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  1. 長洲町議会 2016-12-15
    平成28年第4回定例会(第1号) 本文 2016-12-15


    取得元: 長洲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                開会(午前10時00分) ◯松井一也議長 おはようございます。  ただいまから、平成28年第4回長洲町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名について 2 ◯松井一也議長 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において5番、磯野博議員及び8番、宮本哲太郎議員を指名します。 ─────────────────────────────────────────── 日程第2 会期の決定について 3 ◯松井一也議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  会期の決定についてお諮りします。  本定例会の会期は、本日から12月21日までの7日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 4 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって会期は、本日から12月21日までの7日間と決定しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  有明新報社、菅嶋副部長、熊本日日新聞社、楠本玉名総局長及び議会広報調査特別委員会委員長から写真撮影の申し出がありましたので、許可しています。 ─────────────────────────────────────────── 日程第3 諸報告について 5 ◯松井一也議長 日程第3、諸報告についてを行います。
     議長報告をいたします。  本定例会に出席する説明員の職及び氏名は、お手元に配付のとおりです。  本日までの議長の行動は、お手元に配付のとおりです。  また、11月9日に開催されました第60回町村議会議長全国大会資料を議員控え室に供覧していますので御一読願います。  次に、閉会中に受理した陳情等は、お手元に配付しました写しのとおりです。  次に、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査の結果報告書は、お手元に配付いたしました写しのとおり提出されています。  次に、議員からの報告がありましたら、登壇の上、御報告願います。                 (浦邊朝章議員登壇) 6 ◯浦邊朝章議員 おはようございます。総務保健福祉常任委員会視察研修について委員長報告を行います。  11月16日、石川県加賀市役所健康福祉部子育て支援課にて視察研修を行いました。  加賀市は平成28年4月で人口約6万9,000人、平成26年には日本創成会議が公表した試算で消滅可能性都市に該当するなど、人口減少は深刻な問題となっていて、定住促進、転出抑制を柱とした加賀市人口減少対策アクションプランを策定されております。  加賀市では、一人一人の子どもが健やかに成長することができる地域社会の実現のため、子ども及びその保護者、妊婦など、利用者が教育、保育、保健、その他の子育て支援を円滑に利用できるよう、さまざまな子育て支援事業を実施している。  また、利用者支援事業として、母子保健型と育児支援型を実施している。  加賀市子育て応援ステーションかがっこネットが、平成28年10月3日に加賀市保健センター内にオープンしました。このかがっこネットの特徴として、妊娠期から出産期、子育て期までの各ライフステージを通して、切れ目のない利用者目線に立った総合支援を行っています。妊娠期、出産期の母子に対する心身のケアや、子育て期のさまざまな情報提供を同一施設内で行う県内初のワンストップ相談窓口です。専門知識を持った保健師、保育士、社会福祉士等の職員が、子育て家庭のニーズを把握しながら、妊娠、出産、育児を応援していく取り組みです。  次に、マイ保育園登録事業について。この事業は、妊婦さんや母親等が身近な保育園に登録をすることで、出産前から子どもが3歳になるまでの時期、保育士等から育児相談や育児見学、一時保育サービスなどを受けることができ、出産前に育児体験をすることなどで産後の育児不安を軽減、解消できること、育児に疲れたときやリフレッシュをしたいときなど、一時預かり保育サービスが3回まで無料で利用できる制度です。登録事業園として公立で17園、私立で12園ありました。  マイ保育園登録事業の課題として、公立保育園の受け入れ年齢が2歳からのため、入園前に受けられるサービス内容、時間が限定されることがある。園の行事と重なる等の理由により、保護者が希望する日時に一時預かりの予約ができないことがあるということでした。  次に、病児・病後児保育事業について。保護者の就労等により、子どもが病気になった場合、自宅での保育が困難なケースにおいて、病院等において病気の児童を一時的に保育する事業です。現在、土日祝日は開催していない。今後、需要が発生した場合の対応が課題ということでした。この事業は、医療の拠点である山中温泉医療センター及び市民病院において実施されていますが、現在、新しい病院を加賀温泉駅近くに建設する計画があり、そこに統合される予定となっています。  それから、子ども医療費助成の拡充について。子育て世代の経済的負担軽減を図るため、子ども医療費助成制度が設けられていますが、平成27年10月診療分から制度が拡充され、対象年齢を、これまでの中学3年生から18歳の年度末までに拡大、月額自己負担を無料としている。  次に、多子世帯の経済的な負担軽減策として、平成26年度は小学生から18歳未満のいる世帯の場合、保育園児──1番目、年長児ですね──の保育料は定額の85%に軽減、第3子以降の保育料を無料化、学校給食費も第3子以降無料化にしている。  それから、三世代ファミリー同居・近居促進事業について。祖父母、親、子の3世代が新たに同居する、または近くに住まいをつくるため、住宅の新築や増改築等の費用に対し、原則として30万円を助成するというものです。なお、石川県の補助メニューを活用するために、県負担2分の1、市負担2分の1となっております。  それから、出産準備手当給付事業。安心して子どもを産み育てることができるように、16週を迎えた妊婦、またはその年の3月31日現在において17週以上の妊婦を対象に、胎児1人につき1万円の出産準備手当を供給しています。  また、出産後の子どもの養育について、出産前から支援を行うことが特に必要な妊婦には、給付申請の際、必ず担当課の保健師が面接することでサポート体制の充実を図っております。  それから、加賀市のプレミアム商品券。市民の生活支援と地域の活性化を図るため、市内の参加店舗で共通して利用できるプレミアム商品券を発売、子育て支援として一般販売額1万円──これは1,000円券が12枚です──のところ、子どもが2人いる世帯に対しては6,000円で、3人いる世帯に対しては4,000円で、子どもが4人いる世帯には2,000円でそれぞれ発売する多子世帯割引を実施しているとのことでした。  そのほかにも、子どもの楽しい遊び場づくりとして、魅力ある楽しい遊び場の整備などを進めている。子育て世代にとって手厚い支援がされており、本町にとっても大変参考となる制度でした。  次、11月17日、石川県かほく市産業建設部上下水道課を訪問しました。  かほく市は人口約3万5,000人、上下水道の普及率は99%で、維持管理や設備更新が事業の中心となっている。平成22年度に公共下水道事業農業集落排水事業、それぞれ包括的民間委託を複数年契約で導入されている。水道事業は設備の補修点検を一部委託している。  包括的民間委託を採用した背景には、市財政も厳しい中、一般会計から下水道への繰入金が大きく、維持管理予算が削減される傾向にあり、管理レベルの低下への懸念が大きな理由として挙げられる。  また、市町村合併等による職員数の削減も重なり、行政だけでは事業の継続が不安視されたことから、上下水道における管理業務の委託について検討を行い、まずは下水道の包括的民間委託を実施した。  また、水道事業の管理についても一体的に管理することにより、維持管理効率が図りやすいということで包括的民間委託を行った。営業面やコスト縮減にも積極的に取り組み、複数年間で民間業のノウハウを生かし、職員数も19名から11名に減らし、人件費を削減した。  業者選択においては、プロポーザル方式で5年間を委託期間としている。特徴としては、維持管理において業者の裁量に任せること、コストの縮減については委託費の設計額算出に当たって、積算要領により、業務原価が大きくなれば諸経費率を小さくできるので、単年度契約に比べ、5年間で約4,545万円削減できた。  また、受託者からの請負提示額が、設計費に比べ、5年間で2,940万円削減できた。計5年間で7,485万円の削減効果を上げている。  次に、かほく市のマンホールのふた有効活用について。マンホールのふたを広告媒体として企業などに貸し出す事業を始められております。下水道の周知と地域の活性化が狙いで、企業ロゴ等がデザインされたマンホールふたスマートフォンをかざすと動画が流れるという機能を持っております。単なる広告でなく、AR──拡張現実のことですね──を活用した動画再生機能を持たせています。商工部局と連携することで、下水道事業以外の地元の小さな企業が参入しやすい形をつくり、地域活性化につなげられております。  最後に、11月18日、石川県金沢市城北水質管理センターを視察研修。城北水質管理センターでは、下水道処理の過程で発生する消化ガス──バイオガスのことです──を利用し、発電を行っております。これにより下水道処理内で使う電気の約13%を賄っております。  下水処理の工程で発生する汚泥から出るバイオガスを利用し、ガスエンジンを回して発電しています。発電出力は200キロワット、発電で発生した熱は消化タンクの加温に有効に利用しております。  また、放流水の落差を利用した小水力発電も行っている。発生発電はバイオガスから比べると小さいが、365日絶え間なく発電している。敷地内には風力を利用したトルネード型の風車などがあり、どの方角から風が吹いても回る仕組みになっておりました。  本町でも課題はあると思いますが、消化ガスの有効活用及びエネルギー自給率の向上に向けて検討する価値はあるかと考えられます。  以上、視察研修の報告を終わります。 7 ◯松井一也議長 ほかにありませんか。                 (福本みや子議員登壇) 8 ◯福本みや子議員 おはようございます。平成28年度第4回定例議会の報告といたしまして、建設経済文教常任委員会視察研修報告をさせていただきます。  28年11月7日から9日まで3日間、千葉県の栄町、東京都の港区に視察研修に行ってまいりました。参加者は福永、徳永、市原、磯野、荒木、大森、福本です。山村事務局長に同行していただいております。  1日目の千葉県栄町を報告します。ここの目的は、人口減少対策、定住、移住の取り組みを学ぶことです。対応としまして、企画政策課長と課長補佐が対応しました。  町の概要としまして、千葉県北部中央の利根川流域に位置し、成田国際空港まで10キロの位置にある町です。自然豊かな平地に水田が広がっておりまして、面積32.51平方キロメートル、人口は本年4月で2万1,000人の町です。減少傾向にありますこの人口を、平成30年の基本計画目標人口で2万3,000人に設定し、年齢別の人口構造を改善させることを第一目標にしている町です。  この町の重点プロジェクトとして、定住移住促進プロジェクトがあります。  それは、一つ、転入者増加戦略。二つ、少子化対策戦略。三つ、安食駅周辺活性化戦略となっておりまして、本町と同様に住環境の整備、子育て支援の充実、雇用の場の確保などの施策を打ち出し、町の魅力向上に努力しています。取り組みの特徴としまして、企画政策課内に不動産定住班を設けております。  内容としましては、町内各企業への巡回訪問PR、メディアを活用したPR、不動産業者との相談会などの活動をしています。  また、本町にない事業の一つとして、地元への定着率の高い福祉系、医療系の大学生に対して、アパート家賃、通学定期券を一部補助しております。若者、子育て世代をターゲットに、婚活、出産、子育てと、切れ目のない支援が一体的に取り組まれ、成果につながっております。  また、不動産定住班がマスコミを利用し、町内企業への出前サービスなどが特徴です。  これら前もって質問していた事項に丁寧に回答をしていただくなど、質疑応答は和やかに研修できました。  まとめとしまして、近隣自治体間で似たような取り組みをどこもしておりますが、少子高齢化社会全体を捉えて、長洲の特徴をさらに磨き、生かし、継続性を持った提言を今後は行っていきたいと思います。委員会として、引き続き、学習、議論、検証を行っていくつもりです。  2日目の東京都港区です。ここの目的は幼保・小中学校一貫教育と、学力向上について学ぶことです。教育委員会指導主事が対応してくれました。  港区は、本町より面積は若干広い20.37平方キロメートルの中に、何と人口が24万6,000人余りで、うち外国人は1万9,000人だそうです。大都市東京の中心部に位置し、大使館なども多く、政治、経済、文化の中枢を担っております。日本の歴史の表舞台であったとともに、未来へ発展する大都市東京の中心にあり、新たなページを刻み続ける町です。出生率も平成26年度は1.39で、全国平均を下回っておりますが、23区ではトップです。  さて、港区は平成26年に今後10年間の教育における方向性を示した港区教育ビジョンを策定し、3年間の幼児期の教育から9年間の小中学校の義務教育を連続したものと捉え、12年間を見通した指導方針をとっている点が特徴であります。  区内の住民は富裕層が多く、私立中学校への進学率の高いものがあります。区内の進学率を上げたいために幼児教育に力を入れ、地域的特徴を生かした系統的な教育を目指し、中学校通学区域を単位とした10個のグループ、これをアカデミーと呼んでおります、それで地域の子どもたちを育てております。  この取り組みで、小中学校の教員の意識が変わり、校長や園長が研修会をコーディネートすることで組織的な協力体制が整い、経営参画意識が高まっているそうです。子どもたちも、アカデミーの交流で低学年への思いやり、そして、上学年への憧れなどが育ってきているそうです。  英語教育においては、国際人を目指す教育特区の認定を受け、全区立小学校に国際科として英語教育や国際理解教育に取り組んでおります。年間予算2億円をかけてネイティブティーチャーを各学校に常時配置しています。コミュニケーション力、ヒアリング力がつき、英検取得率も高くなっております。  また、英語嫌いにならないように5段階評価はせずに頑張りを評価しているなど、先進事例への意見交換や質疑応答を活発に行いました。  まとめとしまして、教育するなら港区と教育委員会の強いリーダーシップのもと、安定した財政支援で国際都市にふさわしい恵まれた環境にあります。本町とは環境的に大きく異なりますが、未来ある子どもたちのために今できることを見つけ、勇気を持って取り入れることは共通した責務だと考えます。  特に、英語教育に積極的に取り組むことは、時代の流れとして大いに進めなければならないことだと実感しました研修視察でありました。  以上、報告とさせていただきます。各委員の報告は議員控室に展示しておりますので、ごらんください。以上です。 9 ◯松井一也議長 ほかにありませんか。                  (なしの声あり) 10 ◯松井一也議長 報告なしと認めます。  これで諸報告を終わります。 ─────────────────────────────────────────── 招集権者の発言 11 ◯松井一也議長 ここで、招集権者の発言を許します。 12 ◯町 長(中逸博光君) 皆様、おはようございます。  本日は、平成28年第4回定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては、御多用の中、御出席を賜りましてまことにありがとうございます。また、議員の皆様の御健勝を心からお喜び申し上げますとともに、平素よりの御精励に対し、深く敬意を表する次第でございます。  まず、9月7日から開催されましたリオデジャネイロパラリンピックにおきまして、本町出身の島川慎一選手が日本ウィルチェアーラグビー界初となる銅メダルを獲得されました。このたびの御功績は、長洲町民にとりまして大変誇りであるとともに、熊本地震によって被災された方々にも元気と勇気を与えてくれたのではないかと感じております。  また、11月には、自身の母校であられる腹栄中学校においても記念講演が行われ、島川選手から子どもたちに夢と希望を持つすばらしさを語っていただき、子どもたちにとっても大変いい機会となりました。  また、新たな産官連携といたしまして、12月7日に株式会社DHCと長洲町が包括連携協定を締結いたしました。健康分野において全国的に展開しておられますDHCと連携協定を結ぶことは、本町の健康づくりのさらなる推進につながるとともに、本町の地域資源の活用にもつながるものと考えており、今後はこの協定締結を契機に、地方創生のさらなる推進を図ってまいりたいと考えております。  さらに、11月に完成しました株式会社ARCのノリ乾燥施設が12月より本格稼働し、一番摘みノリの出荷が始まりました。本町の水産業の要であるノリ養殖業に企業が参入することは、担い手不足や施設整備の負担などの課題解決においても大変効果があるものであり、水産業のさらなる発展に寄与するものと期待してるところであります。町といたしましても、今後も引き続き、熊本北部漁業協同組合と相互連携を図りながら、水産業の振興に努めてまいりたいと考えておりますので、議員の皆様の御理解と御協力のほどよろしくお願い申し上げます。  本定例会につきましては、既に配付してあります議案書にありますように、長洲町子育て世代総合支援センター条例の制定に関する案件が1件、長洲町下水道事業の設置等に関する条例の制定に関する案件が1件、長洲町下水道事業の剰余金の処分等に関する条例の制定に関する案件が1件、長洲町税条例の一部改正に関する案件が1件、長洲町国民健康保険税条例の一部改正に関する案件が1件、長洲町一般職の職員の給与に関する条例及び職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部改正に関する案件が1件、長洲町公共下水道長洲町浄化センターの改築工事委託に関する協定の変更に関する案件が1件あります。また、長洲町一般会計補正予算を含めた平成28年度補正予算に関する案件が3件、長洲町固定資産評価審査委員会の委員の選任に関する案件が1件、人権擁護委員の推薦につき意見を求めることに関する案件が1件、以上合わせまして12件の御審議をお願いするものであります。議案の詳細につきましては、それぞれの担当課長より御説明いたします。よろしく御審議の上、承認賜りますようお願い申し上げ、招集権者の挨拶とさせていただきます。よろしくお願い申し上げます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第4 陳情第1号 「鉄道の安全・安定輸送」及び「地域を支える鉄道の発展」を求める要            請について(総務保健福祉常任委員長報告) 13 ◯松井一也議長 日程第4、陳情第1号「鉄道の安全・安定輸送」及び「地域を支える鉄道の発展」を求める要請についてを議題とします。  本件について委員長の報告を求めます。 14 ◯浦邊朝章議員 それでは、総務保健福祉常任委員会委員長報告をいたします。  平成28年第3回定例会において、会議規則第94条の規定により、議長から付託されました陳情第1号、「鉄道の安全・安定輸送」及び「地域を支える鉄道の発展」を求める要請についての審査及び審査結果について御報告いたします。  この陳情の趣旨は、本年度においてJR九州が株式上場を実現し、完全民営化をすることになるが、ローカル線を多く抱える鉄道事業の経営体質は何ら変わるものでなく、公共輸送としての使命を果たしていくために総合的な交通体系の構築に向けた取り組みへ理解と支援を求めるものであります。  平成28年9月14日午後1時半から役場3階第1委員会室にて総務保健福祉常任委員会を委員全員の出席で開催し、付託されました陳情第1号の第1回目の審査を行いました。  この日の委員会では、この陳情第1号の取り扱いについて内容を詳しく把握する必要があるとのことで、次回、陳情者に参考人として出席を要求することを決定し、継続審査といたしました。  10月17日午前10時から役場3階第1委員会室にて総務保健福祉常任委員会を委員全員の出席で開催し、第2回目の審査を行いました。  この日は、参考人として、陳情者である九州旅客鉄道労働組合熊本地方本部執行委員長、坂本和哉氏に委員会に出席していただき、説明を受けました。  昭和62年4月から、国鉄からJRに移行し、発足当時よりJR九州は赤字経営を余儀なくされ、約6,000人の社員削減や経営安定化基金、税制特例をいただき経営を行ってきた。また、鉄道部門の赤字を埋めるため、さまざまな営業施策を展開し、ローカル線の廃止や運賃改定を29年で1回しか行わず経営してきた。また、今回の熊本地震などによる自然災害についての会社負担も大きいとのことであります。  その後、委員による質疑を行いました。  また、長洲駅の現状とエレベーターや身障者の利用についての課題なども意見交換を行うことができました。  参考人退出後、この陳情の取り扱いについて委員に意見を求めたところ、本日採決を行うことに決定し、採決の結果、全員賛成で採択すべきものと決定いたしました。  以上で総務保健福祉常任委員会に付託されました陳情第1号の審査及び審査結果についての報告を終わります。 15 ◯松井一也議長 報告が終わりました。  これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。                  (なしの声あり) 16 ◯松井一也議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。                  (なしの声あり) 17 ◯松井一也議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから陳情第1号を採決します。  本件に対する委員長の報告は採択であります。
     お諮りします。陳情第1号は採択することに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 18 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、陳情第1号は採択することに決定しました。 ─────────────────────────────────────────── 日程第5 一般質問 濱崎 久議員 19 ◯松井一也議長 日程第5、一般質問を行います。  それでは、順番に発言を許します。  13番、濱崎久議員の登壇を許します。濱崎議員から一般質問席へ飲み物の持ち込みの申し出がありましたので許可しております。                 (濱崎 久議員登壇) 20 ◯濱崎 久議員 濱崎久であります。質問時間の制限につきましては当初より反対しておりますが、今回も反対いたします。質問と答弁を7問で割りますと、質問時間はわずか3分ぐらいしかありません。  それでは、一般質問に移ります。  大型車通行危険対策についてお伺いをいたします。  役場前からユーマートトクナガの前を通り、有明フェリー道路までの大型車通行は非常に危険な状態にあります。通学路安全対策や商店街対策など、どう考え、対策をとっているかお伺いいたします。  牛水から40キロの道路制限がなされておりますが、後方から大型車にせかされ、50キロ近くまで上げてもなお追い立てられ、車をかわしたこともあります。こうした大型車がそのままの勢いで商店街を駆け抜けております。港経由で501号線を通ることは、距離も時間もさほど変わりません。関東、関西ナンバーの車が立ち往生の状態も再三見受けられます。港回りの車も結構見受けられますので、大型車の商店街通行を禁止したらどうかお伺いいたします。  なお、どうしてもできないなら、許可制にしてマナーを守らしてはどうか。大事故があってからでは遅いのです。命は地球より重いの言葉もあります。何とか改善できないか伺います。 21 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  町の交通安全対策につきましては、荒尾警察署、荒尾地区交通安全協会との危険箇所点検の実施や行政パトロールを通して、危険箇所の早期発見・解消に努めているところでございます。  御指摘の町道長洲駅海岸線及び町道長洲岱明線のうち、有明会館付近から役場北東の交差点までの区間及び当該交差点から県道46号荒尾長洲線までの区間につきましては、大型車を含め多くの車両が通行し、特に朝夕の通勤通学時間帯の通行量は混雑している状況であります。  歩行者の安全対策としましては、この区間は車道の両側に歩道を設置しております。また、道路の維持管理面では、舗装の補修を行っております。  また、この区間は沿線に多くの店舗が立地していますが、警察との協議の上、店舗乗り入れ口の設置が行われております。現在、平成30年度完成予定として海岸線沿いに整備が進められている都市計画道路長洲玉名線の供用が開始されれば、大型車の流れも変わることが期待されますので、1日も早い完成を熊本県にお願いしているところでございます。 22 ◯濱崎 久議員 これは、ただいまも申しましたとおり、大事故があってからでは遅いのです。  次は、教育基本方針について、法律違反の3年間をどう思うかお伺いをいたします。  慣例として処理されたままになっておりますが、法律違反だと答弁される今日、このことをどう思うか伺います。3年間の思いを込めて質問しますので長くなりますがお聞きください。  教育委員長の議会出席、地方自治法121条義務を、教育長が代理出席することを慣例化していたことにより、教育委員会の代表者としての議会答弁ができなかったこの3年間、教育長は今日、ようやく不適切であったことに気づき、法律違反だと理解しているとわびられました。  それまでの3年間、間違っていないと主張し続けてこられたことを今どう思いますか。その部下の課長も教育長を擁護したうその答弁のままであります。  平成25年12月一般質問で教育委員長に質問通告しておりましたが、委員長の出席はなく、答弁がありませんでした。午後2時11分から午後3時5分まで、議長は休憩を宣しました。足かけ1時間の休憩協議後、議長は「濱崎議員から教育委員長の出席依頼を受けましたが、教育委員長から教育長に全て委任されており、議長としても許可しております。このままの説明で一般質問を続けます」と続行されたのです。休憩協議中、同僚議員から説得を受けました。議会事務局長からも教育長答弁で十分だとの趣旨で説得を受けました。議長から、これは慣例であるからと、私の主張が横車的であるかのように説得を受けたのです。  そしてその後、教育委員会として誰を議会の答弁者とするかは委員会の判断であるとか、スムーズな議会運営の観点から教育長の出席を議会は認めた、今後も委員会が誰を出席させるかは任意ですなど、法を無視した発言もあっております。  26年3月、委員長欠席の理由として、松本教育長は「教育委員会の会議において委任されておりますので、私のほうが出席したところでございます」と答弁があっております。  しかし、地方自治法121条は、教育委員長に出席を求めているのであります。教育委員会が決定している定例議会1年間全て、事前に教育長が出席することを決定することは法の趣旨にそぐわないのであります。だから、教育委員会の会議で、教育長に委任することを年当初に決議していた慣例は、教育長が理解されたとおり、法律違反だったのです。この法律違反を長洲町議会は町議長の裁量のもとでいつから始めたか、長年踏襲してきた経緯があります。あしき慣例です。これを改めるべきだとこの3年間、私は訴えてまいりました。  そこで私が、さらなる委員長の出席を求めたところ、この議事録は抹消されたのです。26年6月、第二次世界大戦は侵略戦争だったのかという問いに、松本教育長は「私がこの質問に答える立場ではございませんので意見は控えさせていただきます」、そして委員長は欠席のままです。教育委員長として、議会答弁はありませんでした。本定例会で議員の質問について執行部の答弁がないままになっているのでございます。  そして、25年12月から要求しておりました委員長は、ようやく議場へ出席されました。26年9月、大山委員長は「教育委員会では議会答弁について全て教育長に委任するということを決定し、私の知っている限り、今までの議会では教育長を出席させておりました。今の濱崎議員の御意見には理解いたします」と、ようやく反省されたのです。そして、教育委員会で決定し、議会も慣例化しているので、議会は教育長が代理出席でいいのだなと思っておられたのです。  ところが、委員会は当時、教育委員長が代表者であり、教育の基本方針は教育長でなく委員長の権限なのです。第二次世界大戦の侵略戦争も学校の統廃合も、全て教育長に代行できない問題なのです。だから私は、教育の基本方針について委員長に質問していたのであります。  ところが、足かけ3年たった28年3月になっても、松本教育長は、さきの議会で委員長の代弁は可能だと理解していると答弁がなされました。地方教育行政の組織及び運営に関する法律第26条に違反することはないとも言われております。  また、その部下であります松本英樹か、読み方はわかりませんが、松本教育課長は「教育委員会で結論を出していないものについて議会の質問があったときは、次の教育委員会で協議し、次回の議会で答弁する」、全くナンセンスです。教育委員長として基本的な教育方針について質問しているものを、何ともちんぷんかんぷんの答弁にあきれるばかりです。実に足かけ3年たってもこのありさまでありました。  ところが、その3カ月後、28年6月議会で松本教育長は「代行出席することをあらかじめ決めておくということは適切でなかった」と反省の弁がありました。  山村議会事務局長が、自治法121条実例について誤解していたと、非公式でありますが私の自宅に来て発言されました。  同じくその3カ月後、いわゆるさきの議会、9月の議会でありますが、松本教育長が「事前に代行出席を決めておくことは法律違反だったと理解しています。申しわけなかった。おわび申します」と答弁がなされました。そこで私が「教育長がだらだら答弁するから、議会では議長がそのことをうのみにして、あしき慣習となったのです」と発言いたしましたが、このことを議会だよりには、余白が十分にあるにもかかわらず削除、カットされております。事ほどこのような状態であります。  地方自治法121条で、議場出席義務が規定されているものを、長洲流慣例として間違った行動を起こし、議会運営までも混乱せしめた教育長の言動は、長洲町教育の頂点に立つ者として大いなる反省を求めるものであります。現に学校の統廃合、侵略戦争など、基本的な事項が答弁されないままです。今日、法改正により、まさに町の教育界のトップとして資質を問われなければなりません。  そこで伺います。平成25年12月、今回、議員として私が第一声を発した教育委員長への一般質問が、議長の裁量により委員長欠席のまま慣例として処理されました。しかしながら、その後、教育委員長が議会に出席され、反省の答弁がなされました。そして、紆余曲折しましたが、教育長も法律違反を認め、おわびの答弁が議事録に残されました。この間、3年間の月日を費やしています。  しかしながら、平成25年12月に委員長に質問した一般質問は、今までの慣例として処理されたままです。議事録も抹消されたままです。このことを教育長、どうお考えになりますか。伺います。 23 ◯教育長(松本 昇君) 濱崎議員の御質問にお答えをいたします。  当時の教育委員長が議会への出席要求に対して、年度当初の教育委員会議で確認し、教育長が出席することを決定したことに関しまして、大変申しわけなくおわびを申し上げたところです。このことに関しましては今でも変わっておりません。  以上です。 24 ◯濱崎 久議員 全ての発端は教育長の法律違反からです。議長としても許可していると取り扱われました。この3年間、この議会で私は一人でこつこつと事実を積み上げ、このあしき慣例をただしてまいりました。  そして、委員長が最初に、続いて教育長、続いて議会事務局長が間違いを認められました。委員長と教育長は公に認められました。部下はそのままです。そして、異動いたしました。議会事務局長は、非公式に私の家でつぶやかれたままです。あとの人は公式にも非公式にも何のコメントもありません。  教育長は法律違反だったと謝罪がありました。しかし、そのことをうのみにした議長からは、何の発言もないことは教育長も御存じのとおりです。  議会のことは議長の権限内であるということは百も承知しておりますが、委員長も教育長も間違いを認められたこのことをうのみにして事を進め、議事録まで抹消されている現状を、そもそも、事の発端者である教育長はどう思われますか。重ねて伺います。 25 ◯教育長(松本 昇君) 私がおわびを申し上げたのは、年度当初に、これから先、教育委員長に出席要求があって、そのかわりに私が出ますよということを先に決めていたことについて申しわけなく思っておりますということを言ったところでございます。 26 ◯濱崎 久議員 法律違反であったというのは教育長の発言の中です。教育長の発言を私は引用しておるんです。法律違反であったと謝罪されたのは松本教育長の言葉です。  以上、今後は間違いを改められるよう望みます。組織をもってしても、一人の正答者に勝てないことはわかったはずです。多数をもってしても一人を崩せないことがわかったはずです。このことがわかられただけでも、75歳の高齢者が議会壇上に登場した意義があったあかしであります。  次は、長洲中学校授業中に発生した対生徒暴力事件の経過についてお伺いいたします。  被害者の少女は、暴力事件以前は身体的、精神的疾患など異常はなく、むしろ小学校時代から新体操で頑張り、高校も希望していたと教育長の報告にあります。そんな少女が暴力事件後、大声を発したり、意識不明になったり、長期入院や治療を受けていることが25年4月の委員会で記録されております。これは今回、私が町議に再選される前の委員会であります。発言者は現在の徳永副議長であります。  事件は、24年3月28日、少女が中学生のときです。それから4年と9カ月たっています。この間、関係者は補償やその類いのことは何をしたか。どのような償いがなされたか。これまでの経過を伺います。 27 ◯教育長(松本 昇君) 濱崎議員の御質問にお答えをいたします。  平成24年2月28日に長洲中学校で発生いたしました事故後、被害に遭われた生徒が長期入院や治療を受けられた際の医療費につきましては、日本スポーツ振興センターの災害共済給付により対応させていただいております。  学校に登校される際は心身のケアに重点を置き、教育委員会及び長洲中学校の関係者が一丸となって真摯に丁寧に対応させていただいたと思っております。  さらに、高校への進学については、中学校では適正な進路指導が行われ、目指しておられました志望校に合格されております。  以上です。 28 ◯濱崎 久議員 今までの委員会の中の報告によりますと、事件があった後一週間、被害者少女は自宅で療養しております。その間、その当時授業をしておった教師は、被害者の少女の自宅を訪問もいたしておりません。  そして、その少女が病院に入院したということを聞いたときに、それから1年間、その担任の教諭は休暇をとっております。そういうようなことが温かい指導であったんでしょうか。 29 ◯教育長(松本 昇君) 私どもはできる限りの丁寧な真摯な対応をしてきたつもりでございます。 30 ◯濱崎 久議員 できる限りの対応をされたと言いますが、言葉では言いますが、事例がありませんでしょう。どういうできる限りのことをされたんですか。 31 ◯教育長(松本 昇君) この件については、ただいま裁判中でございます。いろんなことの情報を控えさせていただきたいというふうに思います。 32 ◯濱崎 久議員 きょうの熊日新聞でありますが、熊本市の震災8カ月たっておりますけど、ケアが必要な児童が602人、8カ月たった今日、こういう状態にあるわけです。  そして、熊本市は今後も息長く支援を続けると。どういうことか。市が委嘱するスクールカウンセラーと日本臨床心理士会からの派遣を加えた計39人が学校を巡回し、心のケアに当たってると、こうなっているんですよね。きょうの熊日新聞です。  震災の後でも、8カ月たった今日でも、こういうことを熊本市はやってるんです。裁判中だから答えられないと。裁判までの長期間に教師の異動、教育委員会の内部も異動、町長だけはかわっておりません。その間、被害者側が納得する対策をとらないので裁判になっているんではありませんか。裁判中であろうと、教育長は、教育委員会も町も責任があると答弁されておるんです。これ、教育長が言うたんですよ。教育委員会も町も責任があるんだと。責任があるんだと言いながらですよ、足かけ5年間、この間になされた償いについて聞いておるんです。今までの経過を聞いてるんです。事実は一つなんですよ。何も裁判で隠そうとして、そういうことじゃないでしょう。事実は一つなんですから、報告はできるでしょう。どうです。時間がありませんので、直ちに答弁してください。 33 ◯教育長(松本 昇君) スクールカウンセラーの話が出ましたが、当時も教育事務所関係からスクールカウンセラーを派遣していただいたり、そういう心のケアについてはしっかりやってきたつもりでございます。 34 ◯濱崎 久議員 それは事件後、何日たってからですか。 35 ◯教育長(松本 昇君) ちょっと何日たってからということは覚えておりません。 36 ◯濱崎 久議員 事件は、起きてから1週間は、被害者の女性のところに訪問してないでしょう。スクールカウンセラーが訪問したんですか。1週間たったら入院してるんですよ、被害者の少女は。病院に行ってスクールカウンセラーが指導したんですか。おかしいでしょう。時間がない。 37 ◯教育長(松本 昇君) その辺のところも、いつ行ったとか、担任や養護の先生、心の教室相談員あたりもおりますので、どういう対応をしたかということについてはちょっと、今、把握はできておりません。覚えておりません。 38 ◯濱崎 久議員 学校現場からその報告が来ないんですか。来とるはずでしょう。教育委員会にも来とるし、教育事務所のほうにも報告がなされとるでしょう。記憶がないとはどういうことですか。 39 ◯教育長(松本 昇君) 記録も報告もあっております。ところが、私が覚えていないというところでございます。 40 ◯濱崎 久議員 覚えとるもんから答弁してください。何人もおるからね。  覚えてなくてもですよ、記録は残っとるわけでしょう、行政ですから。教育長自身は覚えてなくても、記録としては残っとるはずでしょう。記録もないんですか。 41 ◯教育長(松本 昇君) そのような資料も裁判所のほうに提出しておりますし、それを含めまして裁判が行われておりますので、答弁を控えさせていただきます。 42 ◯濱崎 久議員 頭にも残ってない。記録もない。だから答弁ができない。お粗末過ぎますよ、教育長。  これだけの事件が起きてですよ、今も継続して被害者の女性から裁判の訴えされておる。今のところはまだ被害者の女性からの訴えでしょう。これが大きな問題となって住民から訴えがあったらどうするんですか。もっと真剣に取り組んでいただきたいと思います。  裁判中であろうと、教育委員会や町に責任があると、松本教育長はこう答弁されてるんです。いわゆる裁判の費用を委員会に説明に来られたときに、教育委員会や町に責任があると。この5年間、その責任があると言いながら責任をとってないでしょう。  この教育委員会や町に責任がある暴力事件に、住民の税金を使って争っているんですよ。教育長が出してる金じゃないんですよ。住民の税金を使って裁判を争ってるんですよ。教育委員会や町の責任がある暴力事件に、住民の税金を使ってる当局は、当然に住民に経過報告をする義務があると思いますよ。また、これからもさらに住民の税金を使って裁判を続けるつもりでしょう。義務を果たしてくださいよ。経過報告の義務を。 43 ◯教育長(松本 昇君) 今、裁判が行われております。裁判が終わりましたら、しかるべきときに報告をさせていただきたいと思います。 44 ◯濱崎 久議員 裁判が終わりましたら、つぶさに私の質問に納得できるだけの資料を提供してくださいよ。いつの裁判が終わったらですか。今の提訴をされてる裁判が終わった時点で、その資料を委員会なり私なりに配付していただけるんですか。いつの時点です。 45 ◯教育長(松本 昇君) 裁判が終わりまして、教育委員会等で協議をいたしまして、しかるべきときに報告をさせていただきたいと思います。 46 ◯濱崎 久議員 しかるべきときでは納得できません。住民の税金で裁判してるんですよ。一銭もあなたが金を出してるんじゃないんですよ。教育長が熊本市の裁判所に行けばですよ、旅費をもらうんじゃないですか。裁判の費用を出すよりも、旅費をもらうんでしょう、出張旅費を。違うんですか。それではですよ、住民としてはですよ、納得できないです。  経過報告をですよ、今はできない。裁判が済んだら、いつかはわからんけど、委員会で決めていずれの日かすると。いずれの日かじゃですよ、裁判が終わったらですよ、直ちに報告しますと、そういう答弁をしてくださいよ。 47 ◯教育長(松本 昇君) 裁判が終わりましたら、そして教育委員会を開いて、直ちに、できるだけ早く報告をしなければならないと自分も思っております。  以上です。 48 ◯濱崎 久議員 事件が起きたそのときの事件の内容、そして学校が学生にアンケートをとったその資料、そして教育委員会に報告した資料、それから教育事務所に報告した資料、そういったものをですよ、隠さなしですよ、出していただきたいんです。裁判が終わったら。いいですか。  そして、教員に対しては何のおとがめもなかったわけでしょう。1年間欠席してるから。どうなんですか。 49 ◯教育長(松本 昇君) その件についても裁判中でございますので、答弁を控えさせていただきます。 50 ◯濱崎 久議員 それは裁判中でも、何も裁判に関係ないでしょう。したか、しないか。してないからそう言うんじゃないんですか。したかしないかぐらいは裁判中であろうと発言ができるはずですよ。  とにかく、積極的に教育長はですね、教育行政をとっていただきたいと思うんですよ。人から言われて、はいはいとして、のろのろとするということじゃなくて。そうでしょう。長洲小学校で国旗の掲揚につきましても、気づいたときはもう事が進行していたから対策がとれなかったと。出初め式の時間は何時間ありましたか。その間に取り替えはできるはずでしょう。もっとですね、積極的にやっていただきたい。  そして、教育委員長がですよ、国旗の掲揚は、朝掲揚し、夕方おろす。そう言われておるのに、教育長がですよ、夜の間、一晩中つけてるのはよろしくないような感じがいたしますというような答弁をされておりますよ。  教育界のですよ、長洲町のトップにある人がですよ、自分の信念を持って発言をし、信念を持って仕事に取り組んでいただきたいと思うんですよ。まず、リーダーシップを発揮していただきたい。私はそういうことを、今の松本教育長には欠けている大きな部分だと思いますよ。  それでは、荒尾署へ被害届が提出されておりますが、結果は聞きましたか。立って言ってください。 51 ◯教育長(松本 昇君) 今の濱崎議員の荒尾署の件がちょっとわかりませんでした。もう一度。 52 ◯濱崎 久議員 教育界のトップですよ。私が資料を見てですよ、今までの委員会の資料、本会議の資料を見て、こういう発言があっているので、あら、どうなってるのかなということをしてるのに、もう少し教育長、真剣にやっていただきたい。濱崎が質問したことぐらいはですよ、今、直ちに資料は集めておいてほしいんですよ。そして、委員会の中で、私はこれ、委員会の中の議事録で発言してるんですよ。質問してるんですよ。当然、執行部として聞いておくべきでしょう。聞いとるわけですよ。こういうことでどうします。  今まではですよ、教育委員長がトップにおりました。しかし、今、もうその制度が変わって、教育長がトップになったわけですよ。新任の部下が教えとるから、よく聞いてから答弁してください。 53 ◯教育長(松本 昇君) 申しわけありませんでした。  平成25年第4回の常任委員会のほうの記録がありました。御両親が訴えられたということで、その後には何ら報告もあっておりません。このことがもとで、裁判が行われているというふうに思います。
    54 ◯濱崎 久議員 報告があってるんじゃなくてですよ、積極的に聞きに行っていただきたいというんです。そういう考えは教育長、持てませんか。持てるのか、持てんのか言うとだけん。ただ時間を……。 55 ◯教育長(松本 昇君) 警察のほうに訴えられて、それがもとで今、もう裁判所のほうに移っておりますので、特に荒尾署に行って情報をいただくとかいうことはないかなというふうに思います。 56 ◯濱崎 久議員 私はね、根底にあるのは、教育長がもう少し積極的に仕事をしてほしい、リーダーシップをとってほしい、これを前提にして言っているんですよ。そうでしょう。言われてもしない。たたかれたら少し動く。そういうことでどうします。  日々、子どもたちの中においてはですよ、どういう事件が起きるかわからない状態に、もうあるでしょう。事実、こういうことですから。  ましてや、もっと難しいいじめの問題なんかですよ、教育長には無理じゃないんですか。自分に、職務的に無理だと思うならですよ、伺いを立てて誰かにかわってもらうとか、そうしたほうがいいんじゃないですか。ああ、余計なことを言いました。  時間がありませんので、次、人口増、定住構想についてお伺いいたします。町長にお伺いします。  進出企業の社宅改築援助や事業団の住宅廃止後、定住構想をどう進めたか伺います。  日立造船宮野社宅を解体し、66億の経費をかけて町営住宅を建設する、いわゆる宮野地区地域優良賃貸住宅整備事業がいよいよスタートすることで、町は人口増を図る計画であると伺います。長洲町は、ほかにも企業誘致を図り、多くの企業が立地進出されている現況にあります。こうした日立造船以外の進出企業の中には、社宅を所有してる企業もあります。こうした企業に対しては、どのように対応されるか伺うものです。  また、上沖洲にあった雇用促進事業団の住宅廃止後は、幸いにもその後、企業が買収し、現在45世帯の住居があるとのことでありますが、入居者のあっせんなど、町として人口増対策のためどう援助されたのか、この企業に対して援助をしたのかしないのかと伺います。 57 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  宮野社宅の建て替えにつきましては、町内で働く子育て世代が安心して住める環境を整備するために、平成28年9月議会において、債務負担行為に関する予算の議決をいただき、事業を進めております。  雇用促進住宅につきましては、以前よりさまざまな検討を行ってまいりましたが、平成24年5月に施設を管理します独立行政法人高齢障害求職者雇用支援機構より、雇用促進住宅の取得に係る意向調査があり、老朽化による修理コストなどの視点から取得には応じない旨の回答しております。  その後、議会等からの御意見を受け、長洲町の定住化に向けた全体的な検討を行うため、平成26年8月に同支援機構に譲渡価格の提示を依頼して、施設の購入について再度検討を行いましたが、平成27年2月に購入しないことを伝えております。  現在は、一般競争入札で落札した民間の不動産株式会社の所有となり、ユートピア長洲として生まれ変わり、現在、40戸程度が入居しております。  長洲町には多くの企業があり、そこで多くの方が働いておられます。こういう従業員の方々が本当に長洲町に住めるような、今後、定住化政策をとってまいろうと考えてるところでございます。 58 ◯濱崎 久議員 促進住宅を町が買うかどうかというときについての説明はありました。しかし、この購入した企業に対して、入居者のあっせんとか、町として人口増対策など援助をしたかしないのか。このことについての答弁があっておりません。伺います。 59 ◯まちづくり課長(田成修一君) 雇用促進住宅の民間等の会社等への支援と、また、入居等のあっせん等につきましては、町としてはあくまでも民間の中で取り組んでいただきたいということで、支援等は行っておりません。  以上になります。 60 ◯濱崎 久議員 さきの議会で、中逸応援団の女性軍が傍聴席に満席になりました。そのときに私がこのことをお尋ねいたしましたら、町長は何を勘違いしたのか、「今、この上沖洲の雇用促進住宅には45の所帯が入り、約64人の人口増があっておりますよ」と。私は町として何かしたかという質問をしたときに、「こういうように、45所帯が入り、64人が入居しております」というようなことを私の自席にまで持って、町長が来られました。本来、私はそのときに言おうかと思ったんですが、せっかく中逸応援団が来てるんだからね、言うならば、私が児童館の職員のときに、中逸町長はボーイスカウトの少年であったしね、そういうなじみもありますから、そこでけちょんけちょんとやっつけるわけにもいかんなということで私は3カ月間待っておったんですよ。実際、個人の企業ですからね、何もしてなかったでしょう。たまたま個人が上沖洲の促進事業団を購入して、あそこに事業を展開してるから人口減にならなかっただけのことで。  私はそのときにこう言ったんですよ。「上沖洲の促進住宅が解体して、1戸70万ずつ移転費用をもらって転居されるから、一時期、日立造船の宮野社宅に一時期おさまっていただいて、そしてその後、考えたらどうか」というような提案まで私はしたんですよ。だから、そういう思いがあったから、あの上沖洲の促進住宅について、何らかの定住構想を考えたらどうかなという気持ちがあったから言ったんですよ。  そして、この前の、3カ月前の9月議会では、そういうことで町が何もしないからと言ったら、町長は何を勘違いしたか、立腹して私の席までそういうようにあった。本来、そういった気持ちでしたからね、私も、今は町長だけど、そん当時はひろみっちゃんだけんねと。中町にもおりましたしね、そういった気持ちで抵抗もしなかったわけですよ。  一つ、それから日立造船の社宅だけじゃなくてですよ、これは日立造船の社宅は老朽化したから、本来ならば企業が解体するわけですよね。しかし、これを町営住宅としてするということになりますと、企業も解体費も要らない、建築費も要らないということになるわけですが、それをとやかく言ってるんじゃないんです。  そういうようにして定住構想を図るならですよ、ほかにも長洲の企業が社宅を持って、そして、住居を図ってるところがあるでしょう。そこに対しても手を与えるべきじゃないかということを言ってるんです。それはどうですか。 61 ◯町 長(中逸博光君) 今回はPFI手法というのを使わせてもらってます。今後、そういう企業がPFI手法のこういう条件であれば、今後とも検討してまいりたいと考えてるところでございます。 62 ◯濱崎 久議員 ですからね、そこがもう少し知恵を働かせてですよ。今回はそういうような事業であったけど、ほかの企業においてはその対象にならんでしょう。ですから、何かほかの方法を考えてですよ、町長も、県とか国にも人脈があるんですから、何とかそういったものを考えてですよ、日立造船とほかの企業との差が出ないように、何らかの形でほかの企業にもですよ、そういうような機会を、援助を、あるいは応援をしてやるべきじゃなかろうかと思うんです。  ですから、日本全国見渡してみればですよ、町長も人脈があるんですから、そういったところでですよ、何か知恵を出して、ほかの企業にも当たっていただきたいと思うんですが、どうですか。 63 ◯町 長(中逸博光君) こういった企業の従業員の建て替えの補助制度、こういうのがやはり充実してくれば、企業もそういった、例えばリクシル、不二ライトメタル、持っております。こういうところの建て替えもスムーズにいき、そういう意味での長洲町の支援も広がってくるんじゃないかなと思っております。  でまた、そういったPFI手法に関しましては、やはり今後いろんな複雑な条件等もありますので、今後そういうのも御提案しながら、今後そういった企業の建て替え等があったら御相談等に応じて、一層、そういう古い社宅を新しい社宅に建て替え、定住化を図るような施策をとっていきたいと考えております。 64 ◯濱崎 久議員 考え方ではですよ、トーヨーサッシとか、不二サッシとか、まだ企業はありますよね。そういったところが独自でそういうふうな住宅、社宅を建ててるとするならば、この宮野社宅の中にですよ、その一角を考えるとか、そういうようなことを頭で、知恵を沸かしてもらえんかなというのを私は投げかけておるわけです。いいです、答えは。  議長、あらかじめ時間の延長をお願いします。 65 ◯松井一也議長 10分以内で許可します。 66 ◯濱崎 久議員 次は、金魚と鯉の郷は安易に貸せるのかどうかお伺いをいたします。  借主である養魚組合が使用中、目的外使用の違反行為がなされていた事実が判明いたしました。町長も認めますとおり、不法占有状態にあったものであります。これは、安易な貸し付けが原因であると思われます。行政財産の中でも町有地の貸し付けなど、普通財産の貸し付けと違い、行政を行う上で、いわば町が事業を行うための行政財産であり、町が行政に失敗したからとして安易に貸し付けてよいものか、何の法に基づいて貸し付けられたのかお伺いいたします。 67 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  金魚生産モデル池は、町の養魚振興を目的として平成7年度に開設され、職員による管理、外部への管理委託を経て、平成20年度から養魚組合に対する使用を許可しております。  この使用許可につきましては、地方自治法第238条の4、第7項の規定による適正な行政手続を経て行われており、金魚生産モデル池の有効活用、養魚組合の育成を通した町の養魚振興に大きく寄与することは明らかであることから、行政目的を達成する効果的かつ適切な手段であると考えてるところでございます。 68 ◯濱崎 久議員 貸し付けた経緯につきましても、自治法に抵触するようなことではないというような、今、町長の答弁でありましたが、これは行政財産を貸し付けるときは、町の議決は要らないんですか、議会の議決は。 69 ◯総務課長(田畑道尋君) この使用許可については必要ございません。 70 ◯濱崎 久議員 次は、新山墓地の現状についてお伺いいたします。  人骨の埋葬のままの墓地の上に橋の建設が計画されていないか伺うものです。墓地内の地中掘削はどういう手続をとられたのか。その他の墓地はどうなっているのかお伺いするものです。  長洲玉名線がJRをまたぐ建設工事に伴い、墓地内の地中掘削が行われておりますが、工事は県でも、墓地は長洲の御先祖が休まれております。ここは部落有財産的墓地であったと思います。大方は納骨堂に移転されておりますが、まだいろいろな理由で墓地埋葬のままのところもあります。  こうした先祖代々、墓地として利用され、静かにお休みされている御先祖様たちにどのような経過でどういう手続をとり工事着工がなされたのか、経過と関連法についてお伺いいたします。 71 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  熊本県により事業が進められている都市計画道路長洲玉名線の道路用地につきましては、熊本県において用地買収が行われ、併せて、墓石については墓の所有者に対し移転補償が行われたことにより、埋葬骨も全て移骨されておりますので、改葬されていない墓の上に道路が建設されることはありません。  また、道路用地外の墓地につきましては、改葬の協議が整えば、町のほうで墓地改葬をその都度行っております。  次に、地盤改良に伴う人骨の発掘につきましては、熊本県に確認しましたが、そのような事実はないとの回答を得ているところでございます。  以上でございます。 72 ◯濱崎 久議員 それでは、この墓地を県に売却したときは、どのような手続で売却されたのか。一部始終を聞かせてください。 73 ◯総務課長(田畑道尋君) 墓地の払い下げについてでございます。  平成24年2月の17日に、熊本県と土地売買に関する契約書を締結し、墓地を含む町有地15筆、3,978.01平米を売却しております。そのうち、墓地に該当する部分については3筆の2,147.89平米でございます。  これにつきましては、この墓地の所有権につきましては、まず、普通財産でございます。普通財産の墓地でございますので、売買契約に基づいて県のほうが代理登記として分筆登記をし、所有権移転を登記しているところでございます。  以上でございます。 74 ◯濱崎 久議員 墓地埋葬等に関する法律というのがありますね。これに抵触して墓地を売却するときの条件、旧法によりますところの墓地埋葬等に関する法律としては、全国に公告を出し、全国民に周知をせしめ、そして、墓地として1基もさわ石が残らない状態になってから20年間移転はできないというのが旧法にはあったわけですけど、今はそういうのが見当たりませんね、今の法律では。墓地埋葬等に関する法律では。  ですから、墓地埋葬等に関する法律として第何条に該当するとして売却をしたのか。その手順はどういう手順をされたのか。周知はどのようにされたのか。お伺いします。 75 ◯総務課長(田畑道尋君) この所有権移転は、普通財産でございます。墓地埋葬法については、何も抵触しておりません。関係しておりませんので、普通財産として売却しております。以上です。 76 ◯濱崎 久議員 それでは、現存する墓標、いわゆるさわ石がありますね。そこについても普通財産として売却できると考えておるんですか。 77 ◯総務課長(田畑道尋君) そこにありました墓地につきましては、全て改葬してから売却しております。  以上でございます。 78 ◯濱崎 久議員 改葬という言葉はどういうことですか。 79 ◯総務課長(田畑道尋君) 墓地の所有者、申請人に基づいて改葬していただいております。骨は、そこの遺骨等は全部撤去というか、おはらいして取り除いて、そこは何もない状態で売却しております。  以上です。 80 ◯濱崎 久議員 私が関係しております墓地につきまして、どうもその人、持ち主としては知らなかったんじゃないかというようなことがあるんですが、どういう周知の仕方をされましたか。 81 ◯住民環境課長(山隈 司君) お答えいたします。  お尋ねになってるのは墓地改葬、昭和53年代の墓地改葬の手順でございます。  新山墓地におきます無縁墓地の改葬等の手続でございますが、当時の墓地埋葬等に関する法律の施行規則第3条に基づきまして、当時は2種類以上の日刊新聞に3回以上広告を行い、その最後の広告の日を経た日から2カ月以内にその申し出がなかったことを証する書類を添えて市町村長の許可になるというふうになっておりましたので、その当時は、熊日新聞に3回、それと朝日新聞に3回、墓地改葬の広告について縁故者に対する周知を行いまして、これら法的な手続をとって、当時、墓地改葬は行われているというところでございます。 82 ◯濱崎 久議員 そのことにつきましては、また私も調査をいたしましてね、資料を持って、また次回の質問に委ねたいと思いますが、その中で今回、墓地内からさわ石も発掘されております。多少の人骨も発掘されたやに聞き及びますが、法的手続がおざなりになっていないか、お伺いいたします。 83 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  人骨につきましては、先ほど町長答弁でもありましたように、県のほうに確認いたしましたが、発掘の事実についてはないということで確認しております。  以上です。 84 ◯濱崎 久議員 さわ石が現場の西のほうにうず高く積もってありますよね。そのさわ石の下はですよ、当時、納骨堂に移転するときに100%発掘してはないわけですよね。ですから、人骨が出てるはずなんですよ。あのさわ石の下には。  また、私もですね、非公式ではありますが、関係者から、そういう人骨があったということも聞いております。全くなかったんですか。確認したんですか。 85 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  今回の質問を受けまして、再度、県のほうに確認をいたしました。それで、ないということで回答のほうをいただきました。 86 ◯濱崎 久議員 それは県に確認したということでなくて、町が確認すべきことじゃなかったんですかね。さわ石の下にはですよ、若干の人骨もあったはずですよ。それが長洲の派出所を建設したときにですね、人骨が出てきたわけですよね。そのときの処置も、私は間違った処置をしているから指摘したことがありましたけどね。今回もそれに似た状態があっておるんですよ。  ですから、県に聞くだけじゃなくて、自分でも、町でも確認すべきじゃなかったんですか。さわ石の下から全く人骨は出てこなかったと言い切れますか。 87 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  今回行われているのは県の事業であります。工事のときに人骨のほうが出た場合は、事業者のほうから県のほうに報告があってると思います。一応町のほうからは、県のほうにそのような事実があったかということで確認をいたしました。その結果が、なかったということで回答をいただいてる状況であります。  以上です。 88 ◯濱崎 久議員 それでは、あのさわ石は、後、どうするんですか。いわゆる、長洲町の住民の方のさわ石ですよ。さわ石って御存じでしょう。墓石ですよね。何々家の墓とか。ですから、いわゆる納骨堂に移したときに、その下にあった人骨を掘り出して、8割方か何割方か掘り出して、3割方はそのまま残して、そしてさわ石をそこに埋めたわけですよ。ですから、さわ石が出てきたということは人骨が出てきてるわけなんですよ。必ず出てきてる。さわ石のほかにですよ、墓標があったんですよ。木の柱が。そこにも人骨があったわけですよ。ですから、あれだけのさわ石を、さわ石が寄せてあるところは知ってますか。 89 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  ほかの墓石と一緒に、名前が書かれている石のほうも発掘されております。一時的に1カ所のほうに仮置きしまして、その後、また墓地内に埋め戻しております。  以上でございます。 90 ◯濱崎 久議員 ですからね、さっきも言いましたように、納骨堂にあの人骨を移したときに、100%その人骨は除去してないんですよ。7割か8割ぐらいですよ。それは、墓地を掘った人の話で私も聞いております。  ですから、そこに、掘った後にさわ石を埋め戻して、そして、上を平地にしてあったわけですよ。そのさわ石が出たということは人骨も出たはずなんですよ。わかりますか。もう少し確認してくださいよ。私は、これは今からまた調査をしてですね、今後に、質問につなげたいと思います。  いわゆる納骨堂に入れたのはですよ、昔は、長洲の墓地は動くという話があっていたのはですね、あなたたちの時代では聞いてないでしょうけど、傍聴されとる方にはですよ、そういうことを御承知の方がおられると思います。長洲の墓は動くと。いわゆるさわ石の場合は厳然としてありますよ。しかし、墓標はですね、これはもう動くというのが日常的な問題でした。  そして、今みたいに火葬をしてつぼに入れておるということであるならですよ、取り出すときに簡単に100%に近い取り出し方ができるんですけど、埋葬ですよ。火葬の前は土葬なんですよ、長洲の墓地は。だから、土葬の時代から火葬の時代、そして火葬の時代から今のかめの時代、かめに入って、そして、今は納骨堂に持っていくということですけど、ですから、土葬の場合はですよ、人骨は非常に多かったんですよ。それが、さわ石、寄せ墓といいますかね、寄せ墓の場合はですね、大体その区域内に入ってるんです。  私も聞きましたけどね、ババセンイチさんのところ、ババ家。そこの親戚でですね、イチキサイタロウさん、上下を着てですよ、こうして座禅を組んで座ったまま。それを開けたときに、しゅうっと、空気が入ったからしゅうっとミイラになっていったと。そういう時代なんですよ、あの墓地は。長洲の墓地は。  ですから、さわ石を掘り出したということは、人骨が100%出てきてるわけなんですよ。県がそれを出てこなかったと言うのはですよ、不合理ですよ。出てきとるはずです。ですから、そのことはですよ、町としても調査をしてくださいよ。どうですか。 91 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  再度、また県のほうに話をしていきたいと思います。  以上です。 92 ◯濱崎 久議員 県だけでなくてね、自分でも調査してくださいよ。新山の墓地がですよ、もっと南のほうにもありますけどね、一時期、あの土留めを、横にさわ石で土留めをしてますね。そして、土を上からかぶせたけどですよ、雨が降るときは人骨が出てきたんですよ。人骨が。それを拾って、テレビで放送されたこともありましたよ。そういうところですからね、もう少し慎重に取り扱っていただきたいと思うんです。  最後に、あと5分ですので、最後になりますが、消防4分団の対策については何回も質問いたしておりますが、もうそろそろできたんじゃないんでしょうか。一番最初の質問からもう1年近く経過いたしておりますが、いわゆる災害が発生したときに一番頼りになるのがこの消防格納庫、そして消防団員の活躍であると思うんですよ。その活躍の場が東荒神のあの狭苦しい場所にあってですよ、そして、発車しようとするときにぱっと表に出れんでしょう。くねくねくねくね小さい道を出て、そして、現場に向かわなければならない。いわゆる、団員が車で来るならば、その車を置くところもない。自転車で来たり、走ってきたりしなければ、今の状態では使えないでしょう。  ですから、この分団を、当面、仮の施設としても、公民館のあの駐車場の一角あたりでも移して、そして、用地買収ができるまでそういうような仮住まいをするような方法はないかというようなことも私は提案しておるんですが、まだ用地買収ができません、まだ用地買収ができませんと、ずっとそういう答弁に終始しております。もうこの辺でですよ、決断をして、何とか考え方を変えていただきたいと思いますが、いかがですか。 93 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員にお答えします。  前回と同じ答弁になろうかと思いますけど、第4分団消防格納庫につきましては、緊急時に消防団員が安全に出動できるように土地所有者に道路拡幅のための用地の協力について話をさせていただいてるところでございます。 94 ◯濱崎 久議員 私が今、質問の中で申しましたことをですよ、町長、取り上げてもらわなければ。ただそういうような答弁ばかりじゃですよ、結局、また3カ月後の質問をしても同じようなことになるんじゃないですか。めどが立ってるんですか、その用地買収のめどは。可能性があるんですか。もう1年たってですよ、用地買収ができないというならですよ、もうええかげん諦めて、次の対策をとるべきじゃないんですか。それとも4分団は消防活動、防災活動をあんまり期待してないんですか。どうです。 95 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  用地の御協力につきましてはお願いしておりますけども、現在、なかなか御協力の御意思のほうはいただいていない状況であります。  以上です。
    (「それは聞いた。町長から聞いた。部下からそぎゃんとまで聞かんちゃよか。」と呼ぶ者あり) 96 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の申されることも、本当あろうかと思いますので、今後ですね、やはりそういう場所等もちょっと検討させていただいて、本当に今言われるように1年間も何やってたんだと言われるのももっともでございます。そういう意味で、ちょっとうちの空き地等も検討させていただこうかと思います。 97 ◯濱崎 久議員 終わります。 98 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午前11時43分)                再開(午前11時47分) 99 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 福本みや子議員 100 ◯松井一也議長 1番、福本みや子議員の登壇を許します。                 (福本みや子議員登壇) 101 ◯福本みや子議員 1番議員の福本みや子です。許可をいただきましたので質問をさせていただきます。  ふるさとを愛し、ともに長洲をつくるため、初心を忘れず町民目線に立って13回目の質問となります。よろしくお願いします。  再質問になる場合は議長の御配慮をよろしくお願いいたします。  ことしは忘れることのできない1年となりましたが、今回のこのような場があることに私はただただ感謝の思いです。長洲から熊本復興を強く後押ししていきましょう。  では、質問に入ります。  1番目の質問です。国際化の進展と学校教育についての質問をいたします。  2020年の東京オリンピック・パラリンピックに向けて、また年間2,000万人を超える訪日外国人を迎え、外国語、特に英会話能力が求められていることは御承知のとおりです。本町でも、幼稚園、保育所に、外国人による英語教育がスタートしました。本年を英語元年と言ってもよいのではないでしょうか。町内の幼稚園、保育所でも、毎週1日は外国人教師とネイティブな英語の時間を楽しんでいます。各園とも運動会や発表会でその成果を見せてくれました。英語でのかけ声で体操をしたり、英語の歌を歌ったりと、成長ぶりに大変うれしく思います。おじけることなく、堂々とコミュニケーションをとっておりました。けさも、こどもの海保育園に寄ってきましたところ、フランク先生と子どもたちが楽しく英会話で話をしております。私は圧倒されました。私のことをグランマと教えてきました。  さて、この幼稚園、保育園の年長さんは来年4月からいよいよ小学校に入ります。今、園の中で楽しく身につきつつある英語への興味や関心、そして発音など、どのようにすれば低下させずに継続させていくことが大事かということが必要となります。平成32年ですかね、正規授業科目となるまでしっかりとつないでいっていただきたいと思います。  1点目は、ことしの第1回定例議会でも質問いたしましたが、あれから9カ月が過ぎました。幼保の英語教育を小学校へどのようにつないでいくか。状況はどのように進展したのか。また、さらなる対策をお考えなのかをお伺いします。  2点目に、このように学校教育の現場で英語教育が進む一方、地域において本町にもたくさんの外国人が住んでおられます。県下では熊本市に次いで2番目に多いそうです。学校内の英語教育だけでなく、地域でも国際化の波が押し寄せているということですね。彼らは、さきの熊本地震の際には、言葉の不自由さで戸惑われたのではないでしょうか。言葉の不自由さはあっても、長洲での生活、日本らしさや日本のよさはもちろんですが、長洲で行われている文化的行事やスポーツ大会などに参加して体験していただけたらと思います。そのような草の根的な国際交流の状況は、今、どうなんでしょうか。交流を広めることをどのように考えているのか伺います。 102 ◯町 長(中逸博光君) 私は、福本議員の2点目の御質問に対してお答えをさせていただきます。  地域の中における国際交流の推進についてですが、現在、長洲町には町内の企業で働いている方や農業の研修生として長洲町に来られた方を中心に約300名の外国人の方が住んでおられます。今回の地震のときに多くの方が自主避難されたわけでありますけれど、自主避難先でのコミュニケーションに課題があったと感じているところでございます。  そのようなことからも、町内に在住される外国人が日常生活において地域住民の皆様と円滑なコミュニケーションを図ることは大変重要なことであり、小中学生との交流や地域での交流を促していきたいと考えてるところでございます。  また、町の行事にも積極的に参加できるように、関係者等への周知を図り、交流を促進していきたいと考えているところでございます。 103 ◯教育長(松本 昇君) 福本議員の1点目の質問にお答えをいたします。  議員御承知のとおり、平成28年4月から幼稚園、保育所へ英語教育を導入しました。一方、小学校の英語教育は、外国青年招致事業JETプログラムを活用し、2名のALTが毎週1回、各小学校5、6年の外国語活動の授業に従事しております。また、そのALTは5、6年生の外国語活動の授業がない場合には、月に1回程度、1年生から4年生までの特別活動で行う外国語活動の授業にも従事させております。  このように、幼稚園、保育所と小学校1年生から4年生までの英語教育の頻度に差が生じることから、教育委員会では早期に英語になれ親しませ、国際感覚とコミュニケーション能力を身につけさせることが重要であるとの認識のもと、学校指導要領等によらない特別の教育課程を編成し実施することができる学校、いわゆる教育課程特例校の導入により、平成29年度から英語科を新設し、小学校1年から4年生まで毎週1回実施する予定でございます。  このようなことから、幼稚園、保育所から小学校まで切れ目のないスムーズな英語教育ができるものと考えております。  以上です。 104 ◯福本みや子議員 それでは、再質問いたします。  さきに、1番の英語教育のほうから再質問にいきます。教育長、よろしくお願いします。  つなぎという部分の具体的な内容はどのようなものでしょうか。 105 ◯教育長(松本 昇君) 現在は1年生から4年生までは外国語活動という授業はございません。5、6年が外国語活動というのがあります。1年から4年までは月に1回程度、ALTが来る日を利用して、5、6年は外国語活動なんですが、来る日を利用して、特別活動という時間の枠で英語を学ぶ授業、その日をイングリッシュデーとしていますが、を行っています。  それを、来年4月からは、1年生から4年生まで、5、6年も含めましてですね、英語科という名前を新設をしまして、1年生から4年生まで毎週1回、英語を学ぶ授業をしていきたいと考えているところです。  さらに、全学年を対象に、朝の自習の時間を英語のモジュール学習、つまり15分の授業を週に3回することによって、足しますと45分になりますので、1時間分の授業ということでカウントできます。それをしますので、全学年、授業数にいたしますと、2時間分の英語の授業ができるということになります。  こういったことによって、幼稚園、保育所で学んだ子どもたちのつなぎをしっかりとしていきたいと考えております。 106 ◯福本みや子議員 わかりました。つなぎ、しっかりとしていただきたいと思います。  教育課程特例校だったですかね、これを導入して、じゃあ、どのように子どもたちは変わっていきますか。 107 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  教育課程特例校の導入でございますが、国、文部科学省の方針では、小学校での英語教育の本格導入については平成32年度からということで、また県では希望校での先行導入が平成30年度からということでなっている中、長洲町ではさらに1年前倒しをしまして導入することで、幼保からの切れ目のない滑らかな英語教育を行うことによりまして、近隣でも、県内でもめずらしい事例でございますが、こういうことで幼稚園、保育園、小学校、中学校と、一貫性のある英語教育を、町として先導的な役割を担うことができるかと思います。  それと、これはですね、他県での先進地での導入事例でございますが、早くから英語に親しむことにより学習に対する積極性が養え、英語のみならずですね、ほかの教科にも意欲的な取り組みができるということで、総合的な学力向上としても大変期待できるものと期待しているところでございます。  以上でございます。 108 ◯福本みや子議員 じゃあ、教育課程特例校でつなぎをしっかりとつくって、全学年で英語が週2時間は必ずお勉強ができるという、こういうことですね。大変うれしく思います。頑張っていただいたんだなと思います。  しかし、課題がですね、一つあります。英語科の指導者、これをどうするかということですよね。この体制はどのように考えていらっしゃいますか。 109 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  今もいろいろ研究授業と英語の取り組みはなされておりますけれども、現在、教育委員会ではですね、英語教育推進協議会を立ち上げ、これにつきましては、町内の各小学校長、あと小学校の外国語活動の担当の先生方、それに中学校の英語の先生方に集まっていただきながら、次年度に向けてのですね、導入に当たってのいろいろな推進に向けての計画づくりを、打ち合わせをやっているところでございます。  また、学校のほうでもですね、英語部会というものがございますので、また細かいところについてはそちらの部会等でも今後打ち合わせをされていかれる予定でございます。  以上でございます。 110 ◯福本みや子議員 幼稚園、保育園の英語教育がスタートしたことに大変刺激を受けられたんではないかと思います。教育長は幼稚園、保育園の英語教育を見に行かれたことはございますか。 111 ◯教育長(松本 昇君) はい、もちろんあります。また、運動会での英語を使った競技、大変楽しみにしておりました。これから先は、学習発表会等で英語の劇とかが出てくるんではないかなと思います。こういったことを小学校にも持っていきたいなというふうに思います。 112 ◯福本みや子議員 そうですね、おっしゃるとおり。民間の力が入ったことがすごくよかったんではないかと思います。  外国語活動は好きかという、玉名教育委員会事務所管内でアンケートがありました。玉名教育事務所管内では、その平均を下回っているそうです。県平均を下回ってるそうです。  小学校に入っても英語は楽しい、おもしろいとなるような、この幼保の英語のよき流れをですね、ぜひとめないように、引き続き、外国人の指導者がベストだと私は思います。教育長はどう思われますか。 113 ◯教育長(松本 昇君) 日本人の先生が英語をしゃべって、上手な人もおりますけれども、やはりネイティブスピーカーの外国の方のほうが発音とかはすごく上手なので、そのほうがいいというふうに思っております。 114 ◯福本みや子議員 それでは、今後の対策を楽しみにしております。  先日、六栄小学校5年生の外国語活動の授業を見させていただきました。大変よく取り組まれておりました。45分の中で2言だけが日本語でした。ほとんど英語で授業が進みました。子どもたちもALTの先生と、非常に、身振り手振りでしっかり会話に取り組んでやっておるので、今後がとても楽しみです。  やはりこういう英語環境、この体制、環境を整えることがとても大きいと思います。今、教育委員会がそれにやっと取り組んできていただいておりますので、ぜひこの取り組み、引き続き頑張っていただきたいと思います。  さきに報告しましたとおり、東京都港区では、各校にネイティブティーチャーが常時配置されておりますね。本町の幼保の英語教育の現場を見て特にそう思うんですけども、やっぱりネイティブティーチャー、これにまさるものはない。発音、それから触れ合い、そういうものでとてもまさるものはないと考えました。大きな希望ですけど、長洲町にもそのような体制が実現する日を待っております。  では、2について再質問します。国際交流の件です。  まず、町長の答弁でも、本町には300人近い外国人が住んでおられるということでしたが、300人は国籍も違うと思うんですけど、国籍とか就労状態とか、もう少し詳しくお願いしたいと思います。これは住民環境課長のほうにお願いしていいですか。 115 ◯住民環境課長(山隈 司君) 数でございます。就労については、ちょっと把握はしておりません。  現在、町内で外国人の多い国といたしましては、ベトナム人が181名、次いでフィリピン人が36名、中国人が29名、それと台湾人が11名といった状況でございます。 116 ◯福本みや子議員 300人近い外国の方、長洲で生活をしていただいております。  日本に来て、働いて、国に帰るだけでは、長洲のよさや日本のよさを知ることはできません。実際、長洲に来られている外国人の中には、地元に溶け込んで伝統文化を学んだりしている方もいらっしゃいます。また、上沖洲区では、公民館で交流会をしておられます。  このような活動が町内全域に広げられたら、国際交流の輪がもっと広がると思いますが、どのようにお考えでしょうか。 117 ◯まちづくり課長(田成修一君) 地域で、今ありましたように上沖洲区では、恐らく名石浜で働かれる方が交流されてるかと思います。先日、区長さんとお話しする中でも、今度は耕作放棄地等を活用して、一緒に野菜づくりができたらなというお話もあっております。  このように、外国人の方は仕事や結婚といった何らかの縁があって長洲町に来られているものと思っております。地域に溶け込んでいただいて活動されることも本当に大切なことでございますので、先ほど住民環境課長が言いましたように、ベトナムの方はやはり造船とか、名石浜の工場で働かれておりますので、そういった関係機関ともですね、企業の関係者等とも協議しながらですね、いかに地域に溶け込んでいくかということを考えて、国際交流の輪を広めていきたいというふうに考えております。 118 ◯福本みや子議員 本町にはですね、秋の文化祭、それから来年行われます成人式、こういう日本独自の文化というんでしょうかね、そういうのがあります。外国の方にもぜひ、この文化を感じていただきたいなと思います。  来ておられる方は非常に若い方が多い。20代から30代にかけての若い世代の方と思いますので、ぜひ若い方に日本らしさ、長洲のよさ、こういうのを感じていただきたいと思うんです。  特に、私が聞きましたときに、縫製会社、それから農業のほうに来られている若い女性は、やがて成人式を迎えられるような若い女性だそうです。ですから、成人式に御案内をしてはどうでしょうか。それから、文化祭も、今、町の文化祭、非常にステージのときの観客が少ないので、こういう国際的な歌とか踊り、あるいは文化祭で食材のバザー、そういうのなんかも計画したらどうかなと思います。特に、成人式はもう目の前に迫っておりますが、提案しますが、いかがでしょうか。 119 ◯生涯学習課長(長田 修君) お答えいたします。  まず、成人式につきましては、今回、この一般質問をする前に成人式の案内を、町内で5名いらっしゃいますので、出すようにしております。  文化祭等もいろいろそういった外国の方との交流を深めるためにも、そういった呼びかけをしていきたいと思っております。  また、公民館講座、あと自治公民館等もいろいろ講座やっておりますので、そういったところにも御参加いただけるような取り組みをやっていきたいと思っております。  以上です。 120 ◯福本みや子議員 よかったです。そういう取り組みをしていただいて。きっと、日本でのいい思い出になると思いますので、よろしくお願いします。  町内に住む、先ほどの外国人の数は、比率でいいますと県下で1番だそうです。これがですね、だから長洲の強みという形になるんじゃないかと思うんです。この強みを生かして何かできないかなと思いますけど、子どもから大人まで国際交流の輪を広げたら、もっと、この比率の高いところですので輪が広がるんじゃないかと思います。  特に、教育現場での交流について何かお考えはありませんでしょうか。 121 ◯教育長(松本 昇君) 実現がなかなか難しいんですが、外国語をしゃべられますので、中には英語もしゃべられる方もおられると思いますが、そういうふうにゲストティーチャーあたりというふうなことも考えたことはあるんですが、この方は仕事を一生懸命されるために日本に来ておられますので、普通の日はなかなか学校に来てもらえないというふうに思います。だから、土日あたりを利用するそういう交流あたりを考えていければというふうに思っております。 122 ◯福本みや子議員 ゲストティーチャー、いいと思いますし、先ほどの話の流れからいきましても、外国語が大変必要になります。教育長、頑張ってして、ゲストティーチャーをぜひ招いてください。期待してます。  それから、将来的な展望としまして、企業も、これからまだ外国人の採用とかもあるかと思いますけども、外国人が長洲にまだまだふえるような期待はありますか。どうでしょうか。 123 ◯まちづくり課長(田成修一君) 各町内の企業の方々とお話しする中で、国の法改正で外国人の技能研修制度が改正されておりますので、そういった中でも、それは3年から5年に延長されたということでございます。そういった意味で、もっとふえてくるんじゃないかというふうなことは、お話を聞いてるところでございます。 124 ◯福本みや子議員 小学校の現場にも外国語が教科化される。また、外国人もますますふえて国際化が進んでいく、こういう状況です。本町でも、幼児期から英語教育を取り入れて、よその自治体からは大変うらやましがられております。さらに国際交流を広げて、町の国際化を図っていっていただきたいと思います。  学校現場の取り組みはもちろんですけども、地域での国際交流の取り組みをより一層推進していただきたいと思います。婚活なんかにも派遣したらいいかなと思いますけども、地域、企業、教育、行政、そういった関係者が一体となって、この一体となるというところが大変でしょうけども、皆さんがその枠を取り払って、話をしていただきたいと思います。そういう状況で取り組んでいただくことに期待しまして、質問を終わります。 125 ◯松井一也議長 一般質問の途中ですが、ここで昼食のため、しばらく休憩いたします。  なお、午後の会議は1時15分より再開いたします。                休憩(午後 0時13分)                再開(午後 1時13分) 126 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  午前中に引き続き、一般質問を行います。 127 ◯福本みや子議員 それでは、2番目の質問を行います。  高齢者の生きがい、社会参加についてです。  今の団塊の世代が65歳以上になっております。多くの方は元気に再就職、あるいは、第一線はリタイアしたが何らかのお仕事をされていると思います。まだまだお元気で、趣味などで心豊かに過ごされ、さらに、地域に何らかのかかわりを持って貢献をしていただき、後輩の私たちに御指導をしていただきたいと願うものです。  第5次総合振興計画後期基本計画の基本目標に、目指すべき町の姿として、高齢者が元気に安心して暮らせる町と掲げてあります。これを具体化していくことの質問をいたします。  生涯現役として健康寿命を伸ばしながら高齢者の活躍の場をどうするか。これが今、私たちが考えていかなければならないことだと思います。
     そのためには、暮らしの中に生きがいを見つけて、さらに社会参加をしていただく場が必要です。現役生涯を目指す元気な高齢者でいてもらうために、生きがいを見つけたり、社会参加の場への支援の現状と今後の方策をお伺いします。 128 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の御質問にお答えいたします。  長洲町においては、高齢者の皆様が元気に住みなれた長洲町でいつまでも暮らしていくことができるようにしていくため、介護予防事業を初め、生涯スポーツ事業、文化事業と、関係各課においてさまざまな高齢者向けの事業を実施しております。  このことにより、多くの高齢者の皆様が参加されており、介護認定率も減少に転じる等、一定の効果があらわれてきてる状況でございます。  しかしながら、今後、高齢化がますます進む中において、高齢者の生きがいづくりや社会参加の場づくりは、今以上に充実を図っていく必要があると考えております。  町といたしましては、高齢者の皆様が必要とする生きがいづくりや社会参加のニーズを的確に把握していくとともに、そのニーズに応じた事業について、32カ所の介護予防拠点活動の充実を図っていくための協議の場である長洲町介護予防拠点等連絡協議会を中心に進めてまいりたいと考えております。  そのためには、地域での福祉活動に従事していく人材の育成が必要であると考えており、社会福祉協議会、シルバー人材センター、老人会、町内の介護サービス事業所等と連携しながら進めてまいりたいと考えているところでございます。 129 ◯福本みや子議員 では、再質問に入ります。  高齢者となった住みなれた地域で、生きがいを持って自分らしく暮らしていく。大変理想の生き方だと思いますが、これを支援する取り組みがあると聞いています。  最近スタートした有償ボランティア活動がこれだと思うんですけども、この事業の進捗状況についてお伺いします。 130 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  有償ボランティア事業につきましては、今、町から委託という形でですね、長洲町社会福祉協会のほうが中心となって昨年度から制度設計、それと準備などの検討を行ってまいりました。  制度といたしましては、ことしの10月からですね、開始をしております。今、進めておりますのは、この制度を広く普及するために、各区の区長さん、それから、民生委員さん、役員さん、区の事情をよくわかってらっしゃる方にですね、この制度とそういうサービスの対象者がいないかというところを直接つなぐためにですね、今、全区を対象に、地域ごとに出向いて説明をしながら、そういったサービスを受けたい方、それと、サービスを提供できる方、両方をですね、調整をしながら進めさせていただいております。  12月現在の数でございますけれども、利用を受けられる方の登録が今13名、それとサービスを提供する協力会員の方が、今、48名の御登録をいただいております。  もう実際に数件につきましてはですね、実際に日常の掃除でありますとか、ごみ出し、そういったちょっとした困り事をですね、協力会員さんにしていただいているというような状況でございます。  以上でございます。 131 ◯福本みや子議員 有償ボランティアの制度、わかりました。これは、サービスを受ける側、それから、サービスを提供する側の人にとっても、やりがいがあったり、御近所とのコミュニケーションがとれたり、そういう社会参加に結びつく事業だというふうに考えていいわけですね。  私もよく知らなかったんですけど、勉強不足だったんですが、広報の9月号に載っておりましたと思います。それで、まだ普及というか、町民の中に入り込んでいないと思いますので、ぜひこういう事業は、じゃんじゃん普及していただいて、広めていただきたい。周知をしっかりしてほしいと思います。お願いします。  それから、先ほどの町長の答弁で、高齢者の社会参加づくりの場、介護予防拠点等協議会ですかね、ちょっと長い名前ですよね。これを中心にしていくということですけど、これは一体どういうものなんでしょうか。 132 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 介護予防拠点等連絡協議会というのは、介護保険法の改正等に伴って、総合事業を町でみていくと。要支援者等をみていくというものの中からですね、設置をしておるところの協議会でございます。今現在、町内の介護予防拠点等を中心に行われる介護予防活動、それとか、拠点そのものですね、の活用を推進するために、平成27年度から設置をいたしております。  組織といたしましては、町内の全部の区長さんですね、それと民生委員、児童委員さんの代表者、老人クラブ連合会の代表者、子ども会連合会の代表者、それと地域婦人会の代表者、それから社会福祉協会と町がですね、関係各課で構成をしております。  それと今年度からは、町内の全ての介護事業者で、要は事業所さんですね、事業所さんの集まりであります介護事業所連絡協議会というものがございます。そちらのほうも御参加いただいてですね、開催をさせていただいております。  頻度につきましては年4回開催しておりまして、そういった地域、それと事業所、行政、こういった、連携してですね、現在32カ所ある介護予防拠点を有効に活用するために、それぞれが行ってる施策でありますとか、それとか事業でありますとか、そういったものを紹介して、直接、区の希望に応じてですね、介護予防拠点活動にそのままつなげたり、あるいは各区が行ってる取り組み、特に先進的な取り組みをされてる区につきましては、事例発表等をいただきながらうちの区でも取り入れられるんじゃないかというような相互の情報交換の中からですね、それぞれの区の取り組みのほうに生かしていただいてるところでございます。  以上でございます。 133 ◯福本みや子議員 つまりが地域の中で介護予防の要る人、それからお助けする人、そういう人がみんな集まって地域を盛り上げていくと。そういうふうに理解してもいいでしょうか。今回勉強させてもらいましたので、この介護予防拠点等連絡協議会、これから活動がますます活発になるよう、ぜひしっかり進めてください。お願いします。  実はですね、その場所で、介護予防拠点でですね、予防の観点からだけでなくて、生きがいづくり、そういうのにも取り組んでほしいと思う事業があります。  それはですね、宮崎県国富町でやってる事業なんですけども、病院の中において、自治体の健康づくりや介護予防、それから、地域サポーターの養成をされてるんです。そういう先進的な取り組みをされております。見学に行きまして、非常に活発で、地域の方が積極的に、本当、我も我もという感じでされてるのがとても印象的だったんですけど、そこで養成された高齢者の方が今度は地域に帰って、それぞれの体育館とか公民館に帰ってですね、今度はサポーターとして活躍されてます。そこにはまた、ですから、昼間、お年寄り、高齢者の方が集まってきて、一緒に汗を流して一緒に楽しむ、そういう光景を見てきました。とてもよかったと思います。  本町の32カ所の介護予防拠点も、地域の方がそこを運営していかれるわけですから、ぜひ、そういう介護予防リーダーとともに生きがいとなるような地域サポーター、そういう方もそこで活動していただきたいなと思うのですけども、介護予防リーダーが長洲では一応ありますので、今、その方々がどんな活動をされているか。そしてそれが今後どのように展開されていくのか、お尋ねします。 134 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 今、御案内がありました介護予防リーダーにつきましてはですね、執行部のほうも国富町等に視察に行かせていただいて、いろいろな視点から検討、準備をしてきました。やはり病院が直接事業をやってるというところがですね、長洲町とは違うところでございますので、今年度、長洲町につきましては独自の方法でですね、今、進めさせていただいております。  それで、進捗状況ということにつきましてですけれども、今年度は15名の方、これは生活支援サポーター等が、今まで事業がありましたので、そちらの中から希望される方が、元気の館のほうでですね、熊本県の地域リハビリテーション広域支援センターというものを受託してます有明成仁病院、こちらのほうからですね、指導者をいただきまして養成をしてきたところでございます。今年度後半になりますが、モデル的にそのリーダーが主体となってですね、町内2カ所ぐらいで自分たち独自のですね、健康体操、筋力アップ体操等をする予定でございます。  また、来年度以降におきましても、介護予防拠点等で町が実施しております健康体操の参加者でありますとか、あるいは、地域に呼びかけてですね、その意識の高い方等を募集いたしまして、介護予防リーダーとして御活躍いただける方をまた募ろうと考えております。  そういった中でですね、今、議員にいただきました生きがいづくり、社会参加の機会も含めてですね、ふやしていくとともに、地域における主体的な活動が根づくようにですね、支援をしていく予定でございます。  以上でございます。 135 ◯福本みや子議員 元気の館でリーダーが育成されているということです。大変期待しております。  元気の館に通うのにきんぎょタクシーも利用されて、3台になったからとてもいいという声も聞いております。ぜひ多くの介護予防リーダーが育成されて、それがまた地区の介護予防拠点に入っていただいて広がるということはとてもいいことだと思いますので、進めてください。しっかりよろしくお願いします。  私たちは健康寿命を伸ばすということが今とても大事なことですよね。そして、皆さん、生涯青春、生涯現役ということで、高齢者の活躍の場も広げていただきたいと思いますし、私たち自身が、私たちももう高齢者になりますけども、私自身がそういう意識を持ってしっかり頑張っていかなければならないと思います。  きょう質問しました中で、有償ボランティア、予防介護リーダーを初め、さまざまなそういう役割を地域で果たさなければならないと思っておりますので、行政におかれましては、引き続き、御支援をいただきますようお願いいたします。高齢者の知恵、経験、これにまさるものはありません。それに、やる気があると元気な地域になると思います。元気に活躍される高齢者がさらにさらにふえることを期待して、質問を終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 大森秀久議員 136 ◯松井一也議長 2番、大森秀久議員の登壇を許します。                 (大森秀久議員登壇) 137 ◯大森秀久議員 2番議員の日本共産党の大森秀久でございます。通告によりまして、三つの項目にわたって質問をいたします。町民の暮らしに関係する事柄ですので、執行部からの積極的な答弁を期待したいと思います。答弁のいかんによりましては再質問をさせていただきますので、よろしくお願いします。  最初の質問事項は、臨時・非常勤職員を含む町職員の労働条件、健康問題と来年4月入職予定の職員採用について、4点にわたってお伺いをいたします。  最初に、職員の残業時間と残業手当については、本年3月の議会でも質問をしております。そのときは、業務量はふえているのに職員数が少なくなる中で、長時間の残業が恒常的に継続されているということが明らかになりました。そのときの残業時間については、昨年の7月から12月の平均で答弁をいただいております。そしてその中で、過労死ラインといわれる月80時間を超える残業の状況も明らかになっております。私は夜遅くに庁舎の横を通るんですが、3月の質問以降も、庁舎の明かりを見れば残業が減ってるようには思えません。  また、今年4月に入って熊本地震が発生をいたしました。さらにこれから年度末に向けて予算編成の時期となってまいりますので、業務的に非常に繁忙期に入るかと思います。  そこで、本年1月以降の残業時間について、前回、7月から12月までとの比較でふえているのか減っているのか。また、残業手当については適正に支払われているかについてお伺いをします。  2点目としまして、2015年の12月から義務づけられましたストレスチェックについてですが、労働安全衛生法によりまして、労働者50人以上の事業所においては毎年1回全ての労働者に対して実施をすることが義務づけられました。  そこで、その内容や手順についてどういうものなのか。何のために行うのか。普段の仕事の中で何に気をつけ、どのようなことをやればよいのか。簡潔にお答えをいただきたいと思います。  3点目としまして、臨時・非常勤職員が育休や介護休暇を取得するには、自治体が条例を定める必要があると聞いております。その点で本町においてはどのようにされているのか伺います。  併せて、今定例会では一般職員の給与に関する条例と、職員の勤務時間、休暇などに関する条例の一部を改正する条例が提案をされています。町の行政にとって、臨時・非常勤職員の方なくしては仕事そのものが回らない状況の中で、臨時・非常勤職員の通勤費や夏冬の賞与、経験加算、退職金など、手当について、3月の質問以降どのような調査や検討がされたのか。経過と結果についてお伺いをします。  4点目に、来年4月採用の職員について。町の将来にも大きく関係しますので、総合振興計画や、これから町が行うであろう事業計画などを考えて、必要とする人材が計画的に採用できているのか、職種と人数についてお伺いをします。 138 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の4点の質問に対してお答えをさせていただきます。  まず、1点目の御質問でございますが、平成28年1月から平成28年11月までの残業時間勤務につきましては、熊本地震や各種選挙、雨期の大雨による警戒態勢など時期的なものもございますが、一職員1月当たり16時間程度で推移しています。これらの時間外勤務につきましては、手当の支給を行っております。  次に、2点目の御質問でありますが、職員のストレスチェックにつきましては、平成28年9月以降、3回に分けて全職員を対象に実施したところでございます。結果につきましては、順次、各職員に通知を行ってるところであり、高ストレスと判断された職員につきましては、産業医の面談を勧奨してるところでございます。  ストレスチェックの結果につきましては、課ごとに分析を行い、管理職がしっかりと把握するとともに、ストレスの高いところについてはストレスを低減する対策を講じてまいりたいと考えております。  次に、3点目の御質問にお答えいたします。  育児休業につきましては、臨時職員は臨時的な任用という事情から、地方公務員の育児休業等に関する法律で取得が制限されているところです。非常勤職員は、条例上、取得することが可能です。  介護休暇につきましては、条例上、特に規定を設けておりません。  職員手当につきましては、通勤手当は近隣で支給してる市町もございますが、当町ではまだ支給を行っておりません。その他の手当につきましても、まだ支給をしてない状況でございます。  町としましては、引き続き、他市町や関係機関の情報収集に努めてまいりたいと考えております。  最後に、4点目の御質問にお答えいたします。  平成29年度の職員の新規の採用につきましては、9月に実施しました採用試験では合格者がいなかったため、今回、再度、採用試験の実施を進めてるところです。予定といたしましては、行政職2名程度、土木職1名程度、建築職1名程度の採用を行いたいと考えてるところでございます。  また、採用に当たっては、将来的に見込める事務事業等を踏まえて、職種等の選定を行ってるところでございます。 139 ◯大森秀久議員 それでは、何点かにわたりまして再質問をさせていただきたいと思います。  最初の残業時間の問題で、町長のほうから、一職員当たりの16時間ということでですね、お答えをいただきましたが、3月に質問しましたときに総務課長のほうからですね、40時間から59時間とかですね、60時間からということで、区切ってお答えいただきましたので、そういうことでわかりましたらそのほうがありがたいなと思いますので、そこをまずお願いしたいと思います。 140 ◯総務課長(田畑道尋君) 前回の答弁では、27年の7月から12月までの平均を答弁しております。今回、28年の1月から28年の6月まで統計を取っております。この中で、45時間から59時間が平均で15名、60時間から79時間が8名、80時間以上が2名でございます。平均しまして25名というところでございます。 141 ◯大森秀久議員 わかりましたけども、大きな変化はないように思います。80時間以上の方が2名というのは確かに減っているなと。私はもう、そこんところを一番気にしてるわけですね。  引き続き、残業時間については減らす方向でお願いしたいんですが、残業時間の精査の問題でちょっとお伺いしますが、精査というのをされてると思うんですけども、きちんと残業時間、どこからどこまでということで。3月にお伺いしたときに、残務整理と残業ということで区分をされてるように答弁されてますが、今もそれはされておりますか。 142 ◯総務課長(田畑道尋君) 残業手当ですね。残業時間につきましては、町の一般職の職員の給与に関する条例に基づきまして、勤務、その勤務を命じて、その結果で残業代を支払っております。  また、職員においては、その業務以外についても残ってる職員がおります。そういうところは命じません。命じた分について残業代を支払っているというところでございます。 143 ◯大森秀久議員 今の答弁をちょっとおさらいしますと、残務で残っているのは本人が好きで残っているという解釈でいいですか。 144 ◯総務課長(田畑道尋君) 言葉的に、好きで残ってるということではございませんが、残務をやってるというところでございます。 145 ◯大森秀久議員 要するに、残業しなさいというふうに所属長から指示がなかったから、それはもう自主的なもんだという、そういう解釈ですね。ちょっと言い方、そういうことですね。  残業時間に対して、きちんと手当が払われるということは、もうこれは当たり前なんですけれども、残務ということで、残務もしないほうがいいと思うんですよね。なければね、早く帰ったほうがいいと思うんですよ。  残務と残業というのは、定義として違いがあるのかどうか、わかりますか。 146 ◯総務課長(田畑道尋君) 先ほど申しましたけど、残業というのは、うちの一般職の給与条例に基づいて命じたものを残業と定義しております。 147 ◯大森秀久議員 それではですね、残業される場合、5時15分以降は全て残業としてカウントされてるということでいいわけですね。 148 ◯総務課長(田畑道尋君) 5時15分以降、休憩をしていただいております。その後に残業手当をつけております。 149 ◯大森秀久議員 全員そろって休憩ということになるわけですか。個々の判断はそこにはもう余地がないわけですね。例えば5時15分から5時30分まで休憩にしますと。そして、残業の人は5時30分からやってくださいという、そういう理解でいいですか。 150 ◯総務課長(田畑道尋君) 全てそういうことではございません。前の仕事が遅くまでかかるときもありますし、会議の途中からもありますので、その個ごとに変わってきます。 151 ◯大森秀久議員 こういったことはないと思いますけども、各課でですね、予算の管理をやっぱりされると思うんですよね。予算の中にきちんと残業代についても入ってると思います。  そこで、予算の管理上、決められた予算を超えて残業をしてもらっては困るということで、残務というような考え方を持ち込んで、やっとけよということで、いわば自主的に残業を自分から制限しなさいという、申告しないでおきなさいというようなね、そういうことで残務ということで仕事をしてるという、そういう実態はないんでしょうか。 152 ◯総務課長(田畑道尋君) 残業については、各課長に任せております。その予算がございますので、各課長の命令に任せているところでございます。 153 ◯大森秀久議員 それでは、この次聞くときは各課長にお尋ねしたいと思います。きょうはちょっと用意しておりませんので、そこで残業についてはですね、また次の機会にしたいと思います。  いずれにしましても、非常勤のことでまたやりますけども、今の長洲町の場合は、臨時・非常勤職員なしには業務が円滑に遂行しないという旨の答弁を3月にされております。  そこで、前回聞いたときは、確か臨時・非常勤職員も5年前と比べて減ったんです、数が。そこでですね、今、何%ぐらいの方が臨時・非常勤職員の割合になってるか。パーセントで、総務課長、わかりますでしょうか。それをちょっと経年的に、わかれば教えてほしいんですが。 154 ◯総務課長(田畑道尋君) 臨時職員でございます。今年度12月1日、約30%でございます。  職員と臨時職員を含めて、その中で臨時職員は23%でございます。 155 ◯大森秀久議員 要するに、28年度が今23%になってるということですかね。やっぱり減ってますね、これもね。私はやっぱり、正職員もやっぱり数が減ってるし、臨時職員も減ってるから、どうしても正規職員の残業がふえるというのは、これはなかなか厳しいのかなというふうに。よほど頑張って目標をつくらないと減らないんではないかというふうな感想を、今、思ったところです。  私が一番心配しますのはですね、ストレスチェックの問題が先ほど答弁ございましたけれども、テレビのニュースで大きく報道されましたので皆様御承知とは思いますけども、日本でもトップ企業の一つに入ります広告会社でですね、長時間労働による過労自殺が報道されました。この会社は以前にも同じことをやってるんですね。25年前にも同じ事例があって、そのときもですね、若い有能な男性職員だったと思いますけども、やっぱり過労自殺をされてるんですね。こういうことでは絶対いけないと思います。  ですから、そのニュースのときは、残された家族の発言にもありましたように、命より大事な仕事はないわけですから、長時間の残業をどんなふうに減らすかということについてですね。これは、衛生委員会というのが後で出てくるかと思いますけども、衛生委員会なんかでも残業を減らすということについてはいろいろお話し合いをされるんでしょうか。 156 ◯総務課長(田畑道尋君) 衛生委員会の中では、職員の健康管理を取り上げております。その中で、なるべくそういう、早目に帰るような対策が必要ではないかという話はしております。 157 ◯大森秀久議員 それでは、各課の課長さんにお聞きしたいんですけども、これはちょっと別のことでお聞きします。  各課では、残業について、やっぱり減らすということで、きちんと職員の方にそれが伝えられているのか。総務課長は全体的にですね、総括されるんでしょうけども、一番気になるのは、2階の町長の部屋に一番近いところあたりが一番明かりがついてるんですよ。総務課ですもんね。だから心配してるんですよ。その辺のところはどうですか。はっきり減らす目標を持ってるか。何時間にするというのを持ってるかどうか。そこを聞かせてください。 158 ◯総務課長(田畑道尋君) 確かに総務課が一番残っております。目標時間というのはございませんが、できるだけ早く帰るように声をかけて帰っております。  以上です。 159 ◯大森秀久議員 声かけて、残業せずに早く帰れよだけでは残業は減りません。ですから、これは具体策をきちんとやっぱりきめ細かく考えてください。なかったら、次の質問で出てきますけども、残業というのはよほど意識的に取り組まないと減らないというふうに申し上げておきたいと思います。  それから次に、ストレスチェックについて伺いますけども、ストレスチェックは50人以上の事業所ということで聞きましたけども、臨時・非常勤の職員の方も対象になっているのか、伺いをします。  それと、ストレスチェックの結果分析はどこが行うのでしょうか。構わなければ、委託先とかが出せるのであれば教えていただきたいと思います。 160 ◯総務課長(田畑道尋君) ストレスチェックにつきましては、職員のほかに、任用期間の定めのある職員のうち、1年以上任用されることが予定される職員で、非常勤職員等、勤務時間が29時間以上、また29時間未満の職員も対象としております。ほとんどの方がストレスチェックの対象となっております。
     それと、分析の結果は、ちょっとここに持ってきておりません。ちょっと会社名はわかりません。 161 ◯大森秀久議員 議会で会社名を答弁することができないということでなくて、それは後で聞けば教えていただけるということですね。じゃあ、後でお伺いをいたしたいと思います。  先ほど町長の答弁の中で、産業医がストレスチェックにどんなふうにかかわるかということについて答弁いただきましたけども、要するに、産業医の先生はストレスチェックについて開示を受けて、問題のある方やストレスチェックで問題の可能性があると疑われる場合には、個人面談をきちんとされてるということでよろしいんでしょうか。伺います。 162 ◯総務課長(田畑道尋君) ストレスが高い職員については、直接、総務課から産業医の先生を紹介して受けてもらうようにはしております。 163 ◯大森秀久議員 すみません。産業医の先生を紹介してということは、ドクターがいらっしゃる病院まで行ってということですか。じゃないんですね。産業医の先生が来られるときにということですね。そういうことですね。  それと、もう一つ、衛生委員会の活動について、次、お伺いしますけども、メンバー構成と会議の回数、通常どんなことが話し合われているのか、教えていただきたいと思います。 164 ◯総務課長(田畑道尋君) 衛生委員会というのは、町が設置要綱をつくっております。この中で、所掌事務といたしまして、職員の健康障害を防止するための対策、職員の健康保持増進を図るための対策、公務災害の原因及び再発防止対策などに係るものでございます。  委員といたしましては、私と衛生管理者として保健師が1名、また産業医、職員組合から7名入っております。  会議は毎月行っております。 165 ◯大森秀久議員 それでは、今現在、長洲町の職員さんで精神障がい、精神疾患で休職されてるという方はおられますか。 166 ◯総務課長(田畑道尋君) 現在、精神疾患で休職中はいません。  以上でございます。 167 ◯大森秀久議員 平成23年の12月に精神障がいの労災認定要件が厚生労働省のほうから新たに示されていますけども、その内容は承知されておりますでしょうか。  それと、休職中の方はいらっしゃらないということでしたけれども、労災で通院されてる方はいらっしゃいますか。 168 ◯総務課長(田畑道尋君) 厚労省の通知はちょっとはっきり存じ上げておりませんけれど、労災のほうで病院に通ってる職員はいません。 169 ◯大森秀久議員 労災認定を受けてらっしゃる方はいらっしゃらないということですね。  今後とも労働災害がくれぐれも起こらないように。工場なんかは、けがをしたりとか、そういったことが労災になるんでしょうけども、今は対人関係の問題とか、業務上の問題とかでストレスを感じて、メンタルの面で不調を来すという方が多いというふうに聞いてるんですね。だから、そこのところはぜひ、今言われたように衛生委員会でしたか、そういったところで、労働組合の方も入ってらっしゃるということですから、きちんと情報を出し合って、お互いに減らすということで努力をしていっていただきたいと。  労災事例は今現在ないわけですけども、これからもゼロにするということで、職場環境の改善に取り組んでいただきたいというふうに思います。  次いで、非常勤の職員の方ですけれども、非常勤職員の方は条例はないんですか。ないんですね。実は、非常勤職員が育休を取得する問題で、国会でやりとりがあってまして、ちょっと聞いてたんですけども、質疑中に、そのことを制度として導入しているところについて、質問者のほうから都道府県で24都道府県、それから市町村では277しかないというふうな指摘があっておりました。ああ、やっぱり少ないなと思ったんですけども、それに対して総務大臣のほうから、労働者性が高くて、継続的な勤務が見込まれる場合には、現状においては制度を設けて、育児や介護休業が取得できるようにすることが適当だというふうに答弁されてるんですね。  それでいったら、ぜひ長洲町は条例がないということですので、恐らく規則とかいうことでされているのかと思います。規則も条例と同じような扱いであるということはわかりますけれども、議会に条例をつくれば出すわけですから、議員さんの目にも触れますし、労働条件のことについてですから、やはりいろいろ議員さんの中から、私と違った意見を出してくださる方もいらっしゃるかもしれませんので、できればちょっと時間をかけてでもそういうことに取り組んでいただきたいと思いますけども、いかがでしょうか。 170 ◯総務課長(田畑道尋君) これにつきましては、また近隣市町と調査しながら進めていきたいと思います。 171 ◯大森秀久議員 近隣市町のほうを調査されるのは結構ですけども、3月にお伺いしたときに同じことを言われてるんですよ。ですから、やっぱり調査する、研究する、検討するということであれば、これも期限を決めて、やはり臨時・非常勤職員の方なしには仕事そのものがもう回らないということも田畑課長が答弁されてるわけですから、そういった方に対して処遇、待遇の面でやはりお応えをしていくということについて、もう少し積極的な取り組みをお願いしたいと思います。  それから子どもの一番最後に、学校現場で特別支援教育支援員の募集をしても定員が満たされないという状況があるというふうに聞いておりますけれども、これは何が原因なんでしょうか。 172 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  特別支援教育支援員の募集の関係でございますが、昨年度まではですね、特別職の非常勤という扱いでですね、時間が5時間45分勤務で、授業の中でですね、見守っていただくというところで、5時間45分の特別職の非常勤職員ということで募集をかけておりました。  そして、その資格としましては、学校の教員免許ですとか、幼稚園の教諭の免許の保持者というところで条件をつけておりました。  しかしながらですね、なかなか、昨年度で申し上げますと、実績定員に11人、各校2名体制ずつで12人ほど予算案を確保しておりましたですけども、11人の採用しかできていなかった。1名欠員が出ていたということでございます。  今年度はですね、そのあたりを見直しまして、資格はなくても見守りができるというところで、臨時職員という形での採用を28年度は行っております。  また、時間のほうも、臨時職員ですので7時間45分に拡大しておりますけれども、このあたりについては、授業後、放課後の、またあと補習授業ですとか、あと、その日のいろいろな反省ですとか、また翌日ですとか、翌週のいろんな計画について、担任の先生との打ち合わせなんかもあるからということでですね、時間のほうも拡大しているところでございます。  そういったところで募集をかけておりますが、今年度もですね、当初は11名の応募、採用があっております。その後、それぞれ御本人の都合でですね、2名の方が退職をされておりまして、現在では9名体制で行っているところでございます。  なかなかですね、いろんな面で厳しいところもあるかと思いますけれども、現場のほうでもですね、精いっぱい努力していただきながらですね、特別支援教育のほうをやっているところでございます。  以上でございます。 173 ◯大森秀久議員 学校現場のほうは、やはり特別教育支援員の方にお願いしたいことは、事例としてはふえているんじゃないかなというふうに思うんですね。問題がどこにあるのかということで、一つは7時間45分という正規職員と同じ勤務時間に問題があるのかなという気もしますけども、賃金なんかも、ひょっとしたら、よそと比べて安いからということかもしれませんし、ぜひ、そのところは、次の予算の確保のときにはしっかりと考えていただいて、学校の現場でやっぱり子どもさんが困る、それから先生方も困るということのないように、取り組みを強めていただきたいというふうに思います。要望しておきたいと思います。  最初の質問の最後の、来年度の職員採用のことでお伺いしますけども、普通はどんな手順で進められるのか、お伺いします。  ついでに、最近の傾向で人手不足ということもあるのかもしれませんけども、正規職員を募集するに当たって、長洲町が必要とする人材について、対象となる学校とか学部まで出かけていってお話をされるのか。またあるいは、公務員を目指す学生さんのために講座を開講してる専門学校なんかもあるんですね。そういったところまで出かけていって、長洲町はこういう人材を必要としますということをおっしゃって、積極的に採用をかけてらっしゃるのか。そういうところの実情をちょっと聞かせてください。 174 ◯総務課長(田畑道尋君) 職員採用試験につきましては、まず、退職者が出てきます。退職者の内容、どういう人材が退職していくのかということが1点ございます。  また、町の事業のつくり方ですね、どういう事業を進めていくのかと。そこにはどういう人材が必要なのかというところも加味して、職員採用の募集対象が、例えば、専門的な知識が必要なのか、一般的な知識でいいのかというのを見て、人員と職種を選んでいるところでございます。  また、募集の方法でございます。現在は町の広報、ホームページ、近隣の公務員専門学校へのお知らせというところでやっているところでございます。  今後はですね、リクナビですか、そういうものも活用して進めていきたいと思っております。  以上でございます。 175 ◯大森秀久議員 人材もやはり、民間と競争になることもね、これから出てくると思いますので、やはり優秀な人材を確保するために、そういうところについて、積極的な取り組みをお願いしたいというふうに思います。  それで、私、先ほど町長のほうから、行政職の方と土木の方と建築の方ということで採用を計画しているという答弁がございましたけども、私、前も1回言ったかもしれませんけれども、発達障害とか、高機能自閉症とか、学校の現場の問題ですね。それから、最近よく、今年の流行語にも出てましたけど、LGBTですね。  それから、一方では、今度の議会で条例が出ますけども、子育て総合支援センターがございますね。だから、高齢化は一方では進行して、認知症のことについてもふえていく可能性はあるわけですね。  そういうことを考えると、ぜひ、余裕があるかないかということまでは私も知りませんけども、社会福祉士とか精神保健福祉士について、ぜひ採用計画に入れていただいて検討していただければというふうに思います。  その点で、計画があるかないか。今はないけども、来年ぐらい考えるかとか、いろいろあるかと思います。そこの答弁をいただきたいのともう1点、採用した後でどういう人材に育て上げるかという問題もあると思うんですね。ですから、やはり先ほど総務課長おっしゃったようにね、事業計画でどういう事業計画をしていくかということもあると思うんですけれども、採用した後で、長洲町が必要とする事業を進める上でこの資格が必要だということが出てくると思うんですね。それには職員さんに積極的にチャレンジしてもらうような、そういう仕組みを、町役場の中の事業として組んでおくと。  例えば、社会保険労務士、それからさきほど言いました精神保健福祉士、それから営農指導員。こういったのはなかなか募集かけてもおいそれとは来ないんですよね。ですから、それのところについては、ぜひ、職員の中からそういう資格を取得する制度をつくっていただいて、それがうまくいって、結果として町民の暮らしや福祉の向上にですね、貢献することにつながれば、これは成功したことになると思いますので、それについてお考えを聞かせていただきたいと思います。 176 ◯町 長(中逸博光君) 本当に今、大森議員おっしゃるとおりだと私も思っております。来年4月から子育て世代総合支援センターを運用していくわけでありますけど、ここをちょっと見させていただいて、運用の段階でどういう資格を持った人が必要かと、それも十分検討してですね、今後、職員採用計画にも反映させていきたいと思っております。また、いろんな役場の中でそういう資格を取らせていく、こういうのもやっぱりやっていかなくちゃならないと思っております。今、私、社会福祉協議会の会長もやってますけど、やっぱり皆、社会福祉士を持ってる、資格とか、そういうのを採用しておりますので、今後、役場の中でそういう資格を取れるようなそういう研修も積んでいかなくてはならないと考えておるところでございます。 177 ◯大森秀久議員 積極的な答弁をいただいたと思っておりますので、ぜひ期待したいと思います。  次の質問に移ります。二つ目は、小中学校の教育費について、3点にわたって質問をいたします。この質問を考えますときに、事前に学校教育課のほうに資料請求をちょっと行いまして、小中学校9年間に必要な給食費とか制服を初めとする学校指定したものについて、金額を調べていただきました。そういったものを参考にしながら質問させていただきます。  最初に、義務教育においては教科書は無償です。しかし、給食費や制服の購入など、学校指定の物品をそろえるために多額の費用がかかってるというふうに思います。保護者の教育費負担について、現状をどのように考えられるのか、基本的な認識を伺います。  2点目に、小中学校の個々の教育費について、一部または全部を町の負担にすることについて検討の余地があるか伺います。検討の余地があるのであれば、その中身とか、時期とか、方法について伺います。  3点目は、現場の教師の皆さん大変多忙だというふうに聞いております。その多忙さに、校内で扱うことになる教育費の集金管理が輪をかけてるんではないかと思うのですが、その実態について伺います。 178 ◯町 長(中逸博光君) 私のほうからは、大森議員の2番目の質問に対して、お答えをさせていただきます。  教育委員会の予算の調整につきましては、町部局において行うことになりますので、今後、教育委員会と協議してまいりたいと考えているところでございます。 179 ◯教育長(松本 昇君) 大森議員の1点目と3点目の御質問にお答えをいたします。  学校指定の物品や必要な経費に関しましては、小学生では学年によって違いがありますが、副教材などで絵の具や彫刻刀、習字道具や裁縫道具のほか、PTA会費、災害見舞金の掛金、給食エプロン、水着、社会見学費、修学旅行費などいろんなものが該当いたします。  学年ですと、年間、小学校1年生で3万2,000円、2年生では2万6,000円、3年生では3万3,000円、4年生では2万8,000円、5年生では3万6,000円、6年生は3万8,000円ほどが必要となります。また、給食費として、各学年、年間4万6,000円が必要となります。  中学校では、制服、女子のセーラー服、体操服、かばん、修学旅行費、PTA会費、水着などが該当し、おおむね中学校1年生では9万6,000円、2年生では8万3,000円、3年生では4万2,000円ほどが必要となります。また、同じく給食費として、各学年、年間5万3,000円が必要となります。  このような物品に関しまして、それぞれの学年の教育課程において必要なものとして保護者にも御理解の上、御負担していただいているところでございます。  次の3点目の質問にお答えいたします。  学校の徴収金は学年費、学級費、教材費、修学旅行費等がありますが、徴収した現金は各学校で定めております学校徴収金等取扱マニュアルに基づき、適正に取り扱っているところです。さらに、事故防止や事務処理の軽減を図るため、担任教師だけでなく、管理職を初め、事務職員で役割分担を定めており、さらには複数のチェック体制をとっているところでございます。  以上です。 180 ◯大森秀久議員 それでは、何点かについて、再質問させていただきます。まず、基本的な認識ということで、教育費の問題なんですけれども、小中学校の子どもさんの保護者っていうのは、年代にすれば20代の後半から30代、40代の前半かなというふうに思いますけども、御承知のように、この年代というのは、最近は、就業するときに非正規という方が非常にふえてるんですね。40代までは非常に場所にもよるんでしょうけども、半分は非正規というところもあるやに聞いております。  また、そういうことで言えば、賃金で支えられる家計収入も非常に厳しいんじゃないかというふうに思います。そういう中で、家計収入に占める教育費の割合を少しでも軽くするということで提案をしながら再質問するわけですが、まず、学校で指定する制服、学用品は、これは強制ですか、それとも強制ではないんでしょうか。 181 ◯教育長(松本 昇君) 小学校では、腹赤小学校だけが制服とはいわなくて標準服、PTAの方々が考えられて指定されている標準服。それから、中学校のほうでは、生徒手帳あたりには制服という名前でしております。これは学校が以前から、ずっと前から決めている制服を使っているところでございます。そういうようにして設定しております。  で、強制の部分が多いと、中学校は特に多いと思いますが、転入してきた生徒さんあたり、もう少しで卒業するとかいう方は前の学校のそのままでいいし、体育服もそのままでいいですよと。すぐは卒業しないんですけれどという方で困っておられる方には、学校に何着かの備えつけといいますか、譲り受けたものがありますので、それをどうですかというふうにして着せているという事実がございます。そうやって、中学校の制服は決めているんですけども、そういったことでフォローはしているということになります。 182 ◯大森秀久議員 それで、教育長のほうに再質問になりますけれども、標準服と制服について、文部科学省はどういうふうに言っておりますか。 183 ◯教育長(松本 昇君) 私の考えと言いますか、想像なんですけども、文部科学省は「中学校には制服を定めなさい」とかいう、そういう決まりはないと思います。それぞれの学校で、それぞれの教育委員会の範囲内で、どうしていこうかと。自由服がいいといえば自由服にするしというふうになっていると考えております。  小学校については、特に、うちの場合は腹赤小学校だけが標準服で、ほかのところは、時々は腹赤小学校のように標準服にしたいねということで、保護者の方は話し合いをされますが、制服のいいところもありますし、普段着といいますか、普通の服がいいのもありますので、なかなか標準服にならなかったりするところもあります。逆に、腹赤小学校でも、標準服より普通のほうがいいねという意見も出てきますが、今までの流れからいきますと、やっぱり標準服がいいということに落ちついているというふうに思います。 184 ◯大森秀久議員 教育長がおっしゃったとおりだと思います。文部科学省も制服イコール標準服とは言ってないんですね。標準服については、地域、学校で、教育委員会ももちろんあるわけですけど、そこで話し合って、その中で決められるというふうな見解を示されております。  ですから、私、ちょっと自分の考えを申し上げますけども、いただいた資料の中に、中学校なんですけども、男子夏服、半袖シャツ2,800円というのがありました。2,800円というのは1着の値段だと思うんですけども、そういうことでよろしいですか。1着2,800円のシャツですか。開襟シャツかカッターシャツということになりますね。課長がうなずいてらっしゃいますからそうだと思うんですけども。これが指定ではないんです、実は。丸印がついでおりませんでした。指定でなければ、私は、夏場ですから半袖でいいわけですから、色を白とか水色とか、あるいは浅葱色とか、そういった色を3色ぐらい決めて、襟のついたポロシャツでいいですというふうにしていただければですね。ポロシャツだったら、量販店に行けば1,000円以下で買えるんですね。そんなふうにしたほうがいいんじゃないかと思うんですね。1着2,800円だったらね、夏場ですから二、三着は要るんですよね。そういったことも考えてるんですけども、要するに工夫をして、少しでも安い値段で買えるようなことで、標準服ということの範囲を少し広げて、制服ということでなくて標準服ということでね、少し範囲を広げて、これから少し。御父兄がね、どんなふうな反応をされるかというのもありますけども、そういう提案というのは全然考えられませんでしょうか。いかがでしょうか。 185 ◯教育長(松本 昇君) 先ほど小学校ではこういったものが、中学ではこういったものを決めております、お金がかかりますと言いましたけれども、例えば、水着に関しても、この水着でないといけないという取り決めはありません。小学校ではですね。中学校ではこういう水着がいいですよということで、それに似ていればオーケーというようなところがあります。  ポロシャツあたりでいいんじゃないかなという御提案をいただきましたので、まず実態調査をかけまして、ポロシャツでよければもうポロシャツ。カッターシャツよりも洗濯してすぐ乾きますので、そういった物でよければ、学校に呼びかけ、PTAと話し合いをしながら、より負担の軽いやつをですね、していければと考えていきたいと思います。 186 ◯大森秀久議員 あと時間が12分なんでちょっと急ぎますけれども、かばん、中学校のかばん、8,000円って書いてあります。高いなと思って、革のかばんかなと思ったんですけども、私は手提げ袋で、帆布のようなですね。帆布ってわかりますか。ヨットの帆って意味です。帆布のような丈夫なやつですね。これも色を指定してね、汚れの目立たない黒とか紺とか、安いんですよ。そういうものにしたほうがよくはないかなと思うんですね。  それから、これは小学校では腹赤小学校だけが制服というふうにおっしゃいましたけれども、中学校も2校とも制服ですよね。セーラー服と学生服ですよね。これ、町ぐるみで、要するにお下がりをお譲りしますよというような、そういった譲り合いのシステムがきちんとできてるのかどうか、それをちょっとお伺いしたいと思いますけども。 187 ◯教育長(松本 昇君) かばんにつきましては、何年か前、長洲中学校では、こうやって掛けてましたが、あれがここに負担がくるので、肩がこうなるということで、ツーウエーバッグといいまして、持っても大丈夫、ここに掛けても大丈夫、からっても大丈夫というのにかえました。それも、高いものとそうでないものということで2種類で選んでくださいというふうにかえたところです。  それから、腹赤小学校にも聞きましたけれども、現在、保健室に何着かあって、転校してきた子どもにどうですかっていうふうに勧めています。それから、腹栄中もそのようにしてるということでした。小学校の場合は、急に汚れたり何たりしたときに着せたりということで保健室にあると思いますが、そういうシステムをしていたけど、今してないというところもあるのではないかなと思いますので、もう一度、卒業される3年生あたりに文書などを出して、譲ってくださいというようなシステムをしたいというふうに思います。できると思いますので。 188 ◯大森秀久議員 その辺はぜひ、制服でいく場合は、やはり値段を言いますと、学生服上下3万9,400円と。セーラー服上下4万7,000円、セーラー服夏服1万3,000円って書いてあります。高いなとやっぱ思いますもんね。  それで、女子学生のセーラー服についてですけども、今、ないかもしれませんけれども、女子生徒の中に、私、本当はスカートをはきたくないんだけれども、そのことをみんなに知られたくないと、嫌々だけど自分からカミングアウトもできないので、もう本当に渋々、嫌々、仕方なくスカートをはいてるというような、そういった事例をお聞きになったことはございませんか。 189 ◯教育長(松本 昇君) 性同一性障害の方だろうと思いますが、そういったことの研修といいますか、情報は入ってるんですが、この長洲町におられるという情報は、今のところつかまえてはおりません。そういう方がおりましたら、いわゆる水着あたりの男女差とか、あるいは着がえるところだとか、トイレの仕組みだとか、そういったところを考えていかなくちゃいけないのかなと思ってはおります。 190 ◯大森秀久議員 これは私の考えを申し上げますけれども、小学校は6年間あるわけで、子どもさん、ものすごく成長されますからね、毎年買いかえにゃんかもしれんという気はするんですね。そういったところで、御父兄がそれでいいとおっしゃってるなら、それは一つの見識かなと思います。  ただ、中学校で、私立の中学校であれば、これはもうしようがないと思うんですけれども、公立中学校ですから、私はもう制服はなくして標準服の範囲を少し広げて、いろいろ考えて、なるだけ御父兄といいますか、保護者の方に負担のかからないことを、提案しないと誰も意見も言いませんし、発言もしませんので、そういったことを1回考えていただけたらいいかなというふうに考えております。  それと服装、制服の場合ですね。私も制服で育ちましたけども、今、学生帽子かぶらないでしょう。やっぱり時代の変化とともに学生帽子はかぶらないですね。時代とともに変わりますからね。そういったところもやはりきちんと気をつけて、今の時代に合ったものを、どうするかということで検討してほしいなと思います。  さらに申し上げれば、制服は服装の個性を育むという役には立たないと思いますので、その辺のところについて、これはもう教育長の御意見でいいですから、何かおっしゃりたいことがあったらおっしゃってください。 191 ◯教育長(松本 昇君) 私も制服で育ちました。制服については、先ほども言いましたように長短あるかなというふうに思います。で、学校の間だけでは制服で、それ以外で個性を表現していろんなもの着るというのも一つあるかなというふうに思います。  御提言いただきましたので、来年のPTA総会、あるいはPTAの場で、検討するように持っていきたいというふうに思います。  以上です。 192 ◯大森秀久議員 時間がだんだん押してまいりましたけれども、次に、以前、子どもの貧困の問題で質問したことがございます。で、町独自で貧困率はなかなか調べられないという答弁だったと思いますけども、実は全国紙に、それを調べた記事が載っておりました。調べた資料は、山形大学の准教授の方が調べたのが参考に載ってましたけども、熊本県って貧困率が高いんですね。びっくりしました。  ちょっと紹介しますと、全国平均が13.8%なんですよ。熊本県は、47ある都道府県のうち、37番目、17.2%なんですね。さらに九州沖縄は、熊本より高いところがもっとほかにもあるんですよね。宮崎、鹿児島、高いです。宮崎が19.5、鹿児島が20.6、福岡は19.9ということで、西日本のほうはね、やっぱ高いです。さらに沖縄なんかは37.5%ということで、これはもう全国一高いんですね。  総合教育会議の中で教育費の負担の軽減ということで、一部でも無償化にできるところがないかということで検討はできるもんなのかどうなのか。憲法26条は、国民の教育を受ける権利と義務教育は無償とすると書いてあるんですね。これは国がやらなくちゃいけないんです。町や村がやるんじゃない。町がやるんじゃないんです、国がやるんですよね。そうはいうものの、町として何ができるかを議論するのは構わないというふうに思いますので、まず総合教育会議の中で、そういったことについて、議題として上げて議論ができるかどうか。いかがでしょうか。 193 ◯町 長(中逸博光君) 総合教育会議で、今、貧困の連鎖対策というのをいろいろやってきております。これらは我々のやっぱり大きな課題で、長洲町も私たちの課題でありますので、今後とも貧困の連鎖を断ち切っていくためにはどのような施策を展開していくか、十分検討してまいろうと思っております。 194 ◯大森秀久議員 実は、先ほど紹介しました新聞記事の続きがありまして、実は全国的に、今、教育費の中で一番取り組みが顕著なのが給食費なんですよ。給食費を全部または一部無償化してるっていうところがね、だんだんふえてきております。  私が見た新聞はこう書いてありましたですね。ある新聞では、完全無料化の自治体が44と書いてありました。もう一つの新聞では51って書いてあるんですね。だから、調査した時期が違うのかよくわかりませんけれども、調査の方法が違うのかわかりませんけども、44とか51ぐらいは、もう全額無償なんですね。一部無償の場合は、第3子から無償にするとか、あるいは月額で何千円を無償にするとかということで取り組んでらっしゃるところがふえつつあるようでございます。ですから、これは続きを読みますとね、人口の少ない町や村で導入が目立つというふうにも書いてあるんですけれども、保護者の教育費負担の軽減という面とまちづくりや定住化という問題で考えるということになろうかと思いますけども、その辺のところで給食費について、少しでも無償化ということで検討できますか。  すみません、議長、残りが2分ですので、少し延長を。10分ほどよろしいでしょうか。 195 ◯松井一也議長 10分以内で許可します。 196 ◯町 長(中逸博光君) 今、長洲町は違った面からの貧困の連鎖をやっているのは十分御承知だと思います。給食費を、じゃあ、南関町も半額をやっております。かといって、まだ検証は聞いておりませんけど、これで貧困の連鎖が断ち切れたかどうか。私は、教育の機会均等をさらに進めることが教育の連鎖を断ち切ることだと思っておりますので、そういった給食費の無償、むしろそっちよりも、もっともっと教育のレベルを上げていく、これに徹してまいりたいと考えております。 197 ◯大森秀久議員 町長の考えでそういう方向でやっているということですので、それはそれで経過を見て、どういった成果が生まれていくのかっていうのは検証していく必要があると思います。ただ、これだけ生活が厳しいという側面があるわけですから、併せて何ができるかということについても並行して考えていただきたいなというふうに思います。  そこで、ちょっと突拍子もないことを一つお伺いしますけども、町財政が厳しいですよね。町の財政が厳しくて、なかなか教育費増額ということも簡単にはできないということで思いますけども、学校教育のために幾つか起債もされてますよね。借金、要するに学校教育に関しての起債がありますよね。ですから、支払い利息、払ってらっしゃるわけですね。それでね、私ちょっと考えたんですけども、今、銀行に普通預金で10万円を預けると、1年間に、普通預金ですよ、1円利息がつきます。定期預金だと20円利息がつきます。で、学校教育の目的で、学力の養成とか人格の形成というのがあると思うんですけどもね、学校の目的ですね。長洲町で長洲町教育基金みたいな名前をつけて、町民の方とか企業から無利息で貸せと。無利息でお金を貸しませんかというのは、突拍子もなくて考えられもしませんかね。教育長、いかがでしょうか。 198 ◯教育長(松本 昇君) 教育基金の創設といいますか、そういったことだろうと思いますが、ちょっと頭の中にありませんでしたので、いろんな団体から直接じゃありませけれども、いろんな寄附をいただいたりしてる部分はあります。にこにこクラブであったり、いろんな運営費みたいなですね。こういったことを大々的にしていけるのかどうかという、ちょっと知識がありませんので、ちょっと答えようがありません。 199 ◯大森秀久議員 町が政府系の金融機関とかからお金を借りるというのは、ちゃんと利息を払って借りているわけですけども、町の子どもたちの将来のために皆さん、御協力をお願いできませかということとか、かわいい子どもや孫のためにね、少しならいいよとかね、言う方もいらっしゃるかもしれませんし、子どもさんたちが、そういった制度があったことで学校教育を受けて卒業して、社会に出たときに、自分は長洲町の人たちがしっかりと支えてくれたから行きたい学校にも行けたし、こんなふうにして学ぶことができたというようなことになれば、それはそれで、後々長洲町に返ってくる部分もあるというふうに思いますので、できればちょっと突拍子のないことと思わずに、できたら検討していただきたいなという希望を述べておきます。もう返答は要りません。
     最後に、私、もう一つ質問があるんですけども、もう時間がありませんので、その質問は次回に回しますので、これで、この問題だけで再質問してまいりますけども、学校現場で先生方が集金されたお金の問題なんですね。これ、最終的に責任を持つのは校長先生、教頭先生ということでよろしいんですね。うんとうなずいてらっしゃいますからそういうことだと思いますけども。通帳はね、どなたの通帳に入るんですか。個人名義の通帳ですか。それとも学校の通帳ですか。 200 ◯教育長(松本 昇君) 集金いたしましたのは、必ず銀行に入れるようにしております。その通帳は校長名で口座をつくっております。 (「個人名じゃないですか。」と呼ぶ者あり)  小学校長誰々と。 201 ◯大森秀久議員 個人名義っておっしゃったら、ちょっと言おうかと思いましたけども、学校長名義っていうことですね。  学校で扱う個々の教育費の金銭管理を、自治体の仕事と位置づけてやったほうがすっきりするんじゃないかなという気もするんですよね。個々の教育費の負担を、保護者がずっと、これはしようがないから払うということでという慣行的な考え方から、そういった中で公金として扱う中で、保護者が払うべきか、それとも税金を充てるべきかなんていうことでいろいろと議論が出てくるかもしれませんし、私は少しでも学校の先生方の現場での負担も減らすほうがいいと思いますし、管理という面で、校長先生が責任持たれるんでしょうけども、ニュースなんかではね、時々不祥事が起きたりもしておりますので、非常にそういった面で心配もするわけですね。  ですから、そういうところで、町として今のままでいいというお考えなのか、それとも、今はまだ準公金なのかなという感じがしますけども、これは公金扱いで、きちんとやるというふうにしたらいいのかということで、ちょっと見解をお伺いしたいと思います。 202 ◯教育長(松本 昇君) 答弁の中でも、徴収金とか公金とか言ってしまいましたけども、学校で集めるのは、町が出すお金の公金じゃなくて、子どもたちから集めたやつの徴収金ということで御理解いただいてほしいというふうに思います。  例えば、給食費を集めますのも各学校によってちょっと違います。振り込みのところと手集めのところ。手集めのところは、PTAの方の応援を得て、2日間にわたって、親が来て、そこに子どもたちが持ってくると。それをお金だけを数えて事務の先生に渡すと。すると事務の先生が銀行に持っていくというふうにしております。  以上です。 203 ◯大森秀久議員 学校で取り扱うお金ですから、いろいろ問題が起きないようにしていただきたいということで、きちんとしたマニュアルを持ってらっしゃると思いますけどもね。  今のやり方が常にベストということじゃなくて、やはり時代の流れとか住民の意識の変化とかを考えて、その中でよりよい方法を見つけていくということで、学校で集金をするのがいいのかどうか、それから誰の責任にするのかということについて検討していただけたらというふうに私は思います。  学校の担任の先生方が、とにかく相当忙しいというふうに聞いておりますので、これ以上、学校現場のことは町職員でないんでなかなか聞きにくいということもあるんですけども、体を壊されることのないように、そういった面でも、やはり考慮できるところがあればしっかり考えていくべきだというふうに思いますので、そのことを申し上げまして、きょうはちょっと3番目の質問があったんですけども次回に回しますので、これで質問終わります。 204 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午後 2時35分)                再開(午後 2時45分) 205 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 竹本信次議員 206 ◯松井一也議長 3番、竹本信次議員の登壇を許します。                 (竹本信次議員登壇) 207 ◯竹本信次議員 3番議員の竹本信次です。  長洲町の発展のために、さらに一歩踏み出す勇気と情熱を持って重要な責務を果たしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  では、通告に従いまして質問をいたします。  私の質問事項は2点で、1点目は人事労務管理について、2点目が町営住宅の現在とこれからの課題についてです。  まず最初に、人事労務管理についてですけども、職員を適材適所に配置し、事務事業を円滑に遂行するとともに、職員のモラールアップを図る人事異動を行うことが必要であり、各課長はみずからの責任で職員の専門性の向上や町民の視点に立ち、顧客満足度を高めることのできる職員を育成するとともに、職員の能力が十分発揮される職員配置に努めていく必要がある。職員の人事労務管理については、臨時、非常勤、嘱託の職員の活用拡大と公務を支える職員は複雑多様化する業務に少数精鋭の職員で挑まなければならないということから、尽きることのない課題があると考え、人事労務管理について、以下伺う。  1、職員の希望に配慮した異動となっているか伺う。  2番目、職員の適性把握について伺う。  3番目、職員の適性に合った配置について考えを伺う。  働きやすい職場環境整備への取り組み状況と課題は。  ポジティブアクションの推進と現状に関する課題は。  安全衛生管理体制の確立に向けた現状と課題は。  お伺いします。 208 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員の6点の質問に対して、お答えをさせていただきます。  まず、1点目の職員の希望に配慮した異動となっているのかについては、職員に異動希望を含めた意識調査を行っております。その結果を参考にして、できるだけ希望に沿った異動を行っているところでございます。  次に、2点目の職員の適性把握についてですが、人事評価を通じて職員の能力等を見極め、適性を把握することが必要と考えているところでございます。  次に、3点目の職員の適性に合った配置についての考えについては、まず職員の適性を把握し、その上でその能力を生かす配置をすることが適性に合った配置と考えております。  次に、4点目の働きやすい職場環境整備への取り組み状況と課題についてですが、産業医の職場巡視を行っているところであり、課題の把握を行っているところであります。産業医に御指摘いただいた課題につきましては、解消に努めてまいってるところでございます。  次に、5点目のポジティブアクションの推進と現状に関する課題についてですが、長洲町では女性職員の役職への積極的登用を行っているところであり、引き続き、女性職員の役職への意欲の醸成を図っていきたいと考えているところでございます。  次に、6点目の安全衛生管理体制の確立に向けた現状と課題についてですが、労働安全衛生法に基づき体制を確立しているところでございます。健康診断の結果などを踏まえたきめ細やかな健康管理体制の充実に努めてまいりたいと考えております。 209 ◯竹本信次議員 先ほどの大森議員と若干かぶる部分があると思いますけども御容赦ください。  まず最初にですね、前回質問しましたけども、9月18日の職員採用試験の件ですけれども、町職員の募集と検索していたらですね、平成28年度職員採用試験第一次試験、平成29年度採用の結果を発表しますとあり、行政が大卒2人程度、土木が民間企業等職務経験者1人程度、建築が民間企業等職務経験者1人程度に対して、全てに該当者なしとなっていました。また、一次試験を平成29年1月15日として、日曜日ですね、11月1日に追加募集されていますよね。これはどういうことでしょうか。また、12月9日が申し込み締め切りでしたよね。追加募集の状況も含めてお伺いします。 210 ◯総務課長(田畑道尋君) 9月18日の採用試験につきましては、一次試験を行いまして、応募され試験を受けられた方皆さんが平均点までいっていなかったというところでございます。  また、1月15日募集しているところでは、行政が52名、土木が8名、建築はゼロでございます。 211 ◯竹本信次議員 このことについてなんですけどもですね、やっぱり有効求人倍率は、どこもそうなんですけども上がってるんですよ、今ね。それで民間企業にですね、受験者が結構流れていってるんじゃないかなというような考え方があるんです。それで、職員採用募集に係る人事担当者ですよね。やっぱり前例にとらわれずですね、時代の変化に対応し、新たな課題に挑戦するべきじゃないでしょうか。  例えばですね、受験者に対して、先ほどいろいろ今、土木8名ですか、受けられて不合格だったと。だからですね、やらなければいけないことが、こないだから何遍も……。不合格、点数まで足らん……、すいません、そこのところもう一回お伺いします。 212 ◯総務課長(田畑道尋君) 先ほど52名と8名と言いましたのは、1月の15日に採用を申し込まれた人数の数でございます。行政職は先ほど52名と言いましたが、51名でございます。で、土木が8名と言いましたけど、土木は12名でございます。  以上です。 213 ◯竹本信次議員 受験者は何人ですか。 214 ◯松井一也議長 自席でしばらく休憩いたします。                休憩(午後 2時55分)                再開(午後 2時55分) 215 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  執行部の答弁を求めます。 216 ◯総務課長(田畑道尋君) 失礼しました。まず1回目の一次試験でございます。9月18日の1回目の一次試験が、12名の申し込みに対して5名が受験を受けられております。土木は1名申し込みがありましたけど、受験者はゼロです。建築は申し込みがございませんでした。  で、試験結果で基準の点数を下回っておりましたので、皆さんが二次試験までは行かなかったというところでございます。  で、今回2回目の採用の募集をいたしまして、1月の15日、一次試験を予定しております。これにつきましては、行政職が51名、申し込みがあっております。土木については12名の申し込みがあっております。建築はゼロでございます。  以上でございます。 217 ◯竹本信次議員 それでですね、5名の方が下回ったわけですけどもね、そういう方々にですね、求める職員像や資質、能力などを明確にされたのでしょうかということですよね。どれぐらいの能力がないといけないという、そこのところをね、今どこでも明確にしてるわけですよ。それで、やっぱり厳しさを増してるわけですよね。結構、昔のようにですね、誰でもが来てくれる時代じゃなくて、やっぱり今は特に企業が景気がいいもんですから、やっぱり大阪とか東京とかですね、そういったところに流れていってきて、なかなか採用の厳しさがあるわけです、受け手の。誰でもいいっちゅうわけにいかんわけですから。それで、やっぱりですね、何かこう、採用スケジュールを、例えばこんな押し迫ってするっちゅうことじゃなく、前倒ししてですね、早期に合格を通知するとかですね、民間企業を併願する受験生の取り組みをやるとかですね。それからやっぱりインターンシップですね。これ、インターンシップ制度を導入するとか、少しやっぱり人事のですね、やられる方が、もう少し頭を使ってですね、今の時代に。今までと同じようなやり方したって駄目ですから、ぜひですね、こういうインターンシップをすれば大体能力はどれくらいかわかるでしょう。そうすっと、来られた方は勉強せないかんということがわかるし、そういう人材確保に向けたですね、新たな取り組みが必要と考えますけども、どうでしょうか。 218 ◯総務課長(田畑道尋君) 採用試験のスケジュールでございます。これについてはですね、統一的な日にちが決まっておりますので、そこに合わせてやっているところでございます。また、インターンシップの導入につきましてはですね、民間ではやられているというのは、話は聞いております。行政でやられてるのかというのは、ちょっと私、承知していません。その辺は勉強していきます。 219 ◯竹本信次議員 先ほどですね、同僚議員からも話がありましたように、やっぱり今ですね、どこでも大学に行ってるんですよ。優秀な人にお願いするために。そこにですね、担当者がいらっしゃるわけでしょう。知り合いになるわけですよ。ぜひですね、1人でも2人でも送り込んでくださいというような時代ですよ。今までは、待ちの姿勢の時代だったけどもですね、やっぱり足を使ってですね、熊大に行くとか、佐賀大に行くとか、そういう、出張費はかかるかもしれませんけども、やっぱりそういうような形で、優秀な人員を集める努力はしてほしいなと思います。  じゃ、次にちょっと飛びまして、働きやすい職場環境整備について伺います。  職場を取り巻く環境が変化する中でですね、やっぱり生き生きと働きやすい職場をつくれば職員が変わりますよね。やっぱり職員が変わってくれば町が変わってくると思います。そこで伺いますけれども、町民サービスの向上をさらに図るために、職員みずからが業務の改善に取り組んだ実践事例を全庁的に共有してですね、称賛する場を設け、職員のモチベーションの向上、業務改善に取り組みやすい職場環境を目指す職員提案制度についてですけども、町は昭和62年6月にですね、職員提案制度実施要綱を策定されて実施されていますよね。現在の取り組み状況については。お伺いします。 220 ◯総務課長(田畑道尋君) ただいま議員から御説明がありました。町は、広く職員から事務事業に関する改善意見を求めるためにもですね、長洲町職員提案制度実施要綱を定めております。これにつきましては、近年、職員からの提案は全くない状況でございます。今後もですね、こういうものが活用できるように、職員に周知徹底してまいりたいと思っております。 221 ◯竹本信次議員 先ほど総務保健福祉担当の委員長のほうから研修の報告がありましたよね。かほく市。ここではですね、先ほどマンホールのふたがあったじゃないですか。マンホールのふたに地元企業のロゴの絵を描いてですね、それにスマートフォンをかざせば、そこに動画が出てきてですね。例えばですよ、マルエイ、年末大安売りとかですね。不二サッシ来年度募集採用とかね、そういうのが出てくるようになってるんですよ。それを、誰の発想ですかと私、質問で聞いたんです。そしたらですね、これ、職員が提案したそうです。  現在ですね、NHK、マスコミがたくさんおいでになってですね、テレビで放映されたり、それから全国から視察が訪れてきてる。ですから、職員が変わればですね、やっぱり町が、市が変わるということを勉強してきました。  ぜひですね、そういう職員の提案というのは、一生懸命そこに仕事をさしてるわけですから、一番町のことを理解しておられるわけですから、もう少しこれをこうしたら、──事務の問題でもいいんですよ。課長、もう少しこれはこういうふうにしたほうがいいんじゃないですかと。おお、そうねと。課長がわからんだったら話になりませんけどね。そういうことをですね、やっぱり提案制度をですね。  そしてですね、かほく市は優秀賞をなんか、こうつくってて、優秀賞になったら、予算をすぐつけるそうです。それで、マンホールのふたの形ができたということですよ。だけん、枠を持ってるらしいんですよね。そして、それに優秀賞という形になれば予算をつけてまちづくりを行っている。いいなと思いました。  そういうことについてはどう思いますか。 222 ◯総務課長(田畑道尋君) 町が今策定しております実施要綱につきましてもですね、採用提案が実施されれば、速やかに実施するように努めなければならないとなっております。また、採用された分についてはですね、町長からの表彰もあるようになっております。今後周知していきます。  以上です。 223 ◯竹本信次議員 今、動いてるのは、町長がいろいろ考えるから動いてるような感じがしてですね、やっぱり町長に負けないようにですね、職員が頑張らないと。だから、なんか今は町長が目立ったような形になって、職員は何ばしよるかいっちょんわからんような形になっとるでしょう。だから、やっぱりみんなでですね、知恵を出していけば、もうすばらしいまちづくりができると思いますよ。  で、次の質問ですけどもね、そういう意味で部下の仕事の内容、仕事にやり方を変えると業務改善の対策を立てることは管理職の仕事ですよね。管理職の皆さんは、部下の業務改善の対策を考えておられるのでしょうか。職員一人一人が職場の課題を見つけてですね、みずから積極的に課題の解決に取り組んで、働きやすい職場づくりをするために、まちの組織を変える積極的な業務改善運動を展開されたらどうですか。お伺いします。 224 ◯総務課長(田畑道尋君) 業務の改善につきましては、管理職の指導により行っているところでございます。他の自治体でもですね、議員おっしゃるように、自発的な業務の改善をする必要があると思います。現在、私どもといたしましてはですね、他の自治体のノウハウをちょっと勉強しているところでございます。  以上でございます。 225 ◯竹本信次議員 全然わかってないね。よそはよかて。みんなで、そういう機運づくりをね、あなたがしなければ駄目なんですよ、総務課長が。ぜひ、みんなでですね、みんなでひとつ、そういった機運づくりを、町長含めてですね、ぜひ。そういった業務改善するところがいっぱいあると思いますよ。やっぱ町民の方々からですね、やっぱりいろいろ意見を聞くなりしてですね、もう少しこらこげんならんとやろうかていう部分があると思うんで、そしたら、ちょっといろいろ検討してみようかという形で変わってくると思うんですよ、小さいところから。  これはですね、総務保健福祉常任委員会でも議論した部分なんですけどもね、総務課では不納欠損処理が大きな課題となってますよね。税務課は配属期間が長期化する者のいる部署の一つであり、一通りの仕事を覚えてですね、指示を与えられるまでに大体5年はかかるというふうにいわれております。知らんですよ、能力があれば2年でできるかもしれませんけども、大体の形が5年はかかるというふうにいわれているんですね。で、税務課のね、そういう意味でですね、総務委員会の中でも出たんですけども、人をふやせないかとか、いろいろ出ましたけども、それは差し当たって税務課のですね、人事の見直しを含めた業務改善とスペシャリストの育成を図る考えはございませんか。伺います。 226 ◯総務課長(田畑道尋君) 税務課の職員につきましてはですね、毎日努力しているところでございます。  また、いろんな研修にも行って、スペシャリストを目指して努力しているところでございます。そのスペシャリストをどのようにつくるかというところでございますが、今は県の指導も仰ぎながら、また4町との協議も協力しながらやっておりますので、その辺で力を磨き、能力をつけていただきたいと思います。 227 ◯竹本信次議員 ようわからんですけども、ぜひですね、1回ですね、やっぱり税務課の部分については、課長さんもいらっしゃいますけども、もう一回何かそこら辺の対策といいますか、改善するところはないか、人員は今の形でいいのか、そういった検討をですね、もう一回ぜひやっていただきたいなというふうに思います。  それから、これも先ほども出ましたけども、職場環境の改善ですけども、例えばですね、時間外の問題が先ほども出ておりましたけれども、時間外労働の、例えばアラームメールを送信するとかですね、所定労働時間外に会議を設定しないとか、それから年次休暇取得促進日を設けるとか、週1回の定例退庁を徹底するとかですね、ノー残業デーはあるでしょう。毎週水曜日、時々こう回ってみますけど、ほとんどの方がノー残業デーを守っておられませんよね。そぎゃん忙しかつかいって言いたいぐらいですけども、忙しかっでしょうね。で、そういうやっぱ徹底できないのか。それから、職場で取り上げる改善策ちゅうのが、今、選択型でチェックリストがあっでしょう。そのアクションチェックちゅうのがね、あるんですよ。そういうのでですね、働きやすい職場環境に改善する何か取り組みができるというふうに思うんですけども、これは総務課長の仕事というふうに思いますが、いかがでしょうか。 (「助役たい。助役の仕事にあっとだけん。」と呼ぶ者あり)  なら、助役お願いします。助役じゃなくて副町長。 228 ◯副町長(竹本康美君) 先ほどから数々の組織強化のための御提言、本当にありがとうございます。今後、町内のいわゆる組織、業務の改善、いろんな場面で実施していきますけれども、参考にさしていただきたいと思います。ありがとうございます。 229 ◯竹本信次議員 ぜひですね、何て言いますかね、やっぱり一生懸命やらないと、みんな、ノー残業デー守りませんので、何か守れるようなそういった対策を考えていただきたいなというふうに思います。  次に、庁舎のトイレですけどね、トイレ。高齢化が進んでいる中で3階まで息づかいも荒く上がってこられ、男子トイレに入るやですね、洋式のトイレがなく、女子トイレは──女子トイレは知りませんよ。入ったことがないから──慌てて階段を下りられます。また、1階の障がい者用トイレの扉には取っ手もなくて、こう、あけてみましたけども、硬くてですね、がーって音がするぐらいあります。あれはほとんどあけられてないんですかね。トイレの表記も含めてですね、オストメイトや──オストメイトってわかりますよね。最近、人工、いろいろされている人がいらっしゃいます。車椅子利用者が必要とされているトイレになっているのか、庁舎内のトイレ環境をよくごらんになって、顧客満足度を高めるような。職員のトイレでもないわけですね、皆来られる方が使えるわけですから。そういった職場環境改善を考えていただきたいなというふうに思いますが、いかがでしょうか。 230 ◯総務課長(田畑道尋君) 庁舎内だけではなく、公共施設いろいろトイレがついております。今、洋式化をはかっているところでございますが、一度にできない状況ではございますが、できるだけ速やかに、早目にですね、洋式化して、障がい者の方にもゆっくり使っていただけるようなトイレにしていきたいと思います。  以上でございます。 231 ◯竹本信次議員 次にですね、庁舎内の快適な職場環境に向けた空気調和設備の件ですが、地中熱利用システムの導入に当たっては、施設の規模、敷地状況、熱需要等を考慮し、環境負荷低減に有効と考えられる場合に採用するということで、予算を組んで試験的に検討されていましたよね。その後、議題にも上がらず、全然聞こえてきませんが、どうなっているのでしょうか。  また、総合振興計画の中に、平成29年度に庁舎空調等整備事業費として2億円が計上されていますよね。これは次年度に地中熱空調設備の設置を行うことでしょうか。  また、庁舎空調等設備事業として、総合振興計画に政策形成し、実施計画をされる担当課はどこになるのでしょうか。お伺いします。 232 ◯総務課長(田畑道尋君) 役場庁舎の空調設備でございます。実施計画に2億円計上しております。これにつきましてはですね、役場の空調設備は建築が昭和53年と記憶しております。それから、約38年経過しておりますので、空調設備の耐用年数、約15年でございます。大きく経過しており、故障もありですね、修理しながら使っているところでございます。  この計画でも2億円計上しておりますけど、高額でありですね、29年度に国の補助事業等も活用して予定しておりましたが、それについても、ちょっと載らないような状況で、今後ですね、補助事業を見つけて、できる限り早目に環境を整備していきたいと思っております。  以上です。 233 ◯竹本信次議員 そうしたら、来年は計画するんですか、しないんですか。 234 ◯総務課長(田畑道尋君) 来年の29年度予算につきましてはですね、補助事業をまず見つけてですね、何かいいものがあれば計上したいと思っておりますけど、現在のところ、ない状況でございます。
    235 ◯竹本信次議員 そしたら、そういった補助で計画を立ててるということですか。これ、最初、たしかまちづくり課長が説明されたような感じが。私の記憶はないんですけども。説明はなんか聞いたような感じがするんですよね。それで、どこの担当で、そういうふうに構築されたんでしょう。ということはですよ、こういった、何ていうの、総合振興計画ちゅうのは曖昧な形でつくられてるんですか。 236 ◯まちづくり課長(田成修一君) 町の地中熱、環境に対し、優しい設備導入に向けた検討をまちづくり課で行いまして、設備の導入に関しましては、庁舎でございますので、今、総務課長が答弁いたしましたように、総務課のほうで所管しているものでございます。  総合振興計画に掲載しているものにつきましては、総務課長から説明ありましたように、どうしても高額になりますので、補助事業採択に向けて今取り組んでおりまして、なかなか補助の活用が見込めないということで、現在のところ、29年度の実施につけては、まだ補助が確定しないっちゅうことで実施は厳しいということでございます。 237 ◯竹本信次議員 こんなやり方しよったらですよ、もう計画に載ってないで、助成金が流れた部分から仕事する。こういうの振興計画とか要らなくなりますよ。 238 ◯まちづくり課長(田成修一君) あくまでも実施計画は計画でございまして、位置づけて、その事業実施に向けて取り組んでおりますが、やはり国等の補助になかなか合致しない場合は事業を見送らざるを得ない場合もございます。そういった中で、今回はそういう見送りを、29年度ではなかなか厳しいんじゃないかということでの判断をしてるところでございます。 239 ◯竹本信次議員 この庁舎の冷暖房はですね、暑くなったり、寒くなったり、喉が痛くなったり、職員はですね、我慢我慢して頑張っておられると思いますよね。もう少しやっぱり働く環境の整備をですね、やっぱり考えていただきたいなというふうに思います。  次の質問に行きます。  ポジティブアクションの推進についてということで、ポジティブちゅうのは積極的という、ネガティブというのが消極的という意味ですよね。ポジティブに頑張るという、いろいろ運動で使う言葉ですけども、これを積極的差別是正措置ということで、先ほど町長のほうからの答弁がありましたように、単に女性だからという理由だけで、女性を優遇するためのものではなくてですね、これまでの慣行や固定的な性別の役割分担意識などが原因で、女性は男性よりも能力を発揮しにくい環境に置かれている場合に、こうした状況を是正するための取り組みですよね。なんですよ。頭振ってくれんから。  今ですね、どういう取り組みがされてるかちゅうとですね、憧れの女性像をつくり上げるんです、この自治体の中でですね。それをイントラネットで、長洲町には立派な憧れの女性の方がいらっしゃいますので、モデルに一番なるけれども、これはロールモデルというんですけどもね、ロールモデルをつくって、そして、例えば研修とか、それから職員の皆さんにイントラネットで流すとかですね。そして、例えば採用した場合は、今、こういうふうに努力されて課長になられて頑張っておられる方がいらっしゃる。あ、俺も、じゃあ、長洲町に入ろうかとか、そういう形で、今よくそういった女性、憧れのですねロールモデルをつくられているというようなことですけども、非常に私、今、マッチすると思うんで、ぜひそういった形をつくってほしいなとお願いしたいんですけども、いかがでしょうか。 240 ◯総務課長(田畑道尋君) 議員提案ございました。長洲町も女性の課長が1名います。そのようなロールモデルとなるよう頑張っていただいていると思いますので、その辺も検討さしていただきたいと思います。 241 ◯竹本信次議員 次にですね、安全衛生体制についてですけども、先ほど同僚議員のほうからもありましたけどもね、統括安全衛生管理体制ですよ、統括安全衛生管理者、安全管理者、衛生管理者及び安全衛生推進者、産業医など、どのようにして選任されておられるんでしょうか。お伺いします。 242 ◯総務課長(田畑道尋君) 町では、安全衛生法第18条の規定に基づいて衛生委員会というのを設置しております。その衛生委員会の中で、統括が私で、衛生管理者が保健師を1名、それと産業医を1名、組合から7名、委員として設置しているところでございます。 243 ◯竹本信次議員 長洲町職員安全衛生管理規程ちゅうのは制定されてますか。 244 ◯総務課長(田畑道尋君) それはございませんが、その中で衛生委員会の設置がございます。 245 ◯竹本信次議員 制定してないで、何で任命できるんですか。 246 ◯総務課長(田畑道尋君) 衛生委員会は、法第18条第4項に読みかえる法第17条第4項の規定により、職員組合から推薦されたもの、それと総務課長の職にある者と町長が指名したものというところに……。 247 ◯竹本信次議員 あのね、言いますよ。よく聞いとってくださいよ。労働安全衛生法ちゅうのはね、昭和47年法の57号に基づいてですね、その安全管理体制に基づいて各自治体がつくってるんですよ。長洲町はつくられてないんですよ。制定されてないんですよ。そして、よう衛生管理者とか選ばれるなと思いましたよ。でね、見てください。南関町もできてますよ。見てくださいよ。  でね、この規定はね、職員の安全及び健康を確保するとともに、快適な職場環境の形成を促進するため、職員の安全管理及び衛生管理に必要なものですよ。規定がないのにですね、衛生管理者を選任できるかということですよ。何もわからんでですね、長洲町役場方式でやってるようなもんですよ。  どうですか。 248 ◯総務課長(田畑道尋君) 労働安全衛生法の第12条に衛生管理者というものがございます。そこの中で、事業者は政令で定める規模の事業ごとに都道府県労働局長の免許を受けた者、その他厚生労働省令で定める資格を有するもののうちから厚生労働省令で定めるところにより当該事業場の業務の区分に応じて衛生管理者を選任し、その者に第10条第1項を……。 (「よかです、よかです。」と呼ぶ者あり) 249 ◯竹本信次議員 あのね、もう一回、よく勉強してください。これね、法なんですよ。47年法なんですよ。そして、そこに制定してからですね、そして、その労働安全衛生12条法で50人以上ってあるわけでしょう。  じゃあ、それ、質問しますよ。50人以上の事業者は、政令で定める規模で衛生管理者を選任しなければならないってなってるでしょう。例えば、派遣職員やパート、アルバイトは常時使用する労働者の人数に含まれますよね。いわゆる嘱託職員ですよ。勤務時間は関係なく、例えば、半日だけ勤務するパートの人数を0.5人というように計算せずですね、1人とするんですよ。カウントするようになってる。例えば、派遣会社の場合はですね、ここは派遣会社ないと思いますけどもね、派遣会社の場合は派遣元と派遣先で1人1人なんですよ。だから、現在私が聞いたのでは、今、一般職員が3月時点ですよ、ことしの3月時点で134人。また、ふえてると思いますけどもね、再任用が1人、非常勤が87人、総計220人というふうに伺ったんで、その常時使用労働者50名以上という形がありますよね、で、1名でしょ。200名を越したら何名ですか。2名ですよね。常時雇用労働者何名ですか。 250 ◯総務課長(田畑道尋君) 厚労省から平成19年10月1日付に通達が来ております。パート労働者等の短時間労働者、常時使用する労働者に該当するか否かについてで通達が来ております。そこの中で、常時使用する短時間労働者とは、次の1と2のいずれの要件を満たすものということで、まず1点目が期間の定めのない契約に使用される者であること、なお期間の定めのある契約により使用される者の場合は、1年以上使用されることが予想されている者及び更新により1年以上使用されている者。2点目が、そのものの1週間の労働時間数が当該事業場において同種の業務に従事する通常の労働者の1週間の所定労働時間数の4分の3以上である者の両方を満たす者が常時労働者ということで、町といたしましては、正規職員が135名、臨時職員が41名、計の176名が対象となりますので、1名の衛生管理者で考えております。 251 ◯竹本信次議員 よく勉強しておりましたね。あのね、4分の3ちゅうのがあるんですね。40時間だったら30時間ですね。そこがやっぱり一つの形になってますので、そこのところをですね、やっぱりよく考えて、雇用する場合に考えていかないと、すぐ200名超えるという形になるから、そういうことも含めてですね、よく理解を深めといていただきたいなというふうに思います。  次、ちょっと時間がありませんので急ぎます。  コンプライアンスでですね、やっぱりそのいわゆる安全衛生パトロールをされるわけですよね。パトロールをですね。そして、やっぱり業務改善、例えばですね、ある自治体では、簡単なことですけども、押ピンがあるじゃないですか。押したらぬかるでしょ。だから例えば全部この庁舎は全部、だるまのピンを使うと。そしたら、足にぬからないですからね。だから、そういうことを改善しながらやるわけですよ。例えばですね、例えばですよ、そういう意味で、コンプライアンスの観点から、いろんなその計画的な、雑草が生えている、例えば駐車場ですね、よく出てきます長洲駅の南側とか、そういうところをパトロールするとか、いわゆる公共施設全体をですね、パトロールして、改善する部分は改善していかなければいけないということですけども、そういうことはされてるんですか。 252 ◯総務課長(田畑道尋君) 施設等につきましては、産業医と同行してやっているところでございます。また、道路等につきましては、行政パトロールで確認をしているところでございます。 253 ◯竹本信次議員 例えばですね、健康福祉センターがあるじゃないですか。あそこは2階に上がるとですね、健康という二文字が消えかかってる状況ですよね。このような状況をコンプライアンスの観点から、また安全パトロール及び安全衛生会議等でこの公共施設は安全衛生上、問題がありと。改善が必要であると指摘されたとしますよね。このような指摘された課題を改善し、振興計画の基本構想を基本として予算の積み上げを行って、総合計画振興計画の事業として、政策形成する部署はどこになるんですか。 254 ◯総務課長(田畑道尋君) 施設の管理につきましては、その所属する管理担当課になってきます。  以上でございます。 255 ◯竹本信次議員 そうするとですよ、振興計画の基本構想に向けてですね、政策形成する部署が、私は企画調整課かなと思ってたんだけども、ないと。じゃあですよ、改善や政策形成が必要なのに振興計画の事業上に上がらないということは、その課が、担当課の政策形成能力がないということですか。業務推進をしながら政策形成もしなければいけない。これは課によってはですね、前には進まないと思いますよ。やっぱり長洲町の未来に向けて政策形成する企画課を整備するとか、やっぱりそういった全体の業務改善をですね、何か必要じゃないかなというふうに考えますが、いかがでしょうか。 256 ◯まちづくり課長(田成修一君) 今、総務課長からありましたように、各施設を所管管理いたしますのは担当課でございます。それぞれの課で行っておりまして、その中でこういう事業が必要だと、こういうふうにやっていきたいというようなものにつきまして、所管課からまちづくり課のほうで事業を取りまとめまして、それをどういうふうに進めていくかと、事業をどうするか、さっき議員からありましたように、総合振興計画にどう位置づけるかということで協議しながら施策を練っているというような状況でございます。  以上です。 257 ◯竹本信次議員 地方創生でもね、この振興計画でもね、全てまちづくり課長が一手に引き受けてやってるから、私はまだ議員になって浅いんでですね、全てまちづくり課の企画調整係が全てやってると思ってたんですね。そうじゃないと。各課が政策形成したものをまちづくり課に出して、まちづくり課は、ただそれをまとめて冊子にしたよということですか。 258 ◯まちづくり課長(田成修一君) 政策をいろいろ実施、練り上げる観点には、当然町長の考え、それからボトムアップしていく考え、──これ、現場でございますが、そういういろいろあります。そういったものを調整しながらつくり上げていくということでございまして、今議員からありましたように、単純に原課からの提案だけじゃなくてですね、当然、トップダウンで施策をつくり上げていく部分もございますので、そういった調整を企画調整係のほうで行っているとこでございます。  以上でございます。 259 ◯竹本信次議員 何かそこがですね、私どうも理解がしにくくて、町長を筆頭にですね、長洲町の未来に向けて政策形成する部分があって、その中に担当課の建物があって、担当課がですよ、政策してこない限りはじゃなくてですよ、やっぱ話す中でですね、この建物はもう、なんちゅうの、耐用年数はたってるじゃないか、どうするかとかね、福祉センターをどうするかとか、そういうね、やっぱり政策形成する場を設けて構築していってほしいなと。挙句に、形成したは、予算がつかなかったから中止になったじゃね、そういうのもあるのかもしれないけども、そういうことがないような、なんかやっぱり政策形成をですね。  ぴしっとした町の助成金に頼るのも大事でしょうけども、たまたま、その助成金に頼る部分だったらいいんでしょうけども、そういう形に向かってですね、やっぱり政策形成をやってほしいなということをお願いしときます。ちょっともう時間が。ここをちょっと時間かけてやりたかったんですけども、時間がございませんので、次に進みたいと思います。  質問2、町営住宅の現在とこれからの課題について。  昭和26年に公営住宅法が施行され、長洲町においても整備が進められ、平成9年に長洲町営住宅条例が策定され、その条例に基づいて整備管理等が行われている。一方で、報道によれば、ひとり住まいの低所得者、高齢者の増加や2012年時点において、貧困に直面する子どもは約300万人おり、6人に1人が貧困の状態にあるという計算になっている。単純に長洲町に当てはめますと約190名の子どもが貧困状態であると推計され、社会情勢が大きく変化してきている。こうした対象となる町民の多様化、生活形態の変化、並びにこれまでの町営住宅立地場所を考えると、幾つかの問題点が挙げられる。現状の確認とこれからの町の取り組みについて、以下伺う。  町営住宅の現在の状況について。  1、改築するもの、長寿命化修繕するもの、取り壊すものはそれぞれどれだけあるか。  2、既存の町営住宅ストックに地域の偏在があると考えているか。  3、町営住宅の数、質、立地は、入居者希望者のニーズに応えているか。  4、入居者の契約期間はあるのか。  5、所管の部署はどこか。また、その所管課と福祉保健介護課や子育て支援課との他部署との連携はとれているか。  (2)これからについて。  1、新築を含め、住宅戸数をふやしていくか。  2、入居希望者は増加すると見込むか。  3、困窮ひとり親家庭、高齢者、障がい者などのニーズに対してどのように考えるか。  (3)上記の内容から、長洲町として今後どのような取り組みをしていくか、具体的に示してほしい。伺います。 260 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員の御質問にお答えいたします。  まず(1)の5点の質問に対してお答えをさせていただきます。  まず、1点目の改築するもの、長寿命化修繕するもの、取り壊すものはどれだけあるのかの御質問につきましては、現在、長洲町で管理する町営住宅は3カ所あり、長洲校区に2カ所、腹赤校区に1カ所あります。住宅ストックの維持管理や改修、建て替えの基本方針につきましては、長寿命化計画の中で定めており、長洲校区にあります井樋内団地と新山団地につきましては、外壁改修や屋上防水などの長寿命化を図りながら維持管理を行うこととしております。また、腹赤地区にあります平原団地につきましては、建て替えを予定しております。  次に、2点目の既存の町営住宅ストックに地域の偏在があるかにつきましては、現在の町営住宅の整備状況は長洲校区に104戸、腹赤校区に20戸となっており、大半が長洲校区となっております。  次に、3点目の町営住宅の数、質、立地は入居者希望のニーズに応えているかにつきましては、直近3カ年の入居申し込みの状況を見ますと、募集一戸当たり2名ないし6名の入居希望による抽選となっていることから、若干の不足を感じてるところでございます。  また、質につきましては、町営住宅長寿命化計画の策定時に実施したアンケートの調査によりますと、浴室の整備や傷みぐあいや汚れなどの老朽化に関する不満が多少あるものの、立地については日当たりや風通しがよいとの評価は高い状況でありました。  次に、4点目の入居者の契約期間はあるかにつきましては、契約期間は設けておりません。  次に、5点目の所管の部署、他部署との連携はとれているかにつきましては、所管の部署は建設課となっており、必要に応じて他課との情報共有、連携を図っております。  次に、(2)からについてお答えいたします。  まず、1点目と2点目の新築を含め住宅戸数をふやしていくか、入居希望者は増加すると見込むかにつきましては、平原団地建て替えの検討を進める中で、併せて検討していくことにしております。  次に、3点目の困窮ひとり親家庭、高齢者、障がい者などのニーズに対してどのように考えるかにつきましては、今後の町営住宅の建築につきましては、バリアフリー化やユニバーサルデザインを導入し、入居者が安全で快適に暮らせる住宅の整備を進めてまいりたいと考えております。  最後に、(3)の長洲町として、今後どのような取り組みをしていくかにつきましては、今後長寿命化計画の見直しや平原団地の建て替え計画を行う中で、町営住宅の配置や既存入居者ニーズを考慮しながら計画を策定し、今後も安全で快適に暮らせる住宅の提供に努めてまいりたいと考えております。 261 ◯竹本信次議員 時間の延長をお願いします。 262 ◯松井一也議長 10分以内で許可します。失礼しました。 263 ◯竹本信次議員 町営住宅の現在の状況は、昭和47年、49年度に新山団地4階建て3DK48戸、家賃が9,600円から1万6,100円の間。昭和47年、48年度に新山団地2階建て3DK22戸、家賃が8,800円から1万4,900円。それから新山団地は計70戸。昭和41年、43年度に平原団地1階建て2キッチンですね、20戸。家賃3,100円から5,200円。昭和51年から50年度、井樋内団地2階建て3DK34戸、家賃1万1,100円から1万9,200円。長洲町町営住宅の総戸数は124戸と伺いましたが、間違いございませんでしょうか。 264 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  そのとおりでございます。 265 ◯竹本信次議員 その中で、新山団地及び井樋内団地は満室。平原団地には入居者が13戸で、政策空家が7戸と伺っています。政策空家とは何か。また、なぜ政策空家となっているのか。その理由をお伺いします。 266 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  政策空家とは、町の方針としまして入居の募集を中止しているものであります。平原の団地につきましては、施設の老朽化等によりまして建て替えのほうを進めていきたいと考えておることから、現在新規の入居の募集のほうを行っておりません。  以上です。 267 ◯竹本信次議員 そうすると、新山団地は満室、井樋内団地も満室。平原団地には空家7戸があるが、政策空家とされ、入居募集を中止ということですよね。現在は、新山団地と井樋内団地にあきがないと入居できない状況ですよね。このような状況について、どのように考えておられますか。町の見解を伺います。 268 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  現在の入居募集につきましては、前の入居者の方が退出されまして、空家が出た場合に、その都度、室内の修繕のほうを行いまして、入居の募集のほうを行っている状況であります。  町長の答弁と重複いたしますけれども、過去3年の入居の募集時の状況を見てみますと、一戸当たり大体2名から6名の申し込みがあっております。希望されている方全てが入ることができる状態でありませんので、若干の不足を感じているところではあります。  以上でございます。 269 ◯竹本信次議員 車は必要なので生活保護は受けたくない。主人が退職し、二人とも高齢になり、最近では主人に先立たれ、民間の賃貸住宅では家賃が高額であるため生活が困難になり、町営住宅に応募するが入れない。町営住宅の整備はされないかという声が聞こえてきます。先ほど町長の答弁にありましたけども、もう一度確認したいと思います。よろしくお願いします。 270 ◯町 長(中逸博光君) 先ほども答弁しましたが、今後、町民のニーズを求めながら、平原あたりが一番古いですので、建て替えを進めさせていただこうと考えております。 271 ◯竹本信次議員 町営住宅にあきが出て、募集をすれば、1戸当たり2から6名の入居者募集による抽選と、先ほど町長の答弁でお伺いしました。抽選に外れた方は入居はできませんよね。最近では、若者世代の貧困が深刻な問題になって、まだまだ温度差があるんで、長洲町はどうかなというふうに思いますけども、低所得者の方で、町営住宅への入居を希望されている方を調査されたデータがあればお示しください。 272 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  低所得者の方を対象にしまして、町営住宅入居の希望の調査を行っておりませんので、データのほうはありません。  以上でございます。 273 ◯竹本信次議員 後期の総合振興計画に、これ、同僚議員からも質問があったと思いますけども、町営住宅管理事業として、本年度から3年間7,999万9,000円、何でこういった組み方になるのか、苦しみの事業費がですね、計上されてます。もう一度言います。7,999万9,000円という積み上げが。何でこういう積み上げになったのか、その辺も含めてですけども、町営住宅の大半は建築30年以上経過している。このために外壁や家のひび割れなど、全体として施設の老朽化が進んでいて、町営住宅の計画的な建て替えを検討し、安全な住宅の維持管理に努めるとありますよね。どのような長寿命化計画の見通しと何年度を目途にどのような町営住宅の建て替えを計画されているのか、お伺いします。 274 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  振興計画のほうに金額のほう、計上をしております。主に、実施計画の計上をしておりますのは、新山団地におきます外壁改修を今後進めていく分が計上されているんですけども、それぞれの年度を幾つかに分けて実施したりもします。外壁改修の実施計画の業務委託であったり、本体の工事、施工管理の業務委託関係等、それぞれの金額を出しまして計上した結果がちょっとこの端数みたいな形ですけども、この金額になっているところでございます。  建て替えにつきましては、長寿命化計画の中におきまして、平原住宅の整備方針につきましては建て替えとしており、今後、計画のほうを進めていくことでありますけれども、一応今の考えでは、まだ34年、35年後までには建て替えたいというところでは考えておりますけれども、今後、場所の選定であったり、建築の方法、構造、建築の戸数等、いろいろと検討していくことがあります。また、その後に用地の取得であったり、設計工事という形で進めますけども、建て替えについての計画を今後策定していきたいと思いますので、その中で、時期については具体的には出てくると思っております。  以上でございます。 275 ◯竹本信次議員 井樋内団地の1棟、2棟は40年、新山団地は40年を過ぎ、平原団地は50年を迎えます。町営住宅の耐用年数は何年でしょうか。伺います。 276 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  町営住宅の耐用年数につきましては、建物の構造で異なりますけれども、平原団地につきましては30年、新山団地、2階建てと4階建てありますけれども、2階建てにつきましては45年、4階建てにつきましては70年、井樋内団地につきましては45年ということであります。  以上です。 277 ◯竹本信次議員 町営住宅の修繕、改修等の維持費は年間いくらぐらいかかってますか。 278 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  年々、その年その年で金額のほうはかわりますけども、最近の金額を見ますと、年間350万から450万程度で決算のほうは出ております。  以上でございます。 279 ◯竹本信次議員 公営住宅は耐用年数が70年だそうですが、耐用年数末期には補修費がかさむんですよね。450万でしょ。10年で4,500万ですよね。そういうことでですね、70年だけども大体築後40年か50年でですね、建て替えが進められていますよ。修繕費が高くなりますから。  平原団地は更新時期を20年も過ぎていますよね。考えられないんですけども、早い時期に建て替えを推進すべきじゃないでしょうか。町長の答弁で、今後の町営住宅の建築についてはバリアフリー化やユニバーサルデザインを導入し、入居者が安全で快適に暮らせる住宅の整備を進めていきたいとありましたが、バリアフリー化とは障がい者、高齢者に配慮して、例えば玄関前のスロープをつくるとかですね、そういうことだろうというふうに思いますけども。先ほどユニバーサルデザインとおっしゃったと思いますけども、これは導入というのはどういうことですか。 280 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。
     使う方にとって使い勝手がいいといいますか、優しいといいますか。今、使われてる中で不便なところというのを改善されたものでございます。 281 ◯竹本信次議員 ということは、個人差によっていろいろあるですよね。使い勝手と、そういうことがですね。設計の段階からそういうことを設計して考えていくということですね。ははあ、わかりました。  次の質問ですが、町営住宅の大半が一気に更新時期を迎えようとしていますが、厳しい財政状況において大規模な更新等は難しくなってきますよね。このため、既存ストックの長寿命化を図りつつ、民間活力の導入も視野に入れるなど、財政にも配慮した更新等を進める必要があると考えますが、町の見解を伺います。 282 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  確かに、今後、耐用期限のほうが近づいてくる、また超えてくるものが出てきております。これにつきましても、今、長寿命化計画におきまして、適切な維持管理、事前のですね、予防的措置によりまして、維持管理を進めて、長く使えるような形という形で、今実施しておりますけども、それと併せながら建て替えが必要なものにつきましては、適宜計画を立てながら併せてやっていかなければいけないと思っております。 283 ◯竹本信次議員 最後ですけども、高齢者、障がい者、低所得者などの多様な住宅困窮者の相談に対して、全庁的に情報を共有しながら住居の安全を確保する住宅セーフネットの構築に向けた施策の充実が必要だと考えますが、最後に町長にお伺いします。 284 ◯町 長(中逸博光君) 今後は、冒頭申しましたように定住化の推進を進めていくわけでありますが、その中で町営住宅、福祉住宅、そういったものの位置づけをしっかりと位置づけて、今後、町営住宅の建て替え等に取り組んでまいりたいと考えております。 285 ◯竹本信次議員 ありがとうございました。終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 荒木睦子議員 286 ◯松井一也議長 4番、荒木睦子議員の登壇を許します。                 (荒木睦子議員登壇) 287 ◯荒木睦子議員 4番議員の荒木です。きょう最後になると思います。皆さん、お疲れだと思いますけども、最後までよろしくお願いいたします。  いきなりトイレになりますけども、トイレの神様は神様の中で一番えらいということで、それから、私たち小さいときトイレをきれいにしてたら、かわいい子が生まれるよってよく言われてました。それで、一生懸命掃除したことがありますけど、そういう思いを持って質問させていただきます。トイレのことについて、2点お尋ねいたします。  町内の公共トイレの数と管理をお尋ねいたします。すいません。小中学校の洋式トイレの設置状況についてお伺いいたします。 288 ◯町 長(中逸博光君) 荒木議員にお答えいたします。私のほうから(1)について、お答えをさせていただきます。  町内において一般の方が利用する公共のトイレは、庁舎、研修センター、小中学校など箱物の公共施設内において86カ所、公園等外部に設置してあるもので12カ所ございます。その管理につきましては、地域やシルバー人材センターなどの外部委託による管理等、施設の形態に応じたさまざまな管理形態をとっておりますが、利用される方の快適な利用が保たれるよう日常の管理に努めているところでございます。 289 ◯教育長(松本 昇君) 荒木議員の(2)の御質問にお答えをいたします。  現在の各小中学校の施設の洋式トイレ、これは校舎内、体育館、屋外のトイレを全部調べたところで、洋式化について申し上げます。  六栄小学校、洋式トイレが11基、11個あります。で、25%。腹赤小学校6基、18%、長洲小学校30基、59%、清里小学校7基、39%、腹栄中学校11基、26%、長洲中学校11基、33%。  以上でございます。 290 ◯荒木睦子議員 では、最初に質問いたしました件で再質問いたします。  外部のほうの設置状況をお尋ねいたします。12カ所とおっしゃいましたけど、その12カ所で改良とか改修を要するものがどのくらいありますでしょうか。 291 ◯総務課長(田畑道尋君) 外部の12カ所のトイレでございます。現在、故障等により使用できないものや使用に支障があるものはないと認識しております。  以上でございます。 292 ◯荒木睦子議員 その外部のトイレは洋式はどのくらい、パーセントで言えばありますでしょうか。 293 ◯総務課長(田畑道尋君) 外部の12カ所のうちの6カ所に洋式トイレをしておりますので、50%でございます。 294 ◯荒木睦子議員 私、スポーツセンターで設置されてますトイレのことで、ちょっとお尋ねしたいんですけども、町外の方がスポーツ大会とかでよくスポーツセンターにはたくさんお見えになります。で、その町外の方が、長洲のトイレは汚なかなって言われたのがすごくショックで、私すぐ現場を見に行きました。中は、きれいに掃除はしてあります。便器も全然汚れてません。トイレットペーパーもちゃんとついてまして、どこが汚いのかと思ったら、外の見た目が、壁が剥がれたり、床が剥がれたりして、そういうのを見られたんじゃないかなっていう思いでおりますけども、外部の方が、町外の方がそんなに思われると長洲全体のトイレが汚いと思われるんじゃないかなと思いますけども、そういう点で、壁とか床をきれいに張りかえたり、改修することはお考えないでしょうか。 295 ◯生涯学習課長(長田 修君) お答えいたします。  総合スポーツセンターの屋外トイレにつきましては全部で3カ所ございます。そのうち、体育館の横のトイレにつきましては、平成24年度にちょっと要望等もございましたので、男女それぞれ1カ所ずつを洋式トイレに変更しております。その後、利用者からのそういった特別の要望等は直接聞いておりませんけども、議員御指摘のとおり、屋外トイレにつきましては建設からもう三十数年たっておりまして、老朽化が進んでおりますので、そういった意味では外壁なり、内装なり、いろいろ修繕していく必要があると思います。  今後、ふぐあいが生じた場合にはですね、部分的な補修を行いながら管理していきたいと思っております。  以上です。 296 ◯荒木睦子議員 町長、ぜひ、スポーツセンターのトイレをきれいにしていただけないでしょうか。 297 ◯町 長(中逸博光君) 長洲町も公衆用トイレをやはり新しくつくっていくというのは、いろんな長洲町を訪れる方からの御意見、私も聞いておりますし、今、金魚の館、最初は新山、今、みなと憩いの広場、少しずつ改修をやってきてるわけでございますけれども、今言われたB&Gも改修をやっていかなきゃならないと強く感じているところでございます。 298 ◯荒木睦子議員 少し提案ですけども、町内12カ所に設置してあるトイレを、金魚の絵を壁にしたり、屋根に金魚の、何て言うんですかね、ああいうつくりものを置いたりして、長洲町は金魚の町でうたってるならば、そういうトイレを少し統一したらいかがでしょうか。  私もこういう問題があったので何カ所か回りました、トイレを。四王子宮のトイレ、スポーツセンター、新山、何カ所か回ったんですけど、管理はすごくきれいにしてありました。で、シルバーさんがしたり、地域の老人会の方がしたり、便器も全然汚れてなくて、ただただ、見た目がちょっと古いから、皆さん、そんなおっしゃるのかなと思いますので、壁にかわいいふれきんちゃんでもいいし、そういうのを12カ所にしたらどうでしょうか、町長。 299 ◯町 長(中逸博光君) 今、荒木議員の御提案を受けながら、今後そういった外壁と長洲のイメージである金魚等をモザイクしながら、今後は検討してまいりたいと思っております。 300 ◯荒木睦子議員 ありがとうございます。やっぱし家庭でもトイレをきれいにしてたら、その家のきれいさがわかるといいますので、長洲町もぜひトイレを美しく使いたいと思いますし、また、美しいトイレにしたいと思います。  小学校のほうで洋式のをおっしゃいましたけども、全国調査では、洋式の割合は43.3%、和式が56.7%、子どもたちは和式トイレが使いづらい、汚いとして洋式にしてほしいと訴えております。このため、学校でうんちをしないという小学生3割による、一番直したいのはトイレと考えている答えが出ております。自治体の85%も学校の新築や改修のときに洋式を多く設置して考えています。でも、財政的な面でネックになって洋式化がなかなか進んでないのが現状です。町の学校は50%を超えてるのは長洲小学校ですけど、その後の、どういうお考えで対策されておりますでしょうか。 301 ◯学校教育課長(藤井 司君) 荒木議員の御質問にお答えいたします。  学校のトイレの洋式化の率についてでございますが、議員申されたとおり、長洲小学校は既に59%ということで50%を超えております。昨年度、やはり小学校、中学校、それぞれですね、平成35年を目標に50%以上を目指そうというところで整備計画を立てておりまして、長洲小学校を除くほかの5校でございますが、平成35年度、9カ年でですね、50%以上を目指すよう計画を立てております。  やはりさきの4月の熊本地震でもですね、避難所生活で洋式がなかったため不便だったというようなお声等もありましたので、やはり学校につきましても、万一の場合は避難所になりますので、そういったところも含めてですね。  先ほどの洋式率はですね、校舎のみでございました。先ほどの35年度は。今後はですね、体育館ですとか、屋外のトイレも含めたところで、避難所となるところも考えましてですね、防災担当の総務課等とも協議をしながらですね、今後の整備を進めてまいりたいと思います。  以上でございます。 302 ◯荒木睦子議員 衛生面から見ても、やはり洋式が。ほとんど家庭では洋式ですので、全部とは言いません。やっぱし50%ぐらいは洋式になされたほうが、環境的にもいいと思いますし、また、災害があったとき、さっき課長がおっしゃったとおり、使用する御高齢の方も洋式のほうがいいんじゃないかなと思っております。たかがトイレですけど、されどトイレです。素敵な町にしていきたいと思っております。  次の質問に参らせていただきます。  子どもの貧困対策についてお伺いいたします。  その中で3つほどありますので、お願いいたします。  子どもの将来がその生まれ育った環境によって左右されることのないよう、貧困の状況にある子どもが健やかに成長、育成される環境を整備するとともに、教育の機会均等を図るため、2014年子ども貧困対策推進法が施行された。それに基づき、自治体や地域の実態を把握し、対策を講じるよう求めているが長洲町の現状を伺います。  2番、具体的に実態調査をし、その結果において、どのような施策をするのかお伺いいたします。  三つ目、就学援助費の新入学学用品費について、入学前の3月に前倒しできないか。  その3点についてお伺いいたします。 303 ◯町 長(中逸博光君) 荒木議員の1点目の御質問にお答えします。  子どもの貧困対策に関する実態調査につきましては、平成28年6月の第2回定例会におきまして同様の御質問があっておりますが、現時点におきましては、本町での実態調査等は行っておりません。  次に、2点目の子どもの貧困に関する実態調査としましては、全国的に都道府県レベルや市町村レベルでの調査、大学、民間調査会社など、さまざまな視点からの調査が行われており、国におきましても、そのような実例を参考に調査項目の具体的事例が示されております。本町といたしましては、熊本県就学前教育に係る実態調査等の既存情報を活用するとともに、来年4月から開設予定の子育て世代総合支援センターでの相談内容や子どもの状態を把握しながら、子どもの貧困対策に取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 304 ◯教育長(松本 昇君) 荒木議員の3点目の御質問にお答えをいたします。  現在、就学援助認定については、住民税の税額が確定する6月に行っており、新入学用品費の支給も前期支払いの9月に行っているところです。認定及び支給額の決定につきましては、文部科学省の要保護児童生徒援助費補助金の補助額を準用しており、この補助額の決定が認定より後になるため、このようなスケジュールとなっております。  また、補助額につきましては、年度が変わると変動する可能性があり、前年度3月に支給すると、ケースによっては支給された補助金を返納しなければならない場合もあり得ます。  保護者の不利益とならないよう、今後もこのような支給方法で行いたいと考えております。なお、保護者に少しでも早く支給ができるように事務処理の迅速化に努めてまいります。  以上です。 305 ◯荒木睦子議員 では、2番目の再質問いたします。  町では、実態調査を行っていないということですけども、就学前教育について、実態調査や子育て世代総合支援センターの相談内容を踏まえて対策を講じていくとのことですが、情報公開の縛りもあるかと思いますが、子どもの貧困対策に関して、町のほうで活用できそうな情報はないものでしょうか。 306 ◯子育て支援課長(山本明子君) お答えいたします。  子育て支援課におきましては、各種手当の支給事務を行っているところです。児童手当だったり、児童扶養手当といった手当につきましては、必ず支給につきましては、御家族からの家庭状況の情報が申告されてきます。それらの情報の活用や、町長の答弁にもありましたけれども、県で実施しております熊本県の就学前教育に係る実態調査、こちらでは朝御飯を食べたとか、10時前に就寝してるかとか、そういった基本的な子どもの生活習慣についての情報が調査されてるところです。  また、4月に開設する予定の子育て世代総合支援センターにおきましては、相談を受ける中でいろんな家庭状況が見えてくるものかと思っております。これらの情報を活用していきたいと考えております。  以上です。 307 ◯荒木睦子議員 ありがとうございました。  じゃ、続きまして、貧困対策として、経済的問題解決を視野にした取り組みが行われております。例えば、保育料の無料化であったり、賃金補助、一時金の支給などが挙げられます。町は下水道赤字が解消されたとはいえ、まだ財政にも余裕というものがないと思います。そのような中、町として、どのような形で貧困対策に取り組んでいかれる予定がございますでしょうか。 308 ◯子育て支援課長(山本明子君) 幼児教育につきましては、今年度から所得制限に基づいた保育料の無償化や、生活保護世帯に対する保育所での絵本代などの補助を行っているところです。  また、町内幼稚園や保育所で行っています幼児の英語教育、これはグローバルな人材育成はもとより平等な教育の機会を与えるという貧困対策の一環として考えているところです。  議員がおっしゃったとおり、貧困対策には経済的な解消は必要であります。それとともに、子どもたちが将来大人へと成長し、自立するための土台としての生きる力を養うことが重要であると考えています。 309 ◯荒木睦子議員 来年4月には、子育て世代の総合支援センターが開設されます。ぜひとも、子どもの貧困対策に向け、学校などの関係機関と連携しながら、取り組んでいただきたいことを願います。  次は、3番目の新入学児童用品の前倒しのことについて、ちょっとお尋ねいたします。  今年度は、援助費を支給している児童生徒はどのくらいおりますでしょうか。 310 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  今年度、今現在でございますが、援助費、支給しておる児童生徒数、114件ございます。  以上でございます。 311 ◯荒木睦子議員 114件のうち、兄弟で支給を受けている数がわかりますでしょうか。 312 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  これは多いところでございますと、兄弟でいらっしゃるところ5世帯で、これ、合計になりますけれども13人というところでございますので、やはり1世帯当たり3名から4名のところもいらっしゃるんじゃないかと思われます。  以上でございます。 313 ◯荒木睦子議員 その支給している援助費は、この二、三年の推移はどうですか。数、数。 314 ◯学校教育課長(藤井 司君) ここ6年の推移としまして、平成23年度から申し上げますと、平成23年度で127件、24年度で135件、この6年ではこの年が一番多いです。その後、また123件とか、111件、127件、それと114件ということで、多少の山はございますけれども、大体120から110ぐらいで推移してると思われます。 315 ◯荒木睦子議員 小学校は6年間ありますけども、この受ける子どもたちがずっと6年間受けたり、途中で生活の環境が変わって受けなかったりすることもあると思うんですけど、大体1年のとき受けたら、やっぱずっと受けられるケースが多いですか。 316 ◯学校教育課長(藤井 司君) はっきりしたところは言えませんけども、大方同じような世帯が受けられてあるかと思います。よっぽどですね、病気、入院ですとか、やはり何らかの都合でお仕事ができなかったりとかいうことで受けられた方もいらっしゃるかもしれませんが、ちょっとそのあたりは把握しておりませんが、大方同じような世帯かと思われます。  以上でございます。 317 ◯荒木睦子議員 その支給は1年間で1回じゃなくて何回に分けて支給されてるんですか。 318 ◯学校教育課長(藤井 司君) 年に2回でございます。  以上です。 319 ◯荒木睦子議員 前倒しをということで言いましたけど、所得の関係とかでいろんな難しい面があるからと答弁でおっしゃいましたけど、きのうの菊池市の市議会の一般質問で同様な質問されてますけども、そこは規則の改正も必要ですけども、18年度から実施したいというところもあります。既に支給されてる自治体もありますので、難しいちゅうことはないと思いますので、どうにかして、早目に、そういう前倒しをされたらいかがかなと思いますけども。 320 ◯学校教育課長(藤井 司君) 議員おっしゃられたとおり、菊池市が今後検討されるということで、その他にも福岡市ですとか、日田市あたりも、もう既に実施されてるようでございますが、やはりいろいろな課題等もありますので、そのあたりの先進地事例のですね、状況を見ながら、こちらでも、今後検討をしてまいりたいと思っております。  以上です。 321 ◯荒木睦子議員 新入学児童生徒の用品としまして、小学校の入学時には2万470円、中学校では2万3,550円の補助があるということですけども、かなり保護者の負担にもなります。それから先ほど問題になっておりましたけど、制服の件もありますけども、その制服はやっぱし標準服といってもそれなりの服装をしなくてはいけません。そういういい方法はないんでしょうか。新しく買わなくても、こういう方法で制服を与えるとか。 322 ◯学校教育課長(藤井 司君) お答えいたします。  一部の学校あたりではされているところもあったかとお聞きしておりますが、バザーですとか、PTAのですね、そういったまたお譲り会的なところですね、そういったものもですね、また今後、各学校にですね、働きかけていきたいと思っております。  以上でございます。 323 ◯教育長(松本 昇君) 先ほど、例えば裁縫道具とか、絵の具道具とかありますが、そのときには全員買わせるんではなくて、注文をとって、お姉ちゃんが持ってれば、それをお譲りしたりとかですね、そういったことをさせながら、ちゃんと買わなん子どもだけ注文をとって売ってるというところでございます。 324 ◯荒木睦子議員 前倒しをしてくださいとお願いしたんです。今のところは、早くて9月ですかね、支給されるのは。どうしても入学のときに一時金でも欲しいとおっしゃる御家庭もあると思うんですけども、そういう制度はほかに何かないんでしょうか。 325 ◯学校教育課長(藤井 司君) はっきりした額等はちょっとこちらで記憶しておりませんが、社会福祉協議会等で貸付制度等、あと援助制度等があったかと思われます。  以上です。
    326 ◯荒木睦子議員 社協のほうは金額がわかるんですか。おいくら。一時的に。貸付ですか。それとも支給される……。 327 ◯松井一也議長 福祉保健介護課長。 328 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 社会福祉協議会、福祉課のほうで把握してるのが、生活資金貸付で、たしか3万円だったと思います。  以上です。 329 ◯荒木睦子議員 貸付ですか。無利子とか。それは申請が必要で、許可が、いいですよという許可は、どういう調査をなさるんですか。 330 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) あくまでも先ほど言った生活福祉基金になりますので、その学用品ということだけではなくてですね、世帯全般の、どういったところに費用が足らないのかという、やっぱり相談を受けてからですね、その相談の中から、上限額3万円を限度にですね、無利子の貸付を行うという制度でございます。  以上です。 331 ◯荒木睦子議員 その3万円は何年間かけて返済をするような制度ですか。 332 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) すみません。返済期間等についてはちょっと私も把握はしておりませんが、できるだけ返せるようになってからというところのものはあると思います。一応貸付ですので、返していただくことを前提にですね、貸し付けてるという状況です。  以上です。 333 ◯荒木睦子議員 いろいろな貧困に対して、町のできることは手助けをして、皆さんが均等に教育ができるような制度に持っていってほしいものです。  最後の質問に参ります。  3番目、中逸町長のまちづくりに対する考えについてお尋ねいたします。その中で、2個あります。  これまでのまちづくりに対する取り組みとその成果は。町長に就任されて以来、丸8年を迎えられようとしておりますが、町の総合振興計画の将来像であるみんなの力で夢、希望、活力、安全、安心のある町を目指して、さまざまな事業を展開されてきました。そこで、これまで町長が取り組んでこられたまちづくりの総括として、どのような思いを持って事業を行ってこられたか、また、その成果についてどのように考えていらっしゃるか、お伺いいたします。  2点目、町長の3期に向けた思いは、全国の地方自治において、少子化、高齢化が進む中、人口が減少し、地方創生に向けていろいろな知恵を絞りながら、地域の活性化を図られています。そのような中、町長は3期目に向け、かじ取り役を担うのか、そして、どのようなまちづくりを展開したいと思っていらっしゃるのか、お伺いいたします。 334 ◯町 長(中逸博光君) 少し答弁が長くなりますけど、御了承いただきたいと思います。  まず、1点目のこれまでのまちづくりに対する思いとその成果についてですが、私は平成21年5月の町長就任以来、町民の皆さんの思いを大切にして、気づきの心を持って行政運営を行ってまいりました。そして、みずから先頭に立って行動し、夢と希望と活力ある長洲町の実現に向けまちづくりに取り組んできたところでございます。  その中で、これまでの成果としまして、まず財政の健全化において、最大で約20億円ありました公共下水道特別会計の赤字を町民の皆様、議員の皆様の御協力により、平成26年度をもって解消することができました。そして、この公共下水道特別会計の赤字を計画的に解消しながらも、国、県の交付金等を活用しながら、職員と一体となって鋭意努力し、町が衰退しないように各種事業を展開することができたと考えております。  具体的に取り組んだ主な事業としましては、まず、教育に関しましては、小中学校施設の耐震化を初め、普通教室へのエアコン設備や地中熱換気システムの導入等により、学校施設の環境整備を行うとともに、保育園、幼稚園から英語教育を実施し、さらには生きる力を身につけ、学力の向上を図るために、寺子屋塾、ふるさと塾、夢の教室を展開しております。  次に、福祉に関しましては、町内32カ所に介護予防拠点施設を整備し、ソフト事業を中心に、高齢者の元気づくりを推進してまいりました。そして、平成28年度からは、高齢者支援施設「げんきの館」を中心とし、高齢社会における充実した地域福祉の展開を図っております。  また、子育て支援につきましては、子ども医療費の無料化を平成27年度から中学3年生まで拡充することができましたし、保育所の民営化などを進め、子育て支援の充実を図ってまいりました。  次に、農業につきましては、米や麦の生産性の向上を図るため、農地に暗渠排水を整備したことを初め、ミニトマトの生産地としてのブランド化を図り、生産額の向上を図りました。  水産業では、ノリ生産における企業参入やアサリの復活に向け、福岡大学と連携した取り組みなどを行い、長洲町の水産業の振興に取り組んでまいりました。  また、観光につきましては、金魚の館を平成24年5月にリニューアルオープンさせ、先月には77万7,000人の来館者を迎えることができました。  次に、防災・防犯につきましては、災害時等に迅速かつ正確に情報を伝達できるように、防災行政無線の整備を初め、全ての行政区で自主防災組織が設立され、地域防災力の向上を図ってまいりました。また、犯罪のない明るいまちづくりに向けて、防犯灯、LED化に対する区への助成や防犯灯の新規設置などを行ってまいりました。  次に、定住促進につきましては、高浜地区内のよけの上地区の道路整備を行う等、駅南側の開発に着手いたしました。また、地域公共交通では、さらなる利便性向上のため、きんぎょタクシーを平成28年10月より3台運行いたしました。  また、男女共同参画の推進につきましては、各種審議委員会への女性の登用を進め、平成28年4月1日時点で登用率が35.5%まで達成することができました。  このように、各行政区、企業や各種団体等とのさまざまな意見交換を通して皆さんの思いを酌み取り、そしてそれをまちづくりに生かしていくことが私の政治姿勢であり、町民の皆さんと一緒にまちづくりを推進し、着実な歩みを進めてきたことが、何よりの成果であると考えております。  次に、2点目の3期目に向けた思いについてですが、現在、長洲町は活気にあふれたまちへと変わりつつあると実感してるところであります。しかしながら、定住化の促進として、日立造船株式会社宮野社宅の建て替えや有明海沿岸道路の延伸、赤田・上沖洲線の整備、第2腹赤地区の圃場整備事業の推進を初めとする社会資本の整備や産業の振興、少子高齢社会への対応など残された行政課題が多々あり、今はまさにその途上であります。夢と希望と活力あるまちづくりを推進していくことが私の使命であると考えており、そうすることによって町民の皆様一人一人が幸せを実感し、住みたい、住んでよかったと思える長洲町が実現できると信じております。そのため、2期8年の経験とこれまで養った人脈を生かし、一つ一つの行政課題を解決するために、強い使命感と責任感を持って、全身全霊を込めて、今後の長洲町のかじ取り役を担わせていただきたいと思っているところでございます。 335 ◯荒木睦子議員 ただいま中逸町長より、強い使命感と責任感を持って、全身全霊を込めて今後の長洲町のかじ取り役を担わせていただきたいという心強いお言葉をいただきました。これは中逸町長が3期に向け、出馬の意向を示されたものと受けとめてよろしいでしょうか。(拍手)  では私、再質問じゃありませんけど、私、ちょっと述べさせていただきますけど、私は町長の行動力や幅広い人脈により、国、県から交付金を多くいただき、さらには各企業や団体と幅広く連携し、元気な長洲町をつくられてきたことは言うまでもないと思います。そして、先ほど町長が述べられました公共下水道特別会計の高額な赤字を解消し、各種事業に取り組まれ、多くの成果を上げられたことに対し、大変御苦労なさったと思います。推察いたします。また、町長は常に町民の皆様を第一に考え、気遣われたことに対し、感服いたしております。  それに、定住化については、宮野社宅の閉鎖という課題に対し、地域優良賃貸住宅への建て替え事業を推進され、人口の流出に歯どめをかけようとされており、今後もスピード感を持って取り組んでいただきたいと思います。  また、教育については、小中学校へエアコン等を設置し、学習環境を整えられるとともに、保育園・幼稚園から英語教育や学力向上のための寺子屋、ふるさと塾も実施されていますが、先ほど同僚議員から英語教育についての質問がありましたが、長洲町独自の英語教育を行い、長洲町から世界に羽ばたく、活躍する国際人をぜひ育ててほしいと思います。  最後になりますが、長洲町のこれまでの発展、また、これからの発展のために中逸町長の行動がぜひ必要です。我々議会議員、また町民一同、長洲町長のこれからの活躍に大きな期待をお寄せいたします。  これで、私、終わります。 336 ◯松井一也議長 お諮りします。  本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ございませんか。                 (異議なしの声あり) 337 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって本日はこれで延会することに決定しました。  本日はこれで延会します。                延会(午後 4時37分) Copyright © Nagasu Town Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...