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平成31年3月第1回定例会(第4号 3月14日)

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  1. 水俣市議会 2019-03-14
    平成31年3月第1回定例会(第4号 3月14日)


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    最終取得日: 2023-01-01
    平成31年3月第1回定例会(第4号 3月14日)          平成31年3月第1回水俣市議会定例会会議録(第4号) 平成31年3月14日(木曜日)                  午前10時2分 開議                  午前11時39分 閉会  (出席議員) 16人 小 路 貴 紀 君  桑 原 一 知 君  塩 﨑 達 朗 君 谷 口 明 弘 君  田 口 憲 雄 君  岩 村 龍 男 君 髙 岡 朱 美 君  田 中   睦 君  牧 下 恭 之 君 松 本 和 幸 君  福 田   斉 君  藤 本 壽 子 君 中 村 幸 治 君  岩 阪 雅 文 君  谷 口 眞 次 君 野 中 重 男 君  (欠席議員) なし  (職務のため出席した事務局職員) 5人 事 務 局 長 (岩 下 一 弘 君)  次     長 (岡 本 広 志 君) 次     長 (松 尾 裕 二 君)  参     事 (前 垣 由 紀 君) 参     事 (上 田   純 君)  (説明のため出席した者) 14人
    市     長 (髙 岡 利 治 君)  副  市  長 (小 林 信 也 君) 総合政策部長  (帆 足 朋 和 君)  総 務 部 長 (関   洋 一 君) 福祉環境部長  (深 江 浩一郎 君)  産業建設部長  (城 山 浩 和 君) 教  育  長 (小 島 泰 治 君)  総合政策部次長 (本 田 聖 治 君) 総務部次長   (坂 本 禎 一 君)  産業建設部次長 (田 中 真 也 君) 水 道 局 長 (岩 井 昭 洋 君)  総合医療センター事務部次長                              (松 木 幸 蔵 君) 総合政策部政策推進課長         (設 楽   聡 君)  総務部財政課長 (梅 下 俊 克 君)         ────────────────────────── 〇議事日程 第4号 平成31年3月14日 午前10時開議 第1 議第1号 旧山野線沿線交通基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例         の制定について 第2 議第2号 水俣市健康づくり条例の制定について 第3 議第3号 水俣市子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第4 議第4号 水俣市企業立地条例の一部を改正する条例の制定について 第5 議第5号 水俣市森林経営管理基金条例の制定について 第6 議第6号 水俣市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について 第7 議第7号 水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 第8 議第8号 水俣市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の         資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第9 議第9号 水俣市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定につい         て 第10 議第10号 水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条         例の制定について 第11 議第11号 平成31年度水俣市一般会計予算 第12 議第12号 平成31年度水俣市国民健康保険事業特別会計予算 第13 議第13号 平成31年度水俣市後期高齢者医療特別会計予算 第14 議第14号 平成31年度水俣市介護保険特別会計予算 第15 議第15号 平成31年度水俣市公共下水道事業特別会計予算 第16 議第16号 平成31年度水俣市病院事業会計予算 第17 議第17号 平成31年度水俣市水道事業会計予算 第18 議第24号 第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定について 第19 議第25号 指定管理者の指定について(水俣市ふれあいセンター) 第20 議第26号 指定管理者の指定について(水俣市ワークプラザ) 第21 議第27号 指定管理者の指定について(みなまた環境テクノセンター) 第22 議第28号 指定管理者の指定について(湯の鶴観光物産館) 第23 議第29号 指定管理者の指定について(水俣市湯の鶴温泉保健センター) 第24 議第30号 指定管理者の指定について(みなまた観光物産館まつぼっくり) 第25 議第31号 指定管理者の指定について(湯の児フィッシングパーク) 第26 議第32号 指定管理者の指定について(水俣市立総合体育館(南部館)) 第27 議第33号 市道の路線認定について 第28 議第35号 水俣市部設置条例の一部を改正する条例の制定について 第29 議第36号 工事請負契約の締結について 第30 陳第1号 消費税10%増税中止を求める意見書提出についての陳情について 第31 陳第4号 所得税法第56条の廃止を求める意見書提出を求める陳情について 第32 委員会の閉会中の継続審査並びに調査について     総務産業委員会      1 陳第1号 最低賃金の大幅引き上げと全国一律制度及び、開かれた最低賃金審議会             のあり方を求める陳情について      1 一般行財政並びに商工観光、農林水産、都市計画、上下水道等に関する諸問題の調        査について     厚生文教委員会      1 環境、福祉、総合医療センター並びに教育等に関する諸問題の調査について     議会運営委員会      1 議会運営等に関する諸問題の調査について      1 議会の情報公開に関する調査について 第33 議第37号 水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について         ────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり         ──────────────────────────                                   午前10時2分 開議 ○議長(福田 斉君) ただいまから本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。  本日、各常任委員会及び議会運営委員会から、委員会審査報告書、閉会中継続審査・調査申出書の提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日、議会運営委員会発議の条例案1件の提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第4号をもって進めます。  以上で報告を終わります。         ────────────────────────── ◎日程第1 議第1号 旧山野線沿線交通基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第2 議第2号 水俣市健康づくり条例の制定について  日程第3 議第3号 水俣市子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第4 議第4号 水俣市企業立地条例の一部を改正する条例の制定について  日程第5 議第5号 水俣市森林経営管理基金条例の制定について  日程第6 議第6号 水俣市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について  日程第7 議第7号 水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について  日程第8 議第8号 水俣市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第9 議第9号 水俣市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第10 議第10号 水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について  日程第11 議第11号 平成31年度水俣市一般会計予算  日程第12 議第12号 平成31年度水俣市国民健康保険事業特別会計予算  日程第13 議第13号 平成31年度水俣市後期高齢者医療特別会計予算  日程第14 議第14号 平成31年度水俣市介護保険特別会計予算  日程第15 議第15号 平成31年度水俣市公共下水道事業特別会計予算  日程第16 議第16号 平成31年度水俣市病院事業会計予算  日程第17 議第17号 平成31年度水俣市水道事業会計予算  日程第18 議第24号 第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定について  日程第19 議第25号 指定管理者の指定について(水俣市ふれあいセンター)  日程第20 議第26号 指定管理者の指定について(水俣市ワークプラザ)  日程第21 議第27号 指定管理者の指定について(みなまた環境テクノセンター)  日程第22 議第28号 指定管理者の指定について(湯の鶴観光物産館)  日程第23 議第29号 指定管理者の指定について(水俣市湯の鶴温泉保健センター)  日程第24 議第30号 指定管理者の指定について(みなまた観光物産館まつぼっくり)  日程第25 議第31号 指定管理者の指定について(湯の児フィッシングパーク)  日程第26 議第32号 指定管理者の指定について(水俣市立総合体育館(南部館))  日程第27 議第33号 市道の路線認定について
     日程第28 議第35号 水俣市部設置条例の一部を改正する条例の制定について  日程第29 議第36号 工事請負契約の締結について  日程第30 陳第1号 消費税10%増税中止を求める意見書提出についての陳情について  日程第31 陳第4号 所得税法第56条の廃止を求める意見書提出を求める陳情について ○議長(福田 斉君) 日程第1、議第1号旧山野線沿線交通基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、日程第31、陳第4号所得税法第56条の廃止を求める意見書提出を求める陳情についてまで、31件を一括して議題とします。  順次委員長の報告を求めます。  初めに、総務産業委員長田口憲雄議員。   (総務産業委員長 田口憲雄君登壇) ○総務産業委員長(田口憲雄君) ただいま議題となりました案件のうち、総務産業委員会に付託されました案件について、委員会での審査の経過並びに結果について、ご報告いたします。  まず、議第1号旧山野線沿線交通基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、水俣市代替バス通学生交通費助成条例が平成31年3月31日をもって失効することから、水俣市高等学校等通学生交通用具助成要綱を制定し、新たな助成措置を実施するとともに、基金の名称を変更するため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第4号水俣市企業立地条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、水俣市産業支援サービス業等立地促進補助金の創設に伴い、本条例における雇用促進奨励金を重複して交付しないものとするため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、対象となる施設についてただしたのに対し、インターネットを使って情報処理等を行う事業者、ゲームメーカーコールセンター等の施設のほか、他社の経理部門を請け負う事業者等の施設が対象となるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第5号水俣市森林経営管理基金条例の制定について申し上げます。  本案は、森林経営管理法が平成31年4月1日から施行されることに伴い、森林経営の効率化及び森林管理の適正化の一体的な促進を図ることを目的として、水俣市森林経営管理基金を設置し、基金の管理及び運営等を円滑かつ効率的に行うため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第6号水俣市準用河川管理施設等の構造の技術的基準を定める条例の制定について申し上げます。  本案は、地方分権一括法による、河川法の改正に伴い、準用河川の管理上必要とされる技術的基準を定めるため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第7号水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、牧ノ内団地5号棟の建設による住宅の供用開始及び牧ノ内団地、丸島団地の一部住宅の除却に伴い、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第8号水俣市水道事業布設工事監督者の配置基準及び資格基準並びに水道技術管理者の資格基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、学校教育法の一部を改正する法律等の施行及び技術士法施行規則の一部を改正する省令の施行に伴う条文の整備等を図るため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第9号水俣市職員の勤務時間、休暇等に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、労働基準法の改正による時間外労働の上限規制に対応するため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第10号水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、県内他自治体の同職種の報酬額の状況を踏まえて報酬額を改定するため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、特別支援教育支援員及び外国語活動支援員の他市との報酬額の比較についてただしたのに対し、業務内容や勤務状況の違いはあるが、それらを考慮しても、低い状況であるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第11号平成31年度水俣市一般会計予算中付託分について申し上げます。  歳出の主なものとしては、第2款総務費に、市庁舎建替事業、地方バス路線維持対策事業水俣芦北広域行政事務組合負担金、第5款農林水産業費に、漁港施設維持管理費市町村営林道開設事業、中山間地域等直接支払事業、第6款商工費に、水俣川河口臨海部振興構想事業プレミアム商品券発行事業商工業資金貸付・出資事業、第7款土木費に、公共下水道事業特別会計繰出金公営住宅整備事業、牧ノ内・大迫線道路改良事業、第8款消防費に、消防に係る水俣芦北広域行政事務組合負担金、消防団活動費、消防団装備等整備事業などを計上している。  これらの財源として、第1款市税から第21款市債までの歳入をもって充当している。  このほか、債務負担行為として、複写機・プリンター複合機借上料ほか8件を計上している。  また、地方債として、過疎対策事業ほか9件を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、災害対応工程管理システム委託料の内容についてただしたのに対し、熊本県が開発し、平成31年度から導入するシステムであり、県内自治体において、災害時の対応方法や対応基準等がすぐに確認でき、周辺自治体の対応状況等も確認できるものであるとの答弁がありました。  また、住宅・建築物耐震改修等事業補助金のうち、危険ブロック塀の撤去に対する補助金について、所有しているブロック塀が危険かどうかの判断方法についてただしたのに対し、危険ブロック塀の内容については、昨年の市報でも周知を行っているが、判断ができない場合は、市担当課や建築士会に相談いただければ、簡易な診断も行うことができるとの答弁がありました。  本案については討論があり、水俣川臨海部振興構想事業に係る渚造成整備護岸工事について、水俣川河口における貴重な漁業資源を守るため、また全体事業が30億円以上の事業であり、他の予算が削減されることで、市民生活にも影響してくると考えられるため、できるだけ事業を縮小するか、もしくは埋め立てをやめてほしいとの理由で反対であるとの討論がありました。  採決の結果、賛成多数で、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第15号平成31年度水俣市公共下水道事業特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ9億8,368万9,000円を計上している。  歳出は、第1款公共下水道事業費、第2款公債費、第3款予備費を計上している。  第1款公共下水道事業費の主な事業として、梅戸分区34号雨水枝線工事公共下水道公営企業会計システム導入委託料等を計上している。  これらの財源としては、第1款分担金及び負担金から第7款市債までの歳入をもって充当している。  このほか、債務負担行為として、水洗便所等改造工事資金の融資に対する損失補償ほか1件を計上している。  また、地方債として、公共下水道事業過疎対策事業地方公営企業災害復旧事業を計上しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第17号平成31年度水俣市水道事業会計予算について申し上げます。  収益的収入に4億7,700万7,000円、収益的支出に3億6,289万9,000円、資本的収入に2億935万円、資本的支出に4億2,463万7,000円を計上している。  資本的支出の主な内容については、施設整備事業管路整備事業等の建設改良費及び企業債償還金を計上している。  資本的収入が資本的支出に対して不足する額は、損益勘定留保資金等で補てんしているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、収益的収入の営業外収益において、太陽光発電余剰電力売電収益とあるが、発電能力は何キロワットであるかただしたのに対し、発電能力は100キロワットであり、第1水源地内に平成24年3月に設置したものであるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第24号第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定について申し上げます。  本案は、第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定について、水俣市議会基本条例第7条の規定により、本案のように提案するものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、今回、これまでの環境のイメージよりも、経済優先となっているように思えるがどうかとただしたのに対し、6つの基本目標があるが、いずれも重要な目標であるとの答弁がありました。  本件については討論があり、これまで環境が前面に出ていたが、今回環境の理念が薄れているように感じることや、水俣病を過去のこととして発信するという視点であること、また今救済を求めている方たちが実際にいることに対する視点がないことから、反対との討論があり、採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  議第27号から議第31号まで、指定管理者の指定について申し上げます。  これらの議案は、みなまた環境テクノセンター、湯の鶴観光物産館、水俣市湯の鶴温泉保健センター、みなまた観光物産館まつぼっくり、湯の児フィッシングパークの指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により、本案のように提案するものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第33号市道の路線認定について申し上げます。  本案は、南九州西回り自動車道インターチェンジとして水俣市袋に建設予定であります、仮称袋インターチェンジと国道3号までを接続するため、市道袋インター線として新設するものであり、道路法第8条第2項の規定に基づき提案するものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第35号水俣市部設置条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、効率的な行政運用を目指し組織の見直しを図るため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、現在の総合政策部、総務部の2つの部を、以前と同様の総務企画部の1つに見直す理由についてただしたのに対し、第6次総合計画の策定業務が終了する予定であること、熊本地震による庁舎建て替えの業務が、実施設計の段階まで来ていることから、今後は1つの部で行政運営をすることが効率的であると考え、見直すものであるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第36号工事請負契約の締結について申し上げます。  本案は、市庁舎本館・別館解体等工事請負契約の締結について、水俣市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、本案のように提案するものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、陳第1号消費税10%増税中止を求める意見書提出についての陳情について申し上げます。  本陳情については、企業へのアンケート、国民の世論調査でも増税に反対が半分を上回っており、増税を強行して行うのは問題があるとの意見、また予算審査において、財源となっている国からの交付金等は、消費税を増税することを前提としているものもあり、増税に反対するのはおかしいとの意見が出されました。  なお、本件については討論があり、6割ほどの企業が景気が悪くなると言っており、自民党内でも中には懸念の声が出ているため、国へ意見書を提出することに賛成であるとの討論や、過去に増税が延長されたこともあり、増税がすでに決まっているということにこだわらず、現実を見て判断するべきであり、陳情に賛成との討論がありました。  採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により、不採択とすべきものと決定しました。  最後に、平成29年6月から継続審査となっておりました陳第4号所得税法第56条の廃止を求める意見書提出を求める陳情について申し上げます。  本陳情については、白色申告の事情もわかるが、青色申告制度があり、制度の公正な利用という問題もあるとの意見や、一人一人の働き分をきちんと保証するというあり方に基づく法律を作ったうえで、新たにやり方を考えるべきであるとの意見が出されました。  本件については討論があり、すでにある青色申告制度の公正な利用という問題があることから、反対であるとの討論があり、採決の結果、可否同数となり、委員長裁決により、不採択とすべきものと決定しました。  以上で総務産業委員会の審査報告を終わります。 ○議長(福田 斉君) 次に、厚生文教委員長牧下恭之議員。   (厚生文教委員長 牧下恭之君登壇) ○厚生文教委員長(牧下恭之君) 厚生文教委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、議第2号水俣市健康づくり条例の制定について申し上げます。  本案は、本市の健康づくりの基本理念を定め、市民、行政、地域コミュニティ等が協働し、市民が生涯にわたり心身ともにいきいきと健康で暮らすことができる地域社会を目指すために、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、条例制定後、施策を進めるうえで、関係部署等との連携についての考えをただしたのに対し、本案については、水俣市健康づくり推進協議会において、スポーツ振興課等の関係部署、市民、各事業者等の方々に委員として幅広く参画いただき、策定したものである。  今後は、推進協議会の中で、いきいきみなまたヘルスプラン等の計画に基づき、毎年度、各種施策等の進捗管理を行っていく予定であるが、行政だけでなく、市民、各事業者等で連携し、一体となって施策を推進していきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第3号水俣市子ども医療費の助成に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、助成対象者の年齢を引き上げるため、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第11号平成31年度水俣市一般会計予算中付託分について申し上げます。  第3款民生費に、子どものための教育・保育給付負担金、自立支援給付費、国民健康保険、介護保険、後期高齢者医療特別会計への繰出金、生活保護費、児童手当、老人福祉施設措置費、次世代育成支援施設整備事業、第4款衛生費に、市立総合医療センターへの繰出金、ごみ処理等に係る水俣芦北広域行政事務組合負担金、清掃施設管理運営費、し尿処理等に係る水俣芦北広域行政事務組合負担金子ども医療費助成事業、予防接種事業、第9款教育費に、小中学校空調設備整備事業、小中学校・給食センター・総合体育館・文化会館・図書館などの管理運営経費、公立小中学校ICT整備事業、スクールバス運行事業、各種文化・スポーツ振興事業費などを計上している。  これらの財源としては、第1款市税から第21款市債までの歳入をもって充当している。  このほか、債務負担行為として、戸籍電算システム保守委託料等を計上している。  また、地方債として、過疎対策事業等を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。
     質疑の中で、放課後健全育成事業において、前年度より720万5,000円の増額予算となっている理由についてただしたのに対し、委託料の分になるが、国の示す単価の見直しや障がいのある児童の受け入れ加算分が増えた点が大きいとの答弁がありました。  また、学童クラブの受け入れの現状と今後の傾向についてただしたのに対し、市が管理している水俣第一小、水俣第二小、袋小においても、待機児童が出てきている状況にあり、今後どういったかたちで受け入れていくかが課題であるとの答弁がありました。  公立小中学校ICT整備事業について、平成31年度は、袋小、水俣第一中、水俣第二中等の校務用パソコン及びサーバー等の更新を行う計画であるとのことだが、次年度以降の計画はあるのかとただしたのに対し、更新については、平成31年度までの計画であり、いったんは終了となるとの答弁がありました。  なお、討論の前に、本件については、委員から子ども医療費の高校生まで無料化や小中学生の学校給食費の一部補助等の施策については、市民の要望に応えるものであり、前進である一方、市の予算全体で考えれば、将来的に財政調整基金の残高がほぼゼロに近づくような状況も予測されるため、課題もあるとの意見もありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第12号平成31年度水俣市国民健康保険事業特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ41億5,342万4,000円を計上している。  歳出については、第1款総務費、第2款保険給付費、第3款国民健康保険事業費納付金、第4款共同事業拠出金、第5款保健事業費などを計上している。  これらの財源としては、第1款国民健康保険税、第4款県支出金、第6款繰入金などをもって充当している。  また、債務負担行為として、特定保健指導業務委託料を計上しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第13号平成31年度水俣市後期高齢者医療特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ4億1,303万1,000円を計上している。  歳出において、第1款総務費、第2款諸支出金を計上している。  これらの財源としては、第1款保険料、第3款繰入金などをもって充当しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定をしました。  次に、議第14号平成31年度水俣市介護保険特別会計予算について申し上げます。  予算総額は、歳入歳出それぞれ36億2,526万6,000円を計上している。  歳出については、第1款総務費、第2款保険給付費、第3款地域支援事業などを計上している。  これらの財源としては、第1款保険料、第4款国庫支出金、第5款支払基金交付金、第6款県支出金、第7款繰入金などをもって充当しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、前年度より地域密着型介護サービス給付費予算が8,847万円減額になり、施設介護サービス給付費予算が1億4,613万8,000円増額になっている理由についてただしたのに対し、まず、地域密着型介護サービス給付費については、平成30年度の決算を終えての分析予定となるが、一つは、認定者数と高齢者数の両方とも自然減により減ってきている点にある。また、新しい総合事業に移行して、今年度で2年目であるが、地域密着型のサービスを利用しないで済むように、介護予防の取り組みを重点的に行う中で、事業の対象者、参加者等も増える等、取り組みの成果が表れつつあり、減額の予算となっている。  一方、施設介護サービス給付費については、本市においては、超高齢化の流れが全国平均よりも早く進んでおり、今後も75歳以上の後期高齢者の方々が増える中、現状として、介護の重度化が進んでおり、前年度に比べ、増額予算となっているとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第16号平成31年度水俣市病院事業会計予算について申し上げます。  収益的収入に73億8,719万6,000円、収益的支出に73億7,891万7,000円、資本的収入に2億1,988万5,000円、資本的支出に7億3,163万8,000円を計上している。  収益的収入の主な内容については、入院収益、外来収益等の医業収益、他会計補助金、負担金等の医業外収益等を計上している。  収益的支出の主な内容については、職員等の給与費、薬品費等の材料費、委託料、賃借料、光熱水費等の経費や企業債利息等を計上している。  次に資本的支出の主な内容については、自動火災報知機設備等の建設工事費やセントラルモニタ等の固定資産購入費、企業債償還金及び公共債購入費等の投資を計上している。  このほか、企業債については、病院施設整備事業及び医療機械器具等整備事業それぞれの病院事業債及び過疎対策事業債を計上している。  資本的収入が資本的支出に対して不足する額は、減債積立金等で補てんしているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、病院経営について、以前よりも改善している点は、十分理解しているが、近年、多くの自治体の病院経営が大変になっている要因について、どのように考えているかとただしたのに対し、自治体病院は地域の基幹病院として、地域医療の確保のため、重要な役割を果たす一方、不採算医療も担っている。本市においても、へき地の診療所に取り組んでいるが、議案のとおり、赤字経営が続いている状況にある。今後、人口減が進んでいく中で、収入面はさらに厳しくなることが予測され、大変危惧するところであるが、今後も病院経営の改善、安定に向け、努力し取り組んでいきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、議第25号、議第26号及び議第32号の指定管理者の指定について申し上げます。  本案は、水俣市ふれあいセンター、水俣市ワークプラザ水俣市立総合体育館南部館の指定管理者の指定について、地方自治法第244条の2第6項の規定により、本案のように提案するものであるとの説明がありました。  以上3件については、特に質疑、討論もなく採決の結果、全員異議なく、原案のとおり可決すべきものと決定しました。  以上で、厚生文教委員会の審査報告を終わります。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 以上で委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長の審査報告に対する質疑に入ります。  ただいまの委員長の審査報告について質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで委員長報告に対する質疑を終わります。  これから討論に入ります。  桑原一知議員、藤本壽子議員及び野中重男議員から議第11号について、小路貴紀議員及び塩﨑達朗議員から議第24号について、髙岡朱美議員から議第24号及び陳第4号について、谷口眞次議員から陳第1号について、それぞれ討論の通告があります。  これから順次発言を許します。  初めに、藤本壽子議員。 ○(藤本壽子君) 無限21の藤本壽子です。  私は、議第11号平成31年度水俣市一般会計予算について、反対の立場で討論いたします。  予算付託中、商工費予算、事業名、水俣川河口臨海部振興構想事業の3億440万円についてですが、説明書には臨海部の公有水面埋め立てに伴う、生態系に配慮した護岸の築造を実施するとありますが、内容は高速道路から排出された土砂による、護岸部の埋め立ての工事であります。  私は、この工事には大きくは2つの点で反対であります。  1点目は一般質問でも述べましたが、八幡プールの中身が流出しないように護岸を強固にする工事には賛成ですが、埋め立てをして産業振興をするという計画には整合性がないと考えております。埋め立てられる予定地には、カタクチイワシやハゼなどの稚魚が高密度に見つかっている。貴重な底生生物、さらに何十種類もの海藻も繁茂している。この漁業資源を埋め立てることが、真の意味の産業振興になるのでしょうか。産業とは誘致企業のためだけにあるのではない。  また、反対する2点目です。水俣市は無駄遣いをしているのではないかと思う点を述べます。平成30年10月作成の平成29年度水俣市財政事情において、今後の見通しについてこのように記述しています。これまで財政健全化に向けた取り組みによる歳出削減を図ってきた。しかしながら、歳入については自主財源の核となる地方税が景気の動向などにより左右されるため、地方交付税や各種交付金といった外部的要因に依存する状況がこれからも続く見通しである。歳出においては、2020年までの退職者数が高水準で推移していく予定であり、人件費が今後も高止まりする状況。また、年々進行する高齢化などに伴う扶助費の増加に加え、熊本地震に伴う市庁舎立替事業や水俣川河口臨海部振興事業などの大型事業が複数控えていることから、公債費の金額が最も膨らむのが予想される2023年には、現在計画されている事業を実施していった場合、財政調整基金などの各種基金残高も枯渇することが予測され、財源不足が生じることが見込まれている。  今後は全ての事業について見直しを行い、急を要しない事業の先延ばしや、現状では必要性が乏しくなった事業を廃止、縮小するなど、これまで以上に歳出の削減に取り組み、財政健全化を図っていく必要があると今後の課題を述べている。ここで明らかに急を要することは何か。地震による被害のあった庁舎を建て替え、新たな災害に備えること。海辺においては、八幡プールの護岸を強固にし、災害に備えること。そのことが優先されることであり、まだ決まってもいない誘致企業のために、莫大な30億もの費用を使うことではないと私は思います。また、市民の生活に不可欠な予算にこそ使われるべきではないでしょうか。  以上、二点においてこの事業への予算には反対であります。  さらに私たち水俣市民が長い苦しみの中で目標としてきた環境モデル都市づくりの、その意味は、まだ残り続ける水銀を直視すること。市民を置き去りにしたり、自然を壊したりすることでつくりあげるべきではないと思います。真の環境モデル都市づくりのためにも、この事業の見直しを求めます。  以上、平成31年度水俣市一般会計予算に反対の立場で討論をいたしました。皆様の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 次に桑原一知議員。 ○(桑原一知君) 真志会の桑原一知です。  私は、議第11号平成31年度水俣市一般会計予算に対し、賛成の立場から討論いたします。平成31年度予算は、市税や地方交付税など収入の低迷や、社会保障関係経費の増加が見込まれるほか、公共施設やインフラ施設の老朽化への対応などにより、必要とする投資的経費の確保が容易ならざる大変厳しい財政状況下で編成されたものと推察いたします。  このような財政状況の中、第6次水俣市総合計画のスタートを切る予算として、重点施策の実現に向け、あらゆる方策を講じ、新たな未来を切り開くまちづくりや未来の投資に向けた積極果敢な予算編成に取り組まれたことは、大いに評価するものであります。この予算には髙岡市長の目指す「全ての世代に喜んでいただけるまちづくり」の実現に向けた強い決意が感じられ、編成に意を注がれた髙岡市長並びに執行部の御苦労には敬意を表するものであります。  特に、将来のまちづくりにつながる主要な施策に対して財源が重点的に配分されたことや、スポーツキッズサポーター事業での今までにない斬新なアイデアでの基金創設など、髙岡市長の思い描く水俣市の将来ビジョンの実現への着実な第一歩となることを期待するところであります。  今議会では、平成31年度事業や予算に対し、全員協議会や常任委員会、一般質問などで様々な検証を行ってまいりましたが、主な新規事業の中でも市内小中学校への空調設備の設置や小中学生の給食費の一部補助など、次世代を担う水俣の子供たちの支援と子育て世代が住みやすいまちづくりを目指すことは大変重要であると認識しております。  また、水俣インターチェンジの開通に伴い、水俣市にとっては挑戦の時だと感じています。新規事業の水俣SUPプロジェクトの磨き上げと水俣市の温泉、きれいな海、おいしい農水産物などを全国・世界にPRしていただき、また訪れたいと思っていただけるような魅力ある水俣づくりに、変革を恐れず、確かな行動と実行力で挑んでいただきたいと思います。  このほかの事業についても、「強い産業基盤づくり」「住み慣れた地域で生き生きと暮らせるまちづくり」「次代へつなぐ環境づくり」「安全で安心して暮らせる生活基盤づくり」「持続可能な行財政基盤づくり」など国や県の交付金や補助金などの関係からタイミングを逸してはならない事業もあり、適切な予算措置であると考えます。  また、反対された議員はこの議案が否決されれば安全で安心な市民生活の確保、子育て世代や子供たちの支援など、市民サービスの維持向上にも反対されることになります。市民生活のことを考えれば、業務執行全てを停止させることではなく、議案の修正案を提出するなど考えられなかったのか、極めて理解に苦しむ見解であります。  議員各位におかれましては、御賛同いただきますようお願い申し上げ、賛成討論とさせていただきます。 ○議長(福田 斉君) 次に野中重男議員。 ○(野中重男君) 日本共産党の野中重男です。  私は、議第11号に対し賛成討論をいたします。  今回の予算は水俣川河口臨海部振興構想でのチッソの負担を求めず、また市民団体からの十分な説明などの申し出があっている中での予算であること。さらに財政調整基金が、底に近づきつつある。あるいは起債が多く、将来負担が多くなるなどの課題を含んでいます。  一方で、今回の予算では18歳までの子どもの医療費の無料化やインフルエンザ予防接種では助成を18歳まで拡大し、小中学生の給食費の1,000円補助が入りました。これらは私たちも市民の根強い要望として要求してきたものであり、市民の要望が実現したものであるというふうに判断いたします。  よって、この第11号予算には賛成であります。以上です。 ○議長(福田 斉君) 次に髙岡朱美議員。 ○(髙岡朱美君) 日本共産党の髙岡朱美です。  私は議第24号第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定についてに反対の立場から討論を行います。  本計画は言うまでもなく、水俣市が今後どのような地域社会を目指すのか、そのビジョンを示す、大変重要なものです。  本市は世界に類を見ないメチル水銀公害によって、数千人の死亡者を含む数万人規模の健康被害者が発生し、また市内外で起きた差別・偏見が地域社会を崩壊のふちに追い込むという未曽有の経験をした街です。  2010年に策定された第5次総合計画では、この特殊性といまだ未解決の課題がある現実を直視し、課題解決に向けた継続的な努力、これらの経験から得た教訓を生かしたまちづくりを政策の1番目に掲げています。  そして、その具体的事業として、健康被害を訴えながら長年救済されずに苦しんでいる市民がいる現実を踏まえ、被害者や被害者団体の要望を把握し、的確に国・県に伝えること、早期解決に向けた要望活動を行うことを挙げています。  さらに、水俣湾埋立地の安全対策についても、具体策の柱の一つとして位置づけ、熊本県に対する要望活動を挙げています。  これらの課題は、新たな計画策定期間となった現在も引き続き未解決です。いまだに被害者救済を求める裁判は続いており、市長も議会答弁でそのことを認めています。また、水俣湾埋立地の安全対策は年を追うごとに重要性が増しています。  しかるに、この度策定された第6次総合計画では、水俣病問題を基軸にした環境への取り組みは基本政策の4番目に後退、未救済被害者の問題については一切言及がありません。あるのは犠牲になった命への祈りと教訓を発信する取り組みについてのみです。水俣湾の安全対策も課題にすらなっていません。  企業の利益活動や国策によって引き起こされた甚大な被害の責任を限定的にし、残りはうやむやにして蓋をしてしまう。このような前例をつくれば、同じような被害、同じような責任の取り方を、またどこかで繰り返すことになるやもしれません。  残された課題に正面から向き合い、解決に向けて最後まで真剣に取り組む姿を見せることこそが、将来を担う子供たちへの本当の意味での教訓発信、伝達であり、国際社会に対する貢献ではないでしょうか。  市長は選挙公約の中で、被害者と原因企業をつないでいく施策に取り組む、水俣病問題にしっかり対応すると述べておられます。その具体的取り組みは基本構想の中でどのように反映されているのでしょうか。救済を求めている被害者に対し、市として何の支援策も示されていない。その存在すら言及されていない。このような現実を無視した計画案を受け入れることは到底できません。  以上の理由から、私は本計画案に反対であります。ほかの議員の皆様の賛同をお願いし、討論を終わります。 ○議長(福田 斉君) 続けて陳第4号についてをお願いいたします。 ○(髙岡朱美君) 続けて、所得税法第56条の廃止を求める意見書提出の陳情に賛成の立場から討論いたします。  所得税法第56条は、事業主と生計を同じくする配偶者及び親族が事業に従事していても、対価の支払いは必要経費に算入しないことを規定したものです。同法は、戦後税制度が世帯単位課税から個人単位課税へと変更された時を同じくして、家族経営における租税回避行為を防止する目的で制定されました。つまり、税の基本的考え方に立てば通常認められる給与などの必要経費への算入を、生計を同じくする親族に対する支払いに限って部分的にしか認めないものです。  本陳情は、同法が制定当時の60年前に多く見られた家制度を前提としており、女性の社会進出が目覚ましい現代社会において、さまざまな弊害を生んでいることを訴え、廃止を求めるものです。  弊害の例として、平成16年11月2日に最高裁で判決が下された弁護士夫婦事件や平成17年7月5日の弁護士・税理士夫婦事件などがあります。これは、夫婦がそれぞれ弁護士や税理士として独立した事業者である場合の一方への報酬についても、所得税法56条を根拠に経費として認めなかったものです。  総務産業委員会の審議では、青色申告の利用が問題回避になるとの主張がありました。しかし、青色申告であっても、家族への給与を経費に算入できるのはあくまで申告上の特典という位置づけであることや、そもそも同じ労働者に対して、青色申告と白色申告で差を設けることなどは、家族労働を事業主の労働の一部とする世帯単位課税の名残です。現実に前述の裁判例に見られる問題も起きていることから、同法の廃止を求める意見は弁護士、税理士の間にも数多く見受けられます。  ある税理士は、今は適正対価の算定は可能になっており、記帳なども申告方法に関わらず義務化されている。そのため、法第56条の廃止に伴う課題については、それぞれ対処が可能であり、実務上の問題はないと言っています。  さらに、国際的にみても、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツなど先進国では、家族従業者の給料は必要経費という考え方をとっており、国連女性差別撤廃委員会は日本に対し、同法の見直しを勧告しています。  陳情提出者であります民主商工会によりますと、2019年1月現在、全国で513の自治体が同趣旨の意見書を採択しているとのことです。  本議会としても、陳情者の声に真摯に耳を傾け、国際社会、近代社会にマッチした法改正を国に求めるべきではないでしょうか。  以上の理由から、同陳情は採択されるべきものと考えます。ほかの多くの議員の皆様の賛同をお願いし討論を終わります。 ○議長(福田 斉君) 次に小路貴紀議員。 ○(小路貴紀君) 水進会の小路貴紀です。  議第24号第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定についてに賛成の立場から討論します。
     まず、第6次水俣市総合計画基本構想では政策分野ごとに6つの基本目標が掲げられております。1つ、地域に根差した強い産業基盤づくり(産業・経済)、2つ、豊かな心で未来に挑戦する人づくり(教育・文化)、3つ、住み慣れた地域でいきいきと暮らせるまちづくり(保健・医療・福祉)、4つ、次代へつなぐ環境づくり(環境)、5つ、安全で安心して暮らせる生活基盤づくり(生活基盤)、6つ、持続可能な行政基盤づくり(行政経営)。  先に開催された全員協議会において、前回総合計画と比較して環境の取り組みが1番目から4番目になっている、などの意見があったと記憶しております。そういった点も踏まえて、5つの観点で整理したいと考えます。  1つに、前回総合計画と比較して環境の取り組みが1番目から4番目になっているといった優先順位を問うかのような点についてです。そもそも、6つの基本目標に取り組みや成果をあげるべく優先順位が定められているとは通常考えにくいといえます。仮に優先順位があるとするならば、まず産業・経済の政策に着手して、その実績・成果をあげてから次の教育・文化の政策に着手することになります。こうなれば、行政経営は最後になるわけです。単純に考えても、行財政を抜きにしてあらゆる政策を進めることは不可能です。環境を優先しさえすれば、保健・医療・福祉の施策は二の次でも構わないということでしょうか。市民の命を守るための防災や減災の施策は環境よりも後回しでよいということでしょうか。そうではなく、政策分野ごとの6つの基本目標は全てが重要であり、中長期的にそれぞれの分野に関して平行して施策の取り組みが進められると認識すべきであり、優先順位が示されているものではないと考えるのが自然です。  2つに、環境の取り組みが後退しているのかという点についてです。まず、何をもって後退しているかという定義については理解に苦しみますけども、環境の基本目標に関して詳細は割愛しますが、5つの具体的施策が示されております。本市におけるこれまでの環境モデル都市の取り組みは、国内外から高く評価されるものと考えます。しかし、いつまでも環境モデル都市と声を高らかに発信しさえすればよいというわけにはいかなくなっているのが国際的な動きです。  2015年9月の国連サミットで採択されたSDGsに関して、日本政府は2016年5月に安倍総理を本部長として全ての国務大臣がメンバーとなり第1回会合が開催されております。先の一般質問で谷口明弘議員が取り上げられましたが、SDGsの掲げる目標は国際社会全体の持続可能な開発目標として、環境、経済、社会をめぐる広範な課題に総合的に取り組むものとされております。もはや、環境だけ経済だけといった概念はなく、人類がこの地球上で生活を営んでいく上であらゆる関連性をこのSDGsという一言で表されているわけです。  本市は2008年に環境モデル都市に選定されておりますが、環境モデル都市に選定された他市の取り組みを調べてみました。2008年に本市を含め13都市が環境モデル都市に選定され、2013年にかけて合計23都市が選定されております。環境モデル都市からさらに厳選される環境未来都市には23都市のうち4都市が認定されておりますが、本市は含まれておりません。2018年には政府が29都市をSDGs未来都市として選定しましたが、環境モデル都市23都市から選定されたのは9都市。さらにSDGs未来都市29都市から特に先導的な取り組みである10事業を自治体SDGsモデル事業として選定しましたが、環境モデル都市23都市から選定されたのは6都市。国庫補助金交付は2,000万円から4,000万円の範囲で決定しております。この6都市の中にはエコタウンの取り組みなどで連携している北九州市と、本市よりも5年後に環境モデル都市に選定された小国町が選定されており、本市は先を越されているのが実情です。本市における環境モデル都市の取り組みが否定されるものではありませんが、あえて本市と同時期に環境モデル都市に選定された他市の取り組みと比較すれば、2008年の選定から2018年までの10年間こそが停滞していたと言えなくもありません。  今回の総合計画においては、これまでの環境モデル都市の取り組みをさらに発展させ、2020年度に国のSDGs未来都市へ選定されるよう目指すことを盛り込んでいることからすれば、環境の取り組みが決して後退するものではなく、むしろ一歩も二歩も前進させようとすることが明らかです。もしかするとそう遠くない時期に、環境モデル都市という物差しだけでは国内外では通用しなくなるかもしれません。そういうことに備える意味でも、SDGsという馴染みにくい言葉ではありますが、市民の皆様と共有していくことが必要になってくると考えます。補足ですが、生協くまもと様においてはSDGsの取り組みをスタートされております。  3つに、総合計画を否定してないものにすることで、本市への影響は発生しないかという点についてです。私は今議会の一般質問で取り上げました。総合計画は市の総合的かつ計画的な行政運営の指針を示すものであり、まちづくりの長期的な展望を市民と共有するために必要な計画であること。そして、地方創生の取り組みの前提となる水俣市まち・ひと・しごと創生総合戦略についても、総合計画を基礎としており、負担金・補助金・交付金などの財政面においても国や県などの支援を受ける際の根拠になるものです。  本市の財政が潤沢とはいえない状況で、国や県などの財政面の支援を否定すれば、本市の事業は成り立たないのは周知の事実です。自主財源だけでどれだけの市民サービスが提供できるのでしょうか。市民は安心・安全・幸せを感じることができるのでしょうか。医療や福祉、市民の命を守る防災や減災、本市の将来を担う人材育成は必要ないのでしょうか。平成31年度一般会計予算には、既に総合計画に連動した子ども・子育て世代への支援策など多くの事業が盛り込まれております。それらの関連性に矛盾が生じてはいけないと思いますし、総合計画の必要性を否定することで、国や県などの財政面の支援が得られなくなることは本市にとって有益ではなく、最も被害を受けて不幸になるのは市民の方々です。議会の判断で市民生活が脅かされることは許されないと考えます。  4つに、総合計画を通じて市民及び職員、行政とともに議会が一緒に歩んでいく姿勢が示せるかという点についてです。第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画における策定過程は、平成30年4月から平成31年3月まで1年を要しております。庁内では庁議を4回開催して延べ40人、策定委員会も4回開催して延べ88人、作業部会においては病院事業職員を含め約700人のうち、6つの部会を構成して延べ約150人の職員が携わっております。専門の策定審議会にも延べ58人、市民ワークショップには高校生も含めて延べ122人が参画していただいておりますが、こういった実情を反対の意を持たれる議員はご存知だったのでしょうか。そして、市議会に対しては全員協議会で3回の説明を受けております。職員の皆さんは自らの業務遂行をもとに本市のあるべき姿を描く中で具体的な目標値を設定されております。環境の取り組みを重要視したいとする思いはあるかもしれませんが、木を見て森を見ずの判断で、これだけ多くの市民や職員、有識者の労力を無にしてしまっては議会の信用は大きく失墜してしまいます。行政施策において、市民ワークショップという形で市民の参画を得る機会は今後ますます重要になってくると思われます。そういった中、議会が全体を見通せない判断を下すことになれば、市民や職員の方々からそっぽを向かれ市民参画の意識が減退する要因を議会が作り出してしまうことになりかねません。議会が市民や職員、行政と課題を共有し、一緒に取り組んでいくことを放棄し、議会優先・優位という悪しき印象を植えつけてしまいかねないか大いに危惧する次第です。  最後5つに、議員の役割と責任において行政へのチェック機能を果たしているかという点です。今議会で総合計画に関する一般質問を行ったのは、谷口明弘議員と私の二人でした。一般質問をするしないはそれぞれ議員の自由でしょうし、どういった項目を取り上げるかも自由でしょう。ただ疑問に思うことなどは、積極的に一般質問の場を活用して建設的に意見を交わしてもいいのではないでしょうか。解決するか否かは別として、執行部の本意を確認したり、問題提起をすることは可能です。結局は昨年9月議会における文化会館改修の工事請負契約と同様に、議案質疑や一般質問での建設的なやりとりをされないまま、常任委員会での審議だけで総合計画を反対とする結論へ至ることに疑問を抱きます。議員としての役割と責任において、十分なチェック機能を果たしていると自信を持って市民に説明し得ると思われておられるのかお尋ねしたいところであります。  以上のように、第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の重要性と必要性に疑いの余地はありません。市民生活への影響を及ぼしてはならないこと、そして何よりも大事なのは、議会に対する市民や職員の方々からの信用と信頼を損なってはならないことです。多岐にわたる政策分野や施策の中から、環境の側面だけを切り抜いて判断し、結果的に総合計画の全てを否定することになれば、本市並びに市民の皆様へ及ぼす影響ははかり知れません。超高齢社会が進む現状において、若い世代に本市の将来を託す意味でも、総合計画こそが全会一致で可決されることが極めて重要であると考えます。  議員の皆様方におかれましては、良識ある判断を切にお願い申し上げまして、賛成討論といたします。 ○議長(福田 斉君) 次に塩﨑達朗議員。 ○(塩﨑達朗君) 真志会の塩﨑達朗です。  私は、議第24号水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画について賛成の立場で討論いたします。  この第6次水俣市総合計画においては、平成30年6月より市民ワークショップ、策定審議会、市議会、パブリックコメント、庁内組織での検討が重ねられてきました。目指す将来像として、平成29年1月に市内11,891世帯を対象にアンケート調査が行われています。その中で4,222世帯(回収率36%)の回答があっています。その結果7割の方が「好き、住み続けたい」、半数以上の方が「おおむね満足」と答えられた反面、別の質問では7割の方が「活気がない、雇用が少ない」、6割の方が「経済は下向き」と回答されたといいます。一方、満足度が高かったのは自然・環境・医療・保健の分野だったそうです。  市民ワークショップは平成30年6月から8月の2カ月間に4回を開催し、参加者数122名でした。このワークショップの中であなたが目指す10年後の水俣というのを出していただいた時、20から70代までの28人から出されたのが、「活気」「住みたい・住んでいたい」「環境」と続いております。環境を軽視しているというより、今や環境に配慮した生活やまちづくりは市民にとって当たり前のことになっているのだと思います。こういったことに鑑みて、子どもから高齢者まで全ての世代が水俣に暮らす喜び(幸せ)を感じられるまちを目指す思いでつけられたキャッチフレーズが「みんなが幸せを感じ、笑顔あふれる元気なまち、水俣」であって、市民の皆さんの意見・考えが後押ししたキャッチコピーであると思います。また、豊かな環境があって、市民の生命と健康が守られていなければ、幸せを感じることも笑顔になることもないし、元気なまちとは言えないのではないでしょうか。環境配慮のまちづくりの理念が消えてしまうことはあり得ないことだと思います。  基本目標のところで、環境の記載順は環境軽視ではないかと言われていましたが、執行部の答弁にあったように、基本的な考え方として、今回掲げた産業・経済、教育・文化、保健・医療・福祉、環境、生活基盤、行政経営の6本の柱は全てが重要項目であり、記載された順番で優劣がつくものではないと私も思います。  以上のことから、環境が軽視されているとは考えられませんので、議第24号については議案どおり可決すべきであります。議員の皆様のご賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 次に谷口眞次議員。 ○(谷口眞次君) 無限21の谷口眞次でございます。最後の討論になりますけども、よろしくお願いします。  陳第1号消費税10%増税中止を求める意見書提出についての陳情について、賛成の立場で討論いたします。  陳情の提案者からこのような話がありました。ある子育て世代の主婦は「消費税が10%になると今でさえ食費を削り削っているのに、育ち盛りの子どもたちにどう食べさせてやればいいのか。」、また中高年の女性は「衣類などほとんど買っていない。昔のもので間に合わせている。これ以上の増税はやめてほしい。」と、市民からの悲鳴が上がっているとのことでした。  今年10月から全世帯型社会保障の実現に向けた財源確保などを理由に増税が実施されようとしています。この社会保障の実現については、私も十分理解をいたしますが、2014年の増税の際も、社会保障の充実を目標に引き上げられてきたものの、充実どころか年金は下がり、医療や介護の負担は増え、生活保護費まで引き下げられるなど、社会保障がよくなったとは決していえないのが実態であります。  東京商工リサーチが、8,298社に対する消費増税に関するアンケート調査結果を発表しています。アンケート結果によりますと、増税を延期・中止すべきが49.5%、半数近くを占めています。そして、景気が悪くなると懸念する企業は57.8%と60%近くになっています。  そもそも消費税は所得の少ない人ほど負担が重く、貧困と格差を拡大する根本的な欠陥を持つ税制です。増税されるたびに消費税の滞納額が増え、国税滞納額に占める消費税の割合が高くなっているのはその証拠であります。  社会保障や国の財源が不足するから消費税を増税するといっていますが、財源が不足する原因は、所得税の最高税率と法人税率の引き下げや、研究開発減税や大企業優遇税制、防衛費の増額等にあります。税金の集め方、そして使い方を改め、大企業や富裕層を優遇する不公平税制などを正せば、消費税に代わる財源を生み出すことが必ずできるはずであります。  政府はいただいた増税分は全て還元するといっています。いわゆる増税対策費のことでしょう。景気の悪化を認めているようなもので、返すくらいなら初めから増税は中止すべきであります。  また、日本商工会議所や日本チェーンストア協会なども軽減税率導入などに反対をしています。混乱を拡大する複数税率やポイント還元、4年後のインボイス制度の導入など、中小企業や小規模事業者にとっても死活問題であり、反対する声が広がっています。  10月の消費増税が私たちの暮らしや地域経済を直撃することになり、再び増税不況が起きるのは必至であります。  水俣市民からのこの切実な陳情は、市民生活や地域経済、あるいは自治体財政の安定のためにも、議会として重く受け止め、国への増税反対の意見書を提出すべきであると考えます。  反対の討論もないようでありますので、議員各位のご理解をよろしくお願いを申し上げまして、陳第1号についての賛成討論といたします。 ○議長(福田 斉君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第1号旧山野線沿線交通基金の設置、管理及び処分に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、議第10号水俣市特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定についてまで、10件を一括して採決します。  本10件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本10件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本10件は、いずれも委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第11号平成31年度水俣市一般会計予算についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は、委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立多数であります。  したがって本件は、委員長報告のとおり可決することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第12号平成31年度水俣市国民健康保険事業特別会計予算から、議第17号平成31年度水俣市水道事業会計予算まで、6件を一括して採決します。  本6件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本6件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本6件は、いずれも委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第24号第6次水俣市総合計画基本構想及び第1期基本計画の策定についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は可決であります。本件は、委員長報告のとおり決定することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立多数であります。  したがって本件は、委員長報告のとおり可決することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第25号指定管理者の指定についてから、議第36号工事請負契約の締結についてまで、11件を一括して採決します。  本11件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本11件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本11件は、いずれも委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、陳第1号消費税10%増税中止を求める意見書提出についての陳情についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって陳情本件についてお諮りします。  本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立少数であります。  したがって本件は、不採択とすることに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、陳第4号所得税法第56条の廃止を求める意見書提出を求める陳情についてを採決します。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって陳情本件についてお諮りします。  本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。   (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立少数であります。  したがって本件は、不採択とすることに決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第32 委員会の閉会中の継続審査並びに調査について        総務産業委員会         1 陳第1号 最低賃金の大幅引き上げと全国一律制度及び、開かれた最低賃金審議会のあり方を求める陳情について         1 一般行財政並びに経済観光、農林水産、都市計画、上下水道等に関する諸問題の調査について        厚生文教委員会         1 環境、福祉、総合医療センター並びに教育等に関する諸問題の調査について        議会運営委員会         1 議会運営等に関する諸問題の調査について         1 議会の情報公開に関する調査について
    ○議長(福田 斉君) 日程第32、委員会の閉会中の継続審査並びに調査についてを議題とします。  各常任委員会及び議会運営委員会から、目下委員会において審査中の事件並びに所管事務の調査について、閉会中の継続審査・調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員会及び議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査並びに調査に付することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがってそのように決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第33 議第37号 水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について ○議長(福田 斉君) 日程第33、議第37号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを議題とします。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 提案理由の説明を求めます。  議会運営委員長野中重男議員。   (議会運営委員長 野中重男君登壇) ○議会運営委員長(野中重男君) 議第37号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定について提案理由の御説明を申し上げます。  本案は、水俣市部設置条例の一部改正に伴い、常任委員会の所管事項を変更する必要があるため、本案のように制定するものであります。  以上、提案理由の御説明を申し上げましたが、全会一致の御賛同をいただきますようよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入ります。  ただいま議会運営委員長から提案理由の説明がありました本件について、質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。  お諮りします。  ただいま質疑を終わりました本件は、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、委員会の付託を省略することに決定しました。  これから討論に入ります。  本件について討論はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第37号水俣市議会委員会条例の一部を改正する条例の制定についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、原案のとおり可決しました。         ────────────────────────── ◎退職議員並びに市長のあいさつ ○議長(福田 斉君) ここで、任期満了に伴い、発言を求める議員があります。  この際、順次発言を許したいと思います。  初めに、野中重男議員に許します。   (野中重男君登壇) ○(野中重男君) みなさんこんにちは。野中重男です。  今日はこのような機会を与えていただきまして、心から感謝申し上げます。  この20年間を振り返りまして、私は市民の皆さんのお役に立てただろうか。水俣の将来を見据えた仕事ができただろうか。様々なことを考えます。そして、できることは力を尽くしてきたつもりでも、胸を張れるかっていったら、ちゅうちょするところもあります。この20年間の議員活動で学んだことは数えきれません。歴代の市長や議員の皆さんには、政治に携わる者としての観点や姿勢を学びました。また、議会事務局を初め、職員の皆さんには、それぞれの制度を基礎から教えていただき、水俣市政が積み上げてきた英知、その意義や到達点、これからの課題も学びました。それらの中から自分自身の考えもまとめて、改善すべきものを考える機会も作っていただきました。市役所の職員の皆さんの一つ一つの仕事があるから水俣市は維持され、市民の生活は守られ、成り立っていることに気づくことも多々ありました。無礼なことも多々申し上げたと思いますけれども、同じ空間をご一緒していただいた皆さんに心から感謝を申し上げたいと思います。  20世紀は民族独立の世紀だったというふうにいわれます。21世紀は環境の世紀だと私は思います。これを抜きにして地球の未来はないと思うからです。トヨタ自動車がガソリンとバッテリーを併用して動く自動車を売り出したころ、トヨタの幹部役員は環境への姿勢こそ、これからの産業や社会で大切になるキーワードだと述べました。そして、プリウスを発売し、国民から爆発的な支持を得ました。今この環境を全てにおいて基礎的理念におく、この視点なくして未来は語れないのではないでしょうか。この視点は全てにおいて共通すると思います。全国のそれぞれの自治体には特徴があります。日本中と世界が水俣に注目していることは何でしょうか。それは公害を経験したまちがどのように再生しようとしているか。また再生するために努力しているかではないでしょうか。人類のあるいは先進的普遍的価値に立脚して市政が進むことを心から願いたいと思います。  最後になりますが、議員の皆さんや執行部の皆さん、議会事務局や職員の皆さんの今後のご健勝とご活躍を祈念申し上げまして、挨拶といたします。どうもありがとうございました。(拍手) ○議長(福田 斉君) 次に谷口眞次議員。   (谷口眞次君登壇) ○(谷口眞次君) みなさんこんにちは。  議長のお許しをいただきましたので、今期をもって議員を引退するに当たり、一言お礼のご挨拶を申し上げます。  私は平成14年2月、補欠選挙で初当選をさせていただき、17年の歳月が流れました。これもひとえに御支援いただきました市民の皆様方、そして会派の同僚議員を初め、全ての議員の皆様方のおかげだと思っております。また、歴代市長を初め、執行部の皆様方には御指導、御鞭撻を賜り、本当にありがとうございました。この場をお借りしまして、厚く御礼を申し上げます。  17年間の活動の中で、様々な思い出や出来事がございました。私は思い出に残る一番の出来事は、何といっても平成16年3月に突然持ち上がった産廃処分場問題であります。水俣の命と水を守る市民の会が結成されまして、今は亡き坂本ミサ子会長のもと、同僚議員とともに市内全域を説明会や広報活動、そして計画中止の要望活動などに邁進した4年間でありました。市としても平成18年、当時の宮本市長を先頭に産廃対策室が設置され、市内56団体と行政が一丸となって、様々な運動を展開し、平成20年6月、奇跡ともいえるような短期間で処分場計画撤回となりました。行政と水俣市民の底知れないパワーを感じた出来事でありました。やはりこのパワーの源は、環境という基本理念が常に市民の心の中にあったからこそ、できた快挙じゃなかったでしょうか。今後も水俣の豊かな自然環境が守られ素晴らしい環境の生活ができるように願っておるところでございます。  さて今年はいよいよ新しい時代の幕開けの年、市制70周年の節目の年でもございます。今回また立候補されます議員の皆様には、ぜひまたこの議場に帰っていただき、市勢発展のために飛躍の年となりますよう、頑張っていただきたいと思います。私も一市民として、今後の市勢発展を見守っていきたいと思います。  最後に全ての職員の皆様方には、市民の様々な要望に、親身にそして迅速に対応していただきました。心から感謝を申し上げますとともに、今後の御活躍と御健勝を心から祈念を申し上げまして、お礼の言葉とさせていただきます。  17年間本当にありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。(拍手) ○議長(福田 斉君) 次に、私も発言をお許しいただきたいと思います。   (福田 斉君登壇)  一言御挨拶申し上げます。議会最終日、貴重な御時間をいただきありがとうございます。  今を去ること16年前、市民の皆様の付託を受けまして、水俣市議会の末席に座る栄をいただきました。しかしながら、その感激に浸る間もなく、あの土石流災害という水俣市にとりまして、未曽有の大災害が発生いたしました。急行した災害現場の惨状を見て、あるいは災害対策に当たる関係者の方々を前にし、議員として早急に何をやるべきか答えが出せず、ただただ情けなくなった自分を16年たった今でも忘れることができません。  やがて、平成の世が終わります。平成最後の市議会ということで、感慨深いものがございます。過去の先輩議員あるいは同僚議員とともに、行政職員の皆さんを交え、市の発展を旗印に今まで汗を流せてこれたことを誇りに思います。思えばこれまで自分の羅針盤として「まっぽし」を念頭に、議員活動一筋に歩んでまいりました。思うがままの融通の利きにくい、いつまでも新人議員程度でしかありませんでした、私ごときが議員を全うできたということで、少しはハードルも下がり、水俣の後に続く若者が議員にトライしやすい環境づくりに寄与できたと自負いたしております。  余談になりますが、任期中は競り舟市議会チームでずっとはな漕ぎを務めさせていただきましたことは、末代までの我が家の誇りにしたいと思います。  これからは66歳、待ってました議員退職。第三の人生に向かって生涯現役の精神で、市の行く末を一市民として関心を持ちながら、温かく見守っていきたいと思います。  結びになりますが、議員各位の奮闘による議会の益々の活性化と、あわせて髙岡船長率いる水俣丸が前途洋々たる航海であれとエールを送りながら、私の挨拶といたします。ありがとうございました。(拍手) ○議長(福田 斉君) 髙岡市長。   (市長 髙岡利治君登壇) ○市長(髙岡利治君) ただ今、議長から発言をお許しいただきましたので、市議会本会議の場ではございますが、議員の皆様に対しまして、一言御礼の挨拶を申し上げます。  まずは、今議会におきまして、市政運営の基本となる第6次水俣市総合計画を初め、多数の議案について、慎重審議を尽くしていただきましたことに対し、感謝を申し上げます。  皆様方から種々賜りました御意見については、真摯に受け止めますとともに、今後の市政運営の中で、活かしてまいりたいと思います。  御勇退される方々から御挨拶がありました通り、幾多の功績を残された皆様の任期も、満了まで、あと1月余りを残すのみとなりました。  顧みれば、今任期中、熊本地震発生し、熊本県下全体が激動の時期でありました。  この未曽有の大災害の中、行政執行部と市議会が『チーム水俣』として一体となって、市民の皆様の安全な生活の確保に全力を尽くすとともに、この県南の地から熊本県を支えてきたと、思っております。  水俣市新庁舎建設の実現は、国や関係各位の御支援とともに、この『チーム水俣』の底力の結果であると認識しております。  この4年間というのは、これまでも諸先輩方が積み重ねてこられた歴史の中で、今後の水俣市の礎となる重要な4年間でありました。  ここに、市勢発展に向けた皆様のたゆみない御努力に対し、謹んで敬意と感謝を申し上げたいと思います。  今期で勇退される議員の皆様方におかれましては、どうぞ、御勇退後も、ふるさと水俣の発展のため、御指導賜りますようお願い申し上げます。  また、それぞれの志のもと、引き続き立候補される議員の皆様におかれましては、強い信念と志を持って、再び市民の皆様の信任を得て、この議場でお目にかかることを、お待ち申し上げたいと思います。  結びに当たり、これまでの御厚情に対しまして、深く感謝申し上げますとともに、くれぐれも健康に留意の上、御自愛くださいますよう祈念申し上げまして、御礼の御挨拶とさせていただきます。  ありがとうございました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 以上で本日の日程は全部終わり、今期定例会の全日程を終了しました。  これで平成31年第1回水俣市議会定例会を閉会します。                                   午前11時39分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                        水俣市議会 議長  福 田   斉                            署名議員  田 口 憲 雄
                               署名議員  藤 本 壽 子...