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2018-09-28 平成30年第3回定例会(6日目) 本文
2018-09-28 平成30年第3回定例会(6日目) 名簿

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  1. 荒尾市議会 2018-09-28
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    取得元: 荒尾市議会公式サイト
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    2018-09-28:平成30年第3回定例会(6日目) 本文 (文書 90 発言中)0 発言ヒット ▼最初のヒットへ(全 0 か所)/ 表示中の内容をダウンロード 1:◯議長小田龍雄君)                          午後1時30分 開議 ◯議長(小田龍雄君) これより、本日の会議を開きます。    ────────────────────────────────   日程第1 議第50号平成29年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定につ   いてから日程第8議第57号平成29年度荒尾市病院事業会計決算の認定に   ついてまで(委員長報告・質疑・討論・表決) 2:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第1、議第50号平成29年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定についてから、日程第8、議第57号平成29年度荒尾市病院事業会計決算の認定についてまで、以上平成29年度決算関連の議案8件を一括議題といたします。  この際、財務常任委員長より、委員会の審査の経過及び結果の報告を求めます。財務常任委員長島田稔議員。   〔財務常任委員長島田 稔君登壇〕 3:◯財務常任委員長(島田 稔君) ◯財務常任委員長(島田 稔君) ただいま議題となっております議第50号から議第57号までの平成29年度決算議案8件について、財務常任委員会での審査の結果及び要望項目について御報告をいたします。  なお、順番が若干前後しますが、御了承をください。  まず、議第50号平成29年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定についてであります。  本決算については、マイナンバー制度虫歯予防対策・フッ化物洗口実施費自衛隊募集教育再生首長会議に関する支出は認められないとの反対討論があり、採決の結果、賛成多数により認定すべきものと決定しております。  次に、議第52号平成29年度荒尾市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定についてであります。  本決算については、4億円を超える収支残となっており、基金と繰越金を合わせて12億円を超えることになり、保険料の軽減など市民に還元すべきであるとの反対討論があり、採決の結果、賛成多数により認定すべきものと決定をしております。  次に、議第51号平成29年度荒尾市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について、議第53号平成29年度荒尾市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について、議第54号平成29年度荒尾市南新地土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について、そして、議第57号平成29年度荒尾市病院事業会計決算の認定についての、以上4会計の決算については、いずれも異議なく認定すべきものと決定しております。  次に、議第55号平成29年度荒尾市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分についてであります。  本件については、今後、包括委託を全国に先駆けて大企業1社を中心として、水道事業を依存し継続していいのか懸念があるとの反対討論があり、採決の結果、賛成多数により、決算については認定、剰余金の処分については原案のとおり可決すべきものと決定しております。  そして、最後に、議第56号平成29年度荒尾市下水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分については、決算については異議なく認定、剰余金の処分については異議なく原案のとおり可決すべきものと決定しております。  次に、去る9月25日に決算議案8件について、各分科会審査に基づいて議員間討議を行いましたが、その際に執行部に伝えるべき要望事項を決定しておりますので、御報告をいたします。
     まず、一般会計関係についてです。  平成15年ごろの行財政改革により、各種団体への補助金が一律に削減されたが、そろそろ見直しも必要ではないかと考える。補助金のあり方について、再度検討をしていただきたい。  中山間地域の振興策として、道路の整備や公共下水道区域外合併処理浄化槽の推進を検討し、バランスの取れた市内の発展をお願いしたい。  指導者不足による小学生児童の運動やスポーツにおける才能の芽を摘むことがないよう、十分な配慮に努めていただきたい。  小学校のエアコン設置に関連して、特に7月の酷暑対策として、スポットクーラークールバッグ導入を検討していただきたい。  宮崎兄弟生家については、来場者が当初予定の3分の1に留まっている。来場者に対してアンケートを取るなど、費用対効果の面からも効果的なおもてなしにつながるように努力していただきたい。  次に、国民健康保険特別会計関係についてです。  公費負担を拡充するなど、地方6団体とともに国に働きかけを行っていただきたい。  以上のとおり、審査の結果及び議員間討議における要望事項を述べてまいりましたが、各理事者におかれましては、本委員会及び各分科会で表明された意見・要望などに十分留意され、厳しい財政状況の中ではありますが、経費の削減と効率的な予算の執行に努められ、市民サービスの向上のため、市政全般にわたって、なお一層の努力を傾注されますようお願い申し上げて、報告を終わります。 4:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これより、委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 5:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 質疑なしと認めます。  これより、議事日程の順序により討論に入ります。  まず、議第50号平成29年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定について討論に入ります。5番北園敏光議員。   〔5番北園敏光君登壇〕 6:◯北園敏光◯北園敏光君 議第50号平成29年度荒尾市一般会計歳入歳出決算の認定について、反対討論を行います。  最初に、一般会計の中には、たくさんの決算内容が含まれております。地方自治法は、第1条の2第1項に、「地方公共団体は、住民の福祉の増進を図ることを基本として、地域における行政を自主的かつ総合的に実施する役割を広く担うものとする」と、その役割を明らかにしております。このことは、福祉の分野に限らず、今回、私が一般質問で取り上げました地方公営企業法にも、第3条に位置づけられているところでございます。私は、この役割との関係で、二元代表制の中で、議員というチェック機能を果たす立場から、3点について意見を申し上げます。  最初に、平成29年度決算には、少なくない評価できる内容がありますが、その中で1点のみ最初に触れたいと思います。  私は、平成28年9月に、子どもの貧困対策に関して、一般質問を行いました。その中で、当時、学校給食費の滞納額が本市で166万円余、0.6%の世帯に及び、毎年増加するという深刻な事態にあったこと、また、現場の先生方も給食費の管理や集金などに御苦労されているということが報告されました。私は、このような事態の広がりに対して、全国の2割の自治体で何らかの保護者負担軽減を実施し、ここ数年で実施に踏み出す自治体がふえていること、多子世帯への助成が40自治体あること、熊本県内でも、二つの自治体では給食費無償としていることを紹介し、相当な財政を必要とするために、荒尾市でも、まず第3子からでも実施に踏み切れないかと要望をいたしました。  その後、この問題は、さきの市長選挙で浅田現市長が、小学生の給食費無償化を一番の選挙公約に掲げられて当選され、平成29年10月1日から実施されることになりました。私は、全国でも、市の段階では数少ない、小学生の学校給食費完全無償化に踏み切られたことは高く評価いたします。  そのほかにも、学校教育に対する人的配置や施設整備等々、御尽力いただいたことを評価いたしたいと思います。  しかし、次の2点について指摘をしたいと思います。  最初に、浅田市長は、あらお未来プロジェクトを立ち上げられ、さまざまな施策を打ち出されております。私は、このことについては反対しておりません。全ての子どもたちが健やかに成長できるように責任を果たすことが最優先課題であると思います。今、子どもの貧困問題が社会問題になってきており、学校現場でのアンケート調査などから、とりわけ低所得世帯で子どものぐあいが悪くなっても、経済的理由で親が医療機関への受診を我慢させる状況が広がっているという、あってはならない深刻な事態があることを何度も取り上げてまいりました。荒尾市議会には、既に中学3年までの医療費無料化を求める3,000名を超える署名が寄せられ、議会では請願が採択されておりますが、平成29年度以降、全く方向性も示されていない状況にあります。  浅田市長は、請願が採択されたのは、自分が市長になる前のことであるとか、子どもが病気にならないよう予防に力を入れるなどと、実施しない説明をされていますが、このような説明では、市民は納得できないと思います。  既に、子どもの貧困対策が重視される中で、子ども医療費助成が最もおくれていた熊本市が、昨年12月までは小学3年までしか助成をしておりませんでしたが、ことし1月から通院・入院とも中学3年までに引き上げました。これにより県下14市の中で、まだ中学3年まで助成していないのは荒尾市だけになってしまいました。現在、市の段階では、山鹿市だけが高校3年まで無料化しておりますが、この9月議会ではほかの自治体でも高校3年まで無料化を拡充するという答弁があっております。  人口減少対策として、給食費無償化の効果が言われています。そのことを否定するわけではありませんが、子どもの命にかかわる課題は最優先課題です。なぜ医療費無料を先にできないのか、計画も示せないのか。子どもの命の重さを理解されているのか等々、市民の中に率直な疑問の声が広がっていることを真剣に受けとめる必要があると思います。  次に、2つ目の反対理由です。ことし3月議会で、私は、部落差別解消推進法の問題を取り上げ、その中で質問しましたが、荒尾市では、まだ同和団体への補助金が拠出されております。国は、同和行政を終結した同じ月に人権教育啓発に関する基本計画を閣議決定し、それまでの同和問題を中心としてきた人権擁護の課題から女性、子ども、高齢者、障がい者、そして同和問題、アイヌの人々、外国人などをめぐるさまざまな人権問題を重要課題とするように改めました。県下では、熊本市や玉名市では、国の基本計画に沿い、同和問題を中心とした予算は終結させております。荒尾市でも、このような見直しが必要であると思います。  以上、私は、全ての内容に反対するわけではありませんが、市民要望に照らして、賛成できない内容が含まれておりますので、この議第50号には反対することを表明いたします。 7:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 6番坂東俊子議員。   〔6番坂東俊子君登壇〕 8:◯坂東俊子◯坂東俊子君 きょうは、若い方が傍聴に見えられていますので、張り切ってまいりたいと思います。よろしくお願いします。  新社会党議員団を代表して、議第50号平成29年度荒尾市一般会計歳入歳出決算について、市民の総意を得ていない支出に対しまして、反対の立場から討論を行います。  まず、一つ目は、住民基本台帳ネットワークシステム及び社会保障税番号制度、いわゆるマイナンバー制度です。この制度は、全ての国民と外国人住民に対して、社会保障と税の分野で共通に利用する識別番号をつけて行政のデータベースに別々に管理されている納税情報健康保険情報年金情報等個人情報情報提供ネットワークシステムを通じて名寄せ統合し、行政運営の効率化及び事務手続の簡素化を図ろうとするものとされています。しかし、マイナンバー制度が想定している情報は、氏名、住所、生年月日、性別といった基本情報に加え、年金、福祉、税等の情報や財産情報を含む私的生活にわたる広範な個人情報であり、同制度はそれらを収集・連携することで、個人に割り当てられたマイナンバーによって、広範な個人情報の検索が可能となるものです。そして、このことは行政機関内での利用にとどまらず、財産情報の収集のため、金融機関等の民間の分野においても、マイナンバーが本人特定の手段として広範に利用されることが前提となっている以上、個人情報が漏えいし、不正アクセスや本人になりすまして犯罪を行う等悪用されること、それによる国民監視・統制の手段として乱用される危険があるということです。  荒尾市でも、制度が始まった2015年度の個人番号カードの交付件数は568件、2016年度は3,569件、2017年度は810件、2018年度は8月末までで178件で、合計5,125件です。人口の約1割も満たしていません。この数字は、私が述べたような危険を、市民の方々も感じていらっしゃるのではないかと推察いたします。  政府、自治体も、この制度のために、いかに莫大な税金を使っているか。かつての住基カードも膨大な税金を使い、国民が利用しなかったことを考えれば、同じ轍を繰り返していると言わざるを得ません。  二つ目は、虫歯予防対策としてのフッ化物洗口実施費についてです。  子どもたちから虫歯をなくすための予防対策は、当然実施していかなければなりません。荒尾市でのフッ化物洗口は、平成26年10月からモデル校2校から始まり、平成27年、全小中学校で開始されました。しかし、フッ化物洗口については、子を持つ保護者をはじめ、市民の間で賛否両論がありますことは御存じのとおりです。虫歯は、薬品なんか使わずに、栄養ある食事と食事の後の歯磨き、寝る前の歯磨きで防げます。子どもにかかわることのできない家庭の子を守るために、フッ化物洗口が必要と歯科医さんは言われます。しかし、学校の養護の先生は、子どもの口の健康対策が薬品なのかと言っておられます。  荒尾市内小中学校生徒数4,030人中8.7%の子どもたちが受けていません。保護者の方が、フッ素の危険さを感じているのが、その一つの理由と推察いたします。  三つ目は、自衛隊募集についてです。  2015年9月19日未明、参議院本会議で安全保障関連法案が、自公5党の賛成多数で強行採決されました。これにより、自衛隊の任務は大きく拡大されました。就職の一つとして選んだものの、自衛隊のリスクが高まる中で、本人のみならず家族も不安に追い込まれています。まさに自衛隊募集は、経済的徴兵制と言わざるを得ません。憲法9条をなし崩しにしようとする情勢の中、このことを最も恐れているのは、自衛隊員とその家族ではないでしょうか。戦争は、平和外交で回避すべきです。自衛隊募集は、危険な方向に手を貸すものです。  四つ目は、教育再生首長会議についてです。  教育再生首長会議は、年会費等公費で賄われております。収入総数550万円から360万円を日本教育再生機構に毎年支出し、安倍首相による教育基本法の全面改定を、戦後レジームからの脱却とのスローガンのもとで強行されている教育再生実行政策を、地方自治体レベルで具体化させることを目標として組織された保守派市町村長の組織が、教育再生首長会議です。同会議の年会費2万円が公費で支出されています。この会議の加入者の市町村長の自治体と育鵬社教科書採択地区とは重なっております。教育再生首長会議が、八木秀次氏が理事長の日本教育再生機構育鵬社教科書採択促進を主要な活動目標に設立されたことは、ほぼ確実と言われています。  平成27年度以降、首長会議日本教育再生機構に年間360万円を事務局委託費として支出しています。八木氏の教育再生機構が、中学道徳教育教科書日本教科書KK版や歴史・公民の育鵬社版関連団体であることがわかっている今日、公金支出で成り立っている首長会議が事実上、八木氏の団体を財政面で支援したことになります。このような会に、公金を支出すべきではありません。  以上の点を述べまして、4点について反対の立場で討論いたしました。皆さんの御理解をよろしくお願いいたします。ありがとうございました。 9:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ほかに討論はございませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 10:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これにて討論を終結いたします。  採決いたします。本件の採決は、起立により行います。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 11:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 起立多数であります。よって、本決算は、認定することに決しました。  議第51号平成29年度荒尾市国民健康保険特別会計歳入歳出決算の認定について討論を行います。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 12:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 13:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本決算は、認定することに決しました。  議第52号平成29年度荒尾市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、討論に入ります。5番北園敏光議員。   〔5番北園敏光君登壇〕 14:◯北園敏光◯北園敏光君 議第52号平成29年度荒尾市介護保険特別会計歳入歳出決算の認定について、反対討論を行います。  この議案は、平成27年度から平成29年度までの、第6期荒尾市介護保険事業計画に基づく、最終年度となった平成29年度の決算の認定の承認を求めるものでございます。決算資料によりますと、平成29年度は歳入と歳出の差が4億1,691万円となり、65歳以上の被保険者1人当たり2万3,045円にもなる大幅黒字となりました。これは、介護報酬引き下げ総合事業への移行などに伴う要介護認定介護サービスの抑制などにより、介護給付費が大幅に減少したことが大きな要因と言えます。とりわけ総合事業を開始した平成29年度は、65歳以上の被保険者が前年より256人増加して1万8,091人になったにもかかわらず、要介護認定者は226人減少し、介護サービスの利用者も167人減少しています。これらにより、保険給付費が1億7,053万円も減少しました。この3年間の介護保険特別会計は黒字を続け、平成29年度決算が承認されますと、基金残高が約9億4,000万円、繰越金が2億6,700万円、合計12億円を超え、被保険者1人当たり6万7,000円近くにもなります。  介護保険法第129条第3項では、介護保険料について、「おおむね三年を通じ財政の均衡を保つことができるものでなければならない」とされております。しかし、平成29年度からの3年間、とりわけ平成29年度決算だけを見ても、歳出予算現額と支出済額が、保険給付費地域支援事業費で約9億円も下回ったにもかかわらず、歳入予算では、介護保険料は予算どおり徴収し、歳入全体の予算と調定額との差、これは4億5,000万円にとどまりました。歳出予算との減少額の5割程度にとどまってしまったわけでございます。  以上の結果から、財政の均衡が保たれているとは言えない実態になっております。市民にとって高過ぎる介護保険料をそのままにして、介護サービス給付抑制を強めたことにより、このような結果になったことは明白であります。このような事態をそのままにして、問題を次の年度の事業計画後に先送りするようなことでは、とても市民の理解は得られません。  私は、市民への基金の還元や保険料の引き下げなどを検討すべきということを申し上げて、この議案へ反対することを表明いたします。 15:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 16:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これにて討論を終結いたします。  採決いたします。本件の採決は、起立により行います。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 17:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 起立多数であります。よって、本決算は、認定することに決しました。  議第53号平成29年度荒尾市後期高齢者医療特別会計歳入歳出決算の認定について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 18:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 19:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本決算は、認定することに決しました。  議第54号平成29年度荒尾市南新地土地区画整理事業特別会計歳入歳出決算の認定について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 20:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 21:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本決算は、認定することに決しました。  議第55号平成29年度荒尾市水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 22:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件の採決は、起立により行います。本決算及び剰余金の処分に対する委員長の報告は、認定及び原案可決であります。本決算及び剰余金の処分については、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 23:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 起立多数であります。よって、本決算については認定、剰余金の処分については原案のとおり可決することに決しました。  議第56号平成29年度荒尾市下水道事業会計決算の認定及び剰余金の処分について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 24:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本決算及び剰余金の処分に対する委員長の報告は、認定及び原案可決であります。本決算及び剰余金の処分については、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 25:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本決算については認定、剰余金の処分については原案のとおり可決することに決しました。  議第57号平成29年度荒尾市病院事業会計決算の認定について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 26:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本決算に対する委員長の報告は、認定であります。本決算は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 27:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本決算は、認定することに決しました。    ────────────────────────────────
      日程第9議第58号 荒尾市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準   を定める条例の一部改正についてから日程第15議第65号熊本県後期高齢   者医療広域連合規約の一部変更についてまで(委員長報告・質疑・討論・表   決) 28:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第9、議第58号荒尾市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正についてから、日程第15、議第65号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更についてまで、以上、一括議題といたします。  これより、市民福祉常任委員長及び財務常任委員長から、委員会の審査経過及び結果についての報告を求めます。市民福祉常任委員長俣川勝範議員。   〔市民福祉常任委員長俣川勝範君登壇〕 29:◯市民福祉常任委員長(俣川勝範君) ◯市民福祉常任委員長(俣川勝範君) 市民福祉常任委員会に付託されました事件の審査の経過及び結果について御報告いたします。  議第65号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について。  審査の結果、原案可決であります。  審査の経過。本件につきましては、広域連合議会における発言の機会が保障されないとの理由により賛成できないとの意見があり、採決の結果、賛成多数で原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  議第58号荒尾市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について、議第59号荒尾市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について、以上の2議案について審査の結果、いずれも原案可決であります。  審査の経過。これらの2議案については、いずれも異議なく原案のとおり可決すべきものと決定いたしました。  以上、市民福祉常任委員会の委員長報告とさせていただきます。 30:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 財務常任委員長島田稔議員。   〔財務常任委員長島田 稔君登壇〕 31:◯財務常任委員長(島田 稔君) ◯財務常任委員長(島田 稔君) それでは、ただいま議題となっております財務常任委員会に付託されております補正予算関係の議案4件について、委員会における審査の結果及び経過について御報告を申し上げます。  本委員会に付託されました補正予算関係の議第60号平成30年度荒尾市一般会計補正予算(第2号)、議第61号平成30年度荒尾市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)、議第63号平成30年度荒尾市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)、議第64号平成30年度荒尾市病院事業会計補正予算(第1号)、以上4議案については、いずれも異義なく原案のとおり可決すべきものと決定しております。以上でございます。 32:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これより、各常任委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 33:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 質疑なしと認めます。  これより、議事日程の順序により討論に入ります。  議第58号荒尾市家庭的保育事業等の設備及び運営に関する基準を定める条例の一部改正について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 34:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 35:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。  議第59号荒尾市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 36:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 37:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。  議第60号平成30年度荒尾市一般会計補正予算(第2号)について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 38:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 39:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。  議第61号平成30年度荒尾市国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 40:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 41:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。  議第63号平成30年度荒尾市後期高齢者医療特別会計補正予算(第2号)について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 42:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 43:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。  議第64号平成30年度荒尾市病院事業会計補正予算(第1号)について討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 44:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 45:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。  議第65号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について討論に入ります。5番北園敏光議員。   〔5番北園敏光君登壇〕 46:◯北園敏光◯北園敏光君 議第65号熊本県後期高齢者医療広域連合規約の一部変更について、反対討論を行います。  この変更内容は、議員定数を32名から45名に改めること、議員の選挙方法を構成市町村の長及び議会の議員のうちから、各構成市町村の議会において1人にすること、議員の任期を2年から、当該構成市町村の長又は議会の議員としての任期によるとする内容でございます。  最初に、現行の議員定数32人は、執行機関である市を代表する枠で市長から8人、同じく町村を代表する枠で町村長から8人、市議会を代表する枠で市議会議員から8人、町村議会を代表する枠で町村議会議員から8人となっており、執行機関側の議員が半数の16人入っております。今回の一部変更で議員数がふえ、各市町村から1人ずつとなり、議員もしくは長で組織することとなれば、各議会の選挙によって議員の全てが市長もしくは町村長で占められてしまう状況を生むことにもつながります。実際、大分県広域連合の議員は、全て各市町村長で組織されております。そもそも市町村長は、それぞれの市町村で後期高齢者医療制度の事務を執行する立場にあり、広域連合議会で執行部提案に対してチェック機能を果たせる立場であるかが問われます。広域行政議会でも、議員として町村長は事務執行に矛盾を生じるために、町村長でなく、各議会の議員で構成するように見直したところもございます。  以上のように、二元代表制のもとで住民の福祉のために執行部、議員、それぞれの立場で議会に臨むことが望ましいと考えます。これまでの熊本県広域連合議会では、毎回の議会で市長や町村長からの発言は全くなく、議案に対する質疑や一般質問の発言者は、16人の枠がある市町村議会から2名程度にとどまっております。  以上の理由から、私は、今回の規約変更は、市町村長の議員を増員することにつながり、住民の意見を示す機会が後退し、議会の活性化にはつながらないと判断いたします。また、広域連合は、各自治体の負担金で運営されており、議員定数が増員することにより、この負担がさらにふえることにもなります。  以上の理由で、私は、この議案には反対をいたします。議員各位の良識ある判断をお願いいたしたいと思います。 47:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 48:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これにて、討論を終結いたします。  採決いたします。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件の採決は、起立により行います。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 49:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 起立多数であります。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────────────────────   日程第16 議第66号南新地土地区画整理事業区6-1水路築造工事請負   契約の締結について(提案理由説明・委員長報告・質疑・討論・採決) 50:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第16、議第66号南新地土地区画整理事業区6-1水路築造工事請負契約の締結についてを議題といたします。  これより、上程議案について提案理由及び議案内容の説明を求めます。浅田市長。   〔市長浅田敏彦君登壇〕 51:◯市長(浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 私のほうから、追加議案議第66号南新地土地区画整理事業区6-1水路築造工事請負契約の締結について御説明をいたします。  工事請負契約を締結することについて、地方自治法第96条第1項第5号の規定により、議会の議決を求めるというものでございます。  本議案の提案理由及び契約の内容につきましては、担当部長より御説明いたしますので、何とぞ御審議の上、御賛同いただきますよう、よろしくお願い申し上げます。 52:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 石川総務部長。   〔総務部長石川陽一君登壇〕 53:◯総務部長(石川陽一君) ◯総務部長(石川陽一君) 私のほうから、議第66号南新地土地区画整理事業区6-1水路築造工事請負契約の締結について御説明いたします。  追加議案となります、議第66号議案書をお願いいたします。  提案理由につきましては、荒尾市議会の議決に付すべき契約及び財産の取得又は処分に関する条例第2条の規定により、議会の議決を必要とするからでございます。  1、契約の目的は、南新地土地区画整理事業区6-1水路築造工事。  2、契約の方法は、条件付一般競争入札。  3、契約金額は、2億1,276万円でございます。  4、契約の相手方は、熊本県荒尾市一部911番地2、三裕・光建設工事共同企業体。代表者、株式会社三裕建設代表取締役尾本篤信でございます。  次ページの、議案資料をお願いいたします。  工事請負契約要項でございます。補足すべき点のみ幾つか申し上げます。  まず、4、予定の工期は、議会の議決を経た日から平成31年3月20日までとしております。  5、施工理由は、南新地土地区画整理事業推進のためとしており、条件付一般競争入札による。  8、入札執行日は、平成30年8月21日。  11、仮契約締結日は、平成30年8月28日でございます。  その他、入札参加者、予定価格、工事概要等につきましては、本資料を御参照いただければと思います。  以上、追加提案1件につきまして、説明を終わらせていただきます。よろしく御審議のほどお願い申し上げます。 54:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 以上で、議案の説明は終了いたしました。  議案研究のため、暫時休憩いたします。
                            午後 2時25分 休憩    ────────────────────────────────                         午後 2時36分 再開 55:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  これより、本件に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 56:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 質疑なしと認めます。  ただいま議題となっております議第66号については、総務文教常任委員会に付託をいたします。  委員会開催のため、暫時休憩をいたします。                          午後2時37分 休憩    ────────────────────────────────                          午後3時 5分 再開 57:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  この際、総務文教常任委員長から、委員会の審査の経過及び結果の報告を求めます。  なお、委員会の審査報告書は、後刻、印刷配付いたしますので、御了承願います。  総務文教常任委員長浜崎英利議員。   〔総務文教常任委員長浜崎英利君登壇〕 58:◯総務文教常任委員長(浜崎英利君) ◯総務文教常任委員長(浜崎英利君) それでは、総務文教常任委員会に付託をされました事件の審査の経過及び結果について御報告を申し上げます。  議第66号南新地土地区画整理事業区6-1水路築造工事請負契約の締結についてでございます。  審査の結果、原案可決であります。  審査の経過。本件については、建設経済常任委員会と連合審査会を開催いたしました。連合審査会で幾つかの質疑がありましたが、総務文教常任委員会を再開し、採決をいたしました結果、異議なく原案のとおり可決すべきものと決定をいたしております。  以上、御報告を申し上げます。 59:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これより、総務文教常任委員長の報告に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 60:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 質疑なしと認めます。  これより、討論に入ります。討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 61:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 討論なしと認めます。  採決いたします。本件の採決は、起立により行います。本件に対する委員長の報告は、原案可決であります。本件は、委員長報告のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 62:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 全員起立であります。よって、本件は、原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────────────────────   日程第17 議員派遣の件 63:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第17、議員派遣の件を議題といたします。  本件は、地方自治法第100条第13項及び会議規則第165条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  来る10月11日、八代市で開催される第268回熊本県市議会議長会に出席のため、安田康則副議長を派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 64:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、第268回熊本県市議会議長会に安田康則副議長を派遣することに決しました。  なお、ただいま議決いただきました議員派遣については、その後、諸般の状況により変更が生ずる場合には、その取り扱いについては議長に御一任願いたいと思います。    ────────────────────────────────   日程第18 議員派遣の件 65:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第18、議員派遣の件を議題といたします。  本件は、地方自治法第100条第13項及び会議規則第165条第1項の規定に基づき、議会の議決を求めるものであります。  来る10月17日から19日に、創生荒尾の会及び公明党議員団の議員7名を宮城県多賀城市及び岩手県花巻市に派遣したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 66:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、創生荒尾の会及び公明党議員団の議員7名を宮城県多賀城市及び岩手県花巻市に派遣することに決しました。  なお、ただいま議決いただきました議員派遣については、その後、諸般の状況により変更が生ずる場合には、その取り扱いについては議長に御一任願いたいと思います。    ────────────────────────────────   日程第19 意見書第2号家庭教育に関する支援の法整備を求める意見書 67:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第19、意見書第2号家庭教育に関する支援の法整備を求める意見書を議題といたします。  意見書の趣旨弁明を求めます。16番橋本誠剛議員。   〔16番橋本誠剛君登壇〕 68:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 それでは、趣旨弁明を行います。  意見書第2号家庭教育に関する支援の法整備を求める意見書。  上記の意見書案を別紙のとおり、会議規則第13条第1項の規定により提出する。   平成30年9月28日提出                     提出者 市議会議員 橋 本 誠 剛                     賛成者 市議会議員 島 田   稔                      〃    〃   俣 川 勝 範                      〃    〃   安 田 康 則                      〃    〃   鶴 田 賢 了                      〃    〃   浜 崎 英 利                      〃    〃   前 田 敬 介         家庭教育に関する支援の法整備を求める意見書                                   別紙添付  提案理由といたしましては、現代は、核家族化、地域社会の絆の希薄化などが進行 し、出産や育児などが、関係の希薄化した社会に置かれ、孤立した状況がふえている。 それが結果として、家庭教育力の低下となり、憂慮する事態となっている。  こうした時代であればこそ、国からの積極的な家庭教育への応援体制が必要な時で あると考え、国及び政府に対して、家庭教育に関する支援の法整備を強く求めたいか らである。         家庭教育に関する支援の法整備を求める意見書  家庭は、教育の原点であり、教育の出発点である。基本的な生活習慣、豊かな情操、 他人に対する思いやりや善悪の判断などの基本的な倫理観、自立心や自制心などは、 愛情による絆で結ばれた家族との触れ合いを通じて家庭において育まれる。  しかし、今日では核家族化の進行、地域社会の絆の希薄化など、家庭をめぐる社会 的な変化には著しいものがある。そのため過保護、過干渉、放任など家庭教育力の低 下が指摘をされ、憂慮するところとなっている。  厚生労働省の発表によると、児童虐待相談件数は毎年1万件ずつ増加し、平成28 年度には12万2,578件を超え、深刻さを増している。  現在は、父親・母親の出産や育児などが、関係の希薄化した社会に置かれ、孤立し た状況がふえている。国からの積極的な家庭教育への応援体制が必要な時であると考 える。  未来社会の担い手である子どもたちを育成する家庭は、社会と国の基本単位であり、 家庭教育が社会を支えていく基盤にもなっている。  教育基本法第10条にも、「父母その他の保護者は、子の教育について第一義的責任 を有するものであって」とし、また、「国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊 重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するた めに必要な施策を講ずるように努めなければならない」と規定をしている。  上記の内容を踏まえ、国会及び政府に家庭教育に関する支援の法整備を強く求める ものである。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成30年9月28日                                 荒尾市議会    あて先       衆議院議長    参議院議長    内閣総理大臣       法務大臣     文部科学大臣   厚生労働大臣
     以上でございます。議員各位の御賛同のほどを、よろしくお願いいたします。    ──────────────────────────────── 69:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 趣旨弁明は終了いたしました。  これより、本件に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 70:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。本件の委員会付託は、会議規則第36条第3項の規定により省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 71:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件の委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。7番田中浩治議員。   〔7番田中浩治君登壇〕 72:◯田中浩治君 ◯田中浩治君 ただいま議題となりました、家庭教育支援法の制定を求める意見書案について討論を行います。  この家庭教育支援法は、その成立に向け、昨年2017年の衆議院選挙において、自民党公約において発表されたものです。しかし、まだ国会に上程されていませんので、その法案を読むことはできませんが、その素案が報道により紹介されたことで、国が家庭に関与することに国民の中ではさまざまな批判や懸念、不安が広まり、国会に提出をさせない運動が起きていることは、皆さん御承知のとおりです。  自民党の下村幹事長代行は、2017年2月24日の記者会見において、10年前に教育基本法を改正したときに、初めて家庭教育というのを基本法に入れているが、それについての具体的な施策については、全く10年間進んでいませんでしたので、それをフォローアップするための法律と発言したことが、自民党ホームページに掲載をされています。2006年に改悪をされました教育基本法は、第2条の教育の目標として、第5号に、「伝統と文化を尊重し、それらをはぐくんできた我が国と郷土を愛するとともに、他国を尊重し、国際社会の平和と発展に寄与する態度を養うこと」、教育の場に愛国心などを掲げ、その達成に向けて教育基本法第10条の家庭教育において、第2項に、「国及び地方公共団体は、家庭教育の自主性を尊重しつつ、保護者に対する学習の機会及び情報の提供その他の家庭教育を支援するために必要な施策を講ずるよう努めなければならない」ことを教育目標とし、いつか来た道へと逆行する政治並びに教育を誰も望んではいません。  さて、意見書案文には、「核家族の進行や地域社会の絆の希薄化などにより過保護、過干渉、放任など家庭教育力の低下が強く指摘されるようになった」、「児童虐待件数は、毎年1万件ずつ増加をしている」、「現代は若い父親・母親の出産や育児などが孤立をしている」などを理由に、「家庭教育支援法の制定を」と挙げられていますが、このことについては、子育て支援などの福祉の面からのサポート体制を強化すべきであり、さらなるその取り組みを進めていくことで解消すべきであると考えます。  また、「未来社会の担い手である子どもたちを育成する家庭は、社会と国の基本単位」とありますが、個人ではなく、家庭を基礎と位置づけることは、家庭の中での男女平等や個人の尊厳をうたっている憲法第24条からみても問題があります。  よって、この意見書案については反対の立場を明確にして、討論を終わります。 73:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 74:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これにて討論を終結いたします。  採決いたします。本件の採決は、起立により行います。本意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 75:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 起立多数であります。よって、本意見書案は、原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────────────────────   日程第20 意見書第3号本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書 76:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第20、意見書第3号本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書を議題といたします。  意見書の趣旨弁明を求めます。15番島田稔議員。   〔15番島田 稔君登壇〕 77:◯島田 稔君 ◯島田 稔君 それでは、趣旨弁明を行います。  意見書第3号本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書。  上記の意見書案を別紙のとおり、会議規則第13条第1項の規定により提出する。   平成30年9月28日提出                     提出者 市議会議員 島 田   稔                     賛成者   〃   安 田 康 則                      〃    〃   橋 本 誠 剛                      〃    〃   鶴 田 賢 了                      〃    〃   浜 崎 英 利          本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書                                   別紙添付  提案理由としましては、新たな時代にふさわしい憲法改正について、各党の憲法改 正案を求め、早急に国会において本格的な論議が行われるよう強く求めたいからであ る、というものでございます。          本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書  日本国憲法が昭和22年に施行されてから本年で71年目を迎えた。この間、我が 国を取り巻く国内外の情勢は当時と比べ大きく変化している。  国内においては、各地で頻発する大規模災害等の緊急事態への対処、急激な人口減 少に伴う地域間格差の是正や参議院議員選挙における合区の実施、急速に進展してい る高齢化社会への対応、高等教育の機会均等を目指す教育無償化、環境問題、家族の あり方など新たな課題が生じている。  国外においても、北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験、中国の東シナ海等への 海洋進出に対する懸念、頻発するテロなど、我が国の安全保障をめぐる環境は、近年、 緊迫の度を増している。  このように我が国を取り巻く国内外の情勢は大きく変化し、現行憲法が施行された 当時には想定されていなかった課題への対応が求められている。  そのような中、昨年5月、安倍晋三自由民主党総裁が「2020年の改正憲法の施 行」や「自衛隊の憲法への明記」などについて発言したことにより、憲法改正に係る 国民的な関心が高まっている。とりわけ、国内外での災害対応や海外でのPKO活動 などに尽力する自衛隊には国民の多くが高く評価をしている中、自衛隊の存在を憲法 に明記することは、極めて妥当性の高いものと言える。  成文憲法を持っている各国では、時代の変化に応じて憲法改正を行っているものの、 我が国では、国内外の情勢の変化にもかかわらず、70年間一度も憲法の改正が行わ れていない。国会においても、平成19年に日本国憲法の改正手続きに関する法律が 制定され、衆参両院に憲法審査会が設置されたものの、いまだ活発な議論が行われて いるとはいえない状況である。  現在、本格的に憲法改正が検討される政治環境が整ったことを受け、国民が憲法改 正論議の具体的な進展を望んでいることは、各種世論調査においても明確に示されて いる。  国会におかれては、このような国民の期待に応え、新たな時代にふさわしい憲法改 正について、各党の憲法改正案を求め、早急に憲法審査会において本格的な論議を行 うよう強く求める。  以上、地方自治法第99条の規定により意見書を提出する。   平成30年9月28日                                 荒尾市議会    あて先       衆議院議長    参議院議長  以上でございます。議員各位の御賛同を、よろしくお願いいたします。    ──────────────────────────────── 78:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 趣旨弁明は終了いたしました。  これより、本件に対する質疑を許します。質疑はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 79:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 質疑なしと認めます。  お諮りいたします。本件の委員会付託は、会議規則第36条第3項の規定により省略したいと思います。これに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 80:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、本件の委員会付託は省略することに決しました。  これより、討論に入ります。5番北園敏光議員。   〔5番北園敏光君登壇〕 81:◯北園敏光◯北園敏光君 意見書第3号本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書への反対討論を行います。  この意見書の内容を見てみますと、「憲法制定から71年を迎え、この間の国内外の情勢の変化に対応するために憲法改正が必要である」とし、「国外において北朝鮮による弾道ミサイル発射や核実験など、緊迫の度を増している」とされています。また、「憲法改正に係る国民的な関心が高まっている」とし、「自衛隊の存在を憲法に明記することが妥当」として、憲法改正論議を求める内容となっており、まさに安倍首相による憲法9条改正発言を後押しする内容になっております。  最初に、日本国憲法、とりわけ第9条について申し上げますと、戦後、世界でさまざまな戦争や紛争が引き起こされてきましたが、日本は一度も戦争に巻き込まれず、一人の死者も出しておりません。これは、戦争放棄をうたった憲法9条の力であり、それは今の国際情勢の中でますます輝きを増しているのが現実であります。  つい先日、熊本市内で講演された自民党の古賀誠・元幹事長は、戦争を知る世代として現在の日本の動きに強い危機感を持たれ、「憲法9条は世界遺産」とはっきり言われております。  今、米朝首脳会談を機に、世界中が朝鮮半島の非核化と平和の実現へ熱い期待が注がれています。「緊迫の度を増している」というような認識は、全く的外れと言わざるを得ません。今、韓国の文在寅大統領が、北朝鮮の金正恩氏と米国のトランプ大統領との橋渡しを行い、朝鮮半島の非核化の平和の実現のために、勇気ある、力強い行動力を示していることに、世界の国々から熱いまなざしが注がれております。  今、一番大事なことは、戦争の危険をあおることではなく、平和外交を後押しし、本当に朝鮮半島の非核化を実現させ、そのことを通してアジアの平和を切り開いていくことです。そのために、日本政府が、安倍政権が、少しでも文在寅大統領の姿勢に学ぶことこそ重要であります。  この意見書は、「憲法改正に係る国民的な関心が高まっている」としています。果たしてそうでしょうか。JNNが行った今月1日と2日の世論調査では、自民党の改憲案を秋の臨時国会に提出することについて、「賛成」が26%、「反対」が53%であり、憲法改正に係る国民的な関心が高まっているとは言えない状況にあります。これは、ほかのマスコミの調査でも、同様の傾向の結果が出ております。  今月14日には、安倍首相が党総裁選で、早期の憲法改正に意欲を示していたことについて、自民党の船田元・憲法改正推進本部長代行が、言い過ぎている状況があり、大変憂慮していると述べ、発言の自粛を要請したと報道されております。首相をやっている間は、憲法の議論はなるべく穏やかに話していただきたい。改憲は野党の賛同を得た上で行うべきだと強調、与党の賛成だけで改憲発言すれば国民の反発を買うとの見方を示し、その場合は国民投票で否決される可能性は十分にある。むしろ、そのほうが可能性として強いと懸念したと報道されたことを紹介しておきます。  以上、説明しましたように、本意見書の内容は全く根拠がないということを最初に申し上げたいと思います。  さて、今月19日で安倍政権が憲法の平和主義と立憲主義を破壊し、安保法制、戦争法の成立を強行して3年がたちました。戦争法強行の後、秘密保護法、共謀罪法という、戦争法体制と言うべき状態がつくられています。憲法による権力の制限、立憲主義があからさまに蹂躙された異常な状態で、一刻も早くこれを解消することは、国民にとって一番大切なことであります。  先ほども触れましたが、ことしに入り、戦争法の最大の口実になってきた北朝鮮の脅威をめぐり、米朝首脳会談が開催されるなど、朝鮮半島での劇的な緊張緩和への動きが起こり、その根拠が大きく崩れつつあります。
     一方で、昨年、米朝の軍事的緊張が激しさを増す中で、米艦防護の実施や、一昨年の南スーダン派兵部隊への駆けつけ警護任務の付与など、自衛隊の海外での武力行使に道を開く戦争法の危険性も明瞭になっています。北朝鮮の脅威という口実が崩れても、あくまで9条改憲を行い、海外での無制限の武力行使を可能にする戦争する国づくりを本格的に狙う安倍首相の姿勢は重大です。  このような安倍政権による戦争する国づくりのために、ことしの防衛費予算は突出し、ついに5兆円を突破しました。昨年12月には、北朝鮮を想定した陸上配備型迎撃ミサイルシステム、イージス・アショア導入を閣議決定し、秋田と山口に2基導入し6,000億円も投入する計画を立てております。余りにも異常です。  安倍政権のこの異常な予算編成は、ほかにもたくさんあります。先日も北海道地震に対し、直後の記者会見では、たった5億円しか支出しないなど、あきれて口がふさがらない、そういう感想を多くの国民が目の当たりにしております。歴代政権の中で、この20年の防災関連予算は4,200億円しか組まれておりません。この4,200億円という金額は、今の米軍への思いやり予算たった1年分に匹敵する状況であります。米軍基地の宿舎や学校には、エアコンが必要でない青森を除き、全ての学校に最初からエアコンが取りつけられています。日本の学校へのエアコン設置には一円も予算が組まれず、一体、日本の政権は本当に国民に目を向けているのか、膨大な防衛予算のほんの一部で、被災者支援や防災、学校へのエアコン設置費用に回すことができます。  今後も、米国の兵器購入計画は目白押しです。社会保障予算を節減し、軍事費のみ増額させ、この憲法改正論議の本質の一つがそこにあるとも言えます。  以上、申し上げましたように、私は、日本を戦争する国にしないために、未来の子どもたちに平和な日本を引き継ぐために、その鍵となる憲法9条を守り抜くために、提案されている意見書には、断固反対することを表明して、反対討論といたします。議員各位の、勇気ある判断を期待いたします。 82:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 12番木村誠一議員。   〔12番木村誠一君登壇〕 83:◯木村誠一君 ◯木村誠一君 それでは、意見書第3号本格的な憲法改正論議を国会に求める意見書案について討論を行います。  今回の意見書案では、憲法改正論議の理由を、「日本国憲法が施行されて以降、我が国を取り巻く国内外の情勢は大きく変化し、現行憲法が施行された当時には想定されていなかった課題への対応が求められている」とし、「成文憲法を持っている各国では、時代の変化に応じて憲法改正を行っているものの、我が国では70年間一度も憲法の改正が行われていない」ことをその根拠としています。しかし、「このような諸外国では、時代の変化に対応して憲法を改正しているのだから、日本も改正すべきだ」という主張は、正当な意見としては認められません。  確かに諸外国では、戦後、複数回にわたって憲法が改正された事実がありますが、諸外国とは憲法の構造が根本的に異なり、内政や外交に関する事情の違いもあります。さらに、日本国憲法における国会、内閣、裁判所にかかわる部分の細かな修正しかしていない諸外国と、国民主権、基本的人権の尊重、平和主義といった憲法の原則を変更しようとしている現在の日本とでは、その内容も全く違うことから、諸外国で行われた憲法改正は、日本の憲法改正を正当化する根拠になるものではありません。  さらに、1990年代以降、行政改革や司法制度改革といった統治機構、国会、内閣、裁判所や、またプライバシーや知る権利のような、新しい人権を認めたり、法のもとの平等や個人の尊厳に基づき、時代に合わせて家族制度のあり方の見直しが図られるなど、時代の流れや社会の変化にも、憲法を変えることなく十分に対応できており、意見書案の中の「現行憲法が施行された当時には想定されていなかった課題への対応が求められている」についても、その根拠になるものではありません。  しかし、一方で、現在の国内の憲法を取り巻く状況は、集団的自衛権の閣議決定や憲法違反の安保法制の可決・施行、さらに、臨時国会の招集に応じないことや、政府関係者が国家緊急権の創設や日本国憲法第9条の改変等に言及するなど、憲法とは、主権者、国民が一時的に権力という大きな力を国民から託された権力者、つまり政治家と公務員がその権力を乱用しないように権力者に課した制約であることを無視し、立憲主義及び民主主義に逆行するような動きが見られます。  先ほどの北園議員の中でも紹介されましたが、JNNが今月1日、2日に行った世論調査では、安倍首相が秋の臨時国会に自民党改憲案を提出するという考えに対し、53%の人が「反対」と答え、「賛成」は26%にすぎず、ことし5月にNHKが行った憲法に関する意識調査では、「憲法改正の議論を進めるべき」と答えた人は19%、「憲法以外の問題に優先して取り組むべき」という意見は68%に上っています。この調査結果からも見えてくるように、国民は2020年という目的ありきの安倍政権下での改憲には明らかに「ノー」を示しています。  日本の憲法は、1945年当時の先進的な思想と政治制度を十分な議論を尽くして制定された、当時の世界でも先進的で完成度の高いものであり、日本において戦後に憲法の改正が行われなかったことは、むしろ必然であったと言えます。  よって、この意見書案については反対の立場を明確にして、討論を終わります。 84:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ほかに討論はありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 85:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) これにて討論を終結いたします。  採決いたします。本件の採決は、起立により行います。本意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。   〔賛成者起立〕 86:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 起立多数であります。よって、本意見書案は、原案のとおり可決することに決しました。    ────────────────────────────────   日程第21 調査事項の付託について 87:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第21、調査事項の付託についてを議題といたします。  各常任委員長及び議会運営委員長から、会議規則第109条の規定により、お手元に配付いたしました申出書のとおり、所管事項について閉会中継続調査の申し出があります。  お諮りいたします。各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり決するに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 88:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、各常任委員長及び議会運営委員長からの申し出のとおり、所管事項について閉会中の継続調査に付することに決しました。  本会議中の誤読などによる字句、数字等の整理、訂正につきましては、会議規則第42条の規定により、議長に委任していただきたいと思いますが、御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 89:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、字句、数字等の整理、訂正は、議長に委任することに決しました。    ──────────────────────────────── 90:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 以上で、平成30年第3回市議会の付議事件は全て議了いたしましたので、これにて閉会いたします。                         午後 3時43分 閉会 地方自治法第123条第2項の規定によりここに署名する。   平成30年9月28日               荒尾市議会  議 長    小 田 龍 雄                      議 員    北 園 敏 光                      議 員    坂 東 俊 子...