玉名市議会 2013-06-24
平成25年第 2回定例会-06月24日-05号
1
総務委員長報告
2
産業経済委員長報告
3
建設委員長報告
4
文教厚生委員長報告
日程第2 質疑・討論・採決
日程第3
議案審議(質疑・討論・採決)
日程第4
委員長報告
新
庁舎建設特別委員長報告
日程第5 質疑・討論・採決
日程第6
議員提出議案上程
議員提出第2号
玉名市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
議員提出第3号
玉名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定について
日程第7 質疑・討論・採決
日程第8
意見書案上程
意見書案第1号
地方公務員給与引き下げ要請に伴う、
地方交付税削減に対する意見書の提出について
日程第9 質疑・討論・採決
日程第10
決議案上程
決議案第1号 玉名市学校規模・
配置適正化及び
小中一貫教育の見直しを求める決議の提出について
日程第11 提案理由の説明
日程第12 質疑・討論・採決
閉 会 宣 告
─────────────────────────
出席議員(25名)
1番 藏 原 隆 浩 君 2番 福 田 友 明 君
3番 内 田 靖 信 君 4番 江 田 計 司 君
5番 北 本 節 代 さん 6番 横 手 良 弘 君
7番 近 松 恵美子 さん 8番 福 嶋 譲 治 君
9番 永 野 忠 弘 君 10番 宮 田 知 美 君
11番 前 田 正 治 君 12番 作 本 幸 男 君
13番 森 川 和 博 君 14番 高 村 四 郎 君
15番 松 本 重 美 君 16番 多田隈 保 宏 君
17番 高 木 重 之 君 18番 中 尾 嘉 男 君
19番 青 木 壽 君 20番 大 崎 勇 君
21番 田 畑 久 吉 君 22番 小屋野 幸 隆 君
23番 竹 下 幸 治 君 24番 吉 田 喜 徳 君
25番 松 田 憲 明 君
─────────────────────────
欠席議員(なし)
─────────────────────────
事務局職員出席者
事務局長 辛 島 政 弘 君
事務局次長 神 谷 峰 弘 君
書記 平 田 光 紀 君 書記 松 尾 和 俊 君
書記 冨 田 享 助 君
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説明のため出席した者
市長 高 嵜 哲 哉 君 副市長 築 森 守 君
総務部長 古 閑 猛 君
企画経営部長 原 口 和 義 君
市民生活部長 北 本 義 博 君
健康福祉部長 前 川 哲 也 君
産業経済部長 森 本 生 介 君
建設部長 坂 口 信 夫 君
会計管理者 原 田 政 樹 君 企業局長 植 原 宏 君
教育委員長 池 田 誠 一 君 教育長 森 義 臣 君
教育次長 西 田 美 徳 君
監査委員 有 働 利 昭 君
午前10時14分 開議
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○議長(
高村四郎君) おはようございます。ただいまから本日の会議を開きます。
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△日程第1
委員長報告
○議長(
高村四郎君) 各委員会に付託してあります全議案、請願1件、陳情1件を一括議題といたします。
審議の方法は、各委員長の報告のあと、質疑、討論ののち採決いたします。
各委員長の報告を求めます。
総務委員長 作本幸男君。
[
総務委員長 作本幸男君 登壇]
◎
総務委員長(
作本幸男君) おはようございます。
総務委員会に付託されました案件は議案9件、陳情1件、合計の10件であります。委員会における審査の経過と結果について御報告をいたします。
まず、議第50
号専決処分事項の承認について、専決第4号平成24年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)についてであります。
執行部より、今回の補正は
地方譲与税、
利子割交付金など
各種交付金の決定により補正を行なったものであります。
第1表の
歳入歳出予算補正については、
歳入歳出の
予算総額に、
歳入歳出それぞれ405万8,000円を追加し、総額を290億1,303万4,000円とするものであります。
歳入の2
款地方譲与税は、
地方揮発油譲与税などによる2,235万円の減額、8
款自動車取得税交付金は2,143万6,000円の追加、10
款地方交付税は1,127万1,000円の追加で、今回の
歳入歳出の
財源調整分であります。また、第3
表地方債補正の変更では、4事業の変更で760万円の限度額の増額をお願いするものであるとの説明を受けております。
委員からは特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第50号については、原案のとおり
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第51
号専決処分事項の承認について、専決第5号玉名市税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部から、今回の改正の内容は、延滞金及び
還付加算金の利率の
引き下げについて、近年の低金利の状況を踏まえ、
納税者等の負担を軽減する観点から行なわれる国税の見直しとあわせて、地方税においても延滞金、
還付加算金の利率を
引き下げることになりました。これは平成26年1月1日以後の期間に対する延滞金などから適用します。また、
個人住民税については、
ふるさと寄附金に係る
特別控除の見直しで、平成25年度から
復興特別所得税が課されるため、
ふるさと寄附金を行なった人が2,000円を超える金額について、全額を控除できるように
特別控除額の見直しを行ないました。
住宅ローン控除の拡充及び期間の延長については、平成26年4月から実施される消費税率の引き上げに伴う影響を平準化する観点から、
個人住民税における
住宅ローン控除の対象期間を平成26年1月1日から平成29年末まで4年間延長し、平成26年4月1日から平成29年末までに住宅を取得した場合の
控除限度額を所得税の課税所得総金額の7%、最高13万6,500円に拡充するとの説明を受けております。
委員から、延滞金の率は14.6%あったが、いくらになるのかとの質疑に、執行部から、現行、延滞金は14.6%が9.3%に、
還付加算金は7.3%が2%に
引き下げられるとの答弁でありました。また委員から、延滞金について玉名市
税条例施行規則第17条において延滞金の減免規定があるが、申請はどのくらいあるのか、また、減免するに当たって第17条の各号の規定に該当したケースが近年あったのかとの質疑に、執行部より、平成20年から平成24年の5年間で19件の減免申請がされており、また、その内訳についても答弁があっております。
審査を終了し、採決の結果、議第51号については、原案のとおり
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第52
号専決処分事項の承認について、専決第6号玉名市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部から、改正内容は、
都市再生特別措置法上の
都市再生安全確保施設のうち、同法に規定する管理協定の対象となる備蓄倉庫に係る
固定資産税及び
都市計画税について、
地方税法改正にあわせて、玉名市
都市計画税条例中の引用条文の整備を行なうものであるとの説明を受けております。
委員からは特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第52号については、原案のとおり
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第54号平成25年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。
歳入歳出それぞれ8億6,906万2,000円を追加し、総額を281億4,806万2,000円とするものです。
執行部から、
歳入歳出、
地方債補正について、それぞれ
予算項目ごとに説明を受けたあと、次のような
質疑応答があっております。
委員から、玉名21の星事業について今後はどのようになるのか、また、その
事業評価はどのようになっているのかとの質疑に、執行部から、この事業は今年度をもって終了予定である。ただし、新年度までに何かの形で残すかどうかの協議を重ね、現在も協議中であるとの答弁があっております。また、その
事業評価については、4つの自治区の
地域協議会で申請・評価を行なっている。市としては、
実績報告で効果の確認をしているとの答弁でありました。さらに委員から、執行部は、地域の
コミュニティーは壊さないように言われるが、地域では
花づくり運動などに取り組んでおり、このような地域の
コミュニティーを育てるための支援は続ける必要があるのではないかということで、玉名21の星事業などは、縮小でなく拡充してほしいなどとの意見があっております。さらに委員から、強い
農業づくり交付金の中で、
ハウス施設設備の補助は今年の3月申請した人が10分の5だったが、今回は国が10分の5、県が10分の4で、合わせて10分の9ということだが、その違いはとの質疑に、執行部から、今回は3月に申請された人も含めて、県の補助がついたので両方とも10分の9になりますとの答弁でした。さらに委員から、
グレンミラー音楽祭が中止になったと新聞報道されたが、
実行委員会が解散するまでに何らかの方向性を見出すことができなかったのかとの質疑に、執行部から、10月には実施できるものと思っていたが中止になった。その要因は、米軍のバンドが来るようになっていたが、アメリカの
軍事予算の縮小で来られなくなったことを発端として、その後
実行委員会や関係者を含めていろいろ検討し、協議も重ね、苦渋の選択で中止を決定した。また、今後の運営のことなども検討されて、
実行委員会も解散したとの報告があったとの答弁でありました。さらに、委員から、
地域づくりチャレンジ推進補助金について、所管課とその目的はとの質疑に、執行部から、所管課は文化課で、そのテーマは音楽の
都玉名づくりを生かした
交流促進事業であるとの答弁でありました。
審査を終了し、採決の結果、議第54号中付託分については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第63号玉名市
睦合財産区
管理会条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
執行部より、現在、管理会の委員は6名で任期は4年となっているが、途中で退職した場合、新しい委員の任期はその残任期間とするとの説明を受けております。
委員からは特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第63号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第66
号普通財産の無償貸付けについてであります。
執行部から、東岩崎区
公民館用地として、玉名市岩崎字中岩原1060番、敷地面積563.96平方メートルを、平成25年7月1日から平成55年6月30日まで、東岩崎区に無償で貸し付けるものとの説明があっております。
委員から、貸付期間について、期間が長いものから短いものまでいろいろとあるがどうしてか、また、契約者が区長名義になっているが、区長がかわった場合、その契約書は有効なのかとの質疑に、執行部から、期間は先方との話し合いで決まるが、この場合は最高30年までとなっている。また、区長がかわっても契約書は有効であるとの答弁であっております。さらに委員から、本市の市名義の土地などの無償や有償での貸付けの状況やその経緯、また地縁団体の設立状況や行政区の
地縁団体制度の活用について、
執行部側のその指導などについて
質疑応答があっております。
審査を終了し、採決の結果、議第66号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第68
号工事請負契約の締結についてであります。
執行部から、これは
新幹線渇水被害対策に伴う
三ツ川地区の
農業用水確保のため、容量9,300立方メートルの配水池を新設する工事で、玉名市市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案されるものであるとの説明を受けております。
委員から、
予定価格、
最低制限価格の記入されている
開札調書と平成25年度の
業者格付け表を審査資料として提出してほしいとの質疑に、執行部から、
予定価格については、玉名市
建設工事及び業務委託に係る
予定価格の公表に関する要綱第4条の規定に、事後に公表する場合は、契約を行なったとき以降となっているため、
予定価格、
最低制限価格を除いた
開札調書と平成25年度
業者格付け表は提出できますとの答弁で、その後提出され、審査を終了し、採決の結果、議第68号については、原案のとおり賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定についてであります。
執行部から、これは
国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律に準じて職員の
給与減額措置を行なうため条例を制定をするもので、平成25年7月から平成26年3月までの間、
職員給与月額を1級及び2級が100分の3.77、3級から6級が100分の6.77、7級が100分の8.77をそれぞれ減額するものであり、また、
管理職手当を100分の10、地域手当を給与の減額分に応じて削減するものであると説明を受けております。
委員から、玉名市の職員の給与の実態はどのようになっているのか、今、給与は上がっているのか、また、市長は3月議会で
交付税減額が絡む
地方公務員の
給与引き下げについていかがなものかと発言されていたが、今も気持ちは変わらないのか、あえて苦渋の選択で、議案を上程されたのかとの質疑に、執行部から、職員の給与は毎年1月1日に定期昇給を実施しているので若干は上がっている。また、市長においては、今回の議案の上程は苦渋の選択であったろうとの副市長の答弁もあっております。さらに委員から、否決したときの問題はあるのか、また、県内の状況はどうなっているかとの質疑に、執行部から、削減しなかったからといってペナルティはないと国は言っているが、将来的には
特別交付税に影響が出ることも考える。また、県内の状況は少なくとも平成24年度の
ラスパイレス指数が、100を超えない5団体であり、その他の自治体は、県を含めて削減の方向であるとの答弁であっております。さらに委員から、この措置は本当に期間限定であり、一過性のものなのか、
給与削減が
地域経済に与える影響もあるので、その減額分を地元で消費してほしいなどの意見があっております。
審査を終了し、採決の結果、議第72号については、賛成少数で否決すべきものと決しました。
次に、議第73
号工事請負契約の締結についてであります。
執行部から、これは
玉名市役所の新庁舎として、
鉄骨鉄筋コンクリートづくり4階建て、建築面積3241.52平方メートルの庁舎と、
鉄筋コンクリートづくり平屋建て、309.08平方メートルの別棟の
建築工事をするもので、
玉名市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により提案されるものであるとの説明を受けております。
委員から、一括発注でなく、地元の
経済対策という意味で、管工事、
電気工事、
設備工事など分離して発注はできなかったかの質疑に、執行部から、分離発注できる外構工事や造成については、地元を指名しておりお願いしている。電気設備など分離をすると建築経費が高くなり、委託している設計業者などとも協議して、その結果、本体工事は一括発注したとの答弁でありました。さらに委員から、一括及び分離で発注した場合、どのくらい経費の違いがあるかとの質疑に、執行部から、詳細な積算はしていないが、分離発注の場合は経費が一般的に高くなるためとの答弁でありました。さらに、
施工監理については、今後どのようになるのかとの質疑に、執行部から、県や他の自治体などの担当者からも建築と土木の
施工監理は違っているので、
実施設計を委託した業者がよいのではないのかなどのアドバイスもあり、
実施設計を委託した業者にお願いしたいと考えているとの答弁でありました。
審査を終了し、採決の結果、議第73号については、原案のとおり賛成多数で可決すべきものと決しました。
次に、陳第1
号地方公務員給与引き下げ要請に伴う、
地方交付税削減に対する意見書の提出に関する陳情についてであります。
委員から、
ラスパイレス指数についての質疑もありましたが、他に意見もなく、審査を終了し、採決の結果、陳第1号は、
全員異議なく採択すべきものと決しました。
以上で、
総務委員会に付託されました案件の報告を終わります。
○議長(
高村四郎君)
産業経済委員長 福田友明君。
[
産業経済委員長 福田友明君 登壇]
◎
産業経済委員長(
福田友明君) おはようございます。今期、
産業経済委員会に付託されました案件は、議案6件であります。審査の経過と結果について御報告いたします。
まず初めに、議第50
号専決処分事項の承認について、専決第4号平成24年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)中付託分についてであります。
6
款農林水産業費に405万8,000円の追加で、小白地区の
県営湛水防除事業負担金として305万8,000円、白浜地区の
県営畑地帯総合整備事業負担金として100万円であります。これは
県農政事業所の事業で、国の
緊急経済対策事業の予算により要望を行なってきたが、対象地が熊本市と玉名市であったことから、県は対象地に広い熊本市と打ち合わせを行ない進めていたため、追加要望について玉名市に報告が遅れ、3月の補正で対応できず、専決を行なったものであります。
委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第50号については、原案のとおり
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第54号平成25年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。
6
款農林水産業費は、8億762万8,000円の追加で、くまもと稼げる
園芸産地育成対策事業補助金、
施設園芸緊急再生対策事業補助金、生産総合(強い
農業づくり交付金)
事業補助金などによるものであります。7款商工費は、128万4,000円の追加で、
市写真コンテスト実行委員会補助金などによるものであります。その他4月の職員の
定期人事異動及び
機構改革等に伴う
職員給与等の調整によるものであります。
執行部の説明を受け委員より、今年度から6次
産業推進室にこられた
任期つき職員としての専門的な立場から、これまでの玉名市の6次
産業推進に関する
取り組みの印象や今後の
取り組みについての質疑があり、これまでの
マーケティング業界での経験から感じることは、全国的に見て1次産業者が、2次、3次産業に参入しても、商品を売り込む際の役割分担が不明確な事業者が多く、売る体制になっていない状況が見受けられる。しかしながら、玉名市の職員としてこの2カ月の間、事業者とヒアリングを実施する中で感じられたことは、これまでの市の
取り組みにより6次産業に取り組まれている事業者11グループ中、1次産業から6次産業の出口をさらに広げて進もうとしている事業者は3グループもあり、残り8グループについても、今後、直売所など近隣での営業展開を望まれていると感じている。また、関西や関東の百貨店で
催事等客先を持っている事業者もいる一方で、家族経営での展開から抜け出せず、先を見据えた時に採算性について悩みを持っている業者もいることがわかった。こういったことも踏まえると人件費をかけない販売戦略による販路拡大が必要と考えており、その販売促進の一端として、外食産業へメニューを提案し、商談成立により自信を持ってもらおうと考えている。また、6次
産業推進室としては、交流会、
活性化委員会、
プロジェクト会議の3本立てで事業者を強力に引っ張っていると認識しているとともに、今後の支援のあり方としては、6次
産業事業者のレベルがまばらなところもあり、十把一絡げの施策ではできないという思いを持っているとの答弁でありました。また委員より、低
コスト耐候性ハウスに関する補助率については、70%もしくは90%ではないのかとの質疑に、執行部から、国の補助率は50%であり、昨年度末の
経済対策に伴い国から県に交付される「地域の
元気臨時交付金」を活用して上乗せされる予定の県の補助金40%分を上乗せして予算計上している。ただし、県からの補助がどの程度となるのかは確定はしていない。また、
当該事業に対する市の
上乗せ補助は行なったことはないとの答弁でありました。また、委員より、
写真コンテストの入賞賞金について、現金などではなく6次産品や
ブランド認定品、温泉券など形のある商品にしてはどうかとの質疑に、執行部から、一般の部の賞金は現金だが、学生の部については、賞金額分の
ハロースタンプ商品券を渡しており、市内の加盟店で購入してもらうようにしているとの答弁でありました。さらに委員から、
実行委員会の補助金は当初予算で計上すべきではとの質疑があり、執行部から、当初でも可能であったが、内容を検討していたため今回の補正となった。来年度は当初予算で要求したいとの答弁でありました。
以上審査を終了し、採決の結果、議第54号中付託分については、
原案どおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第60号平成25年度玉名市
九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出予算補正につきましては、
歳入歳出それぞれ887万5,000円を減額し、総額を11億9,964万7,000円とするもので、
定期異動等に伴う
職員給与等の調整であります。
執行部の説明を受け委員より、基金の残額について当初の41億円からどのようになっているのか、また、
事業実績はとの質疑があり、執行部からは基金残額は平成25年度3月末時点で、37億9,756万8,286円であり、現時点までの
事業実績については、今年度の予算だけでも9億8,000万円ほどあり、全体の約3割を消化しているとの答弁でありました。
以上審査を終了し、採決の結果、議第60号については、
原案どおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第64号玉名市
九州新幹線渇水等被害対策農業用水施設条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
内容につきましては、平成24年度に完成した石貫4区第2号配水池に関するものを条例に加えるものであります。
委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第64号については、
原案どおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第65
号土地改良事業の計画の概要を定めることについてであります。
執行部の説明を受け委員より、排水路の底盤を栗石にすると勾配があまりない場合、泥がたまり草などが生えるため、維持管理を考慮するとコンクリートによる三面張りのほうがいいのではないかとの質疑があり、執行部から、管理面や排水の効率では三面張りが良いが、水生生物など環境に配慮するように県から指導があっている。また、排水路工の設計基準でも、勾配が緩やかであっても土質が問題なければ底張りや上部までのライニングができないこととなっている。今後は三面張りに関しては、維持管理の負担を含め、県と協議をしていかなければいけないと考えているとの答弁でありました。また委員から、三面張りより栗石のほうが経費がかかるのではとの質疑に、執行部から、底盤コンクリートの値段が高いため、基本的に三面張りの方が高くなるとの答弁でありました。
以上審査を終了し、採決の結果、議第65号については、
原案どおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第69号財産の処分についてであります。
内容につきましては、愛三熊本株式会社への工場用地の売却であります。
執行部の説明を受け委員より、これまでの経緯について質疑があり、執行部から、平成20年6月に凸版印刷から市が購入し、その後、本市に進出する愛三工業へ5年間の無償貸し付けを契約しているが、契約の周期が平成25年9月24日であることから、今回、売却することになったとの答弁でありました。また、委員から、凸版から購入した土地は、すべて売却したのかとの質疑に、執行部からは、災害等を未然に防ぐ施設としての調整池や道路等については、市が管理すべきものと考えて売却していないとの答弁でありました。
以上審査を終了し、採決の結果、議第69号については、
原案どおり全員異議なく可決すべきものと決しました。
委員会終了後、先日完成した渇水対策の石貫4区2号配水池と今年度着工予定の福山1号配水池の予定地の現地視察を行ないました。
以上、
産業経済委員会に付託されました案件の報告を終わります。
○議長(
高村四郎君) 建設委員長 松本重美君。
[建設委員長 松本重美君 登壇]
◎建設委員長(松本重美君) 今期、建設委員会に付託されました案件は、議案8件であります。審査の経過と結果について御報告いたします。
まず初めに、議第50
号専決処分事項の承認について、専決第4号平成24年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)中付託分についてであります。これは地方自治法第179条第1項の規定により行なった専決処分に対し、同条第3項の規定により議会の承認を求めるものであります。
第2表繰越明許費補正で、8款土木費で橋りょう長寿命化事業の金額を1,100万5,000円から、1,563万9,000円に変更するものであります。理由として、平成24年度に橋りょう長寿命化事業計画を発注し、年度内に完了する予定だったが、ことしの3月に国土交通省より道路橋りょう等の総点検要領の改正があり、急遽、点検方法を改め、長寿命化計画に反映させる必要が生じたため、年度内の業務完了が困難となり、繰越明許費補正を専決処分にて行なったものであります。
まず、委員から、繰り越しによる点検の具体的な該当箇所について質疑があり、執行部より、市の橋りょう点検はもともと県の「橋りょう点検マニュアル」に準じており、従来の点検は、高い所に架設された橋りょうは遠望目視点検により、また、その他の小さな橋りょうについては近接目視点検により長寿命化計画を策定していた。しかしながら、昨年12月に発生した「笹子トンネル天井板落下事故」に伴い、今回、国により点検基準が厳しく改正され、橋りょうの高さや規模にかかわらず、すべて近接目視点検によらなければならなくなったとのこと。玉名市道にかかっている橋りょうの数は、全部で859橋あるが、うち839橋は近接目視点検にて実施していたが、20橋は遠望目視点検であったため、その分が今回の変更に該当しているとの答弁でした。また、委員から、どのように長寿命化を行なってきているのかとの質疑があり、執行部より、まずひび割れやクラック等の点検、鉄筋の腐食状況の点検等を行ない、短期的に修繕を要するもの・長期的に修繕を要するものなど、その優先順位を決めて橋りょうのかけかえ又は補強や修繕を行なっているとの答弁でした。また委員から、点検の結果、かなりの異常箇所が見つかったのかとの質疑があり、執行部より、緊急的に5年以内に修繕が必要と思われる橋りょうは、小さなものも含めて約60橋あるとのこと。また、今回の長寿命化計画では、打音検査やボルト類の触診までは行なわないが、
実施設計の際には詳細な点検・調査を行ない、かけかえたほうがいいのか、または補強や修繕で済むのか、そこまでの設計を行なうとの答弁でした。
以上審査を終了し、採決の結果、議第50号中付託分については、原案のとおり
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第54号平成25年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。
4款衛生費1項保健衛生費8目水道費で496万円の増額。9目浄化槽設置整備費で5万1,000円の減額であります。また、8款土木費で防災・安全交付金事業として、市道の8路線の道路舗装工事及び橋りょう2橋の補修工事などで増額。公園整備事業で、平成24年度3月補正予算と25年度当初予算にそれぞれ計上していたが、24年度事業として採択されたことにより全額減額。総額で2,500万8,000円を減額するものであります。
まず、委員から、市道8路線の道路舗装工事に関し、その場所と延長について質疑があり、執行部より、場所は滑石、上小田、中尾2カ所、築地、大倉、高瀬、横島、工事延長は合計で2,970メートル、一番長いもので延長約1,200メートルであるとの答弁でした。関連して委員より、市道にできた穴が原因で事故が発生し、損害賠償になる事例がある、今回の舗装工事は、防災や安全が目的とのことだが、そうした市道の傷みにも対応されるのかとの質疑があり、執行部より、今回のこの舗装工事は、条件を満たした市道に限定した舗装整備であり、まず工事に入る前に路面性状調査を実施し、その結果、路面のひび割れ率が40%以上及びタイヤのわだちの深さが4センチといった条件が必要となる。条件に該当しない場合は、土木課維持係において、路面に舗装をかけて対応しているとの答弁でした。最後に委員から、古くから市民の生活圏に入り込んでいる細い里道の中には、非常に傷んだところが多くある。そうしたところの舗装は今回の交付金事業の基準では対応できない。同じ集落や生活圏内においても里道の舗装、状況に差が見られる。しかし、生活圏に入り込んだ道路であれば、市道・里道の区別なく対応する必要があるため、その辺を考慮してほしいとの要望が出されました。これを受け執行部より、道路の維持管理も重要だと認識しているため、今後は予算要求に当たっても維持管理に要する大きな予算をつけて要望していきたいとの答弁でした。
以上審査を終了し、採決の結果、議第54号中付託分については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第57号平成25年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出それぞれ57万7,000円を減額。
定期異動等に伴う
職員給与等の調整であります。
委員からは特に質疑もなく、採決の結果、議第57号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第58号平成25年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出それぞれ496万円を追加。
定期異動等に伴う
職員給与等の調整であります。
委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第58号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第59号平成25年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出それぞれ5万1,000円を減額。
定期異動等に伴う
職員給与等の調整であります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第59号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第61号平成25年度玉名市水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。収益的支出で406万3,000円を追加。
定期異動等に伴う
職員給与等の調整であります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第61号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第62号平成25年度玉名市下水道事業会計補正予算(第1号)についてであります。収益的支出で1,167万9,000円を減額。
定期異動等に伴う
職員給与等の調整であります。委員から特に質疑もなく、採決の結果、議第62号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第67号市道路線の廃止及び認定についてであります。
これは道路法第10条第3項及び第8条第2項の規定により、議会の承認を得るものであります。今回廃止する路線は、市民会館1号線、新規認定する路線は、上立願寺松尾原線、寺田山口吉丸線、寺田馬名水線、また道路延伸に伴う廃止及び認定路線として、元三井保養所配水池線を廃止し、新たに丘の上公園配水池線として路線名も新たにし、認定するものであります。委員から、国の合同庁舎と市の新庁舎職員駐車場予定地の間にある、市民会館1号線について、廃止をしたあとはどういう位置づけになるのかとの質疑があり、執行部より、この路線は現在スロープ状になっているが、スロープを切り下げれば50台ほどの駐車スペースが確保できるため、新庁舎の職員駐車場として有効利用したいとの答弁でした。以上審査を終了し、採決の結果、議第67号については、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
以上で、建設委員会の審査報告を終わります。
○議長(
高村四郎君) 文教厚生委員長 永野忠弘君。
[文教厚生委員長 永野忠弘君 登壇]
◎文教厚生委員長(永野忠弘君) こんにちは。今期、文教厚生委員会に付託されました議案4件及び請願1件について審査の経過と結果を報告いたします。
初めに、議第53
号専決処分事項の承認について、専決第7号玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定についてであります。
主な内容として、国民健康保険税の軽減措置に係る基準額等の算定において、国民健康保険の被保険者であった者が、満75歳到達により後期高齢者医療制度に移行後5年目までに限り、当該移行した者を含めて算定することとしている措置を恒久化するもの、また、同じく国民健康保険から後期高齢者医療制度への移行により、国民健康保険の単身世帯となった世帯、いわゆる特定世帯について、移行後5年目までの間の世帯別平等割額の2分の1を軽減する措置に加え、移行後6年目から8年目までの間にある世帯を特定継続世帯として、世帯別平等割額の4分の1を軽減する措置を追加するものです。
この件について委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第53号は原案のとおり
全員異議なく承認すべきものと決しました。
次に、議第54号平成25年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)中付託分についてであります。
歳出の主なものとして、各款にわたり4月の職員の定期異動及び
機構改革等に伴う職員給与の調整、共済費の負担率変更による減額など、3款民生費は、介護予防拠点整備補助金の増額補正、これは各地区の公民館でいきいきふれあい活動などの介護予防事業を継続して実施する場合に、750万円を上限として公民館建設及び修繕に対し補助するもの、4款衛生費は、
ふるさと寄附金の活用事業として環境美化活動団体への補助金及び小中学生を対象とした環境学習会開催に係る経費計上など、10款教育費は、玉名中学校武道場改築事業の
実施設計業務委託料などが主なものです。
この件について委員から、保育士等処遇改善
事業補助金の交付対象と今後の保育士確保について質疑があり、執行部より、今回の補助金は私立保育園13園が対象で、主任クラスの職員で月約1万円の賃金上乗せとなる。保育士の確保については、特に公立保育所が厳しい状況で、市の他部門臨時職員賃金と他市の保育士賃金も参考に、今後の人材確保に努めるとの答弁。これに対し委員から、賃金については、民間は1日当たり7,500円、公立は6,850円と格差がある。同じ仕事をこなしているわけだから、仕事量に見合った賃金を真剣に考えるべきとの意見がありました。
また、委員から、産休代がえ職員の採用方法の質疑に、執行部は、基本的に産休代がえ職員を必要とする部署で人材を確保しているが、人事課に相談の上、人材の紹介を受ける場合もあるとの答弁でした。
その他、
ふるさと寄附金を活用した環境美化活動
事業補助金の交付範囲の拡大の要望や、小中学生を対象とした環境学習、郷土の偉人シリーズ放映、小学校へのエアコン設置についての確認がありました。
以上審査を終了し、採決の結果、議第54号中付託分は、
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第55号平成25年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出それぞれ95万6,000円を減額し、総額を95億4,370万9,000円とするもので、主なものは、
定期異動等に伴う
職員給与等の調整及び職員の育児休業に伴う非常勤職員の任用などです。
この件について、委員から特に質疑もなく、審査を終了し、採決の結果、議第55号は、
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、議第56号平成25年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)についてであります。
歳入歳出それぞれ3,361万2,000円を追加し、総額を68億8,534万3,000円とするもので、主なものは
定期異動等に伴う
職員給与等の調整によるもの、また、平成24年度の介護給付費等の清算に伴う国・県及び支払基金への償還金です。
委員から、今後の介護保険、玉名市独自の介護サービスの検討についての質疑に、執行部は、高齢化率も28.8%と高い水準になると同時に、介護認定者も増加している。しかしながら、介護サービス受給率はまだ低い状況にあるので、今後、介護保険内サービス及び独自の追加サービスの需要がどの程度あるかを把握したいとの答弁でした。これに対し委員から、在宅扱いとなる有料老人ホームが施設不足を補っている状況だが、月に13万円ほど費用がかかる。所得に関係なく入所サービスを受けられるような施策を今後検討してほしい。また、高齢化に関係なく認知症発症割合がふえてきているという研究結果があるので、あわせて検証をお願いしたいとの要望がありました。
以上審査を終了し、採決の結果、議第56号は、原案のとおり
全員異議なく可決すべきものと決しました。
次に、請願について報告いたします。
請第1号年金2.5%
引き下げの中止を求める意見書の提出に関する請願についてであります。
請願の要旨は、高齢者に欠かすことのできない年金は、継続的にマイナス改定が続いており、この13年間年金受給者の生活を苦しいものにしている。さらに向こう3年間で2.5%削減する法律が成立し、今後実施されると少なくとも毎年0.9%の削減が10年以上にわたり続くことになる。したがって、2.5%削減の中止を求める意見書の提出を求めるものです。
委員からは、高齢者の生活に深くかかわる問題であるため、賛成する意見も出ましたが、一方で、年金は高齢者の生活に欠かすことのできないものであるが、社会情勢の変化を十分に考慮しなければならない点、また最低賃金や生活保護基準、その他の各種制度の基準との関連があるから、十分な検討を行なった上で判断したほうがよいとの意見があっております。
以上審査を終了しましたが、拙速に採決するのでなく、もうしばらく熟慮すべきものとの結論により、採決の結果、請第1号については、賛成多数で継続審査とすべきものと決しました。
その他、委員から、子宮頸がんのワクチン接種に関する市民への周知について、先日ワクチンの安全性が証明されていないため、国は接種に関する積極的な勧奨は控えるとの報道がなされたが、その周知用チラシには、安全性が証明されていないとのただし書きがあるものの、接種を推進している内容にもとれる。市民が誤解を招かないよう、周知については十分注意してほしいとの強い要望がありました。
以上で、今期、文教厚生委員会に付託されました案件の審査報告を終わります。
○議長(
高村四郎君) 以上で、各委員長の報告を終わりました。
議事の都合により暫時休憩いたします。
午前11時12分 休憩
───────────
午前11時32分 開議
○議長(
高村四郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
*************************
△日程第2 質疑・討論・採決
○議長(
高村四郎君) ただいままでの各委員長の報告ついて質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 質疑なしと認めます。
次に討論に入ります。討論の通告があっておりますので、発言を許します。
11番 前田正治君。
[11番 前田正治君 登壇]
◆11番(前田正治君) こんにちは。日本共産党の前田正治です。
私は、今議会に提案されています議案の中で、議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、議第73
号工事請負契約の締結について、以上の議案には反対をします。
議第72号であります。これは
国家公務員の給与を7.8%削減することに準じて玉名市職員の給与を削減するものであります。
地方交付税削減を前提に防災・減災のための予算を公務員給与の削減で行なおうという政府のやり方は、本来は政府が果たすべき役割である国民の安全のための義務を放棄することに等しいものであります。
また、公務員給与は人事院勧告を踏まえて、労使交渉によって決定するというルールにも反することであります。全国市長会緊急アピールでも地方自治、労使自治への不当介入だと厳しく指摘します。高嵜市長も去る3月議会の発言の中で、到底容認できるものではないという全国議長会や全国市長会など地方6団体が一致して反対の立場から政府に強く主張したことを紹介しています。市長自身の考えもそれと相違ないと確信するものであります。
政府はデフレ脱却から財界に労働者の報酬引き上げを要請しました。一方で、巨額の人件費削減を地方に要請することは全く矛盾しています。地方自治体に
給与削減を強要することは、
地域経済の実情や玉名市独自の3分の1採用による総人件費削減などの実態を無視したものであります。市職員の退職金も政府主導で、平成25年度1人当たり平均140万円減少、26年度270万円減少、27年度400万円減少、3年間で総額1億6,250万円の減額であり、玉名市の
地域経済にも非常に大きな影響があります。働く者・労働者の給与を削減することは、本人や家族の生活を脅かすものでもあり、私は絶対に容認できません。
したがって、議第72号に反対をいたします。
次に、議第73
号工事請負契約の締結についてであります。
これは、新庁舎
建設工事の契約でありますが、私はこの工事が一括発注してあることに異議があります。一括ではなく分離発注することにより、2次、3次、4次などの下請けの重層構造による単価切り下げを防ぐことが可能であると考えるからであります。そして、地元の事業者にも受注の機会が生まれ、地元の
経済対策にもより大きな効果が期待できると思います。
したがって、私は、議第73号に反対をいたします。
以上で討論終わります。
○議長(
高村四郎君) 18番 中尾嘉男君。
[18番 中尾嘉男君 登壇]
◆18番(中尾嘉男君) 有明クラブ、中尾です。
議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、議第73
号工事請負契約の締結について、反対の立場から討論をいたします。
議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、平成24年2月前民主党政権時に
国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律が制定され、25年度までの2年間を
国家公務員給与で平均7.8%を
引き下げ、国の厳しい財政状況や東日本大震災に対処することが目的とされています。しかし、その重要な財源を大災害の復興と関係ない事業へ流用しているというマスコミからの指摘が大きな問題となっております。そんな中、
国家公務員給与を100とした場合の
地方公務員の給与水準を示す指標として、
ラスパイレス指数が
国家公務員の100を超えるからというようなすりかえに変わってきている今日、この指数自体に大きな矛盾点があります。
1年目の職員からトップである部長に至る全職員が対象となりますが、国では、本省課長級まで比較対象となり、本省次長以上の幹部職員や専門スタッフ適用者の約1,000人は高い給与水準の俸給表が適用されるにもかかわらず、比較の対象とされないためラスパイレスの指数を基準とすること自体が問題であり、国が地方自治体に対し、国に倣って
地方公務員の
給与削減を強制することについても、そもそも
国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律の附則第12条及び
地方公務員法第24条第3項で、
地方公務員の給与については、地方公共団体において自主的にかつ適正に対応されるものとするとされていることから、
地方公務員の
給与削減を強制したり、国が一方的に下げ幅を決め、実施を強制する前提で、地方
交付税減額とすることは、この原則を踏みにじる行為だと言えます。
地方交付税が改革の中で、総理は交付税は地方の固有財源であると答弁をされているにもかかわらず、こういった暴挙を地方は容認していいのでしょうか。地方自治体は厳しい財政状況を踏まえ、ここ10年以上にわたって、国に先駆けて市町村合併や職員の削減、給与の削減など行政改革並びに財政健全化に取り組んでおり、総務省の統計でも1998年から2012年までに、966の自治体が自主的に給与の削減に
取り組み、その総額は2兆1,000億円に達するとしています。
こういった中、全国市長会では現行のデフレ基調の中、厳しい
地域経済を回復基調に乗せるためにも、
地方公務員の
給与削減は極めて問題であると主張しています。
一方、民間については、政府は長引く不況から脱するために給与を引き上げ、購買力を高めることが官民問わず労働者や国民の強い要望となっている情勢のもと、
地方公務員の
給与削減は、政府が目指す賃金増額へ逆行するものであり、民間労働者の給与へ及ぼす影響は多大なものと考えられます。消費の低迷や
地域経済の需要が冷え込み、物が売れずに一層冷え込ませるマイナスの連鎖となり、企業への影響が広がり深刻な社会情勢に対して、さらに追い打ちをかけているものとなり、いわゆるデフレスパイラルに拍車をかけるものであります。
地域経済の活性化と地方自治、地方分権を進める上でも、地方自治体の自主性を阻害するものであることから、本件については反対とし討論をいたします。
続きまして、議第73
号工事請負契約の締結について、反対の立場から討論をいたします。
平成21年10月に行なわれた玉名市長選、新庁舎等が選挙の争点となり、市長が言われておられた豪華な庁舎はいらないと言われたことが市民の民意であり当選をされ、今回、発注契約締結の運びとなりましたが、私は3点ほど疑問があります。
①免震構造、②分離発注、③委員会への必要な書類の拒否。
免震構造や分離発注で工事費が高くなるのが豪華でしょうか。庁舎の役割、業者の育成など行政の義務です。そのようなことで、本件について反対といたします。
以上です。
○議長(
高村四郎君) ほかに討論はありませんか。
◆8番(福嶋譲治君) はい。
○議長(
高村四郎君) 8番 福嶋譲治君。
[8番 福嶋譲治君 登壇]
◆8番(福嶋譲治君) 余りうまくまとめておりませんので、お聞きづらいことがあるかと思いますが、心を込めて反対討論をいたします。
議第73
号工事請負契約の締結について、このことに対して反対の立場で討論をいたします。
まず、新庁舎建設そのものに反対することではないことを冒頭に申し添えます。
新庁舎建設事業は、平成19年プロポーザルによる基本設計者の選定を行ないました。そして、基本構想に基づき、市民からパブリックコメントを募集して、基本設計に反映させ、平成20年3月に基本設計が市民に示されたところであります。しかし、高嵜市長が誕生されまして、市庁舎の規模や建設位置などについて見直しがなされました。しかしながらその中で、見直しの新庁舎建設事業のプロセスや施設内容の変更は、市民には知らされず、市内部において進めてこられました。市民参加型で進められてこられた新庁舎建設事業は凍結、見直しの段階からその内容変更は市民不在型で行なわれてきております。
平面計画を見ると、市民が求めたエントランスホールの交流機能、市民の出会いと交流の場としての市民の間はなくなり、その位置は執務空間が配置され、面積削減の犠牲となっております。
市のシンボルとしての新市庁舎の魅力はなくなり、開かれた庁舎づくりの実現はしておりません。いわゆる事務所づくりとなっております。当初の構想や基本理念からは、かなり後退したものとなっております。
そこで、前田議員、中尾議員の意見とも重複いたしますけれども、まずこの3.11後、それ以前からでもありますけれども、この市庁舎とかそういった大きいものは、もう免震構造でほとんど行なわれております。新庁舎特別委員会の研修で行かれたところも、もちろん2カ所とも免震構造で建てられてあるということでありました。また、近隣の山鹿庁舎も免震構造であります。市の防災拠点ともなる市庁舎が、一般質問時の答弁では、震度6弱を想定しているということではありましたけれども、近年の災害は、雨にしましても、地震にしましても、津波にしましても想定外の非常に規模の大きな災害が起こっております。それに対応する庁舎の建設だとは思われません。それもこれも市長が選挙時の公約でなされました30億円、20億円の削減の数字合わせで庁舎の質が落ちていると思わざるを得ません。
それと、先ほども出ましたけれども、分離発注について。
これが非常にこう、金額に影響するとは思えませんし、また市長が常に言っておられます「市民に負担をかけない」「将来にわたってかけない」という言葉もありますけれども、市民への負担が一体どれだけふえるのでしょうか。その辺の、私が考えるに、市民税がふえる。このことで価格を上げたことでふえるとは考えられません。
以上のような理由で、議第73
号工事請負契約の締結については、反対いたします。
○議長(
高村四郎君) ほかに討論はありませんか。
◆21番(田畑久吉君) はい。
○議長(
高村四郎君) 21番 田畑久吉君。
[21番 田畑久吉君 登壇]
◆21番(田畑久吉君) 私は、議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、議第73
号工事請負契約の締結について、反対といたします。
前者の3人が十分内容については述べられましたので、簡単に申し上げたいと思います。
まず、議第72号について反対といたします。こういうことにはよその状況を見ますとですね、執行部の方も負担するという、そういった姿勢も必要じゃないかと思います。私自身、議員としてもですね、何らかの形でやっぱり負担していくのが常識と思うんですけども、前もっての調整ができませんでしたので、これは本当に申し訳ないと思っておりますけども、
地方公務員の一般職の職員の方のみにですね、負担を強いるのは私の生活信条からして反対といたします。
それから、議第73
号工事請負契約の締結について、これはもう立派な業者さんがですね、請負落札しておりますので、業者さんそのものに反対ということではございませんので、前もって申し上げておきます。
先日の一般質問でも、どなたかの質問に対して、執行部の方がある契約については、工事についてはですね、最低限の金額を公言されて自分の勉強不足だということで言いわけをされました。しかし、その要綱がね、勉強不足ぐらいで公言していいものであるのか、本当に条例でもない要綱はいい加減なもので、やはりですね、執行部のそういった姿勢。私はその執行部の業務遂行の過程においてですね、非常に不信感が多々あり、私自身の地方議員の議員ではございますけれども、政治理念、生活信条に合致しない点が多々あります。そういったことで現状ではその賛意を示せないというのが私の反対の意見でございます。
以上で終わります。
○議長(
高村四郎君) ほかに討論はありませんか。
◆7番(近松恵美子さん) はい。
○議長(
高村四郎君) 7番 近松恵美子さん。
[7番 近松恵美子さん 登壇]
◆7番(近松恵美子さん) 7番議員の近松です。
私は、議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、賛成の立場で討論いたします。
先ほど提案理由にありましたけども、市長も非常に苦渋の決断だったということ、本当に私は心中お察しいたします。私も非常に苦渋の決断でありまして、だからこそどういう理由で賛成するのかということ述べさせていただきます。
まず、この1億何千万円でしたでしょうか。この予算を捻出するためには、例えば子ども医療費、0歳から8歳ぐらいまでを有料にしなくちゃいけないという、そういうふうな金額でございます。実際基金からおろすということでもできるわけですけれども、具体的にどういう影響かということは考えますと、市民に対してそういう影響があるということが現実の問題でございます。
それと私が本当に職員さんに申し訳ないといういっぱいの気持ちの中でこれを賛成しますのは、皆さんも御存じのとおり、もう国保も、国民健康保険ももう底をついております。そして介護保険も上げざるを得ないような状況になっていると思います。本当に、日本そのものが、この医療、福祉、この扶助費で崖っ縁にきているというのが今日の姿ではないかということをひしひしと私は感じるわけでございます。この危機感をやはり感じていただきたい。公務員の皆さんに、玉名を引っ張っていただく職員の皆さんに、この危機感を感じていただきたいという、そういう思いで、今回、私も苦渋の決断でございますけれども、これに対して賛成いたします。
○議長(
高村四郎君) ほかに討論はありませんか。
◆2番(
福田友明君) はい。
○議長(
高村四郎君) 2番
福田友明君。
[2番
福田友明君 登壇]
◆2番(
福田友明君) 私は、議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、賛成の立場から討論いたします。
今回のこの提案は、
国家公務員の給与の改定及び臨時特例に関する法律に準じて、職員の
給与削減支給措置を行なうために条例を制定するものであります。
確かに、国の地方税の減額措置を受けて、自治体の職員給与減額支給を措置することを行なうものでありますけれども、国の措置は給与の自主決定権や地方財源である地方交付税の減額という、到底受け入れがたく遺憾ではありますが、東日本大震災の復興財源に充てるということであります。
国家公務員の給与減額により玉名市職員の給与が国を上回る状況であります。大変厳しい中ではありますが、復興はみんなで協力し、支え合わなければなりません。今回の議案には、県や熊本市も賛成の立場であります。また、組合との労使交渉で合意された事項でもあります。
それから、議員や三役についても今から提案してもよろしいんじゃないでしょうか。
よって私は、この議第72号玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について、賛成討論といたします。
○議長(
高村四郎君) ほかに討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 討論なしと認めます。
これにて討論を終結いたします。
○議長(
高村四郎君) 議事の都合により、ここで昼食のため午後1時まで休憩といたします。
午後 0時00分 休憩
───────────
午後 1時06分 開議
○議長(
高村四郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
これより採決に入ります。
議第50号 専決処分事項の承認について 専決第4号
平成24年度玉名市
一般会計補正予算(第8号)
議第54号 平成25年度玉名市
一般会計補正予算(第1号)
議第55号 平成25年度玉名市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)
議第56号 平成25年度玉名市介護保険事業特別会計補正予算(第1号)
議第57号 平成25年度玉名市農業集落排水事業特別会計補正予算(第1号)
議第58号 平成25年度玉名市簡易水道事業特別会計補正予算(第1号)
議第59号 平成25年度玉名市浄化槽整備事業特別会計補正予算(第1号)
議第60号 平成25年度玉名市
九州新幹線渇水等被害対策事業特別会計補正予算(第1号)
議第61号 平成25年度玉名市水道事業会計補正予算(第1号)
議第62号 平成25年度玉名市下水道事業会計補正予算(第1号)
以上、予算議案10件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第72号 玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定について
以上、条例議案1件については、異議がありますので、あとに譲り採決いたします。
議第51号 専決処分事項の承認について 専決第5号
玉名市税条例の一部を改正する条例の制定について
議第52号 専決処分事項の承認について 専決第6号
玉名市
都市計画税条例の一部を改正する条例の制定について
議第53号 専決処分事項の承認について 専決第7号
玉名市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について
議第63号 玉名市
睦合財産区
管理会条例の一部を改正する条例の制定について
議第64号 玉名市
九州新幹線渇水等被害対策農業用水施設条例の一部を改正する条例の制定について
以上、条例議案5件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第72号 玉名市一般職の職員の給与の特例に関する条例の制定については、異議がありますので、起立により採決いたします。
議第72号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(
高村四郎君) 起立多数であります。よって、議第72号については、原案のとおり決定いたしました。
議第68号 工事請負契約の締結について
議第73号 工事請負契約の締結について
以上、議案2件につきましては、異議がありますので、あとに譲り採決いたします。
議第65号 土地改良事業の計画の概要を定めることについて
議第66号 普通財産の無償貸付けについて
議第67号 市道路線の廃止及び認定について
議第69号 財産の処分について
以上、議案4件については、各委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議第68号 工事請負契約の締結については、異議がありますので、起立により採決いたします。
議第68号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(
高村四郎君) 起立多数であります。よって、議第68号については、原案のとおり決定いたしました。
議第73号 工事請負契約の締結については、異議がありますので、起立により採決いたします。
議第73号については、原案のとおり決定することに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(
高村四郎君) 起立多数であります。よって、議第73号については、原案のとおり決定いたしました。
次に、請願について
請第1号 年金2.5%
引き下げの中止を求める意見書の提出に関する請願については、委員長の報告は継続審査でありますが、異議がありますので、継続審査について、起立により採決いたします。
請第1号につきましては、
委員長報告のとおり継続審査とすることに賛成の諸君の起立を求めます。
[賛成者起立]
○議長(
高村四郎君) 起立多数であります。よって、請第1号については、継続審査とすることに決定いたしました。
次に、陳情について
陳第1号
地方公務員給与引き下げ要請に伴う、
地方交付税削減に対する意見書の提出に関する陳情
以上の陳情1件については、委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よってさよう決定いたしました。
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△日程第3
議案審議(質疑・討論・採決)
○議長(
高村四郎君) 次に、議第71号
睦合財産区
管理委員の選任についてを議題といたします。
これより、議第71号
睦合財産区
管理委員の選任についての人事案件1件について審議に入ります。
議第71号
睦合財産区
管理委員の選任についての人事案件1件について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 質疑なしと認めます。
討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。
議第71号
睦合財産区
管理委員の選任について、原案に同意することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、議第71号については、原案に同意することに決定いたしました。
*************************
△日程第4
委員長報告
○議長(
高村四郎君) 次に、新庁舎建設特別委員会に付託してあります調査事項を議題といたします。
審議の方法は、委員長の報告のあと、質疑、討論の後採決いたします。委員長の報告を求めます。
新庁舎建設特別委員長 大崎 勇君。
[新庁舎建設特別委員長 大崎 勇君 登壇]
◎新庁舎建設特別委員長(大崎勇君) 新庁舎建設特別委員会の報告をいたします。
去る6月4日に開催いたしました新庁舎建設特別委員会における審査の経過と結果について報告いたします。
最初に、新庁舎建設計画について執行部より庁舎
建設工事に係る業者選定方法、入札の経緯について説明がありました。
まず、
建設工事に係る業者の選定方法について、条件つき一般競争入札により実施、その条件として主なものは、単体企業での参加要件と、地元企業に配慮した結果、玉名市内の
建築工事A等級の業者を含む、特定
建設工事共同企業体での参加要件を設けた。あわせて、参加する単体企業及び特定
建設工事共同企業体の代表者いずれの場合も、経営事項審査結果通知書の総合評価値が1,700点以上であることなどとしています。
次に、入札の経緯について4月8日の入札公告から通常は2週間程度の参加受付期間としているが、今回は共同企業体も参加可能なことから、期間が必要であるため、約1カ月間参加希望を募った結果、9社の申し込みがあり、うち2社が市内業者との共同企業体であった。その後、疑義を受け付けし、回答を経て、5月31日に入札を行なった結果、大成・熊野
建設工事共同企業体が、消費税込28億1,400万円で落札したとの報告がありました。
この件について委員から、約28億円の落札金額は本体
建築工事分一括発注なのか、それとも空調工事などの分離発注するのか。また、この入札結果により設計費、用地費、造成費等を含めた総額は幾らになるのかとの質疑に、執行部から、今回の入札は本体工事に、電気や空調機器等を含めた一括発注である。また、事業費の総額は約39億円と見込まれ、内訳として用地取得費5億8,000万円、本体工事費28億1,000万円、造成・付帯工事2億6,000万円、その他設計・
施工監理費及び備品購入費等で2億5,000万円となるとの答弁。
また、委員から、
施工監理については、地元の荒玉設計監理協会などへ委託してみてはどうかとの問いに、熊本県や他市の事例においても
施工監理は
実施設計を行なった業者が行なうのが一般的であるとの答弁でした。
そのほか、「
予定価格と
最低制限価格について」、「市内業者だけでなく、県内業者を含む共同企業体の検討はなかったか」「総合評価値の妥当性」など多岐にわたる質疑と答弁がありました。
さらに5月23、24日に広島県東広島市、山口県岩国市を訪れ実施した行政視察での研修視察内容をもとに、委員から、雨水利用設備や市民や、当市訪問者への案内用スクリーンの設置について質疑があり、雨水利用設備は、基本設計の段階で検討した結果、設置するとなると上水道利用の価格より高くなるというコストの点から設置に至らなかった。また、市民、来訪者向けのスクリーンやプロジェクターについては、後づけでも可能との答弁があっております。
そのほか、「駐車場の車どめについて」、「市民が利用するスペースや売店について」などの質疑や「設置するエレベーター」などについての意見が出ております。
なお、入札後のスケジュールとして、6月6日に仮契約、市議会については、6月7日の開会日に工事請負契約の締結についてとして、追加議案を提出する予定との説明がありました。
今後は、7月中旬に起工式、着工の予定であり、工期を平成26年12月26日までとし、完成後直ちに新庁舎への引っ越しを行なうとの説明でした。
また、造成工事分についてですが、現在、造成工事中の庁舎工区は約65%の進捗状況で、文化財発掘調査と東側の用排水路工事は終了しているとのこと。合同庁舎北側の駐車場工区については、現在、菊池川河川工事の発生土を仮置きしており、地元業者を対象とした指名競争入札を経て、本年10月ごろまでに造成完了予定との説明があっております。
最後に、今後も新庁舎建設の進捗状況等につきまして、慎重審議を期するため引き続き調査をする必要がありますので、全員一致をもって閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
以上で、新庁舎建設特別委員会の報告を終わります。
○議長(
高村四郎君) 以上で、新庁舎建設特別委員長の報告は終わりました。
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△日程第5 質疑・討論・採決
○議長(
高村四郎君) ただいまの委員長の報告について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 質疑なしと認めます。
討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 討論なしと認めます。
これより採決に入ります。ただいまの
委員長報告のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。委員長からの申し出のとおり、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、委員長から申し出のとおり、これを閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
次に、閉会中の継続審査についてお諮りいたします。
総務委員長から総務部及び企画経営部の所管に関する調査事項、
産業経済委員長から産業経済部の所管に関する調査事項、建設委員長から建設部及び企業局の所管に関する調査事項、文教厚生委員長から教育委員会、市民生活部及び健康福祉部の所管に関する調査事項、議会運営委員長から議会の運営に関する事項、議会の会議規則、委員会に関する条例等に関する事項、議長の諮問に関する事項及び調査事項について、それぞれ閉会中の継続審査の申し出があっておりますので、これを閉会中の継続審査に付することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、各委員長からの申し出のとおりこれを閉会中の継続審査に付することに決定いたしました。
議事の都合により、暫時休憩いたします。
午後 1時27分 休憩
───────────
午後 3時44分 開議
○議長(
高村四郎君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。
本日の会議時間は議事の都合によりあらかじめ延長いたします。
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△日程第6
議員提出議案上程
○議長(
高村四郎君) 日程の追加について、お諮りいたします。
議員提出第2号
玉名市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
議員提出第3号
玉名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定について
意見書案第1号
地方公務員給与引き下げ要請に伴う、
地方交付税削減に対する意見書の提出について
決議案第1号 玉名市学校規模・
配置適正化及び
小中一貫教育の見直しを求める決議の提出についてを、日程表のとおり日程に追加し、議題にいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、日程表のとおり日程に追加し、議題とすることに決定いたしました。
○議長(
高村四郎君) これより、
議員提出議案を上程いたします。
議員提出第2号
玉名市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について
議員提出第3号
玉名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定について
以上、
議員提出議案2件を一括議題といたします。
これより、
議員提出議案の審議に入ります。お手元に配付しております議案の朗読は、これを省略いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております、
議員提出第2号
玉名市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてから、
議員提出第3号
玉名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定についてまでの、
議員提出議案2件については、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明及び委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、
議員提出第2号から
議員提出第3号までの
議員提出議案2件については、提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。
*************************
△日程第7 質疑・討論・採決
○議長(
高村四郎君)
議員提出第2号から
議員提出第3号までの
議員提出議案2件については、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 質疑なしと認めます。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 討論なしと認めます。
これより、採決に入ります。
議員提出第2号
玉名市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
議員提出第3号
玉名市議会議員の議員報酬の特例に関する条例の制定について、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
*************************
△日程第8
意見書案上程
○議長(
高村四郎君) これより
意見書案の審議に入ります。
意見書案第1号
地方公務員給与引き下げ要請に伴う、
地方交付税削減に対する意見書の提出について
以上、
意見書案1件を議題といたします。お手元に配付しております
意見書案の朗読は、これを省略いたします。
お諮りいたします。ただいま議題となっております、
意見書案1件については、会議規則第37条第3項の規定により、提案理由の説明及び委員会付託を省略したいと思います。
これに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、提案理由の説明及び委員会付託を省略することに決定いたしました。
*************************
△日程第9 質疑・討論・採決
○議長(
高村四郎君)
意見書案第1号について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 質疑なしと認めます。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 討論なしと認めます。
これより、採決に入ります。
意見書案第1
号地方公務員給与引き下げ要請に伴う、
地方交付税削減に対する意見書の提出については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
*************************
△日程第10
決議案上程
○議長(
高村四郎君) これより、決議案の審議に入ります。
決議案第1号 玉名市学校規模・
配置適正化及び
小中一貫教育の見直しを求める決議の提出について
以上、決議案1件を議題といたします。
お手元に配付しております決議案の朗読は、これを省略いたします。
*************************
△日程第11 提案理由の説明
○議長(
高村四郎君) ただいまの決議案について提案理由の説明を求めます。
文教厚生委員長 永野忠弘君。
[文教厚生委員長 永野忠弘君 登壇]
◎文教厚生委員長(永野忠弘君) こんにちは。決議案の提出に当たり、提案理由を述べさせていただきます。
玉名市でも少子化により多くの学校が小規模となり、規模・
配置適正化を推進している状況であります。また、義務教育9年間を見通した一貫性の学習指導、生徒指導を行なう
小中一貫教育検討準備を行ない、平成26年4月には市内全小中学校において、
小中一貫教育を開始予定であります。
しかしながら、我々住みなれた地域の拠点、生活・文化の核となる小学校の統廃合計画が市民の理解が余り得られていない様子をかいま見ると同時に、将来を大きく左右する学校規模・
配置適正化及び
小中一貫教育が、市民にとって本当によりよきものになるのか。事を急ぎ過ぎてはいないか。危惧しているところであります。そういう思いの中、我々文教厚生委員会では、委員会ではもちろん、研修、勉強会などで協議・検討を重ねてまいりました。
そこで、教育現場で今後
小中一貫教育が進んだ際は、その担い手として指導に当たる教職員を対象にアンケート調査を行ないました。その結果、市内小中学校勤務433名にアンケート調査を配付し、約4割に当たる172名からの回答をいただき、その中には、子供たちが住みなれた地域の中で育つ大切さへの思い、学校がなくなり地域とのつながりが途絶え、過疎化に一層の拍車がかかる懸念、一人一人の児童・生徒と向かい合うために理想と考える学級人数、授業や生徒指導、保護者対応、校務分掌、部活動指導に追われ、睡眠時間を削る毎日など、教育現場の環境が書かれ、そこで働く教職員の切実な思いが記されておりました。
玉名市教育委員会は、今後も玉名市学校規模・適正化基本計画及び玉名市
小中一貫教育推進計画に沿った教育施策を推進していくと考えますが、両計画に対する市民の不安並びに将来にわたる教育現場を担っていく今回の教職員の訴えから、決議事項を熟慮しました。
玉名市学校規模・
配置適正化及び
小中一貫教育の見直しを我々は強く要望するものであります。地域に根差した学校がよりよい環境となるよう文教厚生委員会の全委員で決議書を作成したものであります。よろしくお願い申し上げます。
○議長(
高村四郎君) 以上で提案理由の説明は終わりました。なお、委員会提出の議案については、会議規則第37条第2項の規定により、委員会に付託しないことになっております。
したがって、決議案第1号については、委員会に付託しないことを念のため申し上げます。
*************************
△日程第12 質疑・討論・採決
○議長(
高村四郎君) 決議案第1号について、質疑はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 質疑なしと認めます。討論はありませんか。
[「なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 討論なしと認めます。
これより、採決に入ります。
決議案第1号玉名市学校規模・
配置適正化及び
小中一貫教育の見直しを求める決議の提出については、原案のとおり決定することに御異議ありませんか。
[「異議なし」と呼ぶ者あり]
○議長(
高村四郎君) 御異議なしと認めます。よって、原案のとおり決定いたしました。
以上で、今期定例会に付議されました事件は、すべて議了いたしました。
これにて本会議を閉じ、平成25年第2回
玉名市議会定例会を閉会いたします。
午後 3時56分 閉会
地方自治法第123条第2項の規定により、ここに署名する。
玉名市議会議長 高 村 四 郎
玉名市議会議員 多田隈 保 宏
玉名市議会議員 高 木 重 之...