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2017-03-17 平成29年第1回定例会(5日目) 本文
2017-03-17 平成29年第1回定例会(5日目) 名簿

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  1. 荒尾市議会 2017-03-17
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    取得元: 荒尾市議会公式サイト
    最終取得日: 2023-05-08
    2017-03-17:平成29年第1回定例会(5日目) 本文 (文書 109 発言中)0 発言ヒット ▼最初のヒットへ(全 0 か所)/ 表示中の内容をダウンロード 1:◯議長小田龍雄君)                          午後1時31分 開議 ◯議長(小田龍雄君) これより本日の会議を開きます。  本日の会議時間は、議事の都合によりあらかじめこれを延長いたします。  日程に入ります前に、鶴田賢了議員より、昨日の一般質問において発言の訂正及び発言を一部取り消したいとの申し出がなされておりますので、これを許します。3番鶴田賢了議員。   〔3番鶴田賢了君登壇〕 2:◯鶴田賢了◯鶴田賢了君 発言の機会をいただき、ありがとうございます。  昨日、私の一般質問において一部不適切な発言をしておりました。ここにおわびして、該当個所の取り消しをお願いいたします。  また、潮湯に関する質問の個所で、「ぼろ」と発言してしまいました。これは、「老朽化」に訂正させていただきます。  それから、同じ潮湯の個所で、潮湯にコンクリートの爆裂があるような発言をしていましたが、コンクリートの爆裂があるところは旧老人センターであり、潮湯にはありませんので、訂正をお願いいたします。  以上、よろしくお願いいたします。 3:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ただいま申し出がありましたように、昨日の鶴田議員一般質問における発言の一部について、会議規則第64条の規定により発言の一部を取り消すことに御異議ありませんか。   〔「なし」と呼ぶ者あり〕 4:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 御異議なしと認めます。よって、鶴田賢了議員の発言の取り消しの申し出を許可することにいたします。  次に、浜崎英利議員より、昨日の一般質問において発言の訂正の申し出がなされておりますので、これを許します。17番浜崎英利議員。   〔17番浜崎英利君登壇〕 5:◯浜崎英利◯浜崎英利君 発言の機会を与えていただきまして、ありがとうございます。  昨日の私の一般質問の中で、都市計画審議会の開催を昨年の「12月」というふうに発言をいたしましたが、これは昨年の「10月」の間違いでございましたので、おわびをしまして訂正をさせていただきます。  どうも御迷惑をかけました。 6:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) それでは、お手元に配付しております議事日程に従い、会議を進めます。    ────────────────────────────────
      日程第1 一般質問 7:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 日程第1、一般質問を行います。  通告がありますので、順次発言を許します。6番坂東俊子議員。   〔6番坂東俊子君登壇〕 8:◯坂東俊子◯坂東俊子君 質問に入る前に、皆さん東日本大震災から6年、熊本地震から11カ月、今議会でもこの議場でも数人の議員さんが、一日も早い復興と亡くなられた方の冥福をお祈りいたしますと発言されました。私も、全く同じ気持ちです。  しかし、被災された方の御苦労とか将来に対する不安は同じでしょうけれども、決定的な違いは、東日本大震災熊本地震では全く違います。ふるさとに帰れる、入れるかということです。  東日本大震災では、まだ放射線の線量が高く、永久に帰れないかもしれない。今、生きている方々が存命中に帰れるかはわかりません。それほど、原発の被害はすさまじいものです。  しかし、安倍内閣は原発の再稼働を認め、原発を外国へ輸出しようとさえしています。何と浅はかなことでしょう。空はつながり、海もつながっているこの地球、ここ荒尾市も無関係ではいられません。お金より命が大切、最優先すべきであることと確認したいと思います。  それでは、質問に入らせていただきます。  1番目に、市民病院の一時金の勤務評定についてと、2番目の市長公約についての2点について、御質問いたします。  まず、市民病院の一時金の勤務評定についてですけれども、国家公務員に対して平成19年4月、公務員制度改革について閣議決定がされ、同年6月に能力実績の徹底、再就職に対する法規制を内容とした国家公務員改正法が成立するに至り、人事評価制度が本格実施され、導入されました。  地方公務員においては、186回通常国会において、地方公務員法及び地方独立行政法人の一部を改正する法律案が平成26年5月に公布されました。地方公務員法の改正案の施行規則は、公布日から起算して2年を超えない範囲で政令で定めるとなっています。これに基づいて荒尾市民病院でも平成27年7月1日から平成28年3月31日までを試行期間とし、本格実施は平成28年4月1日からとして、この勤務評定が入っているというふうに理解をしています。  2016年12月に、一時金の勤務手当について成績率加算が開始されました。  まず、AA評価140、A評価125、B評価98.7、C評価65.0、D評価40.0とあります。このことについて、BとA評価──Bというのが大体良好ということで普通ですよね──同じ額だったら四、五万円の差が出てきます。  まず、1に、これはどういう基準で決定されたのか。2、各評価の人は、どういう人ですか。3、これを導入したことでモチベーションは向上しましたか。これについては、当局というか病院当局は説明もちゃんとしないうちに、これが入ったということで、かなり不満というか、よく理解できないとか、そういうことをきいております。労働組合がありますので、それについて申し入れをしましたけれども、ちゃんと正面向かって対応をされてないということでお聞きしましたので、これについてお聞きいたしたいと思います。  それと、2、市長公約について。1、市民病院の建設地を競馬場跡地にしないと公言されましたが、再度お願いします。これについては、もう3人の方が、今議会でも質問されました。そこで市長は、答弁として競馬場跡地を建設地としないのは、混乱に終止符を打ちたいからだというふうにおっしゃっております。だから、これを再度、私が質問いたしても、おそらく同じ答弁が返ってくるのじゃないかなというふうに思うんです。だから、同じ答弁は要りません。  新病院検討建設計画検証検討プロジェクトが13課、20人で発足しました。第1回が2月24日ということで、お聞きしています。8月を目途に一本にまとめたいということで、新聞にも書いてありましたけれども、これについて、もう8月といったらすぐですし、2月24日に第1回があったということで、もう大体どこを候補地にするのかということは、もう決まっているのではないでしょうかということで、それについてお聞きしたいと思います。  それと、市長は競馬場跡地を建設地としないのは混乱に終止符を打ちたいということで、市長は穏健な方です、私が見ましたとおり非常に静かな方ですので、争いは好まないということでしょうけれども、しかし、今回の2月5日の市長選挙は、かなり接戦というか、1,400票の差で浅田市長が勝たれたわけですけれども、やっぱり互角な戦いだったというふうに私は思うんですね。  そういう中で、15日の多田隈議員の発言で、2年間の総括の中で──もうやめられた方ですよね──そして、いわばもう勝敗があったということで、あんな総括、やっぱり2年間、山下前市長も精いっぱい、よそから来て荒尾のもんじゃないとか、そういう中で、しかし、今までの市長の流れからすると異分子だったわけですよね。そういう中でも彼なりにやられたというふうに私は思っているんですね。  しかし、なかなかそれが議会の理解というか、議会の理解といっても全部の理解じゃなくて一部の議員によってできなかったということだと思うんですね。それについて、やめられた方に対して、あの総括はいかがなものかと、私は非常に心が痛みました。  もちろん、発言は自由ですけれども、ここに来ていらっしゃる方たちも山下前市長を応援した方もいらっしゃるし、浅田市長を応援した方もいらっしゃるんですよね。非常に、1,400票の差で勝たれたということはすごい戦いをされたわけですけれども、そこはやっぱりちょっと問題じゃないかなというふうに思いました。  それと、2番目の学校給食費無償化について今後の財源はどうされますかということで、きのう前田議員が、定住化をするのなら別に学校給食の無償化じゃなくて、住宅建設のお金を、100万円を補助してやったほうが定住化が進むんじゃないかという発言をされました。学校給食についても、私もきょうインターネットで見ましたら、賛否両論ありますね。やっぱり、子育てがある程度終わった方は、親が子どものために自分のお金を出してするのはあたりまえじゃないかと、それとか、そういうお金があるならタブレットとか学校のいろんな、洋式トイレとかそういうことに使ったほうがいいんじゃないかとか、そういう議論があります。  私はもちろん、医療費とか給食とかそれは、例えばスウェーデンとかノルウェーとか、ああいう北欧の国は医療費も全部無料ですし、給食ももちろん無料です。そういうことからすれば、確かに無料化というのは大切だというふうに思うんですけれども、むしろ準要保護を、小学校、中学校の子どもたちに全部準要保護の適用をして、そして、その基準に合わない子たちに給食をするということがまだ先じゃないかなというふうに私はちょっと思いました。  今後、財源についても総務文教常任委員会の会議録を見ますと、江上総務部長の、「今のところある程度財源がそんなに緊迫してないからできる。」ということを言われましたけれども、やっぱり、1回したらずっとしなくちゃいけないわけですね。それで大体半期で7,600万円ですね。来年1年間すると1億5,200万円ですよね。そして、中学校もということはもちろん出てきますし、それまで考えていった場合に、これから先もずっとやっていかなくちゃいけないということで、小学校をやってみて精査して、中学校をするかどうかということも、もちろん市長はきのう発言されております。  これから先、いろんな財源が要ることが出てくるし、慎重にやっぱりやっていかなくちゃいけないというふうに思っています。  それと子どもの医療費無料化についても非常に、山下前市長のとき、一部負担がありながら無料化にしました。中学3年生までの医療費の完全無料化をすれば1億9,200万円、現行の小学3年生が1億3,900万円、約5,200万円の差があるということで、しかし、市長は国保への影響とか、小児ドクターへの過重な負担とか、そういうことを含めて今後、完全無料化するかどうか検討をしたいというふうにおっしゃっています。  やっぱり、大事な荒尾市の子どもたちですから、もちろん無料化ということは大切なことだと思います。  しかし、荒尾市の財源を考えてみた場合、本当に今、それが、これから先ももちろん公約として市長は出されましたので、これは、これからも貫徹されていくというふうに思います。荒尾市の財源は、これから先も本当にちょっとやっていける、子どもの医療無料化を完全にやっていけるということを保証される財源であってほしいという思いもしております。  そういうことを申し述べながら一応私の質問は終わって、降壇して再質問で質問していきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。 9:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 中野市民病院事務部長。   〔市民病院事務部長中野幸充君登壇〕 10:◯市民病院事務部長中野幸充君) ◯市民病院事務部長中野幸充君) 坂東議員御質問の1番目、市民病院の一時金の勤務評定についての、1)これはどういう基準で決定されたのかについて、お答えいたします。  まず、御質問にございます勤務評定は、法律で定めております人事評価と読みかえての上で御説明いたしたいと思いますので、御了承いただきたいと存じます。  まず、地方公務員法及び地方独立行政法人法の一部を改正する法律が、平成26年5月14日に公布されたことに伴いまして、地方公務員法が改正されております。  地方公務員は、人事評価制度の導入等により、能力及び実績に基づく人事管理の徹底を図ることとされ、人事評価の結果は昇任等の任免、勤勉手当、昇給・昇格等の給与にかかわる部分、そして、人材育成において活用されることとなりました。  市民病院におきましては、新病院の建設を控える中、県北住民の命と暮らしを守る拠点であり続けるために、市民に対してさらに高水準で、安心し、信頼される医療サービスを提供するとともに、経営体力を養う等の経済性の発揮を高めていかなければなりません。そのためには、職員一人ひとりが職務能力を向上させるとともに、病院経営や運営に貢献する業績を上げることが不可欠です。  このような背景もあり、今般の法律改正を踏まえまして、地方公営企業であります当院におきましても、人事評価制度を導入いたしたところでございます。  人事評価の実施に向けては、荒尾市病院事業職員人事評価規約及び人事評価マニュアルの策定を行い、職員説明会、さらに、評価者研修会を実施しております。平成27年7月1日から平成28年3月31日までの試行期間を経まして、平成28年3月には、さきの規約及びマニュアル等の見直しを行った上で職員に周知し、平成28年4月1日から本格実施したところでございます。  平成28年12月賞与の勤勉手当の成績率につきましては、荒尾市病院事業職員の給与及び旅費の支給に関する規定の第56条、第74条、第77条に基づき、各評価の対象者数、勤勉手当基礎額などを勘案しまして、AA評価につきましては100分の140、A評価につきましては100分の125、B評価は100分の98.7、C評価100分の65、D評価100分の40と、病院事業管理者により定められたものでございます。なお、勤勉手当の成績率の上限は、100分の140と規定しております。  次に、2)評価の人はどういう人ですかについて、お答えします。これについては、評価の方法について御説明いたしたいと思います。  人事評価につきましては、「能力評価」及び「業績評価」の両面から行うこととされており、能力評価につきましては職員の職務上の行動等を通じて顕在化した能力を把握するものでございます。  具体的に御説明いたしますと、企画・立案や専門知識、協調性、判断力等の業務遂行上において求められる能力を十分に発揮しているかどうかなどを評価するものでございます。  また、業績評価につきましては、職員が果たすべき職務をどの程度を達成したかを把握して、業績の達成の度合いを評価するものでございます。手順といたしましては、平成28年4月に具体的な業務の目標、課題を評価者と面談の上設定し、同年9月末において、その設定した目標、課題に対してどのように達成したかについて、評価者との面談の上、評価を行ったものでございます。  配点につきましては、能力評価点数及び業務評価点数をそれぞれ50点満点とし、合計した点数に基づいて評価を行います。最高点は、100点となります。  評価区分は5段階で、評価点数に応じて決定されます。100点から91点まではAA評価、90点から71点まではA評価、70点から51点まではB評価、50点から31点まではC評価、30点から20点まではD評価となります。  最後に、3)これを導入したことでモチベーションは向上しましたかについて、お答えいたします。  地方公務員法第30条では、服務の根本規定として、すべて職員は全体の奉仕者として公共の利益のために勤務し、かつ職務の遂行に当たっては全力を挙げてこれに専念しなければならないと規定されており、これによりモチベーションの維持向上は図られているものと考えております。  また、人事評価制度は、職員があるべき方向に向け努力し、至らなかった点は改善し、他者から強制されるのではなく、自立的に学び新たな課題に挑戦していくこと、さらに、評価プロセスの局面では、組織内でのコミュニケーションが交わされることとなり、職員の納得性が高まり、これによりモチベーションの向上が期待されると考えております。  このような過程を通じて、組織に必要な人材を計画的に育成していくものだと考えております。  なお、人事評価制度につきましては、評価基準の明示、評価結果の本人への通知、苦情申し立てなどの仕組みについても取り入れておりますので、透明性に配慮した形で制度の導入を行っております。   〔市長浅田敏彦君登壇〕 11:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 坂東議員御質問の2番目、市長公約についての1点目でございますが、市民病院の建設地を競馬場跡地にしない件につきましては、答弁不要ということでございましたので、これについては省かせていただきます。  新たな御質問といたしまして、庁内に設置いたしましたプロジェクトチームが1回目が2月24日に開催をいたしておりますけれども、その際に新たな建設場所についてはもう決まっているのではないかという御質問に、お答えをしたいと思います。  第1回目が2月24日でございますけれども、いわゆる今までの経過の確認を中心に情報の共有をして、これからいよいよスタートという、そういう1回目でございました。  どういう場所が考えられるかということにつきましては、その1回のときの宿題みたいな形で、現在、各参加しているメンバーがその建設地についていろいろ考えている段階でございまして、決まっているということは残念ながらございません。これから可能性のある場所をリストアップして、それをどういう評価項目、視点をもって評価していくかということも含めて、まだまだこれからの作業というところでございます。その点については、以上でございます。  それから、2点目の学校給食の無償化についての今後の財源について、お答えをいたします。  学校給食の無償化につきましては、先日の所信表明で申し上げましたあらお未来プロジェクトのステップ1、「子どもは地域の宝物、みんなで育む人づくり」の中で、その1番で掲げたものでございまして、できるだけ早く実現したいということで、今回、骨格予算ながら、必要な後期から半年分の7,600万円を予算計上させていただいたものでございます。  したがいまして、平成30年度以降につきましては、1年間分として約1億5,000万円の費用が必要となると想定をいたしており、その財源につきましては平成29年度予算と同様に一般財源で考えております。一般財源でございますので、一般会計予算全体の枠組みの中で考えていくということになります。  ここ数年の財政状況といたしましては、実質単年度収支額は黒字が続いておりまして、財政調整基金等積み増している状況でございます。経常収支比率につきましても、平成27年度におきましては87.2%まで低下いたしておりまして、それまでの財政が硬直しがちだった状況が徐々に緩和されております。  こうしたことから、現在の本市の財政状況につきましては、ある程度安定的に体力をつけている状況にあると判断をいたしております。  この10数年来、大変厳しい行財政改革に本市は取り組んでまいりましたが、一般会計をはじめ特別会計、企業会計におきましても、それぞれ財政健全化の成果を上げていると考えておりまして、財政的にも現在、本市は新たなまちづくりのスタートラインに立つことができる状況にあると考えているところでございます。  こうした状況から、本市の現在の財政的体力、余力を考慮し、それを活用することにより、本市が将来明るく豊かな未来を切り開くために、本事業を最優先事項として実施することとしたものでございます。  したがいまして、今回、御質問の今後の財源といたしましては、当面は新たな特定財源の確保や特定の事業を廃止して捻出するものではなく、現在の財政状況を継続するため、今後も行財政の効率化・合理化に取り組みながら、一般財源総額の中で確保してまいりたいと考えております。  また、あわせてふるさと納税の拡充や子どもの投資に対する寄附を受け入れる子ども未来基金の設置など、歳入増にも取り組んでまいる所存でございます。  さらに、中・長期的には、南新地土地区画整理事業など地方創生の取り組みによりまして、移住・定住人口の増加、民間企業の誘致、それから、雇用の創出、農業・漁業の振興などを図って成長力を確保し、税収の増加につなげていきたいと考えているところでございます。 12:◯坂東俊子◯坂東俊子君 どうも、御答弁ありがとうございました。  では、まず1番目の市民病院勤務評定についてですけれども、国がこれをやるということで地方もやるというのは、もう仕方ないというふうに思うんですね。  ただ、私が何でこの質問をしたかといったら、説明会は何回かしたということですけれども、それについて完全に納得してないということだと思うんですね。  もう一つは、今まで私がかなり市民病院については労働条件の問題についてもちょっと言ってきました。例えば人間ドックは今まで義務免でやっていたのが、もう年休に切りかえられたとか。本当に、労働条件というのは、切りかえるときは、例えば、それを悪くするとかよくするにしても、必ず労使交渉が入ると思うんですね。それを経ずに、ある日突然そういうのが入ってきたということで、かなり不信感が、私は病院当局に対して起こっていると思います。  これから先、新病院をつくるためにも、やっぱり、医師の確保それも大切ですけれども、今いる看護師の人たちが本当にやめないように、これから先も市民病院という、今までのいい医療をこれからやっていただくためにも、労使の円滑な関係というのは私は必要だと思うんですね。そういうことを大事にしないと、もう上から言えばいいんだということでやっていったら大変な不信感になっているというふうに思いますので、私は危機感を感じています。  それで、ことしも何人かの看護師たちがやめました。それは、もうそれぞれの個人の理由でしょうとおっしゃるでしょうけれども、一つはそれもあるということですね。やっぱり働きやすい病院というのが大事だと思うんです、自治体病院は特にですね。  そういうことで、ちゃんと説明会を開かれたんでしょうけれども、説明会は何回行われて、それと何人出席して、本当に納得のある説明会があったのかということと、例えば評価ですね、例えばD評価、40.0。この人に対して、おそらくちゃんと不満があったら言ってきてくださいと言っているでしょうけれども、なかなか自分の評価が最下位につけられたときに、言っていくというのはものすごい勇気が要ると思うんですね。それで、自分自身で情けないということで言えない。  そういうことも加味して、やっぱりそういうモチベーションを上げるためには、やっぱり人間というのは日々努力することによって成長していくと私も思います。だけれども、それは本当に温かいものが流れていくときに成長していく、受け入れてもらえるというときに成長すると思うんですね。そういうのが今、感じられてないから、こういう質問を出さざるを得なかったということで、これから先の病院の労務管理というのは、もうちょっと考えたほうがいいんじゃないですかねということで出しました。これについて、説得ある答弁をお願いいたします。 13:◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ただいま御質問のありました議員の御質問の中で、まず、モチベーションに関することですけれども、私どものほうは、今、議員がおっしゃった内容と同様ですが、職員の仕事に対するモチベーションというのは、努力したこと、あるいは頑張ったこと、これが認められたと感じるときに向上するものだと思っております。  人事評価に関しては、先ほど中野事務部長のほうからも答弁がありましたように、それを明確な形で基準を示した、点数化したものであり、職員のモチベーションというのは向上しているものではないかと考えております。  それから、施行時におきまして研修及び説明会に関してですが、当院はイントラにすべてのものを記載するようにしております。そのため、研修会に参加された人数は本日のところは手持ちがございませんので、御容赦いただきますようお願いします。  まず、平成27年3月26日に就業規定及び職員給与規定に関して、改正に伴う職員への説明会を行っております。これは電子媒体による表示もしておりますので、いつでも確認することができます。  それから、職員向けの職員研修会を平成27年6月4日に2回、平成27年6月11日に2回、こちらのほうも所定の専門家、講師をお呼びしまして、その講師による説明会を行っております。  それから、評価をするべきもの、一次評価者、二次評価者、こちらに関しては平成28年の1月下旬と、日にちがすみません、こちらがはっきりしませんが、2月の上旬、2月のほうは私が出席を個別にしておりますので、4日ということがわかっておりますが、こちらで2回で、評価者研修会を実施しております。  それと、先ほど労働組合への提示、申し入れということがございましたけれども、人事評価制度の導入に当たっては、平成27年3月26日の就業規則等改定を行うに当たって申し入れを開始させていただきました。  そして、人事評価制度の導入に当たっては、職員への周知、それから、労働組合への説明は行っております。ただ、労働組合からの協議の申し入れがあった場合は、それに真摯に応じているという対応を行っていると考えております。 14:◯坂東俊子◯坂東俊子君 イントラで表示すると。今、看護師さんたちの労働実態というのは、もう自分たちが患者さんを回って、それを入力するということで大変な思いをしているわけですね。ただ、そういうイントラを見るとか、もう本当疲れまくって見る余裕がないんですよ。というのが一つあると思うんですね。  だから、やっぱりイントラという電子媒体を使ってするという方法ではなくて、やっぱり、きちっと顔を合わせて、時間ももちろん大変でしょうけれども、いろんな疑問を出させるような雰囲気をつくって説明会をしないと、やっぱり、労働組合との協議もしましたとかいっても、その労働組合が協議をしてもらったという気色がないわけですよね。  だから、そういう話になっているんですけれども、もうちょっと労働組合に対して、もちろん当局もお忙しいでしょうけれども、もうちょっと丁寧な取り扱いをしないと、彼ら、彼女たちの言い方次第では広がっていくわけですね。だからぜひ。  だから、私は人事評価が、国がすることだからもう仕方ないということは、さっきも申しました。それも必要なところもあると思いますけれども、ただ、それのやり方、持っていき方、それは本庁もこれから先そういうことが起こるでしょうけれども、そういう丁寧なやり方をしないと、それこそこの間から出ている説明責任という言葉を使いますけれども、やっぱりやっていかないとこういうふうになるんじゃないかなというふうに思います。病院側は、ちゃんとこれだけやっているじゃないかということをお思いでしょうけれども、伝わってなかったということは、もう1回やらなくちゃいけないというふうに思うんですね。  それと、やっぱりそれぞれの点数付けですよね。それについて、人間が人間を評価するわけですから、かなり自分の思いと、つける側の思い、そこの標準が合わないというのがあると思うんですね。そこは、あくまでもあなたの成長を促すためということでもちろん書いてあります。そういうことでやるんでしょうけれども、やっぱり、ランクづけされたということにしかならない、この評価というのはそういうことだと思うんですね。それについては、先ほどから言っているように丁寧な対応をしないと、この疑問というか不信感は払拭できないんじゃないかなというふうに思います。  では、その答弁をお願いいたします。 15:◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ただいまの御質問の一つ目、説明責任ということでございます。  現在、国のほうもオンラインとかそういうこと、ICTといいますか、そういうもので時間に縛られないで研修の時間、例えば看護師さんのお話が出ました。看護師さんにおいては、日勤、準夜勤、深夜勤等あられるでしょうし、そういう時間の制限のある中でどうしても時間をフルに使っての御説明はできかねます。  そうしますと、そういう電子媒体を使って、いつでも、どこでも──どこでもというのは語弊がありますが──いつでも院内であれば見ることができます。そういうものを見ていただく、そして、自分のメリット、デメリットになることでありますから、そういうことで表示すれば、そういうものを見ていただけるんじゃないかということで、そういうものを利用しております。  ですから、おっしゃるとおりすべての方に対してすべて時間を割いて、お一人おひとり御説明ができれば、それがいちばんベストだと思いますが、今、ある機材を利用して周知を図っているということは御理解をいただきたいと思います。  それから、今、おっしゃいました個別の面談、個別に説明をするというところですけれども、先ほど中野事務部長のほうからも説明がございましたが、自分で評価表をつくるとき、いちばん最初に目標を立てるときには、必ず1次評価者、直属の上司と話をすることになります。その中で疑問があったり、あるいは不信があれば、そこでよく話を聞くようにということは、評価者面談の際に専門の講師の方からも御説明があっておりますし、総務課のほうからもそういう指導はしております。  それから、先ほどおっしゃった、評価をするときに独善的な恣意が入りはしないかという意味だと思いますけれども、そういうことに関しましても評価者面談の際には、例を挙げますとハロー効果であるとか寛大化傾向とか、あるいは反対の寛小化ですかね、傾向とか、そういう事例が極力ないような評価者研修、そういうことに注意をするんですよということに関しては、研修の際に十分講師の方から説明があっています。私も受けておりますので、そういう内容を受けております。 16:◯坂東俊子◯坂東俊子君 勤務評定について、そういう心がけをしているということで、そんなに言われることじゃないということなんでしょうけれども、一つは、これから先も勤めていただくということですよね。だから、看護師一人ひとりが本当にやる気を持って患者さんのために自分の能力を使うということは、長くいればいるほどそういう能力は、技術も会話力、患者さんに対する説得力とか、それはどんどん高まっていくわけですけれども、私がさっき申しました、今までの、ずっと病院に対して言うときは労働条件のことですよね。  今までは、今までの当局は、例えば労務管理が変わるときは必ず交渉して、もちろん力関係とかそのときの状況によって労働組合が引かなくちゃいけないということもありますけれども、さっき言った義務免、人間ドックの義務免が、ある日突然、年休に変わっていたというような、その労働条件に関して、そういうことをやっているから、この勤務評定について本当にモチベーションを上げるために、能力を発揮させるために勤務評定をつけているんですよと言っても、ちょっと説得力がない。これについては今後の問題も起こってくるでしょうから、それについてはどうなんですか。 17:◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ◯市民病院総務課長(上田雅敏君) この人事評価につきましては、総務省のほうでも1日でできる、適正な制度ができるということではないということが、はっきり研究会の中で出ております。  当院におきましても、今から何年もかけ──何年もかけと申しますと議員からおしかりを受けるかもしれませんけれども──少しずつよりよい制度にしていかなければならないと思います。評価を受ける者が、今回で285名おりました。医師とか病休者は除いておりますが。その方々の総意がすべてよかったとなるには、やはり、今しばらくお時間をいただいて、職員の方々と協議をしながら、あるいは変えるべきは改善しながら行っていくべきものではないかと考えております。 18:◯坂東俊子◯坂東俊子君 私がさっき言ったのは、それはこれからの、今始まったばっかりですから、よりよいものにしていくということはわかります。さっき言ったのは労働条件変更。これについては、やっぱり誠実さがない、このところ、ずっと。それについてはどうなんですかということをお聞きしたんです。 19:◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ◯市民病院総務課長(上田雅敏君) 今、おっしゃった労働条件というところですが、勤務評定に関するこういう評価というもの、先ほどの義務免に関しては、すみませんちょっと私が了解しておりませんので、私のほうでは当然、有給休暇を使うべきものなのかと思っておりましたけれども、従前はそうであったということを今、お聞きしました。  それは別な話ですけれども、今回のこの昇給に関しましては、規定の変更とかそういうものに関しては申し入れをしておりますので、こちらに関して、評価の係数とか、それじゃどういう評価にするか、あるいは予算の範囲内での給与とか賞与の分配になりますので、こういうものに関しては、私のほうでは労働条件というよりかは管理規定ということで捉えております。ただ、職員とか組合の皆様にはイントラあるいは幹部の了解・決裁を得た後に周知を行っているつもりでございます。
    20:◯坂東俊子◯坂東俊子君 ちょっと伝わってない。じゃあ、ちょっと質問を変えます。今回のAA評価、A評価、B評価、C評価、D評価で今までの、例えば一時金の計算、それは全部もう出したんですね、お金はね。残っているということはないですね。全部出したんですね。 21:◯市民病院総務課長(上田雅敏君) ◯市民病院総務課長(上田雅敏君) はい、先ほど申しました給与規定に応じて支給をしておりますので、予算の範囲内で支給は終わっております。 22:◯坂東俊子◯坂東俊子君 労働条件の変更については、どなたがお答えされるんですかね。 23:◯市民病院事務部長中野幸充君) ◯市民病院事務部長中野幸充君) 労働条件、それと管理条件が変わってくるという内容につきましては、今後、丁寧に窓口のほうを設けて、組合のほうと協議してまいりたいというふうに思っております。 24:◯坂東俊子◯坂東俊子君 これは結構大事なんですよね。やっぱり、病院当局に対する信頼ですね。もちろん、一生懸命やっていらっしゃるということはみんなわかっていますけれども、やっぱり、自分たちの今まで勝ち取ってきた、本庁の職員も含めて、私たちはいろんな労働条件を勝ち取ってきました。それが、ある日突然変わるということについては、ものすごく不信感がわくと思うんですね。前も私は言いましたけれども、やっぱり誠実に答えられてない。今度は中野事務部長がおっしゃいましたので、労働条件の変更については労働組合と必ずきちって話し合うということで、よろしいですね。 25:◯市民病院事務部長中野幸充君) ◯市民病院事務部長中野幸充君) はい、そのようにいたします。 26:◯坂東俊子◯坂東俊子君 それじゃ、一応それを信頼するということで、次の質問に移ります。  市長公約について。市長はいろんな財源をこれから先も安定的な財源でして、子どもの給食無料化はこれからも続けていくということで、もう出発する、もう皆さん10月からですね、給食費は無料になるということで、もちろんお喜びになっていらっしゃると思いますので、これから先も続けてほしいというふうに思います。  市長公約ですからね、どんなことがあっても、死んでも守らなくちゃいけないことですからね。これから先もいろんな要求も出てくると思うんですね。だから、本当に限られた財源をどうしたら荒尾市がもっと、やっぱりここに住んでよかったなと、どこの議員さんも皆さんおっしゃいますけれども、そういうことを大事にするような荒尾市であってほしいと思います。  市民も、さっき申しましたように、山下前市長と浅田市長ということで、荒尾市を二分した大選挙がありました。一応、浅田市長が誕生したということでは、私も本当に荒尾市を前に進める上では協力をしていきたいなというふうに思っています。  それと市民病院のことですけれども、8月にはもう一本化してということで、今までの野外音楽堂も精査して、野外音楽堂がお金がかかったりとか、そういうことだったらもう野外音楽堂はなしにして、ほかのところをするということですよね。それは市民に対してあるいは議会に対しても丁寧な説明をして納得──まあ全部納得できるものではないでしょうけれども──そういうことの丁寧な方策をするということで言われているというふうに思います。  20人の部課長、係長を含めて大変な御苦労だというふうに思うんですね。今のところ、2月24日に第1回をして、次は何日にされるのかは決まっているんですか。 27:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) できれば3月中に2回目を、とは思っていますけれども、まだ調整中でございます。 28:◯坂東俊子◯坂東俊子君 その案は、どこどこがいいということを出されて、そのどこどこがいいと出たら、そこの道路とかそういうことは今からかかるわけですよね。ただ、どこどこがいいということを今、出し合うと。それぞれ、どこがいいと思うからということで、宿題を出しているということですね。それで8月までというと、あと5カ月もないですよね。そういう中で市民病院という50年持つ、これから先、大事な施設を考えなくちゃいけないということでは、本当に寝られないような御苦労をされるというふうに思うんですね。  ぜひ本当に、市民が圧倒的、まあ全部が全部納得できないにしても、過半数の市民の方が、「ああよかったね。」と思うような病院をぜひつくっていただきたいというふうに、お願いをします。  そして、学校給食の無償化については、一応、小学校をやってみて、精査して中学校も考えるということでよろしいですかね。そして、もしその、まあ中学校でもしなくちゃいけないということは精査をするだろうけれども、もう逃げられないでしょう。 29:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) やはり、もう一つの精査、小学校の精査の部分プラスですね。議員御指摘のように当然、中学校をやる場合には、また新たな財源が必要になりますので、これにつきましてもどうやって確保していくのかが同じように問われてまいります。荒尾市のこれからの財政状況、当然、これを踏まえながらそういう判断をしていくことになると思いますので、まずは、とにかく小学校からということでやらせていただきたいというふうに思っております。中学校につきましては、その先のことということで、まずは小学校から着実に続けていける体力をつけていくというのが先決かなというふうに思っております。 30:◯坂東俊子◯坂東俊子君 それは、そうするしかないというふうに思います。子どもの医療費の問題は、まだあげていませんけれども、同じように無償化ということで精査をするということも、さっき私も申し上げましたけれども、今の状態でしばらく続けるということでいいんですかね。 31:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 全部のことがいっぺんにできればいちばんよろしいんでしょうけれども、前市長のもとである程度、今までよりも医療費の問題につきましては、中3までの入院あたりはカバーできている状況でございますので、当面は、その状況を見ながらということになるかと思います。  医療費につきましては、私の基本的な考え方は、病気になってからその医療費を助成するというやり方よりも、まずはその前に、できれば病気にならないような予防接種への助成を充実していくとか、そういう視点をまず重視してやったほうがいいのではないかなというふうに、現在のところ考えているところでございます。 32:◯坂東俊子◯坂東俊子君 予防がいちばん、本当に病気になってからではお金がものすごくかかるし、かなり痛みも伴いますので、それはそうであると思います。  きのう中野美智子議員がおっしゃったピロリ菌ですね、きのう50万円、中学3年生だけでも50万円ということで考えれば、予防の一つだと思うんですね。これは、やっぱりもうしたほうがいいんじゃないですかね、と私は思うんですね。それは予防ということで、市長が医療費の中での予防が大事だというなら一つに入るというふうに思いますので、ぜひ。50万円といったら、そんなに大したことないと思うんですね。そこで様子を見て、やっぱり、未来のがんをつくるよりも、現在の子どもたちの状態を見たほうが、私は長い目で見たら安くつくというふうに思いますので、また、中野議員もおそらくずっと言い続けられるでしょうから、よろしくお願いいたします。答弁いいですかね。 33:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) ちょっとお待ちください。坂東議員、大変申しわけないんですけれども、発言通告に載ってない質問ですので、坂東議員自身の考え方をお述べいただくのはいいんですけれども、答弁を求めるということであれば、発言通告にちゃんと記載をしていただきたい。今のは坂東議員の考え方だということで終わらせたいと思いますので、よろしくお願いいたします。 34:◯坂東俊子◯坂東俊子君 はい、すみません。わかりました。そのとおりですね。  それじゃ一応、質問を終わります。どうもありがとうございました。 35:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 暫時休憩いたします。                          午後2時28分 休憩    ────────────────────────────────                          午後2時40分 再開 36:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。14番木原眞一議員。   〔14番木原眞一君登壇〕 37:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 先日3月11日、四中の卒業式に行って参りました。93名の卒業生でございました。その中で校長先生の挨拶に感動しましたので、御披露します。  「1秒の言葉」というのを、紹介されました。「はじめまして」、「ありがとう」、「頑張ってね」、「おめでとうございます」、「ごめんなさい」、「さようなら」。1秒に喜び1秒に泣く、一生懸命1秒、わずか1秒で言える短い言葉であっても、あるときは花束になり、時にはナイフにもなる、そういうふうな御紹介があったように思います。  そして、担任の先生が名前を呼ばれます。3年間の思い、成長の喜び、今後の活躍を込めて生徒の名前を呼ばれます。卒業生は「はい。」という返事に今までの感謝を込めて、魂を込めて返事をしてくださいと、校長先生は御紹介しました。「いいな。」って思いました。こういうふうな言葉で意思の疎通が、コミュニケーションがあればなと思っております。  それでは、発言通告に従い一般質問をいたします。市長はじめ部課長の、心ある明確な答弁をお願いいたします。  1番目、公共施設、公共下水道の広域での取り組みについてでございます。  ここ数年の将来推計人口発表によると、人口減社会に向かう人口増の右肩上がりのころは、市営住宅、荒尾総合文化センター、公共下水道、市民病院、体育館施設等も行け行けで多くの利用・使用があり、うまくいきよったと思います。うまくいくような需要と供給のバランスがあったと思っております。2040年になりますと、荒尾市は人口推計によると4万3,827人、長洲町1万2,953人、玉名市5万1,091人、南関町6,865人、大牟田市が何と7万8,862人になると推測されております。  各市町村の人口減は必然的で、食いとめられないものと思います。人口減社会になれば、各市町村の財政は厳しくなるものと推察いたします。各市町村での管理運営に影響があり、利用・使用の需要供給関係は過不足が表面化すると思います。お互いに補い合う必要があると考えております。  そこで、お尋ねをします。ア、荒尾市、長洲町、玉名市、南関町、そして、大牟田市と、今以上の公共施設、公共下水道の取り組みを、広域行政でできないものか、お尋ねをします。  2番目、人口減社会における男女共同参画社会における女性の立場の重要性についてでございます。  庁内における女性登用増は、よしと思います。この前お聞きしたところ、正職員360名ぐらいで女性職員120名弱であったように記憶しております。議場においても、女性職員は数人で指折って数えられますが、10年、20年もすれば女性職員さんはもっとふえるものと推測します。若い女性職員さんが能力を生かし経験を積まれ、この議場の半数前後を占有されると思うと、時代は変わる、成長するんだと思います。まさしく男女共同参画社会になる、なったと認識できるようになると思います。  また、人口減社会になるんですから、男、女もない、相互の能力を確認しながら、市政の発展、市民サービスに貢献されるものと思います。荒尾市、日本の社会が平和で安心・安全な生活が、笑顔でもって営まれるものと思います。  そこで、イ、女性職員増における仕事の質、量、向き、不向きはどう考えていらっしゃいますか、お尋ねをします。  ウ、そして、現在、女性消防団を組織されております。いいなと思っております。女性消防団は、男性ばかりの集まりと思っておりましたところ、今では700名以上おられた団員さんは今現在、500名あまりと聞いております。そこに、女性の方の進出できる分野でもあったんだと思います。むくつけき男性ばかりのボランティア集団の中に女性のボランティア集団ができると思うと、消防団のイメージが変わると思います。知性、理性のある、よりメリハリのある消防団活動ができるものと考えます。女性消防団員の加入増の考えはどう思われますか、お尋ねをします。  3番目、荒尾市への定住化、他市町村からの移住をどうお考えですか。  私も、役所に来るには、我が家から20分、23分ぐらいかけて、役所に参っております。車窓からの眺めも景色も、ここ10数年あまり変わってないように思います。これでいいんだ、これでいいんだろうかとの思いをしながら、脳裏をかすめながら、のんのんと平和を甘受している私でもあります。しかし、問題意識を持ちながら生活する必要があると思っております。  3番目、そこで先日3月15日付の熊日新聞によると、熊本地震における公費解体の進捗状況の表に、県下27市町村が記載されておりました。荒尾市それに隣町の長洲町は記載はありませんでした。これは熊本地震前震・本震による倒壊がなかったと解釈できるものです。  荒尾市に災害がない、少なかった、また、台風が荒尾市に上陸したにもかかわらず、風雨の被害も少なく、私の経験では確か25年ぐらい前の台風17号、19号、そして、昭和37年、私が中1のころと思いますが、大雨による小岱山ミカン山開墾による山砂が、川、低地、低いところに流れ込み、水害というのをはじめて経験したぐらいのものです。今では山砂の流れ込みも少なくなったように感じます。菜切川の中流、硯川の河原に新しい山砂の堆積はあまり見受けられず、岩・河原が見られます。自然が折り合ったんだと感じております。  そこで、お尋ねをします。災害の少ないまちであることを売りにしませんかと思います。いかがでしょうか。  それから、荒尾市は地理的に九州のへそであると言われております。そして、交通アクセスにはJR鹿児島本線、国道208号線、西鉄電車、新幹線、高速道路、長洲フェリー、それに有明海沿岸道路とすばらしい交通の要衝にある地域、57km2の面積であります。今までの土地利用計画、都市計画も含めて見直しませんかということでございます。  以上をもって、壇上での発言通告に従い一般質問を終わり、議長の許しを得て質問席で再質問をさせていただきます。 38:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 浅田市長。   〔市長浅田敏彦君登壇〕 39:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 木原議員御質問の1番目、公共施設、公共下水道の広域での取り組みをどうお考えですかの、荒尾市、長洲町、玉名市、南関町そして大牟田市と、今以上の公共施設、公共下水道の取り組みを広域行政でできないものかについて、お答えをいたします。  公共施設や公共下水道などインフラにつきましては、本年度の策定予定をしております荒尾市公共施設等総合管理計画でお示ししておりますとおり、総務省の公共施設等更新費用試算ソフトを用いた今後40年間の公共施設及びインフラの更新費用につきまして、合計で1,900億円を超える試算でございます。このままでは、将来的に多額な費用が必要になる見込みであります。  公共施設やインフラの更新費用を抑制していくためには、施設総量の削減や長寿命化などさまざまな施策を講じていく必要がありますが、経費抑制と行政サービスの確保を両立していくためには、議員御指摘のとおり近隣の市町と広域連携を推進していくことが重要であると認識をしております。  現在の広域連携に関する公共施設の取り組み状況を申し上げますと、まず、2市4町で組織いたします有明広域行政事務組合では、消防などに関する施設を共同で運営しており、さらに、本市及び大牟田市では一部事務組合を設置して、ごみ処理施設である大牟田・荒尾RDFセンターなどさまざまな広域連携を行っております。  また、有明圏域定住自立圏における連携事業といたしまして、本市及び大牟田市、南関町、長洲町においてそれぞれの図書館の相互利用を行っております。  なお、下水道事業につきましては、昨年、本市及び南関町、長洲町の1市2町で開催いたしました公共下水道の広域化・共同化に関する連携事業案を検討するための会議におきまして、本市で実施している下水道事業の地方公営企業法の適用や経営戦略の策定など、下水道事業を円滑に行うための情報交換を行っていくことを確認したところであり、今後もできるところから近隣自治体との連携を深めてまいりたいと考えております。  以上、さまざまな分野において近隣の自治体と連携しながら公共施設等の運営を行っているところであり、荒尾市公共施設等総合管理計画におきましても、計画を推進するための連携体制として、市民との協働による運営や民間委託の積極的な活用などとあわせ、スケールメリットを生かした効率性の向上やサービスの充実、それぞれの地域の公共施設等の特性を生かした、圏域全体の暮らしやすさの充実を図るため、近隣自治体との広域連携を推進すると定めているところでございます。  将来的には、本市に限らず近隣のいずれの自治体におきましても人口が減少していくことが避けられない見通しであり、持続的な都市経営を行うため、有明地域の自治体との連携を欠かすことができない重要な取り組みであると考えております。  今後も公共施設等の更新時期などを契機としながら、望ましい連携のあり方や都市機能の役割分担について、関係自治体と協議を重ね、効率的で利便性が高い施設運営を行っていきたいと考えております。  続きまして、御質問の2番目、人口減社会、男女共同参画社会における女性の立場の重要性について、お答えいたします。  まず、イ.女性職員増における仕事の質、量、向き、不向きはどう考えていらっしゃいますかについてでございます。  御承知のとおり、女性の活躍は、安倍政権が成長戦略の柱の一つに位置づけており、平成27年8月に女性活躍推進法が成立をいたしました。  男女共同参画社会を目指す本市におきましても、女性職員の活躍推進は重要課題であるとの認識のもと、平成28年4月に荒尾市特定事業主行動計画を策定したところでございます。その計画において、女性が活躍できる社会を一人ひとりの女性がその個性や特性を発揮できる社会としており、具体的には管理職に占める女性職員の目標割合を15%と設定いたしております。  また、現在の第2次荒尾市男女共同参画計画の施策に、女性職員の能力開発と管理職への登用推進を挙げて取り組んでおり、平成29年度からスタートいたします第3次荒尾市男女共同参画計画におきましても、重点目標の1番目に、あらゆる分野における女性の活躍推進を挙げ、引き続き取り組むことといたしております。  本年度の職員における女性の割合は、市民病院を除く正職員で30.5%、非正規職員において74.5%となっております。  また、職員における年代別女性の割合でございますが、50代では22.6%、20代では42.9%となっており、近年の採用において女性職員の割合が以前と比べ高くなっている状況でございます。  女性だから、男性だからという固定的役割分担意識だけで、業務の質、量、向き、不向きを判断することなく、すべての職員が個々の能力を最大限に発揮できるような人事管理が重要と考えております。  一方で、女性職員は女性ならではの感性や視点からの物事を分析する能力に優れており、きめ細やかな行政サービスの向上につなげられると考えております。  例えば、防災における女性の視点につきましては、今回の熊本地震の対応においても大きな課題として改めて認識されたところでございます。女性職員の活躍は多様な人材の活用につながり、多様化する社会ニーズの把握や、新しい発想を生み出すことで政策の質が向上いたします。  女性職員の活躍を通じて、男女を問わず個々の職員の能力を最大限発揮でき、やり甲斐と役割を見つけ、組織の力を高めていけるよう適材適所への配置やキャリア形成の支援、仕事と家庭の両立ができる柔軟な勤務体制への推進などのワークライフバランスに配慮した人事管理に努めてまいります。  続きまして、ウ.女性消防団の加入増の考えはどう思うかに、お答えをいたします。  本市消防団の女性団員数は、平成25年度に5名でございましたが、平成28年度には10名となっております。  活動内容につきましては、以前では出初式等での消防団行事の運営補助が主な役割でございましたが、人数の増加に伴い、平成27年度には熊本県女性消防操法大会への出場、平成28年度には有明広域行政事務組合消防本部が主催いたしました応急手当コンテストで金賞を受賞、また、春と秋に行われます全国火災予防運動期間には、消防車両にて火災予防広報に参加していただくなど、人数の増加に伴い活動の幅を広げていっております。今後におきましても、女性団員の増員を図っていきますが、その中において市職員の加入促進につきましては、新採用職員研修時や防災訓練といったタイミングで、啓発、案内を行ってまいりたいと考えております。  議員御質問の3番目、荒尾市への定住化、他市町村からの移住をどうお考えですかの、まず、エ.災害の少ない「まち」を売りにしませんかについて、お答えをいたします。  平成27年国勢調査における本市の人口は、5万3,407人であり、近年、人口減少が加速化している状況であります。人口減少問題は、本市にとって最重要課題でありますが、少子高齢化の進展により今後も構造的な自然減が続くことが予測されます。  そこで、人口減少をできるだけ緩やかにし、将来にわたって成長力を確保するためには、転出者を減らし転入者をふやすこと、すなわち、本市への定住及び移住の促進を図ることが極めて重要であると考えております。  昨年、県内で甚大な被害が発生いたしました熊本地震において、本市では被災者への住宅支援や避難児童・生徒の市内幼稚園、保育園、小中学校への受け入れも行っており、県北に位置する本市の被害が少なかったこともあり、今後、移住・定住策を推進していく中で、県内への定住化という役割も担っていかなければならないと感じております。  続きまして、御質問の、オ.新幹線、JR、高速道路、国道208号線、長洲フェリーと九州のへそである、それに有明海沿岸道路とすばらしい要衝にある地域の57km2である土地利用計画(都市計画)の見直しをしませんかについて、お答えをいたします。  都市計画とは、都市の将来のあるべき姿として、人口や土地利用、主要施設等を想定し、そのために必要な規制や誘導、整備を行い、都市を適正に発展させようとする方法や手段であります。  荒尾市では、昭和37年に荒尾市全域を都市計画区域に指定しており、議員御質問の土地利用計画に関する都市計画は、規制や誘導措置の中心になるものが区域区分、地域地区、地区計画等を定めた土地利用規制であります。  この中の区域区分、いわゆる線引きにつきましては、荒尾市では平成16年に廃止をいたしております。  このように、荒尾市の長い歴史の中で、JRや国道208号線、さらには、有明海沿岸道路などの道路網や近隣には長洲港や三池港の海上交通機関もあり、九州の中心部に位置し、今後、ますます将来展望に期待が持てる有効な土地利用が望まれているところでございます。  こうして、地理的な優位性を有効に活用して、本年度より競馬場跡地南新地土地区画整理事業を展開し、荒尾市の成長に資する新たな活力を生み出すまちづくりに着手しており、定住化や若い世代の移住に向けて取り組んでまいりたいと考えております。  また、土地利用計画、都市計画の見直しにつきましては、都市計画や事業計画は上位計画である荒尾市総合計画や都道府県が策定する都市計画区域マスタープラン及び市町村が策定いたします荒尾市都市マスタープランをもとに多分野に関連しており、広域的な視点からの土地利用調整や住民意見の反映等さまざまな要件が必要となり、一時的または単独の事案等による見直しを行うのではなく、将来展望を見据えた極めて重要な計画であることを御理解いただきたいと思います。  これらのことを踏まえながら、本市では最重要課題の人口減少問題に対応するために、福岡都市圏と熊本都市圏の中間に位置する地理的優位性、各方面への交通アクセスのよさ、山あり海ありの自然豊かな環境と交通利便施設などの適度な都市機能、そして、温暖な気候にめぐまれた自然災害の少ない暮らしやすいまちであることなどの地域特性を広くPRしながら、定住や移住につながる取り組みを推進してまいりたいと考えております。 40:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 浅田市長、るる説明ありがとうございました。  1番目から、再質問にまいります。  1番目の、私がいつも思っておる、また、重複する部分もありますけれども、公共施設、公共下水道、いちばんのねらいは公共下水道でありますけれども、先ほど市長は2市4町ですか、一緒になって考えることもあり得る、そういう会をやるようになってますとおっしゃったと思います。でしょう、市長。 41:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 2市4町と申しますか、近隣の可能性のある地域という意味では、そういう会議を持ったことがございます。 42:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 はい、ありがとうございます。  私は、金山に住んでおります。金山の国道208号線の西照寺信号があります。西照寺信号まで──旧岱明町ですかね──公共下水道は来ておると言うんですよ。そうすると長洲町も聖ルカ苑とかあります。そうすると以前、荒尾海陽中学校の校長をされよったところの市町村型の合併処理浄化槽を据えられてしておる長洲町の雨水からし尿処理をする設備を組んでおります。聖ルカ苑はどうされておるか知りませんが、要するに長洲町のところはそれが完備されております。だから、近隣市町と荒尾市で公共下水道接続ができるならば、人口減になるわけですから、そちらのほうも潤うようになるかなと思いもするわけです。  そうすると大牟田市との近接のところは、今、大牟田市も公共下水道課があっちこっちやっておりますけれども、荒尾市内のほうでどういうふうにされておるか、そこは把握しておりませんけれども、近隣の市町村とそういうふうにお互い補い合いながら処理をやってもらうと、そういうふうになれば最高だなと、そういうふうに思っております。  これを前向きになってもらうように、どうぞ、荒尾市長、長洲町長さんも玉名市長さんも前向きに考えてもらえる市長さんです。そういう会のときに、ぜひそういうふうに、今からはそういうふうに利用し合うようにしましょうということを、前向きに発言してもらう、ますますやってもらうようにお願いします。どがんでしょうか。 43:◯企業管理者(田上廣秋君) ◯企業管理者(田上廣秋君) 先ほど市長のほうから答弁がありましたように、昨年、南関町さんと、それから、長洲町さんという形で、担当レベルでございますけれども、そのきっかけというのは、やはり、それぞれの首長さん方がお話になって、そういうことをしたらどうかというふうな御提案があっての、いくつかの課題の中にそういう公共下水道もあったわけでございます。  それで、その中で話をしましたところ、なかなかやはり、距離的なものであるとかそういう難しい課題があるよねということで、直接つなぐことはすぐはできないけれども、いろんな課題を共有していこうと、そういうことで今のところ話は終わっておりますけれども、何とかいろいろ、今、西照寺等のお話等もございましたので、我々も調べは一応しております。  やはり、かなりの金額がかかりますし、岱明町については、その地域は玉名市でございますけれども、長洲町の浄化センターのほうに流しておりますので、そういう関係ももちろんありますし、やはり、最初設備を整えるとき、管を引くとき、それぞれやはり、流す量といいますか、処理するものを決めてしておりますので、過大な投資はしておりません。そこにつなぐことになりますと、やはり、その管を変えたりとか設備をもう一つ、ラインをふやしたりとか、そういうふうなことがどんどん出てきますので、そういったお話もありますので、やはり、ちょっと長い目で見ていかないといけないと思います。ただ、情報共有は各市町でしていきたいと思っていますので、よろしくお願いいたします。
    44:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 ありがとうございました。  この発想は、人口減社会になるからと、右肩上がりのころに下水道も完備されておったから、人口減になったら使用料支払いも少なくなるんじゃないか、値上げすればまた別ですが、そうなるんじゃないかと思ったもんだから、こういうふうなことをやってもらえると、こういう下水道未設置のところは助かるなと、そういうふうな感じです。よろしくお願いします。  それから、2番目、公共施設の、これはあまり言いたくないんですが、言わせてください。やっぱり市民病院ですよ。先日、さっきも言ったように市民病院、熊本県の病床削減率3万床いくらあったのが、1万1,000床弱ぐらい減少、2025年には減少します、させますよという感じの表がありましたですね。これを見ると、「うわあ。」と、やっぱり病床削減、急性期と慢性期を削減し、そして、回復期をふやすと、そういう地域医療構想になっておるようです。  だから、そういう面で、そうしたら荒尾市民病院も含めて入院病床を削減されたら収入が減るんじゃないかと、そういう感じを思いますから。そして、前から完結型、完結型というのを標榜していらっしゃいますので、聞けば熊本市とか久留米市のほうへ転院させられるとかそういうふうなことをおっしゃいますので、そういう意味じゃ広域で2市4町とか、例えば1市1町、今は公立玉名中央病院の玉東町と玉名市の1市1町になっております。  ここも2040年のころは、人口が5万5,000人ぐらいに推計なるように計算しました、私は。そうすると荒尾市、長洲町も2040年のころは推計が5万5,000人ぐらい。そういう意味においては、完結型の大きな総合病院をつくってもらうと、そこに何とか行けば、複雑骨折から心臓から脳から併発しても、そこに行けば熊本市、それから、久留米市のほうに行かんでも治療できるんじゃないかって、そういう意味合いにおいて、そういうふうなことも完結できる、1から10までの完結できる熊本市、久留米市のほうへ転院させなくても、手術なり治療なりできる病院づくりを広域、いちばんいいのは2市4町と思いますけれども、最悪の1市1町、長洲町、昔の荒尾郷の長洲町が荒尾市ですから、そういう形でもできないもんかなと、そういう話はないんだろうかと思って、お聞きします。 45:◯市民病院事務部長中野幸充君) ◯市民病院事務部長中野幸充君) 現時点におきましては、あり方検討会でも検討していただいております再編ネットワーク等について検討していただいておりますけれども、今の時点では二次医療圏である有明医療圏、特に玉名地区、荒尾地区では、議員がおっしゃったように地域完結型医療体制はある程度整っておるという段階でありまして、現在のところ経営状況に鑑みたら、病院の統廃合といったことは現実的ではないというふうに考えております。  将来的にそういう人口減等が発生、経営に大きく影響してくるというようなときには、再編ネットワークについても改めて検討していく必要は出てくるかとは思います。 46:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 医療のプロじゃありませんので、中野事務部長さんは医療のプロと考えていいと思います。要するに、今、市民病院をつくる、それから、玉名中央病院をつくる、五、六十年持たせる感じの病院になると思うんですよね。再編ネットワークで強みを発揮しながら、これはわかります。そうすると完結型一ヶ所に行って完結型の病院づくりを、もしかすると地域医療構想は公立病院が新築する場合には一緒になりなさいよという、一緒にどがんですかという飴と鞭があるように、私が勉強したところ、あったように思いますので、もしかするなら玉名中央病院も場所が何か不確実な様相に今、なっておるような話をお聞きしますので、荒尾市ももちろん場所が不確実な様相に今ありますので、一緒になって胸襟開いて、九州のへそであると。やっぱり、丘陵地帯の住みやすいところですから、そういう意味合いにおいて、荒尾郷、それから、2市4町の患者さん、市民さんの命はうちで守りますというような完結型の総合病院を2市4町でつくってもらうのがいちばんいいのじゃないかなと思って、こういう発言になりました。  まあ削減、ちょっとこれは関係ないかもしれんけれども、削減は荒尾市民病院は変わらないと以前から聞いておりますが、そういうような意向でよろしいんですね。 47:◯市民病院事務部長中野幸充君) ◯市民病院事務部長中野幸充君) 先日もお話ししましたように、地域医療構想においては削減はないものと考えておりますけれども、やはり、これからの国とか県の動向は注視していかなくちゃいけないと思っております。  削減の方法としては、具体的にはもう診療報酬改定等で病床機能の絞り込みですね、今、言われましたような急性期とか慢性期病床の絞り込みは出てくるかもしれません。しかし、現実的には先日もお話ししましたように、人口10万人当たりのやっぱり急性期の病床、荒尾市の急性期の病床というのは、県平均でも全国平均よりも少ない状況でございますので、それをやはり、絞られたら、やはり、地域医療が非常に、担っていくには厳しくなっていくというのが現実だろうと思っています。 48:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 2025年、団塊の世代まっただ中ですから、ちょうど75歳になるんですよ、私どもはですね。いちばんお医者さん、医院にかかる、もしかするならA医院、B医院さんにはしごでもいいから、いいお医者さん、いい治療はないかという、そういうふうなところを楽しみにしておりましたけれども、そんなやつもだめですよという風潮になって、そういう仕組みになってきよりますので、病気にならないように一生懸命健康に関して意識を持ちながらやっていきたいなと思います。  荒尾市民病院は、やっぱり必要ですよ。久留米市とか熊本市に行かんでもいいように、地域で、地方で完結、治してもらうようなそういうふうな総合病院をぴしゃっと考えて、頭のいい方ばっかりですから、そういう意味でしっかり考えてもらって、エゴじゃなくて皆さんの幸せ、市民の幸せを願って、そういうふうにつくって、前向きのほうに進んでいただければと思います。よろしくお願いします。  それから、2番目、人口減社会における女性職員増における仕事の量、向き、不向き。  先日、確か私がお聞きしたところによると、役所の庁内における正職員さんで、若い方、確か40歳以下ぐらいの女性職員さんが確か120人弱いらっしゃるような話をお聞きしました。だから、今までの女性職員さんの割合とこれからの割合は違ってくるなと、そういうふうに思います。  そこで、人口減による割合が違ってきますので、女性進出は結構ですけれども、今以上の男性職員さんも女性職員さんも自覚──こんな言葉はちょっとまずいんですが──甘ったれじゃないけれども、お願いします。お互いに自覚を持って責任持って仕事をする必要があるとやないかなと思います。  言葉じゃ、「男勝り」ということもありますけれども、そうじゃなくてそれが当たり前なんだよという感じになるのがいちばんいいのじゃないかなと思います。そういう意味において、女性職員の仕事に対する啓発といいますか、自覚を持ってよろしくお願いしたいなと思っております。よろしくお願いします。  それと、ウの女性消防団増員ですね。これは先ほども市長は採用する、研修会では女性消防団加入のすすめ、強制は難しいですから、加入なさいませんかとか、男性も入っていらっしゃらない方がいらっしゃると思うんですが、そういうような意味合いで勧めていいと思うんですが、もう一度ちょっとそこのところをはっきりと言ってもらってよろしいですか。 49:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 今、おっしゃったように、なかなか強制というのは難しいかと思いますので、そういう女性消防団員という制度があって、こういう活動がありますのでぜひどうですかというふうな、そういう勧誘と申しますか、お知らせをそういう新採職員の研修時において、今もやっておりますが、今後も続けていきたいと思っております。 50:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 私も、消防団に15年おりました。22歳から15年、三十七、八歳ぐらいまでおりました。そして、実際、ポンプを運び込んで消火作業が3回ぐらいありますかね。そして、エンジンをかけて、ホース延長、そして放水、そこまでの流れが、やっぱりエンジンをどうしたら、いつも消防団格納庫に眠っておるわけですから、いつも油が通っているわけじゃないんですよ。まず、油を通す、そしてエンジンを、油を通してもわかるち出るんですよね。そして、エンジンをこう引っぱる。そして、エンジンをかけて、まず、ポンプで真空状態にさせる、そして、水が上がってきますけんが、じゃあっとなる。そして、回してホースにつなげる。こういうふうに一連のことをちょっと自信がなかった場合、私がホースを担いでいきますと、「木原さんエンジンを起こして。」と言われて、「ああっ、俺が行きたい。」と思いながら、実際ぱぱぱっと頭の中でその理屈を覚えておったから、いろんなエンジンをですね、それで初期消火をやれた経緯があります。それに今は、ポンプというのはセルで起こせるようになっておると聞いております。こう引っぱる必要はないんですよね。新しい機械は、近年はあまり力がないようにして起こるようになっておりますけれども、セルならなおさらですよ。女性でもできます。  そうするとホースを担いで運ぶ、これは力が要るかもしれませんけれども、その意味合いにおいてそういうふうに理屈を女性消防団の方も、車とあまりエンジン変わらないわけですから、知っておけば、いざというときに加勢になる、そういうような思いであります。  そういう意味において消防団、そして、5年以上になると消防団功労金というのがありますですよね。それをそこまでもらわれて、例えば次の代の方にかわるとか、そういうふうないい意味のサイクルになれば、一度そういうふうなことに役所にお世話になりますので、そういうようなことを覚えてやめますとか、功労金をもらっておやめになりますとか、まだおってもいいとおっしゃる方は、ずっとおってもらってもいいとか、そういうふうになれば、ほかの30部ありますけれども、一緒になってそういうふうな訓練なり、そして、研修なりありますけんが、ほかの団員さんの士気にも関係する。やっぱり女性がおる、おらんじゃ、ここにも女性がもう少しいらっしゃると、やっぱり士気が違うんですよね、雰囲気がですね。和らいだ雰囲気になって、そこに和らいだ中にもメリハリがある、これが大事と思うんですが、緊張感が必要ですから、そういうふうになればなと思って、女性消防団というのはいいなと思って、こういうふうな題材を取り上げました。  そして、毎年出初式に出席しますけれども、女性消防団はことしの出初式でもぴしゃっと姿勢を正して、ずっと立っておられました。すごいなと、あの方はいちばん姿勢よかったなと思いながら感心しておりました。だから、そういうふうな女性の中でたくさん目に触れるというか、目に見ることができるんじゃないかと思います。決して女性を卑下するわけじゃ、女性もすばらしい男性もすばらしい、そういう社会になったほうが荒尾市もいいんじゃないかと思って、よろしくお願いしたいと思います。お世話になります。  それから、3番目にいきます。  荒尾市の要するに定住化、そして、他市町村移住をどう考える、これなんですが、移住をする、今の荒尾市の都市計画、総合計画、都市計画上位の計画に沿ったところに住んで、こういう家をつくったり仕事をやってもらったりとかして住んでもらうと。そういうふうに規制、規制というか全国そうなっておるわけですよね。  だけれども、金山からこの役所に来るのに、荒尾市はこういうふうな地形なんですよ、長方形みたいなですね。私はこの隅から、対角線上が市役所に弓なりにこうなりながら来よるんですよ。そうすると、来るたびに20分、25分、信号がスムーズに流れたら20分ぐらい。信号でとまったら23分、25分ぐらいかかる場合もありますけれども、そういう感じで来よります。車窓から眺め、交通事故にならないように眺めておりますけれども、あまり変わらないような感じがします。  しかし、さっきも壇上でも言いましたように、昔、海だったところ、警察署の裏とかああいうところは昔の地図を見ると海やったそうです。金山に瀬戸いう地名があります。そこは川の上流になりますけれども、海の水が打ち寄せよったというところがあるんですよ。  だから、そういう地名があって、やっぱり、昔からの地形のほうが、家をつくったり構築物をつくっても、地震とか風水害に遭いづらいと。土砂崩れ、地滑り、そんなやつに被害が少ないと。今まで広島市のほうでもありましたけれども、九州のほうでもあっておりますが、今度の地震においても、被害は造成地に多いと。今度は造成地を、どういうふうなところが造成地でありますよと公表しなさいというようなお達しが出ているという話を、新聞によると伺えます。  そういう意味において、やはり、都市計画、もしかするなら東北において、東日本大震災に遭われたときには、やっぱり、またふるさとに戻りたいとおっしゃりながら、もう6年も経過すれば、もう避難地のほうにまた、災害地から避難地に移り住まわれて、もうそこに根づかれて生活がうまく回るようになった、もうふるさとへは戻る必要ないなと感じで生活されておるということがテレビでもあっておりました。  そういう意味においたら、やっぱりいちばんのこれからの都市計画、土地利用の仕組みはそこがいちばん原点じゃないかな。やっぱり低いところには家をつくらない、やっぱり高いところであると、丘陵地帯であると、そういうふうなことがいちばん望ましいんじゃないかと思います。  私も中1のころの水害においては、うちは樺の方なんですが、川が山砂で埋まって、もうちょいで消防団の方に、道路は低かったですが、土のうを積んでもらって浸水、積み終わったらもう水が引き始めたと感じやったから、浸水騒ぎに遭わなかったという経験があります。  そういう意味において、やっぱり今でもおふくろと弟夫婦が住んでおりますけれども、やっぱり低いところは怖いなと。それもいつも何回もあっておりますよという地域もあったそうですが、しかし、やっぱり水害があると、やっぱり後々いろんな消毒とか手間が要りますけんが、そうならない地域に人間様は住んでもらうという、そういう仕組みづくりが必要じゃなかろうかと思って、都市計画の見直しとか言うたわけですけれども。  前のやつを、震災がこういうふうに起こる前の都市計画、土地利用ですから、今は経済の状況も土地の利用の方法も荒れ地とか田、畑も荒れたり放棄地になったりしよりますけんが、もしかするなら九州のへそと言われ中心部になるわけですから、アクセスもいいわけですから、そういう避難、疎開じゃないけれども避難する場所、土地柄としたら、新幹線もある、高速もある、そういうようなエリアにはさまれた荒尾市、玉名市、長洲町も含めて、いちばんのうってつけになる、居住するにいちばんいいところじゃないかなと思います。その意味合いの話も、2市4町の長さん同士でそういう話はありますか。ちょっとそこを。なられてすぐじゃけん、ちょっと難しいですよね。今からそういう話をしていただけたらなと思います。一応質問を変えますけれども、市長さん。 51:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 2市4町で力を合わせて、暮らしやすい地域ゾーンにということだと思いますけれども、単独での市町村が努力する部分もあろうかと思いますけれども、議員がきょう御指摘いただいていますように、これから先はどちらかというと広域連携で地域全体での暮らしやすさを追求するという視点も非常に大事だろうと思っております。情報発信もそうですが、どういうものができるのか、すべてを一緒にしなくても、例えばこの件は荒尾市と長洲町さんでというような組み合わせもあるかと思いますので、御質問にお答えするとすれば、これから先やはり、広域連携でいろんな場面で協力して連携して、暮らしやすい地域をつくっていきましょうという趣旨では全く同感でございますので、私、新人でございますが、これから各市長さん、町長さんともそういったお話をさせていただきたいと思っております。 52:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 ありがとうございます。  もう一つ西田都市計画課長もいらっしゃいますので、ちょっと。以前にも立地適正化計画なりを荒尾市もやったんですかね。やろうとしたがやれなかった、どちらですか。 53:◯都市計画課長(西田勝二君) ◯都市計画課長(西田勝二君) 立地適正化計画については、荒尾市は以前やったことはありません。立地適正化計画というのは新たにできた制度で、国の制度でありますので、近年、どこの市町村も取り組んでおります。 54:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 立地適正化計画、これは私ども情報収集するのは本よりもパソコンですよね。立地適正化計画、ぱっと入力すればいろんな事例が出ますので、うそ、本当も見極めて、事例もありますので、確かそれに300ぐらいが今、申請しておるとか、そういう事例も載っておりましたから、それにいろんなメリット、デメリット、例えばこういうふうなエリアがあると、これを絞り込んでくると。絞り込んで、エリアの、市街化区域あるのに絞り込んでくる、そうするとその絞り込んだ外にある、居住誘導地域外にある人は、家はもしかするなら自分の財産、土地、家とか値打ちが下がるんじゃないかとか、そして、銀行による融資も含めて下がるような、もう一度そしこ1,000万円の値打ちがあって借金しているならば、違うところをもういっちょう何かプラスの資産を借金の担保に入れてくれとか、そういう話がなきにしもあらずじゃないかと、そういう面も心配もします。  そして、要は立地適正化による市街化区域、都市施設を中心に居住を誘導する、都市施設を有効に使えるようにするという意味ですから、その外にあるところはますます過疎地、そういうふうなところに移り住もうという機運を持たせようとするわけですから、なるんじゃないか。そういう面を心配しておりますけれども、その区域外の生活の仕様は今からどういうふうに変わると思われますか。 55:◯建設経済部長(一木鉄也君) ◯建設経済部長(一木鉄也君) 今のお答えなんですけれども、この都市立地適正化計画というのは、強制的に住民をそこの居住区域に強制的に集めようというような制度ではございませんので、現状としてやはり、少子化とか高齢化によって都市機能が空洞化になってきておりますので、やはり、住民の生活が利便性等とかが損なわれるというような形になってきておりますので、公共施設等とかをそういう住民の集まるようなところに建設して、住民の利便性等とかを高めていこうというような制度でございますので、その辺をちょっと御理解していただきたいと思います。 56:◯木原眞一君 ◯木原眞一君 荒尾市も現在、三池金山線に以前、バスがじゃんじゃん通っておりました。ここにいらっしゃると思うんですが、平井のほうからも玉名市のほうへ、立願寺行きで通学、買い物に使われておりました。便利なバス路線でありました。それを、今、バスがない、乗合タクシーを利用、予約するやつ。今、どれぐらい、利用はやっぱり不便ですよ、これはですね。これも、もしかするとこれを見込んでやられたんじゃないかなと思います。  線引きのころのやっぱり市街化区域、調整区域があって、それも飴と鞭があったように思いますけれども、そういう意味じゃ、そのころも都市計画税を市街化区域にかけるべきであったろうと思います。今度の立地適正化計画で首尾よく寄せられるところは都市計画税をかけるべきじゃないなと。そうすると、そうじゃないところは値打ちが下がってもそれなりにと思うからですね。そういう意味でもまた、立地適正化計画をしようと思われているところは標準固定資産税とか、それから、もうちゃんと都市計画税を課されておるところが多いんじゃないかなと思うんですが、政令指定都市なんかが先陣を切ったごとしてされている情報からすれば、あると思いますけれども。  ただ、もう受益者はいいよと、負担はみんなでと、受益者は限られている、負担はみんなでと。じゃなくて、それ相応の負担はしますけれども、一部に受益がいくんじゃなくて、一部でも少々の、受益はよけいあってもいいと思いますけれども、そういうふうにならないようにやってほしいなと思います。よろしくお願いします。  それから、もう1分になりましたけれども、私の一般質問ですから思いをきょう述べさせていただきましたけれども、やっぱり、日々感動しながらやっておりますが、1秒の言葉で締めたいなと思います。ありがとうございました。 57:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 暫時休憩いたします。                          午後3時40分 休憩    ────────────────────────────────                          午後3時49分 再開 58:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。  一般質問を続行いたします。16番橋本誠剛議員。   〔16番橋本誠剛君登壇〕 59:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 今定例会の一般質問も、いよいよ私で最後となりました。残る最後の1時間、浅田市長と真剣勝負をやりたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。  それでは、平成29年第1回市議会定例会に当たり、今回は公共施設の管理計画と職員の人材育成について大きく2点質問をしますので、市長をはじめ関係当局の明確で責任のある答弁を求め、質問に入らせていただきます。  まず、1点目の、荒尾市公共施設等総合管理計画について、お伺いをいたします。  去る2月23日に、この点につきましては市議会全員協議会におきまして説明がなされたわけでありますが、その中身に目を通しますと、向こう20年間の荒尾市が避けては通れないいくつもの難題が書いてあります。  その計画の概要は、計画期間が平成29年から平成47年までの19年間になっており、計画の対象施設は13に分類され、その対象数は115施設に上ります。また、その改修費用は937億円と積算され、更新期間の長寿命化を図るとともに、公共施設の総量を削減することにより、509億円まで費用を縮小するとのことが示されております。対象施設が多いがゆえに、整備をする上において優先順位やまた、その計画性が問われることになると思われますが、この公共施設の管理計画を進めるに当たり、どこから何を始めて、どう進めていこうと思っておられるのか、まず、基本的な考えについて市長にお尋ねをいたします。  次に、財源の確保についてお尋ねをいたします。  今回の総合管理計画を読みますと、公共施設、建物のみならずインフラの整備も含まれております。今後、40年間の建物の更新費用は、総額で937億円と積算され、その更新費用は年23.4億円であり、現在の平均額の2.2倍に相当するとの指摘がなされております。また、インフラ部分の改修費を含めば、その総額は1,922億円と積算をされ、これから先、人口減少が進む本市において財源の確保はより一層厳しくなると思われますが、どのように対処していかれるのか、お尋ねをいたします。  次に、今、申し上げたように、今回の計画には道路、橋梁、上下水道とインフラの改修も含まれておりますが、特に上下水道の整備について着目したときに、上水道の整備延長は414kmに上り、下水道の整備延長は226kmになります。本市において、上下水道は水道一元化によりだいぶん整備はされつつあると思いますが、下水道はどうなのか大変気になる部分でもあります。  例えば、大島浄化センターであるとか西原ポンプ場であるとか、経年劣化による管の老朽化も懸念されるところではありますが、本市における上水道、下水道の交換計画のあり方について、お尋ねをいたします。  次に、市職員の人材育成についてお伺いをいたします。  多様化する市民ニーズに対応するため、市職員においても多彩な能力が問われる現代となりました。その中においても、行政の資源として「ヒト・モノ・カネ」と各自治体において激化する地域間競争に生き残っていくために、知識や創意工夫する力が求められております。  また、市役所職員にはそれぞれの立ち位置において、例えば管理職であるならば、行政経営能力や政策形成能力であるとか、また、監督職においては行政形成能力やコミュニケーション能力など、おのおのにおいて問われる能力があると思います。  また、職員全体に求められることとして、キャリアデザイン等プロとしての意識も必要であると考えます。目標と目的意識をしっかりと持つことが、より一層の市民サービスを向上させる上において必要不可欠であると考えます。何よりこのことは、さきにも述べましたように、荒尾市が荒尾市として生き残っていく上で、それを支え続けるのは人であります。人であるがゆえに、人を育てるために人材育成推進室等の設置は必要であると考えます。  また、この点においては、市長の所信表明の中でも職員の人材育成について触れておられますが、その見解についてお尋ねをいたします。  以上、壇上からの質問を終わり、答弁をいただいた後には一問一答での再質問を議長にお願いをして、降壇をいたします。 60:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 浅田市長。   〔市長浅田敏彦君登壇〕 61:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 橋本議員御質問の1番目、荒尾市公共施設等総合管理計画についての進め方と、財政との整合性について問うに、お答えをいたします。  議員御承知のとおり、平成26年4月、総務省から公共施設等総合管理計画の策定が、全国の自治体に要請されました。  本市におきましては、平成27年9月から今年度末までの約1年半をかけまして、荒尾市公共施設等総合管理計画の策定を進めている状況でございます。  本計画につきましては、本市が保有する公共施設等の全体の状況を把握し、長期的な視点を持って更新、統廃合、長寿命化などを計画的に行うための指針となるものであり、具体的に施設の更新や統廃合の時期を明示したものではございません。  具体的な個別施設につきましては、今後、策定してまいります個別施設計画において、更新、統廃合、長寿命化などの方針を定めてまいりたいと考えております。  また、本計画の策定及び今後、計画を推進していく上で最も重要なことは、議員御指摘のとおりコスト評価、つまり、財源の確保の問題でございます。その評価によって、建物の存続が決まると言っても過言ではございません。つきましては、公共施設総量の削減や長寿命化、さらには、管理運営費の削減、受益者負担の適正化、売却や貸付等による遊休資産の活用等に努める必要があるとともに、施設サービスの提供が医療費など扶助費の削減につながるような取り組みを推進する必要があると考えております。  なお、長期的な視点での財源の備えも必要であると考えます。中長期の財政を見通した上で、今回、設置条例を上程いたしております公共施設整備基金に可能な年度は積み立てを行いながら、将来の必要な時期に備えて積み増ししていきたいと考えております。  また、インフラでございます上水道、下水道につきましては、施設を一時もとめることのできないライフラインであり、災害など緊急時の基盤でもありますことから、長寿命化を前提に、事後保全型から予防保全型へと転換を図る必要があります。  具体的には、上水道、下水道の更新費用は多額になることが見込まれるため、下水道におきましてはストックマネジメントと呼ばれる維持管理計画を策定し、施設の長寿命化による経費削減を図るとともに、水道におきましては更新費用の平準化・効率化に努めるため、収支計画も含めました中長期にわたるアセットマネジメント計画の策定に取りかかったところでございます。  その一方で、財源となります補助金の確保に努めるとともに、利用料金など適切な受益者負担のあり方についても検討を行うことといたしております。  さらには、運営や維持管理に当たっては、包括委託の導入など民間企業との連携を積極的に図っているところでございます。これらのことを踏まえますと、本計画及び公共施設等の固定資産台帳をもとに、効率的な公共施設マネジメントを実施していくことが極めて重要であると考えております。  今後は、個別施設ごとの長寿命化計画となります個別施設計画を策定し、施設の点検診断や集約化、複合化等の取り組みを着実に実施することにより、人口減少、超高齢社会という新たな時代に応じた市民の皆様が快適で安全な暮らしを営んでいけるような持続的な地域社会の形成を推進してまいりたいと考えております。  続きまして、御質問の2番目、市職員の人材育成についての人材育成推進室等の設置について、お答えをいたします。  厳しい社会・経済状況の中で、効果的・効率的な行政執行を進め、行政の目的である住民福祉の増進の実現に向けて、個々の職員はこれまで以上に高度な専門的知識や技能を身につけるとともに、管理職を中心としたマネジメント能力のさらなる向上が大変重要であると認識をいたしております。  まちづくりの主役は市民であることを常に念頭に置き、市民と協働しながら職務遂行に誠心誠意取り組み、豊かな創造性、協調性、高いコスト意識を持ち、本市が抱える社会情勢や市民ニーズなどの情報を的確に捉え、情熱と責任感をもってみずから考え、行動する職員の育成に取り組んでいるところでございます。  職員研修といたしましては、熊本県市町村職員研修協議会で実施されます階層別研修に、新採用職員から新任課長までを対象に参加しており、また、市町村民税研修、法制執務研修といった専門研修やIT研修にも参加させております。さらに、階層別研修を補完するものといたしまして、大牟田市を中心とします有明圏域定住自立圏において実施される研修に参加いたしまして、能力形成だけでなく他自治体職員との意見交換により新たな刺激を受けることで、自治体職員としての成長を促しているところでございます。  また、毎年、中堅職員1名を自治大学校へ派遣し、将来の幹部候補として必要な政策形成能力及び行政経営能力を習得し、かつ公務員としての使命感、管理者意識を高めることを目的に、地方行財政制度、行政経営等に関する研修に参加をいたしております。  このほか、より専門的な分野に関する業務につきましては、公益財団法人全国市町村研修財団の市町村アカデミーで実施されます研修へ派遣しているところでございます。  私の所信表明の市政運営に当たっての2点目、「市役所の活性化と職員の人材育成」で申し上げましたように、市民サービスの質の向上は欠かせませんので、それを担う職員に対しましては、仕事に誇りを持ち、明るく丁寧で迅速に対応するとともに、常にアンテナを張って気づきを大切にし、職場での提案力を養うなど、市役所がさらに活性化するよう意識改革を進めてまいります。  なお、御提案いただきました人材育成推進室の設置につきましては、本市の組織規模や県内各市の状況を踏まえまして、今後、検討してまいりたいと考えております。 62:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 今、市長のほうから答弁があったんですが、まず、公共施設の総合管理計画の中で、その進め方をどうするのかという問いに対して、市長のほうから具体的には個別計画を立てて進めてまいりますという答弁だったんですが、それは例えば先ほど申し上げたように公共施設のこの対象施設等を大きく建物の部分で13に分類してやって、インフラの部分も入っておりますよね。これは、その13は13で各々に、インフラはインフラでその各々に個別計画を立てるということでよろしいんですか。 63:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 個別類ごとということで、もう一つ29ページのほうに、公営住宅だったり学校教育施設、市民文化、その他ということで、目標値を設けて計画をつくる部分があります。これを主に個別計画をつくっていくことになるかと思います。文化施設だったり社会教育施設に分かれておりますが、この中で医療施設については現在、病院ですので、それについては現在も計画はあります。  そういう形で、全体のこの個別計画についても、全体を掌握する部署も必要ではないかなとは考えているところでございます。 64:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 この公共施設の総合管理計画については、実は私、平成26年だったですかね、総務省が各自治体に通達を出して、今後、各自治体においていろんな公共施設が老朽化して、建替え等々に対してもそのいろんな財源が必要だから、早急にそういうものをつくりなさいという通達があって、それで荒尾市もそれに準じてつくって、平成27年6月定例会でまず、1回目、私が質問した経緯があるんですね。  ちょっと気になる部分があるんで、あえて確認を取りますけれども、そのときのこれは市長答弁として、「例えばこの公共施設の総合管理計画において、国の支援策や本市の対応はどうなっておりますか。」ということを私が問うたところの答弁なんですけれども、「その国の支援策としましては、平成26年度から平成28年度までの間に公共施設等総合管理計画を作成した地方自治体に対しましては、計画策定費の50%が特別交付税措置されるとともに、地方財政法の改正により、当分の間ではございますが、公共施設等総合管理計画に基づく公共施設等の除去事業に対する資金手当として、充当率75%の地方債の特例措置が創設されております。」ということなんですね。この部分というのは、今もこれは継続で、そのままこの話は生きておると理解しておればよろしいんですか。 65:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 現在も、今年度作成しますので、その経費について措置をいただくようにしておりますし、その後の除去、統廃合するような施設の場合の除去費用等だったと思います。 66:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 統廃合。 67:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) はい。例えば、二つ体育館がある部分を統合して、二つ分よりちょっと小さくする、一つは当然、その二つとも壊さなきゃいけないかもしれませんけれども、そのときの解体費用については対象になるということで記憶しております。 68:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 ということは、これはその当時の市長答弁には「統廃合」という言葉は出てこないんですけれども、今の江上総務部長の答弁が正しければ、統廃合施設に関して出るということですね。 69:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) はい、そういうことでございます。 70:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 いや、前回の質問のやりとり、改めて今回、質問するに当たって、確認したところ、例えばこれがあれば、いちばん荒尾市が管理しておるさっきの115施設の中にも入りますけれども、例の競馬場跡地のスタンド部分とか、これがそのまま、その統廃合という言葉がその当時入ってなかったものだから、そのままであるならば、あれも結局、今後、南新地の計画が進む中で、そのままというわけにいかんものだから、公共施設を除去するということであるならば、75%の地方税措置があるというふうに私は理解しておったものだから、だったらこれは非常に助かるよねというふうに思ったけれども、それは適用にはならないというふうに理解をすればいいわけですか。 71:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 競馬場跡地はちょっと置きまして、対象となるのは集約か統合か、転用事業等について平成28年度においては公共施設最適化事業費として国の予算として2,000億円組まれております。競馬場跡地のスタンド等の解体については、当然ながら全体が補助事業で行いますので、その部分も一部関係するかとは思います。ただ、この公共施設管理計画等のほうでの補助では難しいと考えております。
    72:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 その集約の話が出ましたので、ちょっと集約の話は別の部分でやらせていただきますので、それはそれで了解をいたします。  それと、この公共施設の総合管理計画、これは後のページにもちらっとは出てくるんですけれども、これは読めば読むほど、今、事実上、ちょっと棚上げになっておる話であるんですが、これは教育長にお尋ねをしますけれども、学校規模適正化との整合性ね、例えば、さっきの集約した格好での除去の補助とか云々とかという話になれば、学校規模適正化、前で言えば前期計画の中の部分で積み残しの部分がありますよね。  ちょっと、その具体的な中身に入る前に、なぜそれをここで話をしなければいけないかというところにつなげなければいけないので、人口の推計のほうから先に話をしますけれども、この資料によれば、2040年の時点で5万4,000人の現在の荒尾市の人口が4万4,000人、約1万人減りますよということが指摘されております。  その中で、この資料を見ると2040年の人口の動態の中でゼロ歳児から14歳までの人口が5,152人になりますよということが推計されております。なおかつ平成29年3月、現在の小学校、中学校の生徒数を出せば、小学校が現在、2,755人、中学校が1,314人ということでトータル4,089人であります。これは、ここにきちっとゼロ歳児から14歳児まで5,122人という数字が出てきておるものですから、2040年のときの小中学校の人口はどれくらいになるか、推計なさっておられるか教育長にお尋ねをいたします。 73:◯教育長(永尾則行君) ◯教育長(永尾則行君) お尋ねの2040年では、2,150人と推測されております。 74:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 トータルで。 75:◯教育長(永尾則行君) ◯教育長(永尾則行君) そうです。小中学生の子どもの数の推計です。 76:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 ということは、現在、約4,100人ぐらいの子どもがいて、2040年、今から23年先にはそれがほぼ2,000人ぐらい減るということになるわけですよね、推計でいけば。ということになれば、先ほどちょっと言葉を途中でやめたんですけれども、学校規模適正化との整合性、特に前期計画の中で、これは諸般の事情で今、棚上げになっておる、例えば府本小学校と八幡小学校の問題、その当時の計画を読めば、後期計画の中で今度出てくる桜山小、有明小、清里小、この辺の統合の問題もあると。そういう部分と学校規模適正化とのこの公共施設の総合管理計画との整合性を、教育長はいかが判断なされますか。 77:◯教育長(永尾則行君) ◯教育長(永尾則行君) 議員が今、お話しされましたように、学校規模適正化計画は延期という形で今、八幡小学校と府本小学校の統合の話から、そういう形で今、なっております。  今、お話しされたように、子どもの数はどんどん減ってきます。その減少の状態をしっかり注視しながら、議員がお話しされている荒尾市の公共施設等総合管理計画、そういったところに基づきながら学校規模適正化の整合性を図りながら、先ほどの個別施設の計画等を作成して、今後、検討していくことになると思います。 78:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 ということは、この総合管理計画の中に書いてある公共施設の部分の改修費用の937億円の中には、特にその後期の中で問題になってくる桜山小、有明小、清里小のその統廃合の問題ですね、その部分の費用はこの中に入ってないということですね、確認で。 79:◯教育長(永尾則行君) ◯教育長(永尾則行君) 平成29年度、来年度までが学校規模適正化の後期の計画の終了年度でした。それが先ほど言いましたように途中で延期になっておりまして、もう来年度です。ですから、学校規模適正化計画についても当然、再度、検討していかなければならないと思います。  ですから、議員が今おっしゃったその3校の統合ということも含めて、今後、また、検討を進めていくことになると思います。 80:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 要は、これから20数年先には、荒尾市全体として1万人人口は減るわけですから、それは教育長もさっき答弁してわかってのとおり、現在、4,100人おる子どもが2,150人まで、極端に言えば半減してしまうと。これは子どもたちだけではない、高齢者も含めてもそうだけれども、いろんな年代で人が減ってしまうわけですよね。  だから、避けて通れない問題じゃないんですかと。避けて通れない問題であるがゆえに、この中にはその金額は入ってないんですよねということを確認しておるわけですよ、統廃合も含めて。その部分は抜きでこの数値は出てきておるわけでしょう。  だから、その辺の話も出てくれば、もっともっと予算的には膨らんでくる話になるわけでしょう。 81:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 現在、学校については、現在の建物の耐用年数、60年を70年に持っていく。前の60年で、その建物の耐用年数がきたら、総務省のソフトにかけて、それをそのままの規模で建替えた場合の金額が出てきます。それらを全部合わせると900億円ということでございますので、それを先ほど全体的には2055年まで30%、その中間まで15%でありますので、その数量を落とす、なおかつ、耐用年数を60年を70年に持っていく、そして、単価を東京都並みの単価じゃなくて、福岡県だったり熊本県の単価に9割に落とすと、結局、この統廃合もして500億円ということ。しなければ耐用年数がきたのを建替えることになりますので、900億円の中には入っているということになっております。 82:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 だから、900億円の中には入れておりますよという理解でいいわけね。 83:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 計画上は900億円は出た数字であって、目標は500億円を今後、必要になりますということです。ただし、ここでも上げてありますように、学校のところですが、2035年に今後の児童・生徒数の動向や学習環境等を考慮しながら削減率を設定するということで、29ページのほうに掲げておりますが、これについては先ほど言われますように学校規模適正化だったり、今後の児童数の推移をきちんと見ないと、なかなか目標の床面積になるんですが、床面積を何パーセント削減するというのは記述できなかった。  ただ、平成67年、2055年には15%、今、7万1,000m2という面積を学校施設は有しています。これを6万m2の床面積に40年後は持っていかないといけないというような計画でございます。900億円はそのまま、耐用年数が60年できたら、建替えた場合、総務省のソフトだったら900億円と出たということでございます。 84:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 あくまでも、だから、江上総務部長の話を聞きよると、言葉は悪いけれども机上の空論じゃないけれども、今、荒尾市のある施設の中で、そのソフトに鑑みてやればそういう数字になりますよと。(「そのまま。」と呼ぶ者あり)そのままグロスで考えればね。了解。  だから、その中において、ここの資料にもありますように、これもちょっとまた後で財政のところで話をしますけれども、非常にちょっと資金不足の部分が出てきますので、その前にちょっと一旦、話を学校規模適正化で教育委員会に振ったんで、ちょっと関連でそのまま教育委員会のほうとやりとりをさせていただきますけれども、今回、一般質問をずっと聞いておって、潮湯の話については3人も4人も各議員からいろんな要望が出されたんですけれども、この公共施設の総合管理計画の中にももちろん出てくる話として、私は非常に、給食センター、この部分の扱い、これを以前から気になっておって、病院建設がある程度目途が立てば次は給食センターに着手するように、いろんな場所でも話をさせてきていただいてもおるし、その給食センターの必要性というか、もうあそこの施設もかなり老朽化はしてきておって、非常に過酷な環境で今、給食を、日々荒尾市並びに長洲町の子どもたちに提供しておると思いますけれども、あえて、これもちょっと教育長に確認をとりますが、現在、日々給食センターでつくっておられる食数と年間の稼働日数は何日になりますか。 85:◯教育長(永尾則行君) ◯教育長(永尾則行君) 荒尾市の給食センターはことし45年目を迎える非常に老朽化した施設なんですが、食数は1日約6,000食、これは県下の給食センターの中では最大規模です。そして、ちなみに年間は108万食ほどになります。稼働日数は、各学校回数は多少違うんですが、197日。ですから、子どもが学校に行っている間は、ほとんど毎日、給食センターは稼働しているという計算になります。 86:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 今、具体的に、日に6,000食、およそ年間197日給食センターを稼働しておって、トータル延べ108万食の給食を荒尾市全域並びに長洲町の小中学生に提供しておると。なぜこの問題にちょっとこだわって言うかというと、今回、市長の大事な公約に給食費の無償化、これはもう下半期から実際、取り組んでもらうということで予算化に向けて今、話が進んでおる。これはまことにもって大変ありがたい施策だと。県下において類を見ない非常に、子育て支援、定住促進を含めて、私は魅力あるすぐれた政策だというふうに評価をしておるところなんですけれども、浅田市長、市長のいちばん目玉の大事なこの給食費無償化の公約を支える、現場に提供する、それをつくっておる大もとの給食センターが、築年数45年、そして、年間延べ108万食を提供しておる。これは私は、事故でもあったら本当に大変なことだと思うんですよ。  せっかく市長がこれだけ目玉の政策を打ち出しても、それが膝元から何かがあって、衛生上の問題であるだとか云々で、もしそこで事故でも起きたならば、ある意味この言葉は厳しいですけれども、本末転倒じゃないけれども、そういう部分にもなりかねない。  だから、早く病院の問題にもけりをつけて次の問題、ステップに進んでほしいというのはそこにあるんですけれども、この45年経つ、そして、年間延べ食数108万食を提供する給食センター、この辺の、今回の一般質問を聞いていて、市長は「この公共施設の総合管理計画は、物事の優先性を決める話ではないんですよ。」という答弁をなさっておられたけれども、僕は物事の優先性ではなくて、これはその物事に着手せざるを得ん緊急性とその必然性が、そこに僕はあると思うんですよ。  言うまでもなく荒尾市にいろいろ公共施設があって、私もその建替えの1丁目1番地は病院であって、これは言うまでもなくみんなが理解するように、市民の健康と生命を守るという大きな大義があるから、これは何があっても最優先でやらざるを得ないよねと、みんながともに理解するところだと思うんですよ。  だから、そこに早く目途をつけていただいて、今、言ったように、この経年劣化が激しい老朽化した施設の中で、年間延べ食数108万食もつくっておる、この給食センターに対して市長はどう思われるか、答弁をお願いします。 87:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 今、橋本議員がおっしゃったように、給食センターの老朽化は非常に深刻だと思っております。現在、ウェット方式で調理をしているということでございますけれども、全国的にこれはもうドライ方式に切りかえるべきということになっておりますので、少し前に全国ニュースで流れましたけれども、給食センターでの給食ノリが原因だったと思いますが、食中毒を起こしてしまった。そういう事態がいちばん懸念されるわけでございますので、私自身としてもやはり、給食センターの建替えについては非常に急がないといけないという認識は十分持っております。 88:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 だから、私がここで市長にお願いしたいのは優先性じゃないんですよ。緊急性なんですよ。緊急性であるがゆえに、そこにおける必然性なんですよ。だから、申し上げたように、これはもう市長も総務部長を経験なさったし、いろんな行政マンとしていろんな部署を見てこられたから、うちの給食センターがどうであるかというのは言うまでもなく、よくよくあの環境は御存じだと思います。動線が入り組んでいてね。  今、おっしゃったように、私も過去の議会の一般質問の中で、従来、うちが導入していたウェット方式からドライ方式に切りかえなさいという質問もさせていただいて、今、だいぶんドライ方式が進んでいますよ。進んでいるけれども、最新式の例えば給食センターとかであるならば、具体的に言うと下処理をする人たちは下処理をする人たちの専用の出入口があって、そこで作業を行う。調理をする人たちは調理をする人たちで、きちっとその辺の衛生上の管理の区分ができているわけですよ。  うちは45年前もの建物の話ですから、もう動線がその辺が現場での調理であれ、みんなが同じフロアでやっているのが現状ですよ。本当にこれで年間108万食もつくっていて、やっぱり職員さんたちの細心の注意というのもあるかもしれませんけれども、本当によく事故が起きなくて済んでいるなと思いますよ。  だから、そういうこともあって、急ぐべき必然性がそこにあるということは、よくよく市長、御理解をいただいて取り組んでいただきたいと思う次第であります。  ちょっと話を先に進めます。財源の確保ということでありますけれども、今回の定例会にも公共施設整備基金ということで5億円お金を積んで、そういう資金繰りも考えておられます。ここも、その財政上のやり繰りとして、人口減によるその財政上のやり繰りの整合性といいますかね、2040年には、今からおよそ1万人、人が減れば、財政規模から言っても大体、アバウト40億円ぐらい減ることになろうと思いますけれども、大体、江上総務部長、今の財政規模200億円は百五、六十億円に縮小になるというふうに理解してよろしいですか。 89:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) そのときの、そのデフレ・インフレというか、それを考えないと、やはり、その程度の予算規模になると思います。当然ながら物価がぐっと上がっていくと、やはり、今と変わらないようになるかもしれませんし、物価が逆に下がっていくとより落ち込んでいくという形になるかと思いますので、このままの変わらない物価水準でいくと、その程度の予算しか組めなくなる──40年後ですね──なるんじゃないかなと思います。 90:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 だから、現状のレベルで人が減ったら大体それくらいになると。だから、百五、六十億円の財政規模の中で、いろんな建替えを考えていかなきゃいけないというような、将来的ないろんなその心配等々もあって基金も設立した、財調も現在、積み上げておるというのは、よくよく理解するところなんですよ。  でも、その辺も含めた中で、これだけの広範囲にわたる公共施設の対象施設がうちにはあるわけですから、その中においても、途中出てきますけれども、公共施設とインフラ部分で今後、40年間で約1,000億円の資金が不足しますよということは、この資料の中に指摘してありますよね。そういうことを考えたときに、中長期の財政計画も僕はきちっと示すべきじゃないかと思うんですけれども、その点についてはいかがですか。 91:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 中長期的な財政見通しについては、至急、平成29年度に策定しなければならないと考えております。 92:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 だから、その辺も含めて、ただ単に具体的にその公共施設の建替えの青写真だけじゃなくて、それをきちっと裏づける財源が、およそこうなりますよというのが見えてこないと、なかなか荒尾市としての、結局、人は減りますよ、財政規模も減りますよ、そして、高齢化は進みますよという話ですから、必然的にそうなってくれば占める社会保障費のウェイトもふえてくるわけでしょう。そういう中で、こういう投資的経費も見出していかなければいけない。  だから、よくあるじゃないですか、この議会の中の議論としても。ある意味、私はそれは正解かなと思うんですけれども、例えば、決算的な審査の発想からいくならばそうだと思うんですけれども、例えば不用額が多過ぎるだとか云々だとかという厳しい指摘もありますよ。それは、そういう見方からすればそうだと思います。  でも、将来的に荒尾市のこれから抱えておる、これだけ大きないろんな難問山積の投資的経費が要る中のことを考えれば、100が100金を使ってしまえば、翌年度の繰越金も、例えば今回みたいな公共施設のその基金の積み立てもできないわけでしょう。だから、これは財政上のやり繰りとして、それはいろいろ皆さんたち各部署で、いろんな議員がきて、あれしてくれ、これしてくれ、何してくれと言って頼まれることはあると思いますよ。でも、なかなかそれが100から100話を聞けない。どうしても辛抱して、本当は100やりたいところを80でセーブしながら、何とか今年度どうしても緊急性のあるところだけやるような格好じゃないけれども、少しでも翌年への繰越金だとかそういう余剰金をつくって、そして、基金へ積み立てていくと、これは非常に財政的に僕は苦労してやり繰りしているなと思うんですけれども、それはやっぱりそういう理解でいいと思うんですけれども、市長はいかが考えられますか。 93:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) 御指摘のとおりだと思います。今、決算状況がいいから全部使うということじゃなくて、将来に備えてのやはり、そういう積み立てというのを備えていくという考え方ですね、それは大事だと思っております。 94:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 だから、こういうふうに、結局、今は一般財源の話をしたんですけれども、この中にはさっき申し上げたようにインフラの部分も入っておるから、田上企業管理者、例えば財調であるだとか、そういうものは一般財源の方には使えますけれども、企業局のほうはそれはまた話は別になってくるわけでしょう。だから、そのインフラの部分でもひとしく900数十億円の金が要るというようなこと、これに書いてあるわけですから、その辺の企業局としての財政のやり繰りはどのように考えておられますか。 95:◯企業管理者(田上廣秋君) ◯企業管理者(田上廣秋君) 今、市長答弁の中にアセットマネジメントだとかストックマネジメントという言葉が出てまいりましたけれども、それについては上水道についてアセットマネジメントということで、現在といいますか包括委託を採用いたしまして、その中でつくり上げようとしている、これは資産管理に経営の、これからの経営状況も含めて考えていくぞというような内容のものでございます。  そういった中長期的な収支を、将来見込みを立てていろんなことをやっていこうということでございます。基金──一般で言うのは基金ということですけれども──うちのほうでは積立金といいますか、そういう形になろうかと思います。  上水道のほうも、通常3条予算と言うんですけれども、そこで収支のところで黒字ということで、予算を計上させていただいております、上水道も下水道のほうもですね。水道のほうも、1億数千万円黒字ということでしております。  ただ、毎年積立金はできるんですけれども、翌年度の大体4条のほうの改修というようなことで若干使っていくわけですよね。特に下水道の場合は建設改良のほうにもうほとんど使っていくというようなことでございますので、なかなか、単年度で見ると貯金がありそうなところがあるんですけれども、実質的にはそんな余裕はないということでございます。  先ほどの、下水道の場合、ストックマネジメントの支援メニューをつくると国交省からの補助対象ということになりますので、やはり、これまでの整備の中で使ってきました国庫補助というのを上手に引き出すような活用をして、そして、足りない部分はやはり、起債なりをしないといけないかなということで、これからも改修等に努めていきたいと思っております。 96:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 今、田上企業管理者のほうから、そのストックマネジメントをしっかりつくっていって国庫補助で対応していきたいという話があったんですけれども、先ほど僕が壇上から言ったように、インフラの部分で話をすると、上水道に関しては水道一元化でだいぶん手を入れてきた部分があると思いますよ。やっぱり心配になってくるのは下水道のほうですね。  具体的に言ったら大島であるだとか西原のポンプ場であるだとか、その辺のやっぱり老朽管を、これはやっぱりインフラでありますから、これはもし何かがあったときは市民の日常生活に支障を来たすという部分もあります。  その辺の具体的な交換計画だとかを含めて、方針はどのように考えておられますか。 97:◯企業管理者(田上廣秋君) ◯企業管理者(田上廣秋君) ちょっと繰り返しになるかもしれませんけれども、今、下水道のメニューが長寿命化というメニューの支援メニューということでつくりまして、それで取り組んでいるところでございます。  平成29年度の予算の中にも大島浄化センターの揚水設備の改修であるとか、西原雨水ポンプ場の耐震設計とか、そういうことを上げさせていただいております。これが平成31年まででございますので、先ほどのストックマネジメントというのが平成31年ということで、それからのメニューになっていくわけでございますけれども、議員がおっしゃって御心配いただいているとおりで、私どもも桜山、八幡台の処理区につきましては、ある程度、管の更新といいますか補修というか、そういうのを順次進めてきております。  今度からは、先ほどのいちばん大きい大島処理区、これを取り組んでいかないといけないということで、もう延長も200kmほどございますので、やはり、どうしても緊急性の高い路線といいますか、そういうところとか、幹線道路の管とか、そういうところから順次調査をしていって、目途を立てていきたいというふうに思っております。 98:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 田上企業管理者ちょっと1点確認しますけれども、今、答弁の中で平成31年までの間にその耐震化も含めてやっていくということで理解してよろしいんですか。 99:◯企業管理者(田上廣秋君) ◯企業管理者(田上廣秋君) 全部はできないと思います。今のメニューで一部をやっていくということでございます。 100:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 それは大島の処理場ということで理解していてよろしいですか。 101:◯企業管理者(田上廣秋君) ◯企業管理者(田上廣秋君) 施設でいえば、大島の処理場も入っております。 102:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 了解。わかりました。  ちょっと残る時間も少なくなったものですから、いかんせんこの公共施設の総合管理計画が非常に、すべてのことに関する話なもんですから、ちょっと時間を取ってしまったんですけれども、2点目の職員の人材育成について話を進めさせていただきます。  先ほど市長の答弁にもありましたように、このことに関しては非常に自分としても理解を示すという答弁であったと思います。  では、例えばその市役所職員のスキルアップを図る上での具体策といいますか、その辺はどのように考えておられるか、答弁をよろしくお願いします。 103:◯市長浅田敏彦君) ◯市長(浅田敏彦君) いろんなそういう階層別研修ですとかメニューというのは、ある程度はそろっているところでございますけれども、これは引き続きその段階、役職経験年数に応じてきちっとした研修は、必ず職員は受けていくというのがベースではございます。  これから先につきましては、できるだけ例えば対外的に派遣あるいは交流、他の団体とのそういう交流、派遣にも極力外に出していって経験を積む、あるいは人的なパイプを築くことでさらなるスキルアップを図っていくとか、そういう経験もやっぱり必要かなというふうに思っております。県あるいは国ですね、そういう関係にも力を入れていきたいというふうには思っております。  それから、すぐということではないんですが、やはり、研修メニューもそういう既存のもの、県内統一のものもあるんですが、荒尾市としてもそういう独自のものをある程度カリキュラムを、例えば年間を通じてカリキュラムをつくって、経験何年になったらこの研修を全職員が必ず受けるんだというふうなものも、これから先はやはり、考えていく必要があるんじゃないかなというふうには思っております。そうすることで、全体のいわゆる底上げを少しでも、例えば係長だった職員はそういう経験を必ず積ませていくということも考えていく必要があるかなというふうには思っております。  基本はOJTということで、職場での研修というか、技術あるいはそういうスキルの習得というのが基本なんですが、そういったことを指導していく、職員も育てなければならないというふうに思いますので、そういう観点からは、先ほど申し上げたような役職になったらきちっと、単発というよりも年間カリキュラムをある程度、日数をかけて係長クラスを鍛えていくというのも重要かなというふうに思っております。 104:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 今回、この人材育成推進室といいますかね、本来であれば人事課の設置をというふうにも思わんでもなかったんですけれども、ちょっと県下14市を調べたところで、今、人事課を持っておるのは熊本市さんと八代市さんと二つということもあって、はたしてうちの人口規模でそこまでというのが適切なのかどうかというところもあったもんですから。  実は大牟田市にも足を運びまして話を聞いてきました。大牟田市は人事課の中に人材育成推進室というのがあるんですね。それで、いろんなところに、先ほどおっしゃったように派遣も含めて、例えば目標管理シートであるだとか能力評価シート、人事評価も含めてですね。  だから、その辺のこともきちっと導入することによって、各々の職員が目標値を立てて、また、その達成の度合いも含めてやっておると。こういうふうな目に見える形での目標を設定することによって、また、それに向かって努力をしていく、できなかったときは、なぜできなかったのかという反省のもとに、いろんなやっぱり自己を研さんし磨いていくということで、こういうことも大変必要なことだと思うんですよ。  職員が、先ほどもちょっと壇上から申し上げましたけれども、地方行政のその資源の中には、「ヒト・モノ・カネ」という言葉を使わせていただきましたけれども、「ヒト・モノ・カネ」の中でいちばん成長する可能性が高い部分も人ですよ。最初、入庁して右も左もわからない中でいろんな仕事を勉強して、いろんな部署を経験する中で成長していく。だから、そこはいちばん、人が伸び幅というかな、そういうのはいちばん持っておるもんですから、そこにいろんな、お金もかけてやっていると。  だから、その目標を設定し、また、それを達成する、そして、自己の能力を上げることによって、より一層の市民サービスができるということは、僕はこれは市民にとって非常にプラスになる話だと思っております。  その中で、今、1点。人材育成基本計画等々について、その対応であるだとか、それを計画してあるならば、その進捗状況であるだとか、その辺を報告ください。 105:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 計画自体が現在、もう10年近く経っていますので、来年、平成29年度には再度改定して制定したいと思います。  なお、先ほどの職員に対しても目標を設けてやるその業績評価というのは、現在も本市の職員についても取り入れて、各課で進めているところでございます。 106:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 僕はあえて「人材育成推進室」という言葉を使ったのは、現在、うちは総務課の中に人事が入っておるわけですよね。だから、そうじゃなくて、もっともっといろんな格好でそのスキルアップを図るために具体的にそういうポジションというのも必要になってくるんじゃないですかという問題提起をさせていただいたわけです。その点は江上総務部長、理解はいただけますか。 107:◯総務部長(江上芳一君) ◯総務部長(江上芳一君) 市長の答弁でもありましたように、今後の検討という形で考えております。 108:◯橋本誠剛君 ◯橋本誠剛君 もう時間もなくなりました。集約をいたします。  まず、最初に質問した公共施設の総合管理計画、読めば読むほど、これから向こう40年にわたっての荒尾市が抱える非常に難題がこの中に書いてあるし、財政的にも非常に厳しいものがあると。でも、これは荒尾市が荒尾市として独立した自治体でこの地域に存続し続ける限り、これは避けて通れない部分の話でもあります。みんなで知恵を出し合って、市長も大変でしょうけれども議会も最大限協力をしてまいりますので、この避けては通れない問題、それは教育長もさっき触れましたけれども、大変頭の痛い問題もありますけれども、みんなで乗り切っていきたいと思いますので、よろしくお願い申し上げます。以上で、終わります。    ──────────────────────────────── 109:◯議長小田龍雄君) ◯議長(小田龍雄君) 以上で、通告による一般質問は終結いたしました。  次の本会議は、来たる3月23日午前10時から再開いたします。  以上で、本日の日程は全部終了いたしましたので、これにて散会いたします。                          午後4時51分 散会...