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旧八代市 平成10年12月定例会−12月01日-01号

  • "八代平野北部土地改良"(1/1)
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  1. 八代市議会 1998-12-01
    旧八代市 平成10年12月定例会−12月01日-01号


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    旧八代市 平成10年12月定例会−12月01日-01号旧八代市 平成10年12月定例会             ─────────────────────────                      主 要 目 次          1.平成9年度企業会計決算2件・委員長報告………………………5          1.平成9年度一般・特別会計決算10件・委員長報告……………7          1.陳情1件・委員長報告………………………………………………12          1.政治倫理に関する諸問題の調査・委員長報告……………………14          1.議員提出発議案1件…………………………………………………17          1.市長提出案件11件・説明…………………………………………19             ─────────────────────────             平成10年12月八代市議会定例会会議録(第1号)             ───────────────────────── ・平成10年12月1日(火曜日)             ───────────────────────── ・議事日程(第1号)                         平成10年12月1日(火曜日)午前10時開議  議長の諸報告  第 1 会期の決定  第 2 議第70号・平成9年度八代市水道事業会計決算委員長報告
     第 3 議第71号・平成9年度八代市病院事業会計決算委員長報告)  第 4 議第81号・平成9年度八代市一般会計決算委員長報告)  第 5 議第82号・平成9年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算委員長報告)  第 6 議第83号・平成9年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計決算委員長報告)  第 7 議第84号・平成9年度八代市国民健康保険特別会計決算委員長報告)  第 8 議第85号・平成9年度八代市老人保健医療特別会計決算委員長報告)  第 9 議第86号・平成9年度八代市食肉センター特別会計決算委員長報告)  第10 議第87号・平成9年度八代市交通災害共済事業特別会計決算委員長報告)  第11 議第88号・平成9年度八代市公共下水道事業特別会計決算委員長報告)  第12 議第89号・平成9年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算委員長報告)  第13 議第90号・平成9年度八代市公共用地先行取得事業特別会計決算委員長報告)  第14 陳情第6号・市民に開かれた議会にするための各種方策検討方等について(委員長報告)  第15 政治倫理に関する諸問題の調査の件(委員長報告)  第16 議第92号・平成10年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算  第17 議第93号・平成10年度八代市一般会計補正予算・第4号  第18 議第94号・平成10年度八代市国民健康保険特別会計補正予算・第3号  第19 議第95号・平成10年度八代市食肉センター特別会計補正予算・第1号  第20 議第96号・平成10年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第3号  第21 議第97号・平成10年度八代市水道事業会計補正予算・第2号  第22 議第98号・公有水面埋立承認に対する意見を述べることについて  第23 議第99号・職員の給与に関する条例の一部改正について  第24 議第100号・八代市市税条例の一部改正について  第25 議第101号・八代市下水道条例の一部改正について  第26 議第102号・八代都市計画事業八千把地区土地区画整理事業施行条例の制定について             ───────────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.発議案第11号・八代市政治倫理条例案(谷口一男君外10名提出)  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.日程第25  1.日程第26  1.休会の件(12月2日から同4日まで)             ───────────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(30人)      1 番 福 田 富 雄 君       2 番 上 野 茂 満 君      3 番 寺 田 親 晴 君       4 番 中 村 博 生 君      5 番 栗 原 伸 安 君       6 番 今 田 智 徳 君      7 番 田 中   安 君       8 番 藤 井 次 男 君      9 番 田 中 靖 二 君      10 番 宮 本 安 信 君     11 番 橋 本 徳 雄 君      12 番 白 石 哲 哉 君     13 番 中 村 和 美 君      14 番 谷 口 一 男 君     15 番 沢 田 行 雄 君      16 番 松 永 久 彦 君     18 番 山 田 栄 一 君      19 番 泉   正 治 君     21 番 梅 田 玲 子 君      22 番 渡 辺 俊 雄 君     23 番 山 本 幸 廣 君      24 番 小 薗 純 一 君     25 番 小 田 信 子 君      26 番 氏 家 正 則 君     27 番 友 田 昭 一 君      28 番 井 山 九洲男 君     29 番 桶 本 真一郎 君      30 番 副 島 郁 朗 君     31 番 浦 川 博 邦 君      32 番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(なし)             ───────────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名  (1)長                   収入役        上村正勝君   市長        沖田嘉典君     (3)教育委員会    助役        井村郁雄君       委員長        小嶋嘉郎君    企画財政部長   林田源正君        教育長        水本正和君     副理事兼秘書広報課長            教育部長      福嶋秀利君             山中健二君     財政課長    江崎眞通君         庶務課長      濱田義雄君    助役付理事行政管理部長       (4)農業委員会             永江明久君    市民部長     本田精吾君       会長         満田繁光君    環境部長     金丸純久君     (5)選挙管理委員会    健康福祉部長福祉事務所長        委員長        上田義光君             田中 忠君    産業振興部長   水谷謙一郎君    (6)監査委員    建設部長     池上源太郎君      委員         吉村憲之君  (2)収入役             ───────────────────────── ・職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名   事務局長      保田光義君        次長        松山俊哉君   庶務係長      國岡雄幸君        議事調査係長    土谷 武君   主任        永原博英君        主任        嶋田和博君   主事        柿本光明君        主事        津川恵美子君             ─────────────────────────                   (午前10時14分 開会) ○議長(福田富雄君) これより平成10年12月定例会を開会いたします。
                ───────────────────────── △議長の諸報告 ○議長(福田富雄君) 諸般の報告をいたします。  10月19日、経済企業委員会委員長から、平成9年度八代市水道事業及び病院事業企業会計決算2件について、11月2日、議会運営委員会委員長から、陳情第6号・市民に開かれた議会にするための各種方策検討方等について、11月20日、決算審査特別委員会委員長から、平成9年度八代市一般会計及び特別会計の10会計決算について、11月25日、政治倫理特別委員会委員長から、政治倫理に関する諸問題の調査について、それぞれ審査が終了した旨報告がありました。  本日、市長から議案11件が送付され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) これより本日の会議を開きます。             ───────────────────────── △日程第1 ○議長(福田富雄君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から12月18日までの18日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。             ───────────────────────── △日程第2〜3 ○議長(福田富雄君) 日程第2及び日程第3、すなわち議第70号・平成9年度八代市水道事業会計決算及び議第71号・平成9年度八代市病院事業会計決算の2件を一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。  経済企業委員会委員長白石哲哉君。               (経済企業委員会委員長白石哲哉君 登壇) ◎白石哲哉君 経済企業委員会に付託されました平成9年度八代市水道事業及び病院事業企業会計決算2件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。なお、詳細については委員会記録に譲らせていただきます。  初めに、議第70号・平成9年度八代市水道事業会計決算について申し上げます。  まず、執行部から、当年度の決算内容について、収益的収入及び支出において、収入で営業収益営業外収益及び特別利益を合わせた事業収益は4億4698万1690円となっており、支出では、営業費用営業外費用及び特別損失を合わせた事業費用は4億1803万3794円となり、当年度において2894万7896円の純利益を生じ、それが当年度未処分利益剰余金となっている。次に、資本的収入及び支出について、収入は、企業債、工事負担金及び出資金で7923万1350円となっており、支出では、建設改良費企業債償還金で2億3154万3565円となり、支出に対して収入が不足する額1億5231万2215円については、減債積立金取り崩し額3254万1717円、及び過年度損益勘定留保資金1億1179万2947円並びに当年度消費税資本的収支調整額797万7551円で補てんしているとの説明がありました。  そこで、委員から、水道料金徴収方法及び入金の状況等について質疑があり、執行部から、料金の徴収は、口座振替が全体の70%を占め、その他集金、郵送、窓口払い等により徴収しており、滞納については5年間の経過に伴う不納欠損額はゼロ円で、ここ3年間はすべて納付されているとの回答がありました。  さらに委員から、企業債の借りかえについて質疑があり、執行部から、財政力指数等の関係もあり、県等と協議を重ねてきたものの、借りかえはできないとの答弁がありました。  次に、議第71号・平成9年度八代市病院事業会計決算について申し上げます。  まず、執行部から、当年度の決算内容について、収益的収入及び支出において、収入で医業収益医業外収益及び特別利益を合わせた事業収益は9億4186万8429円となっており、支出では医業費用医業外費用及び特別損失を合わせた事業費用は7億9347万9509円となり、単年度の収支は、1億4838万8920円の純利益を生じ、前年度繰越欠損金10億1792万1499円から本年度純利益を差し引いた累積欠損金は8億6953万2579円となっている。次に、資本的収入及び支出において、収入は、企業債、補助金及び他会計出資金で、収入総額は5278万3503円、支出で建設改良費企業債償還金及び他会計長期借入金償還金で、支出総額は6404万9580円となっているとの説明があり、委員から、施設の老朽化に伴う施設の危険性及び衛生面について質疑があり、執行部から、施設の構造上及び財政面の問題もあり、補修等緊急性の高いものへの対応を優先せざるを得ない現状にある。現在も検査等定期的に行っているが、今後もできる限りの注意を払い、対応を図りたいとの答弁がありました。  さらに委員から、今後の当病院の体制について質疑があり、執行部から、これまで内科主導型であったが、外科についても医師を1人ふやし、3人体制を採用したことにより、ある程度手術体制の整った病院への転換を図っているとの答弁がありました。  以上、議第70号・平成9年度八代市水道事業会計決算、議第71号・平成9年度八代市病院事業会計決算の2件については、いずれも慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって認定することに決した次第であります。  以上で、報告を終わります。  訂正します。減債積立金取り崩し額について、2354万1717円と申し上げましたが、私の誤りで、3254万1717円に訂正させていただきます。申しわけございませんでした。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第70号・平成9年度八代市水道事業会計決算、及び  議第71号・平成9年度八代市病院事業会計決算 の2件については、委員長の報告どおりこれを認定するに賛成の諸君の挙手を求めます。                     (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手全員、よって本2件は認定することに決しました。             ───────────────────────── △日程第4〜13 ○議長(福田富雄君) 日程第4から日程第13まで、すなわち議第81号から同第90号までの平成9年度八代市一般会計及び特別会計の決算10件を一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。  決算審査特別委員会委員長上野茂満君。              (決算審査特別委員会委員長上野茂満君 登壇) ◎上野茂満君 おはようございます。(「おはようございます。」と呼ぶ者あり)  去る9月定例会において決算審査特別委員会に付託されました平成9年度八代市一般会計及び特別会計歳入歳出決算の10件について審査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  初めに、決算の概要について申し上げます。  まず、一般会計の決算額は、歳入総額355億0839万7112円、歳出総額346億8969万3330円、歳入歳出差し引き額である形式収支額は8億1870万3782円となっておりますが、この形式収支額から翌年度へ繰り越すべき財源1億6511万7650円を差し引いた実質収支額は6億5358万6132円の黒字となっております。さらに、この実質収支額から前年度の実質収支額を差し引いた単年度収支額においても、1億1371万6602円の黒字となっております。  次に、特別会計9件の決算総額において、歳入総額257億3450万6243円から歳出総額249億3016万4635円と、翌年度へ繰り越すべき財源954万2100円を差し引いた実質収支は7億9479万9508円となっておりますが、前年度の実質収支額が7億5444万1093円でありましたので、差し引き単年度収支額では4035万8415円の黒字となっております。  委員会では、執行部の概要説明を聴取した後、質疑に入り、予算がその目的に従って十分に執行されたかどうか、また、その効果はどうであったかなどを視点として、延べ13日間にわたり終始活発な質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることにいたしまして、その主なものについて申し上げます。  まず、議第81号・平成9年度八代市一般会計決算についてでありますが、歳入において、第1款・市税に関連して委員から、口座振替の現状とその推進策について質疑があり、執行部から、口座振替への加入は年々増加しており、平成9年度では、市民税では10.54%、固定資産税では20.89%、国民健康保険税では26.19%の加入率となっており、滞納世帯へ催告状を発送する際には、口座振替への加入も呼びかけている。また、過年度の滞納分については、窓口払いでしか対応できない状況で、現年度納期内の税のみを口座振替しているが、過年度分の分納計画の提出に対応した、納付書による口座振替ができないか、現在、検討しているとの答弁がありました。  次に、第10款・分担金及び負担金中、民生費負担金に関連して、委員から、老人福祉施設入所負担金収入未済額増加の理由及びその対策について質疑があり、執行部から、この負担金は本人負担分扶養義務者負担分に分かれており、滞納のほとんどは扶養義務者負担分で、現在までに夜間徴収等により、このうちの143万4000円を徴収している。また、入所決定の段階で、もし負担金納入が滞れば途中でも退所願う場合もある旨、扶養義務者には強く申し入れており、現在、そういう事例はないが、今後、さらに扶養義務者への周知を図りたいとの答弁がありました。  次に、歳出において、第2款・総務費、第1項・総務管理費に関連して、光熱水費算定方法及び今後の見通しについて質疑があり、執行部から、光熱水費にはそれぞれ基本料金が設定してあり、それに毎月の使用数量を加算して支払うもので、基本料金金額そのもの一般家庭とは異なるものの、算定方法一般家庭と同じである。また、近年のコンピューター化による端末機の増加や電灯の照度アップ、さらに今後、ますますOA化が進むと考えられるため、電気使用料が増加傾向にあるが、その対策として、昨年から省エネ、地球温暖化防止対策のため、消灯励行等の節減に努めているとの答弁がありました。  次に、第4款・衛生費、第2項・生活環境費に関連して、委員から、海洋投棄処理委託料算定方法及び投棄業者の選定方法について質疑があり、執行部から、委託単価としては、従来は1航海当たり単価計算であったが、平成7年度から1キロリットル当たり単価計算としており、平成8年度単価は税込みで3449円、平成9年度単価は3515円96銭となっているが、これは消費税が5%にアップされたことに伴うもので、税抜き単価は平成8年度と同額である。また、投棄業者の選定として、毎年11月ごろ、現在の受託業者と水俣、鹿児島の業者の3者に対して、1.一時保管用と海洋投入用の船舶、各1隻を配備すること。2.年間処分量が4万キロリットルであること。3.船舶係留に必要な経費は受託者の負担であること。4.一時保管、海洋投入それぞれについてキロリットル当たりの単価を必ず出すことの4点の条件を付して3者の見積もりを取り、最低見積もり業者に決定したもので、平成9年度では値上げ要求に対して、本市の財政状況を説明し、平成8年度と同一単価でお願いしているとの説明がありました。  次に、第6款・商工費・商工総務費に関連して、委員から、商工観光課職員の各イベントに費やす時間について質疑があり、執行部から、商工観光課で抱えている主なイベントとして、くま川祭り、みなとフェスティバル全国花火競技大会物産展等があるが、勤務時間内、勤務時間外及び休日勤務等で、各イベントに職員が費やす時間は延べ8808時間にのぼり、これは職員4.2人分に当たるもので、平常業務が窮屈になっていると思われる。不景気な現状でもあり、今後はコンベンション協会を設立し、イベント事業を切り離すことも検討しながら、商店街振興観光対策にも積極的に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  次に、第9款・教育費・社会体育事業費に関連して、委員から、多額の不用額が出た理由について質疑があり、執行部から、多額の不用額の理由としては、世界ハンドボール大会及び県民体育祭関係の不用額がその主なもので、特に世界ハンドボール大会では、ボランティア単価が安くなり、また当初の見込みよりも少なかったこと。2.アトラクションをとりやめたこと。3.本市で作成を予定し、予算計上していたスタッフTシャツを県の実行委員会がつくったための不用や、県との協議により、帽子を作成しないことと決まったため不用額が生じたこと。4.体育館の仮設スタンド設置に、地元業者を活用したため、計上していた予算より安くなったこと等の理由により不用額が出たもので、アジアでも初めてのハンドボール世界大会開催ということで、県の事務局と協議しながら予算計上をしたものの、全く見当がつかず、大枠で予算を計上したため多額の不用額が出たものであるとの答弁がありました。  これを受けて委員から、今後、国民体育祭という大事業の実施に当たっては、効率的な予算執行ができるような予算編成を願うとの要望がありました。  以上のほか、納税意識を高める啓発活動の推進方、公園の使用願に対する弾力的な貸出検討方市交際費市長交際費の明確化、医師会等への委託金額の積算基礎及び推移、マイクロバスによる送迎を実施している保育園に対する助成検討方子育て支援事業の内容及び実績等、小型合併処理浄化槽設置基数の推移及び設置補助金増額検討方、生ごみ堆肥化の積極的な推進方、若者ふれあい促進事業の内容及びその効果、商工振興費中の各種貸付制度見直し検討方、やさしいまちづくり事業の内容、市営住宅家賃滞納整理納付指導業務委託の実績、小型動力ポンプ積載車購入時の地元の負担割合市内消火栓整備状況及び早急な整備方、個人の所有に頼るのでなく、パソコンやワープロの備品としての整備方、笠鉾修復に伴う保管場所の改善方、基金費の今後の見通し等々について質疑・意見・要望があっております。  次に、特別会計決算について申し上げます。  まず、議第84号・平成9年度八代市国民健康保険特別会計決算でありますが、歳入において、委員から、収入未済額歳入総額の1割を超えており、現在の収納体制の有効性について質疑があり、執行部から、昨年から滞納者の収入や財産状況など多くの情報を収集するための実態調査を実施しており、さらにその充実を図るため収納支援システムの導入を検討しているところであり、これにより、従来は担当者単位でしか把握できなかった滞納者情報を一元管理し、だれもが即応できる徴収体制づくりに努めたいとの答弁がありました。  また、新医療保険カード実施に伴い収入未済額が増加する傾向への対策方、保健事業推進の一環としての検診車の導入方、鍼灸利用助成金に係る不正請求防止策等について、意見、要望があっております。  次に、議第86号・平成9年度八代市食肉センター特別会計決算でありますが、委員から、すべての起債償還が終わる平成15年度以降の食肉センターの存続について質疑があり、執行部から、当センターの運営については、今年度予算150万円の調査経費をもって改築や新築費用及び採算に見合う料金設定などの試算を実施予定であり、この結果を受けて来年度には食肉センター経営問題検討委員会を設置し、検討を進めていきたいとの答弁がありました。  次に、議第89号・平成9年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算でありますが、貸付金元利収入に関連して、委員から、貸付金の滞納者に対する昭和60年の支払い命令決定後の経過について質疑があり、執行部から、貸付以来、一度も償還のない3名の悪質滞納者を相手取って、当時、県下では初めての支払い命令申し立てを行い、決定が下されたものの、貸付金は土地購入や家の建築などの目的どおりには利用されていなかったため、支払い命令の金額相当分を確保できる財産がない状況であった。その後の対応として、財産が形成されるまで様子を見ることとなったが、依然として状況は変わっていないとの説明を受け、さらに委員から、本事業の滞納者対策に当たっては、同和対策室や福祉課だけの問題とせず、全庁的な問題としてとらえ、同和対策審議会などでも論議されたいとの意見があっております。  なお、委員会では秘密会を開き、高額滞納者の氏名、内容等の資料提出を求め、詳細な審査を行いましたが、それによりますと、一般市税及び国民健康保険税の100万円以上の滞納額は11億6271万1000円となり、人員で530人にのぼり、その構成比は一般市税が63.76%、国民健康保険税が36.24%となっております。  平成10年8月31日現在の滞納額の原因を分析すると、営業不振によるもの201人の5億1863万円で44.6%、高額負債が127人の2億2569万円で19.41%、事業失敗・倒産が53人の1億7578万円で15.12%などとなっております。  これに対し委員から、高額滞納がありながら工事受注をしている指名業者がおり、指名願のあり方について質疑があり、執行部から、2年に一度の指名願を実施していることから、申請時に滞納がなければ指名業者として登録しているが、その後の落札業者の滞納については、工事代金も公金による支払いであることから、鋭意、納税相談を実施している。また、指名願の要件である納税証明についても、業者に複数の税目がある場合、納税した部分のみを証明として申請書に添付される傾向が強い。そこで、今後の対策として、納税証明については、すべての税目を対象とできる、すなわち、滞納がないことを証明する方式へ切りかえていくことを関係課と協議中であるとの答弁がありました。  このほか委員から、担税能力を有しながら滞納しているケースも見受けられるので、今後さらなる徴収努力をされたいとの要望意見があっております。  以上の4件については、議第82号・平成9年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算、議第83号・平成9年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計決算、議第85号・平成9年度八代市老人保健医療特別会計決算、議第87号・平成9年度八代市交通災害共済事業特別会計決算、議第88号・平成9年度八代市公共下水道事業特別会計決算、議第90号・平成9年度八代市公共用地先行取得事業特別会計決算とともに、慎重に審査いたしました結果、いずれも全会一致をもって認定してしかるべきものと決した次第であります。  最後に、地方自治体の税収不足が叫ばれる中、特に滞納者対策のための収納体制づくり、経費節減、公共事業のコスト削減、一般会計からの繰り入れをするだけの特別会計の見直し等々の提言、要望がなされており、執行部当局におかれては、市政に十分反映されるべく、検討、留意され、今後の予算執行に生かしていただくよう委員会の一致した意見として一言申し上げ、以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第81号から同第90号まで、すなわち  平成9年度八代市一般会計決算、  同二見舟津簡易水道事業、  同二見白島簡易水道事業、  同国民健康保険、  同老人保健医療、  同食肉センター、  同交通災害共済事業、  同公共下水道事業、  同住宅新築資金等貸付事業、  同公共用地先行取得事業、  以上10件については、委員長の報告どおりこれを認定することに賛成の諸君の挙手を求めます。                     (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本10件は認定することに決しました。             ───────────────────────── △日程第14 ○議長(福田富雄君) 日程第14・陳情第6号・市民に開かれた議会にするための各種方策検討方等についてを議題とし、これより委員長の報告を求めます。  議会運営委員会委員長桶本真一郎君。               (議会運営委員会委員長桶本真一郎君 登壇) ◎桶本真一郎君 議会運営委員会に付託されました陳情第6号・市民に開かれた議会にするための各種方策検討方等について審査が終了いたしましたので、その経過及び結果について御報告を申し上げます。なお、詳細については委員会記録に譲ります。
     本陳情は、市民生活にかかわる多くのことが決定される場である議会が、より市民に開かれた議会になるよう、4項目にわたって検討方願うとの趣旨で提出されたものでありまして、委員会では本陳情の項目に従って資料を収集し、1項目ずつ検討いたしたところであります。  まず、第1項目のケーブルテレビ、これはいわゆるモニターテレビの設置について、仮に本市議会に設置する場合の経費は1200万円程度かかる見通しであること。第2項目の休日、夜間議会の開催については、実施している水俣市の現況として、当初は342人と傍聴者も多かったが、2年後には129人と漸減傾向にあり、また経費については3年間に3回開催し、112万円の費用を要していること。次に、第3項目の、議会日程の広報方として、本会議当日予定をFMやつしろで放送することについては、会期日程は新聞に掲載され、議会報も全家庭に配布されるので、それで十分であるとの意見や、お金を出せば放送してもらえるが、予算措置の問題があるとの意見、現在の市役所だよりの中で一言案内してもらえばどうかとの意見もあっております。  最後に、FMやつしろで本会議を放送できるようすることについては、仮に4日間で16人の一般質問を生放送で行った場合、1年間で341万2500円の予算が必要になることなどから、本陳情について採決の結果、賛成者なし、不採択と決定をいたしました。  以上で報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。(「はい」と呼ぶ者あり)  梅田玲子君。 ◆梅田玲子君 21番梅田です。  ただいまの意見で、例えばその4項目についての慎重な審査をしていただいたんだと思いますけれども、議会運営委員会として、例えばモニターテレビの設置等について1200万円かかりますが、それを今後どのように議会としては解決をしていくのか等については話し合いがなされたのでしょうか。 ◎桶本真一郎君 この項についてはちょっと舌足らずの報告になっておりましたが、陳情者の内容がですね、ケーブルテレビの設置ということになっておりまして、私はそれはモニターテレビではないかということで今説明をしたわけですが、陳情者の文面はですね、あくまでもケーブルテレビの設置となりますと、これは例えば民間会社が設置をするということになりますからですね、そこらあたりではこれは論議の対象にならぬのじゃないかということでしたが、これはケーブルテレビじゃなくてモニターテレビだろうということで、モニターテレビを設置した場合は幾らぐらいかかりますと、そういうまとめでございますんでですね、ぜひ御理解をいただきたいというふうに思います。 ○議長(福田富雄君) ほかにありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  陳情第6号・市民に開かれた議会にするための各種方策検討方等については、委員長の報告は不採択であります。  よって、陳情本件についてお諮りいたします。  本件を採択するに賛成の諸君の挙手を求めます。                     (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手少数、よって本件は不採択と決しました。             ───────────────────────── △日程第15 ○議長(福田富雄君) 日程第15・政治倫理に関する諸問題の調査の件を議題とし、これより委員長の報告を求めます。  政治倫理特別委員会委員長谷口一男君。              (政治倫理特別委員会委員長谷口一男君 登壇) ◎谷口一男君 おはようございます。(「おはようございます。」と呼ぶ者あり)  政治倫理特別委員会に付託されました政治倫理に関する諸問題の調査について、その調査が終了いたしましたので、その経過並びに結果について御報告申し上げます。  なお、その詳細については委員会記録に譲ることといたしまして、その主なものを申し上げます。  政治倫理特別委員会は、昨年6月定例会において設置され、自来1年5ヵ月間、延べ18回にわたりまして条例の制定に向けて慎重な論議を重ねてまいったところでありますが、昨年12月定例会において中間報告で申し上げました以後の経過につきまして、まず御報告申し上げます。  その後、執行部におかれては本特別委員会の意向を受けて、八代市政治倫理条例検討懇談会要項を定め、市長の諮問機関として学識経験者や各界代表者を構成メンバーとする八代市政治倫理条例検討懇談会を設置されたところであります。  この懇談会におきましては、政治倫理条例の目的及び対象者、議員、市長等及び市民の責務、政治倫理基準、政治倫理審査会の設置、市民の調査請求権、資産等報告書の提出、問責制度、市の工事等に関する遵守事項、誓約書の提出など、条例案に盛り込む事項を取りまとめ、政治倫理条例についての提言書として10月26日に市長に答申されたところであります。  一方、この間において、本特別委員会は、国内最初に政治倫理条例を制定した堺市、その後に制定された天理市、及び最近条例を制定した香芝市などの行政調査を行いながら──行政視察を行いながら条例制定に向けた調査を進めてまいり、さらに本委員会の調査の過程の中で意見の一致を見ている中間報告の内容について、熊本県立大学の今川晃教授を講師として迎え、御教示をいただいたところであります。  その内容は、政治倫理条例の対象者については、市の状況によってはその対象範囲を拡大することは可能で、中間報告のとおりとするのは妥当であること。市の工事等に関わる親族等の範囲について、本人以外に兼業禁止規定を設けることは、被選挙権の制限、職業選択の自由の制限を懸念するが、市の政治状況、経済状況を勘案して努力規定として条例に盛り込むことは重要であり、問題ないこと。資産報告やそれに係る政治倫理審査会の設置について、必要に応じての資産公開は、政治状況が安定していれば妥当であるが、その場合は市民の調査請求権の保証が前提となる。また、審査会に関しては専門家に加え、住民サイドから見た場合、何人かは市外からの選任により公平性が重視される。しかし、同僚議員がそのメンバーに加わることは、政治的な介入との不信感を抱かせ適当でないこと。収賄罪確定後における釈明及びその後の措置については、法的には中間報告の内容で妥当であるが、確定後は辞職手続を求めることを規定する必要があるとの見解もありましたが、本委員会では中間報告の内容のとおり、資産公開は必要に応じて報告の提出を求めることとする、条例対象者の範囲は議員、及び市長、助役、収入役、配偶者、3親等以内の親族及び住民登録上の同居者の遵守事項は、禁止規定ではなく努力規定であることを再確認した次第であります。  その後、執行部においては、懇談会の答申に基づき条例案のたたき台が作成され、それを本委員会へ提出されたのでありますが、2回にわたって審査を行った結果、その大綱において本特別委員会が中間報告をした内容がおおむねその条例案の柱となっておりました。  なお、この条例案の中で、委員から、資産等報告書の定期的な提出の義務づけや、資産等報告書の範囲、手続内容まで詳細に規定していることについて質疑があり、執行部から、資産公開について、検討懇談会には、必要に応じて資産報告することも妥当であるとの意見を述べたが、懇談会委員の意見の集約として、定期的に毎年提出されなければ比較ができず、また他市の状況を見れば定期的に提出している自治体もあるとして提言があったもので、なお懇談会の提言は十分尊重しながら条例案の整備を行うが、これに固執するものではないとの答弁がありました。  なお、その後、執行部から、定期的な資産等の報告書の提出義務、資産等報告書の内容規定を条例から削除し、代わりに「審査会は、事実の解明のために必要があるときには、規則で定めるところにより、議員若しくは市長等に資産報告書の提出を求めることができる」と定め、何か事案が起こった場合に資産報告書を提出することに改め、その内容の具体例は施行規則で定め、その全部を提出させるか否かは審査会の判断に委ねられる条文としたとの説明があり、本特別委員会ではそれを了承した次第であります。  また、委員から、市の工事等に関する遵守事項に関して、その範囲の対象者、すなわち配偶者、3親等以内の親族及び住民登録上の同居者がみずから契約を辞退する場合、市報等へその氏名を公表するよう配慮する必要はないかとの質疑があり、条例の趣旨を尊重し、議員の関係者にあっては議長に、市長等の関係者にあっては市長に、みずから辞退届を提出した場合は、議長または市長は、市報等へその氏名を公表することができる旨を条文に盛り込めるとの答弁があり、本委員会としてはその旨を条文に規定することになりました。  なお、その後、本特別委員との条例案の意見調整に基づき、執行部からの修正案及び施行規則案が提示されましたが、この中で委員から、審査会の審議内容を原則公開とすることへの是非について質疑がありまして、執行部から、施行規則案では、議会の傍聴規則の例により原則公開とし、必要に応じて審査会委員定数の3分の2以上の同意で非公開とするものの、条例施行後公開に関する弊害が生じた場合の改正は可能であるとの答弁がありました。  以上のほか、より厳しい政治倫理基準を求める意見、審査会の機能の充実を求める意見等々もありましたが、委員各位から指摘がありました若干の修正の申し入れを行い、執行部からの政治倫理条例案を本特別委員会として全会一致で了承した次第であります。また、施行規則案についても同様に全会一致で了承した次第であります。  なお、政治倫理条例案の提案に関して、執行部提案とするか、議会提案とするかについては、委員から、政治倫理確立のための条例制定に向けた議会からの動き、執行部に条例案作成を促す中間報告を行った経緯や、議会みずから襟を正す意味で議会提案とすべきとの意見、一方、執行部からは検討懇談会でも提案の方法について議論があったが、議会が本特別委員会を設置し、中間報告で懇談会設置による条例案制定を求められたことや、議会みずから提案されることは市民に好感を与えるとの意見があった旨を考慮し、本特別委員会では議会提案とすることに意見の一致を見た次第であります。  最後に、本条例案を作成するに当たり、御努力いただいた懇談会委員及び関係各位に深く感謝の意を表しますとともに、政治倫理特別委員会が目指しました、市政の担い手である市長、助役、収入役及び市議会議員の人格と倫理を確立し、市政に対する市民の信託にこたえると同時に、市民の市政に対する正しい認識と自覚を仰ぎ、清浄で民主的な市政の発展に寄与するための画期的な条例が全会一致をもって制定されることを希望いたしまして、政治倫理に関する諸問題の調査についての政治倫理特別委員会の報告を終わります。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) これをもって政治倫理に関する諸問題の調査については審査を終了いたしました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく休憩いたします。                   (午前11時09分 休憩)             ─────────────────────────                   (午後1時03分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。             ───────────────────────── △発議案第11号 ○議長(福田富雄君) 報告いたします。  ただいま谷口一男君外10名から、発議案第11号・八代市政治倫理条例案が提出されました。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  この際、日程に追加して、発議案第11号・八代市政治倫理条例案を議題といたしたいが、これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。 ○議長(福田富雄君) 発議案第11号・八代市政治倫理条例案を議題とし、これより発議者の趣旨弁明を求めます。  谷口一男君。                   (谷口一男君 登壇) ◎谷口一男君 ただいま上程されました発議案第11号・八代市政治倫理条例の制定につきまして、発議者一同を代表して趣旨弁明を申し上げます。  本案の内容につきましては、さきの政治倫理特別委員会委員長の報告にありましたとおり、公職者の政治倫理に関する規律の基本となる事項を定めたもので、その概要は次のとおりでございます。  まず、この条例の対象者は、議員、市長、助役及び収入役とし、市民についても議員及び市長等に対し不正な働きかけを行ってはならないとの市民の責務を規定いたしております。  また、議員及び市長等に対して、この条例を遵守する旨の誓約書の提出を義務づけております。  次に、議員及び市長等が遵守すべき規範として、次のとおり政治倫理基準を定めております。  まず、第1に、市が行う許可、認可または請負その他の契約に関し、特定の企業、団体等のために有利な取り計らいをしないこと。第2に、政治活動に関し、企業、団体等から寄附等を受けないものとし、その後援団体についても同様とする。第3に、その地位及び肩書を利用し、またはその地位に伴う影響力の行使によって、金品その他いかなる財産上の利益を求め、または授受しないこと。第4に、職員の公正な人事を確保するため、その採用について推薦、紹介等有利な取り計らいをしないこと。第5に、職務の遂行に当たり、廉潔及び公平を損なうような一切の行為を慎み、不正の疑惑を持たれるおそれのある行為をしないこと。これらの政治倫理基準に関しては、基準に反する行為があるとの疑惑が生じた場合の市民の調査請求権、調査に対する議員及び市長等の協力義務、倫理基準違反の審査を行う政治倫理審査会の設置等につき規定し、審査会が事案の解明のために必要があると認めるときは、議員及び市長等に対し資産等報告書の提出を求めることができることといたしております。  また、収賄罪等宣告後における議員及び市長等の市民に対する釈明義務、及び収賄罪等確定後に議会及び市長は、当該議員及び市長等に対し必要な措置をとることができる旨規定いたしております。  市の工事等に関する遵守事項としましては、議員及び市長等の配偶者、3親等以内の親族及び住民登録上の同居者は、市工事等の請負契約等を辞退するよう努めなければならないといたしております。  最後に、この八代市政治倫理条例が、市政の担い手である市長、助役、収入役及び市議会議員の人格と倫理を確立し、市政に対する市民の信託にこたえると同時に、市民の市政に対する正しい認識と自覚を仰ぎ、清浄で民主的な市政の実現に寄与することを期待しながら趣旨弁明を終わります。  どうか全会一致の御承認をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○議長(福田富雄君) 以上で趣旨弁明を終わり、これより質疑を行います。  質疑ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わります。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  ただいま議題となっております発議案第11号については、委員会付託を省略いたしたいと思います。これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  これより討論を行います。討論ありませんか。                   (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  発議案第11号・八代市政治倫理条例案については、原案のとおり決するに賛成の諸君の挙手を求めます。                     (賛成者 挙手) ○議長(福田富雄君) 挙手多数、よって本件は原案のとおり可決されました。             ───────────────────────── △日程第16〜26 ○議長(福田富雄君) 日程第16から日程第26まで、すなわち議第92号から同第102号までの議案11件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長。                   (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) 本日、12月定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、公私ともに大変お忙しい中にもかかわりませず御出席をいただき、厚く御礼を申し上げます。  提案理由の説明を申し上げます前に、去る11月23日、皆様も御承知のとおり、本町一丁目アーケード商店街におきまして5棟6店舗が全焼したほか、2棟2店舗が水損、2棟2店舗が小損するという大規模な火災が発生いたしました。  折しも、当日は八代でも最大の行事であります妙見祭の日であります。火災は神幸行列が通過しているさなかのことでございました。アーケード内という悪条件の中で、広域消防本部及び八代市消防団を初め、関係各位の懸命の消火活動によりまして鎮火することができましたものの、歳末商戦を控えましたこの時期に大きな痛手を受けられました商店街の方々の心中を察しますと、この御心労はいかばかりかと、心よりお見舞いを申し上げる次第でございます。  市といたしましても、火災に見舞われました皆様が一日も早く立ち直られますことを切にお願いいたしまして、できる限りのお手伝いをしてまいる所存でございます。また、このような痛ましい災害を繰り返さないために、なお一層防火意識の普及啓発に努力──努めてまいります。  さて、本会議に提案をいたしております案件は、平成10年度二見舟津簡易水道事業特別会計の決算案件1件、平成10年度一般会計補正予算など予算案件5件、事件案件1件、条例案件4件の合わせて11件でございます。  二見舟津簡易水道事業特別会計の決算につきましては、二見舟津簡易水道事業が本年7月に廃止され、同特別会計が本年10月で清算結了し、監査委員の決算審査も終了いたしましたので、その認定をお願いするものでございます。  また、一般会計などの補正予算につきましては、人事院勧告に基づく職員の給与改定に伴う経費、国県支出金の内定に伴う経費、決算見込みによる不足額、その他緊急やむを得ない経費についての補正を行っております。  補正額は、一般会計1260万円、特別会計725万4000円、水道事業会計25万8000円で、総額2011万2000円でございます。
     その主な概要を申し上げますと、一般会計補正予算では、職員の給与改定経費、来年4月執行予定の県議会議員選挙、市議会議員選挙の準備に要する経費、日奈久に進出を予定いたしております中央競馬会の場外馬券売り場について、市民各層から意見を聞くための懇談会の開催経費のほか、衛生費関係で小型合併処理浄化槽設置の増加に伴う補助金の追加、家庭ごみ有料化に伴う指定袋の作成費、金剛の水島町に建設を予定いたしております一般廃棄物の最終処分場用地の土地鑑定料を、農林水産業費関係で平山温室組合が実施しますトマト営農高度化装置設置に対する補助金など、県支出金の内定に伴い各種団体が実施します事業に対する補助金を、土木費関係で毘舎丸町上片町線道路改良事業の事業費の追加などを行っております。  また、八幡町に予定しておりましたシルバーワークプラザの建設につきまして、建設予定地の官軍墓地跡地の文化財発掘調査の結果、人骨が多数確認されましたため、調査面積の拡大、調査期間の延長をせざるを得なくなり、年度内の建設着工が困難となりましたので、その建設費の全額を減額するとともに、発掘調査費の追加をいたしております。  また、国民健康保険特別会計、食肉センター特別会計の補正予算、並びに水道事業会計の補正予算では給与改定に伴う経費を、公共下水道事業特別会計の補正予算では、給与改定経費並びに水処理センターの落雷による機器修理費を計上いたしております。  その他の案件では、事件案件で公有水面埋立承認に対する意見を述べることについて1件、条例案件では、職員の給与に関する条例の一部改正など条例改正案等4件を提案いたしております。  以上、提案いたしました案件について概要を申し上げましたが、詳細につきましては企画財政部長をして説明いたさせますので、何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして提案理由の説明といたします。 ○議長(福田富雄君) 企画財政部長林田源正君。                 (企画財政部長林田源正君 登壇) ◎企画財政部長(林田源正君) ただいま提案されました案件につきまして、配布資料に基づきまして順次その概要を御説明いたします。  まず、議第92号・平成10年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算でございます。  今回、平成10年10月30日をもって清算結了により廃止をいたしましたので、御報告するものでございまして、歳入歳出ともに22万2621円となっております。  次に、議第93号・八代市一般会計補正予算・第4号でございます。  1ページに総括的事項を記載しております。  第1条で、今回1260万円を追加し、歳入歳出予算の総額を361億8931万9000円といたしております。  第2条と第3条は、繰越明許費の補正及び地方債の補正でございます。内容は、6ページに記載いたしております。  まず、第2表・繰越明許費補正の1.廃止、及び第3表・地方債補正の1.廃止では、民生費のシルバーワークプラザ建設事業におきまして、建設予定地の官軍墓地跡地での文化財の調査期間が延長されることになり、年度内での建設着工が困難となりましたので、それぞれ廃止しております。  また、地方債補正の2.変更では、毘舎丸町上片町線道路改良事業の事業費の追加に伴い、臨時地方道整備事業の起債限度額の変更をいたしております。  次に、歳出の主な内容について御説明いたします。歳出は、17ページからでございます。  個別の説明をいたします前に、人件費の補正について一括して御説明申し上げます。  本年8月の人事院勧告に基づき国家公務員の給与が改定されまして、本市におきましてもこれに準じた給与改定を実施することがその主な内容であります。給料と諸手当、合わせまして平均して給与改定率は0.73%、職員1人当たり2444円の改定でございます。それによる影響額は3366万4000円となっております。補正額は831万4000円の減となっておりますけれども、これは中途退職などによる調整を行っていることから生じたものでございます。  それでは、人件費以外の補正につきまして御説明いたします。18ページでございます。  第2款・総務費からでございますが、企画費の45万8000円は、仮称ではありますけれどもウインズ日奈久進出検討懇談会の開催に係る経費でございます。  21ページ、県議会議員選挙費670万円と、市議会議員選挙費737万1000円は、それぞれ来年4月に執行予定の選挙の準備に要する経費でございます。特定財源として、県議会議員選挙費につきましては、全額県委託金を予定いたしております。  次は、第3款・民生費でございます。  24ページ、社会福祉総務費では、匿名により寄附がございましたので、社会福祉基金へ50万円を積み立てるものと、それから国民健康保険特別会計の繰出金を719万3000円減額するものでございます。  社会福祉対策費の63万円は、株式会社八代ベルモニーから寄附がございましたので、視覚障害者のための音声誘導装置を購入しまして、総合福祉センターに設置するものでございます。  心身障害対策費では、重度心身障害者医療費におきまして、昨年9月の医療費改定の影響などにより1500万円を追加いたしております。特定財源として、県支出金を予定いたしております。  次に、シルバーワークプラザ建設費では、埋蔵文化財発掘調査の期間延長に伴い、年度内の工事着工が困難となりましたので、1億6900万円を減額いたしております。  次に27ページ、第4款・衛生費でございます。  保健衛生総務費の乳幼児医療費において、申請件数の増加に伴い5000万円を追加いたしております。特定財源として県支出金を予定いたしております。  28ページ、生活環境総務費では、新最終処分場の建設に伴う土地鑑定料24万7000円、それから小型合併処理浄化槽の設置増加に伴い、637万5000円を追加するものでございます。特定財源として、小型合併処理浄化槽の設置につきましては、国・県の支出金を予定いたしております。  次に、廃棄物対策費の47万8000円は、平成11年4月1日からスタートいたします家庭ごみ有料化指定袋制の実施に伴います啓発経費、また塵芥処理費では、平成11年3月から販売を予定いたしております有料指定袋の2カ月分の作成経費1563万7000円を計上いたしております。  続きまして29ページ、第5款・農林水産業費でございます。  農業振興費では、4146万6000円を計上いたしております。これは、まず平和い業生産組合が実施しますイグサ株分け施設、及びイグサ移植機等の購入に対する補助金996万9000円、並びにトマト営農高度化装置推進事業としまして、平山温室組合が導入します養液土耕栽培システム、及び細霧冷房装置設置に対する補助金2924万4000円を計上いたしております。  また、八代市い業振興協議会が実施いたします畳表新製品開発事業では、225万円を予定いたしております。特定財源としては、それぞれ県支出金を予定いたしております。  園芸振興費の1740万円は、熊本「旬」の果物づくり事業としまして、八代晩白柚生産組合に対し、ハウス設置の補助をいたすものでございます。特定財源として、同額の県支出金を予定いたしております。  農事研修センター費では、空気調整機の購入に要する経費、それから畜産業費におきましては、小規模零細地域営農確立促進対策事業としまして、三洋自給飼料生産組合が実施しますところのトラクター・堆肥散布機・刈取機等の購入に対する補助金886万3000円を計上いたしております。特定財源としまして、県支出金を予定いたしております。  30ページ、農地費でございます。単県農業農村整備事業としまして、八代平野北部土地改良区が行います八千把川正分寺排水路改良工事に対する補助金60万円を計上いたしております。  32ページ、水産業振興費20万4000円は、漁業指導調査船の揚げ下げに要する経費、それから操船委託料の追加をいたしております。  続きまして33ページ、第6款・商工費でございます。  商工振興費では10万円を計上いたしております。これは高度技術工業集積地域開発促進法に基づきまして、先端技術を活用した産業の育成を目的とした八代・宇城・上益城地域先端技術波及促進協議会への負担金でございます。  34ページから第7款・土木費でございます。  35ペ−ジの道路新設改良費では、毘舎丸町上片町線におきまして、跨道橋道路拡幅工事にかかる支障物件の移設委託費1500万を追加いたしております。特定財源としまして、国庫支出金、市債を予定いたしております。  38ペ−ジ、住宅管理費では、住宅需要の実態調査に要する経費としまして50万9000円を計上いたしております。これは、建設省が住宅建設5カ年計画等を策定する上での、基礎資料とするための調査でございます。特定財源としまして、全額県委託金を予定いたしております。  39ページ、第9款・教育費でございます。  42ページ、養護学校費の学校管理費では、匿名による寄附がありましたので、遊具を購入する経費50万円を計上いたしております。  46ページ、文化財保護費では、現在発掘調査を行っておりますシルバーワークプラザ建設予定地の官軍墓地跡地から多数の人骨が確認されたため、調査範囲を拡張して引き続き調査を行うための経費679万4000円を追加いたしております。  47ページ、社会体育事業費では、九州大会以上の各種スポーツ大会への出場奨励補助金60万円を追加いたしております。  48ページ、第10款・災害復旧費では、6月19日から24日にかけての集中豪雨による災害2カ所の復旧に要する事業の補助金82万5000円を計上いたしております。  以上が歳出の主なものでございます。  歳入につきましては、ただいま歳出のところで説明いたしました特定財源のほかに、地方交付税及び繰越金の所要の措置をいたしております。  次は別冊となっておりますけれども、議第94号から議第97号までの各特別会計並びに企業会計の補正予算でございます。  一般会計と同様の理由で人件費を補正しており、国民健康保険特別会計におきまして719万3000円を減額いたしております。また、食肉センター特別会計で29万円を、公共下水道事業特別会計で876万2000円を、それから水道事業会計で25万8000円をそれぞれ追加いたしております。  また、公共下水道事業特別会計におきまして、人件費の補正のほかに、去る9月24日の日、水処理センターへの落雷によりまして計装装置の修繕に要する経費としまして539万5000円を計上いたしております。  以上が補正予算についての説明でございます。  次に、また別冊となっておりますけれども、事件案件及び条例案件について説明いたします。  議第98号の公有水面埋立承認に対する意見を述べることについてでございますが、これは建設省が南九州西回り自動車道の道路用地としまして6508.78平方メートルを埋め立てますために出願者となっているものでございます。建設大臣から、日奈久港港湾管理者であります八代市長へ公有水面埋立承認申請がありまして、八代市長として異議がない旨回答することについての議会の議決を求めるものでございます。  次に、議第99号の職員の給与に関する条例の一部改正についてでございます。国家公務員の給与改定に準じまして本市職員の給料表の改定を行うもののほかに、扶養手当等に関する規定の改正など条例上の措置を行うものでございます。  次に、議第100号・八代市市税条例の一部改正についてでございます。特定非営利活動推進法の施行によりまして地方税法が改正されたことに伴い、特定非営利活動法人を均等割課税の対象として加えますもののほかに、地方税法の改正に伴う所要の改正を行うものでございます。  議第101号の八代市下水道条例の一部改正についてでございます。市長の附属機関であります八代市公共下水道事業審議会の答申に基づきまして下水道使用料を改定するもので、排出した汚水量に応じて決定される基本使用料、及び超過使用料を改定しようとするものでございます。  次に、議第102号の八代都市計画事業八千把地区土地区画整理事業施行条例の制定についてでございます。土地区画整理法の規定によりまして、本市が施行する八千把地区の土地区画整理事業に関し、事業の名称、施行地区に含まれる地域の名称、事業の範囲等を条例で規定しようとするものでございます。  以上、各議案の説明を終わらせていただきますけれども、何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げます。 ○議長(福田富雄君) 以上で提出者の説明を終わります。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく本11件の議事を中止いたします。             ───────────────────────── △休会の件 ○議長(福田富雄君) この際、休会の件についてお諮りいたします。  明2日から4日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) 日程第16から日程第26までの議事を再開いたします。             ───────────────────────── ○議長(福田富雄君) この際、お諮りいたします。  本11件に対する本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。                   (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、明2日から6日までは休会とし、次の会議は7日定刻に開き、質疑並びに一般質問を行います。  質疑、質問御希望の諸君は、明2日午前10時までに発言通告書を提出ください。 ○議長(福田富雄君) 本日はこれにて延会いたします。                   (午後1時36分 延会)...