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平成28年6月第2回定例会(第5号 6月30日)

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  1. 水俣市議会 2016-06-30
    平成28年6月第2回定例会(第5号 6月30日)


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    平成28年6月第2回定例会(第5号 6月30日)          平成28年6月第2回水俣市議会定例会会議録(第5号) 平成28年6月30日(木曜日)                  午前10時0分 開議                  午前11時8分 閉会  (出席議員) 16人 福 田   斉 君       小 路 貴 紀 君       桑 原 一 知 君 塩 﨑 達 朗 君       髙 岡 朱 美 君       田 中   睦 君 谷 口 明 弘 君       髙 岡 利 治 君       田 口 憲 雄 君 藤 本 壽 子 君       牧 下 恭 之 君       松 本 和 幸 君 中 村 幸 治 君       岩 阪 雅 文 君       谷 口 眞 次 君 野 中 重 男 君  (欠席議員) なし  (職務のため出席した事務局職員) 5人 事 務 局 長 (岩 下 一 弘 君)   次     長 (岡 本 広 志 君) 主     幹 (深 水 初 代 君)   参     事 (前 垣 由 紀 君) 書     記 (上 田   純 君)  (説明のため出席した者) 16人
    市     長 (西 田 弘 志 君)   副  市  長 (本 山 祐 二 君) 総合政策部長  (緒 方 克 治 君)   総 務 部 長 (本 田 真 一 君) 福祉環境部長  (川 野 恵 治 君)   産業建設部長  (関   洋 一 君) 総合医療センター事務部長         (久木田 美和子 君)   総合政策部次長 (水 田 利 博 君) 福祉環境部次長 (高 沢 克 代 君)   産業建設部次長 (城 山 浩 和 君) 水 道 局 長 (山 田 雅 浩 君)   教  育  長 (吉 本 哲 裕 君) 教 育 次 長 (黒 木 博 寿 君)   総合政策部政策推進課長                               (梅 下 俊 克 君) 総務部総務課長 (緒 方 卓 也 君)   総務部財政課長 (設 楽   聡 君)         ────────────────────────── 〇議事日程 第5号       平成28年6月30日 午前10時開議 第1 報告の訂正について(報告第2号 繰越明許費の報告について) 第2 議第46号 専決処分の報告及び承認について          専第1号 平成27年度水俣市一般会計補正予算(第9号) 第3 議第47号 専決処分の報告及び承認について          専第2号 水俣市税条例等の一部を改正する条例の制定について 第4 議第48号 専決処分の報告及び承認について          専第3号 水俣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定に               ついて 第5 議第49号 専決処分の報告及び承認について          専第4号 平成27年度水俣市一般会計補正予算(第10号) 第6 議第50号 専決処分の報告及び承認について          専第5号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第1号) 第7 議第51号 専決処分の報告及び承認について          専第6号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第2号) 第8 議第52号 水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型サービスの事業の人員、設備         及び運営に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について 第9 議第53号 水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型介護予防サービスの事業の人         員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予         防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例の一部を改正す         る条例の制定について 第10 議第54号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第3号) 第11 議第55号 平成28年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号) 第12 議第56号 平成28年度水俣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号) 第13 議第57号 平成28年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第1号) 第14 議第58号 平成28年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号) 第15 議第59号 平成28年度水俣市水道事業会計補正予算(第1号) 第16 議第60号 工事請負契約の変更について 第17 議第61号 工事委託に関する基本協定の締結について 第18 議第62号 水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について 第19 議第63号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第4号) 第20 陳第4号 水俣湾埋め立て地八幡残渣プールに対し早急に適正な対策を講じる事         を求める陳情について 第21 請第1号 TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について 第22 陳第1号 原子力規制委員会に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題につ         いての対応を求める陳情について 第23 陳第2号 九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題につ         いての対応を求める陳情について 第24 委員会の閉会中の継続審査並びに調査について     総務産業委員会      1 一般行財政並びに経済観光、農林水産、都市計画、上下水道等に関する諸        問題の調査について     厚生文教委員会      1 陳第3号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める陳情につい             て      1 環境、福祉、総合医療センター並びに教育等に関する諸問題の調査につい        て     議会運営委員会      1 議会運営等に関する諸問題の調査について      1 議会の情報公開に関する調査について 第25 議第64号 固定資産評価員の選任について 第26 意見第2号 行政庁舎再建等についての国庫補助制度の創設を求める意見書につい          て         ────────────────────────── 〇本日の会議に付した事件   議事日程のとおり         ──────────────────────────                                午前10時0分 開議 ○議長(福田 斉君) ただいまから本日の会議を開きます。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 日程に先立ちまして諸般の報告をします。  各常任委員会及び議会運営委員会から、委員会審査報告書、閉会中継続審査・調査申出書の提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日、市長から人事案1件、庁舎建替等対策特別委員会で発議の意見書案1件の提出がありましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日、市長から、報告の訂正についての申出書が提出されましたので、議席に配付しておきました。  次に、藤本壽子議員から発言取消申出書が提出されましたので、議席に配付しておきました。  次に、本日の議事は、議席に配付の議事日程第5号をもって進めます。  以上で報告を終わります。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) この際、お諮りします。  藤本壽子議員から、去る21日の本会議における発言の中で、不適当な発言があったので、水俣市議会会議規則第65条の規定により、発言取消申出書に記載した部分を取り消したい旨の申し出がありました。  この取り消し申し出を許可することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって、藤本壽子議員からの発言の取り消し申し出を許可することに決定しました。         ──────────────────────────          発 言 取 消 申 出 書  平成28年6月21日の本会議における私の発言の中で、不適当な発言があったので取り消したいから、議会の許可を得たく、水俣市議会会議規則第65条の規定により申し出ます。                記  取り消すべき発言  別紙のとおり(別紙省略)   平成28年6月24日                         水俣市議会議員  藤 本 壽 子  水俣市議会議長  福 田   斉  様         ────────────────────────── ◎日程第1 報告の訂正について(報告第2号 繰越明許費の報告について) ○議長(福田 斉君) 日程第1、報告の訂正についてを議題とします。
            ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 去る10日、市長から提出された報告第2号繰越明許費の報告についてを訂正したいとの申し出がありました。  訂正の理由を求めます。  本田総務部長。    (総務部長 本田真一君登壇) ○総務部長(本田真一君) 誠に申し訳ありません。  先に提出しました報告第2号繰越明許費の報告について、訂正が生じましたので、御手元にお配りしております表のとおり訂正をお願い申し上げます。  具体的には、平成27年度水俣市一般会計繰越明許費繰越計算書中、2款総務費、1項総務管理費の年金生活者等支援臨時福祉給付金事業の財源である国庫補助金について、出納整理期間内に収入があったため、未収入特定財源を既収入特定財源に改めるものです。  以上、よろしくお願い申し上げます。 ○議長(福田 斉君) ただいま議題となっております報告の訂正については、これを承認することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって、報告の訂正についてはこれを承認することに決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第2 議第46号 専決処分の報告及び承認について             専第1号 平成27年度水俣市一般会計補正予算(第9号)  日程第3 議第47号 専決処分の報告及び承認について             専第2号 水俣市税条例等の一部を改正する条例の制定について  日程第4 議第48号 専決処分の報告及び承認について             専第3号 水俣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について  日程第5 議第49号 専決処分の報告及び承認について             専第4号 平成27年度水俣市一般会計補正予算(第10号)  日程第6 議第50号 専決処分の報告及び承認について             専第5号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第1号)  日程第7 議第51号 専決処分の報告及び承認について             専第6号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第2号)  日程第8 議第52号 水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第9 議第53号 水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について  日程第10 議第54号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第3号)  日程第11 議第55号 平成28年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算(第1号)  日程第12 議第56号 平成28年度水俣市後期高齢者医療特別会計補正予算(第1号)  日程第13 議第57号 平成28年度水俣市介護保険特別会計補正予算(第1号)  日程第14 議第58号 平成28年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算(第1号)  日程第15 議第59号 平成28年度水俣市水道事業会計補正予算(第1号)  日程第16 議第60号 工事請負契約の変更について  日程第17 議第61号 工事委託に関する基本協定の締結について  日程第18 議第62号 水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について  日程第19 議第63号 平成28年度水俣市一般会計補正予算(第4号)  日程第20 陳第4号 水俣湾埋め立て地八幡残渣プールに対し早急に適切な対策を講じる事を求める陳情について  日程第21 請第1号 TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について  日程第22 陳第1号 原子力規制委員会に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題について            の対応を求める陳情について  日程第23 陳第2号 九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題について            の対応を求める陳情について ○議長(福田 斉君) 日程第2、議第46号専決処分の報告及び承認についてから、日程第23、陳第2号九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情についてまで、22件を一括して議題とします。  順次委員長の報告を求めます。  初めに、総務産業委員長岩阪雅文議員。    (総務産業委員長 岩阪雅文君登壇) ○総務産業委員長(岩阪雅文君) ただいま議題となりました案件のうち、総務産業委員会に付託されました案件について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、専決処分されました議第46号平成27年度水俣市一般会計補正予算第9号について申し上げます。  本案は、地方債発行に係る熊本県知事の同意に際し、地方債発行予定事業に係る起債額の調整を行うため、予算措置に急施を要したため、専決処分を行ったものである。  補正の内容としては、地方債発行予定事業に係る起債額の調整を行い、その財源としては、第17款繰入金、第20款市債をもって調整している。  また、地方債の補正として、公営住宅建設事業債の限度額の変更を計上しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、専決処分されました議第47号水俣市税条例等の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、地方税法の改正等に伴い、市税賦課に急施を要したため、専決処分を行ったものである。  改正の内容は、法人税割の税率の引き下げと交付税原資化、軽自動車税における環境性能割の創設及びグリーン化特例の延長、固定資産税における非課税の適用時、適用除外時に所有者が申告すべき固定資産の追加、わがまち特例の追加等を行うものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、今回の改正により固定資産税に関するわがまち特例が追加されるが、本市で想定される対象となる資産はどういったものであるかただしたのに対し、本市で想定されるものは太陽光発電設備のみであり、その中でも収益を上げるなどの事業用として供されるものが対象となるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、専決処分されました議第48号水俣市国民健康保険税条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、地方税法施行令の改正に伴い、国民健康保険税の賦課に急施を要しましたため、専決処分を行ったものである。  改正の内容としては、国民健康保険税の課税限度額の引き上げ及び低所得世帯への軽減措置の拡充であるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、専決処分されました議第49号平成27年度水俣市一般会計補正予算第10号中付託分について申し上げます。  本案は、年度末における地方債発行額の確定に伴う起債限度額の変更等により、予算措置に急施を要したため、専決処分を行ったものである。  補正の内容としては、歳出予算において事業費の確定に伴い予算額を調整している。  その財源としては、第9款地方交付税、第11款分担金及び負担金、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第17款繰入金、第20款市債をもって調整している。  また、地方債の補正として、過疎対策事業債外5件の限度額の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、南九州西回り自動車道の袋インターチェンジ取りつけ関連道路改良事業における用地買収が進まなかった理由と今後の見通しはどうなっているかとただしたのに対し、インターチェンジ取りつけの交差点協議に期間を要したことから、着手ができなかったが、今年度から着手していきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、専決処分されました議第50号平成28年度水俣市一般会計補正予算第1号中付託分について申し上げます。  本案は、平成28年4月14日の熊本地震による災害救助等のため、予算措置に急施を要したため、専決処分を行ったものである。  主な補正の内容としては、第2款総務費に、災害支援関係経費公共施設構造点検経費、第8款消防費に、避難所開設等に係る人件費、第10款災害復旧費に、公共土木施設災害復旧費などを計上している。  これらの財源としては、第17款繰入金をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、熊本地震後の構造点検業務委託料について、市役所関係施設12カ所と市営住宅12棟の計24カ所の建築物の構造点検、状況確認を行うとのことであるが、どういった業者に頼むのか、また市役所本庁舎も点検の対象となるのかとただしたのに対し、市内の建築士1級の資格をお持ちの業者に委託し、市役所本庁舎も点検の対象であるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、専決処分されました議第51号平成28年度水俣市一般会計補正予算第2号について申し上げます。  本案は、平成28年5月10日の豪雨発生に係る災害復旧等の予算措置に急施を要したので、専決処分を行ったものである。  主な補正の内容としては、第2款総務費に、市庁舎機能移転関係経費、第10款災害復旧費に、公共土木施設災害復旧費を計上している。  これらの財源としては、第13款国庫支出金、第17款繰入金、第19款諸収入、第20款市債をもって調整している。  また、地方債の補正として、災害復旧事業を追加しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、議第54号平成28年度水俣市一般会計補正予算第3号中付託分について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ6,148万3,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ155億4,303万2,000円とする。  補正の主な内容としては、人事異動等に伴う人件費の調整のほか、第2款総務費に、コミュニティ助成事業、第5款農林水産業費に、久木野ふるさとセンター管理運営費、第6款商工費に、湯の児・湯の鶴観光誘客事業、産業振興戦略推進事業、第8款消防費に、防災関係経費、第10款災害復旧費に、現年発生補助災害復旧事業などを計上している。  これらの財源としては、第13款国庫支出金、第18款繰越金、第19款諸収入、第20款市債をもって調整している。  このほか、地方債の補正として、災害復旧事業債の限度額の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、ふるさと納税について、業者に手数料を支払って宣伝や商品の発送を行う仕組みでなく、それらを地元で直接行い、市と生産者に少しでも有利となる仕組みにできないのかとただしたのに対し、宣伝や商品の発送の両方を直轄で行うのが理想的だが、ノウハウや宣伝効果の面から業者にお願いしている。宣伝効果を考えると、宣伝を業者にお願いし、注文受付から商品発送を地元で行うという仕組みも考えられるが、ノウハウの蓄積がなく、そこまで行き着いていないとの答弁がありました。  また、災害の備蓄用品の内容はどのようなものがあるかとただしたのに対し、500人の1日分の食料のほか、簡易トイレ、毛布、おむつ、ミルク用品、生理用品などがあるとの答弁がありました。  また、防災士や気象予報士の資格をお持ちの方を市役所に常時配置することで、市として日頃から防災についてノウハウを学んだり、リアルタイムで相談ができる。さらに自主防災組織への指導や助言により、市全体の防災意識の向上が図られると思うがどうかとただしたのに対し、出水市でモデル事業が行われており、その活用も含めて、前向きに検討したいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第58号平成28年度水俣市公共下水道事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ231万1,000円を減額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ12億4,235万1,000円とする。  補正の内容としては、第1款公共下水道事業費において、職員の人事異動等に伴う人件費を減額している。  その財源としては、第4款繰入金をもって調整している。  このほか、債務負担行為の補正として、水俣市白浜雨水ポンプ場の建設工事委託の変更を計上しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第59号平成28年度水俣市水道事業会計補正予算第1号について申し上げます。
     今回の補正は、平成28年度水俣市水道事業会計予算第3条に定める収益的収入の額を46万6,000円増額して、補正後の収益的収入の額を4億8,374万7,000円に、収益的支出の額を211万円増額して、補正後の収益的支出の額を3億5,930万3,000円とする。  補正の内容としては、収益的収入には児童手当繰入金の増額、収益的支出には職員の人事異動に伴う人件費の補正等を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、平成28年度予算の支出予算における特別損失の内容についてただしたのに対し、平成28年1月の寒波時の水道管破裂による漏水分は、水道料金の減免が可能であり、これまで市報などで案内を行ってきたが、現時点で未申請がある。本予算は、その未申請分の今後の還付分であり、今後も申請の呼びかけを行うとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第60号工事請負契約の変更について申し上げます。  本案は、水俣市営牧ノ内団地2号棟建設建築主体工事請負契約について、土工事及び金属工事の数量に変更が生じたため、本案のように提案するものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第61号工事委託に関する基本協定の締結について申し上げます。  本案は、水俣市白浜雨水ポンプ場の建設工事委託に関する基本協定の締結について、水俣市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、本案のように提案するものである。  本協定については、平成28年5月25日付で日本下水道事業団と随意契約により協定金額3億2,000万円で仮協定を締結しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、工事委託費3億2,000万円の内訳についてただしたのに対し、白浜ポンプ場の長寿命化計画に基づく更新工事に係る委託であり、内容としては、機械設備としてポンプ設備の排水ポンプのディーゼルエンジン、減速機、空気圧縮機であり、電気設備については受変電設備、操作設備の更新であるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第62号水俣市営住宅条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  本案は、牧ノ内団地2号棟の建設による住宅の供用開始に伴い、本案のように改正しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第63号平成28年度水俣市一般会計補正予算第4号について申し上げます。  補正の主な内容としては、第2款総務費に、庁舎機能移転経費、ネットワーク構築経費、第7款土木費に、公園整備関係経費、第10款災害復旧費に、現年発生補助災害復旧経費などを計上している。  これらの財源としては、第18款繰越金をもって調整している。  このほか、債務負担行為補正として、仮庁舎プレハブリース料外1件を追加しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、庁舎移転に伴い、プレハブリースに係る規模や今年度のリース期間、移転候補先である文化会館駐車場は今後いつまで利用ができるのかとただしたのに対し、規模は3,000平方メートルの2階建て、今年度のリース期間は、10月までにプレハブの建設が完了し、11月から移転できると想定し、5カ月分とする。また、文化会館駐車場の利用は、現時点では8月に着工予定なので、7月いっぱいは可能と思われるとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、平成28年3月から継続審議となっていました請第1号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について申し上げます。  本請願については、議会運営委員会でも同様の趣旨の意見書が提出され協議したが、国家間の約束事で進められており反対であるという意見と、前回の衆議院選挙のときに、断固として反対すると公約に掲げられたわけであるから、批准しないこととして議会として意思表示する必要があり、採択すべきであるとの意見があり、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定しました。  最後に、平成28年3月から継続審議となっていました陳第1号原子力規制委員会に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情について及び陳第2号九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情について申し上げます。  これら2件の陳情は、同様の趣旨であるため一括して審査を行いました。免震重要棟の建設は、原子力規制委員会における再稼働の条件であり、稼働停止ができないのであれば、事故が起きたときの安全を考えて、免震重要棟をつくるべきであるとの意見と、裁判での判決でも免震重要棟は必要ないとの結論が出ており、それを尊重すべきであるとの意見があり、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定しました。  以上で総務産業委員会の審査報告を終わります。 ○議長(福田 斉君) 次に、厚生文教委員長田口憲雄議員。    (厚生文教委員長 田口憲雄君登壇) ○厚生文教委員長(田口憲雄君) ただいま議題となりました案件のうち、厚生文教委員会に付託されました案件について、委員会における審査の経過並びに結果について御報告いたします。  まず、専決処分されました議第49号平成27年度水俣市一般会計補正予算第10号中付託分について申し上げます。  本案は、年度末における地方債発行額の確定に伴う限度額の変更等により、予算措置に急施を要したため、専決処分を行ったものである。  補正の内容は、歳出予算において事業費の確定に伴い予算額の調整を行っている。  財源としては、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第20款市債をもって調整している。  このほか、繰越明許費の補正として、太陽エネルギー利用システム導入補助事業の追加を計上している。  また、地方債の補正として、過疎対策事業債等の限度額の変更を計上しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、台風の影響等で総合体育館の被害による付近への影響と今後の修繕等の計画についてただしたのに対し、体育館の幕板が飛来し、付近の住宅のガレージの一部を破損させた。今後の修繕等の計画については、緊急的に行う必要があるが、財源の問題もあり、今年度を含め3年をかけて行う計画である。施設自体が老朽化しており、指定管理者等とも協議しながら、今後の点検や修繕方法について、検討していきたいとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、専決処分されました議第50号平成28年度水俣市一般会計補正予算第1号中付託分について申し上げます。  本案は、平成28年4月14日の熊本地震による災害救助等のため、予算措置に急施を要したので、専決処分を行ったものである。  補正の主な内容は、第3款民生費に、被災者臨時入居施設関係経費、第4款衛生費に、環境クリーンセンター旧焼却炉の煙突強度検査経費、第9款教育費に、各小中学校施設構造点検経費、第10款災害復旧費に、各小中学校施設修繕経費などを計上している。  財源としては、第17款繰入金をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、実際に避難者の施設への入居があったのかとただしたのに対し、4月16日の本震以降、問い合わせ等はあったが、避難者の入居はなかったとの答弁がありました。  また、現在までの予算の執行状況についてただしたのに対し、受け入れ施設の浄化槽ブロアー及び電気の修繕、施設の清掃等を行い、支出を行っているとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく承認すべきものと決定しました。  次に、議第52号水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型サービスの事業の人員、設備及び運営に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の施行に伴い、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第53号水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型介護予防サービスの事業の人員、設備及び運営並びに指定地域密着型介護予防サービスに係る介護予防のための効果的な支援の方法に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定について申し上げます。  地域における医療及び介護の総合的な確保を推進するための関係法律の整備等に関する法律の一部の施行に伴う厚生労働省関係省令の整備等に関する省令の施行に伴い、本案のように制定しようとするものであるとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、本条例の改正により、事業所等において、マイナス面はないと考えてよいかとただしたのに対し、特に不都合等はないとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第54号平成28年度水俣市一般会計補正予算第3号中付託分について申し上げます。  補正の主な内容は、人事異動等に伴う人件費の調整のほか、第4款衛生費に、もやい推進事業、第9款教育費に、県指定研究推進校事業、社会教育団体等育成事業などを計上している。  財源としては、第12款使用料及び手数料、第13款国庫支出金、第14款県支出金、第19款諸収入をもって調整しているとの説明を受け、質疑を行いました。  質疑の中で、空き家バンク登録物件調査協力謝金の内容についてただしたのに対し、空き家バンクの登録に当たっては、所有者からの登録申し出に伴い、事前にその物件が空き家バンクとして提供できる物件かどうかを調査する必要がある。調査については、熊本県宅地建物取引業協会等の不動産関係の団体に依頼するが、事前に協定を締結する必要があり、現在、1件当たり4,000円の謝金費用を計画しているとの答弁がありました。  特に討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第55号平成28年度水俣市国民健康保険事業特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ1,153万1,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ49億1,721万9,000円とするものである。  補正の内容は、第1款総務費に、人事異動による人件費の減額及び電算システム改修に伴う委託料の増額、第4款前期高齢者納付金及び第6款介護納付金の増額を計上している。  これらの財源としては、第3款国庫支出金、第4款県支出金、第9款繰入金及び第10款繰越金をもって調整しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第56号平成28年度水俣市後期高齢者医療特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ642万5,000円を減額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ3億8,277万7,000円とするものである。  補正の内容は、第1款総務費において、職員の異動等に伴う人件費を減額している。  財源としては、第3款繰入金をもって調整しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  次に、議第57号平成28年度水俣市介護保険特別会計補正予算第1号について申し上げます。  今回の補正は、歳入歳出それぞれ167万9,000円を増額し、補正後の予算総額を、歳入歳出それぞれ33億5,950万7,000円とするものである。  補正の主な内容は、第1款総務費において、職員の異動に伴う人件費を増額している。  財源としては、第7款繰入金をもって調整しているとの説明を受けました。  特に質疑、討論もなく、採決の結果、全員異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しました。  最後に、陳第4号水俣湾埋め立て地八幡残渣プールに対し早急に適正な対策を講じる事を求める陳情について申し上げます。  本陳情については、陳情者の説明後、環境課より再度、水俣湾埋立地、八幡残渣プールの現況等について説明を受けました。  その後、自由討論を行い、埋立地については、熊本県が設置している水俣湾公害防止事業埋立地護岸等維持管理委員会において、現状では、埋立地の異常は認められておらず、八幡残渣プールにおいても水俣市や熊本県が、定期的かつ継続的に水質調査を実施しており、周辺環境への影響等もないことが確認されている。そのため現時点では、適正な管理が行われていると判断され、本陳情には賛成しがたいという意見と陳情書の記述内容にいささか不備な部分等はあるが、現在、水俣市や熊本県が実施している水質調査は、調査の仕方自体に疑問があり、未実施である土壌調査についても調査、検討の余地があるため、現時点では適正な管理が行われているとはいいがたく、本陳情に賛成であるとの意見があり、採決の結果、賛成少数で不採択とすべきものと決定しました。  以上で厚生文教委員会の審査報告を終わります。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 以上で委員長の審査報告は終わりました。  これから委員長の審査報告に対する質疑に入ります。  ただいまの委員長の審査報告について質疑はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで委員長報告に対する質疑を終わります。  これから討論に入ります。  桑原一知議員並びに髙岡朱美議員から陳第4号ついて、小路貴紀議員並びに野中重男議員から請第1号について、中村幸治議員並びに藤本壽子議員から陳第1号及び陳第2号について、それぞれ討論の通告があっております。  これから順次発言を許します。  初めに、桑原一知議員。 ○(桑原一知君) 真志会の桑原一知です。  私は、陳第4号水俣湾埋め立て地八幡残渣プールに対し早急に適正な対策を講じる事を求める陳情について、反対の立場で討論します。  現在、水俣湾埋立地では、適正な維持・管理のため、熊本県は水俣湾公害防止事業埋立地護岸等維持管理委員会を設置し、定期的に検討会議で今後の維持管理方法などについて検討されています。八幡プールについても、水俣市と熊本県において、定期的に水質調査を実施されています。  さて、皆様も御承知のとおり、水俣湾埋立地は、14年の歳月と莫大な費用をかけ、151万立方メートルのしゅんせつと埋め立て工事を行い、58ヘクタールの埋立地がエコパーク水俣として生まれ変わりました。スポーツ施設や遊具場では、子どもたちから高齢者までともに汗を流し、交流を深め、バラ園では、開花時には、イベントなど開催され、市内はもとより県内外から多くの方々が来園されます。このほかにも、竹林園や道の駅、美しい夕焼けの見える海岸など、水俣市の観光資源の1つであり、水俣市の情報発信の中心でもあります。  また、八幡プール埋立地は、現在、環境クリーンセンターや浄化センターなど、市民の日常生活を守るために、安心、安全に稼働しています。また、エコタウン水俣が隣接しており、水俣市の産業振興、雇用確保、環境モデル都市の実現に向けての重要な拠点と考えます。  私たち議員は、水俣市民にとって、この大切な場所を守るために、現在の適正な管理が、継続的に行われているかを注視し、チェックしていくことが重要な役割だと私は考えます。現状では、水俣湾埋立地の異常は認められておらず、八幡プールにおいても、周辺環境への影響等もないことが確認されております。  このことから、現時点では適正な管理が行われていると私は考えますので、本陳情に対しては反対であります。  また、厚生文教委員会の採決で、唯一賛成された髙岡朱美議員も、討論では、陳情文章の文言には疑問があると発言されましたが、賛成されたことには違和感を覚えましたことを申し添えておきます。  議員皆様の御賛同をよろしくお願いします。 ○議長(福田 斉君) 次に、髙岡朱美議員。 ○(髙岡朱美君) 日本共産党の髙岡朱美です。  私は、陳第4号水俣湾埋め立て地八幡残渣プールに対し早急に適正な対策を講じる事を求める陳情についてに賛成の立場から討論を行います。  この陳情の趣旨は、大量の水銀や有害物質が埋め立てられている八幡残渣プールが、まだ余震が続いている熊本地震の影響を受け、護岸崩壊や液状化現象を起こした場合、再び海を汚染する恐れがあることを憂慮し、急いで何らかの予防措置をとるよう国に求めるものです。  定期的に海水を採取して行われている水質調査では、問題は出ていないという水俣市が県から得た回答を根拠に、既に適正に管理されているという同陳情に対しての不採択理由が述べられました。  しかしながら、八幡残渣プールについては、一般質問の中で次のようなことが明らかになっています。
     第1に、現在、安定型最終処分場と認定されているJNCの土地には、瓦れき類が埋設されているという報告が管理者であるJNCからなされているが、地続きにある市が譲渡された部分については、水質検査をしていることを理由に、内容物について詳細な調査がされていない。  第2に、昭和54年3月の熊本地方裁判所判決で八幡プール群は、地下浸透水として海に排出されることを想定してつくられた排水処理施設だったが、前述した水質検査が、汚染源からの影響を見るのに適切な方法なのか疑問が呈されており、今の段階では明確な説明はない。  第3に同埋立地の一部分で、現在、水俣市環境クリーンセンター及び下水処理施設があるところでは施設建設時に、土壌から高濃度の水銀が検出され、管理型最終処分場をつくって処理をされた事実がある。  これらの事実を踏まえると、陳情者が憂慮している場所の内容物が無害であるということを証明したことにはならず、処分場の管理者であるJNC、水俣市、熊本県は早急に土壌と水質調査を行い、安全を証明し、国はこれを監督する義務があると考えます。  よって、いつまた大きな地震が起きるかわからない中で、陳情者が急ぎ国に適正な管理を求めることは当然の要求であり、市民の安心・安全に責任を負う議会の一員として同趣旨に賛成するものです。 ○議長(福田 斉君) 次に、小路貴紀議員。 ○(小路貴紀君) 水進会の小路貴紀です。  請第1号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について、反対の立場から討論します。  TPPは、アジア太平洋地域に新たな経済圏を創造し、幅広い分野で21世紀型のルールを構築する経済連携協定を目指し、本年2月、交渉に参加した日米など12カ国が署名し、正式合意に至りました。日本においては、貿易収支の黒字を支えている輸出をさらに拡大し、経済再生を初め、国益増進に資するものと期待をされております。  確かに日本国内において、農業者や畜産業者などからは、関税の即時撤廃並びに経過的な削減、輸入品の拡大などにより、経営に支障を来す懸念の声もあります。  農林水産業は、国内の基幹産業のみならず、国土や自然環境といった景観の保全に不可欠な産業でもあります。一方、リンゴや梨、桃といった果物類、ミカンなどのかんきつ類を初めとして、既に海外で高く評価されている農産物も多く、人口減が進む国内の市場頼りでは、農林水産業が衰退してしまうという危惧から、若手営農者などは、積極的に海外への販路拡大を図っております。TPPを見据えて稼ぐ農業、稼げる農業といった新たな農林水産業のあり方に挑戦し、国内市場における問題や影響を単に嘆くのではなく、海外も含めて活路を見出そうとしている多くの人々がいます。  また、全国農業協同組合中央会は、政府が策定した総合的なTPP関連政策大綱に、私たちの意見も十分に取り入れてもらったこと、経営安定対策事業の法制化は、生産者の営農意欲を引き出すだけではなく、将来への安心感に結びついていくものとの声を寄せています。  TPPには今後、アジアのほかの国々も参加に意欲を見せており、経済面での連携の広がりが、安全保障面でもプラスに働くことは間違いありません。昨日来、米国大統領選における候補者の発言が取り上げられておりますが、米商工会議所などの経済界からは反発や警告の声も上がっており、日本政府の態度も今のところ変化はありません。したがって、日本はアジア太平洋地域とともに安定と発展につなげていくこと、そして国際的な見地に立って、合意国との連携と協調を保持していくためにも、TPP協定の批准に向けて用意周到に手続きを進めていくべきだと私は考えます。  以上の理由によりまして、本請願には反対を表明して討論とさせていただきます。議員皆様方の御賛同をよろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 次に、野中重男議員。 ○(野中重男君) 日本共産党の野中重男です。  私は、請第1号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願について、賛成の討論を行います。  この協定が成立すれば、どのようなことが進むのでしょうか。交渉に当たっての経過が全ては公表されていません。また、交渉担当だった当時の大臣が辞任し、国会での質疑にも答えられない状況が生まれています。こういうことが続くと、なおさら中身がどうなのかっていうのが、国会で解明されないままに現在に至っています。  さて、わかっているだけでも私たちの日々の生活や安全、国内の各種の生産や経済に大きな影響を与えると言われています。  まず農業分野では、お米や麦は輸入枠が拡大し、牛肉、豚肉での関税引き下げなど、重要農産物5品目全てで大幅な譲歩を行う内容になっています。さらに、政府が守ったという重要5品目については、例外規定があります。それはどういう例外かというと、7年後には米国など5カ国と、関税撤廃についての協議を行うということを義務づけていることであります。このように詳しく見てくると、現在に合意に至っている、あるいは言われているものは、通過点にしかすぎず、ゆくゆくは全農産物の関税撤廃が迫られる恐れがあります。  今、反対者の討論がありました。リンゴだとか桃だとか、海外に輸出して多くの利益を上げられるところもあるかもしれません。しかし、農業生産全体にとって、どれだけのプラスとマイナスがあるのかということも、当然見比べなければいけないなっていうふうに私は思います。  こういう中身では、地域の農業、特に海外の大規模農家と同じ土俵で競争させられることになるということになれば、国内の農業は守られないということは明確ではないでしょうか。  また、もう1つの面で申し上げますと、参加国の中の企業が、各国の環境政策や食品や医薬品の安全規制や規準について、その規制や基準を輸出入の障壁として裁判をする権利を認めています。さらに、公的サービスへの外国企業の参入も認めており、公営サービスの民間化が加速する恐れも出てきております。  結局、このTPPは、TPP参加国の中で関税や各種の規制をなくし、多国籍企業が参加国の市場に参入し、大きな利益を上げるためにつくられようとするものであるということは間違いないと思います。その目的のために、国内の国民の安全や農業などの産業は犠牲にする内容であると思います。  このような大きな問題を抱えているTPPについては、国会で批准しないでほしいという請願であり、これは採択されるべきと考えます。  以上、賛成討論を終わります。 ○議長(福田 斉君) 次に、中村幸治議員。 ○(中村幸治君) 政進クラブの中村幸治です。  私は、陳第1号原子力規制委員会に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情についてと、陳第2号九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情について、反対の立場で討論を行います。  基本的に私は、将来は原子力発電をなくすべきというふうに思っています。  しかし、この2つの陳情は、川内原子力発電所の免震棟の建設についてであります。原子力発電所で大事故が起きたときの現場の前線基地である緊急時対策所を、積層ゴムで揺れを吸収する免震棟が、福島原子力発電所事故では注目を集めました。免震構造に対して耐震構造がありますが、岩盤上に固着させる丈夫な耐震構造の施設も、免震構造と同じように新基準を満たすというふうに聞いています。  九州電力は、重大事故時の対策拠点として、耐震施設を新設することを原子力規制委員会に申請しました。新聞記事によりますと、建物の強度を増し、原子力規制委員会の審査で示された地震の揺れにも耐えられる構造にするというふうに言っています。また、免震棟は、新規制基準の必須ではありません。  以上のことから、私は陳第1号、陳第2号に反対であります。これで討論を終わります。 ○議長(福田 斉君) 次に、藤本壽子議員。 ○(藤本壽子君) 無限21の藤本壽子です。  陳第1号原子力規制委員会に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情について、陳第2号九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情について、一括して賛成討論をいたします。  九州電力は、昨年12月17日、今年3月までに完成としていた川内原子力発電所の免震重要棟の建設撤回を前提に、設置変更申請を原子力規制委員会に提出。原子力規制委員会は、撤回の理由が不十分と指摘しましたが、耐震施設の拡充の可能性を示しました。その変更に対して、許可がなされないまま現在に至っております。  私は、6月27日、川内原子力発電所に連絡をいたしました。尋ねたところ、原子力規制委員会に申請したが、そのままの状態だということであります。  熊本地震の揺れは、必ず鹿児島へも影響するだろうと予想されます。一刻も早い対応が求められる中、九州電力も原子力規制委員会も対応が遅すぎであります。災害を過小評価しては、取り返しがつかないことになります。  原子力規制委員会も九州電力も、何よりも福島原子力発電所事故の教訓を思い起こすべきであります。国会事故調査委員会で、福島原子力発電所事故当時の東京電力清水正孝社長が、免震棟がなかったらぞっとすると報告しました。その言葉を受けるように、全国の原子力発電所では、免震重要棟の建設を行っているところがあります。  事故が起こったとき、最大限の対策を立てるためには、免震重要棟が必要だと決めた原子力規制委員会も、審査の前にはつくらなければ審査を通さないと言ったものであります。その取り決め事項を両者でほごにしてよいものでしょうか。  川内原子力発電所1号機、2号機が、免震重要棟なしで再稼働に入ってしまったことは大きな問題であります。水俣も含む近隣住民のせめてもの安全を守るため、この意見書の採択を心からお願いしたく思います。  以上です。 ○議長(福田 斉君) 以上で通告による討論は終わりました。  ほかに討論はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第46号専決処分の報告及び承認についてから、議第51号専決処分の報告及び承認についてまで、6件を一括して採決します。  本6件に対する委員長の報告はいずれも承認であります。  本6件は、いずれも委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本6件は、いずれも委員長報告のとおり承認しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、議第52号水俣市介護保険法に基づく指定地域密着型サービスの事業  の人員、設備及び運営に係る基準に関する条例の一部を改正する条例の制定についてから、議第63号平成28年度水俣市一般会計補正予算第4号まで、12件を一括して採決します。  本12件に対する委員長の報告はいずれも可決であります。  本12件は、いずれも委員長報告のとおり決定することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって、本12件は、いずれも委員長報告のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、陳第4号水俣湾埋め立て地八幡残渣プールに対し早急に適正な対策を講じる事を求める陳情についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって、陳情本件についてお諮りします。  本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立少数であります。  したがって本件は、不採択とすることに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、請第1号TPP協定を国会で批准しないことを求める請願についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって、請願本件についてお諮りします。  本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立少数であります。  したがって本件は、不採択とすることに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、陳第1号原子力規制委員会に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって、陳情本件についてお諮りします。  本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立少数であります。  したがって本件は、不採択とすることに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、陳第2号九州電力株式会社に対して、川内原子力発電所免震重要棟建設問題についての対応を求める陳情についてを採決します。  本件に対しては、先ほど討論がありましたように御異議がありますので、起立により採決します。  本件に対する委員長の報告は不採択であります。  したがって、陳情本件についてお諮りします。  本件は、採択することに賛成の議員の起立を求めます。    (賛成者起立) ○議長(福田 斉君) 起立少数であります。  したがって本件は、不採択とすることに決定しました。         ──────────────────────────
    ◎日程第24 委員会の閉会中の継続審査並びに調査について       総務産業委員会        1 一般行財政並びに経済観光、農林水産、都市計画、上下水道等に関する諸問題の調査について       厚生文教委員会        1 陳第3号 若者も高齢者も安心できる年金制度の実現を求める陳情について        1 環境、福祉、総合医療センター並びに教育等に関する諸問題の調査について       議会運営委員会        1 議会運営等に関する諸問題の調査について        1 議会の情報公開に関する調査について ○議長(福田 斉君) 日程第24、委員会の閉会中の継続審査並びに調査についてを議題とします。  各常任委員会及び議会運営委員会から、目下委員会において審査中の事件並びに所管事務の調査について、閉会中の継続審査・調査の申し出があります。  お諮りします。  各常任委員会及び議会運営委員会から申し出のとおり、閉会中の継続審査並びに調査に付することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがってそのように決定しました。         ────────────────────────── ◎日程第25 議第64号 固定資産評価員の選任について  日程第26 意見第2号 行政庁舎再建等についての国庫補助制度の創設を求める意見書について ○議長(福田 斉君) 日程第25、議第64号固定資産評価員の選任について及び日程第26、意見第2号行政庁舎再建等についての国庫補助制度の創設を求める意見書についてを議題とします。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 順次提案理由の説明を求めます。  西田市長。    (市長 西田弘志君登壇) ○市長(西田弘志君) 本定例市議会に追加提案いたしました議案につきまして、提案理由を御説明申し上げます。  議第64号固定資産評価員の選任について申し上げます。  本案は、本年4月1日に実施いたしました市職員の人事異動に伴い、固定資産評価員である税務課長が交代いたしましたので、新税務課長である久保敏博君を選任しようとするものであります。  以上、本定例市議会に追加提案いたしました議第64号について、提案理由を御説明申し上げましたが、慎重審議を賜り、速やかに御同意くださいますよう、よろしくお願いを申し上げます。 ○議長(福田 斉君) 次に、意見第2号について、庁舎建替等対策特別委員長髙岡利治議員。    (庁舎建替等対策特別委員長 髙岡利治君登壇) ○庁舎建替等対策特別委員長(髙岡利治君) 行政庁舎再建等についての国庫補助制度の創設を求める意見書について、案文を読み上げ、提案理由にかえさせていただきます。    平成28年熊本地震は、4月14日の前震と続く同16日の本震の二度の激震により、多くの尊い人命を奪い、地域住民の生活基盤や安寧な日常生活を奪い、甚大な被害をもたらしました。そのような中、本市においては庁舎機能の移転を余儀なくされ、同様に熊本県内各市町村でも行政庁舎等の施設、設備が甚大な被害を受けています。    今回の地震により、本市及び熊本県内各市町村の行政庁舎等は、あらゆる災害時に地域防災の要として機能し、人命救助や避難者支援など、防災対策の司令塔としての役割を果たさなければならないことが、改めて明らかになりました。そのためには、庁舎等は単なる復旧ではなく、地域にとって真に必要な防災拠点機能を併せ持った、災害に強いものとする必要があります。    現行制度上、行政庁舎等の再建については、機能強化等を含め補助制度がないため、地方単独事業として実施する必要があります。しかし、特に本市のような小規模自治体では、財政基盤が弱く、災害に強い復旧、復興を進める上で大きな障壁となっています。    これらのことから、国におかれては、行政庁舎等の再建について、東日本大震災時の支援も踏まえ、躊躇なく災害復旧と防災機能の強化に取り組めるよう、下記事項について特段の措置を講じられるよう強く要望します。                      記  1 行政庁舎再建等において、応急工事や調査、仮設庁舎の建設等も含めた国庫補助制度を創設すること。  2 あらゆる災害において防災拠点機能を発揮できるよう、行政庁舎等の耐震化を含む拠点機能の充実等に要する費用について、国庫補助制度を創設すること。    以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出します。    平成28年6月30日                                  水 俣 市 議 会  全会一致の御賛同よろしくお願いいたします。 ○議長(福田 斉君) 以上で提案理由の説明は終わりました。  これから質疑に入ります。  ただいま、市長及び庁舎建替等対策特別委員長から提案理由の説明がありました本2件について、質疑はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 質疑なしと認め、これで質疑を終わります。  お諮りします。  ただいま質疑を終わりました本2件は、委員会の付託を省略したいと思います。  これに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本2件は、委員会の付託を省略することに決定しました。  これから討論に入ります。  本2件について討論はありませんか。    (「なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 討論なしと認め、これで討論を終わります。  これから採決します。  議第64号固定資産評価員の選任についてを採決します。  本件は、これに同意することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、同意することに決定しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 次に、意見第2号行政庁舎再建等についての国庫補助制度の創設を求める意見書についてを採決します。  本件は、原案のとおり可決することに御異議ありませんか。    (「異議なし」と言う者あり) ○議長(福田 斉君) 異議なしと認めます。  したがって本件は、原案のとおり可決しました。         ────────────────────────── ○議長(福田 斉君) 以上で本日の日程は全部終わり、今期定例会の全日程を終了しました。  これで平成28年第2回水俣市議会定例会を閉会します。                                午前11時8分 閉会    地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。                      水俣市議会 議  長  福 田   斉                            署名議員  髙 岡 利 治                            署名議員  藤 本 壽 子...