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  1. 長洲町議会 2015-12-14
    平成27年第4回定例会(第1号) 本文 2015-12-14


    取得元: 長洲町議会公式サイト
    最終取得日: 2021-05-02
    ↓ 最初のヒットへ(全 0 ヒット) 1                開会(午前10時00分) ◯松井一也議長 おはようございます。ただいまから、平成27年第4回長洲町議会定例会を開会します。  直ちに本日の会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第1 会議録署名議員の指名について 2 ◯松井一也議長 日程第1、会議録署名議員の指名についてを行います。  本定例会の会議録署名議員は、会議規則第125条の規定により、議長において6番、浦邊朝章議員及び8番、宮本哲太郎議員を指名します。 ─────────────────────────────────────────── 日程第2 会期の決定について 3 ◯松井一也議長 日程第2、会期の決定についてを議題とします。  会期の決定についてお諮りします。  本定例会の会期は、本日から12月18日までの5日間としたいと思います。これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 4 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、会期は、本日から12月18日までの5日間と決定しました。  本日の議事日程は、お手元に配付のとおりです。  有明新報社、堺記者、熊本日日新聞社、中原記者及び議会広報調査特別委員会委員長から写真撮影の申し出がありましたので、許可しております。 ─────────────────────────────────────────── 日程第3 諸報告について 5 ◯松井一也議長 日程第3、諸報告についてを行います。  議長報告をいたします。
     本定例会に出席する説明員の職及び氏名は、お手元に配付のとおりです。  本日までの議長の行動は、お手元に配付のとおりです。  また、11月11日に開催されました第59回町村議会議長全国大会資料を議員控え室に供覧していますので、御一読願います。  それでは、ここで閉会中に開催されました各常任委員会の正副委員長の互選の結果について報告します。総務保健福祉常任委員会委員長は浦邊朝章議員、副委員長は濱村芳光議員に決定しました。建設経済文教常任委員会委員長福本みや子議員、副委員長は荒木睦子議員に決定しました。以上です。  閉会中に受理した陳情等は、お手元に配付しました写しのとおりです。  次に、地方自治法第235条の2第3項の規定による例月出納検査の結果報告書は、お手元に配付いたしました写しのとおり提出されております。 ─────────────────────────────────────────── 招集権者の発言 6 ◯松井一也議長 ここで、招集権者の発言を許します。 7 ◯町 長(中逸博光君) 皆様、おはようございます。  本日は、平成27年第4回定例会を招集しましたところ、議員の皆様におかれましては、御多忙の中、御出席を賜りまして、まことにありがとうございます。また、議員の皆様の御健勝を心からお喜び申し上げますとともに、平素よりの御精励に対し、深く敬意を表する次第であります。  さて、10月18日に熊本県が推進しますみどりの創造プロジェクトの一環としまして、長洲港玄関口にみなと憩い広場が完成いたしました。町といたしましても、多くの町民の皆様に健康づくりやグラウンドゴルフなど地域交流の場として御活用いただき、長洲港の魅力づくりや地域のにぎわいづくりにつながればと考えているところであります。  また、長洲町におきましては、国のまち・ひと・しごと創生法施行に伴い、地域の特徴を生かし、自立で持続的な社会をつくる地方創生に向けた取り組みを進めてきたところであり、10月には町の新たな基本戦略となる長洲町まち・ひと・しごと創生総合戦略を策定いたしました。策定に当たりましては、議員の皆様の御提言を初め、各種関係団体に御協力いただき、幅広く御意見を賜りました。地方創生に対する皆さんの真摯な姿勢に敬意を表しますとともに、この場をおかりいたしまして、改めて御礼申し上げる次第であります。今後は、この総合戦略に基づき、定住化の促進を初め、地域産業の振興など町の資源を活用し、活力あるまちづくりに取り組んでまいりたいと考えておりますので、議員の皆様におかれましては、引き続き御支援のほどよろしく願い申し上げます。  本定例会につきましては、既に配付しております議案書にありますように、個人番号の利用に関する条例の制定に関する案件が1件、長洲町税条例等の一部改正に関する案件が1件、長洲町浄化センターの改築工事委託に関する協定の変更に関する案件が1件であります。また、小中学校へのエアコン整備事業費や小中学校体育館の耐震補強工事費などを計上しております一般会計補正予算を含めた平成27年度補正予算に関する案件が5件、長洲町固定資産評価審査委員の選任についての案件が1件、以上合わせまして9件の御審議をお願いするものであります。議案の詳細につきましては、担当課長より御説明申し上げますので、議員の皆様方におかれましては、よろしく御審議の上、御承認賜りますようお願い申し上げ、招集権者の挨拶とさせていただきます。 ─────────────────────────────────────────── 日程第4 陳情第2号 インフルエンザ予防接種の無料化を求める陳情書(総務保健福祉常任            委員長報告) 8 ◯松井一也議長 日程第4、陳情第2号「インフルエンザ予防接種の無料化を求める陳情書」を議題とします。  本件について委員長の報告を求めます。 9 ◯浦邊朝章議員 総務保健福祉常任委員会委員長報告をさせていただきます。  平成27年第3回定例会において、会議規則第94条の規定により議長から付託されました陳情第2号、インフルエンザ予防接種の無料化を求める陳情書についての審査及び審査結果について御報告いたします。  この陳情の趣旨は、インフルエンザ予防接種への助成について、従来の生活保護受給者に加えて、低所得者、町県民税非課税世帯についても、年齢にかかわらず無料にすることの制度化を求めるものであります。  平成27年9月16日午後1時30分から役場3階第1委員会室にて総務保健福祉常任委員会を委員全員の出席で開催し、付託されました、陳情第2号の第1回目の審査が、改選前の委員会において行われました。この日の委員会では、陳情第2号の取り扱いについては、内容について詳しく調査をする必要があるとのことで継続審査とされております。  10月26日午前10時から役場3階第1委員会室にて総務保健福祉常任委員会を委員全員の出席で開催し、第2回目の審査を改選後の委員会で初めての審査を行いました。この日は担当課である福祉保健介護課に出席いただき、現状の説明を受けた後、委員から、審査する上でインフルエンザの予防接種の対象者数や接種率、無料化にした場合の費用負担などの資料請求を行い、判断材料としたいとの意見が出され、継続審査といたしました。  11月26日午後1時30分から役場3階第1委員会室にて総務保健福祉常任委員会を委員全員の出席で開催し、第3回目の審査を行いました。福祉保健介護課に出席をいただき、前回の資料要求をもとに説明を受け、質疑を行い、福祉保健介護課の退出後、採決を実施することを決定し、採決した結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定しました。  以上で、総務保健福祉常任委員会に付託されました陳情第2号の審査及び審査結果についての報告を終わります。 10 ◯松井一也議長 報告が終わりました。  これから委員長報告に対する質疑を行います。質疑はありませんか。 11 ◯大森秀久議員 お伺いをいたします。福祉保健介護課からおいでいただいて、資料請求の中身について議論をされておりますけども、対象になる人数とそれから接種率といいますか、例えば、生保の方が何%ぐらい接種されているからということを基準にして接種の予想の率とか出されたんでしょうか。その辺のところをちょっと詳しくお聞きしたいと思います。すいません、委員長のほうにそういうところ、お尋ねします。 12 ◯浦邊朝章議員 詳しい内容というか、その辺はちょっと説明できませんが、担当課の説明を受け、これ、一応ほとんどの方のですね、賛成多数ということで不採択という結果になりました。  以上です。 13 ◯大森秀久議員 いや、一応ですね、常任委員会のほうで審議をされているわけですから、最低その対象となる人数、それから接種率の話はまた繰り返しになりますけれども、例えば生保の方が今、インフルエンザについては無料で接種が受けられるということで、その方々の接種率を基準にして計算をすると、いくらぐらいの予算が、予算といいますか、お金が要って、それをもとに検討した結果ですね、賛成少数ということで否決ということになったというふうに思いますけども、せめてそこのところの数字はですね、手元にないということでは、ちょっと議員としては、私はちょっとどうかなというふうに思いますけど。 14 ◯浦邊朝章議員 今回の陳情でですね、対象世帯が、非課税世帯が2,397世帯、世帯構成員の総数が3,821人、陳情内容による増額が2,117万4,400円、これが全員の場合ですけど、一応昨年の接種率46.69%の場合に直して988万6,330円の増額となる予定です。  以上です。 15 ◯松井一也議長 ほかに質疑はありませんか。                  (なしの声あり) 16 ◯松井一也議長 質疑なしと認めます。これで質疑を終わります。  これから討論を行います。討論はありませんか。                  (なしの声あり) 17 ◯松井一也議長 討論なしと認めます。これで討論を終わります。  これから陳情第2号を採決します。この採決は起立によって行います。本件に対する委員長の報告は不採択であります。  お諮りします。委員長報告に反対で、陳情第2号を採択することに賛成の方は起立願います。                   (賛成者起立) 18 ◯松井一也議長 起立多数です。少数です。失礼しました。少数です。したがって、陳情第2号は、不採択とすることに決定しました。 ─────────────────────────────────────────── 日程第5 陳情第3号 TPPでの「大筋合意」を認めず交渉からの離脱を求める意見書の提            出を求める陳情 19 ◯松井一也議長 日程第5、陳情第3号「TPPでの「大筋合意」を認めず交渉からの離脱を求める意見書の提出を求める陳情」を議題とします。  本陳情については、会議規則第94条の規定により、議長において建設経済文教常任委員会に付託いたします。  なお、やむを得ず本会期中に審査終了しない場合は、閉会中もなお継続審査とすることにしたいと思います。  これに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 20 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、審査終了しない場合は閉会後もなお引き続き継続審査とすることに決定しました。 ─────────────────────────────────────────── 日程第6 磯野博議員の広報調査特別委員会委員の辞任について 21 ◯松井一也議長 日程第6、磯野博議員の広報調査特別委員会委員の辞任についてを議題とします。  地方自治法第117条の規定によって、磯野博議員の退場を求めます。                 (磯野 博議員退場) 22 ◯松井一也議長 磯野博議員から広報調査特別委員会委員を辞任したいと申し出があります。  お諮りします。本件は、申し出のとおり辞任を許可することに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 23 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、磯野博議員の広報調査特別委員会委員の辞任を許可することに決定しました。  磯野博議員の入場を許可します。                 (磯野 博議員入場) ─────────────────────────────────────────── 日程第7 市原一廣議員の広報調査特別委員会委員の辞任について 24 ◯松井一也議長 日程第7、市原一廣議員の広報調査特別委員会委員の辞任についてを議題とします。  地方自治法第117条の規定によって、市原一廣議員の退場を求めます。                 (市原一廣議員退場) 25 ◯松井一也議長 市川一廣議員から広報調査特別委員会委員を辞任したいとの申し出があります。  お諮りします。本件は、申し出のとおり辞任を許可することに御異議ありませんか。                 (異議なしの声あり) 26 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、市原一廣議員の広報調査特別委員会委員の辞任を許可することに決定しました。  市原一廣議員の入場を許可します。                 (市原一廣議員入場) ─────────────────────────────────────────── 日程第8 一般質問 徳永範昭議員 27 ◯松井一也議長 日程第8、一般質問を行います。  それでは、順番に発言を許します。  11番、徳永範昭議員の登壇を許します。                 (徳永範昭議員登壇) 28 ◯徳永範昭議員 おはようございます。通告に従い一般質問を行います。  国県町地元の負担があって、立派なため池改修ができました。しかし、最近、魚釣りの人が多く、農道や町道に車をとめたり、畑の中を通ったりして非常に困っています。注意すると、おじさんたちが入れている魚は釣っていないと帰りません。地元の方が非常に困っています。  また池には、地元の方がフナ、モエビとかスッポン等を放流されています。誰がこのブラックバスやミドリガメを持ってくるのか、在来生物の生育環境を奪ってしまい、小魚もいません。特定外来生物の持ち込みと移動はどうなっているのか。 29 ◯町 長(中逸博光君) 徳永議員の御質問にお答えいたします。  この件に関しまして、農道、ため池等の農業用施設につきましての管理は、基本的には地元農家等の水利組合で行っていただくことになりますが、対策といたしましては、農業従事者や水利組合や行政、地域の人たちと協力し、交通ルールを守るよう啓発するとともに、特定外来生物を放流しないように指導、啓発してまいりたいと考えているところでございます。 30 ◯徳永範昭議員 町は、管理は水利組合になると言われますが、池は大変水深があり、深く、子どもから中学生、そしてまた大人までたくさんの方が釣りに来られますので、もしも池の中に落ちたりしますとどうすることもできませんので、町として看板等の設置はできないでしょうか。 31 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 池につきましては、いろんな管理の仕方があるかと思います。他自治体の事例等なども調査しまして、地元の皆様と協力し合いながら、この問題には対応していきたいと思います。有効な手段があるか、他自治体の事例等も調べたいと思います。 32 ◯徳永範昭議員 はい、わかりました。  続きまして、TPPの大筋合意に伴う町の対応についてを質問いたします。  TPPの大筋合意から1カ月がたちました。この間の日米両国の反応を見ていると、随分対照的だという印象を受けます。日本は、マスコミを中心に祝福ムードにある、関税引き下げで農産物で安くなる、日本企業の海外進出が進むといったプラス面が連日各紙をにぎわせています。不況に陥るのが確実な農業も、政府の支援策に期待するといった調子の補いの論評が目立ちます。  反対に、アメリカはTPPへの不満の声が上がっている。次期大統領候補のヒラリー・クリントン氏は不支持を表明、議会も民主党議員はほとんどが反対し、共和党議員も明確な支持を打ち出していない。再交渉を求める声もあり、議会審議が始まれば紛糾は必死だと。  対照的な光景から、日本も交渉で成果を手にする、アメリカに負けないように思えるかもしれない。だが、全くそんなことはない。日本は、重要5品目の関税を有すという国会決議を守れなかったということです。アメリカは、最終合意に国内の要望をしっかり反映させているが、日本は要求を何か一つでも積極的に通したんだろうか。皮算用で盛り上がるのでなく、きちんと政府に問いただすべきだろう。日本政府は、もうTPPに入ることを前提に、法改正の準備や農業対策の査定を急いでいる。国会審議も始まっていないのに随分気が早い話だ。  TPPは日米が批准しなければ発効しない。アメリカでは批准の難航が予想されているが、日本もこの協定が本当に国家や地域の繁栄につながるのか、しっかり精査しなければならないと、京都大学大学院准教授の柴山圭太氏が述べられております。  農業分野で重要5品目を初め、施設園芸、果樹など多くの品目で関税が撤廃されるなど、町内の農業への影響が心配されますが、町としてはどう対応されますか。 33 ◯町 長(中逸博光君) 徳永議員の御質問にお答えいたします。  議員御承知のとおり、平成27年10月6日、米国アトランタで開催されたTPP閣僚会合において、TPP協定が大筋合意に至りました。この協定の大筋合意を踏まえて、10月9日にTPP協定の実施に向けた総合的な政策の策定等を目的として、内閣総理大臣を本部長とするTPP総合対策本部が設置されました。また、農林水産業におけるTPPの影響による万全の措置を検討するために、10月9日には農林水産省TPP総合対策本部が設置され、農林水産大臣を本部長として、農林水産分野におけるTPP対策の協議が行われています。  国の動向としましては、11月25日TPP総合対策本部において、総合的なTPP関連対策政策大綱が取りまとめられ、農林水産分野においては、農林水産物、食品の輸出総額1兆円にする目標を、平成32年を前倒しして達成することや農家の保護策などがこの政策大綱に盛り込まれております。  この政策大綱の取りまとめを受け、農林水産省TPP総合対策本部では、TPP対策としまして、攻めの農業水産業への転換を初め、重要5品目、米、麦、牛、豚肉、牛乳、乳製品、甘味資源作物などを中心に、TPP協定発効後の関税削減等の経営安定、安定供給へ備えた万全を期すための協議がなされております。  また、11月27日の森山農林水産大臣の会見では、今後の補正予算において、総合的なTPP関連対策大綱を踏まえた攻めの農林水産業への転換に必要とされる施策を具体化し、必要な予算確保へ向けて取り組み、今後の予算編成の過程において予算規模等を積み上げていくとの考えを示されております。
     町といたしましては、国が示している農林水産分野のTPP対策、攻めの農業水産業への転換、経営の安定化の政策の動向を注視しながら、情報を収集し、今後のTPP対策における施策の各種補助事業を活用すると同時に、強い農業づくりを目指してまいりたいと考えているところでございます。 34 ◯徳永範昭議員 12月11日、県のほうにおいても、TPP発効後を予測されております。特に、米については、安い外国産米が業務用に流入することで県産米も価格下落の懸念。麦については、県産は輸入品と品質の差がないため、輸入品の価格下落に伴い、値下がりする懸念。野菜は、影響は小さいというふうに県のほうでも報告があっております。  それから、11月16日に日本の全国紙やテレビは、環太平洋連携協定TPPが大筋合意したことを報道し、これが経済に与える美点を掲げることに熱心である。安保法制に関しては、安倍政権を批判した朝日や毎日も、ことTPPに関しては、政府や経済界と同一歩調をとっている。これらのメディアもしょせん東京しか見ていないのだと痛感させられる。TPPが農業に与える痛手を乗り越えるために、規模拡大と効率化で強い農業に変身し、輸出でもうける攻めの農業に転換だと都会のメディアは声をそろえる。しかし、これほど現実離れした議論はないと法政大学の山口二郎教授が述べられております。  政府が10月に大筋合意した太平洋連携協定TPPで、共同通信社は、全国の知事、市町村長に賛否を問うアンケートを求め、反対が36.9%、賛成が23%、農林水産業の盛んな北海道や東北、九州の反発が目立ち、1次産業からの離職や後継者不足に拍車をかけ、自治体の崩壊や地域経済衰退につながりかねないとの懸念のほか、政府が掲げる地方創生に逆行するという声も出ております。また、どちらともいえない方が39.5%もあり、長洲町の町長としてはどんなふうに考えられますか。 35 ◯町 長(中逸博光君) 徳永議員申されるように、TPPが発効されれば本当に農業に関する影響ちゅうのは、非常に重大な、長洲町も影響を受けます。そのためには、やはり我々は長洲町でやっぱり強い農業づくり、とりわけ園芸作物の推進、あるいは麦に関しましては、本当に6次産業化へ転用できるような品種への転換、また新たな圃場整備をつくり上げる、こういうのをですね、取り組んでいって、TPPが締結されても、これに勝つような、やはり長洲町の農業づくりを目指していきたいと考えているところでございます。 36 ◯徳永範昭議員 気候変動という大きな猛威の中、農業の強さは金もうけではなく、人間を養うための給料の安定供給に向けられるべきである。TPPについて、これから具体的な政策論が始まるが、私たちも大きな方向性を見失ってはならないと、これも山口二郎教授が申されております。  どうもありがとうございました。これで終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 濱崎 久議員 37 ◯松井一也議長 13番、濱崎久議員の登壇を許します。                 (濱崎 久議員登壇) 38 ◯濱崎 久議員 おはようございます。  まず第1点は、長洲町を正しく報道してもらいたい。前回質問したが、対策は立てられたかという質問でございます。  住民に配布する広報紙や町以外の人が多数の住民に配布する発刊物など、間違いの記事で住民を困惑させない対策について前回質問いたしました。町長は、長洲町を正しく伝えることは大切なことであり、今後、職員や報道機関にも周知徹底を図ると答弁されましたが、結果はどうなったかお伺いいたします。 39 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  前回質問された長洲町を正しく報道してもらいたいにつきましての対策ですが、発行元であります熊日新聞長洲販売所に、行政区、地域名については正しく報道をしていただくようお願いをしたところでございます。各チラシ等の発行につきましては、発行者が責任を持って発行されるものであり、今後も誤った表記をしないように、再度お願いをしたいと考えているところでございます。 40 ◯濱崎 久議員 教育長にもお伺いいたします。  町長は、子どもたちの教育現場でも誤った表記をしないように指導をお願いしていると答弁されておりますが、対策は立てておられますか。 41 ◯教育長(松本 昇君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  学校からの印刷物の中には、校長が編集する学校だよりや保護者によるPTA通信などがあります。議員御指摘のように、確かに長洲の洲を間違えたまま印刷されたものも見受けられました。  教育委員会としては、各学校からの書類等をチェックし、間違いがあった場合には間違いを伝え、修正し、再提出させるとともに、再度間違えないように指導を行っております。学校内でも原稿ができたら複数の関係者で間違いがないかどうかチェック体制をとって、再発防止に努めているところでございます。  以上です。 42 ◯濱崎 久議員 町長は今、答弁の中に、熊日新聞の長洲販売店みてはいよさんにお話をされたということでございますが、これは12月号です。12月号で、潮風ウォーキングが開催されました。四王子神社は新町区、六地蔵は西新町区と書いてありますが、これはこれでいいんでしょうか。 43 ◯まちづくり課長(田成修一君) 四王子神社と六地蔵の場所につきましては、表記が間違っているということで、熊日さんのほうにも伝えております。間違っているものだと判断しております。 44 ◯濱崎 久議員 この熊日新聞のみてはいよはですね、毎月長洲町の大体の家庭に配布されてるんですよ。熊日新聞を購読しているところは、毎回入っていると思うんです。それで、このことについては、前の津崎総務課長がいるときから、ずっと私は言ってきておるんですけどね、現在もこういうふうな状態なんです。  ちょっといいですか、何かぽかぽかしよるけどいいですか。何。 (「資料がここにかぶっている。」と呼ぶ者あり)  資料がかぶる。はい、わかりました。そういったことでですね、この四王子神社は新町区になってるんですけど、これが間違いであるならば、どこだというふうに指摘していただきたい。そして、この議事録を持ってですね、みてはいよ熊日さんにですね、もう毎回毎回間違いをですね、議会で指摘されてるんですから、少しぐらいは恥を受け取られてですね、何とか正しい報道をしていただきたいということを強く要望していただきたいと思うんですが、どうですか。 45 ◯まちづくり課長(田成修一君) まちづくり課のほうでいろんな報道等に関しての連携等も図っております。議員おっしゃるように、熊日さんのほうにも本当強く行政区の間違い等がないようにと申し上げてきたところでございます。  で、今回、四王子宮は新町、六地蔵は西新町と表記された点につきまして、地元の区長さんにきちんと確認しましたところ、四王子宮は西新町区、六地蔵は宝町区ということで、地元のほうとしては捉えているということでした。これも当然伝えてはおりますが、今後こういったことがないように、再度発行者に注意をお願いしていきたいと思っております。 46 ◯濱崎 久議員 区長さんに聞いて確認するということでなくてですよ、町が、行政区ですから、行政区ちゅうのは、大字長洲字何番地というもんじゃなくして、町がこれからこれまでが西新町ですよ、これからこれまでが新町ですよ、町が出してる行政の区ですから、区長さんに聞くちゅうのは、大体そういうことがですね、職員の中にもたるんだ気持ちがあるんじゃないかろうかと思うんですよ。私がですね、このことを電話で聞きました。どの課の誰さんとは言いません。「四王子宮は西新町です。六地蔵は西新町です」役場の職員ですよ、町長。町長は、職員にも報道機関にも周知徹底させると。一般質問の通告時、私が電話しましたらそういうふうに言うんです。君はね、大学も出てきとるかしらんけど、長洲町が行っている行政区なんだから、よく勉強して、そして、正しい知識を植えつけてくださいよと。そういうところにですよ、熊日さんのみてはいよが聞いたらですよ、間違うはずですよ。町がしとる行政区をですよ、町の職員が知らない。あるいは誤った知識を持っている。  潮風ウォーキングの記事で、同僚の荒木議員が郷土史の講師をされておりますが、その報道がこんなふうに間違っていては住民は困惑します。講義の信憑性にもかかわります。このことについてはしっかり取り組んでいただきたい。少なくとも町がやっておることですから。  区の統廃合審議規則、これは今、規則はあるけど存在してるんですか。そして、どういうような指導をしてるんでしょう。あるいは、町の執行部がどういうような働きかけをしてるんでしょう。お伺いします。 47 ◯総務課長(田畑道尋君) 区の統廃合については、規則はございますが、現在会議は行っていない状況でございます。  以上です。 48 ◯濱崎 久議員 町長、提案ですけどね、私もかつて役場の職員でした。15歳で長洲町役場に奉職し、そしてそのときは給仕のもう一つ下、子弟ということで、長洲町、当時は23区、合併して43区の区の中に、区長さんを初め、民生委員さん、農業委員会、実行委員会、少年団体、福祉団体、そういったことをですね、大体町内で十数名いらっしゃいます。ですから、それが43区いらっしゃるところに配達をしておりました。そこで行政区の範囲がわかってくるんですよね。  今、職員の採用の時期で、大学を出てきて、国立大学を出たり有名な大学出たりして役場に就職されても、恐らくぽんと役場に来てですよ、長洲町のことを存じない。それじゃあですよ、郷土愛には燃えないんじゃないかなと思うんですよね。しっかりそういった基礎のですね、長洲町の基礎の教育を職員に植えつける、そういった心構えをひとつお聞かせいただけますか。 49 ◯町 長(中逸博光君) 今、濱崎議員から本当に職員に対する貴重な御提言をいただきました。  我々が長洲町の地理とか、あるいはそういった歴史、文化、こういうのを職員もやっぱり身につけておかなくちゃなりません。そのような研修も含めて、今後どのような研修をやっていくか検討させていただき、対応していきたいと考えているところでございます。 50 ◯濱崎 久議員 今度はですね、しっかりふんどしを締めつけてやっていただきたいと思います。今もこの本会議前に30分の時間でですね、全協の時間をして、そして職員の不祥事を報告するということ、本当にですね……。 51 ◯松井一也議長 濱崎議員に申し上げます。発言が通告された範囲を超えているようでございます。注意してください。 52 ◯濱崎 久議員 忠告を今しとるんですから、そのぐらい許してちょうだい。  はい、それでは行きましょう。  第2点、金魚と鯉の郷広場使用目的外使用の違反行為について、反省のあかしをお示しいただきたい。  金魚生産モデル池の不法占有の違反行為について伺います。  この1年間、一般質問の限られた時間のみの調査でありましたが、ほぼ内容が判明しました。行政の怠慢、職員が積極的に解明に向けての努力不足、──<85字削除>── 53 ◯松井一也議長 一般質問の途中ですが、ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午前10時45分)                再開(午前11時12分) 54 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。  ただいま発言の中で、一個人への不適切な発言と思われる発言がありました。後日、会議録を精査し、議長において善処します。  発言に注意して一般質問を続けてください。 ──<97字削除>── 55 ◯松井一也議長 発言に注意してください。 56 ◯濱崎 久議員 そこで、原因は組合長の──<9字削除>──結果ではありますが、使用許可の24年度の申請時、──<13字削除>──申請した組合長の不正を見落とした町にも責任があります。なれ合いであったのか、故意だったのか、それとも圧力があったのか、うっかりか。正しくはその場でただすべきであります。  化血研の不正について新聞の社説は、不正を見逃した厚労省の責任を指摘しています。官と民のなれ合い、隠蔽の対応を厳しく指摘しております。そして、厚労大臣も国が見抜けなかったことを反省しなければならないと塩崎厚労大臣が言及しております。  23年の8月から24年、25年と足かけ3年間不正を続行した。23年の8月当時は、松井一也組合長でなかったでありましょう。しかし、24年、25年は、松井一也組合長であったわけです。23年8月から24年、25年と足かけ3年間、不正を続行したその現場を確認して、何ら不思議に思わない町の行政能力には大いなる欠陥が感じられてなりません。反省のあかしをお示しください。 57 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  さきの定例会の答弁と重複しますが、長洲町養魚組合に対しまして、本来あるべきものではないものが置かれているのであれば撤去してくださいとのお願いをした後、その資材が撤去されました。被害等も発生しておりませんので、処分はいたしておりません。改めて、行政財産の貸し付けにつきましては、今後このようなことがないよう厳正な監視のもと、適正に運用していきたいと考えているところでございます。 58 ◯濱崎 久議員 町は反省をされております。  それでは、町は組合長に口頭で撤去するよう指示をされております。24年12月の議会で指摘をされて。25年3月に撤去されましたが、誰の指示で撤去されたのかお答えいただきます。 59 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 使用許可につきましては、長洲養魚組合に対しておりますので、当時の組合長に対してお願いをしたところであります。 60 ◯濱崎 久議員 ここではっきりさせておきます。23年当時は、松井一也組合長でなかったけれども、この25年3月にきんぎょ村に置いてはならない、ふさわしくない建築資材を無断で置いておるということを撤去しなさいと言ったのは松井一也組合長であったのですか。お伺いします。 61 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 町としましては、24年の12月に御指摘を受けまして、撤去のお願いを組合長である当時の松井組合長に行っているところであります。 62 ◯濱崎 久議員 それでは、建築資材は誰のもので、誰が運び入れたのか、なかなか担当課長としては答弁しにくいようでありますが、この議会で要請いたします。この調査をやっていただきたいと思いますが、いかがですか。 63 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 当時、資材を置いた方については、確認等は行われていなかったということで、町としましては把握しておりませんでした。 64 ◯濱崎 久議員 町が把握していないから、撤去しなさいと言ったのは松井組合長でしょう。松井一也組合長。だったら、誰の品物であるということはわかると思うんですよね。ですから、その人に調査をしていただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 65 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 町としましては、行政財産の貸し付けにおいて、施設の使用に当たり、当時ふさわしくないものが置かれておりましたが、現在改善等がなされており、現在も被害等も発生しておりません。今後の取り扱いにつきましては、行政財産の使用につきまして、町長答弁申しましたとおり、厳正な監視のもとに適正に運用していきたいと考えております。 66 ◯濱崎 久議員 ですから、町長は厳正に今後するんだと言うならばですよ、これだけ問題になってるんですから、その業者名、誰が入れたかということぐらい調査すればわかるでしょう。撤去の指示は松井一也組合長がしているんですから、その業者名はわかるでしょう。だったら、その業者にお聞きくださいと言っているんです。調査をしてくださいと言っているんです。どうぞ。 67 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 当時、町としましては、改善の申し出を行いまして、その分について対応がなされ、被害等が発生しておりませんので、その部分では、現在は問題ない状態にありますので、今後そういった把握等は、今のところ考えておりません。 68 ◯濱崎 久議員 私は調査してくれと言っているんですよ。町の財産を管理してるのは町でしょう。行政財産を管理しているのは。その中にですよ、勝手にとったと。建築資材をどさっと置かれて、撤去されたから、もう後は知りません。それで管理者としての務めが務まりますか。責任が全うできますか、それで。ですから、松井一也組合長が撤去しなさいと言った指示者に、指示を受けた人に聞けば、調査の結果がわかるでしょう。何でしようとしないんです。それで管理者と言えますか。行政財産を任せられますか。再度答弁を求めます。 69 ◯町 長(中逸博光君) 先ほども申しましたように、今後このようなことがないよう厳正な監視のもとに適正に運用していきたいと考えているところでございます。 70 ◯濱崎 久議員 今後厳正にするということは聞きました。しかし、過去を振り返って反省する言葉を住民の1万6,500人、長洲町の住民にお示しいただきたいというんです。そういうことだから、職員の飲酒運転とか出張命令違反とか学校の暴行事件とか出てくるんじゃないですか。町長、これは、聞けばすぐわかることでしょう。 71 ◯松井一也議長 濱崎議員に申し上げます。発言が通告された範囲を超えているように見受けられます。注意してください。 72 ◯濱崎 久議員 範囲は超えておりません。私は、その調査を町執行部にするべきだと言っているんです。する気はないんですか。 73 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 町としましては、行政財産の使用目的について、その後、対処がなされ、現在被害等もあっておりませんので、その時点で改善がなされたという認識を持っております。 74 ◯濱崎 久議員 しないんですか。 75 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 現在、改善等もなされておりますので、被害等なかったことにより、調査のほうは現在考えておりません。 76 ◯濱崎 久議員 それで職務が遂行できるんですね。そういう姿勢で中逸町政は行くんですね。  きんぎょ村の生活、生産活動に関係のない建設業者の建築資材置き場として、又貸ししていた組合長の行為はまことに遺憾であり、他に累を及ぼす不正行為であります。この件の謝罪について、組合長のコメントを残しておくべきです。いたずらに闇に葬ってしまうことは、未来に悪しき慣例として禍根を残すことになります。何事にも代表職にある者、公職にある者は、道義感、倫理観が強く求められるものです。こうした組合長が代表をする長洲養魚組合なら、町の税金を使って補助や助成することは考え直さなければなりません。こうした行いは、組合全体で行ったとは考えられません。組合長の単独で行った行為であり、ただす必要があります。どうなのかお伺いいたします。 77 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 行政財産の貸し付けにつきましては、あくまでも養魚組合という組織に貸しておるものであります。 (「町長が答えろ。」と呼ぶ者あり) 78 ◯町 長(中逸博光君) 調査をするつもりはありません。 79 ◯濱崎 久議員 質問を聞いといてくださいよ。このてんまつの組合長のコメントを残しておくべきではないかと言っているんです。 80 ◯町 長(中逸博光君) 当時の養魚組合の皆さんでお話されればいいことだと思っております。 81 ◯濱崎 久議員 ちんぷんかんぷんな答弁を町長はされましたけどね、23年の8月ごろから25年の3月ごろまで、不正に建築業者が建築資材を長洲町の行政財産の中に置いておるんですよ。この間の過料もそうしたら徴収しないということですか。 82 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 資材が置かれた後、撤去がなされ、施設被害等は発生しておりません。ですので、過料等を徴収する考えはありません。 83 ◯濱崎 久議員 そういうことで、中逸町政は行政財産を管理していくという姿勢ですね。  答えがあればお聞かせください。 84 ◯町 長(中逸博光君) 何回も繰り返しますが、厳正な監視のもと適正に運用してまいりたいと思っております。 85 ◯濱崎 久議員 長洲港の船だまりについてお尋ねいたします。  約30年の時機を失した蒲島県政の公共工事に呼応するのなら、将来的にしゅんせつ費は県負担ですべきではないか。  1、小型船の係留施設不足の現状。2、税金の投資効果と漁業所得。  長洲港の船だまりについて。8月25日台風時、長洲港に避難した漁船は意外に少なく、町外や荒尾市や県をまたいで大牟田市の漁船も目立つ中、なお余裕ある長洲港の船だまりでありました。小型船の係留施設不足の現状を説明ください。 86 ◯松井一也議長 (2)をお願いいたします。濱崎議員、同じあれですから、(2)番をお願いします。 87 ◯濱崎 久議員 何ですか。 88 ◯松井一也議長 (1)税金の投資効果と……。 89 ◯濱崎 久議員 税金の投資効果と漁業所得でしょう。
    90 ◯松井一也議長 はい。一緒に言うんでしょう。 (「言うた、言うた。」と呼ぶ者あり) 91 ◯濱崎 久議員 議長、よく聞いといてよ。 92 ◯町 長(中逸博光君) 私のほうからは、濱崎議員の2点の質問、小型船の係留施設不足の現状ということと税金の投資効果と漁業所得についてお答えをさせていただきます。  長洲港のしゅんせつにつきましては、毎年度、単県事業として実施されております。また、小型船の係留施設につきましては、熊本北部漁業協同組合から72そうの申請が行われ、施設の利用が行われております。また、その他に係留施設が不足するため、護岸部分に係留してある小型船も多く見受けられる現状にあります。  2点目の税金の投資効果と漁業所得についてお答えいたします。  投資効果としまして、本事業により係留施設及び作業スペースが確保されることにより、漁業者の作業の安全性が向上するとともに、作業効率及び生産性の向上が期待されます。漁業所得につきましては漁獲高でお答えしますと、ノリ養殖業では、平成26年度で出荷枚数約1,800万枚、約2億2,000万円となっております。また、アサリ漁獲では、平成22年度に約3トン、約100万円であったのが、平成26年度には約80トン、約3,700万円まで回復しております。これは覆砂事業や各種漁獲高向上のための事業を行ってきたものによるものであると認識をしているところでございます。 93 ◯濱崎 久議員 そこで、小型船の係留施設はどういうような状態で、どの部分が不足しているんですか。どこをしなきゃならないんですか。 94 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  町長答弁でもありましたように、小型船のほうは、県のほうが係留施設と認めてない護岸部分、長洲大橋よりも東側のほうにとめられているものが多くあります。こちらは係留施設として使っていない場所でありますので、こちらの分の船のほうがとめられない状況にあるということであります。 95 ◯濱崎 久議員 建設課長はね、長洲町の港のことを知らん。台風のときね、一番安全なのはそこの場所なんですよ。長洲の漁民は、台風の直前まで仕事をして、そしてその場所に帰ってくるんですよ。ところが、今の状態は、その場所は荒尾市の漁船、大牟田市の漁船、あるいはクラゲをとっておる柳川市の漁船、これが先にですね、その場所を使っているんですよ。長洲の漁民は、台風の直前まで仕事をして帰ってくる。安全なその場所は、ほかの他市町の漁船で満席になるんですよ。この現状をね、建設課長、よく知ってから、答弁には注意してください。  そして、この小型船の係留、これは漁業所得どのぐらい上がっていますか。費用対効果あるんですか。遊漁船、費用対効果あるんですか。税務課長。全体的な費用対効果について通告しておりましたので、説明もいたしましたので答弁をいただきます。 96 ◯税務課長(藤井 司君) お答えいたします。  漁業所得についてでございますが、税務課で把握できることにつきましては特定少数の税務情報になります。このような情報につきまして、職務上知り得た個人情報として位置づけまして、納税者等の利益を保護するため、法令上、公表はできないこととなっておりますので、この場での発言を控えさせていただきます。 97 ◯濱崎 久議員 町長、担当課はああ言ってますからね、この費用対効果につきましても政治的判断をもってですよ、調査をいただきたいと思いますよ。まあ、いいです。  東北の震災からですね、約5年経過いたしました、現在。国の復興計画がなされておりますが、岩手県上閉伊郡大槌町の町長は、この国の復興計画をですね、町独自として見直していく、こういう方針であります。人口流出がマイナス20%、財政問題が税15%減収。こういうときに国が立てた復興計画は、その町に合わない。国は町のことを本当に知らない。こういったことで見直しをやっております。  熊本県の蒲島県政は、花を咲かせている県政の流れをとめてはいけないと。いわゆる長洲の漁港改修、このことも長洲港の船だまり事業も熊本県政の花になっている。花を咲かせている県政の流れをとめてはいけない。しかし、これはですね、地方の実情を熟知してない。地方に足がついた県政でないと、私は蒲島県政についても批判をいたします。  今、この長洲港が必要としない港の改修をして、そして毎年毎年しゅんせつ費用が積算される中において、過去にも今の長洲の漁港で1年に7,000万負担している事例もあるわけです。この今の状態を改修して拡幅するならば、長洲町の港の中には、またヘドロが堆積してきます。なぜなら隣に長洲町の港湾があるからです。いわゆる長洲の港は、南から港湾、そして長洲の漁港、この二つがあるわけなんです。いわゆる港湾の中には、有明フェリーを初めとして、多くの──この前は、三角から遊覧船が長洲町に着岸したということもありますよね。そういったことで、このヘドロは、漁港の中に毎日毎日堆積している。年に1回、あるいは2年に1回、3年に1回、しゅんせつしなければならない状態が来るんです。このしゅんせつ費用7,000万を熊本県が全部かぶってくれる。これならば、今の赤字体制の長洲町も安心してできるかな。しかしながら、地元負担金の7,000万というのは、今の長洲町には大変な金額になる。私はそう思うんです。そこで、この港の改修については、慎重に対応すべきであると思うんです。  何回も申しますが、あの海老屋から灯台までのイチノジ堤防は、長洲町を離れて、遠く北朝鮮まで行って漁業をして、そしてその人たちが当時のお金で何百円、何千円、そういう寄附をもとにして築堤されたという歴史があります。当時1,000円で家が建った時代であると、私の祖父はそう話しておりました。寄附をした人たちのことも考えていただきたい。あのイチノジ灯台をぶっ壊してしまう。歴史が、時が過ぎればそういう時代にもなるかもわかりませんが、そういったことを十分ですね、考えて、必ずしも蒲島県政の花を咲かせている県政の流れをとめてはならない。しかし、とめるときもあるんだということをですよ、長洲町は考えておく必要があると思います。  次は津波防災対策について、対策は立てられたかどうかお伺いするものです。  さきの議会で質問しましたが、答弁がかみ合いませんでした。この席で、議運長を名指しで苦言を呈しましたが、ナシのつぶてです。  そこで再度お尋ねいたします。  副町長は27年3月議会で、避難行動要支援者管理システムで区の特性を生かした実行可能な経路をシステムの中で模索すると言われました。これはできましたかどうかお伺いするものです。その中で、避難経路は最適コースを選定して示すと申されました。特に絞って、長洲小学校校区に限定して答弁をいただきます。 98 ◯町 長(中逸博光君) 今、濱崎議員から対策は立てたかということにつきまして、私のほうから答えさせていただき、また、今御指摘の分については副町長のほうから後でお答えさせようと思っております。  津波防災対策につきましてですが、前回の答弁と重複することになりますが、本町では町民の防災意識の向上のため、各種防災マップの全戸配布、海抜表示板の設置、行政区の防災講話、防災講演会、防災フェア等を実施しております。また、災害情報を迅速に、的確に、町民の皆様に伝達するためのデジタル防災無線、防災メール配信システムの構築、備蓄資材等の整備、さらには消防団の訓練、研修、自主防災組織の防災訓練支援等、防災対策に努めているところでございます。 99 ◯濱崎 久議員 島原大変の津波は、長洲中学校の屋上避難でかわせるものですか。 100 ◯総務課長(田畑道尋君) 島原大変の津波は8メートルと想定しております。その8メートルで長洲小学校の屋上はクリアできます。  以上です。 101 ◯濱崎 久議員 対岸の島原市は、今雲仙の上にできた新しい溶岩ドーム、これが崩落する危険性があるということで対策本部をとっております。そういう時代に、副町長は、この七面山の崩落が、有明海を越えて長洲町の方向に向かっているという講演をなされております。  島原大変が8メートル。しかし、今度その危険性はそれ以上じゃないんでしょうか。それはどうでしょう。 102 ◯副町長(竹本康美君) 私、防災講話で、確かに前回島原大変で崩れたのは、今でいう眉山の西側の天狗山、これが崩れて津波が起こったと。あと、北側のほうに七面山という固まりがあると。それが崩れるかもしれないというふうにある学者が言っているという話を講演の中ではしました。ただ、その七面山が何かの拍子で崩れると、地震等で崩れるといった場合には、昔の景況と違って、島原市はですね、今、市街地になっておりまして、しかも海岸が当時よりも埋め立てで沖のほうに出ているということで、前回の島原大変よりも大きな被害があると、大きな津波があるというふうには今のところは聞いておりません。  ただ、七面山が崩れるということは、これは崩れないと誰にも言えないことでございます。  以上です。 103 ◯濱崎 久議員 それは聞いてないということですが、誰の発言ですか。 104 ◯副町長(竹本康美君) 今、誰かと言われたらちょっと言葉はありませんが、いろんな方と防災の話を聞いてまいりまして、有識者の誰かと思いましたけれども、そういう話を確かに聞いたことはございます。 105 ◯濱崎 久議員 それ、提案いたしますが、わかったらそういった人を講師として長洲町の住民にも講演をひとつお願いしたいと思いますよ。そして、事前の準備を、住民がですね、常に持っておくということが大事だと思います。今の8メートル、それから役場の屋上、有明会館、梅崎ビル、未来館、これはどんなですか。 106 ◯総務課長(田畑道尋君) 現在、津波の避難先といたしましては、今議員からおっしゃられました長洲小学校、中学校、それに有明会館、梅崎についても避難所として指定しているところでございます。有明会館と梅崎下宿のところの高さはここに持ち合わせておりません。 107 ◯濱崎 久議員 これも提案ですけどね、それじゃあ、その8メートルの島原大変、これをですね、各電柱とか何かの場所にですね、知らして、これが何年の島原大変の津波ですということをですね、赤線でずっと知らしておくべきだと思いますよ。各所にあるのは4メートルとかですね、2メートルとか、海抜何メートルとか書いてあるけど、意味がない。意味がないと私は思うんです。一番は、津波が何年にこの線まで来ましたと。山鹿はずっとそれをしてありますよ。菊池川の氾濫の場所。平成何年、平成2年かな。そういうことで、各住民がですね、覚悟して準備をするんですよ。  前にも言いましたが、JRに閉ざされた住民の避難路の選定、あるいは訓練、これは副町長、考えられましたか。それから、非常時の踏切の拡幅、訓練。この2点、お伺いします。 108 ◯副町長(竹本康美君) JRが障害になるんじゃないかというお話だと思うんですけれども、確かに旧長洲地区から清里地区に避難するにはJRの線路がございます。しかし、災害の状況によってはですね、JRも不通になって、電車が通らないことも考えられます。そして、危機が迫った緊急避難の状況の場合には、線路をまたいででもですね、逃げることが必要になるし、そういうふうになるかと思います。こういったのは緊急避難の事態だというふうに想定されます。そういったときには、たとえ線路があってもですね、それを乗り越えて避難するということになるかと思います。  避難道路の整備、踏切の拡張につきましては、防災の観点からのみならず、総合的なまちづくりの道路整備の中で、計画的に整備していこうと考えておるところでございます。 109 ◯濱崎 久議員 言葉ではわかりました。具体的にどういうものを考えておられますか。  時間がないから早くして。 110 ◯建設課長(濱村満成君) お答えいたします。  踏切の拡幅につきましては、通学路等関係等を踏まえて、今後計画的にしていきたいと考えておるところでございます。 111 ◯濱崎 久議員 言葉ではわかったけどね、ただ言葉の答弁でしょう。具体的に私が示したでしょう。津波の高さのところまで、あるいは大型車の高さのところまで、各町内に数十カ所、あるいは、まだできればもっと多く、そして大型自動車を持っている人と契約をして、そしてその避難時は、その高さまで住民が行って、大型車とレベルが一緒になって、そっからこの大型車に乗って、唯一の航送船道路を清里校区、あるいは荒尾のほうに避難するという考え方。こういったものを私は具体的に質問したでしょう、前回。よく議事録見て、精査してですね、対策をとっていただきたい。そういうような言葉ではですね、作文はいいんですよ。具体的なものをとっていただきたいと。  長洲町にはですね、企業群が海辺に張りついておりますよ。一番は、今、日立造船のドックの下で作業しているときに津波が来た、あるいは警報が鳴った。ドックから上がって、そして避難する。そのときの体制をどうするんだと。いわゆる海浜地帯の避難訓練はどうする。避難はどういうような計画を立てるんだと。そして、長洲小校区の住民は、どういうふうにして避難民を運ぶんだと。  副町長は言いましたよ、リヤカーに乗せて長洲の小学校区の避難民を運ぶと。今、長洲町にですね、防災のリヤカーが1台ありますけどね、長洲小学校校区にリヤカーが何台あるということを把握しておりますか。リヤカーがあっても、空気が入っているというのは何台あると思っておりますか。そういうような夢のような話をしてですね、作文だけで済ませようということでなくて、具体的にそういったものを立てなさいと私は言っている。どうです。 112 ◯副町長(竹本康美君) 先ほどリヤカーの話が出ましたけれども、先般、ある区では、リヤカー等を使って有効に要支援者を運んだ訓練、効果的な訓練をしてる事例もございます。それから、先ほど大型トラックか何かで区民を運んだらどうだという御提案がございましたけれども、これに関しましては、例えば私の私見でございますけれども、休日、特に夜間等の場合にですね、津波が発生して数時間後に来るかもしれないと、そういう状況をですね、想定しますと、非常にリスクが高い方法でございます。なぜならば、緊急事態時はですね、非常に予想もしなかったことが起こります。例えば、ある業者と提携をしていた場合におきましてもですね、ドライバーがいないとか、それから連絡がとれない、車がどれを使っていいかわからん、それから道路が混雑して決まった時間に集合場所に来れないとか、区民が時間内に集合しないとか、そういったことが考えられます。ならばですね、そういったある集合場所にトラックが来て、区民が集まって、そして確認をして、それから避難場所に行くという、そういう時間がありましたならば、いたずらにですね、そういった時間を費やすことなく、とにかく一人一人がですね、徒歩なり駆け足なり、一刻も早くその時間を利用して、避難場所に行くのが私は得策だというふうに思います。  例えば、消防、警察、自衛隊等は命を賭してですね、町民を助けないかん組織でございますけれども、民間のいわゆる運転手、業者に、危険をさらして、そういった協定を結ぶというのは非常に難しいかなと。もし議員でですね、そういった業者がですね、おられましたら、ぜひ紹介していただきたいというふうに思います。  以上です。 113 ◯濱崎 久議員 自分の主張が正しいんだというようなことで、車よりもリヤカーのほうが正しいということに今聞こえましたけどね、そんなへ理屈言うんじゃなくて、協働でやりましょうて言うんですよ。協働で。作文だけするんじゃなくて、協働でやりましょうと。呼びかけてくださいよ。いつでも行きますよ。  議長、時間の延長お願いします。 114 ◯松井一也議長 何分ですか。 115 ◯濱崎 久議員 30分。 116 ◯松井一也議長 30分以内にお願いします。 117 ◯濱崎 久議員 国土交通省は、11月27日、地方自治体が管理する橋の老朽化点検結果を発表いたしました。長洲町の有明フェリー道路にかかる跨線橋は、機能に支障が生じる可能はあるかないかお伺いします。 118 ◯建設課長(濱村満成君) すみません。今の御質問ですけども、航送船道路の跨線橋ということでよろしいでしょうか。 (「そがん言うたろが。」と呼ぶ者あり)  お答えいたします。  航送船道路の跨線橋、県道につきましては、県のほうで点検のほうを行うこととなっております。結果については、町のほうでは把握しておりません。 119 ◯濱崎 久議員 県道だから町は把握していないって。町にあるんですよ。把握しておくべきじゃないんですか。新聞報道でいろいろ出とるでしょう。大地震の落下防止装置556橋で溶接不良、県内も出てるでしょう。熊本県内におきましても。新聞、読まんのですか。県の橋だから町は関係ないじゃ、これは駄目じゃないんですか。利用しているのはほとんど町なんですから。住民ですから。すぐ調査してください。  次は、教育基本方針について教育長にお伺いします。  裁判するほうが悪いんだという類いを口外する教育委員がいるということをどう思いますか。  2点目は、長洲中学校の夜間体育館の管理など、教育環境の整備状況をお伺いいたします。  24年2月28日に起こった暴行傷害の件について、裁判するほうが悪いんだという類いを口外する教育委員がいるということを前回質問いたしましたが、教育長はこのことをどう思いますか。  そして、生活アンケート、月に1回ずつ生活アンケートしていますね。年に1回、12月に行います心のアンケート、このアンケート内容まで公開しろとはいいませんが、学校か教育委員会には、この記録はあるんでしょうね。お伺いします。 120 ◯教育長(松本 昇君) 濱崎議員の御質問にお答えいたします。  まず1番目の質問でございますけど、全ての教育委員に御指摘のことについて確認をとりましたがわかりませんでした。  二つ目の質問にお答えいたします。  長洲中学校の夜間の体育館の管理につきましては、現在、新山区の個人の方に鍵の管理等をお願いしています。管理業務の内容としては、月曜日から土曜日の午後7時半から午後10時までの体育館開放に際して、利用時間前に体育館の鍵をあけ、利用終了後に体育館の照明を消して、戸締まりを確認して鍵を締めています。また、日曜日の利用については、管理人さんに管理業務を委託していないので、利用者の方が町公民館で鍵を借り、自分たちで鍵をあけ、使用後、鍵をして返すという形になっております。  今回の事案は、11月29日日曜日の19時から21時、長洲中学校の体育館をビーチボールバレーで利用し、そのまま照明が消されずに朝までついていたものです。この件につきましては、代表の者からてんまつ書を提出していただき、状況を確認したところ、体育館使用後、メンバーの一人が照明のスイッチを消したつもりであったということでした。しかし、現実には朝まで電気がついており、結果的にはスイッチの消し忘れの状況でした。今回の事案の原因については、いつもと違う方が戸締りをする中で、電気を消し忘れ、よく確認をしない状況で帰ってしまったようです。このため、今後の対策につきましては、複数人の戸締り、消灯の確認を行っていただき、二度とこのようなことがないようメンバーの方々へも周知をお願いをしているところでございます。  以上でございます。 121 ◯濱崎 久議員 中村課長、聞きましたか。中学校の体育館の電灯のこと。てんまつ書をとればですね、すぐわかるんですよ。何でしないんです。事あるごとに指摘しますよ。  答弁が漏れているところがありますが、これはどうでしょう。 122 ◯教育長(松本 昇君) 学校のほうは、数回にわたり生活アンケート調査をしております。  学校でのその当時の記録が残っているかどうかについては、まだ確かめておりません。 123 ◯濱崎 久議員 どうせ今12時ですから、午後の質問に継続すると思いますから、この昼食時間中にでも調べて、報告をいただきます。 124 ◯松井一也議長 続けてください。 125 ◯濱崎 久議員 それではお尋ねいたしますが、教育委員会の会議をされて、こういう類いの口外している委員はいないと言われましたけど、いないというようなことは全委員の方に聞かれたんですか。そういう気持ちを持っているというような委員もいなかったということですか。私は、街頭でこういうことを聞いておるんですけどね。 126 ◯教育長(松本 昇君) 全ての教育委員に確かめをしました。そういうことは口外してないということでございました。 127 ◯濱崎 久議員 私は、こういうことを聞いているんです。どうしても教育長がいないと言うなら名前を出してもいいんですけどね。  こういう考えの方が教育委員の中におられたら、仮定の話になりますけどね、どうされます。仮定だから答えられないというんだったら、実名を公表します。 128 ◯教育長(松本 昇君) 仮定でございますので、お答えはできないというふうに思います。 129 ◯濱崎 久議員 それでは、関係者と相談の上、そういう実名を公表して、そしてその際、教育長の所感、考え方をお尋ねいたします。  裁判するほうが悪いんだと、そういう類いのですね、発言をする、これは教育委員の発言としてはですね、ちょっと軽率な発言じゃなかろうかと思うんですよ。もともとこの少年は、注意欠陥あるいは多動性障害など、小学時代から女子生徒へ体操服を破ったりたたいたりする問題行動があり、これを小学校から長洲中学校に引き継ぎ、情報提供がなされております。それは事実でしょう。どうですか。 130 ◯学校教育課長(松本英樹君) その中学校の案件につきましては、ただいま係争中でございまして、事実関係も含めて、現在いろいろ調べているところでございます。  以上です。 131 ◯濱崎 久議員 それじゃ、1点に絞ってお尋ねいたします。  被害女子生徒や当時の長洲中学校生徒が、加害男子から複数回たたかれるなどの被害にあっております。平成23年10月ごろ、廊下をすれ違いざまに制服の中に手を入れられ、胸をさわられる被害にあっております。もちろん直ちに担任教諭に通報し、担任は母親に連絡をとっています。長洲中学校は、こうした女子へのちょっかい、ふざけてたたくなどの行為について、全職員による確認と指導をしていたと教育委員会の報告がありました。正課授業中の生徒に対して担任教諭は、授業中に生徒の身の安全を守る高度の注意義務を負っております。正課授業中に起こったこの事件は、担任教諭に注意義務違反があったと言われざるを得ません。音楽教諭も暴行に及ぶことを予見することは十分に可能であったにもかかわらず、不十分な対応に終始しております。注意義務違反を怠った過失があります。  担任教諭は、男子生徒は小学生のころから他生徒に暴力を繰り返し、特に女生徒に対する性的な行為を行う傾向も顕著であることを把握しており、高度な注意義務が課されていたといえるでしょう。したがって、担任教諭は、ほかの教師が授業を行うときは十分な情報提供を行い、関係機関とも協議し、対応するという注意義務が課せられていたのであります。しかるに加害行為時、支援員がついていないのを認識しながら何の対応もしていないなど、注意義務違反を怠った過失が大いにあります。こうしたことから、27年3月16日建設経済文教常任委員会で、この暴行事件に教育委員会として責任があるのかと、あると思っているのかと、またないと思っているのかと質問したところ、松本教育長は、教育委員会、町も責任はあると答弁されました。どういう責任をとられたのかお伺いいたします。 132 ◯教育長(松本 昇君) 町のほうに、教育委員会のほうに責任があるかどうかについて、今裁判を行っているところでございますので、答弁を控えさせていただきます。 133 ◯濱崎 久議員 委員会では、今議事録にありますように、教育委員会も町も責任があると教育長は答弁されておるんです。これは公のことですよ。  今、長洲のことは全部公表しとるんでしょ、全国に。公のものです。議事録ですから。どうですか。 134 ◯教育長(松本 昇君) その責任がですね、どのくらいあるのかということについては、まだ裁判でございますので、答弁を控えさせていただきます。 135 ◯濱崎 久議員 だから、どのくらいあるのかは今裁判中でしょう。しかし、責任があるというのは認めとるわけでしょう。だったらどういう責任、もう最近のことじゃないんですから、ずっと前のことですから、どういう責任をとられたのか、今の段階でどういう責任をとっておられるのかお伺いしていると。 136 ◯学校教育課長(松本英樹君) 事実関係も含めて、現在係争中でございますので、発言を控えさせていただきます。 (「教育長は。」と呼ぶ者あり) 137 ◯教育長(松本 昇君) そのことについては、今裁判中でございますので、控えさせていただきます。 138 ◯濱崎 久議員 何回も言いますように、議事録には責任があると言われておる。その責任の幅については今裁判中でしょう。しかし、責任があると言われたなら、その責任はどうとったかと言いよる。いちぶんの中において。
    139 ◯教育長(松本 昇君) その責任をどうとったかという質問につきましても、裁判中でございますので、控えさせていただきます。 140 ◯濱崎 久議員 そうしたら、とったのはとったんですね。 141 ◯教育長(松本 昇君) 控えさせていただきます。 142 ◯濱崎 久議員 認知症的な発言をされておりますが、とったかとらないのかわからんのですか。 143 ◯教育長(松本 昇君) 先ほども申し上げましたとおり、裁判中でございますので控えさせていただきます。 144 ◯濱崎 久議員 松本教育長は、自分の言ったことがわからんようになっているんですね。  次は、新川漁港対策について。  交付金の比較検討をなさいましたか。交付税を受けるメリットは何か、デメリットは何か。新川漁港対策について、使用している長洲の漁民は何人おるか。交付金の比較検討。 145 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の2点の質問に対してお答えします。  まず、第1点目についてですが、新川漁港を利用している方で、熊本北部漁業協同組合に加入されている方はいないと認識しております。  新川漁港の課題解決に向けて、漁港管理者の玉名市に対して、協議会設立に向けた申し入れを行っております。引き続き、関係者間の協議を進めてきたいと考えております。  次に、2点目の御質問にお答えいたします。  議員御指摘の交付金とは、普通交付税のことと推察いたしますが、新川漁港につきましては、普通交付税の港湾費という項目において、係留施設の延長、外郭施設の延長を測定単位として交付税措置されております。その延長につきましては、毎年玉名市と負担割合を協議して決定し、その率で総延長を按分し、測定単位として、補正係数、単位費用を乗じて基準財政需要額を算出いたします。  また、比較検討についてでありますが、漁業施設がないものと仮定した場合、それに係る基準財政需要額が0となり、普通交付税の総額は減額されます。  以上であります。 146 ◯濱崎 久議員 もちろん交付金については、自治体の財源不足を補う交付税は、人口や面積などの客観的な基準で配分額を決める普通交付金であります。特交とは申しておりません。  ですから、これをいわゆる比較検討したならばですよ、長洲町でもらっているこの新川漁港の交付金を玉名市にやって、そしてどれだけ交付金が減るか、その比較検討はしたんですかと聞いておる。 147 ◯総務課長(田畑道尋君) 普通交付税の算定方法は、係留施設、外郭施設とも按分して決定された各施設の延長に補正係数を乗じて補正後の数値を算出し、さらに単位費用を乗じて最終的な需要額を算定します。先ほど町長が答弁しましたが、漁業施設がないものと仮定した場合は、基準財政需要額が0となり普通交付税の総額は減額されます。  以上でございます。 148 ◯濱崎 久議員 だから、その分が減額するかわりに、今言いましたように、人口や面積などの客観的な基準で配分額が決まっておるんですよね。ですから、その普通交付金が減額されても、新川の分が減額されても、減額しても全部減額ということになりますか、あるいはその率からして、ほかに上がってくることはあるわけでしょう。 149 ◯総務課長(田畑道尋君) この港湾費の交付税措置については、全額なくなります。0になります。 150 ◯濱崎 久議員 ですから、港湾のことについては減額、全額減額しますよ。しかし、全体、長洲町の地方交付税の交付金のことについては、率からしてどのぐらい下がりますかと。それを比較検討してみなさいと言いよる。難しいでしょう。煩雑なことですよね。煩雑なことだけど、私はですね、半分は戻ると思いますよ。ほかの率が上がってくるから。わかりますか。ですからね、私はそういうことだから、これは玉名市にやってしまって、そして長洲は長洲で独自に考えて、この港を運営していったらどうかと言いよる。どうしても玉名市が必要だというならば、毎年、貸し料、港の貸し料、これを徴収する。しかし、交付金は向こうにやってもいいですよ。そのほうがですね、ベターに長洲町は、この玉名市民が使う漁業のための港をですね、長洲町が提供する必要はないと思うんですよ。そういったことで8月21日、四者で協議してというようなことを前回、答弁されたんですよね。現在抱えている件はどういうのがあるんですか。あるいは、課題は何がありますか。問題点は何があるんですか。 151 ◯農林水産課長(中村敏郎君) 現在は、新川漁港につきましては、岱明漁協の避難港として利用されております。その中で、地元の方、これは漁業者じゃないんですけど、現状としては、地元の方が一部利用されているという現状等があります。そういった中で、今後、その新川漁港の使用に当たって、どのように、どのような形態をとったほうが一番いいのか、そういったような話をお伺いしているところであります。で、今後につきましては、管理者である玉名市さんのほうに、実際その地元の要望等も踏まえた上で、漁港の管理についてどのような管理ができるかということを決めるお話し合いをする、そういった場として協議会の設立の申し入れを行っているところであります。 152 ◯濱崎 久議員 そういったことで、地元の使用者ということですが、そこは漁港の、漁業の避難港でしょう。漁業の避難港。そこに漁業権のない人が港を利用している。それでも長洲町は何とも言えない。維持管理は、使用権は玉名市が持っている。そこにですね、長洲町の弱いのが出てくるんですよ。だからいっそ、私はきちんとしてですね、清算をして、そして玉名市が使うんだったら、使用料を取って、港と決別しなさいということを言っているんですよ。  まあ、課長わからんでも、町長がわかっているから、ひとつ進めていってください。  次は、水利組合の施設管理不足による住民対策であります。  町は関係ないでいいのかどうか。いわゆる旧長洲小学校区、ここにある水利組合は、今有明フェリー道路、道路から東側、全体の農地が今8割方もう宅地に変わっているんです。ですから水利組合が持っておる配水、いわゆる配る水のほうの施設が、住宅環境に支障を来すような状態になっているんです。かといって、水利組合は金がない。こういったところについてですね、町長、どう考えますか。 153 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  農業用施設の管理につきましては、水利組合と地元の皆さんで行っていただいております。町としましては、事業費の2分の1を補助することで支援を行わせていただいているところでございます。しかしながら、議員御指摘のように、混住化が進んできている地区では、農家の減少、農地の減少で水利組合での維持管理が厳しくなっている現状があります。町といたしましては、地元及び水利組合との関係者と協議させていただいて、雨水対策等を検討する必要があると考えているところでございます。 154 ◯濱崎 久議員 しっかりやっていただきたいと思います。  次は、狭あい道路の消防格納庫、4分団対策であります。これ、できましたかどうか。 155 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  第4分団消防格納庫の件についてだと察知いたしまして、説明を申し上げます。  第4分団消防格納庫につきましては、消防格納庫南側の町道下原2号線と国道501線が接続する付近の道路幅員の拡幅を検討しており、地元区とともに、土地所有者に用地の御協力ができないか、現在御相談をさせていただいているところでございます。 156 ◯濱崎 久議員 ですからね、私も今町長の考えのとおり、道路の拡張のほうがいいと思うんです。周囲の生活道路として活用ができる、日常がですね。そういうことだからいいと思うんです。ただ、時間が長過ぎる。長過ぎるから、今度12月の歳末警戒あたりになりましてもですよ、もし事故が起きた場合はですね、理路整然とした体制がとれないと思うんです。ですから、12月の夜警時期だけでもですね、どっか公民館の広いところに仮設の移転地をつくってですよ、するとか、何らかの対策をとっていただきたい。今のままではですね、一つ鐘がジャンとなって、事故が起きればですよ、本当にあそこはパニックになりますよ。今のままでは、パニックになって防災ができない場合は、町長に責任が出てくると私は思うんですよ。だから、とりあえず仮設をしてですね、何とか広い場所で4分団が活躍できるような施設をつくってやったらどうかと思うんですが、どうですか。 157 ◯町 長(中逸博光君) 4分団の格納庫の移設等につきましては、総合的にちょっとまだ検討させていただき、東荒神区のところには、介護予防拠点施設も来年3月までにはオープンする予定でございます。そういう意味で、幅広い、我々はもう一回、そういった地権者の方に御相談申し上げて、何とか用地の取得ができないか、改めて取り組んでいきたいと考えているところでございます。 158 ◯濱崎 久議員 早急に取り組んでいただきたいと思います。  次は、住民提供による4メートル道路の確保について。  これも町長はやるというような意気込みであったわけですが、事務方がどうも進まないようでありますけど、対策はできましたでしょうか。 159 ◯町 長(中逸博光君) 濱崎議員の御質問にお答えします。  住民提供による4メートル道路の確保につきましては、狭あい道路拡幅整備事業を基本として実施してまいります。今後、寄附による道路用地の提供があるところから検討を進めてまいりたいと考えているところでございます。 160 ◯濱崎 久議員 ですから、町長の意気込みはわかるんですけどね、やっぱり事務方が進捗しないとそういった計画ができません。いろんな知識を寄せて、日本全国からいろんな知識を寄せてですね、平たく言えば、特区を長洲町に設定するということも、私は3回目、これ、言っているんですけどね。特区を設定してもいいだろうし、その政治手腕は、中逸町政にはあると思うんですよね。ですから、本当にそういった利用するところは利用して、長洲町の今の……。  町長はこう言われたんですよ。長洲町は消滅自治体ではありませんと。長洲町独自の計画を持っておりますと。言われるから、私はそういったことについて提案してるつもりなんです。今、長洲町はどんどんどんどん人口が減少しているでしょう。こういう現状をですね、何とかして食いとめて、そして長洲町の将来計画をつくっていくべきだと、そういう時期だと思うんですよ、今。  世の中には、UターンとかIターンとか、今ですね、孫ターンというのがあるんですよ。孫ターン。この中においてですね、玉名地域振興局はですね、努力不足だったと思うんですよ。また、そういうことについてですよ、南関高校を閉鎖する計画になってしまいましたけども、長洲町はそういう憂き目に合わないように、長洲町が今ですね、やらなければならないのは、この安い宅地道路、宅地が建てられる安い道路の建設、これをですね、今、長洲町中に張りめぐらさなければならないと思うんですよ。私はですね、そういったことをそうしない、今そういうことをしなければですよ、いわゆる私が言っておりますのは住民が提供する道路ですから、ですから長洲町が費用を負担するということじゃないんですよ。住民が提供する道路を今確保しておいてですね、そして、その道路に見合うだけの町の計画を、例えば行きどまりであるならですよ、それから先の町道計画を計画するとか、そういったものをですね、政治的にも。  何年か前のですよ、町長は、長洲町に、この半農半漁の町をですよ、一大工業地帯としてですよ、当時熊本県で一番の自主財源を持った町政をした。それがこの端緒になるんです。そういったこともですね、ひとつ町長も先人に倣ってですね、今このUターン、Iターン、孫ターンをですよ、孫がおじいちゃん、おばあちゃんのところに帰ってくる、そして長洲町の郷土のために活躍する場所をつくる。そのためにはですね、将来的にその人たちが生活のできる、家を建てることができる、そういう最低限の4メートル道路をですね、住民提供によっていただく。そして、それを町の道路として活用する、そういったことを私は提唱しているんです。どうですか、最後に。 161 ◯町 長(中逸博光君) 定住化を本当に進めていく上で、濱崎議員が今申しておられる狭あい道路の拡幅整備事業等も含めた施策をやっていかなくちゃならないとは、強く私も思っております。そのためにやっぱりスピード性を今後やっていかなくちゃなりません。そのためにですね、新たなやっぱりそういった用地取得担当とか、そういう組織もつくらせていただこうと思っておりますし、今御提言のとおりにやっぱりスピード性を持ってやっていかないと、本当に長洲町、活性化ができなく、定住化も進みません。今申されたことを肝に銘じて、そういうのに対応してまいろうと思っております。 162 ◯濱崎 久議員 期待します。終わります。 163 ◯松井一也議長 ここで昼食のためしばらく休憩いたします。なお、午後の会議は1時30分より開会いたします。                休憩(午後 0時31分)                再開(午後 1時27分) 164 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 165 ◯学校教育課長(松本英樹君) 先ほど、濱崎議員より質問があった中で、学校のほうに調べました結果、アンケート調査についてございましたので紹介をさせていただきたいと思います。  平成23年度、公立小中学校いじめアンケート集計回収状況等調査でございます。この中で、1年生と2年生の女の子が1人ずつ、今の学年になっていじめがあったという御報告が、これは長洲中だけでございます、あっております。同級生と部活動生というふうな報告が入っております。相談は担任の先生に相談し、その年に、それは解消をしております。その後、いじめは継続しているかどうかについては、もう続いてないという御報告も併せて行われている次第でございます。  御報告いたしました。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 福本みや子議員 166 ◯松井一也議長 それでは、一般質問に移ります。  1番、福本みや子議員の登壇を許します。                 (福本みや子議員登壇) 167 ◯福本みや子議員 1番議員の福本みや子です。午後の部の1番を務めますので、お疲れのことと思いますけど、よろしくお願いいたします。  ふるさと長洲を愛し、ともにあしたをつくるため、初心を忘れずに、町民の目線に立って、本日9回目の質問をさせていただきます。二つの質問をいたします。町長と教育長の前向きな答弁を期待し、通告に沿って質問に入ります。答弁のいかんによっては再質問もいたしますので、議長に御配慮をお願いいたします。  教育問題について。いじめ問題についてです。  いじめは子どもの人生を狂わせ、多くの悲劇が未来への自信喪失や自尊心を傷つけたりして社会問題になっております。文科省の発表によりますと、特に小学校低学年での校内暴力がふえているとされ、いじめが不登校や引きこもり、ニート、あるいは自殺といった社会問題の引き金になっている心を痛める事例を目にします。本町においての小中学校の現状はどうでしょうか。いじめられている子はいませんか。いじめをきちんと把握しておられますか。対応策など立てておられますか、伺います。  2番目に、学力について。  さきに実施された学力・学習調査の結果はどうだったんでしょうか。昨年の検証と成果はどのように生かされますか、伺います。 168 ◯教育長(松本 昇君) 福本議員の御質問にお答えいたします。  いじめの問題に関しましては、教育委員会では「心のきずなを深める」全体構想に基づき、毎年6月と2月を「心のきずなを深める月間」と定め、地域ぐるみでいじめを許さない機運を高めるため、町内各関係機関の参加のもと、「心のきずなを深める町会議」を実施し、いじめの未然防止を図っているところです。  いじめの把握につきましては、全ての学校で校内アンケートを実施しており、アンケートの内容においては、教育相談を行い、事実関係を確認し、対応を図っております。  今後は、いじめゼロを目指し、学校、家庭、地域が一体となって、児童生徒の豊かな心の育成のための取り組みを実施して、充実してまいりたいと考えております。  次に、全国学力・学習状況調査の結果につきましては、教員の指導の改善に資するため、毎年検証を行い、学力向上対策委員会及び部会等で、確かな学力の向上のため研修等を重ねているところでございます。  結果で申しますと、小学校は、算数、理科は全国平均を上回っており良好でありますが、国語では全国平均をわずか下回る結果となりました。また、中学校におきましては、全国平均を下回っております。この内容につきましては、町ホームページでも御紹介しているところです。  今後の取り組みに関しましては、各学校間格差を解消するため、学力向上対策委員会において策定した学力向上のための三つのアクションプランの確実な推進を図り、PTAと連携した家庭学習の充実についての取り組みを進めてまいりたいと考えております。  以上です。 169 ◯福本みや子議員 教育長のお話の中に、先ほど学校教育課長のほうから、濱崎議員の質問に追加で報告されたことも含めたところでお話ししてもよろしいんでしょうか。アンケートをとって、いじめが1件あったということですね、2件あったということですね、はい。それから、本日、全協で報告されたことも、このようなこととして受けとめて、お話しをさせていただきたいと思います。  アンケートをとられて、学校の取り組みも今お聞きしましたけども、これを教育長はどう感じてらっしゃるんでしょうか。それと、「心のきずなを深める町会議」、あっておりますけど、ここで具体的な方向性というのは見出されておられますか。お尋ねします。 170 ◯教育長(松本 昇君) いじめについては、各学校で、先ほど申しましたように、「心のアンケート」をとっておりますが、それ以外にも複数回いじめのアンケートをとっております。そのことで上がってきたいじめを、教育相談等を開いて解消しているところです。毎年、年度終わりにはゼロになっているところでございます。そういうふうにしておりますが、陰湿ないじめは影のほうに隠れているかもしれません。そのことも考えながら対応をお願いしてるところでございます。  「心のきずなを深める町会議」といいますのは、学校関係者だけではなく、長洲町の各種の関係者、団体の長あたりに来ていただきまして、幼稚園、保育所もですけど、警察署も来ていただいております、情報交換を行い、町全体でいじめが起きてはいないかということを情報交換して、対応していこうというふうにしている会議でございます。 171 ◯福本みや子議員 じゃあ、それを教育長はアンケートの結果も出して、終わりにはゼロになっている。しかし、陰湿ないじめはあるかもしれないと報告されました。また、会議では、情報交換をしていっていると。これが有効とお考えですか。お考えをお聞かせください。 172 ◯教育長(松本 昇君) 心のアンケートにつきましては、集計結果が上がってきますので、それによって確認をしているわけですけども、一人一人に対応するということについては、このアンケートがなければできません。誰かが何か言ったからということではなくて、きちんとした調査をしてますので、大変有効であるというふうに思います。  「心のきずなを深める会議」では、具体的な話はあんまり上がってきませんが、町全体でサポートしていくという体制がとれるものだというふうに思っています。その面では大変有効であり、この会議の後半では、中学校校区ごとに別れて詳しい情報交換をしますので、なお一層、地域で見守っていただくということでは、とても有効であるというふうに思っているところです。 173 ◯福本みや子議員 では、しっかりその教育長のお言葉を今後の会議に生かしていただきたいと思います。  全国的にいじめ問題がなくなりませんけども、長洲町からは絶対なくさなくてはいけません。長洲の未来を背負う子どもたちを、私たち地域の大人は見守って、かかわって、育てていく責任があります。しっかりとこのことを発信できるんだ、発信しなくちゃいけないんだという町民の共通理解のもとに、理念条例などを定めてはどうでしょうか。いじめは絶対駄目、許されないという、その意識をしっかりと持つことが必要と思いますが、これは町長にお答えいただきたいと思います。 174 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の質問にお答えいたしますが、今、私は教育総合会議を主催しており、この中で、いじめの問題あるいは貧困の問題について、教育委員初め、また関係者の出席を求めて、またそういった講師を招聘させていただいて会議を開いているところでございます。  その中で、やはりいじめの問題、非常に長洲町にとっても大変な問題になっております。そのため、今、福本議員が申されたように、何らかの理念を持った条例が必要でないかということであり、町民の責務、あるいは教育委員会の責務、学校の責務、地域の責務、PTAの責務、保護者の責務をやっぱり明らかにするような理念条例をつくっていきたいなと思ってるところでございます。 175 ◯福本みや子議員 理念条例ができること、強く期待しております。  学力・学習状況調査の結果についても述べていただきました。ホームページでも述べられておられますのでホームページで見ております。教育施策の成果と課題が見えてきたとおっしゃってますけど、具体的に成果と課題をお話しください。 176 ◯教育長(松本 昇君) 成果については、なかなか発表することが難しいんですけども、課題については、学校の格差がある、個人の格差がある、あるいは学習状況調査については、家庭での学習時間が短い、それからスマホとかを扱う時間がそれに反して長い、そういったことがわかってきております。 177 ◯福本みや子議員 成果があらわれない、成果が発表するのが難しい、非常に残念ですね。それと、格差がある、家庭学習が少ない、スマホの時間が長い、頭の痛い問題だと思います。  私も中学生と話したときに、夜はスマホに熱中すると子どもが私の耳の横で言いました。学習はどうするのと聞きましたならば、ちょこっとすると。残念でしようがないですね。中学2年生の子ども数人でしたけども。そして、その子たちの話の続きは、進路の相談なんかは誰にするのという問いかけがあったときに、もちろん親だろう、あるいは学校の先生だろうと思ってその問いかけをした人はびっくりしました。学校なんかにするはずがないて、そういう言葉が返ってきましたので、非常に私たち心配しております。  そういう中で、課題がたくさん見えてきたということですので、課題に取り組んでいかなくちゃいけません。  そして教育長は、この結果を町民の皆様と共有することにより、長洲町の児童生徒の確かな学力の向上に取り組んでいきたいとされています。この結果をですね町民にどうやってお知らせされますか。 178 ◯教育長(松本 昇君) 全国学力・学習状況につきましては、まず長洲町の教育委員会のホームページに出しております。それから、学校では基準を決めまして、言葉の表現で学校便り等で発信しております。もちろんそれぞれの学校のホームページにも上げております。それから、試験を受けました6年生、3年生には、特別の詳しい結果というか、報告を出すようにしております。それから、あとはこういう結果が出てきました学校だけではどうしようもない部分もありますので、就学時健康診断あたりとか地区での懇談会とか、そういったところに出向いたときに、長洲町の子どもはスマホやあれで遊ぶのが多いんですよ、だからスマホのルールをつくったんですよ、それから生活習慣で朝御飯を食べたりするのが少し減ってきてますよというようなことを、機会を捉えて話しているところでございます。 179 ◯福本みや子議員 ホームページ上で私は知りましたけど、ホームページを見られない方が長洲には多いと思います。若い方は見られるでしょうけど、地域の方はちょっと難しい状況にあるかと思いますので、その公開の仕方ももう少し工夫をしていただきたいなと思います。  そして、私たちはホームページ上で平均点しか見ることができません。全国平均、県平均、これと比較するわけですよね。先ほど、答弁で言われましたように、学校間の格差がある、個人の差があるということですけど、一体どれくらいあるんでしょうか。例えば小学校で、高い小学校では何点、低い小学校では何点、その差は何点。お答えいただけますか。 180 ◯教育長(松本 昇君) この全国学力・学習状況につきましては、やたらと学校を競わせるものではないと、その学校の子どもたちの状況はどうなのかということを知って、それに対応するためのテストであるということを、まず御理解いただきたいと思います。  ホームページのほうでは、平均正答率というのをアップしております。  例えば、小学校国語のAでは18ポイント、これは昨年よりちょっと上がりましたが、小学校Bでは17ポイント、これも1ポイント上がりました。算数では11ポイント、昨年と比べると4ポイント下がりました。算数Bでは19ポイント、1ポイント下がっております。で、押しなべて言いますと、国語では一、二ポイント格差が広がりましたが、算数では1から4ポイント改善しております。  中学校の国語Aでは0.4ポイント、それから中学校国語Bでは──、国語Aでは0.4ですので1ポイントほど格差が解消されています。中学校国語でも1ポイントほど格差が改善できております。中学校の数学は10ポイントなので1ポイントほど改善できております。算数Bでは5ポイントですので6ポイントほど改善できております。まとめますと、中学校では1から6ポイントほど格差はなくなっているというふうに調査が出ております。
     以上です。 181 ◯福本みや子議員 そうおっしゃられてもですね、わかりませんですよ。平均だけ言われても、平均は上と下とあって真ん中ですからね。きっと、想像するんですけども、きっと差があると思います。どれくらい差があるんでしょうか。成績の高い学校と低い学校では何ポイントぐらいあるんでしょうか。 182 ◯教育長(松本 昇君) 先ほど申したとおりでございます。小学校国語Aでは18ポイント、小学校国語Bでは17ポイント、算数のAでは11ポイント、Bでは19ポイント。で、国語では一、二ポイント悪くなってますが、算数では改善しているというふうに申し上げたところです。 183 ◯福本みや子議員 17ポイント、19ポイント、18ポイント、それだけ差があるんですね。この差はあり過ぎと感じても間違いじゃないでしょうか。教育長、この格差は私はあり過ぎと感じてもよろしいですか。 184 ◯教育長(松本 昇君) 私のほうは、こういう差がこのように数字で出ますので、これについては解消していこうというふうに私も考えております。 185 ◯福本みや子議員 非常にこの差があるということを、今、特に18、19、そういうことを聞いて心配です。この差を、格差をなくすにはどうしたらよいとお考えでしょうか。この格差はですね、教育委員会は校長や教師に対してどう指導されていくんですか。対策をお尋ねします。 186 ◯教育長(松本 昇君) ホームページのほうにもアップしておりますけれども、まず先生たちがしっかりとした授業をしていただくために、授業での指導改善を行う必要があるかというふうに思います。このことにつきましては、学力向上対策委員会での研修、それから3校連携での授業研究会、それから本年度行いました腹赤小学校、六栄小学校での研究指定を受けての研究発表会、そういったことで教師の授業力を上げていってるところでございます。その成果は着実に出てきているかなというふうに思います。 187 ◯福本みや子議員 しっかり対策を立てていただきたいと思いますが、同じ町の小学生、中学生がですね学力に開きがある、非常に残念です。これでいいんでしょうか、教育長。従来どおりの、今お話しされた対策は、今までもされてきたとおりの対策だと思います。それでいいんですか。効果が出ますか。成績が低いなら、その底辺を上げていただきたいんですよ。課外授業を行ったらどうですか。指導力のある先生方が、これから持ってきていただきたい。県にはたくさんそういうマイスターの先生がいらっしゃると思います。ぜひ長洲に引っ張ってきていただきたい、そう思います。私はそういう危機感を感じて、今お話をしております。本気で、思い切った対策を今年度は立てていただきたい、そう思っております。  私が、学校間の差をお聞きしたかったのはですね、ただ単に数字でお聞きしたかったんではなくてですね、教育委員会の本気度を、教育委員会がどれくらいこれから取り組んでいかれるのか、そういうことを聞きたかったからお聞きしました。こういう数字を知ることは、教員だけでなくですね、地域からたくさんいらっしゃる有識者、そして地域には専門家もいらっしゃいますので、また一番肝心な保護者、そういうところにその情報を出してください。そうすればですね、何か手だてがあります、気づきがあります、手が打てるんじゃないですか。私は昨年の議会のときもお話ししましたけど、この情報を出していただくとですね、この議会でもしっかり対応して、審議ができて、情報の共有をして、皆さんと一緒に長洲の教育を盛り上げていくことができると思うんです。ぜひそういう情報はすばやく的確に出していただきたいと思っております。教育長の本気度をお尋ねします。 188 ◯教育長(松本 昇君) 福本議員が申されるように、地域の中には、とても学校教育を理解して、応援してくださる方がいます。あるいはPTAの方々、丸つけ隊とかですね、それから学校のほうは、長期の休みには勉強がおくれてる子どもを残して授業をしたり、あるいは放課後の短い時間でも残したり、あるいは学力充実タイムといって、5分でも10分でもとって個別指導もしております。  来年度は少し塾みたいなことも考えているところでございます。少しでも、福本議員がおっしゃるように、少しでもですね、長洲町の子どもが学力がついて、未来を切り開いていけるように、できるだけ頑張っていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 189 ◯福本みや子議員 教育長、元気を出してやっていきましょう。  それから、本年度より開催されてます長洲町総合教育会議ですけど、幅広く審議されており、非常に期待しております。今回の学力・学習調査の結果は、確かに学力の一部ですね。一部ですけども、未来を生きる、生き抜く子どもの力を育み、引き出していくことが、私たちの一番の課題です。ですから、今お話しに出ました、この夏から始まっていますふるさと塾といった、そういう寺子屋などの情操教育も、地域の方々のお力をお借りして、大いに進めていってもらいたいと思っています。  私も、学力の問題は単に学校だけの問題でなく、その根っこは複雑な問題を抱えている家庭にあるということは十分承知しております。今の社会の一番の悩みかとも思います。  先日、日本財団がこんな推計を公表していますので、お知らせします。  貧困家庭の子どもを支援しないで格差を放置すると、現在15歳の子どもが1学年だけでも、社会がこうむる経済的損失は約2兆9,000億円になる。もし支援しなければ、進学率が下がって、将来の収入も低くなり、消費が減って、社会保障費が増加するということです。  これは一つの試算でしょうけども、今拡大しています子どもの貧困、これが本当にこれから社会的損失になることは間違いないと皆さん思っていらっしゃると思います。社会の貧困が子どもの貧困に連鎖する。本当に私たちは悲しいことだと思います。  町長は、この教育総合会議の長として、本日私が問いかけましたこの問題にどう考えておられますか。今後の取り組みをどうされますか。総合会議というものをもっと広くアピールして、理解を求めるべきじゃないでしょうか。町長の考えをお聞きします。 190 ◯町 長(中逸博光君) るる福本議員から御提案をいただきました。  総合教育会議では、前回、貧困の対策として、貧困の連鎖をどう断ち切るかということで話し合いしました。やはりこれは学校側だけじゃなくて、地域、行政、あるいは民間のいろんな有識者を含めた形の中で対策をとっていく必要があるということで、次回もまた引き続き、貧困対策ということでありました。  もう一つ、先ほどおっしゃったように、やはりこの貧困をどう断ち切るかと。これは社会のあらゆる面からやはり模索していかなくちゃなりません。一教育ばっかりじゃなくて、いろんな家庭の状況、あるいは子育て支援、こういうのを含めた形の中で、貧困対策をやっていかなくちゃならないと痛感しております。  そういう意味で、今後、前回福永議員からもいろいろ貧困対策については言われております。やはり真摯に、前向きに対応して、長洲町からこういった青少年の健全育成のためにも、やはりどのような施策ができるのか、教育施策ができるのか、今後も前向きに検討していきたいと思っております。 191 ◯福本みや子議員 今、本当にこの時期に、重点的に教育問題へ取り組まなければ、10年後、20年後、長洲の未来を考えると大変不安です。私は、まちづくりは人づくり、その一言に尽きると思っています。  町長、教育長、地方創生は全て人口問題から始まると言われています。長洲で子育てをしていただいて、人口がふえていくことが議会からの提言書にもうたっております。子どもの成長はとても速いです。待ったなしです。どうか本気で取り組んでいただきたいと思います。  2番目の質問に入ります。安心・安全な明るい町に向けて。  1、今、私たちが使っております照明器具は、蛍光灯や白熱灯、LEDランプなどですが、これまで国内での製造と海外からの輸入を制限する省エネルギー基準が設定されていました。今回、政府は省エネルギー化促進のため、また地球温暖化対策として温室効果ガスの排出抑制を図るために照明のLED化を進めています。経済産業省の資料によりますと、LEDランプは製品寿命の面からすると蛍光灯の約5倍、白熱灯の約40倍の4万時間だそうです。器具交換からの点から話しますと、蛍光灯は2年から4年で交換、白熱灯は1年ぐらいで交換、LEDランプは8年から10年持つそうです。省電力の面から言いますと、LEDランプは蛍光灯の約70%で済み、白熱灯は20%で済むとのことです。  今、ニュースでよく言われていますけども、世界的な地球温暖化の原因とされている温室効果ガスを削減することが日本にも強く求められているのは皆様御存じのとおりです。そこで、最も省エネな照明器具の一つとしてLEDランプの買いかえが進むことは、温室効果ガスの排出量削減にとって重要なことになってくるわけです。今回、政府は国の省エネ対策として、省エネ対策を強化するとして、2020年度をめどに白熱灯と蛍光灯について、国内での製造と輸入を実質的に中止するという方針を固めたと報道されました。  こういう世界、そして日本の状況の中で、本町の公共施設のLED化をどう進めるか、今後の予定をどう考えているのか伺います。  2番目の質問としまして、平成26年度第1回定例議会で、町管理の防犯灯のLED化の整備は終了している、そして26年度では、各行政区へのLED化への補助も予定している、さらに町管理の街路灯もLEDに順次取りかえていると、町が推進しているという回答をいただいておりますが、町内にはまだまだ暗いところが多いと思っています。その後、本年度にかけて、防犯灯の設置状況はどうなっているのか、今後はどうしていくのか伺います。  以上、照明器具の質問ですので、明るい前向きな答弁をよろしくお願いいたします。 192 ◯町 長(中逸博光君) 福本議員の2点の御質問にお答えします。  まず1点目についてお答えします。  新聞等の報道によりますと、2020年度以降に全ての照明の供給をLEDにすることを目指すとされたものの、LEDの価格がまだまだ高いなど課題もあるため、LEDの使用の目標値については具体的には示されておりません。  次に、本町における公共施設等のLED化の現状についてでありますが、平成22年度に図書館、平成27年度に未来館の事務所、応接室をLEDへの改修を行っております。今後の計画につきましては、財政状況を見ながら、公共施設等のLED化を検討してまいりたいと考えております。  次に、2点目についてお答えいたします。  町が新たに防犯灯を設置した箇所は、平成26年度で18基設置しております。また、各行政区が新たに防犯灯を設置する際の補助金交付については、今までは2分の1以内の補助金の交付を行っておりましたが、通学路において暗い場所があるところは全額補助をするようにしております。現在、中学校に聞き取りしました通学路において、新たに現在3基設置している状況でございます。  今後も安心・安全な明るいまちづくりに努めてまいりたいと考えているところでございます。 193 ◯福本みや子議員 先ほど、公共施設の中でLED化の施設をお答えいただきました。本町にはたくさん施設があると思うんですけど、図書館と未来館の事務所と応接室だけですかね。ちょっと少ないように思いますけど、何か理由があるんでしょうか。 194 ◯総務課長(田畑道尋君) 図書館につきましては、平成22年度に緑の分権改革推進事業調査委託金を100%活用して改修を行いましたが、その他の公共施設等では、器具費用等が高いこと、イニシャルコストが高い、また器具性能の向上が著しいこと、設計時期と施工時期に時間的な開きがある場合、仕様の見直しが必要になることがございます。そういうことの理由によりまして、検討は随時行ってきましたが、LEDの導入に当たっては慎重になっておりました。  以上でございます。 195 ◯福本みや子議員 それでは、その検討内容についてお答えいただけますか。 196 ◯総務課長(田畑道尋君) 検討した内容でございますが、役場庁舎のLED化につきましては、平成23年度と平成25年度にそれぞれ検討しております。その内容は、平成23年におきましては、工事費が1,500万、年間約100万円の電気料が削減されると見込んでおります。約15年で元が取れる試算結果でありました。また、平成25年度におきましては、工事費840万円、年間約100万円の電気料金が削減されると見込み、約9年で元が取れる試算結果でありました。いずれの試算でもLEDの耐用年数を14.5年と見込んでおりましたので、平成25年度の試算では十分元が取れるものでございましたが、別の事業所からも見積もりを取ったところ、さらに低いものでありましたので、性能と金額ともに過渡期であると考え、慎重に検証する必要があると感じております。 197 ◯福本みや子議員 はい。検討わかりました。  町長答弁の中で、財政状況を見ながら公共施設のLED化を検討されるということでした。確かに今回の報道でですね、LED業界はさらなる品質改善が進み、コストダウンも図られるでしょうし、ますますLEDを進めるために各業界がしのぎを削ると思います。地球環境に配慮するでしょうし、これから財源というものも、LEDのための財源というのも重要だろうと思います。  まだまだたくさん残っている公共施設をどのような視点でLED化を進めていかれるんでしょうか。視点をお聞かせください。 198 ◯総務課長(田畑道尋君) 先ほど公共施設等のLED化が進んでない理由について、機械器具費用が高いこと、また器具性能の向上が著しいことなど申し上げましたが、改修財源といたしまして、国などの補助金の動向や公共施設の建築年度、また工事費などを考慮して計画的にLED化に取り組んでいきたいと思っております。  以上です。 199 ◯福本みや子議員 その計画は今後何年ぐらいの計画でしょうか。予定年数を教えてください。 200 ◯総務課長(田畑道尋君) 先般、新聞等で報道されておりますけど、2020年度以降に全ての照明の供給をLEDにすることを目指すとされております。改修財源といたしまして、国などの補助金の動向や公共施設ごとの建築年度、工事費などを考慮しまして、平成19年度までを一区切りとして総合振興計画に計上してまいりたいと考えております。 201 ◯福本みや子議員 平成19年度までですね。あ、2020年までには国が対象になりますので、その前、2019年までにはされるということですね。はい。明るい長洲町にしていただきたいと思います。  公共施設のLED化を進めるには、やはりかなりの財源と時間がかかります。振興計画に計上して進めていただくということを聞きまして明るくなりました。  ところで、各地区の介護予防拠点、ありますね、28カ所。それから公民館、学習センターなどのLED化はどのように対処されますか。例えば、区負担となった場合、今防犯灯は、区の管理の中にある防犯灯はいくらか補助があってると思いますので、それと同様な補助なんかがありますか、お尋ねします。 202 ◯総務課長(田畑道尋君) 各地区の介護予防拠点施設や公民館、学習センターなどの施設のLED化につきましては、原則として所有者において改修していただきたいと考えております。しかしながら、LED化のために改修費用が多額になるところもございます。まずは改修費用の概算額の把握に努めて、多方面から御意見をいただき、検討してまいりたいと考えております。 203 ◯福本みや子議員 せっかく進んでおります、介護予防拠点施設、公民館、学習センター。そこも明るくなるように、多方面からの御意見をいただいてください。  それでは、2の質問をいたします。  今ぐらいの時期になりますと、夕方5時を過ぎればかなり暗くなってまいります。通学路の安全や防犯上危険箇所であるとか、不審者の情報などもあります。街路灯や防犯灯の少ないと思われる場所が幾つかあるんですけども、そういうことを区長さんや学校、PTAなどと連携して、例えばですね、マップなどにしっかり把握しておられますか。 204 ◯総務課長(田畑道尋君) 通学路のマップについては、各小学校でつくられております。また、町管理の街路灯、防犯灯については、地図に落とし込んで管理しており、位置関係については把握しているところでございます。また、不審者情報については荒尾警察署から情報提供があり、また、そういう際には、行政防災無線や防災メール、愛情ねっと、ホームページなどで住民への周知をしているところでございます。  今後は、一区一職員制度を活用して、暗い箇所や危険箇所などについては把握していきたいと考えております。 205 ◯福本みや子議員 特にですね、六栄小学校校区は校区が広くて、隣近所が離れております。道路も狭かったり、暗いところも多い状況が大変あります。各区で防犯灯を管理していますけども、数をふやしたいけど、財政的な面でなかなか区民の要望に応えられないという現状があります。防犯灯への補助は今後も継続すべきと考えますが、いかがでしょうか。 206 ◯総務課長(田畑道尋君) 先ほどの福本議員からの質問でもありましたLED化、今後進めていかなければなりません。それについても、防犯灯へのLED化、それにも強化していく必要があると考えております。区だけで負担するのは困難であると考え、区に対する町からの補助額については上限額等も見直し、今後も継続的に進めてまいります。 207 ◯福本みや子議員 防犯灯と街路灯のLED化が長洲町の安心・安全に欠かせません。今後、住民からの聞き取りで、新たな防犯灯の設置も進み、暗がりを減らしていく、さらにマップなどでしっかり把握、管理ができていくということになると、犯罪防止、それから危険箇所をなくす意味からも、防犯灯の機能がしっかりと発揮されて、住民の安心・安全につながります。  そのためにはですね、総務課、建設課、教育委員会、そういった課同士の連携、垣根を越えた情報の共有が必要ではないでしょうか。こういう安心・安全の管理体制、これを一体化、一元化するような取り組みは考えられませんか。 208 ◯総務課長(田畑道尋君) 街路灯、防犯灯の管理を一元化ということでございます。  街路灯については、本来の目的が町、幹線道路の照明でございます。また、防犯灯については、防犯するための明るくする、地域を明るくするための防犯灯で、建設課で管理をしているところでございます。また、集落内の防犯灯については、防犯防止を目的として設置してありますので、いろんな種類の防犯灯、街路灯がございます。その目的がそれぞれ違いますので、一元化にするのは一度には難しいと思いますが、議員御指摘のとおり、安心・安全な管理体制を一体化することは重要であり、連携して危機管理意識の向上に努めてまいります。 209 ◯福本みや子議員 ぜひ連携して、この一体化を進めていただきたいと思います。今後検討していただきたいと思います。  最後に町長にお尋ねします。  新塘線にLEDライトがつき、大変明るくなったと通勤者から喜んでいただいております。このように、行政区に属さない場所、それから道路、あるいは集落の外れなどに暗い場所がまだまだあります。町道でありながら防犯灯が少なかったり、全くなかったりという危険箇所がまだこの長洲には多いと思います。安心・安全なまちづくりを目指すという理念のもとで、町長はどう考えておられますか。 210 ◯町 長(中逸博光君) 安全で安心な町をつくっていくのは我々行政の責務であるし、また議会の皆様も、声を聞いて我々にお知らせするのも一つの責務であろうかと思っています。そういう意味で、いろんな、さきからお話があったように、一元化、連携をいかにやっていき、そういった暗い場所をなくしていくか、今後とも、長洲町、本当に安全で安心な町に向けて、いろんな情報を共有しながら取り組んでまいりたいと考えているところでございます。 211 ◯福本みや子議員 防犯灯で明るい町にし、安心・安全がまちづくりの基本、先ほどから何度も繰り返されておりますけども、全くそのとおりです。その明るい町で子どもを安心して産み、育て、通学できる環境をつくる、これが今の私たちの責任だと痛感しております。子どもの延びようとする力を思いっ切り発揮できるよう、大人がサポートに徹したいと思いますので、皆さん、頑張りましょう。  以上で質問を終わります。 212 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午後 2時20分)                再開(午後 2時31分) 213 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 大森秀久議員 214 ◯松井一也議長 2番、大森秀久議員の登壇を許します。                 (大森秀久議員登壇) 215 ◯大森秀久議員 2番議員の日本共産党の大森秀久でございます。  通告に沿って質問をいたします。答弁のいかんによっては再質問をいたしますが、その際は担当部署からお答えいただければと思います。  今定例会には四つの質問事項で臨みますが、いずれも町民の暮らしや福祉に関係をいたしますので、積極的な立場での答弁を期待しております。  まず、第1番目の質問でございます。非婚ひとり親世帯へのみなし控除について伺います。  この質問をなぜ取り上げたかということで一言申し上げますと、長洲町、先ごろ地方創生に基づくまち・ひと・しごと総合戦略を策定しておりますが、総合戦略三つの視点として、その3番目に、子育て環境の向上を目指すことをうたっております。寡婦というのは、通常は婚姻した後にですね、死別もしくは離別した人のことを指しますが、婚姻をせずに子育てをすることもございます。通常はシングルマザーという言葉で言われておりますけども、この寡婦の方とシングルマザーという方との間に制度上の違いをつくるということは、ある意味において差別ではないかと考えております。また、今日の社会情勢は若い世代にとって生きにくい状況がございます。非正規雇用の拡大や低賃金、格差社会といった問題が立ちはだかっております。若い世代にとっては生きにくさに拍車をかけています。都市部におきましては、そのような状況から、非婚ひとり親世帯に対して、寡婦控除のみなし適用をしているところが数年前からふえる傾向にございます。また、この問題では、都市部におきましてはNPO法人が支援をしていた背景もございまして、この長洲町でも若い世代にとって少しでも長洲町が暮らしやすい町であるために、寡婦控除のみなし適用は必要かと考えておりますので、町としての見解を伺います。 216 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の御質問にお答えいたします。  ひとり親世帯のうち、法律上の婚姻歴のあるひとり親世帯には、所得税、住民税の寡婦控除が税法上適用されていますが、非婚のひとり親世帯には適用されておりません。ひとり親世帯として子育てをする状況に差がないにもかかわらず、所得に応じて利用料等が決定する行政サービスを受ける際に差が生じていることから、都市部など一部の自治体では、保育料を初め、各種利用料の算定の際に、税法上の寡婦控除を同様に適用するみなし適用を実施しているところがございます。  長洲町におきましても、この寡婦控除のみなし適用ができないかという点につきましては、既に実施している自治体を参考にし、検討してまいりたいと考えているところでございます。 217 ◯大森秀久議員 ただいま町長のほうから積極的な対応をしていただくというような答弁だったと思いますので、期待をしたいと思います。  私、再質問で何点かお尋ねをいたします。子どもの貧困問題については、本当に深刻なものがあると思います。先ほど同僚議員の方からも子どもの貧困に伴って発生する教育の機会が与えられないということによる損失ということも出されておりましたけれども、日本弁護士連合会がこの問題で、総務省に対して寡婦控除を非婚ひとり親世帯にみなし適用をしないことは合理的な理由もなく差別するものであるとして、寡婦控除をみなし補助するように要望しておりますけれども、担当課のほうはこういうことは御存じでしょうか。 218 ◯子育て支援課長(山本明子君) お答えいたします。  日本弁護士連合会が寡婦控除における非婚母子に対する人権救済申し立て事件の要望のことでしょうか。はい、それでしたら存じております。 219 ◯大森秀久議員 行政でお仕事される方、自分の担当部署のお仕事だけではなくて、やはり全体で、地域全体で子どものことについては考えていこうということだと思いますので、ぜひそういうふうな職員教育もお願いしたいというふうに思います。  ところで、みなし適用となった場合ですね、現在の長洲町の事業ではどういったものが対象になりますでしょうか。 220 ◯子育て支援課長(山本明子君) 子育て支援課のほうで申し上げますと、保育料、そちらのほうが該当になってくるかと思っております。 221 ◯建設課長(濱村満成君) 町営住宅の使用料のほうも関係してきます。  以上です。 222 ◯大森秀久議員 事実婚を選択している人が長洲町にいらっしゃるかどうかまでは知りませんけども、そういう方もいらっしゃるとして、その場合のことはどのようにお考えでございますか。ちょっとその点だけ追加で伺います。 223 ◯子育て支援課長(山本明子君) 議員お尋ねの事実婚に関してなんですけれども、町のほうでは、ひとり親家庭の方に児童扶養手当っていうのを受給しております。児童扶養手当の受給に関しましては、事実婚は非該当でございます。
    224 ◯大森秀久議員 それでは、この質問の最後に、非婚ひとり親世帯の場合、税法が改正されればさらによくなると思いますので、町としてもぜひ制度改正を働きかけていただきたいということを申し上げまして、2番目の質問に移ります。  2番目の質問ですが、11月20日から11月30日まで中央公民館におきまして、長洲町戦後70年の記念事業として「戦争を考え~平和をつなぐパネル展」が取り組まれました。一般質問で私が質問したことが契機だったと思いますけれども、町としての取り組みはしっかりと私、評価したいと思います。  そこで、これからのことも含めて、2点について質問をいたします。  事業の取り組みに当たって、最初は福祉保健介護課だったと思いますが、最後は総務課が担当になったと伺いました。それとも何か別の理由があったのか。取り組みの経過、担当部署──、事業にかかわった概要といいますかね、それをちょっとお伺いしたいと思います。  2番目です。取り組みに当たって、展示品の収集などで苦労されたこともあったと思いますけども、その点も含めて、今後に生かす点は何でしょうか。その点を伺います。 225 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の2点の質問にお答えいたします。  まず1点目についてお答えいたします。  今回のパネル展につきましては、戦時中の生活を初め、周辺地域の様子をパネルや資料を展示し、戦争への記憶を忘れず、今後このような悲惨な出来事が起こらないように、平和について考えるパネル展として企画し、関係部署と協力、連携し、町全体の事業として実施したところでございます。  次に2点目についてお答えいたします。  議員御指摘のとおり、今回このパネル展を実施するに当たりまして、さまざまな方々に写真などの資料をお持ちでないかお伺いいたしましたが、なかなか見つからず、玉名市立歴史博物館こころピアから貴重な写真を借用いたしました。中には、広報をごらんになられた町民の方からの貴重な資料の提供もあり、事前の周知を行うことで、より多くの資料収集も可能になり、町民の皆様の心に残るパネル展になったものと考えております。  今後も平和への思いをつなぐことを役立てられないかと考えていきたいと思っているところでございます。 226 ◯教育長(松本 昇君) 大森議員の2点目の御質問にお答えいたします。  長洲町教育委員会では、このような貴重な資料をぜひ学校の平和学習の授業の中で、あるいは毎年6年生の平和を学ぶ修学旅行の事前学習の中で活用させていきたいと思っておりますし、幼稚園や保育所、または地域の公民館からの要請がありましたら、貸し出しなどを行いまして、学習機会の提供を考えております。さらに今後、戦争の記憶を忘れないためにも、節目節目にこのような取り組みを検討してまいりたいと思っております。  以上です。 227 ◯大森秀久議員 それでは、何点か再質問をしたいと思います。  教育長のほうからですね、平和学習とか事前学習とかということに活用するということで、積極的な答弁であったと思いますけれども、ぜひ、私、戦争を体験した方というのは年々少なくなっていくわけでありますから、映像に記録して活用するのも一つの方法ではないかと思います。来年度予算編成が、きょう議場に入りましたら机の上に置いてありましたけれども、編成方針はいただきましたけども、これから予算編成が進むと思いますけども、そういったことを念頭に置いて、予算化して、事業として取り組むお考えがないか伺います。 228 ◯教育長(松本 昇君) 学校で平和学習、あるいは修学旅行の前の学習を行うに当たりましては、県の教育委員会が持っている映像資料とかを取り寄せたりします。あるいは民間の方が持っておられるパネル写真を持ってきて、子どもたちに見せたりしておるところですけど、なかなか集めるのに時間がかかったりはします。もうこれぐらいでいいかというふうに流れていってしまう場合もありますので、予算がそういうふうに立てられれば、あるいは購入したものをそのまま保管ができれば、苦労することなくできるかなと思いますので、その辺は前向きに考えていこうというふうに思います。 229 ◯大森秀久議員 参考になるかどうか、私の考えなんですけれども、なかなか戦後70年もたつと、戦争のことをいろいろ資料として集めるのは本当にそれは大変だというのはよくわかります。  以前、私たちが小さいころですね、昭和20年代から30年代のころには、家の玄関の横に「遺族の家」という小さな表札が取りつけてある家がたくさんございました。その表札を見て、親に聞いたら、このおうちの方が戦争で亡くなったんだということを教えてもらったわけです。しかし、家の建て替えも進みますから、ああいうものもだんだんなくなっていくというふうに思います。だけど、今であればまだ大切に保管されている方がいらっしゃるんじゃないかと思ったりもするわけです。ぜひ資料収集に関しては、項目なんかもいろいろ考えていただいて、積極的に集められるものについては集めて、教育の現場で生かしていただけたらというふうに思います。  そして、一番最後にちょっと要望ですけども、以前の一般質問で平和教育の問題を取り上げたことがありました。そのときは位置づけが弱くならないようにすることが大事だという答弁であったと思いますけれども、生徒さんの自主性を尊重して、一人一人が平和についてしっかり考えるような取り組み、行事や企画を校内だけでなく、地域の方々にも協力をお願いして取り組むような方向で検討されるようにお願いしたいと思います。  最後の最後に一つだけ、もし感想で教育長から何かありましたら、一言伺いたいんですけども、先般、福岡のある町立中学校で、戦争の悲惨さを訴える朗読劇が上演中止になったというニュースがありました。スクリーンに長崎の原爆資料館で展示している写真を映し出す予定だったんですけども、原爆で亡くなった子どもさんの写真が背景に映るということで、残酷だからという判断があってとめられたということでございます。私は残念な思いもあります。もともと戦争というのは残酷なものですが、見る人への配慮も考えつつ、戦争の悲惨さを伝え、それを直視することも私たち世代や子孫の世代が続けていくべきだと思います。何か御答弁がございましたらお願いします。 230 ◯教育長(松本 昇君) 長洲町では平和学習としまして、未来館でそういったことを劇団の方等来ていただいて、あるいは子どもたちもそれに参加しただろうというふうに思いますが、戦争、平和学習のための劇をしたこともあります。  原爆の写真とか映像を見せることが中止になったということは、やはり毎年毎年伝えていかないと、そういったことが起きるのかなというふうに思います。長洲町では、全部の小学校が長崎及び広島のほうに行って勉強しておりますので、絶やさないようにしていきたいというふうに思います。  以上です。 231 ◯大森秀久議員 ぜひよろしくお願いしたいと思います。  3番目の質問に移ります。三つ目の質問は自衛隊員の募集に関することでございます。質問の要旨として3点ございます。  まず、全国的に自衛隊地方協力本部からの要請によって、隊員の募集に関する業務が行われているということですが、長洲町において、その実情がどういうふうになっているのか、内容などについて、どのように対応されているかについてお伺いをいたします。  2点目は、火の国金魚まつり、それから金魚と鯉の郷まつりの際に、自衛隊の方が来町されまして、祭りの会場に入る前の通路でテントを立てて、展示物や物品の説明、販売などをされているように見受けられますが、主たる目的は何のためにおいでになっているのかをお伺いをいたします。  3点目としましては、小中学校の生徒さんを対象に自衛隊の駐屯地に招くとか、施設の見学や体験学習なども申し入れがあるのでしょうか、お伺いをいたします。 232 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の御質問に対して、私のほうから2点だけお答えをさせていただきます。  まず1点目についてお答えいたします。  本町におきまして、自衛隊法第97条により、自衛官募集事務の一部を行っております。自衛隊熊本地方協力本部玉名地域事務所から自衛官募集の対象となる町民の情報提供依頼があります。この情報提供については、自衛隊法施行令第120条の規定に基づき関係資料を提供しているところでございます。  次に、2点目についてお答えいたします。  本町で開催している祭りに併せて防災フェアを実施しており、消防、警察、自衛隊に参加協力を依頼しております。自衛隊の参加の目的につきましては二つあります。  まず一つ目は、町民の防災意識の向上・啓発です。多くの町民が集まる祭りで、災害発生時に長洲町のために活動してくれる消防、警察、自衛隊を直接見てもらおうということで、町民の皆さんに安心感を与えるとともに、防災意識を高め、自助、対処能力を図ることを目的としております。  二つ目の目的は、災害発生時の救援、公助能力の向上です。災害発生時に速やかに来援し、被災者を救助してもらうためには、平素から地域イベント等の機会を利用して、災害派遣を要請する町と要請を受けて救援に向かう自衛隊とふだんから顔の見える関係を築いて、相互の依頼、信頼関係を深めていくことが重要であると考えております。また、自衛隊が救援に来た際の宿営予定地の一つである金魚と鯉の郷広場の状況を双方で確認し合うことも目的の一つであります。 233 ◯教育長(松本 昇君) 大森議員の小中学校の生徒を駐屯地に招く等の体験学習や施設見学などの申し入れがあるかの御質問にお答えいたします。  自衛隊からの施設見学等の申し入れはあっておりませんが、本年度、中学生が自衛隊への体験学習を実施しております。これは、長洲中学校のPTAの方が自衛隊の方と面識があり、実現したもので、2年生の生徒2名が、9月2日から4日の3日間、職場体験学習の一環として実施したものです。  以上です。 234 ◯大森秀久議員 それでは、再質問をさせていただきます。  町から自衛隊の募集業務について、根拠となる法令も今お示しをいただいて、提供しているということではありましたけれども、提供されているものは何でしょうか。何を提供されているんでしょうか。 235 ◯総務課長(田畑道尋君) 町内在住の18歳の名簿で、氏名、生年月日、性別、住所を提供しております。  以上でございます。 236 ◯大森秀久議員 提供されている情報は四つということでございますね。で、18歳ということで、何年前からやってらっしゃるんでしょうか。 237 ◯総務課長(田畑道尋君) 私も、この自衛隊法の第97条、また自衛隊法施行令120条が制定という規定日までは調べておりません。  以上です。 238 ◯大森秀久議員 なかなか何年前からというのはわからないということでありましたけれども、ちょっと御参考までに、私もこの質問をするに当たってちょっと調べたんですけれども、全国的に、ほとんどの自治体で協力依頼があって、その協力依頼に基づいて対応されているんですよ。先ほどお話がありました氏名、生年月日、性別、住所ということです。  ただ、お聞きしたいことの一つに、提供はされているということですから、物で渡してらっしゃるわけでして、紙媒体で渡してらっしゃるんですか。紙にして渡してらっしゃるんでしょうか。 239 ◯総務課長(田畑道尋君) これについては、紙媒体で渡しております、提供しております。  以上です。 240 ◯大森秀久議員 じゃあ、続けてですが、何年前からかわからないということで、ちょっとそこは残念ではありますけれども、こういう新聞は御存じでしょうかね、「隊友」ていう新聞。私のところにきちんと届けてくださる方がいらっしゃるんです。  それで、この方とその問題でお話をしまして、自衛隊の自衛隊員募集について名簿が渡されているというふうなことを聞くが、御存じでしたかというふうに聞いたら、以前はされてたでしょうけども、もう個人情報があれだけやかましく言われるから、今はないでしょうと。隊友会の方が今はないでしょうと言われるんですよね。だから私も、個人情報ということで全く問題がないのか、その辺のところの見解をお伺いしたいと思います。 241 ◯総務課長(田畑道尋君) 先ほど来、自衛隊法の97条、施行令の120条の話をしております。  自衛隊法の97条では、都道府県知事及び市町村長は、政令で定めるところにより、自衛官及び自衛官候補生の募集に関する事務の一部を行う、これが募集のところでございます。また、自衛隊法施行令120条、防衛大臣は、自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村長に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができるとなっております。  また、自治法では、自治法の施行令第1条に政令に定める法定受託事務というのが第1号法定受託事務があります。この中での法定受託事務、自衛隊法施行令第114条から120条までの規定により、都道府県または市町村が処理することとされている事務ということで、先ほど申しました施行令の120条については、町の市町村が処理することとされている事務として紙で提出しているところでございます。 242 ◯大森秀久議員 その紙で提供しているというところに私は問題があるのではないかというふうに思います。根拠となる自衛隊法第97条と自衛隊法施行令の120条というのは、国会の中でもたびたびやり取りがあってるんですね。  それで、ちょっと古くなりますけれども、少し前ですが2003年に、これは衆議院、参議院両院の個人情報の保護に関する特別委員会での集中審議を紹介したいと思います。  防衛大臣は答弁の中で、自衛官適齢者名簿の提供は依頼であることを認めております。依頼なんです。そして、自治体のほうから、そういうことはできない、つまり提供できないというケースもあるとはっきり言っておられます。同じく、総務大臣も法の運用解釈に関しまして、その2003年の時点ですけれども、住民基本台帳法は何人も閲覧できると。写しの交付を求めることができると。自衛隊の募集の仕事というのは、自衛隊法97条で法定受託事務で市町村の事務になっていると。したがって、その募集のいろいろな事務をやる、適齢者名簿をつくることも法定受託事務だと思います。ただし、それを自衛隊地方連絡部、今の地方協力本部のことですけども、が求めることについては依頼ですから、自衛隊法施行令の120条があるけれども、発動ではなくて依頼を行っていると。だから依頼に応じるところは出す、応じたくないところは出さないと、こういう法律関係だと思いますと。それでいいんではないでしょうかというふうに総務大臣がお答えになっているわけですね。  補足しておきますけども、2006年の11月から住民基本台帳法の一部を改正する法律が施行されまして、原則公開の閲覧制度は廃止されております。個人情報保護に十分留意をした上で、公用、公益性が高いと認められる場合のみ閲覧可能となるとなっております。閲覧なんです。提供じゃありませんので。  来年から閲覧ということで、自衛隊の方においでいただいて、閲覧をして、必要であれば書き写しをしていただくというふうに変える、そういうふうに対応すべきだと思いますが、いかがでしょうか。 243 ◯総務課長(田畑道尋君) 住民基本台帳法第12条の2、国又は地方公共団体の機関の請求による住民票の写し等の交付ということがございます。この中で、国又は地方公共団体の機関は、法令で定める事務の遂行のために必要である場合には、市町村長に対し、当該市町村長が備える住民基本台帳に記録されている者に係る住民票の写しで、個人番号及び住民票コードを除く住民票の写し又は住民記載事項証明の交付を請求することができるとなっております。  これに基づいて、記載事項証明、これには様式はございません、この記載事項証明の中の氏名、生年月日、性別の先ほどの4項目を提出しているところでございます。 244 ◯大森秀久議員 提出に全く問題がないという見解のようですけれども、私は先ほど言いましたように、個人情報ということの保護という問題からいけば、それに全く問題がないというふうには思わないわけですね。住民の方はそういうことが行われていることを知っていらっしゃる方は少ないと思うんですね。しかし、これが実際、私も議会報告をいたしますけれども、自衛隊の隊員募集に関して、住民基本台帳から四つの項目を別紙にして、そして紙媒体で提供するということについて明らかになれば、相当、町民の方の中には、個人情報の保護はどうなっているのというふうに思われる方もいると思うんですね。  全国的にはですよ、田畑課長、全国的には、閲覧のほうが圧倒的に多いんです。提供しているところのほうが少ないんですよ。ですから、先ほど閲覧にしたらどうかということを申し上げたわけです。  それともう一つ、閲覧、提供と法定受託事務の関係で、国会でのやり取りがありましたので、御参考までにお聞きいただきたいと。  高知市、今現在の防衛大臣中谷さんの選挙区が高知市でございますけども、高知市で自衛隊地方協力本部が名簿の提供をしないと、要するに閲覧させてるわけです。閲覧は大変らしいですね、これは、人数も多いから。しかし、閲覧をさせているわけでありますけども、その件で、ことしの3月に法定受託事務を果たしていないという非難する問題が起きて、その件で、これもことしの3月に、参議院の外交防衛委員会でやり取りがあってまして、要するに法定受託事務を果たしていないという非難をすることは、不適切な要請があったというふうに中谷さんが陳謝しているんです、認めて。高知市は閲覧させる方法で対応してきたという経過があります、経緯があります。それによると、自衛官の方2名が毎日6時間、5日間かけて住基台帳から3,000人の適齢者名簿を書き写していたという話なんですね。  ことし、安全保障法制が国会を通りまして、来年3月から施行になりますが、私は、もう中の問題は詳しくはしゃべりませんけども、自衛隊員の方が負うリスクが格段に高くなる、命にかかわる危険な任務が追加されたという認識は持っております。  町のほうで、これから先もペーパーで、紙媒体で提供されるかどうかということについて、私は疑義がありますけども、提供されるにしても、町民の方に提供して、その結果、自衛隊に入隊をすれば、そういうリスクも高まるということは御承知の上で提供されるのか、そこを伺います。 245 ◯総務課長(田畑道尋君) 住民基本台帳法の取り扱いについて、自衛隊法に基づく個人情報の提供ということで総務省のほうに問い合わせがあっております。  で、自衛隊法施行令120条では、防衛大臣は自衛官又は自衛官候補生の募集に関し必要があると認めるときは、都道府県知事又は市町村に対し、必要な報告又は資料の提出を求めることができるとされている。これに基づき、自衛官募集等の推進について、依頼が平成26年4月17日、防人育第5454号防衛大臣通知という中で、自衛隊地方協力本部に対する適齢者情報、氏名、出生の年月日、男女の別並びに情報の4情報の紙媒体等での提供について、市町村への協力が要請されているという協議があっております。  この中で、総務省自治行政局住民制度課による見解ではございます。住民基本台帳法は、自衛隊法等を根拠とする情報提供等を否定するものではない。自衛隊法等を根拠とする情報提供等を行った場合に、住民基本台帳法との関係において問題となることはないと見解を出されているところでございます。 246 ◯大森秀久議員 今、総務課長からるる説明されましたけれども、私は、あらかじめ本人の同意を得ないで個人情報を取り扱ってはならないというふうに思います。自衛隊が、自衛隊法97条、同法施行令120条を根拠としていても、18歳になった男女の個人情報を町が一覧表といいますか、要するに別表にして提供する、これは義務規定は明文化されておらないというふうに思います。ですから、自衛隊からの提出要請は要望規定であって、義務規定ではないというふうに思います。個人情報を本人に無断で提供してもよいという根拠法令にはならないと私は思います。  自衛官募集事務は地方が自主的に裁量する法定受託事務でも、地方公共団体の事務である限り、町の条例が対象になります。町が従来どおり、本人に無断で個人情報を提供しなければならないという根拠はないと私は思います。むしろしてはいけないんではないかというふうに思っております。自衛隊に対しては、住基台帳4情報の閲覧ではなくて、おいでいただいて書き写すというふうに、ぜひ改めていただきたいと思いますが、どうしても紙情報で出しますか。 247 ◯副町長(竹本康美君) 今、情報提供の話ありましたけれども、議員御承知のとおり、自衛隊は我が国の平和と独立を守る公的機関でございます。この募集業務は、公的用に供する情報提供でございます。で、文書で提供しようが、書き写しで提供しようが、情報を自衛隊法に基づいて提供するのは一緒でございます。ただ、窓口で混雑しているときに、自衛官がそこの窓口で何時間もかけて書き写すというのと、それを文書で手渡すと、同じ情報を提供するには変わりないと思います。ちなみに、熊本県の市町村におきましては、地方協力本部にちょっと聞いたところによりますと、約6割方の市町村が熊本県においては文書で提出していると、協力しているというふうに伺っております。  以上です。 248 ◯大森秀久議員 先ほど、私、提供しているところにも閲覧のところが多いというふうに言いましたけれども、ことしの2月1日現在の数字を取り寄せました。  先ほどの4情報ですね、住民基本台帳の閲覧が1,088件、紙媒体での提供は581件。ですから、紙媒体での提供が全国的にはやっぱり少ないんですよね。この両方を足しますと、1,669件になりますから、1,741ある地方自治体の95.86%で提供しているわけですよ。だけど、やはり私は紙で渡すということには、恐らく町民の皆さんも相当抵抗があるんじゃないかと。  おいでになった方に別室を用意するといいますか、ちゃんと総務課のほうで対応されて、書き写す場所を、別にあそこの窓口じゃなくていいわけだから、きちんとした部屋を提供してもらって、いや、ちょっと必要ならそばに誰か交代ででもついて、人数は高知のように多くないでしょうから、恐らく百数十から200ぐらいでしょうから、それくらいぐらいやったら4日も5日もかかることないです、1日で、それも数時間で恐らく終わると思いますので、私はぜひ提供を紙媒体でやるんじゃなくて、ぜひ書き写す、閲覧にするということで改めるべきだということを強く要請したいというふうに思います。  長々この問題でやり取りしていると時間が足りませんので、次の質問に移らせていただきたいんですけども、先ほど、祭りの会場に自衛隊の方がおいでになるという話がありましたけども、私が自衛隊熊本地方協力本部のホームページをあけまして、これは金魚と鯉の郷まつりと、それから火の国金魚まつりのやつがこういうふうにして出ますので、取りました。そしたら、金魚と鯉の郷まつりのときに、120ミリ迫撃砲、軽装甲車並びに高機動車を展示と書いてあるんですね。防災ということを言われましたけど、迫撃砲は防災と関係があるんでしょうか。 249 ◯副町長(竹本康美君) 私のほうからお答えします。  120ミリ重迫撃砲、これは第8師団42連隊重迫撃砲中隊が装備している装備でございます。この部隊が、長洲町が何かあったときに駆けつけてくれる担当部隊でございます。したがいまして、我が長洲町に第1発目に駆けつけてくれる中隊の主要装備品、これを持ってきたと。  ただ、迫撃砲を持ってくるのは、いろんな自衛隊は特殊車両がございます。牽引車両もございます。車高の高い通信車とか炊事車とか引っ張ってくるのがございます。したがいまして、何かを引っ張って、牽引して持ってくる、車高の高い車を持ってくる、そういうことで、長洲町のあそこに、広場に来ること自体が救援のための訓練になるんです。したがいまして、たまたま主要装備品である重迫撃砲を引っ張ってきましたけれども、あれは牽引車両もちゃんと通れるな、炊事車も水トレーラーも引っ張ってこれるなというデータになるんです。そういう狙いがございまして、あのときは重迫撃を引っ張ってきたというのが実態でございます。 250 ◯大森秀久議員 祭りのときにおいでになっているというのは、私は祭りの会場の中ね、テントの張ってあるところでないからね、まだしも一応通路で、町民の皆さんが祭りの会場に入るところでやってらっしゃるわけですね。だから、感覚からするなら、祭りの会場に迫撃砲が置いてあるというのはね、やはり私はちょっとそぐわないというふうに思います。  その辺ところは、どうも町から依頼して、おいでいただきたいということを言ってらっしゃるようで、向こうからぜひ来たいのでよろしくということではないようですけども、来るについても、要望に上がっても、そういう町民のいろんな感情もしっかり考慮にいれていただいて、私はああいう、言うならば迫撃砲でしょう、それから軽装甲機動車ですか、どういうものかは詳しく知りませんけども、どうしてもすぐ戦争とのイメージとつながってしまうんですね。ですから、私は小さいお子さんなんかは、ああいうものを見れば、大変喜ばれるという部分もあると思うんですよ。ただ、私は、そこまで心配するかと言われるかもしれませんけどね、自衛隊のテーマパークのようになってしまったら困るなというふうな思いもあるんですよね。いや、笑ってらっしゃいますけど、全国的にはそういうことでやってある大きな町もあるんですね。  だから、そげんところは最大限配慮をしていただいて、そして、向こうのほうは広報活動の一部ということかもしれませんけども、やはり住民の感情はさまざまでありますから、そこのところについても十分配慮をした上で、呼ぶというのも、私は呼んでほしくないんだけども、別に災害救助の訓練をするとかということであればマッチもするんですけども、そうじゃなくて祭りですからね、やっぱり祭りにふさわしいやり方があっていいんではないかというふうに思います。その辺のところは強く要請しておきたいと思います。  時間がどんどんたちますので、最後の質問をさせていただきます。  学校給食センターの件なんですけれども、先日の議員全員協議会で、荒尾市が学校給食センターの調理と配送を民間に委託するということが報告されました。私は、学校給食センターは長洲町内に町の施設として建設すべきであるという考え方に立っております。  この問題では、昨年12月の定例会の折に、給食費の無料化という問題で一般質問をした折に、当時の教育委員長から答弁がありましたが、改めて、学校給食センターの問題について、どのような方向性を持っておられるか、町長のお考えを伺いたいと思います。  2番目に、私は建設すべきであるということを思っておりますので、建設を前提として将来性の方向を考えてほしいんですが、今現在、何が課題で、何が問題なのか、障害は何なのかと、問題点はどこにあるのかというのをお伺いしたいと思います。  3番目ですけども、少子高齢化が進む中で、学校給食センターの役割を高齢者福祉に活用する考えはないか伺います。つまり、子どもさんの数はどんどん、どんどん少なくなっていくかもしれませんけれども、高齢者の数はふえてくるわけでして、そこのところで、食事の宅配をするようなことも考えることが必要になってくるんじゃないかということで伺います。  よろしくお願いします。 251 ◯町 長(中逸博光君) 大森議員の3点の御質問に対してお答えいたします。  まず1点目の御質問についてお答えします。  以前も申し上げましたとおり、現在、長洲町の学校給食は荒尾市の給食センターへ委託しております。今後は荒尾市の給食センターが建て替えを行うときに幅広く検討してまいりたいと考えているところでございます。  2点目と3点目の御質問につきましては、前提としては申し上げられませんが、現状といたしまして、長洲町の財政状況はまだまだ厳しい状況にあります。また、今多くの自治体が学校給食において調理や運搬が民間委託になってきております。このようなことから、少子高齢化が進む中で、今後は健康福祉の視点も含め、どのような給食や食事の提供ができるのか、また民間のこれからの動向等も踏まえながら検討してまいりたいと考えているところでございます。 252 ◯大森秀久議員 再質問をさせていただきます。  荒尾の学校給食センターが建て替えをするときに、どのようにするかということを決めたいということだったというふうに思いますけれども、町長も参加をされまして、行政区でよく懇談会をされると思いますけど、そういった折には、学校給食センターのことで、建ててくれというような、そういう要望は出ないんでしょうか。 253 ◯町 長(中逸博光君) 出ません。 (「えーっ。」と呼ぶ者あり) 254 ◯大森秀久議員 そうかなと思いますが、参加される方の年齢にもよるのかなというふうにちょっと思いました。
     以前、高齢者の食事の宅配を社協に委託をしてされたことがあったというふうにちょっと聞きましたけども、それ、いつぐらい前の話で、どれくらいぐらいの期間やられたかというのはわかりますでしょうか。 255 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  私の記憶ですけれども、当時介護保険制度ができるとき、平成12年ぐらいからスタートしてると思います。で、たしか平成20年ぐらい、要は配食事業等が介護保険の地域支援事業のほうに移行するぐらいになくなったというふうに記憶しております。  以上でございます。 256 ◯大森秀久議員 先日、福祉まつりが未来館でございましたですね。ちょっと顔を出しましたけれども、そこで行政区別の世帯数、高齢者数、高齢化率というものを紙にして配られてましたけど、あれは町がつくられて、あそこの会場で配られたということでよろしいでしょうか。 257 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) あの経緯は、今後、町のほうで介護予防拠点活動等を実施するに当たって、今、各区の高齢者率でありますとか、そういう数字も見ていただきながら、今後こういった活動をしていきますよという指標として、町のほうから提供したものでございます。  以上でございます。 258 ◯大森秀久議員 いただいた資料を見ましたら、校区が四つありますけども、旧長洲が一番高齢化率が高くて、順番に見ますと、清里から六栄から腹赤というふうになっているんですけれども、50%を超えているところが行政区の中で二つありました。これはもう俗に言う、言うならね、50%超えているということはちょっと問題──、問題といいますかね、要するにあるわけでして、これは校区ごとにずっと年を追ってずっと予想数字なんていうのも持ってらっしゃるんですかね、福祉保健介護課のほうでは。何年先にはこの高齢化率は何%になるとか、行政区ごとに。 259 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 町のほうで定めております高齢者福祉計画でありますとか、介護の第6期の今計画のほう進めております。で、たしか行政区の、各行政区ごとまではちょっとそこまでの分析はしてなかったかなと思いますけれども、校区ぐらいでありましたらしてる可能性があります。ちょっと今、すみません、手元に資料がございませんので、そのぐらいでございます。 260 ◯大森秀久議員 50%を超えれば、一般的には限界集落というふうに言われていて、これがだんだん比率が高くなってくると、限界集落と言われる地域が多くなってくるということだと思います。  先日、私、ちょっとお尋ねしたい家があって、家がわからなかったもんですから、迷いに迷いまして、ずっと高田のほう入っていったんですけども、どうしてもわからないもんだからお尋ねしたんですね。ごめんくださいと言って、こういう方のお宅知りませんかといって尋ねて、そしたら80歳を超えたぐらいの御老人が出てこられたんです。3回ぐらい呼んだんですよ。そしたら、パジャマ着てらっしゃるので、ああ寝てあったなと思って、申しわけなかったなと思って、どうされましたかと言ったら、もう体のぐあいが悪くて、もう本当に大変なんですというふうに言われて、そしたら今度は奥様まで出てこられて、奥様のほうが、あそこですよと家を教えてくださったので大変助かったんですけども、ふだんのお買い物とか、食事のこととかどうされてますかと聞いたら、何とかしよりますというお答えだったんですね。ああ、やっぱりこれから先は、高齢者に対してのこのような対応というのは絶対要るなと思ったのもありまして、きょうの一般質問の中でも取り上げたわけなんですね。  ぜひ、今度、上沖洲のほうに来年4月から稼働する、あれは結局言うならば、利用される方が自分で弁当持ってきてもいいんですけども、お弁当をあそこで調理して食べるということもできるわけでして、一応の調理施設じゃあるわけですからね、そういったとこも含めて、私は、1日に1食ぐらいはきちんと栄養士さんが立てた献立のもとで食事を高齢者の方もとっていただくと。そして、高齢化が進みますと、認知症という問題もありますけども、特に認知症になった場合は、まずお料理ができなくなるというのが一つの大きな症状として出てくるんですね。お料理そのものがもうできなくなるんです。そういうふうなことも含めて、ますますこういった問題はこれから深刻の度合いを増していくんではないかなと思いますので、その点、今後の町の行政の中にぜひ生かしていただきたいというふうに思います。  学校給食のことで、第1答弁のほうは町長というふうになってましたけども、関連するのでちょっと質問させていただきますが、今現在は荒尾市に委託をしてらっしゃるわけでしょう。その荒尾市が民間に委託をすると。委託の委託になっちゃうわけですね。で、そういった場合、長洲町は、荒尾市が委託をする民間業者にいろいろ契約のことに関して口出しはできるんでしょうか。 261 ◯学校教育課長(松本英樹君) 今の立場では、荒尾市にお願いするという形になります。それで、今現在あの中で働いていらっしゃる方々をできるだけ再雇用という形で、荒尾市のほうが募集をかける際にそういうふうなお願いをされているところでございます。まだ、その審査会も行われておりませんので、全く内容についてはまだ定かではございません。 262 ◯大森秀久議員 学校給食センターの調理とか配送を民間に委託されているという比率が高まっているということだと思うんですけども、県下においてはやはりもう委託のほうがうんと多いんですかね。 263 ◯学校教育課長(松本英樹君) 先日、ちょっと資料で申し上げたかとは思います。今、熊本県内で調理のみと調理と配送を両方踏まえたところで、21自治体というか、センターが民間のほうに委託をされております。あと、配送のみをされているところもありますし、年々この民間委託というのはふえていっている状況でございます。  以上です。 264 ◯大森秀久議員 民間委託の場合、問題点も私はあろうと思います。特に子どもさんたちに対する、民間委託をすることで子どもさんたちがこうむるリスクというのはどんなものがあると考えていらっしゃいますか。リスクは全くないて考えていらっしゃいますか。 265 ◯教育長(松本 昇君) 安心・安全であったかい給食をつくるために、専門の業者の方も研修といいますか、しっかりしてつくられるというふうに思いますが、そこには県から派遣しております栄養教諭もおりますので、献立を作成するときには、あるいはいろんなものを購入するときは、そういう県の栄養教諭あたりがチェックしたりしておりますので、安心・安全な給食が提供されるというふうに思っております。 266 ◯大森秀久議員 時間の延長をお願いしたいと思います。 267 ◯松井一也議長 30分以内で、許可します。 268 ◯大森秀久議員 あと2分ですので、すいません。  実は、安全・安心な給食というのはね、よくわかるんですよ。それはもう大事なことだと思うんですけれども、学校給食の調理の従事者と資格っていいますか、経験年数が何年以上でなくちゃならないとか、そういったものがあるんではないですか。その辺のところはどうでしょうか。 269 ◯学校教育課長(松本英樹君) 申しわけございません。今回の民間委託に関して申し上げます。  この募集の中での条件はございまして、これは荒尾市のプロポーザルのその実施要項に規定するもので、別口に1日3,000食以上の学校給食調理施設または特定調理業務の受託実績を3年以上有する者、かつ現在もそういう施設での調理、配送等の業務契約を提携していることが一つの条件になっております。  もう一つでございますが、過去5年以内に食品衛生法の営業停止処分を受けてない者というのが、まず業者のほうの選定のことになっております。  あとは、それぞれ栄養士っていうのは県派遣の方3名がいらっしゃいますので、あとは調理師の免許とか、それなりの必要なところは配置されるかと思っております。  以上です。 270 ◯大森秀久議員 実は、学校給食の民間委託によって、調理をされる方が、先ほどは同じ条件でという話もありましたけども、これがずっと同じ条件でいくかということで、そううまくいけばいいんですけども、利益を出すところに委託するわけですから、利益を出すために何を削るかといったら人件費削るのが一番早いんですよね。ですから、そういったことで言うと、調理従事者の離職問題というのが、民間委託をされているところでは常に出ているそうです。離職者をどうやって少なくするかということがですね。ですから、ぜひそういうようなところも、直接契約するのは荒尾市ですから、なかなか長洲町から口出しをするちゅうのはやりにくいのかなと思いますけども、町長も出席されて市長と町長と両教育長とね、課長も出られる会議があるわけですから、そういったデータもこれからちょっとしっかりとっていただいて、そういった問題も含めて、子どもさんたちへのリスクが起きないように、民間委託については、ぜひ今言ったような離職率の問題、それから現場の労働条件とか環境といった問題ですね、そういったことについてしっかりと議論していただきたいというふうなことを要請しておきます。  以上で質問を終わります。 271 ◯松井一也議長 ここでしばらく休憩いたします。                休憩(午後 3時35分)                再開(午後 3時47分) 272 ◯松井一也議長 休憩前に引き続き会議を開きます。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 竹本信次議員 273 ◯松井一也議長 3番、竹本信次議員の登壇を許します。                 (竹本信次議員登壇) 274 ◯竹本信次議員 3番議員の竹本信次です。長洲町の発展のために、さらに一歩踏み出す勇気と情熱を持って、重要な責務を果たしてまいりたいと思います。どうぞよろしくお願いします。  通告に従いまして、質問いたします。  まず最初に、コンパクトシティについて。  豊かで生き生きとした生活を送るため、町の中心市街地を1日も早く活性化させ、活力とにぎわいのあるまちづくりが求められています。しかし、そればかりでなく、同時に対策しなければならない課題は、厳しい町内各地域の商店街衰退の問題とともに、高齢者、弱者の買い物難民化や地域医療の問題です。  まずは、町の中心市街地を活性化させ、住みなれた町での衣食住や医療・介護をコンパクトにそろえたコンパクトシティ化を行い、各地域からにぎわった中心市街地までを連携させ、全町で活性化とにぎわいを連動させることは重層的な活性化策として必要だと考えますが、町の見解を伺います。 275 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員の御質問にお答えいたします。  町を活性化させ、活力とにぎわいのあるまちづくりを推進していくことは、議員の御質問のとおり、医療、商業、住居、雇用といったいろいろな要因が絡んでおり、重要なことと考えております。そのため、役場を中心とします長洲駅南側の開発を何とかし、実現したいと考え、道路整備を推進し、民間開発の誘導や商業施設等の誘致を目指しているところでございます。  また、コンパクトシティにつきましては、中心市街地の活性化を図り、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市を目指すものであります。駅南側に商業施設や宅地等の諸機能を集約したコンパクトなまちづくりを推進していくことは、将来の長洲町の発展のために、ぜひ実現しなければならないと考えているところでございます。  一方で、中心地以外のまちづくりはどうするのかという不安の声もありますので、長洲町全体の均衡ある発展を目指していく必要もあると考えているところでございます。 276 ◯竹本信次議員 今、全国で国が進めておられますコンパクトシティ、この是非に関する議論ちゅうのはかなり混乱してるんじゃないかなというふうに思います。  そもそもコンパクトシティというのは定義がはっきりしてない。この言葉は使う人によって指している事柄が異なって、またはコンパクトシティはあれもこれも含めた包括的なパッケージとなっていて、それゆえに箱の中の施策の一つ一つを取り出して議論することがかえって困難になっているのではないかなというふうに私なりに思っております。  ネットで見ると、コンパクトシティとは、英語ですけども、都市的土地利用への郊外への拡大を抑制すると同時に中心市街地の活性化が図られた、生活に必要な諸機能が近接した効率的で持続可能な都市、もしくはそれを目指した都市政策のことであるとされています。  そこで、再度伺います。まず1番目に、町は辺地であるとか、市街地から離れていると思わないように、広域にある市民病院や大型ショッピングセンター──ゆめタウンやイオンモールまでの道路や通信体制の整備をすることで活性化を図る考えなのか。  それから2番目に、住みなれた町の中心市街地に、衣食住と医療・介護、それに加え、癒し、遊び場、楽しみの場所までをコンパクトにそろえた町、ここにはおのずから雇用も促進される町ができ上がってくるし、中心市街地戦略補助金もあります。そういった町にし、にぎわいのあふれるまちづくりをされる考えなのか。  それとも、従来から開発を認める市街化区域と開発を抑制する市街化調整区域というのがありますよね。その現行の都市計画の枠組みの中に、新たにコンパクトシティというものを実現するための誘導区域を再構築されるイメージなのか。  コンパクトシティ化についての町の見解を伺いたい。 277 ◯まちづくり課長(田成修一君) 今、議員のほうからありましたように、コンパクトシティ、まちづくりを進めていく考え方について、3点ほどございました。これはどれも重要な要素だというふうに思っております。ただ、まちづくりには、議員御存じのように、長い年月がかかります。  長洲町のまちづくりを見てみますと、昭和37年の長洲都市計画区域の設定ということで、道路の整備、それから公園の整備、そういったものが都市計画に基づいて進められてきているかと思います。それと同時に、新産業都市法に基づく新産業都市の決定を受けておりまして、工業の都市としてのまちづくりが始まったというふうに理解しております。  そういった以前のまちづくりを考えますと、この駅南側を中心としたまちづくりが、やはり当時からの課題というふうになっているんじゃないかと思います。その一つといたしまして、都市計画道路の長洲駅海岸線、それから長洲・岱明線、また今501号線となっておりますが、長洲・玉名線、そういった道路を中心としたまちづくりが進められてきておりますので、そういった経緯を踏まえて、今後のまちづくりも考えていかなければならないと。その際、中心となってくるのが、やはり駅南側ということで考えているところでございます。  以上でございます。 278 ◯竹本信次議員 駅南側がちょっとまだよく見えませんけども、平成26年8月1日からの改正都市再生特別措置法の内容は、中心市街地活性化のコンパクトシティ構想とは少し違ってですね、人口減少と高齢化対策として、中心的な拠点だけでなく地域機能でまちづくりを対応させ、医療・福祉、商業施設を地域拠点整備して集約することを目的として、歩いて暮らせるまちづくり、この多極ネットワーク型コンパクトシティ化へ変化していますよね。これによってインフラ維持のコスト低減も図られ、今後の財政負担削減と地域活性化させる手だてとしているということですが、これが、現在町が考えているコンパクトシティ構想ですか。違いますか。  とにかく理解するのに非常に苦慮していますが、町の見解を伺いたい。 279 ◯まちづくり課長(田成修一君) 今、改正都市再生特別措置法ということで議員のほうからございました。これは都市全体の観点から居住機能や福祉・医療、商業等の都市機能、それから、都市間の移動等に欠かせない公共交通、そういった複合的な取り組みを行っていきましょうということで、都市マスタープラン的な計画を作成することができるというようなことでこの法律が制定されてるというふうに理解しております。  それと、一方でコンパクトシティ、どのように考えるかということでございますが、コンパクトシティは、先ほど議員からありましたように、生活に必要な諸機能が近接した効率的な持続可能な都市ということでございますので、この先ほどありました都市再生特別措置法というものは、まちづくり全般的なものでございまして、その中に、コンパクトなまちづくりを進めていこうというような位置づけになるのかなというふうに考えているとこでございます。 280 ◯竹本信次議員 なかなか難しい形になりましたけども、具体的にですね、改正都市再生特別措置法の中で、市町村は何か立地適正化計画を策定して、商業施設、福祉・医療施設などを誘導立地する区域と、それから住宅を誘導立地する区域を指定して、で、区域内に立地を進める施設を国が税財政面などで優遇するというふうなことに国は言ってるわけですけども、指定区域外での大規模な宅地開発などは市町村で制限できると。これはどういうふうに理解していいのか。また、こういった形で取り組んでおられれば、その現状と課題について伺いたいと思います。 281 ◯まちづくり課長(田成修一君) 今ありました都市再生特別措置法に基づきまして、立地適正化計画ということを地方自治体は、市町村はつくることができるということでうたわれております。法律82条というふうになっています。  じゃあ、この計画はどういったものかといいますと、例えば先ほど言いましたように、地域公共交通に関する計画も含める、また住生活基本法に基づきました住生活に基づく計画、そういったものも含める、また低炭素社会におけるこれはCO2削減、そういったものに関する計画も位置づける、また公共施設等の再編に関する計画、これは長寿命化計画等を総合的につくっていかなきゃなりませんが、そういったものも含める、また福祉・医療にかかわる計画も盛り込む、また中心市街地活性化等に関するものも含めて総合的に立地適正化計画をつくるとされておりまして、そういう各種計画を横断的に取り込んだ計画というような位置づけになるかと思います。要は、まちづくりが、都市計画だけじゃなくて、そういったいろんな計画を持って進めていかなければならないというふうになされたというふうに理解しております。 282 ◯竹本信次議員 言いたいのはですね、駅前の開発とかを含めてですけども、もう少しいろんな角度から勉強してですね、ぜひ取り組んでいただきたいということを言いたいわけです。かなりいろんな角度から勉強しないと、やっぱり都市計画ちゅうのは難しい問題もありますし、そういう面で、ぜひ勉強を含めてやっていただきたいなというようなことです。  ちょっと外れますけども、既存の商店街への国の支援事業としてもですね、地域中小商業支援事業として平成25年1月15日に閣議決定された商店街まちづくり事業とか、それから地域商店活性化事業とか、それから地域自立型買い物弱者対策支援事業費とか補助ですね、──えらい長いですけども、など、地域住民のニーズを踏まえた施設整備、店舗の集約化で商店街による地域コミュニティー機能再生に向けた取り組みを支援しなければいけないということと、商店街活性化に向けた取り組みを支援することとなっていましたよね。で、商工会と町行政も、各地域商店街へ促し、町に体力のあるうちに施策を行わなければ手おくれになってしまうと言われていましたが、現在この事業は継続中もあるし、終わった部分もあります。ほぼ終了していますよね。長洲町は既に手おくれ状態ですか。町と商工会との連携で取り組みをされたのであれば、その現状と課題について伺いたい。 283 ◯まちづくり課長(田成修一君) 現状といたしまして、今、議員が申されました事業等についての取り組みは、商工会と連携いたしまして行っている状況ではありません。これはいろんな事業の紹介等は商工会のほうにもやっておりまして、何かできないかというようなお話はさせていただいておりますが、なかなか事業化に至ってないというのが現状でございます。手おくれ等々についての御質問ございましたが、それにつきましては私のほうからは申し上げることはできませんが、商工会との意見交換といいますか、事業等の調整等につきましては随時やっておりますので、今後も継続的に進めていきたいというふうに思っております。 284 ◯竹本信次議員 ぜひですね、個々の商店の魅力アップのためには、商店主には魅力ある品ぞろえや売り場改善、消費者とのコミュニケーションを通じたサービス等の提供などを行って、消費者に支持される店づくり行う必要があると思うんですね。また、POPの書き方──POPちゃ、あの「大根10円」というか丸っこく書くやつがPOPと言うんですけども、そういった技法の書き方とか経営スキルを学ぶ研修などを各商店の全体が一丸となって取り組みができないだろうかと。そういったことをお願いしておきたいなというふうに思います。  次に、私の質問ですけども、有明圏域定住自立圏及び玉名圏域定住自立圏の連携による取り組みと、このコンパクトシティをどう捉えていくか。  これまた非常に難しい問題ですけども、有明圏域定住自立圏構想では、医療・福祉、教育、産業振興といった生活機能の強化にかかわる政策分野や、結びつきやネットワークの強化にかかわる政策分野である有明沿岸道路等の交通インフラの整備に向けた近隣自治体との協力体制の構築を考えておられますよね、自立圏構想で。今後、有明沿岸道路が開通すればですね、むしろ向こうから来る部分もありますかもしれませんけれども、広域にある市民病院や大型ショッピングセンター──ゆめタウンやイオンモールへの利用者の増加が考えられるわけです。  以前、私の一般質問でも、女性雇用については、近隣の病院・医療関係施設等、女性が多い職場に広域雇用として取り組みたいという回答がありましたよね。また、我が町での取り組みが厳しい、なかなか進まない企業誘致についても、近隣自治体と協力体制取り組めば、我が町にない業種の企業誘致ができるんじゃないか。で、雇用拡大もつながるんじゃないか。それに、金魚タクシー利用者数を平成31年度までに1万8,000人の目標を掲げられていますよね。等々を考えてみるとですね、面積が4キロ掛ける5キロもない、全国745町で645番目の長洲町という小さな枠の中ではなく、広域にあるそれぞれの近隣自治体と連携を密にし、広域での拠点整備を図り、各地域、生活圏が連携したまちづくりを推進し、拠点集約連携型都市構造への実現に向けて、近隣自治体それぞれきれいな花を咲かせ、それが広域全体でもきれいな花になる、南関でも長洲でも荒尾でも、それぞれが花を咲かせて、そして広域で全体な花となるアジサイ型コンパクトシティと──、これは私が勝手に言ったわけじゃなくて、国土交通省が、アジサイと団子型とコンパクトシティ、これ三つあるわけですけども、そういったアジサイ型のコンパクトシティを定住自立圏共生ビジョンとして作成されて、取り組まれてはどうかと思いますが、伺います。 285 ◯まちづくり課長(田成修一君) 今、定住自立圏のお話がございまして、当然、中心市である有明圏域の定住自立圏でございますが、大牟田市には大規模な商業施設、映画館等の娯楽施設、また大牟田市民病院、またいろんな病院、各種大型病院もございます。そういったやはり中心市としての生活に関連するサービス機能を備えた自治体でございます。一方で、長洲町におきまして、そういった施設が建設できるかといいますと、なかなかやはり厳しい状況でございます。  今後、長洲町のまちづくりといたしましては、やはり地域の状況に応じた──、状況といいますと、雇用、これは工業の町として発展してきておりますで、雇用の場を創出する、また豊かな自然に恵まれているというようなことで環境面、また地域のつながり、地域コミュニティー等もございます。そういったものを含めますと、先ほど議員のおっしゃいましたように、この地域としてできることに花を咲かせていくというようなまちづくり、アジサイ型という形になるかと思いますが、そういうまちづくりをやはり取り組んでいかなければならないかと思っております。これは定住自立圏の中でも、そういう分散して、それぞれの持ち得る機能をですね、生活機能をお互いが共有して、圏域の発展を目指そうということでございますので、議員からありましたような取り組み、方向性に進んでいくじゃないかと、進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 286 ◯竹本信次議員 ぜひきれいな花を咲かせてください。  コンパクトシティでのコミュニティーは、世間のニーズで、郊外大規模店舗でも同じと考えております。衣食住に関する物品販売フロアのほか、映画館や病院、託児所まで店舗の中に置き、1日楽しく過ごせるコンパクトシティ型ショッピングモールとして成功しています。でも、郊外型大規模店舗は、別に新しい郊外店舗ができれば消滅するというリスクもあります。  コンパクトシティ化についてですが、郊外の環境のよい、ゆとりのある住宅を好む住民も多く、必ずしも住民の支持を得られてないケースも多い中で、成功するかとも考えますが、住民の意向を無視した上からの押しつけにならないか、また平成の大合併で広大な自治体が次々と誕生した中で、コンパクトシティ化は郊外や旧自治体の中心街の両方とも切り捨てることにつながらないかという不安があるとも聞いています。なかなかコンパクトシティ構想には厳しいものがあります。  これに対し、我が町には、本来これに匹敵する資源として昔からある自治会組織での住民相互の助け合い、地域協力での互助、それから住んでいる人たちのきずなという最も大切な心が通い合う町の魅力があります。公助だけで太刀打ちできないことは重々承知しています。それでもまず地域を元気にする施策に道筋をつけ、支援事業を指導すべきと考えます。  ともあれ、主目的である地域の活性化と高齢者・弱者対策、土地の計画的開発も可能とするコンパクトシティ構想での施策は、これからのまちづくりを進める上で価値は大きいと考えますが、町の見解を再度伺います。 287 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員から、るるコンパクトシティの必要性、述べられてまいりました。  19.43平方キロメートルという非常にそういう意味では小っちゃい町であります。長洲駅南側を本当にそういう意味での、まず医療、住宅、商業、こういうのでまずつくり上げて、その周りとなる腹赤、清里、六栄地区、そういうところもやはり利便性を損なわないようなまちづくりをつくっていかなくちゃなりません。そういう意味でコンパクトシティの概念といいますか、いろいろあるかもしれませんけど、この長洲町に何がふさわしい、本当にコンパクトシティなのか、そういうのも含めて、今後のまちづくりに生かしていこうと思っております。 288 ◯竹本信次議員 本当、私もるるコンパクトシティ等についての質問をしてきました。コンパクトシティ構想は、考えれば考えるほど理解に苦しみ、課題も多いです。しかし、このことを真剣に考えれば考えるほど、長洲町の未来が開けていくような感じがします。  先般、荒尾から我が町に移住され、二十数年になっておられる元気な御高齢の方から、「長洲町には整形外科、皮膚科、眼科の病院がなか。長洲町には死にに来たようで残念で仕方がなか。長洲町は住む町ではない」と言われどきっとしました。この方は偶然にも長洲町をどう思いますかとのインタビューにもそう答えたと言われておられました。  確かに、長洲で生まれ、長洲にずっと住まれている方との間には乖離もあるでしょう。でも、豊かで生き生きとした生活を送るため、我が町は何をすべきかをもっと考える必要があるのではないでしょうか。  現在、長洲町住まいづくりは基本計画どおりに推進されているのか、そのほかに考えておられてるコンパクトシティ構想があるのか、町のスタンスがよく見えません。確かに、助成金をいただいて、まちづくりをされるのもいいですが、働く町から住む町に長洲町住まいづくり基本計画を柱に、住民の声を聞いた、聞き入れたコンパクトシティ構想が構築できれば、町独自の確固とした方針のもとに推進すべきと考えますが、いかがでしょう。 289 ◯まちづくり課長(田成修一君) 確かに、今いろんな各種計画がございます。その中で、先ほど言いましたように、都市再生法が改定されましたので、そういったもの含めて、じゃあ今後の町、将来をどうするかというものを総合的に考えていくに当たっては、先ほどの適正化立地計画等も含めて検討していく必要があるんじゃないかというふうに思います。  議員のほうから、その際、いろんな要因が絡むんだということで指摘もいただいております。これは、町だけじゃなくて広域的にも必要だというふうに、定住自立圏も含めて提言いただいております。そういったものを含めまして、今後検討していきたいというふうに思います。  以上でございます。 290 ◯竹本信次議員 ここで町長に伺います。  現在、町長が先頭に立たれて精力的に取り組まれておられる金魚と鯉の郷のリノベーションやミニトマトブランド化、アサリ漁獲向上、介護予防拠点、男女共同参画等々、その事業推進につきましては本当にかなりの評価をしております、頑張っておられます。でも、その取り組みはもうそろそろ各担当課長に責任を持たせて、任せるべきではないでしょうか。首長としてもっとほかに力を入れて取り組まなければならないものがあるのではないかと考えます。例えば、近隣自治体と協力体制で取り組めば我が町がどう変わるのか、変わるためには我が町は何をしなければならないのか、またコンパクトシティ構想を構築すれば長洲町がどう変わるのか、現在取り組まれています長洲町住まいづくり基本計画を推進すれば経済情勢や社会情勢の変化に応じた持続可能な町ができるのか等、我が町が目指す将来の住まいづくり、まちづくり構想、インフラ設備、上沖洲・赤田線等々、本気になって取り組むべきではないでしょうか。町長として今やるべきことはこれではないかと考えますが、町長に伺います。 291 ◯町 長(中逸博光君) るる竹本議員の構想を述べられましたが、やはりなかなか駅南側の開発もいろんなところにお願いして、来年あたりからいろいろ効果も上がってくるし、出町の町営住宅跡地も来年ぐらいからは本当に区画整理も始まってきて、いよいよ一戸建てのそういった区画整理も進んでまいるんじゃないかと思っております。そういう意味で、この役場近辺を、やはり長洲町の大きな課題である定住化を進めることによって、そういったコンパクトシティに近いまちづくりができるものと思っております。  また、海岸地域におきましては、空家対策なんかをさらに進めることによって、やはり昔のイメージと違った2世代、3世代も住めるような家ができるように、そういった旧長洲地区の海岸方面はできるんじゃないかなと思っております。  また、上沖洲・赤田線につきましては、本当にこれは長洲町の命の道路になる、これからの発展のための重要な道路であります。何とか一刻も早く、県あたりと相談しながら、実現に向けて取り組んでまいろうと思っております。  そういう意味で、課題はたくさんあります。一つ一つ執行部の皆さんと一緒に、また議会の議員の皆さんと一緒になって、これからの将来のまちづくりを行っていきたいと思っております。 292 ◯竹本信次議員 くどいようですが、再度、最後に伺います。  訪れたくなるような、にぎわいのある中心市街地を核とした密度の濃いコンパクトな町を構築するため、中心市街地活性化基本計画を策定する考えはございませんか。 293 ◯町 長(中逸博光君) 長洲町自体が非常に小さい町でもあります。いろんなまた、今、長洲町でもまちづくりのための計画というのをつくり上げてきております。地方創生に向けた総合戦略もしかりであります。こういうのをまず実現することに力を入れてまいりたいと思っております。
    294 ◯竹本信次議員 中心市街地を活性化させて、雇用創出、一般質問でも言ったと思いますけども、雇用創出エンジンに変えていただきたいなというふうに思います。  熊本市には、下通には銀座通りとか、銀杏通りとか、栄通りとか、クラブ通りとか、酒場通りとかというのがありますよね。我が町の中心市街地も、例えば心が通い合う「きずな通り」とかですね、何か住民の皆さんに応募していただいて、中心市街地通りの呼び名をつけることから、何かまちづくりのきっかけになればいいなと思うんですが、いかがでしょうか。 295 ◯まちづくり課長(田成修一君) まずは、そういった町の形成が先だというふうに思っております。その後、そういった町の発展を目指しまして、そういったふさわしい呼び名がつけれればというふうに思います。それを目指して取り組んでいきたいと思います。 296 ◯竹本信次議員 ぜひ、るるコンパクトシティにあれしまして、今後のまちづくりにつきまして、活性化につきまして、るる質問しましたけれども、皆さん方の活躍をお願いしておき、次の質問に移りたいと思います。  2番目に、健康マイレージ制度の導入及び胃がん対策について。  1番、健康診断の受診やスポーツ活動への参加など、ポイントをためると特典を利用することができる健康マイレージ制度の導入を検討できないか伺う。  2番目、日本人の約6,000万人が感染していると言われるヘリコバクターピロリ菌の除菌薬が保険適用になった。我が国では、毎年12万人が胃がんと診断され、年間5万人が亡くなっており、がんの死因では肺がんに次いで第2位である。胃がんの撲滅へ向け、町民への周知徹底を図るべきであり、胃がん検診に胃がんリスク及びピロリ菌有無の各検診の導入を行うべきと考えるが、町の見解を伺いたい。 297 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員の御質問にお答えします。  まず1点目の、住民が健康づくりにつながる活動をした際に、それをヘルスケアポイントとして付与し、ためたポイントを特典に利用することができる健康マイレージ制度について、長洲町での導入検討についての御質問でございますが、これは国が国民の健康寿命の延伸や医療費適正化を進めるために、予防・健康インセンティブの取り組みとして強化してきているものでございます。ヘルスケアポイント付加により、個人の疾病予防及び健康づくり意欲を高め、ひいては医療費の適正化、地域経済の活性化が期待できるものだと思います。この取り組みは、既に一部の健保組合や市町村では保険事業として実施されているところでございます。長洲町においても、この取り組みを取り入れるために、先進地の視察を予定しているところでございます。  次に、2点目の町の胃がん検診における胃がんリスク検査及びピロリ菌有無の検査の導入の検討についてお答えいたします。  長洲町のがん検診においては、特定健診と併せて集団健診として年2回実施しており、胃がん検診では、40から79歳の方を対象に、問診及び胃の透視X線検査を実施しております。胃がんのリスク要因としまして、高塩食品の摂取や喫煙等のライフスタイルやヘリコバクターピロリ菌の感染等環境要因のかかわりが大きいと考えられています。  ピロリ菌の感染経路につきましてはまだ解明されていませんが、経口感染が主な経路と考えられております。感染率につきましては、40歳代で見ますと、1990年代では約60%でしたが、2010年代は20%程度になり、感染率は各年代において減少傾向にございます。ピロリ菌検査が保険適用拡大となった背景に、早期胃がん患者に対して行った除菌が有効であったことが大きな理由であります。胃の透視検査及び胃の内視鏡検査による胃がん検診は、死亡率減少効果を示すエビデンスが認められており、対策型検診として実施することが適当であるとされております。そのため、国は今回の胃がん検診のあり方について、対象年齢を50歳以上に変更し、胃の透視検査または胃の内視鏡検査とする方向性を打ち出しております。  近年、衛生環境の改善や医療の進歩により、胃がんになる人や亡くなる人は減ってきていますが、胃がんは悪性新生物による死亡では肺がんに次いで2番目に多く、重大な問題であることは変わりません。今後、胃がん検診対象が50歳以上と限定されることを踏まえると、議員のおっしゃったリスク分けによる検診のあり方も必要ではないかと考えているところでございます。 298 ◯竹本信次議員 町長、今、先進地を視察されるという言葉を聞いてですね、非常にうれしく思いました。ネットで見てるとですね、いろんなところで、各市町村単位でこの取り組みが始まっております。健康診断の受診やスポーツ活動への参加などでポイントをためると、特典を利用することができるという健康マイレージの、今、取り組みが全国的にやっぱり注目されております。日本一の健康文化都市を掲げる静岡県の袋井市では、19年から全国に先駆けて実施されているということですね。で、先進的な事例としては、健康日本21健やか生活習慣国民運動に紹介されておりますけども、さらに県レベルでは、静岡県では今年度、全国初めての県内共通の特典カード「ふじのくに健康いきいきカード」をつくって、現在県内の協力店でサービスを受けられているようにするために、参加自治体の協力店がふえるよう積極的に働きかけられております。  本町におきましても、町民が健康で生きがいのある豊かな人生を送れることを目標にですね、ぜひ長洲町独自の健康マイレージ制度を導入してはということで、多分先進地視察にされるというふうに思うんですけども、その辺、特に再度伺いたいんですけども、その取り組みについて。 299 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  町のほうといたしましてもですね、今後医療費の増大をいかに予防していくかとか、介護にいかになっていかないか、その介護予防拠点とか、そういったものも進めさせていただいておる中でですね、どうやったらやはり健診を受けていただけるか、あるいはそういったものにどうインセンティブをつけるかというところで、各自治体等が取り組まれている健康マイレージ制度を見に行こうというようなことで、今月の21日、もうやがてですけれども、宇部市のほうに、山口県の宇部市のほうに伺いをと思ってます。  ちなみに、宇部市の取り組みとしてはですね、宇部市の「はつらつポイント」というものがございまして、今申しましたとおり、例えば特定健診に参加しますとか、あるいは地域のこういった健康に関する事業、あるいは健康のウォーキング、そういったものに参加するときにですね、市のほうが何ポイントですよというポイントをつけまして、基本的に上限が1人当たり5,000ポイントですね、まで、要は還元で1ポイント1円で現金で還元するというような制度を設けられておられます。  どのような制度構築を長洲町が行っていくかというのはまた別としまして、今回そういったものを、医療のみならず、介護保険係、それと福祉係、それと予防係、うちの所管をしております四つの係がございますので、そちらのほうで制度構築できないかというところを見に行こうと、今企画しているものでございます。  以上でございます。 300 ◯竹本信次議員 私がですね、一つある自治体のやつ見たらですね、20歳以上からやられてるんですよね。で、50ポイントということで、ためると健康グッズなどがもらえて、抽選で5名様に総額10万円程度をやるとかですね。ポイントの集め方としては、個人で健康目標立てて健康づくりを実施するとか、町主催の健康教室とか講座、イベント等へ参加するとか、それから特定健診とがん検診を受ける──40歳以上は必須課目となっているということで、1ポイント、5ポイント、10ポイントとちゅうて、こういうふうな形でためてやっていくと。で、たまったポイントはお金に換算して、町とか小学校に寄附することもできるというような取り組みをされておるところもあります。  ぜひ先進地視察されたら、ぜひいろんな角度で研究されて、例えば20年後には、我が国の75歳以上の人口が600万人ぐらいふえるて言われてますよね。医療費の増大や要介護の増加に大きく影響していますし、我が町では、今度、西日本電信電話熊本支店と包括連携を締結され、長洲町総合戦略の策定、実現を中心にICTを利用して行政サービスを図っておられます。健康マイレージ導入についても、何かデータヘルス計画と併用して、何歳かからになるかもしれませんけども、そういうことも、常時行かれない人はパソコンで転送すればやるとか、そういったことも何か考えてみたらいかがかなというふうに思うんですけども、どうですかね。 301 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) 御提案ありがとうございます。  今ICTの健康事業については、三つの行政区のほうで取り組んでいただいております。内容といたしましては健康相談を主にやっておられますので、確かに今議員おっしゃった、今後健康マイレージ等取り組むに当たっては、やはりそういうのに外に出たくて参加できない方等もいらっしゃると思います。せっかくそういう機器導入も生かせるところが、マイレージ制度も含めて検討できるものがないかは、もう一遍ちょっと勉強させていただきたいと思っています。  以上でございます。 302 ◯竹本信次議員 なぜ私、これの質問言うかといいますとですね、税と福祉の一体改革があってますよね。1兆円ぐらい少なくなるということを言われてますけども、これどうなるかわかりませんけども、困ったなという部分もあります。なぜ健康マイレージの導入を急ぐかというと、国民健康保険の改革によって、平成30年度から県の保険証になりますよね。また、新しく医療保険制度改革法により2018年度から実施される保険者努力支援制度というのができて、医療費の適正化への取り組みや収納率の向上、健診、生活習慣病の予防に取り組むなど、保険者としての努力を行う自治体に対して支援金が交付されると。だから、こういう健康マイレージて、だんだんだんだんそういった形の取り組みが進めばですね、非常に有利になってくるということから言ってるわけなんで、支援の規模は700億円から800億円というふうに言われております。  町は、ぜひこの健康マイレージ制度の導入をですね──、来年度から支給されるとも聞いています、定かでございませんけれども、そういった取り組みが2018年度から始まるということが決まっておりますし、そういった導入を早急に取り組むべきだと考えます。どうですか。 303 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  今おっしゃられたとおり、国保のほうで申し上げますと、保険者努力支援制度ということで、今後いかに、じゃあ医療費を予防する事業を町が行ったのかと、それによってどれだけ下がったのかという効果のほうが出てくるんですけれども、そういう努力をするところに対しては補助を出しましょうというところが、今、議員がおっしゃられたところでございます。  それが平成30年度の国保、都道府県一体化のところで議論されているんですけども、今申し上げましたとおり、じゃあその努力できるところは早目に措置できるんじゃなかろうかという、今、議論の中で、今、国のほうも、じゃあどういった指標を出せば、そういった、今言った700億円近くの予算を分配するのかといったところも、今、審議されているところでございます。  私どももいろいろその辺をどうやったらじゃあ効果が上げられるのかという指標の一つに、当然特定健診の受診率向上とか、その辺は入ってくると思っております。で、その辺を、この健康マイレージ制度等をうまく使っていきながら上げていけないかと。あとは当然保健師の予防訪問活動等もそうだと思います。そういったものも組み合わせながら、そういった今後の展開のほうに一生懸命取り組んでいければなというふうに思っております。  以上でございます。 304 ◯竹本信次議員 ぜひ、視察に行って、帰って来られたら、勉強会含めて、またひとつよろしく、取り組みをよろしくお願いしておきたいと思います。  次に、胃がん対策についての再質問ですが、胃がんの原因についてはピロリ菌が主因であることがわかってきたということで、日本人の60歳以上の60%が感染しているというふうに言われているというふうに聞いております。こうした状況の中、平成25年2月に保険適用となったということで、ピロリ菌を予防の段階で除菌できることは画期的なことであって、胃がん撲滅へ向け、町民へ周知徹底図るべきで、胃がん検診でピロリ菌検査を行う場合、町独自の検診料金の支援を行うべきと考えるが、現在の状況を伺いたい。 305 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  現在、町のほうでは、胃がん検診については基本的にはX線ですね、胃がんの胃透視のほうで対応しているというところでございます。  確かに今おっしゃるとおり、ヘリコバクターピロリの感染等に基づく胃がんの要は根拠となりうるものかというところが、どの医学のほうでも研究されているところでございます。この辺につきましては、今、厚生労働省等も見解を出しておりまして、基本的には、今ある胃がんの胃透視の検査、それと、あとは胃カメラですね、そちらのほうを自治体の検診のほうの枠に入れてきているという状況でございます。で、そのピロリ菌の検査については、一定程度の効果、要はリスクを、胃がんのリスクがあるということでは判定材料になるんですけれども、やはり胃透視であるとか、胃カメラであるとか、直接的に胃を見るというやっぱり検診のほうが、効果的にはまず一番はあるんだよというところの見解が出ておりますので、そこが、先ほど申しました、例えば50歳以上の方がそれが対象になってくるということになってきますと、じゃあそれより若い方はどうするのかとかいうところも出てまいります。そういった年齢層も含めて、今後そのピロリ菌の効果、測定の方法が上がってきますならば、そういった費用等も含めまして、町のほうも検討したいというふうに考えている状況でございます。  以上でございます。 306 ◯竹本信次議員 実は、私もピロリ菌除菌した人間ですけど、私は、1回目、2回目、失敗して、3回目でやっととれたんですけども、やっぱり萎縮性がよくなるんですよ。先週金曜日に胃カメラ飲んできましたけど、なくなっているんですよ、ピロリ菌除菌したためにですね。あれ、こげん違うとだろうかと思うくらい違ってて、ほっとしているところですけども。  何か調べたら、昨今ですね、胃粘膜の萎縮の程度ちゅうのは、胃から分泌される消化酵素のもとになるペプシノゲンという物質の血液中の濃度を測定することでわかるらしいんですよ。それで、基準値以下の6から9倍胃がんになりやすいということがわかっているそうです。ですから、血をとって調べれば、胃がんになりやすいか、なりやすくないかぐらいは──、あとは除菌するか、そういったことは個人にやってもらうということで、それくらいぐらいは町の検診でもできれば、おたくは胃がんになるリスクが高いんで、ピロリ菌検査をされたがいいですよというようなことはできるんじゃないかなというふうに思うんですけども、いかがですか。 307 ◯福祉保健介護課長(吉田泰滋君) お答えいたします。  今、町のほうで集団健診等を実施している機関、あるいはそのぐらいの規模の医療機関のほうにもちょっと尋ねてみました。で、結果から申しますと、やれる技術があるところもあるんですけれども、先ほど申しました、厚生労働省の要は胃がんの発見の根拠にかかわるものがピロリ菌検査では直接的なもの、要は先ほどは「ABC検査」と申しました血液検査からするという趣旨ではないという前提のもとに、医療機関のほうでは見送っているといいますか、考えてないと、その中で集団健診として一緒にやるのは趣旨が合わないというところで判断をされているところでございます。  今後、それが、そうはいいましても、先ほどリスクの話とかあります。で、そこを、例えば自治体でありますとか、私、町でありますとか、あるいは都道府県が一緒になって、やっぱりそういう検査をしなきゃいけないという取り組みになってくれば、そういった取り組みをされている都道府県もあるということを聞いていますので、一つはそこを見据えながら、まだその段階が、知識段階といいますか、その辺も今ばらばらな状況でございますので、そのあたりが一緒になりますといいますか、そういう知識レベルも医療機関でありますとか、行政が一緒になって、ピロリ菌検査をどうやって胃がんの本当に発見の調査として効果的なものなのかというところをやっぱり実証できなければ、なかなかちょっと進まないものなのかなと思っておりますので、そのあたりも含めて努力していきたいというふうに思っております。  以上でございます。 308 ◯竹本信次議員 とにかく研究してみてください。  平成27年度から、健康医療情報である特定健康調査の結果やレセプト等のデータを活用して、PDCAサイクルの考えで、効果的かつ効率的な保険事業の実施を図るために、保険事業実施計画データヘルス計画を取り組まれていますよね。今後、保健指導実施体制についても、より効果的かつ効率的な実施できる活動支援体制整備を図りながら、取り組んでいただきたいなというふうに思います。  最後に、町長から一言お願いしたいと思います。 309 ◯町 長(中逸博光君) 竹本議員から、ピロリ菌の検査をぜひ長洲町で取り入れたらどうかという御提案でありました。私も本当に、やっぱり胃がんのリスクを減らすには、ピロリ菌検査やっていくことが一番かと思っております。そういう意味で、これ血液検査をやったり、あるいは風船を吹かせて呼気から判断する、いろんな検査方法があります。そういう意味で、今後、特定健診と併せまして、そういうものが一緒にできるかどうか、こういうのを研究をさせていただければと思います。 310 ◯竹本信次議員 終わります。 ─────────────────────────────────────────── 一般質問 荒木睦子議員 311 ◯松井一也議長 4番、荒木睦子議員の登壇を許します。                 (荒木睦子議員登壇) 312 ◯荒木睦子議員 4番議員の荒木睦子です。皆さんお疲れだと思いますけど、疲れをふっ飛ばすような皆様方の答弁を期待して、私の一般質問させていただきます。答弁のいかんによっては再質問いたしますので、議長よろしく御配慮ください。  じゃあ、私のほうは3点質問させていただきます。  まず、臨時・非常勤職員の状況についてお尋ねいたします。  現在、多様化、高度化行政ニーズに対応するため、事務の種類や性質に応じ、任期付職員や、いわゆる臨時・非常勤職員といった多様な任用、勤務形態が活用されていますが、今現在、町の状況をお伺いいたします。 313 ◯町 長(中逸博光君) 荒木議員の御質問にお答えいたします。  現在、本町においては、事務の性質や目的に応じ、臨時・非常勤職員を任用しており、それぞれの勤務人数としましては、臨時職員が31人、一般職の非常勤職員が20人、特別職の非常勤職員が36人となっております。また、主な業務といたしましては、事務の補助、学童保育の指導、保育士、保健師、栄養士及び学校における特別支援などがございます。 314 ◯荒木睦子議員 ありがとうございました。  長洲町の臨時・非常勤の中には長期間に勤務されている職員がいるように見受けられますが、そうした臨時・非常勤職員に対し、昇給等の制度はないのか。例えば、1年目の方、10年臨時・非常勤の方がいた場合、その報酬は変わらないものなのでしょうか。 315 ◯総務課長(田畑道尋君) 長洲町におきまして、現在のところ昇給等に関する制度及び特例等はございません。また、関係法令や町条例などに基づき報酬が支給されているため、1年目の臨時・非常勤職員と10年目の臨時・非常勤職員の報酬は変わらない状況でございます。 316 ◯荒木睦子議員 厚生労働省より、働く方が安心して働き続けることができるようにするために、平成24年8月に労働契約の改正が行われ、有期──期間が決まってる労働契約の新しいルールが定められていますが、そういうことはもちろん御存じでしょうか。 317 ◯総務課長(田畑道尋君) 労働契約法の新しい改正は存じております。三つのルールがございまして、無期労働契約への転換、「雇止め法理」の法定化、不合理な労働条件の禁止等となっております。  以上でございます。 318 ◯荒木睦子議員 平成25年4月1日以降において、有期労働契約を結び、その後、繰り返し更新され、通算5年を超えた場合、労働者の申し出により有期から無期、つまり何年と契約するんじゃなくて、無期労働契約に転換できるとされてます。それは25年の4月1日からの適用になっておりますけども、こうした対象者が出た場合、町はどのように対処されますか。 319 ◯松井一也議長 一般質問の途中ですが、本日の会議時間は、議事日程に従いあらかじめ延長します。  執行部の答弁を求めます。 320 ◯総務課長(田畑道尋君) 先ほど、三つのルールの中で一番最初に無期労働契約への転換ということで御紹介をいたしました。これについては、有期労働契約が繰り返し更新されて、通年5年を超えたときは、労働者の申し込みにより期限の定めのない労働契約、無期労働契約に転換できるルールということでございます。  町で任用する臨時・非常勤職員が労働契約法の対象となるか確認した上で、法に基づいた対応が必要と思っております。  以上です。 321 ◯荒木睦子議員 では、臨時・非常勤の報酬の昇給に関して、他の市町村では条例において給料表を定めているところもあります。昇給に関して規定も設けているようですので、町においてはそういうことを把握されて、また、長洲町でそういう条例等をお考えになるようなことはありますでしょうか。 322 ◯総務課長(田畑道尋君) 近隣市町では、まだ私の情報としては入っておりませんけど、今後そういう条例等、規則等を定めているところの調査を行っていきたいと思っております。  以上です。 323 ◯荒木睦子議員 ぜひですね考えていただきたいと思っております。長く勤めてらっしゃる方もいらっしゃいます。必要だから任用されてると思いますので、その辺はよろしくお考えいただきたいと思います。職員数も減少し、住民サービスを考えたとき、とても厳しいものがあると思います。そういう不測の部分を臨時職員に頼らざるを得ないのであれば、特に資格を持っている方には、見合っただけの報酬等も考えてもいいのではないでしょうか。行政サービスを期待します。  では、次、参ります。英語教育について。  グローバル化が進む昨今です。ますます英語教育が重要となります。本町もALTや国際交流に携わっている方々とともに英語教育を図られているところです。また、平成32年から、小学5年生が正式な教科として導入されます。そのためにも、英語教育を幼稚園、保育園から行っていく必要があるのではないでしょうか。町の考えをお伺いいたします。 324 ◯教育長(松本 昇君) 荒木議員の御質問にお答えいたします。  文部科学省では、平成30年度から新学習指導要領を段階的に先行実施し、小学校における英語教育の開始時期を早期化、教科化、授業時間を増加する方向で検討されております。平成32年度からは、小学校中学年で英語のコミュニケーション能力の素地を養うための外国語活動が始まり、高学年では教科化されることとなります。  長洲町では、グローバル化に対応した英語教育環境づくりを進めるため、現在ALTを各中学校校区に1名ずつ配置し、小学校には月に2回配置しています。ALTは、外国語の授業において児童生徒が英語に触れる機会を充実するとともに、ネイティブスピーカーとしてコミュニケーション能力を育成するとともに、国際理解を深めるための指導を行っております。  今後は、議員がおっしゃるとおり、英語教育を幼稚園、保育所から導入することで効果が期待されると考えておりますし、併せて教員の英語指導力の向上にも努めてまいります。  以上です。 325 ◯荒木睦子議員 私が、6月議会において同じような英語教育に関して質問いたしました。その中で提案として、環境を整えるためにすぐ取り組みが可能であることの一つとして、空き教室を利用して英語専用の教室をつくったらどうですかということを質問いたしましたら、教育長は早速対応するということでしたが、それはどうなっておりますか。そしてまた、どのように活用されておりますか。 326 ◯学校教育課長(松本英樹君) 現在、腹赤小学校において、外国語ルームを設置しております。教室内の掲示板を英語で表記したり、外国の資料をそろえたりしており、児童がいつでも外国語に親しむ場を設けております。また常時、大型モニター等電子黒板を設置し、外国語活動に活用しております。その他の小学校につきましては、生活科や学習ルームとして活用している教室はあるものの、外国語ルームとして活用できる空き教室がない状況でございます。  以上です。 327 ◯荒木睦子議員 教育長、すぐつくります、そういうことを対応いたしますということで、何も費用がかかるわけじゃないと言いましたけど、何でほかの学校──、空き教室はそんなにないんですか。クラスが減ってるんじゃないですか。 328 ◯学校教育課長(松本英樹君) すぐに学校のほうに、校長のほうに英語ルームあたり、英語コーナーあたりをつくって活用するようにというふうに指示したところですが、まず長洲小学校には、空き教室はありません。清里小学校にも空き教室はありません。 (「ありません。」と呼ぶ者あり)  ありません。で、六栄には若干ありますが、小学校ですので、そこの学級の中で、国語も算数も理科も、いろんな教科をそこで教えますので、英語のときだけ動くていうのはあんまり担任の先生はしたがらないといいますか、自分の教室のほうがいろいろ動きやすいというのもあって、なかなか進まないというふうに思います。で、これを解消するためには、大型モニター、テレビだとか、CDがかかるやつとか道具も要りますし、ALTが来たときにはここで使うというようなふうに決めていくと、少し進むんではないかと。確かに、目から入ってくる英単語、耳から入ってくるネイティブスピーカーがやっぱり効果的でありますので、諦めずに進めていきたいというふうに思います。 329 ◯荒木睦子議員 小学校、特に思うんですけども、朝の自由時間を利用して、耳から入るような放送をしたり、DVDを使って漫画ちっくなドラマとか歌とか、そういう環境づくりはどうですか。 330 ◯教育長(松本 昇君) 朝の活動はいろいろありまして、健康観察だとか、読み聞かせだとか……。 (「聞こえん。」と呼ぶ者あり)  健康観察だとか、読み聞かせだとか、朝自習だとか、丸つけ隊のプリントだとかありますので、なかなか難しいところがありますが、校内放送によって英語できょう1日のことをお知らせしたりする学校は幾つかあると思います、はっきりとは調べておりませんけど、そういった状況でございます。 331 ◯荒木睦子議員 近隣の小学校を調べてみました。で、毎朝、朝の時間にモニターで漫画を見たり、──全て英語です、毎日、毎朝、その自由時間を使って、そういう環境づくりをしている学校が実際あるんです。耳から入るのは、子どもはスムーズに入ってきます。そういう環境づくりも私はいいんじゃないかなと思っております。  それから、ALTが月2回しか小学校に来ないということでしたよね。それ、もっとふやすことはできないんですか。 332 ◯教育長(松本 昇君) ALTは本来、中学校英語の時間の補助でいただいておりますので、その中学校校区ごとに1人ずつ、つまり長洲中学校に1人、そこの校区に小学校が二つありますので、1月を4週と考えて半分の2週、2回、それぞれの小学校に行っているということです。それぞれの小学校に行ったら、全部の学年を一遍にするということがなかなか難しいので、そういった回数で行っております。 333 ◯荒木睦子議員 中学校に配置するから、小学校にそれだけしかできないていうことはわかりますけども、小学校に独自にALTを配置するということはできないんですか。予算を削ってでも、そういう英語教育に力を入れる姿勢を見せてください。 334 ◯教育長(松本 昇君) ALTを小学校に置く、あるいは全ての小学校に1名ずつ置く、そういった予算がなかなか高いものでございますので──、そういう希望はあります。 335 ◯荒木睦子議員 希望で終わらないでしてください。予算をとるときに、町長に折衝したらどうですか。ほかのを削るから、これはくださいていう折衝の仕方で、教育長はもうちょっと英語に力を入れるなら、そういう予算のとり方もあるじゃないですか。 336 ◯教育長(松本 昇君) ほかのを削ってというところが少し気になります。
    (「地方創生ば利用せい。」と呼ぶ者あり)  そういった希望で予算獲得をしていきたいというふうに思います。 337 ◯荒木睦子議員 もう一つですね、中学校は──、これもうはっきり言います、荒尾に英語検定が、市が負担するのができてるんですよ。で、中学校全員が、こういうのを受けようということで、市が検定5級の検定料1,500円を負担するんです、市が。で、1人1回の助成です。で、4級、3級、上を受ける人は、1,500円でもうちょっと高くなりますので、その1,500円を引いたあとは自己負担になる。そして、最後はみんなで1級を取ろうよという、そういう考えをされてるんですよ、荒尾は、教育委員会が。  もう少し、何かほかにないような、そういう考えをして、もっと英語に親しませ──、気持ちはあります、希望はありますて言っても、動かないと何もならないじゃないですか。もうちょっと気合いを入れて、長洲はこういうのがあるっていうのをしませんか。地方創生の加速化交付金も出てるじゃないですか。そういうことで長洲独特な教育方針をしたら、人口もふえてきます。もうちょっと教育長、気合いを入れてください。入れてください。 338 ◯教育長(松本 昇君) 私の気合いにまで質問をありがとうございました。気合いを入れて、予算獲得をしていきたいと思います。  以上です。 339 ◯荒木睦子議員 町長、よろしくお願いします。  ところで、先ほど言いましたけど、幼稚園、保育所における英語教育のあり方を連携してしないといけないということを申しまして、これを質問したいんですけど、子育て支援課のほうに質問してもよろしいでしょうか。 340 ◯子育て支援課長(山本明子君) 議員お尋ねの幼稚園、保育所における連携ということなんですけれども、今現在の保育所と幼稚園の英語教育の取り組みについて説明させていただきます。  全ての幼稚園、保育所ではありませんが、英語の絵本やDVD、CDを活用し、体を動かしたり、単語学習などを行って、英語と触れ合う取り組みを行われているところでございます。しかしながら、幼児期の英語教育という面においては、全体的にスタートしてない状況でございます。 341 ◯荒木睦子議員 現在は取り組んでいないというお答えですね、はい。英語教育に親しみ、異国の文化に触れることは、英語の苦手意識もなくなるし、グローバル化に対していくためには、幼いときから英語教育も必要です。  そういうことで、例えば、幼稚園、保育所、5カ所ありますけども、専属の指導者を導入するようなお考えはないですか。 342 ◯子育て支援課長(山本明子君) 荒木議員が申されますように、幼い時期から英語に親しみを持って、異国の文化に触れ合うことは、幼児期における人間形成においても、五感が刺激され、経験豊かなものとなり、ひいては将来グローバル化に対応するような人材を育てる上で非常に大切なことであるというふうに考えてはいます。  しかし、幼児期においては、知的、感情な面でも、また人間関係の面でも、日々急速に成長する時期であり、この時期の教育の役割は極めて重要であるというふうに考えております。保育所、幼稚園におきまして、外国語の教育を取り入れるかについては、今後検討していきたいと思っております。  以上です。 343 ◯荒木睦子議員 幼稚園、保育所、それから小中学校と連携して、英語に取り組む姿勢をしてください。これも、英語は共通語になる──、将来的にはなります。そのために、長洲の教育を受けてよかったな、英語を話せるようによかったなて言えるような長洲町であってほしいと思いますので、その点よろしくお願いいたします。  じゃあ、三つ目に参ります。長洲町の観光振興について、2点お伺いいたします。  本町の観光の現状と取り組みについて。  近隣の荒尾市や大牟田市において、炭鉱跡地の世界遺産登録が実現し、多くの観光客が訪れ、地域の元気を生み出そうとしております。本町における観光施策についてお尋ねいたします。  2点目の金魚と鯉の郷広場の活性化について。  平成24年にリニューアルオープンした金魚の館、多くの情報発信が行われ、多くの来館者があるが、もっと活用させ、地域経済の活性に波及する必要があると思いますけど、町はどうお考えでしょうか。 344 ◯町 長(中逸博光君) 荒木議員の2点の質問に対してお答えします。  1点目の本町の観光の現状と取り組みにつきましては、金魚と鯉の郷広場を中心に、長洲町の各種情報を発信するとともに、さまざまな方面で広域的な連携を図り、他市町と協力しながら観光客の誘致に取り組んでいるところでございます。  特に、荒尾市、大牟田市とは、有明圏域定住自立圏域における観光誘致を図り、荒尾玉名・大牟田観光推進協議会を立ち上げ、世界遺産や有明フェリー等の地域資源を活用した教育旅行の誘致を行っております。今年度には、神戸市内の中学校より、荒尾市のマジャク釣り体験に150名程度の生徒が訪れ、長洲町の「きゃあめし弁当」を昼食にするなど、県、市町を超えての旅行客誘致を行いました。今後も、九州内はもとより、関西圏等からの観光客の誘致を目指し、世界遺産を生かした少人数のグループ旅行にも対応する体験型プログラム、長洲町では金魚すくい体験等ができますので、そのようなプログラムを整備していきたいと考えておるところでございます。  さらに、JR九州熊本支店が企画しました「くまもと世界遺産をめぐる・浪漫クルーズとA列車の旅」では、長洲町にも立ち寄っていただき、荒木議員を初め、多くの町民皆様の御協力により、長洲町のおもてなしをしていただいたところでございます。長洲町を訪れた観光客の方々に喜んでいただきたいと感じております。  また、これまでの交流を重ねてきました大分県宇佐市、長崎県大村市、愛知県瀬戸市との連携を今後も強固なものとし、さらには県内自治体の各種イベントにも参加し、長洲町の情報や魅力を町外に発信し、多くの観光客に来ていただきたいと考えております。  次に、2点目の金魚と鯉の郷広場の活性化についてですが、金魚の館では現在、毎月第4日曜日にものづくり教室や町商工会と連携した長洲軽トラ市、金魚すくい道場を開催したり、また、毎週土曜日には、5回の金魚すくいができる金魚すくい体験を行い来館者が増加している状況にあります。  また、春の火の国長洲金魚まつり、夏ののしこら祭、秋の金魚と鯉の郷まつりの恒例となるイベントを初め、昨年度より、3月の金魚の日とひな祭りのイベントを開催し、今年度は、秋の金魚と鯉の郷まつりに合わせて金魚と鯉の郷まつり前夜祭や長洲金魚展示会など新しいイベントを実施し、活性化を図っています。  そのような取り組みの結果、年間約25万人の来場者が訪れており、金魚の館内でも町の商店や金魚販売業者等のパンフレットを置き、案内をするなど、来場者数の増加が町の経済活性化につながるよう努めております。  今後は、金魚の館を訪れるリピーターをふやすための体験型観光や、子どもが遊べる木製遊具の充実と屋外トイレの美粧化を推進するなど、魅力ある金魚の館づくりに取り組み、さらなる金魚と鯉の郷広場の活性化を図ってまいりたいと考えているところでございます。 345 ◯荒木睦子議員 町長のお言葉ですが、観光振興について、いろんな取り組みを行われております。ありがたいことだと思っております。  観光振興を図っていくためには、観光に来ていただいた方に、丁寧な対応が必要かと思います。先ほど町長もおっしゃいました、おもてなしの心で取り組むことは必要かなと思っております。そのことについて、町の対応をお願いいたします。 346 ◯まちづくり課長(田成修一君) 来られた観光客の方に満足してもらうために、まずガイドの育成を考えております。さきの9月議会におきましても、地方創生の関係事業といたしまして、金魚マイスター事業ということで、金魚の知識と、また長洲町の案内に関する技術を身につけていただきたいということで予算を承認いただいたとこでございます。今後、講習会等を開きまして、ボランティアガイドとしてのおもてなしができるような体制づくりを行いまして、民間の方々と地域住民の方々と一緒になって、そういった体制づくりに取り組んでいきたいというふうに考えております。 347 ◯荒木睦子議員 毎年5月の連休にJRが行っておりますJRウォーキング、先ほど町長もおっしゃいましたけど、おもてなしのボランティアとして地域、例えば出町とか高田油屋さん、それから文化協会の五足の靴の御案内、それから女性のおもてなし隊として四王子宮でお茶と漬物、そういうものを接待し、長洲町を知らせ、それから観光に一役買ってるところでございます。こういうことで、長洲町を少しでもよく来ていただけるような、そういうまちづくりをしていきたいと思っております。町外から多くの方が訪れることによって、いろんな消費もあるかと思いますが、観光客の増加に伴う経済効果について、どのようにお考えでしょうか。 348 ◯まちづくり課長(田成修一君) まず、JRウォーキングに関しましては、今、議員からありましたように、ことしも5月の連休で開催させていただいております。これはJR九州が主催のもと、町が協力して開催しているものでございますが、私も実際おもてなしの現場を見て回りました。ことしは雨でございましたので、四王寺宮のところでは、先ほどありましたように女性の方々のおもてなし隊が、また商店、また出町区の公民館では、地域の方々がミニトマト等を配布いたしまして、お茶の接待もされております。また、磯町区におかれましては、海老屋のところの橋の下でお茶や漬物等、また有明フェリーでは、五足の靴の文化協会の方々の御案内といったことで、本当に多くの方々が協力していただきまして、このJRウォークが開催されたとこでございます。特にことしは、JR九州管内で開催されましたJRウォーキングの中で、最高のおもてなしの賞となります満足度大賞ということを受賞されたということで、JRの駅長からも、荒尾駅長からも御報告もいただきまして、長洲町に対しまして多大な感謝をいただいたとこでございます。  今後も、この地域の皆さん方の力を活用してですね、観光の振興を図っていくと。それは、多くの方々が、先ほど議員のほうからありましたように、長洲町に来ていただきますと消費等がふえます。これが経済の活性化につながるんじゃないかというふうに思っておりまして、例えばガソリン代だったり、昼食代だったり、またお土産等があるかと思います。その辺の、県の1人当たりの観光客の消費額というのが、約3,000円ぐらいで観光統計等調査に基づきますと算定されておりますので、そういうふうに考えますと、1人当たり3,000円を25万人が来場しますと──というような形で計算することができますが、そういった指標等を考えますと、ますます多くの方に来ていただきまして、長洲町で消費していただくと、そういった仕組みが必要だというふうに考えているとこでございます。  以上でございます。 349 ◯荒木睦子議員 よろしくお願いいたします。  それでは、金魚の館の来場者の数は、年度ごとにどのくらいか教えてください。 350 ◯まちづくり課長(田成修一君) 先ほど町長の答弁でありましたように、24年に金魚の館をリニューアルさせていただきました。ちなみに23年度は約5万2,000人、24年度は20万4,000人、25年度が22万4,000人、26年度が25万6,000人、今年度は11月末でございますが22万3,000人と、今年度は25万人を上回ると予測しているとこでございます。 351 ◯荒木睦子議員 たくさんの方が訪れるといいですね。  来られた方の感想とか、反応はどうですか。 352 ◯まちづくり課長(田成修一君) さまざまな御意見をいただいております。  まず、金魚がこんなにたくさんあるのかというような金魚に対するお声や、芝生がきれいでございますので、芝生で子どもたちをゆっくり遊ばせることができる、そういったこともございます。ただ、今多いのが、やはり親子での来場者、また孫、祖父母と孫というような形でいらっしゃる方がございます。その中で、トイレの問題だとか、やはり授乳室の問題だとか、そういった声もございます。また、金魚はどっかで買えないんですかと、金魚の販売等に対する質問や、町内での飲食店の案内等についての御質問等もあります。そういった声が多く寄せられているとこでございます。 353 ◯荒木睦子議員 トイレの改修も始まりますので、ますます親子で来町されて、楽しく過ごしていただきたいと思っております。  長洲町には、世界遺産となるようなものはありませんが、でも、来町されるお客様に対して、どこにも負けないおもてなしの心があります。来てよかった、また来たい、そんな町に町民挙げて努めていきましょう。  終わります。 354 ◯松井一也議長 お諮りします。  本日の会議はこれで延会したいと思います。これに御異議ございませんか。                 (異議なしの声あり) 355 ◯松井一也議長 異議なしと認めます。したがって、本日はこれで延会することに決定しました。  本日はこれで延会します。                延会(午後 5時16分) Copyright © Nagasu Town Assembly Minutes, All Rights Reserved. ↑ ページの先頭へ...