八代市議会 > 1996-03-04 >
旧八代市 平成 8年 3月定例会−03月04日-01号

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  1. 八代市議会 1996-03-04
    旧八代市 平成 8年 3月定例会−03月04日-01号


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    旧八代市 平成 8年 3月定例会−03月04日-01号旧八代市 平成 8年 3月定例会          ────────────────────               主要目次     1.平成6年度一般・特別会計決算10件・委員長報告………… 8     1.市長提出案件30件・説明……………………………………… 20          ──────────────────── 平成8年3月八代市議会定例会会議録(第1号) ・平成8年3月4日(月曜日)          ──────────────────── ・議事日程(第1号)                   平成8年3月4日(月曜日)午前10時開議  議長の諸報告  第 1 会期の決定  第 2 議第97号・平成6年度八代市一般会計決算委員長報告)  第 3 議第98号・平成6年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算(委員長      報告)  第 4 議第99号・平成6年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計決算(委員長      報告)  第 5 議第100号・平成6年度八代市国民健康保険特別会計決算委員長報告
     第 6 議第101号・平成6年度八代市老人保健医療特別会計決算委員長報告)  第 7 議第102号・平成6年度八代市食肉センター特別会計決算委員長報告)  第 8 議第103号・平成6年度八代市交通災害共済事業特別会計決算(委員長報      告)  第 9 議第104号・平成6年度八代市公共下水道事業特別会計決算委員長報告)  第10 議第105号・平成6年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算(委      員長報告)  第11 議第106号・平成6年度八代市公共用地先行取得事業特別会計決算(委員      長報告)  第12 議第2号・平成7年度八代市一般会計補正予算・第5号  第13 議第3号・平成7年度八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第5号  第14 議第4号・平成7年度八代市病院事業会計補正予算・第1号  第15 議第5号・平成8年度八代市一般会計予算  第16 議第6号・平成8年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計予算  第17 議第7号・平成8年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計予算  第18 議第8号・平成8年度八代市国民健康保険特別会計予算  第19 議第9号・平成8年度八代市老人保健医療特別会計予算  第20 議第10号・平成8年度八代市食肉センター特別会計予算  第21 議第11号・平成8年度八代市交通災害共済事業特別会計予算  第22 議第12号・平成8年度八代市公共下水道事業特別会計予算  第23 議第13号・平成8年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計予算  第24 議第14号・平成8年度八代市公共用地先行取得事業特別会計予算  第25 議第15号・平成8年度八代市水道事業会計予算  第26 議第16号・平成8年度八代市病院事業会計予算  第27 議第17号・市道路線の認定について  第28 議第18号・八代市議会議員の報酬等に関する条例の一部改正について  第29 議第19号・八代市長等の給与に関する条例の一部改正について  第30 議第20号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正について  第31 議第21号・職員の給与に関する条例の一部改正について  第32 議第22号・八代市職員の特殊勤務手当の支給に関する条例の全部改正につ      いて  第33 議第23号・八代市国民健康保険税条例の一部改正について  第34 議第24号・八代市廃棄物の処理及び清掃並びに浄化槽に関する条例の一部      改正について  第35 議第25号・八代市教育委員会委員の報酬及び費用弁償条例の一部改正につ      いて  第36 議第26号・八代市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部改正に      ついて  第37 議第27号・八代市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正につい      て  第38 議第28号・八代市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正について  第39 議第29号・八代市水道事業の設置等に関する条例の一部改正について  第40 議第30号・八代市二見白島簡易水道事業の設置及び管理に関する条例の一      部改正について  第41 議第31号・八代市病院事業の設置等に関する条例の一部改正について          ──────────────────── ・会議に付した事件  1.日程第 1  1.日程第 2  1.日程第 3  1.日程第 4  1.日程第 5  1.日程第 6  1.日程第 7  1.日程第 8  1.日程第 9  1.日程第10  1.日程第11  1.日程第12  1.日程第13  1.日程第14  1.日程第15  1.日程第16  1.日程第17  1.日程第18  1.日程第19  1.日程第20  1.日程第21  1.日程第22  1.日程第23  1.日程第24  1.日程第25  1.日程第26  1.日程第27  1.日程第28  1.日程第29  1.日程第30  1.日程第31  1.日程第32  1.日程第33  1.日程第34  1.日程第35  1.日程第36  1.日程第37  1.日程第38  1.日程第39  1.日程第40  1.日程第41  1.休会の件(3月5日から同8日まで)          ──────────────────── ・出席議員及び欠席議員の氏名             (1)出席議員(31人)    1番 福 田 富 雄 君     2番 上 野 茂 満 君    3番 中 村 義 一 君     4番 田 中   安 君    5番 今 田 智 徳 君     6番 寺 田 親 晴 君    7番 栗 原 伸 安 君     8番 藤 井 次 男 君   10番 宮 本 安 信 君    11番 橋 本 徳 雄 君   12番 白 石 哲 哉 君    13番 中 村 和 美 君   14番 谷 口 一 男 君    15番 沢 田 行 雄 君   16番 松 永 久 彦 君    17番 松 本 元 善 君
      18番 山 田 栄 一 君    19番 泉   正 治 君   20番 前 田   慧 君    21番 梅 田 玲 子 君   22番 渡 辺 俊 雄 君    23番 山 本 幸 廣 君   24番 小 薗 純 一 君    25番 氏 家 正 則 君   26番 木 田 哲 次 君    27番 友 田 昭 一 君   28番 井 山 九洲男 君    29番 桶 本 真一郎 君   30番 副 島 郁 朗 君    31番 浦 川 博 邦 君   32番 前 田 秀 康 君 (2)欠席議員(1人)    9番 田 中 靖 二 君          ──────────────────── ・説明のために出席した者の職氏名 (1)長               (2) 収入役  市     長  沖 田 嘉 典 君    収 入 役    上 村 正 勝 君   助     役  井 村 郁 雄 君  (3) 教育委員会   企画財政部長  真 開 純 雄 君    委 員 長    窪 田  学 君    秘書広報課長 武 藤 誠 之 君     教 育 長    水 本 正 和 君    財政課長   小 嶋 宣 雄 君     教育部次長兼庶務課長事務取扱                               金 丸 純 久 君   行政管理部長  田 中  忠 君  (4) 選挙管理委員会   市民部長    緒 方 一 博 君    委 員 長    曽 佐  嵩 君   環境部長    上 野 正 寛 君  (5) 監査委員   健康福祉部長福祉事務所長      委   員    澤 村 達 良 君           垣 田 美 彰 君   産業振興部長  永 江 明 久 君   建設部長    石 村 勝 美 君          ──────────────────── ・ 職務のために議場に出席した事務局職員の職氏名   事 務 局 長  松 本 文 雄 君   次        長  田 中 昭 則 君   参事兼庶務係長  中 野  久 君   参事兼議事調査係長  松 山 俊 哉 君   主     任  桑 崎 雅 介 君   主       任  有 田 俊 二 君   主     任  土 谷  武 君          ────────────────────             (午前10時04分 開会) ○議長(福田富雄君) これより平成8年3月定例会を開会いたします。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 会議に先立ちまして、去る2月5日、助役に就任されました井村郁雄君がごあいさつをいたしたい旨の申し出があっておりますので、これを許します。  井村郁雄君。             (井村郁雄君 登壇) ◎助役(井村郁雄君) おはようございます。(「おはようございます。」と呼ぶ者あり)  一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  ただいま福田議長さんの方から御紹介ございましたように、去る2月5日の臨時市議会におきまして助役選任の御同意をいただきました。そして、同日付で就任をいたしました井村郁雄でございます。  今後、議員皆様方の御鞭撻と、そしてお力添えをいただきながら、私自身この重責を全うしたいと決意をいたしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げたいと思います。  以上、簡単でございますが、ごあいさつにかえさせていただきます。ありがとうございました。(拍手)          ──────────────────── △議長の諸報告 ○議長(福田富雄君) 諸般の報告をいたします。  2月19日、決算審査特別委員会委員長から、平成6年度八代市一般会計及び特別会計の10会計決算について審査が終了した旨報告がありました。  本日、市長から議案30件が送付され、受理いたしました。  その余の報告は、朗読を省略いたします。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) これより本日の会議を開きます。          ──────────────────── △日程第1 ○議長(福田富雄君) 日程第1・会期の決定を議題といたします。 ○議長(福田富雄君) お諮りいたします。  本定例会の会期は、本日から3月25日までの22日間といたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。          ──────────────────── △日程第2〜11 ○議長(福田富雄君) 日程第2から日程第11まで、すなわち議第97号から同第106号までの平成6年度八代市一般会計及び特別会計の決算10件を一括議題とし、これより委員長の報告を求めます。  決算審査特別委員会委員長谷口一男君。             (決算審査特別委員会委員長谷口一男君 登壇) ◎谷口一男君 おはようございます。(「おはようございます。」と呼ぶ者あり)  ただいまから決算審査特別委員会の御報告を申し上げます。  去る12月定例会において決算審査特別委員会に付託されました平成6年度八代市一般会計及び特別会計歳入歳出決算10件について、その審査の経過並びに結果について御報告いたします。  初めに、決算の概要について申し上げます。  一般会計の決算額は、歳入総額322億8865万8000円、歳出総額313億4079万6000円、歳入歳出差し引き残額、すなわち形式収支は9億4786万2000円となっておりますが、この額から農林水産事業ほか、翌年度へ繰り越すべき財源3億6677万3000円を差し引きますと、実質収支額は5億8108万8000円となっております。  特別会計では、歳入総額209億3976万5000円、歳出総額203億8716万1000円、歳入歳出差し引き残額である形式収支は5億5260万4000円となっておりますが、この額から翌年度へ繰り越すべき財源4789万1000円を差し引きますと、実質収支額は5億0471万3000円となっております。  委員会では、執行部の概要説明を聴取した後、質疑に入り、予算がその目的に従って十分に執行されたかどうか、また、その効果はどうかなどを視点として、延べ14日間にわたり各委員から終始、活発な質疑、意見が行われましたが、その詳細については委員会記録に譲ることにいたしまして、その主なものについて御報告申し上げます。  議第97号・平成6年度八代市一般会計決算についてでありますが、まず、歳入において収入減となった要因及びその対策について質疑があり、執行部から、特別減税による約6億2000万円の減収分が大きな要因として上げられるが、特に総務債で減税補てん債制度により約6億1300万円の補てんがなされ、さらに地方交付税における基準財政需要額の元利償還金については、75%の算入措置がとられる予定であり、これにより税の減収分に対する補てんは、ある程度なされたと考える。また、建設事業等で、国庫補助、市債等の依存財源の比率が半々になっているが、景気の低迷により、一般財源・自主財源の主たる根幹をなす市税が落ち込み危惧している。滞納対策については重要施策としてとらえ、市営住宅使用料並びに市税・国保税の徴収に努力しているが、思うようにいかないのが現状であるものの、負担の公平性からも今後さらに努力を重ね、滞納対策に取り組んでいきたいとの答弁がありました。  また、委員から、徴収に当たり、担当納税課職員は税に対する認識を持ち、今後なお一層徴収率の向上に努めるよう要望があっております。  なお、委員会では、高額滞納者の資料提出を求め、秘密会を開き、個々について滞納経過等の詳細な説明を受け、審査いたしました。それによりますと、一般市税及び国民健康保険税の50万円以上の滞納額は10億9861万2000円となり、人員で847人に上ること。その構成比は、一般市税が50.79%、国民健康保険税が49.21%であること。これらの滞納原因としては、営業不振によるもの35.82%、高額負債によるもの18.34%、事業失敗・倒産によるもの12.07%等々が挙げられる旨の説明がありました。  これに対し、委員からは、高額滞納者の中には坦税能力を有しながらも納税が滞っているものも見受けられるので、十分な調査を踏まえた上で一層の徴収努力を図られるよう要望があっております。  次に、財産収入中、土地貸付収入に関連して、委員から、普通財産貸し付けでの台帳地目と現況地目の相違について質疑があり、執行部から、現在、道路及び施設用地については公簿地目で買収し、事業完了後に地目変更登記を行っているが、一部分において買収した当時の地目のまま地目変更登記がなされていないものもあるので、これについては、今後、関係課と打ち合わせ、早急に対処したいとの答弁がありました。  次に、歳出について申し上げます。  まず、総務管理費・交通安全対策費中、廃止路線代替バス運行費並びに第三種生活路線維持費に係る補助金に関連し、委員から、補助の現状と今後の見通しについて質疑があり、執行部から、廃止路線代替バス運行費補助の目的は、バス路線廃止後、路線バス事業者にかわり、市町村または市町村の依頼を受けた同事業者が利用者の利便を確保するため運行するもので、負担割合は国・県・市町村がおのおの3分の1の486万9000円と、バス購入のための81万4500円を補助するものである。なお、第三種生活路線の考え方及び経費の算出方法は、平均乗車率が5人未満の路線で、知事が一定期間、地域住民の生活上必要と認めて指定した路線で、補助対象期間は3年であること。また、補助額は赤字路線部分について国が4分の1、県が4分の1、市が2分の1として447万1000円の補助を行うものであること。県においては、自主運行路線を検討するための協議会が設けられているとの答弁があり、さらに委員から、これが一般財源の超過負担とならないためにも、県に対し、意見が述べられるような体制づくり、あわせて企業みずからの自助努力方の要望意見があっております。  次に、総務費・徴税費・賦課徴収費中、報償費に関連し、納税組合組織並びに口座振替の現状について質疑があり、執行部から、組合長の高齢化に伴い、後継者が減少していく中で組織の解散など見込まれるため、口座振替制度の促進に力を入れている。市税では、法人関係が口座振替とならないため若干低くなっているが、保険税については、平成4年度が12.56%、同5年度が13.87%、同6年度が15.08%と増加傾向にあり、目標とする20%に向け、取り組んでいるとの答弁がありました。  次に、委託料に関連し、委員から、固定資産現況調査事業委託の内容について質疑があり、執行部から、本事業は、家屋図、地番図、地目図を作成し、課税客体を把握するために、市街地を形成している龍峯、日奈久、麦島、植柳、郡築一番町から三番町までの範囲の航空写真を撮るもので、福岡市の国際航業に委託している。他地域については、平成7年・8年度事業で行うもので、現在、委託先で写真、地目、地番のエラーチェックの段階であるとの答弁があり、さらに委員から、経費節減のための検討方について要望があっております。  次に、民生費・社会福祉費・老人福祉施設費に関連し、委員から、保寿寮職員の配置、並びに前年に比べての委託料の増額理由について質疑があり、執行部から、職員配置については、定められた基準により施設長1名、事務職員2名、生活指導員1名、寮母5名、看護婦1名、栄養士1名、介助員1名、調理員4名、夜間管理を含めた清掃2名の人員で施設運営に当たっている。本来、正式職員を配置しなければならないが、その配置が十分できない部分については、従前、嘱託職員をもって配置していた。しかし、勤務日数等の問題もあり、弘済会に委託するに至ったもので、その内訳は、寮母2名、介助員1名、調理員2名、栄養士1名、清掃2名となっている。また、県から正式職員の配置方の指導も再三なされていることや、他市の運営状況にかんがみ、平成8年度からは社会福祉事業団へ委託することとしている。また、委託料の増額理由については、平成6年度に市職員が死亡退職したことに伴い、その分を弘済会に委託したことや、前年度は旧施設であったため清掃委託は行っていなかったことにより、前年に比べて増額となったものであるとの答弁があり、さらに委員から関連して、施設入所者に対する思いやりのある対応、また職員資質の向上方の要望があっております。  次に、農林水産業費・林業費・林業振興費に関連し、委員から、作業路開設工事等を森林組合に委託する理由、並びに同組合の運営状況について質疑があり、執行部から、森林組合育成の観点や簡便な作業路開設については、工事請負費より経費が削減になることから、委託料として同組合へ委託・計上していたものである。昨年の決算審査特別委員会においても同様の指摘がなされたものの、平成6年度は委託後であり、その対応ができなかったが、平成7年度からは、一定面積以上の作業路開設事業について森林組合と随意契約を交わすこととし、その他の部分については工事請負費の節設定の中で一般事業者による入札を実施している現状である。そもそも森林組合は、昭和30年に市長を組合長として設立されたもので、平成元年10月には、八代市・坂本村との組合合併により八代南部森林組合として発足し、現在、本市組合員数は820人、坂本村の組合員数は1240人で構成・運営されている。近年、林業従事者が年々減少していく中、同組合の治山・治水に果たす役割は増大していくものであり、連携を保ちながら取り組んでいかなければならないとの答弁がありました。  次に、水産業費・水産業振興費中、備品購入費に関連し、委員から、漁業調査船の購入が補助対象とならなかったことについて質疑があり、執行部から、新沿岸漁業改善事業補助対象項目としては、増・養殖場の造成、あるいは水産加工施設の整備等、体系的な構造改善計画を実施するために要する船の購入が一般的である。今回のように単独で船を購入することは、密漁等による深刻な被害の発生とかの切迫した事情がある場合は対象項目となるが、通常の水産関連事業を行うための購入となると、本改善事業になじまず、補助を受けられなかったものである。本船を購入するに当たっては、当時、県の水産振興課から指導を受け、研究もしたが、市の現状・活力から該当事業としての計画を構築する状況になく、結果的には、全庁的に調査船として活用を図ることで、既に製品化されている船を備品として購入したものであるとの答弁がありました。  さらに委員から、調査船の利用状況について質疑があり、執行部から、船が竣工した平成7年4月から12月末までに水産課で17回、商工観光課、議会、契約管財課、企画調整課の13回で、合わせて年間50回程度の利用状況であるとの説明があり、委員からは、本調査船の活用に当たっては、現在の逼迫した財政状況、また今後維持管理に膨大な経費を伴うことからも、他市の利用状況等のデータを調査・把握され、本調査船の有効的かつ効率的な運用を図られたいとの意見があっております。  次に、土木費・都市計画費・市街地開発費中、委託料に関連し、委員から、まちづくり推進事業調査業務委託内容について質疑があり、執行部から、本調査は日奈久中心市街地約15ヘクタール、芦北干拓32ヘクタールにおける、まちづくりを行うための基本構想的なものであり、主に都市計画道路問題、公園問題、あるいは住民意向調査を今後どのように反映させるか等々について、財団法人区画整理促進機構に委託しているもので、報告書は平成7年3月に完成しているとの答弁があり、委員から、多額の経費を伴った調査であるにもかかわらず、議会に対しての報告が1年近くもなされなかったこと、また地元関係者に説明もなされていない実情であるので、本報告書の活用とその事業推進についての要望があっております。  同じく市街地開発費中、委員から、地域交流センター建設と球磨川駅地区土地区画整理事業との関連について質疑があり、執行部から、平成6年度に地域交流センター新築工事基本設計業務委託を行い、平成7年度で実施設計は完成しているが、街並みまちづくり総合支援事業として地域交流センター、多目的広場、レインボープロムナードがあり、これらを同時に進めるには膨大な財源を伴うので、効果ある事業の推進を図らなければならない。特に、地域交流センター建設については基盤整備が重要であるので、土地区画整理事業の進捗状況を見ながら推進していかなければならないが、現段階においては、予算計上はなされていない旨の答弁があり、委員からは、既に基本・実施設計がなされていることから、本事業が重大施策であることを認識し、同センターの早期具体化を図られるよう強い要望意見があっております。  次に、教育費・学校給食費・学校給食センター管理費中、役務費に関連し、委員から、663万8000円の予算に対し381万7541円の不用額を生じた要因について質疑があり、執行部から、給食センターで生じるグリース・トラップ汚泥、いわゆる廃油から成る産業廃棄物の処理は、従来、業者に依頼し、海洋投棄として行っていたが、海上保安庁より強い規制・指導があり、その処理ができず、最終処分地を捜したが見つからず、年度内に一度も処理ができなかったものである。食材から排出される油脂類は升に流し込み、そこで沈殿するのであるが、升にたまったグリース・トラップ汚泥は、日数の経過とともに濃縮・硬化するため、放置すれば升の破損や施設に及ぼす影響もあることから、平成7年度からは北九州の最終処分業者であるサニックスに依頼し、処理しているものである。また、グリース・トラップ汚泥処理量の推移として、平成5年度が99立方メートル分の予算が計上され、決算では81立方メートルであったこと。平成6年度は、東部給食センター分が加わり、156立方メートルの予算が計上されたものの、海洋投棄・最終処分地による処理ができず、全額が不用額となったこと。ちなみに平成7年度は、前年同様の156立方メートルの予算が計上され、現段階では、64立方メートルの処理がなされていること。平成6年度の未処理分の汚泥については、翌年度に持ち越されたものであるとの答弁がありました。  これについて、さらに委員から、収集回数の検討あるいは市内管理型処分場の活用検討方の意見要望があっております。  次に、社会教育費・博物館費中、委託料に関連し、委員から、警備業務の内容について質疑があり、執行部から、平成6年度ではセンサー等を用いての機械警備と警備員6名による一昼夜2名の常駐体制をとっていたが、昨年の決算審査特別委員会の指摘により、平成7年度から昼間は1名とする体制に改めたので、約300万円の経費軽減が図れる見込みであるとの答弁があり、さらに委員から、経費節減のため、機械警備の充実検討方、あるいは全庁的な警備業務の入札検討方の意見要望があっております。  次に、社会体育費・社会体育施設費中、委託料に関連して委員から、欧州型複合スポーツ公園基本構想でのイメージのとらえ方について質疑があり、執行部から、欧州型が何たるかの定義は見出せなかったが、将来的には大島地区を含め、宿泊・運動施設等を具備したスポーツ公園構想であり、延長線上には欧州型複合スポーツ公園を視野に置き、現在、大硴スポーツ公園隣接地に防風対策を施したテニスコートをつくるべく準備を進めているとの答弁がありました。  次に、諸支出金・土地開発公社費中、貸付金に関連し、委員から、埋立事業に伴う今後の借入金の負担について質疑があり、執行部から、平成5年度末で22億5265万7000円の元金であったが、平成5年・6年度にかけて南九州西回り自動車道の日奈久インター用地の売買契約金額が入り、借入金の元金支払いに充てたことにより、平成6年度末で6億4754万8000円の元金残となり、平成7年度以降はこの元金に対する利率の4.3%分が一般会計から開発公社への貸付金として支出されることになる旨の答弁がありました。  以上のほか、市営住宅使用料滞納者に対する徴収方法の改善・検討方、奨学資金返済に向けての努力、固定資産税における評価・課税のあり方、市営駐車場での機械による出・入庫管理の検討方、交通指導員の後継者対策の確立、危険箇所に対するカーブミラー設置基準の見直し方、時代に即応した市有車両の保険の検討、私学助成における経営努力、高齢者住宅整備資金の有効的な運用、旧態依然とした越年見舞いの内容検討方、各種検診の持つ重要性の啓発・周知、海洋投棄によるし尿処理方法の改善検討、石けんプラントの充実並びに市民へのPR、八代広域行政事務組合伝染病院負担金の持つ意義、ごみ減量化促進のためにかかる研修費の充実、農業構造改善事業における育苗施設への取り組み方、イグサ価格安定対策事業の積極的な推進方、妙見創造の森整備事業基本設計計画・成果品の議員への提示方、農林関連補助事業の適正工期での工事実施方、観光行政の方策の積極的な検討、商工振興費における各種貸付金の借りる立場に立った検討方、球磨川駅跡地・家屋移転補償費の算定方法、市営住宅使用料並びに共益費の滞納者に対する徴収努力、市民の要望に沿った防火井戸の設置検討、教育研究指定校に対する実情に沿った補助のあり方、要保護・準要保護児童に対する特段の配慮方、一中借地料に対する中立・自主性を持った対処方、不登校児童・いじめ問題に対する先進的な取り組み、市民球場を核とした体育施設の検討方、市営プール監視委託業務の検討、博物館での照明などの経費節減の検討、弘済会のあり方、図書館における図書購入費の拡充方等々について質疑・意見・要望があっております。  次に、特別会計決算について申し上げます。  議第98号・平成6年度八代市二見舟津簡易水道事業特別会計決算、並びに同第99号・平成6年度八代市二見白島簡易水道事業特別会計決算についてでありますが、委員から、上水道と簡易水道との料金格差と、二見地区への上水道整備について質疑があり、執行部から、料金格差は、基本料金において上水道780円に対し、簡易水道が2000円になっており、追加料金では上水道120円に対し、簡易水道は200円である。さらに、上水道整備については、まず球磨川以北を給水区域にしたいということで計画を進めているが、将来的には二見までの整備も計画すべきと考えているとの答弁がありました。  これに対し委員からは、市民の公平な生活基盤の整備が必要であり、そのために一般会計からの繰入金を増額して料金格差を是正すべきであるとの要望意見があっております。  以上のほか、水質検査項目、給水戸数についても質疑があっております。  次に、議第100号・平成6年度八代市国民健康保険特別会計決算でありますが、歳入において、委員から、保険税の不納欠損額の内訳及び収入未済額の多い理由について質疑があり、執行部から、不納欠損は地方税法第15条の7項及び第18条に該当したもので、不動産競売・死亡等による1号該当67件、生活保護・生活困窮による2号該当48件、所在不明等による3号該当140件、消滅時効その他によるものとして633件、合わせて888件の5654万4000円余りである。さらに、未済額の多い理由は、昭和50年度から時効にならないための内金処理や滞納処分を行ったものが累計として残っているため、未済額が増加した要因であるとの答弁がありました。  さらに委員から、口座振替の推移と収納率アップのための対策について質疑があり、執行部から、口座振替の推移は、平成6年4月2811件、7年4月3039件、同年11月時点では3234件になっていたが、その後、往復はがきを使った口座振替推進を行った結果、現時点では約450件の増加となっている。さらに、その対策については、昨年9月、国の全額補助を受けて保険税の収納対策特別事業を実施しており、まず納税組合の組織率低下を補うために口座振替制度の加入促進に全力を挙げて取り組んでいる。また、組織の機動力アップのため車を3台ふやすとともに、夜間徴収を月2回から4回とし、日曜出勤も1回行っているとの答弁がありました。  次に歳出において、1款・総務費・一般管理費に関し、委員から、役務費の不用額の内容について質疑があり、執行部から、督促状・催告状は平成5年度までは別々に送付していたが、6年度から同一世帯の督促・催告は一つの封筒に入れて発送するようにしたため、その分の経費が削減されたものである旨の答弁がありました。  さらに、5款・保健施設費・疾病予防費において、委員から、人間ドック及び針灸券の利用実績と保健施設事業における巡回検診車などの取り組み姿勢について質疑があり、執行部から、利用実績は、平成6年度においては、人間ドックが1泊2日200名、日帰り57名であり、針灸券は2689名で、延べ件数3万1675回である。さらに、取り組み姿勢としては同事業に対応する目新しい施策は見当らないが、来年度事業においては人間ドックを大幅にふやし、市立病院以外の病院でも利用できるようにするとともに、内容も脳疾患に対応するための脳ドックを導入していきたい。また、保健センターで実施している健康診査事業についても、両部で共同して受診率の向上に努めるとともに、医療に対する趣旨普及の徹底もあわせて行っていきたいとの答弁がありました。
     以上のほか、繰越明許費の内容、督促の発送件数、審査支払手数料の内容、滞納者の実態把握等々についても質疑・要望意見があっております。  次に、議第102号・平成6年度八代市食肉センター特別会計決算でありますが、委員から、賃金の不用額の理由と同センターの改善策について質疑があり、執行部から、不用額の理由は、当初、受付事務に要するパート賃金として計上していたが、早朝稼働のため、時間を30分繰り上げて午前8時から市職員が受付事務を行ったため、これによりパート採用が不要となったものである。さらに、改善策については一般会計からの繰入金は深刻な問題だと考えており、その対策として手数料の値上げと処理頭数の増加が考えられるが、この2点については限界があるので、抜本的な解決策として公設民営の方向を検討していきたいとの答弁がありました。  これに対し、委員からは、公設民営については10年前から話が出ており、過去3年間の決算を見てもほとんど同じ状態であるので、さらに建設当時の補助金の趣旨等を考慮に入れた抜本的な改革が必要であるとの強い意見が出ております。  以上のほか、施設の稼働率、同センターの職員数、起債償還の完了時期等々についても質疑・要望意見があっております。  次に、議第104号・平成6年度八代市公共下水道事業特別会計決算でありますが、委員から、北部汚水幹線工事における随意契約の理由と工事指名入札の方法について質疑があり、執行部から、随意契約の理由は、旧引っ込み線の下を推進工法で行う際、15メートル程度の矢板を打ち込み、地盤改良を行いながら工事を進めるように発注していたが、1番目の立て坑の掘削が終わり、次の工事に入る段階で地盤が膨らみ、新たに矢板を打ち込む必要が生じたため、経費の効率化を考え、追加工事として同工区を施工した業者と随意契約をしたものである。さらに、指名入札の方法は、地域性、手持ち工事数、工事実績、落札回数等を勘案して業者選定を行っているとの答弁がありました。  これに対し、委員からは、落札回数が極端に多い業者もあるので、公平・公正に入札が行われるとともに、バランスを欠いた指名回数にならないよう配慮してほしいとの強い要望意見が出ております。  さらに、委員から、水洗化率が低い原因について質疑があり、執行部から、工事費が17万円から高い所で100万円近くかかるため、経済的に困難という理由等により水洗化率が低くなっている。そのため、今後の対策として、平成8年4月から融資斡旋制度による貸付利率を6.8%から4.5%に引き下げるとともに、限度額を30万円から50万円に引き上げ、さらに利子補給についても1年以内に水洗化を行えば全額補助する予定であるとの答弁がありました。  以上のほか、地元業者への委託の検討方、市外受注業者の所在地、業者のランク付けの方法、九州ガスへの補償基準等々についても質疑・要望意見があっております。  次に、議第105号・平成6年度八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計決算についてでありますが、収入未済額に関連し、委員から、滞納状況と貸付限度額について質疑があり、執行部から、滞納状況は昭和52年に貸付事業が開始され、現在、新築資金・宅地資金を合わせて57名に貸し付けを行っているが、当初から滞納している者がおり、まじめに払っているのは、そのうちの27名である。そのため貸付目的の実行行為を行わず、返済もしない悪質者4名に対しては、差し押さえを行っている。さらに限度額は、現在、新築資金710万円、宅地資金550万円、改修資金430万円であるとの答弁がありました。  以上のほか、貸付利率、行政内部での情報交換の検討方等々についても質疑・要望意見があっております。  以上、本決算7件については、議第101号・平成6年度八代市老人保健医療特別会計決算、議第103号・平成6年度八代市交通災害共済事業特別会計決算、議第106号・平成6年度八代市公共用地先行取得事業特別会計決算とともに、慎重に審査いたしました結果、全会一致をもって認定してしかるべきものと決した次第であります。  本委員会の審査過程におきましては、各委員から詳細にわたり重要な提言、要望等があっておりますが、執行部当局におかれてましては、現在の滞納対策、財政状況を十分認識され、最小の費用で最大の効果を上げられ、また委託料及び需用費執行に対しては、今回の委員会の審査内容を一過性のものとして解されるのでなく、市の根幹にかかわる重要な問題点としてとらえ、今後の行財政運営に必ずや反映されることを委員会の一致した意見として申し上げ、以上で報告を終わらせていただきます。 ○議長(福田富雄君) 以上で委員長の報告を終わり、これよりただいまの報告に対する質疑を行います。  質疑ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で質疑を終わり、これより討論を行います。  討論ありませんか。             (「なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 以上で討論を終わり、これより採決いたします。  議第97号から同第106号まで、すなわち  平成6年度八代市一般会計決算、  同 二見舟津簡易水道事業、  同 二見白島簡易水道事業、  同 国民健康保険、  同 老人保健医療、  同 食肉センター、  同 交通災害共済事業、  同 公共下水道事業、  同 住宅新築資金等貸付事業、  同 公共用地先行取得事業の各特別会計決算、  以上10件については、委員長の報告どおりこれを認定するに賛成の諸君の起立を求めます。             (賛成者 起立) ○議長(福田富雄君) 起立多数、よって本10件は認定することに決しました。          ──────────────────── △日程第12〜41 ○議長(福田富雄君) 日程第12から日程第41まで、すなわち議第2号から同第31号までの議案30件を一括議題とし、これより提出者の説明を求めます。  市長。             (市長沖田嘉典君 登壇) ◎市長(沖田嘉典君) 本日、平成8年3月定例市議会を招集いたしましたところ、議員各位におかれましては、御多忙の折にもかかわりませず御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。  まず、提案理由の説明をいたします前に、中国北海市との友好都市締結の日を迎えるに当たり、一言お礼を申し上げたいと思います。  北海市との友好都市締結に向けて、これまで鋭意努力を続けてまいりました結果、締結調印式を明3月5日、八代市においてとり行う運びとなりました。これも市議会並びに市民各位の御理解と御支援の賜物と、深く感謝を申し上げる次第でございます。  本市にとって初めての外国都市との友好都市締結であります。私は、これを契機に民間を含めた経済・教育・スポーツなど各分野での交流が活発に行われて、両市の相互理解がより深まり、友好都市としてお互いの交流が着実に進展することを願っているところでございます。  さて、平成8年度予算案、その他諸議案の御審議をお願いするに当たり、所信の一端を申し上げ、市議会並びに市民各位のなお一層の御理解と御協力をお願い申し上げる次第でございます。  我が国は、高齢化、国際化、情報化、分権化など数多くの変化の時代を迎えております。こうした変化の時代の中で、ますます多様化する住民ニーズに的確に対応し、できるだけその変化を先取りし、住民福祉の向上に寄与することが国、地方行政ともに強く求められているところであります。  このような社会情勢の中で、本市は昭和61年度からスタートしました新総合計画の最後の5カ年計画である第三次基本計画の策定に取り組んでまいりました。  計画案は、市民各界各層により構成された審議会に御審議をいただき、先日その答申をいただいたところでございます。  私は、この第三次基本計画は、21世紀へ向けて大きく飛躍すべきステップ計画であると位置づけております。  計画では、本市が掲げる都市像であります「緑と水のうるおうまち」、「活力あふれる産業のまち」、「かおり高い文化のまち」を実現するため、21世紀を展望した飛躍の象徴となるもの、九州中央拠点都市の実現に必要なもの、人、自然にやさしい市民生活の鍵となるものの三つの基準により、次に申し上げます活性化拠点事業をシンボルプロジェクトとして位置づけております。  第一のプロジェクトは、中心市街地活性化拠点事業でありまして、球磨川駅跡地、既存中心市街地と旧蛇籠港周辺とを一体的に整備し、水と緑と文化の香りのする商業・業務の拠点として整備を進めます。  第二は、新八代駅・八代インター周辺活性化拠点事業で、九州縦貫自動車道八代インターや、九州新幹線鹿児島ルート新八代駅の地理的優位性を生かし、広域的な人流・物流・業務などの拠点として整備をします。  第三は、八代港(ニュー加賀島)活性化拠点事業で、港湾整備に伴う埋立地の造成によって、コンテナ対応埠頭や海上物流を中心とした産業用地の確保とともに、親水性のある緑地整備を行い、都市的にぎわいの場、交流・憩いの場づくりを行います。  第四に、保健センター周辺地域活性化拠点事業でございます。この地域は、保健センターやヘルシーパル八代が建設され、市民の健康づくりの拠点として機能しており、これを健康福祉ゾーンとして位置づけ、福祉施設や公園を整備し、健康で明るく生きがいのある福祉のまちづくりの拠点として整備を進めます。  第五は、新清掃センター周辺地域活性化拠点事業でございます。この地域は市内でも有数の農業地域であり、現有焼却施設の老朽化に伴う新清掃センター等の建設を進めるとともに、県営土地改良総合整備事業など農業関連事業を進め、高生産性農業の確立を目指します。  第六のプロジェクトは日奈久地域活性化拠点事業でありまして、南九州西回り自動車道八代日奈久道路の早期完成を促進し、埋立地の利・活用、日奈久新港の建設を推進します。また、海、山の恵まれた自然及び既存温泉街の歴史的資源を活用し、日奈久地区の一体的整備を図ってまいります。  以上、六つの活性化拠点事業をシンボルプロジェクトとして全体の事業を計画的、効果的に実施し、さらに住みよいまちづくりに向けて努力してまいりたいと考えております。  ただ、これらの実現のためには、有能な人材と活力ある組織、それに多大な財源を必要とします。このような条件整備の一環として、昨年行った大幅な組織機構の再編による政策形成機能、総合調整機能の充実を図るとともに、職員の資質の向上を図ってまいります。  一方、本市を取り巻く財政環境はまことに厳しいものがありますが、今般策定しました八代市行政改革大綱の基本方針であります、創造的な行政運営システムを構築し、所要財源の確保に努めてまいる所存でございます。  第三次基本計画の実現のためには、市議会の御指導をいただきながら、市民と一体となって工夫を凝らし、国・県事業を積極的に取り込み、かつ、民間活力の導入を促進するなどして、一つ一つ着実に実施してまいる必要があります。議員各位並びに市民の御理解と御協力を賜りますようにお願いいたします。  さて、本議会に提案いたしております案件は、平成8年度一般会計予算案など30件であります。  8年度予算案につきましては、国・県の政策動向や地方財政対策を重視しつつ、先に述べました新総合計画第3次基本計画の諸施策を着実に推進することといたし、編成作業を進めてまいりました。  歳入におきましては、景気は緩やかな回復基調にあると言われておりますが、本年も引き続き行われる特別減税もあり、市税の大幅な伸びは期待できない状況にあります。  一方、歳出では、義務的経費及び他会計への繰出金の増嵩など厳しいものがあります。したがって、経常経費を極力抑制することなどにより、財源の確保を図り、市民サービスの向上と活性化政策を推進するための施策に財源を重点的に配分しております。  以下、その概要を申し上げます。  まず、第一に、都市基盤の整備については、市民が待ち望んでいた八代臨港線が本年3月末に全線開通する見通しとなり、本市の産業、経済の発展に多大な効果をもたらすものと期待いたしているところでございます。  そこで、8年度はポスト臨港線として、南九州西回り自動車道平山インターから県道八代港線を結ぶ幹線道路、仮称・南部幹線の事業化に向けて取り組みをスタートさせますとともに、麦島線など残りの各都市計画街路事業の推進を図るほか、生活関連道路の整備も交通安全対策に配慮しながら進めてまいります。  また、球磨川駅跡地には、多目的広場の整備と周辺地区の区画整理事業を促進するとともに、八代駅前広場の整備に取り組んでまいります。  港湾関係では、昨年6月、国において承認されました八代港港湾計画改定に基づく、いわゆる5万トン級岸壁やコンテナ対応埠頭の早期着工へ向け努力をいたしますほか、日奈久港改修事業についても事業促進を図ってまいります。  土地利用では、都市の健全な発展を図るため、用途地域に隣接する白地地域の用途の追加を予定いたしております。  第二に、産業の振興についてであります。  農業関係では、継続して施行いたします日奈久新開西地区、大福寺地区の団体営土地改良総合整備事業のほか、集落排水路及び農道の整備に努めてまいります。県営事業では、本年度から平和地区の土地改良総合整備事業とかんがい排水事業が施行される予定でございます。  水産業では、二見漁港の整備のほか、漁業資源拡大のため、稚魚稚貝の放流を続けてまいります。  商工業振興では、八代地域整備構想基本調査をもとに、流通拠点都市づくり並びに地場企業及び商業の振興にきめ細かく取り組んでまいります。  第三の生活環境の整備につきましては、新清掃センター建設予定地であります平和地区の環境アセスメント調査を引き続き実施してまいります。  また、本年9月から資源ごみの分別収集に取り組み、ごみの再資源化、減量化を図ってまいります。  市民の憩いの場づくりとしまして、都市公園、緑の回廊、東部山麓自然公園の整備を図るほか、八代城の堀の浄化事業に着手し、本年2月寄贈を受けました水島を中心とした周辺開発構想の策定を計画いたしております。  また、上・下水道など生活環境の整備を図ってまいります。  第四に、教育文化の向上についてでありますが、宮地東小学校の校舎改築など学校教育施設の整備を進めてまいります。  また、市立図書館にコンピューターシステムを導入し、利用者へのサービス向上を図るほか、平成9年開催の八代県体及び平成11年開催の熊本国体に向けての諸準備に取り組んでまいります。  第五の市民福祉の向上については、進展する高齢化社会へ対応すべくホームヘルプサービスなどの在宅福祉サービスの充実強化を図るとともに、保健、医療、福祉の連携による老人の健康と生きがい対策の推進に取り組んでまいります。  また、児童の健全育成を図るため、保育事業の充実とともに、育児支援のための諸施策を充実してまいります。  また、福祉会館に車いす昇降機を設置するなど障害者福祉に積極的に取り組んでまいります。  第六は、計画の推進でございます。  市民のだれもが市政に参加でき、市民と行政とが一体となったまちづくりを推進するため、本年度、各校区でまちづくり懇談会の開催を計画いたしております。  また、住民票、印鑑登録証明書の自動交付機を設置し、市民サービスの向上に努めることといたしております。  以上、予算編成と施策の概要について申し述べましたが、平成8年度の予算規模は、一般会計で312億8600万円、特別会計では228億9871万1000円、企業会計では15億2192万3000円、合計557億0663万3000円といたしております。  続きまして、平成7年度補正予算案でございますが、主なものは報酬等審議会の答申に基づく市議会議員の報酬及び市長等特別職の給与改定、高齢退職者の増に伴う退職手当のほか、企業振興促進条例などに基づく奨励金、高利率の起債についての繰り上げ償還金、国・県支出金等の決定に伴う関係経費などを補正いたしております。  このほか、市立病院において、国の承認を受けて本年度から12年度までの6カ年で不良債務を解消する経営健全化計画のための所要の措置をいたしております。  次に、その他の案件につきましては、事件案件で市道の認定について提案いたし、条例案件では、市議会議員その他非常勤特別職の報酬及び市長等特別職の給与の改定に関する条例、職員の給与及び特殊勤務手当の改正に関する条例のほか、公営企業に関する条例改正などが主なものでございます。  以上、提案いたしました案件について概要を申し上げましたが、詳細につきましては企画財政部長をして説明いたさせますので、何とぞ慎重御審議の上、適切な御決定を賜りますようお願い申し上げまして、提案理由の説明といたします。 ○議長(福田富雄君) 企画財政部長。             (企画財政部長真開純雄君 登壇) ◎企画財政部長(真開純雄君) ただいま提案されました案件につきまして、順次その概要を御説明いたします。  まず、議第2号の平成7年度八代市一般会計補正予算・第5号でございます。  1ページに総括的事項を記載いたしております。第1条で、今回3億7950万円を追加し、歳入歳出予算の総額をそれぞれ332億4060万円といたしております。  第2条は繰越明許費の補正でございます。内容は6ページに記載いたしております。1の追加では、土木費及び教育費におきまして、地権者との交渉や文化財調査などにより不測の日数を要した9事業について年度内完了が困難となりましたので、翌年度に繰り越して使用するため、それぞれ繰越明許費の設定をいたしております。  また、2の変更では、ラグビ−場建設事業について、実施設計の見直しにより限度額の変更をいたしております。  第3条は、債務負担行為の補正でございます。農業者の経営改善を図るための自立経営体育成資金に対する利子補給金を新たに設定いたしております。  次は、第4条・地方債の補正でございます。  1の追加では、単県道路・街路事業負担金に対する臨時地域基盤整備事業の追加を行っております。  8ページ、2の廃止では、東幹線整備事業の計画変更に伴う地方特定道路整備事業を、またラグビ−場建設事業の地域総合整備事業を市町村振興資金へ組み替えたことにより、それぞれ廃止いたしております。
     また、3の変更では、減税補てん債の許可額の確定や保育園改築事業などの事業費の確定等に伴い、限度額の変更をいたしております。  次に、歳出の主な内容について御説明申し上げます。  歳出は27ページからでございます。  まず、第1款・議会費でございますが、議員報酬の改定に伴います所要の経費を追加いたしております。  次は、28ページの第2款・総務費でございます。  一般管理費におきまして、市長等特別職の給与改定に伴う所要の経費及び退職者の増に伴う退職手当など、合わせて1億1876万1000円を追加いたしております。  次の交通安全対策費は、生活路線バスや廃止路線代替バス運行費等の補助金2745万7000円を計上いたしております。  次は、31ページの第3款・民生費でございます。  老人福祉対策費で4216万円の減額をいたしております。これは老人ホームヘルプサービス事業など、補助基準額の改定等による増額のほか、老人保護措置費では、措置人員の減などにより6000万円の減額をいたしております。  心身障害対策費では422万9000円の減額でございます。身体障害者、進行性筋萎縮症者、精神薄弱者措置費におきまして、措置実績に合わせて所要の補正をいたしております。また、社会福祉法人に対する助成金404万2000円は、八代学園の施設改修に対するものでございます。  次に、32ペ−ジの児童福祉総務費では1160万4000円の追加をいたしております。補助基準額等の改定並びに実績に基づき、地域子育て支援センタ−事業ほか、3つの事業に対して委託料を追加いたしますとともに、ひかり保育園ほか5施設の改修に対する社会福祉法人助成金1012万9000円を計上いたしております。  児童措置費の1672万円の減額は、児童手当給付費の確定によるものでございます。  続きまして、第4款・衛生費でございます。  保健衛生総務費で1億9463万8000円を追加いたしております。これは、胃がん検診等の受診者の減による老人保健事業委託料の減額のほか、市立病院経営健全化計画に対する財政支援措置といたしまして、病院事業会計への貸付金及び繰出金、合わせまして2億0901万9000円を措置しているものでございます。  次の予防費では、三種混合予防接種者の増による1200万円を追加いたしております。  34ページの塵芥処理費では、リサイクル施設改修事業費の確定により3526万1000円を減額いたしております。  次に、第5款・農林水産業費でございます。  農業振興費の424万4000円は、温州ミカンの優良品種化を図るための矮化栽培等緊急推進対策事業の追加をいたしております。  次の農地費で2396万7000円を減額いたしております。これは、団体営土地改良総合整備事業費の確定などによるものでございます。  36ページの林業振興費370万9000円の減額は、事業費の確定などによる減額が主なものでございます。  次は、第6款・商工費でございます。  商工振興費の5822万4000円の追加は、八代市工場設置奨励条例及び企業振興促進条例に基づく補助金でございます。  続きまして、38ページ、第7款・土木費でございます。  道路新設改良費では、事業費の確定に伴い、市内一円道路改良事業及び臨港線井上交差点改良事業を減額するほか、県施工の道路整備事業に対する負担金を追加いたしております。  次の河川費では、大坪川改修調査設計委託でボ−リング調査箇所数の減により360万円を減額いたしておりますほか、県事業負担金の追加をいたしております。  40ページの港湾建設費の2642万1000円の減額は、日奈久港港湾環境整備事業の工事手法の変更などによる減額でございます。  次に都市計画総務費では、公共下水道事業特別会計において、市債の確定などに伴いまして同会計への繰出金8646万7000円を減額いたしております。  街路事業費では、4127万7000円の減額をいたしております。これは八代臨港線と緑の回廊線における事業費組み替えのほか、麦島線ほか1線など3事業で、内示額の変更に伴い、事業費の減額をいたしております。  また、来る3月27日に予定されております臨港線の開通式経費として285万3000円を計上いたしております。  42ページの第8款・消防費では、防火水槽の設置場所を見直すこととし、1基分を減額いたしております。  次は、第9款・教育費でございます。  45ページの社会体育施設費で、建設予定地の変更による新テニスコ−ト建設費及び実施設計見直しによるラグビ−場建設費を合わせまして1億4846万円の減額をいたしております。  46ページ、第10款・災害復旧費でございます。  林業施設災害復旧費の1715万8000円は、平成5年の台風13号による森林災害復旧に係る本年度事業分に対する補助金でございます。  48ページ、第11款・公債費では、高利率市債の繰り上げ償還に要する経費4億7958万2000円などを計上いたしております。  次の第12款・諸支出金の基金費では、預金利率の低下に伴いまして各基金への積立金を減額いたしておりますほか、50ページの土地開発公社費では、日奈久地先埋立事業に対する貸付金及び事務委託金とを合わせて148万1000円を計上いたしております。  以上が歳出の主な内容でございますが、歳入につきましては、ただいま御説明いたしましたそれぞれの事業に伴う特定財源のほか、市債につきまして事業費の変更及び確定に伴う調整を行い、また所要の一般財源として繰越金及び地方交付税で措置いたしております。  次は、それぞれ別冊になっております特別会計補正予算でございます。  議第3号・八代市公共下水道事業特別会計補正予算・第5号でございます。  1ページの第1条で歳入歳出それぞれ1903万円を減額いたしております。  また、第2条は繰越明許費でございます。  4ページに内容を記載いたしておりますが、公共下水道事業費で汚水管渠布設事業の年度内完成が困難となりましたので、翌年度に繰り越して使用するため繰越明許費の設定をいたしております。  第3条・地方債補正におきましては、資本費平準化債等の限度額を変更いたしております。  歳出の内容は10ページでございますが、下水道建設費で事業費の確定に伴う水道管、ガス管等の移設補償など合わせて456万3000円を減額いたしております。また、公債費の利子で、長期債の利率変更により1446万7000円を減額いたしております。  歳入といたしましては、6ページになりますが、受益者負担金及び市債を追加し、また使用料で1210万円、繰入金で8646万7000円をそれぞれ減額いたしております。  次も別冊となっております議第4号・八代市病院事業会計補正予算・第1号でございます。  1ページの第3条、収益的収支におきまして、入院患者及び外来患者の減少等に伴う医業収益2億2344万円の減額と、医業外収益に結核病床運営経費等の一般会計負担金及び一時借入金支払利息の一般会計補助金を合わせまして1億0344万円を計上いたしておりますほか、特別利益の1億2000万円は、第四次病院事業経営健全化計画に伴う赤字補てん分でございます。また、運転資金不足を補うため、一般会計からの借入金4000万円を記載いたしております。  また、2ページの第4条・資本的収支では、スプリンクラー設置に企業債6130万円を充当したことにより一般会計出資金を5442万2000円減額いたしております。  以上が補正予算でございます。  続きまして、平成8年度予算について御説明をいたします。  まず、議第5号・八代市一般会計予算でございます。  3ぺージに総括的事項を記載いたしております。  第1条で、予算の総額を歳入歳出それぞれ312億8600万円と定めております。  第2条は、債務負担行為でございます。内容は、10ページに記載いたしております。土地・家屋の情報を一元化する土地家屋情報システムや、図書の貸出等の業務を円滑に行うための図書館電算システム等の電算処理に要する経費、住民票等の証明書自動交付機の導入経費、並びに八代城跡堀浄化事業に要する経費や土地改良融資事業等の農業基盤整備に対する元利補給金などについて設定いたしております。  次は、第3条、地方債でございます。  本年度の起債事業について、目的・限度額などを定めております。  第4条では、一時借入金の限度額を30億円と定め、第5条では、予算の流用について定めております。  次に、歳出の主な内容について御説明いたします。  歳出は、49ページからでございます。  まず、第1款・議会費では、3億8338万2000円を計上いたしておりますが、これは市議会の運営に要する経費等でございます。  次は、50ペ−ジ、第2款・総務費でございます。  一般管理費におきまして23億0248万2000円を計上いたしております。これは、中国北海市との友好都市締結後のさらなる交流を行うための経費及び職員給与、職員研修経費等が主なものでございます。  次に、52ページの企画費では、2月に寄贈を受けた水島周辺について開発構想を策定する万葉の里づくり事業や、拠点地区民活導入促進事業として事業化計画の原案作成に要する経費、並びに八代新港埠頭倉庫建設事業に対する地域総合整備資金貸付事業等に要する経費を計上いたしております。  事務管理費は、コンピューターシステムの開発及び運用経費並びに事務改善経費でございます。  交通安全対策費では、交通安全都市宣言に伴う啓発経費や施設整備に要する経費等を計上いたしております。  56ページからの徴税費では、賦課徴収費におきまして、固定資産税に係る平成9年度からの課税明細書の添付の準備に伴う固定資産現況調査事業のほか、土地・家屋の情報を一元化する土地・家屋情報システムの導入経費等を計上いたしております。  58ページの戸籍住民基本台帳費は、市民サ−ビスの向上を図るため、本年度から住民票等の自動交付を行う証明書自動交付機の導入経費及び戸籍附票電算化事業等が主なものでございます。  選挙費では、天草不知火海区漁業調整委員など、4つの選挙の執行に要する経費を計上いたしております。  64ページからは、第3款・民生費でございます。  まず、社会福祉総務費におきまして6億3117万4000円を計上いたしておりますが、これは民生委員・児童委員協議会に対する補助金や、国民健康保険特別会計への繰出金等でございます。  次の老人福祉対策費では、敬老会及び老人保護施設入所措置に要する経費のほか、老人ホームヘルプサービス、老人デイサービス等の在宅老人福祉サービスに要する経費等を計上いたしております。特に、老人ホ−ムヘルプサ−ビス事業におきましては、ヘルパ−を増員し、入浴サ−ビスの充実を図ることといたしております。  保寿寮費におきましては、本年度から管理運営を社会福祉事業団へ委託しますので、これに要する経費など1億2488万5000円を計上いたしております。  社会福祉施設費1億3933万2000円は、おおぞら授産所、ひまわり苑等の社会福祉事業団への事務委託に要する経費でございます。  66ペ−ジの社会福祉対策費では、総合福祉センター、社会福祉会館の管理費及び社会福祉会館身障者用の施設整備費として車いす昇降機及びトイレを設置するほか、社会福祉協議会等への補助金など1億0468万2000円を計上いたしております。  心身障害対策費の9億1296万2000円は、障害者の施策に関する基本的な計画を策定するための検討に要する経費、及び身体障害者、精神薄弱者の施設入所措置費のほか、在宅福祉サ−ビスとしてホームヘルプサービス事業に要する経費などでございます。  69ページの児童福祉総務費では9905万9000円を計上いたしております。これは、子供の遊び場確保や健全育成普及活動を行う子どもにやさしいまちづくり事業や、育児についての相談指導や子育てサ−クル活動の育成・支援を行う地域子育て支援センタ−事業及び子育て支援短期利用事業のほか、私立保育所運営委託事業などが主なものでございます。  70ページの保育所費25億5707万3000円は、公立保育所8園の運営に要する経費、私立保育所32園に対する児童措置費、及び保護者の就業形態の多様化などに対応する時間延長型保育サ−ビス事業への補助金等でございます。  72ページの扶助費では、生活扶助、住宅扶助、医療扶助などに16億3547万3000円を計上いたしております。  続きまして、74ページから第4款・衛生費でございます。  保健衛生総務費で12億7829万6000円を計上いたしておりますが、これは乳幼児医療費助成事業や基本健診等の老人保健事業、5月3日から6日までの連休中、内科、外科、小児科、婦人科、歯科の救急診療業務を委託するための経費、及び18歳以上の婦人を対象とした骨粗鬆症健診等に要する経費のほか、各特別会計・企業会計への繰出金などに要する経費を計上いたしております。  予防費の1億2152万5000円は、各種予防接種及び結核予防事業などに要する経費でございます。  76ページの生活環境総務費の2億1080万6000円は、小型合併処理浄化槽のなお一層の普及を図るため、1基当たりの補助金を増額いたしておりますほか、平成7年度に引き続き新清掃センター環境アセスメント調査を実施する経費などでございます。  公害対策費では、各種公害分析調査委託及び環境基本条例制定のための懇話会の設置に要する経費を計上いたしております。  廃棄物対策費では、古紙回収及び生ごみ堆肥化容器設置補助金など、ごみ減量化に要する経費、並びに敷川内町関係継続調査などに要する経費を計上いたしております。  78ペ−ジの塵芥処理費6億4551万3000円は、ごみ焼却施設の維持管理費のほか、ごみの資源化・減量化の促進と、いわゆるリサイクル法対応のため9月から試行予定の分別収集事業に要する経費でございます。  次のし尿処理費では、海洋投棄及び施設の維持管理に要する経費を計上いたしております。  80ページから第5款・農林水産業費でございます。  まず、81ページの農業振興費は3億9019万5000円を計上いたしておりますが、施設野菜農家の規模拡大を図るため地域農業基盤確立支援推進事業を新たに実施いたしますほか、制度融資利子補給金、農協預託金及び各協議会への負担金が主なものでございます。  82ぺ−ジの農事研修センター費は、土壌分析診断事業のほか、管理運営に要する経費でございます。  次に、農地費で14億2968万3000円を計上いたしております。これは、土地改良総合整備事業や農道・排水路等の改修を実施いたしますほか、本年度から施工を予定いたしております平和地区の土地改良総合整備事業、かんがい排水事業に係る県営事業負担金や土地改良施設維持管理適正化事業及び土地改良事業補助金などが主なものでございます。  次に、86ページの林業振興費9119万円は、創造の森整備事業やこの創造の森を舞台にした交流イベント・水と緑のふれあいスク−ルを実施いたしますほか、間伐及び風倒木処理作業路開設事業等に要する経費でございます。  次に、水産業振興費では、稚魚・稚貝の放流経費や水産振興協議会への負担金、及び植柳漁港小規模施設改良事業並びに県の補助を受けて実施する二見漁港局部改良事業などに要する経費でございます。  89ページからは、第6款・商工費でございます。  商工振興費におきまして11億7458万5000円を計上いたしております。これは、くま川祭委託、商工会議所補助金、中小企業融資制度資金預託金並びに地元高校、短大、高専新卒者を対象に合同面接会を実施する新卒者求人企業説明会などに要する経費でございます。  91ページの観光費は、全国花火競技大会や三ツ島の桟橋延長及び休憩所補修などに要します経費を計上いたしております。  続きまして93ページの第7款・土木費でございます。  建築総務費は、建築確認申請事務経費及び高齢者・障害者への配慮を目的とした民間建築物の新築・改築に対するやさしいまちづくり建築物整備促進補助金等でございます。  94ページの道路新設改良費の10億9441万1000円は、海士江町上野町線道路改良事業や上日置町1号線道路新設事業、緑の回廊事業のほか市内一円道路改良事業などが主なものでございます。  次の橋梁維持費では、平成7年度に引き続き旧前川橋の補修を行う経費4500万円を計上いたしております。  96ペ−ジの河川費は、塩鶴川改修工事など市内一円の河川改修を行うほか、県施行事業に対する負担金並びに大坪川改修の実施設計経費などでございます。
     港湾建設費では、日奈久港の港湾整備に要する経費2億8219万2000円を計上いたしております。  98ペ−ジ、都市計画総務費では、東部山麓開発事業として測量設計を行う経費のほか、都市計画図の修正経費や県の委託を受けて都市の現状・都市化の動向等を把握するため、おおむね5年ごとに行います都市計画基礎調査、並びに公共下水道事業など特別会計への繰出金など、合わせて13億7805万8000円を計上いたしております。  街路事業費4億6493万9000円は、八代臨港線、緑の回廊線、萩原出町線ほか1線、及び麦島線ほか1線などの都市計画道路を継続して実施いたします経費のほか、市の中心部と植柳・高田・金剛地区を結ぶ南部幹線の測量調査に要する経費などでございます。  都市下水路費は、上片町排水路改修ほか、市内一円の排水路改修のための経費が主なものでございます。  100ペ−ジの公園費では、緑と水のうるおうまちづくりを目指し、国直轄事業とタイアップした八代城跡堀浄化事業を平成9年度までの2カ年にわたり実施するほか、八代宮前に設置予定の花かご休憩所並びに球磨川河川敷などに移動トイレを設置する経費などを計上いたしております。  次の市街地開発費では、球磨川駅地区の土地区画整理事業、多目的広場整備事業などの経費を計上いたしております。  次に、103ページの第8款・消防費では、八代広域行政事務組合への負担金及び消防団に係る経費並びに消防水利施設の整備に要する経費などを計上いたしております。  105ページからは第9款・教育費でございます。  107ページの学校保健費は、児童、生徒、及び教職員の健康診断等に要する経費が主なものでございます。  108ページの小学校・学校管理費では、各学校の運営及び施設の維持管理並びに施設整備に要する経費を計上いたしております。  教育振興費では、学校図書館の機能充実を図るため指導員を配置する経費、及び教科書改訂に要する経費などでございます。  学校建設費の3億7690万円は、宮地東小学校の改築経費及び老朽化しました昭和小学校改築のための基本設計等に要する経費でございます。  110ペ−ジの中学校・学校管理費では、各学校の運営及び施設の維持管理並びに施設整備の経費を計上いたしております。  教育振興費は、外国青年招致事業及び登校拒否児童生徒のためのくま川教室の開設、並びに今日問題になっておりますいじめ等による子供や保護者の悩みに対応するための教育相談員配置に要する経費などでございます。  112ペ−ジの養護学校費は管理運営経費のほか、リフト付スク−ルバス購入経費等でございます。  幼稚園費は、各園の管理運営経費及び幼稚園就園奨励費補助金などでございます。  114ページ、学校給食費は、学校給食会への給食業務委託及び要保護・準要保護児童生徒に対する就学援助費などでございます。  116ページ、社会教育総務費の主なものは、社会教育学級の開設、成人式及び社会教育団体の育成に要する経費でございます。  公民館費では、施設の維持管理のほか、植柳公民館ほか3つの公民館に館長を配置する経費などを計上いたしております。  厚生会館費では、会館の維持管理のほか、自主文化事業に要する経費を計上いたしております。  118ペ−ジの図書館費は、図書の貸し出しや返却等の業務を円滑に行うため、電算システムを導入する経費などが主なものでございます。  博物館費は、管理運営経費のほか、特別展として、春に「長崎県立美術館収蔵品展」秋に「獅子舞の起こりと広がり」を開催することといたしております。  120ページ、文化財保護費では、西回り自動車道建設に伴う遺跡発掘調査及び笠鉾等の復元修復、その他文化財の調査並びに維持管理に要する経費を計上いたしております。  122ページの社会体育事業費は、県民体育祭、市民体育祭及びひなまつり女子駅伝大会など各種大会行事のほか、平成9年に八代開催予定の県民体育祭、平成11年開催予定の国民体育大会の準備経費でございます。  社会体育施設費は、各体育施設の維持管理のほか、松高小学校の夜間照明施設を全面改修する経費でございます。  次に、127ページの第11款・公債費では、市債の償還などに要する経費を計上いたしております。  128ページ、第12款・諸支出金の基金費では、財政調整基金ほか、各基金の利子相当額を積み立てるものでございます。  次の土地開発公社費は、日奈久地先埋立事業などへの貸付金が主なものでございます。  以上が歳出の主な内容でございます。  歳入につきましては、それぞれの事業に伴う特定財源のほか、17ページに戻りますけども、市税のうち、市民税の個人・法人合わせて46億2000万円、固定資産税では67億8795万7000円を計上いたしております。  21ページの地方譲与税から25ページの地方交付税までは、国の平成8年度地方財政計画等を勘案したそれぞれの見込み額を計上いたしております。  42ページの繰入金でございますが、笠鉾等の復元修復事業に充てるふるさと創生基金からの繰入金や減債基金からの繰入金などでございます。また、前年度からの繰越金3億円を予定し、計上いたしております。  47ページからの市債では、それぞれの事業費に対応する金額のほか、減税補てん債4億5000万円を計上いたしております。  以上が平成8年度一般会計の主な内容でございます。  続きまして、別冊となっております特別会計を御説明申し上げます。  まず、5ページの議第6号・八代市二見舟津簡易水道事業特別会計におきまして、歳入歳出それぞれ73万円を施設の維持管理経費として計上いたしております。  次に、19ページ、議第7号・八代市二見白島簡易水道事業特別会計では、歳入歳出それぞれ285万円でございますが、施設の維持管理費及び市債の償還に要する経費でございます。なお、今年度、高料金対策として一般会計からの繰り入れを行い、使用料の引き下げを行っております。  次に、35ページ、議第8号・八代市国民健康保険特別会計におきまして歳入歳出それぞれ85億8840万円を計上いたしております。  歳入につきましては、36ページで主なものを申し上げますが、国民健康保険税30億1544万7000円、国庫支出金34億6703万1000円、繰入金では、一般会計からの繰入金と財政調整基金からの繰入金、合わせまして7億0915万8000円を予定いたしております。  歳出の主なものといたしまして、52ページの一般管理費では、医療保険カード発行業務の委託経費1266万5000円、次の納税奨励費で、収納特別対策事業に要する経費1466万2000円、次に55ページの保険給付費の療養諸費では52億7895万4000円、56ページの高額療養費では6億2460万円、60ページの老人保健拠出金では21億6166万8000円でございます。  次に、77ページ、議第9号・八代市老人保健医療特別会計におきまして、歳入歳出それぞれ104億0610万円を計上いたしております。  歳入といたしましては、78ページの支払基金交付金68億0199万3000円のほか、国庫負担金、一般会計繰入金などを予定いたしております。  歳出の主なものといたしましては、91ページの医療諸費では医療給付費など103億7449万2000円でございます。  次に、97ページ、議第10号・八代市食肉センタ−特別会計で、歳入歳出それぞれ6760万円を計上いたしております。これは、施設の維持管理及び市債の償還に要する経費でございます。  次は、121ページ、議第11号・八代市交通災害共済事業特別会計でございますが、歳入歳出それぞれ1058万円を計上いたしております。共済見舞い金が主なものでございます。  次に、137ページ、議第12号・八代市公共下水道事業特別会計でございます。  歳入歳出それぞれ37億3320万円を計上いたしております。  歳入は、138ページ、下水道使用料2億9346万6000円、国庫支出金4億3253万4000円、一般会計繰入金12億2560万円、市債16億9000万円などでございます。  歳出の内容は150ペ−ジからになりますが、下水道総務費に下水道促進関係経費などを計上いたしております。  雨水ポンプ場費及び次の終末処理場費は、各施設の維持管理に要する経費でございます。  下水道建設費では、汚水及び雨水管の幹線及び管渠布設工事、並びに7年度からの継続事業であります水処理センター濃縮施設の建設事業のほか、現在の認可区域に加え、新たに田中地区約93ヘクタ−ルの拡張に要する経費を計上いたしております。  次の公債費は、市債の償還元金及び利子でございます。  次に、167ページ、議第13号・八代市住宅新築資金等貸付事業特別会計でございます。歳入歳出それぞれ3140万円を計上いたしております。これは、住宅新築資金等の貸付金及び公債費でございます。  次に、185ページ、議第14号・八代市公共用地先行取得事業特別会計でございますが、歳入歳出それぞれ5785万1000円を計上いたしておりますが、内容は、球磨川駅跡地の用地取得に係る市債の償還利子でございます。  次に、別冊となっております議第15号・八代市水道事業会計について御説明申し上げます。  1ページの第3条・第1款・水道事業収益では4億8810万9000円、2ページの水道事業費用で4億8463万4000円を、また、第4条・第1款・資本的収入では、1億5762万1000円、資本的支出では2億8701万9000円を予定いたしております。  資本的収入が支出に対して不足する額1億2939万8000円につきましては、過年度分損益勘定留保資金で補てんする予定でございます。  支出の主なものとして、まず23ページの原水及び浄水費では、各水源設備の維持管理に要する費用を計上し、24ページの配水及び給水費では、配水管等の維持管理費及びメーター取りかえなどの費用を計上いたしております。  次に、30ページの資本的支出の建設改良費では、拡張費など2億3172万9000円、次の企業債償還金で5429万円を計上いたしております。これらの財源としましては、29ページに返りますけども、企業債1億円、一般会計からの出資金3884万6000円を予定いたしております。  次も別冊となっております議第16号・八代市病院事業会計予算について御説明いたします。  まず、1ページでございますが、第2条の本年度の業務の予定量として、病床数96床により、年間の延べ患者数を入院で2万2812人、外来で2万8467人予定いたしております。  また、7年度に国の承認を受けた第四次病院経営健全化計画に基づいて今年度から基準看護を実施することにより利用者の増加を見込んでおります。一方、歳出面では、事務部門などで職員の減員を行っております。また、不採算性が高く、利用者も少ない結核病床では10床削減いたしております。さらに、給与、諸手当の是正もあわせて行っております。  第3条の収益的収入及び支出において、病院の診療や運営管理及び不良債務の解消に必要な経費として7億3598万9000円、また、これに伴う事業収益として医業収益及び経営健全化計画に基づく特別利益などの繰入金など8億0066万2000円を計上いたしております。  また、2ペ−ジの資本的収入及び支出におきましては、資本的支出の建設改良費及び企業債償還金として1428万円を計上し、その財源として、企業債、一般会計出資金、合わせまして1312万円といたしております。なお、不足する116万円は、当年度分損益勘定留保資金で補てんする予定でございます。  次も別冊になっております議案について御説明申し上げます。  議第17号・市道路線の認定についてでございます。  これにつきましては地方改善施設整備事業に伴うもののほか、市民からの寄附及び県道からの移管に伴うものをそれぞれ市道として認定するものでございます。  議第18号・八代市議会議員の報酬等に関する条例の一部改正について、及び議第19号・八代市長等の給与に関する条例の一部改正については、さきの特別職報酬等審議会の答申等に基づき、市議会議員の報酬及び市長等常勤の特別職の給料を1.88%を基準として引き上げるものでございます。なお、市議会議員の費用弁償につきましては5800円を5900円に改定するものでございます  議第20号・八代市報酬及び費用弁償条例の一部改正については、非常勤の特別職の報酬について、特別職報酬等審議会の答申及び他市の状況等を勘案し、1.88%を基準として改定するものでございます。  議第21号・職員の給与に関する条例の一部改正については、病院事業経営健全化計画に基づき、本市の給料表を国家公務員の制度に準じて改正し、市立病院に勤務する医療職員に適用すること等を規定するものでございます。  議第22号・八代市職員の特殊勤務手当の支給に関する条例の全部改正については、本市職員の特殊勤務手当について、支給の対象となる業務を整理し、国家公務員の制度に準じて改正するものでございます。  議第23号・八代市国民健康保険税条例の一部改正については、国民健康保険法施行令の一部改正に伴う所要の条例改正でございまして、本市の国民健康保険税の減額賦課の基準額を改定するものでございます。  議第24号・八代市廃棄物の処理及び清掃並びに浄化槽に関する条例の一部改正については、廃棄物の処理及び清掃に関する法律及び浄化槽法の一部改正等に伴う条例改正でございます。  議第25号・八代市教育委員会委員の報酬及び費用弁償条例の一部改正については、議第20号で御説明申し上げました非常勤の特別職の報酬改定に準じ、教育委員会委員の報酬を改定しようというものでございます。  議第26号・八代市教育委員会の教育長の給与等に関する条例の一部改正については、議第19号で御説明申し上げました市長等の特別職の給料改定に準じ、教育長の給料を改定しようというものでございます。  議第27号・八代市立幼稚園の設置及び管理に関する条例の一部改正については、本市の公立幼稚園の保育料月額を5200円から5500円に改定するための条例改正でございます。  議第28号・八代市公民館の設置及び管理に関する条例の一部改正については、公民館に非常勤の館長を置くことができること等を規定するものでございます。  議第29号・八代市水道事業の設置等に関する条例の一部改正については、八代地区水道事業第五次拡張に伴い、上水道給水区域及び給水人口をそれぞれ追加・変更するための条例改正でございます。  議第30号・八代市二見白島簡易水道事業の設置及び管理に関する条例の一部改正については、二見白島地区の簡易水道の基本料金月額2000円を1500円に引き下げるための条例改正でございます。  議第31号・八代市病院事業の設置等に関する条例の一部改正については、市立病院の診療科目及び病床数を変更するための条例改正でございます。  以上で各議案の説明を終わります。  なお、別冊として専決処分報告書を提出いたしております。以上でございます。 ○議長(福田富雄君) 以上で提出者の説明を終わります。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) しばらく本30件の議事を中止いたします。          ──────────────────── △休会の件 ○議長(福田富雄君) この際、休会の件についてお諮りいたします。  明5日から8日までは休会といたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) 日程第12から日程第41までの30件の議事を再開いたします。          ──────────────────── ○議長(福田富雄君) この際、お諮りいたします。  本30件に対する本日の議事はこの程度にとどめ、延会といたしたいが、これに御異議ありませんか。             (「異議なし」と呼ぶ者あり) ○議長(福田富雄君) 御異議なしと認め、そのように決しました。  なお、明5日から10日までは休会とし、次の会議は11日定刻に開き、質疑並びに一般質問を行います。  質疑、質問御希望の諸君は、明後6日午前11時までに発言通告書を御提出ください。
    ○議長(福田富雄君) 本日はこれにて延会いたします。             (午前11時57分 延会)...