣につきまして、鳥獣駆除やなしに鳥獣捕獲というような国の考え方を述べられましたが、大いに異議がありました。保護はただ捕らえるだけでありまして、ますます有害鳥獣は増えるというふうに思います。とにかくこうした有害鳥獣の駆除規制の見直しは、中央へ大きな声を上げるべきであるというふうに思います。  それから次に、安全な低農薬、有機肥料化をしていく安全な農産物を提供するために、農家は労働、労力なりの負担、あるいはコスト高となり、ますます農家経済を圧迫するのではないか、再生プランにはそういったことは全然触れておらないわけでありますが、そういったことが大いに気になるところであります。いろいろと「食と農」につきましてもお考えをお聞かせいただきたいと思います。  これで、1回目の質問を終わります。 ○議長(塩見 仁君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  国道429号と談夜久野線の交差点の信号の機能設置の問題でございますが、ゆずりトンネル開通後1か月が経過いたしましたけれども、あんまり急激な交通量の増加は見られないということのようであります。これが仮に災害その他で、何と言いますか、国道9号線が支障があるという場合には、このゆずりトンネルはバイパスということで、非常にその効果を発揮すると思いますけれども、今現在としては、あまりそういったことはないと。したがって、信号機の設置ということは、ちょっと当面では、現状では当面困難ではなかろうかというふうに見ております。  それから、上豊小学校の前の三差路に信号機ということは、過日、開催をいたしました交通対策協議会の常任委員会で、府の公安委員会へ上申が妥当というふうな結論を受けましたので、福知山警察に上申をお願いをいたしております。現場は国道拡幅改良計画もある箇所でございまして、道路の管理者との協議も進めながら、今後引き続き早急に設置されるよう要望していきたいというふうに思っております。  それから、小牧の小牧下戸間の歩道の設置でございますが、歩道の設置につきましては、車や人などの交通量の状況や緊急性を見る中で、要望をしていかなければならないというふうに思っております。  それから、国道429から分散する市道の交通安全でございますが、正明寺地内の和久寺室線と、福知山停車場奥榎原線の交差点に信号機の設置ということでございますが、この設置は、ちょっと難しいというふうに聞いております。  それから、市と夜久野町のバス会社の路線延長に対する考え方でございますが、京都交通の小牧線は、1日6.5往復運行されておるようでございまして、小牧からですが、6.5往復運行されておりますが、他の線と同様、赤字の路線となっておりまして、平成13年度の実績として161万9,000円余り運行の補助を市が行っております。小牧から下夜久野駅前まで区間を延長すると、その運行経費に見合う運行収入が確保できるかというふうなことが重要な要因になりますし、バス会社としては利用の増加は見込めず、その現行路線の延長は非常に難しいとされておるようでありまして、市としても本年度、バス路線の調査を行っており、その結果を踏まえて検討はいたしたいというふうに思っております。  それから、429号線の改修促進同盟会は、福知山市・青垣町の行政、議会の会員をもって平成5年6月5日に設立し、京都府及び兵庫県に対し要望を行っております。また、地元でも国道429号の改修促進委員会を設置いたしまして活動をされておるわけでありまして、国道429号改修促進同盟会の中で十分協議して、この問題についてはやっていきたいというふうに思っております。  榎峠の改修については、たびたび京都府にも要望いたしておりますが、京都府は金がないということで、なかなか話は進まないというのが現状であります。しかし、知事もかわっておりますので、またこの辺のところをひとつお願いをしなければならないなというふうに思っておるわけであります。しかし、談から法用までの間の道自体も改修をしなければならないということになろうと思いますので、その辺も非常に長距離でありますし、難しい問題だというふうに思っておると思います。この榎峠ができますと、ゆずりトンネルの効果もまた出てくるというふうに思っております。  それから、鉄道の関係でご質問がございましたが、鉄道利用の増進協議会というものを組織をいたしまして、JRに対して補助というよりも、乗降客に対する割引というか、乗車券の割引をかなり広範囲にやっておるわけで、播但線も福崎までを基準にやっておりますし、それから福知山線、また福知山線は篠山までやっとったんかな、それから、山陰線については園部までだと思いましたがやっておる、それだけの割引をやっているということで、かなり援助はしているわけであります。  また、最近京都なり大阪なりに通勤をされる方の駐車場ということがありませんので、JRの福知山支社の前に数台とまれる駐車場をつくっておりますが、今現在としては、シティホールの西側に市の開発公社の土地がございますので、そこを開放して駐車場にしている、そういうふうな便宜は与えておるわけであります。  以上、大体申し上げましたが、漏れとるところがあったらまた。  今、シティホールのことを言いましたが、1月からやるらしいです。  それから、あとはひとつ担当部長の方でお答えをさせていただきます。 ○議長(塩見 仁君)  経済部長。 ○経済部長(竹下嗣男君)  それでは、「食と農」の再生プランについてというお答えを申し上げます。  このことにつきましては、万助で近畿農政局がタウンミーティングを行いまして、それには芦田議員さん等たくさんの議員さんが参加していただきまして、意見も出していただいたという中でのお話でございますけれども、この質問の農水省は「食と農」の再生プランを作成したが、ねらいというところでございますけれども、このプランは食の安全、安心の確保に向けた改革と、食を支える農の構造改革の加速化を図り、あわせて人と自然が共生する美しい国づくりをするねらいがあると、こういうことがねらいでございます。  それから、農産物等の農薬のチェックでございますけれども、食品衛生法で残留農薬基準が定められておりまして、輸入農産物は検疫所で入国した段階で検査をしておると、国内農産物につきましては、主に卸売市場で保健所等が抜き打ち検査を行っていると、こういう状況でございます。  それから、減農薬、有機栽培の労力負担、コスト高等についての考え方でございますけれども、食の安心、安全に国民の関心が高まっておりまして、農産物は消費者ニーズに合わせた減農薬、有機栽培などの付加価値をつける必要がございます。しかしながら、減農薬、有機栽培等につきましては、生産に手間がかかる分、それに見合う販売価格とならなければ仕方がありませんので、どうしても価格が高くなると。しかしながら、顔の見える販売等の取り組みを行いまして、消費者の信頼や理解を得る中で、販売を促進していきたいと、こういうふうに考えております。  それから、農業の構造改革で農地規制、鳥獣保護規制の抜本的見直しをということでございますけれども、この再生プランの中には特に記述はされておりませんが、いわゆる現在、国がいろいろ行っております構造改革特区の関連しまして、その中で法的措置のとれるもの、また今後とれるように検討されるものがあると聞いておりまして、今後の動きに注目していきたいと、こういうふうに思っております。  それから、有害鳥獣の駆除、捕獲という言葉もありましたけれども、有議員さんにお答えさせていただいたとおりでございますが、農作物や人の生活に被害が出ている場合には、有害鳥獣駆除として現在都道府県が許可を出しているということでございますけれども、さっき言いましたように、動物を一方的に退治する印象を与え、適切でない言葉やということで、駆除が捕獲に変わったということで、中身的には何ら変わっていないと、こういうふうに私どもでは理解、認識いたしております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  市民人権部長。 ○市民人権部長(小西健司君)  JRの鉄道利用につきましてお尋ねがございまして、市長の方から、鉄道利用増進協議会の活動について答弁があったところでありますが、本年度から補助対象区間を拡大をさせていただいております。従来、和田山までの区間を豊岡までに拡大をいたしましたし、和知までを園部まで拡大をし、そしてまた谷川までであったのを篠山口まで拡大をいたしまして、利用の補助を行っておるところでございます。  また、本年度から新たに、京阪神の大学等に通学をされる学生に対しましても、通学定期の2割の購入補助を実施をしておりまして、非常に好評を博しておるところでございます。また、従来から島原市民号でありますとか、昨年と本年度につきましては、ユニバーサルジャパンへの旅行企画も実施をいたしまして、鉄道利用の増進を図ってきたところでございます。  広報活動についてのお尋ねがございましたが、JRも利用増、売上増を図るために、さまざまな旅行企画を実施をされておりまして、鋭意、広報活動に取り組んでおられるところでありますが、さらに事業所でありますとか、そういったところへの訪問活動や、そしてまた市民への積極的な活動もお願いを申し上げていきたいというふうに思っておりますが、市としましても、鉄道のまち福知山と、今おっしゃったとおりでございますので、そういった観点から、『広報ふくちやま』等でも利用促進につなげるような広報活動をやってまいりたいと、このように考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  5番、芦田君。 ○5番(芦田弘夫君)  自席から失礼をいたします。  ご答弁ありがとうございました。ちょっとまた、2、3お尋ねをいたします。  国道429の福知山市議会の有志議員なり、青垣町の有志議員、そういった間で429の改修促進に向けて、ひとつ力を合わせてやっていこうやないかという呼びかけが青垣町の方からあったわけで、最前も申し上げましたように、青垣町の方は非常な熱の入れようでありました。そういう中で、本当にやはり福知山全体的に見ましても、国道429の占める位置は非常に重要でありますし、ひとつ市議会の各議員さん方もひとつご協力をいただきたいと思うと同時に、本当に青垣町の方では、青垣町の方も6町町村合併というんですか、そういった方向にあるようでありますが、そういう中で、今、青垣町ではこの429問題は最前も申し上げましたように、町長さんも出てごあいさつをいただけるというふうな熱の入れようでありますが、そのように今、青垣町にとっては、429の存在は非常に町を挙げてのメイン的な問題やというふうなことでありますが、今度合併を6町いたしますと、小さい問題にすりかわってしまって、もう429の改修というふうなことの全般的には取り上げていただきにくくなるんじゃないかというふうなあたりもありまして、今のうちにひとつ429の改修を目の見えるものにしていただきたいというふうな、青垣町の方は大きな要求を持っておられます。私どもも本当に、京都府の事情が大いにあるわけでありますが、ひとつ大いに馬力をかけて改修促進をお願いしたいというふうに思うわけであります。  この429の改修促進につきまして、大分前からこれが叫ばれておるわけでありますが、一向に榎トンネルの法線というんですか、どの辺に抜いたらいいのかとか、そういったようなことはもう一切きょうまでに触れられていないというのが現状でありますが、しかしもう、こうした経済的に厳しい時代ではありますが、もうそろそろどの辺にとかいうあたりへひとつこぎつけていかなければならないのではないかというふうに、切実に思うところであります。そういうような意味で、ひとつ今後、これまで以上にひとつ馬力をお願いをしたいというふうに思います。  それと、交通安全の小牧談の区間の1,200~1,300メートルの区間でありますが、この国道429の中でも、歩道がないのはその区間だけであります。こうしてゆずりトンネルも開通をいたしまして、交通量も少ないと思っておりましたら、最前も申しましたように、非常に朝早くから列をなして通るというふうな状況になってきました。そういう面では、今も申し上げましたように、非常に需要があったんやというふうなことで、一つは喜び、また交通安全の面については心配もいたしておるわけでありますが、その談小牧間の歩道をいざつけるとしましても、山側につきましては非常に急峻で、そうした歩道をつけるようなスペースもありません。田んぼ側でしたら、法面を利用してできないかというふうなことを思うわけでありますが、そういった点、またもうひとつご返事をいただけないかというふうに思います。  それから、小学校の前の交差点につきましては、ありがたいお言葉をいただきまして、本当に子供たち、また住民全員が大変喜ぶものであるというふうに思います。  それから、鉄道のいろいろな支援のことでありますが、ひとつ今までもいろいろと支援のそうした施策をしていただいておりますが、こういったことをひとつ、福知山の広報でも知らせていただいておるんですが、もっとこう簡易にわかりやすいようにお知らせをいただけたら大変ありがたいというふうに思います。  そういうようなことで、ひとつそうした面と、それから今も申されましたが、パークアンドレールというんですか、切符を買ったら駐車場を割安で置けるというふうな、あれにつきましても、綾部あたりは150~160台も置けるようなとこがつくってあるようであります。ひとつ福知山の駅東の駐車場の利用ということも、割安で使えるというふうな方法があるのかないのか、その辺ちょっとお尋ねいたします。  以上で終わります。 ○議長(塩見 仁君)  髙日助役。 ○助役(髙日音彦君)  榎峠の改修の件でございますが、議員さんおっしゃいますように、私どもも榎峠の改修は非常に重要な課題として従来から取り組んできておりまして、またゆずりトンネルが終わりましたので、さらに拍車をかけて頑張っていかないかんと、このように思っておるわけでございますが、今、その後押しをする組織の件でございますが、中村市長が会長をいたしてやっております429の改修促進同盟会、それから地元の皆さん方で後押しをしてもらっておる429改修促進委員会があります。そこへさらに、今、福知山青垣町有志議員促進協議会、こういうふうな形で同じような名前の後押しの組織ができてくるというふうになりますと、何が何やらさっぱりわからんようになってきて、力が分散するということも考えられますので、先ほど市長からもお答えしましたように、429の改修促進同盟会、これは議長さんと文教建設委員長さんが入っていただいております。それで行政も入っていただいておる。その改修促進同盟会の中で一遍十分に議論をして、どうしていくかということを諮っていきたいと、このように思っております。 ○議長(塩見 仁君)  市民人権部長。 ○市民人権部長(小西健司君)  先ほど市長の方から、開発公社の用地を駐車場として1月から活用していきたいという答弁があったところでありますが、これは往復特急券専用のパークアンドレールという駐車場として考えておるところでございまして、往復の特急券を購入をしていただきますと、それに300円、1日ずっと置いていただいても300円という料金をいただきまして、駐車場としてご活用をいただきたいと。現在、JRの支社の前にその駐車場があるわけでありますが、それがなかなか利用者が増えておりまして、その利用者の声にこたえるべく、シティホールの横になるわけですが、そこに新たな駐車場を設けて利用者の増を図っていきたいと、こういうふうに考えておるところでございます。 ○議長(塩見 仁君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  歩道の件でございますが、小牧談間につきましても、先に小牧下戸間の関係で市長の方がご答弁申し上げたと思いますが、同様に交通の状況、また緊急性等見ながら、京都府の方に相談してまいりたいと、このように思っておりますので、よろしくお願いいたします。 ○議長(塩見 仁君)  駅周辺整備室長。 ○福知山駅周辺整備室長(牧 晴喜君)  駅の東側の市営駐車場のパークアンドレールに関する関係で、使用できないかというような形でご質問であったろうというように思いますが、これにつきましては、ご承知いただいておりますように、限られた暫定の駐車場でございまして、また移動なり拡充をしていく形になってこようかというように思ってます。現在のところ、商店街等、いろいろの用途をもちまして使用をいたしておるものでございまして、これが完成と言いますか、すべて区画整理地内が完成いたしまして、駐車場が拡充いたしますと、その案件も含めて検討をしてまいりたいというように考えております。  以上でございます。 ○議長(塩見 仁君)  この際、お諮りいたします。  一般質問の通告者はまだおられますが、本日の会議はこの程度にとどめ、延会いたしたいと思います。これにご異議ありませんか。                 (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(塩見 仁君)  ご異議なしと認めます。  よって、本日の会議はこれをもって延会することに決しました。  次回は、明12日午前10時から本会議を開きます。  それでは、本日はこれをもって延会といたします。ご苦労さまでした。  この後、直ちに各派幹事会を開きますので、よろしくお願いいたします。                  午後 4時55分  延会...