玉名市議会 > 2018-09-13 >
平成30年第 4回定例会-09月13日-04号

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  1. 玉名市議会 2018-09-13
    平成30年第 4回定例会-09月13日-04号


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    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年第 4回定例会-09月13日-04号平成30年第 4回定例会         平成30年第4回玉名市議会定例会会議録(第4号)  議事日程(第4号)                   平成30年9月13日(木曜日)午前10時01分開議         開 議 宣 告 日程第1 一般質問     1 22番 田畑 久吉 議員(市民改革クラブ)     2  2番 吉田 真樹子 議員(創政未来)     3  7番 北本 将幸 議員(創政未来)     4 15番 江田 計司 議員(無会派) 日程第2 議案及び請願・陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件         開 議 宣 告 日程第1 一般質問  1 22番 田畑 久吉 議員(市民改革クラブ)       1 防災対策について         (1)災害が発生する予報状況のとき、まず行なう対策は
            (2)災害が発生する予報状況のとき、地域別避難場所は         (3)各避難場所における非常食や必要品の準備は万全か         (4)大雨による境川・繁根木川の氾濫のときの避難場所は         (5)菊池川の堤防決壊・氾濫のときの避難場所は         (6)玉名地域にマグニチュード6~7程度の地震発生時の避難対応         (7)7月6日豪雨の際の大雨予報や菊池川危険水位に対する市の対応と避難指示はどうだったか       2 新玉名駅前の住宅地開発について         (1)土地取得価格の見通しは         (2)住宅用地としての開発整備費用の見積もりは  2 2番 吉田 真樹子 議員(創政未来)       1 玉名市総合体育館について         (1)暑さ対策について         (2)使用料金について       2 高瀬裏川花しょうぶについて         (1)管理状況について         (2)高瀬の町並み、ショウブ、石垣など、高瀬裏川花しょうぶを観光やまちづくりに生かす玉名市の考えは       3 道徳教育について         (1)道徳教材「つなぐ」について         (2)玉陵学園のスクールバスの利活用について  3 7番 北本 将幸 議員(創政未来)       1 フルマラソン事業について         (1)フルマラソン大会準備係の業務について         (2)フルマラソン検討会議について         (3)フルマラソン大会運営事業費について         (4)フルマラソン大会実行委員会の設置について       2 ふるさと納税について         (1)ふるさと納税の現状について         (2)返礼品の現状について         (3)情報発信について         (4)寄附者との継続的な結びつきへの取り組みについて         (5)玉名市における今後の対応について       3 玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略について         (1)玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略における総事業費について         (2)地方創生交付金(加速化、推進、拠点整備)の活用状況について         (3)インバウンド事業の推進について         (4)人口の社会増減数の現状と、移住支援策を受け転入した転入者数について         (5)待機児童数の現状と、ゼロ歳児から4歳児の人口推移について         (6)公共施設等の総合的な管理によるまちづくりについて         (7)今後の取り組みにおける市長の考えについて  4 15番 江田 計司 議員(無会派)       1 岱明町公民館建設について         (1)岱明ふれあい健康センターと周辺計画は 日程第2 議案及び請願・陳情の委員会付託         散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(21名)    1番  坂 本 公 司 君        2番  吉 田 真樹子 さん    3番  吉 田 憲 司 君        4番  一 瀬 重 隆 君    5番  赤 松 英 康 君        6番  古 奥 俊 男 君    7番  北 本 将 幸 君        8番  多田隈 啓 二 君    9番  松 本 憲 二 君       10番  徳 村 登志郎 君   11番  城 戸   淳 君       12番  西 川 裕 文 君   13番  嶋 村   徹 君       14番  内 田 靖 信 君   15番  江 田 計 司 君       16番  近 松 惠美子 さん   18番  前 田 正 治 君       19番  作 本 幸 男 君   20番  森 川 和 博 君       21番  中 尾 嘉 男 君   22番  田 畑 久 吉 君         ───────────────────────── 欠席議員(1名)   17番  福 嶋 讓 治 君         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     堀 内 政 信 君    事務局次長    荒 木   勇 君  次長補佐     松 野 和 博 君    書記       松 尾 和 俊 君  書記       古 閑 俊 彦 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       藏 原 隆 浩 君    副市長      村 上 隆 之 君  総務部長     西 山 俊 信 君    企画経営部長   水 本 明 子 さん  市民生活部長   村 崎 信 介 君    健康福祉部長   松 野 信 生 君  産業経済部長   松 本 忠 光 君    建設部長     前 田 愼一郎 君  企業局長     松 本 優 一 君    教育長      池 田 誠 一 君  教育部長     戸 嵜 孝 司 君    監査委員     元 田 充 洋 君  会計管理者    竹 村 昌 記 君                             午前10時01分 開議        ************************* ○議長(中尾嘉男君) おはようございます。  ただいまから、本日の会議を開きます。        ************************* △日程第1 一般質問 ○議長(中尾嘉男君) 日程第1、「一般質問」を行ないます。質問は、通告の順序によって許すことにいたします。  22番 田畑久吉君。   [22番 田畑久吉君 登壇] ◆22番(田畑久吉君) 皆さん、おはようございます。市民改革クラブの田畑でございます。何か人の目線がいっぱい集まるところを歩いてきますと、舞台の花道を歩いてきたような感じ、何か動作に出そうな気がしましてですね。少し笑い声も出まして、空気が和んだところで一般質問を始めたいと思います。  まずは、先の北海道の大地震に対して、亡くなられた方々に心からのお悔やみを申し上げ、災害に遭われた方々に心からのお見舞いを申し上げたいと思います。そう言いましても、すぐ駆けつけて何の世話もできない自分の力の弱さに情けなく思っているところでございます。  防災対策について、きょうは質問させていただきますけども、市当局の皆さん方、また担当課の皆さん方が日ごろ常に常識として備えておかねばならないことばかりでございますので、速やかな答弁をいただいて、速やかに終わりたいと思っています。よろしくお願いします。  さて、私は、この位置に立ちますと、一つの貴重な発言をしたことがよみがえってきます。あれから2年余りがあっという間に過ぎ去りました。水俣活動帯、あるいは布田川活動帯の、それによる熊本大地震の発生とその災害の大きさに沈痛の思いが消えることはありません。私は、熊本大地震の思い出は、熊本大地震の発生するその少し前に、この玉名市議会の一般質問で、今回の議会で質問事項としております問題点を市当局に行政のあるべき対策、諸策、責任のあり方について問いかけたことが記憶に残っております。  当時、報道等により、布田川活動帯の地震の発生率は、30年以内に7%程度で発生可能の指摘を思い浮かべます。しかし、発生率が7%であっても、今起こるのか、あす起こるのか、1カ月後に起こるか、1年後に起こるのか、3年後か5年後か、起こることには間違いないということを強く主張しまして、私はそのようなことを強く主張しまして、万全の対策を強く要望もいたしました。  しかし、不思議なことに、私がその発言をしたわずか1年もたたないうちに熊本大地震が発生いたしました。災害の状況、内容については、皆さん御存じのとおりでございます。当時、災害が終わったそのあとに、私に電話がありまして、「田畑さん、予言的なことまで言うてますね」とかですね。玉名広報を見て、何かそうやって思ったらしいですよ。これは、冗談ですけどですね。  最近、九州の最南端から北海道の最北端まで、大小の地震が毎日のようにどこかで発生しております。先日、6日の早朝3時8分と書いてありましたかね。北海道で震度7の大地震が発生して、想像を絶する災害が発生して、自然がもたらす、我々が知り得ないといいますか、未知の力、影響を未然に防ぐ力は我々にはないわけです。日ごろから防災対策を立て、災害の減少を考える計画性が必要でございます。できる範囲の備えが必要ではないでしょうか。  さて、まず1つ目に、災害が発生する予報状況のとき、まず行なう対策は、と告知をしております。台風発生の場合、その予報は何日も前から、進路、台風の強さ、またそれによる大雨の見通しなど、状況を知り得ることができる報道があります。このような災害の発生する状況のとき、市当局としては、まずどのような対策準備を立ち上げられるのか、その対策、体制の内容をお示しいただきます。まず、それを聞いてから、再質問に入ります。よろしくお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) おはようございます。  田畑議員の災害が発生する予報状況のとき、まず行なう対策は、についてお答えを申し上げます。  玉名市に警報が発令された場合、本庁4名、各支所2名で24時間昼夜を問わず警戒体制をとるとともに、玉名市安心メールでの情報の配信、深夜から早朝以外の時間帯におきましては、防災行政無線放送で注意の喚起を行なっているところでございます。また、台風などの災害においては、事前に到達予想時刻が発表されることから、予防的避難を促すための自主避難所の開設を行なっている状況というところでございます。  以上でございます。
    ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 市の職員さん4名と何とかでその警戒体制をするということでございますけども、そういった災害の起こる可能性のあるときに、その対策本部というのかな、そういうことは考えられないですかね。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 今の田畑議員の再質問でございますけども、まず警報発令がなされたときには、今申し上げましたとおりに、本庁4名、各3支所で2名体制で警戒体制をとるという状況でございます。そのあとに状態が悪化するような場合になりましては、まず総務部長を本部長とする警戒対策本部を設置をいたします。それ以降、また非常に危険災害が発生する恐れが拡大した場合においては、災害対策本部を設置して、市長を本部長とした体制づくりで警戒に努めるという状況になるということでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 対策本部を立ち上げられたときは、関係省庁といいますか、消防署、あるいはその下の消防団とか、その辺に本部長としての統一した見解は伝達されるのかな。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 田畑議員の再質問にお答えします。  災害対策本部の構成員としましては、本部長が市長でございまして、そのメンバーにつきましては、各部の部長、それから有明消防署の本部からお見えになるということでございまして、そのほか消防団長のメンバーの中で対策を講じてまいるという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 本部長の指令、それは統一したものになりますよね。なりますね。  そうしたら、2番目に入ります。災害が発生する予報状況のときに、地域別避難場所は、としております。災害の起こる可能性の種類によって避難場所の位置が重要になってくると思いますけども、台風と大雨のとき、あるいは雷雨、津波など、地域別に避難場所の設定が必要となっておりますけども、それどういうようになっていますか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 田畑議員の災害が発生する予報状況のときの地域別避難所についてお答えを申し上げます。  先ほどの答弁でお答えいたしましたけども、予防的避難の観点から開設します自主避難所についてでございますが、旧市・町単位で、玉名市福祉センター、それから岱明ふれあい健康センター、横島町公民館、天水市民センターの計4カ所で開設をいたしているところでございます。その後の災害状況に応じまして、避難所数は順次拡大する場合もございます。また、本年度は、台風及び豪雨災害のために通算4回の自主避難所の開設を行なっているところでもございます。  来年5月に開催予定の防災会議での承認を目標に今現在、全面改正を行なっているところでございまして、玉名市地域防災計画書の改定とあわせまして指定避難所の開設の順位づけなど、特に校区単位にとらわれることなく、安全な避難ルートでの避難勧告のマニュアル、それから避難所運営マニュアルなどの策定を行なっておりまして、避難体制の充実、予防的避難の推進を図ってまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 当然、玉名市域全域が地形も違いますので、避難場所の設定が非常に神経を使わなければならない部分が大変あると思うんですね。それで、その辺の災害の起こる状況、その種類によって場所は変わってくると思うんですよね。だから、その辺のことを慎重に、これからも設定されるときは念には念を入れて決めていただきたい、そう思うところです。よろしくお願いしときます。  それから、3番目の各避難場所における非常食や必要品の準備は万全かということでお尋ねします。はじめに申しましたとおり、熊本大地震の前の一般質問でも強く要望いたしました。何項目の中の一つでもありましたけども、市民の皆さんも各種の報道など、早く察知して、雨が降り出す前に避難場所への移動ならば、自前の備品もある程度持ち込めると思うんですよね。しかし、時すでに遅しといいますか、大雨が降り出したあとでの避難では自前の備品もなかなか車に積んで持っていけないのが実情じゃないかと思います。  避難所の備蓄がいかに必要かを感じるわけですけども、「備えあれば憂いなし」の格言どおり、重要な要件だと位置づけをしております。各避難所に避難に必要な必需品の今現在、備蓄は万全か、現在のその種類と数量を、避難という状況が起こらないことはもちろん願ってはおりますけども、市民の皆様に少しでも情報を示しておくべきかと思いますので、その辺のことをちょっとお尋ねします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 田畑議員の各避難所におけます非常食や必要品の準備は万全かについてお答えを申し上げます。  備蓄品につきましては、飲料水、それから非常食、食糧などを初めといたします、各種物資を人口の5%程度の備蓄量を目標に進めているところでございます。  また、備蓄場所につきましては、玉名市立歴史博物館こころピア前の旧情報管理課の倉庫、それから岱明支所、横島支所、天水支所の計4カ所に分散いたしまして備蓄を行なっており、有事の際には各備蓄倉庫から各避難所への必要数を配送する計画となっているところでございます。  また、流通備蓄といたしまして、飲料水メーカー4社と市内2社の大型量販店によります災害協定を締結いたしておりまして、不足する非常食や飲料水などの物資につきまして速やかに供給できるよう対策を講じているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 今、5%を目標にっておっしゃいましたけども、実際、玉名に大きな災害が今まで起こってないわけですよね。これが実際起こっていたら、もっと私は大きないろんな資料が出ると思うんですけども、実際起こっていないから5%程度で済まされますが、いざ起こったら、それぐらいの数字じゃ済まないと思うんですね。ここに種類別にということで、私、先ほど申しましたけども、もちろん暖かい夏だったら、毛布もいりませんけども、秋から冬、春先までは、毛布等の備品もいりますよね。その辺の備蓄はどうなっていますかね。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  備蓄状況でございますけども、まず食糧関係について申し上げますと、アルファ米等については3,700食、それから水、給水飲料につきましても約3,700本ですね、500ミリリットルのペットボトルにいたしまして、準備をいたしております。それから、あと必要備品につきましても、タオル、それからオムツ等、それから毛布等につきましても各4カ所に備蓄をいたしている状況でございまして、日用品的な日ごろ必要な物品等についても確保している状況でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 確認をしておきます。今の備蓄で十分と考えられますか。再度お願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 再質問にお答えいたします。  確かに今の備蓄状況につきましては、まだ不足する部分は確かにあるということは否めないところでございます。それで、先ほど申しましたとおり、物流関係の業者あたりとの提携も締結して、必要なものについては優先的に手配をいただくようなことも考えておりますし、今後、必要数については補充確保を図ってまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 十分じゃないと考えられる部分があれば、早急に十分と思うところまで備蓄をお願いしときます。  それから、各施設に自動販売機が入っておりますよね。それは、当然メーカーさんとのあれが、いろいろ申し合わせがあると思うんですよ。今、自動販売機を置くにもそういった対策のときのあれは何か決め事があるわけでしょう。その辺のところはどうなっていますかね。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  自動販売機、それぞれ本所、それから本庁、それから各支所ございますけども、災害用の自動販売機ということも設置いたしているところもございます。台数については、ちょっと申しわけございませんが、把握をいたしておりませんけども、必要に応じて災害用の自動販売機設置についても積極的に進めていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 災害が起こった時点で、自動販売機に入っている数量は当然これは提供していただけると思うんですけど、そのあとは何かの以上に応援していただくとか、そういう申し合わせはないんですか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  自動販売機、災害用の設置販売機につきましては、契約書なり協定書の中で締結をいたしているということでございます。その中身については、具体的にはちょっと把握をいたしておりませんけども、災害時の設置ということでございますので、最優先的な対応をさせていただくような締結内容にはなっているというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 当然、その時点でのそこにあるものは供給していただけると思いますけど、やっぱりその後、ずっと常に置いて販売に協力しているわけですから、メーカーにはその後も追加要求できるようにしといてください。お願いしときます。  それから、災害が発生しましたとき、必ず停電が起こりますよね。起こる可能性がありますね。発電機などの電力を補う設備は、各避難所としてある設備にどのような体制になっているのか、ちょっとお尋ねしときます。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  災害が発生しますと、これはどのような災害も同じだろうと思いますけども、非常に電力というのは日常的にも欠かせないものであるというふうに認識をいたしております。したがいまして、各それぞれの支所につきましては、非常発電機の装備、そういうものを備えておりますので、極力、行政の停滞、そして市民の皆様方の影響が最小限におさまるような形での体制は、電源、自家発電の体制も整えているというふうに今、体制をとっているという状況でございます。  今後、特に電力供給、それから浄水については、非常用の欠かせないものであると考えておりますので、万全の体制をとっていきたいというふうには思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) ただいま部長の答弁で万全の対策を考えているということでございますけども、今現在、発電機など、準備している施設はどこどこですか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの御質問にお答えいたします。  この本庁につきましては、当然、自家発電も完備、備えております。それから、岱明支所についても自家発電でございます。横島支所、それから天水支所についても、まだ新しい施設でございますので、私はその確認まではいたしておりませんけども、それぞれ各支所においては自家発電装置は備えてあるものと思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 今の部長の答弁を聞いておりますと、横島支所の施設は新しいからとかおっしゃるけど、あれは建ってから大分なるじゃないですか。それを避難場所と指定しているわけでしょう。それで何で発電機なんかを準備しないんですか。しない理由はなんですか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 再質問にお答えいたします。  横島支所、それから天水支所につきましても、自家発電装備は備えているということでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 北海道のあれを見ましても、電力というものは非常に今問題になっておりますよね。だから、そういうことは、やはり最優先的に災害のときの準備はしておくべきだと私は思うんですね。だから、いろんな予算の関係もありますけど、最優先に取り組んでいただきたい、そのように思っております。  そのほかに、小さい避難場所というのは、学校の体育館とか、いろいろ広範囲になってきますよね。災害の状況によって。そういうところも、できたらそういったこともつくっていただいたほうが万全の市民の安心感というのかな、避難するには安心が必要ですから、その辺のことを十分心得た対応をしていただきたいと思います。よろしくお願いします。  次に、4番目の大雨による境川・繁根木川の氾濫のときの避難場所は、と書いておりますが、5項目目の菊池川の堤防決壊・氾濫のときの避難場所は、としておりますのと関連性がありますので、一括で行ないたいと思います。  境川は、大雨のたびに冠水・浸水する地域があります。先日、どなたかもそのことについて質問されておりましたけども、境川の改修は一向に進まないというか、改修に着手して徐々に今進んでおりますけども、いつどのような大きな災害が起こるかという、大きな氾濫につながる可能性が潜んでいるわけですね。今は一部の浸水だけで終わっていますけども、それを想像以上の災害の状況が起こった場合、どのように判断しておられるのかね。今後の事業の推進と計画は、一帯の避難の対策などはどうなっているか。これは、市長のほうに会の委員長をしておられますので、あとで御答弁をお願いしたいと思います。  また、繁根木川の氾濫は、その川の位置的なこともありまして、災害は広範囲に及ぶ可能性があります。想像を絶する災害を引き起こすものと私は危惧せずにはいられません。その辺の見解もまたお願いしたいと思います。  また、菊池川の堤防決壊・氾濫、左岸、右岸、どちらにいたしましても、この事故が発生した場合は、それこそ玉名市の一大事、長い年数をかけてのその復興に時間をかけることになり、事故が起こっては、本当に大問題であり、難題でありますし、市民すべての人が起こらないことを願っていることは当然の思いでありますけども、これは起こってはいけないことでもあります。しかし、昨今、世界の広範囲において想定外の大災害が発生しております。昨今から想定外の惨事が当たり前のように起こっているようですね。想定外に備えることが、いかにこの大変なのか重要かということになりますけども、行政、市当局の適切な判断に頼るのは市民の真意じゃなかろうかと私はそのように判断しますので、避難などの対策等についてちょっと御答弁をお願いします。  まず最初に、市長から先ほどの境川ですか、会長をしておられますので、その辺のことをお願いします。きのうも答弁しておられましたけど、再度よろしくお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。   [市長 藏原隆浩君 登壇] ◎市長(藏原隆浩君) 田畑議員の再質問にお答えをいたします。  昨日も質問がございましたけれども、やはり境川の改修期成会、会長の立場としても、熊本県はじめ、JRほか、関係各所に強く要望してまいりたいというふうに考えております。やはり市民の生命と財産を守り、安心して生活をしていただける、そういった環境をつくっていくためにもしっかり要望していきたいというふうに思っておりますけれども、ただ指をくわえて待つだけではなく、やはりできうる限りそのしゅんせつでありますとか、倒木、雑木の撤去でありますとか、そういったところには手をつけられるところは市としてもしっかり取り組んで、なるべくそういった最悪の事態ということがないようにできうる限りの力を尽くしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 市長、防災を考える場合は、常に最悪を考えなんいかんですよね。最悪の場合を考えて対処するのが当然でありまして、私もその境川改修のあれに、建設委員長のときですか、メンバーでございましたので、会議に2、3回参加させていただきました。そのときも、今のやり方じゃ生ぬるいと。これは、藏原さんが市長のときじゃなかったと思います。前の市長さんか、その前の市長さんだったと思います。今のやり方じゃ生ぬるいから、もっと予算のつけ方を考えなんいかんというのを県の方にも申し上げたことは記憶に残っております。  今後、やっぱり強い姿勢で境川の改修には臨んでほしいと私はそのように強く思っておりますので、なかなか県の方にも遠慮なく言いよったと思うんですよね。遠慮する必要もありませんし、実際災害が起これば、今はあの程度で終わっていますけども、今後どういう災害が起こるかわかりませんので、強く要望しておきます。  それから、繁根木川の件、どなたか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 田畑議員の再質問でございます。  大雨による境川、それから繁根木川の避難場所、それから菊池川の堤防決壊・氾濫のときの避難場所についても、ちょっとあわせてお答えをさせていただきたいと思います。  玉名市の地域防災計画に基づきます災害の種類ごとに計43カ所の公共施設に対し、避難所の指定を行なっているところでございます。しかし、時系列に応じて影響が強くなる台風や大雨などの災害におきましては、避難経路が浸水しているなどの状況も考えられるため、早めの避難を推奨する予防的避難の啓発を行なっているところでもございます。  また、指定避難所へ移動することが困難な状況に陥ってしまった場合におきましては、先ほども申し上げましたけれども、校区単位にとらわれることなく、安全なルートでの校区外の避難、それから崖地から遠い部屋に移動するなどの水平避難、そして建物の2階、3階などの高い場所に移動する垂直避難、一時的に屋根のある安全な場所に避難する軒先避難などのさまざまな避難方法につきましても、今後さらに市民の皆様方に周知を図ってまいりたいと考えているところでもございます。  あわせまして、自主防災組織の結成率の向上、そしてまた充実を図りながら、地域防災力の強化に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) やはり市民の皆さんは、市当局の情報を早く察知すれば、何かの方法があると思いますけども、玉名市におきましては、過去に大きなそういった惨事がないもんで、市民皆さんの考え方も、まだよかろう、まだよかろうという気持ちが多々あると思うんですよね。だから、そういうことをやっぱり避難という目的がどういうものであるかいうことを、よく説明をして、わかりやすく避難勧告、避難指示をされたほうがいいと思いますね。やはりどうしても実際経験してないもんで、本当によそのことをテレビで見ても、我が事になると、なかなかまだよかろうという気持ちが多分あると思います。だから、そういうことは積極的に一つ進めていただいて、市のやっぱり情報が一番の頼りです。市民はですね。だから、ぜひそういうわかりやすいような情報を流していただくようによろしくお願いします。
     それでは、6番目の玉名地域にマグニチュード6~7程度の地震発生時の避難対応は、ということにしております。日本全国民、だれもがこれから起こるそのことに認識を深めつつあると私は思いますけども、各種の報道により南海トラフ大地震の発生を意識せずに生活することは、今、私はできません。過去の大地震の例をちょっと挙げてみますと、1943年、島根大地震が発生しております。その3年後の1946年に南海大地震がまた発生しております。また、2008年には宮城内陸地震があり、これまたその3年後の2011年に東日本大地震が発生しております。そのほかにもいろいろ地震は発生しておりますけども、大体大きな地震はこういう周期で過去に発生しております。そして、このたびは2018年9月6日に北海道の、胆振と言うんですか、胆振東部と言うんですかね、これ大地震が発生している。その次に発生するのは、2、3年後じゃなかろうかという、私、心配事ですけどもね。また、海溝型、南海トラフ、相模トラフ、北海道の十勝トラフ、これが連動して、M8以上の大地震が発生する可能性を昨今の情報が多く報道しております。9月7日の夜の報道を見ておりますと、70%、80%の確率で発生するような報道があっておりました。  また、政府の地震調査委員会、全国地震動予測地図を2018年度版として、これは1月1日の時点の公表でありましたけども、現時点で想定されるすべての地震で、今後30年以内に26%以上の予想で発生する震度6弱以上の揺れに見舞われる県内では、熊本市の一部北部を除きますけども、熊本市、それから宇土市、益城町、嘉島町、御船町一帯、阿蘇市の一部と示してありました。次に、高い発生率が6%から26%の地域は、先ほど申しました26%以上で起こる地域の周辺となっており、もちろんこの玉名市、長洲町、荒尾市までその範囲になっている新聞の記事を資料とすることができたわけですけども、阿蘇市は南海トラフ巨大地震が50%以上の影響を与えるというふうに書いてありました。熊本市は、40%程度の高い影響があるとなっております。  南海トラフ巨大地震は海溝型ですので、必ず津波が発生することは想定内にしていなければならんと私は思っております。巨大地震が引き起こす津波は、想像を絶する巨大津波が発生すると我々は認識を新たにしておくべきかと考えます。太平洋側で発生する巨大津波でありましても、有明海でもそれなりの津波が発生することを考える必要があると私は判断するものですけども、そうなるとどうでしょう。有明海が満潮時に発生すれば、菊池川、繁根木川を逆流して、氾濫の可能性もあることを、まさに認識する必要があるかと思います。  津波が起きますよね、海辺で。そうしたら、川にさかのぼってくる。勢いが、狭くなってきますよね、川に入りますと。だから、そのあと力がずっとせり上がって、何メートルて、1キロ先が最高潮位に達するらしいですね。狭いから、力が重なりあって、ずっと。そうなると、菊池川も繁根木川も非常に大きな氾濫の可能性があるわけです。だから、そういう面を、地震発生時の避難場所は、その後の余震の危険性もありますよね。避難する場所が適切かどうか。だから、そういうことを考慮して、限定される場所でないといけないわけです。だから、そういう場所について、いかに対策を立てておられるのか、御一答をお願いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの田畑議員の地震関係につきまして避難対応ということで答弁をさせていただきます。  先ほどの答弁で申し上げましたけれども、市内全域の市内の箇所で43カ所の指定避難所におきまして、昨年度まで伊倉隣保館を除きます全42カ所につきましては耐震化済みとなっておりましたけれども、伊倉隣保館におきましても耐震診断を実施しました結果、耐震基準を満たしているということでございましたので、すべての避難所におきまして、地震発生時の避難所として利用することは可能ということで確認いたしております。  また、地震と連動して発生します可能性の津波につきましても、これは県の津波想定に基づきまして避難計画を行なっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 地震の場合に避難箇所がたくさんあるようでございますけども、耐震構造になっているとおっしゃったけども、それ何年度ぐらいの耐震構造なのか。各施設の震度、どれぐらいの震度に耐えられるようになっているのか。その辺のところを個々にちょっとお示し願いたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 診断基準の中身の具体的なところまでは、ちょっと私も、申しわけございませんが、把握しておりませんけども、昭和56年度以前に建築をされた建物についての耐震診断基準に基づいた審査だというふうに認識を私はいたしております。そういうことで、熊本地震のときにもこの玉名地域では震度6弱でしたですかね、の強度があったということで認識をいたしておりますけども、その地震の判断基準で耐震診断におきまして、耐震基準を満たしているということでございますので、昭和56年度以前のこの判断基準で出された結果で診断基準を満たしているということで認識を私はいたしております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 私も勉強不足でその震度どれぐらい耐えられるかいうことまで調べておりませんけども、昭和56年度以降のその耐震基準になっているということですね。それは、震度6弱ぐらいまでは耐えられる、それ以上は耐えられないのか、その辺の見解はどうですかね。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  どれだけの震度に耐えられるのかというのは、非常に私もそこまで把握はいたしておりませんけども、先ほど申しました昭和56年度の耐震基準の見直し等があったというふうに伺っておりますので、その判断基準といいますか、どれだけの震度に耐えられるかというのは、私の今の知識の中ではそこまで判断の内容は把握をいたしてないというのが現状でございます。申しわけございません。  済みません。ただいまの内容につきましては、ちょっと確認をいたしまして、また答弁いたさせていただきたいと思いますが、よろしいでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 部長おっしゃるとおり、その辺のことはもう少しきっちりと施設別に数字をあらわして、市当局の幹部の方、特に防災関係の方は常に認識をしておく必要があるかと私はそう思います。だから、ぜひ早急にそういった体制の確立をぜひして、各施設に必ず示しておくようにお願いをしておきます。  それでは、7番目、7月6日でしたかね、豪雨の際の大雨予報や菊池川危険水位に対する市の対応と避難指示はどうであったのか、と告知しておりますけども、まず第一に台風接近、豪雨予報や津波予報、菊池川危険水位に達し、災害が発生すると思われた場合、市行政当局としてどのような体制を立ち上げられ、防災の対応をどのような内容で取り組まれたのか。一番初めのあれと少し似通ってはおりますけども、これは現実7月6日のことについてお尋ねいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの田畑議員の7月6日の豪雨の際の大雨警報や菊池川の危険水位に対する市の対応と避難指示ということで答弁をさせていただきます。  西日本豪雨におきましては、事前に梅雨前線の停滞に伴う大雨被害の発生が予想されたということでございまして、7月6日の午後3時に災害警戒本部を設置しまして、午後5時30分から自主避難所を玉名市福祉センター、岱明ふれあい健康センター、それから横島町公民館、天水市民センターの市内4カ所を開設をいたしたところでございます。  その後も雨は降り続きまして、土砂災害警戒情報が発表されたために、災害対策本部の設置、そして避難勧告の発令を行ないました。  翌7月7日の未明に菊池川が氾濫危険水位に到達する予想でございましたので、避難指示を発令いたしまして、新たに玉名中学校、玉陵中学校、玉名市総合体育館及び旧月瀬小学校を新たな避難所として開設いたしまして、最大561名の方が避難をされたというような状況でございました。  今後は、市民に対する予防的避難や、先ほど答弁で申し上げましたけれども、崖地から遠い部屋に移動するなどの水平避難、そして建物の2階、3階などの高い場所に移動する垂直避難、一時的に屋根のある安全な場所に避難する軒先避難、時系列に応じた避難の周知を図りますととともに、明るいうちに避難所を開設を行ないまして、予防的避難の推進を図ってまいりたいというふうに思っております。  また、これも、先ほど申し上げましたけれども、自主防災組織の結成率の向上、そして充実を図り、自助、共助の取り組みを推進しながら、地域防災力の向上に努めてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 避難指令の順序というのは、避難勧告の上が避難指示ですか。もう一回、ちょっとよろしいですか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 田畑議員のただいまの御質問に申し上げます。  災害が拡大する恐れがあるということになりますと、まず避難勧告を発令をいたします。この避難勧告につきましては、強制力はございませんけども、市民の皆様方に対して避難を行なってくださいというような内容でございますので、強制力というものはないというようなことでございます。  それから、もう一つ上の避難指示につきましては、これは大きな災害が発生する恐れのある場合に発令をするわけでございまして、こちらにつきましては強制力が生じてまいりますので、市民の皆さん方には極力避難態勢をとって、安全な場所に避難をしていただくというような体制になっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) こういった災害が起こるときは、非常に緊急性がありますので、適切な避難の発令といいますかね、そういうものをしていただくということは必要なことでございます。  それから、これも、きのうだれかがおっしゃっていたようですけども、繁根木川の上流、石貫付近の堤防も低い、道路側低いですよね。そこが何か氾濫してということをちょっと私も聞きましたんで、質問の事項に入れておったんですが、きのうも説明はしておれますけども、再度ちょっと説明をお願いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 建設部長 前田愼一郎君。   [建設部長 前田愼一郎君 登壇] ◎建設部長(前田愼一郎君) 前回の多田隈議員の答えと重複いたしますけれども、繁根木川の河川改修の見通しでございます。  議員がおっしゃいましたように、石貫1区の松本橋付近で6日の午後10時から、日付が変わる12時の約2時間が交通止めとなりまして、職員もいて、状況については把握をしております。  ただ、改修計画は、国・県もあるものの、前日お話ししましたように、具体的な何年から改修に当たるとか、そういうものは明確にまだ打ち出されておりません。ただ、対策といたしましては、繁根木川の護岸に堆積している土砂を撤去して、河川断面がとれるようにいきたいというお答えももらっているような状況でございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 私は、防災の面でこれをちょっと考えておりましたんで、建設部長の前田部長が適切な答弁いただいてありがとうございました。  過去にあの辺の氾濫はなかったんですかね。私の記憶ではちょっとなかったように思っていますので、その辺どうですかね。把握されていますか。ついでだから、お尋ねします。 ○議長(中尾嘉男君) 建設部長 前田愼一郎君。 ◎建設部長(前田愼一郎君) 先ほど議員がおっしゃいましたように、右岸と左岸の高低差が測量いたしましたところ、約1メートル30センチメートルほど右岸側が高い状況にあります。ただ、堤防の決壊ということについては、聞いておりません。ただ、瞬時的に6日の午後10時の1時間当たり時間雨量が44ミリメートルでございましたので、排水断面能力に対して一気に降り出したもので、先ほど言った高低差があるものですから、越水をした状況にあります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 道路際いいますか、当然この右側の道路際、低いですよね。だから、当然堤防があってないようなもんですもんね、あそこね。だから、その辺は、早急に改修するかしないといけないと思うんですね。  それで、念のためにちょっと調べてみたんですけど、繁根木川の左側の堤防は海抜8.3メートルありますもんね。だから、その辺は大丈夫と思うんですけど、右側だけは低いですから、ちょっと十分な早急な対応をお願いしたいと思います。  それから、この7月6日の豪雨のときに、左岸、いわゆる伊倉、私なんか伊倉の下の村ですね。もちろん伊倉全体に発令されたと思うんですけども、その避難の種類の内容ですか、措置されたのは、避難指示であったのか。当然、菊池川の水位が危険水位に達したから、避難発令をされたと思うんですけど、それ右岸、左岸、同じ内容であったのか、その辺をちょっとお尋ねします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの再質問にお答えいたします。  避難指示を発令いたしましたのは、7月7日の午前2時15分でございました。それで、発令しましたのは、ちょうど菊池川のこれは氾濫危険水位に達する予想が生じたために午前2時15分に避難指示を発令したということでございまして、避難勧告は前の日の6日の午後10時でございましたので、その状況の変化に応じて水位が上昇したということでございましたので、そういった発令をいたしたということでございます。そういった危険の予想がある前に発令をいたしたということでございまして、左岸の小田、梅林、伊倉の方々につきましては、桃田の玉名市総合体育館ということで、また新たに避難場所の設定もさせていただいたという状況でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 今、申し上げました、伊倉の下の私たち村も、ここも同じ避難指示は出ているわけですね。はい、わかりました。またあとで質問させていただきます。  市民の生命や財産を守る、この努力をするべき市当局、あるいはその担当者の方々、皆さん方の心構えや心情が何らかの災害が起こるとき、非常に心労が多いものと私なんか察しますけども、自然が引き起こす現象、突然に起こるそのエネルギーを未然に防ぐ人間の能力といいますか、科学の力がいまだにできてないのが現実でございます。「地震・雷・火事・親父」の言葉のとおり、予告なしに突然発生する地震は、防ぐ対策の決め手がないのが現実じゃないでしょうか。最小限の予防設置しかできません。災害発生後の災害の対策対応を考えておく必要がいかに大事かと考えますので、その辺よろしくお願いします。  先ほど答弁いただきました菊池川の氾濫、予知、予防出て、状況を見て、判断を下すことができますけど、状況を見て、避難内容の指示でないと、2次、3次の災害を引き起こしますよね。左岸の、今答弁いただきました伊倉、ああいった地域にも発令された避難の内容は、避難指示であったということを今答弁いただきました。その指示の内容を考えるとき、非常に不自然な放送をしながら車両が通っております。私は、その夕刻、日ごろ冠水する道路はわかっておりますので、そこを見て回り、また側溝が吹き上げる箇所も把握しておりますので、そういう箇所を見て回って、ああまだまだ大丈夫かなという思いで、しかしながら、急傾斜地に大きな木がありまして、台風がくるような状況でしたんで、その台風でその木が揺すって、急斜面が土砂災害が起こらないかという心配がありましたので、防災課の近藤さんかな、ともう一人来ていただいて、現場を見ていただきました。そして、その下に1軒家があるんですけども、まだ70何歳の御婦人が住んでおられまして、非常にこの情報をつかみにくい、耳も少し遠いようでございますんで、情報をつかみにくいから、よく避難の方法等について説明をしておいてくれということを近藤さんか、にお願いして、話をして帰って、私も、この夜は何か疲れがあったのか、眠ってしまって、その車が通ったことを覚えてなかっですね。  その翌朝、夜が明けた朝ですね、村うちの奥さん方が、昨夜の避難の指示は、何事かと。そのわけを聞きますと、市の車両か、消防署か消防団の車か、それは確認してないと、雨も降っていたからね。伊倉のこの私たちのこの村に、玉名市福祉センターに避難してくださいという放送があったと。放送しています。私がここで申し上げるもなく、どういう意味かわかりますよね。なぜ玉名市福祉センターへ避難せなんいかんのか。菊池川の氾濫の可能性があるから、避難指示を出されたわけでしょう。そのような状況が発生するときに、わざわざ菊池川の大橋を渡って、玉名市福祉センターまで行かなければならないのか。近所の人たちは、みんな不思議に思って、私に聞かれたわけです。これ、どういうことですか。私もそのことを聞いてなかったもんで、これ私も本当なのか確認しました、2、3軒。そうしたら、2、3軒の人が同じことを言いました。ある人は、そんなところに行く時間ないと。桃田に行ったとか、1人おられましたけども。何でこういうことをそういった緊急のときに、不都合な不釣り合いなことを放送して回るのか。これは、対策本部が一定した情報を流して、一定した放送をしないといけない。そうした状況のときに、だれもが不審に思いますよね。玉名市福祉センターに避難所があったと。それは何でもないときだったらいいですよ。だけど、菊池川が氾濫するような、そういった状況だから、避難指示が出ているのに、伊倉あたりの私の村の近くのあたり、海抜何メートルか御存じですか。玉名市で一番低いんですね。氾濫すれば、一番水が溜まるのは、一番は伊倉です。水は、高いところ、低いところ、だんだんに溜まりません。平均して溜まる。一番低いところは、水の深さが一番高いんですね。そういった場所の人たちに、そういった放送をして回る。どういう知識でそんなことが起こったのか、その辺のことを見解をお願いしたい。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの御質問にお答えをいたします。  確かに避難勧告、避難指示を発令しましたときに、周知を図るための防災無線の放送、そして消防団に依頼をいたしまして地元消防団の広報活動を行なっていただいたという経緯でございます。その中で確かに今、議員申されたとおりに、今回初めて玉名市としましても、避難勧告、避難指示を発令をさせていただいたという中で、特に伊倉の方々、梅林、小田もそうなんですけども、玉名市福祉センターといいますと、今、増水している菊池川の橋を渡って避難するという状況になりますので、これにつきましては、確かに危険性が伴うということでございましたので、その点につきましては、私どももこれは大きな今回の課題、反省点ということで認識をいたしているところでございます。そういうことを含めまして、今後、地域防災計画、そして避難勧告マニュアルの中できちんとした検証を行ないながら、その中身を精査をしまして、今後の防災体制につなげてまいりたいというふうに考えておりますし、今後、左岸の方々につきましては、避難所といたしましては、水害、洪水、浸水対策につきましては、桃田の玉名市総合体育館のほうに避難をいただくというような体制づくりも進めてまいりたいというふうに考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 今後のことについては、当然そういった心構えわかります。だけど、これは、そういった本部からの指令は各機関、統一してないといけませんね。そういった手違いがあって、事故が起こったときは、だれが責任とるんですか。氾濫していて、道がいけない。行く途中に氾濫して、水浸かってですよ、死者が出たとか、重大なこれはことですよね。なぜ、本部からの指令が統一されてなかったのか、その原因は何ですか。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの御質問にお答えいたします。  意思統一ができていなかったと、本部体制の体制づくりができていなかったということでございますけども、確かに対策本部の中においては、そのようなきちっとした発令基準に基づきまして発令をいたしたところでございますけども、それが現場の中までにきちんと意思統一が図られなかったということは、確かに今回のこういったところに支障が出てきたということでございますけども、今後ということは、先ほど申したとおりでございますけども、今回の件につきましては、大きな反省点であるというふうに心構えをもっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 何でも経験すればいいことじゃないですけど、こんな災害を経験必要ないですよね。だけん、経験不足にもよる。緊張感がないわけですね。緊張感。確かにいろんな人がおられるけど、できるだけやっぱり社会経験もいろんなことを経験した人が知識は豊富です。だから、こういう災害を何も市当局で多く経験しなさいとは、これは言えるもんでもないし、慎重に慎重にそういう事故があったときに、取り返しがつかないですよね。取り返しつかない。これぐらいじゃ。実際、でも、1人じゃなく何人も亡くなりますよ。避難途中に車が浸水して、亡くなったと。こういうことが二度とあってはいけないと思う。その辺をよく心構えをしていただいて、市当局には強く要望しておきますね。  台風の影響などによる大雨や、豪雨、地震による津波など、また梅雨時期の大雨の発生時、防災の対策を計画されるとき、防災担当課あるいは市行政におかれましては、その基本となる資料は、どのようなことに注視されて、防災体制を確立されるのか、ちょっとお尋ねいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) まず、本年度中に地域防災計画の見直しを行なうということで、今業務を進めているところでございます。まず、その改正内容につきましてでございますけども、まずは先の熊本地震の災害がございましたので、そういったものを教訓といたしまして、対策、防災計画を見直しを考えていきたいというふうに思っております。その中で、先ほどもちょっといろんな御指摘をいただきましたけども、災害対応を行なうための庁内の体制の整備をまず図っていくというのが一番大事なことであるというふうに思っております。  それから、業務継続性の確保ということでございまして、これは行政の継続性というのは、市民の皆様にとっても必要なことでございますので、その継続性を維持するためのBCP計画というものを策定をいたしたいというふうに思っております。  それから、あと初動体制につきましても、災害発生から1日、2日、1週間、10日、その辺が一番重大な期間になりますので、その体制づくりをきちんと行ないたいというふうに思っております。  それから、自助、共助ということでございますので、公助というのがやはり限定的なものに限られてまいりますので、自主防災組織あたりを活動を活発に啓発をしながら、自助、共助の体制づくりも進めさせていただきたいと、そういった形の地域防災計画の策定変更をまず行なっていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) ちょっと私には理解できなかったんですけども、防災対策を立てられるとき、いろんな資料をもとに計画を練られると私は思うんですよね。その資料の内容はどうかということを今お尋ねしたんですよ。気持ちとか、大体のアバウトな心構えとかじゃなくて、きちっとした資料があるでしょう。こういう資料をもって基本にやりますよというような、何かあるはずですよね。その辺何かないですか。なければ、いいですよ。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 防災に関連がありますので、お尋ねいたしますけども、市行政当局、担当課が防災対策の玉名市内、今申し上げましたとおり、現在の状況の資料を積み重ねて防災計画を組み立てられると私はそのように認識しております。  まず、一つだけお尋ねします。菊池川の下流に位置する豊水の小島ありますね。小島。その周辺が地上の高さと、満潮時の菊池川の水面の高さ、小島あたりの、この差はどれぐらいに設定されておられるんですかね。資料の一部を告知いただきたいと思いますけども、その小島周辺、またその下流地域の海抜は何メートルと認識しておられますか。御答弁をお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの御質問でございますけども、数値的なものでございますので、私、今現在認識をいたしておりません。後ほど回答させてもらってよろしいでしょうか。申しわけございません。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) あとでも結構でございますけども、やっぱりそういった基本、これは本当に防災を考える場合の基本ですよね。満潮時の水、高さと、小島付近の高さ、どれぐらいの差があるのか。私、いつも通りますけど、満潮時、ほとんど変わらんようなあれですね。津波なんかあるときは、一遍にオーバーフローして、氾濫が起こるわけですよ。  あとでも結構でございますけども、それなら、もう一つだけ。当然、行政の皆さんが日ごろ認知して、常に持ち歩くんじゃないですけども、頭の中に入れておかなきゃならないことがありますよ。これは、防災計画練り上げるときに、この資料は非常に基本的なものと判断するので、お尋ねいたします。  まず最初に、この市庁舎付近、あとは玉名市福祉センター、現在建てております玉名市民会館付近ですね、これも一緒ですけど、それから玉陵中学校付近、岱明ふれあいセンター付近、松木地域、伊倉県道周辺、豊水、川島周辺、この地域の海抜ですか、何メートルと御存じですか。何メートルで認識しておられますか。何メートルとして防災計画を立てられるのか、ちょっとお尋ねします。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) ただいまの御質問でございますけども、海抜の表示につきましては、今、田畑議員何カ所か申されましたけれども、私は、先ほども同じでございますけども、海抜につきましては、私の知識の中ではちょっと把握をいたしておりません。大変申しわけございません。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) ぜひ、今後、きょうはいいですけども、前もってこれ言うてなかったんですけど、防災に関連していますもんで、私、今お尋ねしたわけです。今後、やはりせめて防災担当課とか、防災の担当部署とか、市当局におかれましては、それぐらいのことは常に頭の中に入れておかなければならないこと。資料として、これは防災対策するときの基本ですよ。基本。だから、あとでもいいですから、勉強のため、勉強してください。
     ついでですから、海抜はどこを起点にして海抜は決まっているのか、御存じないでしょう。それも勉強してください。どこを起点にして海抜は全国決まっているのか。それぐらいのことは、市の当局知っていないのはおかしい。副市長には前話しました。それぐらいは常に掌握してないと、市の管理はできない。防災管理はできないですよ。勉強のために今後、頭の中に入れてください。  それでは、次の質問にいきます。次に、新玉名駅前の住宅用地開発についてと告知をしています。私は、このことに手をつけましたのは、新玉名駅周辺の整備計画基本計画書に宅地造成35.6ヘクタールの整備として22億円を記載してありました。35.6ヘクタールも宅地造成するのに22億円で済むのか。それが一番に頭に入りまして、これはちょっとおかしいなということで、私、気になったもんで、これを質問の上にとりつけたんですけども。  1つ目に、土地取得価格の見通しは、と告知しております。どの程度住宅用地として宅地等開発される予定なのか。この周辺の土地は既に高騰しておりまして、商業地としては見通しが立つかもわかりませんけども、分譲宅地用としては坪単価が高くなり、私は無理が生じると判断するものです。ましてや、市当局の市が開発投資はいかがなものかと。また、住宅用地として開発整備はどのような費用の見積もりを持って、この場所に計画案としておられるのか。住宅用地として開発整備される、その費用、試算はどのように判断されているのか、お尋ねしたいと思います。  その35.6ヘクタールのうち、私は宅地造成としておりましたので、35.6ヘクタール全部を宅地造成しか判断しようがないですね。宅地造成。だから、ちょっと執行部と打ち合わせしたときには、「いや、それ全部じゃないんですよ」とかいうから、それならその表示の仕方が違うんじゃないかということで指摘しまして、質問事項にいたします。まず、これを御答弁お願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 田畑議員の土地取得価格の見通しは、及び住宅用地としての開発整備費用の見積もりは、についてお答えをいたします。  まず、土地取得価格の見通しについてでございますが、基本計画に記載しております概算事業費、積算時に利用いたしました単価は、1平方メートル当たり9,710円でございます。この単価は、近隣の公共用地買収時の直近の取得単価でございます。  次に、住宅用地としての開発整備費用の見積もりについてでございますが、整備区域内の商業、居住ゾーンとしてゾーニングいたしております約6ヘクタールを概算事業費、約22億円で試算をいたしております。あくまでも概算費用でございますので、実際の整備を行なう段階において変更する可能性もございます。また、事業費の内訳といたしましては、道路、排水といった工事費、約15億4,200万円、用地購入費、約5億7,800万円、文化財予備調査費用に300万円でございます。  なお、新玉名駅周辺等整備基本計画の整備区域におきまして、市が住宅用地として宅地整備を行なうことにつきましては、将来的には検討の余地があるという考え方でございまして、基本計画に記載をいたしておりますが、これは現在のところでは決定事項ではございませんので、御理解賜りますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) 答弁を聞きまして、何か中途半端な数字のように思うんですよね。これ、私の勘違いかわかりませんけども、過去の資料の土地価格からすれば、1平方メートル、9,710円とおっしゃったですね。これは、ある程度あっているかもわかりません。あの辺の土地1反当たりは大体1,000万円ですね。専門家が坪単価を計算するときは、3.3057平方メートルで坪を出すわけですけど、そうしますと1反当たり1,000万円は302.5坪になるわけです。普通、我々は3.3平方メートルで割りますので、300坪と言って、一応話をしておりますけども。そうしますと、坪単価が3万3,000円。私が、今ケーズデンキがありますよね。あの左側に100戸ほどの住宅を開発した場合、どうなりますかいうことで資料を作りました。これ、専門家に有料でお願いしたわけですね。そうしたら、100戸ということでも、場所的に敷地的に101戸になりました。その中には、南北両方に165坪の商店を2カ所にもってくると。この中で一番大事なのは、排水の調整池ですね。これが6,200立方メートルを水を処理するようにしました。その計画です。数字をちょっと頭がコンピュータを押さないと、数字が出てきませんので、ちょっと押しますけどね。面積が3,856平方メートル、調整池の面積がですね。そして、全体の100戸、それだけ商店を入れて、調整池つくって、その全体の面積が3万6,250平方メートル、これ3.3057平方メートルで割りますと、1万965坪なんですね。その全体の整備費が2億8,060万円。そうしますと、整備費が坪当たり幾らになるか考えました。4万4,000円か、坪当たり4万4,000円。土地代が3万3,000円かかるわけですね。そうしますと、坪当たりが7万7,000円強になるわけです。  市がもちろん、あの地域に宅地を提供されるのは、それは結構だと思います。しかしながら、平均的なサラリーマンの土地取得にはちょっと無理が生じるかなと。私は、貧乏人ですからいつもそう考えますけど、販売価格としては少し無理じゃないかと思います。  住宅用としてやはり開発するときは、環境がいいとこ、空気が澄んで静かな場所が、私は適していると思っております。私が、過去、建設委員長しておりましたときに、九州看護福祉大学の先生が委員長をされて、何かの審議会に出席していただいて、新幹線玉名駅までの10分か15分圏内の生活圏をつくってくださいと言うて、提案をして、そのときそれが取り上げられました。それが今生きているかどうかわかりませんけど、そういった場所に地域を開発して、経済活性ができれば、人口の流動、金の流れというのはやはり中心に集まってきます。これは、私がそういった経済の経験をいろいろしていますんで、これは私の経済理念ですけども、必ず中心にきます。中心をしても周りには金は流れていかない。周りが活性化すれば、中心に人は物を食べに来たり、買物に来たりするんです。だから、そういうことを考えたときに、高いコストをつけて販売したときに、その土地が十分さばけるのかなという心配でこのことを取り上げたわけです。そして、その10分圏内、その辺では安い土地が3分の1か、4分の1の土地がいっぱいあります。そして、農振地ではございませんので、農振除外も別に気を遣うことありませんし、開発がスムーズにできます。だから、もちろんそういった金持ちばかりの上流社会をそこでつくられるのは結構だと思うんですよね。今、玉名市が考えるそういったときには、私の理念からしますと、企業が直接土地を取得して進出してくるのは、これは大歓迎でありますけども、企業が進出してきやすい諸条件を早く整えるべきだと私は強く認識しております。  市当局におかれましても、当然いろんなことを考えておられると思いますけども、企業受け入れの対策条件を早急に確立されるように強く要望して、現在の行政当局の考え方を、見解をちょっとお願いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 田畑議員の再質問にお答えいたします。  先ほどこの住宅、市が住宅整備、宅地整備を行なう場合の金額についていろいろ貴重な御意見を頂戴いたしました。その件について、まず申し上げますと、この金額につきましては、建設課のほうで試算をしていただいたものでございまして、概算でございまして、比較的高めに積算してあるという状況は御理解いただけたらと思います。例えば、近隣の民間工事と公共工事の単価を比較して、土及び土留工事は公共工事から、それ以外は民間工事からといった形で、高いほうで計算をしているということでございます。実際の実施設計におきましては、下がる可能性もあるというふうに伺っております。例えば、別の公共工事発生時の土を使うなど、事業費の圧縮も可能であるといった状況であるということを補足させていただきます。  それから、先ほども申し上げましたけれども、今回、基本計画の中で記載をしております宅地整備でございますが、あくまでも将来的には検討の余地があるという考え方でございますので、その点については御理解を頂戴いたしたいと存じます。  それから、民間の誘導についてでございますが、具体的なというところにつきましては、まだ方針を今検討・協議している段階でございます。ただ、この基本計画を発表いたしましたあとに、複数の民間の事業所のほうからお尋ね等あっておりますので、今後協議を深めてまいる所存でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) まず第一に、やはり企業が進出してくるのを私も望んでいるわけですから、受け入れやすい、進出しやすい条件を早く提示して、企業にアピールしなきゃいけないと思いますね。その辺はぜひちょっとお願いしておきます。  先ほど私が試算をちょっと一例を出しましたけども、坪当たり7万7,000円強というのは、これは最近の単価です。今後、土地も上がるでしょうし、企業が進出してくるたびに土地が上がってくるんですね。だから、そういう計算をしますと、やはり8万円、9万円、10万円という坪単価が出てくる、これから先はね。だから、その辺のことも十分考えられて、宅地造成は念頭していただきたいと思います。  それから、先ほど言いました10分、15分圏内のこれは非常に安い土地がありますんで、その辺をぜひ考慮していただきたいと思います。  次に、いきます。私、3月議会でしたかね、質問事項に取り上げて、人口減少、人口流出の対策として、不動産業者専門職ではなく、個人的な立場で小規模の住宅用地開発をされる人に市が補助をして、個人資本と一体となって安価な宅地提供を生み出す政策を生かすべきだと強く要望いたしました。この場合、当然、市当局の補助の分は、土地販売価格には入れないこととする。これをいただいた分の金は、土地の販売じゃなくて、安い土地を提供するという指摘を私はさせていただきました。そうすることによって、安価な宅地を提供して、必要な方々が購入しやすくして、定住促進を図るべきだという考えのもとに提言したわけでございます。そのような記憶が今よみがえってきまして、関連した案件ですので、その後、一考されたことがあるのか、ちょっとお尋ねしてもいいですかね。なければ、ないでいいですよ。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 田畑議員の再質問にお答えいたします。  今、御指摘いただいた件につきましては、正直なところ現状では協議をしておりません。今後、検討を進めてまいる中で、また検討を深めてまいりたいと思いますので、御理解いただきますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) ぜひ、私が申し上げた方法を取り入れて、私は自分でやっておりますから、定住促進を45人ぐらいしました。よそから来る人だけが定住促進じゃないですね。玉名に住んで、若い人たちが家を建てれば、そこに一生住むという証でしょう。家を建てて、住んでくれたら、それが定住促進、人口流出につながるわけです。実際、ここ1、2年で40何名の定住を私図りました。だから、そういう経験から申し上げているわけでございます。ぜひ、企画経営部長、そういった方向で検討をいただくようにお願いしときます。  それから、きょう、こういった防災のことを一般質問いろいろとさせていただきました。私は、市当局が当然これは日ごろ常識としてわきまえていなければならないことばかりだったと私は思っています。  今、ここに立ちまして、一番心配しておりますのは、2020年にオリンピック、パラリンピックがあります。そのときに南海トラフ大地震が発生しないことを祈って、きょうの一般質問を終わりたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 先ほどの田畑議員の耐震基準を満たしている建物の強度についてちょっと答弁をさせていただきます。  耐震基準を満たした建物につきましては、おおむね震度5強の程度では建物の機能を保持することがあるということでございまして、震度6弱以上の震度に対しまして、人命の保護をはかるレベルまでは耐えるというような強度の基準になっているということでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 田畑久吉君。 ◆22番(田畑久吉君) わざわざありがとうございました。  先ほども言いましたけども、やっぱりこのオリンピック、パラリンピックのときに南海トラフ大地震が起こるのは、日本の一大事、日本の経済が止まりますよね。だから、みんなでその時期にそれが起こらないことを祈りましょう。  はい、これで終わります。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、田畑久吉君の質問は終了いたしました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午前11時29分 休憩                             ───────────                             午前11時46分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  2番 吉田真樹子さん。   [2番 吉田真樹子さん 登壇] ◆2番(吉田真樹子さん) 皆さん、こんにちは。本日もお忙しい中に傍聴にお越しいただきまして、ありがとうございます。  初めに、台風21号の被害に続いて、北海道地震で被災された多くの方々に心よりお見舞い申し上げます。被災されました方々の安全と被災地の一日も早い復興を願いまして、少しでもできることをさせていただこうと思っております。  では、通告に従い、一般質問をさせていただきます。  失礼いたしました。創政未来の吉田真樹子です。よろしくお願いいたします。  今年は、自然災害が本当に多く発生し、地球温暖化が急速に進み、記憶にない暑さを経験することとなりました。総務省消防庁が発表した熱中症での搬送数は、2010年から急激にふえてきました。今年8月5日まで熱中症搬送数は7万1,266人に達し、過去最多、死亡者は138人と出ておりました。もちろん高齢者が48.2%と半数を占めておりましたが、7歳以上18歳未満の子どもたちの搬送も14.4%と1万人を超えておりました。理由といたしましては、国を挙げて暑さ対策呼びかけが効いているのかもと言われておりました。  では、ここで質問です。玉名市総合体育館について、(1)暑さ対策について、例年と違うことをされましたでしょうか。それと、空調設備が整ったと聞いておりますが、どのくらいの事業費がかかったのかもお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 吉田議員の暑さ対策についての御質問にお答えいたします。  確かに、今年の夏は、猛暑が連日のように続き、気象庁としても異常気象として発表されたところでございます。特に、今年は、報道でも夏の暑さに対して命を守る行動をとってくださいというような注意喚起が多くなされた年ではなかったかと思います。  本市におきましては、公式スポーツの誘致及び夏場の熱中症対策を目的に玉名市桃田運動公園の総合体育館メインアリーナに昨年度末までに空調設備が完備したところでございます。しかしながら、週末の大会開催時には空調利用がなされて好評を得ているところでございますが、平日の練習などの利用に当たっては、空調の利用がほとんどないような状況でありました。施設管理者といたしましては、空調利用をされない利用者には重ねて熱中症対策を促すとともに、メインアリーナの入口を開放し、換気設備を稼働させて空気の循環を行なうなどの対応をするとともに、体調が悪くなった方が利用できるように医務室にはエアコンを入れて開放するなどを行なったところでございます。  次に、昨年度実施しました玉名市総合体育館メインアリーナ空調設備工事の事業費でございますが、契約額といたしまして1億7,236万8,000円でございました。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) この空調設備を準備された一つの理由に、暑い時期の災害での体育館が避難所になった場合も考えてのことと聞きました。もしもの事態の避難所を想定して準備を整えていただき、ありがたい限りです。音がなく、風もなく、省エネで、外気温35.8度のときに、1階メインアリーナ内は27.6度でとても快適な空間となったことを、8月9日の設置エアコンの体感会で140名の関係者の方は感じられたことと思います。  玉名市総合体育館では、今年の6月からエアコンは稼働しております。宇土市宇土市民体育館が同じメーカーで5年目になるので、玉名市は使用料金を参考にされたと聞いております。玉名市総合体育館では1面1時間2,000円の料金設定のみですが、宇土市民体育館では半面1時間1,050円という料金設定もありました。宇土市民体育館の指定管理者のお話だと、5年目になったので、随分一般の方の利用がふえましたと言われておりました。  きのう、玉名市総合体育館へ出向きまして、昨年の6、7、8月の利用者と、今年の6、7、8月の3カ月の利用者数を尋ねてまいりました。あの暑い中でも、昨年度は807件、今年は883件の利用があっておりました。健康ブームはこれからも続き、さらに利用していただきたいし、ますますふえることと思います。だからこそ、安全な玉名市総合体育館と周知していただきたいです。宇土市が実施されております半面の料金は、ぜひ取り入れるべきだと考えます。宇土市は武道館にもエアコン導入がすでに決まっているそうです。すっかり涼しくなり、あの暑さを忘れてきましたが、玉名市総合体育館でも体調不良や救急搬送もあっております。清掃業者の方からもスタッフのぐあいが悪くなったときの話をされ、体調不良で仕事を休まれると困るという話もされておりました。  きのう、吉田憲司議員が言われておりましたが、繰り返しお伝えいたします。7月から8月に、玉名市は県内1番の暑さだった日が15日、日本で2番目の暑さだった日が3日、全国で2番目という日本でもトップクラス、これまでの経験が通用しない暑さと、マイクの調子が悪くなるほど声を大にして言われておりました。  何よりも命を落とすようなことがあってはならないし、熱中症になれば、2、3日高熱が続くこともあります。子どもが同じような場合には、親は仕事を休まなくてはいけません。地球温暖化が進み、暑さは増していくと今後も予測されております。  では、次の質問です。(2)使用料について、命を守るため、半面の料金使用を夏休みの期間での40日間でいいので、設定してはいただけないでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 吉田議員の使用料金に体育館の料金を半面設定できないかということでございますが、玉名市総合体育館メインアリーナの空調設備は、1階のメインアリーナ部分については、壁面に設置したパネルに冷温水を流して加温冷することで熱を放射し、または熱を吸収して、空気そのものの冷暖房を行なう輻射式と、2階部分の大型空調設備から温冷風を流す対流式をとっております。1階は、イニシャルランニングコストが低い設備であることから、1時間当たり2,000円、2階は1時間当たり3,000円となっております。参考までに、従来型の対流式で整備されている熊本県立総合体育館や山鹿市の山鹿市総合体育館の使用料は、1、2階の区別はなく、全面使用で1時間当たり1万円でございます。  冷房を半面使用できるようにできないかとの御質問ですが、当初検討する中で、1階の輻射式が空気を冷やすことから、パネルを設置している壁面付近では支障はない状況ですが、中央付近になると空気を冷やすパネルが遠いことから、冷房効果、効率、効果ができにくくなり、利用される場所によって不公平感を感じることではないかと想定されましたので、全面使用の料金のみを設定しているところでございます。  次に、夏場のメインアリーナの空調使用料を前提として、空調使用料を加算した料金の設定ができないのかについてでございますけれども、会場の使用料は、現在、専用使用の場合と、体育館の一部使用の料金体系になっており、専用使用の場合は、全面使用であるために空調使用の全面と同条件にありますので、単に会場使用料と空調使用料を合算することができますけれども、一部使用の場合は、競技によって1面単位での料金設定をしており、面で区分ができる会場使用料と、空調設備等については区切りのない空間での使用する空調とでは、その設定に苦慮するところでございます。仮にバドミントンコートが玉名市総合体育館のメインアリーナで10面設定することができますけれども、1面に対して10分の1の空調を設定することは、現在の設備では対応できませんので、1面の利用に対して全面の空調使用料または半面の使用料を加算する料金設定か、1面の利用に対して空調または全面または半面を運転させ、10分の1の空調使用料のみを料金を加算するかになりますが、後者については、施設を管理する運営側としてはランニングコストが見合わない状況になっております。  吉田議員の金銭の比較にならない人命を考慮した施設運営を御希望されることは理解できますが、指定管理制度となった現在では、指定管理者側も経営努力をして運営をされておりますので、設備として対応できかねる部分があること、さらには利用者の選択制にあるべきことを御理解いただき、現在の運用のとおり、空調を必要とされる利用者に対しては、会場使用料に空調使用料を合算した料金の徴収としていきたいと存じます。  なお、空調使用促進をお考えでありますが、この点につきましては、利用者の身の安全面におきましても、指定管理者と一緒に空調使用の促進を図る手立てを工夫してまいりたいと思います。  最後に、ロビーの空調の運用基準につきましての御質問ですけども、これまでメインアリーナの会場利用が多いときで温湿度が高いときに使用しておりましたけれども、明確な運用基準は設けておりませんでした。夏場だからといって、利用者が少ないのにもかかわらず、ロビーの大空間に空調を入れるとなると、コストだけがかかってまいりますので、空調の運用基準を定めることについては、指定管理者と早速協議してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) 熊本県立総合体育館と山鹿市総合体育館は、従来型の対流式であって、1、2階の区別がないタイプだから、1時間当たり1万円するのだそうですね。玉名市総合体育館に完備されました最新のエアコンは、世界12カ国から宇土市民体育祭を視察に来られるほど性能がよく、さらに先ほど言われておりましたランニングコストが低い設備で、1時間当たり400円台と聞きました。動力もプラスされますので、もう少し高くはなりますが、1億7,236万円を投資してこられたですし、市民の命を守るための恩恵があるべきではないでしょうか。どんなに暑くとも、それがトレーニングと言われる方もいらっしゃいます。ですが、実際、宇土市では半面1,050円でのこの夏多くの利用があっております。何かあってからでは遅いので、試験的に来年は半面料金を設定すべきだと考えます。ほか、これまでどおり医務室の利用ができるようにと、管内が34、35度以上のときには、ロビーの空調を入れていただくことも命を守るためにです。頑張っていただいております指定管理者側と、市民が利用しやすい設定をと協議していただけることを切に願いまして、次の質問に移らせていただきます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子議員の一般質問の途中ですが、議事の都合により、午後1時まで休憩いたします。                             午後 0時02分 休憩                             ───────────                             午後 1時01分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  吉田真樹子さん。   [2番 吉田真樹子さん 登壇] ◆2番(吉田真樹子さん) 皆さん、こんにちは。  では、引き続き、質問させていただきます。高瀬裏川花しょうぶについてお尋ねをいたします。  今年も矢旗が風に吹かれ、石垣と石橋のすばらしい風情の高瀬裏川には、見事にしょうぶが花を咲かせておりました。玉名市の花に指定されております「肥後花しょうぶ」は、開花の時期になりますと、大型バスで20万人近くの観光客を導くことができる見どころの一つでございます。しかし、花付きが十分ではないという厳しい声もまだ聞こえてまいります。指定管理業者の方が専門的な手入れをされているとは思いますが、重ねて市民ボランティアの協力を得ることで指定管理への予算を減額することができ、何よりも玉名市の中心的なこの風情ある場所がにぎやかに集える場所となれば、市民の健康増進にもつながると思います。  荒尾市浄化センター隣にあります市民ばら園を皆様御存じでしょうか。隣は浄化センターですが、ばらの花が市民の心の浄化に役立つよう努力していますと、看板に掲げられ、運営をされております。市民ボランティアの方々のすばらしい活動を少し御紹介させてください。  22年前の平成8年にボランティア活動がスタート、平成13年に「おもやい市民花壇」と名前を改めて再スタートされたそうです。毎週木曜日午前9時から午後0時で、年会費1人1,000円をお茶代などにされて活動をされております。きょうも午前中はされていたのだと思います。荒尾市からは、くらしいきいき課より肥料代・消毒代として、予算は年間40万円が出ているそうです。会員数は現在40名、毎週30名ほどの方々が草取り、剪定、消毒、肥料まきの活動に参加されております。会員の半数は、大牟田市、長洲町、合志市、熊本市から来られていると聞き、さらに驚きでした。先週、私も参加してまいりました。長きにわたりされているので、とにかく段取りがうまくされていて、とても感心してまいりました。平成20年から平成25年までには、熊日緑のリボン賞、みどりの愛護功労賞、国土交通大臣賞など、4つの賞を受賞もされておりました。皆さんがいきいきと笑顔で笑って、汗をかき、体を動かし、手を動かす。70代の方を中心に30人の方々が皆さん同じ気持ちで作業をされておりました。市民ボランティアの会長さんの目標は、皆が健康に過ごせることと言われておりました。  では、ここでお尋ねいたします。現在、裏川公園の管理状況とボランティアの導入に関して、玉名市の考えをお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 建設部長 前田愼一郎君。   [建設部長 前田愼一郎君 登壇] ◎建設部長(前田愼一郎君) 吉田議員御質問の高瀬裏川花しょうぶについての中の管理状況についてお答えをいたします。  高瀬裏川花しょうぶまつりは、今年で第28回を迎え、議員がおっしゃいましたように、毎年多くの方々にお越しをいただいております。  お尋ねの管理状況でございますけれども、業者選定におきましては、造園業者の中から選定し、指名競争入札にて業者を決定しているところでございます。請負高の平均といたしましては、ここ3年間の数値ではございますが、平均で1,080万円となっております。契約期間は、しょうぶの花が咲き終わった7月から翌年の花が咲く6月までの1年間をサイクルとして、3月議会において債務負担行為の承認を受けて行なっております。  近年の開花状況といたしましては、平成26年度以降から花数もふえてきており、今年も昨年と同様に立派な花が咲きほこっております。担当課といたしましては、年々開花状況はよくなってきておりますので、さらに花数がふえるよう管理体制の見直しや地域との連携、また請負業者と密に連携を図ってまいりたいと考えております。
     次に、花しょうぶの維持管理の詳細についてお答えをいたします。7月から6月までの1年間を通して、花しょうぶ園の草取りを6回、肥料散布6回、補植を2回、そして害虫防除を6回、葉切り・バーナー焼きを1回、公園全体の草刈りを4回、先ほどおっしゃいました石垣の除草を1回、つつじやほかの樹木の剪定、消毒を、そして株分け作業を請負業者にて行なっております。また、裏川に水を引く堰の操作や各区画に水を引く堰板の調整や水まき作業を公園係の職員で行なっております。この工程を1年間を経て、1年間の成果として、6月に花しょうぶの開花を迎えるわけでございます。  ただ、花しょうぶを育成する環境といたしましては、裏川は熊本県の河川の一部を占用し、都市公園として供用を行なっております。裏川へ流れ込む水は、玉名平野の農業用水として利用された水を堰によって取り込み、また河川がゆえに豪雨や台風などの大雨の際には、菊池川からの流入を防ぐために最下流の樋門が閉まります。このため、河川の水位が上がり、散策路や花しょうぶが浸水してしまいます。幕末からあろうという、あの石垣がかろうじて水上に出ている状況が年間を通して数回ございます。そういう状況におきましても、しょうぶの花のよし悪しは、担当課と請負業者の結果であり、責任でもありますので、今後も立派なしょうぶの花を咲かせるという使命感を持って維持管理業務を行なってまいりたいと考えております。  議員御提案のボランティアを募集して、花しょうぶの管理だけではなく、コミュニケーションの場として、皆さんが一緒になって作業を行ない、よりよい裏川公園全体の維持管理につながっていて、経費の削減もできるという御提案、とてもよい御提案だと思います。しかしながら、これまで現状の体制で長年やってきておりますので、市だけの判断で決定するというわけにもいきません。これから、関係課と地元の関係団体、あるいは、あるいはというか、及び花しょうぶまつり実行委員会と今後協議を行なってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) 年に数回すっぽりとつかったりするということは知らず、業者の方、そして職員の御苦労が答弁でよくわかりました。ありがとうございました。  ぜひ協議がうまくいきましたら、広報誌などで高瀬裏川花しょうぶまつりを盛り上げる会などのネーミングでボランティア募集を募っていただけたら、私もぜひ参加したいと思っております。  では、引き続き質問いたします。(2)高瀬の町並み、ショウブ、石垣など、高瀬裏川花しょうぶまつりを観光やまちづくりに生かす玉名市の考えをお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。   [産業経済部長 松本忠光君 登壇] ◎産業経済部長(松本忠光君) 吉田議員御質問の高瀬の町並み、ショウブ、石垣など、高瀬裏川花しょうぶまつりを観光やまちづくりに生かす玉名市の考えは、についてお答えいたします。  本市では、古くから港町、商人の町として栄えてきた歴史の残る高瀬の町並みを市の観光資源として捉え、市内外にPRを行なってまいりました。年間を通して実施している商店街を商店主みずからその魅力を紹介し、案内して、まちあるきを行なう「うろんころん高瀬」は、非常に好評で、多くの観光客に楽しんでいただいております。また、毎年5月下旬から6月上旬にかけて開催される高瀬裏川花しょうぶまつりも、今年で28回を数え、本市の一大イベントとして定着し、今年は18万4,000人の観光客にお越しいただいております。そのように多くの観光客にお越しいただいている中、議員も御存じのとおり、高瀬周辺に飲食店が少ないといった課題があることも事実でございます。この長年の課題に関しましては、一朝一夕に解決するものではなく、地元商店街や飲食業組合、商工会議所などと連携し、対策を検討する必要性を痛感しております。  今後とも地元商店街等と連携を図りながら、高瀬の町並みを観光やまちづくりに生かす取り組みを積極的に進めるとともに、来年1月に開館予定の「大河ドラマ館」を絡めた、新たな「まちあるき」観光商品の開発などを通して、滞在時間の延長、交流人口の拡大を図ってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  先週行ってまいりました荒尾市のボランティア会の方が、「高瀬裏川花しょうぶまつりに行ったが、お店が少ない。せっかく行ったから、玉名市の物産を買いたかった」などと言われておりました。高瀬裏川水際緑地公園は、石垣、石橋がとてもすてきです。今、着物が人気ですし、外国人観光客は、特に着物を着てみたいと思われております。京都まで行かなくても、日本を満喫できるコースをぜひ考えていただきたいものです。着物で高瀬まちぶらとかいかがでしょうか。はやりの言葉で言いますと、着物を着たら、さらにインスタ映えすると思います。地方創生推進のインバウンド事業にもとても活用できるかと考えます。長年の課題の飲食店は、市運営の期間限定ショップなど、来年はやってみませんか。私もできることならお手伝いをしていきます。勝手な提案ばかりでしたが、想像すると私はわくわくしてまいります。ふるさとセールス課も、来年1月の大河ドラマ館の開館予定を3カ月後に控え、考えることが山積みでしょうけど、ぜひわくわくして課題に取り組んでいただきたいと思います。ぜひ私も協力をさせていただきます。  では、次の質問に移ります。道徳教育について質問をいたします。  (1)道徳教材「つなぐ」について。道徳教育が教科化されたということは、子どもも子どもたちにとって道徳教育がいかに重要であることのあらわれではないでしょうか。熊本県では、熊本地震の記憶を語り継ぎながら道徳教育に生かそうと、被災体験をもとにした道徳や防災の授業で使う副読本「つなぐ」を作成されました。こういうものです。  現代の生活は、便利さと快適が当たり前となり、自然の恵みと感謝の心を豊かすぎるがゆえに感じにくくなっているような気がいたします。今日の子どもたちは、情報の技術化が進み、スマホ、パソコン、インターネットなどに依存し、人同士の心と心のつながりが希薄になってはいないでしょうか。自然や動物を通して感じる心や命について考えを深める道徳教育の必要性を強く感じます。  この「つなぐ」の中でも生命や自然などに関することを教えておりますが、実際具体的にどのような方法で授業をされているのかをお尋ねいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 吉田議員の道徳教材「つなぐ」についての御質問にお答えいたします。  議員御質問の道徳教育教材「つなぐ」は、平成28年4月に発生した熊本地震の教訓を末永く語り継いでいくために、平成29年度に熊本県教育委員会が作成したものです。平成30年4月から熊本県内の小中学校で「つなぐ」を使った授業を実施しております。  道徳の授業では、教科書や「つなぐ」などにある教材を通して、児童生徒が道徳的価値について理解し、自己を見つめ、自己の生き方やあり方についての考えを深めてまいります。このとき、児童生徒の道徳性を育むために、体験活動を生かす指導の工夫も取り入れており、例えば小学校低学年の生活科の授業では、身近な自然とかかわったり、動物と触れ合ったりする学習を行ない、こうした体験の中で感じたことや考えを道徳の授業の話し合いにつなげることで児童の関心を高めたり、考えを深めたりしています。ほかにも、学校では、社会科見学や修学旅行など、目的にあわせて、学校を離れて現地で学ぶ機会や、伝統と文化にかかわる体験、福祉に関する体験など、さまざまな体験活動を取り入れております。これらの旅行や体験活動の中に道徳性をより深めたり、実践を高めたり、定着させたりする活動を組み込むなど、工夫を模索されているところでございます。  議員御指摘のとおり、玉名市内には動物との触れ合いができる施設や、歴史遺産と体験活動ができる場が多くありますので、それらを大いに活用し、道徳の授業の充実と進化を図ることができるよう、今後も学校へ指導してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  やはり今は、自然体験が少ないと思われます。子どもたちには、いろんなものを見て、体験して、感じてほしいと思います。  そこで、(2)の質問です。校外授業で玉陵学園のスクールバスが子どもたちの送迎に使用できるかをお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 玉陵学園のスクールバスの利活用についてお答えいたします。  まず、玉名市のスクールバスの運行状況についてですが、現在、玉陵小学校と大浜小学校でスクールバスを運行しており、玉陵小学校で7路線、大浜小学校で1路線の計8路線を、登校時に1便、下校時に2便運行しております。  運行の形態といたしましては、平成30年度は、プロポーザル方式により選定した民間のバス会社に1年間の業務委託契約を行なっているところです。また、次年度以降の契約につきましては、本議会において債務負担行為で予算の計上をさせていただいており、3年間の契約とし、同じくプロポーザル方式で業者選定を行ないたいと考えております。  現在、スクールバスの委託内容は、児童の登下校における送迎業務に限定しているため、登下校以外に利用する場合は、スクールバスの契約とは別に新たに個別にバス会社と契約を交わし、校外活動等で使用することになります。  また、スクールバスの運行費用に関しては、国のへき地児童生徒援助費等補助金の遠距離通学費等を申請しているところです。この補助金は、学校統合により4キロメートル以上の遠距離通学となった児童生徒を対象にしており、まさに通学のための費用補助金として制限があります。そのため、校外活動を含め、通学以外に使用することにより運行委託契約金額が増額となった場合、その増額分は補助対象外となります。  現在、玉名小学校と大浜小学校においては、委託業者との協議により、今年度に限りスクールバスの校外活動への利用について、地理的、時間的な制約を付して、試験的に実施している状況でございます。小中学校の校外活動は、先ほども申し上げたように、各学校で目的にあわせて工夫をされながら実施されているところですが、学校ごとに実施期日も行き先も異なり、しかも、目的、参加人数、行き先などによっては、バスを利用するより、ジャンボタクシーなどを利用したほうが機動性や費用の面からも有利性が考えられる場合もあります。さらに、公共交通機関を利用し、公共のマナーについて学ぶ機会として利用する場合もあります。  今後、このようなさまざまな課題や問題点を整理し、スクールバスの利用の有無については、慎重に検討してまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  スクールバスは、玉陵小学校と大浜小学校は利用でき、ほかはジャンボタクシーや公共交通機関などを利用していきたいということでした。  では、ここで再質問です。市、所有のマイクロバスの利活用についてお尋ねいたします。学校や保育所など、市が行なう行事であれば、もっと広く利用させていいのではないでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 吉田議員の再質問にお答えいたします。  本市が所有しておりますマイクロバスは、1台ございまして、運転手を含め29人乗り、主に市職員や議員の皆様方の研修のほか、非常勤特別職の各種委員の方々の視察研修と、大人数での移動が必要な場合に利用しております。燃料や車検などの維持管理費用は、所管課の管財課が支弁し、加えて運転業務につきましては、シルバー人材センターに委託しているところでございます。各課からの利用の依頼を事前に受け、管財課が窓口となって、シルバー人材センターに連絡して、運転手を派遣していただいております。ただ、議員御指摘のとおり、稼働率は決して高いわけではなく、平成29年度の実績で、稼働日数が44日、年間走行距離が5,240キロメートルにすぎず、稼働している日は非常に少ないのは事実でございます。  そこで、このマイクロバスを市が行なうさまざまな事業に有効利用できないかといった趣旨の御質問かと存じますが、公用車の利用につきましては、本市が定めております乗用自動車管理及び使用規程の第4条に「乗用車は、市が行う行政上の用務でなければ使用できない」とありますので、事業それぞれの担当課においてそのように位置づけられれば、使用することは可能でございます。例えば、昨年度、玉陵小学校区の子どもたちを合同学習会として1カ所に集める際に使用されたなど、事例としては多くないものの、御質問のような使用実績はございます。ただ、やはり多くはないということは、運転手を除きますと、最大でも28人までという人数の制限がありますことから、利用する側での事情により限定をされることが稼働が少ない理由の一つではないかと考えているところでございます。  また、マイクロバスに限らず、公用車の使用につきましては、任意保険の観点からも、用途が公務であることを大原則といたしており、その点では先ほど申したことと変わりはなく、運転手については公務災害との関係上、公務員または委託先の業者といった制限がございますが、同乗者は職員でないといけないといった制限はございません。仮に同乗者が事故により怪我を負った場合には、対人保険が給付されることになっております。  なお、当該マイクロバスは、自家用バスであるため、道路運送法など、他の法令も遵守する必要がございますので、有償での運行は認められていないことはもとより、民業を圧迫するようなものにまで拡大解釈して利用すべきものではないとも考えます。  さらに、当然ながら普通免許では運転できませんので、実際問題として運転手の確保に苦慮している側面もございます。  今後、市が行ないます事業の所管課から新たな利用について相談があった場合には、ただいま申しました原則に沿って運用するとともに、経費面も考慮した上で判断することになります。御理解いただきますようお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  現在、玉名市公立小学校16校中、マイクロバスに乗れる人数、担任の先生を入れて28人というクラスは、全体の半分のクラスは27名以下でしたので、各学校の先生方へ多く周知していただきたいです。玉名市には、高瀬裏川や神社仏閣など、歴史を学ぶ所がたくさんございます。また、金栗先生という偉人もいらっしゃいます。さらに、動物と触れ合う公園など、道徳の教材なるものがたくさんございます。ぜひマイクロバスを有効利用し、子どもたちに生きた教育を実施できるようにと考えております。  子どもたちは無限の力を持ち、またいろいろなことに挑戦する冒険心も旺盛です。隠れた能力を引き出すためにも教育総務課におかれましては、今後も積極的な姿勢で努力と工夫をしていただきたいと切に願いまして、今回、私の一般質問はこれで終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、吉田真樹子さんの質問は終わりました。  7番、北本将幸君。   [7番 北本将幸君 登壇] ◆7番(北本将幸君) 皆さん、こんにちは。7番、創政未来の北本将幸です。傍聴の皆様、ありがとうございます。  熊本県においては、先週より熊本県民体育祭が開催されており、各種目において玉名市の代表が活躍されております。今大会は、熊本地震により益城町を含む上益城郡が大会の主管を返上したことにより、熊本地震からのスポーツによる復興を祈念する特別大会「熊本復興スポーツで輝く未来の創造」として、先週から3週間の開催となっております。  個人的な話ですが、私自身も今週土日に開催されますバドミントンの玉名市代表として参加してまいります。昨日は、玉名市の練習会場に体育協会はじめ、行政の方たちも激励に来てくださり、ありがとうございました。優勝を目指して、玉名市の総合優勝に少しでも力になれるよう頑張ってきたいと思います。また、2年後の2020年は、熊本県民体育祭が玉名市で開催される予定となっております。スポーツを通して玉名を元気にできるよう頑張ってまいりたいと思います。  それでは、通告に従いまして、一般質問をさせていただきます。  まずはじめに、フルマラソン事業について質問させていただきます。フルマラソン事業においては、前回の議会でも質問させていただきましたが、今議会でも引き続きしていきたいと思います。  大河ドラマ「いだてん」の放送開始まで早いもので、残すところ今月も含め4カ月余りとなりました。大河ドラマ館の建設やおもてなし部会など、各部会での協議など、着実に準備が進められていると思います。同時に、大河ドラマの効果を一過性に終わらせないための取り組みとしたフルマラソン事業に向けても、8月にフルマラソン大会準備係が新たに新設され、各関係団体との検討会議が開かれています。今後、ますます本格的に開催に向けて進んでいくと思われます。  そこで、フルマラソン事業について4点質問いたします。  1、フルマラソン大会準備係の業務について。2、フルマラソン検討会議について。3、フルマラソン大会運営事業費について。4、フルマラソン実行委員会の設置について。  以上、4点質問いたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 北本議員の御質問のフルマラソン大会準備係の業務についてお答えいたします。  2019年大河ドラマ「いだてん~オリムピック噺~」の主人公の一人として、玉名市名誉市民のマラソンの父と称される金栗四三氏が決定し、その金栗氏の偉業を末永く後世に伝え、本市の地域振興を図ることを目的にフルマラソン大会の開催を計画し、その実現に着実に取り組んでいくために、8月1日付けで教育部生涯学習課内にフルマラソン大会準備係を設置したところでございます。このフルマラソン大会準備係の業務といたしましては、フルマラソン大会の基盤となる大会や、コース案の検討等を関係機関や関係団体と協議し、大会開催の準備を行なっていくものでございます。  続きまして、検討会議についてお答えいたします。去る8月31日に玉名青年会議所、玉名商工会議所、玉名観光協会など、市内の民間団体や熊本県警察本部、玉名警察署、そして市の関係部署に参加をいただき、第1回目の検討会議を開催したところでございます。検討会議におきましては、継続的に多くの誘客ができ、本市の魅力を最大限に発信できるようなフルマラソン大会の開催に向け、単独新規開催案、横島町いちごマラソン大会併設開催案、金栗杯玉名ハーフマラソン大会併設開催案、近隣市町広域連携開催案の4つの大会のベース案をもとに協議を行なったところでございます。今後も会議を重ね、まずは大会ベースを決定し、大会のあり方、方針などを協議・検討してまいるところでございます。  次に、大会運営事業費についてお答えいたします。8月1日付けでフルマラソン大会準備係を設置したところでありますが、予算措置がございませんでしたので、現段階では当面フルマラソン大会を検討するための先催地視察のための旅費や検討会議開催関連経費、その他一般事務費を計上いたしております。ベースとなる大会次第ではございますが、可能な限り来年度の当初予算に大会の開催運営に必要な関連経費を計上できるように努めてまいる所存でございます。  次に、大会実行委員会の設置についてでございます。現在、フルマラソン大会を行なう大会を検討している段階でございまして、開催する大会によって新たに実行委員会の設置が必要となる場合や、既存の実行委員会を改変するなど、現時点では確定しておりませんが、ベースとなる大会が決定し、大会運営のあり方、方針が整った段階で実行委員会の設置などを含め、進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 答弁いただきました。  まず、1点目のフルマラソン準備係の業務についてですけど、準備においては、やはりコースの設定とか、実行委員会の立ち上げとか、ボランティアの確保など、さまざますることがあると思うんで、一つ一つしっかり検討しながら、準備係のほうが先頭になって進めていただきたいなと思います。  2点目のフルマラソン検討会議についてですけど、この検討会議については、報道でも大きく取り上げられており、先ほど答弁のほうでもあったように、横島町いちごマラソン大会や金栗杯玉名ハーフマラソン大会に組み込ませる案や独自でする案など、4つの案をベースにして今後の検討会議で1つに絞り込んで本格的な準備に進まれていくと思いますけど、その既存のマラソン大会に組み込ませるとなると、すでに横島町いちごマラソン大会とか金栗杯玉名ハーフマラソン大会は、実行委員会立ち上げられており、それなりの手法を持って進められていると思いますんで、そこに新たにフルマラソンをつけるってなると、しっかり両者で検討しながら、お互いに納得いくようにして進めていただきたいと思います。  3点目のフルマラソン大会運営事業費についてですけど、ここでちょっと1個再質問したいんですけど、予算の説明だと今議会の補正予算にはフルマラソン運営事業費として39万6,000円計上されているわけですけど、内容としては、先ほど答弁にあったように、先進地視察や事務的経費などということですけど、一般質問の初日に多田隈議員のほうからもお話ありましたけど、私たち8月2日と3日で創政未来の会派研修に行って、鹿児島県の出水市の出水ツルマラソン大会と鹿児島県指宿市のいぶすき菜の花マラソン大会の視察に行ってまいりました。双方のマラソン大会とも特色があり、運営の流れや準備に至るまでの課題や取り組み方など、さまざまな運営側の話を聞くことができて、大変参考になりました。  また、鹿児島ということで、鹿児島の「西郷どん大河ドラマ館」にも行ってきました。研修しているうちに、指宿市にもドラマ館があることがわかって、指宿市のドラマ館「いぶすき西郷どん館」にも行ってきました。この指宿市のドラマ館は、指宿市の博物館、玉名市でいう「玉名市歴史博物館こころピア」のようなところを利用されてドラマ館つくられていたんで、つくりとしては、1階がドラマ館で、2階が資料館になっていました。ドラマも体験できて、詳しい歴史の内容も勉強できたんで、もちろん玉名市の高瀬の戦いについても詳しく書いてあって参考になりました。  やはりこの先進地というか、視察研修というのは、実際その土地に行って、されている方のお話を聞くことができるし、そのまちの雰囲気であったり、まちづくり、そのプラスになることも聞くことができるんで、ぜひこのマラソン実現に向けては、すでにマラソンをされている自治体がたくさんあるんで、いろんなところに行ってほしいんですけど、旅費で今議会の補正予算では12万円計上されていたと思うんですけど、今回のこのフルマラソン事業というのは、やはり大河ドラマの効果を一過性に終わらせないための玉名市としての一大的な取り組みだと思いますんで、もう少し予算をかけてもいいんじゃないかなと思うんですけど、その辺、市長はどうお考えか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。   [市長 藏原隆浩君 登壇] ◎市長(藏原隆浩君) 北本議員のフルマラソンについての補正予算が安いんではないかという再質問になると思いますが、今回の補正予算を議会で御承認をいただいたとしまして、10月より約6カ月間で視察ができる回数にしましても、大会そのものにしましても限りがございます。そういったことから、今回の旅費計上となっておるわけでございます。  今後、さらに予算を伴うそういった必要性があれば、補正予算での対応も所管側からなされるというふうに思いますし、これについては、来年度に関しては当初予算に大会の開催運営に必要な関連経費までしっかりと計上していきたいというふうに考えておりますので、今の時点ではこれで十分ではないかというふうに考えての計上であります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 市長も、しっかり予算については考えられて、今の時点ではこれぐらいということなんで、本当一大事業になると思うんで、しっかり予算かけるところはかけて、来年度もしっかり考えて進めていただきたいなと思います。  また、これも予算に関係するのかと思うんですけど、4点目のフルマラソン実行委員会の設置についてですけど、実行委員会の設置についてはなるべく早く多分立ち上げられていくと思いますけど、今回マラソンを結構何回目かの質問になるんですけど、今まで質問してきた中では、本当に行政の方はマラソン大会するのかなという雰囲気だったんですけど、今回質問させていただくに当たっては、本当にマラソン準備係の方たちも前向きで、これだったら多分実現に向けて本当に進んでいくんだなと感じました。本当に本格的に進んでいくとなると、やっぱり本当視察のときも言われたんですけど、相当の業務量になってくると思います。現在2名の方が準備係配置されていると思いますけど、本当に来年度といい、本格的な準備に入ったときには、さらに職員の方たちも拡充していくことが必要になってくると思いますけど、その辺について、市長はどうお考えか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) ありがとうございます。職員の増員の件についてだと思いますけれども、お答えをいたします。  今回、フルマラソン大会の開催準備のために、全体職員数が限られた中でフルマラソン大会準備係を2名体制で新設をしたということになります。今後、関係団体等と協議をしていく中で大会のベースが決定をし、検討会議の中ででもですね、大会を準備していく上での協議事項、検討事項等がしっかりと定まってくるというふうに思いますので、それらを考慮して、職員の増員も視野に入れて体制を整えていきたいというふうに考えておりますけれども、できますれば、年度内は何とかこの体制で頑張って、新年度はしっかりとまた体制を改めて考えたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。
    ◆7番(北本将幸君) 職員の方も大変と思いますけど、しっかり頑張って、また来年度新たな体制でスタートできるようにしていただきたいなと思います。  このマラソンにおいては、いろんなイベントも各地で開かれているんですけど、先週の9月8日には和水町のほうで金栗氏の通学路を走るイベントが開かれていました。コースは、三加和温泉ふるさと交流センター発着の約15キロで、現在の南関第三小学校から和水町の生家までの通学路6キロを走るコースで設定されていました。さらに、和水町では来月10月7日にキタクマ金栗四三リレーランも開催されます。このようにドラマ開始前にもマラソンを用いてたくさんのイベントを行なって盛り上げていくことが必要であり、最終的にはフルマラソン事業成功につながっていくのではないかと思います。玉名市でも何かマラソン大会開催までにマラソン関連のイベント等を開催するのができたらいいんじゃないかなと思うんで、ぜひ積極的に取り組んでいただきたいと思います。  要望するだけではいけないので、これも多田隈議員のほうからあったんですけど、私たち創政未来のほうは来月21日に開催されます、先日視察に行ったという出水市の出水ツルマラソン大会に参加してまいります。今度は、参加者の立場でフルマラソンを視察しようと思います。また、感想などお話できればいいなと思っています。  フルマラソンの実現に向けて玉名市が一丸となって進んでいけるように、市長を先頭として、行政の方にもしっかり頑張っていただくことを強く要望いたしまして、次の質問に移らせていただきます。  次に、ふるさと納税について質問いたします。  ふるさと納税は、平成20年度から実施されている制度であり、10年が経過しようとしています。皆さん御存じのように、生まれ育ったふるさとや地域のために貢献したいという思いで、国民が各地方自治体へ寄附した場合、その相当額が今住んでいる自治体の住民税などから控除される制度であります。  玉名市においても寄附増加への働きかけなど取り組んでおられると思いますが、近年では制度を利用しやすく改めたことなどで寄附しやすくなったのですが、報道でも言われているように、過熱した返礼品競争により実際に寄附の意味がなくなっているのではという課題もあります。このような背景もあり、国も規制を呼びかけるなど、対策が取られています。しかし、ふるさと納税において税収を大幅に伸している自治体があるのは事実であり、自治体にもたらす効果としては自主財源の税収増はもちろんのこと、地元の産物を用いた返礼品などにより知名度の向上や地域産業の活性化にもつながりますので、玉名市としてもしっかり取り組んでいく必要があります。  そこで、玉名市のふるさと納税の状況について質問いたします。  1、ふるさと納税の現状について。2、返礼品の現状について。3、情報発信について。4、寄附者との継続的な結びつきへの取り組みについて。5、玉名市における今後の対応について。  以上、5点質問いたします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 北本議員のふるさと納税についての御質問にお答えいたします。  まず、1点目のふるさと納税の現状といたしましては、平成27年度は60件284万円、平成28年度は2,190件で2,550万円、平成29年度は2,649件で2,933万円となっております。平成28年度に大きく伸びた要因といたしましては、インターネットで寄附の受け付けを開始したことや、熊本地震の影響があったと考えられます。  ふるさと納税業務に要した経費につきましては、平成27年度は25万円、平成28年度は1,204万円、平成29年度は1,461万円となっており、寄附額の約50%が経費となっております。  玉名市民による他自治体への寄附に伴う市民税の控除額につきましては、平成27年度は531万円、平成28年度は1,173万円、平成29年度は1,538万円でございました。  本市への寄附額から業務に要した経費と市民税の控除を差し引いた効果額につきましては、平成27年度は272万円のマイナス、平成28年度は173万円のプラス、平成29年度は66万円のマイナスでございました。本市への寄附額は年々伸びておりますが、一方で玉名市民による他自治体への寄附に伴う市民税の減収額もふえていることから、効果額がマイナスとなっているのが現状でございます。  次に、2点目の返礼品の現状についてでございます。8月末現在で、トマト、いちご、ノリなどの特産品、玉名ラーメン、ホテル宿泊券など、計29品となっております。  次に、3点目のふるさと納税の情報発信についてでございますが、ほとんどの寄附者はインターネットのポータルサイトを活用されておりますため、掲載するポータルサイトを充実させ、情報発信を行なうことが重要と考え、先般の6月議会におきまして、新たなポータルサイトへの業務委託料を計上させていただいたところでございます。現在、下半期からの受け付け開始に向けて準備を進めております。  次に、4点目の寄附者との継続的な結びつきへの取り組みについてでございますが、現在は、お礼状の発送のみしか行なっておりません。他の市町村におきましては、広報紙などを送る取り組みを行なっているところもありますが、経費も必要となりますので、慎重に検討してまいりたいと思います。  最後に、5点目の玉名市における今後の対応についてでございますが、ふるさと納税の寄附者は、税額控除のほか、返礼品によるお得感から寄附をする自治体を選択する傾向にあるため、掲載するポータルサイトの充実を図り、返礼品の魅力を最大限にアピールしながら、地域産業の活性化及び寄附額の増額を目指してまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本議員の一般質問の途中でございますが、議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 1時55分 休憩                             ───────────                             午後 2時11分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 答弁いただきました。  まず、1点目のふるさと納税の現状についてですけど、この過去3年間、納税額、寄附額、控除額、委託料などをしっかり精査すると、平成27年度がマイナス272万円と、平成28年度が173万円だけど、これは地震の影響もあってプラスになっているんじゃないかなと思います。平成29年度が66万円マイナスということで、この3年間トータルしても160万円ぐらいマイナスということで、玉名市として大体ふるさと納税って聞くと、この寄附額の二千何万円とかを聞いていたんで、収益上がっているのかなと思っていたんですけど、やっぱりしっかり精査してみるとマイナスということで、本当にしっかり玉名市として取り組んでいかないといけないと思います。  平成27年度より制度がクレジット払いができたりとか、いろいろして、全国的に寄附額は増加したと言われています。玉名市でも実際に寄附額自体は増加しています。でも、トータルすると赤字になっているということで、要因としては、市の方がほかの自治体に納税されている量がさらに多くなっているということなんですけど。  これ、熊日新聞に出ていた記事なんですけど、35県で黒字という見出しで書いてあります。ふるさと納税を控除額とか寄附額とか、トータルした値が県別で出してあるんですけど、熊本県は41億円の黒字ということです。見てみると、やっぱり赤字になっているのは、東京が一番多いんですけど、623億円赤字で、その次が神奈川県で、ほか多いところは愛知県とか京都とか埼玉県とか、やっぱり赤字になっているのは、普通大都市なんですね。熊本市自体も熊本県ではトータル41億円黒字を出しているということで、けど、玉名市は赤字ということで、ふるさと納税の一つの狙いとして、都市のお金を地方に環流させる、流すという目的で始められたと思うんですけど、全く玉名市に限ってはこの効果が出ていないという現時点での結果だと思うんで、本当にここから本腰入れて取り組んでいかなければいけないと思います。  2017年の寄附総額は3,653億円ということです。ということは、全国でこの3,600億円の取り合いというとちょっと違いますけど、取り合いをしている自治体の競争なわけで、玉名市としてはかなり現時点で遅れているということになると思うんですけど、このふるさと納税の受け入れ額や受け入れ件数が増加した理由をふるさと納税の受け入れ自治体に調査したふるさと納税に関する現況調査という調査があるんですけど、何で受け入れ額が増加しましたかという理由で、やはり最も回答が多かった理由が、全体の40%以上に当たる自治体が返礼品の充実を挙げられています。やはり対策として、この返礼品の充実というのは不可欠になるわけですけど、2番目の返礼品の現状ですけど、現在、玉名市として29品あるということですけど、ポータルサイトで実際に見てみると、やっぱりちょっと何か少ないなというような気がします。返礼品の目的としては、もちろん寄附に対するお返しという面もありますけど、この玉名市の特産品を市外にアピールできるという場でもあると思うんで、新たな返礼品開発されて、玉名市の産業を活性化するように取り組んでいかなければいけないと思いますけど、そこで、再質問ですけど、答弁でもありましたように、今年度新たにポータルサイトを開設されるとのことで、今までのサイトに加えて、新たに「ふるさとチョイス」というポータルサイトを開設されると思いますけど、それに先だって先週の9月7日に返礼品開拓に向けての事業者向けの説明会を開催されていると思います。このように玉名市においても、新たな返礼品の開発に向けて取り組まれていると思いますけど、現時点でどのような取り組みをされているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 北本議員の再質問にお答えいたします。  今年度からふるさと納税業務を地域振興課が担当することになりまして、これまで地域活性化の観点から市内の事業者へ出向き、返礼品の出品をお願いしてまいりました。その結果、議員がおっしゃったとおり、9月7日に事業者向けの説明会におきましては37社の方に御参加をいただきました。この中には、これまでになかった酒類、乳製品を取り扱う事業者も参加いただいたところでございます。その際の話の内容からは好感触を得ており、新たな品目や品数の増加が期待できるものと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 4月から地域振興課のほうで新しくふるさと納税担当されて、その事業者向けの説明会されて、今新たなものに動いているということなんで、ぜひ魅力ある返礼品開発できるように取り組んでいただきたいと思います。  また、冒頭でも申したように、この返礼品、返礼品って、ほかの自治体も言っているんで、過熱した返礼品競争を規制する流れになってきています。ついに、この前ですけど、総務省も来年の通常国会に地方税法改正案を提出する方針を固めて、来年4月の法改正を目指すとのことです。内容としては、国が各自治体に返礼品の調達費が寄附額の30%を超えないように要請してきたが、一部の自治体が応じないことから、強制力のある法改正へ踏み切るとのことです。野田総務大臣も11日の記者会見で正式に発表されていました。  法改正の内容としては、一部の自治体が高額な返礼品により多くの寄附を集めることを規制するために、返礼品は地場産品に限り、調達費を寄附額の30%以下にするように法制化し、違反した自治体は、制度から除外し、寄附しても税の優遇措置を受けられなくなる仕組みを導入するとのことです。  総務省は、この返礼品の見直し状況に関する自治体調査結果も発表しましたけど、今月の1日時点で1,788自治体のうち、13.8%に当たる246自治体が寄附額の30%超えとなる返礼品を送っているとのことです。10月末までに見直す意向がないとしたのは、全体の9.7%、174自治体あるとのことですけど、そこで、1点質問したいんですけど、現在の玉名市の返礼品としては、この規定に触れていないのかどうか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 北本議員の再質問にお答えいたします。  現在、玉名市の返礼品の調達額は、総務省通知に基づきまして、すべて寄附額の3割以内に設定をいたしております。今後も、基準額を遵守しながら、地域産業の活性化を目的とした返礼品の選定を行なってまいります。本市の場合、先ほど議員がおっしゃったとおり、法改正があったといたしましても、寄附者が税の優遇措置を受けられないなどの規制を受けることはございません。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 国が法改正して、玉名市は規定にはあたらないということなんですけど、となると、全国同じ条件で今度はふるさと納税していくことになるんで、今後どのようにしてやっぱり玉名市として魅力ある返礼品をつくっていくかが重要になってくると思います。  また、現在、地方においては、見守りなどのサービス提供を返礼品として提供している取り組みも見られています。このように、物じゃなくて、この見守りとか、そういうサービス提供による返礼品については、玉名市としてはどのように考えられているのか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 再質問にお答えいたします。  返礼品につきましては、議員おっしゃるとおり、品物だけではなく、現在、見守りサービスやお墓の清掃など、サービスの提供などについても検討しているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 現在考えられているとこということなのですので、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  お隣の荒尾市が返礼品として、郵便局の見守り訪問サービスを加えたと報道されていました。浅田市長は、このサービスは荒尾市を離れて暮らす家族にとってうれしいサービスであり、今後も社会ニーズを踏まえて返礼品の充実を図りたいと答えられていました。このように、現在は、豪華返礼品より、ふるさととのつながりを大切にしようという取り組みで、さっき部長の答弁でもありましたように、さまざまなサービスが行なわれています。大阪府枚方市や島根県安来市、神奈川県高松市などで行なわれているお墓掃除サービスがあります。これは、地元出身でなかなか帰省できない人向けのサービスで、寄附額に応じて年に数回、お墓の掃除などを行なうサービスであります。また、別荘地と知られている栃木県那須町では、1万円の寄附で空き家見守りサービスの提供をされています。内容は、建物の外観チェックや郵便物チェックなどをされて、寄附が3万円にすると、敷地内の草刈りもしてくれるそうです。この町の担当者によると、空き家を放置しておくと危険で、景観の保持という観点からも問題があると考えて、このサービスを考案したそうです。これらのサービスは、基本的にこの地元ふるさとの出身者をターゲットにした返礼品であり、まさにふるさと納税の本来の趣旨に沿ったサービスだと思います。また、サービスをシルバー人材などに委託することで、地元での雇用も創出しているとのことです。玉名市においても、空き家は増加しています。今後、新たな発想で返礼品を検討していくことも重要だと思います。来年は、大河ドラマも放映され、玉名市が全国から注目されるときであります。この返礼品においては、しっかり取り組んでいただきたいと思います。  3点目の情報発信についてですけど、6月議会において、委託料が補正で組まれて、新たにポータルサイトを追加するとのことですけど、となると、追加すると、ポータルサイト、今度2つ、玉名市として持つことになるんですけど、このポータルサイトを増加することによって、寄附額は増加すると見込まれているのか、その辺お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 再質問にお答えいたします。  ふるさと納税の寄附者のほとんどは、ポータルサイトを活用して寄附を行なっていらっしゃるため、ポータルサイト内で返礼品の魅力を最大限にPRし、寄附者の目にとまるということが重要であると考えております。今回新たに追加いたしました返礼品の受発注業者につきましては、玉名市に営業所を構え、返礼品出品者へのサポート体制も整っております。また、全国で最も利用されているポータルサイトへ掲載をいたしますため、寄附額は確実に増加すると見込んでいるところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 恐らくポータルサイトふやすと、答弁言われたように、寄附額増加していくと思いますけど、だったら、何で今までポータルサイトふやさなかったかなと思うんですけど、4月から課が変わって、新たな取り組みもされているということなんですから、2つにしてふえたなら、今度またシェアが大きいところを3つにして、やっぱり情報発信の基盤というところをしっかりつくって、さらに返礼品充実させて、少しでも納税が上がっていくように取り組んでいただきたいなと思います。  4点目の寄附者との結びつきですけど、今お礼状を発送されているということなんですけど、引き続きお礼状のほうを発送していただきたいなと思います。また、このほかに、ほかの自治体では、ふるさと納税を使ってこういう事業をしましたとか、進捗状況とか、こういうのに使いましたよみたいな報告を送っている自治体もあるみたいです。やっぱり経費がかかるんで、その辺はしっかり考えないといけないと思うんですけど、寄附された方がこういうのに使われたんだって、わかるというのも、じゃあ、また寄附しようかなというのにつながるかもしれないんで、寄附された方とのつながりというのも大事にしてほしいなと思います。  最後、5点目の玉名市における今後の対応については、今いろいろ言ったように、ポータルサイト開設して、返礼品も拡充して取り組まれていくと思います。玉名市として、本当今マイナスなんで、本当にどうふるさと納税ふやしていくかだと思うんですけど、ほかの自治体では何十億円という寄附を上げているところもあります。国が法改正を行なうことで、今後同一条件でふるさと納税という制度が進んでいくんですけど、やっぱりこの税収を得るというのは、歳入のところなんで、意外と歳出のところばっかりに目がいきがちなんで、新たに玉名市に歳入を生めるところなんで、本当にこのふるさと納税に取り組んでいく、税収をもっとふやしていこうってしていくには、それ相応の業務量も出てくると思うんですけど、これ、市長にお伺いしたいんですけど、ふるさと納税によって、玉名市は税収をもっと上げて、ほかのこといろいろ使っていくぞってなったら、やっぱりある程度の職員数というのも必要になってくると思うんですけど、この職員の拡充、さっきのマラソンのところともちょっと重なるんですけど、職員の拡充についてはどうお考えか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 再質問にお答えします。  議員御指摘のとおり、寄附額がふえればふえるほど、お礼状の発送でありますとか、寄附者が確定申告をせずに税額の控除を受けられるワンストップ特例申請事務など、職員の事務量は確実に増加することとなります。1年間の寄附の半分以上が12月に集中するため、今回もサイトをふやしますけれども、今後の実績を踏まえて新たな業務委託や非常勤職員の配置などについて検討していかなければならないというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) しっかり本当税収を生むとこなんで、しっかり取り組んでいただきたいなと思います。ふるさと納税は、地方にとって財源を確保する大きなチャンスですので、人数をかけてでも寄附を集めるべきだと思います。  ふるさと納税に先進的に取り組む自治体では、企業版ふるさと納税など、新しい制度にも取り組んでおられます。これまでは、返礼率の高い自治体に寄附も集中していましたが、法改正の方針が出されたからには、今後はいかに自治体として返礼品自体の魅力や寄附者の興味を得るための情報発信力を高めていくか、あるいはどういった層に強くアピールしていくかなど、玉名市としてマーケティングがより重要になってくると思います。  さっきから何回も申しているように、来年は本当に玉名市が全国から注目される年であります。ふるさと納税という仕組みを利用しながら、どう玉名市をアピールしていくのか考えなければいけません。ポータルサイトの拡充、返礼品の充実、玉名市独自の魅力的な返礼品の開発、今現在取り組まれていると思いますんで、しっかり取り組んでいただき、玉名市のふるさと納税が増加することを期待いたしまして、次の質問に移らせていただきます。  最後に、3点目の玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略について質問いたします。  人口減少、超高齢化社会を迎えるに当たって、さまざまな課題に直面していく中、国は、地方自治体がそれぞれの特徴を生かした自律的で持続的な社会を創生することを目指すために、平成26年度に地方創生を掲げ、各自治体において平成27年度より5カ年計画で創生総合戦略が進められています。  玉名市においても、まち・ひと・しごと創生総合戦略を掲げられ、目標達成のために多くの事業が進められていますが、本年度が4年目で、来年度が最終年度となります。  そこで、現時点での玉名市の創生総合戦略について質問いたします。  1、玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略における総事業費について。2、地方創生交付金の活用状況について。  以上、2点質問いたします。残りの質問は、質問席よりさせていただきます。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 北本議員の玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略における総事業費について、及び地方創生交付金(加速化、推進、拠点整備)の活用状況についてお答えをいたします。  まず、総事業費についてでございますが、決算額ベースで、平成27年度が12億9,808万6,000円、平成28年度が21億2,678万5,000円、平成29年度が27億4,964万2,000円でございまして、毎年度事業費が増加している状況でございます。  次に、地方創生交付金の活用状況についてでございますが、主に定住促進事業を実施いたしました地方創生先行型交付金が7,864万5,000円、観光事業を実施いたしました地方創生加速化交付金が4,374万2,000円、同じく観光事業を実施いたしました地方創生推進交付金が1,645万7,000円、天水公民館建設事業の一部として活用いたしました地方創生拠点整備交付金が6,000万円、合計1億9,884万4,000円交付されております。今年度も観光事業について、地方創生推進交付金2,662万8,000円の交付申請を行なっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 答弁いただきました。  まず、1点目の総事業費についてですけど、平成27年度が12億円、平成28年度が21億円、平成29年度が27億円で、足すと60億円ぐらい現時点までで投じているわけですが、この60億円予算をかけるということは、ある程度効果を出していかないといけないと思います。この総合戦略においては、各事業において目標値としてKPI値という目標値が定められているんですけど、この現時点で玉名市が定めたこのKPI値に対する達成状況としてはどの程度になっているのか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 北本議員の再質問にお答えいたします。  まず、各年度の総合戦略の達成率についてでございますが、全成果指標の平均値について申し上げます。平成27年度が34.1%、平成28年度が36.1%、平成29年度分につきましては、11月の総合戦略審議会にて効果検証結果の審議を行なう予定としておりますので、現在調査中でございます。平成27年度から平成28年度にかけまして達成率があまり伸びておりませんが、これは地震の影響等のため伸びていないといったことが要因の一つとしてございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 達成状況としては、平成29年度はちょっとまだ出ていないということなんで、平成28年度出ている段階では36.1%ということなんで、平成29年度がどれぐらいになるかまだわからないんですけど、今4年目で9月なんで、半分ぐらい終わっているんで、残り1年半でこれをいかに100%に近づけていくかだと思います。やはりそのためには、この一つ一つの事業をしっかり検証しながら、新たな政策を打ち出して実施していくことが必要だと思いますけど、この地方創生が叫ばれ始めた当初は、内閣府地方創生推進事務局の方たちの話では、地方創生は、人口減少問題に対応することからきていて、難しい問題に対応しているので、1、2年で簡単に成果が上がるとは思っていないと、試行錯誤の中で失敗事例が出てくると思うが、失敗を学んで、いい事例に変えていってほしいと話されていました。やはり事業達成に向けては、最初の1、2年、36%ぐらい低いですけど、そこからやっぱりこうしたほうがいいんじゃないか、いろんな新しい事業を打って、この5年後、平成31年度の結果が出たときには、100%に達成するように本当していくことが必要だと思います。  今、60億円投じられて、やはり地方自治体においては、やっぱり厳しい財政運営強いられていますので、そこでこの2点目の地方創生交付金、国の交付金の活用が重要になってくると思いますけど、答弁だと、平成29年度まででは、トータルで1億9,000万円ぐらいでしたかね、の地方創生交付金活用されているとのことですけど、ここに地方創生交付金の国のイメージがあるんですけど、実際、平成27年度に1,000億円、交付金で予算つけられています。平成28年度も1,000億円つけられて、補正予算にさらに900億円追加されています。平成29年度も1,000億円で、補正で600億円追加されて、この平成30年度も1,000億円、この交付金がついています。ということは、これもそうなんですけど、日本全国でこの1,000億円を取り合いになると思うんで、玉名市としてどう魅力ある事業を構築して、この交付金をもらえるように努力していくかということも必要だと思います。  そこで、再質問1点ですけど、来年度で最終年度になるわけで、本当最終的な段階に入ってくると思いますけど、この地方創生交付金、国の交付金をどの程度、今後想定されているのか、見通しについてお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 北本議員の再質問にお答えいたします。  今後、新たな交付金申請の予定はあるかということでよろしいでしょうか。  現在、地方創生推進交付金対象事業として行なっております大河ドラマ関連の観光事業につきましては、3年間の事業期間で計画をいたしておりますので、平成31年度以降も継続して申請を行なう予定でございます。ただ、新たな事業に対する交付金申請につきましては、現時点では未定でございます。引き続き、新たな交付金対象事業を検討してまいる所存でございます。  以上でございます。
    ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 新たなのは今のところ未定ということなんですけど、やっぱりこの交付金をいかに活用していくかというのを本当考えないといけないと思うんですけど、この地方創生交付金を活用した取り組みというのは、ホームページに載っているんですけど、これをいろいろ見てみると、本当いろんなことに活用されています。この京都府南山城村の取り組みでは、小さな拠点づくりとして、道の駅の事業にもこの交付金を活用されています。玉名市も道の駅つくろうとしているんで、こういう小さな拠点づくりみたいな感じで、まちをつくっていくよみたいな感じで交付金とれたりすることもあると思うんで、どういう事業をして、玉名市の活性化、あるいはこの玉名市が目標を掲げたKPI値を100%に近づくためにしていくかというのを本当にしっかり考えて、この交付金活用についても取り組んでいただきたいなと思います。  次の質問に移らせていただきたいと思いますけど、この玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略には4つの基本目標が掲げられていますけど、そのうちの1つ目の基本目標であります玉名市の地域資源を活用した産業を育成し、魅力ある雇用を創出するという基本目標におけるインバウンド事業の推進について玉名市の現状をお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。   [産業経済部長 松本忠光君 登壇] ◎産業経済部長(松本忠光君) 北本議員御質問のインバウンド事業の推進についてお答えいたします。  本年6月議会において、日本における人口減少、少子高齢化が進展する中、観光には高い経済波及効果や雇用創出効果が期待されており、本市においてもインバウンド需要の取り込みによって交流人口を拡大させ、地域を活性化させるような取り組みを行なっている旨、御報告したところでございます。  平成29年度におきましては、JTB台湾、JTB香港において、横島町いちごマラソン大会関連の旅行商品を造成し、個人旅行の形態で宿泊付きのオプショナルツアーとして販売を行ない、香港、台湾、2カ国合わせて15名の参加をいただいたところでございます。ほかにも、台北において、日本観光振興協会主催の商談会、台北国際旅行博でのPR、タイのバンコクにおいて、現地エージェント旅行会社との今後の旅行商品造成に向けて情報提供や意見交換を行ないました。  今後もインバウンド事業を推進し、海外からの誘客を図るため、玉名市の認知度向上のための情報発信を積極的に展開するとともに、広域で連携した事業もあわせて進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 1点再質問ですけど、今答弁の中であったように、横島町いちごマラソン大会を観光商品として、香港、台湾のほうで企画されており、現時点でこの前の横島町いちごマラソン大会で、台湾の方が12名、香港の方が3名参加されたと説明ありましたけど、今後も進めていくとのことでしたけど、最終的にはどの程度を目指されているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 横島町いちごマラソン大会の取り組みについてということでお答えいたします。  横島町いちごマラソン大会の取り組みにつきましては、平成26年度からインバウンド事業の取り組みの効果もあり、平成29年度は、個人旅行の形式で、JTB台湾、JTB香港が造成販売を行ない、先ほど申しましたように、15名の誘客につながりました。  横島町いちごマラソン大会においてどれぐらいの海外からの誘客を目標にしているかとの御質問ですが、今のところ40名ほどを目標としております。横島町いちごマラソン大会をきっかけとして玉名市の認知度向上を目指し、今後も継続させてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 40名を目指されているとのことなんで、やはりマーケティングして、40名来れば、これぐらいの経済効果があるだろうなというので進めていくと、少しずつその経済効果というのは出てくるのかなと思います。最終的に40名目指していくということなんで、それに実際近づいていくように頑張っていただきたいなと思います。  次に、もう1点再質問になるんですけど、KPI値、目標値で外国人宿泊客数が最終的に3,500人を目標として掲げられているんですけど、去年が2,030人でしたかね、実際のところ達成可能なのか、現時点での考え、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 次に、地方創生推進交付金事業における外国人宿泊観光客数の目標数値達成につきましては、平成28年度の熊本地震後、インバウンド、国内旅行を含め、観光業には大きなダメージがありましたが、インバウンド事業は回復傾向にあり、さらに伸びていくと感じております。  具体的な外国人宿泊観光客数は、平成27年度が2,247名、熊本地震が発生した平成28年度が1,373名と、874名減少し、平成29年度には2,030人と前年比657人増加しております。  目標値としては3,500人というのがありますけども、今後も目標達成を目指し、鋭意事業を進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) この3,500人、目標に近づけるということなんですけど、2,000人ぐらいだったんで、3,500人って多いのかなと思っていたんですけど、きのうの説明会であったんですけど、この県北の菊池市は平成29年度で4万2,086人、とうに3,500人超えられています。お隣の山鹿市さんも平成29年度は3,538人と、3,500人達成されています。玉名市は、2,000人ぐらいと。やはりこのインバウンドにおいても、やっぱり一歩遅れをとっているんじゃないかなと思います。  この県北の、きのう事業の説明もあったんですけど、この事業費としては1,020万円ですかね、玉名市が300万円ぐらい払われているんで、やはり玉名市が一番大きいんで、恐らく一番予算払っていると思います。予算払っているけど、効果は一番出てないということであれば、やっぱり本当本腰入れてこのインバウンドにも取り組むんであれば、取り組んでいかないといけないんじゃないかなと思います。  玉名市が掲げられているまち・ひと・しごとの冊子なんですけど、ここでインバウンドのところを見て、どういうのを取り組まれているのかなという事業名が書いてあるんで、改めて見てみたんですけど、この中で、観光情報コーナー、Wi-Fiスポット等の観光情報入手拠点の整備を強化するという項目があります。  そこで、1点再質問なんですけど、現在、玉名市におけるこのWi-Fiスポット、フリーWi-Fiの取り組み状況としてはどうなっているのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) フリーWi-Fi、無料公衆無線LANと申しますけども、つきましては、アクセスポイントを整備することで、だれでも簡単に外出先でインターネットの利用ができたり、国内外の観光客の受け入れ体制の充実を図ることや、災害情報の入手、インターネットを利用した手続きなども可能になります。そのため、本市では、インバウンド事業を推進していく上で、フリーWi-Fiの利便性、必要性は認識しております。しかしながら、フリーWi-Fiは、便利さの半面、セキュリティに対するリスクも高くなりますので、現在のところ具体的な計画はございませんが、今後フリーWi-Fiの活用については検討を重ねてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 現時点でフリーWi-Fiへの具体的な計画はないということだったんですけど、先日、天草市で行なわれた「通信インフラが切り拓く未来の可能性」というフォーラムに参加してまいりました。天草市長とITジャーナリストの方が出演されていました。まずはじめに、天草市長のお話があったんですが、現在、天草市では崎津集落が世界遺産にも認定されたこともあり、インバウンド事業にも力を入れているとのことでした。国内も含め、観光客数はかなり伸びているようです。  天草市では、インバウンド対策の一つとしてフリーWi-Fiにも取り組まれています。天草宝島観光協会と天草四郎観光協会、西日本電信電話株式会社熊本支店、この3社が、天草エリアにおける公衆無線LAN事業の推進、いわゆるフリーWi-Fiですね、に関する三者協定を締結しており、この協定に基づき、両観光協会主導による地方創生の取り組みの一つとして、天草エリアを訪れる国内外の観光客の利便性向上及び地域の魅力アップにつながる情報発信力の強化を目的に天草フリーWi-Fiを2017年からサービス提供をされております。また、天草フリーWi-Fiのアクセスポイントを通して集積されたビッグデータを分析し、観光施策として活用することも視野に入れて取り組みを進められています。  この天草フリーWi-Fiは、NTTグループなどが推進する九州フリーWi-Fiプロジェクト及び日本各地のフリーWi-Fiへの手続きを1回の利用登録で使用できる「Japan Connected-free Wi-Fi」というアプリがあるんですけど、それにも対応しているとのことです。  また、総務省、国のほうは、こういう事業を掲げているんですけど、平成29年度から平成31年度までの3カ年における「防災等に資するWi-Fi環境の整備計画」を策定しています。予算もつけています。平成29年度は約31億円で、平成30年度は14億円、このWi-Fi整備につけると計画を出しています。この整備計画によると、平成31年度まで整備目標数は約3万カ所整備すると、国は目標を掲げられています。2020年に東京オリンピックもありますんで、外国人旅行者の利便性向上、情報発信力の強化、あるいは最近災害多いので、災害時の活躍などを目的として進めていかれるとのことです。  この前、発災した北海道の地震においても、このフリーWi-Fiは使われています。このように、地震、洪水、台風など、多くの自然災害が発生している近年、避難所でもこのWi-Fiというのは活用しているんですけど、市長に1点お伺いしたいんですけど、観光だけじゃなくて、防災という点でも使えると思うんですけど、このフリーWi-Fiについて、市長はどうお考えか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 北本議員の再々質問にお答えいたします。  フリーWi-Fiの導入に当たりましては、やはりセキュリティの脆弱性について利用者の方々に対する正しい知識やリスクの啓発なども含めて、安心・安全なサービスの確保が必要であるというふうに思っております。  その一方で、観光情報の発信力の向上、また外国人観光客へのおもてなしサービスの向上、また災害時においての地域住民の利用の問題含めて、大変期待されるところはありますので、先ほど部長答弁にもありましたとおり、その利活用については今後検討を深めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 先ほどインバウンド事業の答弁の中で、外国人宿泊観光客数の目標値を3,500名と申しましたけども、正しくは3,000名でございます。訂正し、おわび申し上げます。申しわけございません。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 市長も、セキュリティの問題も確かに言われていたんで、そこしっかり考えないといけないと思うんですけど、検討して取り組んでいただきたいと思います。  熊本県のほうも取り組まれており、熊本フリーWi-Fiというのも整備に対して、熊本県も支援されています。熊本県でどこでフリーWi-Fiを使えるかというのをホームページ見たら、バァーって出てくるんですけど、これ9月1日時点なんですけど、熊本市がやっぱり多いです。50何カ所あって、やっぱり天草市は取り組まれているということだけあって、3ページぐらい、100カ所ぐらいありました。玉名市を見てみると、旅館のほうが2カ所されているだけでした。やはり、市長は、県北の拠点都市、玉名市を目指されているんで、が拠点都市でこの2カ所じゃ、菊池市を見てみると、19カ所、20カ所近くあるんで、やはり取り組んでいるところは本当に取り組んでいっているんで、一つの取り組みですけど、やっぱりこういう一つの取り組みで差が出てくるんじゃないかなと思うんで、ぜひしっかり検討して考えていただきたいと思います。  そのフォーラムで言われていたのが、最近の若い人たちは、ホームページに直接、インターネットでするよりも、SNS、インスタグラムとか、そういうので、まず検索する。ハッシュタグ検索って言われるんですけど、検索して、写真がバァーって出てくるんですけど、そこから選んで、ここなんだろう、これおいしそうだなとか、ここ行ってみたいなとか、見るそうなんですけど、和水町の古墳が今、たすきをかけているのを御存じでしょうか。あれは、最初は「こここふん」というたすきだったんですけど、今第二弾に変わっているんですけど、これは町の商工観光課の職員さんが、和水町古墳祭、祭りに興味を持ってもらおうと、どうしたらいいかなと知恵を絞って、SNSとかで、もしかしたら拡散してもらえるかもしれないという思いで、大きい石人にたすきをかける案を思いついて、たすきをかけたそうです。このたすきの費用は約2万円しかかかっていないそうです。私も、ハッシュタグ、和水町で調べてみたんですけど、やっぱりその石人の画が出てきました。出てきたら、やっぱりここなんだろうと思うんですよね。やっぱりそういう職員さんの知恵、やっぱり地方はお金ないですから、そういう知恵一つで何か新たな取り組みができるんじゃないかなと思います。  先日、報告会あったときに、議員の方たちも参加させてもらったんですけど、座って、左側には委託業者の方たちが座られて、右側には職員さんおられたんですけど、いろいろ説明がありました。委託業者の方の。その説明をされて、終わりじゃなくて、その説明を受けて、じゃあ、玉名市としてどういうまちづくり、どういう観光に対してしていきたいかという、さらにもう一歩踏み出さないと、やっぱり結果出てこないと思います。菊池市とか山鹿市、外国人宿泊客数ふえていますけど、恐らく何かされていると思います。だから、委託して、調査して、結果出まして、終わりじゃなくて、そこからもう一歩踏み込んで、玉名市としてどうやっていくかというのをやっぱり打ち出していってほしいなと思います。  じゃあ、時間ないんで、次の質問にいきますけど、4番目の人口の社会増減数の現状や移住支援策を受け、転入した転入者数について質問します。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) ただいまの御質問にお答えいたします。  社会動態による人口数は、平成26年度が362名の減、平成27年度が332名の減、平成28年度が100名の減、平成29年度が81名の減と、いずれも転入者より転出者が上回っている状況にございます。  次に、移住支援事業による転入者数でございますが、平成26年度が154名、平成27年度が194名、平成28年度が108名、平成29年度が136名となっております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) この社会減のほうは、何かだんだん少なくなっていっているような答弁だったんですけど、実際のところ何か若い人たち出ていっている数が多いような気がするんですけど、この社会減、減っているのは減っているんですけど、その社会減自体が少なくなっていっている要因としては何があるのか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 再質問にお答えいたします。  社会増減数が、平成28年度、平成29年度と減少幅が大幅に縮小しているという理由についてでございますが、これは、外国人農業研修生が、平成28年度は95人、平成29年度は145人と大幅に増加をしているということが原因の一つと分析をいたしております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) この社会減は、農業の外国人研修生の増加ということで、農家の方たちが雇用されて、玉名市の人口ふえているというところがあると思うんで、もしこの外国人研修生いなかったら、玉名市もっと減っているということなんで、やっぱりしっかり取り組んでいただきたいなと思います。  移住者支援については、近松議員のほうの質問であって、1,000人程度ふえていて、効果があっているということだったんで、引き続きしっかり取り組んでいただきたいなと思います。  じゃあ、5番目の待機児童数の現状と、ゼロ歳から4歳児の人口推移についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) 北本議員御質問の待機児童数の現状と、ゼロ歳児から4歳児の人口推移についてお答えします。  まず、待機児童数について各年度4月1日時点での人数を申し上げますと、平成27年度2人、平成28年度21人、平成29年度12人、平成30年度31人となっております。  次に、ゼロ歳児から4歳児までの人口推移を各年度3月31日時点で申し上げますと、平成27年度2,666人、平成28年度2,649人、平成29年度2,613人、平成30年度は7月末時点でございますが、2,588人となっております。  玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略のKPIは、平成31年度において、待機児童数ゼロ人、ゼロ歳児から4歳児までの人口2,732人と設定しております。減少傾向であるゼロ歳児から4歳児までの人口におきましては、達成が困難な状況でございます。また、待機児童数に関しましては、年度により増減があり、明確には答えられませんが、KPIの待機児童数ゼロに向けて、諸対策を講じてまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 待機児童については、議会においては何回もほかの議員さんも質問されているんですけど、やはり平成27年度の2人から平成30年度は31人で増加傾向にあって、なかなか改善していないのが現状だと思います。これずっと問題になっているんですけど、本当に預けられない人にとっては、かなり深刻な問題です。何回も聞かれていると思うんですけど、玉名市としてこの待機児童解消に向けてどのように取り組まれているのか、今後取り組んでいくのか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 待機児童のKPI達成に向けた取り組みについてお答えいたします。  保育所や認定子ども園の保育部門の入所定員については、施設整備の支援などにより、平成27年度より118人ふやしておりますが、同時期の保育利用の申し込み人数の増加が167人であり、定員の増加を49人上回り、待機児童をふやす結果となっております。  待機児童の早期解消に向けて、私立園に対して定員増のための施設整備の支援を継続して実施するほか、地域型保育事業の導入に向け、早急に準備を進め、事業所に働きかけを行なってまいりたいと思っております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) 対策とられているけど、なかなか現状として改善していないということで、4歳までの人口も2,732人目標にしているんですけど、平成29年度で2,613人でしたかね、100人ぐらい少なくなっているんで、目標からかけ離れていっているんですけど、片や4歳児までを2,732人にしようという目標を掲げているにもかかわらず、片方ではそれの預ける先がないという、こういう状況では、やはり片方では子どもをふやせって言っていて、でも片方では預けられませんじゃ、やっぱりなかなか子育て環境としてはいいとは言えないんじゃないかなと思います。この基本目標3で、「若い世代の結婚・出産・子育ての希望をかなえる」とされていますんで、しっかりできるように改善していただきたいと思います。  今月7日に厚生労働省が今年4月時点での待機児童数を発表したんですけど、この報道によると、昨年よりも6,186人減少し、10年ぶりに2万人を切ったと発表されていました。熊本県も93人減の182人、最も多いのが菊陽町の53人ですけど、ここは人口がふえているんで、しょうがないかなと思います。何と2番、きのう答弁で言われたように、2番にきているのが31人で玉名市なんですけど、玉名市、今言ったように、ゼロ歳から4歳までの数も減っているのに、待機児童は2番まできているということは、やっぱり何かの対策をとらないといけないんじゃないかなと思います。  これ、きのう、吉田憲司さんが使われた熊本の創生総合戦略なんですけど、熊本も待機児童数397人、基準値でいたそうです。目標値、玉名と一緒にゼロということで、平成29年度の時点でゼロになっています。100%達成で、何で達成したのかなって見てみると、この保育士の就職者数を平成27年度176人雇って、平成28年度さらに60人雇って、平成29年度さらに46人雇って、ゼロにしています。やっぱり何で待機児童がいるかといったら、保育士不足というのはわかっているわけですから、玉名市として本当この問題はしっかり取り組まないと、やっぱり子育てしやすいまちというのは、なかなか言えないんじゃないかなと思います。箱物建設だったら、10年先、20年先を見ながら計画するんですけど、やっぱり子育てというのは今なんで、今、待機児童発生しているということは、これをどうにか解決するように進んでいただきたいなと思います。  6点目の質問に移りますけど、この公共施設等の総合的な管理によるまちづくりについて質問したいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 建設部長 前田愼一郎君。   [建設部長 前田愼一郎君 登壇] ◎建設部長(前田愼一郎君) 議員御質問の6番目、公共施設等の総合的な管理によるまちづくりについてお答えをいたします。  これは、総合戦略の一つの施策として、市保有の公共施設の延床面積を削減するものでございます。具体的に申しますと、平成26年度末の建物の延床面積は31万806平方メートルを基準値とし、平成31年度末までに目標値として30万6,358平方メートルまで削減する計画でございます。比較をいたしますと、4,448平方メートルの削減となります。直近の平成28年度末での延床面積は30万757平方メートルで、すでに1万49平方メートルを削減することができており、削減目標を達成している状況でございます。  削減の主な理由といたしましては、旧庁舎や天水町公民館の解体、並びに静光園老人ホームの民営化等によるものでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) この4点目なんですけど、今までKPI値が30%ぐらいで、100%近づいたほうが、頑張ったほうがいいよって言ってきたんですけど、実は、この公共施設等の管理によるまちづくりだけは、すでに100%目標達成されていて、効果も非常に効果的であった、市民からの評価も有効とされている唯一の事業なんですけど、やはり人口減少社会に突入した現代において、確実に税収が減少していく中、高齢化社会も進み、民生費などの増加が見込まれる中、今から10年先、20年先、さらには30年、40年先を見据えたまちづくりを進めていく上で、この公共施設等の総合的な管理によるまちづくりは、本当に重要なことだと思いますし、実際この創生戦略でも効果があると出ているんで、今後さらに進めていく必要があると思います。  そこで、市長にお伺いしたいんですけど、市長として今後この公共施設の総合的な管理によるまちづくりについてはどのように考えておられるのか、見解をお伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 北本議員の再質問にお答えします。  先ほど建設部長が申し上げましたとおり、本市が保有する公共施設につきましては、公共施設等総合管理計画の中にございます公共施設長期整備計画に基づきまして施設の統廃合または民営化などを推進しながら、保有面積の削減などを行なっているところであります。  今後は、本年7月2日に供用開始しました天水市民センターと同様に、集約化等につきましては、住民や利用者などに丁寧な説明をするなどし、地域の実情を十分に勘案をしながら取り組んでまいりたいというふうに考えております。
     以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) この公共施設というのは、やっぱり残っていくものなんで、しっかり先見据えながら考えていただきたいと思います。  先ほど通信インフラのフォーラムに参加して、天草市長のお話聞いたと言ったんですけど、そこで、天草市は2市8町合併したということもあり、現在2,570ぐらいの公共施設を抱えているということでした。各町にそれぞれの公共施設があって、今後その維持をどうしていくかがやっぱり大きな課題になると、天草市長言われていました。やはりこのように市町村合併した地域では、それぞれのコミュニティーが町・市において形成されていたわけですので、それらを維持しながらも、10年先を見据えながら、将来にあったまちづくりをしていかないといけないので、市長としては大変だと思うんですけど、その辺しっかり考えながら進めていただきたいなと思います。  そこで、最後、7点目、最後の質問ですけど、この玉名市まち・ひと・しごと創生総合戦略に掲げる4つの基本目標などの進捗状況をお伺いしましたけど、今年度が4年目、来年度が最終年度になります。市長として、課題認識とか、来年度こう取り組んでいくぞという意気込みというか、していきたいなという、そういう考えがあれば、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 北本議員の御質問にお答えをいたします。  まず、現行の総合戦略について、それぞれの施策に課題があり、成果指標についても達成率がよくないものがあるのは認識をしているところであります。少しでも達成率が上がるように職員にしっかりと指示をし、残りの1年半、全力で取り組んでまいりたいというふうに思っております。  今後の取り組みとしましては、次期総合戦略において、現在の施策の課題などを踏まえた上で、より効果的な事業を実施する必要がございます。例えば、新幹線新玉名駅周辺整備事業を生かしたまち・ひと・しごとの創生といった新しい施策を進めていくことが大変大事、重要であるというふうに思っておりますし、また先ほど来、質問でもずっとあっておりますふるさと納税にしてもそうでありますし、「いだてん」に対する取り組みもそうですし、フルマラソン事業を継続的に開催していくということもそうでありますし、すべてがつながっているものだというふうに思っております。それが、すなわち玉名市というもののブランド力を向上させていくものだというふうに思っておりますので、今後もしっかりと玉名市の未来に責任を持って、市民の笑顔が絶えないまちづくりを目指していきたいというふうに考えておりますので、どうか議員の御理解、御協力をお願い申し上げたいというふうに存じます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 北本将幸君。 ◆7番(北本将幸君) しっかり本当取り組んでいただきたいと思います。本当このまち・ひと・しごと創生総合戦略も、5年の計画なんで、5年で計画立てたからには今36%ぐらいということで、これを100%にどう近づけていくか、考えないといけないと思います。吉田憲司議員の一般質問でもあったんですけど、熊本市が人口5万人上方修正された理由ははっきりわからんと、職員の方が言われていたと思うんですけど、こういう事業一つ一つを検証しながら、一歩でも前に進めていくと、それがトータルして、効果が出てくると思います。  今回、フルマラソン事業ふるさと納税、玉名市総合戦略と3項目について質問させていただきましたけど、マラソン事業については、玉名市の本当継続的なイベントになっていくと思うんで、市長も力を入れておられるので、しっかり取り組んでいただきたいなと思います。ふるさと納税においては、現在赤字というのは本当に玉名市としてしっかり考えないといけないところだと思うんで、今から力入れていかれると思うんで、しっかりこれも取り組んで、少しでも歳入、税収が上がるように取り組んでいただきたいなと思います。この最後の創生戦略も、一つ一つの事業をしっかり本当検証して、さらに進んでいくという形の仕組みをとらないと、効果は出てこないと思うんで、市長が目指す将来に希望が持てるようなまちをつくり、玉名市を人口10万人規模の県北の拠点都市にできるように、職員一同、大河ドラマもありますんで、みんなが一致団結して、同じ方向を向いて、玉名市がよりだれもが住みよいまちになりますように要望いたしまして、私の一般質問を終わらせていただきます。  ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、北本将幸君の質問は終わりました。  総務部長 西山俊信君。 ◎総務部長(西山俊信君) 午前中の田畑議員一般質問の中で、伊倉地区での避難体制につきまして、答弁の補足、追加をさせていただきたいと思います。  7月6日午後10時に市の避難勧告の発令に伴いまして、伊倉地区の消防団が消防積載車によりまして土砂災害警報等の注意喚起について午後11時から午前0時の間、玉名市福祉センターへの避難の呼びかけを行なったところでございますが、この間は、菊池川の水位は避難判断水位の危険水位までは達しておらず、安全であったというふうに認識をいたして、発令をいたしたところでございます。  また、翌日7日の午前2時15分に避難指示を発令いたしましたけれども、伊倉地区消防団が消防積載車による避難の指示及び啓発活動は行なっておりません。  いずれにいたしましても、このたびの避難勧告、避難指示の発令に対しまして、市民の皆様にわかりづらい面も多々あったと思われますので、現在、見直し作業を進めております玉名市防災計画や避難勧告マニュアルを通して、よりわかりやすい避難の伝達、避難行動のあり方等につきまして検討をいたしてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 3時22分 休憩                             ───────────                             午後 3時41分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。  15番 江田計司君。   [15番 江田計司君 登壇] ◆15番(江田計司君) 皆さん、こんにちは。15番、相変わらず無会派の江田でございます。福嶋議員の分まで一生懸命頑張ります。よろしくお願いいたします。最終日の最後でございます。どうかもう少し御辛抱をお願いいたします。それから、傍聴席の皆さん、最後までお付き合いありがとうございます。  10日は、玉名中学校と岱明中学校の運動会がありました。本来ならば、9日だったんですね。ところが、雨で10日になったわけです。私も参加をいたしましたけども、9日は相当悩まれたみたいですね。どうしようかと。続行しようかと。いろいろ悩まれた結果、ちょうど8日に福岡の高校が低体温症ですか、これで36人が搬送されたそうなんですよ。それで、子どもの安全を考えて、10日にされたそうであります。結果は、大変な好天気、大成功でありました。生徒さんたちも大変すばらしい思い出ができたんじゃないかと思っております。ただ、市長のメッセージですね、皆さん、初めてだから、楽しみにされていたみたいですね。新聞には10日の市長の行動予定が午前9時から庁内協議となっとったんですね。だから、ひょっとするとあいさつだけ来られるんじゃないかなと思われたみたいです。雨は想定されていなかったんじゃないかと思いますけども、その辺も皆さん楽しみにされていたことをどうかですね。庁内協議だから、ちょっとぐらい遅らせてもよかったんじゃないかなとそういうふうに思っておりました。どうかよろしくお願いいたします。  それでは、通告に従いまして、相変わらず岱明町公民館の建設について、この件につきましては、12月議会でもお話をしましたので、議員さん方は何遍も聞かれたと思いますけども、執行部の方がまだ聞かれていない方もおられますので、くどいようでありますけども、今までの経過を再度お話をいたしたいと思います。  平成8年、旧岱明町で老朽化のために、岱明町公民館と岱明図書館、これを併合して、建設計画が決まりました。平成10年には駐車場が少ないということで、土地の購入の交渉が始まりました。地主の方が土地は売買は絶対だめと言われておりましたけども、岱明町公民館が建つならということで協力をいただいたわけです。平成14年に道路の西側、ここが約480坪、平成15年には今の岱明町公民館の南側、約430坪を購入することが決まりました。平成17年4月20日に岱明町公民館と岱明図書館、今まで建っていました岱明図書館を併合した基本設計と実施設計を契約、5月からワークショップで、要するに建設検討委員会とか、その人たちでそれぞれお話をされた。  ところが、10月に1市3町が合併したわけですね。合併協議会では4億円の計画でありましたけども、ワークショップの計画でいろいろ大きくなって、10億円とか、いろいろありました。最終的には6億7,000万円に決定し、解体工事は平成18年10月から、本体の着工は平成19年5月で図面作成が進んでおりました。  ところが、ここで政権交代になったわけですね。平成25年度着工予定の岱明中学校体育館ですね、これが耐震診断をされていて、危険家屋になっとったわけですね。それで、結局、この岱明町公民館と岱明中学校の体育館が入れかわったわけです。  ところが、市長が交代されて、平成25年に公共施設適正配置計画がありました。これで、玉名市の新庁舎ができますので、岱明支所があくわけですね。結局、岱明支所に2階に岱明図書館、そして3階に岱明町公民館を集約することが計画を発表されました。そして、平成26年に6月議会に岱明支所の2階に岱明図書館、3階に岱明町公民館の実施設計の補正予算が提案をされました。しかし、2階の岱明図書館はいいが、3階の岱明町公民館を利用される方たちの意見が強い反対がありました。やっぱり弱者が公民館を使うわけですね。いざというときには、やっぱり避難が大変だということで、結局、補正予算案は否決をされたわけですね。ところが、9月議会に実施設計の一部を修正して、再び上程をされました。地元の利用者の了解が不十分ということで、再び議会で否決をされました。そのあと、確かに執行部の方もいろいろ御苦労されて、夜、小学校校区で説明会などを開かれました。しかし、利用される方とか、協力を得られないということで、岱明支所の集約化を断念をされたわけです。  平成27年12月議会で、これ近松議員が質問されたことでですね、結局、今度は岱明ふれあい健康センターの利用が悪かから、ここに岱明町公民館を併合したらどうだろうかという案が出ました。お互いに相乗効果があるということで、計画が発表されました。しかし、その内容は、お粗末なものでした。岱明町公民館建設と岱明町の将来を考える会と岱明ふれあい健康センターを利用する利用者の有志の会からは、平成28年11月14日付けで現地建てかえ案も考えてくださいという請願が出されました。明けて、平成29年2月9日付けで、今度は岱明町の区長さんたち、これは33名おられる中で23名の方から岱明ふれあい健康センターに併設した岱明町公民館の早期建設に関する請願が出されました。議会も大変紛糾いたしました。3月議会と6月議会で岱明ふれあい健康センターとの併設案の建設基本設計及び実施設計、駐車場用地測量設計、設計事務等の補正予算が提出されましたけども、いずれも有志ある議員さんの御協力を得まして、否決をされました。議会が反対するからいつまでも岱明町公民館ができないと、あまり内容がわからない方たちからは、相当避難をされました。これも前にも何回も言われましたね。結局、近松議員と江田が反対するけん、でけんじゃないかというようなですね。相当言われました。しかし、私たちは、岱明町公民館をつくることには大賛成だったわけですね。しかし、早く建設をしてほしいということは、望んでおりました。しかし、その岱明町公民館を利用される方たちの声を全く無視して、行政の都合で計画されたことに関して反対をしたところです。  そこで、平成29年10月、藏原市長が誕生されたわけでありますね。そして、今年の3月議会において、近松議員が一般質問をされて、岱明町公民館建設事業については、市長就任後の重要な課題の一つとして、建設の現状を考え、早期の事業化が求められる。早急に対応、これまでの経緯や状況、そして相反する陳情をなされたそれぞれの思いや意見を把握し、昨年の12月、利用者などによる岱明町公民館建設と岱明町の将来を考える会の代表者の人たちの意見を聞き、そして同時に岱明ふれあい健康センター併設案を希望された区長さんたちの思いや意見を一人一人と直接お話をされたわけでありますね。そして、熟考された結論として、岱明町公民館は現地に建てかえると大英断をされました。これでやっと長い長い戦いも、そして岱明町も救われたわけであります。大変ありがとうございました。  ところで、あれから半年たちました。その後の進捗状況はどうなっておりますか、お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 江田議員の岱明町公民館建設の進捗状況についてお答えいたします。  まず、岱明町公民館建設の進め方の基本的な考え方として、地域住民や利用者団体との意見の交換を行ない、機能面を重視した各部屋の面積や設備内容を積み上げていきます。また、周辺施設の機能も考慮した効率的で効果的な施設となることも重要な考え方であります。このような考え方のもとに、現地建てかえに向けて、区長会、支館長、利用者団体等に建設スケジュールや方向性について説明し、個々に意見交換を行なったところであります。これらの地域住民の意見・要望を汲み取り、公民館としての機能が十分に発揮される適正な規模及び設備等を精査するとともに、基本的な考え方でも申し上げましたが、周辺施設の機能を考慮しつつ、岱明町公民館建設にするため、関係各課との協議を行なっているところでございます。岱明町公民館は、老朽化が著しいことや、耐震性確保ができていないこともあるので、なるべく早期に基本実施設計に着手したいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 江田計司君。 ◆15番(江田計司君) 答弁をいただきました。  高齢化社会に対応するためには、地域コミュニティーを中心とした、地域的課題の解決が不可欠であります。このような状況の中で、社会教育において岱明町公民館が果たす役割は大変重要であります。まさに地域における学びの場、仲間づくりの場、世代間交流の場、人と人とを結ぶ人づくりの場、そのためには、地域の人たちが気兼ねなく立ち寄り、大きく変化している自分たちが住むまちについて学び、よく知り、地域づくりを実践していこうと、みずから生涯学習に取り組む人たちもふえております。また、他市から引っ越しをされて来られた方々にとっては、岱明町公民館でのサークル活動や講座への参加を通し、地域の方々と顔見知りになるための交流の機会づくりの場となっているのが現状であります。  岱明町公民館が地域づくりの拠点であるとともに、市民グループや各種サークル活動の場として、また研修室を安価にて貸し出し、多くの人たちに利用していただき、岱明町公民館で出会った人同士が地域のさまざまな課題などについて学習し、ひいては、まちづくりや地域の活性化につなげていくとこ。公民館を拠点として、社会教育に対する市民ニーズは、近年、少子化など、社会の動向に応じて、せっかく建設するならば、利用される人たちの要望に十分応えて、100%まではいきませんけども、その辺を考慮してほしいと思います。  例えば、横島町、そして今できました天水町公民館、大変使い勝手がよく、利用される方々から評判も聞こえてきます。岱明町公民館の大きさについては、天水町公民館は、人口約7,000人弱ですね、対して、岱明町公民館は1,250平方メートル。横島町人口は、6,000人弱ですね。これは、横島町公民館のあれは1,738平方メートルと、部長言われてましたですね。これは、いろんな施設もちょっと入っているんじゃないかと思いますけども、岱明町は1万4,000人、今の岱明町公民館は1,000平方メートルちょっとなんですけども、利用される人たちの意見をいろいろ聞けば、やっぱり最小限でも1,500平方メートルぐらいは必要じゃないかと要望されているところであります。だから、できましたら、この広さに近い状況でよろしくお願いしたいと思います。  きょうは、議員さんたちからいろいろ定住化構想など、いろいろと言われております。特に、例えば岱明町で生まれて、よそに行って定年を迎えた方、その方たちが帰って、活動しやすいような岱明町公民館をつくっていただきたいと思っております。岱明町公民館建設事業は、文化事業であります。文化を大切にしなければ、発展はないとまで言われております。どうかその点をよくよく考えていただいて、早急に建設に取り組んでいただきたいと思います。  それでは次に、岱明ふれあい健康センターについてお伺いをいたします。利用状況が悪いということで岱明町公民館と併設をしたら相乗効果が上がると言われることで計画をされておりました。そもそもこの岱明ふれあい健康センターは、どういう目的でつくられたのかということですけども、以前、私がお伺いをいたしたことがあります。岱明ふれあい健康センターを併設した意図は、平成3年に使用開始、設置の経緯については、入浴施設があった岱明町老人憩の家の老朽化や乳幼児健診など、母子保健事業が行なわれていた岱明ふれあい健康センターの老朽化、また各種健康診査業務など、そこで保健と福祉の拠点施設として玉名市社会福祉協議会の管理業務で兼ねて建設をされたわけであります。利用状況が悪いということでいろいろ検討されておりますけど、どうすれば利用状況がよくなるか、その辺をちょっと伺いたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) 岱明ふれあい健康センターの方向性につきましてお答えしたいと思います。  岱明ふれあい健康センターは、これまで指定管理施設として玉名市社会福祉協議会に管理運営をお願いしているところでございます。しかしながら、この岱明ふれあい健康センターにつきましては、これから建設します岱明町公民館と機能性が重複することから、今後の有効な利活用が求められているところでございます。  現在、庁内関係各課で方向性等を議論しているところでございますけれども、市民サービスの堅持、公共施設配置の適正化、さらには予算の有効利用や地域の活性化等を考慮しながら、適切な方向性について検討をしてまいりたいと思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 江田計司君。 ◆15番(江田計司君) 答弁をいただきました。  まず第一に、あまりにもこの岱明ふれあい健康センターが皆さんに知られていないんですね。岱明ふれあい健康センターという名前が、何か老人施設ではないかと思われているのが現状なんですね。実際には、この岱明ふれあい健康センターを見てみればわかりますと思いますけども、トレーニングルームの活用とか、定期的に実施されているサークル活動、バドミントンなどのスポーツなどの活用、または多人数などで会議や飲食など、特に子育て中の親にとっても入浴施設があって、赤ちゃんを寝かせる部屋などがあって、すぐそばには子どもを遊ばせる、もってこいの施設ではないかと言われております。  以前、旧庁舎の跡地ですね、ここに児童センターというのは、確か子育て支援センターですかね、これが何か4~5億円ぐらいで計画されたですね。ところが、この子育て支援センターは、まさにこの岱明ふれあい健康センターと似とるわけですね。ですから、あのときは、確か何か旧庁舎を解体するに当たって、要するにその解体費を合併特例債を使うがために急遽何かいろいろ計画をされたみたいですね、これは。それで、結局、慌てて玉名第一保育所を下に移して、そしてこの子育て支援センターをつくったわけ。何か総額が20億円ぐらいかかったつですよ。それで、結局、最終的には、それは、計画は中止になりましたけどですね。この岱明ふれあい健康センターを十分活用したら、恐らくそういうことは、利用状況によってはまだまだ活用方法はあるんじゃないかと思いますね。  以前、あれは総務委員会、何か視察で、大阪府の箕面市に行ったんですね。この箕面市は、人口は全部で13万5千何百人ですね。面積は、47万平方メートルぐらいです。玉名市の3分の1ぐらいですね。ところが、ここは、毎年毎年人口がふえとっとですよ。恐らくベッドタウンでしょうね。何でそこがふえて、そうなっているかと聞けば、「子育て、箕面市なら大丈夫」というキャッチフレーズですね。そして、子育てしやすさ日本一を目指しとるわけですね。取り組んでおられて、大阪府内では6年間連続第1位だそうです。これは、住みよさランキングなんですね。特に子育てには大変気を遣っておられる。いろんな政策はあります。こういう「子育て応援ガイドブック」とか、これはだから1回、こういうのはインターネットで調べてみられて、どういう取り組みをされているか。やっぱり先ほどからいろいろ言われておりますけど、定住化とか何とか、いろいろありますけど、やっぱり一番は、市長、子育てですよ。子育てがうまいこといけば、そこに必ず定住がなるんじゃないかと思います。ですから、先ほど議員さんからいろいろありますけども、やっぱり一番は、子育て。子育てあったら、定住化が、よそからも来られています。だから、そういう面に力を入れられてですね、どうかと思います。  ただ、今の状況で指定管理者、要するに岱明ふれあい健康センターの指定管理者、平成31年度まであるわけですね。ですから、これをどうするかですね。極端に言いますと、岱明町の潮湯ですか、ここは民間に委託をされました。結果的には、結構よくなっとるわけですね。やっぱり今の玉名市社会福祉協議会さんでいろいろやっとると、いろんな縛られて、やりたくてもやれない、そういう状況で、これを民間に任せると案外これだけのすばらしい施設だから、まだまだ活用方法はあるんじゃないかと思うんですね。だから、今恐らくできて20年の中規模改修をされたわけですね。だから、あと20年たったら、今度これまた大規模改修せんといかんとですよ。だから、金はいるばかりですね。だから、そういうことで恐らくその公民館とひっつけたらどうかということでいろいろあったけど、私は、岱明町公民館は岱明町公民館で利用方法はあるんじゃないかと思うんですね。ですから、その辺は、よくよく考えていただいて、来年度、平成31年度までありますので、検討されて、どうするか、そういうことを考えていただきたいと思います。  ところが、この周辺のことを言いましたけども、要するに岱明町公民館を岱明ふれあい健康センターにひっつけたときに、道路をB&Gまでの計画がされとったんですね。利用者説明会のときに、ある課長さんが言われました。この併設ばせんと、道路もつくってやらんばいたと。公民館もつくらんばいたと。そういうことも言われたこともあります。この道路は、ずっと昔から岱明町で計画をされているわけです。今度、この岱明町公民館と併設がなくなったときは、この道路はどがんなっとでしょうか、お尋ねをしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 江田議員の再質問にお答えいたします。  以前の岱明町公民館と岱明ふれあい健康センターの併設複合化計画にございました岱明ふれあい健康センターから岱明中央公園やB&Gまでの市道寺の前線の延伸についてお答えを申し上げます。  市道寺の前線の延伸につきましては、当時の併設複合化及び岱明中央公園、B&Gなどの近隣公共施設の一帯構想の中で計画をされておりました。それぞれの施設間の利便性を相乗的に高める意味合いがあり、その必要性が高まっておりました。しかし、現在は施設の集約を実施しないこととなったことにより、ほかの市道の道路改良等に比べ、優先度が低いと判断しているところでございます。  ただし、先ほど健康福祉部長が述べましたように、岱明ふれあい健康センターの有効な利活用計画によっては、市道の延伸も含めて検討する必要があると考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 江田計司君。 ◆15番(江田計司君) ありがとうございました。  優先順番ですかね、優先順番は、どがんでんでくっとじゃなかろうかと思います。旧岱明町時代から、この道路はどうしても必要ですね。だから、できたら、岱明町公民館と併設せんけん、これはつくらんばいたということじゃなくて、その辺は頭の中によくよく置いといていただきたいと思います。  やっぱりその地元の人たちは、この道路で相当賛成しなはったつですよ。ある人いわく、「道路は、馬の前に人参ばぶら下げとるとと同じこつ」と。しかし、道路は道路でですね、ぜひ協力をよろしくお願いしたいと思います。  終わりに、平成最後の年には、今年は大変な災害がありました。いろいろお話がありました。台風もきました。地震もきました。きのうだったですかね、吉田議員から言われました。気象状況は、新たなステージに入ったと。これまでの経験は通用しないと。確かに台風についても、それは本当、今度、今台風24号ですか、これは日本には近づかないからいいけども、これは恐らく猛烈な台風になるわけですね。だから、場所によっちゃですね、ひょっとすると900、あれですか、それぐらいのが直行する可能性もあるわけです。やっぱり地球温暖化で、かなり気象状況いろいろあっております。だから、今年の場合は、本当被災をされた方にはお気の毒ですけども、これは一つの教訓なんですよ。ですから、特にこの岱明町は海岸線を備えております。大きな台風がきて、そういう高潮になって、被害が出てくる可能性がある。そのためには、やっぱりしっかりした岱明町公民館、そして岱明ふれあい健康センターですね、その辺をできるだけ頑丈な建物ですね、そういうことを十分考慮していただいて、お願いをいたします。  以上をもちまして、私の質問を終わります。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、江田計司君の質問は終わりました。  これをもちまして、一般質問は、全部終了いたしました。        ************************* △日程第2 議案及び請願・陳情の委員会付託 ○議長(中尾嘉男君) 日程第2、「議案及び請願・陳情の委員会付託」を行ないます。  議第93号専決処分事項の承認について、専決第10号平成30年度玉名市一般会計補正予算(第3号)、飛んで、議第103号平成30年度玉名市一般会計補正予算(第4号)から、議第117号教育委員会委員の任命についてまでの、市長提出議案16件、請第2号家庭教育支援法の制定を求める意見書の提出に関する請願から、請第4号玉名小学校跡地の譲渡に関する請願までの、請願3件、陳第2号本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書の提出に関する陳情の、陳情1件、以上の事件を、一括議題といたします。  まず、先に、ただいま議題となっております事件のうち、議第117号教育委員会委員の任命についての、人事案件1件の委員会付託を省略することについて、お諮りいたします。  議第117号教育委員会委員の任命についての、人事案件1件については、議事の都合により、会議規則第37条第3項の規定に基づき、委員会付託を省略いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。  よって、議第117号の人事案件1件については、委員会付託を省略することに決定いたしました。  議第117号の委員会付託を省略いたします。  議第117号については、27日の閉会日にその審議を譲り、会議にて直接審議することにいたします。  それでは、ただいま委員会付託を省略いたしました議案を除き、議題となっております事件につきましては、お手元に配付しております「議案及び請願・陳情付託表」のとおり、それぞれ所管の常任委員会に付託をいたします。         ───────────────────────── 議案及び請願・陳情付託表 ┌─────┐ │総務委員会│ └─────┘  議第 93号 専決処分事項の承認について   専決第10号         平成30年度玉名市一般会計補正予算(第3号)         (総則・第1表歳入歳出予算補正 歳入の部)
     議第103号 平成30年度玉名市一般会計補正予算(第4号)         (総則・第1表歳入歳出予算補正 歳入の部・第1表歳入歳出予算 歳出の部、②総務費、⑨消防費・第2表債務負担行為補正 追加(1)・第3表地方債補正)  議第107号 玉名市長等の給与の特例に関する条例の制定について  議第108号 玉名市附属機関の設置等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第109号 玉名市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第114号 地方独立行政法人くまもと県北病院機構設立組合規約の一部変更について  議第116号 工事請負契約の変更について  請第  4号 玉名小学校跡地の譲渡に関する請願  陳第  2号 本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書の提出に関する陳情 ┌───────┐ │建設経済委員会│ └───────┘  議第 93号 専決処分事項の承認について   専決第10号         平成30年度玉名市一般会計補正予算(第3号)         (第1表歳入歳出予算補正 歳出の部)  議第103号 平成30年度玉名市一般会計補正予算(第4号)         (第1表歳入歳出予算補正 歳出の部、⑥農林水産業費、⑦商工費、⑧土木費、⑪災害復旧費・第2表債務負担行為補正 追加(2))  議第106号 平成30年度玉名市九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第2号) ┌───────┐ │文教厚生委員会│ └───────┘  議第103号 平成30年度玉名市一般会計補正予算(第4号)         (第1表歳入歳出予算補正 歳出の部、③民生費、⑩教育費・第2表債務負担行為補正 追加(3)(4)(5))  議第104号 平成30年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  議第105号 平成30年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第2号)  議第110号 玉名市家庭的保育事業等の設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第111号 玉名市指定介護予防支援等の事業の人員及び運営並びに指定介護予防支援等に係る介護予防のための効果的な支援の方法の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第112号 玉名市指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営の基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第113号 玉名市指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営の基準等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  議第115号 熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について  請第  2号 家庭教育支援法の制定を求める意見書の提出に関する請願  請第  3号 玉名中学校体育館並びに技術室整備に関する請願         ───────────────────────── ○議長(中尾嘉男君) 各常任委員会におかれましては、会期日程に従い、審査をお願いいたします。  以上で、本日の日程は、終了いたしました。  この際、お諮りいたします。委員会審査のため、明14日から26日までの13日間休会いたしたいと思います。  これに御異議ありませんか。   [「異議なし」と呼ぶ者あり] ○議長(中尾嘉男君) 御異議なしと認めます。  よって、明14日から26日までの13日間休会することに決定いたしました。  27日は定刻より会議を開き、各委員長の報告を求めることにいたします。  本日は、これにて散会いたします。                             午後 4時18分 散会...