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  1. 長洲町議会 2017-09-07
    平成29年第3回定例会(第1号) 本文 2017-09-07


    取得元: 長洲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                開会(午前10時00分) ◯松井一也議長 おはようございます。  ただいまから、平成29年第3回長洲町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名について 2 ◯松井一也議長 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において2番、大森秀久議員及び12番、福永栄助議員を指名します。 ─────────────────────────────────────────── 日程第2 会期の決定について 3 ◯松井一也議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  会期の決定についてお諮りします。  本定例会の会期は、本日から9月13日までの7日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 4 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって会期は、本日から9月13日までの7日間と決定しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  6番、浦邊朝章議員から、病気治療のため欠席届が提出されています。  有明新報社、菅嶋副部長、熊本日日新聞社、原支局長及び議会広報調査特別委員会委員長から写真撮影の申し出がありましたので、許可しています。 ─────────────────────────────────────────── 日程第3 諸報告について
    5 ◯松井一也議長 日程第3、諸報告についてを行います。  議長報告をいたします。  本定例会に出席する説明員の職及び氏名は、お手元に配付のとおりです。  また、本日までの議長の行動は、お手元に配付のとおりです。  次に、閉会中に受理した陳情等は、お手元に配付しました写しのとおりです。  次に、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査の結果報告書は、お手元に配付いたしました写しのとおり提出されています。  また、地方自治法第242条第1項の規定による住民監査請求が提出され、同条第3項の規定により通知がありましたので、写しをお手元に配付しております。なお、個人情報を含みますので、取り扱いには十分注意してください。  次に、総務保健福祉常任委員長より、今任期の調査についての報告をしたいと申し出がありましたが、本日病気治療のため、浦邊委員長が欠席ですので、私のほうから執行部に写しを提出することでかえさせていただきます。御了承願います。 ─────────────────────────────────────────── 招集権者の発言 6 ◯松井一也議長 ここで、招集権者の発言を許します。 7 ◯町 長(中逸博光君) 皆様、おはようございます。  本日は、平成29年第3回定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては、御多用の中、御出席を賜りましてまことにありがとうございます。また、議員の皆様の御健勝を心からお喜び申し上げますとともに、平素よりの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。  さて、7月28日に日立造船宮野社宅におきまして、宮野地区地域優良賃貸住宅建設工事の安全祈願祭がとり行われました。これも議員の皆様の多大なる御支援と御協力の賜物であり、心より感謝申し上げる次第であります。今後は、この地域に、民間の資金、経営能力及び技術能力を活用し、全7棟250戸を整備するとともに、福祉教育分野における事業の展開を図り、本町の定住化につなげてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様の引き続きの御理解と御協力のほどよろしくお願い申し上げます。  さらに、新たな産官連携といたしまして、7月12日に石井食品株式会社と長洲町が包括連携協定を締結いたしました。食品分野において全国的に展開しておられます石井食品と連携協定を結ぶことは、本町の農水産業を初め、さまざまな地方創生に向けた官民協働のまちづくりのさらなる推進につながるものであります。また、8月17日には、熊本県庁において、不二ライトメタル株式会社との工場設備増設に伴う調印式を行いました。今後は、不二ライトメタルが取り組まれておられる医療分野において、工業の技術を活用した医療用マグネシウム合金製品の臨床に向けた研究開発設備を増設される予定であり、長洲町といたしましても、引き続き、不二ライトメタルとの連携を図りながら、新たな雇用の創出につなげてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様の御理解と御協力のほどをよろしくお願い申し上げます。  本定例会につきましては、既に配付してあります議案書にありますように、熊本県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の一部変更についての案件が1件、先ほど述べさせていただきました長洲町地域優良賃貸住宅に関する条例の制定についての案件が1件、長洲町地域優良賃貸住宅の指定管理者の指定についての案件が1件、長洲町地域優良賃貸住宅基金条例の制定についての案件が1件あります。  また、長洲町企業立地促進条例の一部改正についての案件が1件、企業立地の促進等による地域における産業集積の形成及び活性化に関する法律第10条第1項の規定に基づく準則を定める条例の一部改正についての案件が1件、長洲町個人情報保護条例の一部改正についての案件が1件、平成28年度の決算認定に関する案件7件、平成28年度決算に基づく健全化判断比率及び資金不足比率についての報告が1件、長洲町一般会計補正予算のほか特別会計、並びに事業会計の補正予算など平成29年度の補正予算に関する案件が5件、新たな制度改正に伴う農業委員会の委員の任命などの同意案件が11件の、以上合わせまして31件の御審議をお願いするものでございます。議案の詳細につきましては、それぞれの担当課長より説明いたしますので、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げ、招集権者の挨拶とさせていただきます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第4 陳情第1号 熊本地震被害者の住宅再建に関する陳情書(総務保健福祉常任委員会付            託) 8 ◯松井一也議長 日程第4、陳情第1号「熊本地震被害者の住宅再建に関する陳情書」を議題とします。  本陳情については、会議規則第94条の規定により議長において総務保健福祉常任委員会に付託いたします。  なお、やむを得ず本会期中に審査終了しない場合は、閉会中もなお継続審査とすることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 9 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、審査終了しない場合は、閉会後もなお引き続き継続審査することに決定しました。 ─────────────────────────────────────────── 日程第5 陳情第2号 日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書提出についての陳情            (総務保健福祉常任委員会付託) 10 ◯松井一也議長 日程第5、陳情第2号、「日本政府に核兵器禁止条約の調印を求める意見書提出についての陳情」を議題とします。  本陳情についても、会議規則第94条の規定により議長において総務保健福祉常任委員会に付託いたします。  なお、やむを得ず本会期中に審査を終了しない場合は、閉会中もなお継続審査とすることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 11 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、審査終了しない場合は、閉会後もなお引き続き継続審査とすることに決定しました。 ─────────────────────────────────────────── 日程第6 一般質問 竹本信次議員 12 ◯松井一也議長 日程第6、一般質問を行います。  それでは、順番に発言を許します。  3番、竹本信次議員の登壇を許します。                 (竹本信次議員登壇) 13 ◯竹本信次議員 おはようございます。3番議員の竹本です。住民の皆様と知恵を出し合い、将来を見据えた長洲町の発展のため、さらに一歩踏み出す勇気と情熱を持って、通告に従い質問を行います。よろしくお願いします。  質問事項は、未来を見据えたまちづくりについてです。質問の要旨、内容ですが、町では、総合戦略により、「産業を元気にする」・「自然動態」・「社会動態」の3視点に基づき施策を推進され、人口減少・高齢化問題の克服や地域経済の発展を図り、町民が安心して暮らせるまちづくりを進め、将来に魅力あふれる地域づくりを進めておられます。総合戦略の中間地点を迎え、その現状や目指す未来のまちづくりについて、以下伺います。  人口減少の状況はどうか。  2、自然動態・社会動態の状況はどうか。  3番目、高齢者の状況はどうか。  4番目、将来見通しや対応をどう考えているか。  5番目、老後の安心確保とまちづくり新総合事業──4月から始まりました──をどう進めているか。  6、新たな産学官連携プロジェクト包括連携協定の取り組みを、今後どう推進されていくのか。  7番目、企業誘致の取り組み状況はどうか。  8番目、町内インフラ整備をどう考えているか。  以上お伺いします。 14 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員の8点の質問に対してお答えをさせていただきます。  まず、1点目の人口減少の状況についてですが、住民基本台帳登録人数としまして、平成19年度1万7,386人から平成28年度は1万6,125人となっており、この10年間で1,253人が減少しております。平均して毎年125人が減少している状況でございます。  次に、2点目の自然動態・社会動態の状況についてですが、同じく平成19年度からこの10年間で、出生死亡による自然増減は合計507人の減少で、1年平均50人の減少となっております。また、転入転出による社会動態は、合計746人の減少で、1年平均75人の減少となっております。  次に、3点目の高齢者の状況としまして、平成19年における65歳以上の人口4,310人、高齢化率25.0%に対し、平成28年度は65歳以上の人口5,277人、高齢化率32.7%となっており、この10年間で65歳以上の人口が967人、高齢化率が7.7%と年々増加しているところでございます。  次に、4点目の将来見通しや対応をどう考えているかにつきましては、平成27年10月に策定しました長洲町人口ビジョンの長期的推計と将来展望によりますと、平成37年には総人口が1万5,379人、平成42年には1万4,786人と推計しているところでございます。  次に、5点目の老後の安心確保とまちづくりをどう進めているのかについてでありますが、長洲町高齢者福祉計画及び第6期介護保険事業計画において、高齢者が住みなれた地域でいつまでも自分らしい暮らしを人生の最期まで続けることができるよう、住まい・医療・介護・予防・生活支援が一体的に提供される仕組みである地域包括ケアシステムの構築を掲げており、その一つとして実施してる総合事業につきましては、他の市町村に先駆け、平成28年度から高齢者支援施設のげんきの館において、要支援1及び2の方などへの予防事業を実施しているところでございます。  次に、6点目の新たな産官学連携プロジェクト包括連携協定の取り組みをどう推進していくのかについてですが、長洲町では、まち・ひと・しごと創生総合戦略に基づき、大学、民間企業、生産者、金融機関との産官学連携により、効率的な生産体制の構築、生産者の所得向上、新規就業者や次世代の担い手育成、地域資源を活用した新たな商品開発など付加価値の高い新たな魅力ある産業の創出を目指しております。水産業の振興における福岡大学との連携事業によるフルボ酸鉄シリカ剤を活用した取り組みでは、水産資源、──アサリでありますが、回復や、干潟環境改善の結果が着実に出ており、熊本県荒尾市、宇土市、八代市、有明圏域定住自立圏域などの自治体を初め、長崎県島原市などの有明沿岸地域や、大分県宇佐市、山口県周南市などへの事業が広がりを見せております。今後は、さらなるフルボ酸鉄シリカ資材を活用した福岡大学との連携事業の推進を目指し、熊本県内や有明圏域定住自立圏域などの関係自治体での協議会設立を目指しているところでございます。  また、ノリ養殖業につきましては、企業参入によるノリ乾燥施設の建設により、設備投資の削減、経営の効率化、品質向上を初め、ノリ生産における分業化への推進を図っているところでございます。農業振興につきましても、ミニトマトの生産力や技術の向上、また、ブランド化へ向けて、NTT西日本、JAたまな、生産者と連携し、農林水産省の補助事業を活用したICT技術の導入を初め、規格外や割れたミニトマトを活用した新商品開発へ向けた取り組みを、石井食品株式会社と実施しております。  今後も、包括連携協議を締結している崇城大学や福岡大学、NTT西日本、株式会社DHC味の素株式会社石井食品株式会社と、産学官連携を強化することで、大学や企業が持つ専門的なノウハウや技術を導入し、アサリ、ノリ、ミニトマトなどの地域資源を活用した農水産業の振興を初め、地産地消、食育、健康増進、防災など幅広い連携協力関係を深めることで、地方創生向けて、さらに地域活性化を推進してまいります。  次に、7点目の企業誘致の取り組みにつきましては、近年、長洲町における企業の動向ですが、平成27年8月に、YK熊本株式会社名石浜工業団地に工場を建設し、操業開始し、鉄骨資材等の生産を行われております。また、ジャパンマリンユナイテッド株式会社有明事業所におきましては、船体の塗装を行う塗装工場の増設を行い、生産能力の向上と雇用の増加が図られております。その他、不二ライトメタル株式会社においては、先月、マグネシウム合金を活用した医療用具の開発に関し、動物実験等を行うために必要な設備を増設する立地協定を、町と同社とが結んだところでございます。医療と製造業が連携した新たな事業として期待をしているところでございます。また、日立造船株式会社有明工場におきましても、会社の研究部門の一部を移転し、物づくり研究所を長洲町に整備する計画があり、現在検討されているところでございます。  このように、町内の企業の活性化が図られることは、生産活動が活性化され、雇用の確保につながるもので、今後も、製造業を初め6次産業化、観光分野といった時代の流れに応じた企業を誘致していくことが必要であると考えているところでございます。そのため、熊本県と連携し、企業誘致を図るとともに、企業の支援、交流、産官学の連携強化に努め、企業の持続的発展と雇用創出によるまちづくりを進めてまいります。  次に、8点目の町内インフラ整備をどのように考えているかについてでありますが、道路の新設改良につきましては、限られた予算の中で、全ての事業を同時に進めることは困難であります。  事業の優先順位をつけ、計画的に進めるとともに、国、県の交付金または補助金の活用を行ってまいります。  また、道路、橋梁の維持管理につきましては、高度経済成長期以降に整備を進めたインフラの老朽化が進んでいます。道路舗装につきましては、路面性状調査や日々の道路パトロールにより状態を把握し、計画的に補修を行い、また橋梁につきましても、定期点検の結果をもとに、予防的修繕を進めることにより、通行の安全確保を図ってまいりたいと考えているところでございます。 15 ◯竹本信次議員 数字のとり方が、どうも私のとり方と相違があるんで、再質問させていただきますけども、まず、長洲町の人口減少についての再質問ですけれども、国勢調査における人口の推移を見てみるとですね、平成22年の人口は1万6,594人で、平成27年には人口が1万5,889人となって、5年間で705人、年間平均すると140人のですね、人口減になっているわけです。しかしですね、28年度を見てみるとですね、自然動態、いわゆる出生と死亡の状況は、出生が大体130名前後を推移しているわけですけども、123人というふうに理解してます。それが、今まで死亡というのはですね、大体人口の1割ぐらいで推移していたんですけども、平成28年度はですね、196人になっています。そういうことで出生が123、死亡が196人で、自然減が73人というふうになっています。  それからまた、社会動態、転出と転入の状況をですね、転出と転入。転入が28年度551人。それから、転出が675人なんです。社会減が124人となっていて、人口増減の二つの要因であるですね、自然動態と社会動態が年間197人のですね、約200人のマイナス傾向となっているわけなんで、このまま推移していけばですね、これ、人口減に歯止めするということは、かなり厳しい状況というふうに私は判断しております。  それで、お聞きしますけども、この社会動態がですね、非常にマイナス傾向になってるわけですけども、その要因は何だとお考えか、お伺いします。 16 ◯まちづくり課長(田成修一君) 先ほど町長のほうからありました数字等につきましては、住民基本台帳をもとに説明があったわけでございまして、先ほど国勢調査につきまして議員のほうからありましたが、国勢調査は5年に1回ということで、平成17年、22年、平成27年という5年に1回の調査でございまして、数字が変わってきております。  また、先ほど議員のほうからありました、自然増減、社会増減等の数値等につきましては、住民基本台帳の数字を議員が申されていたかと思います。で、昨年、平成28年度で見てみますと、議員おっしゃいますように、197名でございます。ただ、平成26年でいきますと、自然増減は46名の増、平成27年は35名の減といったようなことで、先ほど町長のほうからも答弁でありましたように、過去10年間を見ますと、約10年間で1,253名でありますので、年間平均120名の減というふうになってきているかと考えております。  また、最後に議員のほうからありました、社会動態がマイナス傾向にあるということについてでございますが、いろんなデータ等を分析いたしますと、本町には大きな大手企業が立地していることから、そういった企業の動向によりまして、転出転入というのが左右されているんじゃないかというふうに考えております。また、詳細に町の動きを、人の動きを見てみますと、これは国勢調査等で特に5年前の居住等を知ることができますので、見てみますと、近畿圏や大牟田からの人口は流入ということで、流入超過になっています。しかし一方で、荒尾市や玉名市、熊本市等への転出につきましては、転出が多いと。例えば、荒尾から入ってくる数と荒尾に出ていかれる数では、荒尾に出ていかれる数が多いということで、転出超過になっているということでございます。じゃあ、なぜ荒尾、玉名に転出が多いかというふうなことにつきまして考えてみますと、子育て支援等の定住策の充実というよりも、より広い部屋を新築するための土地や分譲地が整備されていること、また、買い物等の利便性が確保されてること等が、いろんな不動産屋さん等の意見を聞きますと、声を聞いているところでございます。  このようなことから、長洲町の企業への就職により、他市町からの転入はあるけども、荒尾市、玉名市へ転出しているというようなことが、社会動態のマイナス要因になっているじゃないかというふうに考えてるところでございます。 17 ◯竹本信次議員 私もそういうふうに感じます。だから、どうするのかということをやっぱり真剣に考えていかなければいけないじゃないかなというふうに思います。  そこでですね、一つのこれ、提案ですけども、社会増を図るためにですね、30歳の同窓会事業として、町で企画したらどうかというふうに思うんですけれども、これ、何か全国的に取り組まれているというふうにお聞きしてるんですけども、このことについてはいかがでしょうか。 18 ◯まちづくり課長(田成修一君) この件につきましては、前回も御質問いただいていたかと思いますが、確かに長洲町を出て行かれた方が戻ってくる、Uターン等も考えられますので、町といたしましても、町内における移住・定住を促進する事業の一つであるということは考えております。今後、検討する必要があるかなと考えているところでございます。 19 ◯竹本信次議員 私も大阪にいてですね、やっぱり長洲町に帰りたいと。やっぱり、皆さん、こう思ってる人もいらっしゃると思うんですね。ですから、何かそういった形づくりができればなということで質問させてもらいました。  それから、次にですね、町の子育て支援については、長洲町子ども・子育て支援事業により積極的な事業展開をされておられ、これが自然増にですね、つながっていけばなというふうに思います。  そこで伺いますけども、現在、就業前の子どもさんでですね、来年、1年生になるそうですけども、私もこれだけかかると思わなかったけど、小学校まで歩いてですね、1時間かかると。ですから、何かそういった支援はないだろうかということでお伺いします。  学校教育課には聞いてなかったんで、質問していなかったんで省略しますけども、そういったことをですね、ぜひ考えていただいてですね、検討をひとつ、よろしくお願いしておきたいと思います。なんか11名ぐらい子どもたちがいるそうです。  それから、自然増を図るためにですね、何人の若者夫婦が長洲町に住んでという目標の根拠と計画性はあるのでしょうか。 20 ◯まちづくり課長(田成修一君) 自然増を図るためには、やはり子どもを産む世代の人口が減少しないようにしていく必要があるかと思います。多くの子どもを産んでいただくということが必要かと思います。そこで、平成27年に策定いたしました、町の人口ビジョンにおきましては、人口減少を抑制するために、2020年における25歳から35歳の若い世代の男性が1,045人、女性が966人、2030年では男性1,014人、女性942人という目標数を推計をさせていただきました。これは、人口ビジョン策定するにおいていろいろ分析を行って、推計させていただいたところでございます。  このような目標を立てまして、若い世代の移住・定住化に向けての宅地開発や子育て環境、教育の充実、それから、安心安全に暮らせるための住環境の整備といった各事業にですね、総合的に取り組んでいかなければならないということで取り組んでいるところでございます。  現在、そのようなことで、例えば、駅南側、または清里小学校区におきましては、児童の数が年々減少しているというような状況でございましたが、御存じのように分譲住宅や、またアパート等の建設が、今現在進められておりますので、今後児童の数がふえていくんじゃないかというような期待もしているところでございます。  また、向野の宮野、六栄小学校区であります宮野地区におきましても、地域優良賃貸住宅等を整備することによって子育て世代が多く住むということで、そういったことで自然増を図るということができるんじゃないかというようなことで期待をしているとこでございます。  以上でございます。 21 ◯竹本信次議員 そこでですね、いわゆる宮野、今言われました地区賃貸住宅が人口増になるだろうと、私たちも期待しているわけなんで、そこで質問しますけども、その宮野地区の地域優良賃貸住宅の整備戸数は、先ほど町長のほうからありましたけども250戸で、企業社宅入居者分が220戸、200戸がJMU、20戸が日立造船、それから町一般入居者が30戸とお聞きしていますが、現在も間違いございませんか。 22 ◯まちづくり課長(田成修一君) 整備につきましては、今、ありましたように、平成29年度に95戸、平成30年度に155戸の250戸ということで整備していきます。この中で、地域優良賃貸住宅の入居者の資格につきましては、子育て世帯や新婚世帯、または特別な事情があるということで入居させることが適当と認められる世帯というもので入居資格を設定する予定でございまして、現在入居されている方については、ほとんど入居資格があるというふうに考えております。  当然、現在入居されている方につきましては、社宅がなくなることで住居がなくなることになりますが、これまで入居されているということで、入居していただくことになりますし、子育て世代が多く住むということになりますので、会社分、一般分関係なく子育て世代が多く住むということになってまいりますので、先ほど言いましたように、自然増というものを図っていきたいと。人口増加を図っていきたいというふうに考えております。 23 ◯竹本信次議員 その入居者の資格ちゅうのは、子育て世代、新婚世帯、高齢者世帯、障害者世帯、そのほか町長が特に必要と認める世帯とお聞きしてますよね。企業社宅入居者分はどのような入居者の資格になっているのでしょうか。お伺いします。 24 ◯まちづくり課長(田成修一君) 今回、県等との協議の中で地域優良賃貸住宅の整備に伴って、建物を解体いたしますので、それに伴って、入居に困窮する方ということで、入居されてる方を入居させることができるという要件で入居ということになります。 25 ◯竹本信次議員 とういうことはですよ、日立造船の宮野社宅93戸に今、入居されていると。それから、外国人研修生というんですかね、の方がかなりの数、入居されていますよね。ということは、宮野地区地域優良賃貸住宅が整備されれば、93戸に入居されておられる皆さん及び外国人研修生の方々全てが、そこに入居されるという形になるのでしょうか。企業社宅入居者の分220戸分はですね、どのような入居状況になると考えておられるでしょうか。お伺いします。 26 ◯まちづくり課長(田成修一君) 基本的に建て替え等を行っておりますので、現在入居されている方が移っていただくということがないと建て替えはできませんので、入居していただくこととなっております。また、今後の入居等につきまして、割合と、どういう世帯が入るかということにつきましては、今後、基本的な子育て世帯、それから新婚世帯等の方々が住んでいただくようになるというふうに考えておりまして、それにつきましては、現在、会社と協議させていただいております。 27 ◯竹本信次議員 定住促進というのは、町の活性化や魅力を高めるために、子育て世代向けの定住促進住宅を整備して、自然増・社会増を図り、また新たな住民を迎えるために良好な環境を整えていく取り組みであるというふうに私は考えます。宮野地区優良賃貸住宅の入居状況を、今、お聞きしていますとですね、定住促進策とは少し違う方向のような感じさえ考えます。  改めてお聞きしますが、長洲町地域優良賃貸住宅の条例を制定されようとしていますが、その趣旨とは何でしょうか。また、町外から若者夫婦に入居される戸数はいくつで何名程度の人口増になるとお考えでしょうか。お伺いします。 28 ◯まちづくり課長(田成修一君) まず、この宮野地区に整備いたしております地域優良賃貸住宅の目的でございますが、これは、町内に居住環境が良好な賃貸住宅を整備するということで、子育て世代を中心とする世帯の町内の定住。これ、今現在住まれている方を定住させると。それ以外の方も定住ということで住んでいただくと。さらには、町外からの移住を促進して、もって町の発展に寄与するために、この住宅を設置すると。そして、管理運営を行っていくということでございます。現在、先ほど言いましたように、入居されている方以外に、あと百数十戸、残りがございますので、そういったところに、そういった方々も住んでいただきたいというふうに考えているところでございます。 29 ◯竹本信次議員 そうするとですよ、差し当たって、入っておられる方が、どこに行きようがないから入れられて、ずっと今後そういった形で外国人の方等々が入っていくということはないということで理解していいんですか。 30 ◯まちづくり課長(田成修一君) 建て替えに当たりましては、現在住んでいらっしゃる方の居住を確保することが必要ございますので、今回、今説明したように、困窮する方が住むことができるということとしております。将来につきましては、今後どうなるかというのはまだわかりませんが、そういうことで、今後も運営していきたいということで考えております。 31 ◯竹本信次議員 条例をつくられるわけですから、やっぱり条例に従ってですね、運営していくというのが基本だろうというふうに思うんですよね。どうもこう、条例をつくる前からですね、その歩きが、運営方法がですね、間違ってるような感じさえすると。住民はですよ。私たちはよくずっと聞いているからわかりますけども、しかし、初めて聞いた住民の方々はですね、「え、これ、定住促進なの」というふうに思っていらっしゃるわけですから、やっぱり自然動態・社会動態が増えるような、そういった人口増に向けた形の宮野賃貸住宅だろうというふうに思うし、そういう意味で、条例もそういった趣旨でつくられるというふうに思っていますのでですね、そこのところはですね、よく考えて事業を進めていただきたいなというふうに思います。  次の再質問ですけども、福岡市の中心街、天神町を少しだけに西に行った繁華街にあったあの大名小学校がですね、140年の歴史を持って廃校になりました。それから、近隣の大牟田市でも、あれだけにぎわいのあった町が衰退してですね、非常に残念です。その要因の一つでもある中心市街地の衰退というのは、町の将来にかかわる重要なものとして位置づけられ、解決に向けた取り組みが各自で進められていますよね。夜間人口と昼間人口の違う長洲町、多くの人が医療施設や商業施設等を備えたにぎわいのあるまちを求めて、大牟田、荒尾や玉名方面に出かけます。  そこでお伺いしますけども、その人口世帯数がですね、6割近くなってきているわけです。腹赤と六栄小校区ではですね、人口世帯数が6割近くなってきていますし、この宮野地区地域優良賃貸住宅が整備されればですね、さらに人口増が見込まれるというふうに思ってます。で、その中心部にですね、やっぱり安心安全のある新たなまちづくり構想を展開してですね、保育園等を備えた公共施設ゾーン、にぎわいのあるまちを創造した商業ゾーン、JR新長洲駅等の整備も視野に入れてですね、そういったまちづくりの新構想の実現に向けてですね、取り組むことはできないのでしょうか。町の見解をお伺いします。 32 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員が言われるように新たなにぎわいゾーンというのをつくっていくちゅうのは、ごもっともな御意見でございます。それに向けて、我々も日々努力してまいりたいと思いますので、いろんな御意見を、また我々に聞かせていただき、竹本議員がおっしゃるような、そういったにぎわいのあるまちづくりを目指していかなくちゃならないというのは、私もそのとおりだと思っております。
    33 ◯竹本信次議員 ぜひ、よろしくお願いしたいと思います。  次に、老後の安心確保とまちづくりについての再質問ですけども、一口にですね、まちづくりといっても範囲が広うございます。企業誘致、子育て支援策等々行政施策は、全てがまちづくりにつながります。  ところで、各自治体に共通するまちづくり政策を三つに絞るならば、一つは少子高齢化による人口減少。二つ目は、それにより働く人が少なくなり、財源確保が厳しくなる。三つ目は、一方で、年を追うごとに福祉費が増大することだというふうに思います。ちなみに、本町8月末の高齢化比率は33.1%です。人口の3分の1が高齢者で、毎月0.1%ずつ増えています。また、後期高齢化比率は16.3%、8月ですね、であります。そして、29年度の民生費がですね、一般会計当初予算約65億6,000万円の歳出全体のですね、3割以上を占めております。しかも、国保介護後期高齢者医療特別会計予算総額45億円のうちですね、後期高齢者医療及び介護事業費用は約20億円近くで、全体の4割以上を占め、課題の大きさを数値で知ることができます。これではなかなか、しようと思うこともですね、できていかないんじゃないかなというのをよくよく考えてみてですね、やっぱりやっていかないと。  よく、介護は最小投資で最大の効果が求められ、子育て支援は最大の投資で最少の効果を期待すべきといわれています。これからの時代、高齢者の安心確保のあり方と進め方は、周辺市町との満足度の比較対象となり、それが住み続けたい選ばれる町の選択肢にもなります。ずっと生まれ育って長洲町におる人、それから日立造船で入って、途中で長洲町に住みついた人、それぞれ考え方は違うと思うんですけども、そういった満足度調査をされたのでしょうか。されたのであれば、高齢者の皆さんの満足度についてお伺いします。 34 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  今、議員がおっしゃられた、高齢者に対する満足度というところのですね、調査は行ったことはございません。ただ、高齢者に関する各個別計画、例えば高齢者福祉計画でありますとか介護保険事業計画、そういったものの際にはですね、そういったその施策の中のもの等から、今の現状はどうなのかといった調査を行っているところでございます。  以上です。 35 ◯竹本信次議員 ぜひですね、いま一度、満足調査をしていただいてですね、そこからですね、取り組みのですね、ヒントが出てくるじゃないかなというふうに思うんですね。やっぱりそういうことで、ぜひ再度ですね、取り組みをやっていただきたいなというふうに思います。  それから、先般ですね、高齢者の方からこう言われました。「子ども支援も大事ばってん、お年寄りの支援もよろしくお願いしますばい」と。自動車のですね、運転免許を返納すれば、高齢者の暮らしが変わります。バスも通らない地域の高齢者の方は、買い物、病院に行くのに不自由となります。私のかかりつけの病院は、玉名中央病院を紹介されます。そして、きんぎょタクシーが玉名まで行けばいいのだがというよく声が聞こえてきます。しかし、町の対応は厳しい状況です。折地とか赤崎は、大野下駅が近くて、せめて大野下駅まで行ければいいのですがという声も聞こえてきます。大野下駅まで、きんぎょタクシー以外の支援はできないのでしょうか。お伺いします。 36 ◯まちづくり課長(田成修一君) 高齢者の足の確保、また、車を運転されない方に公共交通ということで、きんぎょタクシーを運行させていただいております。議員のほうからありましたように、今、きんぎょタクシーにつきましては、そういった玉名方面、大野下駅までということで、多数、町のほうにも御意見いただいております。さきの6月に公共交通活性化協議会というものがございまして、その会議の場でも説明させていただきましたが、そういう声があって、どう対応するかという検討を行ったわけでございますが、一つは陸運局の許可がでないということで、国の陸運局等にしますと、公共交通の手段につきましては、タクシーであったり、電車であったり、バスであったり、いろんな公共交通機関がありますので、これ以上、サービス等を充実すると、地元のタクシー会社やバス会社事業者さん等に影響を与えるんじゃないかと、そういったものも総合的に考える必要があるということでの御意見をいただいております。  また、今度、区域が変わってまいりますので、玉名市、長洲町の区域が変わってまいりますので、そういった行政間の協議も必要となってまいりますし、今度は玉名市のタクシー事業者さんとの調整もあるということで、なかなか難しい状況であるということでございます。  議員からありましたように、また違う手段も考えられるんじゃないかということでございます。協議会の中でも、いろんな補助を出したら、タクシー乗車補助とか、そういった声はありますので、その辺は総合的に考えていかなければならないのかなということで、今後も公共交通会議の中で検討していきたいと思っております。 37 ◯竹本信次議員 ぜひ検討していただきたいと思います。  次に、まちづくり新総合事業の取り組み状況についての再質問ですけども、本年4月より比較的軽度の要支援1、2の高齢者の通所と訪問介護が、介護保険による一律のサービスから、町の事業へ完全に移行されましたよね。要支援・要介護認定者数の現況と、今後の動向についてお伺いします。 38 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 法的には今年度からということですけども、先ほど町長答弁にもありました、長洲町においては、平成28年度から実施をいたしているところでございます。  今、認定者数等の現況ということですので、過去5年間の数字をですね、述べさせていただきたいと思っております。平成24年度におきまして、認定者が955人。認定割合としては20.4%になります。それと、平成25年度が927名、19.2%が割合です。平成26年度、909名、18.2%。平成27年度、908名、17.5%。平成28年度、870名、16.4%ということで、今、高齢者数は増加傾向にございますが、その総合事業をですね、一定数進めている元気な方を中心として、各予防拠点等で進めております。その効果が出ているのかなというところで捉えております。  今後の動向はということですけれども、今、御存じのとおり、団塊の世代の方たちが65歳に突入しております。この方たちがいわゆる2025年、75歳に入ってくる。要は、高齢者の中でも高齢化率がさらに高くなってくる年がどんどん来るだろうということが予測されます。そういった中で、やはり今、長洲町が進めているような取り組みを、またさらに推進していかなければ、自然とですね、介護認定率は高くなるんじゃないかというような予測をしているところです。  以上でございます。 39 ◯竹本信次議員 900台が800台になっているのは、成果が出ているちゅうことですよね。かなりの数が、市町村、増えてですね、大変だというふうな声も聞きますけども、長洲町は、かなりこう進んでですね、28年からげんきの館で取り組みの成果が出ているというというふうに理解していいですか。  それから、本年4月より、介護予防、いわゆる日常生活総合支援事業を全市町で実施することになり、その財政がですね、厳しいところは非常に苦労されているというふうにお聞きするんですよ。いわゆるその事業開始前後を比べてですね、先ほど長洲町の場合は非常に成果が出ているということですけども、その辺の課題といいますかね。そして、その課題に対する結果というか、その辺、結果をお伺いします。出ておれば。 40 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 課題ということですけれども、平成28年度当初、私たちのほうもですね、なかなかよその自治体も、うちのような形式でやっている総合事業への移行ということがありません。要は、モデル的なところがございませんので、本当に試行錯誤してやったことを覚えております。  で、その中で一つはですね、やっぱり住民の方、要は、サービスを受けられる方が、その新総合事業って何なのかというところの戸惑いがあったりとかですね、そういったものがございましたので、そのあたりは丁寧に対応させていただき、今は、例えば、筋力アップのトレーニングをすることによって、実際に具体的にですね、自分の体力がどれだけ改善したのかというのを、今、数値等であらわす、結果を見ることによってですね、恒常的に頑張られているというところが、今、成果につながっていると思います。  で、もう一つは今、竹本議員からおっしゃられた、財源的なもの等はどうなのかという御指摘でございました。給付費等につきましてはですね、たしか私の記憶ですけども、平成27年度は下がっております。どうしてもですね、介護者サービス等の介護報酬の値上げ等もございましたので、やっぱり今のところ微増という形になっております。ただ、先ほども御紹介しましたとおり、認定者数自体が減っておりますので、何もしないときよりかはですね、かなりの成果が上がってるんではないかというふうに推測しております。  以上です。 41 ◯竹本信次議員 次に、先ほど町長の答弁にもありましたように、地域包括支援センターは、地域で暮らす高齢者に対し、介護サービスを初めとしたさまざまな支援を継続的かつ包括的に提供する地域ケアを実現する機関として、介護予防ケアマネジメント総合相談支援(権利擁護)、包括的・継続的ケアマネジメント支援を行っていますよね。最近、町の道路を歩いているとですね、その左にも社会福祉協議会の車、右のほうにも同じ家でですね、左右にですね、とまっているということで、高齢者の人口増加に伴い、地域における役割が重要になってるんだなというのを痛感しています。で、町は機能の強化、いわゆる人員体制強化等が必要じゃないかなというふうに思っているんですけども、地域包括センターのですね、現状と課題ちゅうのは何かございますか。お伺いします。 42 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  今、長洲町の地域包括支援センターは、長洲町社会福祉協議会のほうに委託をして実施をしているところでございます。で、本当にですね、今、地域包括支援センターに対する役割とか機能というものが、国のほうもどんどん強化をしていく時代になってきております。それと併せて、先ほども言いました、平成28年度から、新総合事業もそこの拾い上げとかですね、対象者の洗い出しあたりも包括支援センターの役割となっておりますので、長洲町においては、今、平成28年度から1名、体制を増やしていただいてですね、今、正職員5名体制でやっているところでございます。  以上でございます。 43 ◯竹本信次議員 体制は十分ということですね。 44 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 今後将来的なものも踏まえますとですね、いろいろ課題はございますが、今はその課題に向けて、その5名で頑張っていただいているというところで、今のところ、支障といったことは出てないと認識しております。  以上です。 45 ◯竹本信次議員 雷が鳴りましたので、さらに元気出して質問したいと思いますが、これはですね、執行部の今後の課題でもあったんですよね。いわゆる人員体制の強化をしていかなければいけないというのは。ぜひ、それを含めて、支援を町にやったわけですから、よろしくお願いしておきたいと思います。  それから、高齢者施設中、比較的負担も少なく需要の多い特別老人ホームというのが、──特養ちゅうのが──あるじゃないですか。これの待機状況ちゅうのと、これからの対応についてお伺いします。 46 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 今現在の特別養護老人ホームの待機者ということでございますけれども、今、116名おられます。そのうちですね、今、平成28年度から、要は、特老の入る入所基準が変わっております。要介護3以上の方でないと入れないということで、前は要介護1から入れたわけでございますけれども、その方も含めてという数字になってございます。  ただ、116名のうちですね、71名につきましては、有料老人ホームや老人保健施設、医療機関等に入院入所という状態。残りの在宅介護者が45名という形で、それぞれ在宅で、今、適切なサービスを受けられているという報告を聞いております。 47 ◯松井一也議長 ここで、しばらく休憩いたします。                休憩(午前10時56分)                再開(午前11時19分) 48 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 49 ◯竹本信次議員 特別養護老人ホームの待機状況が116名ということで、「えー、こんなに多いの」とびっくりしているところですが、特別養護老人ホーム、荒尾に四つ、玉名が11、和水町が2、南関、玉東、長洲町に各一つというふうに、私がネットで調べたのがこうなってたんですが、これだけ多かとに長洲町に一つと。だけど、簡単にはできないというふうに思うんですが、なかなか町とそういった絡みがあるけども、誘致するちゅうような形になると思うんですけども、この辺の待機状況の対応ちゅうのは、どんなふうに町としては考えておられるのでしょうか。 50 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 待機状況といたしましては、先ほども申しましたが、本人は特養のほうにですね、申し込みをされていますけれども、あいている施設のほうに入ってらっしゃる方でありますとか、あるいは在宅でホームヘルプサービスとかショートステイとかそういったものを組み合わせながら、生活されている方等がいらっしゃいます。  以上でございます。 51 ◯竹本信次議員 その老人ホーム介護施設の選び方ですよね。と、探し方ですよね。結構皆さんそれぞれ、こんなところにこんな施設があったということで探されておられますけども、いわゆる暮らしたいと思う地域にある老人ホームですね。そういった介護施設に関する情報というのは、要介護高齢者がおられる家族の皆さんにはですね、何といいますか、情報提供というのはされておられるんでしょうか。 52 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 一般的には情報提供を行っておりますし、まずそういった方は、まず相談にですね、来られます。で、例えば、役場で言いますと、地域包括支援センターであったりとか、うちの福祉課関係で来られますけれども、それと事業所さんに直接相談に来られる方もいらっしゃいます。そういった方の中からですね、今、民間の方でも有料自宅訪問とかですね、そういったものが出てきておりますので、そういったものも含めて、本人さんや家族の状況、状態を含めて適切な施設を紹介しているという状況でございます。 53 ◯竹本信次議員 きっとみんな、自分の家ですね、介護と生涯を終えたいというわけですけども、家族の考えもあって、なかなか思うようにはできないんじゃないかなというふうに思います。老後の安心確保とまちづくりが、今後のやっぱり大きい課題になってくるのかと。高齢者が33%、0.1%ずつ増えている。そういう状況の中で、町の今後の取り組みの考え方についてお伺いします。 54 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員が申されるように、少子高齢化が進むことによって、長洲町高齢化率いうのが33%になってきたわけであります。しかしながら、今、私たちが目指すべきものは、高齢者の方にとって本当に長洲町に住んでよかった、そんな言えるまちづくりだと思ってます。安心で安全なまちづくりだと思っております。長洲町、ことし、保健医療2035推進シティに選定されました。そのような趣旨も踏まえて、元気なまち、長洲町をつくり上げてまいりたいと思っています。課題はたくさんあろうかと思います。そういうのを一つ一つクリアしながら、お年寄りの皆さんにとって本当に長洲町に住んでよかったと言えるようなまちを目指してまいりたいと考えております。 55 ◯竹本信次議員 時間がありませんので、最後にですね、道路のインフラ整備についての再質問をさせていただきます。まず、道路インフラ整備につきましては、長洲町には、国の事業、県の事業、町の事業が混在しております。それぞれが管轄する道路インフラを計画的に整備されております。しかしながら、長洲町の未来は長洲町が決めていかなければならないという考えから、できるならば、道路インフラ整備は長洲町の計画をもとに長洲町が主導し、国、県、町と協力し、協調し、整備を進めていくことが理想と考えております。現実はどうなんでしょうか。 56 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  国道、県道、町道の整備につきましては、国、県、町、それぞれの事業主体で実施することになりますが、国、県が長洲の町内におきまして、道路整備を計画する際におきましては、町と国、県と協議や事務打ち合わせを行いまして、町の計画、また意見要望を伝えております。また、事業の推進については、協力のほうを行って進めております。 57 ◯竹本信次議員 国が予定している町内の道路インフラ整備、特に有明沿岸道路ですが、町の計画とリンクして整備を進めていくことが理想じゃないかなというふうに考えます。有明沿岸道路については、こういう道路整備をお願いしたいと、長洲都市計画を策定し、市街地像図を示し、国、県に要望はされていないのでしょうか。お伺いします。 58 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  まず、有明海沿岸道路のII期につきましては、大牟田市から熊本市までの沿岸地域をつなぐ地域高規格道路の整備実現に向けて要望活動を行っているわけでありますけれども、町の道路整備計画を示して、国、県への要望という形では行っておりませんけれども、大牟田市から長洲町間の都市計画決定が前回ありましたけども、その中の過程の中では、有明海沿岸道路II期、大牟田市~長洲町の計画検討に関する意見書の提出を行ったり、また、九州地方整備局の熊本河川国道事務所との打ち合わせ内におきまして、町の意見であったり要望を示して、協議を進めてまいりました。  以上です。 59 ◯竹本信次議員 町内を通る有明沿岸道路についてですけども、長洲町の計画をもとに、いわゆる長洲都市計画策定の中でですね、今までも今後も、インターチェンジの位置等の検討は全くされていかないのでしょうか。今後もされないのでしょうか。 60 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  インターチェンジということですけれども、現在、都市計画決定の中で、漁協の前付近で一つ、インターチェンジといいますか、乗るところができるという形で計画が立っています。その後につきましては、路線の計画の方が、まだ都市計画といいますか、進んでおりませんので、その分については、今後事業の計画が進む中で、協議を進めていく形になります。 61 ◯竹本信次議員 私が言っているのはね、町でね、ある程度、長洲町の計画をもとに長洲町が主導し、国、県、町とですね──それは、国のとおりなるかもしれまんせよ。だけど、長洲町としてはですね、やっぱりこういうふうにしてほしいという案というかね、そういうのは必要じゃないないのかなと。国がこうしたいと。だけど、こういうふうにしてもらいたいと。そういった、するためにもね、長洲町でやっぱり、県の道路、それから町の道路、これはつくられていますよ。だけどね、そういったことを含めてですね、やっぱり町としては町の考え方として整備して、ならないかもしれませんけども、そういった長洲町が主導してですね、国、県、町とですね、協力して協調し、整備を進めていかなければいけないじゃないかと。これ、よその各市町村、やられているんですよ。自分とこは、こういうふうにして、ここにインターチェンジをつくってほしいということで要望してですね、なるかならないかわかりませんけども、そういった形のですね、整備ちゅうのは国任せということで、町としては、国から言われたとおりに、はいはい、そういうふうに、じゃあ、計画させていただきますというような形でいくということね。 62 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員がおっしゃることは、ごもっともでございます。我々も、今、有明海沿岸道路II期できた場合、名石浜にインターチェンジをつくろうと、これは要望しております。そして、まだこれ、正式な要望じゃないけど、担当者や所長とかには言っております。それと、赤田・上沖洲線、これを早くつくってくれということで、荒尾市、南関町、長洲町で今後要望活動をやっていきます。  また、501号、389に関しまして、今後、海老屋を北上して、斎苑を通って長洲中学校の横を通って、牛水に行く。ここの安全性の確保、それと、ガードレールの設置。こういうのを、逐次、県に要望をしながら、長洲町の要望を伝えながら、進めているところでございます。 63 ◯竹本信次議員 そういうことを聞きたかったんですが、ぜひですね、そういった検討をですね、やっぱり平素からやって、そして、国と県と協力、協調してですね、整備を進めていただきたいということを言いたかったんです。  それから、町内のインフラ整備で重要かつ大規模な整備の、今の有明沿岸道路ですよね。町長を初め、議長、商工会等の皆さんの陳情等を積極な取り組みで、国の関係者でさえ、スピードの速さに驚かされているということをお聞きしました。  また、せんだって、8月、向こうは非常にこう進んでますけども、柳川方面には、有明沿岸道路促進福岡期成会ちゅうのが、総会が柳川市であっていたようです。最新情報についてをお伺いしますけれども、なんかこう、期間が経ってですね、あと10年もかかるばいとか、いろんな噂も聞いて、どのくらいの形なってるのか、改めてですね、整備状況で、長洲町での区間がいつまでにどのように整備されていくのか、最新情報をわかってたら教えていただきたいと思います。 64 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  有明海沿岸道路のII期につきましては、27年の4月に大牟田市から長洲町間の都市計画決定が行われました。現在、大牟田市から荒尾競馬場跡地付近までにつきましては、これは、三池港インターチェンジの連絡路として事業が着手され、今、測量であったり、設計、用地取得等が進められている状態でありますけれども、これは、福岡県側の有明海沿岸道路事業として進められているものであります。有明海沿岸道路II期につきましては、事業化ということはまだ決定されておりません。現在、大牟田市から長洲間の早期事業化について、関係団体とともに要望活動を行っている状況であります。 65 ◯竹本信次議員 延長をお願いしたいんですが。 66 ◯松井一也議長 5分以内で許可します。 67 ◯竹本信次議員 5分、5分ですか。  そうしたら、すいません、最後に、町内の道路インフラ整備事業というのは、国、県、町と管轄はそれぞれですけども、今後の整備の優先順位は、町の計画とリンクしている必要があるというふうに考えます。町は、平成20年3月30日に長洲町都市計画区域マスタープランを策定し、地域ごとの市街地像図を示し、事業推進されていますが、住民の評価はどうでしょうか。その中でも、町の要望が高い、先ほど町長がおっしゃいました上沖洲・赤田線の整備につきましては、町長を先頭に、県に要望され、積極的に取り組まれています。なかなか厳しい状況で、長期的に整備が進まない路線でもあります。  そこで伺いますけども、月華苑の前の県道112号線、長洲玉名線と、平原・向野線の変則交差点は事故が多発してるちゅうことで、同僚議員からも質問がありました。また、上平原の厳島神社からリバークリーニングの付近までの県道112号線、長洲・玉名線は見通しの悪いカーブがあり、非常に危険な道路状況です。宮野地区優良賃貸住宅が整備されればですね、さらに危険度が増すんじゃないかなというふうに考えます。赤田・上沖洲線が整備されています平原から先、リバークリーニング付近から向野・平原線までの都市計画道路の整備が、早急に必要ではないかなというふうに思います。これは、宮野賃貸住宅から工業団地に通じる道路にもなります。長期的に整備が進まないこの赤田・上沖洲線は、町民の多くが期待しています。もっと積極的に県に働きかけ、都市計画道路整備の加速をしていただきたいと思います。町の見解を伺います。 68 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  町としましても、赤田・上沖洲線の早期整備が必要であると考えております。しかしながら、町単独での事業実施では、財政的にも厳しいところがあります。また、事業期間も長く要するところもあります。そういうことから、県による事業を可能な区間があれば県のほうで行い、町が行う区間は町で実施するということによりまして、早期に整備を進めたいと考えている状況であります。  今後につきましても、県に対し、事業の実施に向けて強く要望活動を進めていきたいと考えております。 69 ◯竹本信次議員 だからね、町には金がないわけでしょう。道路までの余分が。だから、厳しい財政になってきているんですよ。ですからね、やることは、県の道路、国の道路をお願いしてですね、するしかないんじゃないかなというふうに思うんで、町長に、ぜひ精力的にですね、頑張っていらっしゃるそうですけども、今後、宮野住宅ができればですね、あそこから抜ける道の部分が非常に心配でならないんですよ。月華苑の前、事故が非常に多いですよね。それと、平原のこう曲がりくねったところはあるでしょう。そこを通る形になるんですよ。だから、ぜひ町長、お願いしたいんですけれど。 70 ◯町 長(中逸博光君) 私も一生懸命頑張って、赤田・上沖洲線、早期着工に向けて頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 71 ◯竹本信次議員 最後に、県や町の厳しい財政状況で、未整備の都市計画道路や道路幅員の声もなかなか進みません。道路が広くなれば家も建つのにと、住民の皆さんからの声が聞こえてきますが、今後の町の道路インフラ整備についてどう考えておられるのか、最後に町長、お願いします。 72 ◯町 長(中逸博光君) 先ほどお話が出ている赤田・上沖洲線。これは長洲町の第2の生命線につながる道路であります。まずここを優先的に整備して、あとは、町内のいろんな補修しなきゃならない道路、そういうところもやっていきたいし、今後そういった狭あい道路の整備、これを進めてまいりたいと考えています。ただし、やはりおっしゃるように、財源を見ながら、それに合った形の整備になるかと思いますけれど、るる、竹本議員が述べられた道路の整備は進めていこうと思っております。 73 ◯竹本信次議員 町長、期待しています。  終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 荒木睦子議員 74 ◯松井一也議長 4番、荒木睦子議員の登壇を許します。                 (荒木睦子議員登壇) 75 ◯荒木睦子議員 4番議員の荒木です。通告に従いまして、質問いたします。再質問については議長配慮をお願いいたします。  今回は、1点だけの質問とさせていただきます。  まず、有料広告の活用についてお尋ねいたします。広報紙やホームページ、庁舎を広報媒体として民間有料広告を募り、財源確保を考えてはいかがでしょうか。町の現状と、町の考えをお願いいたします。 76 ◯町 長(中逸博光君) 荒木議員の御質問にお答えいたします。  現在、長洲町におきましては、長洲町有料広告掲載に関する基本要綱に基づきまして、広報ながすへの広告掲載及び町ホームページへのバナー広告掲載を行っております。その実績を申しますと、平成28年度におきましては、広報ながすへの広告が、3事業者より掲載の申し込みがあり、36万円。町ホームページへのバナー広告が、5事業者より掲載の申し込みがあり、20万4,000円と、合計で56万4,000円の歳入となっております。  議員御質問のとおり、財政運営上、財源の確保を図っていくことは重要なことであり、他自治体の例を参考に知恵を出し、さらなる財源確保に努めてまいりたいと考えているところでございます。 77 ◯荒木睦子議員 今、報告いただきましたけども、広報ながすの広告が3事業所、それからホームページが5事業所となっておりますけども、広報ながすは1業者に対しておいくらでしょうか。それから、ホームページでは1業者いくらぐらいになるんでしょうか。 78 ◯まちづくり課長(田成修一君) 広報ながすの広告掲載ということでございます。今、1事業者といいますより、広報の大きさ、紙面の大きさでございまして、縦5センチ、横18センチで、町内の事業者であれば2万円、町外の方であれば4万円。また、その半分になります、縦5センチ、横9センチの場合は、町内事業者であれば1万円、上記以外であれば2万円という形で、広報の紙面の、広報のスペースによって料金が違います。  また、ホームページにつきましては、町のホームページを開いていただくと、下のほうに、バナーということで、四角いポイントがありますので、そこが一月当たり4,000円。ほぼ年間通じて、そこにバナーを張っていただいておりますので、1事業者当たり大体4万8,000円になるかと思います。そういった形で、1事業者というよりも、そういった枠で料金を決定させていただいて、収入をいただいております。 79 ◯荒木睦子議員 ありがとうございました。  大きい都市であれば、施設の命名権とかスポンサーを募集することによって、収入を確保することができるでしょうが、我が町のような小さな自治体にとっては、広報紙や封筒、各種刊行物、窓つき封筒が一般的であると考えますけども、特に広報紙は、住民の皆さんの目にするものが多く、宣伝効果があると思いますので、そういう封筒についての広告記載はどうお考えでしょうか。 80 ◯総務課長(田畑道尋君) 封筒への広告記載ということで、以前やっておりました。ただ、その封筒の、薄っぺらい封筒だったんで、中を見えるような封筒だったんで、その時は取りやめております。また、その封筒の内容についてもですね、やはり財政上必要とあれば、検討していきたいと思っております。 81 ◯荒木睦子議員 他町の、ちょっと私が持ってくるのを忘れたんですけれど、こういう封筒としますと、たくさんの広告が載ってるんですよ。どこも、福岡県も、近隣では南関町とかずっと取り寄せて、ちょっと、きょう忘れたんですけれど、そういうことを考えていらっしゃいますので、考えてはいかがか。どうせこれ、封筒、もったいないじゃないですか。後ろを使うようにされるといいかなと思って提案いたします。  自治体が自分たちでお金を稼ぐことは、コスト意識にもつながります。全国6割が、広告ビジネスを手がけている時代です。いろんなところとかいろんなものに目が向けて、ずぶとく稼いでほしいと思います。そこで封筒もそうでしょうが、住民課長、ごみ袋やごみカレンダーに掲載する方法はどうでしょうか。ごみを出さない所帯はないと思うんです。たくさん目につくと思いますので、その点いかがでしょうか。 82 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  現在、ごみ袋につきましては、今、長洲町の場合は、南関、和水と共同で統一したごみ袋を作成をしております。これについては、単町でつくるよりも、共同でつくった方が製作費が安く上がるというところで、現在取り組んでおります。今、議員のほうから、ごみ袋に広告の掲載をというふうなのがございました。一番いいのは、3町で統一した広告が載せられればですね、広告料の歳入とか経費の削減ができるかなと思います。ただ、例えば長洲町だけ単独でですね、広告を載せるとなると、広告の歳入はございますが、作成費の増とか、あるいはまた、長洲町が抜けることで、南関、和水のですね、ごみ袋の作成費の増加といったものも考えられます。本日、この場でこういった御意見いただきましたので、今後、南関町、和水町とともにですね、そういった経費の削減、あるいは歳入増についてですね、取り組みを検討してまいりたいと思います。
    83 ◯荒木睦子議員 ぜひ、3町話し合って、いい方向に答えが出ますことを期待いたします。  また、他県では、公用車のボディーも広告媒体としておりますけども、難しいっちゃ思いますけど、そういう少しでも収入源を考えた場合は、そういうボディーに広告をつくることもいいんじゃないかなと提案いたしますけど、総務課長、どうでしょうか。 84 ◯総務課長(田畑道尋君) 議員の御提案、いろいろ広報の媒体というのはございます。塗料でするのは非常に難しいかなと。車にですね。張りつけるのは費用的にもそうかからないと思っております。他市町の状況も調べてですね、どういうやり方があるかというのを調べていきたいと思います。 85 ◯荒木睦子議員 提案で終わるとは思いますけども、少しでも財源を確保するために、少しのお金から、ちりも積もれば大きくなりますので、どうかそういう点もお考えなられるといいかなと思っています。新たな財源を確保するとともに、町民サービスの向上及び活力あるものとして捉え、ずぶとくかしこく、そういう財源を考えていただければいいかな。財源が厳しい折です。少しでも収入を考えていただきたいと思います。  短いんですけど、私の質問を終わらせていただきます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 磯野 博議員 86 ◯松井一也議長 5番、磯野博議員の登壇を許します。                 (磯野 博議員登壇) 87 ◯磯野 博議員 5番議員の磯野博でございます。  特別支援教育支援員についてと、公共施設についてをお尋ねするものでございます。  では、通告に従いまして質問をさせていただきます。なお、答弁の如何によりましては、再度質問をさせていただきます。議長、よろしくお願いいたします。  一つ目に、特別支援教育支援員についてでございます。  29年度の上半期が終わろうとしておりますが、  1、人数の確保はできておられるのでしょうか。  2、各校に人員の不足はないのでしょうか。  3、来年度も同じ定数でございますか。  4、予算拡大の要求のお考えはありますか。  5、現場は改善に向かっているのでしょうか。  以上、お伺いします。 88 ◯教育長(松本 昇君) 磯野議員の御質問にお答えをいたします。  1点目の質問につきましては、現在小学校に7名、中学校に2名の任用を行っており、1名不足しておりますが、9月20日より1名を任用する予定となっておりますので、人数の確保はできております。  2点目の質問につきましては、どの学校も限られた人員の中で、最大限の教育活動を行うため、工夫しながら、特別支援教育の充実に努めております。  3点目につきましては、来年度の特別支援学級の在籍の状況及び通常学級に在籍している特別に支援を必要とする児童生徒の状況を勘案しながら、適正な定数を確保してまいりたいと考えております。  4点目につきましては、先ほど定数の御質問で申しましたとおり、次年度の状況を勘案しながら、適正な人数分の予算を要求していきたいと考えております。  5点目につきましては、現在、全ての教員が特別支援教育の研修を受け、理解を深め、教材や設備面においても整備を進めており、児童生徒が安心して学校生活が送れるよう、特別支援教育の充実を図ってまいります。  以上でございます。 89 ◯磯野 博議員 9月の20日から1名、また任用するということで、定数が補われるということでございますが、この上半期の間は、1名減でしてたわけですよね。それはどこの小学校でしょうか。 90 ◯教育長(松本 昇君) 現在1名足らない学校、少ない学校は、六栄小学校でございます。 91 ◯磯野 博議員 この1名不足している間にですね、教育委員会はどのような努力をされて、9月20日からの採用というふうになったのでしょうか。どういうふうな努力をされましたか。 92 ◯教育長(松本 昇君) いろんな方々にそういった方を御存じないかというような口コミですね、そういったことで探しておりました。ありとあらゆる方に声をかけて探しておりました。  以上でございます。 93 ◯磯野 博議員 口コミであったりとか、声かけというようなところで努力をされたということですけれども、声かけだけとかだと、もう限界があるんじゃないかなと思うんですよね。たまたま定数いっぱいになったかもしれませんけれども、やっぱりやめられたりとか入れ替わりもありますよね。ずっと1年間拘束するとかそういうわけではないでしょう。やめられる方もいらっしゃいますし、また途中から採用される方もいらっしゃると思うんですよね。そのたんびたんびに、そうやって声かけを駆使されて、かなりの労力じゃないんですかね。声かけのほかには、何か努力をされましたでしょうか。 94 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  先ほど教育長のほうから、声かけ等、特に今年度は努力をしてまいったということでありましたですけれども、さらにハローワークの方はですね、従前から募集のほうをかけておりました。  以上でございます。 95 ◯磯野 博議員 ハローワークにも募集がでてたのは、私、3月議会でもですね、質問をさせていただきましたように、把握しております。そのほかにも、ホームページで募集をされたりとかというのは、3月のときには、私、提案してたと思うんですよね。ですから、教育委員会としても、苦労をせずにですね、人員が定数に達するような、そういうふうな仕組みをつくらないといけないと思います。かなり、いろんなところを、本当、教育長が述べられたように努力されたと思いますよ。ただ、それも限界があると思います。その厳しい理由というのは、分析されてますか。声かけだけと職安の募集だけで十分足りているというお考えであれば、それでいいかと思いますけれども、もっとこういうのがあれば募集があるんじゃないかなとか、そういうお考えもあるかと思うんですよね。委員会の中で、こういうふうにやりたいなとかそういう思いがあるんじゃないですか。何か改善したいなというのはありますか。 96 ◯教育長(松本 昇君) このように人が見つからない状況は、日本中、そういった方々の不足といいますか、働く方の不足というのもあるかと思いますが、待遇面で、来年度は少し考えないと、また同じ、年がら年中、人探しをしなくちゃならないということになるんではないかということを、教育委員会では意見をいただいております。  以上です。 97 ◯磯野 博議員 では、2のほうで再質問に移りたいと思います。  小学校は各校に2名だと思います。中学校は1名ですね、各校に1名。私の聞くところによればですね、長洲小は、今現在2名でも足らないのではないかというようなことを聞いております。いかがですか、現状はいかがでしょうか。 98 ◯教育長(松本 昇君) 普通学級におられます子どもさんの中に、そういうふうに特別な支援が必要な子どもさんは、大変多くなっている状況でございます。長洲小学校だけではなくて、ほかの小学校、中学校からも増やしてほしいという要求は出ているところでございます。来年度に向かっては、どのくらいの子どもさんがいて、どのくらいの特別支援教育支援員さんがいるかということを勘案しながら、要求していきたいというふうに思っております。 99 ◯磯野 博議員 それは保護者からそういう声が届いているんでしょうか。それとも、学校の校長先生とかそういった職員のほうから、そういうふうに届いているんでしょうか。 100 ◯教育長(松本 昇君) 保護者の方から直接ということは、あまりございません。保護者の方が、学校の担任の先生とか校長、教頭あたりに申し込まれて、それが私たちに伝わってくるという流れでございます。 101 ◯磯野 博議員 では、今定数が2名、均等に2名であったり、中学校は1名というふうになってますけれども、今後はそういうふうなのも考えて、ここの学校は3名とか4名とかになったり、この学校はそういう特性のある子が少ないから1名に減らすとか、そういうこともあり得るんでしょうか。 102 ◯教育長(松本 昇君) その辺は、そういった子どもさんが多い少ないで、そういった状態が出てくる可能性はあると思います。 103 ◯磯野 博議員 今現在、今年度ですよ、今年度に、もう既に不足してるのではないかなというふうな学校もあると思います。そういうのは、今年度中に改善するようなことはできないでしょうか。改善したいとか、人数を増やすとかそういうお考えはないんでしょうか。 104 ◯教育長(松本 昇君) そういう要求が学校の方から出てくれば、予算内で途中からでも雇うことができるのではないかなと思います。 105 ◯磯野 博議員 では、そういうような要求は、学校から出てないということですか。今の長洲中の現状は把握されてますか。クラスに入れない子、どれぐらいいるか把握されてますか。保健室内、毎日生徒でいっぱいですよ。10人ぐらい、いつもいるんじゃないですかね。長洲中学校、今1名ですけれども、ほか、心の支援員とかもいらっしゃいますけれども、足りてるんですかね。不足してませんか。予算内でといえども、限られた予算で、何ですかね、小学校が900万5,000円、中学校が225万2,000円でしょう、今年度。この中で、もう8名と2名という定数が決まってるので、限られた予算内で増員なんて不可能じゃないですか。今、教育長述べられましたけれども。 106 ◯教育長(松本 昇君) 前半の長洲中学校の件が出てきましたが、そういった保健室登校の子どもさんたちが多いという情報は聞いております。先生方が懸命に保健室から、校長室で校長先生が数学を教えたりとか、心の教室に向かわせるとかいうふうにしておるところでございます。そこに、特別支援教育支援員さんがかかわることもありますが、基本的に特別支援教育支援員さんは教室にいて、そういった子どもさんを授業に向かわせるということですので、あまり保健室には行かないのではないかなというふうに思います。  それから、予算の面ですけども、途中で採用しましたので、4月からですね、そこまでの予算を使っていない部分がありますので、それで何とか雇えるということで、先ほどお答えしたところでございます。 107 ◯磯野 博議員 保健室の件は把握されてるというふうな答弁ですが、ではこれを改善しようというようなことは、どういうふうにお考えなんでしょうか。人手が足りないから、生徒を帰したりとか、そういうことはあってないですか。見れる先生も、そういった手のあいている先生もいないからとか、そういうことはあってないですか。 108 ◯教育長(松本 昇君) 保健室には養護の先生、それから心の教室相談員、それから中学校の場合は、あいている先生がおりますので、あるいは教頭先生とか校長先生が出向かれて、その対応をしているところでございます。それは、人数が多ければ、対応はできると思いますけど、それが直接、その子どもさんたちが保健室から教室のほうに行けるかというふうには、直接は結びつかないのではないかなというふうに思います。それから、教育事務所のほうからスクールカウンセラーとか、そういった方も来ていただいておりますので、いろんな手だてを使いながらやっているところでございます。 109 ◯磯野 博議員 なかなか人手不足というものは解消されてないですよね。人は多いにこしたことないですよね。支援員の方も教室に入るのが当然かもしれませんが、いろんなところでいろんなお手伝いができるものと思いますよ。一昨年は2名だったですよね。で、1名に減りました。長洲中学校、特に長洲小、長洲中というのは、そういう特性の子が多いということは、前にも答弁されておられましたので、それはもう把握されているものと思いますよ。何で、支援員さんの定数を減らしたのかとか、そういうふうに思うわけですよね。  3と4は、それに応じて定数を増やしたりとか、予算も要求するというふうな答弁でしたので、次の5ですね。最後の5になります。現場のほうですけれども、先生たちの研修とかですね、そういうのはもちろんですよ。ただ、根本的に何かを解決するように力を注がないと、これずっとそのままですよ。小学校のときからそういう小さい芽が育っていって、中学校でそれがあらわれるんじゃないですか。そういう、中学校になった途端にゴールデンウイーク明けから出てこれなくなったりとか、教室に入れない。夏休み明けから、教室に急に入れなくなった。普通の子が、入れなくなったとか。いろんな要因ありますよ。友達関係であったりとか。何かこういうことをやりたいとか、やるような計画とかあるのであれば、ちょっと聞かせていただければと思いますが。 110 ◯教育長(松本 昇君) 保健室登校とか不登校、なかなか解消しないのが現状でございますが、専門機関とつなぐ、あるいは保護者の方と親身になって話し合いをする。あるいは、子どもさんにスモールステップで、保健室から相談室に行こう、相談室から教室に行こうというような、そういう目標を持たせるとか、そういったことを考えながら対応しているところでございます。これといって、即効性のある方法はなかなか見つからないのが現状でございます。 111 ◯磯野 博議員 建設の委員会で、多良木町に視察研修に行きました。多良木町はですね、非常にいい取り組みをされていたのを記憶しております。1名の方が欠席でしたが、委員会の委員はすごく多良木はいい取り組みされてたということで、委員長からも報告があったと思います。  その中で、最後にですね、私は長洲小のPTA会長の経験がありまして、今でも子育て世代の方々からよく相談をされます。若い夫婦が我が子の小学校入学を機に夢のマイホームを30年ローンで買いました。稼ぎは少ないため、もちろん夫婦共働きで一生懸命子育てをしながら自分たちの幸せな未来図を描いておられました。子どもの特性が進級するごとに出てきて、最終的には奥さんは仕事をやめざるを得なくなり、住宅ローンも滞り、家も任意売却、家族は町外に移転をされました。ほかにも、夫婦離婚し、奥さんが子どもを引き取り、旦那さんが残っているケースもございます。片親の家庭にしてみましては、子どものために仕事を正社員からパートに変えて頑張られたりと、そういうふうに保護者は苦しんでおられます。こういうところからも負の連鎖は始まるんじゃないでしょうか。どうしても親のいらいらとか、子どものことを理解できない保護者は、子どもを虐待したりとか、いろいろなところで問題が発生するんじゃないでしょうか。いい取り組みをされてると思いますよ、本町は。教育委員会。ただ、こういうところにも、光の当たらないところにも、十分過ぎるぐらい予算をつけて、こういう悲しむ方が出ないような事をするのも、町の責務ではないかなと私は思いますけれども、教育長、どうでしょうか。 112 ◯教育長(松本 昇君) 磯野議員のほうから、しっかりと意見をいただきました。私たちも、もっともっと一人一人に光を当てた、一人一人を大事にした、一人一人の特性に合った教育ができるように、今後も頑張っていきたいと思いますので、また助言のほう、御指導のほうよろしくお願いしたいと思います。以上でございます。 113 ◯松井一也議長 一般質問途中ですが、ここで昼食のため、しばらく休憩いたします。  なお、午後の会議は、1時15分より再開いたします。                休憩(午後 0時14分)                再開(午後 1時14分) 114 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 115 ◯磯野 博議員 では、次の公共施設管理についてをお尋ねいたします。  公共施設等総合管理計画が策定されておられます。上水道事業の施設の現状と課題についてお伺いするものでございます。 116 ◯町 長(中逸博光君) 磯野議員の御質問にお答えいたします。  上水道事業の施設の現状と課題についてですが、町内には、梅田、腹赤、高田の3カ所の浄水場と9カ所の井戸が現在稼働している状況であります。施設の現状としまして、浄水場につきましては、現在、腹赤浄水場管理棟と設備が平成27年度に完成し、今後は旧施設の撤去及び場内整備を予定しており、高田、梅田浄水場につきましても、平成17年度から平成21年度にかけて更新事業を完了しております。  井戸につきましては、昭和48年より稼働しております5号井戸を初め、平成20年稼働の13号井戸も、おのおのの浄水場で送水している状況であり、課題としましては、徐々に進んでいきます建屋等の老朽化も考えながら補修していく必要があります。  今後は、町民の皆様へ安心安全な水道水を供給するためには必要不可欠な施設であるため、水道施設更新計画に必要なアセットマネジメント業務を平成31年度に予定しており、その計画に基づき施設の更新を進めていきたいと考えてるところでございます。 117 ◯磯野 博議員 では、再度質問をさせていただきます。井戸等についてちょっとお尋ねしてまいりますが、まず腹赤浄水場の3号井戸でございます。私、6月にですね、調査をしまして、いろいろなところを回りまして調査しました。6月の議会では、ちょっと一般質問、間に合わずにですね、今回の質問になったわけでございますけれども、そのときから3カ月ほどたってますので、また現状も変わってるかもしれませんので、その辺はちょっと御了承いただきたいと思います。  3号井戸の敷地内にですね、ちょっと放置してあるユンボのバケットのようなものがあったかと思うんですけれども、そういったものの管理等はどういうふうなあれですかね。まだ使用できるものなんでしょうか。そのために置いてあるんですかね。それとも、もう廃品になんでしょうか。 118 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  腹赤浄水場内にあります3号井戸になりますけれども、確かにバックホーのバケットのようなものがあります。それにつきましては、今ちょうど更新の事業の真っ最中ですので、それもまだ継続的に利用されると、こちら、考えております。  以上でございます。 119 ◯磯野 博議員 では、このバケットですけれども、ここの場所に今後もまだずっと置かれるということでしょうか。それとも、今後使用した後は、適正なそういった保管場所に移設するとか、そういったのはありますか。 120 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  そのバケットにつきましては、今、先ほど申しましたとおり、まだ事業の更新中ですので、事業が更新し、場内整備が完了した後には、まっさらにして、ちゃんとした保管場所に直したいと思っております。  以上でございます。 121 ◯磯野 博議員 6月のときの時点にですね、堆肥化した雑草が1カ所にですね、集められておられましたが、そういったものは、今後どういうふうにされますか。ある一定期間、またためて、ある程度の量になったら処分をするとか、何かそういうルールとかが、そういうの、あるんでしょうか。 122 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  まず、そういうルールについては、今のところございませんけれども、水道施設で切った枯れ草につきましては、現在のところ、搬出はしておりません。除草とは別に費用が発生するため、先ほど議員が申されました、現地にちょっと山積みの状態なっております。  施設につきましても、門扉があり、施錠もしておりますので、門を飛び越える以外は人が入ることがありませんけれども、たばこの投げ込みや不始末等も考えられますので、今後はできるだけ施設の状況を見て、搬出の方向で検討したいと考えております。  以上でございます。 123 ◯磯野 博議員 あとですね、ほかにもさびついた蓋ですね、であったりとか、あとろ過機等もございますけれども、このさびがついた蓋ですね、ペンキを塗ったりとか、そういう管理上、何かされるというのはないんですかね。そのまま、特に問題ないですか。 124 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  水道施設につきましては、仕切り弁を確保するための鉄板蓋が設置されておりますけれども、今、職員が定期的に施設のほうを巡回しております。確かにその仕切弁を確保するための鉄板が薄く、さびてるところもありますので、そういうところをですね、大至急、職員のほうで確認してですね、危険な箇所など発見した場合は、補修なり、対応したいと思っております。  以上でございます。 125 ◯磯野 博議員 腹赤浄水場の中にですね、ほこらというか、祭ってありますよね。あれはいつ、何か……。やっぱり水を扱いますので、そういうふうなので祭られてると思いますが、いつ誰が祭られたのでしょうか。あと、管理はどのようにされてますか。 126 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  確かに、腹赤浄水場内にはほこらといいますか、あれは水神さんといいまして、水の神さんを一応祭ってあるほこらとなっております。いつ誰がというのはですね、ちょっと不明なんですけども、昭和48年に腹赤浄水場が稼働しておりますので、そのときにですね、地域の方々か当時の水道業者さんなのか、それはちょっとわからないんですけども、そちらのほうで立てられたんじゃないかと思っております。  管理につきましては、うちの水道課のほうで行っておりまして、腹赤浄水場が新旧施設を切りかえるときにつきましては、ちゃんと酒とかお神酒とかを祭ってですね、完了している状態でございます。  以上でございます。 127 ◯磯野 博議員 いろいろな地方自治体で水道施設、私、水道課にですね、調査とかで行って、その施設内とかによくやっぱり祭ってあるんですよね。水道の施設にあるべくして祭ってあるものと思いますので、ちゃんとした管理というかですね、罰かぶらないようにですね、お願いしときます。  次に、5号井戸、清源寺になります。こちらもさびたスチールの蓋がございました。この蓋は、特に重要な、先ほど答弁をいただきましたような、特に重要ではなく、ただの仕切り弁の上の蓋ということでよろしいんですかね。  これもさびが著しく出てましたので、鉄板なので管理をしないとですね、やっぱりペンキとか塗って管理しないと老朽化していきますんで、その辺はちゃんと処理をお願いしときます。  次に、6号井戸です。腹赤ですね。こちらもさびた蓋の周辺にですね、ササが入って、もう植わっている状態なんですよね。通常、ササというのは、周りの敷地から入り込んできて植わるものですので、明らかにその周辺からですね、ずっと長年にわたって入り込んできて生えているものと思われます。ササとか竹は、根が張って厄介ですので、その辺はですね、早急に処理をしていただかないと問題になるのかなと思います。  次に、梅田の浄水場、7号井戸ですね。ここも雑草を伐採してですね、積んでありました。で、堆肥化してかなりの年数がたってるのかなと見受けられましたので、ここもたばことかですね、投げ込まれたら火事になるおそれがありますので、そういうふうな安全策もとっていただければと思います。
     続きまして、8号井戸です。宮崎川の付近のところですね。町道平原・向野線のところにございます。ここの敷地内にですね、黒くさびた200リットルのドラム缶が放置してありましたが、このドラム缶は中に燃料が入っているものなんでしょうか。それとも、空ドラムですかね。 128 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  確かに8号井戸につきましては、さびたドラム缶が実際、あると思いますけど、中身については空ということで、はい。 129 ◯磯野 博議員 空ということであればですね、もう必要のなければですね、もう処分したほうがいいのかなと。いわゆる空ドラム、過去に燃料が入っていた空ドラムというのは爆発物なんですよね。すぐ気化してて、ちょっとした火をつければ爆発しちゃう可能性があるんですよね。ですので、空であれば危険ですので、はい。  あと、ここにはライオンのマークでですね、「危ない、入ってはいけません」と看板がありました。で、ほかの、ないところもありましたので、危ないとか、入ってはいけませんとか、立ち入り禁止とか、そういう、ない井戸とかもありましたので、そういうふうにですね、部外者が入らないような注意喚起も必要ではないかなと思います。  次に、9号井戸です。こちらの宮崎川のところをですね。同じように、雑草とさびた蓋が見受けられました。雑草もですね、定期的に切るような管理計画というかですね、そういうのが必要ではないかなと思います。  あと、ここはコンクリートのところに、外に草を集めてあったと思うんですけれども、ちょっと今どういうふうになってるかわかりませんが、これも危険、本当、たばこの火とかですね、危険かと思いますんで、こういったところもですね、処理の方法考えていただければと思います。  続きまして、10号井戸です。梅田ですね。ここも雑草が生い茂っていまして、あと、堆肥化した雑草が積んでありました。  続きまして宮野配水池ですね。ここ、門扉がですね、壊れてたんですよね。ですから、誰でも敷地内に入れるような状況でした。もちろん、同じようにですね、雑草を敷地内に積んでありましたんで、本当、若い人たちの隠れ家みたいになるようなおそれもありますので、ここ、門扉修繕を早急に考えられたほうがいいと思います。もちろん立入禁止とかもですね、そういうのもお願いしときます。  あと、11号井戸、古城のところですね。ここも雑草を敷地の外に集めて寄せてありましたので、もしかしたら水道施設ではない雑草かもしれませんけれども、ただ進入口の上り口のところに寄せてありましたので、これも何らかの処分をしたりとかですね、そういうのが必要ではないかなと思います。  続きまして、高田浄水場ですね。実は、門に施錠がしてなかったんですよ。ちょっとあいていた状態でした、これぐらい。今は、ここは鍵とかで施錠するようなところなんですか。それとも、カチャッてすればロック解除するような、こうすればガラガラとあくようなところなんでしょうか。 130 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  高田浄水場の門扉につきましては、扉自体に施錠されるタイプだったと思っております。  あと、議員御指摘の門扉が少しだけあいてたというところにつきましては、ちょっと確認したところ、下のレールのところにですね、土砂がたまって、その関係で最後まで閉められなかったということで、うちの職員も結構力持ちの職員がおりますので、そこでその職員が対応しましたけれども、結局閉まらなかったという報告は受けております。  以上でございます。 131 ◯磯野 博議員 じゃあ、土砂がたまってたということであればですね、そういうのを取り除いて、ちゃんと閉まるようにですね、もし緊急事態で山本課長が現地に行ってドアを閉めるというときがあっても閉められるようなですね、力が強い人でないと閉まらないとかではないようにお願いしときます。  あと、同じように高田浄水場では、雑草が、ここはかなり積んでありましたんで、これも処理をお願いしときます。  13号井戸ですね、特に問題はなかったかと思います。一応ちゃんと見てますんで。  今後ですね、今までちょっと私、6月に見て回ったんですけれども、そういったところも含めて管理をどのように考えられますでしょうか。ちゃんとした計画、その井戸ごとに、何か台帳じゃないですけれども、ちゃんと適切な、誰が見てもわかるようなですね、そういうものをつくったりとかですね、何かそういうなの、お考えはどうでしょうか。 132 ◯水道課長(森山繁生君) いろいろな御指摘ありがとうございます。  今後につきましては、定期的に職員が巡回しておりますので、これは週に1回巡回するなど、一応そういう管理台帳あたりをですね、作成いたしまして、その場その場でその井戸、浄水場の管理などを把握しながら、今後は対応したいと考えております。  以上でございます。 133 ◯磯野 博議員 あと、関係者以外立入禁止とかですね、そういったものもですね、古くなってるものとか、ないところとかですね、それも新たな設置とか、そういうのもちゃんとしていただければと思います。  水道に関してはですね、水道事業に関しましては、飲み水で人間が口に入れるものですので、今後やっぱりその施設に雑草が積んであったりとかですね、そういうのも住民の方はですね、ちゃんとしてるんだろうかとか疑問に思われたりしますので、その辺もですね、繰り返しになりますが、ちゃんとした管理のもとにですね、運営をしていただければと思います。  以上で終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 樋口エミ子議員 134 ◯松井一也議長 7番、樋口エミ子議員の登壇を許します。                 (樋口エミ子議員登壇) 135 ◯樋口エミ子議員 7番議員の樋口でございます。私は、本日、この平成29年第3回定例会が最後の議会になりました。3期12年間の総括も併せ、町民の皆様、特に子育てされている住民の多くの皆様の願いであります子育て充実について質問をさせていただきます。  それでは、第1点目、学校給食についてであります。  私は、議員就任以来、幾度となく学校給食について、町へ提言をし続けてまいりました。平成20年度から子どもたちの給食を荒尾市に委託され、平成28年度からは調理も民間に業務委託されております。これから先、長洲町の子どもたちの給食をどのように計画されているのかお伺いいたします。 136 ◯教育長(松本 昇君) 樋口議員の御質問にお答えをいたします。  学校給食は児童生徒の心身の健全な発達に資するものであり、かつ食に関する正しい理解と適切な判断力を養う上で重要な役割を果たすものであります。御承知のとおり、平成20年度から本町の学校給食は荒尾市学校給食センターに委託しております。が、現在まで、何ら教育上の問題もなく、安全で安心な給食の提供ができております。  今後の運営上の課題としましては、荒尾市立学校給食センター施設の老朽化の進行により、建て替えの必要性が迫ってまいりますので、この時期に合わせて本町の学校給食のあり方について検討してまいります。  以上でございます。 137 ◯樋口エミ子議員 それでは、現在荒尾市での調理数はどのくらいでしょうか。その中で、長洲町の委託分がどれだけかお聞きいたします。 138 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  今現在、荒尾市立の学校給食センターで調理されてある給食数としまして、全体で、荒尾、長洲合わせて20校分で、1日当たり5,838食、うち長洲町分としましては6校分ですね、1,260食となっております。これは児童生徒及び教職員の数となっております。  以上でございます。 139 ◯樋口エミ子議員 一度に5,838食、6,000食近くつくっておられます。このようにたくさん、大量につくってあるところは全国的でもあっておりません。給食調理室は、1カ所で最大2,000食以内が理想とされております。6,000食近くを2時間30分ほどでつくる、たくさんの無理があるだろうと拝察いたします。  それでは、調理現場の体制、流れをお聞きいたします。 140 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  荒尾市立の学校給食センター、現場でのまず従事体制としましては、事務の方で荒尾市の職員3名、センター所長、次長、担当の職員がおります。それと給食の献立等を計画いたします栄養士、こちらは県の職員なりますけれども、こちらが3名、それと調理配送関係につきましては、先ほど議員のほうでも申されましたとおり、昨年度から民間委託しておりますが、当初48名の方がいらっしゃいまして、調理工程、並びに調理後は各学校への配送等を行っていただいております。  体制と工程としましては、以上のような感じでございます。 141 ◯樋口エミ子議員 昨年の移管時のときの私たちの資料の中を見ましたら、調理者数が43名となっておりましたので、配送の方は5名でよろしいでしょうか。 142 ◯学校教育課長(藤井 司君) 先ほどの調理配送48名のうち、当初は配送は6名いらっしゃいました。責任者も含め6名ということでお聞きしておりました。  以上です。 143 ◯樋口エミ子議員 担当課長のほうは、いろいろな時間単位も御存じでしょうか。何時から調理を始めて、何時にでき上がって、各学校のほうに配送に回るというようなことも。急遽、お聞きしたいなと思いました。 144 ◯学校教育課長(藤井 司君) ある程度、お聞きしてたんですけど、細かい資料をですね、ちょっとこちらには手元に用意しておりませんでした。ちょっとこちらで、今ではお答えできません。すみません、よろしくお願いします。 145 ◯樋口エミ子議員 平成20年に委託直後には、給食に異物混入が続いたり、事件がたくさん相次ぎました。いろいろな波紋がありました。それだけ、市と町が、二つの自治体が合同で学校給食をつくる、たくさんの反対や問題など、大きな波紋があったものです。  昨年から民間に業務委託をされ、私たち議員も試食をいたしましたが、私はやはり、ううんとしか言わざるを得ませんでした。おいしい、まずい、そういったことはちょっと言えませんでしたので、うなずくぐらいでした。やはり、コストを下げないといけない、給食の味にも、そういったのは影響していくかなという思いがあります。  町長にお聞きいたします。  中逸町長の1期目、公約の中にも、給食センターの早期実現で食育環境を充実させるとうたわれておりました。その目標を、私、大切にしてほしいと思いますが、町長のこれからの計画、お気持ちをお聞きいたします。 146 ◯町 長(中逸博光君) 先ほど教育長のほうから答弁があったかと思いますけど、荒尾の市立学校給食センター施設の老朽化が進んでおりまして、建て替えの必要が迫ってまいりますので、改めてそのときに検討してまいろうと思っておりますが、やはり今、長洲町、非常に厳しい財政状況というのも一つの中に考慮していかなければならないのではないかなと考えてるところでございます。 147 ◯樋口エミ子議員 学校にいながら、お昼にはおいしいにおいがしてくる給食、温かいものは温かく、冷たいものは冷たく食べられる給食を願うものです。長洲町の子どもたちの給食は、長洲町でつくってやる、これを希望するものです。  子どもたちの教育に財政難、こういったことは通用しません。食育基本法にも、豊かな人間性を育み生きる力を身につけていくには、何よりも食が重要であるといわれております。かつて長洲の給食は、県下でもとてもおいしいと評判でした。そうなのです。長洲、地元の栄養士さんが愛情いっぱいにつくってくれていたからです。そのようなことをもう一度、聞くことができる給食を町で再開してほしいものです。期待いたします。  それではもう2番目に入ってまいります。  病児・病後児保育事業についてであります。  現在、病児または病気の回復時にある園児を一時的に預かる事業を、近隣の市の施設に業務委託されております。現在、六栄保育所を平成32年4月に民営化、認定こども園に移行の計画がありますが、園の新設に伴い、町での病児・病後児保育ができるよう、計画が必要と考えます。町の意向をお伺いします。 148 ◯町 長(中逸博光君) 樋口議員の御質問にお答えいたします。  病児・病後児保育につきましては、現在、荒尾市、玉名市との委託契約による事業を実施しており、長洲町では平成27年度に延べ211人、平成28年度に延べ316人の方が利用されておられます。病児・病後児保育につきましては、医師の協力が必要であるとともに、施設の安全安心な体制を整えるための高い専門性を有する人材確保の問題があります。そのようなことから、長洲町での事業の実施は、民営化後も厳しいものと考えているところでございます。 149 ◯樋口エミ子議員 子どもと病気はつきものです。病気をしながら子どもは成長してまいります。  現在、子どもの病児・病後児保育は、玉名市と荒尾市さんに委託されておりますが、長洲町の子どもの利用状況についてお聞きいたします。 150 ◯子育て支援課長(山本明子君) お答えいたします。  現在、長洲町におきましては、荒尾市にありますこどもクリニック友枝先生のところにあるキューピットさんと、玉名の中央病院の敷地内にありますひだまりキッズ、ここの2カ所に委託をして、事業を実施しているところでございます。  利用状況についてでございますが、28年度の実績で申し上げますと、荒尾市が月平均24人、玉名市が月平均2名というふうになっております。  以上です。 151 ◯樋口エミ子議員 やはり荒尾市さんのほうにお願いされているところが多いようです。玉名中央病院までは、長洲から少し遠いこともあり、利用者も少ないのかと考えられますが、本当は自宅で見てやることが一番大切です。しかし、やはり仕事のためにどうしても休みがとれないお母さんたちは、大変苦労されております。町長のほうからは、新設は大変厳しいというお答えがございましたが、町の保育所の最終である六栄保育所を民営化に移管され、認定こども園にも移行される計画があります。平成32年、3年後にスタートするようです。新しく建て替えもあります。  町の募集の趣旨の中に、保育ニーズも年々多様化し、ニーズに即した柔軟な、かつ迅速な対応、サービスを拡充する、その必要性があるとあります。保育の質の向上の中に、どうしてこの病児・病後児保育事業を特別保育の項目として移管条件の中に入れられてなかったのか、それについてお伺いします。 152 ◯子育て支援課長(山本明子君) お答えいたします。  保育所における保育の質の向上というものにつきましては、今、保育所に入所されてる子どもさんに対して手厚い保育、教育を行うことで、国のほうからも質の向上を求められているものでございます。  病児・病後児保育に関しましては、まず1番目にはお医者さんの協力が必要であるということ、それと病児・病後児を行うに当たっては、専用のお部屋が必ず必要であること、子どもさんの病気も人にうつるものとか、安静期のものもありますので、必ず場所を二部屋以上設けなければならないということと、一番は10人に対して看護師が1名と、あと子ども3人に対して、また新たに保育士を1人、定員に応じて保育士は3人に1人つけなければならないということでございます。やはり病児・病後児は、今、荒尾市と玉名市に委託しておりまして、特に住民の方からはそこで利用できなかった、申し込みしたけれども断られたということはお聞きしてないような状況でございますので、今の二つの委託で足りているというふうに考えております。  以上でございます。 153 ◯樋口エミ子議員 私たちは、かつて委員会で病児・病後児保育をされている埼玉県伊奈町の保育園に視察に参りました。そこでは、病気の園児の申し込みがあったときに、看護師を配置して、万が一の際には、その支援時には、医療機関との体制が確立されているのです。やはり子どもにとっては、安心でなれた園の先生と過ごす、それが大切なのです。  近隣の市町の中で、病児・病後児保育をされているところを、課長は調べられておりますか。 154 ◯子育て支援課長(山本明子君) お答えいたします。  ことしの4月、29年の4月から、和水町のあおば保育園というところが保育所併設ということで実施されております。  以上です。 155 ◯樋口エミ子議員 その和水町の保育所に、見に行かれたことはありますか。 156 ◯子育て支援課長(山本明子君) 見には行っておりません。 157 ◯樋口エミ子議員 その保育所は、和水町さんがやってるのではなく、民営化ということでよろしいですか。  新しく新設された園、町内3園の子どもたちの病児・病後児保育を町でやる、お母さんや子どもたちにとっては幸せなことです。できない理由を並べたらできません。これから町の大切な子どもたち、子育て支援事業の基本理念であります、親と子が安心安全心豊かに暮らせるまちを念頭に置くとあります。特別保育の中に、病後児保育が長洲町でも早い時期に達成することを願います。  和水町さんは、やはり子どもたちのことを大切にされていると思っております。どうぞ長洲町も早い時期に新設ができることを願います。  それでは、3点目に入ってまいります。町内小中学校のトイレ環境についてであります。  平成29年度から平成31年度実施計画基本目標1の中に、小中学校のトイレの洋式化や体育館、プールなどの施設更新や大規模改修を行うとあります。腹赤小学校プール前の屋外トイレがとても古く、男女兼用となっております。教育施設としていかがなものか、町は気づいているのか、改修が必要と思います。町の意向をお尋ねします。 158 ◯教育長(松本 昇君) 樋口議員の御質問にお答えいたします。  腹赤小学校プール前の屋外トイレは、昭和59年12月にプール更衣室の新設と併せて設置したものでございます。当時は、主に児童がプールや運動場での体育の授業などにおいて使用することを想定したものであり、利用頻度を考慮して、このような男女兼用のトイレとなったのではないかと思っております。  当時と現在では社会情勢や価値観の違いなどもあり、学校施設のトイレも保護者や地域住民が利用しやすいトイレへと変わってきておりますので、老朽化に合わせて改修時期を検討してまいります。  以上でございます。 159 ◯樋口エミ子議員 松本教育長は、そのトイレ、見に行っていただきましたでしょうか。御自身の感想をお願いいたします。 160 ◯教育長(松本 昇君) この御質問があって、行ってはおりませんが、いろんなイベントがあったときに使わせていただいておりましたし、私が腹赤小に勤めているときにも使っておりましたので、様子は知っております。 161 ◯樋口エミ子議員 よその学校と比べて、小さいな、使いにくいなとかという感じはございませんでしたでしょうか。ほかの学校に比べると、とても小さく狭いです。入り口は一つしかありません。使用するときには、男女一緒の便器があります。男の子用二つ、女の子用二つです。  運動場の中にありますから、体育の授業や運動会のときも、もちろん一般の大人の方も使用されるでしょう。今まで保護者の方からでも、そんなにありませんでしたでしょうか。私は、この質問を出しますのに、やはり地元の、孫のプールの監視のために行ったらとても驚いた、昔のそのままの状態だとおっしゃって、私にも知らされて私も見に行ったんですけれども、本当にあのトイレ、子どもたちも1年生から6年生まで一緒に使う男女兼用になってますので、女の子は多分使えないと思います。あまりトイレは、子どもたち、プールのときとかには、あまり使ってないのじゃないのかなと思いますが。特に、今どきの子どもは成長が早いんです。今の時代に即してないトイレであります。  老朽化が進んでからということですが、トイレが老朽化するということで、どんなふうに捉えたらよろしいでしょうか。教育長、お願いします。 162 ◯教育長(松本 昇君) 子どもたちの使い方、私が腹赤におったときですけれども、まずプールの授業があるときには、校舎内のトイレに行ってから着がえましょうと。そして、プールに向かわせます。そして、泳いでいる途中にトイレしたくなったというときに、それを使わせていると。  で、古くなってきましたので、体育館前に新しいトイレができたのかなと思います。それで、向こうのトイレは改修していなかったのかなというふうに。  で、町民を挙げたイベントもありますし、運動会ではたくさんの人が来られます。やっぱり運動会のときには、近いところのトイレがようございますので、先ほど言いましたように、老朽化してというふうにお答えしましたが、早い時期に改修の方向に持っていければと思ってるところではございます。 163 ◯樋口エミ子議員 ただいま教育長から少し、一歩進んだ答弁をいただきました。  私も長洲町町内小学校、ずっと見て回りました。清里小、長洲小は、入り口も別で中も別々になっております。六栄小は、入り口が一つで中は別です。どこも掃除もよくしてありました。
     町は、小中学校のトイレの洋式化を順次進める計画がありますが、これまでに洋式化されたトイレはどこかありますか、学校の中で。 164 ◯学校教育課長(藤井 司君) すみません、ちょっと細かいデータを持ってきておりませんが、洋式化されている校舎内としましては、長洲小学校は建設が新しいので全て洋式化はできております。それと、平成35年を目標にですね、町内の洋式化率を50%以上を目標としておりますので、毎年ですね、これは1基ずつではございますけれども、各小中学校、洋式化を現在進めてきているところでございます。その中で、屋外のトイレですね、校舎外のトイレで洋式化となってるのは長洲中だけがトイレを新設しましたので、そこだけがたしか洋式化になっているところだと思います。  以上です。 165 ◯樋口エミ子議員 トイレはとても大事です。日本の文化では、トイレには神様が宿っていると言われております。ですね、教育長。学校施設の適切な管理運営の一つとしても、腹赤小学校のプールの前のトイレの改修を優先的に図っていただきたいと思います。いかがでしょうか。先ほど少し答弁いただきました。決定権があります中逸町長のほうに御答弁お願いいたします。 166 ◯町 長(中逸博光君) 敷地の中には学童保育の施設もあります。あそこでトイレを利用させてもらったらどうかという案も我々は考えております。  そういう意味で子どもたちの利便性を図るため、いろんな、トイレ洋式化、そういうのも含めて今後も検討してまいるとともに、先ほど教育長が言いましたように、本当に老朽化が、どれだけ老朽化の判断というのは難しいのかもしれませんけど、老朽化になり次第、つくり変えていきたいと考えているところでございます。 167 ◯樋口エミ子議員 学童保育のときに使うというのは、やはり学童保育をやっている子どもたち、運動場で何かスポーツやってるとか、運動会のときも使えますでしょうかね。ほかにいろんな屋外でやるときにトイレ使いたいというときに、学童保育を常に使えるのかなという疑問はあります。  やはりプールのところにあるトイレですので、プール時に使用する子どもたちが本当に困らないように、プールのときに使える、それに適したトイレが必要なのです。  子どもを真ん中に、子育てするなら長洲町でとアピールをされております。学校給食、子育て支援、子育て環境の充実など、夢と希望が持てる長洲まちづくりを期待いたしまして終わります。(拍手) ─────────────────────────────────────────── 一般質問 市原一廣議員 168 ◯松井一也議長 9番、市原一廣議員の登壇を許します。                 (市原一廣議員登壇) 169 ◯市原一廣議員 9番議員の市原です。通告に従い、一般質問を行わせていただきます。  なお、答弁のいかんによりましては、議長、再質問をお許しいただきますようお願いします。  夢づくりトークで中学生から出た声、意見、要望の実現についてでございます。7月に実施されました腹栄中学校での夢づくりトーク、そして長洲町議会議場での長洲中学校夢づくりトークにおいて、両中学校生徒から教育環境の整備やまちづくりに関して、次のような声、意見、要望が出されたと記憶しています。  運動場へのバスケットボールリンクの設置、冷水器の増設、公衆電話の設置、特別教室へのエアコンの設置、暑さ対策、防犯灯の設置、若者を引きつけるコンサートやイベントの開催、学校施設の補修への対応、若い世代から高齢者まで引きつけるスポーツ施設の充実、駅周辺の環境美化への今後の対応と特産品販売所などであります。  両校の3年生が個人ででも、またグループででも真剣に、彼ら若者の視点で、また純粋な心で考えた、彼らの思いのこもった声だったと思います。何とか在学中に実現してあげられるものはないのか、また計画的に実現していく考えはあるのかお伺いいたします。 170 ◯町 長(中逸博光君) 市原議員の御質問に対して、私のほうから最初に答えさせていただきます。  7月に開催いたしました腹栄中学校の夢づくりトーク及び長洲中学校の夢づくりトークwith議会におきましては、生徒の皆さんから町に対する熱い思いや将来への展望について、多くの意見、要望が出されたところであります。この夢づくりトークは、私が町長に就任して以来、将来を担う子どもたちと交流を図り、自由な発想による意見や新鮮な感覚を生かした提案を町政に反映させるとともに、地域のことや将来の長洲町のことについて真剣に考えることにより、長洲町への郷土愛を持ってもらうことを目的に実施してまいりました。  生徒の皆さんからお伺いしました内容につきましては、検討を行い、これまで冷水器の設置やクリーンパークファイブグラウンドへの時計の整備を初め、学校の普通教室へのエアコンの整備や学校トイレの改修、あるいはネットの整備、地域の暗い場所への防犯灯の整備、また吹奏楽の楽器の購入など、実施できるものから随時対応してるところであります。  今回いただきました意見や要望につきましても、生徒の皆さんの思いを真摯に受けとめ、可能な限り対応してまいりたいと考えてるところでございます。 171 ◯教育長(松本 昇君) 市原議員の御質問にお答えいたします。  まず、7月に開催されました長洲中学校の夢づくりトークwith議会では、議員の皆様の御協力によって充実した内容となり、参加した生徒の皆さんは貴重な体験ができたものと感謝を申し上げます。  また腹栄中学校、長洲中学校の生徒の皆さんからは、たくさんのじかの意見、要望をいただきました。その要望の中から、在学中に実行できますことは実行してまいりたいと思います。また、すぐに実行できないものは計画を立て、優先度を考慮しながら検討してまいります。  以上でございます。 172 ◯市原一廣議員 まずもって、町政60周年を記念し、長洲中学校においてはこの議場で夢づくりトークwith議会ができないかという申し入れに対し、町長は気持ちよく了解していただき、また職員の方々もわかりやすい答弁で対応していただきました。また、それを開催するに当たり、議員の方々からの力強い御協力を得て、あの夢づくりトークwith議会ができたものと深く感謝しております。  再質問に入る前に、町長やまちづくり課長はごらんになったかもしれませんが、長洲中学校の8グループからの感想文が寄せられておりますので、ちょっと抜粋して読ましていただきたいと思います。  最初の町長さんの話で、長洲町の人口は年々減少していることや、長洲町が勉強の環境を整えていることを知りました。これからは、今、長洲町に何がないかやどういうことをしたらいいかなど、長洲町がよくなることを考えながら生活をしようと思います。  今の長洲町ができて60周年という記念する年に、議会という本格的な場所で議論することができました。実際に、町に要望することができ、これからの長洲町の将来を住みよいまちにするために、要望を自分たちで考えて議論することは少し難しかったけれど、とてもよい経験になりました。私たちが大人になったときにふるさと長洲町に少しでも恩返しができたらいいなと思いました。  質問内容を考えたり、どうしたら町長さんたちにわかりやすく私たちの思いが伝わるか考えるのはとても大変でした。本番は緊張したけれど、堂々と発表することができました。夢づくりトークwith議会が成功するために、たくさんの方がいろいろ考えて動いてくださったので感謝しています。  何か物事を成功させるためには、準備がとても大切だと感じました。そして質問したとき、質問内容を堂々と言うことができたのでよかったです。また質問してみて、それを採用されるのは難しいと思いました。貴重な体験ができ、よかったです。  この夢づくりトークで改めて町や学校について考えることができ、とてもよい機会でした。そして、政治にも興味が湧きました。これからも私たちの町について考えていきたいと思います。  班のみんなと今の長洲町の現状を考えていくと、長洲町のよいところや、もっとこうなってほしいという部分が見えてきて、自分の町についてよく知ることができました。緊張した雰囲気の中、しっかりと発言できたことで自信を深められたし、貴重な体験を積むことができたと思います。今回のすばらしい活動で学んだことを生かして、今後の学校生活やいろんな場面で自分の意見を述べることのできる人を目指します。最後になりますが、準備運営してくださった町議の方々、町役場の方々、本当にありがとうございました。  本番までに班で話し合って協力していい質問内容をつくることができたし、自分たちの住む町についても、いつも以上に真剣に考えることができ、長洲町をより身近に感じることができました。私がした質問に、役場の方がとても丁寧に答えてくださったのでうれしかったです。これからは、自分が長洲町の一員であることや、いずれ選挙権を持つことをしっかり認識して生活していこうと思いました。本当にありがとうございました。  長洲町のよさや改善点など、自分たちの住むまちについて改めて知ることができ、よかったです。私はこの経験から、自分の意見を相手に伝える難しさを知りました。これからこの学習を生かして、自分の意見を相手にしっかりと伝えられる人になりたいです。貴重な体験をすることができ本当にありがとうございました。  普段の生活では気づかなかったけれど、班の人や担当議員の方と考えをまとめていくうちに、長洲町にはこんなのが必要なのではないかと長洲町に足りないものを発見できました。また、それを発表できたことは、長洲町をよりよくしたいという気持ちがみんなにあることのあらわれだと思いました。私たちのふるさと長洲町について考える機会を与えてくださり、とても感謝しています。これからはもっと長洲のことを考えて生活をしていきたいと思います。  最後は、生徒代表の福田君からの感想です。  グループで話し合っていく中で、より長洲町のことを知ることができたことはとてもよかったと思います。僕たちももう少しで大人になります。一人の大人として成長していくために、まずは自分の町にしっかりと目を向け、正しい知識を持つようにしていきたいです。これからの長洲町を僕たち中学生が発展させていく覚悟を持って頑張っていきます。この長洲町がもっと住みよい、そして活気のあるまちになることを願っています。きょうは貴重で有意義な体験をさせていただき、本当にありがとうございました。  そういう思いのこもった感想文が寄せられております。将来頼もしいというふうに、私は感じました。そこで彼らができなかった再質問を、きょう彼らのかわりに私が行わさせていただきたいと思います。  まずは、腹栄中、長洲中学校、両校から出た質問がありました。それは、普通教室以外の特別教室というんですかね、特別教室にもエアコンを設置してほしいということです。このエアコンや地中熱換気システムは、中逸町長の思いのこもった決断で行われた事業だったはずです。近年の異常気象による猛暑、PM2.5や花粉、黄砂などで体調を崩さないよう、快適な教育環境を整備してあげようという決断です。空き教室ではなく、ふだん使われている音楽室や理科室です。しかも音楽室では、放課後や土日、部活でも使われています。  8月28日月曜日、夏休み明け初日、長洲中の音楽室に行ってきました。お昼前、部屋の温度計は34度をさしています。窓は南側しかないので風は通らない。しかも3階、廊下側の教室の入り口をあければ、全教室に音が漏れるのであけられない。しかも、普通教室にはエアコン、地中熱が入り、それに体がなれてしまっており、余計暑さを感じるとのことでした。私も数分しかいませでしたが蒸し風呂状態でした。腹栄中もきっと同じでしょう。空き教室ならいざ知らず、ふだん使われている教室になぜつけてあげられなかったのかという思いがありますが、その議論はここではいたしません。前に進む議論をしたいと思います。町長、音楽室、理科室、エアコン、地中熱、設置してあげられませんか。  今回出されております議案、その説明資料には不用額一覧が載っております。それには、中学校普通教室エアコン設置工事入札残が生じたため、970万、それ以外にも小学校への入札残等も載せられております。町長の決断が必要です。どうか町長、この3年生の在学している間に、彼らにその答えを聞かせてあげるわけにはいきませんか。町長の決断をお伺いします。 173 ◯町 長(中逸博光君) 子どもたちの要望にも応えなくてはいけないと考えてるところでありますが、まず今、環境省に対しまして、特別支援室、保健室の地中熱の申請を行っているところでございます。これがもし採択されれば、また議会の皆さんにお諮りし、整備を進めていこうと考えております。また、エアコンにつきましては、今後財政状況を見ながら検討させていただこうと考えております。 174 ◯市原一廣議員 この中学へのエアコン設置の入札残、これで設置してあげられることはできませんか。再度お伺いいたします。 175 ◯総務課長(田畑道尋君) 入札残につきましては、28年度の入札残でございます。今年度は、去年からの剰余金の繰り入れを、もうマイナスに予算計上しておりますので、今のところは難しいかなというところでございます。 176 ◯市原一廣議員 確かに28年度の決算だと思いますが、エアコンの設置に用意された予算でございました。ですから、何とか今の3年生が卒業するまでに具体的な答えを聞かせてあげられないかという思いであります。町長、再度、御答弁お願いします。 177 ◯町 長(中逸博光君) 音楽室等については、今後、検討課題であろうかと思いますが、先ほども言いましたように特別支援教室とか保健室、これに対して採択がされれば、今後補正で対応させていただこうと思っております。  音楽室等についても、今後、財政状況等を見ながら検討させていただこうと思っております。 178 ◯市原一廣議員 きっと3年生の子どもたちは、あの短い時間、緊張しながら聞いていたので、その町長の答弁、また今の詳しい答弁もよく覚えていないと思います。ですから、再度そういう思いが伝わって、今こういうふうに考えていることを町長、あるいは教育長から学校に伝えて、それを3年生に伝えてあげられれば、3年生はきっと私たちの言ったことは少し伝わって、今後、後輩たちに何とか、そういう、いい環境の場で授業をさせてあげられることができるのではないかという思いを持って卒業させてあげられると思いますので、どうか具体的に、そしてスピーディーに、町長、決断をして、中学校のほうに御報告していただきたいというふうに思います。よろしくお願いします。  続きましては、幾つか具体的になりますが、運動場へのバスケットボールリンクが腹栄中から出ました。教育長の答弁では、確かにそれはわかりますが予算がかかると。体育館ではできないかという発言でした。しかし、子どもたちがなぜ外に欲しいかというのは、別な、私は理由があるのではないかというふうに思うんです。それは、子どもたちは今、たくさんの課題が、勉強あるいは部活、そういうので押しつけられ、時にはプレッシャーをはねのけられることなく引きこもり等になっていってしまう、しかしそういうことがあれば、気軽に1人でも2人でも3人でも、放課後や土日、学校に来て発散させることができる、そういう思いからの発言ではなかったのかなと、私は中学生に成りかわって考えてみたのですが、教育長どう考えられましたか。 179 ◯教育長(松本 昇君) 夢づくりトークで話しましたように、以前はありましたんですけれども、生徒数あたりが減ってきたということと、立派な体育館ができたということで、昼休みも体育館で遊ぶこともできますし、町にも体育館がありますので、そういったところを使ってほしいというような今思いで答えたところでございます。そういったことで、中学生には理解してもらえればというふうに思います。 180 ◯市原一廣議員 ですから、中学生の真意が教育長にはうまく伝わっていなかったのだと思うんですよね。子どもたちは、発散の場を、気軽に発散できる場を欲しているのではないかなと。それが、バスケットボールコートが一つあれば、一人でも二人でも夢中になってメリハリをつけた学校生活ができる、土日も勉強で疲れたときに汗を流すことができる、そういう思いだったろうと思うんですよ。ですから、今ある施設を使ってくださいというのではなくて、子どもたちの気持ちに成りかわって、そういうことを考えているのかもしれないということで物事に当たってほしいと思うのですがどうでしょうか。 181 ◯教育長(松本 昇君) 生徒たちの真摯な気持ち、若い気持ち、あのときは伝わってきたというふうに思いますが、外のバスケットも、このごろは3on3といいますか、少人数でする競技あたりもありますので、そういったことで欲しいのかなというように思いますが、もう一度、どんな気持ちで欲しいというふうに言われたのかを調べまして、学校のほうにも聞いて、実態を調べたいというふうに思います。気持ちとしては、そういう気持ちがありますけれども、やっぱり予算も関係しますので、というふうに考えてるところでございます。 182 ◯市原一廣議員 学校に聞くのでなくて、子どもたちに聞いていただきたいというふうに思います。現に、長洲小学校にあるバスケットボールリンクでは、もう卒業した子どもたちが土日来て、夜遅くまであそこで遊んでいる姿を目にします。やはりこの忙しい時代に、自分たちの汗を発散できる場所、プレッシャーをはねのける場所が必要なのかとではないかというふうに、私はあの質問を聞いて感じました。  あとはいろいろありますが、特に長洲中の子どもさんたちから出た若者を引きつけるコンサートやイベントの開催ができないかと。そうすることによって、町外からも若者たちが長洲町はいいねというふうに思われ、町の活性化にもつながるのではないかというふうな意見が出ましたが、予算がかかるので、今後町が行うなんでも鑑定団とか、町の催すものを見に来てくださいという答弁でした。それでは、中学生のああいった質問と答弁が全然かけ離れたように思います。そうか、子どもたちはそういうのを欲しているのかということを考えて、なら、いっちょ、子どもたちと一緒に考えてみようかというような答弁があって、私はよかったのではないかなというふうに思います。現に、南関町では、数日前の新聞に載っておりましたが、スイーツを食べながら、歩いたり、走ったりしようという取り組みが、今度10月7日に行われますし、8月26日から27日には、24時間泳ぎ続けるチャリティースイムリレーなどが行われておりますし、確かに中学生が言った、コンサートで西野カナやゆずなどを呼ぶことは不可能だと思います、確かにそれは。しかし、若者に人気があるゆずやコブクロやいきものがかり、またかつてはシャ乱Q、彼らは、かつてはストリートミュージシャンだったんです。素人時代は。そう考えるならば、若者たちが喜ぶストリートミュージシャンを呼んであげればいいのではないか、あるいは、アニメソング、──アニソンですね、今、高校生たちが歌ってますよ、そういうのもあるし、あるいはダンスパフォーマーやアートパフォーマー、若い人たちが行っています。そういうのならばお金はかからずに弁当代、足代だけで彼らは福岡、熊本県内なら来てくれると思うんですね。だから、そういうのをまず、中学生、高校生と一緒になって企画して考えてみようという発想があってよかったのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。 183 ◯生涯学習課長(長田 修君) お答えいたします。  若者が興味を持つコンサートや多くの皆さんが参加されるイベント等を開催されれば、町のPRや子どもの思い出づくりになると考えております。そこでイベントを企画する段階からですね、若い方が好むコンサートの内容や、アーティストなどの把握をするためにですね、今後、町内に住んでいる小中学校、あるいは高校、大学生の若者たちにですね、モニターとして参加いただきまして、若い人たちの声を取り入れて一緒に考えながら、内容を企画、あるいは検討してきたいと考えておりますので、よろしくお願いいたします。 184 ◯市原一廣議員 ですから、若者が希望するアーティストは高くて呼べないんですよ。だけど、そういう若者で、今、歌やダンスや、いろんなパフォーマーをしている素人集団がたくさんいますので、そういう方と一緒になって、外や未来館で何かイベントを行うならば、それは盛り上がるのではないかなと思います。最初は数グループからでもですね、始めていっていただきたいと。  ですから、彼らの心の叫びをいろんな方向から捉えて考えていくことが、生涯学習課長の夢に向かって進んでいく姿なのかなと思います。生涯学習課長が夢を持って行動することは、きっと中学生にも伝わるはずですので、どうかよろしくお願いします。  あとはいろいろ出ましたが、駅周辺の環境美化等がありました。これは私もしょっちゅう、この議会で言っていますし、また中学生からも指摘を受けました。こういうことではいけないと思います。こういう管理も、きちんとした管理計画に基づいて、住民の皆さんや子どもたちが気持ちよく感じられる駅であってほしいと思いますが、総務課長、いかがでしょうか。きちんとした管理計画をつくっていただきたいと思いますが。 185 ◯総務課長(田畑道尋君) このwith議会の後に、私たち総務課の職員、またはまちづくり課の職員、JR荒尾駅に行きまして除草等の依頼もお願いしております。その後、除草も実施されております。また、自転車等の放置につきましては、8月いっぱいで撤去すると掲示しておりましたので、今後残っている自転車については、役場のほうに保管し、その後、最終的な一般的廃棄物の処分ということになるかと思っております。 186 ◯市原一廣議員 両校の子どもたちは、私たちの気づかないことを気づかせてくれました。何とか、将来を担う子どもたちのその声を、中逸町長、実現の方向に持っていっていただきたいというふうに思います。そして、それを3年生に伝えてあげれば、どんなに彼らは喜ぶでしょう。そして、それが彼らのこれからのふるさとのために頑張るぞという気持ちにつながっていくのだと思います。  財政が厳しいからできないというのではなくて、お金がなくても知恵を出して、若者と一緒に考え、いろんなイベントを行うことで、また彼らは長洲町のよさを再発見できるでしょう。あとは、やるかやらないかなのだと思います。  職員の皆さん、町民の喜ぶ顔を頭に思い浮かべ、頑張っていただきたいと思います。今後の長洲町に期待をし、また私も応援していきたいと思います。  これで16年間、私の60回に及ぶ一般質問を終わります。ありがとうございました。(拍手) 187 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午後 2時36分)                再開(午後 2時50分) 188 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 福永栄助議員 189 ◯松井一也議長 12番、福永栄助議員の登壇を許します。                 (福永栄助議員登壇) 190 ◯福永栄助議員 議席番号12番、福永栄助でございます。  夢づくりwith議会、その生徒さんの感想にありました。役場の課長さんたちが優しく丁寧に説明してくれたと。私にもそういう配慮を求めて質問に入りたいと思います。  私の今回の質問は、財政運営についてでございます。地方自治法には、「地方公共団体はその事務を処理するに当たっては住民の福祉の増進に努めるとともに、最少の経費で最大の効果を上げるようにしなければならない」とあります。行政水準の向上を図るため、その財源として普通建設充当可能一般財源等をより多く確保することが財政の弾力性を保つために必要であると思います。  歳入一般財源に対する単独事業費充当一般財源比率を見ても、平成26年歳入一般財源総額46億6,482万9,000円に対し、1億300万6,000円で2.21%、平成27年度歳入一般財源総額47億4,056万4,000円に対し、1億3,477万1,000円で2.84%であります。この現状を打開しないと、住民福祉の増進という自治体の本来の役割が果たせないのではないかと思います。  町長の見解をお伺いします。 191 ◯町 長(中逸博光君) 福永議員の御質問にお答えいたします。  議員が申されますとおり、地方公共団体は住民の福祉を増進することを最大の目的として存立しており、その達成には効率的な方法によることが強く求められております。  また、行政水準の向上には、財源が伴うものであり、財源を確保するためには、一定の弾力性を持った財政運営を図る必要があります。  このことから、本町においても、限られた財源の中で行政水準の向上を図るため、予算編成、予算執行に当たり、最少の経費で最大の効果を上げることを念頭に置き、補助事業等を活用した効率的な事業の組み立てに取り組み、実施に努めているところであります。  この状況を踏まえ、本町における財政の弾力性を経常収支比率の推移から見ますと、平成27年度決算89.2%、平成28年度決算92.2%と弾力性を保った財政運営が図られたものと認識しているところであります。しかし、過年度においては、平成20年度以降90%前後で推移していたものが、平成24年度以降から高推移の傾向にあったことから、一定の弾力性を維持できたとは言いがたい状況にありました。この要因は、法人町民税の毎年度の浮き沈みによる影響を受けやすい財政構造であること、社会保障関連経費の増加により、扶助費等に充当する経常一般財源が年々増加していることなどさまざまでありますが、中長期にわたり健全な財政運営に取り組む上でも、経常収支比率の高推移は無視することはできない課題であります。  このことから、経常収入の増加、補助事業の活用に取り組むことはもちろんのこと、中長期にわたる健全な財政運営を見据え、事業の効率化を通した経常経費の圧縮に取り組み、地方公共団体の責務である住民福祉の増進に邁進してまいりたいと考えておるところでございます。 192 ◯福永栄助議員 これちょっと伝えてないんですが、この現状をですね、ちょっとお伺いしたいんですが。  歳出合計が平成26年度、62億4,451万3,000円ですね。経常経費が49億5,232万3,000円でその経常的経費比率が79.3%です。27年度は歳出合計が59億9,816万5,000円で、経常的経費が49億8,204万円です。この比率が83.1%です。で、ずっと70%を超えているわけですよね。で、この現状をどのように考えられておりますか。要するに、歳出の中で経常的経費の比率がそれだけ高いわけですよね。これを見て、どのように感じられておりますか。  町長の認識です、町長の認識。 193 ◯町 長(中逸博光君) 少子高齢化に伴って、扶助費がやっぱり伸びてきてる。それと、先ほども言いましたように、長洲町は非常に歳入において、法人町民税が特殊な入り方をされております。こういう状況から、なかなかそういう比率というのも、一定の安定した運営というのが、時には厳しい状況であるかなと思っております。そのため、やはり歳出にメスを入れていかなくちゃならない。これはもう福永議員も前から私に言っておられます。そういう意味で、今後どのような行財政改革をさらに進めていくか、これが私の今後の大きな課題と思っているところでございます。 194 ◯福永栄助議員 財政構造の話じゃなくて、この70%を超える経常的経費の比率をどのように考えるかです。入じゃなくて、出のこの経常的経費が70%の後半を超えて、80%を超えるちゅう状況をどのように認識されているのか。 195 ◯町 長(中逸博光君) 正直言って、上がってきていると。これをいかに下げるかというのも今後の大きな課題だと思っております。 196 ◯福永栄助議員 それではですね、町長が本格的にスタートされたのは21年度ですよね。ほで、27年度まで見てもですよ、この経常的経費が4億7,800万円伸びてるんですよね。ほと、経常一般財源が、等じゃないですよ、経常一般財源は、その21年度に比べて、逆に40億8,772万6,000円で、27年度が40億7,183万円なんですよ。逆に減ってるんですよ。入るのが減って、出すのがふえてるんですよ。それも経常的経費がふえてるんですよ。  だから、普通建設事業に回せる金がないんですよ。それで、本来であればですよ、経常的経費には経常的な特定財源がまず充てられますね。ほで、その未充当部分に経常一般財源が充てられるわけです。その経常一般財源が、この経常的経費の未充当部分に充てて、なお残余があるのが普通なんです。ところが、25年と26年はマイナスなんです、これが。経常的経費を経常一般財源で賄うことができなかったんです。それで、臨時的経費、臨時的一般財源、これで残が出たからここで賄うことはできたんです。  しかしながら、経常的経費がこれだけかかって、一般財源がないならば、どうして経常的経費を減らそうという努力をなされなかったのかと。いろいろおっしゃいますよね。インフラ整備がと。インフラ整備をするのであれば、この経常的経費に充てた残と臨時一般財源の合計ちゅうか、この合計額が普通建設事業の実施の可能上限額なんですよ。で、ここでマイナスが出るちゅうことは、そもそも経常的経費に充てて足らないんですよ。だけど、ほかに臨時的一般財源が残ったから、ここでやっと経常的経費を賄うことができたんですよ。  で、今度の28年度のまだ決算がないですけどもですね、速報値を見れば、ここで、この経常的一般財源ですよ。等は要りませんよね。臨時財政対策債入れないで、経常一般財源ですよ。本来であれ、臨財債は臨時的一般財源なんですからね。で、この場合もですよ、28年度も7,100万円しか経常的経費を賄って、残りがこれなんですよ。臨時的経費があって、臨時特定財源と臨時一般財源を充てて657万円しか残らんのですよ。だから、これに充てるのが1億8,000万しか充てられないちゅうことでしょう。  だったら、私が言って、本来の自治体の役割である福祉の増進、これがいわゆるインフラの整備しかり、地方公共財の提供でしょう。これは賄うことができないんですよ。でしょう。それでですよ、この29年度から4年間の財政計画は立てられたでしょう。ざっと計算してですよ、この29年度の経常的経費は、さらにふえて52億円じゃないんですか。  この経費が出れば、普通建設事業に回されるんですよ。この普通建設一般事業に回される金があるちゅうことが、本来は弾力性があるちゅうことなんですよ、これ。弾力性をふやすじゃなくて、この経常的経費を削減するようにしなければ、この普通建設一般財源は出てこないんですよ、これ。  だから、そこをよく考えたら、経常的経費をいかに減らすかしか、もう道はないですよ、これは。経常的経費をどういうあれかちゅうことは、ちょっと示してくださいよ。
    197 ◯総務課長(田畑道尋君) 経常的経費の抑制についてでございます。  経常経費を押し上げる要因といたしましては、人件費、物件費、扶助費、補助費と繰出金でございます。経常経費充当一般財源を見れば、平成27年度、28年度の決算で比較しますと、人件費が8億8,269万円、前年比がマイナスの1,615万1,000円でございます。物件費が5億6,550万円、前年比でマイナスの228万2,000円。ただし、扶助費につきましては、2億8,177万6,000円が前年比よりプラスの2,716万9,000円。補助費等が7億1,569万9,000円、前年比がプラスの2,465万6,000円。繰出金は9億5,361万9,000円、前年費のマイナス968万円9,000円となっております。28年度の決算でございますが、扶助費と補助費等が増加しております。この経常経費のうち扶助費、補助費等が増加している状況につきまして、一番抑制するべき経費ではないのかなと思っております。  また、この扶助費につきましては、現在、介護予防拠点事業や特定検診、歯科検診事業、保健師によるデータヘルス事業に加え、本年度から胃がんリスク検査事業、健康ポイント事業などを実施し、給付費の伸びを抑制しようと取り組んでいるところでございます。この事業につきまして、引き続き重点的な取り組みが必要であると考えております。  また、補助費等につきましては、経常経費充当一般財源の占める比率が繰出金、人件費に次いで高い性質がありますので、抑制を図ることができた場合の効果は、非常に大きいものがあると考えております。補助金等を支出する目的事業の達成状況等を踏まえまして、目標を達成できている事業につきましては、見直しを図るなど、現状を踏まえ、支出が必要であると考えております。また、新たな補助金につきましては、経常経費とならないよう、事業の目的、達成年度を定めるなど、時限的な取り扱いも状況に応じて必要であるのではないかと考えております。  以上でございます。 198 ◯福永栄助議員 決算を言うんじゃなくてですよ、この経常経費に充てた充当一般財源があるじゃないですか。確かにね、扶助費は伸びてますよ。だけども、充当一般財源はですね、そうじゃないんですよ。そう、そこまではないんですよ。公債費も減ってるでしょう。公債費に充てたのがですね、経常的経費が、これ5億5,643万5,000円なんですよ。前年に比ぶっとしゃが、ちょっと若干減ってるんですよ、これ。それでもね、それでも財政規模からいえばこの公債費に充てるこの金額が10%以下が理想なんですよ。ここはね、まだね、13.何%とか14.何%、15%。15%になったら、もうこれはちょっと危険な感じですよちゅう話なんですよ。今んとこは13.8ぐらいであれしてるんですよ。  で、この中で公債費だけは削減できないんですよ。長洲町はさまざまなあれでやってきてから、今年度は前年度に比べて起債が、ちょっと残がふえましたけどね、減ってるんですよ。減ってるけども、この公債費だけが削減できないんですよ、出すときはね。ほかのは減らせるんですよ、これ。人件費もしかりなんですよ。公債費だけが減らせないで、ほかの人件費にしろ、扶助費にしろ、これはやろうと思やできるんですよ、これは。それをやらないでしょう。  だから、私は前に言ったことありますけどもね、単年度収支が赤字できますよね。次の年度の歳出は、この単年度収支の赤字の2.5倍ぐらい削減して予算を組むんですよ。じゃないと、この赤字を解消して、財政の均衡が保たれないんですよ。  町長には悪いけど、平成19年度、赤字だったんですよ、これ。単年度収支が。で、その20年度にあなたが5月から受け取ったときに、歳出を削減したらばこの収支が均衡に保てるんですよ。だから、予算編成もしかり。財政法の4条の2か。こう書いてありますよね。  4条の2「地方公共団体は、予算を編成し、若しくは執行し、又は支出の増加、若しくは収入の減少の原因となる行為をしようとする場合においては、当該年度のみならず、翌年度以降における財政の状況をも考慮して、その健全な運営をそこなうことがないようにしなければならない」と。でしょう。だから、この今年度の予算だけでなく、次年度の予算も考えたところで、次年度はこういうことがある、こういうことがあるならば、今年度は少なくしなけりゃならないとかいう、その配慮もなかったんですよ、これ。  長はやりたいんですよ、事業ちゅうのはね、町長。でもね、私はもう種は撒いたと思いますよ。もう一回、じっくり内部を見て、あなたがおっしゃったでしょう、率先垂範と。誰よりも先にやると。それだったら、この財政も見てくださいよ。ほで、これはもう一番最初にあなたが就任したとき、市原議員から言われたと思いますよ。歳入の身の丈に合った予算編成って。あなたはそのときにこの総合振興計画が出たとき、どういう経営をするのかと。金を残すような経営をしますって言ったでしょう。本来であれば、この財政調整基金の取り崩しもさまざまな条件があって、崩すんでしょう。財政の取り崩しは、これらの積立金は次のいずれかの場合でなければ処分することができない。地方財政法4条の4「経済事情の著しい変動等により財源が著しく不足する場合において当該不足額をうめるための財源に充てるとき」。今年度は経済状況が悪くなったんですか。地方税収は伸びたという話じゃなかったんですか。そのほかに災害により生じた経費の財源、緊急に実施することが必要だった大規模な土木、長期にわたる財源の育成のためにする財産の取得等に、その経費に充てる、繰上償還をするときに、それを財政調整、それが取り崩しの条件なんですよ。そうでしょう。  だから、本来であれば、財政調整基金ちゅうのが、崩すことはこういう条件に当てはまらないときはできないんですよ。だから、いつまでたっても財政がよくならないんですよ。  先ほどの樋口議員の質問でですよ、町長、選挙のときの公約が、それは給食センターをつくりますだもん。財政健全化をしますと。財政健全化はどういうことかといった場合にですよ、これはずっと長きにわたり続くような弾力性のある財政状況にしとくこと。ほと、単年度の収支を保つ。単年度の収支を保ちながら長期間に耐えることができる、いざというときに財政出動ができるような財政の状況に保つことが、これが財政健全化ですよ。  だから、均衡を保つために、単年度収支が赤字のときは次の歳出は削減しなけりゃならないんです。これの赤字を発生したちゅうことは、この赤字部分と、さらに前の黒字を赤字が食ったんですから。前の年度は黒字で、次の年度が赤字だった場合は、この黒字も食わして赤字になったんだから、この赤字の2.5倍か3倍ぐらいの削減しなければ均衡は保たれないんですよ。とにかく、──あと4分だろう。あと4分だろう。何か時計の動きの速かごた。  いやいや、それがね、あなた方の大事な仕事と思いますよ。ないんだから、使う金が。だから、経常的経費を今言われたように人件費、公債費、扶助費、物件費、繰出金、補助金、あと一つあったでしょう。これをいかに削減して、この経常一般財源を充てて余裕ができる、残余ができる額を確保するのがあなた方の使命ですよ、これは。それだったら、全ての答えが住民ニーズに応えられないて。道路をつくってくださいと、それは住民のニーズなんですよ、これは。しかも都市計画道路で、あなた方がつくったこれはあれですよ、道路計画ですよ。ほで、その財政状況がどうのこうのと。  財政状況が悪くなっていってるんじゃないですか。何でかと言うと、そこが経常的経費をふやすからですよ。これをまずやることが先。そうしたら、自然と財政の構造も変わってきますよ。そして、できるだけ調整基金を壊さない、入ってきた金だけでやると。そのときは行財政改革ですよ、徹底した。それでなかったら生き残っていけませんよ。財政がないんじゃないんですよ。経費にあまりにも使い過ぎるんです、これ。どうですか。 199 ◯町 長(中逸博光君) 福永議員から、本当にいつもいつも私に対しまして、財政上の温かい言葉を、また叱咤激励の言葉をかけられています。そういう意味で、私も本当に財政の健全化、今後、任期の間、続けてまいろうと思っておりますので、そういう意味でも、いろんな経常経費の削減、こういうのにも努めてまいろうと思っております。ただ、今何を減らすかというのはちょっと検討をさせていただきたいと思います。 200 ◯福永栄助議員 何を減らしたかじゃなくてですね、経常的経費がこれだけかかっとるという話でしょう。経常的経費の内容ちゅうのは皆さんも共有しとかなん。予算要求するときでん、共有しとったなら、できるだけ経常的経費になるような経費は抑えると、それを暗黙の了解で皆さんに与えなければ、求めてこないちゅうことになるんですよ。  極端に言えば、上から、この経費はこれだけ下げるって、%で示してもいいと思いますけどね、なかなかそうはいかんのでしょう。事業というとが、あって、あなたが特別この事業に力を入れとるならば、そこは減らすあれじゃないですもんね。  だから、そこのところ、職員の皆さんが原課も含めたところで、この年度の経常的経費はこれだけに抑えなきゃならないちゅう使命感に燃えて、じゃないとしゃが、住民からのさまざまな多様化するニーズに関しては応えられない。だから、自治体の本来の役割である住民の福祉の増進が果たせないんですよ、これ。  あのね、経済的あれはないんですよ、町は。町長。経済的などうのこうのとおっしゃったけどもね、経済的なことじゃなくて、この町のことを、町のことに対して、今住んでる住民に対して、いろんなニーズに対して応えるということが、本来のこの自治体の役割ですよ。それを徹底してやらないことにはですね、いくらあなたが頑張ってもですね、財源は出てきません。そうすると、おのずと基金を取り崩す、あるいは起債を起こしてやるという形なんですよ。  だから、ちょっと動けば、先ほどのトイレなんかすぐできる話なんですよ。クーラーもしかり。その地中熱は補助金の申請とか何とかおっしゃるけども、私から言わせると、930万の残があったならば、どうして全ての教室にそれをつけなかったかという話ですよ。だから、せっかくの議員生活最後の質問をですよ、検討しますじゃなくて、こういう削減を果たして、つくりましょうと。これをしてないから、その金が出ないんですよ。  だから、財政が厳しい、財政が厳しい。財政を厳しくしているのはあなた方なんですよ。そのときはどうぞおっしゃってください。議員の報酬を下げていただけないかと。人件費を下げましょうと。それが本当の皆さんの姿ですよ。なぜならば、町民から受け取った税金で運営されてるんだから。だから、それを返さなきゃならないんですよ。自分たちの経常的経費、それは行政運営に対する毎年支出する部分ですよ。そこをあなた方がぜいたくしたらだめ。そこはじっと我慢して、辛抱してでもやっていくような事業をやらなきゃだめですよ。それじゃなかと、さまざまな住民ニーズには応えられないということです。  どうでしょうか。これも私の最後の発言になるかもしれませんので。 201 ◯町 長(中逸博光君) 毎回毎回、本当、財政に対する叱咤を言われております。本当にこういった構造改革も視野に入れて、今後は対応していかなくちゃならないとつくづく感じているところでございます。 202 ◯福永栄助議員 ひとつ頑張って、住民の皆さんのその暮らしとか生活、さまざまな分野での住民の福祉の増進に果たされんことを希望して終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 濱崎 久議員 203 ◯松井一也議長 13番、濱崎久議員の登壇を許します。濱崎議員から一般質問席へ飲み物の持ち込みの申し出がありましたので許可しております。                 (濱崎 久議員登壇) 204 ◯濱崎 久議員 当町の選挙管理委員長の行動がフェイスブックに掲載されたり、ちまたの住民の話題になっております。通報を受け、議会事務局長はどのように対応し、町としてはどのように指導したのかお伺いをいたします。  全協が7月25日に開催されましたが、その前、何らかの通報が議会事務局長へもたらされたと思慮されます。西野事務所関係者からも聞き取り、そのようなことが浮かび上がります。このようにして町に通報されたと聞くが、議会事務局長や総務課長を初めとする町はこのことをいつ知ったのか、また、県などへ指導を仰いだのはいつか、お伺いをいたします。 205 ◯町 長(中逸博光君) 選挙管理委員長につきましては、9月5日に退職願が提出されたとの報告を受けております。選挙管理委員につきましては、私は任命権者ではありませんので、また指導的立場でございませんので、答弁は差し控えさせていただきたいと思います。 206 ◯濱崎 久議員 全協で、全議員にコピーの写真が配付されましたが、このコピーを依頼された人はこれを拒否し、コピーすることを断ったと聞きます。誰がコピーしたのか、コピー機は町の複写機が使われております。そのコピーは資料ではなく、回収されました。コピー料金は納入されておりますかどうか伺います。  時間がない。早く答弁してください。 207 ◯松井一也議長 濱崎議員に申し上げます。質問の範囲外と判断しますので、範囲内の質問をお願いします。 208 ◯濱崎 久議員 今のは答弁できないんですか。  時間がない。 209 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午後 3時26分)                再開(午後 3時35分) 210 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  濱崎議員に申し上げます。答弁する人がいませんので、次の質問に移ってください。 211 ◯濱崎 久議員 私は質問の通告をいたしました。そして、受理されたから、ここにこういうふうに掲載されていると思います。答弁をしてください。 212 ◯松井一也議長 もう一度申し上げます。答弁する人がいないので、次の質問に移ってください。 213 ◯濱崎 久議員 それでは、このことをいつ知ったのかということの問いについては、答弁をいただきます。 214 ◯松井一也議長 誰に質問してるんですか。 215 ◯濱崎 久議員 先ほども申しましたが、議会事務局長や総務課長を初めとする町はこのことをいつ知ったのかと、こう質問しておるんです。 216 ◯総務課長(田畑道尋君) 日にちはわかりませんが、フェイスブックに載っていたといううわさを聞いております。  以上でございます。 217 ◯濱崎 久議員 県などに指導を仰いでおられますが、それはいつされたんですか。7月25日が全員協議会です。その前ですか、後ですか。 218 ◯総務課長(田畑道尋君) 全員協議会の前でございます。 219 ◯濱崎 久議員 全協の前に議会事務局長が知ったとすれば、町部局へ通報連携するシステムになっておるのかどうか。これは、今、25日全協の前に総務課長が知っておったということでありますので、あるいはまた、県のほうにも指導を受けておったということでありますので、それならば、その時点で、この選管の委員長との協議がなさせるべきであったろうと思うんですよね。うわさに聞けば、議会事務局長がその前に云々というようなこともあっておるわけですから、当然、複数の職員がそういうようなことであるということであればですよ、するべきだと思うんです。  そしてまた、そのコピーを最初は同僚議員が拒絶しておりますが、その後、コピーがなされております。そして全議員に配付がされました。しかし、それは資料として受けたんではなくて、また回収されました。ということは、資料として受けたんじゃないなら、ということは個人の資料かなと。それであれば、そのコピーの料金は納めてあるかどうかということをお尋ねいたします。 220 ◯総務課長(田畑道尋君) 議会の中で配られた資料というのは、私たちは全然対応しておりませんので、全然わかりません。 221 ◯濱崎 久議員 そういう答弁しかできないと思いますよ。事実が判明しましたので、長く質問をするつもりはありません。  本来、選挙管理委員長の仕事なんて大変なものなのです。対立する住民の中に割って説得するときもあり、尊いボランティアなんです。そのためには、種々の勉強も重ねねばなりません。また、町職員は日々の仕事の中で、尊敬の念を持って接し、過度の報道などについて、離して接すべきです。町とは、そのためにアカデミーや自治研修など税金を使って職員研修を行っています。いたずらにことをあおるのではなく、通報してくる議員にも説得をすべきであります。軽率な行動が過度の反応を呼び、ひいては町の信用、議会の品位にもかかわることとして、今後、積極的に仕事に励んでいただきたいと思います。  次は、上沖洲道路陥没事故についてであります。  平成27年7月2日、上沖洲区内において、下水道管の腐食による道路陥没事故が発生しました。これはヒューム管の耐用年数50年以内に起きた事故であり、重要なこととして捉えなければなりません。これは総務委員会で協議したことであります。  事故から2年経過しました。このような要因で道路が陥没するに至ったのは、どのような要因があったのか、専門的な知見による原因の公表と今後、全町内で対策の明確化を答弁いただきます。 222 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  平成27年度に上沖洲区内で発生しました道路陥没事故につきましては、昭和63年度に施行し、27年経過したヒューム管が硫化水素で破損し、その破損箇所から大量の土砂が入り込んだことが要因で、道路が陥没したものと考えられます。これは耐用年数50年以内での破損ではございますが、玉名市からの圧送出口である硫化水素が発生しやすい環境であったことが主な原因であると考えられます。  その後、破損した下流の下水道管につきましても、管の破損を防止するためにカメラ調査を実施し、管路更生工事を行っております。また、陥没事故の復旧が完了した後、平成27年度から平成28年度にかけて、町内の主たる下水道管で硫化水素が発生する可能性が高いと思われる箇所のカメラ調査を実施し、長洲町管路施設長寿命化計画を策定いたしました。さらに、平成29年度以降は長洲町管路施設長寿命化計画において、更新の優先度が高いとされた管路から社会資本総合整備交付金を活用して管路更生工事を行う予定でございます。なお、平成33年度からは、長洲町下水道施設全体の更新に合わせた長洲町ストックマネジメント計画を活用し、今後このような事故が起きないような持続可能な下水道施設の更新事業を行ってまいりたいと考えているところでございます。 223 ◯濱崎 久議員 時間がありませんのでカットいたしますが、専門的な知見による原因の調査を今後、徹底的にやっていただきたいと思います。  次は、前議会で不明とした町財産の無断使用を明白にお願いいたしたいということでございます。きんぎょ村活用検討委員会の活動状況と前の議会で不明とした点の答弁をいただきます。 224 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  長洲きんぎょ村活用検討委員会につきましては、金魚養殖に関する多様な観点及び専門的な視点を踏まえた委員の皆さんときんぎょ村の活用を初め、金魚養殖に関しての検討委員会を8月より開始しております。今後も、この検討委員会において、委員の皆様のさまざまな意見を集約し、きんぎょ村の活用の方向性を検討してまいりたいと考えているところでございます。  前議会で不明とした点ですが、6月末で長洲きんぎょ村の行政財産の延長の期間に対しての使用は終了しております。また、事務の停滞により疑義が生じた部分がございますが、無断使用はなかったと考えております。 225 ◯濱崎 久議員 長洲町養魚組合長松井一也氏は、平成29年3月31日まできんぎょ村の使用を許可を得て使用してきました。町長は議会で3月31日までに池の使用を終了させ、期間の延長は行わない旨答弁してまいりました。ところが、6月13日、4月1日にさかのぼって許可しております。著しく不可解です。  6月開催第2回定例議会で、金魚生産モデル池の無断使用問題が追及されることに危機感を抱き、6月ごろに平成28年度末に許可申請が提出されていたかのように装った可能性がどうしても否定できません。  この疑問に答えるために、担当課が受理した平成29年3月31日付通し番号受け付け1268号の電子データの資料と受付番号1267号と1269号を公表いただきます。  時間がないので答弁をさっさとしてください。 226 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午後 3時45分)                再開(午後 4時40分) 227 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  先ほどの濱崎議員の発言は資料請求ですか。 228 ◯濱崎 久議員 資料がもらえるならば、資料をいただきたいと思います。 229 ◯松井一也議長 資料は準備できますか。14部、提出してください。  濱崎議員に申し上げます。ただいま配付しました資料に基づく質問は、監査請求中ですのでできません。よろしくお願いします。 230 ◯農林水産課長(中島良治君) すいません、議員。内容的なものをもう一度お願いしていいですか。質問の内容をすみません、もう一回お願いをしてよろしいですか。 231 ◯濱崎 久議員 よく聞いといてくださいよ。前段をカットいたします。  6月13日、4月1日にさかのぼって許可しておる。著しく不可解です。3月31日に申請書が提出されたのであれば、その日に決裁をして、そして4月1日からの使用許可というのが当然でしょう。しかし、それが6月に入るまで、6月13日に入るまで許可がなされず、しかも6月13日に、4月1日にさかのぼって許可がなされたということは、著しく不可解です。  この疑問に答えるために、担当課が受理した平成29年3月31日付通し番号の受付1268号の電子データの資料と受付番号1267と1269号の公表、これは下段の公表は今資料をいただきました。電子データの資料も要求しております。これを要求しております。 232 ◯農林水産課長(中島良治君) 申しわけありませんでした。今、申された電子データを打ち出したものがこれになります。それから、議員の御指摘分でございます今回の部分でございますけども、やはり事務が遅滞してしまったという部分でございまして、事務のほうが遅滞してしまい、いろんなところに疑義を生じてしまいました。今後、このようなことがないようですね、事務はしっかり行っていきたいというふうに思いますし、こういうことがないように今後は努めてまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 233 ◯濱崎 久議員 議長に資料の要求をいたしておきます。この電子データの資料の要求を議長に要請いたします。  この電子データ、こういうのじゃなくて。1268号の電子データがあっでしょう。それによりますと、何月何日にそれを受け付けた。そして、第何号だという、その電子データを要求しとるわけです。これは番号順のことでしょうが。ですから、その通し番号でいただきたいんです。 234 ◯松井一也議長 出せますか。 235 ◯農林水産課長(中島良治君) 申しわけありません。データを打ち出したものがこれになりますので、電子データというのがちょっとあれですけれども、一応こういう形になるということでございます。 236 ◯濱崎 久議員 あなた、見たことないんですかね。私は執行部の書類を見せてもらってるんですよ。電子データを。あるんですよ。それを議長、要求しておきます。 237 ◯松井一也議長 なかっだろう。 238 ◯濱崎 久議員 議会人はその主体としての任務は執行部のチェック機関であります。 239 ◯松井一也議長 ないなら出さなくていいです。 240 ◯濱崎 久議員 いくらかでも疑問が生じれば、それを質問し、正しく住民のためになるかどうか、平等に執行部の仕事がなされているかどうか、正すことにあります。そして、これこそ車の両輪となるものです。再度申します。電子データを公表していただくよう要求しておきます。 241 ◯松井一也議長 なかっだろう。これだけやろう。なら、出さなくていいです。
    242 ◯濱崎 久議員 それでは、次、お伺いします。  ただいまの町長は、使用延長許可であったということを申されました。しかし、財務規則105条によって、使用延長許可であるならば、変更許可申請でなければなりません。この点はどうなんですか。 243 ◯農林水産課長(中島良治君) 口頭ではございますけれども、延長の許可ということで答弁のほうをさせていただいたというふうに思っております。 244 ◯濱崎 久議員 官公庁の仕事は全て文書であります。口頭で許可ができるはずはありません。何で使用延長許可であるならば、変更許可申請の様式に従って、財務規則105条に則って粛々としていかなければならないと思います。その手続がなされておらず、これはあくまでも平成29年3月31日の申請は、あくまでも新規の申請になっております。延長許可申請にはなっておりません。延長許可申請は先ほども申しましたように、財務規則105条、変更許可申請になります。  しかも、公の官庁がですよ、口頭であれしていいですよ、これしていいです。そういう許可があるはずがないです。 245 ◯松井一也議長 本日の会議時間は議事日程に従いあらかじめ延長します。 246 ◯農林水産課長(中島良治君) 申請のほうは延長というふうには書いてなかったということでございますけれども、あくまでも……。 (「聞こえん。」と呼ぶ者あり)  申しわけございません。確かに議員言われるとおりに、書類でのやりとりというのがあるとは思いますが、今回に関しましては、口頭での許可ということで行っております。今度からそういうことがないようにですね、事務のほうは行っていきたいというふうに感じております。  以上でございます。 247 ◯濱崎 久議員 そこが今回の公文書改ざんに変わってきておるんじゃないんですか。口頭で許可しておったから、6月13日になって、4月1日にさかのぼって文書で許可をしたということになったんじゃないですか。どうですか。 248 ◯農林水産課長(中島良治君) 公文書改ざんという御指摘でございますが、あくまでも申請のほうが出されて、許可を出したのがおくれてしまったということでございますので、その件に関しましては、本当に疑義が生じた部分に関しまして真摯に受けとめですね、今後、事務のほうは遅滞なく行っていきたいというふうに思っております。 249 ◯濱崎 久議員 まず、許可申請が延長の許可申請でなくて、新規の許可申請になってますよね。それが一つでしょう。そして、許可は口頭でした。そうでしょう。そういうことで公の仕事ができますか。住民に口頭でしたことをどういうふうにして説明しますか。できんでしょう。そもそも、そこに、この今回、公文書改ざんのスタートがあるんじゃないんですか。あくまでも、使用延長でなくて、これ、新規の申請でしょうが。しかも、私が6月9日に指摘したから、机の中から出てきたんでしょう、3月31日の申請書の書類が。まことに不可解でしょう。どう説明しますか。 250 ◯農林水産課長(中島良治君) 議員の御指摘の部分、いろいろございます。事務が遅滞したことに関しましては、本当に申しわけないというふうに思っております。本当に、今後、このようなことがないように真摯に指摘を受けとめ、事務のほうを進めてまいりたいと思います。まことに申しわけありませんでした。 251 ◯濱崎 久議員 それでは、この申請が325平米になってますよね。で、許可は1,975平米になってますよね。これ、どういうことですか。 252 ◯農林水産課長(中島良治君) 先ほどから許可の延長ということで、28年度の面積そのままを延長して借りていただくというところでお願いをした部分でございます。申請のほうは325ということで、養魚組合のほうには撤去した部分の面積を書かれたということでございましたので、それではなく、あくまでも延長でございますので、もとの面積、平成28年度の面積のほうを書いていただいたというのをそのまま許可したということでございます。 253 ◯濱崎 久議員 しかも、それはもう既に4月1日から使って、6月の終わりになって、6月の13日になって、それを審査されたことでしょう。そういったことは住民に説明できますか。許可は口頭でした。面積は6月に入ってもう使用ばしてしまったころになってからしたと。それということは、延長許可も様式は違う新規の様式を使っておった。そういったことで、住民にどういう申し開きができますか。どうです。 254 ◯農林水産課長(中島良治君) 様式のほうは確かに延長の様式というのがございませんでしたので、その様式のほうを使ったというふうに思っております。いろいろな御指摘の部分、事務が遅滞した部分でございますので、答弁の繰り返しで申しわけございませんが、今後このようなことがないように事務を進めてまいりたいというふうに思っております。 255 ◯濱崎 久議員 課長として知識不足じゃないでしょうかね。財務規則105条に変更許可申請、これが明記されておるんですよ。使用延長を許可するのであるならば、この変更許可申請に基づいて粛々とすべきじゃないんですか。何でしなかったんですか。新規だからでしょうが。しかも、3月31日、本当に文書が来たかどうかわからないけど、6月に私が一般質問をして、それからあたふたと書類をつくったから、こういうことになったんじゃないんですか。そうでしょう。 256 ◯農林水産課長(中島良治君) あくまで、受け付けのほうは3月31日のほうで、先ほどの答弁の繰り返しですけれども、口頭での許可というところでいたしました。本当に事務の遅滞が今回のこのようなことになってしまったということで本当に申しわけないというふうに思っております。今度からこういうことがないようにですね、事務のほうは進めていきたいというふうに思っております。 257 ◯濱崎 久議員 それでは、その書類を受け付けた者はもうわかりましたか。3カ月たちましたからね。いわゆる、この文書を受け付けるでしょう。受け付けをするときは自分の農林水産課のカードを入れて、そして、この1268号ですか、これを受け付けるんですよね。これが3月31日に受け付けたかどうかというのは、電子データで残っているんですよ。こういうのじゃなくて。だから、その資料をちょうだいと言ってるんですけど、なかなか出してくれない。この受け付けた者は誰だったかということはわかったんでしょう。農林水産課の職員でしょうから。どうです。 258 ◯松井一也議長 ここで、しばらく休憩いたします。                休憩(午後 5時00分)                再開(午後 5時40分) 259 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  執行部の答弁を求めます。 260 ◯農林水産課長(中島良治君) 大変申しわけございませんでした。電子データの分でございますけども、先ほど議員のほうにお渡ししました電子データのほうがこれではないということでございましたので、今、手元のほうにその電子データのほうを持ち合わせておりませんので、まことに申しわけありません。後でデータのほうですね、確認をいたしまして、お渡ししたいと思いますけども、よろしいでしょうか。 261 ◯濱崎 久議員 それではですよ、この使用延長許可ということを言われておりますが、28年の3月31日は受付番号1305号で、住所番地が申請書の中にあるわけなんですよね。それで、その翌年の29年3月31日受付番号1268号は住所番地がないんですよね。  ですから、使用延長であるならば、いわゆる28年3月31日に番地があった、いわゆる法人の資格を持った団体が申請をした。それが翌年の延長につながっていくということになるんじゃないですか。いわゆる28年度の申請と、そして、今執行部が言うところの使用延長ということを言われますが、これは法人格が変わっているんですよ。申請者が変わってるんですよ。それも、しかも、財務規則の105条によった変更許可申請がなされずにですよ、使用延長ってどうして言えますか。 262 ◯農林水産課長(中島良治君) いろんな部分で、事務のミスがございました。事務の手続のミスがございました。本当に申しわけないというふうに思っております。 263 ◯濱崎 久議員 今、ちょろりちょろり資料を持ってこられましたけどね、今持ってこられた資料の中で、後で持ってこられた資料の中に、受け付けをした者の名前が書いてあるんですよね。職員の名前が。  どうです。課長はこの3カ月間、不明ですということで答弁しませんでしたけど、今見せてもらった資料の中で、名前が書いてあるじゃないですか。受け付けをした者の名前が。どうしてそういう、うそじゃないけど、知らないというような答弁をするんですか。  そもそもですよ、このことは、4月初旬に、町長が3月31日に使用させないと言うたきんぎょ村に入って仕事している者がいるから、ちょっと来いということで、課長を呼んで、そして、現場でずっと話をして、4月も5月も6月も話を続けてきたわけでしょうが、中島課長と。  そして、中島課長はもう今度だけは、これはもう前もいろいろあったばってん、今度だけはもうやっぱ罰金ばとらんとでけんばいたって。実際の話、そう言うたでしょう。私は罰金とは言いよらん、使用料を取らにゃいかんとか、あなたは言葉としては言うたですよ。そういうことをですよ、4月も5月も6月も共有しておきながら、不法占有だということを共有しておきながら、そして、私が改善しないから、6月9日に一般質問の通告をした。ところが、中島課長が自分の机の中から3月31日の申請書の書類が出てきました。3カ月間ですよ。3カ月間たって、机の中から出てきました。  だから、私は、これは上からの力でこういうふうにさせられているんだなというような気持ちを今まで持っておりましたよ。途中で、今、福永議員がいろいろ中に入った話をして、おぼろげながら、その方向が違うのかなというようなことも、今わかりました。  しかし、その電子データと本当に符合するのかどうか。  まずですよ、29年3月31日受付第1268号は公文書を改ざんしたのではないかと著しく不可解に思います。役所の許可を口頭でしたとか、いわゆる一旦住民が許可申請したり、申請書の書き方にまで修正をさせるくせにですよ、住民が申請してきたら、字が違う、番地が違う、何が違う、かにが違うといろいろ修正させるでしょう、役場というのは。それが役所の許可を口頭でしたとか、何法で許されておりますか。使用延長の申請を財務規則に反して申請するとか、許可申請書を受け取った者も受けた者も不明で決裁もないなど、不可解きわまりないんですよ。  ところが、今、電子メールの一部を見せていただきました。そこにちゃんと名前が書いてあるでしょう。すぐわかるんじゃないですか。そして、また、この決裁を押されておりますがね、本当に自分の印鑑を自分で押したのか。ひょっとしたら、印鑑を誰かが押して決裁に回したのか。そういうこともですね、不審に思うわけなんですよ。  まとめて言いましょう。この受付第1268号は電子データと符合するのかどうか、自信を持って、責任を持って答弁してください。 264 ◯農林水産課長(中島良治君) 3月31日で受け付けのほうは行っております。確かに受け付けは行っておりますけれども、入力、ここで先ほど議員が言われておりました入力を依頼したのは、その後になっております。6月の机から出てきたときに、番号のほうを入力をしております。  以上でございます。 265 ◯濱崎 久議員 それが正しい仕事の仕方ですか。役所としての仕事の仕方ですか。 266 ◯農林水産課長(中島良治君) 重ね重ね大変申しわけございません。事務のミスがありました。本当に申しわけないと思っております。事務の手続のミスがあったということで、今後、このようなことがないように努めてまいりたいというふうに思っております。 267 ◯濱崎 久議員 まだ、私は質すことはありますけどね。別の方法でも資料の請求をしたり、監査の請求をしたりしております。そちらはそちらのほうでしていただくといたしましてもね。  住民が申請に来たときはですよ、字の1字違っても修正をさせるでしょう。ところが、役所がですよ、許可をするのに、口頭でした。文書は後から追いついてきた。4月1日からの許可をしなけりゃならないのに、6月13日まで引き延ばした。しかも、その使用期間は6月いっぱいでしょう。もうあとわずかなんですよ。言うならば、使用してしまった後に審査をしたり、現地を審査をしたり、使用してしまった後に許可書を起案してみたり、それが役所の仕事ですか。3月31日に申請が本当にされたのならば、その日に許可をするかしないか、起案をするのが役所の仕事じゃないんですか。私も20年間ね、役場におりましたけどね、そういったことをたたきつけられてきましたよ。  しかし、今、担当課長の話を聞いておりますとね、3月31日に出された申請書は起案も決裁も本当はその日を超えたんじゃなかろうかと。私はどうしてもこの点が納得いかないのです。  ですから、4月からずっと中島課長と私は現場でも話をした、役場でも話をした。その中で、これは無断使用だなということを中島課長も言われるし、私もそういうことを言って、そして、共有してきたことなんですよ。何かありますか、どうぞ。 268 ◯農林水産課長(中島良治君) 無断使用はなかったというふうに私は思っております。申請のほうは、確かに3月31日で受け付けはしておりましたので、特別な配慮を持って、生き物でしたので、金魚を移動する間をですね、口頭で、先ほどからあれですけれども、口頭での許可を行ったというところでございますので、無断使用はなかったというふうに私は思っております。  以上です。 269 ◯濱崎 久議員 証拠がありませんからね、出すことはできませんけど、中島課長、頭が何かこんがらがっちゃおりませんか。私が、現場で、「この使用している者は誰か調査をしてくれよ」と言ったときに、中島課長は後日、匿名でお名前を出されましたよ。そして、今度は「どうしてもこれはもういかんですな」と。「使用料ば取らないかん」って言うたでしょう。あなたが言うた名前を出してもいいですよ。しかし、少なくとも、前回、3カ月前の私が議会で質問したときに、役員さんに話をしましたと。「この金魚は撤去してくれ」ということを役員に話をした。それは議事録に残ってますよ。この議事録に残ってますよ。  「撤去してくれ」と。いわゆる撤去してくれということは、許可をしてないから撤去してくれということを言われたんでしょうが。許可してるのなら、何で撤去してくれって。許可して使用していいと言うとっとなら何で撤去してくれと言うんですか。濱崎が「誰が使用してるのか、調査をしてくれ」と言ったら、「わかりました」と個人の名前を言われましたよ。そして、さきの議会の中で、「養魚組合の組合の役員さんに撤去してくれ」ということを言いましたと。議事録に残っていますよ。  4月の1日以降、使用はさせないと町長が言ったから、それに沿った言葉として、中島課長は無断使用ということを私と共有しておったんですよ。そして、いつまでも改善しないから、何回も何回も私が写真を撮りましたよ。写真を撮って、中島課長に見せましたよ。そして、車の番号かなんか。「こういうふうにして随時使っているじゃないか」と。そしたら、「あら、困ったもんですね」ということ言って、私がもう改善ができないから、6月6日に一般質問の通告をしたんですよ。そしたら、その日に机の中から出てきたと言うたでしょうが。だから、ああ、宮仕えはつらいもんじゃのうと。中島課長にそういうふうにして、上から責任を負わされたのかいと、私は同情もしましたよ。ところが、今度それを今、180度ないということを言われるんですか。 270 ◯農林水産課長(中島良治君) 無断使用はなかったということで、認識をしております。今回のことに関しましては、事務のミスがあって、いろんな疑義を生じてしまったことに関しましては深く反省をしておりますし、今後このようなことがないように事務を務めてまいりたいというふうに思っております。 271 ◯濱崎 久議員 「組合のほうには、早期に金魚のほうは移していただくような分でお願いしていた」と、こういうふうに答弁しておるんですよ。中島課長は。それから、「金魚の撤去と申しますか、お話し合いのほうは組合員の方とさせていただきました。組合員の方でございます。役員の方だったというふうに思っております。」これ、議事録ですよ。あなたが発言した、議会の議事録。さきの、3カ月前の。これを言ってないと言うんですか。議事録に載っているのを言ってないと言うんですか。 272 ◯農林水産課長(中島良治君) 金魚を動かす期間、撤去期間というふうに思っておりました。そのような発言をしたというふうに思っております。ちょっと撤去という言葉が、ちょっと取り方なんですけれども、移動させていただくような意味合いでの撤去というふうなことでございました。 273 ◯濱崎 久議員 違う。これはあくまでも、4月1日以降の話をしとるんですよ。3月31日までの間の話だったらそれでいいでしょう。4月1日以降の話をしておるんです。4月以降の話で、私が「無断使用じゃないか、撤去させるべきじゃないか。」そう言いましたら、課長は「よく調べます。調べて結果は誰でした」と言いました。しかし、さきの議会の中では「役員の方でございます。今、朗読したとおりです。」こう言われたんですよ。  ということは、4月1日以降に金魚を早く撤去させていただきますと、誰に言ったかと役員の方に言いました。そう書いてあるじゃないですか。それを違うと言うんですか。この議事録が違うんですか。 274 ◯農林水産課長(中島良治君) 議事録の中で、役員の方にはお話をさせていただいたというふうに思っております。  ちょっといろいろとこの件に関しましては、本当に事務のミスでありました。本当に申しわけございませんでした。 275 ◯濱崎 久議員 それが私は違うと言ってんですよね。私が4月初旬から金魚を撤去するように要請しましたよね。そして、今も答弁されたでしょう。「役員の方に撤去していただくように話をした」と。ということはですよ、4月1日からの許可をしたという言葉と合わんでしょう。だから、そこに公文書の改ざんもしたんじゃないかと。そして、少しずつ資料を出すのを見ておりますと受け付けた職員もおる。はっきりしたし。  どうもね、最初は、私は上から抑えられて、「ああ、かわいそうな課長だなって。宮仕えというのは、そういうときにはそういうこともあるよ」という気持ちでおりましたけどね、どうも、きょうのこの議会の質問をしておりますと、そうじゃなかったような気がするんですよね。私はね、こういうような上から抑えられて仕事をしなきゃならないということにおいてはですよ、職員の士気が上がらないと。これは小さなことですよ。小さなことだけど、中逸町政において、そういうことがですね、蔓延しつつあるならば、今のうちに改善しておかなければならない。後々、大きな問題になったときに、右も、行くも退くもできないような沼地に入ってしまう。そういうことのですね、懸念のために、私は、これは小さなことですけどね、質問をしてきたんですよ。  しかしね、今、突き詰めて話をすると、どうもトップじゃなくて、課長だということであるならですよ、これ、懲戒の対象ですよ。いわゆる行政財産のですね、使用に関して、この行政の怠慢をしたということはですよ、行政の停滞を起こしたということですよ。課長は身をもって懲戒処分の対象にならなきゃならないと私は思いますよ。腹を割って、本当の話をですね、しなきゃ、身に降りかかることになりますよ。住民は許しませんから。行政は平等でなければなりませんよ。  どうもね、どういう結論になるのかわかりませんけどね、今の課長の答弁を受けても、つじつまが合わんでしょう。こういう部下を持ってしまわれたのか。あるいは、町長がそれよりも、いわゆる町の体裁をつくろうために圧力をかけて課長に答弁をさせておるのか、よくわかりませんけどね、今のこの答弁を聞いた中で、町長の住民に対する申し開きとともに、事の真相をですね、話していただきたいと思いますが、どうですか。 276 ◯町 長(中逸博光君) 前回の6月議会でも議事録に書いてあるように、私は答弁したつもりでいます。今回、事務の怠慢によって、調定あるいはそういった許可申請がおくれたというのは、本当に、これは今後ないように厳重に私も注意してまいりたいと思っております。 277 ◯濱崎 久議員 事務の処理の仕方においてもですよ、町長の今の答弁を聞いてもですよ、100点とは言えないんですよね。なぜならば、3月31日で「後の使用はいたさせません」と、こう町長は答弁しよるんですよ。ところが、この申請がですね、3月31日に出てるんですよね。しかも、財務規則に違反して、延長の許可申請でなくて、新規の許可申請になってるんですよね。しかも、事務方としては、これを口頭で許可した。あってはならないことですよ。  今の状態においてはですよ。町長のほうに分があるというか、町長の主張が正しいのかなという気持ちを持ちますけどね。と言っても、課長は町長の部下ですよね。部下の指導、これは、やっぱりやらなければなりません。町の士気にもね、さわります。町長はね、やっぱり、こういったことで、これを一つの例として、職員の綱紀粛正。飲酒運転もありましたよね、いろんなこともあっております。しかし、こういう中においてですね、士気の高揚、そして、平等にですね、住民を扱う。権利、資格を持った人にですね、すり寄った優遇策をしない。平等に住民は住民として扱う。公平、平等にですね、やっぱり公務として仕事を全うしていただきたいと思いますよ。  こういうような小さなことでしたけどね、私はそういったことで、町の行政の中にですね、大きいものに、強いものに巻かれるというようなことのないようにですね、いわゆる議会議員として指摘をいたしたい。そういった気持ちでやったんです。  最後に、町長何かありましたら聞かせてください。 278 ◯町 長(中逸博光君) さまざまな御指摘を濱崎議員からいただきました。私も含めて、職員ともども、そういった町民に対して、いろんなのでミスないように気をつけながら、やっぱりそのためには職員も日々努力して、いろんなことを勉強してやってまいって、町民のために頑張ってまいりたいと思います。 279 ◯濱崎 久議員 以上で質問を終わります。初めて時間内で終結しました。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 福本みや子議員 280 ◯松井一也議長 1番、福本みや子議員の登壇を許します。                 (福本みや子議員登壇) 281 ◯福本みや子議員 皆様、お疲れさまです。1番議員の福本みや子です。議長の許可をいただきましたので、通告に従って質問をさせていただきます。  ふるさとを愛し、ともにあしたの長洲をつくるため、初心を忘れず、町民目線に立って、16回目の質問となり、1期目としては最後になりました。毎回、質問や提案しましたことに、私の勉強不足、言葉足らずにもかかわらず、丁寧に御回答いただいた執行部の皆様、寛容に御指導いただいた先輩議員にお礼を申し上げます。  では、質問に入らせていただきます。  今回も答弁によっては再質問もさせていただきますので、議長の御配慮よろしくお願いします。  質問は、戦没者慰霊式典についてです。戦後72年が過ぎ、日本は製造分野、経済分野、文化面など、さまざまなジャンルにおいて底力を発揮し、未曽有の発展を遂げ、世界の一角を担う経済大国となりましたことは皆様御承知のとおりです。立憲国家となり、平和国家宣言をし、民主的に運営される政治によって、国民は義務教育により識字率100%であり、国民皆保険制度において、医療は平等に受けられる文化的生活を営める日常を享受しており、大変ありがたいことです。この繁栄と平和は、さきの大戦でかけがえのない命をささげられた皆様の尊い犠牲の上に築かれたものであることは、私たち日本人が忘れてはならないことです。  戦没者を追悼し、平和を祈念する日として、本町でも、毎年、戦没者追悼式典が開催されています。私たち議員はもちろん出席しております。しかし、年々残された御遺族の高齢化と参列者の減少傾向が目立ってきているのは、大変残念なことです。このことが、戦争の悲劇や戦没者への敬意と感謝、そして平和への意識などが薄れていきはしないかと非常に危惧を感じます。今や、よその自治体でも、このような同じような状況が生じており、案じて式典の開催については、さまざまな工夫や趣向を凝らして実施していると聞いております。  本町の式典の現状と今後、平和への思いをつなぐ戦没者慰霊の場への参加を促すことについて、どのように考えているのか伺います。 282 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の御質問にお答えいたします。  本町の戦没者追悼式につきましては、長洲町遺族連合会の協力を得ながら、毎年4月3日に、ながす未来館で開催しております。今年度も同日に開催し、参加者は約180名程度でございました。関係者への周知につきましては、戦没者の遺族に対する通知文や広報等へ掲載し、式典の開催を周知しております。  戦没者の遺族も高齢化されており、以前と比べますと参加者も年々減少しておりますが、今後も長洲町遺族連合会と連携し、式典を開催してまいりたいと考えておるところでございます。 283 ◯福本みや子議員 私は、式典において、戦没者に対し追悼の祈りをささげるとともに、戦争の悲惨さを経験していない私たちの世代、さらに後世に引き継ぐことが大事だと考えます。  そのためには、若い世代、特に小中学生が追悼式に参加することはよいことだと思っております。小中学生は修学旅行などで、長崎や広島、あるいは沖縄などに実際出かけております。現地では、惨状のむごさや語り部さんの話などを見聞きし、驚きと恐怖を抱いたことでありましょう。そして、その感覚は自然と平和への祈りとなってささげております。  その思いを忘れることなく、今、私たちが生活しているこの長洲でも戦争の犠牲者がいて、戦没者への祈りが続いているということを知ってもらい、ともに式典に参加していただきたいと思っておりますが、いかがお考えでしょうか。 284 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  この戦没者追悼式につきましては、先ほど町長答弁にもありましたとおり、長洲町遺族連合会の方の多大なる御協力をいただきながら、今、開催をいたしております。その中で、年々数が減っているという話であるとかですね、子どもさんの参加というものについては、今、遺族連合会、遺族の方のひ孫さんあたりをですね、選出をしていただきまして、その方をお呼びするというところにしておりますが、こちらもなかなかひ孫さんがおられないとかですね、来られないとかっていう御意見が多うございます。なかなか遺族連合会の方も、そこの選出に当たっては御苦労されているというところをお聞きしております。  そういった中からですね、来年度等の開催におきましても、今、議員おっしゃられたような御意見等もいただきながらですね、今、来年度の戦没者追悼式には町内の小中学生の代表の方とかですね、そういった方の参加を得られないかというところで、検討をさせていただいてる状況でございます。  以上です。 285 ◯福本みや子議員 遺族のひ孫さんということでございますが、選考するのに大変苦慮されていることということでございますが、ひ孫さんに限定せずに、例えば、先ほど申し上げました小中学生の修学旅行での作文の発表の場であってもいいんではないかと思います。あるいは、祈りの歌の合唱なども式典に沿うものではないかと思います。また、子どもたちが献花の介添えをするのもできるのではないでしょうか。多くの子どもたちの参加を促すアイデアを出していただければと思います。  担当課でも、大変協力的にお考えを持っておられますようですので、実施に向けて、広く参加していただけるよう小中学校など関係機関との議論をしていただくよう、ぜひお願いいたします。  ここは、教育長にお答えをいただけますでしょうか。 286 ◯教育長(松本 昇君) 私も何回かこの式典に参加させていただきました。本当に亡くなられた方への思いを熱くしたところでございます。  それで、町内の小中学生が追悼式に参加することについては、前向きに実現したいと考えます。次の校長会において、学校長へ説明をし、参加の呼びかけをしてまいりたいというふうに思います。  以上でございます。 287 ◯福本みや子議員 前向きな御検討をいただくというお答えをいただきました。どうぞよろしくお願い申し上げます。
     長洲町には、五百三十余の鎮魂は紛れもない事実であります。長洲町遺族連合会もその意思を継いで活動をされておられます。御出席いただく御遺族の方々の高齢化により、当日式典に出席しなくても、まずは未来館までの交通手段がなくて困っているというお声もあります。  また、多くの一般町民も追悼ということに無関心ではないということを示していただきたい。そのためには足を運んでいただきたい。参加を促すという意味でも、何らかの交通手段を考えることもこれからの課題の一つではないでしょうか。  それと、もう一つ課題があります。これは地域によって若干の差はあると思いますが、各地区の墓地でのお盆の行事として戦没者供養が営まれております。  また、この場所にはですね、若い青年戦没者のセピア色の写真が、遺影が幾つも飾られております。蝉時雨の中で、それをたくさんの人が手を合わせておられる光景を私は何度も見ております。ここにも、この光景を開催者の高齢化と減少により、この光景もいつまで続くのかと大変危ぶまれます。ここにも課題があるのではないでしょうか。  このように、世代をつないで引き継いでいく追悼の行事は、たくさんの課題は抱えておりますけど、平和国家を願って散っていった方々への私たち現代に生きる者への責務だと思います。  どうぞ、行政の御理解と御支援をいただき、課題解決に向けて、遺族連合会と十分連携をされて、継続される行事になりますよう期待しまして質問を終わります。  御清聴ありがとうございました。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 大森秀久議員 288 ◯松井一也議長 2番、大森秀久議員の登壇を許します。                 (大森秀久議員登壇) 289 ◯大森秀久議員 2番議員の日本共産党、大森秀久でございます。任期最後の一般質問になりますが、今回は二つの事項で質問をいたします。  特に、二つ目の教育方針については、いろいろと御提案も申し上げたいと思いますので、積極的な答弁を期待したいと思います。また、答弁のいかんでは再質問をさせていただきますので、よろしく御配慮をお願いします。  最初に、6月の定例会で、実は質問時間が超過をしてしまいました関係で、文書規程とその運用について、まず2点お伺いします。先ほど同僚議員がいろいろ質問されてましたので、答えがダブるなとは思いましたけども、一応用意をしておりますので。  最初に、町の行政に関する文書、種類も多くて、量も膨大になると思います。職員の通常の服務の中で、文書規程がどのように位置づけられているかを伺います。先ほど答弁されましたのでダブると思いますけども、位置づけの意味は通常の職務の中での文書の取り扱い、文書規程が職員教育ではどのような扱いになってるかということで、考えていただいていいと思います。  次に、庁舎内に勤務をされる町の一般職員と小中学校に勤務される県採用の職員では文書規程に違いがあるか伺います。また、違いがある場合の扱いについて、統一的な対応がとられているか、その点を伺います。 290 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の2点のうちの1点目について御質問にお答えをさせていただきます。  行政文書及び文書規程の服務の中の位置づけにつきましては、職員は当然のことながら文書規定に従い、行政文書を適切に処理、保管等をすべきものと考えているところでございます。 291 ◯教育長(松本 昇君) 大森議員の2点目の御質問にお答えいたします。  まず、本町の職員が取り扱います文書につきましては、長洲町文書規程に定められており、町立の小中学校で備える文書や書類、いわゆる表簿といわれるものにつきましては、長洲町立小中学校管理規則に定められておりますので、これらの例規により取り扱っているところでございます。 292 ◯大森秀久議員 では、何点か伺います。  最初に、(1)のほうから伺いますけども、公文書というのは一般的によく使う言葉です。広辞苑にも公文書と載っております。しかし、行政文書というものは、広辞苑には載ってないですね。ですから、文書規程、あるいは庁舎内の規則などで、公文書と行政文書のそれぞれについて、どのように定義をされているか。ちょっと個人的に考えれば、公文書と行政文書といった場合に、行政文書のほうが幅が広いのかなという、そういう捉え方を私はするんですが、そこのところのまず定義についてお答えをお願いします。 293 ◯総務課長(田畑道尋君) 国の公文書管理法においては、行政文書や法人文書を総称して公文書等と定義しておりますので、公文書のほうが広い意味での使われ方をされております。  公文書管理法第2条第4項の規定によると、行政文書とは行政機関の職員が職務上作成し、または取得した文書であって、当該行政機関の職員が組織的に用いるものとして当該行政機関が保有しているものをいうとされております。  長洲町の文書規程第2条においても、文書の定義がされており、公文書管理法の行政文書と同様の定義としております。  以上でございます。 294 ◯大森秀久議員 逆に、理解しておりますけども、要するに、公文書のほうが幅が広いということであれば、公文書、イコール行政文書という理解でいいかということですが、それでよろしいですか。 295 ◯総務課長(田畑道尋君) 公文書と行政文書ちゅうのはちょっと意味合いが。先ほど説明しましたけど、広義と狭義というような感じになるかと思います。で、町のほうの文書というのは、行政文書という理解でお願いしたいと思います。 296 ◯大森秀久議員 じゃ、町の文書は行政文書ということで統一をさせていただきます。  それで、例えば、町長から業務上の指示が口頭であった場合に、後で行政文書として残されるのかどうか。その辺はどうですか。 297 ◯総務課長(田畑道尋君) 町長からの指示は、ほとんど文書ではなく、口頭で指示が行われることが多いです。で、その指示によって、私たちが書類をつくるというところ、その書類をつくった分については、例えば、外に出す書類とかいう、職員の中で共有する分については、行政文書と取り扱うことになっております。 298 ◯大森秀久議員 ちょっと私たちにはわかりにくい説明だなと思いますけど、要するに、行政文書として残すものもあるけども、そうでないものもあるということですか。 299 ◯総務課長(田畑道尋君) そういうことでございます。 300 ◯大森秀久議員 次に、行政文書に関係することですけども、全ての職員が一人1台のパソコンを使って仕事をしていると思います。各課の職員のパソコンには恐らく共有フォルダーがあると思うんですけれども、共有フォルダー内の文書は全て行政文書と、役場の場合、そういう認識でよろしいか。もちろん私的なものは入ってないと思いますよ。思いますけども、全てフォルダー内の文書は行政文書という認識でいいか、それを伺います。 301 ◯総務課長(田畑道尋君) 共有フォルダーにつきましては、職務上の書類が入っておりますので、行政文書になると思っています。 302 ◯大森秀久議員 共有フォルダー内の文書は全て行政文書という認識で、これから、私のほう、いきたいと思います。  職務の上で、行政文書の内容を周知徹底する必要があるときは、どんなふうにされますか。各職員が共有フォルダーを見て、あ、これを共有しとかないかん。これが指示だなとかね、これが大事だなというのを各自が認識するんでしょうか。それとも別の方法でやるんでしょうか。 303 ◯総務課長(田畑道尋君) 職員のシステムは、掲示板という中と個人フォルダーというところがあります。そこから指示を出すことができますので、そこから指示を送っております。 304 ◯大森秀久議員 掲示板ということですね。わかりました。  行政文書に通常、職員の職務上の位置、要するに課長や課長補佐ということですけども、個人名、作成日時などは入っているんでしょうか、行政文書に。要するに、いつ、誰々が、何のために、この文書をつくったというのがわかるようになってますか。 305 ◯総務課長(田畑道尋君) 全てにわかるということではないと思います。 306 ◯大森秀久議員 行政文書ということであれば、全て行政上使われる文書でありましょうから、やっぱり、誰が担当者なのかというのは、わかるようにしておくべきだというふうに思います。  それと、ちょっと話が飛びますけども、9月2日の新聞記事で、政府が国家公務員に対して、旧姓使用のできる行政文書の範囲を拡大するという方針を決めたというのがあったんですけども、こういうことについて、町では旧姓使用というのがどうなのかというのも聞きたいし、町として、こういった中央官庁からの、政府からの指示があった場合、受けとめとしては普通どんなふうな感じですかね。町としても旧姓使用ということで、女性の地位向上とか、要するに、女性管理職とかということもありますので、これから積極的に取り組んでいくとか、いろいろあろうかと思いますけども、現時点で何か考えがありましたら。 307 ◯総務課長(田畑道尋君) 議員がおっしゃられたのは、多分、国の公文書規程のガイドラインを作成していくという記事が載っていたのかなと思います。  まだ、その中身をまず見てみないと、どういう方向性でされるのかというのが見えませんので、その中身を精査して進めていきたいと思います。 308 ◯大森秀久議員 それでは、中身を精査していただいて結構ですけども、旧姓使用は今日的な問題として、やっぱり一定の方向性を持ってきちんと結論を出していったほうがいいと思いますので、ぜひ御検討をお願いしたいと思います。  次いで(2)のほうの学校のほうですけども、学校の教職員といいますか、要するに、別の学校内で使っている文書規程といいますか、規則があるということだったと思うんですけども、さっき、管理上、校長先生が普通学校の先生方を管理されてる、管理職ですからね、いらっしゃるわけですけど、教育委員会は教育委員会で学校教育課長がいらっしゃるわけで、それのところで対応の違いとかを統一的にされるというようなことは必要ないんですか。 309 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  対応の違いということでの御質問ですけれども、一般的に、私どもが取り扱う文書で学校のほうまで照会したりですとか、調査等を依頼したりする文書、基本的には国ですとか、県、玉名教育事務所も含めてですね、流れてまいりますけれども、そのあたりについてはですね、統一したところで、依頼をかけて、でまた、そのあたりの文書についてはですね、学校教育課のほうで保管したりする部分がございます。もちろん、起案ですとかですね、発送する場合のそういった文書規程に基づいて行っているところでございます。 310 ◯大森秀久議員 大体、感じとしてはわかりました。  最後に、この二つの質問について、実は6月議会のときに長洲中学校の例の暴力事案のことを申し上げましたら、裁判中であるので答弁控えたいというようなお答えだったんですが、それを後からやっぱりずっと考えたんですね。考えまして、いろいろ文書規程があっても、職員教育を徹底するということもあっても人は間違えると。失敗するというのを前提で対応策を考えておかないといけないなというふうに思います。  結局、誰が間違えたかということを追求するんではなくて、なぜ間違ったかということをきちんと解明しないと、失敗を教訓にできないと思うんですね。その辺のところの仕組みとか、例の教育長と学校教育課には大変申しわけない、御自分のいらっしゃらないときに起きた問題ですからね、例の学校の、長洲中の暴力事案のことで言えばね、関係ないとは言えないけども、御自分は直接タッチされてないわけだけども、起きてしまったことですよね。誰かがその誰かの指示でアンケートをね、要するに裁断したかなんかして処分してたわけですから。それがね、メモだったからいいとかいう話では、僕はないような思いがあるんですよ。規程があっても、やっぱり間違ってしまう、失敗するということがあるんで、それを防ぐ手段として、何か考えてらっしゃることありますか。 311 ◯教育長(松本 昇君) 今、議員さんが言われましたアンケートみたいなものですね。それをきちんと取っておきなさいというような規程はないんですね、こちらのほうには。ですから、こういったことになってるのかなというふうに思います。こういったものをきちんと保管しときなさい、管理しときなさいというのはあるんですけど、そういったところまではないものですから、こういったことが起きてると。そういったことを考えるならば、規程にないやつまで拾い出さなくちゃいけませんのでなかなか難しいなとは思いますが、そういうことが予想されるようなことがわかれば、学校長のほうには取っておくようにという指示はできるかなというふうに思います。 312 ◯大森秀久議員 ぜひ、こういった問題で、またいろいろ世間を騒がすようなことにならないようにお願いしたいということで申し上げました。やはり個人の判断で、その場でぱっと判断して、処分なり何なりしないということで、そこをきちんと位置づけとけばいい問題かなというふうに思いますので、よろしくお願いをしたいと思います。  次の質問に移りたいと思います。教育方針について伺います。  まず、教育方針を全部読みました。通読しました。で、非常にですね、簡潔に書かれているという印象です。箇条書き的なところもありますので、ちょっと物足りなさも感じるんですけれども、多くの町民の方にですね、読んでもらうということを考えるとですね、そのほうがよいのかなとも思いました。これは感想です。  しかし、教育を考えるというときに、教育方針としてあらわすのであれば、基本となる教育基本法、これはやはり意識しておく必要があると思うんですね。第1条の教育の目的には、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の教育を期して行わなければならない」とここに書いてあります。で、平和ということと民主的ということが出てくるんですけども、平和についても民主的にも、教育方針の中に具体的にはないんですよね。平和教育とか民主的なことについてどうするということはないんです。  まず、平和について、平和教育という文言が入っておりません。平和教育の必要性について、まず教育長のお考えを伺います。すいません、2番ですね。道徳教育の取り組みですね。道徳教育の取り組みについて何点かあります。すいません。道徳教育の目的について、まず伺います。  小中学生の成長にとって、道徳教育、どんな役割を果たすのかということがあります。  2点目に、道徳を教科にするということですが、道徳は教科にするということであれば、学問なのかということについて伺います。  3点目に、来年度から道徳が教科化される方向です。教科となれば、先生方、教師は評価をしなければなりません。そこで、評価の客観的な基準はどうなっているか伺います。  4点目に、教科として道徳が戦前の修身と教育勅語につながることはないか、見解を伺います。  三つ目に、英語教育についてですが、英語教育の必要性、重要性は理解します。一方で、今、ちまたにはカタカナ語もあふれておりまして、日本語は一体どうなるのかという気もするんですが、日本語についてはどのようにお考えか伺いたいと思います。  四つ目に、18歳選挙権が実施されておりまして、18歳選挙権のもとで、主権者教育についてどのように考えてるか伺います。先ほども申しましたけども、教育基本法の第1条の民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を育てるには、やはり主権者教育についてですね、一考起こしていくべきかと思いますが、見解を伺います。 313 ◯教育長(松本 昇君) 大森議員の御質問にお答えをいたします。  まず1点目の平和教育の必要性についてですが、学習指導要領には、平和教育という言葉はありません。しかし、教育基本法第1条、教育の目的に、「教育は、人格の完成を目指し、平和で民主的な国家及び社会の形成者として必要な資質を備えた心身ともに健康な国民の育成を期して行わなければならない」とありますように、平和な世の中をつくる人を目指しております。このように、学校教育全てでこのような児童生徒の育成を目指しているところです。  例えば、6年生では、国語科で「未来がよくあるために」の大テーマで、「平和のとりでを築く」の広島の原爆を題材に平和の大切さ、核兵器は二度と使っていけないことなどについて学びます。社会科では、歴史学習の中で、「戦争への歩み」で戦争について学びます。総合的な学習の時間では、「平和について考えよう」を大テーマに掲げ、40時間ほどをかけて平和について学びます。  さらに、学校行事では、修学旅行で長崎に行きますので、語り部から話を聞いたり、原爆資料館で見たり聞いたりして、戦争の悲惨さと平和な世界を築いていこうという気持ちを育てます。  また、中学校の特別の教科、道徳では、世界の中の日本人としての自覚を持ち、他国を尊重し、国際的視野に立って、世界の平和と人類の発展に寄与するを目指して授業を行います。このように、多くの教科領域で平和教育を行っています。  さらに、特設の平和教育、つまり夏休みに平和教育として戦争体験者の話を聞くなどの学習については、次年度に各学校の実情に合わせて行うように計画をしているところです。  次に、2点目の道徳教育の取り組みについてお答えいたします。  まず1)の1番目の道徳教育の目的及び役割についての御質問がありましたが、教育基本法及び学校教育法に定められた教育の根本精神に基づき、自己の生き方を考え、主体的な判断のもとに行動し、自立した人間として他者とともによりよく生きるための基盤となる道徳性を養うことを目標としております。  さらに、2の道徳は学問であるかという御質問については、平成27年の学習指導要領の改正により、以前の道徳が特別の教科道徳になりました。これは社会的に深刻化するいじめ問題への対応を重視したものであり、児童生徒がこうした現実の困難な問題に主体的に対処することのできる実効性のある力を育成していく上で、道徳教育も大きな役割を果たすことが強く求められており、その目標、内容、教材、評価、指導体制のあり方等を見直されたものです。  次に、正式教科化される道徳の評価についての御質問につきましては、学習指導要領によりますと、評価の意義として、児童生徒の学習状況や道徳性に係る成長の様子を断続的に把握し、指導に生かすよう努める必要があるとされ、ただし、数値による評価を行わないものとされております。  具体的には、個々の内容項目ごとではなく、大くくりなまとまりを踏まえた評価とすることや他の児童生徒との比較による評価ではなく、児童生徒がいかに成長したかを積極的に受けとめ、認め、励ます、個人内評価として記述式で行うこととなっており、詳細については、授業に対する評価の基本的な考え方の評価の工夫、評価を指導の改善に生かす工夫と留意点などが学習指導要領等に明記されているところです。  次に、道徳の教科が戦前の修身と教育勅語につながるのではとの御質問がありましたが、教材や資料が違いますし、指導方法も違いますので、それらにつながることはないと考えます。  次に、3点目の日本語教育についての御質問にお答えをいたします。  本年度から教育課程の特例校の指定を受け、全小学校の全学年で英語科を導入し、英語教育の充実を図っているところです。もちろん、日本人の母国語である伝統ある日本語については、とても大切であると考えておりますので、学習指導要領に従いながら、国語を中心とした日本語教育を引き続き推進してまいります。  最後に、4点目の主権者教育についての御質問にお答えをいたします。  中学3年生の社会科の公民の授業におきまして、民主政治と政治参加について学習をいたしますが、公職選挙法等の改正により、選挙権年齢が18歳に引き下げられたことに伴い、生徒にとりましては、さらに身近なものに感じてきていると思います。  このような中、中学校においては、主権者意識の醸成を図り、ひいては社会参画につなげるため、学習指導要領に基づき、社会科を中心として主権者教育を推進していくことが重要であると考えております。  以上です。 314 ◯大森秀久議員 では、最初のですね、平和教育から再質問させていただきますけども。  夏休み中に登校してということで、来年度、実情を見ながらということで答弁がありましたけれども、私たちが子どものころは、8月6日か8月9日、どちらかが登校日だったんですよ。要するに、6日が日曜だったら9日と、9日が日曜だったら6日だったということだと思うんですけど、8月6日や9日は日本人にとってはやっぱり特別な日なんですね。8月15日もそうだと思います。ですから、そういう意味で、通常の授業の中で、いろいろ40時間とか時間とってやってらっしゃるという答弁ありましたから、それはそれで結構だと思いますので、ぜひ夏休み中に6日、9日、15日というのを特に意識をしていただいて、やはりぜひ復活をさせていただくように、これはお願いしたいと思います。ぜひ取り組みを再開していただきたいなと思います。  それから、先ほど、同僚議員も戦没者の慰霊式のことを質問されてましたけども、長洲町の戦没者の数について、一通りじゃないようなんですけども、詳しく正確に何人ということでお答えできますか。 315 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 戦没者の数については、ちょっと私のほうからお答えをしたいと思いますけども。町のほうで公式に持ってるということではありませんが、先ほど福本議員がおっしゃられた五百三十幾つというのがですね、実は、長洲町史のほうに遺族会の協力を得て出した数字がございます。で、今、戦没者追悼式の際に慰霊させていただいております鎮魂ですね、こちらに、これも遺族会連合会の方に協力を得てですね、今、平成7年ぐらいに再作成をしていただいております。で、そのときの数字を一応町としては把握しておりますので、その数を申し上げます。一応そちらに記載されているのは580名の方が鎮魂に今名簿として入っている数でございます。  以上です。 316 ◯大森秀久議員 両方ともそれなりに根拠があって、534という先ほど同僚議員の質問で答えられたんで、そういうことかなと思いましたけども、再調査されたら580ということで、数字も出てきてます。  で、私は、534人、534柱といいますか、580柱といいますか、こういった数字を長洲町の小中学校の生徒さんが知ってるかどうかということが、これが重要だというふうに思うんです。平和教育をいろいろされてますけども、長洲町も戦争に大きく巻き込まれたというと変な言い方ですけれど、戦争は国がするわけですから、当然、町もそれに引っ張られるわけですけども、そういう数について、子どもたちは恐らく知らないと思うんですね。だから、そこをやっぱり平和教育という中で、きちんと長洲町ではこれだけの方が戦争で亡くなってますということは、ぜひ取り上げていただきたいと思います。  簡単に534とか580とか言いますけど、年齢からするならですね、恐らく18歳ぐらいから三十五、六歳ぐらいまでの方がね、兵隊としてとられて、言うならば、家庭を持ってらっしゃった方もたくさんいらっしゃったと思うんですね。先ほど平和になった今、平和の礎になったというような言い方もされますが、戦死者という方の場合、戦闘の現場で、銃撃戦などで亡くなられた方よりも、食糧を断たれて餓死をして、病気にかかって死んだ方の割合のほうが多いということなんかも、教育長は御存じと思いますけど、そういうことなんかも子どもたちは知らないと思うんですね。こういうことをぜひ、きちんと教えてほしいと思いますが、その辺のところをどんなふうに思われますか。 317 ◯教育長(松本 昇君) 平和教育につきましては、8月にというような御意見がありましたので、そういう取り出しての平和教育には来年度計画をしていきたいというふうに思います。で、8月6日、9日にできるかどうかという難しいところがありますので、夏休みに入る前あたりも候補に挙がってくるのかなと思いますし、現在も、それぞれの学級とかで本を見せながら、読み聞かせをしながら、戦争の話をしている学級もありますので、そういったところも含めて、ちょっと調べまして、計画を立てていきたいというふうに思います。いろいろ御指摘をいただきましたので、そのようにしていきたいと思います。ありがとうございました。 318 ◯大森秀久議員 ぜひ、よろしくお願いします。  実は、長洲町は、平成12年の12月に非核平和長洲町宣言というのを行っています。ですから、戦後70年の年に、町のほうで平和の大切さやとうとさを考える機会をつくっていただきました。そのときに、さまざまな戦時中の資料を集めるのに苦労をされたという話も聞いております。  それと、今、戦後生まれの方が人口の80%をもう超えているんですよね。戦後生まれの方が82%か3%になってると思います。ですから、終戦当時10歳であった方は、今82歳になってらっしゃるわけですね。ですから、先ほど戦争中のお話を聞く機会もあるというふうに言われましたけども、戦争の実体験を知る方がますます少なくなってくるということがあるわけですから、今の小中学生は、実体験をした方から直接話を聞くことのできる最後の世代になる可能性はあるんですよね。その辺のところをぜひ意識していただいて、形は問いませんけども、先ほど言いましたように非核平和長洲町宣言やってるわけですから、一定の予算を確保して、町の事業として、平和について考える機会を設けることもぜひ検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。何か答弁できますか。 319 ◯教育長(松本 昇君) 戦争を体験された方から直接話を聞くというのが、一番中身の濃い授業になるかなというふうに思いますが、小学校の場合、1年生から6年生までおりますので、そういったことで学年によってということも考えなくてはいけないかなというふうに思います。効果の上がるように、そういうふうなことも学校のほうに知らせて、直接話をしていただく方が見つからなければ、私たちも少しそういう資料を持っておりますので、そういったことを差し出して、なるだけ効果のある授業をしていただくように仕向けていきたいというふうに思います。 320 ◯大森秀久議員 先月の8月の話なんですけども、8月8日から8月10日まで3日間、中央公民館のロビーで教育委員会から後援もいただきまして、「原爆と人間」のパネル展という展示を行いました。ちょうど8日の日が文化協会の会合がありまして、立ちどまって、たくさんの方に見ていただいております。また、町職員の方や同僚議員の方も幾人か見に来ていただいております。こんな企画を、私も含めた町内の有志が実行委員会をつくってやったんですけれども、やりたい人がやればよいとか、思いついた人がやればいいという問題でもないと思うんですね。実を言うと、あのパネルはそんな高くないんですよ。ワンセット数万円で買えるんですよね。ですから、ぜひ、そういったものを購入するということも一つの方法ということを考慮に入れていただいて、今後、授業として行われるのであれば、ぜひ、御検討をお願いしたいというふうに思います。  次に、道徳のことなんですけれども、教科になるということで、評価の客観的な基準というふうなことで聞きまして、答弁いただきましたけれども、生徒さん一人一人に、担任の先生が一人一人について積極的な受けとめとして評価をしていくということなんですか。複数の先生で行われるんですか。一人の先生ですか。どうでしょう。 321 ◯教育長(松本 昇君) 基本的には、道徳の授業は担任が行いますので、その担任がその子のことを全体的に見て、いいところを褒めていくというようなことで評価していくというふうに思います。 322 ◯大森秀久議員 基本的には、担任の先生ということでございましたけれども、担任の先生となれば、客観的というよりも主観的になりがちな部分もあると思うんですね。客観的というのは誰が見てもそう思うってことが客観的なわけですから。そこのところの歯どめというのは、何らかいるんじゃないかなというふうに思います。  道徳教育と言いますけども、道徳的に見て、一番やってはいけないことは何だと思いますか。道徳的に考えて。
    323 ◯教育長(松本 昇君) 何か試験みたいですけれど。人をいじめたり、人の命を奪ったり、そういったことだろうと思います。 324 ◯大森秀久議員 私も同じように思います。言うならば、人と人が争うとか、互いに傷つけ合うとか、あるいは殺し合ったりすることがそれに当たると思うんですね。そういう意味で申し上げれば、その究極的な形としてあらわれるのが戦争ではないかというふうにも思います。  極端な言い方かもしれませんけども、道徳を教科にするのであれば、戦争についてどう考えるか、生徒間の議論も一つの形ではないかというふうに思います。道徳の教科化で、あるテーマについて、生徒間で議論を行うという形も取り入れられるのか。その辺のところについて伺います。 325 ◯教育長(松本 昇君) 道徳の教科化で教科書が選定されますが、それを子どもたちに差し出すときに、先生が読んで、主人公の気持ちあたりを考えさせるというのがありますが、高学年になりますと、一つのテーマに沿って意見交換をする。そういった授業体系もあります。ですから、平和について、そういう意見交換をするならば、国際理解あたりの題材かなと思います。そういったあたりで戦争についてどうなのかというのを子どもたちに意見を出させて深めていくという手法も当然出てくるかなというふうには思います。  以上です。 326 ◯大森秀久議員 教科書がこれから選定されるということですけども、教科書は、決まるのは9月いっぱいぐらいには決まるんでしょうか。 327 ◯教育長(松本 昇君) もう教科書、どれを採択したかというのは決まっておりまして、ニ、三日前の熊日新聞にも出ております。  以上でございます。 328 ◯大森秀久議員 すいません、熊日新聞をとっておりませんので、後で読んでみたいと思います。  あと、教科として評価をするということで心配することについてお伺いするんですけども、言うなら、生徒の内面の評価になるんですね。文章で評価するにしてもですね。そうなりますと、先生方もいろいろ悩まれる問題があるかとも思うんですけども、優秀な生徒といいますか、すぐれた生徒といいますかね、子どもにもいろいろ成績ランクづけすれば優秀な生徒もいるわけですけども、どのような議論をすればいいかとか、どのような答えを用意すれば、点数はつけないとおっしゃいましたけども、よい評価につながるかということを敏感に感じとることのできる子どももいると思うんですね。で、そうなると、自分が本当は思っていないんだけれども、答えとしては、こう言えば、模範的な回答で、評価としていい評価につながるなということになってくると、結果として、いい成績をとるためにうそをつきなさいというようなことになりはしないかということを心配する声が、父兄からもあるし、これは名前、もちろん伏せますけど、学校の先生からもやっぱりあるんですよね。その辺のところはどんなふうにお考えですか。 329 ◯教育長(松本 昇君) そういった心配を私もいろんな方から聞くところでございます。で、道徳の教科、道徳の授業は道徳教育の要ということで、道徳の授業の中で育った豊かな心を学校生活やそのほかのところで表現していくわけですね。授業のときにいいことを言っても、行動としてあらわれてこないならば、そういったところが先生にはわかるわけですね。それをまた授業に取り入れて、あれ、この前はこう言ってたけど、こういうことができなかったよねというようなことでこうしていきますので、そういったところはもう先生方が見抜いていくというふうに思います。  以上です。 330 ◯大森秀久議員 私は道徳の教科化を非常に心配しているわけで、道徳を教えるなと言ってるわけじゃないから、そこのところは誤解のないようにですね。道徳教えてもらって結構です。人の生き方の問題ですからですね。だから、生き方の問題で言ったら、人の生き方ですから、いろんな大人の今ある姿を、直接本人から語ってもらって、なぜ今の私がここにいるのかということを語ってもらうだけでも、子どもたちは十分敏感に受けとめてくれると思いますし、そういう授業もあっていいのではないかなと思います。  ところで、道徳教育が盛んに行われれば、いじめはなくなると思われますか。 331 ◯教育長(松本 昇君) 道徳の授業をしっかりやって道徳教育を進めていけば、いじめは減っていくというふうに思いますが、道徳の授業をやったから、すぐにゼロになるということはあんまり考えられないのかなと思います。 332 ◯大森秀久議員 私もゼロにはならないと。言いたかったのは、要するに、先ほど道徳は学問かという話もちょっとしたんですけど、私は学問じゃないという立場です。学問ではないと。なぜかと言うと、道徳には学問としての蓄積がない、土台がないと言いますか、と思います。国語とか数学とか算数とか教科は学習内容がはっきりしてますから、あやふやな価値感、上からこうですよというルールを押しつけることになりませんけども、道徳の場合はそんなふうになりがちだなと。だから、先ほど言ったように、一人一人が体験を通して考えを出していくということが、重要かなというふうに思います。  それで、道徳の教科の副教材になるんでしょうかね。いろいろ学校で使ってもいいということのようですので。以前、私が一般質問で取り上げましたけれども、子どもの権利条約とか世界人権宣言とかですね、ああいったことについても、ぜひ検討の一つとしてお願いできたらというふうに思います。ぜひ、なかなか触れる機会ないんじゃないかなというふうに感じておりますので、御検討をお願いしたいと思います。  次に、英語教育について、ちょっと再質問で何点か聞きますけども、英語は、周囲の人に聞くと大事だと言われる方が大半です。ただ、心配するのは、小学校で英語教育を始めるにしても、専門の先生がまだいらっしゃらないわけで、そういうところで相当無理が現場に生じないかなというふうに思うんですね。特に、小学校の先生に多くの負担を強いることにならないかと思いますが、その辺のところはどうでしょうか。今の強いるというのは、労働時間がもともと長いというのが学校の先生方にあるんですよね、前提に。しかも、カリキュラムもかなり満杯状態と。いろいろ工夫されているということは知ってます。15分ずつ、ずっと授業するということも知ってますけれども、かえって教員の負担がほかの教科に影響するっていうことがないのかということも、弊害として感じるわけですね。教育委員会としては、決まったことだからやらなくてはならないということですけども、その辺のところを総合的に考えて、どういうふうな方法をとったらいいかということについて、ぜひよく現場の声も聞いて検討していただきたいと思いますけども。  何か答弁はございますか。 333 ◯教育長(松本 昇君) 小学校の先生は不得意な、得意でない教科領域も教えなくてはいけません。新しく英語が入ってきますので、英語が喋れないという先生も当然授業をしなくてはならないという立場になるかと思います。それで今、国中を挙げて研修の場をずっととっております。玉名においても、今研修がどんどんどんどん進んでいるところでございます。  長洲町は、外国語の先生を一人雇っておりますので、ほかのところと比べると負担が少ないかなというふうに思いますので、一緒に勉強するという気持ちを持っていただいて、先生も英語が上手になっていっていただければと思っているところでございます。 334 ◯大森秀久議員 よろしくお願いしたいと思います。本当に、先生方にとっては、研修に当たって十分な時間と予算が保障されてるかということについて本当は聞きたかったんですけども、もう時間がありませんので次に行きたいと思います。  日本語教育のほうなんですけども、これも時間がないんで端的に申し上げますけども、先日、新聞にも取り上げられましたけども、長洲小学校の5年生の児童が、俳句で非常にいい賞をとって、町長と一緒に写真に写ってらっしゃったのが広報に載っておりましたですね。  実は、私が文化協会に入ってまして、俳句のサークルにいるんですよ。で、改めて俳句ということで考えるとですね、日本語の学習になるなと本当に思うんですね、言葉としてはですね。もちろん、私は国語の専門家でも何でもありませんから、専門外の門外漢が言ってるっていうことで、とってもらってもいいんですけども、私は、子どもの純真なまなざしを通して、家族のことや学校生活、社会の出来事、ふるさとの自然や文化、歴史や産業などを17音で表現して国語として身につける、日本語として身につけると。これはもう非常に有効な手段じゃないかなというふうに思ってます。そして、そういうことを通して、自分を育んでくれた長洲町に愛着を持つといいますか、誇りに思うといいますかね、そういうことも大事だと思っています。そういうことをずっと重ねることが、国を愛する心につながっていくんじゃないかなというふうにも思ってるんです。  そこで、一足飛びにいきますけども、教育委員会か町の主催で年に1回、俳句をツールにして長洲のまちづくり、まちおこしに生かすようなことは考えられませんか。  教育長、いかがでしょう。 335 ◯教育長(松本 昇君) 今は俳句ブームでですね、テレビでも、私もよく見ますが、いろんなところで、俳句のコンクールをしてまちおこししているところもあります。実際、学校のほうには、投稿しませんか、参加しませんかというお知らせも来ているところです。  いいアイデアをいただきましたので、文化協会の方々とも手をつなぎながら、そういったことを計画していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 336 ◯大森秀久議員 長洲は金魚の町。金魚で長洲のまちづくりも打って出てるわけですけども、非常に重要な位置づけと思います。俳句では、金魚は夏の季語なんです。もちろん知ってるよ、そんなことは言われんでもという。夏を迎える時期に合わせて、そんなにお金はかかりませんから、予算を使って、小中学生を対象に、豪華じゃなくてもよいから記念になるような物を、やっぱり記念品としてお渡しするということで、火の国金魚まつりかな、5月にあるのは、ああいう時期に、恒例の行事にしていただきたいなというふうに私は希望しますので、ぜひ御検討をお願いしときます。  何か答弁いただけますか。 337 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員から本当に俳句を通して長洲町をもっともっとPRしようという提案をいただきました。来年の金魚と鯉の郷まつりのときにでも検討したいと思います。 338 ◯大森秀久議員 残り時間が少なくなっておりますので、最後の主権者教育のことでお伺いします。  先ほど同僚議員が、夢づくりトークwith議会の、長洲中学校の方がこの議場で行われた感想文を御紹介いただきました。私も読みましたけど、しっかりしてるなと思って、本当感心しました。  ですから、ぜひ、主権者教育としてもいい機会だったのかなという受けとめで私おりますので、教育基本法でいう平和で民主的な国家及び社会の形成者として云々というところで、そういうことであれば、そういう場をやっぱもっと提供するということが必要だろうと思うですね。感想文の中に、政治にもっと関心を持つことが大事だと思ったというのがありました。そして、そういう面で言うと、本当にいい、with議会だったなと思うんですけども、主権者教育ということで一応お答えいただきましたけれども、特別に何かこのようなことを、学校でも工夫すれば、例えば、模擬投票とかいろいろ考えられると思うんですけども、国政選挙のときに合わせなくてもいいんですけどね、政党のいろんなことが一般新聞に載りますので、そういったものを活用して、あなたが主権者になったつもりだったらどうしますかみたいなことをやっても、楽しくとは言いませんけども、いいのではないかなと思いますので、いろいろ工夫をしてやっていただければというふうに思いますけども。  その辺のところで何か答弁がありますか。 339 ◯教育長(松本 昇君) 主権者教育ということで、御意見をいただきました。  現在は、中学校のほうでは、社会科の公民の分野で行っているかなというふうに思います。また、生徒会の選挙あたりがまさしくそういったことの手前にある授業かなというふうに思います。で、これからはもう少しやらなくちゃいけないなというふうに思っているのは一つでございますが、この前行っていただきました長洲中学校のですね、あれを来年度は腹栄中学校にもしていただければというふうに思っているところです。  以上でございます。 340 ◯大森秀久議員 実は、with議会の前に、要するに、議会の議運のメンバーで滋賀県のほうまで見に行ったんですね。要するに、視察研修という形で行ったんですけども、そこでは代表者だけの議会だったんです。町長に提案したときに、町長が、全員が参加しなければ意味がないというお話だったんで、それは、わあ、大変だなと思ったんだけども、やってみてこの感想文を見ると、ああ、町長が正解だったというふうに思っております。  ですから、長洲町のことを子どもたちの目で捉えて、やっぱりしっかり考えて、自分が長洲町でどういうことをやっていかなくちゃいけないかということを、子どもといいますか、中学生なりに感じとってくれると思うんですね。その気持ちは本当にいろんな意味で大事にしていかなくちゃいけないなというふうに感じておりますので、ぜひ、これを機会に、さまざまな面でそういった点について、御検討いただきたいということを申し上げまして、4分残ってますけども、これで質問を終わります。  初めてですね、何か時間内に終わるの。 341 ◯松井一也議長 以上で本日の日程は全部終了しました。  本日はこれで散会します。                散会(午後 7時17分) Copyright © Nagasu Town Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...