│ 報第33号 財政の健全性に関する比率について
│
│ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第3条第1項及び第22条第1項 │
│ の規定に基づく
│
│ 平成29年度決算に基づく
健全化判断比率等審査意見書 │
│ 地方公共団体の財政の健全化に関する法律第22条第1項の規定に基づく │
│ 報第34号
資金不足比率について
│
│ 熊本市
債権管理条例第14条第2項の規定に基づく
│
│ 報第35号 債権の放棄の報告について
│
│ 熊本市
中小企業融資制度の損失補償に係る回収納付金を受け取る権利の放棄 │
│ に関する条例第4条の規定に基づく
│
│ 報第36号 権利の放棄の報告について
│
│ 監査委員より、
│
│ 地方自治法第199条第9項の規定に基づく
│
│ 熊監発第172号 監査の結果について
│
│ 地方自治法第235条の2第3項の規定に基づく
│
│ 熊監発第171号
例月出納検査の結果について
│
│ 教育長より、
│
│ 地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条第1項の規定に基づく │
│ 教政発第343号 平成30年度熊本市
教育委員会事務事業点検評価報告 │
│ 書(平成29年度事業分)について
│
└─────────────────────────────────────┘
────────────────────────────
○くつき信哉 議長 日程第1「会期の件」についてお諮りいたします。
今回の定例会の会期は、本日から9月28日まで26日間とすることに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○くつき信哉 議長 御異議なしと認めます。
よって、会期は本日から9月28日まで26日間とすることに決定いたしました。
────────────────────────────
○くつき信哉 議長 日程第2ないし日程第50を一括議題といたします。
市長の提案理由の説明を求めます。
〔
大西一史市長 登壇〕
◎大西一史 市長 提案理由の説明に先立ち、職員の不祥事につきまして、御報告とおわびを申し上げます。
去る8月21日、市立中学校の教職員が熊本県
少年保護育成条例違反の疑いで逮捕されました。現在、警察において捜査中であり、今後、事実を確認の上、厳正に対処してまいります。
また、8月7日には、酒気帯び運転により交通事故を起こした市立中学校の教職員を懲戒免職とするとともに、上司に当たる同校校長を厳重注意といたしました。
不祥事防止に向けて全庁を挙げて取り組んでいる中、このような不祥事が、特に教育の現場で続けて発生しましたことを大変重く受けとめております。
職員一人一人に法令遵守はもとより、常に全体の奉仕者として強い自覚と緊張感を持って職務に専念するよう、改めて周知徹底を図ってまいります。
議員各位を初め市民の皆様に対しまして、市長として深くおわび申し上げるとともに、市民の皆様からの信頼回復と再発防止に向けて、職員の意識改革に全力で取り組んでまいります。申しわけございませんでした。
続きまして、大阪府北部地震及び平成30年7月豪雨の被災地に対する本市の支援状況等について御報告いたします。
これらの災害につきましては、多くのとうとい命や財産が失われるなどの甚大な被害をもたらし、被災地では今もなお行方不明者の捜索活動や復旧作業が進められております。
ここに、それぞれの災害によって亡くなられた方々の御冥福を衷心よりお祈り申し上げますとともに、被災された多くの方々に対し、謹んでお見舞いを申し上げます。
では、本市の支援状況について御説明申し上げます。
まず、大阪府北部地震につきましては、大阪府高槻市へ
家屋被害調査や学校施設を含む公共施設の
安全確認業務等に延べ人数で166名を派遣いたしました。
このほか、大阪府茨木市へ災害時協定企業を通して
ブルーシート1,000枚の支援を行いました。
次に、平成30年7月豪雨につきましては、まず
総務省災害マネジメント総括支援員制度に基づく支援員として岡山県倉敷市へ、また広域・大規模災害時における
指定都市市長会行動計画に基づくリエゾン隊として広島県にそれぞれ職員を派遣するとともに、広島県や愛媛県で
応急給水活動を行いました。
同時に、
指定都市市長会行動計画に基づく対口支援方式により、本市は愛媛県の西予市を支援することとなり、
災害マネジメント支援員を初め、避難所運営や保健活動、
家屋被害調査、
罹災証明発行及び
相談窓口支援等のため、職員を順次派遣しているところでございます。
私も8月5日に直接西予市を訪問し、被災地域や避難所を視察した後、
管家西予市長と意見交換を行い、熊本地震の経験を踏まえた中長期的な
被災者支援等について助言をさせていただきました。
このほか、環境省、国土交通省、厚生労働省からの要請を受け、災害廃棄物の収集や処理活動を初め、みなし仮設住宅への対応、災害時
健康危機管理支援チームの派遣など、各県において必要な支援を行ってきたところです。
本市といたしましては、発災直後から8月末日までに、被災各地において延べ人数で2,053名が
復旧支援活動に当たってきたところですが、今後も被災地の復旧・復興や被災者の生活再建の状況を見ながら、必要な支援を行ってまいります。
また、今般、全国市長会に新たに設置されました
防災対策特別委員会が8月30日に開催されました。その場におきまして、私が委員長として御推挙を賜り、その重責を担うこととなりました。
熊本地震での経験を生かし、本市はもとより、全国の自治体の防災のため、微力ではございますが、全力を尽くしてまいる所存でございますので、改めまして議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
次に、大阪府北部地震により、高槻市の小学校で起きた痛ましい事故を受けて行った
ブロック塀の緊急点検について御報告いたします。
まず、通学路等における
民有ブロック塀についてですが、各町内自治会の皆様の御協力をいただき、市内全916町内で調査を実施いたしました結果、高さ2.2メートル以上のもの、傾きやひび割れがあるものが目視により約6,600カ所確認されました。
これらの所有者に対しては、安全点検の啓発チラシにより注意喚起を行ったほか、特に危険な箇所については応急的な対応を行いました。
今後、さらに専門家による調査を行い、所有者に対し維持保全の指導を実施していく予定としております。
また、市立学校等における
ブロック塀についてですが、全144校の調査を実施しました結果、危険な
ブロック塀が51校で確認され、このうち26校については8月末までに工事着手し、残りも児童・生徒の安全を確保しつつ、今年度中を目途に順次進めていく予定です。
最後に、学校等を除く公共施設の
ブロック塀についてですが、約1,400の市有施設の全てについて調査を実施しましたところ、危険性が高い
ブロック塀が98カ所確認され、このうち道路に面した16カ所については、緊急に撤去に取りかかるとともに、その他の箇所についても、隣接地権者の方々と調整しながら、順次撤去してまいります。
今後も、安全安心のまちづくりに向けて、市民や事業者の方々と協力しながら、着実に取り組んでまいりますので、議員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。
それでは、提出議案について説明に入らせていただきます。
今回の補正予算案は、熊本地震からの
復旧関連経費や前述の
被災自治体支援に係る経費のほか、
ブロック塀の対応経費や豪雨災害に係る
災害復旧経費等、今後の業務推進上速やかに対応する必要があるものを提出しております。
まず、補正予算案の概要について申し上げますと、一般会計において14億697万円の増額、補正後の予算額3,691億7,470万円、特別会計において1億1,204万円の増額、補正後の予算額2,092億1,487万円、企業会計において220万円の増額、補正後の予算額835億5,583万円、全会計の合計では、補正額15億2,121万円、合計の補正後予算額は6,619億4,540万円となりました。
補正後の予算を前年同期と比較いたしますと、一般会計では8.5%の減、特別会計では6%の減、企業会計では14.3%の増と、全体の合計額では5.3%の減となっております。
主な内容について申し上げますと、平成28年
熊本地震関連の補正予算ですが、今回の補正予算案では被災者支援や住宅再建に要する経費のほか、公共施設の復旧に要する経費等を計上しており、合計で4億6,451万円となっております。
まず、被災者への経済的な支援に関連する経費といたしまして、地震により亡くなられた方々の御遺族等に対する
災害弔慰金等の経費を計上しております。
次に、住宅再建に係る経費といたしまして、仮設住宅等に入居されている方のうち、複合的な課題を抱える世帯への専門的支援や法律相談に対応する経費のほか、ペット飼育が可能な(仮称)舞原第3
災害公営住宅の
用地取得経費及び建設に係る
債務負担行為を計上しております。
また、公共施設の復旧に要する経費につきましては、被災した熊本城大天守及び小天守の躯体、外装復旧の工事に係る経費及びそれに係る
債務負担行為等を計上しております。
このほか、国内外からの観光客の方々が災害時の緊急情報の収集を可能とすることや、観光面におけるブランド力の向上を図るため、熊本市電の車両にWi−Fi機器を設置する経費を計上しております。
続きまして、
熊本地震関連以外の主な内容について、部門別に申し上げます。
まず、市民部門では、繁忙期の
窓口混雑解消に向けた住民異動届の入力業務の委託経費に加え、
白川公園内複合施設の開設に向けた備品の購入に伴う
債務負担行為等を計上しております。
次に、
健康福祉部門では、
老人福祉施設等に対する
スプリンクラー等の
設置助成経費や
児童扶養手当の制度改正に伴う
システム改修経費のほか、
障害者福祉センター希望荘の指定管理に伴う
債務負担行為等を計上しております。
次に、環境部門では、
地球温暖化対策のための国民運動、COOL CHOICEの普及啓発に係る経費のほか、次年度に開設する熊本市
東部堆肥センターの指定管理に伴う
債務負担行為を計上しております。
次に、
経済観光部門では、来年4月に開催を予定しております
東京ガールズコレクション及び
関連イベントの開催に伴う負担金の
債務負担行為等を計上しております。
次に、
都市建設部門では、
熊本西環状道路と周辺地域とを連絡する
池上インター線の橋梁工事に係る
債務負担行為の変更等を計上しております。
次に、教育部門では、小学校の単独調理場や中学校の共同調理場の
調理業務委託に係る
債務負担行為等を計上しております。
このほか、各部門において、
ブロック塀への対応経費や被災地の支援経費に加えて、豪雨災害により被災した農業用施設や道路等の
災害復旧経費を計上しております。
以上が補正予算の歳出の説明でありますが、これを賄う財源として、それぞれの歳出に見合う国、県支出金等の特定財源や市債を計上しますとともに、一般財源として繰越金を充当しておりますほか、県・市の復興基金及び
熊本城復元整備基金を活用することとしております。
続きまして、条例等の議案でありますが、主なものといたしまして、まず熊本市
地下水保全条例の一部改正及び熊本市
東部堆肥センター条例の一部改正について御説明いたします。
熊本市
地下水保全条例の一部改正は、
硝酸性窒素等による地下水の汚染を防止するため、指定区域の畜舎から発生する乳牛または肉用牛の排せつ物について、
東部堆肥センターを活用するなどして、これを適正に処理するよう義務づけたものであります。
また、熊本市
東部堆肥センター条例の一部改正につきましては、同センターに配備いたします堆肥を散布するための機器に係る使用料等を定めるものであります。
次に、
災害公営住宅の整備に関する3つの議案について御説明いたします。
これらは熊本地震で被災された方々の恒久的な住まいとなります(仮称)塚原
災害公営住宅、舞原第2
災害公営住宅及び秋津
災害公営住宅の整備に係る財産の取得、または
工事請負契約締結について市議会の議決を求めるものであります。
その他の議案につきましては、末尾に簡単な理由を付しておきましたので、説明を省かせていただきます。
以上で説明を終わりますが、何とぞ慎重に御審議の上、御賛同いただきますよう、お願い申し上げます。
さて、今定例会は私の熊本市長としての任期の上で最後の定例会となります。ここに改めまして、これまで私の市政運営に御理解と御支援を賜りました議員の皆様並びに74万熊本市民の皆様に衷心より厚く御礼申し上げます。
思い起こせば4年前、第32代熊本市長に就任し、誰もが憧れる上質な生活都市熊本の実現に向け、市政運営をスタートしました。
そして、新たに第7次総合計画を策定した矢先の平成28年4月、平成28年熊本地震が発生し、本市は甚大な被害を受けました。地震発生以来、私は持てる力の全てをささげながら、市議会を初め、国や県、関係機関など多くの方々にお力添えをいただきつつ、熊本地震からの復旧・復興に全身全霊をかけて取り組んでまいりました。
今、熊本地震が発生してから約2年4カ月が経過し、復興のシンボルであります熊本城天守閣も往時の姿を少しずつ取り戻しつつあります。また、熊本のまちも少しずつにぎわいを取り戻しつつあります。
しかしながら、熊本地震により被災された多くの市民の皆様が、今なお仮設住宅での不自由な暮らしを余儀なくされており、熊本の復旧と復興は緒についたばかりであると認識しております。
このような現状を踏まえますと、熊本地震からの復旧を最優先に、市民の皆様が一日も早く震災前の暮らしを取り戻すために、そして未来に向け希望ある一歩を踏み出していくために、復興を着実なものにしていかなければなりません。
私は、この生まれ育った熊本市を震災前よりさらにすばらしい都市にしていくために、市民の皆様の御理解をいただけるのであれば、引き続き先頭に立って熊本市の発展のために全力を尽くしてまいりたいと考えております。
ここに次期熊本市長選挙に出馬する決意を固め、市民の皆様に表明をいたします。
どうか議員の皆様方におかれましては、私の決意を御理解いただき、一層の御指導、御鞭撻を賜りますよう、心からお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いします。(拍手)
○くつき信哉 議長 市長の提案理由の説明は終わりました。
それでは議案を付託いたします。
お手元に配付しております付託議案一覧表のとおり、それぞれ関係委員会に付託いたします。
┌─────────────────────────────────────┐
│ 平成30年
│
│ 第3回定例会 委員会付託議案一覧表 │
│ 予算決算委員会
│
│ 議第220号 専決処分の報告について
│
│ 議第221号 平成30年度熊本市
一般会計補正予算 │
│ 議第222号 同 国民健康保険会計補正予算
│
│ 議第223号 同 後期高齢者医療会計補正予算
│
│ 議第224号 同
水道事業会計補正予算 │
│ 議第229号 熊本市
東部堆肥センター条例の一部改正について
│
│ 議第231号 熊本市都市計画・建築事務に関する手数料条例の一部改正につ│
│ いて
│
│ 議第261号 平成29年度熊本市各会計(
公営企業会計を除く。)決算につ│
│ いて
│
│ 議第262号 同
病院事業会計決算の認定について │
│ 議第263号 同
水道事業会計利益の処分及び決算の認定に│
│ ついて
│
│ 議第264号 同
下水道事業会計利益の処分及び決算の認定│
│ について
│
│ 議第265号 同
工業用水道事業会計利益の処分及び決算の│
│ 認定について
│
│ 議第266号 同
交通事業会計利益の処分及び決算の認定に│
│ ついて
│
│ 総務委員会
│
│ 議第225号 熊本市
国際交流会館条例の一部改正について
│
│ 議第252号 財産の取得について
│
│ 議第255号
製造委託契約締結について
│
│ 議第256号
工事請負契約締結について
│
│ 議第257号 同
│
│ 議第258号 同
│
│ 議第259号 同
│
│ 議第260号 同
│
│ 教育市民委員会
│
│ 議第253号 財産の取得について
│
│ 厚生委員会
│
│ 議第226号 熊本市
養護老人ホームの設備及び運営に関する基準を定める条│
│ 例の一部改正について
│
│ 議第227号 熊本市
障害者福祉センター希望荘条例の一部改正について │
│ 議第254号 熊本県
後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について │
│ 環境水道委員会
│
│ 議第228号 熊本市
地下水保全条例の一部改正について
│
│ 経済委員会
│
│ 議第230号 熊本市
現代美術館条例の一部改正について
│
│ 都市整備委員会
│
│ 議第232号 熊本市
建築基準条例の一部改正について
│
│ 議第233号 市道の認定について
│
│ 議第234号 同
│
│ 議第235号 同
│
│ 議第236号 同
│
│ 議第237号 同
│
│ 議第238号 同
│
│ 議第239号 同
│
│ 議第240号 同
│
│ 議第241号 同
│
│ 議第242号 同
│
│ 議第243号 同
│
│ 議第244号 同
│
│ 議第245号 同
│
│ 議第246号 同
│
│ 議第247号 同
│
│ 議第248号 同
│
│ 議第249号 同
│
│ 議第250号 同
│
│ 議第251号 市道の廃止について
│
│ 議第267号 財産の取得について
│
│ 議第268号 同
│
└─────────────────────────────────────┘
────────────────────────────
○くつき信哉 議長 次に、日程第51 発議第20号「
北口和皇議員に対し社会的・道義的責任を引き続き求めるとともに、市政への信頼回復に向け全力を傾注する決議について」を議題といたします。
〔議題となった案件〕
┌─────────────────────────────────────┐
│ 発議第20号
│
│
北口和皇議員に対し社会的・道義的責任を引き続き求めるとともに、市 │
│ 政への信頼回復に向け全力を傾注する決議について
│
│ 本議会は、次のとおり決議するものとする。
│
│ 平成30年9月3日提出
│
│ 熊本市議会議員 原 口 亮 志
│
│ 同 園 川 良 二
│
│ 同 江 藤 正 行
│
│ 同 津 田 征士郎
│
│ 同 満 永 寿 博
│
│ 同 澤 田 昌 作
│
│ 同 高 本 一 臣
│
│ 同 田 尻 将 博
│
│ 同 上 田 芳 裕
│
│ 同 西 岡 誠 也
│
│ 同 浜 田 大 介
│
│ 同 藤 山 英 美
│
│ 同 上 野 美恵子
│
│ 熊本市議会議長 くつき 信 哉 様
│
│ 決 議 (案)
│
│ 本市議会は、平成30年7月25日、熊本県知事宛で、同年3月26日付で本市議 │
│ 会が行った資格決定を取り消すとの裁決の見直し等について、申入れを行った │
│ ところであるが、熊本県知事の回答は、見直しの申入れには応じることができ │
│ ないというものであった。
│
│ 本市議会の申入れは、議長が熊本県庁を来訪し、副知事に手交したものであ │
│ ったにもかかわらず、熊本県知事の対応は、回答書を担当課の職員に持参させ │
│ るに留め、また、そのための来訪の連絡を当日に行うというものであった。 │
│ また、回答の具体的内容についても、本市議会が申入書で指摘した事項に対 │
│ し、誠実な回答がなされているとは到底言えず、こうした県の対応は、本市議 │
│ 会の申入れの重みを真摯に受け止めたものとは感じられない。
│
│ さらに、本申入れとともに行った、本裁決に関する行政文書の情報開示請求 │
│ の結果に照らしても、熊本県自治紛争処理委員による審理が適正な手続に即し │
│ て行われたのか、強い疑念を禁じ得ないところである。
│
│ あらためて、今回の熊本県知事の裁決でこれまでの
北口和皇議員による28件 │
│ の不当要求行為等の認定及び本市議会による全会一致での3度の議員辞職勧告 │
│ の重みが決して軽んじられるものではない。
│
│ 本市議会としては、
北口和皇議員に対し、今後も引き続き社会的・道義的責 │
│ 任を求めていくものであるとともに、全議員が今一度、議員の職責の重さを十 │
│ 分に認識し、市政への信頼回復に向け全力を傾注することをここに表明する。 │
│ 以上、決議する。
│
│ 平成 年 月 日
│
│ 熊 本 市 議 会
│
└─────────────────────────────────────┘
○くつき信哉 議長
北口和皇議員は、地方自治法第117条の規定により除斥されますので、暫時御退場願います。
〔
北口和皇議員 退場〕
○くつき信哉 議長 提案者の説明を求めます。
〔19番 原口亮志議員 登壇〕
◎原口亮志 議員 自民党熊本市議団の原口亮志でございます。
ただいま上程されました
北口和皇議員に対し社会的・道義的責任を引き続き求めるとともに、市政への信頼回復に向け全力を傾注する決議案について、提出者を代表いたしまして提案理由を申し上げます。
熊本市不当要求行為等防止対策会議において、これまでに認定された
北口和皇議員による不当要求行為等について、本市議会は平成28年12月に調査特別委員会を設置し、各事案に関する詳細な検証等を行ってまいりました。
その調査過程において、昨年11月、個別外部監査報告で指摘のありました地方自治法に規定する議員の兼業禁止に関する調査を実施し、本年第1回定例会において、慎重審議の上、全会一致をもって議員の資格を有しないとの決定に至ったことは周知のところであります。
この間、本年7月11日付で、北口議員からの審査申し立ての審査庁である熊本県知事により、本市議会の資格決定を取り消す裁決が行われ、これに対し本市議会は、去る7月25日、熊本県知事に対し裁決の見直し等を求める申し入れを行ったところでありますが、その回答は、申し入れには応じることができないというものでありました。
その回答内容は、総じて本市議会が申し入れ書で指摘した事項に対して、誠実な回答がなされたとは到底言えず、その対応は、本市議会による今回の申し入れの重みを真摯に受けとめたものとは感じ得ないものであり、さらに、本裁決に至る審理が適正な手続に即して行われたのか、強い疑念を禁じ得ないものであります。
申し上げるまでもなく、今回の熊本県知事の裁決により、これまでの北口議員による28件に及ぶ不当要求行為等の認定及び本市議会による全会一致での3度の議員辞職勧告の重みが、決して軽んじられるものではありません。
よって、本市議会は北口議員に対し、今後も引き続き社会的・道義的責任を求めていくとともに、ここに全議員がいま一度、議員としての職責の重さを十分に認識し、市政への信頼回復に向け全力を傾注していく決意をあらわすために、本決議を提案する次第であります。
議員各位におかれましては、本案の意を了とされ、御賛同いただきますようお願い申し上げ、提案理由の説明にかえさせていただきます。
○くつき信哉 議長 提案者の説明は終わりました。
別に発言の通告がありませんので、これより採決いたします。
本案に対し御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○くつき信哉 議長 御異議なしと認めます。
よって、本案は「可決」されました。
北口和皇議員の御入場を願います。
〔
北口和皇議員 入場〕
────────────────────────────
○くつき信哉 議長 本日の日程は、これをもって終了いたしました。
この際、お諮りいたします。
明4日は、議案調査のため休会いたしたいと思いますが、御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○くつき信哉 議長 御異議なしと認めます。
よって、明4日は休会することに決定いたしました。
次会は、9月5日(水曜日)定刻に開きます。
────────────────────────────
○くつき信哉 議長 では、本日はこれをもって散会いたします。
午前10時24分 散会
〇本日の会議に付した事件
一、議事日程のとおり
平成30年9月3日
出席議員 47名
1番 くつき 信 哉 2番 田 辺 正 信
3番 光 永 邦 保 4番 大 塚 信 弥
5番 山 部 洋 史 6番 緒 方 夕 佳
7番 小 池 洋 恵 8番 三 森 至 加
9番 高 本 一 臣 10番 小佐井 賀瑞宜
11番 寺 本 義 勝 12番 福 永 洋 一
13番 西 岡 誠 也 14番 田 上 辰 也
15番 浜 田 大 介 16番 井 本 正 広
17番 藤 永 弘 18番 原 亨
19番 原 口 亮 志 20番 紫 垣 正 仁
21番 大 石 浩 文 22番 田 中 敦 朗
23番 那 須 円 24番 重 村 和 征
25番 村 上 博 26番 上 田 芳 裕
27番 園 川 良 二 28番 倉 重 徹
29番 澤 田 昌 作 30番 満 永 寿 博
31番 三 島 良 之 32番 齊 藤 聰
33番 田 尻 善 裕 34番 上 野 美恵子
35番 白河部 貞 志 36番 藤 岡 照 代
37番 津 田 征士郎 38番 坂 田 誠 二
39番 竹 原 孝 昭 40番 江 藤 正 行
41番 藤 山 英 美 44番 落 水 清 弘
45番 古 川 泰 三 46番 北 口 和 皇
47番 田 尻 将 博 48番 家 入 安 弘
49番 鈴 木 弘
説明のため出席した者
市長 大 西 一 史 副市長 多 野 春 光
副市長 植 松 浩 二 政策局長 古 庄 修 治
総務局長 中 村 英 文 財政局長 田 中 陽 礼
市民局長 萱 野 晃 健康福祉局長 池 田 泰 紀
環境局長 勝 谷 仁 雄 経済観光局長 平 井 英 虎
農水局長 西 嶋 英 樹 都市建設局長 田 中 隆 臣
消防局長 西 岡 哲 弘 交通事業管理者 肝 付 幸 治
上下水道事業管理者白 石 三千治 教育長 遠 藤 洋 路
中央区長 石 櫃 仁 美 東区長 田 端 高 志
西区長 深 水 政 彦 南区長 松 石 龍太郎
北区長 野 口 恭 子
職務のため出席した事務局職員
事務局長 田 上 美智子 事務局次長 大 島 直 也
議事課長 本 田 正 文 調査課長 中 川 和 徳...