八代市議会 > 2012-11-26 >
平成24年12月定例会-11月26日-01号

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  1. 八代市議会 2012-11-26
    平成24年12月定例会-11月26日-01号


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    平成24年12月定例会-11月26日-01号平成24年12月定例会   ─────────────────────────────────                   主  要  目  次        1.八代生活環境事務組合議会議員補欠選挙……………………………7        1.議長の諮問に関する事項についての中間報告…………………………8        1.平成23年度一般・特別会計決算12件・委員長報告……………12        1.市長提出案件17件・説明……………………………………………18        ─────────────────────────────────            平成24年12月八代市議会定例会会議録(第1号) ・平成24年11月26日(月曜日)            ───────────────────────── ・議事日程(第1号)                        平成24年11月26日(月曜日)午前10時開議  議長の諸報告  第 1 会期の決定  第 2 八代生活環境事務組合議会議員補欠選挙  第 3 議長の諮問に関する事項についての中間報告  第 4 議案第99号・平成23年度八代市一般会計決算委員長報告)  第 5 議案第100号・平成23年度八代市国民健康保険特別会計決算委員長報告
     第 6 議案第101号・平成23年度八代市後期高齢者医療特別会計決算委員長報告)  第 7 議案第102号・平成23年度八代市介護保険特別会計決算委員長報告)  第 8 議案第103号・平成23年度八代市公共下水道事業特別会計決算委員長報告)  第 9 議案第104号・平成23年度八代市簡易水道事業特別会計決算委員長報告)  第10 議案第105号・平成23年度八代市農業集落排水処理施設事業特別会計決算委員長報告)  第11 議案第106号・平成23年度八代市浄化槽市町村整備推進事業特別会計決算委員長報告)  第12 議案第107号・平成23年度八代市ケーブルテレビ事業特別会計決算委員長報告)  第13 議案第108号・平成23年度八代市診療所特別会計決算委員長報告)  第14 議案第109号・平成23年度八代市久連子財産特別会計決算委員長報告)  第15 議案第110号・平成23年度八代市椎原財産特別会計決算委員長報告)  第16 議案第115号・平成24年度八代市一般会計補正予算・第8号  第17 議案第116号・平成24年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号  第18 議案第117号・平成24年度八代市介護保険特別会計補正予算・第2号  第19 議案第118号・平成24年度八代市農業集落排水処理施設事業特別会計補正予算・第1号  第20 議案第119号・平成24年度八代市水道事業会計補正予算・第1号  第21 議案第120号・専決処分の報告及びその承認について  第22 議案第121号・財産の無償譲渡について  第23 議案第122号・八代市の特定の事務を取り扱わせる郵便局の指定について  第24 議案第123号・指定管理者の指定について  第25 議案第124号・指定管理者の指定について  第26 議案第125号・指定管理者の指定について  第27 議案第126号・八代市市税条例の一部改正について  第28 議案第127号・八代市手数料条例の一部改正について  第29 議案第128号・八代市暴力団排除条例の一部改正について  第30 議案第129号・八代市風致地区内における建築等の規制に関する条例の制定について  第31 議案第130号・八代市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定について  第32 議案第131号・国民健康保険八代市立病院条例の一部改正について            ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.日程第25  1.日程第26  1.日程第27  1.日程第28  1.日程第29  1.日程第30  1.日程第31  1.日程第32  1.休会の件(11月27日から同30日まで)            ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名  (1)出席議員(31人)       1番 古 嶋 津 義 君        2番 増 田 一 喜 君       3番 松 浦 輝 幸 君        4番 前 川 祥 子 君       5番 友 枝 和 明 君        6番 福 嶋 安 徳 君       7番 松 永 純 一 君        8番 鈴木田 幸 一 君       9番 橋 本 幸 一 君       10番 山 本 幸 廣 君      11番 成 松 由紀夫 君       13番 上 村 哲 三 君      14番 中 村 和 美 君       15番 笹 本 サエ子 君      16番 太江田   茂 君       17番 田 中   安 君      19番 百 田   隆 君       20番 藤 井 次 男 君      21番 前 垣 信 三 君       22番 庄 野 末 藏 君      23番 村 上 光 則 君       24番 小 薗 純 一 君      25番 幸 村 香代子 君       26番 堀 口   晃 君      27番 亀 田 英 雄 君       28番 矢 本 善 彦 君      29番 野 崎 伸 也 君       30番 大 倉 裕 一 君      31番 田 中   茂 君       32番 西 濱 和 博 君      34番 太 田 広 則 君  (2)欠席議員(2人)      12番 田 方 芳 信 君       33番 飛 石 順 子 君           ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1) 長                   (2) 教育委員会    市長         福島和敏君        委員長        高植利邦君     副市長        上野美麿君         教育長        広崎史子君     企画戦略部長    永原辰秋君         教育部長      北岡 博君      秘書課長     桑原真澄君          教育部次長     釜 道治君     総務部長      木本博明君      (3) 農業委員会      財政課長     岩本博文君        会長職務代理者    亀山初雄君     市民協働部長    坂本正治君      (4) 選挙管理委員会       環境部次長    宮川正則君        委員         西村壽美雄君     健康福祉部長福祉事務所長        (5) 公平委員会               上田淑哉君        委員         丁畑佐代君     商工観光部長    山本道弘君      (6) 監査委員     農林水産部長    橋口尚登君        委員         小嶋宣雄君     建設部長      船藏満彦君           ─────────────────────────
    ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名    事務局長       田上高広君        首席審議員兼次長   桑崎雅介君    次長補佐議事調査係長嶋田和博君        参事         竹岡雅治君    参事         松村よしえ君       主任         増田智郁君    主任         寺原哲也君        主任         小川孝浩君            ─────────────────────────                 (午前10時00分 開会) ○議長(古嶋津義君) これより平成24年12月定例会を開会いたします。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 去る10月2日、植原勉君が御逝去されました。まことに痛恨に絶えません。  ここに、謹んで哀悼の意をあらわし、黙祷をささげたいと思います。全員御起立をお願いをいたします。  黙祷。                   (総員起立 黙祷) ○議長(古嶋津義君) 黙祷を終わります。御着席願います。  この際、弔意をあらわすため追悼の言葉を述べたい旨、前垣信三君から発言の申し出がありますので、これを許します。  前垣信三君。                  (前垣信三君 登壇) ◆前垣信三君 弔辞の前に、御遺族様へ一言申し述べさせていただきたいと思います。  植原勉議員と私は、合併直前の旧八代市の最後の市議選で議員としての第一歩を踏み出すことができました。合併後の新八代市での再選こそ、お互い苦杯を喫しました。しかし、今議会では、市民の負託に応えるべく再選を果たし、現在に至っております。議員数34名中、この経歴は、貴君と私と2名であります。このような事情により、同期の議員の務めとして、今回の弔辞奉呈をいたしたいと思いますので、どうかお許しをいただきたいと思います。  弔辞。故植原勉議員。  今、植原議員がいつも座っておられた18番の議席には、遺影と花が飾られ、議場は深い悲しみに包まれております。本日、ここに今は亡き植原勉議員の御逝去を衷心よりお悼み申し上げますとともに、議員一同を代表して、謹んでお別れの言葉を申し上げたいと存じます。  去る10月2日、あなたが急逝された訃報を受け、間もなく2カ月を迎えようとしていますが、いまだ信じられない気持ちでいっぱいであります。誰が、この余りに突然の悲しいお別れを想像し得たでありましょうか。65歳、まだまだ御壮健で、同僚議員として私どもと一緒に本市の発展のため御活躍いただくことを期待しておりましたのに、今、あなたを失ったことは返す言葉が──残念でなりません。  あなたは、内外ともに激動する戦後、昭和22年6月、本市にお生まれになり、強固な意志と勇気を持ち、不撓不屈の行動力とその高邁なる見識は、広く市民の敬慕するところとなり、市民の熱烈なる輿望を担い、平成15年5月、見事、市議会議員に初当選されました。以来、市議会議員として通算6年1カ月にわたり、八代市政進展のため、建設環境常任委員会の副委員長を初め、経済企業常任委員会市町村合併調査決算審査の各特別委員会にも所属されるなど、積極的な議会活動を展開されました。その功績は、まことに顕著なものがあります。  これまでのあなたの議会活動において、一般質問の中で、地域のみならず市全体の活性化を常に考え、是々非々主義の精神を貫き、時には行政とかんかんがくがくと議論をしながら、広く議会の活動を市民に知らされてこられました。  このような、あなたの多年にわたる地方自治の発展と社会公共のために尽くされた御功績は、不滅のものであり、あなたのみたま、必ずや安んじて冥せられるものと存じます。  この上は、私たち議員一同、悲しみを乗り越えて、あなたの輝かしい功績と栄光をしかと受け継ぎ、本市のよりよき繁栄と市民福祉の向上に努力することをお誓い申し上げる次第であります。  最後になりましたが、ここに御生前の御偉業をたたえ、安らかなとわの眠りを心からお祈り申し上げて、お礼の言葉といたします。合掌。 ○議長(古嶋津義君) 以上で追悼の言葉を終わります。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 開会に先立ち、9月定例会において選任され、去る10月1日、教育長に就任されました広崎史子君から発言の申し出がありますので、この際、これを許します。  教育長広崎史子君。                 (教育長広崎史子君 登壇) ◎教育長(広崎史子君) おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  ただいま議長のお許しをいただきましたので、一言御挨拶を申し上げます。  さきの9月議会で教育委員の選任に御同意をいただきましたことに改めて御礼を申し上げます。  10月1日付で教育長を拝命いたしまして2カ月が過ぎようとしております。御承知のように、社会経済情勢の急激な変化の中で、教育環境にもさまざまな課題がありますこと、私も日々の学びの中で実感しておるところでございます。もとより力不足ではありますが、保護者の方々や地域の皆さんの御協力をいただきながら、八代市教育委員会教育委員の皆様、事務局職員、各学校教職員の皆さんと力を合わせ、八代の子供たちが次世代を担う有為な社会人となって、さまざまな分野で活躍する姿を思い描き、また目標とし、一つ一つの課題に誠実に取り組んでまいりたいと思っております。  議員の皆様方には、今後ともより一層の御指導、御鞭撻のほどをよろしくお願い申し上げ、甚だ簡単ではございますが、就任の御挨拶とさせていただきます。どうぞよろしくお願いをいたします。            ───────────────────────── △議長の諸報告 ○議長(古嶋津義君) 諸般の報告をいたします。  去る10月18日、決算審査特別委員会委員長から、平成23年度八代市一般・特別会計決算12件について、その審査が終了した旨、報告がありました。  11月19日、議会運営委員会委員長から、議長の諮問に関する事項について中間報告を行いたい旨の申し出がありました。  本日、市長から議案17件が送付され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) これより本日の会議を開きます。            ───────────────────────── △日程第1 ○議長(古嶋津義君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。 ○議長(古嶋津義君) お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月18日までの23日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── △日程第2 ○議長(古嶋津義君) 日程第2・八代生活環境事務組合議会議員補欠選挙を行います。  これは、同組合議会議員のうち、八代市選出の議員に1名の欠員を生じましたので、その補欠選挙を行うものであります。 ○議長(古嶋津義君) お諮りいたします。  選挙の方法については、地方自治法第118条第2項の規定により、指名推選により行うこととし、議長が指名することにいたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  八代生活環境事務組合議会議員庄野末藏君を指名いたします。  ただいま指名の庄野末藏君を当選者と定めることに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 御異議なしと認めます。よって、庄野末藏君が八代生活環境事務組合議会議員に当選されました。  当選者が議場におられますので、本席から、会議規則第32条第2項の規定により、当選者の告知をいたします。  以上で八代生活環境事務組合議会議員補欠選挙を終わります。            ───────────────────────── △日程第3 ○議長(古嶋津義君) 日程第3・議長の諮問に関する事項については、会議規則第45条第2項の規定により、議会運営委員会からの中間報告をしたいとの申し出がありますので、この際、これを許します。  議会運営委員会委員長上村哲三君。             (議会運営委員会委員長上村哲三君 登壇) ◎上村哲三君 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  議会運営委員会に、議長の諮問に関する事項として、議会改革に関する協議事項19項目が、平成22年9月17日、議長から諮問がなされて、自来2年余り、19回にわたり、委員会では慎重な論議を重ねてきたところであります。  この間、委員会で結論なり方向性が見出せたことにつきましては、平成23年3月、また同年9月の本会議において中間報告を行ってまいりました。  このような経過の中で、今回、諮問事項の調査が終了いたしましたので、この際、その後の経過と結果について御報告申し上げたく、その日程をいただきましたので、その概要を御報告申し上げます。  なお、詳細については委員会記録に譲ることといたします。  まず、情報公開としての政務調査費使途公開視察報告書公開についてですが、議員の調査研究に資するための政務調査費視察報告書については、その原資は市民の税金であることを考えると、市民にその使途を公開し、理解を求めることが必要であり、そのためには情報公開が必要であるとの観点から、協議項目として提案されたものであります。  本委員会では、類似団体17市、県内13市についての調査も踏まえて協議を行ってまいりましたが、本市では、八代市情報公開条例に基づき公開している状況であること、また、他市の状況として、条例に基づかず積極的に公開している市があることの説明を事務局から聴取いたしまして、協議の結果、情報公開としての政務調査費使途公開及び視察報告書公開については、情報公開条例に基づかずとも積極的に公開することと決しましたことから、その後、本委員会の中で積極的に公開する、その方法として、書類の設置方法ホームページにおける取り扱いについて論議を重ねてまいりました。  その結果としましては、政務調査費に関する書類の設置方法においては、本庁1階の情報プラザに、政務調査に係る収支報告書会計帳簿、領収書、視察報告書についてのおのおのの写しを置くこととし、公開対象とする年度は、平成23年度からとされたところであります。また、書類の設置期間は、5月下旬に実施される政務調査費に係る随時監査が終了した後、すなわち6月30日までに設置するとし、その設置期間は4年間とされました。  また、ホームページに関する取り扱いについては、市公式ホームページ上の「市議会の部屋」にサーバーの容量があるものの収支報告書会計帳簿、領収書、視察報告書についてのおのおのの写しを載せることに決定し、公開の対象とする年度は平成23年度分からとし、その設置期間は6月30日までにホームページに載せることとなり、掲載期間は1年間とされました。  次に、政務調査費使途基準交付対象についてですが、政務調査費に関しては、八代市議会政務調査費の交付に関する条例第2条において、その交付対象として会派に対して交付するとされているところですが、他市ではさまざまな使途基準を踏まえて交付がなされていることや、会派に対しての交付対象のあり方を見直すことはできないかとの意見があったことから、協議項目とされたものであります。  まず、会議を進めるに当たっては、他の協議項目と同様に、事務局から類似団体における他市の使途基準の状況等の説明を聴取いたしました。これを受けて、各会派では会派に持ち帰り協議が行われましたが、その結果、政務調査費使途基準においての交付対象従前どおり取り扱い、すなわち会派に対して交付するものとされました。  次に、友好都市である北海市訪問についてですが、海外視察に関しては、既に平成21年度以降、実施しないことが議会運営委員会で決定されていることに加えて、政務調査費においても現況の時代背景のもとで認めることは適当でなく、今期は認めないこととして現在に至っているところでありますが、友好都市である北海市がどのようなところであるのかを知る上で、海外視察研修は有意義であり、議員の任期中に行けるようにできないかとのことから、この諮問事項に上げられたものであります。  そこで、全国の類似団体17市に対しまして、政務調査費による海外行政視察及び友好都市訪問の状況を照会し、調査を行いまして、その結果の資料に基づき論議がなされました。  この中で、海外行政視察取り扱いについては、公費、あるいは幾分かの負担での視察等も考えられるものの、現在、予算凍結の状況を鑑みれば、公費による友好都市の訪問は実施しないことに意見の集約がなされたところであります。  次に、議会広報としての議会報告会についてですが、本件に関しましては、市民と議会が近くなる一つのツールとして、議会の報告を行うことが考えられるとして、この議会報告会が協議の項目とされたものであります。  そこで、他市の状況を調査いたしました結果、類似団体では、小樽市が議会報告意見交換会、藤枝市では議会タウンミーティング、県内では、人吉市、上天草市議会報告会という名称で実施されているとのことでありました。  さらに、議会報告会の実施市に対しましては、開始時期、議会報告会を始めた経緯、開催回数・時期、開催場所実施体制報告内容、報告会の資料作成等の準備、議会報告会の広報の方法、自治基本条例等での規定の有無、経費の細目にわたり照会を行い、協議をいたしました。  この中では、委員から、現在も議員個人として議会であったことについて報告を行っているので、必要とは考えないとする意見、開かれた議会、議会の見える方向性を高めるためには、この報告会は必要であるとの意見等々がありまして、これら意見の集約といたしましては、議会報告会を実施するに当たっては、議員共通の認識が必要であることから、この取り扱いについては今までどおり各会派に任せることとなりました。  次に、議会基本条例の制定についてですが、近年、議会改革が叫ばれる中、議会の役割とあり方を条例化して、市民への説明責任を規定することが必要であるとのことで項目に上げられております。  そこで、全国の議会基本条例制定状況、また、4年半の論議の末に全国で初めて公布施行されました北海道栗山町議会議会基本条例の内容等の説明を事務局に求め、協議を行いました。  委員からは、栗山町議会基本条例には、議会報告会の開催など具体的にうたってある項目があるが、本委員会では、その基本となる議会報告会に関して、議員共有の認識が必要とされるものについて、その認識が得られていないため、実施するとの結論になっていないことを考慮し、委員から、本項目について取り下げる旨の申し出があり、協議項目から外されることになりました。  次に、議長選挙におけるマニフェストの導入についてですが、本件は、議会改革の一つとして、議長選挙の際に、候補者が市議会をどういうふうにしたいのかを知る上の手法としてマニフェスト化したらどうかとのことで協議項目とされたところであります。  論議の中では、開かれた議会、議会改革を進める上ではマニフェスト導入に賛成する意見、また、議長候補者の人となりは日常生活の中での行動、考え方を我々は見ているわけであり、あえてマニフェストの導入は必要でないとする意見があり、種々論議がなされてきました。  しかしながら、議会における選挙については、公職選挙法第86条、すなわち立候補制が準用されていないため、議長選挙の際に立候補制を用いることはできないとの解釈があることを踏まえ、論議が交わされましたが、結果的には導入しないことに決した次第です。  最後に、政治倫理についてでございますが、本市では、平成9年6月に議員発議により政治倫理特別委員会が設置となり、途中、執行部では政治倫理条例検討懇談会を設置されまして、平成10年10月に市長へ、政治倫理条例についての提言書の答申が行われております。  議会では、この提言書をもとに協議を行い、同年12月に議員発議により、全会一致で政治倫理条例が可決された経緯があります。  このような中で、委員から、現条例は実効性に疑問があり、内容を厳しく見直すべきであるとのことから、協議項目の一つとされたものでございます。  審議するに当たっては、まず、自民党3会派から、政治倫理条例を改正しようとする見直し案と改正目的が提示されました。
     その1つといたしましては、政治倫理の履行に対し、その対象とされる者が積極的にこの条例を遵守していない点が多々見受けられ、条例の形骸化となっていることから、改正したいとすること。  2つ目に、教育委員会は、市長部局とは別部局であり、教育長は個別に執行権を有する。他市の例でも、対象者とされている例が多々見受けられることから、政治倫理の対象とする者に教育長を追加すること。  3つ目に、市民の調査請求権の緩和及び保障をするために、有権者の総数の100分の1以上の者の連署を200分の1の連署に改めるとともに、政治倫理に関する実情が一番身近にわかるのが議員であり、悪戯に請求権を行使しないように、議員にあっては議員の定数の3分の1以上の者の連署を追加すること。  4つ目に、現条例は努力目標として受託事業者に対し、辞退を促すものであることから、対象者は、その企業の代表登記を変更さえすれば済むとの風潮がある。しかし、これは勝手な解釈であり、条例形骸化の要因となっている。そこで、生活権の保障として、企業の固定費に当たる分を、事業種により差はあるものの、おおむね2割と想定し、市工事等の請負等に係る売上額が当該事業年度における売上総額の100分の20を超えることが見込まれるとき、当該工事等の請負等を辞退しなければならないとする、市工事等の請負等の制限を定めること。  以上の項目については、事務局から、県内他市の政治倫理条例の状況、また、広島県府中市議会議員が親族経営の業者と工事契約を締結したことで同市政治倫理条例の請負制限条項違反として辞職勧告決議を受けたことから、同議員から訴訟が起こされた裁判事例の説明、また、少数会派からの意見も含めて協議を行ってまいりました。  この協議の中での主な意見としては、政治倫理条例の全体的な改正については論議する必要は認めるものの、この見直し案については、改正する必要性と改正点の裏づけ根拠が明確でなく、また、業者が辞退しなければならないことを条文化することはおかしいことでもある、そもそも政治倫理条例は議員等がみずからを律するために制定されたものであるとの意見、本条例は時間をかけて制定されたものであり、もし見直すのであれば抜本的な見直しが必要であるとの意見、長期にわたって検討することに異論はないが、このまま論議しても平行線となるとの意見、本条例は1年以上かけて制度化されたものであり、今回の見直し案にある項目以外も長期間かけて検討していく必要があるとの意見、論議をここで打ち切るわけではないが、次の議会に政治倫理に関して申し送る方法を検討されたいとの意見等々があっております。  これらの背景、意見等を踏まえまして、委員会といたしましては、これまでの論議の過程において、府中市の司法判断の動向も踏まえて考えなければならず、ここで拙速な結論を出すべきでなく、今後も慎重な論議が必要であると考えることから、協議をこの際、中断することとされたところであります。  なお、この間にあって、司法判断の結果いかんによっては、正副委員長の協議のもとで、再び本委員会を再開することもあり得ることとされました。  また、再び政治倫理が協議の場に上げられるまでの間、我々議員は政治倫理制定の趣旨をいま一度認識し、一層遵守していくことで意見の一致が見られたところであります。  以上で、議長の諮問に関する事項についての中間報告を終わります。ありがとうございました。 ○議長(古嶋津義君) 以上で委員長の報告を終わり、これより、ただいまの報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 以上で質疑を終わります。  以上をもって、議長の諮問に関する事項についての中間報告を終わります。            ───────────────────────── △日程第4~16 ○議長(古嶋津義君) 日程第4から日程第16まで、すなわち議案第99号から同第110号までの平成23年度八代市一般・特別会計決算12件を一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。  決算審査特別委員会委員長中村和美君。            (決算審査特別委員会委員長中村和美君 登壇) ◎中村和美君 おはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  改めまして、同僚の植原議員の御冥福をお祈り申し上げたいと思います。  それでは、決算審査特別委員会の報告を申し上げます。  さきの9月定例会において、決算審査特別委員会に付託されました平成23年度八代市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の12件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告を申し上げます。  本特別委員会では、付託された決算議案について、延べ5日間にわたり執行部の説明を聞き、予算がその目的に従って十分執行されているか、また、その効果はどうであったかなどに主眼を置き、審査を行いました。この間、活発な質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものについて申し上げます。  まず、議案第99号・平成23年度八代市一般会計決算についてでありますが、決算額は、歳入総額約552億4000万円、歳出総額約533億2700万円、歳入歳出差引額は約19億1300万円となっており、これから翌年度へ繰り越すべき財源である繰越明許費繰越額約1億7400万円を差し引いた実質収支額は約17億3900万円の黒字となっている、との説明がありました。  そこで、まず、歳入について、委員から、保険料の過年度分の滞納額の推移とその徴収対策について質疑があり、執行部から、保育料の過年度分の滞納額については、平成21年度決算では3582万1000円、平成22年度決算では3451万円、平成23年度では3400万9000円となっており、縮減傾向にある。また、徴収対策としては、平成23年10月の子ども手当支給から受け取り方法を口座振り込みから窓口支給に変更したところ、平成23年10月支給では13件、46万7000円、平成24年2月支給では13件、26万8320円、同年6月支給では11件、30万5000円が窓口で納付された。特別措置法の施行に伴い、平成23年10月から現年度分の保育料については、子ども手当から特別徴収をすることができることとされ、滞納を極力減らすためにも、本年度から本市でも取り組みたいと考えている。ただし、過年度分については、本人の同意が必要であり、現在、滞納相談の際に同意書を書いてもらうようお願いしているところである、との答弁がありました。  以上のほか、軽自動車税の滞納状況について、住宅新築資金等貸付金元利収入の収入未済額の内容について、市税の徴収率と収入未済額に対する対策について、ハーモニーホール使用料と指定管理者収入との関係についてなど、質疑、意見があっております。  次に、歳出についてでありますが、第3款・民生費中、生活保護費24億7678万2000円に関連して、委員から、生活保護における本市の一般財源からの負担額とケースワーカー1人当たりの担当世帯数について質疑があり、執行部から、本市の一般財源からは5億7256万9000円を負担しており、担当世帯数は、本年4月からケースワーカーとして嘱託職員を2名増員し、7月末現在でケースワーカー1人当たり90.6世帯となっているとの答弁がありました。  これを受けて委員から、自宅などの財産を所有する65歳以上の要保護世帯に対するリバースモーゲージ制度の活用について質疑があり、執行部から、本制度は、生前に要保護者である親への援助を行わない扶養義務者が財産を相続するに対して、社会的公平の観点から、国民の理解が得られないとして、平成19年度に創設されたものである。これは評価額が500万円以上、固定資産税評価額が350万以上の財産を所有する、原則65歳以上の高齢者だけの要保護世帯が対象となり、評価額の7割を限度として、各都道府県の社会福祉協議会が貸し付けを行い、対象者死亡後、相続人である扶養義務者の財産処分によって貸付金を回収する制度である。これらの要件に該当する場合、要保護世帯は本制度に移行し、生活保護費の支給が停止または廃止されることになり、本市においても本制度の活用を指導しているところであるとの答弁がありました。  さらに、委員から、要保護世帯に対する就労支援の状況について質疑があり、執行部から、要保護世帯のうち、学生を除く15歳から64歳までの稼働年齢層の方を対象に病状調査を行い、稼働能力があると判定された方については、昨年度からハローワークやNPO法人などの関係機関と連携し、きめ細かい就労支援プログラムを作成している。その結果、昨年度は21名が該当し、5名が就労され、そのうち4名が生活保護廃止となっており、本年度は23名が該当し、3名が就労されているとの答弁がありました。  次に、第4款・衛生費中、ごみ減量化対策事業に関連して、委員から、焼却炉の延命化を図るため、平成23年度から積極的に取り組んでいるプラスチック類分別回収の効果について質疑があり、執行部から、プラスチック類の分別回収については、昨年度、10校区で、本年度は昭和、代陽校区で実施し、今後、太田郷、高田、宮地東地区へと順次、収集範囲を広げていく予定であり、平成22年度には93トンを資源化したのに対し、平成23年度は若干他品目が含まれるものの、152トンとなっており、焼却炉に投入する量は減少してきている。  なお、本年2月に排出ごみの組成調査を行ったところ、ほぼ油のようなものである高分子凝集シートを原料とする紙おむつの廃棄物が10%近く増加しており、乳幼児は減少しているものの、福祉施設などは今後ふえていくと予想されることから、今後はそれらに対する取り組みが必要になるものと考えているとの答弁がありました。  これを受けて委員から、紙おむつについては再資源化という方向性も考えられるが、今後どう対応するのかという質疑があり、執行部からは、市民生活の利便性や高齢化の進展といった社会的要件から新たに排出されるごみの処理については、市民全体でどこまで負担するのかという点が一番の課題である。新環境センターのエネルギー回収施設による発電など、別の視点から環境への影響を低減する取り組みなどを計画しており、それらも踏まえて、今後の状況を見きわめながら、市民の理解がどこまで得られるかを把握する必要があると考えているとの答弁がありました。  そこで、委員から、環境部所管の施設は、市民生活に一番密着しているものであり、現在、何が課題であるのかということを市民に情報提供し、その共有を図りながら、市民とともに検討していく必要があると思うので、そういった協議の場の設置を含めて取り組んでいただきたいとの意見がありました。  以上のほか、八代ブランド戦略関係経費に係る契約の相手方と随意契約の理由について、敬老会の運営主体と行政の関与について、各種がん検診の受診率及び未受診の原因と受診率向上対策について、担い手育成総合支援協議会の活動内容について、企業誘致対策事業における企業訪問と企業誘致が進まない理由について、市営住宅の滞納状況と徴収対策について、氷川中学校への本市からの入学者見込み数と氷川中学校組合からの離脱について、くま川教室に通う不登校児童生徒数と学校に復帰した人数についてなどの質疑、要望、意見があっております。  次に、特別会計決算について申し上げます。  まず、議案第100号・平成23年度八代市国民健康保険特別会計決算についてでありますが、執行部から、歳入総額は約178億7300万円で前年比1.5ポイントのプラス、歳出総額は177億300万円で2.1ポイントのプラスであり、実質収支額は約1億7000万円である。なお、繰越金等を控除した単年度収支で見ると、およそ1億1000万円の赤字であるものの、前年度の単年度収支2億4000万円の赤字を下回っており、若干改善したところであるとの説明がありました。  そこで、委員から、特定健診等実施率について後期高齢者医療制度支援金にかかわる国保会計へのペナルティーについて質疑があり、執行部から、特定保健指導をほとんど取り組んでいない保険者に限定して0.2%の支援金加算がなされる予定であると聞いている。また、減算の対象となるのは、特定健診と保健指導の2つの目標を達成した保険者となるが、県内に該当する市町村はないとの答弁がありました。  これを受けて、委員から、今後も医療費の適正化のため、特定健診等へ積極的に取り組んでほしいとの要望がありました。  次に、委員から、多額の収入未済額に対する解決方法について質疑があり、執行部から、未収入額は現年度分が2億4787万円と、滞納繰り越し分が9億円余りであり、合計11億4900万円であるが、基本的には納付能力がある方からきちんといただくこと、納付能力がない方については早期に滞納処分の執行停止をかける形で進めている。できるだけ早期の滞納整理ということで延滞金等がつかないうちに、預貯金、給与、年金の調査等に取り組んでいるとの答弁がありました。  これを受けて委員から、支払い能力があるのに払っていない方が問題であり、公平性をしっかり追及して、今後の指導をお願いしたいとの要望がありました。  以上のほか、退職者世帯に見られる疾患の分析と退職者医療費縮減に向けた分析について、ジェネリック医薬品使用による医療費の縮減とその効果について、国保の現状や特定健診に対する市民への周知活動について、納税奨励費と納税相談員の収納実績についてなどの質疑、要望があっております。  次に、議案第102号・平成23年度八代市介護保険特別会計決算についてでありますが、執行部から、歳入総額約122億3000万円で前年度比2.7ポイントのプラス、歳出総額が約122億400万円で2.8ポイントのプラスであり、実質収支が約2700万円となっている。また、要介護及び要支援認定者については、前年比170名増の7751名となっており、要介護1以下の軽度認定者の増加が顕著となっているとの説明がありました。  そこで、委員から、介護予防や包括的サービスなどの事業に対する参加者の評価や効果について質疑があり、執行部から、介護予防事業の一つと位置づけているいきいきサロン事業については、社会福祉協議会に委託しており、市内212カ所、年間延べ4万8000人ほどの参加があっており、閉じこもり防止や話し合いの場の提供などに貢献しており、楽しんで参加されている。また、高齢者筋力アップ体操普及事業は、市内18カ所で展開しており、体操普及教室事業の卒業時に行う参加者の体力テストの結果を検証すると、ほとんどの方の運動機能改善に寄与している。平成24年度からは、地域包括支援センターに委託し、活動拠点をふやす予定にしている。この2つの事業については、介護予防の観点から、本市が重点的に行っている事業であるとの答弁がありました。  また、委員から、これまでの施設整備について、保険料の上昇につながったこともあるが、本市においても一定の施設整備が終わり、24時間の在宅介護ができるサービスへ移行していったとき、介護保険給付の抑制につながっていくのかとの質疑があり、執行部からは、本市の第5期介護保険事業計画においても、地域密着型の整備を進めている。在宅で暮らせるための支援として、来年度は24時間対応の定期随時の訪問介護・訪問看護サービスの整備を計画している。介護保険給付の抑制については、2本柱である介護予防の充実と適正な給付の見きわめを軸とし、介護保険事業の運営に努めたいとの答弁がありました。  以上のほか、在宅介護と施設介護のサービス形態の差異について、要介護申請と認定方法についてなどの質疑、要望があっております。  最後に、平成23年度決算における総括として、委員から、地域住民の心をつかみ、地域の実情に合った施策を行うためには、地域の中に入り、アンテナを張って、地域を理解することが必要である。市民の要望に可能な限り沿えるよう事業内容を組み、来年度の予算編成に反映していただきたいとの意見や、生活排水の処理方式など、合併協議会において十分調整できなかった事項で、合併から7年が経過した現在でも調整が進んでいないものについては、本市の企画戦略上の問題もあることから、担当部だけではなく、全庁的に検討していただきたいとの意見、また、一般会計の実質収支額は約17億円の黒字となっており、財政調整基金に積み立てる方法もあるかもしれないが、合併に対する不満を解消するためにも、もう少し市民サービスの向上のために活用していただきたいとの意見、また、これまでの学校の耐震化事業を優先してきた関係で、観光施設を初めとした公共施設の老朽化対策が非常におくれているので、それらの整備計画を早急に策定し、執行していただきたいとの意見、さらに、各種事業の効果については、常に内部評価を実施し、その進捗状況や方向性、必要性を検証するとともに、事業の手法についても創意工夫を加えながら取り組んでいただきたいなどの意見、要望がありました。  以上、本決算3件については、議案第101号・平成23年度八代市後期高齢者医療特別会計決算、議案第103号・平成23年度八代市公共下水道事業特別会計決算、議案第104号・平成23年度八代市簡易水道事業特別会計決算、議案第105号・平成23年度八代市農業集落排水処理施設事業特別会計決算、議案第106号・平成23年度八代市浄化槽市町村整備推進事業特別会計決算、議案第107号・平成23年度八代市ケーブルテレビ事業特別会計決算、議案第108号・平成23年度八代市診療所特別会計決算、議案第109号・平成23年度八代市久連子財産特別会計決算、議案第110号・平成23年度八代市椎原財産特別会計決算とともに慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって認定してしかるべきものと決した次第であります。  以上で報告を終わります。 ○議長(古嶋津義君) 以上で委員長の報告を終わり、これより、ただいまの報告に対する質疑を行います。質疑ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。討論ありませんか。                 (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議案第99号・平成23年度八代市一般会計決算については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の起立を求めます。                   (賛成者 起立) ○議長(古嶋津義君) 起立全員、よって本件は認定することに決しました。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 議案第100号・平成23年度八代市国民健康保険特別会計決算については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(古嶋津義君) 挙手全員、よって本件は認定することに決しました。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 議案第101号・平成23年度八代市後期高齢者医療特別会計決算については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(古嶋津義君) 挙手全員、よって本件は認定することに決しました。           ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 議案第102号・平成23年度八代市介護保険特別会計決算については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(古嶋津義君) 挙手全員、よって本件は認定することに決しました。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 議案第103号・平成23年度八代市公共下水道事業特別会計決算については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(古嶋津義君) 挙手全員、よって本件は認定することに決しました。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 議案第104号から同第110号まで、すなわち  平成23年度八代市簡易水道事業、  同農業集落排水処理施設事業、  同浄化槽市町村整備推進事業、  同ケーブルテレビ事業、  同診療所、  同久連子財産区、  同椎原財産区、  以上の特別会計決算7件については、委員長の報告どおり、これを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。                   (賛成者 挙手) ○議長(古嶋津義君) 挙手全員、よって本7件は認定することに決しました。            ───────────────────────── △日程第20~32 ○議長(古嶋津義君) 日程第20から日程第32まで、すなわち議案第115号から同第131号までの議案17件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長福島和敏君。                 (市長福島和敏君 登壇) ◎市長(福島和敏君) 皆さんおはようございます。(「おはようございます」と呼ぶ者あり)  また改めまして、植原議員の御冥福をお祈り申し上げます。  それでは、議案の提案理由を説明する前に、最近の市政の動向について御報告を申し上げます。  平成24年度の市政の指針を、外に向かって打って出るとし、その戦略の一つとして、八代港の港湾力の強化を掲げ、大躍進する対中国、東アジア戦略を推し進めている中、海外からのクルーズ客船として、県内で初めての寄港となりました韓国船籍のクラブハーモニー号が先月の10月5日に、166名の韓国人観光客を乗せて釜山から入港をいたしました。  また、鶴屋百貨店が創業60周年の記念イベントとして、国内最大であります飛鳥Ⅱをチャーターされ、韓国・釜山への旅に約800名の乗客を乗せて、12日に出港し、14日に無事帰港しております。  そしてさらに、全国花火競技大会の当日、10月の20日の午前11時に、八代港の沖合に巨大な白い船体が出現をいたしました。待望の7万5000トンのイタリア船籍、コスタ・ビクトリア号が中国・上海から1521名の観光客を乗せて入港をしました。着岸後、乗客の皆さんは市内での観光やショッピングを初め、阿蘇、熊本城、人吉のツアーに出発し、熊本の秋を満喫され、特に花火大会のツアーに参加された731名の皆さんには、音と光のコラボレーションによる芸術的な花火に大変感動されました。  尖閣諸島問題で日中両国の関係が悪化し、中国からの観光ツアーが相次いでキャンセルとなる厳しい状況の中、経済界を初めとする市民の熱き思いにより、コスタ・ビクトリア号の寄港を実現することができました。今回の寄港により、既に海外からのオファーもあり、今後さらなる波及効果が期待されます。  次に、9月定例市議会で報告いたしましたが、石巻市の亀山市長が本市を訪問された際に確認をいたしました災害時相互応援協定の手続を始めておりましたが、11月15日に石巻市に出向いて締結をいたしました。これを機として、今後、スポーツや文化を通じた青少年交流や物産、観光などのよりきずなを深めていくことも合意をいたしました。  また、先週18日には、球磨川河川緑地において、八代市と熊本県との総合防災訓練を実施し、本市を震源地とするマグニチュード7.0の地震により、震度6強を観測し、家屋倒壊、土砂崩れ、市街地の火災など、未曽有の被害が発生したという想定の中で行いました。
     今回は、特に九州各地の消防本部から192部隊、747名の消防隊員が参加する緊急消防援助隊九州ブロックの合同訓練も同時に実施され、市内4会場で47の機関、延べ2000名を超える、今までにない市民参加型の大規模な訓練となりました。  次に、日本港湾協会の主催による港湾を考える全国集会や港湾都市協議会意見交換会などに出席するために上京したのを利用して、先月の24日に、現在建設中の八代港の水深14メーター岸壁と、その泊地の今年度中の完成。また、次なる重点課題であります第2バースの新規着工について、国土交通省の港湾局長に直接要望を伝えました。  さらに、今年度第2回目の政府要望を今月13日と14日の2日間にわたり実施し、1つ目に、航路の早期完成などに関する八代港の整備促進、2番目に、坂本地域の河川改修や萩原堤防補強などに関する球磨川の治水対策促進、また3番目に、農業関連事業促進及び郡築地区における新排水機場の建設促進、また、そのほかに3項目を加えた6項目について、国土交通省、農林水産省などの関係省庁を初め、地元選出の国会議員に対して要望活動を行ってまいりました。  次に、平成22年度から取り組んでいる市民事業仕分けは、本年度から導入した行政評価システムの中で外部評価として実施し、10月から3回開催をいたしました。公募した10名と有識者3名の計13名の委員に、18事務事業について審議をいただき、今月20日に全体会議において、その報告を受けました。評価の結果は、さらに庁内の行財政改革推進本部で検証し、平成25年度の事業計画及び予算編成に順次反映させてまいります。  次に、7月23日の金剛校区を皮切りに開催いたしました市政懇談会「市長と語ろう 八代のまちづくり」も今月6日を最後に全21校区において終了いたしました。市民の皆様の率直なまちづくりへの貴重な意見や提言など多数いただいており、今後の市政に反映させてまいります。議員の皆様にも多数御参加をいただきましたことに御礼を申し上げます。  次に、10月30日、地元出身の八代亜紀さんの絵画を本庁舎1階の市民課の前に展示し、御本人立ち会いのもと、その除幕式をとり行いました。八代さんは、画家としても名高く、国際公募展として世界最古の伝統と歴史を持つフランスのル・サロン展に5年連続入選され、その正会員となられるなど御活躍されており、その初年度の入賞作品である題名「戯れ」を展示をいたしました。絵画は、八代さんの御厚意により貸与されたもので、1年ごとに次の作品に交換される予定であります。多くの市民の皆様にごらんをいただければと思います。  次に、今、八代の3大イベントに成長いたしました第25回やつしろ全国花火競技大会を10月20日に開催し、先ほど報告しましたとおり、今回は中国・上海からの観光客も加え、約30万人の観覧客でにぎわいました。すばらしい秋空に向け、最先端の技術を駆使したミュージック花火などの特別花火を盛大に打ち上げることができ、球磨川がつくり出した自然の中州と広大な河川敷は、打ち上げに最高の場所であり、また、広々としたロケーションもすばらしく、間違いなく日本一の花火大会と、花火師の皆さん方からも絶賛の言葉をいただいております。  次に、八代妙見祭保存振興会が今月の15日に文部科学省から地域文化功労者として表彰され、長年にわたる妙見祭の継承が市民に密着した文化的伝統行事として認められ、昨年の国指定に続き、大変うれしい受賞となりました。  その妙見祭の関連行事が17日からスタートし、昨年に続き開催された八代演能会では、妙見祭の笠鉾と縁の深い演目として「能・胡蝶」が披露されました。また、翌日18日には、絵巻にも描かれた流鏑馬が武田流流鏑馬保存会の協力のもと、一中グラウンドでとり行われ、130年ぶりの復活に会場が沸きました。これで、祭礼絵巻に描かれた出し物は、ほぼ復活することになりました。また、同日、妙見祭の後継者育成を目的とした、ちびっこ妙見祭や笠鉾組み立て見てさるくツアーも開催されました。  前夜祭の御夜では、本町アーケード街に妙見祭の出し物を初め、「ガメさん大集合」との呼びかけに、小川町と宮原町のガメも参加するなど、多彩な催しで祭りを盛り上げました。  祭り本番の23日は、時折、雨の降る天候ではありましたが、一昨年の国指定を受けたこともあり、年々、祭りも活気づき、小野副知事も観覧された砥崎の河原では大変盛り上がりました。  次に、恒例行事となりました、みなと八代フェスティバルを初め、千丁町のいぐさの里まつり、東陽町のしょうが祭り、坂本町のふるさとまつりなども、それぞれの地域の特徴を生かし、市内外からたくさんの参加者や観光客を集め、熱く盛り上がった八代の秋となりました。  以上、市政の動向について報告させていただきました。  さて、本会議に提案しております議案は、予算議案5件、事件議案6件、条例議案6件です。順次、その概要について説明いたします。  まず、予算議案ですが、議案第115号の平成24年度八代市一般会計補正予算・第8号では、歳入歳出予算に3億8351万2000円を追加し、補正後の総額を536億8210万円としております。  その補正の主な内容は、人事異動や退職者などの影響による人件費や国・県などの補助内示に伴うものです。  まず、補助内示に伴う補正としましては、農業関係では、国の緊急経済対策として基盤整備による農業の体質強化を図ることを目的に、農業用排水路施設の整備に取り組むとともに、畦畔除去などによる農地区画の拡大や暗渠排水管の設置など、簡易な農地整備に対して補助を行います。  次に、青年就農給付金事業補助金は、経営の不安定な就農5年以内の45歳未満の就農者に対し、就農後の所得を確保するための給付金を給付いたします。  次に、強い農業づくり交付金事業では、農業生産性の向上及び生産、出荷の環境整備のため、ブロッコリー予冷施設の追加導入に対して補助を行います。  また、水産業関係の環境生態系の保全事業では、水産物の安定供給を図ることを目的に、アサリの保全活動のためのモニタリング調査や放流に要する経費を負担しています。  次に、雇用関係では、厳しい雇用情勢を踏まえ、県の緊急雇用創出基金事業を活用し、地域のニーズに応じた雇用の創出に取り組みます。  以上が一般会計補正予算の主な内容です。  次に、議案第116号の平成24年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第1号では、歳入歳出予算に1227万8000円を追加し、補正後の総額を186億3682万6000円としております。  内容は、後期高齢者支援金の確定に伴うものや国・県支出金の返還金及び人件費関係です。  続きまして、議案第117号から第119号までは、いずれも人件費関係の補正です。議案第117号の平成24年度八代市介護保険特別会計補正予算・第2号では、歳入歳出予算から2436万7000円を減額いたします。また、議案第118号の平成24年度八代市農業集落排水処理施設事業特別会計補正予算・第1号では、歳入歳出予算に67万1000円を追加しています。また、議案第119号の平成24年度八代市水道事業会計補正予算・第1号では、291万2000円を追加しています。  以上が予算についての説明です。  次に、別冊の事件議案及び条例議案を説明いたします。  議案第120号の専決処分した平成24年度八代市一般会計の補正予算については、地方自治法第179条第3項の規定により議会に報告し、その承認を求めるものです。  内容は、来月16日執行の衆議院議員総選挙などに要する経費です。  議案第121号の財産の無償譲渡については、現在、社会福祉法人文政福祉会へ無償で貸し付けをしている旧鏡町立鏡第四保育園の園舎であった建物を同法人へ無償譲渡するものです。  議案第122号の八代市の特定事務を取り扱わせる郵便局の指定については、現在、戸籍謄本などの交付事務を取り扱わせる郵便局として指定している期間が来年3月31日で終了することに伴い、指定する郵便局を見直すとともに、新たに来年4月1日から5年間指定するものです。  議案第123号から議案第125号までの指定管理者の指定については、住民サービスの向上と施設の効率的な管理運営を図ることを目的として、八代市勤労福祉会館などの3施設について指定管理を指定するものです。  議案第126号の八代市市税条例の一部改正については、依然として景気低迷が続く中、本市の財政状況を勘案し、平成25年度の固定資産税の税率を1.5%に据え置くものです。  議案第127号の八代市手数料条例の一部改正については、都市の低炭素化の促進に関する法律の制定に伴い、低炭素化建築物の新築などの計画の認定申請の手数料などを設けるものです。  議案第128号の八代市暴力団排除条例の一部改正については、暴力団員による不当な行為の防止に関する法律の改正に伴い、引用条項の整理を行うものです。  議案第129号の八代市風致地区内における建築物の規制に関する条例の制定については、関係政令の改正に伴い、条例を制定するものです。  議案第130号の八代市新型インフルエンザ等対策本部条例の制定については、新型インフルエンザ等対策特別措置法の規定に基づき、本市に設置する八代市新型インフルエンザ等対策本部について条例を制定するものです。  議案第131号の国民健康保険八代市立病院条例の一部改正については、外来患者数の減少や退職による医師の減員などに伴い、土曜日を休診日とするものであります。  以上が各議案の提案理由の説明です。  提案しております議案につきましては、よろしく御審議の上、何とぞ御賛同いただきますようにお願い申し上げます。 ○議長(古嶋津義君) 以上で提出者の説明を終わります。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 日程第16から日程第32までの17件の議事をしばらく中止いたします。            ───────────────────────── △休会の件 ○議長(古嶋津義君) この際、休会の件についてお諮りをいたします。  明11月27日から同30日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 御異議なしと認め、そのように決しました。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) 日程第16から日程第32までの17件の議事を再開いたします。            ───────────────────────── ○議長(古嶋津義君) この際、お諮りいたします。  本17件に対する本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(古嶋津義君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、明11月27日から12月2日までは休会とし、次の会議は同3日に定刻に開き、質疑並びに一般質問を行います。  質疑、質問御希望の諸君は、明11月27日午前10時までに発言通告書を御提出ください。 ○議長(古嶋津義君) 本日はこれにて延会いたします。                 (午前11時15分 延会)...