八代市議会 > 1996-12-12 >
旧八代市 平成 8年12月定例会−12月12日-05号

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  1. 八代市議会 1996-12-12
    旧八代市 平成 8年12月定例会−12月12日-05号


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    旧八代市 平成 8年12月定例会−12月12日-05号旧八代市 平成 8年12月定例会          ────────────────────               主  要  目  次     1.市長提出案件8件に対する質疑・      一般質問(第4日)      (1)前 田 秀 康 君……………………………4      (2)山 田 栄 一 君……………………………25          ────────────────────     1.市長提出案件8件に対する質疑・      一般質問(第4日)      (1)浦 川 博 邦 君……………………………1          ────────────────────         平成8年12月八代市議会定例会会議録(第5号) ・平成8年12月12日(木曜日)          ────────────────────
    ・議事日程(第5号)                  平成8年12月12日(木曜日)午前10時開議  第 1 議第70号・平成8年度八代市一般会計補正予算・第4号(質疑)  第 2 議第71号・平成8年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第2号(質疑)  第 3 議第72号・平成8年度八代市病院事業会計補正予算・第2号(質疑)  第 4 議第73号・専決処分の報告及びその承認について(質疑)  第 5 議第74号・市道路線の認定について(質疑)  第 6 議第75号・都市公園区域の決定について(質疑)  第 7 議第76号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について(質疑)  第 8 議第77号・八代市体育施設設置条例の一部改正について(質疑)  第 9 一般質問          ──────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9 一般質問 (1)前田秀康君(2)山田栄一君               (3)浦川博邦君  1.休会の件(12月13日、及び同16日から同19日まで)          ──────────────────── ・ 出席議員及び欠席議員の氏名 (1)出席議員(30人)    1番 福 田 富 雄 君      2番 上 野 茂 満 君    3番 中 村 義 一 君     4番 田 中   安 君    5番 今 田 智 徳 君     6番 寺 田 親 晴 君    7番 栗 原 伸 安 君     8番 藤 井 次 男 君    9番 田 中 靖 二 君    11番 橋 本 徳 雄 君   12番 白 石 哲 哉 君    13番 中 村 和 美 君   14番 谷 口 一 男 君    15番 沢 田 行 雄 君   16番 松 永 久 彦 君    18番 山 田 栄 一 君   19番 泉   正 治 君    20番 前 田   慧 君   21番 梅 田 玲 子 君    22番 渡 辺 俊 雄 君   23番 山 本 幸 廣 君    24番 小 薗 純 一 君   25番 氏 家 正 則 君    26番 木 田 哲 次 君   27番 友 田 昭 一 君    28番 井 山 九洲男 君   29番 桶 本 真一郎 君    30番 副 島 郁 朗 君   31番 浦 川 博 邦 君    32番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(2人)   10番 宮 本 安 信 君    17番 松 本 元 善 君          ──────────────────── ・ 説明のために出席した者の職氏名 (1)長               (2)収入役  市長職務代理者助役井 村 郁 雄 君    収  入  役  上 村 正 勝 君   企 画財政部長  真 開 純 雄 君  (3)教育委員会   秘書広報課長  山 中 健 二 君    委     員  小 嶋 嘉 郎 君   財 政 課 長  小 嶋 宣 雄 君     教  育  長  水 本 正 和 君   行 政管理部長  田 中  忠 君     教 育 部 長  金 丸 純 久 君   市 民 部 長  緒 方 一 博 君      庶 務 課 長  江 崎 眞 通 君   環 境 部 長  山 本 保 生 君  (4)農業委員会   健康福祉部長福祉事務所長       会     長  満 田 繁 光 君           垣 田 美 彰 君   産 業振興部長  永 江 明 久 君  (5)選挙管理委員会   建 設 部 長  石 村 勝 美 君    委  員  長  上 田 義 光 君                     (6)監査委員                       委     員  澤 村 達 良 君          ──────────────────── ・ 職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名  事 務 局 長  保 田 光 義 君    次     長  田 中 昭 則 君  主     幹  松 山 俊 哉 君    議 事 調査係長  桑 崎 雅 介 君  庶 務 係 長  國 岡 雄 幸 君    主     任  土 谷  武 君  主     任  永 原 博 英 君    主  事  補  津川 恵美子 君          ────────────────────             (午前10時04分 開議) ○議長(福田富雄君) これより本日の会議を開きます。          ──────────────────── △日程第1〜9 ○議長(福田富雄君) 日程第1から日程第8まで、すなわち議第70号から同第77号までの議案8件を一括議題とし、これより本8件に対する質疑、並びに日程第9・一般質問を行います。  それでは、通告に従い順次発言を許します。  前田秀康君。(「頑張れ」と呼ぶ者あり)             (前田秀康君 登壇) ◆前田秀康君 おはようございます。(「おはようございます。」と呼ぶ者あり)私は、3点について質問の通告をいたしておりましたので、その順序に従ってお尋ねをしていきたいと思います。  今回の、岡光前事務次官を頂点とする厚生官僚とその所管する社会福祉法人との贈収賄事件ほど行政に対する国民の信頼を失墜させている事件はありません。国会では、行政に対する国民の信頼を一日も早く取り戻すために徹底的に事件の真相を解明し、真因を突きとめ、再発防止に全力を挙げて取り組んでいただきたいと思います。  これまで不祥事件が起こるたびに綱紀粛正の大号令が出され、閣議決定がなされてきました。しかし、綱紀粛正を幾ら繰り返しても、その効果は全くなかったことが今回の事件を見れば明らかであります。  アメリカでは、ウォーターゲート事件に端を発する公務員の不祥事件の再発防止のために、政府倫理法を定め、その中で公務員への利益供与を厳しく規制し、高潔性を強く求めています。  我が国でも、同趣旨の公務員倫理法の立法化を検討すべきだとして国会に提案されましたが、橋本総理は、現行法の公務員法の規定を徹底させるとだけ答弁をされました。これで成果が上がるとは到底考えられませんが、八代市では、健康福祉部全員が部長を筆頭に市民の健康管理と福祉の充実のために全力で頑張っておられますので、大いに期待をしながら質問をさせていただきたいと思います。  1.精神障害者と身体・知的障害者との格差の解消についてお尋ねをいたします。  精神障害者は、93年、平成5年12月の障害者基本法の改正で、身体障害者知的障害者と並んで障害者と認定され、福祉の対象となりました。それまで精神障害者は、精神衛生法、昭和25年制定が87年、昭和62年に改正された精神保健法の対象とされ、障害者として福祉の対象ではなく、疾病として保険、医療の対象とされてきました。そのため、身体障害者知的障害者と比べて精神障害者の福祉施策は緒についたばかりで、まだ大きな格差が存在しているのが実情であります。  障害者基本法の改正を受けて、95年、平成7年7月には精神保健法精神保健福祉法と改正され、精神障害者保健福祉手帳の交付が制度化されました。この改正で、精神障害者の社会復帰及び自立、並びに社会参加の促進を図ると定められたため、身体障害者知的障害者と同等の福祉施策の実施が求められるようになりました。  そこで、八代市の障害者手帳による福祉サービスの格差の内容についてお知らせ願いたいと思います。また、精神保健に対する取り組みはどのようになっておるかお知らせ願いたいと思います。  2.高齢者福祉について。  (1)ゴールドプランの進捗状況についてお尋ねをいたします。  前厚生官僚トップ収賄容疑事件にはほとほとあきれるばかりであります。官僚や政治家の倫理観を示す中国・宋時代の小ばなしにこんなのがあります。国の宰相に、ある男が自分の宝物を献上しようとやってきました。宰相は断りましたが、どうしても差し上げたいという男にこう答えました。あなたの宝物を私が受け取ってしまうと、あなたの宝物はなくなってしまう。私もまた、私の宝物としている、むさぼらずという心を失ってしまう。だから、お互いに宝物は大切にしておいた方がよいのですよと。むさぼらざるをもって宝となすという故事の由来でありますが、宰相ならぬ官僚のトップまで上り詰めた前次官は、ああ、いいよと言って、差し出された宝物をむさぼってしまったわけであります。  報道によりますと、母1人子1人だった官僚は、福祉にかけた国民に奉仕する精神を、いつの間にか業者に奉仕する精神に変えてしまいました。その私利私欲が、一生懸命福祉の充実に携わる人たちの心まで踏みにじってしまったわけであります。  市内の高齢者の皆さんは、ゴールドプランの進捗状況が気になり、家族の皆さんも計画の早期実現を期待し、願っておられます。  8年3月の一般質問で、老人保健福祉計画の見直しに対する基本方針についてお尋ねをいたしましたが、今回は現在の進捗状況についてお尋ねをいたします。  (2)高齢者在宅福祉におけるサービス手帳の交付について。  この項目は5年9月に初めて提案をいたしまして、今まで数回進捗状況をお尋ねしましたが、交付までの見通しについてお聞かせください。  (3)緊急通報システムの利用拡大について。  この項目を最初に提案をいたしましたのは62年9月でしたが、平成3年3月15日から事業が実施されました。事業内容は、独居老人に対して、緊急通報装置によって救急及び災害等の緊急時に迅速かつ適切な対応を図るとありますが、当時の福祉事務所長とは、独居老人の希望がある程度満たされた段階で、必要と認められる家族には利用の拡大ができるようにお願いをしておきました。もうそろそろ利用の拡大を考えていただきたいと思いますが、担当部長のお考えをお聞かせください。  3.教育問題について。  (1)学域外就学の弾力化についてお尋ねいたします。  先日、校長で退職をされた方と話をしていましたら通学区域の話題になり、規則はあるかもしれないが、生徒を中心に考えると、遠くて危険な学校より、近くて安全な学校に通学させたいと言っておられました。  そこで、以前、小学校の先生から、児童が学校に来るのはいやだと言ったので、いじめかと思って話を聞いてみたら、両親が新築をして学校が遠くなったのできついからいやだと、通学距離のことで悩んでおられることの話を思い出しました。しかし、私の頭の中では、小・中学校通学区域に関する規則がありますので、2つの例はあくまでも話の範疇でしかありませんでした。  しかし、12月6日の新聞に、規制緩和小委員会報告書の要旨として、公立小・中学校の学校選択の弾力化として信じられないような内容が掲載されていました。  したがって、各論の11、教育の(1)の解釈を教育長にお願いし、あわせてこのことについて教育長の所感をお聞かせ願いたいと思います。
     (2)パソコン教育について。  平成6年からおおむね6年間で教育用コンピューターの整備水準が、小学校で22台、中学校で42台、特殊学校で8台に引き上げられ、これに必要な経費は地方交付税で措置されることになっております。  私は6月の一般質問で、インターネットに八代市のホームページを開設してはどうかと提案をさせていただきました。このとき、パソコンのことを少しだけ勉強させていただきましたが、これから義務教育の中でパソコン教育に取り組まれることは私は大賛成であります。したがって、この事業は何としても成功させていただきたいという思いからお尋ねをしてみたいと思います。  初めに、コンピューターの整備計画と財源についてどのようになっているかお聞かせください。  (3)図書司書の増員について。  私は、7年6月の一般質問で、八代市は図書の冊数が全国平均の半分であり、10カ年計画みたいに計画を立てて全国平均に近づけるように考えはないかお尋ねをいたしました。教育長の答弁では、具体的な年度計画はできていないが、その見通しは早くつけたいと思っているとのことでございましたが、現在どのようになっているかお尋ねします。  また、専門図書司書を──専門の図書司書を採用することについては、財源負担の問題で市当局と協議が必要であり、ここでは断言できないとの答弁でございましたが、現在、学校図書館指導員として1人の方が活躍をされていますが、評判もよく、さらに増員の希望も聞いております。  したがいまして、増員について教育長のお考えをお聞かせ願いたいと思います。  再質問は質問席から行います。             (健康福祉部長福祉事務所長垣田美彰君 登壇) ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) おはようございます。  ただいま前田議員御質問いただきました、精神障害者と身体・知的障害者との格差解消についてお答えをいたします。  議員からもございましたように、平成5年に障害者基本法が改正をされたところでございます。そして、精神障害者の方々も基本法の対象として明確に位置づけをされたところでございますが、それに伴いまして、また昨年7月に精神保健法──精神保健及び精神障害者福祉に関する法律が改正、施行されまして、先ほどございましたように精神障害者に対しましての保健福祉手帳制度が設けられたところでございます。で、この手帳制度によりまして、社会復帰や社会参加のためのさまざまな援助を受けやすくするということと、税制上の優遇措置や通院、医療費公費負担申請手続簡素化などが対象となってまいったところでございます。  現時点におきましては、身体障害者の方々や知的障害者の方々との間に格差がございます。まず1つには、運賃割引、これはJRの運賃、それから航空運賃、有料道路料金、それからこれらの割引に差がございます。なおまた、NHKの放送受信料減免、それから生活福祉資金の貸し付け、なおまたホームヘルプサービスの提供なども、まだ現時点では適用をされておらないところでございます。  本市におきます精神保健に対します取り組みについてでございますけれども、昨年から国のモデル事業の指定を受けまして、障害者の方々に対します正しい理解と認識をいただき、差別や偏見をなくすということはもちろんでございますが、障害者の方々の自立や社会復帰や社会参加の促進、並びに障害を抱えておられます御家族に対する支援、そしてまた市民の皆さんの心の健康の保持、増進のための知識の普及啓発活動を図る心の健康講演会も実施をいたしまして、あわせて市報での啓発や心の健康相談マップ、地図等も作成をいたしまして、ただいま啓発をいたしておるところでございます。  以上でございます。 ◆前田秀康君 ただいまの答弁の中で、障害者の方の自立や社会復帰と、さらには社会参加への促進というようなことの御答弁がありましたが、具体的に八代市としてはどのようなものに取り組んでおりますんですか。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) ただいま心の講演会ということで申し上げましたが、昨年、これは市民の方々、それから病院関係の方々、なおまた障害を持っておられる方々も御参加をいただきまして、心の健康講演会シンポジウムということで、まずは精神科の先生、それからボランティアの皆さんの代表、それから障害者御当人ということでのシンポジウムを昨年は開催をいたしたところでございます。  今年はまた精神障害者の方々、ただいま申し上げましたように、含めまして、あるいは関係の方々も含めまして心の講演会ということで、精神科医の先生のお話を開催をいたしました。大変盛況でございまして、この取り組みに対する啓発、そしてその目的を達したのではないかというふうに考えております。 ◆前田秀康君 希望の家というのがありますが、これは資料を見せていただきますと、熊本、玉名、天草、人吉、鹿本、荒尾ということで行われているわけです。  これ、一応、また後でお聞きしたいと思いますが、時間がちょっと足らないみたいですので後でお聞きしたいと思いますが、この活動については行政では積極的に応援をしていただいて、さらに活発な活動ができますように、ここは要望で終わらせていただきたいと思います。  それから次に、精神障害者に対する公共施設利用の制限条項というのがありますが、見てみますと、八代市の場合には福祉の関係でひまわり苑、それから教育委員会の関係で厚生会館がございますので、福祉の方の部長と、それから教育委員会の方からのお答えを願いたいと思います。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) ただいま御指摘がございましたが、この障害者基本法、並びに関係の法律の改正によりまして、ノーマライゼーションの理念に基づきます精神障害者の方々に対します人権の尊厳、あるいは差別や偏見、そしてまた社会自立や社会復帰、社会参加の促進ということを図ってまいらなければならないところでございます。  本市におきましては、関係の方々にまことに申しわけなく衷心よりおわびを申し上げたいと思いますが、お許しもいただきたいと思っております。  ただいま御指摘のひまわり苑の入苑の制限、それからございましたように保寿寮の入所、こういうことについてもまだ規定の改正をいたしておりませんので、早急にこの手続をとりまして改正をいたしてまいりたいというふうに考えております。 ◎教育部長(金丸純久君) 自席からお答え申し上げます。  前田秀康議員お尋ねの、厚生会館条例の一部改正についてということでお答えを申し上げます。議員御承知のとおり、今の御指摘いただきまして大変ありがとうございました。また御指導も、今後ともお願い申し上げます。  八代市厚生会館条例第15条の第1項に入館の制限につきましては、障害者基本法精神障害者等に対する呼称の改正もございまして、誤解を招くおそれもあるようでございますので、したがいまして八代市厚生会館条例第15条につきましては、他館の状況も調査をし、早急に改正に向け作業を進めてまいりたいと思います。今後ともよろしく御指導いただきたいと思います。  以上で答弁といたします。 ◆前田秀康君 ただいまの御答弁で、両方とも改正ができるような御答弁であったかと思いますが、当然これは条例改正が必要になってくるんじゃなかろうかと思っておりますので、早急な手続の中で、平成9年度からはこれが撤廃されるようなことで事務的な手続をしていただけば非常にありがたいと思いますので、これはひとつ、どうかよろしくお願いいたします。  それから、福祉の関係でございますが、熊本市にさくらカードというのがございます。これは熊本市優待証というカードを発行して、高齢者の方、障害者の方及び被爆者の方に、社会参加の促進を図るために熊本市が補助をするというようなことでできているわけでありますが、これを何とか八代市でも前向きに検討していただきたいと思いますが、いかがでしょうか。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) ただいまございました、熊本市におきまして実施をされております、これは単独事業でございますが、さくらカード、いわゆるバス、電車、そして市の博物館等公共施設利用無料優待券でございますが、これらにつきましては、今後、他市の実施状況も調査をいたしまして検討させていただきたいと思います。 ◆前田秀康君 これは、さくらカードとあわせて、もう1つ検討していただくものの中に、こう追加がお願いできればと思いますんですけども、この精神障害者の方に対して、制度が変わったことによってそれぞれの自治体で、例えば入院費を助成をするとか、それから食事代──入院の食事代だけを助成をするとか、通院を助成をするとか、そういった、それぞれの自治体で福祉に対する取り組み方の力の入れ方によっていろんな制度がありますんですが、よければ、さくらカードとあわせてこういった制度も検討していただきたいというふうに思います。  で、これ、障害者基本法という中で、この中で市町村障害者計画というのがうたってあるわけでありますけれども、これはひとつ、八代市におきましても障害者のための施策の基本となるものではなかろうかと思っておりますんですが、八代市は現在、このことについてはどのようになっておりますんですか。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 障害者プランの取り組みにつきましては、今年の7月に障害者の方々、これは抽出でございますが、アンケート調査をお願いをいたしまして、計画への基礎的資料を取りまとめ、そして計画策定委員会の前提であります検討会、これは市関係の課かいの職員と、それから障害者施設の代表の方や関係の方々で構成をいたしておりますが、11月までに2回の会議を開催いたしております。  また、この12月に、特に障害者の方々に対します町並み調査、これは以前もやったことがございますが、今回さらにまた町並み調査や、そしてまた各施設の調査等も実施をする予定でございます。  で、今年中に──今年度中にこの検討会によります検討内容を取りまとめまして、来年度から市民の各層各界の代表の方々、あるいは障害関係の方々も含めまして障害者計画策定委員会を設置をいたしまして計画の策定をするところでございます。今、そのように予定をいたしております。 ◆前田秀康君 この障害者基本法が、また内容が八代の充実してきますと、いろんな取り組みができるんじゃなかろうかと思っておりますが、今回、精神障害者の方を対象にして提案をさせてもらいましたが、知的障害者の方、それから身体障害者の方に対しては、今までの歴史の中でいろんなこの制度がありますが、ひとつ精神障害者の方に対しては施策が遅れていると。  さらにもう1つは、地方に対して、どうしても、これはあらゆる角度で幅広く取り組んでいかなければならない問題じゃなかろうかと思っておりますので、そういった意味ではまた行政の目も、そっちの方にまた力強く当てていただいて御努力いただきたいと思います。  次に、高齢者福祉ゴールドプランについてお願いいたします。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 自席からお答えをさせていただきますが、このゴールドプランの進捗状況につきましては、県の方で10月に取りまとめました県全体の進捗状況が出ておりますので、まずそれから御報告申し上げたいと思いますが、目標達成率が5割未満となっております。50%以上達成いたしておりますものが特別養護老人ホーム、これが84.4%、県内。それから、老人保健施設につきましては64.9%、デイサービスセンターが60.5%、看護婦訪問ステーション54.2%等となっております。  本市におきましての進捗状況でございますが、全体的には63.3%となっております。施設整備関係で申し上げますと、50%以上達成しておりますのが特別養護老人ホームの74.4%、それから老人保健施設77.6%、デイサービスセンター50%、訪問看護ステーション42.9%となっておるところでございます。 ◆前田秀康君 これは8年の7月2日の熊日新聞ですけども、この熊日新聞にですね、特老は満杯、老健は長期入所できずと。さらに安住の地少ないお年寄りということで、本当にあした、あしたある病院からある施設に移られるということの許可があって、私、きのう電話でほっとしたんですけども、まさに特老に対して、また老健施設に対して非常にこう希望は多いわけでありますが、なかなか入所できないという現実があるわけですね。  で、ゴールドプランの中では、平成11年までに特老379床、それから老健では108床と、こうなっております。あ、済いません、老健は303床ですけどもですね──になっておるわけですが、現在私はこう、心配しているわけでありますけども、果たして平成11年度までに特老、老健施設はできるのかどうか、その辺の見通しについてお尋ねいたしたいと思います。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 先ほどもございましたが、今般の厚生省の不祥事とも大きく関連してまいるのではないかというふうに大変憂慮をしております。  特に、ただいまございましたように、今般の厚生省の不祥事につきましては、施設整備に関しますものでございますので、これからその計画推進、これ私どもだけではございませんで、全国的にその影響が出てくるのではないかというふうに考えております。  しかしながら、今ございましたように、この施設整備につきましては私どもも最善を尽くしまして、そして八代市にも、ぜひ平成11年のゴールドプランの最終年でございますまでに、ぜひ確保、そして整備をいただきたいというふうに願っておるところでございます。 ◆前田秀康君 これは本当にもう八代だけじゃなくて、日本全国の問題で、病院に入院をした、治療が終わったら出てくださいと言われますですね。行き先がない。だから、やっと三拝九拝して老健施設に入れていただいた。  ところが、老健施設はもう半年がぎりぎりで、早ければ3カ月で出てくださいと言われるわけですが、特老は1年も2年も待たぬといかぬ。家ではとてもじゃないが引き受けられないという、この実情は、本当にその家庭に入って話を聞いてみなければわからないぐらい大変な御苦労があるわけですね。そういった中で、埼玉県の彩福祉グループのこの問題が打ち上がって、本当ほとほと、ほとほと困り果てたというのが現状じゃないかと思います。  ところが、まあ私たちも、いろいろいろんな方と会う機会がありますんですが、その中で、こういった特老の施設とか、そういった福祉施設は金もうけの対象になるというようなことにまで話題が転んでいくわけですね。そんな、もう、とんでもないことであるわけですけども、そういう意味から、特老、老健施設の建設費用の内訳、こういうようなのがわかっておりましたら、一応ここで明確に話をしていただきたいと思いますのでお願いします。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) それでは、特別養護老人ホームの例で申し上げたいと思いますが、まず特別養護老人ホーム建設に当たりまして、これは土地の確保が必要でございますが、それは創設者、いわゆる申請をされる方が事前に確保をいただくということが大前提でございます。これは補助はございません。  それから、建物につきましては、50人定員の場合で申し上げますと、建物本体工事、これは冷暖房を含むところでございますが、補助基準額をトータルいたしますと、大体4億円近くになるかと思います。この補助基準額の2分の1を国が補助をいたします。したがいまして、4億円ということでございますと、2億円近くが国からの補助ということになります。  県におきましては、補助基準額の4分の1でございますので、それも約1億円という形になるかと思います。  それ以外は設置者負担でございますので、工事費が、これは補助基準額ではなかなか全体的にはでき上がらないということもございますので、仮に総工事費5億円かかるということになれば、土地のほかにまた創設者におかれましては2億円を準備、負担をいただくというようなことになります。ただし、この所要の借入金制度もございますので、そういうものの活用もあるかと思いますが、補助金につきましてはただいま申し上げましたとおりでございます。  それから、市におきましての補助等でございますが、これは八代市社会福祉法人助成条例というものを設けておりまして、社会福祉施設の創設、それから増築、増改築等もでございますが、これにつきましては、先ほど申し上げました補助基準額から補助金等を除しまして、その6分の1を補助するということにいたしておりますが、市の方ではこの上限を設けております。その上限額は1000万円となっております。  以上でございます。 ◆前田秀康君 今、特老についてのお話がありましたが、老健も同じような考えでようございますか。はい、ありがとうございます。  それでは、もう私としては、特老、老健施設を早くつくっていただきたいという気持ちがあるわけですけども、そのことについて八代市としてはどんな応援ができるんですか。まあ、できるまでの手続はどのようになっておりますんですか。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) これは、施設の整備につきましては、現在、特別養護老人ホーム等におきましても、市内の関係の方々からそれぞれ御要望があって、県の方にも毎年申請をいたしておるところでございますが、現在までその許可をいただくまでに至っておりません。  しかしながら、先ほど議員の方からもございましたとおり、ゴールドプランの11年までの達成につきましてはそれぞれ目標を持っておるところでございますので、本市におきましても、さらに民間の方々の御協力もいただきまして、ぜひこの創設について最善の努力を、そしてお手伝いをさせていただきたいというふうに思っております。老健施設についても同様でございます。 ◆前田秀康君 この件につきましては、あの厚生省の汚名を八代の部長さんが八代で晴らしていただくというような決意で、11年目標達成ということを前提にして、福祉部、全力を挙げて頑張っていただきたいという要望で終わらせていただきたいと思います。  次、サービス手帳、お願いします。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) サービス手帳の交付についてでございますが、先ほどもございましたように議員から御質問、そして御提案をこれまで何回もいただいておるところでございます。  したがいまして、私どもも本市独自のファイル方式で、そして新しい情報や制度改正にも対応できるというものにいたしてまいりたいということで、これまで検討を深めておるところでございます。  サービスの中身につきましても、ショートステイ利用、あるいはデイサービスの利用、それからホームヘルパーのサービス事業のほかに、温泉センターの利用検討も予定しておるところでございますが、実際の利用、いわゆる運用に当たりまして、利用施設におきましての利用の受け付けでございますとか、あるいはホームヘルプサービス等につきましては、必要な家庭調査や、それからサービスの内容等について調査が必要でございます。  したがいまして、これらにつきましては、社会福祉協議会との連絡、それからサービス利用の検印をどうするか、こういう内部処理の問題や利用先のチェックの問題もございますので、これからそこらを早急に取りまとめまして、そして実施に入らせていただきたいと、いましばらく時間をいただきたいと思っております。 ◆前田秀康君 これにつきましては、その名のとおり、在宅福祉のサービス手帳ということで、まあ実際これが配られるときには名前が変わるかもしれませんけれども、そういった趣旨のものでありますので、何とか全力を挙げて早急にできるようにお願いをしたいと思います。  次にお願いします。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) それでは、緊急通報システムの利用拡大についてでございますが、議員からもございましたように、これまでひとり暮らし老人等に対しまして、この緊急通報装置を給付または貸与をいたしまして、そして、急病や災害時の緊急時に迅速かつ適切な対応をとるということでございまして、本市につきましては、現在、昨年から広域消防本部の方に機器を設置をいたしまして、市郡を含めての対応が可能になるというふうにいたしております。  ただ、この利用につきましては、先ほどもございましたように、ひとり暮らしをこれまで中心にいたしておりましたが、この実施要項によりますと、ひとり暮らしや寝たきり老人、またはこれに準ずると認めた者を抱える高齢者のみの世帯、または複数世帯であっても他の同居者が不在である場合や昼間にひとりきりになる老人は対象として差し支えないということになっておりますので、議員からございましたように、この利用拡大につきましてはその方向で実施の検討をさせていただきたいと思っております。 ◆前田秀康君 この項目につきましては幾つかの例がありましたんですが、それ、ちょっと、みんな断られまして、その1つは御夫婦と息子さん3人家族で、お父さんが障害者の方で、お母さんは健康だったんですけれども、このお母さんが亡くなられて、障害者のお父さんが自宅、息子さんはお昼仕事に行かんといかぬ。そこで心配だからということで御相談があったわけですけども、あくまでも独居老人が対象ということで断られたわけです。  そのほかに幾つかの例がありますが、もう時間がありませんので紹介しませんけれども、そういった意味で、これは来年度からでもぜひですね、できるようにお願いをしたいと思います。来年度から可能ですか。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 来年度から実施できるように検討させていただきたいと思います。 ◆前田秀康君 じゃ、次、教育委員会の方、お願いします。             (教育長水本正和君 登壇) ◎教育長(水本正和君) 前田秀康議員さんの、教育問題の1番の学域外就学の弾力化について教育長の基本的考え方を聞きたいということでございますが、御存じのとおり、今新しい教育として生きる力ということを非常に言われております。その基本になるのは個性尊重の考え方でございますが、学校において個性を尊重するために、個に応じた指導を推進したり、その学校に特色のある教育を打ち立てるためには、さっき使われた弾力性、あるいは多様性ということが非常に大切でございます。  そういう意味から、国の行革委員会の中の規制緩和小委員会で、学校選択の弾力化ということを発表され、ただいま議員さんが御指摘になったような新聞等で報道されております。  さっき述べましたように、弾力性のある、多様性のある教育の推進のためには、学校選択の弾力化というのは非常に大事なことだと思います。現在は、御存じのとおり、教育委員会規則によりまして、八代市では通学区域を設定しています。市立の小中学校や養護学校は別でございますが、そうでない限りは一応その指定された学校に通学をお願いしております。  ただし、身体的問題とか、先ほどちょっと御指摘がありました地理的問題とか、あるいは最近、中央教育審議会から意見が出ておりますいじめ等の理由で、学区の取り扱い方の弾力化を考えております。  今後、この、いわゆる弾力化で、学校選択の自由を大幅に保護者に任せた場合にどうなるかという、気になる点を一、二申し上げたいと思います。  まず、教育委員会で、新しい学年に入学する児童・生徒数の確認をしなければなりません。それは、その子供たちが行く学校の教室であるとか、設備等を人数に応じて考えること、あるいは教師の配当など、入ってくる児童数の確認がなければできない問題がございます。それで、例えば、それが入学時だけでなく、例えば学年途中で、来年からは、今までAだけどB校に行きたいなどと保護者が言った場合、それを最大限に受け入れた場合に、今のような学級編制とか学校の整備、設備の充実等に支障を来すんじゃないかということが1つ考えられます。  もう1つは、町内のいわゆる行政区がありまして、同じ町内の子供が、ある子供はAの学校に行く、ある子供はBの学校に行くとなれば、現在でも町内で児童会、子供会などで、市政協力員の方々を初め、町内の大人の方が子供を子供会などでまとめて指導したり行動したりしておりますが、そういう点でどうなるだろうかと。例えば、土曜、日曜と休日がふえて、地域における大人の教育力が要請されている今日、子供たちがそういうふうに地域内でのまとまりという点で、同じ地域から別々の学校に通うのはどうだろうかということが懸念されます。  もう1つは、これは考え方でございますが、いわゆる学校の自由化という意見がもう数年前からありまして、それぞれ子供や保護者が望む学校に行くとすれば生徒が偏るが、それは学校の努力によってですね、その自分の学校がいいならどんどん生徒は来るはずだ。それから、学校格差がつくというが、学校格差も先生たちの努力によってよその学校に負けないようによい教育をするからいいんじゃないか、それが、規制緩和のねらいは、そういう自由競争という考え方が根底にあるようでございます。  しかし、現実に保護者の方が学校を選択する場合、どういう基準で選択していいかということが非常に問題になると思いますし、相当な混乱を来すんじゃないかと思っております。  しかし、最初に考えていたその規制緩和というのは、伸び伸びした、個性に応じた、本当に現在の子供に要求される教育をするためには、いろいろある現在の学校の規制を緩和した方がいいという基本的な考えには私は理解できますので、そういう趣旨を教育委員会としても盛り込んでですね、そういう趣旨というのは、例えば特色ある学校とか、弾力性のある教育活動ができる学校を目指して、それぞれ職員が工夫、切磋琢磨していかなければならないと思っております。  したがって、そういう流れがあるということを我々教師は十分自覚し、その実現に、さっき幾つか申しましたハードルがありますが、それをどのようにして乗り越えたらいいかとか、そういうこともあわせて研究をしてまいりたいと思います。今後とも御指導よろしくお願いします。次の件は──(前田秀康君「いいです。ちょっと私がお尋ねしますから。」と呼ぶ) ◆前田秀康君 ただいま教育長の方から答弁がありました。私も全くそうだと思います。で、恐らくこれは大胆な発想だというふうに思うわけであります。  これが、例えば2年、3年でどうこうなる問題じゃありませんで、10年先20年先の教育の世界がどのようになっているか、まだそのころまで私も生きていると思いますので、楽しみにしながらこれを待ちたいと思っておるわけであります。  これは、要するに学校を乗り越えてということですけども、これは無理としても、例えば部分的にですね、Aの学校に行くためには通勤時間、通勤が40分ぐらいかかると。ところがBの学校に行くなら5分でいいというような例が、八代市内でも何カ所もあるわけですね。ですから、これを全部取っ払うんじゃなくて、部分的にその部分だけをここで、この規制のあれでいきますと特別地区といいますかね、この特別地区をもう少し弾力的に考えてみたらどうだろうかと思うわけであります。  これは時間がありませんので答弁は求めませんが、市民課の方にお願いをいたしまして校区別世帯数というのを緊急に出していただいたわけでありますが、昭和55年が一番古いやつということだったので、現在と比べてみますと、植柳・麦島校区が、昭和55年4000世帯だったのが、今5000世帯に1000世帯ふえていると。それから、松高校区が1000世帯、八千把校区が1500世帯、高田校区が1000世帯ふえているという世帯の増。さらには臨港線ができるというようなことで、いろんな環境も変わってくるんじゃなかろうかと思うわけであります。  そういう意味では、この特別地区については弾力を持ってですね、あくまでも子供を中心にして、さっきちょっと言いましたけれども、遠くて危険な学校に行かせるよりも、近くて安全な学校に行かせるということで、御父兄の方、いろんな環境の問題あろうかと思いますけれども、その辺のところはまた教育委員会の方のですね、説得の仕方ということもあろうかと思います。で、これは賛否あろうかと思いますが、この件についても一応検討をしていただければと思います。  次にコンピューターのことで、はい。             (教育部長金丸純久君 登壇) ◎教育部長(金丸純久君) 前田秀康議員お尋ねの、コンピューター教育に関連したコンピューターの整備計画と財源措置についてお答え申します。  教育用パソコンにつきましては、本市では、県のマイタッチ計画に基づき順次その整備を図ってきたところでございます。現在1学校当たり小学校では3台、中学校では22台、養護学校では2台の整備を行い、小学校66台、中学校225台、養護学校2台の、総台数293台を設置いたしております。  このような中で、文部省におきましては、平成6年度に情報教育の一層の推進を図るため、教育用コンピューター新整備方針を定め、平成6年度から平成11年度までの6年間で学校における教育用コンピューターの整備目標を小学校で22台、中学校で42台、特殊教育諸学校で8台の整備を図るとし、その計画的な整備を進めているところでございます。  また、社会における情報化の進展には著しいものがあり、学校教育においても、このようなマルチメディア時代に対応したパソコン教育を推進するためには、従来の処理的なパソコンから情報処理機能を含んだパソコンの導入が現在求められているところでございます。  このような状況を踏まえ、教育委員会におきましては、現在学校教育課、教育研究所、庶務課、並びに小学校、中学校の代表の先生を合わせた7名から成る内部の検討委員会を設置し、1.パソコン教育内で先生と児童生徒を結ぶネットワークの構築、2.各学校間のパソコン通信、3.インターネットとの接続、4.学校図書館とパソコンで市立図書館のデータ検索などの機能を持った機種をどのように導入していくかを検討しております。その検討委員会の検討に基づき、平成9年度以降に順次教育用パソコンの整備を図っていきたいと考えておりますが、これには多大の費用を要するため、厳しい財政状況でございますので、今後財政当局とも十分協議を行っていきたいと考えております。  次に、財源措置についてでございますが、教育用コンピューター新整備方針に基づき整備を行うためには、必要な経費については地方交付税で財源措置がなされております。地方交付税の算定上は、その年度分のハードウェアに係るレンタルリース料として基準財政需要額に算入されております。  平成8年度におきましては、教育用パソコンの1台当たりの算入単価は15万5000円で算定され、単位費用としてハードウェア分は1校当たり小学校61万9000円、中学校154万5000円となっております。
     したがって、本市におきましては、小学校20校、中学校10校でありますので、地方交付税上の措置額は2783万円となります。ただ、これは地方交付税の基準財政需要額に算入されていることであって、すなわち地方交付税として交付されるわけではありません。  また、地方交付税は、地方団体の一般的な財源不足額を補てんする目的で交付されるものでありますから、その地方団体の自主的な判断で使用できる一般財源でありますので、国庫補助金のような使途を制限されるものでもなく、その地方団体の財政事情によってその財源補てんは任意でございますので、今後教育用コンピューター導入の予算確保に努力していきたいと考えており、また教育用ソフトウェア分の地方交付税での財源措置は、平成8年度は算入単価が小学校5万9000円、中学校が6万7000円でございます。1校当たりの単位費用は小学校27万、中学校71万6000円となっております。したがいまして、地方交付税上の措置額は1297万6000円となります。  以上でお答えといたします。 ◆前田秀康君 このパソコン教育についてですね、私は非常に喜んでおるわけですけども、パソコンが生徒の目の前に置かれる。と、子供たちはわくわくしますですね、わくわくします。で、当然それを入れるための、果たしてお金はどぎゃんなっとだろうかなと、こう考えるわけです。  で、今、財源措置について、また後で詳しくお聞きしたいと思いますが、果たしてお金はどうなるのかなと。それが実際入ってきた。その入ってくるとき、じゃ、機種選定はいろんなメーカーがあるけれども、どんなメーカーを入れられるのかなということになるわけです。このメーカーは検討委員会で決められるわけですね。検討── ◎教育部長(金丸純久君) 自席からお答えします。  そのとおりでございます。 ◆前田秀康君 あと、検討委員会で検討される項目を後でちょっと教えていただきたいと思いますが、検討委員会で項目をする。さらにはそのことによって品物が決まってくるわけですけども、子供たちの側からすると、さあ使ってくださいと言われた場合に、もう、パチャパチャパチャこう、やりますですね、それなりにパソコンを使いながら自分のものをこう、つくり上げていく。  ところが、ここでですね、教育委員会として、例えばですよ、小学校1年生から3年生ぐらいまでは、パソコンをこの程度使えるようにしていこうと。それから、4年生から6年生ぐらいまでは大体こういうところまで使えるようになったらいいなと。そして、中学校に行くときには大体これくらいまでと。だから、例えば、学校に入ってくるときには名前だけは書けるようにしてきなさいとか、2年生を卒業するときには掛け算は覚えときましょうというですね、そういった大きな目標を教育委員会の方では決めるべきじゃないかと、こう思うわけですね。  で、今度はそれが決まると、先生方、今度は教える方の立場ですけども、教える立場からすると、先生方はですね、もうあんなパソコンは使いたくないと。壊したらどうしようとか、もう、数学の先生にお会いしましたら、チョークいっちょあればパソコンは必要ありませんという先生もいらっしゃるわけですね。  ですから、いろんな小学校の先生だけで三百何十人ですか、小中学校の先生を合わせると500人ぐらいになりますんですかね。それだけ多くの先生方がパソコンを扱うということですから、それは先生方には千差万別の考え方があろうと思いますですね。そうなりますと、先生方に対するパソコンに取り組む基本的な考え方、またその取り組み方ということになるわけですが、なかなか先生方にお話をしますと、聞いてみますと、パソコンを勉強するだけの時間がもうほとんど余裕がないというようなことで、教える先生方にとっては時間がない。  さらには、これは研修に行かれた先生のお話ですけども、パソコンを学校方式のように並べてしまうと、子供たちの顔が見えない。さらには画面に何が出てるかもわからないというですね、要するにこのパソコンルームの考え方も一工夫いるんじゃないでしょうかということになるわけですが、で、子供もうまくいった、先生もうまくいった、パソコンルームもぴしゃっとしてる、その次にいくものは、さっき言ったように県外の子供さんたちとパソコン通信、さらにはインターネットから情報を引き出すと。こうなって高校に行く、大学に行く、社会に出ていく。社会の中では、もうこのパソコンが待っているわけですので、ですから、そういう意味からすると、考えなければならない、取り組まなければならないことがたくさんあろうかと思います。  ですから、さっきおっしゃいました検討委員会は、検討委員会で現実のものを検討していく。しかし、教育委員会教育委員会として、この問題を成功させるための基本的な考え方をこう、ちゃんと統一してですね、先生方に教える、現場の先生に教える。なぜかといいますと、マイタッチ計画とニュータッチ計画の意味がわからぬと。大体マイタッチ計画てそぎゃんとのあったっですかという先生もいらっしゃるぐらいに、今までのマイタッチ計画、今度のニュータッチ計画、あんまりこう成功してなかったわけですね。  ですから、そういったことをはっきり指示される必要があるんじゃなかろうかと思いますけども、ここでは一応お尋ねをしてお聞きするようにしておりましたんですが、時間がありませんので、そんなことを私思っておりますので、よければ後でこうメモでもしてお答えいただければと思います。  あと、最後に図書司書についてはどのようにお考えか。 ◎教育長(水本正和君) じゃ自席から失礼します。  その前に、今の情報教育については、できる限り多くの先生が県の講習会、市での講習会に参加するようにして、現在のところ、かなりの先生がですね、参加しておりまして、その先生方が校内で広めておりますし、それから話によると、最近の器械はだんだんあれしてきてですね、あんまり難しい操作が要らずに、ちょっと簡単な手引書をしたら扱えるようになりよるというのを、私も古い男で、ああ、そうかと気づいた次第です。失礼いたしました。  図書につきまして。大変お世話になりましたが、おかげさまで、ことし4月からお一人の先生に2校回っていただいて、その結果、簡単にかいつまんで申しますと、機能別に図書の整理や配置が行われ、低学年でも簡単に目的の本を探すことができるようになった。また、図書室が大変その先生の整理その他で明るくなって、ムードがよくて子供が喜んで来ると。そのほかいっぱいございますけれども、大変いい結果を見ておりますので、たった今1名ですから、この増員には一生懸命努力して財政の方にもお願いいたしております。期待に沿うように努力いたします。  以上です。 ◆前田秀康君 この件につきまして、助役さんいらっしゃいますので、どうぞ市長部局の方でもこの図書司書の予算については御考慮いただければありがたいと思いますので、これ要望で終わりますが、どうかひとつよろしくお願いいたします。  以上であります。ありがとうございました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 山田栄一君。             (山田栄一君 登壇) ◆山田栄一君 おはようございます。愛市クラブの山田栄一であります。  市民の夢を議会に反映させるため、市民の立場に立ち、是々非々主義を貫き通すことはもちろん、市長並びに市長代行者、執行部におかれましては、間違ったかじ取りをしないよう、また方向を間違わないよう、私も市民の代弁者としての、切磋琢磨して論議することはもちろん、市長不在の本会議でありますが、助役におかれましても、執行部におかれましても、一問一答に対して明快で簡潔な答弁を期待するとともに、私見を交えながら通告に従い、まず第1番から4までの項目を質問したいと思います。そして再度壇上に登板いたしまして、5から7までを一括質問したいと思いますので、どうかよろしくお願い申し上げます。再質問は再質問席にて行います。  まず第1番目の、100条委員会の市民のとらえ方であります。すなわち、市民の立場に立った100条委員会が本当に行われ、真相究明がなされているのだろうかと、このような声を耳にするものであります。  議会で27対4という大差で100条委員会が開かれるようになり、今日に至っていることは本人も承知しておるわけであります。反対した4名の、2名の議員が100条委員会の委員であることもまた不思議なことと思うわけでありますが、このような100条委員会に対する市民の声が気になることはもとより、市民の知る権利と法の解釈の違い、また法はだれのためにあるのか推して知るべきであることは言うまでもありません。11名中、反対の2名も真相を知りたいために委員会におられるのだろうかと思いますが、そのことにはきょうは触れません。  しかし、一番大切なことは、プライバシーの侵害とか守秘義務の問題が絡んでいるという理由なのか、密室での秘密会議になってしまったような感じがする本議員であります。  やはり、記者、市民の中から傍聴を希望する人を抽選でも選んで、委員会の進歩状況を公開してやる。特に、市長沖田嘉典、沖田毅に関係した仕事仲間及び灘屋ゴルフの前役員、並びに前社員、そして、その人たちは進んで真相を語りたいし、また参考人としての公開をうそ偽りなくお話をしたいという気持ちであり、善意の第三者と考えるわけであります。  このようなことからして、100条委員会の真相究明に対する市民の声に対していかに開かれた道を開くか、このことについてどのような考えを持っておられるのか、市長代行者・助役に聞きます。  2.レインボー計画に対する問題提起であります。  1つには、平成7年6月定例議会の本議員の質問の中で、レインボー計画内4ブロック、大手町2丁目1番31号と12番129番地の土地を市長の判断で市が買い込んだ件。この質問に対して石村部長より、土地の取得は393平米でございます。金額については詳細な資料を持ってきておりませんので、それによってかえさせていただきますとの答弁がありました。  いまだに金額を聞いておりませんので、きょうお答えしてほしい。なぜなら、名前も聞かないし、また一番大事なことは、我々の血税を使っているということであります。これは金額を明らかにすべきであろうと思います。この都市計画法に入る前、ちょっとの前のことであります。一般市民の地権者の皆さんには、土地は一切買いませんという説明が2度ほど行った後に市が買い込んでおる件、とうとう金額を、まだ、いまだもって言いませんからこのことをお尋ねします。  それから、昔からあった8メーター道路が、5メーター12センチから6メーター道路になった件であります。この問題で一般質問、私がしましたとき、市長は重大な答弁をされておられます。  ただいま議員のおっしゃいましたように、区画整理内についてはこれはいろんな法律でありますけれども、区画整理外については法律は関係ないわけであります。でありますから、隣地の同意をとって区画整理をするという、そういう法律、また権力で、これは同意を得なくてもやれるという、そういう考え方を実は行政の方は持っていたと思いますし、手前どもの1つのその手順上のミスがあったと私は思っているわけですなどと答弁し、なおかつ現実となり、すなわち日通、中村商店、エイコビルの、要するに商工業の通りにおいて、その善意処置はもちろんのこと、隣接地権者の皆さんの気持ちさえも考えないまま、議会答弁とは裏腹な行為に出て、地権者側から訴訟された案件、これをどのように考えるか、また議会での答弁がいかに大切なのか、議会答弁についての認識について助役は助役なりに答えてください。  また、7年度の仮換地に移動させる世帯数とその予算をお願いいたします。  それから本年度、8年度の世帯件数の世帯と予算をお願いいたします。それは7年度は1億1000万ぐらいと聞いております。本年度はたかが一億五、六千万と思いますから、その点について詳しく聞きたいと思います。  また、本議員の公約でありますところの、地権者及び営業権者、並びに高齢者による、この高度化資金を利用した市営住宅、要するに福祉住宅の建設であります。これは、レインボー計画の中に設置してほしいと、近隣市街地の中に市営住宅をつくってほしいという、私のことであります。そのことでも、どのように考えてぬくみのあるこの施設をつくるのか、部長にお答え願いたいと思います。  それから3番目でございます。北海市に対する市長並びに執行部の対応についてでございます。これは報告と要望にとどめます。  先日11月の3日、7日までの5日間、中国広西壮族自治区の北海市や首都の南寧に行ったわけであります。教育、医療、それから歴史公園などの散策をし、公共施設や港湾、寺院、博物館を見学、また学校や病院を訪問団全員が表敬をしたり、北海市の党書記長や市長、また副市長なども参加のもと、記念植樹などで北海市との交流を深めてまいりました。滞在中には、北海市におかれましては大変歓迎を受けたものであります。  八代市も、友好の翼は、熊本空港の南方航空で北海市に初めてチャーター便で飛んだわけであります。熊本国際空港より北海空港までの空路が初めてできたわけでありますし、また私が団長であります130人余りの各界、各業界の市民が参加され、けが人もなく帰りましたことを御報告を申し上げておきます。今後も民活型、すなわち市民中心で姉妹都市北海市を訪問されることを願うわけであります。  さて、執行部の対応はというと、この市長の、本当に市民がこの団体になって行った、この本当に訪問団、友好の翼でありますけど、思いやりのなさ、その対応ぶりといったらあきれるばかりで、友好の人たちに対しての市長の取り組みはもとより、余りに国際感覚のなさ、また非協力的、また120人から130人乗員が乗るとわかるや否や、じゃ、乗ってやろうぐらいの感覚、これが姉妹都市北海市に対して本当に、どう沖田嘉典は思いがあるんだろうかと思うぐらいであります。本当に恥ずかしい思いであります。  あくまで人と人、心と心、そしてまた本当にこの北海と中国と日本、歴史上本当につながりがあります。いろんな形でふるさとの里帰り的な感もあるわけでありますけれども、本当に文化の往来、並びにまた老人、若人が交流し、そして、本当に今後この北海市との、八代市との友好が一層ますます子々孫々まで至るまで長く続くことをお祈り申し上げます。  また、市長が友好の翼に分乗しようと言い出したと同時に、50万ほどの予算を友好の翼につけるとのことでありました。また議員の方の努力もありました。しかし、市長が乗るなら土産的に予算をつけると。130人、経済団体、友好団体、文化団体が行くわけでありますけれども、私は団長の立場でお断りしたわけであります。1円も要らないということを言いました。  また、今月、12月23日からか4日からかわかりませんけど、教育長並びに職員合わせて計4人、それとバスケットの子供8人、計の12名、北海市に行かれると聞いております。一番大切なことは、その北海市に行かれるとき、子供は8名で結構でございますけど、大人だけ4人も行く必要はないと考えるわけであります。2名ぐらいにとどめておいていただき、子供を10名、そして2日間でございます。120万の旅費が計上されているわけでありますから、市税でありますから、そのとおりの、しっかり考えてお願い申し上げて、この3番目は終わります。  4.代陽校区公民館の位置決定と県事務所跡地問題であります。  本議員の一般質問の中で、県事務所跡地に中央公民館と代陽公民館を考えてもらいたいと、そしてまた、第2番目に代陽公民館を旧球磨川駅跡地にお願いするということで一般質問をしました。  市長が、第1に県事務所、第2番目に議員が申される旧球磨川駅跡地に、私が市長任期中にぜひとも目に見える形でやりますという、そのような答弁をなされております。部長においてもしかりであります。しかし、県事務所は、今後県の方で解体工事が始まり、東高がテニスコートとして使うことが決まっております。  一方、市の方では、代替地を東高近郊に用意し、県事務所跡地と東高近隣地との交換分合方式でやろうと考えておられますことは知っております。これはいつごろまでにその土地がまとまり、跡地と交換ができ、八代市民が望むところの市有地になるのか否か、行政管理部長、答弁を簡単にお願いいたします。  また、その期間によって、代陽校区公民館ができるのをいつまでも待てないと皆さんの判断した場合、一番いいのは、2番目に私が提唱しております球磨川駅跡地に決めるのが最もいいという考え方をしております。そのようなことで、その答弁をよろしくお願い申し上げます。  そしてまた、市の方でも通町を考えておられますけど、ここは土地が狭いと。しかし、隣接地を売買の同意が得られたらという考え方をされておるようですけど、このことについて教育部長お答えください。  いずれにしても、よき方向に向かいますように、校区公民館を円滑に、またスムーズにさせるため、代陽公民館についての御努力を期待するものであり、答弁をお願い申し上げて、一たんこのあれを終わらせていただきます。  そしてまた再度登板いたします。よろしくお願いいたします。             (市長職務代理者・助役井村郁雄君 登壇) ◎市長職務代理者・助役(井村郁雄君) おはようございます。  ただいまの山田議員の質問にお答えを申し上げます。  第1番目の100条委の運営等について御質問でございますが、これは議会内部の問題でございますので、その内容等についての御意見は差し控えさせていただきたいと思います。  次に、議会におきます市長の答弁でございますけれども、この市長の答弁につきましては、これは市長の判断あるいは職権の範囲内でのお答えであると私思っております。したがいまして、私の方からの御意見は差し控えさせていただきたいと思います。(山田栄一君「はいはい、わかりました」と呼ぶ) ◆山田栄一君 今の答弁は予想しておりました。  何も助役、本当にですね、市長を助けるのが助役じゃないんですよ。ですね。市民のための助役であります。そして助言するのも助役の立場であります。だから、市長が疑われておるわけです、沖田嘉典が。だから、そのことについて答弁ができないというのは非常に甚だ残念でありますけれども、こちらから一応いろんな形で再質問をさせていただきます。  要するに、市民の感情が、今どういう立場でこの10万8000人の人が考えておられるか。大人の人たちでございますけれども、そのうちの。要するに、沖田嘉典、灘屋ゴルフの社長であったと。それは、その当時、売買して、その土地を──優良土地を売った場合に、私は前回これは申しております。売って税金が来たわけであります。しかし、今度は、次の年度に払うときになって沖田毅に、いとこにかわったわけであります、代表取締役が。そういうことで、いろんな形で模索しながら声が高まり、新聞にも載りました。  そして、市民の声を反映して100条委が開かれたと思うわけでありますが、私は違う角度からここで言わせていただきます。この灘屋ゴルフ、ある新聞で、市長がダミー会社とか申されました。ダミー会社というのは私も知っております。替え玉ということを知っております。しかし、国語辞典を繰ってみましたらおもしろいことが書いてあります。ですね。要するに、これは全然あれですけど、ラグビーなどをですね、ボールをですね、パスするとき、パスすると見せかけて相手をだますことがダミーと。そすと、もう1つは、実態は同企業だが、社名を公表したくない事業を行うとき別名で設立する会社、すなわちダミー会社、こういうことであります。  そして、おもしろいことがあります。ここに私が賃借契約書を持ってきております。これは沖田嘉典が灘屋物産、そしてまた関連会社、いろんな関連会社を彼はつくっております。それは灘屋ゴルフに始まって大和田企業、山王建設──山王でしょうか、関東農林、桐栄商事、いろんな形の会社があります。もっと前はもっとありましたね。灘屋建設ともありました。  しかし、いろんな形で、このダミー会社と答えたのは灘屋ゴルフだけでありますけど、ほかの会社は子会社と関連会社、グループ会社と申しましょうか、そういう、沖田嘉典が主導権を持っとる、すべての息がかかっとる会社のことであります。  まず、西ビルに、彼が選挙に当時出るときのことでありますけど、要するに山王という名前と灘屋物産という名前で賃借契約書がなされております。それは、時期にしまして57年の9月12日、八代市通町6の16番、山王建設株式会社、埼玉県入間郡の鶴ケ島町ですか、これは代表取締役沖田嘉幸です。幸福の幸でございます。それから、東京都豊島区の東池袋1丁目47番地14号灘屋物産株式会社沖田嘉典であります。代表取締であります。  それから、ここは第1回目の選挙のとき使ったビルであります。この家主さんは、選挙の事務所とは知らなくて貸したということで申されておりました。  それから次に、選挙の事務所を移ったとき、八代市麦島町──麦島西町1丁目1番地でございます。電話番号3──ちょっとわかりません、5302の下はわかりますけど。要するにこういうことであります。そして、ここに沖田嘉典事務所、灘屋ゴルフ株式会社、それから灘屋物産株式会社八代支社ということであります。ここに、灘屋ゴルフ株式会社という会社は、もちろん今言いました豊島区にあるわけであります、池袋の。そして、灘屋ゴルフ株式会社、これも名刺は豊島区、同じ住所、同番地であります。  そして、もう1つ大変なことは沖田嘉典八代事務所、これは通町と今麦島でございます、なおったときの。東京事務所が豊島区東池袋1の47の同番地の3であります。こうやってぴしゃっとした形で、個人名ですべてがあるわけであります。この月、年月日、今何を100条委員会で問われとるかというのは、58年の1月までが沖田嘉典が社長であったのかないのか、そういうことであろうと思います。  しかしながら、その後も厳然たる代表権を持った、どういうあれを法律的にどうのこうの言うても、その後も実働しておった代表者であるのが沖田嘉典と、こう私は、かようにこの壇上で本当にはっきり明快にしておきます。  そして、ここの八代市麦島、この中に名刺があります。沖田嘉典事務所、灘屋ゴルフ株式会社、この中に市会議員が1人おるわけであります。そのこともここにぴしゃっと持ってまいりました。  そういう中で、100条委員会が本当に市民の見える立場で、本当にやらにゃならぬということを本議員はしきりに思うわけであります。そしてまた、市の、八代市を良くする会ということで公開を求める申し入れもあっております。  本当にまた、いろんな形でこの100条委員会の目的と任務は、八代市長沖田嘉典に関連する会社及び本人の税金の一時滞納及び滞納であり、八代市民の疑問や批判についての調査、究明することであります。私は一市民として、100条委員会の運営に本当にということで、いろんな形でですね。だからその人は、プライバシーの侵害とか、そしてまた人権が尊重がいろいろ言われておるようですけれど、しかし、沖田嘉典さんの私生活を暴いて陥れるようなうさん臭いたくらみはないはずです。八代市長という公人の税金、滞納にかかわる一連の疑惑についての真相を究明するのだから、隠し立ては絶対やってはならないのでありますということで、訴えておられる人もおります。  まあ要するに、助役、答えにくいでしょうけど、いろんな形、いろんなことで、この次、次回、沖田嘉典がこの議場におりますとき、山田栄一は一生懸命闘わせてもらいます。議論させていただきます。  次、お願いいたします。この項目はこれで終わります。             (建設部長石村勝美君 登壇) ◎建設部長(石村勝美君) 山田議員御質問のことにつきまして、3点ほど私の方から説明いたします。  まず第1番目に、議員御質問の土地の売買価格についてでありますが、個人のプライバシーの関係もありますので、御理解をいただき控えさせていただきます。  第2番目に御質問の、平成8年度及び9年度の予算並びに建築物などの移転状況についてでありますが、球磨川駅地区土地区画整理事業では平成8年度事業費1億1000万円で、この中での補償費関係は建物の移転を5戸行っております。平成9年度につきましては、現在、予算の編成作業中でありますが、1億5000万円程度を県及び国に要望しているところであります。建物の移転関係では、本年度と同じく5戸程度を予定しております。  最後に、議員御質問の、密集住宅市街地整備促進事業についてでありますが、球磨川駅地区土地区画整理事業の施行地区内の地権者及び借家人の方には、高齢者の方々が非常に多いようでございます。この方々の問題解決のため、山田議員からも御指導や御助言をいただいております。  今後は、早急に関係者の調査を行いながら、県や国に対し事業化を図るため、積極的に努力してまいりたいと思いますので、どうか今後も引き続き議員さんの御指導、御助言をよろしくお願い申し上げましてお答えといたします。 ◆山田栄一君 今、第3点から申しますと、要するにぬくもりのある住宅ですね、今、高度化資金などを利用した。これはぜひ必要と思いますから早急に対応をお願い方申し上げておきます。  それから、今言いました1億1000万、5軒と5世帯、また今度も5世帯、まあ5世帯と部長は申しましたけど6世帯ぐらいなるんじゃなかろうかと私は思うんですけど、1億5000万ですね。値段が上がるから世帯も少しふえるんじゃないか、何か大きなところを動かすのかなとも思いますけどね。  ただ、それにしてもですね、要するに世帯はどのくらいありますか。ね、200世帯ぐらいあるわけでありますよ。そして、レインボー、レインボーて、私がここ、口を酸っぱくしてから毎回毎回言うてきました。しかし、いろんな建設環境委員会の皆さん、御理解いろいろしていただく方向の中で、一般質問を少し避けてまいりました。  しかしながら、この予算が1億1000万から1億5000万、1年間にでございます。ですね。このことを計算されたら200世帯おられますからわかりますでしょう。ですね。5軒で10年して50軒でございます。わかりますか。20年でですね、100軒ですか、ですな、はい。そっじゃ30年、40年、50年かかりますね。  だから、一番大事なことは、土木屋建築屋じゃなくて、要するに、もしも、そこはちょっととめておいても予算を削ってでもこのレインボーという核、すなわち市街地の中にあり、これは人が集まり、商店街の活性化につなげるという名目で、虹の架け橋とか、またレインボープロムナードとか、いろんな名前でつけておられますけれども、やり方自身が未熟であります。  いいですか、3億か5億、当然なからぬとですよ、何ができますか。なおりたい人、早くなおりたい人、ですね。もう年寄りが多いんですよ。でも、今も話し合って、なおりたくない人──なおりたい人なんかをどんどんなおしていって、そして間違いがある仮換地のそういうところはですね、本当に聞く耳ですね、本当にそういうことをもって早期解決していくと、これがレインボー計画の一番初歩ですよ。  それに、第2点目、今、道路問題には今触れておりませんけど、お答えなかったですから、道路問題についてはですね、もう1回答弁するというのは時間がちょっとありませんもんですから、もう1回時間が最後に余りましたときは、その問題だけをいきます。私なりに言わせていただきます。  要するに、そういう、今、市長が申しましたように、きれいごとを並べて手順上のミスがあった。権力とかですね、そういうことでということで非を認めておられますわけですね、行政のトップは。しかしながら、その後、その隣接地権者の方たちにはまるっきり何の相談もなく、強硬手段に出ただけのことであります。そして、土地が一番多いところ、法律でもうたってありますけれども、そういうところはですね、いろんな形でできるわけであります。  要するに、要するにその大きな土地を、減歩率で計算しますと19.6%ですかね、なければならないが、実際は9.4%、230平米、まあ坪数にして70坪ぐらいでございますけど、ですね、それをつけてやる。公有地にしてやる。そして、後からそれを引き取らせる。その最大坪数を持っている人は、またプラス70坪です。実際減った面積とほとんどないというような形になるわけです。その70坪のしわ寄せが道路際にどんと出てきて、道路の8メーターを5メーター12センチ、6メーター道路にしたものと推測されるわけであります。  だから、そのような地区住民の耳もですね、本当に聞かない。声を聞かない。住民の声から、それをこだましてはね返って行政に返り、お互いがこだまし合うような、そういうことが見えない。これはレインボー計画による都市計画法の、本当に権力を使う一番まずいやり方であろうと思い、私は何回も何回も言ってまいりました。  しかしながら、強硬策はどんどんどんどんいっておられますけど、しかしながら何を強行するか。9年度、10年度に500人ホールぐらいの、駐車場を40台かそこらぐらいの、そういう多目的を28億9500万前後でつくるとか、そしてそれを私が値段をですね、そうやって議会で言うたから慌てて図面変更したのかしないのかわからないけど、一部を取り外し、そして今の推定27億8000万か28億5000万か知らないけれども、そういうことに箱物に急いでおるわけであります。その箱物は、慎重にまた協議していかなければならないと思うわけであります。  次、お願いします。この項目は終わります。レインボーですから、校区公民館ですかね。             (教育部長金丸純久君 登壇) ◎教育部長(金丸純久君) 山田栄一議員お尋ねの、代陽校区公民館の位置決定と県事務所跡地問題についてお答え申し上げます。  代陽校区公民館問題につきましては、地元議員さんを初め、校区関係者の皆様からも大変御心配をいただいているところでございます。八代市の中央部に位置する代陽校区に公民館がないということで、代陽校区住民はもとより、市民各位にも大変御迷惑をおかけしているところでございます。  委員会といたしましても、この問題の早期解決を目指しまして、これまでにも検討をいたしてまいりました。しかしながら、建設用地の問題というものが大きなネックになりましておくれているのが状況でございます。  そのような中で、近年、幾つかの候補地が示されてまいりました。山田議員さんからも、本会議の質問の中で御提言をいただいております。また、沖田市長も幾つかの案を示されております。そこで今回、山田議員さんからのお示しもありましたので、その用地でございますが、これにつきましては、これまでに上がっております他の候補地とともに、新たな候補地の1つとして、これは教育委員会にもお諮りをし、検討してまいりたいと、かように思っております。  どうか、議員さんにおかれましては、今後ともよろしく御指導をお願い申し上げてお答えといたします。             (行政管理部長田中忠君 登壇)
    ◎行政管理部長(田中忠君) 山田議員さん御質問の、県事務所跡地の見通しについてお答えを申し上げます。  御承知のように、県事務所跡地は市の中心部に位置し、市庁舎と隣接いたしておりますことから、その取得につきましては移転計画が発表された当初から、機会あるごとに県当局に譲渡の申し入れをしてきたところでございます。  しかしながら、長引く不況などによりまして、国・県初め、地方公共団体は軒並み財政難に苦しんでおるところでありまして、熊本県もその例外ではございません。そのような中で、県では跡地の取り扱いに当たりまして、まず県の施設としての利用を検討し、該当がない場合には関係市町村への譲渡、そして民間への払い下げといった順序で処理を進めておるところでございます。  したがいまして、県事務所跡地につきましては、かねてより要望が強かった東高のサブグラウンドとしての利用がまず第一義に考えられ、今年度末までに建物を解体し、来年度にサブグラウンドとして整備される計画で、現在もその予定で進められております。  しかし、市から強い譲渡申し入れを行い、再三交渉を重ねた結果、これにかわる適当な土地があれば交換に応じるというところまで譲歩いただきました。したがいまして、この4月に県八代総合庁舎跡地に係る公有地の交換に関する覚書を締結いたしたところでございます。  その後、この覚書にのりまして代替地取得についての事務を、県当局並びに地権者等との(山田栄一君「ちょっと、早口でちょっと。省略するところは省略して」と呼ぶ)関係で、今後さらに解決していかなければならない問題が残されておりますが、現在、この県事務所跡地の所管は地方課で、管財課が交渉の窓口となっておりますが、東高のサブグラウンドとなることによりまして教育庁へ移管され、今後は教育庁との交渉になることと思います。県教育庁の方は代替地の取得について積極的でありまして、これ以上の理解と協力が期待でき、一層の展望が開けるものと考えます。  今後さらに協議を重ね、一日も早い用地の取得に向けて努力を続けてまいる所存でございますので、議員さん、どうかひとつ今後とも御支援いただきますようによろしくお願いをいたします。 ◆山田栄一君 はい、今、部長の答弁ですね、わかりました。  この前も、前回も質問しておりますけれども、この県事務所跡地ですね、跡地に中央公民館なり、生涯学習センターなり、また、一部市の移設もありましょうけど、いろんな形でその横に代陽公民館をつくりたいなという私の願いがあったわけです。市長の答弁もそういうことでありました。  しかしながら、ここが時間が長くなると、そしてまた違う角度から代陽公民館を違う角度から見た場合ですね、それは球磨川駅跡地でもいいんじゃなかろうかなと。おくれることによって非常にマイナスがありますからですね。そういうことで市の用地はありますから、旧ですね、事業団の払い下げでありますから。そういう形で私も考えておりますから、よろしくですね、精いっぱいの、早目にできる体制を教育委員会も、そしてまた行政管理部長の方も全力を挙げてやっていただきたいと。そして、この一、二年の間、目に見える形で代陽公民館ができるような形をすると、こういうことに努力しておきたいと思います。よろしくお願いします。             (山田栄一君 登壇) ◆山田栄一君 それじゃ、第5点の日奈久開発問題であります。  一般質問の中で、何回も日奈久観光及び開発の進歩状況に対してとらえてまいりました。特に、平成7年6月、日奈久観光及び埋立地に対する将来の展望と活性化についてでありますが、そこで本議員が、日奈久の温泉にかつてのにぎわいをどうしたら取り戻せるのか、若い人にも年寄りにも素直に喜んでもらい、また自然に触れてもらうため、櫛山、そしてまた女郎居山山麓の自然を生かした公園づくりの建設、そしてまた展望台を設けたり、温泉街の通りには道は狭いながらに石畳を敷き詰めたり、古い建物は保存し、また補修工事に努める、古きよき時代の面影を残すため、現在の知恵とノウハウを結集した歴史の文化ゾーンをつくる。また、埋立地と温泉街を結ぶ架橋をつくり、3号線によって分断を余儀なくされてる町と埋立地、新港を結ぶことこそが一番大事なことと、かように申してまいりました。  そこで、本議員が質問して言ってきたことを何か1つでも考えておられるのか。1つには櫛山、女郎居山山麓の自然を生かした開発、もう1つには、狭い道は道ながらでも、小さい考え方でありますけど、昔の本当に江戸村、明治村、そして日奈久のよきところ、六郎左衛門の本当にこの長きにわたる日奈久、日奈久の歴史を考えた町づくりなど、これについて担当執行部の御所見をお伺いいたしたいと。  それから、6番目でございます、妙見さんの日取りの見直しについてでありますが、本議員は、妙見さんの日にちをもとの11月18日に戻したらどうかということを担当執行部にお尋ねしたいのである。  なぜならば、日付の変更後、妙見宮の宮司が交通事故で亡くなられ、家族の悲しみはもとより、八代市民も大変驚いたわけであるし、また氏子さんたちにとってははかり知れない思いがあっただろうと察するわけであります。  また、市長におかれましては、2度の落馬、幸いこちらの方は命に別状がなく不幸中の幸いでありました。馬は人を見るとよく昔の人が言っておりました。3度目は馬から見放されぬよう、しっかり勤めてもらいたいものであります。  要は、1336年、長きにわたり伝わっておる伝統行事であるということ、また文化的見地から考えても八代の歴史の重みを感じるわけであります。市長が沖田嘉典になって日付が変更になったわけでありますし、また笠鉾、獅子などの担ぎ手が少ないというなどの陳情が市長の方にあったことも市民はよく知っております。政教分離の場であっても耳をかしてこられたし、口も出して日付変更に一役を買っておられることも周知の事実であります。しかし、市民の声を高らかに、再度11月18日に戻すことを考えるべきではないかと思うわけであります。  確かに1336年余りの間に、1度日付が変更しておるわけであります。これは明治7年、国が太陽暦を採用した2年後であります。日本国の指導のもと、旧暦10月18日を新暦11月の18日に変えたわけでありますが、月は違えど18日であることに間違いないし、国が太陽暦を採用した際、全国の祭りは、その当時、太陽暦に準じたものでありまして、今回妙見さんの日時を変えたのはちょっと意味が違うような感じがします。  そこで、担当部長お答えください。妙見さんに関すること、歴史は省いてください。日時についてのみの考え方の答弁をお願いいたします。  第7問、7点でございます時間外手当の矛盾点と市長の認識及び市民のとらえ方についてであります。  要は、大切な血税で時間外手当が支払われているわけでありますので、この点について行政管理部長にお尋ねする。また、監査役についても尋ねるかもしれませんのでよろしくお願い申し上げます。  市役所は5時に終わります。その勤務中にその日その日の仕事を消化していく。そして、できるだけ残業はしない。これが原則であります。大手企業はしかり、個人企業で働いておられる人も、30分、1時間ぐらいはお金もらわなくても進んで働いて残っておられる、そういう不況の風が吹いているきょうこのごろであります。  いかに少しの人件費が上がったとしても、5時以降、市役所を見ても電気がついているところは非常に少ないし、また残業をしているということでも2名ぐらいの姿しか見えないという、このような市民の人たちの声を聞き、本議員も、7時から9時ごろ、車で通るたびに見、また前のビルの屋上、そしてまた窓から見るとき、本当に人が少ないのであります。電気のついている割には人がびっくりするほど少ない。  しかし、時間外手当は八代市の市役所の全課に予算が組まれ、そしてまた消耗されている事実について。また、管財が委託されている守衛の夜間業務についてと、職員の残業の名前のチェックなどがあるのか。そして、本当に的確に行われているのか、その点を聞きたいと思います。今現在7名と思います。  以上、また再質問席へ戻りまして質問します。             (企画財政部長真開純雄君 登壇) ◎企画財政部長(真開純雄君) 山田議員御質問の第5点目、日奈久開発についてお答えいたします。  日奈久開発につきましては、市といたしまして市政推進上の大きな課題ということで、かねてからの重要な懸案事項の一つということで認識しているところでございまして、そういう認識の上に立ちまして、平成8年度におきまして中村議員に答弁した内容とちょっと重複いたしますけども、平成8年度におきましては日奈久開発研究委員会を設置いたしまして、地元、それから市と、合わせて20名で構成した委員会で検討しているところでございます。  また、この下部組織として、ワーキンググループ、地元での町づくり部会、こういったところでも鋭意検討しているところでございます。  で、議員から御提案をかねてからいただいております、日奈久温泉センターに至る中道通りの開発のあり方、また国道3号線によります日奈久温泉街の分断、それから街角の修景、こういった事項につきましても委員会の中で協議をいたしているところでございます。  いずれにいたしましても、行政、地元一体となって取り組まなければならないという認識で委員会も検討を進めているところでございまして、地元の皆さん方も、やはりソフト事業は地元で解決を図るという認識によりまして、旅館の内外のクリーンアップはもとよりでございますが、町全体の運動への取り組み、日奈久周辺の素材を生かした料理の研究、それからまた、最も必要と考えられます接遇サービスの改善など、議論が交わされて、地元主体によるまちづくり計画の策定が進んでいるところでございます。  市といたしましては、平成11年度に開催されますくまもと未来国体、これを一つの短期的事業の目標ということでとらえておりまして、平成9年度から着手できる事業につきましては予算化を図りまして、できるところから事業の推進を図ってまいりたいというふうに考えております。(山田栄一君「飛ばして。何かする工事があるのかないのか、今。それだけでいい」と呼ぶ)現在、検討委員会で検討しているところでございまして、今年度中にはその検討結果の報告書を策定したいと、それに基づきまして具体的な事業に着手してまいりたいというふうに考えております。  以上お答えといたします。(山田栄一君「どこか、場所。まだわからぬ」と呼ぶ) ◆山田栄一君 場所はわからないということでありますが、一応中道通りて、今、石畳のそういうですね、模索中ということで一生懸命頑張っておるだろうと思うわけです。狭い道は狭いながらと言うてですね、1年半前言うてまいりました。だからいろんな形で日奈久を愛する人、日奈久のもちろん、地元民はもちろん、地元の議員さんもおられます。  そういうことで、八代の市街地と、また駅と駅の周辺と、いろんな方たちの分野、しかし、日奈久の町は顔であります、八代の。そういうことを本当の意味で、あなたは県から来ておりますから、ですね。帰るわけですから、2年ぐらいじゃ、ちょっとなかなか八代の勉強は難しいと思いますけれども、助役は八代ですから、いろんな形で、きょうは市長がおりませんけれども、日奈久のことの思い、非常に思っているわけでありますけど、ここで時間がありませんけど、飛ばさせて次に移させてください。どうぞ次。             (教育長水本正和君 登壇) ◎教育長(水本正和君) 山田議員さん御提起の、祭礼日の変更でございますが、今まで何人かの議員さんにお答えいたしましたように、神幸行列保存会及び八代神社氏子会で検討してまいったことでもございますし、今後も──(山田栄一君「はい、よし、はい、議長、ちょっと教育長はお帰りください、そっちに。それはこの前、いつも何かだらだら言うてきたことでありまして、要するに、そのマイクでようございます。日付を変える考えはないかということだけのみしゃべってもらえばいいです。」と呼ぶ)今申しましたように、保存会及び氏子総会の御意見が出たところで、その線に沿ってまいりたいと思います。 ◆山田栄一君 わかりました。そういうことでもう質問はしませんから、いろんな形で本議員はそう考えておるということでですね。いろんな、昔ですね、教育長も知っておられるようにいろんなことがあったわけであります。旧暦と新暦、その1回であります。1336年の長きにわたったとき1回の日付の変更がある。それは国の施策でありました。そういうことであります。  しかし、ただいろんな形でそういう11月18日を変えるということは、その国の施策であった中にも、いろんな中でですね、台風とか災害、いろんな形でなったとき、もう1回逆戻りして10月の18日に戻ったというあれもあります。だから、いろんな形で教育長よろしくお願い申し上げておきます。  じゃ、次お願いします。             (行政管理部長田中忠君 登壇) ◎行政管理部長(田中忠君) 山田議員御質問の、時間外のチェック体制についてお答え申し上げます。  通常、各課におきまして、どうしても時間内に処理できない業務、あるいは期限つきの制約がある業務につきまして処理をするわけでございますが、その時間外につきましては、所属長の判断、課長の判断によって命令を行っておるわけでございます。  一方、庁舎守衛の関係でございますが、各課から居残り、残業する場合は、守衛の方に届出をし、帰庁する場合も届けをして帰るわけでございますが、なかなかかぎを返して帰る、そういったところはいいんですが、2階以外の部署はほとんどオープンになっておりまして、かぎがないということで、なかなかそのあたりのところで守衛との把握ができないという面もございます。  この職員の時間外の問題につきましては、県内他市におきましても、どのようにしてその縮減を図るか苦慮しておるところでございますので、他市の取り組み状況も参考にしながら検討を進めたいと思います。そして今後、議員御指摘の点も十分踏まえまして、経費の抑制、あるいは職員の健康管理という観点から、さらに日常業務の能率化を図りながら、安易に時間外を行うことがないよう指導してまいります。  また、あわせて、管理面におきましても、時間外における勤務を行う際には、必ず守衛室に届け出るよう、指導、徹底を図ってまいりたいと思いますので、どうかよろしくお願いいたします。 ◆山田栄一君 今、管理部長が、今後ですね、いろんな形で他市とも比較、いろんな打ち合わせをしながら、そして八代市においても時間外手当ができるだけ、できるだけ努力していくという答弁でありました。  が、しかし、こう思うわけです。平成6年度、大体100万以上の課をずらっと並べておりますけども、もうそこは時間がもったいないので言いません。6年度1億2547万1000円余り、そしてまた平成7年度1億5490万7000円余り、そして、いろんな形で時間外手当がこの何千万も上がっとるという点であります。  先ほども申したように、八代の町は不景気であります。イグサにしてもしかりであります。中国から非常な勢いでイグサが入ってまいります。しかし、中国の方とのバランス、ま、多少はイグサ、ことしはいいかもしれませんけれども、まだまだ農家がいろんな買い物、そしてまた、いろんなところにお食事でも行くと、そういうことはできないわけであります。特に日奈久の温泉、そういうのは潤いがないわけであります。  しかしながら、この時間外手当のやり方、非常に難しいと思います。昼窓手当にしてもそうでありますけど、いろんな総務費2797万8327円、いろんな形で本当にびっくりするほど多いわけであります。課によって特に多いところがあります。まあ、多いところがあるとすれば下水道課ですね、そういうところは多いなとは思いますけれども少し納得するわけであります。  しかし問題は、一番問題は、報告をあなたたちができるということでございます、日誌に書くことが。だから、守衛は管財課の下の嘱託であり、力はないわけであります。安い給料で耐えておられます。18万ぐらいでしょう。耐えておられます。夜も昼も、そして7人ぐらいで、このこっだけの建物の管理、運営、防災をしておるわけであります。  しかし、あなたたちは、ただ書いて、時間を書いてるという、それのみにあれしてるわけであります。そして、何かしら書いてあるのが、日曜来て、日曜の入るときの時間は書いてないわけであります。これを見ても、秘書広報課619時間43分、土曜、日曜、祭日522時間14分、合計の1141時間、そしてまた飛んで財政課416時間の137、554、27分、そしてまた人事課641、315、計956、そしてまた総務課131の87の合計の218と12分、で徹夜1日と。そして、いろんな形で環境課33分、合計の57分、25分と。これは、ここに入って電気がついてですね、帰ったという報告はあったのみの数字をたくさん入れておる。これは何でかというのは、飯食う時間もこれには入れておりません。ですね。そして何かしら、ほとんど変わらないように、市民税課なんか133時間、38分、そして土曜、日曜、祭日を127時間50分、同じぐらいになる。  どうしてかというと、こう考えるわけであります。普通の残業手当、幾らですか、100分の125ですか、10時以降は100分の150ですか、ですね。土曜日曜は違いますでしょう。土曜日曜は100分の135ですか。そして、10時以降は100分の160ですか。そうでしょう。だから、日曜に簡単に出て、日誌に帰るときつけておけば、それはそれで通るわけです。莫大な1億2000万も、そしてまた前年の1億ちょうど、これがこのまましとったら、その先は1億4000万、5000万になるわけでしょう。そういう計算になっとります。だから大変なことであります。  だから、部長、一番大切なことは、この守衛の人数を少しでもふやしてでも、1人、2人ふやしてでも、そして、まず課に残られる人、ね、同じ舎内で電話、あれして、2名、だれだれというぐらいはつけとってもらえぬでしょうか。帰るとき、そして出るときのチェック、それこそだれが入ってもわからぬような状態になって、この防災に非常に支障が来すと本議員は考えるわけであります。だから、その点の答弁をもう1回お願いいたします。 ◎行政管理部長(田中忠君) 自席から失礼いたします。  山田議員、御意見、本当に身をもって感じておるところでございまして、さきの決算委員会におきましても厳しい御指摘、御指導いただいております。  この点につきましては、行政改革の関連でも大きく一つのテーマとして取り上げております。限られた費用で最大の効果を上げ、限られた陣容で最大の効果を上げるというのは私どもの本髄とするところでございます。  したがいまして、今後は一工夫も二工夫もいたしまして、1つの例を申し上げますと、職員の流動体制、係の中で、ある係は残業して、ある係は残業しないというふうなこともあろうかと思いますが、応援体制ができる事務であれば、お互いに課内で応援し合うと。職員の流動体制を図ると。そしてまた、課と課、課と課の流動体制、あるいは大きく部と部の流動体制、あるいは全庁的な流動体制等をですね、そういう流動体制システム化をですね、図ってまいりたいと、このように私は考えておりますので、どうか議員さん、この点につきましては今後努力をいたしますので、どうかよろしくお願いを申し上げたいと思います。 ◆山田栄一君 わかりました。今の答弁、本当に信じておりますから、一生懸命努力してやってください。そしてまた、市民の血税が有効に使われますことをお祈り申し上げます。  そして、先ほどに戻りますけど、レインボーの狭くなった土地、いろんな、市長がそう申しましたことの答弁をまだもらっておりませんし、部長、いつもね、秘密主義と、プライバシーとか何とか言うが、それこそ私がこの前議会であなたを言うたでしょう。98条の調査権があり、そういう税金を使ったそういう土地を買い上げた、その金額をここで明らかにできないなんか、それは議会を本当に愚弄しとるそのものであると私は考えるわけです。  我々の血税を本当にですね、どうしてかというのを、買うことはできませんと、先で都市計画法に書きますから、どなた様もというようなことで説明会がなされておって、それ1カ所を買うてしもとる。安かれ高かれ、それはおかしいというものの考え方でお尋ねするわけだから、金額は言うてほしい。  そしてまた、道問題について、それだけ市長の答弁が、ミスがという言葉や権力という言葉で謝っておるように、その、要するに間違っておるということを認めておりながら、さっきも申すように裏腹に、ですね、このことは進行していく。どうして、その地権者たち、その財産権を守る人たち、そして財産と命を守るのがこの役所であると私はこう思うわけであります。  いろんな形で日奈久のことに対しても、いろんな形にしても、今沖田嘉典市長がなりまして、いろんな形でつばはつけておりますけど、なかなか見えてこないわけであります。現実的に、私は、特にこの市街地の本町1丁目、議会の答弁はぜひやらせてもらいます。アスファルト、そして電柱を土中に埋め、そして街灯をつけ、本当に若い人たちが入り口に寄ると、商店街の入り口に寄ると、そういうことも答弁があったはずであります。しかしながらまだ進んでおりません。  この議会というものは、答弁というのは、やっぱり、この尊厳を申してまいりますように市民の声が伝わる行政、そしてまた市民の目となり耳となること、そして税金のむだ遣いをなくすこと、そしてまた、この議会のフェアプレーをマスコミで取り上げられてもらい、そして地区住民に知らしめる機関であること、執行部との意見交換ではなく、資金の使途についてはどんどん追及し、市の発展のために骨身惜しまず市民に貢献する機関であること。  そしてまた、市の条例づくりや施策を決めることはもちろんのことでありますが、特に気をつけなければならないことは、市長は傲慢になってはならないと。市長の方向のかじ取りは、我々市民みんなの運命にかかわっておるわけであります。  いろんな形で、清掃センター問題、それは今から問題がいろんなことが出てまいりましょう。農業公園、要らないと。また、そしてまた清掃センター要らないと。そしてまた県事務所の隣、どうして太田郷公民館の要るんだろうか。どうして謙虚に、市議会の皆さんの校区の皆さんの意見や社協の意見、皆さんの地区住民の意見を市長は聞かないんだろうか。このように不思議に思うわけであります。 ○議長(福田富雄君) 山田議員さん、時間でございます。 ◆山田栄一君 時間は少々延びておりますけれども(笑声)、八代市民のため、3分ぐらいは議長、辛抱してやってください。いろんな形で市民の願いを議会で反映させる。そして、ガラス張りの政治が行われますように、私は声を大にして、是々非々主義で通すことはもちろんのこと、一生懸命頑張りますから、よろしくお願い申し上げましてごあいさつにかえさせていただきます。(「よし、よかった」と呼ぶ者あり)          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 以上で午前中の議事を終わり、午後1時まで休憩いたします。             (午後零時06分 休憩)          ────────────────────             (午後1時04分 開議) ○議長(福田富雄君) 休憩前に引き続き会議を開きます。          ──────────────────── △日程第1〜9(続き) ○議長(福田富雄君) 日程第1から日程第9までの議事を継続いたします。  浦川博邦君。(「頑張れ。最後」「気合い入れていけ」「応援団のおるけん、頑張らんばんよ」等呼ぶ者あり)             (浦川博邦君 登壇) ◆浦川博邦君 本年最後の質問ということでございます。が、早く終われという声なき声が聞こえてまいりますが(笑声)、終われよければすべてよしということで、答弁の方だけはきちんとお願いしたいと思います。(「よし、わかった」と呼ぶ者あり)  第1項目、情報公開条例の制定について。  薬害エイズや住専処理問題、そして高速増殖炉もんじゅの事故隠しなど言うに及ばず、昨今の官官接待や空出張等の公金の不正支出に対し、国民の行政への不信というのは大変高まっております。今まで隠されておりました一連の税金の不正支出が暴かれてきたのは、その発端になりましたのは言うまでもなく情報公開制度を活用した市民団体などの努力でございました。  行政側の姿勢で目立ったものは、実態を明らかにするどころか、個人のプライバシーというものを盾に、情報を隠そうとする行政の秘密主義、情報の独占と、そういう行動が大変目立っております。しかしながら、地域住民は情報公開の条例をもとに司法の判断を仰ぎ、司法が行政側に厳しい判断を下す結果となり、ようやく行政側が態度を改めたというのが実情であろうかと思います。  この情報公開については、本会議でもここ3年間ほどのうちに3度、桶本議員や木田議員だったですかね、からも質問があっておるわけでございますが、御答弁は慎重に検討したいと、そういうものの繰り返しでございました。何もしていない、全くの白紙と、準備はゼロの状況であるというのが八代市の現状であろうかと思います。  先月、政府の行政情報公開部会は情報公開要綱案という最終案を報告いたしました。行政の民主化、透明化にとって欠かせない制度であり、長年にわたって国民から早期の制定の声が上がっていたものでございます。ようやく政府による法案化作業が動き出しました。  そこで、お伺いいたしますが、八代市の情報公開条例の制定に向けて取り組む上での具体的な課題、問題点を挙げてください。  第2項目、老人保健福祉計画について──の見直しについて。  さきに申しました薬害エイズ問題で、厚生省は国民の信頼を失墜いたしました。その信頼回復と厚生省内の綱紀粛正への期待を一身に背負って、再建の切り札として官僚のトップに躍り出たのが、その張本人がこのたびは抜き差しならない泥沼の中にあったということで逮捕されました。  今回の福祉を舞台にした汚職スキャンダルの発覚で国民の不信というものはさらに頂点に達しております。ゴールドプラン、そして公的介護保険の本陣の汚職であり、福祉を食い物にし、弱者の守り手にあるまじき醜態に、厚生省は高齢化社会に本気に──高齢化社会を本気で乗り切ろうとする思いがあるのかどうか、疑いさえ持つものでございます。  高齢化社会対策への影響は必至であろうかと思いますが、担当部としてこの事件に対する所見と、いかなる影響が考えられるかをお答えいただきたいと思います。  次に、この老人保健福祉計画の見直しの年度に当たっておるわけでございますが、再検討委員会の予算等も当初予算で組まれておりますけれども、見直し作業はどのようになっておりましょうか。  最後に、見直していく上での課題、達成するのが難しいと考えられる問題点、なお整備の重点事業は何であると考えておられましょうか、御答弁いただきたいと思います。  3項目、防犯灯の増設と管理について。  防犯灯をふやしてほしいという、そして明るい安全な住みやすい町にしてほしいという声は根強くございます。市政協力員さんに相談しても、新設のための設置費はほぼ全額補助金で賄われるというものの、交換用の電球や電気使用料などの維持費は町内費負担となっており、要望に応じ切れないのが現状であります。町内により防犯灯のばらつきも相当ございます。  町内管理の防犯灯を財政的に支援できないものかどうかということで同じ質問を昨年の6月もいたしました。そのときの答弁は、相当な財政負担になるものと考えられ、他市においても大体八代市と同じような状況であり、まあ検討してまいりますという程度の御返答でございました。そのときに調査してほしいということで申し上げておきましたが、八代市内全域での防犯灯の数と町内費負担の電気使用料の総額を教えていただきたいと思います。  あわせて防犯灯設置補助金交付に対する内規の見直しを再度御答弁いただきたいと思います。  最後に、町名・住居表示の設置について。  八代市を訪ねられる多くの方々から、八代市は探すのに大変わかりにくいと、目的地を訪ねるのに苦労しますという声がよく聞こえてきます。地元住民の私たちにとっても、戸惑い、迷うことが多々ございます。町名と住居表示板の設置に取り組んでいただきたいと考えますが、いかがなものでありましょうか。  以上。
                (行政管理部長田中忠君 登壇) ◎行政管理部長(田中忠君) ただいま浦川議員さんからの御質問で、情報公開に取り組む場合の課題と問題点というふうなことでございます。  国におきましては、行政改革委員会の行政情報公開部会が去る11月1日に情報公開法要綱案の最終報告を公表し、情報公開法の制定に向けて動き出しております。  本市におきましても、行政情報の公開については、国の動向を踏まえながら条例等の制定を含めた情報公開制度の整備に取り組んでまいりたいと考えております。  なお、条例制定前までに検討しておくべき課題といたしましては、まず人的な問題といたしまして、行政機関内部において情報公開請求に対応できる文書管理体制の整備、さらにシステムの問題といたしまして文書管理システムの再検討が考えられるわけでございます。そのためには、先進他市の事例の研究なども行うことが必要になるかと思います。  また、それらにあわせまして条例文の検討段階における課題といたしましては、情報公開請求の対象となる文書の範囲、及びプライバシーを初めとする個人情報とのかかわりなど、現在の判例でもその判断が分かれております事柄について検討すべき課題が多いと思います。  いずれにいたしましても、情報公開条例の制定につきましては、全国の地方自治体が避けて通れないものでございますので、情報公開法の成立の過程を注視しながら取り組んでまいりたいと、このように考えております。  以上、お答えといたします。 ◆浦川博邦君 考えておりますということで、それは何回も聞いておるわけでございますが、国の動向を踏まえながらということでございますが、県は47都道府県全部、県の公開条例、熊本県もつくっております。市町村においても、全国的にはあります。  そこで、これは初めて取り上げられた問題でもございませんし、必要ということは考えていらっしゃるわけでございますが、実際他市に勉強に行かれたとか、他市の条例等いろいろ勉強されたとか、そういうふうな具体的な何か動きはしていらっしゃいますか、お尋ねします。 ◎行政管理部長(田中忠君) ただいま条例公開をやっておるのは熊本県下では熊本県でございます。それから、全国では市は666ありまして、204の市が条例制定しておりまして、その条例制定の率が30%というふうな状況でございます。  まだ、一応条例──県下の条例は市の方に保管しておりますので、順次見てはおりますが、他市の方に出向いて調査をしたということまでは、まだ至っておりません。  以上でございます。 ◆浦川博邦君 他市までは全然行ってないということでございますが、今ありましたように30%、市でも条例制定をしておるというふうな現状でありますので、ぜひ検討委員会等も設置して検討というものを早くやっていただきたいと思います。  具体的にいつごろ、何年度ごろ、いつごろ取り組むかと、まだ取り組むかということまでも考えていらっしゃらないのか、ある程度、例えば来年9年度か、10年度から実際取り組みますとか、その辺あるのかないのかお尋ねします。 ◎行政管理部長(田中忠君) ただいまの所管課が総務課でございます。行革の方から情報公開についての課題として引き継ぎまして、今、総務課の方で検討をいたしておるわけでございます。したがいまして、今年度はあと3カ月ぐらいしかないわけでございますので、いろいろ調査をしまして、本格的には来年度からいろいろなアクションを起こしてまいりたいと、このように考えております。 ◆浦川博邦君 ぜひ早期にアクションに取り組んでいただきたいというふうに思います。  例えば、身近なことですけれども、今、個人のプライバシーの保護ということもおっしゃいましたが、例えば市政協力員さんの名簿とか、成人の日が近づきますが、成人者名簿とか、それから有権者の名簿とか、いろいろ市にはたくさんの情報が、の一番端っこにある──端っこにあるといいますか、一つの名簿ですけれども、例えば市政協力員さんの名簿一覧と申しますか、そういうのを欲しいというように言われたときの取り扱い方は具体的にはどのようにされていらっしゃいますか。 ◎行政管理部長(田中忠君) ただいまの質問、なかなか難しい質問でございますけど、なかなか個人の住所、氏名を公表するということになりますと、非常にこれを場合によっては営利目的に使用されたりというふうなことで、大変御本人さんに迷惑がかかる向きもございます。したがいまして、公開してほしくないという個人的な秘密、プライバシーと言いますか、そういう向きもあるわけでございます。  したがいまして、営利目的ではない、そういった場合につきましては、一応市報等におきましてですね、公表しておりまして、担当の町名、氏名につきましては市報で明らかにいたしておるところでございます。  以上でございます。 ◆浦川博邦君 例えば、市政協力員さんの名簿一つとりましても、大変判断基準というものがあいまい。ですから、公のものに使う場合には出してもいいですよと。しかし目的によっては営利に使われるかもしれないから、そういう場合にはというのが公表できないというのが現状だろうと思います。  しかし、一端、1枚出ましたなれば、それはコピーすれば簡単にしていくもんですから、難しい点はあるんですけれども、ぜひそういうことも含めて判断基準、公開の、開示しないもの、開示するものと、そういうふうな判断というものも国の方の、先ほど申しました国の方の情報公開制度の要綱案の中では不開示情報といいますか、出てきておりますので、ぜひその辺の取り組みというのをしていただきたい。実際、大変、請求したけれども公開してもらえなかったということで、こちらの方に言うてくることもございますし、非常に基準というものがあいまいなのが現実だろうと思います。その辺をきちっと整理していただきたいと、そういうふうに思います。  それから、これは監査委員さん、澤村監査委員さんにもちょっとお尋ねしたいと思うんですけれども、監査制度ということで、今度国の方でも見直しということが言われております。内部監査、従来、職員OBや議員で構成されていた内部監査制度の選任というものを、議員とか、職員OBというものを制限するとか、新たに外部監査制度を設けると。そういうことで内部監査制度と外部監査制度のダブルチェックでやっていこうと、そういう見直し案というのが出ておるわけでございますが、現在、監査委員としてこの情報公開制度に対してはどのように考えていらっしゃるか、唐突でございますけども、主観があればお知らせいただきたいと思います。 ◎監査委員(澤村達良君) お答えいたします。  突然でですね、大変面食らっておりますが、今おっしゃるとおり国の方でも地方自治制度の見直しということで、分権の中での考え方がいろいろ論議をされておるところでございます。  その中で、内部監査だけではいろんな今まで起こってきている問題について対応できないんじゃないかという一つの議論がございます。その中で、外部監査ということが言われておるわけでございますけれども、私たちもいろいろ議論はするわけでございますけど、それはあくまで議論でございまして、ここでこういう公の場所で私の意見というふうな形ではちょっと意見を差し控えさせていただきたいと思います。 ◆浦川博邦君 情報公開制度に対しての見解を求めたんですけれども、それはそれで結構でございますが、ぜひ早目に取り組んでいただきたいと思います。  大体、行政というところは、権限と情報、それと公の金、情報と権限、それと公の金が一緒にあるところが行政と。ですから、そういう行政に対して、やっぱり市民の目が行き届かないと。行き届かないところで権限と情報があるし、公の金が一緒にあるわけですので、やっぱり汚職、国の問題ですけれども、八代市はそういうことはないと思いますが、汚職が起こらないのが不思議だなと、そういうふうに思います。  夏目漱石の小説の「我が輩は猫である」という小説がございますが、その中でこういう一文がございます。「委任された権力をかさに着て、毎日事務を処理していると、これは自分が所有している権力で、人民などはこれについて何らのくちばしを入れる理由がないものだなどと狂ってくる」ということが明治時代でございます。  現在もそう変わらないじゃなかろうかと思うわけでございますが、ぜひ情報公開ということで市民に情報を、できない部分もあるわけですけれども、やはり光の当たりが弱ければ影も薄いし、光の当たりが強ければ影も濃くなる。濃くなればなるほど、それが内部の充実に、行政の充実に結びつきますし、やっぱり市民の市民生活の充実にも結びついていくと思いますので、ですから情報公開というのは単にあら探し、そういうふうなことじゃなくて、住民が市政に参加する、その一途になっていく部分ですので、光が当たるけんで隠すと、そういうふうな考えじゃなくして、光が強ければ強いほど行政の中身も濃くなって市民に返ってくるというのがこの情報公開制度の元々じゃなかろうかというふうに思いますので、ぜひ前向きに検討して、早目に来年度からでも取り組んでいただきたいということをお願いして、この項は終わります。  次、お願いします。             (健康福祉部長福祉事務所長垣田美彰君 登壇) ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 老人保健福祉計画の見直しについての御質問に関連をいたしまして、今般の厚生省の不祥事に対する所見と影響についてということでございますが、今般の厚生省におきます一連の不祥事につきましては、超高齢化社会に対応すべくゴールドプランなど、国を挙げまして推進中でございまして、また一方、公的介護保険制度創設など取り組むべき課題が山積をいたしております中、これらを推進するに当たりましては国民の理解と協力をいただかなければならないわけでございまして、事件は現在究明中ではありますが、厚生行政に対します国民の信頼を失墜させ、まことに遺憾な事態となっておりますことを大変憂慮しているところでございます。  で、今般の事件は特別養護老人ホーム施設等整備の事件でありまして、今後の施設整備や補助金の適正化への見直しをする旨の厚生省の発表もあっておりますだけに、本市におきましての今後の各福祉・保健施設整備計画推進上も、また今後の福祉行政、特にゴールドプラン推進上も影響大なるものがあると存じますし、支障も生じてくると存じますが、国、厚生省におきましては、厚生行政への国民の信頼の回復と厚生行政の適正な執行をいただき、ぜひゴールドプラン等計画どおり、しかもその目標達成を図っていただきますように切に願っているところでございます。  今般の不祥事は厚生省の問題ではありますが、私ども福祉行政にありましても、市職員といたしましても、市民の皆さんの行政に対します信頼、特に行政執行に当たりましては、これからも厳正公平、公正、そして適正に、綱紀粛正等も含めましてなお一層努めてまいる所存でございます。  次に、老人保健福祉計画の見直しについてでございますが、先ほどもございましたように老人保健福祉計画について、本市におきましては平成6年2月に策定をし、その計画に基づきまして、現在、保健福祉の推進をいたしているところでございます。この老人保健福祉計画につきましては、計画の実施状況及び計画の妥当性、並びに高齢者をめぐります状況の変化に対応するために、期間の中間点であります今年、すなわちこの平成8年度において見直すことが適当である旨、国から通知のあったところでございます。  その通知に基づきまして本市におきましても、先ほど議員からもございましたとおり、今年度に見直しの予定をいたしまして、その関係予算をお願いをしたところでございます。また、この見直しの時期、内容につきましても別途通知するとしてございましたが、新たな公的介護保険制度との関係もございまして、いまだに通知がまいっておりませんので、今年度内の見直し作業は予算を含めまして見送りをすることになるのではないかと考えております。したがいまして、今後通知を受けました段階で再度見直しの準備、そして作業に入ってまいりたいと存じます。  以上、お答えといたします。 ◆浦川博邦君 影響が大変大きいということと、まだ別途通知が来ていないので、予算は見送りすると、そういうふうな御答弁でございました。  それと、あと一つ、推進──見直し推進していく上での課題、それから難しいもの、問題点、課題、そういう点を抜けておるようですけど。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 失礼をいたしました。自席からお許しをいただきましてお答えを申し上げたいと思いますが、ただいまございました老人保健福祉計画の推進上、課題そしてその達成上難しいもの等についてのことでございますが、現在の状況及び市民のニーズから申し上げますと、やはり特別養護老人ホーム並びに老人保健施設等の整備が、入所申請及び待機者の関係からいたしましても最重点事業ではないかと考えております。  それから、その施設整備に関連をいたしますけれども、ショートステイ、デイサービスセンター、あるいは在宅介護支援センター、訪問看護ステーション等の整備とホームヘルパーの整備が重要と考えております。中でもホームヘルパーの確保及び施設整備につきましては、平成12年4月にスタートすると言われております公的介護保険制度との基盤ともなるものでございますので、その整備促進は計画的に、しかも確実にいたしてまいらねばならない重点課題ではございますけれども、その達成については大変厳しいものがあるというふうに考えております。しかしながら、最善の努力をいたしてまいりたいと存じております。  以上でございます。 ◆浦川博邦君 ありがとうございました。  実はことしの夏、8月から、8・9にかけまして、私たち公明で全国にわたって在宅介護の実態調査というのを行いました。議員による1軒1軒の訪問ということでの、寝たきり老人とか、痴呆性の老人を抱えて介護なされていられる家庭、在宅を議員が直接訪問してお尋ねするということで、全国で4500世帯、八代市でも6世帯ほどしたんですけれども、その中で施設入所を希望するか、在宅がいいかということに対しては、施設入所を希望しないという方が高くて57%、57%が施設入所を希望しない。在宅を希望するという人は41%ということでございます。  それと、あと一つ、今度、公的介護保険制度が12年4月からスタートするということの予定でございますが、公的介護保険での在宅サービスで一番必要と思うサービスは何でしょうかということに対しては、断トツで、31%断トツでホームヘルプサービスが31%、あとは10%少々ということで、デイサービスとか、訪問看護婦ということでございました。  そこで、在宅ということでお尋ねするわけでございますが、ホームヘルプサービスが31%ということで圧倒的に高かったわけでございますが、ヘルパーさんの人材確保の件がどうなっておるかということと、それから介護型、家事型から介護型へ移行ということで、先々日も氏家議員さんの質問で、時間延長とか、回数とか、それから家事型よりも介護型と、そういう要望が多いと、そういう話があったわけですけれども、介護型の移行の問題、その辺をどのように、特に人材確保に向かってどのように取り組んでいかれるかということをお尋ねします。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) ただいまございました人材確保及び介護型への移行、取り組みといいますか、についてお答えを申し上げます。  まず、ホームヘルパーの人材確保といいますか、育成の面から申し上げてみたいと思いますが、毎年熊本県におきましては、熊本県ホームヘルパー養成研修というものを実施をしております。これは県下各市、各地といいましても限られたところでございますが、八代市もその研修の地になっております。  この人材育成につきましては、ホームヘルプサービス事業に従事を希望されておられる方を募集をいたしまして、研修は2級──3級、2級、1級という課程がございます。まあ3級が初歩の段階といいますか、3級につきましては一般の受講生の方々と非常勤ヘルパー及び採用内定者、こういう方々を対象にいたしております。2級は、3級を終了された方と常勤ヘルパー等となっておりまして、この中で介護実習や具体的な介護技術を取得するということになっておりますし、1級も同様でございます。  現在、その受講を終了された方が本市にもおられますので、今後も受講生にも期待をいたしたいと思いますが、必要数の確保につきましては可能であるというふうに考えております。  また、介護型への移行につきましては、現在の家事型派遣世帯等の実態調査等をいたしまして、その御希望等を早急にお聞きをして取りまとめました上、移行の準備検討を進めてまいりたいと存じております。  以上でございます。 ◆浦川博邦君 6月の議会でも申しましたですけれども、24時間巡回型、まあ介護型のヘルパー制度というものを早急に定着してほしいということも6月議会で申しましたんですけれども、このホームヘルパー、人材確保ということで今御答弁いただきましたが、きょう午前中の前田議員さんの質問の中に、養護老人ホームとか、老人保健施設とか、デイサービスセンターとか、等の県・市の達成率ということが御答弁ありました。  ホームヘルプの達成率は現在40.7%ということで非常に低うございます。人数も、あと100名ほど、167名の目標に向かってあと100名、99名ですか、ということで、要するに達成率は現在のところ40.7%と、大変低うございます。  ぜひ12年度からスタートする介護保険制度と連動していくその基盤づくりが今ということでございますし、ぜひ大変な課題でございますけれども、取り組んでいただきたいと思います。  それから次に、時間もございませんが、先ほど申しました全国実態調査しました中での1つに、の最後にちょっと申しましたけれども、訪問看護婦というのが10%ということで3番目に在宅のサービスで必要なものということの中で、訪問看護婦というのが10%でございます。  訪問看護婦というのは非常に、この表で見ますと11%ということで圧倒的に達成率が低うございます。86名の目標に対して現在11名ということでございますが、その辺の見通しを、ステーション──看護婦ステーションも含めて簡単で結構ございますが、お尋ねいたします。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) それでは訪問看護ステーションの方から申し上げますと、現在3カ所に設置をされております。  まず、1つは医師会でございますが、それから老人保健施設の向春苑、それから一般的に老人病院と呼んでおりますが、敬仁病院の方にもお願いをいたしまして、3カ所の設置でございます。これは計画では8カ所となっておったかと思いますが、そのほか老人保健施設等におきましても現在御要望があっておるところでございますので、それらの整備が、あるいはその認可がおりますとおおむね、やはりこの訪問看護ステーションにつきましては整備目標に近づいてくるということでございます。  また一方、この家庭を訪問いたしますのにつきましては、保健センターの方でも保健婦がまいりましてそれぞれ指導をしており、あるいはそれらの相談にも応じておるところでございます。そういうことからいたしますと、これからさらにこの訪問看護ステーションも含めまして取り組んでまいらなければならないと思ってはおります。 ◆浦川博邦君 この項の最後になりますけれども、地域福祉センター、大変要望等も多うございますが、地域福祉センターの建設に向かってのお考えはどのように考えていらっしゃいますか。 ◎健康福祉部長福祉事務所長(垣田美彰君) 地域福祉センター建設計画の構想でございますが、この御要望はただいまございましたとおり、この高齢化社会進展の中で、市民の皆さん方の健康づくり、生きがいづくり、そしてまた地域福祉のまちづくりの拠点といたしまして整備をしてほしいということから、この6月にも八千把校区の関係の方々からも陳情・請願あっておるところでございます。  したがいまして、その整備構想について現在検討を深めているところでございますが、その構想の一つといたしましては、市民の皆さんが集い、触れ合い、語り合い、そして楽しく憩い、安らぎの場としての役割を担う施設で、おふろ、いわゆる入浴も、そして健康づくり教室やボランティア育成、それから機能回復訓練あるいは各種研修を総合的に行える施設ということで考えております。  市域におきましての設置計画につきましては、これからまた検討を深めなければなりませんけれども、市域の中での東部、中部、西部、南部地域というブロックごとの構想もいたしておりますし、これから県内・外の各地域福祉センターあるいはその入浴施設を持っております施設等も十分調査研究をいたしまして、さらにこの計画を進めてまいりたいというふうに考えております。 ◆浦川博邦君 ぜひ早急な実現向かってお願いしたいと思います。特に、福祉の場合には生きた私たち人間を対象にした、要するに仕事でございますし、要するに待ったなしということで、特に12年4月から介護保険がスタートしようかというような状況でありますし、今のままの市の老人保健福祉計画のままを推移していたとしても大変なことに、老人保健福祉計画に連動していくんだろうかな、介護保険に連動していくんだろうかなと、そういうふうな思いがあります。  ぜひ前倒しにしていかなければ、11年終わって12年に結びついていくということは、本当はこの福祉担当者としては、垣田部長としてはこれは大変だなというふうに思いますし、あわせて期待もいたします。  先ほど申しました私たちの全国実態調査、介護実態調査の中の一つに、現在の介護サービスに対する評価はどうかという点がございます。現在受けている介護サービスに対する評価はどうだったかと。大変よいということが75%、大変よい、よいで75%、おおむね現在の介護には満足しておると、そういうふうな4500世帯の答弁でございました。それから、さらに福祉事務所の窓口の評価はどうかということに対して、大変よい、よいと合わせまして74%ということで、おおむね満足しておるというのが現状でございます。  ですから、現在の介護サービスに対する評価、それから福祉事務所の窓口に対する評価というものは、おおむね満足ということで、むしろよかったわけでございますし、ぜひ現在の計画を前倒ししていける、それは担当部課だけでできるもんじゃございません。国、県の関係もありますし、行政、市長、助役、財政的なそういうことが一番大事なところでございますけれども、ぜひ担当部、頑張っていただきたいということを期待しまして、この項を終わります。  次、お願いします。             (市民部長緒方一博君 登壇) ◎市民部長(緒方一博君) 御質問の第3項目、防犯灯の増設と管理についてお答えをいたします。  防犯灯の設置、管理についての八代市の状況は、いずれも各町内でいたすこととなっておりますが、増設を含めて設置につきましては5万6000円を最高限度として補助をいたしておりまして、実態としては全額補助となっております。電気料等維持管理経費につきましては各町内で負担をされております。  ちなみに、県内における他市の状況を調査いたしておりますが、まず設置等についてはほぼ全額補助または負担をしている市が2市、3万円を限度として補助をしている市が1市、ほぼ半額を補助している市が5市、それ以下の補助となっている市が2市となっております。  電気料等維持管理経費につきましては、年間1灯につき2000円の補助をしている市が1市、電気料については補助をしていない市が9市となっております。ただ、1市につきましては、電球の取りかえ代のみを補助しておるようでございます。  以上のような他市の状況となっておりますが、次に八代市内に設置されている防犯灯は約3600灯、その電気料は年間約1200万円となっておるようでございます。これらの状況から見てみますと、八代市の防犯灯に関する補助内容は県下でも高い位置にあり、さらに維持管理費を補助するとなりますと経常的に毎年度かなりの負担増となりますことから、市の財政状況を勘案しての判断が必要かと考えております。  議員御意見のとおり、市民が安心して日常生活を営んでいくためには、市内に満遍なく防犯灯が設置されることが望ましいことでございます。それには維持管理経費の全額町内負担がネックとなっていることも事実であろうと考えております。  したがいまして、今後市を取り巻く諸般の状況及び他市の状況等を十分に把握しながら検討を進めてまいりたいと、そのように考えておるところでございます。  以上でございます。 ◆浦川博邦君 福島県の郡山市ですけれども、ちょうど八代市に比べて人口が3倍、面積が5倍ほどあります。  その郡山市が3年計画だったですかね、かなんかで2万灯──2万灯ライトアップ作戦ということで、そこ郡山市は市管理の防犯灯と──市管理の防犯灯とそれから町──町内管理の防犯灯、大体半々ずつあるそうです。町内管理の防犯灯を市管理の防犯灯ということに引き受けて、無償で譲り受けて、それでも1万6000灯ほどなるそうでございますが、八代市は3600灯ということで、人口、郡山市は3倍、1万6000灯防犯灯があるということで、ちょっと八代市はそれから比べたら少ないなと、非常に少ないなと思うんですけれども、とにかく町内管理の防犯灯を半分あるのを全部引き受けて1万6000灯になると。さらに今年度から1000灯ずつふやして2万灯のライトアップ作戦というのを取り組んでおるという話を聞いたわけでございますけれども、これは再度申し上げても要望程度になろうかと思うんですけれども、他市の状況を見て、町内維持費等は他市の例を見ながらというようなことでございますが、ぜひ全額までいかなくとも半額でも、1灯当たり1200万円で3600灯で割れば3300円ほどですかね、1灯当たり維持費というのが3300円ほど町内費から出ておるというようなことになりますし、せめて熊本市並みに2000円の限度、1灯当たり2000円の限度というようなことも考えていただきたいということで、ここは要望しておきます。  中国にまいりましたときに、非常に印象、幾つかありましたですけれども、夜、暗いなと。暗いというものが──中国の夜は暗いということが第一印象でございました。まあ聞いてみれば電力事情が悪いということで、八代市も他市から訪れた方々の話聞くと、夜は暗いということをよく言われます。電力事情は、八代市、悪いとは思いませんし、これはどこが、意識──行政の意識事情が悪いと、そういうことじゃなかろうかなと、そういうふうな思いもするんですけれども、ぜひ八代市を明るくて安全な夜、町内、市全域であるようにということを願いまして、ぜひ検討を再度していただきたいということをお願いし、この項を要望程度で終わります。  じゃ、次、お願いします。             (建設部長石村勝美君 登壇) ◎建設部長(石村勝美君) 浦川議員御質問の第4番目、町名・住居表示の設置についてでありますが、住居表示は町名・地番の混乱を防止するために設けられた制度でありまして、八代市におきましても昭和40年度、41年度に八代、代陽、太田郷校区の一部につきまして実施しております。その後、かなりの年月を経ており、家屋の新築及び改築などに伴いまして、一部残存しているものの、多くの町名板、及び住居表示板が破損したり、またははずれたりしているというのが現状であります。  議員御承知のとおり、平成9年度には県民体育祭、平成11年には熊本国体が予定されておりまして、本市におきましてもラグビー、バドミントン、高校の軟式野球の3競技が予定されております。全国から集まってこられる多くの方々の歓迎及び会場までの誘導板等につきましては、わかりやすい場所に設置する計画でありますが、あわせて町名及び住居表示につきましても、設置場所などの問題も含めまして今後十分に調査検討を進めてまいりたいと考えております。  以上、お答えといたします。 ◆浦川博邦君 他市の例ばかり言うて申しわけないんですけれども、別府市で本年度から町内板、住居板の設置ということで取り組んでいくそうでございます。あそこの場合には4割が実施しており、6割の自治体が──町内自治会がまだ未実施ということで、その6割の町内に対して町名表示板と住居表示板を今年度から3年計画でしていくと、そういうふうな話でございます。  要するに、アルミ性の緑色の部分でございますけれども、ぜひ組んでいただきたいと思うんですけれども、ここの、先ほどの防犯灯とあわせて非常にシンプルな質問で申しわけないんですが、助役さんにお尋ねしたいんですけれども、11年、国体があります。国体に向かって市民球技場ですか、外港の球技場、そういうふうな施設ということにも大々的に取り組んできたわけでございますけれども、ぜひ国体に向けて市民サイドの立場に立った住民サービスというか、国体に向けて何かを記念にというか、記念事業というか、そういうものは考えていらっしゃらないかどうかお尋ねします。 ◎市長職務代理者・助役(井村郁雄君) 失礼ですが、自席からお答えさせていただきます。  国体に向けて記念事業ということでございますが、今、国体事務局の方で鋭意準備を、国体の準備をいたしております。あわせて記念行事、これらについてどうするか、これについても現在検討中でございます。なお、施設──国体がこちらでやります種目が4種目程度ございます。会場もばらばらでございますし、距離的にも相当ございますので、当面道路標識等の整備もこの際しなければというふうに考えております。  以上です。 ◆浦川博邦君 ぜひ、この際ですね、ちょうど11年という区切りが、あと3年ということで区切りあるんですけれども、町名表示板、住居表示板、今、九電の電柱の広告とあわせて下の方に、どこどこ町、ここはどこどこ町というのが小さく載っておるのが部分的にはあります。  じゃなくして、要するに町内、組、組数が幾つあるかわかりませんが、まあ1組当たりに町内表示板が3枚なら3枚程度というようなぐらいが必要だと思うんですけれども、ぜひ国体に向けて非常にいいチャンスでございますので、町内の表示板と1軒1軒の住居の表示板と、そういうものを記念事業というような形で市民に、これはもう永久的に、半永久的に非常に助かる、私たちが熊本市に行っても福岡に行きましても、全部そういうふうな町内・住居表示板というのがあります。大変助かるわけです。  八代の場合は、非常にわかりにくいというふうなことでございますので、ぜひその辺のことを頭に入れながら、調査検討したいということでの石村部長の話だったんですけれども、ぜひ前向きに考えていただきたい。何かこう一つ残すもの、防犯灯、町内維持費じゃありませんですけれども、ぜひ町内表示板、住居表示板、そういう何かこの市民に残すような、残れるようなもの、そういうものを、そんなにお金はかかるものではありませんし、ぜひ取り組んでいただきたいということを提案いたします。  時間もありませんですけれども、なかなか年末の、年の最後の質問でございましたけれども、なかなか具体的な答弁をいただけない部分あったわけでございますが、最後に井村助役におかれましては、職務代行ということで大変御苦労をかけるわけでございますが、沖田市長さんにおかれましても早期回復ということを期待、お待ちしておりますわけでございます。  1年半後は、1年そこらには市長選出馬と、になろうかと思うわけでございますが、市長選に出馬されるかと思うんですけれども、今後落馬事故のないように注意して(笑声)、お祈りして終わりたいと思います。 ○議長(福田富雄君) 以上で議第70号から同第77号までの議案8件に対する質疑並びに一般質問を終わります。          ────────────────────
    ○議長(福田富雄君) 委員会付託表等を配付いたさせます。             (書記、委員会付託表を配付) ○議長(福田富雄君) 議第70号から同第77号までの議案8件は、ただいま配付いたしました委員会付託表のとおり、その審査を所管の各常任委員会に付託します。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 次に、請願・陳情については、ただいまお手元に配付いたしました請願・陳情文書表のとおり4件を受理いたしましたので、別紙付託表のとおり、その審査を所管の各常任委員会に付託いたします。          ──────────────────── △休会の件 ○議長(福田富雄君) この際、休会の件についてお諮りいたします。  明13日及び16日から19日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 以上で本日の日程は全部終了しました。  なお、明13日から19日までは休会とし、その間委員会を開き、次の会議は20日午後2時に開きます。  本日はこれにて散会いたします。             (午後2時02分 散会)...