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平成13年第4回定例会(第4号 9月19日)

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    平成13年第4回定例会(第4号 9月19日)


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    平成13年第4回定例会(第4号 9月19日)              平成13年第4回福知山市議会定例会会議録(4)                 平成13年9月19日(水曜日)                   午前10時00分 開議 〇出席議員(25名)       1番  田 淵   弘 君       2番  加 藤 弘 道 君       3番  松 本 良 彦 君       4番  穐 田 司 正 君       5番  芦 田 弘 夫 君       6番  野 田 勝 康 君       7番  和 泉 すゑ子 君       8番  片 山 照 雄 君       9番  和 田   久 君      10番  有   幸 男 君      11番  小 野 喜 年 君      12番  今 次 淳 一 君      13番  井 上 重 典 君      14番  塩 見   仁 君      15番  田 中 泰 治 君      16番  森 田 泰 英 君      17番  足 立   進 君      19番  武 田 光 正 君      20番  荒 木 治 清 君      21番  永 田 時 夫 君      22番  立 道 正 規 君      23番  芦 田   廣 君      24番  荒 川 浩 司 君      25番  仲 林 清 貴 君
         26番  藤 井 節 子 君 〇欠席議員          な   し 〇地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名   市長         中 村   稔 君  助役           日 音 彦 君   収入役        香 月 芳 雄 君  企画部長        田 中 定 行 君   総務部長       芦 田   昭 君  福祉部長        吉 田 俊 明 君   市民部長       小 西 健 司 君  環境対策室長      中 道   正 君   経済部長       谷 口 敏 郎 君  建設部長        眞 下 敬 史 君   福知山駅周辺整備室長 牧   晴 喜 君  下水道部長       竹 下 嗣 男 君   財政課長       塩 見 康 郎 君  消防長         山 内 孝 史 君   公営企業管理者    芦 田 勝 己 君  公営企業部次長     佐 藤 龍 雄 君   病院事業管理者    藤 田 佳 宏 君  市民病院事務部長    畠 中 源 一 君   教育委員長      藤 林   稔 君  教育長         大 西 重 喜 君   教育部長       正 木   宏 君  教育委員会理事     塩 見 哲 夫 君   選挙管理委員長    加 藤 善一郎 君  選挙管理委員会事務局長 芦 田 芳 樹 君   監査委員       丸 田 孫 一 君  監査委員事務局長    倉 田   寛 君 〇議会事務局職員出席者   局長         浅 井 忠 司 君  次長          足 立 秀 明 君 〇議事日程 第4号 平成13年9月19日(水曜日)午前10時開議   第 1  一 般 質 問                ◎午前10時00分  開議 ○議長(永田時夫君)  おはようございます。  定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。  本日の議事日程は、印刷の上、お手元に配布いたしておりますので、それにてご了承願います。                 ◎日程第1  一般質問 ○議長(永田時夫君)  次に、日程第1に入ります。  昨日に引き続き、一般質問を行います。  発言の時間、予告の方法は17日に申し上げたとおりであります。  それでは、これより順次発言を許します。  初めに、7番、和泉すゑ子君の発言を許します。  7番、和泉君。 ○7番(和泉すゑ子君)(登壇)  皆さん、おはようございます。福政会の和泉でございます。お許しをいただきましたので、通告の順に質問させていただきます。  さて、記念すべき21世紀の最初の年がスタートいたしましてから、早くも8か月余りが過ぎました。心の世紀とか、心の時代と言われてスタートした新世紀ですが、大阪教育大学附属池田小学校における凶悪犯罪の発生や、毎日のように伝えられる暗いニュースなど、日本の社会はまだまだ病んだままのようでございます。何としても明るさを取り戻し、この世紀が豊かで誤りのないものにすることが、今の政治の責任ではないかと思いますとともに、微力ではございますが、地方政治にかかわる1人としてその責任を強く自覚しながら、みずからの仕事に取り組んでいきたいと考えております。  さて、中村市長におかれましては、新年度の3月議会におきまして、福知山市の第3次総合計画に沿いながら、新世紀の始まりに向けての積極的な予算を計上され、市民の要望に十分な配慮をされながら、環境、文化、福祉、そして教育を重点にした数多くの施策を積極的に盛り込まれるとともに、市職員によるアイディア事業も加えられて、着々とそれらの取り組みが進められており、市長の手腕に大きな期待を寄せているところでございます。また、全国の町の動きを伝える冊子である「都市データパック2001年版」に示されている全都市住みよさランキングによりますと、私たちのこの福知山市が全国の671の都市の中で住みよい町の15位にランクづけされたと報道されました。まことに喜ばしく誇りに思いますとともに、中村市長を先頭に理事者の皆様方、そして全職員の皆様方が一丸となって幸せが実感できるまちづくりを目指し、これまで都市基盤整備に取り組んでいただいてきたことが評価されたものであると感謝いたしております。  それでは、前置きが少々長くなりましたが、質問に入らせていただきます。  最初にお断りしておきますが、1の中村市政4期目に向けての政治姿勢につきましては、先日の武田議員の質問内容と重複する点がございますので、割愛させていただきますのでよろしくお願いします。  次に、(仮称)丹波衣の館につきましてお尋ねいたします。この館の整備事業につきましては、総工費1億4,520万円計上して、内記の旧福知山公共職業安定所を改修整備し、14年の3月下旬にオープンの予定で、現在着々と工事が進められております。丹波生活衣コレクションと申しますのは、江戸時代末期から明治、大正、昭和初期まで丹波地方でごく一般的に使われていた仕事着、普段着、夜具、布団の表、ふろしき、糸などについて、筈巻の染色家であり、福知山市の工芸作家、今は亡き河口三千子さんが40年間にわたって収集されてきた生活衣2,076点の市指定有形民俗文化財が1995年に本市に寄附されたことがきっかけであるとお聞きいたしておりますが、これらの資料は当時の生活様式や糸1本1本に込められた人々の思いがしのばれる貴重な文化的遺産で、今では手に入らなくなっている品も多いと言われております。1994年にギャラリーの建設を進める会が市民有志で結成され、塩見昭吾氏を会長として既に350名の会員がおられますが、この会では資料充実と並行して衣の館の建設運動が取り組まれ、展示施設の要望を本市に強く働きかけられ実現いたしました。寄贈されました資料は、新町商店街市文化資料館に所蔵され山積み状態となっておりまして、シミなどに食われないように防虫管理や資料の整理に役員の皆様方は大変ご苦労なさっておりましたが、ようやく来年には衣の館としてオープンすることになり、私も会員の1人として本当にうれしく、会員の皆様とともに感謝し御礼申し上げたいと存じます。そこで少々お尋ねいたしますが、現在のところではこの新しい館の名称として丹波衣の館と呼ばれておりますが、衣の館だけではお坊さんの衣のようなイメージを受けますし、サブタイトルでも構いませんので「丹波生活衣」というこの5文字を絶対に入れていただきたいと存じますが、いかがでございましょうか。河口さんも丹波生活衣という名称に特にこだわりをお持ちのようでございましたので、ぜひとも前向きにご検討いただきたく存じます。  次に、職員の配置についてお伺いいたしますが、この施設には何名ほどの職員配置を予定されているのでしょうか。科学館には科学に詳しい職員を、美術館には美術、芸術に詳しい職員を、植物園には植物に詳しい職員をと、それぞれの特性に合った人材が必要でございます。機を織ったり生活衣に詳しい方を専門職員として配置していただくことが必要かと存じますが、いかがお考えでしょうか。また、この館の間取りについてもお伺いいたしますが、展示するところ、作業するところ、他の市民団体が発表されるスペースも設けるとお聞きしておりますが、館の間取り、活用方法、入館料の有無等についてもう少し詳しくご説明いただきたくお尋ねいたします。  次に、情報公開条例の制定についてお尋ねいたします。総務省の調査によりますと、情報公開条例(要綱を含む)を制定した地方自治体は、ことし4月1日現在で2,178自治体に達し、1年前に比べて752自治体、53%の大幅増で、全自治体に対する制定率は66%となり、4月の国の情報公開法施行などを背景に、自治体間で各条例制定の動きが活発化していると伝えられております。調査結果によりますと、都道府県ではすべて条例を制定済みでございますが、警察本部を対象にした条例は42都道府県どまりであり、議会を対象にしているのは40都道府県でございます。また市区町村について条例を制定している自治体の数を見ますと、合計で2,131自治体あり、その内訳といたしましては652の市、全国ベースでは制定率は97%、23区では100%の制定率、町単位では1,202町で60%、村単位では254村で45%が制定済みとなっています。さらに政令指定都市は全市で制定済みであり、都道府県別市区町村の制定状況を見てみますと、秋田、長野、大阪、鳥取の4府県は管内すべての市町村が制定済みであり、1自治体を残すだけの愛知、三重、兵庫の3県がこれに続いていると新聞報道されておりました。また、京都府下11市の中で制定していないのは本市だけであるとお聞きしております。昨年の12月議会における議員の質問に対しまして、今、懇話会を設置して審議中であるので、その報告が出てきたときに判断しなければならないと思っている。そして国の制度の成り行きも十分把握して、メリット、デメリット、建議関係も十分検討する必要があるというように市長は答弁されました。それから8か月が経過いたしまして、4月には国の情報公開法が施行されましたが、懇話会での審議状況をお尋ねするとともに、情報公開条例の制定の時期について、市長のご所見をお伺いいたしたく存じます。  次に、養護老人ホームの福寿園に関する整備計画についてお尋ねいたします。福知山市において市が運営する唯一の養護老人ホームである福寿園は、資料によりますと敷地面積2,117.3平方メートル、建物面積860.77平方メートル、構造は木造かわらぶき平屋建てで、居室は8畳の間が12室、6畳の間が1室で計13室、168.48平方メートルとなっています。建築の年月日は昭和28年5月、西暦では1953年ですが、旧下六人部村で開園され、昭和30年に町村合併後一部を増築し、32年3月16日に厚生省の承認、32年8月31日に知事の認可を受け、32年9月1日、西暦では1957年により本市で初めての老人ホーム市立福寿園として開設されました。その後、昭和38年に老人福祉法施行により養護老人ホームになり、現在に至っております。65歳以上が入所対象で定員は50名となっておりますが、現在入所者は男性2名、女性7名の計9名にとどまっております。大変静かなところで緑に囲まれ、自然に恵まれた立地条件のよいところに建設され、年間多くの方々が訪問にみえ激励されている様子でございますが、園長さんを始め職員の皆様方も大変お忙しい中、施設内外によく気を配られ、施設の運営に力を注いでおられます。私たちもボランティアグループとして毎年清掃に訪れることになっておりますが、ことしも4月に障子の張りかえやガラス磨きに行かせていただき、福寿園の現状をつぶさに見学することができました。  さてこの施設は、今も歴史的な歩みも簡単に述べましたが、築後40年が経過しており随分老朽化しているため、建具を一度外すと建て合わせが大変ですし、すきま風を防ぐためにスポンジを当てて補強したり、建具の桟が傷んでガラスが落ちそうになったりして大変でございました。本年度予算では高齢者福祉施設整備検討事業として福寿園が計画されているがという議会での質問に対し、老朽化した施設でもあり、今後どういうふうにしたらよいか検討していくために、一定の予算化をしたと市長は説明されましたが、福寿園の整備計画についてどのように検討されているのか、ご所見をお伺いいたします。また、この施設について、建築基準法に基づく防火設備、耐震性については大丈夫なのでしょうか。あわせてお尋ねしておきたいと思います。高齢化がどんどん進み、超高齢化社会となってくることもあり、高齢者福祉施設の充実を図るためにも、福知山市立の唯一の老人福祉施設福寿園の改築に向けて、早期にご検討いただきたくお願いをあわせてお尋ねいたします。  次に、養老水公園の整備についてお尋ねいたします。都市公園であります養老水公園の整備についてでございますが、公園の前に昨年12月より福知山温泉がオープンいたしましたが、幸いにして連日大変大勢の入浴客で繁盛いたしておりましたことは、まことに喜ばしい限りでございます。また、養老水公園というJRのバス停もあり、バスを利用して訪れた温泉客が公園の中を散歩されている姿も見受けられるようになり、再びにぎわいを取り戻したようにも思われます。この公園の歴史的な経過を振り返ってみますと、東西4キロ、南北2キロの長田野に降った雨が一たん地下水となり、再び清冽な泉となって涌き出たものを、第6代福知山藩士朽木綱定侯が養老水と名づけられたことに始まるようでございます。かつては福知山藩士の飲料水として大切にされ、また行き交う旅人を喜ばせた泉でもあると言われておりますが、近年では周辺部の開発の関係もあり水量も減少したようでありますが、訪問者が増えるようになった状況も踏まえ、古来から多くの人々に親しまれたこの公園の整備を図ることは、大きな意義があるものと考えられます。そこで、この公園の整備について、次の点についてご所見をお伺いしたいと思います。  第1は、草刈り等の公園管理についてでございますが、住民の方からは草刈りもきっちりしてあり、いつ行っても大丈夫とのお褒めの声もありますが、草刈りは年に何回行っておられるのか、まただれが行っておられるのか、伺いたいと思います。なお、草丈もよく伸びているところも見受けられますが、蛇やマムシ、昆虫等の心配もございますので、予算の都合もありますが、余り草丈が伸びないうちにお世話になれたらと思うのですが、いかがでございましょうか。  さらにこの公園には、山階の宮茂麿呂王殿下のお手植えの松の碑もあり、公園の植林管理も大切な仕事かと思いますが、この管理の現状についてもお伺いしたいと思います。  第2に、公園の下側にある養老水の原泉周辺には、吉田三太夫政武氏が明治9年に建てられた養老水祠の碑があり、「養老水清冽老いも若返る心地、美濃多度山の滝つ流れのごとし、水にたぐいたる名を負えるは、あなおむがきかも、飲めばげに老いを養い、老いをせく、よわいながたの真清水ぞこれ」と由来が記されております。涌き水が音をたてて涌き出るため、この水をとどろき水とも言ったそうです。澄みきった大変冷たい水が湧いておりますが、垂れ流しでいまひとつ水を利用し、水に親しめる状況ではありませんので、その水を利用して手洗い場の設置をしてはどうかと思いますが、いかがでございましょうか。  第3に、ベンチや遊具を設置していただきたいという公園へ訪れる方々からの声もお聞きしておりますので、公園に訪れる方々の利便性を考慮して、養老水公園というイメージに合った整備をしていただきたいと存じますが、市長のご所見をお伺いいたします。  次に、上六人部保育園移転新築後の旧園舎の活用についてお伺いいたします。21世紀を担う健やかな子供たちの成長を願って、上六人部学区民の長年の大きな願いであり、私の公約でもありました上六人部保育園の移転新築が、いよいよお世話になる運びとなりました。本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます。中村市長を始め理事者の皆様、そして関係の職員の皆様方に改めて心より御礼申し上げます。また、過日、夜間大変お疲れのところ、福祉部の管理課長様を始め建設部の職員の方々には、地元説明会で新園舎の設計の概要についての説明をお世話になりまして、誠にありがとうございました。現在の園舎の後の活用方法につきまして、地元の声といたしましては、木造で木の温かみもあり、大正琴や舞踊のクラブ活動の場として、また小グループで会議したりするのに利用させてほしいという声もお聞きしております。しかし、過日お世話になりました地元説明会では、現在の園舎は解体するとの説明を受けました。地元として、園舎の活用について多くの要望をお聞きする中、解体される理由をこの際改めてお聞かせいただきたいと思います。また、ブランコや滑り台等の遊具は除去して公園かどこかに移動させて再利用されるのでしょうか。それともそのまま放棄されるのでしょうか。さらに、土地の利用についてはどのようにお考えでしょうか。あわせてお尋ねしておきたいと思います。  次に、子供の虐待についてでございますが、最近一体なぜこんな世の中になってしまったんだろうと考えさせられる事件が多発しております。殺人事件が報道されない日はないような状況で、凶悪な犯罪が後を絶ちません。このような暗い世相の中で、とりわけ私たちの心を痛める犯罪は、親による子供の虐待、特に幼児虐待の問題であります。実の親から受けた虐待によって、幼い命を落とす子供が後を絶たない状況は、まさに末世の感さえあります。25歳の若い母親が、あるインタビューに、泣きやまない赤ん坊の顔にクッションを押しつけたくなることがしばしばあると平気で答えておりましたが、母親の言葉とは決して思えないこの言葉に、私は今の日本の社会状況の深刻さをつくづく知らされました。戦後の教育によって自己中心的な人間が増えたこと、理性で自分を抑えることができなくなった人間が増えたことなどが原因だとは思われますが、幼児が親から虐待を受けるというような悲劇は決して繰り返してはならず、改めて学校教育、社会教育の改革の重要性が問われるものと言えます。福知山市においてはこのような悲劇的な事象を発生していないのか、またこのようなことを未然に防ぎ、人間本来の親子関係のあり方を強固なものにするための施策について、どのような見解を持っておられるのか、お伺いしたいと思います。  以上で私の第1回の質問を終わります。よろしくご答弁くださいませ。お願いいたします。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  衣の館の名称でございますけれども、まだ正式には決めてはおらないわけでございますが、正式の名称につきましては、これは条例できちっと定めなければならないというふうに思っております。したがって、今おっしゃいました名称は、これは河口三千子さんのお考えでなってるのか、その辺のところ、私ちょっとこうよう承知しておりませんので、今何とも言いにくいんですが、ご意見として一応きょう現在としてはお伺いをしておくということにとどめたいと思います。  この入館料の有無でございますが、私は入館料というよりも、これは有効に活用をしていただくということがその設置の目的に合っているというふうにも思います場合に、この衣の館とあるいはまたこの福知山城址、そしてこの佐藤太清氏の絵がある、そういったこの文化芸術の1つの場所というふうに考える場合には、入場料というものは一応考えない方がいいんじゃないかなというふうに思っておるわけであります。したがって、篤志寄附につきましてはいただくということにしましても、入場料で幾らというふうなことを決めるということは、私、今は考えておらないわけでございまして、そういうふうにご理解をお願いをいたしたいと思います。  職員については、これは正規の正職員を配置するか、あるいはまた依頼をした方にするか、私としては正規の職員を配置するということについては人件費の関係もございますので、そうじゃなくてやはりだれか専門の方がいらっしゃれば、その方が嘱託さんでもいいというふうに思っております。そうすることによって、あの一帯は城周辺のキャッスルゾーンとしての意味が出てくるというふうに思っておるような次第でございます。  それから、河口さんの集められておる、そして市にご寄附をいただいたその生活衣というか、丹波織りの展示の場所、それとやはり何と言いますか、織物だとか染色だとか、そういった体験実習の場としての活用の部屋もございますので、そういったことに利用していただいたらどうかなというふうに思っております。そういうふうなことについては、使用料もこれはいただいてもいいというふうにも考えておるわけですが、ただその衣の館を見に来ていただくということにその入館料をいただくということについては、僕はちょっと抵抗がありますので、そういうふうに今のところご理解をしておいていただきたいと思います。いずれこの問題につきましては、できた暁にはちゃんと規定もつくらなければなりませんので、そのときまでにははっきりしたものにしたいというふうに思っております。  それから、情報の公開制度でございますが、これは昨日森田議員さんの方にもお答えはいたしたわけですが、今現在ファイリングシステムをやっておりまして、それがことし、来年には完成を見るんじゃないかと思いますので、その時点で考えなければならないというふうには思いますけれども、話として聞いてみますと、非常にこの市民が大いに利用するということにはどこの都市もなっていないように承知しております。特別な方がそれを待っている、オンブズマンだとかそういう方は待っているというふうには思いますけれども、それ以外にやはり特定の方が利用をされるというにとどまっているということも聞いております。もちろん情報公開というものは、これはこの時代の成り行きから申しましてそういうことは考えていかなければならないというふうには思いますけれども、この全市民がそれを期待しているかということになりますと、私はいまひとつまだ徹底していないんじゃないかというふうにも考えますので、その点十分に配慮をして結論を出したいというふうに思っておる次第であります。  それから、福寿園の問題でございますが、これは私はこの下六人部の地域で公共施設というのは今何もこの福寿園以外じゃございませんので、私としてはやはりこの下六の地域に公共施設として何らかの形で設置をしておきたいなというふうに思います。例えばこの老人ホームだとか、そういう施設じゃなくてレクリエーションにしましても、あるいはその話し合いの場というふうなものにするにしましても、やはりこの福寿園の延長としてやっぱり考えるべきじゃなかろうかというふうに思っております。このことについては、担当課の方が付近の方々のご了承も得なければなりませんし、またあそこには竹やぶがありますので、あれは市が買収をしたわけでありますが、それも開発をしていかなければならないということで、あの一帯をもう少し広々とした感じで何か建て替えたいなというふうに思っておる次第でございます。今現在としては、防火施設については消防の方が見てくれておりまして、消防法に基づく設備は一応備えておる、そして火災報知機だとか漏電による火災警報装置というんですか、そういったものは適正に整備はしておりますので、今の建物については今なりにいいんではなかろうかというふうには思っておりますが、おっしゃいますように昭和28年に建てられた建物ですので、これはもう相当年数が経ておりますので、大分傷んでおることは事実だというふうに思っております。おっしゃいますように、福寿園は今現在9名、7名じゃなかったかと思うんですが、7名入所しておられるのが、9名のようでございますし、定数から言いますと相当余裕は持っているわけでございます。しかし、おっしゃいますように、この火には十分に注意をしなければなりませんので、今後これの建て替えということになれば、地元の皆さんの意見を聞くとともに、国とあるいはまた府とも協議を重ねてやっていきたいというふうに思っております。  それから、養老水公園でございますが、これは一応草刈り等の維持管理については、当初は地元の老人会だとか自治会、福知山学園にお世話になっておりましたが、現在ではシルバー人材センターに委託をいたしまして、年3回に除草をやっております。それから週3回、便所を建てておりますので、及びごみの掃除を行っているというのが現況でございます。樹木の管理につきましては、剪定をやはり毎年やったらいいんですけども、平成9年ぐらいに1回やっておりますけれども、おっしゃるように余り行き届いたことはやっていないということであります。この名水というのは、大分下にあるんですが、これ大分水量が少なくなってきております。これもやはり長田野の開発によるところが大きいんじゃないかと思いますけれども、昔の養老水公園養老水公園ですけれども、あんまり養老水とは言えんようなことになっておりまして、もう少し水が出たり何やかんやするといいんですけれども、もう少しちょっと考えさせていただきたいというふうに思っておりますので、よろしくお願いいたします。  それから、上六人部の保育園、これ地元の皆さんのご理解によりまして、新しいところへ従来とは違って広々とした保育園が完成するだろうというふうに、こちらも期待をしておるんですが、古い今の園舎、これはもう大分古い建物で30年近く経過しておりますので、この下水も入っておりませんし、冷暖房も未整備だということで、旧園舎の活用ということについては、これは無理な話でないかというふうに思っております。それよりもきちっとあれはもうつぶしてしまって、そして広場にしといた方がいいんじゃないかなというふうに思います。もしもその老人の方が何なりされるんでしたら、あの下にあれは集会所か何かがあるはずでございますので、それを利用していただいたらいいんじゃないかなというふうに思っております。  それから、その園舎の遊具について、それについては再利用を図っていった方がいいんじゃないかなというふうに思います。それはそこで使うというんじゃなしに、下へ持っておりた方がいいんだったらそういうふうにしたらいいんじゃないかなというふうに考えておるようなことであります。  以上で大体回答、まずとりあえず回答をさせていただきます。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  児童虐待、子供の虐待のことでございますが、きのうもご答弁があったわけですけれども、子供の虐待の事象の発生状況については、児童相談所によりますと平成12年度で京都府全体で169件、福知山市で17件の児童虐待に関する相談があったと聞いておるわけでありますが、この児童虐待は家庭における問題でありますために、実態把握が大変に困難であるということでございまして、児童相談所あるいは福祉事務所の家庭児童相談室、そして子育て支援センター、あるいは学校、幼稚園、保育園等、また乳幼児健診等を通じてそれぞれの機関で勉強をして実態把握をしておるというのが現状でございます。家庭、教育、子育てと関係がありますわけで、いわゆる家庭教育については行政等の手が大変入りにくい状況があるわけでありますが、ご承知のとおり、今回の教育改革関連6法案の社会教育法の改正の中で、家庭教育についても社会教育という立場で十分その健全育成なり子育て等についても身を入れていくように行政責任も課せられた部分もあるわけでありまして、子供に虐待を加えておるというのは、きのうも出ましたけども母親が大変多いというふうな統計があるわけでありますけれども、その背景に核家族化ということがあるわけであります。子育ての経験があり、相談相手となる人がそばにいないというふうなことから、母親が孤立化をするとか不安を感じて虐待に走りやすい状況になると言われておるわけでありまして、これらの虐待を防止するために、子育てサークルや子育て支援事業として本市で実施をしております、おひさま広場等への積極的な参加を通じて、子育ての悩みなどを相談したりすることも重要であろうかというふうに思います。また、家庭、地域、学校、園、警察、児童相談所等の関係機関と連携をして、早期発見、早期援助の取り組みを進めることが大事であると考えておるところでございます。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  7番、和泉君。 ○7番(和泉すゑ子君)  自席から失礼いたします。  数多くの質問に対しましてご答弁いただきまして、誠にありがとうございました。  (仮称)丹波衣の館につきましては、ご検討いただきましてすばらしい館の名称をつけていただき、専門職員さんをお願いし、管理運営がスムーズにいくことを願ってやみません。  それから、情報公開条例の制定につきましては、何事も他市に遅れをとらない本市でございますが、情報なくして参加なしと言われますように、市民にとって必要とする情報を得られるようにするために、情報公開及び情報提供、施策の拡充を図ることが積極的な市政への参加が促進されるのではないかと私は思いますので、市民サービス向上の立場からもよろしくお願いしたいと思います。  それから、養老水公園の件でございますが、物騒な世の中でございます。ツツジとかサツキ等の低い樹木はすべて高さ50センチぐらいに抑えて、高い樹木は枝打ちして道路、その周辺から隅々まで見通せるようにしておく必要があると思いますし、景観を保つためにもカーホテルの境の境界に目隠しして植樹する必要があると思いますが、市長のご所見をお伺いいたします。  第3次総合計画の第2節の公園緑地の現況と課題の中に、「本市の都市公園は平成12年4月現在67か所ある。今後さらに市民の多様なニーズにこたえる公園設備や緑化等を計画的に推進し、より魅力ある都市環境を創造することが必要です」とあります。また、基本方針の中で維持管理の充実では、「公園の種類に応じた管理運営体制を整えるとともに、公園にかかわる要素を総合的に検討する中で、公園管理運営計画を策定するとともに、計画に基づいた維持管理の充実を図ります」とうたわれております。市内各所には都市公園のほかにもたくさんの児童遊園が設置されているわけでございますが、遊具などが老朽化しているところも見受けられます。今述べました第3次総合計画に示された課題や方針をきちんと踏まえて、維持管理をしっかりお世話になり、子供たちの健全育成と安全確保に努めていただきたいと思います。  それから、福寿園の整備の件でございますが、第3次総合計画の福祉施設の整備充実の中に、「老人福祉施設の一層の整備充実とともに、在宅福祉サービスとも一元化を目指した施設整備に努めます。老人福祉センターの整備を検討します。福寿園の運営方策等について検討します」と掲げられております。高齢化の進展に伴い、施設不足も生じ待機者が増える中、福知山市立唯一の養護老人ホーム福寿園の整備を早急にご検討いただきまして、高齢者が安心して暮らしていける施設として、また上六、中六、下六の当部に1つは福祉施設が絶対必要だと思います。そのためにもぜひとも福寿園の整備についてご検討いただきたいと思いますが、いかがでございましょうか。  上六保育園の空き地の活用の件でございますが、保育園と小学校は隣接しております。小学校では体育館と西校舎の間を利用してお花を育てたり、ミニ菜園で野菜を育てるなど、植物を育てる体験学習を行い、子供たちが直接体験を尊重した教育実践が行われていますが、校舎に日光が遮られて植物が思うように育たないという実情もございます。そこで、解体ということになれば、跡地の活用につきまして小学生の理科の実験や体験学習の場としてお借りしたいという声もお聞きしておりますが、どのようにお考えかお伺いいたしまして、私の質問を終わります。長時間まことにありがとうございました。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  まずその福寿園の方からですけれども、おっしゃるように、この老人施設として福寿園、今のやつはどこか民間の三愛荘だとかそういうふうなとこへかわってもらいまして、そして市の公共施設として何とかやれないものかということを検討させていただきたいというふうに思います。それにはやはりこの財源的なものが必要ですので、国やとか府なんかの補助金がもらえるかどうかということから出発しないと、市の単費だけで建てるということにはなかなかならんと思っておりますので、ひとつよろしくお願いをいたします。 ○議長(永田時夫君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  上六人部保育園旧園舎、先ほど市長が申し上げましたようにもう解体をさせていただきたいということで進めさせていただきたいと思っております。跡地につきましては、今おっしゃいますようにいろんな活用方法があると思いますので、また十分ご協議をさせていただきたいと思っております。またよろしくお願いいたします。 ○議長(永田時夫君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  養老水公園につきましてお答え申し上げます。意を用いまして充実した維持管理に努めたいと思います。特に先ほどおっしゃっておりましたように、防犯上の問題もあります。ただ、あそこは自然林を生かした公園といった、そういった要素も持ち合わせておりますので、その辺、意を用いまして管理に努めてまいりたいというふうに思っております。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  次に、17番、足立 進君の発言を許します。  17番、足立君。 ○17番(足立 進君)(登壇)  日本共産党市会議員団の足立 進です。通告に従いまして質問を行います。  最初に、農業についてでございます。昨年度から始まりました中山間地直接支払制度についてでございます。中山間地直接支払制度は、北部地域、雲原、三岳、金谷、金山、上川口、下川口と上六人部地域が国の施策に乗って取り組まれました。そして上豊富は知事特認により取り組みをしておられます。地域の集落、農地の維持に努められ、10アール当たり2万1,000円の補助金、上豊富は8,000円となっています。補助金の半分は集落で使い、残りは個人に配分されます。上豊富の場合は上豊富営農組合が一括して預かる仕組みになっています。この制度は、5年間事業の継続をすること、また農地を荒廃させないことをクリアできるところだけが受けられることになっており、該当の地域全体に広がっておりません。今、農村において農地の管理を行い、集落を維持することは、過疎化、高齢化、兼業化の中で大変なこととなっています。ですから、集落維持の支援として該当地域がすべて取り組んでいけるようにすることが集落維持につながるのではないでしょうか。しかし、昨年は該当する地域の中で6つの集落が取り組まれませんでした。そこで伺いますが、2年目のことしは、この6集落で取り組みがされたのか、伺います。また、ことしも取り組めなかった集落があれば、取り組めなかった要因が何であったのか、伺います。そして全体として、昨年度の取り組みがどうであったのか、どう評価をしておられるのか、伺います。  2点目に、それぞれの集落で中山間地支払制度の補助金を使い、有効に活用することが期待されています。補助金の使途については、集落の自主性に任されているところですが、集落、農地の維持発展で補助金を活用して新たな取り組みがされているところがあるのか、伺います。また、上豊富においては地域で委員会がつくられ、使い道についての検討をしておられます。補助に該当する地域は、集落によって該当するところとしないところとがあります。また、補助金の受け皿となっているところは生産部会、農区などの組織が中心になっています。しかし、個々の農家の頑張りがあってこそ継続するものであると思います。そこでお尋ねしますが、取り組みの農家の所得保障につながっているのかどうか、伺います。また、補助金の活用の仕方についての市の基本的な考え方を伺います。  次に、藍の栽培についてであります。今の農業を見てみますと、他の産地と同じものをつくっていても、特色をつけて販売しないと高く売れないといった傾向にあり、付加価値のあるものが求められています。例えば、工芸作物であります和紙の原料でありますミツマタ、コウゾなどがあります。輸入品との競合を避けるには、ここだけというような限定品が必要に思っています。そして、消費者と結びつければ経営として成り立ちます。本市農業の発展の中で、食べ物以外のものでこのような工芸作物を振興させていくことについて、どう考えておられるのか、伺います。この藍の栽培は、中村を中心に栽培をされ、収穫されたその藍玉により染めを楽しんでおられます。この藍は水田で栽培をされ、転作の1品目となっています。また、川沿いの畑地に以前からの栽培はされていたものです。藍は化学染料と違い需要は多くあり、本物志向が強い今、染め物愛好家のところでは貴重になっています。全国でも徳島県藍住町に平成8年で87戸ほどの栽培があり、福知山地方はここに次ぐ産地になるものであります。京都府の事業では、地域ぐるみの園芸産地づくり事業の1つとして取り組めないか、またこの地方の特産物として、本市として特産物協議会で特産物として取り上げられないものか、伺います。そのようにすることで、転作作物の品目として本市農業の振興に役立つと思いますが、見解を伺います。  次に、赤字地方バス路線について伺います。国は、これまで行ってきた赤字バスへの補助の見直しを行いました。この問題は、道路運送法の改正に伴うものですが、国の規制緩和によるところの問題であります。全国の地方自治体でも同じ受けとめ方になっています。利用度が少ないところへの路線には補助をしない。路線廃止になっても仕方ない。住民にしわ寄せを強いることになります。これまで、市内周辺部に住んでおられる方の生活の足を確保するのにどうしていくのか、路線ごとに採算を計算され赤字分を補助されてきたところです。また、今回国が変更した基準により、今月末には補助基準に合っているのかの合否が下されます。そこでは、補助の対象から外れる路線が出てくるわけですが、この基準に合うように、バス会社は9月1日より路線変更を行い、基準に合うようにしてきています。この問題は、6月議会で仲林議員の質問もありましたが、その後の経過でこの問題をどうしていくのか、府内5つの協議会で議論もされています。そこで伺いますが、現時点で協議会としてどう検討されているのか、方向をお聞かせください。また、バス会社の意向はどうなるのかも伺います。  次に、本市の対応について伺います。今まで、国、府からの補助があった中で、9月府議会では補助に対する補正が提案されています。本市として国、府への要望をどうされていくのか、伺います。そして、バス会社も補助対象として存続するために、9月1日より路線変更をされています。しかし、変更後も基準に合わない路線がありますが、どの路線が補助から外れるのか、伺います。また、補助対象から外れる路線に対する対応をどうされようとしているのか、伺います。  次に、ごみ問題の解決についてであります。最初に、リサイクル、ペットボトルですが、今議会の提案にありますリサイクルプラザの建設、この中でリサイクルが行われるわけですが、この6月よりペットボトルの収集が始まっています。この夏も飲料水の取り扱いが増えたと聞いています。3か月が経過した中での収集状況をお聞かせください。また、再利用されるには業者に渡され、処理して次の材料とならなければなりません。本市で収集されたものが再生ルートにきちんと乗っているのか、伺います。  2点目に、ことしの4月から日曜日の午前中にごみの受け付けが可能になりました。利用者が日曜日ということで喜んでおられると思います。そこで伺いますが、月ごとの件数と搬入量はどうなっていますか。また、平日と比較しての特徴的なことがありますか。また、利用者の反応はどうなっているのか、伺います。  3点目に、不法投棄の問題です。市街地の幹線道路沿いの地域では、走行中の車からのぽい捨てがあり、ごみがごみを呼ぶ状態になり困っておられます。防止のために多くのところで不法投棄防止の看板が立っていますが、不法投棄が解決できておりません。また、水質保全などを守る上で投棄をさせないことは重要であります。現在、本市においての不法投棄の現状をどう見ておられるのか、また今後の対策としてどう取り組まれるのか、伺います。  次に、選挙ポスターの掲示板の設置場所について伺います。掲示板は交通の妨げにならないところに設置したり、また民家の協力があったり、設置場所を決めるにもご苦労があると思います。最近の選挙では、7月に参議院選挙がありました。市内各所に掲示板があり、公示から投票日まで見られたわけですが、掲示板の目的として多くの有権者の目に触れ、どんな人物が立候補しているのか一目でわかることが必要であります。しかしながら、場所によっては国道沿いに面したフェンスに張られたりしています。地元の人がここを歩くことはまれであり、人目に触れることはありません。ここで伺いますが、市内の335か所あります掲示場所が、掲示板の本来の目的に沿って現在の場所が適正なところであるのか、伺います。また、一度調査をされ、不十分なところは有権者に見やすいところに変更すべきでないかと考えますが、この点でどう考えておられるのか、伺います。
     次に、市民プール利用者の駐車場対策についてであります。ことしの夏は酷暑と言われるほどの大変な暑さでした。涼しさを求めて大人も子供もプールで泳ぐ姿をよく見かけました。先日の新聞報道で市民プールの利用について書いてありました。ことしは水泳教室を温水プールで行ったために、利用人数の減少になっていました。しかし、もう1つ例年と違っていたのが、横の駐車場です。お城見学、美術館、資料館に行かれる人がとめておられます。あいているところがあっても、有料のためにプールへの子供の送り迎えの車は短時間でも車道にとめていっておられたようであります。この点で、現場では両側にとめられておられたとのことです。この市道は普段交通量も多く、行き違いが大変であったと察します。駐車場が有料化に伴って支障が出たのではないでしょうか。本年度のプール利用の状況と前の市道の駐車状況がどうであったのか、伺います。そして、来年の課題になりますが、改善する考えがあるのか、ないのか、伺います。また、城の駐車場があいていれば短時間の駐車が行え、市道を通行する車の妨げになりません、迷惑駐車の対策として城の駐車場の無料割引の措置がとれないものか伺いまして、1回目の質問を終わります。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  中山間地域等の直接支払制度は、おっしゃいましたように昨年度から始まった新たな制度でございまして、本市といたしましては予算化をかなり組んでおりまして、6,800万ほどの金額を予算計上しております。これは国が2分の1を負担をし、また府なり市はその半分の4分の1を負担をしているというふうなことになっておるわけでございまして、この制度はいわゆるこの農地を守るということからできておりまして、条件の厳しい中山間地での農業が抱える課題の解消に大きな力になっているというふうに理解をしております。したがって、この昨年度中に集落協定の締結に至らなかった6集落のうち、本年度より1集落が取り組みを決定をしておるようでありまして、残りの集落についても話し合いがまとまり次第に取り組まれるというふうに思っております。その取り組みの遅れが特別な障害によるものとは考えていないわけでございまして、いずれこれはそういうふうになるんじゃなかろうかというふうに思っておるわけであります。  それから、この支払制度でございますが、おっしゃいますようにこの2分の1は本人が使ったらいいわけですけれども、後の半分については共同の機械だとか、あるいはまた、いわば共同の部落と言いますか、その地域で考えておられるものに回されるということになるんじゃないかというふうに思っておるわけでございまして、この制度は先ほども言いましたように、中山間地における耕作をやっていない、そしてまたこの放棄地を防止するという意味から、非常に画期的な制度でないかというふうに思っております。個々の農業者の意向としては、集落または地域の中で十分話していきたいというふうに考えておられる方が大部分であるようでございます。  それから次に、この藍の栽培を地域の文化の関係から本市の特産作物に取り上げるということ、これについては農業経営と食糧自給率の向上を目的としている特産作物の推進事業の趣旨にはちょっとなじまないのではないかというふうに思っておるわけであります。したがって、これは特産物としてはちょっと認めがたいというふうに思っておる、それよりも藍は1つの工芸作物の1つとして、とも補償金の交付対象作物になっておりますので、特別の支援となるとまたこの府のハイレベルの水田農業振興事業、本市の特産物の推進事業のいずれもが広範囲の農業生産を対象としておりますので、それにはちょっとなじまないんじゃないかなというふうに思っておるところであります。  それから、赤字地方バスでありますけれども、京都府におきましては企画環境部長を会長として、京都府の生活交通対策地域協議会というものがこの4月に設立をされているようでございます。そこで協議をしていただいておるわけでございまして、6月29日の京都府の生活交通対策地域協議会で、生活交通路線3か年計画というのが承認されまして、知事の指定を受けて国に提出をそれはされているようであります。それは生活交通路線3か年計画というものをつくって、それが国に提出されている。当面の方向といたしましては、地域生活路線確保について新しい運行方法も含めて協議調整が行いまして、あわせて国の補助対象とするために現行の路線の統合、再編についても協議がなされている。バス会社の意向としては、京都交通、丹後海陸交通については営業努力に努められまして、住民の不便が及ばないことを基本としてこれまで路線を維持し、運行回数を減らさない形で経路を再編されて、9月から運行を実施しておられるようであります。  それで、本市から国、府への要望はどうなっているのかということでございますが、このバス路線の維持存続というものは、地域住民の生活基盤を確保する上で大変重要な課題でございまして、運行確保について中丹地区広域市町村圏協議会、また市長会を通じて国、府に対して支援をお願いをしているところであります。国には地方の生活交通路線の実態に応じた支援策を求めるとともに、府には国の補助制度対象外となる路線について、支援策の継続と充実をお願いしてまいりたいというふうに思っておる次第であります。今現在としては、9月1日以降のこの補助対象にならない路線は京都交通で3路線、丹後海陸交通で1路線あるわけで、丹後海陸ではこの福知山、与謝、峰山のこの1線でございますが、京都交通では小牧、福知山駅から小牧へ行く小牧線、それから福知山から山野口へ行っている川北線、それから福知山駅から河守へ行っている河守線というのが、この3つがあるようでございます。本市としては、このできる限り支援をしていくということを基本に考えてはおるわけですけれども、府が激減緩和措置として新たな補助制度を設けて支援をしていく方針が示されておりますので、その補助制度を活用して路線の確保に努めていきたいと。今後やむを得ず廃止撤退する路線が出た場合については、その時点で方向について改めて検討を加えなければならないというふうに思っております。  それから次に、ごみ問題でございますけれども、おっしゃいますように非常にペットボトル、これにつきましては、毎月の数量については関係の部長の方から答弁をしてもらうということにしたいと思います。  その集められたペットボトルは再生利用のルートに乗っているかどうかということですが、これはリサイクルによって繊維等の原料に戻すようなリサイクルをお願いしておりまして、再生ルートに乗っていると。その繊維からは作業服だとかプラスチック製品等にリサイクルをされているということであります。  それから、日曜日のこの搬入の問題でございますが、これも数字的でございますので、部長の方から答えていただきたいと思います。  それから、日曜日と平日を比較した場合の搬入件数につきましては、やっぱり日曜搬入と平日搬入とを比較しますと、同程度の利用となっておりますが、日曜搬入については家庭からの持ち込みが多いようであります。  また不法投棄の問題でございますが、不法投棄はこれは特に増えているという現状ではなさそうでありまして、大体場所も限定をしているようでございますので、すぐわかるということであります。今後、不法投棄の常習場所の定期的なパトロールやとかモラルの向上のために、啓発活動に力を入れていきたいというふうに思っております。また、引き続き市職員によります監視体制をとっていくとともに、本年4月に不法投棄の根絶に向けて結成された京都府不法投棄等特別対策福知山地域機動班とも連携も深めて、より一層の監視体制は強めていきたい。またさらに、地域においてもこれまで同様に監視の目を光らせていただきまして、何かあれば速やかに通報をしていただくよう自治会の方にお願いをしていきたいというふうに思っております。  それから、後はそれぞれ教育委員会なり選挙管理委員会の方から答弁をしていただきます。  以上。 ○議長(永田時夫君)  環境対策室長。 ○環境対策室長(中道 正君)  ごみ問題につきまして、数字等についてご報告を申し上げます。まずペットボトルの収集状況でございますが、6月から始めさせていただきました。6月は3,540キログラム、7月が7,800キログラム、8月が9,360キログラムということで、この3か月で2万700キロでございます。7月、8月は夏場ということもありまして、飲料の方が増えておりますので、以前それまでに比べますと膨らんでおるというふうに思いますが、やはり市民の皆さんの資源リサイクルということに理解をいただいて、増えておる部分も大部分あろうというふうに思っております。  それから、日曜搬入の件数の件でございますが、これは4月から始めておりまして、4月で133件、2万7,120キロ、それから5月が114件、1万5,430キロ、6月が125件、3万1,790キロ、7月が94件で1万8,320キロ、8月が76件で1万3,500キロ、9月が今現在でございますが、この間しましたね、これ、済いません、9月83件で1万8,970キロ、この6か月で625件ということで、月平均104件ということになっております。  以上であります。 ○議長(永田時夫君)  教育部長。 ○教育部長(正木 宏君)  市民プール利用者の駐車場対策についてお答えをいたします。本年度の利用状況につきましては、今、議員さんがおっしゃいましたように1万1,149人ということで、前年と比較をしますと減少をいたしております。その主な要因ですけれども、それは、これも先ほどおっしゃいました夏休みの子供たちの水泳教室、これを温水プールの方で実施をしたことによるものでございますが、その駐車場にかかわってなんですけれども、福知山公園観光駐車場を有料化として整備をされたことに伴いまして、市民プールの利用者の方々が道路への迷惑駐車とか、そんなことがなかったのかということでございますけれども、その対策といたしましては、プールの周辺に看板を立てましたり、あるいはチラシを配布をしたり、それからまた直接職員が出ましてその都度呼びかけたり、声をかけたりいたしまして注意をいたしました。それからまた、先ほど申します夏休みの子供たちの水泳教室、これを混雑を避けるために温水プールの方で実施をしたこと等もありまして、特に大きな混乱というんですか、問題は生じていなかったというふうには聞いております。  それからもう1点は、来年度以降それではその福知山公園駐車場、そういったものをプールの利用者について無料でありますとか、あるいは割引、そういうことを考えていないのかということでございますけれども、あの駐車場は福知山城やらそれから博物館やら、美術館やら、そういったものの方の利用をいただく駐車場でございまして、市民プールをお使いいただく利用者だけに限って無料開放でありますとか、あるいは割引、そういったことは今のところは考えておりません。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(芦田芳樹君)  選挙ポスター掲示板についてお答えをさせていただきたいと思います。この場所につきましたり、あるいは確認につきましては、公職選挙法なり道路施行令に基づきまして投票区の選挙人名簿登録者数や投票区の面積に応じまして定めるようになっておりまして、市全体ではおっしゃいました335か所設置しているわけでございます。現在の掲示場所についての考え方でございますが、もちろん市民の方が見やすいところで、そしてまた掲示場所の提供者の方、この方の了解を得て、そしてまた投票区の中で設置箇所が固まらないように、また交通等の支障のないところ、特に設置することによりますと見通しが悪くなることがありますので、そのことも十分注意した中で、投票区ごとに選定をしている状況でございます。今後、さらによい候補地があれば、先ほど申しました規制とか交通等の事情を総合的に考慮いたしまして、合理的に変更していきたいと思っておりますので、ご意見、ご指導をまたよろしくお願い申する次第でございます。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  17番、足立君。 ○17番(足立 進君)  自席から失礼いたします。  各項目にご返答いただきましてありがとうございました。  まず最初に中山間地支払制度の関係ですけれど、6集落のうち1集落が取り組まれ、また5集落がまた継続やというふうなことでございますけれど、やはり人が住んでいて、それでこそ農村を守れると思います。農作業等も行えて、そして農地の維持にもつながっていくと思います。そういう面で、今現在そういう支払制度あるわけですけれど、やはり諸外国からと言いますか、ヨーロッパなんかと比べると大きく、またそれでも遅れているという金額でございます。やっぱり十分な保障をしていって当たり前だと思いますし、またこの5集落についてもどうにかして取り組んでいただきたいという、これは集落の事情もあると思いますけれど、多くのやっぱり補助金をもらって継続していっていただきたいということでお願いいたしたいと思います。ことし初めてですかね、確認がいただいたと思います。その分、転作確認も前に来まして、その後、中山間地の確認というふうなことが行われたと思っております。それぞれの地域見られた中で、管理状況が特徴的にどういう面があったのか、伺っておきたいと思います。  次に、藍の関係ですが、工芸作物としてではよいと、趣旨にはなじまないのではないかというふうなことでございます。やはり過去にもつくられておったという経過がありますし、この福知山、中丹地域、やはり由良川との関係があって、やはり畑地もございます。そうしたところでもつくられておったということで、川の関係もありますけれど、文化的な様子も含まれておると思います。この地方でそうした土地柄がそういうふうなものを育ててきたという文化的な面を見ていただいて、やはりこの栽培、少しでも伸ばしていただきたいというふうに思います。その中で、やはりいろんな今、生活様式の中で色が出ております。新聞にしてもカラー化になったというふうなことがございますけれど、その濃淡だけであらわすような水墨画とかいうふうな、やはりその1色でありますけれど濃いや薄いやというふうな、そういうふうな伝統文化と言いますか、そういう夏場にも見た感じ、青というのは涼しさも感じますし、そういう面で工芸作物としてそれぞれ楽しんでおられますので、そういうふうな作物とつくるいう面とやはり楽しむという面を合わせたような農業も、これからは皆さんが経験というか、なじんでいかれるという中では必要じゃないかというふうに思います。食べ物、作物をつくるという面は一番それは主ではございますけれど、これだけもっと自給率を上げていかんなん農業の中で、そうした自給も含めながら、楽しみながらの農業もやはりこれからの方向ではないかというふうに思います。そういう面でもう一度、どういうんですか、市独自でもそういう工芸作物としての楽しみ方ということで、何かやはりつくったものを販売と言えば今度はまた商工やということになります。同じ川沿いで育ててきたものとしては繭もございました。水没しても大丈夫な桑を栽培して、そこでの繭の栽培。最近ではちょうちんに糸を張らせたというふうなことも1つありましたし、栽培と合わせたそういう文化とまた商工との関係と言いますか、そういう面での考え方についてどうお考えか、お聞かせください。  あと、赤字バス路線の関係ですが、私も小牧線、乗ってまいりました。570円払って。7時20分に出るわけですけれど、主に出勤の方が乗っておられました。運転手さんに聞いた中では、次、8時30分ですか、そのバスが多いんやというふうなことで、その時間帯に乗られる方は通院の方が多いんではないかというふうに思います。やはりそういう通院なさる方は、やっぱりお年寄りが多いですし、どうしても交通の手段となれば、自分で行けなければそういう公共交通機関を利用せないけないというところがございますので、市長の答弁ではできる限り支援を考えていきたいというふうなことでございました。今回バス会社、やっぱり採算合わなかったらもう撤退をするというふうなことも、今まででしたら協議をするというふうなことですけど、今度外されてますのでね、一方的にやめるというふうなことになれば、やめてしまうかもしれませんし、今の協議会の中でそういうことがないようにという要望もしてもらっているわけですけれど、その点でもう一度やはりこういう廃止になれば、そのときに考えていくと、改めて考えるという、もう言われましたけれど、自主運行バスであれば日曜日は動いてませんね。やはり今の利用者の声としても平日もですけれど、日曜日等も利用したいという声も聞いております。そういう点で、もう一度今現在の運行を市としても続けていくという市長の強い意向を、もう一度聞かせていただきたいと思います。  あとごみの関係ですが、ペットボトル、それぞれ数量聞かせていただきました。私もこのプールのところへ駐車場の関係で見に行ったときに、たまたまごみステーションに置いてありました。曜日が違ったもので、また違う日に、決まった日に出してくださいという貼り紙がしてありました。出し方としてはシールを取って、ふたを取るということも言われております。その点で、今、こういうことが守られているのかという点をお聞かせください。  また不法投棄のパトロール等も、今後やはり続けていっていただきたいというふうに思います。これは要望でございます。  選挙ポスターの関係です。変更していきたいというところへ、ほんまに場所を見させてもらったら、そうそうほんまに車が通るとこしかないですね。検討いただいた中で、住民の多いところは増やしたというふうなことを聞かせていただいて、遷喬学区の方ですかね、西佳屋野の方ですか、あそこら辺は増えとったように思いますし、またやはり有権者が多いところには増やしていくというふうな手だてはしておられるというのは感じております。しかしながら、ほんまに車がさっと通るとこだけで、KTRのかしの木の駅のとこでもあるんですけれど、普段人がもうあの道も市道三ツ石線の方も通らないようなところに張ってあるようなことですので、あれ集会所とか、そういうあと人が集まるところですね。ごみステーションにしても、場所にありましたよ。ごみステーションの横にあるところもありました。そういうところの方がやはり皆さんごみ持って週に1回とか来られるわけですし、やはりなるべく目につくところに張っていただきたいと。そのやっぱり交通の妨げ、そこの協力もありますしと思いますけれど、やはり掲示板にしてもやっぱり税金使ってやっておりますし、業者の方もそのブロック塀に張っつけたら終わりで一番楽かもしれませんけれど、やっぱり皆さんの目に触れるところに変更していただきたいと思います。  あと、市民プールの関係ですが、感知式のあそこ信号になっておりますし、変わるまでに時間かかります。やはり多いとこになったら4、5台等もとまれば入り口のとこらあたりまで来ると思いますので、大きな混乱はなかったというふうなことですけれど、また人数も減ったと言われますけれど、1日310人ぐらいは来ておられるんで、その中で子供が小学生以下が57%というふうにも書いてありました。あるいは幼児ともなれば送り迎え等もありますので、その点、その職員さんが注意をするとかいうふうなことであれば、中のそんなら管理はどうなっとるんやというふうなこともありますので、できたらもう一度、あいておれば、観光にしてもやっぱり春、秋がほとんどやと思いますので、夏場、美術館等も来られることもあると思いますけれど、あいておれば利用できるというふうなことで、再度またご検討を願いたいと思います。  以上で2回目の質問を終わります。 ○議長(永田時夫君)  経済部長。 ○経済部長(谷口敏郎君)  まず、中山間地のことでございますけれども、あの6集落ありまして、平成13年度で1集落お世話になったということで5集落残っておるわけでございますが、もう議員さんご存じのように、それぞれの現在あります田んぼをそれぞれがだれかが守っていかんなんと、それも5年間守っていかんなんという形でございまして、非常に高齢化なり過疎化が進みます中での大きな決心でございます。十分集落の中で話し合いをしていただきまして、その結果で集落でやっていこうという方向を出された分について、取り組んでいただいておるということでございますので、5集落についても十分見守らせていただきたいというように考えております。  それから、ことし中山間についての現地確認をしましたわけでございますが、初めての現地確認でございまして、2か月前に文書で通知いたしました。8月中に確認を行いました。全体といたしましては耕地の管理、農道、水路の管理等もおおむね良好に管理されておりました。また、周辺林地の管理や地域内の花いっぱい運動などもありまして、集落の活性化が進められておるというように感じた次第でございます。  それから、藍の関係でございますけれども、確かに伝統の技術ということで、私どもも報道等でよく承知はいたしておるわけでございます。ただ、市長が申し上げましたように、いろいろな特産物にしてまいるという部分の中では、一定の数量なり販売先なり利用先というのが相当規制されてくると、それに基づいて特産物奨励物に上げていくという、どうしてもこの生産にかかわる部分とこの制度というのが中心になっておりますので、なかなか該当するものがないというようなことで、面積的にお聞きしておりますと転作作物の中で数アール程度というようなことでございますので、今後ますます面積が出てくることを期待をいたしておるわけでございますけれども、そういうようなところで、今のところは頑張っていただくのを見守らせていただきたいなというように考えております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  環境対策室長。 ○環境対策室長(中道 正君)  ペットボトルの収集に関してでございますが、おっしゃいますように、私どもの方のお願いといたしましては、それぞれの収集日程の瓶収集日の前の日の午前8時までに出してくださいというお願いをしております。たまに、おっしゃいますように、ちょっと間違いもございますが、現在ではほとんど守っていただいております。また、キャップでありますとか、ラベルでありますとか、それの整備でありますが、家庭からの分につきましてはほとんど守られておりますが、持ち込み分で一部ちょっとまだ不十分な面も見かけられますが、次第に守っていただけるだろうというふうに思っております。今後ともよろしくお願いします。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  市民部長。 ○市民部長(小西健司君)  地方バス路線の関係で、先ほどもし補助対象から外れた廃止路線が出た場合どうかということにつきまして、基本的な考え方の答弁があったところでございますが、廃止また撤退ということになりますと、その沿線の住民の皆さん方に大変不自由をおかけをするということになりますので、これにつきましては沿線の住民の皆さん方のお考え、要望、そういったことを踏まえて、その時点でその方途について検討をしていくということでございます。  なお、自主運行バスの運行の形態につきましても、議員さんのお考えも示されたわけでございますが、今回の法改正によりましてかなり規制緩和が図られました。運行回数でありますとか、そしてまた停留所、運賃等々についてもかなり主体的に判断をして、利用者増を図る措置ができるようになっておりますので、そういったことも含めて今後利用者増に向けて検討いただけるものというふうに思っております。しかし、基本的にはバスをたくさんの方がご利用いただくと、バスのこういう現状についても市民の皆さん方がご理解をいただきましてご活用いただくということも大変大事であるというふうに思いますので、そういったことにつきましても、今後市民の皆さん方に実情をご報告して、啓発という、啓発ではないですが、実態についてもお知らせをして利用者増の方途も考えてまいりたいと、こんなふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  教育部長。 ○教育部長(正木 宏君)  市民プール利用者の駐車場の件ですけれども、福知山城公園観光駐車場は、福知山城とかあるいは美術館の利用の方々の駐車場ではありますけれども、当然これはあいておればその駐車場を使っていただいたらというふうに、こう思っておりますが、ただプール利用者についてのみ割引とか、無料とかということについては、現在のところ考えていないというふうに考えております。ご理解いただきたいと思います。 ○議長(永田時夫君)  17番、足立君。 ○17番(足立 進君)  自席から失礼いたします。  今のプールのとこの関係ですけれど、2か月間というもののことでございますけれど、利用はできないということなんですけど、その分停められないように、無断駐車をされないような体制をとっていただきますようよろしくお願いいたします。  そしてバスの関係ですが、そのバス会社の意向もあると思うんですが、ふと思ったのに、小牧線なんかは4月からゆずりトンネルが抜けて、夜久野まで行ってしもたら2つの自治体にまたがるなとか、ふと思ったわけなんです。けど開通は4月からですし、2月からというようなことでございます。たまたま運転手さんも夜久野の、私が話した運転手さんは夜久野の人でしたけれど、このまま温泉行ったら人も来えへんかなというようなことも言うておられましたけど、それはバス会社の意向でございますので、そして夜久野自体ももう下夜久野駅までしか行ってないというふうなことを聞かせてもらいました。町内では3台のバスが走っておるということでございましたですが、沿線の方、今言われたように意見聞くというふうなことでございますので、十分にそこら辺は聞いていただく機会を持っていただいて、存続のために努力していただきたいというふうに思います。  以上で3回目の質問を終わります。 ○議長(永田時夫君)  この際、昼食のため休憩をいたします。  再開は午後1時といたします。                午前11時50分  休憩                午後 1時00分  再開 ○議長(永田時夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、1番、田淵 弘君の発言を許します。  1番、田淵君。 ○1番(田淵 弘君)(登壇)  失礼いたします。新政会の田淵でございます。通告に従いまして質問を行います。  初めに、中丹広域農道の全線供用開始に向けてお伺いします。中丹広域農道は、中丹地域における農業振興と農業生産物及び生鮮食品の流通の合理化と迅速化を図るとともに、農業用基幹施設の今後の整備に伴う中丹地域3市3町のアクセス強化を図るために整備が進められてきました。ここで、私なりに考えを申し上げますと、北近畿中核都市としての機能が発揮され、また福知山市東部地域の期待されるアクセス計画は、近畿自動車道敦賀線、舞鶴道の福知山インターチェンジはもちろんのこと、早期完成の要望が強い京都縦貫自動車道の綾部ジャンクション、さらには(仮称)綾部東インターチェンジと(仮称)和知インターチェンジからのアクセスであり、これらにつながる道路は由良川右岸の府道舞鶴綾部福知山線とJR福知山線と並行して走る府道福知山綾部線であり、これらに接続している主要な連絡道としては府道石原停車場戸田線、市道土前田線、市道醍醐寺線等があります。これらの道路は、周辺市町地域から福知山市街地の各地域へ誘導する環状パークウェイの役割を果たしているものと考えております。今申し上げました地域の中央部に位置している中丹広域農道は、東部方面においては平坦な農業地が開けた農業振興地域を東西に貫き、由良川改修計画に伴う西中筋地域の総合プロジェクト計画や、石原土地区画整理事業とも相まった生活道路として、また西部方面においては農業用道路、あるいは三段池公園や多目的体育館に至るイベントロードとして、農業生産と生活道路とアクセス機能を兼ね備えているなど、多面的な効果と機能が期待される幹線道路と考えられ、完成すれば市道に認定されると聞き及んでいます。  ところで、中丹広域農道の現状を見てみますと、福知山市地域と綾部市地域とがほぼ結ばれて、舗装工事なども最終仕上げの工事段階に来ているように見受けられます。そこでお伺いします。  1点目、全線の供用開始はいつごろの予定となるのか、お尋ねします。  次に2点目として、広域農道そのものとそれに接続する主要なアクセス道路の交通安全対策についてであります。中丹広域農道が走行する沿線の西中筋地区及び猪崎地区内は自動車交通量が増加の一途をたどると考えられますが、市道として認定されれば交通安全に対する対応も進めていく必要があると考えます。広域農道そのもの路線の沿線の交通安全対策として整備が求められるものとしては、交通信号機や交通標識の整備、スピード制限や路肩の草刈りなど多岐にわたります。そこで、広域農道工事を実施している京都府との協議や要望とその対応状況についてはどうか、お尋ねします。  また、主要なアクセス道路の交通安全対策として、特に土の陸橋、下野橋南側の市道交差点の信号灯の設置については、本定例会において先日小野議員が質問され、中村市長から押しボタン信号機が設置されるとのご答弁がありました。長年にわたる自治会関係者の要望がかなえられて、地域の皆さん方の喜びもひとしおと思われます。そこで、その他の接続する主要なアクセス道路と考えられる道路について、信号機設置などの安全対策のお考えはどうか、お尋ねします。  次に3点目として、通学路の安全対策と整備についてお伺いします。広域農道と交差して連絡する通学路は、戸田地域の児童が遷喬小学校、幼稚園へ利用されている市道石原停車場線、及び川北地域の児童が雀部小学校、幼稚園へ利用されている市道川北荒木線があります。児童たちが路側帯の内側を歩いていれば安全と指導されていますが、下校時には子供たちは時にはじゃれて車道に急に飛び出すとか、路肩の草が生い茂って路側帯の内側までふさぎ、やむなく車道を歩かざるを得ないなどの危険が見受けられます。ガード柵とか見通しの悪いカーブ箇所の対応など、対策と整備についてお考えがあればお尋ねします。  次に4点目として、市管理施設への落書きを防止する対策についてお伺いします。供用が開始されて市が管理されるとなれば、維持管理が必要となります。特に橋台や道路横断通路のコンクリート面に、スプレーによる落書きが随所に見受けられ、美観が損なわれており、見苦しい限りであります。薄い色で消してはいただいていますが、パッチング状態でまたその上にも落書きをされている箇所も見受けられて、管理が大変だと思います。そこでお伺いします。広域農道だけでなく、そのほかの市が管理されている道路等の構造物で、落書きされた後の処理や対応、費用とか消去作業はどうされているのか、また落書きの防止対策として被害届けや損害賠償や修復費の請求はできないのかどうか、お尋ねします。  次に、農業行政についてお伺いします。稲作農家の皆さんは新米の出荷期を迎えられています。米を取り巻く最近の情勢について、若干申し上げさせていただきますと、稲作の作柄概況は8月15日の発表では全国的にはやや良であり、京都府におきましてもやや良で推移しているようで、豊作が見込まれていると報道されていました。しかし、東北地方では山背による冷害とか、私たちの回りにおいても9月3日以降の雨続きの天候不順で刈り取りの時期が逸したり、米が細く一等米が少ないとか、穂発芽になったとか、ことしほど弱った年はなかったとかの声を多く聞きます。一方、米については10月末の米の在庫見込み高は210万トンで、昨年より70万トン少なくなっています。しかし、基準計画では当初予定の194万トンに対して26万トンの過剰となっているようです。また、米の価格は8月の自主米入札で荷重平均価格が60キログラム当たり1万5,734円、昨年同期に比して66円の値下がりという厳しい米の販売情勢となっています。このような情勢の中で、8月30日に自主流通米の平成13年度産米の仮渡し金が決定されたと福知山市JAより各農家に連絡がありました。それによれば、13年度自主流通米仮渡し金は福知山市農協でコシヒカリ1袋が1斗が1袋7,250円、昨年は6,900円でしたので、1袋30キログラム当たり350円と昨年より設定が高くなっているようです。ところで本市は、農業振興の3本柱として1つには水田農業経営確立対策の推進、2つには土地利用型作物及び特産作物の振興、3つには中山間地直接支払制度の集落協定と地域担い手リーダー群の育成を目指した農業振興を図ろうとしています。こうした状況の中、生産調整目標面積は昨年の639ヘクタールに比較して67ヘクタールも多い706ヘクタール、率にして10.47%増と過去最大の生産調整目標面積が示される中で、農家の皆さんは営々と努力をされて収穫の秋を迎えました。  そこで1点目、水田農業経営確立対策における13年度生産調整の実施状況、すなわち目標面積に対して達成率はどのような状況にありますか、お尋ねします。  次に、農水省や全国農業協同組合中央会などの農業団体で構成する米の需給価格情報に関する委員会は、本年産米の豊作見込みに変わりはないとして、作柄に応じて減反対象とする需給調整水田で、収穫前の水稲を青刈りすることが全国的に大きな問題となっています。  そこで2点目、福知山市においては生産者団体の主体的な取り組みとして、需給調整水田が37.1ヘクタールの目標面積がありますが、その取り組みの考え方と対応はどのようになっていますか、お尋ねします。  次に3点目、水田農業経営確立対策において、自給率の向上を図るための土地利用型作物と、本年度より2品目が追加された特産作物10品目について、その取り組み状況について現在時点でわかる範囲でお尋ねします。  4点目として、中山間地直接支払制度の進捗状況についてであります。中山間地域の農業保護政策として導入された直接支払制度が2年目を迎えます。先ほど、取り組み状況につきましては足立議員のご答弁として、6集落が1集落となり5集落と、13年度は5集落が未実施ということにご答弁がありました。新聞報道によりますと、全国的には予定面積の63%のようですが、京都府は77%と言われています。そこで、本市において対象となる地域において集落協定の進みぐあいはどのような状況か、お尋ねします。  次、農業行政の最後の5点目として、農区への行政支援と対応についてお伺いします。水田農業経営確立対策や中山間地直接支払制度の集落協定などの事務処理対応や、国、府、そして市も助成金についてメニューが多くなり、しかも年々高額になるとともに、会計検査や会計対応、そしてややこしい書類作成が複雑多岐にわたり、農区長さんの事務処理の量と責任も重くなってきているのではないでしょうか。一方、農区長さん方は毎年の区当たり制、いわば順番制やまた勤めながらの方も多いのではないかと思います。さらには、有害鳥獣駆除など地元農区が直接実施されたものに対して助成の対象となるなど、計画段階から支払いまで大変な作業と労力と、行政知識が必要となり、農区長さんの責任と対応はますます大変で、その頼る先は行政機関と考えられます。そこで、農区長さん方々への指導と支援、あるいは信頼関係の構築に日ごろよりどのように取り組まれ、また事務処理対応などに支障はないのか、お尋ねします。  次に、市立幼稚園のあり方についてお伺いします。21世紀の福知山市の幼児教育を考える、市立幼稚園のあり方に関する懇話会が設置され、8月をめどにまとめられる予定で鋭意ご検討をいただいてきたところです。ことしの6月定例市議会においても、新政会加藤議員の質問に対して徐々にまとめていただけるとの教育長のご答弁がありました。私はこうした経過を踏まえ、1点目として、現在における懇話会の進捗状況をお尋ねする予定でありましたが、去る9月14日、懇話会会長さんより提言書が教育長に渡された旨が新聞で報道されたところであり、進捗状況の質問は割愛させていただきます。  そこで2点目、今後の取り組みについてお伺いします。昨年の場合、市立幼稚園児の募集が福知山市広報10月号により要綱が掲載されていますが、ことしもそれに間に合わそうとすれば、9月中に何らかの方針決定の必要があると考えます。提言を受けられ、その内容の検討を積み重ねて、具体的な方針決定がされると考えますが、今後の取り組みはどのようにお考えか、お尋ねします。  以上で私の第1回目の質問を終わります。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  中丹広域農道の関係でございますが、これは中丹土地改良事務所、府のこの事務所から伺っている話でございますけれども、この三段池公園からのさくら橋までの延長は1,341メートルございまして、11月の初旬には福知山市域の全線が完成するというふうに聞いておるようでございます。広域農道全線の開通については、今のところ11月中を目途にやっておられるようですけれども、日程はまだ確定はしていないようであります。この農道の交通安全対策で信号機の設置やスピード制限など、交通規制の内容につきましては、地元の皆さんの要望を踏まえまして、公安委員会と府のこの土地改良事務所の間で協議をしていただいておるようでございます。急カーブの注意だとか交差点部の交通案内標識などは必要と思われる箇所に京都府で設置をしていただく予定だということであります。市道認定後の草刈り等の維持については、基本的には地元の自治会でお願いできないかというふうに思っております。土のこの下野橋南側の市道との交差点への信号機設置は、平成13年度中に歩行者専用の信号を設置するというふうに警察から聞いておるようでありまして、恐らくそういうことになるということであります。広域農道が供用開始をしまして、交通量及び交通の流れを調査して、その上で信号機の設置等については警察署と協議をして、そして公安委員会の方へ上申をしていきたいというふうに思っておるところであります。  ガード柵の設置については、道路幅員等のこともございまして、設置はなかなか難しい。見通しの悪いカーブと危険な箇所については看板だとかカーブミラーだとかというものを設置して、歩行者の安全を図らなければならないというふうに思っております。  それから、市管理の道路施設への落書きの処理でございますけれども、これは市の職員がやはり処置しなければ仕方がないんじゃないかということでございまして、その防止対策としてはこの損害賠償だとかそういったことじゃなくて、これもだれが書いたかわからないんで、訴訟分代もおっしゃいましたけれども、なかなかそういうことにはならないというふうに考えておるところであります。  それから、この農業関係でのご質問で、本市の13年度の生産調整の目標面積は706.62ヘクタールについて、皆さんのご協力によりまして、8月末の集計で目標に対して大体108%の達成率になっているようであります。これは本当に農区で計画的で着実な生産調整への取り組みを精力的に進めていただいたおかげだというふうに感謝をしているところであります。  この需給調整には、青刈りの問題と、それから結局、需給調整水田ということで青刈りをする、当初から特別調整の水田として転作の2つの方法がありますが、京都府では需給調整の発動の可能性が極めて高いということから、作況指数は103相当分の面積を配置しまして、特別調整水田での取り組みを基本として、府下全市町村で100%達成を目指して取り組みを進めてきておるようでありまして、本市もこれを受けまして、従来の転作と同様の取り組み、いわゆる特別調整水田の手法で目標面積の37.02ヘクタールの達成を図っているところでございまして、今日この需給調整水田の青刈りが発動されたことにより、対象地域では混乱を起こしているように聞いておりますけれども、本市の選択は特別調整水田方式をとっておりますので、そういったことで混乱はなく、市の選択としては間違っていなかったというふうに思っておる次第であります。  それから、自給率の向上を図るための特産物の10品目の取り組みの状況でございますけれども、これはちょっと経済部長の方から回答をしていただきます。  それから、この中山間地域の直接支払制度の取り組みですが、新たに本年度は新たに1集落締結をされまして、事業対象の総数が32集落と1地域というふうになりました。これによって、交付対象面積も合計328.5ヘクタールとなりまして、本市予定面積の92%という高い実施率となっておるようではあります。また、交付金の活用方法としては、農道、水路の維持管理だとか、足立議員にも言いましたように、共同利用の機械の購入だとか、あるいは鳥獣害の対策も集落共同活動に充当をされまして、耕作の放棄地の解消や集落営農の再構築等に活用される事例が生まれてきておるようであります。  農区への行政支援の対応、これはやはり農区長さんと行政とは密接に連携を深めまして、この生産調整、また中山間地域等の直接支払制度を始めといたしまして、複雑多岐な制度への対応など、大変多くのことを農区長さんにはお願いしているわけでございますので、市との信頼関係を保ちながら、関係機関と協調する中で対話していく機会を持つように努めておるようであります。  新規の事業や制度の変更、また現地確認の事前説明などについては、文書通知だけでなく地区別に説明会を開催して、直接説明をすることによって問題点や疑問点についてお答えをする機会を増やすとともに、個別のご相談にも対応していくよう、職員にお願いをしているところであります。  今後につきまして、農区長さんと行政との間で信頼関係を構築して維持していくことが、農区長さんが安心してご協力いただけるもとになりますので、職員の意識改革を進めまして、現在の体制を強化向上させるとともに、直接対話による問題解決に一層今後努力していきたいというふうに考えておるところであります。  以上、私の方からの答弁は終わります。 ○議長(永田時夫君)  経済部長。 ○経済部長(谷口敏郎君)  自給率の向上を図るための土地利用型作物と特産作物10品目の取り組み状況はというご質問でございました。土地利用型作物の現時点での実施状況でございますが、麦が57.5ヘクタール、大豆が28.7ヘクタール、飼料作物が20.2ヘクタールでございます。この3作物で106.4ヘクタールございまして、全体の14%でございます。また、市の特産物10品目のうち主なものとして、小豆が79.8ヘクタール、胡瓜が7.2ヘクタール、本年から新たに2品目であります酒米の祝いが12.6ヘクタール、山ぶきが0.5ヘクタールとなっております。この10品目で112.9ヘクタールとなり、全体の19%を占めております。両方合わせまして219.3ヘクタールとなりまして、全体面積の28.9%を占めており、このことは本市の水田農業経営確立対策推進上、重要な位置を占めておるということで、各集落で確実に規模拡大を図っていただいておるというようなことでございます。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  それでは、市立幼稚園のあり方について、関係したことで答弁をさせていただきたいと思います。本市の就学前教育の現状あるいはまた最近の動向、保護者等のニーズ等を踏まえまして、今後の市立幼稚園のあるべき姿について、いろいろ有識者その他のご意見をお伺いしたくて、あり方に関する懇話会を立ち上げて、5月1日に委員会を発足していただいて委嘱をしたわけでございます。委員は7名で構成をされておりまして、公私立の幼稚園の代表の方、幼稚園の保護者の代表の方、あるいは保育園の代表の方、小学校長の代表、あるいは社会教育委員だとか有識者等でございます。そして、5月1日から8月の末までにまとめて提言をいただくというふうな予定でありましたが、非常に論議が出まして、中身としては幼稚園と保育園の役割だとか、保育ニーズへの対応の仕方、あるいは保育機関の問題、あるいは通園区域、そしてまた私立幼稚園、保育園との関係、その他等について多くの議論が出てまいりました。8月ではまとまらずに、延べ回数としては7回会合を持っていただいて、9月の14日に提言をちょうだいしたわけでございます。提言の内容も非常に多岐にわたっておったわけでありますが、私どもそれを整理して、早急に取り組むべき内容あるいはこれからじっくりと腰を据えて考えるべき内容等、いろいろ分類をしながら対応しておるわけでございますが、議員さんご心配いただいておりますように、早速平成14年度の募集にかかる時期がまいってまいりまして、それの広報をせにゃなりませんので、そのことについてはもう既にこの提言の中から即取り組むべき中身として検討を始めておるところでございます。10月の広報では、来年度の募集内容等についてきちっとした募集をしてまいりたいと、このように考えております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  1番、田淵君。
    ○1番(田淵 弘君)  自席から失礼いたします。  それぞれの項目についてご答弁ありがとうございました。広域農道の関係でございますが、広域農道はあくまでも農道ということで、市道なり農道との平面交差、またそうした出入りが大変多い道路であります。また日ごろより農作業の軽トラックなりまたそうした場合によっては自転車の農家の方々が道路を横断されるということで、日ごろから広域農道をよく走っておられる方はそんなにスピード出されなくて、突然にトラクターが出てくるとか、それからまた老人の方が横断されるとかいうことで気をつけてますし、我々もできるだけ早い段階から左右、右折するときや左折のときにはフラッシャーを出して曲がりますよということで、防御運転をしておるのが農道という特色でございます。  また、先般、由良川改修特別委員会で、委員長ほか草木副知事と懇談いたしましたときも、草木副知事もよく中丹広域農道沿線の状況をよくご存じで、丹後宮津方面へ入るときにはこの道を、広域農道を通らせてもらっておると、しかしこれは農道なんだから通してくださいよということで、その都度頭を下げて通らせてもらってますというようなお話もいただきます中で、非常に利用が多い、車の流れを見ておりましても非常に多いですし、また農業用としてもそうした機能を果たしているということで、やはり平面交差しておりますので、まず何を置いても交通安全が大切ということで質問をさせていただいたわけであります。いろいろ信号灯やら規制関係はこれは公安委員会の関係でございますし、信号機等の難しさ、それこそ土の下野橋はもう何回もそうした要望がされてるということは聞いておりますし、今後の供用の後、調査をしてそうした信号の必要なことについては市長としても今後協議していくというお言葉をいただいたということで、今後とも交通安全対策も信号機等、公安委員会の方については今後とも強く、また今後とも上申をひとつよろしくお願いしたいと。何でありましても広域農道はいろんなイベントロード、今はもうなくなりましたけどもトライアスロンの自転車道路とか、また今後いろいろ直線の平坦コースですので、駅伝とかそうしたことにも利用される機会が多いと思いますし、何を置いてもやっぱり市民の方が使いやすい、また農業をするにも非常にいい農業振興地域を貫通しておりますので、利用価値も多い道路ですので、事故だけはないように、今後ともお互いが努力していくように、非常に朝はラッシュで、広域農道は早いと思うて来たら何のことはない、前田橋からずっと信号が3回、4回いうことでかえって遅なるようなこともよく聞かせてもらってますけども、これからさらに三段池から新音無瀬橋といいますと、非常に三角形の2辺を一辺で早く、また綾部までそうした舞鶴とかあちらの方へ行くにも非常に端的な道と思いますので、今後とも交通安全については十分そうしたご配慮をいただきたいというふうに思います。  それから、通学路がございます。やはり草刈りは自治会もされておりますけども、やはりまた草が伸びておるのも事実でございますので、また市道でございますので、何かとまたその都度パトロールなり、またその都度十分気をつけられて、広域農道が開通して、市道で通学路で事故が、ささやかな事故がないように、今後ともそうしたご注意をお願いしたいということでございます。路側帯の敷き直しとか草刈りとか、さらに要望もしようかと思いましたですけども、非常にいろいろとそうした十分気をつけていただくということで、ひとつよろしくお願いしたいと思います。  それから、落書きはともかくとして、非常に広域農道ができましてから農道、それから広域農道沿線もぽい捨て、場合によってはおむつがほかしてあります。そうしたことはもうマナーでございますので、今後とも市長さんも広域農道で、農道もまた市長も通られて、ああこんなに汚いのかというようなことがないように、また今後ともひとつよくまたパトロールなんか見ていただきたいというふうに思います。いずれにしても、喜んで使える安全な道路になるようにご努力をいただきたいと思います。  それから農業関係でございますが、生産調整の実施状況も108%、それから土地利用型なり特産作物にしましても、こうして新しい酒米とかふき等もこうして早速にいただいてるということ、それから中山間地の支払制度につきましても京都府は77%、全国平均は50ぐらいですけども福知山市は92ということは、やはり農家の皆さんが協力をしていただいてこういう数字が出てるということですし、やはり福知山市が進めている3本柱にはやっぱり自信を持って、今後とも農家の方々を協力、支援をしていただきますようにお願いしたいと思います。それがためにも、農区長さん方々へのご支援いうのは、これはやはり信頼関係を構築して、相協力してやっていただくということがございますので、今後の支援や指導のあり方について、いろいろと市長から職員の問題、意識強化とか、また直接対話とかいうことを聞いておりますので、それじゃそのほかに何かお考えがあるかということは、もうこれに尽きると思いますので、今後ともよろしく、これも要望にとどめさせていただきたいと思います。  それから、市立幼稚園の関係でございますが、自分、進捗状況につきましてはもう出たということで割愛させていただきましたが、教育長からご丁寧な経過を踏まえて経過を説明していただきましてありがとうございました。皆さんも提言の内容、新聞でお読みになってると思いますけども、非常に福知山市の第3次行政改革大綱、また3次の総合計画のそうした組織機構の見直し等まで踏み込んだ、幼稚園教育の根幹にかかわるいろんなそうした提言がなされているように自分は読ませていただいております。14年度の募集内容につきましては、できるものからというお話も新聞では出ておりますし、今も取り組めるものについては14年度中身として検討をきちんとしてというお言葉もわかり、ご答弁もいただいたところでございますが、非常に時間のかかるもの、またそうしたことがございますけども、14年度の募集内容でこれはと、今までとこれが違うんですというアピールするような、非常にお父さん、お母さん方、幼児教育、幼稚園に対しての関心が強いものがございますので、もしご答弁されました以上に14年度についてこれだけはもう今言えるんだというようなことがございましたら、何かお尋ねすることができないかということであります。  そういうことで、広域農道につきましても、特別2回目お聞きすることはございません。また農業問題につきましてもそうしたことで、鋭意一生懸命頑張っていただいているということもわかりました。幼稚園教育につきましては非常に関心が高いということを踏まえて、14年度、広報までに、市民広報出るまでにこれはということが、昨日もニュースに載ったりした段階でございますので、もしこの場でご答弁、ご説明いただけるようなことがありましたらそれだけをお聞きさせていただいて、自分の質問を終わります。ありがとうございました。 ○議長(永田時夫君)  経済部長。 ○経済部長(谷口敏郎君)  ちょっと、数値に間違いがあったようでございますので、お詫びして訂正申し上げておきます。特産物の10品目が112.9ヘクタールということでご報告申し上げました。それが全体の19%ということで申し上げたようでございますが、14.9%の間違いでございました。お詫びして訂正申し上げます。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  ご提言を賜りましたことの中で、実現が大変に難しいものがあって、それも新聞にも載ったわけでありますけども、例えばご提言の中で大変重要なことではあるわけでありますが、幼保一元化の問題がありました。これにつきましては、全国的にも例が少なくて検討すべき課題でありますし、もともとが厚生省、あるいはまた文部科学省の分野の違いということもあったりして難しいわけでありますけども、大変たくさんの困難な課題があります。ところがこれについては相当、けんけんがくがくの議論がこの懇話会の中ではされたようで、時間をかけられたようでありまして、このことを抜かすわけにはいかんということで入れてもらったんだというふうに思います。就学前教育を考える上で、大変重要な中身でもあるわけでありますけれども、これは1人教育委員会だけで力む話でもありませんし、このことについてはまず幼保の強い連携ですね、一層の連携がその前段で重要であろうかというふうに思いますので、これからは連携ということを十分考えていかなきゃいけないんじゃないかと思っておりますし、その次、幼保の一元化ということになろうかと思いますけども、これは将来の課題であろうと、このように考えております。  それじゃ一体早急に取り組めるようなことは何かと、こういうことになるわけでありますが、これはご提言の中に1つには、幼稚園の教育効果を高めるための2年保育への取り組みというのがあるわけでございます。これは既に福知山幼稚園で何年間か試行をして、その2年保育の実際の効果等についても調査をしてきた経過があるわけですが、ニーズが大変多いということもあって、できればもう1か所どこかで少人数ですけれども実施をして、福知山幼稚園と2か所でできることはないかということを今、鋭意検討中でありまして、その方向で何とか形がつくんじゃないだろうかなというふうなことを考えております。  それから、この春、とうとう実現と言いますか、休園に踏み切りました川口幼稚園でありますが、これについては地元の要望が大変に強くて、復園せえというか、いうことがありますが、お客さんがなかったらできんということで、募集はいたしますということになろうかというふうに思いますが、一定数の園児がやっぱり確保できるということで初めて園としての形ができますので、募集をしてどれくらい応募いただけるかということを見ながら考えていかなきゃいかんと。2人応募されたから2人の幼稚園をつくろうやということにはちょっとなりにくいんじゃないかというふうに考えますけれども、できたら地元のお力もお借りして、せめて10人ぐらい欲しいなというふうな気持ちがあるわけでありますが、そのように川口幼稚園の来年募集をすることを計画の中に入れてみたいなというふうなことを、今、私は考えておるという、その2点くらいで置いておきます。 ○議長(永田時夫君)  次に、12番、今次淳一君の発言を許します。  12番、今次君。 ○12番(今次淳一君)(登壇)  公明党の今次でございます。通告に従いまして質問をいたします。  初めに、選挙投票所でのバリアフリー対策についてであります。日本の政治は議会制度で、国政、地方政治を問わず、議員、首長は国民の選挙制度により選出され、必然的に毎年のように選挙が実施されております。近くには12年6月に衆議院選挙があり、ことし7月には参議院選挙がありました。14年度は市長選挙があり、15年は福知山市議会を含む統一選挙があります。このように、市民にとって切り離すことのできない選挙ではありますが、投票方法、投票場所などについては旧態依然としたものがあります。しかし、社会情勢は大きく変わり始めました。いわゆる高齢化の波です。選挙に行きたくても足腰が弱くなってしまい、自力で歩くことが困難になり、歩行器や車いす、押し車を利用しないと行くことができない、各種施設での投票や在宅投票をしたくてもこれに該当しない人は、本市にも今後ますます増加していくのではないかと予想されます。これらの人たちの投票対策については、ソフト、ハードの両面があると思いますが、ハードの面で考えると、学校施設や公民館、公会堂で投票しようと出向いてもまず第一に階段の障害に戸惑ってしまいます。次に投票所に入っても、歩行器や車いす、押し車など使用してもよいものなのかどうか迷い、筆記する場所も机が果たして適当な高さなのか、投票所からの出口付近に障害物がないかなど、心配は尽きません。新聞にも掲載されていましたが、社会の高齢化が進めば、移動や文字を書くのが困難な有権者はさらに増えてきます。不在者投票は、最近になって市役所の3階から1階に移されました。これは高齢者対策として変更されたとも聞いております。投票率を上げていくためには大変重要なことと考えますが、以下3点について質問をします。  1番、今回の参議院選挙において、障害者の方の郵便による在宅投票は何人でしたか。  2番、検討しなければならないと予想される施設は、投票施設46か所のうち何か所ありますか。  3番、現在とられている施策と今後どのような対策をとられていくのか、考えをお聞かせください。  2番目に、公共施設内に設置の自動販売機について質問をします。自動販売機のルーツは古く、資料によりますと紀元前215年ごろにエジプトの寺院でいけにえの水を売り出したとあります。我が国には明治37年に自動郵便切手はがき売りさばき機が完成しております。昭和32年には10円を入れると紙コップに一定量のジュースが出てくる自販機が開発され、その後、外国資本の進出により、現在のように大量の自動販売機が設置されるようになりました。種類も多く、たばこ、飲料水、切符、ラーメン、お菓子類など、自動販売機で買えないものはないほどです。設置場所も店頭から道路端、民間の敷地建物内にはもちろん、公共施設に関係したところにも置かれるようになりました。恐らくこれほど自動販売機を設置している国は、世界中どこにもないのではないでしょうか。最近、一市民の方から、自動販売機が公共施設の中にも置かれているが、電気使用料や販売手数料などの会計処理はどのようになっているんですかと尋ねられました。情報公開が求められている中でのささやかな疑問ではありますが、以下、次の2点について質問をします。  1、公共施設内に設置してある自動販売機は何台ありますか。大きさは問いませんが、販売種類ごとにお願いいたします。場所の占用料、電気使用料金、販売手数料などの総金額と会計処理方法をお聞かせください。  3番目に、日曜日のごみの持ち込みについて質問をします。この質問につきましては、先ほどの足立議員と一部重複するかと思いますが、よろしくお願いいたします。第3次総合計画の中の第2章、快適で住みよい都市環境づくりにも記載されているように、環境問題については従来の大量生産、大量消費、大量廃棄の経済システムのあり方を見直す機運が高まっており、循環型社会システムも一般的にスムーズに受け入れられるようになってきました。本市においても平成3年に資源ごみ集団回収団体報償金支給制度、空き瓶の分別収集などから始まり、現在では府下においても自慢のできるシステムが確立されてきたことは大変うれしく、住みよさ全国15位にランクされたことにも大きく寄与しているのではないかと思います。しかし、2月から有料指定ごみ袋制度、4月から家電リサイクル法が施行されてから、不法投棄が心配される昨今であります。そのような状況において、日曜日のごみの持ち込みについてお尋ねします。  ことしの4月から、月の第1日曜日午前中の午前9時より正午までのみ、平日と同じように直接環境対策室にごみの持ち込みができるようになりましたが、土曜日は全休になっております。本市には平日勤務されてる方も多くおられ、必然的に土曜日、日曜日しかごみの持ち込みができなく、第1日曜日の午前中だけの引き取りでは不便だ、毎週引き取ってもらいたいと強く要望されておられます。勤務体制の調整に大変だと理解しますが、不法投棄を防ぐためにもぜひ前向きに検討してもらいたいものです。第1日曜日の平均利用件数は、先ほど足立議員への答弁でありましたので、私は家庭ごみと業務用に分けて教えてください。また、市民の要望にこたえるための今後の考えをお聞かせください。  4番目に、放置自動車防止条例の制定について質問します。新聞によりますと、京都市では自動車の不法投棄防止に向けて、放置自動車防止条例の骨子案を発表したと報道しておりました。内容は、放置に対する罰則を盛り込むとともに、速やかに廃棄物と判定するため、専門家による組織を設けるものです。京都市内においては平成12年度で760台もあるようですが、本市も少なからず不法投棄があります。私の調べたところでは、猪崎河川敷の駐車場、和久市、弘法川、厚中橋の下流、夕陽が丘市営住宅の周辺道路、荒木長谷池の近辺など延べ15台ほどありました。これは本市全体から見ればほんの一部ではないかと考えられます。過日、福知山市営球場駐車場にあった不法投棄自動車を撤去していただきました。これにつきましては条例がない上に、大変苦労されたと聞いております。観光都市を目指す福知山市において、今後ますます自動車社会になっていくとき、真剣に検討していかなくてはならない問題だと認識いたしますが、放置自動車に対して今後どのように対処されていくつもりなのか、また条例制定についての考えをお伺いいたします。  5番目に、DV防止法施行に伴う本市の対応について質問します。ことしの10月に施行されるDV防止法とはドメスチック・バイオレンスのことで、夫や恋人の暴力から女性を守ることを目的とし、被害者の申し立てで裁判所が加害者に6か月の接近禁止や2週間の住居退去を命じることができると規定しているもので、事実婚や離婚後も継続して暴力を受ける恐れがある元配偶者も対象になっております。DVはうつ病や心的外傷後ストレス障害など、被害女性に精神的影響を及ぼすことが多く、肉体的暴力や性的暴力のほか、だれが食わせてやっているんだなどと言葉で追い込むケースもあります。これらのDV施策につきましては、厚生労働省、警察庁、京都府もいろいろと手を打ってもらっておりますが、本市においてもただ成り行きを見守っているのではなく、積極的な施策が必要ではないかと考えます。  特に今回私が質問したいのは、DVの被害に遭われた方の救済措置についてであります。男性から暴力を受けて毎日が死ぬほど恐ろしいので、1日でも早く離れたいが、現実移り住むところがない、また収入が安定せず生活をしていくのが厳しい、何とか行政で助けてもらえないものかという相談が多くなりました。福祉部にも相談に行くのですが、現状の施策では生活保護も市営住宅の入居にも条件が合わず、どうにもなりません。人権相談や法務局の女性の人権ホットラインなどを紹介するのですが、生活費、住宅のこととなると解決は難しくなります。国の施策としては婦人相談所に併設されている一時保護所や婦人保護施設があり、民間にはセンターと呼ばれる避難所や駆け込み寺などがありますが、まだ十分対応し切れていないのが現実です。このような問題はいつ傷害事件や殺人事件につながるかわかりません。本市独自のDV対策としての特別な施策がとれないものか、以下2点について見解をお聞かせください。  1、生活資金の一時貸し出しとして援助できないでしょうか。  2、民間賃貸住宅契約時の権利金、保証金などに助成できないものでしょうか。  以上よろしくお願いいたします。  最後に、中学校の水泳授業について質問します。プールに関する質問は3回目になりますが、それぞれが関係することでもありますので、よろしくお願いをいたします。今回は、中学校の水泳授業についてであります。本市の小学校18校には専用のプールが整備されているのですが、中学校7校においては整備されていないと認識しております。しかるに、1999年から2001年版の1市3町地区版の副読本「図解中学体育」には水泳の項目もあり、京都府版の「ワンダフルスポーツ中学体育実技セミナー」にも水泳の項目が掲載してあります。関係者に聞きますと、水泳は小学校で基本を教えているので、中学校では特に必要とはしないのではないかとの話もありました。今日まで、世界においては水泳日本と言われて多くの名選手を世界に送り出してきました。小学校で習った水泳の醍醐味を中学校に入っても続けたい、もっと高度な技術を身につけて自分の能力を高めていきたいと願っている生徒や親は多いのではないでしょうか。このような中学生が思う存分発揮できる場所が、福知山市内には温水プールの一部にしかありません。せっかく中学生の教材に水泳の学習が載っていても、クラブ活動もできないし、自分のしたい水泳を選択できないことは大変不幸なことであり、若い人の可能性を摘み取ってしまうものです。ますます少子化になっていく現代にあって、改めて中学校にプールを新設してほしいとは言えませんが、せめて水泳を選択教科に選んだ生徒を受け入れる設備があってもよいのではないでしょうか。蛇ケ端市民プールの今期の利用状況は、36日間で1万1,149人と昨年度より5,830人も減っていました。入場者の減った理由は、水泳協会の水泳教室が温水プールにかわったためとしていますが、かえなければならなかった理由の1つに、老朽化がひどく、また設備面にも不満があり、魅力がなくなったのではないかと推察します。しかし、温水プールも20年がたち、老朽化が進み、設備面においても不備なところが目立ち始め、不満も聞かれるようになりました。理想としては、隣接地の更地に新しい水泳施設を増設して、利用面積を増やすことにより、中学生専用のコースや高齢者や身体障害者専用のコースを設けてもらいたいものですが、それもすぐには実現しそうもありませんので、以下2点についてお伺いいたします。  1点目、現在の温水プールの開館時間は午後からとなっていますが、増設が実現するまでの間、土曜、日曜日など学校が休みの午前中を中学生専用時間としてクラブ活動や技術、レベルアップのために利用できないでしょうか。  2点目、中学生の水泳教科をどのようにとらえておられるのか、現状と教育方針をお聞かせください。  以上で1回目の質問を終わります。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  公共施設内に設置をされている自動販売機についてお答えをいたしたいと思いますが、ジュース類等の自動販売機は55台、たばこの自動販売機が8台で合計63台というものが設置されておるようであります。収入状況は平成12年度で一般会計、特別会計、企業会計と合わせて約500万になっておるようであります。どういうふうに計算するかというと、これは大体その電気の使用料ということで、とりあえずこの特別会計だとか一般会計、企業会計にそれぞれお金が入ってくるわけですが、それは雑入に入れまして、そして支払いのときには電気の消費量を基本に払っておるようでありまして、結局、そのジュースだとかたばこやとかというものの値段を算定するんじゃなくて、そういう方式で支払いをしているようであります。一番たくさん収入があるのが市民病院で、これが240万近く、240万になっております。それから、公園施設、これは一般会計になりますが150万、そして合計で大体500万とこういうことのようであります。  それから、日曜日のごみの持ち込みについては、これは部長の方から答弁をしていただきます。  それから、放置自動車の問題でございますが、これは京都府全体で見ますと、この北部の放置自動車というのは数が少ないので、今のところは条例というものは考えていないわけでありまして、もう少し様子を見て、今後の問題として検討を加えたいというふうに思います。今現在は放置自動車については警察署と連携をとりながら、所有者というものを調査して、所有者が見つかればそこで十分注意もし、そして自分で処分するよう指導をしているところであります。  それから、DVの問題でございますけれども、これはおっしゃいますように人権問題でありますが、これは自治体でこういったことをやるよりも、やはりこれは裁判所なり、そういったところでやるのが筋だというふうに思いますので、市がそれを聞いても、なかなかこれを法律が懲役だとか、2週間の住居退去を命じることができるというふうなことは、やはりこの裁判所の話じゃないとやっぱりできないというふうに思うわけでありまして、市ではちょっと重過ぎるというふうに思います。福知山市では、市で話を聞いているのは、平成13年の4月から8月までで3件、警察署で聞いておられるのが4件、そして法務局で聞いているのが1件ということで、合計8件が上がっているようであります。  以上、答弁とさせていただきます。 ○議長(永田時夫君)  環境対策室長。 ○環境対策室長(中道 正君)  それでは、ごみの日曜搬入について、家庭系及び事業系の内訳について申し上げます。先ほど総件数を625件というふうに申し上げましたが、そのうちで家庭系は446件、重さにいたしますと3万7,630キロ、それから事業系が179件、8万7,500キログラムということで、パーセントで申し上げますと家庭系が71.4%の件数、ところが重さの方は30.1%ということになっております。これ、事業系につきましては件数では28.6%でありますが、重さでは69.9%と、こういうような形になっております。家庭系の平均で申し上げますと、月平均がこの6か月で74.3件、それから重さが6,272キロというふうになってございます。4月当初は実は総件数が133件がありまして、そのうち家庭系が112件ということで84.2%が家庭系ということでありましたが、次第にパーセントが下がりまして、9月では総件数が83件の間で家庭系は44件ということで、53%ということで、次第に、6か月のことですので確かなことは言えませんが、傾向としては少しずつ家庭系の割合が次第に低くなっているんじゃないかというふうに思っております。  なお、毎月の日曜日に開場にならんかということでございますが、私どもは土日のみが休みでありまして、祝日も平常通り開場しておりますし、今少し現状でやっていきたいというふうに思っておりますので、ご理解のほどお願いいたします。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  教育委員会理事。 ○教育委員会理事(塩見哲夫君)  それでは、中学校の水泳の授業につきましてのお尋ねに答えさせていただきたいというように思います。  まず、水泳の実施状況についてでございますけれども、本市の各中学校におきまして体育の授業、あるいは部活動におきまして水泳を実施しているところはございません。また今後とも実施する予定はないというふうに聞いております。温水プールの利用についてご指摘がございましたけれども、現在のところ、生徒の移動に困難性がございますし、時間的なこともございますので考えていないというところでございます。温水プールの利用につきましては、今後も一般での利用あるいはスイミングスクールでの利用を中心に活用してまいりたいというように思っております。  それから、中学校の水泳教科についてのお尋ねがございましたけれども、中学校の学習指導要領には水泳の種目につきましてこういうふうになっております。適切な水泳場の確保が困難な場合には、これを扱わないことができるというふうになっておりますので、現在のところ、特に水泳の種目を教科に取り組んでいくというふうなことでは考えていないというところでございます。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(芦田芳樹君)  選挙投票所でのバリアフリー対策についてでございます。今回の参議院選挙におきまして、在宅で投票ができる郵便投票制度を利用して投票された方は13人ございます。  それから、投票所におきまして段差があり、またかつスロープ等の設置のない投票所でございますが、46投票所のうち26か所ございます。  それから、バリアフリー対策の現状としてでございますが、従来からまず全投票所へ点字機を配備し、また点字による候補者名簿やあるいは政党名簿を配置いたしております。また、要望によりましては車いすの貸与、あるいはまた簡易なスロープの貸与も行っております。  それから、代理投票が多い投票所につきましては、代理投票事務従事者を一時的に応援という形で派遣をいたしております。また、平成12年度から議員さんおっしゃいましたように、参議院選挙から不在者投票所を庁舎の3階から1階へ変更をいたしました。  それから、全投票所へは3種類の老眼鏡も配備いたしております。投票所の段差解消についてでございますが、これは構造上難しい施設もございますし、あるいはまたそんな点から簡易なスロープ設置ということで、有効活用が図れるところにつきましては必要に応じて今後とも貸与という形で考えていきたいというように思っております。いずれにいたしましても、今後とも高齢者の方の、あるいはまた障害者の方へ配慮した可能な範囲で投票環境の向上には引き続き努めていきたいというように思っております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  12番、今次君。 ○12番(今次淳一君)  自席より失礼をいたします。  順番によってちょっと2回目の質問をさせていただきます。初めの選挙投票所でのバリアフリー対策でありますが、障害者の方、郵送による投票は13人ということでありましたが、これは実際の表の数字でありまして、推測的な数字でちょっと申しわけないんですけど、平成12年度の人口統計によりますと、70歳以上の方が9,575名おられます。人口比率としまして13.86%でありますが、このうちのもし仮の1%が該当者としましても、約100人の方がおられるということを算定しますと、1投票所当たりには大体2名か3名ほどのそういう選挙に行きたくても実際にちょっと行く先場所が心配だなということで終わられるんではないかというような、これは推定ではありますが、そういうふうな数字もちょっと1回確認してもらって、実際どの程度のそういうバリアフリーに対してちょっと問題を持っておられる方がおられるか、1回調査してもらう必要があるのではないかと思います。新聞にもこのことにつきまして今の投票制度は本人が候補者の名前を投票で書くのが原則だが、このままだと投票したくてもできない有権者が増えるばかりだ、だれもが手軽にできる投票制度を早急に整える必要がある、郵便投票の条件緩和や電子投票など、新しい制度の導入をもっと真剣に考えてもよいのではないかと、このような論評もありますが、そういったことができるとは思いませんけど、福知山選挙管理委員会の立場で、できるだけ最大限の努力を期待するものです。再度これにつきましてお考えがありましたら、よろしくお願いをいたします。  2番目の公共施設内に設置の自動販売機でありますが、ジュース、たばこ台含めて63台ということで、特にその中の市民病院はほとんど相当数で、金額にしまして240万円、また公園施設としまして何か所あるかわかりませんが、150万程度と約500万という、もっと少ないかなと思ってましたが、金額的には相当大きいので逆にびっくりしたようなわけであります。電気の使用料として名目で取られる、業者から徴収され、またそれを一般会計に入れられておるんではないかと思いますけど、大体1台当たり1か月1万円から1万2、3,000円ほどの電気使用料がかかるということも私は聞いております。この点、台数にするとどの程度の差ができるかわかりませんが、これにつきましては一市民からのちょっと聞いてほしいということもありますので、お聞きしたわけでありますが、細かい先ほど言われましたように一般会計、また特別会計、企業会計にそれぞれについての細かい処理方法につきましては、今後の決算特別委員会の方でもまた個別に聞かせてもらいたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  3番目の日曜日のごみの持ち込みについてでありますが、このごみ焼却場、また処分場につきましては、本当に市民の生活に密着した施設でもあります。また市民からの要望もありますので、どうか前向きに検討してもらって、実際これは必要であるかどうかを再度調査してもらって、何とかそういう方の要望に応えてもらえますような配慮をよろしく要望いたしたいと思います。行政に携わっておられる市職員の方、また私たち議員も含めて、私の立場はやっぱり市民の公僕として、一部ではもう下僕として、またいうようなことも言われております。どうかこの市民、住民の方の最優先できるような施策も今後とも必要ではないかと思いますので、時間的な配分、また勤務体制については大変だと思いますけど、再度ご検討をよろしくお願いをしたいと思います。  次の4番目の放置自動車の防止条例の件でありますが、府北部での4市3町になりますか、そのあたりのエリアになるかと思いますが、1市だけではなかなか条例もつくりにくいし、また福知山市で放置すると、厳しくすると綾部の方に行ってしまうという、いろいろなジレンマもあると思います。そのことにもつきまして、京都市内の今回の発表になりました内容につきまして、ちょっと参考までにこれもご披露をさせてもらっておきます。この京都市の防止条例の骨子案の中には、処分につきましては市が管理する道路、公園、河川以外でも迅速に対応できる体制を整える。所有者を確定できない場合なども自動車の専門家たちでつくる委員会が廃棄物として認定できるシステムを目指している。このような骨子案をまとめまして、京都市の方は実施に向かってやっておられるようです。先ほど言いましたように、福知山市民球場の自動車の撤去につきましては、私も2年ほど前にも一応お願いに上がった経緯もありますが、あれも3年、4年がかりで車を、現地には10年ほど前からの放置がそのままほってあるものを、皆さんの努力によられまして撤去され、今はすばらしい駐車場に、もとに戻っておりますが、こういうことのないようにできるだけ早く条例ともいかなくても、処分をできる体制をつくってもらいたいと思います。先ほど言いました弘法川の川のほとりも本当に大分前から、車の回りは草がぼうぼう生えておるような状態でありますし、三段池の河川敷のとこにももうずっと置きっぱなしになっております。子供のためにもよくありませんし、できるだけ早く処分の努力をされることを願うものであります。  次に、DV防止法案でありますが、市長ちょっと勘違いされたんじゃないかと思うんですが、私のちょっと話させてもらったものは、あくまでその法律的なものではなく、法律でも解決できないような現実的なことでありまして、そのDVに遭われた方の女性が、実際男の人から離れたいけど、離れるとなると住むところもない、また仕事もなかなか見つからない、また子供のこともあるというさまざまなことが本当に悩んでおられる方がおられます。先ほど件数を聞きますと8件ということですが、これはほんの一部であるのではないかと思うんです。相談されない方、本当にこういうやっぱりプライバシーの問題がありますので、1人で悶々と悩んでおられる方も相当おられるのではないかと思います。平成12年度のDV相談、これも新聞のデータによりますと、全国で9,000件をこれも相談があって、これは離婚問題を上回っているという数字が出ております。実際、この9,000件も、先ほど言いましたように行政が把握しているのは実際の一部に過ぎないとも言われております。具体的には女性の約20人に1人が生命の危機を感じるほどの暴行を夫や恋人などから受けているという、そのような報道もあります。そのDV対策をこのままほっておきますと、今回の質問にもいろいろ出ておりますように、ストーカー問題とか児童虐待問題にもつながっていく大きな要素になっていく原因の1つではないかと思います。そのことを踏まえまして、先ほど質問しました生活資金の貸し出し、またについての援助、並びにさあ住むとこになると市営住宅も住めない、また身内の相手もおられないという方につきましては、どうしても民間のアパート、マンション等を利用しなくてはならないわけですが、そこにつきましては必ず権利金、保証金等何十万のお金が要ります。それについても自由になる個人のお金もない、行くとこもない、さりとて家にずっとおっては男からの暴力を受けて、本当に毎日が死ぬような思いで、本当ならもう自殺してしまいたいという、そういうような方も私のところに相談しておられます。そういうことを含めまして、裁判所にということでちょっと矛先を変えられるのではなく、現実的な話として女性に対するDV対策、これも市としてやっぱり前向きに取り組んでもらいたいし、そのような不幸な女性を今後ともつくらないように、よろしくお願いしたいと思います。これにつきましては、もう一度市長の考えを聞かせてもらいたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。  最後のプールの問題でありますが、答弁を聞いておりますと、基本的には施設がないからしない、しないからもうそれでよいんだというような、そういう意識を受けたんですが、現実的には私の言いたいのは、そういう施設がないから何とかしてほしいという、もう一歩進んだことで質問をしたつもりであります。現在、実際温水プールがあるんですが、昼は水泳プール、夜ももちろん子供、お子さんを含め、奥さん、また一般の方もスイミングスクールもやっておられます。その一部の一角、1コース、2コースを、時間もそれも決められた中での福知山市内で唯一あるプールコースの中で練習をされておるわけであります。今現在、数人の方も実はそこで練習をされ、またもちろんコーチはおりませんので、自分のそういう学校のコーチは出てもらえませんので、スイミングスクールのコーチの方にお願いして、一応いろいろと教えてもらいながら水泳を続けておられるようにも聞いております。そして、この福知山北部にはそういう水泳の規格に合ったコースももちろんありませんので、水泳大会等は京都の宇治の方ですか、あちらの方に行って試合をされる、それには朝早くから、3時、4時に起きて京都に向かって行くんですいう、悲壮な親御さんの話も聞いております。そのようなことで、ぜひこの中学生につきましては、中学生のそういう体育授業につきましては、もう少し一歩踏み込んで教育委員会の方でも検討してもらい、早急に中学生の育成のためにもしてもらいたいと思います。中学生に対する取り組みにつきましては、接し方というか考え方につきましては、一昨日の小野議員からも本当に切実なる思いで子供に対する訴えておられました。私も本当に同感やと思います。そのようなことで、もう一度施設について考えてもらいたいと思います。先ほども言いましたように、施設を新しくつくってもらうのではなく、ただ温水プール自体を朝、午前中に開放さえしてもらえばそれで納得してもらえますし、そういう機会もつくれると思いますので、これにつきましても再度教育委員会の方で思いをちょっと聞かせてもらいたいと思います。あとは要望もありますので、私の質問はこれで終わりますが、先ほどの2点、よろしくお願いいたします。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  このDV関係でございますけれども、これ実際問題、こういったことを聞きましても、なかなか市が行政的に処理するということはなかなかできんことだと思うんです、これ。やっぱりそれを処置する官庁と言えば、やっぱり裁判所だとか、それから法務局だとか、そういったとこでやっぱりやっていただかないと、市が聞いてもこれは何にも聞くだけということになると思いますし、難しい問題だと思いますので、そこら辺、十分ご理解を賜りたいというふうに思います。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  最前、中学生の水泳指導については理事が答弁して、それ以上のことはないわけでありますが、その学校の教科指導、あるいは部活としての水泳を教育委員会がやれというふうに命ずるわけにはまいらんわけでありまして、各教育内容については指導要領に即して学校の中で組み立てていくと、それを報告を受けて諒承すると、こういう格好になるわけでありまして、明年度から学校週5日制が実施をされまして、日曜、土曜とずっと子供たちは勝手におるということになってまいります。学校教育の中でやれることは精いっぱいやるということでありますが、その中へ水泳を割り込ませて教科としていくということ、どだい難しいことでもありますし、社会教育、生涯学習の分野で、一般利用もできるわけでありますし、またそれぞれスイミングスクール、特に好きな人はそういうとこへ行ってやっておるわけでありますから、そのときには温水プールは自由に使っていただけるというふうに思いますし、また夏期等になりますと市営プールも利用できる、また各学区にありますプールにつきましても、小学生が使った後、中学校に開放するということもありますので、今、教育課程の中で水泳を取り込むということは、現在のところ考えていないということでご理解を賜りたいということです。 ○議長(永田時夫君)  選挙管理委員会事務局長。 ○選挙管理委員会事務局長(芦田芳樹君)  バリアフリー対策の件でございますが、このことにつきましては、日ごろから私ども非常に苦労をいたしているところでございますが、先ほど申しましたように、簡易なスロープで解決できるとこはそういう方向でしていきたいと思っておりますし、またほかには何か方法がないかということで検討もしていきたいというように思っております。  それともう一方は制度の問題がございまして、公職選挙法で該当にならない方、郵便等に該当にならない方の不在者投票につきましては、従来からその我々の市とか区の選挙管理委員会の連合会が、全国的な組織があるわけなんですが、その中で公職選挙法の郵便投票の該当にならない方につきましては枠を広げるべきではないかというようなことを政府の方には働きかけておりますが、なかなか従来から運動しておりますが、まだ日の目を見ていないというのが現状でございます。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  次に、24番、荒川浩司君の発言を許します。  24番、荒川君。 ○24番(荒川浩司君)(登壇)  失礼いたします。無会派の荒川浩司です。今回も登壇を許されましたことを心より感謝し、市民参加のまちづくりを私の理念としながら、以下、通告に従い4項目質問をさせていただきますので、よろしくお願いいたします。  まず1、本市エンゼルプラン(児童育成計画)の必要性について。この件につきましては、昨日仲林議員の質問に対する答弁で、策定をすると聞かせていただきました。大変喜んでおります。その関係上、1点だけ質問をさせていただきたいのですが、全国の自治体における児童育成計画の策定数と京都府下における策定数のみをお聞かせください。  2、消防救助体制について、2点お尋ねいたします。  1点目、多数負傷者発生時の対応について。世界的には、ちょうど1週間前に発生いたしましたアメリカにおける同時多発テロ事件、日本におきましてはことしの7月、明石市の朝霧駅前歩道橋において、行事による雑踏の中、多数の死傷者を出す惨事が発生しました。また、今月1日未明には、東京の新宿歌舞伎町で雑居ビル火災が発生し、40名余りの死者を出すなど、最近全国で一度に多数の人が被害に遭う事故が相次いでおります。このような中、本市においても毎回10万人余りの人出がある花火大会を始め、屋内外においても各種イベントが開催されております。人口の割合から比べ、飲食店が多いと言われる本市においては、市街地等で深夜近くまで営業する雑居ビルもあることから、全く他都市の出来事ではないと考えます。幸い、ことしの花火大会においては、十分な警備体制と救護体制がとられ、事故の報告は聞いておりませんし、雑居ビルに対する緊急防火査察についても全国の政令都市に並んで即日実施を計画されたことは、一部新聞でも報道されていたところであり、対応の早さに対し心強く感じております。ところが、このように多数の負傷者が発生した場合、本市において通常の救助体制では対応が困難と思われますが、特別な対応についての考えをお聞かせください。  2点目、救急装備の充実について。毎年夏場には全国でも多数の水難事故が発生しており、本市においてもことし6月末に土師川において犠牲者が出ました。昼夜にわたり府警本部のヘリコプターを始め消防署、消防団、住民と官民一体となった救助活動が迅速に展開されたことは、一住民として大変心強いと感じております。実際、私も現場を見たり、市民の声を聞くと、救助用のボートが少ないように感じたのですが、どのように考えておられるのか、お聞かせください。  3、市道荒木神社堀線車道上の段差解消を。この場所は堀一宮神社横の踏切から児童相談所までの間の約100メートルであり、コンクリート製のL型側溝とアスファルト舗装部の段差解消であります。この道路は幅員3.5メートルで坂道になっており、自転車やバイクで走行中、自動車が来ると横へ寄らなければならず、その際、歩道から約60センチの位置に丁度L型側溝とアスファルトの段差があり、ハンドルを取られ、車と接触したり転倒される事例も数件聞かせていただいております。この要望は特に女性、ご婦人の方の要望が多く、早急な対応をお願いしたいと考えておりますが、この件につきましての考え方をお聞かせください。  4、差別用語の市民啓発について。最近の本会議中の一般質問や理事者の答弁の中で、差別用語的な発言があり、休憩後訂正されたという話を私の後援会の役員会において雑談的に話しておりました。ある方が、それは差別用語が市民に理解されていないのが問題ではないのかとの意見が出、じゃあ何が差別用語なのかなとの話で盛り上がりましたが、その認識には大きな個人差があり、また言葉としての差別用語はわかっていても、その理由は何なのかわからない等の意見が出ました。このような経過を踏まえ、ここで3点お尋ねいたします。  1点目、差別用語啓発に対する本市の現状は。  2点目、差別用語啓発についての課題は。  3点目、差別用語啓発についての今後の取り組みについてお聞かせください。  以上で、1回目の質問を終わらせていただきます。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  エンゼルプランの策定状況でございますが、これは全国で867市町村、京都府下で11市中7市がつくってると、こういう状況ですのでお答えをさせていただいておきます。これは昨日も言いましたように、第3次総合計画とも整合を図りながらつくっていかなきゃならないというふうに思っておりますので、ご了承をお願いをいたします。  それから、荒木神社堀線でございますが、おっしゃってるのは恐らくあの福知山線の線路にずっと沿ったとこですかいな。下へおりるとこですね。児童相談所へ行くとこ。それがたくさん市内で要望を聞いてますので、順番にやっていきたいと思いますので、ちょっとご辛抱をいただきたいというふうに思います。やるということです。  それだけ。 ○議長(永田時夫君)  消防長。 ○消防長(山内孝史君)  多くの負傷者の発生した場合の特別な対応について、それからこれはどういうようにしているのかという点、それから水難救助用のボートが少ないんじゃないかということで、こういうことでお尋ねがあったというふうに思っておりますが、この多数の負傷者の発生時のこの基本的な対応につきましては、議員さんご承知のように、防災計画の中に大規模事故対策計画というものに定められております。本市消防の場合には、平成3年にJRの福知山線岡踏切で発生をいたしました列車事故を教訓といたしまして、通常の出動体制では対応できない事故を想定いたしまして、より具体的な内容を網羅いたしました集団救急事故と事故時の救急救護活動計画というものを策定いたしまして、平成5年の4月1日から運用しているところでございます。  それから、水難救助用のボートが少ないというご指摘でございますが、水難救助活動は河川等の状況によりまして2次災害の危険を伴うものであり、専門の訓練を受けた隊員により実施をしておりまして、現在その隊員は資格を取得しております隊員は39名でございます。現在保有しております保有数水難ボートは1隻でございますが、本市の場合には年間の水難救助件数、また1回の救助人員等を考えまして、必ずしもこの1隻が少ないというふうには思っておりませんが、現場の状況により1艘よりも2隻の方が有効な場合も確かにご指摘のとおりあるわけでございますので、この救助活動用ボートにつきましては、今後増数も検討してまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  差別用語の市民啓発の問題でありますが、日本では国語として古くから体に障害を持った人など、差別を受けやすい立場にありやすい人が人格を傷つけられるような言葉が比較的平気で使われてきた経過があります。例えば障害者でも私ども子供のときは視覚障害者、聴覚障害者なんていう言い方をせなんだ。つんぼやとかめくらというふうな言葉が使われてきた経過があるわけでありますけども、今現在そういう言葉は差別語としては使われなくなったのは事実でございます。しかし、今でも私も時々失敗をすることがあるわけでありますけども、せんだってノーマイカーデーのときに、いわゆるタンゴ鉄道を利用しようと思って、ちょっと足がないんでってうっかり言うたんで、そしたらすかさず「教育長、その言葉は」とこういうふうに言うてもろて、ああそうやなとこう気がつくと、言いつけたら気がつくということがありやすいもので、そのときにやっぱり指摘をするということが大変大事だなと、ありがたいことだったわけでありますけども、今でも交通機関等ないときに「足がない」と言ったり、公平さを欠くときに「片手落ち」と言ったり、体の一部を使った表現がたくさんあるわけでありまして、そういうふうな言葉を考えますときに、国語的に間違いないという見解があるわけでありますけれども、だからどんどん使ったらいいかというとそんなものでもない。人権尊重という現在、そういう立場の人を考えたらやっぱり使わん方がいいということで、もし仮にそういうことを聞いたらやはり気をつけると、気をつけ合うということが大事であろうかというふうに思います。かつてヘレン・ケラーが、障害は不自由ではあるが不幸ではないと、障害者を不幸にしているのは社会であると、こう言うたそうであります。私たちが障害者の立場に、あるいは視点に立って正しい理解を示すことが大事だと思っております。今回の小野議員の質問の中に、障害者の「害」を平仮名にしてあったという表現があったわけですが、このように障害者を傷つけないかということ、優しく思いやれる気持ちが大事であるということで、そのことが差別や偏見をなくす道であるというふうに考えるわけでありまして、この言葉を使わなきゃいいんだという簡単なことでなしに、その表現がどこが問題なんかということをみんなに考えてもらうと、これが大事な啓発であろうかと考えております。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  24番、荒川君。 ○24番(荒川浩司君)  自席から失礼いたします。  1回目答弁ありがとうございました。
     順番にいかせていただきますと、エンゼルプランのことについて件数をお聞かせいただきました。私がこの質問をいたしましたのも、委員会が市民厚生でありまして、そこから社協の理事ということで出させていただいております。先日、社協の理事の勉強会が舞鶴であったわけでありますが、その席において偉い講師の大学の先生にそういう話を聞き、各市でも障害者計画、またエンゼルプランについて策定は義務化ではないが実施されるのが望ましいと、まだできていないところがあれば社協としても推進しなければ意味合いがありませんよという話を聞かせていただき、たしかうちもなかったなということでさせていただいたわけですが、していただけるということを聞かせていただいて、また社協サイドの方に対しても密接にこれ関係する話でございますので、連携をとらせていただいて、このプランがなくても実施していただいている部分も確かにありますし、今後関係機関、とりわけ市民サイドの関係機関との連携を密に図っていただきながら、他市よりもさらによいものをつくっていただきたいと要望いたします。それと、もしお聞かせ願えるならば、策定の時期なんかについてももし聞かせていただけたらうれしいと思いますので、よろしくお願いいたします。  それと、多数の負傷者が出た場合のということで、丁寧な答弁をいただきました。ちゃんとできているということでありますが、こういう事故があったときには皆さんそれぞれが緊張感を持ちますが、こういったものは時が過ぎますと意識とかいろんなものが風化しがちでございます。常にそういう市民の安全を守れる体制を整えていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。それとボートの件につきましても、増やす方向でというお答えをいただきまして、そのことで素人目に見るとどうしてもああいった広い現場で1隻というのはどうなんだということは、どなたも思うことでありまして、それが近いうちにまた増えたということになりますと、市民の方々もああよかったなというご理解をしていただいて、行政に対する理解もまた増えますし、市民の協力がなくては当然先日の事故の対応もできなかった部分も多々ありますので、その辺で早急な形でまた増えたという話を聞かせていただければありがたいと思いますので、よろしくお願いします。  それから、3番目、荒木神社堀線、やるということですということで、まずはありがたいわけですが、この道は今、鉄道高架事業の関係で、ちょうど私の住んでいる内田町の線路沿いが、昔は線路沿いをこう通って、近くて、駅からずっと歩いたり、バイクやら自転車の方が通られたんですが、工事に伴って全く人が何も通れなくなって、その方たちが一番近い道は今言ったその道なんです。その関係上で、当然桃映中学の生徒、それから大学、短大、それから女子校、一時にやっぱり交通量が増えますし、その関係上もありまして、特にそれまで余り聞かなかったんですけど、そういった道が変わったということで交通量が増えたという面があります。その面もちょっとくんでいただきたいのと、あと先ほどもいいましたが、坂道やということが大変これ大きなポイントになっておりまして、平地ですと少々ゆがんでも平衡感覚はとれると言いますか、とまりもやすいですけど、ちょうど踏切から坂へおりてくるときに左の方へ寄らんなんと、車に出会うときに。そのときにL型側溝とアスファルトの段のとこへタイヤが入ると。そんならもうこうなって惰力がついとるでとまるにとめにくいと。特にご婦人の方がもう怖いと、慌てて飛びおりるみたいなことも見ますし、先ほども言いましたような事故も聞いてますので、そういった緊急度の面で全部ではないんですよ、ある箇所が大きな段になってますんで、それとコンクリートいうのもあれも30年たってるみたいなんですけど、コンクリはちびませんよね、削れたりぼこぼこはなりますけど。アスファルトは沈んでいきますから、舗装していただいたり今までもしとるんですが、だんだんその差が出てきて、ある箇所ががたっと危なくなるんで、その辺を大きなお金をかけてもらわなくても、すっと段差のとこを舗装をしていただいたら経費的にもいいんじゃないかなと思いますので、その辺も緊急度とお金のことを考えていただいて、また早急な処置をお願いしたいと思います。  あと、これが答弁聞いた中ではメインになるかなと思うんですが、教育長の方から話をいただきまして、自分も知らん間に使うとることがあるということで、これはだれしもあるんじゃないかなということなんですが、私が言いたいのは、今後の取り組みにということについての答弁がなかったんではないかなと。こういう現実は実際それぞれあるし、どう言うんですかね、一般市民にも当然あるわけなんですね。教育長が言われたそういう言葉を聞くと注意することが大事やというのは当然大事なんですけど、その何が問題で、どの言葉がよいのか悪いのか、悪いとすればなせ悪いのかということの教育というのか、教育でしょうね、が一般的にされていない、個人差が大きいし、使う人は何ぼでも使いますし、特に年配の方はもう昔からなれておられますんで、そういう身体的なことの差別用語については悪気がなしに使われます。だから、その辺のやっぱり人権問題の根本的な言葉というのは、言葉から始まるわけですから、そこで何がよくて何が悪いという教育、啓発がなければ、これは市民レベルの向上にはつながるという要素は私の中では持てませんので、そのあたりを踏まえた上で、市民啓発について取り組んでいくべきではないかと私は思っております。本当に先ほど壇上で言ったように、ああいう議会から訂正されたということから、ああどうなんかなということで始まった質問なんですが、ちょっと他市も調べてみても、なかなかそんな差別用語自体のその教育というのは見当たらんのが事実です。だから、灯台もと暗し的なことで大きな人権とか差別の問題はばーっといろんなものに書かれたり、出されたり、しなければならないいうことには聞こえるわけですけど、肝心かなめの日常使っている言葉に対して全体的に目が向けられていなかったんではないかなということを強く感じますので、その辺についても今後の取り組みという形の中で、教育長が答弁ということになると、また学校サイドしかならんかもしれませんけど、人権啓発課ともそういう大きな視野に立った上でのちょっと考えを聞かせていただけたらありがたいなと思いますので、よろしくお願いいたします。  これで2回目終わります。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  具体的にどう啓発するかと、言葉の問題であります。といって、差別用語辞典なんてものをつくって、この言葉はいいぞ、これは悪いぞ、そういうことができる話じゃありませんし、結局心の問題でありますので、そのことを直接引っ張りだして教育をするということよりも、むしろそういう気持ちを育てるという、大ぶろしきみたいなもんですけれども、そういう教育が大事じゃないかと。私はその学校教育だけに責任を持つというよりも、その生涯学習も含めて、そういうふうな思いをやっぱり広げていくということは大事だというふうに思います。例えば人権講座等もずっとやっとるわけでありますから、そういうときの中にそういう差別用語等の問題も時としては話を出して皆さんで考えていただくと、その言葉が云々というよりももうそういう立場の人を考えて、人権を損なわんようにするにはどうしたらええかということの中の1つとして、時には言葉のことについても考えてみる機会を置くというぐらいなことだろうなと思っておりますし、学校の中ではそういうことを取り上げてする学習というのは国語なんでしょうか、人権学習なんでしょうか、やっぱりそれも心の問題だというふうに思いますので。余り具体的に申し上げられませんけど、啓発ということでは考えていかんならん中身だと思っております。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  エンゼルプランでございますけれども、この府の方では保健福祉課の児童家庭課というところで取り扱っておられるようですけれども、実際人員はだれも張りついていないというふうなことであるようです。したがって、私の方としては、この来年度を出発点としてやっていきたいと思っておりますので、そういうふうにご理解を賜りたいというふうに思っております。 ○議長(永田時夫君)  24番、荒川君。 ○24番(荒川浩司君)  自席から失礼いたします。  エンゼルプランの方はよくわかりました。またよろしくお願いいたします。  教育長の方の言葉で、その答弁は教育長としての答弁だと思うんですけど、だからよいとは思わんのですが、やっぱり市全体の人権啓発課サイドの答弁というのも一緒なんですか。なるほど。ということは余計寂しい気がするんですけど。その結局今、教育長が言われるのは、個人の思いに頼るという解決の仕方でありまして、そのことについてやっぱり個人の尺度はもうばらばらですし、一定の判断のできる資料、材料、学習、啓発というものは行政サイドにしていただかなければ、この差別と言いましても、まだ時間ありますね、部落のこと、それから身分関係、あと民族、国際関係、それから身体障害、それから精神障害、それから職場の差別、それから性的な差別、その他と多種多様なものがありまして、これを素人のものが判断というか、聞いてそれはええで、悪いよとかいうようなことはまずこれ難しいことでありまして、その辺をこれはやっぱり行政が一定の部分、しっかりと指導をしていただかなければ、言葉がどんどん差別用語はわからないし、新しい子供たちなんかの教育についても大きくかかわってくると思います。特に一例を挙げますと、この場、こういう場、質問やで言わせてもらいますけど、ばかちょんカメラやったらずっと言ってましたけど、「ちょん」があかん、何であかんのや言うたら、韓国の人を愚弄した表現になると。そやけどチョンガーは別にかまへんのやというような、同じ「ちょん」もいろんな部分が出てきたり、ちょっと調べたらしとるんです。やっぱりその辺のことはちゃんとした一定の見識がある中でのここまではわかるけどここまではあやふやなんやで、それでええと思うんですよ。あとは個人が判断してくれというものがはっきりされなければ、これは差別の意識の向上には私はつながるとは思えん答弁なんで、そやさかいどうとは言いませんが、これを機会にちょっと考えていただきまして、そういう今後の取り組みについて考えるという意識をというか、答えをいただければまたありがたいなと思いますので、しつこいようですけど、もう一度よろしくお願いします。このぐらいでよろしいです。よろしくお願いします。 ○議長(永田時夫君)  教育長。 ○教育長(大西重喜君)  仰せつけありますので、お聞かせいただいたということであります。国連10年の行動計画の中に、あらゆる差別に向かってあれも10種類ほど書いてあるわけで、同和問題からあるいは女性問題、高齢者から子供の問題、たくさんそういうふうなことはあるんですが、行政が指導者で市民が指導を受ける立場と、そういうふうな考え方では先行きしませんので、お互いに勉強し合うと、その基本は基本的人権であるということでありますのでね、その辺は市会議員さんも指導者になっていただいて、市民と一緒にそういうことをなくしていただくという努力をお互いに市民同士し合おうじゃないかと、こういうことでこらえていただきたいと思います。 ○議長(永田時夫君)  この際、暫時休憩をいたします。  再開は3時30分といたします。                午後 3時09分  休憩                午後 3時30分  再開 ○議長(永田時夫君)  休憩前に引き続き、会議を開きます。  一般質問を続行いたします。  次に、26番、藤井節子君の発言を許します。  26番、藤井君。 ○26番(藤井節子君)(登壇)  失礼いたします。日本共産党市会議員団の藤井節子でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。一番最後の質問となりました。もうしばらくのおつき合いをよろしくお願いを申し上げます。  まず、大きな1番目といたしまして、安心できる介護保険制度をということでお尋ねをいたしますが、その1番、保険料、利用料の低所得者への減額、減免についてでございます。介護保険制度は導入されましたときに、介護にかかわる国の負担割合を45%から32%に、額にいたしまして2,500億円も削減いたしました。ところが、昨年度の介護保険事業特別会計は、全国的にどこの市町村も黒字決算となってまいりました。この黒字決算の要因として、制度上の問題もございますが、最も重要な問題は負担の重さのためサービスの利用が抑制されたことでございます。当福知山市でも歳出予算に占める決算額の割合は約84.17%で、歳入歳出差引決算額は1億4,700万円もの黒字決算となりました。このような現状の上に、10月からは65歳以上の方の介護保険料が満額の今の2倍の額になってまいります。さらには、医療保険の改悪で老人保険の負担が大幅に増える構造改革が進められようとしています。  日本福祉大学の近藤克則助教授の厚生省の助成を受けた研究によりますと、課税対象になります所得がゼロの要介護高齢者は17.2%に上るのに対し、最高所得者層の200万円以上の要介護高齢者は3.7%と、5倍も多いことがわかったとされ、低所得者の高齢者ほど過去の暮らしからも要介護状態になりやすいという結果が出されておりました。生活保護こそ受けていらっしゃいませんが、それと同等かそれ以上に厳しい暮らしをしておられる高齢者は介護を受けられずにいらっしゃいます。行政はここにこそ手当てを打つべきではないでしょうか。そこで市長にお伺いいたしますが、介護保険料第1段階の老齢福祉年金受給者は現在何人いらっしゃいますでしょうか。またさらに、第1段階、第2段階の生活困窮者に対する減免について、どのようにお考えでしょうか。お伺いいたします。  介護保険の2番目といたしまして、市民への情報提供の充実でございます。介護保険制度になりまして、利用者が業者を選べると言いますが、どこの業者に依頼したらよいのかよくわからないのが大半の方々でございます。福知山市には大変好評の利用しやすいマップがございます。次に求められますのが、有資格者はどのような方がおられるのか、施設や設備は、職員数は、苦情処理はされているのかなど、各業者の状況や内容でございます。市役所の担当者の方もこれらについては詳しく説明するわけにはいきません。そこでお伺いいたしますが、業者の皆さんにカタログを出していただき、市役所の窓口に備えていただく必要がございますが、お考えをお伺いいたします。  介護保険の3番目といたしまして、リハビリと商店街活性化のために買い物事業の実施でございます。引きこもりがちな身体に障害のあるお年寄りが家の外へ出かけることは、老化を防ぎ、リハビリを促進するために非常に効果がございます。しかし、現在の介護保険制度ではここまでヘルパーさんの仕事の範囲を広げることはできません。そこでお伺いいたしますが、別途福知山市独自の事業として、商店街の活性化も含め買い物事業を実施するお考えをお伺いいたします。  介護保険の4番目といたしまして、保険料の滞納者への対応でございます。介護保険料の徴収が始まって2年目を迎えています。いよいよ滞納者制裁措置の問題が出てまいりました。保険料が支払えない低所得者層が10割の利用料など支払えるはずもございません。結局、介護保険制度から追い出されてしまうことになってまいります。そこで市長にお伺いいたしますが、保険料の滞納者の状況はどのようになっているでしょうか。お伺いいたします。また、保険料の支払えない低所得の高齢者について、救済するお考えがあるのか、ないのか、お伺いいたします。さらに、保険料を納める義務の時効が2年であるため、この秋から各自治体では滞納者への徴収対策がとられているとお聞きいたします。福知山市ではどのような手だてを計画されているのか、お伺いをいたします。  大きな2番目といたしまして、子供たちの安心できる医療体制について、その1番、小児救急医療の充実についてでございます。市立福知山市民病院改築基本計画では、小児医療の充実が上げられ、小児救急及び周産期医療を含めた療養環境整備の充実が制度改革の1つの課題にされ、小児科医師の増員も計画されており、歓迎するところでございます。しかしながら、少子化や核家族化が進む中、子育てをする家族も問題を持っており、地域の開業医とのつながりも以前に比べ薄くなっています。子育てをする多くの親は24時間必ず対応していただける公的な施設が欲しいとの思いをもっていらっしゃいます。さらに小児救急を実施する総合病院の医師も非常に過労になっていらっしゃると聞いております。ですから、子育てをする親が救急や看護を学ぶ場や、電話相談を受けつけるなど、付随した施策も必要になってくるのではないでしょうか。そこでお伺いいたしますが、小児救急について現在どのように市民の声を聞かれ、どのような計画をお持ちでしょうか。お伺いいたします。  子供の医療体制の2番目といたしまして、病児保育所の実現でございます。病後児保育につきましては、一昨日小野議員が質問をなさいまして、本日までの経過も述べていただきました。保育園児を対象にいたしました病後児保育は制度もでき、働く母子の生活を守る上で大変重要なものでございます。小野議員の質問の際に、市民病院の院長からもお話がありましたように、院内、病院内保育園の建設の際、福祉施策として病院と福祉部の両者でぜひ一体となって進めていただきますよう要望をさせていただきます。私が今回取り上げました質問は、酸素吸入の常時必要なお子さんをお持ちのお母さんが、上のお子さんの小学校の参観日にも行ってやれないと泣きながら訴えられたことに始まります病児保育の実現でございます。このようなお母さんや子供さんに何らかの救いの手を行政として考えていただけないものか、改めまして市長のお考えをお伺いいたします。  子供の医療の体制の3番目といたしまして、就学前までの医療費の無料化でございます。乳幼児医療費の無料化の願いは日本中で大きく広がり、政府も大幅に国民負担を増やそうとしています医療保険制度改革の中でも、乳幼児については3歳未満児の患者負担を現行の3割から2割に引き下げる案を検討しています。京都府内では就学前まで無料化が17自治体に、府の制度に上乗せが25自治体にも広がろうとしています。ある若いお母さんは、子供が病気をしたときすぐ病院へ行くことよりも、お金のことの方を先に考えてしまった、私は悪い母親ですと言われました。かけがえのない子供を抱え、このような思いをさせていることに心が痛みました。子育て支援の一環として、乳幼児医療費の助成は今強く求められています。そこでお伺いいたしますが、福知山市独自でも就学前までの医療費の無料化について、何らかの手をお考えいただけないか、お伺いをいたします。また、京都府に対して要望していただいているとは思いますが、さらに強く要望していただくお考えがあるか、お伺いをいたします。  大きな3番目といたしまして、公共工事など入札契約の適正化についてでございます。その1番目として、予定価格公表の前後の評価についてでございますが、公共工事の入札及び契約適正化の促進に関する法律、この法律が成立したことによりまして、本年4月より福知山市におきましても公共工事などの入札予定価格が公表されるようになりました。実施されてからまだ日が浅いわけではございますが、昨年度との比較で予定価格の公表の前後ではどのような変化があるのでしょうか。また、落札価格の予定価格に対する割合の変化はどのようになっているでしょうか。お伺いをいたします。  入札契約の2番目といたしまして、最低価格、指名基準の公表並びに非指名理由の説明などの実施についてでございます。この法律の目的は、情報を公表することにより不正行為をなくし、国民の信頼確保と建設業の健全な発達が上げられています。その立場から言えば、最低価格、指名基準の公表並びに非指名理由の説明など、さらに情報の公表が求められますが、お考えをお伺いいたします。  入札契約の3番目といたしまして、下請けいじめの防止と施工体制台帳の確認についてでございます。またこの法律では、公共工事の施工体制の適正化ということから、一括下請けの禁止、施工体制台帳の写しを発注者に提出することを義務づけています。施工体制台帳は、何かトラブルがあれば指導ができ、丸投げや不当な契約を防止するのに役立つようにされています。そこでお伺いいたしますが、施工体制台帳はどのように管理されているでしょうか。また、下請け業者への適正な支払いの指導につきまして、一昨日も武田議員も質問をなさいましたが、下請けへの支払いをどのように把握され、適正に行うように指導されているでしょうか。お伺いをいたします。  入札契約の4番目といたしまして、一般競争入札並びに電子入札の取り組みについてでございます。福知山市が発注します公共工事などの入札は、やはり市内業者を最優先にすべきと考えるところでございます。またその一方で、より合理的な適正価格での落札のためには、市内業者などの制限をつけた一般競争入札が望まれ、実施された自治体では経費の節約にもつながっています。あわせ、IT時代に入り、国土交通省でも電子入札の動きがございます。福知山市でこれら入札につきましてどのようにお考えでしょうか。お伺いをいたします。  大きな4番目といたしまして、市立福知山市民病院についてでございますが、その1番目に、市民に対する保健・介護センターのセンター的役割についてでございます。市立福知山市民病院の改築基本計画が出されました。市民病院は命と健康を守り、信頼される病院を病院開設以来基本理念とされているところでございます。そして、この基本計画には、策定計画が及ぼす影響と課題の中で、診療機能を取り巻く環境の変化として、在宅医療、福祉医療への流れが取り上げられ、介護保険、在宅医療、訪問看護、訪問リハビリ、さらに遠隔医療支援事業などに病院施設ニーズと患者ニーズに合致した施設として位置づけられるとされておりますけれども、ぜひこの際にこの課題を実施できる保健介護センター的な役割も実現していただきたいと考えますが、具体的なご所見をお伺いいたします。  市民病院の2つ目といたしまして、駐車場使用料の市民負担の軽減についてでございます。市民病院に対する不満でよく市民の方から聞きますのは、待ち時間の問題と駐車場使用料金の問題でございます。時間単位で上がっていく駐車場の利用料は、待ち時間を一層いら立たせます。さらに長期の入院を毎日世話に来られます家族は、月決めの周辺駐車場よりも高い料金になるという不足も出ているところでございます。そこでお伺いいたしますが、市民病院の責任として改善策を検討されるお考えはないでしょうか。お伺いをいたしまして、1回目の質問を終わります。 ○議長(永田時夫君)  市長。 ○市長(中村 稔君)  介護保険料の第1段階の老齢福祉年金受給者で介護保険料の納付予定の対象者数でありますが、平成13年度の当初賦課時点では35人ということで、年間の総額が42万5,600円であるようであります。第2段階の人数につきましては、5,325人が対象になっておりまして、総額が9,716万5,000円であるようです。生活保護基準以下の人の把握については、所帯の状況だとか資産の状況、また扶養義務者の状況等、生活保護固有の権限に基づく複雑な調査を伴うものでありまして、非常に把握が困難だということでありまして、個々の生活保護受給相談にみえた人たちについては、介護保険法の規定に基づきまして、第1段階への適用については検討をしておるようでございます。  それから、介護保険料の減免の制度ですが、現在はそういったことは考えて、減免の制度は考えていないわけで、国の法制度として減免等の軽減策を強く要望していくということで、ご了承を賜りたいと思います。  それから、市役所の窓口にパンフレットということでありますが、それについては必要であると判断をしておりますので、今後事業所と協議をよくしてまいりたいと思います。  それから、リハビリのことで買い物で支援をするということですが、高齢者の自立した在宅生活を支援するための趣旨はわかりますけれども、市の福祉サービス事業としての買い物に対する支援はなかなか難しい問題だということであります。  それで、滞納者の数でございますけれども、これは部長の方から答えさせていただきます。  それから、保険料の支払えない高齢者について救済する考えはどうかということでございましたけれども、今後の高齢化、社会制度としての介護保険制度でありまして、相互扶助が原則でございます。ただ軽減対策を実施されている自治体もありまして、今後個々の滞納理由を加味して救済制度の研究を進める必要もあろうというふうに考えております。保険料の滞納は2年で時効が到来をいたしますので、今後の収納対策は制度の理解に努めるとともに、分納等個々の事情を参酌しながら、収納努力を行ってまいりたいというふうに思います。  それから、この地方の小児科の医師が少ない現状では、小児のこの救急医療機関の常設は非常に困難である、緊急時には市民病院だとかルネスだとかの緊急指定病院で対処をするということになろうと思います。  妊娠時、乳幼児の健診等に子育ての教育を実施しておりますが、その教育の機会に緊急時の対処法を取り上げるなど、内容の充実に努めてまいりたい。また、京都府の事業として電話による子育ての情報提供制度もございますので、十分に利用をしていただけるようにPRに努めていきたい。また、病児のその酸素吸入が必要な児童の保護ということですけれども、乳幼児健康支援一時預かり事業、これは要望がある中、今のところは病児の保育所の実施ということは考えてはおりません。  それから、就学前の医療費の無料化というお話でございますが、乳幼児の健康医療費の助成は3歳までの乳幼児を対象に市が実施主体となって京都府の助成、事業費の2分の1を受けまして事業を実施しておりますが、市の単独による対象の拡大ということは非常に困難な問題でございますので、対象者の拡大については京都府に対して要望をしてまいりたいというふうに思います。  それから、工事の入札問題で、最高予定価格の事前公表は入札制度の透明性と公平性の確保を図るために試行として平成13年の4月から取り組んでおりまして、公表の対象は1件の設計額が1,000万円以上の指名競争入札による工事及び測量、設計の業務、制度を取り組んで約半年がたちましたが、特に問題もなくスムーズに実施しておりまして、職員の負担も軽減され、また入札の透明性、公平性はより一層確保できているものと評価をしております。落札価格と予定価格で比較いたしますと、平成12年度は96.13%であったものが、平成13年度では94.07%ということでありまして、事前公表の実施後は2.06ポイント低くなっておりまして、この実績を踏まえまして、今後本格実施に向けて検討をしていくことを考えていきたいというふうに思います。  公共工事の入札の適正の法律の施行に基づく最低価格、指名基準の公表でございますが、平成13年度より実施された公共工事の入札及び契約の適正化の促進に関する法律に基づきまして、順次実施できるものから実施していきたいというふうに思っております。下請けいじめの関係でございますけれども、建設業法により発注者から建設工事を直接請け負った特定建設業者で、当該建設工事を施工するために下請け契約の総額が3,000万以上になる場合は、施工体制の台帳の整備が必要であります。当該工事に関しましては、下請け業者等の現場の実施施工体制を把握する必要があり、今後とも適正な管理に努めていきたいというふうに思います。特に下請け業者からの苦情は今のところ聞いてはいないようでございます。  それから、一般競争入札及び電子入札の取り組みでございますけれども、現在の指名競争入札制度が最適というふうに考えておりますので、制限付一般競争入札の導入というものは考えていないということでございまして、建設省、国土交通省や一部自治体が電子入札を取り組んでおりますけれども、福知山市はそういう考えは今のところは考えていないわけであります。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  介護保険料の滞納の状況でございますが、12年度の状況について、滞納月数別に申し上げます。6か月の方が107名、5か月の方が11名、4か月の方が15名、3か月の方が5名、2か月の方が36名、1か月の方が41名、以上12年度保険料に対しての状況でございます。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  病院事業管理者。 ○病院事業管理者(藤田佳宏君)  市民病院の改築基本計画をお示しいたしました中で、福祉とか保健などの連携を強化するということも考えるということを言ったと思うんですが、これは大変大切なことだということは認識しておりまして、我々病院は医療というものと、そういうものとの連携ということを、これは今でもやっておるわけなんですけど、今度新しい病院になりますとそういうものがやりやすいような構造なり、組織なりをつくる必要があるだろうと考えておりますが、今後どのような機能でどのような施設で運用していくということ、これは市全体のいわゆるビジョンの策定の中で考えるべきでありまして、病院はあくまでもその中に参画するという、そういう立場であろうと思っております。現在、当面保健福祉との連携といたしましては、この医療ソーシャルワーカーという専属の職員がそれに当たっておりまして、このMSWと言いますけど、このいわゆるメディカル・ソーシャル・ワーカーを中心といたしまして、医療機関や福祉施設等の連携強化のための医療相談業務の充実、あるいは訪問リハビリテーションなどの在宅医療支援の充実などもさらに強化するようなことも考えております。これは現在もやっておりまして、従来こういう仕事は専属でやる職業はありませんで、この医師とか看護婦、あるいは医療事務の連中がやっておったんですが、これはなかなか大変な仕事でありまして、今はそういう者が2名おりまして、このいろんな問題に当たっております。そういうのを充実、今度新しい病院ができますと、この人員の増員も考える必要があると思うんですけど、仕事をしやすいような構造にする必要があるだろうと思います。  それから、ただ在宅介護支援センターとか、あるいは訪問看護ステーションにつきましては、これはあくまでも民間の事業として実施されるものと考えておりまして、市民病院の中には設置する計画は今のところございません。  以上でございます。  駐車場の問題につきましては、部長の方から答えさせます。 ○議長(永田時夫君)  市民病院事務部長。 ○市民病院事務部長(畠中源一君)  病院駐車場の使用料の負担軽減の質問でございますが、病院駐車場につきましては、無断駐車とかその放置自動車などを排除するということで、外来の患者様の利便を図ります。また、身体障害者の方々等のスムーズな移動とか、救急車などがたくさん入ってまいりまして、そういったその緊急車両の駐停車スペースをどうしても確保しなきゃならないという必要性もございまして、有料化をいたしておるものでございます。こうした状況でございますので、今後につきましても現状での運営を行ってまいりたいと考えておりますので、ご理解をお願いいたしたく存じます。  なお、会計とかその他、待ち時間対策も当病院の運営につきましては課題の1つになっております。この解消につきましては、現状の建物の構造上、物理的な問題がございまして、抜本的な改善というのは困難な状況でもございます。しかしながら、少しでも短縮化をということで外来の会計に端末機を増やしたり、あるいはその人員体制を増強するなどいたしまして、短縮の方向に努めているわけでございます。さらにその短縮化をということで、今後そのオーダリングシステムという院内でのコンピュータシステムでございますが、そうしたものの導入を図って一層の短縮化ということに努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  26番、藤井君。 ○26番(藤井節子君)  自席から失礼いたします。  1つ1つご回答ありがとうございました。  まず、介護保険の減額、減免の関係でございますけれども、毎回このことをお尋ねしているわけではございますが、第1段階の老齢福祉年金受給者というのは、総額にしても42万5,600円だというお話でございました。また、実際、生活保護以下というのは把握しにくいということは私も承知しているところではございます。しかしながら、このランクのところというのが本当に今、問題になっている中で、全国的にもかつて昨年の10月ごろには80ぐらいの自治体が保険料を減額、減免してたんですけれども、この年度明けましてからは、その倍の163ほどになっているということで、各新聞等が報道しているところでございます。そしてまた、福知山市の決算状況も先ほど申し上げましたけれども、国民健康保険中央会のまとめでも大体84%という数字が出されておりまして、福知山市は平均的だなというふうに思ったところでございますが、それをさらにサービスの利用の内訳でいきますと、施設サービスが88%、在宅サービスが78%ということで、かなり低調であったということをまた述べているところでございますが、これを見ましても、施設サービスはともかくも、やっぱり非常に低所得者層の在宅サービスにしわ寄せが行き、困っている方々がいらっしゃるというのが現状ではないかというふうに考えられるところでございます。そのような状況の中で、坂口厚生労働大臣がこの6月の30日でございますけれども、高知県内でありました対話集会というのに出かけられまして、その後、記者会見をなさったわけでございますけれども、そこで低所得者に対する介護保険の減免の措置につきまして、各市町村が取り組んでいるけどどうなんだということの質問に対して、市町村で柔軟に取り組んでいる、それをもっと許容すべきだというふうな発言をなさいました。既にこの発言がある前にも、この介護保険制度といいますのは保険料の減免措置というのは一切禁止されているわけではございません。いわゆる高齢者の保険料負担額というのがその構成の中の17%を占めるわけでございますが、その範囲であれば5段階を6段階にするとか、より高いところと低いところの差をつけるとかいうような経営者拡大方式なんかは認められているわけでございます。ですから、大臣もここらあたりを利用することもおっしゃっているわけではございますが、それと合わせまして、一般会計から持ち出すことというのは厚生省ないし厚生労働省の方は一切禁止とかたいことを言っていたわけではございますが、大臣の弁によりますと、このことにつきましても奨励はしないけれども、今現実にやっているところもあると、自治体が主体的にやることをとやかく言えないのではないかというふうな見解をおっしゃっているということが、7月4日付の読売新聞にも載っていたところでございます。ですから、全く方法がないわけではない。知恵を出してどことも自治体が取り組んでいるわけですし、現に本当に困っている方がいらっしゃる。先ほども福祉大学の先生のお話をちらっと言いましたけれども、この調査によりましても、やっぱり厚生省の依頼による調査でございますけれども、この調査によりましても、近藤先生がおっしゃってるのは、やっぱりこの所得の低いとこほど過去の暮らしも含めて介護保険のその利用がより求められる、それにもかかわらずやっぱり利用ができてないという事情を具体的に、科学的に4万ほどのある都市で実際に調査をされまして、なされたところでございます。何となくというのは感じてたわけですけれども、実際調査してもそういうことだということでは、この福知山市の中にもそういう現状はあるわけでございますし、ぜひ前向きにこの内容、今後検討していただきたいというふうにも思います。京都府の中でも既にたくさんの市町が、介護保険料につきましては48町12自治体が実施をしておりますし、料金につきましては3市9町が踏み切っているところでございます。ぜひ今後前向きなご検討をいただくように要望をしておきたいというふうに思います。  それから、4番目に申し上げました滞納者の対応でございますが、それぞれ月別には教えていただきました。各階層別に、いわゆる1段階から5段階まで介護保険料支払いランクがございますが、はどうなるんだろうかということ。ないし、どのような理由があるのだろうかということもあわせてお尋ねをさせていただいているところですけれども、ご回答ができましたらお願いをしたいというふうに思います。  それから、保険料の滞納の問題では、非常にご理解いただきまして、制度を理解して分納も進めていくけれども、救済の必要も考えていきたいというお答えでございました。感謝しているところでございます。これにつきましても、厚生労働省の担当課、いわゆる介護保険課の方からQ&Aなるものが出されまして、非常に厳しい内容が書かれております。しかしながら、その中にも保険者が必要と認めるときにはというような手だてもございます。この介護保険の保険証書に滞納がある状況などを記載するようになっているようではございますが、これも一定保険者の裁量もあるようでございますので、ぜひこの点もお含みいただいて、善処いただきたいと、これも要望しておきたいというふうに思います。  介護保険につきましては、滞納者の状況でランク別がわかりましたらお答えをお願いをいたします。  それから、子供の医療体制についてでございますけれども、市長の方から健診の際に救急医療体制のことについては親御さんたちに指導をするということやら、府の電話相談もPRするということでございました。ちょっと私の聞き方も悪かったのかもしれませんけれども、市民病院の中で、これ救急医療について非常に前向きに取り組んでいただきつつあるということを感謝しているところでございますが、それだけでは不十分だということで、こういうこともお願いをしているところでございます。ぜひこれにつきましてもさらなる取り組みを要望をしておきたいというふうに思います。  それから、病児保育のことにつきましては、病児保育だ、病後児保育だと、1字入るか入らないかで非常にややこしい質問をいたしまして、申しわけなかったわけでございますが、私が何回か質問する中でも、制度ができたり、変わってきたりということもございました。いろんな経過があるわけでございますけれども、これも今後さらに具体的な方策がないものか、また制度を利用してもいろんな方法がないものか、ご検討をお願いをしたいというふうに思いますし、私も一緒に勉強をぜひさせていただきたいというふうに思いますので、これも今後のこととして要望をさせていただいておきたいと思います。  それから、就学前までの医療費の無料化でございますけれども、単独では困難だというお話でございました。しかしながら、3歳未満は無料だというけれども200円払わんなんのに何で無料なんだという声もあったりするところでございますが、200円の一部負担金を無料にして、それで無料を取り組んでいるという自治体もございます。ですから、そういう内容も含めながら、ぜひこれも今後、町とは違うことはわかります。介護保険制度は市もかなり取り組んでますけれども、この乳幼児の医療費の無料化につきましては、取り組んでるのは宮津市だけでございます。ですから、市が困難だということは理解できますけれども、ぜひ京都府へ向けての要望もあわせてご検討を要望しておくところでございます。  子供たちの医療体制については要望のみでございます。  それから、入札契約の問題でございますけれども、順次この法律に基づいて公開をしていくということでございました。この法律では7つの項目が大きく上げられているところでございます。ご紹介しておきますと、1つには入札契約の過程、それから内容の透明性の確保、2つ目には入札契約参加者の公正な競争の促進、3つ目には不正行為の排除の徹底、4つ目には公共工事の適正な施工の確保、5つ目には公共工事の発注見直しの公表、6つ目には一括下請けの全面禁止、7つ目には談合の疑いがある場合の公正取引委員会への通知など、7項目が上げられているところでございます。かなり厳しくなっているとはいうものの、評価としてはまだ甘いというふうにも言われている節もあるわけではございますが、ぜひこの点にのっとって進めていただきたいというふうに思うところでございます。ここは、一昨日も武田議員がおっしゃいましたけれども、実際下請け業者の方々が元請けから支払いをしてもらえないというような不足は聞かないところでございます。聞いてないだけかもわかりませんが、私のところまでは聞こえてまいりませんでした。しかしながら、非常にいわゆるその値切られてるというんですか、低い価格になってきている。一昨日の武田議員の質問でも、その価格で本当に出来高が保証できるのかという懸念があるという話もあったわけでございますが、ここらあたりを、本当にどこまで下請けが進んでいるのか問題でもありますけれども、そのあたりも含めながら公共のものをつくっていただくわけでもありますし、ぜひこのあたりの把握をしていただきたいというふうに思いますし、その価格もそのあたりの保証も今後の検討として考えていかなければならないことではないかというふうに思います。このあたり、もう一度お考えをお聞かせいただきたいというふうに思います。  次、市民病院の関係でございます。お答えいただきましてもう既にそういう保健介護の内容を取り組んでいただいているところでございますし、そのあたりは感謝をしているところでございますけれども、市民病院でいわゆるセンター的な役割も果たしていただくということが、民間の業者の方々に対してリーダーシップをとれるような、そういう体制へもなっていくんではないかという思いを市民の皆さんも持っていらっしゃるところでございます。福知山市民病院がセンターを持つということについては、賛否両論あるところだとはいうふうに思いますけれども、ぜひよい機会でもございますので、そのあたりも含めながら検討を願えないものかということで要望をしておきたいというふうに思います。  それから、駐車場の料金の問題ですけれども、無断駐車、放置駐車等の排除、スムーズな救急体制ということでございました。かなり配慮をされているふうには思いますけれども、市民の方の不満というのはかなりございます。ぜひこのあたりもこれから待ち時間もではございますが、料金もあわせて検討していただくことを要望しておきたいと思います。  あとお答えいただきたいのは、介護保険制度の問題と、それから入札参加資格の問題と、それから申しわけございません、その介護保険の保険料、利用料のことにつきましてももう一度お答えをいただけたらありがたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  それでは、介護保険の保険料の収納の件につきましてお答え申し上げさせていただきます。  先ほどランク別というお尋ねがあったものにつきまして、漏らしておりまして申しわけありませんでした。まず、ランク別に滞納されておる方でございますが、第1段階で4名、それから第2段階で106名、それから第3段階で66名、それから第4段階で30名、それから第5段階で9名でございます。  それから、滞納の理由をどうとらえておるかということでございますが、おっしゃいますとおり、この生活費を含めた総体的な負担に起因をして滞納される場合、これが当然あろうかと思います。それから、我々が今後さらにこの制度の理解を求めていく必要があるなと思っております事項に、介護保険制度に加入していくということそのものについての不満という方もございます。それから、制度上の問題でありますが、非常に複雑な徴収事務ということでありますが、65歳になられた年度から翌年の9月までと、それから途中に税の修正申告をされた場合は普通徴収取り扱いとなるという、複雑な制度上の問題もあるんではないかと思っておりますので、この辺につきましては我々保険者としてさらに努力をしていく部分がたくさんあるのではないかと思っております。  以上です。 ○議長(永田時夫君)  建設部長。 ○建設部長(眞下敬史君)  公共工事の入札及び契約の適正化に関する法律の施行が、この4月からされたわけでございます。市長の方からもお答えさせていただきましたように、できるものから順に取り組んでまいるという姿勢でございますし、またこれに近いものは既に市としても取り組んでおるものも、スタートしておりますのもございます。  下請けの適正な支払いの点に関しましては、これも双方が合意されて契約のもとに、そうした仕事のかかわり合いができ上がっておるというふうに理解しております。直接今そういった問題をお聞きしておるわけではございませんが、今後とも下請け業者の経営の安定なり、健全性の確保についてはこちらも注意を払いながら、そのような元請けに対する指導もしてまいりたいと、かように思っております。 ○議長(永田時夫君)  26番、藤井君。 ○26番(藤井節子君)  自席から失礼をいたします。  今、部長の方から介護保険制度のランク別の人数をご紹介いただきました。第2段階が圧倒的に106人と多いということは、1段階はいわゆる生活保護の扶助の中で介護扶助もございますし、いろんな制度があるわけでございますけれども、その2段階のところで所得がゼロの人から一定のところまでのニーズがみな入れられてるということで、ここがかなり高い。しかもここのいわゆる減額、減免等、手だてが求められるというあらわれではないかというふうに思います。ですから、再度このあたりのお考えを聞かせていただきたいというふうに思います。  それから、下請けの関係では理解させていただきましたけれども、現実にかなりたたかれている問題もございます。ですから、今後ともぜひこのあたりのご指導を目を光らせていただきたいという要望をしていきたいと思います。  最後、介護保険の関係だけお答えいただきまして、私の質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(永田時夫君)  福祉部長。 ○福祉部長(吉田俊明君)  ご指摘のとおり、全国的に第2段階のこういった1番の階層が広いということで、滞納といったことも全国的にこの部分が多いんではないかというように承知をいたしております。現状では、この保険制度である以上、この第2段階の方々につきましても保険料を納付をしていただきますように、個別のお出会いなんかもしてお願いをしてまいりたいと思っておりますが、ただ、このサービスを必要とされる段階に至った場合には、当然ご本人あるいは扶養義務者等々、お出会いをいたしまして納付計画あるいはサービス利用計画等含めて、十分なお話し合いをさせていただく必要があると思っております。またそのように対応もしていく必要があると考えております。  以上でございます。 ○議長(永田時夫君)  以上で、本日の議事日程は終了いたしました。  次回は、来る9月28日午前10時から本会議を開きます。  それでは、本日はこれをもって散会といたします。  なお、直ちに各派幹事会を開催しますので、幹事の方は第1応接室にお願いいたします。
     ご苦労さまでした。                午後 4時24分  散会...