• 大川小(/)
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  1. 長洲町議会 2019-12-16
    令和元年第4回定例会(第1号) 本文 2019-12-16


    取得元: 長洲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                開会(午前10時00分) ◯徳永範昭議長 おはようございます。  ただいまから、令和元年第4回長洲町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名について 2 ◯徳永範昭議長 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において3番、福本みや子議員及び11番、福永栄助議員を指名します。 ─────────────────────────────────────────── 日程第2 会期の決定について 3 ◯徳永範昭議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  会期の決定についてお諮りします。  本定例会の会期は、本日から12月20日までの5日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 4 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。したがって、会期は、本日から12月20日までの5日間と決定しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  有明新報社高本編集部次長及び熊本日日新聞社樋口支局長から写真撮影の申し出がありましたので、許可しています。 ─────────────────────────────────────────── 日程第3 諸報告について 5 ◯徳永範昭議長 日程第3、諸報告についてを行います。
     議長報告をいたします。  本定例会に出席する説明員の職及び氏名は、お手元に配付のとおりです。  また、本日までの議長の行動は、お手元に配付のとおりです。  次に、11月13日に開催されました第63回町村議会議長全国大会資料を議員控室に供覧していますので、御一読を願います。  次に、閉会中に受理した陳情等はお手元に配付しました写しのとおりです。  次に、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査の結果報告書は、お手元に配付いたしました写しのとおり、提出されています。  次に、さきの第3回定例会において選任しました各委員会の正副委員長について報告します。  総務保健福祉常任委員会委員長浦邊朝章議員。副委員長、福本みや子議員。  建設経済文教常任委員会委員長、磯野博議員。副委員長、中川雅明議員。  議会運営委員会委員長、竹本信次議員。副委員長、荒木睦子議員。  長洲町議会政治倫理審査会会長大森秀久議員。副会長、前田美和子議員。  以上のとおりです。  次に、磯野博議員及び福永栄助議員から、10月29日付で、長洲町議会広報調査特別委員の辞任願が提出されましたので、同日、委員会条例第12条第2項ただし書きの規定により、議長において許可しました。  この辞任を受けまして、同条例第7条第4項ただし書きの規定により、10月30日付で、福本みや子議員及び浦邊朝章議員を議長において、長洲町議会広報調査特別委員に選任しましたので、併せて御報告いたします。  次に、前田美和子議員から、11月18日付で、長洲町議会広報調査特別委員会、副委員長の辞任願が提出されましたので、委員会条例第12条第1項の規定により、11月21日に開催されました広報調査特別委員会において許可されました。  この辞任を受けまして、同条例第8条第2項の規定により、委員による互選が行われた結果、副委員長に大森秀久議員が選任されましたので、御報告いたします。  次に、中逸町長から、山隈住民環境課長が病気治療のため欠席する旨の届けが提出されました。塩山住民環境課長補佐に追加で、出席要求を行い、出席いただいておりますので、御報告します。 ─────────────────────────────────────────── 招集権者の発言 6 ◯徳永範昭議長 ここで、招集権者の発言を許します。 7 ◯町 長(中逸博光君) 皆様、おはようございます。  本日は、令和元年第4回長洲町議会定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては御多用の中、御出席を賜り、ありがとうございます。また、議員の皆様の御健勝を心からお喜び申し上げますとともに、平素よりの御精励に対し深く敬意を表します。  さて、この秋は10月に開催しました第32回金魚と鯉の郷まつりを皮切りに、本町ではハロウィンマルシェや金魚と招き猫コラボレーション作品展技能フェアin長洲町や、九州プロレスによる「長洲町ば元気にするバイ!!」が開催されました。そして、熊本市で開催されました「世界一!?の金魚すくいフェス」を初めとした南関町、和水町、湯前町など各地で開催されましたイベントなどを通じて、長洲町の魅力を多くの皆様に発信することができました。いずれのイベントも盛況のうちに無事終了することができましたのも、議員の皆様の御理解によるものであり、この場をお借りし感謝申し上げますとともに、今後も引き続き、金魚の町長洲町として、さまざまな情報を発信し、町内外へ広くPRしてまいりますので、皆様の御支援と御協力をよろしくお願い申し上げます。  また、現在農業分野におきましては、強い農業づくり支援事業としまして、株式会社有明ファームによる大規模トマトハウスの建設が進められているところであり、さらに漁業分野におきましては、株式会社ARCによるノリの乾燥施設2号棟の完成など、長洲町の一次産業分野に企業が積極的に参入することで、新たな活力が生まれようとしております。  このほか、11月14日に、行政及び民間企業の20団体にお集まりいただき、長洲町にて、水産振興及び干潟再生協議会を開催し、干潟の再生事業を初めとした水産業の振興、地域の活性化について、これからどのように取り組んでいくべきか、意見交換を行いました。  町といたしましては、今後も一次産業を長洲町の基幹と捉え、積極的に生産者の皆様の支援を行い、産官学が連携することで、労働環境の改善、後継者育成に力を入れ、より品質の高い農作物やノリ、アサリなどの水産物がとれる漁場づくりを進め、農水産業の振興を図ってまいりたいと考えております。  本定例会につきましては、既に配付してあります議案書にありますように、台風17号の被害対応を含む令和元年度長洲町一般会計補正予算の専決処分の承認を求めることについての案件が2件、熊本県市町村総合事務組合の共同処理する事務の変更及び規約の一部変更についての案件が1件、長洲町長期継続契約に関する条例の制定についての案件が1件、長洲町会計年度任用職員の給与及び費用弁償に関する条例の制定についての案件が1件、地方公務員法及び地方自治法の一部を改正する法律の施行に伴う関係条例の整備に関する条例の制定についての案件が1件、成年被後見人等の権利の制限に係る措置の適正化等を図るための関係法律の整備に関する法律の施行に伴う関係条例の整理に関する条例の制定についての案件が1件、長洲町公民館条例等の一部を改正する条例の制定についての案件が1件、長洲町一般職の職員の給与に関する条例の一部改正についての案件が1件、長洲町保育所条例を廃止する条例の制定についての案件が1件、長洲町水道給水条例の一部改正についての案件が1件あります。  また、長洲町道路線の廃止及び認定についての案件が3件、財産の減額譲渡についての案件が1件、長洲町一般会計補正予算を含む補正予算に関する案件が5件、長洲町固定資産評価審査委員会の委員の選任についての同意案件が1件、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることについての諮問案件が1件、以上合わせまして、22件の御審議をお願いするものであります。  議案の詳細につきましては、それぞれの担当課長より説明いたします。よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げ、招集権者の挨拶とさせていただきます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第4 一般質問 濱村芳光議員 8 ◯徳永範昭議長 日程第4、一般質問を行います。  それでは、順番に発言を許します。  10番、濱村芳光議員の登壇を許します。                 (濱村芳光議員登壇) 9 ◯濱村芳光議員 濱村でございます。一般質問の要旨に従いまして質問をいたします。よろしくお願いいたします。  1番、赤崎・高田線の整備について、赤崎・高田線のいまおかクリニック前付近の道路は高さ5メートルほどの急な崖となっております。手前のほうの道路は、ガードレールがされてありますが、ここはなくて、相当危険であります。早急な整備が必要だと思いますが、お伺いします。 10 ◯徳永範昭議長 しばらく休憩します。  福永議員は署名議員になっておられますので、ここでしばらく休憩します。                休憩(午前10時10分)                再開(午前10時13分) 11 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 12 ◯町 長(中逸博光君) 濱村議員の御質問についてお答えをいたします。  町内の安全対策につきましては、定期的なパトロールを行うとともに、危険箇所などを毎年2回、警察署、町、交通安全協会を初めとする関係機関で点検を行い、安心で安全な環境整備に努めているところでございます。  御指摘がありました箇所は赤崎・高田線を赤崎区方面から旧第一清掃センターを通過し、いまおかクリニックへ続くカーブから直線に抜けるところで、道路と東側の畑との段差もありますが、町内にはほかにも、安全施設設置の要望があり、通行量や危険性などを考慮し、優先順位をつけ、その現場に応じた対応を順次行っているところであり、今後も計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。 13 ◯濱村芳光議員 ここの現場の道路は今町長が申されたように、高田方面から赤崎方面へ向かう車と、逆に、赤崎方面から古城区を通って、向野方面へと行く車が行き交う道路であります。  私も時々ここを車で通行するんですけれども、対向車が来た場合に、左側、赤崎方面に行く場合ですね、左側通行でございますので、ガードレールがありませんので、相当危険を感じるときが多々あります。  手前のほうは、最近ガードレールがされておるようでございます。各町内のほうを見てみますと、やはり道路の危険箇所で、ガードレールをされてるところは、やはり段差があり、中には川とか、ため池とか、そういう場所がかなりあるように見受けられます。  ですが、そうでないところもされてあるようでございますので、やはり、ここは危険箇所というところで、早急な、何らかのガードレールか、そのような対策が必要と感じておりますので、再度この件についてお尋ねします。 14 ◯建設課長(城戸主税君) 濱村議員の御質問に対してお答えいたします。  町長答弁でもございましたけども、現在点検等を行いまして、通行量であったり、危険性などを考慮して、その現場に応じた対応を順次行っているところでございまして、今後も計画的に整備のほうは進めてまいりたいというふうに考えております。  またガードレール等の安全施設の設置基準等というところでございますけども、町独自での明確な基準等は設けているわけではございませんけども、先ほど議員からございました、車両の道路外への逸脱、河川であったり、池沼であったりというところになるところもありますし、道路の高低差というところになるかもしれませんが、逸脱による、当事者であったり、第三者へ危険度が高いところに設置する必要があると考えております。例といたしましては、急カーブや事故が多発する道路、盛り土、擁壁、橋梁などの区間において、落下した際に当事者に大きな被害を及ぼす恐れのある区間であったり、交差点、鉄道の付近など、道路から逸脱した場合に、第三者への被害が及ぶような可能性が高く、施設の機能を一時的に低下させるようなことで、社会的な影響が大きい区間に設置をしたいというふうに考えているところです。  以上です。 15 ◯濱村芳光議員 ここの道路の危険箇所の場所ですけれども、やっぱり通行されてる方が、そのように危険であるから、ガードレール等の設置をお願いできないだろうかという住民の声がございましたので、なるべくですね、早急な対応をしていただきたいと思います。  それでは、2番目の水道管漏水事故について、質問をいたします。  9月21日、長洲町浄化センター前付近で水道管漏水事故が発生いたしました。  以下について伺います。  1)原因について。2)現場の状況について。3)住民への影響について。お尋ねします。 16 ◯町 長(中逸博光君) 濱村議員の水道管漏水事故についての3点の御質問にお答えいたします。  9月20日に、町道赤田・上沖洲線浄化センター付近で水道配水管の漏水が発生いたしました。  その対応につきましては、翌日の21日に早朝より工事を行い、漏水箇所の補修を行いました。  まず1点目の御質問の原因についてですが、御指摘の配水管につきましては、昭和48年に埋設された口径250ミリのダクタイル鋳鉄管で46年経過しており、配水管の亀裂による漏水でした。  次に2点目の、現場の状況につきましては、浄化センター正門より名石浜工業団地へ約100メートルのところであり、道路の高さより約3.8メートル下の耐震管からの漏水でした。  次に、3点目の住民への影響についてですが、漏水箇所を補修するためには、水道管は水圧があるため、断水して作業を行う必要があるため、漏水箇所に関連する配水管を利用されております。名石浜工業団地の10社、平原区及び清源寺区の25軒の御家庭に断水する旨のお知らせを配付し、漏水補修作業に対し御協力をいただきました。  今後も毎年行っております漏水調査を実施し、漏水の可能性があるところを発見した場合は、早急に対応し、安心安全な水道水の供給に努めてまいりたいと考えているところでございます。 17 ◯濱村芳光議員 それでは、再質問をいたします。  原因につきまして、その配水管の亀裂による漏水であったということでございますけれども、この配水管がですね、亀裂というのはいろんな状況が考えられると思いますけども、地震等ですね。それから、あそこの場所は、大型トラックがかなり行き交う道路であります。  ですから、亀裂が発生したということの原因を私はお尋ねしたいんですけども、その亀裂の原因はわかりませんでしょうか。 18 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  配水管に亀裂が入った原因につきましては、考えられますのは、平成28年4月に発生しました熊本地震の影響が考えられます。地震当初は地下の地盤が揺れ、配水管の亀裂が小さかったものが、水道管は水圧がありますので、月日をかけて徐々に大きくなったものと思われます。  また、漏水していました箇所につきましては、名石浜工業団地へ通行する道路ですので、大型トラック大型トレーラーが通り、その振動や揺れも、これも臆測ではございますが、漏水した原因ではないかと思っております。  以上でございます。 19 ◯濱村芳光議員 原因として、地震等、車等の往来による可能性が高いということでございましたけれども、これ埋設されてから、もう四十何年間経ってるわけですね。この間のこの水道管の交換というものはあったんでしょうか。 20 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  46年経過している管でございますけれども、現在もわずかな延長でございますけども、老朽化した配水管の布設替えの工事を行っておりますけども、今後、今行っておりますアセットマネジメント計画策定で、長期的な配水管の更新に係る費用の算出や料金の収入予測を行いまして、来年度、令和2年度に、今後、約10年後の水道事業の経営や更新事業を見据えた経営戦略を行いまして、その結果を踏まえて、配水管の更新計画を策定する予定としております。  以上でございます。 21 ◯濱村芳光議員 私が質問しましたのは、46年経っておるわけですね。その間に、この水道管の交換はあったのかなかったのかっていうのを質問しております。 22 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  大変失礼いたしました。交換のほうは行っておりません。  以上でございます。 23 ◯濱村芳光議員 その交換の材質といいますか、材質とそれから大きさですね、直径ですね、等を教えてください。 24 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。材質につきましては、ダクタイル鋳鉄管、口径つきましては、250ミリとなっております。  以上でございます。 25 ◯濱村芳光議員 漏水事故がありましたけれども、この間ですね、その後、これから先は調査を計画的にするということですけれども、今まではここの箇所の調査というのは、全然されてないんですか。 26 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  今回発生しました漏水箇所につきましては、以前漏水調査を行っておりましたが、道路からの深さが3.8メートルあった場合は、漏水音を検知する機械を使っても深さがあるため、検知ができないと、コンサルタントのほうから報告があっております。  ですが、同一路線を調査する必要がありますので、正月の休日、夜間に名石浜工業団地内の工場が、休業中の静かな時間帯をもってですね、漏水調査を行う予定としております。  以上でございます。 27 ◯濱村芳光議員 熊本は地震が発生しました。  ですから、その後やはり、地震による水道管の亀裂とかそういう可能性があるということは予想されてたと思うんですね。ですが、調査をされてなかったというのは何か理由があるんですか。 28 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  先ほどの御質問の中でありましたけども、漏水調査のほうはしておりました。  以上です。 29 ◯濱村芳光議員 失礼しました。  それでは2番の現場の状況についてですね、お尋ねします。  この漏水事故のですね、報告というのが、第一報が入ったと思いますけども、どのような形で入ったんでしょうか。 30 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  9月20日の日に、時間帯につきましては、夕方ごろになったかと思いますけども、一般の住民の方が、現場付近を通りかかりまして、一応水が道路上から漏れてるっちゅうことで、うちの水道課のほうに連絡入っている次第でございます。
     以上でございます。 31 ◯濱村芳光議員 その報告を受けて、その後、この漏水管の工事ですね、それはどのように行われたんでしょうか。 32 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  工事につきましては、現場の道路形状につきましては、一応片側2車線となっておりますので、漏水箇所の片側1車線を通行どめにいたしまして、残りの1車線をですね、交互に使いまして、道路のほうは、現場のほうは、交通規制をかけて、通行可能としております。  以上でございます。 33 ◯濱村芳光議員 当然20日、私は21日と間違えておりましたけど、20日に事故が発生して、道路を閉鎖されたということなんですけれども、その復旧工事について詳しくお尋ねしたいんですけど。 34 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  工事の詳細につきまして御説明いたします。まず初めに水道管の基本的な深さと言いますか、道路の高さよりも、1.2メートルのところに、通常であれば、配水管のほうは埋設されておりますけれども、現地の現場のほう確認いたしますと、その1.2のところにも、まだ配水管が出てこない状況でありましたので、掘削をですね、バックホウでの掘削を続けまして、発見されたのが約3.8メートルのところの、配水管が発見されております。そこの漏水箇所を、一応袋ジョイントと言いますかぶせる管でございますけれども、そこの漏水のところの管をかぶせて、漏水の補修の対応をしております。  以上でございます。 35 ◯濱村芳光議員 実際の配水管の埋設されている深さが思ったより深かったということですよね。それで、一応この工事には、断水を行ってされてると思うんですけども、そういった断水による影響というのがありますので、そのような対応に対しては、どのようにされたんでしょうか。 36 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  漏水箇所の補修をする中で、どうしても断水して作業をする必要が生じましたので、関係する名石浜工業団地内の10社と、あと平原区、清源寺区の一般の御家庭の25軒の方に一応断水する旨の通知を配付し、御協力をいただいております。  以上でございます。 37 ◯濱村芳光議員 断水の通知を10社、それから、住民の方にされたということですけども、それはですね、工事の時間等も、ちゃんと記載されて、書かれて、配付されたんですか。何時から何時まで断水しますよということを書いてですね。それはどうでしょうか。 38 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  住民の方々に断水する旨の通知を配付する中で、作業の時間帯が14時から17時まで、一応断水しますという、通知を差し上げましたけれども、先ほども答弁で申しましたとおり、1.2メートルのところが、道路から下、3.8メートルございましたので、掘削の時間に相当時間を要することとなっております。ですので時間帯が、17時までの断水時間ということでしておりましたけれども、現場の状況で、時間帯が伸びる可能性も出てきましたので、再度時間を延長する旨の通知のほうを、住民の方々に配付をしております。  以上でございます。 39 ◯濱村芳光議員 工事の通知を最初14時から17時までということで、通知をされてたと。ところが、工事を始めたら、その時間帯に終わらないので再度し直したと、配付をですね。2時間ほどですね。ということは、時間がかかったというのは、その工事の時間の見とおしがちょっと現実的に間違ってたと言いますか、結局最初は予想してた深さが、1メートル20センチぐらいだと考えとったけれども、工事をしかかって、ちょっと、4メートル近く、3メートル80センチですか、深かったと。ですから、そこに時間のずれが出てきたと。ですから再度、工事の影響で再度配付をしなおしたということですよね。  ということは、工事をされるときに、恐らく、そんな深くはないだろうという予想があったわけですね。ですから、そうでなかったと。ですからそういう場合、普通考えまして、こういう漏水事故もいろいろありますけれども、配水管の埋設された工事のですね、工事の過去の完了届とかあると思うんですよね。ですから、その完了届等をですね、調べて、工事に当たるならば、前もってその埋設の深さが、3.8メートルぐらいあったということが、私は確認できたと思うんですよ。ですからそういった、工事の完了届、そういうのは、多分私は水道課のほうにあると思うんですけども、そういうのはなかったんでしょうか。 40 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  申しわけございません。その資料につきましては、確認はしておりません。申しわけございません。 41 ◯濱村芳光議員 水道のそういった漏水事故というのは、企業にもいろんな会社等、個人の家庭にでもですね、大変影響が大きい事故でございますので、そういった事故の場合はそれなりに埋設されているときの工事のデータとかもってですね、そういった対応に当たるのが私は大事かと思っておりますので、今後そのようなことがないようにですね、この今回の漏水の事故のですね、書類の整備をですね、ちゃんとしていただきたいと思います。  今後ですね、このような漏水事故をですね、未然に防ぐための対策についてどのように考えられておりますか。お尋ねします。 42 ◯水道課長(森山繁生君) お答えいたします。  現在行っております漏水調査を行いまして、漏水の早期発見と漏水補修に早急な対応を実施してまいりたいと思っております。  また、いろいろな漏水対策を調査いたしまして、今後、大きい配水管の漏水がある可能性も考えられますので、漏水に対する敏速な対応など、先のことをですね、考えまして、対策を立てていきたいと思っております。  以上でございます。 43 ◯濱村芳光議員 そのように、対策をよろしくお願いいたします。  それでは、次の、3番目の六栄小学校体育館のトイレ設置についてお尋ねをいたします。  六栄小学校体育館のトイレ設置につきましては、以前の定例会で、質問いたしました件でございますけども、体育館の利用者や校区住民、保護者などから意見をいただきながら進めていきたい。全体的にどうしたらいいか検討し、協議を進めていると答弁されております。  その後についてお伺いいたします。 44 ◯教育長(戸越政幸君) 濱村議員の3点目の御質問にお答えします。  六栄小学校体育館の屋外トイレにつきましては、現在の体育館、夜間の利用者や大規模災害時における避難所機能としての利便性を確保するために、体育館からの利用と、外部からの利用が可能となるよう体育館に隣接し、男女別で多目的トイレを有したトイレにしたいと思っております。  設置場所につきましては、既に学校と相談し、今後PTAや夜間の体育館利用者などの意見を参考にしながら決定していきたいと思っておりまして、来年度へ予算計上を検討しているところです。  以上です。 45 ◯濱村芳光議員 体育館のトイレの設置に関してでございますけれども、やはり子どもたちと、利用者のですね、利便を考えて設置するとすれば、この場所ですけれども、一番いいのは、体育館の中から直接トイレに行ける、そして外からも直接利用できる、そういう場所が一番いいと思うんですけれども。そうすれば、今の現在の場所で言いますと、体育館の裏側ですね、北側になりますけども。そこの土地が余裕がありますので、そちらにほうに、玄関から見て左側の位置だと思うんですけれども、そちらのほうに設置するのがベストだと私は思いますけれども。  まず、そういった具体的に体育館の位置をですね、どのあたりに考えられておられるのか。  そしてその利用者が利便のいいように子どもたちも利便性がいいようにするにはどのようなつくりを具体的に考えられているのかということをお尋ねします。 46 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  場所につきましては、先ほど議員がおっしゃいましたとおり、体育館の北側、今の駐車場側の逆になりますけども、体育館の北側を考えておりまして、体育館と東側校舎の間に、あいたスペースがございます。そこに体育館に隣接する形でということで想定をしております。  東側の校舎から体育館まで渡り廊下がございますが、体育館からは、渡り廊下を通ってトイレが使用できること、また運動場からも、外部からも使用ができるようにしたいというふうに考えております。  また車椅子の方も使用できるように、渡り廊下からトイレに通じるスロープの設置を考えておりまして、トイレの構造は男子、女子別々のトイレと、高齢者の方や障がい者の方のための多目的トイレのほうを設置したいというふうに考えております。  以上でございます。 47 ◯濱村芳光議員 場所とトイレの具体的に説明されました、障がい者等の方にも対応したいということで、車椅子の方も、利用できるようなトイレということで考えてよろしいのでしょうか。 48 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申しました渡り廊下からスロープで直接トイレのほうに通じるように、車椅子の方も利用できるようにというふうに考えております。  以上でございます。 49 ◯濱村芳光議員 最後に、トイレ設置の今後の予定について、先ほど教育長から、予算のほうを考えているというお話でございましたので、予定についてお伺いいたします。 50 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど教育長も申し上げましたとおり、来年度の当初予算のほうに計上を検討しているところでございます。場所につきましても、今学校と教育委員会のほうで考えておりまして、これから、保護者の方、また体育館の夜間の利用者の方のほうにも、説明をしたいというふうに思っております。  以上でございます。 51 ◯濱村芳光議員 これで私の質問を終わります。 52 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午前10時46分)                再開(午前10時56分) 53 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 濱崎 久議員 54 ◯徳永範昭議長 順番に発言を許します。  13番、濱崎久議員の登壇を許します。  濱崎議員から、一般質問席への飲み物の持ち込みの申し出がありましたので、許可しております。                 (濱崎 久議員登壇) 55 ◯濱崎 久議員 申し出をしておりましたが、質問項目が多うございますので、時間の延長をお願いいたします。 56 ◯徳永範昭議長 特別5分間許します。  次からは、濱崎議員質問の要旨のところはもう少しまとめて短くしてください。 57 ◯濱崎 久議員 裁判中だとして答弁を拒み続けた長洲中の暴力事件を問う。  判決が出たので、詳しく答弁を求めます。  1、加害生徒が女子にちょっかいを出したりたたくなどの暴力行為を繰り返していることを全職員に確認と指導を行っていたという校長の証言があると聞きますが、事実ですか。  教育委員会も記録はあると言われますが、確認のため伺います。記録はありますか。  2点目、教科担任教員が授業中、席を離れた生徒に自席に戻るよう指導し、指示された生徒が自席に戻る際、暴力を発した。教員は実態を未確認のまま被害を受けた生徒は負傷した。その後も後遺症に苦しんでいる。事故報告書や関係記録にはどう記載されているか。この暴力事件を防げなかった教員に一切責任はないのか。過失事件ではないか伺います。  第3点、教科担任の教員は学校や校長に不満を持っていたのではないか伺います。  第4点、暴力事件を起こす前に、床に落書きをしていたり授業中自席を離れて後ろのほうに移動したり、挙動不審が始まった時点で教員は、校長が言う職員会議で共有していたことを理解していたなら、この生徒に厳しい注意を注いだはずです。  しかし、この教員は校長の指導も全職員の共有も一切否定し把握していないことから注意が散漫になり、加えて厳しく叱責したことにより、まさかこんな大事件になろうとは考えもつかなかったのではないか。教員はどんな反省文を残しておりますか伺います。  5点目、この教員は職員会議に大方欠席したり、共有したことを書いたプリントも見てないようですが、校長の事前指導や、職員が共有していたことなど、危険を予見し、これを回避する高度な注意義務を怠ったのではありませんか。  暴力を発した生徒の親は、ほかの生徒に突然暴力を振るったり、教員から注意をされてパニックになることを把握していたと証言しています。この加害行為は正課授業中の行為であります。生徒は教員の指導のもと、教員は生徒の安全を守る注意義務を負っています。  事件前の平成23年4月、授業中に寝ていたところを教員に注意されパニックになる。同じく10月、自習中に隣の生徒と口論になる。11月、被害女生徒に突然抱きつく。12月、授業中寝ていたので教室を出そうとして教員とパニックになる。そして平成24年2月28日、事件当日の午前中にも、被害女生徒やほかの女生徒数名の頭をたたくなど粗暴なそぶりや多くの問題があっています。そして午後事件が起きました。これらは承知されておりますか伺います。  生徒は、学校の実施する授業計画に従って強制的に授業を受けることとなり、教員は正課授業中に生徒の身に生じ得る危険を予見し、これを回避するための適切な措置をとるべき高度の注意義務を負っています。  町には責任があります。加害生徒に暴力性のあることを校長は全職員に指導し、職員会議などで共有していたと証言していると聞きますが、この教科担任は一切否定して把握していないと証言しています。事件を漫然と放置していたのじゃありませんか伺います。  6点目、長洲中学校危機管理マニュアルについて伺います。  この事件はマニュアルを無視して対応したのですか、マニュアルに沿って対応したのですか。  7点目、アンケートの内容は、当初事故報告書に記載され教育委員会に報告されていたのではありませんか伺います。  すべてを正確に記録するというマニュアルの趣旨から、校長の職務命令で収集したアンケートは事故報告書に記載されるべきであります。教育委員会はその報告を受けていたのではありませんか伺います。  8点目、アンケートの類いは当初から教育委員会管内に存在していたものを、何らかの都合で議会答弁ではないとしてきたのではありませんか。  そのイ、アンケート結果を取りまとめた手控え用のメモ書きを31年1月8日受け付けで福岡高等裁判所に提出してありますが、そのメモ書きはだれがいつから保管していたのか伺います。  ロ、事件当時の校長から引き継いだアンケート結果を取りまとめた手控え用のメモは、パソコンにいつだれが入力したのか。また発見した年月日はいつか伺います。  ハ、福島校長がこの事件でパソコンに記録、入力した年月日はいつか。だれが入力して保管していたのか伺います。  答弁のいかんによっては再質問いたします。 58 ◯教育長(戸越政幸君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  1点目につきましては、当時の校長が証人尋問において、一部の生徒に対してちょっかいを出したり、ふざけてたたくなどの行為を繰り返しており、これまで全職員による確認と指導を行っていたとの証言をしたものではなく、学校の事故報告書に記載されているものです。  記録につきましては、当時の校長から教育長宛ての平成24年3月1日付事故報告書に、一部の生徒に対してちょっかいを出したり、ふざけてたたくなどの行為を繰り返しており、これまで全職員による確認と指導を行っていたことを伝えたと記載されています。  2点目については、当時の校長から教育長宛てへ提出された事故報告書を抜粋して申し上げます。  2月28日の6時限目の音楽教室での音楽の授業中に、生徒に定期テストの間違いを訂正させていたときに、加害生徒が床やいすにペンシルで落書きをしていたところ、被害生徒が注意した。  その後、加害生徒は音楽室後方にあるスペースに移動し、友達と話をしていたところを音楽教諭がもとの席に戻るよう指導を行った。  加害生徒は、自分の席に戻る際に座っていた被害生徒の頭を後方からたたこうとしたところ、左耳付近に当たり、かけていたメガネが顔から外れて床に倒れた。また左足を踏まれていたので、どけようとして左足をひねった。  解答用紙を集めていた音楽教諭はそれに気づき、その場で加害生徒に対して厳しく叱責したところ、加害生徒は興奮状態が高まり、音楽教諭ともみ合い状態になった。  生徒の報告で駆けつけた学級担任は2人を引き離し、加害生徒を1階の部屋へ連れていき、教頭とほかの教諭が指導を行おうとした。  一方、被害生徒を養護教諭が保健室へ連れていき左足の処置を行った。  以上が事故報告書に記載されている主な内容です。  音楽教諭の責任については、職務上生徒指導や服務規程等に違法行為があったとは言えず、福岡高等裁判所の判決においても、事故を予見することは困難であり、注意義務違反もないとしていることから、音楽教諭に事故についての責任はないと考えております。
     3点目については、音楽教員は学校や校長に対して不満を持っていたなどということは聞いておりませんので、なかったと認識しています。  4点目については、音楽教諭の反省文はありません。  5点目については、事故があった2日後の3月1日に、学校が臨時の職員会議を開催し、暴力事件発生時の対応や連絡網、職員の対応方法、加害生徒の今後の対応、被害生徒への支援方法などについて教員間で確認しており、放置していたわけではありません。  6点目については、当時の中学校の危機管理マニュアルに沿って対応しており、無視した対応をしたものではありません。  7点目については、アンケートにかかわる御質問に関しては現在訴訟中でありますので答弁は控えさせていただきます。  8点目につきましても、訴訟中であるので答弁は控えさせていただきます。  以上です。 59 ◯濱崎 久議員 1点目に、質問したことに答えてください。  教育委員会の記録はあるんですか。 60 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど教育長が答弁しました、学校からの事故報告書というものが教育委員会に上がってきております。  以上でございます。  事故報告書が教育委員会に上がってきております。  以上でございます。 61 ◯濱崎 久議員 だから、この1点目のことについて、教育委員会も記録はあるということを証言したのですか、今のは。質問したことを答えてください。 62 ◯学校教育課長(松林智之君) 記録が学校事故報告書というかどうかわかりませんが、記録の内容も含めて学校から事故報告書が上がってきております。 63 ◯濱崎 久議員 それじゃ、2点目についてお尋ねいたします。  教員は、この暴力の実態に気づきという答弁がありましたけど、暴力の実態を見届けているんですか。 64 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど教育長も申し上げました、音楽の時間で加害生徒が後方のスペースに移動したと、それから音楽の教諭が注意を促した。それに伴って、自分の席に戻るというところを、音楽教諭はテストの答案用紙を配っていたということでございまして、事故発生時そのものは確認はしておりません。  以上でございます。 65 ◯濱崎 久議員 ですから、事故の実態は見てないわけでしょう、どうですか。 66 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  音楽教諭は事故発生当時そのものは確認はしておりません。 67 ◯濱崎 久議員 いわゆる事故の現場は見てないんですよね、その実態は。そして、過失はないと言われますが、こういうふうにしてあっても過失ではないと、教育長言うんですか。 68 ◯教育長(戸越政幸君) 過失ではないと考えております。 69 ◯濱崎 久議員 暴力の実情は見ていない。そして、特別支援教育支援員の配置は校長に任せているということでありますが、校長は加害生徒の暴力性を全職員に確認し指導するほど関心がある。今課長も言いましたようにいろいろ指導しよったと。注意していたのだから、支援員をほかの授業に回したなら教員の補充をすべきではなかったろうか、これはどう思います。 70 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  事故があったのは音楽の授業でございまして、その際には特別支援教育支援員、またはほかの教職員が必要ではなく授業ができるというところで学校が判断したもので授業が行われていたということでございます。 71 ◯濱崎 久議員 ですから、そこに過失があったわけですよね。  ときどき床やいすに落書きしたり席を離れたりしたときに、教員はなぜやめさせなかったのか。席を離れたときなぜとめなかったのか、理由を聞かせてください。 72 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  加害生徒が席を立って後方に移動したところで音楽教諭が気づいて注意をして指導をしたということでございます。決して何ら対策をとってなかった、指導をしてなかったというものではございません。  以上でございます。 (「質問に答えん。席を離れたとき。質問に答えて下さい。」と呼ぶ者あり)  お答えいたします。  先ほど申しました、席を立った時点ではございませんで、席を立って後方に移動したときに……。 (「それは聞いとらん。席を立ったときば聞いとる。」と呼ぶ者あり)  席を立った時点では音楽教諭は気づいてなかったということでございまして、後方に移動したときに気づいて指導したというものでございます。 73 ◯濱崎 久議員 席を立ったときは気づいてないんですよね。しかも、校長が事前に指導しておった注意も、この教科担任は守っていないんですよね。いわゆる特別支援教育支援員もおって、おらんでも一人でできると、今答弁がありましたけど、そういうような考えでおったわけですよね。そこでそういった過失が出てきたんですよ。  この生徒に対してはゆっくり話さなければならないとほかの教員は共有しておりましたが、大仁田教員ははっきり認識していなかったと証言しているんですよ。校長の指導も一切聞いてないと。ほかの教員の共有していたことも一切把握してないと。クールダウンするまで待てという指導法も聞いてない。  校長はこう証言しているんですよ。興奮状態に陥ることがあるので、クールダウンするまで厳しく叱責してはだめだと。落ち着くまで待てと、こう指導していたと証言しております。  事故報告書、大仁田教員は厳しく叱責したと記載してあるのではありませんか。また大仁田教員が陳述しておる部分、その後も詰め寄るように尋ねたと。これは教員の陳述ですよ。  また事件翌日、平成24年3月1日、福冨校長が当時の今村教育長に事務連絡したのにもそのように書いてある。これらは内部告白です。教育委員会の関係者から聞いたことです。事実かどうかお伺いします。 74 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  音楽教諭の対応につきましては、先ほど厳しく叱責したというふうに申し上げられましたけども、これは生徒指導のことであり、少しニュアンスが違ってきますけども、席を立って後方に移動したことに対する指導を行って、事故が起こったことに関して指導したというものでございます。  詰め寄ったというものでございますが、言葉のニュアンスが、少しとらえ方が違うんですけども、指導するために正面を向いて言葉を交わしたということでございます。決して、もみ合いになったというような表現もございますけども、もみ合いになるというよりも、加害生徒がその場から逃げ出そうというようなそぶりもあったということでございましたので、冷静にその場に座らせて指導をしたというものでございます。 75 ◯濱崎 久議員 この事件は、教員が加害生徒の動静に注意し指導内容に配慮するなどの措置をとらず、漫然と放置するなど注意義務違反を怠った過失ではないんですか。 76 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども教育長が申し上げました、学校での過失はないというふうに考えております。 77 ◯濱崎 久議員 長洲中学校生徒による議会が開催されましたね。5、6人ごとの班体制で、その打ち合わせが学校で行われました。その最中、教室の入り口で2人の教員の雑談が始まりました。やがてその中に女教員も加わりさらに大声になり、生徒の話し合いも聞きづらくなりました。  そこで私たちは、先生たち、やかましいので教室外に出てくださいとつい注意しました。そのとき、例の暴力事件のときの音楽先生だとだれかが私に耳打ちしました。このときこの教員は、現在の給特法に不満を持ち、サービス残業を鼻にかけているのではないかなと思ったことがありました。  この教員は、日常的にサービス残業など、現在で言う給特法に不満を持っていたのではありませんか。それが職員会議への欠席や校長などへの反発につながったのではありませんか。この校長の指導を教員は聞いていないなどとして受け入れないことがまかり通っていることを教育委員会はどう考えておりますか。 78 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員が先ほど申された内容につきましては把握をしておりませんので答弁できません。申しわけありません。 79 ◯濱崎 久議員 校長はね、こういう生徒に対しては厳しく叱責してはならない、あるいは教員全員に指導をし、そして教員全員で共有していたんだ。ところが本人は、この大仁田教員はそういったことは一切把握してない。この校長と教員の乖離、これどう教育委員会は考えていますか。 80 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時の中学校では、年に数回の校内研修とか、毎週職員会議があっていたということでございまして、生徒についての大小の問題が起こったとき、注意が必要な生徒について教師間で情報共有が図られてきたと。当時の音楽教諭がこの職員会議に欠席されたというのもあったそうでございますけども、週1回の職員会議において、注意が必要な生徒については情報共有が図られてきたということで聞いております。 81 ◯濱崎 久議員 いわゆる校長の指導と教員の受け取りは違っているんですよ。これをどう思っているんですか。 82 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  これは、当時の校長の裁判での陳述書によりますと、先ほども申しました、毎週水曜日に時間を確保して全学年の気になる生徒たちに関する情報交換や対策等について共通理解を図っていたというふうに発言されております。  その中で、いろんな注意が必要な生徒についても情報共有が図られてきたものというふうに思っております。  以上でございます。 83 ◯濱崎 久議員 それをこの教員は把握してないと言うんです。校長からそういった指導も受けてない、メモももらってない、把握してないと言ってんですよ。これをどう思いますかと聞いてるんです。 84 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  音楽教諭がそのように発言されたのは、証人尋問の中にございまして、もうその当時のことは記憶にないというふうに発言されております。あったかどうかということも含めて記憶にないということで申されてます。  以上でございます。 85 ◯濱崎 久議員 天地神明に誓って証言をされた言葉をですよ、押し曲げないでくださいよ。証言をしてるんですよ。校長の指導を真面目に聞いて理解していたなら職員会議なども真面目に出席し、ほかの教員同様このことを共有していたなら教員は危険を予見できたはずだと考えます。  教員は一切否定し、把握してないと証言しています。全く危険を予知する注意も回避しようとする努力もうかがえません。こうしたことが、事件の現場で指導していながら暴力の実情を見落としたことにつながるのではないかと思いますが、教育委員会の見解を伺います。 86 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午前11時24分)                再開(午前11時35分) 87 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 88 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  教育委員会の判断ですけども、私自身も当時学校の様子を、その場にいたわけでもありませんし、上がってきた報告書、あるいは裁判の動向等あたりで判断するだけでございますけども、見解としては、過失はなかったものというふうに思っております。  恐らく、注意を払いながらも一生懸命やっている中で起きた事件ではないかなというふうにとらえているところです。  以上です。 (「校長と教員の間に乖離があるのはどうなんだ。」と呼ぶ者あり) 89 ◯徳永範昭議長 戸越教育長、答えは……。  濱崎議員、質問してください。 (「両方わかって言わんと。両方。」と呼ぶ者あり) 90 ◯教育長(戸越政幸君) 校長と該当教諭との関係性ですけども、実際私もその場にいるわけでもありませんし、教育委員会としてその場に立ち会ったことでもありませんし、恐らく、上司と部下との関係の中で、組織体の中で動いていってたものというふうに推測はできます。そういうところでの見解しかできません。  以上です。 91 ◯濱崎 久議員 こう言ってんですよ。女子にちょっかいしてふざけてたたくなど全職員で確認、指導したとあるが、教員どうですかと。本件が起きるまで把握してません、大仁田教員はこう言っているんです。把握してませんと。平成23年の4月から本事件平成24年2月までほかの生徒をたたいたりぶつかったりしたことは見たか、ほかの教員から聞いたことはあるか、ないですと言っているんですよ。こういうふうにして校長と教員との乖離があることを今の教育委員会の代表者としてどうとらえますかと聞いておるんです。 92 ◯教育長(戸越政幸君) そういう関係でありましたら、当然教育委員会は学校の指導、監督をしていく立場でもありますので、指導はしていかなければならないというふうに思います。 93 ◯濱崎 久議員 答弁にならんですよ、そういうこと言っとったんじゃ。今教育委員会はこういうことをどうとらえますか。ありがちなことだととらえているんですよ。  突然抱きつき女生徒の胸を触るなど、これは犯罪です。学校内で起こったこの事件を教科担当教員は知らなかったと話しています。しかも事件当日、加害者と被害者を隣に座らせるなどあまりにも注意義務を怠っています。  再び問います。教員は危険を予見し、これを回避する高度な注意義務を怠り、事件を漫然と放置した過失ではありませんか。私立学校では過失事件は教員の賠償が義務づけられています。この事件は、教員などの過失によって起こった学校ぐるみの事件ではありませんか。教育委員会はどうとらえていますか、見解をいただきます。 94 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  音楽教諭は、先ほども、校長が申してましたとおり、毎週水曜日に職員会議があったことは認識をしておりました。その中で、加害生徒のことについても話し合いが出たことがあるというふうに、これは証人尋問のほうで申されております。4年前のことで記憶が定かではないということで、詳しくは覚えてないというような発言でございました。事故当時も、音楽教諭並びに校長の判断で、授業のほうが正常にできるという判断のもとなされていたということで、過失があったものというふうには考えておりません。  以上でございます。 95 ◯濱崎 久議員 今言いましたようにね、女子にちょっかい出したりふざけてたたくなど全職員には確認、指導していたと校長は言っておりますが、先生、あなた大仁田先生どうですかて言うたら、本件が起きるまで把握してないと証言してるんでしょうが。証言してるものを、何ということ言うんですか。それじゃですよ、危険を予知、回避する注意義務の対策は、この教科担任教諭がとった行動で落ち度はなかったと言えますか、教育委員会はどう思うか。 96 ◯学校教育課長(松林智之君) 申し上げます。  先日判決のほうが言い渡されましたけども、学校での予見ができなかったこと、注意義務に違反してなかったことということで判断が出ておりますが、学校のほうにも過失がないと、なかったというふうに考えております。 97 ◯濱崎 久議員 裁判というのはですよ、執行部あたり全部資料を出して、その資料に基づいて判断することなんですよ。資料を出してないでしょう。アンケートの資料は出してないでしょうが。そして、裁判が済んだ後に出したんでしょう。資料が出ないもので判決が出たのを重大視しないでくださいよ。執行部は資料を出さなかったんでしょうが、どうのこうの言って。それじゃ、これで十分だったんですか。 98 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  資料を出さなかったというふうにおっしゃいましたけども、当時そういう資料がなかったから出せなかったというものでございます。 99 ◯濱崎 久議員 今もってまだそう言うんですか。資料は出てるでしょうが。しかも執行部が裁判所に、1つの裁判が済んで2つ目の裁判の資料として出したでしょう。あったわけでしょう。何を隠すんです。
     それじゃですよ、国家賠償法第1条の規定により、学校の過失があった場合、学校はその責任を負わなければなりません。この長洲中学校の暴力事件ではどのような賠償義務を果たされたのか伺います。 100 ◯学校教育課長(松林智之君) 学校に過失があったということではございませんので、賠償金というものもございません。  以上でございます。 101 ◯濱崎 久議員 日本スポーツ振興センターの災害共済給付金、こういったもので慰謝料とか出しておるのは賠償じゃないんですか。 102 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  けが等で保険に入っているものでございまして見舞金というものでございます。賠償金とは別でございます。 103 ◯濱崎 久議員 それじゃ、賠償金、一銭も出してないんですね。 104 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  はい、賠償金は出しておりません。  以上でございます。 105 ◯濱崎 久議員 それじゃ、中学校の危機管理マニュアルについてお尋ねします。  長洲町立長洲中学校危機管理マニュアル59ページ、事故発生時の対応の留意点、その2、状況を正確につかむ。時刻、場所、負傷などの状況。事故発生の要因、関係者。その4、記録を正確に残す。事故発生前の状況、状態からすべてを正確に記録しておくとあります。  生徒が回答したアンケートの紙を廃棄したことは、これはマニュアルに反した行為ではありませんか。 106 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  いわゆる事故後にとられた聞き取りでございますけども、それに関しては、授業中に起こったものでありませんで、事故後にとられたものでございますので、記録という扱いにはなってないかと思っております。 107 ◯濱崎 久議員 事件の翌日、平成24年3月1日、職員会議が行われていますよね、さっきも教育長が答弁されましたが。ここで危機管理マニュアルに沿って対応すると確認されておりますが、これは事実ですかどうですか。 108 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど教育長答弁でありましたとおり、3月1日に職員会議のほうで確認がなされております。  以上でございます。 109 ◯濱崎 久議員 そこで確認して何で廃棄したんですか。それはマニュアルに反しているんじゃないですか。 110 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申しました3月1日に職員会議で確認された内容につきましては、暴力事件発生時の対応、また連絡網、職員の対応方法、加害生徒の今後の対応と被害生徒への今後の支援方法などについて教職員間で確認したという内容でございます。 (「それはよかばってん。質問に。」と呼ぶ者あり)  お答えいたします。  事故後のいわゆるアンケートというものに関しましては、3月1日の職員会議のほうでは協議のほうはなされていなかったということだと思います。 111 ◯濱崎 久議員 執行部は質問に答えさせてください、議長。私が言ったのは、危機管理マニュアルに沿って対応するということを職員会議で確認したんでしょう。これは証言もありますよ。確認しておるんですよ。何でそれに反してアンケートを廃棄したか、これを聞いてるんですよ。 112 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  危機管理の中にあります記録を残すというものは、当時どういった状況であったかというところで、当時の教員から校長へ報告がなされたものが事故報告書として作成されたもので、それが記録として学校のほうに事故報告書として残っているものでございまして、アンケートの類いにつきましては記録ではなくて事故後の状況を、アンケートの内容につきましては今後の授業経営へ活かすためにとられたものでございます。事故の状況については、その当時携わった先生から校長へ報告がなされ事故報告書がつくられたものというふうに思っております。 113 ◯濱崎 久議員 答弁がめちゃくちゃですよ。それでは、何で教育委員会は事故報告書にアンケートの結果を記載してあると言ったんですか。 114 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  事故報告書に記載をしていたというようなことは私は聞いてはおりませんので、申しわけありません、答弁できません。 115 ◯濱崎 久議員 そんなうそをようつけますね。新聞が報道しとっでしょう。 116 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時の教育長が記者会見を行ったときにそう発言されたもので、後日訂正をさせてもらったというふうに記憶しております。  以上でございます。 117 ◯濱崎 久議員 訂正じゃないですよ。記者会見で言って、その前も議会答弁もあっていますよ。それまで事故報告書はそういうふうになっておる。それを新聞が暴露したんですよ、事故報告書に記載がないと。そしたら、議会で教育委員会何と言ったか。別の資料にありますと。そしたら何で資料にあるんですか。 118 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  申しわけありません。当時教育委員会のほうでそう言われたということは、私は内容のほうを把握しておりません。申しわけありません。答弁できません。 (「把握している人が答弁してください。」と呼ぶ者あり) 119 ◯徳永範昭議長 ここで、昼食のため休憩します。  午後の会議は1時から行います。                休憩(午前11時53分)                再開(午後 0時57分) 120 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 121 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど、記録として重要なアンケートをなぜ廃棄したのかという御質問でございました。  学校の危機管理マニュアルには記録を残すと記載されておりますが、いわゆるアンケートの類いを指しているものではございません。  そして、なぜ廃棄したかにつきましては、学校で判断されたものでございまして、教育委員会ではわかっておりません。  以上でございます。 122 ◯濱崎 久議員 もうそこは聞きますまい。  再度お尋ねします。  危険を予知、回避する注意義務の対策は、この教員がとった行動で落ち度はなかったと言えるんですね。 123 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども申し上げました、最終裁判の判決にもございましたが、学校では予見できなかった、注意義務違反は認められなかったということでございまして、そのように判断をしております。 124 ◯濱崎 久議員 裁判ではそうですけど、教育委員会はどう思っているんですか。 125 ◯学校教育課長(松林智之君) 裁判の結果どおり教育委員会もそのように判断をしております。  以上でございます。 126 ◯濱崎 久議員 それじゃ、今後またこういう事件が起きても生徒は泣き寝入りしなければならないと、そういうことになりますか。 127 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  今回の裁判になったこの件につきましては十分に受けとめて、二度とこのようなことがないように学び直す機会、そういうふうにまずとらえております。今後このようなことがないように最善の努力をしていきたいと思っております。 128 ◯濱崎 久議員 言葉ではそう言うけど、何も過失はなかったと言うんでしょう。だったら、今後また事件が、こういうふうなことがあっても、前回もそうではなかったかということで解決するんじゃないんですか。どう思っていますか。 129 ◯教育長(戸越政幸君) 過失があったかということに対しては、過失はなかったというふうにとらえております。課長も申しましたように、そういうふうに裁判のほうでも判断されております。ただし、完璧であったかということについては、僕は、今後このようなことがないためにも、もう一度、不足な部分、不備な部分があったことについては検証していきながら、活かしていきたいなというふうに思っております。 130 ◯濱崎 久議員 思っておられますけど、そしたら、事件後もう6年か7年たってますよ。どんな対策を立てられましたか。 131 ◯教育長(戸越政幸君) 例えば教育環境を見直す。小学校には遊具等もあります。それからいろんな施設設備等あたりも、事故につながりにくいような環境を整えていく。  それから、月に1回校長会議を開いております。校長会議を開く中で、各学校の安全管理に関しては、情報交換をしていきながら共有をしていったりしております。  それから、いろいろな事件、事故あたりが他県でも起きておりますので、そういう事例を取り上げながらまた共有をしていっております。  そして、各学校での指導あるいは管理関係の点検を見直していただく。そういう機会をふやしていきながら今取り組んでいっているところです。 132 ◯濱崎 久議員 今思いつきでそう言われましたけども、そういう対策今とっているんですか。何か書類として残しておるんですか。そういうものを立てたんですか。ただ今思いつきで言っただけでしょう。 133 ◯教育長(戸越政幸君) いや、思いつきで言ったわけではありません。先ほど申しましたように、月1回、校長会議等あたりを開いておりますので、必要なときにそういう手を打つというか、情報の共有あるいは教育委員会からの指導、助言をしていっているところです。 134 ◯濱崎 久議員 ということは、書き物としてそういうものをつくったということじゃなくして、ただ口頭でそう思っているということなんですね。 135 ◯教育長(戸越政幸君) 例えば、最近やったことに対しては、東北の震災で、大川小学校の、あの被災時のときに八十数名の児童、子どもが亡くなっております。その本をお見せしながら、お見せしながらですね、もう一度、避難に対する考え方を被災地のそういうところに学びながら、いつでも長洲町でも起こり得ることなんだというようなことで、そういう避難訓練等あたりに対する意識を高めていく。  東日本のあのときに亡くなられた経緯も、当時まとめられた本ですから、まとめられた方の一つの視点でそのことを明らかにされておりますけども、学校現場が日ごろ、災害に対するとらえ方、あるいはそこでも危機管理マニュアルの、先ほどから出てるマニュアルに沿ったもので行われたのかとか論点になっておりますけども、そういったものとか、行政がとった対応ですとか、地域住民がとった対応ですとか、そういうようなものが一つの記録にまとめてありますし、一昨年ですか地震が和水町でもありまして、3年前には益城町等あたりにも大きな被害が出ておりますけど、そういったようなものを取り上げながら適宜行っているところです。  以上です。 136 ◯濱崎 久議員 2問3問しましたけどね、つじつまの合わないような答弁しないでください。このことを聞いているんです、この事件のことを。災害のことを聞いてるんじゃないんですよ。結局、2問3問尋ねましたけど、その対策はとってないわけでしょう、6年か7年たっているけど。とってないわけでしょう。 137 ◯教育長(戸越政幸君) この件だけを取り上げてのことについては、詳細については挙げておりません。ただし、いつでもどこでも起こり得ることなんだということで、事が起きたときには、3原則、迅速、丁寧、誠実にと。このことについては、この事件だということ、この件だということを取り上げてませんけども、適宜言っているところです。  以上です。 138 ◯濱崎 久議員 この事件のことが一番大事なんですよ。そのことを聞いているんですよ。さっきも言ったでしょう。校長と教員の間に考え方の乖離があることはどうですかと。答えないでしょう。真摯に取り組んでいただきたい。こういう事件が起きているんですから。事件ですよ、これは。女の子に抱きつくなんて、そして胸を触るなんて犯罪じゃないんですか。学校の中で犯罪が行われているんでしょう。そのことを厳格にしていただきたいと思うんですよ。  そして、校長が指導し、指導したならその教員は確実にそれを学ぶ、それで対策を立てる。そこが根本でしょうが。私が長い間質問しておっても、全然、教育長、教育委員会、それを受け取ってないんですよ。根本的にですね、6年も7年もたっているんですから、笑顔を出すんじゃなくて真剣に聞いていただきたい。そして対策をとっていただきたい。どうです。 139 ◯教育長(戸越政幸君) 今後、二度とこのようなことが起きないように最善の努力をしていきたいと思います。 140 ◯濱崎 久議員 言葉だけで最善の努力をするということじゃなくして、対策をとっていただきたい。そして書類として書いていただきたい。校長の指導はこうなんだと。何回言っても、わかってはいるんでしょう。アンケート収集の件は口頭で教育委員会に報告しているとの類いの福冨校長の証言がありますが、学校も教育委員会もこのことは承知していたのではありませんか。 141 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時の校長から教育委員会のほうにそういう報告がなされたということは聞いておりません。  以上でございます。 (「証言にあると言うたやん。議長、質問に答えさせてください。」と呼ぶ者あり) (「答弁しとっとだけんが、質問を止めさせんとしゃが。お互いに発言の自由があるんですから。」と呼ぶ者あり) (「議長、議事進行で進めるようにお願いしますよ。」と呼ぶ者あり) (「答弁してるんだから。答弁に対して、質問されてもいいじゃないですか。」と呼ぶ者あり) 142 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、再度質問をお願いします。  濱崎議員、再度質問してください。 (「休憩しなっせ。俺が説明するけん。」と呼ぶ者あり) (「それは議長のあれですよ。」と呼ぶ者あり)  濱崎議員に再度お願いします。質問をしてください。 (「きのう、きょう一般質問しとっとじゃなかっですよ、10日前に質問しとっとですよ。」と呼ぶ者あり) (「説明ば聞きに来るなら、答えばするですよ。来んでしょう。不真面目でしょう。そして私の時間制限だけ。時間がなかけん、言いよるとですよ。今質問しとっでしょうが。証言ならば、答弁ば求めると言うとる。俺がマニュアルは、どげん資料かあるでしょうが。何言いよるんですか。」と呼ぶ者あり) 143 ◯徳永範昭議長 自席で休憩します。                休憩(午後 1時14分)                再開(午後 1時28分) 144 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
    145 ◯学校教育課長(松林智之君) 申しわけございません。先ほどの御質問で、当時の校長の証言があったかというような御質問でございまして、なかったかと思いますというふうに申し上げましたが、再度確認をしましたところ、当時の校長の証人尋問の中で、口頭で教育委員会には報告はしたと思いますという証言がなされておりました。  以上でございます。 146 ◯濱崎 久議員 事件前の平成23年4月から平成24年の事件の日まで私が箇条書きに上げた、いわゆる粗暴なそぶりのことについては承知しておったということでありますか、この答弁があっておりませんのでお尋ねいたします。 147 ◯学校教育課長(松林智之君) まず順番に申し上げますと、平成23年の4月、10月、11月、12月というふうにトラブルになっているというような内容の御質問かと思います。  まず平成23年4月、英語の授業中に寝ていたところを教師に注意されパニックになったというところは、このときは担当教諭から指導され、逃げるかのように立ち去ろうとしたため指導して抵抗する様子がうかがえたというものでございます。  次の平成23年7月ごろ、同じクラスの女子生徒の胸を触った。なお、同女子生徒によれば、時間帯は昼休みか3時間目終了後の休み時間の出来事ということですけども、これについては、当時の担任教諭の証言に、陳述書によりますと、報告は受けておりません。  次は平成23年10月、数学の自習時間に隣の男子生徒と口論になったということでございますが、このときは、数学の自習中にからかわれて口論になったということで聞いております。  次は平成23年10月ごろ、廊下ですれ違う際に原告の制服の中に手を入れてその胸を触ったという事案でございますが、こちらにつきましては全く聞いたことがない話ということで、担当教諭、音楽教諭も記憶にないということで聞いております。  次は、平成23年11月、原告に突然抱きつこうとしたという事案でございますが、このときは、加害生徒は抱きついていないことというふうに申しておりまして、一応謝ったと。ただ、みんなが、謝っていないということで自分を信じてくれないことに、くれてないことを主張したということで、善悪の判断、謝罪の仕方や態度について指導をしておりますということでした。  次は、平成23年12月、社会の授業中に寝ていたため教師が教室から出そうとしたところパニックになったという事案でございますけども、本件につきましては、顔を洗ってくるよう教室の外に出そうとしたところ、静止を振り切り教室に、ただ出ようとする様子がうかがえたため別室に移動し、落ち着いて指導、対応したということでした。  以上でございます。 148 ◯濱崎 久議員 そういったことは教育委員会としてはもう承知しておったという記録があるんですね。そして、教育委員会にそういうようにして報告しているとの類いの証言がある。ならばですよ、教育委員会はもう承知しておったんじゃないんですか。そういったところに、この教員の過失が……。話をしないで聞きなさい。そういったとこにこの教員の過失が出てくるんじゃないんですか。 149 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど何点かの事案を申し上げましたが、これがすべてその当時の事故報告書として教育委員会に上がってきたものではございません。これは後日、この裁判の中で事故報告書に記載がなされたというものでございます。 150 ◯濱崎 久議員 ということは、そういったことは教員は知らなかったということになっておりますが、それを知らなかったということになるんですか。 151 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  学校の中で起こった事案でございまして、学校の先生方がこの事案に対しては対応しておりますので、学校の中での共通理解というのがあったのではないかというふうに思っております。 152 ◯濱崎 久議員 ですからね、学校の中で職員会議とかあるいは研修会とか、そういった記録があるでしょう。その中で、その担当教員が知っておったかどうかということを今聞いてるんですよ。調べてください。 153 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  今教育委員会のほうではそのようなものは保管しておりません。学校からの報告も上がってきておりませんのでわかりません。 154 ◯濱崎 久議員 ですからね、教育委員会の管轄でしょう、学校というのは。調べてくださいと言うのですよ。調べないんですか。 155 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  学校で起こった事案で教育委員会に報告する内容以外のものにつきましては、学校のほうに保管されてあるかどうかというのはちょっとわかりません。現時点ではわかりません。恐らく保管してないのではないのかというふうに思います。 (「調べるのか、調べないのか。」と呼ぶ者あり)  学校のほうにも聞き取って検討したいと思います。  以上でございます。 156 ◯濱崎 久議員 ここで、福冨校長の証言が、今執行部のほうからも答弁がありました、あるということですよ、アンケートについては。教育委員会に報告したっだろ。  それじゃ、暴力の実情を見落としていたということは認めましたよね、教員が。床やいすに落書きした後、席を離れたときなぜとめなかったのか、これについて答弁ください。 157 ◯学校教育課長(松林智之君) 申しわけございませんが、当時のことについては私では把握できておりませんので、わかりません。 158 ◯濱崎 久議員 証言の中に、さわがしい状態だったから、ふと見たらそういう事件が起きておったという証言が教員からあってるんじゃないですか。 159 ◯学校教育課長(松林智之君) 詳細な把握につきましては、私は把握しておりません。申しわけございません。  それとまた、いわゆるアンケートの裁判、訴訟中でございますので、詳細内容につきましては、答弁を差し控えさせていただきたいというふうに思います。 160 ◯濱崎 久議員 証言書のコピーは持ってるんでしょう。私は、聞いてこれだけの資料を集めたんですよ、あっちこっち聞いて。10日前に質問書を出してるんだから、この期間にもう少し勉強して答弁すべきじゃないんですか伺います。 (「どうかい。」と呼ぶ者あり) 161 ◯徳永範昭議長 自席でしばらく休憩します。                休憩(午後 1時39分)                再開(午後 1時50分) 162 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 163 ◯学校教育課長(松林智之君) 申しわけありません。  当時の音楽教諭が、そのような証言があったかというような御質問でございますが、当時、教育委員会のほうでは把握はしておりません。  以上でございます。 164 ◯濱崎 久議員 証言にありますように、教育委員会に報告はしたと。福冨校長は、アンケートの記録をまとめて次の福島校長に渡したと。それでは、アンケートを廃棄した。そのかわりにつくったものは何かありますか。 165 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  アンケートの結果をメモ書き程度に当時の校長が取りまとめたものでございます。 166 ◯濱崎 久議員 ということは、アンケートを廃棄した。しかし当時の福冨校長がそれをまとめて記録した。それがアンケートの記録ということですか。 167 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  いわゆるアンケートと言われる内容を取りまとめた校長としてのメモ書き程度のものというふうに認識しております。 168 ◯濱崎 久議員 わかりました。学校のほうからアンケートの報告を教育委員会にしたと。そして福冨校長はアンケートの記録をまとめて、それを福島校長に渡したということですね。 169 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  アンケートの類いの件につきましては現在訴訟中でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。 (「いいです。その前に答えは聞いてますから。」と呼ぶ者あり) 170 ◯濱崎 久議員 アンケートは事故報告書に記載されているので問題ないと、平成28年12月まで公式答弁としてまいりました。ところが、この虚偽報道と別の資料に存在すると議会答弁をされておる、教育委員会。事故報告書の改ざんが行われたのではありませんか。 171 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  申しわけありませんが、当時そのような事案に立ち会ってはおりませんので、どういう経緯で、どういった内容ということも把握しておりませんのでお答えできません。 172 ◯濱崎 久議員 現在のことを聞いているんじゃないんです。そういう記録がありませんかと聞いてるんです。 173 ◯学校教育課長(松林智之君) 記録のほうはないというふうに思っております。 174 ◯濱崎 久議員 それでは、事故が平成24年2月28日発生しましたね。それ以降、事故報告書に記載されておると思いますが、期日そして記録の番号、そういった詳細について間違いはありませんか。改ざんされたという形跡は見られませんか。 175 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時のことはわかりません。改ざん、修正等があったかということも含めてわかりません。 176 ◯濱崎 久議員 わからないんですか、そういうのがないということなんですか。 177 ◯学校教育課長(松林智之君) 申しわけありません。ないというふうに思っております。 178 ◯濱崎 久議員 そのうちに資料を出してまた質問いたしたいと思いますが、確実にないということで今書類はずっと経過をたどってきておりますか。途中で番号が変わったり日にちが変わったりというようなことはありませんか。ずっと続いておりますか。 179 ◯学校教育課長(松林智之君) その辺の内容の確認までは把握しておりません。ないものというふうに考えております。 180 ◯濱崎 久議員 ずっと何年間も質問しておりますので、その辺の調査をやっていただきたいと思います。  教員は校長の指導にも耳をかさず、全教員で確認したことも本事件が起きるまで把握してないと証言しております。これは弁護士の質問に対してそういうふうにして答弁してる。平成23年の4月から平成24年の2月までほかの生徒をたたいたりしたことは見ていないと。ほかの教員から聞いたこともないですと答弁してます。  危険を予見もしない、回避する努力もしない。また校長は特別支援教育支援員をほかの教室に移したなら、あいている教員を補充すべきではなかったのか。漫然と対応した学校ぐるみの過失ではありませんか、再度お尋ねいたします。 181 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほども教育長も申し上げました、学校での過失ではなく、その当時校長の判断で授業のほうが進められたということでございまして、裁判の判決のとおり、学校では予見できなかった、注意義務違反にもならないという判決のとおり、学校にも過失がないというふうに考えております。 182 ◯濱崎 久議員 裁判の結果はそうでしょうけどね、これだけ事例を挙げても、教育委員会としては過失はなかったと、注意義務違反でもなかったと言われるんですね。  それではですよ、今後こういう事件が起こっても、これをベースにどんなことでもあるんじゃないんですか。そういったことで、学校の安全が守られていきますか、どうです。 183 ◯教育長(戸越政幸君) 最善の、最善の努力をしていきながら、こういう事件、事故防止には取り組んでまいりたいというふうに思っております。  今後とも御協力のほうをよろしくお願いいたします。お世話になります。 184 ◯濱崎 久議員 お世話なるのは住民のほうなんですよ。義務教育で、いわゆる子どもは学校に預けておるんですよ。学校はですよ、高度の注意義務が課せられてるんじゃないんですか。こういうようないろんな事例があっても、教員にも過失はなかった、校長にもなかった、教育委員会にもなかったと。それで、平然と夜目をつぶって眠れるでしょうか。よく考えていただきたいと思いますよ。生徒は先生に身をゆだねてるんです。そのことは十分考えていただきたいと思います。  それから、アンケートは校長の職務命令でとったもんですよ、教員が。校長の職務命令でとったアンケートなんですよ。それを廃棄していいと今でも思ってるんですか、お尋ねします。 185 ◯教育長(戸越政幸君) アンケートとって情報を得て、必要でなくなったものについては廃棄しても構わないというふうに私は判断します。 186 ◯濱崎 久議員 必要でなくなったものとはどういうものでしょうか。 187 ◯教育長(戸越政幸君) 知りたい情報を校長が知って得たものについては必要ありませんので、廃棄して構わないというふうに思います。 188 ◯濱崎 久議員 それの情報を知って記録には残ってるんですか。 189 ◯教育長(戸越政幸君) 私だったら手持ち資料として、必要な部分については取りまとめて。 (「私は聞いとらん。」と呼ぶ者あり)  学校の件ですか。 (「聞いているのはこの件だけです。」と呼ぶ者あり)  それは、当時の校長が必要なこととして自分のパソコンに記録を残してたというふうに思います。それで必要なかったんじゃないでしょうか。 190 ◯濱崎 久議員 それでは、アンケートをとった教員は、校長に指示を受けてとりましたけど、廃棄するということは、報告しないで廃棄してもよかったんですか。 191 ◯教育長(戸越政幸君) それは、当時の校長ととった担任がそのように判断をしたから廃棄したものであって、私が答えるべきもんじゃないんじゃないかなというふうに思います。そのように現場のほうで判断されたんではないでしょうか。 192 ◯濱崎 久議員 教育委員会としてそれはよかったということですか。 193 ◯教育長(戸越政幸君) よかったも悪かったもではなくて、こちらが判断するんではなくて、現場の責任者である校長、あるいは現場の担任としての責任のもとで、現場が判断されて廃棄されたものだというふうに、それを私たちも受けとめたいというふうに思います。 194 ◯濱崎 久議員 ですから、行為はそういうことです。ただ、教育委員会としてそれはよかったか、悪かったか、それを聞いてるんです。 195 ◯教育長(戸越政幸君) 教育委員会は、よかった悪かったで判断するべきものではなくて、任せるべきところは学校に任せておりますので、学校がされた判断ですので、こちらでよかった悪かったという判断をするべきもんじゃないというふうに受けとめます。 196 ◯濱崎 久議員 したことは現場ですよ。しかし、そういう指導がよかったのか悪かったのかちゅうのは教育委員会が判断することでしょう、どうですか。 197 ◯教育長(戸越政幸君) 私としましては。 (「私じゃないよ、教育委員会。」と呼ぶ者あり)  教育委員会ですか。どんなでしょうかね、一緒じゃないでしょうか。私も教育委員会の一員として発言をしているわけですので、私は必要ないというふうに思います。ですから、ある面では、私の今預かっている教育委員会としては必要ないと、判断する必要はないというふうに受けとめます。 198 ◯濱崎 久議員 あなた1人の教育委員会じゃなくて、今質問してるのは、長洲町教育委員会のトップに質問してるんですよ。私じゃないんです。教育委員会に聞いてるんです。  ですから、教育委員会としては、そういうやり方でよかったのか悪かったのか。そういうやり方で今後もするのかしないのか、それをお尋ねします。 199 ◯教育長(戸越政幸君) 今後のことにつきましては、これからどうするかでしょう。もう含まっととでしょう、違うんですか。 (「アンケートを廃棄した、校長の職務命令でアンケートを廃棄した。」と呼ぶ者あり) 200 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、再度質問してください。
     濱崎議員、時間をとめております。 (「アンケートを校長がとれて言うたでしょう。というのは職務命令でしょう。それをアンケートをとって、校長に復命しないで、報告しないで廃棄していいのか。そういうことを教育委員会としてはどう判断するのか。戸越教育長に聞きよっとじゃなくて、教育委員会のトップに聞きよっとですよ。」と呼ぶ者あり) (「教育委員会のトップが教育長やろ。教育委員長、教育長、教育委員長やろ。」と呼ぶ者あり) (「教育長、かわらんじゃん。」と呼ぶ者あり) (「どがんな、笑っとったっちゃわからんじゃん。」と呼ぶ者あり) (「教育委員長に言いよっとやろだい、今。」と呼ぶ者あり) 201 ◯教育長(戸越政幸君) すいません。質問の趣旨が十分理解できておりません。情報を知りたいいうところで担任に職務命令なり相談なりしてアンケートを校長に上げました。担任としての仕事は意見を申し上げながらアンケートを校長に報告をする。ある面でそこで担任の職務は1つ終わっているということですよね。  で、校長は、受けたアンケートをもとにして集約をした。集約してしまったら、そのアンケート用紙というのは不必要になるので廃棄して構わないんではないでしょうか。あくまでも校長と担任の判断のもとで、当時の長洲中学校は学校経営、運営がなされてたというふうに思います。  以上です。 202 ◯濱崎 久議員 校長は、この事件は暴力事件だ、暴力事件だから担任の教員にアンケートをとりなさいと指示をしとるんですよ。職務命令ですよ。そのアンケートをとった教員が校長に廃棄しますよと報告をしないで勝手に廃棄していいんですか。今後の教育委員会の仕事としてもお尋ねしていきます。 203 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  当時の校長の証言の中にもありましたが、事件後、担任の教諭に、これからの学級経営をする上で生徒たちに聞き取りをしてほしいということで聞き取りが行われました。いわゆるアンケートと言われてますけども、その聞き取りに関しては、担当教諭が取りまとめて、それを当時の校長に報告したところでございます。で、校長は、その報告を受けて自分なりにメモ書き程度に取りまとめてパソコンで管理したというのが一連のことでございます。 204 ◯濱崎 久議員 そういうのもあります。ただ、この事件は暴力事件だ。暴力だ、はっきり校長が言ってますよ。暴力事件だからこのアンケートをとりなさいと指示をしている。職務命令ですよ。どうですか。 205 ◯徳永範昭議長 濱崎議員、持ち時間はこれで終わりました。 (「答弁はさせんとですか。」と呼ぶ者あり) 206 ◯教育長(戸越政幸君) 校長が発して、そして担任がアンケートを子どもたちにさせて、それを集めました。そして、それをもとに報告を校長に上げました。そこで、1つは担任の責任を果たせてるというふうに思います、報告をしたということですね。  で、あとは校長が手持ちの資料としてまとめて、そして、あ、この手持ちの資料で十分だと思えば、こういうふうに集められたアンケートは個人のプライバシー的ないろんな問題がありますので、それが、例えば机上にぽんと置き忘れとってほかに目に触れて、個人の情報的なものがいろんな形で外に出ていくということもいかがなもんかというようなところもあって、ある時期が来たら処分されても構わないと。  そのかわり、とった担任も状況がよくわかってる、校長も状況がよくわかってる、今後に活かせるというような状況が保たれてたんじゃないかというふうに判断をします。  ですから、やむなく、やむなくていうか、時期が来て廃棄されたものは、自然の成り行きではないかなというふうに考えております。  以上です。 207 ◯濱崎 久議員 それでは、担任がとったアンケートは校長に引き継いだ、それでいいんですね。 208 ◯徳永範昭議長 濱崎議員に申し上げます。  発言時間が終わりましたので、答弁も受け付けません。 209 ◯徳永範昭議長 ここで、しばらく休憩します。                休憩(午後 2時15分)                再開(午後 2時25分) 210 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 前田美和子議員 211 ◯徳永範昭議長 順番に発言を許します。1番、前田美和子議員の登壇を許します。                 (前田美和子議員登壇) 212 ◯前田美和子議員 お昼のひととき、大変お疲れさまでございます。1番議員の前田美和子です。通告に従いまして、一般質問を行います。答弁のいかんによりましては、再質問をさせていただきますので、議長よろしくお願いいたします。  それでは、1.赤田・上沖洲線について。赤田・上沖洲線は、本町における最優先道路として位置づけされております。荒尾市、長洲町、熊本県と共同し、早期の整備を図るということですが、これからの取り組みにつきまして、町長にお伺いいたします。 213 ◯町 長(中逸博光君) 前田議員の御質問についてお答えいたします。  赤田・上沖洲線は国道208号、さらに、現在建設中の荒尾市の野原バイパスと接続することで、南関インターと沿岸部の名石浜工業団地や長洲港を結ぶ縦軸として、荒尾市や長洲町の物流や観光などの発展のために、重要不可欠な道路であり、南関インターへのアクセス性の向上により、沿道への新たな企業進出なども期待しているところでございます。  この道路の重要性に鑑み、現在、熊本県、荒尾市、長洲町の3者共同での整備について協定を締結し、都市計画の変更などの協議を進めているところでございます。  今後の取り組みについてですが、長洲町の整備区間につきましては、実施設計、測量調査、用地購入、建物補償と工事等を順次行い、早期完成を目指したいと考えているところでございます。 214 ◯前田美和子議員 今、お話にもございました、答弁にもございましたが、熊本県、長洲町、荒尾市の3者共同を締結することにより、どのような効果があるとお考えになってらっしゃいますか。お尋ねします。 215 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  熊本県、荒尾市、長洲町の3者が分担し、共同して、整備を行うことで、熊本県内におきます新規事業箇所として、優先的に事業着手できまして、早期の整備が可能となるというふうに考えております。 216 ◯前田美和子議員 共同することにより、優先的に行われるということで、とてもそのことが活かせるのではないかと思います。  さて、長洲町の施工区間は、荒尾市との境から、町道塩屋・赤崎線と交差するまでの区間です。約1.6キロメールで、道路の幅は14.5メートルと、2車線ですね。そして、車道が合わせて6.5メートル、その両側に今度は自転車通行道路があります。1.5メートルです。そして、その横に歩行者道路が2.5メートルですね。それを兼ね備えた本当にすばらしい道路なんですけども、私としては本当に夢のような道路ですが、この開通に向けて、町長初め、執行部の皆さんの意気込みは本当にすごく感じます。現在、宮崎橋から農道ですか、川沿いに赤田へ抜ける道は、国道208号に続くため、農道なんで、狭いながらも、車の量がすごく多くて、住民の人たちも、赤田・上沖洲線ができれば便利になると、着工を望まれていますが、今後ですね、懸念されていると想定されるのは、どのような課題だとお考えになってらっしゃいますか。 217 ◯建設課長(城戸主税君) 今後の事業推進に当たって懸念されることはということの御質問かと思いますが、今後の事業推進に当たりまして、やはり用地の確保であったり、補償など、御協力いただけるかなど、事業進捗に関しまして、そちらのほうが一番、関係してくるのでないかなというふうに考えております。  現在、都市計画道路の変更の見直しを今行っているところでございまして、必要に応じまして、事業実施のための説明会を実施することに今後なろうかと思いますが、そのような場でも、御理解のほうを得てまいりたいというふうに考えているところでございます。 218 ◯前田美和子議員 用地の確保とか進捗状況だと、やっぱり住民の皆様の理解が大変必要な部分かと思います。7月に、宮崎公民館で説明会が行われたということですけども、宮崎区の方と永方区の役員の方が30名ほど参加されておりますけども、このときの地区の方々の反応というか、そういうのがよかったら教えてください。 219 ◯建設課長(城戸主税君) お答えいたします。  7月に行いました説明会では、立ち入り調査を、今後、事業推進で事業の実施に先立ちまして、調査等を行ってまいりますが、その調査の対象地となります所有者などの関係者、宮崎区であったり、永方区の役員の方々に参加していただいております。そのときの反応ということで、御意見等があっておりますが、その説明会では、歩道であったり、付加車線など、道路の構造に関する御質問であったり、個々の用地が関係される方々につきまして、そういった個々の御相談等があっているところでございます。  以上です。 220 ◯前田美和子議員 はい、わかりました。でも、地区の方々も、やっぱりお話ができてよかったのではないかと思います。  さて、11月13日に、中央公民館で、都市計画道路、赤田・上沖洲線及び赤田・上沖洲線都市計画変更の説明会が行われましたので、私も参加いたしましたが、そのときですね、住民の方は本当に数名だったんです。広報にも載っておりましたが、その後、何名かの方に、いらっしゃいませんでしたね、聞きましたけども、やっぱり見ていらっしゃらない方が結構多かったです。  しかしながら、これが都市計画決定の手続の最初の住民説明会ということであるということですので、やはり回覧板で回すとかいうことで、もっと皆様に周知を図るべきだったんではないかと思いますけども、いかがお考えになりますか。 221 ◯建設課長(城戸主税君) 11月13日の説明会には、議員が言われるようにですね、全員では二十数名の皆様に御参加いただいておりましたけども、関係する地域からは、もう数名の方の参加でございました。  今回、この説明会の周知に当たりましては、町広報紙のみで行っておりまして、結果的に、関係する地域の方々からの参加が少なかったことを考えますと、広報紙のみならず、回覧版であったり、愛情ねっとなどを活用した周知が必要であったと考えております。  今後、都市計画道路決定の公告、縦覧を行い、意見書を求めるような期間もございます。このようなときには、広報だけでなく、回覧版等ほかの周知方法も行いたいというふうに考えているところでございます。 222 ◯前田美和子議員 すみません。答弁がちょっと、また重複していただくことになるかもしれませんけども、今後のスケジュールを見ますと、来年3月に都市計画決定の予定です。事業許可がおりましたら、この事業についての説明会が行われるということなんですけど、この説明会はどのような形で行われるのかも決めてらっしゃいますでしょうか。 223 ◯建設課長(城戸主税君) 長洲町内の区間といたしまして、熊本県と長洲町で分担して、事業実施をしてまいります。  今のところは、熊本県と合同で説明会が行えないかなどを考えておりますが、詳細につきましては、今後協議してまいりたいというふうに考えております。 224 ◯前田美和子議員 はい、わかりました。私がその時、あるごとに、また、赤田・上沖洲線の話をする機会がありましたら、お話をするんですけども、まだまだちょっと詳細については知らない方が多いように感じます。  やはり事業については、町全体に、やっぱり先ほど答弁にございました広報やホームページなどで周知を図り、六栄校区や腹赤校区において、やっぱり説明会なども、公民館などで膝と膝を突き合わせて説明会をするとか、そういう丁寧に開催し、その必要性と将来性をお互いに語り合い、周知を図ることが大切だと思いますけども、この点については、どのようにお考えになりますでしょうか。 225 ◯建設課長(城戸主税君) 議員がおっしゃられるようにですね、地元の御協力なくして、早期完成はできないというふうに考えております。そのためには、道路の必要性であったり、道路ができることによりますその効果など、わかりやすく丁寧に説明し、御理解をいただくように進めてまいりたいなというふうに考えております。その手法などについては、今後検討してまいりたいというふうに考えております。 226 ◯前田美和子議員 ぜひよろしくお願いいたします。  来年度から、また予算編成で、予算の申請などは行われていくと思いますけども、概算事業費が約8.8億円となっています。どのような変動がいろいろあると考えられるんでしょうか。それと、補助金は大体何%ぐらいが予定されているのかをお尋ねします。 227 ◯建設課長(城戸主税君) 路線としての変更というところでは、現在、赤田・上沖洲線というところではありませんけども、詳細な設計を行うことによりまして、道路の構造であったり、労働賃金といったような社会的要因などで、事業費の変動はあるかと考えております。  現時点で補助率につきましては、50%ぐらいの補助を予定しているところでございます。  以上です。 228 ◯前田美和子議員 はい、わかりました。たくさんの補助がいただければいいなと私は考えますけど、それでは、進捗状況についてお尋ねします。前回の一般質問をしましたときに、用地交渉の進捗状況の答弁において、本路線が整備されている地域におきまして、圃場整備が行われた際に、道路用地の先行取得を行っているということで、主に、清源寺地区から宮崎地区の約1キロの区間において、約2万平方メートルの用地を取得しているということでありました。まだまだ未取得の用地もあるということで、今後、事業の進捗を踏まえ、進めていくということでございましたが、その後、どのようになってますでしょうか。 229 ◯建設課長(城戸主税君) 答弁以降のこの道路につきましては、用地の取得状況ですけども、新規の用地取得のほうは行っておりません。現在、道路幅員の変更に関する都市計画の変更の手続中でございまして、その決定後に行う調査、測量、詳細設計等を行い、道路用地として必要となる用地の取得を行いたいというふうに考えております。  以上です。 230 ◯前田美和子議員 はい、わかりました。早期に取得していければと思います。  現在、有明広域行政事務組合の荒尾消防署長洲分署の建て替えが、ナフコ前に計画されています。これは赤田・上沖洲線と隣接しており、防災の面からも、極めて重要な拠点であると思います。赤田・上沖洲線を利用した防災のエリアが拡充されると思いますけども、この点についてはいかがでしょうか。 231 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  議員御案内のように、現在、有明広域行政事務組合消防本部におきまして、荒尾消防署長洲分署の建て替えの事業が進められております。長洲分署につきましては、現在の出動のエリアとしましては、長洲全域をカバーしておりますが、赤田・上沖洲線の整備が進めば、出動時の六栄小学校区の各地区への到着に要する時間というのも大幅に短縮されますので、防災活動、救命活動に効果があるものと考えております。 232 ◯前田美和子議員 大きな効果がありますので、やっぱり開通も進めていっていただきたいと思います。この長洲分署に防災倉庫を備えれば、さらに、防災面においても活かされていくと思いますけど、防災倉庫はつくられる予定でしょうか。 233 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  現在、水防倉庫という形で、現長洲分署の横に設置しておりますけども、今回、長洲分署のほうが移転する場合につきましては、その敷地内への建設ということも計画しておりまして、今後、有明広域行政事務組合と詳細なところは協議していくことになると思っております。 234 ◯前田美和子議員 ぜひ、よろしくお願いいたします。赤田・上沖洲線が開通すれば、腹赤校区、六栄校区は大きくさま変わりするということだと思います。有明海沿岸道路も2期工事まで、長洲までの延伸に向けて、盛り上がりを見せておりますので、この赤田・上沖洲線はこの有明海沿岸道路と国道208号を結ぶ幹線道路として、本当に重要不可欠な道路です。荒尾市や南関インターへのアクセスの向上はもちろん、この近辺の定住化が図られていくということで、私たちも期待しています。ショッピングセンターや、また、病院、企業などのさまざまな進出が期待できると思います。未来の六栄の発展のために、早期開通を願っていますが、町長のお考えをお伺いいたします。 235 ◯町 長(中逸博光君) 前田議員にお答えいたします。  議員が申されたように、この赤田・上沖洲線というのは、長洲町のこれからの発展のための最重要道路であると認識をしております。前田議員が今いろんな進出効果、こういうのをるる述べられましたが、まさしく早期整備を進めていかなくてはならないと考えております。そのためには、議員の皆様や地域の皆様、そして、関係機関の皆様と一緒になって、早期整備に向けて、今後も取り組んでまいろうと思っておりますので、よろしくお願いいたします。 236 ◯前田美和子議員 町長の力強いお声をいただきました。やっぱり、開通が早期に伴うには、やっぱり住民と向き合い、町と地域が一緒に盛り上がっていくことが一番大事だと思います。今後に期待しております。  それでは、通学路の次に行きます。2.通学路の安全対策について。10月、六栄緑地公園前に歩道が完成し、通学路として、子どもたちの安全が確保されました。ここは通学路として最も危険な場所であり、この歩道設置は、子どもたち、PTA、地域住民の長年の願いでありました。また、この緑地公園前の歩道を整備するに当たり、公園前の鬱蒼と茂った樹木が伐採され、非常に明るく見通しのよい公園となりました。明るく景観がよくなったことにより、防犯面からも効果があり、安心、安全になったと、地域の方からとても喜びの声をいただいております。  今後も、通学路の安全対策を図るとともに、道路等の整備を進め、安全、安心のまちづくりを目指す必要があると思いますが、町のお考えをお伺いいたします。 237 ◯町 長(中逸博光君) 前田議員の御質問にお答えいたします。  町内における安全対策につきましては、定期的なパトロールを行うとともに、毎年2回、危険箇所などを警察署、町、交通安全協会を初めとする関係機関で、現地にて立ち会いを行い、危険箇所の解消に向け、今後の対応を協議しております。  その協議した結果につきましては、通行量や危険性などを考慮し、優先順位をつけ、その現場に応じた対応を順次行っているところであり、今後も計画的に整備を進めてまいりたいと考えております。 238 ◯教育長(戸越政幸君) 前田議員の2点目の御質問にお答えします。  10月に完成しました歩道につきましては、児童を初めとした歩行者の安全が確保される。大変有用なものとして利用されています。また、登下校の際の児童、生徒の安全確保を図る取り組みといたしまして、学校における集合場所の点検や、地域の協力による登下校時間帯の見守り活動なども実施しております。  これらの取り組みを今後も推進するとともに、児童、生徒の通学時の安全確保に取り組んでまいります。よろしくお願いします。 239 ◯前田美和子議員 では、再質問させていただきます。  レインボーみやのの建設に当たり、通学路の変更が余儀なくされました。現在の通学路については、近隣の方々にアンケートをとられたと聞いております。地域の理解とPTAの方々の考えを十分に考慮し、安全な通学路にしなければいけないと思いますけども、このレインボーみやのの建設完了に当たり、今後の通学路がどのようになっていくのかをお尋ねします。 240 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  レインボーみやのの建設によりまして、六栄小学校区の高田区とか、古城区、鷲巣区、赤田区といった地域から通学している児童につきましては、通学時における安全面を考慮しまして、六栄保育所前を通りまして、六栄小学校の北側道路を通学しておりました。現在もまだ通学しておりますけども、ただ、建設段階中に、新たな通学路としまして、レインボーみやのの中を通学路として、体育館の北側ですね。東校舎と体育館の間でございますが、そちらに学校への出入り口を設定することとしておりました。これは、レインボーみやのの建設以前の通学路でありました地域福祉センター前の道路、そこを通っておりましたが、車の通行がとても多く、児童が事故に遭う危険性がありましたので、建設の終了に伴いまして、安全な通学路を確保するため、学校、PTAと意見交換を行い、学校の北側への出入り口ということで、通学路を決定したものでございます。  現時点では、まだ通学路の変更はしておりませんが、通学に支障がないかを最終的に学校と確認した上で、変更したいというふうに思っております。  以上でございます。 241 ◯前田美和子議員 学校とよく検討されて、安全な通学路の確保をお願いいたします。通学路自体の安全性もやっぱり親の目で確認することも、とても大事かなと思います。通学路に当番で立たれているお母さんたちは見ますけども、やっぱり子どもと一緒に歩く機会があればですね、やっぱり、お母さんたちも忙しいですけども、子どもと一緒に歩く機会があれば、やっぱり親の目で確認し、危険箇所もわかるということがとても必要だと思いますけども、この辺はどのように考えられますか。 242 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  保護者の方が実際に、自分の子どもがどの道路を歩いて登下校しているのかは、交通安全の危機意識を持つ上で、大変重要なことだというふうに思います。新しく小学校に入学される保護者の方は、実際に子どもさんの通学路をですね、歩いたり、確認したりされているということを聞いております。PTAの活動の中で、保護者にも、交通安全の意識の向上が図れるような働きかけを、今後していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 243 ◯前田美和子議員 ぜひ、よろしくお願いいたします。
     さて、平成28年3月、長洲町通学路安全対策プログラムが作成されています。通学路安全推進会議が行われ、小学校ごとに、学校、PTA、道路管理者、警察等が参加しております。年1回、危険箇所について合同点検を行っているということですが、この対策の箇所と図がホームページなどでは公表されておりますけども、その後、変更はあってますでしょうか。 244 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員がおっしゃいました長洲町通学路交通安全プログラム、この策定に関しましては、平成25年12月に、国土交通省と文部科学省、あと警察庁から通学路の交通安全の確保に向けた着実、かつ効果的な取り組みの推進についてという通知があっておりまして、緊急合同点検を行って、その後も継続して、合同点検対策や改善の取り組みを推進する内容となっております。  この通知を受けまして、毎年1回、本町の交通対策の部署の総務課と建設課と学校教育課の3者で合同点検を行って、町の通学路、安全対策プログラムを策定しまして、現在、町のホームページで公表しているものでございます。  平成28年度に作成しておりまして、今年度、上沖洲・鷲巣線、いわゆる緑地公園前の歩道が整備されましたので、一部改善、変更があるものと、発生するものというふうに考えております。  以上でございます。 245 ◯前田美和子議員 はい、わかりました。この一覧表を見ますと、19項目あるんですけども、10項目が、この危険箇所の19項目のうちの10項目が六栄校区、7項目が腹赤校区、2項目が長洲校区となっています。腹赤校区、長洲校区においては、人通りが少ないところは防犯カメラの設置、通学路の変更、立入禁止など、対策が行われています。  しかしながら、六栄校区におきましては、半数が地域の見守りとなっています。その中には、見守り隊がない地域も含まれています。この通学路安全推進会議のメンバーには、地域の代表の方は含まれてはおりませんので、この地域の方々に、こういう共有というものはできてるんでしょうか。お尋ねします。 246 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  まず、通学路も含めて、道路の危険箇所につきましては、地元地域の方が一番よく把握していることと思います。見守り隊の方も、小学校の危険な箇所で交通指導や声かけを行っていただいておりますが、見守り隊の方も減少してきており、危険箇所で見守り隊の方がおられないところでは、学校で登校班長の児童に個別に注意を促したり、危機意識を持つようにということで指導をしております。  見守り隊の方もですね、機会がございましたら、こういうプログラムの策定、改善、変更、そういった時に応じてですね、情報共有、共通理解を図っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 247 ◯前田美和子議員 それでは、今、見守り隊の話も出ましたけども、この地域と学校で、こういう共有する場を設定するところはないのでしょうか。お尋ねします。 248 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  現在の見守り隊の方々には、地域のボランティアという形で、御支援、御協力をいただいております。各区におきましても、見守り隊がある区とない区がございまして、団体や組織として制度化されたものではございませんで、皆様の御厚意により、子どもたちを見守っていただいております。  各学校では、例えば、入学式とか卒業式、あるいは、学習発表会などの際に、地域の見守り隊の方にお集まりくださいまして、子どもたちと交流を深めているということもございます。見守り隊の方の貴重な御意見や御要望など、学校と保護者と共通理解を深めるための情報交換の場というのも、今後、検討する必要があるというふうに思います。御提案どうもありがとうございます。 249 ◯前田美和子議員 清里校区と長洲校区は、コミュニティ・スクールが、ことしから行われていまして、こういう機会があるとちょっと聞きました。また、六栄校区、腹赤校区というのも、今後、コミュニティ・スクールが開催するに当たり、こういう地域と学校で共有する機会があるのではないかと思いますけども、どういう感じで行われているのか、わかりますでしょうか。 250 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  現在、教育委員会では、コミュニティ・スクールを推進しておりまして、今年度から長洲小学校と清里小学校において、学校運営協議会が設置されました。地域とともにある学校づくりがスタートしたということでございまして、その取り組みの中で、清里小学校の学校運営協議会の中では、安心安全づくりという部会をつくりまして、この中で、見守り隊の方と子どもたちの顔合わせの会、また、校区の安全マップを確認しながら改善、危険箇所看板の修理などを協議しまして、地域とPTAと学校の間で、危険箇所の共有、情報共有を図る取り組みを実施しているところです。  また、今年度、腹赤小学校におきましても、この学校運営協議会の、現在は準備委員会という名称でございますが、地域の方々、保護者などと、子どもたちとの話し合いの中で、地域合同防災教室を開催しました。その際、通学路のハザードマップを作成しまして、このハザードマップをもとに、高学年が低学年に危険箇所の説明を行うと、こういった取り組みも実施をしております。  教育委員会としましても、このような取り組みにつながるコミュニティ・スクールを、今後、推進してまいりたいというふうには考えております。  以上でございます。 251 ◯前田美和子議員 このコミュニティ・スクールを通して、地域の方とつながっていくということは、すごくいいことだなと思います。  本町では、地域の見守りとして登下校の見守り、平成29年度の10月から防犯カメラの運用を始め、現在は76台に増加され、24時間、住民の安全を見守っております。福祉の面においても効果があり、近隣の市や町からも本当に驚きの声が上がっています。  今後も、この通学路の危険箇所に上がっているところ、人通りが少ない、死角がある場所については、この防犯カメラを設置していただければと考えますけれども、どのようにお考えでしょうか。 252 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  防犯カメラにつきましては、子どもたちや高齢者の見守り、また、犯罪の抑止、抑制を目的として、学校であったり、地域の御意見を聞きながら、設置のほうを進めてまいりました。引き続き、必要な箇所につきましては、それらの御意見を聞きながら進めてまいりたいと思います。 253 ◯前田美和子議員 ぜひ進めていただきたいと思います。  さて、子どもたちの一番多いのは交通事故で、今一番多いのは飛び出しです。子どもは近づいてくる車のスピードが判断できず、渡れると思って、すぐ飛び出します。そして、一番危ないのは横断歩道です。この横断歩道での事故が4割にも上っています。見守りをしてますと、朝からみんな横断歩道で、右左右とうまく渡ってますけども、しかしながら、下校時はばらばらで、どうしても、子どもによって、できてる子とできてない子の差があるように思いますけども、この習慣づけが必要なのですが、小中学校においては、どのような交通安全の指導を行われているかをお尋ねします。 254 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  安全教室ということで、町で町内の小中学校及び幼稚園、保育園に対しまして、小中学校では4月から5月ごろ、または、幼稚園保育園では10月から12月ごろになりますけども、交通安全協会であったり、警察の方々、婦人会やPTAの協力を受けまして、交通教室というものを実施しております。  内容といたしましては、交通教室用の信号機を用いまして、幼稚園、保育園及び小学校の低学年では、横断歩道の渡り方であったり、右側通行の交通ルールを教えまして、小学校中学年から中学校につきましては、自転車の乗り方という形で、指導を行っているところでございます。 255 ◯前田美和子議員 今後も、ぜひよろしくお願いいたします。  さて、ことしは中学校の新1年生にヘルメットのプレゼントを行っていただき、安全面、経済面からも大変喜ばれております。ぜひ来年もと思いますけども、予定をお伺いします。 256 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  来年度も、小学6年生、中学校に上がる6年生をですね、対象に、中学生用のヘルメットの贈呈のほうを考えておりまして、小学校の卒業式に合わせてですね、配布できればということで、現在予定をしているところです。  以上でございます。 257 ◯前田美和子議員 どうもありがとうございます。  それでは、道路のことなんですけども、緑地公園前の先の道路、上沖洲・鷲巣線と、古城方面からの三叉路のところは、非常に危険な状態であります。スピードがみんな出てて、ちょうど国道208号線にそれぞれが続く道路です。ここは鷲巣区、古城区、高田区、向野区の約70名の子どもたちが横断歩道を渡ります。この三叉路のため、非常に横断歩道も危ないんですが、やっぱり車同士がぶつかったりして、飛び込みも考えられますので、そして、上沖洲・鷲巣線から古城に曲がるときの車の内輪差によって、子どもたちが非常に接触しやすくなってます。  しかしながら、ここが歩道であるという注意喚起は何も置いてないので、やっぱりカラー舗装とか、ここが通学路であるということの表示が必要な場所ではないかと思いますけども、いかがお考えになりますでしょうか。 258 ◯建設課長(城戸主税君) この三叉路につきましては、六栄緑地公園方面から参りますと、古城区方面、鷲巣区方面ともに、国道208号への抜け道となっておりまして、町内のみならず、町外からの車の通行も多い道路と認識しております。町内の方のみならず、町外の方にも、子どもたちが通る道路であるということを、まずは再認識していただくことが第一と考えておりまして、看板の設置であったり、路面表示などにつきましても、効果的なものというものを検討してまいりたいというふうに考えております。 259 ◯前田美和子議員 どうぞ御検討いただきますよう、よろしくお願いいたします。  また、六栄小学校の正門の前の道は、朝、スクールゾーンであり、朝7時半から8時半までは車の乗り入れが禁止されてる区域です。  しかしながら、立ってましても、通り抜けする車が結構後を絶ちません。多くの子どもたちが正門に入る時間帯であり、やはり突っ込むという可能性もありますので、ドライバーの目を引くような何か表示、一応時間帯の表示は出てはいるんですけども、とてもわかりにくいので、表示があればと考えますけども、いかがでしょうか。 260 ◯建設課長(城戸主税君) 六栄歯科診療所から第13分団格納庫までの区間のことと思いますけども、カラー舗装であったり、文字表示などを行う場合は、路面標示を行うスペース的な問題もあるかと思います。効果的な注意喚起が何かということを研究してまいりたいというふうに考えておりますが、まずは、警察等による取り締まり等を強化していただくことが即効性もあり、効果的だと考えております。 261 ◯前田美和子議員 よろしくお願いいたします。  そしてですね、もう一つ、折地区のほうなんですけども、折地・向野線が拡幅され、腹赤新町区方面から出入りがスムーズに入ることになり、大変喜ばれています。  しかしながら、北側の折地の踏切ですね。前後はもう道幅が狭く、とても危ない状態です。特に向野のほうは、坂道の上、カーブになっているため、大変見えにくいです。離合するところが踏切よりもちょっと離れておりまして、ちょっと遠くになります。ここはもう通学路になっておりまして、子どもたちは狭い坂道、さらに見えないところを登下校してますけども、雨の日は特に傘を差していますが、危険な状態であります。このような状況を町は把握されてますでしょうか。 262 ◯建設課長(城戸主税君) 議員がおっしゃるように、折地・向野線の踏切を挟みました区間が狭く、その区間において、車の離合ができないというような状況となっていること、また、通学路となっている状況等は認識しているところでございます。 263 ◯前田美和子議員 ここはJRを含みますので、とても危険なところなんですけども、今現在ですね、この向野側の両側に竹がすごく茂ってまして、10メートルぐらいずっと竹が茂ってますので、以前は折地区の区役で切っていただいてましたけども、急斜面のために、やっぱりなかなかそれが区役ではできない場所。道路側の手前のところは、向野区の区役で切っておりますけども、やはり今の竹の状態ですと、子どもたちが通ってる状況、車の状況が、待機場所まで来ないと見えてないという状況になっています。  一応、安全上、こういう状況ですけども、どのようにお考えになりますでしょうか。 264 ◯建設課長(城戸主税君) 線路付近の竹の状況かと思います。向野区方面から参りますと、踏切手前の両脇に、竹が生い茂っておりまして、以前は、向野区のほうで切っていただいたということも承知しております。まあ区役、急斜面等で、区役ではなかなか対応ができかねない、できないということで、昨年度、今年度と、折地区の区長さんからも相談がございまして、町のほうでも、切っているようなところもございました。向野区でも切っていただいているということで、大変ありがたく思っております。  竹が生い茂っているところは道路の法面ということで、その除去に今現在、危険が伴うということで、今後につきましては、町のほうでも除去のほうをしてまいりたいというふうに考えております。 265 ◯前田美和子議員 ぜひよろしくお願いいたします。お世話になります。  先日、福岡のほうで歩行者が巻き込まれて、けがをするという事故がありましたが、アクセルとブレーキの踏み間違いの事故は後を立ちません。信号待ちの子どもたちに事故の車が突っ込むという事故、悲惨な事故がたくさん起こっております。腹赤小学校から出て、南に行き、国道501号線の緑陰学舎の前の交差点の信号待ちの場所は、子どもたちを車から防護するものがなく、非常に危険です。総務保健福祉常任委員会でも話は出てたんですけども、防護柵やポールなどを設置して、車の突っ込みを防ぐ対策が、ここは必要ではないかと考えますけど、いかがでしょうか。 266 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  町内、危険箇所につきましては、調査いたしまして、対応していく必要があると考えております。また、このように、県道、国道等、県が管理するところにつきましても、県への話のほうをしていきたいと考えております。  以上でございます。 267 ◯前田美和子議員 ぜひ、県に申請いただいて、早急な対応をお願いいたします。校門から1歩出れば、子どもたちの安全は子どもたち自身で、そして、保護者で、そして、地域で見守っていかなければならないと思います。  そのためにも、学校、PTA、地域の連携が必要だと私はすごく感じます。未来ある子どもたちの安心安全を願い、一般質問を終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 中川雅明議員 268 ◯徳永範昭議長 順番に発言を許します。2番、中川雅明議員の登壇を許します。                 (中川雅明議員登壇) 269 ◯中川雅明議員 2番議員、中川雅明です。通告に従いまして、一般質問します。  1番目、高齢者の運転についてです。  昨今、高齢ドライバーが加害者となる事故が多発しております。加齢による身体能力の低下は避けられませんが、事故防止装置の設置補助を導入している自治体もございます。町民が今よりも、安全安心に暮らすために、同様に、補助金制度を導入すべきと考えておりますが、町の考えをお伺いいたします。 270 ◯町 長(中逸博光君) 中川議員の御質問にお答えいたします。  長洲町でも、事故防止装置の設置補助を導入してはどうかとの御質問ですが、高齢者の操作ミスによる事故が騒がれている昨今、町でも、安全運転支援機能つき自動車の重要性は承知しており、令和元年度には荒尾警察署の協力のもと、荒尾自動車学園にて、サポカー体験乗車会を開催し、老人クラブ連合会や婦人会の方々に体験していただいたところでございます。  補助制度につきましては、熊本県が令和2年1月より、安全運転装置、ペダル踏み間違い時加速抑制装置普及促進事業として、高齢の県民を対象とした補助制度を始める予定であります。また、国においても、65歳以上の高齢者運転者が安全サポート車の購入などをする際、新車購入で最大10万円。後づけ装置導入で最大4万円の補助を行うサポカー補助金を盛り込んだ2019年度補正予算案が、12月13日に閣議決定されております。  町としましては、こうした国や県、他自治体などの高齢者向けのサポートカーに対する支援政策の動向も見ながら、事故防止装置の設置補助制度について検討していきたいと考えております。 271 ◯中川雅明議員 今おっしゃいましたけれども、県と県交通安全推進連盟は、来年1月をめどに、高齢運転者による事故防止装置の設置補助を始めます。年内に詳細公表と報道されましたが、これについて、内容、申請方法はどのようになってるのか、お伺いいたします。 272 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  県の補助制度についてでございますけれども、県内在住の70歳以上の高齢運転者に対しまして、この事業に対しまして、県内、協力店舗において、あとづけペダル踏み間違い装置を設置する場合を対象としまして、上限を3万円とした助成を行うとされております。  議員から御案内ありましたように、制度開始は令和2年1月から予定ということで、詳細についても、12月下旬公表ということですので、それ以上、今のところ、情報というものはありませんが、一応そういう金額等の情報は入ってきている状況でございます。 273 ◯中川雅明議員 70歳以上対象ということでしたけども、長洲町にはですね、令和2年1月現在、何人ぐらいおられるのか、わかる範囲で結構ですけど、お伺いします。 274 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  長洲町でということで、補助対象ですので、免許保有者のことだと思いますけれども、70歳以上というものが把握できておりませんで、65歳以上というところで、人数のほうを報告させていただきます。こちらのほうはちょっと平成30年12月現在時点の数字となりまして、荒尾警察署のほうに確認したところ、65歳以上の者の保有者は3,453名ということでございます。 275 ◯中川雅明議員 大体何か予算が400万円ぐらいと聞きましたけど、この全ての人が申し込んだら、足らないかもしれませんですね。  近年、高齢者運転による重大な事故、事例がテレビ、新聞等で報じられております。そのほとんどがですね、アクセルとブレーキの誤操作による事例が多いようです。公益財団法人交通事故総合分析センターの調査によりますと、昨年、ひき逃げなど加害者を特定できない事故を除き、全国で40万6,755件事故が発生しております。このうち75歳以上のドライバーによる事故の死傷事故は約8%で、3万1,935件、過去のデータに比べてみますと、道路整備の拡充や車の安全技術の進歩により、死傷事故は2013年の53万6,658件に比べますと、昨年は40万6,755件でしたから、31.8%の大幅減少です。  しかし、一般的に高齢者になるほど、運転頻度は減り、運転距離も短くなるにもかかわらず、75歳以上は8.1%の減少にとどまっております。  この結果からしますと、75歳以上が加害者になる割合はふえ、全体数でもあまり減っておりません。高齢者ドライバーの事故防止策として、今、関心を集めているのが、カメラや、レーダーで、車や歩行者の距離を図って、衝突を回避する自動ブレーキです。  しかし、普及にはまだ時間がかかります。2017年、自動ブレーキ搭載新車数は約315万台だそうです。生産台数に占める割合は77.8%であります。2011年度の1.4%から比べますと、飛躍的に伸びております。  しかし、国内の保有台数に占める普及率は2割ほどだそうです。また、高額であるため、年金暮らしの高齢者にとって、新車は手が出しにくい状態です。私も、ある人から相談を受けたことがあります。私がきんぎょタクシー運転手時代の客として乗られた方です。三、四年前です。その人はかなりの高齢で、相談を受けた当時85歳だったと記憶しております。もうすぐ運転免許更新だ、返納すべきか更新か悩んでいる。自分は更新したいが、家族が反対している。その理由はですね、病院に診察で駐車場に駐車して、診察後、帰る際に、アクセルとブレーキの誤操作で、法面に乗り上げて、車が大きく傾き、傷つき、人体の損傷は少なかったが、事故処理において、多くの人に迷惑をかけたということでした。もし、このとき、自動ブレーキ等の事故防止装置搭載車であれば、事故は防げたかもしれません。この方も、国が認める更新試験を受験し、合格していればですね、運転を続けていたかもしれません。  そこで質問です。今回、補助金制度、事故防止装置の設備補助、既に導入している自治体はあると聞いております。あるならば、教えてください、県内で結構です。 276 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  現在、県内で補助制度があるところで、把握しておるところは、安全運転装置の助成制度としまして、玉名市と五木村を把握しております。玉名市の助成につきましては、玉名市民、または、市内の事業所に5年以上勤務されてる方を対象としまして、上限は5万円で、補助率は2分の1という形です。  ただ、対象となる装置はオートマチック車の踏み間違い防止のためのATワンペダルという製品で、特許製品でありまして、市内の玉名市内の事業所、会社のほうが取り扱っているというものになっております。  また、五木村のほうでは、自動車の急発進防止装置の取りつけの費用に対しまして、上限5万円としまして、9割補助という形で行われているということで、対象は70歳以上の村民ということで、ことし、今年度から、事業を開始していると聞いております。  以上でございます。 277 ◯中川雅明議員 内容まで、どうもありがとうございました。若干、玉名市の取り組みについて、補足させていただきたいと思います。先ほど、総務課長から説明がありましたが、少し経緯からちょっと御説明いたします。  平成22年にですね、玉名市にあるナルセ機材という会社が、ナルセペダル、アクセルとブレーキの踏み間違い防止装置を開発したことに注目しですね、内部で協議検討し、実施と至ったわけです。対象年齢は、踏み間違いによる事故は高齢者に多いと思われがちですけども、過去の事故発生件数の推移を見ると、20代も多いため、ここではですね、年齢は無制限だそうです。対象者は先ほど御説明がありました玉名市在住及び玉名市内にお勤めの方です。  補助金は先ほど上限が5万円と説明がありました。期間はですね、ここで1期目が平成23年度から平成25年度までになっております。ここで一旦終了します。平成28年にですね、整備費補助金制度の復活を求める請願によりまして、補助を復活されております。平成29年度2期目スタート、3期目も予算化され、令和2年度から令和4年度まで続けるそうです。補助予算金額は、1期目が予算100万円、2期目以降は予算50万円だそうです。  結果なんですけれども、ここでちょっと御説明したいんですが、設置台数を見ますと、平成23年度が30台、平成24年度が20台、平成25年度が7台、平成29年度が7台、平成30年度が4台、平成31年度は、ここで終わるだろうということで、15台の申請があったそうです。ここでですね、平成23年度と平成31年度は、補正予算を組んでおられます。  ここで私が驚いたのは、最年長の方です。平成23年度、最年長の方は91歳、平成24年度が84歳、そして、平成30年度81歳、平成31年度は85歳が申請されております。平均年齢で申しますと、平成23年度が70.3歳、平成24年度が66.2歳、平成25年度が67.57歳、平成31年度が76.6歳です。年齢制限がないということでしたけれども、20代の方はおられません。ほとんど50歳以上の方です。効果なんです、効果。踏み間違え、事故件数の効果ですね。平成24年度、23件、平成25年度、30件、平成26年度、29件で、平成30年度、7件、令和元年10月21日現在、4件です。この効果が出ております。この効果を今お聞きになりまして、このような補助金は本町でも導入するお考えはないでしょうか、伺います。 278 ◯町 長(中逸博光君) 今、中川議員からのこういった効果っていうのも本当、非常にかなりあったように考えます。今後、国や県の制度を見ながら、長洲町も導入に向けて検討してまいりたいと思っております。 279 ◯中川雅明議員 前向きな検討、よろしくお願いいたします。  一方ですね、高齢者の運転による事故防止対策として、運転免許の自主返納があります。これについては、公共交通機関が整備されている都市部では、あまり外出に支障がないが、そうでない田舎ではですね、外出に支障があります。自動車メーカーがですね、高齢者をシミュレーターに乗せて、研究したところ、高齢者のほうが慎重な運転をするという結果が得られたそうです。  これは、高齢者は自分の運転能力が落ちていると感じ、安全に運転をしようという意識が高く、前をよく見ていると。ある識者は分析しております。また、ある識者の調査です。見出しに、運転をやめ、高まるリスクとして、調査した結果です。調査年齢、調査年は2006年から2007年、対象者は要介護認定を受けてない65歳以上、2,800人です。この方を2010年運転してるかしてないかを確認して、2016年の健康状態確認を調査した結果です。運転を続けた人と比べて、要介護になるリスクを調べた結果です。結果ですね。自分では運転はしない、公共交通機関を利用した人は、運転をした人に比べて1.69倍、それから、家族による送迎などに切りかえた人はですね、2.1倍、2.16倍という結果が報告されております。  これからするとですね、運転を続けた人は要介護になるリスクが低く、健康寿命が長くなるという結果です。健康寿命に取り組んでいる長洲町としては、いい結果だと思います。
     そこでですね、また、長洲町独自の補助金が考えられないか。できればですね、年齢幅を広げて考えられないかということです。お伺いします。 280 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  先ほど、町長の答弁でもありましたように、国の制度、県の制度がありますので、あと、他の市町村の動向等も踏まえながら、検討したいと思います。 281 ◯中川雅明議員 前向きにお願いします。  私ごとになりますが、長洲町に帰郷した折、30歳で自動車免許を取得しました。取得した勢いと若き傲慢さで、数回、交通違反で罰金を納めさせていただきました。ただ、人身、物損事故ではありません。それから反省し、昨年30年の無事故無違反の賞を平川副町長からいただきました。仕事の都合でですね、10年前に普通二種を取得し、夜間、通常のタクシー運転手不在の時、手伝いでタクシー業務についた経験があります。このとき、私は会社の配車係でしたけども、そういう手伝いのときにですね、そのとき感じたときは、夜ですから、前に車が走ってるときは、前の車のテールランプを目印に、うまく走行できますが、いないときは、明るい市街地を走行している以外は、車線が見にくく、ライトを上向きにして、走行していました。  ただし、夕方から夜の雨にはライトで道路が反射し、運転には支障を来していました。また、対向車のライトで目がくらみ、一瞬冷やっとすることもありました。最近、五感の衰えをすごく感じております。夜の運転、特に雨の日は控えております。  長洲町においてですね、車線が消えかかり、見にくい箇所があるように感じております。特に高齢者の方は、見えにくいはずです。この点についてはですね、どのように認識されているのか、伺います。 282 ◯建設課長(城戸主税君) 町内には、白線が消えかかっているところが多くあるということは認識しております。今後も、警察を初めとする関係機関とですね、連携、協議し、継続的に実施してまいりたいというふうに考えております。 283 ◯中川雅明議員 運転する側はやはりマナー、それから、安全運転の向上、車の事故防止装置等の自主自助意識の向上ですね。  それから、道路管理者側は、道路維持管理を徹底され、道路整備を進めればですね、車による事故は減少するはずです。  車の安全装置の開発は進んでおりますが、全車となると、まだまだ時間がかかります。今ある車をどうするか。今回の補助金制度等を利用され、事故が少しでも減少することを願いまして、この質問を終了いたします。  次に、2.第6分団消防格納庫移設計画について。  現在、第6分団消防格納庫は、浜浦踏切から平川燃料へ向かう点滅信号の角にあります。その前に土地がありますが、これは消防格納庫移設のために、町が購入したものと聞いております。長い年月にわたり、移設が進まない状態が続いておりますが、これからどのように進められていくのか、町の考えをお伺いいたします。 284 ◯町 長(中逸博光君) 中川議員の御質問についてお答えいたします。  議員御指摘の土地につきましては、町道長洲港・停車場線と土居辻線の交差点改良のため、取得されたものであります。  第6分団の消防格納庫移転につきましては、当時、交差点改良と同時に行う計画でありましたが、未着手のまま現在に至っている状況であります。  今後の移転につきましては、町の消防格納庫は14分団の格納庫を除くと、1974年から1987年に建設しており、築30年以上たっている施設が数多くあることから、計画的な整備が必要であります。  第6分団の移転につきましても、総合的に検討し、進めてまいりたいと考えているところでございます。 285 ◯中川雅明議員 この消防格納庫のそばにある交差点、見通しが悪く、たびたび車同士の事故が発生しております。それは浜浦踏切から平川燃料間は、カーブミラーが交差点にあり、これを確認し、走行できます。しかも、優先道路であります。問題は、長洲駅からこの交差点に入るときであります。近隣の人は、この交差点の危険性を肌で感じて、一旦停止をし、左右の確認をします。しかし、心のどっかでは、左右から車が来ないことを祈りながら、発進してるときもあります。もし、見えにくい右側、つまり、現在、消防格納庫のある側から車が急に来た場合、事故は防げるのか。いつもこの箇所を通過するとき、感じております。右側に気をとられておりますと、左側から車が来ます。はっとしたことが、何回かあります。カーブミラーもありますが、上のほうにつけてありまして、この交差点間際では、見づらい、カーブミラーの位置が適当でないということだが、その位置決定がまたあそこは難しいです。  結果からすると、現在の消防小屋が移設されれば、見通しがよくなり、完全に改善されます。しかし、町の答弁では、すぐ移設は期待できませんが、今の状態ではですね、事故が多い交差点というのは間違いないです。  町はどのような改善策をお考えなのか、伺います。きのう、その箇所を通ったとき、止まれ、停止線等が新しく設置されておりました。見やすくなりました。これで終わるのでしょうか。お伺いいたします。 286 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  議員から今御説明ありましたように、ちょうどタイミング的に、先日、ちょうど施工のほうが終わりまして、表示のほうが一時停止の白線のほかに、少し抑制するような効果の線を引くという形で実施しております。これで終わるのかということですけれども、こちらにつきましては、今後とも、何らかのよい方法というのは、引き続き検討していかなければいけないというところでありまして、ただ今回はこういう形をまずはとらせていただいております。  それと、カーブミラーにつきましても、御説明いただきましたように、なかなか水路等がありまして、設置箇所が限られているために、移設等も難しいところでありますけども、こちらも、再度、警察等にも御相談しながらですね、もう一度、検討のほうをしていきたいと思います。  以上でございます。 287 ◯中川雅明議員 この前もですね、車の横転等のような事故が発生しております。もっと鋭い、例えば表現の注意喚起看板とか、例えばですね、事故多発箇所とか、あなたの命、マナーが守るとかですね。ちょっと待てとか、そういう鋭い看板。  それから、私、スマホ、運転しないので、ユニークな標語で、ドライバーを笑わせてくれる、県警の交通情報、12月に入ってですね、新作披露です。1日に施行された改正道路交通法の周知でもあります。これは人気ドラマ、ドクターXの決めぜりふ、私失敗しないのでをもとにしたものです。こういうのがありますということです。  そもそもですね、この消防格納庫の移設に関しては、長洲駅からこの交差点まで、道路改良工事計画があったと聞いております。そのため、用地買収の箇所もあり、計画で係る家屋の持ち主は、別に土地を購入した。また、家屋の移動を考慮し、下水道の取りつけ管の位置を修正した例も聞いております。  この道路改良工事計画はどうなっているのか、お伺いいたします。 288 ◯建設課長(城戸主税君) 長洲港・停車場線のうち、特に長洲駅から第6分団格納庫までの道路改良の計画が過去にございました。これは推測ではございますけども、道路拡幅に当たりまして、建物の補償であったり、用地買収というものが生じますので、財政的な面からも、事業進捗していないような状況でございます。 289 ◯中川雅明議員 いずれにしても、このことを気にかけている住民が存在いたします。また、いろんな臆測も耳にします。近隣の住民に対して、町の説明責任がなされなかった。適正ではなかったということになりますが、町のお考えをお伺いいたします。 290 ◯建設課長(城戸主税君) 過去の道路事業に対しまして、説明会があったかどうか、また、先ほど申しましたような理由を推測いたしますけども、そういった理由で、延期等のそういった周知の説明があったかどうか、そこまではちょっと把握しておりませんが、過去にそういった計画のほうがございまして、周知のほうとしては行ってないような状況というところで、地元のほうからもお話があるということであれば、そういうことを推測いたします。  今後につきましても、今、事業が進捗してない状況でございますので、その当時としては、説明ができてなかったということで、申しわけなく思っております。 291 ◯中川雅明議員 以後、気をつけていただきたいと思います。  最後にですね、移転をされた方にお話を聞きました。当時、事故が家の前であり、事故で車の破損した残骸のガラス等の掃除をされていた折ですね、事故を起こした当事者が、あんたんちがあるけん、事故があっとばいと言われたそうです。その人はですね、法規、マナーを守らんけんたいと。ふだんの様子とは一遍した顔でですね、強く私におっしゃいました。  以上、質問を終わります。 292 ◯徳永範昭議長 ここで、しばらく休憩いたします。10分間休憩です。                休憩(午後 3時47分)                再開(午後 3時55分) 293 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。  順番に発言を許します。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 福本みや子議員 294 ◯徳永範昭議長 3番、福本みや子議員の登壇を許します。                 (福本みや子議員登壇) 295 ◯福本みや子議員 皆さんこんにちは。3番議員の福本みや子です。議長の許しを得ましたので、通告に従って質問をいたします。  ふるさとを愛し、ともにあしたの長洲をつくるために、町民目線に立って25回目の質問をさせていただきます。執行部の皆様、議員の皆様、よろしくお願いいたします。  議長、再質問の際は御配慮のほどよろしくお願いします。  1番目の質問です。  2018年度に生まれた子どもの数は過去最低となり、合計特殊出生率、一人の女性が一生涯に出産する子どもの数ですけども、1.42となり、3年連続で低下していると日本経済新聞が報道しております。政府は2025年度までに子どもを欲しいと考える夫婦らの希望が全てかなった場合の出生率、これを希望出生率と言いますけども、これを1.8にするという目標を掲げております。共働き世代がふえる中、出産・育児と仕事が両立しやすい環境を整えるということが求められていることは皆さんよく御存じのことだと思います。その一端として、レインボーみやのも順調なスタートを切りました。入居者から、快適さと今後の認定こども園の整備に期待しているという声を聞いております。本町の子育て支援は近隣の市町村と比べても、その施策は一歩先を行っており、子育てしやすい環境が整いつつあることは心強く、うれしく思っております。  今回の質問の要旨として挙げております、1項目めの妊娠・育児・子育て支援に関して、出産休暇や育児休暇についてですが、こういう休暇はまずもって自治体が模範となって取得を推進させることが望ましいので、役場職員の出産休暇の取得状況や育児休暇の取得状況についてお尋ねします。  2項目めに、政府は本国会で、出産後の母親や子どもに対し、心身のケアや育児相談を行う産後ケアの実施を自治体の努力目標と掲げております。母子保健法が一部改正されました。これは、出産した後の母親への産後ケアを市町村の努力義務として、心の相談や育児相談にきめ細かく取り組むようにとのことです。産後うつや児童虐待など、ニュースで心を痛める事例を耳にする昨今、本町は先駆けて相談業務を行っていますが、果たしてどの程度まできめ細かい対応ができているのだろうか、課題を抱えた家族はいないのだろうかと気になるところですのでお伺いいたします。  3項目めにお尋ねするのは、現状、一家庭での子どもの数が少なく、さきに述べましたように、兄弟、姉妹が少ない時代です。赤ちゃんというものになれていない小中高校生、あるいは、若い世代が多いと思います。結婚して初めて赤ちゃんに接するという若いパパやママも多いと聞きます。赤ちゃんというのは、そこにいるだけで愛眼の対象となり、成長を示してくれ、周囲を笑顔にしてくれる大きな大きな存在です。そんな赤ちゃんに接することで、子どもや大人は育まれる命の大切さ、コミュニケーションの取り方、そして、自分を大切にする意志や周囲への感謝を心と体で学ぶと、鳥取大学特任教授、高塚教授は述べられておられます。人が人として成長するとき、異世代との交流によって、気付を学ぶことはとても大切なことだと思います。今の社会を顧みますと、子育てに不安を感じている親がいるようです。保護者世代に向けて、子育ての経験者として、母親として、子育ては学びの第一歩であり、家族がともに成長していけるすばらしいものだということを私は伝えたいです。その先には、命をいつくしみ、他人を思いやる子どもが育ち、その子どもたちが大人になり、親になるとき、子育てが大きく変わるのではないかと感じます。このような赤ちゃんや幼児との触れ合いを、子どもたち、小中学生たちが経験する取り組みについてお伺いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 296 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の3点の御質問に対してお答えをさせていただきます。  1点目の産休・育休の町職員の取得状況につきましては、まず出産した女性職員は、平成29年度が3人、平成30年度が二人、令和元年度が一人となっており、全ての女性職員が産休・育休を取得しております。  次に、配偶者が出産した男性職員は、平成29年度が5人、平成30年度が6人、令和元年度が一人となっており、育休を取得した男性職員は平成30年度に一人となっております。  次に、2点目の産後ケアの活動状況につきましては、医療機関からの情報提供や母子手帳交付の際に、支援を必要とする妊婦を特定妊婦とし、妊娠期にはマタニティ教室の開催、出産後の母子に対して、保健センターとはぐくみ館が連携して養育訪問事業を行うとともに、家事支援事業等の体制整備を図っているところでございます。また、臨床心理士、助産師による相談事業の実施など、母親や乳児の心身のケアと育児サポート等、育児不安からの心身の安定を図る目的で子育て支援事業への取り組みに力を入れているところでございます。  3点目の、育児体験活動への取り組みにつきましては、町内の保育所、認定こども園において、両中学校の3年生の生徒が保育実習ということで、保育体験を毎年行っている状況であります。  以上でございます。 297 ◯福本みや子議員 ありがとうございます。1番について再質問をいたします。  育児休暇の取得状況が女性職員は全員取得ということですけど、男性職員が平成30年度にお一人だけということですね。男性の長期育児休暇は、子どもが1歳になる前の間に休業が認められる制度としてあります。本町はお一人だけだったというのは、何か取得しにくい状況があるのでしょうか。お尋ねします。 298 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  男性職員の育児休業につきまして、対象者につきましては、声かけなど啓発のほうは行ってはおりますけれども、それぞれの家庭の事情等だと思いますけれども、特にしにくい状況の原因というものではありませんけれども、それぞれの考え方も含めまして、取得者が少ない状況になっているところだと思っております。今後とも、男性職員には制度の啓発であったり、取得についての啓発は進めていきたいと考えております。 299 ◯福本みや子議員 厚生労働省の調べではですね、育休を取りたいと考えている男性は増加しているそうです。にもかかわらず、取得率が伸びないというのが現状ですね。やはり育児は女性中心という考え方があり、男女間に大きな差があるということがこの長洲町でもわかると思うんですけども、では、対象となった男性職員の取得しなかった理由がもし具体的にわかるのであれば、課長が把握してらっしゃるのであれば、教えてください。 300 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  育児休業を取得しない者についての質問と言いますか、それらについての要因につきましては、調査はしておりませんので、把握しておりません。 301 ◯福本みや子議員 なぜ、把握されないんでしょうか。課長のお考えをお聞かせください。 302 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  制度としてはありますし、啓発と言いますか、声かけを行っております。先ほどの答弁と同じになりますけれども、それぞれの事情ということで、特にこちらからの調査、把握というのは行っていない状況でございます。 303 ◯福本みや子議員 課長のお立場はわかります。わかりますけど、ここを把握しないと、この制度を進めていくためには難しいんじゃないでしょうか。把握したら、その事情がわかって、改善点も見つかるかもしれませんけど、今後とも把握はどうされますか。 304 ◯総務課長(濱村満成君) 職員に対しましては、理由につきまして、強制ではありませんけども、質問のほうと言いますか、調査いたしたいと思います。それで今後のこの制度の活用に向けた資料の一つにはしていきたいと思います。 305 ◯福本みや子議員 そうですね。ぜひ、ここ把握をしていただいて、次に進めるためにここがキーポイントだと思いますので、お願いしたいと思います。  生後間もない赤ちゃんとの時間は非常に大切なかけがえのない時間です。親子のきずな、夫婦のきずなが深まり、家事・育児のスキルも高まるんです。もし、休暇を取らないという職員の意識、そこの意識に左右される問題ではありますけども、これを推進していくことがワークライフバランスとか優秀な人材の確保につながるものと思います。取りにくい課題があるならば、ぜひそこの解決にまで結びつけるような対策をお願いしたいと思います。  では、長期の休みは取らずに、短期とかそういうので育児休暇を取られる職員もいるかと思いますけど、その制度についてお尋ねします。 306 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  育児休暇という形ではありませんけれども、特別休暇といたしまして、職員の妻が出産するときにおきまして付き添いが必要な場合の休暇、また、出産前後の一定期間におきまして、未就学の子どもの養育のために必要な場合の休暇、また、未就学の子の看護のために必要な休暇ということで、そういった特別休暇があります。  取得の状況について御説明いたしますと、まず、職員の妻の出産時の付き添いのために必要な休暇ということでは、平成28年度からの推移としましては、平成28年度が4人、平成29年度が二人、平成30年度は4人、令和元年度は、11月末現在ではゼロという形でなっております。また、妻の出産時に係る子どもの養育関係の休暇といたしましては、こちらにつきましては、平成29年度に一人が活用しております。また、子どもの病気等のための看護休暇につきましては、こちらは男女別で説明させていただきますと、平成28年度は男性が二人、女性は4人、平成29年度は男性6人、女性も6人、平成30年度は男性二人の女性6人と、本年度につきましては、男性二人、女性5人、11月末現在ですけども、という形で、子どもの看護休暇につきましては、男女ともに取得をしている状況でございます。 307 ◯福本みや子議員 今のお答えで、出産時の付き添いは特別休暇を取得された方が数名おられますね。病気のときの休みでも、男性に比べて女性のほうがかなりの数ということがわかります。立ち合い出産は付き添われることは大変いいことだと思います。きっと大きな感動を味わうことでしょうし、その感動を忘れずに新生児の育児に携わってほしいと思います。その経験は、行政というこの職場にきっと必ずお役に立つことも多いと思いますので、ぜひその休暇を皆さん、取られてください。  そこでですね、特別休暇を生後1週間に充てるという短期的な取得をまず手始めに対象者に全てに勧めてみてはいかがでしょうか。 308 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  現在、特別休暇であるのは、出産時の付き添いが必要である場合と子どもの養育のために必要な場合と看護のための休暇という形で、現在の制度上ではそのような休暇というものはないという状況でございます。 309 ◯福本みや子議員 はい。ないところに新しい制度を進めていただきたいと思います。  参考までに、町内事業所の状況はどうでしょうか。 310 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  町内事業所につきましては、男性社員の育児休業の取得の人数と率のみしかわかりませんけれども、男女共同参画に関する実態調査の中に項目を設けまして、町内企業50社における調査をいたしております。その中では、実績といたしましては、平成29年度につきましては、配偶者が出産した人数は160人おりまして、そのうち、男性の育休取得者というのは8名ということで5%、平成30年度につきましては、配偶者が出産した方は133名、そのうち、男性の育休取得者は7名ということで、5.26%ということで調査結果が出ております。 311 ◯福本みや子議員 本町の事業所の多くが男性型ですので、男性の育児休暇は女性より大幅に低いという現状ですね。休暇制度や経済的な支援制度があるものの、利用が進まないということは、共働きが今、多くなっている中で、女性も仕事を続けにくくなったりとか、第2子とか第3子はもうつくりたくないわ、いらないわという、そういうことになってきますので、男性の育児休暇の促進はとても重要だと思います。働き方改革につながっておりますし、進めておられる男女共同参画の一環として捉える課題ではないかと思います。男性の育児休暇取得を推進するには、やはり行政が率先して取得すべきだと思います。職場として積極的なかかわりを持った啓発推進をよろしくお願いいたします。  では、ここでですね、本町町内企業に対して、ブライト企業認証なども進めていますから、役場などでもイクメン職員を支援するための休暇を取得しやすい制度や、環境整備を指導のために大いに進めていってほしいと考えておりますが、最近、役場内は結婚ブームですね。来年あたり、ここでイクメンがふえそうですけども、期待しておりますが、そこでイクボスである町長にお伺いします。町長、イクボスと呼ばれておりますので、お願いします。男女共同参画に強い意識を持って取り組んでおられますが、その立場からも、育児休暇などの取得促進は肝入り案件として進めていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 312 ◯町 長(中逸博光君) 私の男女共同参画の考えは福本議員とちょっと違っております。これは何を言うかと、男性も女性もみずからの権利や義務、こういうのを発揮する社会であるから、女性が産まないと言えばそれでいいんです。そういうのが男女共同参画と僕は思っております。 313 ◯福本みや子議員 確かに権利、それはわかります。でも、女性が働いていくためには、生産性を上げるためには、そして、女性のすばらしい一生をつくるためには、男性のこういったところ、育児・出産に関しての協力は絶対のものです。どうぞ御理解いただいて、イクボスとしての力量を発揮していただきたいと思います。  次、2番目の産後ケアについてお尋ねいたします。  産後うつの状況を具体的に、今の現状を教えてください。 314 ◯子育て支援課長(山本明子君) お尋ねの産後うつの状況についてでございますが、医療機関では、産後の気分の落ち込みや不安の強い妊婦さんに対して、御本人が質問に答える仕組みでうつの早期発見に努めているところでございます。その結果、うつの傾向の高いお母さんに対しましては、御本人の同意を得た上で、在宅に戻られてからも安心して過ごせるよう、病院から保健センターに情報を提供されているところでございます。 315 ◯福本みや子議員 出産後というのは心身共にとてもデリケートな状態です。現在は、一人か二人の出産や育児の経験がほとんどです。育児・出産は経験して初めて理解し、会得するということが多く、女性の抱える悩みや課題もそこに多いものです。しかし以前はそういった話題や体験が語られたり、共有されたりすることは少なかったようですが、今は産後ケアとして取り上げ、多くの情報を知り、支援も受けることができています。妊娠期、それから、産後というデリケートな時期を不安なく、心豊かに過ごすことは、その後の子育ての女性の生き方を大きく左右するものと思います。産後うつなどの症状のある方へのケアは特に注意を払って取り組んでもらいたいと思っておりますが、取り組み方についてお伺いします。 316 ◯子育て支援課長(山本明子君) まず、産後のうつの状況を把握する方法といたしまして、先ほどの答弁でも申し上げましたが、病院からの情報提供もございますが、妊娠中の母子手帳の交付時から精神面で不安のある妊婦さんを把握した場合でございますが、御本人からはぐくみ館への情報提供に関する承諾を得た上で、その段階から保健センターの担当保健師とはぐくみ館の職員とで妊婦さんに面談を行い、今後、安心して妊娠・出産・育児に向き合えるように支援しているところでございます。妊娠中から顔見知りになり、信頼関係をつくっておくことで、自宅に戻ってから安心して支援できる体制を整えております。保健センターとはぐくみ館では、これらの情報を共有して支援を行っているところでございます。具体的には、新生児訪問、養育支援訪問などの保健指導、乳児家庭全戸訪問、乳幼児健診、すこやかひろばやあかちゃんひろば、助産師の母乳相談などで、必要な場合は臨床心理士による相談事業にもつなげているところでございます。 317 ◯福本みや子議員 保健センターすこやか館から、子育て支援センターはぐくみ館へと密なつなぎをしていただいて、保健婦さんと妊産婦さんとの信頼関係が築かれているということですね。面談とか相談とか、そういう丁寧な対応が大変心強く思います。不安定な状態に今後とも寄り添って支援していただきたいと思います。  それでは、次に、初めて赤ちゃんに接する若いパパやママが多いと思いますけど、産前産後教室というものはありますか。 318 ◯子育て支援課長(山本明子君) お尋ねの産前産後教室につきましては、現在、実施しておりませんが、はぐくみ館のほうでは、妊婦さんを対象としたマタニティ教室を開催しております。内容といたしましては、助産師による講話やマタニティヨガを行っているところでございます。
    319 ◯福本みや子議員 マタニティ講座とかヨガとか、大変ありがとうございます。  初めての育児にすごくとまどいも多いと思いますが、例えばですね、おむつの替え方、それからお風呂の入れ方、それから着替えの仕方など、赤ちゃんの扱い方とか接し方になれていないんじゃないかと思うんですけども、よく人形を使って体験するような教室があると雑誌なんかで見るんですけども、そういうのを実施するという考えはございますか。 320 ◯子育て支援課長(山本明子君) 今、議員がおっしゃったように、おむつの替え方やお風呂の入れ方などについてでございますが、マタニティ教室を実施していく中で、やはり育児の経験の少なさ、実際、産婦人科では妊婦さんへの具体的な指導までは限られた時間の中で難しい状況というのがわかってきているというような状況です。今後、そういったプレママ、プレパパに対しまして、どのような支援を行っていったらいいのか、情報を把握しながらですね、実施に向けて検討していきたいと考えているところでございます。 321 ◯福本みや子議員 ぜひ検討のほどお願いいたします。  妊婦さんの歯科のことですけども、日本歯科医師会と日本産婦人科学会が連携して始めた、妊産婦向けのオーラルケアの情報を提供する無料アプリ、Babyプラスというアプリが開発されて、サービスが開始されました。このように便利なアプリがいろいろ開発されていると思いますけれども、導入についてはどのようにお考えでしょうか。 322 ◯福祉保健介護課長(宮本孝規君) お答えいたします。  日本歯科医師会と日本産科産婦人科学会が連携しまして、歯科の無料アプリを開発されたという記事が出ておりました。それ以外にもですね、民間の口腔ケアに関する企業等がですね、いろんな無料アプリ等を出しておられます。町といたしましては、こういったツールについても、乳幼児健診等の場においてですね、妊産婦さんへの必要な情報の提供というところで情報提供をしてまいりたいと思っております。 323 ◯福本みや子議員 いろんな便利なものが次々と開発されますけども、若い人たちはそういうのを取り入れて上手ですので、ぜひ紹介のほどお願いいたします。  3番目の育児体験活動の取り組みということでお尋ねいたします。  中学生の保育参観、保育授業ですかね、これ、内容を教えてください。 324 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  腹栄中学校、長洲中学校の両中学校で毎年、中学3年生を対象にしました保育実習を実施しております。授業の総合的な学習と家庭科の中で行っておりまして、今年度は10月に腹栄中学校と長洲中学校が六栄保育所、ひまわり幼稚園、こどもの海保育園などにおいて保育実習を実施をしております。園児を保育する現場で実習体験を行うことを通して、自他ともに大切にしようという心を育て、保育への理解を深めるためということを目的に、1日保育士の先生とともに実習を行ったところでございます。  以上でございます。 325 ◯福本みや子議員 いい取り組みだと思います。こういう取り組みをしてですね、子どもたち、中学生、それから対象となった保育園とか幼稚園からの生徒の声とか反応とか、その後の様子、そういうのも聞かせてください。 326 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  保育実習を体験した生徒たちの感想をですね、学校から聞き取りました。まず、子どもを預かって面倒みる大変さを感じたとかですね、あとは園児たちを見て、自分もこうやって周りの人に助けられて育ったんだなとか、園児のお世話や接し方の難しさを知って、この経験を今後に活かしていきたいという感想がございました。ぜひこの経験を活かしてもらいたいというふうに思います。  以上でございます。 327 ◯福本みや子議員 保育の理解についての感謝とかそういった言葉を聞くことができました。  この授業は冒頭にお話しましたような、命や周囲への方々への感謝の気持ちや、異世代との交流で気付がたくさんあります。さきに紹介した高塚教授は、ママと赤ちゃんが学校に出向いて交流を体験する、赤ちゃん登校日を提唱されております。私もこの意義に大いに賛成する者です。本町の同じようなこの事業は、ぜひとも今後も残していただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。来年度以降もこういった立派な事業を計画していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 328 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  はい。感想からもございましたとおり、こうやって園児とともにですね、接する時間というのは、これから将来に向けて大切な貴重な時間となるというふうに思います。今後もこのような機会を大事にしてですね、継続して実施していきたいというふうに思います。  以上でございます。 329 ◯福本みや子議員 子育てしやすい環境づくりについて質問しましたけど、勤労者世代の半数が共働き世代となっている中で、男性も子育てができる環境づくりが求められています。男性も子育てを経験したいだろうと思います。子育ては楽しいんです。一緒に楽しみたいと思います。育児休暇を取得できる期間は子どもの成長がとても著しい時期ですので、お母さんのお腹から産まれて、はいはいして、寝返りをして、自分の足で立つという、はえば立て、立てば歩めの親心をぜひ楽しんでいただきたいと思います。家事をしながら赤ちゃんの成長を見守るという育休生活の経験はきっと後の人生の糧にもなると思います。育児休暇を取得できる対象者となっている男性、ここにはちょっといらっしゃいませんけど、部下の方にいらっしゃると思いますので、ぜひ御検討のほど進めていただきたいと思います。  子育てしやすい町を目指して本町は一歩先を行く施策で安心感を持って、子育てができると評価されております。今後、時代が変わっていくであろうそのニーズに柔軟に対応していく子育て支援を私も応援していきたいと思います。  これで1番の質問を終わります。  2番目の質問に移ります。  いまやICTは私たちの生活の中に欠かせないシステムとして認知されています。10年前は大人世代に普及しつつあった携帯電話も、今や小学生が持って、いや、もっと小さい子も操作している、そういう世の中になりました。電話機能は言うまでもなく、通信機能は各段にアップし、情報量もスマートフォンやタブレットはパソコン機能まで備えているような、そういう情報世界を一変しました。地域問題の解決にも大きく貢献しております。本町でも、農業や福祉、教育面など、地域や家庭、そして行政の中で、大人から子どもまで、ICT社会と毎日かかわりあって生活しています。  前回の議会で同僚議員が質問しておりました、ICTに関して、福祉分野、教育分野などが回答いただいております。今後、文部科学省は教育のICT化で教育効果を進めようとしていますし、コンピューターゲームのeスポーツが今年から国体に取り入れられる、そういうこともあっております。  効用、効果におきましては、技術革新が日進月歩で進み、大いに関心が高まっている一方で、私たちは負の一面を見逃すことはできません。その中でもとりわけ、子どもたちが危険にさらされていることは非常に心配なことです。皆さんもこの10月に大阪で行方不明となった小学6年生の少女の誘拐事件は記憶に新しいと思います。とても大きな衝撃を受けましたね。少女がツイッターというSNSによって、犯罪に巻き込まれた事件です。このように、SNSなどのネット社会を原因とする犯罪が未成年に増加傾向にあります。人類の長い歴史を変えた産業革命の次の今の情報革命の真っただ中に私たちはおります。世界中の情報を瞬時に手に入れる効用と、利便性を手にした者のその裏には、大きな危険性をはらんでおります。つまり、もろ刃の刃になりかねないということを忘れてはなりません。犯罪に巻き込まれない、被害者にならないために、特に子どもたちを取り巻く危険性から守るために、今できることを協議して進めていかなければならないと思っています。  9月の総合教育会議でも協議があり、総合教育会議が一様に目指すところだというふうに聞いております。このことをどう受けとめ、今後、協議していくのか、長洲町が正しく、安心して使える社会環境づくりを目指していくための見解を伺います。 330 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の御質問にお答えいたします。  ICT社会の中で活用を推進する環境づくりについてですが、これまでにおきましても、農業分野におけるミニトマトハウスにおけるICTの活用や、福祉分野での健康相談や脳トレなど取り組みを行ってまいりました。また、9月に開催しました、令和元年度の第2回長洲町総合教育会議において、子どもたちのICT活用やSNSなどの危険性について、荒尾警察署、保護者代表の方を交えて協議を行ったところです。スマートフォンなどの通信機器などを所有、使用している我々は、小学校高学年においては7割、中学生においては実に9割の子どもたちが所有していることもわかっております。安全に正しく使用すれば利便性が限りなく高いツールであるとともに、議員御指摘のように、個人情報の流出やSNSでのやりとりをきっかけとした不用意な他人への接触など、大きな危険性があることも事実でございます。荒尾警察署や教育委員会からも御説明をいただきましたが、子どもたちへの表面的な指導だけではなく、今後はフィルタリングや使用時間など、保護者にも強い危機意識を持ってもらうことの重要性を認識したところでございます。 331 ◯教育長(戸越政幸君) 福本議員の2点目の御質問にお答えします。  教育にかかわるICTの活用につきましては、現在、全ての普通教室と理科教室に大型モニターを整備し、パソコンと接続して各教科の授業で活用しているところです。さらに、今年度は腹栄中学校と長洲中学校に無線LANの整備を行いました。現在、教育委員会で、学校ICT教育推進委員会を設置して、今後必要なICT機器や教職員研修などについて検討を行っているところです。このほか、学校の児童生徒や保護者を対象にした、スマホやパソコンなどを正しく理解するための研修会などを開催し、情報モラルの向上を図っております。  以上です。 332 ◯福本みや子議員 小中学生がインターネットや携帯電話をいろいろ使っているということで、アンケートを取っておられますけど、そのアンケートの中で気になる危険性というのがあったかと思いますけど、どういったことだったでしょうか。 333 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  毎年1回、10月ごろでありますけども、町のPTA連合会と教育委員会が共催で、小学3年生から6年生の小学生と中学生、また、その保護者を対象にインターネット、携帯電話等に関するアンケート調査というのを実施しております。この中で、児童生徒への質問で、SNS等で個人情報を載せたことがあるか、または、SNS等で知らない相手と連絡を取り合ったことがあるかとか、さらには、SNS等で知りあった相手と実際に会ったことがあるかの回答ではですね、「個人情報を載せたことがある」が小学生では約4%、中学生で約21%の結果でした。さらに、「知らない相手と連絡を取り合った」が小学生で約12%、中学生は約26%、「実際に会ったことがある」が小学生が約1.8%、中学生は約5.4%という結果が出ております。このような結果から、小学生の段階でスマホ等を使って、知らない相手と連絡を取ったり、また、実際に会ったことがあるということがわかっておりますので、スマホ等の使い方次第では、トラブルや事件、そういうものに会う危険性があるというふうに認識をしているところです。  以上でございます。 334 ◯福本みや子議員 やはりアンケートの結果は心配するところがありますね。大阪の事件は長洲町でも起こっても不思議ではないかと思います。これぐらい子どもたちの中にはSNSなんかが浸透しているということ、非常に心配するんですけど、ここに対して学校現場の指導はどのようにされておられますでしょうか。 335 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  学校のほうでは、情報通信機器情報モラルということで活動のほうがあっておりますけども、このアンケートの結果によりますと、この調査は正確な実態を把握するために無記名での調査でした。ただ、集計時には学校名と学年というのは把握はできておりまして、学年ごとにスマホの危険性を踏まえてですね、情報モラルの指導というのが行われたというふうに聞いております。  以上でございます。 336 ◯福本みや子議員 これは非常に心配するところで、学校だけの問題ではもちろんありません。もちろん学校だけじゃなくて、保護者はこのアンケートの結果についてどのように考えているか、思っているかということは聞かれておられますか。 337 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  このアンケート調査の結果につきましては、これも毎年1回、町のPTA連合会の6校連携情報交換会という交換会の中でもですね、取り上げまして、ここは6校のPTAの役員、教育長、学校長、教頭、教育委員とあと学校教育課、生涯学習課長の出席のもと、現状とその対策について話し合いを行っております。各学校のPTA活動の中でもですね、この件を取り上げてもらいまして、保護者への周知と啓発をお願いをしているところでございます。 338 ◯福本みや子議員 やっぱり家庭でのしっかりした指導、ここを一番望むところですね。スマホの機能についてよく知らない、私ももちろん知りませんけど、知らない保護者も多いですから、子どものほうが先を行っています。すごく詳しい子がおりますので、そういう子どもに追いついていない今の状況かなと思います。そういうことで、学校現場だけでなく、町全体で、特に家庭の中で取り組むためにですね、家庭教育などが社会教育の分野で少し行われていると聞いておりますけど、こういうのを各種団体なんかにも伝えて、協力を求めていくということはできないものでしょうか。生涯学習課長、お願いしたいです。 339 ◯生涯学習課長(藤井 司君) 議員の質問にお答えいたします。  児童生徒に限らず、スマホ等を使用する方の情報リテラシーですとか、情報モラルの向上、ネット犯罪の防止に取り組むことは重要なことだと思います。スマホを正しく理解し、安心して使うことがさらに重要だと思います。先日の総合教育会議の中でも、スマホ等の使用に対しまして協議されましたですけども、子どもから高齢者までがスマホ等の正しい使い方を習得し、啓発、情報発信、犯罪の防止などについて共通理解を深める機会は必要だと思いますので、町全体として各種団体等も巻き込みながらですね、理解を深める場というのを検討していきたいと思います。  以上でございます。 340 ◯福本みや子議員 そこで、先ほど出ましたけれども、フィルタリングの設定とか機能など、そういう使い方の研究をしたり、活用マナーとか正しい使い方を学ぶ場、子どもも保護者もそして町民もそういう危険な状況をつくらないようにするための専門的な委員会と言いますか、学校ICT教育推進委員会は進められているそうですけど、こういう危険性を除去するような専門的な委員会などをつくっていくというお考えはありませんか。 341 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員がおっしゃるように、親が子どもにスマホを与えたのであればですね、スマホの機能や利便性また危険性を当然、知っておく必要があると思います。先ほど生涯学習課長が申しました、子どもから高齢者までがスマホの正しい使い方を習得する場、また、地域に啓発する場、情報発信して犯罪の防止などについて共通の理解を深める場というものは当然、必要というふうに思います。学校、地域がそれぞれの役割を認識して、スマホの使い方にきちんと理解を示すということで、そういった専門的な方をお呼びしてですね、理解を深める場というのは今後、検討していきたいというふうに思います。  以上でございます。 342 ◯福本みや子議員 教育委員会のほうのそういう勧めをぜひ、本当に強力に進めていただきたいと思います。  町長にお尋ねします。  SDGs、持続可能な開発目標を持ったまちづくりというのが今、求められておりますけども、地域の課題である長洲の特産物、例えば金魚とかのりとか米とか大豆とかという、そういう農水産業までの後継者不足が今、やはり頭の痛いところではないかと思います。ここに何かICTを活かせるということは考えておられませんか。お伺いします。 343 ◯町 長(中逸博光君) 第1次産業におきまして、農業分野におけるトマトのICT化やあるいはのりなんかも本当に企業が進出してくれて、もうコンピュータで乾燥釜を動かす時代になってきております。また、そういうのもICT化が進めばより楽になるんじゃないかなと思ってます。あるいはまた、いろんな水産振興において、アサリ貝とかそういうのもそういったデータ取得、金魚においてもそういったデータ取得、こういうことをやって人材をつくっていく、後継者をつくっていく、そういうことにおいて、長洲町の1次産業をさらに活性化していく、こういうまちづくりが必要であると認識しております。 344 ◯徳永範昭議長 ちょっと待ってください。本日の会議時間は議事日程に従い、あらかじめ延長します。  はい、どうぞ。 345 ◯福本みや子議員 ICTのいい面を使って、持続可能なまちづくりを進めていただきたいと思います。  もう一つ、町長にお尋ねします。  ICTは今、言いましたように、持続可能にするためのものすごく期待があります。それと先ほど教育委員会のほうで出ました、危険性やリスク、こういう不安が入り混じっております。そこで、こういう不安、期待、こういうものを私たち、詳しくわかりません。それで、ICTに関して、専門的知識を持った人材のお力を借りて、不安とか問題解決を図るということは考えられないものでしょうか。大学生、それからIT企業を退職した方など、こういうのを活かして、安全に利用を促す、ノウハウを持っている人がこの長洲町にもいらっしゃるんじゃないかと思います。広く募って、ICTと地域課題を結びつけ、そして地域のよさを引き出していく、そして犯罪から子どもたちを守る、正しく安心して使える環境、こういうのをみんなで考えていくような、そういう委員会をつくってはどうかと思いますが、いかがでしょうか。 346 ◯町 長(中逸博光君) ICTを進める上で、まず教育分野においては、そういった企業の方からの指導は現在の先生よりもそっちの方がはるかに詳しいし、プログラミング教育というのが始まります。こういうときにはやっぱり議員御指摘のように、そういう専門職の方に来ていただいて、子どもたちや地域の住民に教えていただく、こういうことは何よりも必要かと思っております。また、ICT化そのようなことを進める上で、やっぱり高齢者や地域住民の方がいかに安全で安心なまちづくりをするかと、ここにいろんなやはり全国先進地の事例を取り入れることができるかどうか、こういうのも長洲町に検討していかなくてはならないし、一つはICT化を進める上で一番ネックになっているのが財政面でございます。こういうのをクリアしながら、長洲町がやはりそういった持続可能なまちづくりの中で、町民の皆様の安心安全、こういうのを求めていくことが何よりも大事であると考えているところでございます。そういう意味で、そういった委員会を立ち上げる、こういうのも必要になってくるんではないかなと思っておりますし、危険性、そういうのがどういう面が危険性があるかというのを常時、我々も考えながら対応していかなくてはならないと。その中で委員会のメンバーからいろんな事情を聞いていく、こういうことは非常に大事なことと考えております。 347 ◯福本みや子議員 子どもが安全に健やかに育まれる社会は、私たち大人にも優しく、うるおいのある社会であるはずです。ICTやこれから始まるAIの時代に、人間らしい優しい感情を持って子どもたちの将来が描かれますように、今、私たち大人たちがいっぱい知恵を絞って、行く末を照らしたいと思います。  これから、クリスマス、お正月と続く冬休みがもうすぐです。子どもたちにとって安全であることを願って、質問を終わります。ありがとうございました。 348 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午後 4時49分)                再開(午後 4時58分) 349 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き、会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 大森秀久議員 350 ◯徳永範昭議長 4番、大森秀久議員の登壇を許します。                 (大森秀久議員登壇) 351 ◯大森秀久議員 4番議員の日本共産党の大森秀久でございます。質問に入ります前に、先月11月12日に日本共産党も参加しております熊本県社会保障推進協議会のほうで、2019年度の自治体キャラバンが行われました。本町のおきましても、執行部の御配慮で、有意義な懇談ができたということで、参加された皆さんからそういうお話を聞いておりますので、この場所を借りてお礼を申し上げたいと思います。ありがとうございました。  さて、本定例会では、中学校の統合と長洲きんぎょ村の2点について質問通告をいたしました。町や町民にとって大事な問題と考えております。本日の質問をとおしまして、取り上げました問題が少しでも前に進むことを期待しております。なお、答弁のいかんによりましては、再質問をいたしたく、議長に御配慮をくださるようお願いいたします。  それでは、最初の質問事項であります、1.中学校の統合についてですが、この質問はこれまでも同僚議員から何回か通告があっております。その際の答弁は、要約すれば、慎重な検討が必要であるということであったかと思います。そこで、私が考える慎重な検討の内容について、微妙にですね、かぶっているところもありますけれども、4点にわたり伺います。  1点目は、公共施設の再編とも関連しますが、現在2校体制の中学校は、今後の少子化と生徒にとって望ましい教育環境の整備という観点から、1校体制を考えるべき時期に来ていると思いますが、町としての方向性や基本的な考え方を伺います。  2点目は、12月9日で閉会しました第200回臨時国会で、教職員の給与に関する特別措置法が改正されました。これは、年単位で変形労働時間制を導入し、教師の働き方改革を進めるものですが、この法律の改正については、教員の過労による休職や過労死がある中で疑問があり、小規模校ではそこで働く教師の数をふやす対応が重要で、そこも難しいのではないかと。そこも難しいのであれば、現在の2校体制よりも1校で臨むべきではないかと思いますので、町の考えを伺います。  3点目は、まちづくりとも関連しまして、公共施設である中学校は、地域の中核的な施設という観点から、統合を進める、そういう時期ではないかと思います。町の考えを伺います。  4点目は、町の財政運営の面から、1校体制のほうがより効率的ではないでしょうか。町の考えを伺います。 352 ◯教育長(戸越政幸君) 大森議員の中学校統合についての4点の御質問のうち、2点についてお答えします。  1点目につきましては、教育委員会としましては、学校規模の適正化を検討する上で、児童生徒の教育条件の改善を中心に踏まえて、学校教育の目的・目標を実現するために行うべきであると考えており、そのためには、慎重な協議が必要であると考えております。  2点目については、確かに規模校では教職員の配置が全体として少なく、校務文書についても一人で複数の校務を担っている場合がございます。しかしながら、働き方改革については、学校の統廃合を考える前に、これまで学校や教師が担ってきた学校以外が担うべき学校の業務だが、必ずしも教師が担う必要のない業務のあり方についてまずは検討していきたいと考えております。 353 ◯町 長(中逸博光君) 私のほうからは、3点目と4点目についてお答えをさせていただきます。  3点目につきましては、そもそも学校施設は校舎、運動場、体育館のどれ一つをとっても、子どもたちが教育を受ける施設であると同時に、災害時対応や地域コミュニティの形成の場、さらには生涯学習の場などとして活用されるものであり、地域住民にとりましても貴重な共有する財産であります。そのようなことから、中学校の統廃合は、関係する保護者と地域住民の皆さんと一緒に、これまでの歴史や地域で生まれている文化などを考慮し、幅広く総合的に考えていかなければならないと考えています。  4点目につきましては、施設の維持、保全費、運営費に多くの経費を要している状況でありますので、公共施設等の総合管理における施設の適正規模、適正配置という観点からの検討は必要であると考えております。しかしながら、学校施設につきましては、生徒の安全確保、地域との結びつきなど、財政面だけでは考えられないさまざまな事情がありますので、慎重な判断が必要になってくると考えております。 354 ◯大森秀久議員 それでは、それぞれの4点質問しましたので、一つずつ再質問で話を前に進めていければと思います。  最初の(1)のところではですね、規模の適正化っていうお話が答弁で出ておりましたけれども、学校教育法施行規則第41条には、学校の適正な規模の標準が定められています。これは学級数のことを指していると思いますけれども、標準の内容と長洲中学校と腹栄中学校の学級数はどうなっているか、まずそこを伺います。 355 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員が申されました、学校教育法施行規則の第41条に標準的な学級数として規定されております。小学校では12学級以上18学級以下としており、ただし、地域の実態その他により特別の事情のあるときはこの限りではないとされています。中学校も同様でございます。  現在、両中学校とも1学年二学級ございます。全学年6学級になっているところでございます。  以上でございます。 356 ◯大森秀久議員 これは確認の意味で伺ったんですね。今、お話がありましたように、中学校に関してはですね、学年2学級で、両方合わせると12学級になるということですね。ですから、統合した方が標準とされる12学級から18学級に該当するわけで、学校運営全般を考えれば、教師の数にも少しは余裕ができて、教育環境の整備につながるのではないかというふうに思います。町はと言いますか、教育委員会はその辺をどのようにお考えでございましょうか。 357 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申しました学校教育法施行規則第41条のただし書きのところでございますけども、このただし書きにおいて、地域の実態その他により特別の事情のあるときはこの限りではないとされています。このただし書きでございますけども、これは国が教育的観点から学校規模の適正化を考える上で、一定の規模と定めた標準的な学級数ではないかと思います。ですので、適正規模ではなくて、あくまでも標準的な規模でございまして、地域実態その他により特別の事情のあるときはこの限りではないというふうにされているものだと思います。  以上でございます。 358 ◯大森秀久議員 今、ただし書きについてですね、課長から答弁いただきましたけども、地域の実態その他により特別の事情があるときはこの限りではないと規定されており、これは全国一律ではないということというふうに理解されます。  それでは、本町2校体制は、何か特別な事情に該当するものがあるんでしょうか。特別な事情ですよ。
    359 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  現在、特別な地域の事情というものは主にはございませんが、この学校統合による学校規模の適正化につきましては、行政のみが決めるものではなくて、地域とともにある学校づくりというものを踏まえてですね、保護者、地域住民との丁寧な議論を積み重ねて決める必要があるというふうにも考えております。  以上でございます。 360 ◯町 長(中逸博光君) 私は歴史のほうから言わせてもらいます。腹赤村と六栄村が合併して腹栄中ができたんであって、旧長洲町と清里村、そういう歴史も考えていかないと、一気にこの問題は言えないと思います。 361 ◯大森秀久議員 しかし、私はですね、現在の2校体制よりも、いつかの時点では1校体制にやっぱりね、切り替えていくべきだと。これは、おっしゃったようにですね、文化のこともあるし、実際、私、聞いたんですよ、どう考えますかっていうふうに地域の方に。いやー、長洲とは文化が違うもんなってはっきり言われるんですよね。だから、それはなるほどなというふうに思いました。かと言ってですね、先ほども言いましたように、教育環境の整備ということ、子どもさんたち、児童にとってね、どういう教育環境が一番いいのかということを考えるとですね、やはりこの問題避けては通れないと。慎重に検討してもらっていいんです。私もそう思います。慎重に検討してもらっていいんだけれども、ある時期にはですね、やはりかじをきる必要があるんではないかということを申し上げたいということなんです。  そこでですね、長洲町の公共施設白書によりますと、長洲中学校についてはですね、公共施設総合管理計画に基づく整備方針として、更新検討と書いてあるんです。一方、腹栄中学校のほうは維持保全と書いてあるんですね。この両者の記述の違い、具体的にどう違うんでしょうか。片一方は更新検討、片一方は維持保全です。この言葉の違いの意味をですね、教えてください。 362 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  公共施設等総合管理計画におけます簡易評価の分類項目についての御質問になるかと思いますけども、維持保全につきましては、管理評価、利用評価ともに評価が高く、今後10年程度は施設の機能を保持し、積極的に維持していく施設。また、更新検討につきましては、管理評価は低いが、利用の評価が高く、更新、大規模改修、他施設への移転及び他施設との統合等により、施設の機能を維持しながら、総量縮減等を検討する施設として分類をしております。ただ、これにつきましては、町の公共施設の管理方針を定める上で、公共施設の状態を的確に評価し、把握する必要がありますけれども、この計画策定時において全ての施設につきまして詳細にまた迅速に実施することは困難ということから、簡易な施設の情報によりまして評価を行い、分類したものであります。管理の面からは、建物の性能であったり、建物性能、耐震性能、防災性能の3項目、利用の面からは、福祉対応、利便性、利用度、稼働率の4項目から評価を実施しまして、簡易評価判断基準に基づきまして、点数化をいたしまして、機械的に判定しまして、四つの区分に分けているところであります。施設ごとの考慮すべき事象までは反映されたものではありませんので、この簡易の評価結果がそのまま公共施設の方向性を決めているというものではございません。 363 ◯大森秀久議員 私は長洲中学校のほうがですね、更新検討と書いてあって、腹栄中学校のほうが維持保全と書いてあったものですから、長洲中学校のほうは更新検討して新しい建物にして、そのときまでは腹栄中学校は維持保全をしてですね、一緒にしてくれるのかなというふうに簡単に理解してしまったわけです。しかし、そうではないということですね。簡易評価に基づいて耐震、防災、稼働の状況なんかをみて、維持保全が10年程度は続けるというふうにも今、言われましたので、10年ぐらいはこのままで行かれるのかなということなのでしょうか。10年って言ったら結構長いなと思うんですけども、それのところははっきり10年ということで、まだ2校体制で行くよっていうふうに理解でいいんでしょうか。 364 ◯総務課長(濱村満成君) お答えします。  分類としましてはそのようになっております。これは先ほども申しましたように、機械的に数字で点数をつけて分類した形で当てはめた場合、そういう形になるということでありまして、それぞれの個別の公共施設の考慮すべき事象まで反映されたものではありませんので、これはあくまで一番最初の計画の取りかかりとしてということで判定したものでありますので、これがそのままその施設の方向性という決定としたものではありません。 365 ◯大森秀久議員 決定したものではないという最後のところを信頼してですね、私はぜひ長洲中学校と腹栄中学校についてはですね、いろいろとそれは地域の皆さんに御相談をすれば、いろんな意見が出てくるというのはわかります。歴史、それからさっき言われました文化の問題とかですね、それは出てくるでしょう。長洲町が現在の長洲町に至る経過の中でもですね、そういった話はあったわけですから、それはわかります。ただ、長洲中学校も腹栄中学校も今現在はたしか耐震基準は満たしているというふうに思うんですね。ただ、長洲中学校は来年37年目に入りますし、腹栄中学校は来年42年目に入ります、建物が建ってからですね。バリアフリー、防災の対応など考えるとね、老朽化という状況ではないにしてもですね、やはり1校体制にする時期が来てるんじゃないかなというふうに思います。そこでですね、町が今のところ慎重にというふうにおっしゃってますので、慎重に検討してもらっていいんですけども、現在、長洲中学校も腹栄中学校も6学級ということで、私は小規模校になるというふうに思います。当面は統合するステップにはなかなか進めそうもないというような答弁であったかと思いますけども、そういうことであれば、小規模校のデメリットの一つになると思いますけれども、教師が免許以外の授業をせざるを得ない状況についてですね、これは解消策か緩和策を考える必要があるのではないかと思いますが、何か対応を考えておられるか伺います。 366 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  規模校に該当することによるデメリットという点、いくつかございます。クラス替えができないような点とか、あと、クラス同士の子どもたちが切磋琢磨する活動ができない点、またはクラブ活動や部活動が限定される点などデメリットとしては挙げられます。  まず、先生方の人数というのも反映されてきておりまして、中学校は教科担任制でございます。教科の先生がクラス数、学級数にして人数が左右されるということもございます。現在、教科の先生がいらっしゃらない場合は、免許外制度というのを活用して、その授業の教科というのを行っているというところでございます。また、クラブ活動におきましても現在、人数が不足する場合は合同でチーム編成をして、中体連に出ることも可能というようなそういった緩和も取れている状況でございます。  以上でございます。 367 ◯大森秀久議員 今、課長が答弁されたことは承知の上で聞いておりまして、デメリットの一つだろうと思うからね、何か手を打つ必要があるんじゃないんですかっていうふうに答弁を求めたんですけども、なかなかね、手の打ちようがないということなのかなというふうに理解するところです。  念のため聞きますけども、現在、高校受験の科目はですね、国語、数学、英語、理科、社会の5教科ということでよろしゅうございますか。 368 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  はい、その5教科。また、科によっては何か実技のほうがあるという点でございます。  以上でございます。 369 ◯大森秀久議員 主要5教科について、免許を持っていらっしゃる先生がいらっしゃらないということは現時点ではないんでしょうか。ここは確認したいんですけれども、どうでしょうか。 370 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申しました5教科の教科の先生がいないということはございません。  以上でございます。 371 ◯大森秀久議員 時間がどんどんどんどん来ますので、次の質問に再質問で深めたいと思いますけれども、町では教師の残業時間をタイムカードやパソコンを使って管理されてるというふうに思いますが、中学校の場合、1年間を通してみた場合ですね、学校ごとでもいいですし、学校をまとめてもいいですし、中学校でまとめてもいいですし、どんなふうな、要するに時間外労働、残業をされてるのかというのがわかりますでしょう。それを答弁できますか。 372 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  詳しい数字というのは手元にないんですけども、今まで携わってきた中身で申し上げますと、一番残業時間が多い時期というのは4、5、6月のこの時期、入学式、体育祭、そういった時期が一番多いと。それと、当然一番少ない時期は8月、夏休みの時期でございます。  以上でございます。 373 ◯大森秀久議員 以前ですね、私、中学校の先生、小学校の先生両方ともにですね、残業の問題について一般質問で答弁を求めたことがございまして、そのときは結構長いなと、これは60時間以上なんて言うのは当たり前で、中には80時間を超えてる方がいらっしゃると。特に中学校の場合です。中学校の場合は圧倒的にですね、小学校よりも長いなというふうに思います。新聞記事を紹介しますとですね、国会でのやりとりの中でですね、公立学校の教員の時間外勤務は、小学校で月59時間と、中学校では月81時間に及び、恒常的な時間外労働が蔓延してるというふうに書いてあるんですね。ですから、そういう蔓延している状況をできれば詳しくつかむ必要があると思うんですね。学校の管理者は校長先生だと思いますけれども、その上でですね、私は教師の長時間労働は是正すべきだというふうに思いますが、そこのところをですね、どうでしょうか、是正しなくてはいけない、是正すべきだと思われるか、それとも、いや、これはもう仕方がないんだというふうに思ってらっしゃるのか、どちらかでお答えをいただけますでしょうか。 374 ◯教育長(戸越政幸君) 是正すべきだというふうに思っております。この働き方改革が示された段階で、随分、学校は意識が変わってきていると思います。まず、小学校が部活動が廃止されたことで、放課後の時間の使い方が非常に有効になってきているなと。やりたかったあすへの授業の準備ですとか、あるいは時間を少しかけてみんなで研修したいなという校内研修だとか、こういったものあたりが非常にやりやすくなってきている。そして、大体月々だったかな、学校からその勤務時間の集約されたものが来ますけれども、国が示している45時間に近い状態、少ない人は小学校の先生方は40時間ぐらいでおさまっている、非常に適正化がなされてきておるなと。ただし、中学校の場合には、今もって、中にはですね、80時間近い時間を費やしている先生方もいらっしゃると。毎月ではありませんよ。先ほど課長が申しました、月々によってはですね。ただし、そういう先生方は月々の勤務時間が明らかに管理職もわかりますので、個別指導なりというようなところで、改善が非常に図られていっているというような現状でもあります。もともと、少なからずとも国が示しておる45時間ぐらいのところ前後ぐらいでおさまるような中で充実した教育活動ができたらいいなというようなこと、そこを目指していきたいなというようなことを考えております。  以上です。 375 ◯大森秀久議員 まず、最初の是正すべきであるというふうに教育長が答弁されてましたので、それはもう本当に期待したいというふうに思います。  そこでですね、私は教育長と同じ考えで、是正すべきであると思っております。長時間労働を是正すべき理由として、私が思っていることは、教師の健康問題、人間らしい暮らし、将来にわたって優秀な人材の確保といったことを考えてもですね、長時間労働を蔓延しているような状況は是正すべきであるというふうに思っています。ただ、今度の第200回臨時国会ではですね、その辺のところの論議が十分にされたのかなというふうに思いますけども、一応、教員の給与特別措置法の一部改正がありまして、年単位で変形労働時間制が導入されるということになりましたが、変形労働時間制についてですね、私の理解は、あらかじめ労働日、労働時間を定め、その後は変更できない変形労働制の導入っていうふうに理解しておりますけども、私の理解は間違っておりますか。いや、変形労働時間制はそういうもんじゃないということであればですね、答弁をお願いしたいと思います。 376 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  議員がおっしゃったのは、休日のまとめ取りのことに関してだと思います。校務のですね、削減に向けた総合的な取り組みの徹底というのがまず第1条件にありまして、これに合わせて1年単位で、先ほどおっしゃった変形労働時間制の選択的導入を可能とするものというふうにはなっております。 377 ◯大森秀久議員 可能とするものということですから、必ずしもその辺のところは、各自治体によってですね、裁量権が与えられるのかというところが担保できれば、いろいろと縛られずに、と言うのはですね、これは国会の質疑のやり取りですよ。現場の先生から、このままでは公教育の質がもはや保証できないということが言われてるんですね。そういう参考人質疑の陳述があっております。そして、学校現場は日々、子どもや保護者など、人を相手にし、予期し得ない、予測不能な事態、事故も起こり得ますと。あらかじめ労働日、労働時間を定め、その後変更ができない変形労働時間制の導入は、私は不可能だと思いますというふうにですね、参考人が現場の先生がそう言っているんですね。ですから、その辺のところをですね、これから、法律が一部改正されたばっかりでしょうから、県の教育委員会、市町村の教育委員会を通って、現場にこれから下りてくると思いますけども、ぜひ、現場の実情を正確に把握してもらった上でですね、やはり現場の先生方に、教員をふやすということはなかなかできないということであれば、どうすればいいかということで、積極的な提案、提言というのをやっていただかないと、そこで働く先生方は浮かばれないなというふうに思いますので、そこのところについてですね、よろしく教育長にお願いをしておきたいというふうに思います。  ついでに申し上げればですね、学校の先生の仕事はふえることはあっても減ることはないと思っています。例えば、道徳の教科化が図られましたので、これは評価をせんといけません。それから、英語教育もですね、これからますます地域の要請、国際的な要請も出てきます。それから、プログラミングの指導、それからICTが本格的に導入されたとした場合ですね、機材の管理などは一体誰がするんでしょうかと。やっぱ先生だと思うんですね、そこに来ちゃうんだと思うんですよ。先生お願いしますと。そういうことで、私はやはり今度の給与特別措置法の改正がやっぱりこれでうまく行けばいいかなと思って、残念ながら今のところでは、変形労働時間制は、教育長45時間とおっしゃいましたけどもね、残業がないことを前提にしてやるというふうになってますので、夏休み期間を外して、繁忙期と言われる4月、5月、6月にね、さらに仕事をして、夏休みにまとめて休みを取ってくださいという形になると思いますので、どうなのかなというふうに感じております。これは私の感じていることをそのまま申し上げました。  夏休みの残業時間というのは少ないんですか。それははっきり取ってらっしゃらないんですか。どちらですか。 378 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  夏休み期間中の残務時間というのはゼロではないんですけども、最も少ないということになっております。 379 ◯大森秀久議員 できれば、タイムカードとパソコンを使ってですね、管理されてるわけですから、そこのところはしっかりつかんでもらってですね、やっぱり実際にそれを役立てていくということで残業時間の記録を始めたわけですから、そういうふうにしていただきたいというふうにお願いをしたいと思います。  それから、答弁の中で、統合に当たってはですね、本来、教師が行うべき業務じゃないものについて、何とおっしゃいましたかね、そういうような意味合いのことを答弁されたと思いますけども、それはそのとおりと思うんですよね。ですから、言うならば、ちょっと大げさな言い方かもしれませんけどもね、長洲町の現在と将来がかかった、未来がかかった問題だというふうに捉えていただいてですね、先ほどもお話がありました、本来教師がなすべき業務じゃないものについて、きちんと峻別するという必要性を強く感じておりまして、そこには保護者の協力も必要ですし、地域の方の協力も必要だと思います。そこはもう率直にですね、やっぱり腹を割ったと言いますか、そういう議論をする場所が必要だと思うんですね。そういうところをきちんとやっぱり設定してもらって、その上で、教育委員さんの会議でも総合教育会議でもそういったお話を、地域の方が入られている場所もあると思いますので、そういう会議の場をぜひ設定してもらって、私は将来的には1校体制にするべきだと思っておりますので、そこまで言うか言わないかは別としてですね、やはり考えていただきたいと思いますけども、どうでしょうか。長々としゃべりましたけども、その辺のところは御了解いただけますでしょうか。 380 ◯教育長(戸越政幸君) そういうところを一つ、地域みんなで、学校の先生方は教師としての当事者意識で、親は親としての当事者意識、地域住民は地域住民としての当事者意識、そういうところで子どもたちに主体的に生きていくような子どもたちをどう育てるかっていうようなコミュニティ・スクールが目指すものが今、一つあります。そこで、先ほど出てきよったことあたりを、これは学校じゃなくてこれは地域でするんだろうと、地域でもっとかかわってというようなのが議論を今、始めていってるところなので、大いに期待しているところです。  それに合わせて、5者連携という言葉が今、出てきております。そこに行政も入ってというようなことですね、それが来ておりますので、もっともっと子どもを中心に据えて、お互いが当事者意識を持って、子どもたちを育んでいけるような地域社会づくりが必要かなと、そういうところで先生方の負担が軽減されていって、本来やらなくちゃならないような業務に時間をかけられるようなことができるんではないかなというふうに思っております。  以上です。 381 ◯大森秀久議員 ぜひですね、学校の先生方の労働の実態については、つかんでらっしゃる皆さん方が一番詳しいわけですから、そこのところをしっかりと伝えていただきたいというふうに思います。やはりテレビのニュースなんかでも報道されますけどね、やはり断片的な情報だと思うんですね。やはりきちんと残業の記録を取ったら、こういうふうなものでございますというふうにお示しをしてですね、そしてやっぱり議論の糧にしていくと言いますか、そういうふうな体制をぜひですね、5者連携というお話もありましたけど、その中でも取り組みをしていただけたらと思います。  次にですね、ちょっとかぶってくるんですけども、長洲町はもちろん、町長の答弁でね、歴史があるっていうふうにおっしゃいましたし、文化のこともおっしゃいました。ただですね、これはそれこそ私が思っていることを率直に言いますけども、どこの町もいろんな歴史や文化というのを持って現在に至ってきてるっていうのはあると思うんですね。比較をする上で、南関町はですね、以前は中学校は4校あったそうですね。それが2校になって、現在1校なんですよ。人口も長洲町とは違います。面積も長洲町と違いまして、おおよそ3.5倍か、で、和水町は中学校2校なんですね。で、面積は長洲町の大体5倍ということでございます。98.78平方キロと。御船町は人口は長洲町とほぼ同じなんです。若干、わずかながら御船町のほうが多いかなというところで、面積は長洲町の約5倍。中学校は1校体制で、小学校は6校体制になっています。中学校が1校になったのはね、2007年ということになってますけれども、そこにいくまでにね、随分いろんないきさつがあって、そこにたどり着いたんだなと思いますので、ぜひ、前に進めると、すぐ統合とういうことではなくて、一歩前に進めるという議論をしていくために、最終的にはですよ、町民の皆さんが反対と言われたらそれはなかなかできないんですし、議会にかけなくちゃいけないから、議会が反対すればそれもできないわけなんですよ。だけど、私はそういうふうな方向で検討していただきたいというふうに思っておりますのでですね、ぜひその辺のところは御検討いただきたいというふうに思います。  次に伺いますのは、長洲町の総合振興計画、いただきました予算編成の方針にあたってというのを読ませてもらいましたけども、これを見るとですね、令和2年度は第5次長洲町総合振興計画の計画期間の10年間の集大成となり、次期総合振興計画につながっていく重要な年度であるというふうに書いてあります。重要な年度であるということで、この総合振興計画に乗らないと中学校の問題もね、議論ができないものなのかということをお伺いしたいんですけども、いかがでしょうか。 382 ◯町 長(中逸博光君) まちづくりについては、さまざまな時点で、時代時代で変わってくるんじゃないかなと思っております。私が特に、大森議員、いろいろるる南関町の場合も言われましたが、私の場合は多良木高校の多良木町が人口が徐々に、子どもの数も減ってきてると。また、玉名市の今、統廃合が進んできてる、こういうところで天水東とか、小天東とか、本当に、梅林とかいろいろ小学校がなくなってきよる。こういう中において、決してまちづくりが盛んになってきているとは思っておりません。そういうことも検討しないと、こういう統合、廃合の問題というのはできないと思います。非常に難しい問題になります。二つ残したままがいいのか、一つになっていいのか、これはやっぱり皆さんとともに議論しながら、町民の皆さんを含めて、議会の皆さんと討論しながら進めていかなくちゃならないし、それを総合振興計画に乗せて、じゃあ10年後統合するとかそういうことはなかなか今の時点では答えられないんじゃないかなと思っております。非常に難しいことであります。そういうことは御理解いただきたいと思います。 383 ◯大森秀久議員 おっしゃることはよくわかります。なかなか簡単にはいかないということですね。  一応ですね、両中学校の設備なども先ほどのやつに詳しく書いてありましたけれども、部屋の数がいくつあるとか、バリアフリーの状況とかも詳しく書いてありますけども、その中で一つだけ気になったのがあったんですね。防火扉とスプリンクラー、これは今現在ある学校にね、設備として設置されるべきものなのかと。法律や規則で、防火扉をつけなさいと、スプリンクラーも高くなるけどつけなさいというふうになっているのかどうか、そこのところを伺います。 384 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  学校施設における防火扉または防火ドアもそうですけども、それらにつきましては、建築基準法で設置義務のほうが学校、定められております。ですので、6校とも防火扉のほうは設置をしております。  スプリンクラーですけども、この設置基準につきましては、今度は消防法で規定されておりまして、ここには学校施設のほうは該当はされておりません。ですので、スプリンクラーは学校には設置をしていないということでございます。 385 ◯大森秀久議員 なぜ今のスプリンクラーの質問をしたかというとね、首里城が燃えちゃったじゃないですか。200億円以上かけたあんな建物が火事で燃えちゃうんなんてもったいないなと思って、なんでスプリンクラーつけとらんやったんやろうかと思ったんですけども、不特定多数の方がですね、学校は出入りをされます。ですから、そういった意味でですね、今ある学校につけろなんてことを言っているわけじゃありませんで、もし、次に学校を1校にされるというときには、消防法の規定もあるでしょうけれどもですね、検討をしていただければというふうに思っておりますので、一言申し添えます。  それからですね、中学校を1校にするっていう問題で、私、実は学校給食センターの問題が提起されましたときに、二つある中学校にあいている教室を使って、自校方式で給食施設をつくればね、中学校につくって3校分ずつ負担するということでいいなと思ってたんですけども、結果はそれは違う方向に進みましたので、いっそのこと思い切って、町の総合振興計画に入るかどうかわかりませんけれども、学校についてはぜひ1校体制にするということで、中学校も相当年数も経っておりますのでですね、言えばなんて言いますかね、レインボーみやのに入居された皆さんが子育てが終わって、長洲町はいい町だと、長く住み続けたいと、ここに家を建てたいなというふうになったときにですね、町には優良な建築に提供できる土地がないということも聞いておりますので、私は随分、無責任なっていうふうな言い方をされるかもしれませんけども、腹栄中学校は高台にありまして、優良な住宅用地になると思います。それと、長洲中学校は海岸に近くてですね、高潮浸水想定区域になってますけども、地上げをすればこれも十分いけるというふうに思いますので、そういったことも含めてですね、これ、まちづくりの問題なんですよね。ぜひ御検討いただけないかなというふうに思いますけれども。どうなんでしょうか、総合振興計画に入れるかどうかもまだはっきりわからないという状況の中でこういう質問をしてお答えしていただくのもあれかなと思いますけれども、もしお答えがいただければと思いますけれども、いかがでしょうか。 386 ◯町 長(中逸博光君) 腹赤中跡地を住宅地でつくれとか、そういうのはちょっと僕は、執行部は考えていなくて、やっぱり駅前再開発とか出町の再開発、そして清里地区の再開発、六栄地区の、今度、上沖洲・赤田線ができたら左右に宅地をつくっていく、そういうのでありますので、そういう意味での質問は今回はちょっと違っているんじゃないかなという気がいたします。 387 ◯大森秀久議員 古城のひまわり幼稚園の付近に一戸建ての住宅がずっとありますよね。ひまわり幼稚園の前を通り越して玉名市岱明町に入りますとね、雲雀丘というのがありますね。あそこは日立造船株式会社に関連する不動産関係の会社が開発したと思いますけれども、あれが建ったときにですね、長洲町から随分たくさん玉名市に引っ越されたんじゃないかなというような思いがあったもんですから、ちょっと今のような質問をしたということでございます。  最後にですね、ランニングコストの問題でお伺いしたいと思いますけども、1校にしたほうがランニングコストは少しは浮くんじゃないかなというふうに思います。ICTに関係してですね、これもタブレット端末、パソコン導入など、フル装備に係る費用というのはどれぐらいなんでしょうか。捻出するのも相当大変なんじゃないかなと思いますから、ここで1校にしたら少しでもですね、お金が出てくるかなと思いますけども、その辺のところは試算なんかされたことがございますか。 388 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  今年度、腹栄中学校と長洲中学校に無線LANの整備を行いました。1校約500万円弱でした。学校数が少なくなれば当然、事業費というのも少なくなります。ただ、児童生徒一人にタブレットを1台ずつとなると、これは数の問題でございますので、数としては減らないと。学校数が減ることによって、例えばクラス数が集約されるということで、先生の使う機材、学校に設置する投影モニター、そういうあたりが効果が出てくるんじゃないかというふうには思っております。 389 ◯大森秀久議員 私は、ここでも2校体制よりも1校体制にしたほうがですね、費用の節減にはなるのかなと思ったということでお聞きしたわけです。そして、数をたくさん買わなくてはならないというふうになるとですね、1台当たりの単価は絶対下がります。これは交渉次第ですけどね。物を少なく買うよりもたくさん買ったほうがですね、1台当たりの単価は絶対下がります。それが資本主義の仕組みです。ですから、その辺のところはですね、交渉能力を発揮してもらって、ぜひ、ICTはICTのほうで取り組みを進めていただければというふうに思います。  最後にですね、学校をつくるということは本当に大変なことで、簡単にはできないと、しかも公共事業ということになります。そして、まちづくりの中核的な事業にもなるということで、私はかなり一方的に私がしゃべった部分もあったんですけども、議論をとおして、1校体制に進むべきであると、今から準備を始めても遅くないというふうに思いました。1校体制で新しく建設となれば、先ほども言いましたけれども、町民の合意を得て進めなければなりませんし、その準備やゴールまでにはかなりの時間を要すると思いますし、さっきも言いましたように、議会の承認も必要です。さまざまな問題、課題がありますが、町長、考えをおっしゃいましたけど、最後に一言何か答弁いただけませんでしょうか。 390 ◯町 長(中逸博光君) 私は大森議員の考えとまるっきり違います。やはり財政面だけでは考えられない地域性、文化性、そういうものを考えるとともに、ICTを進めることによって、僕は先生たちの数を減らすこともできるんじゃないかなと思っております。  以上でございます。 391 ◯大森秀久議員 町長はまるっきり違いますと言われましたけど、私はまるっきり違うとまでは思ってないんですよね。確かに言われることはわかるんです。私もですね、1校体制のほうがいいのは間違いないと私自身、確信しております。ただですね、言ったからすぐそれができるというものでもないということもわかっております。ただ、準備を始める時期ではないのかということについて、ぜひそれはもう検討していただくしかないかなというふうに思います。  私は長洲町の子どもさんたちが学ぶ大事な中学校になるわけですから、これから先ですね、人口が減っていく中で、大学改革もいろいろ取りざたされておりまして、英語の民間試験の導入は来年はやめるということになりましたし、数学と国語の文章問題ですね、要するに○×とかで選ぶんじゃなくて、授業の内容も変わってくるということを考えればですね、中学校の問題は非常にますます重要であるというふうに思っております。  時間が残り9分でございまして、きんぎょ村をやりだしますと、ちょっとこれがなかなか簡単に進みませんので、私はきんぎょ村は3月の議会にとっておくということにいたしまして、本日はこれで質問を終わります。 (「それはちょっとできんぞ。通告しとって。通告しとっとやけん、一応聞かなん。」と呼ぶ者あり)  ああ、そうですか。 (「9分も残しとる。」と呼ぶ者あり)  それじゃあ、第1答弁だけいただければと思いますので、2.きんぎょ村について2点お伺いします。  きんぎょ村について、ことしの4月には新たな方向性によって何らかの事業化に向けて動き出すものと理解しておりましたけれども、現状についてお伺いをいたします。  2点目はですね、以前の議会できんぎょ村は農林水産省の補助金を使っており、金魚養殖以外は目的外使用でできないというふうな答弁をいただいております。確かに補助金とはそういうものかというふうに思いますけれども、あまりにも硬直的だなというふうにも思います。補助金ももとは税金なわけでございまして、町の行政財産である施設を活用する道を何とかして見つけるべきであると思いますので、2点について町長の考えを伺います。 392 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員のきんぎょ村についての御質問にお答えいたします。  1点目のきんぎょ村の活用計画につきましては、昨年度までに長洲きんぎょ村活用検討委員会や九州農政局県町職員等による検討及び水産庁等の協議、相談の結果、補助金等に係る予算の執行の適正化に関する法律における補助金返還が生じない財産処分手続として、普通財産に変更し、無償貸付による活用の方法を出しております。現在は、水産庁及び県と、普通財産へ変更するための手続等について協議を行いながら進めているところであります。  次に2点目のきんぎょ村の金魚養殖以外の活用についてですが、このきんぎょ村は国の補助を受けて、行政財産として養魚の振興を目的に建設したものでありますので、現在、使途が限定されております。しかし1点目で答弁した手続が承認されれば、現在の使途以外でも活用が可能となります。町としましては、きんぎょ村の立地状況、既存施設の有効活用を踏まえ、金魚養殖業の振興に寄与できるよう、貸付要件の設定等について検討をしているところでございます。 393 ◯大森秀久議員 すみません、6分あるんで、答弁いただきましたので、ちょっと何点か。  そうですね、きんぎょ村はだから要するに行政財産を外して普通財産にすればということで、今、交渉中だという理解でよろしいですか。課長。 394 ◯農林水産課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  今、町長の答弁がございましたように、まず補助金のいわゆる適正化法の中で制限を受けておりますので、この点について、どのように外していくかというところを、今、水産庁と協議する中でですね、今、その方法、普通財産にして無償貸付というものが補助金返還が生じない一つの方向性であるということで、これが一番有効なのではないかというところで、今、協議をさせていただいている状況でございます。 395 ◯大森秀久議員 私はきんぎょ村がこれまで果たしてきた役割はそれなりに評価しなくちゃいけないというふうに思っておりますけれども、これは私の理解ですけどね、金魚養殖を事業なりわいとされる方が、あの建物が建った時期よりも随分減ってるんじゃないかなと思いますけども、その辺のところは公表できる数字はございますか。 396 ◯農林水産課長(吉田泰滋君) 当初、あのきんぎょ村が建設された当時の計画が、大体平成五、六年の数字をもとにしております。で、そのあたりの組合員数っていうのがはっきり手元にはなかったんですが、当時大体50軒から60軒あたりいたんじゃないかというところで推測はできます。数字的には持っている数字で御紹介させていただくと、平成12年あたりに、それから減ってるんですが、大体23軒から20軒の推移をしておりました。それが、平成16年に入りますと10軒台の数字になりまして、平成28年度にはもう11軒と、今現在、若干、新規の方が入っていただきまして14軒という数字でございますが、当初から比べると3分の1以下という数字になっておりますので、その当時の計画という数字自体も今とはそぐわないというような形ではないかということで認識をしております。 397 ◯大森秀久議員 あと4分ありますので、すみません、公共施設の総合管理計画に基づく整備方針には、利用検討というふうに書いてあって、行政財産のままでなかなかやりにくいからということも伺いました。私は一般的には内水面漁業というのは、沼や湖や河川を使ってということで、淡水の魚をということで考えておりまして、金魚というのは確かにですね、淡水の魚には違いありませんけども、特殊な魚ではあるなというふうには思っております。なりわいをされてる方の数が50軒から60軒ぐらいあったものが14、5軒までになったということで、3分の1以下という答弁がございましたけどもね、長洲きんぎょ村の初期の使用目的を達成したと、それはもう頑張ってやったんだというようなことも、これからの交渉の中でいろいろ出てくるかもしれません。その辺のところはですね、町としてもきちんと方針を持って臨むべきであろうというふうに思っておりまして、私は内水面漁業というものをですね、広い視野でぜひ捉えていただいて、新たな長洲町の産物もそこから生み出していくというようなことも含めて、長洲きんぎょ村が活用されればこれに越したことはないというふうに思っておりますのでですね、ぜひ国が何と言おうと負けずに頑張って、長洲きんぎょ村の活用について道筋をつけて、あのときのあの判断がよかったと、後世になって、そういうふうな評価につながるようにですね、ぜひ頑張っていただきたいと思いますので、よろしくお願いします。  以上で質問を終わります。 398 ◯徳永範昭議長 お諮りします。  本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ございませんか。                 (異議なしの声あり) 399 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。  したがって、本日はこれで延会することに決定しました。  本日はこれで延会します。                延会(午後 5時56分) Copyright © Nagasu Town Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...