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平成30年12月第4回定例会(第1号11月30日)

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  1. 水俣市議会 2018-11-30
    平成30年12月第4回定例会(第1号11月30日)


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    最終取得日: 2023-01-01
    平成30年12月第4回定例会(第1号11月30日)          平成30年12月第4回水俣市議会定例会会議録(第1号) 1、平成30年11月30日水俣市長第4回水俣市議会定例会を招集する。 1、平成30年11月30日午前10時00分水俣市議会議長第4回水俣市議会定例会の開会を宣告する。 1、平成30年12月20日午後0時3分水俣市議会議長第4回水俣市議会定例会の閉会を宣告する。         ────────────────────────── 平成30年11月30日(金曜日)                  午前10時00分 開会                  午前10時42分 散会  (出席議員) 16人 小 路 貴 紀 君  桑 原 一 知 君  塩 﨑 達 朗 君 谷 口 明 弘 君  田 口 憲 雄 君  岩 村 龍 男 君 髙 岡 朱 美 君  田 中   睦 君  牧 下 恭 之 君 松 本 和 幸 君  福 田   斉 君  藤 本 壽 子 君 中 村 幸 治 君  岩 阪 雅 文 君  谷 口 眞 次 君 野 中 重 男 君  (欠席議員) なし  (職務のため出席した事務局職員) 5人
    事 務 局 長 (岩 下 一 弘 君)  次     長 (岡 本 広 志 君) 次     長 (松 尾 裕 二 君)  参     事 (前 垣 由 紀 君) 参     事 (上 田   純 君)  (説明のため出席した者) 14人 市     長 (髙 岡 利 治 君)  副  市  長 (小 林 信 也 君) 総合政策部長  (帆 足 朋 和 君)  総 務 部 長 (関   洋 一 君) 福祉環境部長  (深 江 浩一郎 君)  産業建設部長  (城 山 浩 和 君) 教  育  長 (小 島 泰 治 君)  総合政策部次長 (本 田 聖 治 君) 総務部次長   (坂 本 禎 一 君)  産業建設部次長 (田 中 真 也 君) 水 道 局 長 (岩 井 昭 洋 君)  総合医療センター事務部次長                              (松 木 幸 蔵 君) 総合政策部政策推進課長         (設 楽   聡 君)  総務部財政課長 (梅 下 俊 克 君)         ────────────────────────── 〇議事日程 第1号       平成30年11月30日 午前10時開議 第1 会議録署名議員の指名について 第2 会期の決定について 第3 議第91号 専決処分報告及び承認について          専第13号 平成30年度水俣一般会計補正予算(第5号) 第4 議第92号 水俣特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条         例の制定について 第5 議第93号 平成30年度水俣一般会計補正予算(第6号) 第6 議第94号 平成30年度水俣国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号) 第7 議第95号 平成30年度水俣介護保険特別会計補正予算(第3号) 第8 議第96号 平成30年度水俣公共下水道事業特別会計補正予算(第3号) 第9 議第97号 平成30年度水俣水道事業会計補正予算(第2号) 第10 議第98号 平成30年度水俣病院事業会計補正予算(第2号) 第11 議第82号 平成29年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について 第12 議第83号 平成29年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について 第13 議第85号 平成29年度水俣一般会計決算認定について 第14 議第86号 平成29年度水俣国民健康保険事業特別会計決算認定について 第15 議第87号 平成29年度水俣後期高齢者医療特別会計決算認定について 第16 議第88号 平成29年度水俣介護保険特別会計決算認定について 第17 議第89号 平成29年度水俣公共下水道事業特別会計決算認定について         ────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件  議事日程のとおり         ────────────────────────── ◎開会                            午前10時0分 開会 ○議長福田 斉君) ただいまから平成30年第4回水俣市議会定例会を開会します。         ────────────────────────── ○議長福田 斉君) これから本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長福田 斉君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。  総務産業厚生文教の各常任委員会及び一般会計決算特別委員会から、閉会中の継続審査となっていた平成29年度の一般会計特別会計及び企業会計に関する決算7件について、それぞれ委員会審査報告書が提出されましたので議席に配付しておきました。  次に、監査委員から、平成30年8月分、9月分の一般会計特別会計等及び公営企業会計例月現金出納検査の結果報告があり、事務局に備えつけてありますから御閲覧願います。  次に、今期定例会地方自治法第121条の規定により、髙岡市長、小林副市長、帆足総合政策部長関総務部長深江福祉環境部長城山産業建設部長本田総合政策部次長坂本総務部次長田中産業建設部次長設楽政策推進課長梅下財政課長小島教育長松木総合医療センター事務部次長岩井水道局長、以上の出席を要求しました。  次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第1号をもって進めます。  以上で報告を終わります。         ────────────────────────── ◎日程第1 会議録署名議員の指名について ○議長福田 斉君) 日程第1、会議録署名議員の指名を行います。  会議録署名議員は、会議規則第88条の規定により、議長において谷口明弘議員中村幸治議員を指名します。         ────────────────────────── ◎日程第2 会期の決定について ○議長福田 斉君) 日程第2、会期の決定を議題とします。         ──────────────────────────          平成30年12月第4回定例会(11月30日招集)会期日程表                        (会期 11月30日から12月20日まで21日間) ┌──┬────┬─┬──────┬───┬─────────────────────────┐ │日次│月日  │曜│ 開議時刻 │会議 │議事内容                     │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │1 │11月30日│金│ 午前10時 │会議│開会 会議録署名議員の指名            │ │  │    │ │      │   │会期の決定 議案上程 提案理由説明        │ │  │    │ │      │   │29年度一般・特別・企業会計決算委員長報告    │ │  │    │ │      │   │質疑 討論 採決                 │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │2 │12月1日│土│      │休会 │市の休日(土曜日)                │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │3 │  2日│日│      │   │市の休日(日曜日)                │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │4 │  3日│月│      │   │議案調査                     │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │5 │  4日│火│      │   │議案調査一般質問通告正午まで)         │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │6 │  5日│水│      │   │議案調査                     │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │7 │  6日│木│      │   │議案調査                     │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │8 │  7日│金│      │   │議案調査                     │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │9 │  8日│土│      │   │市の休日(土曜日)                │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │10 │  9日│日│      │   │市の休日(日曜日)                │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │11 │  10日│月│      │   │議案調査                     │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │12 │  11日│火│午前9時30分│本会議│一般質問質疑通告正午まで)           │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │13 │  12日│水│午前9時30分│本会議│一般質問                     │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │14 │  13日│木│午前9時30分│本会議│一般質問                     │ │  │    │ │      │   │議案質疑 委員会付託               │
    ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │15 │  14日│金│ ──── │委員会│委員会                      │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │16 │  15日│土│      │休会 │市の休日(土曜日)                │ ├──┼────┼─┤      │   ├─────────────────────────┤ │17 │  16日│日│      │   │市の休日(日曜日)                │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │18 │  17日│月│ ──── │委員会│委員会                      │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │19 │  18日│火│      │休会 │議事整理日                    │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │20 │  19日│水│      │休会 │議事整理日                    │ ├──┼────┼─┼──────┼───┼─────────────────────────┤ │21 │  20日│木│ 午前10時 │会議│委員長報告 委員長報告に対する質疑        │ │  │    │ │      │   │討論 採決 閉会                 │ └──┴────┴─┴──────┴───┴─────────────────────────┘         ────────────────────────── ○議長福田 斉君) お諮りします。  今期定例会会期は、本日から12月20日までの21日間としたいと思います。  これに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって会期は、21日間と決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第3 議第91号 専決処分報告及び承認について             専第13号 平成30年度水俣一般会計補正予算(第5号)  日程第4 議第92号 水俣特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について  日程第5 議第93号 平成30年度水俣一般会計補正予算(第6号)  日程第6 議第94号 平成30年度水俣国民健康保険事業特別会計補正予算(第2号)  日程第7 議第95号 平成30年度水俣介護保険特別会計補正予算(第3号)  日程第8 議第96号 平成30年度水俣公共下水道事業特別会計補正予算(第3号)  日程第9 議第97号 平成30年度水俣水道事業会計補正予算(第2号)  日程第10 議第98号 平成30年度水俣病院事業会計補正予算(第2号) ○議長福田 斉君) 日程第3、議第91号専決処分報告及び承認についてから、日程第10、議第98号平成30年度水俣病院事業会計補正予算第2号まで、8件を一括して議題とします。          ────────────────────────── ○議長福田 斉君) 提案理由説明を求めます。  髙岡市長。   (市長 髙岡利治君登壇) ○市長(髙岡利治君) 本定例市議会に提案いたしました議案につきまして、順次提案理由を御説明申し上げます。  まず、議第91号専決処分報告及び承認について、専第13号平成30年度水俣一般会計補正予算第5号について申し上げます。  本案は、平成30年9月30日の台風24号等に係る災害復旧等予算措置に急施を要しましたので、専決処分を行ったものであります。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ782万5,000円を増額し、補正後の予算総額歳入歳出それぞれ159億8,838万3,000円とするものであります。  補正内容といたしましては、第10款災害復旧費公共土木施設災害復旧費などを計上いたしております。  その財源といたしましては、第17款繰入金、第19款諸収入をもって調整いたしております。  次に、議第92号水俣特別職の職員で非常勤のものの報酬及び費用弁償条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、婦人相談員への国の補助基準が改正され、一定の研修を修了した相談員に対する基準が新設されたことに伴い、基準に基づいた婦人相談員の報酬及び同様の相談業務を行う家庭相談員報酬額を新設するため、本案のように制定しようとするものであります。  次に、議第93号平成30年度水俣一般会計補正予算第6号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1億4,444万5,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ161億3,282万8,000円とするものであります。  補正の主な内容といたしましては、第2款総務費に、市庁舎建替事業、第3款民生費に、保育対策総合支援事業、第5款農林水産業費に、林業・木材産業生産性強化対策事業、第7款 土木費に、特殊地下壕対策事業、第9款教育費に、小学校運動部活動社会体育移行関係経費などを計上いたしております。  なお、財源といたしましては、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第17款繰入金、第19款諸収入、第20款市債をもって調整いたしております。  このほか、繰越明許費補正として、袋インター関連道路改良事業ほか8件の追加を計上いたしております。  債務負担行為補正として、スクールバス運転手派遣手数料ほか22件の追加を計上いたしております。  地方債補正として、災害復旧事業ほか3件の限度額の変更を計上いたしております。  次に、議第94号平成30年度水俣国民健康保険事業特別会計補正予算第2号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ5,407万6,000円を増額し、補正後の予算総額歳入歳出それぞれ38億8,795万8,000円とするものであります。  補正内容といたしましては、第2款保険給付費一般保険者高額療養費及び退職被保険者等高額療養費を計上いたしております。  これらの財源といたしましては、第4款県支出金をもって調整いたしております。  次に、議第95号平成30年度水俣介護保険特別会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ42万5,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ36億1,393万5,000円とするものであります。  補正の主な内容といたしましては、第1款総務費において、介護保険指定事業者等管理システム導入委託料などを計上いたしております。  これらの財源といたしましては、第6款繰入金をもって調整いたしております。  このほか、債務負担行為として、介護保険指定事業者等管理システム使用料を計上いたしております。  次に、議第96号平成30年度水俣公共下水道事業特別会計補正予算第3号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ531万円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ10億7,038万4,000円とするものであります。  補正の主な内容といたしましては、第1款公共下水道事業費において、公課費を計上いたしております。  これらの財源といたしましては、第4款繰入金をもって調整いたしております。  このほか、債務負担行為補正として、公共下水道事業企業会計システム導入委託の追加を計上いたしております。  次に、議第97号平成30年度水俣水道事業会計補正予算第2号について申し上げます。  今回の補正は、平成30年度水俣水道事業会計予算第3条に定める収益的支出の額を159万3,000円増額し、補正後の収益的支出の額を4億870万6,000円に、第4条に定める資本的収入の額を1,045万円増額し、補正後の資本的収入の額を1億5,495万5,000円にするものであります。  補正内容といたしましては、収益的支出には平成29年度簡易水道施設撤去工事負担金の精算に伴う一般会計への返還金を増額、資本的収入には生活基盤施設耐震化等国庫補助金の増額を計上いたしております。  また、債務負担行為として、水道事業会計システムリプレース業務委託事業を計上いたしております。  次に、議第98号平成30年度水俣病院事業会計補正予算第2号について申し上げます。  今回の補正は、債務負担行為として院内清掃業務委託のほか19件の追加を計上いたしております。  以上、本定例市議会に提案いたしました議第91号から議第98号までについて、順次提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御可決くださいますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長福田 斉君) 以上で提案理由説明は終わりました。         ────────────────────────── ◎日程第11 議第82号 平成29年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について  日程第12 議第83号 平成29年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について  日程第13 議第85号 平成29年度水俣一般会計決算認定について  日程第14 議第86号 平成29年度水俣国民健康保険事業特別会計決算認定について  日程第15 議第87号 平成29年度水俣後期高齢者医療特別会計決算認定について  日程第16 議第88号 平成29年度水俣介護保険特別会計決算認定について  日程第17 議第89号 平成29年度水俣公共下水道事業特別会計決算認定について ○議長福田 斉君) 日程第11、議第82号平成29年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分についてから、日程第17、議第89号平成29年度水俣公共下水道事業特別会計決算認定についてまで、以上7件を一括して議題とします。  順次委員長報告を求めます。  初めに、総務産業委員長田口憲雄議員。   (総務産業委員長 田口憲雄君登壇) ○総務産業委員長田口憲雄君) ただいま議題となりました議案のうち、総務産業委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  初めに、議第83号平成29年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。  まず、水道事業業務概況等について説明を受けた後、決算報告書、その他財務諸表に基づき、詳細な説明を受けました。  本決算収益的収入及び支出については、事業収益5億2,267万円、事業費3億7,546万円で、差し引き1億4,721万円となり、消費税等調整後の損益計算によると、当年度純利益は1億2,737万円となる。  また、資本的収入及び支出については、資本的収入2,479万円、資本的支出2億760万円となり、差し引き不足額1億8,281万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額1,283万円、当年度分損益勘定留保資金1,175万円、過年度分損益勘定留保資金1億5,823万円で補てんしている。  次に、未処分利益剰余金当年度末残高1億2,737万円については、建設改良積立金に8,580万円を積み立て、資本金に4,157万円を組み入れる処分を行うとの説明を受けた後、質疑を行いました。  質疑の中で、有収率が下がっているが、その要因についてただしたのに対し、水を配るための管路の老朽化により、漏水したことが原因であるとの答弁がありました。  また、水道局における具体的な業務についてただしたのに対し、通常、水質点検水道局における経営管理施設等の管理、水道料金の徴収のための業務を行っており、漏水時や断水時に、早期復旧に向けた修繕等を行い、安心、安全な水の供給に努めているとの答弁がありました。  さらに、配水施設利用率が40%ほどしかない理由についてただしたのに対し、人口減少により、過去に整備した配水施設の能力に対して、利用量が少なくなってきていることが要因である。施設の能力が過大になってきており、維持管理人件費等のコストもかかるため、今後、施設の統廃合が必要であるとの答弁がありました。
     本決算及び剰余金処分については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定及び原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第89号平成29年度水俣公共下水道事業特別会計決算認定について申し上げます。  まず、下水道事業概要説明を受けた後、決算書歳入歳出決算事項別明細書等に基づき、詳細な説明を受けました。  本決算収支状況は、歳入合計11億7,086万円、歳出合計11億5,957万円、歳入歳出差し引き1,129万円から翌年度へ繰り越すべき事業の財源1,120万円を差し引いた残額9万円を翌年度に繰り越しているとの説明を受けた後、質疑を行いました。  質疑の中で、昨年の汚泥処理の実績が約1,200トンとのことであるが、有効利用の状況についてただしたのに対し、クリーンセンターで処理した約1,000トンのうち、約60パーセントは、焼却後に溶融スラグが発生するため、コンクリートの材料等に利活用している。クリーンセンターの運転停止期間に発生する約200トンは民間業者に処理を依頼し、堆肥化されているとの答弁がありました。  また、浄化センターのエアレーションタンクの漏水対策工事の内容についてただしたのに対し、平成28年の熊本地震の前震によって、2槽のうちの1槽にひびが入ったが、災害査定の結果、国、県の補助対象にならなかったため、市の一般財源で修繕工事を行ったものであるとの答弁がありました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で総務産業委員会の審査報告を終わります。 ○議長福田 斉君) 次に、厚生文教委員長牧下恭之議員。   (厚生文教委員長 牧下恭之君登壇) ○厚生文教委員長(牧下恭之君) ただいま議題となりました議案のうち、厚生文教委員会に付託されました議案について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  初めに、議第82号平成29年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分について申し上げます。  まず、事務部次長から、決算報告書、財務諸表、決算附属書類に基づき詳細な説明を受けました。  本決算収益的収入及び支出は、消費税込みの事業収益71億4,020万円、事業費66億7,472万円で、消費税抜きの損益計算によると、当年度純利益は4億4,887万円となる。  資本的収入及び支出については、資本的収入2億1,779万円、資本的支出8億3,643万円となり、差し引き不足額6億1,864万円は、当年度分消費税及び地方消費税資本的収支調整額過年度分損益勘定留保資金で補てんしている。  次に、未処分利益剰余金当年度末残高16億3,713万円の剰余金処分については、減債積立金に平成31年度企業債償還見込額に相当する4億円を積み立てるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、病院事業における時間外勤務手当の推移についてただしたのに対し、診療部署について違ってはくるが、毎月、大体1,100万円から1,200万円の時間外勤務が発生している。限られた職員で行っているため、すぐに効果を出すことは難しいが、病院の効率化を図りながら、今後、時間外勤務が少なくなるような取り組みを行っていきたいとの答弁がありました。  また、人事評価制度導入の考え方についてただしたのに対し、現在、医療機器のAI化が進む中で、個々の能力のスキルアップや人材の育成が非常に大事になってくると考える。今後も職員一丸となって、同じ目的を持ってやっていけるような病院づくりに努めていきたいとの答弁がありました。  本決算及び剰余金処分については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定及び原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第86号平成29年度水俣国民健康保険事業特別会計決算認定について申し上げます。  まず、市民課長から、決算書、事項別明細書に基づき詳細な説明を受けました。  本会計は、歳入合計57億9,661万円、歳出合計44億6,582万円、歳入歳出差し引き13億3,079万円は全額翌年度に繰り越している。  また、予算額に対する執行割合は、歳入120.4%、歳出92.8%となっているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、水俣病に関する交付金について、国と県の負担割合と、実際交付されている割合についてただしたのに対し、国が8割、県が2割の負担となっているが、実際には国から6割、県から2割が交付されているとの答弁がありました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  次に、議第87号平成29年度水俣後期高齢者医療特別会計決算認定について申し上げます。  市民課長から、決算書、事項別明細書に基づき詳細な説明を受けました。  本会計は、歳入合計3億8,481万円、歳出合計3億8,431万円、歳入歳出差し引き50万円は全額翌年度に繰り越している。  また、予算額に対する執行割合は、歳入97.0%、歳出96.9%となっているとの説明を受けました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  最後に、議第88号平成29年度水俣介護保険特別会計決算認定について申し上げます。  まず、いきいき健康課長補佐から決算書、事項別明細書に基づき詳細な説明を受けました。  本会計は、歳入合計36億1,242万円、歳出合計33億5,503万円、歳入歳出差し引き2億5,739万円から翌年度へ繰り越すべき事業の財源188万円を差し引いた残額2億5,551万円を翌年度に繰り越している。  また、予算額に対する執行割合は、歳入104.4%、歳出97.0%となっているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、介護保険料の滞納分普通徴収保険料の内容についてただしたのに対し、介護保険料はほとんどの方が年金額から支払われる方であるが、一定額の年金よりも少ない方については普通徴収となり、そういう方に対して財産調査や納付折衝を行っている状況であるとの答弁がありました。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で厚生文教委員会の審査報告を終わります。 ○議長福田 斉君) 次に、一般会計決算特別委員長牧下恭之議員。   (一般会計決算特別委員長 牧下恭之君登壇) ○一般会計決算特別委員長(牧下恭之君) ただいま議題となりました議案のうち、一般会計決算特別委員会に付託されました議第85号平成29年度水俣一般会計決算認定について、委員会における審査の経過及び結果について御報告いたします。  審査に先立ち、会計管理者のあいさつに次いで、総務部長から、本決算の概要について次のような説明を受けました。  平成29年度の決算額は、歳入総額が151億9,425万円、歳出総額が151億3,498万円、歳入歳出差引額が5,927万円となるが、この額から翌年度へ繰り越すべき事業の財源4,100万円を差し引き、さらに地方自治法第233条の2の規定に基づき、財政調整基金に1,000万円を積み立てた残額827万円を翌年度に繰り越している。  決算の主な内容は、まず歳入のうち、市税は28億9,483万円の収入があり、歳入全体の19.1%を占め、昨年度より約1億1,800万円の増加となった。これは償却資産の増加等により固定資産税が約7,200万円、法人市民税が約3,800万円増加したことによるものである。  地方交付税は50億9,994万円となっており、全体の33.6%を占め、昨年度より約1,700万円の減少となった。これは特別交付税が約2,000万円の減少となったためである。  国庫支出金は20億9,545万円となっており、全体の13.8%を占め、昨年度より約2億3,900万円の減少となった。これは平成28年度に65歳以上の高齢者等に3万円を支給した臨時福祉給付金給付事業費補助金が約1億2,600万円、わかたけ保育園や西方寺保育園の改築・改修に対する保育所等整備交付金が約1億2,300万円あったための減少である。  県支出金は13億3,572万円となっており、全体の8.8%を占め、昨年度より約1億4,100万円の増加となった。これは明水園の個室化にかかる明水園施設整備事業費補助金が約1億3,300万円の増加となったためである。  繰入金は4億4,543万円となっており、全体の2.9%を占め、昨年度より約1億2,600万円の増加となっている。これは財源不足を補う財政調整基金からの繰入金が1億円の増加となったためである。  繰越金は3億2,961万円となっており、全体の2.2%を占め、昨年度より約2億3,500万円の減少となった。これは翌年度に繰り越して行う繰越事業に充てるための繰越金が約1億4,500万円、決算に伴う余剰金である純繰越金が約8,800万円の減少となっているためである。  市債は15億1,624万円となっており、全体の10.0%を占め、昨年度より約2億2,500万円の減少となった。これは防災行政無線の更新がおおむね平成28年度に完了したため、その財源として借り入れた緊急防災・減災事業債が約3億5,600万円の減少となったための減少である。  歳入全体では、昨年度より2.3%、約3億4,922万円の減少となっている。  次に、歳出のうち、義務的経費については、歳出全体の48.0%を占め、前年度と比べ、4.6%、3億1,684万円増加した。これは人件費で、非常勤職員等の賃金を物件費から人件費へ組み換えしたこと等により、前年度比で5.4%、1億1,216万円が増加、扶助費で、低所得者に1万5,000円を給付する臨時福祉給付金事業等により、前年度比で2.5%、8,812万円が増加、公債費で水俣芦北広域行政事務組合の庁舎の建替えにかかる起債の償還が始まったこと等により、前年度比で8.4%、1億1,657万円が増加したことが主な要因である。  次に、投資的経費は、歳出全体の14.6%を占め、前年度と比べ、4.0%、9,123万円減少した。これは普通建設事業費ではさほど増減はなかったが、災害復旧事業費で、前年度は熊本地震の庁舎移転費用がかかっており、その分で、前年度比28.5%、9,480万円減少したことが主な要因である。  次に、各種団体に対する助成金や、一部事務組合への負担金などのその他の経費は、歳出全体の37.4%を占め、前年度と比べ、3.5%、2億450万円減少した。これは物件費で、前年度のプレミアム飲食券発行事業等が、前年度比で11.5%、1億8,840万円減少したことなどが主な要因である。  歳出全体では、0.1%、2,112万円の増加となっている。  財政調整基金の、平成29年度末の現在高は、24億2,872万円で前年度から1億9,771万円の減となった。なお、出納整理期間中に財政調整基金へ5万円を積み立て、一般会計へ4億円を繰り入れているので、実質的な財政調整基金は20億2,877万円となる。  市債の年度末残高は148億5,891万円で、前年度に比べて1億2,336万円増加した。これは、主に明水園の個室化改修により、市債の発行が増加したことによるものである。  次に、決算額に基づいて算出する水俣市の財政力指数等について、財政力指数は、平成29年度の数値は、前年度に比べ0.001ポイント上昇し、0.374となった。  経常収支比率は、平成29年度の数値は98.0%で、前年度より1.2ポイント上昇、経常一般財源比率は、平成29年度の数値は102.9%で、前年度より1.5ポイント上昇している。  公債費負担比率は、平成29年度の数値は14.4%で、前年度より1.3ポイント上昇し、実質公債費比率は、12.4%で、前年度より1.0ポイント低下している。  人件費比率は、22.7%で、前年度より0.2ポイント上昇している。  一般会計の実質収支額は、1,827万円で、黒字となっているが、これから前年度実質収支1億8,066万円を差し引くと、単年度収支になり、平成29年度だけでみると1億6,239万円の赤字になる。さらに、黒字要素である基金積立金240万円を加え、赤字要素である基金取崩し額4億円を差し引いた実質単年度収支は5億6,006万円の赤字となる。  その他、地方公共団体の財政の健全化に関する法律に定める指標については、実質赤字比率、連結実質赤字比率とともに赤字がなく、早期健全化基準等に該当するものはなかった。  また、将来負担比率は38.4%となっており、前年度より1.3%改善している。  以上のような説明を受けた後、予算の効率的な執行あるいは投資的効果という見地から、事項別明細書等の関係資料をもとに、各担当課長から、款別に逐次説明を受け、質疑を行いました。  質疑の主なものを申し上げますと、地方交付税が年々減少している要因についてただしたのに対し、地方交付税の基準財政需要額の算定の大きな基準となるのが、人口であり、人口減少は一つの要因である。さらに、全国的に景気状況が良くなっており、地方の税収が増えていることから、国が交付税として補填する割合が減っているため、総額が減少しているとの答弁がありました。  また、南九州西回り自動車道の工事において発掘された埋蔵文化財の今後の管理方法についてただしたのに対し、市が管理し、今後の展示・活用については検討していきたいとの答弁がありました。  また、深川小学校跡の利用状況についてただしたのに対し、利用状況が年間約5件である。目的外使用として、幼稚園・保育園の建て替えによる仮園舎としての利用が数年続いているとの答弁がありました。  また、農業人材力強化総合支援事業費補助金の事業内容についてただしたのに対し、新規就農者に対して、5年を上限として、単身で150万円、夫婦であれば追加で75万円を補助しているとの答弁がありました。なお、委員から5年経過後もサポートをお願いしたいとの意見がありました。  また、平成29年度に実施した戸建住宅リフォーム事業の、平成30年度の現状についてただしたのに対し、平成30年度は戸建住宅を対象とした事業は実施していないが、南九州西回り自動車道水俣インターチェンジ(仮称)の開通に向け、魅力ある店舗を作ってもらうことを目的として、店舗を対象としたリフォーム事業を行っているとの答弁がありました。  また、水俣病関係資料デジタル化業務委託料の積算根拠についてただしたのに対し、委託先が所有している論文や写真、書籍などをデジタル化するためのものであり、積算基礎となる単価は、以前、国が同様の事業を委託していた際の単価をもとに契約しているとの答弁がありました。  また、消防団応援の店の現在の状況についてただしたのに対し、現在4店舗の申し込みがあっており、今後、商工会議所や飲食業協会に相談しながら進めたいとの答弁がありました。  最後に、委員会としての意見・要望について申し上げます。  1 新庁舎の建設については、水俣市新庁舎建設基本構想に基づいて計画を遂行し、進捗状況については、市民への積極的な情報公開に努められたい。また、周辺の整備等については、関係機関と十分に協議をしたうえで、市民の利便性に寄与するよう総合的に検討されたい。  2 税の公平性の観点から丸島水路公害防止事業費事業者負担金や、その他の税の収入未済分についても、引き続き徴収に努められるとともに、できる限り不納欠損処理を行うことがないよう努められたい。法や条例改正等に伴う課税見直し等については、不適切な事務処理による市民への影響がないよう十分なチェック機能を果たされたい。  3 南九州西回り自動車道水俣インターチェンジ(仮称)の開通を契機として、水俣の農水産物及び加工品の積極的なPRと販路拡大を進めるとともに、新たなイベント事業等により、市内観光施設への誘客増を図られたい。  4 本市農業の存続に向けては、農地環境を整備し、耕作放棄地の発生防止に努めるとともに、新規就農者や営農者の支援育成、農地集積等による稼げる農業につなげるために農業委員会も含めて、積極的な施策を講じられたい。また、有害鳥獣駆除事業については、今後も対策を推進されたい。  5 若者が住み続けられる環境の整備として、教育の負担が軽く、子育てしやすい施策、空き家・空き地の活用による宅地確保の新たな施策等を検討されたい。また、地元で働ける雇用機会の創出に向けて、国・県の動向を注視し、官民連携による地場企業の育成支援、起業家の支援、企業誘致にさらに努力されたい。  6 自然災害に備え、災害時要援護者の個別避難計画の具体化と、福祉避難所の拡充を進め、市民の安全確保に努められたい。  7 市内の遺跡や文化財の適切な保護・管理のため、引き続き専門の学芸員の確保や歴史民俗資料館の設置を検討されたい。  8 本市の財政状況が厳しい中にあっては、市が所有する遊休財産の利活用や売却を進めるとともに、市が発注する委託料全般について、継続及び新規事業にかかわらず、その積算根拠の透明性と金額の適正化に努められたい。特に随意契約の際は、市場価格と比較して疑義が生じないよう留意されたい。  9 今後の新たな事業及び市保有施設老朽化対策の必要性から、技術職員のスキルアップに向けた行政面のサポートを図られたい。また、新卒及び中途採用により、人員確保に努められたい。  以上でありますが、これらの要望事項について、執行部におかれては十分御検討の上、数値化するなど具体的に対処されるよう要請をいたします。  本決算については、特に違法、不当という事項もなく、採決の結果、全員異議なく認定すべきものと決定しました。  以上で一般会計決算特別委員会の審査報告を終わります。         ────────────────────────── ○議長福田 斉君) 以上で委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長報告に対する質疑に入ります。  ただいまの委員長の審査報告について、質疑はありませんか。   (「なし」と言う者あり) ○議長福田 斉君) 質疑なしと認め、これで委員長報告に対する質疑を終わります。  これから討論に入ります。  ただいままで討論の通告はありません。  したがって討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第82号平成29年度水俣病院事業会計決算認定及び剰余金処分についてから、議第83号平成29年度水俣水道事業会計決算認定及び剰余金処分についてまで、以上2件を一括して採決します。  本2件に対する委員長報告はいずれも認定及び可決であります。  本2件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本2件は、いずれも委員長報告のとおり認定及び可決することに決定しました。
            ────────────────────────── ○議長福田 斉君) 次に、議第85号平成29年度水俣一般会計決算認定についてから、議第89号平成29年度水俣公共下水道事業特別会計決算認定についてまで、以上5件を一括して採決します。  本5件に対する委員長報告はいずれも認定であります。  本5件は、委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。   (「異議なし」と言う者あり) ○議長福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本5件は、いずれも委員長報告のとおり認定することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長福田 斉君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  明12月1日から12月10日までは議案調査のため休会であります。  次の本会議は、12月11日に開き、一般質問を行います。  なお、議事の都合により12月11日の会議は午前9時30分に繰り上げて開きます。  一般質問の通告は12月4日正午まで、議案質疑の通告は12月11日正午まで、それぞれ御通告願います。  本日はこれで散会します。                                   午前10時42分 散会...