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  1. 長洲町議会 2019-03-11
    平成31年第1回定例会(第1号) 本文 2019-03-11


    取得元: 長洲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                開会(午前10時00分) ◯徳永範昭議長 それでは、ただいまから、平成31年第1回長洲町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名について 2 ◯徳永範昭議長 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において、7番、磯野博議員及び8番、浦邊朝章議員を指名します。 ─────────────────────────────────────────── 日程第2 会期の決定について 3 ◯徳永範昭議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  お諮りします。  本定例会の会期は、本日から3月19日までの9日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 4 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。したがって、本定例会の会期は、本日から3月19日までの9日間と決定しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  有明新報社高本編集部次長、熊本日日新聞社樋口支局長及び町広報担当から写真撮影の申し出がありましたので、許可しております。 ─────────────────────────────────────────── 日程第3 諸報告について 5 ◯徳永範昭議長 日程第3、諸報告についてを行います。  議長報告をいたします。
     本定例会に出席する説明員の職及び氏名は、お手元に配付のとおりです。  また、本日までの議長の行動は、お手元に配付のとおりです。  次に、閉会中に受理した陳情等は、お手元に配付しました写しのとおりです。  次に、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査の結果報告書は、お手元に配付いたしました写しのとおり、提出されております。 ─────────────────────────────────────────── 招集権者の発言 6 ◯徳永範昭議長 ここで、招集権者の発言及び平成31年度施政方針についての説明を許します。  中逸町長から、演壇への飲み物の持ち込みの申し出がありましたので、許可しております。 7 ◯町 長(中逸博光君) おはようございます。  本日は、平成31年第1回定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜りましてまことにありがとうございます。また、議員の皆様の御健勝を心からお喜び申し上げますとともに、平素よりの御精励に対し、深く敬意を表するものであります。  本定例会につきましては、既に配付してあります議案書にありますように、平成30年度長洲町一般会計補正予算の専決処分の承認を求めることについての案件が3件、長洲町福祉のまちづくり基金条例の制定についての案件が1件、長洲町学校法人助成条例の制定についての案件が1件、長洲町長等の給与及び旅費に関する条例の一部改正についての案件が1件、長洲町議会議員の議員報酬、費用弁償等に関する条例の一部改正についての案件が1件あります。長洲町報酬及び費用弁償条例の一部改正についての案件が1件、長洲町放課後児童健全育成事業の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についての案件が1件、長洲町国民健康保険税条例の一部改正についての案件が1件、長洲町下水道条例の一部改正についての案件が1件あります。また、土地改良事業の実施に伴う経費の賦課の変更についての案件が1件、長洲町道路線の認定についての案件が1件、平成30年度長洲町一般会計のほか特別会計並びに事業会計の補正予算に関する案件が4件、平成31年度長洲町一般会計予算のほか特別会計並びに事業会計の予算など平成31年度の予算に関する案件が6件、監査委員の選任についての同意案件が1件、以上、合わせまして24件の御審議をお願いするものでございます。  各議案の詳細につきましては、それぞれの担当課長より御説明申し上げますので、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げます。  それでは、平成31年第1回長洲町議会定例会の開会に当たり、平成31年度の施政方針を申し述べ、議員の皆様並びに町民の皆様に町政への御理解と御協力を賜りたいと存じます。  さて、1月3日に和水町を震源とした震度6弱を記録する地震が発生し、さらに1月26日には、再び和水町を震源とした震度5弱を記録する地震が発生いたしました。荒尾玉名地域においては大きな人的被害等もなく、一安心いたしましたが、昨年、震度6弱を記録しました大阪府北部地震、そして震度7を記録しました北海道胆振東部地震と、全国で大きな地震が続いていることを考えますと、災害はいつ発生するか予測できないものであり、地震を初め豪雨災害や大型台風などさまざまな災害に対応し、防災体制の強化を引き続き図ってまいります。  次に、まちづくりに目を向けますと、「定住・教育・福祉・産業」の各分野におきましては、しっかりと根を張った事業が展開できております。これもひとえに議員の皆様並びに町民の皆様の多大なる御理解と御協力によるものであり、深く感謝申し上げます。平成31年度はこれらの事業をさらに大きく発展させ、まちづくりの大木となりますよう、各種事業に取り組んでまいります。  現在の経済情勢といたしましては、米中の貿易摩擦などにより、中国経済が減速したものの米国を中心に世界経済の回復が続いており、国内におきましてもアベノミクスの効果による株高や有効求人倍率も引き続き高水準で推移するなど、日本経済は上昇基調を維持しておりますが、10月からの消費税率改正に伴う景気の影響などを考えると、決して楽観できる状況ではありません。  そのような中、ことしは改元の年でもあり、新たな天皇の即位に向けた祝賀ムードになることが考えられるとともに、2020年の東京オリンピック・パラリンピック、2025年には大阪万博と新たな時代に突入することから、地方もこれらの波を注視していかなくてはなりません。先般、閣議決定がなされました平成31年度の国の一般会計予算案は7年連続で過去最大を更新し、101兆4,571億円が計上され、当初予算として初めて100兆円を超えました。今回の国家予算につきましては、消費税率改正に向けた経済対策費のほか、幼児教育・保育の無償化、社会保障の拡充などを主因として増加しております。  長洲町におきましても、社会保障費の増加などにより厳しい財政運営が求められる中、国の施策に基づき、第5次長洲町総合振興計画を基本に、長洲町まち・ひと・しごと創生総合戦略に沿って、このたび予算編成を行ったところであります。  それでは、平成31年度の予算規模につきまして御説明いたします。  一般会計につきましては、前年度比5%減の69億2,700万円、特別会計につきましては、国民健康保険特別会計が前年度比4.2%減の21億5,500万円、介護保険特別会計が前年度比0.2%増の17億5,200万円、後期高齢者医療特別会計が0.2%増の2億490万円となっており、公営企業会計につきましては、水道事業会計が前年度比3.6%増の3億2,417万円、下水道事業会計が前年度比19.5%減の14億9,886万円となっております。  一般会計の歳入につきましては、町税につきまして、定住施策に起因した新築家屋の増加といった増加要因はあるものの、償却資産の減価償却による減少が影響し、20億318万円と、前年度から0.9%減少しております。一方、使用料及び手数料につきましては、地域優良賃貸住宅の使用料収入の増加により、2億3,854万円と前年度から55.7%増加しており、繰入金につきましても、積み立てたふるさと納税の増収分を子育て、教育事業の充実を図るために繰り入れるもので、1億2,597万円と前年度から322.1%増加しております。また、町債につきましては前年度から38.9%増の6億6,040万円と、認定こども園整備事業腹栄中学校屋上防水事業など投資的経費などの増加に伴い増加しております。  歳出につきましては、民生費が社会保障費の増加に加え、認定こども園整備事業により、前年度比21.8%増の26億8,499万円を計上しております。土木費につきましては、地域優良賃貸住宅整備事業費の減少により、前年度比48.9%減の10億4,953万円を計上する一方、教育費につきましては、将来の長洲町を担う子どもたちのため重点的な予算配分を行い、新規事業として、ICT環境整備事業適応指導教室運営事業中学校駐輪場整備事業等を加えるとともに、引き続き英語教育推進事業を盛り込み、前年度比33.1%増の5億5,964万円を計上しております。  平成31年度予算につきましては、税制改正の影響を大きく受けることが予想される中、長洲町中期財政計画に基づき最少の経費で最大の効果を生み出す予算の編成に取り組んだところでございますが、扶助費の伸びが一般財源を大きく圧迫している状況は変わらず、非常に厳しい予算編成を強いられました。しかしながら、現状の課題を踏まえ町の将来を見通しながら、限られた財源の中で国・県等の財源を有効に組み合わせて、必要な箇所への重点配分を通しためり張りのある予算案をお示ししたところでございます。  続きまして、平成31年度の主な事業・施策を、第5次長洲町総合振興計画の6つの基本目標に基づき説明してまいります。  まず、「未来を拓く人づくりを目指す夢のあるまち」といたしまして、長洲町の教育大綱である「ふるさとを愛し、夢をもって未来を切り拓くひとづくり~子どもを真ん中に~」の基本理念のもと、長洲町の子どもたちのために各種事業を実施してまいります。  児童・生徒が夢を持ち、生きる力を育む教育につきましては、日本のトップアスリートである夢先生を招き、夢を持つことやチームワークの大切さを学ぶ「夢の教室」を小学校5年生と中学校2年生で実施し、夢を持ち、生きる力を育む教育の充実を図ってまいります。  学力の向上につきましては、教育委員会と連携し、教職員の指導力の向上による授業内容の改善を初め、朝自習や昼休みを活用した補習などにより、一人一人が確かな学力を身につける取り組みを推進してまいります。また、放課後を活用して、基礎学力の向上を目指す「長洲寺子屋学習塾」や、地域の協力のもと、ふるさとを愛する子どもを育てる「長洲ふるさと塾」を夏休みなどに各小学校で実施してまいります。  英語教育につきましては、英語科の授業に外国語指導者を配置したことで、子どもたちは積極的に英語の授業に取り組んでおります。今後も引き続き、幼児から中学生まで一貫性のある英語教育に取り組み、将来、世界で活躍する人材の育成を目指してまいります。また、小中学生に対し、英語検定料の補助を行い、コミュニケーション能力や語学力の向上を図ってまいります。  放課後の児童の居場所づくりにつきましては、学童保育と放課後子ども教室を一体型として実施している「放課後事業フレンズ」に専門的意識を持った人材を配置し、地域住民の協力を得て、読書やものづくりなどのさまざまな体験活動を通して、児童の社会性や自立性、創造性、道徳心など主体性をもった子どもの育成を学校、地域、行政が連携して取り組んでまいります。  学校施設につきましては、普通教室へのエアコン設置や地中熱換気システムの導入による快適な学習環境づくりによって、呼吸器・アレルギー関連の疾病が減少するなど、効果が上がってきております。また、腹栄中学校の校舎大規模改修や長洲中学校の駐輪場の整備、学校トイレの洋式化のほか、ICT教育に対応すべく、両中学校各教室に無線LANの整備を図ることで、教育環境の整備に努めるとともに、施設の安全性や経済性を踏まえた具体的な対応方針を検討してまいります。  児童生徒の適正な就学への対応につきましては、教育の平等な機会の提供を目的に、就学援助費を支給するとともに、「長洲寺子屋学習塾」での学習支援を実施してまいります。  また、発達段階に応じ、子育て世代総合支援センター「はぐくみ館」や学校及び各種関係機関が連携を図り、スクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーなどを活用しながら、児童生徒や保護者に寄り添った対応を行ってまいります。児童生徒の不登校対策につきましては、不登校や不登校傾向にある児童生徒の学校復帰を支援するため、「適応指導教室」を設置し、子どもたちの居場所づくりに取り組んでまいります。  家庭の教育力の向上につきましては、くまもと「親の学び」プログラム講座を通じて、小中学校、幼稚園、保育所の保護者が子育ての悩みや不安の解消につながるよう支援を行ってまいります。また、家庭教育講演会などを開催し、保護者のみならず、地域全体での家庭教育力の向上を図ってまいります。  幼児期の教育・保育につきましては、多様化する保護者のニーズに対応するため、教育・保育の質の向上を図り、延長保育や土曜一日保育などの多様な保育サービスを実施してまいります。さらには、ことしの10月からの幼児教育無償化と併せ、多子世帯などを対象とする保育料の軽減による経済的支援を図ってまいります。また、子どもの貧困対策につきましては、第2期長洲町子ども・子育て支援事業計画の策定と併せて、関係機関の意見等をいただきながら、積極的に支援を行ってまいります。  いじめ問題につきましては、町民全員がいじめをなくすという理念のもと、「長洲町いじめ防止条例」に基づき、いじめのない社会づくりに取り組んでまいります。  地域とともにある学校づくりにつきましては、家庭や地域の声を学校運営に反映させ、保護者や地域、学校、行政が一体となって学校づくりを目指す「コミュニティ・スクール」の導入を促進し、段階的に各学校に学校運営協議会を設置し、地域に開かれ信頼される学校づくりに取り組んでまいります。  生涯学習の推進につきましては、中央公民館において人材育成につながる各種講座を開催し、町民の皆様一人一人が、生きがいを持った生活を送れるよう、さらなる内容の充実に取り組んでまいります。  長洲町図書館につきましては、幅広いジャンルにわたる図書館資料の整備を初め、推薦図書のブックパックサービス、小中学校への配本事業など魅力ある事業に取り組み、利用者数は年々増加しており、有明圏域自治体による図書館相互利用サービスの利用者数も年々増加しております。平成31年度におきましては、指定管理者による民間のノウハウを活用し、町民の皆様がいろんな本と出会い、生涯にわたって学べる、生活に密着した図書館として、さらなる充実に努めてまいります。  文化・芸術活動の振興につきましては、長洲町文化協会を初め、各種サークル団体と連携し、春の文化展や長洲町文化祭などの発表の場の充実と文化活動の輪を広げ、生涯学習活動の盛んな町を目指してまいります。  ながす未来館につきましては、長洲町や指定管理者などによる演劇、コンサート、ダンス、映画鑑賞などの魅力ある事業を実施し、さらに多くの方に利用いただける施設運営に努めてまいります。  地域文化の保存・継承につきましては、先人から受け継いできた貴重な有形・無形の多くの文化財を守り、次世代へと受け継いでいくため、広く町民の皆様に知ってもらうための啓発や、長洲町文化祭での芸能発表など広報活動に取り組んでまいります。立花宗茂公夫人の墓である通称「ぼたもちさん」の文化資源の活用に向け、周辺整備に関する整備計画を策定し、さらなる地域文化の振興を図ってまいります。  スポーツの推進につきましては、「長洲町スポーツ推進計画」に基づき、多様なスポーツニーズに対応するため、スポーツ推進委員と連携し、子どもから高齢者までそれぞれの年齢や身体状況に応じた運動やスポーツ事業を行うとともに、生涯スポーツ活動の推進に取り組んでまいります。また、長洲町体育協会や総合型地域スポーツクラブNPO法人長洲にこにこクラブ」など、各種スポーツ団体と相互連携を図りながら、長洲町の生涯スポーツの振興に取り組んでまいります。  次に、「人と人とが支えあう希望のあるまち」といたしましては、地域、各種団体、行政がそれぞれ連携し、安心して暮らせるまちづくりに取り組んでまいります。  地域福祉の推進につきましては、誰もが安心して暮らすことができるよう、地域や民間事業者との連携による見守り体制の構築を図ってまいりました。平成31年度も有償ボランティア事業等を実施し、地域福祉のさらなる強化を図ってまいります。また、今後の地域福祉を推進する上で重要となる第4次地域福祉計画を、地域の皆さんの声を取り入れて策定してまいります。  高齢者福祉につきましては、町内32カ所の介護予防拠点施設を活用し、脳トレ、健康体操、ものづくりなど、さまざまな介護予防活動を実施してきた結果、長洲町の要介護認定率は平成24年度20.4%から平成29年度16.1%と5年連続減少しております。今後も引き続き、高齢者支援の充実に努めるとともに、高齢者支援施設「げんきの館」を核に、町内32カ所の介護予防拠点施設との連動による循環型自立支援サービス体系の確立に努めてまいります。  また、元気アップリーダーを引き続き養成し、地域における介護予防活動の充実を図ってまいります。  認知症高齢者やその家族への支援につきましては、認知症初期集中支援チーム認知症地域支援推進員による早期支援に努めてまいります。また、認知症サポーター養成講座を初め、長洲町社会福祉協議会や町内の介護事業者との連携による徘徊声かけ模擬訓練を開催するとともに、メール配信システムの「愛情ねっと」の活用や、民間事業所とのネットワーク構築を図るなど、安心して暮らせる地域づくりに努めてまいります。  障がい者福祉につきましては、障がい福祉計画に基づき、各種福祉サービスの提供を行うとともに、医療費助成等を実施してまいります。また、福祉施設等の関係機関と連携しながら、障がいのある方が地域で安心して生活できるよう支援してまいります。  健康づくりの推進につきましては、第2次健康ながす21プランに基づき、引き続きがんや生活習慣病対策、こころや歯の健康づくりなどの推進を図ってまいります。健康ポイント事業につきましては、さらに町民の皆様への普及、啓発を行い、多くの町民の皆様が健康づくりを実践できるきっかけづくりとして推進を図ってまいります。また、胃がんの原因とも言われているピロリ菌検査事業も継続してまいります。  歯の健康づくりにつきましては、今後も妊婦への歯周疾患検診を初め、乳幼児へのフッ化物塗布や、乳幼児から小中学生への歯の健康づくりのためのフッ化物洗口や指導、さらに公民館・介護予防拠点施設における高齢者に対する歯及び口腔ケアに関する講話を実施するとともに、75歳以上の後期高齢者につきましても、歯科口腔健診の助成を引き続き実施してまいります。また、平成31年度には節目年齢を対象とした成人に対する歯周疾患検診を実施し、さらなる歯科保健の向上に取り組んでまいります。  母子保健につきましては、昨年6月より電子母子手帳「すこやかDiary」を導入しており、ICTを活用した母子保健サービスの向上を図っております。  さらに、平成31年度は、熊本型早産予防対策事業を実施することで、早産による低出生体重児の出生を予防し、併せて新たに新生児聴覚検査補助事業を実施することで、母子の健康増進に努めてまいります。  健康寿命の延伸につきましては、生活習慣病の早期発見を目的とした特定健診の受診者数の増加を目指し、その結果に応じた保健指導によりメタボリックシンドロームの減少、糖尿病有病者の抑制を行うことで、医療費の将来的な削減につなげてまいります。また、第2次長洲町食育推進計画に基づき、各種関係団体などと連携しながら、子どもから高齢者までの食育の推進にも、引き続き努めてまいります。  予防接種につきましては、感染症の重症化予防や蔓延予防を目的として、乳幼児に対するおたふくかぜ、ロタウイルス、インフルエンザといった予防接種法に基づかない予防接種への公費負担による費用助成を引き続き行ってまいります。また、高齢者に対しましても、インフルエンザ及び高齢者肺炎球菌などへの公費負担を継続していくとともに、定期予防接種以外の任意接種への費用助成も引き続き実施し、感染症予防に努めてまいります。  国民健康保険の運営につきましては、健診情報やレセプトデータなどのデータ分析を行い、今後の医療費抑制に向けた取り組みにつなげ、健全で安定した国民健康保険の運営に努めてまいります。  子育て支援につきましては、少子化やひとり親家庭の増加、就労家庭の増加など、子育て世代を取り巻く環境が変化する中、妊娠期から子育て期にわたる切れ目ない支援の拠点となる子育て世代総合支援センター「はぐくみ館」の活動を着実に推進し、子育て支援の充実を図ってまいります。また、相談対応件数も増加しており、今後もより一層相談者に寄り添い、関連機関との連携を図りながら、地域に密着した施設となるよう努めてまいります。さらに、子育て世代の経済的負担の軽減や子どもの健全育成を図るため、引き続き中学校3年生までの医療費助成事業を実施してまいります。公立六栄保育所の民営化につきましては、現在、施設整備等の協議を進めており、引き続き円滑な移行に向け取り組んでまいります。  学童保育につきましては、午後7時までの時間延長を初め、夏休み期間中の午前7時からの開所など、保護者が安心して就労できるよう、充実を図ってまいります。  次に、「地域の資源を活かす活力のあるまち」といたしまして、長洲町発展の原動力となる農業・水産業を初め、商工業、観光などにおいて、「産・官・学」の連携による地域資源を活かした活力あるまちづくりに取り組んでまいります。  農業振興につきましては、将来の長洲町の農業を支える担い手や町内の認定農業者への農地中間管理機構を活用した農地の集積・集約を推進し、生産性の向上、コスト削減、収量増に向けて、農業委員会、玉名農業協同組合など関係機関と連携し、農業経営の安定化に向けた取り組みを進めてまいります。第二腹赤地区の圃場整備につきましては、県営事業として区画整理工事が平成31年度も引き続き実施されるため、早期完了に向けて、地元の地権者や耕作者、熊本県などの関係機関と連携を図り、事業に取り組んでまいります。また、圃場整備未実施地区につきましては、事業採択へ向けた関係機関との協議・検討を進め、町の農業生産基盤のさらなる強化へ取り組んでまいります。  多面的機能支払事業につきましては、各活動組織の広域協定により、運営体制が一本化され、幅広い活動が可能となります。広域協定後の組織が強固な組織となるよう、運営に関しても積極的に支援しながら、農地、水路、農道、ため池などの維持管理・補修を行う取り組みを引き続き支援してまいります。  農作物の生産支援につきましては、経営所得安定対策の着実な実施により、水稲や小麦、大豆、野菜など収穫量の増加を図るとともに、産地交付金を利用した地域の特色ある魅力的な作物の産地となるよう支援してまいります。また、各協議会や生産部会に対して補助金を交付すると同時に、国・県の各種交付金事業を活用し、関係団体との連携を強化しながら、生産力及び生産技術向上へ向けて支援してまいります。  海面漁業の振興につきましては、魅力的な漁業を創出していくため、熊本北部漁業協同組合を中心とした「産・官・学」の連携を強化し、アサリ漁獲高向上支援事業・干潟保全事業を福岡大学、徳島大学、鹿児島大学、水産大学校と引き続き実施してまいります。また、当町がこれまで進めてきた「産・官・学」の連携による水産振興への取り組みが広がり、熊本県・福岡大学を初め、県内の水産振興を所管する全市町及び長崎県島原市・雲仙市・大分県宇佐市を含む18自治体及び2団体で構成する「水産振興及び干潟再生協議会」を平成30年度に設立しております。この協議会におきましても、各自治体間による連携・情報交換を実施し、魅力ある漁業の創出による水産振興を目指してまいります。また、企業参入によるノリ養殖業の分業化・ノリ生産者の後継者育成事業を推進するとともに、石井食品株式会社など包括連携協定を締結している企業と連携し、6次産業化へ向けた事業に取り組んでまいります。  内水面漁業の振興につきましては、平成30年度に開催しました「金魚サミットinながす」を契機に、全国有数の金魚の産地である愛知県弥富市、奈良県大和郡山市を初め、金魚坂など金魚関係者による養魚振興に向けての定期的な情報交換・交流事業を実施してまいります。また、金魚でつながる全国的なネットワークを活かし、「ながす金魚」のブランド力を高め、生産・販売の向上につなげるとともに、引き続き養魚組合と連携し、新品種「ながす羽衣琉金」の安定生産を目指してまいります。  商業の活性化につきましては、個人消費の喚起及び消費購買力の流出防止並びに継続的な地域商店の利用による町内事業者の売上向上を図るため、長洲町商工会が実施する「プレミアム商品券」に対して10%のプレミアム分の補助を継続して行ってまいります。また、消費税率の改正に伴う対策として、国の補助を受けて「プレミアム付商品券事業」を実施します。  観光の振興につきましては、平成24年度の「金魚の館」のリニューアル以降、多くの方々に親しまれ、これまで約120万人の来場者を迎えることができました。そのような中、平成31年2月には、「金魚のカフェテリア」をオープンし、また、「金魚の館」内の水槽の展示などをリニューアルすることで、来場者がながす金魚について学び、感じ、体験できる施設へと生まれ変わりました。引き続き、まちの情報発信基地として交流機能を充実させ、さらなる来場者の増加に向けて努めてまいります。また、平成30年度に設立いたしました長洲町地域商社を初め、地域おこし協力隊と連携し、地域資源を生かした商品開発や販路拡大、観光事業の推進の支援を行うとともに、愛知県瀬戸市と連携して、町内の小学生を対象とした産業体験交流事業の実施や大分県宇佐市や有明圏域定住自立圏の自治体とも連携を図りながら、広域的な観光振興に努めてまいります。  ものづくり事業につきましては、これまで熊本大学や熊本ものづくり塾と連携して、金魚の館での毎月定例の「ものづくり塾」や、公民館・介護予防拠点施設での「ものづくり教室」を実施し、世代間交流の場の提供や高齢者の生きがいづくりを推進してまいりました。今後も多くの方が「ものづくり体験」に親しんでいただくために、引き続き木育推進員を養成し、ものづくり事業の振興を図ってまいります。  企業との連携につきましては、企業誘致を促進し、本町産業の振興と雇用拡大を図るために、雇用促進奨励金や設備投資奨励金などの必要な奨励措置を行い、本町経済の発展と企業の持続的発展を図ってまいります。また、町の基幹産業である造船・サッシなどの製造業を中心に、生産強化につながる設備投資などへの支援を行うことで、中小企業の老朽化が進む設備を生産性の高い設備へと一新させることを後押しし、事業者の労働生産性の飛躍的な向上を図り、長洲町のさらなる経済発展を目指してまいります。さらに、熊本県や関係機関と連携して、名石浜工業団地への企業進出を促すとともに、「株式会社DHC」を初め、「味の素株式会社」や「石井食品株式会社」、「株式会社NTT西日本」など、町と包括連携協定を締結している企業と連携し、企業の持つノウハウを活用することで、新たな商品開発などに取り組み、さらなる地域産業の活性化を図ってまいります。  次に、「安心して生活できる安全のまち」といたしまして、引き続き、交通事故防止に取り組み、防犯、防災体制が整備された安心安全なまちづくりの実現を目指してまいります。  交通事故のない安全なまちづくりにつきましては、荒尾警察署を初め、関係機関と連携し、小・中学生や高齢者などを対象とした交通教室の開催や、交通安全街頭キャンペーンを実施し、交通安全の意識向上を図ってまいります。また、通学路などにおける危険箇所を中心に、曇りどめ鏡面のカーブミラーの整備や交通安全反射板の設置など、交通安全設備の充実を図り、交通事故のない安全で安心なまちづくりに取り組んでまいります。  犯罪のない安心なまちづくりにつきましては、荒尾警察署・地域・学校などと連携した見守り活動を行うとともに、平成30年度中に71台の防犯カメラを整備し、町内の防犯対策の向上を図ってまいりました。今後も引き続き防犯体制の強化を進めるとともに、各種団体への青色回転灯パトロールカーの貸し出しを初め、防犯灯の設置や行政区に対する防犯灯LED化への補助などを実施し、さらなる防犯対策の強化に取り組んでまいります。  予測できない災害の備えにつきましては、平成28年熊本地震によって改めて自助・共助の重要性が再認識される中、平成31年1月に発生しました和水町を震源とする地震等を踏まえ、継続的に「長洲町地域防災計画」の見直しを行い、住民の生命・財産を守り、安心して生活できる安全のある町を目指してまいります。また、防災士の育成支援につきましては、資格取得費用の全額補助を引き続き行い、全行政区に組織されました自主防災組織の強化を図るとともに、各自主防災組織における自主防災計画の策定を推進し、自助・共助・公助による地域防災力の向上を図ってまいります。さらに、町内コンビニや公共施設などに設置しましたAEDが有効に活用されるよう、住民に向けた救急救命講習を行うとともに、防災フェアなどを通じて、住民の防災意識の高揚を図り、関係機関と町民の皆様が一体となった災害に強いまちづくりに努めてまいります。また、防災協定を締結しております各民間団体や自治体と連携し、災害対応力の強化を図ってまいります。  安心して住み続けられる住まいの確保につきましては、長洲町建築物耐震改修促進計画に基づき、建築物の耐震化に対する住民意識の向上を図るとともに、戸建て木造住宅の耐震改修設計及び工事に対する補助制度の周知を行い、住宅所有者に対する耐震化を支援してまいります。  火災への備えにつきましては、消火栓設置により、水利の確保を初め、小型動力ポンプの更新など消防施設の充実を図るとともに、消防団員の訓練・研修の実施などを通じて消防団組織の機能強化を図り、消防力の強化に努めてまいります。  身近で安心して相談できる窓口については、利便性の向上・相談体制の強化を図るため、平成29年度より大牟田市・荒尾市・南関町との広域連携により、相談できる場所をふやし、多様化する相談に対応してまいりました。今後も関係機関との連携を強化しながら、相談窓口の周知を図るとともに、安心して相談できる体制づくりに取り組んでまいります。  次に、「快適な暮らしができる安心のあるまち」といたしまして、定住化の促進に向けた事業を引き続き進めてまいります。  移住支援事業につきましては、熊本県と連携して、東京23区の在住者または通勤者で、熊本県が構築するマッチングサイトを利用し、長洲町内に移住される方に対し、1世帯あたり100万円を上限とした移住支援金を交付し、移住促進に取り組んでまいります。  現在、整備を進めております地域優良賃貸住宅「レインボーみやの」につきましては、1期建設分の3棟95戸への入居が進み、平成31年度より、2期建設分の4棟、155戸への入居を開始いたします。また、整備最終年度となる3期工事におきましては、管理センターの建設や広場の整備など、子育てしやすい居住環境を整備し、子育て世帯を中心とした家族の移住定住につなげ、人口減少に対応してまいります。  宅地開発につきましては、出町地区の町営住宅跡地を民間事業者による整備を行ってまいります。また、駅南側のよけの上地区につきましては、今後も道路などの生活基盤の整備を推進し、民間による宅地開発を誘導してまいります。  快適で安全な居住環境の推進につきましては、引き続き、住宅リフォームの補助や空家バンク利用者に対するリフォームの補助を行ってまいります。また、居住環境に影響を与える空家対策として、寄附空家の解体工事や老朽危険空家等の解体に対する補助金の交付、空家バンク制度の周知啓発を行い、規制と利活用の両面から空家を活かしたまちづくりを進めてまいります。  道路整備につきましては、平成27年に有明海沿岸道路の大牟田市から長洲町までの区間について都市計画決定がなされ、現在、三池港インターチェンジから荒尾競馬場跡付近までの区間におきまして測量・調査設計や用地交渉が進められております。有明海沿岸道路の延伸は、これからの長洲町の発展の礎となるものであり、今後も関係機関と連携を図りながら、早期事業化に向けて要望活動などに取り組んでまいります。  都市計画道路「長洲・玉名線」の整備につきましては、平成31年5月ごろの供用開始が予定されており、町中を大型車が通過することが減少し、交通渋滞の解消や円滑な流通につながるものと期待しております。  また、長洲町の主要道路となります都市計画道路「赤田・上沖洲線」の整備につきましては、最重要道路と位置づけ、熊本県や荒尾市と協議し、全線の早期整備に向けて取り組んでまいります。  町内生活道路の整備につきましては、地域の実情や交通状況に配慮しながら、歩道や側溝の整備、舗装の維持管理及び街路樹の適切な管理に努めるとともに、道路パトロールによる危険箇所の把握に努め、計画的な維持補修を行ってまいります。  また、狭あい道路につきましては、道路用地の寄附に御協力いただくことにより道路の整備などを行い、狭あい道路の拡幅を進めてまいります。  地域公共交通につきましては、現在3台の「きんぎょタクシー」を運行することで、年間延べ2万人の皆様に御利用いただいており、今後も、利便性の高い地域公共交通機関としてサービスの向上に努めてまいります。  港湾整備につきましては、今後も長洲港の港湾機能の維持・向上を図るため、港湾施設の整備を行い、港湾機能の保全を図ってまいります。また、現在、整備を進めております漁業基地の早期完成に向け、熊本県や熊本北部漁業協同組合などと連携し、事業を推進してまいります。  河川につきましては、景観形成の向上を図るため、宮崎川河川敷の除草などの環境整備を行ってまいります。また、河川にかかる橋梁につきましては、橋梁長寿命化修繕計画に基づき、計画的な修繕・改修により、安心して利用できる橋梁の維持管理と施設の長寿命化に努めてまいります。  町営住宅につきましては、入居者に良質で安全な住環境を提供するため、新山団地の外壁改修や、老朽化が著しい町営住宅平原団地の建て替えのための測量を行うなど、中・長期的な視点での町営住宅の整備に取り組んでまいります。  水道事業につきましては、安定した水道水の供給を図るため、老朽化した配水管の更新などを実施するとともに、平成31年度にアセットマネジメントを策定し、引き続き計画的な水道施設の更新事業を進め、施設の長寿命化を図り、安心・安全な水道水を町民の皆様に供給してまいります。また、引き続き無効水量の削減に努めていくとともに、有収率の向上と経費の削減などによる事業経営の健全化に努めてまいります。  公共下水道事業及び浄化槽施設整備事業を併せた下水道事業につきましては、公共用水域の水質の保全を図りながら快適な生活ができる環境をつくり、安全な施設で継続的な汚水処理ができるよう、平成29年度から平成31年度までの3年間でストックマネジメント計画を策定し、適切な下水処理施設の更新事業を進めてまいります。また、管路につきましては、平成29年度より管路点検調査を行うなど、破損事故の未然防止に努めており、管路長寿命化計画に基づいた管渠の更生工事を実施してまいります。下水道事業の経営につきましては、平成29年度より地方公営企業法の一部を適用し、経営の効率化、適正化を図る中、より一層の経営の計画性・透明性の向上を図るとともに、水洗化の促進及び施設の適切な維持管理に努めてまいります。  ごみ排出量抑制につきましては、ごみの減量化及び再資源化に向け、町民の皆様や事業所へのごみ分別ルールの徹底・協力を呼びかけ、安全なごみ処理とごみ発生量抑制に努めてまいります。また、リサイクルできる資源化物に対する分別・回収を進め、限りある資源の有効利用と地域環境への負荷軽減による「循環型社会の形成」に取り組んでまいります。  地域の環境美化につきましては、地域住民の意識啓発を図るとともに、町民の快適な生活環境の保全と清潔で美しいまちづくりの実現に向け取り組んでまいります。また、町民の皆様の協力による幅広い清掃活動の実施、ごみのポイ捨て・ペットの飼育・野焼きの禁止など、各種日常におけるマナーに関する意識の啓発、町による環境パトロールの実施などを通して、地域環境の向上に取り組んでまいります。  環境の保全につきましては、生まれ育ったふるさとの自然を守り、次代の子どもたちにこの大切な財産を受け継いでいくため、各種公共施設等での二酸化炭素排出の削減や工場排水や町内河川における水質監視、光化学スモッグなど大気汚染に対して関係機関と連携しながら取り組んでまいります。  最後に、「みんなとともに未来へつなぐ協働のあるまち」といたしまして、町民の皆様と行政の信頼関係を築き、町民目線に立ったまちづくりに引き続き取り組んでまいります。  誰もが参画しやすいまちづくりの推進につきましては、多くの町民の皆様の声を直接聞くことで、一人一人がまちづくりに携わることができるよう、引き続き、町政座談会や中学生との夢づくりトーク、各種団体などとの懇談を行い、各種施策に反映してまいります。また、100以上の個人・団体に登録いただいている長洲町人材バンク制度の活用促進に努め、さらなる人材の発掘や地域の活性化を図ってまいります。さらに、地域と行政とのパイプ役として、職員を各行政区に配置する長洲町一区一職員制度も6年目を迎え、徐々に地域に定着しております。今後も各職員が地域に出向き、行政区内の課題やひとり暮らし高齢者などの状況把握に努めるとともに、見守り体制の強化、地域の活性化など、住民が安心して暮らせる地域づくりに取り組んでまいります。  男女共同参画の推進につきましては、男女がともに輝く社会の実現に向け、企業、各種団体、町民の皆様と協力、連携のもと、働き方改革を推進する男女共同参画優良事業所認定や講演会の開催、地域リーダーの育成など継続的に取り組んでまいります。長洲町におきまして、審議会などの女性委員の登用率は36.1%になりましたが、今後も引き続き女性の視点をより多く施策に反映させていくため、各種審議会、委員会への女性の登用を推進してまいります。  職員の人材育成につきましては、より質の高い行政サービスの提供を目指し、各種研修やOJTを行うとともに、職員の資質向上並びにスキルアップに努めてまいります。  地域への情報発信につきましては、平成30年8月にホームページのリニューアルを実施し、利用される皆さんに見やすく、わかりやすい内容の提供を図るとともに、広報ながすを初め町内24カ所の行政防災無線やメール配信システム「愛情ねっと」、コミュニティラジオ放送「FMたんと」などを活用し、町民の皆様へ常に最新の情報を提供してまいります。  財政運営につきましては、長洲町中期財政計画に基づき、コスト意識を持ってさらなる事業の集約、効率化を進めるとともに、基本目標の達成に向けて計画的かつ効率的な財政運営に努めてまいります。  歳入の根幹である町税につきましては、課税客体の適格把握、適正課税に努めてまいるとともに、町税を初めとする滞納対策につきましては、各課連携のもと、徴収事務を強化し、滞納額の圧縮を図り、安定的な財源の確保に努めてまいります。また、ふるさと納税につきましては、貴重な自主財源として捉えるのではなく、長洲町の魅力を広く発信するチャンスでもありますので、新たな返礼品の拡大を図るとともに、長洲町の特産品のPRと併せて利用の促進に努めてまいります。
     公共施設などの総合管理につきましては、時代に即した施設規模の実現、将来にわたる財政負担の軽減を図るため、長洲町公共施設等総合管理計画及び長洲町公共施設白書に基づき、各施設において平成32年度までの個別施設計画策定を進めてまいります。  広域行政につきましては、大牟田市を中心として構成された「有明圏域定住自立圏」におきまして、第2次有明圏域定住自立圏共生ビジョンに基づき、圏域全体で人口定住のために必要な生活機能の確保、圏域内の産業を初め、観光分野や人材育成などの各種連携事業を実施しますとともに、有明広域行政事務組合における地域間の連携強化を推進することで、さらなる広域行政の活性化を図ってまいります。  以上、平成31年度の主な事業につきまして御説明させていただきました。  本町を取り巻く財政状況や社会情勢は依然厳しく、人口減少や高齢社会による社会保障費の増加、施設の老朽化など多くの課題を抱えております。どうか議員の皆様方並びに町民の皆様におかれましては、今後とも、より一層の御理解と御協力をよろしくお願い申し上げまして、平成31年度の施政方針とさせていただきます。ありがとうございます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第4 請願第1号 家庭教育支援法の制定を求める意見書提出に関する請願について 8 ◯徳永範昭議長 日程第4、請願第1号 家庭教育支援法の制定を求める意見書提出に関する請願についてを議題とします。  本請願については、会議規則第91条の規定により、議長において、建設経済文教常任委員会に付託いたします。なお、やむを得ず本会期中に審査終了しない場合は、閉会中もなお継続審査とすることにしたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 9 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。したがって、審査終了しない場合は、閉会後もなお引き続き継続審査とすることに決定しました。  ここでしばらく休憩します。                休憩(午前10時51分)                再開(午前10時59分) 10 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第5 一般質問 荒木睦子議員 11 ◯徳永範昭議長 日程第5、一般質問を行います。  それでは、順番に発言を許します。  6番、荒木睦子議員の登壇を許します。                 (荒木睦子議員登壇) 12 ◯荒木睦子議員 おはようございます。6番議員の荒木です。今回で20回目の登壇となります。それに平成最後の議会になると思います。その議会の最初の登壇を与えていただいたこと、そして、昭和、平成と次の新しい年号の時代に生きてることに意義深さを感じております。そんな思いで、通告に従いまして質問いたします。  議長、再質問については御配慮願います。よろしくお願いいたします。  では、質問に入ります。  文章・書類の電子化、ペーパーレス化についてお伺いいたします。  今日、スマホ、パソコンなどの普及やインターネットの整備が進み、私たちの生活はこれまでにないぐらい利便性の高い生活ができるようになりました。庁舎内でも電算化・ネットワーク化が進み、職員一人に一台パソコンがあり、紙と鉛筆の仕事ではなくなりつつあります。それでも紙の資料の利用になれている紙媒体の資料に親しみを持っている人も多いと思います。そのことからも、町ではまだまだたくさんの紙・書類が毎年、廃棄されているとお聞きいたしますが、現状をお伺いいたします。 13 ◯町 長(中逸博光君) 荒木議員の御質問にお答えいたします。  町の書類関係廃棄における現状についてのお尋ねですが、役場ではこれまで夏と年末の2回、全庁的に書庫の整理を行い、保存期限を過ぎた書類につきましては、清掃施設での焼却処理を行ってきました。しかし、平成28年度から、紙類の資源化、ごみ処理負担金の削減を目指し、書類の焼却処理をやめ、全量をシュレッダー化、再資源化の取り組みを進めております。これにより、毎年10ないし15トンほどの紙類を資源化しており、この紙類の資源物の売却代金は町の歳入となっているところでございます。 14 ◯荒木睦子議員 庁舎内でも資源化、減量化に取り組みをされてます。大いに結構なことだと思います。現状、行政事務の電算化、デジタル化が進んでいる中、他自治体では、文章・書類の電子化、ペーパーレス化の取り組みが進んでいます。中でも、行政資料の電子化やタブレットで行う自治体がふえていますが、このような取り組みを町はどのように捉えておりますでしょうか。お伺いいたします。 15 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  そのようにタブレットを導入いたしまして行われている自治体があるということにつきましては承知しているところでございます。 16 ◯荒木睦子議員 現状は、議会前になると庁舎は遅くまで電気がついて作業されております。議案ほか資料等の印刷、製本がたくさんの紙と職員の労力を要してると思います。さっきも申しましたが、他自治体のように職員の負担軽減、働き方改革、資源の有効利用のためタブレット導入を検討されたらどうでしょうか。今の情報化、デジタル、IT化はこれまで以上に進んでおります。町はどのように捉えておりますでしょうか。お伺いいたします。 17 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  御指摘がありましたように、議案作成等には労力というのは結構かかっている状態であります。電子化については、今、町としましてはそれほどその点では進んでいないところであると思っております。  以上でございます。 18 ◯荒木睦子議員 なかなかすぐには情報化もデジタル化も進まないと思いますけれども、再質問いたします。  先日、自治体向けのICT推進セミナーに参加いたしました。各市町村のICT活用の状況の報告がありました。その報告の中に、行政と議会に同時に導入しているところが全国61市町村、議会のみ導入しているところが149市町村ありました。県内では、熊本市、天草市、あさぎり町、近隣までいきませんけど、長崎県の大村市がICT活用にされております。さまざまな取り組みが展開されております。その活用分野は、防災、観光、地域活性化、教育、消防、働き方改革など、さまざまな分野へ広がりを見せています。長洲町でも導入の必要性を感じてまいりました。  そこでお伺いいたします。  導入に関して、財政的にはものすごく負担がかかります。でも、財政以外で取り入れるのに困難な問題点というものがありますでしょうか。お伺いいたします。 19 ◯総務課長(濱村満成君) 電子化につきましては、行政の事務につきまして膨大なデータ等を保存する場合であったり、証明書の交付手続等におきましては、電子化することに向いてるところはあると思います。議員の御説明の中で、なれ親しんでるという点で、資料の確認であったり、それにちょっとした書き込みをする点におきましては、なれ、ふなれというのもありますけれども、紙媒体での作業が容易な状況にあるというところで、電子化に向けての移行については、そういった財政面以外では、電子化された資料の使い勝手と言いますか、利便性向上というところに問題があるんではないかと考えております。 20 ◯荒木睦子議員 なかなかすぐには取り組みが、職員の心構えも要りますし、財政が一番の問題になると思いますけれども、このような文章・書類の電子化の取り組みは、行政の窓口の各種申請書においても検討できるのではないでしょうか。住民が訪れる窓口を電子化して、紙の申請でなく、早く負担なく証明書がもらえるところも他自治体にあると聞きますが、このような取り組みについて、住民環境課長にお答えをお願いいたします。 21 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  新聞等によりますと、例えば県内では宇城市役所のほうでは転入時に、通常であれば住民移動届出書に住所や氏名、世帯主、家族事項といったものを自筆して窓口に提出をいたしますが、宇城市役所の場合は、転出をされた転出先からの転出証明書を窓口のスキャナで読み込みまして、その後、読み込んだデータを打ち出して、その紙に署名をすれば、それで移動届は終了するというふうな移動システムが導入されていると聞いております。また、熊本市役所では、来年度、複数の届出や申請書への記入が必要な場合には、タブレット端末によりまして市民の方が一回の入力をすれば済むというような実証実験を開始するというようなことも聞いております。  以上です。 22 ◯荒木睦子議員 では、例えば出生届をした場合に、当然、窓口、住民環境課に来ますけども、それから子育て支援課とか住民が動かないといけませんけど、そこの窓口で全部連携したような児童手当の申請とか、もろもろの申請がそこでできるようなシステム的なものはどんなふうですか。 23 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  私も詳しいところまでは存じ上げておりませんが、先ほどの熊本市の例で言いますと、市民課の窓口で異動の届けをして、住所氏名、そういったものの個人の情報を記入いたしますと、その情報が必要なところ、庁内の例えば言われました、子育て支援課とか福祉保健介護課とかそういったところまで庁内のネットワークのシステムによって自動的に情報が流れますので、それぞれの窓口に行って同じような再記入をする必要はないというような自庁内のネットワークシステムというものを開発されるのかなというふうに理解をしております。 24 ◯荒木睦子議員 将来的にはそうなることを希望したいと思います。住民があちこちの窓口に動かなくてはいけませんので、それも住民サービスの一つになるんじゃないかなと思っております。  それからまた、教育の面からも考えられることじゃないかなと思っております。昨今、小学校の子どもたちのランドセルが重たいと問題化されておりますが、教科書を学校に置くことを認めるといったことが広がりつつありますが、それも一つの案でしょうが、教科書の電子化により、教室にタブレットを導入したり、IT化にもっと取り組むべきだと思います。AIを活用したタブレット教材を導入する学校も多くなりました。ITを利用した授業ももっと進んでいます。このようなことをどのように捉え、また、町の情報環境、教育の環境の現状について、教育長にお尋ねいたします。 25 ◯教育長(戸越政幸君) 御質問にお答えします。  子どもたちのランドセルが重いとの問題につきましては、昨年9月に文科省から通学時の持ち物の負担軽減に向けて適切に工夫するよう全国の教育委員会に求める方針を決め、通知が出されました。学校には既に通知しておりますが、今後、各学校の取り組みの現状を把握し、負担軽減が図られるよう対策を講じていきたいと思います。また、来年度4月からデジタル教材の導入が法整備されることにより、タブレットなどを活用してデジタル教科書をもとに授業の一部を行うことが可能となります。現状では、現教科書を使用することが定められておりますが、デジタル教科書との併用が可能となるものです。将来的には、デジタル教科書にかわっていくものではないかと思います。しかし、導入に当たっては、高額な費用負担、通信環境の整備、セキュリティ対策等の課題も多く、それらの検討整備が併せて必要と思っております。さらに、2020年度に改訂される小学校の学習指導要領に対応するため、無線LANの整備や大型モニター、タブレットなどのICT機器の整備については検討してまいりましたので、今後は機器の導入について実行してまいりたいと思います。  以上です。 26 ◯荒木睦子議員 少しずつでしょうが、そういう歩みをしていただきたいと思っております。将来的な子どもたちがランドセルをからわなくてもいいようなスタイルになっていくのかなと、それもちょっと寂しいかなという思いはありますけれども、社会の流れでそうなっていくんじゃないかなと思っております。  少子高齢化が進む中、情報化、IT化、ロボット開発など、今やIT技術の進歩がこれまで以上に速い速度で社会を変えつつあります。今、私が質問したことは10年先の話ではないと思います。それに早過ぎるものでもないと思います。私たちは変わらなくてはなりません。確かな情報化への一歩として、町行政と議会が一緒に、情報化へ第一歩として取り組みを始めてみませんでしょうか。同僚議員の言葉をおかりしますが、まずは一歩を踏み出す勇気を持ってということで締めさせていただきます。ありがとうございました。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 磯野 博議員 27 ◯徳永範昭議長 7番、磯野博議員の登壇を許します。                 (磯野 博議員登壇) 28 ◯磯野 博議員 7番議員の磯野博でございます。通告に従いまして質問をさせていただきます。なお答弁のいかんによりましては再質問をさせていただきますので、議長、よろしくお願いいたします。  給食センターについてでございます。3月1日15時からの新学校給食センターの整備に係る荒尾市と長洲町との基本合意調印式とは何のことでございますでしょうか。町民にも議会にも詳しく説明がないまま物事が進んでおります。内容をお尋ねします。  過去に1,000名以上のPTA保護者、町民、児童・生徒から町内建設の要望書が町長、教育長へ提出されております。また、議会からも必要性を何度も議論しております。町長も、町民に約束をし町長になったわけでありますが、一体どうなっているのでしょうか。町民の民意は反映しないのでしょうか。お尋ねします。 29 ◯教育長(戸越政幸君) 磯野議員の1点目の御質問にお答えいたします。  荒尾市学校給食センターの施設の老朽化や構造上の問題から、国が定める衛生管理基準に適応できない状況にあるなどさまざまな課題を抱えており、荒尾市において現在の学校給食センターを建て替える方針が示されました。このため、荒尾市に給食提供に関する業務委託を行っている長洲町においても、今後の学校給食をどうするか、学校給食のあり方、方針を示す必要が生じましたので、まずは教育委員会において、長洲町学校給食センターの検討委員会を設置し、検討が重ねられ、長洲町学校給食センター検討委員会報告書が提出されましたので、その報告書を踏まえて、教育委員会においても協議を行い、荒尾市との共同整備が望ましいと判断し、町長へ報告しております。  また、町の方針を決定するに当たっては、これら長洲町学校給食センター検討委員会報告書や教育委員会からの報告を踏まえ、未来を担う子どもたちに安全・安心な給食を将来にわたって提供することを最優先に考え、荒尾市と共同整備を目指すこととしました長洲町学校給食センター整備方針が策定されました。基本合意調印式については、現在の学校給食センターの建て替えに当たり、安心・安全でおいしい給食の提供を安定的に行うことを目的とした新学校給食センターの整備を共同で進めていくために、平成31年3月1日に荒尾市と合意書の締結を行った次第でございます。  以上です。 30 ◯町 長(中逸博光君) 磯野議員の御質問にお答えいたします。  要望書の件につきましては、平成26年度長洲町PTA連合会より平成27年4月24日に提出されました、長洲町内に給食センター建設を求める要望書のことかと思います。翌日の町PTA連合会総会において、給食センターの署名に対して重く受けとめていますが、医療費を中学校まで無料化にすることにより財政負担が見込まれることとなるため、荒尾市の給食センター建て替え時に改めて相談しますと回答しております。  マニュフェストにつきましては、1期目の町長選のマニュフェストの学校給食センターの早期実現を目指しますという公約のことと思いますが、当時、給食に対する保護者の声、荒尾市への委託や自前整備によるメリット、デメリット等、将来的な課題として長期的に検討していかなければならないと公約に掲げておりました。しかしながら、町長就任後、町が厳しい財政運営を行っており、安心・安全な給食の提供を第一に考え、財政的な面からも荒尾市への委託による学校給食運営が適切であると判断し、2期目のマニュフェストから削除いたしました。2期目、3期目の選挙や町民の皆様と座談会や懇談会を通して多くの皆様に理解していただいていると思っております。 31 ◯磯野 博議員 この基本合意調印式が開催されるというふうなことを私たち議会が知ったのは2月25日の議員全員協議会の場でした。そのときに職員からは何も報告はなく、我々の同僚議員からの「この新聞掲載は何か」という問いで私たちは知ったわけでございます。その後、この基本合意調印式の件について、いまだに何も報告がありませんし、町ホームページ等のお知らせ等もありません。これは何でしょうか。故意に伏せてるんでしょうか。 32 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  単に伏せているということではございませんで、2月21日に荒尾市長と長洲町長で基本的な合意の確認を行いまして、3月1日に基本合意調印式をさせてもらいました。その間、25日でございますが、先ほどおっしゃいましたとおり、議員全員協議会のほうで御説明を申し上げたところです。期間がタイトなものでございまして、説明がなかなかタイミングのほうがとれなかったというところは大変申しわけなく思っております。  以上でございます。 33 ◯磯野 博議員 今、課長が2月21日と述べられましたけれども、この荒尾市・長洲町学校給食連絡会議、今、町長の動向を見て私も、2月21日に連絡会議が開かれてるんだと。その後3月1日の基本合意調印式が行われたと。この2月25日の議員全員協議会の場でなぜその2月21日の連絡会議でこのようになった、3月1日に調印式を行いますという報告をしなかったんでしょうか。詳しい説明はなかったですよ。それは何でですか。 34 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  基本的な合意ができたということで3月1日に基本合意の調印式を行いますということは説明、報告のほうをさせていただいたところでございます。 35 ◯磯野 博議員 それは同僚議員のほうから指摘を受けて、その後、報告をされたんじゃないですか。2月21日の連絡会議も述べられましたか。まあ、いいです。  では、この基本合意調印式は、法的に何の効力がある調印なんでしょうか。  もう一点、この基本合意が破棄となったら、違約金とか発生するのでしょうか。 36 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  法的根拠というものは特にございませんが、それぞれが合意をしたというところで、今後、共同で協議しながら進めるというところを基本的に確認したものです。特に違約金というようなものはございません。  以上でございます。 37 ◯磯野 博議員 荒尾市は、長洲町民、議会がこの事実に納得していないということを御存じなんでしょうか。全てうまくいってこの調印が結ばれたんでしょうか。それとも、全てうまくいってると思ってるんですか。 38 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  先ほど教育長の答弁の中でもございました。荒尾市から建て替えの依頼がありまして、早急に対応をしなければならないというところで、検討委員会のほうを設置し、協議をして、教育委員会のほうでも結論を出したところでございまして、その後、長洲町のほうに報告しまして、共同でいくという荒尾市との基本的な合意ができたものです。プロセスとしましては、短い期間ではございましたけれども、検討委員会のほうで協議を重ね、教育委員会でも協議をした結果、町のほうも共同でという整備方針になったものでございます。  以上でございます。 39 ◯磯野 博議員 基本合意調印式を持ちかけたのはどちらからですか。また、それはスケジュール的にいつですか。こういう調印式を持ちかけられてますというふうなことを議会に説明する時間等はなかったんでしょうか。 40 ◯学校教育課長(松林智之君) 検討した内容のことでございますけれども、先ほど申しました検討委員会とあとは教育委員会の協議の結果を1月に荒尾市の教育委員会のほうに報告をしました。その後、建設経済文教常任委員会に報告説明し、22日に議員全員協議会に報告説明を行ったところです。この間、事務レベルでは協議のほうを行ってきておりまして、2月21日に学校給食連絡会議のほうで両首長が共同整備を確認したと。その後、25日に議員全員協議会に報告説明して、3月1日の調印式となったものでございます。  以上でございます。 41 ◯磯野 博議員 では、事務的なことをお尋ねしますけれども、この調印式を出席して調印を行うということの起案はどの辺の職員から起案されて決裁が流れていったのでしょうか。 42 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申しました荒尾市と長洲町の学校給食連絡会議のほうで確認を行いましたので、教育委員会学校教育課のほうで起案をし、決裁を行っております。 43 ◯磯野 博議員 何名の方が押印をされてますか。何名の職員がこの案件を把握されてるんでしょうか。 44 ◯学校教育課長(松林智之君) 教育委員会の職員を経て、起案者と私と教育長を含め教育委員会で決裁を行って、町長部局のほうの総務課、副町長、町長まで決裁印を押しております。  以上でございます。 45 ◯磯野 博議員 それだけの職員が調印式のことを把握されてたということですよね。それで、この給食センターの建て替えの案件がこの町にどれだけ重要で、どれだけの町民が我慢してきたことを知ってのことでしょうか。職員皆さんが押印されてるんですよね、その関係した職員。押印された職員は問題がないと思って押印されたんですか。これで全て通ると、調印式まで問題ないと思われたんですか。職員は誰も問題提起しなかったんですか。  私は昨年の12月議会で給食センターの件を一般質問で通告をしておりました。(2)の内容とほぼ同じですよ、通告してた内容は。たまたま時間がなかったので質問できませんでしたけれども、12月の時点で、丁寧に住民にも議会にも説明していかないといけないと、そういうふうに町は思わなかったんですか。強引じゃないですか。ちゃんと住民にも議会にも理解を得ているんですか。 46 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  荒尾市と共同整備という結果になって基本合意を結んだという、そこまでの経緯につきましては先ほど申しました検討委員会のほうで協議をしてまいりました。その検討委員会の結果を尊重、踏まえまして、教育委員会でも協議をし、その後、町でも整備方針が決定され、議会のほうにも、短い期間ではございましたけれども、説明報告をしてきたところでございます。  以上でございます。 47 ◯磯野 博議員 1月の議員全員協議会の場で説明不十分ということで議会からは戻されましたよね、もう一度検討せよということで。その後の2月25日の議員全員協議会でした。
     先ほどから検討委員会の件をおっしゃられてますから、検討委員会の件についてお尋ねしてまいりますけれども、長洲町学校給食センター検討委員会が、平成30年10月から5回開催をされておられます。これは法的にどういった委員会でしょうか。 48 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  長洲町の条例で設置しております。長洲町の附属機関として、検討委員会のほうを設置しているところです。 49 ◯磯野 博議員 議員全員協議会でいただいた資料の中に……。これは要綱で定めてありますよね。要綱ですよね。要綱は町が内部で定めたルール。条例で定めた後、この検討委員会を要綱で定められておられます。 50 ◯徳永範昭議長 ここでしばらく休憩します。                休憩(午前11時40分)                再開(午前11時42分) 51 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 52 ◯磯野 博議員 失礼しました。ちょっと資料を見失っていました。  この長洲町学校給食センター検討委員会運営要綱、運営を要綱で定められて、この要綱は内部で決められたルールですよね。この要綱というのは、そこまで強く法的拘束力はないかと思います。  この検討委員会のメンバーについてお尋ねしますけれども、町の財政に明るい方とかいらっしゃるんでしょうか、地方自治体の財政に。給食センターを本当に町独自で建設するに当たって、どれだけこの町に財政的負担が生じるか。学識経験者の4号委員の方、大学教授かなと思いますけれども、この方は地方財政に明るい方ですか。 53 ◯徳永範昭議長 しばらく休憩します。                休憩(午前11時44分)                再開(午後 0時00分) 54 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ここで昼食のためしばらく休憩いたします。なお、午後の会議は1時から始めます。                休憩(午後 0時00分)                再開(午後 0時58分) 55 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 56 ◯学校教育課長(松林智之君) 申しわけありませんでした。  3月1日の合意書の締結につきましては、基本的にこれから協議を行っていくというところを確認したというところで締結をしたところでございますけれども、本来ならば、何らかの共同組織を立ち上げた後に協定書などを締結しなければならなかったところを、事務の手続上、合意の締結のほうが先となってしまいました。大変申しわけございませんでした。  今後、共同で組織を設置したときには、最終的に合意を取りまとめて説明報告のほうをしていきたいというふうに思っております。 57 ◯磯野 博議員 調印がスケジュール的に早過ぎたと、その中には、町民の理解や議会の理解がまだまだ十分に足りてないと、説明が不足ということを私はお伝えしてるんです。  それで、先ほどの検討委員会の件ですけれども、私のほうから無礼な言葉があったのであれば、議長に削除等をお願いします。  その中で、この検討委員会ですけれども、メンバーがいらっしゃいますけれども、この検討委員会の中で、財政の件で詳しく密に議論はされたんでしょうか。例えばですね、自治体の財政に詳しい監査法人のトーマツの社員とかが入ってですね、この町の財政を全てひっくり返して、そういう意見も出て、5回開催された委員会から教育委員会に報告書が提出されているとかだったらわかりますけれども、この検討委員会の中にも、町長の町民への約束や町P連からの要望書などの資料等は提出して考えられてるんでしょうか。それはどうですか。 58 ◯学校教育課長(松林智之君) 検討委員会のほうは5回開催をしてまいりました。その中でもちろん、安心・安全な学校給食の提供、おいしい給食の提供であったり、防災機能の強化、また、効率的かつ質の高い施設整備などの協議を行ってまいりました。その中で、以前からPTAからのそういった要望もあったというのは、特段、資料は御用意はしてはおりませんでしたけれども、そういった話を口頭でさせてもらったということはございます。  以上でございます。 59 ◯磯野 博議員 過去に、町長は約束をしているというふうな公的な書類の提出はされてないということですか、資料として、その委員会に。 60 ◯学校教育課長(松林智之君) はい、資料としては提出はしておりません。  以上でございます。 61 ◯磯野 博議員 なぜそのような大事な資料を検討委員会に提出されてないんでしょうか。これが町民の民意でないですか。希望ではないですか。  あと、検討委員会に所属している方がそのまま教育委員会にも所属されてますよね。これは何か問題はないんでしょうか。我々はですね、何か働きかけをしてるんじゃないかとかですね、公平な立場で議論ができたのかとか、やっぱり考えてしまいますけれども、それはどうでしょうか。 62 ◯学校教育課長(松林智之君) 検討委員会の中に1名、教育委員の代表としての委員がおられます。特段、こちらからそういうような働きかけとかいうものはしておりません。あくまでも、資料に基づいて公平に協議して判断をしてほしいということでお願いをしたところです。 63 ◯磯野 博議員 ただですね、実際にどちらにもまたがって所属をしておりますので、荒尾市ありきと疑われても、課長答弁されましたけど、仕方がないですよね。  あと、私、今回の件で議事録を過去の分、見れる分だけ見ました。  平成20年、2008年当時の町長の答弁で、「特別委員会等でも、この件については議員の皆さんといろいろ協議をさせていただきました。財政状況がよくなることが前提だと思いますが、私どもの計画では平成26年には下水道の赤字も解消できますので、その翌年あたりぐらいを目途にしていこうということで議論をしております」と。これは下水道の赤字を脱却したら検討していくと、建てていこうというふうに議論してるというふうに読み取れます。  あと、その7日後のまた町長の答弁で、「給食センターは当然また長洲のほうで建設する」と。いろいろありまして、「一日も早くですね、長洲で給食センターができるような、そんな財政の健全化をまた改めていきたいと思います」と、その当時の町長は、また長洲町に給食センターを建てたいというふうな思いで答弁をされています。  次に2009年6月22日の平成21年の第2回定例会、これは中逸町長が就任されております。私はまだ議員ではございませんでした。樋口元議員からの一般質問です。「町長の公約の中の一つに、学校給食センターの早期実現で食育環境を充実させますとあります。町長のお考えをお願いいたします」ということで、町長の答弁が「私の公約にも給食センターの長洲町の建設というのをうたっております。現在の財政再建、そういうものを勘案しながら、今後、第五次総合振興計画の中でどのような道を示したらいいのかというのを検討してまいりたいと考えてます」ということでした。しかし、第五次振興計画の中で、給食センターの件は一切触れておられません。  同じく、21年の第2回定例会、樋口元議員の後の市原元議員の質問になります。一般質問です。「近い将来、新しい給食センターを設置される考えはありますか」。市原元議員の質問で、設置される考えはありますかということですが、町長の答弁で「現在、厳しい財政状況あるいは国県からの財政支援策を考慮するとなかなか厳しい状況下でございます。しかしながら、今年度策定いたします第五次長洲町総合振興計画の中で、長洲町給食センターの方向性を含めて検討を行っていきたいと考えております」と答弁されております。就任されて、たった何カ月間かでこのように考えが変わるものなのでしょうか。  同じように、市原元議員からですが、「今後、振興計画も考えていくということでございますが、その下水道赤字が解消される26年度に長洲町は今の下水道の累積赤字がなくなる計画でございます。しかし、それからは一気につくろうと思ってもお金はありませんので、今のうちから基金を蓄えるなり、そういうことをしていかなければならないと思いますが、それを今後詰めていく思いですか」と、基金を積み立てていったらいいんじゃないですかと提案がされております。町長の答弁です。「私も給食センターの必要性というのを認めております。そういう意味で、本当に財政状況がよくなれば建設を考えてまいりたいと考えております」。市原元議員の質問です。「そういう考えがあるのであれば、今のうちから基金を蓄えていかんといかんでしょうということですけど、それも総合振興計画に入っていく」ということをお尋ねしたんですけど、町長の答弁です。「そういうことも含めて検討してまいりたいと考えております」。その後、平成22年第3回定例会、樋口元議員のほうから同じように給食センターの質問がまた再度されております。当時の教育長はその質問に対して、「厳しい町の財政状況、国県からの財政支援策などを考えますと、なかなか厳しい状況にあります」と答弁されております。樋口元議員からは「町長の公約の中に早期実現で食育環境を充実させますとうたわれてます。いま一度、町長の考えをお聞かせください」とありまして、町長の答弁が「今後もそういう財政状況をにらみながら検討してまいりたいと考えているところです」と答弁されてます。まだ、こういった時点では財政状況をにらみながら検討してまいりたいという考えなので、公約を守ろうというふうな考えですよね、まだ。  次に、樋口元議員のほうから「ミニボートピア環境整備協力費が入りますということで、それを給食センター建設基金に別途積み立てることはできないのでしょうか」と尋ねられまして、町長の答弁は「教育環境の整備の中でもやはり重要度というものがございます。この辺は議会の皆さまとも御相談しながら、その重要度を検証しながらですね、また、こういう何を一番にやらなくちゃならないのか、そういうものを検証しながらまた取り組んでまいりたいと思っております」。樋口元議員の質問で「給食センターが重要ではないですか」と尋ねられて、そのときに町長は「財政面をいま一度考えてみましても、まだまだそういった給食センターにたえる財政力じゃないと今は判断しております」と答弁されてます。  次に、平成24年第1回定例会で市原元議員のほうから「公約の柱の一つであり、保護者の願いである学校給食センターの早期実現、その姿が一向に見えてきません。町長の考えを伺います」と問いがありまして、町長の答弁で「今後、荒尾市の給食センターの建て替え時期に併せ、引き続きの委託もしくは共同設置または民間の資金や技術力を活用したPFI手法による町内への建設など、皆様方の御意見をお聞きしながら幅広く検討を行ってまいりたいと考えているところでございます」ということで、このときに「給食センターの建て替えの時期に併せ」という言葉が初めて出てまいりました。あと、PFIの手法とかですね、町内の建設などと、皆様方の御意見を聞きながらという答弁をされております。市原元議員のほうからは「下水道の赤字が完済してからすぐ建ててくださいというわけではないです」と、「長洲町が厳しいこともわかってます」というふうにございます。  そのまま続いて、市原元議員のほうから、「私が疑問に思うのは、雑巾を絞るしこ絞ってできないなら仕方がない。しかし先ほども聞いてましたが、港の周辺の構想とか、あるいは道の駅とか、それは順番が違うのではなかろうかと思うわけです」。子どもたちに食べさせる給食センターがないのは当時の話ですが、全国に2例目でした。こういうふうに重要度であったりとか、あと、財政を本当に努力して絞るしこ雑巾を絞るように考えてできないのなら仕方がないと言っておられます。そして町長の答弁では「私も何とか民間活力を利用した建設ができないだろうか、あるいは、公設民営とかいろいろな手法を今後、皆様と一緒になってやはり検討してまいらなければならないと思ってるところでございます。今後、長洲町が将来どうあるべきかということを考えてみますと、確かに給食センターの建設もやはり考えていかなくてはなりません。しかし、やはり時期の問題、そういうのも改めて皆様に御理解をお願いするものでございます」と。市原元議員の続く質問で「町長の優先順位が給食センターよりも違う方向に行ってるのではないかと思うからこういう質問をしたんです」とございます。  続きまして、2014年、平成26年の第1回の定例会、これは大森議員の質問になりますが、「給食センターの建設をぜひ推進していただきたい」とありまして、町長の答弁が「今後、荒尾市のそういった給食センターの建て替えの時期とあるいは長洲町の予算等を考慮しまして、将来的に検討してまいりたいと思っているところでございます」と答弁されてます。樋口元議員のほうから、平成27年第4回、「基金を積み立てていくお考えはないですか」とございまして、町長の答弁で「給食センターを建てるのにいろいろな方向性、そういうものがあるかと思います。樋口議員がおっしゃるように、こういった建て替えの時期に改めてそういう総合的に判断してやっていこうと思っております」と。  平成30年第1回の定例会、荒木睦子議員からです。荒尾市において、昨年12月、これは平成29年の件ですね、昨年12月の市議会定例会の質問に対する荒尾市の市長の答弁で、「給食センターは早急な施設の建て替えが必要であり、長洲町の学校給食を受託していることから、今後の広域連携のあり方を含めた検討をしていく」と答弁がなされておりますと。さらに、今月の荒尾市議会定例会でも、再度、早急な建て替えの検討について表明をされてますというふうな一般質問での言葉の説明がありまして、町長は去る2月19日、昨年の2月19日ですね、荒尾市と長洲町の両首長及び教育長が一堂に会しました荒尾市・長洲町学校給食連絡会議の場におきまして、新給食センターの建設についての議題が挙げられ、両首長で新施設の建設に向けて、一緒に検討していく旨の打ち合わせを行ったところでございますと、今後、建設に向けての協議会を立ち上げてまいりたいと考えているところでございますと。過去の議事録です。  あと、この長洲町内に給食センター建設を求める要望書ということで述べさせていただきますけれども、要望者は平成26年度の長洲町PTA連合会の会長6名からです。以前、長洲小学校横にございました町運営の給食センターですが、老朽化により建て替えが必要になりました。そのときの長洲町は、下水道の赤字により財政再建団体一歩手前の状態で、緊急行財政行動計画に取り組んでおり、結果としまして給食センター跡地は駐車場となり、給食業務は荒尾市へと委託となりました。食の安全や食育の推進、地産地消及び災害等の給食センターの重要性は認識されているものと思いますが、長洲町の子どもたちに少しでもよいものを食べさせたいと保護者であれば誰もが思うことであります。長洲町は平成26年度をもちまして公共下水道事業の赤字を脱却しましたが、すぐにでも給食センターが建設できるとは私たちも考えておりません。しかし、近い将来、荒尾市給食センターの建て替え時期も到来するとお聞きしますし、そのときは長洲町も数億の負担が強いられるのではないかと予想されております。であるならば、中長期的な建設の考えをもって積立金等を取り組む必要があるのはないかと強く思う次第です。給食センター建設を望む1,000名分の署名が集まりました。これは住民の希望であり、町としましても真摯に御検討いただきますようお願い申し上げますと。町長と教育長に平成27年4月24日にこの要望書は提出されております。  町民からも、基金を積み立ててくださいよとかですよ、そういうふうに要望書も出てるじゃないですか。議事録でではいつの間にか町民との約束がうやむやになっております。第5次の総合振興計画にも載りませんでした。下水道の赤字が脱却しても何一つ動きが見えませんでした。基金の積み立てもございませんでした。過去の町の総合教育会議でこの給食センターの建設の議論とかは行われたんでしょうか。 64 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  総合教育会議では行っておりません。 65 ◯磯野 博議員 給食センターの建設は総合教育会議では検討するような案件ではないということですか。それとも、ただ行ってなかったということでしょうか。 66 ◯総務課長(濱村満成君) 行っていないということでございます。会議の中では案件として取り上げていないということでございます。 67 ◯磯野 博議員 違うところで検討する案件ということでいいですか。それとも、どこで給食センターの建設は検討しているんでしょうか。 68 ◯学校教育課長(松林智之君) 給食センターの検討につきましては、教育委員会のほうで検討を行ってまいりました。昨年12月とことしに入って1月、2回でございましたが協議のほうを行っております。  以上でございます。 69 ◯磯野 博議員 過去に何回一般質問で給食センターの件が上がってきてますか。何もやってないんじゃないですか、はっきり言って。全く考えてなかったんでしょうか。町の経営会議で給食センターの議論とかはありましたでしょうか。 70 ◯町 長(中逸博光君) るる磯野議員から私の議事録を申されました。確かに建設時に検討していこうということで大方述べたつもりでおります。しかしその間、やはり長洲町の財政を見てみますと、本当に少子高齢化だなって、厳しいというのは議員もおわかりだと思っております。そういう中において、じゃあ荒尾市に今までのように委託しようか、それとも長洲町に建てようか、そういう議論もあってるかと思いますが、私としましてはやはり基金は、今、いろんな教育費にもたくさん使っております。そういうような中で余裕というのはございません。そういう中でやはり一番、答申と言いますか、報告書をいただいた中でもやはりコストの問題は住民への負担を考慮した場合に長洲町全体に係る問題だとこの答申の中でも言われております。そういうことを総合的に判断しまして、やはり長洲町に建てたらいいのか、樋口元議員、市原元議員からもいろいろ言われておりました。しかし、その中でやはり長洲町の財政状況をずっと今から社会保障費が伸びていくことを考えますと、やはり荒尾市と共同でやったほうがいいんじゃないか。しかしまだ、ここは不確知であります。どういう不確知かというと、協議会をたててやっていくのかどうかという中で、PFIとか公設民営、いろんなことが今後、提案がされてくるのではないかと思っております。そういう中において、やはり町民の皆さんとも私も座談会や懇談会を通じて、いろいろ保護者の方々から聞く言葉もありました。その中で、やはり医療費とかその他の教育の分野に重点を置いてくれという言葉が圧倒的でありました。そういうことも判断して今回の答弁となったわけでございます。 71 ◯磯野 博議員 荒尾市との建て替えのときに幅広く検討すると答弁があってますけれども、どれだけ幅広く検討されたんでしょうか。長洲で単独でやるか、荒尾市と一緒にやるか、たったこれだけじゃないですか。 72 ◯町 長(中逸博光君) だから、荒尾市と共同でやっていこうということでございます。 73 ◯磯野 博議員 町ででも全く検討を今までしてないじゃないですか。それで、7月に荒尾市から老朽化の建て替えに関する協議ということで持ちかけられて、学校給食センター検討委員会に投げかけて5回開催して、それを報告書が出てきて、教育委員会で2回協議して町に出されてるかと思いますけれども、最初から本町でやろうっていう考えがなかったから検討されてないんじゃないですか。やろうという考えがあれば、財政をひっくり返して検討するべきだったんじゃないですか。検討されてないから、議会としては説明は不十分と、本当に検討したのかということで1月の議員全員協議会では押し返されたじゃないですか。 74 ◯町 長(中逸博光君) これまでの財政状況を考えて、議員の皆さんもやはり長洲町のこれからの財政運営、行財政改革をどのようにすべきかと十分お考えになってると思います。そういう中において、この答申を見てください。いろんな意見を書いてあります。これをクリアしていくためにも、我々はやはり荒尾市と一緒にやっていかなければならないんじゃないかなと考えております。この答申の重要性、どういう人が委員に入っている云々は別にして、皆さん真摯に5回も討論されて我々に訴えてきておられます。そういうのを無視しているわけではございません。本当に真摯に受けとめて、やはりこの答申で言っているように、総合的に判断して、学校給食事務を共同で実施することで、おいしく、安心・安全な給食の提供が効率的に実施可能と判断するということをいただいたわけでございます。そういう意味で判断させていただいております。 75 ◯磯野 博議員 ただ、この検討委員会の5回が多いか少ないかは別として、町として検討してないんではないですかとお尋ねしてるんですよ。 76 ◯町 長(中逸博光君) 町として検討している、これは随分前からやってることであります。決してやっていないわけではありません。本当に少子高齢化社会になって、行財政改革をやらないとこの長洲町、本当に厳しいまちづくりになってしまいます。そういうことはどなたも議員の皆さんも前から考えていらっしゃることと思います。全然考えていないわけがないじゃないですか。一生懸命に考えているからこういう結論になってきてるんじゃないですか。 77 ◯磯野 博議員 行財政改革、取り組んでないじゃないですか。私、何度も一般質問して、すぐにでもやってくださいよとお伝えしてるじゃないですか。どこで行財政改革をして給食センターができないと判断をされたんでしょうか。これは町の何かで決定したんですか。  じゃあ、もう一度再度お尋ねしますけれども、何回町でこの給食センターの件について会議をされたんでしょうか。  時間が残り3分しかありませんので、延長をお願いします。 78 ◯徳永範昭議長 わかりました。30分許可します。以内でお願いします。 79 ◯磯野 博議員 町で本当に検討したかどうかが見えないので、今までにも何度も一般質問を同僚議員のほうから、元議員のほうからもされてるじゃないですか。そして、町長の公的な公約にもありますけれども、学校給食センターの早期実現で食育環境を充実させます、これは選挙公報ですよ。町民皆さんに配られてますよ。学校給食センターの早期実現を目指しますと7番目にあります。これを守ろうと努力はされたんでしょうか。たった4年でもうなくなったんですか。なくなったのであれば、町民に説明の義務が生じるんじゃないんでしょうか。 80 ◯町 長(中逸博光君) さっきも言いましたように、2期目のマニュフェストから外しております。2期目、3期目の選挙や町民の皆さんとの座談会や懇談会を通して、多くの皆さんに理解していただいたと思っております。ただ、やはり給食センターは必要であります。新しく建て替えるときに検討しますと何回も言ってるわけでございます。そのときに、保護者の皆さんやあるいは学校の皆さんの声を聞き、そしてどのような方向に行くかというのをいろんな座談会とか個人的にそういう座談会を通して聞いてきてるわけでございます。そういう中において、じゃあ、行財政改革をやってないと言うけど、どれほど今、長洲町が行財政改革をやってきましたか。視点が違うんですよ。あなたとは視点が違うんですよ、行財政改革の。地域福祉センターをなくせとか、健康福祉センターをなくせとか、そういうのが行財政改革じゃ僕はないと思っています。そういう中において、やはり給食センターも建て替え時に考えていかなくちゃならない。建て替え時にみんなで考えて前に進んでいけばいいじゃないですか。給食センターをなくすわけじゃないわけです。よりアレルギー性のある子どもたちにはそれに適応した食を提供する、こういうのを荒尾市の新しい給食センターと一体となってやっていけばいいことじゃないですか。子どもたちにとって大きなプラスとなる給食センターであります。これを長洲町につくると非常に厳しいものになるんじゃないかと。私は予算面を考えて、こんなに予算がオーバーすると、何を削っていかなくちゃならないか、皆さんおわかりだと思います。何もできなくなりますよ、これを単独でやると。そこを皆さん、御理解していただきたいと思います。 81 ◯磯野 博議員 違って当たり前じゃないですか。だからこうやって質問してるんですよ。拍手うるさい。  座談会でいろいろ町民の意見を聞いてると言ってますけれども、議会に何も報告があってないじゃないですか。だから何度も何度も一般質問があるんじゃないんですか。座談会と議会とどっちが大事なんですか。座談会であったことをちゃんと議会に報告して、何らかの決定をされたんですか。一般質問で何度も何度もあってるじゃないですか。だから、いつのまにか住民との約束がなくなって、おかしいなと。ただ、荒尾市の建て替えのときに一緒にやるというふうに、一緒に検討するという答弁なので、荒尾市が建て替えのときに町単独でやるのか、幅広く検討してやるんだなと議会のほうは思ってたわけですよ。ですけど、町で大した検討の会議も開かれないで、これが本当に住民に説明できる検討なんですか。 82 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほども何回も申し上げました。教育委員会のほうで検討委員会、5回でございますが、その中で回数が少ないか多いかは別にしまして、議論を重ねてまいりました。その中ではいろんな意見をいただきました。その結果、共同でということで、教育委員会の中でも協議を行いました。その結果、共同でということを町のほうに報告し、町も整備方針を決定したわけでございます。その検討委員会にはいろんな委員の方、保護者の代表であったり、PTAでございますが、学校の関係者、学識経験者もおられますが、そういった方の意見を総合的に判断して、共同整備という判断になったわけでございます。そういった方の御意見を踏まえて、荒尾市と共同でという結論に至ったわけでございます。  以上でございます。 83 ◯磯野 博議員 荒尾市の一般質問の議事録で、平成29年の12月には建て替えの議論がされてるんですよね。その29年には何名もの荒尾市の議員から、荒尾市長に建て替えの件で一般質問がされております。町としては、アンテナを広げて、そろそろこういう質問があるのであれば、荒尾市は建て替えを考えているんだなというふうに思わなかったですか。それで、2月19日に新施設を建設に向けて一緒に検討していくと申し合わせがあって、それから何かありましたか、町で考えられたことは。2月19日というのは平成30年ですよ。 84 ◯学校教育課長(松林智之君) 2月のときの連絡会議の中でそのような話がございまして、教育委員会の事務レベルでいろいろと打ち合わせ、協議などを行ってまいりました。まだそのときには、荒尾市が正式にそのような建設を始めるというような決定はしておりませんので、まだ、スケジュールのほうも発してはおりませんでした。そのような時期がそろそろ来るのではないかというような感じでは思っておりましたが、まだ具体的には荒尾市からの正式なものがございませんでしたので、こちらとしては特段、検討したりということではなくて、荒尾市と話をしながら様子を見ていたと言いますか、協議をしながら確認をしていたというようなところでございます。 85 ◯磯野 博議員 町単独ででは難しいという会議、検討はいつ行われてたんでしょうか。本当にされてたんですか。それが見えないんですよ。一体、いつ町の会議でそういうふうになって、荒尾市とのほうにシフトしたのか、それはいつなのか、町民は誰も知らないじゃないですか。 86 ◯学校教育課長(松林智之君) 町のほうには検討委員会と教育委員会の方針のほうを報告したのが、ことしに入っての1月の上旬でございました。そのときに、経営会議でございますが、そのときに報告をしまして、協議をし、また、数回協議のほうをしまして、町で、整備方針の案というところで1月の議員全員協議会のほうで説明、報告のほうをしたわけでございます。  以上でございます。 87 ◯磯野 博議員 そういった中身、財政の件は、ことしになってたった数回とかしか検討されてないんじゃないですか。本当にやる気があって検討するのであれば、この町で耐え得るものかとかどうかとか、そういったものを深く検討して、議会に報告するべきじゃないですか。そういうのは全くプロセス的にないじゃないですか。いきなりこの基本合意の調印式じゃないですか。全協で2回報告があって。  町長の公約のほうにも戻りますけれども、住民に説明してないですよね。まだ町単独でやる考えでいらっしゃるのでしょうか。 88 ◯町 長(中逸博光君) 私はこの答申のとおり進めていこうと考えております。 89 ◯磯野 博議員 町民にはいつお知らせするんでしょうか。 90 ◯町 長(中逸博光君) この報告書がホームページでも載れば、町民の方は御理解できると思っております。 91 ◯磯野 博議員 選挙公職を争うとき、政党や候補者が当選後、実現すべき政策について、有権者に向けて表明する約束というのが公約と辞書に書いてありました。当選者が選挙公約に拘束され、実現の努力を行うことは責任政治の重要な構成要素であるとあります。公約って重いものだと思うんですよね。何度も何度も議会から質問があってますけれども、そのように考えが変わったとかいうのであれば、説明責任を果たすべきなんじゃないでしょうか。最終的な決定で荒尾市となりました、それでわかってもらえると思うというようなところは、ちょっと違うような気がします。できないのであればできないと、この長洲町ではできない状況ですというふうな説明が必要なんじゃないでしょうか。 92 ◯町 長(中逸博光君) 給食センターを建てるという公約は、今度新しく荒尾市に建てるときに成り立つのかなと思っております。しかし、2期目、3期目の選挙でも私はこういうマニュフェストから消した。マニュフェストは、確かに議員おっしゃられるようにそういった公約として守るべきかと思いますけれども、やはりなってから、長洲町はこんなに財政が厳しいのかなと、そして、少子高齢化社会で高齢化率が34%も今ある。もっともっと進んでいく。子どもの数は減っていく。そういう中において、やはり考えというのは変わってくるんじゃないかなという気がいたします。 93 ◯磯野 博議員 この選挙公報で、町の選挙管理委員会が提出されているもので、7番目の「学校給食センターの早期実現を目指します」というのは、本町に独自の学校給食センターの早期実現を目指すということだと私は考えておりました。議会答弁で荒尾市と行うとされたものが公約とすり替わったというか、それが公約というのは違うんじゃないかと思います。正式なものが必要なんじゃないんでしょうか。 94 ◯町 長(中逸博光君) やはり町長に就任して以来、こんなに長洲町の財政が厳しいというのを実感して、そしてそのときは下水道の赤字で荒尾市に委託しておりました。これを続けることがやはり長洲町の財政上、最善たる手段だなと思ってやってまいりました。そういう意味で、建て替え時に検討するということで、今回、建て替え時のランニングコスト、そういうのを審議会の中で諮って御判断をいただいたわけでございます。そういう中において、やはりこういった審議会からの答申を尊重させていただいて、また、これから荒尾市と一緒に協議会を立ち上げ、この中でいろんな議論をさせていただこうと思っているところでございます。町民へのそういった広報が少なかったというのはあらかじめ反省はしておりますが、今後ともこういう御理解を仰いでいこうと思っております。 95 ◯磯野 博議員 公約というのはその任期中にずっと続くものだと思いますよ。やっぱり努力して、何とか住民の願いを実現させなければならないと。そうじゃないんですか。今までこの10年間の間にいろいろな施設の民間委託であったりとか、下水道赤字を脱却してさまざまな切り捨てを行い、保育所の民営化、未来館、スポーツセンターの民間委託などをやってきましたけれども、それでもこの長洲町は財政が厳しいんでしょうか。  町長の公約の六つの公約の真ん中に財政再建とあります。給食センターができないというふうな財政状況であれば、私はこの財政再建ができなかったんじゃないかといったところまでいきますよ。市原元議員のほうから、順番が違うんじゃないかと、振興計画の中身であったりとか、みなとオアシス構想とか、道の駅であったりとか、考えるところが違うんじゃないかということがございました。本当に優先順位がいつの間にかすりかわって、長洲町単独でできなくしてしまったんじゃないですか。優先順位を給食センターを1番に持ってきてるのであれば、いろいろなところを我慢して、ほかのところを我慢して、給食センターを建設できたんじゃないですか。この長洲町では給食センターを単独で建てられるような財政状況ではないんですか。 96 ◯町 長(中逸博光君) はっきり言って厳しいということでございます。長洲町単独で建てるのは、こういった資料から見られても非常に厳しいというのはわかってると思います、皆さん。そういう中において、公約を守る、守ったか、こういうのはやはり1期目の任されたときに、やはり非常に厳しいなと。じゃあ何を削ってどうやってやっていこうかということで判断させていただいたものです。ですから、2期目からは私はマニュフェストから外してもらいました。しかし、議員の皆さんから、本当にいろいろどうなってるのか、そのときに荒尾市の建て替え時に検討させていただきたいということで答えてきたわけでございます。そういう中で、決して広く町民の意見を聞かなかったということではございません。多くの人の、保護者からの意見を聞きながら対応してまいってきたわけでございます。 97 ◯磯野 博議員 これまでの間に、新しい事業がどんどん膨れ上がって、固定費等もふえてまいりました。その中には、三役の報酬の増額もございました。また、今回もその議案が上がっております。本当に町民は納得をするのでしょうか。本当に努力をして、この長洲町、今、進んでるのでしょうか。 98 ◯町 長(中逸博光君) ちょっと視点がずれて、私と考えが違うと思うんです。私はやはり子どもの教育の充実を図ってまいりました。まず、3年生まで医療費の無料、そして6年生までの医療費の無料、中学校3年生まで医療費無料、そして、さまざまな補助の創設、英語教育の幼児期からの導入、こういうのを含めていくと、やはりそういう意味では確かに給食センターを長洲町に建てるという考えというのは、そういう中で何を優先順位に持って来なくちゃならないかは、時代の流れとともに、やはり変わってくるんじゃないかなという気がいたします。そういうことで、先ほどから何回も繰り返していますけれども、やはり2期目のマニュフェストからそういう意味で外させていただいたわけでございます。これも町民の皆さんに御理解いただいてるものと私は確信しております。 99 ◯磯野 博議員 町民との約束は任期中はずっと有効です。私はそういうふうに思っております。 100 ◯町 長(中逸博光君) 確かにマニュフェストは守っていかなくてはならない、これは政治家の使命であろうかと思います。しかしながら、やはり時代とともにさまざまな政策が浮かび上がってきます。それもやっていくのも政治家の一つの手法であろうかと思っております。議員は、行財政改革をよく叫ばれます。私たちも行財政改革に真摯に取り組んでいっているつもりであります。無駄な経費は削除しながらやっていかなくちゃならない。そういう意味で、今後の長洲町、さらに厳しい状況が押し寄せてくると私は認識しております。非常に厳しい今回の予算の組み方でありました。そういう中でいかに町が発展していくか、そういうのを見出せる予算にしなくちゃならない。教育もそうでございます。いかに子どもたちが健全育成をやっていくかというのが今回の大きな項目でもあります。そういうことで、経費が、もし荒尾市と一緒にやっていくことによって、少しでも安くなる、安くなるという言葉はいけないかもしれません、長洲町の財政にとってプラスになるものであれば、やっぱりやっていかなくてはならないと思っております。そういう意味で御理解いただきたいと思っております。 101 ◯磯野 博議員 町単独で給食センターを建設するという幅広い検討がまだまだされてないと思います。町単独でやったら逆に荒尾市と一緒にやるより安くなる可能性があるかもしれないという検討すらされてないじゃないですか。議会からいろいろな意見が議員全員協議会の場で出たと思います。さまざまな時代の流れの施策等もあるかもしれませんが、給食センターを自前で建設してやっている自治体というのは、この日本国内でほとんどのところがそういうふうにやっているかと思います。厳しい財政運営の中ででも、給食センターを最優先にして、どこの自治体もやっているのではないかと思います。
     逆に、長洲町のような自治体がまだまだ少ないというふうに私は考えます。その中で、長洲町がほかの自治体よりも先進的にやっているような事業がいっぱいあるじゃないですか。町民はそういう事業を望むんでしょうか。私は当たり前の事業を望んでるんじゃないかと思います。荒尾市との合同での給食センターの建設にもしなったとしても、荒尾市に給食センターがあるがために、またいろいろと問題があると思います。長洲町に設置するとか、設置して荒尾市の事業を受託するとか、そういう考えもあるじゃないですか。何で荒尾市と一緒なんでしょうか。いろんな考え方ありますよ。そういうのを本当に検討して、検討して、この検討委員会に投げたんでしょうか。  私はまだまだたった1年間にも満たない町の中の会議、検討委員会、検討、いろいろな中で全く不十分だと思います。住民に対して本当に検討しましたよというふうに言えるようなものではないと思います。スケジュール的にそうじゃないですか。長い間、この10年間の間にずっと何らかの検討委員会で町の財政を見ながら、26年度の下水道事業赤字脱却でできないかどうかとか、そういった検討もされてないんじゃないですか。財政再建とありますが、結局、本町に給食センターが設置できないということは、財政再建できなかったんじゃないでしょうか。新たないろいろな問題が発生してきたかもしれませんけれども、結局はこの町に単独でする余力がないということであれば、町は財政再建できなかったんじゃないですか。そういうふうに私は捉えますけれども。 102 ◯町 長(中逸博光君) 確かに財政再建とはどの時点で財政再建と言われるかと、私もそれは答えることができません。確かに今の長洲町、財政は厳しいということは言えると思います。今回の報告書の19ページ、20ページをごらんになると、やはりいかに長洲町単独でやれば厳しいかというのが、町民の皆さん、全ておわかりになるんじゃないかと思っております。そういう中において、この答申をいただいたと。まさしくこの答申どおりに我々は進めていきたいと考えております。 103 ◯磯野 博議員 検討委員会の報告書の19ページですけれども、町単独か荒尾市と一緒にやるかの3通りですよね、共同実施で。ほかの検討をするような材料というのは上がってないじゃないですか。これだけ見ると、誰でも町単独では難しいなしか思われないですよ。ここを何とか町単独でできないかと、どういう手法があるか、町単独でPFIはできないか、公設民営ができないかとか、そういうふうな検討がされてないんじゃないですか。だから、検討をしてないんじゃないかと私はお尋ねしてるんですよ。本当にけんけんがくがくの議論がこの役場内でされたのかどうか、職員同士でどうにかしてやれないかとか、そういうふうな職員はいなかったんですか。みんな、単独じゃ難しいよねと流されたんですか。そんな思いのある熱い職員はいませんか。 104 ◯町 長(中逸博光君) 我々もいろんな手法を考えてきておりました。しかし今回のまず荒尾市の委託と単独だけを載せさせていただきました。何にも考えていないことはありません。いろんなことを考えてきてます。長洲に建てれば用地費もかなりかかるでしょうし、いろんなことをそれはみんな個人的にわかってると思います。そういう中において、やはり今、共同運営をやってるから、建て替え時にどのくらいの費用がかかるかだけを書いてきております。しかし、それをお示しするというと、本当にまた莫大な費用がかかってきます。そういう意味での検討をしなかったのかと言われると、確かにそうではあろうかと思います。そういう意味で、うちの職員も全力でこういうことを考えてる職員ばっかりであります。一言、これはつけ加えておきます。 105 ◯磯野 博議員 検討委員会でいろいろなことが議論されたんですか。議事録等は公表されてないかもしれませんが、それは公表できるものですか。そういうふうにこの検討委員会で議論をされてるのであれば、後日でいいですから閲覧をさせていただきたいと思います。たまたまこの報告書にだけ、イニシャルコストの建設費だけ記載があってるわけですね。本当にいろんな議論がこの給食センター検討委員会で議論はされたんですね。 106 ◯学校教育課長(松林智之君) 検討委員会の中で、基本理念としまして、まず、安全・安心でおいしい給食、また食育、防災面の施設整備、また、財政面を考慮した作業効率の高い施設の整備だとかこういったものを基本理念として、各項目をもとに協議を行ってまいりました。この中では、施設の衛生管理だとか多彩なメニューの提供、アレルギー食への対応、また食育、地産地消の推進、そして防災基準に準じた施設整備、また最後に、建設費、管理運営費、1食当たりの給食コストだとかを総合的に協議を行ってまいりました。メリット、デメリットのほうを各委員さんのほうに出していただきまして、結果的に、総合的に判断したら、荒尾市と共同でいったほうが望ましいという結論になったものでございます。 107 ◯磯野 博議員 町で本当に検討はされてないですよ。本当に一生懸命されてないじゃないですか。伝わりませんもん。言葉だけで課長が述べられてますけれども、どこまで深く財政を……。 108 ◯徳永範昭議長 磯野議員。 109 ◯磯野 博議員 ひっくり返して検討されたのか見えません。財政再建ができてないんじゃないですか。結局、私はそう思います。  終わります。 110 ◯徳永範昭議長 磯野議員、発言を中止してください。  ここでしばらく休憩します。                休憩(午後 2時06分)                再開(午後 2時18分) 111 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議をいたします。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 濱崎 久議員 112 ◯徳永範昭議長 13番、濱崎久議員の登壇を許します。  濱崎議員から、一般質問席への飲み物の持ち込みの申し出がありましたので、許可しております。                 (濱崎 久議員登壇) 113 ◯濱崎 久議員 濱崎久であります。  1長洲中学校暴力事件についてお伺いいたします。  長洲中学校の暴力事件に伴い、町はアンケートも記録もないと公式答弁しておりましたが、新聞報道は、当時の校長が、担任からアンケート結果の報告を受けて作成したとされるメモが存在するとしております。町は、この新聞記事を肯定しています。新聞報道されるまで、長期にわたり、なぜ議会答弁を修正しなかったのか、その整合性を伺います。  1)、証言者が発言したとされる矛盾点の説明を求めます。  2)、証言の後、町がとった対応と公務員は議会での虚偽答弁が許されるかどうか、伺います。  3)、証言後、議会答弁の修正を怠った理由を伺います。  4)、新聞報道の前に質問したとき、アンケートはあったとなぜ答弁してくれなかったのか、教育長にお伺いいたします。 114 ◯教育長(戸越政幸君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  中学校で発生しました事件の後に、生徒から聞き取った内容のメモを、当時の校長が作成したものにつきましては、以前から教育委員会には存在しないことを説明しておりました。その後、裁判の公判中に、当時の校長が、「メモ書き程度にまとめた」との証言がありましたが、メモ書き程度であり、学校から教育委員会へ文書として報告されたものではないため、教育委員会では把握しておりません。  このようなことから、当時から現在に至るまで、いわゆるアンケートと言われているものにつきましては、教育委員会には存在していない旨の説明をしておりました。  しかし、教育委員会ではなく、学校内でメモが存在したことにつきましては、新たに発見されたものとして、議会への説明がおくれたことにつきましては、9月の議員全員協議会及び前回の議会におきましておわび申し上げ、大変御迷惑をおかけしたことを改めておわび申し上げます。  以上でございます。 115 ◯徳永範昭議長 教育長、1)番から4)番までは答弁はありませんか。  しばらく自席で休憩します。                休憩(午後 2時24分)                再開(午後 2時26分) 116 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 117 ◯教育長(戸越政幸君) 大変失礼いたしました。  1)について、お答えいたします。  何と何が矛盾しているのかわかりませんので、お答えできません。  2)についてお答えいたします。  証言は裁判中でのことでありますので、裁判の対応を進めてまいりました。議会等で虚偽と言われ、意図的にうそをつくような答弁をした覚えはございません。当時発見することができなかったことにつきましては、申しわけなく思っております。  3)。  再三申し上げておりますが、昨年7月に、校長室のパソコンで発見したメモ書きを取りまとめたもの、手控え用のメモ書きです。は、教育委員会が以前から主張していたものと同一のものではございません。教育委員会がないと言ってきたものは、含まれているものではありません。新たに発見されたものでありまして、新聞報道より説明・報告がおくれたことについてはおわび申し上げます。  4)についてです。  生徒から聞き取った内容のメモ書きが発見されたことが、新聞報道より、議会に対して説明・報告がおくれたことにつきましては、大変申しわけなく思っておりますし、おわび申し上げます。  以上でございます。 118 ◯濱崎 久議員 今の答弁では、教育委員会にはなかったけれど、学校にはあったということですね。 119 ◯学校教育課長(松林智之君) 教育委員会には存在しておりませんものが、学校で見つかってあったというものでございます。  以上でございます。 120 ◯濱崎 久議員 学校は、教育委員会の管轄下ではないんですか。住民環境課とか福祉保健介護課とか、そこの管轄下でしょうか。教育委員会の管轄下であれば、学校にあろうと教育委員会にあろうと。質問しているのは、町にそういったものがありはしないかということを質問しているんですから、管轄下であれば、当然ありますという答弁にならないといけない。それがないということであったのはですよ、どういうことですか。中学校は管轄下ではないんですか。 121 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えします。  学校は教育委員会の管轄でございまして、学校から報告が上がってきているものではなかったのが、新たに見つかったものというものでございます。 122 ◯濱崎 久議員 あのね、平成25年の7月18日に、教育委員会はアンケートのコピーを公表すると約束しておったんですよ。それがその後、アンケートの破棄があったということで、教育委員会としては、それを承知したわけですよね。そして、その後いろいろ探したけど、当時の校長と担任に確認して、そういったものはないという答弁で来たんですよ。今の教育長の答弁は、あったんだけどということと、これが整合しないんですけどね。正しいほうを答弁してください。 123 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど教育長が申し上げました、今回見つかったメモ書き程度のものというのは、教育委員会が以前から把握していたものではありません。以前からないというものに、それは含まれてなかったと。全然そういうものがあると、存在するということを知っていたわけではありませんで、新たに見つかったというものでございます。 124 ◯濱崎 久議員 それ、今の答弁でしょ。今、言いましたよ、私は。25年の7月18日、そのときの質問から、ずっと始まっているんですよ。建設経済文教常任委員会とか委員会の質問もありますよ。そういったことで、25年7月18日に、アンケートの資料を出すと。今のは、あったということであればですよ、今までのやつと違うでしょ、答弁が。合わせてくださいよ。 125 ◯学校教育課長(松林智之君) 平成25年7月18日の件でございますけれども、これは、裁判になっておりますが、原告側とのそういうやりとりがあったというようなところでございます。そのときに、そういうものがあるというものが、今回見つかったものとは想定をしていなかったというものでございます。 126 ◯濱崎 久議員 今回のものであろうがなかろうが、そういったことは聞いておりません。アンケートがありはしないかと。あるいは、アンケートとか記録とかありはしないかと質問しているんです。それがないということで今まで来ておるんですよ。 127 ◯学校教育課長(松林智之君) そういう生徒から聞き取ったもののメモを取りまとめたものの原本、また、取りまとめたものにつきましては、ないと。これはもう、以前から教育委員会はないというふうにお答えをしております。 128 ◯濱崎 久議員 ところが課長、あなたはこの新聞記事を肯定したでしょ。新聞にはですよ、当時の校長が、担任からアンケート結果の報告を受けて作成したとされるメモを提出したと。メモって書いてあるんじゃないですか。どうですか。 129 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申し上げましたが、これは教育委員会が保管しているもの、また、学校から報告が上がってきているものではなくて、学校のほうで当時の校長が私的に取りまとめたというものが見つかったというものでございまして、当然、学校のほうで保管がしてあるものではなくて、教育委員会にもないということでございます。 130 ◯濱崎 久議員 教育委員会になくても学校にあったんでしょうが。あったと新聞にも書いてあるでしょう。あなたも認めているでしょう。 131 ◯学校教育課長(松林智之君) 昨年の2月になって、当時の校長が、そういう証言があったということで、昨年5月にそれを発見したというところで初めてあったと。そういうものがあったということで、確認したものでございます。 132 ◯濱崎 久議員 それは教育委員会の事務怠慢でしょ。学校にはあったというならですよ、質問している側は、町にありはしないかと言っているんだから、学校にあったということは調査不足でしょ、それは。それを今さらなかったって、何ちゅうこと言うんですか。今までそういうアンケートも記録もないということで、教育委員会の公式答弁になっておったでしょ。ところがあったわけでしょ。新聞にもあったって書いてあるでしょ。その新聞の記事もあなたは肯定したでしょ。あったんでしょ、そしたら。それを何で今さら、答弁をなかったと変えるんですか。 133 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど申し上げました。当時はなかったと。発見することができなかったということでございまして、昨年の5月に見つけたものが、そうではないかというところで、裁判所に提出したそれであろうということでございます。 134 ◯濱崎 久議員 だから、当時はなかったと言うんではなくて、当時は調査不足でしたという言葉にかえなきゃ、答弁にならんでしょ。もういいです。そういったこと、いつまでも。あったのはあったんでしょうが。そしたら、今までの教育委員会の公式答弁ちゅうのは違うんでしょ。アンケートも記録もないという従前の答弁と、30年2月7日、あると証言の矛盾が、今、どうしてもわかりませんよ。それまで町は、議会に虚偽答弁を行い、事実を隠蔽していたのか、説明してください。 135 ◯学校教育課長(松林智之君) 虚偽と申しますか、意図的にうそをつくというものではございませんで、当時なかったというものが、今回、学校のほうで発見されたというものでございまして、議会のほうには裁判中でございましたので、説明のほうを差し控えさせていただいていたというものでございます。 136 ◯濱崎 久議員 なかったんじゃなくて、調査不足でしたということでしょ。 137 ◯学校教育課長(松林智之君) 当時、どのような調査をされたかというのはわかりませんけども、そのときはなかったということで聞いております。 138 ◯濱崎 久議員 ただ、学校にはあったんでしょ。そしたら、アンケートも記録もないということは、違うわけでしょ。ですから、その当時としては、調査不足になるんじゃないですか。 139 ◯学校教育課長(松林智之君) 何回も申し上げております。教育委員会に保管義務があるもの、学校から報告があったものについてはないと、そこは当時、学校のほうにも確認をされたというふうに聞いております。個人的にどこまでそういったものがあったかというのは、当時、どこまで調べられたのかというのはわかりませんけども、当時はなかったというふうに聞いております。 140 ◯濱崎 久議員 当時はなかったけど、今あるんでしょ。あったんでしょ。だから、当時もあったんでしょ。当時は調査不足じゃないんですか。今、あったんでしょうが。今あったんだったら当時もあったわけでしょ。それは、当時調査不足じゃないんですか。そりゃ、教育委員会の中にはなかったかしれん。しかし、学校にあったということだったら、学校にあったということは、あなた今、認めているんですよ。そしたら、それは調査不足だったんじゃないんですか。当時なかったんじゃなくて、調査不足じゃなかったんですか。 141 ◯学校教育課長(松林智之君) おっしゃるように、結果として出てきたということでございまして、どこまで調査がされたのかというのはわかりませんが、結果としては出てきたということでございますので、そこまで調査をできてなかったのかなというふうに思っております。 142 ◯濱崎 久議員 それじゃですよ、証言の後、町がとった対応と、公務員は議会で虚偽答弁が許されるのか、答弁があっておりませんが、どうですか。 143 ◯徳永範昭議長 失礼しました。濱崎議員に申し上げます。  2番の証言の後、町がとった対応と公務員というのは、認めておりません。議会等での虚偽答弁が許されるのかということが質問事項だと思います。 (「答えどうぞ。」と呼ぶ者あり) 144 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほど教育長が申しました、証言は裁判の中のことでありましたので、裁判の対応を進めてまいりました。議会等で虚偽と言われる、意図的にうそをつくような、そういった答弁をしたことはございません。当時、発見することができなかったということにつきましては、本当に申しわけなく思っているところです。 145 ◯濱崎 久議員 公務員の議会答弁は、虚偽や意図的に隠蔽することが許されると考えておるんですか。どうですか。 146 ◯徳永範昭議長 質問が、議長が許可した一般質問通告一覧表と違います。一般質問通告一覧表のとおり質問してください。 147 ◯濱崎 久議員 そしたら、教育委員会は、虚偽答弁や意図的に隠蔽することは、正しいと思っているんですか。どうですか。 148 ◯学校教育課長(松林智之君) 意図的に隠蔽するということは正しいとは思っておりません。 (「虚偽は。」と呼ぶ者あり)  虚偽については、正しいとは思っておりません。 149 ◯濱崎 久議員 2月7日の証言で、町はアンケートがあると確認しています。なぜこのときに、議会への答弁の修正をしなかったのか。あると確認しながら隠蔽したのはどういうことですか。 150 ◯学校教育課長(松林智之君) 裁判で係争中でございましたので、説明のほうは差し控えさせていただいておりました。新聞報道が先にあって、議員の皆様に説明がおくれたということは、先ほど教育長が申し上げたとおり、申しわけなく思っております。 151 ◯濱崎 久議員 さっきも一番最初に質問しましたとおり、教育委員会のほうにはなかった、しかし学校にはあったと。あったということは認めたでしょ。そしたらですよ、2月7日にそういう証言があったならですよ、当然、今までアンケートも記録もありませんという答弁は、修正しなければならないんじゃないですか。そのままでいいんですか。 152 ◯学校教育課長(松林智之君) 2月7日に、これは裁判の中でございますが、そういう発言がございました。ただ、私どもが議員さんに説明していた内容というのが、教育委員会で保管していたもの、また、学校から報告が上がってきたものというものではありませんでしたので、このときは、当時の発言された内容が正しいかどうかというのもわかりませんでした。これは、実際に裁判の中で請求があって、実際にそれを見つけたというのが5月でございました。 153 ◯徳永範昭議長 ここで、しばらく自席で休憩します。                休憩(午後 2時45分)                ─午後2時46分 黙とう─                再開(午後 2時46分) 154 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。
    155 ◯濱崎 久議員 それでは、今まで教育委員会の公式答弁として、事件当時の校長と担任に確認をして、そういったアンケートも記録もありませんという答弁は、違っていたということなんですか。どうですか。 156 ◯学校教育課長(松林智之君) 当時の校長と当時の担任に聞き取りをしたということは聞いております。 (「だけんどがんか。」と呼ぶ者あり)  聞き取りをして、そのようなものはなかったと言われたということを聞いております。 (「だからどがん。質問に答えんと。」と呼ぶ者あり)  申しわけありません。内容の意味がちょっとわかりませんので、もう一度よろしいでしょうか。 (「ちょっと時間とめてくれ。時計をとめんと同じことが今から続く。」と呼ぶ者あり) 157 ◯濱崎 久議員 よく聞いといてくださいよ。事件当時の校長と担任に確認をして、アンケートも記録もないということは、教育委員会の公式答弁は、うそだったのかと聞いたんです。 158 ◯学校教育課長(松林智之君) 当時の校長と担任が言ったことを、教育委員会の公式答弁はうそではございません。そのときには聞き取りをして、そういったものがなかったということで、教育委員会が答弁をしてきたというものでございます。 159 ◯濱崎 久議員 そしたら2月7日、証言がでてきたとき、何で議会の答弁の修正をしなかったんですか。 160 ◯学校教育課長(松林智之君) 事件当時は、そのような私的なメモ書きがあったということは、当時は知りませんでした。どのようなものがあるのかというのは、教育委員会のほうに報告義務があるものと、学校のほうで保管しているものということでございましたので、証言として発言されたときに初めてわかったものというものでございます。 (「だから、質問に答えさせてくださいよ、議長。」と呼ぶ者あり)  ですから、こちらが議会のほうに説明していたものと同一のものではないという、教育委員会が認識をしておりましたので、説明のほうはしておりませんでした。 161 ◯濱崎 久議員 質問の繰り返しはね、今度2回目で、時間がないからね、よく聞いてくださいよ。2月7日にそういうものが出てきたなら、今まではアンケートも記録もないということを、今、認めたでしょ。それが2月7日に証言が出てきたでしょ。そしたら、議会の答弁が間違っておりましたということで、3月の議会あるいは6月の議会で修正答弁をするのが当然じゃないんですか。今までが違っていた、それを聞いているんです。もう同じ質問をさせないでくださいよ。 162 ◯学校教育課長(松林智之君) 裁判中でございましたので、説明のほうは差し控えさせていただいておりました。  以上でございます。 163 ◯濱崎 久議員 裁判中だったら何もしないでいいんですか。議会はごまかしたまま、うそのままでいいんですか。隠蔽したままでいいんですか。裁判中だったら、議会にうそを何でも言っとっていいんですか。 164 ◯学校教育課長(松林智之君) 裁判の内容にかかわることでございましたので、説明を差し控えさせていただいておりました。  以上でございます。 165 ◯濱崎 久議員 ところが9月15日、新聞は報道しとっでしょ。そしたら、何で新聞は報道して、何でとめなかったんですか。2月7日に証言があった、いわゆる今までアンケートも記録もないというのが、教育委員会の公式答弁だった。認めたでしょ、今。2月7日にそれが証言として出てきたと。だったら、議会の今までの答弁は間違っておりました、うそでした。それを修正すべきじゃないんですか。新聞は堂々と9月15日に報道しとっでしょ。 166 ◯学校教育課長(松林智之君) 再三申し上げておりますが、教育委員会がないと言っていたものは、教育委員会で保管しているもの、学校から上がってきたものを保管しているもの、または学校で保管しているもの、そういったものがないというふうに申し上げてきておりました。今回はそのようなものではなくて、個人で私的なメモとして残っていたものが見つかったというもので、教育委員会が以前から主張してきているものと同一のものではございません。それ以外の新たなものとして見つかったものでございます。 167 ◯濱崎 久議員 認めたことを、またもとに戻らんようにしてくださいよ。同一のものであろうとなかろうと、いわゆるそういう資料が出てきたんでしょうが、2月7日の証言によって。だから、認めたわけだから、認めたことをバックしないでくださいよ。だったら、2月7日に出てきたならば、今まで議会答弁はうそでしたと、そこで……。質問しているのに、よく聞いときなさい。ほかの人と話をして。真剣に議会で答弁をしてくださいよ。今までの教育委員会の答弁はうそでしたと。そこで2月7日ごろ出てきましたので、議会に修正をいたします、当然でしょ、これは。裁判だからうそをついていいんですか。それを聞いているんです。ちょっと、それを聞きましょう。裁判だからうそをついていいんですか。 168 ◯学校教育課長(松林智之君) 今現在裁判をしておりますけども、裁判ではうそをついたことはございません。誠実に対応してきております。  以上でございます。 (「議会にうそをついていいのかって聞きよる。」と呼ぶ者あり)  議会に対しても、うそをついたことはございません。  以上でございます。 169 ◯濱崎 久議員 質問がようわからんとかな。うその答弁はしたままでいいんですか。2月7日に証言が出たでしょ。そしたら、本当のことが出たんだから、それを今までうその答弁になっておりましたけど修正いたします、これが当然じゃないんですか。裁判だったら議会の答弁はうそをついてもいいんですか。 170 ◯学校教育課長(松林智之君) 先ほども申しました。教育委員会にあったものを……。 (「うそをついていいのか、どがんか、それば答えてくれ。」と呼ぶ者あり)  うそはついたことはございません。ただ、教育委員会にあったもの、また、今回見つかったものというものは、当時何を指していたのかというものが、今現在裁判の中で争点になっております。ですので、それが当時教育委員会が言っていたものに含まれるのかどうかというのも、争点になってきておりますので、説明のほうは差し控えさせていただいておりました。 (「議長、質問に答弁をさせてください。」と呼ぶ者あり) 171 ◯徳永範昭議長 しばらく休憩します。                休憩(午後 2時56分)                再開(午後 3時31分) 172 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 173 ◯学校教育課長(松林智之君) 大変申しわけございませんでした。  昨年の2月7日に、裁判の中ではございますが、当時の校長から、メモ書きをまとめたとの証言がございました。6月4日に原告側から請求があって調べた結果、7月4日に校長のパソコンの中で見つけました。その後、弁護士と相談をした上で、裁判所のほうに提出をしております。また、その内容につきましては、弁護士と相談した上で訴訟に影響があるという判断で、議会のほうには説明を差し控えさせていただいておりました。  新聞報道が先に出たということで、そのことにつきましては、私もよく理解のほうはできておりません。  以上でございます。 174 ◯濱崎 久議員 答弁の中ではっきりは言っておりませんけど、事実は、2月7日、証言が出た時点で、議会に修正をしなければならなかったんだなという趣旨の答弁を、今されたと私は受け取ります。以前、こう答弁しているんですよ。以前からアンケートに関する文書はないと言ってきたが、今になって関連文書が出てきたということで、2月の当時の校長先生の云々と。それは学校教育課長が言ってるんですよ。ですから、関連する文書が出てきたということで、これはもう当然、議会のほうに、今までアンケートも記録もないという教育委員会の公式答弁は修正しなければならないということはわかっておるはずなんですよ。それをどうしてもひねくって答弁をしないので、ここで一応こういうことだということで質問しておきます。  次は、当時の校長が、担任からアンケート結果の報告を受けて作成したとされるメモを、教育長は決裁して証拠提出をしております。いわゆる7月4日、アンケート証拠提出、弁護士も確認しております。なぜこういう、私が9月15日の新聞報道の前に質問したときに質問に答えず、質問をはぐらかし、恣意的に答弁しない感がどうしても拭えません。看過すべきでない重大な問題です。なぜ、あったと言わなかったのか。隠蔽したのですか。事の重大性をいかに考えておられるか、教育長にお尋ねいたします。 175 ◯教育長(戸越政幸君) 裁判係争中でもございましたし、その内容については、弁護士と相談した上で決めたものでございまして、裁判のほうに影響があるので、そういうふうに判断させていただいたところでございました。  以上です。 176 ◯濱崎 久議員 教育長は当然、資料として裁判所に提出したということは知っておるんですね。 177 ◯教育長(戸越政幸君) それは存じ上げております。  以上です。 178 ◯濱崎 久議員 そこで教育長は、学校教育課長が進めるままに、これは隠蔽しておこうという考えを持ったわけですか。 179 ◯教育長(戸越政幸君) 隠蔽ということは、殊さら思っておりませんでした。裁判が正しく行われるための一つの証拠の書類だろうというところで考えておりました。  以上です。 180 ◯濱崎 久議員 課長はですね、こう答弁しているんですよ。新聞記事が掲載されたのは9月15日、その前に一般質問があっておりますが、このときには、先ほどもずっと申し上げております、裁判にかかわる資料でございましたので、教育長の答弁の中ではまだお答えすることができないと考えたと。課長はこう言ったんです。私が一般質問したけど、これは答えないんだと。裁判に関係することだから答えないんだと、こう言っているんですよ。  ところが翌日、裁判に関することで答えられないという学校教育課長の主張とは異なり、新聞はこうして出してきたんですよ。ということは、ただ裁判だから答弁できないんだということは、学校教育課長個人の考えなんですよ。新聞はこうして出してきたんですよ。裁判だから出せないというのなら、新聞も出せないはずなんです。このことは、教育長、御存じでしたか。 181 ◯教育長(戸越政幸君) お答えいたします。  当然、新聞報道がされるまでは、非常に重要な裁判の中身に触れることだというふうな思いでおりました。で、突然新聞報道がされまして、私どもも当然困惑したところでございました。  以上です。 182 ◯濱崎 久議員 教育長はですね、課長に操られないように注意していただきたい。というのはですよ、教育長は4月1日に教育長に就任しましたよね。その前、2月7日にですね、課長は裁判の中で証言を聞いているんですよ。聞いているんです。そして、このアンケートがあるということは承知しているんですよ。しかし、教育長は4月1日に就任したときに、そういったものはありませんということで聞いているわけでしょ。引き継ぎを受けたわけですよね。課長から操られないように注意をしていっていただきたいと思います。  時間がないので次に行きます。 ──<492字削除>── 183 ◯徳永範昭議長 しばらく休憩します。                休憩(午後 3時41分)                再開(午後 4時07分) 184 ◯徳永範昭議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま濱崎議員から、一般質問の2過去の議会での発言について、発言取り消しの申し出がありました。  発言の取り消しを許可することに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 185 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。よって、発言を取り消すことは許可されました。 186 ◯濱崎 久議員 3授業中の生徒の安全について。  学校は、授業中の生徒の安全を第一に守るべきではないのですか。暴力事件はなぜ起きたのか。授業中の教員に落ち度はなかったのかお伺いいたします。  質問すると、訴訟中だから答弁ができないと発言されますが、そもそも原告側の申し出を断り、訴訟に仕向けたのは町ではありませんか。原告は、26年11月11日、協議の場を申し出ております。ところが町は、法的責任を追うことはないとして却下しております。議会に隠蔽してまで住民を相手にする裁判に、勝たねばならないのですか。学校の校舎で、しかも教員は、生徒を隣同士の席に座らせ、指導している授業中に起こった暴力事件を、教員も町も責任がないとは、あまりにも薄情だと思いませんか。  一時期、町も教育委員会も責任があると言った教育長もおりました。27年3月16日、建設経済文教常任委員会。あれは、単なるその場限りの言葉だったんですか。事件発生の前年、11月に、女生徒に抱きつき、胸をさわっています。違いますか。女生徒は泣きながら、担任に訴えています。しかし、対策はとらず、事件時は隣同士の席に座らせています。対策が不十分だったと思いませんか。学校は、授業中の生徒の安全を何があっても第一に守るべきだと思いますが、違いますか。  教育長を初め、協議の中で、被害女生徒に抱きつき、胸をさわったことなど、正確に記録されておりますか。女生徒は泣きながら担任に訴えたのに、簡単に捉えているのではありませんか。  事件後、音楽授業時には、教員を複数配置するなど、学校は被害者に約束しておりますが、音楽教員に問題があったと反省しての約束ではないのですか。お伺いいたします。 187 ◯教育長(戸越政幸君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  学校では、児童生徒の安全管理を図りながら学校運営を行っておりますが、暴力事件が発生し、裁判となったことにつきましては、深く反省し、今後このようなことがないよう、再発防止に取り組んでまいります。  以上です。 188 ◯濱崎 久議員 事件後のことについてお尋ねしましたが、音楽授業中、教員を複数配置するなど、学校は被害者に約束しております。音楽教員に問題点があったと反省しての約束ではなかったんですか。これをお尋ねします。 189 ◯学校教育課長(松林智之君) お答えいたします。  今、裁判の訴訟中でございますので、答弁は差し控えさせていただきます。申しわけございません。 190 ◯濱崎 久議員 裁判が済んでから、じっくり聞かせていただきたいと思います。  次は、4この問題における町の隠蔽体質についてお伺いいたします。  私は、個人にお尋ねしているのではありません。組織として、教育委員会あるいは町にお尋ねしています。  アンケートも記録もないと、何年も前からの議会答弁に対して、2月7日には、あるという証言がなされました。7月4日には、その証拠書類として提出したと課長答弁がありました。決定的事実です。このことを、9月15日、新聞報道されるまで、全く議会には知らされておりません。何年もないとの答弁のまま、町はこのことを隠していました。そして、証言があってからも、何カ月も知らされず、全く新聞報道まで、町は議会に何の説明もしておりません。組織として口外禁止令、それが教育委員会の実情です。学校教育課、その課長、そして教育長、そして組織として関係する職員全員、地方公務員法に基づく当町職員の服務規程、一人も正義感を持った人は、この中逸町政の中にいないのですか。議会答弁はうそでいいという隠蔽体質を問います。  職員の中には、面従腹背で悩んでいる職員もおります。隠蔽の司令塔、隠蔽のかぎは誰が握っているのですか。隠蔽の指示者は町長ではありませんか。お伺いいたします。 191 ◯教育長(戸越政幸君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  中学校で発生した事件につきましては、現在、裁判公判中でありますので、説明を控えさせていただいておりました。決して、隠蔽する気持ちはございません。  以上です。 192 ◯濱崎 久議員 町長の答弁を待っておりましたが、ありません。  隠蔽の意図はなくてもですね、事実的には、教育長、今までの教育委員会答弁としては、アンケートも記録もないというのが公式の答弁なんですよね。今、課長はへ理屈を申しておりますけどね、2月7日にやっぱり証言が出てきたということは、当初からそういう資料があったということですから、これは理解していただきたいと思います。  そして、今後ですね、議会の中で答弁するときは、そういううそ偽りはないように、隠さないように、これを教育長に求めたいと思いますが、いかがですか。 193 ◯教育長(戸越政幸君) 今後も、真摯に誠実に事に当たっていきたいというふうに思っております。  以上です。 194 ◯濱崎 久議員 終わります。  終わった後に言うたって、質問されんばい。 195 ◯町 長(中逸博光君) ただいま裁判中でありまして、教育長と同じ答弁とさせていただきます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 前田美和子議員
    196 ◯徳永範昭議長 1番、前田美和子議員の登壇を許します。                 (前田美和子議員登壇) 197 ◯前田美和子議員 1番議員の前田美和子です。この時間帯、皆さん大変お疲れのところと思いますけど、どうぞよろしくお願いいたします。  通告に従い、一般質問を行います。答弁のいかんによりましては、議長、よろしくお願いいたします。  外国人と共生のまちづくりについて。  外国人労働者の受け入れ拡大に向けた、改正出入国管理法が4月1日より施行されます。そのことにより、これまで認められていなかった単純労働に門戸が開かれます。本町は、外国人在住の割合が多い町ではありますが、入管法の施行により、さらに外国人労働者またはその家族の増加が見込まれます。今後、外国人と日本人が共生し合い、また、住みよいまちづくりが求められると考える中、本町における外国人在住の現状をお伺いいたします。 198 ◯町 長(中逸博光君) 前田議員の御質問にお答えいたします。  平成31年2月末現在の町内在住の外国人の総数は483人で、男性352人、女性131人です。国別の内訳は、ベトナム343人、フィリピン78人、中国33人、韓国・アメリカが各7人、ネパール4人、ブラジル・マレーシア・インドが各2人、スリランカ・インドネシア・ペルー・スイス・スロベキアが各1人となっております。  また、これまでの外国人人口の推移につきましては、平成26年168人、平成27年217人、平成28年279人、平成29年327人、平成30年428人、平成31年2月末現在483人と、毎年増加している状況でございます。 199 ◯前田美和子議員 今の町長の答弁より、やっぱり外国人が毎年ふえているということがわかりました。多くの外国人の方が町内の企業で働き、また、住民票も移してこられていますので、税金も払っていらっしゃいますから、町民ということでございますよね。その中で、外国人をめぐる問題といったものが、どのようなことがあるか、お聞かせいただけませんか。 200 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  外国人の方の問題ということではございませんけども、一部ございますのが、外国人の方に関しまして最も多いのが、住民の方から、まず、ごみに関するマナーが守られていないということで、ごみ出しについてのマナー違反、こういったものが苦情として多いと。  それと、外国人の交通のマナーについて守られていないと。そういったものが多いかなというふうに捉えております。 201 ◯前田美和子議員 やはり生活していくうちに、ごみの問題が一番かなとは思います。  ごみ出しの現状について、去年の12月定例会で同僚議員が質問をされていましたけども、そのときもやはり、ごみの苦情があるということでした。ごみ出しのカレンダーが、1階の住民環境課のほうに置かれていますけども、ベトナム語、フィリピン、タガログ語、英語、中国語版ができており、本当にとてもいいことだと思いますが、見てみますと、あまり細かくは説明されていないように思います。ですから、現状としては、誰かがついていって、「これはここ」というふうにしないと、わからないのが現状かなと感じました。今、ごみ出しカレンダーの説明にも、ペットボトルラベルは剥がしてとかいうのも載っていませんし、また、瓶、ガラス、缶、金属など、日本人用には詳しい案内がありますが、チラシでいいですので、詳しいところを、外国人の方用につくる必要がある時期ではないのかなと感じております。  住民登録に外国人の方が来られますけど、このときにごみ出しカレンダーとともに、このチラシを配布していただければと思いますけど、課長、いかがでしょうか。 202 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  今、議員が言われましたように、一応ごみ出しのカレンダーをそれぞれの外国語の母国語でお出しはしておりますが、なかなかそれでも中には分別できていないという方がいらっしゃいますので、議員が言われましたように、もう少しですね、わかりやすい説明を加えたようなものをですね、一緒にお配りできるようにということで、検討してまいりたいと思います。 203 ◯前田美和子議員 よろしければ、ぜひ早急に御検討をお願いいたします。そういう時期だと思います。  また、この外国語のカレンダーを見ると、問い合わせ先がないように見受けられます。これは不明な点が多々出てくると思いますけども、問い合わせ先も今後、明記したほうがいいのではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 204 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  町のごみ出しのルールとしては、町のごみ袋に区名とお名前をというところで、一応御協力をお願いしているところです。そういった意味では、必ず名前まで書きなさいということではございませんが、できましたらやはり、ごみの分別の徹底を図る意味でですね、名前の記入までの協力を呼びかけていきたいというふうに考えております。 205 ◯前田美和子議員 ごみ出しカレンダーの一覧表のところに問い合わせ先ということなんですが。 206 ◯住民環境課長(山隈 司君) 失礼しました。  カレンダーのほうにもですね、問い合わせ先等、先ほどのチラシもそうですけども、わかりやすく町のほうの係も入れていきたいと思います。 207 ◯前田美和子議員 御検討お願いします。  先ほどまた、交通ルールのお話もございましたが、やっぱり細かい指導が必要だと思います。自転車をよく皆さん、通勤、お休みのときも乗られていますけども、この自転車の乗り方の指導はどういう形でされているんでしょうか。お尋ねします。 208 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  外国人の方のみを対象とした交通指導という形では、現在行ってはおりません。 209 ◯前田美和子議員 企業のほうの担当者の方……、全く行われていないということですか。何か、そういう形では何も。 210 ◯まちづくり課長(田成修一君) 町内で外国人を雇用されている事業者の方には、交通ルールのマナーを守ってくれという形で、指導をしてくれという形でお願いをしているところでございます。  以上です。 211 ◯前田美和子議員 やはりこういう交通ルールのほうは、命に直結するものですから、よければそういう指導の機会があればと思います。  この交通ルールを守るにおいて、標識ですね、これはとまれとか、外国人用のそういう標識のチラシをつくって、企業に配ったり、住民登録の際、ごみカレンダーと一緒に標識の外国語のチラシをお渡しすれば、よりよく交通ルールが守られていくのではないかと考えますけど、いかがでしょうか。 212 ◯まちづくり課長(田成修一君) 企業のほうとも相談しながら進めていくことになるかと思いますが、標識等につきましては、警察との協議も当然、標識をいじることは町の権限ではございませんので、そういう意味も含めて関係者と協議して、交通マナー等の向上に努めていきたいと思います。 213 ◯前田美和子議員 よければ、そういうチラシみたいなのができればと思います。御検討をお願いします。  さて、赤田地区においては、地元の企業の人たちと、ベトナムの実習生の交流が図られています。これは、赤田の区長さんが、地元の企業の社長に、技能実習生も赤田の区民であるという考えから交流が始まったそうですけども、年3回の缶拾いとかですね、あとはグランドゴルフ大会──これは私も参加させてもらったんですけども、とても若い女性たちが初めてする競技でありましたけども、喜んでやっていました。  また、7月の七夕祭りでは、そうめん流しですね。この人たちがつくったそうめん流しを、初めてのことですけども、こういう日本の文化に触れる機会があって、とてもにぎわっていました。その中で、ベトナムの女性の方にとても料理が上手な方がいらっしゃって、研修生の方がベトナム料理をつくって、皆様に御披露されていまして。また、区民の人たちも、初めて食べるこのベトナム料理にですね、とても舌鼓を打って、喜んで食べてらっしゃいました。  このように、区民と研修生が何の隔たりもない、そういう風景が見られました。  また、上沖洲地区では、3分の1に当たる100名が外国人になります。でも、最初は20名から受け入れて交流を始めて、今、草の根交流により、海岸清掃や防火訓練や芸能祭のスタッフとしても今、活躍されています。  皆様、よく御存じだと思いますけども、3区画ふれあい農園として、実習生が耕作し、管理し、ベトナム野菜をそこでつくって食べて──母国の野菜を食べられるということは、本当にいいことじゃないかなと。そして、上沖洲の人たちもベトナムの野菜をもらって、お互いに交流を図れているということで、とてもすばらしいなと。3年でここまで来れるというのは、本当にすばらしいと思いました。  やっぱりこういう感じたことは、顔の見える関係性が築かれている、これが共生かなということだと思います。お互いを知ることで安心感が生まれ、トラブルも、これで巻き込まれることが少なくなってくるのではないかなと。そして、住みやすい、安心、安全の地域づくりができているのではないかなと感じました。  しかし、やっぱりこの2区の区長さんが本当によく頑張ってらっしゃるんですよね。本当に頭が下がります。しかしながら、区長は任期がありまして変わりますので、この交流の状態が継続することが大事なことなので。日ごろから地区には一区一職員の方がいらっしゃいますよね。赤田の区長さんは、毎月この一区一職員の方に報告書を上げてらっしゃるそうです。  このように、日ごろから一区一職員の方が、地区のことを把握されているのかなと、ちょっと思いましたので質問します。 214 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  一区一職員につきましては、地域と役場をつなぐパイプ役ということで設置されております。区の取り組みであったり、いろいろな相談であったり、お手伝いについては、出ていって行うようにしておりまして、区のほうの状況の把握というのも行っていると考えております。  以上でございます。 215 ◯前田美和子議員 安心しました。やっぱり区を把握していただくということは、とても行政と区がつながるということで、とても大事なことじゃないかと思います。  また、今からだと思いますけど、お願いも入りますけど、今から外国人の労働者がふえるに当たり、民間のアパートとかにもふえてきますので、これがふえたときに、赤田や上沖洲の区長さんにお願いしてですね、先進的な取り組みをされていますので、お願いして、外国人の受け入れの仕方とかですね、交流の仕方などの講座を開いたり、また、行政も出向いていただいて出前講座を開いたり、こういうふうに、先のことですけど、していただきたいという希望ですけども、いかがでしょうか。 216 ◯総務課長(濱村満成君) お答えいたします。  区長さんたちにつきましても、それぞれ校区の区長会があったりとか、さまざま全体の、区長会の中でも交流といいますか、いろいろ情報交換等をされております。その中で必要があれば、お互いに助け合いという形で情報交換のほか、いろいろ指導等もされていると思います。  町としましても、できる分につきましてはお手伝いしたいと思っております。 217 ◯前田美和子議員 わかりました。区長会があってますからですね、そこでもお話ができると思いますけど、またそういう機会がふえて、こういう機会がありましたときには、そういう内容のほうもよろしく取り上げていただいて、御指導をお願いしたいと思います。  先般、地元の企業の社長の方に、受け入れ側としてのお話を聞くことができました。この企業では、ベトナムの女性の技能実習生を受け入れてらっしゃいまして、3年間で変わるんですけども、やっぱり受け入れ側としては、安全が一番だと。それが一番気がかりだということでございました。  しかしながら、赤田のほうは、イベントのほうで地域の方との顔の見える交流がありますので、その点は安心されているということでしたが、しかしながら、今、皆さん外国人の方は、ほとんどの方がスマホを持ってらっしゃいますので、いろんな情報が交換されますし、拡散されますので、その点をすごく懸念されていました。  このように、受け入れる方々もいろんな問題を抱えていらっしゃるということを感じます。今後も外国人が増加するに当たり、こういう企業の担当者とか農家さんの雇い主とかですね、派遣センターのかかわる方たちと一緒に、行政と一緒に何か協議会みたいなものがあればですね、その中で情報の共有化を図ったり、困り事やその課題について検討したり、連携を持って外国人との共生のあるまちづくりが築かれていくのではないかと考えますけど、いかがでしょうか。 218 ◯まちづくり課長(田成修一君) 議員おっしゃいますように、外国人の方との共生を図っていくためには、企業の事業主さんを初め、関係者の方が連携して協力して取り組んでいくことが当然重要かと思います。そういった中において、当然長洲町も、最初に町長のほうからありましたように、外国人がふえておりますので、外国人を雇用されています企業の方との意見交換、また、先ほど総務課長もございましたが、地域の区長さん方との意見交換、どういう体制づくりがいいか、どういう対応が必要かと、そういったものを情報収集してですね、協議会等の設立については検討していければというふうに思っております。  地域に溶け込みやすい体制をしっかりつくっていくということは、大変重要なことと考えているところでございます。 219 ◯前田美和子議員 ぜひですね、先々のことなのであれなんですけども、そういうのができればですね、やっぱり外国人の方とのつながりもできますし、共生するまちづくりができてくるのではないかと思います。  さて、県内には、2016年現在でちょっと前のなんですけど、日本語指導が必要な外国語籍の子どもが80人近くいるとのことでした。日本国籍を含めると150人くらいに上がる。12年度に比べて、約2倍にはなっているということでした。今後も増加が見込まれる中、各自治体はその対応に追われているというところが出てきているそうです。  日本国籍を持っていない子どもは、義務教育の必要性はありません。各自治体に全てを任されております。しかしながら、教育はやはり基本でありますので、やっぱり基礎学力がないとそのまま置き去りにされて、就職ができない、難しい、自立ができない若者がふえ、悪循環になるのではないかと思います。  昨年、同僚議員の質問の中に、学校教育課長より、日本語指導が必要があれば教職員を配置するということもありました。また、日本語指導の研修なども行われているという答弁がありました。本町においても、今後ですけども、今、何名かはいらっしゃいますけど、言葉が子どもたちはよくわかっているので、学校の中に溶け込んでいるということでございますけど、今後、家族づれの外国人の方が増加するということで、子どもが一人とか二人とか少人数のときには、学校内において、果たして職員を配置していただけるというのは、ちょっと疑問に思います。  日本語の指導ができる方を今のうちから探して、人材バンクへの登録などをお願いして、準備しておいてはいかがでしょうか。ちょっと提案なんですけど、どうでしょう。 220 ◯総務課長(濱村満成君) 人材バンクというお話であります。そのような外国語、英語以外にも、今在住している方々のお話の通訳等ができる方の情報というのを集めていきたいと思います。  以上でございます。 221 ◯前田美和子議員 これは私が言っていることなんですけど、やっぱり一人とか二人のときに、果たしてそういうのがというのは私も疑問なので、お話ししてみました。  さて、外国人の方が家族で来た場合ですね、お父さんは仕事場で、子どもは学校で、日本語を一応は学ぶ機会はあると思うんですけども、残されるのはやっぱりお母さんたちではないかと思います。やっぱり言葉が通じないと表現もできないですし、いろいろストレスがたまって、家庭内の環境もよくならないと思いますので、このお母さんに対してですね、町内においては、国際交流友の会という団体があります。今60名ぐらいの団体なんですけども、この方たちにお願いして、ボランティアでですね、日本語の指導をお願いしたり、交流を図っていただいて、そうすることで文化に触れていただいて、課題もなくしていただけると思いますけど、国際交流友の会に、日本語指導の開催のときなどに、活動においての支援ですね、それをしていく必要があると思いますけど、そういうときには支援をしていただけるものかどうか、ちょっとお尋ねです。 222 ◯まちづくり課長(田成修一君) 国際交流友の会におかれましても、さまざまな交流を事業として行われております。今、議員からありましたようなお話につきましては、意見交換させていただきまして、こういう外国人がふえる中で、共生のまちづくりをどう進めるか、その中で国際交流友の会の役割というものをもう1回考えていただけないかというようなお話をしていきたいというふうに思います。 223 ◯前田美和子議員 そういう場面ができましたとき、先のことであれなんですけど、ぜひ御支援もよろしくお願いいたします。  また、現在のしこら祭においては、外国人の方が金魚みこしタイムトライアルレースに参加されてとても活躍されていますけど、ベトナム料理の販売もされております。交流が図られていますけど、町内ではペタンク大会やビーチボールバレー大会やグランドゴルフ大会や、また、町内マラソン大会が行われていますけども、外国人の方々はサッカー場とかで、サッカーも別々にされたり、町内のこういうスポーツイベントにですね、外国人の方が参加できる、そういうシステムがあれば、より交流が図られてくるのではないかと思いますけど、いかがでしょうか。 224 ◯生涯学習課長(藤井 司君) お答えいたします。  毎年、町及び町教育委員会の主催行事といたしまして、4月の町民ソフトボール大会を皮切りに、町民ペタンク大会、町民体育祭、町駅伝大会を開催しておりますが、それぞれの大会参加者の募集に当たりましては、各区の区長さんや体育委員さんに依頼をし、各区の参加者の取りまとめをお願いしているところでございます。なお、町駅伝大会や町体育協会主催の長洲マラソン大会につきましては、町内の大手企業等へ参加依頼のため訪問する際には、外国人労働者の方への周知についてもお願いしておるところでございますが、まだ外国人の方の参加には至っていないところでございます。  また、行事ではございませんが、スポーツ施設として核となります総合スポーツセンターにおきましては、体育館やトレーニング室、ジョギングコース、温水プールなどの各施設におきまして、一部の外国人労働者の方が継続的に利用されておられるとお聞きしております。その利用者の中から、住民同士のよい交流ができてきているかと思われます。  以上でございます。 225 ◯前田美和子議員 交流が少しずつできているということがわかりましたけど、やはりスポーツは言葉の壁を超えて、国を超えて、世代を超えて共感できるものがありますので、ぜひよければ、そういうスポーツイベントなどができるいい機会をつくっていただければと思います。  これから本町は、外国人の増加を見据えたまちづくりを考えなくてはいけない時期に来ていると思います。そのためにも、いち早く体制を整えていく必要があるのではないでしょうか。  今、本町は、地域トラブルは住民環境課、交通関係は総務課、教育は学校教育課、仕事関係はまちづくり課など、縦割りで分かれるため、情報の共有化ができていない状態ではないかと思います。区長や住民は、外国人に対して、いろんな困り事の相談事をどこに聞いていいのかわからないということが生じて、行政のサービスが行き届かないということになるのではないでしょうか。地域と外国人の共生の手助けができないということになってくると思います。これでは住民の安心、外国人の安心は図れないのではないでしょうか。  これから、区長からのお願いでもありますが、外国人に関する窓口をつくってほしいというお声が挙がっております。まず内容を話して窓口が担当各課におろすという形ですね。あとは窓口に戻すと。窓口を一本化することによって、情報が集まり、共有化が図られていくのだと思います。これによりサービスの効率化が生まれ、外国人に寄り添った行政運営が図られると思いますが、町長のお考えをお伺いしていきたいと思います。 226 ◯町 長(中逸博光君) 前田議員におかれましては、るる外国人の雇用がふえている長洲町について、御提案をいただきました。改正出入国管理法が施行されることによって、当然長洲町に住まれる外国人の数はこれからもたくさんふえてくるだろうと思います。そこでやはり、長洲町民と外国人の皆さんがともに仲よく生活していくというのが、一番これからの道だと考えております。そのためには、私たち日本人の文化を外国人の人にも勉強していただくとともに、我々も外国人の文化あるいは生活習慣というのも理解していかなくてはならないと考えております。そこで雇用主の企業や、あるいは相談所なんかを設けて日本語を勉強させていったり、あるいは交通ルール、そういうのも外国人の方に説明する、このような機会をつくっていくというのが大事かと思います。  そのような中で、御提案のあった相談所の開設、こういうのをやはり進めていかなくてはならないと思っております。また、上沖洲区や赤田区みたいな、先行して進んでいる区があります。こういうのをみんな見習って、やはり仲よくやっていくというのが、これからの時代にあった長洲町のあり方だと思っております。  そのため、積極的に行政がかかわっていくというのが必要ではないかと思っております。そういう意味で、雇用する企業やあるいは行政が、どのような形で外国人の雇用を受け入れて、その人たちに教育をしていく、こういう場を今後つくり上げていきたいと考えているところでございます。 227 ◯前田美和子議員 今の町長の答弁を聞きまして、今後外国人とともに暮らす姿、ともに共生する長洲の明るい姿が見えてきました。今後もさらに、外国人にとって優しいまちづくりが進むことを期待して、私の一般質問を終わります。ありがとうございました。 228 ◯徳永範昭議長 お諮りします。  本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 229 ◯徳永範昭議長 異議なしと認めます。  したがって本日はこれで延会することに決定しました。  本日はこれで延会します。                延会(午後 4時49分) Copyright © Nagasu Town Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...