玉名市議会 > 2018-12-12 >
平成30年第 5回定例会−12月12日-03号

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  1. 玉名市議会 2018-12-12
    平成30年第 5回定例会−12月12日-03号


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    最終取得日: 2021-05-05
    平成30年第 5回定例会−12月12日-03号平成30年第 5回定例会         平成30年第5回玉名市議会定例会会議録(第3号)  議事日程(第3号)                平成30年12月12日(水曜日)午前10時00分開議         開 議 宣 告 日程第1 一般質問     1  8番 多田隈 啓二 議員(創政未来)     2  6番 古奥 俊男 議員(新生クラブ)     3  2番 吉田 真樹子 議員(創政未来)     4  3番 吉田 憲司 議員(創政未来)     5 16番 近松 惠美子 議員(新生クラブ)         散 会 宣 告         ─────────────────────────  本日の会議に付した事件         開 議 宣 告 日程第1 一般質問  1  8番 多田隈 啓二 議員(創政未来)       1 本市の政策ビジョンについて         (1)「玉名はもっと輝ける!10年ビジョンのまちづくり」を進めるのか、市長の見解を伺う
            (2)将来のまちづくりに向けた新玉名駅周辺等整備基本計画の考えについて         (3)企業誘致についての現状と課題、今後の戦略的ビジョンはあるのか         (4)スポーツ施設の整備計画(サッカー場、陸上競技場、ラグビー場)について         (5)交流拠点施設(道の駅)の考え方について         (6)岱明地区の一体的整備計画や公共施設(岱明文化センター(仮称)、岱明ふれあい健康センター)の集約の考えについて  2  6番 古奥 俊男 議員(新生クラブ)       1 新玉名駅周辺等整備基本計画後の検証について         (1)1年を振り返ってみて、なぜ進まないのか         (2)農用地除外について         (3)今後、どの程度のスピード感を持って進められるのか       2 3割自治の状況について         (1)自主財源をふやすための政策の考えは         (2)市税について         (3)国民健康保険事業後期高齢者医療、介護保険事業について       3 上下水道事業について         (1)水道事業について         (2)公共下水道事業について         (3)農業集落排水事業について  3  2番 吉田 真樹子 議員(創政未来)       1 生活困窮者支援と消費者行政について         (1)生活困窮者自立支援制度就労準備支援事業について         (2)玉名市生活安心ネットワーク委員会の実施状況について         (3)玉名市における消費生活に関する条例について       2 玉名の伝統工芸品、特産品について         (1)玉名の伝統工芸品、特産品を手にしてもらうための施策は         (2)大河ドラマ館内の体験コーナーは         (3)大河ドラマを契機としたフルマラソン事業以外の計画は  4  3番 吉田 憲司 議員(創政未来)       1 玉名市の図書館について         (1)各図書館の現状について         (2)新岱明図書館と新天水図書館について         (3)図書館の学習・自習スペースについて         (4)今後の課題について       2 フルマラソン大会について         (1)フルマラソン大会の基本構想について         (2)玉名地域づくりシンポジウム金栗スピリッツで地域も住民も元気に!”の提言について         (3)「ランニングの聖地」について       3 玉名市の将来像について         (1)「圏域」について         (2)公共施設等、市有財産のあり方について         (3)玉名市の特色を生かした「将来像」について  5 16番 近松 惠美子 議員(新生クラブ)       1 元気な子どもを育てる施策について         (1)子どもを連れて遊びに行く場が少ないという声に対して、どのように対処していく考えか         (2)インフルエンザ予防接種無料化を求める声に対して、市の考えは         (3)フッ化物洗口の効果を伺う         (4)不登校児童・不登校傾向の児童への支援とその成果は         (5)特別支援を要する児童・生徒の実態は         (6)食育の力をどのように認識しているか。また、取り組んでいるか         (7)子どもセンター構想はどうなったか       2 岱明ふれあい健康センターの活用について         (1)活用法をどのように考えているか       3 体育施設における指定管理のその後の成果について         (1)費用・サービス面でどのようなメリットがあったか         散 会 宣 告         ───────────────────────── 出席議員(20名)    1番  坂 本 公 司 君        2番  吉 田 真樹子 さん    3番  吉 田 憲 司 君        4番  一 瀬 重 隆 君    5番  赤 松 英 康 君        6番  古 奥 俊 男 君    7番  北 本 将 幸 君        8番  多田隈 啓 二 君    9番  松 本 憲 二 君       10番  徳 村 登志郎 君   12番  西 川 裕 文 君       13番  嶋 村   徹 君   14番  内 田 靖 信 君       15番  江 田 計 司 君   16番  近 松 惠美子 さん      18番  前 田 正 治 君   19番  作 本 幸 男 君       20番  森 川 和 博 君   21番  中 尾 嘉 男 君       22番  田 畑 久 吉 君         ───────────────────────── 欠席議員(なし)         ───────────────────────── 欠  員(2名)         ───────────────────────── 事務局職員出席者  事務局長     堀 内 政 信 君    事務局次長    荒 木   勇 君  次長補佐     松 野 和 博 君    書記       松 尾 和 俊 君  書記       古 閑 俊 彦 君         ───────────────────────── 説明のため出席した者  市長       藏 原 隆 浩 君    副市長      村 上 隆 之 君  総務部長     西 山 俊 信 君    企画経営部長   水 本 明 子 さん  市民生活部長   村 崎 信 介 君    健康福祉部長   松 野 信 生 君  産業経済部長   松 本 忠 光 君    産業経済部首席審議員                                 石 井 利 幸 君  建設部長     前 田 愼一郎 君    企業局長     松 本 優 一 君  教育長      池 田 誠 一 君    教育部長     戸 嵜 孝 司 君  監査委員     元 田 充 洋 君    会計管理者    竹 村 昌 記 君                             午前10時02分 開議        ************************* ○議長(中尾嘉男君) ただいまから、本日の会議を開きます。  なお、説明員の出席の追加につきましては、地方自治法第121条の規定により、お手元に配付しております報告のとおり、あらかじめ出席を要請しておきましたので、御了承願いします。        ************************* △日程第1 一般質問 ○議長(中尾嘉男君) 日程第1、「一般質問」を行ないます。質問は、通告の順序によって許すことにいたします。  8番 多田隈啓二君。   [8番 多田隈啓二君 登壇] ◆8番(多田隈啓二君) 皆さん、おはようございます。  8番、創政未来の多田隈啓二です。傍聴の皆さん、お疲れさまです。いつもありがとうございます。  私たち創政未来は、10月21日に鹿児島県出水市の出水ツルマラソン大会というところに会派4人みんなで走ってきました。吉田憲司議員はフルマラソン、北本将幸議員がフルマラソン吉田真樹子議員が10キロメートル、私が10キロメートルということで、初めて私も、生まれて10キロメートルを走らせていただきました。今まで、若いころも5キロメートルまでは走ったことありましたけど、なかなか10キロメートルはどうなのかなと思いながら、これ会派の皆さんで、やっぱり一緒に団結しながら金栗スピリッツを感じてみようという思いのもと、チャレンジしたところでもあります。私も練習を大分重ねながら大会に参加させていただきました。21日の朝に新玉名駅から新幹線に乗って、そして出水市まで行き、降りたらもうフラダンスで歓迎をしていただき、本当にありがたかったです。そのあと、私たち登録をして準備をしていたんですけど、フルマラソンからスタートが始まって、フルマラソンを応援しようということで吉田真樹子議員と金栗Tシャツを私たち全員で着ていきました。見ているときに玉名から来られたフルマラソンに本当はエントリーだったけど、ちょっと体の調子が悪いということで、10キロメートルにエントリー変更ということで、「あんたたちは玉名から来たんね。」ということで、Tシャツのおかげで話しかけていただきました。その中で私たちもスタートしたわけでございますけど、スタートしてどうなることかなと思っておりました。私自身が初めてのことで、そして練習は平道しかしていなかったということもありまして、坂道が結構ありまして大変だったなと思っております。また、その中で5キロメートル地点のときに給水所がありまして、やっとあったと思って給水所でちょっととまって3杯くらい飲んで、そしてまた走り出したんですけど、そのあと1.5キロメートルのところにまた給水所がありまして、その日がすごく暑い日でもう一回今度は女性の方がコップを出しておられたんで、自分もそれを取って今度は暑かけん、頭からかぶろうと思って頭からかぶったらアクエリアスでした。そのあとはべたべたで、ただ大変なマラソンの思い出にもなりました。ただその中で、一番うれしかったのは、沿道の応援でした。やっぱり自分の後ろの方が「お父さん頑張れ。」て、何かお父さんが走られよったんでしょうね、私は家族、子どもは玉名におりましたんで、ただ、自分のことのように思って、「ああ、俺もがんばらなんな。」と思って走ったとこなんです。その中で、やっぱり「走ってくれてありがとう。」とか、もうゴール地点になったら「おかえり。」とか、もう本当に初めて体験してみるもんだなというのも感じたところでもございます。今度はフルマラソンということで、ぜひ、藏原市長、まだ横島町のいちごマラソン大会エントリー間に合います。ハーフマラソンが待っておりますので、ぜひ、参加していただければと思っております。
     ちょっと長くなりましたけど、それでは通告により一般質問を始めます。  1、本市の施策ビジョンについて。これからの地方公共団体は、これまで以上に自主性、自立性を高めた行政運営が求められている。また、住民ニーズやライフスタイルの対応、個別化などにより従来のような行政の直接的なサービスでは、住民が抱える課題や問題解決にならない。状況変化に柔軟な対応を行政は求められている。市の将来像やあるべき行政運営を実現するためには、市長の公約をまとめ、マニフェストをつくり総合計画と同時に責任をもって市民の皆さんと約束を取り組まなければならないと思っております。任期中に将来像を示した上で、施策を具体的に限られた財源の中で実施する計画、ローカルマニフェストが必要である。そこで質問いたします。  (1)「玉名はもっと輝ける!10年ビジョンのまちづくり」をどのように市長は進めになるのか、見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。   [市長 藏原隆浩君 登壇] ◎市長(藏原隆浩君) おはようございます。多田隈議員の御質問にお答えいたします。  まずは、10月21日出水ツルマラソン大会大変御苦労さまでございました。さて、私は日ごろから市政運営に当たっては長期的視点を持って取り組むことが大変重要であり、そのことが未来に渡って責任を持つことであるというふうに認識をしております。そこで、私が現在、作成を進めております10年ビジョンは、多くの市民の皆様がこんな玉名市であってほしいと願う希望や意見をもとに、10年後の玉名市の将来像、すなわち目指す姿をまとめたものとなります。そしてそのお示しする将来像を行政や議会、そしてすべての市民の皆様と共有し、その実現に向けて市全体でつくり上げていきたいと考えております。  現在、作成を進めております将来像につきましては、具体的には最終的な基本目標に市民の笑顔が人を呼び込むまちを掲げ、その実現に向けて3つの原則を基本として取り組むこととしております。  その1つ目の原則であります、市民生活の安定、これにつきましては、現在の少子高齢化の進展に伴い、社会保障費の増加や生産年齢人口の減少、さらには団塊の世代が後期高齢者となる2025年問題など、地方に共通する課題が山積し、多くの市民が未来に不安を抱えて今生活をしています。そこで、高齢者が住み慣れた地域で生きがいをもって、楽しく生活できる環境づくりや安心して子育てができる環境づくりなど、市民が安心して笑顔で暮らせるようなまちづくりを目指してまいります。  2つ目の原則として、まちづくりの充実、これを掲げておりますが、市民が郷土の誇りを持ち、未来に向けて夢と希望を持てる魅力あるまちづくりが大切であると感じています。そのためにも、地域経済の活性化や賑わいの創出、働きがいを持てる環境づくりなどが不可欠となってまいります。特に、大河ドラマ「いだてん」の放送決定は、本市にとって玉名の魅力を全国に発信する絶好のチャンスでありますので、官民連携のもとに、このチャンスをしっかりと生かして継続的な地域の活性化につなげていきたいと考えております。  3つ目の原則として、行政運営の進化を掲げておりますが、菊池川流域の米づくりにかかる日本遺産認定に伴う取り組みや大河ドラマいだてんに伴う取り組みなど、近隣市町や関係機関との連携は不可欠であり、また、各種事業の推進においても国、県への要望、連携は大変重要であるため、積極的にトップセールスなどを行ない、太いパイプと強いつながりをもって市政運営に当たっていきたいと考えております。  以上、3つの原則をもとに、10年ビジョンの基本目標である「市民の笑顔が人を呼び込むまち」の実現に向けて市民全員で進んでいきたいと考えています。また、現在作成しております10年ビジョンにつきましては、今議会の終了後になるかと思いますが、議員の皆様にお示ししたいと考えておりますので、そのビジョンの推進に当たりまして御理解と御協力を賜りますようお願いを申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  前回も6月議会だったですかね、お聞きして、市民生活、また、まちづくり、行政運営進化とか、これが基本だったんだなというのも改めて思ったんですけど、やはり藏原市長、もう1年1カ月経ちます。やはり私はこのもちろんローカルマニフェストは早めに掲げてされたほうがやっぱりマニフェスト掲げなければ、なかなかこれ物事が進まない。そして藏原市長が選挙のとき公約した、公約もなかなか実行できない。前の市長さんの流れでやってしまうところあるというところがやっぱりあるんじゃなかかなと思っております。やはりどこも大体1年めどに出されるというところもありますけど、ぜひ、今後また2期、3期とされるときには、なって早めに、もう1年間、もう1年経ってしまいました。マニフェストも出さんでですね、だけんそういうことがないようにしっかりマニフェストは大事なものであります。市民との約束でありますんで取り組んでいただきたいと思います。  市政の信頼が大切であり、市長が選挙の際に掲げた公約を選挙の口約束で終わらせることがないように、将来像を示した上で実施するために政策を具体的に限られた財源の中で、優先的に取り組む施策を明らかにする。また、優先する施策を実施するために、縮小、廃止、施策を提示して市民の方に対し、説明責任を果たしていただきたいと思います。  次の質問に移ります。  その中で、市長がもう1年1カ月されて、市長の中で今ビジョンは聞いたんですけど、その中で具体的なこうしたいと1年経って思ったことがあられれば、その事業展開についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 通告があっておりませんけれども、あえて申し述べますならば、当然次の質問に通告をいただいております新玉名駅周辺整備にはしっかりと力を入れていきたいと思っておりますが、当然、今取りかかっております超えていかなければならない問題であったり、壁も多ございます。その中でもしっかりとこのあと実施計画をつくりながら進めていきたいというふうに思っておりますし、先ほど公約の話もありましたが、子ども医療費の無料の部分につきましてはすぐに取り組み始めて現物給付という形が10月から実施できるようになっておりますし、学校のトイレの洋式化というものは、防災、災害があったときの避難所としての機能も含めたところでしっかりと備えをしていかなければならないということを含めながらのトイレの洋式化にも取り組んできているところであります。そういったもろもろですね、一つ一つ責任を持って、一つ一つ丁寧に今後とも進めていきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  新玉名駅、次の質問であるんですけど、しっかり取り組んでいただきたいと思いますけど、(2)で将来のまちづくりに向けた新玉名駅周辺等整備基本計画の考えをお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) おはようございます。  多田隈議員の将来のまちづくりに向けた新玉名駅周辺等整備基本計画の考えについてお答えを申し上げます。  新幹線新玉名駅の周辺開発につきましては、平成14年7月に新幹線新玉名駅周辺整備構想を公表してから16年が経過いたしております。これまで民間活力の導入による周辺開発を進めてきたものの遅々として進んでいない状況でございました。このためこれまでの構想、計画を見直し、新たに開発方針やまちづくりの方向性を定めた新玉名駅周辺整備周辺等整備基本計画を本年6月に策定いたしたところでございます。ただし、この基本計画は35.6ヘクタールの整備区域に優先的に公共インフラ整備を進め、ゾーニングの誘導方針に基づいて民間誘導を促進するといったあくまでも開発の方向性を示した計画でございます。具体的な整備方針等は示してはおりません。今後は事業を着実に進めるために、土地利用及び整備方針並びに整備手法などを具体化した新玉名駅周辺整備実施計画を来年度中に策定したいと考えているところでございます。  この計画の中では、企業への進出意向等に関する調査、公共インフラ等の整備計画を実現するための具体的な事業手法等についての検討、国の補助を受けることができるような条件整理を行なうことで当該地域の着実な整備を進めてまいる所存でございます。さらに今後の人口減少、また、既存市街地とのバランス等を踏まえた上で、新駅周辺をどのようなビジョンで整備を行ない、どのようなまちづくりを行なうかの方針もあわせて決定したいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  今までは、答弁の中では、民間活力で整備を進めてきたけど、なかなか民間主導にならなかったという答弁じゃなかったのかなと思います。今度は35.6ヘクタールのゾーニングに対して進めていくということだったんですけど、まずはその中でこの実施計画をされるということだったんですけど、今、平成30年6月、今年基本計画をつくられております。その基本計画の中でうたってあるんですけど、まず、「新玉名駅周辺等整備基本計画は、新玉名駅周辺の開発方針を具体的に示し、今後のまちづくりの方向性や土地利用のあり方等を定めたものとしています。」ということをこれ大前提に書いてあります。その中で、基本計画の位置づけとして新玉名駅の計画の中で、第2次玉名総合計画の中でこれうたってあるんですけど、その中で新玉名駅周辺等の整備基本計画と連携する、連携をしなさいと書いてあります。その連携先が玉名市都市計画マスタープラン玉名農業振興地域整備計画、玉名市景観計画等と書いてあります。そしてこの基本計画の中で、連携したあとにこの図でいきますと、公共インフラ整備、文化財の発掘及び保護ということで関連事業の実施と、これにはうたってあります。今の答弁では、新玉名駅の実施計画を来年度にまとめるという答弁でしたけど、今実際、道路や下水道のインフラ整備に着工されております。そこはどこかと申しますと、ケーズデンキの東側になります。あそこは中牟田線道路改良事業で8,500万円ぐらいで、延長が190メートル、下水道が2,400万円ぐらいの工事が計画されております。いう中でさっきの答弁と変わるのは、これの位置づけもそうなんですけど、基本計画でマスタープランと連携ができたなからば開発を、これインフラ整備をしますよという図なんですけど、実際問題、玉名市都市計画等マスタープランとは連携がまずできてないんですよね、それなぜならば、この開発に対しての土地利用を決めなければ、これ乱開発になってしまうんですよね、どんなに今、計画で、実施計画でゾーニング、ゾーニングといいましても、何も拘束力ないんですよね、やっぱりそういう都市計画法という中で縛りがあります。その中で今、マスタープランもあとで説明しますけど、私は部長、今の答弁では、開発じゃないという考えになるんですけど、執行部の考えは、今開発は行なっているんですか、何なんですか。お伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 多田隈議員の再質問にお答えいたします。  まず、先ほどお尋ねになりました基本計画とマスタープランとの連携がとれていないとの趣旨の御質問でございましたので、その点について御説明をさせていただきたいと存じます。  新玉名駅周辺等整備基本計画は、本市の第2次玉名市総合計画にのっとり、玉名市都市計画マスタープラン玉名農業振興地域整備計画、玉名市景観計画などと連携し、新玉名駅周辺の開発整備におけるまちづくりの方向性や土地利用方針を示したものでございます。策定に当たりましては、各種関連計画の内容に反しないような形にいたしておりますので、基本計画とマスタープランとの整合性についてはとれていると考えております。ただ、来年度実施計画を策定する際には、マスタープランの内容と整合性がとれなくなる可能性もございますので、必要が生じた際にはマスタープランについて、適宜適切な見直しを進めてまいる所存でございます。  以上が基本計画と都市計画マスタープラントの整合性がとれていないのではないかという部分への答弁でございます。  先ほど開発というところでお尋ねがございましたけれども、インフラについて今すでに着工しているところの道路につきましては、まず第1番目に誘導したいというところに隣接する道路でございますので、緊急性、必要性というところですでに着工しているというふうに認識をいたしております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  それでは、やっぱりさっきの答弁じゃおかしいわけですよね。実施計画をしなければインフラ整備をしないという答弁じゃなかったですかね、そこは確認よかですか。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 多田隈議員の再質問にお答えいたします。  実施計画を策定しないとインフラ整備をしないというわけではございません。すべてという意味でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  すべてと言いますけど、やはりこの基本計画がまずできあがりました。土地利用も決まってない。それだから、実施計画をするとじゃないんですかね、そこは。どうなんですかね。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 多田隈議員の再質問にお答えいたします。  ただいまのお尋ねでございますけれども、確かにこれまで先ほどの答弁でも申し上げましたとおり、新玉名駅周辺につきましては、相当の年数が経っているもののなかなか開発が進んでいない現状でございます。そういったところで、今回基本計画を策定いたしたところでございますけれども、具体的な、例えば、事業費の問題などもございます。ですので、具体的な実施計画を定めることにより結局、スピーディーになおかつ効率的に開発を進められるという判断をいたしましたので、実施計画を策定すると決定をしたところでございます。  御理解賜りたいと存じます。以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  ここ水掛け論になるんで、もうこれでいいんですけど、ただ実施計画とか土地利用が決まってない開発は何の開発にもならないと言っておきます。  また、そしてその中牟田線の例えば、改良工事ですけど、これ単独の玉名市の事業になっております。普通だったら開発工事になれば社会資本整備総合交付金をもらいながらの整備をしなければ、これ幾らあっても玉名市の市税じゃ無理です、まず。今、全額そこに投入しておられます。なのでそういうインフラ整備ではなかなかこれ難しいのかな、だからさっきおっしゃった実施計画で土地利用を決めなければ、ゾーニングだけでは進まないということなんです。  そしてその辺のやはり補助金をもらわない道路整備、また、下水道整備はどうなのかなと、私は思っております。ぜひ、その辺はしっかりまた検証されて、どういった方向で進められていくか検証していただきたいと思います。  次に、再質問で、行政での農振除外、また、宅地開発の見解をお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 再質問にお答えいたします。  新玉名駅周辺の開発につきましては、今も申し上げましたとおり、民間活力の導入による周辺開発を進めてきたものの思うように進んでいないという現状を打破するために、どのような用途で宅地開発を行なうかといった整理は現状ではまだできておりませんが、今、議員がおっしゃったとおり市で直接整備を行なう必要があるという認識はございます。市において宅地造成を行なう場合には、民間活力を生かした整備方法や事業費を圧縮するための補助金の活用など、総合的に判断をしてまいりたいと考えております。  今後実施計画を策定いたした上で、新駅周辺に関する整備を進めていく予定といたしておりますが、スピード感を持った開発が重要と考えておりますので、民間の動向等踏まえながら、検討していきたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  計画はまだはっきりと決まってないけど、宅地開発だったり、農振除外を市が直接整備を行なうとの今答弁もありましたので、1歩進み出したのかなということは、今の答弁でわかりました。  やはり新玉名駅周辺、やっぱり農振除外せんと、農地転用とか、それとか文化財とかいろいろこれ民間にはハードルが高いです。やはりゾーニング。ゾーニングだけじゃだめですね、土地利用を決めて、例えば、商業、住宅のゾーニングだったら、そこに土地利用の13分かれてるんですけど、ちゃんとそこを貼り付けて、そして例えば、玉東町さんのように、あえて宅地を行政が農振除外をして、宅地開発をすると。やはり玉東町さんはああやって少しずつではありますけど、開発をしていけば定住促進につながっていくと、私は思っております。やはり今の玉名市のゾーニングを見ても、今道路1本つくられておりますけど、あれがいろいろうまくいっていないといううわさも聞きます。あれがつくらなければますますまた進みません。ただ、道路ができても、例えば、あれから2面整わなければ農振除外ができないという縛りもありますので、それがなぜかというと歯抜けにならん、虫食いにならんごつそうなってるんですけど、やはりそれだったら今玉名市の計画でいけば、やっぱり東から西に少しずつしか開発ができないのがもう現状なんですよね、やっぱりそれではなかなかこれ何年経っても、何十年経っても開発が進むはずはないと思います。ぜひ、その辺もまた検討されて、実施計画にはきちんと土地利用の用途をうたっていただければと思っております。  そこでさっきちょっと部長のほうから答弁あったんですけど、整合性がとれてないということでこれ質問だったんですけど、整合性がとれてないのではということで、ちょっとお聞きしたかったというのが、さっき少し述べましたけど、新玉名駅の周辺整備基本計画ではマスタープランとの連携、もちろん農業振興地域整備計画だったり景観、じゃなければ、今玉名市がおかれているのは乱開発がどんなでもできるわけですよね、白地となっておりますので、用途が決まっておりません。だけんどんな建物を建てようが、景観条例ではちょっと縛られるんですけど、やはり構想はゾーニングというんであれば、住宅地なら住宅地の土地利用の貼り付けをしなければ、なかなかこれは進んでいかないんじゃないのかなと思っております。  なぜそのマスタープランが大事なのかといいますと、都市計画マスタープランとは都市計画法第18条の2に規定されている市町村の都市計画に関する基本的な方向をこれで示すのがこの県と連携していたこの玉名市都市計画マスタープランが、これがうたってある。だから土地を、利用を決めなければなかなか開発も県も動いてくれませんし、もちろん民間指導ではなかなか動かないというとこになっております。また、この玉名市におけるマスタープランおおむね20年後を見据えてつくられております。もちろん熊本県が定める玉名市都市計画区域マスタープランとの連携もこれはとれております。新玉名駅周辺のやつはもうどっちかというと玉名市が独自でしていくやつでありますんで、ぜひ、このマスタープランをここに入れ込まなければなかなか開発は難しいと、私は思っております。  マスタープランとは都市マスともいいますけど、都市計画の方向性を示す、また、例えば、宅地、建物、山林、農地、川、沼、道路、公園、その他生活環境及びこれらの風景なども含めて空間的な要素をこれからどのようにしていくのかということにこのマスタープランは使われます。明らかにしていく計画で、都市計画区域用途地域といった開発土地利用の規制もこれできるんですね、これで。都市計画道路だったり公共下水道のインフラだったり、市街地の開発だったり、やっぱりこの都市マスに連携していかなければなかなか開発できないもんで、ぜひ、自主計画の、さっき答弁であったんですよね、もう今後はその感じでこうマスタープランと連携をしていくということだったんで、ぜひ、その辺はしていっていただきたいなと。そして土地の利用方針として、利用地域の検討をこのマスタープランの会議の中で検討していきます。そして用途地域を貼り付けていくわけですけど、やっぱりその辺を早めにまた進めていっていただきたいと思っております。  それと、あとは再質問で、都市計画マスタープランの用地地域が設定されている、今ある既存の市街地、活性化対策についてお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 再質問にお答えいたします。  今回計画いたしております新玉名駅周辺整備が進むにつれ、新しい市街地が形成されることが予想されますが、新市街地によって既存市街地が衰退をしないよう注視する必要があると考えております。  現在、第2次玉名市総合計画にも記載いたしておりますとおり、中心市街地の個性的で魅力的な商店街の形成や賑わい創出のため、商業者の経営支援、起業家の創業支援、市街地に点在する空き店舗や空き地の再生といった施策に全力で取り組んでいるところでございます。  なお、実績といたしましては、玉名商工会議所及び玉名市商工会と連携して行なっております創業セミナーを平成27年度より毎年度開催し、今年度までで34名の方々が受講され、新規開業をされた方が3名いらっしゃいます。また、玉名商工会議所、玉名市商工会が経営改善普及事業として行なっている商業者等への相談、指導回数が平成27年が2,144回、平成28年が2,411回、平成29年が2,149回と回数を重ねており、中心市街地に新規出店した商店数も平成27年度から平成29年度実績で13件、商店街空き地・空き店舗利活用に対する補助金交付件数が平成27年度から29年度で6件と一定の成果を上げております。  今後も既存市街地が衰退することがないよう、さまざまな施策を関係部署とともに取り組んでまいる所存でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  今やっぱりこうどっちかといいますと、先ほどのこの新玉名駅の周辺の整備計画が注目される中、やはり今既存の市街地活性化も、これ両輪でしていかなければ、なかなか片一方だけというわけにもいきません。県も話をしてみれば、こっち側もちゃんとしなければそこだけの開発じゃだめなんですよという話もやっぱりされております。やっぱりこう既存の市街地に今部長のほうから答弁あってですね、新規3名開業されたと、あとは空き家にも13件ですかね、入って営業されてるという答弁ありましたけど、やっぱりこういう取り組みをし続けていくしかないのかなと思っております。ただ、これをし続けていってもなかなかうまいとこ、中心市街地が活性化するかといったらなかなか難しい問題もあります。せっかく藏原市長がおっしゃる新玉名駅周辺の整備計画をつくったんであれば、昔は多分玉名市もあったと思いますけど、既存の市街地をこういう整備計画もやっぱりセットで行なっていかなければ新玉名駅ばかりの開発に特化した開発になりかねないということもありますんで、ぜひ、その辺は注意していただきたいと思っております。  さまざまな今答弁ありましたけど、施策を進めておられますが、本市も中心市街地の空洞化問題には間違いなく直面しております。これは本市に限った話じゃないですけど、魅力ある商店街の形成や賑わい創出のためには、きめ細やかな衰退しないような施策を、対応をまた既存のほうもよろしくお願いいたします。  また、やはり先ほど申し上げたとおり、新玉名駅周辺整備計画だけじゃなくて、既存の市街地活性化対策基本計画が私はこれ必要だと思います。ぜひ、その辺にも目を向けていただいて取り組んでいただくことをお願いし、次の質問に移ります。  (3)企業誘致についての現状と課題、今後の戦略的ビジョンはあるのかお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 多田隈議員の企業誘致についての現状と課題、今後の戦略的ビジョンについてお答えいたします。  現在の企業誘致活動につきましては、これまでおつき合いのある企業への継続訪問、新規開拓のための訪問、すでに本市に立地されている企業へのアフターフォロー訪問を行なっておりますが、平成25年度に新規立地の協定を締結後はなかなか新しい企業を誘致するに至っておりません。県外への訪問活動は年間25件程度で、毎年継続して訪問している企業も数社ありますが、誘致には至っておりません。これまでの誘致企業の数の累計は、23社で平成17年合併後の協定締結企業は9社にとどまっております。誘致の課題としましては、6月議会において西川議員の一般質問でもお答えしておりますが、議員御存じのとおり、本市ではまとまりのある市所有の工業敵地を保有しておらず、企業からの土地等の問い合わせに対し、民間の遊休地や空き物件を紹介するにとどまっている状況です。また、今後新玉名駅周辺の整備計画にマッチするような企業を誘致するため、対象業種の拡大も課題と考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  企業誘致はなかなか進まない。もちろん藏原市長も企業誘致のプロジェクトを強力に進めますと公約書いてありますけど、なかなか現実は進んでないということだったんですけど、やはり平成25年度から締結後もう5年間は、約5年間なかなか企業誘致には至っていない。玉名市が1個あるのは、企業誘致のための対象事業をもうよその自治体はしてるんですけど、拡大をせんとこれなかなか4つの縛りでは、これ企業が縛られて、企業誘致につながらないというのがありますんで、その辺はまた考えていっていただきたいと思います。  そこで再質問いたします。企業誘致の波及効果をどのように考えておられるのか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 企業誘致の波及効果についてお答えいたします。  企業が本市に工場等を立地いただいた場合の一番の効果は、雇用の創出と考えており、合併後の新規雇用者数は約170人となっております。玉名市民の方が就業されることにより、市民の生活の基盤が安定し、消費活動も盛んになることで市税の増収だけでなく、間接的な経済波及効果にもつながります。また、立地企業からの税収や地元企業との取引などによる経済波及効果も期待でき、企業誘致は本市にとりまして大変重要な施策と考えます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。
    ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  やっぱり波及効果としていろんな効果があるんだなというのも今、答弁でありました。雇用が、就業が170人という答弁も今、あったんですけど、やはり今後も企業誘致をしていかなければ、なかなか雇用には結びつきません。やっぱり市税の増収は大切な財源でも今からかかわってきます。増収により市民サービス向上につなげていただきたいと思います。  そこで再質問いたします。第3次行政改革大綱実施計画の平成30年度より実施の高校生向けの地元企業ガイダンスはどのように行なっておられるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 高校生向け企業ガイダンスの実施についてお答えします。  この企業ガイダンスにつきましては、定住自立圏の取り組みの一環で行なう事業でして、今年度は平成31年3月15日に、玉名市民会館大ホールと会議室等を使って行なうこととしております。  これまでの経緯としましては、平成28年度当時玉名市が事務局でありました城北先端技術波及促進協議会が県玉名地域振興局の事業委託を受けて同様のガイダンスを行ないました。また、平成29年度は県玉名地域振興局が単独で高校生向けの企業ガイダンスを行なっております。  この2年間の取り組みを受けて、今年度の実施は定住自立圏1市3町と県玉名地域振興局の共催で行ないます。高校生は荒尾市、玉名市管内の高校2年生、いわゆる来年度卒業する予定の3年生を対象としており、全日制だけでなく、定時制や支援学校にもお声かけをしております。このガイダンスに参加する企業も荒尾市、玉名市の事業所を対象としており、参加企業募集の締め切りは11月末でしたので、36社のブース設置と20社のプレゼンテーションが決まっております。  なお、この企業ガイダンスの実施に当たっては、高校の進路指導、就職担当の先生方に事前説明を行ない、御理解と御協力を受けております。先生方のお話では、地元にある企業を生徒が知らないため、このような企業ガイダンスを行なっていただくのは大変ありがたいというお声をいただいておりますので、人材確保に苦慮されております企業の皆様には、自社のPRをしっかりと行なっていただき、優秀な玉名市の人材を確保してもらいたいと思います。そしてそのことが玉名圏域からの人口流出を防ぐ一助にもなると考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  3月15日玉名市民会館、また、会議室のほうで36社のブース、20社のプレゼンでされて、高校生向けガイダンスもされるということなんですけど、やはりこの取り組みは初めてなんですかね、これはすごくいい取り組みじゃないのかなと思っております。私たちもよく、私の子どもはもうちょっと下、まだ中学生で、今度受験なんですけど、やはり高校を卒業される保護者の方が、たまに言われます。「玉名はどがん企業があるとだろうか。」と言ってですね、やっぱりこう保護者の方はまた生徒の方もよくあまりわからないというとこもあって、その辺が何かいつももったいないなと思うんですね、さっき部長答弁にあったように、人口流出を防ぐためには、やっぱり地元企業のPRを促進していく必要があるのかなと、私は思っております。  こういうすばらしい取り組みはよければ毎年高校生向けの企業ガイダンスの実施取り組みをしていただくことをお願いしたいと思います。  再質問に移ります。工業団地の造成計画はあるのかお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 工業団地の造成計画についてお答えいたします。  先ほどお答えしましたとおり、本市の課題は工業用地を保有しておらず、企業の求める用地をすぐに用意できないところです。この件につきましても、6月議会、9月議会の建設経済委員会において説明させていただいたところでありますが、市で工業用地を造成する場合、莫大な費用がかかることや仮に売れ残った場合のことなどを考慮しますと、市で直接造成するのではなく、他市の事例を参考に民間の力を活用した工業用地の造成を進めていきたいと考えております。  他市の例を申し上げますと、民間において工業用地を造成し、そこに必要なインフラ整備にかかる費用を市が補助するもので、市の費用負担も抑えることができます。現在、当該手法を参考に、要綱等の整備を進めており年度内の制定を目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  工業団体はなかなか財政的にも厳しいということもあります。その中で民間において工業用地を造成、また、インフラ整備に市として補助金を出して、また最終的には市に帰属、行政が管理するとの答弁だったと思います。今年度内の要綱等整備、制定とのことですが、やっぱりこれすばらしい取り組みが始まるのかなと、私は思います。ぜひ、しっかりと今年度内に要綱整備、制定を行なっていただいて、工業用地の確保に全力で、全庁上げて取り組んでもらうことをお願いし、次の質問に移ります。  再質問で、中小企業誘致支援策の取り組みはあるのかお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 中小企業誘致支援策についてお答えいたします。  誘致に際し、大企業、中小企業と分けて支援を行なっているわけではございません。本市の優遇制度はあくまでも対象となる業種や施設、そして要件を満たした場合に適用されます。具体的には、対象業種は製造業、情報通信業のソフトウェア業、そして対象施設は試験及び研究施設、観光施設となります。要件としては、新規立地の場合5,000万円以上の投資があり、かつ新規雇用従業員10名以上となっております。これらの条件をすべて満たされた場合、企業の規模にかかわらず奨励金をお出ししております。ただ、冒頭に答弁させていただきましたとおり、企業の国内投資は停滞しており、雇用創出が期待できる大規模な製造業は簡単には見込めない状況にあります。また、現在日本は第4次産業革命の時代に入っており、生産年齢の減少を見据えた人に頼らないIoTやAIによる省力化にシフトしているのが実情です。そのため小規模の企業または空き校舎や空き店舗を活用する起業家の取り組みなどが必要であると考えており、さらには、新玉名駅周辺の開発を進める上でも対象業種の拡大や奨励金のメニューの追加を考えております。  なお、この件につきましては、現在条例の改正の準備を行なっているところであり、来年の3月に上程したいと考えておりますので、その際はよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  中小企業支援施策じゃなくて、全般に行なっているという答弁でした。ただ、投資が5,000万円というハードルが結構中小企業にはちょっとやっぱり大きいのかなというところがあります。例えば、天草市は新設のときに2,000万円とか、玉名市の半分以下になっております。また、上天草市もそう安いんですよね、問題は今、業種が先ほどもいいましたけど、やっぱりこの縛りがすごくて、玉名市の対象施設で言えば、工場、試験研究施設、情報サービス事業施設だったり、観光施設だったり、もうこの4つに縛られるんですけど、やっぱりこの枠をある程度これ取っ払ってやらんと、取っ払うわけにはいかんとですけど、よその自治体はこの枠をもっといっぱい広げてあります。もちろん製造業だったり、道路貨物運送業、倉庫業だったり、梱包業だったり、卸小売業だったり、旅館業だったり、これやっぱり地域でいろいろ取り組みを、これは今のは上天草市なんですけど、そうやっていろんな取り組みをされております。やっぱりこの玉名市にあった、玉名市の方向が目指す企業の条件を選定されて、企業誘致に、そしてもう少しちょっと広げられて、新玉名駅開発もありますんで、していただきたいなと思っております。  それと、答弁ではさっき学校の跡地あたりでIoTだったりAIに小規模企業にもそういう補助、家賃から何から出されるとかという話も聞いております。やはりふやすためには、もう先ほど部長もおっしゃいましたけど、大企業はなかなか合致しないというのは、どこの市でもそうだと思います。やはりそういう中小企業に向けて、流出を防ぐために雇用できるような中小企業をふやすというのも、これは玉名市にとってみれば取り組みとしてはいい取り組みになるんじゃないのかなと思っております。ぜひ、そういう縛りをもう少し緩くしていただいて、もし学校跡地等が部屋が空くんであれば、そういうIT関係あたりが入って、部屋でパソコンで仕事ができる。そこに補助を出す。そういう取り組みもしていただければ、いろんな法人税等も入ってきますのでいいのかなと思っております。ぜひ、来年3月上程するということなんで、しっかりまた研究してもらって上程していただければと思っております。  そこで再質問いたします。藏原市長、市長に就任してからどのように企業誘致に取り組んでこられたのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員の再質問にお答えをいたします。  この1年間の企業誘致に対する取り組みといたしましては、私自身初めての企業との接触でもありましたので、まずは市内の誘致企業様との関係を築くことから初めまして、あわせて企業のとめ置きのために既立地企業の本社がございます本年度は関東東海地区方面へのトップセールスも行なっておりました。そしてまた、今後の企業誘致についての意思づくりを行なってきたところでありますけれども、先ほど部長の答弁にもありましたとおり、民間の力をお借りしての工業団地の開発に向けての取り組み、あわせて企業誘致奨励金制度の改正に向けての取り組みを行なっているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  市長に再質問なんですけど、特性について感覚、肌の感覚はどがん感じだったですか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 誘致企業様が多かったんですが、これまであまり職員を褒めるわけではないですけれども、非常に密接なつながりの中で、非常に親切に対応をしていたと思われる節がありまして、非常に感触としてはいいものがありまして、これからも末永く玉名市で企業継続していただけるものというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  そこで再質問いたします。市長には企業誘致対策の今後の展望と思いをお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員の再質問にお答えいたします。  企業誘致を行なうに当たっては、いかに企業に対して玉名市の魅力を伝えるかというものが大変重要でありまして、単に民間の参入を待つだけでは何も始まりません。企業を呼び込むためには、市としても努力をしていかなければならないことは当然でありますけれども、先ほどの答弁とも重複するかと思いますが、やはり企業に対するトップセールスはもとより、新玉名駅周辺整備基本計画の見直しを初め、それから何と言ってもやはり場所の問題、それから制度の問題、ここがネックになって進まないというふうに私も実感しておりますので、民間のお力をお借りしての工業団地の開発、また、企業誘致奨励金制度の改正など、決して新しくはないかもしれませんけれども、今やらなければならないことを見極めながら、着実に取り組んでまいりたいというふうに思っております。また、先ほどの部長答弁にもありました企業ガイダンスのように、働く場の創政の企業誘致とあわせて、働く年齢層、特に若年層、若者の方々が地元企業に就職をしてもらって、地元に残ってもらうための施策というものも今年度より定住自立圏を核にして執り行ってまいっておりますので、これもあわせて今後とも力を入れていきたいというふうに思っております。  このように多極的な展開をすることによって、今後の明るい展望が見えてくるものと信じておりますので、しっかり頑張ってまいりたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  藏原市長もこれ公約ちゃんとありますけど、企業誘致プロジェクトを強力に進めますと、書いてあります。ぜひ、強力に進めていっていただきたいなと思っております。そのためには、なかなかこの1年間なかなか難しかったけど、制度問題を変えていくというこれは大事な一歩なのかなと、私も取り組みに対してのやっぱり「ああ、すばらしい取り組みだな。」と思っております。まず、企業誘致できれば新たな雇用創出、また、生産年齢人口の流出を防ぐとともに、本市の定住が図れ、法人税、個人税の収入が見込まれ、強いては本市の発展や若者流出を食いとめ、安定的に玉名市で暮らすことができるように、雇用創出のもとに、全力で、市長、取り組んでいただきたいというのをお願いし、次の質問に移ります。  (4)スポーツ施設の整備計画について。サッカー場、陸上競技場、ラグビー場についてお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員のスポーツ施設の整備ですね、建設予定、建設時期についてになりますかね。ではない。 ◆8番(多田隈啓二君) いや、部長でなかったですか。 ◎市長(藏原隆浩君) 部長の答弁。失礼しました。 ○議長(中尾嘉男君) 市長になっとるよ。 ◆8番(多田隈啓二君) ああ、そうですか。なら、俺が間違えとる。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) ただいまの御質問にお答えさせていただきます。  私が市長に就任する前までに検討委員会の中では玉名市内で10カ所を候補地として検討しながら、サッカー専用グラウンドとして桃田運動公園南側入り口付近を第1候補として提案をし、議会と協議をしてきたところであったということであります。候補地が低湿地で好ましくない、あるいは盛り土や併設されるメインとサブグラウンドの高低差の問題等で再検討となっているということでありました。次の候補地として伊倉中北地区を市の候補地として再提案し、こちらも第一予定地からさほど位置的に変わっていない、それから交通渋滞、太陽光パネルの反射、同施設周辺の雨水対策等の課題を議会か問題点と指摘されているというふうに伺っております。  今回、私が市長に就任するに当たりましては、桃田運動公園の改修として400メートルトラックの中にサッカー場、それからサッカーとラグビーができる整備をするというふうに掲げております。これは運動施設として集約を考えた場合の表現であり、桃田運動公園も候補地の一つとして考えております。また、施設の規模が大きくなることなどを考慮し、これまでの候補地の検討内容を参考にしながら候補地を選定していきたいと考えておりますので、現時点で建設候補地を具体的に決定している状況にはありません。  次に、建設時期につきまして、これまで測量、用地調査、基本設計の段階からは、用地取得、農振除外、用地整備、施設建設などで約4年間を事業期間と予定していることを議会では説明をしてきているようでありますけれども、候補地の用地の状況次第でそういった部分は大きく影響してくるんではないかというふうに考えております。多目的競技場となる、これまでよりもさらに広い用地が必要になってまいりますので、用地取得にかかる年数をさらに1年かかることを見越しまして、基本設計からおおむね5年間の期間を要するものと、現在のところはイメージをしているところであります。しかしながら、所管課には期限を指定して早急に取り組むべき事業が山積していることも事実であります。これらの事業を見極めながら、事業検討、着手となります。そういった意味で、本年3月議会では10年ビジョンに位置づけながら取り組んでいくというふうに答弁させていただいているところであるというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。ありがとうございます。  5年ぐらいの時期をめどにということだったんですけど、通告してたんですけど、そのなかですよね。  サッカー場について、例えば、ラグビー場、サッカー場、インターハイとかマラソン大会、オリンピック事前キャンプ誘致のあとに取り組むみたいな感じがなんかあるわけですか。ない。ないですよね。もうよかです、ないなら、はい、大丈夫です。  市長、ぜひ、いろいろ市長の中ではやはりもちろんインターハイでフルマラソンですね、金栗さんの、オリンピックのやっぱり事前キャンプ地誘致なろうということで、本当にこのサッカー場はちょっと優先順位が若干トーンダウンしたのかなと、私は思っております。ただ、市長もサッカー場は桃田運動公園の改修ということで、サッカー場とラグビー場公式試合ができる400メートルトラックを持つ陸上競技場へというこの公約にも掲げておられます。なかなかこれがどうなのかというんですけど、例えば、公約に対して5年となれば、なかなかこれ市民がこれ公約見て、サッカー場ができるんだと思った人もおられると思うんですよね、それはやっぱり10年ビジョンの中のマニフェストの中にきちっと今期藏原市長が1期目のときはなかなかできないけど、その次にはということも明記されなければ、これうたっている以上は、なかなかちゃんとした説明をしていただければと思っております。そこはお願いしたいと思います。  そして次の質問に移ります。(5)交流拠点施設、道の駅についての考え方をお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 交流拠点施設、道の駅の考え方についてお答えを申し上げます。  平成18年に策定いたしました新玉名駅周辺地域等整備基本計画では、県道玉名立花線沿い3.2ヘクタールについては、市において交流施設の整備を図ると計画をいたしておりました。しかし、平成23年3月議会において、交流施設の整備については、民間活力による開発を誘導するとの方向性が示され、整備方針を変更いたしております。平成30年6月に策定をいたしました新玉名駅周辺等整備基本計画におきましても、ゾーニング案として玉名市の農作物や特産品等を販売する産直市場について導入がふさわしい施設として記載をいたしておりますが、あくまでも民間施設の誘導という想定でございます。  今後新玉名駅周辺整備を進めていく中で、道の駅的な物販施設については、民間により設置運営をしていただきたいと考えております。道の駅的な施設につきましては、新駅周辺のみにかかわらず、市内で適切な場所を検討し、今後の施設の誘致方法等につきましては、関係各課と連携を取りながら、検討を行なってまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  道の駅的な、産直市場施設と今答弁ありました。玉名市の農産物、特産品等を販売する施設があれば、あとは普通の小売店との話もありますけど、ぜひ、こうやって特産物の販売にも、PRにもつながりますんで、進めていっていただきたいなと思いますけど、ただ、なんせさっきから土地問題はいろいろありまして、じゃあ、民間誘導で、じゃあ、土地買って、建物はどうなのかちょっと分かりませんけども、そういう道の駅的な施設が本当にそこにできるのかなというのは、やっぱり大分これまたハードルが高いのかなと思っております。ぜひ、その辺も民間とともにいろんな知恵を出し合いながら、藏原市長もおっしゃっておりますけれど、道の駅機能を持つ、賑わいのある施設の創造ということも公約にうたってあります。ぜひ、その辺も取り組んでいただきたいと思っております。  そこで再質問いたします。交流拠点施設、道の駅についての市長の考え方をお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員の再質問にお答えします。  玉名市の特色としては、全国トップクラスを誇るミニトマト、トマト、イチゴ、ミカン、また、ノリやアサリなどの産地であり、一次産業が盛んであることがまず上げられ、この玉名市の特色、強みを生かした取り組みを展開していくことがより玉名市を活気づけていくものというふうに考えております。この取り組みの一つとして、道の駅的な物販、交流拠点施設を誘導設置し、物産品の販路拡大や市外からの訪問者数をふやしていければというふうに考えております。すでに市南部の国道501号線沿いには、ふるさとセンターY・BOXや農産物産直売所「郷◎市」、そして岱明磯の里が設置されておりますけれども、玉名市の北部エリアにつきましては、拠点となる施設がないことから、新玉名駅周辺を初めとする北部エリアでの設置が実現できればというふうに考えております。しかし、このような施設を活発にかつ安定的に運営していくためには、先ほど議員もおっしゃられたとおり、経営のノウハウを持った民間企業等の力が不可欠であるというふうに考えておりますので、さまざまな民間企業等に打診し、市が必要な協力を行うことで、施設の設置が実現できるように努力をしていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  やはり市長、今おっしゃったとおり市外からの訪問者を集め、地域活性化の拠点となる道の駅は必要だと、私も思います。また、農産物の直売で観光客を呼び込み、地域の特産物を生かした産業振興が玉名にはなかなかないのかなと思っておりますので、ぜひ、進めていっていただきたいと思います。  そこで再質問いたします。市長の公約では、道の駅的機能を持つ賑わいある施設と書いてあり、在任中に建設の考えがあるのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員の在任中に創出する、建設する予定はあるのかということでありますけれども、まずその公約の部分の話になりますけれども、冒頭から議員もおっしゃられてますが、ローカルマニフェストを決して策定したわけではなく、ローカルマニフェストは市民との契約という意味で、金額、それから期限というものを設けながらの契約書というようなものになるんだと思います。あくまでも私も当選させていただいた市長選挙の場合で、ローカルマニフェスト型選挙ではなかったものですから、例えば、イメージとしていえば、大きく示すものは当然一刻も早く取り組みますよという意味合いであり、小さなものに関しては、そういった問題、課題に対してしっかり取り組んでまいりたいそういう思いの中で位置づけられてたというふうに私としては認識をしておりますので、単にそれがこの4年間の中でとり行なわなければならないというような意味では大変申しわけないんですが、ないものであります。それがなぜそうなのかと言いますと、やはり財政の問題、それから今、熊本地震が起きて昨日も質問がありました二次補正で国土強靱化という意味合いの中での緊急性の高いものに費用をかけていく、そういったものがその年々で本当にその移り変わりの中で、今何が必要なのかということが、本当に目まぐるしく変わる、そういった市政運営の中で、それをいつまでにやりますということは、なかなか申し上げにくいところがありますので、はっきりお答えできないのが非常に申しわけないんですけれども、ただ、私はその10年間のビジョンの中で、そういったものも位置づけながら、願わくば私が市長であれ、だれが市長であれ、指し示した将来像というものをずっと進めていきながら、市民が一丸となってそれに取り組んでいけるような夢と希望が持てるような、そういう地域社会にしたいという思いでありますので、そこはちょっと期限の問題というのがなかなか申し上げられません。きのうも申し上げました平成31年度に、2020年度に新たなもろもろの補助であったり地方創生の取り組みで莫大な補助が設けられるであるとか、そういった部分になれば、すぐさまやはりそういったものには乗せていかなければならないだろうというふうに思いますが、今の時点で、今の財政状況の中で、いついつまでにやりますということは、なかなか言えないところが大変申しわけないというふうに思いますが、どうか御理解いただきたいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  未来像、将来像的には、市長の頭の中には描かれているんじゃなかろうかなと思っております。  それでも、もしかしたら、行政主導じゃなくて、民間がやってくれるのであれば、全然その行政とは若干立場が違いますので、これも進められる要素も出てくるのかなと思いますので、ぜひ、民間との連携を密にもっていただきたいと思います。  そこで次の質問に移ります。(6)岱明地区の一体的整備計画や公共施設、岱明文化センター(仮称)、岱明ふれあい健康センターの集約の考えをお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。
    ◎教育部長(戸嵜孝司君) 多田隈議員の岱明文化センター(仮称)建設事業の概要及び経緯についてお答えいたします。  まず、経緯からお答えいたします。  先日の答弁と重複する部分が多くあると思いますが、少し長くなりますけれどもよろしくお願いいたします。  岱明町公民館建設事業については、本年3月議会に藏原市長が現地建てかえの表明をされました。岱明ふれあい健康センター併設計画までは所管部署は企画経営課でありましたが、公民館運営の所管部署であるコミュニティ推進課において計画の策定を実施することとなっております。まずは、検討を始める最初の取り組みといたしまして、現在の利用者団体、地域住民の方々、現地に建てかえる旨の説明とともに、どのような公民館が理想であるかというようなことで、どのような公民館にするべきかというような質問で意見をお伺いしているところでございます。  関係者団体全員団体の中で行なっておりますけれども、欠席があった団体等もございまして、改めて丁寧に説明していったところでございます。  利用者団体や地域住民の意見を踏まえ、また、将来的な財政的観点を考慮しつつ、新しくつくる岱明公民館で将来何ができるか、どういうことを重視していくか、必要な空間や設備は利用の状況に応じた部分はどういう部分なのかということで、そのような考え方を基本的にもって話し合いを行なったところでございます。この基本的な考え方につきましては、本年5月29日に開催されました公共施設等建設特別委員会にて御説明をさせていただき、あわせて公民館調理室は周辺施設である岱明ふれあい健康センター調理室を活用するものとし、新しい公民館には設置しない旨を説明させていただいたところでございます。この段階では、公民館の総面積も確定しておらず、その後、1部屋、1スペースごとに調整を行なったところでございます。各部屋の調整の結果といたしまして、合計の面積がその時点では1,400平方メートルとなったものです。岱明公民館の利用率もよく、余裕がある部屋は現在のところ少なく、現在50数年経過している施設でございます。現在の建築基準や住民ニーズの多様化等を考慮した結果でございます。現在の面積を上回る面積となったものでございます。しかしながら、公民館設備整備を進めるに当たって、設置目的は異なるものの集客施設として近隣の岱明ふれあい健康センターと機能を重複することから、7月下旬から利用率が低い岱明ふれあい健康センターの方向性を関係各課及び社会福祉協議会を交えて協議を行なったところでございます。10月末に協議した結果、温泉及び憩いの場、休憩室等については、市民向けに確保する、残すということで、その他の用途については、制限しない幅広い民間による活用及び運営を実施することで、公民館機能との差別化を図るものとしたところです。また、以前より市民や議員の一般質問等でも営利目的をした利用ができないかとの強い要望がございました。公民館施設としては問題がありますけれども、切り離すことで可能であると判断し、多目的ホールと新たに整備する多目的音楽室を公民館とは別用途の営利目的で利用が可能な文化施設として整備を行なうことといたしました。社会福祉協議会岱明支所においては、岱明ふれあい健康センターの指定管理者を変更することで、事務所及び相談室を新公民館へ移すことといたしました。このような検討のもと、調理室は適正な規模で設置するもので、また、災害避難所としての機能を有し、公民館、文化施設、社会福祉協議会岱明支所の3つの機能を持つ複合施設として建設するものとしたものでございます。  続きまして、概要についてお答えいたします。  主な用途と概算規模は、まず、公民館機能として玄関、ロビー、それからギャラリーが200平方メートル第1、第2会議室がおのおの90平方メートル、間仕切りを開くことによって180平方メートル両方の会議室を1つの部屋でできるというような会議室での利用可能ということにしております。それから、和室、調理室、和室が90平方メートル、調理室が99平方メートル、和室及び調理室は災害避難所としての機能を有することとしております。文化施設機能としては、多目的ホール390平方メートル、可動式椅子の200席、平面フロア椅子の設置が100席の最大300名を収容、多目的音楽室は90平方メートルは、防音機能を持たせ音楽の練習や多目的ホールの控え室としても利用できることとしております。3つ目の機能といたしまして、社会福祉協議会岱明支所は、事務室それから相談室あわせて50平方メートルで、岱明地域住民に対する相談業務等を行なうスペースとして整備をすることとしております。3つの機能の必要面積の合計で、概算総面積を1,500平方メートルとしておるものでございます。  次に、概算総事業費は、7億5,800万円、財源は、現段階では合併特例債を約3億円、残額を市有施設整備基金及び一般財源で考えております。  最後に、建設スケジュールは、平成30年、平成31年度に基本設計、実施設計、平成31年度及び平成32年度に建設工事、供用開始は平成33年の4月を予定しているところでございます。その後、公民館の解体工事や外構工事を含め、供用開始後の平成33年度中に行なうこととしております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。ありがとうございます。  やはりこの、今回、今の答弁じゃ10月末ぐらいにいろんな団体で協議されたという答弁だったと思いますけど、10月末ですね、今までのもちろん当初計画にもなくて、ここまできてるんですけど、その10月団体と話し合って、この12月議会でこれ出す、またそして7億5,800万円もかかる事業をそのこの2カ月もない中で詰めて計画されたというのは、これはやっぱりちょっと今までに例がないと思うんですよね、当初計画にもまずのっとけばですね、まだよかったですけど、もちろんきのう詳しくは、北本議員が質問の中でいろいろ詳しく分かったんですけど、6月に策定された個別の計画にものってなかったということもありまして、これはこの今公共施設を今後どうしていくのかと、マネジメントで考えている中で、時期尚早じゃなかろうかなと、私は思っております。  持論じゃあるんですけど、やっぱりマネジメント計画の中にも既存の施設をどうやって生かしていくのか、そして新規のなかなか公共施設の削減がうたってあります。その中で逆行していくやり方はどうなのかなと、私は思っております。やはり岱明ふれあい健康センターを核にしたその横に公民館を併設するとかですね、やっぱりそういう考えがまず普通のマネジメントの考え方でいけば筋道が通る考え方じゃないのかなと、私なりに思ってるところであります。やはり公共施設を単につくったら、本当に維持管理費がもう70年も80年もかかっていくというとこもあります。また、そもそも今、玉名市民会館建っておりますけど、そこに300席あります。そしてきのう北本議員の答弁の中には、1年間で30回ぐらいしか200人以上のそういうイベントは行なわれていないというのもきのう答弁にあっておりました。もうすでに天水町、横島町あります。そして玉名市民会館にもできています、今。その中でやっぱりそこはちょっともう少し考えていかなければ、そもそもの例えば、玉名市民会館問題が、じゃあ、岱明町に建てるんであれば現地建てかえの800席でよかったんじゃないかと、お祭り広場はつぶさなくてもよかったんじゃないかという、そこまで議論がこれは戻ってくるんじゃないかなと思います。今までのもちろん玉名市民会館の問題のときもそういうのもあったんですよ、岱明町に300席の小ホールをつくるんであれば、ここに800席ばつくるとよかたい。という話をしながらの藏原市長になられてからのこの建設が始まったという経緯もありますんで、やはりその辺も執行部のほうに関してまず時期が、計画もないのにここまで進んだというのは、もう例外中の例外でありますし、こういう計画のないやり方は、私はどうなのかなと思っております。  そこで再質問いたします。岱明ふれあい健康センターの活用は今後どのように進めていくのか、また、岱明文化センター(仮称)の計画がいつごろから検討されたのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 岱明ふれあい健康センター事業の今後の進め方についてお答えいたします。  現在、岱明ふれあい健康センターは玉名市社会福祉協議会が指定管理を受けて運営しているところです。既存の岱明ふれあい健康センター事業は、社会福祉協議会の自主事業が多く、今後は今実施している事業の有効性や有無を精査しながら、また、実施場所につきましては新しく整備予定の公民館での実施の方向で進めてまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 多田隈議員の再質問にお答えいたします。  岱明文化センター(仮称)、先ほど答弁したように、岱明町公民館建設事業につきましては、本年3月に藏原市長が現地建てかえの表明をされ、その後すぐにこの計画を立てております。改革に入っております。その後、教育委員会のコミュニティ推進課を初め、関係各課及び社会福祉協議会を含めた協議の中で、多くの検討過程を経て、その結果が公民館、文化施設、社会福祉協議会岱明支所の3つの機能を有するということで複合施設として建設することにいたしました。  検討の開始時期につきましては、先ほど10月という話をされましたけれども、4月から行なっております。7月に公民館の整備計画を進める中で、最終的に岱明ふれあい健康センターの方向性について7月から検討を行なっておるところでございます。その後、検討段階でまとまりましたので、今回提案させていただいているところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  岱明ふれあい健康センターは社会福祉協議会が自主事業いろいろされております。きのう答弁にもあったんですけど、これが先々民間委託にならんだったらどうするのかというのもきのう北本議員の話にあった、そうならないように部長はしますという答弁だったと思います。ただ、そうならないような確約も何もないわけですよね、そして副市長はその公共施設等建設特別委員会の中で、もしできんだったらどうなるのかというやっぱり私も傍聴しておりましたけど、その中で、やっぱりもしできんだったら市がしていかなんたいという答弁もされておりました。やっぱりもしかしたらという場合がありますんで、私たちはすごくこの問題はやっぱり大事な問題なのかなと思ってるところでもあります。そして部長のほうから7月、ヒアリングで7月下旬ぐらいから大体行なったという話をされておりましたけど、それでも8月、9月、10月、11月短いですね。もう本当にそして北本議員がきのう5月の特別委員会でももちろん調理室もなかった。そして文化施設の説明もない。そして今議会の5日前ですよ、特別委員会に話があったのは。5日前に特別委員会で話をされて、それからきょうに至ってるということで、私たちも初めて聞いてびっくりしているとこが本音でもあります。やはりそしてまた、あとで出てくるんでいいんですけど、その辺は本当にちょっと計画があまりにもちょっと早すぎるし、計画がないものが今回出てきたというのは問題じゃないのかなと思っております。藏原市長は先ほど公約にうたっとっても難しいというとも言われております。ただ今回のやつは公約にも載っておりません。そして強いて言うなら、今、市民会館の横に300席の可動式ができたときに、1回私は、公民館は私は建てて全然よかと思うとですよ。現地建てかえなのか、自分は岱明ふれあい健康センターの横の併設がいいと思う、個人的には思うんですけど、やっぱり今、もう建つまで文化施設は待っても、私は遅くありませんて思います。ただ、年間30回しか今のところは使いよらん。玉名市民会館建てたときにそれで何回ふえるかわかりませんけど、50回使ったところでも年間50回しか使わとですよ。岱明町から15分でもう車で来れます、ですね。やっぱりそうやって公共施設を幾つもつくり続ける。そして計画がないまま進められてきたというのは、これはやっぱりちょっと問題じゃないかなと思っております。  そこで再質問いたします。公共施設マネジメントについて、市長の考えをお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員の再々質問にお答えいたします。  快適な生活環境の充実や住民ニーズ、行政需要等に対応し、整備した公共施設は経年劣化が進み、維持更新が必要となってまいります。しかし、厳しい財政状況や人口減少を踏まえると長期的な視点に立ち、施設等の更新や適正配置、長寿命化など、計画的な公共施設マネジメントに取り組む必要があるというふうに思っております。そのため公共施設マネジメントの指針となる、公共施設等総合管理計画に基づき、今後40年間で市が保有する施設面積を37%削減する目標を達成してまいりたいと考えております。公共施設等の集約化や複合化などの再編、効率的な運営に対しましては、抵抗感を抱く方も少なくないというふうに思われますが、私たち行政は課題解消に向けた具体的な方策を検討し、市民や地域団体、民間事業者などとの対話を協議を図りながら、公共施設サービスのあり方と財政運営の負担軽減の対応を実現してまいりたいと考えております。  岱明文化センターにつきましては、仮称になりますけれども、現地に建てかえ、多様化する住民ニーズを踏まえて、地域づくりに役立つようなコミュニティセンターとして複合的な役割を担えるよう、検討を図っております。また、岱明ふれあい健康センターにつきましても、将来的な民営化を見据えながら指定管理者制度の中で、管理運営に民間活力を導入して、維持管理費の抑制を図りつつ、福祉事業にこだわりなく、幅広い施設の仕様を検討し、今まで以上に市民から喜ばれる施設にできるように努めてまいりたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  市長がおっしゃったとおり、マネジメントでは市が保有する施設40年間、年平均トータルコストで65%削減し、市が保有する施設の面積は40年間で37%の削減を目標掲げられております。やはりこういった削減、片や削減とマネジメントでうたってあります。もうこの削減したっちゃ先々どうなのかというですね、もう試算も出ております。やっぱりそこを見据えていくためには、もうこれ建っとるんであれば、文化施設は検証して、それでも足りない、もう使用がいっぱいあるとなれば、もう1回また公民館の横にまた建てるという計画が普通の公共マネジメントの計画に沿ったやり方ではないのかなと、私は思っております。  そこで再質問いたします。調理室の設置や岱明文化センター(仮称)をだれが、いつ、どのように話を持ちかけ決まったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈議員の再質問にお答えします。  再度の説明になりますけれども、仮称でありますが岱明文化センター、この計画につきましては、昨年の市長就任後、市の重要課題として検討を始める中で、岱明町公民館建設と岱明町の将来を考える会からの現地建てかえの陳情や本年5月の公共施設等建設特別委員会のあとになりますけれども、現地建てかえの公民館建設の検討において、公民館の利用団体や地域住民の皆様との意見交換を行なった際の公民館に対する思いを所管課のほうから受け、思案を重ねてまいりました、これまで。それと同時に公共施設マネジメントの観点から、機能が重複する岱明ふれあい健康センターの活用についても検討を進め、岱明ふれあい健康センターは民間活力の導入による施設の有効活用を検討していくことに方向づけをいたしたことによりまして、公民館建設につきましても社会福祉協議会を含めた、多機能を持つ複合施設として検討を進め、仮称でありますが岱明文化センターというふうに名称を変更しておるところであります。  調理室につきましても、当初検討段階では、岱明ふれあい健康センター調理室を活用するものとしておりましたが、前で申しましたとおり、民間活力の導入によりまして、施設の有効活用を検討していくことに方向づけをしたことによりまして、公民館利用と共用することは難しい、そのように考え、公民館に適正な規模の調理室が必要となったものであります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。  いろいろ公民館を使われる団体の方と意見交換会を行ないながら進めてきたという答弁じゃなかったのかなと思いますけど、やはり市長、やっぱり行政を預かるものとすれば、やはり財政を考える、まずは。そのもちろん市民利用団体からの意見は聞いていいんですよね、ただやっぱり、じゃあ、意見ば言ったらどこでもそう開発ばしていくのかとなれば、これは行政としてあるべき姿じゃ、私はないと思います。やっぱり財政、そして今後の玉名市を考えたマネジメントをまず基本に考えていくことが行政に課せられた責任と私は思っております。  そこで再質問いたします。この計画は、いつから検討したのか、なぜ議会全員協議会や文教厚生委員会計画の説明をなされなかったのかお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 多田隈委員の再質問にお答えいたします。  このたびの仮称岱明文化センターの計画につきましては、先ほど申しました経緯を経て、多機能を持つ複合化施設として検討を進め、仮称ではありますけれども、岱明文化センターと名称を変更いたしました。  そして先般11月の市議会よりこの案件の調査事項の審査を付託されている公共施設等建設特別委員会において御報告をさせていただきました。また、地元の議員の皆様や文教厚生委員の皆さまにも個別に御説明をさせていただいておりまして、時間がない中でありましたが、順を追って進めていますことをどうか御理解をいただければというふうに存じます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 多田隈啓二君。 ◆8番(多田隈啓二君) 答弁いただきました。ありがとうございます。  やり方がどうだったのかというのは、やっぱり検証されるべき問題なのかなと思っております。  最後になりますが、岱明文化センター(仮称)計画は、本年度の当初計画、また、本年度の6月に出された玉名市公共施設個別施設計画にもなく、市長の公約にも計画がなく、また、所管の文教厚生委員会に一度も計画の説明、方向性も示さず議論がないまま概算事業約7億5,800万円の事業が進められようと、今、しております。そんな中、今、建設中の玉名市民会館にも300席の可動式ホールが建設されている。昨日の北本議員の説明では、200人以上のホールが先ほども申しましたけど、年間30件であると、市長が答弁いただいたマネジメントでは、市が保有する施設にかかる40年間の年平均トータルコスト65%削減し、市が保有する施設の面積は40年間で37%の削減を目標掲げられており、今回の建設議案はマネジメントの方針にやはり私は逆行していると思います。また、所管の文教厚生委員会で、多分、来週初めて説明が委員会としては所管議決する委員会です。委員会に初めての説明があると思います。ぜひ、委員長初め、委員さん方には慎重な審議、議論を強くお願いし、一般質問を終わります。  ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、多田隈啓二君の質問は終わりました。  議事の都合により、午後1時まで休憩いたします。                             午前11時50分 休憩                             ───────────                             午後 1時01分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  6番 古奥俊男君。   [6番 古奥俊男君 登壇] ◆6番(古奥俊男君) 昼からの1番になりました。新生クラブの古奥でございます。  きょうは、今回は、大きい項目で3つの質問をさせていただきたいと思います。  前回同様、今回も新玉名駅周辺等整備基本計画の後の検証について。2番に3割自治について。3番目に下水道についてということで、大きい項目で3つの質問をさせていただきたいと思います。  早いもので昨年の12月議会から早もう1年経ちました。非常に早いなというきょうこのごろでございます。そこで昨年の12月議会において新玉名駅開発は最重要案件としてとらえると市長の答弁をいただいております。そこで通告にしたがって質問をさせていただきたいと思います。  1番に、1年を振り返ってみて、進んでいると思うかということで、これに対して答弁をよろしくお願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 古奥議員の1年を振り返ってみて、新玉名駅の周辺整備はなぜ進まないかということについてお答えを申し上げます。  新幹線新玉名駅の周辺整備につきましては、平成30年6月に新玉名駅周辺等整備基本計画を策定し、新玉名駅周辺の公共インフラの整備を進めていくことといたしております。しかしながら、議員御指摘のとおり基本計画を策定したあとも順調に整備が進んでいるとはいいがたい状況でございます。新玉名駅の周辺整備が進まない理由といたしましては、まず、農地から宅地に造成するまでに時間がかかるといったことや計画区域が埋蔵文化財包蔵地であるため、発掘調査に多大な費用がかかる可能性があるといった以前から指摘されていた点に加え、本年度進出を見送った業者からの意見として、近隣に住民が少ないため売り上げが見込めないといった商圏の問題、土地活用における売買なのか、借地なのかという企業と地権者の考え方の相違、売買や賃料に関する単価設定が折り合わないということでございました。このような周辺整備が進まない状況を打破するために必要なのが、9月議会でも答弁いたしました、また、午前中にも答弁いたしましたとおり、平成31年度に策定予定の実施計画でございます。民間企業のニーズを把握するための意向調査を実施し、民間企業が進出しやすく、宅地開発がスムーズに進むような整備手法の検討を行なうことといたしておりますので、公共インフラの整備とあわせて、周辺整備を進めていけると考えております。  市といたしましては、地域の皆様の周辺整備に対する御要望があることは十分理解しておりますが、新玉名駅の周辺整備を進めていく上で必要な実施計画の策定と考えておりますので、御理解と御協力をお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) 答弁いただきました。  私、1回目からずっとこの新玉名駅に関しては質問をさせていただいてるわけなんですが、もう正直言いまして、もうこの地域は文化財とか調査せなん位置になっておりますので、また、農振でもありますし、非常に農振除外も難しい、農地転用はするかしないか、また、文化財も企業がせなんとなるとその分だけ負担を強いられますから、なかなか出店は難しいかなと、それは市がすべき問題じゃないかなと、私は思っております。どっからでも前の計画の中でも交流広場となっておる所でも文化財が出るから、文化財が出るからと試掘もなさっておられません。よその例えば、工場誘致するにしても、よその地域はちゃんと整備をして、水道、下水引っぱって、整備をした中で企業さん来てくださいというふうな状態です。玉名は何にもそれをしないで来てくださいといったってまず不可能です。企業というのは生産が追いつかなかった場合、どっかに増築する場合とか、やっぱりあるところにすぐきるところにもっていくのが企業であります。まず、利益を確保できるかということが1番だと思っております。そのためには、何らかの方策をせんと、いつまでたっても今の状態で、まだ10年続くかもしれません。  ここでなぜ進まないのかということで、ちょっと市長、どういうお考えかをお聞きしたいと思います。よろしくお願いします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 古奥議員の再質問にお答えいたします。  新玉名駅周辺整備が進まない理由につきましては、先ほど部長答弁で申し上げたとおりで、とおりかというふうに考えておりますが、やはりそのインフラの整備をしようにもそこにもまた障害、問題が出てくるということもありまして、本当にどうやれば進むのかということを、今一つ一つ周辺整備を進めて行くに当たっての障害となる事案を一つずつクリアし、しっかりして進めていきたいというふうに考えております。  どうか御理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) 私は、非常にこうせっかちな正確なもんですから、あんまり進まないとやっぱり言わざるを得んごとなるなりますもんですから、性格上何と言いますかね、見とってちょっといらいらしてるのが現状でございます。確かに物事をつくる上において、道路1本つくるにおいても、まずは概略設計といいますか、予算計上するための概略設計がありますし、そのあとに予備設計ですかね、路線決定とか、交差点の公安の協議とか、その後に詳細設計、つまり実施設計ですよね、その後に用地交渉完了後に施工となるとなっておりますので、ある程度その期間はかかるかというのは承知しております。しかしこれは、急げばできないことはない。私はそう思っています。だから早く進めるためには、まず、2番目の問題に上げておりますが、ちょっとこちらと平行して質問させていただきたいと思います。  農用地の除外についてでありますが、市は基本計画を立て、新玉名駅前をどう開発するか、計画だけではなかなか見えずらくなっております。農振除外も至っていませんし、そんなにハードルが高いのかなというのが私の意見ございますけども、例えば、農地転用の規制緩和というのが去年新聞に載っておりました。これは農地の転用規制緩和について、政府は観光、商業などにも許可となっております。それは企業を呼び込み、雇用の受け皿に農地を宅地にしたり、物流拠点を建てたりするなど、農地以外の目的に利することを農地転用といいますとなっています。そういうことをすることによって人口減少とか、定住化につながると思っております。これをその非常に農振除外もなかなか進まない。市が例えば、宅地なんかを造成するまで、この前の質問でも言いましたのですが、するべきではないかということで質問させておりますけども、何らかの行動を起こさないと、地元の地主さんたちでもこの前回ったんですが、「早く除外してくれ。」と、「自分は地権者であるけれども、管理はしっかりさせとって、なんの権利も奪い取ってしもうとるでないか。」という意見がありました。私もそうだと思います。そのためには、どうすればいいか。例えば、政治が悪いのかどうか分かりませんけども、決めたのは農振地域、決めたのは国ですよね、今後の除外なんかでもそうなんですが、決めたのは国であって、それを審査するのが県になっております。そうなってきますと、これを早く進めるためには、何らかの行動を起こしていただきたいなと、私は思っております。これは私の考え方なんですが、市長、例えば、代議士さんいらっしゃいますよね、これを決められた。それと県が審査なさってる県会議員さん、市長と県知事さんにトップ会談ぐらいして、もう少し緩和とスピードを上げていただけない、下ろしていただけないでしょうかという行動を起こしていただけないでしょうかと思うんですが、いかがでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 古奥議員の再質問にお答えいたします。  常々、通常の会話の中ではそういったお話もさせていただいております。国にせよ、県にせよ、それなりの所定の手続きというものが恐らくあるんだと、当然あることでしょう。そういったもろもろのこともあるので、お願いはするのは自由でありますので、日ごろよりお願いをしているところではありますけれども、しっかりとした手続きというものにやっぱり時間がかかるのではないか。それから、これまで立てられた計画というものを、また、改訂していく、改めていくという手続きはそう簡単なものではないんではないか、だからこそ市としても、政治的なものだけでなしに、行政として、役所として、しっかりとした手続きで要望をしっかりとしていかなければならないというふうに、そういった手続きをしてもらえるような段取りを踏まえて、進めていかないかんというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  これはもう私が考えるにおいて、もう政治的に進めんとちょっと前さん進まないのかなという感じを受けておりますので、なお一層の努力をお願いしたいと思います。  では、3番目に移らせていただきます。今後、どの程度のスピード感をもって進められるのかということでお聞きしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 古奥議員の今後、どの程度のスピード感をもって進められるのかについてお答えいたします。  市といたしましては、先行して進めておりますケーズデンキ西側、市道中牟田1号線整備以外の今後の公共インフラ整備につきましては、平成31年度策定を予定しております実施計画に基づいて整備を進めていくことになります。また、民間誘導についても実施計画において、民間企業が進出しやすい整備手法を検討して開発につながるよう進めていくことといたしております。  議員や地域の皆様から、新幹線開業から8年を経過しているのだから、早急に開発を進めてほしいという声が上がっていることは十分理解をいたしておりますが、実施計画の策定が周辺開発を早急かつ円滑に進めていくための必要条件であり、必要な時間であると考えておりますので、重ねて御理解と御協力をお願い申し上げます。  以上でございます。
    ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  私が考えるにどうもその玉名は恵まれているのかなというのがやっぱり有明海がありますね、JRがあります。国道208号線があって、新幹線があります。九州自動車道、高速道路がありますね、よそにはない恵まれた地域だと思っております。恵まれ過ぎて発展しないのか、それとも何らかが悪いのか、政治が悪いのか、わかりませんけども、こっだけ恵まれてるのになんで発展しないのかなと、ちょっと私は不思議でなりませんですけども、よその市から見たらうらやましいところだなと感じとる。いろいろ難しい面は多々あると思うんですが、なるだけスピード感をもって進めていただきたいと思ってます。よろしくお願いいたします。  では、2番目に移らさせていただきます。 ◎市長(藏原隆浩君) 古奥議員、私もでしょ。 ◆6番(古奥俊男君) ああ、そうですか。はい、ありがとう、答えてもろてよろしゅうございますか。ありがとうございます。お願いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 済みません、差し出がましいかとは思いましたけれども、私も議員同様、本当に思いとしましては、新玉名駅周辺整備を進めることで、宿泊施設や商業施設または住宅の集積など、さまざまな施設を呼び込み、移住、定住の促進、それから地域の経済の活性化、賑わいの創出、雇用の創出につながるというふうに考えておりますので、本当に急いで進めていきたいというふうに思っております。  しかしながら、整備計画を実現するためには、具体的な事業手法を検討する必要もあります。事業費につきましてももうできうる限り市の一般財源を使わないで済むような手法をとることも、これも必要だというふうに考えております。このようなことを踏まえますと、ある程度の時間は必要かというふうに考えておりまして、まだ就任して1年ですけれども、1年の中で突破口を開き進めていくんだということの方針を明確に立てて、私は1歩ずつ進んでいるというふうに、自分では思っております。ただ、議員のお考えのスピード感には及ばない部分もあるかと存じますけれども、どうか御理解をいただきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  みんなで頑張っていただければ、何とかなるかなと思っておりますので、これよりもなお一層の努力をしていただきたいと思っております。  それでは、1番の質問はこれで終わらせていただきます。2番に移らせていただきます。   [6番 古奥俊男君 登壇] ◆6番(古奥俊男君) 2番の3割自治の状態についてであります。もう何十年もこれ言われてると思うんですが、熊本県の14市において、すべて3割自治だと思います。玉名市では、自主財源というのが111億7,700万円となっております。これは29.8%、3割ちょっと足りない。残りが既存財源、263億6,100万円ですね、70.2%となっております。他の市と比較する、比較せんわけにはちょっといきませんので、比較をさせていただきますと、1位が合志市でございます。35.3%、2位が荒尾市なんですよ、34.9%。今これをちょっと考えてみますと、何か荒尾市さんも合志市さんも企業誘致が盛んなところですね。ただ、御存じのように東京23区のように100%自主財源というところもありますけど、九州で1カ所だけ自主財源100%のところがあります。これは北九州市苅田町と読むらしいんですが、そこはトヨタ自動車さんとか日産自動車さんとか九州電力の火力発電所ですかね、外にも多々あるみたいで、そこだけが100%の自主財源ということになっております。  そこで3つの質問をさせていただきたいと思うんですが、まず1番目に自主財源をふやすための政策の考えはありますかということで御回答願いたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 総務部長 西山俊信君。   [総務部長 西山俊信君 登壇] ◎総務部長(西山俊信君) 古奥議員の自主財源をふやすための政策の考え方についての御質問にお答えいたします。  まず、自主財源について申し上げますと、自治体が自主的に収入することができる財源でございまして、主に市税、それから分担金及び負担金、使用料及び手数料、財産収入、寄附金等が該当いたすということになります。先ほど議員も申されたとおり、本市におきます平成29年度の普通会計決算のベースで、自主財源比率は29.8%ということでございまして、まさに3割自治ということに該当するところでございます。県下14市では、中ほどに位置するところになっております。  こんな中で、決算に占める自主財源の比率を伸ばすためには、市が単独で実施しております事業費の抑制や市税を初めといたします自主財源の増収が不可欠でございます。これまでの本市におきます自主財源の過去の主な取り組みとしまして、新たなポータルサイトの追加や返礼品の充実などによりますふるさと納税の拡充、市外から本市への定住を促進するための補助金や誘致企業に対します各種奨励金制度を設けて人口増につなげる政策を展開しているところでございますが、残念ながら、本市の人口は毎年減少しているという状況でございます。  このような中で、今後の新たな取り組みといたしまして、これまで以上に企業誘致の促進を図ることを目的とした産業用地開発支援事業補助金について検討いたしているというところでございます。これは午前中の多田隈議員の御質問にもございましたが、市が指定しました産業用地開発事業者、いわゆる民間事業者のインフラ整備に対します一部補助及び産業用用地整備後の最長5年間の固定資産税相当額の補助を行なうというものでございまして、現在要綱の整備等に向けて準備をいたしているところでございます。  今後も企業誘致や定住化促進につながる政策につきまして、前向きに検討いたし、安定的な自主財源の確保を目指してまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  企業誘致は先ほどからずっと質問があっております。例えば、私は、駅前のことなんですが、商業地にしろ、住宅地にしろ、今からの整備でありますけども、自主財源をふやすために手っ取り早いのは、これを売りますと企業誘致かなというふうに、私はとらえています。商業地でも一緒なんですが、ある程度その定住化になるか、その一線がなかなか難しいかと思うんですけども、定住化になるような施策は自主財源に関しましては、一番大事な項目かなと思っております。努力はなさっておられますようですので、自主財源をふやすための政策に対しては、これで終わらせていただきます。  続きまして、2番の市税について質問をさせていただきます。市税と、この前の新聞に12月1日付だったかと思うんですが、県議会の決算特別委員会で、一般会計と特別会計の全体で60億円の未収金が生じているというのが新聞に載っておりました。効果的な対策も求めたと書いてありました。玉名市において市税70億3,900万円あります。ただ、これに対して未収金が3億3,900万円あります。未済額がですね、平成29年度決算書においてなんですが、それだけなっております。全体の370億円に対しては、5億5,500万円の未済額を生じております。これにあとで3番目の質問に特別会計がなってるんですけども、特別会計がまた6億2,600万円ぐらいの未済額になっております。合わせますと11、2億円ぐらいの、11億8,100万円ぐらいですか、これ未済額を生じております。税金は国民の義務でありますので、払っていただけるのが一番ありがたいことではありますけども、なかなかこれだけありますと、あるとないでは相当な考え方の相違が出てまいります。なぜかといいますと、公務員さんとか会社員さん、これ給料からの天引きであります。そうしますと残りは小売業さんとか、小売業さんとか農業の方とか、その他の方の納付書で支払っていただくのかなと思います。そこで不公平を片方は天引きですので、100%引かれますけども、納付書で支払ってる方たちはどうしてもこっだけのものが出てきてると。そこら辺で不公平を生じないような対策として、事務局はどういう努力をしていらっしゃいますかお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 市民生活部長 村崎信介君。 ◎市民生活部長(村崎信介君) 古奥議員の市税についての御質問にお答えをいたします。  日本国憲法第30条に国民は法律の定めるところにより納税の義務を負うと定められております。議員御指摘のとおり、市税の未納は本来あってはならないことであります。しかしながら、一部の方が再三の催告にもかかわらず、納税意識の欠如又はその他諸事情による市税の滞納となっております。  本市といたしましては安定的な財政基盤の確立と財政の健全化のため、また、納期内納税者との公平性を図るため、毎年滞納処分の強化に努めているところでございます。具体的に申しますと、滞納者の預貯金を中心に給与、売掛金、生命保険等の債権差押えや動産、自動車、不動産等の差し押さえを行ない、市税に充当をしております。また、差し押さえの実績等につきましては、市のホームページや広報誌に掲載し、滞納処分を通して市民に対して納税意識の高揚を図っているところです。そのほかにも市内の小中学校の児童生徒に対して、税についての正しい知識を養うとともに、順法の精神を培うことにより、将来納税者として進んで社会に参画することができるように、毎年関係機関と合同による租税教室を開催しているところでございます。本市の税務課職員も講師として毎年派遣をしておりまして、昨年度は10校を訪問しております。今後も各関係機関と連携と協力を深め、税を通して社会や国、地方のあり方について考える租税教室を実施し、納税の大切さを若いうちに学んでいただくための推進を行ってまいります。  また、本市は全国的に見ても厳正に滞納処分に取り組んでいることで、他県の税務課職員や関西の市議会から視察研修にお見えになったこともございます。近年、本市の市税徴収率は、合併後平成19年度は89.03%、平成24年度は90.28%、平成29年度には95.05%まで徴収率が年々上昇しております。今後もさらなる徴収率の向上を図るため、新規滞納者を出さないように、早期の催告、差し押さえを実施し、滞納者の増加防止に向けた公平、公正な納税対策と納税意識の高揚に努めてまいりたいと考えているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございました。  確かに税の徴収は非常に難しい課題だと思います。今まで努力していらっしゃるんでしょうけども、不公平がないように、現状評価において課税してあると思うんですが、不公平にならないような徴収をしていただきたいと思います。よろしくお願いをいたします。  続きまして、3番に移らせていただきます。特別会計の国民健康保険事業後期高齢者医療、介護保険事業について質問をさせていただきます。  国民健康保険事業なんですが、まず、1番目の国民健康保険ですね、これ収入が108億6,300万円、支出が103億3,100万円、利益が5億3,200万円出ております。ただ、国民健康保険で皆さまから徴収している金額は、18億2,700万円です。これに対して、収入未済額が5億9,000万円となっております。非常にちょっと高いように感じております。ただ、現行分に関しては、1億円ぐらいということは、今までの累積といいますか、滞納がそれだけあっているということになるかと思います。後期高齢者医療も一緒なんですが、全体では8億4,400万円で、皆さんからいただいたものは5億4,500万円、これは天引きという年金暮らしの方から、恐らく天引きになっておると思うんで、未納が285万円と非常に小そうございます。また、介護保険につきましても、収入は77億800万円、支出が73億2,500万円、利益が3億8,300万円、ただこれも未済額が3,253万6,000円となっております。この介護保険を皆様から77億円あるんですが、皆様からいただいている金は14億2,600万円に対しての未済額が3,200万円ということになります。こういう現状をどういうふうにとらえていらっしゃいますでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 市民生活部長 村崎信介君。 ◎市民生活部長(村崎信介君) 古奥議員の国民健康保険事業の保険税に関しての御質問にお答えをしたいと思います。  国民健康保険税も市税と同様に滞納はあってはならないことで、租税負担の公平性を図る上で差し押さえの滞納処分の強化とともに、市税と同様にホームページや広報誌での納期内納税の周知などを行ない、納税意識の高揚を図っているところでございます。今後もさらなる納税意識の高揚を図り、より一層の納期内納税等の働きかけを行ない、収入未済額の減額に努めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) まず、後期高齢者医療保険料の徴収率向上に向けての対策、取り組みについてお答えいたします。  古奥議員が申し上げられましたとおり、平成29年度の保険料調定額は5億4,816万7,300円で、これに対する収入額は5億4,531万3,900円、徴収率が99.5%、収入未済額が285万3,400円となっており、保険料の滞納によるものでございます。主な滞納理由としましては、生活困窮によるものがほとんどでございます。滞納者につきましては納付相談を行ない、分納などにより納付を促しております。また、通常の措置としましては、毎期ごとに督促状の送付、年4回の催告書での通知等を行なっております。  今後も未納者ゼロに近づけるよう、広報たまなでの周知の外、納付書送付の際にわかりやすく納付を促す文章を入れるなどの啓発を行ない、収納率の向上に努めてまいります。  引き続きまして、介護保険事業について御説明いたします。平成29年度決算におきます介護保険料の収納率は95.8%であり、約3,200万円の収入未済額が発生しております。年金からの天引きされる特別徴収につきましては、100%の収納率となっておりますが、普通徴収のほうにつきましては、年金が年額18万円未満の方など、低所得者の方が多く含まれているため、90.4%の収納率にとどまっているところでございます。  現在実施している徴収対策といたしましては、催告書の送付のほか、介護保険料は特別徴収、年金天引きされるものとの固定観念がある被保険者が多いことから、65歳年齢到達時や保険料の構成等により、一時的に普通徴収になる場合などは納付書とともに注意を促す文章を同封しているところでございます。また、介護保険法において、滞納者に対する介護サービスの納付制限等が定められておりますので、滞納者への納付相談を促す文章の中で給付制限等についても周知し、ここの生活状況等を踏まえ、納付や分納につなげているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  これも同じように徴収というのは非常に難しい問題だと思います。玉名市としてもこれ10億円ぐらい入ってくれば相当な貢献になると思います。頑張っていただきたいと思います。  3割自治につきましては、これで終わらせていただきます。  続きまして、3番の上水道に移らせていただきます。   [6番 古奥俊男君 登壇] ◆6番(古奥俊男君) 続きまして、3番上下水道事業についてでございますが、まず、上水道に関して、最近、新聞、テレビ等でもう御存じかと思いますけども、民営化とかコンセッション方式とかいう言葉が出てきております。玉名市も水道事業と下水道事業と分けてあるんですが、その水道事業に関して、今期の平成29年度の決算を見ますと当期利益が6,366万3,000円、ただ、これに対して利益剰余金というのが13億円あります。今、この中で利益は6,300万円出ているんですけども、一般会計から5億8,544万円補助金が出ております。これ皆様から水道料として徴収するのにおいて6,300万円利益が出て、剰余金が13億円もあるんだったら、何も一般会計から補助する必要はないなと、私は思っております。やめるべきだと私は思います。公共だからといってなるだけ採算は考えながら営業していくのが公営企業だと思っておりますので、儲かってできないというほうはないなと、私は思っております。民間に対しても一緒です。利益を出すために上がったり下がったりもしましょうし、そのための努力をしていらっしゃると思います。ただ、その中で、この公営企業の決算の方法が非常にわかりにくい方式になっております。広報たまなにも載っておったんですが、3億9,850万円の何か赤字が出ております。その中で多々不足額は当年度分損益勘定保留資金というのと減債積立金で補てんしましたと書いてあります。ただ決算書を見ますと、そういう項目が上がっておりません。どこにあるんだろうかと。減債は積立金がこちらのほう13億円ありますから、1億5,600万円引いたらわかるんですが、この損益勘定留保資金というのがどこに載ってるのか。帳簿を見た限りではわかりません。非常に企業会計わかりにくいんですが、やっぱり商売というのは、売り上げがあって、減価償却を引いた残りが経常利益と簡単明瞭なんですよね、そういう感じで見ておりましたんですが、どうにもわからんだったもんですから、一応お聞きしまして、これをこうこうこうだということは説明は受けたんですが、いまだかつてわかりません。これは少し改め、法律というのがあるからわからないんですが、改めるところはやっぱりだれが見てもわかるように改めていただきたいなと思います。  これに対して、上水道に関してお聞きをしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企業局長 松本優一君。   [企業局長 松本優一君 登壇] ◎企業局長(松本優一君) 古奥議員の上下水道事業についてお答えをいたします。  水道事業についてでございますが、水道事業への一般会計補助金は、平成17年度から岱明地区水道事業への赤字補てん分として、また、平成28年度から水道事業と簡易水道事業との経営統合を機に、人件費2名分、岱明、天水地区償還利子分、天水地区償還元金分として補助を平成29年度まで受けてきたところでございます。  議員の平成29年度決算において約6,300万円の利益及び利益剰余金が存在するのに、一般会計からの補助は必要ないのではないかとの質問でございますが、確かに平成29年度まで一般会計から補助を受けている状況でございました。しかし、財政課との協議により、平成30年度からは一般会計からの補助を受けないこととなっております。今後も一般会計からの補助に頼らず事業運営を行ない、独立採算による経営基盤の強化を目指し、将来に渡り安心、安全で安定した水の供給を図っていく考えでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  今おっしゃったように、独立採算でやっていけば補助金なしでもやっていけるかと思います。決してできないわけじゃないわけと思っております。なるだけ一般財源からいただかないような運営をしていただきたいと思います。よろしくお願いいたします。  続きまして、2番の下水道事業についてでありますが、これも同じように非常にまたわかりにくい。下水道事業においては、収益的収入とか、資本的収入と2つに分けてあって、これもまた非常にわかりにくいんですが、ここもこれいただいたんですが、補助金だらけでございます。例えば、岱明町のほうは処理場はございませんので、長洲町のほうに、これはいいことだと思います。設備は長洲町のほうの浄化槽を利用して、終末処理場を利用してありますから、それでも一応、2億4,000万円という金額が出ております。負担をしております。玉名市にもその終末処理場があるんですが、ここが3億8,890万円の一般会計からの補助金。ましてまた横島町、天水町の農業集落排水、これも3億4,000万円、ちょっと合計しますと10億円ぐらいになりますかね。下水道はごく一部のところでやっておりますけん上水道とはちょっと違うかなという感じはしますけども、それだけの補助の中で運営をしているのが現状であります。市民に対する環境のためには、下水道は非常に大事なことだと思いますので、やむを得ない点があろうかと思うんですが、なるだけ一般会計からの補助が少なくなるような努力はすべきだと思っております。その辺はいかがでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 企業局長 松本優一君。 ◎企業局長(松本優一君) 古奥議員の再質問にお答えをいたします。  下水道事業も地方公営企業法の適用を受ける事業のため、水道事業同様に独立採算制が求められている事業ではございますが、多額の資金が必要になる事業でございますので、使用料収入だけでは経営的に厳しく一般会計から補助金を受け財政運営をしているところでございます。今後も一般会計からの補助金は財政運営上必要になりますが、水道事業と同様に事業運営の効率化や健全化を図り、市の財政負担が軽減される方向を検討していきたいと考えているところでございます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  なるだけ努力していただきたいと思っております。よろしくお願いいたします。  3番目の農業集落排水なんですが、ここもやっぱり同じ事業収支と資本的収支で、決算的には黒なんですが、何かわからんようなあれですが9,200万円に赤字になっております。これも過年度分の損益勘定留保資金で補てんしましたということになっておりますから、金は動いてないんだと、数字が動いてるだけだと思うんですが、非常にわかりにくうございます。もう少し簡素化できればやっていただけないかなと思っております。その中で、私が今言ったのはこれなんですが、浄化槽整備事業がありますが、天水町、横島町この農業集落排水の事業の中、これ昔でいう農業土木関係だろうと思うんですが、市町村型の設置となって、設置から維持までを市が負担しておりますよね、ところが旧玉名とか玉名地域は国交省型といいますか、個人設置型になって浄化槽に対しての、合併浄化槽に対しての補助金は出しますけども、あとの維持は個人負担ということ。どうしてもそこで私は金額的に差があると。やっぱりちょっと不公平だと思うんですよ。もうこれ合併当時からの問題だと思うんですが、もう合併して13年もなっております。もうそろそろ統一すべきじゃないか。議論が必要であれば今からでも議論なさって、もう1年ぐらいの間に統一すべき問題じゃないかなと。不公平が生じるというのが一番おかしいと思う。私は思っております。統一が、法律があってできるかできないかわかんないんですけども、不公平が生じるということは一番の問題だと思います。これは統一、もう13年も経っておりますので、何とか型、何とか型じゃなくて、どっちかに統一をしていただく。そのお返事をお聞かせいただきたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企業局長 松本優一君。 ◎企業局長(松本優一君) 古奥議員の浄化槽整備についてお答えをいたします。  本市の汚水処理は、公共下水道事業で旧玉名市及び岱明町の一部、農業集落排水事業で横島町及び天水町の一部、さらに浄化槽市町村整備推進事業で天水町の一部を整備し、その事業区域外を浄化槽設置整備事業補助金で実施をしております。今回、この事業のうち浄化槽市町村整備推進事業と浄化槽設置整備事業補助金をこのまま継続して実施していくのか、それとも一つに統一するのかについてでございますが、そもそもこの2つの事業は、設置主体に違いがありまして、市町村が設置する市町村設置型と個人が設置する個人設置型の2種類に分けられます。  まず、浄化槽設置整備事業補助金についてですが、これは個人が浄化槽を設置し、その費用の一部について市が補助金を交付し、維持管理も個人で行なう事業であります。  次に、浄化槽市町村整備推進事業についてですが、これは市が浄化槽を設置し、維持管理も市が行ないますが、申請時に分担金、使用開始により使用料を徴収する事業であります。そしてこの2つの事業は合併前より、それぞれの市、町がその地域の将来人口や地理的条件、汚水処理施設の有する特性を踏まえ、実情にあわせ選定した汚水処理の事業でありまして、合併後もそれぞれの事業を踏襲し実施しております。しかし、近年人口減少による財政事情の悪化が危惧されており、ますますの健全性を終始した財政運営を行なう必要があるため、今後はこの2つの事業内容を改めて吟味し、その費用対効果を検証しながら、市の財政負担が軽減される方策を検討していきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 古奥俊男君。 ◆6番(古奥俊男君) ありがとうございます。  非常に難しい問題があるかと思うんですが、不公平にならないような政策をしていただきたいと思います。  最後になりますが、今までの質問聞いておりますと、民間委託といいますか、指定管理者制度なんですが、それも大事と思うんですが、職員の質向上が一番大事だと、私は思います。経営コンサルによるアイディア事業が盛んでありますが、職員提案制度ですかね、これを何か今度からなされるようになっておるみたいで、期待をいたしております。  これを持ちまして、私の一般質問を終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、古奥俊男君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 2時02分 休憩                             ───────────                             午後 2時21分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  2番 吉田真樹子さん。   [2番 吉田真樹子さん 登壇] ◆2番(吉田真樹子さん) 皆様こんにちは。2番、創政未来、吉田真樹子です。  多田隈議員が午前中、出水ツルマラソン大会の話をされましたが、9月議会が終わって10月21日、私も会派で出水ツルマラソン大会に参加してきました。初めてのマラソン大会で、まず、けがなく完走するのが目標というところでスタートしまして、多田隈議員の背中、みんなおそろいのTシャツを着てました。「気力、体力、努力」白い金栗さんのTシャツを着てたんですけど、その多田隈議員の気力、体力、努力の背中を見ながらずっと走り続けました。大きな体されてるんですけどね、10キロ1度も歩くことなく、走られました。私は何回も歩いたり、また、走って追いかけたり、歩いたりしたんですけど、ちょっと前をずっと走られていました。ゆっくり走られてたんですけどね、でも1度も歩かれない姿に感動しました。本当こうやって追いかけていける先輩がいるってありがたいなと感じましたので、調子に乗って私、また、横島町いちごマラソン大会の10キロメートルに出ます予定です。14日までインターネットのほうだと申し込みがまだできるということなんで、団長。また、団長の背中を見て走りたいと思ってます。そして市長の背中を見て走れたらと思っておりますので。出水ツルマラソン大会では市長さんが10キロメートル走られておりました。皆さん喜ばれるんじゃないかなと思います。  では、通告に従って一般質問をさせていただきます。  生活困窮者支援についてと消費者行政について。安全、安心で暮らしやすい玉名市になるよう、生活困窮者支援や消費者トラブルに対する秘策を充実し、推進してほしいと考えます。
     (1)玉名市の自立支援事業の就労準備支援事業についてお尋ねいたします。くらしサポート課におかれましては、幾つもある事業に対して、常に熱心に市民の方々と向かい合っていただいております。この中の就労準備支援事業就労準備支援事業とは、すぐに一般就労するのが困難な人に就労に向けた準備として、基礎能力の形成を図るための支援を計画的に行なう事業。これについて、今年で4年目とお聞きいたしましたが、事業に係る委託料と過去3年間の就職決定者の実績をお尋ねいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) 吉田議員の生活困窮者自立支援制度就労準備支援事業についてお答えいたします。  平成27年4月に生活困窮者自立支援法が施行されました。この法律は、生活に困窮している人が生活保護に陥らないように、その前の段階でできるだけ早く自立できるよう相談に応じ支援へとつなげるものです。  本市におきましては、この法律の必須事業としまして、自立相談支援事業、住居確保給付金の2つの事業のほかに、任意事業としまして、就労準備支援事業、一時生活支援事業、家計改善支援事業、学習支援事業の計6事業を行なっております。  その中で吉田議員お尋ねの就労準備支援事業について事業が始まってからの実績を申し上げますと、平成27年度支援者2名で、委託料535万4,000円、平成28年度支援者5名で、委託料444万7,000円、平成29年度支援者6名で、委託料444万7,000円、今年度は4名の支援を行なっており、445万3,000円の委託料の予算ですが、これには3分の2の国からの補助がございます。  平成27年度の法律の施行以来、本年度も含め延べ17名の方の支援を行なって、2名が就労をするにとどまっておりますけれども、今後、効率性を高めるよう見直しを行ない、平成31年度からは、生活保護者への適用も図ってまいります。これにより広く自立に向けた支援ができると考えております。また、就労準備支援事業を含め、さまざまな事業を行っておりますので、市民への周知を図っていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  生活が苦しい、就職が決まらない、人と接するのが苦手、病気や障害で悩んでいる方々17名が生活保護に陥らないように支援してはいただいておりますが、これまでの4年間で合計1,870万円の委託料がかかっております。3分の2が国からの補助とはいえ、玉名市では3分の1の623万円をかけて2名の就職決定というのは、就労準備支援事業に関しての費用対効果を見ますといい方向に進んでいるようには考えにくいのではないでしょうか。平成31年度には生活保護者も踏まえて事業をされるという答弁でしたので、ふえる可能性も見込まれますが、やはりまだまだこの事業を御存じでない方が多いと考えられます。今後周知の方法を課の皆さんで考えてみられたらどうでしょうか。   [吉田真樹子さん パンフレットを示す] ◆2番(吉田真樹子さん) このような立派なパンフレットが準備されておりました。こちらには御本人様へと書いてあります。ちょっと読ませていただきます。  御本人様へ。  これから先のことが不安。どうやって生活していくか悩んでいる。こんなはずじゃなかったなど、生活の困りごとや不安を相談しませんか。私たち就労準備支援事業スタッフがあなたの社会生活と就労に向けてお手伝いをします。  そしてご家族の皆様へとして、  家族のことだからこそ、なかなか人に言えない。相談できなかった。ひとりで悩みを抱え込んでしまっているなど、そんな家族ならではの悩みを話してみませんか。心が少し軽くなるかもしれません。御相談お待ちしております。  という、このような立派なパンフレットが準備されております。この立派なパンフレットを例えば、病院、調剤薬局に置かせていただく。掲示板に貼らせていただく。民生委員さんにお伝えする。お渡しする。教育委員会など多方面にお伝えすることで、まずは多くの市民に知っていただき、相談に足を運んでいただき、指導員が訪問したりする。後に今までより多くの方に支援を受けていただくことができる。長い間、引きこもって働けなかった家族が働き始めたら、家族への負担が減って家庭内が明るく豊かになるのではないでしょうか。生活保護受給者も減れば、年間受給者にかかる医療費も含めて10億円かかっております分にも多少なりの変化は出てくることと思われます。平成31年度は費用対効果がしっかり実績として出ますよう、周知に力を入れてはいかがでしょうか。また、1年後に確認させていただきます。  では次に、就労支援事業についてお尋ねいたします。10月に滋賀県野洲市へ1年待ちで会派視察へ行くことができました。この野洲市は生活困窮者支援で実績を出されているので、行政視察がとても多く、予約がなかなか取れない自治体なのです。野洲市では今まで話しておりました準備支援事業は取り組まれておりませんでした。お金がないのでとしきりに言われておりました。任意の事業まで玉名市には取り組んでいただき、生活困窮者支援に対しての熱意が感じられて、本当にありがたい限りです。野洲市では、就労支援事業での就職決定者数の平成29年度実績は92名と言われておりました。  では、ここで再質問させていただきます。就労支援事業について、玉名市の就労決定者数、そして実績もお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 吉田議員の再質問、就労支援事業についてお答えいたします。  自立相談支援機関である本市は、非常勤の就労支援員が1名おります。自立相談支援対応の中で、就労を希望されている方に対して、ハローワーク玉名と連携し、相談者に合った就労支援を行なっております。支援中に連絡が途絶えたり、就労のマッチングに時間がかかるなど、さまざまな相談者がおられますけれども、年齢層も20代から70代と幅広い方を支援しているのが現状でございます。  これまでの実績を申し上げますと、本法が施行された平成27年4月から本年11月末までに就労支援を依頼された方は115名、そのうち就労決定者は86名でございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  野洲市では平成29年のみで92名、玉名市では4年間で86名、単年度だと21名ということになります。野洲市の人口は5万877人と玉名市より1,600人ほど少ないです。滋賀県認定産業団地である工業団地が2カ所もあり、働く場に地域性で大きく違いがあり、玉名市と野洲市の比較は簡単にはできないと思います。ただ、ハローワークとの連携だけではなく、就業支援について、市役所の中でももっと連携できる部署はないか検討するなど、今後さらに力を入れてほしいと思います。よろしくお願いいたします。  では、次の質問に移らせていただきます。   [2番 吉田真樹子さん 登壇] ◆2番(吉田真樹子さん) (2)玉名市生活安心ネットワーク委員会の実施状況についてお尋ねいたします。自立支援事業のところでもお伝えさせていただきましたが、多方面からの周知、多方面からの情報収集で見えてくるとともに、意見やアイディアが出るといったやり方は効果的と思われます。玉名市では生活安心ネットワーク委員会といって、17の課で庁内の連携を取るために実施されておりました。今年度の状況をお聞かせください。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 議長。 ○議長(中尾嘉男君) そこでいい、そこで。議員がまちごうとったとよ。 ◆2番(吉田真樹子さん) 済みません。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 吉田議員の玉名市生活安心ネットワーク委員会の実施状況についてお答えします。  玉名市生活安心ネットワーク委員会は、玉名市生活安心ネットワーク委員会設置要綱第1条の社会問題化している自殺、生活困窮、人権侵害等の市民生活に関する深刻な問題に対し、関係各課が連携し問題を解決するための積極的な施策の推進及び生活再建へ向けての適切な支援を図るため設置されたものです。  過去4年間の実施状況について申し上げますと、平成27年度5回、平成28年度4回、平成29年度4回、今年度はまだ実施しておりません。  今後の状況、言ってよろしいですかね。  これまでの13回の内容を分類しますと、自律的な困難事例、職員研修的要素が高いもの、先進自治体の紹介等でございます。これらを分析しますと、本来問題解決を図る場である会議の趣旨から離れつつあると判断したため、本年度は一時休止しているところでございます。また、庁内的にも各課厳しい業務をこなしている勤務状況の中で、委員会の対象部下も精査する必要がありますし、仕事の効率性、有効性を目指す中において、現状の形態のままでの運営は厳しいと考えております。しかし、生活困窮者自立支援制度におきまして、庁内ネットワークの必要性はありますので、効果のある部分、例えば、多問題家族のような自立的な困難事例に対する対応につきましては、委員会を開催するなど、継続し、職員研修的意味合いが濃い部分につきましては、本来の担当課で行なうなど、今後庁内的に見直しを行なってまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  玉名市生活安心ネットワーク委員会の要綱第2条には次のように定めてあります。  「第2条、委員会は次に掲げる事項を所掌する。1、問題の解決のためのネットワークの形成及び具体的な施策に関すること。2、問題の発生の未然防止のための啓発活動に関すること。3、職員の知識、習慣、相談、対応、支援策などの向上に関すること。(4)全3号に掲げるもののほか、問題の解決のために必要と認められること。」  つまり組織づくり、それを動かす人づくりのための委員会であり、これまで実施されてきた内容が本来の趣旨から離れているものとは思えません。職員研修的意味合いが濃くても、問題があるようには思えません。また、これまでの職員研修的意味合いが濃い部分があったのは、この委員会の基礎をつくる時間だったのではないでしょうか。仮に、本来職員研修で行なうほうがよい内容であれば、その担当課が速やかに実施すればよいのですが、実施されないからこの委員会がその役割を担ってきたのではないでしょうか。私は平成29年度第4回会議を傍聴させていただきました。1つの問題について、各課で意見を出し合う中で、気づきや提案を17の課が共有できるといったすばらしい取り組みの場があることに感激いたしました。この玉名市生活ネットワーク委員会は、生活困窮者自立支援制度のためだけに設置されているのではありません。そういう認識がある職員がいるのであれば、とても残念なことです。職員の人材育成、縦横の連携を図る組織づくり、基本的に必要なことがこの委員会にあると、私は確信しております。まずはこの委員会の重要性と正しい理解を庁内で広めることが急務だと考えます。  副市長が福祉部長時代には、毎回参加されていたとお聞きしており、よく御存じのことと思いますが、この委員会のことを十分に知らない管理職の方がいらっしゃると思います。まずは管理職の方々に1度は参加してもらうことも効果があるのではないでしょうか。要するに、市民の困りごとの解決、支援のためのネットワーク委員会では、いつ、何時対応に迫られるかわかりません。そういったことに備えて、職員の対応、スキルアップも含め開催すべきではないでしょうか。  ここで市長にお尋ねいたします。一度この委員会を参観していただきたいのですが、タイミングが合えば御参加いただけますでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 質問にお答えします。  タイミングが合えば、ぜひとも参加したいというふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございます。  では、引き続き質問に移ります。  玉名市における消費生活の条例についてお尋ねいたします。会派視察で行きました滋賀県野洲市は、生活に立ち行かなくなった市民への支援がどこの自治体よりも進んでおります先進地でございます。そこで野洲市くらし支え合い条例を御紹介いただきました。こちらがそのときいただいたパンフレットでございます。   [吉田真樹子さん パンフレットを示す。] ◆2番(吉田真樹子さん) 野洲市では、相互関係を把握し、一体的な解決を目指して「おせっかい」を合い言葉に、総合力を効果的に発揮するような仕組みを築いてこられたそうです。これまでの取り組みを生活困窮者予防に着目して、この条例を制定されたそうです。「売り手よし、買い手よし、世間よし」という近江商人の三方よしの精神が「事業よし、消費者よし、地域よし」の考えとなっていること、これまた感激いたしました。条例の内容は、1、三方よし経営を推進します。2、消費者トラブルに対する解決力を強化します。3、消費者トラブルの未然拡大防止に取り組みます。4、見守り活動を強化します。5、訪問販売を行なうのには登録が必要。この条例が平成28年10月より施行されておりました。  では、ここでお尋ねいたします。玉名市独自の消費生活条例はございますでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 吉田議員の玉名市における消費生活の条例についてお答えします。  吉田議員の玉名市独自の消費生活の条例はあるのかの御質問にお答えします。現状におきましては、玉名市独自の消費生活条例はございません。  以上でございます。 ◆2番(吉田真樹子さん) もうちょっとあるんですかね。 ◎健康福祉部長(松野信生君) よろしいですか。 ◆2番(吉田真樹子さん) お願いします。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 県内14市の状況を見ましても、市独自の条例を制定している自治体は、政令指定都市の熊本市のみでございます。  現在、本市では消費生活相談の対応の窓口として、玉名市消費生活センターを設置しており、5名の非常勤職員がローテーションを組み市民からの消費生活相談に対応しております。新規の相談件数を見てみますと、平成27年で352件、平成28年度で277件、平成29年度で386件となっております。  その主な内容は、架空請求、契約トラブル、通信販売、訪問販売等で、近年若年層から高齢者に至るまで、その内容も多様化、複雑化しております。トラブルに遭われた方々も知識不足であったり、高齢による認知機能の低下等さまざまな事情をかかえておられまして、また、それらに対応する相談員の業務も多忙を極める状況となっております。その中で、事業者に対しまして、指導を求められるケースもありますが、現状では、県条例がありますので、県からの指導となります。こうした指導を市で行なうには、市で独自に条例化する必要がございますので、今後の他市の状況等を踏まえ、検討させていただきたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  相談件数も277件から386件もあっているとは驚きでした。今後さらに高齢者もふえてまいりますし、もちろん相談者を今よりも守るために条例の準備を進めてもらえたらありがたいです。  では、再質問です。2年も前から取り組まれ、現在も施行中で先進地として進まれております野洲市の条例を参考に玉名市でも玉名市オリジナルルールづくりへの取り組みをされてはどうでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 吉田議員の再質問についてお答えします。  消費者を守るための独自の取り組みに関してでございますが、野洲市を参考に見てみますと、販売事業者の事前登録制のシステムを取り入れておられますけれども、民民の活動を制限することにもつながりかねないこと等、さまざまな問題があるように思われます。現在の一般的な販売方法は多様化し、電話での勧誘であったり、インターネットによる販売など、登録型によっては対象とすることが困難なケースが多くを占めている環境にあります。また、事前登録を行なった事業者が個人宅へ訪問販売に訪れた場合、登録済みの事業者ということのみをもって信用してしまい、だまされるようなケースも考えられ、登録型ではカバーできない部分が存在し、限界があるように思われます。  野洲市と同様な消費生活に関する独自の取り組みが、当市における消費者トラブルの解消につながるかどうかにつきましては、よく検証する必要があり、当面は現状と同じく消費者を守るための消費者基本法等の現行手法によって消費者トラブルの解決方法を見いだし、対処してまいります。野洲市の先進的な取り組みにつきましては、今後も参考にしたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) ありがとうございました。  滋賀県では「三方よし」、熊本県では「肥後の引き倒し」といいます。これからは、肥後の引き倒しはなくして、玉名市も「行政よか、市民よか、玉名市よか」の三方よかを掲げ、新たな年を迎えていきましょう。  今後、相談現場の声が正しく反映された玉名市の地域性やニーズに合ったオリジナルルールの御検討をお願いいたしまして、次の質問に移らせていただきます。   [2番 吉田真樹子さん 登壇] ◆2番(吉田真樹子さん) 2、玉名市の伝統工芸、特産物について。大河ドラマの盛り上がりとともに玉名市をPRするために、日本で初めてを観光資源ととらえ、玉名市の魅力となるように進めていけたらと考えます。いよいよ1月6日には大河ドラマいだてんの放映がスタートし、12日には旧庁舎跡地に大河ドラマ館がオープンいたします。ウェブ掲載店舗には、飲食店は45店舗、お土産店は27店舗の登録があるようで、じわじわと玉名市のスタートダッシュが見えてまいりました。この千載一遇、千年に1度しか巡り会えないほどまれな機会、この大チャンスが「何てことなかったね。」てことにならないように準備、段取りを玉名市民が一丸となって進めていくことが必要です。観光客の楽しみの一つに土産物がありますが、何をおすすめされるのでしょうか。全国人気土産物ランキングを見てみましたら、1位岩手県南部鉄器、2位佐賀県有田焼、3位、石川県の九谷焼でした。染め織り品ランキングですと、1位石川県の加賀友禅、2位名古屋市の有松絞りと記載されておりました。加賀友禅は地域ブラントとされておりますし、有松絞りは400年の歴史があるということでした。がしかし、玉名市の伝統工芸品高瀬木綿絞りの歴史は400年以上前と分かっております。高瀬木綿絞りの歴史が今、こうして話すまでの道筋をつくられたのは、博物館入り口付近にあります銅像、初代歴史博物館会長の田邊哲夫氏なのです。すでに亡くなられて18年が経っております。金栗先生もそうですが、自分がこうやって今取り上げられて田邊先生もあちらの世界でたまがっとんなはると思います。始まりは1990年今から28年前に発行されました本を田邊先生が読まれて、高瀬木綿絞りが日本で一番古い絞り木綿と知ったというところからでした。その話を得意げに熊本日日新聞の文化部の方に話すと、先生が忘れられたころに突如として平成6年7月5日、熊本日日新聞新生面に掲載されたそうです。今回の大河ドラマのように降ってわいたことが24年前にもあったようです。当時の田邊先生がそれをさらに調べると、これも江戸時代初期に書かれた文書に名古屋の有松絞より前に、肥後名物高瀬木綿絞りと書かれておりました。ランキング2位の名古屋の有松絞よりも前にあった木綿絞り、すなわち、高瀬は木綿絞りの発祥の地なのです。そもそも私は、高瀬絞りを知りませんでした。6月議会で私が持っているバッグを市長が「それ高瀬絞り。」と聞かれるまでは、私は知りませんでした。ちょっとそれを見せます。   [吉田真樹子さん バッグを示す] ◆2番(吉田真樹子さん) 覚えてらっしゃいますでしょうか。  これを私が持っておりましたら、市長がにっこり笑って「高瀬絞り。」と聞かれたのでした。  もう私はまだ玉名市のことを知らないから、勉強しなきゃいけないなと思っておりましたら、体験があることを知りまして、11月18日、高瀬木綿絞り体験に行きまして、今日に至ります。   [吉田真樹子さん 巾着袋を示す] ◆2番(吉田真樹子さん) そしてその体験でつくった巾着袋です。上手にできていると思いますが、これはにせものになります。後日、熊本日日新聞にこの体験のことが掲載されました。そこには、日本最古の高瀬絞り、幻の伝統工芸を継承していこうと、歴史博物館が体験を開きましたと書かれておりましたが、この玉名市が発祥の地ならば、高瀬木綿絞りに今からでも宣伝に力を入れて、これを玉名市の魅力ある伝統工芸品として押し上げる価値があると考えます。そしてここで本物の高瀬絞りをお見せいたします。   [吉田真樹子さん 高瀬絞りを示す] ◆2番(吉田真樹子さん) これは合併前、玉名市の閉会式があったそうです。そのときの記念の品に高瀬絞りが準備されていたそうです。ちゃんとこうやってついてるんですけど、このような感じで、高瀬絞りでこちら北本議員から借りましたけど、高瀬絞りのハンカチになります。こんな見えますね、きれいに模様が描かれたハンカチ、それとその平成6年に熊本日日新聞に出て、一時期盛り上がったんですよね、JC(青年会議所)の法被のほうにもなって。   [吉田真樹子さん 法被を示す] ◆2番(吉田真樹子さん) こんな立派な法被もつくられておりました。このように、紳士のビジネスハンカチ、手ぬぐい、のれん、Tシャツ、トートバッグ、コースター、テーブルクロスなど、ほかいろいろとつくれるのではないでしょうか。先日、縫製会社へ協力のお願いに伺いましたら、縫製会社のほうも受け入れてもいいよといういい返事をいただきました。  そしてもう1つ、歴史物語がある物産品を御紹介しておきます。伊倉の銘菓「松の雪」です。御存じの方も多いかと思いますが、1563年に伊倉の浜に流れ着いたポルトガル人が伊倉の商人に助けられたそうです。よくしてもらったお礼にポルトガルのお菓子をつくってくれたのが松の雪の原形だそうです。伊倉の八幡宮の松にかかる雪を見て、詠んだ句「猿飛んで ひと枝青し 松の雪」と松にかかる雪がそのお菓子の姿に似ていたことで、松の雪という名になったそうです。このようなストーリーがあってこそ、その土産が特別な土産に変わるのだと思います。  2例を挙げましたが、伝統を大事にして、長い歴史と物語を含めて玉名市の名産として新たに、そしてともに盛り上がりたいと思います。  済みません、長くなりましたが、ここでお尋ねいたします。  1、日本全国から足を運んでいただく観光客の方々へ旅の記念、そして思い出として、玉名市としては土産物で伝統工芸品や物産品を手にしていただく施策はございますでしょうか。
    ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。   [産業経済部長 松本忠光君 登壇] ◎産業経済部長(松本忠光君) 吉田議員の玉名市の伝統工芸品、特産品についての玉名市の伝統工芸品、特産品を手にしてもらうための施策はについてお答えいたします。  現在、本市には、玉名市の特産品を販売する事業者が加入している玉名ブランド物産協会という団体がございます。市と協会が相互に協力し合い、物産展やイベントへ出店するなど、玉名市の特産品の販売を通して玉名市のPRに努めております。そして議員が言われるとおり、高瀬絞りにつきましては、伝統工芸を継承していこうと体験会などが開かれており、本市といたしましても高瀬絞りは玉名市の特産品としての可能性を秘めていると考えております。  先ほどのお話の中で、吉田議員が協力をお願いされた縫製会社と工芸家のお話がありましたが、今後製品としての生産、販売体制が整えば、大河ドラマの盛り上がりを生かし、ほかの特産品事業者同様に市のホームページやさまざまな観光冊子、観光ウェブサイトにPRしていきたいと考えております。また、吉田議員が参加されたような高瀬絞り体験に関しましても、ほかの伝統工芸を含め、見て、触れて、感じることができるような体験場所及び御指導いただける体制が整えば、着地型観光の素材の一つとすることも可能ではないかと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) 前向きな答弁をいただきましてありがとうございました。  次に、大河ドラマ館の館内で伝統工芸品づくり、体験や特産品を手にする場を設け、たくさんの観光客の方々にさらなる玉名市の魅力を知っていただきたいと思います。  ここでお尋ねいたします。(2)大河ドラマ館内での体験コーナーはありますでしょうか。西郷どんの大河ドラマ館では、衣装を着て写真撮影をするなど、楽しいことを企画されておりました。玉名市の伝統工芸の体験について計画がありますでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 議員御質問の大河ドラマ館内の体験コーナーはについてお答えいたします。  まず、来年1月12日に開館するいだてん大河ドラマ館は、出演者のパネルや撮影セットの一部再現、ロケのメイキング映像の上映、金栗四三氏の生涯などを360度見渡すことのできるシアターなどを設けることで、多くの来訪者にドラマの世界観を楽しんでいただく施設となっております。このように大河ドラマ館は、NHK大河放送の世界観をより忠実に、そして多くの方々に親しんでいただけるよう展示物等を配置設置するため、議員御提案の特産物や工芸のコーナーを設けることはできませんが、併設して建設する物産販売所での特産品の販売や敷地内にある屋外のイベント広場または隣接する玉名市文化センターの会議室等を活用することで、本市の伝統工芸について学び、体験できる会場を設けることは可能と考えます。大河ドラマ館には、全国から多くの方々がお越しになることが想定されることから、玉名地域の特産品や伝統ある工芸品等をPRできるよう、着地型観光の推進の観点からもさまざまな取り組みを検討してまいります。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) またも前向きな答弁をありがとうございました。  私は予想を上回るおもてなしをしたいと考えておりますので、週末には市民ボランティアで顔を出したいと思っております。  では、最後にお尋ねいたします。(3)千載一遇の大チャンスの到来の後に、一過性で終わらず定着するよう、再来年には大河マラソンが計画されておりますが、そのほか何か計画がございますでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 産業経済部長 松本忠光君。 ◎産業経済部長(松本忠光君) 議員御質問の大河ドラマを契機としたフルマラソン以外の計画についてお答えいたします  まず、現在、金栗氏の御遺族から寄贈いただいた住家とその離れを金栗氏ゆかりの地として観光拠点の一つとなるよう整備を進めているところです。具体的には、離れでは秘蔵写真や掛け軸などの書、着衣等を展示する予定であり、多くの来訪者の方に金栗氏の人となりなどを紹介するとともに、現在要請を行なっておりますおもてなしガイドの拠点としての利用を考えております。また、今月1日には熊本県と玉名市、和水町、南関町で金栗氏の母校筑波大学とスポーツを通し地域活性化につながる連携協定を締結いたしました。今後は健康やスポーツなどをテーマに広く地域活性化や観光振興につながる取り組みを実施していきたいと考えております。さらに、金栗氏が創設された箱根駅伝の地元、箱根町と連携した取り組みも進めており、本年度中に協定の締結を行なうこととしております。  このように、この機会を逃すことなく、将来につながるさまざまな仕組みづくりを進めてまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田真樹子さん。 ◆2番(吉田真樹子さん) 先では金栗ゆかりの地を拠点として健康、スポーツをテーマに地域活性化観光振興につながる取り組みを実施していきたいなど考えていただいておりました。「何てことなかったね。」てことだけはないように、先を準備しつつ手前を進めていきましょう。  数日前に、熊本県伝統工芸館を訪ねてまいりました。もしかして高瀬木綿絞りがあるのかもしれないと思って行ってまいりましたが、結果はありませんでした。ここに置いていただくために何が必要なのかをお尋ねいたしました。それは30年以上の歴史があって、今現在作家さんがいて、後継者がいる。そして商品化されていて、玉名市の商工会より申請を出し、その後県工芸館側が改めて条件を調べ直して県の登録となるそうです。私の話を聞いていただいただけでそれは登録できますよと言っていただきました。玉名市の歴史を築いてくださった先人たちの思いを、この千載一遇の大チャンスに思いっきりかけてみる価値があるのではと考えております。来年は高瀬絞りのシャツを全市役所職員、議員が着て、色は藍染めの紺色に赤も紫もあります。そして高瀬商店街には、高瀬木綿絞りののれんが掛けてある町並みを目指されると風情もありとてもすてきだと思います。残念ながら途絶えている玉名の伝統工芸、特産物の掘り起こしも観光課、地域振興課、ふるさとセールス課の御協力をいただきながら、これまでよりも魅力ある玉名市をともに目指してください。  最後に、日本で初めて世界1周をした高瀬出身の木村鉄太氏、1860年日米修好通商条例の批准で、日本最初の外交使節団としてアメリカからヨーロッパへ通訳として随行して回り、日本で初めて世界一周をしたと調べられております。この木村鉄太氏も取り上げてほしいと希望いたしまして、本日、私の一般質問は終わらせていただきます。ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、吉田真樹子さんの質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 3時09分 休憩                             ───────────                             午後 3時26分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  3番 吉田憲司君。   [3番 吉田憲司君 登壇] ◆3番(吉田憲司君) 皆さんこんにちは。3番、創政未来の吉田憲司です。  傍聴席の皆様、インターネット、それからひまわりテレビを御覧の皆様、いつもありがとうございます。よろしくお願いします。  今日、私はまずおめでたい話を2つしたいと思います。  まず、1つ目は、市長が必死に探しておられましたタマにゃんの指揮棒がようやく見つかって、私もほっとしております。本当におめでとうございました。  それからもう1つは、先月、プロ野球のドラフト会議がありまして、そして玉名市から久々にプロ野球選手が誕生いたしました。玉名工業高校OBの荒西祐大投手です。天水中学校から玉名工業高校、そしてホンダ熊本。そして今回オリックスから3位指名を受けられました。即戦力として期待をされています。本当に頑張っていただきたいというふうに思います。  今年は、ドラフト会議は優秀な高校生が多かったように思います。私も高校球児でした。高校在学中2年の夏と3年の春、甲子園に行きましたが、ベンチには入っておりません。あのころはベンチ入りが15人だったんですよ、甲子園ですね、15人。今は18人です。   [「確か16人だったろ。」と呼ぶ者あり] ◆3番(吉田憲司君) ああ、そうだったですか。  確か15人で、今が18人なんですけど、今だったらひょっとしたら入っとったかなと、ちょっと思います。だったらこの場所にいなかったかなというふうに思います。  今年のドラフトの目玉といえば、大阪桐蔭高校の根尾選手ですね、彼は中日から1位指名を受けました。そして彼はショート、ピッチャーもこなします。甲子園では3本のホームランを打ちました。そのうちの1本が金足農業高校ですね、吉田輝星投手から1本打ってるんですよ、これが。もっとすごいことがありまして、彼は野球部ではただひとり、大阪桐蔭高校の成績が一番上のクラスに在学をしております。文字通りの文武両道です。この根尾選手がいつも読んでいる本が、愛読書が「思考の生理学」という本で、これは東大生とか、それとか京大生が読む文庫本ランキングの常に上位にある本だそうです。この本の中には、人間はグライダー人間と飛行機人間の2つのタイプがあると書かれているそうで、グライダーは風を受けないと飛ぶことができない。すなわち、人間でいうと指示ばされんとうまく動けないという人らしいんです。もう一方で、飛行機人間は、自分で自発的に問題提起をして、自由に思考を巡らせて答えまでたどり着けるというのが飛行機人間だそうです。そしてその本の中で一番重要なことが、未来を読む力、未来を読む能力だそうです。だから根尾君は、ショートば守っとっても、次この辺にくっとじゃなかつかなと多分わからすとだろうと思うとですよね、だけんそれがファインプレーになると、多分そうじゃないかなと、私は思っています。  これまたすごいのが根尾選手のお父さん。お父さんはその大阪桐蔭高校の野球部の寮に毎月20冊の本をずっと送り続けられて、やっぱりアスリートというのは、体だけじゃなくて、頭とか心、そういうのも鍛えてるんだなと、磨いてるんだなと思いました。私は読書があんまり得意ではありませんでしたので、学生のころにもっと本を読んでおけばよかったなというふうに後悔をしております。まさに鉄は熱いうちに打てだと思います。  それでは、本つながりであれなんですけど、最初の質問は、玉名市の図書館についてであります。現在、玉名市文化センター内にあります市民図書館、それから横島図書館、岱明図書館、天水図書館の4つがあると思いますが、それぞれの現在の蔵書数、年間の来館者数、また、どういった年齢層の方が多いのか、そして貸し出し冊数の現状について、まずお伺いをいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 吉田議員の各図書館の現状についてお答えいたします。  玉名市内の図書館は今年の7月に新たに開館した天水図書館を加えて4つの図書館がございます。  まず初めに、各図書館の蔵書数の現状、平成30年10月1日現在で、市民図書館約14万冊、岱明図書館約4万1,000冊、横島図書館6万5,000冊、天水図書館1万1,000冊となっております。  次に、来館者の状況についてですが、まず、玉名市民図書館は公民館との複合施設であるため、来館者の把握ができませんので、利用者数でお答えをいたします。平成30年度の4月から11月末日までが4万7,238人、岱明、横島、天水図書館の来館者は、岱明図書館1万6,111人、横島図書館1万9,522人、天水図書館、本年7月開館ですので、7月から11月末日までの人数で3,002人となっております。  次に、各図書館の利用者の年齢層について、平成30年度の11月末日の実績で、玉名市民図書館の最も多い年齢層は0歳から6歳までで、全体の32.6%、岱明図書館では60歳以上が全体の32.6%、横島図書館でも60歳以上の方が24.2%、天水図書館においても60歳以上の方が41.0%となっております。  最後に、各図書館の貸し出し冊数についてですが、平成30年度の4月から11月末日までの実績で玉名市民図書館で13万5,367冊、岱明図書館4万3,683冊、横島図書館4万6,140冊、天水図書館は7月から11月までの期間で6,050冊となっております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。  年齢層がちょっとおもしろい結果が出てるなというふうに思いました。玉名市民図書館のほうはちっちゃい子どもたちが多いのにほかのところは高齢者が多かったというところで、ありがとうございました。  この4つの図書館の中で、岱明図書館が昨年の4月に、それから天水図書館が今年の7月に先ほど言われましたとおりオープンをしました。この新しい2つの図書館なんですけども、以前と比べて来館者数、それから貸し出し冊数に変化があったのか、なかったのか。その変化があったんであれば、その要因をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 新岱明図書館と天水図書館についてお答えいたします。  まず、新しくできました岱明図書館は、岱明町公民館の同一敷地内に隣接していたものを平成29年4月に現在の岱明支所の2階に移転し、新設された図書館でございます。旧岱明図書館の延床面積が388平方メートル、現在の延床面積が1,107平方メートルとなり、延床面積では2.8倍となっている状況でございます。蔵書冊数による比較では、旧岱明図書館で3万9,000冊であったものが、新岱明図書館で現在、約4万冊となっております。来館者の延べ人数の比較ですが、旧岱明図書館では3万4,000人、新岱明図書館では約6万人となっております。  次に、旧天水図書室と新天水図書館の現状についてでございますが、旧天水図書室は、天水町公民館の図書室として開設されておりました。延床面積が約136平方メートル、新天水図書館においては延床面積で約372平方メートルとなっております。面積を比較すると、これも約2.7倍となっております。蔵書冊数による比較では、新旧ともに約1万1,000冊となっておる状況でございます。来館者の延べ人数の比較ですが、旧天水公民館図書室は公民館内にある図書室であるために来館者の把握ができておりませんので、貸し出し冊数でお答えしますと、平成27年度の実績で2,061冊でありました。新天水図書館の平成30年7月開館から11月末日までの貸し出しの冊数は実績で6,050冊となっております。  岱明、天水図書館ともに、敷地内のスペースが増加したことで利用しやすい環境、それから読み聞かせなどができる部屋などの充実により、来館者の増加につながったことが考えられます。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。ありがとうございます。  集約をしたりとか利用をしやすくなって、読み聞かせのスペースもできたということで、来られる方がふえたということで、これ確かにいいことだと思います。  岱明図書館も天水図書館も本当間取りも広くなって、明るくなりましたね。そこでもう一つ図書館を違う角度から検証してみたいというふうに思います。どこの図書館にも学習スペースといいますか、自習スペースがあると思います。この4つの図書館にもあります。一番新しい天水図書館は窓際にカウンター形式の机があります。とても明るくていいなと思いました。ただ、職員の方に伺ったら、「ちょっと真夏は暑かとですよ。」と言わしたとですよね、窓際。確かにそうかなと思いました。それと、乳幼児のための読み聞かせコーナー、これは新聞でも報道がありましたように、やっぱりたくさんの親子が来ておられます。  横島図書館は吹き抜けの図書館を2階のベランダ部分みたいなところに吹き抜けの図書館全体を見られるようなところに学習スペースがあるんですけども、ただ、ちょっと狭くて席数が足らないかなというふうに、私は感じました。  次に、岱明図書館は、これは同じフロアにあります。ここは広くて教室形式なレイアウトになっていまして、ここもちょっと職員の方にお伺いをしたら、「放課後、それから土日は結構児童生徒がここで勉強しています。」というお話がありました。また、天水と同じように乳幼児向けの読み聞かせのスペースがあります。私も少し前の日曜日に1回行ったんですけど、午前中にですね、そうしたら半分、そうですね、席が半分ぐらいは埋まるぐらい子どもたちといいますか、小中学生が来て勉強をしていました。  そうして最後に玉名市文化センターの中にあります玉名市民図書館なんですけども、ここの学習スペースは図書館から外れたところにあります。玉名市文化センターに行かれると分かると思うんですけども、以前喫茶店というか、食堂があったところですね、あそこに長机ばばって並べられて、そこに学習スペースがあるんですけど、勉強するにはやっぱりちょっと暗いんですよね、それと空調はあるんですけど、区画がされてないんで、熊本弁で言うとうっぽんぽんなんですよね、だけんが空調上についてるんですけど、なかなかちょっと今の時期は寒いかなと思いました。  私もこの前、この一般質問の原稿ばそこで3時間ばっかりこう書きよったんですよ、やっぱり寒かったですもんね。ちょっと目が最近老眼であれなもんで、やっぱり暗いかなと思ってですね。要は区画がないということは、玉名市文化センターに来られる図書館とか、ほかの会議室とか、研修室とかですね、来られる人たちの何て言うんですか、おしゃべりとかですね、雑音とか、それとたまにあそこのホールで、大ホールで楽器の練習とかばしよらすとですよね、そうするとやっぱりあそこで勉強している人は、「わあ」てちょっと、その楽器の練習ばすんなとはいいませんけど、「ああ、大変だろうな。」と思います。そこはもうバリエーション広くて、小、中、高、大学生、もちろん一般の方も利用をされています。大規模改修等も予定されているのかなと思いますけども、この環境整備をしていただいて、学習に集中できる快適な空間になればなと思っています。ただ、すぐにはできないというふうに思いますので、当面の措置として、あの研修室とか会議室がいっぱいあります。そこが空いているときは無料で開放するとか、そういう知恵を出していただきたいというふうに思います。  本当たくさんの方が利用されていますので、そこの玉名市民図書館の学習スペースの今後の改善策をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 議員の図書館の学習スペースについてお答えいたします。  現在の玉名市文化センター2階に学習自主スペースを設け、図書館の閉館日も開設し、だれでも気軽に学習・自習ができるような環境づくりに努めております。また、7月1日から9月中旬までの期間、例年多くの学生や生徒さんが利用され、手狭となっておりますので、同じフロアーの別会場に学習・自習スペースを増設してより多くの方々に利用していただいているところでございます。  議員御質問の新たな学習・自習室を設けることができないかというふうなことですが、玉名文化センター内にあります他の研修室等の講座等の社会教育活動に利用されておりますので、新たな学習・自習スペースをその研修室で設けると言うことは非常に厳しい状況でございます。  しかしながら、利用者のニーズも変わってきていることから、将来的には図書館を含めた玉名文化センター全体の改修も視野に入れながら、市民の要望に応えていくということが必要であると考えております。改修時点が計画される中で、そのあたりも含めて検討していきたいと思っております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。  その改修のときに検討するということですけども、ぜひ、前向きな検討をお願いしたいというふうに思います。  確か記憶が定かではないんですが、いつかの文教厚生委員会で中学校だったか、小学校だったかちょっとわからないんですけど、県の共通テストかなんかがあって、国だったですかね、玉名市教育事務所管内の子どもたちの点数が若干ほかのところと比べると低いんだよというお話がありましたよね。そういうこともちょっと頭の中に入れていただいて、今後その4つの図書館をどういった図書館にしたいのか。学習スペースも含めたところで、どうしたら市民の皆様の利用がふえるのか。そういったところ、今後の図書館の課題というか、どうあるべきかとか。こんな図書館にしたいんだというのがあれば、お伺いをしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) 先ほどの学習の子どもたちの成績の云々というふうな話は、玉名市ではなくて、玉名管内でございますので。  今後の課題についてお答えいたします。玉名市の図書館では、平成21年度に第1次子ども読書活動推進計画というのを作成しております。その中でさまざまな事業の実施をしてきておりました。しかしながら一定の成果はあったものの課題も残ることから、平成27年度からおおむね5カ年の計画として、第2次推進計画を策定し、家庭、地域、学校において子どもが読書に親しむ機会の提供や子どもの読書活動を推進するための施設、設備等の充実、さらには子どもの読書活動への啓発、広報の推進などを目標にさまざまな事業の展開を図っている状態でございます。また、図書館施設整備が進んだ岱明図書館、それから天水図書館の両施設とも利用が増加する傾向となっており、今後増加傾向を継続するために、的確に市民ニーズ、住民ニーズを把握し、その時代に合った運営面での創意工夫が必要不可欠であると考えております。  これからも各図書館において、利用しやすい、行ってみたいと思える図書館となるよう、来館者や市民からの要望や関係機関及び図書館協議会からの御意見等をお伺いしながら、子どもはもとよりさまざまな世代の方々に愛される図書館づくりに努めてまいりたいというふうに考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。  今、部長答弁の中に、時代にあった図書館というお話がありました。御存じの方も多いと思いますけども、佐賀県の武雄市の図書館は、図書館の中にスターバックスが入っております。開館時間は年中無休の朝9時から夜の9時までです。コーヒーの香ばしいにおいに包まれながら本を読むというのは、私はあんまり読書得意じゃありませんけど、もう至福の時間かなというふうに思います。  それから、会派の研修で兵庫県明石市に行ってまいりましたけど、きのう北本議員から詳細なお話がありましたので、ざっとちょっとおさらいをしますけども、7階建ての複合ビルの中にありまして、市役所の総合窓口、子ども健康センター、子育て支援センター、市民図書館などがありました。図書館の下の階はマクドナルドが入っております。この市民図書館も朝の10時から夜の9時までです。そして図書館の中には至る所にいすとテーブルが置いてありまして、どこでも勉強したり調べ物をしたりすることができます。もっと驚いたのが、さらに集中して勉強をしたい人はガラス張りの学習スペースがあるんですよ。そこがもうめっちゃもう人気が高くて抽選をしないと入れないと、抽選して当たった人が入って、それが時間制で入れ替わるという、そういうところでした。別の階には子ども専用の図書館もありましたし、平日でしたけど、いろんな年齢層の方が来られていてですね、やっぱり子どもから高齢者までとても学習意欲を高めてくれるところだなと感じました。それからそこの図書館で借りた本はわざわざ図書館まで返しに行かんちゃよかっですよ。市内の本屋さんに返すとよかっです。その市内の本屋さんに返すと取りこらすわけです。回収にですね。ああ、それもいいシステムだなというふうに思いました。やっぱり画期的なところはやっぱりちょっと違いますね、やっぱり。そこで、図書館とその市内の本屋さんが共存共栄ばしよらすとですよね。なかなかいい取り組みだなというふうに思いました。  私は公務員とか行政というのは、市民に対するサービス業であると思っています。そういう観点からすると、玉名市の図書館も夕方6時に閉めるんではなくて、夜間も解放するとかですね、先ほど部長答弁にもありました市民のニーズに合わせた運営をお願いしたいというふうに思います。  それでは次の質問に移りたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) ちょっと吉田議員、待ってください。  本日の会議時間は、議事の都合により、あらかじめ延長いたします。  どうぞ。   [3番 吉田憲司君 登壇]
    ◆3番(吉田憲司君) 2つ目の質問は、フルマラソン大会についてであります。  さて、今度の日曜日、西郷どんが最終回を迎えます。この前の日曜日、西南戦争の回、見られましたでしょうか、皆さん。最後に西郷どんとイトさんが抱き合うシーンがありましたね、泣かすシーンがですね、もう本当、私も涙が出そうになりました。今度の日曜日の最終回は、正座をして見たいと思います。  これが終わりますと、いよいよ大河ドラマいだてんがカウントダウンに入ります。きのう坂本議員も言われましたけども、NHKの予告編、スペシャルムービー、私はあれを見た瞬間、またこうわくわく感が増してきまして、「オリンピック、オリンピック」て子どもが言うですもんね、そのあとに画面にさあ、初めてを始めよう、楽しいもうか。「初めてを楽しもう。」というテロップが出てくるんですけど、そうしてあのビートたけしさんを初め大物タレントが続々とあの画面に出てこられて、勘九郎さんが主演というところで、歌舞伎風の音楽が流れてきまして、たった30秒ですけど、本当視聴者が見たいなと思わせるような予告動画だったです。本当に楽しみです。さすが大河ドラマだなと思いました。そして第8話で自分が映っているかなと、そこもどきどき、わくわくでございます。予告編をまだ見ておられない方、ぜひ、ご覧いただきたいというふうに思います。  さて、玉名市の市議会議員のひとりとして、吉田憲司を加えていただき1年が経過をいたしました。この1年間、藏原市長の千載一遇のチャンスというお言葉を何度聞いたかわかりません。そしてこの大河ドラマいだてんとフルマラソン大会を開催するというこの市長の熱い思いを私は私なりのやり方で、全力でバックアップをしてきました。この9月、10月、11月。   [吉田憲司君 足袋とTシャツを示す] ◆3番(吉田憲司君) この足袋とですね、これ足袋なんですよ。それからさっき真樹子議員が言われました金栗スピリッツのTシャツ、これを着て全力で走ってPRをしてまいりました。まず、9月は福岡ドームに行きました。若手の市職員の皆さんとリレーマラソンを走り、10月は市民体育祭、それと会派4人全員で走りました出水市のツルマラソン大会、11月には再び職員の皆さんと熊本市のえがお健康スタジアムでリレーマラソンを走り、さらにはこの前いだてんウィーク、11月24日に奥の院の坂道を駆け上がる坂道ダッシュ、全力で走ってまいりました。付け加えるならば、PR動画の中でも玉名市の至る所を走ってまいりました。この秋はスーツを着ている時間より、白足袋を履いている時間のほうが長かったです、正直言いましてですね。これらの走りがどれだけPRできたかはわかりません。しかし、市長の思いを全力でバックアップしてきたことは確かです。私は9月議会で職員の皆様に対し、ポロシャツの件で耳の痛いことを言ったかもしれません。しかし今回、若手の市職員と一緒に走って、感じたことがあります。休みの日に、自分の時間と自分のお金を使って、遠くまで行き、全力で走り、1本のタスキをつなぎ、ともに汗を流して、笑顔で42.195キロメートルのゴールテープを切ることができました。しかもそれが2回もです。そして夜は懇親会で熱い話をすることができました。自分の子どもと同年代の職員の方も、市役所の中ではなかなか見ることができない汗と笑顔と、そしてそれぞれの思いを感じることができて、私にとってとても貴重な時間でした。そして来る2月17日の熊本城マラソンには、また、これを着て42.195キロメートルを走ってPRをしてまいります。なかなか練習ができておりませんが、暑かった10月の出水ツルマラソン大会よりはいいタイムでゴールできればというふうに思っています。  では、本題に入ります。10月の初め市長の思いが詰まった初のフルマラソン大会は2020年横島町いちごマラソン大会と統合して開催されるとの方針が決定をされました。しかし、会議の出席者からは、横島町だけではなく、中心市街地も含めたコース設定を望む声が相次いだとのことです。また、市長は、玉名市の特色を生かしたマラソンにしたいと言われました。逆算して、逆算すると開催まであと1年と3カ月ぐらいしかありません。準備のペースがちょっと遅いような気がしますが、マラソン大会の基本構想、コース、種目、各種目のランナーの人数、エイドの飲食物、ボランティア体制等々、現時点で決まっていることをまずお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 吉田議員のフルマラソン大会の基本構想についてお答えいたします。  去る10月9日に開催しましたフルマラソン大会検討会議におきまして、次の3つのコンセプト、継続できる大会、多くの参加者や誘客できる大会、玉名市の魅力を最大限に発信できる特色あるホスピタリティ豊かな大会を基本にフルマラソン大会のベースとなる大会を検討し、大河ドラマ放送との連動性により、より早い時期に開催が見込める金栗四三のふるさと玉名横島いちごマラソン大会をベースとして、フルマラソンコースを設け、開催の準備を進めているところであります。  現時点の構想につきましては、今まで行なってまいりました横島町いちごマラソン大会のコースである、のんびり、3キロメートル、5キロメートル、10キロメートル、ハーフマラソンの5種目に加え、新しくフルマラソンコースを設けることで、他の大会にはない、総合的なマラソン大会として開催することができると考えております。  これまでの横島町いちごマラソン大会の参加者に加え、フルマラソン参加者につきましては、概略2,000名程度を想定しているところでございます。また、横島町いちごマラソン大会の特色でもあるエイドステーションには、イチゴやトマトのほかに、本市の特産品を数多く取り入れ、より特色のあるものにしていく必要があると考えております。  大会の企画、運営は官民連携で行ない、さらに多くの市民の皆様方にボランティアとして参加をいただき、地域の皆様とともに、ホスピタリティ豊かな大会を目指していくものでございます。なお、コースに関しては、初回となる2020年2月の開催まで、短期間でのコース設定となりますので、まずは実現可能なコースを関係機関と協議しながら進めてまいりたいと考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。  金栗四三地域創造戦略特別委員会でも議論しています。そこでもお話があったんですが、まず、コースの話なんですけども、そのエリアでいうと国道501号線より南側とか、菊池川から西側とか、なんかそういう方針があるようですけども、そうなると10月の検討会議のときに要望がありました市街地を含めたコースというのは厳しいような気がします。また、先日開催されました玉名地域づくりシンポジウムでは、各パネリストの方から貴重な提言やアドバイスをいただきました。皆さんご覧になったと思いますけど、熊本日日新聞の見開き全部。全部を使って。   [吉田憲司君 熊本日日新聞を示す] ◆3番(吉田憲司君) こんな感じです。市長も載っておられますが、パネリストの方からいろんな提言をいただきました。その中でもコースはなるべく広い範囲でやるほうがいいよという提言がありました。広くすることで応援、それから運営、それからボランティア等々たくさんの人が関わると。その関わることによって一体感を生み、さらには大きな感動が生まれるんですよという提言がありました。  私もいろんなところを走って1番に感じるのは沿道の応援です。人がいて応援されるときつくてもつらくても足が前に進むんですよね。これが本当に不思議な現象です。日本一に選ばれた熊本城マラソンは、途切れない応援があるから日本一のマラソンに選ばれたんだなと私は思っています。そしてその熊本城マラソンのキャッチフレーズ、「途切れない感動」です。熊本城マラソンのキャッチフレーズですね、途切れない感動。途切れない感動でございます。  そしてまた広範囲でやるほうが、経済波及効果も大きいとの提言もありました。であるならば、玉名市は東西に幹線道路が、大きい幹線道路3本走っております。国道501号線、国道208号線、国道208号線のバイパスと。そのうち1つぐらいは封鎖をして市街地はもちろんですけど、玉名市全域を網羅したコースにして、先ほど部長答弁でもありましたとおり、給水所では天水町のミカンとか、横島町のイチゴ、ミニトマト、岱明町はノリがありますから、ノリを巻いたおにぎりとか、たくさんアイディアも出てくると思います。それと先ほども言いましたが、先日のシンポジウムですね、そのタイトルが「スポーツを核にした地域振興“金栗スピリッツで地域も住民も元気に!”」ということでした。実際パネリストと参加されて、提言をお聞きになられて、市長としてこのフルマラソンのコースを含めた構想、さらには地域づくりを今後どのように進めていかれるのか、その2点をお伺いしたいというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 吉田議員の御質問2点についてお答えいたします。  フルマラソンのコースの提言に関しましては、金哲彦氏からは、より広範囲での地域でのコースを設定し、より多くの人が関わることで、経済の波及効果につながるということでした。今、議員がおっしゃられたとおりでありますけれども、今回、数回の大会を経て、交通事情などを考慮して、将来的には市内広域での開催も視野に入れて検討をしていきたいというふうに考えております。実行委員会検討会議の中で検討されるべきものだろうというふうに思っております。  その他の提言としては、大阪観光大学の中村教授のほうからは、個人旅行客は、土地の物語に興味を持ち、広く回遊されることから、万田坑や島原半島など、広い範囲で観光ルートの増成が大事であるというような提言もございました。私も全く同じ考えでありまして、広域的な視点からの観光振興というものがとても重要であると認識しておりまして、荒尾市の世界遺産や菊池川流域の日本遺産なども連携したツアー造成等が進むように努力をしてまいりたいというふうに考えております。また、JTBのヘルスツーリズム研究所の内田研究員からは健康をテーマにウォーキングや温泉、食事など、玉名市での過ごし方について、旅行だけでなく市民がいつでも体験できる環境づくりが大切であるというふうな提言をいただいたところであります。玉名市の地域資源をしっかりと生かした提言であり、健康と観光を結びつけた市民参加型の取り組みと考えております。  今回のシンポジウムでは、新たな観点から大変貴重な御意見をたくさんいただきましたので、御意見を参考に今後の地域振興につながる取り組みを進めていきたいというふうに考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。  先ほども言ったんですけど、あまり時間がありません。これは通告をしておりませんが、じゃあ、いつごろまでにコースとか大会要項を最終的に決められるのか、その予定をちょっとお伺いしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 吉田議員の再質問でありますけれども、通告がありませんでしたので、関係部署との確認が取れておりません。今の時点で私にはちょっとわかりかねますので、お答えができません。  大変申しわけございません。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) ありがとうございました。  それでは、市長個人としてはいつごろまでに決めなければならないと思っておられますでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 再質問にお答えします。  もう一刻も早くであります。  今の時期でいうなら、当然、年内でにも決めたい。一刻も早く、私の立場からすれば決まってほしい。決めてほしい。そういうふうに思っております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 通告をしてないのにありがとうございました。  私はこのシンポジウムに参加をして、目からウロコと言いますか、本当に感激しました。そこでもう一つ突っ込んだところでお伺いしたいというふうに思いますが、きのうも坂本議員の一般質問の中に出てきましたけども、この提言の中で、金さんから大河ドラマいだてんと、それからフルマラソン大会を契機に、玉名をランニングの聖地にというお話があったと思います。そして新玉名駅の前にランステーションをつくってみてはというお話があったと思います。これもそのこともこの新聞に紹介をされています。それを言われた瞬間、会場からの拍手が起こりましたよね、来場者の皆さんからですね、自然とですね。ランステーションというのはシューズとかウェアをレンタルしてくれたりとか、そこに更衣室、シャワールーム、ロッカーがあったりするもんです。私も東京にいるとき皇居の周り5キロメートルなんですけど、皇居を走ったことがあります。東京駅の周辺には、あのビルの中にいっぱいそういうランステーションのようなものがありまして、仕事帰りのサラリーマンとか買い物途中の女性の方とか、外国人の観光客の方などが、さまざまな方が皇居の周りを走っておられます。それを新玉名駅前につくって金栗さんゆかりの地や観光スポット、例えば、金栗さんのお墓を巡るコースを設定をして、距離の標識を建てていって、全国から来られたランナー、観光客に走っていただくというような仕掛けづくりを提案をされました。プラスこれは特別委員会の次回の第2回の提言書の中にも盛り込まれるとは思いますが、私のこの提案として、そのランステーションに荷物を預けておけば、宿泊するホテルや旅館のスタッフがそれを引き取りに来ていただいて、観光客のランナーの皆さんは、新幹線を降りたらすぐ走っていただいて、いろんな観光スポットを走って回っていただいて、そしてゴールが宿泊するホテルとか旅館。すぐ温泉に入っていただいて、泊まっていただくというのは、お客様にとっても、こちらお迎えする玉名市にとってもフルコースではないかなというふうに思います。私はこれは前向きに検討していただければというふうに思います。  やはり棚ぼただったかもしれません大河ドラマはですね、でも大河ドラマを契機に、これも市長が言っておられますように、マラソン大会を創設をして、一過性に終わらせてはいけないというふうに思います。むしろドラマが終わってからのほうが勝負ではないでしょうか。  この金さんのランニングの聖地のこの提言について、市長のお考えをお伺いいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 吉田議員のランニングの聖地についての御質問にお答えします。  玉名地域づくりシンポジウムでは、今、議員のほうからもお話がありましたとおり、基調講演の講師とパネラーを務めていただいた金哲彦さんのほうからプロランニングコーチとして、また、ランナーとしての視点からさまざまな提言をいただきました。議員の質問の中にもありましたように、新玉名駅にランニングウェアーやシューズがレンタルできるランステーション化、それから駅から金栗先生の住家まで走れるコースの設定、そしてまた、ランニングコース上の距離表示板の設置などありました。そして具体的な事例として千葉県佐倉市では金メダリストの高橋直子選手が練習をしていたコースを金メダルジョギングロードとして設定をして、これは道の整備ではなく、距離表示など、看板を設置してのコース設定のような話でありましたけれども、わざわざランニングに訪れる方々がいらっしゃるということでありました。これらの提言は非現実的な話ではなく、日本マラソンの父金栗四三先生にゆかりの地である玉名市だからこそ大いに実現の可能性のある、また、夢も膨らむ提言であったというふうに受けとめております。  今回、玉名地域シンポジウムの「スポーツを核にした地域振興。“金栗スピリッツで地域も住民も元気に!”」これでは、大河ドラママラソンの効果、健康、温泉、食、自然、ゆとりなどさまざまな地域資源を生かして、玉名市の魅力アップのイメージをさらに膨らませていただいた有意義なシンポジウムだったというふうに、私も感じております。お聞きいただいた皆様方も同じような気持ちでお帰りいただいたんではないかなというふうに思っております。吉田憲司議員も同じ気持ちであったことからの御質問であろうというふうに思いますので、これから市のみならず、地域の皆様共々に提案の一つ一つを地域として実現させていければなというふうに思っているところでございます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁いただきました。  市長の玉名市だから、玉名市だから実効性の可能性のあるという御答弁、前向きな答弁ありがとうございます。  そういった外から来られるお客様だけではなく、市民の皆様に対しても自分の健康を見つめ直して、ウォーキングでもいいし、ランニングでもいいし、体を動かす動機づけになればいいなと私も思います。このシンポジウムは今後の玉名市のやっぱり道しるべになったんじゃないかなというふうに思います。  実は、議長のほうから市長に提出をしていただいております特別委員会の第1回目の提言書の中に金哲彦さんを玉名市のPR大使にしたらどうですかという御提言を差し上げております。今回、市長は金さんと金栗体操の何かばつくろうかというお約束をされましたので、その金さんのPR大使の件も今一度御検討をされてみてはいかがでしょうか。  今回の御提言、御助言をいただいたことを100%実行するのは難しいかもしれません。ただ、先ほども言いました今後の玉名市の道しるべになると思いますので、頭の中に、私たちも入れておきたいというふうに思います。  それでは、最後の質問に移りたいと思います。   [3番 吉田憲司君 登壇] ◆3番(吉田憲司君) 最後の質問は、玉名市の将来像についてであります。  まずはこれをごらんください。ちょっと一般質問とは直接関係ないんですけど。   [吉田憲司君 グラフを示す] ◆3番(吉田憲司君) これは国の社会保障費のグラフです。  高齢者の増加で年々5,000億円ずつ社会保障費がアップしております。ところが来年度は5,000億円じゃなくて1兆円を超える見込みです。そうすると34兆円になります。なぜかというと、来年から幼児教育の無償化が始まります。最初は国が全額を負担します。だけど2年目以降には、だけん再来年度から、これは市町村も4分の1ば払わんといかん、負担ばせんといかん。新聞に載っておりました。  今からする質問は、きのうの北本議員、それから今日の午前中の多田隈議員とがっつりかぶって、ちょっと3連続となるんですけども、しかし、300席の大ホールが3個連続でできようとしていますので、御容赦を願いたいと思います。  では、前回の9月議会で私は2040年問題について質問をさせていただきました。それに対して、市長の答弁の中にそれくらい先の時期には根本的な国の仕組み、国のシステム、もしかすると自治体の枠組みが変わる可能性があります。そういうところまで想定しなければならない。さらには、未来にしっかりと責任を持って、長期的視点に立って未来予想図を描き、時代の移り変わりにしっかりと柔軟に対応できる自治体運営をやっていくと答弁をされました。同じく、9月の熊本県議会でも2040年問題が質問をされました。蒲島知事の答弁では、市町村によっては現在の行政サービスをすべて提供するフルセット主義が限界を迎える可能性があり、広域連携も一つの有効な手段であるとの認識を示されました。このフルセット主義というのは、各市町村の公共サービスのための施設等を単独の市町村で立てて、それを維持していくということです。これに関連し、国も重い腰を上げ、安倍総理の諮問機関である地方制度調査会で議論が行なわれています。そこでは、国も超少子高齢化と人口減少を念頭に、複数の市町村で構成をする圏域という単位で行政運営の法制化を検討しています。  これもきのうの北本議員とかぶりますが、この圏域の定義とその認識をどのようにとらえられておられるのか、まずお伺いをいたします。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。   [企画経営部長 水本明子さん 登壇] ◎企画経営部長(水本明子さん) 吉田議員の圏域についての御質問にお答え申し上げます。  我が国では、少子高齢化の進行とともに、本格的な人口減少社会を迎えております。さらには地方のみならず、三大都市圏の人口も減少していく過密なき過疎の時代が到来することが予想されており、地方圏の将来は極めて厳しい情勢におかれているところでございます。  そこで先ほど議員もおっしゃったとおり、総務省の有識者研究会である自治体戦略2040構想研究会が提言をいたしましたが、人口減少が深刻化する2040年を視野に入れ、複数の市町村で構成する行政組織「圏域」を新たな行政単位に位置づけ、相互間の協力関係など、必要な地方行政のあり方などについて審議が始まったところでございます。  本市におきましては、従来より荒尾、玉名地域の2市4町で構成する有明広域行政事務組合で消防、ごみ処理、介護保険認定等を行なってまいったところでございます。また、平成28年8月に玉東町、和水町及び南関町それぞれと玉名圏域定住自立圏形成協定を締結し、暮らしに欠かすことのできない医療、福祉、産業などの生活機能分野や道路、公共交通、観光などの結びつきネットワーク機能分野など、圏域の一体的な発展を目指すため、19の項目を定め取り組みを行なっているところでございます。今後も引き続き、本市の行政運営を持続可能な形で維持していくために、国等の状況を注視しながら、安定した行政サービスを提供し続けるとともに、近隣市町との有機的な連携による一体的な活性化を図ってまいります。  これからも市民の方々が安心して生活を営み、明るく活気のある地域をつくるための取り組みを行なってまいりたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁をいただきました。  今、部長が言われたとおり、行政サービスを提供し続けるために、近隣の市町村と相互利用をしたり、行政サービスの連携をしたりするということが圏域の大きな目的かなというふうに思います。  では、それを踏まえまして、11月30日の新聞にこんな記事が出ておりました。兵庫県の篠山市、この篠山市は来年元号が変わると同時に市の名前も変わります。丹波篠山市に変更されますが、その篠山市は平成の大合併のさきがけとして約19年前に合併をしました。その後、合併特例債を積極的に活用し、施設を相次いで建設をしました。その結果財政難に陥ったと。職員数の20%削減や給与の引き下げ、昇給停止等を行ない財政危機を開始したが、人口減はとまらないと載っています。  ここに玉名市公共施設適正配置計画、それから玉名市公共施設等総合管理計画があります。特にこの公共施設等総合管理計画は玉名市で最も重要な玉名市総合計画、玉名市行政改革大綱とも連動したものと明記をされています。要するに超少子高齢化と人口減少が続く中、箱物を減らし、集約させ、目標としてはきのうから何度も出てきていますが、トータルコスト、維持管理費を65%、施設の面積を37%削減するとはっきり明記をされています。まさしく玉陵小学校がこの最たるものだと思います。6校が1つになったので、それは面積はがくっと減りました。先日玉陵小学校にお伺いする機会がありました。そのときに「同じ学年でクラスマッチができる。」と「席替えがある。」そういうことを初めて体験する子どもたちにとっても、いろいろあったと思います。あったと思いますが、私的にはよかったのかなと思いました。公共施設というハード面ではなくて、子どもたちの心の教育というソフト面でもプラスの面が大きかったのではないかなというふうに感じました。  話を戻しますが、現在建設中の新市民会館は、今の市民会館より面積が2倍になりました。そして新市民会館の維持費は年間3,000万円から4,000万円というふうに試算をされています。たしか説明会のときに耐用年数を80年と想定と、要するに80年使いますということだったと思うんですけど、そうすると当然ですが、3,000万円、4,000万円ば80年間払わなんということになります。80年後それをだれも確認は今、できないんですけど、そうして今議会で上程をされています新しい岱明町公民館、岱明文化センターですか。これも今の公民館の1.5倍の面積です。そして以前、この総合管理計画に沿って併設案がありましたよね、岱明ふれあい健康センターの将来的なめどは不透明で不確かなまま、この新しい岱明町公民館計画が進められようとしています。この玉名市公共施設等総合管理計画の24ページ。24ページには何て書いてあるかというと、平成28年度の段階で、岱明町公民館の利用状況は、日曜日は1日あたり3人と記載されています。それからこれも北本議員とかぶりますけども、現在の岱明ふれあい健康センターは平成30、31、32年度と3年間かけて改修計画が今実行されています。現在は、空調と照明の改修が6,900万円。6,900万円をかけてあっていて、来年度は約2億円をかけて改修が計画をされています。また、岱明ふれあい健康センターを利用される方はほとんどが65歳以上だそうです。そしてその90%が温泉を利用される方だそうです。利用率というか、稼働率も数パーセントで一桁代と。年間数回しか利用されてない部屋というかですね、それくらいしか利用されてない棟があります。一番奥のですね。なので、それの利活用し、集約させ面積を縮小し、既存の施設で補えるものはそれを利用するという当初の併設案があったように思います。市長は、3月議会で現地建てかえを表明されました。その後、5月29日の公共施設等建設特別委員会での説明では、これも何回も出てきますけど、調理室もなければ可動式のホールもなかったはずです。それがなぜ11月21日の特別委員会では激変をしてしまったのか。先ほどの古奥議員の市長の答弁の中に、事業については検討をして段階を踏まなければならないとお話が市長のほうからありました。どうなんでしょうか。今年の4月、玉陵校区では地域から小学校がなくなりました。でもそれは仕方がないことかもしれません。でも一方ではこういうことが進められようとしている。この状況をどう解釈をすればいいのでしょうか。国や県も長期的視点に立ち、圏域という模索を始めているさなかに、玉名市として自分たちで設定した計画に、逆行というか、矛盾していると、私は思います。この現状を踏まえて、今後超少子高齢化や人口減少に向かう中、玉名市の公共施設などの市有財産のあり方を将来的にどう考えておられるのか、お伺いをしたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 企画経営部長 水本明子さん。 ◎企画経営部長(水本明子さん) 吉田議員の御質問にお答えいたします。  公共施設等のあり方につきましては、合併当初より用途の重複や老朽化が課題となっている施設が多いことから、中長期的な視点による計画的なマネジメントに取り組むべく、本市が保有する施設の分析を行ない、課題解決に向けた基礎資料である玉名市公共施設マネジメント白書、また、公共施設適正配置計画の策定を段階的に進め、平成28年3月にこれらの総合的な指針となる玉名市公共施設等総合管理計画を策定し、現在、それに沿った運用を進めているところでございます。この公共施設等総合管理計画は、中長期的な維持管理や更新等のコストを見通した40年間の計画といたしておりまして、今後の人口推移や財政状況、施設状況の変化等さまざまな要因を考え、10年間を周期として見直しを繰り返す計画となっております。また、健全な財政力維持すべく保有総量の抑制を図ることといたしており、可能な者から集約化や民営化、統廃合を段階的に進め、40年後には公共施設の総面積を37%削減することを目標といたしております。もちろんこの計画は、先ほど御質問の中でございました圏域の議論が始まる前の時点から改修をいたしたものでございまして、本市単体であっても必要になる市有財産のスリム化でございますが、この計画の推進によって得られる効果は、圏域の議論が深まり具現化したとしても同様に役立つものであると認識をいたしております。  なお、今後の長期的な見通しでございますが、基本的には現行の計画考え方に沿って推し進め、先ほど申しました公共施設の保有量を抑制していくというところに変わりはございません。しかしながら、40年間という長期でございますので、総合的な観点から計画の変更が必要な状況になった場合には、随時協議を行なうとともに、議会への説明を重ね、必要が生じましたら議会の御判断をいただくことになりますので、どうか御理解のほどよろしくお願い申し上げます。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁いただきました。  これまで、昭和の大合併、それから平成の大合併がありました。来年元号が変わりますけど、市長が9月議会で答弁されたように、次の時代にも○○の大合併があるかもしれません。どこと合併するか分かりませんけども、仮にそうなれば同じような施設は必ず淘汰されていきます。だから合併せんでもいいように人口も財政基盤もしっかりとした玉名市が一番いいと思うんですけども、ちなみに、これはおさらいですが、天水町は旧小天村と玉水村が合併して、小天の天と玉水の水をとって天水町と名付けられました。では現在なんで小天ばっかり公共施設ばつくっとというそういう議論はほとんどないと思います。それは天水は天水だからです。それと岱明町は旧大野村、高道村、睦合村、鍋村が合併をして岱明町ができました。では現在、大野とか高道ばっかりにつくらんでも鍋にもつくってくださいというのは、あんまり議論聞かないような気がします。それは岱明は岱明だからです。次に、松本議員や多田隈議員が卒業された有明中学校、私がちょうど中学生のころに大豊中学校と横島中学校が合併をして有明中学校が誕生しました。そのころですよ、玉名郡の中学校と玉名市の中学校が合併をするというのは、画期的なことだったろうと思います。もとの大豊中学校の所に有明中学校ができました。まさにこれが今、国がやろうとしている圏域そのものではないでしょうか。だから玉名市は国の40年先ばいきよるとですよ、たぶん。そのときもいろんな賛否両論あったと思います。しかし、今ではそれが当たり前で、有明中学校は有明中学校です。  最後にもう1つ。玉名市のごみが岱明地区だけなぜ玉東町ではなくて長洲町に運ばれているのか。なぜそこの長洲町の施設の名前がクリーンパークファイブなのかというのがわからない方がたくさんおられると思います。北本議員とか坂本議員とか若い方は「そがんと知らんよ。」というかもしれませんが、実はそうなんですよね。時代の移り変わりに議論していることは、将来的にはあまり意味のないことかもしれません。それは時代が、時間が証明をしています。未来を見つめないで、そして自分たちで設定した目標、計画に反して、面積2倍の市民会館、1.5倍の岱明町公民館、岱明ふれあい健康センターが3年かけてまさに改修中。民間への方向性は不透明なまま。こんな状態で計画を推し進めていけば、私たちの孫やひ孫世代に残るのは、重い重い負担だけだと私は思います。  消費税がスタートしたのは平成元年です。私たちは人生の途中から消費税を払うことになりました。しかし平成生まれの人たちは生まれた瞬間から消費税を払わなくてはなりません。来年は10%の消費税です。幼稚園の子どもがコンビニにお菓子を買いに行っても10%の消費税を払わなくてはなりません。消費税だけではありません。国保、介護保険料、水道料金、年金は70歳からです。本当今の子どもたちやこれから生まれてくる子どもたちは本当に重い負担を一生強いられることになるのです。そんな中、蒲島知事が言われるフルセット主義を玉名市としてどうとらえていくのか。玉名市が合併をして13年、14年が経ちます。もうそろそろ天水町とか横島町とか岱明町とか旧玉名市とか、そういう概念をこちらに置いて、大きな玉名市、玉名市は玉名市なんで、大きなキャンバスの中にどんなグラウンドデザインを描いていくか。そういうことをみんなで考えなくてはならない時期にきていると、私は思います。  きのうの北本議員は、長洲町の未来館があります。荒尾市の文化センターがあります。そういう話がありました。シンポジウムの中でも、先ほど市長が言われたとおり、大阪観光大学の中村先生も周辺の観光資源とも連携をする必要があるというふうに話されました。私たちが亡くなって、天国から見ている玉名市の姿は、例えば、海の見える大きな図書館が1つあって、保健センターのような子育て支援の施設は市内を見渡せる高台にあったりとか、そして駅の周辺に多目的競技場があり、試合やイベントが開催されるたびに新幹線で多くのお客様が来られる。そしてそれらの公共施設にはスタバでもいい、ユニクロでもいいです。しまむらでもいいです。民間との複合施設でいつも賑わっていて、30年後も40年後も午前中、市長の答弁の中にありました笑顔の絶えない玉名市であることが私の理想かなというふうに思います。ただ、理想と現実は違います。けちをつけるわけではありませんが、この前天水市民センターですね、この前オープンしました天水市民センター、横島町公民館、それぞれ300人収容の大ホールがあります。天水町公民館、天水市民センターから横島町公民館までこの前車でちょっと移動しました。そうしたら受面の交差点で1回、それから部田見の交差点で1回、外平の交差点で1回、だけん3回ですね、3回信号に引っかかったんですけど、6分で到着しました。建設中の新市民会館に椅子が自動で出てくる300人収容のホールが今そこで建設をされていますけども、それと同じようなものが新しい岱明町公民館の中にもできるという案があるわけですが、これも北本議員とかぶりますけど、そういうことをピンポイントで見るんじゃなくて、やっぱりちょっと引いて俯瞰的に、俯瞰的に見て、そして子どもや孫の笑顔を見ながら、市長も言われたように、みんなでチーム玉名でよく考える必要があるんじゃないかなと思っています。300人収容のホールが3個連続でできるという話がきのうありました。皆さんの子どもさん、それからお孫さん、このことをどう思われているでしょうか。話が長くなりましたけども、最後に市長にお伺いしたいと思います。  先ほどお伺いしました公共施設の問題、公共施設等総合管理計画の中には、従来と同様の維持管理や改修、改築等をなんの考えもなしに続けていくと、厳しい財政状況をますます逼迫させることになり、他の行政サービスに重大な影響を及ぼすことが懸念されると明記されています。これらのことを踏まえた上で、今玉名市がもっているいろんなポテンシャル。大河ドラマと金栗先生、それから米づくりの日本遺産、日赤発祥の地、玉名温泉、新玉名駅を含めた交通アクセス、5校の高校、それと大学、挙げればきりがありませんが、この玉名市の特色を生かした将来像、未来像を市長としてどう考えておられるのかお伺いをしたいというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 市長 藏原隆浩君。 ◎市長(藏原隆浩君) 吉田議員の玉名市の特色を生かした将来像ということでよろしいでしょうか、についてお答えいたします。  先ほども答弁にありましたように、人口減少が深刻化する2040年問題に備えて審議が進められている圏域での行政活動、それとともに公共施設の長期的なマネジメントを行なうための公共施設等総合管理計画など、将来の子どもたちへの負担を軽くする行政運営を意識していかなければならないというふうに思っております。思っておりますが、先ほどから議員の説明にもあったとおり、広域による行政を行なうものの施設にあっては、議員のおっしゃられるとおりだと思います。ただ、地域地域においてのコミュニティの核となる公民館というものは、これはどれだけ今後合併するようなことがあったとしても、地域地域にコミュニティの核として残っていくものだと私は思っています。それを踏まえて、今回の公民館の部分というのは、現在が1,000平方メートル、隣にある類似施設が2,400平方メートル、3,400平方メートルを1,500平方メートルに削減したいという思いの中で、今後岱明ふれあい健康センターの活用もできれば民営化の方向に促していきたいという思いで、これは挑戦させていただきたいと思います。  できなかったらどうするというようなお話もありますが、これは方針を立てた以上、必ずその方向で進めていくということで、努力をしてまいりたいと思っております。そのような中ではありますが、やはり将来への夢や希望を持ち、ワクワクするような行政運営をしっかりと心がけていきたいというふうに思っております  御存じのとおり、本市には豊かな自然とその中で、全国有数の生産を誇るイチゴやミニトマト、また、ミカンなど農産物や有明海の恵みを受けたノリなどの海産物が豊富にあり、また、1,300年以上の歴史のある玉名温泉、また、夏目漱石の名作草枕の舞台として知られる小天温泉があって、そして日本マラソンの父と称される金栗四三先生のふるさとでもあり、そういったことなど、歴史的文化的資源にも恵まれた地域であります。さらに地理的には、県北の玄関口として新幹線新玉名駅や主要幹線道路も整備をされており、多くの可能性を秘めた地域でもあるというふうに思っております。また、現在大河ドラマの放送をレガシーとして継続的に地域活性化につなげていくために、フルマラソンの開催を目指して準備を行なっているところでありますが、あわせて先月開催されました玉名地域づくりシンポジウムにおける提言にもありましたように、ヘルスツーリズムという旅と健康づくりの組み合わせなどを考え、市民はもとより、観光客にも気軽に参加できる本市の特色を生かした健康づくりの場の提供も検討していきたいというふうに考えています。このような本市の特色や優位性を生かして、本市の魅力を全国に発信し、新幹線新玉名駅など地理的優位性をしっかりと生かした活動も荒尾市、山鹿市、菊池市、阿蘇市、島原市など、有明城北圏域を意識した県北の都として玉名市の将来像につながるものであるというふうに考えているところでありますので、そういった今後のまちづくりにありましても、議員各位の御理解と御協力を切に賜りたいというふうに存じます。  以上でございます。
    ○議長(中尾嘉男君) 吉田憲司君。 ◆3番(吉田憲司君) 答弁いただきました。ありがとうございます。  市長、言っておきますけど、私は岱明町公民館を建てるなと言っているわけではありませんので、そこは誤解のないようにしていただきたいというふうに思います。  やはり玉名市をもっと俯瞰的に見て、市長が未来に向かって目指されている玉名市をつくる、その玉名市の基礎、基盤をつくるのが今だと私は思っています。ここに玉名市のホームページの移住定住の画面をちょっと印刷をしてきました。  自然、生活、交通、住みよいまち玉名とあります。   [吉田憲司君 資料を示す] ◆3番(吉田憲司君) これですね。コピーしてきたんですけど。  熊本県は、熊本空港まで今度JRを延伸します。三里木駅からですね、熊本空港まで。それから熊本市はあの地震で壊れた新市民病院まで市電ば延伸します。健軍のところまでですね。そうやって莫大な費用をかけてもやっぱりアクセスというのは大切なんです。古奥議員も言われましたけど、その点玉名市は本当に恵まれています。新玉名駅があります。在来線の玉名駅もあります。近くには高速のインターが2つもあります。長州港もあります。そういう利点も生かして未来を考えなければもったいないなというふうに思います。  今年の流行語大賞は「そうだね。」だったですよね。そしてトップテンの中にチコちゃんの言葉が入っておりまして、「ぼーっと生きてんじゃねーよ。」というのが入っておりましたけれども、チコちゃんが毎週はりかいておりますけど、チコちゃんからそがん言われんごと、私も来年も頑張っていきたいというふうに思います。  最後に、皆さんは坂村真民先生を御存じでしょうか。荒尾市出身の詩人の方ですが、旧制玉名中学校、今の玉名高校の卒業生でもあります。世代的には金栗先生よりちょっと後輩になられるかなというふうに思いますが、この方の詩の一部を朗読して私の一般質問を終わりたいというふうに思います。  「あとからくる者のために」あとからくる者のために、苦労をするのだ、我慢をするのだ、田を耕し、種を用意しておくのだ、あああとからくる者のために、みんなそれぞれの力を傾けるのだ、あとからあとから続いてくる、あの可愛い者たちのために、未来を受け継ぐ者たちのために、みな夫々自分でできる何かをしておくのだ。  ありがとうございました。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、吉田憲司君の質問は終わりました。  議事の都合により、暫時休憩いたします。                             午後 4時47分 休憩                             ───────────                             午後 5時01分 開議 ○議長(中尾嘉男君) 休憩前に引き続き、会議を開き、一般質問を行ないます。  16番 近松惠美子さん。   [16番 近松惠美子さん 登壇] ◆16番(近松惠美子さん) 新生クラブの近松です。遅くまで傍聴ありがとうございます。皆さんもお疲れと思いますけども、最後ですので、気合いを入れてやりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。  今日は主に元気な子どもを育てる施策についてと言うことで、職と食べ物とそれから子どもに関することなんですけども、この食べ物に関することというのは、なんか家庭の問題みたいな受け止め方をする男性が多くて、軽く軽んじられることが多いんですけども、農業は男性、そして食は女性が担うことが多いので、なかなか農業のことは語られても食のことが語られることが少ないです。しかし伝統的な食が乱れると農業が滅びると、そういうふうな危険性がありますので、その地域にあった食べ方をしていくというのは健康にも大事なことであり、また、農業にも経済にも大事なことだというふうに思っております。  私10年ほど前に食事の仕方をちょっと変えるだけで1カ月で子どもが見違えるほど元気になるというプログラムを実は佐賀の統合医療、西洋医学と東洋医学を統合した統合医療の先駆者である矢山先生、お医者さんより紹介いただきました。私の今までの経験の中では、食事を変えてすぐに子どもの体調が変わるとは信じられなかったので、食のことはいろいろやっても人それぞれだなというふうに思ってたんですけど、たった1カ月で見事に子どもの体は元気になるし、いらいらも改善されて集中力アップすると。さらにインフルエンザにかかる子どもも激減するという結果に驚いて、その報告が、実践報告がインターネットでホームページにアップされておりました。いろんな小学校、中学校での実践報告が、いらいらがとれましたとか、集中力がでてきてきましたとか、便秘がよくなりましたとか、いろんなことの報告ありましたので、びっくりしまして、私も地元の小学校2カ所で1カ月間このプログラムをさせていただきました。これは菊川教育長さんの時代でした。  どういうことをするかといいますと、ちょっと緊張してもってくるの忘れたんですけども、最初の1口は100回かむとか、よくかむとか、朝はご飯と味噌汁とか、間食をしないとか、ご飯とご飯の間は水かお茶とか、ごくごく当たり前のことなんですけども、それも親があまり努力しなくていい、子どもが頑張るというものです。それらの幾つかの約束事のうち3つを選んで、たった3つを選んで1カ月頑張るというものでした。多くの子どもたちはよくかんで食べるとか、感謝して食べるとか、ご飯をたくさん食べるとか、そういう簡単なのを選んで子どもたちがしました。私が毎日その子どもたちが記入したカードを夕方とりにいって、そしてできたときには赤ペンで花丸をつけてあげて、励ましてあげて、次の朝学校にもっていって、また子どもたちに記録してもらうというのを1カ月間学校に通ってしたわけです。そしてそれと同時に体温の変化や体調の変化というのも見ていきました。以前、玉名市でも体温調査をしていただいたときに、低体温36度以下の子どもが約2割ぐらいいました。そのことについて対策を立てるようにいったんですけども、そのままになっております。そのことを1カ月間小学4年生を対象にやってみました。1週間経ったときに子どもが書いた言葉に、「とても健康になった気がします。」とか「朝すっきり起きれるようになった。」それから私がびっくりしたのが、「学校で眠気がとれてきた。」と書いてきた子があります。1週間そのよくかんで食べるとか、ご飯をよく食べるとか、その簡単なことで学校で眠気がとれてきたと書いた子がありまして、とてもきれいに書いてあったので、思わず私がこの子だけは「どんなお子さんですか。」と聞きましたら、非常に優秀で信頼も厚く、親御さんもとても熱心な方ですと言われましたので、それほどにきちんとしたおうちの子どもでも、小学校4年生ですでに授業中眠たいのかということに私はとてもびっくりいたしました。皆さんもそうだと思いますけども、高校生ぐらいでは授業中居眠りしたけども、小学校で眠かったとか、居眠りしたという経験はほとんどの方がないんじゃないかと思います。  それから朝早く起きれるようになったとか、寒くても友だちと一緒に外に行くことができるようになった。つまり体温が上がってくるんですね、勉強に集中できたとか、ご飯がおいしくなった。寒さをあまり感じなかった。そのようなことを子どもたちが1週間経ったときに書いてありました。2週間経ったときには、うんこがでるようになったとか、ぐっすり眠れるようになったとか、朝起きができるようになったとか、体の調子がとてもいいですよとか、それからいつも6時間目に眠たくなるのに、ご飯を食べたら眠くなくなったと。やはりこのように書いてありました。当時午後の授業が子どもが寝てしまうので、いわゆる国語、算数とかあまりできないと、家庭科とか体育とか、そういうのを主に午後に入れてるんだという話を聞きまして、4年生がそういう状態なのかということにまたびっくりした次第です。3週間経ったとき、元気になった。朝すぐに起きれるようになった。朝食をたくさん食べれるようになった。それから頭が働くようになったと書いてあった子がいました。頭が痛いのがよくなってきた。夜よく眠れるようになってきた。ぐっすり眠れるようになってきた。このような記録を見まして、今の子どもって運動会で見たり、それから入学式、卒業式で見るときにはきりっとしてますけども、まるで高齢者みたいだなと、慢性疲労症候群の状態だなというふうに私は思いました。朝が起きたとききつい。そして授業中は眠くなる。そして体が寒いから、寒気がするから外に遊びになかなか行きたくない。夜なかなか寝付けない。夜中に目が覚める。そういう子が多いのが4年生の実態だというふうなことが私はとてもびっくりしました。また、子どもたちが「うんちはどうやったらでるのですか。」というふうに書いてあった子がいまして、本当にいつでたか分からない子どもがいるんだなと。それから夜中に起きてしまうんですけど、どうしたらいいですかとか、どうして、なぜか夜中に起きてしまいますとか、ぐっすり眠れないですとか、そういうことを4年生の子どもたちが書いてありました。また、このほかに養護の先生のお話では、頭痛、腹痛、気持ち悪いなどで保健室の利用が驚くほどふえているというふうに言われています。  先日、先週ですけど、久しぶりにある玉名市内の小学校のPTAの会合で食育の話をするように頼まれましたので、早速私10年ぶりに今の子どもたちはどうかなと、また、岱明町と違う地域の子どもたちはどうかなということで、元気度を調べてみました。1年生から6年生までの全校の生徒に毎日うんちがでる人はどのくらいいますかと、なかなか眠れなかったり、夜中に目が覚めてぐっすり眠れない子はどのくらいいますか。朝きつくて起きれない子どもはどのくらいいますか。午後になると授業中眠くなる子どもはどうですかと聞きましたら、いっぱいいたんですね、ぐっすり眠れて、朝すっきりして、授業も眠くならないという子どもが非常に少ないということが分かりました。先ほどどなたかの質問で、玉名地区、玉名市とは限らないけども、玉名地区の学力は低いという話がありましたけども、基礎学力となる子どもたちの元気がこのくらい脅かされていて、これで授業が成り立つのか、どんなに先生方が頑張っても学力が上がらないはずだと愕然としたわけです。  最近は、腸は脳より賢いといわれて、腸が整うと心も脳の働きもよくなるということがいわれてます。つまり便秘だというだけで脳の働きが十分でないことが分かります。この10年間で明らかに子どもたちの心身の元気度は低下してきていると感じました。豊かな時代となり、福祉も充実してきましたが、何でも行政に頼めば解決するということではなくて、保護者自体が、自分たちの家庭がやはりその生活を見直していくことの必要性を伝えていかなければ、日本は崩壊するのではないかという危機感を持ちました。  ということで、きょうは、また先日、文教厚生委員会主催の保育園保護者との意見交換会も傍聴させていただきましたので、そのことも踏まえて質問させていただきます。  まず1番、休みの日に子どもを連れて遊びに行く場所がない。雨の日に遊びに連れて行く場所がない。また、小さい子が遊べる遊具がないという声もあったかと思います。岱明ふれあい健康センターこそ雨の日や休みの日に親子で遊ぶのに適しているからもっと宣伝してといってるわけなんですけども、多くの方が御存じないんだなと思いました。また、遊具が充実してないという意見もありましたが、豊水保育園の保護者がとても貴重な発言をされました。「保育園ではどろんこ遊びもとても喜ぶので、子どもたちって遊具がなくても遊べると思いますよ。」という発言がありまして、本当に大事なことだなと思いました。また、吉田真樹子議員があとで、「子どもが大好きな友だちを連れて行けば、どこに行っても楽しく遊びますよ。」ということを言われまして、本当に子育てをしっかり自分でしてきた方の言葉だなと、このことにも感心いたしました。多くの親御さんに、こういうことを遊具がなくても遊べること、そして友だちがいればどこででも楽しいということを多くの親御さんに話してほしいものだなと思います。  ところで、この問題に対しては、私あちこちで遊び場がないということを聞くことがありましたけど、鍋の海岸でも遊べるのに、岱明町の方でも遊び場がないというふうな発言された方もいましたので、やはり遊べる場所と遊び方を、「こういうところがありますよ。」「こういうところでこんなことをして遊んだらいいですよ。」ということをもっと周知する必要があるのではないかというふうに思います。  そこでそんなことが、こんなところでこんなふうに遊んで楽しめますよという冊子をつくる必要があるのではないかと思いますが、いかがお考えでしょうか。  2番、インフルエンザの予防接種の無料化のことについては、この保育園保護者との意見交換会でもでておりましたが、私はまた、年配の方からも聞くことがあります。しかし、どんなにインフルエンザが蔓延してもかからない人もいますし、その効果は50%ともいわれています。90%という人もいます。また、副作用で亡くなった人やこの副作用で体調を崩した人もいますので、一番大切なのは、普段の自己管理なのですが、病気は怖いものだという刷り込みの情報が多すぎるのではないでしょうか。私はこれ以上予防接種に補助をふやすより、元気な人づくりにお金を使うべきだというふうに考えています。そしてまた、予防接種を、無料化を望む方々に対しては、日ごろの健康管理が一番効果があるんだということをお話ししていただきたいというふうに、私は思っておりますけども、この無料化を求める声に対して、どのようにお考えかを伺います。  3番目は、フッ化物洗口の効果についてです。虫歯予防ということでのフッ化物洗口は、議会でも半数近い反対があって実施されたことです。ですからその効果を検証していくことがとても大切と思いますけども、現在のところどのようにその効果を考えておられるか、お伺いいたします。  4番目、不登校、不登校気味の子どもに対する支援とその成果についてお伺いします。先日、タマにゃん教室のことをアップしましたら、その子どもたちにヨガを教えてあげたいという市民の声がありました。また、先日、ある会合で出合った、ある生命会社で働いてる方なんですけども、自分は趣味でヨガをしてるので、子どもたちにキッズヨガを教えたらみるみる子どもたちが落ち着いてきたというふうなお話を聞きました。ヨガをしますと副交感神経が働くので、浮き足立つような脳の異常興奮が抑えられるのだろうと思います。そういった意味で不登校の対策に対しても、いろんなプログラムがあったほうがよいのではないかというふうに考えています。まずは、現状についてお伺いします。  次は、特別な支援を要する子どもへの支援です。特別な支援を要する子どもというのは、いわゆる私たちがずいぶん前に特殊学級って言ってましたけども、その障がいを持つ子どもではなくて、障がいまではいかないんだけどもやっぱり教室で落ち着かなくて集団生活がなかなかできないと、そういうふうな子どもがとてもふえてるということは、何回もこの議会で言ってるんですけども、その原因が何かということは、多様でなんとも言えませんが、どの子にも必要なことをより丁寧にしていく必要があると思います。食事のこと、メディアのこと、生活リズムのことなど、丁寧に親を指導していかなければならないのではないかというふうに思います。まず、支援を要する子どもの数と支援の現状についてお伺いします。  6番目、食育の力をどのように認識して取り組んでおられるかお伺いします。私は何回か議会で聞きましたけど、やってますやってますとこんなふうにやってます。あんなふうにやってますということを何回も聞きましたけども、子どもたちの元気度を見る限り、また、実態を見ても食育という言葉はなじんできたが、成果は出てない。むしろ悪くなっていると感じていますけども、どのようにお考えか伺います。  次は、子どもセンター構想についてお伺いします。以前、数億円かけて旧市役所跡地に建てる計画がありました。議会で否決されましたが、場所がよくないという意見が多かったかと思います。私は構想そのものに反対でした。玉名は子育て支援センターが充実しており、類似施設は必要ないとの考えで反対いたしました。それよりも幼児や学童など、少し大きい子が遊べる場所が必要であり、そのことを考えていくべきではないかというふうに発言してきましたが、市としてはその子どもセンター構想が否決されたその後、どのようにお考えかお伺いいたします。  次の岱明ふれあい健康センターの活用については、何度も聞いておりますので、簡単に、もし変わったところはないと思いますけども、簡単に報告していただいたらと思います。お答えいただいたらと思います。  最後に、体育施設における指定管理についてですけども、岱明町でいえば岱明B&G海洋センターが指定管理になりました。そういったところで利用者の反応を聞きますと、あまりサービスがよくなったというふうなことは耳にしておりません。やはり公的な施策の部分を指定管理で引き受けるわけですから、やはりその市民への奉仕というその意識を忘れずに事業に当たっていただきたい。市民への対応をしていただきたいというふうに思っておりますけども、その辺の指導をどうされてるかということも含めて、費用・サービス面でのメリットはあったのかどうかということをお伺いします。  全部まとめて回答いただきたいと思います。 ○議長(中尾嘉男君) 近松議員、まとめてよかっですか。 ◆16番(近松惠美子さん) はい。 ○議長(中尾嘉男君) わかりました。  健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) まず、近松議員の子どもを連れて遊びに行く場が少ないという声に対しまして、どのように対処していくかについてお答えします。  玉名市には蛇ヶ谷公園や桃田運動公園などの大型の公園を始め、それぞれの特性を持った都市公園や児童公園が各地域に点在しております。また、ゼロ歳からおおむね3歳までのお子さんをもつお母さんやお父さんが親子で遊べる子育て支援センターが6カ所、すべての子どもが利用でき、子どもの健全育成、子育て支援のための児童館、児童センターが2カ所あり、利用者は毎年増加の傾向にあります。  また、玉名市の子育て施設のマップについてですけれども、子育てハンドブックに紹介をしておりますけれども、議員御提案の遊び場のマップにつきましては、現在作成をしておりませんけれども、今後前向きに検討をしていきたいと考えております。  続きまして、インフルエンザ予防接種無料化を求める声に対して、市の考えにつきましてお答えします。  本市では、インフルエンザ予防接種を重篤化しやすい高齢者と就学前の乳幼児に接種料金の助成を行なっております。高齢者は予防接種法により、定期接種の個人予防の目的とする感染症のB類疾病で、自らの意思と責任で接種を希望される場合に接種を行なうこととされており、契約料金5,200円のうち、市から3,640円の助成を1回しており、自己負担が1,560円で受けていただいております。また、就学前の乳幼児につきましては、任意接種であり、1回の接種料金が3,000円前後かかりますけれども、まれに急性脳症などの重症化の恐れがあることから、1回3,000円を上限に2回までの補助を行なっております。  議員御質問のインフルエンザ予防接種に対しての無料化でございますけれども、予防接種法では高齢者以外は任意接種とされており、希望者が各自に接種を行なう自己負担となっております。ちなみに、インフルエンザ予防接種にかかる委託料は、高齢者インフルエンザで平成29年度は約4,100万円、接種件数は1万1,278件、乳幼児インフルエンザは約1,060万円、接種延べ件数は3,557件になります。また、その他の乳幼児を中心とした定期の予防接種12種類は自己負担なしで、任意の予防接種の1種類は費用助成をしており、平成29年度の予防接種委託料は約1億2,000万円に上りました。年々予防接種の種類がふえており、市の歳出に占める割合も多くなってきております。先ほど申しましたように、補助事業を行なっておりますので、インフルエンザ予防接種の完全無料化は考えてはおりません。  次に、フッ化物洗口の効果につきましてお答えします。  玉名市のフッ化物洗口事業は、熊本県歯及び口腔の健康づくり推進条例に基づき平成27年度から市内の一部を除いた保育所、幼稚園の4歳児以上及び全小中学校の希望者に実施しております。虫歯を予防するには、歯磨き、食習慣の改善、歯質の強化が必要なため、歯の質の強化に有効なフッ化物を乳歯及び永久歯が生える時期に積極的に応用し、歯の健康を守ることを目的としております。効果検証におきましては、全国の例として、新潟県で昭和45年からフッ化物洗口事業が開始され、40年以上にわたり実施されております。その結果、平成12年度以降、連続して12歳児の1人平均虫歯数が日本一少ない県となり、全国で展開されている次第でございます。  本市におきましては、実施から3年目ということで、まだまだ明らかな結果としてお示しは難しいところですけれども、毎年県が集計している12歳児の1人平均虫歯数順位では、平成29年度は県下45市町村中12位であります。0.76本、熊本県平均の1.06本、全国平均の0.82本を上回る順位でございました。今後も保育所、幼稚園、小中学校関係者、教育委員会、玉名郡市歯科医師会、有明保健所の協力によりまして、効果を検証してまいりたいと考えております。  続けて。 ○議長(中尾嘉男君) 続けてよかですよ。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 続けてよかですか。 ○議長(中尾嘉男君) はい。 ◎健康福祉部長(松野信生君) 続きまして、食育の力をどのように認識しているか。また、取り組んでいるかにつきましてお答えします。  公立保育所においては、食育を保育の内容の一環として位置づけをしており、健全な体の成長の基礎を養うため、日々の保育の中で生活と遊びを通じて子ども自らの体験を重視した取り組みを行なっています。  取り組みの内容を申し上げますと、それぞれの保育所での年間計画に基づき、年度を通じた全体の目標や食材の色や形、食感の違いを楽しむとか、散歩に行き野菜や果物の育っている様子を見るなどの1カ月から3カ月間程度の短期的な目標に沿って、献立作成や菜園での野菜づくり体験、料理体験などの活動を実践しております。また、調理員など、保育に携わる職員は、県主催の研修会への参加や保育所共同のグループ研修を行っておりまして、例えば、今年10月に参加した研修で、かむことの大切さを学んだあとでは、前歯でかめるように食材を大きめに刻む。床に足をつけて食事をする。食事中にお茶などの水分を控えるといった取り組みを始めております。また、あす13日に実施する公立保育所職員全体の研修会の保育士の資格を持つ歯科医師の方を講師に招き、0歳から始める食育を学ぶ予定でございまして、今後もできるところから保育の現場で実践したいと考えております。  続きまして、子どもセンター構想はどうなったかということにつきましてお答えします。  以前、旧庁舎跡地に子育て支援センターや児童館、児童センターなどの子育て支援施設を集約させた施設建設の計画はございましたけれども、議員御承知のとおり、現在におきましては、計画はございません。従いまして毎年増加傾向にあります既存の6カ所の子育て支援センターや2カ所の児童館、児童センターを子育て支援の軸として、今後もさらに充実させていきたいと考えております。  集約させた子育て支援施設の建設につきましては、利用者のニーズ、今後の子育て支援制度の動向を見て、考えていきたいと思っております。  以上でございます。 ◆16番(近松惠美子さん) 順番でいいです。 ○議長(中尾嘉男君) 1番だけでいい。 ◆16番(近松惠美子さん) いえいえ。 ○議長(中尾嘉男君) 教育長 池田誠一君。   [教育長 池田誠一君 登壇] ◎教育長(池田誠一君) それでは、私のほうからお尋ねの5番と6番についてお答えをいたします。  元気な子どもを育てる施策についての5番は、特別支援を要する児童・生徒の実態はということで質問をいただいております。  まず、通常の学級に在籍しております特別な支援を必要とすると学校が判断している児童生徒の推移は、小学校では平成21年度69名、平成29年度は252名、直近の3年間では平成28年度323名、平成29年度331名、平成30年度は354名となっております。中学校におきましては、平成21年度27名、平成25年度41名、直近の3年間では、平成28年度75名、平成29年度112名、平成30年度158名で、小中学校とも年々増加傾向にあります。また、支援を必要とする児童生徒の実態といたしましては、学習内容の理解自体に支援を必要とする状況や多動傾向があり、他の友だちと一緒に授業を受けられない状況など、担任ひとりでは十分な学習効果を得ることができない場合もあります。また、特別な事例として外国にルーツをもつ日本語が十分に獲得できてない子どもへの支援など、その対応は多種多様であり、ひとりの子どもにひとりの支援員がついて支援している状況もあります。このような状況の中、玉名市においては、今年度特別教育支援員を小中学校に44名配置しております。学級での支援活動によって対象となる児童生徒の学習理解が進んだ。落ち着いて授業を受けられるようになったといった学力保証の効果とともに、ほかの子どもたちにとってもより落ち着いた環境でとても学習ができるといった効果が出てきているところでございます。  続きまして、順番が逆になってしまいましたが、4番の不登校児童・不登校傾向の児童への支援とその成果につきましてお尋ねがあっておりますので、お答えいたします。  初めに本市における病気等の理由を除く30日以上欠席の不登校児童生徒数については、10月末現在で、小学校6名、中学校21名、計27名となっており、その他不登校傾向の児童生徒数が小学校6名、中学校8名、計14名という状況にあります。このような状況を受け、まず玉名市においては、不登校を未然に防止するための対策として、児童生徒の人間関係づくりを通した居場所づくりの取り組みやわかる授業づくり、基本的生活習慣づくりを進めているところです。  次に、不登校状態となった場合の対策として、各学校では、早期発見、早期対応のため、欠席1日目の家庭への電話連絡、2日目になりますと家庭訪問、さらに3日目以降は学校組織全体で対応することとしております。10日目までにはスクールカウンセラーやスクールソーシャルワーカーの活用を図るなど、このことは「愛の1、2、3運動プラスワン」と言っておりますが、愛の1、2、3運動プラスワンの取り組みとともに、児童生徒の実態把握のために月1回、タマにゃんチェックというアンケートを実施しております。そのほかにも、市内各中学校に適応指導教室指導員を1名配置し、教育委員会事務局に教育相談員2名を配置しての教育相談活動、さらには不登校状況にある児童生徒の教育支援を行なうためのタマにゃん教室に指導員2名を配置して、毎週火曜日の半日、相談及び支援活動に当たっているところです。  タマにゃん教室の開設により、本年度は入室している9名の児童生徒のうち3名が学校に通うことができるようになり、ほか1名も少しずつではありますが、学校で過ごすことができるようになってきており、徐々に取り組みの成果が目に見える形になってきているところです。  以上、順番が逆になって申しわけありませんでした。 ◆16番(近松惠美子さん) いや、教育委員会からはないんですか、食に対する認識。 ◎教育長(池田誠一君) 失礼いたしました。先ほどのテーマと同じで勘違いしてしまいました。  教育委員会の分につきましてお答えいたします。  6番、食育の力をどのように認識しているか。また、取り組んでいるかということです。  近松議員の食育の力をどのように認識しているか。また、取り組んでいるかの質問に学校の視点でお答えいたします。  小中学校においては、食育は食に関する指導という名称で取り組んでおり、公立保育園と同様に、各学校で年間指導計画を作成して年間を通した指導を行なっております。  内容といたしましては、毎日の給食指導の中で、例えば、バランスよく食べること、必要な栄養素を知ること、食事と健康の関係について理解することを初めとして、家庭科等の各教科の内容に応じての指導、さらには学級活動、道徳玉名学でも箸の使い方や食事のマナー、バランスを考えた食事など、食を取り巻く人間育成のための学習を行なっております。さらに6月を食育月間として設定し、朝食を食べることの重要性を周知することはもとより、その意識を高めるための食育にかかる標語の募集、また、食に感謝し、健康を維持するために必要な栄養と量を確保していくために、残菜量調査など、各学校の実態に応じ、工夫した取り組みを行なっているところです。そのほかにも中学校の農業体験学習、小学校の田植えや稲刈りなどの体験的な活動を通して、食の生産者に対する感謝の念をはぐくみ、食に対する大切さやありがたさを実感できるような取り組みとなっているところです。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 健康福祉部長 松野信生君。   [健康福祉部長 松野信生君 登壇] ◎健康福祉部長(松野信生君) 近松議員の岱明ふれあい健康センターの活用について。活用法をどのように考えているかという質問にお答えいたします。  岱明ふれあい健康センターは、これまで指定管理施設として玉名市社会福祉協議会に管理運営をお願いしております。岱明町公民館の建設に伴い、社会福祉協議会が移転することから、新たに民間活力を生かした公募型の指定管理を目指し、更新に向けた準備をしていきたいと考えております。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。   [教育部長 戸嵜孝司君 登壇] ◎教育部長(戸嵜孝司君) 近松議員の体育施設における指定管理のその後の成果について。費用・サービス面でどのようなメリットがあったかということについてお答えいたします。  現在、所管課が担当している指定管理施設は、蛇ヶ谷公園や桃田運動公園内のスポーツ施設など、市内全域で20施設がございます。指定管理の相手方は、玉名市シルバー人材センター、サンアメニティー、自治振興公社、玉名市体育施設管理運営共同企業体の4団体となっております。  指定管理の委託契約につきましては、7契約があり、特に平成29年度に行なった桃田運動公園や岱明町、横島町、天水町の体育施設の契約が14施設と規模が大きいことから、平成29年度の導入時点での効果額といたしまして、答弁させていただきますが、市の契約基準額9,565万円に対し、契約額9,457万円であり、競争での効果額といたしましては、単年度で104万円の削減となっております。  また、契約以外で市職員4名が引き上げたことにより、効果といたしまして単年度で2,299万円の費用が削減となっております。契約の内容といたしましても今まで横島体育館、天水体育館では管理人を配置できていなかったところを常備配置できる契約にしているところであり、午後5時以降や休日でも予約することができるようになりました。サービス面では、指定管理となったことにより受託者が自主事業としてかけっこ教室、体操教室、野外活動、スポーツベーシック、バスケットボール教室、防災安全講習会、B&G塾、水泳教室、水辺の安全教室、体幹トレーニング、ストレッチ、呼吸教室、卓球大会などの12の教室などを新たに開始しているところでございます。しかし、反面デメリットとしてとらえられていることとしましては、施設の入館や閉館が一律的な対応となっているということがあります。従来は職員が柔軟に対応してきたことが、管理を引き継いだことによって市が契約で示した厳格な運用を行なうことで、従来との運用の違いを利用者側の皆様が不便に感じているように一部ではお聞きしております。これらについては、ときには例外的な対応をできる柔軟性をどれくらいもつことができるかは、市と指定管理者との契約の兼ね合いと指定管理者独自の判断の部分での対応の部分ではあろうかと考えています。また、日常の窓口対応、整備不良箇所の把握につきましては、市で連絡を受けたこと又は把握した部分については、指定管理者と随時協議を行ない又は指導を行なっているところでございます。  最後に、アンケートにつきましては、全施設での利用者からのアンケートはとっておりませんけれども、今後は市内全域での、全施設での利用者に対しアンケートを実施するなど、利用者が今以上の利用ができるよう、今後も指定管理者共々利便性の向上に努めてまいりたいと思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 近松惠美子さん。
    ◆16番(近松惠美子さん) ちょっと資料1枚忘れてきましたので。   [近松惠美子さん 資料を取りに質問席を外す] ◆16番(近松惠美子さん) 失礼しました。  子ども連れて遊びに行ける場所が少ないということは、そういう資料、冊子をつくることを検討していただくということですので、ぜひ、母子保健推進員さんとか子育てされてる方にまたお知恵拝借して、遊ぶ場所だけじゃなくて、遊び方も含めて、そういう資料をつくっていただきたいなと思います。  インフルエンザのワクチンの補助のことについては、しないということでしたので、私もそのほうがいいというふうに思っております。保健センターの職員さん、そのものがやはり免疫力を高めることが一番大事だということを再認識していただいて、普段から予防接種に関係するときには、そのようなことを伝えていただきたいというふうに思います。  フッ化物洗口の問題については、多少効果が出てるんじゃないかというふうなことでしたけども、もともと玉名市がよかったのかもしれないので、まだなんともいえないなと思ってます。私自身はやはり科学的な物を使わずに虫歯がないということが一番理想的なことなので、これに対する反対する人もいますので、そういう人たちに対しては暖かく見ていただきたいと、強要しないようにしていただきたいということをお願いしたいというふうに思います。  それから、不登校に対する支援については、タマにゃん教室が少し効果を上げているということでしたけども、私タマにゃん教室見に行きましたけど、この豊かな日本でこんなところで勉強しなきゃいけないかというふうに、ちょっと倉庫ふうの狭いところで机7つがいっぱいかなというとこでした。やはり何らかの心の傷を負ってる子どもというのは、もう暴れて遊ぶ場所もほしいですし、温かい食事もほしいですし、また、この暖かい関わり合いが週1回じゃなくて、週2回のほうが元気が出るんじゃないかなというふうに思っておりますので、その辺のやはりもう少し場所を変えたほうがいいんじゃないかと、私は岱明ふれあい健康センターも利用して、もっともっと多くの子どもがきて、閉じ込められた空間じゃなくて、もっと気持ちを発揮できるようなところでしたほうがいいんじゃないかなというふうに思っております。そういう意味で、タマにゃん教室をもう少し回数をふやせないかということと、やっぱり施設を充実させて、玉名市民が言いましたヨガを教えてあげたいんだと、そういう子にはとかですね、それからなんか食事をつくってあげたいとか、そういう人もいると思いますんで、もう少し地域とのつながりをもって、この子どもたちを温かく見守っていくようなことができないのかなと思うんですけども、そのことについて、ちょっとお伺いしてよろしいでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 教育部長 戸嵜孝司君。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) タマにゃん教室の施設については、現状見られたということで、私のほうも施設をつくるときに非常に場所を探してなかったもんですから、救急にあそこにつくったというところでございます。現状といたしましても子どもたちが少しふえておりますので、次の広い所ないかということで今探しているところではございます。施設についても機能が充実できるような場所があれば、また、それも含めて考えていきたいと。  言われるとおり、子どもたちがいろんな活動ができて、学校に戻ることができることが念頭でございますので、その辺はまた再度考えていきたいと思います。  以上です。 ◆16番(近松惠美子さん) 回数は。 ◎教育部長(戸嵜孝司君) では続けて、回数につきましても、週に1回でございますので、まだふやしていけたらというふうに考えております。  以上です。 ○議長(中尾嘉男君) 近松惠美子さん。 ◆16番(近松惠美子さん) ぜひ、子どもたち学校に行けない子どもたちがかかえますと、親御さんのいかがばかりかと思うんですね、私も小学校のころ熱出して1週間いけなかったことあったんですけど、1週間休むとやっぱり算数がわからなくなるんですね、ですから1カ月も休む子が本当に学校に戻ったときに授業についていくの大変ですし、少しでも早く戻れるように、さらに温かい手を尽くしていただきたいなというふうに思います。  それからちょっと前後しましたけど、体育施設の問題につきましては、いろんな自主事業がふえてるということでしたけども、地域にいると自主事業がふえたというのが全然見えないんですね、もう少しそういうふうなことを周知できるような工夫を指定管理の方にお願いしたいなと思います。  何か指定管理になって事業がふえてよかったなということが見えてこないんですね、こんな事業がしてるということわかりませんので、その辺のことをお願いしたいと思いますし、アンケートもしてくださるということでしたので、とにかくやはり市民の幸せのためにあるんだということをきちっと認識して事業に当たっていただきたいということを、また、指定管理のほうにもお伝えいただきたいというふうに思います。  では、まとめて私が今回質問して、質問の趣旨は、本当に学校も今、ブラック企業と言われるくらい忙しい中で、どんなに先生方が一生懸命頑張っていらっしゃるかということはよくわかりますけども、それはそれであって、やはり先ほど申しあげましたように、子どもたちの基礎学力のもととなる元気度がないと、4年生であっても眠い子が多いとか、便秘が多いということは脳が働いてない子がいるとか、そこのところをしっかりしないと学力の向上とか、この不登校を減らすとか、発達障がいを減らすということはできないんじゃないかと思ってます。そこで先ほど申しあげましたように、保育園でも学校でもいろいろされてるのわかりますけど、やってても効果がないということは、やはり手法を変えなくちゃいけないんじゃないかと私は思うんです。  この新たな食育の1カ月で効果が出る食育というのはどう違うかというと、やめることなんですよね、ご飯とご飯の間は水かお茶ということは、ジュースを飲まないということなんですよね、間食しないということなんですよね、しないということは添加物を取らないということで、脳の以上興奮が抑えられるんですね。そしてまた今非常に不足しているというミネラルが添加物が多いとそれが破壊されるんですけど、そういうものがなくなるということなんですね、それで新しいプログラムに挑戦してみたほうがいいんじゃないかと、私は思うわけなんですけども、そして保育園でやってるやってるということでしたら、インフルエンザが、欠席が激減するとか、ほとんど休まないと言われるんですよ、やってるところは。ですから私はやはりやる限りにはきちっと数字で、この手法は効果があるものかどうかということをきちっと見ていただきたいと思うんですね、やってるけど効果が出ないなら何にもならないじゃないかと思うんです。やらないよりはいいかもしれないんですけども、そういうことで、私が10年前にした子どもたちの元気度、そして先週した子どもたちの4年生の状況を教育長はどのようにお感じになりますでしょうか。私は4年生が授業中眠いとか、夜中に目が覚めるとか、寝付きが悪いとか、恐ろしい状態だと思うんです。そして私たちが子どものころは保健室なんてけが以外いきませんでした。熱が出たときは行ったかもしれない。今はたくさんの子が保健室に行ってます。いわゆる半病人が多いという状況ですね。学力以前の問題だと思うんですよ、これをどうにかしないといけないと、発達障がい、先ほど言いましたけど、発達障がいじゃなくて、診断はついていないけども、なんとか落ち着かない子どもがふえてるということでしたけども、何倍でしょうか、10年間で4倍だったでしょうか、ふえてますね。今や先生がひとりで手に負えない子どもとそれから障害があるという診断がついた子合わせるともう1割になってきてます。3年前が400人、平成27年が400人、平成29年がもう500人になってきてます。食事がすべてだとは思っていませんけど、できることから先進的によくなったというところは取り上げてやってみたほうがいいんじゃないかと、私は思っています。  役所の問題というのは、市長にお伺いしたいんですけども、もし市長のところで以前自動車の整備とかの仕事をされておられたと思いますけども、車検をしたあとの苦情がどんどん、どんどんもしきた場合どうなさるか。きっとどこが悪かったのかと調べられると思うんですよね、だれがしたのがミスがあったのか、どこがミスがあったのかと調べられると思うんですよ。だからこの玉名市の問題も同じで、これだけふえているということは、どこに問題があったのかと考えていくべきではないかと、支援員を44人雇ってると言われましたけど、合併時ゼロでしたよね。ものすごくふえてますよね、ものすごくふえてることがおかしいと。じゃあ、今、1割の子が普通に暮らせない、普通の授業を受けられない子が1割いるのがじゃあ、私たちが子どものとき30人学級で3人いましたかと。その子どもたちがどんどんふえてる1割が1割五分、2割になったときにはどうなるのかということを考える人がいないのかと思うんですよ。そして行政の一番の欠点は、一番の原因は、私は皆さんがお忙しいからだということはよく理解してますけども、一番の問題は出てきた問題に困ってる人に十分されてますけども、この困ってる原因は何かということを考える人がいないということが一つ。それとこの子育ての問題については、子育て支援課と玉名市保健センターと教育委員会と渡ってますから、だれも責任を取らない。食育やってるやってると言っててもこんな子どもたちがいる。なんのために食育するんですか、子ども元気にするために食育するんじゃないですか。でも元気になってないじゃないですか。何だかわかんないけども、授業中に何か落ち着かなくて授業成り立たない子がどんどん、どんどん、どんどん、どんどんふえてる。このことについて、どうしてきのうありましたね、どなたか言われてたね、きょうですかね、吉田真樹子議員の質問に、吉田真樹子議員がなんか問題のある人でしたかね、各課が集まって検討会してるのを傍聴して感動したという話がありました。じゃあ、このどんどん、どんどんふえてきてる子どもの問題に対して、どこに問題があるのか、何をしたらいいのか、支援を要する子どもが少ない学校はどんな取り組みをしてるのか、そういうことを集まって話し合いしたことはあるのかどうか、お尋ねします。保健師、保育士、子育て支援課、福祉の部門が集まって、特に教育委員会、どんどん、どんどんふえてるのおかしいよね、この子どもたち保健師はどう見てたのと。虐待も10年間で4倍でしたかね、ふえてます。ふえてるということが、ふえてますということがおかしいんだと。行政はこれを減らさないといけないんですよ。減らすことができなくても責任がないというふうな仕事の仕方がおかしいと私は思うんですけども、教育長いかがお考えでしょうか。 ○議長(中尾嘉男君) 教育長 池田誠一君。 ◎教育長(池田誠一君) 不登校の子ども、あるいはそういう特別支援の必要な子どもの増加というのは、確かに急激な変化になっております。そのことが議員がおっしゃるように今後どのようなことが原因であるかということの追求はしていかなければなりませんけども、私としては、今現在、これが原因であるということについてのお答えはできませんし、これは全国的な傾向でもありますし、そのことにつきましては、いろんな視点から私たちも勉強していきたいというふうに思います。 ○議長(中尾嘉男君) 近松惠美子さん。 ◆16番(近松惠美子さん) ありがとうございました。  本当に何が原因だということはだれも分からないのが現状だと思います。ですからできることを一つずつやって試してみるしかないと私は思ってます。そういう意味で、この元気になる食生活の実践をやってみませんかということを言ってるわけなんです。10年前にした子どもたちが書いてくれた文章があります。きょうは若い議員がいろいろグッズをもってきましたので、私ももってきてみました。子どもたちが4年生の子ですね、「もっと元気になる食生活を続けてきて、体も元気になったし、夜もよく眠れるようになりました。100回かむのもきつくならなくなりました。」4年生がよく眠れるようになったと言ってるんですね。この100回かむとか、余計なものを食べないとか、ご飯をよく食べるようにするとか、たったそれだけでなってるんですね。もうひとりこの女の子です。「1カ月間ありがとうございました。頑張ったねとか、はなまるを書いてくださったときや野菜の絵を貼ってくださったとき、とてもうれしかったです。私は夜ご飯のあと果物をやめたので、ぐっすり眠れるようになりました。いろんなアドバイスをありがとうございました。」こんなに眠れない子多いんですね。「もっともっと続けたいです。また、来てください。」いろんな感想があります。数年前に私が議員何人かと四国の学校に見に行きまして、もうインフルエンザが激減したと、休む子ほとんどいないと、そしてまた、そういう不登校とかもぐんぐん減りましたというふうなことを聞いてきまして、やってみませんかと言いましたら、教育委員会の方が、「そんなにいいもんなら日本全土に広がるだろう。」と、「広がってないんだからなんか問題があるんじゃないの。」というふうに言われたそうです。そういうふうな考え方をする人ばかりだから日本全土に広がらないんだと私は思いました。  教育長がきょう、みんなで少し考えてみますということでしたので、玉名市保健センターも子育て支援課も含めて、ぜひ、市長よろしくお願いします。  虐待もふえております。この問題が本当は玉名市保健センターで子ども見るときにハイリスクの子ども、例えば、母親どういうふうに親との関係はどうであったとか、父親との関係はどうであったとか、そういうチェック項目をつくって、そうしたらもう少し早く発見できるんじゃないかと思うんです。ですから虐待の子が見つかったときに、なぜ健診でその兆候を見つけれなかったかということは反省すべきことなんですよね、なぜ保育園で見つけれられなかったのかとか、さかのぼって責任を追求していくことによってそれぞれの意識が変わってくるんですね、みんな自分のせいじゃないと思ってるんですよ。そこが大きな、大きな間違いだと思います。今全国的にふえてるというお話がありましたけども、全国どこでも多いわけじゃないんですね、ちゃんと取り組みをして減らしたところもあるんですよ、全国的にふえてるから仕方がないと、全国的にふえてるから、国が言わないからということでは一歩も進まないんじゃないかと思います。  ところで、平成28年に国がこういう問題に対処するように児童福祉法を改正しまして、子ども家庭総合支援拠点の設置というものを打ち出しました。つまり今の玉名市保健センター、子育て支援課、教育委員会、ばらばらに対応してて、ばらばらじゃないかもしれないですけど、それぞれが対応しててリーダーシップがどこがして、どこが責任もつのかということがはっきりしない状態において、それらを統合して責任もってしろというのがこの家庭総合支援拠点の国の意思だと思います。私は市長、ぜひ、この拠点づくりを、これはあんまり予算も何百万円か付きますし、あまり市の持ち出しなく、今の自動相談員さん、福祉課におられます。あの方とか、婦人相談員さんとか、集めたらできると思います。大事なのはどこが統括して、この問題を本格的に減らそうと考えるのかということが問題なんですね、対処しようかじゃないんですね、減らそうかという考えをもつということが大事なことです。  副市長は玉名市保健センターにおられたときに、この食育のことも勉強されたので、多分よく御存じじゃないかと思うんですけども、もうやったやったと、食育してるしてるていう話は、私はずっと聞いてるんですよ。全然効果出てないじゃないですか。効果でたというところがあるのに、それをしようともしない。国が言ったことはするけども、なんかジスマーク(JISマーク(日本工業規格))がついたような情報だったらするけども、どっかがやって結果が出たことには目もくれないと。これがお役所仕事というもんじゃないかなと、私は思ってしまいます。  ぜひ、副市長は玉名市保健センターも経験されたので、リーダーシップを発揮して、この食育の問題ももっと一歩進めて、結果が出るようにしていただきたいと思いますので、御意見を伺います。 ○議長(中尾嘉男君) 副市長 村上隆之君。 ◎副市長(村上隆之君) 答弁をさせていただきましてありがとうございます。  私も今年まで福祉部長のほうをやっておりまして、玉名市保健センターからずっとやってきておりまして、この食育問題につきましても相当やってきたつもりでございます。近松議員がおっしゃいますように、なかなか効果という面、それを実践するという面で非常に難しい面もあったのが事実でございまして、今後、そういう御指摘がありまして、できる分野からとにかくやっていきたいという気持ちは十分もっております。  非常に近松議員と議論を今までやってきた中で、非常に高いレベルの知識をもっておられます。議員がですね。その中でやはりそれを理解できるという職員、我々も含めてなかなかそこまで理解できるのかというのは、非常に難しい部分がございまして、これを理解し、それを実践するということがかなりの期間を要するんではなかろうかなというふうに思っております。私もそれだけ経験してまいりましたので、今後は実践をしていきたいと。ただ、自分の経験としてやはり食育というのは非常に大切なものであって、そして作物をつくってきた経験もございます。それが今保育園のほうで、小天保育園、そして岱明幼稚園、そして横島幼稚園が実践されて、実際子どもたちがそういうつくり方をしながら、それを食べながら、元気になってきてますよという報告は受けておりますので、そういった部分では、少し芽が出てきたんではなかろうかなというふうに思っております。ただ、今後今おっしゃいましたようなことを福祉部、教育部、含めまして、今後検討して、実戦に向け、検討をしていきたいというふうに思います。  以上でございます。 ○議長(中尾嘉男君) 近松惠美子さん。 ◆16番(近松惠美子さん) 今、副市長よりお答えいただきましたけど、私の言ってることは全然レベルが高いことじゃございません。先週、教育総務課長が来てくださいました。私が食育をするからどんな話をするのか、何を思っているのか聞きに来てくださいというふうに頼みましたら、聞きに来てくださって、「特別なことじゃなくて、簡単なことなんですね。」と言われました。最初の一口100回かむだけでも脳が変わっていくんです。子どもって励ましたらするんです。難しいことじゃないんですね。当たり前過ぎて皆さんが見逃してるだけじゃないかなというふうに思います。  とにかく、3つにわたる子育てにかかる分野をまとめて、そしてリーダーシップをとれる課をつくる。そして責任をもてる課をつくって、玉名は減らすんだぞと。もうストップザ、ストップザ何とかですね、するんだぞと。減らすのがあんたの役割だぞみたいな感じで、市長がきちっと指示していただいて、真剣に取り組んでいただいたときに、本当に子育てしたいまち、魅力のあるまちになると、私は思います。  最後になりましたけども、教育長にまたお尋ねしたいと思います。  この子どもが4年生で十分寝れてないと、こういう調査、元気度が低いという、これ異常じゃないかなと私は思うんですけども、こういうことは養護の先生が調査されたり、把握されておられたかどうか、お伺いします。 ○議長(中尾嘉男君) 教育長 池田誠一君。 ◎教育長(池田誠一君) 今、お申し出のことにつきまして、そのことにつきましての調査等は把握して、こちらとしては把握しておりませんが、学校においては、あるいは担任の先生によっては、いろんな食物のことについて、食育の一環として取り組みはしていただいているというふうには考えております。 ○議長(中尾嘉男君) 近松惠美子さん。 ◆16番(近松惠美子さん) ぜひ、寝付きがいいかと、夜中に目が覚めないかと、朝すっきり起きれるかと、便が出るかと、そういうことは一度調査してみていただきたいなと思います。そうでないと、この食育の大事さというのが本当にお感じいただけないんじゃないかなと思います。  ちょうど島津市政の最後のときに、この長野県上田市の教育長さん、元教育長さんが来てくださいまして、親に言ってもだめだから給食を変えていったら親が変わってきて、成績もぐんと上がるし、そして不登校もほとんどなくなりましたというお話を玉名市保健センターでしてくださったんですけど、その後8年間食育というのは停滞してきたわけなんですけど、市長がかわられましてもう1年経ったので、また課題はいっぱいだと思いますけども、この問題にまた真正面から取り組んでくださることを期待して、今回取り上げました。  玉名市がこれで結果を出したら、それこそ全国から注目される市になります。若い議員が野洲市ですか、あそこはとてもよくてなかなか研修の視察を受けてもらえないとこだという話でしたけど、玉名市もこれがストップすることが、減らしたいけども、せめて増加を抑えることができたら、全国から注目される市になると思いますし、何よりも大事なことだと思います。この子たちひょっとしたら就職でもつまずくかもしれないですし、人生の基礎となることですので、やればよくなるとわかってることをしないというのは非常に罪なことであると思います。私はそういう子どもたちがぐんぐんよくなったというそういう報告を見ておりますので、どうか間口を広げて、もう1回みんなで、どうしたら減らせるだろうという課をつくってください。この子たちにどうしてあげたらいいだろうかじゃなくて、どうしたら減らせるだろうかという課をつくっていただきたい。ふえてるということは原因があるんであって、減らせるはずなんです。そういうことを切にお願いいたします。  岱明ふれあい健康センターの面につきましては、市長のやはり民活を利用したいという思いの中に、また、この子育ての面で、この拠点づくりとか、そういうものもぜひ、入れていただきたいなということをお願いしまして、私の質問を終わります。 ○議長(中尾嘉男君) 以上で、近松惠美子さんの質問は終わりました。  以上で、本日の日程は、終了いたしました。  明13日は、定刻より会議を開き、一般質問を行ないます。  本日は、これにて散会いたします。                             午後 6時16分 散会...