福知山市議会 1999-09-29
平成11年第6回定例会(第5号 9月29日)
平成11年第6回定例会(第5号 9月29日)
平成11年第6回
福知山市議会定例会会議録(5)
平成11年9月29日(水曜日)
午前10時00分 開議
〇出席議員(26名)
1番 田 淵 弘 君 2番 加 藤 弘 道 君
3番 松 本 良 彦 君 4番 穐 田 司 正 君
5番 芦 田 弘 夫 君 6番 野 田 勝 康 君
7番 和 泉 すゑ子 君 8番 片 山 照 雄 君
9番 和 田 久 君 10番 有 幸 男 君
11番 小 野 喜 年 君 12番 今 次 淳 一 君
13番 井 上 重 典 君 14番 塩 見 仁 君
15番 田 中 泰 治 君 16番 森 田 泰 英 君
17番 足 立 進 君 18番 大 西 肇 君
19番 武 田 光 正 君 20番 荒 木 治 清 君
21番 永 田 時 夫 君 22番 立 道 正 規 君
23番 芦 田 廣 君 24番 荒 川 浩 司 君
25番 仲 林 清 貴 君 26番 藤 井 節 子 君
〇欠席議員
な し
〇
地方自治法第121条の規定により説明のため出席した者の職氏名
市長 中 村 稔 君 助役 髙 日 音 彦 君
収入役 香 月 芳 雄 君 企画部長 田 中 定 行 君
総務部長 芦 田 昭 君 福祉部長 芦 田 典 夫 君
市民部長 塩 見 英 樹 君
環境対策室長 吉 田 俊 明 君
経済部長 谷 口 敏 郎 君
建設部長 杉 山 弘 君
福知山駅
周辺整備室長 下水道部長 竹 下 嗣 男 君
山 本 孝 雄 君
財政課長 塩 見 康 郎 君 消防長 山 内 孝 史 君
公営企業管理者 芦 田 勝 己 君
公営企業部(次長) 水 嶋 武 夫 君
病院事業管理者 藤 田 佳 宏 君 市民
病院事務部長 大 内 昌 男 君
教育委員長 藤 林 稔 君 教育長 大 西 重 喜 君
教育部長 竹 下 一 正 君
教育委員会(理事) 大 嶋 正 徳 君
選挙管理委員長 加 藤 善一郎 君 (
選挙管理委員会)
事務局長
塩 見 誠 二 君
監査委員 丸 田 孫 一 君
監査委員事務局長 芦 田 英 夫 君
〇
議会事務局職員出席者
局 長 塩 見 晃 君 次 長 浅 井 忠 司 君
〇
議事日程 第5号 平成11年9月29日(水曜日)午前10時開議
第 1 議第25号から議第39号まで
(ただし、議第34号及び議第35号を除く)
(
委員長報告から採決)
第 2
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める請願
「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める決議ならびに政府への
意見書提出に関する請願
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願
(
委員長報告から採決)
第 3 閉会中の
継続審査について
(審議)
(
日程追加)
第 4
市会発意第3号
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める意見書
市会発意第4号 「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める意
見書
市会発意第5号 シカ・
イノシシ等の被害対策を求める意見書
(審議)
◎午前10時00分 開議
○議長(塩見 仁君) おはようございます。
定足数に達しておりますので、ただいまから本会議を再開し、これより本日の会議を開きます。
市長より発言を求められておりますので、これを許します。
市長。
○市長(中村 稔君) 自席から失礼をいたしますが、もう既に新聞紙上で報道され、ご存じと思いますけれども、旧市街地また
庵我地域に配水をしております水道第1系統の配水管の
破損漏水事故の状況についてお知らせいたします。
去る9月27日午後5時ごろ事故が発生をいたしまして、
東堀地域字堀地内の
東堀交差点の
歩道改良工事におきまして、ガードレールの設置中に第1系統、口径60センチ、600ミリですが、の配水管を損傷したものであります。給水車を配置し、
早期復旧に努め、
復旧作業は予定より早く、9月29日、本日でございますが、午前5時30分に完了をいたしました。現在、無事、全域に通水をいたしております。議員の皆様、市民の皆様にはご迷惑、ご心配をおかけいたしましたが、大事に至らずに安堵しておる現在でございます。
以上申し上げまして、お報せといたします。
○議長(塩見 仁君) 本日の
議事日程は、印刷の上、お手元に配付いたしておりますので、それにてご了承願います。
◎日程第1 議第25号から議第39号まで
(ただし、議第34号及び議第35号を除く)
○議長(塩見 仁君) それでは、日程第1に入ります。
議第25号から議第39号まで、ただし、議第34号及び議第35号を除く13議案を一括議題といたします。
審議に先立ち、各委員長より、委員会における審査の経過並びに結果の報告を求めます。
初めに、
総務委員長から報告願います。
総務委員長。
○
総務委員長(田中泰治君) (登壇) おはようございます。
総務委員長の報告をいたします。去る17日の本会議において、
総務委員会に付託されました議第25号、平成11年度
一般会計補正予算(第3号)の当
委員会所管事項など4議案について、22日に委員会を開催し、全員で慎重に審査をいたしました。その経過の概要と結果について報告をいたします。
初めに、
委員会資料等により、4議案について
一括説明を受けました。うち、議第25号、
一般会計補正予算は、当委員会にかかわるのは、歳入で
地方交付税2億3,304万2,000円、市債2億6,080万円、歳出で総務費、諸費の
償還金利息及び割引料3,950万円であります。このうち、
地方交付税については、今回の
一般会計の
補正総額13億8,481万5,000円から11億5,177万3,000円の特定財源を控除した残りの
一般財源を
普通交付税で措置するものです。補正後の
普通交付税総額は46億8,304万2,000円となります。なお、
普通交付税については、7月23日に50億3,714万6,000円とその額が確定しております。
歳出の
償還金利息及び割引料の補正は、
法人市民税の還付が当初見込みを上回ることによるもので、景気の低迷による企業の業績悪化に加えて、旧国鉄の
年金負担の
追加負担をJR西日本が受けたことにより、収益が圧縮されたのが大きな要因であるとの説明がありました。
主な質疑応答を申し上げます。
第25号では、市税の還付について、今回補正の要因となったJRの分の税額を尋ねる質疑があり、個々の税額については秘密事項であり開示できないが、
法人市民税については、過去の実績等から当初約1,500万円を見込んでおり、通常はこの程度である。しかし、本年はJRの旧国鉄の
年金負担による収支悪化という特殊事情と、
長田野企業の落ち込みもあって、8月末の時点で既に約3,000万円程度還付の必要が生じている。さらに、今の景気の動向から見て、今後、当初予算を約1,000万円程度上回る還付が予想されるので、全体補正額としては3,950万円を計上したとの答弁がありました。
これに対し、具体的な数字が無理なら、3,950万円の補正額のほとんどがJRと考えてもよいのかとの質疑に対し、当初予算と今回補正額を合わせると約5,500万円になるが、JR分はその2分の1以下であるとの説明がありました。この件については、委員から、税情報の開示について、守秘義務は我々議員にもあることだから、信頼してもらってもう少し詳しく出してもらってもいいのではないかとの意見が出ておりました。なお、このJRのことについては、こうした措置は今期の決算1年限りのことと聞いているとの説明がありました。
議第29号、
固定資産評価審査委員会条例の一部改正について、審査申出期間の改正の中身、
審査請求の状況等を尋ねる質疑に対し、審査申出期間は、現行では
課税台帳縦覧期間の初日からその末日後10日間、具体的には本市の場合は、4月1日から30日までとなっている。改正後は、
納税通知書の交付を受けた日後30日間まで延長される。本市の納税通知は5月中旬であるので、その後30日まで、すなわち4月1日から6月中旬までが申出期間となる。実際の
審査請求は、平成9年に6名から29件の申し出があり、うち4件について
申し出内容が容認されたとの答弁がありました。
また、
書面審理原則が明確化されたら、文書作成が苦手な市民にはかえって負担になるのではないかとの質問に、
書面審理原則は従来もそうなっていたが、ただ、運営上すぐに
口頭審理へ持っていって処理するケースが全国的に多く、時間がかかり過ぎたので、今回の明示となった。
審査申し出は、税務課の窓口対応で納得できない方があるが、申請書の記入についてはその対応の中で具体的に説明をさせていただきますとの説明がありました。この件について、文書に慣れない市民への細かい気配りを求める意見がありました。
議第30号、
消防団員等公務災害等補償条例の一部改正と、議第36号、字の区域及び名称の変更については、特に申し上げるような事項はありません。
以上の経過で審査を終わり、採決の結果、当委員会の
所管事項にかかわる議第25号及び29号、30号、36号の4議案、全議案とも
全員賛成で
原案承認可決であります。
以上で、
総務委員長の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 次に、
市民厚生委員長の報告を願います。
市民厚生委員長。
○
市民厚生委員長(
和泉すゑ子君) (登壇) 皆さんおはようございます。ご苦労さんでございます。
市民厚生委員会の報告をいたします。
本定例会におきまして、当
市民厚生委員会に付託されました諸議案につきまして、去る9月22日に委員会を開き、全員で慎重に審査いたしました。その経過の概要と結果についてご報告いたします。
初めに、議第25号、平成11年度福知山市
一般会計補正予算(第3号)は、
衛生管理費で、
野家公衆便所が狭小のため、改修に伴う経費、その他
公共施設など
災害復旧費中
工事請負費で、6月末の豪雨により被災した
処分場管理道路の
復旧工事に要する経費をそれぞれ補正するものであり、特にご報告すべき事項はありませんが、野家の
トイレ入り口について、設計上の配慮をされたいとの意見がありました。
次に、議第26号、平成11年度福知山市
国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)は、平成10年度決算額が確定したことにより、
決算剰余金の2分の1相当額を
国民健康保険事業基金の積み立てに要する経費ほか、前年度の
療養給付費交付金が超過収入になったことにより、返還に要する経費を補正するものであります。
委員より、基金総額、低所得世帯の減免について質疑があり、理事者から、基金は10年度末、5億8,182万5,666円に、11年度予算5,576万9,000円と、繰り出し1億円で予算上は5億3,759万4,666円の見込みとなる。法定減免の7割、5割は市の所得情報により機械的に減免をしている。また、2割については
申請主義をとっているが、該当する方に7月にお知らせし、提出のない方についてはさらに8月再度通知を行い、軽減を図っているとの答弁がありました。
さらに委員から、
条例減免の13件は少ないのではないか、に対して、理事者から、国、府の補てんがない中での減免であり、他の保険料にはね返るので現状難しいが、
ケースバイケースで対応したいとのことでありました。
議第31号、福知山市が設置する
一般廃棄物処理施設にかかる
生活環境影響調査結果の縦覧などの手続に関する条例の制定については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律の一部が改正されたことに伴い、
一般廃棄物処理施設にかかる
生活環境影響調査結果などを
関係地域住民に縦覧することが義務づけられたため、その手続などについて新たに条例を設置するものであり、焼却炉と処分場が
対象施設となるものであります。
議第32号、福知山市
ホームヘルパー派遣手数料の徴収に関する条例の一部を改正する条例の制定につきましては、国の
ホームヘルプサービス事業費用負担基準の改正に伴い、
派遣手数料を改正するものであります。
委員から、
利用者世帯の各階層別の総人員について、またその
うち障害者の人数について質疑があり、A階層で総人員18人、
うち障害者3人、以下同様にBは190人、うち16人、Cは4人、Dは8人、Eは21人うち2人、Fは14人うち1人、今回改正になりますGが33人うち2人で、合計288人うち24人とのことでありました。
また委員より、来年から障害者以外は
介護保険に移行され、国保と一体徴収となり、滞納が多くなると予想されるが、
健康管理の面からも、保険証の交付について配慮を求める意見がありました。
以上の経過で審査を終わり、採決の結果、当委員会に付託されました議第25号、26号、32号は賛成多数、議第31号は
全員賛成で、いずれも原案可決であります。
以上で、
市民厚生委員長の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 次に、
経済委員長から報告願います。
経済委員長。
○
経済委員長(井上重典君) (登壇)
経済委員会委員長報告を行います。
本定例会において
経済委員会に付託されました議第25号、平成11年度福知山市
一般会計補正予算(第3号)ほか3議案について、去る9月22日に委員会を開き、慎重に審査いたしましたので、その経過の概要と結果について報告いたします。
最初に、議第25号の
一般会計補正予算(第3号)で、
経済部関係の歳入2億9,421万1,000円、歳出3億4,873万6,000円にかかわります補正額及び事業について審査をいたしました。
理事者側から各項目にわたり、議案書、
事項別明細書、
委員会資料で詳細について説明を受け、委員から
事業制度や内容、
補助金額や補助率などについて質疑がなされましたが、今回の補正は、
災害復旧が中心であり、
災害復旧事業の採択要件、特別な
補助制度や細かい規定などを丁寧に説明いただき、十分に理解し、早急な対応の必要性を確認いたしました。
続いて、
経済部関連の議第39号の
土地改良事業の変更について、審査を行いました。この変更は、上六人
部雲田地区の
圃場整備区域の
面積変更に伴うものでありますが、委員から、
圃場整備着工前の
地域測量がなされているはずなのに、
確定測量で面積の増減が生じる理由について質疑があり、着工前は国土調査の図面で計画図を作成するとともに、道路水路は延長が長く曲折しているので、
事業完了後
確定測量を行うと、少々の面積変化があり、今回については四捨五入での数値の表示が切り捨てとなり、
変更申請をする必要が出たものであるとの答弁がありました。
次に、
下水道部関係の議第27号、平成11年度福知山市
下水道事業特別会計補正予算(第1号)、議第33号、福知山市
下水道条例の一部を改正する条例の制定についての審査を行いましたが、初めに議第27号の今回の
補正金額、1億7,617万7,000円について、事項別明細、
委員会資料で詳細に説明を受けたあと、質疑を行いました。
下水道条例の一部改正に伴う
指定工事業者申請手数料の歳入15件、15万円分の件数予測はどのようにしているのか、また
国庫補助事業増加割当に伴う
管路実施設計の個所及び駅南第2工区とはどのあたりかとの質疑があり、これに対し、現在、
上水道公認業者が47業者あり、下水道は24
業者程度であるが、
規制緩和により上下水とも指定を取りたいとの希望を持つ業者や、市外の業者も入ってくるであろうとの予測で、15件程度を見積もったとの答弁がありました。
また、
管路延長6キロの
実施設計の箇所は、
実施設計未了の下川、上六人部、金谷の3工区の
設計委託であること、駅南第2工区とは、
南陵中学校西側の
寺町岡篠尾線に9号線から北にかけての埋設部であるとの答弁がありました。
続いて、議第33号の審査に入りましたが、
理事者側から、今回の
条例改正は、京都府
公害防止条例が廃止され、新たに京都府環境を守り育てる条例が制定されたことによる文言の整理、変更と国の
規制緩和計画により、
公認工事業者制度を緩和し、
広域的運用が図られるように
指定工事業者制度を設け、
指定申請手数料として1件1万円の手数料を設定し、平成12年1月1日から府下一斉に実施するためのものであるとの説明がありました。
これに対し、委員から
規制緩和による
地元業者の優先、育成などへの影響と現在登録済みの業者の
市内業者の割合について質疑があり、現在は市内に店舗、営業所がなければ
登録業者には入れず、すべてが地元の業者であること、また
地元業者への影響については、今後とも
地元業者の育成には努めるとともに、広域的な
業者活動が可能となるため、入ってくる業者もあるが、
地元業者も市外での業務活動の機会が広がるというメリットも出てくるとの答弁がありました。
以上の経過で審査を終了し、採決の結果、付託されました全議案とも
全員賛成で、
原案承認可決されました。
これで、
経済委員長の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 次に、
文教建設委員長の報告を願います。
文教建設委員長。
○
文教建設委員長(大西 肇君) (登壇)
文教建設委員会の報告をいたします。
本定例会において、
文教建設委員会に付託されました諸議案について、去る9月22日、委員会を開催し、全員で慎重に審査をいたしました。その経過の概要と結果について報告いたします。
審査では、最初に付託されました4議案について、
一括説明を受けてから審査に入りました。
まず、議第25号、
一般会計補正予算のうち、歳出の主なものですが、
土木総務費では前田地内での市道上における
自転車事故による賠償金があり、議第37号とも関連するものです。
河川費では、牧川改修による
神谷川樋門施設操作委託経費、市道の改良では
広小路勅使線の用地について、開発公社からの買い戻しと
荒木神社堀線の
測量設計費、
街路事業では
厚水内線(第3工区)の
実施設計と
寺町岡篠尾線ほか1線についての
建物補償や用地買収、及び
駅周辺土地区画整理事業への
公共施設管理者負担金などでありますが、国の
補助内示額が確定したための補正でございました。
6月末の豪雨による
災害復旧事業は、道路、河川、
福知山城公園ですが、特に
福知山城公園は将来計画に合わせるとともに景観に配慮して、
大型ブロックと石積みにより、
災害復旧事業と
都市計画事業の合併施工を考えているという説明がありました。
それから、
教育委員会関係では、
川口コミセングランド下、法面の
災害復旧のための
測量設計費の補正がありました。
また、議第28号、
駅周辺土地区画整理事業特別会計補正予算は、建物の
移転補償費などの補正、議第38号は
開発行為による5路線の
市道認定でございました。
それでは、主な質疑を申し上げます。
まず、議第25号、
一般会計補正予算のうち
土木総務費では、
自転車事故による
損害賠償額にかかるもので、議第37号と関連しております。この額の内容と道路の管理についての質疑に対し、理事者から賠償額は相手方の治療費、自転車の買いかえ費用、
休業補償などで、
全国市有物件共済制度を利用する。管理する道路も750キロあり、全市職員に損傷箇所の通報をお願いしているところであるが、目につかないところがあったもので、今後はさらに頑張って管理に努めてまいりたいとの答弁がございました。
道路橋りょう費では、
荒木神社堀線の
改良計画について質疑があり、昭和59年から事業実施してきているこの路線は、平成14年度で終わりたいと思う。今回、
設計委託をお願いして来年度に防衛庁と
実施設計協議を行い、13、14年度の施工を予定したいとの答弁がありました。
街路事業費では、
厚水内線(第3工区)の進捗についての質疑があり、理事者から、5月に
事業認可を得たが、その後は連立に関連する部分で
建物調査が済んでいるところへ話に入っている。
建物補償は来年度からの予算でお願いしていきたいという答弁がありました。
6月末に大きな被害を受けた
福知山城公園については、
応急工事で周辺の住民の皆さんが避難されたが、本
復旧工事の影響はどの程度になるかという質疑に対し、
応急復旧工事の時はクラックも入っている状態であったので、自主的に避難をしていただいたが、今回はH鋼も残っているので、避難は考えていない。
ハローワーク跡地を
工事進入路などに使わせてもらいたいと考えているとの答弁がありました。
また、他の委員からは、三段池公園の整備費から
福知山城に1億円を流用するようだが、その計画について質疑があり、理事者から、三段池公園の今年度の計画は多
目的グランド整備で、周辺のスタンド、トイレ、倉庫を完成させたいと思っていたが、予想しない災害のため、緊急度から
福知山城公園を優先させた。三段池公園は、
多目的グランドの下層まではできたが、他については来年度以降進めていきたいとの答弁がありました。
災害に関して、他の委員より、6月災害の箇所が20日未明の雨でさらに拡大した場合、どのように対応されるのかという質疑に対し、査定箇所によってはそのまま復旧できるところや、
申請替えという方法もある。これらの現地調査の結果を待つが、
ケースバイケースになると思うとの答弁がございました。
次に、
川口コミセングランドの災害に関しては、排水、土留め、勾配など、設計に関して問題がなかったかどうかという質疑に対して、当時の設計書を見ると、土量や排水など十分調査勘案して、法の勾配や
擁壁工事、
排水施設が設計されており、特に問題はなかったが、予想外の雨による土圧と水圧が加わったものであるという答弁がありました。
議第28号については、特に報告すべき事項はございません。
議第38号の
開発行為に伴う
市道認定に関しては、
排水施設の状況などが認定の基準にかかわっているのかどうかという質疑に対し、
開発面積が1,000平方メートル未満の場合は、法的な縛りがないため、
お願い事項となる。排水もここまで持ってきてほしいというお願いをしているという答弁がありました。
次に、意見や要望ですが、
災害復旧の工事に関しては、業者にバランスよく発注してほしい。そうして1日も早い復旧をお願いしたいという要望が複数の委員から出されました。
また、道路の管理については、
修繕予算を増やして対応していただきたいという要望がありました。
市道認定に関しては、
開発行為の
排水処理などに適正な指導を強めてほしいという意見もありました。
以上の経過で審査を終了し、採決の結果、議第25号、議第28号、議第37号、議第38号とも付託された全議案、
全員賛成で
原案承認可決でございます。
以上で、
文教建設委員会の報告を終わります。
○議長(塩見 仁君) 以上で、委員長の報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、質疑を終結いたします。
これより、討論に入ります。
初めに、
委員長報告に対する反対の討論はありませんか。
17番、足立君。
○17番(足立 進君) (登壇) おはようございます。私は、日本共産党市会議員団を代表いたしまして、ただいま
委員長報告がありましたうちの議第26号と議第32号についての反対討論を行います。
国政では、数の暴力により数々の悪法が成立し、国民の生活がより一層苦しめられております。また、経済は伸び悩み、長引く不況の影響で倒産、解雇になり、日々の生活を送るのがやっとだと言われる方々が多くなっており、市民生活も脅かされております。今回提案されている議第26号、平成11年度
国民健康保険事業特別会計補正予算についてですが、この不況のもとで、滞納者が増えています。また、負担の軽減をしている自治体もありますが、本市でもこのように市民負担の軽減をすべきではないでしょうか。以上の理由から、法定減免が10年度、4,496世帯あり、
条例減免は13世帯あるとお聞きしています。保険料を下げてほしいとの願いは当然のことです。今回提案の5,000万円繰り入れは行わずに、市長の裁量による減免の内規を公開して、困っている方の減免に使うようにするべきではないでしょうか。また、医療機関の窓口で支払う自己負担分についても、減免の措置を行うべきではないでしょうか。
以上の理由から、今回の基金への積み立てには反対をいたします。
また、議第32号のホームヘルパーの
派遣手数料値上げについては、年間の引き上げ総額はわずか8,000円程度とお聞きしました。また、7年連続の値上げとなっています。値上げは国からの通達によるものでありますが、市独自の福祉行政の立場に立って、G階層を安易に上げることには反対をいたします。
以上で反対討論を終わります。
(拍手)
○議長(塩見 仁君) 次に、賛成の討論はありませんか。
19番、武田君。
○19番(武田光正君) (登壇) 福政会の武田でございます。
まず初めに、福知山市での観測史上の例を見ないと言われる6月末と9月の集中豪雨、さらには台風18号により被害を受けられました市民の皆様に、心からお見舞いを申し上げますとともに、中村市長を陣頭に災害の防止にご奮闘いただき、今なお災害の復旧等にご尽力いただいております市職員の皆様、消防署、消防団の皆さん、自治会長を初め住民の皆さん方に心から感謝とお礼を申し上げます。
それでは、本題の討論に入ります。
平成11年第6回福知山市議会に提案されました議第25号の
一般会計補正予算に始まり、議第39号の
土地改良事業の変更までのうち、後日の決算審査を行います議第34号及び議第35号議案の認定を除く諸議案について、共産党議員団を除く全会派、全議員を代表して賛成討論を行います。
本議会に提案されました諸議案は、災害と長引く景気の低迷による大幅な税の減収など、厳しい条件の中にあっても、常に魅力ある北近畿の中核都市、幸せが実感できるまちづくりを目指して、周辺部と調和のとれた市街地活性化事業の実施、土地区画整理事業の推進、広域交通体系の整備、さらには全国に誇る下水道整備など、農村部と調和した都市基盤の整備に大きな力を注がれ、北近畿の中核都市として福知山市の位置づけを確固たるものにされた中村市長が、昨年も皆さん方の絶大なる信頼を受け、3期目を迎え、過去2期8年の実績と大きな自信の上に立って、21世紀の本市のさらなる発展に、必要にして不可欠な施策として、本年3月議会に提案され、承認された諸議案の遂行に不可欠なものとして、予算の補正あるいは条例の制定などすべく提案されたものでございます。
私は、当初の施策の承認に当たり、共産党議員団を除く全会派、全議員を代表して賛成討論を行ったところでありますので、その賛否の重複は避け、簡単に申し述べますが、本議会に提案されました諸議案は、人が人として、人を慈しみ、お年寄りを敬い、ふるさと福知山をこよなく愛する豊かな個性と感性を持った人づくり、社会のルールやモラルを重んじて、理論観や道徳観の育成を図る心の教育、責任感と思いやりを持ち、生き生きと将来の夢が語れる青少年の健全育成など、豊かな人間性や創造をはぐくむ人づくりを実践するための策定された施策を遂行するために、本議会においてぜひとも承認されなければならないものばかりでございます。私たち市民を代表する、共産党議員団を除く全会派、全議員は、本議会に提案されました諸議案について、全会一致で賛成するとともに、間近に迫った21世紀を希望と活力ある社会にするため、中村稔市長を強力に支持、支援をする、ここに改めて表明するものであります。
以上で、私の賛成討論を終わります。ご静聴ありがとうございました。
(拍手)
○議長(塩見 仁君) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、討論を終結いたします。
これより、1議案ずつ起立により採決いたします。
議第25号から議第39号まで、ただし議第34号及び議第35号を除く13議案に対する委員長の報告は、いずれも原案可決であります。
(26番 藤井節子議員 退場)
初めに、議第25号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第25号は原案のとおり決しました。
(26番 藤井節子議員 入場)
次に、議第26号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立多数であります。
よって、議第26号は原案のとおり決しました。
次に、議第27号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第27号は原案のとおり決しました。
次に、議第28号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第28号は原案のとおり決しました。
次に、議第29号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第29号は原案のとおり決しました。
次に、議第30号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第30号は原案のとおり決しました。
次に、議第31号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第31号は原案のとおり決しました。
次に、議第32号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立多数であります。
よって、議第32号は原案のとおり決しました。
次に、議第33号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第33号は原案のとおり決しました。
次に、議第36号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第36号は原案のとおり決しました。
次に、議第37号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第37号は原案のとおり決しました。
次に、議第38号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第38号は原案のとおり決しました。
次に、議第39号について、
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、議第39号は原案のとおり決しました。
◎日程第2 請願3件
○議長(塩見 仁君) 次に、日程第2に入ります。
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める請願、及び「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める決議並びに政府への
意見書提出に関する請願、並びに
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願を一括議題といたします。
審議に先立ち、各委員長から委員会における請願審査の経過並びに結果の報告を求めます。
初めに、
総務委員長から報告願います。
総務委員長。
○
総務委員長(田中泰治君) (登壇) 読み上げまして、報告にかえさせていただきます。
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める請願(請願者 気象災害から地域住民を
守る会 代表者 本川洋男氏)(紹介議員 小野喜年君、今次淳一君、荒川浩司君)に
対する報告書
1.請願の要旨及び目的
舞鶴海洋気象台は、京都府北部の天気予報発表をはじめ、防災気象情報の提供にも努めて いる。しかるに気象庁は、平成11年度から順次、
舞鶴海洋気象台を含む全国14カ所の気象官署の
陸上予報業務廃止を計画しており、これが実施されると、局地的気象現象の把握が困難になり、迅速、的確な防災気象情報の発表にも支障を来す恐れがある。ついては、
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を国に働きかけられたい。
2.請願の議決理由
本委員会は、当請願に関し9月22日に慎重に審査した結果、次の結論に達した。
記
本請願の願意は了承するところであり、議会の会議に付して採択すべきものと議決した。議会において採択の上は、意見書を政府関係機関に送付すべきものと認める。
以上報告する。
平成11年9月29日
福知山市議会議長
塩 見 仁 様
福知山市議会
総務委員会
委員長 田 中 泰 治
以上でございます。
○議長(塩見 仁君) 次に、
経済委員長から報告願います。
経済委員長。
○
経済委員長(井上重典君) (登壇)
「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める決議並びに政府への
意見書提出に
関する請願(請願者 食と緑と水を守る京都会議議長 飛鳥井佳子氏)(紹介議員 芦
田 廣君、小野喜年君、今次淳一君、荒川浩司君)に対する報告書
1.請願の要旨及び目的
現行の農業基本法が制定されて以来、約40年が経過したが、この間、世界的には人口の爆発的増加や食料生産の制約要因の拡大と環境悪化に伴い、需給逼迫が懸念され、国内的には、農業従事者の高齢化と後継者難、農村の過疎化が進行した。
こうした中、政府は38年ぶりに「農業基本法」に代わる「食料・農業・
農村基本法」を7月12日に参議院において可決、成立させ、同16日に施行するとともに、改正農林規格 品質表示法、改正卸売市場法や農業環境3法も成立させた。
新しい世紀を控え、国民が安心できる食料供給と継続発展可能な農業・農村社会の建設に向け、更に充実した関連法案等を制定をすることが政府の責務である。
よって、地域の実情を加味した食料・農業・農村の役割や位置付けを明確にした基本法
関連施策を充実させるように議会議決を行い、政府等機関への意見書などの措置を講じられたい。
2.請願の議決理由
本委員会は、当請願について9月22日に慎重に審査をした結果、次の結論に達した。
記
本請願の願意は了承するところであり、議会の会議に付して採択すべきものと議決した。議会において採択の上は、意見書を政府関係機関に送付すべきものと認める。
以上報告する。
平成11年9月29日
福知山市議会議長
塩 見 仁 様
福知山市議会
経済委員会
委員長 井 上 重 典
以上です。
○議長(塩見 仁君) 次に、
文教建設委員長の報告を願います。
文教建設委員長。
○
文教建設委員長(大西 肇君) (登壇)
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願(請願者 伊藤寛枝氏ほか2名)(紹介
議員 野田勝康君)に対する報告書
1.請願の要旨及び目的
母親の就労環境が整備され、幼児の保育園への入園比率が高まっている中、就労しない母親を持つ子供たちは、付近に同世代の子供たちと安全な遊びの環境を見つけ出すことが極めて困難になりつつある。
また、入学前1年間の教育では十分な効果を上げられず、そのまま卒園して小学校へ入学していくのが現状である。
そこで、福知山幼稚園で実施されている2年
教育制度の成果を踏まえ、東部地区に位置す る
成仁幼稚園においても、早期に同制度の導入を実現され、今後は福知山幼稚園、
成仁幼稚園での成果を見極め、福知山市における他の公立幼稚園にも同制度の導入が図られ、より充実した幼稚園の教育環境を構築されたい。
2.請願の議決理由
本委員会は、当請願に関し9月22日に慎重に審査した結果、次の結論に達した。
記
本請願の願意は了承するところであり、議会の会議に付して採択すべきものと議決した。議会において採択の上は、市長に送付すべきものと認める。
以上報告する。
平成11年9月29日
福知山市議会議長
塩 見 仁 様
福知山市議会
文教建設委員会
委員長 大 西 肇
○議長(塩見 仁君) 以上で、委員長の報告は終わりました。
これより、
委員長報告に対する質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、質疑を終結いたします。
これより、討論に入ります。
初めに、
委員長報告に対する反対の討論はありませんか。
13番、井上君。
○13番(井上重典君) (登壇) ただいま提案されました
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願について、
委員長報告は採択でございましたが、私は反対の立場で討論をいたします。
今回の請願については、
成仁幼稚園といった特定の幼稚園について、4歳児からの教育の実現を求められているもので、請願者及び関係地域の皆さんの率直な願いとしては一定理解するところであります。また、現在の児童と保護者を取り巻く情勢で、とりわけ女性の社会進出、行政の育児支援、就学前教育の重要性などなどに高い関心が寄せられておりますことにつきましても、理解しているところであります。また、教育内容の充実についての願意につきましても、理解をいたしているところであります。
しかしながら、幼稚園の2年
教育制度を
成仁幼稚園を最優先しつつ、すべての公立幼稚園に導入を図ろうとする願意につきましては、現況の急速に進行しつつある少子化の動向と、本市に設置されている既存の公私立の幼稚園、保育園の総定員数等を勘案いたします時、必ずや近い将来において、園児の獲得競争が惹起される恐れも予測されるところであり、現状のみの判断でなく、今後の動向とともに、市内のすべての幼稚園並びに保育園全体を見据えた慎重な検討が必要であろうと考えるところであります。
現に私立幼稚園におきましては、定員数を割り込み、経営維持に苦慮されているところもあると仄聞しております。この制度を全幼稚園に導入することにより、定員割れ即経営危機にさらなる拍車がかかり、結果的に教育環境の低下を誘因させないかを危惧するところであります。
そのためには、今後の少子化の動向、保護者のニーズなどを踏まえ、公私立を含む保育園、幼稚園全体の中で就学前教育のあり方等も含み、十分な調整を図りつつ、教育環境の整備充実を実現することが極めて重要であろうと考える次第であります。
以上の見解を申し述べまして、私の反対の討論といたします。
○議長(塩見 仁君) 次に、賛成の討論はありませんか。
25番、仲林君。
○25番(仲林清貴君) (登壇) 私は、日本共産党市会議員団を代表して、賛成討論を行います。
ただいま
委員長報告がありました
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める請願、また、「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める決議並びに政府への
意見書提出に関する請願、そして
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願について、いずれも賛成でありますが、とりわけ
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願についての賛成討論を行います。
この請願の趣旨は、現在1年だけで終わっている幼児教育のあり方について、子供たちの健やかな成長をという親の願いに基づきながら、教育期間を2年に延長を求めているものであります。その背景には、現代社会固有の問題として、子育てをする側にとって情報が氾濫をしたり、また身近に祖母や祖父が存在をしていなかったり、さらに一人ぼっちの保護者が生まれてきていることなど、大変複雑になってきていることが考えられます。その結果、最悪の場合には児童への虐待などという問題も発生していることは、忘れてはならない問題であります。
今、保育行政に対してもさまざまな要望がある一方で、今回の請願は逆に昼の時間に保護者が在宅している場合に、どうしても保育所に行くことができない、そういう保護者にとっては、1年間だけの期間の幼児教育という選択しかなく、その期間を何とか2年にと延長を求めているものであります。この請願が1地域の住民の切実な願いとして議会がしっかりと受けとめて、今後、本市の就学前の子供たちへの対応を改善していくという点からも、その趣旨は全く賛同できるものであります。
同時に、一言つけ加えておきますと、福知山市の就学前の保育や幼児教育は、さまざまな形態で現在行われています。保育行政も、公立と民間が行っております。また、幼児教育においても公立と民間が行っています。ですから、当然そこには、子供の数を確保するという問題が生まれてきています。福知山市が福知山幼稚園で2年教育のモデル事業に着手した時には、特に民間保育園からも相当意見が上がったように伺っています。したがって、この請願の願意については賛成をいたしておりますが、その具体化を進める上では、当然本市の保育や幼児教育の体制について抜本的な改善、特に民間の保育所、民間幼稚園については、今日まで果たしてきた大きな役割をしっかりと評価し、その経営が脅かされないようにすることや、私学助成的な対応が十分図られるようにすることが大切であります。
また同時に、今回の請願が出された背景を考える時に、長年の課題である幼保一元化問題を初め、就学前の子供たちへの取り組み、また就学後の学童保育など、子供たちの豊かな成長を保障するための本格的な検討が、
教育委員会、そして市長部局が連携して行われることを強く求めながら、賛成の討論といたします。
(拍手)
○議長(塩見 仁君) 次に、反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) 賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、討論を終結いたします。
これより、1請願ずつ、起立により採決いたします。
初めに、
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める請願について、委員長の報告は請願採択であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、本請願は採択と決しました。
次に、「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める決議並びに政府への
意見書提出に関する請願について、委員長の報告は請願採択であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、本請願は採択と決しました。
次に、
成仁幼稚園の2年
教育制度の実現を求める請願について、委員長の報告は請願採択であります。
委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立少数であります。
よって、本請願は不採択と決しました。
この際、暫時休憩いたします。
なお、休憩中に議会運営委員会をお願いいたします。
よろしくお願いいたします。
午前11時12分 休憩
午前11時30分 再開
○議長(塩見 仁君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
◎日程第3 閉会中の
継続審査について
○議長(塩見 仁君) 次に、日程第3に入ります。
閉会中の
継続審査についてを議題といたします。
総務委員会、
市民厚生委員会、
経済委員会、
文教建設委員会、議会運営委員会、由良川改修促進特別委員会、同和対策特別委員会、鉄道・高架事業特別委員会及び決算審査特別委員会の各委員長より、会議規則第78条の規定に基づく閉会中の
継続審査の申し出があり、その内容はお手元に配付いたしております。
お諮りいたします。
各委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査に付することにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) 異議なしと認めます。
よって、各委員長からの申し出のとおり、閉会中の
継続審査及び調査に付することに決しました。
この際、
日程追加についてお諮りいたします。
ただいま、田中泰治君ほか5名から、
市会発意第3号、
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める意見書案が、また井上重典君ほか5名から、
市会発意第4号、「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める意見書案が、そして永田時夫君ほか6名から、
市会発意第5号、シカ・
イノシシ等の被害対策を求める意見書案が、それぞれ提出されてまいりました。
この際、これらを日程に追加し、議題といたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ご異議なしと認めます。
よって、この際、これら意見書案を日程に追加し、議題とすることに決しました。
◎日程第4
市会発意第3号から第5号まで
○議長(塩見 仁君) それでは、
市会発意第3号、第4号及び第5号を一括議題として、それぞれの発議者より提案理由の説明を求めます。
初めに、15番、田中泰治君。
田中君。
○15番(田中泰治君) (登壇) 読み上げまして、提案の理由の説明にかえさせていただきます。
市会発意第3号
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出する。
平成11年9月29日
発 議 者 福知山市議会議員 田 中 泰 治
賛 成 者 福知山市議会議員 芦 田 廣
〃 〃 野 田 勝 康
〃 〃 片 山 照 雄
〃 〃 森 田 泰 英
〃 〃 立 道 正 規
福知山市議会議長 塩 見 仁 様
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務の継続を求める意見書
府域が南北に長い京都府は、南の内陸性気候区と北の海洋性気候区に分かれており、それぞれの地域の気象予報を京都地方気象台と
舞鶴海洋気象台が分担してきた。しかし、気象庁が計画している
舞鶴海洋気象台を含む全国14カ所の気象官署の
陸上予報業務廃止が実施されると、気象特性の違う京都地方気象台が京都府北部の予報業務を行うことになり、災害をもたらす局地的な気象現象の把握が困難になることが予想される。自然災害の被害を最小限度に食いとめるために、地域の特性に合った気象情報が必要なことは言を俟たないところであり、国においては、京都府北部地域住民の生命と財産を守るため、
舞鶴海洋気象台の
陸上予報業務を継続して、以前にも増した迅速・的確な防災気象情報の提供に努められるよう強く要望する。
以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成11年9月29日
内閣総理大臣
大蔵大臣
運輸大臣
気象庁長官 宛
福知山市議会議長 塩 見 仁
以上でございます。よろしくお願いいたします。
○議長(塩見 仁君) 次に、13番、井上重典君。
井上君。
○13番(井上重典君) (登壇)
市会発意第4号
「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出する。
平成11年9月29日
発 議 者 福知山市議会議員 井 上 重 典
賛 成 者 福知山市議会議員 有 幸 男
〃 〃 田 淵 弘
〃 〃 足 立 進
〃 〃 武 田 光 正
〃 〃 荒 木 治 清
福知山市議会議長 塩 見 仁 様
「食料・農業・
農村基本法」
関連施策の充実を求める意見書
我が国の経済社会や食料・農業・農村をめぐる情勢の変化に対応するため、38年ぶりに農業基本法に代わり、今後の農政の基本となる「食料・農業・
農村基本法」や関連法案が成立、施行されたところである。
ついては、これを機会に国民が安心できる食料の供給と持続可能な農業・農村社会の確立に向け、法の整備及び
関連施策の一層の充実を図らなければならない。
よって、政府におかれては地方分権の視点にたち、総合的で柔軟な農業政策を的確に推進していくため、下記の事項を盛り込んだ国民合意による「食料・農業・
農村基本法」と
関連施策の充実を図られるよう強く求める。
記
1 食料自給率と主要な農畜産物の生産及びこれに必要な農地面積の目標を明示すること。
2 食料の検査体制や品質表示政策を充実し、安全性を確立すること。
3 家族農業を基本とした専業・兼業を含めた集落営農など、多様な営農形態を支援すること。また、農業生産法人の要件緩和については、事業・構成員の拡大範囲、株式の譲渡などに厳しい制限を設け、安易な要件緩和を行わないこと。
4 農家の経営安定のため、所得補償政策を導入すること。特に、市場価格導入に伴う農産物価格の暴落に対する所得補償と政府買入などの対策を図ること。
5 中山間地や遠隔地などの条件不利地域での生産活動の維持や安定化促進、平地も含めた環境保全型農業などによる環境や国土の保全、景観維持の取り組みに対して、直接所得補償を行うこと。
以上、
地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出する。
平成11年9月29日
内閣総理大臣
大蔵大臣
農林水産大臣
食糧庁長官 宛
福知山市議会議長 塩 見 仁
○議長(塩見 仁君) 次に、21番、永田時夫君。
永田君。
○21番(永田時夫君) (登壇) 朗読をもって提案にかえさせていただきます。
市会発意第5号
シカ・
イノシシ等の被害対策を求める意見書
上記議案を別紙のとおり提出する。
平成11年9月29日
発 議 者 福知山市議会議員 永 田 時 夫
賛 成 者 福知山市議会議員 片 山 照 雄
〃 〃 小 野 喜 年
〃 〃 井 上 重 典
〃 〃 立 道 正 規
〃 〃 芦 田 廣
〃 〃 仲 林 清 貴
福知山市議会議長 塩 見 仁 様
シカ・
イノシシ等の被害対策を求める意見書
近年、本市北部や西部の山間部のみならず、市内全域において、シカやイノシシなどによる農作物および林産物等の被害が一段と大きくなり、各農家においては、田畑等に防護柵や電気柵等を設置して被害防止対策を講じているが、被害農家にあっては農業や林業経営がますます深刻な状況にあるとともに、農作物の耕作放棄をせざるを得ない状況となっている。
よって、京都府におかれては、下記事項について措置されるよう強く要望する。
記
1 狩猟期間においてメスジカの捕獲頭数制限を大幅に緩和すること。
2 狩猟期外において有害鳥獣の駆除期間(制度)を大幅に拡大すること。
3 有害鳥獣対策
補助制度の拡大と防護柵の実施期を早めること。
以上、
地方自治法第99条第2項の規定により、意見書を提出する。
平成11年9月29日
京都府知事 宛
福知山市議会議長 塩 見 仁
以上でございます。よろしくお願いします。
○議長(塩見 仁君) 以上で、提案理由の説明は終わりました。
これより質疑を行います。
質疑はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、質疑を終結いたします。
お諮りいたします。
これら意見書案は、いずれも委員会付託を省略いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ご異議なしと認めます。
よって、委員会付託は省略することに決しました。
これより討論に入ります。
初めに、これら意見書案に対する反対の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) 次に、賛成の討論はありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ないようでありますから、討論を終結いたします。
これより、1意見書案ずつ起立により採決いたします。
初めに、
市会発意第3号について、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、本意見書案は、原案のとおり決しました。
次に、
市会発意第4号について、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、本意見書案は、原案のとおり決しました。
次に、
市会発意第5号について、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(賛成者起立)
○議長(塩見 仁君) 起立全員であります。
よって、本意見書案は、原案のとおり決しました。
以上で、本日の
議事日程は終了いたしました。
お諮りいたします。
本定例会に付議されました案件の審議は、全部終了いたしました。
よって、平成11年第6回福知山市議会定例会は、これをもって閉会いたしたいと思いますが、これにご異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(塩見 仁君) ご異議なしと認めます。
よって、本日はこれをもって散会し、平成11年第6回福知山市議会定例会は、本日をもって閉会といたします。
ご苦労様でした。
なお、ご苦労さんですが、11時55分からしばしの間、全協を開きたいと思います。よろしくお願いいたします。
午前11時44分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
福知山市議会議長 塩 見 仁
福知山市議会議員 和 泉 すゑ子
福知山市議会議員 片 山 照 雄...