八代市議会 > 2020-08-31 >
令和 2年 9月定例会−08月31日-01号

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  1. 八代市議会 2020-08-31
    令和 2年 9月定例会−08月31日-01号


    取得元: 八代市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-15
    令和 2年 9月定例会−08月31日-01号令和 2年 9月定例会        ─────────────────────────────────                   主  要  目  次        1.市長提出案件24件・説明………………………………………………5        ─────────────────────────────────             令和2年9月八代市議会定例会会議録(第1号) ・令和2年8月31日(月曜日)            ───────────────────────── ・議事日程(第1号)                         令和2年8月31日(月曜日)午前10時開議  議長の諸報告  第 1 会期の決定  第 2 議案第74号・令和元年度八代水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  第 3 議案第75号・令和元年度八代下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について  第 4 議案第76号・令和2年度八代一般会計補正予算・第9号  第 5 議案第77号・令和2年度八代介護保険特別会計補正予算・第2号  第 6 議案第78号・令和2年度八代簡易水道事業会計補正予算・第3号  第 7 議案第79号・財産の取得について  第 8 議案第80号・専決処分の報告及びその承認について
     第 9 議案第81号・専決処分の報告及びその承認について  第10 議案第82号・専決処分の報告及びその承認について  第11 議案第83号・専決処分の報告及びその承認について  第12 議案第84号・専決処分の報告及びその承認について  第13 議案第85号・専決処分の報告及びその承認について  第14 議案第86号・専決処分の報告及びその承認について  第15 議案第87号・専決処分の報告及びその承認について  第16 議案第88号・専決処分の報告及びその承認について  第17 議案第89号・専決処分の報告及びその承認について  第18 議案第90号・専決処分の報告及びその承認について  第19 議案第91号・契約の締結について  第20 議案第92号・訴訟上の和解について  第21 議案第93号・八代市新型コロナウイルス感染症対策基金条例の制定について  第22 議案第94号・八代市市税条例の一部改正について  第23 議案第95号・八代市手数料条例の一部改正について  第24 議案第96号・八代市議会議員及び八代市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正について  第25 議案第97号・八代市立幼稚園規模適正化等審議会条例の制定について            ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.日程第25  1.休会の件(9月1日から同7日まで)            ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名  (1)出席議員(28人)       1番 上 村 哲 三 君        2番 成 松 由紀夫 君       3番 田 方 芳 信 君        4番 増 田 一 喜 君       5番 金 子 昌 平 君        6番 北 園 武 広 君       7番 百 田   隆 君        8番 福 嶋 安 徳 君       9番 高 山 正 夫 君       10番 前 川 祥 子 君      11番 橋 本 幸 一 君       12番 谷 川   登 君      13番 村 川 清 則 君       14番 古 嶋 津 義 君      15番 村 山 俊 臣 君       16番 西 濱 和 博 君      17番 中 村 和 美 君       18番 鈴木田 幸 一 君      19番 橋 本 隆 一 君       20番 太 田 広 則 君      21番 橋 本 徳一郎 君       22番 庄 野 末 藏 君      23番 亀 田 英 雄 君       24番 山 本 幸 廣 君      25番 堀   徹 男 君       26番 野 崎 伸 也 君      27番 大 倉 裕 一 君       28番 村 上 光 則 君  (2)欠席議員(なし)            ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1)長                 (2)水道事業    市長       中 村 博 生 君     水道局長     松 田 仁 人 君     副市長      田 中 浩 二 君   (3)教育委員会     政策審議監   山 本 哲 也 君     教育長      北 岡  博 君     市長公室長   松 本 浩 二 君      教育部長    宮 田  径 君      秘書広報課長 梅 野 展 文 君   (4)農業委員会     総務企画部長  丸 山 智 子 君     会長       白 石 勝 敏 君     財務部長    佐 藤 圭 太 君   (5)選挙管理委員会     市民環境部長  桑 原 真 澄 君     委員長      高 浪 智 之 君     健康福祉部長福祉事務所長     (6)公平委員会             小 林 眞 二 君     委員長      水 本 和 人 君     経済文化交流部長中  勇 二 君   (7)監査委員     農林水産部長  沖 田 良 三 君     委員       江 崎 眞 通 君     建設部長    潮 崎  勝 君            ───────────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名    事務局長     岩 崎 和 也 君     次長       増 田 智 郁 君    次長補佐兼総務係長馬 淵 宗 徳 君     議事調査係長   島 田 義 信 君    参事       中 川 紀 子 君     参事       鶴 田 直 美 君    主任       勇  正 一 君     主任       村 上 政 資 君            ─────────────────────────                 (午前10時00分 開議) ○議長(上村哲三君) これより令和2年9月定例会を開会いたします。            ───────────────────────── △議長の諸報告 ○議長(上村哲三君) 諸般の報告をいたします。  本日、市長から議案24件が送付され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。            ───────────────────────── ○議長(上村哲三君) これより本日の会議を開きます。            ───────────────────────── △日程第1 ○議長(上村哲三君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。 ○議長(上村哲三君) お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から9月15日までの16日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。
                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── △日程第2〜25 ○議長(上村哲三君) 日程第2から同第25まで、すなわち議案第74号から同第97号までの議案24件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長中村博生君。                 (市長中村博生君 登壇) ◎市長(中村博生君) 皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  何かフェイスシールドで初めて着用しまして、皆さん方と同じ物をつけさせていただいております。  今年は例年よりも10日ほど遅い梅雨明けとなりました。その後は命に関わるような危険な暑さが続いておりますが、ここ数日、朝晩は気温も下がり、少し秋の気配を感じる気候になってきております。  これから本格的な台風シーズンを迎えることになります。先日の台風8号は、幸いにも九州をそれましたが、今週半ばには非常に強い台風9号が接近する見込みでありますので、今後も気を引き締めて対応に当たってまいります。  前回の6月定例市議会提案理由説明の冒頭で、近年は数十年に一度と言われる災害が頻発している状況にあると申し上げましたが、まさにそのような災害が本市においても発生いたしました。令和2年7月豪雨であります。  今回の豪雨により、本市におきましても坂本地域を中心に甚大な被害が発生し、4名の尊い命が失われ、1名の方がいまだ行方不明となっております。お亡くなりになられた方々の御冥福をお祈りし、御遺族の皆様に衷心よりお悔やみを申し上げますとともに、被災されました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。  それでは、議案の提案理由の説明に先立ちまして、令和2年7月豪雨並びに新型コロナウイルス感染症に関する本市の対応状況等と最近の市政の動向について御報告申し上げます。  まず、令和2年7月豪雨では、球磨川流域の多くの雨量観測所において戦後最大の洪水被害をもたらした昭和40年7月洪水を上回る雨量を観測し、多くの住宅に甚大な被害が発生いたしましたが、国の宅防事業で、宅地のかさ上げもしていただいておりましたが、それでも522件が全壊、455件が床上浸水となるなど、多くの建物において浸水被害が発生いたしました。  また、市街地と坂本地域を結ぶ主要な幹線道路であります国道219号をはじめ、県道、市道を含む多くの道路が寸断され、さらには、鉄道橋を含む4つの橋梁が流出したことによりまして、発災からしばらくは現地に行くこともできないような状況でありました。  ライフラインにつきましても広範囲に停電、断水、さらには携帯電話や固定電話が不通となり、現在も回復していない地域もございます。加えて、地域の主要施設である坂本支所八代警察署坂本駐在所八代消防署坂本分署をはじめ、銀行、郵便局、農協、診療所、JR肥薩線の4駅が水没するなど甚大な被害が発生しております。  発災当時の本市の主な対応といたしまして、7月4日午前2時45分に避難準備、高齢者等避難開始を発令するとともに、午前4時3分に坂本町全域に対し、防災無線で避難指示を出しました。その後、昨年10月の台風19号以来、熊本県と鹿児島県では初めてとなる大雨特別警報が発令された4時50分に災害対策本部を設置いたしました。災害発生直後は人命救助を最優先に考え、7月4日午前7時3分に自衛隊へ派遣要請を行い、消防ヘリと併せ、救助、捜索活動に注力いただくとともに、全力で住民の皆様の安否確認に取り組みました。  救助された皆様や被災された皆様につきましては、八代トヨオカ地建アリーナや千丁コミュニティセンターに設置した避難所に受入れを行い、最も多いときで300人を超える方々が避難されました。8月28日は千丁コミュニティセンターの避難者の皆様が全員退所されましたが、現在も56世帯、93人の方が避難生活を送られております。  避難所の運営に当たりましては、新型コロナウイルス感染防止策の徹底をはじめ、パーテーション設置によるプライバシーの確保、保健師や看護師による健康管理、避難所の皆様の不便を少しでも解消するための環境改善などに、全国の自治体職員の皆様の支援をいただきながら取り組んでいるところでございます。  災害ごみにつきましては、7月7日以降、地区ごとに集積場を選定し、分別集積を開始するとともに、7月11日からは水処理センター内に仮置場を開設いたしました。また、8月9日からは、くま川ワイワイパークの第3駐車場も仮置場として開設することで、被災者の皆様の利便性向上に努めております。  その他、衛生面としましては、7月10日に坂本支所付近仮設トイレを設置して以降、主要な施設や要望のあった箇所などに、現在まで39基の設置を行っております。また、7月14日からは感染症予防のための消石灰や消毒液の配布も行っているところでございます。  家屋、敷地内に堆積した土砂、流木につきましては、個人やボランティア等により、道路脇まで出していただければ市で順次回収を行っておりましたが、7月29日からは高齢の方や堆積状況により、御自分で撤去することが困難な場合などは、所有者の申請に基づき、市が撤去する制度を開始するとともに家具などの瓦礫も対象に加えたところでございます。  なお、宅地内の土砂や瓦礫の撤去につきましては、7月7日に市社会福祉協議会により災害ボランティアセンターが開設され、県内各地からお集まりのボランティアの皆様に御支援をいただいております。また、8月4日から7日にかけて、自衛隊をはじめとした関係団体の皆様により、自力での作業が難しい高齢者の方々の御自宅を中心に家屋内の土砂や瓦礫等の集中撤去を実施していただき、大きく復旧を進めることができました。  この復旧の流れを維持するために、8月8日からは八代市消防団の皆様方にも御支援をお願いし、8月10日までの3日間で延べ460人の団員の皆様に御協力をいただきました。さらに、災害発生時から復旧作業へ迅速に御対応いただいております建設業界廃棄物処理業界をはじめ、市内に多くの会員を有しておられる経済団体の皆様方にも国、県の制度を活用しまして、土砂・瓦礫等の撤去作業を委託し、延べ349人の皆様に御支援をいただきました。  次に、被災された皆様への支援についてですが、7月6日に災害相談窓口を開設するとともに、同日から罹災証明願や市税の納税相談など受付も開始しております。罹災証明書につきましては、7月11日より家屋調査、7月27日から交付を開始し、8月28日現在、407件の交付が完了しております。なお、被災者生活再建支援金につきましては、罹災証明書の交付に併せて7月27日より受付を開始しております。  住宅の支援につきましては、7月16日から市営住宅への緊急入居及び賃貸型応急住宅、いわゆるみなし仮設住宅への入居案内を開始いたしました。8月28日現在で、市営住宅には11世帯の方々が既に入居されており、みなし仮設住宅には92世帯のお申込みがあっておりまして、手続が完了した世帯から順次入居されております。  また、熊本県が施工される建設型の仮設住宅につきましては、7月19日より八代市市民球場仮設団地26戸の建設を市民球場南側駐車場において開始され、9月上旬には完成予定となっております。その後、26戸を超える申込みがありましたことから、八千把地区土地区画整理事業地内に2か所目として八代市古閑中町仮設団地14戸の建設に8月9日から着手されております。こちらは10月上旬の完成予定となっております。  なお、今回の豪雨により被災された家屋等の公費による解体・撤去につきましては、8月17日より事前相談を開始し、明日9月1日より申請受付を開始いたします。  次に、被災した保育園や小中学校への対応についてでございますが、まず、川岳保育園の児童につきましては、7月7日より高田あけぼの保育園にて一時的に受入れを行った後、7月13日からは旧鏡西部小学校にて長期受入れを行っております。  また、わかあゆ保育園の児童につきましては、7月8日より宮地さくら保育園で、7月13日からは植柳幼稚園で受入れを行った後、8月24日より再度、宮地さくら保育園にて受入れを行っております。  八竜小学校及び坂本中学校の児童生徒につきましては、7月7日からやつしろ子ども支援相談員による相談対応を行った後、7月15日からは桜十字ホールやつしろ及び鶴喰生活改善センターに学びの場を設置するとともに、スクールカウンセラーによる心のケアを開始いたしました。その後、7月20日からは、同ホール、センターにおいて授業を再開いたしまして、8月3日から日奈久小学校及び日奈久中学校空き教室等を使用しての教育活動を行っているところでございます。  被災された事業者の皆様に対しましては、従来のグループ補助金自治体連携型補助金を拡充、柔軟化し、新たに創設されたなりわい再建補助金に関する説明会を8月26日からの3日間、桜十字ホールやつしろで開催するとともに、本日8月31日からは、坂本青少年センターにおきまして個別相談会を実施いたしております。  また、現在、早期の事業再開を希望される事業者の皆様が入居する店舗や事業所等になる集合型仮設施設の整備について検討を進めているところでございます。加えて、被災農業者向けの相談窓口につきましても、8月24日から設置しております。  次に、発災以降、機能を千丁支所2階に移転しておりました坂本支所につきましては、8月11日より坂本の里一灯苑北側の市有地にコンテナハウスによる坂本支所応急仮設事務所を開設いたしました。なお、詳細は後ほど予算議案の説明にて申し上げますが、今後は仮設庁舎の建設に向けて準備を進めてまいります。  このたびの豪雨災害対応におきましては、議員各位には発災当初から御支援をいただいており、また、多くの市民、団体、企業の皆様から心の籠もった支援物資や多くの義援金、給付金をお寄せいただくとともに、先週金曜日までに延べ5765人もの県内各地からのボランティアの皆様に復旧・復興に対し、多大なるお力添えをいただいております。  また、国や県、他自治体をはじめ、自衛隊、消防、警察、建設業界廃棄物処理業界など多くの関係団体や企業、医療機関等の皆様には、人命救助救援捜索活動、被災地の防犯活動、道路河川等応急給水活動避難所運営罹災証明書関係業務及び災害廃棄物搬出等に対して御尽力いただくとともに、現在も一部業務においては御支援いただいているところでございます。さらには、日奈久温泉旅館組合つる乃湯及び八代ドライビングスクールの御協力により、被災された皆様に対し、温泉施設の無料開放と送迎バスの運行をしていただきました。多くの皆様方からの御支援にこの場をお借りいたしまして、心より感謝を申し上げます。  令和2年7月豪雨からの復旧・復興は道半ばであるため、今後も多くの方々のお力添えが必要不可欠となります。引き続き、御支援賜りますよう何とぞよろしくお願い申し上げます。  発災以来34回の会議を行うなど、災害対策本部を中心として様々な角度から災害復旧及び被災者支援を行ってまいりましたが、これらに加えて、被災された方々の生活及びなりわいの再建、発展的なまちづくりなど、地域の復興に向けて本格的に取り組むことが重要であると考え、豪雨災害からちょうど1か月を経過した8月4日に復興推進課総務企画部内に新しく設置いたしました。また、各部局が一体となって迅速かつ強力に被災地の復興を進めていくため、八代市復興推進本部を設置し、8月17日に第1回の会議を開催いたしました。今後は、当該本部並びに復興推進課が中心となり、坂本地域住民の皆様の御意見等を丁寧に伺いながら、復興計画策定に向けて取り組んでまいります。  加えて、これまで被災地の視察等に来られた武田防災担当大臣赤羽国土交通大臣自由民主党岸田政調会長や地元選出の金子衆議院議員をはじめ、松村参議院議員馬場参議院議員など国会議員の皆様に対し、インフラの早期復旧・強靱化や、復旧・復興に向けての財政支援、さらには抜本的な治水対策の強力な促進などについて強く要望をしてまいりました。  また、県に対しましても、7月31日に上村議長、成松副議長とともに県庁を訪問し、蒲島知事並びに池田県議会議長へ道路等の早期復旧の推進、JR肥薩線、肥薩おれんじ鉄道の早期復旧に向けた支援及び小中学校移転に伴う運営支援を含む全15項目の緊急要望を提出し、国への強力な働きかけについてお願いを行ったところでございます。  今回の豪雨災害については、災害救助法の適用や激甚災害及び特定非常災害の指定を受けるとともに、国道219号や県道、市道2路線、市之俣川1河川が国の権限代行による災害復旧事業に決定しております。  今後も国や県、関係機関等と緊密に連携を取りながら、被災された皆様が一日も早く生活を再建し、安心した日常生活を取り戻すため、職員一丸となって全力で取り組んでまいりますので、議員各位におかれましてもなお一層の御協力を賜りますよう、何とぞよろしくお願いいたします。  次に、新型コロナウイルス感染症への本市の対応等について御説明いたします。  本市におきましては、市民の皆様の御理解と御協力を得ながら、新型コロナウイルス感染症感染防止対策に取り組んでまいりましたが、全国的に感染が再び拡大する中、7月16日に八代保健所管内で1例目となる感染者が確認されました。  その翌日午前8時に、第17回目となる新型コロナウイルス感染症対策本部会議を緊急に開催いたしまして、感染者に関する情報共有を行うとともに、市民の皆様に対する正確な情報提供や冷静な行動の呼びかけ、感染者及び立ち寄られた施設の関係者の皆様などが不当な差別や偏見、あらぬ風評被害を受けられないよう十分な配慮を行うこと及び引き続き、せきエチケットや手洗いの励行など、新しい生活様式の実践の徹底について、改めて周知する旨の訓示を行いました。また、市民の皆様に対しましても、同様の内容のメッセージを市ホームページ等を通じて発出したところでございます。  しかしながら、7月27日に2例目及び3例目として、本市小学校の教職員とその母親に感染が確認されました。当該教職員が勤務する小学校につきましては翌28日から31日までを臨時休校とし、29日に専門業者による校舎及び体育館の消毒を行うとともに、28日から29日にかけて全ての教職員及び当該教職員が受け持っていた4、5、6年生児童全員PCR検査を実施いたしました。  その結果、30日に4例目、翌31日に5例目として、当該小学校児童の感染が確認されたことを受け、臨時休業期間を8月7日まで延長するとともに、31日から翌月1日にかけて、1、2、3年生児童全員に対しましてもPCR検査を行い、8月2日に6例目の児童の感染が確認されたところでございます。  感染が発生した小学校におきましては、学習指導員等の特別派遣や課題、プリントの配布による学びの保障やスクールカウンセラーの派遣による児童の心のケアなどに努めるとともに、全ての小中学校に対し、手洗いや消毒など感染防止策の徹底や部活動の制限、新型コロナウイルス感染症に関する差別や偏見をなくすための授業などを実施いたしました。  その後も、8月4日に学童保育指導員2名の感染が確認されたのをはじめ、昨日までに16例の感染者が確認されております。  本市といたしましては、引き続き正確な情報発信や感染者及びその御家族のプライバシーへの格段の配慮等の呼びかけを行うとともに、8月4日には市民の皆様に対しまして、当面の間、不要不急の県外への外出自粛、御家族、御親戚の本市への帰省や旅行をできる限り控えていただくよう緊急のお願いをさせていただきました。  新型コロナウイルス感染症に関する政府の分科会によりますと、7月末が全国的な感染拡大のピークということでございますが、まだまだ予断を許さない状況が続いております。本市といたしましても、引き続き感染拡大防止対策に万全を期すとともに、市民生活、地域経済回復との両立に向けても全力で取り組んでまいりますので、市民の皆様の御理解と御協力をよろしくお願いいたします。  次に、最近の市政の動向について御報告申し上げます。  例年11月下旬頃に流行が始まるインフルエンザの発病や重症化、蔓延の防止と子育て世代の経済的な負担を軽減するために、こどもインフルエンザ予防接種費用の助成を新たに実施いたします。  また、新聞報道等で御存じかと思いますが、11月22日から23日に開催を予定されていた令和2年八代妙見祭につきましては、八代神社及び八代妙見祭保存振興会において、さきの豪雨で多くの方が被災され、今なお避難生活や復旧作業が続いていること、また、新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、祭り関係者や観客の安全を優先すべきとの判断から、神事の一部のみを執り行うこととし、神幸行列をはじめとする関連行事については、中止とする決定がなされました。  また、4月26日の開催予定から延期としておりました第32回2020みなと八代フェスティバルにつきましても、実行委員会において関係機関、団体と協議を行いました結果、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から中止することに決定いたしました。  いずれのイベントにつきましても、楽しみにされておられた皆様には大変残念なお知らせでございますが、御理解をいただきたいと思います。  それでは、本会議に提案しております決算議案2件、予算議案3件、事件議案14件、条例議案5件について、順次その概要を説明いたします。  まず、決算議案であります議案第74号及び第75号は、令和元年度八代水道事業会計、八代市下水道事業会計決算でそれぞれの決算事務が完了し、監査委員の審査も終了しましたことから認定をお願いするもので、併せて利益の処分も提案しております。概要につきましては、水道局長及び建設部長が後ほど御説明いたします。  続いて予算議案であります。議案第76号・令和2年度八代一般会計補正予算・第9号は、歳入歳出予算にそれぞれ15億3620万円を追加し、補正後の総額を902億3530万円といたしております。  まず、令和2年7月豪雨災害に関連する事業では、被災した坂本支所の再建に向けて、現在、コンテナハウスを活用した応急仮設事務所にて業務を再開しておりますが、被災前の住民サービスを全て提供可能とするための支所仮設庁舎を坂本の里一灯苑南側の市有地に建設し、令和3年3月から供用開始を目指します。  また、市民の生活道路として機能も兼ねている市の指定文化財赤松第一号眼鏡橋と日本遺産の構成文化財高原橋の修復を行います。  次に、今もなお猛威を振るう新型コロナウイルス感染症に関連する事業では、国の地方創生臨時交付金を活用し、本年度、市内の中小事業者の方々が利用されました熊本県金融円滑化特別資金において、当初の見込みを大幅に上回る融資が行われている状況にありますことから、本市が行う利子補給金を増額するものであります。  また、来年度から令和7年度までの利子補給分につきましても今回新たに基金を創設し、所要額を積み立てて、後年度の財政負担に備えます。  このほか、市内の保育所や放課後児童クラブ、小中特別支援学校等が行う感染防止対策に係る経費を補助し、子供たちや職員の感染防止に継続的に取り組んでまいります。  一方で、収束後を見据えた商店街の景気回復を目的としてまちなか活性化協議会が実施する商店街プレミアム付商品券事業に対して支援を行いますとともに、八代市商工会が実施するプレミアム付商品券事業に対する補助につきましても既決予算での対応を予定しております。  続きまして、国、県からの補助内示に伴うものであります。  まず、地域介護・福祉空間整備等交付金事業では、グループホーム等4施設の改修工事等の費用を一部補助し、施設利用者が住み慣れた地域で安心して生活ができるよう支援してまいります。  次に、産地パワーアップ事業としまして、JAやつしろが行うブロッコリーやキャベツなどの集出荷貯蔵施設の整備とアグリ日奈久が行いますコンバインやトラクターなどの農業用機械の導入を支援してまいります。  また、地域特産物支援事業では、泉町の茶業振興協議会が行う製茶機械の機能強化に対し補助を行い、地域の特産物生産を支援してまいります。  そのほか単独事業では、係争中の一般廃棄物収集運搬業務委託契約訴訟について、本市勝訴の判決が確定したため、弁護士への成功報酬金の支払いを行うものであります。  以上が、一般会計補正予算の主な内容であります。  次に、議案第77号・令和2年度八代介護保険特別会計補正予算・第2号では、令和元年9月に本市が全面勝訴となった介護給付費返還等請求控訴事件において、今般、控訴人により和解案が提示されましたことから、和解後に弁護士へ支払う成功報酬金を補正するものであります。  議案第78号・令和2年度八代簡易水道事業会計補正予算・第3号では、令和元年度分の消費税について所要額を追加するものであります。  以上が、決算及び予算についての説明であります。  次に、別冊の事件議案及び条例議案を説明いたします。  議案第79号の財産の取得については、八代市立小中支援学校児童生徒用タブレットパソコンほかを5億8868万6780円で取得するものであります。  議案第80号から議案第90号までは、専決処分にした案件について地方自治法第179条第3項の規定により議会に報告し、その承認を求めるものであります。  議案第80号は、泉町の二重地区における簡易水道施設の整備・改良に伴う放任給水区域から計量給水区域への変更に関する八代市簡易水道事業給水条例の一部改正について専決したものであります。  議案第81号は、令和2年度八代一般会計補正予算・第7号を、議案第82号は、令和2年度八代簡易水道事業会計補正予算・第1号を専決したものであります。  両議案の内容は、今回の7月豪雨による避難生活の環境改善や今後の生活再建への不安を解消することはもとより、緊急に対応が必要となる災害復旧被災者支援に向け速やかに対策を講じるため、関係経費の補正を行ったものでございます。  議案第83号は、災害応急対策、災害復旧等のため本市に派遣された国の行政機関やほかの地方公共団体の職員に対する災害派遣手当の支給に関する八代市災害派遣手当に関する条例の制定について専決したものでございます。  議案第84号は、災害援護資金の貸付けについて、令和2年7月豪雨により被害を受けた世帯の生活の立て直しに資するために導入する保証人の選択制及び利率の見直しに関する八代市災害弔慰金の支給等に関する条例の一部改正について専決したものであります。  議案第85号及び議案第86号は、令和2年7月豪雨による被災者に係る市民税及び固定資産税並びに介護保険料の減免申請の提出期限の特例に関する条例の制定等について専決したものであります。  議案第87号は、令和2年度八代一般会計補正予算・第8号を、議案第88号は、令和2年度八代介護保険特別会計補正予算・第1号を、議案第89号は、令和2年度八代市ケーブルテレビ事業特別会計補正予算・第1号を、議案第90号は、令和2年度八代簡易水道事業会計補正予算・第2号をそれぞれ専決したものであります。  緊急に対応が必要となる災害復旧被災者支援のための第二弾として、道路や橋梁、水道施設や通信施設など公共施設の復旧経費をはじめ、損壊した家屋等の解体や処分、堆積した土砂や流木を撤去・処分する経費などについて追加したものであります。  また、災害により負傷、または住居の被害を受けた方に対し貸付けを行います八代市災害援護資金貸付金についても新たに予算化を行ったところであります。  さらには、坂本町の復興計画を策定するための経費につきましても追加して、被災者をはじめ、地域の皆様の思いに寄り添いながら、スピード感を持って復興を進めてまいります。  このほか新型コロナウイルス感染症対策としまして、低所得の独り親世帯に対し、生活支援給付金を支給する熊本県ひとり親世帯への生活支援給付金給付事業に関する経費を追加し、独り親世帯への子育てに対する負担軽減を図ってまいります。  議案第91号の契約の締結については、八代市立病院本館解体工事について契約金額1億6500万円で、園川組・共生・三大建設工事共同企業体と契約を締結するものであります。  議案第92号の訴訟上の和解については、介護給付費返還等請求控訴事件に関して和解することについて、地方自治法第96条第1項第12号の規定により議会の議決を求めるものであります。  議案第93号の八代市新型コロナウイルス感染症対策基金条例の制定については、新型コロナウイルス感染症の影響により売上げが減少した中小事業者等で国及び熊本県が実施する融資制度を利用したものに対して行う最長5年間の金利負担分及び保証料の補助に要する経費の財源とするため、基金を設置するに当たり、所要の条例を制定するものであります。  議案第94号の八代市市税条例の一部改正については、地方税法等の一部改正により新型コロナウイルス感染症及びその蔓延防止のための措置が納税義務者等に及ぼす影響の緩和を図るための税制上の措置が講じられることに伴い、所要の改正を行うものであります。  議案第95号の八代市手数料条例の一部改正については、行政手続における特定の個人を識別するための番号の利用等に関する法律の一部改正により通知カードが廃止されたことに伴い、通知カードの再交付に係る手数料を廃止するものであります。  議案第96号の八代市議会議員及び八代市長の選挙における選挙運動の公費負担に関する条例の一部改正については、公職選挙法の一部改正により、市議会議員の選挙においても、選挙運動用ビラを頒布することが可能となったことに伴い、その作成費用を公費で負担することについて、所要の改正を行うものであります。  議案第97号の八代市立幼稚園規模適正化等審議会条例の制定については、市立幼稚園の規模適正化運営の在り方等について調査、審議するため附属機関を設置するに当たり、所要の条例を制定するものであります。  以上が各議案の提案理由の説明でございます。  提案しております議案につきまして、よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようお願い申し上げまして、提案理由の説明とさせていただきます。 ○議長(上村哲三君) 水道局長松田仁人君。                (水道局長松田仁人君 登壇)
    ◎水道局長(松田仁人君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  議案第74号・令和元年度八代水道事業会計利益の処分及び決算の認定について御説明いたします。  本市の水道事業は、創設以来、安全でおいしい水の安定供給に努め、公衆衛生の向上と生活環境の改善に寄与してまいりました。令和元年度末の給水人口は4万578人、給水戸数は1万6146戸となっており、前年度末に比べ、給水人口は87人減少、給水戸数は171戸増加しており、給水区域内の上水道普及率は前年度末と比べ0.22ポイント増加の58.91%となりました。  一方、有収率については、総配水量507万5397立方メートルに対し、総有収水量は378万5156立方メートルで、対前年度から1.07ポイント減少の74.58%でございました。  本市では、やつしろの豊かな水を未来につなぐ水道を基本理念とし、健全な経営と施設の計画的な整備と更新に取り組んでおります。  まず、配水管整備事業といたしまして、幹線配水管の2系統化のため、大村町において配水本管450ミリメートルの布設を行うとともに、公共下水道工事と同時施工等により、代陽、八千把、松高、郡築、宮地地区の配水管未整備地区への配水管布設工事を施工いたしました。  また、原水設備改良事業として、新庁舎建設事業に伴う仮設浄水地等設置工事等を行い、配水管改良事業として、八代地区の老朽管の布設替工事や日奈久地区の配水施設更新のための基本計画策定業務を行っております。  それでは、資料に基づきまして決算の内容を御説明いたします。  令和元年度八代水道事業会計決算書の3ページをお願いいたします。決算報告書でございます。  まず、収益的収入でございますが、第1款・水道事業収益、決算額5億4160万2519円。内訳といたしまして、第1項・営業収益5億2282万6456円、第2項・営業外収益1875万1225円、第3項・特別利益2万4838円でございます。  次に、4ページの収益的支出でございますが、第1款・水道事業費用、決算額4億3916万6011円。内訳といたしまして、第1項・営業費用4億67万844円、第2項・営業外費用3815万3655円、第3項・特別損失34万1512円となっております。なお、消費税につきましては1906万1300円の納税義務が発生いたしております。  次に、5ページの資本的収入でございますが、第1款・資本的収入は第1項・工事負担金6241万8000円でございます。  次に、6ページの資本的支出でございますが、第1款・資本的支出、決算額2億5641万7540円。内訳といたしまして、第1項・建設改良費1億8187万3673円、第2項・企業債償還金7454万3867円でございます。なお、建設改良費につきましては、地方公営企業法第26条の規定により、7196万2500円を翌年度に繰り越しております。  また、資本的収入が資本的支出に対し不足いたします1億9399万9540円は、減債積立金取崩し額7454万3867円、建設改良積立金取崩し額840万7154円、過年度分損益勘定留保資金1億118万8933円及び当年度分消費税資本的収支調整額985万9586円で補填しております。  次に、財務諸表でございますが、9ページから10ページは損益計算書でございます。これは、令和元年度における水道事業の経営成績を表すものでございまして、消費税抜きの額で作成いたしております。当年度の純利益は9206万4672円となりました。  次の11ページは、剰余金計算書でございます。平成30年度決算で議決いただきました利益の処分に当年度変動額を加減し、年度末残高は資本金が30億2206万9079円、資本剰余金が5万500円、利益剰余金が1億7501万5693円となりました。  次の12ページは、剰余金処分計算書でございます。これは、本議案の議決事項である利益の処分でございまして、当年度未処分利益剰余金1億7501万5693円のうち、7638万3951円を減債積立金に、1568万721円を建設改良積立金に積み立て、減債積立金及び建設改良積立金の取崩し額計8295万1021円を資本金へ組み入れる予定でございます。  次の13ページから16ページまでは貸借対照表でございます。この表は、企業の財政状況を明らかにするためのもので、令和元年度末における資産とその源泉たる負債及び資本を示しております。  令和元年度中における増減と期末残高は、資産が4209万3313円の増加で、46億3178万6925円、負債が4997万1359円の減少で14億3465万1653円、資本が9206万4672円の増加で、31億9713万5272円となりました。  なお、平成19年6月に公布された地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、公表すべき健全化判断比率であります企業会計資金不足比率につきましては、資金不足を生じておりません。  次の17ページ以下につきましては、事業報告書及び附属明細書となっておりますので、説明を省略させていただきます。  以上が、令和元年度水道事業会計決算の概要でございます。この決算につきましては、監査委員の決算審査に付し、貴重な御意見をいただいております。  令和元年度も9200万円ほどの純利益を生じることができましたが、今後は人口減少や節水技術の発達により、料金収入の減少も予想されます。そのような中、老朽化に伴う配水管や水源設備の更新、耐震化はじめ、災害対応の強化など、今後も継続的な設備投資が必要であります。今後も安定的に事業を継続していきますよう、中長期的な視点に立った経営を行い、なお一層の企業努力をいたす所存でございます。  以上で説明を終わらせていただきます。御審議方よろしくお願いいたします。 ○議長(上村哲三君) 建設部長潮崎勝君。                 (建設部長潮崎勝君 登壇) ◎建設部長(潮崎勝君) 皆さん、おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  それでは、議案第75号・令和元年度八代下水道事業会計利益の処分及び決算の認定について御説明いたします。  本市の下水道事業は、昭和56年度の供用開始以来、公共用水域の水質保全、浸水被害の防止など、快適で安全な生活環境の向上及び環境に配慮した循環型社会の形成に寄与してまいりました。  令和元年度の年間汚水量は683万3726立方メートル、年間有収水量が574万9275立方メートルで、有収率は84.1%でございました。  令和元年度末の処理区域内人口は5万9553人、水洗化人口は5万566人となり、前年度末に比べ、処理区域内人口は299人減少、水洗化人口は1544人増加し、水洗化率は84.9%、普及率は47.3%となりました。  令和元年度におきましても、有収率向上のための不明水対策及び水洗化率向上のための未接続世帯への戸別訪問などを行うとともに、令和2年3月に見直しを実施いたしました八代市下水道事業経営戦略に基づきながら、今後もより一層の経営健全化に向けた効率的な事業運営に努めてまいります。  令和元年度の建設改良事業といたしましては、未普及率地区解消のための管渠施設整備事業として、八代処理区では八千把校区、松高校区及び宮地校区など、千丁処理区では古閑出地区及び西牟田地区など、鏡処理区では宝出地区及び下村地区などにおきまして、それぞれ管渠布設工事を施工し、計3.75キロメートルの整備を行いました。  また、浸水被害軽減対策事業といたしましては、田中西町にございます北部中央公園の地下に平成30年度より雨水調整池の建設を行っております。  さらに、ポンプ場施設整備事業といたしましては、新開町にございます中央ポンプ場の改築に伴う第3期目の工事に着手し、加えて水処理センターの4池目増設工事やストックマネジメント計画に基づきます管更生工事も実施しております。  それでは、資料に基づきまして、決算の内容を御説明いたします。  恐れ入りますが、令和元年度八代市下水道事業会計決算書の2ページをお願いいたします。決算報告書でございます。  まず、収益的収入でございますが、第1款・下水道事業収益、決算額34億2160万1179円、内訳といたしまして、第1項・営業収益14億4663万2480円、第2項・営業外収益19億7474万4039円、第3項・特別利益22万4660円でございます。  また、消費税につきましては、4174万1539円還付が発生しております。  次に、3ページの収益的支出でございますが、第1款・下水道事業費用、決算額28億6114万2272円。内訳として、第1項・営業費用25億258万89円、第2項・営業外費用3億5779万9923円、第3項・特別損失76万2260円となっております。  次に、4ページの資本的収入でございますが、第1款・資本的収入、決算額28億9376万752円。この内訳は、第1款・企業債16億8550万円、第2項・補助金10億136万3445円、第3項・受益者負担金及び分担金4871万4507円、第4項・負担金1億5818万2800円でございます。  次に、5ページの資本的支出でございますが、第1款・資本的支出、決算額39億7895万7893円。この内訳は、第1項・建設改良費21億4073万7353円、第2項・企業債償還金18億3822万540円でございます。  なお、建設改良費につきましては、地方公営企業法第26条の規定により、9億2968万5258円を翌年度に繰り越しております。  資本的収入が資本的支出に対し不足いたします10億8519万7141円は、当該年度分消費税資本的収支調整額8441万9925円、当年度分損益勘定留保資金5億5055万9878円及び減債積立金4億5021万7338円で補填いたしております。  次に、財務諸表でございますが、9ページから10ページは損益計算書でございます。  これは、令和元年度における下水道事業の経営成績をあらわすものでございまして、消費税抜きの額で作成しております。  10ページの下から4段目にございます当年度純利益は4億7603万8982円となりました。  次に、剰余金計算書でございます。  まず、資本金につきましては、前年度の議決による処分後残高から変動はなく、年度末残高は23億6941万6655円となっております。  次に、剰余金のうち利益剰余金でございますが、議会の議決により処分を行った前年度末の未処分利益剰余金8億2855万6565円のうち、4億5021万7338円につきましては、減債積立金に積立てを行った後に取崩しを行いました。それに、当年度純利益である4億7603万8982円を加えた当年度末の未処分利益剰余金残高は9億2625万6320円となりました。  次に、剰余金処分計算書でございます。これは、本議会の議決事項でございます利益の処分について計上しておりまして、先ほど御説明いたしました11ページの剰余金計算書における当年度未処分利益剰余金9億2625万6320円のうち、当年度純利益4億7603万8982円につきましては、減債積立金に積立てを行います。また、令和元年度中に減債積立金への積立てを行った後に取り崩しました4億5021万7338円につきましては、資本金への組入れを行う予定でございます。  次の13ページから15ページまでは貸借対照表でございます。この表は、企業の財政状況を明らかにするためのもので、令和元年度末における資産とその源泉たる負債及び資本を示しております。  令和元年度中における増減と期末残高は、資産が4億6293万1135円の増加で、490億9425万2476円、負債が1310万7847円の減少で450億83万7580円、資本が4億7603万8982円の増加で40億9341万4896円となりました。  なお、平成19年6月に公布されました地方公共団体の財政の健全化に関する法律により、公表すべき健全化判断比率であります企業会計資本不足比率につきましては、資本不足を生じておりません。  次の17ページ以下につきましては、事業報告書及び附属明細書となっておりますので、説明を省略させていただきます。  以上が、令和元年度下水道事業会計決算の概要でございます。この決算につきましては、監査委員の決算審査に付し、貴重な御意見をいただいております。  令和元年度は4億7603万8982円の純利益を得ることができました。しかしながら、そのほとんどを資本的収支の不足分への補填に用いなければならないため、今後の改築更新に備えるための内部保留金ができておりません。また、昨年度より減少はしておりますものの、基準外繰入金が2億6494万6000円と、いまだに一般会計に依存している経営状況にございます。  さらには、人口減少による下水道使用料の伸び悩み、未普及地区への整備に加え、施設の老朽化に伴う改築更新への投資が必要になるなど、下水道事業の財政運営は厳しさを増すことが予想されます。  そのような中にありましても、経費の縮減及び収入の確保などの企業努力を図り、下水道が市民生活に欠くことのできない重要な都市基盤施設という自覚を持ちながら、計画的、効率的な施設整備を進め、生活環境の改善と経営の健全化に努めてまいります。  以上で説明を終わらせていただきます。よろしく御審議の上、認定いただきますようお願いいたします。 ○議長(上村哲三君) 以上で提出者の説明を終わります。  この際お諮りいたします。  ただいま議題となっております案件のうち、議案第79号の議案1件については、先議したいと思いますが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  議案第79号を議題とし、問題に供し、これより質疑を行います。質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 以上で質疑を終わります。  ただいま質疑が終わりました議案1件については、お手元の付託表のとおり、その審査を文教福祉委員会に付託いたします。  委員会開催のため、しばらく休憩いたします。                 (午前11時05分 休憩)            ─────────────────────────                 (午後0時00分 開議) ○議長(上村哲三君) 休憩前に引き続き、会議を開きます。            ───────────────────────── ○議長(上村哲三君) 報告いたします。  先刻、文教福祉委員会に審査を付託いたしました議案第79号の議案1件について審査が終了した旨、委員長から報告がありました。  日程第7・議案第79号の1件を議題とし、これより委員長の報告を求めます。  文教福祉委員会委員長西濱和博君。             (文教福祉委員会委員長西濱和博君 登壇) ◎西濱和博君 皆様、こんにちは。(「こんにちは」と呼ぶ者あり)  それでは、文教福祉委員会に付託されました事件1件の審査が終了いたしましたので、その結果について御報告申し上げます。  なお、議案については執行部の説明を聞き、質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたします。  議案第79号・財産の取得については、慎重に審査いたしました結果、全会一致で可決してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(上村哲三君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。討論ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議案第79号・八代市立小中支援学校児童生徒用タブレットパソコンほかに係る財産の取得については、委員長の報告どおり、これを可決するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者 起立) ○議長(上村哲三君) 起立全員、よって本件は可決されました。            ───────────────────────── ○議長(上村哲三君) 日程第2から日程第6まで、及び日程第8から第20号までの23件の議事をしばらく中止いたします。            ───────────────────────── △休会の件 ○議長(上村哲三君) この際、休会の件についてお諮りいたします。  明9月1日から同7日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。
                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── ○議長(上村哲三君) 日程第2から日程第6まで及び日程第8から日程第25までの23件の議事を再開いたします。            ───────────────────────── ○議長(上村哲三君) この際、お諮りいたします。  本23件に対する本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(上村哲三君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、明9月1日から同7日までは休会とし、次の会議は9月8日定刻に開き、質疑及び一般質問を行います。  質疑、質問御希望の諸君は、明9月1日午前10時までに発言通告書を御提出ください。            ───────────────────────── ○議長(上村哲三君) 本日は、これにて延会いたします。                 (午後0時02分 延会)...