八代市議会 2020-12-18
令和 2年12月定例会−12月18日-05号
(
市長中村博生君 登壇)
◎市長(
中村博生君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)ただいま上程されました
議案につきまして、
提案理由の説明を申し上げます。
議案第136号から
議案第138号までは、
人権擁護委員候補者の推薦についてで、
令和3年3月31日をもって2名の
委員が
任期満了となり、また、1名の
委員が任期中に辞任されましたことから、
今井晃氏を再任の
候補者として、
星田信夫氏と
平住美智代氏を新任の
候補者として、
人権擁護委員法の規定に基づき、議会の御意見を聞き、法務大臣に推薦しようとするものであります。
今井氏は、昭和56年に旧
八代市役所に入庁され、
交通安全対策課、
市民税課などを経験された後、
建設部用地課長、
教育委員会図書館長、
環境部理事兼
環境課長を歴任され、平成24年3月に本市を退職された方で、
人権擁護委員は平成30年4月からお引受けいただいております。
星田氏は、福岡、熊本、長崎、鹿児島の各
保護観察所などにおいて、長年にわたり
法務関係業務に従事された方で、現在は
民生委員・
児童委員、
八代地区少年補導員、
八代地区配属保護司として御活躍されております。
平住氏は、
熊本電波株式会社を退職後、現在は
社会福祉法人創和会有佐保育園園長を務められており、また、
社会福祉法人創和会理事、熊本県
保育協会女性部会役員、
八代市立有佐小学校評議員などとしても御活躍されております。
いずれの方も
人権擁護委員の職にふさわしい識見を有する方であり、適任であると考え、提案いたしております。よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げまして、
提案理由の説明とさせていただきます。
○議長(
中村和美君) 以上で
提出者の説明を終わり、これより本3件に対する質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
中村和美君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
議案3件については、
委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
議案第136号・
今井晃君を
人権擁護委員候補者に推薦することにつき、これに同意する賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
議案第137号・
星田信夫君を
人権擁護委員候補者に推薦することにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
議案第138号・
平住美智代君を
人権擁護委員候補者に推薦するにつき、これに同意するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は同意することに決しました。
─────────────────────────
△
日程第23
○議長(
中村和美君)
日程第23、すなわち
発議案第8号を議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。
山本幸廣君。
(
山本幸廣君 登壇)
◎
山本幸廣君 議長のお許しをいただきましたので、趣旨弁明を申し上げます。ただいま上程されました
発議案第8号・
八代市
農林水産物振興条例案について、発議者一同を代表し、趣旨弁明を申し上げます。
皆さん御承知のとおり、本市の農林水産業は、その豊かな自然と温暖な気候を生かしながら、安心で安全な農林水産物を生産し、全国有数の食料供給基地として名を馳せております。特に
八代産冬春トマトについては日本一の耕作面積を誇っております。
しかしながら、近年、御承知のとおり、農林水産物の価格の低迷及び燃油をはじめとする資材の高騰による生産コストの増大等が大きな問題となっております。
さらには、健全な食生活に対する市民の意識の高まりなど、農林水産物及び農山漁村を取り巻く環境は大きく変化をしております。
このため、農林水産業を正しく理解をし、かつ、国土の保全、水源の涵養、自然の環境の保全に寄与している農山漁村に対する市民の理解を深めるためとともに、経済の循環や地域の活性化を促進し、市民の郷土愛を育むよう、取組が重要であります。
そこで、
八代産農林水産物のさらなる流通や消費拡大のため、市、生産者、事業者及び市民が自ら担う役割を定め、広く市民に食と農林水産業及び農山漁村の振興に関する基本的な理念及び施策を、方向性を示し、その取組を総合的かつ計画的に推進することを目的とし、本12月
定例会において本
条例案を提案するものであります。
どうかこの趣旨を御賛同いただき、満場一致で御決定いただきますようお願い申し上げ、
発議案第8号・
八代市
農林水産物振興条例案についての趣旨弁明といたします。どうか
皆さん、御賛同いただきますようによろしくお願い申し上げます。
○議長(
中村和美君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
中村和美君) ただいま議題となっております
発議案1件については、
委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第8号・
八代市
農林水産物振興条例の制定については、原案のとおりに決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
△
日程第24〜28
○議長(
中村和美君)
日程第24から
日程第28まで、すなわち
発議案第9号から同第14号までの
発議案6件を
一括議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。
まず、
発議案第9号について、
北園武広君。
(
北園武広君 登壇)
◎
北園武広君
皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました
発議案第9号・
軽油引取税の
課税免除の
特例措置の継続を求める
意見書案の
提出方について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。
軽油引取税の
課税免除の
特例措置は、平成21年度税制改正において、道路特定財源の一般財源化に伴い、目的税から普通税に改められた際に平成24年3月末まで3年間の期限が設けられて以降、3回にわたり延長されてきたところであり、
令和3年3月末で適用期限を迎えることとなっています。
この
課税免除の
特例措置により本市の農林水産業、船舶を使用する事業、セメント、生コンクリート、砕石等の建設資材事業など、幅広い産業の収益向上、ひいては関係事業者の経営安定が図られてきたと言えます。
新型コロナウイルス感染症による地域経済への影響が顕在化している中、本市においてはさらに
令和2年7月豪雨により甚大な被害が生じたところであります。このような状況の中、
軽油引取税の
課税免除の
特例措置が終了することになれば、
課税免除対象事業者の経営環境が悪化し、地域経済にさらに大きな影響を及ぼすこととなります。
よって、国に対し、地域経済を支える産業の衰退を招くことがないよう、今年度末となっている
軽油引取税の
課税免除の
特例措置を
令和3年4月1日以降も継続していただくよう強く要望するものであります。
どうかこの趣旨に御理解をいただき、満場一致にて御決定いただきますよう、よろしくお願い申し上げまして、趣旨弁明といたします。
○議長(
中村和美君) 次に、
発議案第10号について、
金子昌平君。
(
金子昌平君 登壇)
◎
金子昌平君 ただいま上程されました
発議案第10号・
緊急自然災害防止対策事業の継続を求める
意見書案の
提出方について、発議者一同を代表して趣旨弁明申し上げます。
我が国では近年、全国各地で豪雨、暴風、地震など、気候変動の影響などによる自然災害が頻発化・激甚化しております。そのような中、本市においても
令和2年7月豪雨により甚大な被害が発生いたしました。
このような自然災害に備え、国民の生命・財産を守る防災・減災、国土強靱化の取組は、一層重要性を増しており、ハード、ソフト両面から対策の推進が急務となっております。
こうした状況を受け、国においては防災・減災、国土強靱化のための3か年緊急対策と併せて、平成31年度
緊急自然災害防止対策事業を創設していただき、深く感謝しております。
この制度は、河川の護岸や堤防など、また、治山、砂防、地滑り、急傾斜地崩壊、農業水利施設、港湾・漁港防災などのうち、国庫補助の対象とならない地方単独事業を対象とし、
令和2年度までの時限措置として特別な財政措置を講じていただいており、本市においても本制度を積極的に活用することにより対策を強化しているところでございます。
しかしながら、緊急自然災害防止対策については対策を講ずべき箇所が多いため、
令和2年度までの取組で完了できるものではなく、長期的かつ計画的な取組が必要であります。加えて、
令和2年7月豪雨により甚大な被害を受けた本市においては被災箇所の早急な復旧が急務であるため、今年度、
緊急自然災害防止対策事業に取り組むことが困難な状況であります。
よって、国におかれましては、
令和3年度以降も引き続き
緊急自然災害防止対策事業を継続し、対策に必要な予算の確保をしていただくよう強く要望するものでございます。
どうかこの趣旨に御理解をいただき、満場一致にて御決定いただきますようよろしくお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
中村和美君) 次に、
発議案第11号について、
谷川登君。
(
谷川登君 登壇)
◎
谷川登君
皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました
発議案第11号・
過疎地域自立促進特別措置法の失効に伴う新たな法律の制定に関する
意見書案の提出について、発議者一同を代表して趣旨弁明申し上げます。
我が国の過疎対策は、昭和45年に過疎地域対策緊急措置法が制定され、以降、数次にわたる
特別措置法の制定を通じて、全国的な対策が行われ、過疎地域における産業の振興や生活基盤の整備などに一定の成果を上げてきたところであります。
しかしながら、著しい人口減少や高齢化の進行、農林水産業の衰退、維持が危ぶまれる集落の発生など、依然として過疎地域は極めて深刻な問題に直面しております。特に、本市においては
令和2年7月豪雨により本市の中山間部の過疎地域が甚大な被害を受け、一日も早い復旧復興の実現をするために、より厳しい財政になることが予想されます。
過疎地域は、我が国の国土の過半を占め、豊かな自然や歴史、文化を有するふるさとの地域であり、国、県、市に対する食料、水、エネルギーの供給、国土の自然環境の保全、癒やし場の提供、災害の防止、森林による地球温暖化の防止などに多大な貢献をしております。過疎地域が果たしているこのような多目的・公益的機能は国民共有の財産であり、それは過疎地域の住民によって支えられてきたものであります。
こうした中、現行の過疎地域自立
特別措置法は
令和3年3月をもって失効することになりますが、過疎地域が果たしている多面的・公益的機能を今後も維持していくためには、これまで以上に過疎地域に対する総合的かつ積極的な支援を充実・強化することが重要であります。
よって、国及び政府による過疎地域自立
特別措置法の失効に伴う新たな法律の制定を強く要望するものであります。
どうかこの趣旨に御理解いただき、満場一致、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
中村和美君) 次に、
発議案第12号について、
村山俊臣君。
(
村山俊臣君 登壇)
◎
村山俊臣君 ただいま上程されました
発議案第12号・医療・介護の一部
負担金・
利用料の
免除等に対する国の
財政支援の延長を求める
意見書案の
提出方について、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。
本市において甚大な被害が発生した
令和2年7月豪雨災害から5か月が経過し、いまだに被災された多くの方々が日常生活を取り戻すことができない状況が続いております。
今般の豪雨災害により住家の全半壊等の被害を受けた被保険者に対し、国民健康保険及び
後期高齢者医療制度、介護保険制度における一部
負担金・
利用料等を市町村等の保険者が免除した場合、国において免除額に対する
財政支援を講じていただいております。しかしながら、当該
財政支援は一部
負担金・
利用料の免除に関しては
令和2年12月末まで、保険料(税)の減免に関しては
令和3年3月末までとなっております。
平成28年熊本地震の際は約18か月間にわたり一部
負担金・
利用料の免除及び保険料(税)の減免に対する
財政支援が実施され、早期の被災者の生活再建にもつなげることができ、大変感謝しているところであります。今回の
令和2年7月豪雨災害につきましても、甚大な被害を受けた本市が円滑な生活再建に向け、引き続き様々な取組を進めるには、さらなる
財政支援の期間の延長が必要であります。
よって、国による医療・介護の一部
負担金・
利用料の
免除等に対する国の
財政支援の延長を強く要望するものであります。
どうかこの趣旨に御理解をいただき、満場一致、御決定いただきますようよろしくお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
中村和美君) 次に、
発議案第13号について、
亀田英雄君。
(
亀田英雄君 登壇)
◎
亀田英雄君
皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました
発議案第13号・
被災者生活再建支援法の拡充・改善を求める
意見書案について発議者一同を代表して、趣旨弁明を申し上げます。
先般の参議院本会議において、
被災者生活再建支援法の一部を改正する法律案が
全会一致で成立した。これまで支援の対象外であった被害程度半壊を2つに分け、その中で被害程度の大きい世帯を中規模半壊と定め対象に追加し、再建方法に応じて最大100万円を支給するというもので、被災地の復興を推進する重要な施策として評価できるものである。
この法律の改正、運用の改善は災害のたびに求められてきており、抜本的な見直しが必要とされてきたもので、全国知事会が政府への提言をまとめ、協議が重ねられてきた。政府側は財政負担で大きな課題があると慎重だったものの、近年の頻発する自然災害に潮目が変わり、今回の豪雨災害を受けて支援の拡充となったものである。
今回、
令和2年7月豪雨災害において被災し、その被災の大きさと多様さを目の当たりにしたとき、その課題は浮き彫りになった。住宅を再建し、地域で住み続けることが大きな課題であるが、過疎高齢化の町ではそのための資金の悩みが多く聞かれた。また、子供の通学のために一時的に生活の拠点を移すことを余儀なくされている世帯もあり、負担は大きいものがある。道路の損壊などにより長期的に避難を継続されている地区では害獣被害が発生している家屋もあり、生活の再建が危惧されている。
このように、現行の住家被害認定(罹災証明書)に依存し、住家の損壊の程度だけで支援金を決める手法には限界がある。罹災証明はあくまで住んでいる家の損壊の程度を証明しているにすぎず、一人一人の生活基盤が受けたダメージの度合いを表しているものではない。
被災者の最大の願いは一人一人の生活再建であり、被災者に寄り添い、そのための支援を確実に行うことは行政に課せられた使命である。被災者はひとしく救済されるべきであり、個別の被害に応じて状況に適した支援ができるよう、現行の住家被害認定に依存した手法を見直すとともに、さらなる制度の拡充と改善を国に強く要望する。
提案理由といたしまして、近年、自然災害が日本各地に多発し、被災からの生活再建は地域の存亡に関わる重大な課題である。国からの支援なくしては行えないものであるにもかかわらず、現行の制度ではカバーし切れない課題も多く、解決されていない現状がある。被災者に寄り添い、被災地の復旧・復興を支えるためには制度の拡充、改善を国及び政府に対して強く要望する必要がある、としました。
同様趣旨の
意見書は9月の熊本県議会でも可決されており、
八代市からも要望が行われ、今回の制度拡充につながってきているもので、大変ありがたいものです。
そのような中でも、支援金額の引上げや罹災証明だけによる支援金の決定の見直しなどには、これまで要望がなされてきているもので手当てされていない現状があります。被災地では、今、復旧・復興の取組が進められていますものの、様々な課題が見られ、住民の生活再建に向けて、また、町の再建に向けて切実なものがあります。
この未曾有の災害に際しまして、身近な被災自治体の議会として、このような声を届けるのは責任であり、義務と思い、提案するものです。
議員各位におかれましては、何とぞ御理解の上、満場一致、御決定いただき、被災地の復旧・復興の御支援をいただきますようお願い申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
中村和美君) 次に、
発議案第14号について、
大倉裕一君。
(
大倉裕一君 登壇)
◎
大倉裕一君
皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)
ただいま上程されました
発議案第14号・農家が安定し持続可能となる制度の拡充を求める
意見書案について、発議者一同を代表して趣旨弁明申し上げます。
現在のコロナ禍において全ての産業が厳しい状況にある中、本市の基幹産業である農業において野菜価格の暴落が起きており、農家が悲鳴を上げている状況となっています。
農林水産省が定期的に野菜の価格調査を行い、公表しておりますが、本年12月上旬の調査内容では野菜価格が例年の半値ほどとなっており、調査対象の8品目全てで平年を下回っております。12月上旬の平均小売価格の状況はレタス50%減、白菜47%減、キャベツ46%減と、平年より安く、その傾向はさらに厳しいとしております。
この要因としては、今年の秋が天候に恵まれ、生育がよかったことや、新型コロナウイルス感染症の影響で飲食店の需要が落ち込んでいることなどが主な要因とされております。野菜の生産や出荷に必要な資材については高騰し、このままでは、野菜を出荷しても、その経費すら価格に反映されず、精魂込めて生産した野菜を圃場で廃棄という最悪の状況に追い込まれます。
この状況がいつ終息するか誰も予想できない現在、このままでは生産意欲を失い、多くの農家が資材費も払えず、経営破綻に追い込まれるおそれも否めない状況にあります。生産者である農家は、人が生きる上でなくてはならない産業であり、重要でありますが、国内の生産者である農家は個人経営が大半であり、そのおのおのが日本の食を支えています。
国におかれては、既に新型コロナウイルス感染症の影響を受けた花卉、茶、野菜、果樹などの高収益作物の生産者の次期作に向けた支援策として、高収益作物次期作支援交付金をはじめとした各種施策を講じておられることは評価をし、敬意を示すところであります。
しかしながら、高収益作物次期作支援交付金もしかり、野菜価格安定制度の利用に当たっては、出荷団体に加入していることや一定規模の生産量や法人格を求められておりますが、全ての生産者が制度の条件を満たすものではない状況であります。同時に、収入保険制度については、基本的に野菜価格安定制度との重複加入ができないことや、制度導入後、間もないこともあり、生産者への普及はこれからであります。
よって、国におかれましては日々の状況も刻々と変化する中、現行の制度では対象とならない生産者も多いことから、一人でも多くの生産者が救済され、安心して安定した生産と持続可能な農業経営が可能となるよう、柔軟な対応と制度の拡充を国及び政府に対し強く要望する必要があるとの考えから
意見書を提出するものです。
どうかこの趣旨に御理解をいただき、満場一致、御決定いただきますようよろしくお願いを申し上げ、趣旨弁明といたします。
○議長(
中村和美君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。質疑ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 以上で質疑を終わります。
○議長(
中村和美君) お諮りいたします。
ただいま議題となっております
発議案6件については、
委員会付託を省略いたしたいが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 異議なしと認め、そのように決しました。
これより討論を行います。討論ありませんか。
(「なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。
発議案第9号・
軽油引取税の
課税免除の
特別措置の継続を求める
意見書案については、原案のとおりに決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
発議案第10号・
緊急自然災害防止対策事業の継続を求める
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
発議案第11号・
過疎地域自立促進特別措置法の失効に伴う新たな法律の制定に関する
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
発議案第12号・医療・介護の一部
負担金・
利用料の
免除等に対する国の
財政支援の延長を求める
意見書案については、原案のとおりに決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
発議案第13号・
被災者生活再建支援法の拡充・改善を求める
意見書案については、原案のとおりに決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君)
発議案第14号・農家が安定し持続可能となる制度の拡充を求める
意見書案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の起立を求めます。
(
賛成者 起立)
○議長(
中村和美君)
起立全員、よって本件は原案のとおり可決されました。
─────────────────────────
△
日程第30
○議長(
中村和美君)
日程第30、
議員派遣の件を議題といたします。
本件は、
会議規則第167条の規定により、お手元に配付のとおり議員を派遣したいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
○議長(
中村和美君) お諮りいたします。
ただいま議決した事項について、諸般の事情により変更する場合には、本職に一任願いたいと思いますが、これに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 御異議なしと認め、そのように決しました。よって、変更する場合は本職に一任することに決しました。
─────────────────────────
△閉会中
継続審査・調査の件
○議長(
中村和美君) 次に、閉会中の
継続審査及び調査についてお諮りいたします。
別紙、閉会中の
継続審査・調査申し出のあった案件のとおり、
文教福祉委員会委員長から、
請願1件及び所管事務調査2件、
建設環境委員会委員長から、
所管事務調査2件、
経済企業委員会委員長から、
所管事務調査2件、
総務委員会委員長から、
所管事務調査2件、
議会運営委員会委員長から、
議会の運営に関する事項、
議会の
会議規則、
委員会に関する
条例等に関する事項、
議長の諮問に関する事項、
以上12件について、
それぞれ閉会中の
継続審査及び調査の申し出があります。
本申し出のとおり決するに御異議ありませんか。
(「異議なし」と呼ぶ者あり)
○議長(
中村和美君) 御異議なしと認め、そのように決しました。
─────────────────────────
△
日程第31
○議長(
中村和美君)
日程第31、
会議録署名議員の指名を行います。
会議規則第88条の規定により、
会議録署名議員に
金子昌平君、堀 徹男君を指名いたします。
─────────────────────────
○議長(
中村和美君) 以上で本日の
日程は全部終了いたしました。
○議長(
中村和美君) 閉会に当たり、市長から発言の申し出がありますので、これを許します。
市長中村博生君。
(
市長中村博生君 登壇)
◎市長(
中村博生君) 閉会に当たりまして、一言、お礼を兼ねまして御挨拶を申し上げます。
先月30日から始まりました市議会12月
定例会におきましては、提案いたしました全ての
議案につきまして原案どおり御賛同いただき、誠にありがとうございました。
議員各位から賜りました貴重な御意見、御要望につきましては、坂本町の復旧・復興や新型コロナウイルス感染症対策をはじめ、今後の市政運営を進める上で十分尊重させていただきます。
ここで、直近の市政の動向並びに坂本町の復旧・復興に関しまして、幾つか御
報告をさせていただきます。
まずは、国際コンテナ定期航路の新規就航につきましてですが、本市におきましては、国際コンテナ物流の利用促進に向け、県と連携しながら、荷主企業、関連企業及び船会社へポートセールスを積極的に展開してまいりました。今般、本県で初めてとなる
八代港と台湾を結ぶ国際コンテナ定期航路の新規就航が決定しましたことから、今週14日に県と合同で記者会見を開催したところであります。
就航船社は愛媛県松山市に本社がある愛媛オーシャン・ライン株式会社様で、
八代港への寄港日は毎週金曜日の週1便となります。現在、
八代港からは韓国の釜山航路が週3便開設されておりますが、新たに台湾航路が追加され、国際定期コンテナ航路は週4便となります。
これまで
八代から台湾への輸出は、釜山や神戸経由で11日から18日かかっておりましたが、新たな航路では他港で積み替えることなく、3日間で運ぶことが可能となります。これによりまして
八代港の利便性が飛躍的に向上するとともに、東南アジア向けの輸出が拡大することで、林業をはじめとした地域経済の発展に資することを大いに期待しているところであります。
次に、坂本町の復旧・復興に関しまして、3点御
報告いたします。
まず1点目は、本
定例会一般質問でも上村議員から実現に対する熱い思いを語っていただきました坂本パーキングエリア等へのスマートインターチェンジ設置についてでありますが、まずは地元の皆様も利用可能な工事用出入口設置に向けて、今後、地元説明会等が開催されるよう準備をしているところであります。
次に2点目でありますが、新聞報道等で御承知のとおり、今月28日までとしておりました公費解体の申請期限につきましては、被災者の皆様がよりよい選択が行えますよう、
令和3年3月31日まで延長することといたしました。
3点目は、現在不通となっております市ノ俣、横様及び瀬戸石集落への市道につきまして、今月末に啓開作業が完了し、通行できる見込みとなりました。
なお、通行に関しましては、ガードレールがない区間もあり、安全性の確保が十分できておりませんので、当面の間は地元車両や緊急車両等のみとさせていただきます。
以上が御
報告とさせていただきます。
本年も今日を含めまして残り14日となりました。年末年始の慌ただしい時期を迎え、また、寒さも一段と厳しさを増すものと思われます。特にコロナ、そしてインフルエンザ等が日々増加している傾向もございますので、議員各位におかれましては体調には十分御留意いただき、ますます御活躍いただきますよう心から祈念申し上げまして、閉会に当たっての御挨拶とさせていただきます。
○議長(
中村和美君) これをもって、
令和2年12月
定例会を閉会いたします。お疲れさまでございました。
(午前11時25分 閉会)
地方自治法第123条第2項の規定により署名する。
令和2年12月18日
八 代 市 議 会 議 長 ____________________
( 中 村 和 美 )
同 議 員 ____________________
( 金 子 昌 平 )
同 議 員 ____________________
( 堀 徹 男 )...